高岡市議会 1999-06-05
平成11年6月定例会(第5日目) 本文
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
3 ◯議長(大井 弘君) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま申し上げました9名の方々に対し、
高岡市議会表彰を行うことに決定いたしました。
ただいまの9名の方々に対する表彰状につきましては、議長において
起草いたしました表彰文を職員に朗読させます。
〔
職員朗読〕
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表 彰 状
○○ 様
あなたは
市議会議員として○○年にわたり精励よくその任を尽くされ、
地方自治の振興と
市政発展、市民の福祉の向上に努められました。
高岡市議会はその功績を多とし、特に議決をもって表彰します。
平成11年6月25日
高岡市議会
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4 ◯議長(大井 弘君) 以上のとおりでございます。
なお、
表彰状授与式は、本日の
会議終了後に行います。
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議 題 の 宣 告
5 ◯議長(大井 弘君) 次に、日程第2 議案第46号から議案第57号まで及び請願第1号を議題といたします。
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委 員 長 報 告
6 ◯議長(大井 弘君) 過日の本会議におきまして、各
常任委員会に付託いたしました案件につきましては、それぞれ慎重に審査をいただき、その結論を見出しております。
これより、各
常任委員会の審査結果及び経過につきまして、委員長の報告を求めます。
まず、
民生病院常任委員長 藤田大了君より報告をお願いいたします。
〔
民生病院常任委員長(藤田大了君)登壇〕
7
◯民生病院常任委員長(藤田大了君) 今次6月定例会におきまして、
民生病院常任委員会に付託されました議案並びに請願の審査結果及び経過について、御報告申し上げます。
まず初めに、議案について申し上げます。
本委員会に付託されましたのは、
議案第46号 平成11年度高岡市
一般会計補正予算(第1号)のうち本
委員会所管分
議案第49号 高岡市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例
議案第50号 高岡市
介護認定審査会の委員の定数等を定める条例
附則「高岡市報酬及び
費用弁償条例の一部改正」 及び
議案第57号 高岡市・福岡町
総合斎場組合規約の変更について
以上、
予算議案1件、
条例議案2件及びその他議案1件の計4件であります。
審査の結果、これら4件については
全会一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。
以下、審査の過程における主な質疑について申し上げます。
まず、
一般会計補正予算に関して、
介護認定審査会にかかわる調査員の現在の
確保状況と
推計必要人数はどれだけか。また、今後の調査員の確保の見通しはどうかとの質疑に対し、調査員の
確保状況については、現在
ケアマネージャーは
指定事業者に60人いる。調査員の
必要人数は国の基準では
審査対象者50人につき1人という割合になっているので、現在の
対象者数 6,000人から算出すると、約 120人になる。
指定事業者のほかに、施設の
ケアマネージャーにもお願いをしようと考えているとの答弁がありました。
次に、
認定審査を公平に行うための
取り組みはとの質疑に対し、審査員に審査の事前に資料を配布する。審査の結果、
審査委員の考えとずれがある場合は、再審査も考えている。また、調査員からの直接聴取も考えているとの答弁がありました。
次に、審査にかける時間は、厚生省の試算によると1人平均四、五分と大変短いが、このような短時間で十分な審査が行えるのかとの質疑に対し、市の試算では1人平均四、五分であるが、専門の審査員5人に事前に資料を配布し審査を行うことから、時間的には問題ないと考えているとの答弁がありました。
次に、
訪問調査は、現在20ある
指定居宅介護支援事業者に外部委託するとのことであるが、
介護保険のかなめである調査を果たして
営利企業が行っていいのかなどの問題点を勘案すると、市職員が直接調査する方がよいのではないかとの質疑に対し、市職員にも
ケアマネージャーの資格を持つ者がいる。市でも
チェック機能は果たせると考えているとの答弁がありました。
次に、
介護保険制度は、要介護者にとって非常に重要な
歯科関連の分野が不十分だと考える。
歯科関連の分野を
ケアプランに反映させる必要があるのではないかとの質疑に対し、
介護保険制度の中に13項目の
在宅介護サービスがあるが、そのうち
居宅療養管理指導の中に歯科医の
口腔管理等が含まれているとの答弁がありました。
次に、
在宅介護サービスの地域割をどのようにするのか。地域割が変わることや
民間業者が
サービスに加わることによって、利用者に混乱が起きることが予想されるので、利用者に自分はいつ、どの地域で、どのような施設を利用できるのか等を早急に知らせるべきではないかとの質疑に対し、65歳以上の方、
在宅介護サービスを受けている方及び
施設入所者に対して、10月までには申請書を配布し、1月生まれ、2月生まれなど生年月で区分けし、順次審査していく考えである。また、地域割については、基本的にフリーにするので、その旨を業者には事前に案内していきたいとの答弁がありました。
次に、地域割をフリーにすると、例えばデイ
サービスの
バス送迎など、
交通機関等の問題が起きないかとの質疑に対し、
サービスの選択については、利用者が
交通機関等も含めた利便性を考慮して選択していただけるものと考えているとの答弁がありました。
次に、
訪問調査については、多面的に状況をとらえるために、医療と福祉、例えば保健婦と
介護福祉士というふうに、
専門分野が異なる人が組んで行うべきではないかとの質疑に対し、
複数調査については、
指定業者の中にも
専門分野が異なる人材がいるので、その中で対応してもらうことも考えているとの答弁がありました。
次に、市内には
特別養護老人ホームの
施設待機者が 241名に上るが、今後の特養の
増設計画はとの質疑に対し、
策定委員会で必要数を検討し、今後の
事業計画の中に入れていきたいとの答弁がありました。
次に、
介護保険料が国保税に上乗せされると、現在の
国保税滞納者は即
介護保険料滞納者となる危険性があり、「第2の国保」となりかねない。また、
介護保険料に圧迫され、国保税の滞納者がさらにふえるという悪循環が起きかねない。
衆議院予算委員会で議員の質疑に対し宮下厚相が「経済的な事情を勘案しての減免もあり得る」と答えている。その後、国からこのことに対すして何らか方針は示されているかとの質疑に対し、減免は法令等で定められるものであり、現在、国からそのような方針は示されていないとの答弁がありました。
次に、保険料の徴収を1年間延ばすべきというような意見も政府・与党の中から出ているほど
介護保険料の負担は大きく、保険料が収納されないことは容易に想像がつく。市は独自の減免を行うべきではないかとの質疑に対し、現在、国において保険料の繰り延べや財源措置による
負担軽減についてなど論議されている。しばらく国の動向を見きわめながら検討していきたいとの答弁がありました。
次に、開始とともに苦情が多く出るのが予想されるが、苦情処理の窓口の設置は考えているのかとの質疑に対し、審査不服の申し立てに対する処理は県が行う。本市としての相談等の窓口については、10月には体制を確立したいと考えているとの答弁がありました。
次に、
チェック機能としての
オンブズパーソン制度の導入は必要と考えるがどうかとの質疑に対し、現在、導入は考えていないとの答弁がありました。
次に、
国保税条例に関して、
がん検診の検診率が県内9市で見ると、本市はかなり低い状況となっている。
国保会計の健全な財政運営を図るため、
健康管理指導等による医療費の抑制に向けて取り組む体制はとの質疑に対し、
保健センターを中心に市民の
健康づくりや
健康増進に取り組んでいる。また、非常に熱心なボランティアの方々を中心とした「
健康づくり推進員」を構成し、啓発に努めてもらっている。また、保健婦を
校下担当制とするなど、地域に密着した
取り組みを行っているとの答弁がありました。
また、これに関連して、
