欠席議員(なし)
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欠 員(なし)
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事務局出席職員職氏名
事務局長 ───── 乾 さとみ 書記 ─────── 新 城 聖 人
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説明のため出席した者の職氏名
町長 ─────── 森 安 保 副町長 ────── 阿 部 泰
教育長 ────── 後 藤 弥
教育委員会次長 ── 松 原 隆
総務課長 ───── 斉 下 正 司 企画課長 ───── 森 道 彦
商工観光課長 ─── 岡 田 安 路 住民課長 ───── 田 村 茂 樹
健康対策課長 ─── 岡 本 健 司 福祉課長 ───── 木 村 利 郎
地域整備課長 ─── 井 本 達 彦 分
庁総合窓口課長 ─ 景 山 祐 子
産業課長 ───── 草 原 啓 司 会計課長 ───── 小 村 健
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午前9時00分開議
○議長(篠原 天君) ただいまの
出席議員は14名です。定足数に達していますので、直ちに本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付しています別紙のとおりです。
伯耆町
有線テレビジョン
放送の撮影を許可していますので、御報告します。
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◎日程第1
一般質問
○議長(篠原 天君) 日程第1、
一般質問を行います。
休憩します。
午前9時00分休憩
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午前9時00分再開
○議長(篠原 天君) 再開します。
通告の順序に従いまして、4番、乾裕議員の質問を許します。
乾議員。
○議員(4番 乾 裕君) 4番、乾でございます。
ただいま議長より
一般質問のお許しをいただきましたので、本日は3項目について質問いたします。1点目は本町の重要な地域交通である
デマンドバスあるいは
スクールバス等における
安全運行対策について、2点目は災害時の新たな備えとして
乳児用液体ミルクの導入についてであります。3点目は
タイムラインの導入について伺います。どうぞよろしくお願いをいたします。
先月15日午前10時35分ごろ、三重県紀北町便ノ山の
紀勢自動車道下り線のトンネル内で
大型観光バスの運転手が意識不明となり、異変に気づいた乗客2人がハンドルを操作するなどしてバスを停車させたという事故の報道がございました。停車するまでに約2分かかり、その間、対向車線に飛び出すなど蛇行運転を続けた。片側1車線で、一歩間違えれば正面衝突もあったかもわからない恐ろしい事故であったと思います。幸いなことに乗客や添乗員にけがはなく、病院に運ばれた運転手も約1時間後に意識を回復したということでありますが、この事故は決してよそごとではありません。
また、同じく11月17日には
ロンドン発東京行きの便に乗務する予定だった
日本航空JALの副操縦士から乗務直前に過剰な血中
アルコール濃度が検出され、現地で
英国航空法違反により逮捕された事件が発生し、類似の不祥事が相次いで起こるなど公共交通に対する信頼が大きく揺らぐ事態と言われても言い過ぎではないと思います。
そこで、本町の安心安全の運行対策について伺います。
デマンドバス及び
スクールバス等の運転手の人員は十分に確保されているのかどうか。過重労働ということもあります。これを危惧しておりますけども、問題はないのか伺います。
運行前の
アルコールのチェックはきちんとされているのか。法定基準の遵守も含めて、まずこの2点から伺います。
○議長(篠原 天君) 町長。
○町長(森安 保君) 担当課長から現状を説明します。
○議長(篠原 天君)
総合窓口課長。
○分
庁総合窓口課長(景山 祐子君) 日々の運行に関する御質問でしたので、私のほうから回答させていただきます。
まず、運転手の人員の十分な確保がされているかという御質問についてですが、伯耆町
型バス事業では
町運転手2人が実施する業務以外は運行業務を
溝口タクシーと日ノ丸自動車に委託しておりまして、委託業者として町の仕様書に沿った人員確保を行っていただいていると考えております。ただ、議員がおっしゃるとおり全国で運転手は不足しており、各事業者においても新たな運転手の確保は困難な状況にあると聞いております。過重労働にならないよう
運行ルートや運行時間、
運行回数等の工夫を行っていく必要があると考えております。
また、
アルコールチェックについてでございますが、タクシーや
路線バスなどの
旅客自動車運送事業では毎朝点呼が義務づけられておりますけれども、本町が実施しております
自家用有償旅客運送では義務化まではされておりません。ただ、本町では伯耆町
型バス事業が平成19年度に始まった当初から、2事業者の運転手に対し毎朝運行前に
運行管理者による点呼を行っております。内容は呼気による
アルコール値のチェック、体調の聞き取り、それと免許証の所持の確認ということで、日々安全運行に心がけております。以上です。
