高岡市議会 2019-12-01
令和元年12月定例会(第1日目) 本文
変更
した議席は、お手元に配付
してあり
ます議席表のとおりであり
ます。
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議 席 表
┌───┐ ┌───┬───┬───┐ ┌───┐
│ 6
│ │ 5 │ 4 │ 3 │ │ 1 │
├───┤ ├───┼───┼───┤ ├───┤
│山
口│ │ 林 │筏 井│角
田│ │高 瀬│
└───┘ └───┴───┴───┘ └───┘
┌───┐ ┌───┬───┬───┬───┐ ┌───┐
│ 12
│ │ 11 │ 10 │ 9 │ 8
│ │ 7 │
├───┤ ├───┼───┼───┼───┤ ├───┤
│横
田│ │酒 井│高 岡│中 村│本
田│ │石 須│
└───┘ └───┴───┴───┴───┘ └───┘
┌───┐ ┌───┬───┬───┬───┐ ┌───┬───┐
│ 19
│ │ 18 │ 17 │ 16 │ 15
│ │ 14 │ 13 │
├───┤ ├───┼───┼───┼───┤ ├───┼───┤
│福
井│ │坂 林│中 川│薮 中│曽
田│ │吉 田│上 田│
└───┘ └───┴───┴───┴───┘ └───┴───┘
┌───┬───┐ ┌───┬───┬───┬───┐ ┌───┬───┐
│ 27 │ 26
│ │ 25 │ 24 │ 23 │ 22
│ │ 21 │ 20 │
├───┼───┤ ├───┼───┼───┼───┤ ├───┼───┤
│ 畠 │高 畠│ │狩 野│金 森│大 井│水
口│ │樋 詰│金 平│
└───┴───┘ └───┴───┴───┴───┘ └───┴───┘
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会議録署名議員の指名
5 ◯議長(
狩野安郎君) 日程第2
会議録署名議員の指名を行い
ます。
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、
3番 角田悠紀君 13番 上田 武君 19番 福井直樹君
以上3君を指名いたし
ます。
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会 期 の 決 定
6 ◯議長(
狩野安郎君) 次に、日程第3 会期の決定を議題といたし
ます。
今期定例会の会期は、本日から12月19日までの18日間といたしたいと思い
ます。
これに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
7 ◯議長(
狩野安郎君) 御異議なしと認め
ます。
よって、会期は、18日間と決定いたし
ました。
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継続審査となっていた議案の上程
8 ◯議長(
狩野安郎君) 日程第4 9月定例会において、閉会中の継続審査となっており
ました議案第142号、議案第143号、認定第1号及び認定第2号を議題といたし
ます。
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委 員 長 報 告
9 ◯議長(
狩野安郎君) これら4件は、閉会中に開催
され
ました
水道病院決算特別委員会及び
決算特別委員会の審査において、その結論を見出しており
ますので、各
特別委員会の審査結果及び経過につき
まして、委員長の報告を求め
ます。
まず、
水道病院決算特別委員長 金森一郎君より報告をお願いいたし
ます。
〔
水道病院決算特別委員長(金森一郎君)登壇〕
10
◯水道病院決算特別委員長(金森一郎君) さきの9月定例会におきまして、
水道病院決算特別委員会に付託
され
ました議案第142号、議案第143号及び認定第1号の審査結果及び経過について御報告申し上げ
ます。
去る11月7日、11日、12日及び19日の4日間にわたり委員会を開催
し、慎重に審査を行い
ました結果、
議案第142号 平成30年度高岡市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について 及び
議案第143号 平成30年度高岡市
下水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について
以上、その他議案2件については全会一致で、いずれも可決
すべきものと決し
ました。
また、認定第1号の決算の認定についての4
会計決算のうち、平成30年度高岡市
下水道事業会計決算については賛成多数で、認定
すべきものと決し
ました。また、残りの平成30年度高岡市
高岡市民病院事業会計決算、平成30年度高岡市
水道事業会計決算、平成30年度高岡市
工業用水道事業会計決算、以上3
会計決算については全会一致で、いずれも認定
すべきものと決し
ました。
以下、
委員会審査の過程における主な質疑について申し上げ
ます。
まず、
上下水道関係について申し上げ
ます。
本市の
水道料金が他市町村よりも高いという声が多く聞かれ、県企業局との交渉を重ねられているが、これまでの成果と30年度における
取り組み内容は。また、今後の取り組みはとの質疑に対し、平成30年3月に本市を含む受水団体の要望により、1年前倒しで県企業局との受水協定が見直され、平成30年度から受水量が減量
されている。なお、
本市水道料金については、平成19年度、20年度、26年度に値下げを行っている。今後、受水団体における人口減少や節水社会の進展などの厳しい状況を県企業局に強く訴え、受水費の軽減を働きかけていきたいとの答弁があり
ました。
次に、
定期水質検査として、毎日検査3項目と
水質基準項目51項目のほかに検査項目をふやす計画はあるのかとの質疑に対し、本市では
水質検査計画に基づき、
厚生労働省で定める毎日検査3項目と
水質基準項目51項目、また検査を
することが望ましいと
される
水質管理目標設定項目26項目と要検討項目47項目、さらに本市独自の検査として、クリプトスポリジウムや
ジアルジア等の
耐塩素性病原生物等の検査を行っている。毎月検査や毎日検査については特に強化
し、毎年計画を見直しながら実施
しており、安全性には十分注意
しているとの答弁があり
ました。
次に、全国では台風の際、地下にある
水道施設の非
常用電源設備に水が入り、全く機能
せず断水が続いた事例があったが、本市で地下に設置
している非
常用電源設備はあるのか。また、浸水により機能
しない場合の対応策はとの質疑に対し、本市の
水道施設で地下に設置
している非
常用電源設備はないが、地上に設置
していても想定外の災害に見舞われる場合も考えられることから、平成30年の
西日本豪雨やことしの台風19号等の状況も踏まえながら、防災、減災対策について総点検を進めている。今後は、雨水等の浸入を防ぐ防水壁の整備も検討
する必要があると考えているとの答弁があり
ました。
次に、
工業用水道事業に係る管路や機器の老朽化も進んでいると考えるが、修繕に関する昨今の状況はとの質疑に対し、台風や大雨時における河川の増水に伴い発生
した流木等によって破損
した
取水口付近のフェンスの修繕を行ったが、機器の修繕は近年発生
していない。なお、
収益的支出の原水費では簡易な修繕のみを行い、
資本的支出により
工業用水道施設の更新を行っており、これまでも
取水ポンプや電気設備を更新
するとともに、管路については、延長約4.6キロのうち約半分が更新済みであるとの答弁があり
ました。
次に、
下水道使用料軽減の取り組みとして、
一般会計からの繰入金のさらなる増額が必要と考えるが、平成30年度の市民1人当たりの繰入金額について、県内平均と比較
した本市の状況に対する見解はとの質疑に対し、30年度の繰入金額は、29年度から約5,000万円増額となっている。下水道については、整備時期や整備内容が自治体間で異なるため、繰入状況は一概に比較できないと考えている。なお、計画的な繰入増については、市民に過度の負担が生じないよう
市財政当局とも協議
しながら行っているとの答弁があり
ました。
次に、病院関係について申し上げ
ます。
市民病院独自の
医師確保策としてどのような取り組みを
しているのか。また、研修医を含め医師が確保できていないことに対する見解はとの質疑に対し、病院長が日ごろから大学の医局を訪問
し医師の派遣要請を行っており、今後も粘り強く行っていく必要があると考えている。また、研修医については、当院でも
初期臨床研修プログラムを行っているが、今年度のマッチングがゼロ件だったことから、今後も地道な努力とさらなるPRが必要であると考えているとの答弁があり
ました。
次に、30年度に購入
した高度な
医療機器等は有効に活用
しているのか。また、
医療機器等の修繕業者は入札により決定
しているのかとの質疑に対し、
経営的観点からも優先順位が高い機器から購入
しており、有効に活用
している。
医療機器等の修繕は高い専門性が求められることから、随意契約により、機器の特殊性を把握
している納入業者にお願い
しているとの答弁があり
ました。
次に、
医業外費用のうち
支払い利息が県内の病院と比較
して高いと考えるが、見解はとの質疑に対し、病院を建設
した平成12年、13年当時、
財政融資資金で改築債を借りている。この改築債は
元利均等返済であり、最初は利息が多く、徐々に利息は下がっていく。令和10年までに改築債を完済
すれば、
支払い利息は落ちつくと考えているとの答弁があり
ました。
次に、外来患者が減少
している原因は。また、患者がスムーズに診察
してもらえるよう、待ち時間の短縮に向けた工夫はとの質疑に対し、軽症な患者を地域の
かかりつけ医に診てもらうことと
しており、逆紹介を推進
した結果、外来患者が減少
したものと考えている。一方、軽症な患者が減少
することにより、待ち時間の軽減にもつながると考えている。なお、30年度における外来の
延べ患者数は減少
しているが、診療単価は上がり、結果として外来収益は増加
しているとの答弁があり
ました。
以上が主な質疑であり
ます。
続いて、討論の場における意見について申し上げ
ます。
まず、平成30年度高岡市
下水道事業会計決算を認定
することに反対の立場から、
下水道事業会計については、市民1人当たりの
一般会計からの繰入金額が30年度決算で約2万円と県内10市平均の約2万5,000円と比べ少なく、
県内平均並みに財政努力を
すれば、明らかに
下水道使用料引き下げは可能であり、この点での努力不足を指摘
し、今後の改善を求めたい。
また、
水道事業会計については、
水道料金の引き下げに向けて、県企業局に対する契約単価及び契約水量の引き下げの働きかけを要望
する。
次に、
高岡市民病院事業会計では、
認知症疾患医療センターにおける地域の医療や
福祉機関等との連携を強める努力を評価
するとの意見があり
ました。
次に、全
会計決算を認定
することに賛成の立場から、
水道事業会計決算では、基幹管路の庄川幹線や