滑川市は受診率が非常に高いが、何が要因かを調査してほしいとの要望がありました。
次に、所得額33万円以下の低
所得世帯層と所得額 500万円以上の
限度額世帯層には引き下げの恩恵がない。人頭税の名残ともいうべき
平等割額、
均等割額の見直しも図るべきではないかとの質疑に対し、国保税全体に対する応益の割合──
平等割額及び
均等割額の割合──を35%以上確保するとともに、低
所得者層の
負担軽減を図るための6割軽減、4割
軽減制度を適用するためにも、現在の
均等割額、
平等割額を据え置いたものであるとの答弁がありました。
次に、
地方税法第 717条では国保税の減免について「
市町村長は、貧困により生活のため公私に扶助を受ける者について、条例で定めるところにより、減免することができる」とある。このことから
申請減免を行うことも可能であると考えるがどうかとの質疑に対し、
地方税法及び
国保税条例に基づき、現行の
減免規定で対応をしていくとの答弁がありました。
次に、減免を行うことにより収納率を上げた自治体もある。納めやすい環境をつくることも必要ではないかとの質疑に対し、滞納者に対して分割・分納の相談も十分行っているとの答弁がありました。
次に、
県補助金の増額を強く要望すべきではないかとの質疑に対し、今後とも
国保連合会等を通じ強く要望していきたいとの答弁がありました。
次に、討論における意見について申し上げます。
まず、付託されました全議案に賛成の立場から、
介護保険の
認定審査に当たっては、
訪問調査に対する自治体の役割、公平公正な調査、
介護基盤の整備、国保の
申請減免など、これまで述べてきた問題点を十分に踏まえて対処されたいとの意見があり、
同じく付託された全議案に賛成の立場から、
介護保険に対する情報が不足している。保険料が幾らになるのかなど市民は大変不安を抱いているので、国等の情報が入り次第、適時的確に議会に報告されたい。また、
認定審査については、
民間業者も関与することになることから、
チェック機関としての
オンブズパーソン制度を導入すべきと考える。今後の市の施策に対して情報公開を強く要望するとの意見がありました。
続きまして、請願について申し上げます。
本委員会に付託されましたのは、
請願第1号
国民健康保険税の
大幅引き下げについて
の1件であります。
本件は、1)「基金」や前年度「黒字」の充当、
一般会計繰入金の増額によって国保税を大幅に引き下げること。2)富山県に対し
県支出金の増額、国に対し
国庫支出金の増額を求め、
国保会計の安定化を図ることを求めるものであります。
本件における質疑、意見等は特になく、審査の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。
以上をもちまして、
民生病院常任委員会の審査結果及び経過の報告といたします。
8 ◯議長(大井 弘君)
民生病院常任委員長 藤田大了君の報告が終わりました。
次に、
経済消防常任委員長 二上桂介君より報告をお願いいたします。
〔
経済消防常任委員長(
二上桂介君)登壇〕
9
◯経済消防常任委員長(
二上桂介君) 今次6月定例会において、
経済消防常任委員会に付託されました議案の審査結果及び経過について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されましたのは、
議案第46号 平成11年度高岡市
一般会計補正予算(第1号)のうち本
委員会所管分
議案第48号 平成11年度高岡市
工業団地造成事業会計補正予算(第2号)
議案第51号 高岡
市デザイン・
工芸センター条例
附則「高岡市
工芸デザイン指導所条例の廃止」
議案第53号 高岡市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例 及び
議案第54号 高岡市
非常勤消防団員に係る
退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の
補正予算2件、
条例議案3件の計5件であります。
審査の結果、いずれも
全会一致で、原案のとおり可決すべきものと決しました。
続きまして、審査の過程における主な質疑について申し上げます。
最初に、
一般会計補正予算の商工費に関し、
戸出商工会地域振興対策事業補助金として30万円が計上されている。国・
県補助金 450万円、
地元負担金50万円の計 530万円の事業とのことであるが、どのような事業が行われるのかとの質疑に対し、
戸出地区では国道 156
号バイパスの開通に伴い、大駐車場を持った大型店や
ロードサイド店が順次立地したため、旧商店街が分断され、旧商店街の集客力が弱まってきた。このため、
戸出商工会内に「
戸出地域振興対策事業委員会」を設置し、
商店経営の
実態調査、商業者の
意識調査、消費者の
動向調査等を行い、その調査、研究の結果に基づき
戸出地区の
商業活性化をはじめとする
地域振興策を策定するものであるとの答弁がありました。
次に、議案第51号 高岡
市デザイン・
工芸センター条例に関し、
第7条では、「市長は、特別な事由があると認めるときは、使用料又は手数料の全部又は一部を減免することができる」としているが、特別な事由とはどのようなことを想定しているのかとの質疑に対し、特に具体的な事由は想定していないが、手数料については、
デザインの作成及び調整の委託に対する対価であるので、減免する理由はあまりないと考えている。使用料については、想定するとすれば、例えば新商品開発のために
工業技術センターや
市デザイン・
工芸センターの職員と共同で研究する場合など、公共的な利用を中心としていろいろな場合に対応する必要が出てくると思われるので、この規定を設けたものであり、そのときそのときで判断したいと考えていると答弁がありました。
また、第2条については、事業の一つとして「
伝統工芸の保存及び継承に関すること」を掲げているが、
伝統工芸品等を展示する美術館や博物館のような機能も想定しているのかとの質疑に対し、
デザイン・
工芸センターは、本市の
地場産業である銅器と漆器を中心とした新しい
クラフト産業を生み出し、支援する施設であると位置づけており、
伝統工芸品等の常設展示は考えていない。本市の誇る銅器・漆器の技術・技法を末永く保存し、継承していくための
技術者養成スクールなどの事業を展開するものであるとの答弁がありました。
また、
デザイン・
工芸センターのオープンに向けて、
センターの事業や使用等についてのPRは周知徹底されているのかとの質疑に対し、6月22日に現在の
工芸デザイン指導所がオフィスパークの
デザイン・
工芸センターの建物に移転するので、
関係機関、業界団体を中心にPRを始めており、移転に伴う混乱が生じないよう万全を期したいとの答弁がありました。
以上をもちまして、
経済消防常任委員会の審査結果及び経過の報告といたします。
10 ◯議長(大井 弘君)
経済消防常任委員長 二上桂介君の報告が終わりました。
次に、
建設水道常任委員長 荒木泰行君より報告をお願いいたします。
〔
建設水道常任委員長(
荒木泰行君)登壇〕
11
◯建設水道常任委員長(
荒木泰行君) 今次6月定例会において、
建設水道常任委員会に付託されました議案の審査結果及び経過について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されましたのは、
議案第46号 平成11年度高岡市
一般会計補正予算(第1号)のうち本
委員会所管分
議案第47号 平成11年度高岡市
駐車場事業会計補正予算(第1号)
議案第52号 高岡市
有料駐車場条例の一部を改正する条例 及び
議案第55号 市道路線の認定及び廃止について
以上、
予算議案2件、
条例議案1件及びその他議案1件の計4件であります。
審査の結果、これら4件については
全会一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。
以下、審査の過程における質疑について申し上げます。
有料駐車場条例に関して、
今回の改正は、
市営御旅屋駐車場において、8月1日から全日
定期駐車料金の新設や
定期駐車時間帯の延長等により利便性の向上や利用の拡大を図るものであるが、市民への周知はどのようにして行うのかとの質疑に対し、7月発行の
市広報紙「市民と市政」に掲載し、周知を図ることとしているとの答弁がありました。
次に、全日
定期駐車料金の新設や夜間の
定期駐車料金の改定等に伴い、
定期駐車の利用者が増加することになると思われるが、
定期駐車の台数枠を制限するのかとの質疑があり、
御旅屋駐車場においては、
普通駐車による利用が主なものと考えており、
