富山市議会 2020-05-01
令和2年5月臨時会 (第1日目) 本文
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 議事の経過
───◇ ◇ ◇───
開 会
午前10時 開会
◯ 議長(舎川 智也君)
ただいまから、令和2年5月
富山市議会臨時会を開会いたします。
───◇ ◇ ◇───
開 議
午前10時 開議
2
◯ 議長(舎川 智也君)
本日の会議を開きます。
議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
───◇ ◇ ◇───
報 告
3
◯ 議長(舎川 智也君)
日程に入ります前に、
報告事項を申し上げます。
本
臨時会における
議案説明員の
出席要求に対し、お手元に配付してありますとおり、それぞれ
出席者の報告がありました。
───◇ ◇ ◇───
会議録署名議員の指名
4
◯ 議長(舎川 智也君)
これより、日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第80条の規定により、会期中の
会議録署名議員に
3番 金 谷 幸 則 君
16番 東 篤 君
37番 柞 山 数 男 君
を指名いたします。
なお、ただいま指名いたしました
会議録署名議員が欠席の場合は、当日出席の
年長議員に代わっていただくことにいたします。
───◇ ◇ ◇───
会期決定の件
5
◯ 議長(舎川 智也君)
次に、日程第2
会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。本
臨時会の会期は、本日1日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
6
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認めます。よって、会期は1日間と決定いたしました。
───◇ ◇ ◇───
仮議長の選任を議長に委任する件
7
◯ 議長(舎川 智也君)
次に、日程第3 仮議長の選任を議長に委任する件を議題といたします。
お諮りいたします。
地方自治法第106条第3項の規定により、今会期中における仮議長の選任を議長に委任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
8
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
今会期中における仮議長に、29番 鋪田 博紀君を指名いたします。
───◇ ◇ ◇───
議案第87号から議案第90号まで、
及び報告第2号から報告第5号まで
9
◯ 議長(舎川 智也君)
次に、日程第4 議案第87号から議案第90号まで、及び報告第2号から報告第5号までを
一括議題といたします。
提案理由説明・質疑ほか
10
◯ 議長(舎川 智也君)
森市長から
提案理由の説明を求めます。
〔市長 森 雅志君 登壇〕
11
◯ 市長(森 雅志君)
おはようございます。
令和2年5月
臨時会の開会に当たり、提出いたしました案件の
概要等について申し上げます。
昨年12月に中国で発生した
新型コロナウイルス感染症は、急速な勢いで多くの国々に広がり、
世界保健機関が2009年の
新型インフルエンザ以来、11年ぶりに世界的な大流行を意味する「
パンデミック」という表現を用いるなど、世界に大きな脅威と深刻な被害をもたらしております。
我が国においては、東京都で連日100人を超す
感染者が確認されるなど、特に都市部において
感染者が増加していたことから、去る4月7日に、政府は国民の生命を守るため、7都府県に
新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく
緊急事態宣言を発出し、同16日には
対象地域を全国へと拡大されたところです。
また、
感染拡大を早期に収束させるとともに、雇用の維持、事業の継続、そして生活の下支えを最優先に全力で取り組み、さらには、収束後の経済の力強い回復と
社会変革の推進を実現するため、まさに国難とも言える事態に対し、
事業規模にして117兆1,000億円もの、これまでにない大規模な
緊急経済対策を策定し、対応することとされております。
本市におきましては、去る3月30日に1人目の
感染者が確認された後、急速に感染が拡大し、人口比では先に
緊急事態宣言が発出された7都府県よりも
感染者数が上回るとともに、
感染経路が特定できないケースが見られるなど、我々は今まさに
新型コロナウイルスの脅威に直面しております。
こうした中、苛酷な
ウイルスとの闘いの最前線で、高い使命感と強い責任感を持って献身的に御尽力いただいている
医療従事者等の皆様に対し、心より感謝申し上げます。
医療従事者等の皆様には、日々、
感染リスクと背中合わせの厳しい状況の中、対応に当たっていただいておりますが、今後さらに感染が拡大した場合には、
