伯耆町議会 2021-09-06
令和 3年 9月第 4回定例会(第1日 9月 6日)
令和 3年 9月第 4回定例会(第1日 9月 6日) 伯耆町告示第102号
令和3年第4回
伯耆町議会定例会を、次のとおり招集する。
令和3年8月19日
伯耆町長 森 安 保
1.期 日 令和3年9月6日
2.場 所
伯耆町議会議場
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〇開会日に応招した議員
大 床 桂 介 上 田 博 文
片 岡 千 明 長谷川 満
杉 本 大 介 乾 裕
永 井 欣 也 杉 原 良 仁
一 橋 信 介 渡 部 勇
細 田 栄 幅 田 千富美
大 森 英 一 勝 部 俊 徳
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〇応招しなかった議員
な し
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(5)意見。令和2年度はコロナ感染症対策から始まった大変な年であった。コロナ対策について見ると、全ての町民が平等に恩恵を受けられるような施策を各課が知恵を絞り、工夫を凝らし実施していた。そして、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した感染防止対策から各種経済対策まで50にも及ぶ総事業費4億1,255万3,000円もの事業を4,107万1,000円の一般財源で実施されたことは、財政上の効果も大きく、職員の苦労を推察するとともに、その努力を評価したい。
事業実施に際しては、従来の有利な起債である過疎債、合併特例債に加えて、緊急防災・減災事業債、緊急自然災害防止対策事業債、公共施設等適正管理推進事業債など、元利償還金に対し地方交付税に算入される事業債を活用することにより、
実質公債費比率など財政指標が改善され、健全な財政運営がなされている。今後も引き続き、職員一丸となり、現在の健全性を維持するよう期待するものである。
一刻も早いコロナの終息と町民の日常が戻ることを願い、以下、各会計の決算を審査した内容から若干の意見を加える。
(1)
学校ICT環境整備事業、デジタル教材整備事業では、通信環境が整備され、全児童生徒に端末機器も配備された。この環境整備が今後児童生徒の教育の発展に資するために、一層の端末機器の利用促進に取り組まれることを期待する。
(2)6次化産業推進事業は令和2年度で3年目完了となった事業である。この事業は、県が対象事業費の2分の1、町が6分の1を補助する事業であるが、6次産業化は多額の設備投資が必要であり、取組の成果が表れるまでに長期間を要する。引き続き可能な支援が必要と思われる。
(3)
岸本保健福祉センターの熱源改修が完了したが、新型コロナの影響もあり利用率が低下している。住民健診をはじめ、施設の設置目的に沿って、より高度な利用を図られたい。
(4)令和2年度から公共下水道事業、農業集落排水事業、小規模集合排水事業が下水道事業として公営企業会計に統合された。令和2年度は
一般会計から
収益的収入としての繰入金1億8,384万6,000円により黒字決算となっている。今後も企業会計としての損益状況を注視したい。なお、繰入金のうち3,250万8,000円はコロナ経済支援対策による料金減免のための繰入れである。
また、水道事業では
一般会計から
収益的収入として3,426万2,000円を繰り入れているが、このうち1,374万1,000円はコロナ経済支援対策による料金減免のための繰入れである。ここ数年を見ても
一般会計からの収益的繰入額は年々減少しており、水道事業の健全化が見られる。
(5)税の徴収については、伯耆町債権管理ガイドライン、伯耆町滞納整理マニュアルにより、各課が連携して効率的に滞納整理事務が行われている。新型コロナによる納付猶予の措置が講じられる中で、徴収率は昨年度より向上したことを評価する。恒常的な滞納者によって町民の納税意欲の低下と課税の不公平感を招くことのないよう、町民に対し納税義務と法令遵守の精神を引き続き啓発されたい。
結びに、令和元年度末から新型コロナ感染症の流行により各事業の中止を余儀なくされ、令和3年度は鳥取県版特別警報が発令される中、集団ワクチン接種などの経験のない業務にも職員一丸となって取り組まれている。通常事業の中止や実施時期の延期などを行いながらも必要なサービスを提供している職員の創意工夫や努力を評価しつつ、今後とも適正な対応を期待して、令和2年度伯耆町
歳入歳出決算審査の意見とする。以上です。
続きまして、令和2年度決算に係る
健全化判断比率等審査の結果を報告いたします。
1、審査の種類。監査基準第2条第1項第7号、
健全化判断比率等審査。
2、審査の概要。審査の期間、令和3年8月2日。審査した証書等、令和2年度決算に係る
健全化判断比率及び
資金不足比率説明資料。③審査の方法及び着眼点。
地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、令和2年度決算に係る
健全化判断比率、
資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類について、法令に適合し、かつ正確であるかなどを審査した。
審査の結果。審査に付された下記
健全化判断比率、
資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類、いずれも適正に作成されているものと認めた。
4、合議により決定することができなかった事項はありません。
5、総括。各指標。各指標につきましては、記載のとおりでありますが、①、②の
実質赤字比率、
連結実質赤字比率は、こちらは令和元年度から令和2年度も引き続き発生しておりません。③の
実質公債費比率、こちらが令和元年度が8.3%に対し、令和2年度、7.7%と改善しております。④の将来
負担比率、⑤の
