それでは、
平成23年度の
伯耆町
決算審査意見を御
報告申し上げます。
平成23年度
伯耆町
歳入歳出決算審査意見書。1、総論。地方自治法第233条第2項及び地方公営企業法第30条第2項の規定により、
平成23年度
伯耆町一般会計、各特別会計
歳入歳出決算及び地方公営企業会計
決算並びに地方自治法第241条第5項の規定により、基金の運用
状況について
平成24年8月7日から10日までの4日間、審査を実施した。
その
状況は、一般会計、各特別会計
歳入歳出決算及び企業会計
決算並びに基金の運用
状況について、関係の諸帳簿、証拠書類を照合し厳正に審査を行った。計数はいずれも符合して正確であり、出納経理も的確に処理されており、適正な
決算であることを認めた。
各財政指標は、経常収支比率が89.4%、これは前年度が84.4%です。実質
公債費比率3カ年平均が14.6%、こちらは前年度が15.8%です。将来負担比率が51.9%、こちらは前年度が60.2%となっている。このうち、財政構造の弾力性を示す経常収支比率が5.0ポイント上がっている。この主な要因は、臨時財政対策債の借り入れ抑制による収入の減少、福祉事務所の設置等に伴う扶助費の増加、台風12号による災害復旧事業費の増加といった要因によるものであるが、前年度に引き続き財政の健全化に全職員が一丸となって努力されたことがうかがえる。
また、自治体の財政健全度を示す実質
公債費比率が1.2ポイント減少している。これは高利率の起債の繰り上げ償還や有利な起債の活用など、財政健全化の取り組みの結果があらわれたものである。
財政に関しては、着実に健全化の結果が見られている。引き続き健全な財政運営に取り組まれることを期待し、以下各特別会計に若干の見解を付して審査意見とする。
1、一般会計。
平成23年度一般会計
歳入総額は、前年度対比0.7%減の83億7,208万2,824円、
歳出総額は前年度対比0.5%増の79億1,845万7,659円で、
歳入歳出差し引き残額4億5,362万5,165円を翌年度に繰り越している。繰越額4億5,362万5,165円には、予算執行上の正当な手続を踏んで措置された繰り越し事業の財源1億997万円が含まれているため、実質の繰越額は3億4,365万5,165円である。
平成22年度実質繰越額4億837万7,007円を差し引くと、単年度収支は6,472万1,842円の赤字である。財政調整基金として1億6,736万円を積み立て、また起債の繰り上げ償還として2億8,868万6,000円を執行しているので、実質単年度収支は3億9,132万4,158円の黒字となっている。
(1)
歳入。
平成23年度一般会計
歳入決算は、予算現額87億8,977万8,000円に対し調定額は84億9,668万1,035円、収入済み額は83億7,208万2,824円で、不納欠損額は682万910円、収入未済額は1億1,777万7,301円であり、予算額に対して95.2%、調定額に対して98.5%の収入
状況となっている。
収入未済額の主なものは、町民税2,258万9,129円、固定資産税8,921万3,173円、軽自動車税84万1,435円、児童福祉費負担金252万4,400円、住宅使用料52万8,160円などである。人口減少に伴う地方譲与税、各種交付金の減少、また国の経済対策等により国庫支出金が減少する一方で、地方税の増加、福祉事務所設置等による特別交付税を含めた地方交付税の増加があり、全体的には前年度より若干の減少となっている。しかしながら、地方税は若干の増加が見られるものの、依然として滞納額が多いことは深刻な問題である。
徴収業務については、効率的な業務、粘り強い努力の跡がうかがえるが、悪質な滞納の増加は町民の納税意欲の低下と課税の不公平感を招くおそれがある。行政の一方的な責任とするのではなく、町民に対しても納税意欲、納税義務と法令遵守の精神を啓発したい。
(2)
歳出。
平成23年度の一般会計
歳出決算は、予算現額87億8,977万8,000円に対し支出済み額は79億1,845万7,659円で、予算総額に対する執行率は90.1%である。不用額4億6,082万1,341円のうち主なものは、総務費8,258万2,609円、民生費1億1,227万6,596円、衛生費4,029万1,847円、農林水産業費5,791万1,870円、商工費2,211万1,606円、土木費3,435万4,671円、教育費7,368万9,512円である。福祉事務所設置による扶助費の増加、紙おむつ燃料化
