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  1. 高岡市議会 1999-12-01
    平成11年12月定例会 総括質問  本文


    取得元: 高岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2019-11-26
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 開会 午前10時00分   ────────────・─────────────・────────────               開             会 ◯大井議長 おはようございます。  ただいまより総括質問を開催いたします。  この総括質問は、各位も御承知のとおり、総括質問要項に基づいて質問者の発言の持ち時間を1人25分間として、一問一答方式により行うものであります。質問に当たっては、その都度、議長の許可を得ていただくようお願いをいたします。答弁者を指定された上、簡明に行われるよう、また答弁者も簡明に答弁されるようお願いをいたします。  それでは、ただいまより質問を行います。  通告に従いまして、発言を許します。10番 向栄一朗君。 2 ◯向議員 それでは、通告に従い総括質問に入ります。  まず最初に、災害防止対策についてであります。  この点については、個別質問で我が会派の藤田議員も触れられておられますが、私は去る10月27日に高岡市で発生した局地的集中豪雨に見舞われた災害状況について、その被害状況を企画調整部長にお伺いいたします。 3 ◯北山企画調整部長 お答えをいたしたいと思います。  10月27日の夜に富山県西部地方を中心に降った雨は、伏木特別地域気象観測所の測定では、午後8時から1時間の雨量が55ミリを観測いたしまして、富山地方気象台が大正13年に観測を開始しているわけでございますが、以来3番目ということで、また10月としては過去最高の1時間の雨量を記録したものでございます。  ちなみに申し上げますと、市が独自に伏木中学校の敷地内に設置いたしております観測施設におきましては、午後8時から1時間の雨量は97ミリを記録したところでございます。  このようなことから、高岡市内の区域内におきまして、特に伏木地区をはじめ西条、能町、あるいは川原、守山地区等におきまして床上や床下浸水が多く発生いたし、また小規模な土砂崩れや道路の損壊などがあちこちで発生をいたしたところでございます。  主なる被害の状況を申し上げますと、まず家屋等の浸水被害でございますが、住宅の床上浸水29棟、床下浸水 353棟、非住宅の床上浸水が11棟、床下浸水99棟で、住宅、非住宅合わせますと床上浸水が40棟、床下浸水 450棟であったわけでございます。  また、道路の被害といたしましては、冠水による通行どめ11カ所、土砂崩れによる通行どめ1カ所のほか、損壊が4路線6カ所で発生をいたしたわけでございます。  このほか、土砂崩れ被害が9カ所、農道、林道の路肩崩壊等51カ所、園地ののり面崩壊2カ所、住居の一部損壊が1カ所という被害状況であったわけでございます。  被害にお遭になった方には、心中をお察し申し上げ、心からお見舞いを申し上げる次第でございます。  以上であります。
    4 ◯向議員 集中豪雨のピークは8時から9時ごろのようでありましたが、市民からの災害発生連絡はどのような手段で送られてきたのか、企画調整部長にお伺いいたします。 5 ◯北山企画調整部長 お答えをいたします。  集中豪雨に伴う被害発生の情報は、災害の発生した地域の住民の方々から直接電話をいただいたり、消防本部や高岡警察署を経由していただいたものが多かったということでございます。  以上であります。 6 ◯向議員 その被害報告の大小を連絡を受けた段階でどのように判断されたのでしょうか、企画調整部長、お願いいたします。 7 ◯北山企画調整部長 お答えをいたします。  当日、まだ大雨洪水警報が発令されていない段階であったわけですが、午後8時40分過ぎから防災業務を担当する関係職員の緊急連絡等を行いまして、午後8時50分に富山県西部地方に大雨洪水警報が発令された直後の午後9時に、本庁 702会議室におきまして災害警戒本部を設置いたしたところでございます。  災害警戒本部におきましては、気象情報や指定河川の水位観測所、市独自の降水量観測データ、そしてさらには電話等でお寄せいただいた被害発生情報等をもとに被害発生についてのとるべき対応策と必要な職員の早急な増強動員を協議いたし、速やかに対応をいたしたところでございます。  以上です。 8 ◯向議員 9時に警戒本部を開設したということですが、その後、職員を現場に派遣したようなことがあったのかどうか、企画調整部長に伺います。 9 ◯北山企画調整部長 お答えをいたします。  緊急連絡で登庁いたしました職員は、道路や河川等のパトロールと全市的な被害状況の把握に努めまして、災害の発生の程度や被害の状況についての情報収集、分析を行い、防災資機材の搬出提供、そして浸水家庭への消毒活動などの応急活動を行ったところでございます。  とりわけ翌日の10月28日でございますが、始業時から一班3名体制の職員による応急活動班を12班編成いたしまして、早朝から罹災家屋等の実態把握調査や罹災世帯への消石灰、消毒用乳剤の配布等防疫活動を全市的に一斉に実施いたしますとともに、農林、建設など所管分野ごとの被害状況調査も実施をいたしたところでございます。  今回の集中豪雨災害に際しましては、10月27日、28日の両日で市職員 207名、消防団員 117名の体制で対応に当たったところでございます。その後、地域におきまして各自治会関係者からも災害対応に積極的に御協力をいただきましたことに対し、厚く御礼を申し上げたいと存じます。  以上でございます。 10 ◯向議員 今ほども伏木中学校に設置された雨量計が、時間97ミリという大変な雨量を観測して、伏木消防署でも職員の皆さんが現場へ駆けつけられるとともに、消防団員の皆さんも手分けをしながら電話の応対等に当たったと仄聞しております。  時間雨量 100ミリといいますと、富山県では 100年に一遍あるかどうかの豪雨であります。大変な御苦労があったと思いますが、そのときの活動状況について消防長にお伺いいたします。 11 ◯小川消防長 当日の活動状況についてお答えいたします。  当日は、午後8時過ぎから消防本部に浸水被害に関する 119番通報が相次いだために、各署では直ちに警戒巡視及び被害調査を実施したところであります。  また、消防本部におきましては、8時30分に消防職団員の一部、これは職員32名、団員 117名ですが、これを招集し、そして当務員56名と合わせて合計 205名で警戒などの消防活動に当たったところであります。  際立った活動事例といたしましては、伏木1丁目内の道路冠水場所におきまして、走行不能となった乗用車から伏木消防署員が子供1名を救出しておりますし、ほかに3名の者を誘導しているという状況でありますし、また太田地区では民家の床下浸水防止のために、地元消防団員が土のう積み作業をして被害を未然に防止したという活動事例があります。  以上です。 12 ◯向議員 8時ごろから同時にたくさんの電話が入ったようでありますけれども、そのように災害が同時多発した場合の消防署の体制についてどのように対応されておるのか、消防長にお伺いいたします。 13 ◯小川消防長 お答えいたします。  災害事案を的確に処理するためには、情報の伝達は極めて重要であります。とりわけ大規模災害または同時多発災害発生時の非番職員及び消防団員への伝達につきましては、迅速かつ確実性が要求されるものであります。  このことにより、本市におきましては招集に当たって災害を一斉または個別に伝達することのできます個別呼び出し装置を整備し、運用しているところであります。  同時災害の対応につきましては、出動隊から刻々と入る情報をもとに、指揮本部におきまして市内の災害発生箇所及び被害状況を的確に集約し、人命危険及び被害が大きい場所から対処するように、適宜出動隊に無線にて指示しているところであります。 14 ◯向議員 先ほどの答弁の中に、冠水した車を救出するということで消防団員が駆けつけられたようでありますが、私が仄聞しておるところによると、そこへ団員が救済に当たった際に、同じく団員の乗っている車が冠水に遭って故障をしたとも聞いておりますが、このような団員に対する救済措置等があるのかどうか、お伺いいたします。 15 ◯小川消防長 お答えいたします。  消防団員は、特別職の地方公務員でありますので、災害現場へ出動途中あるいは現場活動中に死亡し、負傷し、もしくは疾病にかかった場合などは、市町村の条例に基づきまして消防団員やその遺族が受ける損害を補償することとなっております。  補償の範囲は、身体的障害、これは療養費とか将来の賃金喪失等に対する逸失利益ですね。そういったものに限られておりまして、精神的損害とかお尋ねの物的損害については対象とされてないのであります。  以上であります。 16 ◯向議員 災害が同時多発した際、市民の通報が早い順に対応すると、どれだけ人があっても足りないということも想定されますし、災害現場の状況を確認するために、災害対策本部、消防署が全体をしっかりと把握するという必要性があると考えます。  そのために、デジタルカメラ等による現地情報をインターネット等の情報通信網を通じて送信することも可能な時代になったと思いますが、この点に対する見解を企画調整部長にお伺いいたします。 17 ◯北山企画調整部長 お答えをいたします。  本市におきましては、災害が発生した場合にはあらかじめ高岡市地域防災計画というものを定めております。その防災計画に基づきまして、職員の役割分担が決められておりまして、各情報の迅速かつ的確な収集、伝達を図るよう努めているところでございます。  担当部署の職員が市内パトロールや災害発生現場の状況調査に赴くときには、無線や携帯電話などの通信手段を用いまして災害発生現場等の詳細な情報伝達や緊急時の連絡調整などに当たっておるところでございます。  ただいま向議員から御提案があったわけでございますが、デジタルカメラインターネット等の情報機器を活用することについては、既に消防部門でデジタルカメラを導入をいたしております。災害状況確認に成果を上げているというふうに伺っております。これをさらにインターネット等々と連携させて、災害情報を迅速に把握し、適切な応急対策を講じていく上では大変有効であるかというふうに考えております。  今後、先進地の導入、活用例等の調査をしながら検討してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 18 ◯向議員 それでは2点目の復旧対策の実施についてお伺いいたします。  今次定例会でも災害復旧も含めて提案されておるところでありますが、事業の取り組み状況と計画について農林部長さんにお伺いいたします。 19 ◯荒木農林部長 お答えいたします。  農業用施設の災害につきましては、守山地区、二上地区、伏木地区で農道の路肩崩壊や路面洗掘などが7カ所、排水路の決壊、水路閉塞なとが17カ所、田、畑への土砂流入など17カ所、合わせて41カ所でありました。  林道災害につきましては、横尾2号線、白山線、作業路山田線及び後谷線の4路線での路肩欠損、路面洗掘など10カ所でありました。  復旧工事でありますが、農業用施設のうち国庫補助対象の東海老坂、西海老坂の2カ所につきましては、12月1日に国の査定を受けております。その他の復旧工事につきましては、市単独事業で早急に実施することといたしまして、国庫補助対象になったものも含めまして、今議会での補正予算をお願いしているところであります。 20 ◯向議員 同様に、河川関係については、建設部長さん、何かありましたらよろしくお願いいたします。 21 ◯堀建設部長 お答えいたします。  河川関係となりますと、市が管理しますのは準用河川でございますが、準用河川では今回の豪雨に復旧を必要とするような災害はございませんでした。  しかし、道路についてでございますが、道路については7カ所、土砂崩れによるもの1カ所と路肩の欠損6カ所ございましたが、これらは既に応急措置は終えておりますが、うち2カ所は既に本復旧を完了しております。残る5カ所につきましては年度内に本復旧を完了することとしております。 22 ◯向議員 では次の災害対策として公共下水道雨水幹線についてお伺いいたします。  公共下水道山手2号雨水幹線は、伏木駅前地区をはじめとする伏木中心街の慢性的な浸水対策として、通称十間道路に建設されたものであります。  今回の集中豪雨に際して、雨水幹線の排水口近くに住んでいる住民の証言によりますと、「恐ろしくなるぐらいの水が排水口いっぱいに流れていた。濁流は加古川の護岸を乗り越えて国分浜へはんらんしていた。これがなかったら伏木のまちは全滅やったろう」というように話をしておりますし、加古川の隣で旅館業を営む住民も、別宅へ一時避難して一夜を明かしたと語っております。  そこで、この雨水幹線が果たして役割と効果について、どのように評価をされているのか、都市整備部長さんにお伺いいたします。 23 ◯室谷都市整備部長 お答えいたします。  少し認識していただくために、伏木地区につきましての雨水幹線について申し上げておきますと、伏木地区では国道 415号より山手地区からの雨水流出という、これが大きな問題でございます。それで、そういう浸水被害に対応するために、昭和38年度から昭和44年度にかけて山手都市下水路、これが今、山手1号雨水幹線と言っておりますけれども、その整備を行い、まず浸水対策を図ったわけでございます。  しかしながら、その後、山手地区の住宅開発が急速に進んだことから、雨水流出量が増大いたしまして、昭和50年後半より下流部の駅前周辺部で再び浸水被害が発生するようになったのでございます。  このため、昭和63年度に古府から国分までの国道 415号の下に山手2号雨水幹線を計画いたしたところでございまして、その後この件につきましてはJR西日本、いわゆる鉄道をまたぎますので、JR西日本や伏木漁業協同組合等の関係機関との調整が少し時間がかかりましたけれども、平成4年度から事業費約18億円、延長にして 1.5キロの雨水整備にとりかかりまして、平成10年度に完成したということでございます。  今回の10月27日の豪雨では、今まで伏木駅方面に流入していた古府谷からの雨水をこの山手2号雨水幹線で受けとめまして、駅前方面への流入を遮断したということで、記録的な豪雨にかかわらず特に駅前周辺部においての浸水被害の報告はございませんでしたので、11年度供用開始したところで間一髪間に合ったかなと思っております。 24 ◯向議員 今お話あったとおり、いつも慢性的な被害を受けておったところは今回本当に被害を免れて、ありがたく住民も思っておることと思います。  ただ、一部山手2号雨水幹線の集水エリアの下流川、通称我々赤坂と呼んでおるところなんですが、その谷沿いに浸水被害が発生しております。これは、山手2号雨水幹線、ちょうど今間一髪と言われましたが、伏木中学校グラウンド横で枝線といいますか、本管へ入れる排水路の工事中であったためというふうに理解をしておりますけれども、今回の集中豪雨によって別の場所でも被害が発生しております。細部の排水計画については再検討を要するものがあるのではないかと考えておりますけれども、都市整備部長の見解をお伺いいたします。 25 ◯室谷都市整備部長 先ほど申し上げましたけれども、ただやはり今、御指摘のありました赤坂、錦町地区において被害が見られましたので、この被害の解消を図るため、今言われましたように伏木中学校の横とか、いろいろと私どもその枝線についてはこの山手2号の関連といたしまして3本ほど整備すべき場所があるというふうに考えておりますので、この解消を図るために今後幹線に接続する枝線の整備を伏木一宮なり伏木古府3丁目地内で計画的に進めてまいりたいと思っております。 26 ◯向議員 よろしくお願いいたします。  今回の集中豪雨で最も大きな被害を受けた矢田地区についてお伺いをいたします。  本年度は矢田上町1号雨水幹線が着工されておりますが、この事業の目的と工事実施状況及び今後の計画について都市整備部長にお伺いいたします。 27 ◯室谷都市整備部長 お答えいたします。  矢田上町の1号雨水幹線でございますけれども、先ほど申し上げました山手と同じく、矢田地区においても昭和40年代に国道 415号寄りの山手地区について開発が進んでおります。そこで、昭和45年度までに国道 415号の下に矢田都市下水路、これが矢田1号雨水幹線と言っておりますけれども、その整備を行ったところでございますけれども、その後さらに山手方面の宅地開発が進んだことで下流部においての浸水被害が発生するようになったということでございます。  このため、平成6年度より現況調査や基本計画策定作業を進めておりまして、矢田地内から県道小矢部伏木港線を通り、伏木1丁目地内の小矢部川までの矢田上町1号雨水幹線、延長約1キロメートルを計画をいたしまして、浸水被害の発生している地区の雨水排除を行うこととしておりまして、本年度は伏木1丁目地内約 160メートル区間で着工しております。この雨水幹線の完成までには四、五年かかるかなと思っておりますが、特に矢田上町の1号雨水幹線では、下流部より整備を行い、整備が終わった区間から順次供用開始を行う計画でございますが、しかし先ほどの山手でも申し上げましたけれども、途中に氷見線の横断の箇所がございます。そういうことで、現在一日も早く工事ができますように、JR西日本と精力的に協議を行っているところでございます。 28 ◯向議員 今説明ありましたように、矢田1丁目付近、今回の雨でも冠水をしております。本年度冠水した区間も順次供用開始していただければ、次にこんな雨が降っても大丈夫かなというふうに考えますが、部長さんにそこらあたりの考え方、JRのこともあるようですけれども、見解をお伺いいたします。 29 ◯室谷都市整備部長 矢田地区は、先ほど言いました矢田の都市下水路ともともとあります矢田排水路がございます。それで、それとうまく流れを分けるために矢田上町の排水、いわゆる幹線を今考えておるわけでございまして、今言いました下流からやっていきますので、JRの横断ができれば、基本的には私ども来年度ははけ口の方も完成して下から順番にいけるような形をしながら、JR横断が終わればその工事地点、地点での供用開始は可能かと、そういうふうに思っております。 30 ◯向議員 それでは次に、今回のような時雨量97ミリという 100年に一度の確率の災害に対応するためには、降った雨をゆっくり流下させるという別の視点から、二上山ろくの面的な保全を考える必要があると考えております。  二上山ろくの谷間には農業用水を確保するためため池が点在し、西田の猿谷ため池、太田の与茂九郎、国分の後ろ谷、矢田の赤土田など、これらのため池は集中豪雨の際、降雨を貯留し、時間をかけて流下させるという調整池の機能を持っておりました。  しかし、近年の生産調整と農業就業者の高齢化とともに維持管理が困難な状況から、いずれも上流山腹からの流出土砂によって調整池の機能が失われてきております。  そこで、これ以上の土砂の流入を防止し、調整池機能を回復するため、本年度から着手されました地域防災対策総合治山事業により、根本的な災害防止対策に住民の期待が高まるところであります。  この事業の実施状況及び計画について農林部長さんにお伺いいたします。 31 ◯荒木農林部長 お答えいたします。  本市における地域防災対策総合治山事業は、二上山地区で整備対象区域面積が 995ヘクタール、事業期間を平成11年度から平成14年度として谷どめ工、山腹工、流路工などを行うものでありまして、総事業費2億 9,000万円で事業認可を受け、県営事業として取り組まれております。  昨年の台風7号の治山被害及び本年10月27日の集中豪雨による被害状況調査に基づき、海老坂地区で3カ所、二上地区で1カ所、城光寺地区で1カ所、伏木地区で4カ所、太田地区で1カ所の合計10カ所の整備が計画されております。  今年度は、東海老坂久津呂地内で谷どめ工及び流路工、東海老坂曲坂地内で谷どめ工の各工事が進められております。また、ゼロ国債で伏木一宮滝ノ尻地内で床固工及び山腹工事が発注される予定となっております。  平成12年度につきましては、東海老坂曲坂地内で流路工、二上谷内、伏木矢田、太田西田の各地内で谷どめ工及び流路工などの景観工事が予定されていると伺っております。  今後市の対応といたしましては、来年度の事業予定箇所の測量成果をもとに、今年度中に地元説明を行い、地権者並びに周辺関係者の理解を得て事業推進に努力してまいりたいと考えております。 32 ◯向議員 今ほど企画調整部長、それから消防長のそれぞれの活動、並びに農林部長さん、都市整備部長さん等の対策も聞きまして安心しておるところであります。  この項を終えるに当たり、災害発生翌日、藤井助役さんみずから災害住民へのお見舞いと状況の把握のため現地をお見舞いされたことに対して、心から感謝を表明するとともに、公共下水道、治山事業の早期完成にこれから努力していただくようお願いして、次の質問に移ります。  2項目目は、21世紀に向けた港湾の活用方針についてであります。  ことし8月に改定された港湾計画では、21世紀における伏木富山港の将来像として、環日本海の対岸諸国を中心に、世界に開かれた経済、文化の広域国際交流拠点として、また日本海国土軸の中枢を担う国内流通拠点としてさらに期待されるとされております。  ここでは開港 100周年記念イベント実行委員会が企画したイベントの中から、21世紀の伏木港の役割と可能性を示してくれるものについて取り上げ、共通の認識を深めるために議論をしたいと思っております。  まず最初に、開港 100周年記念イベント事業の意義、成果についてどのように評価されているか、建設部長さんにお伺いいたします。 33 ◯堀建設部長 お答えいたします。  ことし開港 100周年を迎えました伏木港は、内航海運の拠点として、また国際貿易港としての役割を担ってきまして、これまで北陸地方の経済発展に大きく貢献してきました。この背景には、藤井能三翁などの先人の努力と国並びに県のたゆまぬ御尽力がございました。  国際化が進んでおります今、伏木港は開港 100周年を契機に、さらには外港建設をてことしてさらに機能を充実させ、地域経済の新生、発展と伏木地区あるいは高岡市の発展に寄与するよう、市民あるいは企業、行政が力を合わせるときでございます。  このような考えのもと、各種の記念事業、イベントを市民、企業、行政が一体となって実施したものでございます。大変暑い中、連日にわたって記念イベント等に御協力いただいた関係の方々に心より感謝を申し上げる次第でございます。  これらの記念事業、記念イベントは、多くの市民、特に伏木地区の方々には伏木は港町であるということを再認識していただくとともに、港湾が果たします役割の重要性と伏木外港の早期完成の必要性等を理解していただけたものと思っております。 34 ◯向議員 伏木富山港、港3兄弟の中で伏木港の役割については既存パルプ工場、製鉄工場、化学工場への原料供給施設並びに石油基地として役割を果たしておると思いますが、21世紀は豊かな自然と歴史文化の集積する高岡への観光客誘致拠点と位置づけられると私は考えておりますが、建設部長さんの見解をお伺いいたします。 35 ◯堀建設部長 お答えいたします。  これまで伏木港は議員仰せのとおり、臨海地区工場群への原料供給基地としての役割を担っておりますが、さらには広く、先ほど申し上げましたように北陸地方の産業、経済全般の発展に貢献してきました。  今後は、富山県が作成しました伏木富山港の長期整備構想に示しますように、富山港、富山新港とのいわゆる港3兄弟が相互に有機的な連携を図りながら、一体的な発展を目指すことになっております。  具体的には、伏木港は従来からの役割に加えまして、現在進められております外港建設をてことして、歴史的資源が融合する個性的な港町と、いわゆる港づくりによりまして、環日本海における外国あるいは内国貿易を通じた経済、文化の交流拠点として地域経済の活性化を導く役割を担っていく必要があると考えております。 36 ◯向議員 今回のイベントがきっかけとなって、来年の9月3日から5日にかけて、また豪華客船「飛鳥」が寄港し、北海道函館まで周遊する企画が実現しております。来年、高岡インターが供用され、上平村まで東海北陸自動車道が開通すると、世界遺産である合掌造りの五箇山を訪れる観光ルートが実現し、客船を利用した観光客の誘致も大いに期待されるとする市内の旅行業者もおられるところであります。  以上の観点から、伏木港の特性に沿った将来像についてどのようにお考えか、建設部長さんにお伺いいたします。 37 ◯堀建設部長 お答えいたします。
