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平成30年 3月定例会(第7号 3月22日)

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  1. 米子市議会 2018-03-22
    平成30年 3月定例会(第7号 3月22日)


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    平成30年 3月定例会(第7号 3月22日)          平成30年米子市議会3月定例会会議録(第7号) 平成30年3月22日(木曜日)              ~~~~~~~~~~~~~~~                         平成30年3月22日 午前10時開議 第 1 議案第5号~議案第42号 第 2 陳情第71号・陳情第72号・陳情第75号 第 3 閉会中の継続審査について 第 4 議案第43号 財産の無償譲渡について     議案第44号 損害賠償に係る調停の受諾及び損害賠償の額の決定について 第 5 議案第45号 教育委員会教育長の任命について 第 6 議案第46号 教育委員会委員の任命について 第 7 諮問第 1号 人権擁護委員候補者の推薦について 第 8 議案第47号 米子市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について     議案第48号 米子市議会議員政治倫理条例の一部を改正する条例の制定につい            て     議案第49号 地方自治法第180条第1項の規定による議会の権限に属する軽            易な事項の指定について 第 9 議案第50号 所有者不明の土地利用を求める意見書の提出について
    第10 議会運営委員会の報告について              ~~~~~~~~~~~~~~~                本日の会議に付した事件 議事日程第1・第2 追加日程 閉会中の継続審査を求める動議 議事日程第3~第10              ~~~~~~~~~~~~~~~                 出席議員及び欠席議員 第1号(2月27日)に同じ              ~~~~~~~~~~~~~~~                 説明のため出席した者 市長        伊 木 隆 司       副市長      伊 澤 勇 人 教育長       北 尾 慶 治       水道局長     細 川 庸一郎 総務部長      菅 原   朗       企画部長     大 江 淳 史 ふるさと創生推進局長              市民人権部長   長 井 仁 志           門 脇   功 福祉保健部長    斉 下 美智子       経済部長     大 塚 寿 史 建設部長      錦 織 孝 二       下水道部長    矢 木 茂 生 淀江支所長     足 立 新一郎       会計管理者    政 木 人 巳 教育委員会事務局長 岩 崎   豪       財政課長     辻   佳 枝              ~~~~~~~~~~~~~~~                 出席した事務局職員 第1号(2月27日)に同じ              ~~~~~~~~~~~~~~~                午前10時00分 開議 ○(尾沢議長) これより本日の会議を開きます。  この際、御報告申し上げます。  本日の会議に説明のため出席を求めた者の職氏名は、お手元の報告書のとおり御了承願います。  なお、本日の議事日程は、お手元に配付しております日程書のとおり行いたいと思います。              ~~~~~~~~~~~~~~~              第1 議案第5号~議案第42号              第2 陳情第71号・陳情第72号・陳情第75号 ○(尾沢議長) それでは、日程第1、議案第5号から第42号までの38件並びに日程第2、陳情第71号、陳情第72号及び陳情第75号の3件、以上41件を一括して議題といたします。  これより41件の議案並びに陳情について、各委員会の審査報告を求めます。  初めに、三穂野総務文教委員長。 ○(三穂野議員)(登壇) 総務文教委員会審査報告をいたします。  当委員会に付託されました議案6件及び陳情1件について、去る13日に委員会を開き、審査いたしましたので、その結果を報告いたします。  まず、議案第5号米子市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について、議案第6号米子市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第7号米子市被災者住宅再建支援金交付条例の一部を改正する条例の制定について、議案第8号米子市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について、議案第9号米子市職員の退職手当の支給に関する条例等の一部を改正する条例の制定について及び議案第10号米子市職員の勤務時間、休暇等に関する条例及び米子市技能労務職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、以上6件の議案については、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、陳情第72号医療機関診療録開示請求手数料に係る指針について陳情については、初めに、賛同議員である土光議員に賛同の理由について説明いただき、審査を行いました。委員からは、診療緑、いわゆるカルテは、患者自身の情報でもある。それにもかかわらず、その開示請求に対して高額な手数料を求める医療機関があるため、厚生労働省に対して医療機関におけるカルテ開示に係る手数料の実態調査を行い、その上で、手数料の基準を定めることを求める意見書を提出するという本陳情の内容に賛同するとの採択を主張する意見がありました。一方、カルテの開示請求の実態について、市内の医療機関を調査したところ、開示請求に対する関係資料の整理には非常に慎重な手続を要し、担当部署等では通常業務以外の業務として多くの確認作業等を行うため、ある程度の手数料がかかるものであると伺った。よって、本陳情の内容には賛同できないという意見。また、今年度、厚生労働省が実態把握のための調査を実施しており、今後、その調査を踏まえた対応が検討される予定である。県も県内の医療機関等に対し、診療情報の提供等に関する指針の周知と遵守の要請を行っており、今現在、しっかりとした対応が図られているため、陳情には賛同できないとの不採択を主張する意見がありました。採決した結果、カルテの開示請求に対する関係資料の整理には非常に慎重な手続を要し、担当部署等では通常業務以外の業務として多くの確認作業等を行うため、ある程度の手数料がかかるものである。また、カルテの開示請求について、今年度、厚生労働省が実態把握のための調査を実施しており、今後、その調査を踏まえた対応が検討される予定である。県も県内の医療機関等に対し、診療情報の提供等に関する指針の周知と遵守の要請を行っており、今現在、しっかりとした対応が図られているとの理由により、賛成少数で採択しないものと決しました。  以上で総務文教委員会審査報告を終わります。 ○(尾沢議長) 次に、前原市民福祉委員長。 ○(前原議員)(登壇) 市民福祉委員会審査報告をいたします。  当委員会に付託されました議案3件について、去る14日に審査いたしましたので、その結果を報告いたします。  議案第11号米子市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第12号米子市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上2件については、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第13号米子市介護保険条例の一部を改正する条例の制定については、年金が引き下げられ、介護保険料を滞納せざるを得ない方がおられる中、平均4.3%のさらなる引き上げについては認めることはできないという反対する意見もありましたが、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上、報告を終わります。 ○(尾沢議長) 次に、稲田建設経済委員長。 ○(稲田議員)(登壇) 建設経済委員会の報告をいたします。  当委員会に付託されました議案9件について、去る15日に委員会を開き、審査いたしましたので、その結果を報告いたします。  