能町ポンプ場から
伏木配水場までの送水管の
更新事業をはじめ、
老朽配水管、鉛給水管の更新、耐震化を進めるなど、水道水の安定供給と地震等の災害に強い
水道施設を整備
されたことを評価
する。今後も、高岡市
上下水道ビジョンに掲げる「安全」「強靭」「持続」の方針に基づいた効率的かつ効果的な事業運営に取り組まれることを求める。
次に、
下水道事業会計決算では、
公共下水道や
特定環境保全公共下水道の整備に取り組む中、市中心部における老朽管路の
更新事業や浸水対策として雨水幹線の整備を行った。また、
四屋浄化センターと
松太枝浜浄化センターの
沈砂池設備の改築を行うなど、高岡市
上下水道ビジョンに掲げる施策、事業の推進に積極的に取り組まれたことを評価
する。今後も、高岡市
上下水道ビジョンに基づき経営基盤のさらなる強化を図るとともに、引き続き市民が衛生的な環境の中で快適な暮らしができるよう努めることを求める。
次に、
高岡市民病院事業会計決算では、
病院機能評価の認定更新やリニアックの更新により、
地域がん診療連携拠点病院としての診療体制が強化
されたことを評価
する。今後は、第
IV期中期経営計画に基づき、さらなる医療の質の向上や
チーム医療の推進、経営の安定化に取り組まれ、地域の基幹病院として、引き続き地域の住民や医療機関に信頼
される病院を目指していくことを求めるとの意見や、
同じく全
会計決算を認定
することに賛成の立場から、
水道事業会計については、給水人口が減少
し、総配水量、有収水量が減少
する中、
子撫川受水量の引き下げや
管理費抑制による経営基盤の強化に取り組まれ、純利益6億3,000万円を計上
されたことを評価
する。また、
老朽配水管や鉛給水管を耐震性にすぐれた管路へ更新
するなど、良質な水の安定供給や災害に強い
水道事業の構築に推進
されたことを評価
する。
次に、
下水道事業会計については、生活環境の改善に取り組まれ、普及率が94.1%、水洗化率が94.7%となったこと、さらに高岡市
緊急浸水対策行動計画に基づいた雨水管路の整備など、浸水防除に取り組まれたことを評価
する。
次に、
高岡市民病院事業会計では、病院を取り巻く経営環境が厳しい中、
急性期医療機関としての機能強化、また
政策的医療の提供、地域連携の推進に努められ、
高岡医療圏における
中核的基幹病院としての強化を着実に図られている。こうした中で約1億4,000万円の純利益を計上
している努力を評価
する。また、がん診療の拠点病院としての強化も高く評価
する。今後とも、市民から信頼
される
高度医療機関として機能強化を図るとともに、医療を担う医師の確保にも全力を挙げ、病院経営に努めていただきたいとの意見や、
同じく全
会計決算を認定
することに賛成の立場から、
水道事業については、基幹管路である庄川幹線や
能町ポンプ場から
伏木配水場に水を送るための
送水管更新事業を行うなど、安全で安心な水道水の安定供給と地震等の災害に強い
水道施設を整備
されたことを評価
する。
なお、今後の
水道事業については、給水人口の減少や
節水型社会への進展などから給水収益の増収は期待できない。また、老朽施設の更新、耐震化への対応が求められることから、厳しい経営状況が続くものと考えられる。これらを踏まえ、高岡市
上下水道ビジョンに掲げる「安全」「強靭」「持続」の基本方針に基づき施策、事業を推進
され、災害に強い
水道事業に万全を期すこと、また、蛇口をひねれば安心・安全な水が供給
される当たり前を継続
するとともに、
水道料金を引き下げられるよう、引き続き県の受水単価の引き下げに向けた努力をお願い
したい。また、事務の効率化や民間委託などによる職員の削減は限界を超えていることから、熟練職員による技術の向上、伝承が図られるよう人員の確保を要望
する。
次に、
工業用水道事業については、今後も契約水量の増量が見込まれない中、計画的に施設の維持管理、更新を進めていく必要がある。
また、
下水道事業については、生活環境の向上、
公共用水域の水質保全、雨水の浸水防除に努め、高岡市
上下水道ビジョンに掲げる施策、事業の推進に取り組まれたことを評価
する。
次に、
高岡市民病院事業について、第
IV期中期経営計画では、本院が目指すべき将来像として「
急性期病院としての機能特化」「
政策的医療を担う役割の堅持」「
地域包括ケア体制の構築に向けた地域連携のさらなる推進」を掲げ、その実現に向け、医療の質の向上、
チーム医療やワーク・ライフ・バランスの推進、経営の安定に関する施策に取り組まれている。引き続き、こうした取り組みを通じ、本院が公立病院として地域の皆様から信頼
され、選ばれる病院となるよう努めていただきたいとの意見があり
ました。
以上をもちまして、
水道病院決算特別委員会の審査結果及び経過の報告といたし
ます。
11 ◯議長(
狩野安郎君)
水道病院決算特別委員長 金森一郎君の報告が終わり
ました。
次に、
決算特別委員長 福井直樹君より報告をお願いいたし
ます。
〔
決算特別委員長(福井直樹君)登壇〕
12
◯決算特別委員長(福井直樹君) さきの9月定例会におきまして、
決算特別委員会に付託
され、閉会中の継続審査となっており
ました認定第2号の審査結果及び経過について御報告申し上げ
ます。
去る11月7日、11日、12日及び19日の4日間にわたり委員会を開催
し、慎重に審査を行い
ました結果、認定第2号 決算の認定についての7
会計決算のうち、平成30年度高岡市
一般会計、平成30年度高岡市国民健康保険事業会計、平成30年度高岡市介護保険事業会計、平成30年度高岡市後期高齢者医療事業会計、以上4会計の歳入歳出決算については賛成多数で、いずれも認定
すべきものと決し
ました。また、残りの平成30年度高岡市荻布奨学金事業会計、平成30年度高岡市駐車場事業会計、平成30年度高岡市工業団地造成事業会計、以上3会計の歳入歳出決算については全会一致で、いずれも認定
すべきものと決し
ました。
以下、
委員会審査の過程における主な質疑等について申し上げ
ます。
まず、民生消防関係について申し上げ
ます。
新高岡ストックヤード整備事業費の約2億円の増額と高岡地区広域圏事務組合分担金の約1億5,000万円の増額の理由はとの質疑に対し、新高岡ストックヤード整備事業費は、旧環境クリーン工場の解体工事に係るものであり、高岡地区広域圏事務組合分担金については、広域エコ・クリーンセンターが稼働から3年以上経過
したことにより、施設の保証期間終了による設備点検費、修繕費が新たに発生
したためであるとの答弁があり
ました。
次に、外国籍児童は海外から予防接種を
せずに入国
してくる者もいると思われるが、海外から結核の保菌者として入国
すると感染が大きく広がる可能性があるのではないのかとの質疑に対し、入国の際の国の防疫措置も重要であるが、本市では、外国籍の児童に限らず他市からの転入者について、母子健康手帳等で予防接種歴を確認
している。BCGに関しては、予防接種により発病率を4分の1に抑えることができると
され、効果も10年~15年持続
するため、効果は大きいと考えているとの答弁があり
ました。
次に、国保会計に対する
一般会計からの法定外繰入金の県下平均値を比較
すると、高岡市では平成29年度及び30年度は低くなっているが、県下平均値に引き上げて保険税の負担軽減につなげられないか。また、30年度に行った努力はとの質疑に対し、国保の財政は国等の公費と被保険者の保険税で賄うのが原則であるが、制度の構造的な問題もあり、全国的に市町村国保財政運営は厳しい。国では低所得者対策強化のため、法定外繰り入れから法定繰り入れへの転換を図っているところであり、この公費の拡大に伴い、本市の保険基盤安定繰入金の1人当たりの額が増加
している。引き続き被保険者の負担軽減に配慮
しつつ、安定的な国保制度の運営を図っていくため、国への要望を行いたいとの答弁があり
ました。
次に、高機能消防指令センターシステムの改修により、消防力がどのように向上
したのかとの質疑に対し、平成30年度に実施
した改修は中間改修であり、システムの安定化と何点か機能アップを図った。一つは、スマートフォン等で現場の映像を本部や端末へ送るシステムと、ドローンを接続
し上空からの映像を確認できるように
して、現場の災害対応の充実を図った。もう一つは、これまでは地震・風水害時の出動指令を個々の車両に行っていたが、署単位で行えるように
したとの答弁があり
ました。
次に、産業建設関係について申し上げ
ます。
高岡を海外向けに発信
するため、平成30年度にどのような取り組みを行ったのかとの質疑に対し、ファムトリップという形でインバウンド誘客に取り組んでおり、有名なブロガーやユーチューバーにものづくりの体験や観光地をめぐっていただき、インターネット上で発信
してもらっている。市単独では実施はなかなかできないことから、広域連携を強化
し、インバウンドの受け入れの取り組みを進めていきたいとの答弁があり
ました。
次に、企業立地助成金が平成29年度決算額と比べて2,537万円増額
しているが、その内訳と効果はとの質疑に対し、企業立地助成金は一定の雇用を要件に、企業の投資に対して助成
するものである。29年度決算額と比較
すると金額的には大きな差があるが、制度内容等については大きな変化はなく、申請件数や助成1件当たりの金額の変動によって差が生じたものと捉えていただきたいとの答弁があり
ました。
次に、総務文教関係について申し上げ
ます。
市税の不納欠損額を少なく
するための取り組みはとの質疑に対し、不納欠損は、財産調査をしっかりと行い、内容を検証
しながら進めている。過去5年間の不納欠損額は平成26年度の約1億9,400万円をピークに減少
し、24年度から29年度の税収における不納欠損額の比率は、国が示す地方税の平均は0.37%となっている中で、本市では0.33%と若干下回っている。引き続き適正な滞納整理を進めながら、不納欠損額の動向にも注視
していきたいとの答弁があり
ました。
次に、市民会館の休館に当たり、これを修繕
して使用
する検討や議論は
されなかったのかとの質疑に対し、現在、現況調査という形で老朽化の状況やアスベストを調査
しており、その調査の結果を踏まえて今後の取り組み方法を検討
する予定である。史跡の敷地内に立地
しており、同じ場所で建てかえができない中で、老朽度や本市の財政上の問題など、さまざまな観点で検討
する必要があり、国との協議も必要になるとの答弁があり
ました。
次に、小中学校ともに不登校の児童生徒が増加傾向にある中、これまでのスクールカウンセラーの対応に加えて、平成30年度は各中学校区にスクールソーシャルワーカーが配置
されたとのことだが、その取り組み状況はとの質疑に対し、不登校の予防、発見、対応、見守りの4つの段階について各学校で組織的に対応
するため、平成30年度に全ての中学校区にスクールソーシャルワーカーが配置
され、不登校の児童生徒の家庭環境などに働きかける役割を担うなど、保護者への面談などに活用
されているとの答弁があり
ました。
次に、小学校では令和2年度から本格的に英語教育の導入が始まるが、本物の英語に触れさせるということは大変重要である。小学校の教員が英語の指導に苦慮