○議長(篠原 天君) 乾議員。
○議員(4番 乾 裕君) ありがとうございます。
運転免許証のチェックということですけど、その辺の更新とかそのあたりはどうでしょうか。
○議長(篠原 天君)
総合窓口課長。
○分
庁総合窓口課長(景山 祐子君) 免許証の確認についてでございますが、こちらも法律でバスの事業者は運転手の台帳を整備することになっておりまして、免許証をコピーしてそれを台帳に記載することによって免許の更新などの管理も適切に行っております。以上です。
○議長(篠原 天君) 乾議員。
○議員(4番 乾 裕君) ありがとうございます。
続きまして、健康診断の実施状況について伺います。各運転手さんは、年1回の健康診断は受けていらっしゃるのかどうか。また、病歴についてチェックされているのか。お願いします。
○議長(篠原 天君)
総合窓口課長。
○分
庁総合窓口課長(景山 祐子君) まず健診の実施状況でございますが、町の運転手2名につきましては毎年健診を受診しており、安全な運転に支障を及ぼすおそれのある症状を呈する状態にないことを確認しております。
また、委託先の事業者におきましては各事業者で確認をしておりますけれども、議員がおっしゃるとおり近年
バス運転手の健康状態が急変したことによる事故が多く発生していることから各事業者に確認を行いましたところ、いずれの事業者でも運転手は毎年健診を受診しており、問題となるような状態の運転手はないことを確認しております。
また、病歴の関係ですけれども、病歴につきましては採用時に健診の受診結果を提出してもらったり、あと口頭で病歴を聞き取ったりということを行っているというふうに聞いております。
採用しましてからは健診結果による精密検査の受診勧奨などを行い、運転に支障があるおそれのある病名であれば運転に支障がないという医師の証明書を提出してもらっているということです。以上です。
○議長(篠原 天君) 乾議員。
○議員(4番 乾 裕君) ありがとうございます。
続いて、
道路交通法の中で規定されております一定の病気等の中で無
呼吸症候群は含まれているのかどうか伺います。
○議長(篠原 天君)
総合窓口課長。
○分
庁総合窓口課長(景山 祐子君) この一定の病気等と先ほどおっしゃいましたのは、
道路交通法及び
道路交通法施行令で規定されております運転に支障のある病気等として規定されたものですけれども、これが
運転免許の交付や更新の拒否、取り消し、停止などの理由となるそういう病気等という意味でございますが、睡眠時無
呼吸症候群につきましては鳥取県
警察本部西部運転免許センターに確認しましたところ、一定の病気等の中の重度の眠気の症状を呈する睡眠障害に該当するということを確認しております。
○議長(篠原 天君) 乾議員。
○議員(4番 乾 裕君) ありがとうございます。
運転手が万が一、先ほどもあったんですけども運転中に意識を失ってしまうケース、こうした対策としては何ができるのか。その際に必要不可欠と思われる
緊急通報システムはその車両の中に装備されているのか。この点を伺います。
○議長(篠原 天君)
総合窓口課長。
○分
庁総合窓口課長(景山 祐子君) 伯耆町
型バス事業で使用しております車両には、残念ながら
緊急通報システムを装備しているものはありません。
緊急通報システムというのは、一般に移動中のバスからの緊急情報をバスの事業者やバスの外部に知らせるという
システムとなります。近年、バスの運転手の健康状態が急変したことによる事故が多く発生していることから、
日野自動車が乗客がバスを緊急停止させるドライバー異常時
対応システムというのを搭載したバスを世界で初めて販売を始めたというニュースが先日ありました。運転手が急病などで運転できなくなった場合に、
運転手自身あるいは乗客の方が
非常ブレーキスイッチを押すことで徐々に速度を落として停止するという
システムです。
運転手自身が意識を失ってしまうケースを想定ということでしたらこちらが対応できる
システムではないかと考えますが、いずれにせよ本町の現在のバスでは装備しているものはないという現状です。日々の健康確認を確実に行っていくということに尽きると考えております。
また、
日野自動車米子支店に確認しましたところ、現在開発しているドライバー異常時
対応システムは
観光用バス専用のもので、本町で使用しているような
路線バス仕様のものやマイクロバスには設置できないということでした。この
システムの普及にはまだまだ時間がかかるようですので、新たなバスの車両購入の際には
歩行者感知装置や
車線逸脱監視装置などの安全装備を設置することを検討していきたいと考えております。以上です。
○議長(篠原 天君) 乾議員。
○議員(4番 乾 裕君) なかなかこの限界もあると思うんですけども、今、課長さんがおっしゃいましたように対策を鋭意検討していただきたいと思います。
6番目ですけども、こういった車両の安全性あるいは運転手さんの確保の難しさとかありますけども、将来的に今全国各地で試験が行われているんですけども、
無人バス等の導入などは視野にあるのかについて伺いたいと思います。現在のテクノロジーは飛躍的に進歩しておりまして、無人で動く建設機械など登場しておりますし、
モデル事業として
無人バスが試験的に運行されています。
北海道上士幌町あるいは熊本県芦北町、こちらでは昨年から実証実験がスタートしておりまして、上士幌町では運転席のない
