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平成29年6月定例会 (第6日目) 名簿
平成29年6月定例会 (第6日目) 本文

  • 附帯決議(/)
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  1. 富山市議会 2017-06-06
    平成29年6月定例会 (第6日目) 本文


    取得元: 富山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 議事の経過             ───◇   ◇   ◇───                開       議                              午前10時  開議 ◯ 議長(村上 和久君)  ただいまから、本日の会議を開きます。  議事日程は、お手元に配布のとおりであります。             ───◇   ◇   ◇───            議案第82号から議案第98号まで 2 ◯ 議長(村上 和久君)  これより、日程第1 議案第82号から議案第98号までを一括議題といたします。  ただいま議題となりました各案件につきましては、各常任委員長から委員会審査報告書が提出されており、その審査結果はお手元に配布のとおりであります。             委員長報告・質疑・討論・採決 3 ◯ 議長(村上 和久君)  これより、各常任委員長の報告を求めます。  まず、総務文教委員長 高田 重信君。   〔総務文教委員長 高田 重信君 登壇〕 4 ◯ 総務文教委員長(高田 重信君)  総務文教委員会に付託されました各案件の審査結果につきまして御報告いたします。
     当委員会に付託されました予算案件1件、条例案件3件、契約案件1件の審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決・同意すべきものと決しました。  以下、審査の概要を申し上げます。  議案第82号中、企画管理部所管分の選ばれるまちづくり事業費について、委員から、富山はブランド力が高いので、しっかり分析等をして、県やほかの市町村とともに、より相乗効果広告効果が上がるようなものにする必要があるがどうかとの質問がありました。  これに対し当局から、シティプロモーション事業に取り組み始めてから約10年経過しておりますが、昨年、渋谷のスクランブル交差点で富山市のプロモーションビデオを初めて流したところ、大きな反響がありました。今後もそういった効果的なプロモーションを行うために、県の事業と調整を図りながら取組みを進めるとともに、新しい手法等も研究してまいりたいと考えておりますとの答弁がありました。  以上、総務文教委員会委員長報告といたします。 5 ◯ 議長(村上 和久君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 6 ◯ 議長(村上 和久君)  質疑なしと認めます。  次に、厚生委員長 堀江 かず代君。   〔厚生委員長 堀江 かず代君 登壇〕 7 ◯ 厚生委員長(堀江 かず代君)  厚生委員会に付託されました各案件の審査結果につきまして御報告いたします。  当委員会に付託されました予算案件1件、契約案件1件、その他の案件1件の審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決・同意すべきものと決しました。  以下、審査の概要を申し上げます。  まず、議案第82号 平成29年度富山市一般会計補正予算(第2号)中、こども家庭部所管分の孫育てセミナー開催事業について、委員から、祖父母向け育児情報を提供する孫育て手帳について、どのような視点でつくり、どのような内容を考えているのかとの質問がありました。  これに対し当局から、育児感の多少のずれはどの世代にもあるため、孫を育てる祖父母世代がいかに育てるかの答えになるよう、子育ての新常識や子育ての昔と今、親世代と祖父母世代のつき合い方のポイントなどの内容を考えておりますとの答弁がありました。  次に、議案第82号 平成29年度富山市一般会計補正予算(第2号)中、環境部所管分環境未来都市推進事業について、委員から、海外でもさまざまな事業に取り組んでおられるが、富山市が現地での事業を直接行っているわけではなく、どのようにかかわっているのかとの質問がありました。  これに対し当局から、富山市では、これまでの環境未来都市計画に位置づけた取組みを海外に普及展開してきており、その中で培われた人脈や知見、ノウハウを活用し、市内の民間企業JICA事業や環境省の事業に申請する際や相手国の行政機関との交渉等においてスムーズに進むよう支援を行ってきておりますとの答弁がありました。  以上、厚生委員会委員長報告といたします。 8 ◯ 議長(村上 和久君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 9 ◯ 議長(村上 和久君)  質疑なしと認めます。  次に、商工農林水産委員長 成田 光雄君。   〔商工農林水産委員長 成田 光雄君 登壇〕 10 ◯ 商工農林水産委員長(成田 光雄君)  商工農林水産委員会に付託されました各案件の審査結果につきまして御報告いたします。  当委員会に付託されました予算案件2件、条例案件2件、その他の案件1件の審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決すべきものと決しました。  以下、審査の概要を申し上げます。  まず、議案第82号 平成29年度富山市一般会計補正予算(第2号)中、商工労働部所管分女性活躍環境づくり推進助成金について、委員から、どのような経緯で本事業が提案されたのか、また事業の啓蒙・啓発にしっかりと取り組む必要があると考えるが、企業への周知はどのように行っていくのかとの質問がありました。  これに対し当局から、本事業については、女性活躍推進プロジェクトチームから提案された本市独自の事業であります。  周知の方法については、昨今、建設業や製造業への女性の雇用が増えてきており、それらの組合関係に御協力と周知をお願いするほか、商工会議所などの経済団体へも周知のお願いをしてまいりたいと思いますとの答弁がありました。  次に、議案第97号 土地取得の件(第2期呉羽南部企業団地用地)について、委員から、土地取得から分譲開始までの今後のスケジュールについてはどのように考えているのかとの質問がありました。  これに対し当局から、今議会の議決を受けて本契約を締結し、その後、農地転用や所有権の移転などを経て、平成30年度から造成を開始し、平成32年からの分譲開始を予定しておりますとの答弁がありました。  それに対し委員から、より多くの企業に入居していただけるよう、しっかり取り組んでほしいとの要望がありました。  以上、商工農林水産委員会委員長報告といたします。 11 ◯ 議長(村上 和久君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 12 ◯ 議長(村上 和久君)  質疑なしと認めます。  次に、建設委員長 横野  昭君。   〔建設委員長 横野  昭君 登壇〕 13 ◯ 建設委員長(横野  昭君)  建設委員会に付託されました各案件の審査結果につきまして御報告いたします。  当委員会に付託されました予算案件3件、条例案件1件、契約案件2件、その他の案件1件の審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決・同意すべきものと決しました。  以下、審査の概要を申し上げます。  議案第82号 平成29年度富山市一般会計補正予算(第2号)中、都市整備部所管分大手モール景観バナーフラッグ掲出事業について申し上げます。  委員から、本事業の費用対効果についてどのように考えているのかとの質問がありました。  これに対し当局から、本事業の効果につきましては、数値でお示しできるものではありませんが、上質でおしゃれなにぎわい空間が演出できること、イベントの際に来街者の高揚感が増すこと、大手モールの施設や店舗の魅力発信につながることが期待されるものでありますとの答弁がありました。  