• JET(/)
ツイート シェア
  1. 高岡市議会 1992-12-01
    平成4年12月定例会(第1日目) 本文


    取得元: 高岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-22
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                              開会 午後1時00分  ───────────・─────────────・───────────               開         会 ◯議長(室田正弘君) ただいまから、平成4年12月高岡市議会定例会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               開         議 2 ◯議長(室田正弘君) これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程(第1号)のとおりでございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               諸 般 の 報 告 3 ◯議長(室田正弘君) この際、諸般の報告を行います。  市監査委員から、一般会計及び特別会計並びに水道・病院各事業会計に関する平成4年9月分及び10月分の現金出納検査の結果報告書が提出されております。  報告書につきましては、事務局に保管してございますので、各位におかれましては、随時御閲覧くださるようお願いいたします。  次に、議会運営委員会及び各常任委員会継続審査案件の報告を行います。  これは、9月定例会におきまして、各委員会に付託の上、継続審査となっておりました所管事項の調査についてでありますが、それぞれの調査の概要は、その都度、各位に報告してございますので、御了承をお願いいたします。  以上で、諸般の報告を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               会議録署名議員の指名 4 ◯議長(室田正弘君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、
     2番 藤田大了君 30番 沢田英明君 36番 玉井久雄君  以上、3君を指名いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               会 期 の 決 定 5 ◯議長(室田正弘君) 次に、日程第2 会期の決定を議題といたします。  今期定例会の会期は、本日から12月18日までの12日間といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 6 ◯議長(室田正弘君) 御異議なしと認めます。  よって、会期は、12日間と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               継続審査となっていた議案の上程 7 ◯議長(室田正弘君) 次に、日程第3 11月臨時会において、閉会中の継続審査となっておりました「認定第2号 決算の認定について」を議題といたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委 員 長 報 告 8 ◯議長(室田正弘君) 本件は、閉会中の審査により、その結論を見出しておりますので、委員会の審査結果並びに経過につきまして、委員長の報告を求めます。  決算特別委員長 鶴谷久男君より報告をお願いいたします。      〔決算特別委員長鶴谷久男君)登壇〕 9 ◯決算特別委員長鶴谷久男君) さきの11月臨時会におきまして、決算特別委員会に付託され、閉会中の継続審査とされておりました、平成3年度の高岡市一般会計歳入歳出決算並びに企業会計を除く各特別会計歳入歳出決算に係る「認定第2号 決算の認定について」の審査につきましては、去る11月16日から20日までの5日間にわたり委員会を開催し、この間、現地視察を含め慎重に審査を行いましたので、その結果並びに経過につきまして、御報告申し上げます。  初めに、各会計決算の内容について、簡単に申し上げます。  まず、平成3年度一般会計歳入歳出決算では、歳入総額 494億 1,191万 5,000円に対し、歳出総額は 491億 5,537万 5,000円で、形式収支は2億 5,654万円の黒字決算となっており、翌年度へ繰り越す財源1億 4,317万 9,000円を差し引いた実質収支は1億 1,336万 1,000円となっております。このうち財政調整基金に 4,000万円、減債基金に 2,000万円が積み立てられ、残り 5,336万 1,000円は翌年度へ繰り越されたのであります。  