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  1. 高岡市議会 1991-06-04
    平成3年6月定例会(第4日目) 本文


    取得元: 高岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-22
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                              開議 午後1時02分  ───────────・─────────────・───────────               開         議 ◯議長(沢田英明君) これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程(第4号)のとおりでございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               永年勤続議員表彰 2 ◯議長(沢田英明君) 日程第1 高岡市議会永年勤続議員表彰の件を議題といたします。  高岡市議会表彰内規第2条の規定に基づき、本市議会議員として、10年以上にわたり、市政の伸展に尽くされました方々の御功労に対しまして、議会の議決をもって表彰いたしたいと思います。 3 ◯議長(沢田英明君) お諮りいたします。  在職24年の 山 森  昌 真 君  在職24年の 淵    政 雄 君  在職20年の 羽 広  外代治 君  在職20年の 坂 下  幸 男 君  在職16年の 角 谷  義 信 君  在職16年の 小 川    晃 君  在職12年の 浦 上  富 雄 君  在職12年の 高 畠  栄 一 君  在職11年の 伏 江    清 君  以上9名の諸君に対し、その功績をたたえ、表彰状を授与いたしたいと思います。
     これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4 ◯議長(沢田英明君) 御異議なしと認めます。  よって、ただいま申し上げました9名の諸君に対し、高岡市議会表彰を行うことに決定いたしました。 5 ◯議長(沢田英明君) ただいまの9名の諸君に対する表彰状につきましては、議長において起草いたしました表彰文を、職員に朗読させます。                〔職 員 朗 読〕   ───────────────────────────────────               表    彰    状                                ○ ○   殿  あなたは高岡市議会議員として○○年にわたり精励よくその任を尽くされ、地方自治の振興と市政の発展、市民福祉の向上に努められました。高岡市議会はその功績を多とし、特に議決をもって表彰します。   平成3年6月25日                                 高岡市議会   ─────────────────────────────────── 6 ◯議長(沢田英明君) 以上のとおりでございます。  なお、表彰状授与式は、本日の会議終了後に行います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議 題 の 宣 告 7 ◯議長(沢田英明君) 次に、日程第2 議案第59号から議案第76号まで及び請願第1号から請願第5号までを議題といたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委 員 長 報 告 8 ◯議長(沢田英明君) 過日の本会議におきまして、各常任委員会に付託いたしました案件につきましては、それぞれ慎重に審査をいただき、その結論を見出しております。これより、各常任委員会の審査結果並びに経過につきまして、委員長の報告を求めます。  まず、民生病院常任委員長 窪田正人君より報告をお願いいたします。      〔民生病院常任委員長窪田正人君)登壇〕 9 ◯民生病院常任委員長窪田正人君) 今次6月定例会におきまして、民生病院常任委員会に付託をされました議案及び請願の審査結果並びに経過について、御報告申し上げます。  まず初めに、議案について申し上げます。  本委員会に付託をされましたのは、  議案第59号 平成3年度高岡市一般会計補正予算(第1号)のうち本委員会所管分  議案第61号 平成3年度高岡市老人医療事業会計補正予算(第1号)  議案第64号 高岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 及び  議案第74号 財産の取得について        (塵芥収集専用車両) の4件であります。  審査の結果、いずれも全会一致で、原案のとおり可決すべきものといたしました。  続きまして、請願について申し上げます。  本委員会に付託されましたのは、  請願第2号 高岡市南部老人福祉センター増築及び敷地拡張について 及び  請願第3号 国民健康保険税の引下げと制度の改善について の2件であります。  まず初めに、請願第2号の審査について申し上げます。  本請願は、設立以来十数年を経過し、日増しに利用度が高まっている南部老人福祉センターでは、心の豊かさ、生きがいなど、精神的な充実が求められる現代にあって、近年、学習内容が多様化し、集会・学習の場として狭隘となっていることから、施設を増築するとともに、高齢者の運動する場の確保及び来館者の駐車場を確保するため、敷地を拡張することを願うものであります。  審査の結果、全会一致で、採択すべきものといたしました。  続きまして、請願第3号の審査について申し上げます。  本請願は、国民健康保険事業に関し、一般会計からの繰入金を大幅に増額するとともに、国・県に対し補助金の増額を求めるなどして、国民健康保険税引き下げを図ることや高額医療費受領委任払い方式の実施など制度の改善を図ることを願うものであります。  審査の過程におきましては、本件を採択すべきものとする意見と、不採択とすべきものとする意見がありましたので、起立採決を行った結果、反対多数で不採択とすべきものと決しました。  続いて、審査の過程における主な質疑について申し上げます。  まず、一般会計からの繰入額は、昭和62年度以降、1億 2,000万円に据え置かれており、1人当たりの繰入額は他の地方自治体に比べ格段に低くなっている。せめて全国平均並み繰り入れを行い、高過ぎる国保税の引き下げを図るべきでないかとの質疑に対し、一般会計からの繰り入れは、単に国保加入者の負担を軽減するためだけでなく、各年度の国保事業の運営状況を踏まえ、また、市行政の財政全般から検討して繰り入れに努力しており、1人当たりの繰入額は年々増加しているとの答弁があり、  また、国保会計は単年度の精算が原則であり、黒字分を基金化するのはこれに矛盾するのではないかとの質疑に対し、基金については、これまで国保運営協議会からの答申や国の指導でも設置が求められているほか、県内でも多くの自治体で既に設置されている状況である。国保事業の運営には、やや長期的な収支状況を考慮する必要があり、事業の安定・強化を図るためには財政調整基金の設置が必要と考えているとの答弁がありました。  以上のような質疑を踏まえ、討論を行ったのであります。  まず、本請願を採択すべきものとする立場から、  国保事業会計が黒字となっているのは、一般会計からの繰入額を低く抑えながら、国保税を引き上げてきた結果であり、被保険者は全国的に見ても高過ぎる税を払いたくても払えない状況にある。全国平均の3分の1にも満たない一般会計からの繰り入れを大幅に増額し、国保税の引き下げを図るべきである。  