無人小型バスが町民を乗せて一般道を走行し、センサーや全
地球測位システム(GPS)、高精度な三次元地図を組み合わせて車両の位置や障害物を検知する、一時停止や左折も違和感なくこなすということでございます。2020年までに限定区域での
無人自動運転による
移動サービスの実現を掲げております。準
天頂衛星システム(みちびき)の成功でGPSも数センチの誤差という高精度になり、現実味を帯びてまいりました。
国土交通省によりますと、毎年1,000キロメートル以上の路線区間が廃止に追い込まれている現状や運転手の高齢化、人手不足も懸念される中、
自動運転への期待は大きいようでございます。高齢者の生活の支えになり得ると考えます。ただ、一方で事業費をどうするのかということもございます。町長の所見を伺いたいと思います。
○議長(篠原 天君) 町長。
○町長(森安 保君) この質問にお答えするとすると、視野には入っていません。実用化されていません。実用化には大いに期待したいと思います。
○議長(篠原 天君) 乾議員。
○議員(4番 乾 裕君) またよろしくお願いいたします。
続きまして、災害時の新たな備えとして
乳児用液体ミルクの導入について伺いたいと思います。
乳幼児液体ミルクは液状の人工乳を容器に密封したものであり、常温で長期間の保存が可能な製品でございます。そのまま飲むことができる、授乳時の調乳の手間を省くことができることから、
乳児用粉ミルクに比べ授乳者の負担軽減や安全面で次のような利点があります。夜間や
共働き世帯で時間が限られているとき、あるいは保育者の体調がすぐれないとき、さらには母親が不在のときなどでも簡便かつ安全に授乳を行うことができる。調乳用のお湯70度以上が不要であり、授乳に必要な所持品が少なくなることや調乳を行わずに済むことから、簡便に授乳を行うことができる。地震等によりライフラインが断絶した場合でも水、燃料等を使わずに授乳することができるため、国内の流通体制が整い使用方法やリスクに関して十分に理解されることを前提として、災害時の備えとしても活用が可能である。
2016年4月14日の熊本地震の際に、
乳児用液体ミルクの海外製品が支援物資として送られ注目を集めたことは記憶に新しいところでございます。これに関連して、政府ではこれまで関連省庁が連携し国内で製造販売するための安全基準や
表示許可基準を定める手続に取り組んできており、平成30年8月8日、規格基準を定めた
厚生労働省令が施行され、国内での製造や販売が可能となっております。先般の報道では、早速来春には国内初の
乳児用液体ミルクの製造、販売が始まるということであります。
以上の点を踏まえ、
乳児用液体ミルクの導入を求めることについての町長の所見を伺いたいと思います。
○議長(篠原 天君) 町長。
○町長(森安 保君) 災害関連でお答えしたらいいんですか。
○議員(4番 乾 裕君) はい。
○町長(森安 保君) これから発売になるということですので、どのようなものが発売されるのか、その発売されたものについて備蓄として運用する場合のガイドラインなんかも今作成中と聞いてますので、それらを待った上でないと何となくいいなという話はできないのじゃないかなと思います。
ただ、これを考えるときに、赤ちゃんのために使うものですから、恐らく避難所でこういう備蓄品をお使いになる子育て中の
お母さん方からすれば、やっぱり自宅にあるようなものとそう変わらない状態で提供したいというような気持ちがやっぱりあるんじゃないかなと思いますね。ですので、この液体用のミルクというものが子育て中の母親を中心に世の中を含めてどんな製品として理解をされていくのか。このことがまずは一番肝心でしょうし、それは恐らく価格も含めてだと思いますね。そういうことで認知がされ、なおかつやっぱり備蓄としての製品特性は御紹介のあったようにこれは確実にありますので、そういった点を評価していくことになるだろうと思います。可能性ということであれば、これは可能性は十分だと思います。
○議長(篠原 天君) 乾議員。
○議員(4番 乾 裕君) ありがとうございます。
価格ということもおっしゃいましたけども、
本当粉ミルクよりはやっぱり割高というのが実情のようでございますが、それも含めて今後鋭意検討していただきたいと思います。
3番目でございます。
マイタイムラインの導入について伺いたいと思います。
前回、9月の定例議会におきまして
防災座談会を提案させていただきましたところ、町長からも前向きの御答弁をいただいたと認識しているところでございます。この取り組みの一つは、最新の
ハザードマップというものがございまして、この学習を地域の皆さんと一緒に職員の皆さんも膝を交えながら学習していくということであったと思います。
それと、もう一つ大事なこととしてやらないといけないと思いますのは、
地域住民の一人一人の
マイタイムライン、つまり各人の防災行動を時系列でまとめたものを自分自身が作成するというこういう作業が必要ではないかと思います。災害のたびに指摘される住民の逃げおくれでございます。これは逃げる気持ちが住民にあっても、実際の行動に移すことの難しさを示しているというふうに言われております。
2015年9月の
関東東北豪雨では、甚大な浸水被害に遭った茨城県などの
鬼怒川流域では災害時に個人がとるべき
避難行動を時系列にまとめた計画、
マイタイムラインづくりが進んでおります。