また、特別会計歳入歳出決算では、11会計のうち、農業共済事業会計駐車場事業会計農業集落排水事業会計及び土地取得事業会計の4会計は、収支均衡が保たれているほか、国民健康保険事業会計下水道事業会計交通災害共済事業会計荻布奨学金事業会計及び住宅団地造成事業会計の5会計については、黒字決算となっており、このうち、交通共済事業会計基金積み立てのほか、翌年度へ繰り越しされており、残る会計はそれぞれ翌年度へ繰り越しされております。  一方、老人医療事業会計及び工業団地造成事業会計については、赤字決算となっており、翌年度から繰上充用されております。  一般会計及び特別会計を合計いたしますと、決算では、歳入総額 874億 8,914万 4,000円に対し、歳出総額 882億 1,395万 1,000円で、差し引き7億 2,480万 7,000円の赤字決算となっているのであります。  次に、委員会の審査結果につきまして申し上げます。  「認定第2号 決算の認定について」  平成3年度高岡市一般会計歳入歳出決算については、起立採決の結果、賛成多数で、  また、11特別会計の  平成3年度高岡市国民健康保険事業会計歳入歳出決算  平成3年度高岡市下水道事業会計歳入歳出決算  平成3年度高岡市農業共済事業会計歳入歳出決算  平成3年度高岡市交通災害共済事業会計歳入歳出決算  平成3年度高岡市荻布奨学金事業会計歳入歳出決算  平成3年度高岡市駐車場事業会計歳入歳出決算  平成3年度高岡市老人医療事業会計歳入歳出決算  平成3年度高岡市工業団地造成事業会計歳入歳出決算  平成3年度高岡市農業集落排水事業会計歳入歳出決算  平成3年度高岡市土地取得事業会計歳入歳出決算 及び  平成3年度高岡市住宅団地造成事業会計歳入歳出決算 については、簡易採決の結果、全会一致で、認定すべきものといたしたのであります。  以上、一般会計をはじめとする各会計決算の状況及び審査結果を簡単に申し上げました。  次に、決算審査の経過について申し上げます。  委員会審査の過程における主なる質疑、意見等としましては、まず、ごみの減量化・資源化・リサイクル運動推進事業に積極的に取り組まれているが、昨年の秋ごろから金属市況の暴落により金属資源が逆有償となってきた。また、分別収集の効率化や美観の面からも、ごみ集積場設置の拡大は欠かせないものと考える。昨年度の設置状況はどうか。さらに、今日的状況からも不燃焼物の排出量は確実にふえていくことが予想されるが、不燃焼物処理場耐用年数はあとどれくらいと見込んでいるのか。また、満杯後の跡地利用をどのように計画しているのかとの質疑に対し、資源化・リサイクル運動推進事業として、資源再生品集団回収奨励金制度や逆有償となったことから、金属資源再生処理業務委託を実施した。ごみ集積場の設置については、当初予算で15カ所見ていたが、需要動向を把握し、補正予算で35カ所の設置に対応した。また、不燃焼物処理場は、コンパクターの導入などで延命策を講じており、13年間は持つものと試算している。跡地利用については、関係部局と協議し検討していくとの答弁がありました。  次に、私立保育所に対する勤務時間改善促進事業はどのような内容か。また、行財政改革の推進により公立保育所私立保育所の職員数がほぼ同数となってきたが、保育に要する経費はまだ大きな差がある。不公平感を生じてくる危惧があり、私立保育所に対する今後の取り組みをどのように考えているのかとの質疑に対し、勤務時間改善促進事業は、私立保育所の職員の4週6休制に対応するための人件費補助であり、2分の1を助成しているものである。私立保育所に対しては、今後とも実情を把握し、的確に対応していきたいとの答弁がありました。  次に、商店街連盟事務局が市から商工会議所に移管され、一部にその影響を危惧する声もあるが、商業力の強化を図る上からも連携を密にしていく必要がある。また、中心商店街環境施設整備事業の一つである透明シャッター設置はどのような効果が上がっているか。さらに、毎年実施している通行量調査を分析し、活用すべきものと考える。また、3年度に新設された商工業活性化資金は、早い段階から申し込みが殺到したことから、需要に対しどのように対応していくのかとの質疑に対し、商店街連盟事務局の移管については、特に支障があるとは聞いていない。商店街連盟とは、商業力の強化を図るため、常日ごろ情報交換など連携を密にしている。また、商店街自身でも、青年層を中心にワーキンググループが設置され、積極的な取り組みがなされている。透明シャッター設置の効果については、夜間のライトアップに映え、閉店後もウインドーショッピングが楽しむことができ、商店街の魅力のアップにつながっていると考えている。通行量調査については、魅力ある商店街づくりとするため、基礎資料として活用を図っている。また、商工業活性化資金は、需要に対応するため、補正予算で預託金の増額を図るとともに、4年度においても積極的に対応しているとの答弁がありました。  次に、市民の生命と財産を守る消防力の充実が求められているが、教養訓練事業消防団員活性化事業は大いに効果が上がっており、さらに充実することが必要と思う。また、予防消防警防体制の強化を図る上からも、女性消防団を設置する考えはないかとの質疑に対し、教養訓練事業は、常備については、消防大学や県の消防学校等への研修が、非常備については、訓練・研修等が主なものである。