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  1. 高岡市議会 2016-03-06
    平成28年3月定例会(第6日目) 本文


    取得元: 高岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-22
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 開議 午前10時00分   ────────────・─────────────・────────────               開             議 ◯議長(水口清志君) これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程(第6号)のとおりでございます。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議  題  の  宣  告 2 ◯議長(水口清志君) 日程第1 市政一般に対する質問並びに議案第1号から議案第50号まで及び報告第1号を議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               総 括 質 問 、 質 疑 3 ◯議長(水口清志君) これより、各議員の総括質問による市政一般に対する質問並びに提出議案に対する質疑を行います。  この総括質問は、総括質問要綱に基づき質問者1人当たりの持ち時間を25分以内、答弁時間を含め60分以内とし、一問一答方式により行うものであります。質問に当たっては、その都度、議長の許可を得ていただくとともに、答弁者を指定された上、簡明に行われるよう、また、答弁者も簡明に答弁されるようお願いいたします。  なお、議事整理の都合上、同一の答弁者が続く場合は、控え席に戻らず、引き続きそのまま答弁者席にて御答弁願います。  それでは、通告に従いまして、発言を許します。11番 福井直樹君。       〔11番(福井直樹君)質問席へ〕 4 ◯議長(水口清志君) 福井直樹君の質問時間は11時4分まででございます。  11番、どうぞ。 5 ◯11番(福井直樹君) 早朝のテレビ、ラジオ等で、きょうは何の日という記念日を紹介しております。3月14日はホワイトデーと放送しておりました。円周率の日でもあるようでございますが、しかしながら私どもにとっては、やはりこの3月14日は北陸新幹線開業の日でございます。  この新幹線開業からちょうど1年となる記念すべき本日、平成27年度最後の定例会に当たり、自民同志会より総括質問をさせていただきます。私にとっては初めてとなりますので、答弁いただく皆様には格段の御配慮をお願いいたしまして、早速質問に入ります。  まず1項目め、市長をはじめ各部局長が策定された「平成27年度わたしたちのミッション高岡市」についてお伺いします。
     議員の皆さんでこのミッションを御存じの方はおられますでしょうか。──余り反応がないようです。かく言う私も、市役所1階ロビーの壁に掲示してある、見覚えのある市長以下13名の部局長の顔写真とともに、「平成27年度わたしたちのミッション高岡市」なるものを発見したのは半年前ほどでございました。  皆さんが今年度取り組むミッション、一時期コミットメントという言葉もはやりましたけれども、果たすべき使命が宣言されています。  そこでまず市長に、平成27年度を総括いただきたく、この「平成27年度わたしたちのミッション高岡市」作成の狙いと御自身の「『元気なふるさと』文化創造都市たかおか創り」に対する評価をお聞かせください。 6 ◯市長(高橋正樹君) 1年前に、笑顔つながるファーストバースデイということで新幹線開業を迎えました。その後の新しい年度であります今年度、初めて、私も含めて各部局長の1年間のミッションというものを1階ロビーに顔写真とともに掲示をいたすことにいたしました。市のトップマネジメントであります私はもとよりでございますが、部局長さん方のトップマネジメントとしての自覚を促すため、そして市民に対して顔の見える行政の推進に向けた市の姿勢をお見せしたいと考えたものでございまして、その点については各方面に御理解をいただけたものと思っております。  私自身は、お話しいただきましたように、「『元気なふるさと』文化創造都市たかおか創り」ということをみずからに課しておりまして、本年度は未来高岡、新幹線開業後の世界を見通しながら「未来高岡」総合戦略の策定、あるいは日本遺産の認定とその活用、都市部における再開発の本格化などに取り組んできておりまして、地域経済の活性化、まちの魅力磨きに邁進してきたところであります。新幹線開業後の直後のまちづくりの新しいステージに向けて元気な一歩を踏み出したものと考えております。 7 ◯11番(福井直樹君) 「かがやき」停車が実現していれば、市長も相当高得点をつけれたのではないかと推察いたします。  今回、全員の方々に自己採点をお聞きする時間がなかったのですが、何人かの部長に「目標どおりの達成度合いであった」を80点とした基準に対して何点つけられるか伺ったところ、皆さん大体75点から80点ということで自己評価されました。思いのほか皆さん奥ゆかしい方ばかりではないと思いますけれども、辛目の点数をつけられたのではないかと感じております。  目標のハードルを下げれば達成度合いは当然高くなるわけでございますし、評価は難しいところであると思いますけれども、引き続き市長に、部局長の自己採点、75点から80点に対する感想をお聞かせください。 8 ◯市長(高橋正樹君) 議員お話のように、ミッションの設定とそれに対する達成度合いというものはなかなか自己評価は難しいものがあろうかと思いますが、一生懸命頑張っていただいたものと思います。  私としては、この1年間にわたって部局長さん方が自分のミッション、みずからのミッションというものを明確に意識をしながらその達成に向かって施策、事業の推進に努力されたということ、そして成果が上がっているということを大変心強く感じております。  もちろん達成できなかった部分、あるいはみずからじくじたるといいましょうか、もう一つ頑張り切れなかったという部分が、それは正直あったかと思いますが、それはそれぞれの部局長が受けとめて検証していただき、28年度に向けてさらに成果が上がるよう、各部局長それぞれはもとよりでございますが、私も部局長さん方と御一緒になって一緒に悩み、一緒に汗をかいて取り組んでまいりたいと思っております。 9 ◯11番(福井直樹君) ありがとうございました。  次に、市長と同じミッションとされた副市長にお伺いします。  点数は結構ですので、在任期間中の思いを込めていただきながら御自身の評価をお聞かせいただければと思います。 10 ◯副市長(林 時彦君) 私の役割は、市政全般をつかさどる市長を補佐することにあると思っておりますので、私自身のミッションといたしましては市長と同じものを掲げさせていただいたということであります。  私自身の評価ということになりますと大変難しい御質問でございますけれども、新幹線開業直後の大事な1年間を私自身は、新高岡駅、それから北陸新幹線の利用促進、さらには県西部6市連携の推進といったことに自分なりに尽力をさせていただいたと、このように思っております。まだまだ力及ばない点があったとは思いますけれども、総合的な評価といたしましては、未来高岡の実現のために一定程度の役割を果たしたということで及第点をいただければ幸いに存じております。 11 ◯11番(福井直樹君) ありがとうございました。  私も当然及第点というようなことで、林副市長におかれましては、本当に6年半、北陸新幹線の開業に伴う都市基盤整備、あるいは今ほどおっしゃられました6市の連携中枢都市圏等々の本市の発展に大変御尽力賜ったと思っております。心より感謝を申し上げたいと思います。  退任予定者の方々全員に御自身の評価を聞きたいところですが、それだけで私の質問時間が終わってしまいそうでございますので、皆様方の今後の御活躍を祈念申し上げまして、この項最後の質問に移ります。  このミッション策定の取り組みは今年度から始められたとお聞きしましたけれども、「市民と市政」やホームページ等でも公表していないということでございます。  そこで、このミッションについては次年度以降も作成いただくとともに、もっと市民にPRしてはどうかと考えますが、新年度以降の取り組みについての考えを市長にお伺いいたします。 12 ◯市長(高橋正樹君) 市政の推進に当たりまして、市民の皆様とともに思いを共有し、信頼関係を構築することが肝要でございます。新年度におきましても「高岡新時代、『未来高岡』へのステップアップ予算」と位置づけて新年度予算を編成したところでございまして、これらの市民の皆様への情報提供あるいは提案、提起ということについても、メディアを総動員して積極的な取り組みを進めていきたいと思っているところでございます。  お話のミッションの掲示ということにつきましては、そういう方策の一つでございますので新年度も積極的に展開して行ってまいりたいと思いますし、またこういう掲示のみならず、せっかく議員からもお励ましをいただきまして心強く思っておりますので、掲示のみならずホームページやその他、市の持つ広報メディアでも積極的に発信してまいりたいと存じております。 13 ◯11番(福井直樹君) 来年の質問項目の確約をいただき、ありがとうございました。  今後とも顔の見える行政に心がけていただくことを期待申し上げまして、次の項目に入ります。  第3次高岡市総合計画の策定が進捗しております。その中では、次代を担う創造性豊かな市民が育つ都市を目指すことがうたわれています。  市長の提案理由説明にもありましたように、「未来高岡」総合戦略の着実な推進、そして次期高岡市総合計画の将来像「市民創造都市高岡」をつくり上げていく上でも、人づくりが最も重要な柱の一つであると考えます。  そこで、関連した内容も含め質問してまいります。  まず、個別質問で何人かの議員が取り上げられた子どもの未来応援事業についてであります。  厚生労働省の調査では、国民の平均所得の半分を貧困ラインと呼び、その基準に満たない世帯の子供が平成24年に16.3%を占め、その割合は増加傾向にあるとのことであります。塾費用など学校外の教育支出が高い家庭の子供ほど学力テストの正答率が高いという調査結果も出ており、高校、大学への進学や就職に際しても影響が出ていることを考えれば、この負の連鎖は断ち切らなくてはなりません。  そこで、本市での子供の貧困率の算出は現時点で困難とのことですが、まずは子どもの未来応援事業の対象となる児童数をどの程度と見込んでおられるのか。また、その割合を福祉保健部長にお尋ねいたします。 14 ◯福祉保健部長(池田正志君) 子どもの未来応援事業の応援対象の児童数は検討組織で検討していただくことにいたしておりまして、その実態調査の実施、分析をした上で決定することになります。  仮に、経済的支援が必要と思われる18歳未満の子供を、生活保護受給世帯の児童、それから児童扶養手当受給対象児童、それから児童養護施設での入所児童といたしますと、27年の11月末では1,920人でございまして、子供の全体に占める割合は7.2%、約14人に1人と考えております。 15 ◯11番(福井直樹君) 厚労省では都道府県別の数字は出していませんけれども、先般報道にもあったように、山形大学の先生による調査では、生活保護費以下の収入で暮らす子育て世帯を貧困率と定義した場合、その割合は全国で13.8%、富山県は福井県の5.5%に次いで低い6.0%とのことであります。また、教育委員会にお聞きしたところ、小中学校で給食費や修学旅行代等の支援を受けておられるいわゆる就学援助対象児童数は約1,000人であって、割合は8.2%。今ほど部長から7.2%という数字をお聞きしましたけれども、いずれにしましても全国平均より低いということは喜ばしいことだと思いますが、この事業を通じてしっかりした実態調査、分析をお願いしたいと思います。  次に、その支援ニーズ調査についてお聞きします。子供の未来にどのような応援が期待されていると考えているのか。支援体制の整備計画策定スケジュールとあわせて、引き続き福祉保健部長、よろしくお願いいたします。 16 ◯福祉保健部長(池田正志君) 現時点においての応援対策といたしましては、学習支援、居場所づくり、親の就労支援などを考えております。  今後のスケジュールといたしましては、貧困の状況にある子供や家庭の実態把握、ニーズ調査、分析を行うとともに、地域における支援団体等の状況を把握をいたしまして、28年度中に具体的な応援対策を盛り込みました支援計画を策定したいと考えております。 17 ◯11番(福井直樹君) それでは、再び副市長にお伺いします。  本事業においては、子育て満足度日本一を目指す福祉保健部と未来創造のための人づくりを目指す教育委員会の連携が特に重要になってくると考えますが、本市の今後の取り組み方針をお聞かせください。 18 ◯副市長(林 時彦君) 議員御指摘のような連携というのは、非常に重要なものであると思っております。  これまでも福祉保健部局と教育委員会は連携を図りながら、家庭に困難を抱える子供を支援するために要保護児童対策地域協議会などにおきまして必要な情報を共有し、支援が必要な子供の対応について対策を講じてきたところでございます。  福祉保健部長からお答えをいたしましたように、今後、平成28年度中に子どもの未来応援事業で貧困を支援する体制の整備計画を策定することといたしております。その中で、福祉保健部局と教育委員会のこれまでの連携のさらなる強化や新たな連携のあり方を検討しながら、貧困家庭の子供に対する学習支援や居場所づくりなど、貧困対策がより実効性のあるものになるよう取り組んでまいりたいと、このように考えております。 19 ◯11番(福井直樹君) 事業の趣旨にあるとおり、まさに切れ目のないつなぎの対策が重要になってくると考えます。  ありがとうございました。  次に、同僚議員も触れましたが、先月、御旅屋通りで末広開発が指定管理者となっている高岡市中心商店街活性化センター「わろんが」でオープンしたオタヤ子ども食堂は、県内初の取り組みということもあり、大きな反響を呼んでいるとの報道もありました。  そこで、このスタートに至った経緯について。また、月2回の実施ということですが、これまでどのような児童の利用があったのか、福祉保健部長にお尋ねします。 20 ◯福祉保健部長(池田正志君) オタヤ子ども食堂は、親が忙しくて一緒に食卓を囲めずひとりで食事をしているとか、経済的な理由で満足に食べられない子供たちに、食事の提供を通じて健やかな成長を支援する取り組みが必要であるということで、市内の女性ボランティアグループが県内他市に先駆けて開設をされたものでございます。  2月13日が1回目でございまして、そのときは約20名、2月27日には約70名、それから先週の3月12日には約50人の親子連れや小学生のグループなどが訪れ、食事を楽しんだというふうにお聞きしております。子供の家庭の状況につきましては調査をされていないというふうにお聞きしておりまして、訪れた子供たちに全て食事を提供されているとのことでございます。 21 ◯11番(福井直樹君) 今後の充実した活用につなげていくためにも、利用者の実態把握なども検討いただければと思います。  引き続き福祉保健部長、この子ども食堂の場を利用して学習の機会を提供する考えはないか、お伺いいたします。 22 ◯福祉保健部長(池田正志君) オタヤ子ども食堂では、食事を提供する場所であるとともに、子供たちが安心して過ごせる居場所として、今後、ボランティアの大学生が勉強を教えるなど学習の機会を提供する取り組みも検討されるとお聞きしております。 23 ◯11番(福井直樹君) ありがとうございました。  実施回数の増加や本市のさらなる支援を含め、新年度から始まる中学生を対象とした土曜学習における自主学習方式の取り組みも参考にしながらサポートをいただければと思います。  さて、この子ども食堂もある意味、地域支援の側面もあると思います。  この項最後に、子供一人ひとりの可能性を最大限引き出せるように学校教育だけで十分に学力のつくのが本来の姿であると思いますけれども、本事業で地域社会にどのようなサポートを期待するのか、福祉保健部長に見解をお尋ねいたします。 24 ◯福祉保健部長(池田正志君) 子どもの未来応援事業におきましては、個々の支援団体が連携し、貧困の状況にある子供はもとよりでございますが、全ての発達、成長に応じた切れ目のない支援を行うネットワークの形成を市として進めてまいりたいと考えております。