• 離農抑制(/)
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  1. 高岡市議会 2018-03-07
    平成30年3月定例会(第7日目) 本文


    取得元: 高岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-22
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 開議 午後1時00分   ────────────・─────────────・────────────               開             議 ◯議長(狩野安郎君) これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程(第7号)のとおりでございます。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議  題  の  宣  告 2 ◯議長(狩野安郎君) 日程第1 議案第1号から議案第58号まで、報告第1号から報告第4号まで及び請願第3号を議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委  員  長  報  告 3 ◯議長(狩野安郎君) 過日の本会議におきまして、議会運営委員会及び各常任委員会に付託いたしました案件につきましては、それぞれ慎重に審査をいただき、その結果を見出しております。  これより、各委員会の審査結果及び経過につきまして、委員長の報告を求めます。  まず、議会運営委員長 水口清志君より報告をお願いいたします。       〔議会運営委員長水口清志君)登壇〕 4 ◯議会運営委員長水口清志君) 今次3月定例会におきまして、議会運営委員会に付託されました請願の審査結果及び経過について御報告申し上げます。  本委員会に付託されましたのは、  請願第3号 消費税10%中止を求める意見書採択の請願 の1件であります。  この請願は、消費税の10%増税を中止するよう意見書を採択し、国に提出することを求めるものであります。  審査の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。
     以下、審査の過程における主な意見を申し上げます。  まず、請願の趣旨説明について申し上げます。  本委員会に付託された請願は、請願者より趣旨説明の申し出が出されましたので、3月15日本会議終了後、本委員会を開催し、趣旨説明の可否について協議いたしました。  協議の過程において、趣旨説明に反対の立場から、  厳しい財政状況を勘案し消費税を10%に引き上げるべきと提案していることや、地方消費税交付金にも影響してくることから賛同できるものではないとの意見がありました。  次に、趣旨説明に賛成の立場から、  賛否は別として、開かれた市議会を表明しているのであれば、請願者が説明をしたいのであれば趣旨説明を受けるべきであるとの意見や、  同じく賛成の立場から、  本市が先駆的に制定した議会基本条例の開かれた議会を具現化する最大の柱の一つであり、開かれた議会を実践するためにも請願者の趣旨説明を受けるべきであるとの意見がありました。  採決の結果、趣旨説明を許可しないことといたしました。  次に、請願審査における主な意見等について申し上げます。  初めに、請願第3号に関して申し上げます。  まず、紹介議員に説明を求め、紹介議員より、  消費税が8%になってから消費購買力が冷え込み、デフレ基調の根本原因となっている。昨年末にある機関が提供調査を実施したところ、昨今の中小企業の最大の悩みは国内消費の低迷、販売不振であり、消費が冷え込み、投資意欲が湧かないという点である。これをさらに助長するものが10%増税であり、本市の地域経済にとっても増税すべきではない。また、不公平税制の是正を実施すれば十分に財源対策できるとされていることから、ぜひ採択いただきたいとの説明がありました。  この説明に対し、委員から質疑はございませんでした。  次に、討論について申し上げます。  まず、本請願に反対の立場から、  超高齢化社会にあって、持続可能な社会保障を次世代に引き渡していくことは大変重要な課題である。現在、国の厳しい財政状況を勘案し、消費税を10%に引き上げるべきと考える。また、地方消費税交付金は、財政状況の厳しい本市にとっての貴重な財源となることから賛同できないとの意見がありました。  次に、本請願に賛成の立場から、  家計や経済に与える影響を考えると10%増税はもう少し検討していただく必要がある。実態的に豊かになった感覚がない中で2%増税は考えられないので賛同するとの意見や、  同じく賛成の立場から、  厳しい本市の財政状況があるからこそ、10%増税になるとさらに厳しさが増長されることが懸念される。今日、正規労働者がふえ、ワーキングプアが1,000万人の大台となっており、年金もカットされ、さらに消費税も増税されるとデフレが増長されることから賛同であるとの意見がありました。  以上をもちまして、議会運営委員会の審査結果の報告といたします。 5 ◯議長(狩野安郎君) 議会運営委員長 水口清志君の報告が終わりました。  次に、民生病院常任委員長 横田誠二君より報告をお願いいたします。       〔民生病院常任委員長横田誠二君)登壇〕 6 ◯民生病院常任委員長横田誠二君) 今次3月定例会において、民生病院常任委員会に付託されました議案の審査結果について御報告申し上げます。  本委員会に付託されましたのは、当初予算議案5件、条例議案9件、その他議案2件及び追加提出されました補正予算議案5件の計21件であります。  審査の結果、議案第1号のうち本委員会所管分、議案第2号、議案第6号から議案第8号まで及び議案第38号の計6件は賛成多数で、議案第18号、議案第21号、議案第23号から議案第29号まで、議案第41号、議案第51号のうち本委員会所管分、議案第52号及び議案第55号から議案第57号までの計15件は全会一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  以下、審査の過程における主な質疑及び意見について申し上げます。  まず、当初予算議案のうち一般会計に関する質疑等について申し上げます。  在宅寝たきり高齢者等福祉金支給事業費について、平成29年度は約800万円が計上されていたが、30年度は約360万円が計上されている。前年度当初予算と比較して約440万円減額した理由はとの質疑に対し、本事業の受給者は現在122名であり、一方、寝たきり・認知症高齢者介添年金等支給事業の受給者は403名となっている。高齢者等福祉金受給者の大半が寝たきり・認知症高齢者介添年金も併給していることから、事業の見直しにより本事業を廃止することとした。本年度は、事業廃止の周知期間として9月まで支給を継続するため約360万円を計上しているとの答弁がありました。  次に、放課後児童健全育成事業費約2億1,700万円が計上されているが、本事業には開設時間の延長やクラブ室の整備、支援員等の賃金単価の向上などの課題がある。これら課題の現在の取り組み状況はとの質疑に対し、開設時間については、各クラブでおおむね保護者の希望どおりに延長しているが、希望に十分対応できていない一部のクラブでは各運営協議会と相談しながら延長に取り組んでいきたい。クラブ室については手狭になったところや不足しているところもあることから、国の補助制度も活用しながら毎年二、三カ所を順次整備してきている。支援員の賃金については、国の補助単価の増額に合わせて平成29年9月に委託料を補正計上したところである。各クラブでは限られた支援員等で運営しているため、それぞれ工夫しながら賃金単価を設定しており、平均的にはおおむね時給850円から900円となっているとの答弁がありました。  次に、能町地区では、学童保育の定員数を大きく超える121名の入所希望者がいたため入所できない児童が多くいる。定員を超える入所希望者がいた場合の対応のため、能町地区に限らず市内の各地区で入所希望状況を毎年早期に確かめるべきと考えるが、見解はとの質疑に対し、想定を超える入所希望者の増加により、多くの児童が入所できなかったことは問題と捉えている。定員を超える入所希望者がいる場合、新たな支援員等が必要となるが、支援員等の確保には時間を要する。これを踏まえて、運営協議会に次年度の支援員等を確保するよう要請しなければならないことから、入所希望者を早期に把握するための体制を検討していきたいとの答弁がありました。  次に、救急医療体制充実化支援事業費補助金4,000万円が計上されているが、どのような取り組みに対しどう補助するのかとの質疑に対し、本事業は、高岡医療圏救急医療体制の安定と充実を図るため、救急医療に携わる医師の確保を目的として、厚生連高岡病院や済生会高岡病院に対し、医師1人当たり800万円の補助金を交付するものであるとの答弁がありました。  次に、消防本部高岡消防署庁舎改築事業費7,000万円が計上されており、基本設計を実施するとのことだが、この詳細は。また、今後、実施設計等に着手することとなるが、設計全体に係る費用額はとの質疑に対し、本事業は、耐震基準を満たしていない消防本部高岡消防署庁舎車庫棟部分の改築を行うものである。消防本部での災害出動や消防事務を行いながら改築工事を進めていくこととしており、極力、仮設建築物を建設しない方針で基本設計を行う。そのため、既存の建物を解体してから新しい建物を建設するのではなく、今回の改築工事では、新しい建物を建設してから既存の建物を解体するという複雑な工事形態を検討している。また、本事業費には基本設計の委託料のほかに測量調査や地盤調査、解体に伴う事前調査の委託料も含まれており、市の建築担当部局とも相談しながら費用を算出したところである。なお、実施設計については基本設計が完了してから費用を算出していきたいとの答弁がありました。  