の以上3君を指名いたします。
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会 期 の 決 定
5 ◯議長(
金森一郎君) 次に、日程第2 会期の決定を議題といたします。
今期定例会の会期は、本日から3月26日までの25日間といたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
6 ◯議長(
金森一郎君) 御異議なしと認めます。
よって、会期は、25日間と決定いたしました。
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議 案 の 上 程
7 ◯議長(
金森一郎君) 次に、日程第3 議案第1号から議案第65号までを議題といたします。
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提 案 理 由 の 説 明
8 ◯議長(
金森一郎君) 市長
高橋正樹君より提案理由の説明を求めます。
〔市長(
高橋正樹君)登壇〕
9 ◯市長(
高橋正樹君) 令和2年3
月定例会の開会に当たり、私の
市政運営に対する所信の一端を申し述べます。あわせて、本日提出いたしました令和2年度予算並びに条例その他の議案について、その概要を御説明申し上げ、
議員各位をはじめ市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
初めに、昨年末に中国で発生し、日本国内でも感染者が拡大している
新型コロナウイルスについて、本市においても
感染症対策の徹底や、発熱やせきなどの症状が現れた際の対応などの周知に努めていたところ、去る2月21日に感染者の本市への立ち寄り等が公表されたことを受け、翌22日には高岡市
新型コロナウイルス対策本部を設置しました。また、先月25日に国が総合的な
基本方針を発表したことを踏まえ、専門家のアドバイスをお聞きしながら
感染拡大防止対策を強化しました。加えて先月28日には、本日からの小・中・
特別支援学校の
臨時休業を決定するなど、さらなる対策を図ったところであります。
学校の
臨時休業については、小学校1年生から3年生のお子さんが家庭待機でお困りの場合には学校で自習させるなどの工夫もしながら、適切に対処してまいります。また、
県立学校入学者選抜に向けましては、前日指導を従来どおり行うなど、不都合が生じないよう万全の準備に努めます。
感染拡大を防ぐため極めて重要な時期であり、
児童生徒、保護者の皆様をはじめ、市民の御理解と御協力をお願いいたします。今後とも県との連携を密にし、全庁的な取組を徹底してまいります。
こうした中、先日、国が発表した北陸3県の経済調査では、景気の総括判断が「拡大に向けた動きに一服感がみられる」とされ、下方修正となりました。加えて、市内の
宿泊施設においてもキャンセルが相次ぐなど、
新型コロナウイルス感染拡大による影響が出始めていることから、本市としては今後の経済状況に応じ、県など
関係機関と連携し適切に対処してまいります。
さて、国においては昨年12月、まち・ひと・し
ごと創生長期ビジョンの改訂及び第2期「まち・ひと・し
ごと創生総合戦略」の策定を行い、「将来にわたって「活力ある
地域社会」の実現」と「「東京圏への一極集中」の是正」を
地方創生の目指すべき将来として示しております。本市においても、
高岡ならではの
地方創生に取り組むべく、国や県の動向を踏まえ、令和2年度から5か年の第2期高岡市
総合戦略「みらい・たかおか」を策定したところであります。
国の令和2年度予算においては、前年度を上回る地方の
一般財源総額が確保されました。加えて、まち・ひと・し
ごと創生事業費を引き続き1兆円確保するとともに、
地方創生推進交付金についても前年度と同額の1,000億円確保されたほか、
Society5.0を推進するための支援の枠組みの新設など運用の改善が図られました。
地方創生の実現に向けた各種の措置が講じられたことは評価すべきものと考えております。引き続き国に対し、
