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  1. 富山市議会 2005-03-04
    旧富山市:平成17年3月定例会 (第4日目) 本文


    取得元: 富山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 議事の経過             ───◇   ◇   ◇───                開       議                              午後 3時  開議 ◯議長(高見 隆夫君)  ただいまから、本日の会議を開きます。  議事日程は、お手元に配布のとおりであります。             ───◇   ◇   ◇───             議案第1号から議案第34号まで             及び報告第1号、報告第2号 2 ◯議長(高見 隆夫君)  これより、日程第1 議案第1号から議案第34号まで及び報告第1号、報告第2号を一括議題といたします。  ただいま議題となりました各案件については、各委員長から委員会審査報告書が提出されており、その審査結果はお手元に配布のとおりであります。             委員長報告・質疑・討論・採決 3 ◯議長(高見 隆夫君)  これより、各委員長報告を求めます。  まず、市町村合併対策特別委員長 五本 幸正君。  〔市町村合併対策特別委員長 五本 幸正君 登壇〕 4 ◯市町村合併対策特別委員長(五本 幸正君)
     市町村合併対策特別委員会に付託されました各案件審査結果について御報告いたします。当特別委員会に付託されました合併関連議案17件の審査の結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決すべきものと決しました。  以上、市町村合併対策特別委員会委員長報告といたします。 5 ◯議長(高見 隆夫君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 6 ◯議長(高見 隆夫君)  質疑なしと認めます。  次に、総務副委員長 小沢 正明君。  〔総務副委員長 小沢 正明君 登壇〕 7 ◯総務委員長(小沢 正明君)  委員長が都合により出席できませんので、私がかわって総務委員会に付託されました各案件審査結果について御報告いたします。  当委員会に付託されました予算案件1件、その他の案件1件の審査の結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決、承認すべきものと決しました。  以上、総務委員会委員長報告といたします。 8 ◯議長(高見 隆夫君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 9 ◯議長(高見 隆夫君)  質疑なしと認めます。  次に、厚生委員長 吉田  勉君。  〔厚生委員長 吉田  勉君 登壇〕 10 ◯厚生委員長(吉田  勉君)  厚生委員会に付託されました各案件審査結果につきまして御報告いたします。  当委員会に付託されました予算案件5件、その他案件5件の審査の結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決すべきものと決しました。  以上、厚生委員会委員長報告といたします。 11 ◯議長(高見 隆夫君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 12 ◯議長(高見 隆夫君)  質疑なしと認めます。  次に、経済教育委員長 神名  進君。  〔経済教育委員長 神名  進君 登壇〕 13 ◯経済教育委員長(神名  進君)  経済教育委員会に付託されました各案件審査結果につきまして御報告いたします。  当委員会に付託されました予算案件3件、その他の案件1件の審査の結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決すべきものと決しました。  以上、経済教育委員会委員長報告といたします。 14 ◯議長(高見 隆夫君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 15 ◯議長(高見 隆夫君)  質疑なしと認めます。  次に、建設副委員長 堀江 かず代さん。  〔建設副委員長 堀江 かず代君 登壇〕 16 ◯建設委員長(堀江 かず代君)  委員長が都合により出席できませんので、私がかわって建設委員会に付託されました各案件審査結果につきまして御報告いたします。  当委員会に付託されました予算案件3件、その他の案件3件の審査の結果につきましては、お手元に配布してあります委員会審査結果のとおり、それぞれ原案可決、承認すべきものと決しました。  以下、審査の概要を申し上げます。  議案第28号 総曲輪通り南地区開発事業に伴う字の区域の変更について申し上げます。  委員から権利変換計画の縦覧は3月10日までだが、縦覧期間中に議決することについて法的な問題は生じないのかとの質問がありました。これに対して当局から、本案件の議決については、縦覧期間中であっても法的な問題はありませんとの答弁がありました。  なお、議案第1号 平成16年度富山市一般会計補正予算中、都市基盤整備基金積み立てについては、財政危機回避緊急プログラムに基づき、予算の聖域なき削減が強いられている中で、大型事業のために積み立てることは納得できない。また富山港線路面電車化事業道路拡幅用地代替地に充てるために買い戻す土地の価格が、あまりにも高額である。さらに、総曲輪通り南地区市街地開発事業において転出者代替地として用意した土地を、市が買い戻して処分することは結果として市民に損失を与えかねないので反対する。  また、議案第28号については、権利変換計画縦覧期間中であるにもかかわらず、議決することには反対する。  これに対し、都市基盤整備基金は条令に基づいて積み立てるものであり、富山港線路面電車化事業における買い戻す土地の価格についてはその時々の状況を判断して実施した結果であり、やむを得ないと考える。また、総曲輪通り南地区市街地開発事業については、市が指導し市の責任において土地を処理することは当然のことであり、新富山市の求心力を高めるためにこれらの事業を進める必要があるので賛成する。  また、議案第28号については、縦覧中に議決しても法的な問題がなく、今後とも全員から同意を得るよう努力するとのことであるので、賛成するとの討論がありました。  採決の結果、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、建設委員会委員長報告といたします。 17 ◯議長(高見 隆夫君)  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 18 ◯議長(高見 隆夫君)  質疑なしと認めます。  これより、議案第1号から議案第34号まで及び報告第1号、報告第2号、以上36件を一括して討論に入ります。  討論の通告がありますので発言を許します。  19番 赤星 ゆかりさん。  〔19番 赤星 ゆかり君 登壇〕 19 ◯19番(赤星 ゆかり君)  ただいま議題となっております議案第1号 平成16年度富山市一般会計補正予算及び議案第28号 字の区域の変更の件について、一括して日本共産党議員団反対討論を行います。  