     今、議員仰せのとおり、能越自動車道東海北陸自動車道、さらには北陸自動車道の4車線化など、高速道路網の整備が進んでおりますが、これらによりまして伏木港の背後圏は大きく拡大しつつございます。  一方、外港の建設と供用開始によりまして、ことしの 100周年記念事業に入港したような大型船の入港が可能となりまして、伏木港が従来から持っておりました工業港の性格に加えまして、新たに商業港の性格を加えることができることになったと考えております。  また、高岡市周辺には国宝瑞龍寺や景勝の地雨晴海岸、さらには世界文化遺産の五箇山合掌造りなど、多くの観光資源もあるという伏木港を取り巻く特性から、今後の将来を考えましたときには、伏木港は観光の中継拠点として大きくクローズアップされてくる可能性を持っていると考えております。 38 ◯向議員 次の点は、フェリー航路の誘致についてであります。  8月2日には東日本フェリーが直江津-北海道間に就航させている大型フェリー「ばるな」が寄港し、伏木商店連盟が開港 100周年記念大売出しを行い、抽選により「ばるな」乗船券を引き当てた 500人近くの市民を乗せて富山湾を一周する企画がありました。乗船した市民は、大型フェリーの客室や装備に目を見張り、次回は自分の車を乗せて北海道へ旅行したいという思いを持ったようです。  また、地元商店街や住民の方々も白い大きな船体を目の当たりにして、ポートルネッサンス21計画の目指す人々でにぎわう港の創出の手段として、フェリー航路の開設を望む声があります。  国の規制緩和の方針もあると伺いますが、フェリー航路開設手続について、来年度よりどのような緩和が行われるのか、その内容について建設部長さんにお伺いいたします。 39 ◯堀建設部長 お答えいたします。  運輸関係の専門知識を有しておりませんので、これまで勉強したことを簡潔に申し上げますと、現在国が進めております一連の規制緩和の中で、平成11年6月、ことし6月に海上運送法が改正されました。これによりまして、今までフェリーの新規航路を開設する場合、需給調整規制、いわゆるとも倒れにならないような需給調整規制を主たる目的とした運輸大臣の許可制となっていた事項が廃止されまして、営業開始30日前までに届け出すればよいと。いわゆる事前届け出制に緩和になっております。この法律は、来年の平成12年10月1日から施行されることとなっております。 40 ◯向議員 伏木港を起点とした中京経済圏と北海道を結ぶフェリー航路を想定した場合、伏木港と名古屋港との距離、北海道までの距離ですが、それぞれ概算でどれくらいになるのか、建設部長さん、よろしくお願いいたします。 41 ◯堀建設部長 お答えいたします。  概数でございますが、名古屋港から北海道苫小牧港としますと、名古屋港から苫小牧港までの距離は約 1,300キロメートルでございます。また、伏木港から同じ北海道の苫小牧港までの距離は約 900キロでございまして、伏木港は名古屋港に比べて 400キロ程度近いという有利性を持っております。 42 ◯向議員 400 キロも違うということは、船の速度、時速30キロ程度ですので、時間にしてもかなり優位性があるというふうに認識いたしました。  北海道へのフェリー航路の開設を考えた場合、東海北陸道の開通、規制緩和、今教えていただきました距離等を考え合わせると、伏木港の優位性が浮き彫りになったと思います。ぜひとも伏木港へのフェリー航路開設を念頭に努力されるよう、お願いをしておきます。  それでは次の定期客船航路についてお伺いいたします。  伏木港にはロシア・ウラジオストクとの間に1993年から定期航路が開設されております。この1年間に入港した客船の数と旅客数並びに携帯品として輸出された中古車の台数について建設部長さんにお伺いいたします。 43 ◯堀建設部長 お答えいたします。  富山県の調査によりますと、平成10年12月からことし平成11年11月までの1年間、伏木港へ入りました入港客船数、大部分がロシアの船でございますが、客船数は前年より36隻減って48隻でございます。  また、平成10年1月から12月までの昨年1年間の入出国を許可された旅客数は、入国管理事務所の調査でございますが、入国が前年よりふえまして 1,259人、出国も前年よりふえておりまして 1,279人でございます。  それと、中古車の携帯輸出状況でございますが、伏木税関支所では、3港から出ているわけでございますが、各港ごとの統計を持っていないということでございまして、伏木富山港全体で申し上げますと、伏木富山港全体で平成10年の1年間で前年より減っておりますが、4,430 台減っておりまして、4万 1,910台あると聞いております。 44 ◯向議員 伏木外港B工区14メーター水深の岸壁の予算化でありますが、貨物取り扱い量に比して設備が過大ということで、今年度は大蔵省の理解が得られずに見送られました。  今お聞きいたしました中古車については、統計上換算されないようでありますが、4万 1,910台とお聞きしましたけれども、仮に貨物量に換算する方法がないのか、大蔵省の陳情を根拠にするような表示方法は何かないのか、部長さん、ひとつお知恵を拝借したいと思います。 45 ◯堀建設部長 お答えいたします。  ロシアから客船が参っておりますが、そういう方々は大概法律で認められております3台までの車を手土産として、観光土産として持ち帰られるわけでございます。これは、港の出入り貨物の中には正式にはカウントされておりません。そういう面で、伏木港も含めまして全国的にいわゆる輸出量の中にカウントされていないという状況でございます。  今お尋ねの自動車の台数を海上出入り貨物量に換算する方法として、運輸省の港湾調査要綱の中に車両トン数換算率表というものがございます。これは1台1台車種によって違うわけですが、今申し上げました4万 1,910台が出ておりますが、1台当たり普通乗用車としますと10トンと換算されることになっております。したがいまして、4万 1,910台に10トンを掛けますと、10倍の41万 9,100トンとなるということでございますが、先ほど申し上げましたように、このうち伏木港から持ち出される数値については明確ではございません。 46 ◯向議員 10倍の換算方法があったということで、平成10年度の伏木港の外港、貿易輸出量が1万 4,070トンということでありますから、すべてではないとしても30倍ぐらいの輸出量になることになりますので、予算化に向けてこのような数値も頭に置きながら努力をお願いいたします。  それでは次に、旅客ターミナル、ポートルネッサンス21計画では、内港左岸に旅客ターミナルが位置づけられておりますけれども、改訂港湾計画でも変更がないのか、建設部長さんにお伺いいたします。 47 ◯堀建設部長 お答えいたします。  今回の港湾計画改訂によりまして、伏木港の公共埠頭利用計画というものが定められております。それによりますと、当分の間は河口部の左岸に一つだけ残されます内港左岸1号岸壁、マイナス 7.5メーターでございますが、これを海上保安庁の巡視艇等を係留します、いわゆる官公庁船バースとすることになっておりますが、将来的には国分地区に船だまりができて、それを官公庁船バースにするということになっております。  そういう時点におきましては、今申し上げました内港左岸1号岸壁が旅客船バースに利用するとなっております。しかし、今後外国船も含めて入港客数が増加するようになれば、岸壁の利用方法もまた変わってくる可能性はあるかと思います。 48 ◯向議員 去る11月4日、5日と港湾対策特別委員会が新潟港を視察した際、新潟港の旅客ターミナルにおいて建設部長は積極的に私が質問したようなことも含めて質問されておりましたが、旅客ターミナルの必要性についてどのような所見をお持ちか、お伺いいたします。 49 ◯堀建設部長 お答えいたします。  先ほどもお答えしましたように、伏木港の入出国者数は大変顕著にふえております。このような状況や今後の伏木港が観光の中継拠点としてクローズアップされる可能性を持っていること等を考えますと、将来的には建物としての旅客ターミナル施設の整備が必要になるのではないかと考えております。 50 ◯向議員 それでは、21世紀の伏木港の役割についてお伺いいたします。  11月12日に伏木文化会が主催したフォーラムでパネリストとして参加された下関港港湾局の植田課長は、みずからをポートセールスのトップセールスマンと自己紹介して、伏木に来る前日は中国の青島へ出張していたと語っておられます。  また、北米航路が韓国の釜山港へ向かう際、現在は太平洋を航行しているが、最短距離は津軽海峡を通り日本海に入るのが最も近い。下関港は韓国の釜山港と北米航路をにらんだポートセールスにも力を入れていると発言されております。  21世紀に伏木港が果たす役割について、建設部長さんの熱い思いをお聞かせください。 51 ◯堀建設部長 お答えいたします。  国際化の進展に伴いまして、伏木富山港におきましても対岸諸国との国際航路を中心として航路網が最近飛躍的に広がっております。  大部分が富山新港でございますが、まとめて申し上げますと、富山新港の外国貿易コンテナにつきましては、4航路、月に25便体制でここ5年間 2.7倍にふえております。  北米航路につきましては、日本海側ルートは太平洋側に比べまして距離的に有利性を持っていると。これは津軽海峡を通過するわけでございますが、北米と韓国・釜山を結ぶのが北米ルートでございまして、そういう関係上、津軽海峡を通りますと日本海側ルートは太平洋側に比べまして距離的に有利でございますが、現在は貨物量等の関係から日本海側には開設されていない状況でございます。しかし今後、港湾計画の長期構想で示します環日本海沿岸で優位性を持つ伏木富山港が定期航路の長期目標を掲げておりまして、平成20年代に北米航路の就航を目指すこととなっております。  伏木港の将来に向けた希望といたしましては、大水深岸壁の建設を含みます国際貿易港としての機能の強化あるいは高度化など、設備の整備とともに、官民一体となった積極的な貨物の集荷と航路の誘致活動が展開されることになれば、北米航路を含めまして世界の港と交流する環日本海国際港湾として、また内港貿易の拠点としての役割を担うよう発展するものと思っておりますし、そのように期待したいと思います。 52 ◯向議員 それでは、この項最後のテクノスーパーライナーについてお伺いいたします。  運輸省は2000年にテクノスーパーライナーを保有管理する会社を民間と共同で設立し、2002年の実用化を目指す方針を決定したと過日報道されていました。テクノスーパーライナーの実験船は95年末に伏木港にも寄港し、現在は静岡県にあるのでありますけれども、このときに開発された技術を応用した船が、先ほど触れた東日本フェリー株式会社により建造され、フェリーとして青森-函館間 113キロを2時間で結んでおります。  このような情勢と21世紀の伏木港の将来像として、テクノスーパーライナーの誘致を粘り強く継続すべきであると思いますけれども、建設部長さんの考えをお伺いいたします。 53 ◯堀建設部長 お答えいたします。  国におきましては、国内物流におきまして現在はトラック輸送に頼っておるわけでございますが、この過度な依存が環境負荷や道路交通渋滞の問題を引き起こしておりまして、海上輸送への転換を目指しております。  運輸省では、荷主のニーズに十分対応できるテクノスーパーライナーを建造し、それを就航させるという事業化を推進しているわけでございます。  富山県では、これまで経済界と行政が一体となりまして、平成6年に伏木富山港テクノスーパーライナー誘致期成同盟会を設立しまして、これまで誘致活動を展開しております。今後とも富山県、伏木富山港テクノスーパーライナー誘致期成同盟会を通じまして、誘致運動を行っていきたいと考えております。 54 ◯向議員 21世紀に向けた港湾の活用方法について、建設部長さんの見解をお伺いしてまいりましたけれども、客船の寄港やフェリーの航路の誘致等、高岡市の観光に大きく貢献いたしますし、この点については商工労働部長さんに聞かんなんがやったかなというふうにも思っておりますが、ともかく着工以来今年度まで 465億円という巨額な投資が行われた港湾でもありますので、関係部署職員皆様の奮起により有効に活用されることをお願いし、次の質問に移ります。  3項目目は青年教育についてであります。  地方分権一括法案の成立に伴い、青年学級振興法が来年3月をもって廃止されることが決定しております。昭和28年に制定された法が定める青年学級の活動が少なくなり、昭和47年に当局では法の第24条青年学級類似事業として青年学級の規定を緩和した要項を定め、青年教育の重要性にかんがみ、支援を行ってきたものと理解をしております。  私は、青年学級の振興を図ることを目的に組織された青年学級等振興協議会の世話を大井議長さんの後を受けて見守ってきたものでありますが、現在の青年教室の運営や青年の家の施設について、現代の若者の要望も取り入れ改善、発展させていくべきものと考えています。  そこでまず、青年学級教室の開設状況について教育長にお伺いいたします。 55 ◯細呂木教育長 お答えいたします。  最初に、青年学級等の開設につきまして、日ごろから向議員さんには振興協議会の会長としていろいろと御指導を賜っておりますことにまず感謝を申し上げたいと思います。  平成11年度本市におきます法に定めるところの青年学級は、今御指摘になりましたように開設はしておりませんけれども、法第24条にあります青年学級に類する事業として、戸出、アンジュエ、碧鳥、武道の4つの青年教室を市の単独事業として、しかもこの高岡市の青年学級等振興協議会に委託をして開設をしているというのが現状でございます。 56 ◯向議員 ただいまおっしゃったように4つの教室があるわけですけれども、今年度学級を閉鎖した2つの教室、1つは音楽演奏、古城という教室でありましたが、もう一つはNSS、何とかしよう青年教室という教室があったわけですけれども、そのような活動をしておられた方々が、青年の家から離れていったのであります。  青年の家の利用状況について、青年教室以外も含め教育さんにお伺いいたします。 57 ◯細呂木教育長 お答えいたします。  青年教室で青年の家を主に利用しておりますのは、アンジュエ青年教室がございまして、毎週水曜日、金曜日の午後6時30分から9時まで、年間90回余り利用をいたしておるのでございます。アンジュエ以外の戸出青年教室は戸出福祉会館や戸出中学校、また碧鳥青年教室は能町公民館で、また武道青年教室は古城公園相撲場ほか中学校の柔道場を利用して活動しておるのでございます。  このほか青年の家では、現代教養講座、青年文化教室の開設や若者の交流を支援する自主事業を実施しておりまして、これらの事業での平成10年度の利用者は延べ 1,902名でございます。  また、青年祭等の青年の主催する事業では 450名、自主的に活動する32の各種サークルで1万 8,562名、これはもちろんアンジュエの 571名を含んでおりますが、ございます。そして、高岡市青年団協議会をはじめとする団体等で平成10年度に 8,294名が利用しておるという状況でございます。 58 ◯向議員 10月24日に開かれた青年祭では、例年にも増して多くの来場者がありましたが、青年たちはバザーの係など運営に当たり、熟年の方々が芸能発表を行うという姿に青年祭という名前との違和感を感じずにはいられませんでした。  青年教室の今おっしゃいました碧鳥、アンジュエは、小杉町の文化会館やふれあい福祉センターで公演するというのが現状であります。武道教室についても今おっしゃったとおり、青年の家での活動は難しい状況であります。  12月5日に戸出の高岡デザイン・工芸センターで開かれた富山県青年学級振興協議会主催の高岡地区研修集会で話し合われた若者たちの活動に対する問題点や要望をどのように把握されているのか、教育長にお伺いいたします。 59 ◯細呂木教育長 お答えいたします。  青年の家の利用者からの具体的な要望につきまして、まず音楽関係の活動を行っております教室生からは、音響に配慮された研修室の要望がございます。また、青年の家に事務局を置いております高岡市青年団協議会をはじめとする若い人々からは、談話室の機能の充実や開館時間の延長についての希望が多いようでございます。  また、開館時間のこの延長要望に対しましては、9時以降、職員による対応はしていないのでございますけれども、当日の午後8時まで申請があれば、責任者にかぎを預けて利用者が責任を持って戸締りをするというような方法で、おおむね午後10時30分までの使用を認めておるところでございます。  談話室につきましては、若い人向けの情報誌や図書あるいはスポーツ関係のビデオ等の整備を図っていきたいなと、このように考えております。  また、若者が参加意欲を持てるサークル等の企画をしてほしいと、こういったような要望も強うございまして、青年の家が開設する講座、教室事業など、本市の青年教育事業の実施に当たっては、多種多様化しております青年層の学習ニーズを調査いたしまして、若者がそれぞれの文化活動等を通して学習の仕方や社会性のスキル等を学び、時には現在の仕事にも生かせるように、ニーズに合わせた講座、教室を開設するなど、青年を対象にした生涯学習の機会と場の充実を図っていかなければならないと、このように思っております。 60 ◯向議員 今おっしゃられたとおり、これからも青年の声を聞いてよろしく継続のほどお願いいたします。  それから2点目の青年の家等の運営について、昨年度、平成10年度、青年の家は文化振興事業団の管轄へ移ったわけでありますが、青年の家の職員、勤労青少年ホームの職員の数についてお伺いいたします。 61 ◯細呂木教育長 お答えいたします。  青年の家は、平成10年度から財団法人高岡市民文化振興事業団に管理運営を委託しておるわけでございますが、青年の家には所長と指導担当副主幹、この2人につきましては市からの派遣職員でございます。そのほか、非常勤職員3名を事業団で雇用しておるのでございます。また、青年教育を担当する社会教育指導員1名を教育委員会で青年の家に別途配置をいたしておるところでございます。  勤労青少年ホームにつきましては、館長ほか2名、計3名の職員が中央公民館との兼務職員という形で発令をいたしておるのでございます。また、勤労青少年ホームの管理運営に当たるために、このほか3名の非常勤職員を配置いたしております。  以上で答弁といたします。 62 ◯向議員 先ほどの答弁でもいただいたんですが、青年の家、勤労青少年ホームの運営時間について、再度お願いいたします。 63 ◯細呂木教育長 青年の家も勤労青少年ホームも両施設とも開館時間は午前9時から午後9時までと、こういうふうに決めておるのでございますが、利用団体等から利用時間の延長の申請があれば、利用者が責任を持って戸締りをするという方法でおおむね午後10時30分まで使用を認めておるというのが現況でございます。 64 ◯向議員 運営時間の延長については、館長さんをはじめとする職員の皆さんの好意により、また今もおっしゃいました利用者が責任を持って管理するというように柔軟に対応されておると思いますけれども、先ほどの若者たちの活動実態から制度として時間延長をきちっと定めてほしいという声もありますので、この点についての改善については私の方からもよろしくお願いをいたします。  では、3点目、生涯学習センターとの統合はというところに移ります。  今次定例会において市長は提案理由説明の中で、駅前西第一街区再開発ビルを最重点課題として取り上げておられます。また、過日の我が会派、畠幹事長の質問に対し藤井助役は、市生涯学習センターは文化、教育、福祉など文化交流施設を含めた新たな市施設内容を検討したいと答弁されております。  ここで申し上げてまいりましたように、青年学級振興法の廃止、若者たちの要望、高岡市が進める行革の流れからも、生涯学習センターの建設に際してはスクラップ・アンド・ビルドの精神のもとに、青年の家及び勤労青少年ホームの継続については若者たちの意見も聞きながら、機能統合されるべきであると考えておりますけれども、教育長さんの見解をお伺いいたします。 65 ◯細呂木教育長 お答えいたします。  生涯学習センター整備の具体的な検討に当たりまして、青年教室等における活動内容、状況をはじめ若者たちの学習ニーズの把握に努めまして、若者たちが楽しく集い、学び、活動できるように施設設備や事業運営、管理方法に十分に配慮しておるところでございます。  生涯学習センターは子供から高齢者までの幅広い市民の皆様の生涯学習の拠点施設でございますが、同センターで市民の学習ニーズのすべてにこたえ得るものではございませんで、議員も御質問にありました青年の家あるいは勤労青少年ホームをはじめ公民館など本市に設置されている各社会教育施設や市内外の関係施設との連携とそれぞれの施設設備の相互補完等に努めて、活動しやすい学習環境をつくっていくことが重要であると考えておるのでございます。  もちろん青年の学習、それから交流機能にも対応できる施設となるように配慮をしていきたいと、このように思っております。 66 ◯向議員 今ほどはほかの施設等との連携、それから青年の交流施設等について考えていきたいということでありましたが、基本的には利用しておる若者たち、今現在青年の家を活動の場にしている若者たち、勤労青少年ホームがどのように使っておるのか、そういう若者たちの意見をきちっと集約する必要があると思いますけれども、そのような場を持つ必要があると私は思いますが、教育長さんはそこらあたりについて、今現在も先ほど申しましたような県の主催する地区研修会等で意見等は集めておられると思いますが、特に今、ここでは生涯学習センターというものを念頭に置きながら、若者たちの意見収集をしてはどうかというふうに思うわけですけれども、教育長さんのその点についての御見解をお伺いいたします。 67 ◯細呂木教育長 今おっしゃいました点につきましては、青年教室というものが残っておりますので、この青年教室を支援しながら、しかも若者たちのニーズというものをできるだけ取り入れていけるような、やはり例えば先ほどの振興協議会でございますとか、こういった組織の中でも大いに議論をして、それをやはり最大限この生涯学習センターの中でも生かしていく。かつまた青年の家等の現状についても改善を加えていくと、こういった中で青年たちがやはり心ゆくまで学習活動あるいは青年活動等に邁進できるように、御支援等を含めて活発化を図っていきたいと、このように思っております。 68 ◯向議員 青年学級等の世話をしておる者として、今おっしゃったように私自身も青年層のニーズ等の収集に努めて、新しい生涯学習センターの機能等に彼らの意見が反映されるよう頑張っていきたいというふうに思っております。  この質問を終えるに当たり、高岡駅前中心街に再び若者たちが集まる魅力ある市生涯学習センターとなるよう、施設の内容等を早急に検討されるとともに、県の施設の入居に際しても高岡市の生涯学習センターのコンセプトに整合した施設の導入となるよう、県に対しても協力を求められ、民間施設の規模決定がスムーズにいくよう努力されることをお願いし、私の総括質問を終わります。  以上であります。 69 ◯大井議長 向栄一朗君の質問が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 70 ◯大井議長 次に、4番 樋詰和子君。 71 ◯樋詰議員 総括質問に当たりまして、4項目について質問させていただきますので、積極的な御答弁をぜひお願いいたします。  特にこの2000年のミレニアムを目前に控えて、変革の時代の行政のかじ取りというものは大変クローズアップされております。特に地方分権が推進されまして、各自治体の積極的な経営感覚のある行政運営というものが今大変望まれておるわけです。  昭和63年に多数の職員採用の結果、極端な職員定数条例違反の状況から、人件費が著しく財政を圧迫していることが明瞭になり、市民の行政に対する目が大変に厳しくなったのは御承知のとおりでございます。  平成元年12月には高岡市行財政改革大綱が策定されて、その後精力的に取り組まれておるところであります。  自治省の方でも平成9年の11月には行財政改革のための指針で一層の努力を求めております。
     佐藤高岡市長さんにおきましては、63年5月市長に就任されて以来11年半、大変な努力をされ、厳しい批判の中を行財政改革に積極的に取り組まれてまいりました。その間、高岡市行財政改革委員会では事務事業の見直し、また職員定数のあり方が検討されており、さらに提案いたしました行政評価制度をいち早く取り入れられるなど、対策に対しまして高く評価をしております。  初めに、活性化のための行財政改革について私は質問をさせていただきます。  特に今、財政危機と闘う地方行革に取り組む自治体が大変多くなっているわけです。身を切る行革を推進している岡山県なんかでは、昨年11月、もう聖域と言われた人件費の抑制、また人事院勧告の9カ月凍結、また期末・勤勉手当の5%カットなど、労組と協定を結びぎりぎり歩み寄りの妥結内容で、全国の自治体に衝撃を与えておるのが現状でございます。  そこでまず第1点目は、行財政改革実施計画についてお聞きいたします。これは市長さんにお聞きいたします。  分析比較を行いますと、10年度初には職員定数 600人程度の減を達成されましたけれども、職員実数では 476人の減にとどまっております。今回の行財政改革実施計画案では、当初は平成16年初まで 120人の定員削減で検討されましたが、各委員からの厳しい意見もあり、見直しされ、職員削減目標が 170名となったとあります。  それで、この 170名減員の具体的な年次計画はどのように考えられるのか、まずお聞きしたいと思っております。 72 ◯佐藤市長 お答えいたします。  今おっしゃったように、高岡市では職員定数の適正化など、いろんな行財政改革を行ってきておりますけれども、本市の職員数や人件費比率が全国の都市や類似団体と比較するとまだまだ多いということ、それから長引く景気の停滞に伴いまして、本市の財政状況は非常に厳しい状態にあることなどから、新しい高岡市行財政改革委員会におかれまして、何度にもわたりまして多角的観点から熱心かつ厳しい審議が行われまして、ことしの4月に第1次提言が出たわけでございます。  御承知のとおりこの提言では、事務事業とその執行方法の見直し並びにそれに伴う職員数の減員目標というものが示され、そしてこの提言に基づく計画を速やかに策定して今後着実に実行することを要請するということが述べられておるわけでございます。  市では、この第1次提言を最大限に尊重いたしました高岡市行財政改革実施計画をこの7月に策定いたしたところでございます。  増員見込みもございますので、差し引き 170人程度の減員とこうなっておりますが、これは平成16年度初までの目標でございまして、具体的には毎年度毎年度各年度の職種別退職者の見込み数、専門職の採用必要数、特定の事務事業における必要増員数等を十分考慮し、また事務事業とその執行方法の見直し努力を粘り強く行いながら、計画的、段階的に全体で 170人程度の削減とう目標を達成していきたいなと、こう思っておるわけでございます。  この行革の実施に当たりましては、市議会はもちろんのこと、市民の皆様の御理解と御協力、さらには職員の理解と協力を得られるよう努力を重ねながら取り組んでまいりたいと、こう思っております。  なお、労働条件に関する事項は、誠意をもって事前に十分労使協議しながら実施していきたいと考えておりまして、組合側の市民の視点に立っての理解と協力を切に願うものであります。 73 ◯樋詰議員 今おっしゃいましたこの7月に出されました行財政改革実施計画の中では、例えば事務事業の見直しで90人程度の減というところから今 110人程度、また民間活力の導入で70人程度から80人程度ということになりました。また、派遣職員の減20名程度ということでありますけれども、新聞報道によりますと、今回の職員組合との交渉経過を見ておりますと、今後の状況って大変厳しいんではないかという御意見がございます。また委員の中にこの行財政改革委員会の中では、今回は改善委員会ではなくて改革委員会であるとの御意見などが出ておりましたのを読んでおりましてでも、やっぱりある程度の目安として現時点での年間計画というものは必要ではないかと思うんです。  というのは、平成10年以降の職種別の退職者では、平成12年が44名、13年が54名ということで、15年まで退職者が計 350名あるわけです。しかし、若年職員が極めて少なくなりますし、人材確保ということ、また行政サービスの確保もありますので、この点で具体的な対応をもう一度お聞きしたいと思います。市長にお願いいたします。 74 ◯佐藤市長 先ほど申し上げましたように、平成16年度初までの目標でございますけれども、これを年次別にいろんな分野別に増員、減員を示していければよいわけでございますけれども、今のところ議会あるいは市民の皆さん方に申し上げられる程度のものができていないわけでございまして、これから、先ほど毎年毎年努力していくと申し上げましたけれども、そういう大ざっぱなものじゃなくて、具体的にこういう分野でこれだけ減らしてきたんだというような、そういうものを議会並びに市民の方々に申し上げることができるような、そういう努力をしていきいたいと、こう思っております。  その際、先ほど言いましたように、この行革委員会では初めから終わりまでずっと公開されておりまして、また労働界側の委員の方も参加されておりまして、各委員とも大変厳しい御意見ございまして、労働界側の委員の方もほかの委員と同じように、あるいはそれ以上に厳しい御意見も出ておるわけでございまして、これが今日における高岡の市民の方々の大方の方々の御意見、御提言ではなかろうかなと、こう思っておりまして、どうか高岡市の職員、いろんな分野がございますけれども、市職員がやはり市民福祉の向上あるいは市勢の発展という観点から、市民の視点に立ってこれに対してひとつ理解と協力を示してほしいと、こういうことを切に今思っておるわけでございます。 75 ◯樋詰議員 今から本当に誠心誠意これに取り組まれるということでございますので、ぜひできましたら早急に年次計画を立て、また実際には職員の皆さん、また労組の皆さん、そして市民の皆さんとの検討に次ぐ検討を重ねて推進をしていただきたいと思っております。  続きましては、市の財政が厳しいようにこの人件費比率と公債費比率がありますが、その対策について市長さんにお尋ねをいたします。 76 ◯佐藤市長 これまでの行革の実施過程におきまして、いろいろと事務事業とその執行方法の見直しを行ってきたわけでございますけれども、基本的には退職者の方々に対しまして、それを全部新規採用で充てていくということじゃなくて、いろんな事務事業の整理、合理化とか、OA化の推進とか、それからまた民間活力の積極的な活用などによりまして、新規の職員採用を極力抑えることで人件費の伸びを抑えてきたわけでございます。  