地方税財源の確保、
充実強化や東京一極集中の是正など、真の地方自治の実現に向けた取組が進められることを求めてまいります。
今年は、いよいよ東京2020
オリンピック・
パラリンピック競技大会が開催されます。本市においても、6月3日には
オリンピックの
聖火リレーが、8月15日には
パラリンピックの採火式が予定されております。加えて、5月15日から
バドミントン日本代表選手ジュニア代表(U19)が強化合宿を行うほか、
ホストタウンとしても、
ポーランドレスリングチームの
代表選手の直前合宿を受け入れます。また、先日、本市出身の柔道男子90キロ級の
向翔一郎選手が
日本代表に選出されました。
本県関係選手では出場内定第1号であり、心からお祝いを申し上げます。向選手をはじめとする
本市ゆかりの選手や
ポーランド選手の活躍を市民の皆様と共に応援し、感動を分かち合いたいと楽しみにしております。
市政運営に当たっての基本姿勢といたしまして、まずは
財政健全化、
行財政改革、
公共施設の再編の3点について申し上げます。
財政健全化については、来年度が、5か年の
財政健全化緊急プログラムの中間年に当たる3年目の年となります。これまで可能な限り前倒しして改善策に取り組んでまいりましたが、令和2年度の
予算編成に当たって一層厳しい取組が求められると考え、今年度当初から各部局長との政策協議の場を設けるなどして議論を深めてまいりました。その結果、来年度予算においては、事務のさらなる効率化などにより6億円の収支改善を達成するとともに、費用対効果の向上や未来にわたって
行財政運営を維持できる
仕組みづくりなどを図ったところであります。引き続き
財政健全化に着実に取り組み、一日も早い持続可能な財政構造の確立を目指してまいる所存であります。
次に、
行財政改革については、第2次
行財政改革アクションプランに基づき効率的、効果的な
行財政運営に取り組み、計画当初に設定した目標をおおむね達成しました。現行の
アクションプランは今年度で最終年度を迎えますが、現在進めている
財政健全化緊急プログラムや
公共施設再編計画と一体的に取り組むため、
計画期間を令和4年度まで延長するとともに、近年の
社会情勢やテクノロジーの変化に対応したプランの改定も併せて行うことで、さらなる効率的、効果的な
行財政運営を推進してまいります。
3点目の
公共施設の再編につきましては、
公共施設再編計画に基づき、
公共施設の総合的かつ計画的な管理に引き続き取り組んでまいります。本年4月には、
福岡地域の住民の方々の御理解を得て、集会所33か所及び
防雪センター2か所を各地域に譲与することとし、
関係議案を提出しておりますが、その他の
再編対象の施設においても、施設を利用している地域の方々や
関係団体の御理解を得るため丁寧に説明し、十分御議論いただきながら進めてまいります。
これらの取組を基本に持続可能な
行財政運営の確立を目指しながら、本市の発展を図ってまいります。令和2年度は、新たに策定した第2期高岡市
総合戦略「みらい・たかおか」のスタートの年として、これまでの取組を基盤に、若い世代、特に女性の転出超過や子供の減少への対応を強化することとし、高岡の強みを生かし、将来を切り拓く
ひとづくりに軸足を置いて、
まちづくり、し
ごとづくりとの好循環の確立に努めてまいります。
また、現在の
総合計画第3次
基本計画の
計画期間は令和3年度までであることから、
次期計画に向けて
地方創生への動きや
社会経済情勢の変化を踏まえつつ、本市が目指すまちの将来像「
市民創造都市 高岡」の実現のため、今後の展望や新たな
まちづくりの方向性を明確にしたいと考えております。このため、令和3年度を目途に、議会をはじめ市民の皆様の御意見も伺いながら第4次
基本計画の策定に取り組むこととし、来年度から作業に着手いたします。
人口減少、少子・高齢化をはじめ、地域に共通する厳しい
社会情勢を克服するためには、広域的に進められている
地域経済の活性化や
交流人口の拡大などの取組を加速させ、圏域全体の活力の維持向上を実現することが必要であります。とやま