関東東北豪雨では、鬼怒川の堤防が決壊し、茨城県常総市を中心に多くの
周辺自治体で浸水被害が発生し、逃げおくれや孤立などにより約4,300人が救助されております。この
鬼怒川流域の自治体では、それまで住民向けの防災訓練、出前講座に力を入れていましたが、住民の避難に結びつかなかった。その反省から、
下館河川事務所では住民一人一人が家族構成や生活環境に合わせた自分なりの逃げ方を持っていないと逃げる力にならないと判断。そこで、行政などで作成が進んでいた
タイムラインの個人版と言える
マイタイムラインを提唱し、2016年秋から同流域の茨城県と栃木県の自治体で普及に取り組んでいるというものでございます。平成30年4月からは、
小・中学生向けの
防災学習教材として開発されましたこの
逃げキッド、この名称には子供、キッドというのは子供ですけども、への普及と方言の逃げきっど、逃げ切るぞという願いを込めてこういった
防災学習教材が開発されているそうでございますが、この
逃げキッドを活用した
小・中学生を対象とした製作講座は好評を博しており、10月末までに延べ約7,400人が
マイタイムラインをつくったということでございます。
この
マイタイムラインの作成のポイントは、まず地域のリスクを調べる、時間ごとの行動を書く、定期的に更新をしていくということであります。地域のリスクでは過去の水害の記録や
ハザードマップ、
災害予測地図などを参考に自分が住んでいる地域の危険性を認識することが大切であります。また、洪水などは地震と異なり行政や気象庁などが発信する避難情報などから災害の発生を予測しやすい。このため、台風発生から雨量の増加、川の氾濫と状況変化に合わせて必要な備えを想定しておく。これらを踏まえ、自分がとるべき行動を時系列に沿って一覧表に書き込んだものが
マイタイムラインとなります。自分の避難計画をつくっておけば、いざというとき慌てずに逃げるための助けになると思うのであります。
避難行動の例としては、A君は家族と話し合い台風が発生した時点で水や食糧を買いに行くことや、歩くのに時間がかかる祖父母は早目に避難させることを決めた、こういったぐあいでございます。
マイタイムラインはあくまでも
避難行動の目安であり、正解はございません。刻々と変化する気象情報を見きわめ、臨機応変な対応が求められます。また、進学など状況が変わるたびに家族で話し合い、内容を更新していくことが大切だということでございます。
防災座談会では、台風発生から川が氾濫するまでのおよそ3日間の備えと行動を想定し、話し合う場でもあると思います。避難勧告が出る前に、動きやすい服に着がえて逃げる準備をしよう。あるいは水と食べ物は風雨が強くなる前に買っておいたほうがいいよね。川の氾濫から逆算して行動を考えるとわかりやすいよね。長靴は水が入ると重くなるので、避難するときは履かないようにするといったことをお互いにこうした生の情報交換をすることが大事だと思いますし、
地域住民の逃げる力を育む取り組みとなるような方針で実施してほしいと思いますが、町長の認識を伺います。
○議長(篠原 天君) 町長。
○町長(森安 保君)
防災座談会のやり方についてお答えしたらいいですか。
○議員(4番 乾 裕君) はい、一つの案でございます。
○町長(森安 保君)
防災座談会、この前もお話ししたように特に事前の備えができるというのは水害とか台風ですので、それらのリスクが高いところから手挙げをしていただいてやろうとしておりますので、今はちょっと庁舎改修中で
区長協議会というのがなかなか開催できない状況ですから、それらが条件がもうちょっとしたら整うんですけども、呼びかけをして話をさせていただきたいと思います。手挙げをして、なるべく希望を出していただけるようになれば出かけていくということが有意義になるでしょう。
○議長(篠原 天君) 細田議員。
○議員(10番 細田 栄君) 状況はわかりました。
国がやるのに本町だけやらないというわけにいかないので、これはもう選択の余地がないのかなというふうには思いますが、しかしそうはいってもこの無償化になって5,000万円弱保育料が少なくなる。それを補填する方法として地方消費税も伸びますよという理屈なんでしょうけれども、いまいちその決められたときの経過がしっくりいかないところは残りますが、実施はしていただきたいというふうに思います。
最後の質問に入ります。時間が少なくなりましたが、平成31年度の予算編成時期になりました。ホームページで31年度当初予算の編成方針を見させていただきました。次の点についてお伺いします。
平成30年度一般会計当初予算、本年度ですが過去最大規模の85億6,500万円でありました。合併特例債も平成36年度まで延長されたことによりまして、31年度の当初予算規模は平成29年度決算の75億円程度におさまる見込みでしょうか。
それから、2番目として平成31年10月から消費税が10%になることから、10月以降の完成工事などは消費税を10%見込むよう指示がしてありました。また、合併算定がえの減額が5,700万円と見込んでありました。この財源調達の基本的な方針は、歳出削減のみで行う考えかどうかお尋ねします。
○議長(篠原 天君) 総務課長。
○総務課長(斉下 正司君) 私のほうから答弁をさせていただきます。