そういうことによりまして、もちろん必要な職員は確保しなきゃいけないわけでございますけれども、我々の仕事をしていく上においての必要最小限の職員でもって効率的な、そしてまた市民福祉に資するような仕事をしていきたいと思っております。  基本的には、これからもそういう姿勢で、そういう方法で人件費の適正化を進めていくんではなかろうかなと、こう思っております。  それから、公債費比率も過去におけるいろんな投資的支出に伴う市債の発行増加によりまして、公債費もふえてきておりますけれども、そういうことにどんどんふえていってはいけないわけでございますものですから、平成8年度以降、毎年度この投資的支出を減額してきております。  今年度におきましても、大型事業の新規着手と各種事業の事業規模をできるだけ抑制し、将来の公債費の元利払い負担がたくさん多額に生じないように、いろいろと市債発行額の削減を図っております。  そういうことから、平成11年度末の市債残高は、これまで補正もございましたけれども、補正予算も入れましても、昭和45年度以来29年ぶりに市債の残高が前年度末より下回ると、そういう見込みになっております。  本市の財政をめぐる環境は非常に厳しいわけでございます。また一方において、またいずれこの平成12年度の予算編成に入ってまいりますけれども、いろんな行政需要も各界各層、いろんな各種団体から大きなたくさんの御要望が出されておりますけれども、そういう厳しい財政状況のもとで基本的には事業の厳しい選択を行って、そしてまた適正な起債管理といいますか、そういうこともしていきたいと思います。  そのために、いろんなニーズの中に従来にも増していろんな施策の優先度、緊急度、それから事業効果というものに十分配慮いたしまして、これからの課題に取り組み、公債費比率の適正化にも努めていきたいと、このように思っております。 77 ◯樋詰議員 今市長からお話になりましたが、人件費比率が27.5%ということで、まだ大変高いし、また公債費比率も19%と、類似都市と比較してまだ大変高い状況にあるわけです。  先日新聞に公務員のボーナス支給が掲載されておりましたけれども、高岡市の職員が 2,314人で25億 199万円、平均 109万 4,477円ということで載っておりました。たまたま富山市は99万 810円でありましたが、この新聞報道があった日に市民の皆さんに会いますと、大変地場産業の中には多くはリストラを余儀なくされ、ボーナス支給どころか給料さえ厳しいという状況の中でありました。職員数の減員に当たり、行政サービスの水準とかは当然これは市民ニーズにこたえるために守っていかなければいけませんけれども、市民の皆さんからは市民が置かれている厳しい経済状況に対する職員の認識はどうかと、大変に厳しい叱責が飛んでおりました。本当に大変でございましょうけれども、ぜひこの人件費の抑制は最急務でありますし、またそのことによって職員の能力を私は最大限に発揮すればいいんではないかと思っておりますので、職員の能力引き出し、また公債費比率においては未着工の大規模工事の原則凍結なども考えて、ぜひ健全財政をお願いして次の項目に入らせていただきます。  次に、民間の活力を引き出すための民間委託の推進でありますけれども、今、民間企業が環境産業、また福祉産業といった行政分野が今まで担当していた分野にどんどん参入してきているわけです。特に行政と民間との垣根というものを取り払って、民間活力をどう生かしていくかということがまた市としての行政としての役割ではないかと思っております。  特に行財政改革とともに、民間産業の育成も含めた民間委託についての考えを市長さんにお聞きいたします。 78 ◯佐藤市長 このいわゆる民間活力の導入は、行政のサービスを維持ないし向上させ、行財政運営の効率化を図るために欠くことのできない手法といたしまして、これまでも高岡市ではほかの先進自治体の例を見習いまして、給食の調理業務、ごみの収集業務、病院の医事事務などの外部委託を行ってきたほか、文化施設、体育施設、農業施設、福祉施設、また公園緑地などの公共施設の管理運営につきまして、外部委託を導入してきたわけでございます。  今後とも民間委託につきましては、人件費の削減や職員数の抑制といった経済性、あるいは業務処理の迅速化や効率化といった能率性、さらには民間委託した方がより行政サービスの向上につながるといったサービス性の側面等におきまして、事務事業によっては地方自治体が直営する方式に比し、その優越性が認められるものがありますことから、民間委託になじむものにつきまして、すべての業務を民間委託ではありませんけれども、私たちの業務のうち民間委託になじむものにつきまして、行政責任を果たす上で必要な市役所の指導監督権を留保した上で委託化をさらに拡大していきたいと、このように考えております。 79 ◯樋詰議員 今、推進していきたいということでございますが、例えば厚生省では市町村が経営する水道事業についても2001年より日常業務を包括的に民間委託することを原則解禁ということで、先日民間企業の経営ノウハウを活用し、事業を効率化し、料金引き下げや水質向上につながる可能性もあると打ち出しておりまして、大変これは一つの時代の流れかなと思っております。  ぜひ民間委託のメリットとしてはどのように考えておられるかということについて、もう一度市長さんにお聞きいたします。 80 ◯佐藤市長 今ほど申し上げましたように、民間委託ですね。いろんな形がございますけれども、まず我々の仕事をいろんな点検をして、民間委託になじむもの、外部委託だとか、あるいは非常勤職員の活用とかいろいろございますけれども、そういうものにつきましてさらに拡大していきたいと思っておりますし、そのことが結果としてまた民間の方々の、今大変経済状況厳しい折からでございますけれども、民間の方々にとってもプラスになっていくということになろうかと思っております。  すべての業務をすべてというわけにはいかんと思いますけれども、最近は民間分野のいろんな、かつては公務で行ってきてきたものへの事業参加とか、規制緩和というようなことが行われておりますので、やはりそういうことも十分これから考えながら進めていきたいと。  したがいまして、民間委託はやりますと、公務のサービス度合いが落ちるとか、営利本位になって市民のニーズに即した行政サービスができなくなるというお声がございますけれども、私はすべての業務を民間活力を導入するというわけじゃございませんで、民間活力になじむもの、民間の力を導入することになじむものにつきましてやっていきたいと、こう考えておるわけでございまして、そういう意味でいろんな方々の御理解をいただきたいなと、切にお願いいたします。 81 ◯樋詰議員 そういうことでございます。民間委託にもメリットとかも当然あるわけですけれども、例えば期間的な判断も要りますけれども、弾力的な運営とか、また今多様化した時代の流れの中で、土日、夜間の運営もできるというメリットもありますので、ぜひ分野別に検討をされて、積極的な取り組みをお願いして次に移ります。  第2点目は、職員の民間企業派遣研修の導入について、企画調整部長さんにお伺いいたします。  今、民間企業の経営感覚、コスト意識、顧客サービスを学び、多様化する市民のニーズに対応できる人材の育成というのは、机の上だけではなかなかできないわけでございます。  それで、まず実施した状況と問題点についてお願いいたします。 82 ◯北山企画調整部長 お答えいたします。  本市におきましては、職員を一定期間民間企業へ派遣いたしまして、民間企業の経営理念、事業活動等を体験させることによりまして、職員の意識改革と資質向上を促し、幅広い視野と柔軟な発想に立ったより効率的な行政施策を推進すべき人材の育成を目的といたしまして、民間企業派遣研修を実施しているところでございます。  実績といたしましては、平成元年から今年度まで製造業、輸送業、シンクタンク等へ延べ18人の職員を派遣をいたしております。  研修終了後は、研修の成果が十分発揮できるよう、直接関連のあるセクションに配属をするなどして、民間企業における仕事に対する取り組み方や新しい発想、経営感覚など、研修期間中に身につけたものをそれぞれの職場で行政執行の面で随所に発揮してもらっているというものでございます。  このことが他の職員に対しましてもよい影響を与えまして、職場の活性化につながっているというふうに感じております。  最近では、派遣先はシンクタンク等が主になっておるところでございますが、民間企業でこの研修の趣旨に賛同をいたされまして、研修生を受け入れてくださるところがあれば、今後とも派遣研修を行っていきたいというふうに考えております。  以上であります。 83 ◯樋詰議員 今お話が18人の方が民間企業に派遣をされて、市の中で活躍をされているということでございますが、例えば大阪府なんかは民間の実務研修要綱というものを施行して、職員活性化プログラムの中で、本当に半分ぐらいの職員を対象にしております。  また、埼玉県の八潮市では、民間企業派遣研修は民間企業の経営感覚、コスト意識、顧客サービスのノウハウを学び、多様化する市民のニーズに対応できる人材を育成することを目的に、96年より導入しております。当初は、試験的な導入でありましたが、大変経過的によかったということで、今全庁的に取り上げております。ただ、原則的には3カ月、勤務時間はまた休日などは派遣先の業務規定を適用していますし、給与は市が支給をしております。帰庁報告会を行いながら、ともに研修後はアドバイザー制度の導入よる活用、また要綱を改正して全職員にと拡大をしております。  そういうふうに、いかに市民の満足や利益を優先する市民サービスを実践していく上で体験が大切だということが、参加された方からもよかったという評価が大きく出ているようです。  そこで本市でも、先ほどはシンクタンク並びに会社等とおっしゃっておられましたけれども、なかなか難しい面もあるかとは思いますけれども、市民サービスの向上のためには私は幅広い職員の研修として接客マナーとか経営感覚を学べるデパートとか大手スーパー、とにかく生活密着型企業への研修派遣が必要ではないかと思っておりますが、この点について企画調整部長にお伺いいたします。 84 ◯北山企画調整部長 お答えをいたします。  生活密着型企業への派遣研修を行っている全国の中の、今紹介ございました市では、店に来るお客様やそこで働く人々から市役所に対する数多くの意見を直接聞くことができ、その結果といたしまして問題意識を持ち、職場改善に取り組む意欲を持った職員の育成に効果が上がったというふうなことは伺っておるところでございます。  私といたしましては、行政事務が大変複雑多様化いたしております。そしてまた、地方分権、地方の時代を迎える中にありまして、多数の職員の民間派遣が可能かどうか、また現在、厳しい競争が行われておりますデパートや大手スーパーで研修生を受け入れてくれるところがあるのかどうか、検討すべき課題も多いというふうに考えております。  今後、先進地の事例も調査しながら、研究はしてまいりたいというふうに考えております。  以上であります。 85 ◯樋詰議員 先進地の事例も参考にしながら検討していきたいということでございますので、ぜひ研修をしていただいて、できれば帰った後市民サービスアドバイザー制度などの導入による活用なども考えていただければ、市の活性化の一助になるんではないかと思っております。  次の点に移りますが、職員の意欲を引き出すために、公平、公正な実績評価による新たな人事政策を検討してはどうかと思っておりますけれども、これに対しての企画調整部長さんのお考えをお伺いいたします。 86 ◯北山企画調整部長 お答えをいたします。  職員の意欲を引き出すために、公平かつ公正な評価は人事管理の基本であることは十分認識をいたしております。  本市におきましては、人事異動に関しまして定例的に本人の意向を聴取をいたしております。それから、昇任等について多項目にわたる客観的な評定基準の設定や評定者の複数化など、厳格な人事管理の運用に努めているところでございます。  多項目にわたる客観的な評定基準について申し上げますと、一つは仕事の質、量から見た成績、それからいま一つは執務態度、これは服務規律とか責任感、協調性、積極性という面から評価をいたしておる。いま一つは、執務能力。統率力、指導力、企画開発力、渉外力、判断決断力というものを3つの点から5段階の総体評価という形で行ってきておるところでございます。今後ともこれらを基本としていく方針でございますが、職員の意欲を引き出すための新たな人事管理については、御提案の趣旨も踏まえさらに調査研究はしてまいりたいというふうに考えております。  以上であります。 87 ◯樋詰議員 本市の職員の年齢構成を考えれば、将来的にポストが本当に大幅に不足することは明らかであります。そうしますと、そういう職員の皆さんのポストがなくて意欲を引き出していくためには、実績評価の導入というものは今もやっておられるでしょうけれども、さらに必要ではないかと思います。  特に今、勤務評価制度を導入をされている都道府県、政令都市、そして10万人以上、10万人以下というアンケートが出ておりましたけれども、10万人以上の都市では勤務評価を全職員に拡大して本人を実績評価を正式にしているところというのは52%あるやに聞いております。  それで、ぜひ適材適所への配置のために、例えば本人評価とか部下評価、上司評価と、より近い実績評価をできるような体制をつくっていただいて、意識変革に結びつけることができないか、この点についてもう一度企画調整部長にお伺いいたします。 88 ◯北山企画調整部長 お答えをいたします。  実績評価、勤務評価が大変重要であるということでございます。先ほども申し上げましたように本人の評価はいたしておりませんが、本人の異動に際しての意向調査等もやっておるということを申し上げたわけでございます。それから、異動に当たっても3つの項目にわたりまして評価をいたしておるということでございます。  それをさらにということでございます。先ほども申し上げましたように、御提案の趣旨も踏まえまして、さらに調査研究はしてまいりたいというふうに考えております。  以上であります。 89 ◯樋詰議員 積極的にされるということでお願いいたします。  次に、男女共同参画社会への意識変革の推進についてもう一度企画調整部長さんにお伺いいたします。  第1点目は、男女共同参画社会に対する市民意識の啓発でございますけれども、御承知のように本年6月に男女共同参画社会基本法というものが施行されました。市としても、女性行政室を中心に大変強力にいろいろ施策の啓発をされておりますことは、本当に評価をしております。  ただ、今までは女性の自立とか地位向上が中心でしたが、参加していらっしゃる皆さんを見ますと、まだ男性の参加というもの、また意識改革というのは乏しいように思います。  先日、ウイルあいちでウイルあいちのセミナーに参加いたしましたら、たまたま男性が3割ぐらい参加しておられまして、3割いらっしゃると本当に半分ぐらいが男性ではないかとお聞きしたら3割だということでございましたけれども、そういう女性団体だけではなくて、男性をも巻き込んだ形で推進していくことが必要だと思うんですが、市民意識の啓発への対策を企画調整部長さんにお尋ねをいたします。 90 ◯北山企画調整部長 お答えをいたしたいと思います。  男女共同参画社会に対する市民の方々への啓発につきましては、平成5年に策定いたしました高岡市女性プランの普及、啓発のための講座やセミナー、シンポジウムの開催、女性プラン情報誌「ありーて」の発行などについて企画の公募や実行委員会による運営、あるいは市民編集員の公募などにより実施をいたしてきておるところでございます。  また、女性プラン推進市民委員の公募制、それから富山県男女共同参画推進員への男性の参加など、市民参画に留意いたし、男女共同参画社会の形成についてより多くの市民に御理解をいたくよう、啓発に努めてきているところでございます。  先ほど御案内もございましたが、本年6月、男女共同参画社会基本法が施行されたところでございますが、本市では2001年を起点といたします新たな女性プランの策定にとりかかっており、現在策定ワーキンググループへの公募委員等の参画をはじめとして、女性プランに対する考えを自由に話し合う地域フォーラムの開催や意見募集などを行ってきております。特に地域フォーラムの開催に当たりましては、男性の参加もしやすいというようなテーマを設けながら開催を予定いたしてきたところでございます。  行政と市民との協働の視点に立ちまして、策定過程への市民参加を得て男女共同参画社会基本法の理念を踏まえた新たな女性プランを策定し、今後とも市民に広く男女共同参画社会形成への関心と理解を求めるため、普及、啓発の充実に努め、施策の推進に当たっていきたいというふうに決意をいたしておるところでございます。  以上であります。 91 ◯樋詰議員 他市の皆さんからは、高岡市の行政施策に対しては大変大きく評価をされておりますが、さらにまたよろしくお願いいたしまして次の項目に入ります。  第2点目はドメスティック・バイオレンスということで、女性への家庭内暴力の実態把握と相談の対応についてお聞きいたしますが、近年これは大変クローズアップされてきております。  女性に対する暴力を生み出す背景には、女性への差別意識や、また被害を受けた女性が家の中のことを言うのは恥ずかしいというような社会通念があり、なかなか表面化しなかった問題であります。  ところが、3月に児童虐待を取り上げたときはまだ意識がありませんでしたけれども、この児童虐待と同じように今女性への暴力ということが大きく社会問題となっております。  実態を知ることが、実際にはなかなか密室での家庭内のことでございますので難しいわけですけれども、実際にこの12月4日から今人権週間でもありますけれども、そういう中でこの実態を知ることが可能な部署での対応はどうか、まず生活環境部長さんにお尋ねをいたします。 92 ◯佐野生活環境部長 このドメスティック・バイオレンスという御質問に関しまして、私の部署では市民生活課において日常業務として市民の方々から寄せられる心配ごとや悩みごとについて行っております。  内容的にはいろいろな問題がありますけれども、昨年度は約 830件の相談を受けております。多いものとしては、離婚や親子関係など親族にかかわるものが最も多いわけでございますが、これらに専門相談員や職員が個々に応じております。  御質問の家庭内暴力、特に女性に対する相談でございますが、内容がいずれも家庭の内情に及ぶ問題でありますので、なかなか詳しい把握ができないわけですが、数件寄せられているというふうに把握いたしております。いずれも私どもとしては相談者の意向を踏まえて対応に心がけておりますが、職員で対応可能なものもある反面、相談内容によっては人権擁護委員さんや警察への相談を紹介しているという状況であります。  特に、病的なことを原因とする家庭内暴力などにつきましては、専門的知識を要するということもありまして、県では富山県女性相談センターや女性総合センター、あるいは保健所、それから市では私どもの市民生活課や児童福祉課、女性行政室でそれぞれ相談窓口を開設しているわけでございます。このような連携の中で対処しているわけでございますが、今後ともこういった関係部署が適切に対応してまいりたいと考えております。 93 ◯樋詰議員 ありがとうございます。なかなか内在している問題でありますので、表面化しにくいかと思いますが、では、女性行政室を抱えていらっしゃる企画調整部長さんにもお聞きいたします。 94 ◯北山企画調整部長 お答えをいたしたいと思います。  女性に対する暴力につきましては、国の男女共同参画審議会による女性に対する暴力のない社会を目指しての答申にもあるとおり、女性の人権にかかわる重大な課題でございます。被害を受けた女性や社会に対して深刻な影響を及ぼすものであることから、適切な対応が必要であることにつきましては十分認識をいたしておるところでございます。  私の所管するところでございますが、平成7年度から実施しております女性の弁護士による無料法律相談では、離婚に関する相談が大半、約3分の1を占めておるということでございまして、直接ドメスティック・バイオレンスとしての相談や対応を求められたことはないというふうに承っております。そういうことでございます。  そういうドメスティック・バイオレンスにかかわることが出てきますれば、先ほど生活環境部長からもお答えがあったかと思いますが、専門機関等々での適切な対応ということを紹介してまいりたいというふうに考えております。  ただ、新たな女性プランの策定を考えておるわけでございますが、女性の人権尊重の視点から、この新たな女性プラン策定の中でドメスティック・バイオレンスに対する考え方や市民への意識啓発、相談体制などについて総合的に検討を加え、盛り込めるものは盛り込んでいきたいというふうに考えております。  以上であります。 95 ◯樋詰議員 今、企画調整部長さんからも、また生活環境部長さんからも、実態を把握しながら新たな女性プラン策定にも意識を盛り込んでいきたいということで、大変ありがたく思っております。
     特に、この前男女共同参画審議会のまとめた緊急一時保護のシェルターの相談内容の52.6%が夫からの暴力とのデータがありましたので、また市民への啓発、またそういう形での意識啓蒙をよろしくお願いいたします。  続きまして3項目目は、地域コミュニティの推進と市民サービスの向上についてでありますが、第1点目は、生涯学習センターと地域のネットワークづくりで教育長さんにお聞きいたします。  特に市民参加のまちづくりを考えた場合、地域ネットワークを構築し、地域リーダーや地域プロデューサーを育成していく施策・事業がさらに推進していくことが必要であります。  このような施策とか推進をしていく施設として、情報の蓄積と情報発信基地としての拠点としての役割が生涯学習センターに望まれるわけでありますが、今後建設を含めて活用をどのように考えておられるか、教育長さんにお伺いいたします。 96 ◯細呂木教育長 お答えいたします。  地域におきます学習、文化、交流活動の拠点施設としては、御案内のように市立の公民館があるわけでございます。これらの市立公民館を中心に、地域住民が主体となってそれぞれの地域ニーズに応じた事業を企画運営していただいておるのでございます。  市におきましては、地域生涯学習推進事業補助や区域内の公民館連携事業補助等によりまして、このような地域住民が主体的に実施される講座、教室などを支援いたしてきております。  また、市内在住の方を中心に、専門的な知識やあるいはすぐれた技術等を持っておられる方々、こういう方々を発掘して、「人材バンク」という冊子にまとめまして、講座や教室などの学習会等を実施される方々に指導者の情報提供をいたしておるということでございます。  さらに、ジュニアの育成指導者養成講座や女性リーダー研修講座等を行いまして、地域におけるリーダーの養成にも努めておるのでございます。  生涯学習センターでは、地域の学習、文化、交流活動の状況やニーズをとらえながら新たな学習プログラムの開発、それから実施、それから人材の育成を行うとともに、市内外の学習情報等を一元的に収集整理いたしまして対応をしていきたいということを考えております。  また、本市の生涯学習推進のためには、新たな学習プログラムや人材、文化行事等を迅速かつ広範囲に情報として知らせていくということも必要でございます。また一方で、地域の活動状況や学習ニーズを的確に把握していくことも重要であります。  そうしたことから、議員御指摘の情報拠点である生涯学習センターを中心とした各施設、機関、そして地域との双方向による情報ネットワークの構築を、そしてまたその活用を今後図っていきたいと、このようにとらえておるのでございます。  以上でございます。 97 ◯樋詰議員 今、双方向での情報交換ということでありました。活力あるまちづくりのためには、地域コミュニティをどう育てるかということが大変大きな課題でありますので、ぜひ交流ネットワークづくりやグループとの交流、課題などを積極的に取り組まれることをお願いしまして2点目に移ります。  次に、小学校の図書館を地域に開放してコミュニケーションの場にすることについて、教育長さんにお伺いいたします。  児童の読書離れというものは大変話題になっておりますけれども、実は小学校には市内で17万 2,561冊、また中学校には9万 7,928冊、こまどり学級には 4,530冊という膨大な計27万 5,000冊近い蔵書があるわけです。今は積極的に司書さんを3校に1人配置されて、また平成15年には司書教諭が必置となると聞いております。  そこで、各小学校で地域の拠点として大変ふれあい事業などやっておられるわけですけれども、学校開放事業の一環として小学校の図書室を地域のオープンスペースとして開放してはどうか、これを教育長さんにお伺いいたします。 98 ◯細呂木教育長 ただいまは小学校の図書室を地域に開放してはということでございます。  学校の図書室につきましては、御案内のように教育活動の一環として、子供たちの学びを支える学習の場であるということで機能をいたしておるわけでございます。これを授業中に図書室を地域に開放するということは、これはやはり調べ学習とか、あるいは読書活動などを授業の中に行っておりますので、やはり支障を来すのではないかと、このように思います。  そういった点からは、授業時間中の図書室の開放については難しい面があると、このように理解をいたしております。  ただ、生涯学習社会の身近な学習の場ということになりますと、学校施設も例外ではございませんで、学校の持つ機能を地域に開放してほしいという要望がいろいろあることは承知をいたしておるわけでございます。  そこで、夜間や休日にコミュニケーションの場として図書室が開放できないかということでございますと、この点については現在管理運営という面を問題解決しないと、これはなかなか難しい点がやっぱりあるわけでございまして、防災上の見地からも検討しなきゃならないということでございますので、これはやはり今後の課題ではないかというふうに思っております。  地域の読書ということであれば、完全ではなくても公民館がございますし、また地域の図書館等もございますので、それらの活用も図っていかなきゃならないわけでございますが、学校の児童との結びつきの中でと、こういうねらいでございますとですと、これはやはり今後の課題としてやはり司書の問題もございますし、それから学校にある図書の、冊数は確かに先ほどおっしゃったように小・中合わせて27万もあるわけでございますが、地域の方々に求められるような書籍がどのくらいあるかといったようなこともございますので、今後の検討の課題ではなかろうかと、このように思っております。 99 ◯樋詰議員 検討の課題ということでございますが、ぜひ図書の活用やまた触れ合いの機会も多くなりますし、児童の関心も図書に深まるのではないかと思っておりますので、積極的な検討をお願いします。  続きまして、ふれあい福祉センターに総合福祉サービス窓口と住民票等の自動交付機の設置をしてはということでございますけれども、これは総合福祉窓口の提案につきましては平成7年6月にも提案いたしましたが、福祉総合窓口ということで今設置していただいて、大変利用者からも喜ばれております。  この福祉の拠点施設でありますふれあい福祉センターでは、利用が大変に多くて、昨年では1日 738人、年間21万 9,258人と、本当に大勢の利用者でにぎわっているわけです。私もボランティアの関係、またいろんな関係で各種セミナー、また用事で伺いますけれども、いつも本当に利用率が高いなと、これはつくられた市当局の皆様方の先見の明があったのではないかと思うくらいであります。  ただ、そこで今現在相談窓口には専門の相談員さんも置いておられるようですけれども、相談業務のみならず、住民の視点に立った総合福祉サービス窓口として、申請書なども受け付けできる総合窓口として充実してはどうか。この点について、福祉保健部長さんにお伺いをいたします。 100 ◯渡辺福祉保健部長 お答えいたします。  