定期駐車に関しては
募集状況を見ながら、台数枠をふやしていくなど適切な対応をとっていきたいとの答弁がありました。
以上をもちまして、
建設水道常任委員会の審査結果及び経過の報告といたします。
12 ◯議長(大井 弘君)
建設水道常任委員長 荒木泰行君の報告が終わりました。
次に、
総務文教常任委員長 舘 勇将君より報告をお願いいたします。
〔
総務文教常任委員長(舘 勇将君)登壇〕
13
◯総務文教常任委員長(舘 勇将君) 今次6月定例会において、
総務文教常任委員会に付託されました議案の審査結果及び経過について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されましたのは、
議案第46号 平成11年度高岡市
一般会計補正予算(第1号)のうち本
委員会所管分
議案第56号 字の区域の新設、変更及び廃止について
の
予算議案1件及びその他議案1件の計2件であります。
審査の結果、
全会一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。
以下、審査の過程における質疑について御報告申し上げます。
予算議案の歳入のうち、市税について今回、
固定資産税の
増額補正を行うこととしているが、これは新築家屋がふえることを見込んでのことによるのかとの質疑に対し、
固定資産税の課税標準のうち家屋に係る分について、新
増築分等による増額を見込み、
増額補正を行うものであるとの答弁がありました。
以上をもちまして、
総務文教常任委員会の審査結果及び経過の報告といたします。
14 ◯議長(大井 弘君)
総務文教常任委員長 舘 勇将君の報告が終わりました。
以上をもちまして、各
常任委員会の審査結果及び経過についての報告が終わりました。
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質 疑
15 ◯議長(大井 弘君) これより、
委員長報告に対する質疑に入ります。
別段ないようでございますので、これで質疑を終結いたします。
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討 論
16 ◯議長(大井 弘君) 次に、討論に入ります。
通告がございますので、発言を許します。11番 金平直巳君。
〔11番(金平直巳君)登壇〕
17 ◯11番(金平直巳君) 私は、日本共産党を代表し、請願第1号
国民健康保険税の
大幅引き下げについてに賛成の立場から討論をいたします。
消費税の増税やそれに伴う各種公共料金、物価の引き上げ、さらには医療費の引き上げ、高岡市でのごみの有料化など市民への負担増は暮らし、福祉に営業にかつてない困難をもたらしております。完全失業率も過去最悪の状況を呈しておるわけであります。
このような中で、高過ぎて払えない高岡市の
国民健康保険税引き下げの市民の願いは極めて切実なものがあります。今定例会には、所得割を 0.2%引き下げる条例改正案が提出されており、一定の評価をするものでありますが、低所得者への引き下げの波及が極めて少なく、限度額納税者には1円の引き下げもないことは残念であります。この点での改善を強く要望したいと思います。
また、不況の深まりの中で年々
国民健康保険税の滞納がふえておりますが、経済的な事情、すなわち所得の急落などを十分に考慮した
国民健康保険税の減免措置を拡充することによって、払いたくても払えない方々に援助の手を差し伸べることが今、求められております。この点での積極的な対応を再度求めるものであります。さらに、国・県への財政支援を一層強力に働きかけられるよう要望いたしまして、私の討論といたします。
18 ◯議長(大井 弘君) 4番 樋詰和子君。
〔4番(樋詰和子君)登壇〕
19 ◯4番(樋詰和子君) 私は、公明党を代表いたしまして、議案第46号 平成11年度高岡市
一般会計補正予算(第1号)から議案第57号 高岡市・福岡町
総合斎場組合規約の変更についてまでの全議案に賛成の立場から討論をいたします。
特に、議案第49号 高岡市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例については、平成11年度の
国民健康保険税の改正に当たり、財政の収支見込みを勘案して、このたび剰余金3億 2,200万円のうち1億 8,700万円を基金に積み立て、残り1億 3,500万円は所得割の税率を現行の10%から 9.8%と 0.2%の引き下げが行われ、納税世帯の1万 4,300世帯の方が保険税の減額実施されます。
国保加入世帯の方々からは、本市の国保税については大変高く、生活を圧迫されているとの要望も多くありますが、長引く景気な低迷の中での保険税軽減は、市民にとって朗報であると評価をしております。
さらに、
補正予算の主な事業の中では、平成12年4月より
介護保険制度が施行されるのに対応し、
介護認定審査会、各種認定事務等の経費 790万 3,000円を計上されておりますが、6,000 件とも予想されております介護認定であります。ニーズの多い介護対策に積極的に取り組まれている姿勢に関しては評価をしております。
また、ひとり暮らしの高齢者も多く日常生活に不安を感じている方も多いようでございますが、このたび、緊急通報装置貸与事業を拡大して 277万 6,000円を計上されており、希望される大部分の方に給付、貸与が大幅に推進できることは、高齢福祉の充実と評価をしております。
以上、加速するこの高岡の高齢社会に取り組まれている福祉対策を、特に今回の
補正予算と条例提案のすべてに対して賛成討論といたします。
20 ◯議長(大井 弘君) 以上で討論を終結いたします。
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採 決
21 ◯議長(大井 弘君) これより、議案の採決を行います。
議案第46号 平成11年度高岡市
一般会計補正予算(第1号) から
議案第57号 高岡市・福岡町
総合斎場組合規約の変更について まで
以上、12件を一括して採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、いずれも可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
22 ◯議長(大井 弘君) 御異議なしと認めます。
議案第46号から議案第57号までの12件は、いずれも委員長の報告のとおり可決されました。
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23 ◯議長(大井 弘君) 次に、請願の採決を行います。
請願第1号
国民健康保険税の
大幅引き下げについて
を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、不採択であります。
本件は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
24 ◯議長(大井 弘君) 起立多数であります。
よって、請願第1号は、委員長の報告のとおり不採択とすることに決定いたしました。
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追 加 議 案 の 上 程
25 ◯議長(大井 弘君) 次に、日程第3 議案第58号を議題といたします。
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提 案 理 由 の 説 明
26 ◯議長(大井 弘君) 市長 佐藤孝志君より提案理由の説明を求めます。
〔市長(佐藤孝志君)登壇〕
27 ◯市長(佐藤孝志君) 本日追加提出いたしました議案について、御説明申し上げます。
議案第58号 人権擁護委員の推薦について意見を求める件でございまして、吉田彦夫氏の任期が7月31日をもって満了いたしますので、引き続き同氏を推薦いたしたいと存ずるものであります。
何とぞ、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げる次第でございます。
28 ◯議長(大井 弘君) 市長 佐藤孝志君の提案理由の説明が終わりました。
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委 員 会 付 託 の 省 略
29 ◯議長(大井 弘君) ただいま議題となっております議案第58号は、人事案件でございますので、直ちに採決いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