施設整備のための衛生費の増加の一方、下
水道事業会計の起債の繰り上げ償還を終えたことによる農林水産費、土木費の減少、防災行政無線統合整備事業の終了による消防費の減少があり、全体的には前年度より若干の増加となった。
なお、翌年度繰越額4億849万9,000円の内訳は、総務費2,084万3,000円、民生費152万3,000円、衛生費407万5,000円、農林水産業費87万1,000円、土木費2,766万6,000円、消防費400万1,000円、教育費1億5,360万9,000円、災害復旧費1億9,591万1,000円であり、これらは繰越明許費として予算執行上の正当な手続を踏んで措置されている。
翌年度繰越額を除く執行率は94.5%となり、予算の執行
状況は良好であると認めた。
3、町営公園墓地事業特別会計。本会計の
歳入総額は433万6,034円、
歳出総額は208万658円で、
歳入歳出差し引き残額225万5,376円を翌年度に繰り越している。本年度は、当初21区画の空き区画があったが、年度中に3区画の返還、3区画の使用許可を行い、総区画数288区画のうち267区画が使用許可済みとなっている。引き続き健全経営に努められたい。
4、住宅新築資金等貸付事業特別会計。本会計は、
歳入総額311万6,787円に対し
歳出総額3,458万8,651円であり、
歳入歳出差し引き不足額3,147万1,864円が生じている。この
不足額は、翌年度
歳入繰り上げ充用金3,147万1,864円で補てんされている。貸付金元利収入未済額は136万7,062円、
歳入欠陥補てん収入未済額は3,147万1,864円である。既に起債の繰り上げ償還を終わり、元利金の回収のみとなっているが、収入未済額は依然として大きく、回収には時間を要すると予想されるが、粘り強い回収に努力されたい。
5、有線テレビ放送特別会計。本会計は、
歳入歳出総額ともに2億3,003万277円となっている。
歳入のうち主なものは、施設貸し付け収入1,981万4,410円、一般会計繰入金1億9,808万1,901円である。このうち、きめ細やかな交付金として1,505万7,000円をCATV事業に充当されております。
歳出では、高利率の起債の繰り上げ償還4,225万6,000円を実施した。本年度は溝口地域加入者の
中海テレビ放送への移行最終年度であったため、使用料収入が減少している。
なお、本特別会計は本年度をもって廃止となっている。
6、地域交通特別会計。本会計は、
歳入歳出総額ともに1億596万2,317円となっている。
歳入のうち主なものは、バス等使用料405万750円、一般会計繰入金9,256万7,472円である。スクールバス、ディマンドバス事業は例年並みであるが、外出支援サービスの利用者が増加している。今後も安全運行を遵守し、町民ニーズに対応した運営の充実を図られたい。
7、国民健康保険特別会計。本会計は、
歳入総額13億2,623万3,125円に対し
歳出総額は13億539万9,190円であり、
歳入歳出差し引き残額2,083万3,935円を翌年度に繰り越している。
国民健康保険特別会計の収入
状況は、予算現額13億4,207万7,000円に対し調定額は13億7,697万8,151円、収入済み額は13億2,623万3,125円であるが、不納欠損額510万2,680円を執行し、収入未済額は4,564万2,346円となり、予算額に対して98.9%、前年度が100.7%です。調定額に対して96.3%、こちらは前年度が96.4%です、の収入
状況となっている。収入未済額のうち滞納繰り越し分の収入
状況は、予算額925万1,000円に対し調定額4,780万5,036円、収入済み額755万7,290円であり、徴収率では15.8%、前年度が14.0%である。
歳出の主なものは、保険給付費9億434万5,898円、後期高齢者支援金等1億3,788万7,514円などとなっている。1人当たりの医療費は、一般被保険者、退職被保険者ともに前年度より増加している一方、国民健康保険税の滞納は依然として多い。今後も納税義務の重要性を促し、町民の納税意欲の低下を招かぬよう一層の徴収努力を期待する。