次に、高岡市高岡市民病院事業会計について、  認知症疾患医療センター運営費400万円が計上されているが、平成29年度に新しく開設された本センターをもっと多くの人に知ってもらうよう積極的に周知をすべきではとの質疑に対し、高岡市民病院にある認知症疾患医療センターは、高岡医療圏での認知症疾患の支援に関するハブ機能を担っている。本センターでは、関係施設や行政機関が参加する認知症疾患医療連携協議会を開催しており、この協議会を通じて本センターのさらなる周知を図りたい。また、高岡市民病院のホームページに掲載するほか、新たな取り組みとして住民向けの説明会の開催も検討しているとの答弁がありました。  次に、討論について申し上げます。  議案第1号のうち本委員会所管分、議案第2号、議案第6号及び議案第7号に反対の立場から、  一般会計予算については、各種補助金が削減されており、住民サービスを後退させるものである。また、プライバシー侵害のリスクを抱えているマイナンバー制度は国に中止を要請すべきである。  国保事業会計予算については、法定外繰入金の増額により国保税の引き下げを図るべきである。また、資格証明書短期保険証の発行はできる限り抑制すべきである。  介護保険事業会計予算については、財政努力により介護保険料や利用料の引き下げを図り、国に公費負担の引き上げを要請すべきである。  後期高齢者医療事業会計予算については、制度の廃止と保険料の軽減を国に働きかけるべきであるとの意見がありました。  また、議案第1号のうち本委員会所管分、議案第2号及び議案第6号から議案第8号までに反対の立場から、  財政健全化緊急プログラムに基づき、事務事業の見直しや公共施設管理コストの縮減に取り組むことは、福祉や市民サービスの低下を招き、市民の暮らしに大きな影響を及ぼすものである。また、人件費の削減については、真面目に仕事をしてきた職員に負担を押しつけるものであり、士気の低下を懸念する。その他、老人クラブなどの団体は一方的な補助金等の削減に納得しておらず、十分な説明や協議がないまま取り組みを進めていくことは、行政不信を招くことにつながりかねない。住民福祉の維持と向上に努め、きめ細やかな説明会を開催し、市民の要望や意見に真摯に応えてもらいたいとの意見がありました。  次に、条例議案に関する質疑等について申し上げます。  本市では、長期的な方針として、保育園のさらなる民営化を検討しているように見受けられる。民営化がさらに進展することで将来的に公立の保育所がなくなり、私立と公立の保育所が選択できなくなる地域が出てくることを懸念するが、見解はとの質疑に対し、保育所の運営に関しては、私立と公立の保育サービスに差が生じないよう取り組んでいる。私立の保育所では公立と同水準の基本的な保育サービスの提供に努めるとともに、私立としての特徴を出した保育を実施している。市としては、適正に私立保育所を指導し、保育ニーズを十分に把握しながら、民間でできる保育サービスの充実にも努めたいとの答弁がありました。  次に、討論について申し上げます。  議案第38号に反対の立場から、  私立の保育所では保育士の確保が困難な状況にあり、保育所の民営化を進めることで、県外他市のように閉園する保育所が発生することを懸念している。また、地元から公立の保育園がなくなることにより、私立と公立の保育所を選択できなくなることは好ましくない。さらに、市有の既存施設が民間に譲与されることで地域から公共の避難施設がなくなるため、住民に不安を与えているとの意見がありました。  以上をもちまして、民生病院常任委員会の審査結果及び経過の報告といたします。 7 ◯議長(狩野安郎君) 民生病院常任委員長 横田誠二君の報告が終わりました。  次に、産業建設常任委員長 中川加津代君より報告をお願いいたします。       〔産業建設常任委員長中川加津代君)登壇〕 8 ◯産業建設常任委員長中川加津代君) 今次3月定例会において、産業建設常任委員会に付託されました議案の審査結果及び経過について御報告申し上げます。  本委員会に付託されましたのは、当初予算議案6件、条例議案8件、その他議案9件、報告4件及び追加提出されました補正予算議案4件の計31件であります。  審査の結果、議案第1号のうち本委員会所管分、議案第11号、議案第17号、議案第31号及び議案第33号の計5件は賛成多数で、議案第4号、議案第5号、議案第9号、議案第10号、議案第13号、議案第30号、議案第32号、議案第34号、議案第35号、議案第37号、議案第39号、議案第40号、議案第42号から議案第44号まで、議案第47号、議案第48号、議案第50号、議案第51号のうち本委員会所管分、議案第53号、議案第54号、議案第58号及び報告第1号から報告第4号までの計26件は全会一致で、いずれも原案のとおり可決、承認すべきものと決しました。  以下、審査の過程における質疑及び意見について申し上げます。  まず、当初予算議案のうち一般会計について、  農地利用集積事業費対象者数、面積、平成29年度末の担い手への集積率は。また、30年度の事業の進め方はとの質疑に対し、対象者数は170名程度、面積は1万1,432アール程度、担い手への集積率はJA高岡・旧高岡市管内では59.4%、JAいなば・旧福岡町管内では74.2%、市全体では62.5%を見込んでいる。農地利用の集積に当たり、まずは農地保全が大事であることから、離農者と担い手がマッチングできるよう中間管理事業を活用して進めていきたいとの答弁がありました。  次に、多面的機能支払支援事業費に2億1,816万円計上されているが、市の負担額と制度を活用する組織数はとの質疑に対し、負担割合は、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1であり、予算における市の負担額はおよそ5,400万円、制度を活用する地元組織は127組織を見込んでいるとの答弁がありました。  次に、クラフトイベント関連事業として金屋町楽市開催事業費が計上されているが、同時期に開催される日本遺産サミットとのコラボレーションにより工芸都市高岡をどのように全国発信していくのかとの質疑に対し、日本遺産サミットの開催にあわせ、全国から来訪される関係者の皆様に本市のものづくりの魅力を広く知ってもらえるような関連事業を今後検討していきたいとの答弁がありました。  次に、信用保証料補給金に係る予算の削減は制度融資の後退になると考えるが、見解はとの質疑に対し、信用保証料補給金は、中小企業者ライフステージに応じた資金需要に対応する内容への資金の組み替えや、これまでの実績に基づき、精査の上、2,000万円余り減額している。また、引き続き全額補給は維持しているとの答弁がありました。  次に、七夕・なべ祭り委託事業費に2,420万8,000円計上されているが、高岡七夕まつりへの委託事業費の状況はとの質疑に対し、平成29年度予算と比較して20%減の638万4,000円であるとの答弁がありました。  次に、とやま・ふくおか家族旅行管理運営事業費が計上されているが、今後どのような施設のあり方を考えているかとの質疑に対し、とやま・ふくおか家族旅行村は、高岡市山村振興計画に基づく中山間地域の代表的な施設であり、地域間格差の是正や高齢者等の地域住民の生きがい、産業振興支援、災害時の避難所等の役割を担う大切な施設と考えるとの答弁がありました。  次に、消雪施設整備事業費は平成29年度に比べ大幅に増額されているが、具体的な内容はとの質疑に対し、市が管理する既設の消雪施設、延長およそ110キロメートルの井戸、機械設備、消雪管の保守点検、修繕を行う事業である。また、国庫補助金を活用して老朽化した設備の改修を行っており、平成30年度は国吉、守山、福岡地区における消雪管の更新を予定しているとの答弁がありました。  次に、道路維持管理費に関して、除雪による道路損傷について臨時的な財政措置が図られるよう国に要請してはとの質疑に対し、社会資本ストックの長寿命化という点で、補助対象工事について国が拡大している面もあるため、さまざまな機会を通じて要望していきたいとの答弁がありました。  次に、オタヤ開発株式会社貸付金に5億6,000万円計上されているが、貸し付けの根拠はとの質疑に対し、御旅屋セリオビル中心市街地の拠点施設であると認識している。金融機関では貸付利率の低減、経済界ではテナントへの支援など、官民合わせての協力、支援がなされている中にあって、市としては主にキャッシュフローの維持が経営の安定化に大変重要な役割を果たすという考えのもと、オタヤ開発株式会社への貸し付けを行っているところであるとの答弁がありました。  次に、当初予算議案のうち特別会計について、  駐車場事業会計歳入駐車場使用料に関し、29年度予算と比較して減少しているが、まちなか市営駐車場の社会実験の終了の影響は反映されているのかとの質疑に対し、平成30年度予算において社会実験の終了の影響を見込んでいるが、公債費が29年度予算と比較しておよそ2億円減少することから、収支の均衡を持たせるため駐車場使用料の収入を調整するものとの答弁がありました。  次に、下水道使用料の負担軽減のため、一般会計から下水道事業会計への繰入金が県内平均並みに近づくように努力すべきと考えるが、見解はとの質疑に対し、一般会計からの繰入金については高岡市上下水道ビジョンで少しずつ増加する計画としており、財政当局と調整している。平成30年度予算の繰入金については29年度比で5,000万円増加しており、計画どおりの繰入額を確保している。引き続き経営努力を図る中、安定的な下水道事業会計の維持に努めていきたいとの答弁がありました。  次に、当初予算議案に関する討論について申し上げます。  議案第1号のうち本委員会所管分及び議案第11号に反対の立場から、  議案第1号のうち本委員会所管分では、事務事業の見直しによる補助金の削減、とりわけ中小零細企業の制度融資の一部廃止、予算削減は容認できない。また、オタヤ開発株式会社への短期貸し付けの継続は是正すべき。  議案第11号では、一般会計から下水道事業会計への繰入額の是正を行えば下水道使用料の引き下げは可能になるとの意見がありました。  次に、条例議案に関する討論について申し上げます。  議案第17号、議案第31号及び議案第33号に反対の立場から、  議案第17号及び議案第33号では、業種等を特定した固定資産税を免除するなどの優遇措置は、高岡市産業の振興及び小規模企業持続的発展に関する基本条例に規定する、本市の産業振興等を総合的かつ一体的に推進するとした理念を逸脱している。  