30 ◯議長(大井 弘君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第58号は、直ちに採決することに決定いたしました。
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採 決
31 ◯議長(大井 弘君) これより、採決を行います。
議案第58号 人権擁護委員の推薦について意見を求める件
これは、吉田彦夫君に係るものであります。
本案につきましては、同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
32 ◯議長(大井 弘君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第58号は、これに同意することに決定いたしました。
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議員提出議案の上程
33 ◯議長(大井 弘君) 次に、日程第4 議員提出議案第6号を議題といたします。
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提 案 理 由 の 説 明
34 ◯議長(大井 弘君) 議員提出議案第6号 「食料・農業・農村基本法」及び関連施策に対する意見書について 四十九清治君より、提案理由の説明を求めます。
〔2番(四十九清治君)登壇〕
35 ◯2番(四十九清治君) それでは、議員提出議案第6号 「食料・農業・農村基本法」及び関連施策に関する意見書について、御提案を申し上げます。提出者を代表いたしまして、案文を朗読して、提案理由の説明にかえさせていただきます。
「食料・農業・農村基本法」及び関連施策に関する意見書
世界的な人口の爆発的増加や食料生産の制約要因の拡大という需給の逼迫見通しと、地球環境の悪化、そして、国内的には農業従事者の高齢化・後継者難、農村の過疎化が進む中、国民が安心できる食料供給と持続可能な農業・農村社会の建設に向けた食料・農業・農村基本法と関連法・制度が整備される必要がある。
よって、政府におかれては、次の事項の実現に向け、努力されるよう強く要望する。
記
1 食料自給率と主要な農畜産物の生産及びこれに必要な農地面積の目標を明示すること。
2 米を中心とした日本型食生活の推進を図り、地場生産・地場消費の拡大を進めること。
3 不測の事態に対応するため、優良農地の確保、価格補償による集荷、公平な供給、万全な
備蓄体制など、総合的な食料危機対策を進めること。
4 食料の検査体制や品質表示政策を充実し、安全性を確保すること。
5 家族農業を基本とした専業・兼業を含めた集落営農など多様な営農形態を支援すること。
また、事業・構成員の拡大範囲、株式の譲渡などに厳しい制限を設け、安易な農業生産法人
の要件緩和を行わないこと。
6 新規就農者等をふやすため、所得確保や社会保障などの充実を図ること。
7 女性や高齢者の労働、役割に対して支援策を充実すること。
8 農家の経営安定のため、所得補償政策を導入すること。
9 自給率の低い作物については、地域に適した品種改良などの技術開発を充実すること。
10 環境保全型農業など安全な食料生産についての研究と普及を図るとともに、減収補償や認
証制度などの支援措置を行うこと。
11 中山間地域や遠隔地などの条件不利地域での生産活動の維持や定住化促進、環境保全型農
業などによる環境や国土の保全、景観維持の
取り組みに対して、直接所得補償を行うこと。
12 農業基盤整備と農村整備の一体的な実施を行うとともに、事業の透明性・効率性を高め、
農家の負担の軽減を図ること。
13 WTO交渉に当たっては、自国の生産資源を有効活用し、国内生産体制を基本とする「新
しい農産物貿易ルール」の確立を目指すこと。
14 農業政策の推進に必要な予算の確保を図ること。
以上、
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成11年6月25日
高岡市議会
なお、提出先は、内閣総理大臣、外務大臣、農林水産大臣であります。
議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
36 ◯議長(大井 弘君) 四十九清治君の提案理由の説明が終わりました。
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委 員 会 付 託 の 省 略
37 ◯議長(大井 弘君) お諮りいたします。
本案につきましては、質疑の通告がございませんので、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
38 ◯議長(大井 弘君) 御異議なしと認めます。
よって、議員提出議案第6号は、委員会付託を省略することに決定いたしました。
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討 論
39 ◯議長(大井 弘君) 次に、討論を行います。
通告がございますので、発言を許します。1番 南部周三君。
〔1番(南部周三君)登壇〕
40 ◯1番(南部周三君) 私は、日本共産党を代表して、議員提出議案第6号 「食料・農業・農村基本法」及び関連施策に関する意見書に賛成討論を行います。
食料・農業・農村基本法案が、一部修正の上、衆議院本会議で可決、参議院に送られました。同法案は、21世紀に向けた新しい農業基本法として位置づけられるものです。しかし、政府案は、食料自給率の向上を農政の中心課題とせず、農産物価格は市場任せにし、政策対象を一部の大規模農家に限るなどが政策の柱になっています。このような政府案では、自給率が41%まで低下し、農業の衰退と担い手の急速な減少という深刻な事態を打開できず、かえってひどくさせるものであります。
そこで、我が党は、以下の5項目を主張するものでございます。
第1は、農業を国の基幹産業に位置づけ、自給率向上を農政の中心課題に据える。
第2は、食料の輸入依存を転換し、WTO農業協定の改正を政府に義務づける。
第3に、家族経営を農業経営の基本に位置づけ、条件不利地域に対し直接的補償措置を導入する。
第4に、農産物価格の市場原理万能主義を改め価格、所得政策を重視する。
第5に、安全で健康な食生活の確立を求める。
以上の5項目こそ21世紀の食料・農業に真に責任を持つ農政を実現する道であることを主張するものでございます。
以上をもって、私の賛成討論を終わります。
41 ◯議長(大井 弘君) これで討論を終結いたします。
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採 決
42 ◯議長(大井 弘君) これより、採決を行います。
議員提出議案第6号 「食料・農業・農村基本法」及び関連施策に関する意見書について
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
43 ◯議長(大井 弘君) 起立全員であります。
よって、議員提出議案第6号は、原案のとおり可決されました。
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議員提出議案の上程
44 ◯議長(大井 弘君) 次に、日程第5 議員提出議案第7号を議題といたします。
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提 案 理 由 の 説 明
45 ◯議長(大井 弘君) 議員提出議案第7号 北陸新幹線の早期全線整備を求める意見書について 向 栄一朗君より、提案理由の説明を求めます。
〔10番(向 栄一朗君)登壇〕
46 ◯10番(向 栄一朗君) 議員提出議案第7号 北陸新幹線の早期全線整備を求める意見書について 提出者を代表し、提案理由の説明を行います。
高岡市議会では、国における整備新幹線スキーム見直しの機会をとらえ、北陸新幹線早期整備について議論を重ねてきたところであります。御存じのように、日本経済は、本年1月から3月の四半期の国内総生産GDPは、前期比 1.9%増加し、ようやく景気の下げどまり感が出てきたところであります。先般の日米首脳会談においても、日本の景気回復のため継続した景気刺激策を実行するよう求められたところでもあり、経済政策として経済波及効果の大きい整備新幹線の早期整備が議論されているところであります。