また、高額医療費受領委任払いは富山市をはじめ富山県東部、新潟県などの多くの自治体で実施されており、早急に取り組むべきと考えるとの意見があり、  また、本件を不採択とすべきものとする立場から、  本請願には、国、県に対し補助金、支出金の増額を求めることなど賛成できる内容も盛り込まれている。しかしながら、これまで国保事業安定的運営のためにぜひとも必要であると主張してきた基金の設置に反対していることや、無条件に保険証を交付することを求めているなど賛成できない面があるため、残念ながら不採択とせざるを得ないとの意見や、  国民健康保険制度は、相互扶助を原則とし、国民すべてに医療を保証するための社会保険制度である。保険税を引き下げるため大幅な繰り入れを行うことは、相互扶助の原則から外れ、国保加入者以外の人に負担を強いることにもなると思う。  本請願は、基金の設置に反対していることや現行制度上困難で、賛成しかねる内容も含まれており、結果的に不採択とせざるを得ない。  なお、国・県に対して引き続き補助金の増額を要望していくことや、収納率の向上に努めることなど、今後とも国保事業の安定的な運営に向け努力をお願いする。  また、保険証の更新事務に当たっては、被保険者の実態調査を十分行われることを強く要望するとの意見・要望がありました。  以上で、民生病院常任委員会審査経過並びに結果の報告といたします。 10 ◯議長(沢田英明君) 民生病院常任委員長 窪田正人君の報告が終わりました。  次に、経済消防常任委員長 新田長正君より報告をお願いいたします。      〔経済消防常任委員長新田長正君)登壇〕 11 ◯経済消防常任委員長新田長正君) 今次6月定例会において、経済消防常任委員会に付託されました議案及び請願の審査結果並びに経過について、御報告申し上げます。  最初に、付託議案について申し上げます。  本委員会に付託されましたのは、  議案第59号 平成3年度高岡市一般会計補正予算(第1号)のうち本委員会所管分  議案第62号 平成3年度高岡市農業集落排水事業会計補正予算(第1号) の予算議案2件  議案第65号 高岡市農業共済条例の一部を改正する条例  議案第66号 高岡市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例  議案第67号 高岡市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改        正する条例 の条例議案3件  議案第75号 国営射水郷土地改良事業の施行に伴う地元負担について のその他議案1件、計6件であります。  審査の結果、全会一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、審査過程での主なる質疑、意見について申し上げます。  まず、予算議案に関してでありますが、農林水産業費関係では、  ウォ-タ-フェア '91出展負担金が計上されているが、この事業内容はどのようなものかとの質疑に対し、15回目を迎える「水の週間」のメイン行事として、7月29日から8月7日までの10日間、東京で開催される「ウォ-タ-フェア '91東京」の「水の展示会(農業用水コーナー)」に、豊かな水資源に恵まれた「水の王国とやま」を全国に紹介し、庄川流域の水資源開発と農業利水の状況を、地域の風土や生活を交えて、模型、パネル展示するものであるとの答弁がありました。  次に、商工費関係では、  本市の持つ個性と魅力をイメージしたポスターを作成するため、現在、活躍中のグラフィックデザイナーに委託したいとのことであるが、委託者は内定しているのか。  また、ポスターの完成時期と制作されたポスターをどのように活用する考えかとの質疑に対し、国際グラフィック協会員で、本市のクラフトコンペの審査員もお願いしている東京芸術大学卒業の松永 真さんに委託したい。この方は、国内外で数多くのデザイン賞を受賞されているほか、その作品は、世界各国の美術館に多数永久保存されている。ポスターの完成時期については、年度内に制作していただくよう意向を伝えており、完成すれば県内外の新聞、放送、大手出版社マスコミ関係公立美術館、JR各社、空港等に配布し、広く高岡を印象づけたいと考えているとの答弁がありました。  以上が、議案に関する質疑であります。  次に、請願について申し上げます。  本委員会に付託されました請願は、  請願第1号 「コメ輸入自由化反対自治体宣言」について の1件であります。  この請願は、「コメ輸入自由化反対自治体宣言」の決議を求めるものでありますが、採決の結果、全会一致で不採択とすべきものといたしました。  以下、審査過程での主な意見について申し上げます。  いずれも本請願に反対の立場からの意見でありますが、  米自由化反対の趣旨は理解できるものの、自治体宣言の決議を行うよりも、昨年6月定例会で全会一致で「米市場開放阻止に関する意見書」を可決したように、意見書を提出した方がより効果的だと判断し、議案提出の準備を進めている。  この請願の願意である自治体宣言は、本市が行っている他の都市宣言と異なり、都市宣言としてはなじまず、不採択とせざるを得ないとの意見や、  我が国農業の危機が一層深まっている中で、食糧の自給率の向上に努め、農業の活性化を進めていくには、米の完全自給の堅持という歯どめが必要と考えており、本請願の米自由化反対という趣旨は理解できるものの、自治体宣言はなじまないものと考えるので、賛成できない。  さらに、今、農家が将来展望を持って営農できる農業基本政策の確立が緊急課題となっている。消費者の立場や日本の置かれた国際的な立場、役割から見れば、米市場開放についても、国際水準から見て改善すべき点があれば是正すべきと理解しており、不採択とせざるを得ないという意見があったのであります。  以上、簡単ではありますが、経済消防常任委員会審査経過並びに結果の報告といたします。 12 ◯議長(沢田英明君) 経済消防常任委員長 新田長正君の報告が終わりました。  次に、建設水道常任委員長 大井 弘君より報告をお願いいたします。      〔建設水道常任委員長(大井 弘君)登壇〕 13 ◯建設水道常任委員長(大井 弘君) 今次6月定例会において、建設水道常任委員会に付託されました議案の審査結果並びに経過について、御報告申し上げます。  本委員会に付託されましたのは、  議案第59号 平成3年度高岡市一般会計補正予算(第1号)のうち本委員会所管分
     議案第60号 平成3年度高岡市下水道事業会計補正予算(第1号)  議案第68号 工事請負契約の締結について        (平成3年度守山市営住宅建替工事(第3期))  議案第69号 工事請負契約の締結について        (井口本江2号汚水幹線第1号工事)  議案第70号 工事請負契約の締結について        (井口本江3号汚水幹線第1号工事)  議案第71号 工事請負契約の締結について        (戸出1号汚水幹線第2号工事)  議案第72号 工事請負契約の締結について 及び        (戸出1号汚水枝線第1号工事)  議案第76号 市道路線の認定及び廃止について  以上、予算議案2件、その他議案6件の計8件であります。  審査の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  続きまして、審査の過程における主なる質疑について申し上げます。  まず、都市計画街路事業の下伏間江・福田線等国庫補助対象事業が、NTTの起債に切りかわった理由はとの質疑に対し、国の方の都合でNTTの起債となった。内容としては一般の補助金と同じであるとの答弁があり、  また、二上山の環境整備事業費 500万円を新たに増額補正した理由は何か。また、三千坊山の整備はどうなっているのかとの質疑に対し、500 万円を寄附した方の意を尊重し、二上山の自然を多くの人に満喫してもらうために、「二上山ガイドマップ」の作成や標識・案内板等を設置し、利用者の利便を図るものである。