○議長(高田周儀君) 日程第1、昨日に引き続き、付議議案に対する質疑を行います。
なお、議案質疑でありますので、一般質問的にならないように、よろしくお願いしたいと思います。
それでは、議案第12号 平成29年度倉吉市一般会計予算、歳出の部のうち第7款商工費について質疑を求めます。
由田隆議員に質疑を許します。
9番由田議員。
○9番(由田 隆君) 議長、9番。それでは、私は第7款商工費について質疑をいたしたいと思いますが、まず冒頭、先般の私の
ストレスチェック、いわゆる本市役所の中における職員の
ストレス度合いをはかりながら、職員が快適で、そして人間らしく働き続けられる条件をどうこの市役所でつくっていくかの視点で質疑をした経過があります。その際に私が引用した平成25年の事故ということで、昨年3月にそれが労災認定された経過を説明をいたしました。その際、私はこの事故に関して、本来、自死ということは認識をしておりましたが、広義に、広い意味で自死も事故の範疇に入るという思いで、あえて自死ではなく事故ということで議場で発言をいたしましたが、ただ、同僚議員等の指摘もあり、議長とも相談した結果、この「事故」については「自死」という文言の訂正を、冒頭、議長に願い出たいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
それでは、通告に従って質疑を行いたいと思います。
第7款商工費、第1項商工費、第1目
商工業振興費についてであります。昨日も、5番議員あるいは11番議員がこの件に関して質問しております。いわゆる企業誘致ということでありました。重複しない範囲内で質問をしていきたいと思います。
今回、
企業立地促進補助金、2社で7,700万円余の予算計上については、その事業効果等は昨日伺いました。
企業立地促進補助金における市民の、あるいは周辺住民の方の就業に関する効果がありますので、私もこの件についてはどんどん
企業立地促進補助金を使って、とりわけ企業留置という視点で市内企業の支援をしていただきたいと思っているところであります。
それで、この間、企業誘致で本議場でも議論がありました。資料をいただいて見ますに、やはり県外から誘致している企業が、なかなか業績が上がっていない、あるいは計画の雇用も進んでいない現状があります。紹介しますと、県外企業が倉吉市に来て、雇用計画では466人のところが現の時点では328人となっているわけであります。倉吉市内にある地場で頑張っている私企業の支援というのもこの
企業立地促進補助金が使われているわけでありまして、既存企業におかれましては、この間10社がこの
企業立地促進補助金を受けて事業拡大をしています。それで、雇用計画が90人のところが実に105人。大きくその計画を上回る実績を上げているというところに、私は、市長を初め担当部局、注目すべきだろうと思うんです。もっともっと市内私企業を支援していただきたいという思いであります。
それで、先般、誘致企業の中の
ワールドファームということで議論がありました。この
ワールドファームについては、一般質問の中で市長も御答弁されています。業績が上がっていない等の御答弁がありました。この企業におかれましても、
雇用計画労働者数は36名のところが市長の答弁では15名。やはりここらのところを改善すべく、努力すべきではないかと思います。この私企業は国県市合わせて約6億3,600万円の補助金が使われているにもかかわらず、あのような指摘も10番議員からあったところであります。ここらのところの改善を担当部局はもっと真剣に取り組んでいただきたいというのも私からも申し添えさせていただきたい。
ただ、先般の一般質問の中で、この補助金を返還していただきたいという思いで述べられていますし、本議場で、中電工が5億円の出資をしながら中途で離脱していった、そこのところで
ワールドファームに中電工がだまされたのではないかという趣旨の発言もあったわけであります。市民の皆さんも高い関心があると思うんです。これらのことも含めて、この
ワールドファームの件についてしっかりこの後の
担当常任委員会で議論をしていただいて、そういう辛辣な言葉も出てきているわけでありますから、しっかり議論を深めていただきたいということを担当部長にお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(高田周儀君) 質疑の冒頭に由田議員からの発言の訂正については、議長において許可することといたしたいと思います。会議録については、後刻速記を調査の上、措置したいと思います。よろしくお願いいたします。
○産業環境部長(田中規靖君) 由田議員の御質問にお答えいたします。
まず、誘致企業あるいは地元企業の
企業立地促進補助金について、御指摘のとおり、地元企業さんにつきましてのこの
企業立地促進補助金につきましては、90名のところ今現在105名ということで計画以上ということになっておりますし、それから誘致企業さんにつきましては466名のところ328名ということとなっております。誘致企業におきましては最大で平成33年までの計画ということで、まだ途中ということもあり、今後、第2期計画で増設とか増床されるという部分もございますので、今後さらなる企業活動あるいは雇用に頑張っていただけることと思っておりますし、そのようにお願いしていくというところでございます。
それから、
ワールドファームの件につきましては、委員会でということでございますけれども、よく委員長と相談したいと思います。以上です。
○9番(由田 隆君) ありがとうございました。
この
ワールドファームについては以前から詳しく10番議員がこの件を調査されて質問されていますので、やはり本議場でそういうことを口にされて、
当該ワールドファームについても余りうれしくない言葉も出されたのかなと思うわけであります。これからこの
当該ワールドファームにおかれましては計画どおりの雇用あるいは事業を円滑に進めていただいて、倉吉市の、あるいはその周辺の雇用者の生活を潤していただけると思っておりますので、その視点で質問させていただきましたので、よろしくお願いします。終わります。
○議長(高田周儀君) 次に、16番中野隆議員に質疑を許します。
16番中野議員。
○16番(中野 隆君) 平成29年度当初
予算会計別一覧表の17ページなんですけれども、観光交流課、
ポップカルチャーによる
観光客等誘致促進事業ということで、7款1項3目、これで、この前、土曜日、日曜日で
ポップカルチャーで「
ひなビタ♪」のやられたんですけれども、非常によかったなとは思いました。それで、天候もよくて、土曜日もちょっと寒かったんですけれどもよかったですし、日曜日もさらに気温が上がってよかったなと思いました。私も両日とも行って見させていただきました。議員の方もたくさん来とられて、ああ、皆さん関心があるんだなと思ったんですけれども。そこの中で、来とられる方、2日目だったですかね、チケットというか整理券が800枚ぐらい出たということで、本当にたくさん来とられました。私の隣の人は東京から来たというようなことを言っとられましたし、それも金曜日から来てますなんて言っておられました。これは同僚議員が聞いたらそういうふうに答えていたんですけども、ああ、やっぱり関心があるんだなと思いました。
そこで、ここ書いてあるんですけど、事業の目的、本市の知名度、交流人口の拡大を図るために、本市に工場を構える
世界的フィギュア製造メーカーと連携し、フィギュアや「
ひなビタ♪」コンテンツといった
ポップカルチャーを活用した観光客誘致を行うって書いてあるんですけれども、ここの中で実際には400万円と書いてあるんですけれども、400万円、例えば鳥取県でしたらゲゲゲの鬼太郎、それから名探偵コナンがありますし、それから倉吉はこういう形での
ポップカルチャー、私はいいことだと思います。よそのところと違って、非常にお客さん呼べることじゃないかなと思います。鳥取は、鳥取市のほうでしたらもちろん砂丘はあるんですけれども、倉吉、何かいいものはないかなということを考えたときに、これは本当にいいことではないかなと、全国発信できるいいことではないかなと思っております。
その中で、400万円というのが多いのか少ないのかなというのがちょっと思うんですけれども、本当に人を集めようと思ったら400万円じゃ少ないかなという気もするんですけれども、この400万円を、委託事業とは書いてあるんですけれども、どういうふうに使っていくのかな、ただ単に委託してお任せというふうじゃないと思うんですけれども、どういう事業を考えておられるのか。それから、倉吉をどういうふうに発展させていこうとしておられるのかということも、そのお金を使ってですね、どうなのかなということをちょっとお聞きしたいんですけれども。
○
企画振興部長(岩本善文君) 中野議員の御質問にお答えいたします。
先日、土曜日、日曜日、たくさんの議員の方々、中野議員初めとしておいでいただきまして、ありがとうございました。おかげさまで天気に恵まれて、多くの方に来ていただいた。特に特徴としては、県外の方が多いというのが、この「
ひなビタ♪」のイベントの特色であります。今回も約8割方が県外の方ということで、どうしても屋外のスペースということで場所の制限があったので、あの一角については限定800名ということでさせていただきました。ですから抽せんに漏れた方もたくさんあったんですけども、その方も後ろのほうで多分来ていただいたということで、800名以外に多くの方も来ていただいたということで喜んでおります。
平成28年度からこの
ポップカルチャーということを、「
ひなビタ♪」中心に、あるいはフィギュアを中心にということで具体的に事業を進めてまいりました。平成28年度、「
ひなビタ♪」関係で4月、8月、11月、今回3月ということで4回イベントを開催させていただき、その間に、イベントごとではなくてキャラクターのパネルだとかのぼりだとかということも整備させていただいて、イベント以外の日に倉吉に来ていただいても、町を
めぐっていただいたりちくわのメニューを楽しんでいただいたりという、言ってみればインフラの整備もさせていただきました。こういうことをさらに平成29年度にもつなげていきたいと思っております。
事業予算としては400万円ということで、これは県のまんが王国に関する補助金ということを2分の1利用させていただき、トータルで400万円。市が200万円、県が200万円ということで400万円ということでございます。基本的な考え方としては、「
ひなビタ♪」というのは、さっき言っていただいたようにコンテンツとしては非常にお客様に来ていただける要素がたくさんあると思っておりますが、市が10分の10、市費を全額投じて行っていくということは避けたいと思っています。いいコンテンツなんで、ぜひ県であったり国であったりというところにも御協力いただきながら伸ばしていきたいなと思っておりまして、現在のところ県の補助金額2分の1ということでさせていただいているということでございます。
やっていきますことは、核になるイベントを実施していきたいなと。これは数はたくさん打てないと思うんですけども、少なくとも1回はさせていただく。そして、先ほど言いましたように、イベント開催時以外でも回ってもらえるようなインフラ整備をさせていただきたいと考えており、それを中心に400万円ということで想定はしております。ただ、この400万円以外にグッズもたくさん出てきました。打吹公園だんごであったり、市外ではあるんですけども三朝みすとであったり、今回ちくわカレーが新たに追加されたということで、そういう地元の経済界の方々も、自分たちでこの「
ひなビタ♪」のある
意味インフラ整備もしていただいてることも発生してますので、市だけではなく地元の方々も含めて、予算を投じて人材を投じてにぎやかにしていきたいと考えております。以上です。
○16番(中野 隆君) いいと思うんです。頑張っていただきたいなと思って、本当に倉吉を活性化してあげるという外の人もおられますので、中の人間も頑張ってやるということで。ただし気になるのが、この間やられて、たまたま天気がよかったんでよかったけども、これが1日ずれたりして雨が降ったりすると、これはまた大変だななんて、倉吉が運がいいのか悪いのかちょっとわからんなと思いながら見てたんですけれども。やっぱり天候に左右されないというのも必要かなと思ったり、それから、先ほど言われましたように倉吉でいろんなちくわ関係のをやっとられました。本当頑張っておられるなと思いました。前はちくわパフェぐらいしか知らなくて、私も何度か食べに行ったんですけれども、そこにやっぱりお客さん来とられたのは、県外の方が、女性の方が多かったんですけれども県外の方が来とられて、やっぱりそういう方は大切にせないけんなと思いましたんで、何とかいろんな形で頑張っていただきたいなと思いますけれども、部長の考えを、繰り返しになるかもしれませんけれども、よろしくお願いします。
○
企画振興部長(岩本善文君) 基本的な考え方としては、入り口は「
ひなビタ♪」であるかもしれないけども、最終的には倉吉のよさをわかっていただきたいということで、今おっしゃったように、倉吉に帰りたいという形で、言ってみれば「
ひなビタ♪」きっかけで倉吉というまちを見ていただいて、ああ、いいまちだなと、倉吉のもてなしも人の心も優しくていいなと思っていただいて倉吉のファンになっていただいて、何回か、多い人では10回以上、去年の4月から来ていただいてる方もおありになるようです。ですから、そういう方々を大切にしながらということをやっていきたいと思います。イベントするときだけに人が来るということではなくて、365日訪れていただいてもある程度インフラが整備され、「
ひなビタ♪」の風情も楽しんでいただきながら倉吉の本質もしっかりと楽しんでいただく。そのための周りのお土産だとか宿舎だとかというところにも、その歓迎ということをしていくことがありきなんだろうなと思います。一層地元の方々と協力関係を構築して、受け入れ体制、もてなしということを大事にしていきたいと思います。
ただ、イベントはどうしても町歩きをということになりますので、天候に左右されることになると思います。傘を差していただいても歩いていただけるようないい時期に屋外のイベントというのは想定すべきですし、そのリスクが少ない時期ということで想定すべきだと思ってます。それと、できることなら、倉吉未来中心がこの18日に大ホールがリニューアルオープンされます。ここを使って、去年の春のような屋内で安心して大きなイベントができるようなものと、市内を回ってもらうというようなことをあわせたものを企画していきたいなと思ってます。よろしくお願いいたします。
○16番(中野 隆君) 大変いいと思いますので、頑張ってください。議員みんな応援しとるし、市民もみんな応援すると思いますので、よろしくお願いします。
○議長(高田周儀君) 次に、2番
朝日等治議員に質疑を許します。
2番朝日議員。
○2番(朝日等治君) 商工費では、1項商工費、3目の観光費、19節の負担金補助及び交付金のうち
