• 青森県(/)
ツイート シェア
  1. 高岡市議会 2017-03-06
    平成29年3月定例会(第6日目) 本文


    取得元: 高岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-22
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 開議 午前10時00分   ────────────・─────────────・────────────               開             議 ◯議長(曽田康司君) おはようございます。これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程(第6号)のとおりでございます。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議  題  の  宣  告 2 ◯議長(曽田康司君) 日程第1 市政一般に対する質問並びに議案第1号から議案第40号まで及び報告第1号を議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               総 括 質 問 、 質 疑 3 ◯議長(曽田康司君) これより、各議員の総括質問による市政一般に対する質問並びに提出議案に対する質疑を行います。  この総括質問は、総括質問要綱に基づき質問者1人当たりの持ち時間を25分以内、答弁時間を含め60分以内とし、一問一答方式により行うものであります。質問に当たっては、その都度、議長の許可を得ていただくとともに、答弁者を指定された上、簡明に行われるよう、また、答弁者も簡明に答弁されるようお願いいたします。  なお、議事整理の都合上、同一の答弁者が続く場合は、控え席に戻らず、引き続きそのまま答弁者席にて御答弁願います。  それでは、通告に従いまして、発言を許します。16番 盤若進二君。       〔16番(盤若進二君)質問席へ〕 4 ◯議長(曽田康司君) 盤若進二君の質問時間は11時3分までです。  16番、どうぞ。 5 ◯16番(盤若進二君) おはようございます。  では、総括のトップバッターとしまして、今回は御車山、ユネスコ無形文化遺産登録されました。このことを主に質問をしていきますので、よろしくお願いをいたします。  今回、エチオピア・アディスアベバにて、第11回の政府間委員会において「高岡御車山祭の御車山行事」が保存、継承していくべき祭礼としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。我々、保存、継承していく立場の一人といたしまして大変喜ばしいことであります。今回はこの遺産登録を中心に質問していきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
     さて、無形文化遺産有形文化遺産と違った観点が求められます。まず一つは、それが人によって表現され、伝えられる文化遺産であるという点であります。つまり、必然的に人及びそれに基づく社会に対する視点を抜きにしては考えられないということであります。具体的には、人から人への伝承がどうすれば確実に行えるかということを考えていかなければならないと思っております。また、無形文化遺産は変化することが必然的な遺産でもあり、その意味において、形を保存していくのが前提となる有形の文化遺産とは違った理念が求められます。  したがって、無形文化遺産の保存とは何かということを常に意識しておく必要があると思っております。  そこで第1点目は、前田利家が秀吉から譲り受けた御所車を町民に与えたのが始まりとされ、以来400年余りにわたり、日程や行事あるいはまた運営や作法、組み立て等が全て伝統として引き継がれている御車山でありますが、この遺産登録を生かして高岡の伝統文化の魅力をどのように発信していくのか、市長にお伺いをいたします。 6 ◯市長(高橋正樹君) 「高岡御車山祭の御車山行事」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。このことは、先人たちがこの行事の伝統を幾世代にもわたり、かつ地域で受け継いできたことの成果でございまして、また日本遺産、歴史都市高岡の代表的な構成資産として世界的に価値あるものと認められたということでございます。大変誇らしいことでございまして、この御車山祭の保存、継承はもとよりでございますが、これらの評価された点を世界に大きくアピールしてまいりたいと存じます。  特に、今回登録となりましたこの「山・鉾・屋台行事」は全国に展開しておりますし、またこの地域にもたくさんの「山・鉾・屋台行事」が指定され、また指定以外にもたくさんの行事がございます。これらの関係自治体、団体と連携いたしまして、ネットワークを活用しながら高岡の魅力を発信してまいりたいと存ずる次第でございます。 7 ◯16番(盤若進二君) ぜひ世界にアピールして他市と連携して、ひとつ発信をよろしくお願いいたします。  次に、観光資源の開発でございます。  さきの代表質問では、各市、各団体の連携によりPR活動の取り組みに対し、答弁では、祭り行事開催日において相互にPRすることはもとより、出向宣伝などにおいてPRしていくこととし、西部の「山・鉾・屋台行事」があり、このこともあわせて発信していくとの答弁がありました。  提案理由では、関連市との連携により「山・鉾・屋台行事」をつなぐ新たな観光資源を開発し活用していくと言われましたが、どのような観光資源を新たに開発、活用していくのか、産業振興部長にお伺いいたします。 8 ◯産業振興部長(黒木克昌君) これまで、今回登録されました県内では、いろんな機会を捉えまして、今後の進め方について協議をいたしているところでございます。その中で、周遊ロードマップの作成でありますとか、曳山会館それぞれ持っておりますので、それを共通のパスポートで歩いていただけるようにならないかと。そのことが通年観光にもつながるだろうという思いでやっております。  また、同じように登録されました城端神明宮祭と世界遺産の五箇山も組み入れた、そういったツアーの造成、これも一つの視点でございまして、この後、旅行エージェント等に商品造成を働きかけるなどしてまいりたいと考えているところでございます。 9 ◯16番(盤若進二君) 今ほど、各市との曳山会館のパスポート連携ということもマップとかいろいろ答弁いただきました。私も以前にこの同じ総括で、高岡の名所、施設をも共通チケットをということを提案させていただきましたが、前向きに検討しますという答弁をいただきましたが、まだそういった形にもなっておりませんので、このこともあわせて観光資源に加えていただきたいというふうに思っております。よろしくお願いします。  第3点目は、今、少子・高齢化を肌で感じるようになっております。旧市街地の7基の山町の子供たちは大変少なくなっております。私も小さいころは山車に乗るのに当日順番を決められたり、また午前、午後に分けたりして乗ったものでありまして、今や児童がいなく山車に乗せるのに親戚や知人にお願いするようになりました。この件につきましては、後ほどまた質問をいたします。  御車山の運営に携わる後継者の問題があります。山車を引く人足、楽人もそうであります。今、後継者育成という後世に継承していく大きな課題があります。後継者の継承、活用を行うべきと考えますが、見解を教育長にお尋ねいたします。 10 ◯教育長(氷見哲正君) 議員御指摘のとおり、祭りの継承につきましては、全国的な少子・高齢化を背景に担い手の確保や後進の育成が課題となっているところでございます。このため、保存会をはじめ各関係団体と連携し、課題の解消に向けて努力してまいりたいと考えております。 11 ◯16番(盤若進二君) 次に、この遺産登録を契機に、高岡の歴史・文化に関することを確認を改めてしておかなくてはいけないと思っております。  平成20年に歴史文化基本構想歴史文化保存活用計画の策定に着手されております。また、21年度に歴史と文化が薫るまちづくり事業計画が策定され、歴史まちづくり法による事業としてのコア事業は、歴史的風致形成建造物の修理、復元、また建造物等の景観上の改善、附帯事業としては、コア事業の対象となる施設の整備、加えて歴史と文化の薫るまちづくりの事業としての町並みの修景や文化施設等の建造物の整備、祭りなどに係る施設更新、改修など、多岐にわたって事業があります。  特に山町筋のまちづくりに係る計画の進行、評価に対する見解を教育長にお尋ねをいたします。 12 ◯教育長(氷見哲正君) 山町筋が重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けた平成12年からこれまでの17年間で、60件の伝統的建造物の修理や町並みに調和した修景を計画的、継続的に進めてまいりました。これによりまして、山町筋全体の主屋のうち約7割を修理したことになります。また、公共空間におきましては、無電柱化や街灯の整備も行い、良好な景観形成を進めております。  今回のユネスコ登録を契機に多くの観光客の来訪が期待される中で、歴史的風致の保全活用に今後も着実に取り組むことにより山町筋の魅力を一層高めてまいりたいと、そのように考えております。 13 ◯16番(盤若進二君) ぜひ、今7割の進捗というふうに聞きまして、登録を契機に観光客の皆さんもたくさんいらっしゃると思いますので、そういった景観整備をひとつ早急によろしくお願いをいたします。  そこで次に、既存の2件を含む33件の登録が決まりましたが、各自治体は一斉に誘致に取りかかっております。この登録は、平成21年に京都の祇園、そして日立の風流が初めて登録になり、23年には秩父祭、そして高山祭の情報紹介が決定されて、有形・無形文化財5件のうち高岡御車山祭のみがエントリーされませんでした。その後、「山・鉾・屋台行事」としてグループ化して提案をされ、1年先送りされ現在に至っているわけであります。  青森から九州まで計33件の登録が決まっており、全ての当該地は誘客に取り組んでおり、本市として観光客誘致としての強みと課題について、産業振興部長にお伺いをいたします。 14 ◯産業振興部長(黒木克昌君) 観光面におきましては切磋琢磨することは大事かとは思っておりますが、決してライバルということではなくて、先ほど市長の答弁にもございましたように、今回登録を受けた33件、そのほかにも、例えば県内だけでもかなりの山車がございます。そういったことも含めまして曳山文化としてPRしていくと。ユネスコでございますので、世界に発信していく、そういったような文化であるというふうに考えて進めていきたいというふうに思っています。  もちろん高岡の曳山につきましては、御所形式に鉾を立てた特殊な形状でもございますし、動く美術館と言われるほど豪華な装飾ということもございます。これは他に負けない、誇っていくべきものだと思っています。あわせまして、まちの中でこれをまた復元あるいは修理ができると、そういったような技術も持っているまちであると。そのことが町衆の意気込みでこの山車を引いている、そういったようなお祭りということはぜひアピールしていきたいというふうに思っているところでございます。 15 ◯16番(盤若進二君) 次に、今回、東京虎ノ門で旅する新虎マーケットにヒト・モノ・コトの魅力を集め地方創生につながることを目的としたマーケットが実施されております。首長連合参加462自治体のうち、山形市、宇部市、今治市、湯河原町、そして高岡市の5自治体のブースであります。高岡の伝統工芸品、ものづくり、そして御車山祭の観光資源をPRすることで地域の活性化につながりますが、ユネスコ登録を追い風にし、高岡ならではの戦略も考えなければなりません。  そこで市長に、高岡ならではの観光戦略をお伺いをいたします。 16 ◯市長(高橋正樹君) 観光戦略という中では、観光振興ビジョンというのがございますが、この中でも歴史と文化、ものづくりといったテーマは観光振興の大きなテーマでございまして、高岡としてぜひ大きく打ち出していきたいテーマと思っております。  特に一昨年の日本遺産の認定になりましたけれども、今回ユネスコ登録されました高岡御車山祭は、この日本遺産の構成文化財の重要な一つでもございます。私としては、今回のユネスコ登録がお祭りとしてももちろん大変重要なことでありがたいことでございましたが、大事に御車山祭を守ってきた、そして日本遺産のストーリーの中で御車山祭を大事にしてきている高岡が、高岡全体として評価をいただいたものではないか、そういうふうに考えていきたいなというふうに思っております。  したがいまして、この登録を機会に、観光資源として御車山祭自体をツアーなどで取り上げていくことはもとよりでございますけれども、御車山会館によってこの祭りを通年的に楽しんでいただく、あるいは山町筋といったものの守ってきた文化あるいは町並みといったものも楽しんでいただくということで、高岡全体を楽しむ中で御車山祭を位置づけていくということが重要かと思っております。  一方でこの地域には、先ほどお答えもいたしましたが、多くの特徴的な曳山行事が多く残っておりますので、こういう他の自治体、団体とも協力しながら、広域連携によりまして地域全体の魅力を高めていくということが高岡の一つの役どころかと思っているところでございます。 17 ◯16番(盤若進二君) わかりました。  高岡の我々のこの地元にいては、井の中のカワズじゃありませんけれども、わかるんですが、先般も、今新虎マーケットの話をしましたけれども、先般、プロジェクトリーダーの小林さんという方と話をしてきまして、なかなか東京では高岡の御車山の話は説明できてないんですよね。そういった意味で、またそういったところにも高岡のよさとかこの登録の意味をまた説明をしてあげて、観光戦略としてよろしくお願いをいたします。  次に、大きな2点目に入ります。「高岡の歴史文化に親しむ日」について質問をさせていただきます。  ことしから5月1日、御存じのように小学校、中学校、特別支援学校の子供たちが休日となります。先ほども触れましたが、少子化で小学生が、児童が旧市街地の山町では大変少なくなっており、先ほど述べましたが、山車に乗るのに競争していたんですが、今は非常に人に頼るということであります。  山町から児童を7基の御車山に乗せる要請があったのか、教育長にお尋ねをいたします。 18 ◯教育長(氷見哲正君) これまで山町から要請をいただいたことはございません。 19 ◯16番(盤若進二君) 急にこういう時代になりましたので要請あるかもしれませんが、そのときはまた協力的によろしくお願いをいたします。  次、私も毎年この祭りに参加し奉曳しておりますが、観光客あるいは地元の方々がどこでごらんになっているか大体わかっているつもりでございます。やはり一番多いのは片原町の交差点、そして坂下町の交差点、次に昼の休憩に入る高峰公園の前ではないかなというふうに思っております。  提案したいのは、せっかく「親しむ日」を設定されたのですから、例えば片原町交差点から鴨島交差点まで、この間は余り見物客がおられないところでありまして、児童の専用コーナーを設けてはと思いますが、教育長の御見解をお伺いをいたします。 20 ◯教育長(氷見哲正君) 高岡のすぐれた伝統工芸が施された華やかな山車が奉曳される、その様子を間近で観覧することは高岡の歴史・文化に触れるまたとない機会でございまして、より多くの児童生徒に体験してもらうことを期待しております。  御車山祭につきましては、勢揃い式だけでなく、その巡行路に見どころとなるポイントが、今も議員から御紹介ございましたとおり多数ございます。児童生徒には友達や保護者と一緒に自由に見学してもらいたいと考えております。  祭り当日はかなりの混雑が予想されまして、児童生徒用専用コーナーを設置することは安全確保の観点から難しいものがあると考えております。 21 ◯16番(盤若進二君) 私は、ことしになって5月1日が済んでからいろいろ反省しても後の祭りでございますので、教育委員会産業振興部と連携して何かやれないのかなという思いをしておるんですよ。今、教育委員会は一つのエリアの中で、産振部は産振部で一つのエリアの中でというのが何か見え隠れしますので、せっかく休みの日がありますので児童の専用コーナーを設ければいいのかなというふうに思うんですが、改めて教育長の協力してやっていくということに対しての答弁をお願いいたします。 22 ◯教育長(氷見哲正君) 今ほども申し上げましたとおり、ことし初めてこういうふうな形で「高岡の歴史文化に親しむ日」として5月1日を休業日とするというふうなことでございまして、世界無形遺産に登録されたこともありまして、かなりの方が高岡に来られるのではないかというふうに想定しております。そうした中でかなりの混雑が予想されるという中で、現状において児童生徒専用のコーナーを設置することは安全確保の観点からもなかなか難しいものがあるのではないかと、そのように考えているところでございます。 23 ◯16番(盤若進二君) 次回の課題ということに聞き取れたんですけれども。  次の項も、これは事前通告してありましたので個別と若干ダブるかもしれませんが、やはり教育委員会として随分混雑が予想されるということでありますので、この雑踏の中、特に低学年の児童の見学についてどのような対応をされるのか、教育長にお伺いをいたします。 24 ◯教育長(氷見哲正君) 低学年の児童が御車山祭を見学する際には、保護者や地域の方々の同伴によることが望ましいと考えております。このため、PTAとも連携して保護者や地域の方々に協力を呼びかけるよう学校を指導してまいりたいと、そのように考えております。 25 ◯16番(盤若進二君) 全てが同伴であればいいんですけれども、同伴でない子供たちもいますので、その辺もひとつ配慮をよろしくお願いいたします。  では、ありがとうございます。  次に、高岡だけでなく市内外の専門学校、特に今回、看護専門学校もスタートいたしますので、とりわけこういう二十前後、大学生の姿も余り見受けられませんので、大学生にも御車山祭をPRしてはどうかと考えますが、産業振興部長にお伺いをいたします。 26 ◯産業振興部長(黒木克昌君) 若い方々へのPRというのは非常に大事だと思っております。市内の大学等には祭りのチラシ等も配布しているところでございますが、やはり若い方々が目につくような雑誌等を使うということも一つの方法かなと思っておりまして、2017年春号のの「ねまるちゃ」という雑誌があるわけですけれども、そちらのほうでは御車山会館内の山車が巻頭で紹介もされています。こういったことで県内外の方々の関心を引くというようなPRに努めてまいりたいというふうに思っております。  もう一つは、やはりお祭りですので見て楽しむということだけではなくて、参加するというような意欲もどうやって高めていくかということも大事ではないかなというふうに思っています。そのためには、これまでも曳き手ボランティアみたいなこともやっておられますし、春のこの正月のオープンのときは山町の方々が直接山車のことをお話ししていただいて非常に関心が高かったというふうに伺っております。やはり山町の方々の声で祭りのよさというのを伝えていくと、そういった取り組みも大切ではないかなというふうに考えているところでございます。 27 ◯16番(盤若進二君) 部長、ぜひ積極的に若い世代にPRをひとつよろしくお願いいたします。  次に、これも通告してありましたので若干かぶるかと思いますが、教育委員会でも会議所のほうへ要請されていると伺っておりますが、企業へ家族そろって参加できるようどのような形で要請をしておられるのか、教育長にお伺いをいたします。 28 ◯教育長(氷見哲正君) 5月1日を休業日とするに当たり、教育委員会では高岡商工会議所を通じて、市内企業等に無理のない範囲で会社を休業日にしていただくようお願いしてきております。また、高岡市の小・中・特別支援学校に児童生徒が通っている社員の方々が休暇を取得しやすくする、そうした措置もお願いしてきているところでございます。  現在、既に協力する意向を示していただいている企業等もございまして、多くの子供たちや市民の皆様に観覧いただきたいと考えております。 29 ◯16番(盤若進二君) ありがとうございます。  次に、児童に「親しむ日」に関する作品募集を考えておられると思いますが、どのようなことを考えておられるのか。また、その後の展示はどのような場所を考えておられるのか、教育長にお伺いをいたします。 30 ◯教育長(氷見哲正君) 高岡の歴史・文化の魅力を再発見し、郷土を愛する心を育むために、市内小・中・特別支援学校の児童生徒に向けて、高岡の歴史・文化に関する壁新聞、これは小学校4年生を考えておりますが、俳句、これについては小学校5、6年生、短歌、これについては中学生の作品募集を行う予定をしております。