されており、ALTの増員は教員の負担軽減につながると考えるが、所見はとの質疑に対し、ALTの処遇を手厚く
して小学校の英語教育を充実
した内容に
していきたい。また、今後、教科書にQRコードを読み取れば教科書に書いてある英文等の音声教材をダウンロードできる機能が導入
され、学校のICT環境を整えることで、さらに活動的な英語の授業ができる。国はICT環境を利用
したツールの導入を推奨
しており、これらをあわせて英語教育環境の整備に取り組んでいきたいとの答弁があり
ました。
以上が主な質疑であり
ます。
続いて、討論の場における意見について申し上げ
ます。
まず、平成30年度高岡市
一般会計、国民健康保険事業会計、介護保険事業会計及び後期高齢者医療事業会計の以上4
会計決算を認定
することに反対の立場から、
一般
会計決算の最大の問題点は、150億円の高岡駅周辺整備事業や104億円の新高岡駅周辺整備事業など、身の丈を超えた大型事業の推進によって公債費が肥大化
し、財政危機に陥り、サービスを大幅に削減
したことである。40億円の財源不足を理由にコミュニティバスや移動図書館が廃止
され、さらに市民生活や営業に密着
した各種補助金が大幅に削減
された。市民からの厳しい批判に真摯に向き合い、回復措置を求める。
マイナンバー制度ではシステムのふぐあいが各地で起きており、制度の問題点を徹底検証
し、凍結、中止を国に求めるべきである。
オタヤ開発に5億6,000万円の貸し付けは、大多数の中小業者から不公平との批判があり、中小業者への金融支援を抜本的に強化
すべきである。大和高岡店の撤退後の御旅屋セリオの3階から8階までを10億円の公金を投入
して買い取る方針について、市民への説明責任を十分に果たすよう求める。また、市財政が危機に遭遇
している中で、税金を使った議員の海外視察は廃止
すべきである。
国民健康保険事業会計では、国保事業の都道府県単位化が行われ、保険税が大幅に引き上げられることが懸念
される。高過ぎる保険税引き下げのため、
一般会計からの法定外繰入金を増額
すべきである。また、その原因となる均等割、世帯割を廃止
するよう要請
すべきである。
介護保険事業会計では、介護保険料の負担軽減のため国庫負担の引き上げを求め、市独自の財政努力を求める。
後期高齢者医療事業会計では、75歳以上の高齢者を別枠の制度に追いやる差別的な制度を廃止
し、保険料負担の軽減を求めるとの意見があり
ました。
次に、全
会計決算を認定
することに賛成の立場から、
平成30年度は、高岡市総合計画第3次基本計画の2年目として、まち・ひと・
しごとづくりに重点を置いた戦略的な施策を展開
するとともに、とやま呉西圏域連携中枢都市圏の連携事業の推進に努められた。また、高岡市財政健全化緊急プログラムの1年目として、事務事業の見直しをはじめ、投資的経費の抑制、公債費の平準化、施設管理コストの縮減など、財政健全化に向けた取り組みを重ねられた。
今後も、少子・高齢社会の進展に伴う扶助費等の負担に加え、北陸新幹線等の大型事業に係る市債の償還などにより構造的に歳出超過が見込まれ、これまで以上に厳しい財政状況が続くことが予想
される。今後の市政運営に当たっては、高岡市財政健全化緊急プログラムに基づき、持続可能な財政運営の確立に努めつつ、引き続き総合計画に掲げる「市民創造都市 高岡」の実現に向け、各種施策、事業に積極的に取り組まれることを期待
するとの意見や、
同じく全
会計決算を認定
することに賛成の立場から、
40億円の財政不足を健全化
する初年度の実質収支が約17億6,000万円の黒字となり、高岡市財政健全化緊急プログラム、財政難だからでは、我慢
している市民や各種団体の理解が得られず、不信感を持たれてしまうのではと危惧
する。基金の取り崩しや通常発行
しない退職手当債などの発行などを行った結果、平成31年度当初予算では20億円の財源不足に縮減
したとのことだが、現在の財政状況がどのようになっているのか、市民の理解を得る必要があり、市民へのわかりやすい説明を求める。また、厳しい財政状況の中でも福祉、教育、医療を充実
するよう強く要望
するとの意見や、
同じく全
会計決算を認定
することに賛成の立場から、
平成30年度は第3次基本計画の2年目に当たり、計画の推進を軌道に乗せ、着実に進めなければならない一方で、財政健全化緊急プログラムの着実な実行を並行
して進めるという非常に難しいかじ取りが求められた。
一般
会計決算額では、歳入歳出とも29年度を下回りながら、歳入では市税が増加
し、市税収納率も95.4%と29年度を0.3ポイント上回り、市債発行額が29年度に比べ39.9%抑えられ、市債現在高が1.5%減少
している。また、歳出においては、義務的経費が15.8%、公債費が29.5%減少
するなど、財政健全化緊急プログラムに積極的に取り組まれたことがうかがえる。第3次基本計画にのっとって、まち・ひと・
しごとづくりの施策にも重点的に取り組む中、特に小中学校の空調設備整備事業に踏み切ったことを高く評価
する。
こうした中、財政力指数は29年度同数の0.75を維持
し、経常一般財源等比率、経常収支比率、実質公債費比率は、ともに29年度に比べ改善
している。今後とも、一層の緊張感を持って施策の推進と財政健全化の両立に努め、市民生活に資することを目的と
した予算執行に取り組むことを要望
するとの意見があり
ました。
以上をもちまして、
決算特別委員会の審査結果及び経過の報告といたし
ます。
13 ◯議長(
狩野安郎君)
決算特別委員長 福井直樹君の報告が終わり
ました。
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質 疑
14 ◯議長(
狩野安郎君) これより、委員長報告に対する質疑に入り
ます。
別段ないようでござい
ますので、これで質疑を終結いたし
ます。
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討 論
15 ◯議長(
狩野安郎君) 次に、討論に入り
ます。
通告がござい
ますので、発言を許し
ます。20番 金平直巳君。
〔20番(金平直巳君)登壇〕
16 ◯20番(金平直巳君) 私は、日本共産党高岡市議団を代表
して、認定第1号並びに認定第2号について反対討論を行いたいと思い
ます。
まず、認定第1号に関連
して、平成30年度高岡市
下水道事業会計決算について反対討論を行いたいと思い
ます。
アベノミクスのもとで市民生活の悪化が進行
する中で、市民生活の安定、福祉の向上に向けた自治体の役割が一層重要になってい
ます。さまざまな分野での市民負担が増大
する中で、下水道使用料の負担軽減を願う市民の声が高まっており
ます。県内各地では、
一般会計からの支援や資本費平準化債によって負担軽減の取り組みを行ってき
ました。高岡市ではこの間、一定の努力はあり
ましたが、県内他市の平均並みの財政努力を行えば、下水道使用料の引き下げは現実的に可能です。この点でのさらなる努力を強く求めるものであり
ます。
次に、平成30年度高岡市一般
会計決算について反対討論を行いたいと思い
ます。
平成30年度一般
会計決算の最大の問題点は、高岡市の身の丈を超えた大型事業、すなわち150億円規模の高岡駅周辺整備事業や104億円の新高岡駅周辺整備事業などの推進によって公債費が膨大な規模に肥大化
し、深刻な財政危機に陥ったことであり
ます。30年度では、40億円の財源不足という理由のもとでコミュニティバスや移動図書館が廃止
され、市民の厳しい批判が起き
ました。また、事務事業見直しという理由で、市民生活や営業に密着
した各種補助金が大規模に削減
され
ました。とりわけ産業振興部では前年度対比で205件、何と1億円以上が削減
され
ました。多くの市民の厳しい批判に真摯に向き合っていただき、回復措置をとられるように強く求めるものであり
ます。
番号制度関連事業費として6,200万円が執行
され
ましたが、多くの市民がマイナンバー制度について、情報漏えいや個人情報の不正利用への不安を感じており、マイナンバーカードの取得率は全国的にも13%と低迷
してい
ます。システムのふぐあいも各地で起きており、マイナンバー制度の問題点を徹底検証
し、凍結、中止を国に求めるべきであり
ます。
第三セクター会社オタヤ開発には5億6,000万円の貸し付けが実行
され
ましたが、消費税増税に苦しむ大多数の中小業者からは不公平との批判があることを当局は真摯に受けとめ、高岡の地域経済を支えてきた中小業者にこそ金融支援を抜本的に強化
すべきではないでしょうか。大和高岡店の撤退後の御旅屋セリオの3階から8階までを10億円の公金を投入
して市が買い取るという方針に、市民から不安と疑問の声が高まっており、説明責任を十分に果たされるよう求め
ます。
議会費の問題点として、議員の海外視察費が24万円が執行
され
ましたが、市財政が危機に遭遇
している中で、税金を使った議員の海外視察は即時廃止
すべきです。
国保
会計決算ですが、国保事業の都道府県単位化が行われ、国保税の大幅引き上げが強く懸念
され
ます。
一般会計からの法定外繰り入れを
県内平均並みに増額
すれば、国保税の引き下げは十分に可能です。この点での市の財政努力を求め
ます。あわせて、国の責任で均等割、世帯割を廃止
するよう要請を
していただきたいと思い
ます。
介護保険
会計決算では、
一般会計からの繰り入れ、低い水準にある国庫負担の引き上げを国に要請
して、介護保険料の負担軽減に努力を
すべきであり
ます。
後期高齢者医療
会計決算ですが、75歳以上の高齢者を別枠の制度に追いやる差別的制度であり、廃止
すべきです。高い保険料負担の軽減を求め、私の討論といたし
ます。
17 ◯議長(
狩野安郎君) 12番 横田誠二君。
〔12番(横田誠二君)登壇〕
18 ◯12番(横田誠二君) 自由民主党高岡市議会議員会を代表
し、議案第142号及び議案第143号を可決
することに、また、認定第1号及び認定第2号について全
会計決算を認定
することに賛成の立場から討論を行い
ます。
まず、議案第142号、議案第143号及び認定第1号について申し上げ
ます。
まず、
水道事業会計決算では、基幹管路の庄川幹線や
能町ポンプ場から
伏木配水場までの送水管の
更新事業をはじめ、
老朽配水管、鉛給水管の更新、耐震化を進めるなど、水道水の安定供給と地震等の災害に強い
水道施設を整備
されたことを評価
します。今後も、高岡市
上下水道ビジョンに掲げる「安全」「強靭」「持続」の方針に基づいた、効率的かつ効果的な事業運営に取り組まれることを求め
ます。
次に、
下水道事業会計決算では、
公共下水道や
特定環境保全公共下水道の整備に取り組む中、市中心部における老朽管路の
更新事業や、浸水対策として雨水幹線の整備を進められ
ました。また、
四屋浄化センターと
松太枝浜浄化センターの
沈砂池設備の改築を行うなど、高岡市
上下水道ビジョンに掲げる施策、事業の推進に積極的に取り組まれたことを評価
します。今後も、高岡市
上下水道ビジョンに基づき、経営基盤のさらなる強化を図るとともに、引き続き市民が衛生的な環境の中で快適な暮らしができるよう努めることを求め
