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平成29年3月定例会 (第9日目) 名簿
平成29年3月定例会 (第9日目) 本文

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  1. 富山市議会 2017-03-09
    平成29年3月定例会 (第9日目) 本文


    取得元: 富山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 議事の経過             ───◇   ◇   ◇───                開       議                              午前10時  開議 ◯ 議長(高見 隆夫君)  ただいまから、本日の会議を開きます。  議事日程は、お手元に配布のとおりであります。             ───◇   ◇   ◇───         議案第1号から議案第51号まで、議案第71号 2 ◯ 議長(高見 隆夫君)  これより、日程第1 議案第1号から議案第51号まで、議案第71号を一括議題といたします。  ただいま議題となりました各案件につきましては、各常任委員長から委員会審査報告書が提出されており、その審査結果はお手元に配布のとおりであります。             委員長報告・質疑・討論・採決 3 ◯ 議長(高見 隆夫君)  これより、各常任委員長の報告を求めます。  まず、総務文教委員長 柞山 数男君。   〔総務文教委員長 柞山 数男君 登壇〕 4 ◯ 総務文教委員長(柞山 数男君)  総務文教委員会に付託されました予算案件等の審査結果につきまして御報告いたします。
     当委員会に付託されました予算案件3件、条例案件12件、その他の案件1件の審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決すべきものと決しました。  以下、審査の概要を申し上げます。  初めに、企画管理部所管分行政改革推進費について申し上げます。  委員から、外郭団体には、市民生活にかかわるものもあるが、それらの団体を整理し、統合を検討する中で、見直しを円滑に進めるための指針を策定する際には、住民参加で行うのか。また、外郭団体へ出向き、現地の担当者と直接話をして検討を進めていくのかとの質問がありました。  これに対し、当局からは、これまでは主に専門家が一般的な外郭団体のあり方の方向性を見きわめておりましたが、今後はさらに個別の外郭団体の状況などを踏まえて方向性を検討する必要があることから、関係団体や住民の方などとも一緒に検討していきたいと思います。  また、外郭団体の個別の事業内容を把握して、公益性と採算性という角度から分析する必要があるため、必要があれば、現地へ出向いて状況を確認していかなければならないと考えておりますとの答弁がありました。  これに対して委員から、住民の皆さんや現地の担当者の方に十分配慮した形で、よりよい方向性を目指してほしいとの要望がありました。  次に、議案第1号 平成29年度富山市一般会計予算中、企画管理部所管分について、次のような討論がありました。  まず、反対討論について申し上げます。  本市は、これまでも行政改革や定員適正化計画に基づき職員を削減してきたが、新年度予算はさらなる職員の削減や民間委託に取り組もうとしており、そのような予算には納得ができない。市民も職員も人であり、ぜひ人を大切にするような行政に転換してほしいとの観点から反対討論がありました。  次に、賛成討論について申し上げます。  しなやかな行政体づくりのために、事務事業の見直しや定員及び給与の適正化などに取り組むとともに、民間の活力の活用を図りながら、行政サービスの一層の効率化と質の向上を目指す必要があるとの観点から賛成討論がありました。  採決の結果、賛成多数により、原案のとおり可決いたしました。  次に、同じく議案第1号中、教育委員会所管分について、次のような討論がありました。  まず、反対討論について申し上げます。  学校給食は教育の一環であり、子どもたちの身体と精神を育む給食を担う調理員を減らし、低賃金で不安定雇用である民間委託に置きかえることには反対であるとの観点から反対討論がありました。  次に、賛成討論について申し上げます。  学校給食調理業務の民間委託の導入については、民間の専門的な知識や技術を取り入れることで、効率的に安全・安心でおいしい給食を提供するものであり、食育の推進なども期待されるとの観点から賛成討論がありました。  採決の結果、賛成多数により、原案可決といたしました。  以上、総務文教委員会委員長報告といたします。 5 ◯ 議長(高見 隆夫君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 6 ◯ 議長(高見 隆夫君)  質疑なしと認めます。  次に、厚生委員長 佐藤 則寿君。   〔厚生委員長 佐藤 則寿君 登壇〕 7 ◯ 厚生委員長(佐藤 則寿君)  厚生委員会に付託されました各案件の審査結果につきまして御報告いたします。  当委員会に付託されました予算案件7件、条例案件10件、その他の案件1件の審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決すべきものと決しました。  以下、審査の概要を申し上げます。  まず、議案第21号 平成29年度富山市病院事業会計予算について、委員から、平成29年度の入院患者数が減少すると予測している中で、入院収益については3億円余りの増額を見込んでいるが、その理由は何かとの質問がありました。  これに対し、当局から、現在、国の政策で急性期病院、高度急性期病院の在院日数を短くする流れがあり、当院においても、今年度、2日程度短くなっております。そのため、延べ入院患者数は減ることになりますが、集中的に急性期医療を提供することによって診療単価が上がるため、それによって総収益を確保していくこととしておりますとの答弁がありました。  次に、議案第1号中、環境部所管分自転車市民共同利用システムステーション増設事業費について、次のような討論がありました。  まず、反対討論について申し上げます。  委員から、自転車市民共同利用システムについては、中心市街地地区に偏重した投資の象徴的なものであり、事業開始から8年目を迎えるに当たって、事業の実績や効果に対する総括的な評価がなされないままステーションを3カ所増設することには賛成できないという観点からの反対討論がありました。  次に、賛成討論について申し上げます。  自転車市民共同利用システムは、事業開始から7年が経過し、利用者も増え、稼働率も増加していることから、市民の皆さんをはじめ、観光客やビジネスで本市を訪れる方々にも定着してきているという実感がある。さらに、今回、富山大学五福キャンパス内、呉羽丘陵多目的広場、民俗民芸村の3カ所にステーションを増設することによって、富山大学前や水墨美術館前のステーションと合わせて、五福地区の文教ゾーンに新たなネットワークが構築されることとなり、利便性の向上によって利用者も増加するものと考えるという観点からの賛成討論がありました。  採決の結果、賛成多数により、原案のとおり可決いたしました。  以上、厚生委員会の委員長報告といたします。 8 ◯ 議長(高見 隆夫君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 9 ◯ 議長(高見 隆夫君)  質疑なしと認めます。  次に、商工農林水産副委員長 成田 光雄君。   〔商工農林水産副委員長 成田 光雄君 登壇〕 10 ◯ 商工農林水産副委員長(成田 光雄君)  委員長が都合により出席できませんので、私がかわって商工農林水産委員会に付託されました各案件の審査結果につきまして、御報告いたします。  当委員会に付託されました予算案件8件、条例案件3件、その他の案件1件の審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決すべきものと決しました。  以下、審査の概要を申し上げます。  議案第1号 平成29年度富山市一般会計予算中、農林水産部所管分の富山とれたてネットワーク事業について申し上げます。  委員から、昨年度より、地場もん屋総本店への補助金が減っているが、これはどういった理由によるものなのか、地場もん屋総本店運営管理費の考え方について問うとの質問がありました。  これに対し、当局から、これまでは単に収入の不足分について補助金を交付してきましたが、これからは補助金の対象を野菜などの集荷や地場農産物のPRにかかる経費とすることにより、販売の促進など事業者の経営努力を促し、本事業の推進を図りたいと考えておりますとの答弁がありました。  以上、商工農林水産委員会委員長報告といたします。 11 ◯ 議長(高見 隆夫君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 12 ◯ 議長(高見 隆夫君)  質疑なしと認めます。  次に、建設委員長 南  俊正君。   〔建設委員長 南  俊正君 登壇〕 13 ◯ 建設委員長(南  俊正君)  建設委員会に付託されました各案件の審査結果につきまして御報告を申し上げます。  当委員会に付託されました予算案件6件、条例案件2件、その他の案件1件の審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決すべきものと決しました。  以下、審査の概要を申し上げます。  まず、消防局所管分について申し上げます。  消防水利整備事業費について、委員から、強風のときに密集地で火災になった場合などに対応した水利についてどう考えているのかとの質問がございました。  これに対し、当局から、水利については防火水槽や消火栓、水槽車に加え、自然水利の川や用水もあること、また消防団と連携した訓練も行っていることから、現在のところ、水利不足になるとは考えておりません。今後も、ソフトとハードの両面で水利の確保に努めていきたいと考えていますとの答弁がありました。  次に、都市整備部所管分について申し上げます。  議案第1号中、都市整備部所管分大型商業施設等誘致事業、桜町一丁目4番地区や総曲輪三丁目地区の市街地再開発事業、高齢社会における交通と健康モニタリング調査事業について、次のような討論がありました。  まず、反対討論について申し上げます。  富山市は、これまでも人口比で全国一という多数の再開発事業を進め、中心市街地に莫大な税金を投入してきており、新年度もこれを進めようとしている。コンパクトシティ政策の名のもとに進められるこうした大型事業重点のあり方を見直し、市民生活重視の市政と予算とすべきであるという観点からの反対討論がありました。  次に、賛成討論について申し上げます。  各事業については、いずれも中心市街地のにぎわいの創出、活性化を図ることが狙いであり、選ばれるまちづくりを目指す本市のコンパクトシティ政策に合致する大変有効な施策であるという観点からの賛成討論がありました。  採決の結果、賛成多数により、原案のとおり可決いたしました。  次に、建設部所管分について申し上げます。  議案第1号中、建設部所管分の花でつなぐフラワーリング事業について、次のような討論がありました。  まず、反対討論について申し上げます。  まちに花があり、人々に潤いをもたらすことには反対するわけではないが、この事業予算は約6,500万円と大変高額なものである。コンパクトシティは住民経費の低減を目標にしているが、この事業はコンパクトシティの意義にも反するものではないかという観点からの反対討論がありました。  次に、賛成討論について申し上げます。  この事業は、市民や観光客の皆様に花と緑で潤いのある景観を楽しんでいただくとともに、にぎわいを創出することを目的としており、富山市のまちづくり推進に大きく貢献しているという観点からの賛成討論がありました。  採決の結果、賛成多数により、原案のとおり可決いたしました。  以上、建設委員会の委員長報告といたします。 14 ◯ 議長(高見 隆夫君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 15 ◯ 議長(高見 隆夫君)  質疑なしと認めます。  これより、議案第1号から議案第51号まで、議案第71号、以上52件を一括して討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  31番 赤星 ゆかり君。   〔31番 赤星 ゆかり君 登壇〕 16 ◯ 31番(赤星 ゆかり君)  おはようございます。  日本共産党議員団の赤星 ゆかりです。