それぞれの団体におきましてはそれぞれで実施できる支援を行っていただきたいと考えておりますが、事業の計画策定の中でさらに検討をしてまいりたいと考えております。  ネットワークにつきましては、関係行政機関はもとより、広く地域の企業、大学、NPO、自治会などに参加していただき、事業の実効性を高めてまいりたいと考えているところでございます。 25 ◯11番(福井直樹君) 個人的には、「子供の貧困」という表現はいかがなものかと感じています。ネーミングを含め、今ほど部長ありました切れ目のないネットワーク支援、高岡型の応援事業の構築をぜひ検討いただくことを要望したいと思います。  ありがとうございました。  次に、昨年12月に策定されました高岡市教育大綱に関連して質問をいたします。  私が傍聴しました昨年9月の総合教育会議において、「今の子供は記述式問題において白紙の無解答が多い。途中まででも解答を書いてみる、いわゆる創造するという姿勢が見られない」という大変気になる意見が出ておりました。  そこで市長にお伺いします。策定された高岡市教育大綱における「人がまちを創る」の考えを、第3次高岡市総合計画にどのように反映するのか、見解をお伺いいたします。 26 ◯市長(高橋正樹君) 教育大綱は、学校教育はもとよりでございますが、子育て支援やコミュニティの活性化など、まちづくりを進めていく中でも未来を見据えた人づくりの視点に置くことが肝要であるという私の思いが盛り込まれておりまして、「人がまちを創る」という考え方のもと、基本理念を「未来創造のための人づくり」として策定したところでございます。  地方創生の流れの中でも、人の定住、人材の活用、子供の育ちなど、人は最大のテーマであると思っております。新たな総合計画の策定に当たりましては、このような人づくりの考え方をまちづくりの各分野を貫くテーマとして取り上げて注力、力を注いでまいりたいと思っております。 27 ◯11番(福井直樹君) まさに教育は国家百年の計とも言われております。市長のリーダーシップにより市民創造都市高岡につながることを切に期待申し上げます。  さて、少し各論に入りたいと思います。  市長の提案理由説明に少人数教育の取り組みがうたわれておりました。先般、県教育委員会から小学校3年生にも少人数学級を選択制で導入していくとの公表がありましたけれども、本市の対象校及び4年生以上への拡充を含めて、今後の方針について教育長にお伺いいたします。 28 ◯教育長(氷見哲正君) 平成28年度の本市の小学校3年生における少人数学級選択制の対象校は、この3月1日現在では5校ございます。  教育委員会といたしましては、対象校において、35人以下の少人数学級を選択するか、または加配教員を活用して行うティームティーチング等の少人数指導を選択するかについて、それぞれの学校や当該学年の実態を十分に勘案しながら、校長が適切に判断できるよう助言してまいりたいと考えているところでございます。 29 ◯11番(福井直樹君) 教育長、方針の確認でございますけれども、クラスがふえることにより先生も補充されるというようなことでよかったでしょうか。 30 ◯教育長(氷見哲正君) クラスがふえることにより1名増員されるということが基本でございまして、クラスをふやさずに、いわゆる加配される、必ず1名は最低加配されるわけですが、その加配教員を活用してティームティーチングを行うというふうな方法をとることも可能であるとしているのが今回の平成28年度にスタートいたします新小学校3年生の少人数学級選択制というふうなものでございまして、既に実施されている小学校1年生及び2年生の少人数学級とは少し異なるところでございます。 31 ◯11番(福井直樹君) 少し通告外の内容であったことを申しわけなく思っております。  いずれにしましても、きめ細かな指導による学力向上につなげていただきたいと思います。  続いて、運動会等での組み体操を規制する動きが全国的に広まっています。本市における過去の事故の実態。また、今後の方針及び対策について、教育長にお伺いいたします。 32 ◯教育長(氷見哲正君) 本市におきましては、現在、運動会で組み体操を実施している学校は4校ございまして、いずれも中学校であります。これらの4校におきまして、組み体操の中でも危険が大きいとされるピラミッドやタワーでのけがを伴う事故は過去5年間で1件ございました。これは平成23年度に3段タワーの練習中に起きたものでございます。なお、当該校では平成27年度からタワーの演技を中止したと聞いております。  今後、各学校に対しては、3月中に示される予定となっております文部科学省の指針に基づき、内容の見直しや種目変更等を含めて指導してまいりたいと考えております。 33 ◯11番(福井直樹君) 本当にどの世界にでも100%の安全というのは保障されていないのだと思います。大変難しい問題であると思いますけれども、まずは子供の運動能力の伸長につながるような対策もお願いいたしまして、次の質問に移ります。  「未来高岡」創生に向けた人づくりは、市役所内部にも当てはまると思っております。どうしても組織改編は行財政改革に視点が集まりますけれども、人づくりにおいても重要な契機、きっかけになるというふうに考えています。  組織改編については、代表質問答弁で市長から上下水道局、都市創造部については評価いただきましたので、このほか、市民生活部の再編、共創まちづくり課多文化共生室、男女平等・共同参画課の設置等、また福祉保健部の再編、児童育成課を改組され子ども・子育て課保育・幼稚園室を設置されたことに対する評価を総務部長にお伺いいたします。 34 ◯総務部長(高野武美君) 市民生活部は、市民生活に密着した施策を一元的に所管する部局として、より市民に根差した施策の推進に向けて、現在、新たな共創の指針や多文化共生、男女平等推進プランの策定などの取り組みを進めておりまして、本市の目指す共創のまちづくりの主要な役割を果たしているところでございます。  また、福祉保健部におきましても、幼稚園、保育園、認定こども園の業務を一本化したことにより、来年度から幼保一元化施設を認定こども園に円滑に移行するなど、着実に組織改編の効果があらわれているものと考えております。 35 ◯11番(福井直樹君) 組織は生き物とも言います。適時適切にたゆまぬ改編をお願いしたいと思いますし、新年度から始まる職制の見直しにおいても職員の皆さんのモチベーションが低下しないような人づくりを配慮をお願いをしたいと思います。  次に、福岡地域における農地や林務、土木等の窓口として経済振興課から産業建設課に改組され1年がたちますけれども、地元の評価はいかがでありましょうか。福岡総合行政センター所長にお伺いいたします。 36 ◯福岡総合行政センター所長(水上 哲君) お答えします。  産業建設課では、小規模な河川や道路工事、維持改良に関する相談、防犯灯や交通安全施設などの細やかな修繕要望に加えまして、農地や林務に関する御要望もお聞きしているところでございます。その際には課の土木技師が直接現地確認するなど、関係部局との橋渡し役としてきめ細やかな対応に努めております。  地元の方からは一定の評価を得られているものと考えております。 37 ◯11番(福井直樹君) 私も旧の建設部が福岡庁舎にあったときは、よく所長の席にお邪魔しておりました。最近はとんと御無沙汰しております。  福岡駅前地域交流センターの5月竣工に向け、御努力をお願いしたいと思います。  さて、組織改編にも関連した質問をいたします。  教育委員会の業務が多岐にわたり過ぎていると感じています。担当部署が一生懸命努力しておられる中、ボールパーク高岡での雨漏れや防球ネットのかさ上げなどに対しまして教育長が対応されていることに違和感を覚える市民もいます。富山県や富山市と同様、スポーツ行政を教育委員会から他部局へ移行してはどうかと考えますが、本市の考えを市長にお伺いいたします。 38 ◯市長(高橋正樹君) スポーツ行政ということが大きく取り上げられておりまして、今後のスポーツの行政の推進に当たりましては、2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されるということも踏まえますと、教育行政だけではなく市長部局との間で幅広い行政分野の連携が必要になってくると思っております。  教育委員会所管行政との関係では、これまで文化創造分野や子育て関連分野など一部を市長部局へ移行してきております。引き続き、幅広く市長部局との間で見直しを進めてまいりたいと思っております。 39 ◯11番(福井直樹君) 教育委員会には生涯スポーツ教育という側面も期待されるところでありますけれども、今ほど市長ありましたとおり、東京オリンピック・パラリンピック対策の業務の増加も予想されます。教育委員会が義務教育の児童の人づくりに専念できるように前向きで柔軟な検討もお願いしまして、次の質問に移ります。  企業子宝率はコンサルタントの渥美さんという方が独自に考案した指標でありまして、算出方法や名称の使用権を含む知的財産権が同氏に帰属しており、本市の数字を出すには予算化が必要ですぐには出ないと当局から事前にお伺いをしました。また、数字が何種類も出るというのも市民の皆さんは混乱されるのではないかという思いもあります。  そこで、合計特殊出生率について、本市は現在1.4程度でございますけれども、市役所の現状をまず総務部長にお聞きします。 40 ◯総務部長(高野武美君) 本市女性職員の平成27年の出生数は67人でございます。この数から合計特殊出生率を算出すると1.87となります。 41 ◯11番(福井直樹君) まず隗より始めよのとおりとなっておる数字でございます。本市の人口ビジョンの、まずは2030年目標である1.9に近いという大変高い数字であるということでありますが、年齢構成等の理由もあると思いますけれども、2040年合計特殊出生率の目標2.07に近づくよう期待を申し上げます。  次に、企業合計特殊出生率及び企業子宝率、両方のデータについて本市の状況把握を行う考えはないか、市民生活部長にお伺いいたします。 42 ◯市民生活部長(池田一隆君) お答えいたします。  合計特殊出生率及び企業子宝率の指標の活用は、それぞれの目的性から判断すべきものと考えております。その中で企業子宝率につきましては、議員も今ほどもいろいろ述べられましたとおり制約があることから、企業子宝率を直ちに把握することは難しいと考えております。
     本市が進めるワーク・ライフ・バランスは仕事と子育ての両立にも焦点を当てるものであり、さきの個別質問でお答えいたしましたように、本市が実施するワーク・ライフ・バランス推進事業所の認定要件に企業子宝率を取り入れることができるか、その効果も含め研究してまいりたいと考えております。 43 ◯11番(福井直樹君) ありがとうございました。  この項最後に、せっかく育てた人であります。高岡市人口ビジョンに示されたように、いかに流出した若者を呼び戻すのか、UIJターンによる移住、定住を進めるたかおかウェルカムサポート事業でございますが、まずは本市出身者のUターンに特化した施策を行うべきと考えます。  新年度、大学生の親や高校生を対象とした企業見学会や本市出身者を対象とした意向調査、これを初めて行うとのことですが、スケジュールとその意向調査結果の今後の活用策を経営企画部長にお尋ねいたします。 44 ◯経営企画部長(草壁 京君) 企業見学会につきましては高校の夏休み期間等を活用して実施したいと考えており、高校生の市内企業に対する興味の喚起、また親を通じた大学生への地元就職の働きかけなどにより将来的なUターンの増加を図るものでございます。また、年内を目途に意向調査を行い、次年度以降の出身者等への働きかけや支援策の検討に生かしてまいりたいと考えております。 45 ◯11番(福井直樹君) 若者の流出防止に向けましてスピーディな対応をお願いできればと思います。  さて、第3次高岡市総合計画基本構想の中間報告では、市民とともにつくる都市を目指すこともうたわれています。  そこで、大きな3項目めに共創のまちづくりについて質問をいたします。  今年度は、市民と行政の協働のルール策定後10年の節目の年でありました。事業の総括、補助金の見直し等を行い共創のまちづくりにつなげていく必要がありますが、2月末にスタートした新たな共創の指針策定に向けて、市長の意気込みをお聞かせいただければと思います。 46 ◯市長(高橋正樹君) 共創、指針をつくろうということで作業を始めておりますが、意気込みをということでありました。  平成18年以来、市民と行政が一緒になって協働事業の実践を進める中で、市民の皆様に協働ということの意識が広まり、市民が主体的にまちづくりにかかわり活動しようという意識も芽生えてきていると感じております。  このような成果を踏まえまして、私といたしましては、これまでの協働の取り組みを総括し、次への展開を図るため、その指針となるべき共創の指針を策定したいと考えて作業を始めたところであります。  共創のまちづくりでは、これまでの協働を基本としつつ、本市のまちづくりを実践する市民や企業、団体、地域、そして行政といった多様な主体が互いに連携することに軸足を置きまして、新たなまちの魅力や地域の価値をともにつくり上げていきたいと考えております。「未来高岡」総合戦略や新しい総合計画におけるまちづくりの進め方の指針となるものとして鋭意策定してまいりたいと存じております。 47 ◯11番(福井直樹君) 行財政改革に終わりはありませんが、行政のみでできる課題解決には限界があると思います。市長の力強いリーダーシップの発揮をお願いしたいと思います。  ありがとうございました。  次に、2月末に設立された「共創の指針」策定委員会委員10人の中に30代の方も複数おられ、バランスがとれた構成になっており、評価いたします。  今後の本市を担う世代の意見を十分に反映した指針にすべきと考えますが、指針策定に向けた意見聴取の進め方について市民生活部長にお伺いいたします。 48 ◯市民生活部長(池田一隆君) お答えいたします。  今回策定いたします共創の指針には、幅広い世代の方々の意見を取り入れていきたいと考えております。そのため、策定委員会では年代に配慮しつつ、学識経験者をはじめ、地縁組織、NPO、まちづくりで活躍されている方々に委員をお願いしたものでございます。  指針をつくり上げていく過程で、多くの市民の皆さんに関心を持っていただき、意見を出してもらうことが重要であると考えております。今後、策定委員会の議論に加え、市民参加フォーラムの開催やパブリックコメントの実施など幅広い意見をいただき、共創の指針へ反映してまいりたいと考えております。 49 ◯11番(福井直樹君) ありがとうございました。  引き続き市民生活部長に、多文化共生事業として高岡市多文化共生プランの改訂版を策定するとのことですが、今後のスケジュールを含め、内容についてお伺いいたします。 50 ◯市民生活部長(池田一隆君) お答えをいたします。  本市では、外国住民にとって暮らしやすく、社会参加しやすい多文化共生のまちづくりを今後も継続して進めていくため、現行の多文化共生プランの計画期間が平成29年3月で終了いたしますことから、新年度に次期プランを策定することといたしております。  具体的なスケジュールにつきましては、仮称でありますが、高岡市多文化共生プラン策定委員会を立ち上げ、28年度中に3回程度開催することとしております。これとあわせて、外国人を含む市民を対象として生活を営む上でのニーズや課題等を把握するため、アンケート調査を実施する予定といたしております。その結果も参考にしながら、次期プランでは、国籍を問わず全ての市民がともに住みよいまちづくりを目指すプランとなるよう取りまとめてまいりたいと考えております。 51 ◯11番(福井直樹君) 外国市民の知恵もかりて共創のまちづくりにつなげていただければと思います。  最後に、平成28年度予算について幾つか質問してまいります。  まず、全体の印象として、新規に主な事業24事業計上されましたけれども、自分の調べでございますが、昨年の40件に比べ、少ないのではと感じました。見解を経営企画部長にお伺いいたします。 52 ◯経営企画部長(草壁 京君) 平成28年度予算におきましては、いわゆる新規事業は前年度に比べると少ないものの、既存事業の内容の見直し、拡充を図りながら、「未来高岡」総合戦略に掲げる施策や現在策定中の新たな総合計画を効果的に展開するための先導的な取り組みについて積極的に予算計上したところでございます。 