関金温泉活性化補助金20万円について通告をいたしておりますので、順次聞いていきたいと思いますが、この補助金につきましては、平成26年度、平成27年度の監査講評を受けて私も昨年の9月議会からいろいろと聞き、指摘もさせていただいておりますが、極めて慎重に審査を行いたいと思っておりますが、まず平成28年度、平成28年度のこの
関金温泉活性化事業費補助金、確認できておるのは予算額が50万円だったということでありますが、この
補助金交付団体から本市に対し提出があった
補助金交付申請書から、算定基準額、事業費、そして交付済み額、そして算定基準額、事業費に対する決算、まだ事業年度終わっておりませんのでまだ今後の見込みがあるかもわかりませんが、
決算見込み額、これをまずお聞きしておきます。
○
企画振興部長(岩本善文君) 朝日議員の御質問にお答えいたします。
地域資源観光活用事業ということで、
関金温泉旅館組合に対する補助金でございます。平成28年度の状況ということでございました。まず、交付申請については50万円ということで交付申請をいただいております。その前に、トータルの事業費ということで79万6,000円ということで、これ全額が算定基準額ということで考えております。全てを補助対象の経費だということで捉え、それで補助金の交付決定額ということで50万円ということで決定をいたしております。
決算見込み額につきましては、69万円ということで最新のものをお聞きしております。補助金の最終の見込み額も50万円ということで行っておりまして、概算払いは9月に行っているところでございます。以上です。
○2番(朝日等治君) 議長、2番。今、平成28年度、今年度の様子を伺いました。算定基準額が79万6,000円で交付申請額が50万円、予算と同額。決算見込み、これからの見込みが、見込まれるのかもわからないですけど、現時点で69万円。算定基準額に至っていない。そして本市が支払った補助金の額は申請額と同様の50万円ということでありますが、この予算の審査にはなじまんわけですけど、9月に決算が出たときにしっかりとお聞きしたいとは思いますが、これだけはちょっと教えといてください。倉吉市の
補助金等交付規則、平成28年度においても79万6,000円の事業をするから50万円申請された。しかし、現時点69万円の事業しかできてない。しかし、交付済み額も50万円ということですが、この本市の
補助金等交付規則からしますと、第12条には補助事業等の変更等、これも一々読みませんけどもあります。そして13条には遂行等の指示、これもございます。
平成28年度においてこの規則に基づいたことがきちんと行われたのかどうかわかりませんが、この平成29年度の20万円についてお尋ねいたします。冒頭言いましたが、昨年の9月議会からいろいろと指摘もさせていただいておりますが、その指摘の一つには、今の
補助金等交付規則とも重複するところがあろうかと思いますが、観光交流課、担当課と本市行政と
補助金交付団体との関係性です。私も言わせていただきましたが、そこが相当薄かった。薄かった中で、今回の平成29年度当初予算は20万円ということでありますが、
当該補助団体からの
補助金交付申請書ももう提出があった。ないのかもわかりませんが、この20万円の根拠となる
当該補助団体の事業費等を既に把握されておられると思いますので、事業費、そして事業計画についてももう既にお持ちだと思いますが、その辺についての説明をお願いいたします。
○
企画振興部長(岩本善文君) まず平成28年度のことで、交付規則等々の遵守というところが御指摘でございました。これにつきましては、平成29年度も心して行っておるんですけども、9月議会で御指摘いただいた、その先ほど御指摘のあった目的の達成に向けて、しっかりと緊密な連携をとりながら十分な成果を得られるよう推進に努めていただきたいという常任委員会からの御指示もございます。変更を含めて秋以降、旅館組合と協議をさせていただき、どういう形で平成28年度の事業を行うかということにつきましては一緒になってやってきたということでございます。平成28年度、この際ですから御紹介させてもらいますと、主にことし行います関金温泉開湯1300年祭ののぼりであるとかチラシであるとかということをしっかりとつくってPRをしていこうというのが主な事業ということでございます。
平成29年度につきましては、同じく関金全体として、この開湯1300年祭というのが大きな
プロジェクトということになります。従来70万円なり80万円なりということで旅館組合さんがやってらっしゃったいろいろな
プロジェクトを、1300年
祭準備委員会と分けてということで、分けて役割分担をしながらということで、トータルの話もしつつ、こちらの組合との話もしつつということで、市も中に入って十分話をさせていただきました。その結果として、今年度この
関金温泉活性化補助金を活用して行うのは、健康と
温泉フォーラムを実施することということにしてますので、これまで組合が取り組んでこられた湯中運動であったり
日帰り温泉旅館利用モニター事業ということの成果を発表すること、これに焦点を絞って平成29年度は行っていこうということで協議をしているものでございます。具体的に言いますと、要支援・要
介護日帰り温泉旅館利用促進事業、これが24万円、それと湯中運動の資料等々の作成事業16万円ということで予算を組まれ、その2分の1の相当額をこの市の補助金で補助するということで協議をさせていただいて、今回、予算計上をさせていただいているということでございます。以上です。
○2番(朝日等治君) 議長、2番。この20万円の根拠となる
当該補助団体の事業費も確認できました。平成28年度の中途からは、きちんとその
補助金交付団体ともいろいろと話をしながら取り組んできていただいているということも確認ができました。当然、この当初予算、補助金の20万円の計上に至るまでも同様だったと思いますが、そこをもう一度確認しておきます。
○
企画振興部長(岩本善文君) 基本的に、申しましたように、ことし平成29年度の大きな
プロジェクトとして開湯1300年祭の取り組みがございます。準備委員会、これにおいて旅館組合さん、あるいは
地域おこし協力隊、市において、大きな
フレームづくりというのをこれまで協議をさせていただいておるところであります。先ほど申しましたように、それぞれ役割分担をしながら大きな
プロジェクトをしていく。これは監査指摘でもあったように、全体として一つの流れの中でということにも沿ったものだと思っているんですけども、常に市としては入っていきながらということでさせていただきます。この旅館組合さんの40万円の事業についても、当然、事務局さんであるとか組合長さんであるとかということで秋から冬にかけて協議をさせていただき、この40万円ということに集約させていただいたということでありまして、当然に
補助金交付団体としっかりと緊密な連携をとりながらやってきたものでございますし、いよいよ本番を迎えるわけですから、より一層緊密に連携をしていきたいと思っておるところでございます。以上です。
○議長(高田周儀君) 質疑を終了することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
次に、第8款土木費について質疑を求めます。
5人から質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
まず、12番
福谷直美議員に質疑を許します。
12番福谷議員。
○12番(福谷直美君) 12番。ここでは3点質問をお願いしております。
まず、私、ずっと長く
市道大谷大谷茶屋線の通学路について質問をしております。このことに今回新しく予算をつけていただいとるようですので、これについて、どういうスケジュールでどういうことをまず進めていかれるのかお聞きしたいと思います。
○建設部長(石賀祐二君) 福谷議員の御質問にお答えいたします。
市道大谷大谷茶屋線の整備のスケジュール等についての御質問でございます。
市道大谷大谷茶屋線につきましては、今年度、通学路の危険箇所点検の取り組みの中で、社小学校、PTA、地元公民館、教育委員会、警察署などの関係機関と協議をしながら、安全な通学路を確保していくために必要な対応について検討をしてきたところでございます。ことし2月に開催されました倉吉市通学路安全確保に係わる連絡協議会におきまして、歩道の設置と見通しの悪いS字カーブ部分の線形改良、それと速度制限等についての対応方法につきまして決められたところでございます。
スケジュールにつきましては、平成29年度の当初予算、出させていただいているもので、通学路となっております大谷工業団地入り口から大谷茶屋の入り口、この間の550メーターを事業区間といたしまして、詳細設計及び用地測量、それと用地補償費のほうを進めていくことで計上させていただいております。工事着手は、この事業が社会資本整備総合交付金、国の交付金事業によりますのでその予算の配分にもよりますが、地元の協力を得られれば、平成30年度から工事にも着手したいというスケジュールでおります。以上でございます。
○12番(福谷直美君) ありがとうございます。
この工事が、それでも通学路の安心、安全目指して市が取り組んでいただけるというのは、非常に私としてもうれしく思っております。御存じのように工業団地も、この先日、先々日ですか、株式会社明治製作所も大きな工場ができまして、どんどん発展していただきたいと思うわけですが、やはりその辺は工場のほうにもやっぱりスピード制限等のお願いはしてほしいと思いますし、さっき建設部長言われましたスピード制限についてでありますが、これについては公安委員会のほうからもう許可はおりてるということの話は聞いておりますが、なかなか予算の関係ということで早くならない。お聞きしますと、6月、7月になるでないかということのお話を聞いておりますが、工事のほうはなかなか、おっしゃるように予算もかかることですし、いろいろ着工に向けての準備も要るでしょうからすぐにとはいかないとは私も思いますが、このスピード制限については、なるべくといいますか、どうでも新年度には、子どもたちが通学する新年度にはスピード制限はしてほしいなと私は思っております。以前にも申し上げました、今回3人ぐらいかな、3人か4人、新しく新年度、新入生が通うようでありますし、私も走ってみますが、時速60キロメートルというスピードは、これは猛スピード、危険だなという感じがしますので、再度、県ですか、警察ですか、お願いをしてほしいと思いますので、順次進めていってほしいと思いますので、よろしくお願いします。
それに伴って、いろんな看板もつけていただきました。通学路ですから気をつけてくださいという看板を、五、六枚ですか、たくさんつけていただいて、これもやはり少しは抑制にもなるかなと思いますので、まずはスピード制限の設置をお願いしておきます。順次これは進めていただきたいと思います。答弁があればお願いします。
○建設部長(石賀祐二君)
市道大谷大谷茶屋線の関係の続けての御質問にお答えいたします。
先ほど申されましたとおり、スピード制限、速度規制につきましては、地元からの要望を受けて、倉吉警察署が公安委員会へ上申していただいておりまして、ことしの1月には時速40キロメートルで規制するということが決められているようでございます。申されましたように、速度規制の標識については工事の関係で6月、7月、時期はちょっと定かではないですけど、早期にということで準備をしていただいてるところでございます。
速度規制の注意看板、市が4基、12月の時点でつけております。また、株式会社明治製作所のほうにも通勤の方の安全運転についてのお願いをしております。工事着手まで多少まだ期間がありますが、できる限りの安全対策を引き続きしていきたいと思っております。以上でございます。
○12番(福谷直美君) ありがとうございます。よろしくお願いしたいと思います。
次に、公園管理について、公園施設長寿命化対策支援事業について通告しております。
今回、打吹公園管理事務所建替工事監理委託料と打吹公園管理事務所建替工事ということで、2,100万円余ですか、計上してあります。この間から私はいつも申し上げておりますように、動物が本当にあそこに必要なのかなという思いでおります。きのう、おとついですか、上がってみました。申しわけないですけど、お猿さんもかなり毛が抜けて、肌が見えてるお猿さんもたくさんおります。それと、ヤギも白い毛が抜けて肌が見えてます。なかなかあれに触れ合いになるかなという思いもしますし、元気なのはインコが元気ですね、インコが大きな声しております。それと、元気なのは亀。亀が元気ですね、たくさんおって。ですが、なかなかこういうのに本当の触れ合いになるかなと思います。猿の周りには砂利道ですね、なかなかあの砂利道もあの辺に座ってということもできませんが、本当にこの2,100万円を入れて、まだまだこの公園の動物をそこに置くのかなと思います。担当課に聞きましたら、お猿さんは、去勢手術もしておりますがまだ30年は長生きをされるようですので、30年もおられるんかなと。前から私、提案してますように、動物はほかの場所に移動して、市民が芝生の上でできるような公園にしてほしいなと思っておりますので、この2,100万円、本当に、でも要るんですね、部長、ちょっと答弁をお願いします。
○建設部長(石賀祐二君) 福谷議員の打吹公園の管理の件につきましてお答えいたします。
公園管理としまして2,100万円余を計上させていただいておりますが、これは打吹公園管理事務所の建設費として計上をさせていただいております。打吹公園管理事務所は昭和36年に建設された古い建物になっております。施設も老朽化しておりますし、建物の下の地盤も地下ごうがあったところということで非常に軟弱であるということ、それから今の事務所ではシャワーがないということで、作業後の汚れ等を落とすシャワー室がないという職場環境も十分ではないということで、建てかえをこの公園の長寿命化計画の中で計画をさせていただき、平成28年度には設計をさせていただき29年度に建設をさせていただくということで、半地下部分の構造を持つ木造平家建ての96平米の建物ということで計画をさせていただいているものでございます。
さきに動物の件で御意見がありました。現在、打吹公園では動物を、亀とコイを除きまして14種類、約80匹の動物を飼っております。打吹公園の動物展示につきましては、打吹公園100周年記念事業検討委員会、この中で大型動物は廃止し、家畜を中心とした触れ合い型として、子どもの自然教育、人と動物の触れ合いの場として利用促進をしていくということが検討され、現在もこの方針で動物の管理を行っているというところでございます。現在、市内外の小学生や保育園児が課外授業や遠足などで利用しておりまして、動物に親しむ機会ということになっております。また、事前の申し込みをしていただければ、動物との触れ合い体験もしていただけるということをやっております。この触れ合い体験、直近3年間では平成26年度に170名、27年度は147名、28年度は270名、モルモットなどの小動物をだっこしていただいたりヤギの餌やり体験などをしていただくということで、この動物についても一定の効果、意義があると考えております。