     ただいま議題となっております議案52件のうち、議案第1号 平成29年度富山市一般会計予算について、日本共産党議員団を代表して反対討論を行います。  まず、反対理由を述べる前に、議会費について触れます。  今定例会から、いよいよインターネットによる議会中継が始まりました。全国中核市で一番遅い実施です。大変お待たせいたしました。  富山市議会は、昨年来の議員報酬月額10万円引上げ問題、政務活動費の不正問題を反省し、市民に開かれた議会改革を進め、新年度の議会費では、政務活動費の領収書等をインターネットで公開するための経費、ケーブルテレビによる中継の導入調査費などを盛り込んでいます。  また、政務活動費の大きな会派ほど加算される仕組みを廃止し、1日4,000円の会議出席費用弁償の廃止、海外視察の廃止などで経費節減に努め、議会費では、今年度比1,223万2,000円の減となっていることを御報告します。  さて、安倍政権のアベノミクスは、一部輸出大企業と富裕層をさらに潤す一方で、国民の暮らしや中小企業、農業など大多数の国民には負担増と格差拡大をもたらしてきました。  市長は提案理由の説明で、「我が国の経済は堅調な動き」「景気全体としては緩やかな回復基調が続いている」と述べられましたが、富山市の新年度予算の歳入でも、株式市場の動向から配当割交付金株式等譲渡所得割交付金が合わせて3億2,400万円の減を見込み、消費の伸び悩みから地方消費税交付金は10億1,900万円の減が見込まれ、景気の厳しさがうかがえます。  安倍政権の各種の負担増、高い医療費に国民健康保険料、介護保険料・利用料、高い教育費や奨学金の返済など、重い負担で多くの市民の生活には余裕がありません。年金支給額の相次ぐ引下げで、高齢者の皆さんの怒りも広がっています。  富山市は、市民生活の実態に寄り添い、国の悪政から市民の暮らしを守り、応援をする市政になることがますます切実に求められています。  来年4月に市長選があるので、骨格予算ということですが、新年度予算に盛り込まれた、こども発達支援室など子育て支援策、ひとり親お助け隊、ひとり親雇用奨励金など、ひとり親家庭の支援策、認知症総合支援事業障害者就労支援促進事業まちなか総合ケアセンターまちなか診療所、病児保育、産後ケアなど福祉での新規事業、スクールソーシャルワーカーの市独自のさらなる増員、学校や市立公民館の耐震化工事の推進、八田橋のかけかえ工事をはじめ、道路や橋梁の維持補修・長寿命化、市民に身近な公共事業費の確保など、前進面を率直に評価するものです。  中でも、日本共産党と市民運動が長年求めてきた、こども医療費助成制度の拡充については、中学3年生まで現物給付──窓口無料に、月1,000円の一部負担金廃止、所得制限の廃止がことし10月1日から実現することになったことは、市議会の全会派がそろって市長に要望し、市長はその重みを受けとめて実施に踏み切られた、その英断を改めて歓迎いたします。  しかし、予算案は全て一体に提案され、一つ一つの事業で切り離して採決できないため、全体の中に市民感覚でおかしいと思うものが含まれていれば反対せざるを得ません。何でも賛成では議会のチェック機能が問われます。予算に反対したから実績はないなどと事実と違うことを吹聴する人がたまにおられるやに聞いておりますので、誤解のないように念のため申し上げておきます。  なお、先日16日の本会議で、補正予算の審議に当たっての自民党会派の賛成討論で、補正予算に、こども医療費助成の拡充が含まれていると述べられましたが、補正予算は従来の制度で申請件数が増えた分の補正でしたので、完全な間違いです。訂正されるよう進言いたします。  富山市は、コンパクトシティ環境未来都市政策を、公共交通を軸にした串と団子のコンパクトなまちづくりとして進められてきました。世界で国内で富山市の注目度を高めてきた、そのことは否定しませんが、私たちはその政策を一つ一つ慎重に見きわめるよう努めてまいりました。  合併からこの4月で12年、富山市の中心部だけが巨大なお団子になり、周辺地域の人口減少と少子化・高齢化がますます加速化しています。  日本共産党議員団がことし1月末から実施した市民アンケートに、現在までに2,100通を超える御回答をいただきました。この場をおかりして、御協力に心から感謝いたします。  その回答では、「中心市街地に税金を投入し過ぎ」が46.5%、「周辺部にもっと税金を投入すべき」が39.3%、「コンパクトシティに賛成」はわずか10.2%です。  こうした市民の皆さんの声を紹介し、各施策について触れながら、以下、予算案の反対理由を申し上げます。  中心部への偏重と周辺部との格差がますます顕著になっています。市民の皆さんの不安と不満の声も大きくなっています。周辺部では人口減少、スーパーや開業医がなくなり、公共交通の不便さへの不満の声も高まっています。  地方自治法の支所としての総合行政センターが昨年3月で廃止され、さらに公共施設の再編で廃止や統廃合などが進められれば、その地域での市民生活自体が持続可能でいられるのか危惧されます。  今、必要なのは、地域のことは地域住民で話し合って決める、都市内分権として各地域に住民自治の仕組みを復活させることです。代表質問で地方自治法に基づく地域自治区の導入を改めて提案しましたが、市長は否定されました。  富山市は、コンパクトシティ政策の名のもとに人口比で全国一という多数の再開発事業を進め、中心市街地に莫大な税金が投入されてきました。森市政になって以降、完成したもの、建設中のものを合わせて総事業費では800億円を超え、そのうち国、県、市からの補助金と保留床取得額などを合わせると400億円を超える税金が投入され、新年度予算にも引き続き盛り込まれています。  総曲輪三丁目地区市街地再開発事業は、旧富山西武跡地の再開発で、6階以上の206戸を住宅・建設業者最大手の大和ハウスがマンション販売する事業です。これに補助金11億4,510万円が計上されています。総事業費は156億円で、昨年5月時点より18億円も膨らみ、国、県、市からの補助金総額は約60億円で、11億円も増えています。  桜町一丁目4番地区市街地再開発事業は、大手ホテル業者の東横イン、分譲マンション業者のタカラレーベンが大きな部分を占める事業に、補助金4億2,405万4,000円が計上されています。総事業費は81億円で、そのうち国、県、市からの補助金総額は、昨年5月時点より6億円増え、35億円になるものです。  さらに、この再開発ビルに入居する学校法人大原学園には、大型商業施設等誘致事業で整備資金として1億円の補助が計上されています。財源内訳は、市の一般財源が6,620万円、国の社会資本整備総合交付金が3,380万円です。  同学校法人は、2016年4月時点で、全国で105校、基本金が1,128億円の超優良専門学校です。このような力のある民間法人に、なぜ国民、市民の貴重な税金から1億円もの支援が必要なのでしょうか。  この大型商業施設等誘致補助金については、今年度当初予算で総曲輪西地区市街地再開発事業で進出した県外のシネコン運営会社に初めて1億円が補助されましたが、日本共産党は昨年3月議会で反対しました。その総曲輪ユウタウンについては、映画館の営業に対する疑問やテナントの早期撤退など、今議会で複数の会派と議員の皆さんから懸念する質問が相次ぎました。  一方で、株式会社まちづくりとやまが運営していたフォルツァ総曲輪は、シネコンが主流となる中、減少傾向にあるインディーズ系映画を上映してファンも多く、まちの魅力として貴重な映画館でしたが、シネコンができた影響で休止となりました。  こうした大型商業施設を超優遇する補助金そのものを見直すべきです。  高齢社会における交通と健康モニタリング調査事業は、開発に2億円をかけた、いわゆる「おでかけっち」端末機の調査委託費等に今年度も2,500万円、さらに来年度1,211万8,000円を支出して、高齢者対策にどれだけ生かされるのか、また、費用対効果からも甚だ疑問です。  昨年の3月まで、年間687万円の補助金で株式会社まちづくりとやまが運営していた中央通りの「街なかサロン樹の子」は、高齢者の公共交通を利用した外出の動機づけ、安心して立ち寄れる休憩と交流の場、趣味教室やミニチャレンジショップなど活動と発表の場として年間約6万人の利用がありました。  この存続を願う高齢者を中心とした利用者が必死で集めた署名も無視して、一方的に廃止されました。生きた市民の声を聞かず、「おでかけっち」GPSで高齢者の行動を調査分析し、高齢者の外出促進策、高齢者に配慮した交通環境等の検討、必要な休憩施設等を整備するなどという説明には全く納得がいきません。  自転車市民共同利用システムステーション増設事業5,040万1,000円は、フランス製の青いレンタル自転車「アヴィレ」のステーションを、富山大学五福キャンパス呉羽丘陵多目的広場と民俗民芸村の3カ所に増設し、自転車35台、ラック70基ほかを増やすものです。  そもそも、市民の声も、市内の自転車業者等の声も聞かずにトップダウンで始まったこの事業は、今回でついに合計3億1,510万1,000円です。1月までの利用実績は、全体で1台当たり1日1.24回の稼働、1回当たりの平均利用時間は約10.64分ですが、水墨画美術館前が最低で、1月までの10カ月で371回、富山大学前は1,361回、これは明らかに失敗ではないでしょうか。  なお、この自転車は、市役所職員の会員数が167人とのことです。市が職員に使うよう奨励していることが見えます。市民からは「市役所の人のための自転車か」などの批判が聞かれます。私たちが行った市民アンケートの回答では、「やめるべき」が65.2%、「続けるべき」は7.2%です。さらなる多額の税金投入は許されません。  さらに言えば、この自転車は、走るときは電動ではなく、とまっている間、コンピューター管理のため24時間電気を消費しています。年間1万キロワットアワーを超えます。これが地球温暖化対策推進事業費というのも矛盾しています。  フラワーハンギングバスケットには、来年度も6,589万1,000円もかけられます。花はきれいですが、この事業費を説明する責任が私たちにはあります。吉田議員が質問で取り上げた、生きがい対応型デイサービスの委託費は年間約200万円です。税金の使い方に本当に驚きます。花でまちを飾る事業は、少ない予算でも市民が快く楽しく協力・参画できるよう、やり方を研究すべきです。  一方で、道路、河川、公園の地元要望で、今年度に出された要望660件のうち、今年度と来年度の2カ年で対応されるのは395件で約60%、来年度予算は2億6,930万円です。  また、小・中学校の普通教室のクーラー設置も、必要性が認められながら、学校の耐震化工事を優先するため、財政的理由から導入は数年先との答弁でした。  税金の使い方を変えて、市民生活、中でも児童の最善の利益、子どもたちの命と健康を守るために最優先で取り組むべきです。  第3期行政改革実施計画、定員適正化計画で、新たに5年間で職員総数をさらに54人削減し、民間委託や民営化を拡大する方針に反対です。  平成17年4月1日時点と平成28年4月1日時点では、職員数が641人も削減されています。そのうち主に削減されたのは、保育所民営化による保育士が148人、学校給食調理業務の民間委託で調理員が154人、ごみ収集の清掃業務員が75人など、市民の命と暮らしを支える現業の人たちです。  富山市立の保育所と私立の職員の賃金格差は、新採で年間40万円、30歳で90万円近くもあります。  学校給食の単独校調理業務民間委託は5年間で11カ所となりましたが、今後まだ増やす方針に反対です。これまで委託された会社の求人情報では、パートの調理補助の人は学期ごとの雇用で、経験不問、資格不問の非正規雇用となっています。人件費を抑えるために正社員を少なく、パート調理員を多くしているのです。委託先の同じ会社の中でも、カラオケホールのスタッフなどより給食パート調理員のほうが時給が低く、最低賃金ぎりぎりです。  また、旧町村の役場から総合行政センターになり、さらに今年度から支所が廃止されて、行政サービスセンター、中核型地区センターとなりましたが、その職員数も11年間で369人から198人と、171人も削減されてきました。  市の臨時的任用職員の時給は、一番安い人で810円、1日最大7時間30分働いても年収は200万円に届くか届かないか、官製ワーキングプアをつくり出しています。誰もが8時間働けば普通に暮らせる社会を目指すべきです。  職員数削減が、月100時間を超える残業をしている人が、市長部局、上下水道局、教育委員会、市民病院、消防局で合わせて197人という、市長も驚かれた長時間過密労働に影響していることは否定できません。  昨日、滋賀県では、働き方改革のために職員定数を増やす条例案が可決されたと聞きました。全体の奉仕者である公務員を減らし続ける行革は、もうやめるべきです。  最後に、皆さん、私たちは繰り返し主張します。  市長や安倍政権が描く都市像、国家像、コンパクトシティのために市民がいるのではありません。住民一人一人が主人公です。住民一人一人の幸福追求を保障するために、憲法に保障された基本的人権保障のためにこそ地方自治体があるのです。これこそ立憲主義です。  市民の切実な声や暮らしに寄り添って、どの地域に住んでいても本当に安心して暮らし続けられるまちづくり、全ての一人一人の市民に寄り添う温かい富山市政をみんなでつくることを皆さんに呼びかけまして、日本共産党議員団の反対討論といたします。 17 ◯ 議長(高見 隆夫君)  29番 高田 重信君。   〔29番 高田 重信君 登壇〕 18 ◯ 29番(高田 重信君)  ただいま議題となっています議案第1号 平成29年度富山市一般会計予算につきまして、自由民主党の賛成討論を行います。  まず、学校給食調理業務の民間委託の導入につきましては、民間ならではの専門的な知識や技術を取り入れることで、効率的に安全・安心でおいしい給食を提供するものであり、来年度から新たに民間委託を導入する小学校につきましては、いずれも富山市学校給食の民間委託に関する懇話会において厳正な検討を経て選定されたものであります。  また、民間委託を導入した小学校並びに幼稚園の学校給食の運営につきましては、学校長や市の栄養士によるモニタリングや児童・生徒のアンケートの結果等から、概ね順調に実施されているとの評価を受けていることから、引き続き調理業務の民間委託を実施するものであります。  以上の観点から、学校給食調理業務委託費に係る債務負担行為については妥当であると考えています。  次に、自転車市民共同利用システム(アヴィレ)につきましては、運用開始から7年が経過し、利用者、稼働率とも増加するなど、市民をはじめ、観光やビジネス目的で本市を訪れる方々にも身近で便利な移動手段として徐々に定着してきています。  今回、富山大学五福キャンパス呉羽丘陵多目的広場、民俗民芸村の3カ所にステーションが増設されることで、これまでに設置された富山大学前や水墨美術館とあわせて、五福地区内に新たなネットワークが構築されることにより、利便性の向上に伴い、さらなる利用者数の増加が期待できます。  