21世紀の地域社会を担う新しい消防団活動に向け、消防団活性化対策検討委員会からの答申もあり、今後とも積極的に取り組んでいきたい。また、女性消防団は、平成6年の発足を目標に努力しているとの答弁がありました。  次に、市単道路舗装及び道路改良に係る地元寄附金制度等を見直す考えはないか。また、農道、林道整備に対する地元負担金の考え方はとの質疑に対し、市単道路舗装に係る寄附金については、来年度に向け廃止の方向で検討している。また、道路改良に係る寄附制度については、市内の道路整備状況や県内他都市の状況を勘案して、廃止の方向で検討している。農道、林道整備に係る地元負担制度については、市道整備農道整備等は受益者を異にしており、基本的にはその性格が違うものであるが、今後とも、地元負担の軽減に努めていきたいと考えているとの答弁がありました。  次に、緑化条例に基づき、花と緑の創出を目的とし、市が自治会などと協定を結び、空き地に花壇、道路にフラワーポットを配置し、これを核として地域全体に緑花活動を推進している花と緑の協定があるが、各自治体の状況等を把握した上で、もっと充実すべきと思う。また、緑化基金が目標額の1億円に達し、3年度から緑化基金事業に取り組まれたが、今後の取り組み方針はどうかとの質疑に対し、花と緑の協定自治会等を今後拡大するとともに、地域の花壇づくり園芸講習会の実施等を積極的に推進し、まちや通りの緑の景観づくりに努めていく。また、緑化基金事業については、生け垣奨励補助、プランターの貸し出し、園芸ハンドブック等市民に活用していただくため、今後ともPRに努めたいとの答弁がありました。  次に、市行財政改革の推進に伴い、非常勤職員が多くなってきている。雇用形態及び今後の非常勤職員採用計画はどうか。また、物件費に占める人件費相当分の賃金や委託料が増加しているが、これに対する考え方は。また、超過勤務増加傾向にあるが、職員の健康管理や事務・事業の効率化を進める観点から、職員の適正配置も含め、職員研修能力養成を充実してはどうかとの質疑に対し、非常勤職員については、行財政改革を推進していく中で、実態に則し、必要最小限度において計画的に採用している。採用は、担当部署において行っているが、必ず人事課の合議を経ており、勤務条件等を的確に把握している。また、物件費については、歳出をそれぞれの事務・事業に伴い性質別区分に分類しているものであり、義務的経費の人件費とは異なるものである。行財政改革は、これからも推進しなければならないものであり、絶えず事務・事業を見直すとともに、職員の適正配置に努めていく。また、職員研修の充実を図りながら、個々の職員の持つ能力養成を高めるような環境づくりに努め、週休2日制を実施している今日的状況からも、超過勤務の縮減を全職員に周知し、公務能率の向上を期していきたいとの答弁があり、  また、学校の教材教具の整備は、基本的には市費で賄うべきものと考える。学校寄附に対する基本的な考え方及び管理状況はどうか。また、インターハイ・国体に向け選手の競技力の向上はもちろんのこと、指導者の育成・充実が必要と思う。部活動育成指導手当の充実を図ってはどうかとの質疑に対し、学校管理費の中で、毎年、経常経費に当たる需用費や教材教具費は増額を図ってきた。今後とも、地元の方々の負担にならないよう予算の確保に努めていきたい。また、学校寄附については、学校では寄附台帳備品台帳に、教育委員会では備品台帳に登載し、管理の万全を期している。部活動育成指導手当は、3年度から市単独で増額を図り、その充実に努めており、今後とも積極的に取り組んでいきたいとの答弁がありました。  さらに、以上の質疑・応答のほか、  雨晴海岸をきれいにする運動にビーチクリーナーを購入し、同海岸の環境美化が推進され、通年観光が大いに期待されるが、この海岸用清掃機材を有効に活用するためにも、早急に改修されたいとの要望や、  近年、交通事故発生が多発している状況にあるが、本市の交通災害共済への加入増加策や制度の充実を、また、危険箇所の交通安全施設の整備・拡充に一層努められたい。  学校給食良質米普及事業においては、本市の子供たちが地元のおいしい米を食べられるよう、また本市が優良米の生産地であることからも関係機関にその使用を要請されたい。  市街地整備における南北一本化の推進や北陸自動車道高岡インターチェンジの設置は、本市のまちづくりの根幹をなす大事業であり、積極的に取り組まれたいとの要望があったのであります。  最後に、討論について申し上げます。  まず、一般会計決算の認定に反対、11特別会計決算の認定に賛成の立場から、  一般会計石瀬共同調理場は、当初予算でも指摘したが、建設費、運営費とも私どもに示された試算表よりも高いものであり、結果的に単独校方式よりも高くつくことになった。そして、民意が無視されたものであり、反対せざるを得ない。  今後、市単道路整備に係る地元寄附金制度等を廃止する方向が示されたが、農道・林道についても同様に廃止されるよう検討されたい。また、下水道事業が進展する中で、加入率の促進を図られるよう要望するとの意見、要望があり、  全会計決算の認定に賛成の立場から、  平成3年度を初年度とする総合計画第6次事業計画に全庁挙げて積極的に取り組まれたことを評価する。  