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平成23年3月定例会 (第7日目) 名簿
平成23年3月定例会 (第7日目) 本文

  • 鳩山由紀夫(/)
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  1. 富山市議会 2011-03-07
    平成23年3月定例会 (第7日目) 本文


    取得元: 富山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 議事の経過             ───◇   ◇   ◇───                開       議                              午前10時  開議 ◯ 議長(五本 幸正君)  ただいまから、本日の会議を開きます。             ───◇   ◇   ◇───         ニュージーランド地震犠牲者への哀悼とお見舞いの辞 2 ◯ 議長(五本 幸正君)  まず初めに、去る2月22日、ニュージーランド・クライストチャーチ市で発生しました大規模地震によって被災されました富山外国語専門学校の学生のうち、安否が不明であった12人全員の身元が確認されました。まことに痛恨のきわみであります。  富山市議会としても、犠牲になられた方々に深甚なる哀悼の意を表するとともに、御遺族を初め罹災された皆様方に心からお見舞いを申し上げます。  次に、森市長から発言の申し出がありますので、これを許します。  森市長。   〔市長 森  雅志君 登壇〕 3 ◯ 市長(森  雅志君)  おはようございます。  東日本大震災では、日を追うごとに犠牲者が増えてきているとともに、非常に多くの方々が苦しい避難所生活を余儀なくされているところであります。改めて、関係の方々に対しまして、お悔やみとお見舞いを申し上げます。  今、議長のほうからもお言葉がございましたが、去る2月22日に発生いたしましたニュージーランド地震で被害に遭われ、安否不明になっていらっしゃいました方々の死亡が確認されたところであります。  不幸にしてお亡くなりになられました富山外国語専門学校の12名の学生の皆様に心から哀悼の意を表しますとともに、その御家族の皆様に対して、謹んでお悔やみを申し上げる次第でございます。  また、被害を受けられた方々には心からお見舞いを申し上げますとともに、一日も早く御快癒されますよう祈念を申し上げます。
     市といたしましては、今後とも御家族のお気持ちや御健康に配意しながら、出入国のサポートや心のケアなどの支援を、国、県及び関係機関と連携して行ってまいりたいと考えております。             ───◇   ◇   ◇───                黙       祷 4 ◯ 議長(五本 幸正君)  ここに、今回の地震で犠牲になられた方々に対し、謹んで黙祷を捧げたいと思います。 5 ◯ 議事調査課長(伊藤 曜一君)  全員御起立をお願いいたします。  黙祷。   〔黙 祷〕 6 ◯ 議事調査課長(伊藤 曜一君)  黙祷を終わります。  御着席ください。             ───◇   ◇   ◇─── 7 ◯ 議長(五本 幸正君)  本日の議事日程は、お手元に配布のとおりであります。             ───◇   ◇   ◇───          議案第1号から議案第47号まで及び平成23          年分請願第3号から平成23年分請願第5号まで 8 ◯ 議長(五本 幸正君)  これより、日程第1 議案第1号から議案第47号まで及び平成23年分請願第3号から平成23年分請願第5号までを一括議題といたします。  ただいま議題となりました各案件につきましては、各常任委員長から委員会審査報告書等が提出されており、その審査結果はお手元に配布のとおりであります。             委員長報告・質疑・討論・採決 9 ◯ 議長(五本 幸正君)  これより、各常任委員長の報告を求めます。  まず、総務委員長 原田 佳津広君。   〔総務委員長 原田 佳津広君 登壇〕 10 ◯ 総務委員長(原田 佳津広君)  総務委員会に付託されました各案件の審査結果について御報告いたします。  当委員会に付託されました予算案件3件、条例案件3件、その他の案件1件の審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決すべきものと決しました。  以下、審査の概要を申し上げます。  企画管理部所管分総合計画等事業費について申し上げます。  委員から、総合計画前期基本計画の中で進捗が遅れている事業については、どのように対応するのかとの質問がありました。  これに対して当局から、学校施設の耐震化など、当初の計画と比較して進捗が遅れている事業はありますが、今後、用地の確保や財源の見直しを行い、総合計画後期基本計画の中で対応したいと考えていますとの答弁がありました。  さらに委員から、総合計画後期基本計画については、どのような考え方で策定するのかとの質問がありました。  これに対して当局から、後期計画については、めり張りのきいた計画とする観点から、優先的・重点的な取組みを重点プロジェクトとして位置づけし、推進してまいりたいと考えておりますとの答弁がありました。  以上、総務委員会委員長報告といたします。 11 ◯ 議長(五本 幸正君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 12 ◯ 議長(五本 幸正君)  質疑なしと認めます。  次に、厚生委員長 笹木 豊一君。   〔厚生委員長 笹木 豊一君 登壇〕 13 ◯ 厚生委員長(笹木 豊一君)  厚生委員会に付託されました各案件の審査結果につきまして御報告いたします。  当委員会に付託されました予算案件6件、条例案件9件、その他の案件1件の審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決すべきものと決しました。  また、平成23年分請願第3号、平成23年分請願第4号及び平成23年分請願第5号につきましては、それぞれ不採択すべきものと決しました。  以下、審査の概要を申し上げます。  まず、議案第1号 平成23年度富山市一般会計予算福祉保健部所管分、議案第7号 平成23年度富山市国民健康保険事業特別会計予算、議案第30号 富山市敬老福祉金贈与条例を廃止する条例制定の件、議案第31号 富山市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件について、次のような討論がありました。  まず、反対討論について申し上げます。  国民健康保険料の大幅な引上げは、特に低所得の方にとっては大変な負担であり、収入に対する保険料の割合を考えても高過ぎる。敬老福祉金の廃止についても、高齢者の暮らしを守るべきという観点からの反対討論がありました。  次に、賛成討論について申し上げます。  国民健康保険料の引上げは、保険給付費の増加などにより大幅な財源不足が見込まれているからであり、社会の現状と将来を見据えつつ、現行制度の維持安定を図るためにはやむを得ないものである。敬老福祉金の廃止については、高齢化が進む中、多様なサービスが一層求められる時代に、真に必要な福祉サービスを持続可能な形で提供するためには、本市の福祉施策の見直しを図る必要があり、妥当なものであるとの賛成討論がありました。  採決の結果、賛成多数により、いずれも原案のとおり可決しました。  次に、平成23年分請願第3号 国民健康保険料の値上げ案に対する請願、平成23年分請願第4号 富山市の国民健康保険料率を引き上げないことを求める請願、平成23年分請願第5号 富山市の国民健康保険料の引き上げの中止を求める請願について申し上げます。  当局から、以上3件の請願に対し、次の見解が示されました。  本市の国民健康保険料は、平成20年度から3年間据置きとなっておりますが、国、県等の負担割合が変わらず、現行の制度、保険料率で推移した場合、平成24年度末までに29億円余りの赤字が見込まれます。歳入の確保のため、一般会計から法定外の繰入れを行う方法がありますが、国民健康保険加入者は全市民の22%にすぎず、不足する財源をすべて法定外の繰入れで賄うことに市民全体の理解を得ることは困難なものと思われます。  また、全国市長会等を通じて、国庫負担割合の引上げや市単独での医療費助成事業の実施に伴う療養給付費負担金及び普通調整交付金の減額措置の廃止等を要望しておりますが、国からの財政支援の大幅な増額は当面期待できないところであります。これらのことから、今回、料率等の改正を行い、保険料を引き上げざるを得ない状況となっております。  なお、本市では、納付が困難な場合、それぞれの家庭の状況に応じた分割納付等の対応をさせていただくとともに、資格証交付世帯についても臨戸訪問による生活状況の把握に努めているところであり、昨年4月からは、リストラなどで職を失った方が国民健康保険へ加入された場合、前年所得の給与所得を100分の30として保険料を算定するなどの軽減を行っております。  今後とも、保険料収納率の維持・向上、ジェネリック医薬品の普及啓発等を通じた医療費適正化の取組みの充実、また生活習慣病の予防なども推進しながら、国民健康保険制度の安定的な運営に努めてまいりたいと考えておりますとの説明がありました。  各請願について、次のような討論がありました。  まず、賛成討論について申し上げます。  国民健康保険制度は、根本的には国が責任を持つべきものであり、市は国に国民健康保険財政改善のために財源を確保し負担軽減に努めることを求めるべきである。公的保険制度の柱として社会保障をよくしてほしいということは、直接国民健康保険の受給者ではない多くの市民の理解も得られると考えることから、採択すべきであるとの賛成討論がありました。  次に、反対討論について申し上げます。  現行の社会保障制度を持続可能な形で維持・充実していくためには、制度の再構築が不可欠であり、現在議論されている社会保障制度と税の一体改革において、今後、幅広く国民的合意を得る必要がある。  今回の改正は、一般会計から多額の法定外繰入れの支援を受け、引上げ率を極力圧縮したものであること、また、景気悪化による困窮者についても、既に一定の保険料軽減を図るなどの柔軟な対応がなされていることから、不採択すべきであるとの反対討論がありました。  採決の結果、いずれも不採択すべきものと決しました。  次に、議案第1号 平成23年度富山市一般会計予算環境部所管分について、次のような討論がありました。  まず、反対討論について申し上げます。  自転車市民共同利用システム関連事業については、市から事業者へ財政支援を行いながら経営状況の公開を求めないということは、市民の理解を得られるものではない。企業努力で全体的な運用を図るべきであり、地域を活性化するということであれば、地元業者を活用するよう見直しを求めるという観点からの反対討論がありました。  次に、賛成討論について申し上げます。  自転車市民共同利用システム関連事業については、広く一般市民や来街者にとっても使いやすく、気軽に利用できるシステムにされるということであり、サービスの向上に努めている。そのための新たな雇用は、地域経済の活性化につながるものであるという観点からの賛成討論がありました。  採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決しました。  以上、厚生委員会委員長報告といたします。 14 ◯ 議長(五本 幸正君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 15 ◯ 議長(五本 幸正君)  質疑なしと認めます。  次に、経済教育委員長 宮前 宏司君。   〔経済教育委員長 宮前 宏司君 登壇〕 16 ◯ 経済教育委員長(宮前 宏司君)  経済教育委員会に付託されました各案件の審査結果につきまして御報告いたします。  当委員会に付託されました予算案件9件、条例案件7件、その他の案件2件の審査結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決すべきものと決しました。  以下、審査の概要を申し上げます。  まず、議案第1号 平成23年度富山市一般会計予算商工労働部所管分について、次のような討論がありました。  まず、反対討論について申し上げます。  企業立地助成金時限的拡充事業について、これ以上の県外企業の誘致は、既存の企業、特に中小・零細企業に与える影響が大きく、こうした地元企業への支援をより拡充すべきであるという観点からの反対討論がありました。  次に、賛成討論について申し上げます。  企業立地助成金時限的拡充事業等商工労働部が今回提案した当初予算の各事業については、本市の健全財政を確保するため、歳出の抑制を図りながらも、喫緊の課題である雇用・経済対策として本市の産業や観光の振興を図ろうとするものであり、広く市民の理解を得られるものであるという観点からの賛成討論がありました。  採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決しました。  次に、議案第1号 平成23年度富山市一般会計予算教育委員会所管分について、次のような討論がありました。  まず、反対討論について申し上げます。  山田、細入地域の特色ある小学校の部活動への補助の廃止や、両地域の教育行政センターの廃止、統合などによって、中山間地域の歴史や伝統を大切にしてきたこれまでの教育が徐々に薄れていくのではないかということが危惧されるため、これらを含む一般会計当初予算案の教育委員会所管分については反対であるという観点からの反対討論がありました。  次に、賛成討論について申し上げます。  今回の平成23年度当初予算案については、将来にわたって持続可能な健全財政を維持するため、本市が昨年取り組まれた事業再点検の検証結果を受けて、十分に検討を重ねられ提案されたものである。その結果、山田、細入地域の一部の小学校の部活動への補助事業など、全市的な公平性を図る観点から見直された事業がある一方で、すべての世代が学び、豊かな心を育てるためのさまざまな事業が提案されており、広く市民の理解を得られるものと考え賛成するものであるという観点からの賛成討論がありました。  採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決しました。
     以上、経済教育委員会委員長報告といたします。 17 ◯ 議長(五本 幸正君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 18 ◯ 議長(五本 幸正君)  質疑なしと認めます。  次に、建設委員長 浅名 長在ェ門君。   〔建設委員長 浅名 長在ェ門君 登壇〕 19 ◯ 建設委員長(浅名 長在ェ門君)  建設委員会に付託されました各案件の審査結果につきまして御報告いたします。  当委員会に付託されました予算案件7件、条例案件2件の審査の結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決すべきものと決しました。  以下、審査の概要を申し上げます。  まず、都市整備部所管分について申し上げます。  水辺空間賑わい創出事業について申し上げます。  委員から、富岩運河藻除去作業に800万円が計上されているが、以前の本会議で藻の除去費用については県と市で案分する方向で協議していきたいと答弁されている。この間の経緯はどのようになっているのかとの質問がありました。  これに対し当局から、この事業は県と市の共同事業でありますので、藻の除去費用につきましても折半することになります。富山県では、平成22年度の上半期に約1,000万円をかけこの作業を行っており、今回は富山市が800万円をかけて除去作業を行うものですとの答弁がありました。  これに対し委員から、富岩運河の水質・底質については、その環境保全に十分配慮すべきであり、除去作業中に不測の事態が起こることのないよう、建設部などの関連部局と連携してこの事業に取り組まれたいとの要望がありました。  次に、おでかけバス・電車・路面電車事業について申し上げます。  委員から、おでかけ定期券をICカード化することで利用者の利便性の向上を図るとのことだが、発行時に利用者が1,000円を自己負担しただけでは、カードの中には交通機関を利用するお金が入金されていない。そこで、カードを受け取る場所にチャージ機を設置して、希望により利用者がその場でチャージできるような方法をとることができないかとの質問がありました。  これに対し当局から、1カ所でICカードを発行する方法をとれば、その場所にチャージ機を設置し利用者がチャージすることができます。しかし、今回は、総合行政センター地区センターなど、より多くの場所でICカードを発行する方法を選択いたしました。現在はすべての路線バスにチャージ機が設置されておりますので、初めて利用される方でもチャージできるようになっております。御質問のICカードの発行場所におけるチャージ機の設置については、交通事業者である富山地方鉄道と協議し検討していきたいと考えていますとの答弁がありました。  次に、中心市街地活性化事業について申し上げます。  委員から、中心商店街出店促進事業について、富山市中心商店街出店促進事業補助金交付要綱では、午後5時以降に開店する店舗はこの事業の補助金の交付を受けることができないと規定されている。しかしながら、この事業が中心商店街の空き店舗への出店者に対して支援を行うことで、まちのにぎわいを創出することを目的としていることから、午後5時以降に開店する飲食店などは夜のにぎわいを創出するものであると考えることもできる。このにぎわいというものを、昼間と夜間との全体の中で考えていく必要があると考える。そのような観点から、今後は要綱の規定にある開店時間について、弾力的な運用を図ることなども検討されたいとの要望がありました。  次に、上下水道局所管分について申し上げます。  公共下水道事業会計について申し上げます。  委員から、雨水幹線の整備について、富山市上下水道事業中長期ビジョンの最終年度である平成28年度までの整備率はどうか。また現在、時間雨量を49ミリメートルと設定して整備を進めているが、昨今のゲリラ豪雨を考えたとき、この時間雨量の設定を見直すことができないか。