呉西圏域連携中枢都市圏については、先日、令和3年度から5年間の第2期とやま
呉西圏域都市圏ビジョンを策定することに合意したところであります。引き続き
現行都市圏ビジョンを着実に推進するとともに、第2期
都市圏ビジョンの策定に向け、これまでの
連携事業を深め充実するよう県西部6市で協議を重ねてまいります。
それでは、当面する市政の重要課題について申し上げます。
初めに、
中心市街地の活性化についてであります。
本市の
中心市街地の核である
御旅屋セリオについては、
セリオタウン構想と軌を一にして、
御旅屋セリオ内に生じた貴重な空間資源を生かすため、これまでの機能に加え、県、市の行政機能の一部や
高岡地域地場産業センター、
まちづくり会社等を集約し、今後の
中心市街地の活性化の重要拠点となるよう整備を進めております。
本市はこれまで、
新高岡駅から高岡駅、
中心市街地を経て山町筋、金屋町、また
古城公園方面に至る都心軸への
高次都市機能の集約、誘導を図ってまいりました。高岡駅周辺では、
駅前東地区において建設が進められてきたホテルの開業を今月19日に控え、マンションも今年の秋に竣工予定となっているほか、新たな再
開発事業の動きも見られ、民間主導の
まちづくりが着々と進められております。
御旅屋セリオにおける多様な交流やにぎわいを生み出す
場づくりの効果が、まちなかの民間投資と相まって
中心市街地全体が活性化するよう、引き続き取組を進めてまいる所存であります。
次に、教育将来構想の推進による
教育改革について申し上げます。
グローバル化の進展や科学技術の飛躍的な発展、少子・高齢化の進行、
人口減少社会の到来など、社会が大きく変化する中にあって、未来を担う
子供たちの
教育充実が一層重要となっております。
この4月からは、新しい時代に必要となる能力の育成に重点を置く
新学習指導要領が小学校で全面実施されるなど、これからの時代を見据え、日本の
学校教育は大きく変わろうとしております。本市においても、
子供たちの連続した成長を切れ目なく支援する
小中一貫教育を全ての小中学校において推進するとともに、時代の変化に対応した
教育環境の整備を図り、
高岡ならではの教育の充実に市民の皆様と共に取り組んでまいります。
学校環境の整備については、市内全域の学校の
配置バランスに配慮しつつ、望ましい学校の規模を確保するよう、先月の
総合教育会議において、今後10年を見据えた高岡市における小中学校の配置についての方針を固めたところであります。その中で、高岡西部、高陵、伏木、中田の各中学校区の
再編統合時期や
設置場所等をお示しし、今後は、既に取組を進めている五位中学校区、
国吉中学校区と共に、統合に向けた具体的な作業に取りかかってまいります。新たな
学校づくりにおいても、各学校の歴史や伝統を受け継ぎ、
児童生徒や保護者、地域の信頼と期待に応えるよう取組を進めてまいります。
また、今後ますます重要となるICTを活用した
教育環境については、
Society5.0の時代を生きる
子供たちに必要とされる能力を十分に伸ばすことができるよう、国の
補正予算を活用し、
タブレット端末の整備と
校内通信ネットワークの整備に着手します。
タブレット端末については、令和5年度までに全ての小・中・
義務教育学校の
児童生徒に1人1台を計画的に整備することとし、
校内通信ネットワークについては、令和2年度に整備を完了する予定であります。引き続き、時代の変化を踏まえ、未来を担う
子供たちの
教育環境の充実に鋭意取り組んでまいる所存です。
次に、
交通ネットワークの充実について申し上げます。
1月に春の
臨時便ダイヤが発表され、
新高岡駅に停車する「かがやき」及び「はくたか」臨時便の運行が、引き続き6月末まで実施されることになりました。昨年の台風第19号により車両基地が被災し厳しい状況が続く中、御尽力いただいたJR各社をはじめ
関係各位に敬意を表します。また、今月14日に
北陸新幹線開業5周年を迎えるに当たり、これまで「かがやき」停車運動や
新高岡駅の
利用促進に御尽力いただいた市民の皆様をはじめ
関係各位に感謝申し上げます。今後も、