議案第14号米子市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議案第15号米子市特別職の職員の給与に関する条例及び米子市農業委員会等に関する法律施行条例の一部を改正する条例の制定について、議案第16号米子市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について、議案第17号米子市下水道条例の一部を改正する条例の制定について、議案第18号米子市公共下水道特別使用分担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について、議案第19号米子市企業職員の給与の種類及び基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議案第20号市道の路線の認定について、議案第21号市道の路線の廃止について及び議案第22号市道の路線の変更について、以上9件の議案につきましては、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で建設経済委員会審査報告を終わります。 ○(尾沢議長) 次に、岩﨑予算決算委員長。 ○(岩﨑議員)(登壇) 予算決算委員会審査報告をいたします。  当委員会に付託されました予算関係の議案20件について、去る12日及び19日に全体会を、13日から15日に分科会を開き、審査をいたしました。全体会での総括質問、分科会での個別の審査を経て、19日の全体会において採決した結果、議案第23号平成29年度米子市一般会計補正予算補正第6回、議案第24号平成29年度米子市国民健康保険事業特別会計補正予算補正第4回、議案第25号平成29年度米子市農業集落排水事業特別会計補正予算補正第3回、議案第26号平成29年度米子市介護保険事業特別会計補正予算補正第4回、議案第27号平成29年度米子市後期高齢者医療特別会計補正予算補正第3回、議案第28号平成29年度米子市和田浜工業団地整備事業特別会計補正予算補正第2回及び議案第29号平成29年度米子市水道事業会計補正予算補正第1回、以上7件の議案につきましては、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第30号平成30年度米子市一般会計予算につきましては、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第31号平成30年度米子市国民健康保険事業特別会計予算、議案第32号平成30年度米子市住宅資金貸付事業特別会計予算、議案第33号平成30年度米子市土地取得事業特別会計予算、議案第34号平成30年度米子市駐車場事業特別会計予算及び議案第35号平成30年度米子市市営墓地事業特別会計予算、以上5件の議案につきましては、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第36号平成30年度米子市介護保険事業特別会計予算につきましては、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第37号平成30年度米子市後期高齢者医療特別会計予算、議案第38号平成30年度米子市米子インター周辺工業用地整備事業特別会計予算、議案第39号平成30年度米子市和田浜工業団地整備事業特別会計予算、議案第40号平成30年度米子市水道事業会計予算、議案第41号平成30年度米子市工業用水道事業会計予算及び議案第42号平成30年度米子市下水道事業会計予算、以上6件の議案につきましては、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で予算決算委員会審査報告を終わります。 ○(尾沢議長) 次に、三鴨議会運営委員長。 ○(三鴨議員)(登壇) 議会運営委員会審査報告をいたします。  当委員会に付託されました陳情第71号米子市議会常任委員会・会議録等のネット放映・閲覧について(陳情)について、去る16日に審査いたしましたので、その主な内容を御報告いたします。  初めに、賛同議員であります岡村議員、土光議員から賛同の理由について述べていただきました。賛同理由としては、開かれた議会のため、議会を市民によりよく知ってもらうためには、実質的な議論が行われる常任委員会についてインターネット中継をしたほうがよい。また、会議録についても、インターネット上で公開するべきであるという理由でありました。委員からは、議会基本条例の検証等において、来年度から予算決算委員会全体会のインターネット中継を開始する予定にしていること、また委員会の会議録についても公開すべきであるとの意見が一致していることなど、段階的にさまざまな観点から課題について議論し、進めてきているが、常任委員会インターネット中継に関しては、新たな費用が発生することから、時期尚早であるとの理由で採択しないという意見がありました。一方で、開かれた議会を目指す上で常任委員会インターネット中継、会議録のインターネット上での公開は行うべきであるとの理由により、採択するという意見がありました。また、委員から、実施時期や予算対応等について多角的に議論していく必要があることから、継続審査を主張する意見がありました。初めに、継続審査について諮った結果、賛成少数で否決されました。次に、採択、不採択について諮った結果、願意に賛同するとの理由により、賛成多数で採択することと決しました。  以上で審査報告を終わります。 ○(尾沢議長) 次に、湯浅原子力発電エネルギー問題等調査特別委員長。 ○(湯浅議員)(登壇) 原子力発電エネルギー問題等調査特別委員会審査報告をいたします。  当委員会に付託されました陳情第75号UPZ外の希望する米子市民も安定ヨウ素剤の事前配布の対象とすることを求める陳情の1件につきまして、去る9日に審査いたしましたので、その主な内容を報告いたします。  審査に当たりまして、初めに陳情提出者から陳情の趣旨について説明を求めました。趣旨としては、陳情提出者は居住地がUPZ圏外であり、事前配布の対象外だと思い込み、陳情を提出したが、提出後に自治会の区域がUPZ圏内にかかるため事前配布の対象であることがわかったこと、またUPZ圏外の方も仕事や買い物で30キロ圏内にいることもあるので、UPZ圏外の希望する人にも事前配布をしていただきたいということなどの説明でありました。続いて、賛同議員であります土光議員から、事前配布の対象はUPZ圏内であるが、30キロを過ぎたら急に放射性ヨウ素が減るわけではないため、UPZ圏外であっても希望する市民には配布すべきであるなどの賛同の理由が述べられました。  委員からは、島根原発の事故が起きた場合、米子市全域で安定ヨウ素剤の服用が必要になるとの放射性物質拡散シミュレーションもあるので、UPZ圏内に限らず、米子市内の希望者は対象にしてもいいのではないかとの意見、安定ヨウ素剤を受け取っていたUPZ圏内の市民がUPZ圏外に引っ越した場合、返す必要があったり、UPZ圏外の市民がUPZ圏内に引っ越してきても、既に説明会が終わっていて受け取れなかったりすることが出てくるなど、安定ヨウ素剤の管理の面から、かえって煩雑になることも予想される、むしろ線引きしないほうがスムーズに対応できるとの意見、国としては、UPZで線引きをして圏内を財政支援の対象としているだけで、圏外の方に配布をしてはいけないと言っているわけではなく、自治体が自主的に判断すればいいだけであるなど、採択を主張する意見がありました。一方、UPZの境界線付近の市民の方も、UPZ圏内なのか圏外なのかが把握できていない状況であり、また事故が起きたら屋内退避が最優先であること、避難に至る場合は段階的に避難するということが市民に周知されていない状況であるので、まずは市民への広報に努めるべきであるとの意見、安定ヨウ素剤原子力防災対策の全てであるようなことにならないように進めるべきであるとの意見、原子力規制委員会の指針に基づき、UPZ圏内の希望者に限った事前配布という一定の基準で、国・県と連携して統一的に対応すべきであるなどの意見があり、採決した結果、原子力規制委員会の指針に基づき、UPZ圏内の希望者に限った事前配布という一定の基準で国・県と連携して統一的に対応すべきであるとの理由から、賛成少数で採択しないものと決しました。  以上、報告を終わります。 ○(尾沢議長) 以上で委員長の報告は終わりました。  それでは、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  この際、申し上げます。  本日、岡田議員から、陳情第71号について、議会運営委員会での閉会中の継続審査を求める動議が提出されました。所定の賛成者がありましたので、動議は成立いたしました。  お諮りいたします。この際、本件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 御異議なしと認めます。よって、本件を日程に追加し、議題とすることに決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~            追加日程 閉会中の継続審査を求める動議 ○(尾沢議長) 本件を議題といたします。  提出者の説明を求めます。  岡田議員。 ○(岡田議員)(登壇) 陳情第71号米子市議会常任委員会・会議録等のネット放映・閲覧について陳情について、先ほどの議会運営委員長の採択すべきという審査結果に対し、閉会中の継続審査を求める動議を提出いたしましたので、その理由を説明いたします。  