これを受けて委員から、このバナーフラッグは決して安価なものではないので、それらの効果が少しでも上がるように努めていただき、誰もが自然と歩きたくなる歩行空間の整備を目指されたいとの要望がありました。  以上、建設委員会委員長報告といたします。 14 ◯ 議長(村上 和久君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 15 ◯ 議長(村上 和久君)  質疑なしと認めます。  これより、議案第82号から議案第98号まで、以上17件を一括して討論に入りますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。  以上で、討論は終結いたしました。  これより、議案第82号から議案第98号まで、以上17件を一括して採決いたします。  各案件に対する委員長報告原案可決・同意であります。各案件は委員長報告どおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 16 ◯ 議長(村上 和久君)  御異議なしと認めます。よって、各案件は委員長報告どおり原案可決・同意することに決定いたしました。             ───◇   ◇   ◇───       平成29年分請願第6号から平成29年分請願第8号まで 17 ◯ 議長(村上 和久君)  次に、日程第2 平成29年分請願第6号から平成29年分請願第8号まで、以上3件を一括議題といたします。  ただいま議題となっております各請願につきましては、総務文教委員長建設委員長議会運営委員長から、それぞれ請願審査報告書、閉会中の継続審査申出書が提出されており、その審査結果はお手元に配布のとおりであります。             委員長報告・質疑・討論・採決 18 ◯ 議長(村上 和久君)  これより、各委員長の報告を求めます。  まず、総務文教委員長 高田 重信君。   〔総務文教委員長 高田 重信君 登壇〕 19 ◯ 総務文教委員長(高田 重信君)  総務文教委員会に付託されました平成29年分請願第7号の審査結果につきまして御報告いたします。  審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、不採択すべきものと決しました。  以下、審査の概要を申し上げます。  平成29年分請願第7号 小中学校普通教室へのエアコン設置早期実現を求める請願について、次のような討論がありました。  まず、賛成討論について申し上げます。  一日も早いエアコン設置は、市議会全ての会派が賛同していると考える中で、請願が出されたことは大きな意義がある。当局のエアコン設置の方向性について、市議会として一層の促進を求めることからしても、採択すべきという観点からの賛成討論がありました。  次に、反対討論について申し上げます。  願意は理解できるが、全ての議員が一日も早くエアコンを設置したほうがいいと思っているのであれば、なおさら本請願を採択するには及ばないのではないかという観点からの反対討論がありました。  採択の結果、賛成少数により、不採択すべきものと決しました。  以上、総務文教委員会委員長報告といたします。 20 ◯ 議長(村上 和久君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 21 ◯ 議長(村上 和久君)  質疑なしと認めます。  次に、建設委員長 横野  昭君。
      〔建設委員長 横野  昭君 登壇〕 22 ◯ 建設委員長(横野  昭君)  建設委員会に付託されました平成29年分請願第8号の審査結果につきまして御報告いたします。  本請願につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、継続審査を要するものと決しました。  以下、審査の概要を申し上げます。  まず、当局からは、本請願に対し、次の見解が示されました。  おでかけ定期券の時間制限をなくすことは、事業収益の圧迫につながり、交通事業者の理解が得られないものと考えております。また、本事業は、まちなかへの来街者の増加を図ることが目的であり、市内のどこでも利用できるようにすることは考えておりません。さらに、更新時にかかる1,000円の負担金につきましては、受益者負担の観点からも適切であると判断しており、見直しについては考えておりませんとの説明がありました。  次に、本請願について、委員から、負担金は必要だと考えるが、最近ではバスの運行本数も少なくなっているため、おでかけ定期券の時間制限をなくすことと、市内のどこでも利用ができるようにすることは、これからの検討課題であるとの意見がありました。  また、時間制限をなくすことは、交通事業者の理解が得られず、市が費用を負担することになれば、財政的にも厳しい面がある。さらに、まちなかへの来訪を進めるという本事業の本質からもぶれており、利用者の負担についても多少なりとも必要であるとの意見がありました。  さらに、委員から、今後これらの請願項目について検討していく余地はあるのかとの質問がありました。  これに対し当局から、これからの高齢社会の中で便利な公共交通を維持していくために、行政だけではなく、交通事業者とともに議論していきたいと考えておりますが、おでかけ定期券についての見直しは難しいものと考えておりますとの答弁がありました。  これを受けて、また委員から、何とかしていただきたいという高齢者の思いがあることに目をとめていただき、交通事業者との折衝を行うなど、今後検討していただきたいとの要望がありました。  採決の結果、賛成多数により継続審査を要するものと決しました。  以上、建設委員会委員長報告といたします。 23 ◯ 議長(村上 和久君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 24 ◯ 議長(村上 和久君)  質疑なしと認めます。  次に、議会運営委員長 金厚 有豊君。   〔議会運営委員長 金厚 有豊君 登壇〕 25 ◯ 議会運営委員長(金厚 有豊君)  議会運営委員会に付託されました平成29年分請願第6号 一般質問における持ち時間議員個人への割当て等を求める請願の審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、不採択すべきものと決しました。  以下、審査の概要を申し上げます。  本請願について、委員から、質問時間を融通できる会派とできない会派があることは、個々の議員で見た場合に公平だとは言えない状況を生むことがある。また、議員それぞれが定例会の間の3カ月間、調査・研究に努め、その上で質問や提案を行うといったサイクルにしていく必要があるので、本請願は採択すべきであるとの意見がありました。  一方、このことについては、議会改革検討調査会の中で相当の時間をかけ、議論を尽くした上で決定し、今、その運用を始めたばかりである。議会改革にはスピード感を持って取り組まなくてはいけないが、決定から1カ月もたたないうちに見直すことには違和感があり、市民から選出された議員で構成される議会の討議に基づいて議会を運営し、民主主義の理念を実現しようとする議会制民主主義を否定することにもなる。また、年間のスケジュールを立てて計画的に質問を行うことで、質問の内容を精査するなど、質を向上させることになり、それが議員としてのレベルアップにもつながるものと考えるとの意見や、議員がこの1年間、しっかりと勉強し合って、その上で個別の時間が必要だということになるのか、質問をするためにはどれだけの時間が必要なのかも含め、改めてしっかりと検証、検討を行うべきであるといった意見が出されました。  採決の結果、賛成少数により、不採択とすべきものと決しました。  以上、議会運営委員会委員長報告といたします。 26 ◯ 議長(村上 和久君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 27 ◯ 議長(村上 和久君)  質疑なしと認めます。  これより、平成29年分請願第6号から平成29年分請願第8号まで、以上3件を一括して討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  32番 赤星 ゆかり君。   〔32番 赤星 ゆかり君 登壇〕 28 ◯ 32番(赤星 ゆかり君)  おはようございます。  日本共産党の赤星 ゆかりです。  