医療現場は危機的な状況に陥ることが懸念されます。
このため本市では、市民への感染が確認された直後から、独自に市民の皆様に感染の
リスクを避ける行動をお願いしてきたところでありますが、この場をお借りいたしまして、改めて
不要不急の外出を控え、人が密集する場所には行かないなど、「3つの密」を避ける行動が
新型コロナウイルスに打ちかつために有効な手段であることを御理解いただき、社会の一員として社会を守り、自分を守り、家族を守るための行動を徹底していただくようお願い申し上げます。
市民の皆様には、小・中学校の
臨時休校や
保育施設等の
利用自粛要請、
事業者の皆様には
休業要請など、
感染拡大防止のための措置により多大な御苦労をおかけしております。
本市といたしましても、長期戦が予想される
感染症と
市民一丸となって闘い、この難局を乗り越えるため、必要な
財政措置についてはちゅうちょなく行い、
感染拡大を防止する取組はもとより、市民の暮らしを守り、
地域経済を支える施策を速やかに実行してまいる所存であります。
次に、提出いたしました案件について、その概要を申し上げます。
予算案件については、
一般会計において
新型コロナウイルス感染症対策に要する経費の補正を行うものであり、429億7,400万余円を追加するものであります。
次に、
歳出予算の主な内容について申し上げます。
まず、
新型コロナウイルス感染症の拡大を防止する取組として、
テレビコマーシャルや
新聞広告などを通じた
市民向けの
感染防止対策啓発キャンペーンに要する経費や、
PCR検査の
件数増加に対応するための経費などを計上しております。
次に、市民の暮らしを守る取組につきましては、家計への支援として市民1人につき10万円をお配りする
特別定額給付金や、
保育施設や
介護施設などからの
利用自粛要請に応じた家庭への
協力金、
利用自粛期間中に
保育等を行った祖父母への
給付金に要する経費などを計上しており、可能な限り迅速に支援が届くよう努めてまいります。
なお、市民の皆様に支援が届くまでには、いましばらくお時間を頂かなければなりません。当面の
生活資金等でお困りの場合は、
社会福祉協議会の緊急の
貸付制度などの御活用も御検討いただくようお願い申し上げます。
次に、
地域経済を支える取組としましては、県の
休業等の要請に応じた
中小企業及び
個人事業主に対する
協力金の支給に要する経費や、
中小企業者の
経営基盤の安定を図るための
貸付事業に係る
利子助成金などを計上しております。
その他の事業としては、私を含めた特別職の
期末手当を削減することとし、それにより生じた
一般財源については、今後の
新型コロナウイルス感染症対策に必要な経費に充当するため、新たに基金を創設し積み立てることとしております。
以上が歳出のあらましですが、これらに要する財源としては、事業に伴う
国庫支出金、
財政調整基金繰入金などを充てております。
なお、昨日成立した
新型コロナウイルス感染症緊急経済対策に係る国の
補正予算に呼応する事業については、今後の
補正予算も含めて順次対応してまいりたいと考えております。
次に、予算以外の案件について申し上げます。
まず、
条例案件については、「富山
市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」を制定するものなど3件であります。
承認案件については、
専決処分について承認を求めるもの2件、
報告案件については、
損害賠償請求に係る和解の
専決処分について報告するものなど2件であります。
よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
12
◯ 議長(舎川 智也君)
これより、議案第87号から議案第90号まで、及び報告第2号から報告第5号までを一括して質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、発言を許します。
あらかじめ質疑をされる方に申し上げます。
議案質疑とは、現に議題となっている事件について疑義をただすために行うものであり、自己の意見を述べることはできませんので、御承知おき願います。
26番 村石 篤君。
13 ◯ 26番(村石 篤君)
ただいま議題となっております議案第88号 富山
市職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例制定の件について、
社会民主党議員会より
議案質疑を行います。
富山
市職員の給与に関する条例の
一般職員とは、
正規職員として定められています。この条例では、給与には
特殊勤務手当が入ると規定されています。
一方、
会計年度任用職員については、富山
市会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する条例で、報酬の中には
特殊勤務手当を含むことができると規定されています。
富山市民病院における
新型コロナウイルスの感染に関しては、初めての