新高岡駅が飛越能の玄関口としての存在感を高めるため、駅勢圏の魅力を広くアピールするほか、
飛越能地域全体の振興、発展を図るため、
新高岡駅のさらなる
利用拡大を図ってまいります。あわせて、来る金沢─
敦賀間開業やその先の
大阪全線開業を見据えて、引き続き
関係機関に「かがやき」定期便の停車をはじめとした速達性、
乗り継ぎ利便性などの向上を粘り強く求めてまいります。
また、同じく1月に、JR西日本から城端線、氷見線の
LRT化など新しい
交通体系の転換について提案がありました。これを受けて、将来にわたり
地域住民の通勤通学など日常の生活路線として鉄道を維持していくため、
鉄道施設・設備の整備や
維持運営の費用に係る課題をはじめ、
まちづくりとの整合性や利用者の
利便性向上など様々な観点から、実現方法及びその可能性も含めて、本市としても他の沿線3市及び県と共に議論を進めてまいります。
本市では、
総合交通戦略に基づき、新駅整備はもとより高岡駅─
新高岡駅間のアクセスなど利便性の向上に努めてきたところであります。これにより、近年、
北陸新幹線等の鉄道の
公共交通利用者数は維持しておりますが、一方で
路線バス等の
利用者数が減少傾向にあるなど、身近な
公共交通利用にはまだまだ課題があります。本市としては、万葉線や
路線バス、タクシーなどの
公共交通の利活用や
公共交通不便・
空白地域における
市民協働型地域交通システムの導入促進を図ることで、引き続き持続可能な
交通体系の構築に努めてまいります。
それでは、令和2年度
予算編成の
基本方針、
歳出予算及び施策の概要、
歳入予算の概要について申し上げます。
最初に、令和2年度
予算編成の
基本方針について申し上げます。
令和2年度の
予算編成につきましては、
財政健全化緊急プログラムの着実な推進を基本に、
新技術、
新サービスの活用による一層の効率化や費用対効果の向上、事業の選択と集中を図ったところです。
また、SDGsなどの新しい時代の潮流を踏まえつつ、新たに策定した第2期高岡市
総合戦略「みらい・たかおか」で目指す
地方創生を実現するため、「「令和」の時代に花開く「万葉の
まちづくり」の推進」「次代を担う
子どもたちのための教育・保育環境の充実」など6つの柱に重点的に取り組むことといたしました。
これらに加え、新規・
拡充事業として「未来に繋ぐ高岡
新機軸」事業を盛り込んでおります。
高岡ならではのまち・ひと・しごとを創生し、これらの好循環の確立に向けた「持続可能な「みらい・たかおか」を創造する変革・
挑戦予算」として令和2年度予算を編成したところであります。
このような
基本方針の下に予算を編成した結果、
令和2年度の
予算規模は、
一般会計においては、 660億3,545万3,000円
特別会計は、10会計の合計で 641億2,147万7,000円
総計では、 1,301億5,693万円
となりました。前年度と比較すると、
一般会計では前年度を0.6%上回り、
特別会計を含めた総計では、前年度と比べて0.2%の増加となっております。
続きまして、令和2年度主要施策の概要について、
総合計画に掲げた「めざすまちの姿」に沿ってその主な内容を御説明申し上げます。
第1の「
ものづくり産業が時代の流れに対応し、活性化している」まちについて申し上げます。
まず、「新たな
事業活動の創出」につきましては、
中小企業等の
新事業展開や
新分野進出を促進するため、創業から研究開発、
新商品開発、販路拡大に至る各段階でのニーズに対応した各種支援を展開します。
「
地域産業の
競争力強化」につきましては、
次世代技術の導入や人材の確保、
事業承継等の今日の
地域産業が直面する課題を踏まえ、新たな
産業振興等に関する指針の策定に取り組みます。また、
高岡地域地場産業センターの
御旅屋セリオへの移転を支援するほか、
地場産品の販売促進に向けた調査、分析や、
中心市街地において
にぎわい創出イベントを実施してまいります。さらに、本市の鋳物発祥の地である金屋町に
鋳物関係者をはじめとした様々な人の交流の場として
金屋鋳物師町交流館を整備いたします。
