よって国に対し、下記事項について要望する。
記
1 コロナ禍で生まれた市場に滞留する在庫を政府が買い上げ、市場から隔離し、需給環境を
改善するとともに米価下落に歯止めをかけること。併せて政府が買い上げた米を、コロナ禍などによる生活困難者・学生などへの食糧支援制度を創設し供給するとともに、海外援助の拡大に活用すること。
2 国内消費に必要のない外国産米(ミニマムアクセス米 現在77万トン)は、輸入数量抑制を図ること。
以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。
令和3年12月14日
鳥取県西伯郡
伯耆町議会
〈提出先〉
衆議院
議長様
参議院
議長様
内閣総理大臣 様
農林水産大臣 様
文部科学大臣 様
厚生労働大臣 様
外務大臣 様
───────────────────────────────
以上でございます。よろしく賛同をお願いいたします。
○
議長(
勝部 俊徳君) それでは、
委員長の
報告に対し、4
案件を一括して
質疑を許します。
〔
質疑なし〕
○
議長(
勝部 俊徳君)
質疑なしと認め、以上でこれに関する
質疑は終結いたします。
これより1
案件ずつ
討論に入ります。
まず、
陳情第9号、
放射線廃棄物を生む
原子力発電の
停止を求める
意見書提出に関する
陳情について、
委員長報告は不採択でございますので、まず、
陳情に対し
賛成の方の
発言を許します。
幅田議員。
○
議員(12番
幅田千富美君) 12番、
幅田です。
陳情第9号、
放射線廃棄物を生む
原子力発電の
停止を求める
意見書提出に関する
陳情に
賛成の立場から
討論をいたします。
この願意は、現在
停止している国の全ての原子炉を再稼働させない、また新規稼働もさせないこと、2点目が、エネルギー基本計画に
原子力発電所などゼロを明記すること、3点目が、原子力から再生可能エネルギーへエネルギー源を転換していく、この3点でございます。
これは、10年前、福島原発事故を体験した日本国民の願いです。あれから10年経過し、現在でも今なお多くの方々が避難生活を余儀なくされています。原発は放射能汚染の最悪の環境破壊そのものでありますが、たとえ事故が起きなくても、使用済みの核燃料は増え続けて、十数万年先まで環境を脅かし続けてまいります。
現在のエネルギーバランスを決めるのは政府の責任です。政府は、脱炭素を口実に原発頼みのエネルギー計画を加速させ、現在6%の原発電力量を老朽化原発を含む27基もの原発の再稼働で2030年までに20%から22%にしようと計画しております。地震列島の日本。島根原発も活断層の上にあり、一旦事故が起これば
鳥取、島根の両県どこにも安全地帯などありません。気候危機打開、脱炭素、原発ゼロ、再稼働中止、再エネ転換は日本の未来に責任を負うためにも当然ではないでしょうか。未来のエネルギー転換研究グループによれば、全電力のうち再生エネルギーは現在22%を占めているけれども、再生エネルギーの潜在量は電力需要の5倍の大きな可能性があり、既存の省エネ、再エネの技術でもっても93%のCO2の削減可能性がある、このように提言しています。そのためには、脱炭素、省エネ、再エネを進める社会システムの大転換が必要です。電力の一部産業、大規模事業者、200社余りの脱炭素化、これは決定的であり、国際社会でも要求されているところです。
3点目は、気候危機打開、原発ゼロの取組を進めるためには、国民の努力や自治体の取組は当然でありますけれども、石炭火力利益共同体、原発利益共同体の抵抗を排除する民主的な規制ができる政治がどうしても必要です。以上です。
○
議長(
勝部 俊徳君) 次に、
陳情原案に
反対の方の
発言を許します。
上田
議員。
○
議員(2番 上田 博文君) 2番、上田であります。
陳情第9号、
放射線廃棄物を生む
原子力発電の
停止を求める
意見書の提出に関する
陳情に
反対の立場から
討論いたします。
まず、国のエネルギー政策として、今年の10月に国は第6次エネルギー計画を、基本計画を閣議決定されたところでございます。この基本計画では、2030年に向けて、火力発電を縮小しながら、再生可能エネルギーを主力電源として最大限導入していくことも明記しております。また、2030年の電源比率を再生可能エネルギーを現状の2倍の36から38%に、一方で、
原子力発電も安全性を大前提の上で現状と同じく20から22%に据え置く方針を打ち出しており、私たちは当面この方針を見定めていく必要があると考えます。