議案第31号では、「農業者と消費者との交流を促進し」という条文の削除を改めるべきとの意見がありました。  次に、追加提出されました補正予算議案に関する質疑について、  新婚家庭のための住宅増改築等資金利子補給事業費の補正予算に関して、平成29年度の申請見込み件数と例年との比較状況はとの質疑に対し、平成29年度の新規申請は224件を見込んでおり、27年度は241件、28年度は222件とおおむね例年どおり推移しているとの答弁がありました。  以上をもちまして、産業建設常任委員会の審査結果及び経過の報告といたします。 9 ◯議長(狩野安郎君) 産業建設常任委員長 中川加津代君の報告が終わりました。  次に、総務文教常任委員長 薮中一夫君より報告をお願いいたします。       〔総務文教常任委員長(薮中一夫君)登壇〕 10 ◯総務文教常任委員長(薮中一夫君) 今次3月定例会において、総務文教常任委員会に付託されました議案の審査結果及び経過について御報告申し上げます。  本委員会に付託されましたのは、当初予算議案2件、条例議案8件、その他議案3件及び追加提出されました補正予算議案1件の計14件であります。  審査の結果、議案第1号のうち本委員会所管分、議案第12号及び議案第16号の計3件は賛成多数で、議案第3号、議案第14号、議案第15号、議案第19号、議案第20号、議案第22号、議案第36号、議案第45号、議案第46号、議案第49号及び議案第51号のうち本委員会所管分の計11件は全会一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  以下、審査の過程における主な質疑等について申し上げます。  当初予算議案のうち一般会計について、  平成29年12月、約40億円の構造的な歳出超過であることが発表されたため、12月定例会及び今3月定例会では30年度当初予算や財源不足問題について多くの議員が質問したが、これに対し、市当局としてしっかりと議員に信じてもらえる答弁ができたと考えているのかとの質疑に対し、誠心誠意予算編成に当たったところであり、その旨御答弁したと考えているとの答弁がありました。  次に、軽自動車税について、前年度と比較し1,496万4,000円の増額となっているが、その根拠は。また、増額の要因の一つとして軽自動車の台数の増加も見込んでいるのかとの質疑に対し、軽自動車税の増額については、最初の新規検査から13年を経過した軽自動車に対する重課として7,200円の税額が1万2,900円になるためであり、その分の増額を見込んでいるものである。なお、軽自動車の台数の増加は見込んでいないとの答弁がありました。  次に、教材教具整備費として小中学校へのタブレット型パソコンの導入費が計上されている。今後、国が推進しようとしているプログラミング教育などを実施する場合、キーボードの附属しない端末では操作に支障があると考えるが、実際に導入する機種はキーボードのないタブレット端末か、または画面とキーボードが着脱できるノートパソコンに近い形状のものなのかとの質疑に対し、今後、プログラミング教育が必修化されるに当たり、アルゴリズムを組み立て、論理的思考力を身につけた子供を育てることが課題となる。プログラミング教育にはキーボードは必須であると考えており、キーボード操作もできてタブレット端末としても使える機種の導入を検討しているとの答弁がありました。  次に、部活動育成費について、1名の部活動指導員を配置するとのことだが、配置先の学校は決定しているのか。また、今後の方針はとの質疑に対し、部活動指導員を配置する学校は、現在のところ未定である。県の部活動指導員に関する運用の詳細が固まっておらず、その動きを待ってから市で適切に該当校を決定し、運営、実施していきたいとの答弁がありました。  次に、要望として、  学校管理費について、トイレを洋式化すれば水道代も減少し、照明器具をLED化すれば光熱費も抑えられるため、学校施設においても財政健全化に資するように努めてもらいたいとの意見がありました。  次に、討論について申し上げます。  議案第1号のうち本委員会所管分に反対の立場から、  約40億円の構造的な歳出超過を解消するため、今後5年間にわたる財政健全化緊急プログラムが作成された。この40億円の借金の主な要因はさまざまな公共施設を建設してきたツケであるにもかかわらず、平成30年度当初予算には職員の給与費削減が計上されている。真面目に一生懸命職務に励んできた職員の給料が削減されることは今後の士気にもかかわる問題であり、職員給与のカットについて反対するとの意見がありました。
     次に、条例議案について、  文化創造都市高岡を掲げているにもかかわらず、本市に市民会館がない状態が続くことは適切ではないと考える。機械設備や電気設備等を圧縮し低予算で改修工事を行うなど、存続させる方法を探るべきではと考えるが、見解はとの質疑に対し、市としても可能な限り存続したいという思いで検討してきた。当初は、必要最小限の安全対策を実施する中で、設備は順次修繕しながら使用を続ける予定であったが、平成29年秋に照明施設の一部が故障したことに加え、台風の被害により、これまでなかったところに雨漏りが発生し大屋根の修繕も必要になった。無理に開館して、設備が順次故障することで利用者に迷惑がかかることは避けたいという思いから、やむを得ず当面休館するとの結論に至った。今後は工事費等について圧縮することも含めて検討していきたいとの答弁がありました。  次に、条例議案に関する討論について申し上げます。  議案第12号及び議案第16号に反対の立場から、  現在、公共施設再編計画は案の段階であるが、この計画が確定版となる前であるにもかかわらず、議案第12号は、平成30年度当初から、計画の対象施設でもある長生寮を民間委託することを前提とした高岡市長生寮移管法人選定委員会を設置する条例改正案となっている。本来は、住民にしっかりと説明し、正式な公共施設再編計画として策定された後、議案として提出されるべきと考えるため反対する。また、議案第16号については、市職員の給与を削減する内容の条例改正案であるため反対するとの意見がありました。  以上をもちまして、総務文教常任委員会の審査結果及び経過の報告といたします。 11 ◯議長(狩野安郎君) 総務文教常任委員長 薮中一夫君の報告が終わりました。  以上をもちまして、各常任委員会の審査結果及び経過についての報告が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               質             疑 12 ◯議長(狩野安郎君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。  別段ないようでございますので、これで質疑を終結いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               討             論 13 ◯議長(狩野安郎君) 次に、討論に入ります。  通告がございますので、発言を許します。13番 上田 武君。       〔13番(上田 武君)登壇〕 14 ◯13番(上田 武君) 社民党議員団として、今次3月定例会に提案されました議案第1号、2号及び4号から12号、16号、30号、38号から40号、そして47号と48号までを反対の立場で討論を行います。  まず、新年度一般会計予算については全てを反対しているわけではありません。  子育て・教育については、学童保育の充実や拡大に取り組み、入学準備金を入学前に支給することを決めたことを評価しております。  また、安心・安全のまちづくりについては、消防指令センターの改修など消防・救急・救助体制の充実に取り組むこと、通学路などの交通安全対策、上下水道施設の更新や耐震化に引き続き取り組むことを評価しております。  さらに、産業基盤の整備として戸出西部金屋産業団地造成事業に取り組むことを評価しております。  しかしながら、新年度予算を編成するに当たり40億円の財源不足が生じたことで、次年度から5年間をかけて財政の健全化に取り組むため、緊急プログラムが示されました。  この緊急プログラムでは、事務事業の見直しや公共施設管理コストの縮減にも取り組むこととしております。これらは補助金を削減し福祉や市民サービスの低下を招くものであり、暮らしに大きな影響を及ぼすものです。  これに加えて人件費が削減されております。真面目に仕事に取り組んできた職員に負担を押しつけることは、職員の士気の低下につながるのではと危惧をしています。福祉関係やスポーツ団体、老人クラブなど、影響をまともに受ける多くの市民からは、一方的な補助金等のカットや公共施設の廃止や休止は納得できないとの声が多く聞かれます。  また、公共施設再編計画が策定され、これに基づき、公共施設の廃止や譲与を進めていこうとしております。  公共施設再編計画は、現状は案でありますが、今定例会では長生寮の民営化を見据えた選定委員会の設置や戸出会館、中田会館、能町保育園などの廃止や譲与に向け、条例議案やその他議案が上程されました。丁寧な説明、十分な協議がないまま取り組みを進めていくことは、行政への失望感と不信を招くことにつながりかねません。そのため、現状においては賛同することができません。今後はきめ細かな説明会を開催し、市民の要望や意見に真摯に応えていただくことを要望いたします。  それに加えて、公共施設は市民の財産です。厳しい財政の中、民間に無償で譲与することは賛成しがたいです。特に、能町保育園の民営化に向けた園舎の無償譲渡は、地域で公立と私立の保育所の選択ができなくなることにつながり、保育サービスの低下が懸念されることからも容認できません。  最後に、本市の借金である市債残高は、1,000億円を超える状況が今後も続く見通しです。少子化による生産年齢人口の減少や非正規労働者の増加により市税が伸び悩み、減収が予測される中で、連続した大型事業による公債費の増大に伴う市財政への負担増が避けられません。