ふれあい福祉センターにおきましては、社会福祉協議会と連携をとりながら、福祉保健の適切な情報提供や年金相談とか健康相談など、各種相談業務などを保健婦や民生委員などが担当して実施しているところであります。  ことしの10月からは理学療法士及びケアマネージャーの資格を持つ作業療法士を各種相談業務に従事させまして、ケアプランに係る相談業務を新たに実施するなど、福祉サービスの窓口としての体制強化を図ってきたところであります。  議員御提案の総合福祉サービス窓口の設置につきましては、福祉保健部の各課にあります情報をデータベース化するなどOA化を図る必要がありまして、その中で取り組んでいくということでございまして、この準備にかなり時間を要すると、そのように考えております。しかしながら、当面身体障害者のデイサービスやショートステイなどの利用申請手続等については、実施の方向で検討していきたいと。そのほかの高齢者等にかかります利用申請手続につきましては、今後調査研究していきたいと、そのように考えております。  以上でございます。 101 ◯樋詰議員 今、住民の視点に立ってということで障害者や身障者の皆さんのデイサービスとか申請を受け付けるということでございますので、一歩前進かなと思っております。  ただ、母子寡婦福祉会の事務所もありますし、ボランティア団体の拠点もございますし、全体的に全市的に多様な利用がありますので、今後とも充実をお願いしたいと思っております。  さらに、今回市役所に住民票等の自動交付機の設置を、土日とか時間外に対応されるわけですが、市民が利用する費用対効果を考えると、ぜひふれあい福祉センターにも住民票等の自動交付機の設置をして、市民の利便向上を図ってはどうかということを生活環境部長さんにお考えをお尋ねいたします。 102 ◯佐野生活環境部長 自動交付機について、本市では去る11月1日から本庁1階に1台設置いたしまして、開庁時間内及び時間外、さらには土曜、日曜、祝日に住民票の写し、印鑑登録証明書を交付するサービスを始めたわけであります。  サービス開始後1カ月間の利用件数は 345件でございます。うち住民票の写しが 109件、印鑑登録証明書が 236件という状況です。1日当たりの平均利用件数は11.5件となっております。このうち市役所の閉庁日である土日、祝日の利用件数は27件ということで、1日当たりでは 2.7件と、平日の方が利用が多いという状況になっております。  また、自動交付機の利用に必要なたかおか市民カードの交付状況でございますが、これは11月末現在で印鑑登録者数10万人余りに対しまして 2,566人ということで 2.5%程度であります。まだ稼働以来1カ月余りということで日が浅いので、この導入効果をはかるのは難しい状況でありますので、当面はこのたかおか市民カードへの切りかえの促進と自動交付機のPRに努めなければならないというふうに考えております。  この自動交付機をふれあい福祉センター内に設置してはどうかとの御提案でありますが、新規に設置するためには1台につき 1,000万円以上の初期投資が必要となります。こういうこともありまして、本庁以外での設置につきましては、他都市の状況もいろいろ見ておりますけれども、私どもといたしましては今後の自動交付機の利用状況や市民カードの交付状況を見ながら判断してまいりたいと考えております。  よろしくお願いいたします。 103 ◯樋詰議員 今聞きましたら、市民カードの利用率というか、まだ市民カードの発行が若干少ないようでございますけれども、ぜひこれのPRを、今部長おっしゃったように進めていただきまして、将来的にぜひ設置をしていただきたいと要望して次の項目に入らせていただきます。  最後に、都市型浸水被害の抜本的対策についてお伺いいたします。  10月の大雨浸水被害が本市ではもう予想外に大きく、災害対策本部も設けられ、関係者の皆様の深夜までの出動や対応、本当に大変だったと思っております。  私も浸水被害の現場で、マンホールから下水が吹き上げてくる、また見る見る川のように床上、床下と浸水被害が広まってくる状況の中で、市民の皆さんから毎年毎年何とかしてくださいという悲鳴にも似た叫びを聞きながら、なすすべもなく、本当にあふれるような道路を事態の深刻さとともに見つめておりました。そしてまた、浸水被害の重大さもさらに実感をしてまいりました。  そこで、先ほど浸水被害状況については詳しく述べられましたので、第1点目はまず河川、道路、下水等に関する個別具体的な浸水被害の原因分析及び今後の対応について、まず建設部長さんにお尋ねをいたします。 104 ◯堀建設部長 ことし10月27日のあの広範な水害でございますが、主な原因は先ほどからも出ておりますように、気象台でも予測できないような多量の降雨、しかも時間 100ミリ近いという多量の降雨をもたらす局地的豪雨が第一原因でございますが、そのために短時間に水路や河川の排水能力を超える雨水が集中して、広範に湛水したものでございます。  今回のような浸水被害を防止するためには、地域排水の役割を担っております水路や準用河川等の整備が必要不可欠であります。  建設部所管の事項で申し上げますと、そういう面では現在整備中の準用河川赤堀川の改修整備を引き続き促進していくこととしております。  また、準用河川で現在用地買収等を進めております内古川の本格的改修工事が早期に着手できるよう、土地の確保を進めていきたいと思っております。  その他、今回の豪雨で通水不良がわかった市道を横断します水路あるいは側溝等につきましては、点検整備を行っていくことといたしております。 105 ◯樋詰議員 同じ浸水被害の原因及び今後の対応について、都市整備部長さんからもお願いいたします。 106 ◯室谷都市整備部長 お答えいたします。  今、建設部長さんの方から要因について言われましたとおり、やはり短時間雨量が計画雨量から申しますと相当大きかったというのが一つの大きな要因でございます。  あとは、今まで市街地のコンクリート化とか舗装化という中で、いわゆる土地利用形態が変化してきております。そういう意味から言いますと、地下への雨水浸透が減少をしていると。そこで雨水の流出量が増大しているということでございます。  それと、まだその雨水そのものが増大したところに、短時間に雨水ますとか側溝等に集水したということで、これが雨水管に入っていかないという問題がございます。  一方、管理面から申しますと、今言いました雨水ますや道路側溝にごみが詰まったというようなことがございまして、雨水管への流れが悪くなったという、それがいろいろな要因がありますけれども、下水道といたしましてはいわゆる下水の雨水管へ水がスムーズに流れるということが原則でございますので、その辺がやはりこれだけの雨量ですとその分がなかなかスムーズにいかなくなるということでございます。  下水道といたしましては、昨年と、毎年の被害を見ているんですが、特に昨年とことしの状況が、いわゆる原因は幾つか違っておりますけれども、恒常的にやはりいわゆる浸水する地区がございます。これはやはり施設能力の不足の問題があるだろうと思っておりますので、今までも新たに雨水幹線なり雨水バイパス管の設置とか、例えば地形的に自然排水が困難な地区でございますが、そういうところにはマンホールポンプ等をつけまして強制排水をする施設をつけております。それで特に新たな開発に伴って、雨水の流出量が増大するという箇所には、例えば雨水調整池の設置などの対策を講じてきておりまして、今後もその浸水被害の解消に向けては引き続きこれらの施策を推進していきたいと考えております。 107 ◯樋詰議員 建設部長といい、また都市整備部長さんといい、原因究明に関しまして積極的に取り組んでいただいておりますけれども、取り組んでいただいていて大変ありがたいと思っております。また、過日は早速その地域の方から浸水被害の状況を調べてくれと言われたときに、下水道管理課では下水道のホールの点検とか布設状況を本格的に調査し、住民に届けていただきました。原因の解明にはなりませんでしたけれども、地元の住民の皆さんからは敏速な対応に大変に誠意があるということで喜ばれておりましたことも申し添えておきます。  ただ、この施設能力を超えた雨ということでありますが、特に例年、毎年のように豪雨のたびに被害が出ているところでは、住民が安心して生活できる環境を整えなければいけないということはもう当然行政としての大きな役割かと思っております。  特に、河川や側溝、下水道にわたる複合的な要因によるところが多いわけでございますので、第2点目は総合的な都市型の雨水対策には河川事業と下水道事業が体系することが必要ですし、計画目標年次や計画範囲などを考慮するために、ぜひ我が市でも都市排水対策協議会を設立して、流出計算、また財政問題も考慮し、住民理解も進めながら取り組んでいただきたいと思うわけでございますが、この点について助役さんにお尋ねをいたします。 108 ◯藤井助役 都市化の進展に伴いまして、雨水流出量は年々増加をしております。雨に強いまちづくりを目指しまして、計画的に浸水対策を講じていく必要があります。  現在、本市におきましては、河川につきましては建設部土木維持課、また農業用の用排水につきましては農林部の農地林務課、また下水道雨水管等につきましては都市整備部の下水道建設課、それぞれ整備改修を行っているところでございます。  今までもこの3課を中心としまして、庁内の関係課で必要に応じ協議の場を設けまして連絡調整をとりながら浸水対策を図ってきたところでございます。今後もこうした協議の場はますます重要性を増すものと考えております。  ただいま議員御提案の都市排水対策協議会の設立については、十分検討する必要がございます。部の垣根を超えた総合的な見地に立ちまして、計画的、効果的な浸水対策を今後とも進めてまいりたいと考えております。 109 ◯樋詰議員 今、助役さんからも総合的な計画を立てていきたいということで、ぜひ都市排水対策協議会を設立してやっていただきたいと思っております。これは、例えば大阪市とか守口市、寝屋川市、また柏原市とかで、かなりたくさんのところがこういう協議会をつくり、都市型の雨水対策協議会で検討しながらこの計画を立てておりますので、お願いをいたしたいと思います。  また、過日の県民要望のアンケート調査でも、快適環境整備が福祉を超えて1位でございました。ぜひ災害のないまちづくりは行政が最も重視しなければならない課題でございますので、どうか今後とも快適環境のまち高岡の構築を要望して、質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 110 ◯大井議長 樋詰和子君の質問が終わりました。  この際、午後1時30分まで休憩をいたします。               休             憩   ────────────・─────────────・────────────                                 休憩 午後0時23分                                 再開 午後1時30分   ────────────・─────────────・────────────               再             開 111 ◯大井議長 休憩前に引き続き、総括質問を再開いたします。  質問を続行いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 112 ◯大井議長 17番 二上桂介君。 113 ◯二上議員 今期総括質問に当たりまして、能登半島国定公園二上山について1点質問をいたしたいというふうに思います。  二上山は私ども子供のころから大変親しみを持って、そしてまたふるさとの誇りとしている山でありますが、万葉のふるさと二上山ということで地元では大変有名でありますが、私も同じく二上という姓を持っておりまして、全国会議等で胸に「二上」という名札をつけて参加をいたしますと、おおむね富山県の人、あるいは金沢ぐらいまでの人は間違いなくフタガミさんというふうに読んでいただけますが、それから少し外れるとなかなかフタガミさんとは読んでいただけないようで、どんなふうにお読みするんですかね、ニカミさんでしょうか。三上と書いてミカミさんという姓が多いものですから、ニカミさんでしょうかというふうに聞かれる場合が非常に多うございます。  もう一つは、奈良近辺の人が来られると間違いなくニジョウさんというふうにお読みになられます。間違いなく奈良の都にも二上山と書いて現在はニジョウザンというふうに読んでおりますが、いにしえではやっぱりフタガミサンと読んでいたようであります。天武天皇の皇女で大伯皇女という方が『万葉集』の中に二上山を詠んだ歌がございます。「うつそみの 人なるわれや 明日よりは ふたがみ山を いろせとわが見む」、自分の弟さんをしのんで詠んだ歌でありますが、やっぱり同じようにフタガミサンというふうに読んでおります。  しかし、私どもの二上山は大伴家持が詠みましたように「玉くしげ 二上山に 鳴く鳥の 声の恋しき ときはきにけり」というふうに、二上山にさらに「玉くしげ」というまくら言葉をつけて詠んでおりまして、ここらあたりも私どもの誇りとしているところであります。  市民にとっても大変心のふるさとでありますし、また延長8キロメーターの万葉ラインは自然に親しむ、あるいは歴史に親しむ上で市民にとって格好のドライブコースにもなっているというふうに私は思っています。  そこで、まず商工労働部長に、観光客や市民のレクリエーションにどのくらいの人が利用されているのか。能登半島国定公園に指定されて久しいわけでありますし、近年は瑞龍寺が国宝に指定される。あるいは、五箇山が世界遺産に指定されるというようなことがございます。春は桜、夏はキャンプ、秋は格好の月見もできて、冬は私ども下手な者にでもバードウオッチングが楽しめるという、そういう環境にありますが、果たして今、現況としてはどれくらいの人が利用しているのか、教えていただきたいと思います。 114 ◯高林商工労働部長 お答え申し上げます。  二上山への入り込み数を把握することは非常に困難でございまして、二上山観光協会、それから周辺観光施設からの聞き取り調査から推計いたしているところであります。  過去5年間の推計数値は、平成6年40万 9,800人、平成7年41万 1,000人、平成8年42万 2,000人、平成9年39万 2,300人、平成10年39万 2,100人となっております。 115 ◯二上議員 確かに今部長がおっしゃるように、入場料を取っているわけでもありませんので、入り込み数をはかることは大変難しいのかもしれませんが、年間40万人の参加者があるそうでございますが、明年は2000年とやま国体が開催される年でありますし、たくさんの来県者、来高者が見込まれますし、また来高された選手、それから役員、そして応援に来られる皆さんにはぜひ私どもの二上山も散策をしていただきたいという、そういう思いがありますが、明年、2000年とやま国体が開催されるに当たっての入り込み数をどのように見積もっておられるでしょうか、商工労働部長お願いします。 116 ◯高林商工労働部長 2000年とやま国体に参加するために、県外から高岡市を訪れる監督、役員、選手は夏季、秋季合わせて 5,369人と想定しております。そのほか、選手の応援に訪れる方々も多いものと予想いたしております。  これらの方々は、国民体育大会に参加するという目的で来高されますが、せっかくの機会でありますので、二上山はもちろん、国宝瑞龍寺等本市の多くの観光施設のPRについては、積極的に行ってまいりたいと考えております。 117 ◯二上議員 そこで、山の景観というようなことで1点都市整備部長にお伺いをいたしたいと思いますが、城山あるいは御前下展望台、山頂、そして月見台などの展望台からの展望は、大変すばらしいものがあるわけであります。  城山ではほぼ 360度の視界が可能でありますし、山頂へ登るというのはやっぱり視界が広がっていたらこそ山へ登ったというそういう成功感があるものというふうに思います。また月見台、これは少し山頂から伏木側へおりたところでありますが、2階の屋上へ登ることのできる展望台があって、大変展望のすばらしいところでありますが、今回の通告を出すに当たり、12月10日の金曜日に現地を見に行きましたら、市の職員の皆さんが懸命に伐採作業をしておられて、その御苦労をかいま見てきたわけでありますが、これらの展望が、市民の皆さんからも展望が悪いんではないかというような、そういうことをお伺いします。特に城山では、木が生い茂ってしまって、なかなか見えにくいところもありますし、山頂はほとんど展望が広がっていません。  月見台でも、私は昔からよく月見台へお月見でなしにだんごを食べによく出かけるんですが、近年は全く月が見えないというような状況下にありましたが、展望のために枝打ちをすること、あるいは間伐をすることには、例えば民間地であるとか、あるいは自然公園であるとかということで大変困難が多いのであろうと思いますが、その所見を都市整備部長にお伺いします。 118 ◯室谷都市整備部長 お答えいたします。  今、二上議員から言われましたとおり、特に二上山の眺望を確保するということにつきましては、やはり二上山の大部分が私有地であるということで、私ども土地の所有者の了解を得て枝打ちとか間伐を定期的に行っているところでございます。なるべく眺望を確保するように、土地所有者の方々と話し合いを進めながら、今後も訪れた人々に眺望を楽しんでいただけるように、その確保に努めてまいりたいと思っております。 119 ◯二上議員 この点に関して、都市整備部長にもう一つ重ねてお伺いをいたしますが、ことしも伐採をしておられた職員の方が、やっぱり直径二、三十センチもある木を切っておられるんですよね。これはもう本当に大変なことだというふうに見てまいりましたし、毎年枝打ちをする、あるいは毎年伐採をするということの方がいいがではないかというふうに思います。  それから、城山のちょっと下に長屋跡のところにロータリーの森という小さなポケットパーク公園がありますが、ロータリーの森ということで私どもの会員のメンバーでことしの夏も草刈りの奉仕に出かけたわけでありますが、やっぱり展望が開けないだけではなしに、下草が生い茂っているということが、目の高さまでの下草が茂っていることが展望を悪くしている原因ではないかと。むしろ毎年枝打ちをする、あるいは下草を刈るというような、そういう努力が必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 120 ◯室谷都市整備部長 基本的には、年2回現地に入りまして、そういう下草、遊歩道等もありますけれども、そういう下草の草刈りとかいろいろ努めているわけでございますが、ただ大きな木については、やはり所有者等の了解のもとに進めていかざるを得ないということでございますので、そういう意味では眺望を確保するという意味では、やはりその時期、時期にタイミングを見ながらそういう下草刈りとか枝打ちをやっていくのはやはり必要だろうと思っておりますので、この辺はまた現地のおのおのの状況に合わせながら進めてまいりたいと思います。 121 ◯二上議員 よろしくお願いをいたしたいと思います。
     自然遺産といいますか、あるいは文化遺産という面で教育長にお伺いをいたしますが、神田神保町というところがございます。江戸時代の旗本、神保氏のお住まいがあったところというふうにお聞きしておりますが、神保の氏の祖、氏張が越中守山城においでになられたということで、大変私どもの誇りでもありますが、城山にあります本丸跡の西側ですとか、あるいは二の丸、三の丸の長屋跡の南側ですとかに、たくさんの石組みが残っているわけですが、これらについて調査やあるいは保存というようなことについて、どのように取り組まれてこられたのか、教育長にお伺いします。 122 ◯細呂木教育長 お答えいたします。  守山城は、越中平野を一望におさめる二上山地上の要害に築かれた山城でありますが、城の起源は南北朝時代にさかのぼりまして、慶長2年(1597年)前田利長が富山城に移り、その後廃城になったと、こういうふうに言われておるのであります。  また、守山城は魚津市の松倉城、それから砺波市の増山城と並んで、越中中世の三大山城と、こういうふうに称されておる貴重な城跡でございます。  現在の城跡は、二上山の公園化や自動車道の建設によりまして、遺構はかなり損なわれておりますが、西側に石塁の跡が残されておるという状況でございます。  往時の城の規模と構造につきましては、昭和13年に作成されました守山城址地形図というのがございます。これをはじめ民間の有識者によって調査されたことはございますが、市を挙げて本格的に調査をしたかと言われると、これはないのであります。  今後は、保存に向けての調査を実施できるように、県や関係機関、あるいは県内や市内の有識者等と協議を進めていきたいと、このように考えております。  次に、二上山についての本市の考え方でございますが、二上山は古来高岡、越中の人々の信仰の山であったと。また、たきぎなどの生活資材が得られた山でもありまして、遊興、レクリエーションの山でもあり、さらには和歌とか俳句とか歌とかに詠まれた文学の山でもあると、このように思っておりますし、さらには住んでいる人々に直結した山であったんじゃなかろうかと、このようにとらえておるのであります。  このように二上山は、身近なありがたい山であると。そして、この際二上山の地形とか地質とか動植物の生態、歴史、伝説、信仰、生活などについて、やはり総合的な調査は必要ではないかと、このように思っておるのでありますが、これについては専門家や関心を持っておる人たちがやはり段階的に時間をかけて調査をしていただいて、そして県民や市民にもその成果を発表していただく。そして、市民の二上山への意識を高めるというような、そういう仕組みをやはり考えていったらいいのではないかと、このようにとらえておるのであります。  そういうものの仕組み等ができ上がってまいりますれば、それに対して市としても財政的な支援をしていったらいかがかと、このように考えておるところでございます。 123 ◯二上議員 教育長からは大変心強い答弁でありましたが、今お話の中にもありましたとおり、越中平野を一望できる大変すばらしい自然遺産であるというふうに私どもも考えております。  特にこの後、教育長のお話にもありましたが、植生や動植物という点で続けて順に教育長にお伺いをいたしますが、二上山は私ども小さいときは確かに 273メーターであったというふうに記憶していまして、ボーイスカウトのときに昔使った地図を一生懸命探してみたんですが、273 メーターと記述した地図がみつからなくて、私の手元にあるのにも 274メーターというて書いてありまして、1メーターもうけたかなというふうに考えていますが、大変市街地の中心に独立した小さい峰でありながら、植生については極めて重要なものがございます。  例えば申しますと、二上山頂に南方系のものと北方系のものとが同時に両側に生えている。一つは南方系のアカガシがあります。そしてその隣に、通常は標高 500メーターから 1,200メーターぐらいのところに行かなければあんまりないと言われているブナ。ブナ帯という言葉がございますが、1,200 メーターぐらいのところを言うんですけれども、ブナの木がございます。ブナの木とアカガシの木が一緒に生えているというようなことで、子供たちを連れていったときにやっぱりそんな話をいたします。  それらも含めて、大変貴重な植生があると考えますが、こういうものを有効的に社会教育に資せれるように、あるいは学校教育の中で活用できるようにできる、そういうことをお考えがあるかどうか教育長にお伺いします。 124 ◯細呂木教育長 二上山の植生などにつきましては、高岡市教育センターあるいは県立二上工業高等学校の二上山研究会などが詳細な調査研究成果を研究紀要としてまとめておられまして、教育センターや図書館などにも備えられておるわけでございます。  これらの資料を参考にしながら、あるいは活用しながら、小学校、中学校の子供たちが実際に二上山で野外活動や自然観察を行って、自然に親しみ、自然を大事にする、そういうきっかけとなる学習活動などをやはり充実していくべきであると。郷土の山をもっと知ってもらいたいと、こういうふうなことを考えておる次第でございます。 125 ◯二上議員 同じことを同じように質問するわけでありますが、二上山には野鳥や小動物についても同じように貴重なものがたくさんいると。身近なものもたくさんおると。先ほど申しましたが、これから冬になって雪が降ってくる。もう1週間もすると枝の葉っぱは全部落ちてしまって見渡しがきくようになると、私ども素人でも十分にバートウオッチングを楽しむことができるようになります。それまで見えていなかった鳥が見えてくるんですよ。  そういう意味では、例えば比較的おなじみのシジュウカラがツツピー、ツツピーと言って鳴いて枝を渡り歩くとか、あるいはカラの仲間はたくさんいますが、ゴジュウカラというのが、これはおもしろい鳥でフィフィフィフィと鳴くんですが、木の幹をよじ登っていって、そのままくるっとひっくり返って下を向いて同じように歩いていくゴジュウカラというやつがいますが、大変私も50歳を2つほど過ぎましてこのゴジュウカラに期待をしているわけですが、たくさん身近な鳥を眺めることができます。  そういう意味で、野鳥や小動物を活用していくという、そういう考え方がないか、教育長にお伺いします。 126 ◯細呂木教育長 先ほどの野生植物等の場合にも申し上げたわけでありますが、これから生涯学習の一環として、単に学校の子供たちだけではなくて、公民館の事業や青少年育成事業の中でも二上山の魅力というものを広く市民の方に知っていただくという意味では、今おっしゃったバードウオッチングなんかも大変すばらしい事業でございますし、ぜひとも専門家と申しますか、あるいは有識者と申しますか、あるいは時にはナチュラリストの方々などの御協力を得て、二上山の自然を活用した事業のより一層の展開をやはり図っていきたいと、このように考えております。 127 ◯二上議員 そういうふうに事業を展開もしていただきたいですし、私ども素人のためにわかりやすく表示をするというようなことなどについても、ぜひお願いをいたしたいというふうに思います。表示をするといいますか、紹介をするといいますか、そういうことにも力を入れていただきたいというふうに思っています。  次に、散策道のことについて都市整備部長にお伺いをいたしますが、先ほど展望のことについて申し上げたんですけれども、二上山へ登っていく散策道がたくさんございます。  万葉ラインから頂上へ登る、たったあれだけだけでも散策道が3本あるわけですよ。万葉ラインから頂上まで行くのに3本ございます。大師ケ岳へ向いて行きますと、国泰寺や自然休養村の方へ抜けていく道でありますが、ことしの秋も行ってきましたけれども、ちょっと入り口さえわからないぐらい道ががさがさになっています。それから、二上山のキャンプ場から上二上の方へ向いて抜ける上二上線という遊歩道がございますが、途中には大変すばらしい月光台という自然のテラスがございます。  またきょうはちょっとあれですが、現地を見てこなかったのでわかりませんが、城光寺線のところに滝があったりして、すてきな遊歩道があるんですが、今申し上げました山頂への遊歩道、あるいは大師ケ岳線、それから上二上線などをちょっと歩いてみましたら、倒木があったり、下枝がもう張り出したりして、ほとんど大変な思いをしないと通れない状態にありますが、ぜひ散策道をきれいに整備していただきたい。小さい子供でも本当に安心して散策できるような、そういうふうにしていただきたいというふうに思いますが、都市整備部長、いかがでしょうか。 128 ◯室谷都市整備部長 お答えいたします。  今言われましたように、二上山については万葉ラインとか林道とか、それから遊歩道という名前がつきますのが5つほどございます。  