北栄町議会 2021-03-10
令和 3年 3月第3回定例会 (第 8日 3月10日)
令和 3年 3月第3回定例会 (第 8日 3月10日) ─────────────────────────────────────────────
第3回 北 栄 町 議 会 定 例 会 会 議 録(第8日)
令和3年3月10日(水曜日)
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令和3年3月10日 午前9時開議
日程第1 一般質問
日程第2 議案第48号 令和2年度北栄町
一般会計補正予算(第15号)
日程第3 議案第49号 令和3年度北栄町
一般会計補正予算(第1号)
日程第4 議案第50号 北栄町
教育委員会教育長の任命につき同意を求めること
につい
て
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本日の会議
に付した事件
日程第1 一般質問
日程第2 議案第48号 令和2年度北栄町
一般会計補正予算(第15号)
日程第3 議案第49号 令和3年度北栄町
一般会計補正予算(第1号)
日程第4 議案第50号 北栄町
教育委員会教育長の任命につき同意を求めること
につい
て
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出席議員(15名)
1番 長谷川 昭 二君 2番 宮 本 幸 美君 3番 飯 田 正 征君
4番 秋 山 修君 5番 町 田 貴 子君 6番 油 本 朋 也君
7番 斉 尾 智 弘君 8番 井 上 信一郎君 9番 藤 田 和 徳君
10番 田 中 精 一君 11番 森 本 真理子君 12番 津 川 俊 仁君
13番 阪 本 和 俊君 14番 野 田 秀 樹君 15番 前 田 栄 治君
───────────────────────────────
欠席議員(なし)
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欠 員(なし)
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事務局出席職員職氏名
事務局長 ─────── 大 庭 由美子君 主幹 ───────── 福 田 香 織君
事務補佐員 ────── 長谷川 利 恵君
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説明のため出席した者の職氏名
町長 ───────── 松 本 昭 夫君 副町長 ──────── 手 嶋 俊 樹君
教育長 ──────── 別 本 勝 美君 総務課長 ─────── 磯 江 昭 徳君
企画財政課長 ───── 小 澤 靖君 町民課長 ─────── 齋 尾 博 樹君
会計管理者(兼)出納室長
──── 友 定 景 子君 福祉課長 ─────── 田 中 英 伸君
健康推進課長 ───── 吉 岡 正 雄君 地域整備課長 ───── 倉 光 顕君
産業振興課長 ───── 手 嶋 寿 征君 観光交流課長 ───── 松 本 裕 実君
環境エネルギー課長 ── 藤 江 純 子君 教育総務課長 ───── 中 原 浩 二君
生涯学習課長 ───── 杉 本 裕 史君
農業委員会事務局長 ── 中 原 広 美君
(併)
選挙管理委員会事務局長 ──────────────────── 磯 江 昭 徳君
代表監査委員 ───── 竹 歳 秀 明君
───────────────────────────────
午前9時00分開議
○議長(前田 栄治君) おはようござい
ます。
ただいまの出席議員は15人です。定足数
に達し
てい
ますので、これより本日の会議を開き
ます。
本日の議事日程は、お手元
に配付したとおりです。
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◎日程第1 一般質問
○議長(前田 栄治君) 日程第1、一般質問を行い
ます。
9日
に引き続き届出順により順次質問を許し
ます。
7番、斉尾智弘議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) おはようござい
ます。斉尾智弘でござい
ます。
私は、本定例会におきまして町長へ4問の質問をさせ
ていただき
ます。
最初
に、省エネ住宅リフォーム補助金事業
についてでござい
ます。
本町では、地球温暖化対策の取組として住宅の断熱改修や省エネ設備の設置
に係る費用の一部を補助し
ており
ます。北栄町
住宅省エネルギー改修促進補助金交付要綱により
ますと、補助金の交付は同一住宅及び同一人につき1回限りであり、複数の対象工事を発注する場合は当該対象工事の補助金額の合計とし、50万円を上限と定め
ており
ます。この要綱
によると、複数の対象工事を一度
に発注することができる財力のある者
に有利な要綱となっ
ており
ます。例えば年金生活で一度
に複数の省エネ設備
に投資できない者にとっては、同一住宅及び同一人につき1回限りというルールがある限り、年度ごと
に計画的投資がしたく
てもできないこと
になっ
ており
ます。環境
に優しく健康で快適なライフスタイルへの転換を目指す取組であるため
には、この1回限りというルールを撤廃し補助金額の上限を50万円
に達するまで複数回の工事発注を認めるべきと考え
ますが、町長の見解をお伺いいたし
ます。
次に、2度目の緊急事態宣言を踏まえた国の追加支援策の周知についてでござい
ます。
厚生労働省では、
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い2度目の緊急事態宣言を踏まえた追加的な経済支援策を発表いたし
ました。
1、雇用調整助成金の
新型コロナウイルス感染症特例、2、
新型コロナウイルス感染症対応休業支援金、3、緊急小口資金、4、総合支援資金、5、住居確保給付金、ほか
にも数々ござい
ますが、これは一部でござい
ます。これらは国の支援策ではあり
ますが、制度を知らない者、また自分が対象者であることを知らない者があるというふう
に聞い
ており
ます。町民
に漏れなく周知するべきと考え
ますが、見解をお伺いいたし
ます。
3点目でござい
ます。新型コロナ感染症の重症化の兆候をつかむ
パルスオキシメーターの導入についてでござい
ます。
新型コロナウイルス感染症は、軽症であっ
ても突然自覚症状
もないまま症状が悪化し重症化するケースが見られ、時には死に至ること
もあり
ます。この重症化の兆候は、血液中の酸素濃度の変化
に現れるといい
ます。パルスオキシメーターは指先の皮膚を通して測定するもの、連続的
に測ることで悪化時早い措置
につなげることができるといい
ます。いざというときの貸出対応として準備することを提案いたし
ます。町長の見解をお伺いいたし
ます。
最後でござい
ます。がん患者の不妊対策「
妊よう性温存療法」への助成についてでござい
ます。
厚生労働省は、がん治療の影響で生殖機能が低下、喪失する前
にがん患者の卵子や精子などを採取、凍結保存する
妊よう性温存療法を4月から助成対象とするというふう
に聞い
ており
ます。がん患者の治療
には抗がん剤の投与や放射線がござい
ますが、これらは不妊
につながる場合があるといい
ます。そのため、がん治療をためらうケース
もあり
ます。子どもを望む若い世代
に希望を与えるべきであり、本町で
も助成をするべきであり
ます。町長の見解をお伺いいたし
ます。
以上、4点の質問をいたし
ます。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 斉尾議員の御質問
にお答えいたし
ます。
初め
に、省エネ住宅リフォーム補助金事業についての御質問でござい
ます。
この補助金は、住宅の断熱改修などの
省エネリフォームにより家庭から出るエネルギー由来の
二酸化炭素排出量を削減し地球温暖化対策を進めるだけでなく、
町内住宅関連産業を中心とする地域経済の活性化を図ることを目的とし
ており
ます。地域経済の活性化とは、住宅の光熱費として地域の外
に出
ていたお金を断熱改修などの
省エネリフォームで光熱費の支出を抑え、それでリフォームの費用を回収し
ていくことが地域でお金を回し
ていく仕組み
になっ
ていることにより達成でき
ていくものであり
ます。つまり、将来支払っ
ていく光熱費を先
に省エネリフォームの費用として支払っ
ていくということ
になり
ます。ただ、そうはいい
ましてもこのような仕組みを町民の皆様が理解し実行し
ていくことは難しいため、本補助金が断熱改修のインセンティブとなることを期待し
ているところであり
ます。
また、限られた財源の中でより多くの町民の皆様
に本補助金を使っ
て断熱改修を行っ
ていただくため
に、1回限りの交付とし
ているものであり
ます。
また、鳥取県では令和2年7月
にとっとり健康省エネ住宅「NE−ST」の認定、助成制度をスタートし、県独自の住宅性能基準を設け、高断熱・高気密化住宅を推進し
ており
ます。この制度による助成は現在新築のみが対象となっ
ており
ますが、今後リフォームについて
も拡充を検討されるとのことですので、県の補助制度と重複しないよう本事業の改正が必要となっ
てまいり
ます。その際
には、上限
額等
も含め改正を検討し
ていきたいと考え
ており
ます。
次に、2度目の緊急事態宣言を踏まえた国の追加支援策の周知についての御質問でござい
ます。
令和3年1月7日以降、1都2府8県において発令された緊急事態宣言により、国民生活への影響を踏まえた議員仰せの制度をはじめとした国の追加支援策が発表、実施され
ているところであり
ます。あくまでも国が実施主体となる支援制度であり
ますので、基本的
には国から国民
に向け
てしっかりと制度周知を行い、各制度ごとの相談窓口を開設し
て対応され
ていると考え
ており
ます。
町といたし
ましても、新型コロナウイルス感染による町民生活への影響を踏まえたコロナ対策事業を実施する
に当たり、対象者となる町民の皆様
に向け
て広く周知を行っ
ているところであり
ますが、国の支援制度
につきましても関係機関と連携しながら周知し
ていきたいと考え
ており
ます。
次に、
新型コロナ感染症の重症化の兆候をつかむ
パルスオキシメーターの導入についての御質問でござい
ます。
新型コロナの患者は、鳥取県の場合まずは
感染症指定医療機関に入院し
て治療が行われ
ます。このため患者が自宅等で
パルスオキシメーターを使用する場面の想定はなく、よって
パルスオキシメーターを導入し
て住民
に貸し出す予定はないと県から確認をし
ておるところであり
ます。
本町といたし
ましては、マスクの着用、手指消毒、三密の回避など新型コロナ
に係る基本的な感染防止対策を徹底し
ていただくよう、引き続き住民の皆様
に啓発し
てまいり
ます。
次に、がん患者の不妊対策、
妊よう性温存療法への助成についての御質問でござい
ます。
若年者へのがん治療によって卵巣、精巣等
に影響を及ぼし、妊よう性、いわゆる妊娠する力が低下することは妊娠、出産を希望する患者にとって大きな課題であり、受精卵、精子等を採取し長期
に冷凍保存する
妊よう性温存療法は高額な自費診療となり、経済的な負担となっ