ただいま議題となっております平成29年分請願第6号 一般質問における持ち時間議員個人への割当て等を求める請願及び平成29年分請願第7号 小中学校普通教室へのエアコン設置早期実現を求める請願、以上2件について一括して日本共産党賛成討論を行います。  まず、請願第6号の趣旨、(1)一般質問持ち時間を会派ではなく議員個人に割り当てる、(2)持ち時間割当ては年間ではなく個々の定例会毎とするに賛同いたします。  地方議会における一般質問とは、議員がその市町村の行財政全般にわたって執行機関に疑問点をただし、所信の表明を求めるものです。この議員の質問権は、市町村の重要な意思を決定し、住民にかわって行財政の運営を監視する権能を有する議会の構成員である議員が、行財政全般について執行機関の所信や疑義をいつでもただすことができないと、その職務を十分に果たすことができないから、議員固有の権能として与えられているものです。これは、全国地方議会関係者のバイブルとも呼ばれている議員必携の解説です。  時々刻々と動き続ける社会情勢、質問できる時間を会派や年間でみずから区切ってしまっては、一人一人の議員の責任において、この職責が果たせません。こういう地方議会の常識に照らした請願の趣旨に強く賛同するものです。  現在の一般質問の時間と回数制限が導入される以前は、毎定例会、質問を希望する議員は通告すれば一括質問質問部分が20分以内で持ち時間が60分と、議員個人定例会ごと割当てでした。  市町村合併した翌年、2006年12月議会で2007年6月から議員1人当たり年間に1回で、質問部分のみで、たったの20分しか質問できなくするという前代未聞の質問制限が導入されたことから始まりました。一人会派だった日本共産党の私と市民派クラブあゆみの志麻 愛子元議員とで強く反対しましたが、強行されてしまいました。  この制限はあまりにもひどいと、2006年12月議会から定例会ごとに撤廃・見直しを求める市民の請願が出され、2009年6月定例会からは議員1人当たり質問と答弁を含めて年間90分の会派持ち時間制となりました。さらに2011年9月定例会より、所属する委員会の所管する事項についての一般質問は原則行わないとする口頭申合わせが行われました。  これらの質問制限は、議会と議員の役割の高まり、全国の議会改革の流れに逆行する自殺行為であり、認めることはできない、このような制限を改め、自由活発な議論を保障すべきと繰り返し求めてきました。  今日まで10年と半年の間、合計43定例議会のうち18定例会で合計41件もの請願が出され、2007年12月と2008年3月には、合わせて6,779名分の請願署名も提出されました。  これらの市民の請願をことごとく否決し続け、議会の議論を不活発にし、劣化させていった責任は重大です。市民に見えない閉鎖的な議会で、質問しない、勉強しない、政務活動費をまともに使えない、余ったお金を全額いただく、飲み食いに使うなどというような不正の温床につながっていったこと、富山市議会の異常な質問制限と議会の劣化と腐敗について、この教訓を肝に銘じるべきです。  今議会から、議員1人当たり答弁を含め年間90分以内の会派持ち時間制から年間120分に延長したといいましても、これはこの不当な制限の名残から出発点になっていることを新人議員の皆さんもぜひ御認識いただきたいのです。そもそも一般質問とは何かという原点にリセットして考えなければいけないのです。  改選後初めての今定例会において、最大会派の多くの議員の皆さんが60分の質問枠を選択されました。それは、60分程度の時間がないと、有権者と約束した公約、現時点の自分の問題意識からの質問が十分果たせないと考えられたからではないでしょうか。それはどの議員にとっても同じことで、それを一人会派、少数会派は30分ずつ年4回質問ができれば十分だろうと決めつけるのは質問権の剥奪に等しく、今後も見直しを求めてまいります。  全国市議会議長会も、「地方分権と市議会の活性化」に関する調査研究報告書で、質問に対する回数制限や時間制限については緩和または原則廃止と、1998年時点で既にうたっています。  続きまして、請願第7号 小中学校普通教室へのエアコン設置早期実現を求める請願について、採択を呼びかけます。  小・中学校全ての普通教室にエアコン、クーラーを設置することの必要性については、もう議会全体で否定する人はいないでしょう。  日本共産党は2013年3月議会の討論の中で、年次計画を立てて進めるべきと主張し、同6月議会の中山 雅之元議員の一般質問で、必要な予算について麻畠元教育長から25億円程度という答弁を引き出し、積極的に取り組んでいくべきと主張し、その後も繰り返し質問や討論で、また予算要求で(仮称)教育環境整備基金を設立してという財源の提案もしながら、早期設置を求めてまいりました。  その中で2014年3月定例会での私の一般質問に対し、麻畠元教育長から「他都市の状況なども参考としながら、今後、研究してまいりたい」と、初めて「研究する」と答弁があり、その後も繰り返し早期実施を要求してきました。  この間、他の会派の議員の皆さんからの質問や予算要望ももちろんあり、今議会でも何人もの議員が質問され、議会全体として当局に早期設置を求めている局面です。  市としては、保健室、特別教室などから整備され、今議会の補正予算で、中学校24校の電気設備の調査が予算化されたことを歓迎しています。来年度から小学校の調査を行いたいとの答弁もありました。  しかし、皆さん、全国を見ますと、文部科学省がこの6月9日に発表した公立学校施設の空調(冷房)設備設置状況調査の結果では、ことし4月1日現在で公立小・中学校における普通教室への設置率は49.6%で、3年前の前回32.8%に比べ16.8ポイント増となっております。県内では、滑川市、小矢部市、舟橋村、上市町、立山町、入善町、朝日町で100%完了、ほか6市で3割から4割台、高岡市で4%、全くゼロは富山市だけとなっています。ここまで遅らせてきたことを率直に、議会としても当局としても、ともに反省しなければならないと考えます。  そこで、ようやく調査費がついたものの、早ければ4年後から導入という市長の発言が報道され、一日でも早く設置してほしいと願い、声を上げるのはとても自然な市民感覚ではありませんか。  富山市議会としてこの請願を採択し、地方自治法第125条に基づき、市教育委員会と市長に請願を送付し、かつ、その請願の処理の経過及び結果の報告を請求しながら、早期の設置へ議会として強力に推進すべきです。  ここで、最近気になりますのは、請願をした人に対して、議会で決めたのだから、あるいは検討しているのだから、市がやろうとしているのだから、その請願をすること自体いかがなものかといった発言が増えてきていることです。これこそ、私たちはいかがなものかと言いたい。  請願は、憲法第16条に保障された請願権、基本的人権の1つです。「何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない」とし、請願の対象となる事項は、国、地方公共団体の事務に関する全ての事項が含まれます。  このように議会に請願の受理権を認めたのは、住民自治の立場から、住民の代表機関である議会に、請願を通して住民の意思を反映させ、議会の意思によって住民の願望である請願の趣旨の実現に努めさせるためです。  市の政策や議会運営について請願することは、何人、誰にとっても当たり前の政治参加であって、請願を採択するということは議会が請願内容に賛成であるという意思表示であり、議会としてその実現に最善の努力をするということこそ市民の代表機関として求められる姿なのではありませんか。  市民と、民意とともに歩む新しい富山市議会の姿勢を示そうではありませんか。  以上、各請願の採択を呼びかけまして、賛成討論といたします。 29 ◯ 議長(村上 和久君)  10番 舎川 智也君。   〔10番 舎川 智也君 登壇〕 30 ◯ 10番(舎川 智也君)  ただいま議題となっております平成29年分請願第6号 一般質問における持ち時間議員個人への割当て等を求める請願について、自由民主党より反対討論を行います。  質問時間の議論については、今に至るまで議会改革検討調査会の中で相当の時間をかけて議論されてきたところであります。  昨年10月の補欠選挙、また、ことし4月の選挙で当選した新たなメンバーで構成された先月の議会改革検討調査会において、議員1人当たりの年間持ち時間の拡大を決定したものであり、本定例会からの運用を今まさにスタートしたところであります。  