また、中心市街地との有機的な連携や公共交通を補完する二次交通の確保が図られるなど、本事業は本市にとって特徴的な事業であり、総合的なまちづくりの観点からも必要と考えております。  次に、市街地再開発事業につきましては、桜町一丁目4番地区及び総曲輪三丁目地区市街地再開発事業は、都市再開発法に基づき、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図ることで、公共の福祉に寄与することを目的に行われるものであります。  とりわけ、まちなかでの再開発事業は、細分化された個々の土地を統合し、安全・安心な不燃化された共同建築物に建てかえるとともに、広場などを確保することによってにぎわい拠点としての活用も期待できると考えております。  また、施行に当たっては、国の市街地再開発事業費補助(一般会計)交付要綱に基づき、国や県とともに支援するものであり、長期的には民間の経済活動が活発化することなどによって、地価の上昇や税収の増加などにもつながり、中心市街地のみならず本市全体の総合力を高め、本市の公共交通を軸とした拠点集中型のコンパクトなまちづくりの推進に寄与するものと考えております。  次に、花でつなぐフラワーリング事業については、富山駅から中心市街地までの区域のまちなかにフラワーハンギングバスケットを設置するものであり、季節ごとの花で彩ることで市民や観光客の皆様に花と緑で潤いのある景観を楽しんでいただいているものです。この事業は既に10年近くの実績があり、富山市の特色あるまちづくりの推進に大いに寄与しているものと考えております。  本予算は、骨格予算ということでありますが、障害者就労支援促進事業費、母子等福祉事業費、こども医療費助成事業費、商店街等活性化推進費、鳥獣対策費、病院事業の手術部門等整備事業費など、新規及び拡充される事業も多く、市民の生活向上に大きく貢献する予算が編成されており、大いに評価するものであることを申し上げ、自由民主党の賛成討論といたします。 19 ◯ 議長(高見 隆夫君)  23番 中山 雅之君。   〔23番 中山 雅之君 登壇〕 20 ◯ 23番(中山 雅之君)  議案第37号 富山市こども医療費助成条例の一部を改正する条例制定の件に対する日本共産党議員団の賛成討論を行います。  こども医療費助成制度の拡充、中学3年生までの完全無料の実現を歓迎します。  今回の中学3年生までの現物給付、すなわち窓口無料化、小・中学生で通院の月1,000円までの自己負担の廃止、所得制限の廃止については、市民の皆さんの切実な願いに応えた市議会9会派共同の申入れを受けての前進です。  この制度拡充を求める運動は、24年前から粘り強く取り組まれてきました。市民が主人公の富山市政をつくる会や新日本婦人の会などの市民団体、女性団体の署名を添えた請願も繰り返し提出され、日本共産党はその都度、紹介議員となり、採択を求めてきました。この声と願いが遂に届きました。  以前は請願に反対しておられた他の会派とも、そろって市長に要望できるようになったことも、市民に開かれた議会へ生まれ変わろうとする富山市議会の大きな変化の第一歩と受けとめています。  本市が安心して妊娠・出産・育児ができるように子育て環境をさらに充実させること、暮らし、福祉優先の市政への根本的な転換を求めて賛成討論といたします。 21 ◯ 議長(高見 隆夫君)  以上で、討論は終結いたしました。  これより、議案第1号を起立により採決いたします。  本案件に対する委員長報告は原案可決であります。本案件は委員長報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 22 ◯ 議長(高見 隆夫君)  起立多数であります。よって、本案件は委員長報告どおり原案可決されました。  次に、議案第2号から議案第51号まで、議案第71号、以上51件を一括して採決いたします。  各案件に対する委員長報告は原案可決であります。各案件は委員長報告どおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 23 ◯ 議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、各案件は委員長報告どおり原案可決されました。             ───◇   ◇   ◇───                議員提出議案第4号 24 ◯ 議長(高見 隆夫君)  次に、日程第2 議員提出議案第4号 富山市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例制定の件を議題といたします。  本案件につきましては、総務文教委員長から委員会審査報告書が提出されており、その審査結果はお手元に配布のとおりであります。             委員長報告・質疑・討論・採決 25 ◯ 議長(高見 隆夫君)  これより、総務文教委員長の報告を求めます。  総務文教委員長 柞山 数男君。   〔総務文教委員長 柞山 数男君 登壇〕
    26 ◯ 総務文教委員長(柞山 数男君)  総務文教委員会に付託されました議員提出議案第4号 富山市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例制定の件の審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、原案可決すべきものと決しました。  以上、総務文教委員会委員長報告といたします。 27 ◯ 議長(高見 隆夫君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 28 ◯ 議長(高見 隆夫君)  質疑なしと認めます。  これより、議員提出議案第4号の討論に入りますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。  以上で討論は終結いたしました。  これより、議員提出議案第4号を採決いたします。  本案件に対する委員長報告は原案可決であります。本案件は委員長報告どおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 29 ◯ 議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、本案件は委員長報告どおり原案可決されました。             ───◇   ◇   ◇───               委員会提出議案第1号 30 ◯ 議長(高見 隆夫君)  次に、日程第3 委員会提出議案第1号 富山市空家等の適切な管理及び活用に関する条例制定の件を議題といたします。               提案理由説明・質疑ほか 31 ◯ 議長(高見 隆夫君)  空き家等対策特別委員長 有澤 守君から提案理由の説明を求めます。   〔空き家等対策特別委員長 有澤  守君 登壇〕 32 ◯ 空き家等対策特別委員長(有澤  守君)  ただいま議題となっております委員会提出議案第1号 富山市空家等の適切な管理及び活用に関する条例制定の件について提案理由の説明を申し上げます。  本市が平成27年度に実施した空家基礎調査では、空き家であると思われる家屋は5,736件ありました。今後、人口・世帯の減少や高齢化の進行に伴い、住宅の余剰は拡大し、空き家の数は増加していくものと考えられ、さらに空き家の増加により適切に管理されていない空き家も増加するおそれがあると考えられます。  また、国においては、適切な管理が行われていない空き家等が防災、衛生、景観等の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしていることから、地域住民の生命、身体または財産を保護するとともに、その生活環境の保全を図り、あわせて空き家等の活用を促進するため、平成26年11月19日に「空家等対策の推進に関する特別措置法」が成立しました。  空き家等対策特別委員会では、この特別措置法等の概要や先進他都市の状況について調査・研究を行い、市民の良好な生活環境を守るために、特別措置法に定められていない事柄を補完するなど、本市独自の条例を策定することといたしました。  条例案は、市民からの意見募集などを経て、所有者等の責務の義務化、地域の自治組織や市民等の役割、所有者等にかわって措置を行う安全代行措置、市は空き家等対策を総合的に推進することに努めることなどを規定したものとなっており、その名称は「富山市空家等の適切な管理及び活用に関する条例」といたしました。  本条例案の施行により、地域や市民の方々の役割が明確になり、空き家等の対策には全市を挙げて取り組まなければならない課題であるという本市の姿勢を示すことができるため、より効果的な施策の推進につながると考えており、このたび本定例会に提案する運びとなったものであります。  議員各位におかれましては、全会一致をもって御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。よろしくお願いをいたします。 33 ◯ 議長(高見 隆夫君)  これより、委員会提出議案第1号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  以上で議案の質疑は終結いたしました。  ただいま議題となっております本案件につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会に付託せず、このまま審議を継続いたします。  これより、委員会提出議案第1号の討論に入りますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。  以上で討論は終結いたしました。  これより、委員会提出議案第1号を採決いたします。  本案件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 34 ◯ 議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、本案件は原案のとおり可決されました。             ───◇   ◇   ◇───         平成29年分請願第3号、平成29年分請願第4号         平成28年分請願第7号、平成28年分請願第12号 35 ◯ 議長(高見 隆夫君)  次に、日程第4 平成29年分請願第3号、平成29年分請願第4号、平成28年分請願第7号、平成28年分請願第12号、以上4件を一括議題といたします。  ただいま議題となっております各請願につきましては、総務文教委員長から請願審査報告書が提出されており、その審査結果はお手元に配布のとおりであります。             委員長報告・質疑・討論・採決 36 ◯ 議長(高見 隆夫君)  これより、総務文教委員長の報告を求めます。  総務文教委員長 柞山 数男君。   〔総務文教委員長 柞山 数男君 登壇〕 37 ◯ 総務文教委員長(柞山 数男君)  総務文教委員会に付託されました平成28年分請願第7号、平成28年分請願第12号、平成29年分請願第3号、平成29年分請願第4号の審査結果につきまして御報告申し上げます。  審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ不採択すべきものと決しました。  以下、審査の概要を申し上げます。  まず、平成28年分請願第7号 政務活動費の「不正請求」事案の真相解明と再発防止に関する請願について申し上げます。  本請願については、市民に対し、政務活動費の不正請求問題を徹底究明していくという市議会の決意を示すために、ぜひ採択されたいとの意見がありました。また、各派代表者会議において百条委員会は設置しないという結論が出ているため、不採択とすべきであるとの意見がありました。  採決の結果、賛成少数により不採択すべきものと決しました。  次に、平成28年分請願第12号 政務活動費不正取得の徹底した真相究明と実効ある再発防止策を求める請願について申し上げます。  本請願につきましては、これからも積極的に議会改革を進め、引き続き不正防止に努めていくという市議会としての決意を示すためにも採択されたいとの意見がありました。また、各派代表者会議において百条委員会は設置しないという結論が出ており、政務活動費のあり方検討会や運用指針策定作業部会において、再発防止策については一定の結論が出ているとの意見がありました。  採決の結果、賛成少数により不採択すべきものと決しました。  次に、平成29年分請願第3号 個人住民税の特別徴収制度に関する請願について申し上げます。  当局から本請願に対し次の見解が示されました。  特別徴収税額決定通知書につきましては、地方税法施行規則に定める様式の改正により、平成29年度分からマイナンバーを記載することとされており、総務省からは、今月6日付で特別徴収税額決定通知書へのマイナンバーの記載について、不記載や一部不記載とすることは認められないとの見解が示されたところであります。  これらを踏まえて、本市といたしましては、法令どおり、マイナンバーを特別徴収税額決定通知書に記載することといたしておりますとの説明がありました。  次に、本請願について、委員から、特別徴収税額決定通知書にマイナンバーを記載することは、地方税法にのっとった運用であるとの意見がありました。  また、討論として、委員から、従業員のマイナンバーが強制的に事業主に提供されてしまうことは重大な権利侵害であり、通知書を普通郵便で送付することについても問題がある。さらにマイナンバーを記載しなくても自治体にペナルティーはないと総務省が明言していることから、記載しないことが最も合理的であると考え、市に対して再検討を促す必要があるとの賛成討論がありました。  