53 ◯11番(福井直樹君) いろいろ努力しておられることは評価いたしたいと思います。  続いて、財務調査費、ふるさと納税クレジット決済として35万円が計上されましたが、詳細について、引き続き経営企画部長、お聞かせください。 54 ◯経営企画部長(草壁 京君) ふるさと納税を促進するためには、まちの魅力磨きでございますとか効果的な情報発信とあわせまして、手続の簡素化、利便性の向上等、寄附しやすい環境を整備することが重要であると考えております。  このため、本市におきましては、ふるさと納税ポータルサイトにおきまして寄附の申し込みから納付までの手続を一括して済ますことができるよう、新年度より新たにインターネットでのクレジットカード決済を導入することとしております。財務調査費におきましては、そのための決済システム利用料等を計上しているところでございます。 55 ◯11番(福井直樹君) ふるさと納税は、平成26年度が84件、今年度が2月途中で184件と大変増加しているということで事前にお伺いしております。また、さきの定例会で、ふるさと納税者への情報提供等々をしていただけるという答弁も部長からいただきました。  特産品、伝統工芸品等の返礼品の拡充に加え、このクレジット決済の導入により、ますますふるさと納税の増加が期待できますけれども、ふるさと納税に関してさらなるPRを計画すべきと考えますが、経営企画部長に見解をお伺いいたします。 56 ◯経営企画部長(草壁 京君) 他の自治体の例を見ておりますと、クレジット決済の導入に伴うその手続の簡素化を契機に寄附金額が増加することが期待されます。本市といたしましては、この機会を捉え、これまで実施してまいりました市のホームページや民間ポータルサイトへの情報掲載、また高岡会や高校同窓会、また首都圏でのイベント等を通じた周知活動の強化を図りますとともに、需要が高まる件数がふえます年末に民間ポータルサイトを活用したPRを計画しているところでございます。  あわせまして、寄附対象となる施策、事業や特産品の見直し等に適時取り組むことで、高岡を応援していただく方々の増加を図ってまいりたいと考えております。 57 ◯11番(福井直樹君) 都市間競争に勝ち抜くためにも、しっかりアイデアを絞っていただきたいと思います。  さて、藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー事業費として3,557万円が計上されました。同ギャラリーをふるさと教育に活用するとの報道がありましたけれども、具体的にどういった点を活用してほしいと考えているのか、経営企画部長にお尋ねします。 58 ◯経営企画部長(草壁 京君) 先般、市内の小・中・特別支援学校に対しまして、学校教育の中でふるさとギャラリーの活用を呼びかけたところでございます。  実際にふるさと教育の中でどのように活用いただくかは学校現場での御判断ではございますけれども、施設を管理運営する立場としてぜひごらんいただきたいと考えますところは、一つには、高岡の風景でございますとか藤子さんが高岡で送られた学校生活等での経験が作品の中に生かされているということ、また藤子さんは「子どものころ、ぼくは『のび太』でした。」というふうに回想されているのですが、その藤子さんが強い思い、熱意を持って漫画に取り組み続け、世界で愛される数々の作品を生み出すに至ったことといったことでございまして、これらを通じまして、児童生徒の皆さんが学校生活でございますとか高岡での何げない日常といったことが大きな世界につながっているということを感じていただければ大変幸いに存じております。  以上でございます。 59 ◯11番(福井直樹君) 展示内容を考慮していただきながら、教育委員会とも連携を図っていただければと思います。  ありがとうございました。  次に、平成29年4月からスタートする介護予防・日常生活支援総合事業に向け、生活支援体制整備事業として3,950万円が計上されました。地域支援の方針等を協議する協議体を設置するとのことですが、具体的な内容について福祉保健部長にお伺いいたします。 60 ◯福祉保健部長(池田正志君) 生活支援体制整備事業は、平成29年度から開始する新しい介護予防・日常生活支援総合事業の準備を行うため、増額をしたものでございます。この中で市内全域に生活支援コーディネーター及び協議体を配置し、地域の実情に応じた介護予防・生活支援サービスの提供を行う体制の整備を図ることをいたしております。  具体的な内容といたしましては、市内11圏域の地域包括支援センターに配置した生活支援コーディネーターを中心に、地域の住民に加え、医療や介護・福祉関係者、NPOやボランティア団体等の参加を得まして、協議体である支え合う地域づくり会議を開催するものでございます。  この会議では、地域の有する福祉資源や地域の困り事などの現状把握と分析、それから送迎サービスや買い物支援など現在提供しているサービスの見直し、それから地域の実情に応じた新たなサービスメニューの開発などについて、住民主体で検討していただくことといたしております。 61 ◯11番(福井直樹君) ありがとうございました。  さて、再度教育長にお尋ねします。  たかおか留学奨学資金貸与事業として240万円計上されましたが、今年度の利用者の実績をお聞かせください。また、新年度の条件緩和の詳細についてお尋ねいたします。 62 ◯教育長(氷見哲正君) 優秀な若者の定住を推進するために、平成27年度からたかおか留学奨学資金の運用を開始したところでございますが、残念ながら今年度の利用はございませんでした。このため、平成28年度からは、より利用しやすい制度となるよう要件緩和を行うことといたしました。  具体的には、貸与要件を県外出身者から市外出身者に拡大し、また入学年度に貸与を受け卒業まで貸与を受ける場合は1年ごとに更新する必要があったものを、在学生も含め卒業まで継続して貸与可能とするなどの改善を図ったものでございます。 63 ◯11番(福井直樹君) 在校生も対象となるということでございますので、しっかりPRし、実のある事業にしていただきたいと思います。  最後に、第26回を数える世界少年野球大会開催事業費として2,000万円が計上されました。世界の少年少女たちへの野球の普及活動を目的に、あの世界のホームランキングの王 貞治氏とハンク・アーロン氏の提唱で始まり、1990年にアメリカ・ロサンゼルスで第1回大会が開かれました。その後、カナダ、プエルトリコ、台湾などでも開催され、昨年は千葉大会だったとお聞きしております。そのような本当に世界大会でございます。呉西圏域都市圏ビジョン策定に向け進捗している6市でありますので、連携の先例となるような事業になることを期待したいと思いますけれども、県西部6市による連携の中身について、教育長にお伺いいたします。 64 ◯教育長(氷見哲正君) 世界少年野球大会は、議員も今ほどお触れになられましたけれども、日米のホームランキングである王貞治氏とハンク・アーロン氏が、正しい野球を全世界に普及発展させるとともに、世界の子供たちの友情と親善の輪を広げることを目的に、平成2年から毎年夏に開催されております。  26回目となる富山大会は、世界少年野球推進財団と富山県、本市をはじめ県西部6市が連携し、世界15カ国及び地域から約350名の少年少女を招待し、ボールパーク高岡を主会場に本年8月17日から9日間の日程で準備を進めております。  今大会は、野球教室と国際交流試合、交流行事の行程となっておりまして、県西部6市の各野球場で地元少年野球2チームと海外2チームが対戦する交流試合を12試合予定しております。  また、交流行事では、子供たちが美しく豊かな自然や多彩な歴史・文化、スポーツを体感し、言葉の壁や人種、国境を越え国際相互理解を深めるとともに、生涯忘れることのない貴重な経験となるよう取り組んでまいりたいと考えております。 65 ◯11番(福井直樹君) 15の世界の国、地域から350人もの児童の参加が見込まれるということをお伺いしました。リオ五輪のレスリング競技と開催時期が重なるということでお聞きしましたが、8月の大会を楽しみにしたいと思っております。  最後に、高岡新時代、「未来高岡」へのステップアップにつながるような予算となることを御期待申し上げ、私からの総括質問を終えたいと思います。  ありがとうございました。 66 ◯議長(水口清志君) 福井直樹君の質問が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 67 ◯議長(水口清志君) 24番 樋詰和子君。       〔24番(樋詰和子君)質問席へ〕 68 ◯議長(水口清志君) 樋詰和子君の質問時間は12時4分までです。  24番、どうぞ。 69 ◯24番(樋詰和子君) この総括質問の場所に立ちますと、先日、3・11東日本大震災の5年目に当たりましたが、あの5年前のこの議会で本当にすごい揺れを感じて終了して慌ててテレビを見たら、もう目を覆うような惨事が東北に広がっておりました。その後、すぐ高岡市の支援物資を持って南三陸町へ同僚の吉田議員と一緒に行ったり、また地域女性ネットの皆様と多賀城へ行って体験を聞いて交流をしたりして、本当に二度とあってはいけない、またしっかり防災をやらなければいけないと心に決めた日でもありました。  それでは、3月総括質問で、さきに通告してありました7項目について質問いたしますので、積極的な答弁をよろしくお願いいたします。  平成28年度当初予算は、行革のスクラップ・アンド・ビルドを徹底し、効率的、効果的な行財政改革に基づく事務事業の見直しを図り取り組まれているとあります。  それで、最初に第2次行財政改革アクションプランについてお尋ねをいたします。  地方創生の本年は、特に政策調整機能を強化し政策課題をスピードアップして進め、国の新しい制度にも適切に対応できる体制を構築することが重要です。  そこで、強力に推進するためにどのような体制をとっているのか、まず市長さんにお聞きいたします。 70 ◯市長(高橋正樹君) 行革の体制でございますが、まずは庁内組織といたしまして、私を本部長といたします行財政改革推進本部が設置されております。行財政改革の進捗状況の点検、効果の検証等を通じまして効率的な行財政運営に向けた取り組みを推進しております。また、庁外といいましょうか、第三者機関といたしまして、学識経験者や各種団体の代表者などから構成されます高岡市行財政改革市民懇話会を設置いたしております。市民や民間の立場から行財政改革に関する幅広い御意見をいただいているところでございます。 71 ◯24番(樋詰和子君) 今しっかりと、市長を本部長にされるということでございますけれども、職員の率直な意見を聞き、若手、中堅職員と意見交換する場所をつくり、一致団結して取り組める、そういう組織体制の強化を図れば職員の意識改革や人材育成につながると思っておりますが、この辺の市長のお考えをお聞きいたします。 72 ◯市長(高橋正樹君) そうですね。庁内の各職場、各職員がそれぞれの立場で市政や市行政のあり方、あるいはもちろん当然のことながら行財政改革のあり方、あるいは市民とのさまざまなかかわりのあり方といったことについて常に議論を交わし実践することで、活発で風通しがよい行政、市役所が実現する。そして、そのことが市民との関係でも信頼関係を生み、行財政改革の推進にも資するものというふうに考えているところでございます。  そういう中で、今お話のありましたような若手や、あるいは中堅職員との意見交換あるいはコミュニケーションといいましょうか、そういったものをつくるということ、重要なことだと思っております。もちろんのことながら決裁等を通じていろいろな体制はしておりますが、今お話のように仕組みといいましょうか、システムとしましては、これまで各部局の職員の中で若手、中堅の方々を、選抜というんでしょうか、各職場で選んでいただきまして「市長と職員との未来対話」というタイトルで、全部局を実施してきたところでございます。これまで12回開催いたしております。  一回りいたしましたので、引き続きこういったことも含めて、階層別の研修なり、あるいは新しく管理職や人を使う立場になったような皆さんとか、当然のことながら新採の職員はもちろんでございますが、職員との意見交換の場を積極的に設けてまいりたいと思います。 73 ◯24番(樋詰和子君) 「未来対話」ということで大変格好いいわけでございますが、ぜひよろしくお願いします。  次に、市民と連携する共創のまちづくりのビジョンは。  市民や各種民間団体が主体的に活動する共創のまちづくりはどのようなものか。先ほども質問がありましたが、市長に再度お聞きいたします。 74 ◯市長(高橋正樹君) これまで、市民が主役のまちづくりということを掲げまして、平成18年に市民と行政の協働のルールを策定いたしております。それまでのいわゆる市民参加から、市民と行政が一緒になって活動をするということに力点を置きまして協働事業に取り組んできたところでございます。これまで10年間にわたる取り組みの中で市民の協働意識が広まり、本市のまちづくりに主体的にかかわって活動しようという意識が芽生えてきたと感じております。  これらの成果を踏まえまして、共創のまちづくりでは、これまでの協働を基本としつつ、市民や企業、団体、地域、そして行政など多様な活動主体同士が連携することに軸足を置いて、新しいまちの魅力や地域の価値をともにつくり上げていくという取り組みを推進してまいりたいと存じております。また、まちづくりを進めるこれら各活動主体がそれぞれ目的意識を共有しながら実践と評価を積み上げていく、いわゆるPDCAサイクルということだと思いますが、この実践と評価を通じて活動の中にそのようなPDCAサイクルを織り込みまして成果を高めていく、そのような仕組みづくりを重視してまいりたいと存じております。 75 ◯24番(樋詰和子君) 新しい魅力をぜひしっかりと取り組んでいただきたいと思っております。  さらに、第2次行財政改革アクションプランの進行管理についてどのように取り組んでいるのか、市長にお聞きいたします。 76 ◯市長(高橋正樹君) 第2次行財政改革アクションプランでは、それぞれの取り組み事項ごとに計画期間を設定いたしておりまして、これとあわせて目標数値を設定できるものについて、できる限り可能な限り明示をしているところでございます。  そして、その進捗状況につきましては毎年度フォローアップを行っておりまして、これを行財政改革市民懇話会にも御報告しながら御意見もお聞きし、先ほども申しましたが、PDCAサイクルを意識した進行管理に努めているところでございます。引き続き、プランの着実な推進を図ってまいる所存であります。 77 ◯24番(樋詰和子君) 今、PDCAサイクルということでしっかりフォローアップしていくということでございますが、行政評価では、目標達成度、効率性、必要性など当然評価して行政の透明性を高め、成果重視の市政を実現するためではあります。しかし、内部の評価だけでは若干市民へのわかりにくさや、事務改善の効果という点ではちょっと甘さが出る場合も懸念されますので、この点を再度市長にお聞きいたします。 78 ◯市長(高橋正樹君) 当然のことながら、内部に限らず外部の皆様方の御意見、また市民の皆様方の御意見を承ることについては努力していきたいと思います。先ほどお話し申しましたような行財政改革の市民懇話会も一つの場でございますし、また監査制度を通じたいろいろな御指摘もいただいております。また、市民の皆様から直接お話を伺う機会も当然ございますし、また議会でもいろんな御意見を賜るということで、当然もとより庁内だけではなく幅広く行財政の進め方について御意見を承りながら身を引き締めてまいりたいと思っております。 79 ◯24番(樋詰和子君) 次に、平成29年度までに地方自治体の固定資産台帳整備及び地方公会計制度整備が位置づけられ、統一基準による財務書類作成を予定している自治体が98.2%になっているようです。  そこで、新地方公会計制度導入のメリットについてどのように試算されているのか、副市長にお聞きいたします。 80 ◯副市長(林 時彦君) 地方公共団体におきます予算とか決算につきまして、その会計制度は予算の適正、確実な執行を図るという観点から、現金収支に着目した単式簿記による現金主義会計を採用いたしております。  新地方公会計は、そういった現行の会計制度を補完するため、複式簿記・発生主義会計を導入いたしまして、国が示す統一的な基準による財務書類を作成するものでございます。これによりまして、単式簿記では把握できない資産、負債といったストック情報や現金主義では見えにくい減価償却費、退職手当引当金といったコスト情報の把握が可能となるものでございます。 81 ◯24番(樋詰和子君) 総務省では、統一基準による地方公会計制度整備のメリットを共有していくために、活用方法の研究と普及に取り組み始めております。今、副市長からしっかりお答えがありましたが、ぜひ活用のメリットを生かせていただくことを要望しておきます。  続きまして、公共施設の適正配置について伺います。  一般的に鉄筋コンクリート造の建築物の耐用年数は、学校等で47年、その他の建物でおおよそ50年と言われており、効率的な資産管理と施設運用が重要になっております。公共施設白書は、将来の人口構成、財政負担等を考慮し、改修の優先順位や統廃合等の必要な施設、市の資産、資源を生かし、より効率的な運営を図る上で必要なものであると考えますが、そこで新年度に作成する公共施設白書のスケジュールの詳細を経営企画部長にお聞きいたします。 82 ◯経営企画部長(草壁 京君) 公共施設白書の作成に向けましては、まずは施設点検でございますとか利用実態等のデータ収集による現状把握が必要であると考えております。  その上で、収集した各施設の基礎的情報については28年内をめどに公共施設白書として取りまとめることといたしたいと存じます。ただし、データの収集分析に時間を要する項目もございますので、そういったものにつきましては漸次追加しながら白書の内容を充実してまいりたいと考えております。 83 ◯24番(樋詰和子君) 今後は老朽化施設の改修を計画的に行うとともに、統廃合も含めて当然施設のあり方を検討されるとのことでございますが、ぜひ社会環境の変化とか市民のニーズなどを把握して有効活用を進めていただきたいものです。