「中小・
小規模企業の
経営基盤強化」につきましては、創業期、再生期などの企業の
ライフステージに応じた融資制度により
中小企業者を支援します。
「雇用・
勤労者福祉の充実」につきましては、とやま
呉西圏域で連携して
合同企業説明会や
合同就職面接会を実施します。また、
市内企業への関心を高めるため、学生などを対象とした
企業見学会を開催します。
次に、第2の「水・緑・食が豊かで暮らしにうるおいがある」まちについて申し上げます。
まず、「農業の
持続的発展」につきましては、農道や
農業用排水路などの
農業生産基盤の整備を推進します。また、
農業後継者の確保を図るため、
新規就農者や
就農初期段階の
青年就農者を支援します。
「農山村の振興」につきましては、近年増加している
イノシシ等の
有害鳥獣対策として、捕獲後の収集運搬に対する支援を拡充します。
「林業の振興」につきましては、
森林環境譲与税を活用して、適正な森林管理と効率的な林業経営に向けた本市の
基本方針を策定します。
次に、第3の「世代を超えて受け継がれてきた歴史資産が大切に継承され、輝いている」まちについて申し上げます。
まず、「文化財の保存・活用」につきましては、瑞龍寺の
防災施設の改修に対して支援するほか、勝興寺に対して、令和3年度の全体公開を見据え、
多言語音声ガイドの
整備等ガイダンス機能の強化を支援します。また、旧
富山銀行本店、いわゆる赤れんがの建物の利活用に向けて耐震診断を行うとともに、
保存活用計画を策定します。
「
歴史的風致の保全・活用」につきましては、令和への改元を契機とした地域の歴史・文化への関心の高まりや吉久地区の
重要伝統的建造物群保存地区選定への取組等も踏まえ、第2期
歴史まちづくり計画の策定に取り組みます。
次に、第4の「暮らしの中に万葉と
前田家ゆかりの文化が息づいている」まちについて申し上げます。
「地域に根ざした創造的な芸術・文化活動の育成」につきましては、北陸の工芸産地が連携して実施する
北陸工芸プラットフォーム形成プロジェクトに参画し、
インバウンドの拡大や工芸と異分野の連携を図ります。また、改元を機に来館者が増加している万葉歴史館において、
常設展示室及び
企画展示室を改修し、
来館者満足度の向上や
万葉ファンの拡大を図ります。
次に、第5の「高岡の魅力を積極的に発信し、たくさんの人が訪れるようになっている」まちについて申し上げます。
まず、「
観光資源の発掘と保存・活用」につきましては、引き続き本市の強みである歴史・文化遺産などを
観光資源として磨き上げていくほか、
北陸新幹線の敦賀開業を見据え、関西方面への
プロモーション活動を強化します。また、
インバウンドの増加や2025年の
大阪万博開催などを踏まえ、新たな
観光振興ビジョンの策定に取り組みます。
「イメージアップ・誘致活動の強化」につきましては、本市を応援してくださる方々の増加を目指して、引き続き複数の
寄附受付サイトで
ふるさと納税を受け入れるとともに、
地場産品を返礼品に活用し、高岡の魅力を全国に発信してまいります。
「国内・国外交流の推進」につきましては、
アジア圏に向けた
ウェブ広告や欧米に向けた広域連携によるものづくりをテーマにしたプロモーションを展開します。
次に、第6の「生活の利便性が向上し、市街地に人が行き交いにぎわっている」まちについて申し上げます。
まず、「商業・サービス業の振興」につきましては、勝興寺周辺での
にぎわい創出イベントの開催を支援します。
「
中心市街地活性化の推進」につきましては、
セリオタウン構想と軌を一にして、
御旅屋セリオに公益施設を導入し、
中心市街地の活性化を図ります。
「市街地の整備」につきましては、高岡
駅前東地区での民間による新たなマンション等の整備事業に対して支援します。
「住宅・宅地の整備」につきましては、市営住宅について計画的な住戸改善を進めるため、公営住宅長寿命化計画を改定します。また、本市への移住、定住を推進するため、商工会議所、公共職業安定所と連携し、移住マッチングサイトを活用した情報発信を行います。
次に、第7の「