まず、富山港線路面電車化に伴う道路拡幅代替地に充てるため、土地開発公社が取得していた牛島新町の土地282.61平方メートル(約86坪)を3億1,871万6,000円、1平方メートル当たり112万7,000円余りで買い戻す案件ですが、この場所の地価は、平成16年度の固定資産税路線価から割り出した公示価格ベースでは1平方メートル当たり12万円余で、282.61平方メートルでは3,400万円余りとなります。  建設委員会では、駅北のブールバールやオーバード・ホールなど大型開発都市未来構想」の拠点整備のために、公社が取得した平成6年度当時の地価が高かったことや利息が8,370万円含まれているという答弁がありました。代替地が必要なのは仕方がないとしても、通常取り引きされる地価の10倍以上の価格で市が買い戻すとは、市民の理解が得られるとは思えません。  大手町東映跡地の土地の買い戻しについても、656.62平方メートル(約199坪)を、2億5,560万2,000円、1平方メートル当たり38万9,000円余りで買い戻す案件ですが、同じく公示価格ベースでは1平方メートル当たり33万7,000円余りで、656.62平方メートルでは2億2,000万円余りとなります。通常取引価格より約3,000万円以上高い上、今後、「早期の処分を目指す」と言っても、地価は下落傾向にあり、市が買い戻した価格で売れる保証があるのでしょうか。  この土地は、総曲輪通り南地区市街地開発事業により、転出する権利者代替地を用意するために公社が取得したもので、丸の内にもう1カ所同様の土地が残っているとのことですが、当初の目的がなくなったから処分するために通常より高い値段で市が買い戻すというのでは、「中心市街地活性化のため」「再開発のため」と言えば、市民の財産や税金をこのように好き勝手にしてもよいのかと疑わざるを得ません。  土地開発公社は、平成16年度末の長期借入金残高が約307億円余りになる見通しです。この上、これから1期分だけでも総事業費58億円の呉羽南部企業団地開発に着手をされるといいます。  今回の、牛島、大手町の土地買い戻し価格は、土地開発公社の帳じりを合わせるための設定であって、市の大型事業の政策に振り回され、大事な税金をむだにし、市民に損害を与えていると思います。  次に、総曲輪通り南地区市街地開発事業に関する字の変更については、一番町と西町を総曲輪三丁目に編入するものですが、本日10日までの権利変換計画の縦覧と意見書提出期間の終了前に、違法でないにしても、同意されていない権利者土地建物を含めて土地を一筆共有にしてしまうための決定をすることには道義的責任があると思います。  また、この事業では、権利者数でも半数、建物数では半数以上がほかの地区へ転出し、代替地として市が用意した4カ所の土地が2カ所余ってしまったように、郊外地への転出者や廃業される人が多く、ビルの床に権利変換を受ける権利者のうち、自分で営業される方も極めて少ないと聞いています。多くのお店を歴史ある商店街から結果的に追い出して「活性化」なのでしょうか。そもそもだれのための事業なのか納得できません。  次に、今後の大型事業に備えて、都市基盤整備基金に平成14年度の決算剰余金3億円余りのうち、今回、2億円を積み立て案件です。  今年度は、私たちも強く求めてきたJR富山港線鉄道資産実質無償譲渡が実現し、それに加えてJR西日本から寄附金がいただけたため、既に昨年9月補正で7億円を積み立てています。今このような剰余金があるのだったら、大型事業のための積み立てに回すよりも、少しでも市民の暮らしを直接応援するための資金に回すべきではないでしょうか。  今年度予算は、富山市財政危機回避緊急プログラムを具体化され、財政危機状態を招いた主な要因の特定と市政の責任はあいまいにしたまま、大型事業は聖域に、市民の予算は聖域なくカットし、下水道使用料の平均27.4%値上げを初め、38項目にもわたる手数料・使用料値上げで、合計約16億円余りの負担増が市民に押しつけられました。  昨年3月議会で日本共産党議員団は、この予算案について、「小泉内閣の3年間で勤労世帯の年収は平均約43万円減り、市民の生活はさらに厳しさを増しているもとでのこのような大幅な負担増は、市民の暮らしと営業をますます圧迫し、景気をさらに冷え込ませることにつながる」と、反対しました。しかし、森市長はそれを実行され、合併後もこの方針を引き継ぐとの考えを表明されています。  そのような中で、4月1日の7市町村合併により、今月末で失職する特別職退職手当が、森市長は就任から3年3カ月勤続で2,975万7,000円、石田助役は、14年9カ月で8,009万2,500円など、合計1億3,000万円余り計上されています。  30年間こつこつ働いても、3年3カ月で森市長が受け取られる退職金の3分の1にもならない勤労者の方が多いのです。もらえない人もいます。庶民感覚では考えられないことです。  また、新市になって新市長が1期4年間勤められると、仮に今の給料月額109万円ですと、100分の60に支給率引き下げたとしても、3,100万円余りの退職手当を受け取ることになります。  この退職手当算定根拠給料月額に掛ける支給率は、市長100分の70、助役100分の50など、全国35の中核市の中でも一番高いクラスにあることがわかって、合併後は支給率引き下げるのに、今はなぜ引き下げないのか。今年度は財政危機回避緊急プログラムで市民には聖域なく公共料金値上げ福祉予算などのカットが行われたのに、なぜそこだけ聖域なのかという矢後議員の質問に対して、森市長は「特別職の給料も聖域化することなく、引き下げの見直しを行った。中核市の中でも低い方だ。支給率だけを断片的にとらえるだけでなく、その算定の基礎となる月額を注目していただいて御議論していただければ、市民の皆様に御理解をいただけるものと思っている」という答弁をされました。本当に市民に御理解いただけるでしょうか。例えば、中核市の福井市の市長の給料月額は115万円ですが、支給率は100分の50で、来年3月3期目の任期満了時の退職手当額は49カ月分で2,817万5,000円ですが、それでも「見直せ」の声が出されています。  森市長給料月額は109万円ですが、39カ月分で2,975万7,000円。給料月額を下げても支給率が高ければ、総額は高くなるのは当たり前です。  また、驚くべき答弁もありました。「何よりも市長選市議選を控え、選挙向けのパフォーマンスと受け取られるような改革はすべきではないと思う」と。森市長、あなたは、なぜそんなふうにしか考えられないのでしょうか。  日本共産党が行っている市政アンケートで、市民の皆さんから寄せられた声の幾つかを紹介します。  「私の主人は3年前に障害者になりました。1年1年ずつ厳しい制度になり、生活が厳しくなりました。病気になって生活ができず、そうなったらだれにも迷惑をかけられないから、2人で死ぬしかないね。病人、弱い人たちには冷たい、厳しい、悲しいことが多すぎます。弱い人たちのことを考えてください。助けてください」。  また、「税金や固定資産税等、いろいろな支払いが多いため、毎月の生活に余裕がありません。家のローンやいろんな税金もあり、家族4人で旅行すら行ったことがありません。子ども医療費、今は無料ですが、この先がとっても不安です。もう一人子どもができても生むことはないでしょう。今の生活で精いっぱいですから」。  また、「目先のことだけでいろんなむだ遣いをしているような気がします。