まず、先ほども申し上げたとおり合併まちづくり計画の中で将来財政推計等も出しておりますが、その中での来年度予算の推計額は約71億円と見込んでおります。ただ、これは来年度に予定されております建設事業の概算額とその他性質別経費の過去の推移等をもとに出したもので当然積み上げたものではございませんので、今後来年度の予算編成に入りまして、事業の見直しですとか新規事業の発生あるいは建設事業費の精査等によりまして金額は変動するというのは当然なんですけども、増額となっても議員がお見込みのとおりもう75億円程度におさまるというふうには考えております。
続きまして、消費税10%を見込んで予算を組む際の合併算定がえ5,700万円減額になって、その辺の財源調達はどうなのかということですけれども、来年度の歳入、最も高い構成比は当然地方交付税ですので、その算定がえによりまして5,700万円をどう埋めるかということで、まずは歳出のほうを厳しく見直すということは当然必要になってきております。毎年度1億5,000万円から2億円程度繰越金が発生しておりますので、これをいかに縮小するか。ただし、緊急時とか非常時に備えた予備的な見積もりは必要となっておりますので、全くこれがゼロになるということはあり得ません。
歳入のほうでは、それをカバーするために現在必要最小限度にとどめておりました臨時財政対策債、現在大体1億5,000万円前後で借りておりますけども、これを枠いっぱいに、現在の枠は2億1,500万円ですけどもこれを利用するという方法と、あとは基金の目的に沿った事業に関しましては基金の取り崩しで対応するということを考えております。
なお、31年度以降につきましては、先ほど御説明した消費税率の改正に伴う地方消費税交付金の増額が見込まれております。以上です。
○議長(篠原 天君) 細田議員。
○議員(10番 細田 栄君) 基本的なお考えをお聞きしまして、少し安心しました。歳入のほうでも財源対策債を活用するとか一部基金の取り崩しもして、できるだけ現在の行政水準を維持したいということであったかというふうに思います。
以上で私の質問を終わります。
○議長(篠原 天君) 以上で細田議員の質問を終わります。
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○議長(篠原 天君) 続きまして、2番、森下克彦議員の質問を許します。
○議員(2番 森下 克彦君) 2番、森下です。
私のほうからは、通告しておりますが2点について御質問をいたしたいと思います。
まず、1点目でございます。この伯耆町隣接地区の産業廃棄物処分予定場へのアスベスト含有物追加搬入の動きについてということでございますけども、9月議会でも取り上げたものでございますけども、このアスベストというのが人体、生物に悪影響を及ぼすという知見もあるという、これが追加廃棄されようとしている重大な状況を踏まえて改めて御質問させていただきたいと思います。
9月議会におきまして町長のお答えもありましたけども、長年営業実態のない事業者からのアスベスト含有廃棄物を追加して産廃処理事業を開始したいとの申し出を受けられまして、事業実施に際しては法令等の規定を遵守するよう申し入れしているとのことでございました。その後、この本件事業に係る事業者等との対応があったかどうかをまずお聞きしたいと思います。
○議長(篠原 天君) 町長。
○町長(森安 保君) 担当課長から説明します。
○議長(篠原 天君)
地域整備課長。
○
地域整備課長(井本 達彦君) 御質問のありました南部町鶴田地内においての産業廃棄物最終処分場についてですが、事業者に対しては引き続き廃棄物処理に関する法令とか協定書、覚書の遵守を求めているところですが、9月以降ですが、事業者の対応につきましては地元説明をしたいという話があって、その前に埋め立てされる前の地下水等の水質検査を11月16日に実施されております。その際には、本町職員も南部町職員と一緒に立ち会いをしているところです。以上です。
○議長(篠原 天君) 森下議員。
○議員(2番 森下 克彦君) 今お話がありまして、事業者のほうからは現地説明をしたいということでの地元説明会を開きたいということで話があったんですね。それに対してはどういった対応だったんですか。
○議長(篠原 天君)
地域整備課長。
○
地域整備課長(井本 達彦君) それは通告の2番目の質問になるんですかね。
○議員(2番 森下 克彦君) いやいや、今ちょっとお話があったから、それに関連して。
○
地域整備課長(井本 達彦君) 多分2番目の答えと一緒になると思うんですけど、伯耆町のほうとしては南部町が場所ですので、まず南部町の地元のほうで説明会をされたその様子を見ながら、うちではその状況に応じて対応しようということで地元の区長さんともお話をしているところです。
○議長(篠原 天君) 森下議員。
○議員(2番 森下 克彦君) 立地自治体の南部町さんの動きを見て、その後にこちらとしての対応を考えていくという方針なんですね。わかりました。
それで先ほど申し上げられましたけど、水質調査を事業者がやったということでよろしいんですかね。
○議長(篠原 天君)
地域整備課長。
○
地域整備課長(井本 達彦君) はい。11月16日に採水ということで、検査井戸を2カ所とその場所に雨が降って出るところが1カ所と、それから最終的に小野の水路に流れてくるだろうということで小野地内の水路の採水をしております。
○議長(篠原 天君) 森下議員。
○議員(2番 森下 克彦君) 議長、細かくて済みませんけども、それは県の指示によっての水質検査ということで理解すればいいんですね。