     次に、市の公共施設の維持管理については、各施設のサービスと負担の現状について住民に理解し一緒に考えていただくためにも、状況を公開することは有用であると考えますが、そこで各公共施設等のサービス内容、維持管理費用を公開することが、公共施設の適正配置を考える上で有効と考えておりますけれども、見解を経営企画部長にお聞きいたします。 84 ◯経営企画部長(草壁 京君) 公共施設の適正配置に向けた議論につきましては、議員御指摘のとおり、施設の情報を行政と市民が共有をし、共通の認識に基づいて進めていく必要があると考えております。  このため、各公共施設の情報につきましては、さきに申し上げました公共施設白書の市ホームページでの公開、またその白書の内容を順次充実していくことにより、市民の皆様と情報共有を図ってまいりたいと考えております。 85 ◯24番(樋詰和子君) ありがとうございます。市のホームページで掲載されるなど共有をしていくということですので、お願いいたします。  次に、行財政改革アクションプランの中で、施設運営の効率化や専門化を図るため、運営など民間活力を積極的に利用するとありますが、そこで民間や地元自治会へ管理委託するなど、積極的な民間の活力の利用に対して具体的な考え方を経営企画部長にお聞きいたします。 86 ◯経営企画部長(草壁 京君) 本市におきましては、年度内に策定いたします高岡市公共施設等総合管理計画におきまして、公共施設の適正配置に向けました基本方針として「施設の有効活用」を一つの柱として位置づけることと考えております。これは主として、コストの削減に資するよう指定管理者制度や民間活力の活用推進を図るものでございます。  本市におきましては、公共施設の管理運営に民間活力を活用する手法として指定管理者制度を積極的に導入してまいりました。現在では134の施設で制度が活用されておりまして、今後も効果的、効率的な施設運営が見込まれるものにつきましては導入を検討してまいりたいと存じます。 87 ◯24番(樋詰和子君) 今、134の施設で民間活力の導入をされているということですけれども、地域間のバランスなど総合的に検討も必要なんですが、この点については具体的にお考えがあればお聞きしたいと思っております。 88 ◯経営企画部長(草壁 京君) 効果的、効率的な施設管理やサービスの提供を念頭に置きながら、先ほども申し上げたとおり、これまでも民間活力の活用におきましては積極的に指定管理者制度の導入を図ってきたところでございます。また、現在策定を進めている公共施設等総合管理計画におきましては、地域性が極めて高い施設について地元団体や市民団体等への移管を進めていくという方針をお示ししているところでございます。  今後とも、新たに作成する公共施設白書の分析も踏まえ、多様な観点から十分に精査しながら民間活力の積極的な活用を進めてまいりたいと考えております。 89 ◯24番(樋詰和子君) ありがとうございました。積極的に進めていくということで、よろしくお願いします。  では、この項の最後に、新年度に行う市民会館のあり方の検討については、さまざまな観点から検討を行えるようにプロジェクトチームを編成してはどうか、この対応を教育長にお聞きいたします。 90 ◯教育長(氷見哲正君) 市民会館のあり方の検討については、市民会館を所管する教育委員会をはじめ、公共建築工事の設計及び管理あるいは文化創造施策を担当する関係部局による庁内検討会議を昨年末に設置したところでございます。  この検討会議では、来年度行います現況等調査結果等について検討していくこととしておりまして、構成メンバーについては必要に応じ柔軟に対応してまいりたいと考えております。 91 ◯24番(樋詰和子君) 検討会議は柔軟に対応していくということですので、よろしくお願いします。  特に文化創造都市高岡の中核になる市民会館の今後は、大変皆さんから御意見が出ておりますけれども、将来的に各市町村も利便性のよい幹線道路沿いの芸術文化ホールのようなものがいいというような意見もございますので、ぜひ有識者なども入れて今後検討していただきたいことを申し添えて、財政改革関連の質問を終わり、次に移ります。  続きまして、18歳から選挙権導入と投票しやすい環境づくりの推進について伺います。  まずは、参議院選から18歳選挙権がいよいよ実施の運びとなります。若い世代の声がしっかりと政治に届くように公明党が45年前から一貫して推進し、ついに実現いたします。  しかし、近年、若者をはじめとする有権者の投票率が低下傾向にある中で、より投票しやすい環境を整備し、投票の利便性向上を図り、投票率向上に向けた対策をとる絶好のチャンスと考えます。  そこで、若い世代の投票を促すためにも、人が集まり気軽に投票できるイオンモール高岡などに期日前投票所の設置を検討しては。このお考えを選挙管理委員会事務局長にお尋ねをいたします。 92 ◯選挙管理委員会事務局長(高野武美君) 本市では、選挙ごとに市内4カ所に期日前投票所を設置しておりますほか、機会を捉え大型ショッピングセンター内にも設置し、投票される方の利便性の向上に努めているところでございます。  選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることを踏まえ、今後も人が集まりやすい大型ショッピングセンター内などへの期日前投票所の設置に努めてまいりたいと考えております。 93 ◯24番(樋詰和子君) 5月ごろには参議院選の日程も出るそうでございますので、ぜひ早目に期日前投票のそういうところを発表していただければありがたいかなと思っております。  それで、投票者数に占める期日前投票の割合が、25年に7月の参議院選では22.9%から26年12月の衆議院選の27%、1万7,000人と増加傾向にあります。ぜひ実施し、若い世代の政治参加をお願いしたいものです。  次に、各市では主権者教育を推進するとともに周知徹底を工夫しているようです。  そこで、若い世代への投票に対する意識啓発や模擬投票などの具体的な取り組みの予定はどのようにお考えか、選挙管理委員会事務局長にお伺いいたします。 94 ◯選挙管理委員会事務局長(高野武美君) 若者への選挙啓発として、今年度から小中学生等を対象とした出前講座、模擬投票、選挙用品の貸し出しを始めたところでございます。今後も引き続き、教育委員会などと連携しながらこの啓発事業を推進してまいる所存でございます。  また、現在新たに若い世代を中心とした選挙啓発サポーター「T─voice」を募っているところでございます。サポーターには若者目線による選挙啓発の企画に携わってもらい、若者が有権者としての自覚を持ち、進んで投票に行っていただけるような取り組みを進めてまいりたいと考えております。 95 ◯24番(樋詰和子君) 小中学校に出前講座をしたり模擬投票をされたりということで、また若い世代に選挙啓発サポーターをつくっていらっしゃるということで、ぜひ積極的に、具体的にお願いをしたいと思っております。  続きまして、子育て世代への支援についてお尋ねをいたします。  私はこれまでも子育て支援の取り組みについて何度か質問を行ってまいりましたが、昨年提案しました児童福祉課が子ども・子育て課になり、市民からわかりやすいと好評でした。また、高岡市子ども・子育て支援計画が策定され、安心して子供を育てる4つの重点プロジェクトも評価をしております。  一方、子供の権利を保障し、子供に優しいまちづくりを推進するため、市子ども条例を制定している市が多くあります。  そこで、子ども・子育て支援を推進するため、子ども条例の制定をつくってはどうか。特に子育て満足度日本一を目指す本市でも検討されてはどうか、市長さんにお尋ねをいたします。 96 ◯市長(高橋正樹君) 次世代を担う子供は、古来から「まされる宝 子にしかめやも」と申しますように地域の宝でございまして、また未来の高岡をつくる原動力でございます。地域社会において子供たちが健やかに成長する環境を整え、子供が幸せに暮らすことができるまちづくりが重要でありまして、総合計画や「未来高岡」総合戦略などでも重要な柱と位置づけ、推進に努めているところでございます。  子ども条例という御提案ございましたが、貴重な御提言と受けとめて、その意義や実効性ある施策推進のあり方などについて調査、研究を進めてまいりたいと存じます。 97 ◯24番(樋詰和子君) 調査、研究をということで、積極的に調査、研究をお願いしたいものでございます。  次に、家庭における子育て力の低下が気になるところです。アンケート調査などでは、「子育てに自信がない」と答えたのが44.5%、また「子育て仲間がいない」など、子育て不安や孤立感を感じている人がふえているようです。  国が全国展開を目指すとしている子育て世代包括支援センターは、妊娠期から子育て期までにわたる支援を、ワンストップ拠点を整備しサポートするものです。  そこで、本市でも多岐にわたる子育て支援サービスに係るワンストップ拠点(子育て世代包括支援センター)を整備し、相談体制を充実してはどうか、市長さんにお尋ねをいたします。 98 ◯市長(高橋正樹君) 子育て支援サービスや相談体制、子育て世代の方々が大変不安に思っておいででございまして、そういった不安を解消するためのサービス、相談体制の充実ということが重要でございますが、その中でも、そのためにはワンストップ、どこへといいますか、そこへ尋ねれば何がしかの必ず答えが用意されているという状態をつくっていくことが重要であると存じます。  当市では、お話しありました子育て世代包括支援センターにつきまして、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援として、母子保健サービスを中心とした母子保健型のワンストップ化を現在進めているところでございます。また、子育て支援のウエブサイト、スマホアプリによります「ねねットたかおか」の運用を始めることにいたしておりますが、必要な情報に簡単にアクセスできるようにすることを通じて相談サービスの一元的な提供を進めたいとの思いから出たものでございます。  子育て支援全般のワンストップ化を進めてまいるためには、物理的、人的な対応等の検討すべき課題も多くございますが、私といたしましては、妊娠、出産、子育て中の方々をはじめ子育て世代、特に母親の方々の不安を取り除くため、相談体制等のワンストップの充実に向け、引き続きでき得る限りの努力をしてまいりたいと存じております。 99 ◯24番(樋詰和子君) 今、市長さんからはできる限りの努力をとおっしゃっておりましたが、すぐやっていただきたいなと思っております。というのは、現状のさまざまな機関が個々に行っている妊娠期から子育て期までの支援について、ワンストップでコーディネーターが総合的相談に乗り、切れ目のない支援を実施し、財源は国の子ども・子育て支援交付金となるわけですので、ぜひ御検討をお願いいたします。  次に、樋口恵子さんの著書の中に祖父力、祖母力とありますけれども、これからの祖父・祖母世代は、現役で働く娘や嫁を支えて孫育ての役割をどのようにしていくかということが大切だと述べております。共働き家庭の多い高岡市だからこそ、祖父力、祖母力を生かし、孫育てをサポートするための研修会などを実施して応援してはどうか、実施に対する考え方を福祉保健部長さんにお尋ねをいたします。 100 ◯福祉保健部長(池田正志君) 近年、共働き家庭の増加や核家族化の進行により家庭での子育て力が低下しております中、祖父母による子育てのサポートは一番身近な子育て支援であると考えております。  共働き夫婦にかわり祖父母が育児を行う家庭の中には、育児方法の違いによる子育てに関する世代間のギャップに戸惑う場面があるとのお話も聞いているところでございます。  子育てを取り巻く情報は日々変化、進歩していることから、現在の育児方法や世代間の意識の違いについて祖父母世代の理解を深める必要があると存じております。保育所等における祖父母参観を通じて祖父母世代の子育てへの関心を高めることや、新たに祖父母を対象とした現代の子育てや孫とのかかわり方などの講座を開催することにより、祖父母による子育てサポート力を高めてまいりたいと考えております。 101 ◯24番(樋詰和子君) そういう形で、ぜひほかのほうでも育児、育場が、世代支援とかサポートとかやっている市も多くなっておりますので、今部長からおっしゃったように、ぜひサポートの講座をお願いいたします。  次に、最近、子供の貧困が社会的問題になっております。子どもの貧困対策推進法に、生まれ育った環境によって子供の将来が左右されない社会の実現を掲げ、国や自治体の責務を明確にしております。国は地域子供の未来応援交付金を創設され、本市の3月補正に計上されて市内1,920人が対象となっております。  そこで、ひとり親家庭における子育ての実態調査、分析、支援のニーズ調査を実施し、さらなる支援強化を行ってはどうか、福祉保健部長にお尋ねをいたします。 102 ◯福祉保健部長(池田正志君) 本市では、国の交付金を活用して子どもの未来応援事業を実施することといたしております。  この事業では、貧困の状況にある子供や家庭の実態把握と支援ニーズの調査、分析を行った上で支援計画を策定するものでございます。  国の調査では、大人が1人の世帯の子供の貧困率は54.6%とされておりまして、本市のひとり親家庭等につきましては子どもの未来応援事業の対象になるものと考えておりまして、支援策を検討してまいりたいと考えております。 103 ◯24番(樋詰和子君) 子どもの未来応援事業ということで、強力に取り組まれることを要望しておきます。  次に、ひとり親家庭では育児と仕事の両立など低収入で不安定な非正規雇用が多く、教育の機会均等に向けた支援をサポートする必要があります。  先ほども関連質問が出ておりましたけれども、貧困の状況にある子供を把握し、学習支援や生活支援のさらなる充実を図ってはどうか、対応を福祉保健部長さんにお伺いいたします。 104 ◯福祉保健部長(池田正志君) 子供の貧困の実態は見えにくく捉えづらいと言われておりますことから、子供の実態を適切に把握した上で施策を推進していく必要があると考えております。  今ほど申し上げました子どもの未来応援事業で、貧困の状況にある子供や家庭の実態把握と支援ニーズの調査、地域における支援団体等の把握を行った上で、学習支援など具体的な応援対策を盛り込んだ支援計画を策定してまいりたいと考えております。 105 ◯24番(樋詰和子君) そういうニーズを踏まえて支援対策をしっかりやるということで、大変心強く思います。特に市が子供の居場所づくりや学習ボランティアの募集をすると安心感がありますので、ぜひそういう取り組みを強力にお願いしたいと思っております。  また、昨年暮れから女性たちの有志で、先ほどもありましたが、オタヤ子ども食堂があり、支援の輪が広がり、私も応援しております。いつも孤食でひとりぼっちで食べている子供たちがにぎやかに食事をしているのは心が温まります。  