また、三千坊山の整備については、当初予算で遊歩道整備等に予算づけをしているとの答弁がありました。  さらに、市営住宅来訪者等のための公共駐車場を設けられないかとの質疑に対し、現在、市営住宅には土地の余裕は余りなく、余剰の土地があれば入居者のために花壇を整備するなど環境の整備に充てたいと考えているとの答弁があったのでございます。  以上をもちまして、簡単ではございますが、建設水道常任委員会の審査結果及び経過の報告といたします。 14 ◯議長(沢田英明君) 建設水道常任委員長 大井 弘君の報告が終わりました。  次に、総務文教常任委員長 北世七雄君より報告をお願いいたします。      〔総務文教常任委員長北世七雄君)登壇〕 15 ◯総務文教常任委員長北世七雄君) 今次6月定例会におきまして、総務文教常任委員会に付託されました議案及び請願の審査結果並びに経過について、御報告申し上げます。  まず初めに、議案について申し上げます。  本委員会に付託されましたのは、  議案第59号 平成3年度高岡市一般会計補正予算(第1号)のうち本委員会所管分  議案第63号 高岡市監査委員条例 及び  議案第73号 工事請負契約の締結について        (高岡市立伏木中学校体育館増改築工事) の3件であります。  審査の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものといたしました。  以下、審査の過程における質疑について申し上げます。  議案第59号 高岡市一般会計補正予算(第1号)に関し、新たに人口問題対策事業費が計上され、人口問題についてアンケート調査を実施するとのことだが、アンケート調査の実施時期及び内容はどのようなものかとの質疑に対し、実施時期は8月に聞き取り調査を行う。対象者は1,000 人とし、300 万円の委託料を組んでいる。内容については、検討委員会を設置し、その中で調査項目を検討していただき、実質的なアンケート調査にしたい。また、対象の範囲も漠然としたものではなくて、例えば15歳から35歳までを対象とするような階層区分などを取り入れ、いろいろな層に分けて実施したいと考えており、現在、その整備を進めているとの答弁がありました。  次に、本委員会に付託されました請願について申し上げます。  まず、請願第4号 消費税廃止を求める意見書採択等について申し上げます。  この請願は、消費税を廃止する旨の意見書採択を求めること及び市関連公共料金への消費税の上乗せを撤回することを願うものであります。  簡易採決の結果、全会一致で不採択とすべきものと決しました。  以下、審査の過程における主な意見について申し上げます。  反対の立場から、  消費税導入をはじめとする一連の税制改革は、軍拡と戦費のための財源ではなく、高齢化社会への対応などの国民福祉の充実に必要な歳入の安定化を図るため行われたものと理解しており、その必要性を認識している。  また、消費税の見直しは、去る5月8日の国会において「消費税法の一部を改正する法律」が全会一致で可決され、この10月1日から施行されることになっている。  なお、消費税額の使用料等への転嫁を内容とする条例、予算は既に議決されており、本市の使用料、手数料についても、適正な転嫁措置が講じられていることは、税制の理念や消費税の趣旨にかんがみ妥当なものと考えており、本請願は不採択とせざるを得ない。  また、消費税法の改正に伴う非課税の対象になる市の使用料については、先日の本会議の質問において、市長から、法の趣旨に沿って、現在、条例改正などの所要の準備を進めているとの答弁があり、適正なものになっていくと思うとの意見や、  また、同じく反対の立場から、  消費税問題は、さきの国会において一定の合意に達しており、消費税廃止の意見書を提出する考えはない。ただし、市公共料金の消費税の転嫁問題については、今後とも市民の立場に立った施策で臨まれたいとの意見、要望があったのであります。  次に、請願第5号 小選挙区制導入に反対する意見書採択について申し上げます。  本請願は、衆議院の選挙制度に小選挙区制を取り入れた選挙制度を採用しないこと及び国勢調査の結果に基づき、現行制度のもとで議員定数の不均衡を「1対2」未満に是正することを旨とした意見書の採択を求めるものであります。  起立採決の結果、賛成多数で不採択とすべきものと決しました。  以下、審査の過程における主な意見、要望等について申し上げます。  まず、賛成の立場から、政治改革のとらえ方が国においては選挙制度にすり変わってしまっている。衆議院に小選挙区を導入することだけが政治改革であるということは相通じないものである。また、現行の衆議院の選挙制度は違憲という判断が示されているとの意見があったのであります。  次に、反対の立場から、  選挙制度の問題は、政治改革の重要な一つの柱として議論されるものと理解している。この問題については、基本的には国家レベルの問題として国会等において十分議論されるべきであり、地方議会として意見書を出す必要はないとの意見があったのであります。  以上で、簡単ではありますが、総務文教常任委員会の審査結果並びに経過の報告といたします。 16 ◯議長(沢田英明君) 総務文教常任委員長 北世七雄君の報告が終わりました。  以上をもちまして、各常任委員会の審査結果並びに経過についての報告が終わりました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               質         疑 17 ◯議長(沢田英明君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。  別段ないようでございますので、これで質疑を終結いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               討         論 18 ◯議長(沢田英明君) 次に、討論に入ります。  通告がございますので、発言を許します。26番 土谷 昭君。      〔26番(土谷 昭君)登壇〕 19 ◯26番(土谷 昭君) 私は、請願第3号並びに請願第4号及び請願第5号について、賛成の立場から討論をいたすものであります。  まず、請願第3号 国民健康保険税の引下げと制度の改善についてでありますが、本市の国民健康保険税が全国平均より被保険者1人当たり1万 6,000円以上も高いものとなっており、自営業者や年金生活者にとって耐えがたいものとなっています。払いたくても払い切れないという切実な声が聞こえます。そして、滞納額も6億円を超えています。  昭和61年 19.46%という大幅値上げによって特にひどいものとなったのであります。また、その結果として、毎年国保会計に大幅な黒字となっております。「高過ぎる国保税を引き下げよ」の大きな世論が高まる中で、昨年国保税の引き下げを行いましたが、平成2年度3億 7,000万円も黒字が見込まれています。この黒字を市長は、基金の創設に充てることを明らかにしていますが、市民の理解と納得の得られないものであります。重税に苦しむ市民の実態を考えるならば、直ちに黒字分を被保険者に返還すべきであります。国保会計の単年度精算の立場からも当然であります。  一方、一般会計からの繰入額は、昭和63年全国平均被保険者1人当たり 7,829円に対して 2,348円、3分の1にもならないものであります。佐藤市長は繰入額については、「市の行財政全般を眺め繰り入れに努力してきたところであります」と本会議で答弁がなされていますが、事実はどうでありましょうか。前市長時代不十分でありましたが、市民の要望にこたえられて、昭和60年 8,000万円、昭和61年1億円に、さらに昭和63年1億 2,000万円それぞれ繰り入れされてきた経緯があります。