高岡市内の厳しい経済情勢打開のためにも、国において整備新幹線5線の早期整備が検討されている折、北陸新幹線の早期全線整備を求める意見書の採択に対し、各議員の格段の配慮により御賛同をいただくようお願いするものであります。
それでは、文案を朗読し、提案といたします。
北陸新幹線の早期全線整備を求める意見書
北陸新幹線は、21世紀に向けた高速交通体系の柱として、日本海国土軸の形成や国土の均衡ある発展に不可欠な国家プロジェクトであり、また、東海道新幹線の代替補完機能を有する大幹線である。
現在、石動・金沢間、糸魚川・魚津間及び長野・上越間で建設が進められており、新倶利伽羅トンネルや朝日トンネルの工事に続き、本年3月には明かり区間としては初めての本格的工事である黒部川橋りょう工事に着手されるなど、北陸新幹線の建設は着実に進展しているところである。
しかしながら、全線の整備方針は依然として不明確であり、未着工区間の取り扱いや建設財源の確保など幾多の課題が残されている。
よって、政府におかれては、112 万富山県民の長年の悲願である北陸新幹線の全線整備が一日も早く成就できるよう、次の事項について格段の配慮を要望する。
記
1 大阪までの整備方針の明確化を図り、敦賀までを概ね7年後、大阪までを概ね10年後の完
成を図ること。
2 県内全区間を現在工事中の区間もあわせて、フル規格により早期に完成を図ること。
3 公共工事の重点配分などによる建設予算の大幅な増額を図るとともに、地域負担に対し、
適切な財源措置を講じること。
4 経営分離された場合の並行在来線の経営が成り立つよう、事業所資産の移管に伴う財政支
援などの支援策の強化を図ること。
以上、
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成11年6月25日
高岡市議会
提出先は、内閣総理大臣、大蔵大臣、運輸大臣、自治大臣、内閣官房長官であります。
以上、議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
47 ◯議長(大井 弘君) 向 栄一朗君の提案理由の説明が終わりました。
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質 疑
48 ◯議長(大井 弘君) これより、質疑に入ります。
通告がございますので、発言を許します。11番 金平直巳君。
〔11番(金平直巳君)登壇〕
49 ◯11番(金平直巳君) 議員提出議案第7号 北陸新幹線の早期全線整備を求める意見書について、3点にわたり質疑を行いたいと思います。
第1は、鉄道貨物輸送における北陸本線の役割についてであります。東海道線の輸送量は限界に達しており、鉄道貨物輸送における北陸本線の役割は一層強まっております。昨年夏の大雨による土砂流入などで復旧に1カ月を要した上越線の影響は、パルプ輸送など県内産業に重大な影響を与えました。地震や水害など危機管理の体制上からも、高崎-長野間の新幹線開通で信越本線の横川-軽井沢間が廃止となったことは、東京から北陸への貨物輸送の動脈の一つが切断されたことを意味するのであります。このような事態が北陸本線で発生しないとは言えず、そうなれば富山県経済に重大な打撃となることは明らかであります。さらに、フル規格のもとでの貨物扱いはどうするのか、県の考え方には何ら方向が見えていないのであります。
そこで、2点についてお尋ねしたいと思います。
第1は、鉄道貨物輸送における北陸本線の役割をどのように認識されておるかという点であります。
2つ目には、提案されている意見書には、この重要な項目である鉄道貨物輸送の問題について言及がないのはなぜでありましょうかお答えいただきたいと思います。
次に、市民の最大の関心事の一つである地元負担の問題であります。文案では「地域負担に対し、適切な財源措置を講じる」とありますが、具体的にどのような内容を指しているのでありましょうか。また、高岡市の今日の最悪の財政状況を考えると、地元負担には明確に反対の原則的対応をすべきと考えますが、いかがでありましょうか。
3点目として、市民の生活路線である並行在来線を守る問題であります。提案によれば、県民、市民が合意もしていない並行在来線のJRからの経営分離が既に前提になっていると印象を受けます。その点はいかがでありましょうか。そして、事業所資産が無償譲渡される保証は全くなく、その上、第三セクター化されれば、あのしなの鉄道のごとく、トイレもなく、無人駅も多いなどという
サービスの急速な低下や新たな財政負担が避けられないと考えますが、いかがお考えでありましょうか。
以上の点について答弁を求め、私の質疑を終わります。
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答 弁
50 ◯議長(大井 弘君) ただいまの質疑に対する答弁を求めます。10番 向 栄一朗君。
〔10番(向 栄一朗君)登壇〕
51 ◯10番(向 栄一朗君) 金平議員の鉄道貨物輸送における北陸本線の役割が強まっているがどう考えているのかとの質疑にお答えいたします。
鉄道貨物輸送は、日本経済の根幹を支える重要な役割を担っていると認識しています。金平議員の質疑にあるように、北陸本線の役割が強まるものと思われ、特に危険物・重量物の長距離輸送には、その安全性とエネルギー効率が高く、環境に優しい大量輸送手段である北陸本線は今後も確保されていくべきものと考えております。
県内の並行在来線、すなわち北陸線が第三セクター化された場合、JR貨物が線路使用料を支払って従来どおり運行されるものと考えており、平成8年12月の政府・与党合意においては、「並行在来線のJRからの経営分離後も適切な輸送経路を確保することとし、関係者間で調整を図る」とされていることから、意見書の文案では特に触れなかったものであります。
2つ目の「地域負担に対し適切な財源措置を講じる」との内容は、また地元負担に反対すべきとの質疑にお答えいたします。
適切な財源措置については、早期に整備を完了する際、高岡市にとって過度の負担とならないよう交付税措置の拡充等について配慮を求めているものであります。自民・自由両党による整備新幹線建設促進協議会の小里座長が地方負担の軽減策とし、地方交付税措置の2分の1から3分の2への拡充、県債償還期限の延長等の案を検討されており、我が会派としてもこれらの軽減措置を図られるよう求めるものであります。地方負担については、早期の整備を求める立場から、適正な負担に応じざるを得ないと考えています。
3点目の並行在来線のJRからの経営分離が前提かとの質疑にお答えします。
運輸省の説明では、整備新幹線と並行し優等列車が運行する在来線については経営分離されるものとされていることから、北陸新幹線が開業した時点で経営分離されるものと思っております。しかし、城端線、氷見線については、この説明をもとに並行在来線には当たらないと認識しており、引き続きJRにより経営されるものと思っております。また、事業所資産の無償譲渡は長野新幹線の例からも厳しいものと考えています。
第三セクター化された際の諸問題については、地域住民の生活の足を確保する観点に立ち、効率的な運営が行えるよう検討していく必要があり、JRから第三セクターへの事業用資産移管に伴う財政支援などの支援策強化を政府、
関係機関に強く要望するとともに、JR西日本に対し積極的な協力を求めていく考えであります。
金平議員におかれては、北陸新幹線の必要性は認められているところでもあり、ぜひとも御理解の上、御賛同をよろしくお願いいたします。
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再 質 疑
52 ◯議長(大井 弘君) 11番 金平直巳君。
〔11番(金平直巳君)登壇〕
53 ◯11番(金平直巳君) たくさん再質疑をしたいわけですが、1点に絞って質疑をしたいと思います。
2点目の地域負担の問題について、今、提案者から御答弁をいただきましたが、末尾の部分で適正な負担に応ぜざるを得ないという、大変重要で、微妙な答弁だと私は思います。高岡市の財政状況は私から申し上げるまでもなく、公債費負担率20%内外という最悪の状況があります。県下9市では第1位を争う厳しい財政状況。こういうような中で適正な財政負担、適正な地元負担というのは一体どういう意味をなすのかと。私は本当にそこは詳しく聞きたいと。向 議員の明快なこの点での御答弁を求めたいと思います。
以上で、再質疑といたします。
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答 弁
54 ◯議長(大井 弘君) ただいまの再質疑に対する答弁を求めます。10番 向 栄一朗君。
〔10番(向 栄一朗君)登壇〕