交通ネットワークを活かし、県西部の中核的役割を果たしている」まちについて申し上げます。
まず、「高岡駅・
新高岡駅の周辺整備」につきましては、
計画期間の中間年を迎えた本市の
総合交通戦略をこれまでの
社会情勢の変化も踏まえて改訂します。また、JR城端、氷見線とあいの風とやま鉄道を乗り継ぐ通学定期利用者に対し助成します。
「高速道路網・幹線道路網・地域公共
交通体系の整備」につきましては、
新高岡駅周辺の交通利便性の向上を図るため、令和2年度末に暫定2車線での供用開始を目指して、引き続き京田踏切の立体交差化を進めます。また、万葉線の
利便性向上のため、車両の冷房化に対する支援を行います。
「港湾の整備・活用」につきましては、引き続き県や
関係機関と連携し、伏木万葉埠頭でのクルーズ船歓迎行事の開催や市内観光地を組み入れたバスツアー、給水費用に対する補助などによりクルーズ船の誘致に努めます。
次に、第8の「安心と希望、ゆとりを持って子育てを楽しんでいる」まちについて申し上げます。
まず、「教育・保育の一体的提供の推進とサービスの充実」につきましては、認定こども園の受入れ定員を拡充するとともに、移行に必要な施設整備に対し支援します。また、延長保育や病児保育など、多様な保育サービスを引き続き提供します。
「安心して妊娠・出産・子育てができる体制の充実」につきましては、産後3か月未満の産婦、乳児に対する心身のケアとして、済生会高岡病院と連携し、新たに宿泊型サービスを開始するほか、
高岡市民病院とも協力し、デイサービスなどを拡充します。また、世代間の貧困の連鎖を防止する取組として、独り親家庭の子供に対する学習支援の定員を倍増し、受入れ体制を強化します。
「地域の子育て力の応援」につきましては、現在、放課後児童クラブ室の増設を進めている2校区で受入れ定員を拡充するほか、新たに民間事業者が実施する放課後児童クラブに対する支援制度を創設します。
次に、第9の「教育を通じて個性を磨き、生きる力を高め合っている」まちについて申し上げます。
「確かな学力・豊かな心・健やかな体をはぐくむ教育の推進」につきましては、
新学習指導要領に対応するため、教員を対象とした研修会を開催するほか、中学校の部活動指導員を増員し、指導体制を強化します。また、郷土の偉人である高峰譲吉博士のように世界に羽ばたく若者を育成するため、今月27日から公開する松楓殿再現展示を活用した顕彰活動や、
子供たちの科学技術への関心を高める
教育環境の整備を進めます。
「地域に開かれた特色ある教育活動の充実」につきましては、慶應義塾大学SFC研究所との実践研究を生かし、市内全ての中学校及び
義務教育学校において、論理的な思考力や表現力を育成する論理コミュニケーションの遠隔授業を拡充して実施します。また、小学校における外国語の教科化に対応するため外国語指導助手を増員します。
「教育効果を高める
教育環境の充実」につきましては、この4月に開校する国吉
義務教育学校において、一貫教育に必要となる改修工事を行います。また、五位中学校区の3小学校の
再編統合に向け、建築の実施設計及び造成工事を進めます。そのほか、高陵、高岡西部の各中学校区において、
再編統合に向けた開設準備会を開催します。
次に、第10の「いくつになっても興味のあることを気軽に学べている」まちについて申し上げます。
「
ライフステージに応じた生涯学習の振興」につきましては、定塚公民館の移転に向け、旧定塚保育園の改修工事を行うとともに、現公民館の解体のためのアスベスト調査等を実施します。また、5年計画で生涯学習センター、中央図書館及び男女平等推進センターについて計画的に照明のLED化を行い、維持管理経費の縮減を図ります。
次に、第11の「いつでも気軽にスポーツを楽しんでいる」まちについて申し上げます。
「生涯スポーツ活動の充実」につきましては、東京2020
オリンピック・
パラリンピック競技大会の開催年を迎え、その機運を高めるため、5月27日にチャレンジデー2020を行います。さらに、
ホストタウンとして
ポーランドレスリングチームの
代表選手の直前合宿を受け入れるとともに、
本市ゆかりの選手や