よく検討して税金を使ってください。私たちは、汗と涙を流して働いて税金を納めているんですよ。わかってもらいたいものです」。  また、別な方は、「本当の底辺の人の苦しみは、不安のない人には理解しにくく、わかろうとする努力も大切です。どの位置に視点を置くのか。きょうのおかず代を考えながら、安くおいしく見た目がよいものをと毎日悩み生活している私でも、日本の政府や県や市に対する意見はあるのです。富山国体の見えっ張りの赤字、中沖知事退職金の多さなど」。  皆さん、これらは手紙で届いた声のほんの一部です。  森市長、あなたの答弁からは、市民の今の暮らしの実情や心情に心を寄せる気持ちや態度が全く感じられません。  また、森市長は答弁の中で、「今まで給与、報酬の引き下げについて基本的には絶えず反対の立場を取られ、そういった内容を伴う予算案にはことごとく反対してこられました共産党議員団」という発言をされましたが、誤解なさっているのか、日本共産党は、特別職の給料の引き下げに反対していません。これまでの市政の財政危機のツケを市民や一般の職員に押しつけることには反対してきました。そして、お忘れになられたのか、議員報酬引き上げには、一貫して反対してまいりました。合併後も、例えば議員として参加している審議会の報酬は、議員はもらわなくてもよいではないかと提案いたしました。そこのところを混同されないようにお願いいたします。  石田助役、あなたが就任された平成2年度の一般会計市債残高は526億円。その後、市庁舎、オーバード・ホール、ブールバール駅北地下広場など次々と大型事業が行われ、市債残高は急増し、今年度末では1,490億円、今年度に支払う利息だけでも約35億円になる見込み、1日当たり約960万円の税金が利息に消えていっているのです。その借金返済市庁舎が平成28年度まで、桐朋学園誘致にからんだ舞台芸術パークでは平成34年度まで続き、こういう借金返済に充てる公債費が膨らみ、市財政を圧迫していることは否定できません。  そして、桐朋学園大学院大学誘致については、富山市政で初めての住民投票を求める直接請求運動が市民によって取り組まれましたが、これをも否定して、何が何でも「芸術文化まちづくり」のため「芸術系高等教育機関」の誘致を目指すという都市間競争論にこだわり、大学院大学を誘致されました。桐朋には現在でも多くの公金が支出されています。  乳幼児医療費無料化の未就学児までの拡大やコミュニティバスや「おでかけ定期券」導入など、市民の要望にこたえる政策の実施については、私たちは率直に高く評価をしていますが、しかし、借金を主な財源とする大型箱物建設優先の市政を支え、市民を無視した桐朋誘致問題でも重要な役割を担い、森市政になってからも含め、石田助役はこれまでを振り返ってどのような責任を感じておられるのか。そして今回約8,000万円の退職金を受け取ることについてどう感じておられるのかという矢後議員の質問に対して、「市長を補佐する立場で市政に携わり、その時々でいろいろな問題が起きたり生じたりしましたが、市長のもと、市民の皆さん議員各位の御協力を得ながら、助役としての職責を果たすため精いっぱい努力してきた」という答弁でした。これでは、全く市民の皆さんの理解は得られないと思います。  以上が反対の理由です。
     最後に、日本共産党は、合併後の新富山市でも、市民の皆さんの声を届け、議会を活性化し、市民一人一人の暮らしに寄り添った温かい市政を目指し、力いっぱい頑張る決意を表明いたしまして、討論を終わります。ありがとうございました。 20 ◯議長(高見 隆夫君)  24番 中川  勇君。  〔24番 中川  勇君 登壇〕 21 ◯24番(中川  勇君)  ただいま議題となっております議案第1号 平成16年度富山市一般会計補正予算及び議案第28号 字の区域の変更の件について、自民党議員会賛成討論を行います。  まず、都市基盤整備基金積み立てについては、今後、北陸新幹線整備事業や富山駅周辺地区南北一体的なまちづくり事業など、新市にとって極めて重要な事業を控え、事業費平準化を図って円滑に実施していくために必要なことであると考えています。  次に、都市拠点整備事業や、総曲輪通り南地区市街地開発事業転出者代替地として土地開発公社が取得していた土地を、富山港線路面電車化事業道路拡幅用地代替地等のため買い戻すことについては、金利の問題などがありますが、その時々の状況を判断して最善の方法で実施してきた結果であり、また、再開発事業は市の指導が不可欠であることから、市の責任において処理していくことは当然のことであります。  次に、特別職退職手当については、自治振興、経済、労働など各団体の代表者で構成される「特別職報酬等審議会」で十分協議され、その答申を受けて、議会の議決を経た条例に基づいて支給されているものであります。  また、市長は就任以来、みずから特別職の給料の縮減に取り組まれ、幾度となく引き下げを実施してこられました。依然として大変厳しい財政状況ではありますが、一方で、市長などの退職手当、給料等は、その職としての適正な水準を維持していくことも大切なことであります。他の中核市と比較しても決して高いとは言えず、適正な支給であると考えます。  次に、総曲輪通り南地区市街地開発事業に伴う字の区域の変更については、権利変換の手法を縦覧型に変更して、現在、縦覧中ですが、計画どおり事業を進めていくためには字の区域の変更が必要であり、法的にも問題ないとのことであるので、賛成するものであります。ただ、最後まで権利者全員の同意を目指して、最大限の努力をしていただきたいと思います。  以上、自民党議員会賛成討論といたします。 22 ◯議長(高見 隆夫君)  15番 志麻 愛子さん。  〔15番 志麻 愛子君 登壇〕 23 ◯15番(志麻 愛子君)  ただいま議題になっております議案第1号について、市民派クラブ あゆみの反対討論を行います。  一般会計補正予算として提出されている特別職退職手当の支給額は、条例に従っているとは言え、到底市民の理解を得られるものではありません。  森市長には、3年3カ月の勤務で2,975万7,000円の退職金が支払われるとのこと。民間企業の場合、大学卒業後に入社し、定年まで38年間勤めた場合の平均退職金が、平成12年において2,760万円弱という調査結果があります。  多くの人が一生働いて受け取る退職金よりも多額の退職金を、市長は3年ちょっと勤めただけで受け取ることになります。  石田助役は12年3カ月で8,009万2,500円、金井収入役は上下水道事業管理者の在職期間を通算して4年で1,512万9,600円など、市民からは驚きと憤りの声が上がっています。  なぜ、特別職退職金がこのように高いかと言えば、退職金を算出するときの支給率が高いからです。市の条例で、市長は100分の70、助役は100分の50、収入役と上下水道事業管理者は100分の40と決めています。市の一般職の場合は、定年まで勤めてもせいぜい100分の15にも満たないのですから、特別職の厚遇ぶりがわかります。しかも、この富山市の特別職退職手当支給率は、全国中核市の中で最も高い位置にあるのです。  森市長は、平成15年7月に、富山市財政危機回避緊急プログラムを策定されました。タウンミーティングなどを通じ、市民に深刻な財政状況を示し、聖域なき見直しをする決意を表明されました。補助金を削減されたり、負担が増した市民も、財政が厳しいのだから仕方がないと理解を示され、私も財政危機に立ち向かう市長の姿勢には共鳴していたところです。