外部委員を含めて審査委員会で賞を決定いたしまして、選ばれた作品につきましては広く市民の方々に知っていただけるよう、今後、展示場所を検討してまいりたいと考えております。 31 ◯16番(盤若進二君) ぜひ展示場所は、今回の遺産登録にふさわしいところでまた展示のほうをよろしくお願いをいたします。  どうもありがとうございました。  次に、観覧席を新たに150席用意されておりますが、片原町交差点の北側というふうに伺っております。この場所は勢ぞろいをしている御車山の後ろに当たり、また市長の挨拶を受ける勢揃い式が約15分程度あります。この場所は、せっかくエージェントによる観光客が見学するのに、ユネスコ登録の記念に当たる勢揃い式も後ろから見学することになります。また、その場所はずっと坂のほうの下に当たり、見えにくく好ましくないと思いますし、また大変失礼なことではないかなと思います。坂下町のほうからこの片原町交差点に勢揃い式のために入ってくるときはどの場所からでも全貌が見えますが、勢揃い式の約15分、20分のときはずっと後ろであります。  そういった意味で、来賓席は坂の上のほうに当たり、上から見やすく、この場所近辺に150席をふやす、あるいはまた何か適正な場所を検討をしていただきたいと思いますが、産業振興部長に御見解をお伺いをいたします。 32 ◯産業振興部長(黒木克昌君) これまでも旅行事業者からは観覧席の要望というのはございました。なかなか実現しなかったわけでございます。今回、ユネスコの登録ということもございまして、我々としてはぜひ実現したいということで計画をいたしているものでございます。場所の考え方につきましては、まずは奉曳に影響しない場所で一定の席が確保できる場所はどこかということで、規制担当の警察さんであったり山町の関係者とも少し話ししながら進めさせていただいているところでございます。  結果、今おっしゃられましたように、坂の下側ということで用意いたしております。確かに裏側ではないかということではございますけれども、巡行してきまして、向きを変えてまた出ていくということはしっかりごらんいただけますし、逆に通常見ることができないような山車というものを間近で見ることができると。坂の上という考え方もございましたけれども、かなり距離があるということで、そちら自身がかなりこれまでの例だと一般の方々で混雑するという経緯もございまして、今回の場所で今考えているところでございます。  いろんな御意見はあるかと思いますが、まずはやってみるということから始めたいなというふうに思っておりますので、よろしく御理解のほうをお願いいたします。 33 ◯16番(盤若進二君) この問題をなぜ取り上げたかといいますと、前回も後ろで、若干遅刻された方もおられましたが、ほとんど反応が悪く、この場所じゃだめだということで。  皆さん考えてくださいよ。勢揃い式しているときに、皆さん山町関係も全部前へ行って後ろしか見えないんですよ。こういう場所は私は全く適正ではないと思っておりますので、答弁はそうでございますが、まだ時間ありますので、適正な場所にもしもあれば変更できるようにひとつよろしくお願いいたします。その点、どうですか。 34 ◯産業振興部長(黒木克昌君) 先ほども申しましたように、山町の関係者の御意見もあるかと思います。それから、旅行業者との意見の交換もやってまいりました。ある程度団体で動かれるということがございまして、そのためには皆さんを掌握といいますか、管理しやすいといいますか、ちょっと管理というのは言葉悪いかもしれませんけれども、団体で行動しやすい場所が望ましいというのが旅行業者の意見でございまして、今回こちらのほうで考えております。  奉曳に影響がない場所でよりいい場所があればいいのですが、なかなか現状ではないのが正直なところではないかなというふうに思っております。そういう意味では今回、また新たな祭りの一歩ということで今回の取り組みを進めてまいりたいという思いでおります。 35 ◯16番(盤若進二君) ことしの5月1日、いい意味で注視しておりますので、次回にまた、来年度の参考になればなというふうに考えております。  次に、市民の方々に「親しむ日」に参加する意識を醸成するため、山町筋、また御車山会館を活用した取り組みをと考えておりますが、御見解を教育長にお伺いをいたします。 36 ◯教育長(氷見哲正君) 「高岡再発見」プログラムのスタンプラリーでは、約20カ所の見学ポイントを設置しております。その中に、山町筋の土蔵造りのまち資料館や菅野家、御車山会館が含まれております。昨年の5月1日には多くの児童がこれら歴史的風致場所を訪れ、スタンプラリーを楽しんでいたと聞いております。  平成29年度も4月29日からこのスタンプラリーを開始する予定としております。御車山祭や歴史の薫る町並み、建造物を見学することでふるさと高岡のよさを再発見してくれることを期待しているところでございます。 37 ◯16番(盤若進二君) 次に、3項目めに移ります。  高岡の歴史的風致重点地域は、瑞龍寺周辺あるいはまた伏木、吉久、旧北陸道の菅笠の町並み、金屋地区、そして山町筋等々があります。特に山町筋に目を移しますと、御車山会館内の土産店とか飲食店ではなくて、山町ゾーンの中にいろいろな施設を取り込んだまちづくりが必要と考えます。後ほども触れますが、山町ヴァレーも取り込む必要がありますが、山町ゾーンをしっかり決め、異業種が線となるようなまちづくりを早急に進めてほしいというふうに思っております。  成功事例では、鳥取の境港市の水木ロードではないかなと思います。シャッター通りであった商店街が観光型対応商店街としてキャラクターを使った商店街活性化事業でありますが、今や鳥取砂丘を超える一大観光地となっております。共通のイメージコンセプトを持って思い思いの各種店舗、そしてまた施設の集合体に成長をしております。  この山町ゾーンの中に各施設を取り込んだまちづくりをと考えますが、市長の見解をお伺いをいたします。 38 ◯市長(高橋正樹君) 私はかねて、高岡の、特に観光面、誘客ということを考えましたときに、いわゆる歴史的な町並みのエリアといったものが高岡の大きな魅力の一つ、あるいは大きな魅力の大部分ではなかろうかというふうに思うわけでございまして、ここへの人の誘導が大事だということで考えておりました。都心軸などということもよく言っておりますけれども、新幹線などでおいでになった方々をいかにこの歴史ゾーン、ザ・シティとでもいうんでしょうか、オールド、高岡のまちの源であったところへ入っていただくようなことを考えてきたわけでございまして、各種の歴史まちづくり計画などにおきましても、これらの山町筋から金屋町にかけての一帯を歴史的町並みゾーンとしてまちづくりを進めてきたところでございます。中でも山町筋は代表的な重要な町並みでございまして、これまでも土蔵造り資料館、御車山会館などの拠点整備を進めてまいりましたが、また一方でもさまざまなイベントなどが開催されておりまして支援もしてきたところでございます。  御車山会館ができまして人の一定の流れが出てきたかと思いますけれども、一方、今お話ございましたように、町家を再生、活用した商業施設「山町ヴァレー」も近くオープンすると伺っております。この山町ヴァレーは御車山会館と山町筋のちょうど反対側に位置しておりまして、訪れる人々の流れをつくるためにも大変重要じゃなかろうかというふうに思っておりましたところ、完成いたしますので大変大きく期待をしているところであります。  さらに今後、いわゆる赤れんがの建物なども将来の活用方法を検討する時期に至っておりまして、こういった核となる歴史・観光資源を生かしたにぎわいづくりが、いろんな施設それぞれが有機的に結びつくような取り組みをハード、ソフト両面から進めてまいりたいと思っているところでございます。 39 ◯16番(盤若進二君) きのう、そして先般も天神祭とかひなまつりが山町筋でありました。各世代が買い物、休憩に立ち寄るところが少ないということで、今、市長も有機的な一つのエリア、線というふうにおっしゃいました。そういったことで、ぜひとも線になるように早急に手配のほうをよろしくお願いいたします。  次に、観光資源の活用ということでお伺いをいたします。  片原町の会館専用の駐車場は、我々はわかりますが来訪者の方はわからなく、ほとんど車はとまっておりません。先般の降雪時にも除雪もされずに車の出入りの跡もありません。観光誘客につながっているのか、産業振興部長にお伺いをいたします。 40 ◯産業振興部長(黒木克昌君) 駐車場の問題につきましては、かねてからの課題だというふうに思っております。御案内のとおり、非常にすぐれた高岡を代表する景観ではございますけれども、密集市街地でもございましてなかなか大規模な駐車場用地が確保できないという問題がございました。金屋町・山町筋観光駐車場もつくりましたけれども、いま一つまだ周知がされてないということなのかなというふうに、今御質問を聞きまして反省もいたしております。  特に大型バス等の問題もございますので、これから春の観光シーズンにも入ります。改めてバス事業者、旅行業者等に駐車場のPR、周知、加えまして散策するようなルートの紹介も含めてPRに努めてまいりたいというふうに思います。 41 ◯16番(盤若進二君) 特に駐車場は誘導をされるように、ひとつよろしくお願いします。  きのうも昭和通りのほうに大型バスも2台ほどとまっておりましたが、駐車場の停車じゃないんですけれども、あそこも含めて対応よろしくお願いをいたします。  次に、山町ヴァレーがもうすぐオープンいたしますが、この周辺のユネスコ無形文化遺産登録された御車山、そして会館、山町筋の魅力向上を図るためにどのように結びつけていくのか、産業振興部長にお伺いいたします。 42 ◯産業振興部長(黒木克昌君) 4月27日がオープンの予定というふうに伺っております。山町筋につきましては、いわゆる風情を楽しんでいただく、見て楽しむ景観という問題と、やっぱり我々としてはまち歩きを楽しんでいただきたいという思いがございます。そういう意味では立ち寄りの場所として新たな魅力が加わるのかなというふうに思っております。  市長の答弁にもありましたように、通年観光ができる、御車山というものが見れる御車山会館ができました。きのうやっておりましたひなまつり、それから天神様というようなソフト事業も行われておりまして、その際にはこの山町ヴァレーもそれに合わせたような取り組みもされるのではないかなと。そういう意味では、まちの動きに合わせたいろいろな取り組みの拠点にもなり得る施設であろうというふうに思っています。そのようにしていきたいなというふうに思っています。  まちの方々と連携の中で、まち歩きであったり、まちの魅力を高めていくということが大事だと思っていますので、地元の方々とも連携しながら地域文化を発信するような拠点になっていけば大変ありがたいなというふうに考えているところでございます。 43 ◯16番(盤若進二君) 次に、現富山銀行本店の移転後の活用についてであります。  登録された御車山を生かした活用をと思っておりますが、市長の見解をお尋ねをいたします。 44 ◯市長(高橋正樹君) 富山銀行の本店の建物は、将来その本店が移転されることが予定されることに伴いまして、市が今後のあり方等について考えていくことになっております。この建物はいわゆる赤れんがの建物として、重要伝統的建造物群保存地区であります山町筋の中でもランドマークとなっているスポットでございまして、先ほど言ったように大変重要なポイントとして市としても関心を持っているところでございます。今後の活用策ということから、活用調査費なども新年度予算に盛り込みまして検討を進めたいと思っております。  私といたしましては、この建物の保存ということのみならず、本市の観光地としてのさらなる魅力の向上あるいは中心市街地の活性化につながるよう、多くの人々が集い交流し、そして楽しめる場所として整備していくことが必要でなかろうかと思っております。この活用調査の中で、施設のコンセプトあるいは民間活力の導入も含めた整備手法などについて関係者の御意見も伺いながら検討を進めてまいりたいと思います。 45 ◯16番(盤若進二君) 次に、同じく富山銀行本店向かいの駐車場の活用策でありますが、会館も隣であり、ぜひこれを生かす駐車場にと思いますが、見解を市長にお伺いをいたします。 46 ◯市長(高橋正樹君) 今後、本店移転後の跡地利用についてさまざまな観点から検討を進めなければいけないと思いますが、駐車場を含めまして建物の活用策と一体として検討を進めていく所存でございます。 47 ◯16番(盤若進二君) 次は、古城公園の高岡城跡保存活用計画についてであります。
     古城公園では城とかかわりのない新しい施設の建設はできないとされており、公園開発によって破損した遺構は復元すると思っております。遺構とは昔の建築の残存物ですね。委員会で3カ年の整備方針が示されましたが、短期的な整備としてどのような方針なのか、教育長にお尋ねをいたします。 48 ◯教育長(氷見哲正君) 国指定史跡である高岡城跡につきましては、今年度組織した保存活用計画策定委員会の会議をこれまで4回開催いたしまして議論を重ねてきております。その中で、おおむね1ないし3年の短期間における整備方針としては、史跡の解説板の設置や樹木の整理などについても協議されているところでございます。  これらは、史跡の本質的価値であるくるわや濠、土塁を顕在化させるとともに、史跡の魅力をさらに高める要素になるものと考えております。 49 ◯16番(盤若進二君) この公園は、この登録を契機に訪れる方もふえると思います。公園は21万平方メートルと聞いております。お濠が3割を占める全国でも珍しい濠を有する公園であります。朝陽橋付近も樹木で覆われ、造成期初期のように遠景を望むことができなくなりましたが、桜や紅葉など四季折々に美しい姿を見せてくれます。大正時代には、この朝陽橋付近から二上山の眺望は特にすばらしかったと聞いております。  そこで、城跡付近の樹木の刈り込みについて、教育長にお伺いをいたします。 50 ◯教育長(氷見哲正君) 国指定史跡高岡城跡の現状は、議員から御指摘がありましたとおり樹木に覆われておりまして、史跡の本質的価値であるくるわや濠、土塁がわかりづらい状態にございます。  このため、今後の史跡整備におきましては、くるわや濠、土塁、石垣を眺望できるよう樹木整理を行い、これまで古城公園として親しまれてきた高岡城跡の見どころを見える化して、市民や観光客にとって魅力あふれる名所となるよう一層努めてまいりたいと考えております。 51 ◯16番(盤若進二君) 次に、平成の御車山についてであります。  今の7基の御車山は、鉾どめから車輪まで全ての箇所の修理が必要となっております。本当は全ての修理が終わってから平成の御車山の作成に取りかかってほしかったのですけれども、これは山町関係の思いでございますが、平成の御車山は、お祭りのときに引くことができない展示専用のものと思っております。完成後の対応はどのようになるのか、市長にお尋ねをいたします。 52 ◯市長(高橋正樹君) お尋ねの平成の御車山につきましては、市民の皆様からの浄財もいただいて、現在、制作が最終段階でございまして、今年度中、30年3月末の完成を目標に取り組みが進んでおります。  完成後は、基本的には高岡御車山会館内での常設展示が基本であろうかと考えております。その上で、この平成の御車山が多くの市民の皆様の浄財によって制作されたということを考慮に入れながら、皆様が参加意識を持っていただけるような活用が望ましいと考えております。これまで制作に携わっていただきました平成の御車山制作実行委員会に完成後の利活用についても検討していただくなど、今後ソフト面に、完成いたしますので、ソフト面に重点を置いた観点から検討を進めまして、できるだけ早く一定の方向を導いてまいりたいと存じます。 53 ◯16番(盤若進二君) 今、市長のほうから常設展示という答弁をいただきました。次の質問が若干違ってくるわけでございますが、平成の御車山を会館にぜひ展示していただきたいというふうに思っております。  というのは、4カ月ごとに3回入れかえをしなくちゃいけないわけでありまして、3回というのは2町内、いわゆる6町内がかかわることで、経費の問題あるいは人足の問題あるいは手間の問題等々たくさんありまして、こういったことを考えますと、5月1日の祭りの日以外に手間がかかるという問題もたくさんありますので、今常設展示という答弁をいただきましたので、私の質問はいつまでなのかということを含めまして、これは常設展示をするということですが、平成の御車山が完成したときから常設展示ということでよろしいんですか。いわゆる御車山を展示しないということでいいんですか。平成の御車山ができて常設展示しますから、御車山はもう展示しなくていいということでいいんですか。その点をひとつよろしくお願いします。 54 ◯市長(高橋正樹君) 御車山は重要有形民俗文化財でございまして、展示することによって、今でも多くの方々おいででございますが、本物である技術と圧倒的な存在感を通年で感ずることができることで大変な好評をいただいております。御車山会館をつくることにいたしましたそもそもの趣旨からいきましても、1日だけのお祭りで拝見させていただくのではなくて、これを通年的に本物を見ていただこうということが御車山祭の発信につながるのではないかということであったかと思っております。現在の会館が設計されるに当たりましても、平成の御車山の常設展示はもとよりでございますが、重要な文化財である御車山のものを、御車山を展示するということを前提に設計、建築されているものでございます。  展示期間につきましては、御車山の保存会とのいろんな御協議もいただいておりまして、4カ月ごとに展示をするということになっております。平成の御車山の完成後も同様に展示を続けてまいりたいというふうに考えております。 55 ◯16番(盤若進二君) 時間もありませんので、常設展示、いわゆるガラスの中に展示するのか、外なのか、時間もありませんのでまた時間のあるときに正式にお伺いいたします。  次の項に入ります。  日本健幸都市連合についてであります。これはヘルスという意味じゃなくて、健康で幸せに暮らせる地域社会を目指すという意味でございます。  この健幸都市連合への参加についての見解を市長にお伺いをいたします。 56 ◯市長(高橋正樹君) 今お話しの日本健幸都市連合、私もおつき合いがございますけれども、荒川区の西川区長さんはじめ、いろんな活動を展開しておられた方々でことしの2月にスタートしたと伺っております。  いろいろと設立の趣旨などを伺いますと、私どもがこれまで取り組んでおります健康たかおか輝きプランなど、健康寿命の延伸に向けて取り組みを進めております当市と考えを一にするところが多かろうというふうに思っております。これらの連合に参加し、各都市が連携して同じ健康寿命の延長あるいは健康づくりということを目指していくことは大変好ましいことではなかろうかというふうに思っているところでございます。 57 ◯16番(盤若進二君) 高齢化社会が現実になっている今、提案させていただいている健幸都市の実現は極めて重要な政策課題ではないかと思います。市長の見解を改めてお尋ねをいたします。 58 ◯市長(高橋正樹君) 健康寿命の延伸ということでございますが、これはすなわちできる限り長く健康で自立して生活できるということでございまして、まことに重要な政策課題であると捉えております。新年度からスタートする総合計画でも健康寿命をまちづくり指標として掲げたところでございます。 59 ◯16番(盤若進二君) 次に、市民が健やかで暮らせる地域社会を目指す中で、この健幸都市参加は健康づくりだけではなく、コミュニティ活動、まちづくりなど、住民主体の観点に立った総合的な取り組みは地域の活性化につながると思います。  地域で暮らせる社会を実現するためのスマートウエルネスですが、参加することで地域の活性化につながると思いますが、副市長の見解をお尋ねをいたします。 60 ◯副市長(村田芳朗君) この日本健幸都市連合への参加によりまして、各参加自治体のトップでありますとか担当者が健康寿命の延伸等の対策につきましてノウハウを共有し、また切磋琢磨しながら施策を展開していくことを通しまして、健康づくりだけではなくコミュニティ活動やまちづくりも含めた総合的な取り組みを市民とともに行うこととなり、さらには参加自治体との交流もありますことから、地域の活性化につながることが期待できるのではないかというふうに考えております。 61 ◯16番(盤若進二君) 次に、例えば企業で健康づくりを実施することでさまざまなリスクの低減が期待できます。