ます。
次に、市民病院事業
会計決算では、
病院機能評価の認定更新やリニアックの更新による
地域がん診療連携拠点病院としての診療体制が強化
されたことを評価
します。今後は、第
IV期中期経営計画に基づき、さらなる医療の質の向上や
チーム医療の推進、経営の安定化に取り組まれ、地域の基幹病院として、引き続き地域の住民や医療機関に信頼
される病院を目指していただくことを求め
ます。
次に、認定第2号について申し上げ
ます。
平成30年度は、高岡市総合計画第3次基本計画の2年目として、まち・ひと・
しごとづくりに重点を置いた戦略的な施策を展開
するとともに、とやま呉西圏域連携中枢都市圏の連携事業の推進に努められ
ました。また、高岡市財政健全化緊急プログラムの1年目として、事務事業の見直しをはじめ、投資的経費の抑制、公債費の平準化、施設管理コストの縮減など、財政健全化に向けた取り組みを重ねてきた姿勢に対し、一定の評価を
します。
緊急プログラムの推進に当たり、各種団体に交付
する補助金の削減など市民サービスに影響を及ぼす取り組みについては、市民や関係団体などへの丁寧な説明と対話を繰り返しながら進めていただくことを求め
ます。
今後も、少子・高齢化の進展に伴う扶助費等の負担に加え、北陸新幹線等の大型事業に係る市債の償還などにより、構造的な歳出超過が見込まれることから、これまで以上に厳しい財政状況が続くものと考えられ
ます。
今後の市政運営に当たっては、高岡市財政健全化緊急プログラムに基づき、持続可能な財政運営の確立に努めつつ、引き続き総合計画に掲げる「市民創造都市 高岡」の実現に向け、各種施策、事業に積極的に取り組まれることを期待
し、自由民主党高岡市議会議員会の賛成討論といたし
ます。
19 ◯議長(
狩野安郎君) 15番 曽田康司君。
〔15番(曽田康司君)登壇〕
20 ◯15番(曽田康司君) 自民同志会を代表
し、議案第142号及び議案第143号を可決
することに、また、認定第1号及び認定第2号について全
会計決算を認定
することに賛成の立場から討論を行い
ます。
まず、議案第142号、議案第143号及び認定第1号について申し上げ
ます。
まず、
水道事業会計決算では、基幹管路に係る
老朽配水管や鉛給水管を耐震性にすぐれた管路への更新を進めるなど、引き続き安全・安心な水道水の供給と
水道施設の強靭化に努められたことを評価いたし
ます。
下水道事業会計決算では、市中心部における老朽管路の更新や、浸水対策として雨水幹線の整備を進められるなど、引き続き
上下水道ビジョンに掲げる施策、事業の推進に取り組まれたことを評価いたし
ます。
市民病院事業
会計決算では、地域の医療機関との連携やリニアックの更新による
地域がん診療連携拠点病院としての診療体制を強化
するなど、引き続き地域に根差した病院を目指し、取り組まれたことを評価いたし
ます。
次に、認定第2号について申し上げ
ます。
平成30年度は、まち・ひと・
しごとづくりに重点を置いた施策を展開
しながらも、財政健全化緊急プログラムに基づき、投資的経費の抑制や補助金等の見直しなどに取り組まれ
ました。その結果、
一般会計においては、各種基金への必要な積み立てを行いながらも、実質収支額が改善
されたことを評価いたし
ます。
今後とも、持続可能な財政基盤の確立を目指しつつ、総合計画に掲げる「市民創造都市 高岡」の実現に向けた施策に着実に取り組まれることを求め、自民同志会の賛成討論といたし
ます。
21 ◯議長(
狩野安郎君) 7番 石須大雄君。
〔7番(石須大雄君)登壇〕
22 ◯7番(石須大雄君) 社民党議員団を代表
し、議案第142号、議案第143号を可決
することに、認定第1号、第2号の全会計を認定
することに賛成の立場で討論を行い
ます。
まず、認定第1号であり
ますが、高岡市
水道事業会計、高岡市
工業用水道事業会計及び高岡市
下水道事業会計の決算につき
ましては、給水人口の減少や
節水型社会の進展など、収益の根幹である給水収益の増加は期待できず、また老朽施設の更新、耐震化への対応が求められていることから、厳しい財政状況が続くものと考えられ
ます。
高岡市
上下水道ビジョンに掲げる「安全」「強靭」「持続」の3つの基本方針に基づき、地震や豪雨などの災害に強い上下水道に万全を期し、安全で安心できる良質な水の安定供給を継続
されるよう、また、市民の切実な声である
水道料金の引き下げができるよう、引き続き県の受水単価の引き下げの努力等の経営努力を
されるよう要望いたし
ます。事務の効率化、民間委託、組織の統廃合などによる職員の削減は限界を超えており、熟練職員による技術の伝承が図られるよう、人員の確保を含めて要望といたし
ます。
高岡市民病院事業の決算につき
ましては、引き続き「
急性期病院としての機能特化」「
政策的医療を担う役割の堅持」「
地域包括ケア体制の構築に向けた地域連携のさらなる推進」の取り組みを通じ、公立病院として地域の皆さんに最も信頼
され、地域の皆さんから選ばれる病院となるよう努めていただきたいと思い
ます。
次に、認定第2号であり
ますが、平成30年度の
一般会計は、2年前、突然約40億円の財源不足が公表
され、5年かけて持続可能な財政構造を確立
するため策定
された高岡市財政健全化緊急プログラムの初年度に当たり
ます。40億円の財政不足を健全化
する初年度の実質収支額が約17億6,000万円の黒字となってい
ます。高岡市財政健全化緊急プログラムによって、財政難と我慢
している市民や各種団体の理解が得られない、不信感を持たれてしまうのではと危惧し
ます。
決算委員会の中では、基金の取り崩しや通常発行
しない退職手当債などの発行を行った結果で、31年度当初予算においては20億円の財源不足があったとの答弁でしたが、財政状況がどのようになっているのか、わかりやすく市民への説明を求め
ます。また、大変厳しい財政状況の中であっても福祉、教育、医療に関しては充実を
されるよう強く要望
し、賛成討論といたし
ます。
23 ◯議長(
狩野安郎君) 14番 吉田健太郎君。
〔14番(吉田健太郎君)登壇〕
24 ◯14番(吉田健太郎君) 私は、公明党を代表いたし
まして、ただいま議題となっており
ます議案第142号及び議案第143号を可決
することに、また、認定第1号及び認定第2号について全
会計決算を認定
することに賛成の立場から討論を
させていただき
ます。
初めに、議案第142号及び議案第143号及び認定第1号につき
まして、
水道事業におきましては、給水人口が減少
し、総配水量、有収水量がともに減少
する中、受水量の引き下げや管理費の抑制を図り経営基盤の強化に取り組まれ、また、地震災害に強い基幹管路の耐震補強にも努められ
ました。今後とも、市民生活に欠かすことのできない重要なライフラインとして、長期的視点に立った管理運営と、安全・安心でおいしい水の安定供給を望むものであり
ます。
また、
下水道事業におきましては、高岡市
緊急浸水対策行動計画に基づいた計画的な雨水幹線整備などに取り組まれ、浸水被害の防除に努められたことも評価
するものであり
ます。
次に、市民病院事業におきましては、
高岡医療圏における
中核的基幹病院として、地域連携の推進など、その機能強化を着実に図る中で1億4,000万円余りの経常利益を出しておられ
ます。今後とも、市民から信頼
される高度
急性期医療機関としての機能強化を図られるとともに、医師の確保にも全力を挙げていただき、魅力ある病院経営に努められることを望むものです。
次に、認定第2号について申し上げ
ます。
平成30年度は、本市第3次基本計画の2年目に当たる年であり、計画の推進を軌道に乗せ、着実に進めていかなければならない年であり
ました。また、とやま呉西圏域連携中枢都市圏の連携事業の推進に中心的な役割を果たすべく努められた年でもあり
ました。一方では、財政健全化緊急プログラムを策定
し、5年計画で財政健全化に取り組む1年目の年でもあり、本市は、基本計画推進によるまちづくりと緊急プログラムの着実な実行という非常に難しいかじ取りが求められた年であったと言え
ます。
一般会計の決算額では、歳入歳出とも前年度を下回りながら、歳入では市税が増加
し、市税収納率も95.4%と前年度を上回り、市債発行額が前年度に比べ39.9%抑えられ、市債現在高が1.5%減少
しており
ます。また、歳出においては、義務的経費が15.8%、公債費が29.5%減少
するなど、財政健全化緊急プログラムの実施に積極的に取り組まれたことがうかがえ
ます。こうして財政再建に取り組みつつ、第3次基本計画にのっとって、まち・ひと・
しごとづくり施策にも重点的に取り組まれる中、特に小中学校の空調設備整備事業に取り組まれたことを高く評価
するものであり
ます。
こうした中で、本市の財政力指数は前年度同数の0.75となり、経常一般財源等比率は99.1%、経常収支比率は87.4%、実質公債費比率は14.7%と前年度に比べ改善
しており
ます。今後も、少子・高齢化に伴う扶助費の増加、大型事業に係る起債の償還、公共施設の管理費の増加により構造的な歳出超過が見込まれ、大変厳しい財政状況が続くものと思われ
ますが、より一層の緊張感を持って施策の推進と財政健全化の両立に努められ、市民生活に資することを目的と
した予算執行に引き続き取り組まれることを要望いたし
まして、賛成討論と
させていただき
ます。
25 ◯議長(
狩野安郎君) 以上で、討論を終結いたし
ます。
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採 決
26 ◯議長(
狩野安郎君) これより、採決を行い
ます。
最初に、
議案第142号 平成30年度高岡市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について 及び
議案第143号 平成30年度高岡市
下水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について
を一括
して採決いたし
ます。
本案に対する委員長の報告は、可決であり
ます。
本案は、委員長の報告のとおり決定
することに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
27 ◯議長(
狩野安郎君) 御異議なしと認め
ます。
よって、議案第142号及び議案第143号は、委員長の報告のとおり可決
され
ました。
───────────────────────────────────────
28 ◯議長(
狩野安郎君) 次に、認定第1号 決算の認定についてのうち、まず、
平成30年度高岡市
下水道事業会計決算
を採決いたし
ます。
この決算に対する委員長の報告は、認定
すべきものと
しており
ます。
この決算は、委員長の報告のとおり認定
することに賛成の方の起立を求め
ます。
〔賛成者起立〕
29 ◯議長(
狩野安郎君) 起立多数であり
ます。
よって、平成30年度高岡市
下水道事業会計決算は、委員長の報告のとおり認定
され
ました。
───────────────────────────────────────