具体的な事業としては、高岡駅南改札口の開設、新美術館の建設着手拠点中核スポーツゾーンの整備、学校給食事業等取り組みを大きく評価する。  また、行財政改革の推進により、人件費比率も29.7%となり、努力の跡が見られ、事業内容を見ても、適切な財源配分により、それぞれの事業の成果が上がっている。  今後とも、完全週休2日制・週40時間勤務体制の今日、これまで以上に行財政改革の推進に積極的に取り組まれ、事務・事業を見直すとともに職員の適正配置民間委託の導入に努力されるよう要望するとの意見、要望や、  同じく全会計決算の認定に賛成の立場から、  行財政改革の成果が上がっていることに対し評価する。しかしながら、改革を進めていくには、職員の理解が必要なことから、計画的に取り組まれるよう要望する。また、補助金の交付団体等については、それぞれ自助努力により健全運営されるよう指導をされたいとの意見、要望や、  公平の原則から、市税や住宅使用料の滞納整理に努力されたい。  ホームヘルパーの研修を充実されたいとの意見、要望があったのであります。  以上をもちまして、決算特別委員会の審査結果並びに経過につきましての報告といたします。 10 ◯議長(室田正弘君) 決算特別委員長 鶴谷久男君の報告が終わりました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               質         疑 11 ◯議長(室田正弘君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。  別段ないようでございますので、これで質疑を終結いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               討         論 12 ◯議長(室田正弘君) 次に、討論に入ります。  通告がございますので、発言を許します。19番 窪田正人君。      〔19番(窪田正人君)登壇〕 13 ◯19番(窪田正人君) 私は、社会クラブ議員団を代表いたしまして、認定第2号 決算の認定についてのうち平成3年度高岡市一般会計歳入歳出決算に反対の討論を行います。  理由は、ただ1つ、教育費のうち、第6款保健体育費5目共同調理場費2億 1,495万 2,000円のうち、石瀬共同調理場に係る 9,657万 3,000円が含まれているからであります。  3年前の9月そして12月議会、さらに翌年の3月議会で総務文教常任委員会の深夜に及ぶ審議をはじめとして、議会としては大変な議論をし、当局案の審議をしてまいりました。そのときの判断材料は、当局が議会に示した積算資料であります。しかし、さきの決算特別委員会の審査でも明らかなように、その主なものは試算より大幅に高くつく結果となったのであります。人件費が 1,259万 2,000円に対して 2,125万 7,000円、委託料のうち、配送業務が 1,292万円に対して 1,715万 3,000円、調理業務の委託が 3,215万 4,000円に対して、4,604 万 3,000円、さらに当時の試算にはなかった経費として需用費や下水使用料が 1,024万 3,000円新たに加わり、総体として 9,657万 3,000円となり、試算の 6,353万 9,000円を5割以上も高くつくことになったのであります。建設費はもともと高くつくことになっていましたし、実際にも高くなりました。  当時、議会に対して、新設共同調理場による委託方式とする理由は、以下のようなものが出ておりました。「建設費だけを比較すると、単独校方式より共同調理場の方が若干高いが、調理配送業務などを委託することにより、単独校に比べ開設初年度より節減が図られる。この節減によって生じる財源は、単独校の場合に比べて給食の一層の充実に充て得ることになる。」このようにしておったのであります。  しかし、単独校直営方式の試算では、9,632 万 6,000円でありますから、平成3年度の運営費が既にそれを上回る 9,657万 3,000円となったわけで、開設初年度どころか、石瀬共同調理場が続く限り高くつくことになったのであります。  また、平成3年度において、石瀬共同調理場を含む3件の虫混入事故がありましたが、すべて委託であります。単独校では起きておりません。  以上のことから、一般会計決算に反対せざるを得ないのであります。  次に、要望について申し上げます。  ここ数年、年々継続費を組む事業が多くなってきております。これは、次年度以降の予算編成を拘束することになり、財政の硬直化につながることになります。補助金等の関係で、やむを得ないものもあるかもしれませんが、できるだけ継続費を組むことを控えるべきでないかというふうに思うのであります。  また、市単道路整備に係る地元寄附金制度が廃止される方向が示されていますが、農道、林道についても同様に廃止すべきであり、検討していただきたいのであります。  次に、特別会計についてでありますが、私どもの強い要望でもありました下水道事業が年々事業が拡大され、急ピッチにその整備が進んでおります。この点は十分評価するわけでありますが、その割に加入率が上がっておりません。