55 ◯10番(向 栄一朗君) 金平議員の再質疑についてお答えいたします。
地域負担に対する適正な負担とはいかなるものかという御質問でございますが、先ほども述べましたように、交付税措置等の拡充を求めながら、高岡市が負担できる過度にならない程度の負担について言及したものであります。
以上であります。
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質 疑
56 ◯議長(大井 弘君) 21番 窪田正人君。
〔21番(窪田正人君)登壇〕
57 ◯21番(窪田正人君) それでは、議員提出議案第7号 北陸新幹線の早期全線整備を求める意見書(案)に対して、市民クラブを代表しまして質疑を行います。
新幹線問題については、15日の代表質問で私の方から私どもの考え方を申し上げてございます。工事費の問題、財源問題、高岡駅問題、在来線や枝線の第三セクター化の問題などを指摘した上で、最も現実的な方法として「北陸新幹線についてはフル規格を凍結して、当面スーパー特急で整備すべきではないか」と申し上げたわけであります。新幹線そのものを否定しているわけではございません。しかし、現実には市民の中にはもう新幹線は要らないと、こうはっきり言う方も結構おられるのが現実であります。
今回の整備新幹線の大幅前倒しには、全国紙の各紙も社説などで批判を行っております。5月31日付の朝日新聞は「限られた財源をいかに有効に使うか、自治体の首長や議員は、住民の意見も参考にしながら、自分たちが住む地域に最も必要な交通体系は何かを厳しく吟味すべきである」、このように指摘をしております。今、高岡に必要なのは、北陸線や氷見線、城端線、そして万葉線であります。これらを守ることであります。
さらに、6月1日付の日経新聞も見出しで「総選挙視野に再びばらまき。財源や採算制置き去り」と批判をしているのであります。
このような状況下で、この意見書をどうしても今、出さなければならないのか疑問がありますので、以下3点について質疑を行います。
まず第1点目です。文案では、「112 万富山県民の長年の悲願である」と、こうなっております。本当にそうお思いなのでしょうか。代表質問でも申し上げましたが、県が行った県民世論調査では新幹線建設はベスト10にも入っていないのであります。第12位であります。多くの市民、県民は「地元負担までして新幹線は要らない」と、こう言っておるのであります。
第2点目です。第2項で「フル規格により早期に完成」とありますが、これはアセスルートの新高岡駅のことを言っているのか、それとも高岡駅を現駅併設するのか、どちらかはっきりさせる必要があります。また、現駅併設の場合は、建設費の追加分は高岡市で負担しなければならなくなると思われますが、現在の高岡市の財政力からいってこれを持てるとお思いになるのかどうかお尋ねをするものであります。
最後に、JR西日本はフル規格で整備する場合は、在来並行線と枝線の経営分離を主張しております。城端線や氷見線などの枝線を第三セクター化させない保証がどこにあるのかお尋ねをいたします。
この文案では賛否が判断できません。判断できる明確な答弁を求めるものであります。
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答 弁
58 ◯議長(大井 弘君) ただいまの質疑に対する答弁を求めます。10番 向 栄一朗君。
〔10番(向 栄一朗君)登壇〕
59 ◯10番(向 栄一朗君) 窪田議員の本当に 112万富山県民の悲願と思っているのかとの質疑にお答えします。
昭和48年整備計画決定で着工が我々に約束されて以来、北陸新幹線は富山県民の移動手段として北陸新幹線に寄せる期待が大変大きいというふうに認識をしているものであります。北陸新幹線の整備は、まず建設段階での土木建築、車両製造、電気関連事業において経済波及効果のほか、供用段階において地域間交流、観光機会の増大と産業の活性化並びに企業進出を促進されるものと期待されているのであります。
先日、神奈川から娘さんを富山へ嫁がせる親戚代表のあいさつとおばあちゃんが孫に送った俳句を聞く機会がありました。富山県の裏日本というイメージが厳然と残っていると感じ衝撃を受けたのであります。北陸新幹線の整備は、富山県のイメージアップに果たす役割も大きく、県民に夢と希望を与え、厳しい経済状況下における県民の将来に対する不安感を払拭し、経済再生の原動力となるものであり、以上の点からも富山県民の悲願であると思っております。
2点目のフル規格による早期整備についての高岡駅の問題であります。
代表質問で我が会派の畠 幹事長が述べたように、本市は富山県西部地域の中心都市であり、今後ともその役割を果たすことが期待されています。その中にあって、現高岡駅は、本市というより県西部地域の玄関口でもあり、これまでも広域な玄関口にふさわしい機能と内容を備えた中心市街地となるよう再開発事業を推進し、現駅を中心としたまちづくりを進めてきたところであります。今後とも県西部地域の中心都市としての役割を果たすことが期待されており、本市中心市街地の活性化や交通の利便性などから、現段階でも現高岡駅併設が望ましいと考えています。しかしながら、現駅併設には、事業費の大幅な増加や支障物件の増加、工期の問題、地域負担の問題、ルート変更による他市町村への影響などクリアすべきさまざまな課題があります。現在、新幹線の早期整備の動きの中、分離駅となれば、老朽化が進んだ現駅の改築に対するJR西日本の協力、並行在来線、氷見線、城端線の乗り継ぎ、現駅と分離駅のアクセス、南北一体化、財源問題等の課題があり、これら課題について国・県の強力な支援が必要と考えているのであります。
この意見書は、全国整備新幹線の
取り組み状況をにらみながら、北陸新幹線が早期整備から取り残されることのないよう対処するものであります。駅の問題にかかわらず、北陸新幹線が土俵に上がることを優先的に取りまとめたものであります。
現駅併設の場合、追加費を高岡市が持てるのかとの質疑には、過日の富山県議会における「全額地元負担となる可能性が高い」との答弁もありますが、仮に追加費を高岡市で持てるのかと聞かれれば、不可能であると考えております。我が自民クラブでは、中沖知事が懸念されている整備計画全体のおくれにつながらないよう、北陸新幹線の早期整備の点で意見集約し、意見書を提出したものであります。
3点目の氷見線、城端線など枝線を第三セクター化しない保証はあるのかとの質疑にお答えします。
運輸省の説明によれば、北陸新幹線の整備に関し、優等列車が走る並行在来線については、経営分離の対象となるとされており、6月定例会において佐藤高岡市長、中沖富山県知事とも「城端線、氷見線については並行在来線には当たらない」と答弁されているように、JR西日本により経営されるものと認識しております。今後もJR西日本による経営を存続されるよう強く求めていきますので、窪田議員はじめ市民クラブの皆様の賛同をよろしくお願いいたします。
以上であります。
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再 質 疑
60 ◯議長(大井 弘君) 21番 窪田正人君。
〔21番(窪田正人君)登壇〕
61 ◯21番(窪田正人君) 再質疑をいたします。
1番目は全く見解は違うんですが、2番目の現駅か新駅かという問題ですが、要するにわからんがですね。今の答弁ではわかりません。どっちなのか。これはやっぱり整備を求める以上、新駅なのか、現駅なのかはっきり言う必要があると思います。それが判断できません。
それから3点目につきましては、これも保証があるかというふうに私聞いているんですが、いや、知事が言うておる、市長が言うておるじゃだめなんですよ。JRの社長が切り離すと、こう言っているわけですから、これに切り離さないという保証があるのかどうかということを私は聞いているわけで、そういう意味でも答えていただけておりません。
多分再質疑しても同じ答弁しか多分返ってきません。ということは判断できませんので、私どもは別に会は党議拘束をしているわけではございませんが、判断できませんので、賛否には加わりませんから、よろしくお願いいたします。
もし答弁があれば。
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答 弁
62 ◯議長(大井 弘君) ただいまの再質疑に対する答弁を求めます。10番 向 栄一朗君。
〔10番(向 栄一朗君)登壇〕
63 ◯10番(向 栄一朗君) 窪田議員の再質疑にお答えいたします。