感染者が発症した日及び翌日の2日間に該当する病棟で勤務していた
会計年度任用職員にも
PCR検査を行ったと聞いています。
また、保健所の
保健予防課結核・
感染症係の
会計年度任用職員は、
新型コロナウイルスの感染の疑いがある市民の相談を対面で行っていると聞いています。
そこで、質問いたします。
条例の富山
市職員は
正規職員を指すと思いますが、
会計年度任用職員に対してもこの
公衆衛生業務手当が支給されるのか伺います。
14
◯ 議長(舎川 智也君)
前田企画管理部長。
15
◯ 企画管理部長(前田 一士君)
仮に、
会計年度任用職員が今回の
条例改正による
公衆衛生業務手当の特例の対象となる業務に従事した場合、
正規職員と同様に、感染の
リスクに加え、厳しい
勤務環境と極めて緊迫した雰囲気の中で平常時には想定されない業務に当たることとなるため、
当該手当の
支給対象になるものと考えております。
16
◯ 議長(舎川 智也君)
26番 村石 篤君。
17 ◯ 26番(村石 篤君)
分かりました。
次の質問です。
総務省の
公務員課長及び
給与能率推進室長は、令和2年4月21日、「
新型コロナウイルス感染症により生じた事態に対処するための
防疫等作業手当の特例の運用及び
業務体制の確保について」の通知を出しています。
通知の中では、「全国で
新型コロナウイルス感染症が急速に拡大し、各
地方公共団体において、病院や
宿泊施設等での
患者収容の増加が見られる中、感染の
リスクに加え厳しい
勤務環境と極めて緊迫した雰囲気の中で平常時には想定されない業務に当たることとなる病院や(中略)これら施設への移動時の動線上及び車内についても、
作業場所の要件に該当しうることにご留意の上、適切に取り扱われるようお願いいたします」としています。
そこで、質問いたします。
公衆衛生業務手当の支給に関しては、作業に従事した場合としていますが、具体的な
作業内容等について伺います。
18
◯ 議長(舎川 智也君)
前田企画管理部長。
19
◯ 企画管理部長(前田 一士君)
今回の
給与条例の一部改正は、本年4月21日付の
総務省からの通知に基づいて行うものでありますが、この特例の対象となる
業務内容等の詳細について、国からは具体的に示されていないことから、今後、県や他都市の動向などを十分踏まえて対応してまいりたいと考えております。
20
◯ 議長(舎川 智也君)
26番 村石 篤君。
21 ◯ 26番(村石 篤君)
今ほどの話の中身から、次の質問に入るのはちょっと答えにくいかもしれませんけれども、この条例の適用というのは令和2年2月1日からとしていますけれども、遡って支給する場合の作業、業務、
作業場所等の具体的な事例について、今の段階で言えるものがあれば教えていただきたいと思います。
22
◯ 議長(舎川 智也君)
前田企画管理部長。
23
◯ 企画管理部長(前田 一士君)
今ほども申し上げましたとおり、特例の対象となる具体的な
業務内容等につきましては、今後、県や他都市の動向などを十分踏まえて対応してまいりたいと考えております。
24
◯ 議長(舎川 智也君)
18番 小西 直樹君。
25 ◯ 18番(小西 直樹君)
新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方、御家族に心からお悔やみを申し上げるとともに、現在、
感染症と闘っていらっしゃいます患者、家族の皆さん、
医療関係者をはじめとする全ての
関係者に心から敬意を表します。
昨日は、国会において
新型コロナウイルス感染症対策に関する
補正予算も成立いたしました。国民の声に押されて、全国民への10万円一律支給などが盛り込まれることになりましたが、全体としては、
全国知事会も要請した
休業補償という観点からも、
感染拡大防止、
医療崩壊を防ぐための予算は極めて不十分だと言われています。
私は、これらのことを踏まえて、ただいま議題になっております議案の質疑を幾つか行います。
まず最初に、
新型コロナウイルス感染症対策事業費のうち、
新型コロナウイルス感染症に係る
PCR検査事業費について伺います。
感染検査の拡大は、多くの専門家の指摘や韓国などの取組が感染の広がりを止める上でも、大変重要なポイントだと言われています。
県のホームページでは、富山県の
感染検査数は……
26
◯ 議長(舎川 智也君)
小西議員に申し上げます。
ここは議案の質疑であります。この後の委員会で、十分時間を取って、質疑もできますので、簡潔にお願いいたします。
27 ◯ 18番(小西 直樹君)
はい。
感染検査数は、本年4月29日までで2,298人であります。
県内で
感染者数が圧倒的に多い
富山市民の
PCR検査数は、現在、何件、何人になっていますでしょうか。お伺いいたします。
28
◯ 議長(舎川 智也君)
酒井福祉保健部長。
29
◯ 福祉保健部長(酒井 敏行君)
本市におけますこれまでの
PCR検査件数につきましては、本年4月29日現在、1,823件となっております。