人件費の見直しで、特別職の給与の削減を図られたことはもちろん評価しております。しかしながら、退職金については、市職員の退職手当支給割合を引き下げる条例改正だけで、特別職退職金については見直しをされていなかったわけです。  平成15年当時は、住民に財政事情の厳しさを説く以上、まず経費節減は特別職の給与や退職金からということで、東京都板橋区や福岡県久留米市などでは、首長の退職金を全額カットする条例案が提出されるなど話題になっていました。その後、全国的にも特別職退職金の見直しの機運が高まっており、金沢市でもこの3月議会で特別職退職手当を減額する条例改正案が提出されています。  特別職報酬等については市長の諮問に応じて審議会が設置されることになっていますが、退職金支給率が全国で最も高いにもかかわらず、財政危機回避緊急プログラム策定時から今日まで、見直しがされなかったことは残念でなりません。  この特別職退職手当支給額は、財政危機の中、補助金削減や負担増を甘受してきた市民の気持ちを逆なでするものです。また、いまだ厳しい雇用情勢で、退職金ももらえないで失業している人もたくさんいる中、市民にとっては受け入れがたい金額であることを申し述べ、反対討論といたします。 24 ◯議長(高見 隆夫君)  ほかに討論はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 25 ◯議長(高見 隆夫君)  これをもって討論を終結いたします。  これより、議案第1号を起立により採決いたします。  本案件に対する委員長報告原案可決であります。  本案件委員長報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 26 ◯議長(高見 隆夫君)  起立多数であります。よって、本案件委員長報告どおり原案可決されました。  次に、議案第28号を起立により採決いたします。  本案件に対する委員長報告原案可決であります。  本案件委員長報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 27 ◯議長(高見 隆夫君)  起立多数であります。よって、本案件委員長報告どおり原案可決されました。  次に、議案第2号から議案第27号まで、議案第29号から議案第34号まで、及び報告第1号、報告第2号、以上34件を一括して採決いたします。  各案件に対する委員長報告原案可決、承認であります。  各案件委員長報告どおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 28 ◯議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、各案件委員長報告どおり原案可決、承認されました。             ───◇   ◇   ◇───          富山市選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙 29 ◯議長(高見 隆夫君)  次に、日程第2 富山市選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙を行います。  まず、富山市選挙管理委員会委員4人の選挙を行います。  お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推せんによりたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 30 ◯議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推せんによることに決定いたしました。  お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 31 ◯議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。  富山市選挙管理委員会委員に、  富山市水橋中村509番地92        松 居 秀 雄 君  富山市奥田本町6番37号          本 江   仁 君  富山市岩瀬赤田町11番地          林   溪 子 さん  富山市山室303番地45          田 中 一 郎 君 を指名いたします。  お諮りいたします。ただいま指名いたしました諸君を、富山市選挙管理委員会委員選挙の当選人に定めることに、御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 32 ◯議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君が富山市選挙管理委員会委員に当選されました。  次に、富山市選挙管理委員会委員の補充員4人の選挙を行います。  お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推せんによりたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 33 ◯議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推せんによることに決定いたしました。  お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 34 ◯議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。  お諮りいたします。補充員の補欠順序は、指名の順序によることにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 35 ◯議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、補充員の補欠順序は指名の順序によることに決定いたしました。  富山市選挙管理委員会委員の補充員に  富山市海岸通1番地65           高 見 武 重 君  富山市南田町二丁目6番10号        小 又 幸 進 君  富山市久方町12番28号          早 川 宣 義 君  富山市奥井町7番11号           八 木 孝 子 さん を指名いたします。  お諮りいたします。ただいま指名いたしました諸君を、富山市選挙管理委員会委員の補充員選挙の当選人に定めることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 36 ◯議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君が、富山市選挙管理委員会委員の補充員に当選されました。             ───◇   ◇   ◇───        議員提出議案第1号から議員提出議案第4号まで 37 ◯議長(高見 隆夫君)  次に、日程第3 議員提出議案第1号から議員提出議案第4号までを一括議題といたします。