これらのことも含め、富山市として浸水対策についてどのように考えているのかとの質問がありました。  これに対し当局から、浸水対策については、上下水道局と建設部で一元化する方向で検討していますが、雨水幹線の整備率については、平成28年度までには55%ぐらいを目指したいと考えております。浸水対策については、基本的には時間雨量49ミリメートル対応で実施していますが、松川処理分区の雨水貯留管を整備する場所については、10年確率時間雨量57.8ミリメートルで対応することとしています。  これに対し委員から、今後は建設部など関連部局と協議しながら、側溝の幅を広げるなど、住宅への浸水を防ぐための方策について取り組まれたいとの要望がありました。  次に、建設部所管分について申し上げます。  防災拠点機能充実強化事業について申し上げます。  委員から、罹災者救援物資整備のうち、食料、飲料水、毛布などの備蓄数については、災害はいつ起こるかわからないものであるので、とりわけ毛布については早急に補充を行い、万一の災害に備えられたいとの要望がありました。  以上、建設委員会委員長報告といたします。 20 ◯ 議長(五本 幸正君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 21 ◯ 議長(五本 幸正君)  質疑なしと認めます。  これより、議案第1号から議案第47号まで、以上47件を一括して討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  24番 赤星 ゆかり君。   〔24番 赤星 ゆかり君 登壇〕 22 ◯ 24番(赤星 ゆかり君)  ただいま議題となっております議案47件のうち、議案第1号 平成23年度富山市一般会計予算及び議案第7号 平成23年度富山市国民健康保険事業特別会計予算、議案第30号 富山市敬老福祉金贈与条例を廃止する条例制定の件、議案第31号 富山市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件の4件について、一括して日本共産党の反対討論を行います。  新年度予算及び関連する条例案の中で、私たちが求めてきた政策の前進や評価すべき事業は幾つもあります。その主な点については、一般質問や委員会審査の中でできる限り意見を述べましたが、全体として賛成できない理由を申し上げます。  予算は政治の顔です。市政とは何のためにあるのか、そのことが問われます。市民生活を応援し、市内産業活性化で中小企業の仕事を増やし、一人一人の懐を暖め、購買力を高め、税金を納める力、担税力を上げることにつながる、お金が地域で循環する、内発的な発展のための思い切った政策に最大限傾注すべきです。  そのやり方としては、経済も環境も外からの大企業呼込み方式では根本的解決策にはつながりません。企業立地助成金時限的拡充事業として、新年度から3年間に限り、県外の企業が富山市の企業団地を購入する場合の用地取得費補助金の上限を、現在の1億円から2億、3億円に引き上げることに反対です。  県内財界からも、「これ以上の企業誘致をやめてほしい。地場の中小企業を大事にすべき」「誘致より既存企業の活性化が先だ」という声が上がっています。財界系のシンクタンクでも、「企業誘致による成長モデルは、停滞する地域経済の現状を打開するための抜本的な解決策にはなり得ない」と報告されています。県外企業に企業団地の大安売りをするのではなくて、今富山市に生きて働いている中小企業にこそ、きめ細かく面倒見のよい市になるべきです。そうした市内の中小企業が、不況の中でも頑張って納めた今年度の法人市民税で税収が増えた分を、都市基盤整備基金に補正予算で7億円積み立て、新年度予算で7億円そっくり取り崩して市街地再開発事業などに充てる。このお金は、県外の大手ゼネコンや大手マンション販売会社の利益につながっても、地域経済活性化にはつながりません。箱物建設の再開発に頼っては、本当のまちの活性化にもつながっていません。  次に、市長の権限と責任において行われた事業再点検の結果、20の事業が廃止とされています。日本共産党は、市民合意を得ることなしに事業再点検結果を来年度予算に反映させることはあってはならないと、再三主張してまいりました。  森市長は12月定例会で、「関係者などへの説明や調整が必要なものが出てくれば、当然、各関係部局のほうでしっかりと対応する必要がある」と答弁されていましたが、例えば重度身体障害者等入浴サービス事業は、市の担当者が利用者に「廃止します」と通知に来ただけで、意見を聞くこともなかったのです。事業費ゼロで、当事者や家族に喜ばれ、健康と幸せをもたらしているささやかな事業を、どうして廃止しなければならないのでしょうか。  山田、細入地域の住民ぐるみで育ててきた特色ある小学校の部活動への補助金の廃止、山田、細入の教育行政センターの廃止と統合も納得できないものです。特に中山間地では人口減少が激しく、人口の多い地区とは違った手厚い施策もあってしかるべきですし、地域の実情をよく知っている職員がそこにいることが大切です。こうした事業を「市内全域の公平性の観点から廃止すべき」という考え方は、これこそ一律の悪平等的な考え方ではないでしょうか。  地域の特性を大事にし、実情に応じてきめ細かいサービスを行う、お互いの立場を理解し尊重する、そのために制度の違いや税金を使うことがあっても、市民の皆さんは十分理解してくださるはずです。  敬老福祉金は、高齢者の方々に敬意を表し、その長年の労を敬いお祝い金を贈る事業ですが、事業再点検で廃止とされています。その対象と金額は1997年度から段階的に削減、縮小されてきて、最後の皮一枚として残ったのが現在の88歳の方に5,000円で、今年度の対象者数は1,549人、予算額は774万5,000円です。事業再点検はこれを、バラマキ的金銭給付は時代にそぐわないから廃止としていますが、国民健康保険料の値上げやおでかけ定期券のICカード化はいいが、500円から1,000円に値上げするなど市民の負担を増やす一方、長寿のお祝い金をバラマキと言って廃止するとは、福祉の心が感じられません。  年金は毎年減らされ、負担ばかり増やされる政治の中で、敬老福祉金が「思いやりのある温かい市の制度として高齢者に喜ばれ、元気に生きる希望になっています」と、12月定例会では請願もありました。市民の切実な声を大切に受けとめ、廃止を撤回すべきです。  自転車市民共同利用システムについて、このようなものこそ事業再点検すべきです。フランス本社の大手屋外広告会社にレンタル自転車事業を展開させ、フランス製自転車やシステム開発などに多額の費用がかかり、立上げに1億5,000万円、4カ月の人件費で870万円、今年度の人件費補助に1,800万円も税金が投入され、新年度も1,800万円計上されています。  一番の問題は、市民の暮らしの中で活用され、それが環境や経済にもつながっていくものになっていないことです。地元の自転車関係者にも相談なく、フランスから持ってきて市民に使え使えと押しつけた、そもそもから間違っていることに気がつくべきです。  だから、小手先の見直しでは解決できない矛盾を抱えています。CO2削減量等の環境負荷の低減効果や公共交通を補完する交通手段としての機能について分析を行う委託事業としていますが、どういう分析が行われているのか不明です。  本会議で、この自転車事業が「地域経済の活性化にもつながる」との答弁がありましたが、厚生委員会で「IT技術を活用したシステムなので、地元業者さんを入れての地域経済活性化策は難しい」とも答弁され、矛盾しています。  また、IT技術を活用して、人の手をできるだけかけないシステムというのに、国のふるさと雇用再生特別基金を使って1,800万円もの人件費補助を行うというのも矛盾です。  廣瀬副市長が市長にかわって答弁されましたが、ほとんどが国の補助金だからいいというものではありません。同じ環境モデル都市の補助金を国から受けて取り組んでいるほかの都市では、自転車は地元から購入し、運営も市民参加で、市民に使いやすく、費用も富山市より格段に少ないものです。  「富山市のイメージアップにつながる」という答弁ですが、こんなに多額の税金を投入して矛盾だらけの事業を無理矢理行っているとイメージダウンです。最少の費用で最大の効果という地方自治法の規定にも反しています。このような事業こそ再点検すべきであり、これ以上の税金投入には反対です。  次に、国民健康保険料の13.9%引上げに反対です。  現在でも、年収200万円の40代の夫婦で保険料は年32万円、値上げが行われると36万円にもなります。年収100万円の20代フリーターで10万1,000円と、年収の1割を超える重い負担になっています。これを高過ぎると感じない当局の感覚では、市民の批判を浴びるでしょう。  さらに、国民皆保険を支える重要な役割を果たす国民健康保険制度社会保障制度の柱だと市当局も認めながら、一方で、「国民健康保険加入者は全市民の22%にすぎず、税金投入には市民の理解が得られない」と答弁しました。「すぎず」とは、私は耳を疑いました。市政はだれのためにあるとお考えなのでしょうか。  全国の自治体では、平均して1人当たり1万円を超える法定外繰入れを行っていますが、富山市は1人当たり3,500円余りです。一般会計からの繰入れを増やし、値上げを抑えるべきです。  富山市の行政改革は、今年度まで5年間の前期計画について、当初目標の5%、230人を超える319人、7%を削減し、行革全体で177億円の経費をカットしたとのことですが、319人のうち35%に当たる111人は、保育所民営化などによる保育士の削減です。  3月17日の厚生委員会で、公立保育所民営化の検証結果が報告されました。その中には、「全体的に若い保育士が多く、いっぱいいっぱいの感じを受けた。正規職員より非正規職員の割合が高く、行事などの運営が大変そう」「結婚後や出産後に働けるような環境が整っていない」という富山市民営化対象保育所及び引受法人選考委員からの感想が載せられています。  保護者アンケートで、「保育士との日常的な情報交換」や「相談や個人面談」「困ったときに気軽に相談」などの項目の評価が低いことや、「保護者と保育士との意思疎通がうまくいかない」という一部の不満は、若い保育士が多いことに起因しているのではないかということが「民営化の課題」の1番目に挙げられています。  民営化保育所の保育士の給料は、42歳で19万円台からよくても20万円台。一部では、不払い残業や健康不安などが蔓延している実態もあるとの相談が労働組合に寄せられています。  教育委員会の予算でも、小・中学校の調理師、用務員など正規職員の削減、臨時や嘱託職員を増やしたことで大幅な人件費の減額となっています。  さらに、来年度から5年間の行政改革、定員適正化計画でこの方向を一層進める予算になっていますが、今立ちどまって慎重な検証が必要ではないでしょうか。民間企業にも正規雇用を増やすことが求められている社会情勢の中で、公務労働の現場で多くのリストラを行ってきたこれまでの行革が、官製ワーキングプア問題と生活の不安を抱えた職場をつくり出していないのか、そのことによる市民サービスの質への影響もきちんと検証すべきです。  次に、議会費について申し上げます。  全国市議会議長会主催の欧州都市行政視察団参加に、議員2人分で142万1,140円計上されていますが、この視察の必要性や目的、さらには、これまで行ってきた成果が市政や議会活動の何に生かされたのかもよくわかりません。こうした公費によるどうしても必要ではない海外視察は中止をすべきです。  全国でも参加自粛や凍結する議会が増え、一昨年度は全国から9つの市で議員11人しか参加がありません。会議出席費用弁償は、議会の会議に出席すると一律1日4,000円を支給するもので、報酬の二重取りと市民の批判が強まっているものです。  日本共産党はこれを廃止または交通費実費程度に見直しをと主張してまいりましたが、議会として一向に努力がありません。1分で終わる会議でも1人4,000円です。これでも市民の理解が得られると皆さんはお思いでしょうか。  このような予算案と関連条例案には、議員の皆さん、市民を代表して反対されることを呼びかけまして、日本共産党の反対討論といたします。 23 ◯ 議長(五本 幸正君)  27番 村家  博君。   〔27番 村家  博君 登壇〕 24 ◯ 27番(村家  博君)  ただいま議題となっております議案第1号 平成23年度富山市一般会計予算、議案第7号 平成23年度富山市国民健康保険事業特別会計予算、議案第30号 富山市敬老福祉金贈与条例を廃止する条例制定の件、議案第31号 富山市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件、以上4件について、一括して自由民主党の賛成討論を行います。  最近の我が国の景気動向は、持直しに向けた動きが見られ、足踏み状態を脱しつつありますが、海外の景気や急速な円高の進行、原油価格の動向などによって、依然として失業率が高水準にあるなど、雇用も厳しい状況にあります。  また、国の財政は、慢性的なデフレ状況が続く中で、回復傾向が見られる税収を上回る国債の発行など、極めて厳しい財政状況にあります。国においては、新たな政策、効果の高い政策に重点配分し、財政健全化に取り組むこととしております。  こうした中、本市財政においても、市税の大幅な伸びが見込めず、少子・高齢化の影響による扶助費の増加等により義務的経費が引き続き高い水準になると見込まれ、さらには、総合計画に基づく事業の着実な進捗や、地域経済の活性化に資する経費等も盛り込む必要があり、大変厳しい財政状況にあります。  このため、平成23年度予算は歳出の抑制を図り、合併特例債など有利な市債を活用しながら、見込み得る一般財源の範囲内で重点的・効率的に配分されております。  また、本市が目指す都市像である「人・まち・自然が調和する活力都市とやま」の実現に向かって大きく発展し、市民一人一人が将来に希望が持てる予算を編成されたものであり、高く評価いたします。  定員適正化基本計画後期計画の策定につきましては、これまで以上に厳しい財政状況の中において、市民ニーズや新たな行政課題に的確に対応しながら、行政の一層のスリム化に努めていく必要があることから、全部門を対象にして目標に掲げた職員数の削減を図ることは、現下の社会経済構造の変化や地方分権の進展等を考えたときにやむを得ないものと考えます。  また、国民健康保険事業費につきましては、高齢化が進展する中で、加入者の所得低下による保険料賦課額の減少や、保険給付費の増加などにより大幅な財源不足が見込まれており、今後も厳しい国民健康保険財政状況が続くと予想されています。  このような中で、健全な国民健康保険財政の運営に努めながら、現行の社会保障制度の維持安定を図るためには、今回の国民健康保険料の引上げもやむを得ない措置であると考えるものであります。  自転車市民共同利用システム関連事業費につきましては、ふるさと雇用再生特別基金を活用し、新たな会員獲得や効率的な運営と、より質の高いサービスの提供を図ることとしており、このことによって新たな雇用を創出することは、地域経済の活性化につながるとともに、システム導入の目的である二酸化炭素の排出量削減等の環境負荷の低減効果や、回遊性の高まりによる中心市街地の活性化が一層促進されるものと期待しており、大いに賛成するものであります。  企業立地助成金時限的拡充事業費につきましては、企業が進出しやすい環境をつくり積極的に誘致を図ることは、地域経済の活性化と雇用の創出、さらには、本市の将来にわたって持続可能な健全財政を確保するための税源の涵養が図られることから賛成するものであります。  また、中心市街地の再開発事業につきましては、富山大和跡地の西町南地区市街地再開発事業に対して支援を行うほか、まちなか居住の促進による中心地区への人口回帰と活性化を促進するため、中央通りf地区市街地再開発事業、西町東南地区市街地再開発事業にも支援を行い、コンパクトなまちづくりの推進を図ることとしており、このことは、北陸新幹線の開業を控えた富山市のこれからのまちづくりを展望していく上からも大いに推進していくべきものと考えます。  学校体育文化振興事業における一部小学校の部活動への補助事業の見直しにつきましては、事業再点検の検証結果を受け、十分に検討された結果、全市的な公平性を図る観点から廃止されるものであり、市民の理解が得られるものと考えます。  議会における国際交流事業については、議員がみずから海外の地方自治の実態や行財政の実情を調査することで、議会における活動能力を一層高めるという観点からも、有効な事業であると考えます。  敬老福祉金贈与条例廃止につきましては、厳しい財政状況と少子・高齢化が進む中で、多様なサービスが一層求められる時代にあって、真に必要な方に必要なサービスを提供していくためにも、福祉施策の見直しを図る必要があります。  限られた財源の中で、今後増え続ける高齢者へのさまざまなニーズに対応し、必要なサービスを持続可能な形で提供していくためにも、今回の敬老福祉金を廃止することについてはやむを得ないものと考えます。  以上、自由民主党の賛成討論といたします。 25 ◯ 議長(五本 幸正君)  以上で、討論は終結いたしました。  これより、議案第1号、議案第7号、議案第30号、議案第31号、以上4件を一括して起立により採決いたします。