本請願の趣旨については、1つに、一般質問持ち時間を、会派ではなく議員個人に割り当てるということ、2つに、持ち時間割当ては、年間ではなく個々の定例会ごとにするというものであります。  また、本請願の理由については、さきの議会改革検討調査会での質問時間拡大の決定に対する見直しを検証や精査を待つことなく改善を求めるというものであります。  本定例会から運用を始めた質問時間の拡大については、繰り返しになりますが、昨年度から議会改革検討調査会の中で相当の時間をかけて議論を尽くし、また会派を超えて生み出された改革の1つの答えであります。しかしながら、この決定から1カ月もたたずしてこのような請願が出されるということは、今まで多くの議論を交えた、また苦労して今回の決定を生み出した議会改革検討調査会での議論の経緯も含めて、この決定を軽視するものであります。  加えて、今回、議会改革検討調査会の委員の1人でもある議員が本請願の紹介議員となるということは、本調査会や委員会制度そのものを否定する行為であります。  また、本請願文には、会派の人数構成によって質問時間の融通等、条件面に優劣があるとされておりますが、例外として、一人会派での時間融通、調整こそできないものでありますが、2人以上の会派であれば質問時間を議員同士で融通、調整が可能であることから、多数会派、少数会派に条件面での違いはそもそもないものでございます。  また、質問の時間についても、下調べがなく事実が曖昧であったり、思いが強い余り論点が散漫になったりと、ただ時間をかけて質問をすることを避けるためにも、まずは内容について精査して、議員一人一人、また各会派としてテーマや指針に基づいて年間のスケジュールを立て、決められた時間の中で的確な質問を行うことが、議員の資質の向上、また市政についてより多くの市民に伝わりやすいものとなるものでございます。  議会改革、また請願を広く市民から受け入れることについては、当然ながらスピード感を持って取り組むべきでありますが、決定に対しての検証、精査は一定の時間がかかるものでございます。  よって、本請願の趣旨、理由には賛同できないことを申し上げ、自由民主党からの反対討論といたします。 31 ◯ 議長(村上 和久君)  8番 上野  蛍君。   〔8番 上野  蛍君 登壇〕 32 ◯ 8番(上野  蛍君)  おはようございます。  ただいま議題となっております平成29年分請願第6号 一般質問における持ち時間議員個人への割当て等を求める請願について、会派光、上野より賛成討論を行います。  さて、今ほど赤星議員の賛成討論でもございましたし、以前の討論でもございましたが、請願は憲法第16条に保障された市民の方の権利であり、その内容は自由であり、いつ提出してもよいのです。  委員会での採決に対して軽視しているといった発言もございましたが、市民の方がその結果を見て、改めて提出する必要性があると考えられたのではないでしょうか。  この請願は、議会改革検討調査会の結果から危機感を持たれた市民の方から提出された率直な意見です。御自身の言葉で伝えられる手段であるからこそ、意味があるのではないでしょうか。  議員が代弁する、その方法とは異なった民意を伝える1つの手段です。そこに制限を設けては、何のための請願か、市民の方の権利であることを改めて認識していただきたいと思います。  また、以前にも申し上げましたとおり、市民の方がさまざまな視点を持つ一方で、議員一人一人も世代や背景、地域の異なる人材がそろっています。同じ問題に対しても異なる視点で指摘ができるはずです。会派として統一していくばかりではなく、さまざまな視点での質問を行い、活性化していく議会にするためにも、議員個々に与えられる質問時間こそ有意義であると考えます。  新人議員を育て上げるためにも、積極的に年長者が一般質問へ立つ姿勢も必要なのではないでしょうか。そして、当局側との日常的な話合いやすり合わせだけではなく、正式な形で答弁を市民の皆様にも確認できるように届けられるのが一般質問です。パフォーマンスといった問題ではございません。議事録として形に残り、それだけ重みがあり、これこそ軽視すべきではないのではないでしょうか。  そして、代表質問と一般質問の根本的な違いは、会派の代表者として行うのか、議員個人として行うのかであると言えます。  他県では、代表権が少数会派にも与えられ、代表質問が定例会ごとに行われる議会も存在しています。何のために別の質問時間が設けられているのか、代表質問が設けられているのか、この根底を議員自身が忘れてはいけないのです。議員個人持ち時間が与えられるようになれば、定例会ごと持ち時間割当ては、なおのこと必要になってまいります。  これだけ社会情勢が急激に変わっており、さまざまな震災の爪跡も残っています。だからこそ、柔軟に時事に応じて質問が行えるような環境をつくっていく必要性があるのです。
     どの議員も、当局の職員の方々も、それぞれの立場で心を砕き、富山市で暮らす皆様のために働いていることでしょう。そして、私たちは今、改めて議会とは何か、民意とは何か、民主主義とは何かを問われ、考える機会を与えられました。だからこそ、議会の常識というものに疑問を持ち、互いに話し合いを行い、二元代表制のもと民主的に進めていく議会の姿を見せていこうではありませんか。  議員の皆様には、「請願を出さねば議会は変わらない」と危惧した市民の方々の思いを真摯に受けとめ、再度採択いただきますようお願いいたしまして、請願を提出されました市民の方々の思いも乗せて、私の賛成討論とさせていただきます。  御清聴ありがとうございました。 33 ◯ 議長(村上 和久君)  20番 成田 光雄君。   〔20番 成田 光雄君 登壇〕 34 ◯ 20番(成田 光雄君)  ただいま議題となっております平成29年分請願第7号 小中学校普通教室へのエアコン設置早期実現を求める請願について、自由民主党の反対討論を行います。  まず、請願は、市民の方々の要望や意見を市政に反映させるために紹介議員を通じて提出される制度で、今回の請願も適切に受理され、所管の委員会にて慎重審議、審査の上、公平・誠実に取り扱われました。このことから、国民の請願権を制限しているとの批判は当たりません。  小・中学校の普通教室へのエアコン早期設置につきましては、過去の定例会においても、自由民主党をはじめ他会派からも強く要望として示されており、市議会の総意と言っても過言ではありません。  当局も実現に向けて前向きに取り組んでおり、今定例会において調査検討委託費が提案されていることから、我々市議会の思いが当局に伝わっていることは言うまでもありません。  本請願については、市民の方々の要望や意見は既に市政に反映されていることから、願意は達成されており、採択の必要がないものであります。  以上、自由民主党からの反対討論といたします。 35 ◯ 議長(村上 和久君)  以上で討論は終結いたしました。  これより、平成29年分請願第6号 一般質問における持ち時間議員個人への割当て等を求める請願を起立により採決いたします。  本請願に対する委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。  本請願は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 36 ◯ 議長(村上 和久君)  起立少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決定いたしました。  次に、平成29年分請願第7号 小中学校普通教室へのエアコン設置早期実現を求める請願を起立により採決いたします。  本請願に対する委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。  本請願は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 37 ◯ 議長(村上 和久君)  起立少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決定いたしました。  次に、平成29年分請願第8号 「おでかけ定期券」を、より利用しやすい制度に変更することを求める請願を採決いたします。  本請願は建設委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 38 ◯ 議長(村上 和久君)  御異議なしと認めます。