後の世代に負担を押しつけないためにも大型事業の見直しを図り、持続可能な財政運営を求めます。  以上、社民党議員団の反対討論といたします。 15 ◯議長(狩野安郎君) 19番 金森一郎君。       〔19番(金森一郎君)登壇〕 16 ◯19番(金森一郎君) 自民同志会を代表いたしまして、今次定例会に市長より提出されました当初予算議案条例議案、その他議案、報告及び追加提出されました補正予算議案について賛成の立場で討論を行います。  現下の大変厳しい財政状況において中長期的視点に立った持続可能な財政構造を確立するため、投資的経費の抑制や公債費の平準化、公共施設管理コストの縮減、事務事業の見直し、総人件費の圧縮、歳入の確保を柱に据えた5カ年の財政健全化緊急プログラムが策定されました。この緊急プログラムにのっとって提出された平成30年度の予算は、5カ年計画の初年度ということもあり、今後の本市にとって財政構造の確立の足がかりをつかむための特に重要な予算となります。  我が会派でも、5年間での財政健全化を見据え、今後も外郭団体や指定管理者のあり方はもとより、補助金や指定管理料の考え方などについて抜本的な見直しを引き続き行っていく必要があると考えます。  市当局においては、平成30年度の予算編成に当たり歳入歳出の両面からゼロベースの視点による見直しが行われ、歳出の効率化と歳入の確保に努めた結果、これまで進めてきたまちづくりに民間の活力を着実に導くとともに、子供たちを健やかに育む人づくりと、若い世代にとって魅力ある仕事づくりを中心とした選択と集中による予算案になったと思います。  スクラップ・アンド・ビルドによる施策の整理・合理化に徹しながらも、その一方では、住みやすく、豊かな自然と歴史・文化に包まれ、創造的に挑戦していくまち「市民創造都市 高岡」の実現に向けて進むとともに、県西部6市が持つそれぞれの個性、特性を生かして活力ある社会経済を維持し、圏域全体の経済成長や住民サービスの向上を図るため、とやま呉西圏域連携中枢都市圏のさらなる取り組みの推進が求められます。  また、平成30年度は、総合計画で定めたコンパクト・アンド・ネットワークの都市構造を具現化するため、都市計画マスタープランと立地適正化計画を策定し、持続可能なまちづくりの実現に取り組む必要があります。  特に、行財政改革については、第2次行財政改革アクションプランにのっとり、市民ニーズや時代の要請、費用対効果といった視点に立ち、スピード感のある効率的かつ効果的な行財政運営が必須であります。また、先ほど申し上げました財政健全化緊急プログラムに基づく取り組みを実施するとともに、財政構造の着実な改善が求められます。  また、事務事業の見直しについては、同じく財政健全化緊急プログラムに掲げる事務事業や公共・公的施設の管理費用の見直しを行うなど、限られた財源を有効活用し、選択と集中による整理・合理化が必須となります。  厳しい新年度予算の中でも、未来に向けた本市の活力の維持発展のためのまち・ひと・しごとづくりに重点を置いた新規・拡大事業のほか、社会保障の充実や安全・安心対策などにも力を入れ、選択と集中を意識しためり張りある予算編成をされた市当局の姿勢に対し、自民同志会として一定の評価をいたしております。  我が会派の曽田幹事長が行ったさきの代表質問において、今後5年間にわたり取り組む財政健全化緊急プログラムについて、自民同志会においても責任を持ってその検証とチェックに取り組んでいくと申し上げました。  会派が一丸となって、財政健全化の着実な実行と公共施設再編の進捗について注視しながら本市の行財政改革を遂行し、夢のある未来高岡の創造に向けて尽力していくことを固く誓いまして、賛成討論といたします。 17 ◯議長(狩野安郎君) 20番 金平直巳君。       〔20番(金平直巳君)登壇〕 18 ◯20番(金平直巳君) 私は日本共産党高岡市議団を代表して、議案第1号 平成30年度高岡市一般会計予算、議案第2号 平成30年度高岡市国民健康保険事業会計予算、議案第6号 平成30年度高岡市介護保険事業会計予算、議案第7号 平成30年度高岡市後期高齢者医療事業会計予算、議案第11号 平成30年度高岡市下水道事業会計予算、議案第17号 高岡市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化のための固定資産税の課税の特例を定める条例及び高岡市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部を改正する条例、議案第31号 高岡市農業センター条例の一部を改正する条例並びに議案第33号 高岡市産業集積促進条例の一部を改正する条例、以上の議案に反対の討論を行いたいと思います。  アベノミクスの5年間で格差と貧困が拡大し、中間層の疲弊が進行しています。実質賃金は、2012年末に安倍政権が復活して以来、16年を除いてはマイナスが続いています。経済再生を最優先とする安倍政権のもとで、国民の暮らしが悪化していることを浮き彫りにしております。消費税増税や社会保険料の引き上げが重なり、わずかな賃上げさえ帳消しにして可処分所得が減少し、生活が厳しくなっていることは明白です。  このようなアベノミクスの失敗から市民生活を守り、住民サービスの維持向上を図ることこそが自治体の最大の使命であります。  以上の観点から、まず議案第1号から反対理由を述べたいと思います。  平成30年度の一般会計の最大の問題点、高岡市の身の丈を超えた大型事業、すなわち150億円の高岡駅周辺整備事業や104億円の新高岡駅周辺整備事業などの推進によって年間100億円を超える公債費を抱え、財政危機に陥り、財源不足を理由にして、コミュニティバスや移動図書館の廃止、中小零細企業の命綱である制度融資の後退、北部保育園の廃止の方針など、市民サービスの大幅な削減、暮らし、福祉、教育予算の大型削減を強行する予算編成となっていることが最大の問題点であります。財政運営の失敗のツケを市民に押しつける乱暴な行政運営は、断じて容認することはできません。財政危機をさらに悪化させる新総合体育館の建設は、断念すべきであります。  そして、高利の市債の利払いの徹底した節減に努めるべきであります。大型事業を全面的に見直し、高い国保税や下水道使用料の引き下げや定住促進のための家賃助成、コミュニティバスの市民参加による継続にこそ予算措置を行うべきだと思います。  また、番号制度関連事業費として6,200万円が計上されておりますが、賛成できません。多くの市民がマイナンバー制度について情報漏えいや個人情報の不正利用への不安を感じ、システムのふぐあいが頻発する中で本格運用を加速するのではなくて、噴出している問題点の徹底的な検証を急ぐべきであります。そして、マイナンバー制度の見直し、凍結、中止を国に求めるべきであります。  第三セクター会社オタヤ開発に引き続き5億6,000万円の貸付金が充当されておりますが、消費税増税に苦しむ大多数の中小業者から不公平との厳しい批判があることを当局は真摯に受けとめるべきであります。高岡の地域経済を支えてきた中小業者にこそ、金融支援を抜本的に強化すべきです。  議会費の問題点として、海外視察費が140万円計上されておりますが、市財政がかつてない危機に遭遇している中で、税金を使った議員の海外視察は即時廃止すべきであります。  国保会計についてでありますが、4月からの国保事業の都道府県単位化を目前にして国保税の引き上げが強く懸念されます。一般会計からの法定外繰り入れを全国平均並みに増額をして、国からの財政支援の抜本的な強化を求めながら、高い国保税の引き下げを実施すべきであります。  介護保険会計では、一般会計からの繰り入れ、低い水準にある国庫負担の引き上げを国に要請して介護保険料の負担軽減を実施すべきだと思います。  後期高齢者医療会計については、75歳以上の高齢者を別枠の制度に追いやる差別的な制度であり、廃止すべきであります。高い保険料の負担軽減を求めたいと思います。  下水道会計では、県内他市と比較して少ない一般会計からの繰り入れを県内平均水準に増額すれば、高額な下水道使用料の引き下げは十分に可能であります。当局の努力を求めます。  次に、議案第17号と関連議案の第33号についてであります。  これは、特定の業種について固定資産税の免除などの優遇措置を図るものでありますが、高岡市の地域経済への波及効果の分析が極めて不鮮明であります。  また、高岡市産業の振興及び小規模企業持続的発展に関する基本条例では、「本市の産業振興等を総合的かつ一体的に推進し、もって地域経済の循環、地域経済の健全な発展及び市民生活の向上に寄与することを目的とする」と定めており、今回の条例改正は、特定の業種への優遇措置であることが問題点であり、大型店の増床による甚大な影響を受ける商店街や関連中小業者への支援が極めて不十分であり、早急に是正すべきであります。制度融資の一部廃止や信用保証料の削減という断じて容認できない中小企業施策の後退が同時並行的に行われることは、市民や中小業者の理解を得ることはできません。  次に、議案第31号でありますが、農業センターを利用してきた市民に何らの事前説明もなく、突然使用停止を通告するやり方は、強い怒りを招いていることを当局は真摯に受けとめるべきであります。このような行政姿勢は農業者と消費者の良好な連携を損なうものであり、猛省を求めたいと思います。  以上で討論を終わりたいと思いますが、今日、学校法人森友学園との国有地取引に関する財務省決裁文書の改ざん問題をめぐり、安倍政権への国民の怒りは頂点に達しています。国民こそ主人公の政治への転換と、真に市民目線に立った高岡市政への転換を目指して奮闘する日本共産党議員団の決意を表明して、私の討論を終わります。 19 ◯議長(狩野安郎君) 21番 樋詰和子君。       〔21番(樋詰和子君)登壇〕 20 ◯21番(樋詰和子君) 公明党を代表いたしまして、議案第1号から議案第58号まで、報告第1号から第4号までの全ての議案に賛成の立場で討論をいたします。  初めに、市の年間約40億円の財源不足と財政状況財政健全化緊急プログラムが発表されて以来、市民の間に不安や批判が渦巻いている状況の中での平成30年度予算は財源不足を解消するための緊縮型であり、また歳出抑制を図っている予算編成と言えます。  