     各案件に対する委員長報告は原案可決であります。各案件は委員長報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 26 ◯ 議長(五本 幸正君)  起立多数であります。よって、各案件は委員長報告どおり原案可決されました。  次に、議案第2号から議案第6号まで、議案第8号から議案第29号まで、議案第32号から議案第47号まで、以上43件を一括して採決いたします。  各案件に対する委員長報告は原案可決であります。各案件は委員長報告どおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 27 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、各案件は委員長報告どおり原案可決されました。  次に、平成23年分請願第3号 国民健康保険料の値上げ案に対する請願、平成23年分請願第4号 富山市の国民健康保険料率を引き上げないことを求める請願、平成23年分請願第5号 富山市の国民健康保険料の引き上げの中止を求める請願、以上3件を一括して討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  5番 中山 雅之君。   〔5番 中山 雅之君 登壇〕 28 ◯ 5番(中山 雅之君)  ただいま議題となっております平成23年分請願第3号 国民健康保険料の値上げ案に対する請願、平成23年分請願第4号 富山市の国民健康保険料率を引き上げないことを求める請願、平成23年分請願第5号 富山市の国民健康保険料の引き上げの中止を求める請願、以上を一括して賛成討論を行います。  国民健康保険料の引上げに対して日本共産党は、本定例会での一般質問、厚生委員会、本日の討論で徹底して取り上げてきました。あまりにも高過ぎる国民健康保険料を、引上げではなく引下げを求める市民の願いは切実です。本市の保険料水準は高くないとの森市長の見解は認めるわけにはいきません。  この市民の願いにこたえる根本的な責任は国にあります。民主党は、政権交代が実現したら、国民健康保険に9,000億円の予算措置を行い国民の負担軽減を図ると国会でも主張していました。ところが、今は自公政権と同じ際限なき負担増路線に足を踏み入れてしまいました。  民主党の公約の半分以下の4,000億円でも、これを投入すれば、全国的に国民健康保険料を1人1万円引き下げることができます。本市でも引上げではなく引下げへ改善できます。2011年度予算で実施しようとしている大企業、大資産家への2兆円もの減税バラマキをやめれば、国民健康保険料の引下げは十分に実施できます。  引き上げてきた国庫負担を計画的に復元し、安心できる国民健康保険制度に改革することを国へ強く求めることです。そして、住民福祉の増進を図る自治体の使命、住民福祉としての国民健康保険の強化からも、県に対しても国民健康保険への補助金の抜本的な拡充を求める。市としても、一般会計からの積極的な繰入れを行うことで、今以上に市民に痛みを押しつける国民健康保険料引上げはやめるべきです。  全国平均では、市町村国民健康保険の一般会計からの法定外の繰入額は、2008年度に1人当たり1万円を超えています。  本定例会の答弁で、「国民健康保険は相互扶助制度であり、国民健康保険加入者が9万4,000人余りで、全市民の22%にすぎず、不足する財源をすべて法定外の繰入れで賄うことは市民全体の理解を得ることは困難」との答弁がありました。国民健康保険は、加入者相互の助け合いの制度ではなく社会保障制度です。国民健康保険法第1条にあるように、社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする制度です。憲法の生存権を具体化した社会保障、住民福祉として、高過ぎる国民健康保険料の引下げを実現して、住民の暮らしと健康、権利を守る国民健康保険制度にしていくために、国民的な共同を広げることを訴えます。日本共産党は、その先頭に立って奮闘します。  ぜひ請願に賛成されますように、よろしくお願いいたします。 29 ◯ 議長(五本 幸正君)  以上で、討論は終結いたしました。  これより、平成23年分請願第3号から平成23年分請願第5号まで、以上3件を一括して起立により採決いたします。  各請願に対する委員長報告は不採択であります。各請願は委員長報告どおり不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 30 ◯ 議長(五本 幸正君)  起立多数であります。よって、各請願は委員長報告どおり不採択とすることに決定いたしました。             ───◇   ◇   ◇───            議案第97号から議案第102号まで 31 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、日程第2 議案第97号から議案第102号まで、以上6件を一括議題といたします。             提案理由説明・質疑・討論・採決 32 ◯ 議長(五本 幸正君)  森市長から提案理由の説明を求めます。   〔市長 森  雅志君 登壇〕 33 ◯ 市長(森  雅志君)  ただいま提出いたしました案件について申し上げます。  契約案件につきましては、包括外部監査契約を締結するものであります。  人事案件につきましては、富山市副市長の選任、富山市教育委員会の委員の任命、富山市公平委員会の委員及び富山市固定資産評価審査委員会の委員の選任に関し議会の同意を求めるもの並びに人権擁護委員の候補者の推薦に関し議会の意見を求めるものであります。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 34 ◯ 議長(五本 幸正君)  これより、議案第97号 包括外部監査契約締結の件、議案第98号 富山市副市長の選任に関し同意を求める件、議案第99号 富山市教育委員会の委員の任命に関し同意を求める件、議案第100号 富山市公平委員会の委員の選任に関し同意を求める件、議案第101号 富山市固定資産評価審査委員会の委員の選任に関し同意を求める件、議案第102号 人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求める件、以上6件の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  以上で、議案の質疑は終結いたしました。  お諮りいたします。ただいま議題となっております各案件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 35 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。  これより、議案第97号から議案第101号まで、以上5件を一括して討論に入りますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。  以上で、討論は終結いたしました。  これより、議案第98号を採決いたします。  本案件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 36 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、本案件は同意されました。  ただいま富山市副市長に選任同意されました老月 邦夫君からあいさつしたいとの申し出がありますので、これを許します。   〔老月 邦夫君 登壇〕 37 ◯ (老月 邦夫君)  お許しをいただいて、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいまは、議員各位の御高配によりまして、私の副市長の選任に御同意をいただき、まことにありがとうございます。大変身に余る光栄でありますし、また大役としての職の重さに身の引き締まる思いでおります。  微力ではございますが、私のこれまでの行政経験を生かしながら、市民や納税者の視点などを踏まえながら、富山市のさらなる発展と、森市政の一層の推進に誠心誠意努めてまいる所存であります。  議員の皆様方には、どうかこれまで以上の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。                                  (拍 手) 38 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、同じく富山市副市長に選任同意されました神田 昌幸君からあいさつしたいとの申し出がありますので、これを許します。   〔神田 昌幸君 登壇〕 39 ◯ (神田 昌幸君)  ただいま議会の皆様の御同意をいただき、副市長に選任されました神田 昌幸でございます。まことに光栄でありますと同時に、責任の重さを痛感し、身の引き締まる心持ちでございます。  先月22日に発生しましたニュージーランド・クライストチャーチ市での地震、さらに今月11日に発生しました東北関東大震災にて被災されました方々並びに御家族の皆様方に、心よりお見舞い申し上げたいと存じます。  この未曾有の危機的な状況下において、副市長として行うべきことは何であるのかをしっかりと考え、行動し、甚だ微力ではございますが、富山市民の皆様方と富山市のさらなる発展に誠心誠意尽力してまいる所存でございます。  今後とも、市議会の皆様方の御指導、御鞭撻を切にお願い申し上げまして、私のあいさつとさせていただきます。何とぞよろしくお願い申し上げます。                                  (拍 手) 40 ◯ 議長(五本 幸正君)  これより、議案第97号、議案第99号から議案第101号まで、以上4件を一括して採決いたします。  各案件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 41 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、各案件は同意されました。  次に、議案第102号の討論に入りますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。  以上で、討論は終結いたしました。  お諮りいたします。議案第102号につきましては、異議なしとの意見とすることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 42 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、本案件につきましては異議なしとの意見とすることに決定いたしました。             ───◇   ◇   ◇───         議員提出議案第2号から議員提出議案第11号まで 43 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、日程第3 議員提出議案第2号から議員提出議案第11号まで、以上10件を一括議題といたします。             提案理由説明・質疑・討論・採決 44 ◯ 議長(五本 幸正君)  これより、議員提出議案第2号 東日本大震災からの早期復旧に向け、最大限の支援を求める意見書の件を高見 隆夫君から提案理由の説明を求めます。   〔36番 高見 隆夫君 登壇〕 45 ◯ 36番(高見 隆夫君)  議員提出議案第2号 東日本大震災からの早期復旧に向け、最大限の支援を求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  3月11日に発生したマグニチュード9.0を記録する国内観測史上最大となる東日本大震災及びそれに伴う大津波により、東北地方を中心とした広い範囲が甚大な被害に見舞われた。  このたびの未曾有の災害により、多数の死者や行方不明者が発生した。また、多くの建物が損壊・浸水するとともに、ライフラインや港湾施設、さらには、役場などの公共施設等が壊滅的な被害を受け、今後の自治体運営が懸念される地域もあるなど、甚大な人的・物的被害がもたらされ、被災地域の住民生活と地域経済に深刻な影響を及ぼしている。  この深刻な事態に対し、一刻も早い人命救助と速やかな実情把握及び情報提供に努めるとともに、万全の復旧対策を講じることが急務である。
     よって、国及び政府におかれては、次の事項について、国の持てるあらゆる力と英知を結集し、機動的、弾力的な財政出動も含めた最大限の支援策を適時的確に講じられるよう強く要望する。                    記 1 一刻も早い人命救助と被災した地域住民の安全確保に全力を尽くすこと。 2 被災地域をはじめ、国民生活に混乱を生じさせないよう、正確で迅速な情報提供に  努めること。 3 被災地域において、一日も早くライフラインを確保するなど、早期復旧に万全を期  すこと。 4 被災者への生活再建支援策などについて、最大限の支援策を講じること。  以上であります。  何とぞよろしく御審議の上、全会一致をもって御賛同賜りますようお願い申し上げます。 46 ◯ 議長(五本 幸正君)  これより、議員提出議案第2号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  次に、議員提出議案第3号 地域自主戦略交付金(一括交付金)に対する意見書の件を砂子阪 和夫君から提案理由の説明を求めます。   〔38番 砂子阪 和夫君 登壇〕 47 ◯ 38番(砂子阪 和夫君)  議員提出議案第3号 地域自主戦略交付金(一括交付金)に対する意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  民主政権の一丁目一番地の政策である地域主権改革としての「一括交付金」が、「地域自主戦略交付金」の名称で、平成23年度は都道府県分のみであるが、一定の規模(投資補助金等約3.3兆円のうち5,120億円)のものとして創設されたが、はなはだ不十分な内容となっている。  市町村分については、平成24年度から実施するとしているが、対象となるひも付き補助金の種類や「地域自主戦略交付金」の配分方法など、詳細な制度設計が明らかになっていない状況であり、今後の市町村の財政運営への影響が懸念されるところである。  よって、国におかれては、今後市町村分の「地域自主戦略交付金」の検討においては、次の点に留意して検討されるよう強く要望する。                    記 1 今後の一括交付金の制度設計については、国と地方の協議の場で十分な協議を行う  とともに、地方の意見を十分反映すること。 2 特に、市町村分に係る補助金の一括交付金化にあたっては、先行する都道府県にお  ける運用状況等を踏まえ、国と地方の協議の場で十分な協議を行い、地方との合意形  成を最優先して制度設計を行うこと。 3 制度導入後における地方負担については、個別の地方自治体において必要とする事  業の執行に支障が生じないよう、万全の地方財政措置を講じること。 4 地方の年度間の事業費の多寡に対応するため、年度繰越しや基金への積み立てを可  能とする仕組みを検討すべきであること。 5 一括交付金化はあくまでも、国と地方の役割分担に応じた適正な税源配分が行われ  るまでの過渡的な措置とし、その全体のスケジュールを明らかにすること。  以上であります。  何とぞよろしく御審議の上、全会一致をもって御賛同賜りますようお願いいたします。 48 ◯ 議長(五本 幸正君)  これより、議員提出議案第3号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  次に、議員提出議案第4号 ニュージーランド南島における地震の被災者支援に対する意見書の件を田畑 裕明君から提案理由の説明を求めます。   〔7番 田畑 裕明君 登壇〕 49 ◯ 7番(田畑 裕明君)  議員提出議案第4号 ニュージーランド南島における地震の被災者支援に対する意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  平成23年2月22日ニュージーランド南島クライストチャーチ付近で発生したマグニチュード6.3の巨大地震によって、現地で語学研修中の富山市立富山外国語専門学校の学生及び教員の方々が大きな被害に遭われた。  今回の震災に対して、国際緊急援助隊が派遣され、行方不明者の捜索や安否確認など懸命な取り組みが行われたが、今後も引き続き、犠牲者のご家族や被災者及びそのご家族への支援を一層充実させていくことが求められている。  よって、国会及び政府におかれては、このような状況に鑑み、被災者の心身のケアなど必要な支援について、次のとおり、早急に実現されるよう強く要望する。                    記 1 犠牲者の家族、被災者及びその家族に最大限配慮し、心身のケアや経済的支援を含  めた対策を早急に講じること。  以上であります。  何とぞよろしく御審議の上、全会一致をもって御賛同賜りますようお願いを申し上げます。 50 ◯ 議長(五本 幸正君)  これより、議員提出議案第4号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  次に、議員提出議案第5号 子宮頸がん等ワクチン接種事業について、平成24年度以降の制度継続(定期接種化)を求める意見書の件を高森  寛君から提案理由の説明を求めます。   〔10番 高森  寛君 登壇〕 51 ◯ 10番(高森  寛君)  議員提出議案第5号 子宮頸がん等ワクチン接種事業について、平成24年度以降の制度継続(定期接種化)を求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  子宮頸がん予防、ヒブ、小児用肺炎球菌の3種類のワクチンは、いずれも予防接種法で定める定期接種の対象とはなっていないため、接種費用は原則金額自己負担となっていたが、国の今年度補正予算で、公費助成を行う自治体に対して国が助成費用の半額を補助する事業が創設された。これを受けて多くの市町村が事業を開始している。  厚生労働省が1月20日に発表した調査結果では、この3種類のワクチンについて、接種費用の助成を3種類とも実施している市区町村は、実施予定を含め全体の99%を超える1,745自治体に上ることが明らかになったが、平成21年度の妊婦検診の拡充や平成23年度からの不妊治療費助成の拡充などとともに、国が制度を拡充、創設するものの「公費負担」として必然的に地方負担を求められ、義務的な経費となることは遣憾である。  ワクチン接種の対象となる女性や子どもたちに、今後ももれなく接種を受けてもらうためには、接種機会の格差が生じないようにすることが必要であり、そのためには、市町村に対する財政支援を充実することなどが必須である。  よって国におかれては、次の措置を講じられるよう強く要望する。                    記 1 子宮頸がん予防、ヒブ、小児用肺炎球菌の3ワクチンを予防接種法に基づく定期接  種に位置付けること。 2 平成23年度末までとなっている国の補助事業が期限切れになれば、自己負担が増  し、予防接種を受けたくても経済的な理由で断念する人も見込まれることから、上記  の定期接種化が平成23年度末までに間に合わない場合は、補助事業を平成24年度  以降も継続すること。 3 3ワクチンを含む予防接種事業は、市町村の大きな財政負担となっていることから、  今まで以上の財政的支援を行うこと。  