8、後期高齢者医療特別会計。本会計は、
歳入総額1億1,761万9,187円に対し
歳出総額1億1,744万4,307円であり、
歳入歳出差し引き額17万4,880円は翌年度に繰り越している。
歳出の97.9%は被保険者から徴収した保険料を後期高齢者医療広域連合に納める負担金であり、前年度と同様の
決算状況である。本会計の徴収率は、特別徴収100%、普通徴収96.7%となっている。
9、
水道事業会計。本会計の
営業収益は税抜き5,244万2,160円で、主なものは給水収益5,169万5,960円であり、
営業費用は8,559万5,726円で、主なものは原水及び浄水費1,046万8,021円、配水及び給水費972万3,378円、減価償却費2,522万4,634円、資産減耗損3,221万4,209円となっている。これに営業外損益を加え、当年度純損失は4,012万7,447円となり、前年度繰越欠損金1億1,615万2,562円を加えると、当年度未
処理欠損金は1億5,628万9円となっている。本年度は老朽化していた水道施設
遠方監視装置の更新を行い、それに伴う旧設備の除却があったため、前年度より赤字が増加する結果となった。また、将来的な上水道事業の統合に向けた準備も必要となっており、さらなる経営改善に努められたい。
10、簡易水道事業特別会計。本会計は、
歳入総額3億2,456万7,435円に対し
歳出総額3億1,986万5,852円で、
歳入歳出差し引き残額470万1,583円を翌年度に繰り越している。一般会計からの繰入金は1億2,548万4,836円であり、主な内訳は、起債
償還金補給6,386万521円、災害復旧事業
補助金2,548万375円、八郷地区
遠方監視装置設置事業、これが公共施設等整備基金充当事業1,728万9,300円である。本年度から、小規模水道事業から藍野地区簡易水道事業を受け入れている。また、一部溝口地域統合簡易水道事業の元金償還が始まり、
公債費が増加している。今後は起債償還の増加が予想されるが、ライフラインの基本となる水道事業の重要性をかんがみ、引き続き健全な事業運営がなされることを期待する。
11、小規模事業水道事業特別会計。本会計は、
歳入歳出総額ともに807万8,091円となっている。藍野地区とペンション地区を統合し簡易水道事業へ移行しているため、小野地区のみとなっている。ライフラインの基本となる水道事業の重要性をかんがみ、引き続き健全経営に努められたい。
12、丸山地区専用水道事業特別会計。本会計は、
歳入歳出総額ともに942万9,620円となっている。既に基金残高が1,500万円に達しているため、942万8,444円を一般会計に繰り出している。引き続き健全経営に努められたい。
13、小野地区専用水道事業特別会計。本会計は、
歳入歳出総額ともに165万6,861円となっている。既に基金残高が1,500万円に達しているため、157万6,861円を一般会計に繰り出している。引き続き健全経営に努められたい。
14、農業集落排水事業特別会計。本会計は、
歳入歳出総額ともに2億9,461万139円となっている。
平成24年3月末における各処理区の接続率は、須村処理区91.4%、旭処理区89.8%、吉定処理区94.9%、金岩処理区78.5%、久古処理区84.4%、二部処理区65.5%、遠藤処理区76.8%、大滝処理区81.5%となっており、全体の接続
状況は対象戸数1,786戸のうち1,433戸、80.2%の接続率となっている。今後も事業の目的に沿い接続率の向上に努力され、水質浄化、生活環境の改善を図られたい。
15、小規模集合排水事業特別会計。本会計は、
歳入歳出総額ともに1億9,670万7,173円となっている。
平成24年3月末における各処理区の接続率は、半川処理区100%、小町処理区94.4%、小野処理区90.0%、小林処理区100%、林ケ原処理区63.6%となっている。全体の接続
状況は、対象戸数82戸のうち71戸、86.6%の接続率となっている。前年度から藍野ペンション地区の整備を行う計画で、施設の機器の更新、管路工及びポンプ施設4カ所の整備を行っている。今後も事業の目的に沿い接続率の向上に努力され、水質浄化、生活環境の改善を図られたい。
16、公共下水道事業特別会計。本会計は、