本市議会では、市民に開かれた議会を目指し、本会議のテレビ中継議会報告会を実施するなど、広報広聴に努めてまいりました。予算決算委員会全体会のインターネット中継を来年度から開始する予定としているほか、委員会の記録をホームページで公開すべきであると意見が一致している状況であります。つきましては、議会運営委員会において常任委員会等インターネット中継について合意に至らなかったものの議論した経緯があり、また委員会の記録についても、その実施時期等について今後協議する必要があるなど、多角的に議論する必要があることから、閉会中の継続審査とするべきものと考えます。何とぞ議員各位の御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(尾沢議長) これより質疑に入ります。  土光議員。 ○(土光議員) この陳情第71号に関しては、委員会の中の採決で、まず継続はしないというふうに委員会で決まりました。その次に採択をするという、先ほど委員長報告があったところです。この委員長報告をもとに、そういった委員長報告があるにもかかわらず、この本会議で採択の仕方を変更できるというのは、この会議規則上、根拠があることなんでしょうか。 ○(尾沢議長) 当然、動議が出ております。事前に動議が出て、そして動議に賛同があるということで、皆様方にお諮りをいたしました。そして、皆様方から議題とすることに異議はないということで、岡田議員の動議の説明をいただきました。そして、質疑については、その内容についてということでの質疑ですから、先ほどの土光議員の発言については、これは全く次の討論の折に、土光議員のまた討論が入っておるということでございますんで、そのように進めさせていただきます。  土光議員。 ○(土光議員) 動議があって、これを議題とすることに関しては、私も特にそれに関して言ってるわけではありません。要は、この内容は、委員長報告が採択という、そういった報告にもかかわらず、この本会議で採択の仕方を変更しようという、そういった内容の議案です。それについて質疑、質問しているわけです。こういったふうに、委員長報告があるにもかかわらず、本会議で採択の仕方を変更できる、そういった会議規則上の根拠を聞いてるわけです。質疑です、これは。 ○(尾沢議長) 採択の仕方っていうことは、ちょっと問題かと思いますが、ルール上、委員会であったといたしましても、この本会議での議決をもって議案については決定をするものということになっております。  進めさせていただいてよろしいですか。進めさせていただきます。  質疑を終結いたします。            (「今の答えてないでしょ。」と土光議員)  私はもうお答えいたしましたので、進めさせていただきます。  質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  初めに、岡村議員。
    ○(岡村議員)(登壇) 日本共産党米子市議団の岡村英治です。私は、陳情第71号米子市議会常任委員会・会議録等のネット放映・閲覧について、この陳情の継続審査ではなく、採択するよう求めて討論いたします。  市民に開かれた議会とするために、議会基本条例を制定して4年が経過しました。私たち議会は、この間、議会報告会を市内で開催したり、広報広聴委員会を設置して、議会での活動を積極的に市民に知らせる努力を行ってきました。そうした活動の中で、米子高専生徒と議員との意見交換会も実現できました。そうした努力は、不断に積み重ねていかねばなりません。議会基本条例に市の政策を審議する場合において、その論点及び争点を市民に明らかにすることがうたってあります。本会議での質問戦を、より掘り下げてできるのが委員会審議です。そうした論議の経過を市民にリアルに見ていただくことによって、市政に対する理解がより深められるのではないでしょうか。委員会でのネット中継を実施している自治体が全国に広まっています。ネット中継に伴う経費問題、委員会審議の持ち方など、クリアすべき課題はあろうかと思いますが、山陰両県の自治体でまだ導入していない委員会のネット中継、実現に向けた方向性を示すことで、市民の議会に対する信頼をさらに確かなものとすることができると確信いたします。よって、同陳情は継続審査ではなく、採択するよう求めるものです。 ○(尾沢議長) 次に、土光議員。 ○(土光議員)(登壇) 私は、この陳情第71号米子市議会常任委員会・会議録等のネット放映・閲覧について、採択を主張いたします。  先ほど、この本会議での採決の仕方で継続という、そういった選択肢が示されるということですけど、これは私は、そういったふうに委員会での結果を本会議で採決の仕方を変更するというのは、米子市会議規則のルールにのっとっていないと思うので、それに関しては抗議の意思を示したいと思います。  以後、陳情に採択という立場で私の意見を述べます。まず、この陳情の内容、2つの内容があると思います。一つは、常任委員会のライブ、録画中継についてです。これに関しては、これまでもいろいろ議論されましたけど、開かれた議会、議会が何をどのように議論しているのかを市民に知らせることは必要なことです。市民の側からも、これまでそういった要望を、陳情というさまざまな形で議会に対して示してきました。現在では、委員会は公開ということで市民の傍聴は自由にできます。ただし、委員会が開かれるのは、平日の昼間、そして、かなり長時間にわたっての議論がなされます。これを多くの市民が傍聴することは、事実上無理です。そういった意味で、これのインターネットライブ、そして録画中継、これを要望してきているわけです。これをすることによって開かれた議会、市民にとって議会がより身近になるということが実現されるのではないかと思います。ただ、当然それを実現するためには、どういうやり方をするか実施の方法、そしてライブ中継、録画をするわけですから、施設の改修というのは必要になってきます。これらに関して、時間をかけての検討、そして予算の計上は必要にはなります。ただ、今回の陳情を採択することによって、議会の意思として、こういったことを市民の要望、開かれた議会を実現するためにこれを実施していくという前提で、議会はこれらについて議論を進めていく、そういった意思を市民に対して示すことが必要だと私は思います。  例えば、以前、議案、陳情等の各議員の賛否一覧の公表という陳情がありました。これも議会でこの陳情、採択されました。これが平成27年3月のことです。ただ、この実施方法に関してはいろいろ議論が必要ですから、その後、議会としていろいろ議論をして、それが実現に至ったのは半年後の11月になります。そういった事例もあります。インターネット中継等に関して、やり方、それから予算の計上、そういったことはありますけど、まずここでそういったことを実施する、開かれた議会を目指すということで、議会が意思を示して、議会がそれをもとにこれから進めていくということが必要だと思います。採択しないということは、議会がそのような市民の要望に背を向けることになってしまうと私は思います。  もう一つについて、議事録をインターネット上で公開することに関して、これは今すぐにでもできることです。現在でも議事録は作成されています。市民は議事録の作成ができていることを確認して、議会事務局に出かけていって閲覧、必要ならば手数料を払ってコピーを入手することができます。ただ、そういう手間をかけないと、市民は議事録を見ることができません。ネット上に公開することによって、いつできたか、ネット上で確認できます。あれば閲覧できます、必要ならばダウンロードして印刷することができます。そういったことを当然やるべきです。そして、これをやるためには、手数、費用、ほぼかかりません。今すぐにでも、やろうと思えばできることです。市民の要望があって、より開かれた議会にするために、今すぐできることはやるべきです。ということで、この陳情第71号、ぜひ本議会で採択されることを希望します。 ○(尾沢議長) ほかに討論はありませんか。  渡辺議員。 ○(渡辺議員) 先ほど、土光議員から、今の手続がさも規則違反のような発言があったわけですけども、きちっとそれが規則違反なら、こういった議会の進め方っていうのはいかがなものかと思いますし、そうでないなら、訂正なり謝罪を求めたいと思いますんで、精査をお願いしたいと思います。 ○(尾沢議長) 先ほど申し上げました質疑については、提出者にその内容を質疑、いわゆる場であります。動議の方法は、議長に質するものではまずないということが第1点。そして、会議規則第16条、動議成立に必要な要件を満たしていることをここで申し添えます。したがいまして、先ほど議長のほうから土光議員に回答したのは、そういった意味合いであります。十分に理解をしていただきたいと思います。  土光議員、よろしゅうございますか。  土光議員。 ○(土光議員) 私は動議があって、それを議案にして議論されること、それに関しては異議を全く唱えていません。議長は動議があって会議規則に基づくからそうしている、それに関して私は異議を唱えているわけではありません。  陳情の採決の仕方で、委員長報告どおり、この場合は採択するという報告です。それを前提での採択ではなくて、採択の仕方を変更するのは、会議規則上、本会議でそういったことができるのは、どういう根拠に基づいてしているのかというのを問題にしているわけです。