また、将来、国民が安心・安全に暮らす上でも、原子力から再生可能エネルギーへ転換していくことは必要であると理解するとともに、我が国において
原子力発電に頼ることなく再生可能エネルギーにより十分電力が賄えるときが早期にやってくることを私自身も期待するものでございます。
しかし、現在のエネルギー状況を見ますと、再生可能エネルギー比率やエネルギー自給率が低い日本にとって、直ちに
原子力発電を
停止することは非常に難しいと考えます。太陽光、風力などの再生可能エネルギーは、我が国では安定的、経済的なエネルギー源としてまだ確立されておらず、近年の猛暑や渇水などの異常気象、災害リスク、地球温暖化の防止、また、近い将来、電気自動車の普及などによる電気需要の増加などが見込まれる中、できる限り火力発電を減少させながら、再生可能エネルギーや原子力エネルギーを組み合わせたエネルギー対策が、今、我が国において取り得る現実的な対応と考えます。
以上の点におきまして、早期の電子力発電を
停止することについての
陳情第9号につきましては、
反対するものでございます。どうか賛同をよろしくお願いいたします。
○
議長(
勝部 俊徳君) 次に、
陳情原案に対し
賛成の方の
発言を許します。
〔
賛成討論なし〕
○
議長(
勝部 俊徳君) 次に、
陳情原案に
反対の方の
発言を許します。
〔
反対討論なし〕
○
議長(
勝部 俊徳君) 以上で
討論は終結いたします。
これより
陳情第9号を採決いたします。
本件に対する
委員長の
報告は、不採択であります。このため、
陳情原案について採決いたします。
本
陳情原案に
賛成の
議員の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
勝部 俊徳君)
起立少数でございます。よって、本
陳情は、不採択とすることに決しました。
次に、
陳情第10号、
鳥取県内に
放射線廃棄物の
最終処分場を建設させない
議会決議のための
陳情について、これにつきまして、これより
討論に入ります。
委員長の
報告は、不採択でございます。
本
陳情原案に対し
賛成の方の
発言を許します。
幅田議員。
○
議員(12番
幅田千富美君) 12番、
幅田です。
陳情第10号、
鳥取県内に
放射線廃棄物の
最終処分場を建設させない
議会決議のための
陳情、
賛成の立場から
討論をいたします。
福島第一原発事故から10年以上経てもなお多くの方々が元の生活に戻れず、避難生活を余儀なくされております。原発は、重大事故の危険性のみならず、使用済核燃料の問題、高レベル
放射線廃棄物、この最終処分地や処分方法はまだ未定のままでございます。このところ
放射線廃棄物をガラス固化体にして、地下30メートル、地層に埋めていく地層処分を行うための
最終処分場を国内のどこかに建設する、この計画が進んでおります。
2017年の7月に経済産業省が公開しました科学的特性マップによりますと、
鳥取県内の大部分が好ましくない特性が相対的に高い
地域とされていながらも、好ましい特性が確認される可能性が相対的に高い
地域とされる
地域も部分的に存在しています。
鳥取県が
最終処分場選定候補から除外されているわけではありません。ところが、2019年の8月に日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センターの敷地内において、早ければ2022年度にも、来年度です、低レベル放射性廃棄物の埋設試験研究を検討している、この報道がなされました。岡山県内の各自治体ではその
説明が行われているところでございますが、このことは、実質的に
最終処分場になる、このことが懸念されております。
地層処分される放射性廃棄物のガラス固化、この固化体は、人が近づいたなら20秒で死亡するという非常に危険なものです。この固化体を鋼鉄製の容器に入れて、岩盤の中に埋設するというものでありますけれども、元のウラン鉱石と同じレベルにまで放射能が低減するのは10万年もの歳月が必要と言われる代物です。人の手による処理不可能なものは絶対に容認できません。
県中部におきましては、長年かかってウラン残土の撤去運動、押しつけられた核のごみを撤去させるという判決を勝ち取りました。県内全市町村では非核自治体宣言の
議会決議を行っています。本町議会におきまして、町内はもちろん、県内、県境においても放射性廃棄物の
最終処分場を建設することには
反対する、この
意見表明をすることが必要です。決議を行うように、
賛成をいたします。
○
議長(
勝部 俊徳君) 続きまして、
陳情原案に
反対の方の
