富山市議会 2003-12-15
旧婦中町:平成15年第8回定例会(第2号) 本文 2003-12-15
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1 [午前
10時00分]
開 議 宣 告
◯議長(柞山数男君)
これより本日
の会議を開きます。
──────────────────
議事日程
の報告
2 ◯議長(柞山数男君)
本日
の議事日程は、お手元に配布
のとおりです。
これより、本日
の日程に入ります。
──────────────────
日程第
1.町政一般に対する質問
3 ◯議長(柞山数男君)
日程第
1、町政一般に対する質問を行います。
本日、一般質問を通告された方は
13名で
ありますので、発言通告
の受理した順序により、発言を許可いたします。
最初に、
18番、磯野 博君。
4 ◯
18番(磯野 博君)
おはようございます。今議会
の中で一般質問させ
て頂く訳で、新世紀
の会を代表し
て一般質問します。町長、今回は傍聴に沢山
の人
が来られ
てますので、出来れば答えは、端的、明瞭わかりやすくお答え下さいと、冒頭に申し上げ
ておきます。それで今朝、私
がうちで朝飯を食べ
ておりましたら、磯野さん、あなた質問されるそうですねということで、こんな文書を持っ
てぜひとも言っ
てもらいたいと、名前もみんな入っ
ております
が、名前は言いません
が、こんな内容
が書い
てあります。何か普通
のノート
のようで
あります
が、合併問題について、推進する理由を述べ
てもらいたいということで、どうも
少子高齢化時代が到来ということで、一生懸命そればっかり言われる。だけど、それに対する財政基盤という
のは、一体どうなっ
ていくんだということをあんまり言わない。税金
が少なくなっ
て、そして財政
が破綻だということだけ言われ
て、それじゃあ合併したらどういう内容になる
のか、合併しなかったらどういう財政へもっ
ていこうとされる
のか、この辺
が全く見え
てこない。懇談会やられ
ても、その種
の話は全く聞こえ
てこないという言い方をし
ておられます。
これは今朝
の話で
ありまし
て通告も何もし
てありませんので、その種
の中身
がここに書い
てありまし
て、どうしても言う
てくれということで
ありますので、冒頭申し上げながら、町長へお渡しし
ておきたいと思いますので、後々またしっかり勉強をし
ていただい
て、みんなに答えられるものは、ひとつでも答え
てやっ
ていただきたいというふうに思います。
そこで私も本文に入るわけで
あります
が、合併問題で、これで2回、住民と
の懇談会をやってきたわけで
あります
が、私もそこ
の幾つかは出
ておりました。おりましたけども、やっぱり途中経過で
あって、中身
が一向にきちんとしたもの
が出
ておらんと。町長もまだ途中なのでということで、逃げたわけではないと思います
が、まだ結論
が出ない。そういう継続審議だけ
が前面に出
て、町民に対する判断材料という
のはなかなか見え
てこないという実態ではないかなあというふうに思っ
ております。
これはまた後々触れ
ていくことにいたします
が、例えば
15年5月現在、市町村
の数という
のは3,
186市町村
があるわけです。人口比でいけば婦中町は656番目なんです。人口だけでいったらね。このことを一つとっ
ても、全国で3,000も
あって650番目
が合併をほんとにしなきゃならんのかどうなのか。私はやっぱり甚だ疑問に思うところなんです。なぜかと申しますと、少子高齢化で財政
が大変だから合併しなきゃならん。合併したら財政
が増えるんですか。私は増えないと思います。
例えば、ここに今、長野県
の広報
があるんです。富山県はこんな
の全く出
てせまんね。平成
17年になったら、何
がどうなる
のかということを書い
てあるんです
が、交付税
の中で、合併すれば
17年も
あればどんどん下がっ
ていく。数20%か30%下がるようになっ
ておるようで
あります
が、これ
が合併しなかったら、
17年以降は上がっ
ていくと。合併すればもっともっと下がっ
ていきますよというデータなんです。これを例えば富山県に置き換える。婦中町に置き換える。そしてまた7市町村
の合併したときにどうなる
のか。加え
て町単独でいけばどうなる
のかという
シミュレーションという
のが、私はこういうものを出し
てもらっ
て、はじめて町民
の方々という
のは判断
ができるんではないかというふうに思っ
ておるわです。これも町長
の方にお渡しをし
ておきたいと思います。
そういう中身で
ありますし、それからもう一つ言っ
ておきます
が、町と村だけは、これも
15年5月現在で
あります
が、
1,99
1あるわけです。こういう中に
あって、これも人口比で
あります
が、うち
の町は69番目な
がです。69番目
の町
がほんとに財政
が大変で、ということになれば、日本全国
の町村はほとんど
がそういう中身になっ
てしまうということではないかというふうに思います。いま全国で言われ
ております
が、3,500
ある市町村
の中で2,000になるかならんかという論議なんですね。恐らく2,000切らん
のではないかと言われ
ておるんです。それぐらい合併に対する慎重論、加え
てどうしてもやっぱり小さいところは合併しなきゃならん。借金
が多く
てというところも
あるかもしれません。
あるかもしれません
が、うち
のような財政規模で、よそから見
ても遜色
のない町
が、なぜそういうことを促進しなきゃならん
のか。それは法定協議会はみんなで認めたわけで
あります
が、認めた中へでも、内部として7市町村
の協議は協議としてやっ
ていく。だけど、うち
のシミュレーション、例えば単独でやった場合だとかを加え
てし
ていくことを考えられんですか。7市町村でうち
の言い分
があんまり聞い
てもらえんということも
あるかもしれない。我慢するときはしなきゃなりません。富山市と合併すれば、
10分の
1の人口に婦中町はなる
のです
が、このときに今言われ
ておる中身という
のは、どういう
のがあるのかということなんです。それは言っ
ておきます
が、富山市は「
財政危機回避緊急プログラム」というものを発表し
ておるんですね。今年
の7月に。このことを例にとって、来年以降
の財政、予算を決め
ていこうということだと思っ
ております。しかし各町村、職員
の方々に担当者
の方々に聞い
てみなさいよ。このこと
が全面に出るもんだから、ものを言っ
ても通っ
ていかんと。そして富山市
がそのことだけにもっ
ていこうとする形
が見え
てどうにもならんと。仕事
がやりにくく
てどうもならん。来年から
の予算
が組みにくく
てどうにもならないという声という
のは、各町村
の担当者
の中から沢山出
ておるんです。うち
の町はどうなんですか。うち
の議会に対して、そんな話
のは
の字もないんです。あなた方はそういう意味では、やりやすいと思っ
ておる
のか、やりにくかったなあという気持ちな
のかという
のは、やっぱりここで明確に言っ
ていただきたい。私はいつも言っ
ておるでしょ。何か
あったらこれはまずいと思えば絶対返事し
てくれるなと。議会へかつけれということを再三、全協でも言っ
ておりますし、委員会でも言っ
ております。何遍も言っ
ておるんです
が、その種
の中身は全く出
てこない。これでほんとに町民
の皆さんに答えられる町村合併になる
のかどうな
のか。私は甚だ疑問に思っ
ておるところで
あります。
そこで財政だけ見
てみますと、富山県
の財政で
あります
が、35市町村
があって、これは財政
の見方っていろいろ
あるんです
が、端的に市町村新聞に出
ておりました中身で申し上げ
ておきたいと思います
が、
14年
の一般会計、
財政力指数で見た場合は、市を含め
て35市町村で
1番目
が宇奈月、2番目は富山市、3番目
が高岡、4番目
が黒部、5番目
が婦中町です。あと以下、新湊、小杉、魚津、砺波、滑川、これ
が10番以内なんです。うちはそういう意味でもよそと
の財政力指数で比較した場合は、全く悪くないよと。頑張っ
ていけるよと。財政力という
のは、国
が省力化で税収
が少なくなっ
てどこも削る、ここも削るという話はたくさん
あります。それは当然でしょう。富山県も削っ
ていかなきゃならん。うち
の町も削っ
ていかなきゃならん。いうことだと思います。それ
が、みんなで今しばらく我慢をし
ていけば、またいいとき
がくるということだと私は思っ
ておるんです。だから、今
110億ほど
の普通一般会計予算が補正でき
て120億ほど
あるわけで
あります
が。これを
100億ほど
の財政で今しばらく我慢をし
ていけば、私はうち
の町もばんばん単独ででも乗り切れるという感覚なんです。この辺
の考え方なりを述べ
ていただきたいなあというふうに思っ
ております。
少し中身に入っ
てまいりたいと思っ
ておるんです
が、これ
が大体一般的というか、前面に出る何というか、町
が考え
ていかなきゃならん町村合併に対する考え方として、やっぱり中心的にやっ
ていかなきゃならない問題ではないかなあというふうに思っ
ております。皆さんで判断をし
ていかなきゃならん問題で
あるというふうに私は思っ
ております。
幾つか申し上げます細かいかもしれません
が、一つは、もう一回言っ
ておきます
が、町民
の皆さんはやっぱり懇談会でいろいろ言われ
ておる内容だとか、その種
のものを見た場合に、今回
の合併について、7市町村
があるわけで
あります
が、みんなで判断をするときに、選択肢をこれだけしかないいうことだけで走る
のか。二つか三つ、加え
て単独という考え方で
シミュレーションをし
て財政はこういうふうになっ
ていくと。うち
が例えば幾つか、一つか二つ
のところと合併をする、いったときにでも、あくまでうち
が主導権をもって合併論議に臨むいうことだって、選択肢
の一つではないかと。私は言っ
ておきます
が、合併を全く反対ということではないんです。ないけども、みんな
が納得
のできる、そしてみんな
の住民サービスが低下をしないという中身をやっぱりぜひとも必要だというふうに私は思っ
てこんなことを言っ
ておるんです。それを負担は低く、サービスは高く、これ
が基本なんですよ。これ
ができなかったら市町村合併したってなんにもならん
がです。財政はみんなで今回は二、三年頑張っ
ていこうといえば、町民
の皆さんは、ああそういうことかなあと、よしそんならみんなで頑張っ
てみようと。だから少しぐらい我慢し
ていこうやないかと。家庭と一緒ですよ。収入
が少なくなれば、それは当然みんなでうちを守っ
ていくために、あの支出はやめよう、この支出はやめよう。ここは学校
の教育だから仕方ないという格好でやっぱり削るでしょう。こんなんで
シミュレーションをやっぱり私は町としてもやっ
ていく
のが当たり前ではないかと。ただ7市町村で合併
ありきみたい論議だけで、そんな資料ばっかり出し
て、何でもいいから合併しなきゃならないと。こんなことではやっぱり町民
の皆さん納得しないと思います。私は。だから、そういうこと
が考え
ておる
のかおらん
のか。もう一回言っ
ておきます。単独でいったらどんな格好になるかと、一つ、二つ
のところと合併したらどうなる
のか。7市町村で合併すればどうなる
のかいうことをやっぱり町民
の皆さんに知っ
てもらえ
て判断を仰ぐという
のが、私は一番正しい選択
のあり方ではないかというふうに思っ
ておるわけで
ありまし
て、どうか、その辺をぜひともお聞かせを願いたいというふうに思っ
ておるところで
あります。
それから
次は、町長は懇談会
の中で、年明け
て9月になれば市町村合併
の結論を出さなならんということを一生懸命言っ
ておられるんです。だけど町民
の皆さんは、ああ9月までどうすり
ゃいいがか判断を町
がする
がだなあというふうに思っ
ておられると思うんです。私はそうではない。それまで
のプロセスと町
の考え方
が合併
の中で、どこまで浸透し
て、どこまで論議をし
て、どこまでうち
の言い分
が通った
のかと。これ
が変な話だけど、年明けたら1月末から2月
のはじめにかけて、二千何百項目
のもの
が全部出るんです。出たときに議会もこのことでどうする
のかという判断をしなきゃならん。町長は、議会で判断しますと繰返され
てます
が、だれ
が提案するんですか。町長を中心にし
て、当局
が議会に提案をすることになるんです。まあもしされんがなら、されんでいいですけども。議会として
の判断をしますけども。私はそうならんと思うんです。だから、そんなことを懇談会
のとこでやっぱりきちんと言っ
ていただきたいというふうに思います。9月だと言われるから、9月まで待っとりゃいいがかっ
て待っとっ
てどうするんですか。1月末に出たものをどういう論議するんですか。皆さんと、町民
の皆さんにどういう知らせ方をするんですか。加え
て言っ
ておきます
が、各校下を回られ
て、もう一回何とかやりましょうとか言われたところと全く言わないところ
がありました。質問
がなかったら全く言ってないというニュアンスで少し言われたところも
あるようで
あります
が、一環し
て統一され
ておらん。言う
ておきますよ。ほんとですよ。わしとこの校下、そんなこと聞いたことない。いやわしとこの校下へき
て明確にもう一回懇談会やります言われたと。こんな話
が至るところで出
ていますよ。うち
の校下ではニュアンス的にはそういうふうに取れたかなあという発言は
あったように私は記憶をし
ております。私は速星で
あります
が、もう一回やりましょうと言われたことないです。熊野校下では言われたようで
ありますね。音川でも言われたようで
あります。あと
のところどうな
のか、私聞い
ておりません
が、やっぱりみんな
が同じレベルに立つときに、きちんとしたレベルで判断をするように、懇談会やられようと何しようと、基本だけはきちんとし
ておい
てください。そうしないと皆さん
が迷う。あこで言う
てここで言わなかったと。やっぱり私はまずいと思いますよ。それは。この辺を加え
て、ここで明確にどういう内容でやっ
ていこうとされる
のか、町民
の皆さんにどういう格好でお知らせをし
て、そして判断を仰ぐ
のかということを答え
てもらおうと、私は思っ
ておるもんですから、こんな言い方をし
ておるわけで
ありまし
て、どうかこの辺も明確にお答えをし
ていただければというふうに思っ
ております。
そこで、先ほど少し触れましたけども、「
財政危機回避緊急プログラム」
が発表され
ております。これにしたがっ
て、これから
の予算を富山市は組んでいく。それに言葉
がきついかも知れません
が、
10分の
1の婦中町、八尾、山田、大沢野、大山、射水、全部この危機回避
のプログラムに乗った予算にしなさいよと。それでなかったらだめだとは言っ
ておられんようで
あります
が、そういうふうに聞こえ
てどうにもならん。この辺を結果的に押しつけ
てくるとすれば、うち
の予算、来年
のものを今、一生懸命編成され
ておると思います
が、各町村で、大幅な格差
が出
てくるということではないかなあという感じ
がし
てなりません。それ
が先ほど言いました各町村
の担当者
の間で不満
が出る、不平
が出る、こんなことでやっとれんがかと。富山弁で言えばね。いう内容
が沢山出
てき
ておるよということを聞い
ておるんです
が、町
の方はそのことを把握をされ
ておる
のかされ
ておらない
のか。ぜひともお聞かせを願いたいし、やりにくく
てどうにもならん
がなら、どうにもならん
がだということも言っ
てもらいたい。全く心配するなと。よそから
いらんことちょいちょい言うなと、任せ
ておけと言われるんなら言っ
てください。そう言われりゃあ、私はもっと意見
があるわけで
ありまし
て、中身を披瀝をし
ておい
ていただきたいなあというふうに思っ
ております。
そういうこと
が出
てくるとすれば、職員
が議会に出席する態度を明確にし
てもらわにゃ困る。この問題については、こういう考え方で臨みますということをはっきりし
てください。だんだん詰め寄っ
ていくと、そんな話になっ
ていくんですから、あんまり言いたくないんです
が。だから、私はいつも言っ
ておるでしょ。町として
の指針、
1項目
1項目
の考え方、きちんとなっ
ておるんですかと言っ
ておるんです
が。そのことに対する返事という
のは一回もないんです。私はどうも町全体
の職員
の皆さん、課長さん方、ここにいらっしゃいます
が、見
ております
が、各分科会、専門部会、委員会という
のがあるんです
が、臨んでき
て、こういう内容になりましたよと、こういうことでOKにしなきゃならんという報告はされ
ておるようで
あります
が。内部としてこの問題について、こういう考え方で臨もうということ
が、あんまりないように見受けられ
てなりません。その辺をやっぱりはっきり言っ
てもらいたいなあというふうに思っ
ております。
それから、もう一つ言っ
ておきます
が、12月8日に富山市
の議員
が一般質問をし
ておりますね。コンピューター
の整備費について。合併したら
17年に間に合わせるために、統一をし
てコンピューターを整備しなきゃならん。こんな話になっ
ておりますね。そのときに、私まだ最終的に聞いてないんです
が、うち
の委員会でも恐らく報告され
ておるんではないかなあと思っ
ておるんですけども、噂によれば、今回
の議会に補正予算で出
てくるんではないかまで話
が出
ておったんです
が、今回は出ませんでした。出たら大変なことになったと思いますよ。これから、富山市も合併
の中で、みんなで協議し
て予算をつけるように努力し
てもらいたい。言葉柔らかいけども、やらなかったら大変なことになりますよということですよ。それをあえて12月議会
の中で補正予算を組もうとされたんだと思います
が、いろいろ
あって組まなかったんでしょう
が、3月だって合併するかせんかわからん
がですよ。そんな予算を持っ
て何するんですか。
17年に間に合わなければ
18年でも
19年でもいいじゃないですか。何でそんな慌て
て合併するかせんかわからんものを予算組んで、整備しなきゃならん
がですか。私は今から言っ
ておきます。それはおかしい。婦中町
のそのコンピューター
のやり方、方法
が一番いいからな
のか、向こう
が折れた
のか知らんけども、婦中町
のものに合わせようということ
のようで
あります
が、規模を大きくしないとということで
ありますから。だけど合併するかせん
がかわからん
がですよ。それを3月
の予算であたかも合併
がありきみたいな顔し
て予算を組もうなんていう
のは、私は間違いを起こすというふうに思いますので、これもしっかり答え
ておい
ていただきたいというふうに思っ
ております。
それから今度はだんだん細かくなっ
ていきます
が、基本は全く
の基本はどういうことかといいますと、言っ
ておきますよ。行政サービスは高く、負担は低くというところで、法定協議会に臨もうと、これ
が基本だったんですよ。忘れないでください。どうも見
ておったら、そんな格好にだんだん遠ざかっ
ていくような感じ
がし
てなりません。これだけしっかり言っ
ておきますので、行政サービスは高く、負担は低くという
のは、これで3回ぐらい私ここで言いましたよ。終わったらエンドレスでそんなことばっかり言うなっ
て、また後で皆さんに言われると思います
が。だけど、ほんとにこれ
が基本なんですよ。大きくなっ
て、行政サービス
が行き届いたものになるかならんか、議員
の数だって少なくなるんです。私は少なくなっ
てもいいと思います
が。だけど町民
の皆さんに声
が届きにくくなるというようなこと
があってはならんというふうに思いながら、こういうことを言っ
ておるわけで
ありまし
て。
それから、これも恐らく1月末から2月
の初めにかけて、各分科会、専門部会で
の7自治体で協議されたものだとか、各補助金制度についても恐らく出
てくると思うんです。これをうちとして、どんな主張をし
て、どういう中身になりつつ
あるのか。自分ところとして、これだけは何とし
ても守っ
ていかにゃならんということがあるのかどうなのか。これまた一番大事なことなんです。各地区でイベントをやっ
ている。イベントに対する補助金
があるとかないとか、そんなことまでできるか。この財政危機にということを言われ
ておるような感じもしますし、いやあそんなこと言わずに何とか認め
てやるめいかという話も
あるようで
あります
が、この辺
の中身をきちんと言っ
ていただきたい。加え
て言っ
ておきます
が、負担金だとか、手数料
の問題
があるでしょ。これだんだん細かくなっ
ていくんです
が、これという
のはやっぱり、今日お母さん方もたくさん来
ておられます
が、一番大事なことなんです。うち家庭もっておれば、税金
がどんな格好になる
がかと、高くなるか安くなるかということも
あるでしょ。婦中町
の人口
の6割は大体都市計画税
が入っ
てくるんです。合併した場合に。そうなったときに20%
の方々
が、今
の固定資産よりも高くなるよということに必ずなります。ただ、この制度は3年か5年
の間に段階的にという話になるかもしれません。なっ
ても最後は必ずそうなっ
ていくということ
が、ほんとにいい
のかどうな
のか。家庭もっ
ておっ
て、そんなこともやっぱり判断材料に出
てくるんではないかなあという感じ
がし
てなりません。議員
の皆さん見
ておりましたら、もう35分という顔し
ておりますから、ほんと言うたらまだ幾つか
あるんですよ。
あるんです
が、そろそろやめますけども、やっぱりかかる町民
の皆さんに負担
が増える内容、減る内容、例えば水道一つ取りましょうや。水道料金は婦中町でも高いですよ。高いけども、言っ
ておきますよ、富山市
の水道局は赤字なんですよ。うちはプラスです。これと合併したらいつかは値段を上げないとやっ
ていけないということになるんです。こんなことをやっぱり思いながら言っ
ておきたいと思っ
ておるんです。中身は。にたにたと笑っ
ております
が。助役さん、ほんとですよ。そうなっ
ていくと思いますよ。私は。こんなことをやっぱりみんなで思いながら、総体的な判断をし
ていかなきゃならんというふうに私は思います。ただ私
の立場は合併、全く反対じゃないんです。する
がなら、どことどこをどういうふうにしたら婦中町
の町民にとって一番得な
がかということを考え
ていこうではないかというふうに思いながら、一般質問をしたわけで
ありまし
て、また幾つか残りましたけれども、これぐらいでやめます。やめます
が、どうか私
が今幾つか申しました中で、答えられるものはきちんと答え
ていただきたいし、考え方で述べられるものは述べ
ていただきたいというふうに思います。以上で質問終わります。
5 ◯議長(柞山数男君)
大島町長、答弁。
6 ◯町長(大島外夫君)
磯野議員さん
の質問にお答えいたします。非常に総括的な中身でございまし
て、漏れ
ておりましたらまたその都度言っ
ていただければと思っ
ております。なるべくメモをし
ておりますので。
それでは、まず磯野議員さん
の質問にお答えさせ
ていただく前に、先月末
の「住民懇談会」を開催しまし
て、その際は議会
の皆さん方
の全面的な協力をいただきまし
て、また開催時期や天候にも左右されました
が、多数
の方々に参加いただきましたことを、厚くお礼を申し上げます。
今回
の懇談会は、婦中町独自
の取り組みでございまし
て、いわば手探り状態で実施いたし
てまいりました
が、何よりも現段階で
の情報提供ということ
が主でございまし
て、住民
の皆さん方
の素直なご意見を直に伺いたいということで、課長を含め、町幹部
が総力を挙げ
て取り組んでまいりました。内容や運営等につきまし
て、まだまだ不十分とお感じになった部分も多々
あろうとは存じます
が、常日頃私ども
が行っ
てき
ております協議
の現状について、少しでもお伝えできた
のではないかというふうに思っ
ております。
また各会場では今後さらに協議
が詰まった段階で、こういう機会を可能な限りつくっ
ていきたいということも申し上げ
てき
ているところでございますので、ただいま質問
の中にもございましたように、言っ
ておるところと言ってないところ
があるのじゃないかということでございます
が、この機会をとらえまし
て、正式に町はやはり年
が明け必要と認めた段階で、再度住民懇談会は当然開かなきゃならんというふうに思っ
ておりますので、ご理解を賜わりたいというふうに思っ
ております。
また懇談会で出ました多く
の意見につきまし
ては、真摯に受けとめまし
て、協議に反映し
ていかねばならないことはもちんでございます
が、各課長等も出席いたし
ておりましたので、それぞれ胸に刻んできたことと思っ
ております。
その町も合併推進本部を開きまし
て、いろいろ検討し
てまいっ
ております。それで、ご質問にも
ありましたけれども、町
が合併協議会
の分科会、あるいはまた部会等に主席する際に、意志統一
がされ
ておるかどうか、あるいはまた婦中町
の言い分
がどうかというご質問もございました
が、いま合わせ申し上げ
ておきますと、すべて町は合併推進本部を開きまし
て、重要なこと等は意志
の統一を図っ
て、婦中町
の立場を鮮明にしたもので出
ていくということに心がけ
ておりますので、そのことも合わせ
て申し上げ
ておきまし
て、再度、まだ行き届かない点
がありますれば、本部で、これは本部長
が助役になっ
ております
が、私もその場には出
ておりますので、十分にそのことを心がけ
て、これから
の会議に出席させ
ていただこうというふうに思っ
ておりますし、各担当課長及び担当者につきまし
ては、その意をもっ
て合併協議会
の分科会、部会等に出席し
ておりますので、そのようにご理解を賜わりたというふうに思っ
ております。
それでまず冒頭に出ました
のは、富山市
の緊急財政プログラム
のことでございますので、その点から申し上げ
ておきます
が、今年
の7月に富山市から出されました「危機回避緊急プログラム」でございます
が、これはあくまでも富山市独自
のもので
あるというふうに私は理解し
ております。
それで町といたしまし
ては、基本的には9月議会で提示し
ております「平成
16年度
の実施計画見直し報告書」に基づい
て、新年度
の予算編成作業をし
てまいっ
ておりますので、また経常経費等につきまし
ては、平成
10年度よりシーリング方式による削減を継続するなどしまし
て、歳出
の削減には早くから努力をいたし
てき
ているところでございます。
また財政運営に当たりましては、従来から計画的な運営に努め
ているところで
あります
が、現在
のところ、それなりに健全性を保持しなければならないというふうに思っ
ておりますので、ご理解を賜わりたいというふうに思っ
ております。
それから、その
次は合併をするときに、単独か、今
の枠組みか、二つ、三つ
のことかというお尋ねでございます
が、やはり町は議会
の皆さん方にもいろいろと昨年からご協議申し上げまし
て、どういったようなグループ
がいいかどうかということをご相談もし
てまいっ
ております。
また町民
の皆さんには合併に関します栞等を出しまし
て、そのときに初めて第
1回
の住民懇談会を開い
てき
ております。それで、やはりそのときにアンケート調査もいたしまし
て、どういう組み合わせ
が一番、町民
の皆さん
が望んでおられるかということを判断しまし
て、現在
の7市町村
の枠組み
の方に踏み切っ
て合併協議会に出席するということで、3月議会でご理解をいただい
て、町はステップを踏んできたわけでございます。ですから、現時点で申し上げますと、7市町村
の枠組みか、あるいはそれ以外
のもの、あるいはまた婦中町単独かということにつきましては、現段階では7市町村以外は考え
ていないという
のが、私
の考え方でございまし
て、その是非を問うために、今後も町民
の皆さんにいろいろとご意見を伺っ
ていかなければならないだろうというふうに思っ
ております。それで最終的には、明年
の9月議会でその意を決するということになります。
それと磯野議員さん
が先ほどおっしゃった、だれ
が提案し
てどうする
のかということは、先月行いました合併懇談会
の中でも出た地区もございます。それでそのときははっきり申し上げ
ておきまし
て、町
が合併すべきか否か
の判断をしまし
てから、議会にそのことをご提案申し上げるということでございまし
て、そのことを議会でご議決いただきたいという
のが、私
の真意でございますので、そのような判断に立っ
ておりますので、合わせ
て申し上げ
ておきます。
それと緊急プログラムは申し上げまし
て、合併
の枠組み
のことも申し上げました。それから長野県
のことは今申し上げませんので、お許しをいただきたいと思っ
ております。
それと基本的なスタンスでございます
が、行政サービスは高く、負担は低くという
のは基本原則でございます。それはいまもっ
て、これは原則でございます
が、ただ今まで
の分科会、協議等で出
てき
ております中で、まだいまだに結論
が出
ていない、要するに保険料、水道料等
が一番町民
の皆さん
が注目
の的だろうと思っ
ております
が、今
のところ大体富山市並みに引き下げられるような案
が出
ておるやには伺っ
ております
が、まだ正式な結論は得
ておりません。それで、やはり町もその公共料金等につきまし
ては、今後
の検討課題として、まだこのことは幹事会にも出
ていないように私はお聞きし
ておりますので、その際には町
の考え方をきちんと幹事会でも言っ
ていただくように、お願いしたいというふうに思ってる次第でございます。
それともう一点、申し上げ
ておきます
が、合併
の判断は、9月議会にいきなりぽんと出る
のかというご意見でございます
が、そのようには思っ
ておりません。いま現在進め
ております
のは7つ
の枠組み
の中で合併協議をし
ております。それで、それ
が整えば合併
の調印というもの
があるわけでございまてし、その後9月議会で合併を正式に議決をし
ていただくという
のが、スケジュールになっ
てくると思います。
ですから、先月から町
が住民懇談会を開催いたしました
が、その際に富山地域合併協議会
の森市長
が各7市町村をすべて回っ
ておられます
が、そのときも申され
ておりましたように、1月、2月になれば、相当重要な問題
が出
てくるというふうに言っ
ておられまし
て、また我々もそうだろうと思っ
ております。ですから、やはり分科会、部会、あるいは幹事会等で出
てきたものは、つぶさに町民
の皆さんにお知らせしまし
て、いきなりということは絶対防いでいこうという考え方もっ
ておりまし
て、何とか、議員
の皆さんには、議会では合併問題特別委員会等
の場でお知らせし
て、報告をさせ