参加人数がふえておりますが、将来的に持続するためにもオタヤ子ども食堂に多様な支援を行ってはどうか、これを福祉保健部長にお聞きいたします。 106 ◯福祉保健部長(池田正志君) オタヤ子ども食堂は、食事の提供を通じて子供の健やかな成長を支援するとともに、子供たちが安心して過ごせる居場所をつくる取り組みとして、市内の女性ボランティアグループが県内他市に先駆けて開設されたものでございます。  子ども食堂は全国各地に広がっておりまして、自治体が子ども食堂の運営団体に支援を始める動きも出てきております。このような状況も踏まえまして、28年度に取り組む子どもの未来応援事業の中で、支援について検討をしてまいりたいと考えております。 107 ◯24番(樋詰和子君) 今、福祉保健部長のほうから未来応援事業でしっかりと検討してまいりたいという御意見もございましたが、決意のほども少しお聞きして、予算も将来的に考えていただきたいと思っておりますが、その辺の考え方をお聞きしておきます。 108 ◯福祉保健部長(池田正志君) 子供の貧困対策につきましては、本当にいろんなことをしていかなければならないというふうに思っております。高岡愛育園ではボランティアの方が学習支援をやっておるというふうな実態もございます。いろんな形で市としても応援をしていかなければいけないと思っておりますので、さらなる努力をしてまいりたいと思います。  よろしくお願いいたします。 109 ◯24番(樋詰和子君) さらなる、しっかり支援対策を立てていくという心強い答弁もございましたので、よろしくお願いいたします。  続きまして、女性が活躍できる環境整備について伺います。  第4次男女共同参画基本計画では、「政策・方針決定過程への女性の参画拡大」や「仕事と生活の調和」、さらに「防災・復興体制の確立」など、主体的な数値目標を設定し取り組むよう提言されております。特に、2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%にすると、明確な目標設定と実現を促しております。  4月の女性活躍推進法施行に合わせ、本市でも市職員女性活躍推進プログラムを策定され、積極的に取り組まれたことは評価しております。  そこで、ワーク・ライフ・バランス推進のため、子育てや介護に従事しながら柔軟に働ける環境整備にどのように取り組んでいくのか、市民生活部長にお聞きをいたします。 110 ◯市民生活部長(池田一隆君) お答えをいたします。  本市では、育児や介護休業の取得促進や取得後の円滑な復帰などに積極的に取り組んでいる事業所をワーク・ライフ・バランス推進事業所として認定し、ホームページや情報誌等を通じて事業所を広く紹介し、その取り組みを支援しているところであります。  今後とも、労働分野の関係機関や業界団体と連携しながら、個人の状況に応じた柔軟な働き方が選択できる制度の整備や、利用しやすい職場づくりを事業所等に呼びかけてまいりたいと考えております。 111 ◯24番(樋詰和子君) しっかりと、育児休業とか介護休業の分割取得など仕事の両立支援で、働きやすい環境づくりの取り組みをぜひ推進していただきたいことを申し述べておきます。  また、女性活躍状況データでは、市町村課長職に占める割合は8.5%、民間企業は9.2%、市町村係長職は20.5%、民間は16.2%となっており、さらに女性が将来指導的立場へ成長していく人材の層を厚くする取り組みを市民や市内企業へ啓発が必要と考えておりますが、そこで女性登用を進めるために多くの人材を育成する体制を推進してはどうか、これを市民生活部長にお聞きいたします。 112 ◯市民生活部長(池田一隆君) お答えをいたします。  本市ではこれまで、男女平等推進プランに基づき、女性の能力開発、育成の促進にも取り組んでおります。関係機関との連携により、キャリア形成支援セミナーやファシリテーション講座の開催などを行っております。  引き続き、セミナーの開催や情報誌による情報発信、意識啓発活動などに取り組み、女性の登用が一層促進するよう努めてまいりたいと考えております。 113 ◯24番(樋詰和子君) 部長からは、意識啓発にしっかり取り組むと力強い答弁がございましたので、よろしくお願いいたします。  さらに、東日本大震災の教訓から、特に防災分野における女性の参画拡大、地方防災会議における女性委員の割合について、30%の目標に向け女性の参画拡大に向けた取り組みを国は促進するとのことですが、そこで防災分野における女性参画の拡大をどのように図るのか、総務部長にお尋ねをいたします。 114 ◯総務部長(高野武美君) 本市では、防災会議の構成団体へは女性委員を推薦していただくようお願いするなどして女性の登用を図るよう努めているところでございます。  また、総合防災訓練では女性の参加を呼びかけるほか、避難所の図上訓練で女性の立場からの御意見を多くいただくなど、女性の視点を取り入れる場の創出に努めているところでございまして、今後とも防災分野における女性参画の拡大を図ってまいりたいと考えております。 115 ◯24番(樋詰和子君) さらに、災害対策本部の構成員に女性職員や男女共同参画担当の職員を配置するなど、女性の視点からの防災対策が重要になっておりますけれども、この点への対応も再度総務部長にお聞きいたします。 116 ◯総務部長(高野武美君) 災害対策本部は現在、本部長、副本部長、本部員で構成し、全部で16名本部員となっておりますけれども、そのうち女性は1人でございます。また、本部の事務局員は37名中、女性は9名おりますけれども、大規模災害に際しましては全職員が事務局員として対応することとしておりまして、今後とも女性の視点を取り入れるよう努めてまいりたいと考えております。 117 ◯議長(水口清志君) 樋詰議員に申し上げます。  再質問に当たっては、通告要旨以外の新たな内容についてはただすことができませんので、これに留意されて発言されるようお願いをいたします。 118 ◯24番(樋詰和子君) はい。  ということでございます。  次に、妊娠、出産などに対する健康支援とともに、女性の生涯にわたる健康支援やがん予防の検診が重要です。  市の乳がん検診は25.9%、目標が38%ですが、子宮がん検診は25.6%と、なかなか大きな声を出し啓発をされている割には向上しないのが現実です。特に小さな企業に勤務している方は平日は診察に行きにくいとの声もあります。  そこで、生涯を通じた女性の健康支援、女性の特有のがん対策をより充実しては。この点への対策を福祉保健部長にお尋ねをいたします。 119 ◯福祉保健部長(池田正志君) 女性一人ひとりがみずからの健康に目を向け主体的に健康づくりを実践できるよう、思春期、妊娠・出産期、更年期、高齢期における女性の健康保持に関するさまざまな問題や心の悩みに対し、健康診査や健康相談、訪問指導、健康教育事業など、女性の健康支援に努めております。  女性特有のがん対策につきましては、レディースデイ検診や働く世代に配慮した土曜・日曜総合がん検診等、受診しやすい環境づくりに努めてきております。  また、従来の節目検診に加えまして今年度から、子宮がん検診につきましては24歳、26歳、34歳、36歳の4年齢につきまして、それから乳がん検診につきましては44歳、46歳の2年齢につきまして無料で受診できる重点年齢をふやし、受診しやすい体制づくりに努めているところでございます。  がんは早期に発見すれば治る時代になっておりますことから、「受けよう、がん検診」をスローガンに地域の健康づくりボランティア団体と連携し一層普及啓発に努め、受診率向上を図ってまいりたいと考えております。 120 ◯24番(樋詰和子君) 乳がん検診も44歳、46歳ということで増加されるということでございます。しっかりまたお願いをいたします。特に大切な命を守る必要がありますので、受診できる医療機関などのPRをお願いしたいと思っております。  次に、第4次計画では、男女共同参画センターが男女共同参画の視点から地域の防災力の推進拠点となるよう、平常時及び災害時における役割を明確化することとあります。  高岡市男女平等推進センターでは、相談室やグループ団体の活動の場や学習支援、情報提供としっかり取り組んでおられますが、一般市民にはまだなじみが薄く、利用はもう一歩と言える部分もございます。  そこで、男女平等推進センターの機能充実強化策はどのようにお考えか、市民生活部長にお尋ねをいたします。
    121 ◯市民生活部長(池田一隆君) お答えをいたします。  男女平等推進センターは、本市の男女平等・共同参画の推進施策を総合的に進めるとともに、市民活動を支援するための拠点施設として、議員からも御紹介がありました相談事業、情報収集、提供、普及啓発、学習事業、市民団体等の活動交流支援などに取り組んできているところであります。  今後ともこのような取り組みを継続しながら、男女平等推進センターネットワーク会議での意見や提案等を踏まえ、社会情勢や市民ニーズに対応した事業を展開しセンター機能の充実を図るとともに、一層の利用促進に向けたPRを強化してまいりたいと考えております。 122 ◯24番(樋詰和子君) 本当によくやっていらっしゃるんですけれども、利用されている方は利用しているけれども、利用されてない方は全く知らないという現実もありますので、ぜひPRを今後とも継続してお願いをいたします。  続きまして、障害者福祉の推進についてです。  障害者差別解消法の施行における本市の対応と取り組みについて、副市長にお聞きいたします。 123 ◯副市長(林 時彦君) 本年4月1日から障害者差別解消法が施行されまして、障害者への差別的取り扱いの禁止、合理的配慮の不提供の禁止が法的に位置づけられたところであります。  高岡市といたしましては、従来からいろいろなバリアの解消に努めてきたところではございますけれども、法の施行に伴います対応といたしまして、社会福祉課の窓口に視覚障害者の方などが使っておられますつえを立てかけるホルダーをカウンターに取りつけたり、また聴覚障害者の方がコミュニケーションをとれるよう磁気ループシステムを設置したところであります。さらに、筆談できる機能を備えたタブレット端末も導入する予定であります。今後は、窓口においてわかりやすい対応方法を表示するなどして障害者の方への配慮に努めてまいりたいと考えております。  また、今年度の取り組みといたしましては、高岡市障がい者自立支援協議会に権利擁護部会を新たに設置いたしまして、障害を持つ当事者の方にも参加をいただき、生活しやすくする工夫や配慮について検討を進めているところでございます。この部会での検討内容や県が作成をいたしますガイドラインも踏まえまして、合理的配慮の好ましい事例をリーフレットなどで市民の皆様に周知したいと考えております。  また、市の職員や民生委員・児童委員、地域のボランティア、その他企業の団体等を対象に障害者の理解促進と合理的配慮に関する研修会を開催し、障害のある人もない人もともに暮らせる共生社会の実現に努めてまいりたいと考えております。 124 ◯24番(樋詰和子君) 共生社会の実現にということで、今回は特にこの障害者差別解消法を市民の皆さんが知って、障害を持っていても持っていなくても安心して生活できる高岡をつくっていくことが最大、重要でございますので、また推進をよろしくお願いします。  そして今、副市長からは、積極的な御意見もありがとうございます。ぜひお願いいたします。  次に、発達障害者支援法では、健康診断時に発達障害の早期発見に十分に留意しなければならないとあります。早期発見は、乳幼児健診など1歳6カ月健診や3歳児健診等で先進的な取り組みをしているところでは、人へのかかわり方、言葉、こだわりなどの行動の特徴を面談しながらスクリーニングによって発達障害などを発見して、その後の適切な支援につなげているようです。  そこで、発達障害、アスペルガー症候群の早期発見、早期治療の体制を図っては。福祉保健部長にお聞きいたします。 125 ◯福祉保健部長(池田正志君) 本市では、保健センターにおいて乳幼児健康診査や幼児保健相談を、きずな子ども発達支援センターの発達支援室におきまして幼稚園、保育所、小学校等への訪問指導を行っておりまして、発達が気になるお子さんの早期発見、早期対応に努めているところでございます。早期治療が必要なお子さんにつきましては、きずな子ども発達支援センターでの診察を紹介するケースが多くなってきております。  また、最近では、発達障害の支援に特化した民間事業所が市内で開設されております。また、富山型デイサービスセンターや他の障害者施設でも発達障害の子を受け入れるケースがふえてきております。  本市におきましては、障がい者自立支援協議会に発達支援ネットワーク会議を設置しております。今年度は民間事業所との意見交換の機会を設け、その連携の必要性を共有したところでございます。今後とも発達支援ネットワーク会議を通じ、乳幼児期からの早期療育や支援体制づくりに努めてまいりたいと考えております。 126 ◯24番(樋詰和子君) 早期発見、また早期支援ということで今部長から力強い言葉がありましたが、現実にこの発達障害やアスペルガー症候群で我が子がそうだということがわかるまでに若干父兄には時間がかかります。そして、わかった段階でまたとっても悩むわけですので、その辺の相談体制などよろしくお願いいたします。  さらに、子供の障害がわかってきずな子ども発達支援センターへ行って、先日の質問にもございましたが、順番待ちでなかなか診察してもらえないと。そうすると、高岡の施設であり運営しているのに市民が優先できないのでは不本意ではないかと父兄からの御相談も多く寄せられます。  そこで、きずな子ども発達支援センターのさらなる拡充に向けて、県に支援をしっかり要請してはどうか、福祉保健部長にお尋ねをいたします。 127 ◯福祉保健部長(池田正志君) きずな子ども発達支援センターは、今ほどのお話にもございましたが、呉西唯一の診療所機能を持った医療型の児童発達支援センターであり、また福祉型児童発達支援センターでございます。このため、近年、利用者が著しく増加をしておりまして、利用者の半数近くが県西部を中心とした本市以外の地域からの利用となっているところでございます。  このような現状を踏まえまして、県西部における児童発達支援拠点といたしまして、県施設との連携強化や施設運営支援につきましてこれまで要望をしてきているところでございますが、今後ともマンパワーの充実なども含め、県に支援を要請してまいりたいと考えております。 128 ◯24番(樋詰和子君) しっかり県に支援を要請していかなければ、県西部で1カ所ということで半分以上が市外の方で、当然西部全体の皆さんが診察に来たり相談に来られるのは当たり前でございますけれども、自分の子供が障害を持ったと、それで何とかしたいと思って診察に行って相談しようと思ってもなかなか順番が来ないというのは、子供を持ってて生まれてよかったなと思って、障害がわかってすごいショックを受けて、それで行ったらなかなかということで、かなりの皆さんは不本意な思いが募ってくるわけですね。それで、本当にしっかりと県のほうにも、要するに場所の拡大をしなければ人数を受け入れないわけですから、その辺をぜひ強力にお願いをしたいと思っております。  最後の項目になりますが、2016年G7の環境大臣会合の富山県開催についてお聞きします。  5月15、16日に、富山市で先進7カ国(G7)の環境相会合が開催予定で、気候変動交渉や温暖化対策、環境問題における我が国のリーダーシップを発揮するなどの報道があります。また、開催を記念して、県民に周知し歓迎の意をあらわすとインターネットに掲載してあります。  そこで、富山市をメーン会場に検討されていると仄聞しておりますけれども、本市の開催は具体的に計画されているのかどうか、市長にお尋ねをいたします。 129 ◯市長(高橋正樹君) G7の環境大臣会合は、昨年7月に閣議決定で富山市内で開催されることとなっております。これに関連いたしまして、せっかくの機会ということもございますが、さまざまなイベントの開催が予定されております。本市でも積極的にこれらに取り組んでいきたいと思っておりまして、4月17日にはとやま環境財団と連携いたしました記念シンポジウムが開催されるなど、積極的な対応をしてまいりたいと思っております。  このシンポジウムでは、次代を担う高校生、大学生あるいは環境保全活動に取り組んでいらっしゃる住民団体や事業者の方々に御参加いただきまして、環境活動に関する発表、あるいは海岸美化に関するパネルディスカッションなどを予定いたしております。