ており
ます。
一方で、
妊よう性温存療法のうち未受精卵子凍結や卵巣組織凍結については有効性等のエビデンス集積がさらに求められ
てい
ますが、国では
妊よう性温存療法への経済的支援を実施するよう検討を進め
ているところであり
ます。2月1日
に第1回検討会が開催され、3月上旬
に第2回検討会後、
がん対策推進協議会に報告された後、事業を開始する予定となっ
ており
ます。創設される制度では県を通して治療費を助成することとなっ
ており、鳥取県では国による事業の骨格が固まり次第、令和3年度補正予算での対応を検討することとされ
ており
ます。
町といたし
ましても、国の検討会、県の制度を勘案した後
に助成について検討を進めたいと考え
ておるところであり
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) 最初
に、省エネ住宅リフォーム補助金事業でござい
ます。
回答をいただき
ましたが、県のほうでは今まで新築だったものが今後リフォームについて
も対応される。それ
に伴い改正を検討するという御回答でござい
ました。
それでもう少しどういうところ
に検討を加えられるのかということをまたちょっとお尋ねしたいわけでござい
ますけども、今考え
ておられる内容についてどういうところが改定されるのか。もしある程度の御試案がござい
ましたら御回答いただきたいと思い
ます。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 県のほう
も新築は既に制度をつくっ
ており
ますが、改修についてはまだこれから検討されるということであり
ますので中身のほうはちょっと分かっ
ており
ませんので、そういうものを見ながら町としてどうするかということをまた考え
てみたいと思っ
ており
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) この制度
につきましては、この制度の有利性といい
ますかね、本当に地域
に貢献する、どういうところで貢献するだろうなということを考え
ます。そのとき
にある識者は、専門家ではござい
ますけども、地球温暖化が進めば2030年
には地球環境が後戻りできない、こういう警鐘を鳴らし
ておられるということが出
ており
ます。確か
に年々いろいろな環境が温暖化による環境破壊、こういうものが顕著
になっ
てき
ており
ます。そういう中でこの
省エネ住宅リフォーム事業、これはCO2削減効果という部分で非常
に効果を発揮するんだろうというふう
に思い
ます。
日本全世帯、これは経済産業省が「2017年省エネカタログ」というところより出
ている資料でござい
ますけども、約5,200万世帯が夏の冷房設定を27度だったものを1度上げ
て28度
にする。また、冬の暖房設定を21度だったものを20度、1度下げるわけですね、
に実施するとCO2削減効果が年間254.8万トン
になるという試算がござい
ます。これはどのくらいなものかなというふう
に考え
てみ
ましたが、北栄町が現在稼働し
ており
ます風力発電CO2の年間削減量、これは1万3,300トン
になり
ます。この数字は
北条砂丘風力発電カタログより抜粋したものではござい
ますけども、この日本の全世帯5,200万世帯、これのCO2削減効果を見たとき
に北栄町の風力発電の192倍と。これ
にし
ても漠然として
てなかなか分からない数字ではござい
ますけども、非常
に風力発電が北栄町の全世帯のCO2削減、家庭から発生するCO2発生の抑制効果があるということを考えたら、この冷暖房の削減が非常
に効果を有するということがこういうことで言われ
ているんだろうなというふう
に感じ
ます。
それ
に資するものとして、この
省エネ住宅リフォーム補助金事業ということで各御家庭の断熱改修、こういうものがなされ
ていけば北栄町の事業としては環境保全を守っ
ていく、環境保全を推進する町としての施策としては本当に有効性があるというふう
に思い
ます。
住まいの困り事ランキング1位というこういう資料がござい
ます。困り事のランキング1位では、冷房が効きづらいというものが1位だということでござい
ます。2位が日差しで部屋が暑い。特に西日が入っ
て暑くなるということでござい
ます。3番目
に風通しが悪いという、こういうデータ
もござい
ます。これは名前を言っ
ていいかどうか分かり
ませんけども、ある某株式会社の「夏の住まいの快適BOOK2020」というところが発行し
ておる小冊子で出
ており
ました。この辺について、こういう町民の方、一軒家の中でのこういう困り事、こういう部分についてのこういうことについては町長どういうふう
に考え
ておられ
ますでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 日本家屋、概して風通しがよいというようなことを伺っ
ておるわけであり
ますが、ただそういう断熱がなかなか入っ
ていない家屋
もかなりあるわけであり
まして、そういう意味では冷房が効きにくい、あるいは暖房
も効きにくいというようなこと
もあると思い
ますし、また西日
もかなり当たっ
ている家
もあるだろうと、こう思っ
ておるところであり
ます。
そういう中
にあっ
て、やはり快適な生活を送りたいということで改修される、あるいは新築をされるわけであり
まして、そういう中で町として
も省エネ、さらにはまたそういう健康的なもの、あるいは環境を重視するという形で今の事業を取り組んでおるところであり
ます。有効
に使っ
ていただい
て快適な生活を送っ
ていただくよう
にお願いをしたい、こう思っ
ておるところであり
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) 令和元年度の12月
に、お試し住宅で
断熱ワークショップがござい
ました。また、令和2年
には「ほくほく ほかほか大作戦」と称し
ましてワークショップが開催され
ており
ます。この中では、それぞれ天井、床下、これの断熱材を入れ、また建具の断熱をされ
ているということであり
ます。また、さらには内窓を取り付けるというようなこと
もされ
ており
ます。こういうことによって断熱がなされたということでござい
ますけども、住宅の暑さの出入りで一番大きい場所、ここを最初
にやると熱の出入りがある程度一番抑えられるというところが出
ており
ますけども、町長これ御存じですかね。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長
に答弁させ
ます。
○議長(前田 栄治君)
藤江環境エネルギー課長。
○
環境エネルギー課長(藤江 純子君) 町長
に代わり
まして答弁させ
ていただき
ます。
住宅の中で一番熱が逃げるというのは開口部、いわゆる窓であったりドアであり
ます。住宅のその熱の出入りの中の70%がそちらから出
ているというふう
に言われ
ており
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) 明快
に答え
ていただき
ました。
やはり窓だったりドア、要は建具と言われるところ
になるかと思い
ますけども、そういうところの断熱をするということが一番だと。暑さから家を守り、寒さから家を守る。両方の効果が期待できるというものでござい
ます。
ここで考えるのは、こういうことをやっ
ていくと夏場は冷房がよく効く。従来よりよく効くし、冬場
になると暖房が従来の暖房費がかからなく
て、あったかく過ごせるというような効果があるということがいろんなデータで示し
ておるわけです。そうし
ますと、じゃいざその断熱改修、これをやっ
ていこうというふう
に考えたとき
に、断熱のワークショップでは先ほど申し上げ
ましたお試し住宅、またほくほくプラザで行われた、これ図書室だったと思い
ますけどもこのワークショップ等で天井、床下また壁、あと建具、こういう4種類、1か所では3種類しかされてないようでござい
ますけども、こういうものがやっ
ていくとなると非常
に大変、天井をやっ
て床やって壁やっ
て出入口やっ
て窓やっ
てとかっ
てなると、非常
に高価な費用がかかるだろうというふう
に想像できるわけであり
ます。
上限が50万円ということでこの制度はなっ
ており
ますけども、この補助金の上限
額が50万円ということはそれ
にかかる倍以上の費用を予算として持っ
ていないと一遍
にできない。快適な住空間を維持するため
には、例えばですけども100万円相当の費用を持っ
てかからないと一遍
にはできない。こういうこと
になるわけでござい
ます。この点について、町長はどういうふう
に考えられ
ますか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 個々のそういう財源的なもの、そのことを考えながらまず先ほど言われたよう
に一番効果のある方法をまず考え
ていくということでし
ていくということ
も一つの方法だろうと、こう思っ
ており
ます。一遍
にするというのができないということであれば、やっぱりそういうところを重点的
にやっ
ていくということ
もそういう効果が十分
に得られるんではないかなと、こう思っ
ており
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) 私
も、効果のあるところを最優先しながら重点的
にやっ
ていくというのは大賛成でござい
ます。そうし
ますと、例えば今年は出入口、ドアをやろう、例えば窓をやろうというふう
になったとき
に、その部分は今年やる。ところがここを一回やると、来年度再度今度は天井をしたいなと考え
てもこの制度を利用できないんですね。この点はいかがでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 年を区切っ
てやるということ
になると、一遍
にやるよりかなり費用的
にもかさんでくるんではないかなとこう思っ
ており
まして、やっぱりある程度まずこういうのをやっ
ていくんだという中で、じゃ何年計画でその資金を調達しながらやっ
ていくかということ
も一つ考え
ていただくということ
も全体を一遍
にできる方法だろうと、こう思っ
ており
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) 今の御答弁ですと、計画的
に資金をため
ていきなさいというふう
に私
には捉えられるんですけども、そうし
ますと例えばその資金がたまるまで
に2年3年は今のまま我慢しなきゃいけないというふうなことになるかなというふうに存じ
ますが、それではこの制度の今現在実施し
ておられるこの有効性といい
ますか、町民に対する親切さがないんじゃないかなというふう
に思い
ますが、町長いかがでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 今の制度の中の話でござい
まして、もし一回するということであればそういうことでやっ
ていただければいいんではないかなということであり
ます。
ただ、次に県のほう
も住宅改修のそういう助成制度
も考え
ておられるということであり
ますので、そのとき
にまた町として
もどういう体制がいいのかということをまた考えさせ