この打吹公園につきましては、あり方検討会というものも設けております。議員の言われるような御意見もあると思います。この検討会や、それから打吹公園の利用者の声を聞いて、よりよい公園づくりというものは引き続き考えていきたいと思っております。以上でございます。
○議長(高田周儀君) 4回目です。
○12番(福谷直美君) わかりました。
私も動物を全て取り払えというわけではありませんが、やっぱり触れ合える動物にするにはもう少し元気な動物にかえるとか、そういうことも要るんかなと思いますので、これから検討してほしいと思います。
次の質問に行きます。今回、全国「道の駅」連絡会総会及びシンポジウム開催負担金ということで計上されております。これちょっと見ますと、多くの方がどうも倉吉にお見えなようですが、これ倉吉の道の駅というのは関金の犬挟のところにある1件だと思います。このシンポジウムが道の駅にどういう効果というか、倉吉としてはその道の駅を、これからシンポジウムを機会にその道の駅を、いつかどなたかおっしゃってました、まちの駅とか、そういう観点からいろいろ研究をされるのかなというのでありますし、どうしてこれが倉吉なんかなという、全国のこのシンポジウムが、その辺のいきさつを教えていただいたらと思います。
○建設部長(石賀祐二君) 福谷議員の全国「道の駅」連絡会総会、シンポジウムの予算に関係いたしまして御質問いただきました。
この全国「道の駅」連絡会総会とシンポジウムは、全国で1,100を超える道の駅が現在設置されておりますが、その設置者、運営者、それと道路管理者、それが一堂に会しまして、現在、道の駅、いろいろな形で地域の活性化等に役立っているものですが、さらに災害時の拠点ですとか地方創生の拠点、そういった取り組みなどをより一層有効に活用していくということを目的に、意見交換や情報共有の場ということで開催されるものでございます。
平成24年から、この「道の駅」連絡会総会、シンポジウムというのが全国の各地方ブロックで順番に開催されております。昨年は北海道の弟子屈町で開催されました。第6回目となる平成29年度は中国ブロックの順番ということになりまして、ことし10月5日木曜日、それと6日金曜日に、倉吉市、それから三朝町を会場に開催されることが決定されました。この全国「道の駅」連絡会の役員に三朝町長さんがなっておられるということもあります。そういったこと、あと国交省の働きかけもありまして、この中部を会場に全国「道の駅」連絡会総会、シンポジウムが開催されることとなったところでございます。以上でございます。
○12番(福谷直美君) 多くの方が参加されるシンポジウムのようですので、それこそ経済の活性化にもつながると思いますし、いいことだなとは思いますが、倉吉には道の駅が、先ほども言いましたように1件しかない。ですので、やっぱりこの道の駅に対して市もふやしていこうという気なのでこれを誘致されたのかなという思いがありましてちょっと質問したわけですが、それも踏まえてやっぱりいい大会にしてほしいなと思いますので、よろしくお願いいたします。終わります。よろしく。
○議長(高田周儀君) 次に、7番鳥飼幹男議員に質疑を許します。
7番鳥飼議員。
○7番(鳥飼幹男君) 私、8款5項2目の被災者住宅再建支援事業について何点かお伺いいたしたいと思います。
この事業、予算が本年度5億2,900万円余りということでございますが、いわゆる被災者住宅の早期再建を図るということで、住宅の被害を受けた被災者世帯に対して、その再建や修繕に係る費用、これを支給するという事業であります。大変に大きな被害がありましたし、また被災者の皆さんにとりましては大変心強い後押しになる事業であります。そして、本当に今まだまだブルーシートがかかっておりますが、本当に皆さんが一日も早く復旧復興につなげていただけるように本当に願っておりますし、頑張っていただきたいと思いますが、そこで1点、多くの住家が対象になってるわけですが、いわゆる対象にならない建物、この支援金の対象にならない建物というのはどういうものが想定されるのか、まずお伺いしたいと思います。
○総務部長兼防災調整監(矢吹房生君) 鳥飼議員の御質問にお答えいたします。
被災者住宅再建支援事業において対象にならないものということでございます。この支援制度につきましては、昨年10月21日に起きました鳥取県中部地震で被災した住家を対象としたものでございます。でありますので、まず該当にならないのは、住家以外の倉庫であるとかそういった非住家のものがありますし、それから住家におきましても、これは10月21日前日におきましてそこに本拠を置いておられると、生活をしておられるというのが基準になりますので、空き家等については対象にならないといった内容のものでございます。
○7番(鳥飼幹男君) 議長、7番。お伺いいたしました。いわゆる非住家、当然ならないと思いますし、それから今、空き家について、空き家の定義について今一言お述べになられました。10月21日に生活しているというお話があったんですが、実は今回の震災であったのは、例えば転勤者があります。それから会社の都合によって、例えば3年間、東京なり、この倉吉市を離れて生活をされる、そうした場合に、どうしても住所を移さなくちゃいけない。例えば1年後に帰ってくるということがわかってる。だけども今の定義でいうと、10月21日に生活してなかったということは当然です。会社都合で3年間、とりあえず会社都合によって県外に出てらっしゃる。だけどもそれは、本来は住まいとしての住家であるわけです。そういう方々が例えば来年にもう帰ってくることがわかってるのに、これは空き家という定義になるんでしょうか。そのあたり、もう少しはっきりと定義を教えていただきたいと思います。
○総務部長兼防災調整監(矢吹房生君) 改めての御質問としまして、空き家、今は住んでないけども、そこを将来的に住家とされる方、その方が対象にならないかということでございます。この支援制度の基本的な考え方としましては、この鳥取県中部地震において被災された方ということでございます。その段階におきまして倉吉市において生活しておられる、その方の生活を早くもとに戻していくということが目的の制度でございますので、その住んでおられる方に対しての対象ということになりますので、先ほど議員からありました、現在住民票を置いておられない、いわば生活の根拠がないといった部分につきましては該当にならないといったものでございます。
○7番(鳥飼幹男君) 御答弁いただきました。いわゆる被災時に現に居住していなければいけないということだろうと思うのです。そういうことで対象にならないということで、実はこの御相談があったんですよ。もう来月には帰ってくるのに、帰ってみたらもう住む家がいわゆる被災を受けていたということがあって、御相談に行かれたそうです、この1階の相談窓口に。だけども、そういうことで現に地震があったときにやはり居住していなければいけませんから対象になりませんということがあって御相談があったので、そういう特例、特例とはいいませんけども、そういう方もやっぱり何件かあろうかと思いましたのであえて質問させていただきましたけども、そのあたりはきちっと、できないのでできないということで、いうことでありますから、理解をしていきたいと思います。終わります。
○議長(高田周儀君) 次に、10番佐々木敬敏議員に質疑を許します。
10番佐々木議員。
○10番(佐々木敬敏君) 10番。通告をしておりますので、先ほど12番議員の質問にもありましたが、8款2項1目の全国「道の駅」連絡会総会及びシンポジウム開催負担金ということでありました。内容的にはお聞きしましたのでわかりましたけども、私も以前に町長からこういうのをやるけえなというのを聞いておりまして、ええことですなと言って話してはおったですけども、やっぱりそれなりの宿泊等の経済効果はあるんだろうと思います。やっぱり一過性に終わらないで、その後どうやってその道の駅をもう少し人が、少しといいますか、一人でも多くやっぱり人に来ていただけるような道の駅にならんといけんなというのが私個人としては本当の目的ではないかなと思っておりまして、指摘がありましたように1つしかないわけですけども、立地的にも非常に隣の岡山県の蒜山高原に近いということで、食べ物にしてもちょうど蒜山が、焼きそば、それから昔からあるマトンの焼き肉ですね、こういうものが非常にあって、行ってみましても非常にいつも多くの人がおられるわけですので、あのあたりの道の駅となかなか競合をして大変あそこは寂しいなとは思っておりますので、そのあたりの、バスが1台入って食べ物を食べて、やっぱりお金を落としていただくような施設にならんとなかなか苦しいなと思っておりますので、ぜひ、部長は担当外、専門外ですけども、いろんな担当課とも相談されて、そういった特産というか、ぜひそういうものができるような、道の駅になればいいなと思いますので、そのあたりのことを答弁いただいて、質問を終わります。
○建設部長(石賀祐二君) 佐々木議員の御質問にお答えいたします。
今回、全国「道の駅」連絡会総会、シンポジウムが開催されるということで、このシンポジウムには大体1,000人ぐらい、1,000人以上の参加者があるというふうになっております。また、シンポジウムは倉吉未来中心で開催いたしますが、三朝町ではそのシンポジウムが終わってから交流会ということで、希望者になりますが、400名ぐらいの参加があるんじゃないかなと言われております。かなりの宿泊になると思いますので経済的な効果もあると思いますし、倉吉のまちを知っていただく、中部のまちを知っていただくよい機会になるんじゃないかなと思っております。
また、シンポジウムの日には中国地方各所の道の駅による物産展示、販売等もされます。まだ具体的にどこに出ていただくとか、道の駅犬挟にどういうふうにかかわっていただくかというのはまだ今後詰めていく予定にしておりますが、観光関係の課にも入っていただいて、どういったことでアピールをしていくのがいいのか、全国から来ていただきますので、そういったことについても十分検討していきたいと思いますし、また、道の駅の運営に当たってもヒントにしていただきたいなと思っております。以上でございます。
○10番(佐々木敬敏君) 終わります。
○議長(高田周儀君) 次に、16番中野隆議員に質疑を許します。
16番中野議員。
○16番(中野 隆君) 8款2項3目、安全・安心生活空間の整備、社会資本整備総合交付金ということで、ここに事業の目的とか意図とか書いてあるんですけども、歩行者の安全の確保を図るためとか橋梁点検や橋梁補修、通学路安全対策工事等を行うものということを書いてあるんですけれども、私、橋梁にしても何でもそうだと思うんですけれども、設備というのは、壊れるのは初めゆっくり壊れて、最終的に壊れるときには加速度的に一気に壊れてしまうというふうに理解しております。それで、ここに書いておられるのは、長寿命化をするんだということを説明で聞きました。長寿命化をしようとすれば本当に初期の段階で手だてをしないと、途中でやっても急激に壊れてしまったり、かなり金がかかったりするということもあるんで、長寿命化というのも必要だと思いますし、もちろん悪いものにつきましては壊してしまったほうがよくて、新しいものをつくっていかなければならないのかなとは思うんですけれども、その辺のところで、長寿命化と新しくするということについてちょっと答弁していただきたいなというのがあるんですけれども。
もう一つは、橋梁の補修とかで1億800万円とか、橋梁補修工事とかで4億2,000万円って比較的大きな金額があるのですけれども、具体的にどういうことを計画しておられるかということをお聞きしたいと思います。
○建設部長(石賀祐二君) 中野議員の御質問にお答えいたします。
安全・安心生活空間の整備ということで、通学路の安全確保、それから橋梁の補修等についての予算を計上させていただいております。先ほど議員が申されましたとおり、長寿命化計画では、予防的に早目早目の修繕をすることによってトータルのコストを下げていくということを目的としております。言われましたとおり、非常に傷みが進んでから直すということになると、その補修も費用が高くなりますし、その場合にはもうかけかえをしなければならないということになって寿命が短くなってしまうというようなことになりますので、長寿命化計画を立ててインフラの長寿命化を図っていくようにということで国、県等の指導もありますし、計画を市においても立てているところでございます。
橋梁につきまして説明をさせていただきます。橋梁につきましては、橋梁点検をまず実施しております。これは道路法の一部改正が平成26年7月に行われました。これによりまして、全ての橋梁を5年に1回、定期的に点検していくということが義務づけられております。平成26年度から橋梁全601橋を順次点検するようにしております。平成27年度は150橋、それから28年度、今年度は156橋、来年度、29年度は151橋を点検する予定にしております。この点検によりまして緊急に修繕が必要な箇所があればすぐに対応していくことになりますし、この点検の結果を長寿命化計画に反映をしていくということになるものでございます。
橋梁の補修工事としまして、平成29年度、この長寿命化計画に基づきまして予算を上げさせていただいております。3橋、場所は高城小学校前の上福田橋、それからみどり町の八幡神社付近にありますうぐいす橋、それから西倉吉町の第一西中橋、この3橋の補修を予定しております。上福田橋につきましては50メートルの橋でございまして、事業費として4,500万円程度を考えております。これは鋼桁の塗装の塗りかえですとか高欄のかさ上げ、伸縮装置の交換を予定しております。また、うぐいす橋、これは24メーター程度の橋ですが、工事費を1,200万円程度予定しております。これは表面の防水ですとか舗装復旧、橋台等の表面の保護工を予定しております。それから第一西中橋、これは10メーター程度の橋ですが、工事費を400万円予定しております。これは橋台のひび割れ注入工を予定しております。
○教育長(福井伸一郎君) 福谷委員からの重ねての御質問でございました。
伯耆国庁、ここはまだ未整備でございます。ここの整備につきましては、一つのものは一つつくったんですけれども、そこの大きな一番大切なところに農道が入っておりまして、これの移転を含めたものが必要になってくるだろうと思っています。ただ、それを御相談した時点では、まだその農道をつけかえるというのはなかなか難しいということがありました。しかし、この1300年の事業とかそういったものを通しながら、この社地区の皆様方にも伯耆国庁の大切さというのが大分理解していただけたのではないかなという気持ちでおります。予算的にはなかなか厳しいとこがありますけれども、そうした情勢とかそういったものをしっかりと皆さんにわかっていただきながら、整備計画に着手できるような土壌づくりを頑張っていきたいなと思っています。以上です。
○議長(高田周儀君) 次に、8番伊藤正三議員に質疑を許します。
8番伊藤議員。
○8番(伊藤正三君) 議長、8番。私は、この教育費の中で、防災教育安全教育総合支援事業、事業費197万1,000円についてと、もう一つは、体育施設維持管理(市営野球場バックスクリーン等整備)についてお尋ねいたします。