それ以降、本年まで1億 2,000万円は変わっていません。ただし、被保険者の減少に伴って1人当たりにすれば、昭和63年1人当たり 2,348円が、平成元年 2,409円になったのでありますが、全国平均も 7,829円から 8,598円になっているのであります。市民からすれば、努力してきたと言われても見えないほどのものであります。具体的にこたえていく努力を重ねて求めるものであります。  次に、請願第4号 消費税廃止を求める意見書採択について述べます。  消費税は、政府・自民党による公約違反と議会制民主主義のじゅうりんの結果生まれた税金であります。この2年余で「高齢化社会のため」という消費税導入の理由が全く国民だましであり、軍拡と戦費の財源であったこと、物価は 7.2%も押し上げられ、低所得者層ほど負担の重い、最もひどい不公平税制であったことが一層明らかになっています。しかも、消費税が「高齢化社会のため」などでないことは、国会に老人保健法の改悪案が出されたことを見れば明らかであります。  さきの第 120通常国会で、国民の強い廃止世論が反映し、教育費や家賃、助産、火葬、埋葬、福祉事業などの一部を非課税とする見直しがなされましたことは、これは当然のことであります。昨年の総選挙で自民党が公約した食料品の軽減税率を含む1兆 1,400億円の減税にもならず、減税額は消費税6兆円の 2.5%、わずか 1,480億円であります。食料品やガス、電気料などを含め、生活必需品のほとんどは課税対象であり、消費税が国民生活を破壊し、弱い者いじめの不公平な逆進税制であるという、この本質はいささかも変わっておりません。  政府・自民党は、部分的な見直しによって存続させようとしていますが、消費税の仕組みを残す限り、近い将来、税率を引き上げられることは、最近の自民党や財界首脳の発言からも明らかであります。  我が党は、公共料金への消費税転嫁の撤回と消費税そのものを廃止するために全力を尽くすことを表明をし、次に移ります。  請願第5号 小選挙区制導入に反対する意見書採択についてであります。選挙制度の問題、特に小選挙区制の導入策動を許すかどうかの問題は、文字どおり日本の民主主義と議会政治の根幹にかかわる問題であります。今、政府・自民党は、政治改革を口実に議会政治の根底を覆そうといたしております。  政治改革とは、リクルート事件などに露呈された金権腐敗政治にメスを入れ、国民の政治に対する信頼回復をすることにあったのでありますが、政府・自民党は、金権腐敗の根源である企業、団体献金の温存を図りながら、リクルート事件の中曾根元首相などの復党に見られるように、あらゆる面で国民の要求を逆なでいたしております。  小選挙区制の反民主的な本質を示す決定的な問題は、これが現在、政権を握っている自民党に圧倒的多数の議席の獲得を保障する点であります。新聞社その他の一連の試算によっても、90年の総選挙の得票率46%の自民党が78%から79%の議席を独占することになります。  議会制民主主義の最高機関としての国会は、主権者である国民の意思をできるだけ正確に反映するところにあります。小選挙区制が、日本における国民主権と議会制民主主義にとって致命的なものであることを具体的に示しています。  今、国会に緊急に求められているのは、小選挙区制のような党略的策動ではありません。現行の選挙制度のもとで、国会に義務づけられていながら、長期にわたってなおざりにされ、ついに一連の裁判所の判決で憲法違反の状態と断定されるまでに至った定数の不均衡を早急に是正することであります。  日本国民はこれまで、鳩山内閣の小選挙区制計画にも、田中角栄内閣の計画にも広範な共同の戦いをもってこれを粉砕してきた歴史があります。日本共産党は今回の自民党、海部内閣の策謀に対しても、これに反対する政党、団体、個人の広範な共同を実現するために誠意ある努力を尽くし、国民的な世論と運動の包囲によって、この暴挙を打ち砕くために全力を挙げることを表明いたしまして、私の賛成討論にかえます。 20 ◯議長(沢田英明君) 以上で、討論を終結いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採         決 21 ◯議長(沢田英明君) これより、議案の採決を行います。  議案第59号 平成3年度高岡市一般会計補正予算(第1号) から  議案第76号 市道路線の認定及び廃止について まで  以上18件を一括して採決いたします。  本案に対する委員長の報告は、いずれも可決であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 22 ◯議長(沢田英明君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第59号から議案第76号までの18件は、いずれも委員長の報告のとおり可決されました。  ───────────────────────────────────── 23 ◯議長(沢田英明君) 次に、請願の採決を行います。  まず、  請願第1号 「コメ輸入自由化反対自治体宣言」について  請願第3号 国民健康保険税の引下げと制度の改善について 及び  請願第4号 消費税廃止を求める意見書採択等について  以上3件を一括して採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、いずれも不採択であります。  本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
                  〔賛 成 者 起 立〕 24 ◯議長(沢田英明君) 起立多数であります。  よって、請願第1号、請願第3号及び請願第4号の3件は、いずれも委員長の報告のとおり不採択とすることに決定いたしました。  ───────────────────────────────────── 25 ◯議長(沢田英明君) 次に、  請願第5号 小選挙区制導入に反対する意見書採択について を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、不採択であります。  本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。               〔賛 成 者 起 立〕 26 ◯議長(沢田英明君) 起立多数であります。  よって、請願第5号は、委員長の報告のとおり不採択とすることに決定いたしました。  ───────────────────────────────────── 27 ◯議長(沢田英明君) 次に、残余の  請願第2号 高岡市南部老人福祉センター増築及び敷地拡張について を採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、採択であります。  本件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 28 ◯議長(沢田英明君) 御異議なしと認めます。  よって、請願第2号は、委員長の報告のとおり採択とすることに決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               追加議案の上程 29 ◯議長(沢田英明君) 次に、日程第3 議案第77号から議案第79号までを議題といたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               提案理由の説明 30 ◯議長(沢田英明君) 市長 佐藤孝志君より、提案理由の説明を求めます。      〔市長(佐藤孝志君)登壇〕 31 ◯市長(佐藤孝志君) 本日、追加提出いたしました議案3件について御説明申し上げます。  