30 ◯議長(
狩野安郎君) 次に、残りの
平成30年度高岡市
高岡市民病院事業会計決算
平成30年度高岡市
水道事業会計決算 及び
平成30年度高岡市
工業用水道事業会計決算
以上、3
会計決算を一括
して採決いたし
ます。
これらの決算に対する委員長の報告は、いずれも認定
すべきものと
しており
ます。
これらの決算は、委員長の報告のとおり認定
することに賛成の方の起立を求め
ます。
〔賛成者起立〕
31 ◯議長(
狩野安郎君) 起立全員であり
ます。
よって、3
会計決算は、委員長の報告のとおり認定
され
ました。
───────────────────────────────────────
32 ◯議長(
狩野安郎君) 次に、認定第2号 決算の認定についてのうち、まず、
平成30年度高岡市
一般会計歳入歳出決算
平成30年度高岡市国民健康保険事業会計歳入歳出決算
平成30年度高岡市介護保険事業会計歳入歳出決算 及び
平成30年度高岡市後期高齢者医療事業会計歳入歳出決算
以上、4
会計決算を一括
して採決いたし
ます。
これらの決算に対する委員長の報告は、いずれも認定
すべきものと
しており
ます。
4
会計決算は、委員長の報告のとおり認定
することに賛成の方の起立を求め
ます。
〔賛成者起立〕
33 ◯議長(
狩野安郎君) 起立多数であり
ます。
よって、4
会計決算は、委員長の報告のとおり認定
され
ました。
───────────────────────────────────────
34 ◯議長(
狩野安郎君) 次に、残りの
平成30年度高岡市荻布奨学金事業会計歳入歳出決算
平成30年度高岡市駐車場事業会計歳入歳出決算 及び
平成30年度高岡市工業団地造成事業会計歳入歳出決算
以上、3
会計決算を一括
して採決いたし
ます。
これらの決算に対する委員長の報告は、いずれも認定
すべきものと
しており
ます。
3
会計決算は、委員長の報告のとおり認定
することに賛成の方の起立を求め
ます。
〔賛成者起立〕
35 ◯議長(
狩野安郎君) 起立全員であり
ます。
よって、3
会計決算は、委員長の報告のとおり認定
され
ました。
この際、議事の都合により、着席のまましばらく休憩いたし
ます。
休 憩
────────────・─────────────・────────────
休憩 午後2時05分
再開 午後2時07分
────────────・─────────────・────────────
再 開
36 ◯副議長(坂林永喜君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたし
ます。
なお、議長にかわり
まして私がその職務を行い
ますので、よろしくお願い
します。
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議 事 日 程 の 追 加
37 ◯副議長(坂林永喜君) 議長
狩野安郎君から議長の辞職願が提出
されており
ます。
お諮り
します。
この際、議長の辞職の件を日程に追加
し、直ちに議題といたしたいと思い
ます。
これに御異議ござい
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
38 ◯副議長(坂林永喜君) 御異議なしと認め
ます。
よって、この際、議長の辞職の件を日程に追加
し、直ちに議題と
することに決定いたし
ました。
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議 長 辞 職 の 件
39 ◯副議長(坂林永喜君) 議長辞職の件を議題といたし
ます。
本件は、地方自治法第117条の規定により、
狩野安郎君の退席を要する事件であり
ます。
まず、その辞職願を職員に朗読
させますので、よろしくお願い
します。
〔職員朗読〕
───────────────────────────────────────
辞 職 願
私儀、今般都合により、高岡市議会議長を辞職
したいので、許可
されるようお願いいたし
ます。
令和元年12月2日
高岡市議会議長
狩 野 安 郎
高岡市議会副議長
坂 林 永 喜 様
───────────────────────────────────────
40 ◯副議長(坂林永喜君) お諮り
します。
狩野安郎君の議長の辞職を許可
することに御異議ござい
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
41 ◯副議長(坂林永喜君) 御異議なしと認め
ます。
よって、
狩野安郎君の議長の辞職を許可
することに決定いたし
ました。
狩野安郎君の入場を認め
ます。
〔
狩野安郎君入場〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
議長退任のあいさつ
42 ◯副議長(坂林永喜君) ただいま辞職を許可
され
ました
狩野安郎君から退任の御挨拶がござい
ます。
〔25番(
狩野安郎君)登壇〕
43 ◯25番(
狩野安郎君) 退任の挨拶を
させていただき
ます。
2年の長きにわたり、名誉ある高岡市議会議長として務めさせていただき
ました。それと、ことしは富山県市議会議長会の会長としてもやってまいり
ました。これも大変な重責でござい
ました。気の抜けない日々を過ごしてまいり
ました。これもひとえに、今前におられ
ます議員の皆様、そして市長をはじめと
する参与の方々、そして何よりも市民の方々に大変お世話になり
ました。重ねて厚く、改めて御礼申し上げ
ます。本当にありがとうござい
ました。
これからは一議員として、しっかりと自分の身につけてきたものを生かして、これから元気な高岡をつくりたい。私はただ1点、元気な高岡をつくりたい。これを目指してやっていきたいと思い
ます。いろんな思いを私持っており
ます。これから皆さんとともに、高岡のために頑張っていきたいと思い
ますので、よろしくお願い
したいと思い
ます。
簡単ではござい
ますが、挨拶にかえさ
せていただき
ます。
ありがとうござい
ました。(拍手)
44 ◯副議長(坂林永喜君)
狩野安郎君の御丁重なる御挨拶が終わり
ました。
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議 事 日 程 の 追 加
45 ◯副議長(坂林永喜君) ただいま議長が欠員となり
ました。
お諮りいたし
ます。
この際、議長選挙を日程に追加
し、直ちに選挙を行いたいと思い
ます。
これに御異議ござい
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
46 ◯副議長(坂林永喜君) 御異議なしと認め
ます。
よって、この際、議長選挙を日程に追加
し、直ちに選挙を行うことに決定いたし
ました。
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議 長 選 挙
47 ◯副議長(坂林永喜君) 議長選挙を行い
ます。
選挙は投票により行い
ます。
議場を閉鎖いたし
ます。
〔議場閉鎖〕
48 ◯副議長(坂林永喜君) ただいまの出席議員数は26人であり
ます。
これより、投票用紙を配付
させます。
〔投票用紙配付〕
49 ◯副議長(坂林永喜君) 投票用紙の配付漏れはあり
ませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
50 ◯副議長(坂林永喜君) 配付漏れなしと認め
ます。
〔投票場所の設営〕
51 ◯副議長(坂林永喜君) 投票箱を点検
します。
〔投票箱点検〕
52 ◯副議長(坂林永喜君) 異状なしと認め
ます。
これより、投票に移り
ます。
念のために申し上げ
ます。
投票は、単記無記名であり
ます。
職員が、議席番号と氏名を呼び上げ
ますので、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、1番議員より順次投票を願い
ます。
〔職員氏名点呼、投票〕
53 ◯副議長(坂林永喜君) 投票漏れはあり
ませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
54 ◯副議長(坂林永喜君) 投票漏れなしと認め
ます。
投票を終了いたし
ます。
〔投票箱閉鎖〕
55 ◯副議長(坂林永喜君) これより、開票を行い
ます。
会議規則第31条第2項の規定により、開票の立会人に7番 石須大雄君及び19番 福井直樹君を指名いたし
ます。
よって、両君の立ち会いをお願いいたし
ます。
〔開 票〕
56 ◯副議長(坂林永喜君) 選挙の結果を報告いたし
ます。
投票総数26票、これは、先ほどの出席議員数に符合
しており
ます。
そのうち、有効投票 26票
無効投票 0票
有効投票中
24番 金森一郎君 24票
20番 金平直巳君 2票
以上のとおりでござい
ます。
この選挙の法定得票数は、7票であり
ます。
よって、24番 金森一郎君が議長に当選
され
ました。
ただいま議長に当選
され
ました金森一郎君が議場におられ
ますので、会議規則第32条第2項の規定により
告知いたし
ます。
議場の閉鎖を解き
ます。
〔議場開鎖〕
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議 長 就 任 あ い さ つ
57 ◯副議長(坂林永喜君) ただいま議長に当選
され
ました金森一郎君の御挨拶がござい
ます。
〔24番(金森一郎君)登壇〕
58 ◯24番(金森一郎君) このたび、議長選挙により議長に御推挙をいただき
ました。本当に、狩野議長の後を受け、この重責、この重さをしっかりとかみしめながら議長職を全う
してまいりたいというふうに思い
ます。
現在、高岡市が抱える財政の問題、中心市街地の問題、山積でござい
ます。それを議会のメンバーとともにしっかりと課題解決に向け前進
するとともに、これから高岡市政がますます発展
するようにしっかりとまとめてまいる所存でござい
ます。
皆様方には、何とぞお力添えをいただきながら一歩でも前に進めていきたいというふうに思い
ますので、今後も御指導、御鞭撻を賜り
ますようお願い申し上げ
まして、簡単ではござい
ますが、就任の挨拶と
させていただき
ます。
本当にどうもありがとうござい
ました。(拍手)
59 ◯副議長(坂林永喜君) 金森一郎君の議長就任の御挨拶が終わり
ました。
それでは、議長と交代いたし
ます。
金森議長、議長席にお着きください。
〔副議長、議長と交代〕
〔議長着席〕
60 ◯議長(金森一郎君) これより、議長の職務を行い
ます。
円滑な議事運営に努め
ますので、よろしく御協力のほどお願いいたし
ます。
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議 事 日 程 の 追 加
61 ◯議長(金森一郎君) 副議長 坂林永喜君から副議長の辞職願が提出
されており
ます。
お諮りいたし
ます。
この際、副議長の辞職の件を日程に追加
し、直ちに議題といたしたいと思い
ます。