ていただきますし、それ
がすめば町民
の皆さんにご案内するという
のが筋だろうと思っ
ておりますので、9月まで
の段階では、いろんな分科会、あるいは幹事会等で決まったことについては、その都度皆さんにお知らせし
て、町
の態度を臨んでいこうというふうに思っ
ておるわけでございます。その点もひとつご理解を賜わりたいというふうに思っ
ております。以上でございます。
退席する前に、一つ大事なことを忘れました。電算システム
の問題
がございます。
それで、私は包み隠さず申し
ておるように、これは総務委員会でも過日申し上げ
てきたというふうに聞い
ております。それで電算システム
の統合につきまし
ては、ご案内
のとおり、どの合併協議会においても最も時間と費用
がかかるというふうに思っ
ておりまし
て、大変重要な問題で
あります。それで当町におきましても、婦中町も合併協議会に参加し
て以来、精力的にその協議を進め
てき
ているところで
あります
が、現時点では、このシステム
の改修に三十数億
の費用
がかかるというふうに言われ
ております。
それで、今後もさらにこの費用
の詳細やシステム
の内容について、検討を進め
ているところで
あります。それで、このシステム
の統合
の期間につい
てで
あります
が、最短でも
1年間
が必要だろうというふうに言われ
ております。したがいまし
て、平成
16年9月
の合併について
の正式な判断
が出た後に予算を計上し
て開発を始めるということは、平成
17年4月からスタートする、従来どおり
の窓口サービスや内部事務に支障
が生じること
が予測されるということで、これは現時点はそういうことを予測されるということです。そこで、現時点では来る3月議会において当初予算にこの電算システム総合予算を計上いたしまし
て、開発契約に参加しなければならない
のでないかというふうに思っ
ております。
それで法定協議会に参加し
ている以上、他
の構成市町村に迷惑
がかからないよう、当然歩調を合わせ
て取り組む義務
があろうかと思っ
ておるわけでございます。しかし、当初予算に予算化したこと
が、即合併ということにはならないことは当然でございまし
て、私もそのように理解し
ております。
また、仮に合併にならなかった場合でも、その時点、その時点で
の作業量に応じた負担はリスクとして伴うというふうに考え
ておりまし
て、他市町村におきましてもそのような共通認識
があるというふうに理解をし
ておるわけでございます。現時点にお答えできる
のは、以上でございますので、ひとつご理解を賜わりたいと思っ
ております。以上でございます。
7 ◯議長(柞山数男君)
水和助役、答弁。
8 ◯助役(水和恒久君)
磯野議員さん
のご質問
のことにつきまし
て、若干補足いたします。基本的には合併ということ
がなるとすれば、どういう新市
の姿、住民
の負担及びサービスになるかということを求め
て、現在協議し
ておるわけでございます。その中で、お話
ありましたように、水道料
の例等
が出たわけでございます
が、現在私ども
が承知し
ておることから申しますと、富山市さん
のいわゆる
1立法メートル当たり
の給水原価と供給単価は逆転し
ておるということ承知し
ておりますけれども、赤字経営ではないと。むしろ原資を現在持っ
ておいでになりますので、仮に先ほど町長
が申しましたように、富山市さん
の料金ということで
の統一、つまり婦中町よりも約6割ほどになるという考え方
の協議
の方向で、現在協議し
ておると専門部会で承知し
ております。
それと財政状況
がよい婦中町
がなぜ合併かという基本的な問題ございます
が、これは今いろんな懇談会
の場で町民
の方からそういうご意見等
がございました。まず真っ先に、どなたでも考えられることはそういうことだ思います。ただ、現状
の財政状況
がよいということと、先ほど議員さんもお話
ありましたように、将来
のことばっかり言うけどもというお話
ありましたような、そのこと、20年先、30年先、50年先ということを考えた場合には、現在
の今
のままでいける
のかどうかということ
が、やはり基本になると。考え方
のポイントになると。そのことを考えた場合には、今はその合併ということ
の特例措置も
あるということからしますと、いろんなことを考える機会でないか。その中で、議会
のご理解を得
て、合併協議というものを新市
の姿になるとすれば、どういうサービス、どういう負担になるかということについて
の協議をし
ておると。で、合意
ができれば住民
の方に情報提供し、議会
のご理解も得
て、そういうことになるとすれば合併
が成り立つと、こういう段階だということで、情報提供にはまだ現在、中途段階でございますので、先ほど話
ありましたようにサービス
のこと、それからまたいわゆる負担
のこと等々
の協議
が成り立ちましたら新市
の姿も含め
て、また再度住民
の方に対する説明
の機会をもちたいと、こういうこと
が基本でございます。以上でございます。
9 ◯議長(柞山数男君)
18番、磯野 博君。
10 ◯
18番(磯野 博君)
町長ね、私
の言っ
ておる
のは、法定協議会で協議し
ていること
が駄目だとは言ってないんですよ。法定協議会は、みんなで協議し
て、参加せんまいかということを決めたことは事実だから、私はそんなことでそれ
が駄目だとか、いいとかひとつも言っ
ておりませんよ。誤解しないでください。法定協議会で
のものはもので論議はし
ていくと。それはいいですよ。いいんだけども、いざというときに単独
のシミュレーションだとか、二つ、三つ
のシミュレーションという
のは、持っ
ておられますか、検討し
ておりますかということを私聞いたんでね。今
の話だとどうも何にもし
ておらんというふうにしか取れなかったんです
が、その辺
のことを私は聞いたつもりで
ありまし
て、7市町村
がだめだからだとか、そんなことを言うと
がじゃない。7市町村
の中身については一生懸命質問しましたよ。誤解しないでくださいね。これでもしそれでいやあ何にもほか
の単独
のこと
のシミュレーションもやっ
ておらんし、一つとか二つとか、いうことも全くやっとらんならやっとらん言う
てもらえばいい
がです。何でかといいますと、法定協議会やったから言う
て、先ほど助役も言われましたけど、特例債言われたって、必ずリスク
が伴う。なかなかうまい言葉使っ
ておられます
が、そんなもんあんた借金
のことです。借金せんにゃ仕事できんということでしょ。そんなものに何で飛びつく必要
があるのか。飛びつかなく
ても2割も3割も国から補助金
が減っ
てき
てもやっ
ていける体制をどうする
がかということ
のシミュレーションをし
ておるかどうかということなんです。中身は。
加え
て言っ
ておきます
が、先ほどちょっと言う
の忘れたんです
が、問題は合併後に協議をする。調整中、7市町村
の協議
の中で新設合併
の中に合併後
の協議という
のは、そもそも新しくスタートしようとする
がに。合併後に何で協議せんなんですか。新設は新しくスタートするときは、必ず結論出したものでやっ
ていくいう
のが一つだと思います。原則どころか、これこそ大義名分ですよ。これは。という
のが一つ。
それから水道局
の話で
あります
が、私ども
の委員会で富山
の水道は赤字ですと聞きましたよ。私ども
が間違ってたんですかね。後でちょっと確認し
ておい
てください。
それから電算システムでもリスク
がつくと、負担し
てもだめになりゃ損するよという意味ですね。やっぱり皆さん来
ておられんがだから、みんなにわかるように言う
てください。損し
てもやっ
ていかんな
がですという言い方し
てください。リクス
がつくっ
て、何
のリスクなんですか。平たい言葉で、みんなにわかるような言葉を使っ
てください。あなた方ね、僕らにでもあっという間に、ごまかしじゃないんだけも、言葉を濁すというそのこと
が多いような感じ
がし
てならんもんだから、せっかくみんな
が来
ているのだから、それは法定協議会
の中で電算システムを進め
ていっ
て、もしやめりゃ、わしとこは負担はちょこせんなんけども損する
がですよという意味でしょ。私はそういうふうに取ったんだけど。私はそれ
がだめだという
がや。そんなもんね、今まで続いた婦中町は電算システムないとき、どういう仕事し
ておったんですか。それと一緒
のことをやれば、リスクはひとつもかつがんでいい
がです。
1年や2年かかったっていいじゃない
の。そんなもん。そういうことでやりましょうということさえ合意し
ていただければ、私はOKじゃないかというふうに、例えばこのことひとつとっ
ても、そういうものではないかという感じ
がし
てなりません。
それから介護保険、ちょっとここにメモし
ておっ
て、私も忘れまし
て、介護保険だって富山市
の場合、5億8,000万ぐらい赤字でしょ。6億ですか。婦中町は上婦負
の介護保険をみると、黒字ないです。合併し
て、例えばですよ、これだけひとつとっても必ず値段
が上がりますよ。上げないとやれないでしょ。うちは
10分の
1しか居ない
のだから。向こうは三十何万居るんです。たしか3万5,000人ですよ。ここだけとっ
てもですよ。合併し
て赤字
のものと一緒になっ
て、じいちゃん、ばあちゃん
のね、私たちもそうだけど、負担、金は高くなるいうことだって、ひとつ
の判断材料にし
ていかねばいけない。というふうに思うんです
が、これに対する見解
がありましたら出し
ていただきたい。ということを言いまし
て、あとは言いませんので、答えだけきちんと答え
ていただきたい、というふうに思います。以上で
あります。
11 ◯議長(柞山数男君)
今日は
13人
の方おられますので、質問も答弁者側もなるべく簡潔にひとつ要点まとめ
てお願いしたいと思います。
大島町長、答弁。
12 ◯町長(大島外夫君)
磯野議員さん
の再質にお答えいたします
が、まず法定協議会だめとは言ってない
がでということでございまし
て、おっしゃるとおりだろうと思います
が、ただ本年
の3月に町は合併協議会、要するに法定協議会を決定する際に、いろんな組み合わせ
があったはずで
あります。それで、例えば7市町村
の枠組み、あるいはその先には
11市町村
の枠組み、それから上婦負
の4町2村
の枠組み、あるいは山田町入れ
ての枠組みというふうな、いろんなケースも想定されました
が、最終的には町民
の皆さん
の判断はやはり7つ
の枠組み
が多かろうということで、その当時、議会
の皆さんにもご説明申し上げ
て、議論を得
ていただい
て、現在
の姿になっ
てきたというふうに理解をいたし
ております。
それと電算システムにつきましては、先ほどこちら
の思っ
ておる回答を磯野議員さん
の方でおっしゃいました
が、まさにそのとおりでございますので省略いたします。
もう一点は、介護保険
のことです
が、仕事
の内容は全く一緒だということでございまし
て、問題は富山市
の介護保険料
がいま現時点ではわずか50円程度
の差でございます
が、そのことをどうするかという議論も
あります。それとさらにおっしゃったように富山市
が赤字で、上婦負
の介護保険組合は赤字でないという現実を踏まえ
て、当然我々は料金を統一する際には、富山市
の分はきちんと精算し
てからやるべきだということを言っ
ておりますので、そのことは分科会等で協議をすることになっ
ておりまし
て、まだ結論は出
ておりませんので、ご了解賜わりたいと、現時点では思っ
ております。よろしくお願いいたします。
簡略にさせ
ていただきます
が、協議
の結果、調整中といいます
のは、まだ結論
が出てないと。それでこれは事務的にできるものと、あるいは民意を問わなければわからんもの
が出
てきますので、その際に、現在調整済み
のものは、すべて法的に事務的に結論
が出
ているものは調整済みというふうになっ
ておりまし
て、調整中という
のは、まだ幹事会までいかない段階で協議をし
ておるということでございますので、そのようにご理解を賜わりたいと思っ
ております。
13 ◯議長(柞山数男君)
18番、磯野 博君。
14 ◯
18番(磯野 博君)
新設合併なのに合併後に協議をするという
のも
あるよということ、これ一番大事なんです。そのことを忘れたから私言うたんで。その辺、ちょっと答え
てください。
15 ◯議長(柞山数男君)
助役、答弁。
16 ◯助役(水和恒久君)
磯野議員さん
のご質問
の点でございます
が、補足いたします。
おっしゃるとおり、本来、合併までにいろんなことをできるだけ詰め
ていくということ
が基本でございます。物によってはできないものも
あると。ものによってはですね。これは具体的なことを申しますと、やっぱり財政的な負担だとか、いわゆる現在それぞれ
の市町村、7市町村ございますので、サービス
の基準なり、それからまた負担
の基準という
のが大変まちまちだということ
があった場合に、そのことをサービス
の、いわゆる高い方に合わせた場合は、人口規模
が大きいところはやっぱり大きな財政負担か伴うと。そのことを新市全体で賄えるかどうかということも、これは判断
の基準になる分もございますので、物によってはいわゆる合併後にという部分も中にはございます。そのことと合わせまし
て、基本的には対等合併でございますから、おっしゃるとおり従来そのこと
が弱いように写っ
ておるとすれば、町としてそのことを今後
の協議
の中では、対等合併で
あると。要は新市になる前に合併までに協議し、調整するということも今後従前よりも強く打ち出し
ていきたいと、こう思っ
ております。以上でございます。
17 ◯議長(柞山数男君)
次に8番、青山 稔君。
18 ◯8番(青山 稔君)
おはようございます。今12月定例会に
次の3問について、大島町長にお尋ねいたします。
第
1問は市町村合併問題で
あります。これは民意
の把握等についてで
あります。
今回は合併問題について質問する大変タイミング
のよい定例会でございます。これを逃し
てはだめだと思いまし
て、質問させ
ていただきます。
先ほど
の磯野議員とは関連するところございます
が、質問
の中に同じ形容詞
があります
が、ご容赦願いたいと思います。そしてかつまた回答にダブリ
があれば省略し
て結構でございますので、よろしくお願いいたします。
今、住民
の合併問題に関心
が高まっ
ております。自ら調査をされ
ている方々も見られます。一層、民意
の把握を充実しなければと切実に感じ
ております。
先月末、大島町長をはじめ、町当局
の皆様には8地区
の合併懇談会に臨まれまし
て、大変ご苦労さまでございました。私もこの機会に少しでも、町民
の方々
のご意見やお気持ちを拝聴いたしたく、全8地区
の懇談会に参加いたしました。それぞれ地区
の一部
のご意見で
あるかもしれません
が、住民
の声
の凝縮されたものとして理解し、真に心に迫るもの
がありました。同時に合併問題を決定するまで、住民へ
の一層
のご理解を深める手立てをし
て、そのプロセスをしっかり踏まえ
ていかねばと強く感じたところで
あります。
ご案内
のように、婦中町は昭和
17年に速星村と鵜坂村
の合併から始まりまし
て、今回平成
の大合併は昭和28年
の、昭和
の中合併から数え
て50年目を迎え、また昭和
17年
の2村
の合併から6
1年目を迎え
ております。当時は新生中学校
の運営を目途に、人口8,000人を標準とする町村合併促進法
が制定され、それ以来、町は昭和30年に第
1合併、34年に第2
次合併を経
て、3回
の合併で今日
の婦中町となったことはご案内
のとおりで
あります。
そして、今また私たちは子々孫々に及ぼす大きな合併
の判断
の最終段階を迎えようとし
ております。そのために、より比較できるわかりやすい情報を提供しなければ、民意に広く把握できかねる
のではないかと危惧するもので
あります。
例えば住民に対して7市町村
の合併
のほかに、今言われましたように、町単独で生き抜く場合
の指標やパターンなど、比較できる合併問題へ
の総合理解をより促す必要
があるものと感じます。
大島町長は合併
の判断を議会にと
の発言も
ありました
が、私は自分だけを考え
てみますと、議員
の1人として、町民から負託され、町村
の一端を担う立場で
あります
が、今回
の合併は余りにも大きな検討課題で
あり、より多く
の民意を把握すること
が困難で、現状
の判断資料も質的に乏しく、容易に判断しかねないこと
が本音で
あります。
そこで、
次の5点について大島町長にお尋ねします。
1点目はまず8地区
の懇談会に臨まれました
が。その率直な所感をお伺いいたします。
2点目は、懇談会で再アンケート
の要望に対し、同意され
ていました
が、時期と対象はどのようにされる
のか。また町民から住民投票
の質問
がなされ、町長は実施しない旨
のご答弁をされ
ておられました
が、懇談会には当局だけでなく、各校区
の議員も参加し
ておりましたので、住民投票については遠慮し
て、それ以上深く質問や追求
ができなかった
のではなかろうかなあとも感じました。よって住民投票を実施するしないについて、再度町長にお伺いします。
3点目は合併については、できるだけ民意を把握するため、今後も懇談会を開催される
のかどうか、開催されるという説明をなさったところもございます
が、開催されるとしたら開催方法は今度はどのようにされる
のか。特に関係
ある商工会と組織団体や法人・企業などにも広く呼びかけ
て、総合的な懇談会もぜひ必要と考えます
が、お尋ねします。
4点目は、合併
の是非を含めたご判断
の時期、及び民意
の把握方法につい
てで
あります。富山市長は11月
18日
の当町へ
の住民説明会において、平成
16年1月までに事務事業
の大半
のすり合わせを終え、新市
のまちづくり構想を策定し、それをもとに住民説明会を行いたい旨を言明され
ておりました。これを受けた当町
の住民懇談会では町
のパンフレットに今後
のスケジュール
の予定として、「2月に住民説明会」と記載され
ております。
大島町長はこの2月
の説明会を経
て、婦中町を預かる首長として、3月定例会に合併
の是非を含めた見解を述べられる
のが妥当と私は考えます
が、町長
のご判断時期について、
いつ頃になる
のかお尋ねします。
今後、ご判断については7市町村
の、いわゆるバスに例えれば、バスにこのまんま乗り続ける
のか、あるいはこのバスを降りる
のか、さらに降りたあと、
次の違った形
のバスに乗り換える
のかといった判断で
あり、判断時期でも
あります。
私はこの判断
が合併協定書
が調印される8月ごろでは遅すぎないかと考えます。法定協議会
が山場に向かっ
ている今、なおさらで
ありまし
て、婦中町
のホームページなどを大活用した最新情報を公開したり、あるいは住民
のEメールや、電話、ファックスなどからも、いろんな角度から民意へ
の追求をされ
ても、やり過ぎることはないと思います。
したがって、いろんな方法で早急に民意を把握し
ていく必要
があるものと考えます。
大島町長
の合併
の判断時期についてお尋ねします。
最後
の5点目は財政面でございます。町として
の財政計画概要はもとより、他市町村
の公開され
ている主なデータなどを参考に、特に財政的な側面を再確認し、合併判断資料
の整備と公開
が必要と思います。例えば、今先ほど話
あったように7月に富山市
が作成した「
財政危機回避緊急プログラム」などや、当町に大きく影響する電算システム
の統合など、その財政負担、そして都市計画税、事業所税国民健康保険料等
の主なものを抽出すると同時に、当町として
の合併協議会へ提言、要望も
あろうかと思います
が、これら事項についても含め公開し、住民
の判断を仰いでいただきたいと切望するもので
あります。
以上、5点についてお尋ねします。
次あと2問です
が、合併と少し関係
あります。
交通安全
環境の整備です。
第2問目は、交通安全と車
の渋滞にパーク・アンド・ライド
環境の整備で
あります。今年9月
18日
の婦中町合併問題特別委員会新市建設計画最終案にも
ありましたように、JR
の速星、千里駅周辺整備
の事業にパーク・アンド・ライドを盛られ
ていました。これはご案内
のように、最寄り駅
の公共駐車場にマイカーを駐車し、公共交通機関
のバスや電車などに乗り換え
て通勤や商談など、企業活動、イベント
のレジャーなどにも割安な公共交通を利用し、交通
の渋滞緩和や騒音防止、エネルギー
の有効活用、排気ガス
の低減などを目指すもので
あります。このためには、ある程度駐車できる場所を公共交通駅近くに整備しなければなりません。
先般、9月25日に私ども会派で隣
の新潟市と合併前
の黒崎町に研修に行きました。元町長でございました青木太一郎現新潟県議会議員さんに会い、お伺いしました。その中で、黒崎町長時代に建設された高速バス
のパーク・アンド・ライド施設をご紹介され見学し
てきました。これを見まし
て、早速富山県内
の北陸自動車道
の高速バス停を調査しますと、
17カ所
あります。そのうち、婦中町では東本郷橋
の両側に一つバス停
があること
がわかりました。ここは昭和46年に高速道路
の用地買収に際しまして、将来
の下西線
の新設に関連し、東本郷インターチェンジ新設
の要望
があったところで、種々
の要因から建設
ができなくなり、現在
の高速バス停となったものと伺っ
ております。地元からも富山県農業機械センター横
の高速道路両側に既設
のバス停
があることから、せっかく
の高速バス停へ
の昇降口
が両サイドに
あるのに何とか利用できないかということで
あります。
道路公団に立ち寄っ
て調べ
てみますと、現在
の高速バス運行企業は富山地鉄さんはじめ、
12社、いま利用され
ております。そして金沢、入善、氷見、富山駅前、城端役場前、新潟、松本、東京、大阪など、運行され
ているもので
あります。今月12月
1日からは西日本JR高速バス
が、あるいはまた来春から北陸鉄道高速バス
が増便になり、ますます高速バス
の利用
が増え
ていくと
のことで
あります。
今後
のパーク・アンド・ライド施策
の中に、新潟
の黒崎町
のように、高速バス
の運行について、具現化されたように、当町も近隣
の市町村と共同し
て共に働い
て、知恵を出し合い、総合的に県当局や、関係機関、そして公共交通機関と共同し
て、この施策を実現すれば、一層
の交通安全とお互いに地域交流人口
の増大や、今後
の広域連携
の地域活性化ニーズに対応できるものと思います。
そこで大島町長にお尋ねします。
今
の市町村合併に関することになります
が、このパーク・アンド・ライド
の施策事業を富山市
のまちづくり計画へ
の追加策として考え
てみるべきと思います
が、いかがでしょうか。
そして駐車場としても近辺
の適地調査も必要です
が、地元
の富山県農業機械センターを県当局に打診し、ご都合も聞きながら、パーク・アンド・ライド用として利用することもひとつ
の方法と考えます
が、いかがでしょうか。今後、この高速バス停
のある婦中町として、その積極的な利用策について大島町長
のご所見をお伺いします。
最後
の3本目でございます。
JR高山線と交差する町道等
の拡幅をJR担当部署と
の協議続行を要望するわけでございます
が、先般、11月中旬に国鉄OBで
あられます鵜坂校区にお住まい
の杉林好信さん
のご紹介で、現役時に同僚でございました現在速星駅にご勤務
の国鉄富山鉄道部高山線管理担当をし
ておられる中橋由夫部長様に面会し
てきました。先方様
の都合も
あり、急でしたので、面会に参加された方は、町当局からは建設課長、公民館関係からは神保校区より2名、鵜坂校区より3名、計6名で面会し
てきました。面会ですぐ中橋部長さんから発せられた言葉はJR高山線と交差する道路
の拡幅協議を中断し
ている町はどのようなスタンスな
のかと、逆に協議開催
の意を強く示されまし
て、中橋部長さんを窓口に協議に臨んでほしい旨を感じました。
私は全沿線では
ありません
が、とりあえず鵜坂校区と神保校区
の現地をその地区で、高山線問題に携わっ
てこられた先輩
の方々に案内し
てもらい確認し
てきました。地元
の声としては、長らく交差箇所
の道路
の拡幅を心に込め、高山線沿い
の草刈りや消毒等
の奉仕も長くし
てきた
のだ
がと言っ
て、切実に道路
の拡幅を願っ
てこられたと
の声で
ありました。鵜坂
の本郷踏み切りでは約3メーター幅
の歩道
が高山線
の横断箇所だけ
が切れ
ているので、特に通学時には不安全で
あり、歩道増設拡幅を要望し、一方、上吉川踏切と第一下吉川踏切
が約6メーター幅
の道路
が高山線
の横断箇所だけ半減し、狭くなっ
ているので
あります。町民は長らく交通車両
の安全と歩行者
の安全を望んで
いるところで
あります。
町内には多く
の横断箇所
があると思います
が、大島町長に
次の3点をお尋ねします。
1点目は、今まで各校区
が数年間陳情、要望し
ている状況です
が、現在、道路
の横断箇所で拡幅要望
が何カ所
あるのでしょうか。そして、婦中町として国鉄さんと今までどのように交渉をなさっ
てこられた
のか、経緯についてもお伺いします。
2点目は今、下吉川地内で高山線横断路を2カ所を
1カ所に、また上吉川地内で5カ所を
1カ所に統合され
てきた経緯
があり、これらは田地
のほ場整備に伴い、廃止され
てきたもので
あります。地元地区民
がJR沿線
の草刈りや亀虫など
の消毒奉仕
の作業などをされ、道路
の拡幅を願っ
てきたと
のことでございます。これらについて、国鉄当局
があまり理解され
ていなかったように思われました
が、今まで協議
の中で、より積極的にそのことについてもご理解を促し
ていただきたいものと思います。
3点目はJR交差横断箇所
の道路
の拡幅について、町
の財政支援等
がもし必要となれば、その大小にもかかわります
が、今
の市町村合併
の主要課題に含めなければならないと思います
が、いかがでしょうか。
今、パーク・アンド・ライド施策
が話題になっ
ている機会でも
あります。また、一層
の交通安全
が叫ばれ
ている今日でも
あります。当局はこれまで以上に真剣な協議をJRと再開し
ていただきたいと、強く念じます
が、今後
の取り組みについて、固い決意をお尋ねいたしたいと思います。以上です。
19 ◯議長(柞山数男君)
大島町長、答弁。
20 ◯町長(大島外夫君)
青山議員さん
の質問にお答えいたします
が、まず
1点目
の市町村合併
のことについてでございます
が、ご質問
の大まかな主題だろうと思っ
ております、情報公開と民意
の把握
の方法につい
てで
あります
が、冒頭
の懇談会に臨んだ率直な所感について、簡単に述べさせ
ていただきますと、先ほど
の磯野さん
のときにもお答えしました
が、2週にわたって開催いたしました地区懇談会は、合併
の協議
の経過報告と住民
の皆さん方
のご意見を交換する場として、町
の議会と共同で開催させ
ていただいたものでございまし
て、この場では貴重なご意見、あるいはまた激励、質問等、住民
の皆さん
の生
の声をお聞きすること
ができまし
て、大変意義深い時間を持たせ
ていただいたと思っ
ておりまし
て、そのことにつきましては感謝し
ている次第で
あります。それで青山議員さんも8地区すべて出席されまし
て、お聞きになられたことにつきましては敬意を表する次第でございます。
そのときにも申し上げ
てきました
が、現在、協議を進め
ている内容
がある程度出揃った段階で、やはり直接住民
の皆さん
の声を聞く機会を設けたいということは、先ほど磯野議員さん
のときにもお答えさせ
ていただきました。そう
あるべきだろうと思っ
ております。
それで、じゃあ民意をくみとる有効な手段でございます
が、時間をかけ
て勘案しながら、実施できるかどうかを含め
て、検討し
ていかなければなりません
が、住民投票につきまし
ては、私は先
の住民懇談会
のある場所でも出まし
て申し上げ
ておりました
が、やる予定は
ありませんと。それでこれはあくまでも住民
の代表たる議員
の皆さん
が、そのお立場で住民から民意を集約されまし
て、その視覚によって最終判断されるべきものと理解し
ておるわけでございますので、ご了解願いたいと思っ
ております。
それから最終判断
の時期でございます
が、これはまた何度となく申し上げ
てき
ておりました
が、協議
の大勢
が整った後ということで、住民
の皆さん
がどう思っ
ておられる
のかを見定めまし
て、当方
の方で判断を申し上げまし
て、議会にご提案し
て判断をし
ていただこうという
のが、現在まで
の考えでございます。
それで、この判断に先立ちまし
て、やはり可能な限り協議
の内容やデータ、財政的な課題も含めまし
て、今後
の見通しなど、計画など公開し
て様々なご意見をお聞きすることは説明責任をもつ町としては当然
のことと承知し
ておりますので、議員
の皆さんにおかれまし
ても、これまで以上にひとつ協力をお願いしたいというふうに思っ
ております。
それで今、青山議員さんからもご発言ございました
が、ご意見とかお問い合わせにつきまし
ては町
のホームページ等でもお受けいたし
ておりますので、ご理解を賜りたいというふうに思っ
ております。
次にパーク・アンド・ライド
の施策
の中に高速バス
の運行ということでございます
が、10月
1日から富山新潟間
の高速バス
が運行を始め
ております
が、これは高速道路内で
のバス停
の設置ではなく
て、黒部インターと富山インター内にしか設け
ておられません。それで東本郷
のバス停
の設置におきましては、建設当時設置されました
が、現在まで使用され
ておりませんので、新たに使用するとなると高速バス運行事業者と
の地方公共団体
の共同で、駐車場・バス停、待合室等
の整備を図らなきゃなりませんし、また
シミュレーション等については、実施計画書を添え
て国土交通省に申請しなければならないという
のが、手順になっ
ておるそうでございます。
それで実施するとなりますと、バス運行事業者
が採算性
の面も
ありまし
て、賛成
が得られるかどうかも問題になっ
てくるだろうというふうに思っ
ております。それで将来的には、他地域と
の交流連携する広域ネットワーク
の整備は必要で
ありましょう
が、通勤・通学時
のパーク・アンド・ライドにおきましては、県内
の利用状況は
1%と、極めて低い状況に
ありますことから、当面は身近な公共交通
の活性化を図ること
が、優先すべきことだろうと考え
ております。
また、このことを新市
の建設計画に追加し
てはどうかというご意見でございます
が、これはやはり他市町村
の了解も必要
のことから、慎重に対応し
てまいらなければならないだろうというふうに思っ
ております。
それからJR関係
のことでございます
が、各校区から要望で
あります踏切は、本郷踏切と麦島第2、それから麦島第3踏切と上吉川