なお、実人数につきましては、
退院判定のための検査など、1人に対し複数回実施する場合もあることから、現在は把握しておりません。
30
◯ 議長(舎川 智也君)
18番 小西 直樹君。
31 ◯ 18番(小西 直樹君)
議案説明資料では、
PCR検査を1日60件で180日、1万800件を富山県
衛生研究所に委託することになっています。
本年4月28日の県議会で県は、
帰国者・
接触者外来を設ける
医療機関を20か所設置するとしていますが、
富山市内では何か所、どこに設置して検体を採取するのですか。お伺いいたします。
32
◯ 議長(舎川 智也君)
酒井福祉保健部長。
33
◯ 福祉保健部長(酒井 敏行君)
市内の
帰国者・
接触者外来は5か所の
医療機関に設置されておりますが、施設名につきましては非公表とされております。
34
◯ 議長(舎川 智也君)
18番 小西 直樹君。
35 ◯ 18番(小西 直樹君)
検査は富山県
衛生研究所に委託するとされていますが、これから
検査数も増加することと思われますが、委託先は富山県
衛生研究所だけで可能なのでしょうか。見解をお伺いいたします。
36
◯ 議長(舎川 智也君)
酒井福祉保健部長。
37
◯ 福祉保健部長(酒井 敏行君)
富山市内の
PCR検査につきましては、これまでは富山県
衛生研究所で実施してきたところでありますが、国では民間委託も可能であるというふうにされておりますことから、今後、検査件数等の状況によっては民間委託の活用も必要となるということを想定いたしまして、いまだ実績はございませんけれども、既に民間の
事業者と委託契約を締結しております。
38
◯ 議長(舎川 智也君)
18番 小西 直樹君。
39 ◯ 18番(小西 直樹君)
次に、介護サービス事業所利用自粛協力支援事業
給付金について質問いたします。
新型コロナウイルス感染症により、多くの介護事業所がサービスの休業や縮小をせざるを得ない状況になっていて、利用者はもちろん、
事業者、介護に携わる人たち、家族が厳しい状況に立たされています。
補正予算では、県の
補正予算に全く介護関係の予算がない中で、
市の単独事業として、サービスの利用を自粛した家族や、やむなく自主休業した介護サービス事業所に支援金を支給するということで、30か所、3,200人を想定していますが、現在、把握している休業した介護サービス事業所数、休業日数及び利用を自粛した人数をお伺いいたします。
40
◯ 議長(舎川 智也君)
酒井福祉保健部長。
41
◯ 福祉保健部長(酒井 敏行君)
在宅系のサービスにつきましては、介護が必要な利用者の生活を支えるため、今般の厳しい状況下にあってもなお献身的に事業を継続しておられるところでございますが、訪問・通所系の全631事業所のうち、利用者や職員、その家族などに
感染者あるいは濃厚接触者などが発生するなど、やむを得ない理由により、現在、33事業所が休業しておられ、延べ休業日数は465日となっております。
なお、各介護サービス事業所における利用者数につきましては把握してございません。
42
◯ 議長(舎川 智也君)
18番 小西 直樹君。
43 ◯ 18番(小西 直樹君)
この事業は、本年5月7日以降、
緊急事態宣言が継続されても適用されるのでしょうか。お伺いいたします。
44
◯ 議長(舎川 智也君)
酒井福祉保健部長。
45
◯ 福祉保健部長(酒井 敏行君)
本事業の実施期間は、現時点では本年4月1日から5月6日までとしておりますが、今後とも、
新型コロナウイルス感染症の感染状況や国、県の動向などを注視しながら、必要な支援等について検討してまいりたいと考えております。
46
◯ 議長(舎川 智也君)
18番 小西 直樹君。
47 ◯ 18番(小西 直樹君)
今、多くの介護サービス事業所では、三密を避けるために、例えばデイサービスの施設利用者を3割から5割の利用制限をしています。
介護
事業者は、介護報酬収入が大幅に減少することで経営に大きな影響が出て、どうやって事業を続ければいいのか、この状態が続くならば廃業しなければならないと、悲鳴にも似た声も伺いました。介護崩壊も起こり得る可能性も指摘されています。
市として、休業した事業所にとどまらず、介護報酬が大幅に減少した事業所に何らかの支援をするお考えがあるのかお伺いいたします。
48
◯ 議長(舎川 智也君)
酒井福祉保健部長。
49
◯ 福祉保健部長(酒井 敏行君)
引き続き、
新型コロナウイルス感染症の感染状況や国、県の動向などを注視しながら、必要な支援等について検討してまいりたいと考えております。
50
◯ 議長(舎川 智也君)
32番 赤星 ゆかり君。
51 ◯ 32番(赤星 ゆかり君)
議案の質疑を行います。
一般会計補正予算のうち、
特別定額給付金事業費416億8,661万円について伺います。
これは、政府が国民の声に押されて
補正予算を組んだ、国の1人一律10万円給付のための全額
国庫支出金の予算です。