これに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
62 ◯議長(金森一郎君) 御異議なしと認め
ます。
よって、この際、副議長の辞職の件を日程に追加
し、直ちに議題と
することに決定いたし
ました。
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副 議 長 辞 職 の 件
63 ◯議長(金森一郎君) 副議長辞職の件を議題といたし
ます。
本件は、地方自治法第117条の規定により、坂林永喜君の退席を要する事件であり
ます。
まず、その辞職願を職員に朗読
させますので、よろしくお願いいたし
ます。
〔職員朗読〕
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辞 職 願
私儀、今般都合により、高岡市議会副議長を辞職
したいので、許可
されるようお願いいたし
ます。
令和元年12月2日
高岡市議会副議長
坂 林 永 喜
高岡市議会議長
金 森 一 郎 様
───────────────────────────────────────
64 ◯議長(金森一郎君) お諮りいたし
ます。
坂林永喜君の副議長の辞職を許可
することに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
65 ◯議長(金森一郎君) 御異議なしと認め
ます。
よって、坂林永喜君の副議長の辞職を許可
することに決定いたし
ました。
坂林永喜君の入場を認め
ます。
〔坂林永喜君入場〕
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副議長退任のあいさつ
66 ◯議長(金森一郎君) ただいま辞職を許可
され
ました坂林永喜君から退任の御挨拶がござい
ます。
〔18番(坂林永喜君)登壇〕
67 ◯18番(坂林永喜君) 退任に際しまして、一言御挨拶申し上げ
ます。
昨年の12月に皆様の御推挙を受けて、副議長としての重責を受けさせていただき
ました。この間、皆様方にはいろいろな御迷惑、また御指導、御鞭撻をいただき
まして、まことにありがとうござい
ました。
この経験を糧にまた、微力ではござい
ますけれども、高岡市勢発展のために尽力
していくつもりでござい
ます。またよろしくお願いいたし
ます。(拍手)
68 ◯議長(金森一郎君) 坂林永喜君の御丁重なる御挨拶が終わり
ました。
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議 事 日 程 の 追 加
69 ◯議長(金森一郎君) ただいま副議長が欠員となり
ました。
お諮りいたし
ます。
この際、副議長選挙を日程に追加
し、直ちに選挙を行いたいと思い
ます。
これに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
70 ◯議長(金森一郎君) 御異議なしと認め
ます。
よって、この際、副議長選挙を日程に追加
し、直ちに選挙を行うことに決定いたし
ました。
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副 議 長 選 挙
71 ◯議長(金森一郎君) 副議長選挙を行い
ます。
選挙は投票により行い
ます。
議場を閉鎖いたし
ます。
〔議場閉鎖〕
72 ◯議長(金森一郎君) ただいまの出席議員数は26人であり
ます。
これより、投票用紙を配付
させます。
〔投票用紙配付〕
73 ◯議長(金森一郎君) 投票用紙の配付漏れはあり
ませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
74 ◯議長(金森一郎君) 配付漏れなしと認め
ます。
〔投票場所の設営〕
75 ◯議長(金森一郎君) 投票箱を点検いたし
ます。
〔投票箱点検〕
76 ◯議長(金森一郎君) 異状なしと認め
ます。
これより、投票に移り
ます。
念のために申し上げ
ます。
投票は、単記無記名であり
ます。
職員が、議席番号と氏名を呼び上げ
ますので、投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、1番議員より順次投票をお願い
します。
〔職員氏名点呼、投票〕
77 ◯議長(金森一郎君) 投票漏れはあり
ませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
78 ◯議長(金森一郎君) 投票漏れなしと認め
ます。
投票を終了いたし
ます。
〔投票箱閉鎖〕
79 ◯議長(金森一郎君) これより、開票を行い
ます。
会議規則第31条第2項の規定により、開票の立会人に15番 曽田康司君及び16番 薮中一夫君を指名いたし
ます。
よって、両君の立ち会いをお願いいたし
ます。
〔開 票〕
80 ◯議長(金森一郎君) それでは、選挙の結果を報告いたし
ます。
投票総数26票、これは、先ほどの出席議員数に符合いたしており
ます。
そのうち、有効投票 24票
無効投票 2票
有効投票中
17番 中川加津代君 22票
13番 上田 武君 2票
以上のとおりであり
ます。
この選挙の法定得票数は、6票であり
ます。
よって、17番 中川加津代君が副議長に当選
され
ました。
ただいま副議長に当選
され
ました中川加津代君が議場におられ
ますので、会議規則第32条第2項の規定により
告知いたし
ます。
議場の閉鎖を解き
ます。
〔議場開鎖〕
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副議長就任あいさつ
81 ◯議長(金森一郎君) ただいま副議長に当選
され
ました中川加津代君の御挨拶がござい
ます。
〔17番(中川加津代君)登壇〕
82 ◯17番(中川加津代君) 副議長の就任に際しまして、一言御挨拶を申し上げ
ます。
ただいまは、議員各位の御推挙によりまして高岡市議会副議長の要職につか
せていただき
ました。まことに身に余る光栄であり、深く感謝を申し上げ
ます。
もとより副議長の使命は、議長を補佐
し、真の議会制民主主義を実現
していくことにあると考えており
ます。この上は金森議長をしっかりとお支え
し、議会が公正かつ円満に運営
され
ますよう、及ばずながら誠心誠意努めてまいる所存でござい
ます。
また、本市を取り巻く環境はますます厳しいものがあり
ます。そんな中、高岡市民一人ひとりが、本市にいる、本市に住めることに誇りを持ち、住める喜びを実感できるような、そんなまちに
していけるように、市勢発展のために尽くしてまいりたいと存じ
ます。
高橋市長をはじめ議会参与の皆様方におかれ
ましては、副議長の職務遂行に当たり、これまで以上に御指導、御鞭撻を賜り
ますようよろしくお願い申し上げ、私からの御挨拶を申し上げ
ます。
本日は、まことにありがとうござい
ました。(拍手)
83 ◯議長(金森一郎君) 中川加津代君の副議長就任の御挨拶が終わり
ました。
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動 議 の 提 出
84 ◯議長(金森一郎君) この際、6番 山口泰祐君から発言を求められており
ますので、これを許し
ます。
85 ◯6番(山口泰祐君) 議事進行に関しまして動議を提出
したいと思い
ます。
ただいまは議長並びに副議長の選挙が行われ、ここに新しい正副議長が選任
され
ました。
そこで、この際、議会といたし
ましても、退任
され
ました正副議長並びにただいま就任
され
ました正副議長に対し、感謝とお祝いの言葉を申し上げてはいかがでしょうか。
つき
ましては、議会を代表いたし
まして、14番 吉田健太郎議員にその言葉の贈呈をお願い
したいと思い
ますが、この点をお諮りいただき
ますようお願い申し上げ
ます。
86 ◯議長(金森一郎君) お諮りいたし
ます。
ただいま6番 山口泰祐君からの申し出のとおり決定
することに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
87 ◯議長(金森一郎君) 御異議なしと認め
ます。
よって、14番 吉田健太郎君から、新旧正副議長に感謝とお祝いの言葉をいただくことに決定いたし
ました。14番 吉田健太郎君。
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新旧正副議長に対する感謝とお祝いの言葉の贈呈
〔14番(吉田健太郎君)登壇〕
88 ◯14番(吉田健太郎君) ただいま御指名をいただき
ました吉田健太郎でござい
ます。まことに僣越ではござい
ますが、議員一同を代表いたし
まして、感謝とお祝いの言葉を申し上げたいと存じ
ます。
初めに、今ほど退任
され
ました前議長
狩野安郎氏並びに前副議長 坂林永喜氏に対しまして、感謝を申し上げたいと存じ
ます。
狩野氏は、改選後の臨時会におきまして議長に御就任
され、富山県市議会議長会会長をも務められ
ました。坂林氏は、昨年12月の定例会におきまして副議長に御就任
され
ました。両氏ともに今日まで、議会に課せられた責務の完遂のため粉骨砕身の努力を
され、その卓越
した手腕を発揮
され
ましたことは、衆目の一致
するところであろうかと存じ
ます。
市勢の発展と、議員としての責務を全う
するため格段の努力を傾注
していただき
ました両氏には、これまでの御労苦に対し心から御慰労を申し上げ
ますとともに、改めて深く感謝を申し上げ
ます。
両氏におかれ
ましては、議長、副議長の経験を生かされ、今後ともますます御健勝で御活躍くださるよう祈念申し上げる次第でござい
ます。
次に、ただいま議長に就任
され
ました金森一郎氏、副議長に就任
され
ました中川加津代氏の両氏におかれ
ましては、まことに御同慶にたえないところであり、心からお祝い申し上げ
ます。
今後、市議会といたし
ましては、「市民創造都市 高岡」の実現、新たな高岡の魅力の発信に、市当局とともに全力を挙げて邁進
していかなければなり
ません。
一方では、厳しい財政状況のもと、そのチェック機能を強化
し、市の将来を見据え、展望
しながら、市民の皆様方の負託に応える議決機関としての使命を果たしていくとともに、山積
する諸課題の解決に向け、必要な施策に取り組んでいかなければなり
ません。
このような重要な時期に当たり、議会人としての豊かな経験とすぐれた見識、そして卓越
した洞察力を有される両氏の手腕に寄せる期待は、まことに大きいものがあり
ます。我々議員一同も時代の要請に応えるため、ともに全力を尽くす所存でござい
ます。
正副議長におかれ
ましては、健康に十分御留意
され、議会の威信をさらに高められるとともに、より一層市民に開かれた議会の実現と市勢のますますの発展のため御尽力をいただき
ますようお願い申し上げ
ます。
甚だ簡単ではござい
ますが、感謝とお祝いの言葉といたし
ます。
おめでとうござい
ます。(拍手)
89 ◯議長(金森一郎君) 本席からまことに恐縮ではござい
ますが、一言お礼を申し上げ
ます。