採決の結果、賛成少数により不採択すべきものと決しました。  次に、平成29年分請願第4号 政務活動費の有効活用に向けた請願について申し上げます。  本請願については、政務活動費のあり方検討会や運用指針策定作業部会において十分に議論を重ねた結果、改選後から新しい政務活動費の運用指針に基づいて取り組むことが決定した。今後も、このあり方検討会において引き続き見直しを進めていくことから、まずは、決められたルールにのっとり、議会を挙げて取り組むべきであるとの意見がありました。  また、議員だけで新しい運用指針を決定したが、市民の皆さんの御意見を伺いながら見直しをしていく必要があり、市民からの請願としてこのような意見があるということを公に示すことが大切であるとの意見がありました。  また、第三者機関の早期廃止に努めることについて、ある程度は理解できるとの意見もありました。  採決の結果、賛成少数により不採択すべきものと決しました。  以上、総務文教委員会委員長報告といたします。 38 ◯ 議長(高見 隆夫君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 39 ◯ 議長(高見 隆夫君)  質疑なしと認めます。  これより、平成29年分請願第3号、平成29年分請願第4号、平成28年分請願第7号、平成28年分請願第12号、以上4件を一括して討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  11番 吉田  修君。   〔11番 吉田  修君 登壇〕 40 ◯ 11番(吉田  修君)  日本共産党の吉田 修でございます。  ただいま議題となっております4つの請願案件について、賛成討論をいたします。  まず、平成29年分請願第3号 個人住民税の特別徴収制度に関する請願は、住民税の特別徴収税額決定通知書に従業員のマイナンバーを記載しないことを求めております。総務省は住民税の特別徴収税額決定通知書に従業員のマイナンバー(個人番号)を記載して事業主に送付するよう通知をしております。  これには3つの問題点があります。  第1は、従業員の個人番号が強制的に事業主に提供されることでございます。事業主に個人番号を提供するかどうかは従業員の人権、個人情報にかかわる問題であり、提供する、しないは従業員の自由であり、自治体などから個人番号を強制的に提供されてしまうことになれば、これは国と地方自治体による重大な権利侵害でございます。  2つ目に、郵送方法に問題があると思います。特定個人情報保護の観点から、簡易書留とする自治体もありますが、富山市は普通郵便で送付するとのことでございます。マイナンバー、個人番号制度開始に当たって、各世帯への通知でも誤配送が相次ぎました。従業員全員の番号が記載されているものが誤配送された場合、制度開始当初と比較にならないほどの流出規模となります。  3つ目には、記載しなくても自治体にペナルティーはないと総務省は明言をしております。このことから、記載しないことが最も合理的な方法と考えます。  以上の理由から、請願第3号への賛成討論といたします。  次に、平成29年分請願第4号について、賛成討論をいたします。  政務活動費の有効活用に向けた請願は、1つは、事前審査は限定的に実施した上で、その有用性を検証する、2つ目に、完全後払い制にする、3つ目に、第三者機関の早期廃止の3項目を求めているものであります。
     昨年の一連の政務活動費の不正取得事案を受けて、政務活動費のあり方検討会と、そのもとに置かれた作業部会において、新しい運用指針が定められました。しかし、これは再発防止策の「平成29年4月版」とも言えるものであります。完成版ではありません。平成29年度以降も、あり方検討会と作業部会は継続して検討するということで合意されております。  したがって、この請願で提起されている3つの項目について、門前払いをすることなく、継続して検討すべき項目であるということから、賛成するものであります。  第1項目、事前審査の限定的実施については、一応の合意事項ではありますが、請願理由で述べられているとおり、実施段階では非常に使い勝手の悪いことが想定されます。事前審査は限定的に実施し、検証し見直すことが現実的だと思います。  その際、何よりも重要なのは、議員一人一人が、税金であるという自覚を高めること、そして会派としてのガバナンスの問題があると思います。  第2項目、もとより日本共産党議員団は、完全後払い制を一貫して主張してまいりました。従来の前払い制が使い切り思想を生み、不正の温床になっていたことは事実ではないでしょうか。多くの市民、専門家の皆さんも後払い制を求めております。  新・運用指針は、実質後払いと一部で評価をされているようでありますが、会派に対しては厳然たる前払いであることには変わりはありません。  第3項目、第三者機関についても、現時点での合意は見直すべきという立場から賛成であります。今、想定されている第三者機関は、1つは、会派が共同で設置し、その費用は分担金で賄い、政務活動費を使うということ、2つ目は、概ね週1回、事前審査を行う、3つ目は、総費用は年間約600万円というものであります。  請願理由で述べられているように、私も費用に政務活動費を充てることには強い違和感を持っております。事前審査のあり方が現実的か、完全後払い制との関連で業務の軽減化を図ること等を今後検討する必要があります。  第三者機関の設置自体を否定はいたしませんが、抜本的な見直しが必要であると考えます。  以上、請願第4号への賛成討論といたします。  次に、平成28年分請願第7号、第12号について、一括して賛成討論をいたします。  請願第7号は4項目ありますが、実現していないのは第2項目目の百条委員会の設置であります。  さらに、請願第12号の2項目のうち実現していないのは、同じく百条委員会の問題であります。  政務活動費の不正は、ことしになってからも新たな不正が次々発覚し、市民の不信は再び高まっております。日本共産党は、この間、一貫して全容解明を求めてきました。我が議員団が行った市民アンケート──1月、2月に実施し、回答は2,000通を超えております──では、「不正疑惑の追及が足りない」が87%、「不正にかかわった議員は直ちに辞職すべき」が92%と圧倒的であります。  一連の政務活動費の不正事案から再発防止策と議会改革への歩みは大きく前進しました。しかし、過去は過去、これからしっかりやろうということで、過去の不正の全容解明にふたをすることに市民は納得するのでしょうか。今、判明しているだけで4,000万円を超える市民の税金が不当に使われていたことを、市議会も議員も重く受けとめなければなりません。百条委員会を設置してでも全容解明をするに値する深刻な事態であると考えます。  3月定例会で日本共産党議員団は、百条委員会の設置と「証人喚問リスト・第1次」を提案しましたが、3月2日の各派代表者会議において残念ながら合意には至りませんでした。  そもそも百条委員会は、不正の疑惑を罰するものではなく、全容を解明するものであります。  2011年度から2015年度までの5年間の政務活動費について、情報開示請求により得た情報をつぶさに調査いたしました。これは不自然、多額過ぎるなど、疑念を持つ事案の中で、印刷会社などの事業者に聞かないと真相が解明できないことが少なからずあります。  日本共産党市議団は、百条委員会の設置が必要である、そうでないと全容解明できないとの考えに今も変わりはありません。  最後に、そもそも不正があったか否か、不正をしたか否かは、議員みずからが一番知っている問題ではないでしょうか。みずから調査し、事実を明らかにすることを求めるものです。  同時に、各会派には自浄作用を果たすべきであります。会派と議員が説明責任を果たすか否かは、二度と不正を起こさない本気度が問われることになるでしょう。  このことを申し添えて、請願のうち百条委員会の設置に関する項目への賛成討論といたします。  以上です。 41 ◯ 議長(高見 隆夫君)  13番 大島  満君。   〔13番 大島  満君 登壇〕 42 ◯ 13番(大島  満君)  ただいま議題となっております平成29年分請願第4号 政務活動費の有効活用に向けた請願につき、紹介議員として賛成討論いたします。  昨年12月定例会初日にいきなり採決されました議員報酬減額に対して、市民の批判をかわし、このことをもって議会改革に幕引きを図るのではないかと反対討論をいたしましたが、任期最後の3月定例会最終日に、今度は不正の温床となった政務活動費について討論をさせていただきます。  この請願は、富山県内の議会や全国的にも開かれた議会として評価の高い上越市議会などを実際に視察して、議員である私よりもはるかに多くの議会を調査・研究している一市民より提出されたものであります。  その趣旨は、政務活動費に対して、1つに事前審査の限定的運用と廃止、2つに完全後払い、3つに第三者機関の早期廃止の3つです。  富山市議会で相次ぐ議員辞職の原因となった政務活動費の不正受給に対して、議会は、昨年の補欠選挙の直前、座長が交代した10月24日開催の第3回政務活動費のあり方検討会から本格的な議論を始め、本年2月16日の第9回まで、またそのワーキングチームとして運用指針策定作業部会が延べ6回開催され、議事録にして実に283ページにも上ります。  年末年始の休みを返上し、取りまとめられました座長、部会長、議会事務局の皆様には、敬意と感謝を申し上げます。  しかし、これはあくまで議会内の身内の話であり、市民にとっては1億円以上の費用を費やした補欠選挙とともに、本来は全く不要だったはずの議論と作業と批判されても仕方がありません。  全国一厳しい政務活動費となったと胸を張る前に、ようやく他の議会と同じスタートラインに立っただけなのだと、我々議員はいま一度再認識しなければなりません。  市長と議員が直接市民から選ばれる二元代表制にあっては、政務活動費を最大限に有効活用し、政策立案や市政のチェックを十分にすることこそが議員の使命であり、政務活動費を使い切らずに残すことがいいことではなく、使い切らなければ政務活動をしてこなかったのではないかと本来批判されるようにならなければなりません。  今回、全国一厳格な政務活動費の条例改正が、全国一使いづらくなることを危惧し、運用しながら、すぐに手直しする可能性に多くの議員が言及をしています。まさに「あつものに懲りてなますを吹く」とのそしりは免れません。  実質的な後払いという今までどおりの先払いのためにつくられる第三者機関なるものの事前審査と事後承認、実質的な後払いという今までどおりの先払いのためにつくられる第三者機関なるものの事前審査と事後承認、大切なので繰り返し申しました。  特に、公認会計士等の第三者機関に、政務活動として認めるかどうかの判断を仰ぐ事前審査については、公認会計士の業務範囲を超えているのではないかと疑問に思いますし、議員みずからが政務活動の判断を第三者に委ねることについては、新年度予算案が妥当かどうかを議会が議決する前に、事前に第三者機関に判断してもらうような違和感があります。  また、その調査の委託費約600万円前後を政務活動費から支出することも、本来の政務活動とは相入れません。  年間に議員1人15万円を事前審査に支払うことは政務活動でしょうか。県内には政務活動費がない議会や月1万円の議会もあるというのに、使い切り意識の名残ではないでしょうか。  昨年10月24日に開催された第3回政務活動費のあり方検討会では、公認会計士と事務員2人により第三者機関を構成し、毎週事務員が、月1回は資格者を含め3人が調査する提案になっておりますが、しかし、先般、富山県議会が選任したように、いつの間にか、公認会計士、弁護士、学識経験者の3人で構成するようなイメージが先行してはいませんでしょうか。  さて、この請願第4号は、今回改正された条例を決して否定するものではありません。むしろ使いやすいものにして存分に政務活動を行ってほしいとの願いが込められています。これほど議員の立場をおもんぱかって書かれた請願を私は知りません。政務活動費のあり方検討会でも、まず運用してみて、今後直していくことを多くの委員が発言をしておられますように、これからの政務活動、ひいてはこれからの富山市議会のあり方についての提案なのであります。  議員とは、みずからが判断して政務活動を行い、みずからがその責任において職務を全うし、進退を決断する。不正をするなど言語道断。第三者に是非の判断を委ね、その費用まで支払うとは本末転倒であります。  富山市議会の行く末を本当に案ずるがゆえに、この請願を出された真意をぜひお酌み取りいただき、委員会でも発言がありましたように、請願者の気持ちがわかっておられるならば、何とぞ会派を越えて賛成していただきますようお願い申し上げ、1人会派フォーラム58の賛成討論といたします。 43 ◯ 議長(高見 隆夫君)  以上で討論は終結いたしました。  これより、平成29年分請願第3号 個人住民税の特別徴収制度に関する請願を起立により採決いたします。  本請願に対する委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。  本請願は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 44 ◯ 議長(高見 隆夫君)  起立少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決定いたしました。  次に、平成29年分請願第4号 政務活動費の有効活用に向けた請願を起立により採決いたします。  本請願に対する委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。  