歳入歳出総額ともに1億9,191万4,755円となっている。
平成24年3月末における各地区の接続率は、大殿地区92.4%、溝口地区85.5%となっており、全体の接続
状況は対象戸数1,607戸のうち1,440戸、89.6%の接続率となっている。今後も事業の目的に沿い接続率の向上に努力され、水質浄化、生活環境の改善を図られたい。
17、浄化槽整備事業特別会計。本会計は、
歳入歳出総額ともに1,930万6,363円となっている。本年度は、大内地区を中心に4基の合併浄化槽を設置している。
平成24年3月末における接続率は、設置済み戸数226戸のうち接続戸数185戸、81.9%の接続率となっている。今後も事業の目的に沿い接続率の向上に努力され、水質浄化、生活環境の改善を図られたい。
18、索道事業特別会計。本会計は、
歳入総額1,650万8,742円に対し
歳出総額2,706万802円であり、
歳入歳出差し引き不足額1,055万2,060円が生じている。
歳入の内訳は、施設貸し付け収入570万9,000円、一般会計繰入金986万5,000円となっている。夏季中の天空リフトの使用者数も順調に推移している。
歳出の内訳は、施設修繕費1,050万8,663円、前年度繰り上げ充用金1,334万2,550円となっている。指定管理により健全な運営がなされているが、施設の老朽化による施設修繕料の増大が懸念されるため、安全に十分配慮しつつ運営に当たられたい。
19、基金。主な基金残高は、財政調整基金6億2,275万円、減債基金6億1,581万円、公共施設等整備基金6億2,411万6,000円、地域振興基金10億円などとなっており、一般会計21基金の合計は32億4,127万3,000円である。国民健康保険財政調整基金1億3,286万9,304円、ケーブルテレビ
施設整備事業推進基金7,184万8,000円など特別会計の基金合計2億9,908万1,582円加えると、基金総額は35億4,035万4,697円であり、前年度より2,273万7,757円の増加となっている。将来の負担軽減に備え、基金の積み立て、活用に当たっては引き続き健全経営に当たられたい。
20、結論。以上のとおり、一般会計並びに各特別会計いずれも計数は正確であり、証拠書類も整備され、会計処理も適切であった。
平成23年度は、財政面においては政府の経済対策による各種交付金が減少した中で有利な財政措置のある起債を活用しながら高利率の起債の繰り上げ償還を行い、一層の健全化が見られる。このような近年の継続的な取り組みは、将来にわたって
伯耆町に必ず財政健全化をもたらし、将来負担を減少させることに寄与するものであると期待するところである。
以下、結論をまとめるに当たって、今後の
伯耆町の行政運営についての意見を加える。
(1)廃棄物減量化推進事業に見られる紙おむつ燃料化処理
施設整備事業、水切りバケツの配布事業、またEVタウンの推進事業に見られる電気自動車充電機器設置事業など独自の事業は行政としての投資的役割を担い、住民の生活環境を改善するものであるため、町民の関心を集めているところである。このような先進的な事業については、その成果は必ずしも数字であらわせるものではないが、十分な検証を行い、住民に対して情報を公開し、住民の評価を仰ぐよう努められたい。
(2)
伯耆町の基幹産業である農業に対する施策については、継続的な取り組みを期待するところである。特に農業者の支援に当たっては、
補助金の効率的な利用がなされるよう長期的に十分な支援、指導に努めるとともに、
伯耆町の将来を担う人材育成、人材確保にも取り組まれることを期待する。
(3)福祉事務所の設置に見られるように、社会福祉、生活保護の福祉行政は基礎自治体の重要な役割であるものの職員の負担も大きく、執行面での困難が多いと思われる。運営に当たっては住民の
状況を十分に把握し、公正な職務執行に当たられるよう職員一丸となって取り組まれることを期待する。
最後に、今後も引き続き全職員一丸となって行財政運営の健全化に努力し、「森と光が織りなすうるおいのまち 共生と交流の
伯耆町」の実現を図り、町民の負託にこたえられるよう期待して、
平成23年度審査意見とする。以上です。
○
議長(
長谷川 盟君) これで
決算審査意見の
報告を終わります。
これら17
議案につきまして、一括して質疑を許します。