今後、加入率の促進に一層の努力を要望いたしまして、私の反対討論といたします。 14 ◯議長(室田正弘君) 14番 松井喜一君。      〔14番(松井喜一君)登壇〕 15 ◯14番(松井喜一君) 私は、自民クラブを代表して、認定第2号 決算の認定について、認定に賛成の立場から、討論を行いたいと思います。  さて、決算概要でも明らかになりましたように、激動する世界情勢の中、国内経済においては、昨年に引き続き景気は前半好調に推移したものの、後半に入り金融の引き締めと金融・証券を取り巻く諸問題の発生など、バブル崩壊による平成好景気も停滞感が強まったのであります。  このような厳しい経済状況下にあって、本市財政全体では前年度と比較し、歳入決算で14%、歳出決算で15.3%の伸びとなり、平成3年度を初年度とする総合計画第6次事業計画を遂行されましたことに対し評価をいたし、平成3年度一般会計をはじめとする全会計決算の認定に賛成するものであります。  以下、個々について申し上げます。  一般会計では、歳入決算が前年度比 7.1%の伸びとなり、実質収支で1億 1,336万円余りの黒字計上されましたことは、全庁挙げて行財政改革に取り組まれ、最少の経費で最大の効果を上げる努力のたまものであります。そのあらわれとして、義務的経費の構成比が前年度の48%から 2.3ポイント減少し45.7%となっており、その中でも、人件費は昨年度比2ポイント減少し29.7%と、長年の課題であった30%割れを達成したのも、その努力の跡が見られるのであります。  事業内容を見ますと、前年度からの継続事業はもちろん、各事業に適正な財源配分がなされていると見受けられるのであります。特に、長年の懸案でありましたJR高岡駅南改札口が民間活力による第三セクター方式で設置されたのをはじめ、芸術文化の拠点施設・新美術館の着手、さらに、インターハイ・国体開催に向けた総合的な体育施設の整備を図る拠点中核スポーツゾーンの着手などに積極的に取り組まれており、その完成が大いに期待されるのであります。  また、消防関係では、近年の災害や救急に速やかに対応できる緊急通信指令システムの導入に備え、消防本部及び高岡消防署の増改築並びに高層化するビル災害に備え、40メートル級はしご付消防自動車を導入されるなど、市民の生命と財産を守る行政の立場を十二分に発揮されておるのであります。  また、教育関係では、下関小学校校舎と伏木中学校体育館が地域景観にも配慮したすばらしい建物として全面改装されましたのをはじめ、学校給食石瀬共同調理場も我々が期待していた以上のすばらしい運営体制により、充実した管理のもとに実績を上げておられますことも高く評価するものであります。
     また、福祉関係では、園児の減少により各園の財政運営はかなり厳しい状況にありますが、行政の指導のもと、夜間保育や延長保育さらに乳児保育など積極的な対応がなされていることは評価するものであります。しかし、行財政改革の積極的な推進により、公立、私立職員数は、平成3年度でようやく適正配置の兆しが見受けられますが、今後は人件費6億 7,700万円余りの格差是正が最大の課題であります。この課題を克服し、これにより生じた財源は将来の高岡市を担う子供たちの保育内容の充実に公平に活用し、市長御提唱の産み育てやすい環境整備の事業に充てられ、本市の今日的課題である人口増加の一助にすべきものと考え、早期解決への努力を期待いたしたいと思います。  次に、主な特別会計について申し上げます。  国保事業会計では、今後ますます進む高齢化社会において、安定した医療サービスを保障し、国保事業を長期的に安定して運営するための財政調整基金を設置されたこと。また、下水道事業会計では、公共、流域、特環も含め、前年度比23.9%アップの88億円台に上る事業内容により、市民の常に強い要望である生活環境整備事業を推進されたこと。その中でも、古城公園水濠浄化を目的とした4億 7,000万円余りの事業も特筆されるものであります。さらに、昭和47年に着手した戸出住宅団地以来、長年我々が要望いたしてまいりました住宅団地造成事業を中田常国地区において着手されましたことは、年々減少する人口に歯どめをかけようとの熱意のあらわれであり、このことを高く評価するものであります。  次に、財産のうち各基金について申し上げます。  平成2年度まで荻布奨学基金をはじめ16基金が設置されておりましたが、平成3年度は新たに4つの基金が設置されました。美術館美術品取得基金は、新美術館開館に向けて設置されたもの、国民健康保険事業財政調整基金は国保事業の将来にわたる安定した財政運営を図るために設置されたもの、さらにスポーツ振興基金は市民スポーツの向上と今後開催されるインターハイ、国体開催に向けてスポーツ体制の確立を目指したもの、土地開発基金は本市の将来に向けた計画ある土地確保を目指したものであります。財政調整基金減債基金を含む20基金は、新規基金も含め意義のあるものと考え、有効なその運営をお願いするものであります。  終わりに、昨年も申し上げましたが、当局の行財政改革の積極的な取り組みと職員の皆様の深い御理解により、年々義務的経費比率が下がってきております。