よって、本請願は閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。             ───◇   ◇   ◇───        平成29年分陳情第15号、平成29年分陳情第16号 39 ◯ 議長(村上 和久君)  次に、日程第3 平成29年分陳情第15号、平成29年分陳情第16号、以上2件を一括議題といたします。  ただいま議題となっております各陳情につきましては、総務文教委員長議会運営委員長から陳情審査報告書が提出されており、その審査結果はお手元に配布のとおりであります。             委員長報告・質疑・討論・採決 40 ◯ 議長(村上 和久君)  これより、各委員長の報告を求めます。  まず、総務文教委員長 高田 重信君。   〔総務文教委員長 高田 重信君 登壇〕 41 ◯ 総務文教委員長(高田 重信君)  総務文教委員会に付託されました平成29年分陳情第15号の審査結果につきまして御報告いたします。  審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、不採択すべきものと決しました。  以上、総務文教委員会委員長報告といたします。 42 ◯ 議長(村上 和久君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 43 ◯ 議長(村上 和久君)  質疑なしと認めます。  次に、議会運営委員長 金厚 有豊君。   〔議会運営委員長 金厚 有豊君 登壇〕 44 ◯ 議会運営委員長(金厚 有豊君)  議会運営委員会に付託されました平成29年分陳情第16号 委員会のインターネット中継等の活用についての陳情の審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、不採択すべきものと決しました。  以下、審査の概要を申し上げます。  本陳情について、委員から、現在、本会議のインターネット中継は実施しており、ケーブルテレビ放映についても、実施に向けた作業をしているが、委員会のインターネット中継については、これまで検討を行っておらず、設備もないため、実施は不可能であるとの意見や、委員会のインターネット中継については、議会改革検討調査会の中で複数の会派から議論をしていくべき項目として挙げられているが、そうしたことと陳情書にある「陳情の根拠となる経緯の解説や根拠」として、陳情者が求めていることのために実施することとは、思いがかけ離れているところにあるのではないかといった意見が出されました。  採決の結果、賛成少数により、不採択すべきものと決しました。  以上、議会運営委員会委員長報告といたします。 45 ◯ 議長(村上 和久君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 46 ◯ 議長(村上 和久君)  質疑なしと認めます。  これより、平成29年分陳情第15号、平成29年分陳情第16号、以上2件を一括して討論に入りますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。  以上で討論は終結いたしました。  これより、平成29年分陳情第15号 市の書式に従って作った行政書士の代理行為を代理人として財務部が認めない事についての陳情(この事について行政手続法他を庁内に十分に啓蒙啓発をし切れていない行政管理課の対策を含む)を起立により採決いたします。  本陳情に対する委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。  本陳情は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 47 ◯ 議長(村上 和久君)  起立なしであります。よって、本陳情は不採択とすることに決定いたしました。  次に、平成29年分陳情第16号 委員会のインターネット中継等の活用についての陳情を起立により採決いたします。  本陳情に対する委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。  本陳情は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 48 ◯ 議長(村上 和久君)  起立なしであります。よって、本陳情は不採択とすることに決定いたしました。             ───◇   ◇   ◇───        議員提出議案第10号から議員提出議案第13号まで 49 ◯ 議長(村上 和久君)  次に、日程第4 議員提出議案第10号から議員提出議案第13号まで、以上4件を一括議題といたします。               提案理由説明・質疑ほか 50 ◯ 議長(村上 和久君)  これより、議員提出議案第10号 精神障害者に対する交通運賃割引制度の適用を求める意見書の件を舎川 智也君から提案理由の説明を求めます。   〔10番 舎川 智也君 登壇〕 51 ◯ 10番(舎川 智也君)  議員提出議案第10号 精神障害者に対する交通運賃割引制度の適用を求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  障害者基本法は、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を実現するため、障害者の自立及び社会参加の支援などのために施策に取り組むべきことを定めている。  また、障害者差別解消法の平成28年4月1日の施行に併せて、本県においても「障害のある人の人権を尊重し県民皆が共にいきいきと輝く富山県づくり条例」が施行された。本市においても、障害及び障害のある人の現状と課題について理解を深め、障害の有無によって分け隔てられることのない社会づくりに、取り組んでいかなければならない。  障害者の自立や社会参加を促進し共生社会を実現するためには、移動手段の確保は必要不可欠であり、このことから鉄道や航空機などの公共交通機関においては、運賃割引制度を設け、障害者の経済的負担の軽減を図っている。  しかし、その多くは身体障害者及び知的障害者を適用対象とするものであって、精神障害者を対象とするものは少なく、大きな格差が生じている。  よって、国会及び政府におかれては、交通事業者に対し、公共交通機関の運賃割引制度について、精神障害者も身体障害者及び知的障害者と同様に適用対象とすることを働きかけるよう強く要望する。  以上であります。  何とぞ御審議の上、全会一致をもって御賛同賜りますようお願いいたします。 52 ◯ 議長(村上 和久君)
     これより、議員提出議案第10号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  次に、議員提出議案第11号 ギャンブル等依存症対策の抜本的強化を求める意見書の件を江西 照康君から提案理由の説明を求めます。   〔12番 江西 照康君 登壇〕 53 ◯ 12番(江西 照康君)  議員提出議案第11号 ギャンブル等依存症対策の抜本的強化を求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  昨年末に成立した「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」の衆参内閣委員会における附帯決議では、ギャンブル等依存症の実態把握のための体制整備やギャンブル等依存症患者の相談体制と臨床医療体制の強化などを政府に求めている。政府はこれを受け、ギャンブル等依存症対策推進関係閣僚会議において検討を進め、本年3月には、論点整理を発表したところである。  これまでにもギャンブル等依存症による自己破産、家庭崩壊、犯罪などの深刻な問題があったにもかかわらず、政府はその実態を十分に把握してこなかった。  政府においては、ギャンブル等依存症の実態把握を進め、論点整理等を踏まえたギャンブル等依存症対策基本法の制定などの抜本的強化に取り組むことを強く求める。  1 公営ギャンブルなどは所管省庁が複数にまたがり、しかも規制と振興の担当省庁   が同一であるため、一元的な規制が困難な側面があり、ギャンブル等依存症対策の   十分な実施が望めない。