全国的には景気の上昇基調が続く中で、未来を開く高校生、大学生の就職率も90%を超え、有効求人倍率も1.7%と伸びております。  一方、地方創生への期待が膨らむ中、本市のものづくりの現場などでは、後継者不足や消費低迷で先行き不透明な厳しい状況です。特に法人税や固定資産税の税収の伸び悩みや、公債費や扶助費の増加が続いており、公債費は市債を一部借りかえて平準化を図られ、9.6%減の93億7,907万円となっております。  しかし、見直しを図ったとはいえ、歳入不足10億8,000万円は3基金を取り崩しており、基金に頼った予算編成には不安を感じます。また、市債残高が30年度1,126億円であり、財政健全化への抜本的な施策を求められております。  その中で、5年計画の財政健全化緊急プログラムに基づき削減に努める一方、公共施設の再編戦略に取り組み、4施設の廃止など管理コストの削減、委託費などの見直しが図られております。さらに市税収納対策の強化など、効率的、効果的な健全財政運営を積極的に推進していただきたいものです。  評価しておりますのは、あの大雪の2月12日、石井国土交通大臣が来県された折、高橋市長から国土交通大臣に直接要望させていただきたいと申し入れがあり、「道路ネットワーク整備と、大雪で除雪経費が増大している。ぜひ助成をお願いしたい」と要望され、石井国土交通大臣から「国交省の予算を何とか捻出して、検討いたします」との答弁で、大変タイムリーなトップセールスをされておりました。  また、提案しておりました新公会計制度導入と、安心の子育てに重点を置いた病児対応型保育、一時預かりなど多様なサービスの充実、また放課後児童健全育成事業、移住・子育て世帯応援住宅取得支援事業、さらに金屋鋳物師町工房整備事業費が計上され、観光産業振興につながると評価をしており、早期整備が望まれます。  さらに、誘致を進めておりました、9月、本市で開催の日本遺産サミットを契機に工芸都市高岡を全国発信し、観光客増加と活性化を図る戦略など、全力で取り組んでいただきたいものです。  財政再建の初年度に当たる本年こそ、改革を実行する積極的なリーダーシップを発揮され、市民が安心して住み続けられる高岡再構築への推進を強く要望いたします。  公明党は、生活者のための政治を目指して積極的に財政健全化や活力ある市勢発展に取り組むことを申し沿えて、賛成討論とさせていただきます。 21 ◯議長(狩野安郎君) 1番 高瀬充子君。       〔1番(高瀬充子君)登壇〕 22 ◯1番(高瀬充子君) 私は日本共産党市議団を代表しまして、政府に対し消費税10%中止を求める意見書の提出を求める請願について賛成の討論をいたします。  安倍政権が消費税率の8%から10%への引き上げを来年10月から強行することを公言し、リーマンショック級の経済変動でも起きない限り、1年前になることし秋までに予定どおりの実施を決定しようとしています。  昨年10─12月期の国民所得の統計で、GDP(国内総生産)は、前期の7─9月期に比べ実質で0.1%の伸び、名目で0.03%の減となりました。実質の伸び率は前期の0.6%より鈍化しています。GDPの約6割を占め、前期に0.6%落ち込んだ個人消費は0.5%の増となりましたが、依然低い伸び率です。国民の所得の伸び悩みが消費を冷やしていることを示しています。  また、総務省が発表した昨年12月の家計調査報告によっても、消費支出は3カ月ぶりに実質0.1%の減少です。消費支出全体に占める食費の割合を示すエンゲル係数は、28.0%と3割近くになっています。エンゲル係数は近年上昇が続いており、多くの世帯にとって食べること自体が精いっぱいになっています。所得が伸び悩み、生活が苦しくなっている証拠です。  消費税の押しつけは国民の暮らしも経済も破壊します。深刻な消費不況が続く中で10%への大増税が強行されれば、暮らしも経済もどん底に突き落とされます。また、高岡の地域経済をさらに冷え込ませ、市民の暮らしも破壊するのではないでしょうか。消費税増税はきっぱりと中止すべきです。  社会保障充実の財源は消費税増税に頼らず、応能負担に基づく税制改正によってつくり出すべきと強調し、請願への賛成討論といたします。 23 ◯議長(狩野安郎君) 以上で、討論を終結いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採             決 24 ◯議長(狩野安郎君) これより、採決を行います。  まず、  議案第1号 平成30年度高岡市一般会計予算  議案第2号 平成30年度高岡市国民健康保険事業会計予算  議案第6号 平成30年度高岡市介護保険事業会計予算  議案第7号 平成30年度高岡市後期高齢者医療事業会計予算 及び  議案第11号 平成30年度高岡市下水道事業会計予算  以上、5件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。       〔賛成者起立〕 25 ◯議長(狩野安郎君) 起立多数であります。  よって、議案第1号、議案第2号、議案第6号、議案第7号及び議案第11号は、委員長の報告のとおり可決されました。
      ─────────────────────────────────────── 26 ◯議長(狩野安郎君) 次に、  議案第4号 平成30年度高岡市駐車場事業会計予算  議案第5号 平成30年度高岡市工業団地造成事業会計予算  議案第8号 平成30年度高岡市高岡市民病院事業会計予算 から  議案第10号 平成30年度高岡市工業用水道事業会計予算 まで  議案第12号 高岡市附属機関に関する条例の一部を改正する条例  議案第16号 高岡市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例         「高岡市職員の給与に関する条例の一部改正」         「高岡市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正」         「高岡市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部改正」         「高岡市上下水道事業管理者の給与等に関する条例の一部改正」  議案第30号 高岡市農村環境改善センター及び農村集落多目的共同利用施設条例の一部を改正        する条例  議案第38号 財産の譲与について(建物) から  議案第40号 財産の譲与について(建物) まで  議案第47号 指定管理者の指定の期間の変更について(戸出会館)  議案第48号 指定管理者の指定の期間の変更について(中田会館)  以上、13件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。       〔賛成者起立〕 27 ◯議長(狩野安郎君) 起立多数であります。  よって、議案第4号、議案第5号、議案第8号から議案第10号まで、議案第12号、議案第16号、議案第30号、議案第38号から議案第40号まで、議案第47号及び議案第48号は、委員長の報告のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────── 28 ◯議長(狩野安郎君) 次に、  議案第17号 高岡市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化のための        固定資産税の課税の特例を定める条例及び高岡市企業立地の促進等による地域に        おける産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則        を定める条例の一部を改正する条例  議案第31号 高岡市農業センター条例の一部を改正する条例  議案第33号 高岡市産業集積促進条例の一部を改正する条例  以上、3件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。       〔賛成者起立〕 29 ◯議長(狩野安郎君) 起立多数であります。  よって、議案第17号、議案第31号及び議案第33号は、委員長の報告のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────── 30 ◯議長(狩野安郎君) 次に、  議案第3号 平成30年度高岡市荻布奨学金事業会計予算  議案第13号 高岡市食育推進会議条例 から  議案第15号 高岡市職員定数条例の一部を改正する条例 まで  議案第18号 高岡市手数料条例の一部を改正する条例 から  議案第29号 高岡市公害防止条例の一部を改正する条例 まで  議案第32号 高岡市営土地改良事業及び農地農業用施設災害復旧事業の経費の賦課徴収に関す        る条例の一部を改正する条例  議案第34号 高岡市風致地区内における建築等の規制に関する条例及び高岡市都市公園条例の        一部を改正する条例 から  議案第37号 財産の取得について(土地) まで  議案第41号 損害賠償の額の決定について から  議案第46号 指定管理者の指定について        (高岡市営福岡テニスコート及び高岡市福岡B&G海洋センター) まで  議案第49号 指定管理者の指定の期間の変更について(高岡市民会館) から  議案第58号 平成29年度高岡市工業用水道事業会計補正予算(第2号) まで、及び  報告第1号 専決処分の報告について        (平成29年度高岡市一般会計補正予算(第5号)) から  報告第4号 専決処分の報告について        (平成29年度高岡市一般会計補正予算(第8号)) まで  以上、41件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも可決、承認であります。  