しかし、類似団体や近隣都市から見ればまだ高く、早期改革が望まれるのでありますが、職員間の不平・不満も生じかねません。ゆとりと健康面を考えての完全週休2日制や週40時間勤務制も実施されており、これまで以上の民活の導入による民間委託の強化、パート・嘱託職員の積極的導入や適正配置などにより、職員負担の軽減に努力されますよう要望して私の賛成討論といたします。ありがとうございました。 16 ◯議長(室田正弘君) 26番 土谷 昭君。      〔26番(土谷 昭君)登壇〕 17 ◯26番(土谷 昭君) 私は、認定第2号について、認定に反対の立場から討論をいたすものであります。  第1の問題点は、天下の悪税消費税を公共料金に転嫁されたことであります。全国の自治体の中では、消費税の全面的な転嫁を見送っているところも数多く生まれています。政府の「高齢者対策」という言葉とは裏腹に、老人保健法の改悪を強行し、老人医療の患者負担を大幅に引き上げるなど、お年寄りいじめさえしています。生活費までに無差別に課税する最悪の大衆課税であり、また、所得の低い人ほど負担率が高い最大の不公平税制であります。また、消費税は、自治体の課税主権の侵害であり、地方自治と相入れないものであります。  第2に、市内4中学校の完全給食のセンター方式と民間委託にかかわる問題であります。  本市は、県内他の自治体より、一部を除き30年以上もおくれて中学校の完全給食が実施となったのでありますが、それまで進められてきた、単独校直営方式から給食センター方式に変更され、さらに民間委託にて実施されるという全国的にも数少ない方式が圧倒的多数の市民の反対にもかかわらず強行実施されたのであります。学校給食が教育の一環であるという最も重要な視点が欠如しています。採算的にも決して安上がりにはならないということは、私が調査いたしました神奈川県藤沢市などでも過去の給食センターの実績を踏まえ、順次単独校方式に切りかえています。了認できないものであります。  次に、国民健康保険税問題についてであります。  全国的に見ても、本市の国保税は高い方からトップクラスであります。自民党政府のもとで、臨調行革の名で軍事費の大幅な突出を図りながら、福祉や教育費の引き下げを図ってきたのであります。その一つとして、国民健康保険事業に対する負担率を切り下げてきたのであります。許されないことであります。全国の自治体では、市民の暮らしを守るために一般会計からの繰り入れを図っているのであります。本市は、前市長時代から繰り入れ金額は据え置かれたままであります。制度上以外の一般会計からの繰入金の平成2年度全国平均が被保険者1人当たりが 9,394円でありますが、高岡市はわずかに1人当たり 2,457円で、全国平均の約4分の1にしかすぎないのであります。  昭和61年 19.46%の大幅な国民健康保険税の値上げを行ったために、毎年大幅な黒字を生み出したのであります。そして、平成2年6月議会で、市民の大きな怒りの世論の高まりの中で、5.3 %の国保税の引き下げが図られたのであります。それでもなお、3億 7,000万円の黒字となったのであります。取り過ぎた税を市民に返すのではなく、昨年6月議会で、多くの市民や我が党の反対にもかかわらず基金の創設を強行されたのであります。国民健康保険会計は、単年度で精算する仕組みであり、基金の規定もないものであり、到底了認できないのであります。  さらに、下水道会計においては、40%という大幅な下水道使用料の値上げが図られ、市民の負担の増加をもたらしたのであります。市民1人当たりの一般会計からの補助が、富山市などの半額程度という現状をやめて、他市並みに措置をすべきであります。  以上をもって、私の反対討論といたします。 18 ◯議長(室田正弘君) これをもちまして、討論を終結いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採         決 19 ◯議長(室田正弘君) これより、採決を行います。  「認定第2号 決算の認定について」のうち、まず、  平成3年度高岡市一般会計歳入歳出決算 を採決いたします。  本会計決算に関する委員長の報告は、認定すべきものといたしております。  本会計決算は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。               〔賛 成 者 起 立〕 20 ◯議長(室田正弘君) 起立多数であります。  よって、平成3年度高岡市一般会計歳入歳出決算は、委員長の報告のとおり認定されました。   ─────────────────────────────────── 21 ◯議長(室田正弘君) 次に、残余の  平成3年度高岡市国民健康保健事業会計歳入歳出決算  平成3年度高岡市下水道事業会計歳入歳出決算  平成3年度高岡市農業共済事業会計歳入歳出決算  平成3年度高岡市交通災害共済事業会計歳入歳出決算  平成3年度高岡市荻布奨学金事業会計歳入歳出決算  平成3年度高岡市駐車場事業会計歳入歳出決算  平成3年度高岡市老人医療事業会計歳入歳出決算  平成3年度高岡市工業団地造成事業会計歳入歳出決算  平成3年度高岡市農業集落排水事業会計歳入歳出決算  平成3年度高岡市土地取得事業会計歳入歳出決算 及び  平成3年度高岡市住宅団地造成事業会計歳入歳出決算 の以上11会計決算を一括して採決いたします。  