先ほどの質疑では、それについて回答をいただけませんでした。つまり、そういうふうにできるという根拠が私は確認できませんので、だから先ほど抗議の意思を示したわけです。 ○(尾沢議長) 動議成立に必要な要件が整っておる場合には、その動議は成立いたします。その動議が成立するということは、その動議について、これから議決をしていただくということになります。手続はそれで以上です。  ほかにないものと認め、討論を終結いたします。  これより本件を採決いたします。  本件について、いわゆる本動議に対してということです、本件について、賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ○(尾沢議長) 起立多数であります。よって、本件は、可決されました。  これより陳情第71号を除く40件の議案並びに陳情について討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  初めに、岡村議員。 ○(岡村議員)(登壇) 私は、議案第13号、第30号及び第36号の原案可決に反対し、否決するよう求め、討論いたします。  まず、議案第13号米子市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてです。保険あって介護なし、こう言われる介護保険ですが、この4月から始まる第7期計画の保険料前期の月額基準額6,212円から6,480円へ268円、4.3%引き上げようという改定です。介護保険制度がスタートとした2000年からの第1期の保険料の基準額は、月額3,104円でした。それが3年ごとの改定で毎期のように上がり続け、このたび引き上げられれば、この18年間で2倍以上の高騰となります。そして、団塊の世代が75歳以上となる2025年には7,000円になる、こんな見通しも立てられています。この間、年金支給額は減らされ続けているのにです。平成28年度現年度分の介護保険料の滞納者は825人で、年金から天引きされない普通徴収者のうちの13.2%が滞納者ということになってしまっています。毎年度の不納欠損額が繰り越し滞納額とほぼ同額という傾向を、ここ数年の数字で見ることができますが、このことから、払おうにも払い切れない、こんな状況が広がっていることがうかがえます。  こうした保険料の高騰を抑えるため、低過ぎる国の負担をふやしていくよう強く求めていくとともに、米子市独自の減免制度をつくって、払える保険料にしていく努力が求められます。お年寄りに負担を強いる保険料引き上げは認められません。よって、原案可決でなく、否決するよう求めるものです。  次に、議案第36号平成30年度米子市介護保険事業特別会計予算についてです。同予算は介護保険料の基準額で4.3%引き上げる内容の保険料収入を組み込んだものとなっており、保険料引き上げ反対の立場から賛成できません。  次に、議案第30号平成30年度米子市一般会計予算についてです。伊木市長になって初の当初予算編成となった今回の一般会計予算ですが、小中学生の就学援助入学準備金の増額と前倒し支給に踏み出したことは大いに評価したいと思っています。また、5歳児健診も実施に移されますし、学校教室へのエアコン設置についても前向きな見通しが示されました。また、JR米子駅南北自由通路事業にかかわって、新駅ビル活用についての見直しが行われようとしていることは注目すべきことだと考えます。  一方、国の同和対策事業が終結して16年たっています。県内他市では既に打ち切っている同和地区に限った個人給付事業、進学奨励金と固定資産税減免、米子市は1人につき月額1万8,000円の奨学金を支給するとして、2018年度は9人分、194万4,000円を予算計上しています。また、固定資産税の減免は、17年度実績として232件、339万6,000円でしたが、これも継続しようとしています。2年前に米子市みずから事業の見直しを同和対策審議会に諮問しておきながら、この間、一度も同対審を開催することなく、いたずらに事業を引き延ばしている、こんな同和問題に対する市の姿勢で、市民に対して公平・公正な行政と言い切ることが果たしてできるでしょうか。  また、学童保育、なかよし学級や保育園の待機児童対策として、米子市は公の責任を果たすのではなく、民間丸投げといった姿勢です。保育の質の低下、保護者負担の増大といった問題が懸念されていますが、そもそも学童保育は何のためのものなのか、将来の米子市を担う子どもたちにとって、よりよい保育とは何なのか、こういった視点が欠けていると言わざるを得ません。  そして、国民一人一人に12桁の番号を振り当てるという、国が音頭取りで始めたマイナンバー制度、国による国民監視が危惧され、個人情報の流出の危険性など、国民にとって何のメリットもない制度です。新年度も個人番号カード関連事業として、3,700万円余りの税金がつぎ込まれようとしています。先般、落とし物のバッグの中にマイナンバーカードが入っていたという、拾った方のお話をお聞きしました。これが悪用されでもしたらと考えると恐ろしい話です。カードの普及も低迷し、カードを利用したコンビニでの証明書の交付といった利用も、全体からすればごくわずかでしかありません。市民に危険性を広げるだけのカードの推奨はやめるべきです。  以上などの理由から、同予算に反対するものです。 ○(尾沢議長) 次に、土光議員。 ○(土光議員)(登壇) 私は、議案第30号平成30年度米子市一般会計予算に反対の立場、そして陳情第72号医療関係機関の診療録開示請求手数料に係る指針について、賛成の立場から、それからもう一つ、陳情第75号UPZ外の希望する米子市民も安定ヨウ素剤の事前配布の対象とすることを求める陳情、これに賛成の立場で討論をします。  まず、議案第30号平成30年度米子市一般会計予算、この中に米子駅南北自由通路等整備事業として7億1,000万余りの予算を計上しています。この予算は、私は認めないという立場で、以下、理由を述べます。  これまで、この米子駅南北自由通路等整備事業、議論されてきました。その事業目的として、3点がこれまで言われています。一つは、米子駅周辺の交通の円滑化、もう一つは、歩行者の利便性、そして駅周辺にぎわいの創出ということで進められてきました。ただ、これに関して、最近というか、この計画に関連することで大きな方向転換と言えるものが2つ私はあったと思っています。一つは、新駅ビルに関して、これまで4階ということで、米子市が何らかの形でそこに関与する、入るという議論がされていましたけど、米子市の姿勢としては、この新駅ビルに行政施設は入らない、その結果、4階ではなくて2階の新駅ビルになるということ。それからもう一つは、米子駅の隣にあるグルメプラザ、だんだん広場を整備活用していく、そういった方針が出されました。私は、ある意味での方向転換だと思っていますけど、歓迎の立場で賛同をしています。そうすると、この方向転換を含めて、これまで言われてきた米子駅南北自由通路等整備事業、この事業目的を達成するということで考えると、今、駅南広場の整備、それから今の駅北の整備、そしてだんだん広場、グルメプラザの整備、それから自由通路、そういったことをもともとの事業目的に関して、これを全体的に改めて考える必要が私はあると思います。  まず、これまでの自由通路だけに関するものを先行させて、別途、グルメプラザ、だんだん広場の整備を考えるというのは、私はやり方としてはよくないと思います。例えば、交通の円滑化でよく言われているのは、駅北。手狭で、バスとかタクシー、それから送り迎えの駐停車、不便さが言われてきました。当然、私もそういった問題はあると思います。そういった交通の円滑化を図るために、これまで言われてきたことは、駅南広場を整備して、そこにタクシーとかバス、分散させて、この渋滞を解消しようという話でした。ただし、だんだん広場、グルメプラザを整備活用するならば、そちらのほうを交通の円滑化ということで考えることができます。そういったふうに方向転換によって、この3つを、もともとの目的を全体的に考える必要があるというふうに考えます。そういった意味で、これまでの自由通路だけの整備を、それだけに予算をかけて先行してやっていくというのは、私はやり方としてはよくないと思います。  それから、この計画、これまで市民を交えて、市民の意見を聞くということが十分されてきていません。パブリックコメントはやられましたけど、それ以外、計画の段階から市民を交えて議論をするということがやられてこなかったと思います。市長は、例えばだんだん広場、グルメプラザに関して、有識者と地元経済界を含めた検討委員会で議論すると言っていますけど、その中には市民が入っていません。地元経済界の意見というのは、イコール市民ではないと私は思います。当然、公募とか無作為抽出による市民もそこに参画すべきです。この駅周辺というのは、米子市の顔となる地域であるからこそ、市民が愛着を持てる地域になるためにも、計画段階から市民参画が必要だと私は考えます。  次、陳情第72号医療機関診療録開示請求手数料に係る指針について。この陳情の内容は、患者が医療機関にカルテの開示を求めたら、医療機関は応じてほしいという内容を議会として国に意見書を出してほしいと、そういった陳情です。