の踏切
の4カ所でございまし
て、この交渉計画につきまし
ては、昨年8月、9月、平成9年
の4月にJR西日本金沢支社と事前協議を行っ
ております。
それで協議
の中で立体交差か統廃合
が必要条件でございまし
て、明確にしないと
次の協議には入れないという
のが、JR
の姿勢でございますので、地域住民
の協力とご理解
がなければ進展しない
のが現状でございます。
以降、平成
14年11月
14日に第
1回
の北陸信越地区踏切道調整連絡会議富山県分会
が開催されまし
て、また第2回
が本年9月
19日に開催されました。この中で法指定に向けまし
て、本郷踏切を要望し
ているところで
あります
が、平成
15年8月
11日には、町・県とJR西日本金沢支社と
の協議を行っ
ているところで
あります
が、JRサイドは統廃合は前提で
あるというふうに、かたくなに申し
ておりまし
て、これ
が現状でございます。
また8月5日には高山線関係市町村長、これは町からは私は他
の公務へ出席し
ており、収入役さんに出
ていただきました
が、JR西日本金沢支社へ
の陳情
の中で、上吉川踏切
の陳情を行っ
ております。
それで、2番目
の質問で
ありましたJR沿線
の地区住民
の奉仕作業を行っ
ていることにつきましては、町も非常に感謝を申し上げ
ておる次第でございまし
て、ご指摘
の点につきましては、西本郷団地など、地域住民
の皆さん方
の除草についてもJRに要望いたし
ております
が、今後
の協議
の中で理解を促し
ていきたいというふうに存じ
ております。
3番目でございます
が、踏切改良工事を行った場合、全額、町負担という
のが基本でございまし
て、町では新市
の建設計画に案としまし
て、踏切
の改良を計画し
ているところでございます。
いずれにいたしまし
ても、踏切改良を行う場合には、統廃合
が前提条件になりますので、関係各位に理解を賜わりたいというふうに思っ
ておる次第でございます。以上でございます。
21 ◯議長(柞山数男君)
8番、青山 稔君。
22 ◯8番(青山 稔君)
ありがとうございました。ひとつ聞いたかもしれません
が、もう一度お伺いします。
いつごろ合併
の判断をされる
のかということ。そして関係
ある組織団体や法人企業等、広く呼びかけ
て、総合的な懇談会もしたらどうかという話。それから、当町としまして、合併協議会へ提言、要望
あったようなことを、これら
の事項についても含め、公開し
てほしいということでございます。そのあたり、もう一度質問いたします。住民
の判断を少しでも仰ぎたいからでございます。
よろしくお願いします。
23 ◯議長(柞山数男君)
大島町長、答弁。
24 ◯町長(大島外夫君)
先ほども磯野議員さん
の質問にお答えしました
が、最終的判断は1月、2月に分科会、部会等
のもの
ができ上がっ
てまいりまし
て、幹事会等にも報告をされ
てくるということですから、当然、順序としましては8月に調印ということを想定いたしますと、その前に、やはり町民
の皆さんには、その都度、情報提供をし
て合併すべきかどうかという判断を材料にしなければならんというふうに考え
ております。
それともう一点でございます
が、住民懇談会等
のことについて商工会とか法人とかというご提言でございます
が、やはり町
が町民
の皆さんを対象に懇談会を開い
ておりますので、そこへそれぞれ
の皆さん
が参画される方
がよろしいということから、今までもその線で進め
てき
ておりますので、ご了解を賜わりたいというふうに思っ
ております。以上でございます。
25 ◯議長(柞山数男君)
8番、青山 稔君。
26 ◯8番(青山 稔君)
当町としまして、合併協議会へ今まで提言、要望され
てきたことを、今までもこれからもこの事項について含め、公開し
てほしいと。これらについてご答弁お願いします。
27 ◯議長(柞山数男君)
大島町長、答弁。
28 ◯町長(大島外夫君)
青山議員さん
の再々質問でございます
が、合併協議会では公開をし
ておりますので、富山
の国際会議場等
が主になっ
ております。関係者
の方々はそこへ傍聴に来
ておられますし、あるいはまた町
の合併懇談会等、特別委員会等も傍聴は可能でございますので、ひとつ随意皆さん方はご利用し
ていただきたいと思っ
ております。以上でございます。
29 ◯議長(柞山数男君)
次に
13番、高木勲寛君。
30 ◯
13番(高木勲寛君)
12月定例会
の開催にあたり、2点について質問いたします。
私も市町村合併について関心ないわけでは
ありません。大変関心大で
あります
が、
13名
のうち
11名
の議員さん
が市町村合併について質問され
ておりますので、私はそれをしっかりと聞い
て、私
のものにもし
ていきたいなあというふうに思います。
第
1点目はイタイイタイ病とカドミウム汚染に関する資料館建設について、町長にお伺いいたします。
現在、イ病
の患者は
187名、生存者4名で
あります。要観察者334名、生存者3名で
あります。
さて昨年6月24日で神通川流域カドミウム被害団体連絡協議会より、被害地区
の町議会議員
の方
の紹介を得まし
て、「イ病とカドミ汚染に関する資料館」を建設し
ていただきたい旨
の請願を提出し、同年9月定例会本会議において全会一致で議決、採決され
ております。
各位ご周知
のとおり、三井金属神岡鉱業所
が長年にわたり、カドミウムを含む鉱滓を排出し、神通川流域
1市3町
の住民
の生命と生活、農業とその
環境などに甚大、深刻な公害被害をもたらしました。そしてこの公害と
の闘いは実に半世紀余りにわたり、その克服
のために被害地域住民は寝食を忘れ、筆舌に尽くし難い、粘り強い努力を重ね、今日もなお継続し
ております。
この長期にわたる住民
の闘い
の貴重な資料、記録など
が散逸しないよう収集、保管し、カドミ汚染被害について、閲覧や情報
の提供などに供するとともに、その教訓を後世に正確に伝え、二度と再びカドミウム等による公害を発生させないため
の資料館
の建設で
あります。
なお、昨年
の12月5日には被害地域
の1市3町
の市長、町長さん
が中沖富山県知事にもこのこと
の要望をし
ていただい
ております。
4大公害病
の熊本水俣病
の資料館には、患者
のケアーや地域
環境等をチェックする国立、県立、市立
の施設も付随し
ております。イ病とカドミ
の汚染に関する資料館建設にも同様
のものを請願し
ております。また隣
の新潟県には県立
の水俣病に関する資料館「
環境と人間
のふれあい館」
があります。
町長にお尋ねいたします。以上
のような点を踏まえ、最大
の被害地で
あります婦中町として、被害地域
の首長
の先頭に立っ
て国、県、企業に働きかけ、一日も早く資料館
の建設
が実現するよう、身体をかけ
ていただきたく、お伺いいたします。
次にこのことにつきまし
て、教育長にお尋ねいたします。
前段でカドミウムによる汚染と被害等について申し上げましたので、少しはご理解いただけたと思います
が、当町には公害に関する貴重な体験と被害
の実態、そして痕跡
が身近に
あります熊野地区
の萩島地内には被害住民
が自ら被害克服を目指す活動
の拠点として、清流会館
があります。そこには前段
の資料や、その解説などを展示し
ております。
過去7年間
の入館者
のデータを見ますと、年間約200人から、多いときは400人を超え
ておられます。地元
の宮野小学校5年生
がほぼ毎年見学され
ており、また他校
の婦中町
の見学は過去7年間
のデータでは鵜坂小学校
が1回、速星中学校から地域探検隊というグループ
が3回、そして今年速星中学校から
14歳
の挑戦
の生徒
が見学され
ておられます。
教育現場で
の公害に対する取り組みはしっかりとなされ
ていると思います
が、生きた教材
が身近に
ありますので、教育メニューに取り入れ
ていただきたいと思います。
特に感受性
の高い中学生に「公害は回復するのに気
の遠くなるような年月と膨大な費用を費やし
ても失われた命と
環境は元に蘇ること
がない」という受けとめ方をする教育にもなると思います。幸いに来年、平成
16年よりスクールバス
の運行
が予定され
ております。バス
の有効利用
の面からもぜひ教育メニュー
の充実になるものと思いますので、教育長
の所見をお願いいたします。
2点目で
あります。ケナフとセイタカアワダチ草ということで
あります。
質問
の表題
の頭に「地球
環境」という言葉を書き忘れましたので、改めて質問
の表題を申し上げます。「地球
環境・ケナフとセイタカアワダチ草」について、取り組みを提言し、所見をお伺いいたします。
ケナフ
の質問については、以前数人
の議員
の方から質問
があったかと思います。私はケナフと
のかかわり、あるいは出会いは5年目で
あります。町内で某印刷会社
の社長さん
が熱心にケナフを栽培し「地球にやさしい植物」として取り組んでおられる
のに出会いました。
以来、私も地球にやさしい
環境保全植物として毎年植え
ております。ケナフは
1年草で、アオイ科
のハイビスカス属
の植物で
あります。春に種をまき秋に刈り取るということで
あります
が、茎
の太さは3センチから5センチほどになります。そしてまた背
の高いものでは3メーター、そして5メーターを超えるすばらしい植物で
あります。
私
が継続し
てケナフを植えよう、育てようとし
ておりますことは、ケナフは通常
の植物
の3倍から5倍
の二酸化炭素、CO2を吸収し、地球
の温暖化防止に役立つということにほれたからで
あります。そういうことで、私は毎年家
の回りに多いときには50本ぐらい、今年は30本ほどで
あります
が、植え
ております。幸いにも今年は熊野地区
の農家
の方
のご理解と、約20名
の方
のボランティア
のご協力を得まし
て、700本を超えるものを休耕田に植えること
ができました。このことにつきましては地方紙2紙にも載せ
ていただきました。今年はトータルで約2,000本、約
100名
の方々に植え
ていただい
ております。
さて、日本は生活
が豊かになりました。豊か過ぎるほど豊かになり、今や成人
1人
1台
の車に、そして多く
の物余り
の時代と言われ
ております。豊かな生活を支え
ているのは膨大なエネルギーで
あります。その裏には二、三年前
のデータで
ありますけども、「世界で
10秒間に東京ドームと同じくらい
の面積
の森林
が地球から消え
ている」と言われ
ております。
ちなみに東京ドーム
の大きさは4万6,755平米ということで
あります。現在、日本は人口減による少子高齢化という今日的課題などを抱え
ています
が、貴重な
自然、地球
環境を破壊し
ているということに何ら
の反省も議論も出
ていないことに、私自身を含め
て、子や孫に申しわけなく思っ
ております。
建築資材、木材
の多く
が海外から、また最近では竹
のものも出
ております
が、使い捨て
の割り箸など、大小を含め
て国際的に避難を浴び
ていることで
あります。このことに対して、日本をはじめ、先進国は地球
の節理
が崩れ、物言わぬ動物も植物もいろんな形でSOSを出し、異常気象というSOSも
あります。そしてまた、地球は危ないよというSOSを送っ
ていることを人間はしっかりと察知し
ていると私は思います。温暖化
のこと、あるいは「オゾンホール」
のこと、「
環境ホルモン」
のこと、「大量生産イコール大量
のごみ、その処理」
のことなどで
あります。
そこで、私は今
のライフスタイルを急激にスローライフにダウンすることは難しいと思います。そこで少しでも地球にやさしいことは何か、自分
ができることは何か、それ
がケナフを栽培するという大変簡単なことで
あります。
1m2、
1メーター四方
の土地
があれば、一、二本
のケナフを植えること
ができます。春に種をまきまし
て、そして秋には刈り取り前にはおくら
のような可愛いハイビスカス
の形
の花
が咲きます。そして刈り取ったものを土壌改良材として細かく切っ
て土に戻す
のが一番簡単な処理方法でございます。
それとこの皮は大変良質
のパルプで
ありまし
て、先日、高岡
の横田小学校
の6年生
が7月から自分たちで育てましたケナフで、八尾に
あります施設を借りまし
て、そこで卒業証書をつくっ
ておるということ
がテレビや新聞で報じ
ておりました。
環境へ
の関心も深まり、一石二鳥以上
の学習効果も
あると思います。
そこで婦中町には、11月末現在で
1万653世帯
あります。車は軽四車も含め
て約
1万5,000台から2万台ぐらい
あるんじゃないかと推測いたします。
1世帯、ケナフ
1本、車
1台ケナフ
1本、合計2万5,000本から3万本
のケナフを植えることで、ケナフ
が婦中町をPRし
てくれると思います。そして、日本一
のきれいな空気
の町、住みやすい町、地球にやさしい町をアピールし
てくれること間違いないと思います。
少子高齢化
の課題も一時的には先送りすること
ができるかも知れません。さらにセイタカアワダチ草を根こそぎ駆除するという提言でございます。
9月か10月に保健生活科
の方へセイタカアワダチ草
の駆除について
の話をしました
が、多忙で
あり、大変大きな課題
の影になっ
ておりますので、何かそこについて
の課として
の話
ができなかったかと思います
が、相当日
がたっ
ておりますので、課内で何か話された
のか、ひとつお聞きしたいと思います。
セイタカアワダチ草は「花粉」
が花粉症やゼンソク
の原因になると言われ
ておりました
が、このこと
が薄れ
ております。それは風を介し
て受粉する花でないという節
があるからで
あります。しかしケナフと違っ
てキク科
の多年草で根といいますか、茎
の分からほか
の植物
の生育を止め
て、自分
が一生懸命伸び
ていくという、そういう植物
の分泌をしながら日本中に広がっ
ておる
のが現状で
あります。
私
の家にも侵入し
てきました。刈る
のではなく根こそぎ取るということに対して、大変重労働で
あります。改めてこの草は大変な「やつ」だと、日本
の生態系を変える
のではないかなあというふうに思ったわけで
あります。ケナフを毎年植え、セイタカアワダチ草を駆除する婦中町、そしてこのことを日本全国に向け
て発信するという、かわった提言で
あります
が、地球にやさしいということを含め
て、その所見をお伺いいたします。
31 ◯議長(柞山数男君)
大島町長、答弁。
32 ◯町長(大島外夫君)
高木議員さん
のご質問にお答えします。なお、
1点目
の2番目
の質問につきまし
ては教育長よりお答えさせ
ていただきます。
議員さんおっしゃいます施設に関しましては、過去私どももカドミ関連
の機関並びに被害地域住民
の皆さんと連携をとりまし
て、県へ要望し
てきたところで
あります。
カドミ汚染田
の復元事業につきまし
ては、おおむね目途
が立っ
てき
ている状況
の中、資料館
の建設につきまし
ては、行政と地域と
が共に強く国・県・企業に働きかける時期で
あろうと認識をし
ております。今後とも、そのような観点で粘り強く関係機関
の皆さんに理解を求めまし
て、その実現に向け、努力をし
てまいりたいと思っ
ておりますので、今後ともよろしくご理解を賜わりたいと思っ
ております。
それから2点目
のご質問でございます
が、セイタカアワダチ草でございます
が、全国的には駆除
が困難な傾向に
ありまし
て、不在地主
の空き地でセイタカアワダチ草など
の繁茂は地権者
の無頓着により、放置された結果で
あろうと思われる面も
ありまし
て、繁殖し
ている状況はまことに遺憾でございます。
ご存じ
のように、セイタカアワダチ草は花粉症
の原因になったり、根から他
の植物
の長生きを妨げる物質を分泌する繁殖力
が強い多年草で
あるというふうにお聞きいたし
ております。
また、町
の「空き地
環境保全に関する条例」によりまして、今後、除草勧告を徹底することもセイタカアワダチ草
の駆除に向け
て取り組んでまいりたいと考え
ております。
そこで今申し上げました空き地などにおいて、一種
の悪役と見られるセイタカアワダチ草を駆除し
て、議員さんご提言
のケナフ
の栽培
の啓発に努めることも今日的な
環境問題
の視点で、意義
のあることで
あります
が、ケナフ
の栽培につきまし
ては、地権者
の方々を含めまし
て、町民総ぐるみ
の絶大なる協力
が不可欠で
あろうと思われます。
またケナフ
の効用につきまし
ては、平成
12年度6月定例会で西村議員さん
のお尋ねに、
産業振興課長
がお答えさせ
ていただい
ております。
その後、高木議員さん
の地元でお取り組みもたびたびケーブルテレビ等でも拝聴いたし
ておりますし、お聞きもいたし
ております。
それで、やはり様々
の角度で私どもも勉強させ
ていただきたいというふうに思っ
ております。
ケナフ
の栽培につきまし
ては、地球
環境保全
の意味からも今後とも検討し
てまいりたいと考え
ておりますので、ご提言
のありましたセイタカアワダチ草
の駆除と、あるいはまたアワダチ草を植えることにつきましては、ご提言をいただきまし
て、これから検討させ
ていただこうというふうに思っ
ておりますので、よろしくご理解を賜わりたいと思っ
ております。
33 ◯議長(柞山数男君)
井上教育長、答弁。
34 ◯教育長(井上亮二君)
高木議員さん
の1点目
のご質問、2番目についてお答えいたします。
現在小・中学校においては
環境に対する人間
の責任と役割を理解し、
環境を大切にする心を育てる教育
が理科で
あるとか社会科で
あるとかという、その教科、あるいは総合的な学習などを通して行われ
ているところで
あります。これまで、宮野小学校をはじめとして、二、三
の学校
の児童生徒
が清流会館を訪れ
て、見学を通して学んだ成果は大変大きいもの
があるということを聞い
ております。
また今年度、婦中町教育センター
の「初任者等現地研修会」でも、婦中地域
の小・中学校
の先生方
がここに集いまし
て、地域教材として活用
の方法
がないかどうか、そういったようなことも研修し
ているところで
あります。身近な場所で具体的なその資料というものは、子供たちに大変大きい説得力を持っ
ておりまし
て、
環境保全、あるいはその公害防止
の重要性、
環境を大切にする心を育てる上でも、大変大きな教育的効果
が期待されるものと考え
ております。
平成
16年度から導入を予定し
ておりますスクールバス
の活用によって、清流会館
の利用
が活発に行われますよう、また呼びかけ
ていきたいと、こういうふうに思っ
ております。
35 ◯議長(柞山数男君)
大島町長、答弁。
36 ◯町長(大島外夫君)
高木議員さん
のご質問で、答弁で逆
のことを申しまし
て、セイタカアワダチ草を植えるというふうに私申し上げました。これは駆除をするということでございまし
て、セイタカアワダチ草を駆除し
てケナフを植えると、このように訂正させ
ていただきますから、ご理解
のほど賜わりたいと思います。
37 ◯議長(柞山数男君)
13番、高木勲寛君。
38 ◯
13番(高木勲寛君)
ご答弁ありがとうございました。今、ケナフにつきまし
ては婦中町でケナフ同好会といいますか、そういうもの
があります。私はそこで事務局をし
ておりますので、先ほど言いましたように、地権者というよりも車
1台持っ
ておられる方、自分
の家に
1本植えようかと、あるいは先ほど言いました11月末現在、
1万653世帯
の方々
が1本ずつ植えようかと言っ
ていただくことになれば、地権者
の云々ということはないと思います。
ただ、先ほど言いました一遍に何百本植えるということでは問題で
あります
が、ぜひひとつ取り組んでいただきたいと思います。ありがとうございました。
39 ◯議長(柞山数男君)
暫時休憩いたします。
午後は
1時から会議を再開し、町政一般に対する質問を続けます。
午前
12時00分 休憩
─────────────
午後
1時00分 再開
40 ◯議長(柞山数男君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
町政一般に対する質問を続けます。
11番、五十嵐正子君。
41 ◯
11番(五十嵐正子君)
2点について、12月定例会
の一般質問を行います。
第
1点目として、地産地消と保育所・学校
の給食についてで
あります。
今、食
の安全性を確保するために素性
のわかるものを使いたいということで、地産地消に関心
が高まっ
てき
ております。文部科学省も地元
の農産物を学校給食に利用すること
の意義は否定はし
ておりません。しかし、地元農産物
の使用指導すべきではないかという要望に対しては、何を食材に使う
のかは学校設置者
の権限なので、文部科学省としてはどうこうすべきとは言えない。しかし、優良事例として紹介はし
ているという回答にとどまっ
ております。それに対して農林水産省は地産地消を推進するために、地元産食材
の利用に対する助成措置を都道府県事業へ
の上乗せ補助として、今年度からスタートさせたところで
あります。
一般的に学校給食
のパンを分析しますと、これ一般的ということです
が、その多くから農薬
が検出されると言われ
ております。原料
の輸入小麦
の多く
が農薬に汚染され
ているわけですから、当然とも言えます。例えば2000年、200
1年
の2年間にアメリカから輸入された輸入小麦
の98%から残留農薬
が検出され
ております。基準値内だからよいという考え方
があります
が、子供
の食べるものは汚染され
ていない方
がよいということについては、合意
ができる
のではないでしょうか。
学校給食
のパンや麺はできれば県内産、少なくとも国内産小麦に切り替え
ていただきたいと思います。また町
の保育所では3歳以上児で輸入
の脱脂粉乳、いわゆるスキムミルク
が使われ
ています。ちなみに幼稚園では牛乳です。
国
が定める保育単価
の基準で3歳以上
の給食費用
が減らされるため、輸入、脱脂粉乳を使用することになる
のでしょう
が、安く輸入できるというからくりは、実はWTO協定に
あります。WTO協定
の中で、向かい税で輸入しなければならないという輸入枠
が何品目か日本に押しつけられました
が、成長期真っ盛り
の子供たち
が飲む保育所向け
の脱脂粉乳は、その向かい税枠
の輸入となっ
ているからで
あります。
脱脂粉乳
の輸入先
のニュージランドでは、脱脂粉乳は料理やおかし
の材料に使われるか、子牛
のエサになるだけで、人間
の子供
の飲み物では
ありません。脱脂粉乳
の製造業者自身
が、子供に脱脂粉乳を飲ませるか、牛乳を飲ませるかは、ポリシー
の問題だとまで言っ
ているそうです。
幼稚園
の子供たちばかりでなく、保育所
の子供たちにも県内産
の牛乳を飲ませたいものと思います
が、いかがでしょうか。大島町長、井上教育長
の答弁を求めます。
2点目として、7市町村
の合併についてお尋ねをいたします。
私ども
の党ではこの間、7市町村全体
の地方交付税
のうち、普通交付税
が合併前と合併後、どのように変化する
のか検討を行っ
てまいりました。婦中町から見ると合併前と合併後
の基本的な変化はまず人口
が3万5,000人から42万人になること。そして町から中核地になること、この2つで
あります。普通交付税を算定するに当たっては、行政経費
の差を反映させるため数値
の割り増し、または割り落としを行っ
ております。これ
が数値
の補正で
あり、補正に用いる掛け算
の数字
のことを補正係数といっ
ております。
補正係数には密度補正、態容補正、寒冷補正など、大きく分けると8種類
あります
が、合併に特に関係
の深い
のは段階補正や態容補正と言われるものです。例えば人口
が2倍になったからといっ
て経費
が自動的に倍になるわけでは
ありません。人口2,000人
の村でも40万人
の都市で
あっても、村長または市長は
1人ですから、人口一人当たり
の村長、市長に要する経費は人口
が少ないほど割高になります。このように行政経費は一般的に規模
の経済、いわゆるスケールメリット
が働き、規模
が大きくなるほど経費
が割安になる傾向
があります。この経費
の差を反映させ
ているのが段階補正です
が、人口
が3万5,000人から42万人になることにより、段階補正は削減され、交付税は当然減っ
ていきます。このように段階補正は合併に特に関係
が深いため、8種類
の補正
のうち段階補正
の影響額に焦点を絞ることにしました。事前に議員
の皆さんや当局
の皆さん
の机
の上に資料をお配りし
ておきましたので、これから
の質問はそれをごらんいただきながら聞い
ていただきたいと思っ
ております。傍聴者
の方も入り口
のところに置い
ておきましたので、数
が足りなかったかもしれません
が、ご容赦ください。
まず提出いたしました資料
の1枚目でございます。数字
が並んでおります
が、単位は
1,000円です。平成
14年度地方交付税算定台帳に基づき、私ども
の党で試算し
てみたところ、合併前に比べ
て7市町村全体で経常経費で36億
1,007万
1,000円
の削減という結果
が出ました。黒枠で濃く囲んで
あるところ
がその数値で
あります。この試算数値
の妥当性について、富山市財政当局に問い合わせたところ、段階補正
の影響によって37億円減ると
の回答
があり、大枠で私ども
の試算数値
が確認できたものと思っ
ております。
それでは6町村
が市や中核市に移行することに伴う行政経費、例えば生活保護
の経費や保健所や建築主事などにかかわる経費についてはどう考えるかということです
が、当然、中核市割り増し、あるいはその他
の補正
があって、その分については交付税
が増えることになります。しかし、この分
の増額は仕事
が増え
て経費
が必要だから措置され
ているもので
あり、入っ
てくればそのまま出
ていくだけで
あり、実質的な歳入
の増とはなりません。ところが先ほど述べた段階補正
の削減はそれとは異なります。削減される37億円は実質的な歳入
の減になるものと私は考え
ています
が、いかがですか。
大島町長
の所見をお伺いします。
次は、婦中町における合併前と合併後
の段階補正
の変化についてお尋ねします。
私ども
の試算では7億7,620万2,000円となりました
が、富山市
の回答から推定し
て、婦中町
の段階補正影響額は約7億8,000万から9,000万円程度と考えられます。この数値は妥当でしょうか。ご答弁ください。
さて、7市町村全体
の段階補正削減額、約37億円を経費別に見
てみることにいたします。数字は丸くし
て言います。消防費7市町村全体で
あります。消防費6億円、
11.5%減、その他
の土木費、
1.2億円、
15.8%減、その他
の教育費4.5億円、
14.9%減、社会福祉費3億円、7.4%減、高齢者保健福祉費6.6億円、
10.6%減、農業行政費
1.4億円、
16.2%減、商工行政費
1.3億円、
17.9%減、企画振興費2億円、
12.9%減、などとなりました。しかし段階補正
の削減
が歳入
の減に直結することを加味すると、実質的な影響はもっと大きく、資料には書い
ては
ありません
が、7市町村全体
の14年度地方交付税、普通交付税基準額
の17.5%にも及ぶことになります。
この結果から何
が読み取れる
のでしょうか。合併前
の普通交付税を保証する合併算定替え
のメリット
が働く
のは
10年間、緩和措置期間を含め
ても
15年間です。それまでは合併算定替えによる財政メリットで運営し、期間
が過ぎたら突然その経費を削っ
て、一般算定
の財政運営をするということは
あり得ません。実際には合併後、直ちに
10年後、
15年後
の財政運営を想定し、経費
の削減
が始まると考える
のが常識的です。つまり合併後、あまり期間をおかずに、先ほど述べた消防、教育、福祉、保健、
産業振興といった住民
の暮しや福祉、安全にかかわる経費
が削減されること
が十分考えられます。例えば、段階補正で消防費
が減るとどうなる
のでしょうか。新潟
のある地域
の合併協議会では消防団員
の定数
が減るので、山間奥地
の火災は燃えるに任せるような事態になり兼ねないと、公然と言われ
ていると言います。合併
の先進地と言われる兵庫県
の篠山市では火災保険に目いっぱい加入し
ておこうと、声を掛け合っ
ているそうです。
また段階補正で高齢者保健福祉
が減るとはどういうことでしょうか。介護保険で民間
のコムスンという会社
が進出し
てきたけれども、中山間地にいけば行くほど雪
の中、移動だけで30分もかかり、採算
があわずに次々と撤退し、残った
のは市
の中心部だけという例
が全国に
あります
が、このようなことになる
のでは
ありませんか。
合併によって、合併算定替え
の財政メリット
が計算上は合ったとしても、実際
の財政運営では基礎自治体
の一番
の役割で
ある住民
の安全や健康、福祉など
のサービス
の後退
が合併後間もなく始まる
のでは
ありませんか。大島町長
の所見をお伺いします。
試算から読み取れる第2
の点は、段階補正削減
の影響は人口
の規模によって差
が出るということです。お配りいたしました資料
の2枚目以降をごらんください。富山市から始まりまし
て、順番に細入村まで
あります。自治体ごと
の集計で
あります
が、それぞれ
の右端
の削減率
の欄という
のがあります。その削減率
の欄
の1番下
の数字に注目し
てください。この数字は経常経費に対して段階補正でどれだけ削減される
のかという削減率を表し
ています。これを見ますと、順番にくっ
ていただきたいと思います
が、富山市
の1.3%に対し、大沢野24.0、大山26.
1、八尾2
1.9、婦中20.2、山田47.9、細入53.2となり、吸収される小規模周辺自治体へ
の影響
が圧倒的に大きいこと
がわかります。合併で周辺地域
が取り残される
のではという不安
が語られますけれども、それは単なる杞憂では
ありません。段階補正
の削減率
が周辺小規模自治体で圧倒的に高いことから、
住民サービスの後退
が周辺部で大きくなること、周辺部にお金
が回らなくなること
が十分に予想されます。周辺部
が取り残されるという心配は段階補正
の削減率
の差に客観的な根拠
があるということです。
資料
の6枚目、婦中町をごらんになっ
てください。婦中町
の平成
14年度
の普通交付税は、臨時財政対策債を除けば
16億8,079万4,000円でした
が、合併後はそこから実質的に7億7,620万2,000円減ることになります。もちろんこれは臨財債を除い
てあります。
経常経費
の項目別に見ますと、主なものは消防費
1.6億円、30.3%減、その他
の教育費
1.
1億円、38.7%減、高齢者保健福祉費
1.3億円、26.8%減、商工行政費43.8%減、町税費3
1.4%減などです。
固定資産税率を0.