社会参加することでも同じことが期待できます。  そこで、東京のある区では、今市長おっしゃった荒川区ではないかなと思うんですが、健康志向の約60軒の飲食店で食事に関する開発が進んでおり、一方で大阪のある市では健幸ポイントプロジェクトで市民に運動を促しております。毎月歩いた歩数や筋肉の増加量に応じてポイントを付与しております。1ポイント1円で、年間最大2万2,000円の商品券と交換しております。プロジェクトの参加の医療費は参加していない人と比べ、1人当たりおよそ医療費は5万円程度低く、全体で5億円程度の医療費抑制効果があると検証されております。  これにより健康増進、健康な高齢者の社会参加、医療費抑制や経済成長につながると思いますが、福祉保健部長の見解をお尋ねをいたします。 62 ◯福祉保健部長(山口益弘君) 意図しなくても自然と歩いてしまうまちづくりが進めば、高齢者や健康づくりに関心の低い層を含め市民全体の日常の身体活動量が増加し、生活習慣病の予防や地域活力の向上等につながり、ひいては医療費の適正化やまちのにぎわいにもつながるものと考えております。 63 ◯16番(盤若進二君) 次に、歩くことを目的とした、これは技術的なほうの展開になると思いますが、こういった意味で市民が歩きたくなるようなまちづくりをと考えますが、福祉保健部長の見解をお尋ねをいたします。 64 ◯福祉保健部長(山口益弘君) 本市では、健康づくりボランティア団体と協力して国道8号・国道156号踏破マップや、自然、歴史・文化など地域の見どころを盛り込んだウォーキングコースマップを作成しております。  このマップを活用して各地域では、市民が交流しながら運動できる機会がふえてきていると考えております。今後とも、日常生活の中で歩くことを習慣にすることや誰もが取り組みやすい運動の普及啓発を図っていきたいと考えております。 65 ◯16番(盤若進二君) 次は、参加することによって公共交通の利用の機運が高まると思いますが、福祉保健部長に見解をお尋ねします。 66 ◯福祉保健部長(山口益弘君) 運動習慣の定着と運動環境の整備が進めば、電車やバスの公共交通に乗りかえて目的地に向かうパーク・アンド・ライドや、駅や電車乗り場、バス停まで歩いていくといった生活習慣が浸透し、車に過度に頼らない社会となり、公共交通を利用する機会が増加するものと考えております。 67 ◯16番(盤若進二君) 最後になりますが、高岡市もとやま呉西圏域連携中枢都市圏における各市の連携の深化を図り、圏域の発展に向けた取り組みを推進していかれます。  人口減少、超高齢社会の到来が現実になった今、健幸都市参加の実現は極めて重要な政策であります。思いを同じくする自治体と連携し、お互いのレベルを高めてはと思いますが、市長の見解をお尋ねをいたします。 68 ◯市長(高橋正樹君) 自治体はそれぞれがそれぞれ首長をいただき、一つの独立した自治体として活動を進めるわけでございますが、一方で都市間が、例えばとやま呉西圏域を構成いたしましたように、それぞれがそれぞれの特色を持ち寄って連携しながら進めていくということも大変重要なことでございます。よくお話し申し上げておりますが、あたかも外交交渉であるかのようにさまざまな課題について交渉を進めながら同じ思いを実現していくというこの取り組みが重要であろうかと思います。  今お話しの、健幸都市とおっしゃっておいででございますけれども、健康づくりを通じて市民が幸せを実現できる、そういうまちづくりを進めるということは自治体の大きな願いでございまして、思いを同じくする自治体が都市間の交流を図りながら相互に情報共有し、レベルアップすることは大変重要なことだと思っております。取り組みを進めてまいりたいと思います。 69 ◯16番(盤若進二君) 大変ありがとうございました。  今回、ユネスコ遺産登録、そしてまた健幸都市について質問させていただきました。少しでも前に進むようにお願い申し上げまして、質問を終わらさせていただきます。  どうもありがとうございました。 70 ◯議長(曽田康司君) 盤若進二君の質問が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 71 ◯議長(曽田康司君) 8番 吉田健太郎君。       〔8番(吉田健太郎君)質問席へ〕 72 ◯議長(曽田康司君) 吉田健太郎君の質問時間は12時5分までです。  8番、どうぞ。 73 ◯8番(吉田健太郎君) 今次3月定例会に当たりまして、私の総括質問に入らせていただきます。高橋市長をはじめ当局の皆様には、新年度への意気込みが伝わってくるような答弁をよろしくお願い申し上げます。  初めに、新年度からスタートする高岡市総合計画第3次基本計画の推進と進行管理について伺います。  さきの市長提案理由説明におきましては、新年度からの新しい総合計画において「市民創造都市 高岡」をまちの将来像とし、共創を全てのまちづくりの基本的手法と位置づけ、「めざすまちの姿」を実現するための5分野61の施策を展開されることが示されました。また、この基本計画には、計画の推進に当たって17の「めざすまちの姿」を設定し、その目標達成に向け総合的、横断的に取り組むとされております。  そこでまず初めに、計画遂行のための総合的、横断的な取り組みの具現化に向けた決意を高橋市長よりお伺いいたします。 74 ◯市長(高橋正樹君) お話しの総合計画──今回、第3次基本計画でございますが──では、地域産業、歴史・文化、交流・観光、子育て・教育、安心・安全の5分野にわたって体系的な施策の構築を図ったところであります。その上で、特に人口減少あるいは地域経済縮小の克服といったテーマにつきまして重点的に取り組むこととし、分野横断的な観点から、これら計画されております施策を4つの基本目標に基づくリーディングプロジェクトに設定しているところでございます。  これらの実施に当たりましては、今般、市長政策部の設置を柱とする機構再編を行いましたが、私のリーダーシップのもとで政策立案機能と関係各部局の間の調整機能を強化したいということから出たものでございます。「市民創造都市 高岡」の実現を目指して、私自身が先頭に立ちまして総合的な施策展開を図ってまいる所存でございます。 75 ◯8番(吉田健太郎君) ありがとうございます。  「めざすまちの姿」を現実のものとしていくために、この基本計画の分野別計画においてはまちづくり指標としてそれぞれの施策に対する目標値が設定されております。これらの目標が全て達成されることが理想ではありますが、施策によっては必ずしも達成できなければ失敗というものでもないと考えております。  そこで2点目として、計画期間における目標値に対する達成度の考え方を高橋市長にお尋ねいたします。 76 ◯市長(高橋正樹君) 今般、施策の成果の目安として設定しました91のまちづくり指標及び目標値は、計画最終年におけるまちの姿を具体的に示したものでございます。この目標に向けて、鋭意、施策の推進の努力を積み上げていくことが重要でございますが、一方で定期的に進捗状況の評価、検証をしながら進めることが重要と考えております。進捗がおくれているところにはおくれているなりの理由がございますし、また改善の方策もあるわけでございます。このような事業改善を進めるという観点から、いわゆるPDCA(プラン・ドゥ・チェック・アクション)という循環のサイクルを徹底いたしまして、計画の実効性ある遂行、進行管理を図ってまいりたいと存じます。 77 ◯8番(吉田健太郎君) ただいま市長からは、PDCAサイクルの確立ということを言っていただきました。まさにこの目標値の設定に関しましては、私も一昨年前、総合戦略の策定に際して、目標値は行政活動そのものの結果であるアウトプットではなく、結果として住民にもたらされた便益であるアウトカムの視点からも設定できないかと質問をしたところ、PDCAサイクルの確立の中でアウトカムの視点からの重要業績評価指標、すなわちKPIを設定するとのお答えをいただきました。また、先般はとやま呉西圏域都市圏ビジョンにおいても連携施策におけるKPIの設定が示されたところであり、アウトカムによる目標設定は定着してきているものと受けとめております。  そこで3点目の質問として、本基本計画においてアウトカムの視点からのKPIはどのように設定されたのか、経営企画部長より御見解をお聞かせ願います。 78 ◯経営企画部長(草壁 京君) 第3次基本計画のまちづくり指標の設定に当たりましては、施策の取り組みによって市民の生活や環境がどう変わるかというアウトカムの視点に留意をし、例えば外国人宿泊者数、中心商店街・観光地における1日当たりの歩行者通行量、子育て支援の実感度などを指標としたところでございます。 79 ◯8番(吉田健太郎君) ありがとうございます。  先ほども実感度といったお答えをいただきましたが、私は施策の達成度の一つの考え方として便益、アウトカムという考え方から、事業展開によって市民の皆さんが便利になった、楽になったなどの満足度と言えるものを設定することも共創を掲げる新しい総合計画を推進する上で重要なのではないかと考えております。  そこで4点目の質問ですが、満足度による施策の達成状況の評価も設定されてはどうかと考えますが、経営企画部長に御見解をお尋ねいたします。 80 ◯経営企画部長(草壁 京君) 今御提案いただきました満足度による評価手法は、市民サービスの向上を図る上で有効な手法の一つであると考えております。  第3次基本計画におきましては、例えば、毎年の窓口アンケートによる職員への信頼度などを指標としているところでございます。 81 ◯8番(吉田健太郎君) ありがとうございます。  私は、まちづくりにはまちの将来像に寄せる期待感や施策がうまく展開されたときの高揚感のようなものが伴うものであるのではないかと考えております。また、そんな気持ちを一人でも多くの市民の皆様と共有できることが共創のまちづくりにもつながっていくものと考えます。新しい総合計画がそうした意味でも満足感や期待感、高揚感といった、なかなか数字にはあらわしにくいようなところまで含めて進められることを御期待申し上げまして、次の項に移りたいと思います。  続きまして、労働力人口の確保と雇用の創出について伺ってまいります。  昨年末の有効求人倍率は、全国平均で1.43、富山ではその平均を上回る1.69で全国第6位となっております。このように昨今、有効求人倍率が高水準で推移していることは喜ばしいことではありますが、この背景には少子・高齢、人口減少化による生産年齢人口、労働力人口の絶対数の減少という側面があるとも言われております。総合計画には、分野別計画の中で若年層や女性など新たな労働力の確保が課題として挙げられております。  本市には特に若い世代の方の自立、就労を支援するための高岡地域若者サポートステーション、通称たかサポがあり、自治体行政機関、ハローワーク、地域など各種団体と連携してその支援に当たっておられます。  そこで、この項1点目の質問として、この若者サポートステーションを核とした各団体との連携の現状と新年度の取り組みについて。また、近年はいわゆるひきこもり、ニートといった方たちの高年齢化が問題ともなっておりますが、おおむね40歳までの対象年齢をさらに拡大する必要性について、産業振興部長に伺います。 82 ◯産業振興部長(黒木克昌君) 関係機関と連携いたしまして若者の職業的な自立、これを目指しまして高岡市若者自立支援ネットワークというものを構築しております。その中心がこのたかサポ(高岡地域若者サポートステーション)でございます。今年度では11月末までに1,285件の相談任務をこなしたということでございまして、就職に結びついたのも六十数件あるというふうに報告もいただいているところでございます。  引き続き、ネットワークという中での情報共有というのは非常に力になるというふうに思っておりまして、新年度におきましても相談業務、それから就職後の定着ということも大事かと思いますので、その取り組みを支援してまいりたいというふうに考えております。  また、対象年齢の問題でございますけれども、委託事業等ではおおむね15歳から40歳ということが対象にはなっております。現実、現場のほうでは、それを超える方々であっても柔軟に相談に乗っているという状況にございまして、適切な支援機関を紹介するなどの対応も行っているということでございます。 83 ◯8番(吉田健太郎君) 現場において柔軟に対応していただいているということでございました。  先ほども触れましたが、総合計画には地域産業の分野において雇用・勤労者福祉の充実が掲げられており、労働力人口の確保に向けた取り組みが示されております。  そこで、それぞれの施策について順次伺ってまいりたいのですが、まず若者と企業のマッチングの現状と評価について。また、近年は個々人の目的観などによる多様な雇用形態のあり方にも注目が集まる中、こうした多様な働き方に対する支援も必要と考えますが、産業振興部長の御見解を伺います。 84 ◯産業振興部長(黒木克昌君) 若者と企業もマッチングということでございます。  先ほど議員もおっしゃいましたように、高岡管内、非常に有効求人倍率も高いという現状で、これが低いときとの状況はかなり違っているかなというふうに思います。若者ということでは、一番には新卒者ということが挙げられるかなというふうに思いますが、内定率非常に高うなってございまして、高校生では98.9%、大学生では95.3%と昨年よりも高い状況にあります。このことをもってマッチングと言えるかどうかは別として、就職としてはかなり高水準で動いているということでございます。  もう一つは、議員の御質問にありましたように、ライフスタイルに合わせた働き方というものに柔軟に対応するということがございます。これにつきましては、例えばキャリアアップ支援というような制度を持っておりまして、関係機関とも連携しながらこういったような情報について周知するということがまず大事かなというふうに思っています。就職の相談という意味では、こういったことも含めながら対応していくということがマッチングにもつながっていくのではないかなというふうに考えているところでございます。 85 ◯8番(吉田健太郎君) それでは続きまして、中高年齢者、障害者の雇用に向けての課題と取り組みについて、産業振興部長にお尋ねいたします。 86 ◯産業振興部長(黒木克昌君) 中高年者におきましては、年齢にかかわりなく働き続けることがまず第一かなというふうに思っています。障害者の雇用につきましては、働きやすい環境の確保ということもあるのではないかなというふうに思っています。そのことが定着率の向上にもつながるというふうに思っています。  このため、一つには、幅広い年齢層に対応したような合同就職面接会あるいはのシニア専門人材バンクの周知などが一つに挙げられるかというふうに思っています。また、障害のある方につきましては、障害者雇用促進セミナーあるいは合同就職面接会、また継続雇用する事業主への奨励金の交付というようなものも行っております。  いずれにいたしましても、富山労働局等とも連携しながら、就労上の課題を克服するため必要な配置、配慮をしていきたいというふうに考えております。 87 ◯8番(吉田健太郎君) ありがとうございます。  さらに引き続きまして、女性の雇用機会の充実、就業環境の整備に向けた課題と取り組みにつきまして、同じく産業振興部長、よろしくお願いいたします。 88 ◯産業振興部長(黒木克昌君) 女性が能力を十分に発揮して働くためには、職場での能力発揮、管理職の登用等の取り組みが挙げられるかと思います。また、これは女性だけではなくて男性にもかかわることでございますが、仕事と家庭を両立させることができる環境整備というものが大切かなというふうに思っています。  女性という意味では、本市では就業機会の充実やワーク・ライフ・バランス、これを推進するということを一つのテーマに掲げておりまして、女性の活躍促進や仕事と生活の調和に関するセミナー等の開催がございます。また、推進事業所というものをアピールすることによりまして、事業主への意識啓発というものにも取り組んでいるというところでございます。 89 ◯8番(吉田健太郎君) ありがとうございます。  これらの労働力人口の確保、雇用の創出に欠かせない視点として、本市でもUIJターンの就職の取り組みを推進されているとのことでございます。  私は、一口にUIJターンといっても、もともとつながりのある地元に戻ってくる、帰ってくるというUターン、Jターンと、縁もゆかりもない土地にやってくるというIターンという取り組みには若干にでも違いを設けるべきではないかと考えております。Uターン、Jターンには、例えば家業を継ぐためや親の介護のためなど事業展開以外の要因によって発生し得ることを考えると、純粋な事業効果の検証ということが困難になるのではないかと考えております。逆に、Iターンは事業化によって初めて発生し得るという点で事業検証もしやすいのではないかと考えます。  そこで、この項最後の質問ですが、UIJターンの推進には、事業評価の視点からも特にIターンに力点を置いた取り組みが重要と考えますが、その取り組みについて、産業振興部長に伺います。 90 ◯産業振興部長(黒木克昌君) 議員御指摘のとおり、Iターンというのは労働力人口の純増というものに直接つながることかなというふうに思っています。そういう意味では大変有益だということで理解をいたしております。  労働力だけでいくのかどうかは別といたしまして、やはり本市を移住先として選んでいただけると、そういった施策がまず大事なのではないかなというふうに思います。そういう意味では、市の魅力ということをPRしていかなければならないというふうに考えているところでございます。そういった中で、職業ということでいけば高岡市内のものづくり分野の求人であったり企業の魅力、また市全体としては暮らしやすい、子育てしやすい環境、そういったものを積極的にPRするということではないかなというふうに思います。また、既にIターンされた方々の情報というものを皆さんに紹介していくと、こういった取り組みが大事ではないかなというふうに思っております。  新年度では、これまでに得た移住希望者の要望に対しましてきめ細やかな情報提供、相談支援を続けることによってさらなる取り組みの強化につなげてまいりたいと考えているところでございます。 91 ◯8番(吉田健太郎君) ありがとうございました。  まさにUIJターンはこういった、今回はこういった就労という観点から、雇用という観点から伺わせていただきましたが、さらに市を挙げての総合的な取り組みになってくるかと考えております。ついつい忘れがちになりますが、私自身も22年前からのIターン者でございまして、高岡にやってきて、本当にこのまちのすばらしさということに触れながらこうやって過ごしているわけでございます。今後もこういった魅力がしっかりとまた発信されるように望みまして、次の項目に移らせていただきます。  次に、大きな3項目めとして、コンパクト・アンド・ネットワークについて伺います。  本市では目指すまちの将来像として、都心エリアを中心に居住機能や都市機能を適切に集約して都市のコンパクト化を図り、それらの地域を交通ネットワークで結ぶコンパクト・アンド・ネットワークの都市構造の確立を掲げておられます。人口減少化に対応し、持続可能な都市経営を図る上で不可欠な取り組みであると認識をしております。