本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 31 ◯議長(狩野安郎君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第3号、議案第13号から議案第15号まで、議案第18号から議案第29号まで、議案第32号、議案第34号から議案第37号まで、議案第41号から議案第46号まで、議案第49号から議案第58号まで及び報告第1号から報告第4号までの計41件は、いずれも委員長の報告のとおり可決、承認されました。   ─────────────────────────────────────── 32 ◯議長(狩野安郎君) 次に、請願の採決を行います。  請願第3号 消費税10%中止を求める意見書採択の請願 を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、不採択であります。  本件は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。       〔賛成者起立〕 33 ◯議長(狩野安郎君) 起立多数であります。  よって、請願第3号は、委員長の報告のとおり不採択とすることに決定いたしました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               追 加 議 案 の 上 程 34 ◯議長(狩野安郎君) 次に、日程第2 議案第59号から議案第82号までを議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               提 案 理 由 の 説 明 35 ◯議長(狩野安郎君) 市長 高橋正樹君より提案理由の説明を求めます。       〔市長(高橋正樹君)登壇〕 36 ◯市長(高橋正樹君) 本日追加提出いたしました議案24件について御説明申し上げます。  議案第59号から第77号までは、農業委員会の委員の任命について同意を求める件でありまして、現委員の任期が平成30年4月30日で満了し、新制度へ移行することから、青木紘氏、飯沼清文氏、市野良治氏、一守義乃里氏、井上健治氏、岡島秋美氏、小神哲夫氏、角田龍男氏、柴田明氏、清水善正氏、田井佳夫氏、武内正人氏、武部剛氏、中豊明氏、中村善之氏、中山恵美子氏、濱木一精氏、松之木義博氏、吉田彰氏を任命いたしたいと存ずるものであります。  議案第78号から第82号までは、人権擁護委員の推薦について意見を求める件でありまして、石川勢喜子氏、上滝順正氏、岡西法英氏、尾崎かをる氏、廣瀬哲丈氏の任期が平成30年6月30日で満了しますことから、新たに磯原正浩氏、山崎京子氏を、また、引き続き岡西法英氏、尾崎かをる氏、廣瀬哲丈氏を推薦いたしたいと存ずるものであります。  何とぞよろしく御賛同賜りますようお願い申し上げる次第であります。 37 ◯議長(狩野安郎君) 市長 高橋正樹君の提案理由の説明が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委 員 会 付 託 の 省 略 38 ◯議長(狩野安郎君) ただいま議題となっております議案第59号から議案第82号までにつきましては、いずれも人事案件でございますので、直ちに採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 39 ◯議長(狩野安郎君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第59号から議案第82号までは直ちに採決することに決定いたしました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採             決 40 ◯議長(狩野安郎君) これより、採決を行います。  まず、  議案第59号 農業委員会委員の任命について同意を求める件 から  議案第77号 農業委員会委員の任命について同意を求める件 まで を一括して採決いたします。
     これは、青木紘君、飯沼清文君、市野良治君、一守義乃里君、井上健治君、岡島秋美君、小神哲夫君、角田龍男君、柴田明君、清水善正君、田井佳夫君、武内正人君、武部剛君、中豊明君、中村善之君、中山恵美子君、濱木一精君、松之木義博君及び吉田彰君の19君に係るものであります。  本案につきましては、同意することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 41 ◯議長(狩野安郎君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第59号から議案第77号までは、これに同意することに決定いたしました。   ─────────────────────────────────────── 42 ◯議長(狩野安郎君) 次に、  議案第78号 人権擁護委員の推薦について意見を求める件 から  議案第82号 人権擁護委員の推薦について意見を求める件 まで を一括して採決いたします。  これは、磯原正浩君、岡西法英君、尾崎かをる君、廣瀬哲丈君、山崎京子君の5君に係るものであります。  本案につきましては、同意することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 43 ◯議長(狩野安郎君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第78号から議案第82号までは、これに同意することに決定いたしました。  この際、しばらく休憩いたします。               休             憩   ────────────・─────────────・────────────                                 休憩 午後2時25分                                 再開 午後2時37分   ────────────・─────────────・────────────               再             開 44 ◯議長(狩野安郎君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議員提出議案の上程 45 ◯議長(狩野安郎君) 次に、日程第3 議員提出議案第1号及び議員提出議案第2号を議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               提 案 理 由 の 説 明 46 ◯議長(狩野安郎君) 議員提出議案第1号 高岡市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例及び議員提出議案第2号 高岡市政務活動費の交付等に関する条例の一部を改正する条例について 水口清志君より提案理由の説明を求めます。       〔24番(水口清志君)登壇〕 47 ◯24番(水口清志君) ただいま上程されました議員提出議案第1号及び第2号につきまして、提出者を代表して提案理由の説明を申し上げます。  高岡市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例案につきましては、財政健全化緊急プログラムの取り組みに呼応し、議会において、議長5%、そのほか議員3%の議員報酬を平成30年4月から1年間引き下げることを提案するものであります。  高岡市政務活動費の交付等に関する条例の一部を改正する条例案につきましても、政務活動費を平成30年4月から1年間、月額2万5,000円引き下げ5万円とすることを提案するものであります。  いずれの条例案につきましても、本市の厳しい財政状況に鑑み、議会としても歳出の削減を行うものであります。  何とぞ議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。 48 ◯議長(狩野安郎君) 水口清志君の提案理由の説明が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               質             疑 49 ◯議長(狩野安郎君) これより、質疑に入ります。  通告がございませんので、これで質疑を終結いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委 員 会 付 託 の 省 略 50 ◯議長(狩野安郎君) お諮りいたします。  本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 51 ◯議長(狩野安郎君) 御異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第1号及び議員提出議案第2号は、委員会付託を省略することに決定いたしました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               討             論 52 ◯議長(狩野安郎君) これより、討論に入ります。  通告がございませんので、これで討論を終結いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採             決 53 ◯議長(狩野安郎君) これより、採決を行います。  まず、議員提出議案第1号 高岡市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例についてであります。  本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 54 ◯議長(狩野安郎君) 御異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第1号は、原案のとおり可決されました。   ─────────────────────────────────────── 55 ◯議長(狩野安郎君) 次に、議員提出議案第2号 高岡市政務活動費の交付等に関する条例の一部を改正する条例についてであります。  