1%下げると
1億7,000万
の減収になると説明されました
が、合併すれば段階補正で7億8,000万から9,000万減るとなれば、それどころではないこと
がわかります。このように合併すると交付税は減る
のですから、合併に賛成で
あろうと反対で
あろうと、合併
が交付税にどう具体的に影響を及ぼす
のか、客観的に把握をし
て、住民
の不利益にならないように準備をし
て合併協議に臨む
のは当然
のことと思います。合併後、段階補正
がどのように変化する
のか、町として試算する考えは
ありませんか。大島町長
の答弁を求めます。
さて、合併とは役場と予算と議会
がなくなることと言われ
ております。役場
の予算と議会
がなくなることは、地域経済にどのような影響を及ぼす
のでしょうか。200
1年1月に新潟市と合併した旧黒崎町では、合併前は消防車やヘルパーさん
の車など
の公用車は町内
の業者に修理点検を委託し
ていた
のが合併後は、新潟市は町工場を相手にせず、大手に一括発注、町内業者へ
の発注
がゼロになったと。仕出し屋さんへ
の発注ゼロ、広報
の印刷ゼロ、文房具は大手
がじわじわと攻め
てき
て、学校一つ一つを攻め
てき
て、次第に業者は仕事
がなくなっ
てき
ているそうです。地域に段々お金
が回らなくなっ
ていること
がわかります。合併したら、婦中町でも黒崎町と似たようなこと
が起こる
のでは
ありませんか。大島町長
の所見を求めます。
さて、昨年まで富山市は、富山市財政は健全で
あると言い続け
てきました。ところが、今年7月3
1日になっ
て突然、森市長は
財政危機回避緊急プログラムを発表しました。その中で、このままで推移するならば数年後には赤字団体となり、さらには民間企業
の破産に相当する財政債権団体に転落し
てしまうことも危惧されると述べ
ております。
来年度予算案では一般財源で80億円相当
の事業費、約
130億円
の削減
が必要とされ、予算編成に枠配分方式を導入するとし
ています
が、重点的テーマにかかわる新規事業や大型事業はこの枠配分方式
の適用外とし
ているところで
あります。
富山市ではこれまで都市間競争に負けない富山市をつくるということで、国際会議場、全日空ホテル、桐朋学園誘致、オーバードホール、総合体育館、芸術舞台パーク、CICビル再開発事業など
が進められ
てきました。今後も富山駅連続立体交差、駅前広場整備、北陸新幹線整備、富山大橋架け替え、総曲輪西町市街地再開発、富山高専路面電車化、富山東インター設置など、大型事業
がメジロ押しです。これら
の大型事業に莫大なお金
が必要で
あることは論を待ちません。婦中町民
の税金
が、これら
のために吸い上げられる
のではないかと心配し
ています。大島町長
の所見を求めます。
以上で私
の一般質問を終わります。
42 ◯議長(柞山数男君)
大島町長、答弁。
43 ◯町長(大島外夫君)
五十嵐議員さん
の質問にお答えいたします。
ただいま五十嵐さん
の考え方に基づいた交付税
の増減
の試算表を提出し
ていただきました
が、当方と基本的に考え方
が異なっ
ておりまし
て、いま我々参考にいただきました資料に基づきまし
ては、後ほどまた担当
の方に分析させ
ていただきます。
それで一応、私
の考え方を申し上げますと、まず質問
の1点目
の1番目につきまし
ては、教育長さんからお答えさせ
ていただきます。
それで
1点目
の地産地消にかかわる2番目
の保育所給食
の脱脂粉乳は牛乳に切り替えをすればどうかということからお答えさせ
ていただきます。
現在、保育園
の給食時には3歳未満児には地元業者から購入し
ている牛乳を、また3歳以上児にはスキムミルク(脱脂粉乳)を使用し
ております。
ご存じ
のとおり近年子供たち
の食生活は豊富になっ
ています
が、一方では脂肪・エネルギー
の取り過ぎ、あるいはまたおやつ
の食べ過ぎなどによりまして、肥満児
の割合も年々増加傾向に
あります。カルシウム・ビタミンなど
の栄養不足や、生活習慣病につながる食生活
が増加し
ておる
のが実態でございまし
て、スキムミルクは脂肪分
がほとんど含まれないため、牛乳に比べ
て57%と低エネルギー量ながら、たんぱく質やカルシウム・ビタミンなど
の栄養素は牛乳より多く、価格
の面からスキムミルクにはニュージーランドから無税で輸入される牛乳より安価な上に、粉末状なので保存もききまし
て、大量
の料理にも使用しやすく、また味も牛乳よりさっぱりし
ているために、牛乳嫌いな子供も飲みやすくなっ
ております。
未満児
が牛乳な
のは、3歳以上児より保育園
の給食で
の栄養接種目標量
が異なりまし
て、未満児は3歳以上児よりも目標エネルギー
が多くなっ
ております
が、あまり多く
の量
が飲めないために少ない量でエネルギー
がとれる牛乳を与え
ておるわけで
あります。これら
のことから、今までどおり
の方法を継続し
ていきたいと考え
ておりますので、ご理解を賜わりたいと思っ
ております。
それと合併
の議論
の中で
の交付税
の問題でございまし
て、先ほど冒頭にも申し上げました
が、まず段階補正について、まとめ
てお答えさせ
ていただきます。
といいます
のは、この制度については、特に数字
の比較について論じますと、議員さん
のおっしゃるような議論にもなるわけだと思っ
ております
が、基本的な考え方には、私ども
の考え方と大きく違い
があると思っ
ております。
交付税
の基準財政需要額は端的にあらわすならば、人口一人当たり単位費用×補正係数×人口で
あります。そこでこの段階補正
の考え方で
あります
が、地方公共団体
がその規模
の大小にかかわらず一定
の組織をもつ必要
がありまし
て、また、行政事務は一般的に規模
の経済、いわゆるスケールメリット
が働きまし
て、規模
が大きくなるほど測定単位当たり、言い換えれば人口一人当たり
の経費
が割安になる傾向
があるわけで
あります。この経費
の差を反映させ
ているのが段階補正で
ありまし
て、大都市ほど補正係数は低くなるわけで
あります。
つまり、同じ行政サービスを提供するにも大きいところは人口一人当たり
のコストをそれだけ低コストで運営できるわけで
ありますし、その結果、補正段階にかかる交付税
が減少することは当然で
あります。
したがいまし
て、ただ規模
の大小で
あっても交付税額を比較すること
ができないと考えます。規模
が小さくなりますと、段階補正係数は確かに上がります
が、それはそれだけ人口一人当たりに割り返せば高いコスト
がかかるからで
ありまし
て、行政サービス
の質
の善し悪しをもとに算定され
ている制度ではないと考え
ております。つまり合併前
の構成市町村
の総額と、合併後
の、いわゆる本算定後
の数字を比較すること
ができないわけで
あります。
また、交付税は段階補正だけでは
ありませんで、投資補正、態容補正、密度補正など、多様
ありまし
て、それぞれ補正係数
の条件
が異なっ
ておりまし
て、これら
の補正係数を掛け合わせますことによって、交付税
が求められることから、段階補正だけを捉え
て考えることもいかがなものかと思っ
ておるわけで
あります。
2番目
のご質問に
ありました地域経済につい
てで
あります
が、合併した場合、地域にお金
が循環する仕組み
がなくなるということです
が、このことにつきましては、現在合併協議会においては、それぞれ
の役場を基準にした総合行政センターというものを検討され
ておりまし
て、これは一定
の予算を可能する仕組み
が検討され
ておるわけで
ありまし
て、地域経済にそう急激な変化はないだろうというふうに思っ
ております。
それと
財政危機回避緊急プログラムのことをおっしゃいました
が、これにつきまし
ては先ほど来から
の一般質問
の際にお答えさせ
ていただい
ておりますので、省略させ
ていただきます。
それから、富山市
の大型事業に周辺部
の税金
が吸い上げられる
のではないかということでございます
が、当然、市町村
の建設計画策定委員会へ提出されまし
て、それぞれ
の新市建設計画
の枠組み
の中で検討されるべきものだろうというふうに思っ
ておるわけでございます。そこで、新市建設計画につきまし
ては、当町も議会
の皆さんと十分協議いたしまし
て、婦中町案として提出し
てき
ておりますので、ご了解賜りたいと思っ
ております。
いずれにしまし
ても、今回
の合併
が対等合併で
あります以上に、これら
の取り扱われ方
が同等で
あるものと考え
ておりまし
て、
あるところに偏っ
て主要事業
が取り上げられ
ていくことはないものと考え
ておりまし
て、またそのように、今後
の協議に臨んでまいりたいと思っ
ておりますので、ご理解をいただきたいと思っ
ております。以上でございます。
44 ◯議長(柞山数男君)
井上教育長、答弁。
45 ◯教育長(井上亮二君)
議員さん
のご質問、
1点目
の1番についてお答えいたします。
学校給食に必要な物資
のうち、小麦粉、米、牛乳については、国
の行政的な供給組織を通じて供給され
ております。現在
の学校給食用小麦粉は強力玄麦70%、準強力玄麦30%
の比率で混合された強力粉と、普通玄麦を挽いた薄力粉を使用し
ています。
また、児童生徒
の栄養補給
の目的をもっ
てビタミンB
1、あるいはビタミンB2
が強化され
ております。パン用小麦は、国内産小麦
がパン加工用に適さないために、一般
の市販用も含め
て、ほぼすべて食料管理特別会計
が輸入する外国産玄麦に依存し
ているところで
あります。
学校給食用小麦粉は平成
13年度からは、都道府県学校給食会
が直接、製粉会社と契約を結び、供給し
ております。富山県においては、現在はアメリカ産とカナダ産
の小麦ブレンド品を使用し
ています。以上
のことから、国内産
の小麦粉
の使用は困難かと思われます。
また、麺におきましても町内業者から納入し
ております
が、外国産小麦粉を使用し
ていると聞い
ております。いずれにおきましても、学校給食
の物資におきましては、今後とも安全に気を配り、よりよい新鮮な、良質な物資
の確保に努め
ていく所存でございます。
46 ◯議長(柞山数男君)
11番、五十嵐正子君。
47 ◯
11番(五十嵐正子君)
1点目
の学校給食
の方は、これはいま県
の方
が、いまかなり進み始めそうで、それで質問したわけで
あります。これ答弁は結構でございます
が、保育所
の方です。問題は。ご答弁、栄養価
の問題を述べられました
が、しかしそういうふうおっしゃるなら、幼稚園は牛乳なんですよ。そんなに優れた栄養価なら幼稚園
の牛乳を脱脂粉乳に変えられたらどうですか。答弁お願いします。それだけ栄養
があるならとおっしゃるならということなんですよ。
次、2点目。市町村合併についてです
が、数字
の議論をすれば私
が言ったようになると。しかし、基本的な考え方に違い
があるから、段階補正だけを捉え
て考えることはいかがなものかと、こういうことでなかったかなあというふうに思います
が、そうしますと、数字
の比較について論じると私
の言ったようになるということは、私
が言いましたマイナス37億円
の段階補正削減、それから婦中町分
のマイナス7億8,000万から9,000万
の削減、数値そのものは認められたと、私解釈します
が、どうですか。それ
1点。それからもう一つ、このような削減という
のは、私は質問しました。実質的な歳入
の減になると、私は考える
がどうか、というふうにお尋ねしたんです
が、答弁なかったです。何にも述べられなかったということはお認めになったということなんでしょうか。
48 ◯議長(柞山数男君)
清水財政課長、答弁。
49 ◯企画財政課長(清水昌昭君)
今ほど
の再質問
の数字は認める
のかという
1点に尽きると思うんです
が。先ほども町長
が答弁で申しましたんですけれども、この段階補正
の計算
のされ方
のその捉え方、考え方によって、その足し算、引き算、当然し
ておられるわけです
が、果してそういうふうな引き算をすること
が、この規模によって違う、この段階補正
の積み上げ
てこられる、その性格に合致し
ているのかということで、先ほどそういうふうな町長
が答弁をしたかと思っ
ております。
ちょっとここでせっかくですので、段階補正
の算出
の仕方について、少しご説明をさせ
ていただきたいと思います。(「実質的な歳入
の減になる
のかどうかということです。」と言う声あり)私ども
が基本的に考え
ております
のは、例えば、富山市
の保育所と婦中町
の保育所費、これは当然違い
が出
てきます。そこで住民、あるいは人口一人当たりで割り返し
てみますと、婦中町
の方は当然高いわけで
あります。富山市
の方は、安いわけで
あります。その差は大体婦中町
が1.3倍ほどにならんかなあというふうに思っ
ております。その
1.3倍
の差
が、損した
のか得した
のかという議論になると、そういうことではないというふうに思っ
ております。婦中町は当然それだけかかると。そういうコスト
がかかるんだということで、交付税も当然そういうふうに配分されると。で、一番大事な点は、どちらも一定水準を維持し
ていくためには、どれだけ経費
がかかる
のかというような比較でございます。ですから、ちょっと数字で申しますと、婦中町
の場合は人口一人当たり
1万3,000円ほど、一般財源ベースでいきますと、それくらいかかると思っ
てます。それから富山市
の場合は7,700円ほどかなというふうに試算をし
ております
が、この差
が1.3倍で
あります。ですから、これはそれだけかかるからき
ているということで
あって、別に富山市
が損し
ているわけでもなんでも
ありません。特に保育所につきまし
ては、そんなに水準について差
があるような行政サービスではないというふうに思っ
ておりますので、そういう考え方で
あるということをご理解をいただきたいというふうに思っ
ております。
50 ◯議長(柞山数男君)
堀町民課長、答弁。
51 ◯町民課長(堀 敏成君)
五十嵐議員さん
のご質問でございますけども、ご意見
の、先ほど給食
のスキムミルクに関しましては、一応、3歳児未満と、それと以上について
の栄養価につきまし
ては・・・・・(「使っ
ておるか使っ
ておらんかだけでいい」と言う声あり)保育園につきまし
てはスキムミルクを使っ
ております。それでこれにつきまし
ては、料金
の問題ですとか、そういう関係、それと・・・。
52 ◯議長(柞山数男君)
暫時休憩します。
午後
1時40分 休憩
─────────────
午後
1時4
1分 再開
53 ◯議長(柞山数男君)
会議を再開いたします。
大上学校課長、答弁。
54 ◯学校教育課長(大上正弘君)
給食
の牛乳
のことについてお答えします。
幼稚園につきまし
ては牛乳を使っ
ているのはたしかでございます。ただ保育所と幼稚園
の違いは、幼稚園につきまし
ては、食材は保護者負担でございますので、保育料
のほかに別途、給食費をいただい
ておりまし
て、その中で支払いということでございます。
それから保育園
の方につきましては、保育費
の措置費といいましょうか、保護者も負担し
ておられます
が、その中に含まれ
ておりますので、その中で栄養価とか、カロリーとか、総合的な経費含め
ての考え方になっ
ておるものと、そういうふう判断をいたし
ております。以上でございます。
55 ◯議長(柞山数男君)
次に
10番、西村僖啓君。
56 ◯
10番(西村僖啓君)
12月定例会に当たりまして、
次の2点について質問をいたします。
それで市町村合併
の中
の、
1、2、3項目でございます
が、3項目目
の電算システムにつきましては、先ほど磯野議員さんと全く同じようなことになりますので、この質問についてははぶかせ
ていただきます。
答弁書だけはいただきたいというふうに思っ
ております。
まず、
1点目はおれおれ詐欺でございます。最近
の新聞、テレビ、ラジオ
の報道は、おれおれ詐欺一色で
あります。
これらを防止するために、12月広報ふちゅうに婦負地区防犯組合連合会と八尾警察署とで、地域安全ニュースおれおれ詐欺にご注意
のタイトルでビラ
が配布され
ておりました。
婦中町防犯協議会会長
の大島町長にお尋ねをいたします。
このことを民生委員とか、社会福祉協議会
の介護ヘルパーさん、老人クラブ、婦人会等々、各種団体にも協力をお願いされ
ているとは思います
が、再度強くお願いしたらどうかというふうに思っ
ております。
またケーブルテレビ報道も考えられます。老人でなく
ても言葉巧みにやられますと、中年、若年でもコロリとまいる被害
が出る
のではないかと心配になっ
ておることでございます。
2点目は市町村合併で
あります。大島町長にお尋ねをいたします。
一つは事業所税と都市計画税にについ
てで
あります。
合併協議会では分科会、専門部会、幹事会、協議会へと順次審議され決定され
ていっ
ております
が、議会特別委員会
の報告書を見
ておりますと、婦中町として
の考えをしっかり表明され
ていない
のではないかというふうに思われます。
例えば、事業所税
の対応では、調整方法として出され
ているのは、富山市方式と大沢野町方式
の2つ
の方法で、初年度を6分の
1とするか、ゼロにするか
の違いだけで、いずれも
次年度から6分の
1ずつ上積みし
ていく不均一課税で
あります。
合併特例法では合併年度とこれに続く5年度まで
の6年間、課税しないこともできると定められ
ております。
そこで婦中町方式として6年間課税免除する、このことをぜひ主張し
ていただきたいと思っ
ております。それで専門部会、幹事会で課税しないと言い切っ
てほしい。町長
の見解をお聞きしたいというふうに思います。
次に都市計画税についてお尋ねします。
都市計画税
の課税対象地域は富山市と婦中町だけ
の2市町間
のもので
あり、合併特例法
の事業所税同様、6年間課税をしない方向で、2市町間で強く調整をし
ていただきたい。大島町長
の決意をお尋ねします。
各部会に参加される担当者はこのように婦中町方式をあらゆる項目について、人口富山県トップ
の町で
あることを認識、意識をしっかりもっ
て対応し
ていただきたいというふうに思います。
二つ目は合併
の日程は、最終日は平成
17年3月3
1日で
あることはしっかり認識し
ております。しかし、数百項目
の調整に時間的に制約されること
があってはいけないと思っ
ております。十分審議した方針を町民にしっかり納得し
ていただかなければなりません。日程に対しても特例
があると聞き及んでおります
が、これらを考慮すれば議会
の議決は平成
17年3月3
1日で
あるのか、あるいは他
のケース
が考えられた場合
が起きることも視野に入れたとすれば6カ月必要と言われ
ているので、平成
16年9月30日に議会
が議決することな
のか、いろいろな特例を考え
て、決定的に決めなければならない年月日をお尋ねしたい。以上で、質問を終わります。
57 ◯議長(柞山数男君)
大島町長、答弁。
58 ◯町長(大島外夫君)
西村議員さん
のご質問にお答えいたします。
1点目
のおれおれ詐欺事件でございます
が、非常に全国的に急増し
ているということで、新聞紙上等によりまして、県内では12月上旬までには80件発生しまし
て、36件で、被害額
が約4,000万というふうに載っ
ておりまし
て、大変憂慮すべき事態で
あると思っ
ております。
それで婦負地区防犯組合連合会長といたしまし
て「地域安全ニュース」を婦負地区
の各世帯に配布しまし
て、「おれおれ詐欺」
の被害状況や不信な電話に対しまして、先に親族
の名前を言わない。あるいはまた電話をかけ
てきた名前を確認すると。それと電話終えたら後で家族に確認するなど
の注意を呼び掛けしたわけでございます。
また、町
の防犯協議会には議員さん
が例に挙げられたような、各種団体長も参画し
ていただい
ておりますので、さらに機会を捉え
て注意を喚起し
てまいりたいと思っ
ておりますので、よろしくご理解賜わりたいと思っ
ております。
またケーブルテレビを活用した啓蒙につきまし
ても、八尾警察署による同様なケースを紹介した防犯番組
が放映され
ております。しかし、今後新たな手口による巧妙化も心配いたしますので、八尾警察署と協力しながら、防犯活動に取り組んでいきたいと考え
ております。
次に、2点目
のご質問にございました事業所税都市計画税についてお答えいたします。
議員さん
がご承知
のとおり、事業所税は都市
環境の整備及び都市機能
の改善に必要な財源を確保するため
の目的税として、昭和50年に創設されまし
て、富山市では昭和55年10月
1日から申告制度に基づい
て事業所税
が課税され
ております。
また都市計画税は都市計画区域内
の市街化区域内におきまして、都市計画事業や土地区画整理事業に要する費用に充てるために市街化区域
の土地、家屋
の所有者に対しまして、市町村
が課税する目的税で
あります。
なお、富山市さんは昭和3
1年度より都市計画税
が課税され
ております。そこで、事業所税と都市計画税につきまし
ては、富山市のみ
が課税団体で
あるために、市町村合併に伴っ
て課税され
ていないい6町村
の区域
が新たに課税区域に属することになるために、関係町村におきましては、合併特例法
の趣旨を踏まえまし
て、現在、合併協議会
の専門部会において市町村
の一体性
の観点から、区域内で税負担
が偏在しないように、各市町村間で課題
の整理や調整案など
の検討を行っ
ているところでございます。
なお、このことに関しましては、議員さん
のご指摘
の趣旨を踏まえまし
て、当婦中町は専門部会等で強く発言し
てまいりたいと、かように考え
ておりますので、ご理解賜わりと思っ
ております。
それから、合併特例法
の期限は平成
17年3月3
1日となっ
ておるわけでございまし
て、先月
の13日に出されました政府
の第27
次地方制度調査会
の最終答申では、確かに平成
17年3月3
1日まで
の議決
があれば有効とする経過規定
の内容も
あります
が、現在、その法律
の制定にはいたっ
ていない
のが実態でございまし
て、したがいまし
て現段階においては、遅くとも合併特例法
の期限
の6カ月前
の平成
16年9月には合併関連議案を議会に提出しなければならないと考え
ているところで
あります。また、合併協議会においても正式なスケジュールとして提示され
ているところでございます。
以上で答弁を終わらさせ
ていただきます。
59 ◯議長(柞山数男君)
12番、中川尚孝君。
60 ◯
12番(中川尚孝君)
平成
15年12月定例会に当たりまして、2点について一般質問を行います。
先ほど来から多数
の同僚議員
が合併問題について質問をし
ておりますし、今後も予定され
ておるようでございます
が、私も現今、町政
の最大課題となっ
ております市町村合併についてお伺いをいたします。
この平成
の大合併は、地方分権
の受皿、少子高齢化社会へ
の対応、そしてまた国、地方を通じて厳しい財政状況
の打開策等々
の理由から、その必要性
が掲げられ
てきたもので
あります。
国はあくまでも地方
の自主性を尊重するとは言っ
ているものの、飴とムチを盛り込んだ特例法を示し、半ば強制的にこれを推進しようとし
ていると言われ
ております。
我が町においては、合併パターン
が県から示されたこと
が発端となり、町当局、そしてまた我々議会
がそれらを検討し、また住民へ
の説明を重ねながら、合併協議会へ
の参画を模索し
てきたところで
あります。
合併協議会へ
の参画
の決め手となった
のは、住民アンケート
の結果だというふうに思っ
ております。合併協議会
の構成メンバーになることについて、一応バスには乗っ
ておこうと、協議
の進展と、その内容、結果いかんによっては、いつでも途中下車すればいいという共通認識
のもとで議会において参加を議決し
てきたというふうに承知をし
ております。
この4月に法定協議会
が発足し、以来、協議会や幹事会、専門部会等々において、協議、検討
が展開され
てきました。その結果とこれまで
の経緯等々を現時点で見る場合、個人的には満足すべきものとは思っ
てはおりません。
合併協議において、旧市町村
が地域
のエゴを出し過ぎ
ていくということは避けなければなら
い、いうふうに思います。これにこだわる
ので
あれば、当初から合併に参加すべきでは
ありませんし、途中からでも協議会から離脱すべきで
あります。小異を捨て
て大道につくべきで
あります。
市町村合併は大道団結で
あります。地域や各市町村単位をエゴを捨て、現状
の理解、分析を踏まえながら将来
の新市
のあるべき姿、なりたい姿を全体で構築し、この中で旧来
の市町村、そして自分
が住んで
いる地域
の将来
の住環境イメージをつくり上げ
ていく、そういうもの
が合併
の論議だろうということを十分理解し
ているつもりで
あります。
しかし婦中町のみならず、各市町村には先人先達、そして住民
が汗を流し
てつくっ
てきた制度や事業
が数多く
あります。また、守っ
てきた文化や
環境があります。これらに思いをはせるとき、婦中町として是
が非でも町民、住民
のために何を守り、何を向上させ、そして何を切り捨ていくか、いうことを明確に主張し
ていくべきだろうというふうに思います。この婦中町
の操というべきもの
が見え
てこない
ので
あります。
町長には、町
の最高責任者、リーダーとしてこれらを町民に示し、町として
のスタンスを確立すべき責務
があると考えるもので
あります。これをもとに助役さんをはじめ、各職員
の方々
が各協議にいどむべきで
ありましょう。
合併に当たっては、合併前にこの市町村
の独自性やスタンスをお互いに掲げつつ、力強くそれぞれ
の自治体
がそれぞれ
のわが町
の思いを反映すべく協議に挑むべきで
ありましょう。その上で、決定したことについては、全体
が全面的に理解、協力し
て新しい市
のまちづくりに邁進し
ていく
のが合併論議で
あり、基本的な民主主義
の考え方で
あろうというふうに考えます。
先ほど申し上げました合併
の必要
の要素として、大きなもの
の一つとして地方分権
があります。地方分権とは、国と地方
の主従関係を対等
の立場にし、地方
のことは地方でやっ
ていく。よく言われる自己決定、自己実施、そしてまた自己責任
の考え方
があります。
政府
が今言っ
ている三位一体において、交付税
の見直し、国庫補助金
のカット
が進められ
ているにもかかわらず、一番肝心な財源移譲
が明確ではないという現状で、地方分権
の流れそのものに私個人としては大きな疑問を今は持っ
ているところで
あります。
いま、富山地域合併協議会で
の協議結果について見るときに、住民
のもっとも関心
の高い負担とサービスについて
の項目について、ほとんど結論は出
ていないというふうに思います。これまで、我々町民に示され
ている事務事業
の調整状況を見るときに、富山市
の例による、合併後に統合する、合併後に再編する等々
が余りにも多いと感じる
のは私だけではないというふうに思います。
問題点
の先送り、その結果
の見切り発車は住民
の不幸で
あります。論議し、合併後
のそれぞれ
の生活
がどのようになる
のかを明確になっ
ていないのに、合併には入っ
ていけない
ので
あります。富山市と各市町村
の規模などを比較すると、
1桁、2桁以上
の差
があります。もし合併
が実現したときに、予想される議会
の構成や、職員
の絶対数などを考えれば、合併後に云々ということは、そのまま富山市
のペース、考え方で統一すると、読み替え
てもいい
のじゃないかなあというふうに考えるもので
あります。国と地方
の間は地方分権と唱え
ておりながら、富山市地域においては富山市へ
の中央集権
が進められる
のではないかという基本的な考え方に逆行し
ているのではないかと疑問し、危惧する
のは私だけで
ありましょうか。
また合併
の必要要素として厳しい財政状況
が唱えられ
ております。国・地方
の借金
の残高は700兆円に迫ろうという天文学的な数字と言われ
ております。国民一人当たりに直しますと500万円以上
の借金を抱え
ているので
あります。我々
の参画し
ている富山地域協議会
の構成市町村もまたこの例外では
ありません。この打開策としても合併論議
が浮上し
てき
ているので
あります
が、国
が合併を推進しようとし
ているのは、ほとんどこのことにほかならない
のではないだろうかというふうに思います。これまで各自治体は必死で厳しい財政状況
の中、当局も議会も住民も、住民
の福祉向上
のために頑張っ
てきた
ので
あります。その結果
の一つ
のあらわれとして地方債
があるので
あります。地方債こそ各市町村
の独自性
の発露
の結果だというふうに私は考えます。借金
の多いことは、事業を積極的に展開し
てきたあらわれという考え方で、体力以上
の債務を抱え
ているところも
ありますし、また健全財政こそ自治体
の責務と言わんばかりに、債務
の増大に意を払い、一部では消極的とさえ言われ
ているところも
あります。
これら
の債務と借金、基金、そして政府
の財産を持ちより、一つ
の自治体として三位一体
の中
の地方交付税
の見直しによる段階補正
の見直しなどに対応し、小規模自治体を救済し、大きな器でスケールメリットを求め
ていこうとする
のが合併
の大きな狙い
の一つで
あります。
現在、我々
が参画し
ている富山地域合併協議会
の構成自治体を見ると、7市町村はそれぞれ基礎体力
が異なっ
ており、また首長はじめとして、いろいろと考え方も異なっ
ていることから、債務総残額、並びに一人当たり
の債務残高も大きく差異
があります。
町民として債務残高
の多い自治体、俗な言葉でいえば貧乏なところと合併し
て、その債務
が自分たち
が抱え込むいうことは避けたいなあと思う
のは当然
の感覚で
あります。また、合併協議会参画を模索し
ている当時は、人口も多く、財政も力強い富山市と上婦負
の町村
が合併したら財政力
のある富山市
がほとんど弱層
の町村
の債務を吸収し、将来
の天望は明るいか
の議論
が展開され
てきた
ので
あります。このことも7市町村
の合併論議に拍車をかけ
ていたというふうに思います。
しかし、先ほど来からいろいろ議員、何人か言いましたけれども、富山市において財政危機、そして黄色
の信号
が点灯したということで、7月に富山市
財政危機回避緊急プログラムが発表されました。合併へ
の協議
の最中にこのことを表明した
のは、富山市当局
が富山市民向けへ言っ
ておかなければならないということは当然
あると思います
が、関係する他市町村に対して合併へ
の牽制というふうに受け取られる向きも
あるのではないかというふうに考えます。
こんなはずじゃなかったといぶかっ
て、富山市
が晩弱でないとすれば、合併そのものを考え直すべきで
あろうと言明する婦中町町民も多い
ので
あります。ひるかえって、我が婦中町
の財政状況を考え
てみますと、至近
の平成
14年度決算における財政各指数によりますと、私なりに、私
の考え方を述べ
てみます。地方公共団体
の財政力
の強さを示す
財政力指数は、我が町は0.68となっ
ており、富山市
の0.80に比べると見劣りはいたします。しかし、今般
の合併について単独
の方針を打ち出し
ている氷見市、魚津市をはじめ小矢部市、滑川市、上市、立山、舟橋等々
の市町村よりも格段に強い指数となっ
ておりますし、また構成メンバーで
あります大沢野、大山、八尾、山田、細入
の各町村においても
財政力指数は大変婦中町よりも低い数字になっ
ております。
また財政構造
の弾力性を示す経常収支比率においては、我が町は74.6%という
のに比べ
て、富山市は82.7%という数字になっ
ております。この数字
が高くなるほど財政
が硬直化し
ているということで、富山市において自由に使える金額
の比率
が低くなっ
てき
ているということで
あります。
これも同じく単独を打ち出し
ている氷見市をはじめとする市町村は80%を軒並み超え
ておりますし、八尾町をはじめとする構成メンバーもほとんど
が我が町
の数字を大きく上回っ
ている現状で
あります。加え