                提案理由説明・質疑・討論・採決 38 ◯議長(高見 隆夫君)  これより、議員提出議案第1号 日本人拉致問題の全面解決を求める意見書の件を、佐藤 則寿君から提案理由の説明を求めます。  〔2番 佐藤 則寿君 登壇〕 39 ◯2番(佐藤 則寿君)  議員提出議案第1号 日本人拉致問題の全面解決を求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  平成14年9月の日朝首脳会談で北朝鮮が初めて拉致を認めて以来、拉致被害者5名とその家族の帰国が実現したものの、他の安否不明者等については何ら進展のないまま2年半が経過しようとしている。  こうした状況の中、昨年11月に平壌で開催された第3回日朝実務者協議において、安否不明者10名の「8名死亡、2名不明」とする北朝鮮側の拉致問題に関する従来の説明は変わっておらず、その内容には疑問点も多く、ほとんど実証性に乏しい、到底納得できるものではなかった。  そして、北朝鮮側から横田 めぐみさんのものとして提供された遺骨が、DNA鑑定の結果、別人のものであったことが政府から発表されるなど、北朝鮮のたび重なる不誠実な対応に改めて強い怒りを覚えるものである。  もはや、日朝平壌宣言が遵守されているとは言えず、これまでの対話による交渉には期待できない状況にある。  よって、国会及び政府におかれては、次の事項について、毅然とした対応をされるよう強く要望する。                    記 1 北朝鮮側が、日朝平壌宣言に従って、安否不明の拉致被害者に関する真相究明を一  刻も早く行い、生存者は直ちに帰国させることが基本であり、これを強く要求してい  くこと。 2 対北朝鮮への人道支援は当面行わないこと。 3 経済制裁を念頭に置いて、船舶検査等の現行制度での法執行を引き続き実施してい  くこと。 4 拉致問題の全面解決なくして日朝国交正常化はない、ということを再認識し今後の  交渉に当たること。  以上であります。  何とぞよろしく御審議の上、全会一致をもって御賛同賜りますようお願いいたします。 40 ◯議長(高見 隆夫君)  これより、議員提出議案第1号の質疑に入ります。  質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 41 ◯議長(高見 隆夫君)  質疑なしと認めます。  次に、議員提出議案第2号 あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律及び関係法令の整備等を求める意見書の件を、岡村 耕造君から提案理由の説明を求めます。  〔9番 岡村 耕造君 登壇〕 42 ◯9番(岡村 耕造君)  議員提出議案第2号 あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律及び関係法令の整備等を求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  現在、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師については、資格免許制度が設けられており、大学に入学できる者で文部科学大臣の認定した学校又は厚生労働大臣の認定した養成施設において3年以上、解剖学、生理学、病理学、衛生学、その他あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師となるのに必要な知識及び技能を修得し、厚生労働大臣の行う試験に合格して、それぞれの免許を受けなければならないこととされている。  しかしながら、近年各地において、これらの免許を取得せずに、リフレクソロジー(足裏健康法)、エステなどと称して、あん摩、マッサージ、指圧などに類似した行為を行う者が増加しており、有資格者のみが施術可能な行為を無資格者が行った場合の事故の発生が懸念されているところである。  この現状を放置すれば、国民の有資格者に対する信頼を損ね、あん摩、マッサージ、指圧等の治療法に対する誤解を招く恐れがある。  よって、国会及び政府におかれては、国民が安心して適切な施術を受けられるよう、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律及び関係法令の整備に努められるとともに、その運用基準の明確化を図られるよう強く要望する。  以上であります。  何とぞよろしく御審議の上、全会一致をもって御賛同賜りますようお願いいたします。 43 ◯議長(高見 隆夫君)  これより、議員提出議案第2号の質疑に入ります。  質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 44 ◯議長(高見 隆夫君)  質疑なしと認めます。  次に、議員提出議案第3号 国民の「安心」と「安全」の確保を求める意見書の件を、高田 重信君から提案理由の説明を求めます。  〔11番 高田 重信君 登壇〕 45 ◯11番(高田 重信君)  議員提出議案第3号 国民の「安心」と「安全」の確保を求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  最近の我が国の治安情勢を見ると、犯罪件数は増加の一途をたどっており、昭和期の約2倍となっており、戦後最高を記録している。一方、検挙率を見ると戦後初めて20%を下回るまでの低下を見た。毎日のように報道される殺人事件、凶悪犯罪、少年犯罪、児童虐待、児童殺傷、学校侵入、誘拐事件、さらには、新手の振り込め詐欺、偽札使用、高度電子情報犯罪等は、日本国民の心に暗い影を落とし、社会に大きな不安を抱かせている。  犯罪の増加の背景には、家庭・学校・地域社会における教育機能の低下、社会の規範意識の希薄化、国際化の影響、地域社会の連帯機能の低下等が指摘されている。  犯罪件数の増加もさることながら、近年、犯罪が質的に大きく変わりつつある。外国人による犯罪多発、小学生の犯罪など年齢の若年化・殺人事件に至る凶暴化、被害者が高齢者・児童・女性など犯罪弱者がなる場合が多い等、社会の安全を揺るがしている。  よって、政府におかれては、年々厳しさを増す犯罪情勢に対応するため、次の施策を実施して、国民生活の基盤となる治安を維持し、「安全で安心して暮らせるまちづくり」の確立を図られるよう強く要望する。                    記 1 不足する警察官を緊急に増員し、全国で「空き交番ゼロ」を目指すこと。 2 検察官及び検察事務官について、必要な増員を推進すること。 3 入国管理局職員の増員と入国管理局収容施設の整備を図り、出入国審査体制・不法  滞在外国人摘発体制の強化に努めること。 4 刑務所等矯正施設の緊急整備と施設職員の大幅な増員を行うこと。 5 犯罪抑制に繋がる地域力向上の為の総合的施策を推進すること。  以上であります。  何とぞよろしく御審議の上、全会一致をもって御賛同賜りますようお願いいたします。 46 ◯議長(高見 隆夫君)  これより、議員提出議案第3号の質疑に入ります。  質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 47 ◯議長(高見 隆夫君)  質疑なしと認めます。  次に、議員提出議案第4号 観光立国の実現に向けた施策の推進を求める意見書の件を、柴 義治君から提案理由の説明を求めます。  〔32番 柴  義治君 登壇〕 48 ◯32番(柴  義治君)  議員提出議案第4号 観光立国の実現に向けた施策の推進を求める意見書については、案文の朗読をもって提案理由の説明といたします。  観光は、旅行業、宿泊業、輸送業、飲食業、土産品業等極めて裾野の広い産業である。