ただいまは、狩野前議長、坂林前副議長、そして私ども両名に対しまして、まことに御丁重なる感謝とお祝いの言葉を賜り
まして、厚く御礼申し上げ
ます。
この上は、皆様方の強力な御支援と御協力によりまして、円満な議会運営と市勢の一層の発展のため精いっぱいの努力を尽くす所存でござい
ますので、今後とも格別の御指導、御鞭撻を賜り
ますよう、心からお願い申し上げる次第でござい
ます。
まことに簡単ではござい
ますが、お礼の言葉といただき
ます。
本当にありがとうござい
ました。(拍手)
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常任委員会の所属変更の件
90 ◯議長(金森一郎君) 次に、日程第5
常任委員会委員の所属変更の件を議題といたし
ます。
常任委員会委員全員から、委員会所属変更の申し出があり
ます。
委員会条例第7条第3項の規定により、お手元に配付
してあり
ます常任委員会委員名簿のとおり、それぞれ委員会の所属を変更いたし
ます。
───────────────────────────────────────
常任委員会委員名簿
┌─────┬─────────────────────────┐
│ 委員会名 │ 委 員 (議席順) │
├─────┼─────────────────────────┤
│ │高 瀬 充 子 本 田 利 麻 中 村 清 志│
│ 総務文教 │酒 井 善 広 横 田 誠 二 上 田 武│
│ │曽 田 康 司 中 川 加津代 畠 起 也│
├─────┼─────────────────────────┤
│ │筏 井 哲 治 林 貴 文 高 岡 宏 和│
│ 民生病院 │福 井 直 樹 金 平 直 巳 樋 詰 和 子│
│ │水 口 清 志 狩 野 安 郎 │
├─────┼─────────────────────────┤
│ │角 田 悠 紀 山 口 泰 祐 石 須 大 雄│
│ 産業建設 │吉 田 健太郎 薮 中 一 夫 坂 林 永 喜│
│ │大 井 正 樹 金 森 一 郎 高 畠 義 一│
└─────┴─────────────────────────┘
───────────────────────────────────────
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
議会運営委員会委員の選任の件
91 ◯議長(金森一郎君) 次に、日程第6
議会運営委員会委員の選任の件を議題といたし
ます。
議会運営委員会の委員全員より辞任願が提出
されており
ます。
よって、この際、新たに委員の選任を行い
ます。
議会運営委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長においてお手元に配付
してござい
ます名簿のとおり指名をいたし
ます。
───────────────────────────────────────
議会運営委員会委員名簿
┌─────────────────────────────────────┐
│ 委 員 (議席順) │
├─────────────────────────────────────┤
│林 貴 文 石 須 大 雄 横 田 誠 二 吉 田 健太郎│
│曽 田 康 司 薮 中 一 夫 坂 林 永 喜 福 井 直 樹│
│金 平 直 巳 狩 野 安 郎 │
└─────────────────────────────────────┘
───────────────────────────────────────
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港湾・公共交通対策
特別委員会委員の選任の件
92 ◯議長(金森一郎君) 次に、日程第7 港湾・公共交通対策
特別委員会委員の選任の件を議題といたし
ます。
港湾・公共交通対策
特別委員会の委員全員より辞任願が提出
されており
ます。
よって、この際、新たに委員の選任を行い
ます。
港湾・公共交通対策
特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長においてお手元に配付
してあり
ます名簿のとおり指名いたし
ます。
───────────────────────────────────────
港湾・公共交通対策
特別委員会委員名簿
┌─────────────────────────────────────┐
│ 委 員 (議席順) │
├─────────────────────────────────────┤
│林 貴 文 石 須 大 雄 本 田 利 麻 中 村 清 志│
│吉 田 健太郎 福 井 直 樹 水 口 清 志 高 畠 義 一│
└─────────────────────────────────────┘
───────────────────────────────────────
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歴史文化・観光対策
特別委員会委員の選任の件
93 ◯議長(金森一郎君) 次に、日程第8 歴史文化・観光対策
特別委員会委員の選任の件を議題といたし
ます。
歴史文化・観光対策
特別委員会の委員全員より辞任願が提出
されており
ます。
よって、この際、新たに委員の選任を行い
ます。
歴史文化・観光対策
特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長においてお手元に配付
してあり
ます名簿のとおり指名いたし
ます。
───────────────────────────────────────
歴史文化・観光対策
特別委員会委員名簿
┌─────────────────────────────────────┐
│ 委 員 (議席順) │
├─────────────────────────────────────┤
│角 田 悠 紀 酒 井 善 広 横 田 誠 二 薮 中 一 夫│
│金 平 直 巳 樋 詰 和 子 大 井 正 樹 狩 野 安 郎│
└─────────────────────────────────────┘
───────────────────────────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
まちづくり対策
特別委員会委員の選任の件
94 ◯議長(金森一郎君) 次に、日程第9 まちづくり対策
特別委員会委員の選任の件を議題といたし
ます。
まちづくり対策
特別委員会の委員全員より辞任願が提出
されており
ます。
よって、この際、新たに委員の選任を行い
ます。
まちづくり対策
特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、議長においてお手元に配付
してあり
ます名簿のとおり指名いたし
ます。
───────────────────────────────────────
まちづくり対策
特別委員会委員名簿
┌─────────────────────────────────────┐
│ 委 員 (議席順) │
├─────────────────────────────────────┤
│高 瀬 充 子 筏 井 哲 治 山 口 泰 祐 高 岡 宏 和│
│上 田 武 曽 田 康 司 坂 林 永 喜 畠 起 也│
└─────────────────────────────────────┘
───────────────────────────────────────
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議 案 の 上 程
95 ◯議長(金森一郎君) 次に、日程第10 議案第147号から議案第183号までを議題といたし
ます。
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提 案 理 由 の 説 明
96 ◯議長(金森一郎君) 市長 高橋正樹君より提案理由の説明を求め
ます。
〔市長(高橋正樹君)登壇〕
97 ◯市長(高橋正樹君) 令和元年12月定例会の開会に当たり、提案理由の説明に先立ち
まして、私の市政運営に対する所信の一端を申し上げ
ます。
初めに、今般、高岡市民病院において情報システム保守の委託業者社員による患者様の個人情報の持ち出し事案が発生
しました。まことに遺憾であり、患者の皆様をはじめ関係の皆様に御心配をおかけ
したことについて、大変申しわけなく思っており
ます。本市といたし
ましては、当該委託業者に対し、再発防止はもとより、改めて厳正な個人情報の取り扱いの徹底を求めてまいり
ます。
次に、10月に発生
した台風第19号をはじめ、記録的な大雨やそれに伴う河川の氾濫などにより各地で甚大な被害がもたらされ
ました。犠牲となった方々の御冥福をお祈り申し上げるとともに、被災
された皆様に心よりお見舞いを申し上げ
ます。
台風第19号接近の際は、本市においても、台風の進路を勘案
して被害が想定
される地域に避難所を開設
したほか、土砂災害のおそれのあった10地区、5,275世帯に対して避難準備・高齢者等避難開始を発令
するなど、市民の安全確保と被害防止に努め
ました。
近年、全国的に台風や豪雨などによる被害は毎年のように起きており、記録的猛暑や大雪なども含め、異常気象が異常ではなくなりつつあり
ます。改めて、災害に対する備えの重要さを感じるところであり、引き続きハザードマップやマイタイムラインの活用の周知徹底に努めるとともに、総合防災訓練をはじめと
した実践的な訓練の実施などについて、地元組織や関係機関と連携を密に
して取り組んでまいり
ます。災害はいつどこで起きてもおかしくないものであり、市民の皆様も、自分は大丈夫と思うことなく、我が事として捉え、日ごろから訓練に参加
するなど、防災意識の向上に努めていただき
ますようお願い申し上げ
ます。
台風第19号により、北陸新幹線において車両の浸水被害や全線運行の取りやめなど、大きな影響があり
ました。浸水
した車両が全て廃車処分を余儀なく
されるなど厳しい状況の中、早期に全線運行が再開
され、先月30日からは定期ダイヤ「かがやき」「はくたか」「つるぎ」の定期便が全面復旧
されたこと、また、年末年始の繁忙期及び1月、2月の週末を中心に、新高岡駅に停車
する「かがやき」及び「はくたか」臨時便が運行
されることについて、JR各社をはじめ関係各位に感謝申し上げ
ます。新高岡駅を利用
する方の利便性向上や、地域経済、交流人口などにも好影響が見込まれることから、引き続き飛越能地域全体の振興、発展のため、新高岡駅のさらなる利用拡大を図ってまいり
ます。
また、令和4年度末に予定
されている金沢─敦賀間開業はもとより、大阪までの全線開業を見据えた長期的展望に立ち、「かがやき」臨時便の増便、定期便化について、引き続き関係機関や関係団体と連携
しながら働きかけてまいり
ます。
次に、「未来高岡」総合戦略についてであり
ます。
現在、第2期総合戦略を年度内に策定