○議長(篠原 天君)
地域整備課長。
○
地域整備課長(井本 達彦君) いや、一応協定等では埋め立てしてから水質検査をしなさいということになっておりますけど、これは業者のほうで事前の水質とどう変わるかの比較が必要なので、業者のほうがやっております。
○議長(篠原 天君) 森下議員。
○議員(2番 森下 克彦君) ちょっと細かい質問になります。それは定期的にやっておられるということですか。このたび初めて。
○議長(篠原 天君)
地域整備課長。
○
地域整備課長(井本 達彦君) このたび初めてです。それは持っていく前の水質を事前に調べとこうということでしております。
○議長(篠原 天君) 森下議員。
○議員(2番 森下 克彦君) 事業者としての動きは承知いたしましたところです。
ということで、先ほど御回答ありましたけども(2)に書いておりますけども、一応その事業者からの地元説明会については南部町の動きを見るといったスタンスでよろしいですね。わかりました。
かねてから申し上げておりますけども、このアスベストというのは皆さんもよく御承知と思います。中皮腫や肺がんの原因となるとの知見がございます。このアスベストが水分に含まれ、この処分場から今検査地点での話も出ましたけど小野地区等への用水路、また場合によっては日野川へ流入することとなりまして、後世代へ悪影響を与えるおそれが十分にあるかと思います。環境を保全し町民の安全安心を図るために、この地へのアスベスト含有廃棄物の搬入につきましてはやはり反対の立場をとっていただきたいと思いますけど、その点をお聞きしたいと思います。
○議長(篠原 天君) 町長。
○町長(森安 保君) これも廃棄物の行政をつかさどる法令に準じるしかないんですけども、議員がおっしゃったようにアスベストは基本的には繊維ですのでね、吹きつけられているものなどが浮遊する。その浮遊状態にあるものについて、昭和63年には環境庁及び厚生省からその危険性を指摘する文書が出ております。
このたびのじゃ産業廃棄物処分場が稼働した場合に搬入を予定されるアスベストを含む産業廃棄物というのは非飛散性石綿含有産業廃棄物という分類にありまして、安定型の最終処分場への搬入が認められている。その根拠としては、環境へのいわゆる飛散性のような環境への影響がないというぐあいなものとして区分されているものです。
したがいまして、アスベストというその物質そのものに対していろんな見方があると思うんですよ。本当そうだ、それは私は否定するものではありません。ただしこの廃棄物行政の中で非飛散性石綿含有産業廃棄物について、この産業廃棄物を扱うもの、その処分場の搬入対象物として認められているものについて、それは法律を遵守しながらやっぱり搬入というのが基本的な立場になると思います。ですのでもともとその搬入対象であったものということでありますから、今の段階、その明記はされていなかったというのはそれは事実なんですね、覚書の当時。だけどもそれはあくまでも非飛散性石綿含有産業廃棄物というものをあえて明記するという取り扱いに変わってきたという経過がありますので、もともとなかったものが入るのではなくて、もともとはその産業廃棄物全般の中に入ってたんだけども、搬入対象の、それを明記するという取り扱いに変わったということで今議論が出され、それから疑問を提起されています。ですのでそこはやっぱりその法律の流れを見るともともとからあったものということであるので、今の段階で覚書などが締結された後の稼働の直前の段階でそれを反対するということを言われてもその根拠を有しない、そういう立場です。
○議長(篠原 天君) 森下議員。
○議員(2番 森下 克彦君) 今、町長は許可済み4品目の中に含まれたものではないかと。その後の今のアスベストをめぐる時代の流れを受けてですね。
実は先般、私、この廃棄物処理事業の許可権限を持つ県に一応状況と確認、また更新許可をやめてくれというやな申し入れいたしましたけども、現在の更新許可いうのは5年ごとに契約が結ばれるそうなんですけども、廃棄の許可の期間は一応5年でずっと見直してきたそうですけど、それから11月がちょうど期間更新のときだったんですけど、それでその県に行ったときにことし11月まで含まれる5年間の許可証を見ましたら、アスベスト含有物は捨ててはいけないという記載があったんですね。そういったような情報は県のほうからは特段ないですかね。そういった許可になっとると。
○議長(篠原 天君)
地域整備課長。
○
地域整備課長(井本 達彦君) 捨ててはいけないということがちょっとこちらのとり方が違うんですけど、先ほど言われましたように5年ごとに更新をされて、途中で法律が変わって同じ安定型に入れる4品目自体は変わらない。もともとその法律が変わる前は、何もしなくてもそういう非飛散性のアスベストというのは入れられてた。法律が変わってから、入れる場合はきちっと明記して処分の仕方もきちっとしなさいという法律が変わってるんですけど、ずっとこの業者につきましては20数年前に届け出をしてから現場が動いてなくて5年ずつに更新だけをしてて、法律が変わった時点でアスベストを入れる場合はきちっと入れますということを書きなさいということになっておりますけど、多分ずっと置いてたんで当分動かないという事業者も考えてたと思うんですよ。特に入れるということを書いてなかったんですけど、今回の5年ごとの更新で今まで書いてなかった入れますよということを法律によって書けということになってるので書いたと。それが議員がおっしゃられる追加追加と言われるんですけど、追加というよりは明記というふうにこちらは捉えているところです。