また、その経済効果は極めて大きく、観光に関する直接消費によってもたらされる生産効果、雇用効果、さらに二次的な経済波及効果も含めて、景気回復が叫ばれている我が国の経済に及ぼす影響は、計り知れないものである。  このように、観光は我が国の経済、人々の雇用、地域の活性化に大きな効果をもたらすものであり、21世紀の中心的産業であると言える。したがって、自然環境、歴史、文化等観光資源を創造し、再発見し、整備し、これを内外に発信することによって、我が国が観光立国を目指すことが重要である。  しかしながら、平成14年に我が国を訪れた外国人旅行者は、524万人であり、海外を訪れた日本人旅行者1,652万人の三分の一と少なく、外国人旅行者受入数では諸外国と比較しても、世界第33位、アジア第8位と極めて低い水準にある。  政府としては、観光立国の実現に向け、現状の訪日外国人旅行者数を平成22年までに倍増して1,000万人とするために戦略的に取り組むとしている。  よって、政府におかれては、世界に開かれた観光立国の実現を目指し、全力を挙げて次の観光振興策に取り組むよう強く要望する。                    記 1 平成15年7月に決定された「観光立国行動計面」の主要事項の推進に向け、具体  的な施策を早急に実施すること。 2 地域の個性的、広域的な観光地づくりの為の、総合的な支援策を推進すること。 3 未整備新幹線の早期整備や、空港と都心部との交通手段の充実等、旅行者に便利な  旅客輸送体制の早期整備を図ること。 4 海外に向けた観光情報発信や広報・宣伝、海外旅行業者に対する情報提供の推進を  図ること。 5 入国審査手続きの円滑化、迅速化を図ること。  以上であります。  何とぞよろしく御審議の上、全会一致をもって御賛同賜りますようお願いいたします。 49 ◯議長(高見 隆夫君)  これより、議員提出議案第4号の質疑に入ります。  質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 50 ◯議長(高見 隆夫君)  質疑なしと認めます。  お諮りいたします。ただいま議題となっております各案件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 51 ◯議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。  これより、議員提出議案第1号から議員提出議案第4号まで、以上4件を一括して討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  15番 志麻 愛子さん。
     〔15番 志麻 愛子君 登壇〕 52 ◯15番(志麻 愛子君)  議員提出議案第1号 日本人拉致問題の全面解決を求める意見書について、反対討論を行います。  もちろん言うまでもなく、私も日本人拉致問題の早期解決を強く望むものであり、これまでも解決を求める意見書に賛同してまいりました。しかしながら、今回の意見書案文に、「対北朝鮮への人道支援は当面行わないこと」という一文が入っていることから、やむなく反対する次第です。  人道支援というのは、国際赤十字運動や、国連による世界人権宣言などの精神に基づき、困窮している人々へは無条件に援助、支援することです。私は、人間は、どのような人々に対してでも、その人々が極めて困窮している場合には、まず同じ人間同士として、その人々の最低限の基本的な「人間の尊厳」が守られるよう助けなければならないと考えています。  よって、この「対北朝鮮への人道支援は当面行わないこと」の一文が入った意見書提出に反対するものです。 53 ◯議長(高見 隆夫君)  6番 矢後 正孝君。  〔6番 矢後 正孝君 登壇〕 54 ◯6番(矢後 正孝君)  議員提出議案第1号 日本人拉致問題の全面解決を求める意見書への日本共産党議員団賛成討論を行います。  拉致問題の解決は、大多数の国民の願いであり、北朝鮮の無責任・不誠実な態度に強い憤りを感じています。  昨年末、日本政府は北朝鮮が11月に提出した遺骨を含む資料を詳しく調べた結果を発表しました。それによりますと遺骨は別人のもので、その他の資料や証言にも裏づけは全くない。特殊機関が全容解明の障害になっていると報道されています。  拉致を実行した特殊機関が今も存在し、日朝交渉を操っていることはいよいよ明らかです。「北朝鮮側は、このヤミ機関にメスを入れられる権限と責任を持った人物を交渉担当者にすべき」と、日本共産党は政府に対し北朝鮮に強く求めるべきだと申し入れています。  日本が道理ある要求で交渉の努力を尽くしても、北朝鮮が応じないときには経済制裁も選択肢の一つであると私たちは考えています。人道支援の問題も、現在政府が行っている米の措置に対して、事の成り行きを見守っているところです。これよりさらに広げる場合は、国会の議論などを含め慎重な対応が求められると考えます。  我が党は、拉致問題など、両国間の諸問題が一刻も早く解決されるよう引き続き努力することを表明し、賛成討論といたします。 55 ◯議長(高見 隆夫君)  ほかに討論はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 56 ◯議長(高見 隆夫君)  これをもって討論を終結いたします。  これより、議員提出議案第1号を起立により採決いたします。本案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 57 ◯議長(高見 隆夫君)  起立多数であります。よって、本案件は原案のとおり可決されました。  次に、議員提出議案第2号から議員提出議案第4号まで、以上3件を一括して採決いたします。  各案件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 58 ◯議長(高見 隆夫君)  御異議なしと認めます。よって、各案件は原案のとおり可決されました。  ただいま議決されました意見書の提出先・方法については、議長にその取り扱いを一任されるようお願いいたします。             ───◇   ◇   ◇───               平成17年分請願第1号 59 ◯議長(高見 隆夫君)  次に、日程第4 平成17年分請願第1号を議題といたします。  ただいま議題となっております本請願については、会議規則第131条第1項ただし書きの規定により、直ちに審査を行います。請願文書表はお手元に配布のとおりであります。               討 論 ・ 採 決 60 ◯議長(高見 隆夫君)  これより、平成17年分請願第1号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  4番 中山 雅之君。  〔4番 中山 雅之君 登壇〕 61 ◯4番(中山 雅之君)  ただいま議題となっております請願第1号 「市場化テスト」の実施及び「地域給」の導入に反対を求める請願に対する日本共産党議員団賛成討論を行います。  昨年12月に閣議決定された「今後の行政改革の方針」(新行革大綱)は、公共サービスを民間に開放していく方針を示し、そのための制度として、市場化テストの導入を検討しています。  「市場化テスト」は官民の競争入札により、価格と質の面ですぐれた主体が落札する制度とされ、政府部門の効率化と公共サービスの質の向上、受け皿となる民間企業の活性化を進める手法と宣伝されております。