本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 56 ◯議長(狩野安郎君) 御異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第2号は、原案のとおり可決されました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議員提出議案の上程 57 ◯議長(狩野安郎君) 次に、日程第4 議員提出議案第3号を議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               提 案 理 由 の 説 明 58 ◯議長(狩野安郎君) 議員提出議案第3号 障がい者(児)の生きる基盤となる地域生活支援拠点の早急な整備等を求める意見書について 水口清志君より提案理由の説明を求めます。       〔24番(水口清志君)登壇〕 59 ◯24番(水口清志君) 議員提出議案第3号につきまして、案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。      障がい者(児)の生きる基盤となる地域生活支援拠点の早急な整備等を      求める意見書  障害があるゆえに、何らかの社会的支援を必要としている障がい者(児)は年々増加している。現行の障害福祉政策では社会資源の絶対的不足が慢性化しており、多くの障がい者(児)が家族の介護に依存した生活を余儀なくされている。家族依存の長期化は、精神的にも経済的にも相互依存をより助長し、障がい者(児)の自立を困難なものにしている。  国連・障害者権利条約には、第19条(a)「障害者が、他の者との平等を基礎として、居住地を選択し、及びどこで誰と生活するかを選択する機会を有すること並びに特定の生活施設で生活する義務を負わないこと」が明記されているとともに、第28条では「障害者が、自己及びその家族の相当な生活水準(相当な食糧、衣類及び住居を含む。)についての権利並びに生活条件の不断の改善についての権利を有することを認める」ものとしている。  障がい者(児)と家族は、社会からの孤立と家族依存、老障介護等現実の中で、生きる基盤となる地域生活支援拠点の早急な整備を切実に望んでいる。こうした深刻な現状を打破するために、地域で安心して暮らすために必要な社会資源の拡充を図るとともに、「地域か、施設か」「グループホームか、施設か」の選択だけではなく、地域の中の重要な社会資源として共存し、相互に連携した運営と拡充が図られ、利用者が選択できる状況を早期に実現するよう、下記の事項を強く要望する。                      記 1.障がい者(児)が利用できるよう、グループホームや入所施設・通所施設などの社会資源を   拡充するとともに、福祉人材を確保すること 2.入所機能を備えた地域生活支援拠点の整備を促進すること 3.障がい者(児)関係予算を増額し、地方公共団体を財政的に支援すること  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   平成30年3月23日                                     高岡市議会  提出先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣、財務大臣、内閣官房長官。  議員各位の御賛同をお願いいたします。 60 ◯議長(狩野安郎君) 水口清志君の提案理由の説明が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               質             疑 61 ◯議長(狩野安郎君) これより、質疑に入ります。  通告がございませんので、これで質疑を終結いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委 員 会 付 託 の 省 略 62 ◯議長(狩野安郎君) お諮りいたします。  本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    63 ◯議長(狩野安郎君) 御異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第3号は、委員会付託を省略することに決定いたしました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               討             論 64 ◯議長(狩野安郎君) これより、討論に入ります。  通告がございませんので、これで討論を終結いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採             決 65 ◯議長(狩野安郎君) これより、採決を行います。  議員提出議案第3号 障がい者(児)の生きる基盤となる地域生活支援拠点の早急な整備等を求める意見書については、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。       〔賛成者起立〕 66 ◯議長(狩野安郎君) 起立全員であります。  よって、議員提出議案第3号は、原案のとおり可決されました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議員提出議案の上程 67 ◯議長(狩野安郎君) 次に、日程第5 議員提出議案第4号を議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               提 案 理 由 の 説 明 68 ◯議長(狩野安郎君) 議員提出議案第4号 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤改善・大幅増員を求める意見書について 水口清志君より提案理由の説明を求めます。       〔24番(水口清志君)登壇〕 69 ◯24番(水口清志君) 議員提出議案第4号につきまして、案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。       安全・安心の医療・介護の実現と夜勤改善・大幅増員を求める意見書  厚生労働省は「看護師等の『雇用の質』の向上のための取り組みについて(5局長通知)」や「医師、看護職員、薬剤師などの医療スタッフが健康で安心して働ける環境を整備するため『医療分野の雇用の質』の向上のための取組について(6局長通知)」の中で医療従事者の勤務環境の改善のための取り組みを促進してきた。  また、医療提供体制改革の中でも医療スタッフの勤務環境改善が議論され、都道府県に対して当該事項に関わるワンストップの相談支援体制(医療勤務環境改善支援センター)を構築し、各医療機関が具体的な勤務環境改善をすすめるために支援するよう求め予算化している。  しかし、国民のいのちと暮らしを守る医療・介護現場は深刻な人手不足となっており、労働実態は依然として厳しい。安全・安心の医療・介護を実現するためにも医師・看護師・介護職員の増員や夜勤改善を含む労働環境の改善は喫緊の課題となっている。  必要な病床機能は確保したうえで労働者の勤務環境を改善していくことによる医療提供体制の改善が求められている。次期看護職員需給見通しの策定にあたっては、これを単なる数値目標とするのではなく、看護師の具体的な勤務環境の改善を可能にする増員計画とし、そのための看護師確保策を講じていく必要がある。  よって、国会及び政府におかれては、安全・安心の医療・介護を実現するために、医師・看護師、介護職員の大幅増員、夜勤改善を図る対策を講じるよう、下記の事項について要望する。                      記 1.看護師など夜勤交替制労働者の労働時間を1日8時間、週32時間以内、勤務間隔12時間以上   とし、労働環境を改善すること 2.医師・看護師、介護職員などを大幅に増員すること 3.安定的な財源を確保した上で、安全・安心の医療・介護を実現すること  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   平成30年3月23日                                     高岡市議会  提出先として、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣、内閣官房長官でございます。  議員各位の賛同をお願いいたします。 70 ◯議長(狩野安郎君) 水口清志君の提案理由の説明が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               質             疑 71 ◯議長(狩野安郎君) これより、質疑に入ります。  通告がございませんので、これで質疑を終結いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委 員 会 付 託 の 省 略 72 ◯議長(狩野安郎君) お諮りいたします。  本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 73 ◯議長(狩野安郎君) 御異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第4号は、委員会付託を省略することに決定いたしました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               討             論 74 ◯議長(狩野安郎君) これより、討論に入ります。  通告がございませんので、これで討論を終結いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採             決 75 ◯議長(狩野安郎君) これより、採決を行います。  