発言を許します。
上田
議員。
○
議員(2番 上田 博文君) 2番、上田であります。
陳情第10号、
鳥取県に
放射線廃棄物の
最終処分場を建設させない
議会決議のための
陳情に
反対の立場から
討論いたします。
私も含めまして、誰もが原子力の放射能の危険から命を守り、安心して暮らすことができる社会をつくり、自然環境を守りたいという思いは当然理解できるところでございます。しかし、今回のこの
陳情の
理由としまして、今回、2018年の岡山県の人形峠環境技術センター敷地内で低レベル
放射線廃棄物の埋設実験が検討されている、そういう報道の下に、さらに危険性の高い高レベル放射性廃棄物の
最終処分場がこの地に建設されるのではないかいう仮定に基づいた今回は
陳情でございます。この場所が
最終処分場の設置場所としてまだ特定されているわけではありません。
さらに、先ほども話がありましたように、国が2017年に高レベル
放射線廃棄物の
最終処分場として好ましい
地域を示した科学的特性マップにおきまして、
鳥取県の大部分が
最終処分場として好ましくない
地域に該当しており、本町が
最終処分場の候補地となる可能性は低く、本議会として積極的に
反対決議をする意義は低いと考えております。
また、国では、高レベル放射性廃棄物の埋設処理をする
最終処分場の建設地につきまして、全国の市町村からの応募により候補地を選定する計画にしております。現時点では北海道の2つの町村が候補地に立候補を示しており、当面この進捗状況を見守ることが必要であると思います。
以上のことから、
陳情第10号につきましては、
反対するものでございます。御賛同のほどをよろしくお願いいたします。
○
議長(
勝部 俊徳君) 次に、
陳情原案に対し
賛成の方の
発言を求めます。
〔
賛成討論なし〕
○
議長(
勝部 俊徳君) 次に、
陳情原案に
反対の方の
発言を許します。
〔
反対討論なし〕
○
議長(
勝部 俊徳君) 以上で
討論は終結いたします。
これより
陳情第10号を採決いたします。
本件に対する
委員長の
報告は不採択でございますので、
陳情原案について採決をいたします。
本
陳情原案に
賛成の
議員の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
勝部 俊徳君)
起立少数でございます。よって、本
陳情は、不採択とすることに決しました。
陳情第11号、
新型コロナ禍による
米危機の
改善を求める
陳情、この
陳情をこれより
討論に入ります。
陳情第11号について、
委員長報告は採択でございます。このため、まず、
原案に対し
反対の方の
発言を許します。
〔
反対討論なし〕
○
議長(
勝部 俊徳君) 次に、
原案に対し
賛成の方の
発言を許します。
〔
賛成討論なし〕
○
議長(
勝部 俊徳君) これにて
討論は終結いたします。
これより
陳情第11号を採決いたします。
本件に対する
委員長の
報告は、採択でございます。
本
陳情は、
委員長の
報告のとおり決することに
賛成の
議員の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
勝部 俊徳君)
起立多数でございます。よって、本
陳情は、
委員長の
報告のとおり採択することと決しました。
発議案第7号、
新型コロナ禍による
米危機の
改善を求める
意見書について、これより
討論に入ります。
まず、
原案に
反対の方の
発言を許します。
〔
反対討論なし〕
○
議長(
勝部 俊徳君) 次に、
原案に
賛成の方の
発言を許します。
〔
賛成討論なし〕
○
議長(
勝部 俊徳君) これにて
討論は終結いたします。
これより
発議案第7号を採決いたします。
本案は、
原案のとおり決することに
賛成の
議員の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
勝部 俊徳君)
起立多数でございます。よって、
本案は、
原案のとおり可決されました。
─────────────・───・─────────────
◎
日程第18
議員派遣について
○
議長(
勝部 俊徳君)
日程第18、
議員派遣についてを
議題といたします。
議員派遣は、
会議規則第127条の規定により、お手元に配付のとおり派遣したいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
勝部 俊徳君) 御異議なしと認めます。よって、別紙のとおり派遣することに決定いたしました。