本請願は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 45 ◯ 議長(高見 隆夫君)  起立少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決定いたしました。  次に、平成28年分請願第7号 政務活動費の「不正請求」事案の真相解明と再発防止に関する請願を起立により採決いたします。  本請願に対する委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。  本請願は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 46 ◯ 議長(高見 隆夫君)  起立少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決定いたしました。  次に、平成28年分請願第12号 政務活動費不正取得の徹底した真相究明と実効ある再発防止策を求める請願を起立により採決いたします。  本請願に対する委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。  本請願は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 47 ◯ 議長(高見 隆夫君)  起立少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決定いたしました。             ───◇   ◇   ◇───               平成29年分請願第2号 48 ◯ 議長(高見 隆夫君)  次に、日程第5 平成29年分請願第2号を議題といたします。  ただいま議題となっております本請願につきましては、議会運営委員長から請願審査報告書が提出されており、その審査結果はお手元に配布のとおりであります。             委員長報告・質疑・討論・採決 49 ◯ 議長(高見 隆夫君)  これより、議会運営委員長の報告を求めます。  議会運営委員長 鋪田 博紀君。   〔議会運営委員長 鋪田 博紀君 登壇〕 50 ◯ 議会運営委員長(鋪田 博紀君)  議会運営委員会に付託されました平成29年分請願第2号 「開かれた議会」に向けての請願の審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、一部採択すべきものと決しました。  以下、審査の概要を申し上げます。  まず、平成29年分請願第2号中、第1項目である本会議の議決内容について「議員ひとりひとりの賛否」がわかるようにすることについては、会派内で賛否が分かれた場合、どのように確認をするのかといった問題や公式記録として掲載する場合の、法的、物理的な課題もあるが、前向きに進めることが適当であるといった意見が出されました。  次に、第2項目目の、子連れで議会に傍聴に行けるような親子室の設置については、予算面や傍聴席数の減少といった課題があるといった意見や、現在はインターネット中継や庁舎内放送でリアルタイムで視聴することができ、そういった形での市政参加も可能であるといった意見が出されました。  次に、第3項目目の議会にプロジェクター等の導入を検討することについては、プロジェクターを使用した際にどのように会議録に掲載するのかといった課題があるといった意見が出されました。  一方で、各項目については、その実現に向けて、それぞれ細かな検討は必要であるが、「議会の見える化」を進めるために、請願全体として採択すべきであるといった意見も出されました。  そして、採決に当たり、一部採択との意見があったことから、それぞれの項目ごとに採決を行いました。  その結果、第1項目目の「本会議の議決内容を、「会派ごとの賛否」ではなく、「議員ひとりひとりの賛否」が分かるようご検討ください」については、全会一致で採択され、第2項目目の「子連れで議会に傍聴に行けるような親子室の設置をご検討ください」及び第3項目目の「議会に、プロジェクター等の導入をご検討ください」については、賛成少数で不採択となりました。  よって、全体としては、平成29年分請願第2号は、一部採択すべきものと決しました。  以上、議会運営委員会の委員長報告といたします。 51 ◯ 議長(高見 隆夫君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 52 ◯ 議長(高見 隆夫君)  質疑なしと認めます。  これより、平成29年分請願第2号の討論に入ります。
     討論の通告がありますので、発言を許します。  1番 上野  蛍君。   〔1番 上野  蛍君 登壇〕 53 ◯ 1番(上野  蛍君)  会派光の上野 蛍です。  ただいま議題となっております平成29年分請願第2号 「開かれた議会」に向けての請願について、会派光より賛成討論を行います。  昨年12月議会において請願の紹介議員になった際に、私は、「市長においても、市議会議員においても、市民が直接選び、言うならば市民の代表としてこの場に立っています」と申し上げました。その上で、自分が選んだ議員が議案に対してどのような意見を持ち、賛否を行ったのかを確認することは、市民の皆様にとって大変重要なことです。議会報に紙面の都合上で載せられないのであれば、ホームページ上で公開することは大変有意義であり、開かれた議会へ一歩踏み出せると受けとめております。  また、さきの私の一般質問の際に麻畠教育長がおっしゃったようなフェイス・トゥ・フェイスでコミュニケーションをとる、そのような議会になっていくことが必要だと感じております。  議会改革において先進的な上越市議会へ視察に行った際には、市議会が議会全体で責任を持ち、議会報告や意見交換をとり行う。また、小学校の子どもたちが議会傍聴へ参加し、その後、議員が学校へ出向くというフォローアップの体制もございました。  一方、富山市議会傍聴規則には、特に年齢制限はなく、第7条第2号に「談論し、放歌し、高笑し、その他騒ぎ立てないこと」という規則があります。小さな子どもは長時間静かにすることは難しいです。しかし、騒ぎ立てるといったものは主観的な判断にすぎず、また騒がしくなるからと親子ともに退室を求められること自体が、議会を傍聴する自由や個人への尊重に反した状態と言えるのではないでしょうか。  また、モニター越しではなく、実際に臨場感をもって議会を傍聴していると市民の皆様に感じていただくことや、自分たちが主体的に参加していると感じていただくことが有意義であり、議会や政治に興味を持っていただくことへとつながると考えております。  親子室の先進事例として、町田市議会や堺市議会等がございます。子どもだから、赤ちゃんだからといって傍聴できないような環境をつくり出すこと自体が排他的であり、閉ざされた市議会をつくってきた原因なのではないでしょうか。誰もが気兼ねなく傍聴できる環境をつくり出していく、それもまた開かれた議会をつくり出すための大きな一歩であると考えております。  さらに、誰もがわかりやすい市議会をつくっていく必要性があり、資料の添付もなく、内容がわかりにくい議案などを傍聴しても興味は持ちにくいと考えられます。  市民の皆様にわかりやすく、そして興味を持っていただくことで、議会も活発になり、議員も緊張感を持って活動するのではないでしょうか。  また、去る2月17日に、「議会の見える化に向けて新たな提案があった。議場に議員の賛否を表示する電子表示装置の設置を検討することになった」と報道がありました。  電子表示については、大津市議会にて実際に議員個人の賛否や資料の表示を行っています。インターネットでの議会公開は、この連携があってこそ意味をなすと考えております。  インターネットでの公開に関しましても、平成18年12月の議事録を確認しましたところ、一般質問の回数制限に関する請願への反対討論で、「議会運営委員会で、「近い将来のケーブルテレビでの放映や議会だよりの掲載等を考えると、48分の1という平等・公平性を基本として考え、このような提案になった」との説明がありました」と記載されていました。  「近い将来」の発言から約10年もの年月がたち、ようやく形をなしました。その足取りは大変遅いと言わざるを得ません。そして今、市議会が変わることが求められているにもかかわらず、歩みをとめてしまっては、市民の皆様からの信頼を取り戻すことは到底できません。  時代は移り変わっていくものです。よいものは残し、改善すべきものは改善していく、この姿勢が、今まさに市民から求められており、新しい風を吹かせ、富山市議会がより開かれた議会に変わっていく必要性があります。  改めて、市民の声を届ける議会へと変えるために、議員の皆様の英断を求め、全ての議員だけではなく、市民の皆様へと訴えたいと思います。  以上をもちまして、賛成討論といたします。ありがとうございました。 54 ◯ 議長(高見 隆夫君)  11番 吉田  修君。   〔11番 吉田  修君 登壇〕 55 ◯ 11番(吉田  修君)  日本共産党の吉田 修でございます。  ただいま議題となっております平成29年分請願第2号 「開かれた議会」に向けての請願について、日本共産党議員団として賛成討論をいたします。  昨年11月の市議会議員補欠選挙から5カ月、不正を二度と起こさない、市民に開かれた議会への改革は、一歩二歩、前に進みました。政務活動費の新しい運用指針策定はその第一歩であります。また、議会改革でも、議会だよりの改善、この3月議会からのインターネット中継開始は、多くの市民から歓迎されています。さらに来年3月からのケーブルテレビ中継も期待がされております。これら、議会の見える化としても、大いに評価できるものであります。  請願第2号の項目1は採択されましたが、委員会では、第2項目の子連れで議会に傍聴に行けるような親子室の設置についても、請願の理由に書かれているとおり、本会議として門前払いすることなく、大いに検討すべきテーマとして採択を求めたいと思います。  第3項目、プロジェクター等の導入については、まさにインターネットケーブルテレビ中継時代に沿った議会の見える化、市民にわかりやすい議会の1つとして、極めて有効だと考えます。  私は、さらに進めて、本会議の一問一答での説明パネルの使用、委員会で議員から説明資料を当局に配布することなども今後認めるべき検討課題ではないかと考えております。  また、県内でも滑川市議会が試行的に実施したように、土曜日や日曜日の議会開催など、さらに市民に開かれた議会への改革を議会全体として探究すべきだと考えます。  以上、日本共産党議員団を代表しての請願第2号についての賛成討論といたします。ありがとうございました。 56 ◯ 議長(高見 隆夫君)  以上で討論は終結いたしました。  これより、平成29年分請願第2号 「開かれた議会」に向けての請願を起立により採決いたします。  本請願に対する委員長報告は一部採択であります。  これより、項目別に採決いたします。  まず、請願項目1 本会議の議決内容を、「会派ごとの賛否」ではなく「議員ひとりひとりの賛否」が分かるようご検討くださいについて採決いたします。  本項目に対する委員長報告は採択であります。本項目は委員長報告どおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 57 ◯ 議長(高見 隆夫君)  全員起立であります。よって、本項目は委員長報告どおり採択することに決定いたしました。  次に、請願項目2 子連れで議会に傍聴に行けるような親子室(騒いでも議会の妨げにならない部屋)の設置をご検討くださいについて採決いたします。  本項目に対する委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。  本項目は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 58 ◯ 議長(高見 隆夫君)  起立少数であります。よって、本項目は不採択とすることに決定いたしました。  次に、請願項目3 議会に、プロジェクター等の導入をご検討くださいについて採決いたします。  本項目に対する委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。  本項目は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 59 ◯ 議長(高見 隆夫君)  起立少数であります。よって、本項目は不採択とすることに決定いたしました。  よって、本請願は、ただいまの各項目の採決のとおり、一部採択とすることに決定いたしました。             ───◇   ◇   ◇───       平成29年分陳情第2号から平成29年分陳情第7号まで 60 ◯ 議長(高見 隆夫君)  次に、日程第6 平成29年分陳情第2号から平成29年分陳情第7号まで、以上6件を一括議題といたします。  ただいま議題となっております各陳情につきましては、総務文教委員長から陳情審査報告書が提出されており、その審査結果はお手元に配布のとおりであります。             委員長報告・質疑・討論・採決 61 ◯ 議長(高見 隆夫君)  これより、総務文教委員長の報告を求めます。  総務文教委員長 柞山 数男君。   〔総務文教委員長 柞山 数男君 登壇〕 62 ◯ 総務文教委員長(柞山 数男君)  総務文教委員会に付託されました平成29年分陳情第2号から平成29年分陳情第7号までの審査結果につきまして御報告いたします。  審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ不採択すべきものと決しました。  以上、総務文教委員会委員長報告といたします。 63 ◯ 議長(高見 隆夫君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 64 ◯ 議長(高見 隆夫君)  質疑なしと認めます。  