ていただきたいと思い
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) 今の制度の中で考えなさいということでござい
ますが、もうちょっと町民
に優しくなるため
に使い勝手がいいよう
に、例えば前の住宅リフォーム制度の中では10万円という上限があったというふう
に思っ
ており
ますけども、これが年度が替われば次の年は再度また別のところを修理できた、改修できたというような、この上限が50万円という高額ではなかったとは思い
ますけども、そういうふうなことで使え
ておったよう
に私は存じ
ており
ますが、これでは町民
に優しくないのかなというふう
に思い
ます。この点についていかがでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 以前のそういう補助の事業で10万円のを何回
もというようなことのようでござい
ますが、ちょっと確認をさせ
ていただきたいと思い
ます。
先ほど
も言い
ましたよう
に今回また県のほう
も助成を考え
ておられるということであり
ますので、その中でまた検討させ
ていただきたいと思い
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) これ以上言うと水かけ論といい
ますか平行線といい
ますか、そういうこと
になるようでござい
ます。県の対応を見ながらまたちょっと制度を変更し
ていただけるということでござい
ますので、それに対して期待をさせ
ていただきたいなと存じ
ますが、上限が50万円ということについては私は特に何だかんだ言うことはござい
ません。ただ、基本的
に例えば3年ぐらいかけ
て今年は出入口、開閉口、そういうところを改修、来年は天井、再来年は床下というようなこういうことができると非常
にそれこそ計画的
に町民の皆さんがこの補助金制度を利用できるんじゃないかなと、こういうふう
に私は存じ
ます。ぜひこの点を考え
ていただい
て、こういう使い勝手のよい、少額でもっ
てもできるようなこういう制度
にし
ていただきたいというふう
に思い
ます。平行線でしょうけど、もう一度。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) いろいろなやり方があろうかと思い
ますが、経費的
に考えれば一遍
にしたほうがそれは安く
つくんだろうとこう思っ
ており
まして、今後県のそれの動向を見ながらどういう形がいいのかまた検討させ
ていただきたいと思い
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) 経費的
に一遍
にやったほうが、当然それは全てやっ
てしまったほうが安いんでしょうけども、要はなかなか先ほど壇上で
も申し上げ
ましたかもしれ
ませんけども、年金で生活され
ておられるそういう方が改修したいと。私、一番思うのは、年配の方がこういう夏
に涼しく冬
にあったかくというこの制度を一番導入し
ていただきたい、私はそう思い
ます。お金のある方はどんどんお金かけ
ていただい
て一遍
にすればいいんでしょうけども、そういう切り詰め
ておられる方
もあると存じ
ます。そういう方
にも使い勝手のよいぜひ制度
になればなというふう
に思っ
ており
ますが、ですからちょっと私と町長の見解が違っ
て、資金のある方はそれはそれでいいと思い
ますよ。だけど資金の少ない方でも使えるよう
に、使い勝手のよいもの
にし
ていただきたいという提案をさせ
ていただい
ており
ます。もう一度、町長、その辺御答弁をお願いいたし
ます。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) ですから一般的
にそういったところでござい
まして、だから県のまたそういうの
も考えながら検討させ
ていただくということでござい
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員、同じ質問が3回続き
ますので、また考え
ていただい
て。
斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) 次に行き
ます。2度目の緊急事態宣言を踏まえた国の支援策ということで、先ほど壇上で
も申し上げ
ました5点の支援制度が国民向け
に出
ておるわけでござい
ます。これについてはネット上でも、またいろんな機関で
も問合せ等受け
ており
ます。あとコールセンターとかも設置され
ておるようでござい
ますけども、最初
に上げ
ており
ます雇用調整助成金については、これについては緊急事態宣言を踏まえ何回か延長され
ており
ます。直近では2月の下旬までと言われとったものが、緊急事態宣言を解除された月の翌月まで延長というようなことまで言われ
ており
まして、非常
に企業
に勤め
ておられる従業員の方からどうなっとるかいなということがよく問合せがあるよう
に聞い
ており
ます。現在では4月末まで延長ということ
になったようでござい
ますが、この辺のことが度々変わるがゆえになかなか制度的
にいつの間にか変わっとるというような状況
もあるようでござい
ます。
また、雇用シェアリングということがこの雇用調整助成金では活用できるということ
になっ
ておるようでござい
ますけども、これについて
もなかなか周知がなされ
ていない。こういうことの問合せというのは北栄町ではされ
てはいないのかなと思い
ますけども、もしされ
ているようでしたらいかがでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 町
にはそういう問合せはないようでござい
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) これは国の制度ですので、そうだろうなというふう
に思い
ます。
あと休業支援金というものがあり
ますけども、これについては申請自体が少ないということであり
ます。
その次の緊急小口資金、また総合支援資金というものについては、これは今月末まで
に申請すれば大丈夫だというようなことでござい
ますけども、その対象者が誰かというようなこと
もなかなか非常
に分かりづらく
て、特に休業支援金なんかは申請をし
ておられない方が多かったというようなことでござい
ます。また、この住宅確保給付金というのはこれは国の制度でござい
ますけども、生活困窮者自立支援の一部、北栄町で
も実施し
ており
ます生活困窮者自立支援の中の同じような名目
になっ
ており
ます。この辺についてはどういうふう
に区別され
ておられるのか、ちょっとお伺いしたいと思い
ます。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 緊急小口それから総合支援資金については、社協のほうが窓口
になっ
てやっ
ていくということであり
ます。それから住居の確保支援金については福祉課ということであり
ますので、そういう離職や廃業、休業等
に伴う収入の減少によってそういう住居を失うおそれがある者について一定期間家賃の相当
額を支給するということであり
ますので、そういうことがあれば町のほう
にこれは相談があるとこう思っ
ておるところであり
ます。生活困窮のほうの担当の職員
もおり
ますので、またそういうことがあれば周知のほうをし
てまいりたいと思っ
ており
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) この住居確保給付金というものについては、先ほど生活困窮者自立支援の中で町がされ
ておられる。相談
に乗っ
てこういうこと
も対応され
ておられるということでござい
ますけども、この国でやってるのがちょっとよう分かりにくいところがあると思い
ますね。それでちょっと確認したいんですけども、
新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減少し
て困窮した方ということでこういうことができ
ておるわけでござい
ます。これは従来のやっ
ており
ました住居確保給付金とはまた由来が違うというふう
に思い
ますが、どの辺が違い
ますかね。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長が答弁いたし
ます。
○議長(前田 栄治君) 田中福祉課長。
○福祉課長(田中 英伸君) 町長
に代わり答弁させ
ていただき
ます。
住宅確保給付金はこれまで
もあった制度でござい
ます。生活困窮者自立支援制度
に基づい
て住居を失うおそれがある方
にこれまで
も出し
てい
て、その要件の中
にはこれまでは次の就業を目指すというような条件が付され
ており
ました。ところがコロナによって職を失うようなこと
になった方の場合
にはその要件が緩和され
て、そういった就業を進めるというような要件が緩和され
てその住居確保給付金が使えるよう
になった。従来あったものを要件を緩和し
て、コロナのため
に使えるよう
にしたのがこの住居確保給付金でござい
まして、従来あった制度をコロナのため
に緩和したというような意味合いで捉え
てもらっ
て結構だと思い
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) この申請については、令和3年1月1日以降は最長で12か月まで延長することが可能
になり
ますというふう
になっ
ており
ますが、この辺
も変わっ
ており
ますかね。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長
に答弁させ
ます。
○議長(前田 栄治君) 田中課長。
○福祉課長(田中 英伸君) 再度の御質問
にお答えいたし
ます。
最初、最大原則は3か月でござい
ました。それが延長は2回までで9か月間というふう
になり
ましたが、令和3年以降
に令和2年度中
に新規申請し
て受給をされた方については、令和3年1月1日以降は12か月まで延長することが可能
になったというふう
に改正がされたものでござい
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) こういうふう
になかなか分かりにくいところが結構あり
ます。また、先ほど申し上げ
ました雇用調整助成金では、先ほど申し上げ
ましたかもしれ
ませんけども雇用シェアリングができるということであり
ます。この雇用シェアリングということについて御存じでしたらちょっと御説明いただけたらと思い
ます。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 国の制度ということであり
ますのでなかなかこちらのほうは詳しく知らないということでござい
まして、ちょっと答えることができ
ません。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) ぜひ国の制度について
も熟知しとっ
て相談があったとき
にさっと答え
ていただけるような体制ができるといいなというふう
に思い
ますが、実はこれについては私
も最近調べ
てちょっとこういう制度なんだなということを認識したばっかりで、役場ばっかりを責めるわけ