ポーランド選手をパブリックビューイングで応援します。
次に、第12の「誰もが生き生きと自立して暮らしている」まちについて申し上げます。
まず、「障がい者(児)福祉・自立支援対策の充実」につきましては、重度心身障害者等への医療費助成制度について、新たに65歳未満の重度精神障害者の方の入院、通院を助成対象に追加します。
「高齢者福祉の充実」につきましては、新たにフレイル対策として、高齢者で虚弱のおそれのある方に対し、個別支援や、通いの場における保健指導、生活機能支援を行います。
次に、第13の「健康的な生活を送り、必要な時に適切な医療を受けられる」まちについて申し上げます。
「生涯を通じた健康づくりの推進」につきましては、令和2年10月からは新たにロタウイルスを定期接種に追加します。また、働く世代の男性をターゲットにした運動教室を開催します。
「医療体制・医療制度の充実」につきましては、
高岡市民病院において若手医師・看護師を確保し、医療の質の維持強化を図るため、院内保育所の設計に取り組みます。
次に、第14の「地域の人々の手で環境が守られている」まちについて申し上げます。
まず、「環境保全対策の充実」につきましては、新たに太陽光発電と連携した電気自動車等の充電・電力供給システムの設置に対する助成を行い、低炭素住宅の普及促進を図ります。
「ごみの減量化・資源化の推進」につきましては、旧環境クリーン工場の跡地に新たなストックヤードを開設し、ごみ集積場に出せない家庭ごみの受入れ環境を整備します。
次に、第15の「安全で快適な生活を送っている」まちについて申し上げます。
まず、「防災対策の充実」につきましては、移動系防災行政無線について、令和4年中のアナログ電波終了に対応するため、設備改修の実施設計を行います。また、現在の防災センターが老朽化しているため、新しい防災センターの整備を継続して進めます。空き家対策については、新たに空き家を賃貸として活用するための支援を行います。
「消防・救急・救助体制の充実」につきましては、令和3年度からの氷見市との消防広域化の準備対応として、県西部消防指令センターのシステムを改修します。また、災害時の消防団の救助活動に必要な資機材の充実化を図ります。
「緑化の推進と保全」につきましては、市内の公園灯のLED化を実施し、維持管理費の縮減を図ります。また、東京2020
オリンピック・
パラリンピック競技大会開催に合わせ、
新高岡駅に花の飾りつけを行います。
「上・下水道の整備」につきましては、上下水道ビジョンに基づき、水道事業では、地震などの災害に強い水道を目指して管路の更新、耐震化を図るとともに、基幹施設の浸水対策に取り組みます。また、下水道事業では、公共下水道整備や老朽管路の更新、雨水管整備を推進するとともに、終末処理場ポンプ場等の維持管理業務を包括的に民間へ委託し、効率的な事業運営に努めます。
次に、第16の「その人らしさが尊重され、お互いに助け合いながら幸せに暮らしている」まちについて申し上げます。
まず、「市民が主役の地域づくりへの支援」につきましては、市民の皆様による主体的な
まちづくりを推進するため、引き続き市民共創フォーラムを開催するとともに共創事業の実施に対し支援します。また、特殊詐欺等の消費者トラブルの防止を図るため、市民団体と連携し、消費者教育を推進します。
「多文化共生社会の推進」につきましては、新たに税に関するパンフレットを多言語で作成するなど、引き続き外国籍市民に分かりやすい情報提供に努めます。
次に、第17の「市役所が市民に信頼され、責任を持って取り組んでいる」まちについて申し上げます。
まず、「高度情報化の推進」につきましては、住民記録、税、福祉等の基幹系業務システムを自治体クラウドへ移行することにより、事務の標準化と経費の節減を図ります。また、RPAを導入し、業務の自動化、効率化に取り組みます。さらに、次世代の情報通信技術がもたらす社会の変革等に対応していくため、新たに有識者をアドバイザーとして配置します。
「簡素で効率的な行財政の推進」につきましては、令和4年度からの
総合計画第4次