議案第77号は、公平委員会の委員の選任について同意を求める件でありまして、荒木泰行氏が、5月31日で辞職されましたので、新たに道具欣二氏を選任いたしたいと存ずるものであります。  議案第78号は、固定資産評価審査委員会の委員の選任について同意を求める件でありまして、織田幸市氏の任期が6月29日で満了いたしますので、引き続き同氏を選任いたしたいと存ずるものであります。  議案第79号は、人権擁護委員の推薦について意見を求める件でありまして、上田正明氏の任期が5月14日で満了いたしましたので、引き続き同氏を推薦いたしたいと存ずるものであります。  何とぞ、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げる次第でございます。 32 ◯議長(沢田英明君) 市長 佐藤孝志君の提案理由の説明が終わりました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委員会付託の省略 33 ◯議長(沢田英明君) ただいま議題となっております議案第77号から議案第79号までの3件につきましては、人事案件でございますので、直ちに採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 34 ◯議長(沢田英明君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第77号から議案第79号までの3件は、直ちに採決することに決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採         決 35 ◯議長(沢田英明君) これより、採決を行います。  まず、議案第77号を採決いたします。  議案第77号 公平委員会の委員の選任について同意を求める件  これは、道具欣二君に係るものであります。  本案につきましては、同意することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 36 ◯議長(沢田英明君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第77号は、これに同意することに決定いたしました。  ───────────────────────────────────── 37 ◯議長(沢田英明君) 次に、議案第78号を採決いたします。  議案第78号 固定資産評価審査委員会の委員の選任について同意を求める件  これは、織田幸市君に係るものであります。  本案につきましては、同意することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 38 ◯議長(沢田英明君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第78号は、これに同意することに決定いたしました。  ───────────────────────────────────── 39 ◯議長(沢田英明君) 次に、議案第79号を採決いたします。  議案第79号 人権擁護委員の推薦について意見を求める件  これは、上田正明君に係るものであります。  本案につきましては、同意することに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 40 ◯議長(沢田英明君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第79号は、これに同意することに決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━           庄川右岸水害予防市町組合議会議員選挙 41 ◯議長(沢田英明君) 次に、日程第4 庄川右岸水害予防市町組合議会議員選挙を行います。  本件は、庄川右岸水害予防市町組合議会議員の任期満了に伴うものであります。 42 ◯議長(沢田英明君) お諮りいたします。  選挙の方法につきましては、地方自治法第 118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。  これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 43 ◯議長(沢田英明君) 御異議なしと認めます。  よって、選挙の方法は、指名推選によることに決定いたしました。 44 ◯議長(沢田英明君) 次に、お諮りいたします。  指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 45 ◯議長(沢田英明君) 御異議なしと認めます。  よって、議長において指名することに決定いたしました。 46 ◯議長(沢田英明君) 庄川右岸水害予防市町組合議会議員に、  高岡市上麻生 1,226番地 高田弘義君  高岡市中田 4,899番地 荒川正雄君  高岡市城東1丁目6番11号 萩原 隆君  高岡市下麻生 490番地 窪田正人君  高岡市姫野 845番地 中島仁一君  高岡市中田 5,179番地 柳清利勝君  以上6君を指名いたします。 47 ◯議長(沢田英明君) お諮りいたします。  ただいま議長において指名いたしました6名の諸君を当選人と定めることに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 48 ◯議長(沢田英明君) 御異議なしと認めます。  よって、ただいま指名いたしました6名の諸君が、庄川右岸水害予防市町組合議会議員に当選されました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議員提出議案の上程 49 ◯議長(沢田英明君) 次に、日程第5 議員提出議案第10号を議題といたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                  提案理由の説明 50 ◯議長(沢田英明君) 議員提出議案第10号 米市場開放阻止に関する意見書について 中島 司君より、提案理由の説明を求めます。      〔10番(中島 司君)登壇〕 51 ◯10番(中島 司君) 文案の朗読をもって提案にかえますので、議員各位の御理解をお願いいたします。             米市場開放阻止に関する意見書  ガット・ウルグアイ・ラウンドの農業交渉は、近く本格的な交渉が再開される見通しとなり、重大な局面を迎えようとしている。  同交渉において、我が国政府は、これまで米の完全自給という基本姿勢を貫いてきたが、最近の、米市場開放圧力の一層の強まりの中で、政財界の一部からは、米市場の部分開放を容認する発言が相次ぐなど、情勢は一段と厳しさを増している。  同交渉の最終局面において、我が国政府が従来からの米の完全自給の姿勢を一歩でも後退させるならば、稲作のみならず我が国農業全体が取り返しのつかない打撃をこうむり、国民への食糧の安定的供給のみならず、地域経済・文化面や環境保全などにも多様かつ深刻な影響が及ぶものと憂慮される。  よって、政府におかれては、昭和63年9月の国会における米の自由化反対決議を厳守し、ガット農業交渉において、米の完全自給方針を堅持されるよう強く要請する。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。   平成3年6月25日                                 高岡市議会  なお、提出先は、内閣総理大臣、外務大臣、農林水産大臣であります。 