これとも関連いたしまして、5月の初めには、雨晴海岸の景観と環境を守り、そしてG7会合に向けた機運の醸成を図るために、特に雨晴海岸一帯で海岸清掃活動を開催する予定でございます。  今回のG7を契機に環境への意識が地域に定着し、活動の輪が一層広がるよう努めてまいりたいと存じております。 130 ◯24番(樋詰和子君) ということで本当にいい機会でありますので、ぜひまた皆さんに啓発もお願いをいたします。  また、全国から、G7環境相会合を開催される富山県が輝きと注目を浴びております。日ごろから環境問題への取り組みに熱心な高岡市は、この機会を利用しての今後の環境問題の取り組みはどのようにお考えか、市民生活部長にお聞きいたします。 131 ◯市民生活部長(池田一隆君) お答えをいたします。  本市では環境共生のまちの実現を目指し、1つには低炭素社会づくり、2つには循環型社会づくり、3つには美しいまちづくりの3つを柱に、さまざまな施策を市民の皆様をはじめ事業者の皆さんの理解と協力を得ながら積極的に取り組んできたところであります。  本市としては、このたびのG7環境大臣会合を契機とした環境に対する機運を大いに活用しながら、これまで取り組んできた各種の環境施策はもとより、今後さらに市民一人ひとりの環境意識の高揚や次代を担う若い世代への環境教育など、人材育成に関する施策を強化してまいりたいと考えております。 132 ◯24番(樋詰和子君) 大いに活用して市民の環境意識を高めていただきたいと思いますし、また私も高岡市の一斉清掃などは二十数年、千保川などのほうへ出ておりますけれども、みんなで高岡を美しいまちにしたいことを申し添えて、質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 133 ◯議長(水口清志君) 樋詰和子君の質問が終わりました。  この際、午後1時まで休憩いたします。               休             憩   ────────────・─────────────・────────────                                 休憩 午後0時04分                                 再開 午後1時00分   ────────────・─────────────・────────────               再             開 134 ◯議長(水口清志君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。  総括質問、質疑を続行いたします。16番 盤若進二君。       〔16番(盤若進二君)質問席へ〕 135 ◯議長(水口清志君) 盤若進二君の質問時間は2時3分までです。  16番、どうぞ。 136 ◯16番(盤若進二君) いよいよ本年度、また今定例会最後の質問になりました。今回は大きく4項目34点について質問をしたいと思っておりますので、早速進めていきたいと思います。さきの個別、そして午前の総括と一部かぶる項目もありますが、なるべく違った視点で質問をしていきたいと思っております。  この総括は平成24年、25年、26年と続けて行っております。幾つか過去提案をさせていただきました。特に25年では高岡中央駐車場の新幹線利用時の無料化、そしてまた現高岡駅クルン地下の流れの問題、また26年には氷見、城端線のレトロな車両を運行した、地酒を堪能できる観光列車の運行等を提案をさせていただきました。今回も具現化となりますように、以下質問をしていきたいと思います。  まず最初に、大変悩ましい超高齢化・人口減少社会についてであります。  今や小学校の規模は400名から500名の規模の学校はほとんどありません。小学校統合がこれから進み、少子・高齢化現象に対応しなければならない事案がこれからじわじわとふえてくると思っております。社会構造や住民ニーズが昔と大きく変わってきており、その視点に立ってお伺いをいたします。  まず、財政面では、誰でも理解している人口減少等により市税収入の伸び悩み、また少子・高齢化の進展に伴う扶助費等の義務的経費の増大など、厳しい財政運営が強いられております。行政サービスのあり方を改めて見直すことが求められておりますが、この財政構造をどのように考え、立て直すのか、市長にお伺いをいたします。 137 ◯市長(高橋正樹君) 財政構造でございます。  本市では、市税など一般財源収入が厳しい状況が続いております。一方で、少子・高齢化の進展に伴う扶助費をはじめとして、公債費や、あるいは公共施設等維持管理費など経常的経費が増加いたしておりまして、財政構造の硬直化が進んでおります。  このため、「未来高岡」総合戦略の推進により、まち・ひと・しごとの創生と好循環を確立して強い地域経済の構築により税源の涵養を図る一方、事務事業の整理・合理化などの行財政改革を通じまして財政負担の軽減・平準化を図り、持続可能な財政構造の確立を進めてまいりたいと存じます。 138 ◯16番(盤若進二君) 市長の答弁のとおり大変厳しい環境でありまして、好循環の中で持続可能な財政構造を構築していただきたいというふうに思っております。  次に、戦略についてでありますが、これまでの同じ考え方とおさらばしていかなくちゃいけないと思います。人口バランスがいびつな状況の中で、将来の人口減少に見合った、いわゆる17万都市の身の丈に合った施設の戦略を立てていくべきと思いますが、どのようにお考えか、経営企画部長にお伺いをいたします。 139 ◯経営企画部長(草壁 京君) 公共施設等につきましては、今後老朽化が進行することに加えまして、急速な人口減少の進展に伴います将来需要の変化も見据えながら、中長期的な視点を持って施設の維持管理、長寿命化、機能統合など計画的に行い、財政負担を軽減・平準化してまいりますとともに、その最適な配置を実現していく必要があると考えております。 140 ◯16番(盤若進二君) 本当に身の丈に合った計画的な中での戦略をぜひよろしくお願いをいたします。  次に、連携中枢都市圏の推進事業についてであります。  この事業は、さきの高岡市が中心となって西部6市でコンパクト化、ネットワーク化により、超高齢化、人口減少社会において一定の圏域人口を有し、活力ある社会経済を維持向上するための拠点形成だと思っております。  そこで、超高齢化・人口減少社会においてどのように連携をしていくのか、市長にお伺いをいたします。 141 ◯市長(高橋正樹君) 今回進めております連携中枢都市圏は、人口減少あるいは少子・高齢化社会にあっても地域を活性化し、経済を持続可能なものとし、住民が安心して快適に暮らしを営んでいけるよう形成したいと考えているものでございます。  呉西圏域6市では、各市が持つ個性や特性を生かしながら、圏域の「人」「強み」「つながり」、この3つを柱に、産業、観光、地域交通、医療、福祉等、各分野の連携事業に取り組み、環日本海の中核拠点を目指してまいりたいと存じます。 142 ◯16番(盤若進二君) 今の件でございますが、政策を共有されまして政策面の役割分担についてもしっかりとよろしくお願いしたいというふうに思っております。  次に、出生率についてでありますが、一昨年、先ほども話がありましたが、閣議決定されましたまち・ひと・しごと創生総合戦略において、国の関連施設とこの推進事業と連携し、小さな拠点を形成し、また集約とネットワーク化を図るといったことで出生率を回復させるということでありますが、見通しがあるのか、経営企画部長にお伺いいたします。 143 ◯経営企画部長(草壁 京君) 連携中枢都市圏の取り組みを通じまして、呉西圏域全体として若者にとって経済的に安定し快適に暮らすことのできる生活環境を整えて、地域資源を活用した地場産業の振興や広域交通ネットワークの利便性向上に取り組んでまいりたいと考えております。このことが安心して子供を産み育てられること、ひいては将来的な出生率の向上につながるものと考えております。 144 ◯16番(盤若進二君) 今ほど言われましたように生活環境を整えて、なるべく率が上がるようにひとつよろしくお願いいたします。  次に、従来型の広域連携事業と今の連携中枢都市圏の推進事業は、例えば目指す方向性として定住の受け皿を形成し、具体的な支援事業として医療、交通など、そして生活基盤の確保に向けた取り組み、また移住、交流等の圏域の活性化に向けた取り組みの支援推進など考えられますが、この違いのポイントについて経営企画部長にお伺いをいたします。 145 ◯経営企画部長(草壁 京君) これまでも、観光、消防、廃棄物処理、公共交通等の各分野におきまして、必要に応じて関係各市において連携を図ってきたところでございます。  今回の呉西圏域における連携中枢都市圏形成に向けた取り組みは、6市が圏域の発展に向けて連携を深めることにより、「圏域全体の経済成長のけん引」「高次都市機能の集積・強化」「圏域全体の生活関連機能サービスの向上」を進め、圏域が抱える人口減少をはじめとする課題の解決を図るものでございます。 146 ◯16番(盤若進二君) 今の言われた経済成長のポイントということで、なるべく6市が経済的な上向き傾向になるようにひとつよろしくお願いをいたします。  そういった意味で、この推進事業で特徴ある広域連携モデル事業というものを新たに考えておられるのか、経営企画部長にお伺いをいたします。 147 ◯経営企画部長(草壁 京君) 先ほど市長からもお答え申し上げましたように、「人」「強み」「つながり」の3つを柱に、「人」に関する分野の取り組みといたしましては、圏域の成長を後押しする人材育成の推進を図ってまいりたいと存じます。  また、「強み」に関する分野といたしましては、圏域の特色であります金属製品産業等のさらなる集積や広域観光の推進により、稼ぐ力を創出する取り組みを展開してまいりたいと存じます。  また、「つながり」に関する分野の取り組みといたしましては、公共交通の利便性向上により、人、もの、情報交流のさらなる活性化を図りますとともに、各市の資源や文化、異なる分野の事業が連携することで新たな価値創造を進めてまいりたいと存じます。 148 ◯16番(盤若進二君) 今ほどの話のとおり、まさに強みを生かして、一番のキーワードは稼ぐ力だというふうに思っておりますので、その違いを前面に出されて、ひとつよろしくお願いをいたします。  次に、財政措置の概要についてでありますが、連携協約を締結しビジョンを策定した取り組みに対して国から必要な財政措置を講ずるとありますが、その概要についてと支援策について、経営企画部長にお伺いをいたします。 149 ◯経営企画部長(草壁 京君) 連携中枢都市圏形成に係る連携協約を締結し都市圏ビジョンを策定した圏域の取り組みに対しましては、包括的な財政措置として地方交付税による措置がございます。そのほか、都市圏ビジョンの策定などに係る各種事務費、調査費に対する支援でございますとか、あとは関係各省による連携中枢都市圏構想の推進に向けた支援策がございます。本圏域におきましても、事業の実施に向け活用を図ってまいりたいと考えております。 150 ◯16番(盤若進二君) 今の支援措置でありますが、これは包括的財政措置ということですね。それと個別の施策の分野についても出るということですね。あと特別交付税もあると思いますが、それは多分人材に対する財政措置だと思いますが、そういった財政措置でいいんですか。改めて聞きますが。 151 ◯経営企画部長(草壁 京君) 地方交付税の措置につきましては、普通交付税による措置と特別交付税による措置とがございます。普通交付税の措置につきましては「圏域全体の経済成長のけん引」及び「高次都市機能の集積・強化」に対し措置がされます。また、特別交付税につきましては「圏域全体の生活関連機能サービスの向上」に対しまして措置がなされるものでございます。また、そのほか、先ほど申しましたとおり、そのビジョンの作成に係る事務経費でございますとか、あとは取り組みに対しての支援といったものもあるというふうに承知をしております。  以上でございます。 152 ◯16番(盤若進二君) わかりました。いわゆる経済の圏域ということについては普通交付税、そして生活関連は特別交付税ということですね。  では、この推進事業のスケジュールについて、経営企画部長にお伺いをいたします。 153 ◯経営企画部長(草壁 京君) 圏域の中長期的な将来像や5年間の具体的な取り組み等について定めた都市圏ビジョンを策定をいたします。この策定につきまして、産学官金の代表者で構成をする呉西圏域ビジョン懇談会を来年度早々に設置、開催し、9月中の策定をめどに進めてまいりたいと存じます。また、6市で連携して行う事業につきましては、連携協約の締結に係る議案を各市の9月定例会に上程をし、可能なものは10月からの事業実施を目指してまいりたいと存じます。 154 ◯16番(盤若進二君) わかりました。  いろいろ伺いました。今回は人口減少についての質問でございますので、この事業の推進により、どの程度の人口減少の歯どめを見込まれるのか、経営企画部長にお伺いをいたします。 155 ◯経営企画部長(草壁 京君) 連携中枢都市圏の取り組みを通じまして、地域経済の成長と拠点性の向上を図りまして、呉西圏域全体の競争力と求心力を高めることによりまして人口減少抑制につながっていくものと考えております。 156 ◯16番(盤若進二君) 連携中枢都市圏の事業についてお伺いしました。連携されて、また6市がうまくいきますようによろしくお願いをいたします。  では次に、同じく超高齢化・人口減少社会における旧市街地のまちなか居住対策についてお伺いをいたします。  まず最初に、まちなか居住のコンパクトシティを目指す中で、まちなかエリアに助成金を厚くしていることは理解はできますが、一方でまちなかエリアの外周地域、外側のほうで準防火地域に指定されている地域について空洞化が進んでおります。具体的に言いますと、私の地元の清水町とか、他の校下でございますが横田町とか内免とか五福町とか、ほかにもたくさんありますが、まさに空洞化が進んでいる代表的な地域であります。  このことは、準防火地域のために建築に制限があり建築コストが高くなるため、さらに外側のいわゆる郊外へと流出をしてしまいます。  このような地域に、まちなかと同等でないにしても、何らかのインセンティブを与えないと市の中心に近いところから順に空洞化に拍車がかかり、コンパクトシティ化が妨げられると思いますが、ぜひ拡大が必要だと思いますが、副市長にお考えをお聞きいたします。 157 ◯副市長(林 時彦君) まちなか住宅取得支援事業は高岡市中心市街地活性化基本計画に位置づけた事業でありまして、その計画の区域の中で高岡駅北側の一定範囲をまちなか区域として規定しまして助成金の対象区域としているものであります。  中心市街地活性化基本計画の第2期計画の期間が来年度末までとなっておりますことから、今後、その計画の取り扱いを協議していく中で助成金の対象区域の範囲についても検討していきたいと、このように思っております。 158 ◯16番(盤若進二君) 副市長、ぜひ、来年度いっぱいと言わず早急に前倒しでよろしくお願いをいたします。  次に、連携についてお伺いをいたします。  人口減少社会の中で、特に旧市街地の居住対策が喫緊の課題であります。