○議長(篠原 天君) 森下議員。
○議員(2番 森下 克彦君) 状況はわかりました。
であれば、先ほど来申し上げておりますけど平成5年に今の許可済み4品目ですけども、これを廃棄するいうことについて立地の自治体は南部町ですけど、当時会見町ですけども、当時隣接ということで岸本町長が業者と、今、町長も申されましたけど協定書、覚書を交わして、これの廃棄物処理に際しての対応をやっていこうというのが結んであるんですけども、仮に県への、このアスベスト含有物の廃棄については県への届け出で済む制度になってますので、仮にそうやってアスベストの含有廃棄物を明記して捨てるということになれば、協定書、この内容にはその許可済み4品目しかないんですけども、新たにやっぱりアスベスト含有物も含むんですよといったようなことで協定をやっぱり再締結いうか、しなければならないと思うんですけど、その点としてはどうお考えですか。
○議長(篠原 天君) 町長。
○町長(森安 保君) 許可が新たに行われるのであれば、議員がおっしゃるとおりだと思います。だけどこれ許可じゃなくて更新ですので、県は。その方針は一切変わってないです、最初から。ですのでアスベストの非飛散性アスベストについては明文化、それは法律前項に基づくものと当初の許可条件に含まれているという、そこがもし万が一変わるのであれば町としては対応を考える必要がありますが、その許認可権限者である県のその対応は今日まで変わっていない、私はそう承知しております。もし議員がその県の許可権限者が更新ではなくて新設認可に近い状況を本当に行うということをもし知っていらっしゃるようでしたらそれは私としては見逃すことができない話ですから、県から今まで聞いていたことが一切違うという話になる。だからもしそういうことをお持ちでしたらしっかり教えていただきたいと思います。
○議長(篠原 天君) 森下議員。
○議員(2番 森下 克彦君) であれば、そうやって一応4品目について当時平成5年の協定書、覚書に係る話なんですけども、その後やっぱりアスベスト含有物が入っとったという解釈でしょうけども、やっぱりその後の時代を受けてこれだけアスベストが悪影響を与えるもの、今おっしゃってますけど非飛散型、いわゆる安定型の廃棄物があそこへ捨てられるという状況にはなるんですけども、やはりその協定、覚書の中にいろいろ水質検査とか成分検査とかしましょうというのが書いてあるんですけども、やっぱりアスベストということに着目してのさらなるきちんとした検査要請体制等、要するにこの協定、覚書の見直しということには考えられんのですか。
○議長(篠原 天君) 町長。
○町長(森安 保君) 何回もこれ同じ議論を繰り返すことになってしまうんですけどね、結局その許可条件というのがこの処分場にはあるわけですね。その許可条件というのは変わらないわけですよ、更新してるわけです、ずっと。いや、ですからもし許可条件が変わるので新たに許可が行われるという話がもし万が一あるんであれば、それは私の本町以上に南部町にとっては重大な変更になると思いますね。そういう見解を私は県から聞いたことがありません、今まで。その非飛散性アスベストの取り扱いについても、今まで説明しているとおりなんですね。ですので9月に説明したことを今も同じことを多分言ってる、そういう状況なんです。ですからこれはもし県のその法律の執行者といいますかね、そういう場面で若干取り扱いを変更するようなことが万が一あるのかないのかということについては担当部局から問い合わせはいたしますが、そうでない限りはやっぱり許可がなされて、その許可に応じて覚書とか、順序が若干逆な面もあるんですけどね、覚書や協定が結ばれているわけですから、その条件を私たちとしてはしっかり守っていただく。
ですので新たな許可みたいなものがもし万が一出るんであれば、それについては議員がおっしゃっているような要素というのは当然出てくるだろうと思いますけども、返す返す言いますけども、そういう話は私どもは聞いておりません。
○議長(篠原 天君) 森下議員。
○議員(2番 森下 克彦君) 町長の御見解、また町当局の御見解承りました。
本件はこれにて質疑は終わりまして、2番目に移りたいと思います。小町地区に計画されている公共工事建設発生土処分場の件でございます。
9月議会全員協議会の場におきまして、平場、平らなところになる面積で約8万2,000平方メートル、搬入土量は約107万立方メートルの公共工事施工に伴い発生する残土による土地造成計画が公表されました。計画地は、私も旧ふるさと農道のほうからもちょっと確認いたしましたけども、農耕地もある谷底状の土地となっております。つきましては、この本件事業計画の内容についてちょっとお伺いしたいと思います。
最初に、計画地は当町の基幹産業である農業の用に供されている土地が含まれておりますけども、この計画地の中に農地面積が占める割合はどの程度か。また、この計画地における農業従事世帯は何世帯あるかという状況をお聞きしたい。
また、計画地は町で買収するとのことでありますけども、買収対象地権者数は何人となるかいうのも一応データとしてお聞きしたいと思います。
○議長(篠原 天君) 町長。
○町長(森安 保君) 担当課長からお答えします。