基本計画に向けて策定作業に入るとともに、その際、持続可能な開発目標SDGsの思想を取り込むため、市民の皆様や職員の意識醸成を図る普及啓発事業を実施します。また、外部研究機関と共同で指定管理業務等の評価基準の検討や財務書類の活用、分析に取り組みます。さらに、市税業務について、迅速、適正な滞納処分を行うため、預貯金照会調査を電子化するほか、スマートフォン決済アプリによるスマホ収納を導入し、納税環境の充実を図ります。
次に、
歳入予算のうち、主なものについて御説明申し上げます。
まず、市税収入につきましては、各税目について、これまでの本市の税収動向や税制改正などを踏まえ、255億2,840万4,000円を計上しております。
地方交付税につきましては、地方財政計画において地方が安定的に財政運営できるよう、臨時財政対策債の発行を抑制しながら、前年度を上回る地方交付税総額を確保することとされました。このほか合併算定替えによる特例の縮減等を踏まえて試算した結果、微増を見込んでおります。
また、各種交付金等につきましては、法人住民税率が引き下げられたことに伴う補填措置として、新たに法人事業税交付金が設けられたほか、自動車取得税が廃止されたことに伴い、これを財源としていた自動車取得税交付金が廃止されました。これらを踏まえながら、地方財政計画等に基づき、それぞれ見込額を計上しております。
国庫支出金及び県支出金につきましては、事業内容、事業採択の見通しなどを踏まえ、それぞれの事業に見合った額を計上しております。
市債につきましては、地方財政計画に基づき臨時財政対策債の発行額を見込むとともに、事業債と合わせて
財政健全化緊急プログラムに掲げた年間発行額75億円以内を堅持しております。早期の
財政健全化を図るため、今後も引き続き市債残高の減少に努めてまいります。
行政組織につきましては、令和3年度からの消防広域化に向けた準備を着実に進めていくため、消防本部総務課内に高岡・氷見消防広域化準備室を設置いたします。
また、防災、
中心市街地活性化、子ども・子育て支援等の施策を推進するため、必要な人員配置を行ってまいります。
一方、高岡ストックヤードの民間委託や廃棄物処理業務をはじめとした事務事業の執行体制の見直しにより、職員数の適正化を進めます。
これらの措置により、令和2年度当初の職員数は、前年度当初から15人減員の1,773人を予定しております。
次に、条例その他議案について申し上げます。
条例議案につきましては、市長等の損害賠償責任の一部免責に関する新規条例のほか、民法改正等に伴う高岡市営住宅条例の一部を改正する条例など16件を提案しております。
その他議案につきましては、集会所及び
防雪センターの地元自治会への譲与など38件を提案しております。
以上、令和2年度予算をはじめ提出いたしました諸案件について、その概要を御説明申し上げましたが、何とぞ慎重御審議の上、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。
以上でございます。
10 ◯議長(
金森一郎君) 市長
高橋正樹君の提案理由の説明が終わりました。
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次 会 の 日 程 の 報 告
11 ◯議長(
金森一郎君) 次に、議会の日程を申し上げます。
次回の本会議は、明3日、定刻の午後1時より再開いたします。
なお、本日、本会議終了後及び明3日午前10時より議案説明会を開催いたします。
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散 会
12 ◯議長(
金森一郎君) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了しました。
本日は、これで散会いたします。
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散会 午後1時49分
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