     空き家対策について例を挙げますと、まず当局の担当者の方は当然市の支援制度、いわゆる空き家における例えば解体助成とかはもちろん知っておられると思いますが、団体、いわゆる自治会とか社協の民生委員の方々とか、分野が違うために十分理解していない方もいらっしゃいます。  例えば、空き家対策の相談は多様でありまして、自治会長が窓口になったり、あるいはまた民生委員の人が窓口になったり、そのような方々が熱心にお世話をされるケースも多々ありますが、助成制度を知らないケースが大変多いわけでありまして、そのような際、例えば空き家活用推進協議会等で連絡を行ったり、各担当課は各関係団体、いわゆる自治会さんとかそういうほうへの指示に関しては徹底してるのか、都市創造部長にお伺いをいたします。 159 ◯都市創造部長(藤井久雄君) まちなか区域で実施しております助成制度につきましては、これまで主に不動産関係団体に対してチラシやパンフレットを活用しながら説明を行うほか、空き家活用推進協議会等と連携いたしまして相談会などを開催いたしまして、利用者、いわゆる住居を求められる方々に周知を努めているところでございます。  今後につきましては、自治会など地元組織にも助成制度への理解が浸透いたしますよう、引き続き空き家活用推進協議会等と連携し、一般市民向けのセミナーを開催することに加えまして、必要に応じて出前講座を活用するなど、幅広い周知に努めてまいりたいと考えております。 160 ◯16番(盤若進二君) ひとつまた周知に対しまして、よろしくお願いいたします。  次に、定住促進策、また情報発信策についてお伺いをいたします。  市民への支援だけではなくて、事業者に対しても、まちなかの整備に関する支援制度として共同住宅建設促進事業とか、あるいは優良賃貸住宅補助事業等がありますが、空き家問題を解決していく上でこのような大きな事業でなくて、いわゆる市街地で、分譲とまでは言えませんが、空地を幾つか足して再分割するなど、いわゆる整序といったことや、コンパクトな一戸建てあるいは賃貸住宅を促進させ支援をすることで、これから人口減少社会においての空き家解決とまちなかへの投資がふえるのではないかというふうに思っております。  定住促進事業は、まちの整備やまちなかへの投資によるハード面ではなく、そこに住む人の課題もありますが、そういったことで移住、定住を促す活動や支援制度について十分なのか、その対策についてと、また移住希望者が住まいを探す情報発信が不十分なホームページの対策についても部長にお伺いをいたします。 161 ◯都市創造部長(藤井久雄君) まちなかでの定住促進策につきましては、新築や建て売り住宅あるいは中古住宅、中古マンションの購入補助など多様な支援を行ってきております。今後は社会情勢もいろいろ変化いたします。高齢化あるいは人口減少社会に対応できますよう、空き家の活用も含めた対策についても検討してまいりたいと考えております。  また、情報発信につきましては、ホームページ上で支援策に係る情報を簡単に入手できるようにしているほか、空き家情報バンクを開設いたしまして所有者からの情報を発信しているところでございます。今後、より一層利用者にとってわかりやすく充実した情報となりますよう、不動産関係団体や、先ほども申し上げております空き家活用推進協議会等とも連携しながらホームページ等について改善に努めてまいりたいと考えております。 162 ◯16番(盤若進二君) 部長、どうもありがとうございました。  次に、市長にお尋ねをいたします。  元気高齢者の住宅リフォームについてお伺いをいたします。これも平成26年の12月に総括で、高岡市健康都市宣言をして健康高齢者の住宅リフォームの支援をということで提案をさせていただきました。  現在は、介護認定を受けている人や非課税世帯の方々や耐震改修にリフォーム制度、いわゆる住宅改善資金助成事業とか、あるいはまちなかの総合対策事業、一般市民の方々がわかりにくい制度でありますが、元気な高齢者が住みなれた家をリフォームして少しでも健康で生きられるように、また旧市街地のまちなかの活性化や介護保険にかからないためにもぜひ、近い将来必ず到来する事案でありますので、目玉として前向きな答弁を市長にお伺いをいたします。 163 ◯市長(高橋正樹君) まちなか区域への居住誘導ということでございます。  盤若議員もよく御研究いただいているかと思いますが、あえてPRのためにもお話しさせていただきますと、このまちなか区域におきましては居住促進を図るため、元気な高齢者の方々も含めて、例えば手すり、あるいは段差の解消といったようなバリアフリーリフォーム補助、また耐震改修補助、エコリフォーム補助を平成26年度から新たに実施をしているところでございます。  今後とも多くの方々にこれら支援制度を利用していただけるよう、関係部局間で、先ほど来部長からもお答えいたしましたように、連携しながら支援制度の周知に努めてまいります。また、新住宅マスタープランを策定することにいたしておりますが、この策定過程におきましても支援制度のあり方について検討を進めてまいりたいと思います。 164 ◯16番(盤若進二君) 市長、支援制度があるのは十分わかっておりまして、いち早く健康なうちにというのが私の思いでございますので、今、高岡市も5万5,000人の高齢者の方がいらっしゃいます。全員がリフォームするわけではありませんので、少しでも介護にかからず元気に過ごすのが一番でありますのでぜひお願いしたいというふうに思っております。この制度を行っている愛知県の田原市にも私も何度か行きましたけれども、結構うまくやってまして建築業界も潤っておりますので、ぜひよろしくお願いしたいというふうに考えております。  次に、将来の公共施設の考え方についてお伺いをいたします。  昭和50年半ばまで、人口の増加や住民ニーズなどに応じ公共建築物が集中的に整備されてきました。今や人口減少や少子・高齢化が進み、財政面でも大変厳しい財政運営を強いられることが見込まれます。  これまでと同じ考えで公共施設への投資を続けていくことは困難でありますが、そこで老朽化した施設の整備についての基本的な考え方を市長にお伺いをいたします。 165 ◯市長(高橋正樹君) 公共施設の老朽化に対しましては、まずは予防保全の考え方によりまして長寿命化、できるだけ長く使っていくという長寿命化の推進を図りながら、そして必要とされる機能の確保のためには、まずは施設の有効活用を十分検討するということに努めていきたいと思っております。その上で施設の整備、更新を、必要やむなしの場合には、施設の総量の増加を招くことのないよう、スクラップ・アンド・ビルドを基本といたしまして施設総量の最適化ということを図ってまいりたいと存じております。  これら3つを柱といたしまして、これを基本方針とした高岡市公共施設等総合管理計画を今年度末を目途に策定してまいりたいと存じております。 166 ◯16番(盤若進二君) 有効活用と総量を基本にスクラップ・アンド・ビルドということでございます。そういったことで長寿命化ということでありますが、次にこの長寿命化について質問をいたします。  近い将来を見据えて、何でもかんでも新しい箱物を建てることは難しく、まさに今ほど市長おっしゃいました予防保全型に転換が求められると思います。改築まで鉄筋コンクリートでおおむね42から45年間、今や適切な維持管理がされれば、強度が確保、確認できた場合は80年から100年もたせる寿命化も可能というふうにも聞いております。  学校施設の長寿命化に対する考え方を教育長にお尋ねをいたします。 167 ◯教育長(氷見哲正君) 学校施設の長寿命化改修は、従来の改築よりもコストを抑えながら建てかえと同等の教育環境を確保できるため、老朽化対策を進める上で有効な手段の一つであると考えております。  本市の学校施設の老朽化対策につきましては、子供たちの教育環境の充実、改善に取り組むことはもとより、将来の児童生徒数を見越した学校規模適正化の取り組みとの整合性も図りながら効率的、効果的に進める必要があるものと認識しております。 168 ◯16番(盤若進二君) 学校施設につきましては、総合管理計画に基づき個別施設ごとの長寿命化計画を策定されたというふうに思っておりますが、具体的な整備方針に基づく費用とか内容の進め方の計画について教育長にお伺いをいたします。 169 ◯教育長(氷見哲正君) 本市におきましては、財政状況が厳しい中にあっても学校施設の耐震化に積極的に取り組んできた結果、ようやくそのめどが立ったところでございまして、今後、学校施設については、御指摘のとおり人口減少社会を見据えた対応が必要になるものと考えております。  その費用等についてというふうな御質問でございますけれども、市といたしましては、まず各学校施設の老朽化の状況でありますとか、それぞれどのような対策が必要であるかといった現況把握に努めるとともに、長寿命化改修や学校規模適正化による統合など、あらゆる方向性を加味しながら十分に検討してまいりたいと考えております。 170 ◯16番(盤若進二君) 現況把握ということで、費用はこれからのことということでありますね。  次に、平成32年度の供用開始を目指している総合体育館であります。  この事業は、有利な公共施設最適化事業債あるいは環境改善交付金等を利用していよいよスタートいたしますが、新年度、設計予算も組まれ、巨額な建設費が予想をされます。でかく立派なものになるのにはこしたことはありませんが、32年度の完成後、スクラップ施設延べ床面積の諸要件もあり、今ある既存の体育館の方向性について教育長にお伺いをいたします。 171 ◯教育長(氷見哲正君) 本市の体育館につきましては、老朽化が進んでいる施設が多く、現在、部分的な修繕や改修などを行いながら使用しているところでございます。  整備する総合体育館につきましては市内の体育施設の機能を集約するものでございまして、完成後は、今ほどお話ございましたとおりスクラップ・アンド・ビルドの観点も踏まえ、体育館に限らず各体育施設の老朽度や利用状況などを総合的に判断し、廃止も含め検討してまいりたいと考えております。 172 ◯16番(盤若進二君) 教育長、また方向性をきっちりと、言われたとおりなるべく早くよろしくお願いいたします。  次に、新高岡駅の利用についてでありますが、ことしは余り大雪にもならず新駅周辺の雪に対する苦情というものがほとんどなかったと思いますが、きょうで開業してちょうど1年であります。初めての冬を迎える新駅ですので、緊張感を持って冬季期間を毎日意識をして対応していただきたかったというふうに思います。  少し苦言を呈したいと思いますが、私は1月25日、ことし初めての大雪になりましたが、7時の「かがやき」で上京しました。いつも立体にはとめますが、その日はあえて平面駐車場にとめましたが、駐車場は消雪は余り機能していなくて、歩道は雪が膝までつかり駅へ行きました。  新幹線利用促進運動を進めている中で冬季期間の雪対策はどのようになっていたのか、都市創造部長にお伺いします。 173 ◯都市創造部長(藤井久雄君) 新高岡駅の雪対策といたしましては、駅前広場や駐車場、公園及び駅舎へのアクセス道路の歩車道などに消融雪装置やシェルター等を設置しております。また南北自由通路には、風雪などへの対策としてガラスのカーテンウオール──いわゆるガラス製の壁でございますが──を設置したところでございます。  なお、議員から御指摘がございました1月25日、前日からの降雪による地下水位の低下や著しい気温の低下などによりまして、駐車場や歩道の消雪効果が低減したものを考えております。今後とも、これらの施設を適切に管理することが重要と考えております。新高岡駅利用者の安全で快適な通行等の確保にこれからも努めてまいりたいと考えております。 174 ◯16番(盤若進二君) 部長、また適切に管理してくださいませ。地元の私だからいいけれども県外の人だったらびっくりしますんで、よろしくお願いいたします。  次は、新駅の満足度でありますが、これまた余りよくないと思います。特に飲食に関し、高架下でも駅舎内でも立ち食いでもいいから飲食店を誘致できないのか。新駅を利用される方々がほとんどなぜないのだという声をよく聞きます。私もそう思います。  ぜひJRを説得して要望の多い利用者のリクエストに応えてほしいと思いますが、副市長のお考えをお聞きいたします。 175 ◯副市長(林 時彦君) 現在の高架下利便施設は、JR西日本から土地を借り受けて建設したものでございます。限りあるスペースを最大限有効に活用するため、新高岡駅周辺を含めたエリア全体の状況などを踏まえまして検討し、観光案内所や待合室、トイレなど各機能を整備し、そしてそれを運用しているものであります。  現在、いずれの機能も大勢の利用者があることや余剰スペースもありませんことから、高架下において新たに飲食店を設けることはなかなか難しいんではなかろうかというふうに思っております。また、JRでは駅舎の設計段階から飲食施設は想定していないということでありまして、金沢駅、富山駅におきましても駅舎での飲食施設が整備されていないことから大変難しいというふうに考えておりますけれども、高架下利便施設の待合室等での飲食用の簡便なものの用意でありますとか隣接するカフェへの円滑な誘導、こういったことに努めてまいりたいと、このように思っております。 176 ◯16番(盤若進二君) 設計のときからないということでありますが、非常に計画的ではないなというふうに思いますし、限りあるスペースというふうにおっしゃいましたけれども、私からすればかなりスペースがまだ余裕があるというふうに思っております。ぜひJRさんとまた協議をよろしくお願いをいたします。  次に、シャトルバスでありますが、先般、シャトル6の名前を変えてくれと言う石須さんもおられましたけれども、私はもっと利便性のよい運行をしてほしいということであります。南口はバスターミナルがあるからという答えが返ってきそうでありますが、これまで1分、2分でも早く行き来できる最短距離の運行をできないか、駐車場の運営につきましてもスタートして不備があったのでマイナーチェンジを先般されました。  次の質問の城端線ダイヤにも関係がありますが、ぜひ見直しをしていただきたいと思いますが、この件について市長にお尋ねをいたします。 177 ◯市長(高橋正樹君) 新高岡駅のシャトルバスの運行に関連いたしましての御提案をいただいておりますが、新幹線の新高岡駅整備、駅前広場の整備に当たりましては、確保した用地や道路環境を踏まえまして南北の機能分担を図り、バス等のターミナルにつきましては南側広場に集約、北側広場につきましては、短時間利用も含め自家用車向けの機能を集約させるということにいたしたものでございます。  実は4月からは、まわるんという観光用の周回バスをリニューアルいたしますが、これを新高岡駅から発着させることにいたしておりますけれども、これにつきましても南口広場を地域公共交通へのアクセスポイントとして充実させたいと考えております。この点は御理解をいただきたいと思います。 178 ◯16番(盤若進二君) 今市長言われた集約ということは大変いいんですが、反面、逆に言いますと利便性が全く悪いわけでありますので、もっと利用者に沿った考えをよろしくお願いしたいし、話は違いますけれども、富山便のバスも高岡便も廃止になりました。これは非常に寂しい話でありまして、そういったことをもっと便利になるように考えていただきたいというふうに思っております。  次に、城端線の新高岡駅の利用者についてでありますが、都市創造部長にお尋ねをいたします。 179 ◯都市創造部長(藤井久雄君) 新幹線まちづくり推進高岡市民会議が昨年6月に実施しております新幹線利用者アンケートによりますと、城端線利用による高岡駅へのアクセスが平日及び休日では7%から9%程度と報告されております。同時に実施いたしました新幹線利用者数調査からは1日平均利用者数が約4,400人と推計されており、利用人数に換算いたしますと、そのうち約300人から400人程度が城端線利用者と推測されているものと考えております。 180 ◯16番(盤若進二君) 今ほど質問しましたように利用者数と、後ほど質問いたします中央駐車場に関連すると思いますが、新幹線と城端線の接続時間を、城端線の高岡駅発のダイヤをもう少し変更し、利便性のよいダイヤにならないかと思います。特に早朝の7時台の「かがやき」「はくたか」、同じく8時台、9時台の「はくたか」の接続がもう15分程度ほど短縮できれば非常に便利だと思います。「新幹線利用なのに、利用するのにどうして駅で30分以上待たないといけないのか」という声も多く聞きます。  この点についてもJRに強く要請をしていただきたいと思いますが、都市創造部長のお考えをお願いいたします。 181 ◯都市創造部長(藤井久雄君) 沿線4市及び国、県、交通事業者などで構成いたします城端・氷見線活性化推進協議会では、新幹線の開業に合わせ、昨年3月から城端線において1日4往復8便の増便試行に取り組んでいるところでございます。また、新幹線への利便性の高いダイヤ編成等につきましても、かねてよりJR西日本へ要望してきているところでございます。引き続き機会を捉えて要請してまいりたいと考えております。 182 ◯16番(盤若進二君) 次は中央駐車場についてでありますが、この件についても12月の平成25年総括で新幹線利用者に無料にすべきと言いました。答弁は、新幹線の駐車場は800台準備しているのでという答弁でありました。  私は、現高岡駅のクルン活性化を含め、城端線の活用で飽和状態が予測される新駅駐車場なので、城端線を利用した形の新幹線利用者に中央駐車場を無料化にすべきという話をしました。この無料化は昨年4月上旬に決められました。周知という点ではおくれがあったというふうに思います。  ぜひ新駅周辺駐車場の緩和策、城端線利用増、今ほど三、四百人という答弁もありましたが、少ない乗車数であります。現高岡駅周辺施設においても中央駐車場を利用することで活性化につながると思います。その施策を展開すべきと思いますが、都市創造部長にお伺いをいたします。 