そのため、ギャンブル等依存症対策の企画立案、規制と監   視を一元的に行う独立組織の設置を検討すること。  2 3月の論点整理などを踏まえ、ギャンブル等依存症対策の具体的な対策や実施方   法を早急に検討すること。  3 アルコール依存症や薬物依存症に関しては、それぞれに施策が進められている。   ギャンブル等依存症対策の法制化を進める中で、こうした取り組みと合わせ、さら   に依存症対策の深化を図ること。  以上であります。  何とぞよろしく御審議の上、御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 54 ◯ 議長(村上 和久君)  これより、議員提出議案第11号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  次に、議員提出議案第12号 山岳遭難者救助対策の推進を求める意見書の件を、成田 光雄君から提案理由の説明を求めます。   〔20番 成田 光雄君 登壇〕 55 ◯ 20番(成田 光雄君)  議員提出議案第12号 山岳遭難者救助対策の推進を求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  3月に高校生ら8人が死亡する痛ましい雪崩事故が発生した。当日は気象庁から雪崩注意報が発令されていたにもかかわらず発生した事故であった。  国は、都道府県知事などに「融雪出水期における防災態勢の強化について」、大学などの教育機関などに「冬山登山の事故防止について」などの通知を発出した。これらに基づき、関係都道府県や自治体が事故防止に取り組んでいるところであるが、今後も予期せぬ雪崩や登山事故が発生するおそれがある。そこで、国には、山岳遭難者の早期救助のための登山者位置検知システムの導入促進を図ることを求める。  1 山岳での電波伝搬特性に優れた150MHz帯の位置検知システムの導入を促進   すること。  2 登山関係者の自助自立を基本とした運用体制の整備を図ること。  3 登山者が端末を安価に保有できるようにするためにレンタル制の導入や標準規格   の統一を図ること。  以上であります。  何とぞよろしく御審議の上、御賛同を賜りますようお願いいたします。 56 ◯ 議長(村上 和久君)  これより、議員提出議案第12号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  次に、議員提出議案第13号 「改正組織犯罪処罰法」の廃止を求める意見書の件を、橋本 雅雄君から提案理由の説明を求めます。   〔23番 橋本 雅雄君 登壇〕 57 ◯ 23番(橋本 雅雄君)  議員提出議案第13号 「改正組織犯罪処罰法」の廃止を求める意見書につきましては、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  「1億総監視社会をつくりかねない」「一般人も対象となる恐れがある」などとして、国民への十分な説明と慎重な審議を求める声が高まっていた、犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案を、安倍政権は参議院の委員会審議を一方的に打ち切り、委員会での採決を省略するという、きわめて乱暴な国会運営によって6月15日の早朝、可決・成立させた。  これまでの国会審議において、同法案が過去3度、国民の強い反対によって廃案となった「共謀罪」法案と何ら変わるものではないことは明らかとなっているにもかかわらず、安倍政権は世界で頻発するテロ事件を引き合いに出し、2020年に開催される東京五輪・パラリンピックに向けたテロ対策を口実に「テロ等準備罪」法案を成立させた。  そもそも法案提出前の政府の説明は、テロなど組織的犯罪の謀議に加わった場合に処罰の対象となる「共謀罪」について、適用対象や構成要件などを厳格にし、罪名を「テロ等組織犯罪準備罪」と改めるとされていた。しかし、法案提出後に明らかになったように、「テロ」は例示に過ぎず、「組織的犯罪集団」の定義は、過去3度廃案になった法案について刑事局長が答弁していたことを条文に書き加えただけで、「実行準備行為」の定義は具体性に欠けるものであること、さらには、「一般の方々は対象にならない」という宣伝文句を副大臣が否定する事態まで起きた。結果として、政府が言うような「適用範囲が十分に限定された」法律とはなっていない。  また、「共謀」を処罰するという法案の法的性質は何も変わらないことに加え、「既遂の処罰」を原則とする刑事法体系の原則を大きく変えるものであること、さらには、現行法上の「未遂罪」よりも「共謀罪」の方が重罰となる罪が出てくるなど、法体系の整合性を損なう事態も明らかになっている。  政府は、国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約(以下、TOC条約という)締結のための国内法整備の必要性を立法事実として挙げているが、TOC条約はテロ対策条約ではない上、国連プライバシー権に関する特別報告者から本法案に対してプライバシー権と表現の自由を制約するおそれがあるとして深刻な懸念が表明されたところである。政府は、TOC条約締結のための法整備というものの、当の国連から趣旨を外した立法を行おうとしていることを指摘されている。  衆議院の審議において修正が行われたが、上記の懸念を払拭するに値するものとはなっておらず、衆議院で可決されたあとに行われた世論調査でも「審議が不十分」の回答がおよそ6割、「今国会での成立は不要」の回答もおよそ6割、「法案への国民の理解が深まっていない」と答える人が7割を超えていた。  以上のような状況を勘案すれば、過去に廃案になった「共謀罪」と何ら変わるところがなく、我が国の刑事法体系の基本原則を破壊し、憲法に定められる基本的人権をも脅かすおそれが高い法律を成立させたことは認められない。  よって、政府には、「改正組織犯罪処罰法」の廃止を要請する。  以上、何とぞよろしく御審議の上、御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。 58 ◯ 議長(村上 和久君)  これより、議員提出議案第13号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  以上で、議案の質疑は終結いたしました。  お諮りいたします。ただいま議題となっております各案件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 59 ◯ 議長(村上 和久君)  御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。  これより、議員提出議案第10号から議員提出議案第13号まで、以上4件を一括して討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  16番 東   篤君。   〔16番 東   篤君 登壇〕 60 ◯ 16番(東   篤君)  社会民主党議員会の東 篤です。  議員提出議案第13号 「改正組織犯罪処罰法」の廃止を求める意見書について、社会民主党議員会の賛成討論を行います。  政府は、多くの国民の共謀罪反対の叫びに耳を傾けることなく、共謀罪法案について委員会での審議を打ち切る中間報告という禁じ手に踏み切り、6月15日早朝、「改正組織犯罪処罰法」を強引に可決・成立させました。  良識の府・再考の府・熟議の府としての参議院の存在意義を与党がみずからおとしめる暴挙、民主主義を破壊する政府の暴挙は断じて許されません。  政府は、テロ対策や東京五輪・パラリンピックを口実に国民を納得させようとしてきました。しかし、1つ、実行行為を罰する刑法の原則を逸脱し、刑罰の枠組みを一気に広げる、2つ、組織的犯罪集団や準備行為の定義が曖昧で一般市民が捜査対象になるおそれがあり萎縮効果をもたらす、3つ、計画段階の動きを把握するため、捜査当局による監視が拡大する懸念が拭えない、4つ、テロとは無関係と思われる犯罪も対象に多数含まれ、本当にテロ対策なのか疑わしい、5つ、公権力がプライバシーに踏み入り、内心の自由や言論・表現の自由を侵すおそれが大きいなどなど、さまざまな懸念や疑問は、参議院での審議を通じても何ら解消されないどころか深まるばかりでした。  世論調査でも明らかなように、「政府の説明が十分だと思わない」「今国会中に成立させる必要はない」「共謀罪法案に反対」が国民の多数の声です。  