まず、この防災教育安全教育総合支援事業、新規事業になっております。これは私、多分、熊本地震の後でしたと思います。6月か9月議会で教育長に対しまして一般質問の中で、公立小・中学校による防災教育、徹底してやる必要があるんではないかというような質問をしたのを覚えております。そのときに教育長からも、その必要性、重要性が十分あるというような御答弁であったと思います。その後、この鳥取県中部地震がありまして、そして、このまた新規でこういう防災教育に対して県の大きな配慮があったということで、それを実施されるということだと思います。
まず、お聞きをいたします。これは対象は小学校なのか、あるいは中学校なのか、両方なのかということと、それと、この中に特別に実践的、私も前からやはり防災訓練というのは、形式的といいますか、形どおりに終わってはならないのではないかということで、実践的な訓練をいかに取り入れるかということが重要であるというようなことを言ってきたわけですが、それがこの中に文章として含まれております。この実践的というものの意味といいますか、そういうものも含めて、この事業の全体を詳しく説明していただきたいと思います。よろしくお願いします。
○教育長(福井伸一郎君) 新政会、伊藤正三議員から、防災教育安全教育総合支援事業についての御質問でございました。
これは防災教育を中心として行うわけですが、鳥取県中部地震などの自然災害、あるいは今現在、登下校での交通事故に巻き込まれる事故というのが結構ふえています。こうしたこの2つのことを踏まえながら、モデル実践校として、防災につきましては上小鴨小学校、安全につきましては河北小学校を指定し、モデル的に行っていくというものでございます。児童生徒のみずからの命を守り抜こうとする主体的に行動する態度を育成するということ、それから、学校の安全管理体制や、地域住民、保護者、関係機関との連携体制を構築するというふうな狙いでございます。防災教育の災害時を想定した避難訓練等の実施、あるいは防災アドバイザー、県の危機管理局の防災アドバイザー、これも何回か来ていただいておりますけれども、学校防災計画の見直しと普及、こうしたものを助言していただきたいと考えているところでございます。
また、交通安全につきましては、警察の交通安全課、生活安全課、あるいはスクールサポーターと連携とりながら、防犯教室の充実、不審者対応あるいは避難訓練の工夫、学校の安全マップの作成、危機管理マニュアルの見直し、こうしたものをやるとほかに、また自転車での事故もありますので、自転車のシミュレーターを活用した交通安全教室を実施していくものでございます。
内容としては以上のものでございますが、モデルを各学校のほうにもまた広げていきたいなと考えています。以上です。
○8番(伊藤正三君) これはモデル事業というのは、今、私も初めて知りました。分けて、一応交通安全が、どっちって言われましたか、河北小学校、防災のほうが上小鴨小学校ということでありました。これは、こういう形で今後も続けていかれるような形になるんでしょうか。それはまだわからないということであれば、それはそれなりで結構ですが、大変有意義なことだと思います。子どもの安全を守るというのは大変大切なことでございます。
それともう一つは、ここに避難所運営訓練にかかわるというような予算も計上をしてあります。その辺のところ、もしわかる範囲であれば、ここに実践的なというような言葉も使われておりますし、そのような工夫を、ぜひ実践的要素をなるべく取り入れた訓練にしていただきたいと思う気持ちからですが、その辺のところで、もしそういうようなわかる範囲で実施内容で何か工夫があれば、今の時点でお答えできるだけで結構ですのでお答えいただきたいと思います。2回目かな、よろしくお願いします。
○教育長(福井伸一郎君) このモデル校を、今回限りなのかということでございますが、できれば、県の事業でもありますし、これは手を挙げていきたいなと考えています。
それから、具体的なものでイメージはあるのかということでございますが、これはまだ計画しながらということになるかと思います。高城小学校区でも、数年前に実践的なものもやっておられますし、また上北条小学校でも自主防災体制等、取り組みながらやっている、あるいは西郷小学校でも同じようにやっていらっしゃるというものもありますので、それぞれに工夫しながらやっていらっしゃるということで、さらにこの10・21の経験を生かしながらやっていくということが大きな眼目になるかと思っております。以上です。
○8番(伊藤正三君) よろしくお願いします。
次に、市営野球場のバックスクリーン等の整備についてでございます。
ほかの体育施設もでございますが、この野球場も大きな被害が出たわけでございます。今回、この夏ですか、計画されていました高校野球もここではできないという状態でありますし、軟式野球のほうもいろいろな諸大会が計画されていたものがなかなかできないと、この地で開催できないというような状況になっているわけです。
そこで、以前から懸案でありましたバックスクリーンあるいはスコアボードの改修について、ある程度の予算が今回出てまいりました。それでその中で、バックスクリーンとスコアボードを分離型にするのか、それとも一体的にやるのかというようなことも前に質問もさせていただいたと思います。今回はどうも一体的な形の提案をされているようでございますが、私、前から言ってるわけですが、やはり一番は使用者ですので、主要の使用者である競技団体、あるいはその関係者と、ここまで何とか話し合いを持って詰めていただきたいということを前から要望しとったわけですが、その辺のことをお聞きしたいと思います。そういう関係団体と十分な話し合いが行われたのでしょうかということを、まずお聞きします。
○教育委員会事務局長(向井 正君) 伊藤議員の御質問にお答えします。
まず、整備内容について、順を追って説明させていただきます。市営野球場のスコアボードとバックスクリーンについてでございます。現在、スコアボードは人力で表示ということでございますし、老朽化も進んでいるということでございます。それからバックスクリーンについても、さびと腐食が非常に進んで危険な状態である。このことから、平成28年度に基本設計を行って今後の整備方針の検討を行ったところでございます。検証の内容としましては、現在別々にある両施設を一体化するのか、今までどおり別々にやるのか。それから得点の表示方法としては、大きく磁気反転方式、LED方式、そういったどのような設備にするのかなどを検討してまいったところでございます。最終的に改修の方向はバックスクリーンとスコアボードを一体的に整備する一体型とし、表示方式は磁気反転方式ということに方向を定めまして、今回その実施設計に係る経費を予算計上したものでございます。
なぜ一体化するのかということでございますけれども、建設費用を比較しますとほとんどあんまり変わりがないということでございますが、一体型のほうはバックスクリーンの上にスコアボードを乗せる形でございますので、限られた空間にすっきりと配置できるとともに、高さがあるために観客席、選手からも見やすいということで、新しく整備される場合の今の主流となっているところでございます。また、1カ所で工事ということになりますので工期も短縮できるのではないかというふうに考えて、一体化ということで進めております。
それから、表示の方式ですが、これは磁気反転方式とする方向でございます。いろんな方法がありますけれども、一番は省電力、これはLEDの10分の1、長寿命、これもLEDの2倍、それからランニングコストが抑制されるということ、LEDに比べると3分の1で済むということ、それからメンテナンスの場合にも安くできるということ、それから日中でも非常に見やすいということ、これらの理由により磁気反転方式を採用させていただくことにしました。これらのシステムによりまして、バックネット裏で操作盤で操作をして、チーム名、選手名、得点、そういった操作が可能となるところでございます。これらの整備を今のところ平成30年度に予定し、29年度にはその実施設計及びボーリング調査を行うものでございます。
それから、本整備に向けて利用される方々との協議をどうしてるのかということでございます。野球場整備に係る利用者との協議については、直近では2月22日、平成29年度の野球場利用計画を定める市営野球場運営委員会において、当面の震災復旧対応、被害状況、工事概要、主な工程等及び今の整備に向けた概要計画を関係者に説明したところでございます。これまでも野球場の整備と関係団体の連携を目指して、中部軟式野球連盟、高校野球連盟、中学校体育連盟、スポーツ少年団等の野球場の利用団体で構成する倉吉野球振興協議会を組織しておりまして、6月ごろの総会でこれらの情報共有、意見確認を続けているところでございます。この整備に当たりましては、議決を得ました後、その倉吉野球振興協議会と相談しながら、意見を聞きながら、よりよい施設となるように実施設計を進めたいと考えております。以上でございます。
○議長(高田周儀君) 4回目です。
○8番(伊藤正三君) ありがとうございます。磁気反転板ということで、私もそういう内容については詳しくはありませんが、LEDと今対照されたわけですが、全てに数段優位な、コスト的にも、あるいは性能的にもということでありました。
やはり何といいましても、使う人の使い勝手ということがまず一番と考えられると思います。それで、つくってから、もう少しここがとかいうような話がよく出ますので、引き続き関係者団体と連携をとられ、また連絡も密にされて、本当に長く使えて、いいものをぜひ残していただきたいと思います。それをお願いして、終わります。
1点だけ確認だけ。この平成30年の大体いつごろ、供用開始がいつごろになるかということをもう一回お尋ねをします。予定でよろしいです。
○教育委員会事務局長(向井 正君) 平成30年度に工事をするということで決まっておりますが、まだその工事概要、工期等決まっておりませんので、いつごろにできるかということはまだ未定でございます。申しわけございません。
○議長(高田周儀君) 次に、3番佐藤博英議員に質疑を許します。
3番佐藤議員。
○3番(佐藤博英君) 3番。私は、10款教育費の事務局費ということで、地域未来塾事業という、言ってみれば子どもの学習支援事業、小学生の支援事業の中学生版というふうに理解をしております。平成29年度予算120万円、県が80万円で市が40万円という事業ですけれども、この事業についてもう少し詳しく説明をしていただければと思います。お願いします。
○教育長(福井伸一郎君) 日本共産党、佐藤博英議員の地域未来塾事業についての御質問でございました。
近年、子どもたちを取り巻く環境、子どもの貧困が非常に大きな課題になってきています。そうしたことによって子どもたちの学びが十分に保障されていないというようなことでは、やっぱりこれはいけませんので、こういったところをしっかりと手を入れていきたいということで、教育と福祉との連携による子どもたちの学習支援を必要ということで判断し、地域未来塾を実施したいと考えていたものでございます。
目的は今申し上げましたとおりでございますが、対象を倉吉市内の中学生、一応3年生としております。3年生の希望者としております。学習の内容としましては、学力を高めるために、特に数学と英語に絞り込んでやっていきたいなと考えています。基礎的、基本的事項の定着を図って、生徒の状況によっては応用問題のところまで行ければ行きたいなと思っています。
開催の場所を2つ考えています。倉吉交流プラザの第1研修室、こういったところを使いながらやっていく。それからもう一つは、はばたき人権文化センターを使いながらやっていこうということを考えています。交流プラザのほうは毎週の土曜日、午後2時から午後4時ぐらいまで、年間30回ぐらいを考えています。はばたき人権文化センターのほうは、これは午後6時から午後8時までということで、年間40回。これはちょっと回数に差がありますのは、交流プラザのほうは7月からと思っています。はばたき人権文化センターのほうは5月から実施していきたいと考えています。指導者はコーディネーターをそれぞれ置き、学習指導員として大体5名程度を考えています。これは、コーディネーターというのは全体を仕切る方ということです。学習指導員のほうは大学生であるとか短大あるいは看護大学の学生、こういったところもお願いしながら進めていきたいなと思っております。はばたきの人権文化センターのほうは本年度も福祉関連のほうで大体その事業を立ち上げておられますので、スムーズにスタートできるだろうということで5月を考えているところでございます。
財源としましては、先ほどありましたように国事業を活用して、国が3分の1、県が3分の1、市が3分の1の負担割合でございます。以上でございます。
○3番(佐藤博英君) これは非常にいい制度だと私も評価をいたします。今回はモデルケースになるのかどうか、2カ所ということ。市内でいえば5カ所の中学校があるわけですから、そのうち、あそこは西中校区に1カ所はなりますし、もう一つは東中校区ですね、その2カ所ということです。それで、何名くらいが来られるのかなとは思いますけども、それやってみんとわからん部分もあるんでしょう。ただ、私、就学援助のときに質問しましたけども、大体本当に中学生であれば本当に6人に1人、要保護、準要保護ということで、なかなか生活も大変だということがあります。もちろん倉吉の場合は、この間日本海新聞にも載ってましたけども、やっぱり所得が県民1人当たりでいくと非常に低い。全国平均の80%という統計が出てましたけども、本当にそういう子どもたちが大勢いるんだなと、本当に深刻に受けとめる必要があると思いました。
西中、東中ということですけども、ここに通う子どもたちはどこの中学から通ってもいいんでしょうけども、ただ、いわゆる交通手段があります、午後6時から午後8時。学校が済んでからどういう手段で塾へ希望する方は行くのか。その辺はやっぱりどうなんでしょう。目安としている規模と、それからそういう交通手段についてはどう考えておられるか。
○教育長(福井伸一郎君) 希望者の数ですね、これはまだちょっと希望者を集めてみないとわかりません。福祉のほうの関係で、実は河北中学校区のほうは子どもたちの中で既にこういう、性質はちょっと違うんですけども似たような事業をなさっていらっしゃいます。大体年40回ぐらいの事業をなさっていらっしゃいまして、大体9人ぐらいから10数名、平均して10名程度ぐらいの参加者というふうに、そういう事業を組んでおられますので、それを一つのモデルとしながら考えていきたいなと思っています。
交通手段のことについては、今のところまだちょっとそこまで、どういうふうになるかということまではちょっと酌んでいません。
それから、この事業が、5つの中学校区あるということですけれども、先ほど申し上げました既に福祉のサイドでやっていらっしゃるのが河北中学校区、それで、ここで東と西ということにとりあえずいきましたので、そういった状況を見ながら、事業が拡大できるかどうかということはまた考えてみる必要があるんだろうなと思っています。以上です。