これに関しては、国も厚生労働省が指針ということで、カルテ開示に関してこのように言っています。医療従事者等は、患者等が患者の医療記録、つまりカルテのことです、開示を求めた場合には、原則としてこれに応じなければならない、さらには、この開示の理由を尋ねることは不適切である、そして、費用は実費を勘案して合理的であると認められる範囲内の額としなければならない、そういった指針を国自身も示しています。陳情の内容によると、それがこのとおりに運用されてない実態があるということで陳情が出されています。  先ほどの委員長報告で、採択に賛成できない理由として、開示請求に対する関係資料の整理、つまり手数料を取ることに関して、開示請求に対する関係資料の整理には非常に慎重な手続を要し、担当部署等では通常業務以外の業務として多くの確認作業を行うため、ある程度の手数料はかかるというふうに報告されました。患者が求めているのは、今できている、現にあるカルテのコピーを請求しているだけです。そのためになぜ関係資料の整理が必要なのか、なぜ多くの確認作業が必要なのか、そして、その手間に関する費用を患者自身に手数料として請求する、これは患者にとって私は理不尽なことだと思います。ということで、この陳情をぜひ採択すべきだと私は思います。  最後に、陳情第75号UPZ外の希望する米子市民も安定ヨウ素剤の事前配布の対象とすることを求める陳情。今、米子市はUPZ内に関して安定ヨウ素剤の事前配布、これを実施するということで進めています。ただし、対象者はUPZ内の市民だけということです。これに関して、この陳情は、UPZ外の市民も対象としてほしい。これに関して、まずこの地図を見ていただきたいと思います。これ、向かって左側、島根原発、30キロ圏、UPZラインはおおむね30キロということで設定されています。この地図では、赤い線が、その30キロの同心円です。ただし、米子市自身はUPZラインを設定するときに、この赤いラインそのままではなくて、この地図では青い線、かなりジグザグしていますが、青い線、これがUPZのラインです。それはなぜかというと、避難計画等を考えるときに自治会単位で行動する必要があるので、30キロラインに少しでもかかる自治会は、その全体をUPZ内と決めているからです。私はこの判断は、合理的な判断だと思います。これをもとに、今、事前配布、UPZ外の市民は認めないという案が進められています。そうすると、この地図で、例えばUPZ内になるAさん、この人は配布対象です。ところが、このラインでいくとBさん、すぐ隣、Bさんは配布対象となりません。当然これ、Bさんにとってみると、何で自分は配布対象にならないか。地図を見れば明らかに有事の際にAさんもBさんも被爆の危険性、それは変わりないということは明らかです。そういった、ある意味で市民にとって理不尽な計画であるということで、今回の陳情は出されています。  先ほどの委員長報告で、この陳情を採択しない理由の一つとして、こう述べられました。国の原子力規制委員会の指針に基づき、一定の基準で国・県と連携して統一に対応すべき、そういった理由で市民が納得するわけがないと思います。そういった文言は、市民にとって非常に空虚に聞こえてしまいます。私たちは現場の最前線で現場の状況、住民の実情を一番知っている地方自治体の職員であり、議員です。私たち自身がそれをもとに、主体的に判断する事柄であると思います。市民の思い、常識を形にするのが議会の役割のはずです。ぜひ採択をお願いしたいと思います。以上です。 ○(尾沢議長) 次に、遠藤議員。 ○(遠藤議員)(登壇) 本員は、3月定例会に提案された議案第30号平成30年度米子市一般会計予算について、賛成の立場から討論をいたします。  議案第30号一般会計予算は、伊木市長が就任されてから初めての通年予算であり、30年度の市政の行方を占うものであります。予算編成は国の補正予算に呼応して、13カ月予算が組み込まれ、歳出面では国の補正予算関連を含めて、実質的な投資的経費等の伸びから、積極的な予算編成と評価します。  市長は、予算編成に当たって、選択と集中の観点から事業を取捨選択し、限られた財源を最大限有効に配分するよう努めたとされ、既存事業の見直しや経常的経費についてマイナスシーリングで取り組んだとされています。しかし、選択と集中の観点に従来からの不合理な事務事業が取り残されているのでないかと指摘せざるを得ません。その一つに、普通財産の管理事業についてであります。市は普通財産の約5万2,000平方メートルの土地貸し付け事業の継続契約を続けています。また、同じく未利用地の宅地、約6万平方メートルを遊休地のまま抱えています。市が行政財産で不要となった普通財産を不動産業化して、一般行政事務で取り扱うことは不適切な事務に当たり、極めて不効率であります。市長は本定例会で優先順位をつけて整理するように指示していると答弁されたが、示された資料に優先順位の記載はなく、不親切な資料にとどまっています。元土地開発公社の代物弁済の普通財産を含め、普通財産管理の不動産業を改め、速やかに民間に売却し、固定資産税の財源確保と経常経費の削減を図るべきと考えます。  次は、市借地料と不動産鑑定の導入についてであります。市借地料は多くの市民の皆さんが行政不信を抱かれる要因の一つです。市借地料は、平成15年度の年間契約額約2億4,700万円が、平成28年度は約1億5,000万円台となり、年間1億円の減額の成果に至っています。しかしながら、平成29年度の市庁舎の借地料は、不動産鑑定額を約1,000万円上回る契約実態であります。市は用地取得には不動産鑑定額を遵守して事業を行い、一方、借地料の場合は相手があることを理由に、不動産鑑定額の遵守を怠るという不公正な仕事を行ってきています。公務と公僕は公正・公平の定めのもとに、市民の負託に忠実であるべきと考えます。また、民地の生活道路を市道に認定し、市道に借地料を支払い続けるという不当な契約を速やかに改めるべきであります。  3点目は、生活環境整備の不当な受益者負担についてであります。市は4メートル未満の市道改良に当たって、4メートルの幅員に満たない面積部分について、受益者負担の寄附を義務づけています。これは道路法第49条の道路の管理に関する費用負担の原則に反する行為であります。一方、特定防衛施設周辺整備調整交付金事業の4メートル未満の道路改良事業に当たっては、交付金を用地買収に充てることが認められているという理屈で、公費での用地買収をしてます。市の事業財源である一般財源は、市税であろうと国からの交付金であろうと、行政サービスの使途に色分けをして使う性質のものでないことは自明の理であります。市道改良に伴う不当な寄附行為を求める事務の速やかな改善を図られるべきであります。  次は集中の取捨選択された事業についてであります。土木関係事業費の社会資本整備総合交付金は10億2,300万円の予算計上が行われています。この財源確保に向けて、国に直接働きかけられたのか、その対応の経緯が明確に説明されていません。前年度と同様な予算額の半分にも満たない財源差異に陥らないように、万難を排して取り組まれるとともに、財源不足に当たっては事業の遅滞が起こらないように、財政調整基金などの代替財源を確保されるよう、強く要望いたします。  次に、行政財産の市営住宅管理事業についてであります。市営住宅の長寿命化計画は、当初計画から大幅にずれ込み、二百十数戸の空き室状態が続き、良好な財産管理に至っていない現状にあります。公営住宅法第21条は、既存住宅の修繕等は速やかに設置責任者の義務として行うことを命じています。市長は空き室問題を民間住宅の活用方法等の検討を踏まえた上で、市営住宅の長寿命化の見直しを行うとのお考えですが、長寿命化計画の見直しは現行の住宅戸数を幾らに減らすのかが目的であって、残す住宅の住宅修繕工事は遅滞なく進めるべきだと考えます。しかも、河崎住宅団地の賃貸住宅は平成29年度に実施設計が完成しているのに、工事の見通しもつけていないという実態は事務の怠慢というそしりは免れません。また、住宅廃止計画に予定されている淀江町の大垣団地、博労町住宅は、入居者の移転がはかどらないという理由で、全体が空き室で覆われた住宅環境が放置されています。これは、公共財産の管理面からも人道上からも社会問題であります。住宅の管理事業は現場の実態把握と法を遵守し、事業の改善と進捗を図られるべきであります。  次は、鳥取大学医学部との連携についてであります。市長は予算説明で、医大は地域医療の中核として重要な役割を果たしているだけでなく、地域の雇用や経済にも大きく貢献しているとされています。この市長の認識は、市民の全ての皆さんと一致する認識だと確信します。しかしながら、大学再編にかかわる動向から、圏域人口が100万人を割れば病院経営に大きなリスクを抱えるという情報と、人口減少の将来において、山陰両県に2つの公立大学医学部が存続できるのかというちまたの不安に、立地自治体としてどのような情報発信をするのかが問われていると考えます。そのための体制づくりに向けた方策が、予算上からは読み取れないのであります。通称医大通りと命名された道路の通称名の設定は行われたものの、市民の要望が高い先端医療都市構想の展望が描かれていません。