これらの決算に関する委員長の報告は、いずれも認定すべきものといたしております。  これら11会計決算は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。               〔賛 成 者 起 立〕 22 ◯議長(室田正弘君) 起立多数であります。  よって、これら11会計決算は、いずれも委員長の報告のとおり認定されました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議 案 の 上 程 23 ◯議長(室田正弘君) 次に、日程第4 議案第 129号から議案第 144号までを議題といたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               提案理由の説明 24 ◯議長(室田正弘君) 市長 佐藤孝志君より提案理由の説明を求めます。      〔市長(佐藤孝志君)登壇〕 25 ◯市長(佐藤孝志君) 12月定例会の開会に当たりまして、本日提出いたしました案件の概要について御説明申し上げます。  既に御承知のとおり、地方の自立的成長の促進を図り、東京圏への人口及び諸機能の一極集中を是正して、国土の均衡ある発展を図るため、「地方拠点都市地域の整備及び産業業務施設の再配置の促進に関する法律」がさきに制定され、去る10月には、同法に基づいて整備する「地方拠点都市地域」の指定要件などを盛り込んだ基本的な方針が発表されたのであります。  高岡市といたしましても、これまで地域指定を受けるための運動を積極的に展開してまいりましたが、このたび、富山県では、本県における最初の地方拠点都市地域として、本市を中心とする富山県西部地方19市町村を内定され、今後、国と協議することとされたのであります。  このようなことから、本市といたしましては、地方拠点都市地域の早期指定に向けて、県並びに関係市町村との連絡調整を十分に図りながら、引き続き努力を続けたいと存じますので、議員各位には変わらぬ御支援を賜りますようお願い申し上げる次第であります。  それでは、ただいま提出いたしました予算議案6件、条例議案2件及びその他議案8件、計16件について御説明申し上げます。  最初に、  議案第 129号 平成4年度高岡市一般会計補正予算(第4号) 及び  議案第 130号から議案第 134号までの各特別会計補正予算について申し上げます。  補正予算の規模は、   一般会計  14億  762万 4,000円   特別会計  2億 8,970万 5,000円   総  計  16億 9,732万 9,000円であります。  以下、その主な内容について御説明申し上げます。  まず最初に、冒頭にも申し上げましたとおり、富山県における最初の拠点都市地域として本市を中心とする県西部の19市町村が内定されましたことから、早急に関係市町村の協議の場を設け、共同して当地域の整備の促進に関する基本的な計画を策定しなければならないと存じますので、所要の措置を講ずるものであります。  続いて、活力ある産業づくりについて申し上げます。  地場産業、伝統産業の振興につきましては、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」がさきに改正されたのでありますが、本市の「伝統工芸高岡銅器振興協同組合」と「高岡銅器協同組合」とが共同で作成した振興計画が、このたび、同法に基づき通産大臣の指定を受けましたので、同計画に掲げる事業に対し、高岡銅器の振興とイメージアップ並びに銅器産地高岡市のイメージアップに資する観点から、市としても助成しますほか、明年6月にドイツのブレーメン市において、「日本のデザイン展」の開催が予定されておりますので、高岡のクラフト作品を広く紹介いたしたく、出展準備のための調査費を計上いたしております。  また、このたび、富山県デザイン協会では、結成30周年を記念し、高岡クラフトコンペの審査員であり、本市のイメージポスターの制作者でもある松永 真氏の作品を一堂に展示する仮称「松永 真の世界ポスター展」の開催を計画されておりますので、この事業に対し助成いたしたく所要の措置を講ずるものであります。  商業の振興につきましては、高岡市商工業振興条例に基づく商店街等の共同化施設の設置に対し助成するため所要額を計上いたしたのであります。  農業につきましては、県営・団体営土地改良事業補助に関するもののほか、富山県公社営畜産基地建設事業の中止に伴い所要の措置を講ずるものであります。  次に、居住環境の整備について申し上げます。  まず、今冬の雪対策につきましては、道路交通を確保し、市民生活の安全と地域経済の安定を図るため、除排雪対策に万全を期するものであります。  都市基盤整備につきましては、JR高岡駅前の地下街入り口の上屋を改築するほか、JET会場に展示していたカリヨンを、「駅南緑の丘公園」に移設いたしたく所要額を計上いたすものであります。  