にはいき
ませんけども、要は雇用調整助成金で仕事が減った企業さんが国から支援を受けながら従業員を休ませ
ている。この休ませ
ている期間が去年からずっと続い
てて、今年の取りあえず4月いっぱいまで雇用調整助成金が出
ますよというような制度の中で、休んでる間
に本当に何
もすることがない。家でじっとし
ているの
もつらい。仕事が減っ
てき
て、会社
には所属してるんだけども国の支援でそれなりの給料は出てる。100%ではないけども、給料をもらいながら自宅待機というような形
になってる。その中で、一方で人手が欲しいところ
に出向し
てそこで仕事し
てもええですよ、こういう制度です。これがなかなか周知され
ていない。こういう部分をもう少し丁寧
にこういう制度があるんだったら例えばこれを町民の方
に周知し
て、こういうところ
に仕事
に行ったら、例えば農家の方で農繁期忙しいからというやなことであっせんするとか、こういうこと
も可能
になるかなというふう
に思い
ます。制度の問題ですので、この点についていかがでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) シェアリングということでちょっと聞き慣れない言葉でござい
ましてなかなか理解ができなかったわけであり
ますが、現在でもこれやっ
ており
まして、温泉が休業
になったというような形の中で旅館が休業
になったということで、農家のほう
にもそういう派遣をし
ていただいたりし
てやっとる。そういうような事業だろうとこう思っ
ており
まして、そういうのはやっ
ておるところであり
ます。事業所等
にもそういうことを知っ
ておられるところ
もあり
まして、また我々
もそういうことを知っとっ
てそういう雇用をしたというようなことでござい
ますので、さらにまたこういうのがあるということ
も知られないところ
には周知し
てまいりたいと思い
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) そういう制度を今現実
にやっ
ておられるというのは私
も存じ上げ
ており
ますが、この雇用調整助成金を活用され
ておられる企業さんの中、また従業員さんがこれを御存じあるのかどうか、それがちょっと疑問なんですね。と申し
ますの
も、そうやっ
て今時間があるから自宅待機みたいな格好だから仕事をしたいと御相談があるようでござい
ます。行こうとしたら、企業さんのほうから今雇用調整助成金を頂い
ているからちょっと待っ
てくれというようなことで、出向しようとしとったのが止まったというようなケース
も聞い
ており
ます。この辺の制度的なものが企業さん、また従業員さんのほう
に伝わっ
ていないからこういうちょっとアンバランスといい
ますかね、スムーズなことができなかったのかなというふう
に思っ
ており
ます。ですからこういう困り事について
も町のほうで何とか、国の制度だから国で対応し
てくれということではなく
て、ぜひこういう窓口みたいなものは開設できないのかなと。電話で
も結構でござい
ます。こういうことについていかがでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) そういう困り事があれば、町のほう
にも言っ
ていただければ対応し
てまいりたいと思い
ます。十分
に町でできること
もあり
ますし、できない場合はコールセンター等
も設置され
ており
ますのでそちらのほう
に案内をしたりということでさせ
ていただければと、こう思っ
ており
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) 国の制度ですので、町がどこまで介入し
て周知し
ていくかということについてはある程度限界があろうかと思い
ます。ですからこれ以上はこれについてなかなか要望するの
も難しいかなと思い
ますけども、町で
もいろんな対策を練っ
て、それは町報だったりいろんなところで情報発信しながら実施され
ておられ
ます。しかしながら、国の制度
も活用できる部分がござい
ます。こういう部分
も、国のほうではこういう制度があり
ますよというようなことを何とか分かりやすく周知できるような体制を取れないかなというふう
に思い
ます。この点について再度質問し
て、次の質問
に移り
ます。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 事業所等については、基本的
には商工会とかそういうところでそういう文書であったりとかあるいはそういうものを発信されてるとこう思っ
ており
ますが、町として
もできる範囲の中でそういうのを発信しながら困っ
ておられる方の窓口等、相談できるそういうこと
もでき
ますので、そういうことをさせ
ていただければと思い
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) 次に、
パルスオキシメーターの導入でござい
ます。
これについては予定はされ
ておられないようでござい
ますが、厚労省のほうから都道府県
に配備を要請したというふう
にお聞きし
ましたけども、これについては御存じでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 存じ上げ
ません。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) 御存じの中で、個人では使えない。使えないことはないかもしれ
ませんけども、医療機関との連携
になるんだろうなというふう
に思い
ます。予定はないということでござい
ましたが、それについての理由をもう一度お願いいたし
ます。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 新型コロナの場合
には、鳥取県の場合先ほど
も言い
ましたが
感染症指定医療機関に入院し
て治療が行われるということであり
ます。このため患者が自宅等でそういうものを使用する場面の想定がないということによって、そういう
パルスオキシメーターを導入し
て住民
に貸し出す予定はないという県からのそういうのを確認し
ており
まして、そういうものを配布するあるいは貸し出すということは考え
ていないということであり
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) この
パルスオキシメーターというのは要は軽症者の療養時の活用
に有効というふう
に言われ
ており
まして、感染の有無を調べるものではないということのようでござい
ます。ですから有名タレントさんがコロナ
に感染し
て軽症だと思っとったら急
に悪化したというような、こういうとき
にそれを使ってれば重症
になる以前
にすぐ
に病院
に駆けつけられたというような、こういうことが判定できるこういう機器だそうであり
ます。ですから北栄町ではコロナ
に感染する方
も少ないし、今ほとんどいないわけでござい
ます。鳥取県自体
も少ないという中で、まずコロナ
に感染した場合は医療機関
に入るというような前提なので必要ないんだろうなというふう
に思い
ます。
ただ、この
パルスオキシメーター、これの有効性については町長はどういうふう
に考えられ
ますか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 私
も以前入院したとき
に指
に挟んでそういう酸素濃度を測っ
ていただいたことがあるわけであり
ますが、その当時はどういうものか分かり
ませんでしたが、酸素が必要だということでそういうことをされたということであり
ます。
都会のほうでは、感染者の多いところでは自宅待機というやな形の中で軽症の方は自宅でというような形があっ
て購入され
てされ
ておるということであり
ますが、下がったからといっ
てすぐじゃ医療機関
に行くということができればいいわけであり
ますが、なかなかできないというようなこと
もあるようでござい
ます。鳥取県の場合は先ほど来あり
ましたよう
に感染者
も少ないということであり
ますし、そういう感染された方はすぐ病院のほうで入院等されるということであり
ますので、今のところ必要ないだろうとこう思っ
ておるところであり
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) 今のところは必要ないというふう
に御回答でしたので、私
もそれについてはあれこれ言うことはないなと思い
ますが、今以上
に心配されるのは変異株というものがいろんなところで増えてるというようなことで、今後ともワクチン接種が始まっ
てまいり
ましたけどもまだまだ見通せない状態ではござい
ます。万が一その変異株というものが大発生するような事態
にでもなったとき
には、やっぱりこういうものは当然視野
に入れ
ておかなければいけないというふう
に存じ
ますが、この辺の将来的な展望として、町長、そのとき
にはこういうものは考えられ
ますでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) まず、発熱されたら医療機関
に行っ
て診
ていただくということが一番だと思っ
ており
ます。生半可
に素人診療みたいな形でそれをし
て大丈夫であったりとか大丈夫でないというようなことでなるより、それでなく
てやっぱり医療機関
に行っ
て診
ていただくということが大切だろうと思っ
ており
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) 町長のおっしゃるとおりだと思い
ます。素人考えでそういうものを使っ
て、大丈夫だとか安心されると逆効果でござい
ます。ですけども、これは動脈血の酸素飽和度の数値が下がるというようなことが機器の特徴として分かるようでござい
ます。であるならば、そういう下がったとき
に緊急時に例えば医療機関で
も対応をすぐできるというようなところで利点があるようでござい
ますので、これについては今後とも検討課題とし
ていただきたいなというふう
に思い
ます。
次に、がん患者の不妊対策でござい
ます。
先ほど町
も考え
ていくというようなことでござい
ました。そういう前向きな御答弁をいただき
ましたので非常
に喜んでおり
ますけども、この温存療法、これはがんを患い、そういう患者さんというのは本当にがんと聞くだけで非常
にショックを受けられる。こういうことは想像
に難くないと思い
ます。その上でさらに子ども
も諦めざるを得ないというようなこと
になると大変な苦痛
になるということで、こういうところ
にも支援の手が届くということ
になっ
ていけば町の政策に対する町民の信頼はますます厚くなるんではないかなというふう
に思い
ます。
非常
に、先ほど金額の話は出
ませんでしたけども高額。受精卵凍結では35万円、また卵巣組織凍結では40万円、卵子凍結では20万円、精子凍結では2万5,000円で、精子凍結、精巣内精子採取ということの医療では35万円というようなそれぞれ高額な費用がかかっ
ており
ます。本当にこれは町で助成されるということは、一部の患者さんについては非常
に喜ばしいかなと思い
ます。町長、もう一度この辺について御答弁をお願いいたし