以上であります。  何とぞよろしく御審議の上、全会一致をもって賛同を賜りますようよろしくお願いいたします。 52 ◯ 議長(五本 幸正君)  これより、議員提出議案第5号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  次に、議員提出議案第6号 行政書士に行政不服審査法に基づく不服審査手続の代理権付与を求める意見書の件を深井 清作君から提案理由の説明を求めます。   〔15番 深井 清作君 登壇〕 53 ◯ 15番(深井 清作君)  議員提出議案第6号 行政書士に行政不服審査法に基づく不服審査手続の代理権付与を求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  行政書士制度は、昭和26年の行政書士法施行以来、国民と行政との橋渡し役として、広く浸透している。  平成20年7月に行政書士法の一部を改正する法律が施行され、国民からの申請に対する処分などを行う際の行政が守るべきルールを定めた行政手続法に関して、行政書士が、聴聞又は弁明の機会の付与その他の意見陳述のための手続を代理で行うことが可能となった。  一方、行政からの処分などの後に、それにより不利益を受けた国民からの不服申立てや審査などを行うための、行政不服審査法に基づく不服審査手続については、未だに行政書士に代理権が付与されていない。  行政書士は、行政手続の専門家として、日常的に複雑で多様化する行政事務に対応し、適正かつ迅速な手続の実現に寄与するとともに、行政不服審査法が資格試験科目になっているなど、不服審査手続の代理業務を行うに十分な知識と経験を有している。  よって、国会及び政府におかれては、国民の権利擁護や利便性の向上を一層図る観点から、高度な専門性を備えた行政書士に、行政不服審査法に基づく不服審査手続の代理権を付与するための、関係法令の改正などの措置を行うよう強く要望する。  以上であります。  何とぞ御審議の上、全会一致をもって御賛同賜りますようお願い申し上げます。 54 ◯ 議長(五本 幸正君)  これより、議員提出議案第6号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  次に、議員提出議案第7号 民主党衆議院議員選挙マニフェストの早期の撤回・見直しを求める意見書の件を岡村 耕造君から提案理由の説明を求めます。   〔12番 岡村 耕造君 登壇〕 55 ◯ 12番(岡村 耕造君)  議員提出議案第7号 民主党衆議院議員選挙マニフェストの早期の撤回・見直しを求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  民主党は平成21年衆議院議員選挙で、無駄削減や国の総予算の組み替えを行うことなどで財源を捻出し、子ども手当や高速道路無料化等の政策を推進していくことを国民に約束した。そして、そのマニフェストに対する信頼をもって政権を託された。  しかし、今年度予算や来年度予算案を見ても、新規の国債発行額が税収を上回る異常事態となっており、平成23年度末の国と地方の長期債務残高は、892兆円にも及ぶ見通しである。このような中、このまま民主党の主張するマニフェストを推進していくことには限界がある。  特に子ども手当については、多くの地方議会で地方負担反対の声が上げられ、来年度予算案に地方負担を計上しない自治体もあり、地方からも反発の声が広がっている。  そのような中、菅首相は、マニフェストの検証を今年の8月末を1つの区切りとして行う旨を述べているが、迷走する菅政権により混迷を深める政治情勢や、めまぐるしく変化する世界情勢にあって、危機的状況にある日本経済を破綻させないためにも、8月末までの見直しといった悠長なことを言っている時間的な余裕はない。一刻も早いマニフェストの撤回・見直しが急務である。  また菅首相は、社会保障と税の一体改革の与野党協議を呼びかけているが、まずは子ども手当をはじめとするバラマキ政策の撤回・見直しが大前提であることは明白である。国民のマニフェストそのものに対する信頼も揺らいでおり、財源の甘い見通しによりマニフェストの実現が不可能だったことを率直に国民に謝罪すべきである。  そして、子ども手当政策に象徴されるように、まさに、自助よりも公助を優先する社会主義的な発想と虚構のもとに作られたマニフェストの撤回・見直しを行う以上、衆議院を解散して国民に信を問うことを強く要望する。  以上であります。  何とぞよろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いいたします。 56 ◯ 議長(五本 幸正君)  これより、議員提出議案第7号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  次に、議員提出議案第8号 我が国の平和と安全を守る外交政策を求める意見書の件を南  俊正君から提案理由の説明を求めます。   〔9番 南  俊正君 登壇〕 57 ◯ 9番(南  俊正君)
     議員提出議案第8号 我が国の平和と安全を守る外交政策を求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  民主党政権が発足してから約1年半、そのあまりに稚拙な外交の連続は、我が国の国益を大きく損なうとともに、国民の不安を増大させ、近隣諸国などとの関係悪化をもたらした。  米軍普天間飛行場の移設問題では、鳩山由紀夫前首相は、「最低でも沖縄県外」との公約を覆したあげく、県外移設断念の理由として米国海兵隊の抑止力の維持を挙げたのは「方便」だったことを認めるなど、沖縄県民を愚弄したばかりか、米国との信頼関係を著しく損なった。  尖閣諸島海域における中国漁船による領海侵犯事件では、政府としての毅然とした姿勢を示すことなく、国民に一連の事実関係を詳細に明らかにしないまま、那覇地方検察庁に丸投げするかたちで船長を不起訴処分とした一方で、我が国の豊かな海と多くの島々の安全を確保するための、領域警備の強化や必要な法整備などについて、何ら実効性のある措置を取っていない。  さらに、北朝鮮による日本人拉致問題や、北方領土への実効支配を強めるロシアの動きに対しても、現政権は事態打開への糸口すら見いだせていない状況である。  国民の生命と財産を守り、国の主権と領土を守ることは、政治に課せられた最大の使命である。しかし、現政権はそれを置き去りにし、党内抗争に明け暮れている。  よって、国会及び政府におかれては、改めて、毅然とした姿勢で我が国の平和と安全を守るための外交政策を実行し、その意思を国内外に明確に示すよう強く要望する。  以上であります。  何とぞよろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いいたします。 58 ◯ 議長(五本 幸正君)  これより、議員提出議案第8号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  次に、議員提出議案第9号 一般用医薬品のインターネット等販売規制の堅持を求める意見書の件を原田 佳津広君から提案理由の説明を求めます。   〔28番 原田 佳津広君 登壇〕 59 ◯ 28番(原田 佳津広君)  議員提出議案第9号 一般用医薬品のインターネット等販売規制の堅持を求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  政府の行政刷新会議は、平成23年3月6日の「規制仕分け」において、「一般用医薬品のインターネット等販売規制」を仕分けの対象とし、改革の方向性として、「安全性を確保する具体的な要件の設定を前提に、第三類医薬品以外についても薬局・薬店による郵便等販売の可能性を検討する」との評価結果に至った。  現在、改正薬事法に基づく医薬品の販売等に関する諸規制は、医薬品の品質、有効性及び安全性を確保し、国民の生命・健康を守るために必要不可欠な社会的規制であり、インターネット等による通信販売については、情報提供の規定がない第三類医薬品に限定されている。  医薬品は、その効能効果とともに、消費者の体調や過量使用などによる副作用の危険性を有していることから、消費者に安全に提供するためには、適切な情報提供ができる専門知識を習得し、かつ薬事法に基づく医薬品販売許可を受けたものが、対面販売を行うべきである。  そうした中、配置販売業は、全国の各家庭を定期的に訪問し、配置薬の適正使用に関する情報を対面により提供し、これまで、国民の保健衛生の向上に寄与してきた歴史を有しており、改正薬事法に規定される登録販売者の登録や、資質向上のための研修などに積極的に取り組んできているところであり、今後も、引き続きその役割を果たしていくことが求められている。  このようなことから、一般用医薬品のインターネット等販売の規制緩和がなされれば、配置販売業には計り知れない影響があり、配置販売業そのものの存在意義に関わるものであり、また、当然、配置薬製造業者への影響もきわめて甚大であると見込まれる。  さらに、改正薬事法の全面施行から2年足らずでその方向性を変えることは、国民の信頼性を大きく損なうものである。  よって、国会及び政府におかれては、国民の健康で安全な生活を守るため、一般用医薬品のインターネット等販売に関する規制を堅持されるよう強く要望する。  以上であります。  何とぞよろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いをいたします。 60 ◯ 議長(五本 幸正君)  これより、議員提出議案第9号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  次に、議員提出議案第10号 所得税法の見直しを求める意見書の件を谷口 寿一君から提案理由の説明を求めます。   〔1番 谷口 寿一君 登壇〕 61 ◯ 1番(谷口 寿一君)  議員提出議案第10号 所得税法の見直しを求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  中小事業者は、地域経済の担い手として、日本経済の発展に貢献してきた。その中小事業者を支えている配偶者や親族などの家族従業者が事業に従事したことにより受ける対価は、所得税法第56条の規定により必要経費に算入しないこととされている。  一方、同法第57条では、事業に専従する家族従業者の労働対価は、青色申告を行うことにより必要経費への算入が認められる(第1項)が、いわゆる白色申告では、必要経費と認められる労働対価は、配偶者の場合86万円、その他の親族の場合50万円にすぎない(第3項)。  こうした所得税法上の取扱いは、家族従業者の労働が適正に評価されているとは言い難く、また、同じ労働に対し、青色申告といわゆる白色申告で差を設けることには矛盾がある。  さらに、ドイツ、フランス、アメリカなど世界各国においては、家族従業者の労働対価は、一定の要件の下で必要経費として認められているところである。  よって、国会及び政府におかれては、家族従業者の労働が適正に評価されるよう、所得税法の関係規定の見直しを行うことを強く要望する。  以上であります。  何とぞよろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いいたします。 62 ◯ 議長(五本 幸正君)  これより、議員提出議案第10号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  次に、議員提出議案第11号 国民健康保険制度の充実強化を求める意見書の件を堀江 かず代君から提案理由の説明を求めます。   〔21番 堀江 かず代君 登壇〕 63 ◯ 21番(堀江 かず代君)  議員提出議案第11号 国民健康保険制度の充実強化を求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  国民健康保険事業は、長引く不況により被保険者の所得が減少していることや、保険給付費の増加などにより、大幅な財源不足が生じる見込みであり、事業の安定的持続的な運営に支障を来たす状況となっている。  特に、本市の場合は、現行の制度、保険料率で推移した場合、平成24年度末までに29億円余りの赤字が見込まれる。  厳しい財政状況の中で、一般会計からの法定外の繰入金を増額することや医療費の適正化に向けた事業を強化するなど、引き続き、国保財政の健全化に向けた取り組みを継続してもなお、平成23年度からの保険料率改定が避けられない状況となっている。  よって、国におかれては、国民健康保険制度の健全な運営を図るため、次の事項について、積極的な支援をされるよう強く要望する。                    記 1 国民健康保険制度の安定的かつ持続的運営ができるよう、国庫負担割合の引上げな  ど国保財政基盤の拡充・強化を図るとともに、国の責任と負担において、実効ある措  置を講じること。   特に、低所得者層に対する負担軽減策を拡充すること。 2 国保財政の安定化を図るため、国民健康保険の運営において、県の参画を義務付け  るなど、都道府県単位とした広域化を早期に実現すること。また、国民皆保険制度の  受け皿である国民健康保険を将来にわたって堅持するため、国の責任を明確にするこ  と。 3 制度改革などに伴う国保財政への影響を考慮し、電算システム経費などについて必  要な財政措置を講じるとともに、十分な準備期間を設けること。 4 各種医療費助成制度など市町村単独事業の実施に伴う、療養給付費負担金及び普通  調整交付金の減額措置を廃止すること。  以上であります。  何とぞよろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いいたします。 64 ◯ 議長(五本 幸正君)  これより、議員提出議案第11号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  お諮りいたします。ただいま議題となっております各案件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 65 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。  これより、議員提出議案第2号から議員提出議案第11号まで、以上10件を一括して討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  5番 中山 雅之君。   〔5番 中山 雅之君 登壇〕 66 ◯ 5番(中山 雅之君)  ただいま議題となっております議員提出議案第8号 我が国の平和と安全を守る外交政策を求める意見書についての反対討論、議員提出議案第7号 民主党衆議院議員選挙マニフェストの早期の撤回・見直しを求める意見書についての反対討論、議員提出議案第11号 国民健康保険制度の充実強化を求める意見書についての反対討論、議員提出議案第10号 所得税法の見直しを求める意見書についての賛成討論、以上を一括して討論を行います。  日本は今、出口の見えない閉塞感に包まれ、経済でも外交でも急速に地盤沈下し、多くの国民が前途に不安を抱いています。民主党への期待は、幻滅へ、怒りへと変わりました。しかし、自由民主党政治の復活は御免です。アメリカ、大企業言いなりの政治を大もとから正して、外交や暮らし、社会保障など、各分野にわたり根本的な転換を進めることです。  さて、まず議員提出議案第8号 我が国の平和と安全を守る外交政策を求める意見書についてです。  米軍普天間問題は、米国との信頼関係を著しく損なったこと、それが問題ではありません。沖縄県民の反対で普天間基地の移設は一歩も進まず、行き詰まっているのは日米同盟強化一辺倒の外交路線です。日本国民憲法第9条を生かした自主自立の平和外交への転換を進めることです。  尖閣問題も日ロ問題も、理を尽くして相手国や国際社会に訴えることが欠けていること、歴代自由民主党政権と変わらぬこの姿勢が問題になっています。大義ある外交努力が必要です。  次に、議員提出議案第7号 民主党衆議院議員選挙マニフェストの早期の撤回・見直しを求める意見書についてです。  子ども手当撤回の要求には反対です。貧困と格差の拡大が子育て世代には深刻な打撃を与えています。  日本は先進諸国で子どもに関する予算が極端に低く、支援策の拡充は待ったなしです。子ども手当は単年度の時限立法ではなく、国民が信頼できる安定的かつ恒久的な制度にすべきです。同時に、現金給付だけではなく、現物給付とバランスをとりながら進めることです。  1万3,000円の給付を当面維持して、上乗せ部分は現物給付の充実に充てる。既に実施されている年少扶養控除の廃止で実質負担増となる世帯が出ないよう、税制上も含めた必要な措置をとるなど修正をして実現することです。  国民健康保険制度について、都道府県単位とした広域化を早期に実現することを求める意見書には賛成できません。  厚生労働省は、国民健康保険広域化に当たって保険料の算定方法を法令で定め、都道府単位の運営主体も市町村も一般会計の繰入れをしない制度設計にするとしています。繰入れをなくせば、医療費の増加が保険料の値上げに直結し、国民健康保険料が一層高騰することは明らかです。  広域化で安定的な財政運営ができるとしています。しかし、財政難の国民健康保険を寄せ集めても、財政が改善する見込みはありません。広域化が保険料値上げと給付抑制の押しつけ、住民の声が届かない組織運営につながることは、後期高齢者医療制度の広域連合で証明されています。  国民健康保険の広域化は、民主党が掲げる医療保険の一元化とともに、小泉政権が医療構造改革の骨格として打ち出したものです。国民に保険料引上げか受診抑制かを迫り、医療費削減を図ることがねらいです。住民の命と健康を守る社会保障制度としての公的医療保険の解体に反対です。  最後に、議員提出議案第10号 所得税法の見直しを求める意見書については賛成です。  所得税法第56条では、白色申告者の配偶者とその親族が事業に従事したとき、その給与は必要経費と認めていません。中小業者の団体である民主商工会、全国商工団体連合会の婦人部の皆さんなどが呼びかけて、全国の各地域でこの条項の廃止を求める運動が広がっています。  所得税法第56条廃止・見直しを求める決議・意見書採択自治体は全国で309自治体で、増え続けています。富山でも、粘り強い取組みで、富山市議会には2009年12月、2010年6月に請願を提出され、県議会では昨年9月定例会で所得税法の見直しを求める意見書を全会一致で採択しました。市民の声を真っすぐ届ける議会の役割が求められています。  以上で意見書に対する討論とします。 67 ◯ 議長(五本 幸正君)  以上で、討論は終結いたしました。  これより、議員提出議案第2号から議員提出議案第6号まで、以上5件を一括して採決いたします。  各案件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 68 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、各案件は原案のとおり可決されました。  次に、議員提出議案第7号、議員提出議案第8号、以上2件を一括して起立により採決いたします。  各案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕
    69 ◯ 議長(五本 幸正君)  起立多数であります。よって、各案件は原案のとおり可決されました。  次に、議員提出議案第9号、議員提出議案第10号、以上2件を一括して起立により採決いたします。  各案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 70 ◯ 議長(五本 幸正君)  起立多数であります。よって、各案件は原案のとおり可決されました。  次に、議員提出議案第11号を起立により採決いたします。  本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 71 ◯ 議長(五本 幸正君)  起立多数であります。よって、本案件は原案のとおり可決されました。  ただいま議決されました意見書の提出先、方法につきましては、議長にその取扱いを一任されるようお願いいたします。             ───◇   ◇   ◇───               委員会提出議案第1号 72 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、日程第4 委員会提出議案第1号を議題といたします。             提案理由説明・質疑・討論・採決 73 ◯ 議長(五本 幸正君)  これより、委員会提出議案第1号 富山市安全で安心なまちづくり推進条例制定の件を厚生委員長 笹木 豊一君から提案理由の説明を求めます。   〔厚生委員長 笹木 豊一君 登壇〕 74 ◯ 厚生委員長(笹木 豊一君)  ただいま議題となっております委員会提出議案第1号 富山市安全で安心なまちづくり推進条例制定の件について、提案理由の説明を申し上げます。  本市の犯罪の発生状況は、認知件数こそ減少傾向にありますが、その一方、自転車やオートバイ等の盗難や空き巣などにおいて、無施錠によるものが全国平均より高い割合で発生し続けております。  また、これまで主たる少年犯罪の一つであった万引きも、高齢者によるものが増えるとともに高額被害も聞かれるなど、その形態が多様化しております。  これら市民の身近なところで発生する犯罪を未然に防ぐためには、いま一度、「自分の安全は自分で守る」「地域の安全は地域で守る」という基本的な認識に立ち返り、市民一人一人がみずからの規範意識・防犯意識を高め、かつ相互に協力し合うことが重要であります。  このようなことから、富山市議会厚生委員会では、市、そして本市に暮らす市民、事業者の皆さんなどが一体となって、安全で安心なまちづくりを推進するための柱となるものが必要と考え、理念を主とした条例の制定について今定例会に提案することとしたものであります。  この条例提案に至るまで、厚生委員会においては、議会閉会中も含め、精力的に委員会を開催し、本市における犯罪状況の把握、検証から条例骨子の検討、そして各条文の精査、見直しを重ねてまいりました。その間、防犯団体の代表者等関係者を参考人として招致しての意見聴取を初め、市内各防犯協会及び経済団体への訪問、さらに条例案及びその考え方を提示しての市民意見募集を実施してきました。そして、平成23年2月21日開催の厚生委員会において、全会一致をもって本条例案の制定について、委員会提出議案として本定例会に上程することに決定した次第であります。  議員各位も御承知のとおり、本条例案は、平成18年の地方自治法改正により委員会にも議案の提出権が認められてから、本市議会として初めてとなる委員会提出議案でございます。  議員各位におかれましては、この条例案の制定について、何とぞよろしく御審議の上、本市議会として全会一致をもって御賛同賜りますようお願いを申し上げて、提案理由の説明といたします。 75 ◯ 議長(五本 幸正君)  これより、委員会提出議案第1号の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  ただいま議題となっております案件につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会に付託いたしませんので、念のため申し添えます。  これより、委員会提出議案第1号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  24番 赤星 ゆかり君。   〔24番 赤星 ゆかり君 登壇〕 76 ◯ 24番(赤星 ゆかり君)  ただいま議題となっております委員会提出議案第1号 富山市安全で安心なまちづくり推進条例について、日本共産党として反対討論を行います。  昨年、各派代表者会議において、「昨今、かぎをかけていない自転車や住宅の盗難等の被害が増えており、条例を議会として検討したい」との議長からの提言を受け、厚生委員会で条例案の検討に入ることには同意して審議を見守ってまいりました。その過程において日本共産党は、議会として市民に広くお知らせし、市民の意見を聞き、反映させることなどを求めてまいりました。その結果、厚生委員長、副委員長は、当初予定よりも委員会開催を3回増やして議論を慎重にされ、当初なかったパブリックコメントも行われるなど努力をされたことには敬意を表し、手続論としては一定の評価をするものです。  しかしながら、条例案文には根本的な問題が残されており、私たちとしても最終段階まで熟慮と党議を重ねた結果、賛成できないものと判断いたしました。  なお、厚生委員会において最終段階で条例案提案に反対しなかったことは率直に誤りと認め、皆さんに申しわけないとここで表明させていただきます。あれは誤りでした。そのことは委員長にも説明をさせていただいたとおりでございます。  反対する点の1つには、条例案第4条にある、市が安心で安全なまちづくりの推進に関する行動計画を策定し、それに基づく施策を実施するという点です。この行動計画策定や変更は、条例案第14条で規定するところの富山市安全で安心なまちづくり推進協議会に一任され、その委員は市長が委嘱することになっており、議会の同意がなくても委嘱されます。これでは、住民の代表機関である議会としてのチェックは個々の事業の予算案等に限られ、市民の立場からのチェックが十分できなくなることを危惧します。  2つには、条例案第7条にある、市が道路や公園その他施設に防犯カメラを設置するよう努めるという点です。監視カメラをだれがどう管理して、どう利用するのかなどの規定がなく、それを市長が定める規則にゆだねることになると、ここにも議会のチェックが及びません。  「個人の権利利益を不当に害することのないよう配慮しなければならない」という文言が検討の過程で追加されましたが、不当な人権侵害に当たる具体的な基準も配慮の方法も規定がなく、市民の監視が強められ、基本的人権侵害を防ぐ歯どめにはならないことです。  条例で防犯活動への市民の動員や市民生活への監視を強めることでは、犯罪防止の本当の解決策にはならないと考えます。経済状況、貧富の格差、ワーキングプア問題、教育の機会均等、無縁社会の問題等々、その他さまざまな角度から、犯罪が起きる原因分析や、社会全体での犯罪を減らす議論や取組みを積み上げてこそ、少しずつ効果を発揮するものではないでしょうか。政治には、これらの諸課題を好転させる政策を実行する役割が求められています。  以上の理由から、条例案の内容に賛成できないことを表明し、反対討論とさせていただきます。 77 ◯ 議長(五本 幸正君)  17番 市田 龍一君。   〔17番 市田 龍一君 登壇〕 78 ◯ 17番(市田 龍一君)  ただいま議題となっております委員会提出議案第1号 富山市安全で安心なまちづくり推進条例制定の件について、自由民主党より賛成討論を行います。  本条例案は、先ほどの提案理由説明にもありましたとおり、身近なところで発生する犯罪を未然に防ぐためには、自助・共助意識のもと、市民一人一人がみずからの規範意識・防犯意識を高め、かつ相互に協力し合うことが重要と考え、市、そして本市に暮らす市民の皆さんなどが一体となって、安全で安心なまちづくりを推進するための柱となるべく、厚生委員会として平成22年10月26日以来、7回にわたって調査・研究を重ね、今定例会の提案となったものであります。  基本理念や市、市民及び事業者、土地所有者等の責務を明確にするとともに、本市の犯罪の傾向から、無施錠被害、万引きの防止対策をあえて条項に加え、また、市や市域を管轄する警察署、地域防犯活動推進のために活動している個人、団体等が相互に連携し協議、実践していくための協議会の設置や、市全体として防犯意識を高めるための推進月間を設けるなど、本市として安全で安心なまちづくりを推進することを十分に考慮した構成となっております。  さらに、条例提案に至るまでの間、参考人を招致しての意見聴取や、委員からの提案によりパブリックコメントを実施し市民の意見を十分に聞く機会を持つなど、その策定の過程において十分に民意が反映されているものと考えます。  これまで多くの議論を尽くした厚生委員会においても、本条例案を委員会提出議案とすることについて決定した際は全委員賛成であり、本条例案はまさに厚生委員会の総意として本会議に送り出されたものであります。  本市議会として初めての委員会提出議案となるこの条例案を、本市議会として全会一致という形で実を結ばせようではありませんか、皆さん。  以上のことを申し上げまして、富山市安全で安心なまちづくり推進条例制定の件についての賛成討論といたします。 79 ◯ 議長(五本 幸正君)  以上で、討論は終結いたしました。  これより、委員会提出議案第1号を起立により採決いたします。  本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 80 ◯ 議長(五本 幸正君)  起立多数であります。よって、本案件は原案のとおり可決されました。             ───◇   ◇   ◇───         平成23年分請願第1号、平成23年分請願第2号、         平成23年分請願第6号、平成23年分請願第7号 81 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、日程第5 平成23年分請願第1号、平成23年分請願第2号、平成23年分請願第6号、平成23年分請願第7号、以上4件を一括議題といたします。  ただいま議題となっております各請願につきましては、会議規則第85条第1項ただし書きの規定により、直ちに審査を行います。  請願文書表はお手元に配布のとおりであります。                  討論・採決 82 ◯ 議長(五本 幸正君)  これより、平成23年分請願第2号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  5番 中山 雅之君。   〔5番 中山 雅之君 登壇〕 83 ◯ 5番(中山 雅之君)  ただいま議題となっております平成23年分請願第2号 「富山市安全で安心なまちづくり推進条例」を制定しないように求める請願について、賛成討論を行います。  日本共産党の条例案に対する基本的な見解は、先ほどの討論の内容です。  犯罪のない安全で安心なまちづくりを進めることは大切であり、厚生委員会での条例案づくりに参加して取り組んできました。  12月2日には、日本共産党として、条例の制定について厚生委員会委員長に文書を提出して、条例制定を急ぐべきではない、市民の意見を十分に聞いて、市民参加で慎重な検討を強く求めてきました。  最初に提案された内容は、市民の基本的な人権を侵害するおそれが強い内容であり、その点は批判的立場を明確にして、1月17日の厚生委員会では「防犯カメラの設置について条文を盛り込むべきではない」などの主張をしてきました。この点については、「中核市の条例の中で、防犯カメラの設置について書いてあるところはありません」と委員会での答弁もありました。  厚生委員会での議論は、当初の計画を延ばして7回の委員会が開催されました。議論を重ねてきた経過についても尊重して、委員会での提案には賛成しました。その決定に対する責任は重いものがあります。しかし、さらに熟慮を重ねた結果として、条例案の議決に際して、住民監視や規制が進み、基本的人権を侵害する危険は強いと判断しました。改めて請願に賛成します。  以上、よろしくお願いします。   〔発言する者あり〕 84 ◯ 議長(五本 幸正君)  お静かにお願いいたします。  36番 高見 隆夫君。   〔36番 高見 隆夫君 登壇〕 85 ◯ 36番(高見 隆夫君)  ただいま議題となっております平成23年分請願第2号 「富山市安全で安心なまちづくり推進条例」を制定しないように求める請願について、自由民主党の反対討論を行います。  富山市安全で安心なまちづくり推進条例は、一人一人が地域社会におけるルールやマナーを守り、支え合い、きずなを深めていくことを基本に、「みずからの安全はみずからで守る」「地域の安全は地域みずからで守る」という自助・共助意識のもと、市や市民、事業者及び土地所有者などの皆さんがそれぞれの責務を果たし、相互に連携して、安全で安心なまちづくりを推進することを基本理念としています。  その基本理念に示すとおり、犯罪のない安全で安心なまちづくりを推進するためには、警察の取締まりや行政の啓発等だけではなく、市民一人一人がみずからの規範意識・防犯意識を高め、かつ相互に協力し合うことが必要不可欠であると考えます。  地域における連帯感の希薄化が叫ばれる今日だからこそ、いま一度、住民相互の思いやりをはぐくむきっかけとしての役割も本条例は担っているものと考えます。  この請願は、特に市施設などへの防犯設備の設置の努力規定のうち、防犯カメラについて問題視されているようですが、防犯カメラは、その画像が犯罪解決の証拠となり得ることは、最近では、東京都目黒区で起きた夫婦殺傷事件での早期解決につながった事例でも明らかであり、かつ、それ以上に、その設置により犯罪自体を起こさせないという犯罪の抑止効果を期待して条例に掲げられているものであります。  プライバシーを初めとした個々の権利利益を不当に損なうことのないよう配慮することは当然のことであり、その設置や画像の管理などにおけるルールづくりも含めて、その整備が進められることで、より犯罪のない安全で安心して暮らすことのできる社会へつながるものと考えます。
     また、個々の条項もさることながら、この富山市安全で安心なまちづくり推進条例が本定例会での提案に至るまで、先ほど厚生委員長からも説明がありましたが、議会閉会中も含めて7回の委員会を開催し、委員間において十分議論を重ねたことは言うまでもなく、その間にも、参考人を招致しての意見聴取や、厚生正・副委員長が市内各防犯協会及び経済団体へ訪問しての条例制定に対しての協力依頼、また「条例案を公表し、民意を問うべき」との委員からの意見を深く尊重し、パブリックコメントを実施するなど、委員各位には並々ならぬ御努力があったものと推察いたします。  その結果、先月21日開催の厚生委員会において、本条例案の制定について委員会提出議案として本定例会に上程することに全会一致をもって決定されたことは、ここまで条例案の策定及びその提案に御尽力された笹木厚生委員長、田畑厚生副委員長を初め厚生委員各位にとっては感慨深い瞬間ではなかったかと想像されるところであります。  しかし、この条例制定に関し反対する内容の請願の紹介議員に、委員会の場で賛成を表決された厚生委員会委員である中山委員が名を連ねているという信じがたい事実がここにあるわけでございます。このことは、条例の制定に向けてともに尽力した委員各位の気持ちを踏みにじるだけでなく、委員会としての大変重い意思決定を軽視した安易にとるべきではない行動であり、議決権の行使という議員の持つ最大の権限を軽んじているとしか言いようがありません。  本定例会中の3月17日に開催された厚生委員会の中でもこの件について指摘したところ、当事者である中山委員も今回の一連の行動について、「委員会の段階での表決責任については重いものがあり、その後の団体との協議や党との議論の中で団体からの請願に賛成することになったが、表決態度の転換については御批判を受けざるを得ない」との発言をしております。  そもそも、委員会においてみずからの意思で判断した表決態度には責任を持ち、請願の提出団体に対して十分説明し理解を得るのが、この条例制定について委員会提出議案とすることに賛成した委員としての、そして市民に対して説明責任を持つ議員としてあるべき姿ではないでしょうか。  以上のことから、当事者である中山委員には猛省を促しつつ、「富山市安全で安心なまちづくり推進条例」を制定しないように求める請願についての反対討論といたします。  終わります。 86 ◯ 議長(五本 幸正君)  以上で、討論は終結いたしました。  これより、平成23年分請願第2号 「富山市安全で安心なまちづくり推進条例」を制定しないように求める請願を起立により採決いたします。  本請願は採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 87 ◯ 議長(五本 幸正君)  起立少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決定いたしました。  次に、平成23年分請願第1号、平成23年分請願第6号、平成23年分請願第7号、以上3件を一括して討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  24番 赤星 ゆかり君。   