52 ◯議長(沢田英明君) 中島 司君の提案理由の説明が終わりました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委員会付託の省略 53 ◯議長(沢田英明君) お諮りいたします。  本案につきましては、質疑、討論の通告がございませんので、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 54 ◯議長(沢田英明君) 御異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第10号は、委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採         決 55 ◯議長(沢田英明君) これより、採決を行います。  議員提出議案第10号 米市場開放阻止に関する意見書について  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。               〔賛 成 者 起 立〕 56 ◯議長(沢田英明君) 起立全員であります。  よって、議員提出議案第10号は、原案のとおり可決されました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議員提出議案の上程 57 ◯議長(沢田英明君) 次に、日程第6 議員提出議案第11号を議題といたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               提案理由の説明 58 ◯議長(沢田英明君) 議員提出議案第11号 食糧・農業基本政策の確立に関する意見書について 石田義雄君より、提案理由の説明を求めます。      〔11番(石田義雄君)登壇〕 59 ◯11番(石田義雄君) ただいま上程されました議員提出議案第11号について、提出者を代表しまして、提案理由の説明を申し上げたいと存じます。  お手元の文案を読み上げて、提案にかえさせていただきたいと思います。           食糧・農業基本政策の確立に関する意見書  我が国農業を取り巻く厳しい環境の中で、稲作農家は、消費者の要望にこたえて良質米の安定生産・供給に取り組むとともに、転作等目標面積の達成、コスト低減等に懸命の努力を重ねているところである。  しかし、市場開放圧力の一層の強まりや生産者米価の引き下げの動き、自主流通米をめぐる状況の変化等により、稲作農業と経営の先行きに大きな不安を抱いている。  よって、政府におかれては、水田農業の地域経済社会や国土保全等に果たしている役割を評価し、農家が将来展望を持って営農できるよう、食糧・農業基本政策の確立を図るため、次の事項を実現するよう強く要望する。                    記  1 平成3年度産米の政府買入価格は、現行価格を維持すること。  1 良質米奨励金をはじめとした自主流通助成費は、現行を確保すること。  1 食糧管理制度の基本を堅持するとともに、適地適産に基づく稲作農業の将来展望   を確立すること。  1 農業基盤整備の一層の拡充とともに、地域農業の担い手の確保・育成対策を強化   すること。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。   平成3年6月25日                                 高岡市議会  なお、提出先は、内閣総理大臣、大蔵大臣、農林水産大臣、食糧庁長官であります。  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 60 ◯議長(沢田英明君) 石田義雄君の提案理由の説明が終わりました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委員会付託の省略 61 ◯議長(沢田英明君) お諮りいたします。  本案につきましては、質疑、討論の通告がございませんので、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 62 ◯議長(沢田英明君) 御異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第11号は、委員会付託を省略し、直ちに採決することに決定をいたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採         決 63 ◯議長(沢田英明君) これより、採決を行います。  議員提出議案第11号 食糧・農業基本政策の確立に関する意見書について  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。               〔賛 成 者 起 立〕 64 ◯議長(沢田英明君) 起立全員であります。  よって、議員提出議案第11号は、原案のとおり可決されました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議員提出議案の上程 65 ◯議長(沢田英明君) 次に、日程第7 議員提出議案第12号を議題といたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               提案理由の説明 66 ◯議長(沢田英明君) 議員提出議案第12号 原爆被害者等援護対策の充実に関する意見書について 石灰昭光君より、提案理由の説明を求めます。      〔15番(石灰昭光君)登壇〕 67 ◯15番(石灰昭光君) ただいま上程されました議員提出議案第12号 原爆被害者等援護対策の充実に関する意見書を提案者を代表して、文案の朗読をもって提案説明にかえさせていただきます。          原爆被害者等援護対策の充実に関する意見書  人類史上初の核戦争の犠牲となった広島・長崎の原爆被害者は、被爆45年を経た今なお、その後遺症に苦しみ、かつ高齢化の進む中で、被害者と家族の抱える悩みはますます深刻になっている。  被害者に対しては、「原子爆弾被害者の医療等に関する法律」及び「原子爆弾被害者に対する特別措置に関する法律」によって、健康管理、医療、福祉の対策が講じられているが、さらに総合的な施策が強く望まれている。  よって、政府におかれては、公平の原則に配慮しつつも、原爆被害者実態調査に基づき、被爆者の実態を十分理解され、各種手当の充実、相談事業の推進等、被爆者が安心して生活できるよう、原爆被害に対する法律の整備等を含めた総合的な援護対策の確立を強く要望する。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。   平成3年6月25日                                 高岡市議会  なお、提出先は、内閣総理大臣、大蔵大臣、厚生大臣、自治大臣であります。  議員各位の御賛同をよろしくお願いをいたします。 68 ◯議長(沢田英明君) 石灰昭光君の提案理由の説明が終わりました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               質         疑 69 ◯議長(沢田英明君) これより、質疑に入ります。  通告がございませんので、これで質疑を終結いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               委員会付託の省略 70 ◯議長(沢田英明君) お諮りいたします。  