幅田
議員。
○
議員(12番 幅田
千富美君)
平成23年度の
伯耆町の
歳入歳出審査意見が、ただいま代表
監査委員から述べられました。非常に評価もしつつ、問題点も指摘するというような
内容になっておりますが、
町長に、この監査意見を受けられまして、どのように来年度の予算編成に当たって考えられるのかという点をまず伺いたいと思います。
特に2ページ、地方税の増加が見られるが滞納額が非常に多いという問題にかけて、悪質な滞納の増加は町民の納税意欲の低下と課税の不公平感を招くと。行政の一方的な責任とするのではなく、町民に対して納税義務と公平厳守の精神を啓発したいと。このように指摘されているのでありますけれど、
町長は町民がこの不況の中で大変困難に直面をして、そしてなおかつ滞納があるということや、それから企業の倒産やさまざまな生活困難というのが大きく広がっているんですけれど、その点についての見解をどのように受けとめていらっしゃるのかということと、最後の3点の指摘、これをどのように今後の行政に生かされるというふうに思っていらっしゃるのか、お尋ねしたいと思います。
そして、特に具体的に尋ねておきたいのは、福祉事務所を本町に設置しましたから確かに交付金はおりてきておりますが、人的な配置の面で非常に困難がある。このことについても指摘してあるんですけれど、いかがお考えなのか。その3点、お尋ねしておきたいと思います。
○
議長(
長谷川 盟君) これについては、意見等もありますし、一般質問等もありますし、そこそこでお願いしたいと思いますが、
町長、答えられる範囲で答えられますか。
どうぞ。
○
町長(森安 保君) これは
決算認定という
議会の行為の中で、まずは
議会の
議員さんの中でディスカッションをいただけたらと思っております。
○
議長(
長谷川 盟君) どうぞ。
○
議員(3番 勝部 俊徳君) ちょっと
議長に対して質問ですけど、
決算認定の特別委員会を設置するわけでしょう。
○
議長(
長谷川 盟君) はい。
○
議員(3番 勝部 俊徳君) ですから、今、質疑という話は出てくるんですかね、理論上。(「
議長、休憩しましょいや」と呼ぶ者あり)
○
議長(
長谷川 盟君) 休憩。
午前 9時55分休憩
───────────────────────────────
午前10時20分再開
○
議長(
長谷川 盟君) 再開いたします。
ただいま幅田
議員から質問がありました件ですが、これは
監査委員さんがこういうふうな意見を付して
町長に審査結果を、提案に対して審査を
報告されました。
これについて、
町長の方ではその監査意見の
報告に対しての感じちゅうんかね、それを
報告してやってください。
○
町長(森安 保君) とりたてて感想を述べるまでにはまだ至ってないというよりも、この意見を生のままお出しをして
議会でどういった
決算審査をなさっていただくのか、私はその方を重点にして置いておりますので、そういった考え方を述べさせていただくことと、なおかつ文言についても悪質な滞納がというあたりに非常にビビッドな反応をなさいましたので、そこらあたり
監査委員にぜひ確かめていただくのがいいんじゃないかと思いますし、行政の一方的な責任とするのではなくというあたりについて、ここはあえて言えば行政が無策だからそういうことになってるわけじゃないんだけども、そこのところを納税の意欲ですとか、そういうことに資するような対策をもうちょっとしたらどうだろうかというようなお話をいただいたと思っております。そういうことについて、4年前から納税組合長
会議とかそういった取り組みをしてきているということをお話をしておかないといけませんし、福祉事務所の問題について、ここもかなり職員の負担というあたりも反応されましたですけども、そういった
状況は私は見ておりませんので、そこをお確かめになるんであれば、ぜひ
監査委員にお確かめいただければと思っております。
○
議長(
長谷川 盟君) よろしゅうございますか。
ほかに。
どうぞ。
○
議員(7番 影山 辰雄君) 私は、
監査委員に2点ほど質問してみたいと思います。
まず、結論的に6ページに載せておられます。そこで3項目にわたって列記しておられますが、まず2項目めの農業の問題ですけど、わずか4行ほどの中に2遍も期待されておられますが、裏返せば期待どおり動いてないという読みがとれるんじゃないかと思いますが、個別事象どういうようなものがこういう表現になったのかということをお聞かせいただきたいと思います。