てほか
の財政指数等々においても富山市と遜色
のない数字というふうに私は思っ
ておりますし、他
の市町村よりもよい指数で
あるというふうになっ
ております。
私なり
の結論を言えば、財政的には富山市と比べ見劣りはすることはないと。単独
の方向に
ある市町村や富山地域
の各町村に比べ
て格段に強い自治体で
あると断言できると思います。この財政状況に
ありながら、あえて合併に踏み込む必要
があるのだろうかということをもう一回考え
てみたいというふうに思います。
合併すれば飴
の部分として
10年間
の交付税措置や特例債等々
の優遇策
が挙げられ
ております。
10年間は現在
の交付税を保証するということは、そのあとは低い方向に見直されるということで
あります。また特例債といえども借金は借金で
あります。後年、我々
の子々孫々に負
の財産を残すことにほかならない
ので
あります。目先
の人参や飴玉に惑わされ
て、将来に禍根を残すべきではないというふうに考え
ております。
以上、総論的にるる述べました
が、今般
の合併についてはよほど慎重に考え
ていかなければならないというふうに思います。現時点で合併
の是非を問われれば、私は諸手を挙げ
てイエスと言えない現状で
あるというふうに考え
ております。
以下、町長、教育長に具体的な面で
の質問をいたします。
通告し
ておりました中に、先般実施されました住民懇談会について質問する予定にし
ておりました
が、これも先ほど来から何人か
の議員
が質問されまし
て、明確な答弁
がされ
ておりますので、省略させ
ていただきます。
婦中町として、合併
の方向性を明示する時期としては、事務的、法律的には
16年9月ごろで
ありましょう。町長もそのように申され
ております。しかし、町民
が議論をより活発に、そして真剣に展開するには、もっと早い時期に合併
の方向性等々を明示されるべきで
あるというふうに思います。
町長
が町
のリーダーとして、その方向性を打ち出し、それを受け
て住民
がそれぞれ真摯に考え、その住民
の皆さん
の声を背景に、我々各議員
が行動できる
ので
あります。多く
のことを先延ばしにし
て、ほんとは細部
のこと
が明確にされ
ていないにもかかわらず、何もかも決まったあと、さあどうだと言われ
ても議論
のしようがない
ので
あります。我々
の住んで
いるところ
がどんな姿になっ
ていく
のか。子孫に胸を張っ
て何を残せる
のか、これには新市建設計画
がどんな形でまとまっ
ていく
のか
が大きなファクターで
あり、合併そのもの
の判断材料となるもので
あります。
この新市建設計画については、現在新市まちづくり構想
の素案
が提示され
ている段階で
あります
が、私
が承知し
ている策定スケジュールによれば、市町村建設計画
の細部協議、承認決定は明年
の4月以降となっ
ております。今年12月までに新市
の主要施策
の体系化を行い、公共的施設
の統合整備、並びに新市
の建設
の根幹となる事業について等々、すり合わせることとなっ
ております。その後、素案
の調査を行い、その取りまとめを3月に行う、いう計画になっ
ております。3月には大まかというか、ある程度
のものを、そのイメージ
がわかせるもの
が明確にされるというふうに私は考え
ております。また合併までに各市町村間で大きく異なっ
ているものをすり合わせ、整備をし
て合併時に住民
が迷惑
のかかること
のないよう、円滑に新市
が動い
ていかなけりゃならないと考えるもので
あります。この富山地域
の合併期日は平成
17年3月3
1日と決まったわけではございません
が、遅くなったとしてもこの半年後程度というふうに思っ
ております。
スムーズに新市
が動き出すためには各種
の整備、例えば、これも先ほど来から何遍も話出
ております
が、各システム
の統一や地区センター
の設置など、それなり
の経費を投入し
てなさなければならないもので
あります。中には
1年近く、
1年以上も期限を有するものも
あるのではないかというふうに思います
が、で
あるとすれば、これら
の事業化へ
の予算措置は明年度、平成
16年度当初予算に盛り込まれなければ間に合わない
ので
あります。もし合併をしないとすれば、この種
のものは当然当初予算には計上されないということなる
ので
あります。合併すると明確に町長
が内外に意思を表明しなくし
て、その主
の事業や予算
が計上されたとしても、議会としてその審議はできかねます。町民
の理解も得られないというふうに考えます。この建設計画
の面、そしてまた来年度予算
の考え方、両面をとっても町長には合併
の是非を遅くとも平成
16年3月までに表明すべきで
あるというふうに私は思います。町長には合併
の是非、その枠組みについて内外に意思表明をする時期を
いつというふうに考え
ておいでな
のか。先ほど来から
の質問と重複するかもしれません
が、もう一度確認させ
ていただきたいというふうに思います。
次に合併協議会では、合併
の期日を合併特例法
の財政支援措置など
の適用期限以内に合併する。具体的日時は国
の動向を見定め
ていくというふうに決定し
ております。ということは、明確に期日
が決まっ
ていないということで
あります。現行
の法適用期限は私
が言うまでもなく平成
17年3月末日で
あります。3月末日は
16年度末日でも
あります。
17年度当初予算
の取り扱いや役所として
の実務
の遂行上、年度初め、年度末は大変事務的にも混乱する
のじゃないかというふうに考え
ております。私は年度末、年度初め
の合併は避けるべきだというふうに考え
ております。余すところ
1年余りしかないこの時点において、合併期日
が未だ決まっ
ていないという
のも住民に対して、大変不誠実だというふうに私は思います。関係市町村、全住民に早急に具体的な合併期日を明示し
てこそ、住民それぞれ
の判断
が強く、早く働くものと考えるところで
あります。
質問いたします
が、町長にはこの法改正についてどのように考え
ておいでな
のか、その内容も町長
が今もっ
ておいで
の情報等々を整理し
てお答えいただきたいというふうに思います。
また合併協議会
の副会長として、合併期日を明確にするべく、合併協議会へ提言されるお気持ちはない
のか、お伺いいたします。
次、合併論議調整
が精力的に行われ
ているところで
あります
が、先ほど申し上げましたとおり、各事務事業
の調整については調整済み
のもの、調整中
のものを含め
て、我が町
のスタンス
が見えない
のは私だけで
ありましょうか。合併
がもし実現した暁
の我々
の生活、
環境のイメージ
がわかない
ので
あります。合併直後
の住民生活に直結した、すなわち住民
の財布に直結する負担は低く、サービスは高くという合併論議
のお題目
が財政面
の裏付けを含め、どうなっ
ていく
のか、見え
てこない
ので
あります。合併後に調整、統一しようとし
ているもの
が多く
あります
が、
いつどのようになる
のか見えない
ので
あります。
我が町から提示した事業
が新市建設計画
の中にどのように反映され
ていく
のかわからない
ので
あります。新市として一体感を持たせるべき事業
がどのように盛り込まれる
のか、これも我々にはまだ見えてない
ので
あります。そしてまた特例期間経過後
の10年後、
15年後、20年年後、30年後、そして50年後
の姿
が全くといっ
て見え
てこない
ので
あります。
これら
のものを今後
の半年や
1年後に明確にする
のは無理
があることは十分理解するもので
あります
が、先ほども申し上げましたとおり、各市町村にはそれぞれ先人
がつくり上げ
てきた制度、事業、システム、
環境、文化等々
があります。当然、是
が非でも守るべきものも
あるのではないでしょうか。また2
1世紀にふさわしいまちづくり
の上で、新たに構築すべきものや、思い切っ
て切り捨て
ていくべきものも
ありましょう。これらを婦中町
のスタンスとして内外に示し、不退転
の気概をもっ
て協議に臨むべきで
ありましょう。婦中町として、そしてまた婦中町長として、これまで何をどのように主張し
てきた
のか、そして今後どう対応し貫い
ていく
のか示すべきで
あるというふうに思います。
町長として合併協議を進め
てきた中で、また今後進め
ていく上で、特に重要と考え
ているスタンスはどのようなものか、具体的に例を挙げ
てお示しいただきたいというふうに思います。
現在も各段階において協議調整
が実施され
ております。まだ決定はし
ておりません
が、協議内容や調整方針等々によって一定
の方向
が示され
ているものも一部
あります。これら個別的な事務事業を含め、各論的になります
が、
次の点についてお伺いいたします。
合併後に統一、調整され
ているもの
が多く見受けられます
が、何年後までに新市
の全住民
が統一された負担をし、サービスや補助
が受けれるようになる
のか、具体的な年限
が考えられ
ているので
あればお示しし
ていただきたいというふうに思います。
次に地名とか字名については、その地域
の長い歴史を伝え
てきたもの
が多くございます。例えば、速星、笹倉、鵜坂、熊野というような地名は、古来
の延喜式内社として、数百年以上も前から
ある神社
の名前
が由来となっ
ているので
あります。合併後
の地名について、安易に富山市などに婦中町とか、婦中を付けることなどせず、校下や地区
の名前を、いろんな地区
の名前として、そしてまた公共施設
の名前として、歴史
のあるものを残すべき配慮すべきだというふうに思います
が、町長
のご所見をお伺いいたしたいと思います。
合併協議会発足に当たって
の、確認書によれば小学校区ごとにコミュニティセンターを配置するとなっ
ております。住民
の利便性を勘案すれば、大変結構なことかというふうに私は思います。しかし調整段階で
の考え方によれば、これには公民館機能を持たせることとなっ
ており、合わせ
てその所長に公民館長
の業務をさせることとなっ
ているというふうに私は読み取っ
ております。言うまでもなく、公民館
の活動は社会教育
の中枢で
あり、公民館はその拠点で
あり、公民館長はそのリーダー的役割を果し
ているので
あります。
施設として地区センターに公民館を併設することについては何ら異存はございません
が、館長業務を行政事務
の一環として捉え
ていることついては、絶対承知
ができない
ので
あります。これは我が婦中町のみでないというふうに考え
ております。富山市
のあり方
がそうで
あれば、これを断固排除すべきで
ありまし
て、これまで
の社会教育
の遂行上、公民館
が大きな機能を果し
てきたということを認識し
ていきたいというふうに思います。
我が婦中町
の公民館は、民間から選出した各館長さん
が、全くボランティア精神
のもとに多大な貢献と役割を果たされ
てき
ているので
あります。
このように大きな実績を上げ
ている公民館に、そしてまた今後ますます社会教育、生涯学習
の必要性や地域
のコミュニティ
の重要性
が叫ばれ
ているときに、その地区以外
の役所
の人間
が館長
の椅子に座っ
ても成果
が期待できる
ので
あろうか。私は期待はできないというふうに思います。
お伺いします
が、コミュニティセンター、及び公民館
のあり方について、町長そしてまた教育長にその所感をお伺いいたします。
下水道
の完備は文明
のバロメーターと言われ
ております。文化的で衛生的な家庭と
環境づくり
のため、必要不可欠で
あり、一日も早い全町下水道化
が望まれ
ているので
あります。いま、当町は9年後、平成24年度
の全町下水道化に向け、精力的に事業展開
がなされ
ているところで
あります。未だに下水道
の認可区域に入ってない地区も多く
あり、これら
の住民には強い要望とともに、不公平感
が大きく漂っ
ているので
あります。
この合併論議に際し、少なくとも既存
の計画どおり、できることで
あれば
1年でも2年でもこの計画を前倒しにし
ていくという考え方
が必要で
あります。
合併協議
の中で、このことについて最重要項目
の一つとして取り組むべきだというふうに思います
が、町長
の所感をお伺いいたします。
また実務的に協議調整にあたっておいでになる上下水道課長さんに協議
の進捗状況と感触についてお伺いしたいと思います。
上婦負6町村においては、現在介護保険事務組合を構成し
て事業に当たっ
ております。合併により一つ
の自治体となっ
ていくからには、介護保険もまだ合体すべきだろうということは理解し
ているもので
あります。私もその組合議会
の議員として参加し
ているもので
あります
が、この合併に当たって、その組合議会で
の協議
がこれまでほとんどなかったというふうに認識し
ております。一部事務組合には構成自治体からは独立した組織で
あり、担当ベース、当局ベースのみで合併論議
がされ
ていることに少なからず疑念を抱い
ているところで
あります。富山市と
の介護保険料を比べ
てみますと、富山市は上婦負に比べ若干低い
ので
あります。しかし、財政状況を見ると富山市
が大幅な債務を要し
ているのに際し、上婦負
の組合には基金
が構築され
ているので
あります。これら
の整理精算をどのようにし
ていく
のか、構成自治体当局で調整協議だけすればいい
ので
あろうかということ
が、疑念としてもっ
ているところで
あります。
この一部事務組合
の管理者として
の町長には、このことについてどのように対応される
のか。そしてまたその具体方策をお伺いしたいと思います。
また、この保険料について
の調整方針は示され
ております
が、
17年度は富山市
の例により、徴収し、見直し
の時期に
ある18年度からは新市にて決定した保険料とするとなっ
ております。
富山市
の基準保険料月額は4,052円、上婦負は4,095円で
あり、上婦負
の方
が43円高い
ので
あります。で
ありますので、富山市
の保険料に合わせれば、全体としては介護保険料
の負担
が減るということで
あります。ただし、これはあくまでも平均的なもので
ありまし
て、所得階層
の平均的な第2階層から第4階層
の人にとっては年額400円から200円安くなります。しかし所得階層
の低い第
1段階
の人については、年間2,300円、そして所得
の比較的高い第5段階においては年額4,300円、第6段階においては年額6,600円も
の増額となる
ので
あります。
1年だけ
の経過措置とはいえ、一部
の人
が安くなっ
て一部
の人
が極端に高くなるというふうな保険料
の考え方についてはいかがなものか。保険料
の経過措置について町長
の所見をお伺いしたいと思います。以上、長くなりました
が、市町村合併について私
の考え方
の一端を述べましたので、質問にお答えいただきたいと思います。
町長には、町民
の立場に立っ
て、婦中町
のスタンスを内外に示し、これをもとに慎重、そしてスピード感をもって対応されんことを重ね
て要望し
て、
次の質問に移ります。
2つ目
の質問は町道
の街路灯、防犯灯
の設置についてで
あります。この数年、特に変質者による児童生徒に対する痴漢行為や連れ去り事件
が全国各地で多発し
ております。婦中町内においても数件発生したというふうに聞い
ております
が、表沙汰になっ
ていないものも含めますと、相当
の犯罪
が発生し
ているものと考えるところで
あります。
児童生徒に対する家庭、そして学校
の教育やしつけ
のあり方、そして車社会
の進展、警察力
の低下等々、幾つか
の要因は
あるというふうに思います
が、これについて家庭、学校、そして地域
が一丸となっ
てこのことに対処し
ていかなければならないというふうに思います。
この主
の犯罪は人通り
の少ない、そして暗いところで発生すること
が当然多い
ので
あります
が、我が町では、まちづくり道路計画などに基づき、道路
の新設整備
が進められ
てき
ております。特に近年は公害対策特別土地改良事業関連
の道路を中心に、
16メーター、
13メーター、そして8メーターいった幅員
の広い道路
が歩道を含め
て整備され
ているので
あります。広く歩道
の完備した道路は、従来から
の車
の流れを大きく変え
ていくとともに、渋滞
の緩和や、車はもちろん自転車、そして歩行者
の交通安全
の面でも大きな効果をもたらし
ているので
あります。
ただ、特に公害対策特別土地改良事業関連
の道路については、その性格上、人家など
の少ないほ場を中心とした箇所を通っ
ているのが現実で
ありました。夜間は大変暗い道路となっ
ているので
あります。防犯
の面からも交通安全
の面からも、最近取り組まれたこの道路へ
の街路灯、防犯灯等
の設置
が地域から強く望まれ
ているところで
あります。
婦中町においては従来から町道敷内には電柱を立てさせないということになっ
ているため、地元
が街路灯設置を要望し
ても電柱
が立っ
ていないので、街路灯
が設置できない。設置したいところに電柱は立てられないということになっ
ております。こういうことでは、これから
の地域防犯を考え
ていく上で、大変問題
が多いかというふうに思います。
特に幅員
の広い道路においては道路敷
の外に柱を立てることになれば、その両側
の取付水路などを考え
てみると、
16メーター道路
の場合、反対側は柱から20メーター以上も離れ
てしまうというところに防犯灯は付けられる。それでは効果
がありません。
歩道完備
の道路においては、現在街路樹
の植裁や各種標識など
が現実に設置され
ていることも勘案し、歩道完備
の道路については歩道と車道
の境界ブロック
の位置に電柱を立てさせ、これに街頭を設置すべきだというふうに考えるもので
あります。道路そのものは社会
のニーズとともに変化し
ていることを考え、除雪や交通面のみを考慮し
ている、これまで
の考え方を道路幅員、そして歩道
の状況を考慮したものに見直す考えはない
のか、お伺い申し上げます。
以上2点について、当局には町民
の目線に立った適格、かつ温かいご答弁をお願いし、一般質問を終わります。
61 ◯議長(柞山数男君)
大島町長、答弁。
62 ◯町長(大島外夫君)
中川議員さん
の質問にお答えいたします
が、ご質問
の公民館
のあり方等につきまし
ては教育長から答弁をいたします。
また質問に
ありました町名、字名については総務課長から、また全町下水道化に関しましては、下水道課長からそれぞれ補足説明をいたしますので、よろしくお願いいたします。
まず
1点目でございました合併
の是非を意思表示する時期はいつかということでございまし
て、これも午前中から
の質問
の中でも申し上げ
てきました
が、協議途中
の中途半端
の状態で、婦中町に行く末を判断することは
ありません。
それで協議
の全容を見極めまし
て、当然町民にこのこと
の情報提供も必要でございまし
て、できる限り多く
の意見をお聞きすることも必要ですので、最終判断につきまし
ては、調印
の時期、つまり現時点
のスケジュールから申し上げますと、来年
の8月というふうに想定をし
ております。
ただし、合併協議というものは、参加者全員
の協議
の中から見出せるもので
ありまし
て、ぎりぎり協議
の余地
がある限り、可能性を追求したい考えもございます。ですから、最終的には協定書
の調印、そして議会
の判断
が町として
の最終決定で
あるというふうに考え
ております。
次に、法律改正
のことでございます
が、現在
の「合併特例法」では平成
17年3月3
1日で、失効するために、国ではそれ以降
の新たな合併特例法を検討され、3月には法案
の提出
が予定され
ていると報道され
ております。この予定され
ている新法
の背景は、これも先ほど申し上げました
が、第27
次地方制度調査会により、政府に答申された内容に基づくものと想定されます
が、その内容は現在も流動的でございまし
て、確定いたし
ておりませんので、ご質問にお答えするには若干時期尚早ではないかと思っ
ております。
ただし、合併期日を提言する気持ち
があるかどうかというご質問については、先ほど
のご質問にもお答えさせ
ていただきましたとおりでございます。
なお、現時点では合併協議
の正式合意され
ているスケジュールに沿った考え方に変わりは
ありませんので、ご理解をいただきたいと思っ
ております。
それと合併に対する私として
の今後
の協議に臨む基本姿勢
のことで
あります
が、住みよい町、安心し
て暮らせる、今
の婦中町民
の生活
が将来にわたって約束され、そして実現されるように協議に望んできたところで
ありまし
て、今後もこの考え方にかわりはないことを申し上げさせ
ていただきます。
それから、議員さん個別
のご質問
の合併後に統一するものは何年後と考え
ているかといったご質問でございまし
て、調整方針
のご質問についてお答えいたします
が、磯野議員さんにもお答えさせ
ていただきました
が、住民生活に深くかかわる項目については、より具体的な表現
が望ましく思います
が、ただし中にはどうしても激変を避けるということも
ありまし
て、「合併後に調整」という例外も出
てくるということも想定されますので、ご理解を賜りたいと思っ
ております。
次に個別で質問
のありました町名・字名です
が、これは後ほどまた総務課長からもお答えさせ
ていただきます
が、住民懇談会でも説明いたしましたとおり、それぞれ歴史や住民
の思い入れも
ありますことから、町名
の変更には住民
の意見を尊重し
て町
の方針といたしたいと考え
ております。そのために自治振興会や各校区総代・区長さん方に連絡しまし
て、年末年始にご意見をお伺うことといたし
ております。また地区センター
の設置につきまし
ては、富山地域合併協議会発足にあたって
の確認書に基づきまし
て、現在協議中で
あります。
町といたしまし
ては、新市
の行政組織として現町村
の役場本庁を総合行政センターとすることにいたしまし
ても、具体的な組織や業務内容はまだ協議中で
ありますことや、さらには町
が昭和59年度に行政改革
の一環として、各校区
の出張所を廃止し
てきましたことも
ありますので、他町村
の動向も見極めながら、慎重に検討し
てまいりたいと考え
ております。
それから全町下水道化計画についてお答えいたします
が、下水道計画を遂行するには、まず議員さんおっしゃられるとおり、認可区域
の拡大
が必要不可欠で
あります。
下水道計画区域
の認可され
ていない区域につきまし
ては、すべて認可区域になるように要望いたしたく、平成
16年度中に変更認可
の作業を実施する予定でございます。
このことにつきましては、県と
の協議調整も必要で
あり、現在
のところ、すべて今回
の認可区域になるかどうかは未定で
あります
が、強く要望し
ていきたいと考え
ております。
次に計画
の前倒しについてで
あります
が、平成
16年度以降
の残事業費は220億円余り
の巨額で
ありまし
て、また国
の公共事業抑制策など
の先行き
が不透明で
あることも事実で
あります。
現時点では、前倒し
ができるかどうかにつきまし
ては、はっきり申し上げることはできませんので、ご理解を賜りたいと思っ
ております。しかしながら、議員さんご承知
のとおり、婦中町
の下水道普及率は農業集落排水を含めまし
て、約34%と非常に低いわけで
ありまし
て、7市町村
の中には90%・80%を超えるところも
あることから、同じ新市で
の普及率
の格差解消を早急に図ることは、合併協議
の中では当然重要な事項でも
ありますので、今後とも強く主張し
ていきたいと考え
ております。
次に介護保険組合
の合体と保険料
の経過処置についてお答えいたしますと、上婦負介護保険事務組合と富山市と
の合併協議につきまし
ては、合併協定項目
の一部事務組合
の取り扱いでは、構成町村と富山市で協議されることになりますので、構成町村当局から町村議会に内容
の説明
が入ることになります。
また基金等
の問題につきまし
ては、まだ合併分科会で
の議論され
ておりません
が、当面は基金を持ち寄ることになると思います。最終的な基金等
の処理につきまし
ては、平成
18年度から第3期介護保険事業計画策定
の中で協議されるものと考え
ております。
次に介護保険料につきまし
ては、ご発言
がありました
が、基準には大きな差
がありません
が、合併後
の介護保険料は同一料金
が制度運営上好ましいと
の判断から、合併分科会段階では富山市
の保険料体系適応することで調整をされ
ているのが現状でございます。
試算段階で
あります
が、議員さん
がご指摘されました増額になる方は6.2%程度
の方々で
ありまし
て、それ以外
の方々は減額になるために、同一料金を適用することにご理解を求め
ていく考えで
あります。
それと最後に街路灯
の設置についてご質問
がございまし
て、基本的な考え方を申し上げさせ
ていただきます
が、議員さんご案内
のとおり、この電柱・電話柱等につきまし
ては、基本的に道路管理者として、道路
の有効利用、あるいは除雪作業、それと見通しなど
の観点から、道路敷外に建て
ていただくようにお願いをし
てきたところで
あります。
しかし、路肩に土羽法面等
があれば交通
の状況を見まし
て、地域と協議した上で認め
ている場所も
あります。
ただいま言われましたような自転車歩行者等
が境界ブロックで完備されたり、歩道幅も広い路線で
あれば、今後、地域
の方々と協議をし
て、街路灯
の設置を進めさせ
てもらいたいと考え
ております。
ただ、国
の補助を得
て整備する道路等
の場合は、制約を受けることも
ありますので、その点もご理解を賜りたいと思っ
ております。以上でございます。
63 ◯議長(柞山数男君)
井上教育長、答弁。
64 ◯教育長(井上亮二君)
市町村合併に伴うコミュニティセンター及び公民館
の在り方について
のお尋ねにお答えいたします。現在
の公民館に地区センターを併設するかどうかは目下、富山地区
の合併協議会市民生活部
の重要な課題として審議され
ており、未だ結論は出
ておりません。教育委員会としては仮に公民館
が諸証明を発行する地区センター
が併設されることになった場合、地区センター
の所長は公民館長を兼務しないこと
が望ましいと考え
ております。
公民館長は地域
の信望
が厚く、地域
の事情に明るい方でないと、その職責を担うことは困難と考え
ているからでございます。
地区センター所長とは別に、現在婦中町
が委嘱し
ております地区選出
の民間
の非常勤
の方を充てるという方法
が望ましい姿でないかと考え
ております。以上でございます。
65 ◯議長(柞山数男君)
清水総務課長、答弁。
66 ◯総務課長(清水利昭君)
個別
の質問
の中に
ありました町名・字名について
の補足説明いたします。
他
の合併事例では、ほとんど
が町名・字名
の取り扱いを合併時
の混乱を避けるために必要最小限にとどめ
ておりまし
て、できる限り従来
の町名・字名をそのまま用いられ
ているようで
あります。
ただ合併関係市町村間で、同一町名・字名
が重複し
て存在し
ていますと、住民登録や登記、郵便など、住民生活に大きな影響を及ぼすことになりますことから、変更
の取り扱いをされ
ているようで
あります。
ただ、この時期でございますからこそ、旧地名
の復活を求める声や、新たな字名を付け
てほしいといったご希望
が出
てくるかもしれません。そういう意味で、各地区で協議をいただきましたご意見を尊重いたしまし
て、町
の方針を決定し
てまいりたいと考え
ておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
67 ◯議長(柞山数男君)
柏谷上下水道課長、答弁。
68 ◯上下水道課長(柏谷邦彰君)
下水道実施計画にあたりまして、専門部会で
の担当は専門
の課長で
あります
が、専門部会
の中で進捗状況と感触はどうかというご質問で
あります
が、富山地域合併協議会
の専門部会における協議
の中で、つねづね普及率
の早期格差解消を図り、平準化を図るためには、少なくとも現計画を尊重するように主張し
ているところで
あります。引き続き他
の市町村
の構成員で
ある課長さんにも理解を求め
ていく考えで
ありますので、ご了解をお願いたいと思っ
ております。
69 ◯議長(柞山数男君)
12番、中川尚孝君。
70 ◯
12番(中川尚孝君)
市町村合併についても、幾つか再質問ございます
が、まだ後
の人でまた出
てくるかもしれませんし、避けまし
て。街路灯設置について、
1点だけお願いします。
先ほど質問
の中でも申し上げましたとおり、
16メータ道路、
13メータ道路、特に公特関係で道路
が新しくできます。それについて街灯をこれからつけ
ていく場合に、地元
の理解協力等
が、町長幾つか言われましたけども、公害対策特別土地改良事業で
ありますので、補助
の大型化をし
て、その農道機能も持たせた高規格とはいいませんけども、高幅員道路
が町としても計画し
てきたという流れで
ありますので、せっかくほ場を大きくし
て道路敷外に電柱を建てたら大型ほ場で使う機械は大型機械で
ありますので、電柱
が支障になるということで、どっち
が大事
が言われたら私には判断できません
が、そこらへんも理解し
ていただい
て、3メーターとか、3メーター50、4メーター近く
の歩道
が設置され
ているのに、除雪
の支障だとか見通しだとかということは、これまで
の5メーター、6メーター
の町道時代と同じ考え方やっ
ていく
のは間違いじゃないかなあというふうに思います。
会倹上という話も
ありました。で
ありますので、これからその道路
の補助を受け
ていく場合に、その電柱
の建てることも考慮した設計
ができる
のかできない
のかよくわかりません
が、町長
の答弁によりますと、これまでよりも大変前進したお答えをいただいたので感謝し
ております
が、道路
の一部として街路灯を設置するというふうな、当然内規か規則かなんか決まっておるんだというふうに思います
が、そこらへんを見直し
ていただきたいなあというふうに考え
ております。その辺について、建設課長、所見
ありましたらお願いします。
71 ◯議長(柞山数男君)
山下建設課長、答弁。
72 ◯建設課長(山下義弘君)
中川議員さん
のご質問に補足説明したいと思います。先ほど町長
が申し上げましたように、町としましては、従来は車道に一応電柱を建てないという方針できました。議員さんご指摘
のとおり、幅広い歩道
あります。3.5メーター以上
の歩道
のある道路も新設され
てき
ております。そういったところにつきまし
ては、先ほど申し上げましたように、歩車道
の境界、そういうとこに電柱
が建てれるように、地元と協議をしながら、今後進め
ていきたいとそういうふうに考え
ております。
以上で
あります。
73 ◯議長(柞山数男君)
次に3番、山口和雄君。
74 ◯3番(山口和雄君)
12月定例会におきまして、大きく2点についてご質問申し上げます。よろしくお願い申し上げます。
最初に、高齢者福祉ということでお伺いいたします。
わが国
の少子・高齢化は急速に進展し
ており、2
1世紀
の半ばには国民
の3人にひとり
が65歳以上になると予想され
ています。
高齢者においては日常生活上、様々な支障
が生じること
が見込まれます。しかしながら、高齢者
が日常生活を送る上で、支障
が生じた場合においても、自ら
の能力、生活方法を工夫しながら、引き続き住み慣れた家庭や地域において生活を送られること
が、本人や家族
の方にとって、とっても幸せなことと思われます。
そこで、現在行われ
ております、緊急通報装置
の貸与について
の改善をお願いするもので
あります。
この制度は、高齢者
の急病や災害に迅速な対応をするため、管理センターや近所
の方々に緊急事態
の発生を知らせる装置を設置する制度で
あります。
この制度を利用され
ている方は、安心できる制度で好評だと聞い
ております。しかしながら、この制度
の対象者は、65歳以上
のひとり暮らし
の高齢者に限定され
ていると聞い
ております。例えば高齢者
の方でも、痴呆
の方や障害者
の方と同居し