〔24番 赤星 ゆかり君 登壇〕 88 ◯ 24番(赤星 ゆかり君)  ただいま議題となっております平成23年分請願第1号及び平成23年分請願第6号、平成23年分請願第7号の3件について、一括して日本共産党の賛成討論を行います。  初めに、平成23年分請願第1号は、富山市議会の一般質問制限の撤回と自由な討論を求める請願です。  全国の地方議会で、議会改革の取組みが進んでいます。首長と議会がそれぞれ直接選挙で選ばれる二元代表制の特徴を発揮するため、議会での議論を活発にし、市民に開かれた議会にする議会改革です。  富山市議会が続けている一般質問の時間と回数の制限はこうした全国の流れに逆行し、議会が自分で自分の活動を制限し、絶大な権限を持つ首長へのチェック機能を低下させるものにほかなりません。  2007年の6月定例会から導入した一般質問は議員1人当たり年1回20分以内という制限は、2009年6月定例会から、議員1人当たり、質問と答弁を含めて年間90分の会派持ち時間制に変えられましたが、改善されたとは言えません。  この議会でも、当局答弁が長くなることを心配するあまりか、質問が答弁の半分以下の時間になったり、90分で通告しても50分台で終わるなど、全体として質問を抑制する傾向が見られました。これだけ世の中に問題が山積しているというのに、議会がみずから活動を自粛して、市民にとってよいはずがありません。  3月4日に開かれた議会改革検討調査会では、今年度から社会民主党議員会と日本共産党を排除して、自由民主党、民政クラブ、公明党だけで議論されているものですが、「一般質問は、会派ごとに与えられた時間を大体消化しているから、このままでいい」という検討結果にされてしまったことに異議ありです。  質問時間は与えられたものではなく、あなた方は自分たちで制限しているのです。議会の運営は議会が決めるものであり、それより上のだれかから与えられるものではありません。「議会改革の流れに逆行する議会運営を改めよ」という市民の声の請願に背を向け続けることをやめ、耳を傾けてください。請願を採択し、質問制限の撤回こそ議会がやるべきことです。  平成23年度請願第6号は、2011年度の年金を引き下げないことを求める意見書を採択し、政府に送ってほしいという内容です。  政府は昨年12月20日、来年度の公的年金支給額の引下げを決定しました。物価下落に伴う措置で、引下げは2006年度以来5年ぶりとなります。不景気で生活困難が広がる中、老後の不安に一層拍車をかけるもので許せません。  公的年金は、給付額に物価変動を反映させる物価スライドが適用され、2004年の年金法改悪で2005年物価水準を下回った場合は、その分だけ引き下げるルールが強行されました。  今年度の年金支給額は、国民年金で1人分満額の場合で月額6万6,008円ですが、国民年金しか受け取っていない高齢者の平均受給額は月4万7,000円程度です。これでどうやって生活しろというのでしょうか。これをさらに削る年金引下げをしないよう願う気持ちはだれにも理解できるものであり、市議会が意見書として政府に届けることは当然です。  日本共産党と社会民主党議員会の5人の議員が、この請願の紹介議員となっています。議会運営委員会で、自由民主党と公明党の委員は反対、民政クラブの方は調査・研究とだけ表明されましたが、なぜなのか、黙って反対しないで、その理由をぜひ討論で明らかにしていただきたいと思います。反対する理由がない議員の皆さんは、ぜひ御賛同ください。  最後に、平成23年分請願第7号は、国民健康保険財政の困難打開についての国への意見書採択を求める請願です。  この議会で、残念ながら、富山市の国民健康保険料13.9%の引上げが、先ほど日本共産党以外の賛成多数で可決されてしまいました。市は、「国、県等の負担割合が変わらないため、現行の制度、保険料率で推移した場合、平成24年度末までに29億円余りの赤字が見込まれる」と説明しています。  国民健康保険財政が悪化した最大の要因は、1984年以降、政府が国庫負担金を大幅に減らしたことにあり、現在では25%程度まで減らされている国庫負担を1984年当時の約50%に戻すことを、保険者である市町村から声を上げることが重要です。民主党に公約を実現せよと地方から迫ることが必要です。  この請願は、国民健康保険への国庫負担を抜本的に引き上げることとあわせて、自治体が子ども医療費や障害者医療費助成等を窓口で無料になるよう現物給付で行っている自治体に対して、国庫負担金を減額するペナルティーの廃止も求めており、先ほど可決された議員提出議案第11号の中にも含まれる項目、内容であります。  全会一致で国に届けられる内容の意見書採択を改めて呼びかけまして、賛成討論といたします。 89 ◯ 議長(五本 幸正君)  以上で、討論は終結いたしました。  これより、平成23年分請願第1号 富山市議会の一般質問制限の撤回と自由な討論を求める請願を起立により採決いたします。  本請願は採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 90 ◯ 議長(五本 幸正君)  起立少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決定いたしました。  次に、平成23年分請願第6号 2011年度の年金を引き下げないことを求める意見書採択についての請願、平成23年分請願第7号 国保財政の困難打開についての国への意見書採択を求める請願、以上2件を一括して起立により採決いたします。  各請願は採択することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 91 ◯ 議長(五本 幸正君)  起立少数であります。よって、各請願は不採択とすることに決定いたしました。             ───◇   ◇   ◇───         経済教育委員会における閉会中の継続調査変更の件 92 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、日程第6 経済教育委員会における閉会中の継続調査変更の件を議題といたします。  経済教育委員長から委員会条例第36条の規定により、所管事務調査について変更したいとの申し出があります。申出書はお手元に配布のとおりであります。  お諮りいたします。経済教育委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 93 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。             ───◇   ◇   ◇───                 副市長あいさつ 94 ◯ 議長(五本 幸正君)  ここで、副市長 杉原 信介君、副市長 廣瀬 隆正君からあいさつしたいとの申し出がありますので、順次これを許します。  杉原 信介君。   〔副市長 杉原 信介君 登壇〕 95 ◯ 副市長(杉原 信介君)  お許しをいただきまして、一言ごあいさつを申し上げます。  平成19年、議会の皆様方の御承認をいただきまして、富山市副市長に就任をさせていただきました。  平成19年は地方自治法の改正がございまして、これまでの助役制度から副市町村長制度に変わりました。この制度の改正の一番大きな目的は、地方行政におけるトップマネジメント機能の強化であったかと思っております。  翻って、私の4年間を今思ってみますと、地方自治法の改正の趣旨に沿うことができたのか、期待に沿うことができたのかということを考えますと、まことに恥じ入る限りであります。  平成19年は、新富山市が発足して3年目、新総合計画がスタートいたしました。中心市街地活性化基本計画の第1号認定、グランドプラザ、総曲輪フェリオのオープン、平成20年には環境モデル都市の指定を受けました。平成21年には市内電車環状線が開通し、平成22年にはアヴィレが運用開始となりました。今や富山市は、全国の自治体はもとより、広範な各界各層から熱いまなざしを受けている都市となりました。  さらに、この1,200平方キロメートルの広範な地域の中には、それぞれ長い歴史と伝統に築かれた文化が脈々と息づいております。  このような富山市で副市長を4年間務めさせていただきましたことにつきましては、私の生涯忘れることのできない大変ありがたい4年間でございました。  また、付言させていただければ、昭和41年の富山市奉職以来45年間、一般職あるいは特別職の違いはございましたが、一貫して富山市で働かせていただきました。この点につきましても、心から感謝を申し上げる次第であります。  これからは、これまで賜りました御厚情に少しでも報いることができますように、人と人とのつながりを一層深め、家庭を大切にし、自分らしくしっかりと日々を刻んでまいりたいと考えております。  重ねて、これまでの御厚情に感謝し、市議会議員の皆さん方の今後ますますの御活躍、御健勝を御祈念し、あわせて森市長を初めとする職員の皆さん方の一層の御奮闘を御祈念申し上げます。また、我が愛するふるさと富山市が限りなく発展しますように御祈念を申し上げます。  本当に長い間お世話になりました。心から御礼を申し上げます。どうもありがとうございました。                                  (拍 手) 96 ◯ 議長(五本 幸正君)  廣瀬 隆正君。   〔副市長 廣瀬 隆正君 登壇〕 97 ◯ 副市長(廣瀬 隆正君)  お許しをいただきまして、副市長の退任に当たり、一言ごあいさつ申し上げたいと思います。  3月30日をもちまして、国土交通省の人事上の都合で副市長の職を退任させていただくことになりました。  在任中、歴代の議長、副議長、それに議員の皆様方に、大変温かく御指導、御鞭撻を賜りまして、本当にありがとうございました。  振り返りますと、私が参りました平成20年7月1日から今まで、2年9カ月でございましたが、この期間は、平成17年に新市富山市が発足して大変重要な期間だったと思っております。とりわけ、森市長のリーダーシップのもと、公共交通を活性化させ、コンパクトなまちづくりを推進してきたわけでございます。  私自身、市内電車の環状線化事業あるいは富山駅の周辺整備など、数多くのプロジェクトにかかわらせていただきました。一つ一つのプロジェクトの事業はもとより、富山市のまちづくり全体が全国の注目の的でございました。  私は本来、まちづくりが専門でございますので、大変やりがいのある仕事に携わることができましたし、また森市長のもとで大いに学ぶことができました。本当にありがたかったと思っております。  また、富山市に赴任していた間に政権交代になりまして、国政が地方行政を揺さぶるさまを目の当たりにさせていただきましたし、また3月11日に発生いたしました東日本大震災では、市町村行政の重要性を再認識したところでございます。  今後とも、市議会と市当局が一体となりまして、富山市のまちづくりが一層推進されることを御祈念申し上げるとともに、私も、国に戻りましても引き続き御支援したいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上で退任のごあいさつとさせていただきます。本当にありがとうございました。                                  (拍 手)             ───◇   ◇   ◇───               副市長へのねぎらいの辞 98 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、私から杉原副市長、廣瀬副市長に対し、ねぎらいの言葉を述べたいと思います。   〔議長 五本 幸正君 登壇〕 99 ◯ 議長(五本 幸正君)  議員各位のお許しをいただきまして、議会を代表いたしまして、御退任されます杉原副市長並びに廣瀬副市長に、感謝の言葉を申し上げたいと存じます。  まず、任期満了に伴い御退任されます杉原副市長におかれましては、44年にわたり本市に奉職され、他の追随し得ない豊富な知識とすぐれた行政手腕を存分に発揮され、常に職員の先頭に立ち、模範として市長を支え、本市の発展と市民福祉の向上に御尽力されました。今日までの長年の御労苦と多くの御功績に対しまして、私ども一同、深甚なる敬意と感謝の意を表するものであります。ありがとうございます。  杉原副市長は、日本経済が高度成長期のただ中でありました昭和41年4月に入庁され、以来、市政の幅広い分野で御活躍されました。平成3年から3年間は企画室長、平成6年から2年間は企画管理部次長として、一貫して本市新総合計画の策定並びに推進、新庁舎や市民球場などの大型の公共施設を初め富山駅南地区等の再開発の推進、さらに行政事務の情報化に努められるなど、時代の要請にこたえた施策の推進に全力を挙げ、職務に邁進されました。
     さらに、平成8年から5年間、監査事務局長を務められました。当時は、地方分権、地方行財政改革が求められる状況の中、富山市も中核市となり、市政が新たな段階を迎えておりました。特に行財政の効率化や事務事業の見直しとともに、開かれた市政が求められる重要な時期であり、情報公開制度の創設、外部監査制度の導入など、行政の公正・透明性の推進に資する監査の充実に鋭意御尽力されました。  また、平成13年から3年間は企画管理部長を務められました。時代は21世紀に入り、市の今後の大計である総合計画新世紀プランの着実な進展に努められ、都市基盤整備促進はもとより、電子自治体・情報ネットワークの構築にも着手される一方、少子・高齢社会を見据えた施策を推進されるなど、次の時代へと継承すべき市政の実現に努められたものと存じます。  平成16年には、水道事業管理者に就任されました。当時は平成13年の下水道事業の企業会計への統合もあり、下水道普及率の増進による資本費の増嵩、水需要の減少などにより、まことに厳しい経営状況にありました。このような中、徹底した経営努力を旨とする平成15年3月策定の富山市上下水道事業中長期ビジョンに基づき、下水道事業を市民に安定的かつ持続的に供給するため経営基盤の強化に努められました。  さらに、これまでの多年にわたる業績が高く評価され、平成17年5月に収入役として、平成19年4月からは初代富山市の副市長に就任され、一貫して、森市政を支えるべく、新生富山市の発展、42万市民の福祉の向上に御尽力されました。  特に新富山市誕生以降は、これまで培った行政手腕をいかんなく発揮され、新市の一体感の醸成に並々ならぬ決意を持って精励されたものと存じます。  これらの時代の要請にこたえた幾多の御功績は、県都富山市が次世代に誇れる都市への発展の歩みそのものであり、長く富山市政に光彩を放つものと思います。  また、御案内のとおり、本当に温厚で実直なお人柄がにじむ仕事ぶりは職員のかがみであり、目標にすべきものと存じます。  どうか、今後とも富山市政発展と市民福祉向上のため、多年の御経験によるお力添えを賜りますよう、心から杉原 信介さんにお願いを申し上げる次第であります。  次に、このたび退任されます廣瀬副市長に感謝の言葉を申し上げたいと存じます。  廣瀬副市長におかれましては、平成20年7月から富山市の副市長に就任され、2年9カ月にわたり、豊富な経験、知識とすぐれた行政手腕を遺憾なく発揮され、森市長を支え、本市の発展と市民福祉の向上に御尽力されました。  ここに、今日までの御労苦と多くの御功績に対し、私ども一同、深甚なる敬意と感謝の意を表するものであります。  御承知のとおり、廣瀬副市長は、国土交通省都市・地域整備局の都市計画課施設計画調整官、同局街路課街路事業調整官を歴任され、まちづくりの専門家として、森市長が目指す公共交通を軸としたコンパクトなまちづくりためのさまざまな施策の立案、推進に携わられ、都市整備部、建設部、農林水産部等の職務全般にわたり御貢献をいただいたところであります。  中でも、平成19年2月に全国に先駆けて第1号認定を受けた中心市街地活性化基本計画の根幹である公共交通の利便性の向上、にぎわい拠点の創出、まちなか居住の推進について、事業の実現並びに事業の着実な進展に努められました。  こうした取組みにより、公共交通では、路面電車環状線化開業はもとより、ICカードの導入、北陸新幹線の整備推進、さらに富山駅の駅舎整備と駅周辺整備事業においては、富山駅舎のデザイン選定、北陸新幹線開通に伴う在来線を含む連続立体交差事業の推進、富山駅前広場の整備促進等が、廣瀬副市長の多面にわたる御尽力により、本市長年の悲願が着々と目に見える形で実現しているものと存じます。  さらに、中心市街地活性化においては、新たに都市再生整備計画に位置づけられ、その中核を担う株式会社まちづくりとやまの社長として、グランドプラザやフォルツァ総曲輪を拠点に、さらなる中心市街地のにぎわいの創出に取り組まれました。  一方、農政面では、担い手不足や耕作放棄地の増加を抑え、農業の生産振興、地元農林水産物のPRと販売促進の一環として、地場もん屋総本店が開業の運びとなり、地域農業の基盤が整備され、農業再生につながるものと存じます。  このように、廣瀬副市長は、地方行政の第一線で、常に冷静沈着であられ、頭脳明晰なる御判断と、温和で誠実なる人格と豊富な経験に基づく行政手腕により広く信望を受けてこられました。  どうか、今後とも富山市をお忘れなく、本市政発展と市民福祉向上のため、より一層のお力添えを賜りますようお願いを申し上げる次第であります。  終わりに、杉原副市長並びに廣瀬副市長のお二人におかれましては、これからも御自愛の上、ますますの御活躍と限りない御多幸、御繁栄を御祈念申し上げますとともに、今日までの御労苦に対しまして深く感謝を申し上げ、ごあいさつといたします。  本当に長い間ありがとうございました。             ───◇   ◇   ◇───                 副議長辞職の件 100 ◯ 議長(五本 幸正君)  ここで御報告申し上げます。  副議長 丸山 治久君から、副議長の辞職願が提出されております。  お諮りいたします。この際、副議長辞職の件を日程に追加し議題とすることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 101 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、副議長辞職の件を日程に追加し議題といたします。  まず、その辞職願を朗読させます。   〔職員朗読〕                            (辞職願は末尾に掲載) 102 ◯ 議長(五本 幸正君)  お諮りいたします。