○3番(佐藤博英君) いい制度ですので、ぜひ、中学校3年生ということですけどもね、そういう習慣を身につけてもらうということになると、1年生、2年生もこれからやっぱり視野に入れる必要はあるのかなということと、それから交通手段は、これどうしてもやっぱり要るのかなと思います。特に女の子の場合、これ午後8時過ぎてバスがなくなったり、あるいは自転車で帰るというのはちょっと危ないのかなと思いますし、その辺はこれから考えていってほしいということと、それから、あと2つの中学校、鴨川中と久米中になるんでしょうけども、そういうところの子も通えるようなやっぱり手段を考えてほしいですね。せめて、3年生ですから何十人も何百人もというわけではありませんから、ぜひその辺は考えてほしいし、鴨川中の場合はやっぱりかなり距離ありますし、その辺もやっぱり考えていただきたいなと思います。何かあればいただいて、この質問終わります。
○教育長(福井伸一郎君) 福祉サイドのほうでやっていらっしゃることを参考にしながら、私どものほうもしっかりと考えて、状況を見ながら判断していきたいなと思っています。以上です。
○議長(高田周儀君) 次に、9番由田隆議員に質疑を許します。
9番由田議員。
○9番(由田 隆君) それでは私からも、10款教育費に関して何点か質問いたします。
まず最初の1点が、幼保小連携推進モデル事業についてであります。この事業が幼児期の育ちを小学校に円滑につなげるために、接続期のカリキュラムの作成、実践等を通して、幼児教育、保育と小学校教育をつないでいくことにその目的があるというふうには理解をいたします。ただ、文字面でこれはわかりますが、詳しく説明をいただきたいと思います。
新年度、平成29年度は60万円の予算でありますが、前年の28年度も同趣旨で予算も同額で事業実施しておるわけでありまして、この効果的な取り組みといわれるスタートカリキュラムの作成と実践、どのような事業効果があって、どのような実践の中で取り組みをして、どういう成果が上がっているのか、まず平成28年度についてお伺いいたしますし、これが県の10分の10の補助事業を使ってのことであります。これは前年度が、規模、例えば全ての小学校、あるいは保育園、幼稚園の先生等を対象にしたのか、それでことしはどうなのか、そういう対象者も含めて説明をいただきたいと思います。
○教育長(福井伸一郎君) 新政会、由田隆議員の幼保小連携推進モデル事業についての御質問でございました。
平成28年度、29年度、同じ予算額でございますが、予算の内訳につきましては報償費を10万円、これは幼保小合同研修会に講師として講演をしていただく方の謝金、旅費でございます。また旅費は、先進地ということで姫路市を予定しておるということでございます。小学校の先生、それから園長先生、それから子ども家庭課の担当者、学校教育課の担当者、4名で行くということで考えています。それから需要費の40万円は、各保育園、認定こども園、小学校に保幼小の連携や交流で使っていただくための教材費や消耗品、こういったものを今考えています。それからまた、取り組みのまとめを冊子にまとめていきたいと思っています。これを全園、小学校に配布していく予定でございます。
こうした事業がなぜ必要なのかということでございます。倉吉市では、幼児教育と小学校教育の円滑な接続を図るために、平成21年から幼児教育研究会ということで立ち上げています。やはり小学校のスタートまでにある程度の、例えば授業時間が45分になりますので、そこのところをしっかりと聞けるようにしましょうとか、そういったことを課題はずっと話し合いをしてきたわけですけれども、具体的になってきたのは、やはりこのスタートカリキュラム、あるいは接続カリキュラム、こういったものをきちっと話し合いの中でつくれてきたということがあるかと思います。これは、今までの交流とかそういったものについての大きな成果ではないかなと思っています。じゃあ、それが学力のほうにどう引き継いでいくかというのは、またもう少し時間をかけないとわからないかとは思いますが、課題がこういうふうに見えてきたということも大きなところだろうと思っています。
それで対象は、一応、幼児教育研究会という名前として持っていますので、これにつきましては全部の先生方、あるいは園長先生方、両方とも対象でございます。ただ、全員が参加というわけにはなかなかならないと思いますが、代表の方に入っていただいて、それを持ち帰ってそれぞれの園、小学校でやっていただくということで、全員を対象ということで進めていきます。以上です。
○9番(由田 隆君) ありがとうございました。今、教育長からの御答弁は、その事業の内容と、平成29年度に実施予定の事業について説明いただいたわけでありますが、前年もしておるわけでありますから、28年と29年、同じ内容で、金額も、くしくも60万円、平成28年度も60万円、29年度も60万円ということで毎年同じ内容で講演をいただき、10万円をもって先進地視察、そして教材費等で40万円になっている。毎年同じことをやられているのかということの質問もさせていただいたわけでして、平成28年度で、この事業を行ってどういう効果があったのかというのも、できたら次の答弁でいただければと思います。
そして2点目が、私、3番議員、佐藤議員と一緒の地域未来塾事業についても質問をさせていただくように通告を出しているところであります。
大体3番議員の質問で内容はわかりました。私も佐藤議員が御心配されとるようなところも心配していたものですから。ただ、やはり私もこの事業は、これ新規事業ですから、一応モデル的にやってみて、河北中学校区の例も出されましたけど、やってみて、行政がかかわる形でやはり市内全中学校区にこれが広がっていければ、より子どもの安心、安全、保護者の安心ということにもつながってくるでしょうし、これはことし1年やってみて次に拡大を考えていただければと思います。
私は、状況によっては、これは利用料というんでしょうか、受講料というんでしょうか、そういうものもあってもいいのかなと思います。逆に1,000円ないし2,000円を支払うことによって、より保護者の方もこれに関心を持って、かえって裾野が広がっていくように思うんです。そこらのところも、1年目、平成29年度やってみて次に生かしていただければというふうに、これはお願いをしておきたいと思います。
そして3点目が、運動部活動外部指導者活用について、これも新規事業であります。運動部活動において地域の専門的な指導者を派遣していただいて、運動部活動を通じて地域の人たちと連携を持つというようなところがこの事業の目的というふうに書かれています。そして、バレーボール、ソフトボール、卓球、バドミントン等、これは1人当たり年間10万円を限度として60万円ですから、6人を予定されているんでしょうか。これら、どの中学校で、残りの部活も含めてどのようなこの事業をされるのか。そして一番大事なことは、ここは中学校の校長先生を通じてこういうようなことの要請があったのかどうか。うちの中学校でこの部活の指導者が足りないとか、いわゆる外部から指導者を派遣してもらわなければならないとする主な理由。一つには、本会議でもありました、教員のいわゆる繁忙を、忙しい部分を補う形でするのか、あるいは、もともと学校の先生にその指導力、高校、大学時代にそういう経験がなくて、やっぱり部活動に支障を来すというようなところでされているのか、あわせてそこらのところも答弁いただければと思います。
○教育長(福井伸一郎君) 幼保小連携の平成28年度の成果ということでございます。従前は幼児教育研究会の中で、こういう課題があるなとか、こういう実践をしたということをずっと発表し合っていたわけですけども、平成28年度に県の事業を受けるに当たって、その事業をしっかりと倉吉市の目指す子どもの姿ということできちっとペーパーに落としてみようということで、これを絞り込んでいく作業をいたしました。5歳児、そして6歳児ということで観点を、生活する力、人とかかわる力、学びに向かう力という形で整理をしました。そして、それぞれ5歳から小学校1年のときにはここの目標としてこういう力をつけるという一覧表に、これができたのが平成28年度の一番大きな成果だろうと思っています。あと、ここのところを実践していきましょうというのが平成29年度のつながりになるかと思います。
それから、地域未来塾の話でございます。先ほどおっしゃいましたように、一つのモデルとしてどこにどういう課題があるかということを、ことししっかりと見たいと思いますし、できればそれを同じように5中学校に広げることができるのか。あるいは1中学校でも2つ箇所ができるのかどうか、広いところもありますので。そういったことも検討しながらいきたいと思いますが、ただ、授業料を取るかというのは全く考えていなかったものですから、とりあえず本年度こうしながら、本来の目的からするとそういったところもちょっとしんどいということもありますので、この辺のところは慎重に考えてみたいなとは思っています。
それから、部活動につきまして、この外部指導者の活用についてということでございますが、先ほども言いましたように少子化に伴いまして学校の子どもの数が減ってまいりますと、いわゆるこの中学校は学級数がこうですから先生の数は何名ですという配当される人数、これがどんどんやっぱり減ってきました。従前、中学校であれば、例えば音楽の先生は2人おられたんですが今はもう1人が限度。それから美術あたりは兼務というような状況の中で、その堪能な先生方が限られてきてしまっている。ですから、部活動も全く経験のない方が部活動を持たなくちゃいけないというケースがやっぱりふえてまいりました。こういったところを何とかしたいというのがこの事業の狙いでございます。
詳しい話は、また教育委員会事務局長からさせます。
○教育委員会事務局長(向井 正君) 由田隆議員の運動部活動外部指導者活用についての御質問でございます。
これ新規事業というふうに上げておりますけれども、実は平成28年度は事業名が違っておりまして、文科省の委託事業、運動部活動推進事業ということで実施しておるところでございます。本年度は文科省は実施されないということで、県と市で2分の1ずつということで新たな事業として上げたものでございます。具体的には、東中学校のソフトボール女子、それから西中学校、バドミントン男女で1名、久米中学校、卓球男子1名、女子1名、それから河北中学校のバレーボール女子1名、サッカーの男子1名ということで、6名の外部指導者をお願いしているところでございます。先ほど教育長から活用する理由については述べていただきましたので、以上でございます。
○9番(由田 隆君) ありがとうございました。幼保小連携推進モデル事業については理解をいたしました。私の思いでは、毎年これを実施することによってそれぞれの幼保小の担当者が力をつけて、新しい地域の課題や学校の課題を見つけて次にステップしていくことが望ましいと思って、実は昨年と同じ金額で同じことをことしもするのかなと思ったものですから質問させていただきました。そうでないことがわかりましたので、これは結構です。
地域未来塾については、これ今、短大生、ことし2カ所ということで5名ずつを予定しとるわけですよね。今後発展していけば、私が言った趣旨は、短大生だけではどうしても補い切れないのかなと思います。もともと地域の学校は地域でやっぱりカバーしたり育てるという視点もあると思うんです、交流という視点も。であるとすれば、例えば地域の学校を退職した方とかいろんな方がおられると思いますので、早く退職した方もおられるわけですから、そういう地域の力もかりるということもこれは大事なことかなと思って、広がってもやっぱり短大生も必要ですし力をかりたいところがあるけど、やはり地域の方にもお願いする、そういう工夫をお願いしたいなと思います。
質問の最後に、この運動部活動外部指導者であります。これでいえば年間10万円の予算ですよね、年間10万円。それで、この方たちも献身的にやってくださって、以前からあったということでありますし、私の住まいする久米中学校の地区も、以前から地域の方がソフトテニスなんか買って出て指導されていた光景を見てきました。無報酬で、本当にありがたいことだったと思うんです。そういう気持ちがおありの方、たくさんおられると思うんです。できたら、言ったように教師の繁忙、忙しさということもありますから、このスポーツの指導についても地域の方の支援、協力というのでは、私、この10万円に限らず、この60万円、もう少し予算を広げてでもやはり市民の協力をいただくようなシステム、そういうことが必要でないかと思います。
質問の最後になります。この方たちは、今回の6名の方は、対外試合等にも随行したり、そういうことも可能なのでしょうか。その場合には、例えば10万円以外の手当というようなことになるのかどうか、最後にお伺いして、質問を終わりたいと思います。
○教育長(福井伸一郎君) 地域未来塾あるいは運動部活動外部指導者について地域の方をというのは、もちろん私たちもそのつもりではございますので、できるだけ、やはり退職の方もいらっしゃいまして、すぐれた力をお持ちですので、ぜひとも力をおかりしたいなと思っています。
この部活動の外部指導者の活用につきましては、やはり対外試合のところはちょっと難しいのかなという感じがしています。ただ、けさ方の朝刊読みましたら、文部科学省から中学校の外部指導者、これについても教職員に限るということがありましたけども、外部指導者のほうも入れるということがちょっとニュースに出てましたので、そのあたりのところは注目しながら、実際には自費でも来て応援してくださって指導してくださっておりますので、そういったことがきちっとできればいいなと思っておるところでございます。以上です。
○9番(由田 隆君) 終わります。
○議長(高田周儀君) 次に、7番鳥飼幹男議員に質疑を許します。
7番鳥飼議員。
○7番(鳥飼幹男君) 10款につきましては、今、3番議員、9番議員から、お二人の方から質問がありました地域未来塾について私も質問を予定しておりましたけども、この目的なり、そして取り組みの内容については、お二人の意見の中で十分に理解をいたしました。
ただ1点だけ、ちょっと今9番議員がおっしゃった、地域の方の協力も得てこうした事業を進めていくんだということで、これは実は9月議会で私、質問をさせていただいておりまして、そのときに教育長は、ぜひ必要な事業として考えていきたいということで、新年度予算でこうして上げていただいたことを高く評価したいと思うんですが、そのときに教育長は、教員のOBとか大学生のボランティアの確保、このあたり、いわゆる指導者の確保が非常に厳しいので、やはりよく検討してみたいんだという御答弁があったんです。教員のOBにつきましても、今学校教育のほうでも、OBですけども学校教育の補助教員というか、そういう立場ででも非常に御協力をいただいてる。それからまた、短期大学生につきましては2年という期間があって、やっぱり次々ボランティアの入れかえをしていかなくちゃいけんという、いわゆるこの指導者に対する不安のことをちょっとおっしゃったことがありまして、内容等については十分理解をいたしましたし、ぜひ大成功させていただきたいと思っていますが、この指導者の確保の考え方について、1点だけお伺いしておきたいと思います。
○教育長(福井伸一郎君) 公明党、鳥飼幹男議員の地域未来塾についての指導者の確保についての質問でございました。