鳥取大学医学部が将来においても次世代のまちづくりの中核になるよう、産学官が一体となった存続体制づくりを要請します。  最後に、歳入予算の市民税と市民経済についてであります。平成30年度の歳入予算の市税は、前年比1%程度減の183億5,000万円が計上されています。平成28年度の市税のうち、個人市民税の所得別、年代別の実態は、11万3,575人の納税者のうち所得100万円以下が5万2,481人の46.21%、所得200万円以下を含めると7万7,720人で全体の68.43%を占めるに至っています。まさに市民税イコール血税そのものの実態でもあります。この市民税の実態は、市民経済の実態の一面でもあります。単なる年度末の数字という形式論ではなく、市政に携わるものは心に置きとどめ、施策の糧にすべきものと考えます。市長は、住んで楽しいまちづくりを市政運営の理念とされています。市民経済の実態からの具体的な施策と、法令遵守に向けてのリーダーシップを市長に求め、討論を終わります。 ○(尾沢議長) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) ほかにないものと認め、討論を終結いたします。  これより40件の議案並びに陳情を順次採決いたします。  初めに、議案第5号から第12号まで、議案第14号から第29号まで、議案第31号から第35号まで及び議案第37号から第42号まで、以上35件を一括して採決いたします。  35件の議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  35件の議案について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 御異議なしと認めます。よって、35件の議案は、いずれも原案のとおり可決されました。  次に、議案第13号及び議案第36号、以上2件の議案を一括して採決いたします。  2件の議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  2件の議案について、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ○(尾沢議長) 起立多数であります。よって、2件の議案は、いずれも原案のとおり可決されました。  次に、議案第30号平成30年度米子市一般会計予算についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  本件について、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ○(尾沢議長) 起立多数であります。よって、本件は、原案のとおり可決されました。  次に、陳情第72号及び陳情第75号、以上2件の陳情を一括して採決いたします。  2件の陳情に対する委員長の報告は、不採択であります。  2件の陳情について、採択することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ○(尾沢議長) 起立少数であります。よって、2件の陳情は、採択しないことに決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~              第3 閉会中の継続審査について ○(尾沢議長) 次に、日程第3、閉会中の継続審査についてを議題といたします。  陳情第67号が市民福祉委員長から、陳情第76号が建設経済委員長から、それぞれお手元に配付しております申し出のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。  これより2件の閉会中の継続審査の申し出について質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  岡村議員。 ○(岡村議員)(登壇) 私は、陳情第67号一日も早い中海の再生を求める陳情及び陳情第76号和田浜工業団地バイオマス火力発電所の誘致に関する陳情、両陳情の継続審査ではなく、採択を求めて討論を行います。  まず、陳情第67号一日も早い中海の再生を求める陳情についてです。米子市民に錦の海と呼ばれ、またかつては魚介類の宝庫として豊穣の海とも呼ばれた私たちの中海です。2002年に国の無謀な宍道湖・中海干拓淡水化事業が、専門家を交えた住民の粘り強い反対運動、米子・境港市議会、県議会の決議などによって、完全に中止されました。あれから16年が経過しようとしています。中海の本庄水域を干し上げて、農地を造成しようとする、淡水化するために中海に巨大な堤防をつくる、そのような国が進めた自然破壊によって、かつてあった反時計回りの潮の流れはとまり、干拓地を造成するための土砂を供給するために、中海の至るところにくぼ地が出現した、こうしたことが中海を壊してきた根本問題として横たわっています。かつての鳥取県知事は、もとの姿に戻すのが自然へのエチケット、こういうふうに言われました。そして、それを実施しなければならない責任を持つのは、当然国営事業を強行してきた国です。中海をかつてのきれいな湖、豊富な漁獲量を誇った湖にしていくことは、周辺地域にはかり知れない恩恵をもたらすものと確信しています。米子・境港両市が一丸となって、専門家の英知も結集して、中海の再生を図っていく必要があります。そのためにも同陳情を採択し、国に対してしっかりと地域の声を届けていくことが大切だと考えます。  次に、陳情第76号和田浜工業団地バイオマス火力発電所の誘致に関する陳情についてです。工業用地に指定しておきながら、長年にわたって放置されてきた6ヘクタールもの農地について、新たな活用への道筋がつけられたことについては、関係者の皆さんの努力に敬意を表するものです。しかし、バイオマス発電といっても、燃料のヤシ殻は全て東南アジアなどからの輸入に頼らなければなりません。輸入バイオマスはエネルギー自給につながらず、国内の地域経済への貢献も限られ、温暖化対策効果が低い場合もある、このような指摘もなされています。とりわけ今回、和田浜工業団地に進出するバイオマス発電所は、5万キロワットという国内でも最大規模の施設となり、大気や騒音、振動といった周辺環境に与える影響が心配されています。そういったことから提出された陳情です。進出についての住民説明会も、住民が事業や環境影響について十分に理解し、納得が得られるものとなったとは到底言えない内容です。また、環境協定についての話し合いも、一部の地域の代表らで決められてしまうのでなく、公開の場で協議がなされてこそ、住民は安心し、納得も得られるものではないでしょうか。運営主体が明確にならないうちに、当事者能力が確認できずに物事だけが決められようとしている、そこにも住民が不安を抱く大きな要因が残っています。よって、生活環境を守り、地域経済への影響という観点から、同陳情の趣旨を市議会としてもしっかりと受けとめる必要があると考えるものです。同陳情は継続ではなく、採択するよう求めて、私の討論を終わります。 ○(尾沢議長) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 別にないものと認め、討論を終結いたします。  これより2件の閉会中の継続審査の申し出について、一括して採決いたします。  2件の陳情については、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ○(尾沢議長) 起立多数であります。よって、2件の陳情は、いずれも閉会中の継続審査とすることに決しました。
                 ~~~~~~~~~~~~~~~              第4 議案第43号・議案第44号 ○(尾沢議長) 次に、日程第4、議案第43号及び議案第44号、以上2件の議案を一括して議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  伊木市長。 ○(伊木市長)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案第43号及び議案第44号の2議案につきまして、御説明を申し上げます。  初めに、議案第43号は、財産を無償譲渡しようとするものでございまして、対象の財産及び相手方の詳細につきましては、お手元の議案書のとおりでございますので、説明を省略させていただきます。  議案第44号は、法律上、市の義務に属する学校の管理のかしにより発生した事故による損害賠償に係る調停を受諾し、及び損害賠償の額を定めようとするものでございまして、事故及び調停条項の概要と詳細につきましては、お手元の議案書のとおりでございますので、説明を省略させていただきます。  以上、各議案につきまして御説明を申し上げました。御審議をよろしくお願いいたします。 ○(尾沢議長) これより2件の議案に対する質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております2件の議案については、お手元に配付しております付託区分表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。  