ます。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 先ほど答弁したとおりでござい
まして、まだ国の検討会の段階であり
ますが、やられるというような方向
に進んでおるということであり
ます。
また、県のほう
もそれ
に基づい
て制度をつくっ
ていくということであり
ます。その制度を見ながら県とともに助成を検討し
ていきたいと、こう考え
ており
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君) 以上で終わり
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員の一般質問の省エネ住宅リフォーム補助事業については答弁保留があり
ますので、15日の会議において御回答いただき
ますようよろしくお願いし
ます。
次に進み
ます。
───────────────────────────────
○議長(前田 栄治君) 12番、津川俊仁議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 津川俊仁です。本定例会におきまして、2点質問いたし
ます。
まず、「どうする地域新電力」と題し
まして質問いたし
ます。
初め
に、地域新電力の定義を地域内の資源を電源として活用し新たなエネルギーを生産し
て地域内で使うこととし、地域新電力で新たなエネルギーの地産地消の仕組み
に意義があると考え
ます。まず確認し
ておきたいと思い
ます。
地域新電力事業可能性調査の最終報告が去る2月9日
に説明、提出され
ました。私はリモートで参加いたし
ましたが、最終報告では湯梨浜町、琴浦町、北栄町3町の公共施設をターゲットとした事業活動で収益性を確保し、事業リスクへの対応と民間事業者との料金設定などを今後詳細検討する中で事業成立の可能性が確認されたと結論づけられ
ました。つまり、各町の公共施設で新電力会社の電気を使用することにより電力の販売先を確保することで収益源を確保する。電力の供給は地域、地元の再生エネルギーを調達し地元へ供給するという構造で、その会社は成立するということであり
ます。
私は、この報告
に大いに賛同し好感を持ち
ました。町長
も、施政方針演説で中部3町を中心
に検討を進め
ており
ます地域新電力会社設立
に向けた具体的な検討を進めるとあり
ましたので、さきの報告
に沿った行動をされるのだろうと思い
ました。
と同時に半面、この事業開始
には大きなハードル
もあると感じ
てい
ます。提案の事業スキーム骨子案
により
ますと、数社の民間出資の会社と3町と地元銀行が出資者となり、参画し地域新電力会社を立ち上げる。そのうちの民間会社の1社が51%以上の出資を行い中心的な役割を担い、3町は出資金が3分の1以上とし、合計出資金額が1億円以上とすることが望ましいとあり
ました。この事業スキームなら実現可能な気がし
ますが、その51%以上を投資し中心的な役割を担う会社が確保できるのか。その他の意欲ある企業の参画はあるのか。本町の会社における立ち位置はどこ
に置くのか。そもそもその事業スキームでよいのかなど、どのよう
にお考えなのかお聞きし
ます。
また、地域新電力事業の取組により年間90億円
にも上る3町で消費される電気代を地域外への流出を止め、地域内でお金を回し地域内経済循環、新産業創出、地域活性化の意義は大いにあるとは思い
ます。しかし、それは地域新電力事業の経営が黒字となること、町民や役場等へ提供する電気代金、電気の料金が中国電力より
も安いか同等であること、本町で生産する電力の新電力会社の売電価格がFIT価格並みかJEPX(日本卸電力取引所)より
も高いこと、つまり北条砂丘風力発電事業を含む再生エネルギー事業が黒字となることが条件と考え
ます。地球温暖化防止、脱原発、ゼロカーボンの実現の観点から積極的な取組を期待したいと思い
ますが、本町はどう取り組まれるのか。最終報告のとおり令和3年度中の会社の立ち上げ、令和4年度
には800万円の当期純利益を目指すのか。それらのスケジュール等を町長
にお伺いし
ます。
次に、人権条例の制定の意義と課題についてお尋ねし
ます。
本3月定例会におきまして、2つの人権に関する条例が提案され
ました。北栄町部落差別の解消の推進に関する条例と北栄町犯罪被害者等支援条例であり
ます。その条例制定の意義と課題について伺い
ます。あわせ
て、制定の背景と周知の方法及び教育行政
にどう生かされるのか。町長、教育長それぞれ
にお伺いいたし
ます。
以上、壇上での質問を終わり
ます。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 津川議員の御質問
にお答えいたし
ます。
初め
に、どうする地域新電力についての御質問でござい
ます。
今年度、国の補助事業を活用し湯梨浜町、琴浦町、北栄町の3町と地域新電力事業
に関心のある中部地域の事業者とで勉強会を開催し、3町をエリアとした地域新電力会社設立
に向けた事業の可能性について調査を行い
ました。先月2月9日
に行い
ました調査の最終報告では、鳥取中部が目指すべき事業モデルの検討や議論についてまとめ、事業スキーム骨子案では「公共と民間企業の相互の強みを生かし、民間主導で共存共栄を目指す共同出資モデル」として3町の合計出資比率は運営について関与できる33.3%以上を、出資比率50%以上で運営の主導的役割を担うリーダー企業を想定した事業案を示し
ており
ます。
地域新電力会社の設立
に向け
て意欲を示し
ておられる企業がこの勉強会
に参加され
ており
ますので、今後さらに具体的な事業体制、運営体制を検討し
ていく中でどの企業
に主導的役割を担っ
ていただくのか、その決定についての手法について
も話し合っ
ていくものと考え
ており
ます。
次に、議員仰せのよう
に地域新電力事業の取組により電力料金として地域の外
に流出するお金を地域内
にとどめ、「地域内経済循環」「新産業創出」「地域活性化」について
も実現することは行政が推進し
ていく事業として
も意義のあることと考え
ており
ます。その中で、地域新電力会社、地域の発電事業者、利用する町民や行政など
にそれぞれのメリットがある事業スキームを検討し
ていくことが必要だと思い
ます。ただし、地域の発電事業者からFIT期間終了後の電力をFIT価格並みの単価で
購入することは現実的でないと考え
ますが、発電事業者からの再エネ調達価格
も含め令和3年度
にはさらに詳細な調達計画、販売計画を策定し
ていくこと、具体的な事業体制、運営体制を検討し
ていくこと、地域新電力事業で得た利益を地球温暖化防止の実現や地域活性化
にどのよう
に再投資し
ていくかをしっかり議論し
ていくことについて、国の補助事業を活用し令和4年度の事業化
に向け
て進め
てまいりたいと考え
ており
ます。
次に、2つの人権条例の制定の意義と課題についての御質問でござい
ます。
なお、条例制定の背景、周知の方法、教育行政への活用については教育長が答弁をいたし
ます。
まず、北栄町部落差別の解消の推進に関する条例でござい
ます。条例を制定することの意義といたし
ましては、今なお現存する部落差別を解消するという町としての意思表示や姿勢を町民の皆様
にしっかりと伝えるとともに、より強い施策を打ち出すことが可能となっ
てまいり
ます。特に、現在インターネット上の差別については、若い世代を中心
に誤った知識や情報が拡散され続け、差別を扇動する行為が大変な問題となっ
ており
ます。このようなインターネット上の差別書き込みについて
も、条例制定を機
に監視や削除要請を実施し
てまいり
ます。
次に、犯罪被害者等支援条例でござい
ます。条例制定の意義といたし
ましては、犯罪被害者は犯罪による直接的な被害だけでなく心身への影響や経済的な負担など二次的被害
にも苦しんでいることから、身近な町がしっかりと心
に寄り添った総合的な支援と見舞金の支給など経済的な支援を実施することで、犯罪被害者等の人権を尊重すること
につなげ
ていきたいと考え
ており
ます。
新聞報道等
にもあり
ましたが、山陰両県ではまだどこの自治体
もこのような支援条例は制定されてないことから、確実
に支援を届けるため
にも県や県警、被害者支援センター、そして当事者自助グループなどの関係各機関としっかり連携し
て、支援
につなげ
ていくことが課題であると考え
ており
ます。
このよう
に今回2つの人権条例を制定することで、町民の皆様に対して「北栄町は人権を尊重する町」であるとのメッセージとなり、また誰一人取り残さないSDGsの基本理念の推進
につなげ
ていきたい、そのよう
に考え
ているところであり
ます。
○議長(前田 栄治君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 津川議員の御質問
にお答えをいたし
ます。
2つの人権条例の制定の意義と課題についての御質問でござい
ます。
私からは、その制度の背景と周知の方法、教育行政への活用についてお答えをいたし
ます。
まず、北栄町部落差別の解消の推進に関する条例でござい
ます。制定の背景といたし
ましては、国においては部落差別が依然として存在し、インターネットなどの情報化の進展
に伴いその状況
に変化が生じ
ていることから、部落差別の解消の推進に関する法律が平成28年
に施行され
ており
ます。その中で、地方公共団体の責務として地域の状況
に応じた施策を講じるよう努めるものとすると規定され
てい
ます。
一方、町の状況といたし
ましては、平成29年
に行った人権問題に関する町民意識調査で、町内において差別や偏見が存在し
ているものは次のどれだと思い
ますかとの設問に対して、部落差別が最多の38.5%を占め
てい
ました。このような状況であることから、条例の制定
につながったものでござい
ます。
次に、犯罪被害者等支援条例に関する制定の背景でござい
ます。国の犯罪被害者補償制度において犯罪被害者等給付金が支給され
てい
ますが、金額が大きい反面、要件の審査等のため支払いまで数か月かかり
ます。そこで、給付金が支給されるまでの間の経済的な支援などに関して、見舞金制度や総合的な犯罪被害者支援体制の構築について求められ
ており、現在全国の市町村のうち約3割程度の市町村で犯罪被害者等支援条例が制定され
ている。このような背景がござい
ます。
いずれの条例について
もまずは周知し
ていくことが大切であることから、令和3年度は部落差別と犯罪被害者の人権をテーマとした人権講演会の開催や部落解放月間や犯罪被害者週間などの期間中
に集中的な広報を実施いたし
ます。また、町内小・中学校の人権教育年間指導計画の中
に部落差別を扱った教材の共通化や北栄町の人権施策に関する学習を取り入れるなど、条例制定を機
に教育及び啓発がさらに充実するよう取組を実施し
てまいり
ます。
○議長(前田 栄治君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) そうし
ますと、まず地域新電力の取組について報告のとおり令和3年度中
に会社を立ち上げ、令和4年度から事業開始を始めたいというふうなことでござい
ました。それでスキームのこと