それは、いいますのも、我々も
決算審査するのはこのたびが最後でございますので、間違いのないように審査したいと思います。参考にさせていただきたいと思います。
それと、もう1点は3番目の福祉事務所ですが、職員一丸となってというところが、またここもこの行の中で2遍ほど出ておりますし、期待するも2つほど出ております。私の見た目では、満点とはいかんでも及第点の滑り出しをしておるんじゃないかと見ておりますが、
監査委員の見方と私の見方とのずれというものをどこら辺が一丸性がないのかをお知らせいただきたいと思います。2点です。
○
議長(
長谷川 盟君) 井上代表
監査委員。
○
監査委員(井上 望君) まず、影山
議員の1つ目の農業に関する御質問ですが、4行ほどの中に言いたいことを言ったんですが、私の真意としましては、なかなか農業いろんな施策を打っておられますけど、結果が出るのがなかなか難しい。その中でも、ハード面での
補助金が入る事業というのがどうしても目立つといいますか、あるということで、これについては補助しっ放しではなくて、そこからさらにつなげていっていただくような長期的な視点に立って、行政の方で援助していただきたいなという思いで書いております。
2点目の福祉事務所についてですが、私も
議員と基本的には同意見であります。皆さんよく頑張っていらっしゃると思います。ただ、いろいろ社会問題でもありますように非常にナイーブで難しい問題ですので、生活保護、福祉関係、ですのでやはり負担が偏ったりとか過度な負担にならないように、職員一丸となってと言うとちょっと大げさな言い方にはなっておりますが、全体でフォローし合いながら執行面で当たっていただきたいなという思いで書いております。以上です。
○
議長(
長谷川 盟君) よろしいですか。
影山
議員。
○
議員(7番 影山 辰雄君) わかりましたが、農業の問題ですが、
決算審査するに当たってもう少し具体的に例示でもいただければ、間違わん審査ができるだないかと思います。できれば、二、三点でよろしゅうございます、列挙いただければ審査の参考にさせていただきたいと思います。
○
議長(
長谷川 盟君) 井上
監査委員。(「休憩」と呼ぶ者あり)
休憩します。
午前10時22分休憩
───────────────────────────────
午前10時25分再開
○
議長(
長谷川 盟君) 再開いたします。
井上代表
監査委員。
○
監査委員(井上 望君) 先ほどの質問に対しましては、具体的には農業支援の各種事業があるんですが、大型機械購入事業ですとかチャレンジプラン支援事業、また就農条件整備事業ですとか多様な集落営農支援事業、ハード面の事業としてはこういったものがあります。
○
議長(
長谷川 盟君) よろしゅうございますか。
ほかに。
大森
議員。
○
議員(10番 大森 英一君) 1点お聞きいたします。
14番の農業集落排水事業特別会計と15番の小規模集合排水事業特別会計の中で接続率の表記がございますが、二部処理区65.5%、それから林ケ原処理区63.6というこの数字に対して、御見解をお持ちでしたら補足をお願いしたいというふうに思います。
○
議長(
長谷川 盟君) 井上代表
監査委員。
○
監査委員(井上 望君) 大森
議員の質問、接続率ということですが、高いほどいいとは思いますが、私の個人的な見解も入りますけど、やはり個別の事情が各家ございますでしょうから、高いがいいといいましても一概にどれぐらいないといけないとか、いつまでに何%まで上げなければいけないとか、そういうふうな思いは持っておりません。
○
議長(
長谷川 盟君) よろしいですか。
○
議員(10番 大森 英一君) はい。
○
議長(
長谷川 盟君) ほかに。
幸本
議員。
○
議員(4番 幸本 元君) 先ほどの影山
議員の2番の質問でございますけれども、
監査委員さんにちょっと質問いたしますが、
補助金を出しっ放しにすることなく、続けていただきたいということでございましたが、これはやはりここにもありますように人材育成、また人材確保に取り組まれてほしいということでございますが、私もこの辺をリーダーシップを発揮する人材育成が必要だというように一般質問でも質問したこともございますが、やはりその辺が重点的にお考えじゃないかなと思いますが、間違いございませんでしょうか。