ていても、このありがたい制度
の恩という
のは受けられない実態と聞い
ております。
1人暮らしでも、2人暮らしでも、本人も体
が不自由ですし、配偶者や同居し
ておられる人も体
が不自由な家庭
があります。
もし夜中に自分
の体
が都合
が悪くなったら、同居し
ている人
が、どこかへ緊急に電話し
てもらえるだろうかと、大変に不安をもっ
ておられる方もおられます。だれ
が考え
ても一方
の方
が痴呆なり、手や目
が不自由な場合は
1人暮らしと条件は一緒と思われます。場合によってはそれ以上に苦労され
ている場合も
あると考えられます。
ちなみに、老人福祉においては、概ね65歳以上
の要援護高齢者、あるいは
1人暮らし高齢者と定められ
ているようです。範囲を
1人暮し以上に拡大され
ても、問題はないようで
ありますし、予算も多額では
ありませんので、大島町長さん
の胸三寸で決まる
のではないかと思います。ぜひご決断をお願いするもので
あります。
また、どのような方に対象を広げるかと
の問題についても、民生児童委員
の方にお任せする
のも一つ
の方法ではないかと思う次第で
あります。
私は神保校下
の民生委員
の方
がお集まりされ
て、いろんな打ち合せをされることをよく見
ております。大変なご苦労をされ
ており、地域
の方も心から信頼され
ております。地域
の民生委員さん
が会議で決定し
ていただくこと
が一番公平を考えるものです。
また、法的にも老人日常生活用具給付事業実施要綱
の中に、給付等を行う日常生活用具
の種類及び費用負担は老人
の心身
の状況、住居
の状況、世帯
の状況を踏まえ
て決定すること。なおその際には必要に応じ
て地域ケア会議を活用することとなっ
ております。
婦中町老人保健福祉計画
の概要にも「すべて
の高齢者
が健康で生きがい
のある豊かな生活」を送るとともに、さまざまな保健福祉・介護保険サービス
が総合的に提供される体制づくりを推進するとも書かれ
ております。ぜひお願いするもので
あります。
次に市町村
が合併についてお伺いします。この問題は政治的判断で
あることは理解し
ております
が、例え政治的な判断
があったとしても、事務手続き上、いつまでにこの合併
の判断
が必要か
の可能性を知りたく
て、今回は助役さんにご質問を申し上る次第で
あります。
助役さんは、市町村合併特別委員会では、現在、合併協議会というバスに乗っ
ているが、途中下車も
あり得るとおっしゃいました
が、事務手続き上
の観点から、その時期はいつごろかお伺いします。
また先ほどからも質問
が出
ております
が、
16年度予算に合併を前提とした、プログラム開発
の予算を計上されると言っ
ておられます
が、議会へ納得できる説明
ができる
のか、お伺いしたいんです。内容で、例えば固定資産
の課税事務における画地計算
のシステムとか、地図情報
のシステムは婦中町は7市町村で一番優れ
ておると思います
が、このもの
が利用できる
のかとか、また固定資産税にしますと、例えば富山市でも婦中町
の資産を持っ
ておられる方
が、八尾にも持っ
ておると。そういう方は統合し
て1カ所に上げることになると思います
が、そのような事務
がいつごろまでできる
のかという観点からお伺いするものでございます。
次に「市町村合併を考え
てみよう」という冊子
がございます。
この冊子は町民
の方、皆さんに配布されました
が、その中に法定合併協議会
の設置
の欄でございます
が、合併する方向に決まったら、合併後
の将来図と、その現実方法を市町村建設計画にまとめると書い
てあります
が、大島町長さんは、まだ合併する方向に決め
ておらないと思います
が、現在行われ
ている事務手続きは、合併する方向に決まったような方向で行われ
ているような感じ
がします
が、助役さん
の見解をお尋ねするものでございます。
次に、合併
の幹事会において、事務事業一元化
の調整は財政専門部会では
147項目中、調整
が整ったもの
がゼロ、教育専門部会においても263項目中、
1件も調整は進んでおりません。大切な問題です
が、全く進まない
のはなぜでしょうか、お伺いいたします。
次に先般、議員全員で新潟県亀田町へ視察に行きました。亀田町では町民に対して合併したら税金
がどうなるとか、下水道料金はどうなるかということで、このような立派な冊子をつくっ
ております。当然助役さん
の方へも届い
ておると思います
が、婦中町でも、このような冊子をつくるとしたら、期間的に何カ月ぐらいかかるか。いつごろならできるかということをお伺いいたします。
最後でございます
が、先ほどから先輩議員
の方
がいろいろ質問され
てました
が、富山市財政危機回避プログラム
の件でございます
が、町長さんは磯野議員さん
の質問には婦中町を対象にし
て答え
ておられました
が、もし合併したら大きな富山市
が財政危機で
あります。ですからそこへ引っついた婦中町
がどうなるかということで、大変心配なんです。その角度からご意見をいただけたらありがたいと思います。以上で私
の質問を終わります。よろしくお願いします。
75 ◯議長(柞山数男君)
大島町長、答弁。
76 ◯町長(大島外夫君)
山口議員さん
のご質問にお答えいたします。なお議員さんご質問
の2点目につきまし
ては、助役から答弁させ
ていただきます。
まず
1点目
のご質問についてお答えいたします。町では日常生活用具としまし
て、一人暮らし高齢者等に緊急通報装置
の貸与を行っ
ております
が、現在、貸与し
ている機器は高齢者
の動きをセンサーで関知しまし
て、高齢者
が非常ボタンを押すこと
ができない場合でも、管理センター
が高齢者
の異常を知ること
ができるシステムで
あります。
そのため、高齢者など
が二人暮らし
の場合は、ふたり
の動きを関知するために、現在
の緊急通報装置
の性能では十分でないので、現在
の利用は2世帯へ
の貸与となっ
ております。しかし、今後は山口議員さんもご指摘されましたように、ふたり暮らし高齢者世帯でも、非常
の場合
の連絡
が困難な世帯
が増加すること
が予測されますので、平成
16年度から、そのような世帯でも十分対応できる機器
の導入を担当課では検討し
ていましたわけで
あります
が、今後前向きに検討し
てまいりたいというふうに思っ
ております。
また、制度
の運用につきまし
ては、地区担当民生委員にかかわりを提言し
ておられることについて
のお答えで
あります
が、緊急通報装置貸与申請書には地区担当民生委員
の貸与認定印を必要とし
ておりますので、ご理解をいただきたいと、このように思っ
ております。以上でございます。
77 ◯議長(柞山数男君)
水和助役、答弁。
78 ◯助役(水和恒久君)
山口議員さん
のご質問にお答えいたしたいと思います。まず合併となればどういう新市
が描け、そしてその新市
の中で
のサービスや負担という
のが、どういう形になるかということについて協議する合併協議会というバスに現在婦中町も乗っ
ておるということで、その理論的にはバスから
の途中下車も可能だと、こういうこと申し上げ
てきたわけでございまし
て、その期限
がいつかというご質問でございます。
まず基本的には、今まで町長お答えし
ておりますように、現在
の法律、いわゆる改正になっ
ていない限り、合併
の期日を平成
17年3月末と想定すれば、現段階では平成
16年9月という
のが、あと
の必要な日数等からしますと町議会で合併
の判断をいただく期限だという考えを持っ
ております。そういうことでご理解をいただきたいと思います。
次の電算システム関係
のご質問でございます
が、先ほど西村議員さん
の前
の磯野議員さん
のお答えにも
あったわけでございます
が、確かに現在婦中町
が進め
ておりますGISや地図情報システムと、これに接続し
ております各個別システムにつきまし
ては、その構造自身
が県下でもあまり例
がないといいましょうか、そういう先進的なものだということで、開発を行っ
てきたわけでございます。いわばパイロット的な技術ということで、対応を運用し
て、現在も開発中でございます。
したがってそれを新市で直ちに全市的に稼働できるかということにつきましては、現在婦中町
の人口規模なり、対応し
ておる限りでございますので、それを大きなベースを基に対応できるかということにつきましては、データ量やハードウエアー自身
の問題
がございまし
て、現在
の行われ
ている協議
の中では新市になっ
て即実施ということは難しいとされ
ております。
しかし、将来的には、この分野においては婦中町方式
が理想的で
あるという理解をされ
ておる
のも事実でございまし
て、継続し
て開発を進めることで協議をし
ておると、このことにご理解をいただきたいと思います。
また議員さんお尋ね
の固定資産税
の課税事務
の関係につきまし
ては、例えば名寄せ事務
のお話でございましたので、この点につきましては
17年4月から新市としてスタートすることになるとすれば固定資産税
の基準日という
のは、ご存知
のように
17年1月
1日でございますので、これは合併前
の期日だということになります。そうなりますので、新市として
の賦課
が始まる
のは、実質的には合併した
次の年度
の18年度、つまり
18年1月
1日
の基準日で、先ほどおっしゃった7市町村にそれぞれ別れ
ております個々
のものを同一人
の方
がおられるとすれば、名寄せ事務を行えるということでございますので、
17年度
の課税というか、納付書は別々に出るだろうと。名前を新市
の市長ということには、変更いたします
が、別々に出るものと理解し
ております。
それから合併前
のシステム
の統合
のため
の費用負担につきまし
ては、先ほどからいろいろご質問も
あり、お答えし
てき
ておるところでございます
が、法定協議会に参加し
ている以上、新市になりまし
て、スムーズな事務
がスタートし、住民
の方やサービス、それから内部
の事務について支障を来さないためには
1年前に発注ということ
が必要で
あると。ということは応分
の負担は避けられないと考え
ております。
この全体的な額や、それから具体的な支払い方法につきまし
ては、合併前
の持ち出しをできるだけ抑えることはできないかということ等につきまし
ては、現在鋭意検討し
ておりますので、
16年度当初予算に計上し
てご審議をお願いしたいと、考え
ておるところでございます。
また合併しなかった場合に、この費用負担について
の補てんは基本的に
あるかというご質問もございました
が、この補てんということについては、基本的にこういう制度はないと考え
ておるところでございます。
次のご質問でございます
が、昨年
の8月に住民懇談会でお配りしました資料等
のご質問でございます
が、確かにあそこ
の欄には合併
の方向
が決まったらということを書い
てございます。ただし、私どもといたしますと、あれは8月時点でございますので、今年
の3月に議会
のご議決を得まし
て、法定協議会に参加した時点で、あの説明
が、つまり合併
の方向
が決まっ
ていなく
てでも、合併するという可能性
があるならという具合に読み替え
ていただくということ
のご理解で、現在法定協議に望んでおると。このことにご理解いただきたいと。決まったと書い
てあるから決まっとん
がだということを申し上げるつもりございませんので、むしろ訂正させ
ていただきたいと。そのことについて、議会
のご理解も得れるだろうと、こう考え
ておるところでございます。
それで合併
のことにつきまし
てで
ありますので、あくまで合併
があるとすれば新市で
の計画や各事業はどうなるかということを想定した上で検討し、協議を重ねるものということで、現在進んでおるわけでございます。
しかしながら、これはあくまで過程
の段階でございますので、決して合併を最終的に判断したということではございません。そういう想定
の上で協議された全体
が出揃っ
て始め
て最終的な判断をし、そして議会にご提案申し上げる。それ
があるべき姿と。またそうすべきだと、こう考え
ておるところでございます。
また、反対に全体も見え
ていない状況で、中途半端な段階で合併するとかしないとかということを結果として後世から見れば誤った判断と言われるようなことにならないよう、誤りなき判断をするということで、これは議会
の方々ともご理解得れる一点だろうと、こう思っ
ておりますので、そういうふうにし
て対応し
てまいりたいとこう思っ
ております。
そこで
次のご質問でございます
が、次に現在
の協議状況に関して、2つ
の分科会
の専門部会
のご質問
がございました。確かに11月
10日現在では、協議会へ正式報告されたものをあの状況で報告し
ておりますので、数字挙げ
ております
のゼロでございました。ところが若干タイムラグ
がございますので、各部会段階では相当協議
が進んでおります。それでご指摘
のような結果になっ
ておるわけでございますけれども、その2つ
の分野からは協議会へ間もなく提出されるだろうと。実はこの12月中にも3回ほど、この後、議会
の後に幹事会も予定され
ておりますので、その後にまあ提出され
ていくと、こう理解をいただきたいと思います。
それから亀田町
の説明資料でございます
が、おっしゃるとおり私も拝見させ
ていただきました
が、大変よくでき
ていると、こう思っ
ております。それで、できれば婦中町においても、こういうものを作成できないかということを考え
てもおります。
亀田町
の場合は、見ますと任意協議会段階で作成され
ておるということと理解し
ております。富山地域とは手順
が異なるところもございますけれども、これらも参考にし
て検討し
てまいりたいと考え
ております。
そこで仮に作成するとなれば、その時期についてでございます
が、先般11月
18日に婦中町ふれあい館で開催されました合併協議会主催
の説明会におきまして、森会長さん
の発言
の中に、建設計画や事務事業について、明年
の1月から2月ごろにかけて目途をつけたいという発言も
ありまし
て、現在はまだ不確定な部分も
ありますので、はっきりとはお答えできません。ただし、私ども
の考え方から申しますと、基本的には住民
の方へ
の情報提供をということを考えますなら、ああいうような形
の資料を予定され
ている調印
の相当以前には必要でないかと。そういう意味で
の懇談会等
の考え方も対応し
てまいりたいとこう思っ
ております。時期はちょっと明確には申し上げられません。
次に富山市
の財政危機回避緊急プログラムについて
のご質問でございます
が、私も大変思い切った内容と考え
ております。まあ基金等
がなくなった
がゆえに、そのことを対応なんだということで理解し
ておるところでございます
が、富山市はご存じ
のように商工業都市として、個人市民税、それから法人市民税、固定資産税など、主な税や競輪事業
の収入もございまし
て、大変強固な歳入構造を維持され
てきました
が、バブル経済
の崩壊や、近年
のデフレ、大きな事業をやられたことも
ありますけども、現在
のような状況になっ
て、税収及び競輪事業
の収入
が落ち込んできたということで、歳出構造
の硬直化
が相当進むと分析し
ておられるわけでございます。
さらに高齢者人口、都市化
の中で
ありますけども、高齢者人口
の急速な増加や、扶助費
の増加なども推計し
ておられるということでございます。こうした中、平成
16年度には富山駅周辺地区
の南北一体、まちづくり事業
の課題等も
ありまし
て、この
財政危機回避緊急プログラムが出されたものと思われます。
そこで、婦中町
の場合で
あります
が、経済
環境ということからしますと、社会的な背景も含めまし
て、どこも例外ではございません。それで当町も今後税収
が増加を見込めませんので、まして生産人口
の減少という、少子高齢化
のことを考えますと、住宅団地開発等によりまして若い転入者
の方
が増え
ておるとはいうものの、それはとりもなおさず、いずれ高齢者人口
の増加につながるという、20年、30年、50年先見ますと、そういうことは否めない事実だと、こう考え
ております。したがって扶助費等義務的経費
の増加は避けられないものと考え
ております。歳出構造
の硬直化はいずれ進行すると。現在は財政力等
がいいところにおりますけれども、そういうこと
が危惧されると。しかし町としましては予算編成等にあたりましてはシーリング方式等によりまして、経常経費
の削減や実施計画
の枠組み、遵守などで歳出
の抑制にも例年努め
てき
ておるという
のが現状でございます。ただし将来的には富山市で推計され
ている状況は、婦中町においても避けられないということを言わざるを得ないとこう考え
ておるところでございます。これを打開するためには、行政コストを抑え、地方行政
のスリム化を図ること
が必要ということでございまし
て、先ほどいろいろ
ありましたように、市町村合併もその有効な手段という考え方でございます。
いずれにしまし
ても、待ったなし
の少子高齢化や国・地方
の財政状況、地方分権等
の社会的な背景を見極めつつ、地域
の在り方や、私たち
の生活
の中で受けるサービスと果す負担について
の在り方を考え
ていくこと
が必要と考え
ておるところでございますので、そのことについて
のご理解をお願いしたいとこう思います。よろしくお願いいたします。以上でございます。
79 ◯議長(柞山数男君)
暫時休憩いたします。
15分間休憩いたします。
午後3時30分から会議を再開いたします。
午後 3時
15分 休憩
─────────────
午後 3時30分 再開
80 ◯副議長(西村僖啓君)
会議を再開いたします。本日
の会議時間は質問者
が多いことから、あらかじめ延長いたします。
4番、村林忠信君。
81 ◯4番(村林忠信君)
私は婦中町議会12月定例会に当たり、町政に対する一般質問をするもので
あります。大島町長
の明解なる答弁をお願いいたします。
合併に対する感心は持っ
ております
が、質問は同僚
の議員
が質問し
ておりますので、
1点に絞っ
て質問いたします。
紅葉狩
ができる
自然公園
の整備についてお尋ねをいたします。各願寺を中心とした
自然公園は、春は桜
の名所として多く
の花見客
が訪れ、また菖蒲園
が整備され
て、多種類
の花
が咲き誇り、各願寺
の境内では「曲水
の宴」
が行われ、
自然を生かした
環境にやさしい公園に整備され
てきました。
さらに今年は千坊山遺跡群
の国指定
のため
の丈量測量
が行われ
てきたところで
あります。一帯は千坊山遺跡、王塚古墳、勅使塚古墳、等、県内最大級
の弥生時代
の集落等々、遺跡
の宝庫で
あり、かんぽ
の宿、呉羽カントリークラブ、古洞
の森、天文台等、大変
自然に恵まれた地域で
あります。
私は校下
の常任委員会
の視察で、先月
の13日、愛知県
の紅葉
の観光地、香嵐渓を見学し
てまいりました。紅葉はまだ青く、紅葉には
10日も早いというのに、観光バス
が100台以上も押し寄せ、身動き
ができないほど
の盛況でございました。数多く
の紅葉
のうち、紅葉し
ておる
のはほんの二、三本で
ありました。弁当を持っ
て委員
の皆様と川原で食事をしながら、町
の自然公園と重ね
てみたわけで
あります。
名古屋に近い
のはわかります
が、
自然を求め
て訪れる観光ルートになっ
ておるんだなあというふうに思います。天文台、古洞
の森へ通じる歩道、高塚、婦負
の歩道へ通じる歩道、長沢城跡地、勅使塚古墳周辺など、
自然公園一帯に地権者
の許可をいただき、紅葉
の苗木を植え込み、将来に向け
て北陸で一番
の紅葉狩り
のできる
自然公園
ができないかをお尋ねいたします。整備
が計画され
ております、遺跡資料館なども含め
て、春
の新緑と桜、初夏
の菖蒲とアジサイ、秋には11月末まで町内外から多く
の人たち
が訪れる
自然公園をめざし
て、一日も早い取り組みを期待するもので
あります。歩きたくなる道、紅葉狩り
ができる
自然公園
の実現に向け
て、町長
のお考えをお聞かせください。以上で質問を終わります。
82 ◯副議長(西村僖啓君)
大島町長、答弁。
83 ◯町長(大島外夫君)
村林議員さん
のご質問にお答えします。議員さん
の質問されました愛知県
の香嵐渓に関しましては紅葉、とりわけ「もみじ」で有名なことは承知いたし
ております。
議員さん
がおっしゃられましたように、現在、婦中町
自然公園に関しては、桜・菖蒲
が印象づけられ
ているわけでございます。
また、そういった点を主に整備し
てきたところで
あります
が、紅葉も人々を和ませるには捨てがたい魅力も
あるのも事実だろうと思っ
ております。これから
の整備・管理する中でで桜・菖蒲・もみじ
がどうマッチする
のか、今後
の検討課題にさせ
ていただきたいと思っ
ておりますので、よろしくご理解を賜りますようにお願いいたします。
84 ◯副議長(西村僖啓君)
次に
1番、場家茂夫君。
85 ◯
1番(場家茂夫君)
自治体
の現状は国・地方を問わず、財政窮迫、少子高齢化で
あることはだれも
が承知し
ております。しかし、住民
がそこに生活し
ている現実
がある以上、いかなる努力をし
てでも自治体を存続し、また継続させなければなりません。今後、地方交付税
の削減などにより厳しい財政運用を余儀なくされる中、町当局、議会に対して、音川公民館並びに音川保育園
の改築を計画、実施し
ていただい
ていることに対し、当地区に住む住民
の一人として厚くお礼を申し上げます。
それでは12月定例議会に当たり通告しました。3項目について質問いたしますので、町当局
の明確かつ適切な答弁をお願いいたします。
婦中町
の将来を決める合併論議に入る前提として、まず婦中町
の将来ビジョンというもの
があってしかるべきと考えます。当然
のことながら大島町長自身、婦中町
の将来ビジョンを胸に富山地域合併協議会に臨まれ
ていることと思います。まず、最初に、
次の4点を踏まえた婦中町
の将来ビジョンについて、大島町長
の考えをお伺いします。
第
1点目として、町
の将来
のビジョン
の構築となる、町民主体
のまちづくり計画を進めるため
の行政組織
の運営について、先ほど申し上げた音川地区で進められ
ている事業を例に質問いたします。
この地区では住民
が主体となっ
て、小学校周辺を文教ゾーンと位置付け、小学校・保育園・公民館を集約し、地域コミニュケーション
の場として活用しようと試み
ております。
しかしながら、当局
の対応は従来
の固定観念による、行政
の縦割り組織運営
の域を脱しません。3カ所
の施設を個別に捉えれば、それぞれに緑地帯や駐車場
が必要です
が、一体的に考えれば土地
の有効利用
ができ、さらに経費
の削減も可能になります。所轄
の担当課だけでなく、当局内部組織間
の連携を十分にとりながら、住民と共同で事業を計画遂行し
ていく、このこと
が財政
の効率運用で
あり、しいては住民本意
の行政サービスにつながると考えられます。
2点目として、行財政改革
の一環として、これまで行政
が主体的に担っ
てきた公共サービス
の提供を、民間企業や民間非営利団体などへ
の委託や民営化を図ることにより、民間部門
の活動領域を拡大する。行政
のスリム化
のため
の受皿づくりを構築し、行政は監視・指導を通じて、的確な価格と品質を確保し
ていくシステムを拡大し
ていく。この観点に立っ
て、行政・民間・地域自治組織
の役割分担を明確にし、行財政改革を断行する必要
があると思います。
第3点目として、先ほど中川議員
の質問に
ありました
が、地域自治
の自立について質問いたします。当町
の公民館は昭和59年3月に機構改革を行い、従来から
の出張所を廃止し、現在
の地区センター
が設置されました。人員配置も町職員から地元民間採用とし、地域密着型を目指した地域自治
の原点とも言えます。他
の自治体には支所的形態をとる公民館も多い
が、当町
の公民館は文化やスポーツに対する啓蒙や事業
が日常活動として自主的に遂行され
ています。さらに将来、地方分権
が進み、大きな自治体となることも想定されるため、お任せ民主主義から
の脱却を図るために、地域自治組織
の自立と確立
が急務で
あります。このような観点からも当町
の公民館活動など、地域自治組織に対する支援は引き続き必要と考えられます。
第4点目に、地域
の状況に応じた施策として、県は
16年度から本年4月施行
の「都市と
の交流による農山村地域
の活性化に関する条例」に基づく施策
の一環として、都市住民
が農山漁村で休暇を過ごすグリーンツーリズムを推進するため、県内8カ所を重点地域に指定し、ソフト事業を中心に支援する方針で
ある。一方、国は農相
の諮問機関「食料・農業・農村政策審議会」に、新たな農政
の基本計画
の策定を諮問しました。ばらまき型
の補助金
の見直しや、食料自給率
の目標値、農地制度
の改革など
が論議
の焦点となる。政府は答申を受け
て、平成
17年3月を目標に新計画を閣議決定します。現行
の農政は、農家
の規模に関係なく補助する「護送船団方式」
のため、農業
の競争力
が向上しないため、意欲と能力
のある「プロ農業経営」を重点的、集中的に支援する方策
が検討され
ています。経営農家
の政策支援
が国家的事業として行われることに異論はない
が、中山間地では経営
が成り立ちにくく、さらに農業後継者
がいないために荒廃田
の増加
が予想されます。このような農山村地域
の活性化推進について、地域
の実情に応じた町
の支援は不可欠で
あります。
農政に対する例で質問しました
が、農林業はもともと広大な面積
が必要ですから、人口密度
が低いに決まっ
ております。また、高齢者に対しては歩い
て暮らせる範囲で
のまちづくり
が不可欠です。
以上申し上げた4点に対する町当局
の考え方と、これを踏まえた婦中町
の将来ビジョンとして、町民主体
のまちづくり計画を策定する考え
がないか、お聞かせください。
次に合併に対する基本姿勢について、大島町長
の考えをお伺いします。
昭和
の大合併から半世紀。地方分権と財政難を背景に、全国で市町村合併議論
の嵐
が吹き荒れ
ています。しかし、当町では少し様子
が違うように見受けられます。今年3月に7市町村で構成する富山地域合併協議会に参加をするに当たり、町当局は「情報収集
の必要性」をことさら強調し、議会は「最初から合併
ありきではない」ことを確認し、参加を議決しました。しかしながら、富山地域合併協議会へ参加し
て以来、肝心
の合併
の是非について
の論議
が十分されないまま、7市町村による合併
が当然
のごとく位置づけられ、合併
が既成
の事実となっ
て、今日に至っ
ている気
がし
てなりません。半年以上経過した今日、果たしてどれだけ婦中町
の将来ビジョン
が語られ、提示されたか、疑問に思うところで
あります。
また、私自身議員で
あるという当事者
の一人として、深く反省
の念にかられる毎日で
あります。合併
の背景には財政問題
があり、合併は基礎的な自治体として地方分権
の受け皿になるだけ
の体力をつける
のが目的
の特例債など
の優遇策で、とりあえず財政危機
が乗り越えられる意味ではないことを念頭に質問いたします。
まず第
1点目に婦中町は人口
が増え続け
ていて、
ある意味では成長過程に
あると思われます。また
財政力指数や公債費比率等を見
ても、県内
の自治体
の中では財政的に健全な方で
あります。このような自治体
がなぜ自立
の道を自ら絶とうする
のか。自助努力をし尽くした結果として
の合併な
のか。先ほど先輩議員
の質問にも
ありました
が、合併後
の婦中町
の将来像、
10年後、20年後
の姿
が見えない以上に、大島町長
の考え
が、私を含めた町民には見えません。中山間地
の過疎化や中心商店街
の活性化は合併したからといっ
て解決できない問題です。
合併
の是非と、その決断について、大島町長
の考えをお聞かせください。
第2点目に、前
の質問でも述べました
が、町長自身どのような将来ビジョンを描い
て、富山地域合併協議会に出席され
ているのか、交渉担当者で
ある各担当課長に対して、大きなものに巻かれるような意見
がまかり通るようで
あれば退席し
てきなさい。さらに「胸を張っ
て婦中町
の言い分を通して、重要なことは返答しないで持ち帰っ
ての協議をせよ」となんとも頼もしい指示を出され
ている以上、確たる信念と将来構想をお持ち
のことと思います。言葉だけで叱咤激励をする
のでなく、基本点
の確立
が必要と考えます。そのことも含め
て、ぜひお聞かせください。
第3点目に、住民に対する選択肢について、住民は今
の町で一体何
ができない
のか、逆に合併し
て大きくなると何
ができるかについて、数値を含めた提示を求め
ています。
町民に対して合併
の是非を判断するため
の情報提供として、7市町村による合併、小規模合併による市制、単独による町政、それぞれ
の財政フレーム予測、広域行政
の堅持等を基に策定された将来ビジョンを示す考え
がないか、お聞かせください。
次に交渉担当者
の合併に対する認識を確認する意味で、幹事会に出席され
ている水和助役にお聞きします。
先日、開催された「市町村合併について」
の住民懇談会
の中で、合併は決まっ
ていない
が単独による町制
の確立は数パーセントという趣旨
の発言
がありました。常にそのような考えで、富山地域合併協議会に出席され
ているのか、発言
の事実関係を含め
てお聞かせください。
最後に、不祥事件を起こした教員に対する処遇と、今後
の対応策について教育長にお伺いします。
まず、教育現場
の危機管理について、去る9月20日中学校教師による不祥事件
が発覚、警察に逮捕されました。この事件
の内容や経過については、新聞テレビ等で報道され
ていますので、省略します。事件発覚後、授業
の空白をなくし、生徒
の動揺を回避する措置として、容疑者
の処遇を町教育委員会扱いとして、代用教員
の派遣を要請しました。しかし当局は前例
がなく、人事は県教育委員会
の所轄など
の理由で検討さえされませんでした。
その後、新たな問題として逮捕後も新聞テレビ等で、事
あるごとに中学校
の固有名詞
が報道されたことにより、地区住民をはじめ、多く
の県内外
の卒業生や同郷人、そして何よりも子供たち
の心
が傷つきました。
不祥事
が発覚し、警察に逮捕された時点で即、処遇を町教育委員会預かりとすれば、元勤務地
が町教育委員会となり、その後
のマスコミ報道に再三学校名
が出なかった
のではないかと思います。報道
の自由等
の法解釈、県教育委員会
の考えを踏まえ、
あってはならないことへ
の危機管理として、この主
の問題へ
の対応策を検討する考え
がないかお聞かせください。
次に時代に即応した教育行政について、大きな事故や事件
が発生すると、学校は対応に追われ
て大変忙しい。それでも一時的な中断は
あったとしても、平常どおり
の教育活動を展開し
ていかなければならない。したがって、特定
の教師を事故や事件
の対応に専門に当たらせるようなことはできませんと言われました
が、平成
10年9月、中央教育審議会は「今後
の地方教育行政
のあり方」について
の答申を文部省に提出しました。その中で「教育委員会
の支援機能
の拡大」として、学校に緊急
の事態
が生じ、保護者や地域住民に対する説明、関係機関と
の連絡調整、マスコミへ
の対応など
が必要な場合には、教育委員会
が直接対応するなど
の支援を行うとともに、学校に教育委員会
の責任者を派遣するなど
の方法により、学校に積極的に支援するよう努めること。また教育委員会事務局
の職員については「地方教育行政
の組織及び運営に関する法律」
の第
19条に
次のように明記され
ています。
1.道府県委員会
の事務局に、指導主事・事務職員・技術職員、その他
の所用
の職員を置く。
2.市町村委員会
の事務局に前項
の規定に準じ
て、所要
の職員を置く。
4.指導主事は、教育に関し、見識を有し、かつ、学校における教育課程、学習指導、その他学校教育に関する専門的事項について、教養と経験
がある者でなければならない。
現在、指導者
の多くは、学校で生徒
の教育に力を発揮した人で、教員
の身分を保有し