本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定より、委員会付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    71 ◯議長(沢田英明君) 御異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第12号は、委員会付託を省略することに決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               討         論 72 ◯議長(沢田英明君) 次に、討論を行います。  通告がございますので、発言を許します。28番 太田一男君。      〔28番(太田一男君)登壇〕 73 ◯28番(太田一男君) 議員提出議案第12号につきまして、社会クラブを代表し、賛成討論を行います。  議員提出議案であり、しかも賛成討論でありますから、本来は簡単に述べるべきでありましょうけれども、この際、社会クラブの立場を鮮明にすること、さらにこの問題に対する先輩及び同僚議員の理解をさらに深めていただきたく、若干長い討論となりますことをあらかじめ御了承願いたいと思います。しばらく時間をいただきたいと思います。  この議案は、広島・長崎の原子爆弾の被爆者に対する救済措置を強化するよう政府に求める意見書決議でございますが、かねてから議会の懸案になっていた課題が一歩前進したものと受けとめ、我々、一定の評価をするところでございます。  しかしながら、戦後45年を経た今もなお、身体的、肉体的に苦しみ続けている40万人近いと言われる広島・長崎の原爆被害者。その被爆者の強い願いである「被爆者援護法の早期制定」の文字が明記されておらず、「画竜天睛を欠く」の感が否めないのであります。  また、全国的に見ても、まれな、統一した市民団体としての「高岡原水協」も、この被爆者援護法の制定に関しては強い願いを持っており、すぐれてヒューマニズムの問題として、党派を超えて考える大事な時期となっているのではないかと考えるのであります。  そもそもこの「被爆者援護法」、提案によりますと、原爆被害者等援護法というのが、被爆者の団体のつけております名前でございますが、この被爆者援護法は1973年に日本被団協が「被爆者援護法のための要求骨子」を発表し、国家補償の精神に基づく抜本的な法の制定を要求して以来、国民的な課題となっています。もう20年近くもたっているわけであります。  このことについて、政府は一般戦災者との補償の均衡を欠くという理由で、いまだに否定的姿勢を変えようとしていません。しかし、被爆者の実態は「補償均衡論」によって切り捨てられるほど容易なものではなく、極めて悲観的な状況にあります。  被爆者援護法に関して、今まで政府は、いわゆる原爆二法と言われる「原爆医療法」と「原爆特別措置法」があるから必要がないと主張してきましたが、実際には「医療法」は、医療対策のみに限定され、生活破壊に対する補償と援護の措置は見送られています。また、「特別措置法」では、支給条件に幾つかの制限が課せられておりまして、いまだに支給対象外とされる被爆者が多いと言われています。  このように不十分な法的措置のため、被爆者は結婚や就職で差別を受けることが多く、苦しみ続けているという被爆者の話を私は何回となく直接聞いてきました。被爆者の置かれた悲惨な実態は、まさに想像をはるかに超えたところにあると私は実感をしています。  原爆の被爆者は、放射線障害によって病気が多発し、それが決してよくなっていかないという特徴を持っています。その意味では、現行の法律における「疾病認定」のあり方にも問題があると言われているのであります。  さらに年月を経るに従って、被爆二世、三世の問題が深刻になってきました。胎内被爆はもちろんのこと、放射線による遺伝的影響が医療によって回復できないものであるだけに、何らかの補償措置を講ずべきではないかと言われておるのであります。  政府はこのことに関し、調査・研究のための健康診断を実施しましたが、これはあくまで調査・研究であります。被爆者二世は病弱や不確定性疾病が多く、低所得や結婚、就職差別で最も苦しんでいるため、被爆二世の団体は社会的な実態調査を早急に求めているのが実情であります。  さらに、最近、朝鮮人被爆者のことが問題になってきました。原爆が投下されたとき、広島・長崎には13万人余の朝鮮人が居住していたのではないかと言われています。これらの人々の多くは、日本によって強制連行されたものと言われ、このうち約5万人が被爆死し、約8万人が生存しているか、亡くなっているかであると推定されております。  在日朝鮮人被爆者が何人いるかは不明でありますが、広島には約 1,400人、長崎には 126人の被爆者手帳所持者がいると言われます。いまだに多くの朝鮮人被爆者が、「隠れ」の状態でいることは、申請の際に2人の証人が必要であることから、大変手続が難しいという問題があるからであります。  この問題は、韓国の盧泰愚大統領が来日の際にも政治問題の一つとなりました。広島・長崎の原爆被害者40万人のうち、朝鮮人だけでなく、26カ国の外国人が含まれています。外国人被爆者の問題は既に国際的な問題になっているにもかかわらず、今のところ政府は対応に苦慮するのみで、目立った前進はしていません。  それは、西ドイツの「戦争犠牲者援護法」のように、在来外国人にも適用するという姿勢ではなくて、韓国の被爆者に対する原爆二法の適用を拒んできた日本政府の対応が、国際的な問題について解決を困難にしていると考えられるのであります。  以上、被爆者援護法の早期制定の持つ意味について、基本的な問題点を申し上げました。議員提出議案第12号で表現されている内容、法律の整備等を含めた総合的な援護対策の確立という内容は、その方向へ向かう一段階であるし、大きな一歩であると我々社会クラブは考えます。  高岡市議会は、慎重に審議して、そして政治的方向を決めるというよい特性を持っております。しかし、時には、県内市町村に先駆けて「平和宣言都市」を実現した先見性も兼ね備えております。この次の段階は、かなり近い時期に高岡市議会が被爆者の立場に大きな理解を示し、「被爆者援護法の早期制定」を満場一致で可決されるであろうことを期待いたしまして、議員提出議案第12号に賛成するところでございます。どうか、ひとつよろしくお願いいたします。 74 ◯議長(沢田英明君) 26番 土谷 昭君。      〔26番(土谷 昭君)登壇〕 75 ◯26番(土谷 昭君) 私は、原爆被害者等援護対策の充実に関する意見書(案)について、賛成の立場で討論をいたすものであります。  この意見書は、富山県被爆者協議会から陳情がなされた「原爆被爆者等援護法」即時制定の促進、意見書採択に関する要望書を受ける形で提案されたものであります。そういう点では、「原爆被爆者等援護法」即時制定の促進の願意からすれば、この意見書案は全面的にこたえたものになっておりません。ただ、文案の中で、「原爆被害に対する法律の整備等を含めた総合的な援護対策の確立」、この部分を広く解釈をいたしまして、賛成をいたしたいと思います。  陳情の趣旨にあるように、被爆から45年を経た今日なお核戦争の危機、核兵器の脅威は依然として取り除かれてはいません。  冷戦構造の崩壊で情勢は一路緊張緩和にとの声もありますが、INF条約で米ソ両国は戦略核兵器の削減が完全に実施されたとしても、それは双方の戦略核兵器の20%ないし30%にすぎず、米ソそれぞれが保有できる核兵器の破壊力は、広島に投下された原爆の威力の6万倍にも相当するものであり、米ソの合意の中身は「近代化」という名の新たな核兵器の質的強化さえ認めております。核兵器廃絶の戦いは今日でもなお人類の死活にかかわる重要な課題であります。  原爆被爆者援護法は、世界でただ一つの被爆国として、何よりも急がなければならない人道的、人類的な課題であります。  日本原水爆被害者団体協議会「日本被団協」は、1956年の第2回原水爆禁止世界大会の中で結成をされました。