簡素な仕組みで、迅速かつ的確に家計への支援を行うため、できるだけ早く、一人も漏れなく支給することが求められていますが、早いところでは、他の自治体では──特に小さい村などですけれども──既に申請書類を発送したり、10万円が給付されたりしております。
そこで伺いますが、富山
市におけるこの10万円の
特別定額給付金の手続についてはどのような流れになるのか、発送、申請、振込はいつ頃になる見通しなのか伺います。
52
◯ 議長(舎川 智也君)
岡地市民生活部長。
53 ◯ 市民生活部長(岡地 聡君)
特別定額給付金の申請につきましては、国からその手続が示されておりまして、
新型コロナウイルス感染症の拡大を防止する観点から、郵送申請方式とオンライン申請方式を基本とするとされております。
郵送申請方式は、あらかじめ給付対象者の氏名等を印字した申請書を郵便で送付し、同封の返信用封筒で申請書を提出いただくもので、発送後、速やかに申請受付を開始し、申請書の審査等を行い、指定の口座に振り込むこととなります。
また、オンライン申請方式は、マイナンバーカードをお持ちの方が、国が運営するオンラインサービスであるマイナポータルの画面に給付対象者の情報等を入力するもので、入力された情報の審査等を行い、指定の口座に振り込むこととなります。
次に、発送、申請及び支給の時期につきましては、オンライン申請は本日5月1日から受付を開始し、支給は本年5月下旬から6月上旬を、また、郵送申請は申請及び支給に関するシステム開発に時間を要しますことから、現在、調整中ではありますが、申請書の発送及び受付は本年5月下旬から6月上旬を、支給開始時期につきましては本年6月下旬を目指したいと考えております。
54
◯ 議長(舎川 智也君)
32番 赤星 ゆかり君。
55 ◯ 32番(赤星 ゆかり君)
特に郵送のほうがもう少し早くならないのかなということ……
56
◯ 議長(舎川 智也君)
赤星議員に申し上げます。
質疑に徹してください。
57 ◯ 32番(赤星 ゆかり君)
はい。
早くすることはできないのか。
それと、高齢者の独り暮らしの方や高齢者夫婦世帯、障害者の方などに、簡素な仕組みといいましても、なかなか一人で分かりにくい、手続が難しいと。そうした援助が必要な方々への声かけや支援についてはどのように考えているのか伺います。
58
◯ 議長(舎川 智也君)
岡地市民生活部長。
59 ◯ 市民生活部長(岡地 聡君)
高齢者や障害者といった特に支援を要する方の
特別定額給付金の申請につきましては、確実に申請し給付を受けられるよう、国から申請・受給の代理について通知が出されております。
それによりますと、単身世帯で寝たきりの者や認知症の者、また、老人福祉施設や障害者福祉施設などに入所している者については、代理による申請・受給が可能と示されております。
本市におきましても、代理申請・受給の制度について、
市ホームページや、申請書に併せて各世帯へ送付する説明書に記載するなどにより、広く市民に周知しながら、適切に対応してまいりたいと考えております。
60
◯ 議長(舎川 智也君)
32番 赤星 ゆかり君。
61 ◯ 32番(赤星 ゆかり君)
次に、DV避難者への配慮ですが、世帯主の暴力によって住民票と異なる住所に避難している親子などは、現在住んでいる市区町村に申請を行うことで、世帯主とは別に、子どもなどの分も含めて
給付金を受け取ることができます。
申請を行うには、事前に世帯主の暴力から避難していることが確認できる書類と所定の申出書を自治体の窓口に提出することが必要とされています。
政府は当初、この申請の締切りを昨日4月30日までとしていましたが、本年4月29日の国会で延長すると改められました。
そこで伺いますが、富山
市においては、DV避難者の方の昨日4月30日までの届出状況はどうなっているのか、そして、この制度の届出の締切りが延長されたことを含めまして、周知はどのように行うのか伺います。
62
◯ 議長(舎川 智也君)
岡地市民生活部長。
63 ◯ 市民生活部長(岡地 聡君)
今回の
特別定額給付金は、配偶者からの暴力を理由に避難している方が諸事情により基準日までに住民票を移すことができない場合などにおいて、その旨を居住している市町村に申し出たときは、申出日時点で居住する市町村から給付を受けられるものとなっております。
その申出期間は令和2年4月24日から4月30日までとなっておりますが、この期間を過ぎても申出書を提出することができることとなっており、本
市における申出件数は本年4月30日現在で22件となっております。
こうした申請手続につきましては、国の通知を受け、当日、直ちに相談窓口体制を整えるとともに、報道機関に対しましては、まず、即日、テレビ等で報道していただきますよう強くお願いを申し上げ御協力いただきましたほか、新聞社にも掲載のお願いを行い、また、
市ホームページに掲載するなどにより、広く緊急に周知を行ったところでございます。
今後とも、
市広報や
市ホームページへの掲載に加え、報道機関への情報提供を行うなど、周知に努めてまいりたいと考えております。
64
◯ 議長(舎川 智也君)