議員提出議案第4号 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤改善・大幅増員を求める意見書については、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。       〔賛成者起立〕 76 ◯議長(狩野安郎君) 起立全員であります。  よって、議員提出議案第4号は、原案のとおり可決されました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議 員 派 遣 の 件 77 ◯議長(狩野安郎君) 次に、日程第6 議員派遣の件を議題といたします。  議員派遣につきましては、お手元に既に配付いたしました議員派遣一覧表のとおりであります。  お諮りいたします。  本件につきましては、議員派遣一覧表のとおり議員を派遣することに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 78 ◯議長(狩野安郎君) 御異議なしと認めます。  よって、議員派遣一覧表のとおり議員を派遣することに決定いたしました。   ───────────────────────────────────────                   議員派遣一覧表  地方自治法第100条第13項及び高岡市議会会議規則第160条の規定により次のとおり議員を派遣する。                     記 1 第93回北信越市議会議長会評議員会・定期総会 (1) 派遣目的 評議員会・定期総会に出席のため。 (2) 派遣場所 富山市 (3) 派遣期間 平成30年4月26日(木) (4) 派遣議員 福井副議長 2 県選出国会議員との懇談会 (1) 派遣目的 県選出国会議員との懇談会に出席のため。 (2) 派遣場所 東京都 (3) 派遣期間 平成30年5月29日(火)~30日(水) (4) 派遣議員 福井副議長   ───────────────────────────────────────   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               閉会中の継続審査の件 79 ◯議長(狩野安郎君) 次に、日程第7 閉会中の継続審査の件を議題といたします。  議会運営委員長及び各常任委員長から、それぞれの所管事項の調査について、お手元に配付いたしました継続調査事件一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。  本件は、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 80 ◯議長(狩野安郎君) 御異議なしと認めます。  よって、各委員長からの申し出のとおり、所管事項の調査につきましては、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。   ───────────────────────────────────────                閉会中継続調査事件一覧表 議会運営委員会
     1 次期定例会又は臨時会の日程等議会の運営について  2 会議規則、委員会条例等議会関係の条規の制定、改廃について  3 議長の諮問に関する事項について 総務文教常任委員会  1 市政の総合企画について  2 文化創造について  3 防災対策について  4 財政計画及び財政運営について  5 市税その他財源の確保について  6 義務教育内容の充実及び教育施設の整備について  7 社会教育及び社会体育について  8 文化振興及び文化財の保護について  9 交通対策について  10 その他総務文教所管に関する事項 民生病院常任委員会  1 社会福祉対策について  2 子ども・子育て支援等児童福祉対策について  3 高齢者福祉・高齢者医療及び介護保険について  4 国民健康保険及び国民年金について  5 保健衛生及び救急医療について  6 環境対策及び交通安全対策について  7 多文化共生及び国際交流について  8 男女平等・共同参画施策の推進について  9 清掃事業について  10 市民病院事業について  11 消防対策について  12 その他民生病院所管に関する事項 産業建設常任委員会  1 商工業の振興について  2 勤労者対策について  3 観光対策について  4 農林水産業の振興について  5 農業生産基盤の整備について  6 都市計画について  7 土地区画整理事業について  8 公園の整備及び緑化の推進について  9 道路及び橋りょうの整備、維持について  10 住宅対策について  11 水道事業について  12 下水道事業について  13 その他産業建設所管に関する事項   ───────────────────────────────────────   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               市 長 あ い さ つ 81 ◯議長(狩野安郎君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  この際、市長 高橋正樹君より御挨拶がございます。       〔市長(高橋正樹君)登壇〕 82 ◯市長(高橋正樹君) 一言御挨拶を申し上げます。  去る3月1日から本日までの23日間にわたって3月定例会が開催されました。この間、議員各位におかれましては、平成30年度予算をはじめ、平成29年度補正予算並びに条例その他、御提案申し上げました82議案及び報告4件につきまして、終始慎重かつ熱心に御審議いただき、全案件を可決、承認賜りましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。  今議会におきましては、未来を担う子供たちの健やかな育ちの環境づくりや子育て世帯の若い世代の魅力的な仕事づくりなど、本市が目指す将来像「市民創造都市 高岡」の実現に向けた施策を積極的に盛り込んだ新年度予算をはじめ、財政健全化や公共施設再編など、市政の各般にわたる事項につきまして大局的かつ多角的な見地から御審議いただきました。  議員各位から賜りました貴重な御意見などを真摯に受けとめ、未来への投資を確実にする持続可能な財政構造の確立を進めていくとともに、とやま呉西圏域の枠組みにおいて、圏域の発展に向けた取り組みや連携をさらに深め、圏域全体の経済成長や住民サービスの向上を図ってまいります。  厳しい財政状況のもとではありますが、議会と行政がそれぞれの役割を十分に発揮しながら、豊かな自然と歴史・文化に包まれる中で、誇りを持って創造的に挑戦していくまち「市民創造都市 高岡」の実現に向け、市民の皆様と一丸となって取り組んでまいりたいと存じます。  終わりに、議員各位には今後とも一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様方のますますの御健勝と御多幸をお祈り申し上げまして、私の御礼の御挨拶とさせていただきます。  どうもありがとうございました。 83 ◯議長(狩野安郎君) 市長 高橋正樹君の御挨拶が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議 長 あ い さ つ 84 ◯議長(狩野安郎君) 平成30年3月定例会を閉会するに当たりまして、一言御挨拶申し上げます。  去る1日に開会いたしました今次3月定例会も、本日ここに平成30年度予算をはじめ多くの重要案件を議了し、無事閉会の運びとなりましたことは、まことに御同慶にたえない次第であります。  この間、議員各位には、終始慎重に審議を進められ、また議会の運営にも御協力をいただきましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。  当局におかれましては、本会議における審議や委員会審査の過程で出されました意見、要望等を十分に踏まえられ、今後の市政運営に取り組まれるよう切望するものであります。  さて、定例会会期中の3月14日には、北陸新幹線開業3周年を迎えました。引き続き、飛越能地域の方々や関係機関、事業者等と連携し事業展開を図るとともに、新高岡駅の魅力向上と利用実績のさらなる積み重ねに取り組んでいくことが重要であります。  一方、本市の財政は大変厳しい状況でありますが、財政健全化緊急プログラムに基づく持続可能な財政構造の確立に取り組むとともに、これまで進めてきたまちづくり、子供たちを健やかに育む人づくりと、若い世代にとって魅力ある仕事づくりを着実に推し進めなければなりません。  厳しい財政状況ではありますが、本市がリーダーシップをとり、県西部6市によるとやま呉西圏域連携中枢都市圏ビジョンの取り組みを推進し、呉西圏域のさらなる発展に努めていく必要があります。  我々議会といたしましても、初心を忘れることなく、常に地域の声を真摯に受けとめながら市民の信頼と期待に応えるべく、全力をもって努めてまいる所存でありますことを申し上げまして、閉会の御挨拶といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               閉             会 85 ◯議長(狩野安郎君) 以上をもちまして、今期定例会を閉会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 86 ◯議長(狩野安郎君) 御異議なしと認めます。  よって、平成30年3月高岡市議会定例会を閉会いたします。   ────────────・─────────────・────────────                                 閉会 午後3時00分 Copyright © Takaoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...