それにつきましては、例えば御存じのとおり平成7年に二上山万葉の歴史をしのぶ道として、中部北陸自然歩道の指定を受けたものが、それにつきましては富山県が事業主体となりまして歩道の改良とか休憩所の設置や標識等の整備を行っていただいております。  ただ、遊歩道について、私ども二上山を訪れる人々が散策を楽しめるように、現在では年2回の草刈りとか、春先については倒木の除去などを行っているところでございますけれども、今御指摘ございましたように、その後の倒木とか、なかなか山の自然ですとその生え方が相当、やはりたくさんの方が歩いていただけると、その道がしっかりしていくんでございますけれども、そういう意味におきましてはそういうような意味で維持管理にはこれからも努めてまいりたいと思いますが、やはりもう少し二上山というものをPRいたして、そういう散策道を歩いていただけるような形というものが必要かなと思っております。 129 ◯二上議員 続いて、観光案内板について商工労働部長にお伺いいたしますが、二上山には今日でもいろんな場所に観光案内板が設置されておりまして、そのことはよく承知しております。  本年度初には、城山に広域圏事務組合が観光案内板を設置されました。しかし、いずれの案内板も余り見やすいというようなふうには思っていません。中には、設置場所の方向や地図の向きが一致しなくて、首をかたげて見ないとなかなか理解しがたいものもあるようでありますが、観光案内板について再調査あるいは増設、そんなことを考えておいでではないでしょうか。商工労働部長お願いします。 130 ◯高林商工労働部長 議員御承知のように、現在二上山にはいろんなところに数多くの案内板が設置されております。しかし、議員御指摘のとおり、中には見にくいものも幾つかございますので、早急に調査して、費用の点もございますが、今後見やすさの欠けるものにつきましては、今後その整備に努めていきたいと考えておりますが、何しろたくさんの費用がかかりますので一気にはできませんので、その点御了承願いたいと思います。 131 ◯二上議員 教育長、今商工労働部長も観光案内板について真剣に取り組みたいという考え方があるようでございますが、そこで、景観と地理案内をするだけではなしに、私どもの二上山の持つ万葉のふるさととしての万葉の故地やそれらに出てくる万葉歌を対比しながら案内ができるような、そういう工夫といいますか、そういうものはできないでしょうか。  特に城山からの展望は本当にすばらしくて、いにしえの景観がそのまま残っているように私どもも思っております。南側には射水平野、あるいは御神川や射水川がゆったりと流れておる。そして、東には奈古の江のかなたに立山が見えている。そして、北の方角には布施の海が今は田園として広がっているというふうに、万葉の故地あるいは万葉歌、そういうものを対比しながら紹介していくという、そういう工夫はできないものでしょうか。 132 ◯細呂木教育長 お答えいたします。  議員御提案の二上山からの景観としての万葉故地と、それからその故地を詠んだ歌を対照させた観光案内板的なものを眺望のよい場所に設置できないかということでございますが、新しい形の案内板ということでユニークなものと思いますので、調査研究はしてみたいと、このように考えます。 133 ◯二上議員 調査研究をしていただけるということで、これは議会用語なのかどうかちょっとよくわかりませんが。  次に、トイレとかトイレの手洗いとかということで都市整備部長にお聞きしたいんですが、実は生活環境部長一番よく聞いておいてほしいわけであります。  今、汚いものの順番にトイレと手洗いを申し上げましたが、その隣にはやっぱりごみ置き場の問題があります。ごみかご、ごみ箱を置くことがいいのか悪いのかという議論はまた改めてやりたいと思いますので、それに関連して、例えば二上山のごみの不法投棄の問題ですとか、ごみを捨てるなという看板はここにたくさんごみを捨てる人がいるから、見とらんときにたくさんいますよという、そういう案内板なのか、その辺も非常に問題にしていきたいところだというふうに思っています。  鉢伏山の方の二上山資料館の前には少し大きな公園があるわけですけれども、そこにごみ焼却場がございます。どこが管理しておられるのかわかりませんが、ああいう場所に、今もうごみ箱さえ置くのをやめようというそういうときに、ごみ焼却炉があるというのはいかがなものかなというふうに思っています。  今話題にしたいのは、都市整備部長、トイレと水場のことですが、私の知人に、近年ちょっと体の体調を崩されて入院されておられますが、これまで本当に献身的に自分の乗用車のトランクにポリタンクと掃除用具と、そしてかまやぞうきんをいっぱい積んで、週に2遍は二上山へ出かけてトイレの掃除やその周辺の草刈り、あるいは水やりというようなことをやってこられた方がいらっしゃいます。もちろんその後、その志を継いで、意志を継いで続けておられる方もいらっしゃるというふうにお聞きしておりますが、二上山周辺のトイレ、本当に何とかならないもんでしょうかね。  確かにこのごろの子供は、キャンプに連れていってもトイレが汚かったら1泊2日、2泊3日のキャンプでは便所をしないで帰ってくる子がいます。そういう時代の中で、トイレは何とかならないかという声は非常に私ども市民の大きな願いだというふうに思っています。旅から来られた方は、きっとそんなこと言わずに帰られるんだろうと思いますが、トイレや水場のことについて、都市整備部長、どんなふうに考えておられますか。 134 ◯室谷都市整備部長 トイレと水場の整備についてでございますけれども、現在、キャンプ場以外ですと、御存じのとおり4カ所のトイレを持っております。  その手洗い場については、万葉植物園のトイレについてはオートキャンプ場から水道水をポンプアップして利用しておりますので、その他の3カ所については今ほど言われましたように、車で水を揚げて貯留して利用しているということでございますので、この辺は水の問題と、特に水の問題が非常に大事かなと思っておりますけれども、それとトイレそのものを整備するとすると、確かに観光地としてはもう少し、一生懸命清掃はしているというふうに考えておりますけれども、今現況のところはなかなか改造ができないなというところでございます。 135 ◯二上議員 今の都市整備部長の答弁によりますと、きれいにしたいんだけれども水道がなくてできないということでありますが、水道局長、平成5年にたしか3億円の事業費をもって、伏木側から上下水道を布設するという、そういう計画がありましたが、どうなったんでしょうか。 136 ◯山逹水道局長 お答えいたします。  今、御提言あったように、平成5年度に上水道布設に関します予備調査を実施いたしております。この調査では、万葉ラインの登り口、正法寺の横から平和の鐘を通りまして城山間、大体 5,850メーターほどございますが、この間に配水管を布設するということを想定いたしまして予備調査を行ったわけでございます。  これによりますと、非常に布設延長が長いということに加えまして、標高差が 200メーターぐらい高低差があるものですから、加圧ポンプ場が3カ所、それから配水池が4カ所程度必要でございまして、今御指摘のように概算費用は3億 6,500万円ほどという試算を上げておるわけでございます。  本事業を水道事業として整備いたしますということになりますと、多額の建設費、それからその後の維持管理費が必要になりまして、御承知のとおりの厳しい財政事情の中にございまして、本事業の運営が水道事業の経営の圧迫になるということは火を見るより明らかでございまして、また企業債につきましても許可が得られないというようなこともございまして、このような種々の課題から水道事業として行うことは困難であるというふうに思っております。 137 ◯二上議員 水道局長おっしゃるとおり3億何千万円の事業は二上山のお便所のためには大変難しいのかもしれません。  そこで助役さん、二上山のキャンプ場の水が、これは二上青少年の家のところまでで水道局のメーターをつけていただいて、あとは高岡市がラインを延ばしてポンプアップしながら二上のキャンプ場へ水を持っていっております。顧客は高岡市であります。  それで、この最後の水が前の御前、植物園のところに最後の水が出ているわけでありますが、さらにもう五、六十メーター持ち上げると、ちょうど大伴家持の像のもうあと五、六メーター上まで上げてやると、ポンプアップしてやると、十分に城山までへはあの水が行くような気がいたします。  当初、上水道も下水道もというふうに言っておりましたが、上水道だけでも来れば電気もあるわけですから、十分に浄化をして下へ流すことも可能ではないかというふうに思いますが、この点で今現在、二上山キャンプ場まで来ている水道を城山まで延伸するということは不可能でしょうか。 138 ◯藤井助役 二上山のキャンプ場まで上水道が整備されております。  二上山キャンプ場から今御指摘のありました城山まで上水道管を布設するためには、精査はまだしておりませんが、かなりやっぱり今御指摘のような高低差もございます。加圧ポンプ場などの設備も必要でございますし、かなりのやっぱり事業費が要するんではないかなと思います。財政環境もこのような状態でございます。  事業実施につきましては、財政負担の問題、あるいはまた将来的な二上山公園のあり方を考慮しながら、中長期的な課題として検討していきたいと考えております。 139 ◯二上議員 財政状況については十分わかっておるつもりでありますが、中長期的にとは言わないで二上山全体の公園のあり方などを十分精査していただいて、水を揚げていただけるようにお願いをいたしたいと思います。  二上山にもう一点だけ問題がございます。  生活環境部長、万葉ラインでは大変事故が多くて困っております。特に夜間の暴走運転による事故が後を絶たない状態にございます。私どもは夜間あるいは二上山キャンプ場などを利用しておりまして、特に夜中に緊急な連絡などで車で下へ下りなければいけないと。万葉ラインを通って下りなければいけないと。あるいは、下から物を運んでもらわなければいけないというようなときに、やっぱり暴走運転をしているそういう人たちと遭遇事故に遭わないような、そういう配慮といいますか、そういう心配を大変いたします。  そういう意味で、この暴走運転あるいはラリーごっこをされているのか何をされているのかはわかりませんが、こういう事故に対して対策はないのかということを生活環境部長にお伺いをいたします。 140 ◯佐野生活環境部長 万葉ラインでの交通事故発生状況でありますけれども、ことしの状況は本日現在22件ということで、昨年1年間に発生した数が13件でありますので、大きく上回っております。  内訳といたしましては、人身事故が4件、物損事故が18件発生いたしておりまして、このうち1名の方の若い命が、これはオートバイによる転倒事故でございますけれども、この方が亡くなっておられまして、大変残念に思っているわけであります。  議員御指摘のように、発生時間帯も約8割が夜間に集中しておりますし、また事故を起こした者の年齢も18歳から27歳までに集中しているなど、若者の暴走による単独自損事故といったものが半数を占めております。  このようなことから、高岡警察署と連携しながら対応しておりますが、高岡警察署では去る10月8日から万葉ラインの一部区間1.75キロメートル、これは伏木側からの入り口に近い伏木グリーンガーデンファミリーゴルフ場前から平和の鐘付近までであります。この区間を午後11時から翌朝5時まで通行禁止規制を行っております。そして、パトロールの重点地区に指定しまして警戒活動を強化したということでございます。  その結果、同区間での交通事故は10月8日以来現在まで発生をしておりません。今後とも高岡警察署や交通安全協会などの交通関係団体、機関と連携を密にしながら、若者を対象とした新入社員の交通安全教育の充実、あるいはまたヤングドライビングスクールなどを通じまして交通安全の啓発活動を推進する。さらには、道路関係部局とも連携いたしまして、交通事故の防止と命の大切さを強く訴えてまいりたいと思います。  以上でございます。 141 ◯二上議員 若者の事故で特に自損事故が多いということでありますが、若者が夜間にラリー遊びをしたり、あるいはサーキット遊びをしたりということで、私ども市民も大変心配をしておりますが、かといって本当に事故を起こして亡くなる、そういう若者がいるということは、本当にとうとい貴重な命をむだ死にさせないという意味でも、ぜひこういう対策を推し進めていっていただきたいというふうに思います。  そこで、万葉ライン8キロメートルの道路の管理者でもある建設部長さんにお伺いをいたしますが、確かにガードレールですね。事故が起きて破損している、そういうガードレールは修理してもらっているようであります。事故のたびにきちっと修理してもらっているようでありますが、ちょっと事故届を出さなくてもいい程度の事故といいますか、ちょっとぶつかった程度の事故の後といいますか、ガードレールがぺこぺこと引っ込んでいるのがずっと続いておるわけであります。本当にキャンプに若いお母さんに荷物運びをお願いをいたしましたら、ガードレールがぺこぺこ引っ込んどるのを見て、「私もうこんな怖いところ、帰り運転して帰れない」と。「登ってくるのもやっとかっと運転してきたんだ。帰りは私が運転して帰る自信ないわ」というふうにおっしゃられる、そういう若いお母さんがいらっしゃいましたが、ガードレールなどしっかりきれいなものに取りかえておくことも、今申し上げたような事故につながっていかない一つの方法ではないかというふうに思いますが、建設部長さん、いかがでしょうか。 142 ◯堀建設部長 お答えいたします。  万葉ラインにはこれまでカーブの部分やあるいはがけ地など危険箇所に転落防止のガードレールを設置しておりますが、老朽化により機能を損なったもの、あるいは自動車の衝突等によって破損があった箇所については、今おっしゃいましたように順次取りかえ修理を行ってきたところでございます。  今後もパトロールを実施して、そういうような破損箇所があった場合、早急に取りかえを行っていくことにしておりますが、ただ美観という点で長い 8.4キロにわたりまして全般的に統一したものにするというのは、今日の財政環境から見て困難ではないかなと思っております。  そういう面からは、極端に景観を損なうような場所について鋭意取りかえ等に努めたいと思っております。 143 ◯二上議員 最後の質問でございます。  急カーブのセンターラインに突起のある反射材を設置してはどうかということを書きましたが、センターラインのところにこういう反射材がついた、道路から三、四センチ持ち上がっているような、そういう安全器材みたいなものがあるんだそうで、お聞きするとチャッタバーという名前だそうでございます。こういうものを急カーブの付近に設置してはどうかということであります。  8.4 キロ、私も通ってみましたが、郷土歴史館のところから少し下がったところにカーブ一つだけ、長さにすると15メーターほどでしょうか。そこだけチャッタバーというのがつけてあるようでございます。しかし、あと残りの非常に事故が多くて、死亡事故が起きたりするというようなところには、全くそういうものが設置されていません。センターラインにチャッタバーをつけると、先ほど申しましたラリーごっことかサーキット遊びというようなことができなくなるとか、あるいは余り高速でカーブを曲がることができなくなるとかという、通常の運転には、速度を守った運転には支障はないようですが、そういう器材を取りつけるお考えはないか、建設部長にお伺いします。 144 ◯堀建設部長 お答えいたします。  今議員おっしゃいましたように、現在既にチャッタバーも部分的にはつけております。  これは、先ほどお話ございましたようなローリング族によります事故が多発しているということで、高岡警察署の協議で一般の通行車両、善良な通行車両のことも考えた上で危険な区間のはみ出し禁止規制を行うということでつけたものでございます。  万葉ラインは、幅員そのものは大型バスが通行する場合、場所によっては対向車線へはみ出すという狭い箇所もございますので、長い区間にわたってチャッタバーで車線分離するということは現実には無理でないかなと思っております。 145 ◯二上議員 大変どうもありがとうございました。 146 ◯大井議長 二上桂介君の質問が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 147 ◯大井議長 次に、11番 金平直巳君。 148 ◯金平議員 私は今回、2問にわたり質問いたしたいと思います。  まず、佐藤市政の11年半を振り返ってというテーマでお尋ねしたいと思います。  過日の本会議で市長は4選出馬を表明されました。それで私は、改めて昭和63年5月当時の市長選挙関連の新聞記事を改めて読み直してみました。  当時市長は、某紙のアンケートに答えられて、こういう問いであります。「駅前御旅屋街区再開発にどう取り組むのか」という問いに答えられまして、「金沢や富山にも負けない第2の県都にふさわしい魅力あるものにします」、このように公約をされております。また、別の某紙のアンケートに答えられまして、「活気ある全国ナンバーワンの都市を目指す」というふうにも言っておられます。  そこでまず、JR高岡駅前、中心商店街の活性化、にぎわいの創出という点で、先ほど御紹介いたしました市長の公約はどのように実現されたのかをお聞きしたいと思います。市長からお願いいたします。 149 ◯佐藤市長 お答えいたします。  当時、そういう取材がありまして、私なりにそういうことをお答えした。それが新聞記事等になっているものかと思います。  そこで、金沢や富山にも負けないと、こう言っておりますけれども、これは人口規模とか経済規模で高岡がそういう両都市を上回ることは難しいわけでございまして、私がそこで申し上げておりましたのは、要するに市民の意欲といいますか、まちの魅力といいますか、そういうものでこちらの富山、金沢にも負けないような都市をつくっていきたいということを当時私は申し上げたことはございます。  さて、今お尋ねのJR駅前とか中心商店街の活性化等についてのことでございますけれども、私は都市の顔ともいうべきJR高岡駅前を含めた当市中心市街地の整備につきましては、にぎわいのある魅力あふれた都市空間の創出を図るために、人を集める、人が集まりやすいまちづくりということを整備方針にいたしまして、その当時大変難航しておりました御旅屋第一街区市街地再開発事業を、多数の関係者の方々の御理解と御協力を得て何とか完成に導いたほか、居住環境が大変悪くて、いわゆる人口密集地帯でございました御旅屋西通り地区における市街地整備と市営御旅屋駐車場、商業・業務施設、特定公共賃貸住宅の入ったエルパセオなどからなる再開発事業も完成させた、これはつい最近でございますけれども、完成に導いたところでございます。  また、高岡駅前広場の整備とか、桜馬場長慶寺線の改良を図るなど、本市の核的施設の整備や都市基盤の整備に積極的に取り組んできております。  今申し上げましたのはいわゆるハード的なものでございますけれども、その他中心商店街におきますところのアーケードのリニューアル・カラー舗装化、それから商店街フェスタ、万葉一店逸品運動、オタヤドーム市や七夕まつり、イルミナイトシンフォニーなどのにぎわいづくりに対する支援とか、それから空き店舗における開業者への家賃助成、街角にぎわいプラザ、すえひろーどインフォメーションへの助成といった空き店舗対策などに商店街組合の人々と力を合わせまして、この11年半、一生懸命取り組んできているところでございます。 150 ◯金平議員 今市長おっしゃったように、確かに金沢市等と単純に比較はできない。いろんなメニューのハード事業、ソフト事業をこなしてこられたと思います。  全体として、全国的にJR駅前の中心商店街は、大型店の影響等でかなり疲弊しているというのが全国の共通の状況です。  そういうような中で、11年半の任期の中で、今おっしゃったようなメニューをこなされた結果、市民の皆さんに公約をされた、いわゆる高岡の顔である駅前周辺の活性化を、自分の考えられた公約に照らしてどの程度の度合いで達成されたかと。なかなかこれは難しい問いだと思いますが、そのあたりもうちょっと具体的に突っ込んで、どの程度の度合いで公約を実現されたと自己評価をされておるのか。なかなか厳しかったというふうにお思いなのか、それとも一定度公約を達成されたというふうに思っておられるのか、そのあたりを率直にお聞きしたいと思います。 151 ◯佐藤市長 公約なりいろんな政策提言のどの程度達成されたかという評価は、自分でできるものじゃございませんで、市民の方々とかいろんなそういう第三者の方々が御評価されることでなかろうかと、こう思っております。  今ほど申し上げましたように、駅前とか中心市街地の活性化に一生懸命頑張ってきたわけでございますけれども、全国的に高岡市だけじゃなくて、高岡市のような地方における中小都市といいますか、そういうところにおきまして中心市街地の空洞化というものが進んでおりまして、高岡市におきましてもその例外ではないわけでございます。  中心商店街の方々の懸命な努力、我々行政側、市民の方々のそういう努力にかかわりませずこういう傾向が生じておりますのは、やはりモータリゼーションの相続く進展、特に全国一の自動車保有率に象徴される高岡市など富山県におけるこういう状況の進展、またコンビニ、ディスカウント店、ロードサイド店の進出、周辺市町村における大型店の出店、人口の郊外化など幅広い要因によるものと考えております。  我々としては、こういう要因ございますけれども、やはりこれからも中心部の活性化のためにいろんな方々の御協力、御理解いただきながら、積極的に進めていかなきゃいけないと、このように考えておる次第でございます。
    152 ◯金平議員 最初の問いに関連して、次に大型店進出の商店街あるいは地域経済への影響という問題についてお聞きしたいと思います。  大型店の出店ラッシュによりまして、この10年間、東京と神奈川の小売店合計に相当する約20万軒の小売店が全国でなくなりました。商店街はますます疲弊し、9割を超える商店街が衰退を訴えておるわけです。  高齢化社会を迎え、顧客とのコミュニケーションを大事にする商店街の役割はいよいよ大きくなっている一方で、大型店の身勝手な出店や撤退によって商店街を寂れさせ、まちを荒廃をさせてきたというふうに考えております。高岡市でも同様なことが言えるのではないかと思います。  そこで、JR高岡駅周辺、あるいは中心商店街のかなりの疲弊ぶり、空き店舗の増加等々ですね。これは明らかにこの間の大型店の乱進出が大きく作用していると思うわけでありますが、この点での市長の御見解を聞きたいということと、それから身勝手な大型店の進出への歯どめが私はどうしても必要だと思います。  例えば、まちづくり条例とか指導要綱など、全国では幾つかの措置がされております。こういった点での市長の御見解をお聞きしたいと思います。 153 ◯佐藤市長 先ほど申し上げましたように、中心商店街におきますところのいわゆる空洞化は、いろんな要因のもとに生じているわけでございまして、議員は大型店の進出が一番大きなことと思っていらっしゃるのかもしれませんけれども、それもないわけじゃないと思いますけれども、やはりモータリゼーションの進展等々、今日の時代的な流れの中にこういう状況が、残念ながら高岡市においても生じておるということではないかと思っております。  そういうことでございまして、逆に考えますれば、先般、つい先日も公務員あるいは民間企業におきますところのボーナス等々の支払いございまして、高岡でも大和百貨店、富山でも大和百貨店などにいわゆるお歳暮のお客さんがたくさん訪れたということが新聞、テレビでも出ておりました。私は、大型店進出によるそういうマイナス的な要因だけじゃなくて、仮にもし今、御旅屋セリオというのがなくて、大和というものがかつてのような旧態然のままであったとした場合、高岡市のまちがどうなっているかと考えますれば、そういうマイナス面だけじゃなくてプラスの要因も結構たくさんあるんではなかろうかなと、こういうふうに考えておる次第でございます。 154 ◯金平議員 中心商店街の疲弊ぶりというのは全国的に共通であるわけです。確かに商店街自身の経営者の高齢化の問題、モータリゼーション、いろいろあると思います。だけど私は、大きなウエート、大きなファクターはやはり大型店の進出、これが全国の商店街の疲弊の最大の原因であると思っているんです。そのあたりでは、市長とは認識が違うんでしょうか。そのあたり、ちょっと確認したいと思います。 155 ◯佐藤市長 大型店の進出ですね。これは、中心部あるいは郊外といいますか、あるいは市の外といいますか、そういうところにできた場合の影響はないとは申しませんが、それが最大の影響であるというふうには私は認識しておりません。  大型店の進出につきましては、所定の手続がございますし、また国の方におきますところの大規模小売店審議会等での審議もございまして、そういうものを経てつくられていくということでないかと思っておりまして、大型店だからもうこれ一切だめだというふうに、初めからそういう考えを持って対処すべきではないんで、やっぱりいろんな観点から、消費生活の観点がどうだろうかとか、高岡市の経済とか高岡市のそういう活気にどう影響していくかということを、やっぱり総合的に考えていい回答を得ていくようにしていくのではないかなと、かように考えております。 156 ◯金平議員 もとより私は大型店は絶対悪であるというような見解は持っておりません。大型店と既存の商店街が共存共栄ができるであればこれは問題ないんですが、これは高岡自体はそういうふうな事態になっていないわけです。共存共栄という状態になっていない。したがって私は、何らかの歯どめが必要だと申し上げました。  そういうような点で、大店立地法は原則出店自由というふうになりましたけれども、地域環境を守るという点で一定の自治体の独自の判断も余地を残しているんです。そういうような意味では、私は今日の高岡の中心商店街の活性化、あるいは地域経済の擁護という点から見れば、何らかの自治体としての歯どめが必要だと思うんです。そのあたりでの御見解を聞きたいと思うんです。 157 ◯佐藤市長 この大型店の出店に関しましては、今までの法律体系もございますし、また新法も近々施行されるということでございまして、そういう所定の手続に従いましていろいろと都道府県なり市町村の意見も聞いていくということで、客観的にいい方向に処理をされていくというふうにこれからも期待しておりますし、我が市もいろんな動きの中で適切に対応していきたいと、かように考えております。 158 ◯金平議員 それでは、次の論点に移ります。  イオン高岡ショッピングセンターが、これにかかわる大店審の結審が出ました。大店審は、既存店に与える影響を考慮してということで、核店舗のジャスコについては11.3%の削減、全体としては 6.7%の削減で結審いたしました。  これは、出店は過大であるという市長の意見書や商工会議所の大幅削減を求めるという意見から、私は著しく乖離しているように思えます。  この結審について、市長の評価はどうされておるか。そして、市や商工会議所の声が十分反映されたというふうに考えておられるかどうかですね。また、結審どおりにイオン高岡ショッピングセンターが出店した場合、商店街や高岡の地域経済への影響は私は極めて甚大だと思います。そういう点で、既存の商店街への影響、雇用へのマイナス影響、固定資産税収へのマイナス影響、交通環境への影響など、こういった点での影響をどのように予測をされているかという点を聞きたいと思います。  そしてまた、今の時点での影響調査ですね。この必要性を私は感じるわけですが、以上の点について市長の御見解を聞きたいと思います。 159 ◯佐藤市長 このイオンの件につきましては、大規模小売店舗審議会では意見聴取会議での消費者、商業者、学識経験者からの意見や富山県、高岡市、高岡商工会議所の意見を参考にするとともに、地域の小売商業の実態なども勘案して、慎重に審議をしてそういう結審が行われたものと考えております。  