公的事業むだ遣いや利権化の排除は必要です。しかし、公共性を無視して、公的な事業に、利益第一の民間、営利事業の価値観を当てはめることでは問題の解決になりません。公平な立場での公共サービスの提供には全くの逆立ちです。財界が求める行政サービスの民間開放を推進する方針には反対です。  また「地域給」の導入は、同一の職務には同一の給与を支払うという職務給の原則を踏みにじるものです。雇用における正規と非正規雇用の格差が重大な社会問題になっていますが、さらに地域間格差を導入することは、暮らしと地域経済を一層深刻な状況にするものであり、許されません。  住民に対する行政サービスの確保に必要な権限と財源を確保することこそが必要です。国民の権利保障を後退させる公務、公共サービスの民営化や「市場化テスト」は行わないこと、人材確保を困難にし、地域経済を疲弊させる公務員賃金への地域間格差の導入は行わないことを強く求め、本請願に賛成いたします。 62 ◯議長(高見 隆夫君)  ほかに討論はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 63 ◯議長(高見 隆夫君)  これをもって討論を終結いたします。  これより、平成17年分請願第1号 「市場化テスト」の実施及び「地域給」の導入に反対を求める請願を起立により採決いたします。  本請願は採択することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 64 ◯議長(高見 隆夫君)  起立少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決定いたしました。  以上で、本定例会に付議されました案件はすべて終了いたしました。             ───◇   ◇   ◇───                 市長あいさつ 65 ◯議長(高見 隆夫君)  森市長あいさつ。  〔市長 森  雅志君 登壇〕 66 ◯市長(森  雅志君)  3月定例市議会をお願いいたしましたところ、去る3月1日開会以来、議員各位におかれましては、提出いたしました諸案件につきまして慎重に御審議をいただき、ただいまそれぞれ議決をいただき、厚くお礼を申し上げます。  明治22年4月に現富山市が誕生し、同年5月14日の組織議会以来116年のこの市議会の歴史も今月末をもって一たん閉じられることとなります。一抹の寂しさも感じているところでありますが、これまで幾多の編入合併を繰り返し、大きく市域を広げてきた本市であります。また、たび重なる大水害や大火災、さらには富山大空襲など本市は幾多の苦難に見舞われてまいりましたが、先人たちの英知と御努力により、今日32万人の大都市として飛躍発展しております。  このたびの合併は新設合併ではありますが、多くの皆さんからの支持により、本市の名を残すことができました。42万人の新富山市として一層の飛躍、発展を期しております。私も含めまして、議員各位には今月末をもちまして失職するわけでありますが、今日まで議員各位から賜りました御指導と御協力に対しまして、ここに改めて深く感謝申し上げます。  議員各位におかれましては、引き続き新市の市議会議員選挙に御出馬される方、あるいは今期限りをもって御退任される方と、それぞれ進まれる道は異なりますが、今後とも新市の発展と市民福祉の向上のため、変わらぬ御支援をお願い申し上げます。  終わりに、議員各位の今後ますますの御発展と御健勝、御多幸を心よりお祈りを申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。  まことにありがとうございました。             ───◇   ◇   ◇───                閉       会 67 ◯議長(高見 隆夫君)  平成17年3月富山市議会定例会を閉会いたします。                              午後 4時01分 閉会 68  富山市議会議員を勇退される方を送る会  1.日  時   平成17年3月10日(木) 定例会終了後  2.場  所   議    場  3.式次第   (1) 開    会          (2) 議会代表あいさつ   高見議長          (3) 市長あいさつ     森 市長          (4) 花束贈呈          (5) 勇退者あいさつ    柴 議員                         早勢議員                         平野議員          (6) 閉    会                              午後 4時02分 開会 ◯議会事務局長(伊藤 泰雄君)
     ただいまから、富山市議会議員を勇退される方を送る会を開会いたします。  まず、議員を代表されまして高見議長よりごあいさつがあります。 69 ◯議長(高見 隆夫君)  このたび、市議会議員を勇退されます方々に対しまして、市議会を代表いたしまして一言ごあいさつを申し上げます。  さて、このたびの富山地域7市町村の合併に伴い、来る3月31日をもちまして、明治22年5月以来、116年の歴史ある富山市議会も閉会となり、私ども40名の市議会議員は失職することになりますが、今期を限りとして3名の方々が市議会議員を勇退されることになりました。  柴  義治、早勢 健一両議員には4期14年間、平野 敏久議員には1期2年間、それぞれの立場と年月の中で市民の期待と信頼を一心にお受けになり、そのすぐれた見識と政治手腕によって市政の発展と市民福祉の向上に多大な御貢献をなされました。皆様方の長年にわたる御功績に対しまして、私ども一同は深甚なる敬意を表するものであります。また御家庭にありましては、皆様と苦労をともにされました奥様を初め御家族の方々にも、ここに改めて心から感謝の意を表するものであります。  さて、本市では、魅力あふれる地域社会づくりに取り組まれ、今日県都として、また日本海側有数の中核都市として大きく飛躍発展してまいりました。中でも、富山駅周辺のまちづくりや中心市街地の再開発事業を初め、エコタウン事業の推進、市民生活に密接した道路や公共下水道などの都市基盤整備、少子・高齢社会に対応した総合的な福祉施策の推進、芸術、文化の薫り豊かなまちづくりなど、多くの事業が着実に成果を上げてきております。これもひとえに、皆様方が本会議での代表質問や一般質問、あるいは委員会での熱心な論議を通し、それぞれの課題に真摯に取り組まれ、その実現に貢献されたたまものでございます。  また、議会におきまして、皆様方には各会派の中枢として議会の円滑な運営、改革に御尽力いただきました。ここに、皆様方の多年にわたる幾多の御功績に対しまして、改めて深く感謝の意を表しますとともに、これからの人生をますます御壮健で多方面にわたって大いに活躍されますことを心より御期待申し上げまして、市議会議員一同を代表いたしましてのごあいさつといたします。  どうも長い間ありがとうございました。               (拍 手) 70 ◯議会事務局長(伊藤 泰雄君)  ありがとうございました。  次に、森市長からごあいさつがあります。 71 ◯市長(森  雅志君)  このたびの市町村合併を期に市議会議員を御退任されますお三方には、ただいまの定例市議会の本会議が最後となったわけでございますが、まことに感慨深いものが胸中に去来していらっしゃるのではないかと拝察を申し上げます。  