また、「改正組織犯罪処罰法」は、会社法や法人税法、所得税法、特許法、金融商品取引法など、企業や経済にかかわる法律も含まれています。例えば、メーカーが新商品を開発したものの、他社の特許権を侵害するおそれが判明し断念した場合、特許権の侵害により特許法違反に問われ、共謀罪に抵触するおそれがあります。また、保険会社が節税効果のある保険商品を検討したものの、脱税と判断されるおそれがあるため中止した場合、偽りにより税を逃れる行為で所得税法違反に問われ、共謀罪に抵触するおそれがあります。そのため、企業法務を専門とする弁護士は、一般の企業が摘発される危険を指摘しています。これでは、企業が新たな事業や商品開発を検討するのも危険だと判断し、経済にも大きなリスクとなります。  したがって、社会民主党議員会は、「改正組織犯罪処罰法」の廃止を求める意見書に賛成をいたします。  以上です。 61 ◯ 議長(村上 和久君)  以上で、討論は終結いたしました。  これより、議員提出議案第10号を採決いたします。  本案件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 62 ◯ 議長(村上 和久君)  御異議なしと認めます。よって、本案件は原案のとおり可決されました。  次に、議員提出議案第11号を起立により採決いたします。  本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 63 ◯ 議長(村上 和久君)  起立全員であります。よって、本案件は原案のとおり可決されました。  次に、議員提出議案第12号を起立により採決いたします。  本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 64 ◯ 議長(村上 和久君)  起立多数であります。よって、本案件は原案のとおり可決されました。  次に、議員提出議案第13号を起立により採決いたします。  本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 65 ◯ 議長(村上 和久君)  起立少数であります。よって、本案件は否決されました。  ただいま議決されました意見書の提出先、方法につきましては、議長にその取扱いを一任されるようお願いいたします。             ───◇   ◇   ◇───               議員提出議案第14号 66 ◯ 議長(村上 和久君)  次に、日程第5 議員提出議案第14号 富山市議会政務活動費(政務調査費)の不正取得の全容を解明し、不正を根絶することを誓う決議の件を議題といたします。               提案理由説明・質疑ほか 67 ◯ 議長(村上 和久君)
     赤星 ゆかり君から提案理由の説明を求めます。   〔32番 赤星 ゆかり君 登壇〕 68 ◯ 32番(赤星 ゆかり君)  富山市議会政務活動費(政務調査費)の不正取得の全容を解明し、不正を根絶することを誓う決議につきまして、提案者であります日本共産党、社会民主党議員会の5議員を代表し、案文を朗読し、続けて提案理由の説明をさせていただきます。  富山市議会は、平成28年8月から発覚した議員による政務活動費(政務調査費)の不正取得問題で、市民の議会と政治に対する信用を失墜させ、富山市民・県民、富山市・富山県関係者にも、多大なるご迷惑をかけたことを真摯に反省し、心から謝罪します。  その反省のもとに、意図的に公金である政務活動費を詐取したと疑われるすべての案件について、議会として全容解明し、二度と不正のない、市民から信頼される議会に改革することを、ここに誓います。  以上、決議する。  続きまして、提案理由を説明いたします。  昨年8月から発覚し、14人もの議員が辞職した政務活動費の不正取得問題は、4月の本選挙が終わってからも新たな疑惑が報道され、市民の住民監査請求を受けた返還の勧告が監査委員から市長に出されるなど、いまだ全容解明されたとは到底言えない状況です。  市民からは、「一般市民なら罰せられるのに、議員だけなぜお金を返して終わりなのか」という強い批判が寄せられています。反省の上に厳しい運用指針を決めて動き出しているからといって、このままでは真の信頼回復はあり得ません。  さきの議会運営委員会で自民会派から「昨年12月議会の初日に自民党会派の会長が本会議で9会派を代表して謝罪をしたから、今さら謝罪する必要はない」という意見がありましたが、それは昨年──ちょうど1年前、6月議会で多くの市民の反対を無視して強行した議員報酬月額10万円引上げを撤回する条例案の提案理由説明の中で述べられたものであり、提案会派は全9会派のうち6会派でした。  私たち日本共産党の独自の調査で見つけているのは、不自然な手書きの領収書の数々、異常に高い印刷代にコピー代、4年前の任期最後の日に集中している15万円前後の印刷代の不自然さ、こうした個々の事案はもちろんのこと、なぜ会派ぐるみで白紙の領収書を入手し、手前で書き込むことが慣習化していたのか、なぜ市政報告会の虚偽の案内文書を作成して添付することが常態化していたのか、なぜ市政報告会で酒類を振る舞うことが当たり前になっていたのか、それはいつからそうだったのかなど、不正の構造についても、議会全体として解明し、市民に説明責任を果たさなければ、真の議会改革はできません。  先日6月7日、日本共産党から自民党会派に対して公開質問状を届けましたが、16日に「回答しない」という回答が口頭でありました。その理由は、「実際の取引を伴うもので不正ではないから」「何度もマスコミに説明してきた事案だから」などというものです。しかし、質問状には、会派事務員の筆跡と酷似した文具店の領収書や公文書の椅子の数を誰が改ざんしたかうやむやなものなど具体的な指摘を幾つもしており、これらにまとめて回答しないというのは、広く市民に対して極めて不誠実と言わざるを得ません。事実は事実として消せないのです。まだまだこれから追及していきます。  補欠選挙とことし4月の市議会選挙で初当選された議員の皆さんにとっては、過去に行われた不正ですが、終わったことではないのです。新人議員の皆さんこそ、御一緒に不正一掃の先頭に立っていただきたい。  去る6月12日に発表されたことしの早稲田大学マニフェスト研究所の議会改革度ランキングで、富山市議会は全国48の中核市で昨年より順位を下げ、ワースト2位でした。  今、新しい富山市議会のスタートとして、議会全体として不正の全容解明と二度と不正のない市民から信頼される議会に改革することの強い決意表明がどうしても必要と、この決議案を提案させていただくに至りました。  全会一致をもって御賛同いただきますようお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。 69 ◯ 議長(村上 和久君)  これより、議員提出議案第14号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  以上で議案の質疑は終結いたしました。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本案件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 70 ◯ 議長(村上 和久君)  御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。  これより、議員提出議案第14号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  37番 柞山 数男君。   〔37番 柞山 数男君 登壇〕 71 ◯ 37番(柞山 数男君)  ただいま議題となっております議員提出議案第14号について、富山市議会政務活動費(政務調査費)の不正取得の全容を解明し、不正を根絶することを誓う決議案に対して、自由民主党より反対討論をいたします。  平成28年12月定例会において我々議会は、富山市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例を廃止する条例を賛成多数で可決いたしました。  この際、共同提案者である自由民主党、公明党、日本共産党、自民党新風会、民政クラブ、光の6会派を代表して、五本 幸正議員が提案理由の説明に立ち、政務活動費の不正受給について、「重ねて深くおわび申し上げます。