資金不足比率、こちらは昨年度に引き続き発生しておりません。
(2)意見。5指標とも早期健全化判断基準をクリアしており、
実質公債費比率3か年平均が、公共施設等の老朽化対策事業が完了し、7.7%と昨年より減少し、健全な数値で推移している。これは職員一丸となって財政健全化に努力された成果であり、評価されるべき結果である。引き続き健全な行政運営をされ、町民の明るい未来に寄与されることを期待する。以上です。
○議長(勝部 俊徳君) ただいま説明がありました16議案1報告につきまして、
監査委員の
決算審査等につきまして、総括質疑を許します。
審議いただく16議案は、予算決算等
常任委員会に付託予定でございます。また、
健全化判断比率等につきましては、報告案件でございます。
質疑は総括質疑で簡明にお願いいたします。どうぞ。
幅田議員。
○議員(12番 幅田千富美君) 12番、幅田です。町長に若干聞いておきたいと思います。
第1点は、以前コロナ対策と熱中症対策について申入れを行って、懇談を行ってきました。今、本当にその対応が求められているというふうに思っておりますけれど、もう一つは、
西部広域行政管理組合でのごみの……(発言する者あり)決算だけですか。提案は50号からということでしたけど。
○議長(勝部 俊徳君) 結局、今は、ちょっと疑問点がありますので、ちょっと休憩させてください。
午前9時36分休憩
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午前9時36分再開
○議長(勝部 俊徳君) 再開いたします。
幅田議員さん、51号は
補正予算ですので、町長に対しての総括質疑は大丈夫ですので続けてください。
○議員(12番 幅田千富美君) いいですが。
○議長(勝部 俊徳君) はい。
○議員(12番 幅田千富美君) 3ページのところで、基金管理事業というので2億5,000万予定されているんです。それで、西部広域の事業では350億ということで、町負担が15億5,600万円、それで、一般財源から約10億円必要になるので、今回、2億5,000万、基金を積み立てたいという提案でありました。
私が聞いておきたいのは、この数字の根拠、これをぜひ、350億がどのような計算で350億になるのかということと、それから町の負担がこんだけになるというところ、それから一般財源からでないと出されないというこの10億円の負担、これについての積算の根拠です。
それと、問題にしたいと思いますのは、こんだけの大きなお金を払わなきゃならないということですけれど、本町の場合は4%のごみですよね。これでもってこれだけの負担をしなきゃいけないというのは一体どのようなことなのかということが1点です。
それから、この間、西部広域では、60名以上のパブコメがあって、それに対して様々な御意見というか、今、世界の方向もCO2排出をゼロにしていくという方向の中で、ごみの分が、焼却熱、発熱焼却というのはもう認めない方向に動いてきているというのに、そのまま続行していくような計画の中で進行していると、そして……。
○議長(勝部 俊徳君) ちょっと休憩させてください。ちょっと暫時休憩します。
午前9時40分休憩
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午前9時43分再開
○議長(勝部 俊徳君) 再開いたします。
森安町長、答弁。
○町長(森安 保君)
西部広域行政管理組合が新設を計画している可燃ごみの中間処理施設、いわゆる焼却施設の計画ですけども、これまでも議会でも勉強会を持っていただいたり、それから地域の住民の方に対してもパブリックコメントを行って、基本構想をまとめました。これからは、いわゆる実施計画ですとか、実施設計ですとか、用地選定はそれに先行してですけども、進んでいく流れであります。その中で、現在、約350億円という事業費を上げております。これについては、今後、変動の要素はあると思います。
そこで、本町について、負担が現在15億という金額の中で、それを全て一般財源と算定するのか、それから、負担金に充当できる起債がどの程度あるのかということは、今後、事業内容によって精査しないといけませんが、少なくとも今回、他団体もこの事業計画に対して基金造成を始めていらっしゃいます。本町もそれに合わせて造成できるときに造成を行って、後年度に全てツケを回すような、そういう財政運営は慎むべきだろうということで、決算の状況を見て基金造成を提案をさせていただいております。積算根拠等については、これは付託案件ですので、再度その数字の根拠について、委員会の中で御確認をいただければよろしいのではないかと思います。流れは以上です。
○議長(勝部 俊徳君) 幅田議員、どうぞ。
○議員(12番 幅田千富美君) 先ほどの金額の積算の根拠については、委員会のほうで細かく資料も出していただくということでよろしいですね。
○議長(勝部 俊徳君) ほかにはございませんか。大丈夫ですか。
ほかの議員の方、御発言を求めます。よろしいですか。
〔質疑なし〕
○議長(勝部 俊徳君) それでは、以上でこの16議案1報告につきましての総括質疑は終結いたします。
議案第50号から議案第65号につきましては、既に配付いたしておりますとおり、予算決算等
常任委員会に付託表のとおり審査を付託したいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(勝部 俊徳君) 御異議なしと認めます。よって、予算決算等
常任委員会に付託して審査することに決定いたしました。
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○議長(勝部 俊徳君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会といたします。
午前9時45分散会
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