丸山 治久君の副議長辞職を許可することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 103 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、丸山 治久君の副議長辞職を許可することに決定いたしました。  前副議長のごあいさつがあります。   〔前副議長 丸山 治久君 登壇〕 104 ◯ 前副議長(丸山 治久君)  ただいまは、副議長の辞職の件、皆さん方に御承認を賜り、まことにありがとうございます。  副議長の職責を無事に全うし、充実した1年間を送ることができました。これもひとえに、全国市議会議長会の会長、五本議長を初め市議会議員の皆様方、そして森市長初め市職員の皆さん方の温かい御協力の賜物だと深く感謝を申し上げる次第でございます。  現在の日本は、まさに空前の災害によりまして、本当に危機的な状況に立ち会っているところでございます。早期の被災地の復興事業の推進に努めなければならないわけであります。  思うに、エネルギーや食料、その他もろもろについて、今、首都の東京は地方に大きく依存しているのが改めて浮彫りになった次第であります。  東京一極集中を排除して、そして地方にその機能を分散して、広い意味での地方分権を推し進めていくことがこれからの重要な課題であろうと思っているところでございます。  これからも、この大好きな富山市の発展のために、私は一議員として皆さん方と一緒に、そして市の当局と一緒になってこれからも努力を続けていく次第でございます。  どうぞこれからもよろしく御指導、御鞭撻を賜りますようお願いいたしまして、私の退任のごあいさつといたします。どうもありがとうございました。                                  (拍 手)             ───◇   ◇   ◇───                 副議長の選挙 105 ◯ 議長(五本 幸正君)  ただいま副議長が欠員となりました。  お諮りいたします。この際、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 106 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、富山市議会副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決定いたしました。  お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 107 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。  お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 108 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。  富山市議会副議長に有澤  守君を指名いたします。  お諮りいたします。ただいま指名いたしました有澤  守君を富山市議会副議長選挙の当選人と定めることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 109 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました有澤  守君が富山市議会副議長に当選されました。  ただいま富山市議会副議長に当選されました有澤  守君が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。                 副議長あいさつ 110 ◯ 議長(五本 幸正君)  副議長に当選されました有澤  守君からごあいさつがあります。   〔副議長 有澤  守君 登壇〕 111 ◯ 副議長(有澤  守君)  ただいま副議長に御選任をいただきまして、まことにありがとうございます。  もとより微力ではございますが、議員各位の御指導、御協力をいただき、新たな意欲を持って議会の運営に努めてまいりたいと思います。さらには、富山市発展に全力を尽くす覚悟でおります。  今後とも、議員各位には、一層の御指導、御協力を賜りますように心からお願いを申し上げまして、ごあいさつといたします。どうかよろしくお願いをいたします。                                  (拍 手)             ───◇   ◇   ◇───                常任委員長辞任の件 112 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、日程第7 常任委員長辞任の件を議題といたします。     総務委員長    原 田 佳津広 君     厚生委員長    笹 木 豊 一 君     経済教育委員長  宮 前 宏 司 君     建設委員長    浅 名 長在ェ門 君 から辞任願が提出されております。  お諮りいたします。各常任委員長の辞任を許可することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 113 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、各常任委員長の辞任を許可することに決定いたしました。             ───◇   ◇   ◇───               常任副委員長辞任の件 114 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、日程第8 常任副委員長辞任の件を議題といたします。     総務副委員長    村 山 栄 一 君     厚生副委員長    田 畑 裕 明 君     経済教育副委員長  浦 田 邦 昭 君
        建設副委員長    鋪 田 博 紀 君 から辞任願が提出されております。  お諮りいたします。各常任副委員長の辞任を許可することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 115 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、各常任副委員長の辞任を許可することに決定いたしました。             ───◇   ◇   ◇───               常任委員の所属変更の件 116 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、日程第9 常任委員の所属変更の件を議題といたします。  総務委員 村中 隆之君ほか29人から、お手元に配布してありますとおり、委員会の所属変更の申し出がありました。  お諮りいたします。常任委員会所属変更申出一覧表のとおり、委員会の所属を変更することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 117 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、それぞれ委員会の所属を変更することに決定いたしました。                      (所属変更申出一覧表は末尾に掲載)             ───◇   ◇   ◇───              常任正・副委員長選任の件 118 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、日程第10 常任正・副委員長選任の件を議題といたします。  お諮りいたします。選任の方法につきましては、議長の指名によることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 119 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、選任の方法は議長の指名によることに決定いたしました。  まず、常任委員長の選任を行います。     総務委員長に    高 森   寛 君     厚生委員長に    鋪 田 博 紀 君     経済教育委員長に  岡 村 耕 造 君     建設委員長に    南   俊 正 君 をそれぞれ指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 120 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君をそれぞれの常任委員長に選任することに決定いたしました。  次に、常任副委員長の選任を行います。     総務副委員長に    浦 田 邦 昭 君     厚生副委員長に    深 井 清 作 君     経済教育副委員長に  村 山 栄 一 君     建設副委員長に    谷 口 寿 一 君 をそれぞれ指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 121 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君をそれぞれの常任副委員長に選任することに決定いたしました。             ───◇   ◇   ◇───               議会運営委員辞任の件 122 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、日程第11 議会運営委員辞任の件を議題といたします。     田 畑 裕 明 君     高 森   寛 君     深 井 清 作 君     市 田 龍 一 君     小 沢 正 明 君     村 上 和 久 君     村 家   博 君     原 田 佳津広 君     高 田 一 郎 君     高 見 隆 夫 君     砂子阪 和 夫 君 以上11人から議会運営委員の辞任願が提出されております。  お諮りいたします。議会運営委員11人の辞任を許可することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 123 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、議会運営委員11人の辞任を許可することに決定いたしました。             ───◇   ◇   ◇───               議会運営委員選任の件 124 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、日程第12 議会運営委員選任の件を議題といたします。  お諮りいたします。議会運営委員11人の選任につきましては、委員会条例第4条第1項の規定により、お手元に配布してあります議会運営委員名簿のとおり指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 125 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。                       (議会運営委員名簿は末尾に記載)             ───◇   ◇   ◇───             議会運営正・副委員長選任の件 126 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、日程第13 議会運営正・副委員長選任の件を議題といたします。  お諮りいたします。選任の方法につきましては、議長の指名によることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 127 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、選任の方法は議長の指名によることに決定いたしました。  まず、議会運営委員長の選任を行います。   議会運営委員長に   丸 山 治 久 君 を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 128 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました丸山 治久君を議会運営委員長に選任することに決定いたしました。  次に、議会運営副委員長の選任を行います。   議会運営副委員長に  針 山 常 喜 君 を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 129 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました針山 常喜君を議会運営副委員長に選任することに決定いたしました。             ───◇   ◇   ◇───          まちづくりと公共交通対策特別委員辞任の件 130 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、日程第14 まちづくりと公共交通対策特別委員辞任の件を議題といたします。     谷 口 寿 一 君     岡 崎 信 也 君     南   俊 正 君     高 森   寛 君     宮 前 宏 司 君
        吉 田   勉 君     赤 星 ゆかり 君     村 家   博 君     針 山 常 喜 君     佐 伯 光 一 君     岡 本   保 君 以上11人からまちづくりと公共交通対策特別委員の辞任願が提出されております。  お諮りいたします。まちづくりと公共交通対策特別委員11人の辞任を許可することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 131 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、まちづくりと公共交通対策特別委員11人の辞任を許可することに決定いたしました。             ───◇   ◇   ◇───          まちづくりと公共交通対策特別委員選任の件 132 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、日程第15 まちづくりと公共交通対策特別委員選任の件を議題といたします。  お諮りいたします。本特別委員11人の選任につきましては、委員会条例第4条第1項の規定により、お手元に配布してありますまちづくりと公共交通対策特別委員名簿のとおり指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 133 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。             (まちづくりと公共交通対策特別委員名簿は末尾に記載)             ───◇   ◇   ◇───        まちづくりと公共交通対策特別正・副委員長選任の件 134 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、日程第16 まちづくりと公共交通対策特別正・副委員長選任の件を議題といたします。  お諮りいたします。選任の方法につきましては、議長の指名によることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 135 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、選任の方法は議長の指名によることに決定いたしました。  まず、本特別委員長の選任を行います。   本特別委員長に   村 上 和 久 君 を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 136 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました村上 和久君を本特別委員長に選任することに決定いたしました。  次に、本特別副委員長の選任を行います。   本特別副委員長に  高 田 重 信 君 を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 137 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました高田 重信君を本特別副委員長に選任することに決定いたしました。             ───◇   ◇   ◇───           富山地区広域圏事務組合議会議員補欠選挙 138 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、日程第17 富山地区広域圏事務組合議会議員の補欠選挙を行います。  お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 139 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。  お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 140 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。  本組合議会議員に      高 森   寛 君      鋪 田 博 紀 君      市 田 龍 一 君      小 沢 正 明 君      針 山 常 喜 君      丹 波   茂 君      高 見 隆 夫 君      砂子阪 和 夫 君      柞 山 数 男 君 を指名いたします。  お諮りいたします。ただいま指名いたしました諸君を本組合議会議員補欠選挙の当選人と定めることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 141 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君が本組合議会議員に当選されました。  ただいま本組合議会議員に当選されました諸君が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。             ───◇   ◇   ◇───            富山地域衛生組合議会議員補欠選挙 142 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、日程第18 富山地域衛生組合議会議員の補欠選挙を行います。  お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 143 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。  お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 144 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。  本組合議会議員に      岡 崎 信 也 君      村 中 隆 之 君      浦 田 邦 昭 君      岡 村 耕 造 君      村 山 栄 一 君      高 田 重 信 君      堀 江 かず代 君      丸 山 治 久 君      村 家   博 君      原 田 佳津広 君 を指名いたします。  お諮りいたします。ただいま指名いたしました諸君を本組合議会議員補欠選挙の当選人と定めることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 145 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君が本組合議会議員に当選されました。  ただいま本組合議会議員に当選されました諸君が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。             ───◇   ◇   ◇───         富山県後期高齢者医療広域連合議会議員補欠選挙 146 ◯ 議長(五本 幸正君)