本意見書は、北陸新幹線の早期全線整備を求めるものであります。我が自民クラブの立場につきましては、先ほども代表質問でも申し上げたとおりでありまして、そのことに答えてないと言われても私としましては、今の意見書の趣旨がそういうことでありますので、そこのところを御理解いただいて、ぜひとも御賛同をお願いしたいというふうに思います。
それから、第三セクター、氷見線、城端線の取り扱いでございますけれども、これについては、本当に今、国の方針自身はきちっと並行在来線には当たらないというふうな説明であります。ただ、JRの社長さんが今回早期整備を求めるに当たってそういう見解を述べておられるというふうに理解をしておりまして、これから第三セクター化されても、城端線、氷見線については、これまでどおりJRの方で運営されるよう、先ほども申しましたように、市長さん、中沖知事含めて我々もJRに対してこれからも経営していただくよう要望を強めていかないかんというふうに考えておりますので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。
64 ◯議長(大井 弘君) 以上で、質疑を終結いたします。
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委 員 会 付 託 の 省 略
65 ◯議長(大井 弘君) お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
66 ◯議長(大井 弘君) 御異議なしと認めます。
よって、議員提出議案第7号は、委員会付託を省略することに決定いたしました。
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討 論
67 ◯議長(大井 弘君) 次に、討論を行います。
通告がございますので、発言を許します。1番 南部周三君。
〔1番(南部周三君)登壇〕
68 ◯1番(南部周三君) 私は、日本共産党を代表して、議員提出議案第7号 北陸新幹線の早期全線整備に対する意見書に反対する立場で討論に参加したいと思います。
我が党は、基本的には、北陸新幹線の整備そのものは必要だとの考えであります。全国高速交通体系の中で、北陸もまた国土の均衡ある発展の恩恵に浴し、国民生活の向上と地域社会の発展を図る権利を有するものであります。新幹線の建設は、国家的プロジェクトであり、国の責任で行うべきです。既存新幹線は、国の責任で建設されてきました。整備新幹線の扱いについては、1987年たたき台となった運輸省案は「第2の国鉄をつくるな」、安くて、速い鉄道整備のため在来線を最大限活用した組み合わせで建設費を抑制するものでした。しかし、今の政府のやり方では、国鉄時代に存在しなかった地元負担を義務づけ、その負担割合を15%にし、さらに倍の30%に膨張させてきました。そして、その財源の90%は借金によって賄われ、その利払いを含めれば自治体財政を過酷なまで圧迫しています。今、公共事業費が増大する中で、さらに自治体に新幹線の負担が押しつけられることに、市民からも強い批判があります。
北陸新幹線建設問題は、国会の審議もなく、政府・与党間合意だからと、
地方自治体の多額の財政負担増やJRからの並行在来線、枝線の経営分離の押しつけを伴い、初めに着工ありきと政治決着を急ぎ、なし崩し的に諸問題を先送りすることは、将来にとって禍根を残します。
長野新幹線の開通に伴って何が起きたのでありましょうか。篠ノ井線は横川-軽井沢間が分断されバス代替輸送となり、貨物のレール輸送は完全にストップしてしまいました。軽井沢-篠ノ井間は第三セクター化されましたが、資産は当初、無償譲渡と言われましたが、JRに押し切られる形で有償となり、104 億 7,000万円で買い取りとなりました。利用者の運賃も 1.5倍になりました。
こうした実態を見るとき、当市でも想定されることが多々あります。どんな鉄道を建設し、その費用負担問題をどうするかは、国民、地域住民とのコンセンサスで決めるものであります。今、求められるのは、自民党や自由党の連立協議につき合って将来の富山県財政に禍根を残し、地方交通体系の分断を招く政治決着を急ぐことではありません。将来の交通体系はどうあるべきか、公共投資はいかにあるべきか、県民的討論を呼びかけるものです。
かかる理由により、議員提出議案第7号の意見書に同意できません。
以上をもって、私の反対討論といたします。
69 ◯議長(大井 弘君) これで、討論を終結いたします。
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採 決
70 ◯議長(大井 弘君) これより、採決を行います。
議員提出議案第7号 北陸新幹線の早期全線整備を求める意見書について
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
71 ◯議長(大井 弘君) 起立多数であります。
よって、議員提出議案第7号は、原案のとおり可決されました。
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港湾対策特別委員会の設置及び委員の選任の件
72 ◯議長(大井 弘君) 次に、日程第6 港湾対策特別委員会の設置及び委員の選任の件を議題といたします。
73 ◯議長(大井 弘君) お諮りいたします。
(1) 伏木外港建設計画に関すること。
(2) 内港整備に関すること。
(3) 港湾関連背後地整備に関すること。
以上の3項目については、7名の委員をもって構成する港湾対策特別委員会を設置し、これに付託の上、調査することとし、その調査期限を平成12年3月末日までといたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
74 ◯議長(大井 弘君) 御異議なしと認めます。
よって、そのように決定いたしました。
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75 ◯議長(大井 弘君) 次に、お諮りいたします。
ただいま設置されました港湾対策特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第7条第1項の規定により、議長においてお手元に配付の名簿のとおり指名いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
76 ◯議長(大井 弘君) 御異議なしと認めます。
よって、委員は、お手元に配付の名簿のとおり選任することに決定いたしました。
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港湾対策特別委員会委員名簿
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┃ 委 員 (議席順) ┃
┠─────────────────────────────────────┨
┃大 井 正 樹 向 栄一朗 金 平 直 巳 荒 木 泰 行┃
┃古 市 義 雄 石 灰 昭 光 北 世 七 雄 ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
───────────────────────────────────────
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高岡駅周辺整備特別委員会の設置及び委員の選任の件
77 ◯議長(大井 弘君) 次に、日程第7 高岡駅周辺整備特別委員会の設置及び委員の選任の件を議題といたします。
78 ◯議長(大井 弘君) お諮りいたします。
高岡駅周辺の都市整備に関することについては、8名の委員をもって構成をする高岡駅周辺整備特別委員会を設置し、これに付託の上、調査することとし、その調査期限を平成12年3月末日までといたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
79 ◯議長(大井 弘君) 御異議なしと認めます。
よって、そのように決定いたしました。
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80 ◯議長(大井 弘君) 次に、お諮りいたします。
ただいま設置されました高岡駅周辺整備特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第7条第1項の規定により、議長においてお手元に配付の名簿のとおり指名いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
81 ◯議長(大井 弘君) 御異議なしと認めます。