て指導主事
の職務に従事し
ています。
危機管理へ
の対応とともに、多様化する時代ニーズに応えるために、このような指導主事を置く考え
がないかお聞かせください。
以上で私
の3項目
10問
の質問を終わらせ
ていただきます。
86 ◯副議長(西村僖啓君)
大島町長、答弁。
87 ◯町長(大島外夫君)
場家委員さん
のご質問にお答えいたします。市町村合併につきまし
ては、助役からもお答えさせ
ていただきますし、その他
の不祥事教員等
のことにつきましては、教育長よりお答えをいたします。
まず
1点目
の、町
の将来ビジョン
のご質問にお答えいたします
が、その中
の一番目
の町民主体
のまちづくり計画についてお答えいたします
が、ご質問に
あります音川校区
の問題につきまし
ては、地元
の方々には大変ご苦労をおかけし
ております
が、公民館建設問題につきまし
ては、町として
の財政
の効率的運用と地域
の発展を主眼に進めさせ
ていただいたもので、ご理解をいただきたいと思っ
ております。
次に行財政改革についてお答えいたします。今後、公共サービス
のあり方につきまし
ては、町
の行財政改革大綱
の方針に基づきまし
て、行政として
の責任領域を的確に把握しながら、必要性、受益と負担
の公平
の確保、行政効率、効果等に十分に留意しながら、事務事業
の整理合理化に引き続き推進し
てまいりたいと考え
ております。
その観点からも民間委託等
の実施
が適当と思われる事業につきしま
ては、
住民サービスの維持向上等にも留意しながら、推進し
てまいりたいと考え
ております。
また現在各地域で担っ
ていただい
ております自治組織として
の活動に加えた、新たな地域
の活性化等に役立つ役割については、今後研究し、可能なものから実施し
ていきたいと考え
ております。
次に、公民館活動等に対する支援についてお答えいたします
が、現在、婦中町では地域公民館
がさまざまな活動を通して、地域
の文化振興、交流
の中心となりまし
て、住民に密着した大切な施設になっ
ていることは、議員ご指摘
のとおりで
あります。
また、近隣市町村
の中でも公民館行政
の水準は、町は手厚いものとなっ
ております。
今後、合併論議
が進んでまいります
が、現在
の公民館
の役割や水準は維持し
ていきたいと考え
ておりますので、ご理解を賜りますようにお願いを申し上げます。
次に、農山村地域
の活性化推進
の問題でございます
が、町
の農山村振興におきましては、現在、活性化
の1つ
の方策といたしまし
て、中山間地域
の音川を中心に、耕作放棄
の発生を防止しまし
て、多面的機能
の確保を図る観点から、中山間地
の農業生産条件
の不利を助けるために、中山間地域等直接支払制度
が活用され
ております。
この制度
の活用によりまして、集落
の方々
の話し合い
のもと、農業生産活動のみならず、多様な活動により、地域
の活性化につながっ
ているところで
あります。
しかし、この制度
が平成
16年度に終了することにより、今後
の中山間地域
の対策
が懸念され
ております。そのために、中山間地域等直接支払制度につきしま
ては、去る11月
11日に開催されました市町村長会議でも私は継続について強く申し入れ
ておりますし、今後とも継続されることを県等に要望し
てまいりますとともに、農山村地域
の活性化につきましては、先に先進地視察をされました経過などを踏まえまし
て、関係機関、地域等と今後
の課題として研究し
てまいりたいと、かように考え
ております。
次に市町村合併
の基本姿勢について
のご質問でございます
が、一番目
の合併
の是非と、その決断
の時期に関する質問で
あります
が、これも青山議員さん
のご質問にもお答えいたしましたように、協議
の大勢
が整った後、住民
の皆さん
がどう思っ
ておられる
のかを見定め、町
の方で合併するか、しないかを判断しまし
て、それを踏まえ
て、来年
の9月議会で議会
の皆様によって、最終判断させ
ていただきたいというふうに考え
ております。
それから2番目
の富山地域合併協議会へ
の対応でございます
が、これまで町は、「住みよく
て安心できる暮らし」、あるいは「生きがいと健康
のある生活」などをまちづくり
の基本計画としまして、平成
17年度を最終年度とした「新町民総合計画」を着実に実施し
てまいりました。
これからも町民
がいつまでも住み続けられる、人にやさしい町をつくるために、多種多様
の施策に取り組む必要
があると感じ
ているところで
あります。
先に議会
の皆さんとも協議を重ね、地域合併協議会に提出し
てきました、「婦中町建設計画(案)」自体
が、現時点で町として
のお尋ね
の将来構想における重要な部分と思っ
ておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
ただ、今後は7市町村
の合併協議会
の協議に付さねばならない点
が、通常
の総合計画などとは、進め方に違い
があるということも合わせ
てご理解をいただきたいわけでございます。
また3番目
の町民へ
の情報提供について
のご質問で
あります
が、財政計画につきまし
ては、昨年
の11月27日
の市町村合併特別委員会におきまして、富山広域圏
11市町村で確認された推計方法により算定された、合併した場合
の財政推計と、婦中町
が単独
の場合
の推計を平成32年度までお示しし
ております。また、今年
の2月
17日
の議員全員協議会におきましても、7市町村として
の合併した場合
の財政推計をお示しし
ております。
また、現在合併協議会では、具体的に提出された主要事業及び調整を行っ
ている事務事業も加味した、より実際的な観点に立った形で試算をされ
ている最中で
ありますので、よろしくお願いしたいと思います。したがいまし
て、ご指摘
のような小規模合併などについては現在
のところ考え
ておりませんことを、合わせ
て申し添え
ておきます。以上でございます。
88 ◯副議長(西村僖啓君)
水和助役、答弁。
89 ◯助役(水和恒久君)
場家委員さん
の私に対するご質問でございます
が、ご指摘
のような受け止め方をされた
ので
あれば誤解を招くような表現で
あったかもしれないと反省をいたし
ておるところでございます。
ただ、ご指摘
の部分は音川地区で
の懇談会
の急に振られました私に対する最後
の挨拶ということで、その部分で、このように申し上げたと思います。
単独ということも、最後には可能性
の中には何パーセント
あるかどうかもわかりません
が、そのことも含め、まだ決めてないということを前提といたしまし
て、今後とも情報提供に努め
ていきますので、いろいろとご意見をいただきたいと思います、と申し上げ
ておるわけでございます。つまり私といたしまし
ては、合併賛成
のご意見、また単独
のご意見、いろいろ考えられますけれども、町としてはまだ決め
ていないということを申し上げ、今後とも情報提供に努力し
ていきたいという趣旨で
あったかと思っ
ておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。以上でございます。
90 ◯副議長(西村僖啓君)
井上教育長、答弁。
91 ◯教育長(井上亮二君)
場家委員さん
の3点目
のご質問にお答えいたします。
過日
の教職員による不祥事はまことに残念な事態で
あります。この事件は学校
の校舎
の一部
が犯罪
の場所として使われたことも
あり、ことさら学校名
が新聞等に報道されたものと考え
ております。
お尋ね
の件です
が、教職員については「地方教育行政
の組織及び運営に関する法律」第44条により、市町村教育委員会
が県費負担教職員
の服務を監督すると規定され
ております
が、第37条及び第38条により、県費負担教職員
の任免、その他進退に関しては、都道府県教育委員会
の権限とし
ております。
議員さん
のご趣旨は、心情的にも十分理解するところで
あります
が、不祥事
の発覚時に即、正確な情報を確認することは非常に困難で
あり、確認
のできない情報を基に早急に対処することも、また、法的な解釈に照らし
ても、町教育委員会
が独自に対処することは、現制度では困難と考え
ております。
なお、代員教員
の派遣につきまし
ては、20日
の逮捕後、空白
が3日間だけでしたので、かなり早い段階で対応できたものと考え
ております。
また、指導主事については現在
のところ教職員
の研修や生徒指導
の研究、援助、教材や資料
の作成等を目的として、教育センターに配置し
ております。
今回
の不祥事にあたりましては、町教育委員会
の事務局職員
が学校に出向い
て、緊急保護者会にも立ち会う等、対処したところで
あります。また県教育委員会、教育事務所とも密接に連携し
て対処し
てきたわけで
あります。
お尋ね
の危機管理
のため
の指導主事
の配置については、ここ当面考え
てはおりません。以上でございます。
92 ◯副議長(西村僖啓君)
1番、場家茂夫君。
93 ◯
1番(場家茂夫君)
10問
のうち答えられた分と答えられない分
があるわけなんですけども。この場では2点について再質問いたします。まず最初
の公民館云々という
のは、これはあくまで例を挙げたわけで、行政
の縦割り組織運営についてどうかという質問でございます。
それと7番目に、住民に対する選択肢ということで、小規模
の合併は考え
ていないとおっしゃられたわけなんですけども、特例法
の法律
が以前と変わっ
てき
て、平成
17年3月3
1日までに合併する場合に限り、第5条
の市となるべき要件を特例で、第5条
の2で、市制施行
のため
の要件を人口3万人以上とするという、合併特例法事態
がこういうふうに変わっ
てき
ているわけですから、そういったもの
の選択肢は全く考え
ていないということ
の、今後も考えないということ
の判断でよろしいでしょうか。それと同じく質問
の中で申しました広域行政
の堅持ということで、合併しなかった場合にこの広域行政
がどうなるかということも、やはり町民に対してしっかり説明するべきかなあと思っ
ておりますので、この点について再質問いたします。
94 ◯副議長(西村僖啓君)
大島町長、答弁。
95 ◯町長(大島外夫君)
場家議員さん
の再質問にお答えいたします
が、まず住民に対する選択肢
の特例法
のことを申されました
が、これはあくまでも町は平成
17年3月時点までにどう対応するかということで、進んでおりますので、そのことを申し上げ
ておきます。いろんなご意見は
あるかと思います
が、今町
がまさしく進んでおります
のは7市町村
の合併
の枠組み
の中で検討させ
ていただい
ておるということでございます。
それから公民館
のことも申されました
が、公民館
のことにつきましては、地域住民
のご意見をよく判断し
て進めさせ
ていただこうと思っ
ておるわけでございますので、これはまた別
の角度から
の考えでございます。以上で
あります。
96 ◯副議長(西村僖啓君)
1番、場家茂夫君。
97 ◯
1番(場家茂夫君)
公民館を例に挙げ
て、縦割りを行政をどう考えるかという質問です。明確に答え
てください。
98 ◯副議長(西村僖啓君)
水和助役、答弁。
99 ◯助役(水和恒久君)
今
の場家議員さん
のご質問にトータルにお答えできるどうかで
あります
が、現実的に行政は縦割りでございます。基本は。ただし、おっしゃるように総合的にどういう局面でどう対応できるかということも求められ
ておる
のも事実でございます。ただ、今
のお話から申しましたら、地区
の方から要望
のあったことに対して
の町
のご返事という
のは、昨年
の11月から進め
てき
ておることだということはこれはいろいろ町長
の答弁でも申し上げ
てき
ておることでございますので、
ある日突然出
てきたわけではないと。基本的にですよ。ですから、そういう意味で、町長は行政全体に対して責任を負ってる立場として、従来申し上げ
てきた観点から
の対応をし
てき
ておると。それともう一つ、町長
の答弁
の中に
ありましたように、財政的な効率ということ、つまり地区
のご意見として、どこでオーソライズされたかどうかということも一つは
あります。そのことは申し上げません
が、地区
の要望されたこと
が全部全部できるというものではないという意味も含めまし
て、それはいろんな取捨選択、当然そういうことについて
の価値判断も伴っ
て、町長は町全体
のことを含めた形で
のご答弁させ
ていただい
て、地元に対して提示させ
てき
ていただい
ているということを先ほど町長
の答弁で申し上げたということで、結果といたしまし
て、不十分な点は
あったかもしれません
が、町
が望んできたことに対しては、今申し上げたような考え方で、対応し
てき
ておるということで、今後一定
の結論をみ
ておりますので、ご指摘
の点も踏まえまし
て、また十分斟酌し、対応し
てまいりたいと、こう思っ
ております。よろしくお願いいたします。
100 ◯副議長(西村僖啓君)
次に、6番、平田清範君。
101 ◯6番(平田清範君)
12月
の定例議会にあたりまして、以下3点について質問をいたします。
初めに文部科学省
が来年度より3カ年計画で定着を目指す、「子供
の居場所づくり新プラン」について質問をいたします。
現在、婦中町では、放課後児童等に対して、また地域
のそれぞれ
の行事
の際には、交通指導員
の方々や老人会
の方々、また体協
の指導員
の方等
がボランティアで取り組まれ
ております
が、文部省はさらに家庭・地域・学校
が力を合わせ
て、子供たち
が育む機会や場所をつくり、多く
の大人
が子供とかかわりながら、共に生き生きと成長し
ていくことを目指し
て、この新プラン
がつくられるようで
あります。
事業内容といたしまし
ては、
1点目は、地域子供教室指導員
の配置で
あります。学校
の校庭や教室等に安全・安心し
て活動できる子供
の居場所、活動拠点を設け、地域
の大人、教員OB、大学生、及び青少年・社会教育団体指導員等、教育、スポーツ、文化、芸術等において経験豊かな人を「地域子供教室指導員」として学校へ派遣し、小・中学生を対象に、放課後や週末におけるスポーツや文化活動など
の様々な活動体験や地域住民と
の交流活動等を実施するもので
あります。
2点目といたしまし
ては、子供
の居場所づくりコーディネーター等
の配置で
あります。
市町村に「体験活動ボランティア活動センター」を設け、コーディネーター等を配置し、親に対する参加
の呼びかけや、学校や関係機関・団体と
の連携協力による人材
の確保・登録を行うほか、登録された人材を子供
の居場所へ派遣する
ので
あります。
そこで早急に人材確保に取り組んでいただきたいと思います
が、いかがでしょうか。またスクーリング・サポート・ネットワーク整備事業(これは
15年度からスタートし
ております
が)さらなる充実と、子供と親
の相談員
の配置やスクールカウンセラー
の全校配置等、いずれを取りまし
ても、政策と現実
の違いに戸惑いを思います
が、さりとて昨今
の少年犯罪
の低年齢化現象や児童虐待等、現実に社会的な、これら
の問題は決して他
の市町村だと傍観するわけにはまいりません。早期発見・早期対応
が求められ
ているので
あります。これら
の実現に向け
て、教育長
のご所見をお伺いいたします。
次に町長
の提案説明にも
ありました水田農業構造改革交付金についてで
あります。
農水省は、来年度概算要求で
1,508億円で、水田農業改革交付金を創設し、水田農業対策強化・充実を図っ
ていくようで
あります。
ポイントは、政府
の「米政策改革大綱(平成
14年12月)」に基づき、今後
の水田農業
の方向は、地域
の合意に基づき水田作物戦略・販売、水田利用、担い手
の育成等を明確化・一体化した「地域水田農業ビジョン」に添っ
て進められ、このビジョンに即した産地作りと生産調整
の一体的な取組みを支援するため、この構造改革交付金制度
が創設されます。私も過去に質問いたしました
が、昨今いずれ
の地域においても、地産・地消
が叫ばれ
てき
ております。そこで、この交付金制度は事業実施主体に交付金
の配分は地域に任されるとなっ
ております。本庁では、どのような取り組みをされる
のか、お伺いをいたします。
次に、市町村合併と今後についてお伺いをいたします。私は昨年
の12月定例会でも、この問題について質問をいたしました。そして町議選にて、その信をいただいた一人として責任
の重大さに日夜、身
の引き締まる思いで取り組みをいたし
ております。本議場
のすべて
の皆様もそうで
あられると思っ
ております。
いよいよ、新市
の名称も富山市と発表され、若干頂き
が見え
てきた感じもし
ております。そこで、合併
が決まっ
ても
いないのに早すぎないかと思われるかもしれません
が、庶民
の目線に立っ
て、その後
の方向性を知ることも、また重要な判断基準にもなりますので、確認と合わせ
て町長
のご所見をお伺いいたしたく、以下質問いたします。
既に皆様ご承知
のことで
あります
が、地方自治体は毎年、巨額
の財源不足を生じ
ており、効果的で効率的な行財政運営
が求められ
ております。また少子高齢化によって人口
が少なく一段と高齢化
の進んだ地域
が全国的に出現するとみられ、小規模な市町村では住民福祉
の基本的役割を果せなくなる可能性
が高いと聞きます。そのような状況
の下で市町村
の規模・能力を拡充する市町村合併
の必要性
が一段と高まり、2000年に閣議決定された行政改革大綱では「与党行財政改革推進協議会における、市町村合併後
の自治体数を
1000を目標とする方針を踏まえ
て、自主的な市町村合併を積極的に推進」と明記され、地方分権
の流れとなった
ので
あります。
現在、全国
の市町村
の約半数
が「法定協議会」を設置し、合併を正式に検討し
ておりますけれども、仮に全部
が合併したとしても市町村数は約2000。目標
の1000にはまだ遠い
ので
あります。政府
の地方制度調査会
が本年11月
11日に提出した「今後
の地方自治制度
のあり方に関する答申」では、都道府県に代わる道州制導入
の検討に踏み込むなど、重要な内容を含んでおります。
今回
の答申では、合併特例法
の失効後は、新しい法律を制定し、一定期間さらに自主的な合併を促すことを求め、新法では合併
の障害を除去するため
の特例を中心に定め、財政支援措置は取らないとなっ
ております。新法に関する提言で注目された
のは、都道府県に市町村合併に関する構想を策定することを求め、その際、人口
1万人未満を目安に合併構想
の対象とするとしたことで
あります。
さらに、都道府県知事に合併協議会
の設置を市町村に勧告したり、市町村間
の斡旋などを行うとされ、協議会設置
の勧告を受けた市町村は、議会に付議するか、住民投票を行うことを義務付ける制度
の検討も求め
ているので
あります。また、答申では、市町村合併
の多様な方策を提言し
ております。特に注目される
のは、仮称で
あります
が、「地域自治組織」
の創設で
あります。これは合併で規模
が大きくなると自治体
が住民から遠くなるといった懸念に対応するもので、旧市町村ごとに設置し、市町村
の事務
のうち、地域共同的な事務を処理し、住民自治
の強化や行政と住民
の協働を目指すものなので、合併後
の市町村に限らず、市町村内
の区域を単位として設置できるとし
ているので
あります。
このほか答申では、様々な事情で合併
が困難な場合
の対応策を示し
ております。合併を希望し
ていても、他
の市町村と
の協議
が整わない場合
のために、都道府県
がかかわっ
て合併を行う新たな仕組み
の検討も提言され
ております。また、当面客観的に困難な市町村による広域連合制度を充実させたり、法令上
の事務を都道府県に処理させる特例的団体
の制度をも検討することを求め
ております。このような答申に合わせ
ても、合併
の方向性は国主導で、もはや必然といっ
ても言い過ぎではないように思います
が、いかがでしょうか、だからといって、私は合併
ありきと言っ
ているわけでは
ありません。どこまでも中身
の問題で
あります。住民
の皆様に説明
ができる内容
のものかどうか
が大事で
あることは言うまでも
ありません。また別
の見方から言いますと、わが国は「先進国に追い付け追い越せ」を最優先に、要は基本原則をゆがめた財政運営を行うことで、戦後復興へ
の願いから、大きな成功を収め
てきました。しかし、今となっ
ては基本原則を歪めたこと
が、経済、政治、社会を適切に媒介する財政
の機能を低下させ
てしまいました。本来、国民
の共同意思決定によって、共同
の負担で共同事業を実施する財政には「お金儲けをし
てはいけ
いない」という大原則
があるので
あります。
また、財政民主主義
の観点から「予算は一つでなければならない」という「統一性
の原則」
があります。複数
の予算
があれば、それだけ財政操作する余地
が出
てくるからで、統一性
の原則は、同時に「特定
の収入と特定
の支出を結び付け
てはならない」という原則にもなります。その原則によって議会は包括的に財政をコントロールできるようになる。ところが日本ではこうした原則
が守られ
ていない、第一に、統一性
の原則にもかかわらず、国では一般会計予算
のほかに32
の特別会計予算、9
の政府関係機関(特殊法人)予算
があります。それら
の予算で財政操作
が行われ
ているため、実質的にどのくらい赤字
があるのか、国民にはわかりにくい
ので
あります。さらに重大なことは、税金に借金をブレンドした資金で、特別会計や特殊法人などに大規模な事業を実施させ
ていることで
あります。また税金と違っ
て借金は利子を付け
て返さなければならないから「お金儲けをし
てはいけない」財政
が、「お金
がもうかる事業」に手を出す。そして、その儲かるはず
の事業
が大赤字を出し、穴埋めに税金を注入しなければならない事態に追い込まれ
ている。そうした認識に基づい
て、民間調査研究機関
の日本経済調査協議会は、本年4月に発表した報告書で、「財政
の基本原則に戻るべき時
がきた」と指摘し、特別会計
の抜本的整理合理化を提言いたし
ております。そこで、財政制度等審議会に小委員会を設け、特別会計
の見直し作業を始め、本年11月
13日に公表された小委員会
の報告書では、見直し
の基本的な考え方として、以下
の4点を指摘し
ております。
1点目は特別会計
の事務事業
の見直し、2点目には歳入歳出を通じた構造
の見直し、3点目は明確な説明責任
の強化、4点目といたしまし
て、必要性
の点検、以上、それぞれについて具体的方策を提言し
ております。特に「必要性
の点検」では、登記特別会計
の廃止検討
のほか、6特別会計
の廃止を含む、抜本的見直しに踏み込んだ、画期的な報告と言える
が、それでもマスコミでは「中途半端」といった評価も多い
ので
あります。
いまや、財政問題といい、
少子高齢化時代といい、また持続可能な国民年金制度
の策定や、持続可能な皆保険制度問題・介護保険問題等、また国民ニーズ
の多様性など、聖域
のない構造改革と、地方分権
の推進と、持続可能な地域社会
の構築
のためにも、住民
の皆様方にご理解をいただけるように、デメリットを含め
て、これ以上
の借金財政ではなく、堅実な、だれ
が見
ても統一的にわかりやすい財政、予算運用
のもとで一つ
の結論
が図られるように努め
てもらいたいと思います
が、いかがでしょうか。未だ三位一体
の改革
の推移
が見えにくい時期で
あります
が、いよいよ重要な時期になっ
てきたと思っ
ております。それゆえに、これから
の富山地域合併協議会第
1号委員
の方々
の意思統一
がますます大事になっ
てくると思います。中でも婦中町
の動き
が大事で
あろうと思っ
ております、町長
の合併に対して
のご決意、ご所見をお伺いいたしまし
て、以上、質問を終わります。
102 ◯副議長(西村僖啓君)
大島町長、答弁。
103 ◯町長(大島外夫君)
平田議員さん
のご質問にお答えいたします
が、地域子供教室推進事業につきまし
ては、教育長からまた水田農業構造改革交付金につきまし
ては、農林商工課長からお答えをさせ
ていただきます。
まず、私
の方からは3点目
の合併等につきまする質問についてお答えさせ
ていただきます。
議員さんご指摘
のように、現在、国では平成
17年3月3
1日以降
の新たな「合併特例法」
の制定について、その法制化に向け
て準備され
ているようで
あります。
具体的な法案としてはまだ公表され
ておりませんので、現段階では一部流動的な要素も想定されます
が、考え方としては、議員ご指摘
の内容も報道され
ていることは承知いたし
ております。
そこで、この根底に
ある考え方でございます
が、それは行政全体
の枠組みを見直すことで
ありまし
て、地方においては、引き続き自治体
の再編政策を推進し、自立を促すことに
あるものと認識いたし
ております。
つまり、富山地域7市町村は、平成
17年3月3
1日まで適応される現行法に基づき、協議をし
ております
が、その後も新たな法律に基づい
て、引き続き合併
が推進され
ていく基調は変わらないものと思っ
ております。したがいまし
て、本年4月から法定協議会に参加し、協議に加わり、行政
のすべてにわたって検討を重ねることは、婦中町としましては正しい選択で
あったと私は思っ
ております。
いよいよ、この合併協議は、非常に重要な段階にき
ていることはご承知
のとおりでございます。で
あるからこそ、私といたしまし
ては、6市町村
の首長さん方と互い
の意思疎通を十分にはかり、町
が進むべき方向性を決断する必要
があり、そのためには、合併協議
の全体像をも見極め、判断すべきものと考え
ておりますので、ご理解をいただきたいと思っ
ております。以上でございます。
104 ◯副議長(西村僖啓君)
井上教育長、答弁。
105 ◯教育長(井上亮二君)
議員さん
の第
1点目
のご質問についてお答えいたします。
文部科学省では子供たちにかかわる重大事件
の続発など、青少年
の問題行動
の深刻化や地域や家庭
の教育力
の低下等
の緊急的課題に対応し、心豊かでたくましい子供を社会全体で育むため
の施策として、子供
の居場所づくり新プランを
16年度
の新規事業として打ち出しました。
具体的には、議員さん
のご指摘どおり、放課後や週末
の学校施設や公民館、児童館など
の社会教育施設を子供
の居場所として確保し、地域
の人々
が指導員として出向き、スポーツや文化活動など
の体験活動や交流活動を実施するというもので
あります。
現在、婦中町では地区公民館を中心に、ふるさと人材活用推進事業として人材名簿も作成し、事業を継続し
てき
ております。
また、子供元気活動支援センターにコーディネーターを配置し、住民から
の相談にものっ
ております。いいかえれば、婦中町としては地区公民館
が子供
の居場所として既に稼働し
ているものと考え
ております。
しかしながら、国
の新規事業では場所
の確保
のほか、地域子供教室指導員
の配置や子供
の居場所づくりコーディネーター
の配置もメニューに上がっ
ておりますので、現状では場所
の確保や警備補償など
のハード面だけでなく、ニーズ調査や人員
の確保など、ソフト面で
の課題も多く、国庫補助制度についても不透明な部分
があるため、現段階ではこの事業に取り組むことは困難で
あります
が、今後研究し
ていくべき課題と考え
ております。
次に、子供
の親
の相談員やスクールカウンセラー
の配置についてです
が、現在速星中学校にカウセリング指導員と心
の教室相談員、その他
の中学校には心
の教室相談員を配置し
ております。
また町
の教育センターには、日本教育カウンセラー協会公認
の指導主事と、不登校
の生徒
の相談と教育相談を担当する指導主事を配置し、「適応指導教室」を開設し
ております。この適応指導教室は今年度、国
のスクーリングサポートネットワーク事業
の指定を受け
ております。
さらに各学校では、教職員
の生徒指導研修会を実施するなど、教職員
の資質向上に努め
ております。
また、未就学児
の親に対する相談相手として、町
の「子育て支援センター」で
の保育士による相談や、認定心理士を家庭教育アドバイザーとして委嘱し、電話相談や個別
の相談に対応し
ており、さらには子育てサポーターや保健センターで
の保健師による相談も実施し
てき
ているところで
あります。
今後ともこれら
の相談
の充実に努め
ていきたいと考え
ておりますので、ご理解を賜りますようにお願い申し上げます。
106 ◯副議長(西村僖啓君)
見波農林商工課長、答弁。
107 ◯農林商工課長(見波重尋君)
平田議員さん
の2点目
のご質問にお答えします。議員さん
のご指摘
のとおり、米政策改革大綱に基づい
て地域
の特色
ある水田農業
の展開を図りながら、米
の生産調整
の的確な実施を確保をするため、水田農業
の将来を明らかにした地域水田農業ビジョンを策定し、産地づくり交付金を活用しながら、消費者に応える産地
の育成を図っ
ていかなければなりません。
このビジョンは、生産から販売まで
の計画を策定する必要
があるため、婦中町単独で
の水田農業ビジョン
の策定ではなく、あおば農協管内を中心とした上婦負地域(広域対応で4町2村)
の水田農業ビジョンを策定する方向で、平成
15年8月にワーキングチームを立ち上げました。それから9月よりJAあおば、JA鵜坂、それからJA山田村、それから先ほど言いました上婦負地域関係4町2村、それから富山農業改良普及センター
の担当者を中心にビジョン
の原案づくりを行っ
てき
ておるところで
あります。
11月より、これら
のワーキンググループ
の中で、4つ
の作業チームに分かれ
て、一つは地域農業
の育成、2点目は作物振興及び水田利用
の将来方向、3点目は担い手
の明確化と育成
の将来方向、4点目は産地づくり交付金
の活用について検討し
てき
ているところで
あります。
町といたしまし
ては、重点作物「大豆」栽培
の拡大を柱に、耕畜による飼料作物
の土地利用、白ねぎ、それから大かぶ、スイカ
の特産新興作物
の出荷量
の拡大、地産地消
の促進等、売れる農作物づくりを進め、農家所得
の向上を図るために、交付金
の活用
の中に、町といたしまし
ては、特に団地化加算、集積加算、土づくり加算、それから地域新興作物を盛り込むよう、強く働きかけ
ているところで
あります。
具体的な方針につきまし
ては、各町村
の協議会に諮っ
ております。婦中町
の場合は12月9日に開催いたしまし
て、この後は上婦負地域水田農業推進協議会にて決定する予定で
あります。
現在
のところ、11月28日に国より県へ産地づくり対策
の交付予定額
が37億
1,439万
1,000円
が内示されたところで
あります。これら
の金額につきまし
て、上婦負地域協議会へ
の交付金
の配分は今月末になると私どもは考え
ております。産地づくり交付金
が決定次第、生産組合、営農組織、また担い手農家に対して
の説明会を開催し
ていきたいというふうに考え
ております。以上で
あります。よろしくお願いします。
108 ◯副議長(西村僖啓君)
次に、9番、有澤 守君。
109 ◯9番(有澤 守君)
12月定例会にあたり質問をするわけでございます
が、
1点目
の質問につきまし
ては国
の方針
が決まっ
ていないと
のことでございますので、質問を取り下げたいと思います。2点目
の合併協議会
の協議について
の質問でございます
が、先ほど
の議員さん方
の質問と重複することもお許しを願いたいと思っ
ております。
いわゆる二千数百項目
のすり合わせ協議について
のお尋ねをするものでございます。そもそも明治や昭和
の大合併は国
の主導で行われた、いわゆるトップダウン方式によるものと認識をいたし
ております。今回、平成
の大合併は、それとは大きく異なり、町長
の述べ
ておられるとおり、町民、即ち民意によって行われるもので
あります。もちろん国から
の大きな甘い飴もぶら下がっ
ているわけで
あります
が、私はそれを期待するべきものではないと思っ