     そこで、この項1点目の質問として、このコンパクト・アンド・ネットワークをどのように推進されるのか、高橋市長に伺います。 92 ◯市長(高橋正樹君) お話しのコンパクト・アンド・ネットワークの推進のためには、当市の場合、まず北陸新幹線の開業後の交流人口の増大を踏まえまして、高岡駅や新高岡駅周辺の交通結節機能の充実、そして両駅の相乗的利活用、一体的運用とでも申しましょうか、両駅が一つの大きな役割を果たすような活用をしていくということ、そして中心市街地の拠点性の強化を図るということが重要であろうかと思っております。  このため、新高岡駅から高岡駅を経て中心市街地に至る都心軸に沿って高次の都市機能を集約して、にぎわいと魅力ある空間の創出を図ってまいりたいと存じます。また、高岡駅周辺や中心市街地の開発に加えまして、町家を再生活用した山町筋の山町ヴァレーの整備、あるいは金屋町でも鋳物師町工房──仮称でございますが──構想に着手するなど、これまでの点としての施設整備から線や面、これらが有機的につながるような都市機能の集積、整備を進めてまいりたいと存じます。  また、各周辺市街地エリアがございますが、これらには生活サービスを中心とした機能の充実を図るとともに、都心エリアとこの周辺市街地エリアを結ぶ公共交通等のネットワークの形成、充実を目指す取り組みを進めてまいります。これらによりましてコンパクト・アンド・ネットワークの都市構造の実現を図ってまいりたいと存じます。 93 ◯8番(吉田健太郎君) ありがとうございます。  「市民創造都市 高岡」のスタートという意味ではこうした取り組みは大変重要になってくるとは思っているところではございますが、私自身、以前から御指摘させていただいてきたことであります、コンパクト・アンド・ネットワークが進んでいくと市街地エリアとされている地域は今後も居住機能が高まり生活の利便性が確保されるわけですが、市域の大部分を占める市街地以外の地域の生活はどうなっていくのかといった心配も生まれてくるのではないかと考えております。  そこで2点目の質問ですが、都市のコンパクト化を図る上で中心市街地、周辺市街地以外の地域での生活の利便性はどう確保されるのか、都市創造部長に見解を伺います。 94 ◯都市創造部長(藤井久雄君) 中心市街地や周辺市街地への都市機能を誘導して拠点形成を図る一方で、それ以外の地域につきましては、既存の都市基盤を生かしながら交通ネットワークによりまして周辺拠点と連携することで生活の利便性をしっかり確保してまいりたいと考えております。 95 ◯8番(吉田健太郎君) 既存のコミュニティ、自治会といったものをちゃんと残していただくという御答弁であったというふうに受けとめております。  地域間を結ぶ交通ネットワークの推進におきましては、戦略的道路の整備による10分圏域の確立は喫緊の課題だというふうに考えております。  そこで3点目の質問ですが、戦略的道路整備の取り組みの進捗状況と新年度の取り組みについて、都市創造部長に伺います。 96 ◯都市創造部長(藤井久雄君) 戦略的道路のうち、高岡砺波スマートインターチェンジへのルートにつきましては整備がほぼ完了しております。また、南北都市軸ルートといたしましては、県道高岡小杉線の舘川町交差点の改良につきましてのほうで実施されたところでございます。また、高岡北インターチェンジから中心市街地へのルート等につきましては、国やとともに勉強会を開催いたしておりまして、交通量推計などの調査、分析を進めるとともに課題等を整理するなど検討しているところでございます。  新年度は、ルートの具体化に向けましてこの勉強会を継続するほか、早期事業着手に向けて国、に働きかけてまいりたいと考えております。 97 ◯8番(吉田健太郎君) 済みません。ただいまの答弁、確認のために再質問させていただきたいのですが、北インターから市中心地に向かうルートにおきましては、昨年から今年度の事業においてルート選定をしてある程度の道筋を示すといったような、そういった御答弁もいただいていたかというふうに記憶をしております。今の御答弁では、さらにそのルート選定に向けての検討を進めるということでありましたが、このあたりのルートの決定とか発表といったものはいつごろになりそうか、御見解を伺えればと思います。お願いします。 98 ◯都市創造部長(藤井久雄君) ルートの決定時期につきましては、まだ現在、能越自動車道の料金所の見直しとかいろいろございます。それによって交通量の変化もかなりございますので、それをしっかりと見きわめた上でその決定をしてまいりたいと思っておりますので、もうしばらくお時間をいただきたいと考えております。 99 ◯8番(吉田健太郎君) ありがとうございました。  都市のネットワーク化には、公共交通の利便性の向上にも同時進行で取り組むべきと考えております。地域間を結ぶ交通ネットワークを形成する上で、駅周辺がポンプ機能を有する心臓部なら、全身に血液をめぐらせるための機能が道路であり公共交通機関であると考えます。本市には交通不便・空白地域、いわば血行不良となっている地域が少なからず存在します。こうした課題への対策がとられることで、本当の意味での都市のネットワーク化というものが図れるのではないかと考えております。  そこで、この項最後の質問としまして、地域公共交通手段の確保へ向けた取り組みを一層推進するべきと考えますが、都市創造部長に見解をお尋ねいたします。 100 ◯都市創造部長(藤井久雄君) 本市では、都心エリアと市内各市街地を結ぶあいの風とやま鉄道、城端線、氷見線、万葉線といった鉄軌道とこれらの結節点であります高岡駅を中心に放射状に運行されております路線バス網によって公共交通ネットワークが構築されているところでございます。  現在、あいの風とやま鉄道では、高岡やぶなみ駅の整備や城端、氷見線では城端線増便試行の継続等によりましてさらなる利便性の向上に取り組んでいるところでございます。また、今年度からは、地域がタクシー事業者との連携によりまして主体的に交通手段の確保を目指すという取り組みに対して支援制度も設けております。この制度の活用につきまして、地域からの御相談にも応じてまいりたいと考えております。 101 ◯8番(吉田健太郎君) どうもありがとうございました。  近年は、高齢者ドライバーの運転免許自主返納の取り組みも推進されてきている中で、そうなると本来、代替となる何らかの移動手段の確保も一層求められているというところでございます。先ほど部長の御答弁にもあったとおり、本市では地域バス、また今年度からは我が町タクシーということで導入が進められているところではございますが、交通弱者を生まないような取り組みを切に要望いたしまして、次の項目に移りたいと思います。  続きまして、子育て、教育について伺ってまいります。  本市は、新年度における戦略的投資の柱の一つに創造的な人材を育てる「ヒト」への投資を掲げ、子育て支援や教育の振興に取り組むとされております。一方で、社会環境やライフスタイルの変化など、子供や保護者を取り巻く環境は目まぐるしく変化しております。こうした中で創造的人材を育むためには、これまでの所管の枠にとらわれない総合的、横断的な取り組み、いわゆる教育と福祉の連携ということが一層求められております。  そこで1点目の質問として、教育と福祉の連携をどのように推進されるのか、教育長に見解を伺います。 102 ◯教育長(氷見哲正君) 貧困や虐待など、子供を取り巻く問題が多様化してきておりまして、教育と福祉の連携が不可欠であると考えております。平成28年度は教育委員会と福祉保健部合同のワーキング会議を開催するなど情報の共有を図っておりまして、今後も市民のニーズに対して切れ目のない支援ができる、そうした体制の強化に努めてまいりたいと考えております。  また、きずな子ども発達支援センターの発達支援室では、小学校等を訪問して発達の状態が気になる子供の早期発見、早期対応に努めております。今後も教育と福祉の連携を深め、子供の実態に応じた支援ができるよう取り組んでまいりたいと考えております。 103 ◯8番(吉田健太郎君) ありがとうございます。  それでは次に、家庭教育支援について伺ってまいります。  本年1月、文科省の家庭教育支援の推進方策に関する検討委員会が公表した報告書に、地域人材を活用した「家庭教育支援チーム」による支援の推進が示されました。報告書では、この家庭教育支援の取り組みが教育と福祉の接点になり得るとされており、教育と福祉の連携を図る上でも重要な取り組みになるのではないかと考えております。  そこでまず1点目として、家庭教育支援チームの必要性が示されたことについて、教育委員長にその見解を伺います。 104 ◯教育委員長(河田悦子君) 子供というのは私たち社会の希望であり、また子育ては未来へのかけ橋であると思っております。  近年、ひとり親あるいは経済的困難あるいは児童虐待、不登校など、子育てのさまざまな問題に悩む家庭がふえている傾向にございます。それらの家庭に対しては、教育委員会や福祉保健部などの関係各課のほか、必要に応じて臨床心理士やスクールカウンセラー、民生委員・児童委員、スクールソーシャルワーカーなどの専門家を交え、チームで問題の解決に当たることが重要であると考えております。  このため、関係機関と連携しながら家庭や子供を地域で支える支援体制づくりを一層進めてまいりたいと存じます。 105 ◯8番(吉田健太郎君) ありがとうございます。  この報告書では、家庭教育支援チームによるアウトリーチ、家庭訪問型の支援も提案されておりまして、特に全戸訪問による効果が大きいと紹介をされました。  本市においても大いに参考にできる取り組みと考えますが、2点目の質問といたしまして、このアウトリーチによる家庭教育支援について、教育委員長より見解を伺いたいと思います。 106 ◯教育委員長(河田悦子君) さまざまな問題を抱える家庭には、これまでも学校からの訪問だけではなく、スクールソーシャルワーカーや民生委員・児童委員などが訪問するアウトリーチ、いわゆる訪問対応を行っているところでございます。今後とも必要に応じて、学校や教育委員会、関係機関や地域の皆様方と連携して、訪問による相談対応や情報提供に努めてまいりたいと存じます。 107 ◯8番(吉田健太郎君) ありがとうございました。  教育現場では、例えば不登校の原因となるものがいじめなど学校内での人間関係によるものから、保護者の経済状況など家庭環境によるものの割合がふえてきているとの声も聞いたことがございます。子供たちを取り巻く課題が多様化してきている中にあって、本市においても学校を核とした教育と福祉の連携をはじめ、地域人材や時には各部局の連携による対応が一層重要になるものと考えております。そうした柔軟な取り組みが進められることを切に要望するものでございます。  次に、学習指導要領改訂案に関連して伺ってまいりたいと思います。  先月、文科省は小中学校の学習指導要領改訂案を公表いたしました。パブリックコメントを経て今月中に告示され、次年度を周知徹底期間とした上で平成33年度から全面実施することとされております。今回の改訂は、学習内容を減らすことなく児童生徒への深い学び、授業の質を高めることを目指すものになっており、そのために学校現場には単元計画の見直しや教科間連携など、いわゆるカリキュラム・マネジメントが求められております。さらには、情報化に伴うプログラミング教育や震災の教訓を伝える防災教育など現代的な課題への対応も求められており、授業の過密化が予想されております。  そこで1点目の質問として、教育現場の時間割が過密となる懸念について、またカリキュラム・マネジメント推進に向けての29年度の周知徹底はどう進められるのか、教育長より見解を伺います。 108 ◯教育長(氷見哲正君) 学習指導要領改訂案では、小学校英語の教科化に伴い、2020年より小学校3年から6年の授業が週1こま増加され、大変過密な状況となることが予想されております。  授業時間の捻出方法として、短時間学習の実施など弾力的な時間割編成等のいわゆるカリキュラム・マネジメントが必要となってまいります。実際にカリキュラム・マネジメントに取り組んでいる学校の課題、そして成果を検証して、先行事例として各学校に周知してまいりたいと考えております。 109 ◯8番(吉田健太郎君) ありがとうございます。  改訂案では、授業日数や時間割、授業内容などを現場の学校や教員の創意工夫による実施が求められております。しかしながら、全てを現場任せにするというわけにもいかないのではないかというふうに考えております。  そこで2点目の質問として、学校ごとの主体的な創意工夫の推進のため、モデルケースと呼べるものを提示することも必要かと考えますが、教育長の見解を伺います。 110 ◯教育長(氷見哲正君) 本市の全ての学校では、地域の特色を生かした行事や、児童会、生徒会が中心となった取り組みなど創意工夫した活動を展開してきているところでございます。  さらに来年度、平成29年度には、地元の企業などと連携し商品開発や販売活動を行うなど、ものづくり・デザイン科の学習を生かしたキャリア教育のモデルを構築し、望ましい職業観や勤労観を育みたいと、そのように考えております。その実践はモデルケースとして、リーフレットや研修会等で各学校に周知していく予定としております。 111 ◯8番(吉田健太郎君) ありがとうございました。  改訂案では小学校高学年において英語教育の教科化が示され、年35時間が純増となりました。これまでの英語教育では、小学校で習う英語と中学校で習う英語の内容の違いなどから中学で英語が苦手になるといった、いわば中1英語ギャップと呼べるような事態も発生していると伺っております。改訂案でも指摘されているとおり、英語教育の小中の接続ということが大きな課題になるかと考えております。  そこで、この項最後の質問として、英語教育における小中間のギャップを埋めるための取り組みについて、教育長より見解を伺います。 112 ◯教育長(氷見哲正君) 本市では、これまで小学校の外国語活動と中学校の英語科とのよりよい接続を図るため、小中学校の教員による外国語教育推進委員会を設け、調査、研究や教材開発を進めてきたところでございます。  今回の学習指導要領の改訂に向けては、これまで小学校の高学年で行ってきた聞く・話す活動に加えて、文字を読む・書く活動も充実させることが示されております。今後、小中間のギャップを解消するために、読む・書く活動にも対応した本市独自の教材を作成するなど、一層調査、研究や教材開発に取り組んでまいりたいと考えております。 113 ◯8番(吉田健太郎君) どうもありがとうございました。  本市の目指す人づくりの根本が教育であろうかと考えます。無限の可能性を持つ子供たちが真に創造的な人材へと育つよう、万全の準備を整えられることを切に要望するものでございます。  それでは、最後の項目といたしまして、安全・安心のまちづくりについて伺ってまいります。  初めに、地域の防災対策について伺います。  昨年も全国各地で地震や台風による自然災害が相次ぎました。市長も提案理由説明でおっしゃっていたとおり、こうした災害を対岸の火事とせず、本市の防災対策に生かしていく必要があると考えます。  そこで、この項1点目の質問として、各地の大災害における教訓とするべき課題と問題点について、総務部長より見解を伺います。 114 ◯総務部長(水上 哲君) 各地で発生いたしました災害では、住民の皆さんの避難行動や要配慮者といった方々の対応、それから情報の伝達といったことに対して、いろいろなことに対しましてさまざまな課題が浮き彫りとなったものと考えてございます。  東日本大震災におきましては、避難行動のおくれといったことから多くの方が亡くなられました。また、昨年8月の台風10号による水害におきましても、避難準備情報、こういったものに関する理解不足といったことから多くの方が亡くなられたという悲しい事例もございます。それから、加えましてこういったようなさまざまな災害発生、特に初期の状況を見ますと大変混乱するというふうなこともございます。まさに自助の力、公助の力を不断の努力で高めていく必要があるのではないかと、こういったふうに考えてございます。 115 ◯8番(吉田健太郎君) ありがとうございます。  それでは、引き続き2点目として、本市の防災対策にはこういった課題や問題点をどのように反映されるのか、同じく総務部長に伺います。 116 ◯総務部長(水上 哲君) 市が各種の災害を想定いたしまして防災対策を整えること、いわゆる公助の力を高めること、こういったことはもちろん当然のことでございます。それに加えまして、先ほども申しましたけれども、災害時には自分の身は自分で守る、いわゆる自助でございますけれども、自助の力を高めるということが極めて重要であるというふうに考えてございます。そのため、日ごろから自主防災組織によります訓練、出前講座などを通じましてそういった自助の大切さの普及啓発、そういったことに努めまして、市民一人ひとりの方の防災意識の向上に一層努めてまいりたいというふうに考えてございます。 117 ◯8番(吉田健太郎君) ありがとうございました。  自助力の強化という点では大変重要な取り組みだというふうに私も思っております。  そういったことも踏まえまして、さきの東日本大震災や昨年発生した熊本地震において課題の一つとなったのは、障害者の避難行動・避難生活支援ということでありました。障害によっては避難生活での意思の疎通や集団行動が困難であったりしたと伺っております。  本市では先月9日、災害時における障害者の避難行動の支援方法を学ぶことで地域における見守り支援の一助とするため、本市としては初となる障害者の避難行動支援研修会が開催されました。当日は、市内の民生委員さんをはじめ、障害を持つ当事者の方やその支援に当たられている各団体の方など大変多くの参加者があり、災害時に活用できる福祉用具の紹介実演、視覚障害者のガイド支援、聴覚障害者との簡単な手話によるコミュニケーション法など、実りの多い研修会となりました。中でも身体、知的、発達のそれぞれの障害を持つ当事者の皆さんから災害時に心配なことなど直接御意見を伺えたことは、支援をする側、される側双方にとって大変意義深いものであったと考えております。  そこで3点目の質問として、今回の障害者の避難行動支援研修会についての評価と今後の取り組み方針を福祉保健部長に伺います。 118 ◯福祉保健部長(山口益弘君) 吉田議員には、2時間に及ぶ研修会に最後まで御参加いただき、ありがとうございました。  研修会終了後のアンケートでは、参加した民生委員・児童委員からは「障害の特性を知らなかった」また「障害種別に応じた支援方法を学ぶことができた」などの意見がありました。一方、障害者からは「支援してもらうだけでなく、みずからできることをしたい」という声が寄せられております。支援する側とされる側とが相互に理解を深め合う実のある研修の場となったというふうに評価しているところであります。  今後、障害者の負担に配慮しながら、自治会や校区における研修会を関係部局と協力して実施してまいりたいと考えております。 119 ◯8番(吉田健太郎君) ありがとうございました。  部長おっしゃったとおり、こうした取り組み、今後も幅広く取り組んでいっていただきたいなというふうに考えております。本当により多くの方に経験していただくとともに、また大切なことは、学べたことを実際に生かせるような機会も必要ではないかと考えております。  また、当事者の皆さんからは災害時に避難行動に対しての不安も聞かれたところでありますが、本市では既に自主防災訓練やわがまち訓練などで避難行動要支援者の搬送訓練などが取り入れられているところでございます。今後は視覚障害者のための移動方法や聴覚障害者との手話によるコミュニケーションなども訓練に取り入れていってはどうかと考えております。  そこで4点目の質問として、障害者の避難行動支援をわがまち訓練にも反映させてはどうかと考えますが、総務部長より見解を伺います。 120 ◯総務部長(水上 哲君) 今ほど同僚部長からも御紹介ありましたとおり、大変避難行動支援研修会は実りの大きかったということを聞いているところでございます。  こういった住民の方が主体となって行われます総合防災訓練、現在行っておりますけれども、いわゆるわがまち訓練の中で、今後新たに地域住民の方が参加できる福祉用具などを活用した訓練を関係機関と協議し、実施してまいりたいというふうに考えております。 121 ◯8番(吉田健太郎君) どうもありがとうございました。  当日、障害のある方からも自分にできることをというお言葉ありましたが、いざ災害の前では健常者も障害者も関係ないなと思います。一人ひとりが災害にどう向き合っていくかという姿勢を育んでいくという意味でも大変重要な取り組みになっていくのではないかというふうに考えるものでございます。  それでは次に、消防・救急・救助体制の充実について伺います。  先般、消防団の火災防御訓練に参加した際、指導された署員の方から、「大規模災害時においては消防隊による消火活動、救助活動はまず有効に機能しない。地域にあっては消防団がリーダーとなって対応してほしい」といった旨のお話があり、団員の一人として改めて身の引き締まる思いがいたしました。地域防災の中核となる消防団の存在は今後ますます重要となり、それに伴い、求められるスキルも高まってくるものと感じております。  最近の訓練では、倒壊した建物から被災者を救助するためにチェーンソーや電気カッターなどの救助資機材を使用する訓練も取り入れられております。この救助資機材は今後各分団にも順次配備されるものと伺っておりますが、緊急時の対応を考えると、その配備はなるべく早期に行われなければならないと考えます。  そこで1点目の質問として、救助資機材の消防団への配備促進を求めるものですが、消防長より見解を伺います。 122 ◯消防長(澤崎 茂君) 本市では、平成26年に総務省消防庁告示の消防団装備の基準に救助資機材が追加されましたことを受け、エンジンカッターやチェーンソーなどの救助資機材を分団車両の更新に合わせて順次配備しているところでございます。  また、水害が想定される地域の分団に対しましてはゴムボートやライフジャケットなどを追加配備いたしまして、地域の特性も考慮して装備の充実を図っているところでございます。 123 ◯8番(吉田健太郎君) ありがとうございます。  本市がこの消防団の活性化を図るため、一昨年前より始まった事業が消防団サポート事業であります。消防団に一定のサービスを提供する消防団応援の店も当初の予想以上に登録されており、私の周囲でも好評をいただいております。また、この取り組みは先進事例として他の自治体にも取り入れられ始めており、昨年には消防庁から消防団等地域活動表彰を受けられるなど高い評価を受けているものと認識しております。  地域の安全・安心を守る消防団を地域がさまざまな形で応援するという相互で支え合う仕組みとも言える本事業は、今後も積極的な推進が望まれます。  そこで2点目の質問として、消防団サポート事業の充実について、消防長に見解を伺います。 124 ◯消防長(澤崎 茂君) 平成27年12月から運用開始いたしました消防団サポート事業であります消防団応援の店につきましては、現在254事業所の登録を得ておりまして、昨年11月にその利用状況などにつきまして消防団員にアンケート調査を行いました結果、全団員の半数近くが消防団応援の店を利用したという実績が確認されたところでございます。  今後は、アンケート調査で要望の多かった飲食店と旅館業などを中心にいたしまして登録店の拡充に努めていきたいと考えております。 125 ◯8番(吉田健太郎君) どうもありがとうございました。  さて、近年は救命災害現場においてさまざまな最新技術が導入されており、ドローンもその一つと言えます。先般実施された消防出初め式には、救助訓練の実演において初めてドローンが活用され話題となりました。  ドローンを活用することで、緊急を要する災害現場においてより正確で迅速な被災者の位置確認などが可能となり、疾病者への救急処置が進みます。昨年は九州大学において、総務省のIoTサービス創出支援事業を活用した実証実験も実施され、今後導入が進むものではないかと考えております。  そこで3点目の質問といたしまして、消防・救急・救助体制の充実に向けて、本市でもドローンの配備を検討されてはと考えますが、消防長の見解を伺います。 126 ◯消防長(澤崎 茂君) 消防本部におきましては、これまでに富山広域消防防災センターが所有しておりますドローンを借用いたしまして消防団の秋季訓練や、ただいま議員から御指摘がありました出初め式などにおきましても試験的に活用しておりまして、上空から広域的に被害状況をリアルタイムに把握できますほか、要救助者などの確認も容易でありますことからその有効性を確認しておりますので、関係法令等も精査いたしまして導入について検討してまいりたいと考えております。 127 ◯8番(吉田健太郎君) どうもありがとうございました。