につきましても公共と民間企業の相互の強みを生かし、民間主導で共存共栄を目指す共同出資モデルというふうなことで、この提案のとおりの回答をいただき
ました。
それで3町として33.3%以上ということでござい
ますので、それを3等分し
て11.1%以上の出資をする。いわゆる北栄町としては、その出資のみをもっ
て会社の設立
に寄与するということで確認し
てよろしいでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 検討会の今資料の中で33.3%が望ましいんではないかなということであり
ますので、また今後協議の中でどういう形でやるかということ
もまたそこの中であるんだろうとこう思っ
ており
ますが、そういう形でいけたらと、こう思っ
ており
ます。
また、そういう出資だけの形ではなく
て、やはり町内
にあるそういう再生可能エネルギーを新会社
に供給し
ていくということ
もこれは必要だろうとこう思っ
ており
ますので、そしてまたそれを利用者として活用し
ていく、利用し
ていくということ
も町としての責務であるとこう思っ
ており
ます。そしてまた、多くの方
にPRし
ていくというの
も一つの大きな使命だろうとこう思っ
ており
ますので、そういう形で関与し
てまいりたいと思い
ます。
○議長(前田 栄治君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) いわゆる会社設立に当たっての北栄町の立ち位置としては、3町で33.3%以上の出資を担っ
ていく。そこのところからスタートし
て、北栄町としてのいわゆる所有物、庁舎等の施設についての新会社からの電力の買入れを行う。そして北栄町で町が独自
に発電をし
ている太陽光パネルだとか風力だとか様々な発電事業があり
ますが、それらの余剰電力については新電力
に販売し
ていく。そういうスタイルといい
ますか、そのような方向性で検討し
ているというふう
に理解し
てよろしいですね。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 出資の割合というの
もちょっとこれからまだ検討し
ていかなければならない面
もあると思い
ますが、基本的
にはそういう形であり
ます。やはりその新会社をつくっ
ていく。その出資者として、そういう公共の使用し
ている電気代というの
もやっぱりそこから
購入し
ていくということは必須だろうとこう思っ
ており
ますし、また町の施設あるいはそういう供給電力だけでなく
て民間の方
もないとこれは事業として成り立たないということであり
ますので、町の方で屋根等
にあっ
て特にFITの切れた、そういう太陽光発電等はぜひこの新会社のほう
に入っ
ていただい
て供給のもと
になっ
ていただければと、こう思っ
ておるところであり
ます。
○議長(前田 栄治君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 当然のことであり
まして、12月議会の中でも卒FITの提案をさせ
ていただき
ましたが、既に各家庭の屋根
にソーラーパネルを設置され
てFIT買取り期間がなくなった方に対しては町としては助成はしないということであり
ましたので、それらの方についての取組
も大事だろうと思い
ます。
私が確認し
ておきたいのは、町としての立ち位置をきちんとし
て発信しながら事業を進め
ていただきたいということであり
まして、当然先ほどあり
ましたが、現在9基の風車が回っ
て元気
に発電を行っ
てますが、残り5年間のFITの販売期間
につきましてはこの会社
には参画しないということでよろしいですね。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 風車
もこの新会社
に売電するということで、今のところは考え
ておるところであり
ます。
○議長(前田 栄治君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) いわゆる私が聞きたいのは、向こう5年間まだFITの買取り制度が残っ
てますよと。その終わった以降については何ら問題あり
ません。この5年間について、FIT20円とか22円とか決まっ
てましたけど、高額な金額で買取りをいただい
て毎年2億円強の所得が北条砂丘発電事業では上がっ
ているという現状の中で、それを20円なり今の買取り価格でその新会社が買っ
てくれるんであればどうぞお入りくださいと言い
ますけど、それより
も安い価格で新会社
に入るというのはどうしてもそれはちょっとまずいんじゃないかなと思っ
て質問してるんで、そういうことで
もいわゆる価格が下がっ
てでも新会社
に売電するんですか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) このFITの制度は上乗せ価格があり
まして、賦課金が上乗せされ
て今の値段で買っ
ていただい
ておるということであり
ます。元の値段があっ
てそれ
に上乗せしとるということであり
ますので、それが新会社が買っ
てもその上乗せした分は国からこれ入っ
てき
ますので何ら問題ないと、こう思っ
ており
ます。
○議長(前田 栄治君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 分かり
ました。勘違いし
ており
ました。いわゆる中国電力だけが、大手の電力会社だけがFIT価格での買取り先だというふう
に認識し
てい
ましたんで、いわゆる新電力を立ち上げ
て新電力が風力発電の電力を
購入し
ていただい
ても現在の二十何円の売電価格を保障されるということであれば、それはそれで結構だと思い
ます。そうすると、私が懸念し
ていたハードル
も少し下がったかなと思い
ます。
ただ、元へ戻り
ますが、スキーム骨子案でいくのがいいというふう
に、まず確認ですけど町長は思われるということでよろしいですね。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) それを基
に、また今後具体的なそういう事業の体制であったりとか運営体制を検討し
てまいりたいと、こう思っ
ておるところであり
ます。
○議長(前田 栄治君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) いわゆる3町が中心でというふう
に冒頭おっしゃったですけど、これからは新会社を設立するに当たっては、いわゆる50%以上の出資会社が中心
になっ
て音頭取りをし
ていただい
て新会社設立
に向け
てやるということのほうが私は合理的だなと思い
ますし、理が通っ
ていると思い
ます。
その中で、町の仕事というのはそういう意欲のある企業を募る。そして、それを査定し
てよしとするならそこ
に任せ
ていく、それ
に協力し
ていく。金融機関なんか
も声をかけ
ていくというスタンスだろうと思うんですが、これから検討するというふう
に、意欲ある企業が勉強会
にも参加してるというふう
におっしゃい
ましたが、その中
に何とか51%以上の出資をし
ていただけるような中心を担っ
ていただけるような企業があるというふう
に思っ
ていらっしゃっ
て、1年間かけ
て会社設立、そういう運び
になるというふう
に思っ
ていらっしゃい
ますか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) かなり熱心
にこの検討会等
にも出
ておられる企業
もあり
ますし、ぜひその新電力を地域でということで思っ
ておられる企業
もござい
ますので、50%を超えるということであり
ますが、その程度のことができる会社
もあるんではないかなと、こう思っ
ておるところであり
ます。
○議長(前田 栄治君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 分かり
ました。当面は新会社が立ち上がる。その手助けをする。そして当然町自身
も出資する。そして、なおかつ町が直接発電する電力について
もそこ
に供給し、そして町の所有する公共施設について
も電力を使う。その中でいわゆる発電したもの、その使用という電気の回転、循環が地域内で起きるということの一つの核ができるわけですね。そういうことが狙いなんで、そういう方向で進め
ていくということでござい
ますので、大いに期待したいと思い
ます。
スケジュール感としてはどうですか、1年で何とかなりそうですか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 何回かそういう検討会等議論を重ね
てき
ておるところであり
まして、こうやっ
てまとめを出し
ていただき
ました。それぞれの3町あるいは参加された企業
も勉強され
ており
ますので、何とかこの1年間それをまとめ
て次の年度
にその事業がスタートできればと、こう思っ
ておるところであり
ます。
○議長(前田 栄治君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 勉強会
に参加した企業の中
に、地元の銀行さんあたりは入っ
ていらっしゃったんですか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 入っ
ておられ
ます。
○議長(前田 栄治君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 今日のやり取りの中で、この地域新電力の面白みといい
ますか方向性というのがはっきりし
ましたので、ぜひとも町長の強いリーダーシップを発揮し
ていただい
て取り組んでいただきたいと思い
ます。
次に移り
ます。
○議長(前田 栄治君) しばらく休憩し
ます。(午前10時27分休憩)
───────────────────────────────
○議長(前田 栄治君) 休憩前
に引き続き再開し
ます。(午前10時38分再開)
津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 次に、人権条例の制定の意義と課題について再質問いたし
ます。
まず最初
に、北栄町犯罪被害者等支援条例の件
につきましてですが、先ほど
もあり
ましたが県内初の条例制定
になるというふうなことでござい
ます。初めてということであり
ましたら、何かと運用等
に心配やあるいは注意すべきことがあろうかと思い
ますが、その辺についてどのよう
に認識をし
ていらっしゃるのか教育長
にお尋ねし
ます。
○議長(前田 栄治君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 犯罪被害者救済条例
につきましては、県内で初めてということ
になると思い
ます。何町かがこの3月議会で制定をということを目指され
ており
ますけども、県内では初めてということ
になり
ます。ただ、全国ではかなりの、3割の自治体で制定がなされ
ておるということでござい
ますので、そういうところ
も研究しながら進め
てまいりたいというふう
に考え
ており
ます。
○議長(前田 栄治君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 犯罪