住宅の整備につきましては、現在、造成中の常国住宅団地の工事費等を増額するものであり、また、水道事業につきましては、下水道等の関連受託事業の増加に伴う措置であります。  廃棄物処理対策につきましては、金属資源再生のため、空き缶等の運搬処理委託料の増額を図るほか、購入に際して助成措置を講じているコンポストや簡易焼却炉の希望者の増加に伴い、これらの助成費を追加するものであります。  教育関係施設の整備につきましては、南星中学校の体育館及び中田中学校の柔剣道場の改築に向け、実施設計の委託費を計上いたすものであります。  市民病院事業につきましては、医薬診療材料費等の増額を図るものであります。  これらのほか、このたび、富山技能開発センターが二上地区に移転したことに伴い、同センターの用地に充てられた市有地を売却するとともに、旧技能開発センター跡地及び体育館等の一部の建物を購入し、土地開発公社への用地費の償還など、所要の措置を講ずることといたしたのでありますが、今後、取得したこれらの土地及び建物は、現在、計画中の市民総合福祉センターやシルバー人材センターとして整備をいたしたいと考えております。  続いて、条例議案について申し上げます。  議案第 135号 高岡市農業委員会の選挙による委員の定数及び選挙区等に関する条例の一部を改正する条例は、立野土地区画整理事業の実施に伴い新設された大字を、農業委員会委員選挙の選挙区の区域に追加するものであります。  議案第 136号 高岡市民病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例は、産婦人科自由診療料金の改定等を行うものであります。  次に、その他議案について申し上げます。  議案第 137号 工事請負契約の締結については、高岡市農業総合センター新築工事に係るものであり、指名競争入札の結果、鈴木建設工業株式会社と1億 2,617万 5,000円で契約を締結いたすものであります。  議案第 138号は、工事委託契約の変更についてであります。これは、松太枝浜浄化センター建設工事に係るものであり、国の大型補正に伴う事業費の増額により契約の変更を行うものであります。  議案第 139号 財産の取得については、高岡市市民総合福祉センター建設事業用地を取得するものであり、議案第 140号は、同じく財産の取得についてでありまして、中学校教育用コンピュータを購入するものであります。  議案第 141号 財産の処分については、富山技能開発センター建設事業用地として取得した土地を雇用促進事業団に売却するものであります。  議案第 142号及び議案第 143号は、字の区域を変更及び廃止するものであります。  議案第 144号 高岡地区公害センター組合規約の変更については、高岡地区広域市町村圏が「平成4年度ふるさと市町村圏」に選定されたことに伴い、広域行政体制の簡素・効率化、広域事業の実施体制の強化並びに広域的調整の円滑化を進めることを目的として、構成市町を同じくする高岡地区公害センター組合の改組によって、複合的一部事務組合を組織化するため、同組合規約を変更するものであります。  以上、提出いたしました議案について御説明申し上げましたが、何とぞ慎重御審議の上、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げる次第であります。 26 ◯議長(室田正弘君) 市長 佐藤孝志君の提案理由の説明が終わりました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               休         会 27 ◯議長(室田正弘君) お諮りいたします。  明8日は、議案調査のため休会といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    28 ◯議長(室田正弘君) 御異議なしと認めます。  よって、明8日は、休会とすることに決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               次会の日程の報告 29 ◯議長(室田正弘君) 次回の本会議は、来る9日定刻の午後1時より再開し、各議員による市政一般に対する質問並びに提出議案に対する質疑を行います。  また、9日午前10時から議会運営委員会を開催いたします。  なお、本日本会議終了後、議案説明会を開催いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               散         会 30 ◯議長(室田正弘君) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。  本日は、これで散会いたします。  ───────────・─────────────・───────────                              散会 午後2時02分 Copyright © Takaoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...