○
議長(
長谷川 盟君) 井上代表
監査委員。
○
監査委員(井上 望君)
議員御指摘のとおり、非常に大事な問題だと思っておりますが、なかなか難しい問題でもあるなと思っておるところです。
○
議長(
長谷川 盟君) よろしいですか。
○
議員(4番 幸本 元君) はい。
○
議長(
長谷川 盟君) ほかに。
〔質疑なし〕
○
議長(
長谷川 盟君) これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
議案第68号、
平成23年度
伯耆町
一般会計歳入歳出決算認定についてから
議案第84号、
平成23年度
伯耆町
索道事業特別会計歳入歳出決算認定についてまでの17
議案につきましては、13名の委員で構成する
決算審査特別委員会を設置し、これに審査を付託したいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
長谷川 盟君) 御異議なしと認めます。よって、
議案第68号から
議案第84号までの17
議案につきましては、13名の委員で構成する
決算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することに
決定いたしました。
お諮りいたします。ただいま設置されました
決算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、入江正美
議員、幅田
千富美議員、中田壽國
議員、大森英一
議員、野坂明典
議員、
小村公洋議員、
影山辰雄議員、細田栄
議員、遠藤俊寛
議員、幸本元
議員、勝部俊徳
議員、渡部勇
議員、篠原天
議員、以上13名を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
長谷川 盟君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました
議長を除く13名の
議員を、
決算審査特別委員会の委員に選任することに
決定いたしました。
それでは、委員の選任に伴います委員長、副委員長の互選のため、
決算審査特別委員会をお開き願いたいと思います。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時30分休憩
───────────────────────────────
午前10時36分再開
○
議長(
長谷川 盟君) 再開いたします。
決算審査特別委員会の委員長、副委員長の互選結果の
報告をいたします。
休憩中に開かれました
決算審査特別委員会におきまして、委員長、副委員長の互選が行われました。
その結果、
決算審査特別委員会委員長に入江正美
議員、副委員長に野坂明典
議員、同じく副委員長に
小村公洋議員がそれぞれ
決定いたしましたので、御
報告いたします。
─────────────・───・─────────────
◎
日程第29
平成23年度
決算に係る
健全化判断比率等について
○
議長(
長谷川 盟君)
日程第29、
平成23年度
決算に係る
健全化判断比率等についてを議題といたします。
町長に
報告を求めます。
町長。
○
町長(森安 保君)
平成23年度
決算に係る
健全化判断比率等について。本件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき、
平成23年度
決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率について、8月7日、
監査委員により審査を受けたものをその意見をつけて本
議会へ
報告するものです。
内容は、実質
公債費比率が14.6%、将来負担比率が51.9%となっており、近年の流れを引き継ぎ健全化度合いが高まっております。実質赤字比率及び連結実質赤字比率については、実質赤字額が生じていないため該当はありません。また、資金不足比率については資金不足を生じた公営企業はないため、資金不足比率の該当はありません。以上です。
○
議長(
長谷川 盟君) 次に、