する作業を進めており
ます。現行の総合戦略では、人口減少を克服
し、地域の経済社会の活性化を図るため、まち・ひと・
しごとの創生の観点から各種施策を進めてまいり
ました。この間、魅力的なしごとづくりやまちなか居住などについては、おおむね目標を達成
しているところであり
ます。
しかしながら、人口動態については、平成27年度と29年度に社会増となったものの、人口減少対策は依然として大きな課題であり
ます。若者の移住、定住を促進
するため、若者が働きやすく子育て
しやすい環境づくりやコンパクト・アンド・ネットワークのまちづくりなどに継続
して取り組むことが必要であり
ます。
このため、第2期総合戦略では、現行の総合戦略の考え方を受け継ぎながら、特に未来を担うひとづくりに重点を置いて、子供たち一人ひとりのライフステージに応じた切れ目ない支援を進めるとともに、Society5.0やSDGsなど新たな時代の流れを高岡の地方創生の力としていかなければならないと考えており
ます。これら総合戦略において推進
すべき施策については、地域コミュニティの維持強化により市民の皆様にお力添えをいただくこと、近隣市との広域連携でスケールメリットを生かすこと、民間活力の導入などにより地域資源を有効活用
すること、IoTやAI等の次世代技術の活用により省力化や利便性の向上を図ること、これら4つの視点から政策横断的に検討を加え、効果的、効率的な施策を構築
し、持続可能な行財政運営を進めてまいる所存です。
総合戦略におけるまち・ひと・
しごとの創生は、広く地域の市民生活や経済活動にかかわるものであり、今後、市民の皆様の御意見もいただきながら、市民、企業、地域の皆様と一丸となって取り組みを進めてまいりたいと考えており
ます。
次に、中心市街地の活性化について申し上げ
ます。
高岡駅前に富山銀行の新本店が完成
し、先月25日から営業を開始
され、同日に本市も高岡駅北口交流広場の供用を開始
しました。また、高岡駅前東地区のホテル、マンションの建設工事も着々と進められるなど、高岡駅周辺の盛り上がりが感じられるところであり
ます。一方、高岡駅南側では、イオンモール高岡が9月に増床、リニューアルオープンを
し、県西部地域はもとより飛騨、能登方面からの買い物客も相まって、連日にぎわいを見せており
ます。
高岡駅周辺から高岡駅南側にかけて大きなにぎわいを見せる中、高岡駅北側市街地の核の一つでもある御旅屋セリオについては、その灯を消すことなく引き続き営業を続け、新たな店舗の誘致を進めているところであり
ます。年内には喫茶店やレストランもオープン
する予定と伺っており、オタヤ開発株式会社をはじめ関係各位の努力もあり、1階部分は以前と変わりない姿に戻ってきており
ます。
本市としても、セリオタウン構想と軌を一に
して御旅屋セリオのさらなる活性化を図るため、資産の一部を取得
し、多様な交流やにぎわいを生み出す場づくりのイニシアチブをとってまいり
ます。
次に、教育将来構想の推進による教育改革についてであり
ます。
本市の小中学校教育の充実については、県内初の義務教育学校となる国吉義務教育学校の令和2年4月の開校を目指し、PTAや同窓会、自治会、学校関係者など幅広く御意見を伺いながら、小中一貫教育のリーディングスクールとして義務教育9年間のグランドデザインの策定を進めており
ます。また、校章については、児童生徒や地域の方々から原画を募集
し、原案を取りまとめていただき
ました。国吉を彩るツツジをモチーフに、国吉で学び心豊かに育つイメージと未来に羽ばたく様子をイメージ
したデザインは、県内で初めて開校
する義務教育学校にふさわしい校章と考えており
ます。
五位中学校区においても、第1段階の統合となる石堤小学校と東五位小学校の令和2年4月の統合に向け、児童や保護者が交流活動を行うなど、融和を図りながら具体的な準備を進めており
ます。また、千鳥丘小学校を含めた令和6年4月の第2段階の統合に向けては、設計作業や用地の取得に向けた手続を進めているところであり
ます。
このほか、本年2月に学校の再編統合の枠組みを示した高陵、高岡西部、伏木、中田の各中学校区においては、新たな学校の設置場所や統合の実施時期について年内に素案を示し、年度内には方向性を固めたいと考えており
ます。
また、ICTを活用
した教育環境の整備については、昨年度、慶應義塾大学SFC研究所が総務省の委託を受け、遠隔教育の実証研究を伏木中学校で実施
しましたが、今年度は市内の全中学校12校に範囲を拡大
して実施
することとなり
ました。これにより、インターネット上のクラウドシステムを活用
して、遠隔地であっても同時双方向で授業展開ができるICT環境を市内の全中学校に整えるとともに、大学教員による質の高い論理コミュニケーションの遠隔授業を全40クラスの約1,300名が受講
することにより、生徒の論理的な思考力や表現力の向上に寄与
するものと期待
しており
ます。
次に、財政健全化に向けた取り組みについてであり
ます。
財政健全化緊急プログラムについて、初年度となる平成30年度は目標額を上回る改善を達成
するなど、健全化への歩みは順調に進んできているものの、依然として厳しい財政状況であり
ます。「市民創造都市 高岡」の実現を目指すため、引き続き未来を担う子供たちのためのひとづくりを重点に、
しごと、まちへと効果が波及
し、好循環が生まれる施策に選択と集中の視点を持って取り組んでまいり
ます。そのために、これまで以上にコスト意識を持って個々の実務の検証や創意工夫に努めるなど、職員一丸となって一層の効率化を図ってまいり
ます。
このような中で、現在編成作業中の来年度当初予算においては、未来に繋ぐ高岡新機軸事業枠を新たに設けるなど、緊急プログラム期間終了後も持続可能な行財政運営が維持できるよう、未来を見据えた予算編成に取り組むことと
しており
ます。
それでは、ただいま上程
され
ました予算議案10件、条例議案9件、その他議案18件の計37件について御説明申し上げ
ます。
議案第147号から議案第156号までは、
一般会計及び特別会計の補正予算であり
ます。
補正予算の規模は、
一般会計 21億7,771万4,000円の増額
特別会計 9億5,491万7,000円の増額
総 計 31億3,263万1,000円の増額
であり
ます。
今回の補正予算は、主に当初予算編成時において見込むことができなかった経費について所要の予算措置を講じるものであり
ます。
以下、その主な内容について、総合計画の施策の体系に沿って御説明申し上げ
ます。
「ものづくり産業が時代の流れに対応
し、活性化
している」まちにつき
ましては、企業の設備投資等に係る企業立地助成金が、新規案件の増加等に伴い不足
することが見込まれることから、その所要額を増額いたし
ます。
「生活の利便性が向上
し、市街地に人が行き交いにぎわっている」まちにつき
ましては、御旅屋セリオへの公益施設の導入に向けた改修工事等に係る所要の経費を増額いたし
ます。また、令和2年度に予定
されているマイナンバーカードを活用
した消費活性化策、マイナポイントのことでござい
ますが、この実施に向けて、カード取得等に係る事務手続の支援体制の強化に取り組み
ます。
「教育を通じて個性を磨き、生きる力を高め合っている」まちにつき
ましては、郷土の先人、高峰譲吉博士の功績を国内外のより多くの方々に知っていただくとともに、子供たちの夢や希望を育むため、ふるさと納税による寄附を活用
し、博士の米国の別邸「松楓殿」の壁画や天井画等を高岡商工ビル1階ロビーに再現展示
してまいり
ます。
「誰もが生き生きと自立
して暮らしている」まちにつき
ましては、高齢者が日常生活圏で必要な介護サービスを受けられる地域密着型サービスの充実を図るため、施設整備に係る補助金を増額いたし
ます。
「その人らしさが尊重
され、お互いに助け合いながら幸せに暮らしている」まちにつき
ましては、在住外国人の生活支援のため、本庁1階に設置
している相談コーナーの充実を図ってまいり
ます。
加えて、持続可能な財政運営に向けた財政健全化緊急プログラムに掲げた取り組みとして、過去に借り入れた市債の一部を借りかえし、公債費の平準化を図り
ます。
さらに、既に用地を取得
した企業による施設整備に着手
する動きも出始めているICパーク高岡に関し、その分譲の進捗に伴い、団地造成に要した地方債の一部を繰り上げ償還
してまいり
ます。
このほか、新年度に実施
する事務事業の円滑な執行を図るため、主に庁舎や施設の管理業務等について債務負担行為を設定いたし
ます。
続き
まして、議案第157号から議案第183号までの条例並びにその他議案について申し上げ
ます。
条例議案につき
ましては、行政手続等における情報通信の技術の利用に関する新規条例など9件を提案
しており
ます。
その他議案につき
ましては、13件40施設に係る指定管理者の指定や、仮称でござい
ますが、新高岡ストックヤード建設工事に係る変更契約の締結など18件を提案
しており
ます。
以上、提出いたし
ました諸案件について御説明申し上げ
ましたが、何とぞ慎重御審議の上、よろしく御賛同賜り
ますようお願い申し上げ
ます。
以上であり
ます。
98 ◯議長(金森一郎君) 市長 高橋正樹君の提案理由の説明が終わり
ました。
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休 会
99 ◯議長(金森一郎君) お諮りいたし
ます。
明3日並びに来る4日及び5日は、議案調査のため休会といたしたいと思い
ます。
これに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
100 ◯議長(金森一郎君) 御異議なしと認め
ます。
よって、明3日並びに来る4日及び5日は、休会と
することに決定いたし
ました。
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次 会 の 日 程 の 報 告
101 ◯議長(金森一郎君) 次に、議会の日程を申し上げ
ます。
次回の本会議は、来る6日、開議時刻を繰り上げて午前10時より再開
し、各議員による市政一般に対する質問並びに提出議案に対する質疑を行い
ます。
また、本日、本会議終了後、議案説明会を開催いたし
ます。
なお、議案説明会終了後、
常任委員会委員の所属変更並びに
議会運営委員会委員及び
特別委員会委員の選任に伴う正副委員長の互選を行い
ます。その後、広報広聴委員会委員及び議会改革検討委員会委員の選任に伴う正副委員長の互選を行い
ます。
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散 会
102 ◯議長(金森一郎君) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたし
ました。
本日は、これで散会いたし
ます。
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散会 午後3時14分
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