それから、結審どおりの出店になった場合にどういう影響が出るかということでございますけれども、この点につきましてはさきに9月市議会でございますけれども、経済消防常任委員会で報告されたところでございますけれども、小売業に及ぼす影響につきましては出店計画による約 230億円の年間販売額がどれだけ市内小売業に影響を及ぼすかについて、多機能広域型の大型店出店に伴う市民等の消費性向の高まりを加味せずに現状のデータをもとに試算しますと、販売予定額の約6割が市内へ影響すると、このように予測がされております。  また、固定資産税等の税収につきましては、出店によって固定資産税や法人市民税、さらには新規雇用による個人市民税などが増収になると見込まれますが、投資額の内容や施設内容等がまだはっきりしていないので、詳しい推計は難しいのではないかと思っております。  それから、交通渋滞、交通安全問題からの影響は、周辺道路の交通量の増加に伴い、当然に混雑が生じてくるわけでございますけれども、敷地内駐車誘導路及び車両待機場所の設置、交通規制の実施、交通安全施設の整備等によりまして、渋滞緩和と交通安全の確保を図る必要がございます。  雇用に及ぼす影響は、正社員、パートを含め約 1,500人の雇用を見込んでおりますことから、出店による既存中小商店への影響が考えられますものの、大量の新規雇用の創出が図られ、総体としては雇用はふえるものと見込まれるわけでございます。  改めて調査する予定はないかという考えでございますけれども、これにつきましては、先般、我が市においても商工会議所等においても非常に詳細な調査を行っておりますので、改めて調査をする予定はないだろうと、このように考えております。 160 ◯金平議員 大店審の評価について慎重に審議をされたものと考えておるという御答弁は、これは答弁になっていないと思います。  私は、あの程度の削減では、やはり地元の商店街並びに高岡の地域経済への影響は極めて甚大だというふうな評価をしているわけで、市長御自身の評価はおっしゃっておりませんので、どういうふうな影響を考えておられるか、どの程度の、あの結審では全く私は市長の意見書とか商工会議所の意見が反映されていないという評価をしているんです。あなたは反映されているというふうに評価されているかどうか、その点を聞きたいんですね。  それから影響度の問題ですが、固定資産税はプラスというふうにおっしゃるんですが、全国の調査では大型店の影響によって中心商店街が空洞化すると。固定資産税の評価が暴落して、その部分の固定資産税収が激減すると。総体として固定資産税は単純にふえるとは言えないという調査もあるんですよね。その点での御見解をお聞きしたいということ。  それから雇用についても、これは山形県の三川町のジャスコ出店にかかわって商工会議所が民間の経営指導を委託した結果、ジャスコ三川が出店すれば一千数百店舗が消えて、失業が数千名出ると。新規雇用とプラスマイナスすればマイナスが大きいという結果さえ出ておるんですね。  こういったような状況を踏まえて、私はそういうような単純なものじゃないと。雇用がふえるという単純なものじゃないというふうに考えておるんですが、いかがかという点。  それから、結審の内容が実施された場合の影響度の問題、私はこれはやはり調査をする必要があると思います。これは部長とも議論しましたが、ハフモデル等いろんな方法があるんですから、有効性云々は別として市の検討会議も含めて、影響度の調査をぜひやっていただきたいと思うんですが、この点での御答弁をお願いしたいと思います。 161 ◯佐藤市長 この大規模小売店審議会での結審についての私の評価ということでございますけれども、今ほど答弁申し上げたとおりでございまして、高岡市からも富山県からも商工会議所からもいろんな意見が行っておるわけでございまして、それらを十分参考にして結審がされたものと、このように受け取っております。  それから固定資産税、それから雇用につきましては、ほかの市の例もとられまして、必ずしもプラスではないよと、こうおっしゃったわけでございますけれども、そのことは今お聞きしたわけでございますが、私たちといたしましてはプラスの効果、マイナスの効果が全くないとは言いませんけれども、総合的に考えた場合にプラスの効果があるというような調査をいたしておるわけでございます。  それから、改めて調査してみてはどうかということでございますけれども、私は先ほど言いましたように十分な調査をやってまいりましたので、今改めてこれを行うということは、そこまでは考えていないわけでございます。 162 ◯金平議員 議長、雇用の面抜けています。雇用問題。 163 ◯佐藤市長 雇用についても、固定資産税についても申し上げたわけでございますけれども。だから、プラスの面、それからマイナスの面ないわけじゃないけれども、総体的に見てプラスだと、このように考えておると、そういうような私どもの調査予測をしているということでございます。 164 ◯金平議員 私、資料を要求したいと思います。  今、市長は雇用の面、税収の面で総体的な分析をしてプラスだというふうにおっしゃったんですが、雇用は新規雇用が 1,500名、減る雇用数の結果は検討会議で出ていますか。それから、固定資産税収のマイナスの予測は出ていますか。これを教えてください。市長から。 165 ◯佐藤市長 今、この手元に具体的な計数は持ち合わせておりませんけれども、当然調査過程におきましてはプラスの面、マイナスの面も考えて、そして総体として先ほど申し上げたような判断をしているということでお答えさせていただきます。 166 ◯金平議員 これおかしいですよ。新規雇用が 1,500名というプラスの面だけ数字を出されて、マイナスの数字が出てこないというのは、これは私は調査とは言えないと思います。数字出してください。 167 ◯佐藤市長 今、すぐに数字を出せとおっしゃったわけでございますけれども、私といたしましてはしばらく休んでいたこともこれあるものでございますので、その辺のところをどういうような調査をしたのか、いま一度私なりに点検をして考えていきたいと思っています。  今ここでどういうような数字があるのかどうか、まだ十分に把握しておりませんので、今すぐその資料を出すということについてはお答えは差し控えさせていただきたいと思います。 168 ◯金平議員 おかしいと思いますよ。イオン高岡ショッピングの出店によって新規雇用が 1,500名ふえると。マイナスはどうなのかと言ったら資料がないと。これは調査になりませんよ。  議長、これは討論にならない。資料を出させてください。担当部局に言うて出してください。こんないいかげんな答弁ないですよ。商工労働部から出してください。これ以上議論進みません。 169 ◯大井議長 この件について答弁できる人。 170 ◯高林商工労働部長 私からお答え申し上げます。  市長が復帰してから、私の不徳のいたすところでありまして、市長に詳細にわたって報告しておりませんので、ただいま市長が申し上げたところでありますけれども、金平議員御承知のとおり、経済消防委員会等々で現時点ではそういった例えば固定資産税の評価が下がり、あるいは廃業に追い込まれ、それでもって固定資産の評価が下がり、固定資産税が現実にマイナスになるという点は十二分に理解できると金平議員に答弁申し上げたことがございます。  しかしながら、イオンショッピングセンターが建設されまして、あれだけのものを建てられた場合、それ相当の固定資産税が入ってくると予想されます。イオンショッピングセンターの固定資産税につきましても、どれだけ入るかというのが具体的な投資額がわかりませんので、現時点ではその固定資産税の額につきましても調査のしようがなかったということ。  それから、固定資産税がどれだけマイナスになるんかという点につきましても、調査のしようがございませんでしたということは、経済消防委員会等におきましても私、答弁申し上げているところであります。  また雇用につきましても、一応イオンショッピングセンターの3条並びに5条申請の数値によりまして 1,500人という数値がイオン興産から申しております。それを単純に信用しますれば 1,500人の雇用が生まれる。  雇用につきましても、仮にショッピングセンターが完成されれば、それで廃業に追い込まれる小売屋さんが出てきます。出てこないとは申しません。そうすれば、当然そこに働いていらっしゃる店員の方が職を失うわけでありますので、プラスマイナスすればどれだけになるかという点につきましても、調査のしようがございませんでした。  経済消防委員会でも申し上げましたが、感覚的に申し上げまして多分 1,500人も失業しないだろうと。議員さんよくハフモデルと申しますが、決算特別委員会でも申しましたとおり、ハフモデルというのはこの場でまた申し上げるつもりはございません。私の見解は決算特別委員会で申し上げたとおりであります。  そういう点で、ぜひ御理解を賜りたいと思います。 171 ◯金平議員 全く私はでたらめな答弁だと思いますよ。本当に腹が立ちます。  市長は先ほど、固定資産税は総体としてプラスになる、雇用も大量の 1,500人が新規雇用されて総体として雇用増だとおっしゃったんですよ。その根拠は何かと。プラスの面があるんだったらマイナスあるわけですよ。固定資産税も減る面がある。雇用だって減るんですよ。その数字も示せないで、どうして総体としてプラスと言えるんですか。市長、答えてください。こんないいかげんな答弁ないですよ。証拠を示しなさいよ。 172 ◯佐藤市長 私は市長でございますから、一般職員じゃございません。全部が全部すべて根本から積み上げた作業を、これは職員がやっておりまして、その話を総体的に聞きまして、そうかということで市長としての判断をし、そしてああいう意見を出したわけでございます。 173 ◯金平議員 部長の答弁は、調査のしようがないと。これまたそういうような程度の調査の結果、総体として雇用はプラスというふうに判断をするんですか。そんな調査のしようのない状況のもとで固定資産税はプラスだというような結論を出すんですか。そこを言っているんですよ。  答えてくださいよ。こんな大事な公式の場で、そんないいかげんな答弁認められませんよ。高岡の商店の命かかっているんですよ。高岡の経済。プラスばかり強調してマイナスは全く出てこない。こんなでたらめな調査はないですよ。  部長、どうですか。答弁者は市長になっているんだけど、いいんですか。助役が検討会議の会長ですけれども、答弁者は議長、指定されていいですよ。それは判断に任せます。 174 ◯大井議長 質問者は。 175 ◯金平議員 私は、市長は答弁できないでしょう。そうでしょう。 176 ◯大井議長 当局で質問のできる人──。 177 ◯佐藤市長 先ほど来お答えしておりますように、この問題につきまして市役所の担当者が一生懸命協議をし、また商工会議所等あたりでも意見交換しながら十分な調査をし、金平さんから見れば不十分かもしれませんけれども十分な調査をし、慎重な審議をし、そしてああいう判断をしておるわけでございまして、そこはひとつ信じていただきたいといいますか、決していいかげんな調査をしていいかげんな答えを出しているわけじゃございません。 178 ◯金平議員 何回も言いますけれども、庁内検討会議で分析をされた。そして、固定資産税収についても雇用増についても、総体としてプラスだと。こう市長は第1問で答弁されたわけです。マイナスはどうなのかと言ったら、調査のしようがないという答弁が部長から出たんですね。そうでしょう。どうしてそういうようなマイナス面の調査が十分にやられていないのに、総体としてプラスだという結論が出てくるんですか。これは答えてくださいよ。わかりませんわ。 179 ◯藤井助役 私も庁内検討会議の委員長という立場でございましたので、御説明を申し上げます。  固定資産税とか雇用の関係については、出店によって、要するにイオングループのものを積算したわけでございます。それがプラス要因、マイナス要因と皆盛んに論議をされておりますが、マイナス要因については部長から答弁をいたしましたように、そのような影響があるものとは推定はできます。しかしながら、それを積算するということはかえって無理があります。どのような形で積算をするのか、プラスにあらわれるものは極めてある程度単純に出ますが、マイナス面をどのような形でやるか。雇用で何軒の店が失われるか、地価がどの程度下がるか。それはいろいろのケースがあるかもしれませんが、かえってそういうことを積算することについて無理があるということを部長は申し上げておるわけです。  それは、一定の推算ができるかもしれません。しかし、我々の能力としては、そのマイナス要因までこの段階で突き進めるということは非常に物理的にも無理があるということを先ほど部長が申し上げた次第でございます。 180 ◯金平議員 雇用の面で、ジャスコの言い分を聞いて 1,500名というふうに部長さっきおっしゃった。ジャスコの言い分をうのみにするとそういう数字だと。マイナスは試算が無理があると。総体としての結論が雇用増だと。こんな発表が本当に信憑性あるんでしょうか。私はないと思いますよ、市長、いかがですか。 181 ◯佐藤市長 今ほど助役並びに商工労働部長から答弁申し上げたわけでございますけれども、それはいいかげんな調査でいいかげんな計数を出そうと思えば、そりゃできないわけじゃないでしょうけれども、やっぱりこれは客観的な計数を出さないかんわけでございまして、いいかげんな数字を出してこれをマイナスだというわけにはいかないと思うんです。  そういう意味で、助役も部長もなかなか調査のしようができない、調査することができない、そういう計数を出すことはできないということを率直に申し上げておるわけでございまして、しかし全くマイナスの影響がないとは言っていないわけでございまして、あるだろうけれども総じて見ればプラスだろうと、こういうふうに私も受けとめましてこういう判断をしておるということでございます。 182 ◯金平議員 そうしましたら、これは恐らく平行線ですから、私は固定資産税収の問題についても雇用増の問題についても、非常に難しい問題です。予測は。ただ言えるのは、私は全国の超大型店の出店がされたケース幾つかあるわけです。それの状況調査をやれば一程度出るかと思いますよ。そういった調査をまだ私は十分にやっておられないのではないかと。  部長、どうですか。 183 ◯大井議長 私から金平さんに。  この件について、いろいろ進行上の問題もあるから、あるいはまた委員会等々でまた議論してもらうというわけにはいかないんですか。 184 ◯金平議員 じゃ、今の点だけ答弁していただければ、次に移りますから。 185 ◯大井議長 この1点だけ。当局。 186 ◯高林商工労働部長 お答え申し上げます。  ジャスコが全国各地で出店されております。議員さんよく御存じの下田ですとか、つい最近倉敷でも出店されました。倉敷はまだ私行っていませんし、私自身はまだどこも見ていませんが、うちの担当職員は過去のジャスコの出店された都市の状況は調査いたしております。 187 ◯金平議員 それでは移ります。  大型店の撤退への対応という問題ですが、大型店が新規の出店に際して必ず出すのは、消費者の選択の場を広げ消費者利便に貢献するためだというふうに言うわけです。  しかし、ジャスコの実際の状況を見ますと、ジャスコは採算の悪い店舗は通常の建てかえ時期とか閉鎖すべき時期になる前でも閉鎖すると。これは公言しています。97年の調査では、ジャスコは5年間で67店を出店する一方で、36店を撤退、閉鎖しています。  このような行動はジャスコにとどまらず、高岡ではダイエーでもしかり。ユニーもそうでした。消費者利益よりも自己の企業利益優先がどうも本旨ではないかというふうに疑いたくなります。こういう身勝手を許さないという歯どめですね。歯どめが私は必要じゃないかと思うんですよ。高岡のダイエーの撤退の後の空洞化ぶりを見た場合、私はなおさらそういうような感を強くするんですよ。  そういった点で、大型店の撤退という問題について助役さんの御所見、そして歯どめ措置の必要性についてお聞きしたいと思うんです。 188 ◯藤井助役 まず、実際問題、大型店の撤退につきましては、幾つかの例もありますけれども、民間事業者の事業活動の中で行われるものでございまして、行政がその歯どめを行うということは事実上極めて困難だと私は思います。  直近の例でありますダイエー高岡店の撤退に際しましては、離職者の雇用対策でございますとか、跡地をできるだけ公共性の高いもの、あるいは市民への利便性の高いもの、また本市の活性化に寄与するものとなるよう、協力要請を行ってきたところでございます。 189 ◯金平議員 今の答弁、非常に不満です。  大型店の一方的な撤退で、やはり空洞化が高岡は進んでいるんですね。これについては、全く自治体は無抵抗なのかと。そうじゃないと思います。自治体は自治体で独自にまちづくりの観点から、私はやっぱり言うべきことをやはり大型店にも言うということを私は求めたいと思うんですよ。  そういうような点で、もう一回、ひとつ助役さんのお考えをお聞きしたいと思うんです。 190 ◯藤井助役 議員はかわりに云々というようなお言葉も使われましたが、何回も申し上げますが、撤退問題に事前に歯どめをかけるなんていうことはやはりこういう自由経済の中では私は事実上不可能だと思います。  あくまでもこれは、その店が発展するように店自体が一生懸命努力をする問題でございまして、私どもは何回も申し上げますが、仮に撤退した場合にはそれはそのときにどのような対応をしていくかということを行政が判断すべきであって、事前に歯どめをかけるなんていうことは事実上不可能だということを申し上げております。 191 ◯金平議員 次に移ります。  次に、商店街の活性化の問題でありますが、市としてもさまざまなこの間取り組みをやられたと思います。その取り組みの状況と今後の対策について、これは商工労働部長から。 192 ◯高林商工労働部長 ただいまの御質問につきましては、先ほど市長が詳しく申し上げたとおりでありまして、私どもは商店街組合が行っておりますにぎわいづくり事業に対していろいろと支援しておりますし、また空き店舗対策あるいは商店街が負担しております電気料についても支援をいたしているところであります。  今後につきましては、ただいま鋭意策定中であります中心市街地活性化基本計画に基づきまして、いろんな事業に取り組んでいきたいと、このように考えております。 193 ◯金平議員 次に、商店街の高齢化対策とイベントのあり方についてお聞きします。  商店街の高齢化対策と申し上げますと、顧客の高齢化の問題だけではなくて経営者の高齢化の問題も大きな問題です。  こういう点で、全国的には幾つか先進的な事例がございます。例えば、京都市の西新道商店街では、いわゆるファクスネットサービスを通じてひとり暮らしの高齢者の貴重な安否確認の情報になっている例とか、東京都の足立区の東和銀座商店街では商店街が空き店舗の経営をやっていくという、あるいはリタイアした経営者が商店街の有志で設立した株式会社に弁当製造等で従事し、生計を確保するというようなことをやっています。滋賀県の長浜市では、商店街復活事業に40名の高齢者が参加して4つの店舗を共同経営していると。非常に創意的な取り組みもあります。  こういった事例も参考にしていただきながら、高岡市における商店街の高齢化対策、これについての御見解があればお聞きしたいと思いますし、イベントについても、これはなかなかやっても売上につながらないという悩みを持っておるんですが、私がちょっと調べましたら、浜松市が最近、越中おわらの夕べということでおわらを誘致して、大成功させている。商店街の中では、こんなにもうかったイベントは過去に1回もないというふうな定評があるそうです。  こういったような事例もございますので、イベントのあり方について今後一層改善の余地があろうかと思いますが、この点での御所見を、これは助役さんですね。御答弁お願いします。 194 ◯藤井助役 商店経営者の高齢化の対応、これは極めて重要、また高齢客層に適応した販売形態の開拓、これ2つがあるわけでございますが、極めて重要なことだと思います。  全国的な先進的な事例を今、議員の方からいろいろと示唆がございましたので、商店街活動の事例等について調査研究をしてまいりたいと思います。
     また、売上増につながりますイベントにつきましては、今ほど商工労働部長いろいろと申し上げました。これまでもいろいろと我が市としても取り組んできたところでございます。それなりに売上増にそれぞれの事業が寄与してきたと考えてはおります。これ以上何ができるか、全国の先進的な商店街活動の事例等について検討をし、取り入れるものがあれば今後とも行政とそれから商店街の組合、あるいは商工会議所等とも十分連携をとりながら、調査研究を進めていきたいと考えております。 195 ◯金平議員 財政問題に移ります。  昭和63年5月の当時、行財政改革をどう進めるかという新聞のアンケートに答えて市長は、「健全な行財政は活力に満ちた組織と弾力性に富んだ財政構造が基本だ」というふうにおっしゃっております。とりわけこの弾力性に富んだ財政構造が基本だという考え方は、どのように市政の執行上実践されて今日に至っているかといった点ですね。現在、市の公債費比率が危機的な様相を示しているという事実を踏まえて、市長の現状認識と今後の対応についてお聞きしたいと思います。 196 ◯佐藤市長 私が市長に就任させていただきましたのは昭和63年5月でございますけれども、その当時までの高岡市の財政状況を見ますと、過去における職員の大量採用に伴いまして職員数が極めて多く、そして人件費比率が類似都市の中で35.9%ということで一番高い状況であったわけでございます。  いわゆる財政支出の中で義務的経費とそれ以外とが分けられておりますけれども、いわゆる義務的経費の中で人件費比率が非常に高かったわけでございまして、そういうようなことを私は見ながら、弾力性に富んだ財政構造というものをこれから打ち立てていかなきゃいけないというふうに考えたわけでございまして、その当時にはそのように述べたわけでございます。  早速市長就任後、行財政改革市民委員会をつくらせていただきまして、そこで十分御議論をいただきまして、その提言をもとに高岡市行財政改革大綱をつくりまして、以後、これに基づきまして職員採用の基準というものを明確にするとともに、新規採用を必要最小限にとどめまして職員数の適正化に努めてきまして、簡素、効率的でしかも市民福祉の向上、市民福祉の増進に耐え得るような、そういう行財政運営の確立に一生懸命取り組んできたわけでございます。  計数だけを見ますと、昭和62年度、人件費比率は35.9%であったものが、平成10年度には27.1%にまで下がっております。計数だけを見ますと、かなりの減少かと思います。  一方、今公債費の話が出ましたけれども、その当時、昭和63年当時、現在もいろんな市民の方々、各界各層の方々がおっしゃっておりますけれども、高岡市にいろんな施設はあるけれども、老朽化していて使えないものがあるとか、あるいは旧式化していまして今日の市民ニーズに合わないものがあるというような声が大変強かったわけでございます。  それからまた、高岡市の特色のある施設をつくって事業を展開していくべきだというような御意見、御要望もございまして、そういう市民の皆さん方の御意見、御要望を受けまして、いろんな公共施設の更新、新設などを行ってきたと。その間、国の景気浮揚対策に地方自治体も応分の知恵を求められておりまして、そちらの面でも努力をしてまいっております。  その結果、公債費といいますか、起債がふえまして、その結果公債費比率が上がってきているということで、一方で人件費比率は下がったけれども公債費がふえてきて、それから最近の福祉社会ということで、福祉関係の扶助費という、そういうような義務的経費もふえておりまして、義務的経費全体では人件費ほどには下がっていないと。極端な低下はないというような状況でございます。  大変現在財政環境厳しい折からでございますし、またいろんな市民ニーズもございますので、私どもといたしましては、これからやはり先ほどの御質問の方に私お答えしましたけれども、行革を継続推進するとともに、いろんな施策・事業の徹底した見直しを行いまして、いつも言っておりますけれども、施策の優先度、緊急度、事業効果などに十分配慮いたしまして、将来の財政負担をもたらすような大型事業などのできる限りの抑制や各種経費の一層の節減、合理化に努めていかなきゃいけないということで、現に11年度もそうですし、また12年度予算に向かいましてもそんな考えで対処しているところでございます。 197 ◯金平議員 総合斎場の問題に移ります。  総合斎場の早期建設は、これもまた非常に重要な市長さんの公約でありますが、残念ながらいまだに実現を見ていないわけですが、御在任中の11年半の歳月の中で実現できなかったのはなぜかと、こういった意味で非常に減点的な質問になりますけれども、反省点も含めてお聞かせいただきたいというふうに思います。 198 ◯佐藤市長 長年の懸案である総合斎場がなぜできないのか、その理由はということでございますけれども、これはそのときそのときの行政当局がサボっているわけではございませんで、私もそうですし、担当者も一生懸命やっておるわけでございます。  残念ながら今日まで、今までいろいろとお話ししてきた、その土地におけるところの住民の方々の全面的な御協力が得られなかったということでございまして、あるいは得られていないということで今日まで総合斎場が着工に至っていないということでございまして、そういう意味で市民の皆様や福岡町の方々、もちろん議会の方々に対しましても、先般の本会議でもお答えいたしましたように大変御心配をおかけしているということで申しわけなく思っておる次第でございます。  そこで、そういう事態を打開すべく、今、昨年来新たな候補地を絞り込みまして、接触を続けております地域におきまして、幸い各自治会の役員だとか、各種団体の代表の方々をはじめ、住民の皆様による格別の御理解と御厚情をもちまして、これまで日夜を問わぬ、本当にたび重なる御検討、協議を行っておりまして、大変感謝にたえない次第でございます。  地元では、これまでの検討経緯を踏まえて、総合斎場の地元の受け入れについてできるだけ早く地元全体の意見集約を行いまして、本問題についての最終結論を出していくというような方針が固められているというふうに伺っておりまして、そういう意味で私はこういうことに対しまして地元の方々が大変熱心に取り組んでいただいておられますそういう御厚情に、本当に心から感謝申し上げ、またその御苦労にお礼申し上げるとともに、ぜひとも前向きの御決断をしていただきまして、高岡市民あるいは福岡町民の長年のそういう要望におこたえしていただければと、こういうふうに今思っておるわけでございます。もちろん私たちもただ地元の方々にお願いするだけじゃなくて、行政としてもできる限りの努力をしていくと。地元のためになるような、そういう施策も積極的に展開していきたいと、かように思っておる次第でございます。 199 ◯金平議員 不退転の決意で臨まれるということをお願いして、次の質問に移ります。  市長の政治姿勢に関連して、まず市長は、時代を先取りする積極的市政を目指して尽力されたと思っております。  最近、これは大変失礼な言い方だと思いますが、保守的な人々からも佐藤市政のマンネリズムというものを指摘される方がおられます。『広辞苑』を繰りますとマンネリズムとは、「一定の技法や形式を反復慣用し、固定した型にはまって独創性と新鮮さを失うようになる傾向」と、こういうふうな規定があるんですが、こういうマンネリズムを指摘する声をどういうふうに受けとめておられるか。マンネリ批判は当たらないというふうにお考えかどうか、そのあたりをお聞かせいただきたいと思います。 200 ◯佐藤市長 金平議員のところにそういうお声があるということでございまして、私に直接そういうことをおっしゃってくださる方は今のところないわけでございますけれども、一般的に、一般的にですよ。