おっしゃいますとおり、学校の先生方も、いわゆる大量採用の時代から大量退職の時代に今なってきています。たくさんおやめになるわけですけども、逆にそのところの任用のところで、学校でも、例えばお休みになられた先生の手当て、手だてが、補強がなかなか間に合わない状況もやっぱりございます。ただ、これは、学校はフルタイムで行かなくちゃいけないというところがありますけれども、ここにつきましては、ある限られた時間の中ででございますので、それぐらいだったらいいと言ってくださる方がいらっしゃるんではないかということを頼みにしながら、進めていきたいなと思っています。おっしゃいましたように、短大生もなかなか2年という課程の中で非常に難しいんだということを理事長さんもおっしゃっておりました。看護大学もまたできましたので、少しまた広がってきたんではないかなと思いますけど、何とか確保してしっかりとこの事業に取り組んでいきたいなと思っています。以上です。
○7番(鳥飼幹男君) よろしくお願いします。結構です。
○議長(高田周儀君) 次に、10番佐々木敬敏議員に質疑を許します。
10番佐々木議員。
○10番(佐々木敬敏君) 質問をいたします。
通告しておりますのは、10款3項2目、それから3項3目と5項2目、3つを通告いたしておりますが、先ほど9番議員からありました運動部活動外部指導者活用についてでございます。
大体この事業の内容はわかりました。ただ、私も以前、一般質問をさせていただいて、文科省がこれをやっとるのは知っておりましたし、ことしから県と市が予算をつけてこういう形でやられるというのは非常にいいことだと思っております。
ただ、ここに書いてあります地域の専門的指導者を派遣して、運動部活動と、それから地域社会との連携を進め、運動部活動の活性化を図るということであります。直接予算には関係ないかもしれませんけども、以前、小学校のことについても質問をさせていただいて、教育長からは心地よい答弁をいただけなかったわけですけども、中学校はよくて、小学校はだめだということ、どうも納得できんわけです。特にことしは、国の10分の10じゃないし、本市も予算をつけてる。こういうことを考えれば、小学校の指導者も週2回とか3回とか、あるいはさっき言われました大きな大会、県大会、全国大会でも自費で参加されてるんです、全くボランティアです。非常に大変御苦労をいただいておるんで、中学校はよくて、小学校はいけないという理由がよくわかりませんので、そのあたりのことを一回お聞かせください。
○教育委員会事務局長(向井 正君) 佐々木議員の御質問にお答えします。
運動部活動外部指導者活用にかかわっての質問でございます。
この制度が小学校で活用できないかということですが、先ほどもおっしゃいましたように、これは県の補助制度を利用している事業でございますので、県の補助金交付要綱に基づいてやっているものでございまして、これを小学校にということは考えられないところでございます。スポーツ少年団の活動といいますのが、そもそも学校教育の外の活動でありまして、小学校保護者、賛同する者が集まり、主体的に組織運営される団体であるため、本制度の活用はないということでございます。指導者の方が本当によくやっていただいているということは教育委員会にも入っているところでございます。これらに対する直接な謝金等はなく、指導者の善意に助けていただいているところでございます。
ただし、活動の成果であります中国大会でありますとか、全国大会の出場の旅費を含め、補助金というもの、これは他市、他町を超えて十分な制度を設けております。それから、基本は活動に対する支援としておりまして、さきに議員からも御質問がありまして、それまで1団体当たり7,000円の育成費補助をしておりましたけれども、不十分ではありますが、1万円に値上げさせていただいた経過もございます。これら、スポーツ少年団への活動費補助、指導者の育成指導、全国大会出場補助、児童生徒全国大会等出場激励費など、これらをトータルで青少年のスポーツ活動に支援をしておるところでございますので、これら総合的な支援の中で、どうしたらいいのかというところを研究していきたいと考えております。
○10番(佐々木敬敏君) 小学校と中学校、システムが違うのは重々承知をしておりますけども、やはり市民の目から見たら、どこが違うんだよと、なかなか説明つかん。今みたいな答弁で、いわゆる公務員的らしい答弁になっちゃうんで、そうでなしに、やっぱり実態を踏まえてしっかりと支援をしてあげてください。
それから、中学校運営、監視カメラのことです。この予算を見たときに、ぱっと思ったのは、先般ありました中学校の窓ガラスが割られた件と関係あるのかなということで、質問通告をさせていただきました。
まず、これは中学校は全校を対象にされるのか、とりあえずお聞きしたいと思います。
○教育委員会事務局長(向井 正君) 佐々木議員からの中学校運営、監視カメラの設置についての御質問でございます。
先ほどお触れになりましたように、昨年に中学校のガラスが割られる事件が発生したということで、この事件を受けまして、ことしの1月、倉吉警察署より署長名で教育長に対し、犯罪の抑止効果を高めるため、市内の全中学校に防犯カメラの設置を求めるよう要望書が提出されたところでございました。河北中学校については既に防犯カメラが設置してあります。これを受けまして、残る4校に1校当たり4台の設置を考えておるところでございまして、設置方法、場所については、また警察の方ともよく協議して、効果の上がる場所に設置していきたいと考えております。以上でございます。
○10番(佐々木敬敏君) 効果の上がるということですけども、どのような、ここに書いてありますけども、学校機能の保全を図るとともに、生徒、教職員に良好な教育環境を確保するためということで書いてありますけども、大変な時代になったなと思います。
もう一つ聞きたいのは、小学校についてはどういう認識を持っておられるのかということ。それから、一番お聞きしたいのは、この運用といいますか、運営、これはどういうふうな、学校そのもの、あるいは警察機関等が例えば定期的にチェックするだとかというようなことをやられるのか、その辺お聞かせください。
○教育委員会事務局長(向井 正君) 引き続き、小学校についてはどうかということでございます。
小学校につきましては、これまでこのようなガラス窓を壊されるというような事件は発生しておりませんが、不審者という対応から、学校のほうから要望があり、どこどこということは今記憶しておりませんけれども、カメラを設置しているところはございます。それから、新しく建てかえになった成徳小学校にも防犯カメラを設置するようにしておるところでございます。
○教育長(福井伸一郎君) 運用の件でございます。それを随時、警察とチェックするということは考えていません。何かあったときということでございます。
○議長(高田周儀君) 10番佐々木議員、4回目です。
○10番(佐々木敬敏君) 何かあったときということで、その程度にしていただきたいなというふうには思いますし、小学校も随時、結構割とどの学校行ってみても、勝手に入りやすいですよね。入るところいっぱいある。そのあたりのことを考えれば、そういう時代になったのかなとも思いますので、しっかりそのあたりの対応もやっていくべき時代になったかなと、いいことじゃないけども、仕方がないかなという割り切りをせないけんなと思っておりますが、それにしても、中学校のカメラの運用には十分配慮をしていただきたいなと思います。また、ほかのいろんな問題が出てきますから、プライバシー云々というような話も出てきますんで、そのあたりのこともしっかりと誤りのないような運営、運用をしていただきたいなと思います。
○総務部長兼防災調整監(矢吹房生君) 段塚議員の御質問にお答えいたします。
初めに、合併特例債でありますけれども、議員御指摘のとおりの内容でございます。
学校再編に伴います財政計画への普通建設の主な事業でございますけれども、細かく内訳のほうもということでよろしいでしょうか。学校再編に伴いまして、上小鴨、小鴨小学校、屋外運動場等の整備におきましては7億6,192万円……。
○17番(段塚廣文君) 総務部長、個々はええ。
○総務部長兼防災調整監(矢吹房生君) 個々はいいですか。
○17番(段塚廣文君) 何年に何ぼ組んであるかというのを、総額で言ってもらえばそれでええ。個々については、また委員会等で聞ける場面があるから。
○総務部長兼防災調整監(矢吹房生君) 失礼しました。平成30年度、31年度合わせまして8億5,600万円でございます。以上でございます。
○17番(段塚廣文君) 財政状況、わかりました、大まかに、基本的なことも、市長の考えも。ただ、私はあえて財政計画を質問したのは、市長が何ぼ頑張っても、やっぱり財政認識して、議会も協力せないけんところはせないけん。ですから、今厳しい状況の中の財政、どう捉えて、我々はどういう行動していかないけんかということもあると思う。それから、やっぱりこれで、変に財政運営が誤ったために、将来に負担を、誤った負担をかけるということがあってはならんという意味で聞かせていただきました。また、残余については、委員会でまた聞くこともあろうかと思いますが、健全な財政運営にひとつ努力をしていただきたい。そのことをお願いして、終わります。
○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
それでは、次に、第2条、債務負担行為から第5条、歳出予算の流用まで、一括して質疑を求めます。
質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
以上で議案第12号 平成29年度倉吉市一般会計予算についての質疑は全部終了いたしました。
次に、議案第13号 平成29年度倉吉市国民健康保険事業特別会計予算について質疑を求めます。
質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
次に、議案第14号 平成29年度倉吉市介護保険事業特別会計予算について質疑を求めます。
質疑の通告がありますので、発言を許します。
2番
朝日等治議員。
○2番(朝日等治君) 議案第14号 平成29年度倉吉市介護保険事業特別会計予算について、質疑をいたします。
この特別会計の歳入歳出予算は51億6,392万1,000円ということであります。この特別会計の当初予算でお聞きしたいのは、昨年の6月でありましたけども、一般質問をさせていただきまして、高齢者の自動車運転免許証の返納に伴う定期券の割引制度、運賃優待助成制度についてであります。
この制度が始まったのが平成18年度からで、平成27年において、本市、この定期券の販売価格が2万5,700円で、他市においては2,000円、2万5,700円と2,000円、こんなに開きがあった。本市でも他市を例に優遇助成制度を導入してみないかというような質問をさせていただきました。その際、非常に意味のある取り組みだと思うので、十分検討するだとか、ほかの自治体の取り組み状況をよく分析するとか、こういった御答弁をいただいております。
それで、その2万5,700円の定期券、2,000円にされた自治体の例、これは一般会計から1万5,990円を充当され、この介護保険事業特別会計の予算書でいきますと3款の地域支援事業費、1項介護予防・日常生活支援総合事業費、この辺から充当されておられました。その額が7,710円。それで、そういうふうに6月の一般質問で前向きな御答弁をいただいておりましたので、平成29年度の当初予算において、この制度導入に向けて予算編成がどのように措置されているのか、これが聞きたくて介護保険事業特別会計のほうで通告をしておりますので、検討の経過から、まず教えていただきたいと思います。
○福祉保健部長(涌嶋祐二君) 朝日議員の質問にお答えいたします。
免許証返納に伴う高齢者に対するバスの運賃の優待助成制度についての御質問でございます。
この制度の活用につきまして、介護保険事業の地域支援事業を活用して補助を行っている自治体のことを例に出されて、検討のことをお聞きになってますが、まず初めに、この介護保険事業の地域支援事業において、この助成制度を活用するということはちょっと制度上できないということがございます。例に出された、しておられた自治体もあったようですけれども、地域支援事業には該当しないということで、介護保険事業からの助成はやめられているということでございます。この優待制度につきましては、そういうわけで、介護保険事業では該当できませんので、するとすれば一般会計での対応になるものと考えております。
○2番(朝日等治君) 議長、2番。この特別会計で充当するのは、この事業の対象にならないということで、予算の計上がないということですね。
一般会計の2款の交通対策費のところでも、これは福祉保健部長に聞いてもしようがないですけど、こちらでも計上がなかったわけですが、福祉保健部長、改めて聞きますけど、この2万5,700円の定期券の優待割引制度は、じゃあ、平成29年度はないということでよろしいでしょうか。
○福祉保健部長(涌嶋祐二君) 現在のところは、平成29年度では予算措置はしてないということです。今後につきましては、ほかの関係課とも協議して、その制度については引き続き、検討していきたいと考えます。
○2番(朝日等治君) よくわかりました。
委員会でもまた確認をさせていただきたいと思いますので、以上で終わります。
○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
次に、議案第15号 平成29年度倉吉市後期高齢者医療事業特別会計予算から議案第26号 平成29年度倉吉市上北条財産区特別会計予算まで、計12件を一括して質疑を求めます。
質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
次に、議案第27号 平成29年度倉吉市水道事業会計予算について質疑を求めます。
質疑の通告がありますので、発言を許します。
14番福井康夫議員。
○14番(福井康夫君)(登壇) 議案第27号 平成29年度倉吉市水道事業会計予算について、質問をいたします。
来年度の水道事業会計の当初予算は12億1,245万円で、これは昨年比マイナス1,246万円、1%の減となっています。飲料水の総配水量は、給水人口の減少と節水などで、来年度は580万立米と多少減少傾向だと受けとめています。今倉吉市の財政力指数は、普通会計ベース、当初予算で経常収支比率、先ほどありましたけども、99.6%。そして、実質公債費率13.1%といった財政状況と比較した中では、水道局、業務実績として、職員33名、臨職5名の方々を含め、この体制、38名のもとで、職員1人当たりの営業収益は約2,500万円であり、そして、給水収益も約2,200万円などで、順調であり、おおむね努力されていると思われます。決算などによる水道事業の経営分析でも、財務比率、収益率、回転率など、経営の安定性も現状では見られます。そうした状況を踏まえて、水道局長にお尋ねいたします。