まことに申しわけありませんでした」と深々と頭を下げ謝罪した上で、深い反省から、議会改革検討調査会や政務活動費のあり方検討会などにおいて、不正のない清潔な市民に開かれた議会となることができるように、全国で最も先進的な取組みを目指し、不正の全容解明と議会改革に積極的に取り組んでいること、さらに議会が一丸となって、市民の皆様の議会に対する信頼の回復に努めていく決意を述べています。  私たちは、このことを大変重く受けとめています。議員提出議案第14号は、本会議における先ほど述べました6会派を代表しての議員の発言を甚だ軽視するものであり、賛成できません。  以上、自由民主党の反対討論といたします。 72 ◯ 議長(村上 和久君)  5番 岡部  享君。   〔5番 岡部  享君 登壇〕 73 ◯ 5番(岡部  享君)  社会民主党議員会の岡部 享でございます。  議員提出議案第14号 富山市議会政務活動費(政務調査費)の不正取得の全容を解明し、不正を根絶することを誓う決議について、提出議員の1人として賛成討論を行います。  富山市議会では、平成28年8月から発覚した議員による政務活動費・政務調査費の不正取得により12名もの議員が辞職するという異例の事態が発生し、昨年11月に補欠選挙が行われました。  事件発覚後、議会では、政務活動費のあり方検討会をはじめ、議会改革検討調査会において、富山市民・県民の信頼回復に向けて議論や取組みが現在も進められております。  そして、補選後、さらに2名が辞職する中、ことし4月に実施された本選挙において地元テレビ局が行った有権者調査によれば、候補者の政策で何を重視するかの問いに対し、議会改革や政務活動費の不正対策は、医療・福祉対策に次いで2番目に挙げられていました。  政務活動費の全容解明と二度と不正のない富山市議会となることを多くの市民の皆さんが期待しているものと言えます。  したがって、公金である政務活動費を不正に取得したと疑われる全ての案件について、富山市議会として全容を解明し、二度と不正のない市民に信頼される議会へとスピード感を持って改革を進めることが、市民の負託に応えることではないでしょうか。  また、今月12日に早稲田大学マニフェスト研究所が発表した議会改革度調査ランキングでは、ことし1月から政務活動費の収支報告書が自由に閲覧できるなどの改革を進めているにもかかわらず、政務活動費の不正が相次いだ富山市議会は中核市の下から2番目の47位、前年より順位を2つ下げるという結果となっていることからも、議員みずからが不正の根絶に向けて真剣に取り組むことが信頼回復へとつながるものと考えます。  社会民主党議員会は、富山市議会政務活動費(政務調査費)の不正取得の全容を解明し、不正を根絶することを誓う決議に議員各位の良識ある判断を期待し、賛成討論といたします。 74 ◯ 議長(村上 和久君)  以上で、討論は終結いたしました。  これより、議員提出議案第14号を起立により採決いたします。  本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 75 ◯ 議長(村上 和久君)  起立少数であります。よって、本案件は否決されました。             ───◇   ◇   ◇───               平成29年分請願第5号 76 ◯ 議長(村上 和久君)  次に、日程第6 平成29年分請願第5号を議題といたします。  ただいま議題となっております本請願につきましては、会議規則第85条第1項ただし書きの規定により、直ちに審査を行います。  請願文書表はお手元に配布のとおりであります。                  討論・採決 77 ◯ 議長(村上 和久君)  これより、平成29年分請願第5号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  18番 小西 直樹君。   〔18番 小西 直樹君 登壇〕 78 ◯ 18番(小西 直樹君)  平成29年分請願第5号 市民を監視し、抑圧する「テロ等準備罪」を導入する「組織的犯罪処罰法改正案」に反対する意見書採択を求める請願について、日本共産党賛成討論を行います。  先ほども「改正組織犯罪処罰法」の廃止を求める意見書の提案で述べられていましたが、これは「共謀罪」と呼ばれ、6月15日早朝に参議院法務委員会の採決を抜きに本会議で中間報告という異常な禁じ手を使って自民党、公明党、維新の会などの強行採決で成立させたものです。  国民の心の中を処罰する憲法違反の危険な法案だということが国会審議の中で次々と明らかになり、加計疑惑で官邸によって行政が歪められていることを裏づける新しい疑惑が次から次へと明らかになり、国民の不安と批判が広がり続ける中でのなりふり構わない、追い詰められての暴挙で、これ以上ない議会制民主主義の破壊です。  昨日発表されたメディア各社の世論調査では、内閣支持率が10%前後急落して、中には支持率が危険水域の30%台になっている調査もあります。国民、市民は納得していないのです。  日本ペンクラブ、著名な法律家、ジャーナリスト、各地の弁護士会、消費者団体、科学者団体など、広範な団体からも反対の声明が出されています。  宗教界からも、浄土真宗大谷派は宗務総長名による「テロ等組織犯罪準備罪(共謀罪)法案に反対する声明」を発表しています。声明では、「この法案は実際の行為がなくとも、犯罪とみなされる計画をしただけで処罰することができる内容が盛り込まれ、市民の日常生活に重大な制約をもたらすおそれがあります」と指摘、「どのような計画が犯罪になるかは捜査機関の判断によることから、市民の思想や言論、表現の自由全般が損なわれる可能性は否めません。さらに、犯罪の事実を立証するために、日常的にプライバシーが侵害され、市民同士が相互に監視する社会をつくり出すことを危惧する」と指摘しています。  共謀罪法は、思想・良心の自由を保障した憲法第19条に反する深刻な違憲立法です。共謀罪法は、安保法制、秘密保護法とともに、安倍内閣が進める「海外で戦争する国づくり」と一体となるものです。  このような「改正組織犯罪処罰法」は廃止して、日本の政治に立憲主義、民主主義、平和主義を取り戻そうではありませんか。  どうか請願を採択していただき、国に意見書の提出を行うことをお願いいたしまして、請願第5号の賛成討論といたします。 79 ◯ 議長(村上 和久君)  以上で、討論は終結いたしました。  これより、平成29年分請願第5号 市民を監視し、抑圧する「テロ等準備罪」を導入する「組織的犯罪処罰法改正案」に反対する意見書採択を求める請願を起立により採決いたします。  本請願は採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 80 ◯ 議長(村上 和久君)  起立少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決定いたしました。  以上で、本定例会に付議されました案件は全て終了いたしました。             ───◇   ◇   ◇───                  市長挨拶 81 ◯ 議長(村上 和久君)  森市長挨拶。   〔市長 森  雅志君 登壇〕 82 ◯ 市長(森  雅志君)  6月定例市議会をお願いいたしましたところ、去る6月2日の開会以来、議員各位におかれましては、提出いたしました諸案件につきまして慎重に御審議をいただき、ただいまそれぞれ議決をいただき、厚くお礼申し上げます。  審議の過程で賜りました御意見、御要望につきましては、十分これを尊重し、これからの市政の運営に資してまいりたいと考えております。  今後とも、議員各位には一層の御指導、御協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。             ───◇   ◇   ◇───                閉       会 83 ◯ 議長(村上 和久君)  平成29年6月富山市議会定例会を閉会いたします。                            午前11時31分 閉会 Copyright © Toyama City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...