一般的に市長、これは市町村長全体に通ずることでございますけれども、市長の任期が長くなると、今金平議員がおっしゃったようなマンネリ化等々のそういうようなことが生じてくると言われております。  私の場合は、そういうことが言われておりますので、いつも、今やもう12年ほど近く前になりますけれども、市長就任時の初心に立ち返って、常に自分の意欲と発想を新たにして、自省自戒をしながら、また一方では、長くなってくると周囲の意見を聞かずに独断専行的にやっていくというようなこともよく言われておりますので、いろいろと市議会と市民の皆さん方のお声にもよく耳を傾け、もちろん職員のいろんな声にも耳を傾けまして、本当に謙虚に日々の仕事に取り組んでいくということで、機会あるごとに自分自身にそういうふうに言い聞かせ、そういうつもりで毎日毎日仕事をしておるところでございます。 201 ◯金平議員 その問題とも関連して、多様な形態の市民参加の推進ということで、各種の委員会に公募委員を入れていただいたり、審議会の公開という点でかなり私どもはこれは評価させていただいております。  しかし、残念なのは市長への手紙ですね。これが現在なくなったわけですが、これは市民の声を直接市長が見聞きされるということは非常に貴重な市民参加の形態だと思うんです。これをぜひ復活をお願いしたいと思うんですが、この点での御見解を市長にお伺いいたします。 202 ◯佐藤市長 市民の方々の御意見、御要望に謙虚に耳を傾けるということで、今おっしゃいましたような市長への手紙だとか、それから市民と市長とのつどい、市民部長、行政やまびこバスなど、いろんな公聴活動を実施してきておるわけでございます。そして、そういう場での意見、御要望がただ聞き置くだけじゃなくて、市政にできるだけ反映されるように努力をしてきております。  そこで、この市長への手紙でございますけれども、これは幅広い一般市民の方々から市政に対する御意見や御要望を、1回限りじゃなくて継続的に聞くということが必要であるということ、それからそういう方々に市政への御関心や御理解を一層深めていただきたいということを目的といたしまして、現在は市長への手紙じゃなくて市民公募による市民モニターを実施しているところでございます。  それから、かつて市長への手紙につきましては、市の広報誌の年度初めあたりに市長への手紙に使える用紙を折り込んで実施しておったわけでございまして、現在はそういうような用紙の折り込みは行っておりませんけれども、日々、毎日とは言いませんけれども、よく市長自身あるいは市役所に対しましていろんな御意見、御要望、あるいはおしかり等々が来ております。そういうようなものを私たちといたしましては市民からのお手紙として整理をいたしまして、市政運営に当たっての貴重な資料とするとともに、必要に応じて検討し、その結果をその方にお答えをさせていただいております。  そういうことでございます。 203 ◯金平議員 オンブズマン制度の導入について、過去にも質問いたしましたが、複雑多様化する市民の苦情処理、これを従来の延長線上ではなくて、第三者機関としてのオンブズマン組織を立ち上げて、公正・迅速に対応していただきたい。こういった点で御提案したいと思うんですが、いかがでありましょうか。市長の御答弁をお願いします。 204 ◯佐藤市長 最近、このオンブズマンにつきましては、福祉オンブズマンのようなことも新聞等々にも出ておりますけれども、高岡市で福祉のことを例にとりますと、福祉事務の担当職員が市民の方々のさまざまな福祉ニーズに適切に対応していることはもとよりでございますけれども、民生委員児童委員をはじめ、高齢福祉推進員や福祉活動員の方々が相互に連携をしてネットワークを形成することによりまして、市民の方々の福祉ニーズの発見、把握に努めております。  特に、来年4月からスタートいたします介護保険につきましては、市民の相談、苦情等に対応するため、この9月に介護支援専門員などによります相談窓口を開設したところでございます。市民の皆さんの福祉に関する御意見や御要望、あるいは苦情等につきましてもそのような体制によりまして、適時適切な対応を心がけておるところでございまして、今後ともそのような考えのもとに対応していきたいと考えておりまして、特に福祉オンブズマン制度のような制度を設けることは考えていない次第でございます。 205 ◯金平議員 先ほどマンネリ問題に関連して市長は、長くなると周囲の意見を聞かなくなると。これよくないことです。  そういうことのないようにお願いしたいと思うんですが、次の質問は、職員の皆さんの創意工夫をどこまで今日までくみ上げてこられたか。そういった点で今後も幹部職員の皆さんはじめ、皆さんの創意工夫をいかにくみ上げるか、これがやはり組織の活性化につながりますし、ひいては市民のニーズを幅広く反映するという点で非常に大事なことなんです。  そういった点で、今日までそういうような御努力はどのようにされてこられたのか、これを聞きたいと思うんです。 206 ◯佐藤市長 いわゆる職員の創意工夫の発揮ということでございますけれども、私は市長就任以来、あらゆる機会を通しまして職員に創意工夫を発揮して自主的に仕事に取り組んでほしいということを申し上げておるわけでございます。  もちろん日ごろの仕事においてもそういうことを言っておりますけれども、一つの仕組みといたしまして、昭和63年から職員提案制度を設けまして、すぐれた貴重な提案を、ただ聞くだけじゃなくて順次実施してきております。  それから、自主的に研究を行う職員のグループ活動を支援いたしましたり、それからことしからでございますけれども、職員による政策課題研修も始めたりしております。市勢の発展と市民福祉の向上を目指しまして、市長も職員も市民奉仕の精神に立ってやっていかないかんということはもとよりでございまして、互いに知恵と汗を出しながら市政に取り組んでいきたいと、かように思っております。  さらに申し上げますれば、私自身も私なりにいろいろと事業、施策を考える際に、私なりの案を持っておりますけれども、これをさあ僕はこう考えている、こうしたらどうかというふうに一方的にやっぱり申してしまいますと、職員の創意工夫が発揮されないという弊害もございますので、あえて私からこうしなさい、ああしなさいということじゃなくて、こういう問題について、この市役所として、あるいはこの部としてどういうふうに考えておるのか、よく検討してほしいと。そして、まとまったらまた上げてほしいと、そういうようなことで対処してきているつもりでございます。 207 ◯金平議員 国保税問題ですが、県外から高岡に移住された方々から、よく高岡の国保は高いというおしかりをよく受けます。  そこで、改めて高岡市の国保税、なぜこんだけ高いのかといった点の御認識、あわせまして平成8年、9年度の県内順位ですね。高岡市の国保の1人当たりの金額ですね。全国順位もあわせてお聞かせいただきたいと思います。市長から。 208 ◯佐藤市長 1人当たりの国保税が高くなっておりますのは、基本的には富山県の被保険者1人当たりの医療費が全国的に見て高い位置にあることに起因していると、このように思っておるわけでございます。  1人当たりの医療費が高い水準にある要因としてはいろいろありますけれども、例えば富山県におけるところの気温、気象等のそういうような自然的な影響、それから高齢者の加入割合が高くて、医療費が多くかかる被保険者構成となっていること、人口当たりの病床数が多いこと、交通環境がよく、高度な医療機関に受診しやすいこと、そんなようなことがこの1人当たりの医療費が高くなっている原因ではなかろうかと、こう思っておるわけでございます。  高岡市においても同じような事情から高くなっている次第でございまして、全国順位でございますけれども、8年度は 691市区の中で高岡市は15位、それから9年度は 693市区中21位となっております。それから、県内9市の中では8年度、9年度とも3位となっております。恐らく10年度も3位ではなかろうかと、こう思っております。 209 ◯金平議員 この引き下げの問題ですが、当局も一定の努力されておりますが、当面、現実的にかなりの額が基金に積み込まれておりますが、この部分の一定部分を取り崩していただいて、私は引き下げに回すべきだと思いますが、その点での御見解と、県補助金がなかなかふえておりません。8、9、10年度の県補助金の金額もお示しいただいて、その増額の方向性についてお聞かせいただきたいと思います。 210 ◯佐藤市長 国保事業の運営に当たりましては、その年度の収支バランスを保つことに配慮することは言うまでもないことでございまして、翌年度以降の医療費の動向も十分見きわめまして、国保財政の安定運営に努めていく必要がございます。  基金は、この医療費の急激な増高や老人保健医療費拠出金の精算額に対応するなど、国保財政の安定運用を図るために積み立てておるものでございます。  平成11年度におきましていろいろ努力をいたしまして、所得割率を 0.2%引き下げ 9.8%にしたところでございますけれども、今後の基金の運用につきましては、現段階において国保会計の歳出の大部分を占めます医療費の伸びなど、未確定な要素多いときでございまして、慎重に対応していかなきゃならないと、このように考えております。  それから、県の支出金でございますけれども、県の支出金につきましては、県単福祉医療の波及分と国保強化助成金として交付されておりまして、8年度は 847万 9,000円、9年度は 834万 1,000円、10年度は 881万 6,000円でございます。国保財政は年々厳しさを増してきておりますので、今後とも引き続き県に対しまして増額方を要望していきたいと考えております。 211 ◯金平議員 次に、中小企業対策ですが、最初に中小企業は高岡の経済の核でありますから、皆さんがどういう困難と意欲を持っておられるかという実態調査ですが、改めてやる必要性を感じております。  そこで、市内中小企業の現在の状況をどういうふうに把握されておるかという点と、本格的な中小企業の実態調査の必要性を感じますが、その点での御見解を市長からお聞きしたいと思います。 212 ◯佐藤市長 高岡市の実施しておりますところの中小企業等々に対するところの調査といたしましては、国が全国統一で行っております商業統計調査、工業統計調査、事業所統計調査等の基礎的な統計調査のほかに、高岡市が独自に行っているものといたしまして、四半期ごとに事業主を対象に自社の業績判断や経営見通しをアンケート方式によって調査する中小企業動向調査と、本市の代表的地場産業である銅器、漆器、仏壇、ニット、アルミの各産業の事業所を対象に、生産、出荷、販売などの動向を調べる高岡特産産業の動き、及び市内事業所を対象に労働者の実態を調査する労働実態調査がございます。  また、商業面では、県の商工会議所連合会が消費動向調査、商店街実態調査、商店実態調査を行っておりまして、平成10年にはこれらの調査と商業統計調査を取りまとめ、分析して、高岡市の小売商業調査報告書を作成したところでございます。  さらに、昨年度におきましては非常に高岡の経済状況が厳しいわけでございますものですから、私は市内の業界団体、組合や企業経営者との懇談会をかなり開催いたしまして、そしてそういう場で生の声を聞かせていただくほか、事業所の実態を視察するなど、市内産業界の実態把握に努めております。  市内企業の実態調査につきましては今ほど述べたとおり、既に各種多様な調査等を実施いたしておりまして、本市の中小企業が長引く景気不況に、景気低迷に伴いまして大変厳しい状況にあると十分認識しておりますので、今申し上げたような調査のほかに新たな調査を行う必要は今のところないと考えております。 213 ◯金平議員 次に移ります。  政府の中小企業予算、これは99年度で 1,923億円、一般歳出のわずか0.41%にすぎません。これでは、中小企業支援策は非常に微々たるものです。ぜひ市長会等を通じて、国へその増額をぜひ働きかけていただきたいと思いますが、この点での御見解を市長にお伺いしたいと思います。 214 ◯佐藤市長 国におきましては、中小企業が我が国経済活力の源泉であるとの認識のもとに、中小企業の多様で活力ある成長発展を図るために、今国会において中小企業基本法等の一部改正を行ったところでございます。  それとあわせまして、長期停滞する我が国経済を早急に回復させるための経済対策の一環として、中小企業金融対策、中小企業、ベンチャー企業の経営基盤強化支援、同じく技術開発の推進支援、情報化への対応、また地場産業、伝統的工芸品対策等に重点的に予算措置を講じようとしているところでございまして、適宜的確な予算措置が講じられているものと考えております。  これまでも全国市長会におきまして、市長会の立場として中小企業対策の強化を国に要望いたしておりますけれども、これからも折あるごとにそういう要望をしていきたいと、このように考えております。 215 ◯金平議員 次に、財政管理部長にお尋ねします。  高岡市の発注する建設土木工事について、分離・分割発注によって地元の中小建設業者の受注機会をふやすことが非常に重要だと思います。  また、物品購入についてもしかりだと思います。  この間の実績と今後の促進策をお示しいただきたいと思います。 216 ◯稲垣財政管理部長 お答えいたします。  本市の発注工事につきまして、市内業者が受注いたします件数につきましては、この数年を見ますと96%ないし97%前後で推移しておる状況でございまして、10年度の場合を見ますと工事件数 920件余りに対しまして97.3%という状況でございまして、受注率としては極めて高い水準にあると思っております。  また、市内業者だけでは施工できない大規模な工事、あるいは特殊な工法等による工事につきましては、大手建設業者と市内業者による共同企業体を組ませて発注するなど、できる限り市内業者に配慮しているところでございます。  次に、分離・分割発注につきましては、これまでも工事の内容等によって分離・分割発注を行ってきたところであり、できるだけ多くの業種の方々が受注できるよう努めてきたところでございます。  また、物品の購入に当たりましては市内業者からの調達を優先しておりますが、特殊な物品あるいはその物品の登録業者が少ない場合には、市外業者も含めて発注いたしております。平成10年度の物品調達約 4,100件余りございますが、これを見ますと市外業者への発注はわずか23件でございまして、率にして 0.6%という状況でございます。  今後とも工事、物品の発注につきましては、地元中小業者育成等の観点から、可能な限り市内業者を優先した業者選定を行っていきたいと考えております。  以上でございます。 217 ◯金平議員 次に、商工労働部長にお聞きします。  地場産業の振興の問題ですが、人材の確保とか技術の継承への行政の支援策について、今日までの取り組みと今後の対応についてお聞かせください。 218 ◯高林商工労働部長 高岡市におきましては、かねてより伝統工芸産業の従事者を対象として、銅器、漆器の加工技術力の向上、後継者の育成を目的に、これまで 628名の修了生を輩出しております伝統工芸産業技術者養成スクールや技術伝承講座を開催してきており、また平成8年度からは伝統産業後継者確保育成事業を実施しているところであります。  御承知のように本年9月には高岡市デザイン・工芸センターをオープンさせたところでありまして、当センターを拠点として今後とも努めてまいりたいと考えております。 219 ◯金平議員 次に、地場産業関係ですが、まず高岡漆器の振興に関連しまして、学校給食への漆器トレーの導入の促進について、これは来年度以降の積極的な対応について、教育長さんから聞きたいと思います。 220 ◯細呂木教育長 本年2月から学校給食に高岡漆器盆を導入いたしております。現在、小学校で4校であります。これは、地場産の漆器の使用を通して、子供たちに郷土の文化と伝統への関心を持たせると。あるいはまた、物を大切にする心を育ててやると。さらには、学習にも大いに役立つという点、加えて地場産業の振興にもつながるという点から、引き続きランチルームのある小学校から順次導入を図っていきたいと、このように考えております。 221 ◯金平議員 この高岡漆器トレーを市民病院の給食に導入するという点で、輪島市ではやられておるようですが、高岡ではいかがでしょうか。その方向性は探れないかどうか。病院事務局長にお願いします。 222 ◯大道市民病院事務局長 輪島市の例をちょっと議員さんから指摘受けまして電話で聞いたわけですが、病院を建築するときに漆器、輪島塗を入れるという条件で病院が建築されたというようなことも言っておられました。  ただ、非常に値段が高いということで、病院の企業会計性を見たとき、コスト面で問題あるというようなこともお伺いしておりました。  それで、当病院の考え方でございますが、漆器製品は市民病院で現在使用しております樹脂製の食器、トレーに比べまして高温での洗浄や消毒において耐久性が劣るわけでございます。また、温冷配膳車、これは病院特注のものでございますが、これに合わせたトレーをまた別に特別注文しなければならないというようなことから、非常にコスト高になるわけでございます。  こういうような問題がありますので、現在病院給食に漆器トレーを使用することは大変困難であると考えております。 223 ◯金平議員 次に、高岡仏壇の振興の問題に関連しましてお聞きしますが、商工労働部長にお願いしたいと思いますけれども。  最近、輸入仏壇がこの業界の非常に大きな問題になっています。こういうような中で、業界全国的には、産地表示を進めるということで、国内産の伝統産業を守っていこうという動きがあります。大いにこういった動きを私は支援する必要があると思いますが、この点での御見解をお聞かせいただきたいと思います。 224 ◯高林商工労働部長 平成7年から上昇傾向にありました高岡仏壇の販売額につきましては、今議員おっしゃいましたとおり安価な外国製品や、あるいは国内他産地の合成樹脂塗料製品に押されまして、また長引く不況に伴う消費の落ち込み等によりまして、昨年は対前年比約26%ほど落ち込んだところであります。  御承知のように高岡仏壇は慶長年間に始まりまして、その特徴は高岡漆器、高岡銅器の技術、技法を駆使してつくり上げた、荘厳で美装、華やかな点にございます。  そういうことから、高岡市といたしましてもこの歴史と伝統ある高岡仏壇を業界の皆様と連携を図りながら、振興発展に努めていきたいと考えております。 225 ◯金平議員 ぜひ頑張っていただきたいと思います。  金融対策に入ります。  まず、銀行の貸し渋り、いまだにとどまっていないという認識を持っておるんですが、高岡市での現状をどうとらえておられるか。それから、今後とも銀行が中小企業金融に一層積極的な対応をしてほしいと思うんですが、こういった点で改めて銀行業界に要請をしていただきたいと思います。市長の御見解をお伺いいたします。 226 ◯佐藤市長 いわゆる貸し渋りにつきましては、金融機関における融資条件等に一部厳しい状況がございますものの、昨年10月の金融安定化特別保証制度の創設とともに、本市の中小企業振興資金、緊急資金や、中小企業振興資金、小口事業資金の融資枠の拡大などによりまして、市内中小企業の資金調達は従前に比べまして緩和されているものと考えております。  高岡市といたしましては、昨年来、市内の金融機関に対しまして貸し渋りのないよう要請してきたところでございますが、今後とも富山県や富山県信用保証協会、そして金融機関との連携を密にしながら本市融資制度の積極的な運用によりまして、市内中小企業の資金需要に的確に対応してまいりたいと考えております。 227 ◯金平議員 商工ローン問題ですが、被害者がかなりふえています。  10月1日、県が相談窓口を開いて、かなりの相談が来ておるようです。ぜひ住民にとって身近な自治体である高岡市もこういう相談窓口を開いていただいてはいかがかと。そして、制度融資で解決できるものはぜひ積極的な対応をしてほしいと思いますが、この点での商工労働部長の御見解をお聞きいたします。 228 ◯高林商工労働部長 商工ローンによる高金利や強引な取り立てをめぐるトラブルは、大変大きな社会問題に発展してきておりまして、大変憂慮しているところであります。  高岡市では、従来から中小企業課内に金融相談窓口を設けておりまして、中小企業者への金融全般にわたる相談を受けてきたところでありますが、本年の10月からより相談しやすい環境をつくるために、中小企業課に隣接して独立した相談コーナーを設けたところであります。  今後ともこの金融相談窓口のPRに努め、商工ローン問題も含めた各種金融相談に応じてまいりたいと考えております。 229 ◯金平議員 部長、今の点ですが、これは積極的な対応だと思うんですが、商工ローンについても相談を受けますよと、こういうPRも必要だと思うんですが、その点ではいかがお考えですか。 230 ◯高林商工労働部長 今、お答え申し上げましたとおり、うちの金融相談窓口のPRをよくして、当然商工ローン相談も受けますよというPRもしながら対応していきたいと思っております。 231 ◯金平議員 制度融資の改善問題ですが、小口事業資金の返済期間の延長は、これは非常に利用者から強い要望が出ています。  埼玉県は、全体として制度融資の返済期限を2年間、時限立法ですがやりました。延長しました。ぜひこれは高岡でも県に働きかけをやっていただいて、実施してほしいと思うんですが、この点での部長の御答弁をお願いしたいと思います。
    232 ◯高林商工労働部長 議員御承知のとおり、小口事業資金につきましては、県と市町村、それから金融機関が協調する融資制度でありまして、本市独自ではなかなか思うようにいかないのが実態であります。  しかしながら、さきの9月定例会におきまして金平議員の御質問にお答えいたしましたとおり、県信用保証協会と協議を重ねた結果、小口事業資金の返済期間につきましては、業績悪化などから債務返済を含めた収支計画の見直しを余儀なくされている企業に対して、その実情に応じて一定期間の償還を猶予する条件変更や、現行の借りかえ要件の柔軟な運用によって、事実上返済期間が延長となる措置をことしの6月から行っているところであります。 233 ◯金平議員 この問題では、私も十数年取り組んでまいりましたが、返済期間が1年延びるのに相当な年数がかかっているんですね。やはり私は実態に合っていないと思うんです。せめて国民金融公庫並みの返済期限に私はすべきだと思うんですが。  高岡市は一番県内で実績が多いわけですよ。小口事業資金ね。そういう意味では言える立場なんですから、これはもっと頑張っていただきたいと思うんですけれども、いかがですか。 234 ◯高林商工労働部長 私どもはかねてから県に対していろいろ金融制度の改善を申し入れております。議員御指摘のように、適時的確に、そのときそのときに応じていろいろ改善してきております。  ただし、小口事業資金につきましてもいろいろ改善してきてはおりますが、他市町村の関係もございまして、県信用保証協会もなかなか他市町村の関係もございまして思うようにいかないというのが実態であります。 235 ◯金平議員 小口事業資金について、売上の減少で市民税の均等割がかからない業者には保証人が要求されているようですが、これは無保証人でぜひ受けられるように、こういうような大変な時期ですからいかがでしょうか。そういうふうな検討はしていただけませんか。 236 ◯高林商工労働部長 非課税者に対する無担保・無保証人融資につきまして、中小企業信用保険法施行規則第2条第2号で、保証人をつけなくても融資できる条件を、所得割が賦課され、かつ完納していることとしているため、困難でございます。 237 ◯金平議員 そういう現実があるわけですが、ぜひそういった意味では上の方へ働きかけをやっていただきたいと思うんですよ。これは今の法律はそうでしょうが、やっぱり頑張っていただきたい。  最後に、創業者支援資金について、ぜひこれは無担保・無保証で借りれるようにやってほしいというのがやっぱり皆さんの要望なんですわ。せめて高岡市は保証人要件を現在の2人から1人にならないかと。これは何回もしつこく言いますけれども、ぜひそのあたり御検討いただきたい。 238 ◯高林商工労働部長 創業者支援資金につきましては、今国会におきましても新規創業、ベンチャー企業等の育成云々と、今後支援していくということでございます。  新規雇用を創出するという点でもいいことでございまして、今後検討していきたいと思っています。 239 ◯金平議員 どうもありがとうございました。  終わります。 240 ◯大井議長 金平直巳君の質問が終わりました。  この際、しばらく休憩いたします。               休             憩   ────────────・─────────────・────────────                                 休憩 午後3時43分                                 再開 午後4時00分   ────────────・─────────────・────────────               再             開 241 ◯大井議長 休憩前に引き続き、総括質問を再開いたします。  質問を続行いたします。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 242 ◯大井議長 12番 荒木泰行君。 243 ◯荒木議員 12月総括質問最後になるわけでありますけれども、簡潔に質疑をしてまいりたいというふうに思っておりますので、答弁の方もぜひひとつ前向きに簡潔によろしくお願いを申し上げておきたいというふうに考えております。  私の質問は2項目についてお伺いをしたいというふうに思っておりますが、まず第1点目は雇用情勢。  私も早く雇用問題につきましては卒業したいというふうに思っておるわけでありますが、景気のようになかなか雇用問題につきましては進展していないようでございまして、残念でありますけれども引き続いて雇用問題を取り上げざるを得ないというふうに判断いたしまして、9月の定例会に引き続いてその後の継続、その他以降を含めてお伺いをしてまいりたいというふうに思っております。  若干、最近の経済状況について若干申し上げておきたいというふうに、これはもちろん皆さん方も御承知のとおりであるわけでありますけれども、我が国の経済の状況も緩やかながら改善が続いているというふうに三、四日前にも経済企画庁堺屋長官の方から報道されたばかりでございまして、緩やかな改善の兆しが見られるというというのは、これは3カ月連続でそういう同じコメントがされているようでありますが、それだけ慎重になさっておられるんじゃなかろうかなというふうにとらえているわけでありますが、さりとて一方では雇用問題が何ら改善の兆し見せていないというのが非常に、冒頭申し上げましたように残念であるわけであります。  そういう意味では、雇用の情勢等々につきましては完全失業率は非常に高水準に推移をしているようでありますし、とりわけやはりまだまだ勤め先や事業の都合による失業者が依然多いというふうに言われておるわけであります。  完全失業率につきましても高い水準で推移しておりますし、よく言われる有効求人倍率も8月が0.46倍の後、9月は0.47倍と。完全失業者が9月段階では 317万人というふうにも言われているところでございます。そのための完全失業率が8月が 4.7%、9月が 4.6%、0.1 ポイント下がっているわけでありますけれども、依然厳しい状況というふうに言わざるを得ないというふうに思っております。  そして一方、企業の方の動向を見ましても、企業収益は持ち直してきた、あるいはまた企業の業況判断はなお厳しいが改善が進んでいるというふうに言われているわけでございますけれども、まだまだ収益的にはほど遠い内容が示されているようであります。  