「再び被爆者をつくらない」と訴えるとともに、侵略戦争の開始によって、国際法違反のアメリカの原爆投下を招き、アメリカに対して賠償請求も責任追求も放棄したばかりか、被害者を放置してきた政府に国家補償の被爆者援護法制定を要望し続けてきたのであります。運動の前進によって、1957年に「被爆者医療法」、1968年に「被爆者特別措置法」が制定されましたが、不十分なものであります。  被爆から40年もの間、死没者の調査さえしようとしなかった政府は、全容解明にはほど遠い内容でありますが、昨年5月、我が国で初めて発表した死没者調査結果によると、全国29万 5,956名が死没し、現在なお約35万 5,000人の被爆者が生存されております。「被爆者はもうこれ以上待てない」「被爆者は時間がない」「被爆50周年は被爆者にはない」、これが被爆者の切実な声であります。被爆者援護法の制定を求める世論は国の内外で高まっています。  原爆被爆者援護法制定を求める決議、意見書を採択した地方議会は、昨年の11月1日現在、広島・長崎両県、市をはじめ、1,518 の議会に上るのであります。本県でも富山市をはじめ、多くの議会で採択されています。また、1989年12月には、与・野党逆転した参議院において、全野党6党派の共同提案がなされて、初めて被爆者援護法の制定の決議がなされたのであります。これは多数の自民党の議員を含め、6割余の国会議員が援護法制定賛同署名を行うほどの大きな広がりが反映したものであります。しかし、政府・自民党は海部首相をはじめ多くが被爆者援護法制定賛同署名に応じていながら、採決には反対をし、衆議院では何の審議もせず、即日廃案にするという公約違反を行ったのであります。  平和都市宣言を県下の自治体に先駆けて行った本市議会においても、今後とも被爆者援護法の即時制定を求めると同時に、核兵器の廃絶のため積極的な役割を果たすことが求められていると思います。我が党もその立場で奮闘することを明らかにして賛成討論といたします。 76 ◯議長(沢田英明君) 以上で、討論を終結いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               採         決 77 ◯議長(沢田英明君) これより、採決を行います。  議員提出議案第12号 原爆被害者等援護対策の充実に関する意見書について  本案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。               〔賛 成 者 起 立〕 78 ◯議長(沢田英明君) 起立全員であります。  よって、議員提出議案第12号は、原案のとおり可決されました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               閉会中の継続審査の件 79 ◯議長(沢田英明君) 次に、日程第8 閉会中の継続審査の件を議題といたします。  議会運営委員長及び各常任委員長から、それぞれの所管事項の調査について、お手元に配付いたしました継続調査事件一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。  本件は、各委員長からの申し出のとおり、継続審査とすることに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 80 ◯議長(沢田英明君) 御異議なしと認めます。  よって、各委員長からの申し出のとおり、所管事項の調査につきましては、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。   ───────────────────────────────────               閉会中継続調査事件一覧表 議会運営委員会  1 次期定例会又は臨時会の日程等議会の運営について  2 会議規則、委員会条例等議会関係条規の制定、改廃について  3 議長の諮問に関する事項について 総務文教常任委員会  1 市政の総合企画について  2 財政計画及び財政運営について  3 市税その他財源の確保について  4 義務教育内容の充実及び教育施設の整備について  5 社会教育及び社会体育について  6 文化振興及び文化財の保護について  7 その他総務文教所管に関する事項 民生病院常任委員会  1 社会福祉及び児童福祉対策について  2 老人福祉及び老人医療について  3 国民健康保険及び国民年金について  4 保健衛生及び救急医療について  5 公害対策及び交通安全対策について  6 清掃事業について  7 市民病院事業について  8 その他民生病院所管に関する事項 経済消防常任委員会  1 商工業の振興について  2 勤労者対策について  3 観光対策について  4 農林水産業の振興について  5 農業生産基盤の整備について  6 消防対策について  7 その他経済消防所管に関する事項 建設水道常任委員会  1 道路及び橋梁の整備、維持について  2 住宅対策について  3 都市計画について  4 土地区画整理事業について  5 公園の整備及び緑化の推進について  6 下水道事業について  7 水道事業について  8 その他建設水道所管に関する事項   ───────────────────────────────────    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               議 長 あ い さ つ 81 ◯議長(沢田英明君) 以上で、本日の日程は、全部終了いたしました。  6月定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。  今次6月定例会は、去る14日に開会以来、本日まで終始熱心に御審議を賜り、本日ここに全案件を議了し、無事閉会の運びとなりましたことは、まことに御同慶にたえない次第でございます。
     この間、議事の円滑な運営について、種々御協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。  なお、市当局におかれましは、本会議、委員会等の審議を通じて出されました意見、要望等の趣旨を十分に体されまして、今後の市政運営に万全を期されるようお願いする次第であります。  また、本定例会におきましては、このたびの地方自治法の改正に伴い、議会運営委員会の条例化、参考人制度の導入等に向け、所要の整備を図ったわけでございますが、その制度改正の趣旨を踏まえまして、今後、一層議会活動の充実、活性化に向け努力しなければならないと改めて思う次第でございます。  うっとうしい梅雨がいましばらく続きそうでございますが、皆様方には健康に十分御留意の上、御活躍されますよう御祈念申し上げまして、閉会に当たってのごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               閉         会 82 ◯議長(沢田英明君) これをもちまして、今期定例会を閉会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 83 ◯議長(沢田英明君) 御異議なしと認めます。  よって、平成3年6月高岡市議会定例会を閉会いたします。  ───────────・─────────────・───────────                              閉会 午後2時25分 地方自治法第 123条第2項の規定により署名する。    高岡市議会議長    高岡市議会副議長    会議録署名議員    会議録署名議員    会議録署名議員 Copyright © Takaoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...