     冒頭に総合計画の総合的、横断的な取り組みについて伺いましたが、この総合的、横断的取り組みというのは、今回の質問の各項目にわたる一つのテーマでありました。新しいまちづくりは文字どおり総力戦であり、私もまた自身の立場でまちづくりに精いっぱい取り組ませていただくことを申し上げまして、質問を終えさせていただきます。  大変にありがとうございました。 128 ◯議長(曽田康司君) 吉田健太郎君の質問が終わりました。  この際、午後1時まで休憩いたします。               休             憩   ────────────・─────────────・────────────                                 休憩 午前11時58分                                 再開 午後1時00分   ────────────・─────────────・────────────               再             開 129 ◯議長(曽田康司君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。  総括質問、質疑を続行いたします。2番 横田誠二君。       〔2番(横田誠二君)質問席へ〕 130 ◯議長(曽田康司君) 横田誠二君の質問時間は2時3分までです。  2番、どうぞ。 131 ◯2番(横田誠二君) 自民同志会の横田でございます。  早速、さきに行った通告に従いまして質問いたしますが、これは毎年3月定例会で申し上げておりますけれども、年度末をもって、本会議場におられる議会参与をはじめ多くの職員の方々が定年退職を迎えられますので、そんな皆様方にこれまでの感謝の気持ちを持って順次質問を進めてまいります。  テーマは、「住みよい地域づくりについて」であります。  今定例会初日の市長提案理由説明の中でも取り上げられましたが、平成27年国勢調査によりますと、日本の人口は、大正9年の調査開始から初めて人口減少に転じたところであり、そうした中で東京一極集中が進んでおりますので、皆様御承知のとおり、特色あるまちづくりなどを行いながら移住、定住の促進や出生率向上策を講じ、まちの基礎体力あるいはまちの活力となる人口をいかに維持増加していくかが、本市を含めた全国の地方都市の共通課題であると存じます。  そこで、さまざまな角度から質問をしていくものですが、やはりまずは日々の生活が何の問題もなく過ごせる環境、安全・安心という観点から、特に防犯についてお伺いしていきます。  まず、本市の防犯体制と活動状況はどのようになっていますでしょうか。市民生活部長にお伺いします。 132 ◯市民生活部長(青島恒巳君) 本市では、住民による自主的な防犯活動を基本に、地区防犯組合や防犯パトロール隊などの自主防犯組織やPTA連絡協議会、社会福祉協議会などの安全なまちづくりに取り組む団体等で組織する高岡市安全なまちづくり推進センターを設置しております。現在、同センターを防犯体制の中心に位置づけまして犯罪抑止に向けた取り組みを進めております。  このセンターの主な活動といたしましては、市内全域にわたり街頭キャンペーン等の普及啓発活動や防犯パトロール活動などを推進するとともに、広く防犯情報の収集や市民への情報提供などを行っているところでございます。 133 ◯2番(横田誠二君) 今ほど防犯組合、PTA連絡協議会、社協等とまちづくり推進センターということでありました。その中で住民で組織する自主防犯組織、これは住民によるボランティア活動でありますので24時間365日活動を継続していくということは現実的になかなか難しいものでありまして、それら人的組織を補完する資機材の整備というものも必要と考えますが、当局の所見について、市民生活部長にお伺いします。 134 ◯市民生活部長(青島恒巳君) 本市では、住民による自主防犯活動が積極的に取り組まれているところでございますけれども、こうした活動を補完する意味におきまして防犯資機材の整備も大変重要であります。中でも、防犯カメラの設置は犯罪抑止に特に有効であると考えております。  新年度予算では、自治会等の地域団体に対し、防犯カメラ設置に伴う初期費用の一部を助成する支援事業を実施することとしております。いろいろな施策、事業を講じて、犯罪の未然防止、地域における防犯意識の高揚を図りまして、引き続き犯罪の起きにくい安全で安心なまちづくりを推進してまいります。 135 ◯2番(横田誠二君) ハード、ソフトと多面的に地域の防犯力が強化されるよう、組織への情報提供や助言あるいは資機材整備への補助などに着実に取り組まれるようお願いいたしますが、こうした地域における防犯活動をはじめ、警察、市などの関係機関、団体との連携による取り組みによって市内の犯罪認知件数は年々減少してきておりますが、そのような中で特殊詐欺の発生が顕著であるように感じておりますが、現在の状況と課題を市民生活部長にお伺いします。 136 ◯市民生活部長(青島恒巳君) 富山警察本部によりますと、昨年県内で発生した特殊詐欺の被害件数は114件、被害総額は約3億2,400万円となっております。そのうち高岡警察所管内では19件、7,400万円余の被害が確認されておりまして、一昨年に比べ、件数は4件減少してはおりますけれども、被害額は約400万円増加しております。  特殊詐欺被害の未然防止のため、巧妙化している詐欺の手口についていかにわかりやすく情報提供を行うか、また市民の特殊詐欺に対する危機意識や当事者意識の醸成をいかに推進していくかがこれからの課題であると考えております。 137 ◯2番(横田誠二君) 今ほども件数等に触れられましたけれども、この特殊詐欺でございますけれども、富山県警の先月9日の発表「特殊詐欺の現状」というものによりますれば、平成22年から26年にかけては認知件数及び被害総額ともに上昇をしていました。それが27年には一旦減少に転じ、ところが28年には再び認知件数が増加しているということであります。  また、北陸新幹線の開業によりまして、従来の振り込み型に加えて現金手交型、直接行って手渡すという、それも発生してきていると伺っています。  そこで、市としてこの特殊詐欺の防止に向けた対策の内容、これを市民生活部長にお伺いします。 138 ◯市民生活部長(青島恒巳君) 本市では特殊詐欺の防止に向けまして、これまでさまざまな啓発活動に取り組んできております。  今年度からは、新たな事業といたしまして、高齢者世帯等を対象に通話録音装置の無料貸し出しを実施しております。この装置は、電話の着信前に相手方に対しまして、会話内容が自動録音される旨の警告アナウンスを流すものでございまして、特殊詐欺被害の未然防止に効果を発揮するものと思われます。今後とも、この装置の利用促進に努めてまいります。 139 ◯2番(横田誠二君) なお、今ほど答弁のありました無料通話録音装置、機械の設置を進めるほかに有効とされておりますのは、自宅電話の留守番電話設定あるいはナンバーディスプレイサービスの活用、家族間での電話の際の合い言葉を設定しておく、こういったことも被害を防ぐ有効な手段であるとのことですが、何よりも大切なことは、慌てて一人で判断せず、警察や家族に相談することかと思います。  また、昨日の新聞報道にありましたが、内閣府が行った世論調査で、特殊詐欺の被害者を占める70歳以上は2人に1人が「だまされない自信がある」と回答し、防犯対策も手薄と判明し、認識の甘さが被害を生む要因となっている実態が浮かんだとのことです。  したがいまして、今ほども述べた話も含めたさまざまな情報を、あらゆる機会を捉えて地道に伝えていく。それを通じて防犯意識を高め、地域での声かけが生まれる土壌をつくっていくということが大切と考えますが、この特殊詐欺を防ぐための啓発という点において、これまでの取り組みを含めた市の対応を市民生活部長にお伺いします。 140 ◯市民生活部長(青島恒巳君) 本市では、今ほど議員もおっしゃられましたように、これまでも特殊詐欺を防ぐための啓発活動といたしまして、市のホームページや広報「市民と市政」への掲載、消費生活講演会の開催、そして消費生活相談ガイドの全戸配布、そしてまた警察と連携した街頭活動などに取り組み、注意喚起を図ってきたところでございます。  今後とも市民への情報提供や啓発活動の充実に努めますとともに、警察、金融機関、地域包括支援センターなどの関係機関との連携を強化して一層の被害の未然防止に努めてまいります。 141 ◯2番(横田誠二君) 詐欺犯も手をかえ品をかえアプローチしてきますので、地道で粘り強い気持ちを持って今後もしっかりと取り組みを進められますようお願い申し上げ、次の質問に移ります。  次は、安全・安心のうち、防災についてです。  今年度も春の熊本地震をはじめ、台風被害や大雨など各地で自然災害が発生し、その猛威を振るいました。  災害時には、消防を含む行政だけでなく、自助、共助、公助の精神のもと総力戦で対応に当たることが肝要です。そのため、本市では各町内等での自主防災組織結成に向け鋭意取り組まれてきたものと存じますが、本件については私の所属する委員会でお伺いするといたしまして、ここでは災害時における医療体制について、特に先日7日に報道があった災害拠点病院における事業継続計画、いわゆるBCPの策定状況等についてお伺いしていきます。  まずは、そもそも災害拠点病院とは何なのか。聞くところによりますと、本市内では、平成8年に高岡市民病院が、平成27年に厚生連高岡病院がそれぞれから災害拠点病院の指定を受けているとのことですが、その役割や機能について市民病院事務局長にお伺いします。 142 ◯市民病院事務局長(原野豊文君) 災害拠点病院は、災害発生時に被災地からの傷病者の受け入れ拠点となる役割を担う病院であり、国が定めた基準に基づきが指定されるものであります。  国が定める災害拠点病院の指定要件は、耐震構造を有し、24時間緊急対応できる傷病者等の受け入れ体制を有していることや、災害派遣医療チーム(DMAT)や非常用発電機、ヘリポート、3日分程度の食料や飲料水の備蓄などを有していることとされております。  本院は、議員御指摘のとおり平成8年に災害拠点病院に指定されておりまして、これまで災害拠点病院に求められる施設機能の維持向上に努めるとともに、毎年、実践的な災害対応訓練を実施しているほか、災害派遣医療チームの隊員養成や訓練への積極的な参加などにも取り組んできたところであります。 143 ◯2番(横田誠二君) なお、報道によりますと、全国の災害拠点病院、今ほど答弁のありましたそれにつきまして、715施設ありまして、そのうちBCP未策定が393病院、率にして約55%とのことですが、このBCPは、病院が大規模な地震などに被災した場合でも可能な限り医療を提供していくために欠かすことのできないものであり、災害拠点病院に指定の病院であれば、より強くその策定が求められると考えます。  ちなみに、厚生連高岡病院は今年度春に策定済みとのことであり、そこで市民病院事務局長にお伺いしますが、市民病院の業務継続計画の策定状況についてお示しください。 144 ◯市民病院事務局長(原野豊文君) 本院では、平成27年度から院内関係職員で構成する災害対策委員会を中心に、地震などの災害により本院が被災した場合でも、入院・外来患者への医療の提供や、災害拠点病院として求められる傷病者の受け入れを寸断なく提供するための業務継続計画の検討を進めてきたところであります。  具体的な本院災害対策本部の運営手順や施設、医療機器への被災の状況の把握、ライフラインの確保の方策、傷病者受け入れの各部署の行動計画など業務継続計画──BCPでございますが、BCPの内容を高岡市民病院災害時対応マニュアルに盛り込み、今月中にはマニュアルの改訂作業を完了させることといたしております。  また、本マニュアル改訂後につきましても、毎年実施している災害対応訓練の結果等を反映させ、より実効性のあるものとなるよう適宜修正していきたいというふうに考えております。 145 ◯2番(横田誠二君) ありがとうございました。  一昨日に丸6年が経過した東日本大震災の教訓からこの業務継続計画の作成、これが求められたところでありまして、このことを含む平成24年3月21日付で厚生労働省の医政局長が発出した「災害時における医療体制の充実強化について」によりますと、災害医療に関する訓練等の実施など9項目にわたって災害時医療についての記載がなされており、平常時、災害時、この両面で安定した医療の提供ができるよう、これからも万全の備えをとっていただきたいと思います。  続いて、同じく安全・安心のうち、消防についてお伺いしていきます。  消防分野では、さきの個別質問で昨年末の糸魚川市大規模火災に関する質問がありましたので重複を避け、私からは特に非常備消防、つまり消防団の充実強化についてお伺いしていきます。  過去の災害における消防団の活躍は御案内のとおりですが、このたびの火災においても、糸魚川市消防本部が約1,000人いる全消防団員に出動を発令し、市内全域の団員が現場に集結して活動に当たったとのことです。ただ、なり手不足が深刻であり、同じく新聞報道によれば糸魚川市消防団も4月1日現在で定員を150人下回っており、これは全国的な課題ともなっています。  そこで消防長にお伺いしますが、前年度と今年度の消防団員数と充足率の推移はどのようになっていますでしょうか。 146 ◯消防長(澤崎 茂君) 本市の消防団員数は、平成27年4月1日現在で911名、条例定員1,020名に対します充足率は89.3%で、平成28年4月1日現在では、前年度から36名増の947名、充足率は92.8%であります。ちなみに、直近の3月1日現在では、年度当初より7名減の940名、充足率は92.2%となっております。 147 ◯2番(横田誠二君) 対前年比較、27年と28年度の比較では消防団員数は増加しているとのことでしたが、消防団員の確保に向けた取り組み内容について、同じく消防長にお伺いします。 148 ◯消防長(澤崎 茂君) 平成27年度には、機能別団員といたしまして、住民に対し救命講習などの指導を行います救急救命団員を導入するとともに、消防団サポート事業として、消防団員やその家族などにサービスを提供する消防団応援の店の事業を開始しております。  また、今年度は、女性消防団員の意識の高揚と連携強化を図るため女性副団長を登用いたしましたほか、子育て世代の消防団員が消防団活動に参加しやすくするため消防団活動時の託児支援制度を開始するなど、各種事業を展開してきたところでございます。 149 ◯2番(横田誠二君) 今ほどいろいろな取り組みを申し上げられました。  では、それらの取り組みの成果について、同じく消防長にお伺いします。 150 ◯消防長(澤崎 茂君) これまでのところ、消防団応援の店につきましては254事業所の登録があり、その利用状況などにつきまして消防団員にアンケート調査を行いました結果、全団員の半数近くが消防団応援の店を利用したことが確認されました。また、託児支援制度につきましては、消防団の秋季検閲訓練などにおきまして5名の利用があり、消防団員からも好評を得ております。  さらに、平成28年12月には、救急救命団員の発足などにより36名の消防団員が増加した実績などが認められまして、総務大臣から高岡市消防団に感謝状が授与されますなど、消防団の入団促進と活性化に一定の成果があったものと考えております。 151 ◯2番(横田誠二君) 安全・安心のまちづくり、これに資する消防力の強化に向けて、今ほどいろいろありました取り組み、果敢に挑戦されているということは高く評価されますが、本市の消防団員の定員、これが1,020名となっておりまして、先ほども冒頭に答弁がありましたが、それに対しまして今年度当初が947人ということですから、引き続きの取り組みが必要と考えます。  そこで消防長にお伺いしますが、新年度以降の消防団員確保に向けた取り組みについてお示しください。 152 ◯消防長(澤崎 茂君) 今後の取り組みといたしましては、新年度から、消防団員として活動した大学生などの就職活動を支援するための学生消防団活動認証制度を開始いたしまして、学生消防団員の加入促進に努めることとしております。  また、サラリーマン団員が増加していますことから、平日、昼間──昼の間ですが──に出動できる団員を確保するため、基本団員の活動をサポートする災害支援団員の導入に向けた検討も行っており、これらの施策を展開していきますことで団員の加入促進と活性化を図ってまいりたいと考えております。 153 ◯2番(横田誠二君) 私も消防団員の一員でありまして、新たな消防団員の確保に向けて地域内での呼びかけを行うなど微力を尽くしていきたいと思いますので、充足率100%を目指してともに頑張っていければと思います。  では続きまして、少し違った角度から、先月答申されました高岡市DV対策基本計画の関連事項について伺っていきます。  このDVというテーマにつきましても、安心して暮らせる住みよい環境づくりという点においてはそれに包含されるものであり、現代社会が直面する課題の一つとなっていますので、進めていくべき施策と存じます。  そこで、少し古い話になりますが、平成11年度に当時の総理府が全国調査を行った中で、約20人に1人の女性がDVで命の危険を感じたことがあるとの調査結果が報告されています。こうした中で、国が平成13年に配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律、いわゆるDV防止法を制定し、以後3回の法改正が行われる中で、市町村に対して配偶者暴力相談支援センターの設置を努力義務として求めるなどして現在に至っております。  そこでまず1点目に、本市はこれまでDVにどのように取り組んできたのか、市民生活部長にお伺いします。 