そういったことを申し上げながら、今、本題に入りたいというふうに思っておりますが、商工労働部長にお伺いをしたいわけでありますが、県は本年9月に総合的雇用対策を決定いたしまして、民間企業による雇用就業機会の創出を、あるいは支援等々を行うための対策本部を設置をしながら進めがなされてきているわけでありますけれども、本市として県のこういう一つの雇用対策にかかわる内容等々を踏まえて、今後どういうかかわり方を本市としてしていくのか。そしてまた、なされているのか、まず商工労働部長にお伺いをしたいというふうに思っております。 244 ◯高林商工労働部長 お答え申し上げます。  富山県の総合的雇用対策は、民間企業による雇用、就業機会の創出、雇用の維持、失業者の予防に対する支援、県及び市町村による臨時応急の雇用、就業機会の創出、円滑な労働移動の支援及び新規、再就職の促進、そして就業能力の向上支援の5つの柱からなっておるところであります。  具体的な施策といたしましては、主に雇用創出を図る国の各種助成金制度、奨励金制度や緊急雇用特別交付金を活用し、推進することといたしております。  そのため、高岡市といたしましては、富山県と連携を図りながら、今申し上げました雇用創出を図るための各種助成制度等の周知啓発に努めるとともに、御案内の緊急地域雇用特別交付金を活用した諸事業に積極的に取り組んでいるところであります。 245 ◯荒木議員 県との連携ももちろん大事にしてやっていただかにゃならんわけでありますけれども、私は今回の一連の対策等につきましては、ただ一連の従前のような場当たり式のやり方だけでは雇用の創出にはなかなか推進しないんじゃなかろうかなというふうにとらえております。  今回の一連の対策につきましては、この後質問の中にもございますから後にしますけれども、特に本市として雇用創出を本当に具体的に支援をしていくと。そのためには、今、市でも市単独事業をいろいろとなされているわけでありますけれども、そういう市単独事業の中での問題ももちろんさることながら、各種助成金制度というものがいろいろと今ほどおっしゃられたようにあるわけでありますけれども、この段階においての活用状況について、各分野ごとに説明をひとつお願いしたいというふうに思います。 246 ◯高林商工労働部長 雇用創出を図るための助成金制度というのが幾つかございまして、一つは中小企業雇用創出人材確保助成金というのがございます。これまで27社で82人。それから、中小企業高度人材確保助成金は4社で14人。中小企業雇用環境整備奨励金は3社で33人。中小企業雇用創出管理助成金は13社で54人。中小企業雇用創出等能力開発給付金は6社で30人の雇用となっております。 247 ◯荒木議員 そこで、引き続き商工労働部長に質問したいわけでありますが、これは9月の定例会の中ででも質問いたしました事項でございますが、国、地方公共団体による臨時応急の雇用、就業機会の創出ということで、幾つかの雇用創出にかかわる内容が記載をされているのは御承知のとおりでございます。  そしてまた、本市におきましてでも、9月の定例会では 3,500万円余りの補正が組まれているところでもございます。これはもちろん今ほど申し上げましたように、特別交付金事業の一環としての補正だろうというふうに位置づけをいたしているわけでございますけれども、今この9月定例会終わりまして10月からでございますから、まだ月日はそんなにたっていないわけでありますけれども、この2カ月あるいは約3カ月の間の中でのこの緊急雇用に対する事業の実施状況について、各分野ごとにわかればお示しをいただきたいというふうに思います。 248 ◯高林商工労働部長 国の緊急雇用就業機会創出特別対策事業の現時点における高岡市の取り組み状況につきましては、図書館蔵書点検整備事業 130万円でございますが、それから道路清掃整備事業 100万円でございます。消火栓塗色事業 249万 9,000円の3件を既に発注したところでございまして、技術職や土木作業員など新規雇用者数は19人となっております。  今後、今年度事業分として教育用データベース構築事業ほか4件を発注し、約40人の新規雇用を目指しているところであります。  また、この事業は平成12年度も実施することとしておりまして、最終的には18件の事業で約 120人の新規雇用を目指すものであります。 249 ◯荒木議員 緊急雇用の特別交付金の事業状況につきましては、順調という一つの言葉が妥当かどうかわかりませんけれども、県の方も約40%から50%進捗が進んでいるようでございますし、ぜひひとつ12年度を含めて、その後の対応を含めてスムーズに創出が図られるよう、ひとつ努力をお願い申し上げておきたいというふうに思っております。  それで、次の質問に移るわけでありますけれども、今回のこの緊急雇用の問題等につきましては、非常に短期的なものであるわけですね。したがいまして、本来の言う雇用創出には、もちろん今日の平均失業といいますか、約4カ月というふうに言われているようでございますけれども、長く再雇用を図っていくと。そのためには、今回のこういう特別交付金の活用ももちろんさることながら、市単独事業の中での追加活用というものは考えられないのかどうか。こういったことについて商工労働部長に質問したいというふうに思います。 250 ◯高林商工労働部長 国の緊急雇用就業機会創出特別対策事業は、一人でも多くの離職者に就業の場を提供する目的から、雇用期間は最高6カ月間とし、再雇用はできないとしております。あくまでも臨時応急の雇用就業機会の創出を図るものでありますが、できれば常用雇用への拡大、改善につながることを期待しているものであります。  高岡市といたしましては、先ほど申し上げましたとおり、現在、この国の緊急雇用就業機会創出特別対策の具体的な事業に取り組んでいるところでありますので、当面、この事業の効果や我が国の雇用状況、そしてまた今国会でも提出されております国の対応を十分見きわめる必要があると考えております。 251 ◯荒木議員 部長、この雇用問題については、私は、こういう言い方はちょっと失礼になるかもしれませんけれども、経済のこういう一つの景気の移行と違って、そう簡単に改善は見れるような、そういう一つの対応策というのは非常に難しいというふうに思うんです。  したがって、今までいろいろといろんな面での場の中で、部長なりあるいは助役さん等々にもそのときどきにおいては答弁をいただいてきておるわけでありますけれども、私はちょっとやっぱり甘いんじゃないかなという気がしてならないんですね。  もちろん今、今回の出されたこの対策というのは、おっしゃられるとおり短期雇用ということになるわけでありますけれども、したがって短期雇用することによって本当に今日置かれている雇用情勢というのは、本来の言う、あるいは皆さんが期待しているような緩和されるような、そういう諸施策につながっていくんだろうかなと。もちろん国の出されているこういう諸施策は諸施策として、それなりに理解はするにしてでも、これによって私は抜本的なそういうひとつの雇用改善というのは見られないというふうに、それなりに認識せざるを得ないわけですけれども、したがって今申し上げたように、若干国の諸施策とは違うけれども、あるいはこういう一つの交付金の活用だけでなしに、市の単独によってそういう事業の中で新たな本市の雇用創出につながるような、そういう対応はできないかということをこの際申し上げておるわけでして、いま一度申しわけありませんけれども、その点について、市単独事業の中での新たなこういう一つの事業と別にできやしないかということをいま一度御答弁をお願いしたいなというふうに思います。 252 ◯高林商工労働部長 荒木議員おっしゃいますとおり、なかなか雇用につきましては難しい問題がたくさんございます。  荒木議員の御提案でございます市単独事業としてできないかという点でありますが、御案内のようにこの事業はあくまでも委託ということで、委託先の企業が新規雇用を図ると。雇用を創出するという事業でございます。本市のいろんな事業を委託しておるわけでありますが、新規雇用を義務づけるということにつきましては、なかなか困難な面がございます。  そういうことで、常用雇用、再就職、リストラに遭った方々の再就職を支援していくというのは、やはり市レベルではなかなか難しい問題もたくさんございますので、国政レベルでのいろんな制度を活用しながら、本市としても努力をしていくというのが一番いい姿じゃないかなというふうに思っておりますので、この点で御理解を賜りたいと思います。 253 ◯荒木議員 では、雇用の問題について最後の項に入りたいと思います。  部長の答弁ももちろん非常に今日置かれている厳しい状況については十分知りつつ質問をさせていただいているわけでありますけれども、さりとて私は再三申し上げておるように、今本市におきましてでも、この雇用問題につきましては相談窓口等々も置きながら、いろいろと努力なされていることについては十分認識しているつもりでございます。  しかし、一向になかなか進まない。この高岡の経済界含めて、何らかの形でやはり打破していかなきゃならない。そして、少しでもこの高岡経済が明るさを取り戻していかなきゃならない。そのためには企業の景気回復はもちろん大事でございますけれども、それとあわせて雇用の改善というものは非常に私は重要でなかろうかなというふうに思うんです。  したがいまして、今後の雇用状況を改善していく上で、大きな課題といいますか、ここらについての御答弁、見解があればひとつお伺いしたいというふうに思います。 254 ◯高林商工労働部長 おっしゃいますとおり、日本の企業は99%が中小企業でございまして、約77%の方が中小企業で働いていらっしゃるわけであります。  そういう意味で、中小企業を振興し発展させていくというのは、やはり地域経済を発展させるもとであると思っておりまして、なおかつその中小企業で働く人々の雇用の場を確保するというのがやはり最大の課題であろうと思っております。  そういう雇用の確保と安定のために、私どもは直接効果の上がる合同面接会ですとか、そういったものを年間幾つかの職業安定所等と協力し合いながら実施しているわけでありますが、それとは別に、やはり御案内のオフィスパークあるいは中田のミニ団地等を造成いたしまして企業誘致を図ることも、これまた大きな課題であろうと思っております。  何と申しましても、企業を誘致いたしますと、新たな新規雇用が生まれます。そういう意味で、荒木議員にもいろいろお骨折りいただいておりますが、私どもといたしましてはそういった両面の方から努力していきたいと、このように思っております。 255 ◯荒木議員 雇用問題につきましては、商工労働部が窓口になって日夜非常に努力をされているわけでございますけれども、引き続いた努力をぜひひとつまたお願いを申し上げて、次の項に入りたいというふうに思っております。  次の項につきましては、10月27日にございました豪雨によります水害対策の問題について、藤井助役さんにひとつお願いしたいというふうに思っております。  この問題等につきましては、この水害対策の問題につきましては私も伏木に住んでおりまして、特に私の住む古府校下、先ほど来から午前中も同僚議員の方からいろいろと質問があったわけでございますけれども、やはり当該に住んでいる一人として、そしてまた当該の地元の生の御意見等々も皆さん方に申し上げながら、この後の善処方をぜひひとつお願い申し上げておきたいというふうに思います。  今回の水害等につきましては、特に矢田地区、これは市長も御存じ、覚えておられるかどうかわかりませんけれども、平成5年の7月12日に、これは1日の通算雨量が 150ミリに達した日なんですね。平成5年。このときに、残念でございますけれども子供が、矢田地区において子供が用水と道路とを見分けがつかなくておぼれて、現段階の中においてなおかつ意識不明ということなんですね。こういう一つの経過があるわけなんです、この水害問題につきましては。それだけ地元の人たちはこの水に対する恐怖といいますか、これについては非常に他地区以上に雨が降るというと夜も安心して眠られない。これは率直な生の声だというふうに思います。  そして、平成6年には8月の19日、これも日本製紙前ですね、やはり同じ。ここも大きな水がつきました。  平成8年6月25日、これも床下、床上含めて数十件の軒数を発して同じ製紙前が通行どめになった年でもございました。  そして、平成9年11月27日、これは矢田の上にございます平田ため池ですね。ため池がせっかくあるにもかかわらず、土砂の流入によって相当埋まってしまうような現象が起き、現在なおかつそのまま放置したままでございます。  そして昨年の9月の22日、これは30ミリ、これは22軒の床上軒数を発生しておるんですよね。そして本年10月の27日。毎年毎年こういう一つの大きな災害に見舞われている地区なんですね。  したがって私は、ただ単に、パトロールももちろん大事でございます。一度の災害で痛い目に遭って、なおかつそのまま。一生懸命に、これはもちろん市長はじめ一生懸命にしていただいているというふうに思いますけれども、毎年毎年こういう同じ現象を各住民の方々に経験をさせるということについて、非常に私自身残念でならないわけであります。  10月27日、私も夜あちこちから、何カ所からも電話がかかってきまして、私も長い靴を履きながら行きました。そして、矢田地区の深いところも、助役さん来ていかれたという話も聞かせていただきました。非常に大変御足労をおかけして申しわけないというふうに思いますけれども、私もあの長い川のような中に入りまして、そして民家の横を見ますというと、年老いたおばあちゃん、そして家族の3人の方々が茫然として川の水の中につかっておられるんですよ。ああいう姿を私はぜひひとつ皆さん方にお見せしたい。そのおばあさんいわく、「私もこういう経験はしてきたけれども、今回のようなひどい経験は初めてです」とおっしゃられた。  私はそういうひとつのことを皆さん方に申し上げながら、この後いろいろと質問をしてまいりたいというふうに思いますが、ぜひひとつこういう実態をも見きわめをしていただきながら、善処方をぜひひとつお願い申し上げたいというふうに思っております。  それで、若干先ほどの質問と重複するというふうに思いますけれども、そこら辺はひとつ御勘弁を願いまして、今回の被害状況と件数及び被害総額につきまして、各分野ごとに出されておれれば御報告をお願いしたいというふうに思います。  助役さん、ひとつよろしくお願いします。 256 ◯藤井助役 10月27日の時間雨量55ミリとか、あるいは97ミリという大変な集中豪雨によります主な被害の状況でございます。  家屋等の浸水被害といたしましては、住宅の床上浸水が29棟、床下浸水が 353棟、非住宅の床上浸水が11棟、床下浸水が99棟でございました。  また、道路被害といたしましては、冠水によります通行どめが11カ所、土砂崩れによります通行どめ1カ所のほか、損壊が4路線6カ所で発生をしました。  このほか、土砂崩れ被害が9カ所、農道、林道の路肩の崩壊でございますが51カ所、園地ののり面崩壊2カ所、住居の一部損壊1カ所という被害状況でございました。  申し上げました被害状況のうち、市道、農道、林道などの公共施設にかかわります被害額は、総額で約 5,040万円程度でございます。内訳といたしましては、市道の被害として約 250万円、土砂崩れの被害としまして約 190万円、農道、林道の被害として約 2,300万円、園地の被害としては約 2,300万円となっております。 257 ◯荒木議員 5,000 万円に及ぶ被害金額が出たようでございますけれども、それだけ今次の豪雨による水害の無残さを物語っているんじゃなかろうかなというふうにも思うわけであります。  そこで、冒頭いろいろと申し上げましたからなんでございますけれども、そういう面では非常に過去に例のない非常に大変なものであったわけでありますけれども、今回のこういう一つの被害から、各地域あるいは自治会におきまして地域からいろんな改善要望が出されてきているというふうに仄聞するわけでありますけれども、主にどのような内容のものなのか、簡単でよろしゅうございますから、助役、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 258 ◯藤井助役 古府校下の矢田第1自治会長さんほか、いろいろの要望が出てまいっております。  農業用施設の災害につきましては守山地区、二上地区、伏木地区で農道の路肩の崩壊、のり面洗掘など7カ所及び排水路の決壊、水路閉塞など17カ所、さらに農地、田畑でございますけれども、土砂流入が17カ所ございますので、それぞれの地域から復旧の要望が出ております。  また、治山、治水に関しましては、矢田地区の2カ所で山腹崩壊に対する改善要望がなされております。  道路関係でございますが、市道の路肩の崩壊及び市道を横断いたします水路構造物にたまった土砂の除去についての要望をお聞きいたしております。  今回、特に水害の大きかった伏木矢田地区からは、矢田上町1号雨水幹線の早期の竣工、排水路の改築及び土砂の除去、防災、治水ダムの築造、国道 415号の民地側側溝の全面改築、急傾斜地崩壊危険箇所の指定と防災対策、それから矢田高台地区の雨水の排水計画の見直し、排水路の土砂浸食の復旧など7項目の水害防災対策に関する要望をお聞きいたしております。  また、守山地区におきましても、山側から流れ出る大量の雨水を排除するため、抜本的対策を求める要望をお聞きしているところでございます。 259 ◯荒木議員 今、数々の改善要望をお聞きしたわけでありますけれども、そこで助役さん、今出されたいろいろな要望数多くあるというふうに把握させていただいているんですが、現段階でよろしいんですけれども、現段階の中での復旧の進捗状況について、現段階でわかる範囲でひとつお願いしたいと思います。 260 ◯藤井助役 農業用施設のうちの、東海老坂地内、西海老坂地内の用排水路の2カ所につきましては、12月1日に国の補助事業として査定を受けたところでございます。  応急措置としては、この2カ所の手当てを行っているところでございます。  また、その他の復旧対策につきましては、市単独で行うものといたしまして、国庫補助対象にならないものも含めまして今議会での補正予算をお願いしているところでございます。  また、治山、治水に関しまして、矢田地区からの要望のありました山腹崩壊については、平成12年度から県営地域防災対策総合治山事業で取り組む予定でございます。  道路では、土砂崩れによります1カ所と路肩の欠損箇所が6カ所ありましたが、これまで土砂崩れの1カ所と路肩欠損箇所の1カ所は既に復旧を終えております。残る5カ所につきましては応急工事は終えておりますが、本復旧工事は年度内に完了することとしております。  市が管理をいたします準用河川につきましては、今回は復旧を必要とするような災害はございませんでした。  このほか、市道を横断する水路構造物の断面を確保するため、数箇所で堆積土砂の除去を行うこととしております。  下水道につきましては、今年度から着工いたしました矢田上町1号雨水幹線はJR西日本、NTT、道路管理者等々の関係機関と協議をし、早期完成に向け努力をしてまいりたいと考えております。その他の要望箇所につきましても現地調査の上、大至急検討してまいる所存でございます。 261 ◯荒木議員 助役さん、そこでですね。先ほど私が申し上げました平成9年でしたけれども、平田のため池ですね。それこそ周りの土砂が相当崩れまして、もう浅くなってしまっているわけですね。それで今、地元も管理能力もなし、管理されていないんですけれども、今せっかくあるわけでありますから、これを一度底といいますか、ため池の底を1回清掃していただいて、1回深く掘っていただいて、そこで1回水をとめると、ためると。1回そこはためたところから少し、徐々に下の方に流すという、せっかくため池があるわけでありますから、沈没したまま、埋まったままそのまま放置しておかないで、それを1回清掃していただいて掘っていただいて、そしてそれを活用するということを市として、本市としてぜひ何とかこの平成12年度の新しい新年度予算の中で対応できないものか、ひとつお願いを申し上げたいというふうに思っておりますし、それといま一つは、あの矢田地区のちょうど交差点の上というのは高美町という町内になるわけでありますけれども、あそこも高台になるわけですね。
     高台から落ちてくる、あのときの水は二、三十センチぐらいで非常に太い、厚い水がどーんと矢田地区の交差点のところに落ちてくるわけですね。あれがもろに落ちてくるんですよ。方々から。  したがって私は、高美町の落ちたところに一つの大きな受け皿をつくって小矢部川へ落とすという方策をしない限りは、これはちょっとやそっと、助役さん今おっしゃられたように雨水対策を今一生懸命にやっていただいておりますけれども、ああいう雨であったらとてもじゃないけれども私は対応でき得ないというふうに思うんです。  そういったことを含めて、ぜひこの後新しいところにつきましては、この後ひとつぜひ調査検討していただいて結構でございますけれども、ため池の問題につきましては、せっかくため池があるわけでありますから、ぜひそこを活用でき得るような対応策を12年度予算の中でぜひひとつつくってやっていただきたいということについて、ぜひ御答弁をお願いしたいというふうに思いますが。 262 ◯藤井助役 今のため池のお話でございますが、補助になじむのか、あるいは今回の市単独事業でも当然災害扱いで単独債というようなこともございます。その辺の関係も見きわめながら、せっかくあるため池でございますので、農林部は当然検討していると思いますが、私の方からも指示をいたしまして、どのような形で復旧できるのか対応を考えていきたいと思います。 263 ◯荒木議員 ぜひそういう方向で検討を早急にひとつお願い申し上げておきたいというふうに思っております。  そこで、あとは2つになるわけでありますが、災害の警戒本部の設置基準についてお伺いをしたいというふうに思っておるんですが、私も勉強不足と言われればそれまでの話なんですけれども、この災害本部が設置されたのかどうかというのは非常にわからないわけですね。  したがって、7時半過ぎぐらいから私のところへ何回か何カ所からも電話がかかってきて、私が家を出たのが8時前後だったろうというふうに思うんですけれども、時間もはっきりあれしないまま飛んで出たものですから。連絡しようにも、いや、きょうは休みだし、これはあれだし、すぐ警察に電話して警察から消防署の方へ連絡していただいたんですけれども、対策本部を設置されたんであれば、何ミリ以上、これはもちろん我々素人の段階ではわかるはずもないわけでありますけれども、その対策本部を設置された、設置されたということは、せめて議員のせっかくいろんな面でファクス等々いろいろあるわけでありますから、そういう緊急時の場合については対策本部を設置したよという案内ぐらいは私はあっていいんじゃないかなという気がするんですけれども、ここら辺の基準についてひとつ助役さん、お伺いしたいと思います。 264 ◯藤井助役 昨年の9月22日の台風災害の経験を踏まえまして、私ども大きく見直したところでございます。  災害警戒本部の設置基準につきましては、本部のあり方を災害の状況に応じまして情報収集から応急復旧まで円滑に対応できるように、災害警戒本部第1体制、これは第1段階の対応でございます。それと、災害警戒本部第2体制──第2段階の対応でございますが──とに分けまして、災害警戒本部第1体制につきましては大雨、洪水、暴風雨等の警報の1つ以上が発令され、危険な状態が予想されるときで、被害の発生が予想される場合には、企画調整部長が各部の主管課長等を招集いたしまして、災害対策本部の設置前の体制として設置することとしているのでございます。  また、実際に災害の被害が発生した場合でその被害が市内全域ではございませんが、特定の地区にかなりの被害が発生した場合は、災害警戒本部第1体制から直ちに災害警戒本部第2体制に移行をしまして、応急対策に万全を期することにしております。  なお、災害警戒本部第1体制及び第2体制の本部の開設場所は、富山県防災情報システムや河川情報システムの情報収集機器が配置されております建設部土木維持課に隣接をしました市庁舎7階の 702号室といたしまして、ここには臨時の専用電話──が7台ございます──を設置するなどして、災害対応に必要な情報の収集、分析や災害応急活動に要する職員の招集、配備あるいは各関係機関、団体等との連絡調整を行い、また同時に市民の方々からの問い合わせや相談等への対応に当たることにしております。  ただいま議員御指摘のありましたファクス等を利用して各議員様方へこういうものを設置したということは、私どもとしてもやはりそういうことは極めて重要だと思いますので、今後はそのような取り扱いをしてまいりたいと考えております。 265 ◯荒木議員 ぜひひとつよろしくお願いをしたいというふうに思っております。  最後になるわけでありますが、この水害区域の通行どめ規制についてであるんですけれども、これは私は決して文句をどうのこうの言うわけじゃないんですけれども、この規制のあり方が非常にちょっと遅いんじゃないかなという気がするんですね。  これは私が行ったときには、車が数台前から沈没してしまっておるのに、それから、あれ何時だったですか。ちょっと時間あれですけれども、もう相当入れないような状態になってから通行どめということなんですね。だからそこら辺の通行どめの規制について、もう少し迅速にできないものかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 266 ◯藤井助役 今回、10月27日の局地的集中豪雨は、本当にまことに申しわけございませんが、8時50分ごろに気象台から大雨洪水警報が発令されたというような状況でございまして、このこと自体も予期せぬ、予想外に遅かったといいますか、大変な集中豪雨が瞬間的ではございませんが、瞬発的に来たということで、職員が帰宅した後徐々に降雨が強くなりまして、被害情報等が寄せられ始めたころには、もう関係職員を招集したわけでございますけれども、既に方々の水路があふれて道路冠水も見られるという、大変な状況でございました。  今後はこれらを経験として、的確な気象情報の収集が第一だと思いますけれども、今回は特に異常で、通常は注意報から警報に変わる。段階を追って来るわけでございますが、今度は出るのも遅ければ、慌てて出されたというような経過もありまして、私どもとしても大変申しわけなかったと思っております。  国・県・市のそれぞれの道路管理者と連携をとりまして、早期に冠水道路の通行どめ規制が実施できるように、体制の充実を図っていきたいと考えております。  また、冠水被害等が発生した場合には、住民の方々からの情報も役立てておるわけでございまして、その方面の御連絡もぜひお願いしたいということで、今後もいろいろと啓発その他で対応をしてまいりたいと考えております。 267 ◯荒木議員 いろいろ数多く申し上げました。これから新しい年度を迎えるわけでございますので、ぜひひとつまたよろしく各部署の皆さん方を含めてお願い申し上げ、質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 268 ◯大井議長 荒木泰行君の質問が終わりました。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               閉             会 269 ◯大井議長 以上をもちまして、平成11年12月定例会の総括質問を終わります。御苦労さまでございました。   ────────────・─────────────・────────────                                 閉会 午後4時47分 Copyright © Takaoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...