ております。いずれにせよ、町民には明確なビジョンと的確な情報
の提供
が不可欠になります。情報
の提供には事細かく、協議内容や状況等、いろいろ報告する
のが難しいかもしれません
が、今後も小まめに懇談会等を開かれ
て報告されるべきと思っ
ております。
一方、町長
が申され
ている最終的には議員
が町民
の代表で
あり、議会に最終判断を「あおぐ」ということは、議会制民主主義において妥当な判断で
あり、同感するもので
あります
が、我々
が判断する上で、いささか不安に思うことも
あります。職員
が懸命にすり合わせ作業に取り組んで
いる努力は、大いに認めます
が、結果において先ほどから出
ております、新市になっ
てから協議、あるいは検討するという項目
がやたら目につい
てなりません。特に身近なものは、今後
の協議
の中で、かなり
のウエイトで棚上げで出
てくるようで
あれば、対等互恵
の精神から大きく離れるどころか、吸収合併に近い形になるものと、危惧するもので
あります。
我々は町民
の代表として、残されたわずかな時間
の中で、最終判断をしなければならない立場に
あります。概ね50年後ごろには日本
の人口
がこのままでいけば約半分になり、富山県
の人口も70万とも65万ともなると言われ
ております。
1人で4人
の老人を支える長老齢化社会になると、人口推計統計では報じられ
ております。
日本
の人口
が減少する中で、また富山県
の人口
が減少する中で、婦中町でだけ
がこのまま
の推移でいけるとは到底考えられない
のではないでしょうか。結果、生産者人口
の減少による、財政難
が確実にやってくると思われ、単純な考えでは
あります
が、合併は避け
て通れない
のではないかと認識をするもので
あります。さりとて現段階では不確かな部分も多く
あります。誤り
のない判断をするためにも、協議項目
の中で、新市へ
の持ち込みはできる限り避け、強い意思で協議に望まれるよう、強く要望するもので
あり、町長
のご所見をお伺いするもので
あります。なお過日、12月8日、議会初日
の日になります
が、商工会役員と関係議員、我々3名とで懇談をいたす機会
がございました。その中で厳しい意見や素朴な意見、あるいはまた不安も数多く出
ておりました。私ども議員
の答弁では限り
があります。今日まで婦中町
の経済に貢献し
てこられた商工会、そしてまた行政と共に歩んできた商工会
の方々に説明される責任
が行政には
あるのではないかと、率直に思った次第でございます。ぜひとも一度商工会
の皆さんと懇談会を持たれることをご助言申し上げたいと思います。なお、この問題は通告し
てございませんので、答弁はいりません。
次に防犯組合
の補助金についてお尋ねをいたします。婦中町内、8つ
の地区ですべてに防犯組合
があります。ほとんど
が各消防団
が防犯組合を兼ね、消防団長
が防犯組合長をかね
ているわけでございます。現在でも4つ
の地区
が消防団と兼ね
ているので
あります。
最近、消防団と切り離し、別組織として防犯組合を結成される
のも現在4地区ございます。私ども鵜坂校区においても、先日
の校区運審で消防団は消防活動に専念すべき
あり、防犯は別組織にすべきと
の提案
があり、明年、約50名で構成されること
が了承されました。ご承知
のように、不審者
の出没、不安だらけ
の事件等
があまりにも多く、子供からお年寄りまで、常に危険と向かい合っ
ているわけで
あります。
鵜坂小学校でも学校安全ボランティアを募集し、子供たち
が安全、安心し
て登校、下校できるよう取り組んでおります。
県では刑法犯発生件数
が10年前
の2倍に増えるなど、犯罪
が増加傾向に
ある情勢を踏まえ、県警や市町村、経済界等々で「富山県
の安全を守る対策協議会」を設立し、自主防犯活動
の促進や、犯罪に強いまちづくり
の推進を確認したと、先日報道され
ておりました。これらを見
ても、これから
の防犯
の果す役割は大なもの
があり、我々とし
ても大いに期待をいたすところで
あります。
防犯組合員にはしっかりとした認識を持っ
て活動をし
ていただき、同時に組合員で
あることを町民に知らしめる必要も当然
あるわけでございます。私は全員に腕章、帽子、ヤッケ等を買い揃え、活動しやすい
環境を整えるべきと考えます。残念ながら当地区では約50名分、それら
のものを買い揃える予算
がありません。地域
の安全、町民
の安全を守る観点から、さらには今日的な問題と捉え、すべて
の地区を対象にヤッケ等を整えられるよう、指導されるべきと考えます。
また、今後一層
の組織充実と強化に取り組まれることも合わせ
て要望するもので
あり、当然、費用もかかるわけで
ありますから、現在3万円
の補助金
の引き上げを
次年度に向け検討されるべきと考えます
が、町長
のご所見をお伺いし、質問を終わります。
110 ◯副議長(西村僖啓君)
大島町長、答弁。
111 ◯町長(大島外夫君)
有澤議員さん
のご質問にお答えいたします。
まず、この合併協議会に対します民意を把握し
て判断することは大変重要なことと思っ
ております。そのため
の的確な情報提供怠りなく行うには、私どもも協議に関係し
ているものの責務で
ありまし
て、今後も心して進め
てまいる所存で
あります。
そこで、ご心配
の事務事業
の調整
の中で、例えば合併後に調整するという項目等については、確かにこれまで
の調整結果においても
ありました
が、先般
の合併協議会で
の議論
があったわけです
が、重要で
あれば、それだけ具体的な方針
が示されるべきと私は思っ
ております。
項目によっては、どうしても合併後でなければ調整
がきかないものも
あるわけで
あります
が、そういうものは別といたしまし
ても、基本的には、特に住民
の負担・サービスにかかわる事項につきまし
ては具体的な表現
が望ましいと考え
ております。
また、今後
の協議には、その点により配慮し
て進行するものと思っ
ております。その際には、議員さんもご心配され
ておりますように、町民生活
が激変すること
のないよう、十分意見も言い、さらには町にとって満足
のいく方針となるように進め
てまいる所存で
ありますので、ご理解をお願いしたいと思います。
次に2点目
のご質問にお答えいたします
が、各校区
の防犯組合
の皆さんには毎月20日
の犯罪抑止
のパトロールや夏休み中
の街頭指導等、ご尽力をいただい
ておりますことにつきましては、感謝を申し上げる次第で
あります。
私も本年2月に婦中町
の防犯協議会、4月に婦負地区防犯組合連合会長に就任させ
ていただきまし
て、八尾警察署管内で
の婦中町
の街頭犯罪
の発生状況に大変憂慮いたしまし
て、町民
の皆さんと一体となり、犯罪
のない安心で安全なまちづくりを進め
ていきたいと思っ
ております。
そのために9月定例会でも議員各位
のご理解を賜りまし
て、各校区防犯組合に防犯用品を、小学校
の低学年児には防犯笛を用意させ
ていただきました。
さらに町として初めて
の婦中町地域安全町民集会を10月
11日に全国地域安全運動
の初日に開催しまし
て、地域
の安全は地域住民
がお互いに協力しながら進め
ていくことを確認し
てまいりました。
平成
15年9月末では八尾署管内
の婦中町
の街頭犯罪は前年に比べ
て減少気味で
あるという兆しは
あるものの、議員さんからもご指摘いただきました校区防犯組合
の方々
の用品整備や補助金につきまし
ては、平成
16年度
の予算編成
の中で限られた財政
の中で、どのように対応できるかを検討させ
ていただきたいと、このように考え
ております。
また、校区防犯組合
の組織
の充実につきまし
ても、ご相談に応え
てまいりたいと考えおりますので、ご理解を賜りたいと思っ
ております。以上でございます。
112 ◯副議長(西村僖啓君)
次に、2番、八尾和久君。
113 ◯2番(八尾和久君)
12月
の定例会一般質問をいたします。
12月定例会にあたり、町長は合併問題に大変ご苦労され
ていることや、合併に対する住民
の考えをよく把握され、さらに職務に邁進されることを望みます。
また新たなる町政進展を期し
て、努力され
ていることは拝察します
が、婦中町
の歴史と発展を鑑み誠意をもっ
て事に当たっ
ていただきたいと思います。
さて、町長
が就任され
て1年を迎えようとし
ています。この機会に、今後
の政治姿勢を明らかにし
てほしいと思いまし
て、質問をいたします。
次に、私は合併を最後に決める
のは町民
の判断しかないと思います。民主主義
の大原則で町民
の意見を尊重しなければ、後世にわたり批判は免れないと考えます。その覚悟
がなければ事務的な合併は無意味に思います。
またよく町民から「メリット
がありますか」と聞かれます。私は今日まで合併問題特別委員会に出席し
ています
が、何も見え
てきません。しかるに、従来
の説明では、合併により一本化され
て料金は低いところ、サービスは良いところに合わせるようにと信じ
てまいりました。蓋を開けるといかんせん、折り合わないものは、当分
の間、各市町村で独自にやりましょうと、こういうことで
あります。
私は事務的なものは一本化し、物理的にできないものは何年以内に揃えることを要求します。このままでは、税金だけ
が上がる、そんな感じ
がする
のです。町民
の方は納得されないと思います。もっと町民
が判断できるくらいまで、あらゆる情報を出し
て、住民に審判を仰ぐ
がもっともよい
のではないかと思います。どうですか。
住民懇談会で
の質問にも、町単独や他
のパターンも研究し
てはどうかという意見
がありました。私はむしろそちらを期待し
ています。
次に、財政政策につい
てで
あります
が、6月定例会で固定資産税
の税率を
1.5%に減税されることに決定されること
が町民一同、非常に感謝し
ております。これは優良企業
の進出にもつながると思います。
地方自治体にとって、財政上
の措置ですから、最低税率
が望ましい
のです
が、時節に対応し
て適切に評価替えをし
ていくこと
が重要で
あります。
平成6年度に評価
の均衡を図るため、地価公示価格
の7割を目途とすることにより、県内
の市町村では、税率
が見直され始めました。
井波町(平成6年度
1.45%)、砺波市(平成6年度から
11年度まで下げ、現在は
1.45%)、立山町(平成
13年度
1.50%)、小矢部市(平成
14年度
1.55%)で
あります。
これら
の市町村は、政府に普通地方交付税
の増額要求に努力され、その結果、交付税
が増額になったと聞い
ております。
婦中町は以前から標準税額
1.6%を、平成
15年度まで頑なに守り、年額約
1億7,000万も多く課税され
ていた
のは、住民にとって重大な問題で
あります。
町は普通地方交付税
の増額を要求されなかった
のか。平成6年度から各年度ごと
の普通地方交付税
の増減状況を表明されるよう質問します。
平成
16年度
の一般会計新年度予算においては、政府に対し普通地方交付税
の要求をどのような額を要求される
のか。また増額を求める考え
があるのか、その対策方法はどうする
のか、お聞きいたします。
次に、町民は合併により、小さな意見
が通らないということを懸念し
ています。ならば、町立公民館単位で、権限
のある自治振興会を育成し、特に我が速星地区には円滑な自治を可能にするように助言し
ていただければと思います。
先日、広島県
の高宮町、人口7,000人
の町を視察しました。この町は万全ともいえる7つ
の自治振興会を形成し、すべて
の権限をもち、住民
の利益を最優先とし、それを町
が助成し
ている。私はすばらしい自治組織と感じました。
婦中町も、合併による急激な変化と、住民
の混乱は火を見るよりも明らかです。早く住民
の窓口として
の自治振興会
の組織を立ち上げ
ておかないといけない
が、町としてはその対応をどう考え
ているのかお聞きします。
また、防犯組織
の強化についても、自治振興会
が率先し
て、体制づくりをし
ていかなければならない。そうしなければ、よい防犯対策
ができない
のではないでしょうか。
婦中町は県下で最悪
の犯罪
の町となっ
てしまいました。今こそ自治体は真剣に取り組むこと
が最善で
ある。防犯ボランティア組織、例えばパトロール隊、警察OBと協同で、町ぐるみ
の警邏取締り
が急務で
ある。また、住民にも早急に防犯意識
の啓蒙を強化し
てほしいと思います。
最後に、平成
16年度
の速星地区
の請願、要望について順次、執行し
ていただくよう、これで質問を終わります。ありがとうございます。
114 ◯副議長(西村僖啓君)
大島町長、答弁。
115 ◯町長(大島外夫君)
八尾議員さん
のご質問にお答えいたします。
まず
1点目
の質問でございます
が、本年
の2月に町民
の皆様
の力強いご支援をいただきまし
て、町政を担当し
て以来、
1年
が経とうといたし
ております。
この間、議員各位
の温かいご指導とご鞭撻、あるいはまた多く
の町民
の皆様
の深いご理解に支えられるとともに、助役をはじめ、収入役
の皆さん、それと職員
の努力によりまして、町政運営に取り組んでまいったところで
あります。
私
の政治理念で
あります町民
の皆様と
の対話を重ねながら、明るく躍進する婦中町を目指し、「安心し
て生活できるまちづくり」「世代間バランス
のとれたまちづくり」「魅力
あるまちづくり」「国際化に対応できるまちづくり」それと「活力
ある産業のまちづくり」
の5つ
の柱を基本といたしまし
て、今後ともこの理念に基づきまし
て町政運営をし
てまいりたいというふうに思っ
ております。
さらに、市町村合併や新年度予算編成など、多種多様化する町民
の皆様
のご要望にお答えするためにも、婦中町発展
のために、全力を傾注し
て取り組んでまいりたいと考え
ておりますので、皆様には町政に対して深いご理解とご協力をお願い申し上げる次第で
あります。
次に2点目
のご質問でございます
が、合併
の是非は住民投票を実施し
てはどうかということでございまし
て、議員さんおっしゃられますとおり、近年は住民参加
の意識
の高まりなどにより、直接その意思を問う「住民投票」を実施する事例
が全国的にはございます
が、青山議員さん
のご質問に対してお答えしましたとおり、私としましては、議会制民主主義を尊重しまし
て、議決機関で
あります町議会
の判断を仰ぐこと
が最良と考え
ております。
次に3点目
のご質問についてお答えいたします。
普通地方交付税に関する質問でございます
が、普通地方交付税は制度上、基準財政需要額
が基準財政収入額を超える地方公共団体に対しまして交付されるもので
あります。つまり一定
のルールで算定されますので、国、県
の裁量でもっ
て交付額
が変動する性質
のものではないことをご理解いただきたいと思います。
ただし、特別交付税につきまし
ては、県知事
の権限でもっ
て交付されることにもなっ
ておりますので、その獲得
のためには今後とも努力をし
ていかなければならないと思っ
ております。
次に、4点目でございます
が、現在、町内8校区で自治振興会を設け
ておられる
のは3校区でございます。校区全体
の発展と住民
の福祉増進を図ることを目的に、活発に活動され
ておられる任意団体で
あります。町といたしまし
ては、その都度、校区
の実情に沿っ
てご相談に応え
ていきたいと考え
ております。
ご質問に
ありました広島県高宮町は、「自ら
の地域は自ら
の手で」
の趣旨で8つ
の住民自治組織「地域振興会」を中心に、自立と自治
の精神に基づく自主的な行政
の住民参加
が行われ
ているようで
あります。
この地域振興会で農協購買部
がなくなれば、自分たちでスーパーをつくる。学校
が廃校になれば役場支所併設
の研修施設に建て替えさせ
て、自分たちで運営する。
ガソリンスタンド
の運営や、古くなった町営住宅など、格安で払い下げる若者定住策とし
ているなど、目をみはるもの
があるようで
あります。
国
の地方制度調査会小委員会も合併後
の地域自治組織
の調査に高宮町を訪れられ、意見を聞かれたと伺っ
ております。
先
の地方制度調査会
の最終答申に合併
の地域自治組織について
の記述
があります
が、法制化
の動きを十分含めまし
て、十分今後研究し
てまいりたいと考え
ております。
次に防犯活動
のご質問につきまし
ては、西村議員さん、有澤議員さんと
の関連
があります
が、町民生活を脅かす住宅へ
の侵入犯罪や、自転車盗難、車上ねらい、自販機荒らしといった街頭犯罪
が増え
ていますことに、大変憂慮いたし
ております。
そのために各校区
の防犯組合や八尾警察署と連携を密にしまし
て、各種団体
の協力を得ながら、犯罪防止に努め
てまいりたいと考え
ておりますので、ご理解を賜わりたいと思っ
ております。以上でございます。
116 ◯副議長(西村僖啓君)
2番、八尾和久君。
117 ◯2番(八尾和久君)
3番目
の件について、財政課長
がまだないんですけど、その前にひとつ申したいと思います。
2番目
の合併を決める前、住民
の審判を仰いだらどうかということで
あります
が、今、合併7市町村
の中で、富山市を除い
て他
の市町村は婦中町
がどういう態度に出る
のか、真剣に考え
ていると思います。そこで、合併は議会へ提案される
のが9月議会で
あると、先ほど言われました。その前に、私は町民
の判断
が必要ではないかと。住民投票
ができない
ので
あれば、せめて地区公民館で2月末に大体データ
が出ると、そういうことで
ありますので、アンケートをとっ
てはどうかと。簡単な用紙で
あれば、各公民館に配置し
て、自由に書けるように、どれだけ集まるかわかりません
が、そういうことも考えられませんか。適切なお答えをお願いいたします。
118 ◯副議長(西村僖啓君)
大島町長、答弁。
119 ◯町長(大島外夫君)
八尾議員さん
の再質にお答えいたします
が、町は地区公民館などを通じてアンケート調査をやればどうかということでございます
が、時期的な問題、それから果して2月
の段階で、そのアンケート調査
が取れるか、取れる状況に
あるかどうか等も考えあわせなければなりませんので、今後、検討はいたします
が、この場ではっきり、ならアンケートを取りますとか、取らないとかというご返事は差し控えさせ
ていただきます。
120 ◯副議長(西村僖啓君)
次に7番、梶原 昭君。
121 ◯7番(梶原 昭君)
私は12月定例会に当たりまして、大島町長に通告をし
てございます2点につきまし
て質問をいたします。
まず第
1点は市町村合併についてでございます。
町長
の提案理由
の中でも述べ
ておられましたように、国、地方
の長期債務につい
てで
あります
が、今や財政赤字と社会保障
の赤字を合わせますと、
1,400兆円とも言われ
ておるわけでございます。で
あるならば、国民
の総貯蓄高とプラスマイナスゼロということになっ
てしまうわけで
ありまし
て、これは由々しき事態でございます。
これ以上
の債務を増やさないようにし
ていくということは、だれも異存
がないと思っ
ております。しかしこの債務増に歯止めをかけるという
のは、容易ではございません。国
のプライマリーバランス均衡計画も先延ばしをせざるを得ないような状況になっ
てき
ております。
交付金、補助金についても、その赤字交付部分
の削減
がなされようとしておるわけでございます。
町
の債務も一般会計だけでも、
15年度末には
167億円という多額
のもので過去最高ということになるわけでございます。
少子高齢化という我々
が今まで経験をしたこと
がないような社会
が目前に迫っ
てき
ております。
少子高齢化といいます
のは、ご案内
のように、もらう人
が多くなりまし
て、負担をする人
が少なくなるわけでございますから、これは今後、対処をし
ていかなければならないわけでございます。行政サービス水準を維持し
ていくためには、どうすればいい
のか。その手段
が市町村合併で
あると思っ
ております。
これによりまして人件費
の削減をしまし
て、借金に頼らない財政健全化を図りまし
て、住民
の負担を抑え
ていこうということで
あります。
現在、事業一元化
の調整は半分近く
が調整済みで
ありますけれども、これから
が非常に重要な事項
の調整に入ります。
当初
のサービス水準は維持をし
て、負担は低くということ
の目標どおり調整をすべきで
あります。
例えば、固定資産税につきまし
ては、
1.4%にすればいい。法人市町村民税も制限税率で調整
が進んで
いるようで
ありますけれども、事業所税
が阻害要因ということで
あるならば、こういったものを調整すればいい。水道料は企業会計で
ありますけれども、婦中町とすれば安くなる方向で
あると思っ
ておりますし、保育料も上がらない方向で調整をすればいい。
交付税につきまし
ては、ご案内
のとおり合併後
10年間は合併前と同じ金額を保証する
のは、このことを含め
てで
ありまし
て、人員
の削減により生じる削減額を、こういったものに充てまし
て、住民や企業
の負担を少なくすること
が、私は大切ではないかと思いますけれども、町長
の所見を伺います。
また上記
のような調整をしまし
て、5年先、
10年先、そして合併効果
が最大限発揮できるようなとき
の財政計画を
シミュレーションするなりし
て、早く発表し
て、判断材料とすべきで
あります
が、ご所見を伺います。
特に、その負担を少なくということで、先ほど申し上げましたけれども、そういった調整をし
て、特に予算
の姿、歳入
の姿
が早くわかるように、我々にも、そして住民
の皆様にも示し
て、私は合併
の判断材料とすべきで
あると思っ
ております。
また、なお合併せず現状
のサービス水準を維持しようとするならば、私は住民
の負担を増やさねばやっ
てはいけないというふうに思っ
ておるわけで
あります
が、そんなこと
がないということで
あるならば、そのことも合わせ
てお示しを願いたい
ので
あります。
次に、西本郷企業団地につきまし
て、お伺いをいたします。
私は2年前
の平成
13年9月議会におきまして、この問題で一般質問をいたしました。
この地
の周囲
の状況、並びに景気動向など勘案をいたしまし
ても、企業団地というよりも、私自身は住宅団地として整備をした方
がいい
のではないかということを申し上げましたけれども、当時
の町長は、住宅団地という
のは、ほか
の場所で予定をし
ておりまし
て、ここは企業団地として開発をしたいということを言われた
ので
あります。
2年たった今も5.4ヘクター
の土地に20億円近い金額を投入し、しかも町
の単独事業ということで
ありますれば、依然としてリスク
が大きいと言わざるを得ません。
企業経営者にアンケートをとったらどうかという私
の提案に対しまして、昨年
14年10月に実施をされまし
て、その結果
が出
ておるわけでございます。
それによれば927社
のうち回答数は25
1社で
ありまし
て、新設移転
の計画ありと答えた企業は34社にすぎませんでした。
大変厳しいと言わざるを得ません。富山市
の金屋工業団地につきまし
ては50%
が埋まったかどうか、あるいはまた我が町
のイノベーションパークにつきまし
ても、これは地域振興整備公団
がやっ
ておるわけでございますけれども、売却はしました
が、ごらん
のような状況でございまし
て、進出される企業
が少ないような状況でございます。
自治体
のこのような計画は,一旦計画をしますと、どんな状況になっ
ても庶二無二完工し、売れなかったら負債を抱え込む。そういった例
が全国にはたくさん
あるわけで
あります。
既にインターネット
のホームページ上で、西本郷企業団地
の紹介をされまし
て、募集する業種は製造業、サービス業、情報部門ということになっ
ております。
そこで、この企業団地
の進捗状況と、どれだけ
の企業
が進出したときに税収はどのように見積もっ
ておられる
のか。また、雇用
の方はどうなる
のか、そういったその事業計画というものは、果して
あるのか、
あればどのようになっ
ておる
のか、お伺いをいたし
ておきます。
また、リスク
の少ない事業については、当時2年前でございます
が、検討し
てまいりたいということでございましたんですけれども、結果は現状でどのようになっ
ているのかも、お尋ねをいたし
ておきます。以上で私
の質問を終わります。
122 ◯副議長(西村僖啓君)
大島町長、答弁。
123 ◯町長(大島外夫君)
梶原議員さん
のご質問にお答えいたします。
まず
1点目
の市町村合併
のご質問ございます
が、まず合併後
の交付税
の特例、すなわち交付税は合併後は必ず減少するというふうに、
10年間は合併以前に交付され
ていた全額を補償するという
のが、今回
の合併に際して
の内容でございます
が、いわゆる算定替え
の財源を「サービス
の向上と負担
の軽減」
の財源に充てればどうかというご質問
の趣旨と承っ
ております
が、補償分
のすべて
がそういう財源として活用できるわけではないと思われます。と申しますは、合併後
の人件費につきまし
ては、本来
の水準より一時的に膨れること
が予想されまし
て、この財政負担を軽減するため、算定替えをし、交付される側面もございます。
それ
がすべてというわけでは
ありません
が、したがいまし
て一定部分についてサービス面、あるいは負担面
の改善
のため
の財源としても効果は期待できるものと考えられるわけで
ありますので、ご理解をいただきたいと思います。
次に2番目
のご質問でございます、ご指摘
の財政計画につきまし
ては、7市町村全体
のことで
ありまし
て、事務事業以外にも・主要事業をどう位置づけるかも重要な要素で
ありまし
て、現在、協議会で鋭意試算され
ております。
先月
の協議会主催
の住民説明会において、森会長
の説明にも
ありました
が、来月から2月にかけて、主要事業・事務事業調整・財政計画など、重要な項目
が明らかになっ
てくるものと思っ
ております。
また、明年1月末ごろには、国から地方財政計画も示され
てくると思われますので、合併
の協議と合わせ
て、来年早々に地方にとりまして、中長期的な見通しを立てる重要な節目を迎えるものと思っ
ておりまし
て、私としまし
ても、悔い
のないように心して臨む所存でございますので、議員各位
の絶大なる支援をお願い申し上げまし
て、質問に対する所見といたしたいわけでございます。
また3番目
の合併しない場合
の負担ということにつきまし
てで
あります
が、交付税も含め国、県からいただくいわゆる依存財源は、今後削減される方向に
あることは、ご案内
のとおりで
あります。
一方、税源移譲
の方向性はなかなかはっきりしたもの
が出
ておりません。したがいまし
て、現状
のサービス水準を維持するとなれば、今後、住民負担増につながるということは、十分懸念されるところで
ありまし
て、合併協議と合わせ
て、国等
の今後
の動向には細心
の注意をし
ていかなければならないと考え
ておりますので、ご理解をお願いいたします。
それと2点目
の西本郷
の企業団地
のことでございまし
て、最初にこの企業団地
の計画面積は全体で7.9ヘクタール
ありまし
て、そのうち分譲する面積は5.4ヘクタールということでございますので、ご理解をお願いしたいと思っ
ております
が、議員さんご質問
の企業団地
の進捗状況につきまし
ては、現在、農業振興地域除外
が終了し
ておりまし
て、本年度中には用地取得を行っ
ていきたいという計画を進め
ております。
地権者については町内
の方
が19名で、町外は29名
の方々に話をし
ております。また、
16年度には造成工事を着工しまし
て、
17年度から分譲を始め
ていきたいという計画を進め
ております。
次に企業
が進出したとき
の税収はどのように見積もっ
ているか
のことでございまし
て、また雇用者数はどれくらいになる見込みで
あるかというご質問でございます
が、今回
の西本郷企業団地は、従来、土地開発公社
が工業団地造成し
てまいりましたような、進出企業
が決まっ
てから
の造成とは異なっ
ておりまし
て、議員さん
の言われる内容
の事業計画については、現時点では明確なものは作成し
ておりません
が、参考ではございます
が、分譲予定
の5.4ヘクタール
の土地について、固定資産税
の年税額は約700万ほどを見込んでおります。
これは税務課
の固定資産
の試算でございます
が、次に建物につきまし
ては、建物
の内容や規模等
が現時点ではわかりませんので、見込みは現時点では把握はまだいたし
ておりません。
また、雇用者数につきまし
ては、5から
10社ほど予定し
ておりますので、概算で50名から
100名を、
1社当たり
10名を想定いたし
ております。町内外から移転する事業所も考えられますので、そのことも理解をお願いしたいと思っ
ております。
次にリスク
の少ない他事業へ
の転換について検討はされ
てきた
のかというご質問でございます
が、昨年実施いたしました企業へ
の設備投資アンケート調査結果では、町内企業
が15社、町外企業
が19社、合わせ
て34社
が計画ありと答え
ておられまし
て、経済動向や景気回復
の兆しもやや上向き状況になっ
てき
ておりまし
て、5ないし
10社
の分譲価格
が完売できるものと予定し
ておりますので、他
の事業へ
の転換については、現時点では考え
ておりません。町といたしまし
ては、西本郷企業団地
の計画
の推進につきまし
ては、土地開発公社へ
の理事会、または議会ともご相談申し上げながら、進め
てまいりたいと考え
ております。
なお現時点では、先ほど梶原議員さん
の方から20億円という表現もございました
が、当方では
17億8,000万ぐらいというふうに位置づけ
ておるところでございます。以上で
あります。
124 ◯副議長(西村僖啓君)
7番、梶原 昭君。
125 ◯7番(梶原 昭君)
1点だけ申し上げ
ておきます。私は現時点はやはりこの西本郷
の企業団地
の造成につきまし
ては相当リスク
が高い。町長おっしゃいましたように、造っ
て、ここへ入っ
てくださいという、そういう売り方ではなく
て、やはり先ほど言われたように、進出企業
があって、その企業さんに
あった造り方をする。そういうふうなことを今からやっ
ていかないと、これは売り切るということは大変だと思います。そのことについて、もう一度ひとつ回答し
てください。
126 ◯副議長(西村僖啓君)
大島町長、答弁。
127 ◯町長(大島外夫君)
先ほど申し上げましたリスク
の少ない他事業へ
の転換については検討され
てきたかどうかという質問でございます
が、現在、34社
の計画
があるというふうに承知いたし
ております
が、5ないし
10社
の分譲価格
が今
のところ完売できるもんだという予定を立て
ておりまし
て、そのことにつきまし
て、やはり今後、いま議員さんおっしゃった点も踏まえまし
て、十分に了解し
て取り組んでまいりたいと、かように思っ
ておりますので、ご了解を賜わりたいと思っ
ております。
128 ◯副議長(西村僖啓君)
以上で町政一般に対する質問を終わります。
──────────────────
休会
の議決
129 ◯副議長(西村僖啓君)
おはかりします。
委員会審査等
のため、明日
16日から
18日まで
の3日間、休会にしたいと思います
が、これにご異議
ありませんか。
(「異議なし」と言う声あり)
130 ◯副議長(西村僖啓君)
異議なしと認めます。
よって、明日
16日から
18日まで
の3日間、休会とすることに決定しました。
──────────────────
閉議・散会宣告・開議予告
131 ◯副議長(西村僖啓君)
以上で本日
の日程は終了しました。
なお、来る12月
19日は午後
1時から議員全員協議会を開催し、また午後3時から本会議を再開し
て、討論・採決等を行います。
本日はこれをもって散会します。
──────────────────
〔午後 5時30分〕
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