154 ◯市民生活部長(青島恒巳君) 本市では、平成16年に開館いたしましたウイング・ウイング高岡の男女平等推進センターに相談室を設けましてDVなどに関する相談業務を行い、市内に限らず広く呉西地域からの相談も受けておるところでございます。相談内容によっては、被害者の安全確保や生活支援制度の情報提供、子供の安全保護や就学支援なども行っております。また、DV未然防止のため、講座の開催やリーフレットの配布などにも取り組んできているところでございます。  このような中、平成24年には男女平等推進センター相談室に、今ほど御紹介もありました配偶者暴力相談支援センターとしての機能を備え、関係機関との連携を一層強化し、被害者の支援に努めております。 155 ◯2番(横田誠二君) 私自身、日ごろDV問題についてかかわる機会が少ないということもありますので続いてお伺いしていきますが、今ほど答弁のありました男女平等推進センターにおきますDVに係る過去5年間の相談件数はどの程度であるのか、その推移について市民生活部長にお伺いします。 156 ◯市民生活部長(青島恒巳君) DVに関する延べ相談件数は、平成24年度の1,911件をピークに減少傾向にございます。平成27年度は1,001件となっております。しかしながら、今年度は12月末現在で1,111件と昨年の年間実績を既に上回っているところでございます。  今ほど申し上げましたDVの相談件数は、全相談件数のうち約6割から4割程度の比率となっているところでございます。 157 ◯2番(横田誠二君) それでは、DVへの相談業務の体制、これにつきましてどうなっているのか、同じく市民生活部長にお伺いします。 158 ◯市民生活部長(青島恒巳君) 男女平等推進センター相談室では、常時2人の専任相談員による電話・面接相談を実施し、被害者に寄り添った適切な助言や支援に努めておりまして、場合によりましては、被害者の避難や自立に向けた手続が円滑に進むよう相談員が付き添う同行支援も行っております。  現在、相談時間は、月、火、水、金、土曜日は午前9時半から16時半、木曜日は14時から20時で、平日の日中だけでなく木曜の夜間や土曜日にも相談できるように対応しているところでございます。 159 ◯2番(横田誠二君) これは私の勝手な認識かもしれませんけれども、DV問題というのは、ややもするとプライベートで個人情報を取り扱う微妙な問題でありながら、一方で被害者の生命や身の安全を守るための大事な取り組みであると考えます。  そこで最後に、DV相談、今ほどいろいろ件数等もありました。体制の問題もありました。相談の内容や傾向から見えてくる課題、それと今後の取り組みについて、市民生活部長にお伺いします。 160 ◯市民生活部長(青島恒巳君) 具体的な相談内容には、殴る、蹴るといった身体的暴力だけではなく、暴言を吐く、無視するといった精神的暴力に関する相談が目立ってきております。また、生活費を渡さない、仕事につくことを許さないといった経済的暴力も見受けられます。さらに、子供の面前でのDVが児童虐待であると認知されていないことや、DVから逃れた被害者が自立するための住宅の確保などが課題となってきております。  今後は、DVを生み出さないために正しい知識を身につけるための予防啓発活動や、被害者の生命や身の安全を守るための緊急避難先の確保などにも重点的に取り組んでまいりたいと考えております。 161 ◯2番(横田誠二君) 年々市民ニーズや行政課題が複雑、多様化し、さまざまな事案への対応が求められる一方で、職員が減少する中ではありますが、このDV問題についてもしっかりと対応を進めていただきたいと思います。  では、続いて伺っていきますが、さきの提案理由及び代表質問では、高岡市への転入転出の人数、つまり社会動態が平成27年度に19年ぶりに増加に転じ、今年度においても同様の傾向が続いているとのことでした。これは本市が住みよい地域であるかをあらわす一つの指標として捉えることができるものであり、増加の理由として、市は地域の雇用情勢の改善等さまざまな理由を挙げていますが、子供を産み育てやすい環境づくりということも大きく寄与しているものと考えます。といいますのも、私と同世代やその前後、20から40代ぐらいの現役の子育て世代から話を伺う中で、しばしばこども医療費助成制度の話題が出てくるからであり、言うなれば若年世代にとって子供を育てる経済的負担感の軽減ということが重大なトピックスであるということです。  さらに言えば、家を建てるための土地代であったり、それに係る固定資産税であったり上下水道料金だったりと、子育て世代はもとより、それ以外の多くの世代、世帯にとっても日々の暮らしに係る負担が少ないほうがいいという感覚は当然あって、実際にこれまで高岡市は税金が高いという話もしばしば耳にしてきました。  そこで、公共料金という切り口で質問を進めていきますが、子育て世代の経済的負担を和らげるこども医療費助成制度について、これまで幾度か本制度の変更を行ってきたものと存じますが、直近に行った変更の時期と内容について、福祉保健部長にお伺いします。 162 ◯福祉保健部長(山口益弘君) こども医療費助成について、直近では平成26年10月に通院に係る医療費の助成対象を小学校6年生から中学校3年生までに拡大しております。 163 ◯2番(横田誠二君) ありがとうございます。  時系列でいきますと、この変更によって、支援策が手厚く子育てしやすいと言われてきた射水市をはじめ他の近隣自治体と肩を並べることとなり、その後の平成27年、そして進行中ですが28年に転入超過があったということになります。  では、子供への助成制度ということに関連して続けて伺いますが、本市の保育料は幾らなのか。本件については所得に応じて変動しますので、一般的といいますか、中所得階層の3歳以上児の保育料について、福祉保健部長に伺います。 164 ◯福祉保健部長(山口益弘君) 階層区分が県内10市とも同じである市民税所得割額が8万4,900円から9万7,000円の中所得階層で見ると、3歳以上児の保育料は月額2万300円となっております。 165 ◯2番(横田誠二君) では、同じ階層で比較した場合、県内10市で最も保育料が安価な自治体はどこであり、本市は安いほうから数えて何番目に位置しているのか、福祉保健部長にお伺いします。 166 ◯福祉保健部長(山口益弘君) 今ほどお答えした中所得階層3歳以上児で比較すると、最も安いのは砺波市で月額1万4,800円であります。本市は安いほうから数えて6番目となっております。 167 ◯2番(横田誠二君) 次に、その他の公共料金について、国民健康保険税は幾らで、その順位は県内10市でどうなのか、同じく福祉保健部長にお伺いします。 168 ◯福祉保健部長(山口益弘君) 本市の国民健康保険税は、所得割が11.50%、被保険者ごとの均等割が4万2,000円、世帯ごとの平等割が3万9,000円であり、2月末現在における1人当たりの国民健康保険税は年額9万2,778円となっております。県内10市での順位については、今年度の所得割の率で比較すると高いほうから2番目となっております。
    169 ◯2番(横田誠二君) では続いて、介護保険料の基準額と、県内10市での順位について、福祉保健部長にお伺いします。 170 ◯福祉保健部長(山口益弘君) 介護保険料の基準額は月額で5,727円であり、県内10市の中では安いほうから数えて4番目となっております。 171 ◯2番(横田誠二君) 水道及び下水道料金について続いてお伺いしますけれども、これは20立方メートル仮に使用した場合、1カ月当たりそれぞれ幾らで、同じく県内10市での順位はどうであるのか、上下水道事業管理者にお伺いします。 172 ◯上下水道事業管理者(新井雅夫君) 水道料金については3,376円、下水道使用料は3,412円でありまして、水道料金、下水道使用料とも県内10市の中では低いほうから数えて7番目となっております。 173 ◯2番(横田誠二君) このほか、固定資産税では1.6%で7位タイの最下位などとなっており、仮に都市計画税を含めたとしても6位タイで、下から数えた場合に富山市の1.7%に次いで2番目となっております。こうして見ると、公共料金という点において、本市は県内10市の中で中ほどから下のほうに位置していることがわかりますし、子育て分野では、金銭面だけを捉えた場合、日本一どころか県内一すら名乗れないということは事実であります。  確かに今回のこども医療費助成制度における所得制限の撤廃は、厳しい財政状況下での努力であり評価したいと思いますし、市民の方々にとれば家計に優しい自治体運営のほうが喜ばれることは間違いありません。  しかし、本件については、県内で朝日町が既に18歳未満に引き上げていますし、全国には22歳の年度末まで入院、通院ともに助成している自治体が存在します。このほかにも、予定ではありますが、新年度から富山市は病児の送迎に使うタクシー代の助成を50%から75%に、魚津市は同時入所の第2子の保育料を無料化に、朝日町は中学校給食費を完全無料化するとともに、生後6カ月から3歳までの間、家庭で育児をする世帯に月6万円を上限とした応援金を支給、そして滑川市は第2子保育料完全無料化を継続するなど、各自治体は次々と施策を打ち出しています。  ただ、次世代に責任を持つ立場として、こうした自治体間の価格競争のようなことがどこまで続くのか、そしてこれで本当にいいのかという思いがありますし、こうした動きが長じて他の公共料金の引き下げということに話が及ばないとも限りません。現に国民健康保険税については一般会計からの繰入額をふやすことで引き下げを求める声も一部にありますし、さきの個別質問で学校給食無償化の話も出てきております。  私としては、魅力ある地域づくりというものはあってしかるべきですが、多少表現はきついかもしれませんが、単にばらまきによるものは、昨今の厳しい自治体財政状況を顧みたとき、還元されるものではないと考えますし、富山のように車で10分や15分で他の自治体に移動できるぐらいコンパクトなにおいては、一連の子育て施策のような単純なサービス競争が行き過ぎることは避け、が調整や指導に入るべきものと考えるところであり、前述のこども医療費の件については朝日町を除いて各自治体おおむね横並びの状態となりましたので、つまりは中学3年生まで入院、通院ともに助成があるということとなりましたので、ここらで一服すべきかと思っております。  そこで、最後に市長にお伺いしますが、あらゆる分野において、県内自治体間における過度な公共サービスを抑制するため、が調整あるいは指導的役割を果たされるよう、本市単独または市長会を通じるなどしてに申し入れすべきと考えますが、市の所見をお伺いします。 174 ◯市長(高橋正樹君) 大変奥の深い話でございまして一概にお答えするのも大変難しいかと思いますが、自治体におきましてさまざまな公共サービス、特に福祉関係では自治体の、地方自治体なかんずく市町村の最も得意といいましょうか、最も重要な部分でございます。住民に最も身近な行政体として、住民のニーズに応えて適切なサービスを提供するということが大変重要かと思っております。  住民の福祉関係のニーズの中には、経済的なサービスということに対する声が大変強いことは承知をいたしておりますが、しかし一方で、限られた財源の中で、あるいは限られた人的リソースの中でどこにサービスを重点的に投入するかというのも、自治体に課せられた非常に難しい課題でございます。  高岡市では、特に経済的なサービスについては標準的なといいましょうか、平均的な動向を注目しながら、しかしそのほかに、例えば専門の保健師さんによる全乳児を診ていくとか、あるいは子を育てる親の方々が孤立しないように適切に情報を提供しながら不安に陥ることのないようにといったようなサービス、あるいは子ども・子育てのお子たちの状況に応じた多様な保育サービスを提供するというようなことにも心がけておりまして、そういった全体的なサービス水準というものを評価すべきではなかろうかというふうに思っているところでございます。  そこでお尋ねの点でございますが、私どもは、どの自治体もそうですけれども、限られた財源、人的資源を各地域の実情に応じて効率的、効果的に使用し、創意工夫を凝らしながらそのまちの特色を打ち出し、みずからの責任においてサービスの提供に努めるということが原理原則でございまして、そのように努力をいたしております。  しかし一方で、地方税財政の大きな枠組みの中でそれを支えておりますのは、その基礎となる標準的な行政サービスのあり方、水準ということでもございます。これについては消費税の引き上げ等々をめぐる国と地方の役割分担の中でもさまざまな議論がございましたし、そういう中で一定の考え方が打ち出されておろうかと思います。そういった標準的な行政サービス、これは地方交付税の算定のベースになったり、あるいは地方財政計画のベースになったりということで、私どもの地方税財政の大きなベースになっておるわけでございますが、そういったものはしかし一方で、地域の実態の変化あるいは社会情勢の変化等を踏まえて適宜見直しされていくべきものでございます。折々の必要に応じまして国やに積極的な要望もしていきたいと思いますので、実情をしっかりと整理をしていきたいと思っております。  以上でございます。 175 ◯2番(横田誠二君) ありがとうございました。  金銭的な部分だけではなくて、目に見えないいろんなサービス、人的な支援体制も含めて、それらを総合的に評価をしていただきたいというお話、これは理解はできました。  ただ、一般の方々はどうしても目に見えやすい、届きやすい、安いか高いかとかそういったようなところで動いていくという話の中で社会動態が左右されるという部分もあろうかと思っております。  高岡市は、やはり6市の都市機能、現駅、新駅の整備とかいろんな話をやってくる中で、他の自治体がそういう福祉に力を入れて、そこに人口が流れたという話も私なりにお聞きしているところであります。今、私が質問したような視点も大事にしながら市政運営に当たっていただければと思っております。  以上をもちまして、私の総括質問を終わります。  ありがとうございました。 176 ◯議長(曽田康司君) 横田誠二君の質問が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 177 ◯議長(曽田康司君) 1番 石須大雄君。       〔1番(石須大雄君)質問席へ〕 178 ◯議長(曽田康司君) 石須大雄君の質問時間は2時45分までです。  1番、どうぞ。 179 ◯1番(石須大雄君) 3月に入りまして、最近スポーツが大変楽しいなというふうに思っております。体型はちょっと違いますが、同年代の三浦知良さん、50歳と14日でゴールを決められる。私も見習っていきたいなというふうに思っております。体型を見習えばいいのかというふうに思いますが。  また、相撲でありますけど、日本人としての横綱昇進19年目ぶりということでありますが、稀勢の里さんが活躍、きのうから始まった初日では白星スタートであります。富山では朝乃山関。琴ヶ梅から20年たって関脇に昇進し、これも白星スタートということで本当に楽しいなというふうに思っております。  また、野球では、ワールド・ベースボール・クラシックが日本、活躍しております。第1ラウンドを全勝で勝ち抜いて、昨日、第2ラウンドも勝利をするというふうな状況でありますし、また高岡商業は3月20日、2日目の第1試合で盛岡大附属高校と対戦するというふうなことが決まっております。野球といえば地域球団BCリーグサンダーバーズでありますが、ここ2年ほど調子が悪いんですが、ことしは頑張っていただけるものというふうに期待をしているところであります。  さて、3月議会の質問を考えていましたときに、今定例会いろいろ聞くことがあるなというふうに思っておりました。大伴家持生誕1300年記念式典、それに旅する新虎マーケット、再現釈迦三尊像等々、歴史、そして観光、文化、技というふうなことを聞いていこうかなというふうに思っておりましたが、大伴家持生誕1300年については個別質問で質問があり、旅する新虎マーケットについてはまだ始まったばっかりで状況がつかめないかなと。そして、再現釈迦三尊像展については通告の日までにはまだ始まっていない状況でありましたので、今回これをばっさりと外しまして、北陸新幹線、そして「高岡の歴史文化に親しむ日」、子供の子育て支援、クルーズ船の4点について聞いていきたいというふうに思っております。  それではまず、1つ目の北陸新幹線「かがやき」の新高岡駅停車についての1つ目について、経営企画部長にお聞きします。  新年度予算では、新高岡駅利用促進関連事業費として1億円余りが計上され、通年にわたって計画的、機動的な対応を可能とし、「選ばれる観光地となるため『誘客』を重視した事業の推進」「プロの声、地域の声を活かした事業の推進」「西部、飛越能地域などの周辺観光地との広域ネットワークの強化」「沿線地域からの誘客活動の継続」の4つの戦略に基づき、高岡市の魅力向上と飛越能の玄関口である新高岡駅の特性を生かした誘客対策を着実に推進し、「かがやき」定期便化の停車を目指したいと市長答弁等がありましたが、今年度や昨年度は当初予算ではなく、必要になるたびに補正を行っていたと思いますが、今年度の現段階の予算額、そして昨年度の決算額はどのくらいなのか、お示しをいただきたいと思います。 180 ◯経営企画部長(草壁 京君) 平成28年度の現段階での関連事業費でございますけれども、当初予算、補正予算に平成27年度から繰り越してまいりました予算も含めまして1億211万9,000円でございます。また、平成27年度の決算額につきましては8,590万9,000円でございます。 181 ◯1番(石須大雄君) 済みません、確認をしたいんですが、平成27年度は8,000万余り、そして28年度は1億円余り、そして今年度は1億200万の当初予算だと思いますが、ことしも突発的なイベント、そして大変有効な企画等々があった場合は補正を行うというふうに思いますが、それで考えでよろしいか、経営企画部長に答弁をいただきたいと思います。 182 ◯議長(曽田康司君) 石須議員に申し上げます。  通告外の質問になるかと思いますので、訂正して再質問を行っていただくようお願いいたします。 183 ◯1番(石須大雄君) 私の通告は予算がどうなるがかというふうな話でありますので、ことし補正する可能性があるのかいうことは予算の中だと思いますが、どこが通告以外だというふうなことなのかわからないので、議長の考えを示していただきたいと思います。 184 ◯議長(曽田康司君) いただいた通告によりますと、今年度の現段階での予算額及び昨年度の決算額をお尋ねでありますので、「今年度の現段階」という表現になっておりますので、補正に関しては通告外というふうに判断をさせていただきました。 185 ◯1番(石須大雄君) 議長の判断でありますので質問は省きたいと思います。  ただ、ことしの予算でも、突発的に出てきたものは多分補正されていくというふうに思います。そういった思いの中で次の項目に入っていきます。  市長にお聞きします。  さきの自民同志会の代表質問で市長は、「定期便の停車についてはまだまだ厳しい状況にはあるが、実現に向けて地域の方々とともに新高岡駅の利用拡大を進めていきたい」と答弁されていました。  私は昨年の9月議会で、「9月3日の市民一斉乗車は、JRに対し、速達タイプ「かがやき」の定期便化に対する市民の熱い思いを示すことができたが、毎年行うものではない。最後の切り札を切ったものではないか」と指摘をさせていただきました。ことしも何か行う予定があるのか、お示しをいただきたいと思います。 186 ◯市長(高橋正樹君) ことしも新年度、新高岡駅利用促進に向けて努力をしてまいりたいと思います。さらなる需要喚起による交流人口の拡大を通じ、持続的な新幹線開業効果が創出できるよう、関係者が一体となった誘客対策に重点を置くこととして、通年を見通しまして、先ほど部長からお答えしましたような金額を当初予算に計上いたしたものでございます。  昨年9月の市民一斉乗車の日の取り組みは市民運動として実施され、本市もともに運動に参画してまいりましたが、大変市民の熱い思いをお示しすることができ、現在までの臨時「かがやき」の継続運行につながっているものと思います。新年度におきましても、市民の皆様と取り組む事業につきまして、新年度の推進方針を踏まえまして計画的に遂行してまいりたいと考えており、関係各位と御相談をしながら進めてまいりたいと思います。 187 ◯1番(石須大雄君) 引き続き、市長にお聞きをします。  