今水道局の庁舎基本設計業務を終え、昨年11月24日に全員協議会で説明をいただきました。しかし、まだ方針が決まらず、地質調査や実施設計には入れておりません。この3月議会に、平成38年を軸とした経常損益の赤字となる収支見込みを出されましたが、これからまだ庁舎の建てかえ、また、集中監視装置の更新、そして、昨年10月21日の震災などに対する災害に強い水道施設の整備が求められます。そうした点を踏まえながら、資本的収支のうち建設改良費として、配水管の工事費は今後おおよそ2億2,000万円程度が見込まれております。そして、新年度のこの配水管布設工事は12カ所で平成29年度1,819メートル予定されております。この庁舎の建てかえ、集中監視装置の取りかえなど、大規模な支出が見込まれる中、水道事業の重点施策のうち、特に災害の教訓から緊急性のある課題について、どのように把握されているのか、この点だけ水道局長にお尋ねいたします。
最後に、お聞きしますと、本年度末で退職とのことであります。私からもこれまでの御功労に感謝を申し上げます。
○水道局長(池田弘之君)(登壇) 福井康夫議員の御質問にお答えします。
水道事業の現況についてお話しをいただきまして、水道事業については、経営成績としては黒字を続けているところでございます。15年後までの経営計画の収支計画の中で、平成38年で経営成績としての赤字が見込まれているということも御説明をいただいたところでございます。
その中で、今後の投資計画というものは重要なことでございますが、災害、震災を捉まえてどう考えているかということではございますが、まず、災害の教訓ということでございますと、水道はとまりましたので、市民の方に大変御迷惑をかけたと思っております。水道というのはライフラインでございますので、すぐさま水が出ないということについては、大変な状況だったと思います。お風呂も入れませんし、今は水洗トイレがほとんどでございますので、避難所に避難するしかなかったというのが現状であったと思います。これの復旧には3日程度かかっております。その程度でおさまってよかったなと思っておりますが、平成29年度の予算の中で、どのように考えているかと申しますと、現状の施設が老朽化しておりますので、これについては、更新をする必要があると考えております。それから、人口減少をしている中で、使用される水の量というのが減ってきておるわけでございます。これは議員さん御指摘のとおりでございます。これについては、施設の規模をどのように見通すかということを考え合わせて更新をする必要がございますし、あわせて、耐震化を進めるというようなことになろうかと思います。このような計画を平成29年度、それから30年度を通して、2カ年で投資的な計画をまずつくって、あわせ持って財政計画もつくるというのが2カ年の事業計画でございます。これが重点施策の骨になると考えております。何とか清浄にして豊富、低廉な水を継続的に続けるには、こういう計画を立てて進めるというのが必要なことだろうと考えております。
先ほど退職のこともちょっと言われましたけども、水道事業はライフラインとしての重要な施設でございますので、引き続き議会なりを通して住民の方に現状をお知らせし、将来的な計画についても、議会サイドで十分に御審議いただいて、避けて通れない問題としては料金の問題というのが少なからず出てくると思いますけども、十分な御審議を経た上で、継続した水道事業を続けていきたいという思いでございます。
最後に、壇上での答弁を認めていただいてありがとうございました。(拍手)
○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
次に、議案第28号 倉吉市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動用自動車の使用等についての市費負担に関する条例の一部改正についてから議案第35号 倉吉市特別医療費助成条例の一部改正についてまで、計8件を一括して質疑を求めます。
質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
次に、議案第36号 倉吉市立保育所条例の一部改正について質疑を求めます。
質疑の通告がありますので、発言を許します。
3番佐藤博英議員。
○3番(佐藤博英君) 3番。議案第36号、保育所条例の一部改正です。
これについては、中身は要は保育所をいわゆる指定管理者に業務を委託するということができるようにした条例内容だと思います。2月に一応そういう説明、そこまでの説明はなかったかな、今後のスケジュールということで提示され、そして、アンケート結果の概要についてもありました。保育所を指定管理にするということがいいのかどうかという問題があります。そういう意味では、条例を出すに至った経過も含めて、もう一度、今後の予定も含めて、御説明いただければと思います。
○福祉保健部長(涌嶋祐二君) 佐藤議員の質問にお答えいたします。
指定管理、今回条例を出すに至った経過、それから、今後の予定ですけども、現在、財政上もですけども、やっぱり行政としてはスリム化を図っていく必要はあると思いますし、そういった中で保育所というのは民間でも十分にされているところもありまして、民間でできるところは民間に委ねていきたいというところはございます。そういった意味で、公立保育所も民間の指定管理者制度を導入できるようにということで、今回の条例改正を提案しているものでございます。
それから、予定につきましては、平成29年7月から指定管理者への引き継ぎに入りまして、9カ月間、準備期間の引き継ぎ期間を設けまして、その後、30年4月から指定管理に移行したいという予定にしておるところです。
○3番(佐藤博英君) 大体私は、条例と、こういう予算、これは民生費の3款2項2目の保育所運営で、公立保育所の再編を推進するため指定管理者制度による公立保育所のことを云々という、条例と予算が同時に出てくること自体、本来はあんまりどうかなと。地方自治法上はそんな問題はないのかもしれませんけども、本来は条例を制定して、周知期間も含めて、また次の議会に予算を出すというのが普通です。本来は私は次の追加補正にこういう民生費なんかは出してもいいのかなと、そう思います。
それはそれとして、2月に出されたアンケート、これによれば、例えば倉吉西保育園のアンケート調査、全部で、これ、20人ぐらいですね、回答してます。民間委託は市の方針なので、何とも言えない、これ、5人。民間委託に不安はあるが期待したいというのが8人。やむを得ないという人も3人いる。でも、2人の方は賛成できないというアンケート結果になっています。それでもやっぱりそういう不安を抱いている人がおる。上井保育園については、そもそも民間委託すること、指定管理すること自体に賛成できないというのが17人、38.6%。2月の議員懇談会のときも、これで、これだけの理解のレベルで指定管理にしてしまっていいのかという議論がありました。これは、昨年の9月から10月の段階でのアンケートです。ただ、私はやっぱり保護者の納得が要るんじゃないかと思うんです。何でこんな急ぐのかなと。別に指定管理、条例出して、それを可決して、それで、それからでも、7月から準備に入るから早くしたいということはあるのかもしれませんけども、余りに何か私は焦っているような出し方だなと思います。もっともっと保護者への理解が必要だと私は思いますけれども、いかがですか。
○福祉保健部長(涌嶋祐二君) まず、再編について焦っているのではないかということがありましたけども、これは説明の中でずっと、この日程は、初めは平成29年4月から移行期間を設けて、引き継ぎ期間設けて、30年4月にということで、計画に沿って進めているものでございます。ただ、震災の関係で、ちょっと意見交換ができなかった時期もありますので、移行期間の開始を7月に下げて行わせていただきたいというものでございます。
それから、アンケートのことがございました。これは、昨年の10月に保護者にアンケートを行いまして、先ほど議員がおっしゃったとおりの結果でございました。特に上井保育園についていえば、その後も保護者の役員会、それから、1月には市長との保護者の意見交換会等で丁寧な説明を行ってきたところでございます。それで、保護者は今の公立の保育所から民間の保育所にかわられるということで、保育士とかもかわりますので、そういったことに対して、乳幼児の心の不安であるとか、精神的な負担をというのを心配されておられます。その指定管理者制度の導入に当たりましては、その不安とか負担軽減を図るために、保護者の意見を踏まえた保育サービスや環境を整えるように、協定を締結後においても引き続き、保護者、それから受け手、事業者、それから行政が綿密な連携を行うこととしております。さらに、指定管理者制度の導入に伴うことによる募集要項の案ですとか、それから業務の仕様書についても、これは保護者に示しまして、その意見を踏まえた内容とするように話し合いを重ねてきたところでございます。今回のこのスケジュールについても、保護者との、このスケジュールで進めるということの理解は得ながら進めているところでございまして、話し合いは引き続きずっと継続していくものであります。なかなか全ての保護者の賛同を得るということは難しいとは思いますけれども、意見交換を重ねて、この提案のスケジュールによる実施について、ずっと確認をとりながら進めていきたいと考えているところでございます。
○3番(佐藤博英君) 3番。私はやっぱり理解と納得の上で、こういうことは進めるべきじゃないかなと。学校再編のこともありますけれども、今回は指定管理ですから、あんまり関係ありませんけども、やっぱり大方の保護者が納得されんと、本当はこういう進め方するのはどうかなと思います。
それから、こういう条例が通って、これから、なら、ほかの保育園もいわゆる指定管理に、民間でできるところは民間でと今おっしゃったので、そういうところがあるとすれば、これからもこれをどんどん進めていくのかというところをまず一つ伺います。
○福祉保健部長(涌嶋祐二君) 今現在は、この指定管理、民間委託につきましては、やっぱりその地区にほかに選べる保育園があること、それから、民間が受けていただけるような状況にあるところということで、上井保育園と倉吉西保育園を現在はしようとしているところでございまして、また今後については、今のところはまだ白紙でございます。またその状況等を見ながら、そこのところは考えていきたいと考えます。
○議長(高田周儀君) 3番佐藤議員、4回目です。
○3番(佐藤博英君) これで終わりにしますけれども、どっちみち可能性があれば民間に渡していく、指定管理にしていくということだと思います、可能性があればね。ただ、公立をなくす、ほかの市町村でもあるんです。国がそういう方針で来てますから、どうしても統合したり、それから、民間に委託したりということはどんどん今進んでます、確かに。行政のスリム化ということを言いますけれども、でも、行政の役割も私、あると思うんです。全部渡してしまうという方向ではなくて、やっぱりその地域地域には公立は一つは要るよと、そこで保育の質というのは、特に公立の場合は、50代から20代まで、保育士さんというのはずっと引き継ぎをしながらやってきます。今保育士不足もありますから、ちょっと若い年齢にはなっとるのかなと思いますけど、ただ、私立が、それが本当にできるのかというと、そういう保育を熟練した保育士が指導しながらやっているのは、やっぱり公立がそういう役割を担っているのかなというふうに、質の問題でね。だから、やっぱりそこは私は公立というのは必ず残していってほしいなと思います。以上で終わります。
○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
次に、議案第37号 市道の路線の認定についてから議案第39号 倉吉市高齢者生活福祉センターの指定管理者の指定についてまで、計3件を一括して質疑を求めます。
質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
次に、一昨日、追加上程されました議案第40号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第13号)について質疑を求めます。
17番段塚議員。
○17番(段塚廣文君) 補正予算(第13号)について、質疑をいたします。
個々の予算科目を質疑するものでありませんが、第2表、繰越明許費について、質疑をいたします。
今回の第13号までの補正予算の中で、あれは地震後の専決処分が第6号だったかな、5号かいな。まあ、ええ。それ以来もう目まぐるしく補正予算が組まれた。それで、繰越明許費も移動があった、当初予算から減額したり、また上げたり、中には消えたのもある。それで、繰越明許費は総額幾ら繰り越すことになるか、まず聞きたい。
○総務部長兼防災調整監(矢吹房生君) 3月追加補正に伴います繰越明許費の合計額でありますけれども、31億6,000万円余でございます。
○17番(段塚廣文君) 何ぼ、数字をちゃんと言えや、数字を。
○総務部長兼防災調整監(矢吹房生君) 繰越明許費、改めて申し上げます。31億6,087万3,000円であります。
○17番(段塚廣文君) そうですね。一般会計で31億6,087万3,000円。47件あるな。特別会計は。まあ、ええわ。わかりゃあ、言ってください。
○総務部長兼防災調整監(矢吹房生君) 失礼いたしました。特別会計でありますけども、34億1,869万2,000円でございます。間違えました、合わせて言ってしまいました。下水道事業特別会計でありますけども、まず、2億4,539万3,000円、それから、集落排水事業特別会計でありますけれども、1,242万6,000円であります。
○17番(段塚廣文君) 3回目もなったか。
○議長(高田周儀君) 今が3回目です。
○17番(段塚廣文君) わかりました。
そうですよ。一般会計、特別会計合わせて約34億1,800万円な、すごいですよ、繰り越し。それに、平成29年度の総予算が約276億5,000万円、これプラスしたらすごい金額。職員が大変だでということを言いたいわけだ。通常の業務をこなしながら、繰り越したのが約34億円もある。当然数字を押さえとるということは、総務部長、財源も押さえとるわけだな。まあ、ええわ。一々聞けば時間がかかる。
一般会計だけで市債が14億8,100万円余、すごいですよ、起債が今回。これはすぐにはあれだけども、後年度にやっぱりこれはじわっときいてくる。だから、非常時だ、市長が言われる非常時。だから、対応するためにはこれぐらいのことが、こういう財源措置も必要だと、事業もあれだけどということをまず言いたい。