よって、委員は、お手元に配付の名簿のとおり選任することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
高岡駅周辺整備特別委員会委員名簿
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 委 員 (議席順) ┃
┠─────────────────────────────────────┨
┃松 崎 義 彦 山 本 徹 盤 若 進 二 柴 田 陽 子┃
┃杉 森 利 二 藤 田 大 了 二 上 桂 介 中 島 仁 一┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
───────────────────────────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
農業委員会委員の推薦の件
82 ◯議長(大井 弘君) 次に、日程第8 農業委員会委員の推薦の件を議題といたします。
本件は、農業委員会委員の任期が来る7月19日で満了するため、新たに議会推薦の委員を推薦するものであります。
地方自治法第 117条の規定により、9番 舘 勇将君、16番 藤田大了君及び22番 古市義雄君の退席を求めます。
〔舘 勇将君、藤田大了君、古市義雄君退席〕
83 ◯議長(大井 弘君) お諮りいたします。
推薦の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
84 ◯議長(大井 弘君) 御異議なしと認めます。
よって、議長において指名することに決定いたしました。
85 ◯議長(大井 弘君) 農業委員会委員に、
高岡市二塚 466番地 舘 勇将君
高岡市中保 398番地 藤田大了君
高岡市伏木東一宮16番13号 古市義雄君
以上、3君を指名いたします。
86 ◯議長(大井 弘君) お諮りいたします。
ただいま議長において指名いたしました3君を農業委員会委員に推薦することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
87 ◯議長(大井 弘君) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました3君を農業委員会委員に推薦することに決定いたしました。
9番 舘 勇将君、16番 藤田大了君及び22番 古市義雄君の入場を認めます。
〔舘 勇将君、藤田大了君、古市義雄君入場〕
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庄川右岸水害予防市町組合議会議員選挙
88 ◯議長(大井 弘君) 次に、日程第9 庄川右岸水害予防市町組合議会議員選挙を行います。
本件は、庄川右岸水害予防市町組合議会議員の任期満了に伴うものであります。
89 ◯議長(大井 弘君) お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、
地方自治法第 118条第2項により、指名推選によりたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
90 ◯議長(大井 弘君) 御異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は、指名推選によることに決定いたしました。
91 ◯議長(大井 弘君) 次に、お諮りいたします。
指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
92 ◯議長(大井 弘君) 御異議なしと認めます。
よって、議長において指名することに決定いたしました。
93 ◯議長(大井 弘君) 庄川右岸水害予防市町組合議会議員に、
高岡市上麻生1202番地 高田良平君
高岡市中田48番地の2 松下芳治君
高岡市長江 269番地 堀 富彦君
高岡市下麻生 490番地 窪田正人君
高岡市姫野 845番地 中島仁一君
高岡市中田5179番地 柳清利勝君
以上、6君を指名いたしたいと思います。
94 ◯議長(大井 弘君) お諮りいたします。
ただいま議長において指名いたしました6君を当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
95 ◯議長(大井 弘君) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました6君が庄川右岸水害予防市町組合議会議員に当選されました。
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閉会中の継続審査の件
96 ◯議長(大井 弘君) 次に、日程第10 閉会中の継続審査の件を議題といたします。
議会運営委員長及び各常任委員長から、それぞれの所管事項の調査について、お手元に配付いたしました継続審査事件一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。
本件は、各委員長からの申し出のとおり、継続審査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
97 ◯議長(大井 弘君) 御異議なしと認めます。
よって、各委員長から申し出のとおり、所管事項の調査につきましては、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
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閉会中継続調査事件一覧表
議会運営委員会
1 次期定例会又は臨時会の日程等議会の運営について
2 会議規則、委員会条例等議会関係の条規の制定、改廃について
3 議長の諮問に関する事項について
総務文教常任委員会
1 市政の総合企画について
2 財政計画及び財政運営について
3 防災対策について
4 市税その他財源の確保について
5 義務教育内容の充実及び教育施設の整備について
6 社会教育及び社会体育について
7 文化振興及び文化財の保護について
8 その他総務文教所管に関する事項
民生病院常任委員会
1 社会福祉及び児童福祉対策について
2 老人福祉及び老人医療について
3 国民健康保険及び国民年金について
4 保健衛生及び救急医療について
5 公害対策及び交通安全対策について
6 清掃事業について
7 市民病院事業について
8 その他民生病院所管に関する事項
経済消防常任委員会
1 商工業の振興について
2 勤労者対策について
3 観光対策について
4 農林水産業の振興について
5 農業生産基盤の整備について
6 消防対策について
7 その他経済消防所管に関する事項
建設水道常任委員会
1 道路及び橋梁の整備、維持について
2 住宅対策について
3 都市計画について
4 土地区画整理事業について
5 公園の整備及び緑化の推進について
6 下水道事業について
7 水道事業について
8 その他建設水道所管に関する事項
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議 長 あ い さ つ
98 ◯議長(大井 弘君) 以上で、本日の日程は、全部終了いたしました。
今期6月定例会を閉会するに当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
今期定例会は去る11日に開会以来、本日まで活発な審議が行われ、ここに全議案を議了し、無事閉会の運びとなりましたことは、まことに御同慶にたえない次第であります。
この間、各位におかれましては、議事の円滑な運営に種々御協力を賜り、厚くお礼を申し上げます。
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閉 会
99 ◯議長(大井 弘君) これをもちまして、今期定例会を閉会いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
100 ◯議長(大井 弘君) 御異議なしと認めます。
よって、平成11年6月
高岡市議会定例会を閉会いたします。
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閉会 午後2時40分
地方自治法第 123条第2項の規定により署名する。
高岡市議会議長
高岡市議会副議長
会議録署名議員
会議録署名議員
会議録署名議員
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