につきましては全県的、全町的、全国的あるいは全世界的
に起こり得るものであり
まして、町民限定での条例だけが突出し
て支援するということは難しかろうと思い
ますんで、それこそ先ほどおっしゃい
ましたよう
に各横の連絡網を密
にしながら対応し
ていただきたいと思い
ます。この運用の様子
につきましては、注視し
て見守りたいと思い
ます。
北栄町部落差別の解消の推進に関する条例
につきまして、この条例制定の背景
につきまして部落差別解消推進法の制定があると触れ
ていただき
ました。現在、鳥取県では鳥取県人権尊重の社会づくり条例の一部を改正する条例というのが上程され
ており
まして、その提出理由というのがインターネットやSNSの発達、
新型コロナウイルス感染症の拡大などにより人権に関する問題が複雑化、多様化し
ている昨今の状況
に鑑み、差別のない人権が尊重される社会づくりの推進のため
に取り組むべき事項を明示する等、所要の改正を行うというふう
にあり
ます。この本町の部落差別の解消の推進に関する条例
につきましては、本条例の9条
にインターネットにおける差別とみなされる書き込みを禁止するため
にインターネットモニタリングを行うというふう
になっ
ており
ます。県のほうで
もそのようなことを記述し
てい
ますが、このモニタリングというのは他県で
も効果を上げ
ているというふう
に伺っ
てい
ます。しかし、限られた人員で限られた時間、本町だけが行うということについては効果は限定的であり
まして、ゲームセンターのゲームのモグラたたきのような状況
になっ
てしまうんではないかというふう
にも心配し
ます。このモニタリング
につきましては、全県的なネットワークを構築し
て互いに互換しながら継続的
に行うことが大事だと思い
ますが、その辺の状況なり考え方を教育長
にお伺いし
ます。
○議長(前田 栄治君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) この条例が可決成立した折
には、来年度から
になり
ますけども、県内の各市町村と協力しながらこのモニタリングについて進め
ていきたいというふう
に考え
ておるところでござい
ます。モニタリングについては、先ほど議員のほうからおっしゃられ
ました限られた人員ではあり
ますけども、1町ではなかなか進めるということは大変だというふう
に思い
ますけども、19市町村で県と一緒
になっ
て手を携え
てやっ
ていけばそれなりの効果があるのではないかなというふう
に考え
ているところでござい
ます。
○議長(前田 栄治君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 教育長から、私と同じような考え方をいただき
ました。ただ、なかなか県
もモニタリングの一斉行動
につきましては腰が重たいようであり
まして、大変な作業であり
ますんで連携をし
て互換し合うということが大事だと思い
ます。その辺のところをぜひ大きな声を出し
ていただい
て、連携をし
ていただきたいと思い
ます。
鳥取県では、全国初の新型コロナウイルスに対するクラスター対策条例が制定され
ました。この間、本町におきまして
も3町でのコロナ差別を許さない宣言等がなされたり様々な対策が打たれ
てきたんですが、このコロナクラスター対策条例が出され
てからネット上における心ないコロナ差別に関する書き込みが大きく減ったというふうなことがあるようであり
ます。これらを見
ましても2つの条例制定は大きな意義があり
ますし、町長が先ほどおっしゃい
ましたが北栄町は人権のまちと。あるいは誰一人取り残さないSDGsの考え
にも通ずるものだというふう
におっしゃっ
ていただき
ました。私
も全くそのとおりだと思い
ますんで、ただ条例を制定したからそれでおしまいというんじゃなく
て、いかに運用し
て町民の皆さん
に知っ
ていただい
て浸透し
ていくかというのが今後の課題だろうと思い
ます。町長、教育長
に再度その決意を伺いたいと思い
ます。いかがでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 北栄町は大変人権
に力を入れてる町だろうと、こう私は思っ
ておるところであり
ます。引き続き今までの事業であったりとか、あるいはそういう運動等を通してさらに進め
てまいりたいとこう思っ
ており
ますし、昨年よりSDGsというそういう取組
も進め
ておるところであり
ますので、そういう中でもしっかりとこの人権の問題
に取り組んでまいりたい、こう思っ
ておるところであり
ます。
○議長(前田 栄治君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 教育委員会といたし
ましても、これまでいろいろな活動、分かりやすい人権の話であったりとか人権学習会、そして人権を学ぶ会とか様々なところで町民の皆さん
に人権問題について考え
ていただく機会を設け
ており
ます。そういう機会を捉えながら、さらには答弁で
も申し上げ
ましたけども、学校において
も人権学習についてしっかり取り組んでまいりたいというふう
に考え
ておるところでござい
ます。
○議長(前田 栄治君) 以上で津川議員の一般質問を終わり
ます。
───────────────────────────────
○議長(前田 栄治君) ここで、先ほど斉尾議員からの一般質問の答弁保留について15日の会議でとさせ
ていただい
てましたけども、答弁ができるということですので、ここで先ほどの答弁保留の答弁をいただきたいと思い
ます。
手嶋課長。
○産業振興課長(手嶋 寿征君) 先ほど答弁保留となっ
ており
ました住宅リフォームの件でござい
ます。
議員おっしゃられた以前の北栄町住宅リフォーム資金助成交付金事業のことでござい
ますけれども、これ
につきましては平成27年3月31日で要綱が廃止となっ
ており
ます。
この当時の背景でござい
ますけれども、リーマンショックの後、長引く不景気とかでいろいろとアベノミクスとか三本の矢とかいろんなものが事業として交付金やいろんなものが送られ
てくる中で、経済対策の一環といたし
まして一年一年の単年度事業としてこの事業をさせ
ていただいとったところです。
事業の目的でござい
ますけれども、リフォームによって優良住宅を増やし
て町民の安心安全な生活の向上を図るということと、併せ持っ
ていわゆる住宅関連産業の底上げといい
ますか経済活性化というものを狙っ
てこの事業をさせ
ていただい
ていたところでござい
ます。
事業費の幾らまでを助成し
ていたのかということでござい
ますけれども、これ
につきましてはリフォーム
に要する費用の10分の1以内で上限10万円とさせ
ていただい
ており
ました。この上限10万円でござい
ますけれども、1年度につき1回限りということで、10万円
に達するまでは住宅のリフォーム部分が変わればこの事業については何回でも使っ
ていただけることが可能であった事業でござい
ます。予算の範囲内とさせ
ていただい
ており
まして、予算の範囲内の中で住宅リフォームをされる方をお願いし
てきたところでござい
ます。
なぜ廃止
になったのかということでござい
ますけれども、こちら
につきましては高断熱や高気密といった省エネ関連のその改修というのが非常
に増え
てくるような時期でござい
まして、先ほど申し上げ
ました10万円の補助事業ではなかなか一回の事業で十分な補助となり得ないというようなことがあったり、こうした省エネ関連の改修をより進め
て町の施策として充実させたいという思い
もある中から、産業振興課ではなく当時の町民課
にこの事業を引き継いで新たな事業立てとして今の住宅リフォーム改修の補助事業が出来上がったということでござい
まして、そのような歴史的な背景や事業の内容からこの事業というものが行われ
てきたということでござい
ます。以上でござい
ます。
○議長(前田 栄治君) 斉尾議員、質疑はござい
ますでしょうか。
○議員(7番 斉尾 智弘君) 特にないです。
○議長(前田 栄治君) 以上で斉尾議員の一般質問を終わり
ます。
次に進み
ます。
───────────────────────────────
○議長(前田 栄治君) 4番、秋山修議員。
○議員(4番 秋山 修君) 秋山修です。今日は3点について一般質問を行い
ます。
初め
に、健康ほくえい計画について4点
に分け
て質問し
ていき
ます。
1点目、令和3年度までを計画期間とした健康ほくえい計画の現在の目標達成状況を質問し
ます。
2点目、令和4年度から健康に関する新しい計画のスケジュールを質問し
ます。関連の深いデータヘルス計画、特定健康診査等実施計画、北栄町介護保険事業計画・高齢者福祉計画との関連について
も併せ
て質問し
ます。
3点目、健康推進員、食生活改善推進員、自治会長向けの研修の一環として昨年TCCで放送された「北栄町の健康問題を考える〜急性心筋梗塞について〜」、講師は大城等氏でしたが、この講演の意図と反響を質問し
ます。また、そこで示された研究成果がどのよう
に当町
に生かされ
ているか質問し
ます。
4点目、健康を推進し
ていくのに町民の参画が必要です。健康推進員、健康サポーター、ゲートキーパーの配置、期待することは何か質問し
ます。また、町民が参加する健康づくり
に関わる事業の実施状況、補助金はどのよう
に活用され
ているか質問し
ます。
大きな2点目の項目です。地域福祉推進計画について質問し
ます。これ
も4点にわたって質問し
ます。
1点目、計画を年度ごと
に進捗管理を行い、点検、見直しを行うこと
にし
てあり
ます。計画を立て
てから1年が経過しようとし
てい
ます。PDCAのCの評価をどのよう
に行うのか質問し
ます。
今年度の大きな事業の一つ
に、地域福祉推進フォーラム2020が開催され
ました。その開催した評価について質問し
ます。
2点目、来年度以降の課題として、地域生活課題の解決
に資する支援が包括的
に提供される体制の整備に関する事項を定めるよう
に社会福祉法の改正は求め
てい
ます。どう対応するか質問し
ます。
3点目、計画を進め
ていく
にはこれ
も町民などの参画が必要です。特に自治会役員、民生児童委員、福祉推進員、愛の輪協力員、生活支援サポーターの配置の現状、期待することは何か質問し
ます。また、これらの人たちが関わる事業の実施状況、補助金はどのよう
に活用され
ているか質問し
ます。
4点目、団塊の世代が75歳以上
になる2025年まで
に高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしができるよう「住まい」「医療」「介護」「予防」「生活支援」が切れ目なく提供される体制、地域包括ケアシステムの構築が求められ
てい
ます。当町の現状を質問し
ます。
最後
に、3番目
に重層的支援体制整備事業について質問し
ます。
昨年、令和2年6月の社会福祉法の改正により、令和3年度から重層的支援体制整備事業が新設され取り組むこと
になり
ました。手挙げ方式の事業ですけども、当町は取り組むこと
になり
ました。その概要と経緯を伺い
ます。また、取り組むメリット、デメリットは何か。財政上のメリット
に何かあるのか質問し
ます。