これより、平成29年分陳情第2号から平成29年分陳情第7号まで、以上6件を一括して討論に入りますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。  以上で討論は終結いたしました。  これより、平成29年分陳情第2号 財務部が一旦許可した物に再審査条件を含めた起案をした事についての陳情を起立により採決いたします。  本陳情に対する委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。  本陳情は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 65 ◯ 議長(高見 隆夫君)  起立なしであります。よって、本陳情は不採択とすることに決定いたしました。  次に、平成29年分陳情第3号 富山市財務部が許可条件を明示しない許可を起案したことについての陳情を起立により採決いたします。  本陳情に対する委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。  本陳情は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 66 ◯ 議長(高見 隆夫君)  起立なしであります。よって、本陳情は不採択とすることに決定いたしました。  次に、平成29年分陳情第4号 富山市財務部が行政手続法に適わないパワハラをすることについての陳情を起立により採決いたします。  本陳情に対する委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。  本陳情は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 67 ◯ 議長(高見 隆夫君)  起立なしであります。よって、本陳情は不採択とすることに決定いたしました。  次に、平成29年分陳情第5号 富山市財務部の公文書の作り方を見てその改善について陳情を起立により採決いたします。  本陳情に対する委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。  本陳情は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕 68 ◯ 議長(高見 隆夫君)  起立なしであります。よって、本陳情は不採択とすることに決定いたしました。  次に、平成29年分陳情第6号 富山市財務部が市有財産の境界調査業務費を市民に負担させる事についての陳情を起立により採決いたします。  本陳情に対する委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。  本陳情は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 69 ◯ 議長(高見 隆夫君)  起立なしであります。よって、本陳情は不採択とすることに決定いたしました。  次に、平成29年分陳情第7号 情報公開の開示決定の決裁に行政管理課が加わることを求める陳情を起立により採決いたします。  本陳情に対する委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。  本陳情は原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 70 ◯ 議長(高見 隆夫君)  起立なしであります。よって、本陳情は不採択とすることに決定いたしました。             ───◇   ◇   ◇───         議員提出議案第6号から議員提出議案第8号まで 71 ◯ 議長(高見 隆夫君)  次に、日程第7 議員提出議案第6号から議員提出議案第8号まで、以上3件を一括議題といたします。               提案理由説明・質疑ほか 72 ◯ 議長(高見 隆夫君)  これより、議員提出議案第6号 無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備促進を求める意見書の件を柞山 数男君から提案理由の説明を求めます。   〔38番 柞山 数男君 登壇〕 73 ◯ 38番(柞山 数男君)  議員提出議案第6号 無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備促進を求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、通信環境の整備、とりわけ無料公衆無線LAN(Wi-Fi)環境の整備は喫緊の課題となっている。  平成26年度に観光庁が行った「平成26年度訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関する現状調査結果」によると、旅行中最も困ったこととして、無料公衆無線LAN環境が30.2%と最も高く、特に公共施設や観光施設におけるWi-Fi環境の普及や利用手続きの簡便性の面での課題が指摘されている。  政府は、防災の観点から、2020年までに約3万箇所のWi-Fi環境の整備を目指しており、また空港や駅・鉄道、宿泊施設など人が多く出入りする場所には、民間での設置を働きかけている。  Wi-Fi環境の整備促進は、インバウンドのさらなる増加だけでなく、防災拠点となる公共施設などの災害時における通信手段の確保にも大きく貢献する。  よって、政府及び国会におかれては、下記の事項について強く要望する。  1 鉄道・バスなどの公共交通機関やホテル・旅館などの宿泊施設などの民間施設に   対するWi-Fi整備支援事業を一層拡充すること。  2 日本遺産・国立公園などの観光拠点や観光案内所におけるWi-Fi環境の整備   を一層促進し、観光地の機能向上や利便性向上を図ること。  3 防災の観点から、避難所・避難場所の学校、市民センター、公民館などの防災拠   点や、博物館・自然公園などの被災場所として想定される公的拠点へのWi-Fi   環境の整備を行う地方公共団体に対して、財政的支援措置を導入すること。  以上であります。  何とぞ御審議の上、全会一致をもって御賛同賜りますようお願い申し上げます。 74 ◯ 議長(高見 隆夫君)  これより、議員提出議案第6号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  次に、議員提出議案第7号 受動喫煙防止対策の強化に関する意見書の件を高田 重信君から提案理由の説明を求めます。   〔29番 高田 重信君 登壇〕 75 ◯ 29番(高田 重信君)  議員提出議案第7号 受動喫煙防止対策の強化に関する意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催を契機として、受動喫煙防止対策の強化が検討されている。近年、「たばこのないオリンピック」が推進されており、大会開催地における受動喫煙を防止する法の整備状況を踏まえると、我が国においても開催国として早急な対策が必要である。  こうした中、平成28年10月に厚生労働省より公表された「受動喫煙防止対策の強化について(たたき台)」では、医療機関や小学校などは最も厳しい敷地内禁煙、運動施設や大学などは建物内禁煙とするなど、近年の開催国と同等水準となる実効性の高い内容であり、その方向性は評価する。  一方で、たばこ販売業や飲食・宿泊業からは、たたき台による「原則禁煙」措置に対し、懸念が表明されている。  たばこ販売店は、未成年者喫煙防止や喫煙マナーの向上など、たばこメーカーと協力して分煙による社会構築に取り組んでいるが、多くの事業者が零細であるため、「原則禁煙」措置が急激な売り上げの減少を招き、経営が立ち行かなくなると懸念している。  飲食・宿泊業は、原則建物内は禁煙とされており、喫煙室を設置すれば喫煙が認められているものの、店舗の面積や構造、資金的な制約などから新たに喫煙室の設置が困難な状況があること、また、既に効果的な分煙対策を行っている店舗などであっても、改めて喫煙室を設置する費用負担が発生する可能性があることなどを懸念している。  よって、政府及び国会におかれては、受動喫煙防止対策の強化にあたり、下記の事項について配慮されるよう強く要望する。  1 飲食・宿泊業などのサービス業を営む事業者への措置について、十分に配慮した   ものとすること。  2 効果的とされている分煙措置をとっている店舗・施設については、相当の配慮を   すること。  3 喫煙者と非喫煙者が共存できる社会を目指し、分煙環境の整備を推進すること。  以上であります。  何とぞよろしく御審議の上、御賛同を賜りますようお願いをいたします。 76 ◯ 議長(高見 隆夫君)  これより、議員提出議案第7号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  次に、議員提出議案第8号 水素ステーションの整備促進を求める意見書の件を、松井 桂将君から提案理由の説明を求めます。   〔19番 松井 桂将君 登壇〕 77 ◯ 19番(松井 桂将君)  議員提出議案第8号 水素ステーションの整備促進を求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  国は、昨年3月に「水素・燃料電池戦略ロードマップ」を改訂し、水素社会の実現に向けて新たな目標や取り組みの具体化を示した。そのなかでも、燃料電池自動車(FCV)の普及台数目標は、2030年までに約80万台、水素ステーションの整備目標は、2025年度までに約320カ所とされている。しかし、2030年時点の燃料電池自動車普及台数目標を達成するには、900基程度の水素ステーションが必要と見込まれており、その実現には、水素ステーション整備の相当な加速化が求められる。  これに対して、国では燃料電池自動車・水素ステーションなどに関する規制の見直しを進めているが、全国に水素ステーションの整備拡大を推進するには、事業者による一層の技術開発などの努力に加えて、国においてもさらなる規制見直しが求められる。  とりわけ、海外では一般的になっている水素ステーション用蓄圧器に複合圧力容器を使用することは、我が国でもようやく認められたとはいえ、高価な炭素繊維の使用はコストアップの要因となっている。  よって、政府及び国会におかれては、下記の事項について強く要望する。  1 水素ステーションのセルフ充てんのハード・ソフトの基盤整備をすること。  2 海外での使用実績を考慮して水素ステーション用蓄圧器の使用可能鋼材を拡大す   ること。  以上であります。  何とぞよろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いいたします。 78 ◯ 議長(高見 隆夫君)  これより、議員提出議案第8号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  お諮りいたします。ただいま議題となっております各案件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 79 ◯ 議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。  これより、議員提出議案第6号から議員提出議案第8号まで、以上3件を一括して討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  23番 中山 雅之君。   〔23番 中山 雅之君 登壇〕 80 ◯ 23番(中山 雅之君)  議員提出議案第7号及び第8号について、一括して反対討論を行います。  受動喫煙防止対策の強化に関する意見書について反対です。  国立がん研究センターは、昨年8月、受動喫煙によって肺がんになるリスクが1.3倍に高まることを確かめたとして、受動喫煙によるリスク評価をこれまでの「ほぼ確実」から「確実」に引き上げました。  日本医師会も、国民の健康被害の問題だとして、今回提案された意見書にあるような禁煙対策緩和を求める動きを厳しく批判しています。  日本の禁煙対策は、WTOから世界最低レベルと指摘される状況になっております。提案された意見書は、小規模な飲食店を禁煙にすることによる経営の悪影響を指摘しています。しかし、飲食店の従業員が常にリスクにさらされ、時には高校生や大学生のアルバイトも存在することを考えれば、対策の緩和には賛成できません。  何よりも子どもたちの未来のために、市民の命と健康を最も大切にする立場から、本意見書には賛成できません。  次に、水素ステーションの整備促進を求める意見書に反対します。  環境にやさしい水素自動車ですが、現在の技術水準では大量の水素を生産する過程で大量の二酸化炭素が発生することが問題です。二酸化炭素の大量発生で環境を破壊することになり、これでは本末転倒です。エネルギー政策の根本を自然エネルギーに転換することを求め、本意見書には賛成できません。 81 ◯ 議長(高見 隆夫君)  以上で、討論は終結いたしました。  これより、議員提出議案第6号を採決いたします。  本案件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 82 ◯ 議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、本案件は原案のとおり可決されました。