○議長(篠原 天君)
地域整備課長。
○
地域整備課長(井本 達彦君) 御質問のあった農地の面積ですが、まだ計画段階ですので大ざっぱなところですけど、今現在の計画では全体面積は言われたように約8万2,000平方メートル。そのうちで、いわゆる台帳上農地と言われるのが約3万2,000平方メートルぐらいあります。ただ、これについても正確な面積については今後測量等をして計測されますし、さらに地元からはまだ管理困難な農地もあるので広げてもらえないかというような話もあったりして、最終的にどれぐらいになるかというのは今後の話でまだ流動的だと思います。
それから、現在の計画地内の農業従事世帯数ということですけど、計画地内に農地を持っておられる世帯ということしかまだ把握しておりませんで、そういう意味であると一応13名となっております。ただ、この中には農地は持ってるけど全くほかの人に任せているとか耕作してないとかという方もありますので、それは今後調査中ですので参考にしていただければと思います。
それから、対象となる地権者の人数ですけど、現在のところで現在のその8万2,000程度の面積であると大体19名の地権者がいるということで想定しております。以上です。
○議長(篠原 天君) 森下議員。
○議員(2番 森下 克彦君) 承知しました。
確認です。この農地面積というのは、その9月議会のときにもちょっとお話がありましたけども、現に耕作されている土地、休耕地、耕作放棄地も全て含んだものでよろしいですね。
○議長(篠原 天君)
地域整備課長。
○
地域整備課長(井本 達彦君) はい、含んだものです。
○議長(篠原 天君) 森下議員。
○議員(2番 森下 克彦君) という計画がございますけども、この計画地には県と公益財団法人鳥取県建設技術センターが公共工事発生残土を搬入する形で造成がされますけども、当該事業形態による土砂搬入については近年、近隣町で地元の同意が得られなかったとの情報を得ております。計画地は残土搬入用地となりますけども、先ほど地元の要望もあったということだったんですけども、土地を要するに耕作が大変だという話もあったんですけど、計画地はこういった残土搬入用地となりますけど、地元地権者への説明はもうなされたものかどうか。全員の同意が得られているものかどうかというのをお聞きしておきたいと思います。
○議長(篠原 天君)
地域整備課長。
○
地域整備課長(井本 達彦君) 地元との協議状況でございますけど、対象となるのは集落としては小町地区です。小町地区とは現地立ち入り前に1回と、現地に立ち入らせていただいた後に計画をお話しさせていただいた際に1回の2回の説明会を開かせていただいております。計画地内にある農地は山に囲まれた谷に当たる部分にも位置しておりまして、アクセスとか日当たり、形状、どれをとってもなかなか耕作がしやすい場所とは言いがたいところでして、計画自体は地元からは好意的に受けとめられております。
それから、今年度の9月には地元からも事業を進めることを前提とした要望書も提出していただいておるところですので、今後も要望を前提とした地元との協議を行っていきたいと思っております。
それから、そのほか下流域にも農地がありますので、西部土地改良区や日野川漁協、それから金廻地区の水路管理者等には計画を御説明して了解を得ているところです。
○議長(篠原 天君) 森下議員。
○議員(2番 森下 克彦君) わかりました。
といったことで、後ほど触れますけど公共用地としていこうということで一応地元説明等を終えられているということですけども、この公共事業残土の搬入なんですけども、県内いろいろ東部から始まり、この伯耆町でも民間の主体ですけども二部のほうに公共事業残土置き場としてやられておりますけども、この県の公共事業による残土というのはどのような土砂が想定されるのかお聞きしておきたいと思います。例えば、山土であるとか川のしゅんせつ後の土砂であるとか。と思いますのは、土砂の中に含まれていたものによる悪影響、例えば土砂そのものならいいんですけど、中には木くず等が入っていたりしておれば長い間には木くずが腐ってしまって密度が減ってしまって土砂崩れを起こすんではないかとか、また冒頭1問目でも申し上げましたけども、産業廃棄物が含まれているようなものがあるおそれはないかといったことを危惧するわけですけども、どういった土砂が搬入される予定になるんでしょうか。
○議長(篠原 天君)
地域整備課長。
○
地域整備課長(井本 達彦君) 9月の全員協議会のときにもお話しさせていただきましたが、この処分場は公共工事の建設発生土処分場ですので、県や市町村、国などの行政機関が発注する公共工事において発生した土砂のみを対象とした処分場になります。
現在の公共工事は処分した土砂は伝票により管理されて、処分場には作業員以外に必ず監視員が常駐して土砂以外のものの搬入は厳しくチェックされて、産業廃棄物などが混入することがないのはもちろんのことですけど、後々になり盛り土に影響が出ないように土質についてもチェックが行われ、含水率が高過ぎる土砂や岩石みたいな大きな石だけの場合にも引き取らないようにされております。
また、監視体制を鳥取県建設技術センターだけに任せるのではなく、抜き打ち検査の実施等の自主的な管理についても地元と相談していきたいと思っております。以上です。
○議長(篠原 天君) 森下議員。
○議員(2番 森下 克彦君) 承知いたしました。