32番 赤星 ゆかり君。
65 ◯ 32番(赤星 ゆかり君)
同じく
一般会計補正予算のうち、子育てに関する
新型コロナウイルス感染症対策支援事業費について伺います。
今回、
新型コロナウイルス感染症拡大防止のための学校休業や保育所などの利用自粛で仕事を休むことを余儀なくされた保護者、とりわけ収入が減った独り親の方、また仕事自体を失ってしまった独り親の方々、さらには、お孫さんの面倒を見ておられる祖父母の方々に富山
市独自に支援しようという施策で歓迎の声が聞かれます。
この中で、保育所等利用自粛協力支援事業等は1万円の
協力金、ひとり親子育て支援事業については3万円の
給付金となっていますが、それぞれの対象となる人については、
議案説明資料では、本年4月15日から5月6日までの期間に保育所及び認定こども園(保育認定)の利用者の方、そして、学童
保育施設利用者とありますが、特に、どうか障害児を育てる家庭にも支援をお願いしますという保護者の方から、学童
保育施設利用者の中には障害児の放課後等デイサービスの対象となるのかならないのかなどの心配する声がSNSで届きました。
協力金、
給付金のそれぞれの対象者について詳しい説明をお願いします。
66
◯ 議長(舎川 智也君)
田中こども家庭部長。
67 ◯ こども家庭部長(田中 伸浩君)
保育所や学童
保育施設などにつきましては、市内において
新型コロナウイルスの感染が拡大していることから、多人数の接触を回避するため、保護者に対し、可能な限り登所・登園の自粛を要請しているところであります。
そこで、本市では、保育所や学童保育などの利用自粛に御協力いただいている御家庭や、その御家庭を支援している祖父母等に対し
協力金を支給するための制度を策定し、本議会でその予算案を提案したものであります。
そこで、議員お尋ねの各事業の対象者につきましては、
新型コロナウイルス感染症対策保育所等利用自粛協力支援事業につきましては、自粛要請期間において3日以上自粛に御協力をいただいた御家庭を対象に1万円、
新型コロナウイルス感染症対策ひとり親子育て支援事業については、自粛要請期間中に保育所などの利用を自粛したことに伴い、仕事を休んだことにより3万円以上の減収となり、その結果、月額の収入が20万円未満となった独り親家庭を対象に3万円を支給するものとしております。
68
◯ 議長(舎川 智也君)
32番 赤星 ゆかり君。
69 ◯ 32番(赤星 ゆかり君)
確認ですが、障害児の放課後等デイサービスも利用自粛の
協力金の対象ということでよろしいのか。
それと、認定こども園では保育認定、これは2号認定と3号認定のお子さんの家庭だけが対象となっておりますけれども、なぜ1号認定の利用者、つまり従来の幼稚園……
70
◯ 議長(舎川 智也君)
赤星議員に申し上げます。
この質疑については、3問聞けることになっております。同じ質問の中に何問も入れられると、ちょっとこの規定に反するような形になってきますので、簡潔に、どの質問にされるのか選択しながら御発言いただきたいと思います。
71 ◯ 32番(赤星 ゆかり君)
では、2つ目の質問にします。
認定こども園では、保育認定が2号認定、3号認定のお子さんの家庭が対象ということですが、1号認定の利用者、つまり従来の幼稚園に該当する子どもたちは、小・中学校や幼稚園と共に休業となっているわけですけれども、この利用者の御家庭及び独り親の方はなぜ対象とされないのか、こうした方々への支援も追加する考えはございませんか。
72
◯ 議長(舎川 智也君)
田中こども家庭部長。
73 ◯ こども家庭部長(田中 伸浩君)
今回提案しました事業につきましては、就労や出産等の理由により、家庭において必要な保育を受けることが困難である児童の保護者等に対し、保育所や学童保育などの利用自粛を要請したことに伴う支援施策であります。
そのため、幼稚園や認定こども園の1号認定者などの、保育を必要とするものではなく、学校教育を受けることを目的にしている利用者においては本制度の対象としていないところでありまして、支援の対象に追加することは考えていないところであります。
74
◯ 議長(舎川 智也君)
32番 赤星 ゆかり君。
75 ◯ 32番(赤星 ゆかり君)
最後の質問になります。
政府は、
緊急事態宣言を1か月程度延長することを表明しました。
昨日、富山
市としても、小・中学校と幼稚園と認定こども園の1号認定の部分の休業を本年5月31日まで再延長するということを発表されました。
今回の
補正予算の利用自粛の支援策、独り親の収入減への支援策は、本年4月15日から5月6日までの期間、失職された独り親の方については、本年4月1日から5月末までに失職された人とされておりますが、
緊急事態宣言の延長でさらに厳しい事態となってまいります。支援の予算の追加の考えはございませんか。
76
◯ 議長(舎川 智也君)
田中こども家庭部長。
77 ◯ こども家庭部長(田中 伸浩君)
今回提案いたしました事業につきましては、保育所などの