それで、もう一つ言いたいのは、それこそ当初予算に対して12月に追加補正が出とるわけだ、災害復旧のな。それから、1月の臨時議会、2月の専決、それから3月補正で、今回の追加補正まであった。一つの事業について、3回ぐらい変わっとるのがあるな、3回ぐらい、減額したり、下がったり。それで、それが顕著なのは、あれですよ、所管の分はええ、所管の分は。建設部、教育委員会、どういう動きで、わからん、何回もだけ、もう、事業が動いてわからん。でも、担当部長ぐらいは把握はしてあると思うだ。若干の説明を加えてもらえんだらあか。一つの例でいうと、公共土木施設補助災害復旧事業、震災関連、12月追加で8,300万円、1月臨時会で700万円、3月の補正で2,554万9,000円減額しとるわけだ。こういうことで繰り越しましたけども、査定後、減額はこれぐらい出ましたというようなことだと思うで、俺は。だけど、所管のそれぞれ部長、産業環境部と総務部はよろしゅうございます。そのほかの所管で、もうこういう目まぐるしく動いとるのは、ちょっと説明を加えてほしい。農林課なんかでも、所管だけ、ええけど、農林課は、1億1,190万円ぐらい補正組んで、3月には4,419万円ぐらい減額しとるだ。それは査定があったり、事業の確定があったりして、そうなるかもしれんけど、所管は聞きますけども、ちょっと建設部、それから教育委員会か、説明を加えてください。
○建設部長(石賀祐二君) 段塚議員からの御質問にお答えいたします。
公共土木施設補助災害復旧事業、震災関連につきまして答弁をさせていただきます。
12月の追加補正によりまして8,300万円の繰り越しを上げさせていただきました。当初、これは年度内執行なしのものでございます。続いて、1月の臨時議会におきまして700万円、これは査定に対しまして700万円の増額で査定を受けるために増額をさせていただいております。3月追加補正、このたびで2,554万9,000円減額をさせていただいております。これは査定の額の確定、それと、発注しております工事の前金の支払い、請求による支払い、それから、応急工事の完成部分がありますので、年度内執行を除いたところで2,554万9,000円を減額させていただいておるところでございます。以上でございます。
○17番(段塚廣文君) それ一つか、えっとあるで、建設部は。
○建設部長(石賀祐二君) 特別会計ですか。
○17番(段塚廣文君) いや、そのほかも建設部はあるだらあ。
○建設部長(石賀祐二君) 動いた分で。
○17番(段塚廣文君) 数字が動いたの。
○建設部長(石賀祐二君) 動いた分ですね。
○17番(段塚廣文君) ちょっと理由は言ってもらわないけんで。年度内に支払った分がある、あるいは査定で減額になったとか、大まかな。
○建設部長(石賀祐二君) 額の変更があった分は、一般会計では以上だと思います。特別会計のほう、下水道事業の公共下水道施設災害復旧事業についてですが、12月の追加補正で、1億9,500万円繰り越しの額を上げさせていただいております。このたびの3月の追加補正で、これは査定額の確定に合わせまして、210万円余の額を減額させていただいております。続いて、集落排水事業、農業集落排水処理施設災害復旧事業、これも12月追加補正で1,281万7,000円を上げさせていただいております。これも、査定の額の確定で387万円減額をさせていただいております。以上でございます。
○17番(段塚廣文君) 公共下水道があるで、公共下水道が。公共下水道があるで。
○議長(高田周儀君) 答弁。
○教育委員会事務局長(向井 正君) では、教育委員会のほうの繰り越しについて、動いたところでございますが、体育施設の復旧のほうが12月に1億7,617万1,000円ということで計上しておりましたが、その後、全体の被害額が出てきましたので、1月の時点で、1月補正で3億9,396万9,000円ということで増額をしておりましたが、その後、国の災害査定を受ける中で、事業額が縮小しましたので、最終的には3億4,378万1,000円ということにしておるところでございます。それが主な、2回動いたものでございます。
○17番(段塚廣文君) さっき教育委員会事務局長が言った体育施設、12月に1億7,617万1,000円繰り越したな。
○教育委員会事務局長(向井 正君) はい。
○17番(段塚廣文君) 1月に2億1,779万8,000円繰り越したな。
○教育委員会事務局長(向井 正君) はい。
○17番(段塚廣文君) それから、3月は約5,000万円減額しとるわけだ。
○教育委員会事務局長(向井 正君) はい。
○17番(段塚廣文君) これは、5,000万円は主なものはどういうこと、査定で落ちたか、全額査定ですか。
○教育委員会事務局長(向井 正君) はい。
○17番(段塚廣文君) 5,000万円。そうですか、わかりました。
面倒かけたが、繰越明許費が目まぐるしく動いとるわけだ。確認して計算するに追いつかん、我々では。それで、聞いたわけだ。よく掌握しておられました。ありがとうございました。
それで、最後に、誰か一般質問したと思うだけど、平井知事が激甚災害の指定をほのめかされた、新聞も読んだ、私は。市長、見込みはどうですか。指定になれば、この財源が余裕ができる。期待しとるわけだけど、まだわかりませんか。
○市長(石田耕太郎君) 激甚災害の指定があれば、補助のかさ上げ等が期待できるわけですし、いろんな面で世間の見る目も変わってくる、そういうことも波及効果としてあるんじゃないかと思ってまして、できるだけ可能であれば、激甚災害の指定を受けたいなと思ってます。本激はちょっと難しい状況でありますけれども、局激については、もう少し頑張れば何とか手が届く状況ではないかなと思っていまして、これは災害査定という手続を経なければいけませんので、今その何とか見通しが立つ努力をさせていただいているところです。少し時間をまだ要す状況であります。努力をしていきたいと思っています。
○議長(高田周儀君) 17番段塚議員、5回目です。
○17番(段塚廣文君) 5回目、終わるけえ。
いや、わかりました。
それで、最後ですが、言いたいのは、6月のいわゆる繰越明許費の計算書、6月定例会出ますよ、これはもう義務づけられたんで、法律で。それぐらいまでにはめどがつくでしょ。6月。それから、つかんでも、繰り越した分の数字が変わってくるわな、繰越計算書ではね。わかりました。期待しております。終わります。
○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
次に、議案第41号 平成28年度倉吉市下水道事業特別会計補正予算(第7号)及び議案第42号 平成28年度倉吉市集落排水事業特別会計補正予算(第6号)の計2件を一括して質疑を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
次に、議案第43号 倉吉市国民健康保険条例の一部改正について質疑を求めます。
質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
次に、議案第44号 工事請負契約の締結についての議決の一部変更について質疑を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
続きまして、請願第1号 テロ等組織犯罪準備罪(共謀罪)の創設に反対する意見書提出について、紹介議員に対する質疑を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたしました。
ここで、留保されていました17番段塚廣文議員の質疑を再開いたします。
まず、答弁を求めます。
○教育委員会事務局長(向井 正君) 段塚議員から御質問をいただいて、聞き取り等、非常に不十分であって、資料が不十分なものしか提出していなかったということで、大変失礼をいたしました。おわび申し上げたいと思います。以上です。
○17番(段塚廣文君) おわび申し上げるといったって、質問はせないけんけえ、しますがな、これは質問留保しとったです。それで、議長と副議長が調整して、どうすればいいのかという話で、議長、副議長を入れて2回協議しました。1回目は3月13日、ただ、そこでは明快ではないということで、けさ、15日の朝、議長室で議長、副議長交えて、資料を再度出していただいて、おおむね理解をした。
ただ、そのときも話したんですが、もともとは、この小川記念館の整備事業、事業費等も一くくりにしてあった、一くくりに。総額で2億1,461万5,000円、それから、平成27年から28年、29年、30年、これは年次で事業費が割り振りしてあった。その総額の事業費も数字が違っとった。だから、年次割り振りも違うわけだ。平成28年は8,767万7,000円の事業費だったものが989万9,000円、これが実態、実績で押さえとる。というように数字が、年次別も変わったし、総額も変わってきとる、こういう実態が出てきた。それから、一くくりにしてあった事業も、4つ、やっぱり柱があるだ。大きい事業費で2億何ぼに一くくりしてあるけども、建造物保存修理、建造物公開活用、名勝保存処理、公開活用整備と、こういう4つの柱。これらもこれまでの議会にはそういう資料は出てなかった。それから、交付申請から不幸にも1人亡くなられた、代表が。それからの事務処理の仕方、これだってちょっと時系列を追って見ると不明瞭な、不適切な面もあった。いろいろ項目ごとに上げれば時間がないから上げませんが、正副議長も確認しとる、これは。
それで、きょう朝、正副議長と協議したのは、きょう、最終的な資料をいただきました、経過も含めて、事業費も変更前、変更後で比較したものを出して、資料として。それで、了解します、これで、私は。ただ、私と正副議長だけが了解しとったっていけん話だ、これは。それで、議員がやっぱり共通認識を持たないけん、私は思います。それはなぜかというと、今度の平成29年度の予算にしても、当初の29年度予算は6,900万の事業費だった。これが今回予算計上してあるのは1,200万円というように、市の補助対象は300万円か、というふうに直ってきとる。当初の計画に対して、ことしの予算計上額も比較の表で出てきとる。だけ、理解できました、それは。ただ、この小川家住宅の整備事業は、平成28年から30年までとしてあった、期間も。それも今回、2月の10何日か、議員懇談会で資料を出されたのは、平成31年までとなっとる。もとは平成30年までの基本で議会に資料も出されとった。これが平成31年まで1年間延びとる。そこらも、それなりには、震災があったりして理由はあるけども、基本が変わってくるんだから、そこらもちゃんと説明する、議員にですよ、全員に。そういう意味で、議長は全員協議会で議員にも説明する機会を与えるということで、話がけさできまして、したがって、さき方、全員協議会を開いて、議長がそういう場の設定を提案されましたんで、これ以上は、項目ごとの質問はしませんけども、全員協議会の説明に任せたい。その席で教育委員会は丁寧に説明してほしい、それだけです。
ただ、教育長、やっぱり教育委員会の責任者はあんたですよ。やっぱりそれこそ財政規律ですよ。きちんと把握して処理されないけません。苦言を呈すようなけど。一言あってしかるべきだと思います。
それから、もうこの問題は切りますが、議長ね、この間、9番議員が議事進行した、議事進行。45分の時間を無駄に過ごしたみたいな内容だった。しかし、この質疑というのは、現に議題になっている事件に対して疑問点を資するものでなけにゃいかん。そして、自己意見を述べることはできないとなっとる。だから、出てきた案件を審議するわけだ。明確に答弁がないものを、時間が長いからって批判するいわれはない。それは明確な答弁がなくて、テレビも入っとるし、納得いかなければ、議員として、45分だらあが、2時間だらあが、半日だらあが、それは正確に求めますよ。そういう意味で、質疑というのは、私はそういうものだと思っておりますので、以後も続けるつもりだ、納得いくまでは、議員として、それが職務だ。時間が45分たったからといって、指摘されるべきものじゃないと私は思っとる。あえて言わせてもらう、最後に。大きなお世話というもんですよ。終わります。
教育長、一言ありますか。
○教育長(福井伸一郎君) ただいま段塚議員の質問がございました。
小川記念館事業の経過についての大きな話は、議員懇談会ではお話をさせていただきました。いろいろと地震、そしてまた、御当主の事故がありましたので、動きがありました。そのあたりのところを明快にきちっとお知らせをしていくことが私たちの務めでございますけれども、それを伝え切れる状況になかったということもやっぱり一つありましたけども、わかりましたので、これについて説明をさせていただくというふうにしたいと思っています。大変御迷惑をおかけいたしました。(由田議員「議長、議事進行」と呼ぶ)
○議長(高田周儀君) 9番由田議員。
○9番(由田 隆君) 本来、議員はこの議場で発言したことには責任を持たなければなりません。今17番議員があえて9番議員ということで、45分間の中断のことを言われました。議長、議事整理の中で、議長が、あなた、この議場で公の時間、議事整理期間中に私がこの場で17番議員の発言に対して、45分間中断させたこと、この議場で一言たりとも発言しましたか。議場外、時間外の話を今されてます。私が発言しておるときに、発言しているときに、それは一般質問だというやじは17番議員から何度もいただきました、議場内で、時間内で。それは議員の発言は、たとえやじであっても、その責任を問われるというのはあります。係る45分間のことは、議場の外で、あるいは時間外、もう議会が閉会した後の話を今ここで持ち出されとるわけでありまして、非常に心外であります。議長ね、今の発言、しっかり精査していただいて、私は発言の撤回、あるいは削除を求めておきたいと思います。
○議長(高田周儀君) 今の段塚議員の発言については、精査させていただきまして、事後に処理をさせていただきたいと思います。(段塚議員「ちょっと、議長」と呼ぶ)
17番段塚議員。(「もうええ」と呼ぶ者あり)
○17番(段塚廣文君) もうええことないわ、何言っとるだいや。(「いけん、いけん」と呼ぶ者あり)議事進行でやったでしょう。議事進行でやったでしょ、時間内でしょ。議事進行といって議長、認めたでしょ。会議しまってからでしたか。議事進行といって挙手して、議長、許可してしゃべらせたでしょ。時間外ですか、あれが。
○議長(高田周儀君) そのことも含めて精査をして、事後、処理をさせていただきたいと思います。
日程第2 付議議案の委員会付託
○議長(高田周儀君) 日程第2、付議議案の委員会付託を行います。
先ほど質疑を終結した諸議案は、審査のため、お手元に配付しております議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
また、議長において受理した請願・陳情については、既に配付しておるとおりであります。これもそれぞれ所管の常任委員会に付託いたします。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。よって、議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。
ここで、常任委員会の開催について御連絡いたします。
各常任委員会とも3月16日午前10時及び17日午後1時開会であります。開催場所は、総務経済常任委員会は議会会議室、建設企画常任委員会は第2会議室、教育福祉常任委員会は第3会議室であります。
以上で、本日の日程は終了いたしました。
あす16日から22日までは委員会審査等のため休会とし、次の本会議は3月23日午前10時から会議を開くこととして、本日はこれをもって散会いたします。
午後4時28分 散会...