     次に、日程第19 富山県後期高齢者医療広域連合議会議員の補欠選挙を行います。  お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 147 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。  お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 148 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。  本広域連合議会議員に  市議会議員      中 川   勇 君      佐 伯 光 一 君      岡 本   保 君 を指名いたします。  お諮りいたします。ただいま指名いたしました諸君を本広域連合議会議員補欠選挙の当選人と定めることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 149 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君が本広域連合議会議員に当選されました。  ただいま本広域連合議会議員に当選されました諸君が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。             ───◇   ◇   ◇───            富山市農業委員会委員の推せんの件 150 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、日程第20 富山市農業委員会委員4人の推せんの件を議題といたします。  お諮りいたします。推せんの方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 151 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。  富山市農業委員会委員に   富山市八尾町東川倉890番地  宮 前 宏 司 君   富山市水橋池田町163番地3  原 田 佳津広 君   富山市横内135番地      笹 木 豊 一 君   富山市中滝295番地1     岡 本   保 君 を指名いたします。  お諮りいたします。ただいま指名いたしました諸君を富山市農業委員会委員に推せんすることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 152 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君を富山市農業委員会委員に推せんすることに決定いたしました。             ───◇   ◇   ◇───                 議案第103号 153 ◯ 議長(五本 幸正君)  次に、日程第21 議案第103号を議題といたします。              提案理由説明・質疑・討論・採決 154 ◯ 議長(五本 幸正君)  森市長から提案理由の説明を求めます。   〔市長 森  雅志君 登壇〕 155 ◯ 市長(森  雅志君)  ただいま提出いたしました案件は、人事案件につきまして、議会選出富山市監査委員会の委員の選任に関し議会の同意を求めるものであります。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 156 ◯ 議長(五本 幸正君)  これより、議案第103号 富山市監査委員の選任に関し同意を求める件の質疑に入りますが、通告がありませんので、質疑なしと認めます。  以上で、議案の質疑は終結いたしました。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本案件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 157 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。  これより、議案第103号の討論に入りますが、通告がありませんので、討論なしと認めます。  以上で、討論は終結いたしました。  これより、議案第103号を採決いたします。  本案件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 158 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、本案件は同意されました。             ───◇   ◇   ◇───                 議員辞職の件 159 ◯ 議長(五本 幸正君)  ここで御報告申し上げます。  田畑 裕明君、浅生 幸子君、吉田  勉君から、議員の辞職願が提出されております。  お諮りいたします。この際、議員辞職の件を日程に追加し議題とすることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 160 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、議員辞職の件を日程に追加し議題といたします。  まず、その辞職願を朗読させます。   〔職員朗読〕                            (辞職願は末尾に掲載) 161 ◯ 議長(五本 幸正君)  お諮りいたします。田畑 裕明君、浅生 幸子君、吉田  勉君の議員の辞職を許可することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 162 ◯ 議長(五本 幸正君)  御異議なしと認めます。よって、田畑 裕明君、浅生 幸子君、吉田  勉君の議員の辞職を許可することに決定いたしました。  ここで、田畑 裕明君、浅生 幸子君、吉田  勉君からあいさつしたいとの申し出がありますので、順次これを許します。  田畑 裕明君。   〔田畑 裕明君 登壇〕 163 ◯ (田畑 裕明君)  議長のお許しをいただきましたので、一言ごあいさつを申し上げさせていただきたいと思います。  ただいまは、議員辞職の件、皆さん方に御承認賜りましたことを感謝申し上げます。  平成15年4月に富山市議会議員に初当選をさせていただき、今日に至るまで、歴代議長、副議長を初め議員各位の方々に、大変御指導をいただき活動させていただいたことに、心より感謝を申し上げる次第であります。  また、森市長を初め当局の皆さん方とも議論を重ねさせていただき、市政発展に少しかの協力ができたのではないかと思い、感慨ひとしおでございます。  このたびは一身上の都合により辞職ということでありますが、この8年の間に、何より市町村合併もございました。また、公共交通を軸としたコンパクトなまちづくりの推進に、森市長のリーダーシップのもと、一定の社会基盤の整備も確立され、すばらしい本市に成長しているものだと、その経緯に関係することができたことに大変な喜びを感じている次第でもございます。  しかしながら、地方分権の推進もまだまだ道半ばでありますし、せんだっての大震災による都市基盤や、エネルギーに依存している現代社会のもろさにも行政として大きく対応していかなければならない。本当に混沌とした時代ではないかと思っております。  私も、与えられた役割や目標に向かって誠心誠意頑張っていきたいと思いますし、富山市発展のために微力ながら頑張ってまいりたいと思っております。  議員各位におかれましても、これからも市政発展、また市民福祉の向上のために、どうか御健康で御活躍なされますことを、そしてまた、森市長初め当局の皆さん方におかれましても、市政発展のために今以上に職務に邁進されますことをお願い申し上げ、退任に当たってのごあいさつにかえさせていただきたいと思います。  大変お世話になりました。ありがとうございました。                                  (拍 手) 164 ◯ 議長(五本 幸正君)  浅生 幸子君。   〔浅生 幸子君 登壇〕 165 ◯ (浅生 幸子君)  3月定例会最終日、本会議場におきまして、このような形でごあいさつをさせていただく機会を与えていただきまして、まことにありがとうございます。
     このたび、この4月10日執行予定で行われます富山県議会議員選挙に出馬を決意し、富山市議会議員を辞職させていただくことになりました。  この6年間、五本議長初め歴代の議長、副議長の皆様、そして森市長初め市当局の皆様には、たくさんの御指導、御鞭撻をいただき、本当にありがとうございました。  振り返ってみますれば、大沢野町議会2期6年、富山市議会2期6年の12年間の中で最も印象に残っておりますのは、やはり平成17年の市町村合併の問題でございます。さまざまな議論を重ね、住民福祉にとって、住民の幸せにとって、どの道を選択するのがより賢明なのか議論を重ね、議論を尽くし、選択の道を決め、決断をいたしました。その決断は今でも間違っていなかったと思っております。  その議論を通じる中で、私は、議会のあり方、議員の仕事のあり方、そして政治家としてのさまざまな体験、経験をさせていただいたことを心から感謝申し上げております。  今後とも、新市の一体感の醸成に、皆様方のお力をおかりし、全力で進めていただきたいと思っております。  今、地方分権時代を迎え、さまざまな期待、そして責任が議会に求められております。富山市議会が、富山県のあるいは全国の中核都市、市町村の代表的な議会としてすばらしい議会だと言われるように、今後とも努力されることを御期待申し上げたいと思っております。  また、富山市におかれましては、森市長を先頭に、ユニークなアイデアと全国から注目される中心市街地の活性化、公共交通網の整備等、さまざまな施策で頑張ってこられました。この仕事にもかかわれたことを心から感謝申し上げます。  富山市が元気でなければ富山県は魅力ある県にはなりません。これからは、富山県と富山市のかけ橋として、微力ながら私の力が発揮できればと思っております。  終わりになりますが、富山市議会、そして議員の皆様の今後ますますの御多幸と御活躍、御健勝、そして市長初め当局の皆様、そして富山市民の今後ますますの限りない発展を御祈念申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。  長い間、本当にありがとうございました。                                  (拍 手) 166 ◯ 議長(五本 幸正君)  吉田  勉君。   〔吉田  勉君 登壇〕 167 ◯ (吉田  勉君)  ただいまは議員辞職の件に御同意いただきまして、まことにありがとうございます。  私も平成11年に富山市議会議員として初当選いたしまして、あっという間の4期12年間でございました。初めは正橋市長のときでございましたが、何もわからない私に対しまして、地域要望等、本当に懇切丁寧に御指導いただきまして、当局の皆さん方も全力で私を支えていただきました。心から感謝申し上げたいと思っております。  そしてまた、森市長になられましてからは、7市町村が合体するという、行政運営機構が大きく変わっていく中で、北陸新幹線の整備あるいは富山ライトレールの開業、そして中心市街地の再開発事業、また環境モデル都市としての低炭素社会実現に向けての挑戦等、皆様とともに取り組むことができたことが大変感銘深く、記憶に新しいところでございます。  今後とも、富山市がますます発展し、多くの市民の皆様方が幸せを満喫できるような社会を鋭意築いていっていただきたいと思っておりますのと同時に、今回、東日本大震災で大変な災害に見舞われましたが、一日も早い災害復興がなされますよう、お互いに協力して、支え合いの精神で、これからも鋭意前進していかれることを心から望んでおります。  長い間、本当にありがとうございました。                                  (拍 手) 168 ◯ 議長(五本 幸正君)  以上で、本定例会に付議されました案件はすべて終了いたしました。             ───◇   ◇   ◇───                 市長あいさつ 169 ◯ 議長(五本 幸正君)  森市長あいさつ。   〔市長 森  雅志君 登壇〕 170 ◯ 市長(森  雅志君)  3月定例市議会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。  3月11日に発生いたしました東日本大震災につきましては、東日本の広範囲にわたり甚大な被害をもたらしております。被災された皆様に改めてお見舞いを申し上げますとともに、一日も早く復興するよう、心よりお祈り申し上げる次第でございます。  市といたしましては、緊急消防援助隊、災害派遣医療チーム、給水車やごみ収集車等の派遣、物資、資機材の提供、市営住宅の提供等による被災者の受入れなどを通じて、国、県と連携をとりながら、できる限りの支援をしてまいりたいと考えております。  また、東京電力福島第一原子力発電所の放射性物質漏れについては、極めて深刻な状況であり、早期の事態収拾が図られ安全が確保されることを強く願っております。  かかる事態はまさに国難だと思います。我が国は国力を挙げ、また私たち国民は総力を結集して、被災地の復興に向けて努力していかなければならないと思っています。  このことはまた、地方に対しましても、さまざまな影響なしではできないと思います。しかしながら、我々はそのことをしっかりと受けとめ、かつまたのみ込みながら、それぞれの立場で努力を尽くし、地方行政の運営に当たっていかなければならないと認識をいたしているところでございます。  さて、3月定例市議会をお願いいたしましたところ、3月3日の開会以来、議員各位におかれましては、提出いたしました諸案件につきまして慎重に御審議をいただき、ただいまそれぞれ議決をいただき、厚くお礼を申し上げます。  審議の過程で賜りました御意見、御要望につきましては、十分これを尊重し、これからの市政の運営に資してまいりたいと考えております。  今後とも、議員各位には一層の御指導、御協力を賜りますようお願い申し上げます。  また、先ほどは、杉原副市長並びに廣瀬副市長に対しまして、議長から深甚なねぎらいの言葉もあったところでありますが、この場をかりまして、私のほうからも両副市長の御労苦につきまして、改めて心から感謝を申し上げたいと思います。  杉原副市長には4年間、廣瀬副市長には2年と9カ月にわたり、それぞれ副市長の重責を担っていただきました。どうぞ御自愛をいただきまして、今後ともお元気で御活躍されますようお祈りを申し上げます。本当に長い間御苦労さまでございました。  なお、本議会で設置いたしました富山市立市民学園・富山外国語専門学校ニュージーランド地震被災者等支援基金への篤志の積立ての補正及び新庄中学校体育館改築主体工事の請負契約の締結などについて、事務の時間的制限から専決処分により措置させていただきたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。  最後になりますが、3月定例会一般質問の最終日であります14日の早朝、高熱が出ましたため、病院で点滴の処置後、庁議室での部局長会議に出席いたしました。しかしながら、インフルエンザの疑いもあったことから、五本議長からの特段の御配慮を賜りまして、14日、15日の本会議を欠席とさせていただきました。  我が身の不摂生を恥じますとともに、体調管理も公務の一部と受けとめ、今後は摂生に努めてまいりたいと考えております。  議員の皆様には、大変御迷惑、御心配をおかけしましたことに、心よりおわび申し上げます。  また、議員各位にも御自愛をいただきますようお願いを申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。             ───◇   ◇   ◇───                閉       会 171 ◯ 議長(五本 幸正君)  平成23年3月富山市議会定例会を閉会いたします。                            午後 0時59分 閉会 Copyright © Toyama City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...