新高岡駅利用促進タスクフォースが取りまとめたプロの声、地域の声を生かし、新高岡駅の利用につながる誘客事業の強化を図り、また新年度より市長政策部に総合交通課を設置し、利用促進策の進捗管理を一元的に行い着実に効果を発揮するよう努めるとありましたが、速達タイプ「かがやき」の定期便化について、いつまで目指し続ける決意なのか、お示しをいただきたいと思います。 188 ◯市長(高橋正樹君) 「かがやき」定期便の停車に向けた取り組みは、何度も申しておりますように大変厳しい状況にあろうかと思っておりますが、しかしまた続けていかなければならない課題でもございます。現在の開業区間における新幹線開業効果の拡大のみならず、今後、大阪までの延伸を見据えても極めて重要な取り組みと考えております。新年度においても通年にわたり効果的に対策を講じてまいりたいと存じておりますが、引き続き定期便化に向けて粘り強く市民の皆様とともに運動を展開してまいりたいと思います。 189 ◯1番(石須大雄君) 再質問をします。  私は、定期便化を目指すようだがいつまで続けるのかと。これは通告に出してあります。  答弁は今年度のお話でありました。定期便化になるまで頑張るがやというふうな決意があるのかなというふうに思いましたが、もう一度、市長の答弁をいただきたいというふうに思います。 190 ◯市長(高橋正樹君) お話にありましたとおり、定期便化、そしてまた便数の必要な本数の確保、利便性の向上、そういったことが実現いたしますように粘り強く運動を展開してまいりたいと存じます。 191 ◯1番(石須大雄君) 定期便化になるまで頑張るというふうな決意を持ってやっていただきたいなというふうに思っていたんですが、一方、市民の中からは、多額な金額を投資するのはいかがなものかという意見もそろそろ出てきている段階であります。多くの市民が定期便化を望んでいるのであれば、1億かけようが2億かけようがそれを遂行していくのが、市長、そして市の役割だというふうに思っています。市民のニーズにしっかりと応えながら定期便化を目指していくようなことをしていただきたいというふうに思っております。  なお、市民の皆さんからは、公共交通、JRといえども一民間企業である。その企業の乗降率を上げるために税金を使うのはいかがなものかというふうな意見もあったことを申し添えて、次の項目に入っていきたいというふうに思います。  教育長にお聞きします。  昨年、「高岡御車山祭の御車山行事」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことについては、私も高岡市民として大変うれしい出来事でした。ユネスコ無形文化遺産の登録を受け、「高岡の歴史文化に親しむ日」として市内の小・中・支援学校に休業日を設けることもいいことだと思います。  しかし、なぜ「高岡の歴史文化に親しむ日」として5月1日を市内の小・中・支援学校の休業日にしたのか、その理由についてお示しをいただきたいと思います。 192 ◯教育長(氷見哲正君) 昨年12月に「御車山祭の御車山行事」がユネスコ無形文化遺産に登録されましたことを契機といたしまして、御車山が奉曳される5月1日を歴史都市高岡を象徴する日として市内小・中・特別支援学校の休業日とすることとしたものでございます。  「高岡の歴史文化に親しむ日」には、家族などで、御車山祭をはじめ歴史の薫る町並みや建造物を見学するなどして、子供たちがふるさと高岡のよさを再発見する、そうした機会となることを期待しております。 193 ◯1番(石須大雄君) 御車山の奉曳をされる日、5月1日に御車山を見に行けというふうな話ではないのかなというふうな答弁なのかなというふうに思っています。なぜかというと、5月1日に雨降ったらどうするがやと、そんな日に急に休みにして家族もおらんしというような意見もあったわけであります。そのほか、建物、歴史・文化に親しむというふうな形のほうがいいのかなというふうに思っています。  引き続き、教育長にお聞きします。  高岡には、御印祭やつくりもんまつり、七夕まつりや各地の獅子舞、そして伏木のけんか山など、私は多くの伝統的な祭りがあると思いますが、ユネスコ無形文化遺産に登録をされないと高岡の伝統的祭りにはならないのか、高岡の伝統的祭りは御車山だけだと考えているのか、考えをお示しいただきたいと思います。 194 ◯教育長(氷見哲正君) 今、石須議員から御指摘ございました祭りのほかに、本市には、御車山祭はもとよりでございますけれども、気多神社のにらみ獅子でありますとか伏木曳山祭などのように文化財に指定されている祭り、そのほか地域で継承されてきたさまざまな祭りがございます。これらは文化財の指定の有無を問わず伝統的な祭りであると認識しております。 195 ◯1番(石須大雄君) 伝統的祭りだと認識しておりませんという答弁は絶対ないというふうに思っておりましたが。  高岡には多くの伝統的な祭りが存在をしています。私も伏木のけんか山の山町の住民として、また気多神社の近所に住む住民、さらには獅子舞をやっている住民として、本当に多くの祭りがあるな、歴史的なものがあるなというふうに考えております。  そこで教育長にお聞きをしたいと思います。  「高岡の歴史文化に親しむ日」というネーミングは大変にすばらしいと思います。自分が住む地の歴史・文化に親しむことは大変重要でとうといことだと思いますが、御車山だけではなく地域の祭りも大切にするべきと考えますが、見解をお示しいただきたいと思います。 196 ◯教育長(氷見哲正君) 議員御指摘のとおり、地域に受け継がれてきた祭りを大切にすることは、ふるさとに誇りと愛着を持つ、そうした児童生徒を育む上で大変重要であると考えております。  教育委員会といたしましては、「高岡再発見」プログラムなどで地域の祭りに進んで参加するよう促しているところでございまして、祭り当日の学校における授業等の取り扱いにつきましては地域の実情に応じて柔軟に対応するよう、これまでも市内小中学校に呼びかけてきたところでございます。 197 ◯1番(石須大雄君) 祭り等を通じて地域の歴史・文化に親しむ、そして地元を愛する気持ちを持っていくことがやっぱり地域の発展、そしてどこか大学等に行ったときにも帰っていこうかなというふうな気持ちにつながる。また、ほかからそういった地域に転入をしていきたいというようなことにもつながっていくのかなというふうに思っております。ぜひ5月1日の「高岡の歴史文化に親しむ日」、これをしっかりと地域の歴史を勉強する日というふうな位置づけをして、子供たちを指導していただきたいというふうに思います。  それでは、3項目め、子ども・子育て支援について、福祉保健部長にお聞きします。  今定例会の代表質問や個別質問の答弁によると、呉西6市で助成手続を統一したことから、6月議会までに結論を得て、秋ごろまでに子供の医療費助成の所得制限が撤廃されることとなるというふうに思いますが、子供の医療費助成に所得制限を設けたと同時にひとり親家庭の医療費助成制度にも所得制限を設けたと思いますが、こちらの所得制限についてはどうされるのか、予定をお示しいただきたいと思います。 198 ◯福祉保健部長(山口益弘君) ひとり親家庭の医療費助成については、限られた財源の中で持続可能な制度となるよう負担能力のある方には応分の負担をしていただくという観点から、現段階で所得制限の見直しは考えておりません。 199 ◯1番(石須大雄君) 再質問は行いません。  持続可能になるようにしていくという判断のもと、そういう制度になったわけであります。ただ、これからまたいろいろな機会を通じてもっともっと考えていっていただきたいなということをお願いしていきたいというふうに思います。  最後の項目に入っていきたいと思います。客船クルーズの誘致についてであります。  産業振興部長にお聞きします。  国土交通省は、日本海周辺の対岸諸国に経済発展を取り込むことを目的として、平成23年11月に日本海側拠点港を選定し、伏木港は国際フェリー・国際RORO船、そして外航クルーズの機能別拠点港に選定されていますが、昨年、クルーズ船の入港が少し少なかったのではないかと思いますが、実績をお示しいただきたいと思います。 200 ◯産業振興部長(黒木克昌君) 昨年の伏木港へのクルーズ船の入港でございますが、5回でございました。 201 ◯1番(石須大雄君) 次に、産業振興部長にお聞きします。  今の段階で、ことしの予定をお聞かせいただきたいと思います。 202 ◯産業振興部長(黒木克昌君) ことしですけれども、現段階では4月に最初のダイヤモンド・プリンセスが入港いたしまして、6回予定されているところでございます。 203 ◯1番(石須大雄君) 何年か前だったですが、出発のする港が霧のためそこに船が入らず、伏木に来る予定の船がキャンセルになったというのが本当に頭の中に残っています。外航クルーズはそういったことがあるのだなということを初めて認識をさせられた出来事でありました。ちょうどそのとき、伏木のけんか山を入港記念のときに出そうということで伏木のまちの中は大わらわやったわけでありますが、結果的に船が入らなかったという残念な思いをしています。そういったことがことしはないように祈りたいというふうに思っております。  次に、産業振興部長に引き続きお聞きします。  報道によると、金沢港がクルーズ船に力を入れ、ここ数年実績が伸びてきているとのことでありますが、金沢港の実績についてお示しをいただきたいと思います。 204 ◯産業振興部長(黒木克昌君) 金沢港の入港が非常に多いようでございます。昨年の例で見ますと、金沢港に入港いたしましたクルーズ客船は30回ということで確認をさせていただいております。 205 ◯1番(石須大雄君) 30回。伏木は5回実施でありまして6倍でありますが、金沢のクルーズ船、金沢港発着というものが本当に多い状況であります。新幹線で金沢に来て、金沢を観光しながら、そして船でまた観光に出ていく、そういったコースを一生懸命企画立案をしているというふうなことも聞いています。伏木港からもそういった方法がとれればいいなというふうに思っているところであります。  それではもう1点、産業振興部長にお聞きします。  この項冒頭で言いました日本海側拠点港、外航クルーズの機能的拠点港に指定されているという伏木港の利点をどのように活用しているのか、お示しをいただきたいと思います。 206 ◯産業振興部長(黒木克昌君) 日本海側拠点港に指定されて以来、伏木港では16万トン級のクルーズ船の係留が可能になるように整備されたところでございます。また、現在、世界最大級の22万トン級のクルーズ船の受け入れに必要な係留施設の整備というものについても、29年度中に行われるというふうに伺っているところでございます。  こういったような機能が拡充されますので、これを生かすことは何よりですけれども、先ほどの金沢の例を見ますと、どうしても上海あるいは韓国からの船ですと、短期間に移動したいということで能登半島をなかなか越えれないというのが現状だというふうに思っています。  この拠点港の整備をうまく生かすためには、今議員御指摘のようにツアーをいかにうまく造成するかということにかかるかなというふうに思っております。伏木より北側の拠点港、東北であったり北海道と組むことが、そういったようなツアーをつくらないとなかなか地理的なハンディキャップをクリアできないという事実もあるかと思います。  引き続き、拠点港という機能を生かしながらポートセールスに努めてまいりたいと考えております。 207 ◯1番(石須大雄君) 拠点港という利点をなかなか生かし切ることが難しいのかなというふうにも思っておりますが、22万トンの船が係留できる施設になりますので、ぜひその点も踏まえてクルーズの誘致に頑張っていただきたいというふうに思っております。  最後の質問になります。  都市創造部長にお聞きしたいと思います。  港から中心市街地までの距離、港の周辺整備状況、そして何といっても金沢市ということで金沢港の動きには大変危機感を私は持っています。  国土交通省による外航クルーズの機能的拠点港に指定されているのだから、今後整備されるC工区をクルーズ船専用に整備し、入国審査を行える建物を建設するように港湾計画を見直し、早急に整備を図るよう国に働きかけていくべきではないかと考えますが、見解をお示しいただきたいと思います。
    208 ◯都市創造部長(藤井久雄君) 議員御提案に関しますC工区の港湾計画見直しにつきましては、今後の取扱貨物量の動向やクルーズ客船の利用状況等を勘案し、港湾管理者において判断されますことから、本市といたしましてはやとやま呉西圏域と連携し、より多くのクルーズ客船の誘致等が重要であると考えております。  また、本市では、C工区の用地造成を含めた整備、クルーズ客船寄港に対応した必要な機能の整備やターミナル機能の検討等につきまして、これまでも国、に重点事業として要望しているところでありまして、今後の利用状況も見ながら計画の見直しが必要な状況になれば国、に働きかけてまいりたいと考えております。 209 ◯1番(石須大雄君) C工区の工事についてはまだまだ、いつから始まるのか決まってない状況でありますので、ぜひしっかりと入国審査を行える旅客ターミナルをつくる、これを早急にやっていかなければ金沢にどんどん人をとられてしまうのではないかというふうに思いますので、しっかりとその点について頑張っていただきたいというふうに思っております。  さて、3月定例会総括質問をやっておりますと、6年前の東日本大震災の日を思い出します。あの日も総括質問の日でありまして、終わり、そして議長が閉会を言う直前にこの議場がぐらぐらと揺れたことを非常に鮮明に覚えております。また、控室に戻ると、テレビの画面では津波の状況が映し出されて大変心苦しい、そして心配をしていたことが本当に思い出される。それから6年が経過をしました。いまだに東北の方々、約12万人の方が生まれ故郷に戻れないといった状況にあるというふうに報道がされています。何としても一日も早い復興、それを願いたいものだというふうに思っております。  そして、先ほど横田議員もおっしゃられましたが、今年度末で議会参与を含む高岡市の職員、多くの方が退職をされます。これまで市勢発展のために精いっぱい努力をしてこられたこと、感謝を申し上げ、これから健康に留意され、そしてますます御活躍をいただきますことを御祈念申し上げて、私の3月議会総括質問を終えていきたいと思います。  以上です。ありがとうございました。 210 ◯議長(曽田康司君) 石須大雄君の質問が終わりました。  この際、しばらく休憩いたします。               休             憩   ────────────・─────────────・────────────                                 休憩 午後2時14分                                 再開 午後2時23分   ────────────・─────────────・────────────               再             開 211 ◯議長(曽田康司君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。  総括質問、質疑を続行いたします。17番 四十九清治君。       〔17番(四十九清治君)質問席へ〕 212 ◯議長(曽田康司君) 四十九清治君の質問時間は3時27分までです。  17番、どうぞ。 213 ◯17番(四十九清治君) それでは、総括質問最後の番になりました。もうしばらくおつき合い願いたいと思います。  最近、特に世界中が何か不安のような状況になっております。ポピュリズムあるいはテロ、そしてまた難民、移民等々、大変激動の時期を迎えているような感じがしているわけであります。  振り返りますと、私が若いころ、当時イギリスでサッチャーさんが初来日いたしました。イギリスはそれこそエリザベス女王も首相も、いずれサッチャーさんが首相になるというような背景がありましたので、すごい国だなというような思いであります。もう40年近く前だと思います。  ところが、後で振り返ってみますと、当時イギリスは大変な時代でございました。「ゆりかごから墓場まで」というような形での社会保障が完備されるも、大変な国力の、経済力の衰えが続いておりまして、そういう意味では、その後アメリカで共和党のレーガン大統領が当選しまして2人で世界をリードしてきました。どういう形かと申しますと、皆さんも御存じのとおり、フリードマン経済学を用いる中でどんどんグローバリズム化、そしてまたそれが今の新自由主義と向かうような形で進んでいくということでございます。この2つの国が世界をリードしていったというふうに言っても過言ではないかというふうに思います。  そういう中で今、どういう状況が行われてきたか。ここ二、三年を見る限り、やはりこのイギリスとアメリカ両国で、例えばイギリスではテリーザ・メイ、あるいはアメリカではトランプさん、大統領になり、今まで壁をつくって壊してきたその両国が改めて壁をつくる。そしてまた、国境税を取る。そして、イギリスはEUを離脱するという大変な状況を迎えつつあるわけでございます。そういう意味では、この日本という国は昔みたいに鎖国では到底食ってはいけませんので、今から、例えば当時から中国に開放を仕向けたのも、改革開放を仕向けたのもアメリカあるいはアフガン、イラク、続く戦争あるいは侵攻を進めたのもアメリカ、これからもいろんな形での世界の激動が続くかもしれませんけど、この日本においても大変その波にもまれるようなことも続くかもしれません。  そういう中で、高橋市長さんにおかれましては、さきの代表質問に答えられまして、高岡らしい創造的なまちづくりは自分の責務であり、市民創造都市の実現を目指す。そして、全力で市政に邁進することを誓うと3選出馬表明されたわけでございます。  これまで、新幹線開業に向けてのいろいろな準備、そしてまた開通した後もいろんな施策を講じられ、高岡で19年ぶりに人口流入増を2年連続続けられるというような成果を上げられたわけでございまして、ぜひとも今後とも強いリーダーシップと指導力を発揮していただきたいというふうに思います。  それではまず、高齢者保健福祉・介護保険事業について質問いたします。  我が国の人口1億2,700万のうち、65歳以上の高齢者の人口は3,443万人、前年より78万人ふえて高齢化率は27.1%でございます。これが2060年になりますと高齢化率が40%になると言われております。要介護認定率は年齢とともに上昇し、65歳以上の認定率は18%、75歳以上は31%、85歳以上は50%以上というふうになっております。また、家族世帯員の減少と介護機能の低下も進んでおりまして、単身世帯26%、夫婦のみ32%、親と未婚の子のみの世帯32%、その他となっておりまして、家族介護として行っている場合、女性が7割、そしてまた60歳以上の方が7割、女性と高齢者の方が介護を行っているというような現実が浮き彫りになっております。そういう中で、26年度の保険給付の総額は9.2兆円、給付総額は8.3兆円で、当初の平成12年度と比べますと2.6倍になっております。  本市におきましても現在、高齢化率は31.8%、平成37年には35%と予測され、介護給付費も12年には59億円から27年度の155億円と急速に金額の増加となっております。こういう現実を踏まえまして、本市におきましても予防委託システムへの転換、施設給付の見直し、新しいサービス体系の確立、サービスの質の確保といろいろ工夫しながら、高齢者がいつまでも健康で生きがいを持って暮らすことができるような社会を目指し、平成27年に第6期事業計画を策定いたしました。  その第6期事業計画の基盤整備の達成状況について、高橋市長さんにお伺いいたします。 214 ◯市長(高橋正樹君) 高齢者の福祉の基盤整備につきまして、現在、第6期の介護保険事業計画を進めておりまして施設整備を進めておりますが、認知症高齢者グループホームなどの一部の施設で当初計画に対し事業者の応募数が及ばず、当初計画より施設整備が少なくなるという状況が生じてございます。  この要因といたしましては、事業者において必要となる介護要員の確保が見通しが立たなかったこと、あるいは介護報酬の公定価格の引き下げが行われ、事業者が参入に慎重になっていることなどが考えられております。  本市といたしましては、必要な介護サービス提供量の確保のため既存施設の定員拡大を図ったほか、平成29年度に地域密着型特別養護老人ホーム等で整備を図ってまいることといたしております。また加えまして、サービス付き高齢者向け住宅の整備が進んでおりまして、いろんなサービス選択の幅が広がっているということも状況としてはあろうかと思っております。次期計画であります第7期の介護保険事業計画においては、こういった状況を踏まえまして適切な基盤整備量を設定してまいりたいと考えております。  