監査委員に対して審査意見の
報告を求めます。
井上代表
監査委員。
○
監査委員(井上 望君)
平成23年度
決算に係る
健全化判断比率等審査意見書。1、総論。地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、
平成23年度
決算に係る健全化判断比率、資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類について、
平成24年8月7日に審査を実施した。
審査に付された下記健全化判断比率、資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類は、いずれも適正に作成されているものと認めた。
①実質赤字比率についてですが、早期健全化基準が15.0%に対して
平成22年度、23年度とも赤字は生じておりません。
②連結実質赤字比率。早期健全化基準が20.0%に対しまして、
平成22年度、23年度とも赤字は生じておりません。
③実質
公債費比率。早期健全化基準が25.0%に対しまして、
平成23年度が14.6%、前年度が15.8%でした。
④将来負担比率。こちら早期健全化基準が350%に対しまして、
平成23年度が51.9%、前年度が60.2%です。
⑤資金不足比率。早期健全化基準が20.0%に対しまして、本年度、前年度とも資金不足は生じておりません。
以下、それぞれの比率ごとに若干の見解を付して審査意見とする。
①実質赤字比率。
平成23年度の実質収支は黒字であり、良好と認められる。
②連結実質赤字比率。
平成23年度の連結実質収支は黒字であり、こちらも良好と認められる。
③実質
公債費比率。
平成23年度の実質
公債費比率は14.6%であり、起債の借り入れで許可が必要となる18%を下回り、前年度より一層の健全化の成果が見られる。今後もさらなる健全化を目指し、計画的な財政運営に努力されたい。
④将来負担比率。
平成23年度の将来負担比率は51.9%と、早期健全化基準の350%と比較するとこれを大きく下回っており、前年度より一層の健全化の成果が見られる。今後もさらなる健全化を目指し、計画的な財政運営に努力されたい。
⑤資金不足比率。
平成23年度の資金不足比率は、すべての公営企業において資金不足を生じておらず良好と認められる。
2、結論。5指標とも早期健全化判断基準をクリアしており、実質
公債費比率、こちら3カ年平均ですが14.6%、将来負担比率が51.9%と毎年改善されている。これは職員一丸となって財政健全化に努力された成果であり、評価されるべき結果である。引き続き健全な行政運営をされ、
伯耆町の明るい未来に寄与されることを期待する。
○
議長(
長谷川 盟君) これより質疑を許します。
大森
議員。
○
議員(10番 大森 英一君)
監査委員にお尋ねいたします。
結論のところでなんですが、この審査意見の趣旨から外れるかどうかが私の判断がつかないものでちょっとお聞きするんですけど、この結論の中に町民の協力というような、これは職員一丸となって財政健全化に努力された成果であるとありますが、これに町民の協力というような表現が入ってもいいのかどうか。その文言自体の表現についてと、それから私の期待として、町民の協力というものがあってこそだというふうに思うんですけど、この私の意見に対して御感想をお願いしたいと思います。
○
議長(
長谷川 盟君) 答弁、井上代表
監査委員。
○
監査委員(井上 望君)
議員のおっしゃられる町民の協力、確かにおっしゃられるとおり町民の協力なくしては達成されないことだろうと思っております。
ただ、文言に入れるかどうかということにつきましては、以後参考にさせていただきたいと思います。
○
議長(
長谷川 盟君) ほかに。
〔質疑なし〕
○
議長(
長谷川 盟君) これにて質疑を終結し、
報告を終わります。
─────────────・───・─────────────
○
議長(
長谷川 盟君) 以上で本日の
日程は全部終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。御苦労さんでございました。
午前10時45分散会
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