委員会審査のため、暫時休憩いたします。                午前11時22分 休憩                午前11時43分 再開 ○(尾沢議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、議案第43号及び議案第44号、以上2件の議案について、各委員会の審査報告を求めます。  初めに、三穂野総務文教委員長。 ○(三穂野議員)(登壇) 総務文教委員会審査報告をいたします。  当委員会に付託されました議案1件について、休憩中に委員会を開き、審査いたしましたので、その結果を報告いたします。  議案第44号損害賠償に係る調停の受諾及び損害賠償の額の決定については、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で総務文教委員会審査報告を終わります。 ○(尾沢議長) 次に、稲田建設経済委員長。 ○(稲田議員)(登壇) 建設経済委員会審査報告をいたします。  当委員会に付託されました議案1件について、休憩中に委員会を開き、審査いたしましたので、その結果を報告いたします。  議案第43号財産の無償譲渡については、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で建設経済委員会審査報告を終わります。 ○(尾沢議長) 以上で委員長の報告は終わりました。  それでは、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 別にないものと認め、討論を終結いたします。  これより2件の議案を一括して採決いたします。  2件の議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  2件の議案について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 御異議なしと認めます。よって、2件の議案は、いずれも原案のとおり可決されました。              ~~~~~~~~~~~~~~~                 第5 議案第45号 ○(尾沢議長) 次に、日程第5 議案第45号教育委員会教育長の任命についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  伊木市長。 ○(伊木市長)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案第45号につきまして、御説明申し上げます。  議案第45号は、教育委員会教育長の任命について、御同意をお願いするものでございまして、北尾慶治教育長が今月31日をもって辞任されますので、今回新たに浦林実氏を任命いたしたいと存じます。御審議をよろしくお願いいたします。 ○(尾沢議長) これより本件に対する質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 御異議なしと認め、委員会付託を省略いたします。  これより討論に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 別にないものと認め、討論を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件について、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 御異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり同意されました。              ~~~~~~~~~~~~~~~                第6 議案第46号                第7 諮問第1号 ○(尾沢議長) 次に、日程第6、議案第46号教育委員会委員の任命について並びに日程第7、諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦について、以上2件を一括して議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  伊木市長。 ○(伊木市長)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案第46号及び諮問1件につきまして、御説明を申し上げます。  初めに、議案第46号は、教育委員会委員の任命について御同意をお願いするものでございまして、教育委員会委員のうち、本年5月19日をもって任期満了となられます荒川陽子氏を、引き続き任命いたしたいと存じます。  次に、諮問1件について、御説明を申し上げます。諮問第1号は、人権擁護委員のうち6名が本年6月30日をもって任期満了となられますので、人権擁護委員候補者の推進について御意見を求めるものでございまして、引き続き入江道憲氏、川﨑範子氏、原田かおる氏、野上清氏の4名を、また今回新たに油木均志氏、原田強氏の2名を推薦いたしたいと存じます。御審議をよろしくお願いいたします。 ○(尾沢議長) これより2件の議案並びに諮問に対する質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております2件の議案並びに諮問については、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 御異議なしと認め、委員会付託を省略いたします。  これより討論に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 別にないものと認め、討論を終結いたします。  これより2件の議案並びに諮問について、順次採決いたします。  初めに、議案第46号教育委員会委員の任命についてを採決いたします。  本件について、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 御異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり同意されました。  次に、諮問第1号人権擁護委員候補者の推薦についてを採決いたします。  本件について、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 御異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり同意されました。              ~~~~~~~~~~~~~~~              第8 議案第47号~議案第49号 ○(尾沢議長) 次に、日程第8、議案第47号から第49号までの3件の議案を一括して議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  三鴨議会運営委員長。 ○(三鴨議員)(登壇) ただいま御上程いただきました議案第47号米子市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について、議案第48号米子市議会議員政治倫理条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第49号地方自治法第180条第1項の規定による議会の権限に属する軽易な事項の指定について、以上3件について、提案者を代表し、提案理由の説明を申し上げます。  初めに、議案第47号米子市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、米子市組織条例の一部を改正する条例が本年4月1日から施行されることに伴い、本条例第2条第2項のうち、建設経済委員会の名称を都市経済委員会に変更するとともに、所管の一部を変更するなど、所要の整備を行おうとするものであります。  次に、議案第48号米子市議会議員政治倫理条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、本条例第6条で規定する市職員等に対する議員からの提言等に関する記録の作成については、本条例の目的を鑑み、記録の対象を議員からの提言等ではなく、第4条第1項各号に規定する政治倫理基準において禁止している行為があったときと改めるものでございます。  次に、議案第49号地方自治法第180条第1項の規定による議会の権限に属する軽易な事項の指定についてでございますが、現在、議会の委任により市長が専決処分できる事項については、市営住宅の管理に関する訴えの提起、100万円以下の損害賠償の額の決定、議会の議決を経て締結した工事契約等の1,500万円以下の変更契約など、6項目を指定しております。  今回の議案につきましては、現在指定している事項について、1点目、変更契約を締結することができる変更額1,500万円以下について、この1,500万円以下とは1回当たりの変更額が1,500万円以下であることはもちろん、複数回の変更があった場合には、増額、減額問わず、変更に係る金額の合計が1,500万円以下であることを明確にすること。2点目、100万円以下の損害賠償の額の決定については、額を決定するために相手方と和解並びに調停の申し立て及び受諾についても専決処分の対象とすること。3点目、法令の制定、改正または廃止に伴う条例の改正については、条例において引用する当該法令に基づく法人、機関等の名称の整理についても専決処分の対象とすること。以上3点について改正し、新たに指定するものであります。何とぞ議員の皆様方の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 ○(尾沢議長) これより3件の議案に対する質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。