利用自粛要請に御協力いただいた家庭を支援するための施策であります。
保育所などの利用自粛につきましては、学校の臨時休業期間に合わせまして本年5月6日までとしておりましたが、昨日、学校の臨時休業期間が本年5月31日まで延長されたことに伴いまして、保育所などの
利用自粛期間も本年5月31日までとしたところであり、この延長した期間におきましても、本支援施策の対象とすることとしております。
また、国の
緊急事態宣言による緊急事態措置等が延長されまして、6月1日以降も引き続き利用自粛を要請することになった場合におきましても、対象としてまいりたいと考えております。
なお、
給付金等の支給につきましては、それぞれの状況により1回限りということで実施したいというふうに考えております。
78
◯ 議長(舎川 智也君)
以上で、議案の質疑は終結いたしました。
ただいま議題となっております議案第87号から議案第90号まで、及び報告第2号、報告第3号は、
会議規則第37条第1項の規定により、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
委員会審査のため、暫時休憩いたします。
午前10時36分 休憩
───────────
午後 1時30分 再開
79
◯ 議長(舎川 智也君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
これより、議案第87号から議案第90号まで、及び報告第2号、報告第3号の審議を継続いたします。
ただいま議題となりました各案件につきましては、各常任委員長から委員会審査報告書が提出されており、その審査結果はお手元に配付のとおりであります。
委員長報告・質疑・討論・採決
80
◯ 議長(舎川 智也君)
これより、各常任委員長の報告を求めます。
まず、総務文教委員長
成田 光雄君。
〔総務文教委員長
成田 光雄君 登壇〕
81 ◯ 総務文教委員長(
成田 光雄君)
総務文教委員会に付託されました各案件の審査結果につきまして御報告いたします。
当委員会に付託されました
条例案件2件、その他の案件2件の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決・承認すべきものと決しました。
以上、総務文教委員会の委員長報告といたします。
82
◯ 議長(舎川 智也君)
ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
83
◯ 議長(舎川 智也君)
質疑なしと認めます。
次に、厚生委員長 高田 真里君。
〔厚生委員長 高田 真里君 登壇〕
84 ◯ 厚生委員長(高田 真里君)
厚生委員会に付託されました案件の審査結果につきまして御報告いたします。
当委員会に付託されました
条例案件1件の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査結果のとおり、原案可決すべきものと決しました。
以上、厚生委員会の委員長報告といたします。
85
◯ 議長(舎川 智也君)
ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
86
◯ 議長(舎川 智也君)
質疑なしと認めます。
次に、予算決算委員長 柞山 数男君。
〔予算決算委員長 柞山 数男君 登壇〕
87 ◯ 予算決算委員長(柞山 数男君)
予算決算委員会の審査の経過及び結果について御報告いたします。
初めに、開催の経過について申し上げます。
まず、本日、本会議休憩中に前期全体会を開催し、当委員会に付託されました議案を所管の各分科会へ送付いたしました。
その後、総務文教分科会、厚生分科会、経済環境分科会、建設分科会を同時開催し、議案の審査を行いました。そして、各分科会終了後に後期全体会を開催し、各分科会長からの報告、これに対する質疑、採決を行ったものであります。
次に、審査結果について申し上げます。
当委員会に付託されました
予算案件1件の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査結果のとおり、原案可決すべきものと決しました。
以上、予算決算委員会の委員長報告といたします。
88
◯ 議長(舎川 智也君)
ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
89
◯ 議長(舎川 智也君)
質疑なしと認めます。
以上で、質疑は終結いたしました。
これより、議案第87号から議案第90号まで、及び報告第2号、報告第3号を一括して討論に入りますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。
以上で、討論は終結いたしました。
暫時休憩いたします。
午後 1時35分 休憩
───────────
午後 1時38分 再開
90
◯ 議長(舎川 智也君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