早勢議員、柴議員はともに4期14年間、平野議員には1期2年間にわたりそれぞれのお立場で富山市を愛し、市民のため、本市の飛躍発展のため、政治、経済、産業、教育、文化などあらゆる分野について大所高所から御指導いただくとともに、大変大きな御貢献をいただきました。まことにありがとうございました。  この間におきます御尽力と御労苦に対しまして、市民を代表して心より感謝を申し上げ、敬意を申し上げる次第でございます。  さて、明治22年に富山市が誕生して以来、これまで幾多の編入合併を繰り返し発展してまいりました本市も、残すところ3週間余りで116年の歴史を閉じ、新富山市としての第一歩を踏み出そうとしております。これまでもたびたび申し上げてまいりましたが、真の合併は新市の住民が一体感を持てるようになって初めてなし得たと、このように思っております。そのことを一日も早くなし遂げていきますためにも、新市の自然や歴史、伝統、文化などの貴重な資産をしっかりと継承しながら、これらを活用し、新たな活力や魅力を創造していきますとともに、合併によって新たに得られる人材や知恵などの地域力を最大限に生かし、個性あふれる地域づくりと住民の融和に努める必要があると思います。  また、今後着実に進展していきます少子・高齢社会を見据え、さらには北陸新幹線の開通などもにらみながら、新市の豊かな観光資源を生かした広域観光の振興や国際都市としてのまちづくりなど、新市の持続的発展と都市部と中山間地域や農山漁村が共生する新しいまちづくりを住民と行政が一体となって取り組んでいく必要があると思います。このためには、議員各位にはますます御指導、御協力いただかなければならないわけでありますが、今期限りで御退任されます早勢議員、柴議員、平野議員におかれましても、今後ともこれまでの豊富な御経験と御見識をもって、新富山市の発展と市民福祉の向上に変わらぬ御指導、御協力を賜りますようお願い申し上げます。  最後になりましたが、皆様方の御健勝といよいよの御活躍、御多幸を心からお祈り申し上げまして、簡単でございますが、ごあいさつとさせていただく次第でございます。  もう一度申し上げますが、本当に長い間、御苦労さまでございました。どうぞこれからもよろしくお願い申し上げます。                        (拍 手) 72 ◯議会事務局長(伊藤 泰雄君)  ありがとうございました。  ここで、御勇退されます議員の皆様に市議会での御活躍、御尽力に対し、感謝とお礼の気持ちを込めまして、花束の贈呈がございます。  (花束贈呈) 73 ◯議会事務局長(伊藤 泰雄君)  それでは、御勇退されます方々からそれぞれごあいさつをいただきます。  まず、柴議員さんからお願いいたします。 74 ◯32番(柴  義治君)  ただいまは、議長並びに市長から身に余るお言葉をいただきましてまことにありがとうございました。  かえりみますと、初当選したのは平成3年4月でございまして、当時、市庁舎はまだ建設中で、しかも各部局が分散しての中でございました。それから、平成3年初当選の同期が9人おりまして、39会という勉強会をつくってみんなで決意を新たにしたことを、ついきのうのように思い返しています。  4月には、大変厳しい洗礼が待っているわけであります。その9人の中でも、松本さん、島田さん、高見さん、佐伯さんの4名が引き続き困難な戦いに立ち向かうという決意をされていることを、大変心強くまたうれしく思っております。  本当に長い間お世話になりました。議員皆さん、そして森市長には、ぜひとも立派な成績で当選していただきまして、引き続き御活躍されんことを期待申し上げます。  皆さん方のより一層の御健勝と御活躍を心から御祈念申し上げまして、御礼の言葉としたいと思います。本当にありがとうございました。                (拍 手) 75 ◯議会事務局長(伊藤 泰雄君)  次に、早勢議員さんお願いいたします。 76 ◯31番(早勢 健一君)  本当に14年間、取り立ててやってきたことのない私に対し、過分なるお言葉を賜りましてありがとうございます。  今、柴議員がおっしゃったように私も39会の1人でございまして、全部言われたような気がしますが、一番印象に残っているのが、今まで1回戦ボーイだった市議会のソフトボール大会で4年間の在籍中に2回も優勝したということで、皆さん方に、活発な若い者が運動に、そして議会の中に入ってきたなということで大変喜ばれたことが一番印象に残っているわけであります。  私にしてみますと、本当に楽しい思い出ばかりでございました。私が楽しい思い出を持っているということは、その反面、市当局の皆さん議員皆さんには、私の性格上、無理難題なことや性急なことをお願いしたなと思っているわけでございます。嫌な顔一つせず、議員皆さん方には温かい御叱責、そして当局の皆さん方には大変な御協力を賜りまして本当にありがとうございました。  まだやめるという気はわいてこないわけでございますが、これから私は家が近いものでございますから、駅前、そして中央商店街を散歩しながらその帰りにでも寄らせていただきたいなと思っております。だめだと言わないようにお願いします。  きょうは高校生になるために県下の中学生が試験を受けています。皆さん方も4月になりますと試験が待っているわけでございます。栄冠を勝ち取られまして、新富山市のために一生懸命頑張っていただき、本当に合併してよかったなという市を築いていただきたいと思っております。  最後になりましたが、皆さん方の御健勝と御発展を御祈念申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。             (拍 手) 77 ◯議会事務局長(伊藤 泰雄君)  次に、平野議員さんお願いいたします。 78 ◯3番(平野 敏久君)  私の場合、2年弱という本当に短い時間でございましたけれども、先輩の議員の皆様方、また同期の議員の方々、本当にお世話になりました。森市長初め当局の皆様にもこの2年間いろいろ御指導いただきまして、本当にありがたく感謝申し上げます。  私の場合、ひよこのまま引退してしまうという形になってしまいますけれども、4月1日、新しい富山市が誕生いたします。これからは自分自身、新富山市の一員として、今まで経験させていただいたこと、習ったことを少しでも生かしながら、微力ながらも新富山市のために一生懸命頑張っていきたいと思っております。今後、また皆様とお会いする機会もあると思います。今後とも皆様方の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、ごあいさつとさせていただきます。  本当にありがとうございました。                  (拍 手) 79 ◯議会事務局長(伊藤 泰雄君)  ありがとうございました。  ここで、御勇退されます方々が退場されます。拍手をもってお送りください。  (勇退者退場・拍手) 80 ◯議会事務局長(伊藤 泰雄君)  以上で、富山市議会議員を勇退される方を送る会を終了させていただきます。  ありがとうございました。                              午後 4時17分 閉会 Copyright © Toyama City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...