     これより討論に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 別にないものと認め、討論を終結いたします。  これより3件の議案を順次採決いたします。  初めに、議案第47号及び議案第49号、以上2件の議案を一括して採決いたします。  2件の議案について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 御異議なしと認めます。よって、2件の議案は、いずれも原案のとおり可決されました。  次に、議案第48号米子市議会議員政治倫理条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。  本件について、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ○(尾沢議長) 起立多数であります。よって、本件は、原案のとおり可決されました。              ~~~~~~~~~~~~~~~                 第9 議案第50号 ○(尾沢議長) 次に、日程第9、議案第50号所有者不明の土地利用を求める意見書の提出についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  三鴨議会運営委員長。 ○(三鴨議員)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案第50号について、委員会を代表いたしまして、提案理由の御説明を申し上げます。  議案第50号は、所有者不明の土地利用を求める意見書の提出についてであります。平成28年度の地籍調査において、不動産登記簿上で所有者の所在が確認できない土地の割合は約20%に上ることが明らかにされ、また2040年には、ほぼ北海道の面積に相当する所有者不明土地が発生すると予想されております。現行の土地収用法における対応策においては、探索などの手続に多大な時間と労力が必要となっております。また、民法上の不在者財産管理制度もありますが、地方自治体がどのような場合に申し立てができるかが不明確な上、不存在者1人につき管理人1人を選任するため、手続に多大な時間と労力がかかっております。  このような現状に対し、政府におかれては、所有者不明土地の発生を予防する仕組みを整備すること、土地所有権の放棄の可否や土地の管理責任のあり方等、法改正など環境整備を行うことなど、対応5項目の事項について実現されるよう、お手元の意見書を関係機関に提出しようとするものであります。何とぞ議員の皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 ○(尾沢議長) これより本件に対する質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 別にないものと認め、討論を終結いたします。  これより本件を採決いたします。  本件について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 御異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり可決されました。              ~~~~~~~~~~~~~~~             第10 議会運営委員会の報告について ○(尾沢議長) 次に、日程第10、議会運営委員会の報告についてを議題といたします。  議会運営委員長から、米子市議会基本条例の検証結果について並びに米子市議会における災害時の対応について報告を行いたい旨、申し出がありましたので、これを許します。  三鴨議会運営委員長。 ○(三鴨議員)(登壇) 議会運営委員会より米子市議会基本条例の検証結果について並びに米子市議会における災害時の対応について報告いたします。  初めに、米子市議会基本条例の検証結果についてですが、この条例は、議会は常に市民の代表機関であることを自覚し、市民及び市長等の関係、議会及び議員の活動原則など、議会に関する基本的な事項を定めることにより、市民の負託に応え、市民福祉の向上と公正で民主的な市政の発展に寄与することを目的とし、平成26年3月26日の本会議において可決成立し、平成26年7月1日から施行しています。この条例の中に、条例の検証と結果の公表、検証の結果を受け、必要に応じて条例の改正など、適切な対応措置を講じることを規定していることから、施行から1年が経過した平成27年8月25日に、議長から条例の検証の実施についての提案を受け、議会運営委員会において平成28年4月より本格的に検証を開始いたしました。途中、議員政治倫理条例の検証や議会報告会の検討を優先させたため、当初の期限を延期して、このたび2月20日の委員会において全会一致でまとめることができ、検証を終えました。以下、検証の結果について御報告いたします。  検証に当たっては、条文ごとに検証を行い、成果、課題の抽出を行い、評価は目的を達成できた条項をA、一部達成できた条項をB、未達成の条項をCの3段階で行うこととし、検証の評価が困難な場合は検証対象外とすることにしました。  本検証においては、検証対象外を除き、約9割の条項がおおむね達成されており、本市議会が条例の趣旨に即して活動できていると評価できる検証結果となりました。しかしながら、達成されているものについても、さらに改善し、より開かれた議会を目指していく必要があると考えております。また、今回の検証において、今後、その対応が必要と思われる事項は、次のとおりであります。  まず、さらなる情報発信として、予算決算委員会全体会のインターネット中継や委員会の活動報告、特に委員派遣をした行政視察の活動報告や議員派遣した活動報告がなされておらず、今後はホームページ等での公表を行うこと、委員会の会議録においてもホームページで公開するよう努めるべきであること。  次に、本条例の研修について、前任期から引き続いて当選した議員については、本条例についての制定の過程や条例の解釈や理念を十分に認識していると思われたことから、新たに当選した議員のみを対象としていましたが、本条例の施行後、さまざまな事例を経て、議員間でその解釈や理念の受けとめ方に違いがあることがわかったことから、次期改選後からは全議員を対象に研修を行うべきであること。  次に、議会図書室については、現状、十分にその役割を果たしているとは言えないため、今後その充実に努めるべきであること。以上が米子市議会基本条例の検証結果ですが、この結果をまとめた検証結果報告書を作成いたしましたので、今後、ホームページ等で公表していきたいと考えております。  次に、米子市議会における災害時の対応について報告いたします。  本委員会では、議長より諮問を受けまして、米子市において地震等の災害が発生したときに、議会が市災害対策本部と連携し、災害対策活動を支援するとともに、議員みずからが適切な対応を図るため、必要な事項について議会運営委員会で議論を重ね、米子市議会における災害発生時の対応要領を策定いたしました。この要領は、4月1日から施行する予定ですが、今後、議会も災害時においては市の災害対策本部と連携し、災害対策活動を支援するとともに、議会としての責務と役割を果たしていく所存であります。  米子市議会では、今後、さらなる開かれた議会を目指し、議会改革を進めてまいります。引き続き、議員各位並びに市長を初め執行部の職員など、関係各位の御協力を賜りますことをお願い申し上げまして、米子市議会基本条例の検証結果について並びに米子市議会における災害時の対応についての報告を終わります。 ○(尾沢議長) 以上で委員長の報告は終わりました。  それでは、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(尾沢議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  以上で本定例会に付議された事件は全て議了いたしました。  これをもちまして平成30年米子市議会3月定例会を閉会いたします。                 午後0時07分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。              米子市議会議長  尾 沢 三 夫              同   副議長  伊 藤 ひろえ              同    議員  安 田   篤              同    議員  村 井   正...