議案第87号から議案第90号まで、及び報告第2号、報告第3号の審議を継続いたします。
これより、議案第87号から議案第90号まで、及び報告第2号、報告第3号を一括して採決いたします。
各案件に対する委員長報告は原案可決・承認であります。
各案件は委員長報告どおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
91
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認めます。よって、各案件は委員長報告どおり原案可決・承認することに決定いたしました。
───◇ ◇ ◇───
議員提出議案第9号
92
◯ 議長(舎川 智也君)
次に、日程第5 議員提出議案第9号を議題といたします。
提案理由説明・質疑・討論・採決
93
◯ 議長(舎川 智也君)
これより、議員提出議案第9号
新型コロナウイルス感染症を理由とする偏見や不当な差別、風評被害の防止に関する決議の件を、松井 邦人君から
提案理由の説明を求めます。
〔2番 松井 邦人君 登壇〕
94 ◯ 2番(松井 邦人君)
議員提出議案第9号
新型コロナウイルス感染症を理由とする偏見や不当な差別、風評被害の防止に関する決議については、案文の朗読をもって
提案理由の説明といたします。
新型コロナウイルス感染症については、本市において、3月30日に初めて
感染者が確認されて以降、連日のように
感染者が確認されるなど、
感染拡大防止には厳しい局面が続いており、市民の不安が高まっている。
そうした中、インターネット上において、
感染者や医療従事者及びその家族に対する誹謗中傷や根拠のない差別的な書き込みがみられるほか、医療従事者の子どもが保育園への登園を拒否される事案も報道されている。
こうした人権侵害は決してあってはならない。
有症者が誹謗中傷をおそれて
医療機関への受診を抑制したり、
PCR検査を受けなかったりすることは、
感染者の行動歴や濃厚接触者等の情報が得られなくなることにつながり、
感染拡大防止にも支障が生じることとなる。
さらに、献身的に
新型コロナウイルス感染症と対峙している医療従事者やその家族への偏見や不当な差別は、医療従事者を疲弊させ、医療体制の崩壊を招きかねないものである。
よって、本市議会は、
市において、市民の安心・安全の確保と不安を解消するため、県や民間とも連携し、また、報道機関の協力を仰ぎながら正確かつ迅速に詳細な情報提供を行うとともに、市民一人ひとりの意識を変えるための啓発を行い、
医療従事者等への感謝の気持ちを高めることにより、
新型コロナウイルス感染症を理由とする偏見や不当な差別、風評被害などの防止に向けて市民全体で取り組むことを強く求める。
以上、決議する。
何とぞよろしく御審議の上、全会一致をもって御賛同を賜りますようお願いいたします。
95
◯ 議長(舎川 智也君)
これより、議員提出議案第9号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。
以上で、議案の質疑は終結いたしました。
お諮りいたします。ただいま議題となっております本案件につきましては、
会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
96
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
これより、議員提出議案第9号の討論に入りますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。
以上で、討論は終結いたしました。
これより、議員提出議案第9号を採決いたします。
本案件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
97
◯ 議長(舎川 智也君)
御異議なしと認めます。よって、本案件は原案のとおり可決されました。
以上で、本
臨時会に付議されました案件は全て終了いたしました。
───◇ ◇ ◇───
市 長 挨 拶
98
◯ 議長(舎川 智也君)
森市長挨拶。
〔市長 森 雅志君 登壇〕
99
◯ 市長(森 雅志君)
5月
臨時会をお願いいたしましたところ、提出いたしました諸案件につきましてそれぞれ議決を頂き、厚くお礼申し上げます。
審議の過程で賜りました御意見、御要望につきましては、十分これを尊重し、これからの市政の運営に資してまいりたいと考えております。
今後とも、議員各位には一層の御指導、御協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
───◇ ◇ ◇───
閉 会
100
◯ 議長(舎川 智也君)
令和2年5月
富山市議会臨時会を閉会いたします。
午後 1時44分 閉会
Copyright © Toyama City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...