     次に、議員提出議案第7号を起立により採決いたします。  本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 83 ◯ 議長(高見 隆夫君)  起立多数であります。よって、本案件は原案のとおり可決されました。  次に、議員提出議案第8号を起立により採決いたします。  本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 84 ◯ 議長(高見 隆夫君)  起立多数であります。よって、本案件は原案のとおり可決されました。  ただいま議決されました意見書の提出先、方法につきましては、議長にその取扱いを一任されるようお願いいたします。             ───◇   ◇   ◇───               平成29年分請願第1号 85 ◯ 議長(高見 隆夫君)  次に、日程第8 平成29年分請願第1号を議題といたします。  ただいま議題となっております本請願につきましては、会議規則第85条第1項ただし書きの規定により、直ちに審査を行います。  請願文書表はお手元に配布のとおりであります。                  討論・採決 86 ◯ 議長(高見 隆夫君)  これより、平成29年分請願第1号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  12番 小西 直樹君。   〔12番 小西 直樹君 登壇〕 87 ◯ 12番(小西 直樹君)  日本共産党の小西 直樹です。  平成29年分請願第1号 相次ぐ年金削減をやめ、最低保障年金制度をつくる意見書の採択を求める請願について、日本共産党議員団の賛成討論をいたします。  今日の年金制度の最大の問題点は、日々の生活を到底賄えない低い年金、そして無年金者の人が膨大な数に上っていることにあります。  900万人の国民年金の平均受給額は、月に5万4,497円ですが、月2万、3万円の人も少なくありません。また、国民年金の保険料の未納者は4割にも達し、保険料を払っていない人は1,000万人を超えています。  厚生年金の未加入事業所が約80万社あるとも言われ、年金制度全体が大変なことになっています。昨年の年金制度の改革で物価が上がっても賃金がマイナスの場合は年金がマイナスとなります。ひたすら低いほうに合わせて年金を引き下げるものになっているのです。賃金マイナススライドで引き下げられた水準の年金が将来世代にも引き継がれます。高齢者を扶養し、生活や介護の支援をしている現役世代にはダブルパンチが襲いかかっています。  安倍政権は、年金積立金の株式運用比率を倍増させ、株価つり上げの道具にしました。投機的運用から手を引くことが年金財源の損失を出さないことにもなります。国民年金は40年かけても月額6万5,000円、底なしの低水準こそが最大の問題です。本当に必要なのは、老後の生活の支えとなり、高齢者も現役世代も信頼できる年金制度にすることです。  憲法第25条の国民の生存権の保障の上に立ったその第一歩として、国の責任で全額国庫負担による最低保障年金制度をつくることが必要です。財源はリニア新幹線などの無駄な公共投資や5兆2,000億円を超えた軍事費などを削減することにより生み出すことができます。  最低保障もなく、減らされる年金制度を将来世代に渡すことはできません。高齢者も現役世代も安心できる年金制度を確立し、国民の懐を暖めることこそ経済対策になります。  どうか請願を採択していただき、国に意見書の提出を行うことをお願いいたしまして、請願第1号の賛成討論といたします。 88 ◯ 議長(高見 隆夫君)  以上で、討論は終結いたしました。  これより、平成29年分請願第1号 相次ぐ年金削減をやめ、最低保障年金制度をつくる意見書の採択を求める請願を起立により採決いたします。  本請願は採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 89 ◯ 議長(高見 隆夫君)  起立少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決定いたしました。             ───◇   ◇   ◇───          空き家等対策特別委員会の調査結果報告の件 90 ◯ 議長(高見 隆夫君)  次に、日程第9 空き家等対策特別委員会の調査結果報告の件を議題といたします。  このことにつきましては、空き家等対策特別委員長からお手元に配布のとおり調査報告書が提出されております。             委員長報告・質疑・討論・採決 91 ◯ 議長(高見 隆夫君)  ここで、空き家等対策特別委員長 有澤 守君から報告を求めます。   〔空き家等対策特別委員長 有澤  守君 登壇〕 92 ◯ 空き家等対策特別委員長(有澤  守君)  本特別委員会に付議されました事件について調査が終了しましたので、富山市議会委員会条例第35条の規定により報告いたします。  調査事件は、空き家等の適正管理及び利活用に関する調査であります。  調査の経過につきましては、本特別委員会は、平成26年3月定例会最終日に、本市議会として、空き家等の適正管理及び利活用に関する調査・研究を専門的に行うために設置されました。  平成26年度は、適正な管理が行われていない状態の空き家等に関して、地域から寄せられる苦情や相談、市当局の対応状況について調査を行い、空き家等対策の推進に関する特別措置法(以下「特措法」という)が一部施行された時期を捉え、平成27年3月定例会において、「市当局は空家等対策計画の作成及び部局横断的な体制の整備が必要である」との中間報告を行いました。  平成27年度は、特措法等の概要や先進都市への視察を含め、空き家等の利活用に関する調査を行いました。  平成28年度においては、市当局は、特措法に規定する空家等対策計画を策定することとし、本格的な空き家等対策に取り組むこととしたことから、この空家等対策計画の策定状況を調査するとともに、本市の空き家等対策をより効果的にするために、空き家等対策に関する条例の策定について取り組むこととし、条例制定に必要な調査・研究を行ってまいりました。  調査結果につきましては、市当局においては、空き家等の対策について、従来はワンストップ対応マニュアルに基づき庁内関係課が連携して窓口対応を行っていましたが、平成28年4月に新設した居住対策課内に空き家対策係を設置し、窓口の一本化と庁内関係課との連携・情報共有を図るため、体制の強化を行っていました。  また、特定空き家等の対策を要する空き家等については、特措法に基づき、適切に対応することとなるが、市当局では、空き家等対策を総合的かつ計画的に推進するため、特措法に規定する空家等対策計画の策定が必要であるとし、平成28年度中に策定する予定とのことであり、これらは中間報告において本特別委員会が求めていたことでもあります。  また、空き家等対策に関する条例については、今年度の本特別委員会において、市民の良好な生活環境を守るために、特措法に定められていない事項を補完するなど、本市独自の条例を制定する必要があるとの意見で一致し、その策定に取り組むことといたしました。  この条例制定の取組みとして、本特別委員会では、市当局とともに条例を制定している先進都市への視察を行い、十分な意見交換を行いながら、空き家等の利活用の促進に係る施策を適切に実施することを含めた条文の研究を進め、市民からの意見募集などを経て、その条例案文を作成いたしました。  その主な内容といたしましては、所有者等の責務の義務化、地域の自治組織や市民等の役割、所有者等にかわって措置を行う安全代行措置、市は空き家等対策を総合的に推進することに努めることなどであり、この富山市空家等の適切な管理及び活用に関する条例を委員会提出議案として、平成29年3月定例会に提出することを同年1月に決定し、今般、条例の提案に至ったものであります。  一方、平成27年度の富山市空家基礎調査によれば、本市には空き家であると思われる家屋は5,736件あり、今後、人口・世帯の減少や高齢化の進行に伴い、住宅の余剰は拡大し、空き家の数は増加していくものと考えられます。  このことから、地域住民の生活環境の保全を図るため、今年度中に市が策定することとしている空家等対策計画では、1つに、所有者の責務に関する意識啓発と適正な維持管理の促進、2つに、町内会や民間事業者と連携した早期問題解決に向けた体制づくり、3つに、地域特性に合わせた空き家等の利活用の促進、4つに、問題のある空き家等への対応などについて、総合的かつ計画的に取り組んでいくことが盛り込まれるものと聞いております。  この計画の策定に当たっては、これまでに富山市空家等対策協議会において審議がなされ、市民からの意見募集が行われるなど、策定の最終段階に入っております。  本特別委員会としては、今後、特措法及び本市独自の条例に基づき、空家等対策計画の確実な実行と体制を強化した窓口対応や庁内連携によって、本市の空き家等の対策が適切に推進されるものと考えるものであります。  以上、空き家等対策特別委員会の調査報告といたします。 93 ◯ 議長(高見 隆夫君)  ただいまの報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 94 ◯ 議長(高見 隆夫君)  質疑なしと認めます。  ただいまの特別委員長からの報告のとおり、これをもって空き家等対策特別委員会の調査を終了することといたします。             ───◇   ◇   ◇───          富山市選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙 95 ◯ 議長(高見 隆夫君)  次に、日程第10 富山市選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙を行います。  まず、富山市選挙管理委員会委員4人の選挙を行います。  お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 96 ◯ 議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。  お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 97 ◯ 議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。 富山市選挙管理委員会委員に  富山市田畠241番地4      荒 木 紋 眞 君  富山市小羽385番地       新 畑   彬 君  富山市水橋中村509番地92   松 居 秀 雄 君  富山市奥井町7番11号      八 木 孝 子 君 を指名いたします。  お諮りいたします。ただいま指名いたしました諸君を、富山市選挙管理委員会委員選挙の当選人と定めることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 98 ◯ 議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君が、富山市選挙管理委員会委員に当選されました。  次に、富山市選挙管理委員会委員の補充員4人の選挙を行います。  お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 99 ◯ 議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。  お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 100 ◯ 議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。  お諮りいたします。補充員の補欠順序は、指名の順序によることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 101 ◯ 議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、補充員の補欠順序は指名の順序によることに決定いたしました。 富山市選挙管理委員会委員の補充員に  富山市城川原一丁目13番30号   中 田 俊 充 君  富山市磯部町二丁目3番25号    松 村 惠 子 君  富山市金山新桜ケ丘696番地8   山 村 敏 博 君  富山市鶴ケ丘町132番地      久 保 精一郎 君 を指名いたします。  お諮りいたします。ただいま指名いたしました諸君を、富山市選挙管理委員会委員の補充員選挙の当選人と定めることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 102 ◯ 議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君が、富山市選挙管理委員会委員の補充員に当選されました。             ───◇   ◇   ◇───            議案第72号から議案第78号まで 103 ◯ 議長(高見 隆夫君)  次に、日程第11 議案第72号 包括外部監査契約締結の件、議案第73号 富山市教育委員会の教育長の任命に関し同意を求める件、議案第74号 富山市教育委員会の委員の任命に関し同意を求める件、議案第75号 富山市監査委員の選任に関し同意を求める件、議案第76号 富山市公平委員会の委員の選任に関し同意を求める件、議案第77号 富山市固定資産評価審査委員会の委員の選任に関し同意を求める件、議案第78号 人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求める件、以上7件を一括議題といたします。               提案理由説明・質疑ほか 104 ◯ 議長(高見 隆夫君)  森市長から提案理由の説明を求めます。   〔市長 森  雅志君 登壇〕 105 ◯ 市長(森  雅志君)  ただいま提出いたしました案件について申し上げます。  契約案件につきましては、包括外部監査契約を締結するものであります。  