一方、介護保険事業の運営に当たりましては、制度に起因する課題も多いというふうに考えております。質の高い介護サービスの確保や適切な報酬の設定などについて国やに要請してまいりたいと存じております。 215 ◯17番(四十九清治君) 続きまして、現在、特別養護老人ホームの待機者の人数を福祉保健部長さんにお伺いいたします。 216 ◯福祉保健部長(山口益弘君) 現在進めております第6期介護保険事業計画では、本市の特別養護老人ホームの待機者を入所の緊急性や優先度の高い方、約100名と見込んでおります。 217 ◯17番(四十九清治君) 続きまして、引き続き福祉保健部長にお伺いいたします。  次の新たに第7期事業計画を策定する必要がございますけれども、高齢者がふえていく中でどんな順序や予定で組み立てていくのか、お伺いいたします。 218 ◯福祉保健部長(山口益弘君) 本市では、平成30年度からの第7期介護保険事業計画策定に当たり、地域の高齢者や事業所の状況を把握するため、高齢者のアンケート調査や介護サービス事業所の動向調査を実施しており、現在取りまとめ中でございます。  これらの調査結果をもとに、平成29年度において高齢者の介護予防推進策や必要な介護サービス提供量などを検討し、第7期介護保険事業計画の施策に反映してまいりたいと考えております。 219 ◯17番(四十九清治君) 本市におきましては、団塊の世代が全て75歳以上になる2025年までに、地域包括ケアシステムの構築を実現するべく事業を推進しておりますが、来年度の予定について福祉保健部長にお伺いいたします。 220 ◯福祉保健部長(山口益弘君) 本市では、おおむね小学校区単位で身近な見守りの力を強めるあっかり福祉ネット推進事業とあわせまして、おおむね中学校区単位で地域包括支援センターが中心となり、医療、介護、生活支援等を一体的に提供するあっかりライフ支援システムの構築を進めております。  来年度は、地域包括支援センターに配置した生活支援コーディネーターが中心となり進めている支え合う地域づくり会議において、地域資源を活用したネットワークづくりや、地域が主体となる機運を高め、支え合い活動の輪を広げていくことで地域の支え合い体制づくりを進めていくこととしております。 221 ◯17番(四十九清治君) この会議におけます外国人研修生の実態とこの研修生受け入れに対する見解について、部長さんにお伺いいたします。 222 ◯福祉保健部長(山口益弘君) 市内の社会福祉法人が運営する特別養護老人ホーム等において、経済連携協定、いわゆるEPAでございますけれども、これに基づく外国人研修生の受け入れ予定や経済連携協定により資格を取得した外国人介護福祉士の雇用実績があると伺っておりますが、いずれもわずかでございます。  昨年11月、技能実習法が一部施行されるなど、国においては介護分野での外国人の人材育成を拡大していく動きがございますが、これは人材育成を通じた国際協力を推進するもので、介護人材不足への対応を目的とするものにはなってございません。  介護分野における外国人研修生に関しては、介護職に対するイメージの低下、日本人労働者の処遇改善の努力への悪影響、介護サービスの質の担保などの点について適切な対応を図ることが必要と考えているところでございます。 223 ◯17番(四十九清治君) 続きまして、介護職員の研修あるいは認知症高齢者に大変効き目があると言われておりますユマニチュードについての取り組みについて伺います。 224 ◯福祉保健部長(山口益弘君) 議員御紹介のユマニチュードは、認知症高齢者とのコミュニケーションを図る手法として介護サービスの現場でも一部取り入れられているところであります。園芸療法や音楽療法等とともに認知症高齢者のケアに有効な手法であると認識しております。  今後とも、ケアマネジャーやサービス事業者への研修会や認知症事例検討会等において、ユマニチュードを含め認知症の方への適切な対応方法を学ぶ機会の確保に努め、認知症ケアの質の向上を図ってまいりたいと考えております。 225 ◯17番(四十九清治君) 次の項目に移ります。  子供たちや子育て家庭を取り巻く環境につきまして、急速な社会変化やライフスタイルの多様化、地域のつながりの希薄化など大きく変化しております。また、厚生労働省が行いました国民生活基礎調査によりますと、日本の子供の相対的貧困率は16%を超えるというふうに発表されました。  本市におきましても、これらを踏まえまして子ども・子育て支援事業計画を平成27年に策定し、実施しておりますけれども、この新たな子どもの未来応援事業計画の事業との違いについて、福祉保健部長に伺います。 226 ◯福祉保健部長(山口益弘君) 高岡市子ども・子育て支援事業計画は、子ども・子育て支援新制度のスタートに伴い策定いたしました、本市が進める子ども・子育て支援施策全体の計画であります。  また、今般策定いたします子どもの未来応援事業計画は、この子ども・子育て支援事業計画との整合を図りながら、近年、社会的に問題となっている子供の貧困の観点から本市が取り組むべき支援策を取りまとめた計画であります。  この2つの計画はいずれも平成31年度を目標年次としており、32年度以降は子ども・子育て支援事業計画の中で子供の貧困対策を取り組んでいきたいと考えているところでございます。 227 ◯17番(四十九清治君) 次に、子ども未来学習支援事業の拡充予定と子ども食堂への新たな支援予定について、福祉保健部長に伺います。 228 ◯福祉保健部長(山口益弘君) 現在、が事業主体となって、立野地区においてひとり親家庭の子供に対し無料で学習支援を行っております。平成29年度からは、市が実施主体となりこの事業を継続するとともに、新たに実施場所を1カ所ふやす予定としております。  また、子ども食堂については、との連携も考慮しながら、実施団体に対してどのような支援ができるのか早急に検討してまいりたいと考えているところでございます。 229 ◯17番(四十九清治君) 私の若いころ、実は梅原猛さんという先生がございまして、当時、『水底の歌』だったかと思いますけれども、あるいは『隠された十字架』、いろいろ読む機会がありまして感動を受けました。続いて、ほとんどそれ以降この方の本は読んで、そして講演もたまに聞きに行ったり、時には現地へ行っていろいろ見てきたりしたわけでございますけれども、それからいろいろ古代あるいは縄文文化、飛鳥文化等々、勉強なりあるいは見る機会も多々あったわけでございますけれども、3番目に、埋蔵文化財センターの開設、そしてまた第30回奥の細道サミットの開催についてお伺いしたいと思います。  教育長、当時、西広谷小学校の閉校のときにもいろいろお世話になりましたけれども、この小学校にようやく高岡が待ち望んだ埋蔵文化財センターが開設されるというふうにお聞きしております。オープンする日はいつか。そしてまた、その展示物の内容について、教育長にお伺いいたします。 230 ◯教育長(氷見哲正君) 高岡市埋蔵文化財センターは平成27年度から2カ年で整備を進めてきたところでございまして、この4月1日に開設することとしております。  その展示の構成内容は、市内から出土した遺物によって高岡の歴史を学ぶことのできる展示と、もう一つは、直接土器や石器に触れて歴史を体感できるコーナーの設置をコンセプトの二本柱として、現在、最終的な準備に取り組んでいるところでございます。 231 ◯17番(四十九清治君) 私の裏山でとれた、あるいは田んぼでとれた土器等なんかも恐らく入っているというふうに思います。この文化財目当てに県内はじめたくさんの方が来客するというふうに思いますけれども、職員の方の人数、そしてまた、当然説明するための研修等を考えられるわけでございますけれども、それについて教育長にお伺いいたします。 232 ◯教育長(氷見哲正君) 土曜、日曜、祝日の解説員といたしまして数名を登録し、展示の内容に応じて1ないし2名の職員を配置する予定でございます。解説に当たる職員の研修として、当面は市の職員のサポートを受けながら解説する経験を積み重ねることによりまして、その資質を高めていきたいと考えております。 233 ◯17番(四十九清治君) 続きまして、文化・歴史を学ぶために学校教育に取り入れる予定について、教育長にお伺いいたします。 234 ◯教育長(氷見哲正君) 児童生徒に埋蔵文化財に興味を持ってもらうため、土曜、日曜や夏休みなどを利用して特別展示や体験講座などのメニューを企画することといたしておりまして、各学校にも参加を呼びかけてまいりたいと考えております。  また、新たに埋蔵文化財センターを「高岡再発見」プログラムスタンプラリーの見学ポイントの一つに加えることといたしておりまして、遺跡や遺物を通して地域の歴史・文化を学ぶ施設として市民に親しまれるセンターとなるよう努めてまいりたいと考えております。 235 ◯17番(四十九清治君) 引き続きまして、このことにつきまして特別企画等をする予定はないのか、教育長にお伺いいたします。 236 ◯教育長(氷見哲正君) 特別企画の第1弾として、4月下旬から西広谷地域の出土品や旧西広谷小学校に残されていた貴重な土器や石器等の特別展を企画しております。  また、高岡市には県内でも貴重な遺跡が多くありますことから、各遺跡やその出土品を広く市民に紹介するとともに、鏡や古銭──いわゆる昔の硬貨でございますけれども──をつくる鋳物体験など、新しい講座メニューを展開してまいりたいと考えております。 237 ◯17番(四十九清治君) 次に、第30回奥の細道サミットが開催されるわけでございますけれども、この部分につきましていろいろ楽しみなことも考えられております。  前々から有磯海につきましては、例えば大伴家持あるいは当然芭蕉さんも歌に歌われたわけでございますけれども、「早稲の香や 分け入る右は 有磯海」、ようやく何か話すことができましたけれども、この部分につきまして歌っておりますけれども、実は富山全体を歌っているそうでございますけれども、やはり私どもには雨晴海岸から見える弁慶岩あるいは海、そしてまた立山連峰を思い浮かべるわけでございます。  歌われましたことで、当然世界あるいは日本に文化の発信もされるわけですけれども、サミットの参加団体、そしてこれまで29回行われているそうでございますけれども、この成果についてお伺いいたします。教育長にお伺いします。 238 ◯議長(曽田康司君) 今の発言の中で参加団体というふうに言われましたが、通告にはその部分ございませんので、通告どおりの答弁でお願いしたいと思います。 239 ◯教育長(氷見哲正君) 奥の細道サミットには、「おくのほそ道」ゆかりの市町村並びに関係機関の38団体が加盟しております。これまでの開催成果といたしましては、松尾芭蕉の業績を顕彰するとともに、「おくのほそ道」を通じて互いに連携し合いながら地域の活性化に結びつくさまざまな活動を実施し、俳句文化の振興に大きな役割を果たしてきたことが挙げられます。  本市は、国名勝指定を契機に第27回大会から参加しております。来年度は高岡市で、節目となる第30回大会が開催されることとなっております。この大会を通じて、芭蕉が高岡の地を訪れた時代に思いをはせるとともに、俳句を愛する人々が高岡に集う有意義な機会となるよう取り組んでまいりたいと考えております。 240 ◯17番(四十九清治君) ちょうど我が市におきましては道の駅もいろいろ準備してございますけれども、そういう意味で、おくのほそ道保存活用計画につきましてどんな組み立てで進めるのか、教育長にお伺いいたします。 241 ◯教育長(氷見哲正君) 文化庁では、「おくのほそ道」に登場する名所旧跡のうち、すぐれた風致景観を国の名勝「おくのほそ道の風景地」に指定しております。本市におきましては、雨晴海岸の女岩と義経岩が「おくのほそ道の風景地─有磯海─」として指定されております。  国名勝指定を受け策定する保存活用計画は、名勝地を次世代に確実に保存、継承するための方針や方法、そして将来の整備、活用の骨子などを内容とするものでございます。策定に当たっては、有識者や地域の代表などで構成する委員会において十分議論してまとめていきたいと考えております。 242 ◯17番(四十九清治君) それでは、最後の項目になります。  東日本大震災の発生から6年を迎えた先週の11日、各地で追悼式が開かれ、皆さんが祈りをささげました。私たち日本では七回忌にちょうど当たるわけでございます。私も昨年、宮城へ行きまして現地を見てまいりましたけれども、復旧工事は引き続いて続いておりました。ただ、いまだ12万3,000人が全国で避難生活を送っているということでありまして、一日も早い復旧・復興を祈るばかりでございます。  県内でも1月に南砺市利賀村、旧利賀スキー場だそうでございますけれども、地すべりがありましていろいろ対策が講じられております。そういう中で、ようやく3月7日に迂回路に仮の鉄橋が完成し、夜間通行どめが解除となりました。今後も片側交互通行から対面通行できるよう、が道路の拡張工事を行う予定だそうでございます。  常日ごろからの備えが大事であると改めて痛感するわけでございますけれども、本市における土砂災害警戒区域のうち、人家が5戸以上で重要整備箇所となっているところは何カ所か、都市創造部長にお伺いいたします。 243 ◯都市創造部長(藤井久雄君) 本市には、土砂災害警戒区域が335カ所ございまして、人家が5戸以上の箇所につきましては149カ所でございます。 244 ◯17番(四十九清治君) 続きまして、人家が5戸未満の場所は何カ所あるのか、都市創造部長にお伺いいたします。 245 ◯都市創造部長(藤井久雄君) 人家が5戸未満の場所につきましては186カ所でございます。 246 ◯17番(四十九清治君) そのうち整備完了済みの箇所は何カ所あるのか、都市創造部長にお伺いいたします。 247 ◯都市創造部長(藤井久雄君) 人家5戸以上149カ所のうち、60カ所が整備済みとなっております。また、人家5戸未満の186カ所につきましては民間開発や個人で整備されたものもあるということで、正確な数値として情報把握は難しい状況となっております。 248 ◯17番(四十九清治君) それでは、改めて都市創造部長にお伺いしますが、その整備していない箇所の今後の対応はどうするのか、お伺いいたします。 249 ◯都市創造部長(藤井久雄君) 未整備箇所につきましては、公共施設や人家の集合する箇所から対策工事を進めておりまして、今年度はが6カ所、本市が2カ所、合わせて8カ所を実施しているところでございます。今後、引き続き計画的な整備を推進してまいりたいと考えております。 250 ◯17番(四十九清治君) それでは、整備が完了して、例えば西山地域等、40年あるいは50年等年月が経過した箇所や危険と思われる箇所の点検は行っているのかどうか、都市創造部長にお伺いいたします。 251 ◯都市創造部長(藤井久雄君) 本市では土砂災害防止月間の6月に、や消防などの関係機関と過去に土砂災害のあった箇所や対策工事中の箇所をパトロールするほか、大雨のときには整備済みの箇所を含めパトロールを実施しているところでございます。  整備が完了して年月の経過した箇所もふえてきておるということから、地元住民の方からの情報を参考にしつつ、と連携しながら計画的な点検を進めてまいりたいと考えております。 252 ◯17番(四十九清治君) 続きまして、来年度の防犯カメラの設置予定について何カ所予定されておるのか、市民生活部長にお伺いいたします。 253 ◯市民生活部長(青島恒巳君) 新年度予算では、自治会等の地域団体に対し、防犯カメラの設置に係る初期費用の一部を助成する支援事業を実施することとしております。  この支援事業につきましては、予算の議決をいただければ予算上は4団体への設置を見込んでおりますが、新年度に入りましたら改めて地域の希望を確認して、予算の範囲内でできる限りの対応をしてまいります。 254 ◯17番(四十九清治君) 防災行政無線整備の予定場所と残っている場所の対応について、総務部長にお伺いいたします。 255 ◯総務部長(水上 哲君) 本市では御案内のとおり、これまで福岡地域あるいは沿岸部を中心に防災行政無線を整備してきたわけでございまして、土砂災害警戒区域につきましては残り5地区残っておりました。そのうち、27年度から石堤と二上地区につきまして整備をしてきておりました。29年度につきましては、国吉地区におきまして12局の屋外拡声子局を整備する予定としております。したがいまして、今後は守山と中田が残っているわけでございますけれども、これにつきましても計画的に整備を進めてまいる所存でございます。 256 ◯17番(四十九清治君) それでは、来年度新たに行います西部6市広域防災連携事業についての内容について、総務部長にお伺いいたします。
    257 ◯総務部長(水上 哲君) 来年度から始めます西部6市広域防災連携事業につきましては、6市全体の地域防災力の向上を一層図りたいということで2つ大きな柱を掲げております。1つは、広域避難を想定いたしました生活必需品や資機材等の共有備蓄。2つには、自主防災組織の一層の強化を図るため、地域の防災リーダーである防災士、これは6市全体で約400名余りの方がいらっしゃいます。こういった方々のスキルアップを目的とした合同研修会などを実施する予定といたしております。 258 ◯17番(四十九清治君) 土砂災害あるいは防犯・防災対策につきましては、いずれも市民の暮らしの安全と安心を守るということで、ぜひとも引き続いてきちんと行っていただくことを要望いたしまして、私の総括質問を終わります。  どうもありがとうございました。 259 ◯議長(曽田康司君) 四十九清治君の質問が終わりました。  これをもちまして、総括質問、質疑を終結いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議 案 の 委 員 会 付 託 260 ◯議長(曽田康司君) ただいま議題となっております議案第1号から議案第40号まで及び報告第1号の各議案は、お手元に配付してあります議案審査付託表(第15号)のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               請  願  の  上  程 261 ◯議長(曽田康司君) 次に、日程第2 請願第8号及び請願第9号を議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               請 願 の 委 員 会 付 託 262 ◯議長(曽田康司君) ただいま議題となっております請願第8号及び請願第9号につきましては、お手元に配付してあります請願文書表(第8号)のとおり、議会運営委員会に付託いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               休             会 263 ◯議長(曽田康司君) お諮りいたします。  来る15日及び17日は、議案調査のため休会といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 264 ◯議長(曽田康司君) 御異議なしと認めます。  よって、来る15日及び17日は、休会とすることに決定いたしました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               次 会 の 日 程 の 報 告 265 ◯議長(曽田康司君) 次に、議会の日程を申し上げます。  次回の本会議は、来る21日定刻の午後1時より再開し、諸案件の審議を行います。  また、明14日は、午前9時より代表者会議を、午前10時より民生病院、経済消防の各常任委員会を、16日は、午前9時より議会運営委員会を、午前10時より建設水道、総務文教の各常任委員会をそれぞれ開催いたします。  なお、本日、本会議終了後、議会運営委員会を開催いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               散             会 266 ◯議長(曽田康司君) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。  本日は、これで散会いたします。   ────────────・─────────────・────────────                                 散会 午後3時03分 Copyright © Takaoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...