183 ◯都市創造部長(藤井久雄君) 新幹線利用者に対します高岡中央駐車場の無料化につきましては、高岡中央駐車場や公共交通の利用促進、ひいては新高岡駅の利用促進につながる有力な施策であると考えておりまして、これまでも広報紙あるいは市ホームページなどにより幅広く周知に努めてきたところでございます。  加えまして、高岡中央駐車場の利用につきましては、まちなかのにぎわい創出にも寄与するものと考えているところから、引き続き中央駐車場の利用について積極的な情報発信に努めてまいりたいと考えているところでございます。なお、今後の動向を見据えまして、さらなる利用促進につながる施策も検討してまいりたいと考えております。 184 ◯議長(水口清志君) 盤若議員及び答弁者に申し上げます。  質問、答弁を合わせた発言時間は2時3分までとなっております。質問者の持ち時間は残り5分となりましたので、簡潔に発言されるようお願いをいたします。 185 ◯16番(盤若進二君) はい。  今ほど新幹線利用について質問しました。ポイントは、雪の問題、飲食店の問題、シャトルバスの問題、利便性、時間の問題、駐車場の問題、これは非常に大きな問題でありまして、次に質問します観光関係にも関係あります。もてなしの心ということで、今言った質問につきましてなるべく早急に是正をひとつよろしくお願いをいたします。  次に、歴史・文化、観光であります。  高岡は、受け継がれてきた文化財が固有のまちを形成しています。  待望の御車山会館が完成し、まさに国交省、農水省、文科省が認定する歴史都市高岡にふさわしい会館ができたと喜んでおるところでありますが、開館以来の入場者数を産業振興部長にお聞きいたします。 186 ◯産業振興部長(黒木克昌君) 昨日も山町筋のひなまつりということでイベントがございましたけれども、このような地元との連携、協力もございまして、昨年4月25日から本年の2月末までの入場者数は6万3,923人、約6万4,000人の入場者となっております。 187 ◯16番(盤若進二君) 部長、来場者ということで、どこから来られたのか、もしも把握しておられればよろしくお願いいたします。 188 ◯産業振興部長(黒木克昌君) 入場者数の出身地、出発地別の内訳につきましては、県外からを中心に団体でつかませていただいております。これによりますと、昨年、216組の団体の申し込みがございましたが、そのうちの83組が関東地区、次いで石川、福井で47地区、海外からも29組がお見えになっているということでございます。 189 ◯16番(盤若進二君) その団体の中で外国の方の把握をしていらっしゃいますか。 190 ◯産業振興部長(黒木克昌君) 今ほど申し上げましたように、29組が海外からの団体の申し込みということでありますけれども、そのうち17組が香港でございました。また、上海から3組ということでつかませていただいております。 191 ◯16番(盤若進二君) そういったことで、これからもっともっと人数をふやさなくちゃいけないわけでありますが、入場者をふやすためのさらなる情報発信とキャンペーンをという考えについてお伺いをいたします。産業振興部長。 192 ◯産業振興部長(黒木克昌君) 開館いたしましてから、開館前もでございますけれども、多くの広告媒体等で発信をしてまいりました。特に旅行会社への売り込みでは最優先事項ということで進めてきたところでございます。こういったことからモニターツアーには必ず組み込んでおりますし、また旅行会社の下見なども非常に多くなっているということでございます。  今後は、先ほど申し上げましたように、団体客は関東圏あるいは石川、福井ということが多うございますので、今後、東海、近畿、こういったところへの誘致活動を努めてまいりたいというふうに考えております。また、ユネスコ登録の動きもございますので、これらを生かしながら積極的なPRに努めてまいりたいと考えているところでございます。 193 ◯16番(盤若進二君) ことしの御車山祭は伏木と同じく日曜日であります。私もことしは関東のほうから何人も知人、友人が来られますけれども、ことしは多く訪れるであろうゴールデンウイーク、片原町に勢ぞろいするわけでありますが、山町とか金屋町を巻き込んで各観光施設と連携して何かいい企画はないかという思いをしておりますが、市長の考えをお聞きいたします。 194 ◯市長(高橋正樹君) ことしのゴールデンウイーク、日めぐりがよさそうでございます。御車山祭が日曜開催であるということで、これともともと連携して行われておりました瑞龍寺の春のライトアップ、祭り前夜のみならず、祭りの当日の夜、日曜日の夜も開催できるというようなことで日程を変更するなどしておいでのようでございます。こういったお互いの行事の、あるいは観光施設の連携は大変重要だと思っております。  祭りの見学あるいはイベントなどに連携して参加できるよう、お勧めのまち歩きルートの情報や、あるいはこれにあわせて旬の食などの来訪者が求める情報をホームページやSNSなどで提供してまいりたいと存じます。回遊性を高める企画、また来たいと思ってもらえるような企画を工夫してまいります。 195 ◯16番(盤若進二君) 市長、呉西には高岡をはじめとする曳山がたくさんあります。一堂に集めて、例えばテクノホールとかで曳山フェスティバルを開催してはと思いますが、市長の強い思いをお願いをいたします。 196 ◯市長(高橋正樹君) お話しのように、呉西地域はこの曳山といいましょうか、山・鉾の宝庫でございまして、6市全てで曳山行事が行われております。この地区の貴重な財産と思っております。旅行商品をおつくりいたしますときにも、県西部旅行商品「富山WEST」春夏版では祭りの特集ページを設けておりますし、団体旅行企画「大人の休日倶楽部」では伏木曳山祭をはじめとする県西部の祭りをめぐるツアーを複数企画していただいておりまして、6市の曳山祭を一つのまとまりとしてPRに努めてきたところでございます。  今回御提案の曳山フェスティバル、一堂に会するものにつきましては、城端曳山祭などとともにユネスコ世界無形文化遺産登録を目指していることもございますので、これと関連させながら関係する皆様と協議をしてまいりたいと存じます。 197 ◯16番(盤若進二君) ぜひ新幹線開業を追い風に開催していただきたいと思います。  次に、観光キャンペーンをということでございますが、その成果と今後の課題につきまして産業振興部長にお尋ねをいたします。 198 ◯産業振興部長(黒木克昌君) 「富山WEST」は、首都圏約80店舗に6万部配布させていただきました。昨年9月から今月までに1,930人に御利用いただいたところでございます。また、ふるさと旅行券を活用したモニターツアーにも340名の参加をいただきました。特に、体験で自作したすずのぐい呑みで地酒を飲んでいただくという企画が大変好評でございました。また、企業の福利厚生の、これを支援する企業とも連携いたしましたけれども、市内宿泊施設の女性先着200名にいたしておりましたけれども、即日定員になったというふうなこともございます。  北陸新幹線の開業2年目が今後の観光PRの正念場かなというふうに思っております。高岡自身の地力が試されるというところでございます。体験プログラムや周遊ルート、食の魅力など地道な努力を続けるとともに、来訪者の増につなげてまいりたいと考えているところでございます。 199 ◯16番(盤若進二君) 次に、市長にお尋ねをいたします。  今おっしゃったように、皆さんが一生懸命キャンペーンを行っておられます。今後の観光客入り込み数増加に向けた取り組みについて、意気込みを市長にお尋ねをいたします。 200 ◯市長(高橋正樹君) 観光入り込みは、おかげさまで前年と比べますと大きく伸びておりまして、27年1年間で約380万人、前年と比べますと約33万人、10%の増加でございます。宿泊者数につきましても、速報ではございますが約25万人でございまして、約3万人、13%の増加となっておりまして、地域経済にも大きな貢献をしていただいたものと思います。このため、この新幹線1周年記念キャンペーンとも連携いたしましてさらなる来訪者の増を図ってまいりたいと存じます。  先ほど部長からもお話し申し上げましたが、広域的な県西部、飛越能の広域旅行商品販売、認定いただきました日本遺産をテーマとするプログラムの充実、台湾はじめ海外からのインバウンド対策など、入り込み増に向けまして積極的な施策展開を図ってまいりたいと存じます。 201 ◯16番(盤若進二君) 次に、伝建地区でございますが、無電柱化で大変すばらしい景観であります。あとは伝建地区の家屋でございますが、早急な整備が必要でございますが、教育長のお考えをお願いいたします。 202 ◯教育長(氷見哲正君) 山町筋重要伝統的建造物群保存地区における保存修理事業につきましては、その緊急度や町並み景観への効果が大きいものから順次実施してきております。通りに面した土蔵造りの母屋や店舗などの特定物件は46棟ございまして、これまでに32棟、率にいたしますと69%が修理済みとなっております。このほか、高岡御車山会館をはじめとする8棟の修景事業も実施したところでございます。この事業は国及び県の支援を受けて進めておりまして、今後とも町並み景観向上のため、国、県に働きかけ、事業の進捗に努めてまいりたいと考えております。 203 ◯16番(盤若進二君) 次に、最後になりますが、世界少年野球大会であります。  これは昨年千葉県で開催されまして、せっかくの高岡の開催でありますので、親善の輪を広げる意味におきましても、さらに機運を盛り上げるためにも前夜祭を開催したらどうかなというふうに思いますが、市長のお考えをお願いいたします。 204 ◯市長(高橋正樹君) 世界少年野球富山大会におきまして、ことしの8月17日から9日間の日程で準備を進めております。前夜祭といいましょうか、開会式前日には前夜祭といたしまして本市でウエルカムパーティを予定しておりまして、高岡市らしさを生かしたおもてなしで心から歓迎をしたいと思っております。 205 ◯16番(盤若進二君) また、これは全国にも世界にも発信できる絶好のチャンスでありますので、この開催をどのように生かされますか、市長にお尋ねをいたします。 206 ◯市長(高橋正樹君) 今大会では、もちろん参加するお子たちはもちろんでございますが、王貞治さんをはじめとする各国のスタッフも来訪されますし、また大会の様子は、これまでの例によりますとメディアを通じて全国発信をされることということでございます。本大会を通じて県西部6市の魅力を世界にアピールできる絶好の機会と考えております。  また、主会場が高岡でございますので、この機会に豊かな自然、高岡の歴史・文化にも触れていただき、多くのメディアや広報誌を通しまして文化創造都市高岡を大いに発信していきたいと存じます。
    207 ◯16番(盤若進二君) 次に、副市長にお伺いいたします。  私は副市長に大変お世話になりました。副市長に最後の質問をさせていただきますことを大変うれしく思っております。  歴史・文化、高岡のために御尽力いただいております。  最後の質問ですが、高岡市は歴史・文化の宝庫です。その機会を提供してほしいというふうに思っております。昨年の千葉大会、180人が国指定の成田山の新勝寺へ訪問して地元の文化に触れる機会がありました。ぜひ今回もその機会を提供してはと思いますが、副市長の思いをお願いをいたします。 208 ◯副市長(林 時彦君) 本大会におきましては、参加者に県西部6市の豊かな美しい自然や多彩な歴史・文化、スポーツを体感してもらうためにさまざまな交流行事を行うことといたしております。本市における交流行事につきましては、今ほど御指摘のありましたように、歴史・文化に十分触れることのできる計画になるよう実行委員会に働きかけてまいりたいと思っております。  また、来訪される多くの方々にも、この機会に国宝瑞龍寺をはじめ高岡御車山会館や高岡大仏などの歴史・文化に触れていただくため、大会主会場のボールパーク高岡や来訪者の宿泊施設などにおきまして案内パンフレットを配布するなど情報提供を行いまして、高岡の魅力を感じていただけるように取り組んでまいりたいと、このように思っております。 209 ◯16番(盤若進二君) 時間ももうございません。  最後に、協賛スポンサーとの連携の内容につきまして、約18社ほど協賛スポンサーがいらっしゃいますが、連携について教育長にお願いをいたします。 210 ◯教育長(氷見哲正君) 世界少年野球推進財団では、大会開催に当たり約20社のオフィシャルスポンサーに賛同いただいております。  大手スポーツメーカー各社からは、参加する子供たち全員にグローブ、バットなどの野球道具や大会期間に着用するユニホーム、Tシャツなど一式が提供されると聞いております。また、飲料メーカーからは、大会期間中の飲料水が無料で提供されることとなっております。さらに、協賛スポンサーの方々には大会準備や期間中、スタッフとして大会運営に御協力いただくこととなっておりまして、大会成功に向け十分連携を図ってまいりたいと考えております。 211 ◯16番(盤若進二君) どうもありがとうございました。  時間ぎりぎりになりましたが、今後ともひとつよろしくお願い申し上げまして、質問とさせていただきます。  どうもありがとうございました。 212 ◯議長(水口清志君) 盤若進二君の質問が終わりました。  これをもちまして、総括質問、質疑を終結いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議 案 の 委 員 会 付 託 213 ◯議長(水口清志君) ただいま議題となっております議案第1号から議案第50号まで及び報告第1号の各議案は、お手元に配付してあります議案審査付託表(第11号)のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               請  願  の  上  程 214 ◯議長(水口清志君) 次に、日程第2 請願第5号及び請願第6号を議題といたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               請 願 の 委 員 会 付 託 215 ◯議長(水口清志君) ただいま議題となっております請願第5号及び請願第6号につきましては、お手元に配付してあります請願文書表(第5号)のとおり、議会運営委員会に付託いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               休             会 216 ◯議長(水口清志君) お諮りいたします。  明15日、来る17日及び22日は、議案調査のため休会といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。       〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 217 ◯議長(水口清志君) 御異議なしと認めます。  よって、明15日、来る17日及び22日は、休会とすることに決定いたしました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               次 会 の 日 程 の 報 告 218 ◯議長(水口清志君) 次に、議会の日程を申し上げます。  次回の本会議は、来る23日定刻の午後1時より再開し、諸案件の審議を行います。  また、来る16日は、午前9時より代表者会議を、午前10時より民生病院、経済消防の各常任委員会を、18日は、午前9時より議会運営委員会を、午前10時より建設水道、総務文教の各常任委員会をそれぞれ開催いたします。  なお、本日、本会議終了後、議会運営委員会を開催いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               散             会 219 ◯議長(水口清志君) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。  本日は、これで散会いたします。   ────────────・─────────────・────────────                                 散会 午後2時06分 Copyright © Takaoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...