人事案件につきましては、富山市教育委員会の教育長及び委員の任命、富山市監査委員、富山市公平委員会の委員及び富山市固定資産評価審査委員会の委員の選任に関し議会の同意を求めるもの、並びに人権擁護委員の候補者の推薦に関し議会の意見を求めるものであります。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 106 ◯ 議長(高見 隆夫君)  これより、議案第72号から議案第78号まで、以上7件の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  以上で、議案の質疑は終結いたしました。  お諮りいたします。ただいま議題となっております各案件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 107 ◯ 議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。  これより、議案第72号から議案第77号まで、以上6件を一括して討論に入りますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。  以上で討論は終結いたしました。  これより、議案第72号から議案第77号まで、以上6件を一括して採決いたします。  各案件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 108 ◯ 議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、各案件は同意されました。  次に、議案第78号の討論に入りますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。  以上で、討論は終結いたしました。  お諮りいたします。議案第78号につきましては、異議なしとの意見とすることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 109 ◯ 議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、本案件につきましては、異議なしとの意見とすることに決定いたしました。  ここで、ただいま教育長に任命同意されました宮口 克志君から挨拶したいとの申し出がありますので、これを許します。   〔宮口 克志君 登壇〕 110 ◯ (宮口 克志君)  お許しを得て、一言御挨拶申し上げます。  ただいまは、私の教育長任命に関する人事案件につきまして御同意を賜り、まことにありがとうございます。  大変光栄なことであり、身の引き締まる思いでございます。  現在、学校現場では、小学校における外国語科の新設や道徳の教科化などが盛り込まれた新しい学習指導要領への対応が喫緊の課題であることに加え、これまで同様、学校教育や生涯学習をめぐるさまざまな課題があります。  また、麻畠教育長の御退任に伴い、新たな教育委員会制度のもとでの教育長就任ということとなり、その責任の重さを痛感しているところでございます。  私は、もとより浅学非才の身ではありますが、これまで先輩諸氏が積み上げてこられた本市の教育が一層充実・発展するよう、微力ではありますけれども、全力を傾注して誠心誠意取り組む所存であります。  議員の皆様には、御指導・御鞭撻のほどをお願いいたしまして、簡単ではございますがお礼の御挨拶とさせていただきます。  まことにありがとうございました。                                  (拍 手)             ───◇   ◇   ◇───                  教育長挨拶 111 ◯ 議長(高見 隆夫君)  次に、教育長 麻畠 裕之君から挨拶したいとの申し出がありますので、これを許します。   〔教育長 麻畠 裕之君 登壇〕 112 ◯ 教育長(麻畠 裕之君)  お許しをいただきまして、教育長退任の挨拶をさせていただきます。  9年という長い間、教育長を務めさせていただきました。今回で36回目の議会となります。この間、どれくらいの質問にお答えしてきたのかを調べてみましたら、約1,200問余りでした。もう答弁しなくてもいいと思うとほっとする一方、何かあいそもない気がしないでもありません。  さて、教育委員会が所掌する事項は、大きく分けて学校教育と社会教育です。私は、どちらかといえば子どもたちへの教育、幼稚園・小中学校教育に力を注いでまいりました。  本市は、20年後、30年後を見据えたさまざまな施策を実施していますが、その20年後、30年後の本市、大きく言えば、国を支えるのは、今の子どもたちです。その子どもたちの将来を生き抜く基礎的な資質や能力を育てることが、義務教育のなすべきことです。  そのための学校、園での教育は、基本的には地味な営みです。毎日毎日の授業などの繰返しが子どもを成長させていきます。その成功の鍵は、各学校・園の教員が握っていると言っていいでしょう。ですから、指導力のある教員を育てること、指導力が発揮できる教育環境を整えることが大切であり、そのことにも力を注いできました。  もう1つ大切なこととして、将来のための教育指導だけではなく、今を生きている子どもたちが充実した学校・園生活を過ごせるようにということも求めてきました。  こうした取組みを続けるに当たって、多くの皆様に支えていただきました。  まずは森市長に感謝申し上げます。市長には、行政委員会としての教育委員会の立場を尊重していただき、教育行政を全面的に任せていただきました。市長は、それは法令で定められていることだとさらりと言われるでしょうが、なかなかできることではないと思っております。また、教育委員会には予算編成権がありませんが、十分配慮していただいたと思っております。  そして、議員の皆様の御指導・御支援に感謝いたします。この議場にいらっしゃる方はもちろん、9年の間に引退された方、職を退かれた方にも心から感謝申し上げます。どなたも地域の子どもたち、学校・園のために、また公民館活動のために、本当によくしていただきました。  今後とも、本市の子どもたち、学校・園、教育行政への変わらぬ御指導・御支援をお願いするとともに、皆様の今後の御活躍をお祈りして、退任の挨拶といたします。  ありがとうございました。                                  (拍 手)             ───◇   ◇   ◇───               教育長へのねぎらいの辞 113 ◯ 議長(高見 隆夫君)  市長から発言を求められております。  森市長。   〔市長 森  雅志君 登壇〕 114 ◯ 市長(森  雅志君)  全く予定していなかったところですが、議長のお許しをいただいて発言をさせていただきます。  議運の皆様方には、イレギュラーだぞとお叱りを受けるかもしれませんが、麻畠教育長への心からの感謝を申し上げたいという一念で立たせていただきました。  議場の皆様方の多くは、御存じない方が圧倒的に多いと思いますが、麻畠教育長が教育長に就任していただくまで、歴代、高等学校の校長の退職者が富山市教育長にずっと選任されてまいりました。  私は、市の責務は、初等・中等教育を担うわけですので、ぜひ初等・中等教育の現場でやってこられた方に教育長をお願いしたいということでお願いをした次第があります。県の教育委員会の人事から言うと、富山市教育長というのは、OB教員のポストだったわけでございます。しかし、それをあえて麻畠教育長に就任をいただいたということを、ぜひお伝えをしたかったということが1点でございます。  それだけに、教育長として麻畠教育長がお取り組みいただきました当初、かなりやりにくい事柄が多かったのではないかと推測をいたしております。  今、教育長からもお話がありましたように、私は、教育行政というのは教育委員会の専権であるということを一貫して守ってまいりました。言いたいことはあっても、教育内容については決して公式の議場の場では言わないということでやってきましたが、教育委員会制度も変わりましたので、新年度からは少し新教育長と連携しながら、富山市の教育の充実に向けて新しい形で取り組んでいきたいと思っています。  いずれにしましても、麻畠教育長には、9年間にわたりまして、本当に熱心に真摯に情熱を持って取り組んでいただきました。  もう一度心から感謝を申し上げて、お礼とさせていただきます。ありがとうございました。
    115 ◯ 議長(高見 隆夫君)  暫時休憩いたします。                            午後 0時19分 休憩                            ───────────                            午後 0時35分 再開 116 ◯ 議長(高見 隆夫君)  休憩前に引き続き会議を開きます。             ───◇   ◇   ◇───                議員提出議案第9号 117 ◯ 議長(高見 隆夫君)  ここで御報告申し上げます。  議員提出議案第9号 富山市議会委員会条例の一部を改正する条例制定の件が提出されました。  お諮りいたします。この際、議員提出議案第9号を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 118 ◯ 議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第9号を日程に追加し、議題といたします。               提案理由説明・質疑ほか 119 ◯ 議長(高見 隆夫君)  佐藤 則寿君から提案理由の説明を求めます。   〔24番 佐藤 則寿君 登壇〕 120 ◯ 24番(佐藤 則寿君)  議員提出議案第9号 富山市議会委員会条例の一部を改正する条例制定の件について、提案理由の説明を申し上げます。  本条例の改正につきましては、休憩前に可決されました富山市事務分掌条例の一部改正により、こども家庭部が新設されることに伴い、厚生委員会の所管部局として、このこども家庭部を追加する改正を行うものであります。  何とぞよろしく御審議の上、全会一致をもって御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 121 ◯ 議長(高見 隆夫君)  これより、議員提出議案第9号の質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 122 ◯ 議長(高見 隆夫君)  質疑なしと認めます。  以上で、議案の質疑は終結いたしました。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本案件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 123 ◯ 議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。  これより、議員提出議案第9号の討論に入ります。  討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 124 ◯ 議長(高見 隆夫君)  討論なしと認めます。  以上で、討論は終結いたしました。  これより、議員提出議案第9号を採決いたします。  本案件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 125 ◯ 議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、本案件は原案のとおり可決されました。  以上で、本定例会に付議されました案件は全て終了いたしました。             ───◇   ◇   ◇───                  市長挨拶 126 ◯ 議長(高見 隆夫君)  森市長挨拶。   〔市長 森  雅志君 登壇〕 127 ◯ 市長(森  雅志君)  3月定例市議会をお願いいたしましたところ、去る3月2日の開会以来、議員各位におかれましては、提出いたしました諸案件につきまして慎重に御審議をいただき、ただいまそれぞれ議決をいただき、厚くお礼申し上げます。  審議の過程で賜りました御意見、御要望につきましては、十分これを尊重し、これからの市政の運営に資してまいりたいと考えております。  なお、今国会に提案されております地方税法等の一部改正に伴う富山市市税条例の一部を改正する条例等を事務の時間的制限から専決処分により処置させていただきたいと存じますので、よろしくお願いをいたします。  さて、4月の市議会議員選挙が近づいてまいりましたが、議員各位から賜りました御指導と御協力に対しまして、ここに改めて深く感謝申し上げます。  議員各位におかれましては、引き続き御出馬される方、あるいは今期限りをもって御退任される方とそれぞれ進まれる道は異なりますが、今後とも富山市の発展と市民福祉の向上のため、変わらぬ御支援を賜りますようお願い申し上げます。  終わりに、皆様方のますますの御健勝と御活躍、御多幸を心よりお祈り申し上げまして、簡単ではございますが、閉会の挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。             ───◇   ◇   ◇───                閉       会 128 ◯ 議長(高見 隆夫君)  平成29年3月富山市議会定例会を閉会いたします。                            午後 0時39分 閉会 Copyright © Toyama City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...