以上です。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 秋山議員の御質問
にお答えいたし
ます。
健康ほくえい計画についての御質問でござい
ます。
初め
に、健康ほくえい計画目標達成状況についての御質問でござい
ますが、令和3年度までを計画期間とした健康ほくえい計画は、26項目の目標値を設け
て住民への働きかけや健康推進活動を実施し
ており
ます。町内医療関係者、保育・教育関係者、住民代表等から構成する健康計画推進委員会を年2回開催し、前年度の取組と成果、当該年度の取組、実績と翌年度の取組について協議をし
ていただい
ており
ます。
健康診査受診率は上がっ
てき
ており、禁煙の取組について
も進んでき
ておるところであり
ます。その他目標達成
に向け
て取組を進め
ており、令和3年2月
に実施し
ました暮らしと健康に関するアンケートの結果により今期の計画について点検を行い、次期の計画について検討を進めたいと考え
ており
ます。
次に、令和4年度からの健康に関する計画のスケジュール
についてでござい
ます。
暮らしと健康に関するアンケートの集計、内容の分析を5月まで
に行い、6月
に1回目の健康計画委員会を開催し、アンケート分析の結果、問題点の確認、意見を聴取いたし
ます。その後素案を作成、各組織団体
に聞き取りを実施し
て専門家から助言をいただくなどをした後、2回目の委員会で原案を作成し
てまいり
ます。パブリックコメントを募集した後、令和4年1月
に計画を策定したいと考え
ており
ます。
データヘルス計画は、KDBデータを基により詳しく国保被保険者の計画増進、生活習慣病対策等について定めたものであり、特定健康診査等実施計画は特定健康診査等を適切
に受診することにより将来の医療費削減効果を期待し、受診率の向上など
も目的
に定め
ており
ます。これらデータヘルス計画及び特定健康診査等実施計画については、健康ほくえい計画を基
に国民健康保険者として町が策定し
ており
ます。また、引き続き北栄町介護保険事業計画・高齢者福祉計画との連携を取りながら、健康ほくえい計画を定め
てまいり
ます。
次に、昨年TCCで放送された「北栄町の健康課題を考える〜急性心筋梗塞について〜」、講師大城等氏の講演の意図と反響についてでござい
ます。
今年度は
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で5月
に予定し
ており
ました「健康推進員、食生活改善推進員、自治会長合同研修会」が実施できなかったため、それ
に代わり放送したものであり
ます。大城等先生
には、鳥取県による専門家派遣等による市町村保健事業への支援として2年間にわたり北栄町の健康課題についてデータ集積及び分析をし
ていただき、北栄町の課題は心筋梗塞が原因による死亡が多い。これを直接減少させることができると町民の健康増進
につながるというものでござい
ました。この分析結果及び課題について健康推進員及び町民
に広く知っ
ていただき、今後の北栄町の健康事業
に参加、協力いただきたいという意図がござい
ました。
反響
につきましては、こういう放送を時々し
てほしいという声はお聞きし
ており
ます。また、来年度の町報
に連載として広報し
ていくことを予定し
ており
ます。今後は、健康ほくえい計画策定をはじめ健康推進事業において
も研究の分析結果を参考
に取り進め
ていきたいと考え
ており
ます。
次に、町民が参加する健康づくりに関する事業の実施状況、補助金についてでござい
ます。
健康推進員は各自治会ごと
に選出し
ていただい
ており、大腸がん検診の取組、健康講座の開催など自治会における健康づくりの推進役として、また健康サポーターは自ら応募された方により自治会や事業所
に出向い
て寸劇や健康講座を開い
ていただくなど、健康づくりの推進役として活動し
ていただい
ており
ます。ゲートキーパーは民生児童委員さんなど
に研修をし
ていただい
て、自死についての文字どおりの門番として気づき、受け止め、つなぐ役割をお願いし
ており
ます。
町民が参加する健康づくり
に関わる事業
につきましては、各種健診、いきいき健康講座、ヘルスアップ教室など健康推進課が主
に進めるもの、健康運動教室など北栄スポーツクラブ、生涯学習課が主催し
て行うもの、こけないからだ教室など福祉課が主催し
て実施し
ているものなど、各課で連携を取りながら進め
ており
ます。
補助金
につきましては、健康推進課関係では食生活改善推進員連絡協議会への活動補助金として伝達講習、食育活動などの活動に対して支出をし
ており
ます。
次に、地域福祉推進計画についての御質問でござい
ます。
まず、PDCAのC、チェック
に当たるこの1年の評価方法
についてでござい
ますが、計画の評価方法
につきましては、地域福祉計画を策定した町と地域福祉活動計画を策定した社会福祉協議会とで同じ評価方法により年間の実績と課題を評価する方法を考え
ており
ます。具体的
には、計画
に上げた個々の項目ごと
にその実績と課題を町なり社会福祉協議会で集約し、自己評価を行い
ます。その後、実績と課題を基
に3月
に開催いたし
ますそれぞれの策定委員会において策定委員の皆様
にも評価をいただき、その結果を併せ
て公表する予定
にし
ており
ます。
また、今年度開催した北栄町地域福祉推進フォーラムの評価でござい
ます。
計画を周知することを目的
に開催したこのフォーラムは、町民、行政、社協等が一体となりつくり上げた内容であり、参加した人々からは熱意が伝わり意義深い内容だった等感想が多く寄せられ
ました。反面、若者世代の参加者が少ない等の課題
も見えたフォーラムとなり
ました。今後
も地域福祉について少しでも多くの方
に関心を持っ
ていただけるよう周知を継続し、各課題のある事業について
も地道
に取り組んでいきたいと考え
ており
ます。
次に、包括的
に提供される体制の整備についての対応
につきましては、その内容が次の重層的支援体制整備事業の質問の回答で
もござい
ますので、その質問の答弁のところで説明させ
ていただき
ます。
次の計画を進めるため
には町民の参画が必要で、これらの方が関わる事業の実施状況、補助金はという御質問でござい
ますが、秋山議員仰せのとおり計画の推進
に向け
ては町民の皆様の参画が不可欠でござい
ます。そして町民の中で地域福祉の核となる人材が自治会役員、民生児童委員、福祉推進員、愛の輪協力員、生活支援サポーターの方々であり
ますので、今後
も地域住民の福祉の向上のため各役割を果たしていただければと思っ
ており
ます。また、地域で一人でも多くの協力者が増えるよう
に地域の方々
に呼びかけ
ていただければと思っ
ており
ます。
そして事業の実施状況ですが、先ほど評価方法のところでも申し上げ
ましたよう
に、個別事業の実績としてその実施状況を集約し公表したいと考え
ており
ます。また、推進のため
に必要な補助金はこれまで
も町や社会福祉協議会から交付され
ているもの
もあり
ますが、今後は必要
に応じた新たな交付
も考え
ていきたいと考え
ており
ます。
次の地域包括ケアシステム構築の当町の現状でござい
ますが、このたび策定した第8期介護保険事業計画・高齢者福祉計画の中でもその振り返りと課題について記載をし
ており
ますが、地域包括ケアシステムとは住み慣れた地域で自分らしい生活を最後まで続けることができるよう地域内で助け合う体制のことであり、それぞれの地域の実情
に合った医療、介護、介護予防、住まい、生活支援が一体的
に提供される体制を目指し
ていくものでござい
ます。これまでの取組で医療と介護の連携、居場所づくりや生活支援サポーターの養成などの生活支援体制整備などで一定の成果があるもの
もござい
ますが、まだまだ十分とは言えない現状でござい
ます。この地域包括ケアシステムの構築は、北栄町地域福祉推進計画の推進や重層的支援体制整備事業の実施において
も多くの部分で重なるものでござい
ますので、計画の推進と事業の実施
に併せ
て今後
も引き続き取り組んでまいり
ます。
次に、重層的支援体制整備事業についての御質問でござい
ます。
この事業は、社会福祉法の改正により令和3年度から新た
に創設され、市区町村の手挙げにより実施するものであり
ます。
事業の内容は、1つ目
に相談支援、2つ目
に参加支援、3つ目
に地域づくり
に向けた支援、この3つの取組を重層的
に実施すること
になっ
ており
ます。具体的
には、1つ目の相談支援は住民の様々な生活課題を受け止め、多機関が協働し
て支援
に当たることでその生活課題の解決
に向け
ていくものであり
ます。2つ目の参加支援は就労支援や居住支援、居場所機能の提供など社会や地域とのつながりを回復できるような支援を行っ
てまいり
ます。3つ目の地域づくり
に向けた支援では、地域の中で支え合いや見守り合う関係性が育まれるよう
に集いの場をつくったり、その働きかけなどを行い
ます。国はこの事業を行うに当たりこれまで相談者の属性ごと
に実施し
ていた事業の体制を見直し、市町村ごとの実情
に応じ
て属性を超えた包括的な相談や支援の体制づくりを進めるとともに、予算措置
も一本化した交付金
に変更され
ました。
次に、北栄町でこの事業
に取り組むこととなった経緯と実施のメリット
についてでござい
ます。
既に、平成30年度から包括的支援体制の構築
に向け
て国のモデル事業を実施し
てまいり
ました。相談支援包括化推進員を配置し、複合的な課題を抱える世帯への支援について関係機関と連携しながら対応
に当たっ
ているところでござい
ます。しかしながら、本人の同意が得られず相談
につながらないケースやつなげる場所がなく十分
に対応できないケース
もあり、困り事の解決が先延ばし
になる場合
もあり
ます。今回この事業を開始することで関係機関の連携がより強まり、既存の相談支援機関が世帯全体の困り感
に気づいた場合
には、多機関による支援会議などを通じて役割分担をしながら早期
に支援を開始することができると考え
ており
ます。
また、法律上の守秘義務により本人同意の得られ
ていないケースにおいて
も関係機関で情報共有し関わりが開始できること
になり
ますので、地域の中で心配な世帯や支援が届い
ていない世帯に対して
も併せ
て関わりを開始できるものと考え
ており
ます。
さらに、参加支援や地域づくりの取組については地域福祉推進計画を踏まえ
て取組を進めることとし
ており
ます。既に取り組んでおり
ます助け合い活動の推進と併せ、属性を超えた居場所や参加の場を整備するなど、孤立を防ぎ身近な地域で困り事への相談や支援が得られるような取組を進め
ていきたいと考え
ており
ます。
財政的
には、新たな事業分の追加の補助金はあるものの既に実施し
ている事業の補助割合
に変更はなく大きな財政的メリットはあり
ませんが、一本化した交付金
に変更
になったことで属性ごと
に案分する必要がなくなり
ますので、今後取組を拡大し
ていく場合
には事業ごとの対象者
に限定せず、柔軟
に対応や受入れをすることができ
ます。議員の最初の御質問
にあった包括的な支援体制の整備
につきましても、この事業を進め
ていくことがまさにその実現
につながるものと考え
ており
ます。来年度の事業開始は自治体ごとの手挙げによるものですが、この取組は将来的
にはスタンダードな取組
になると考え
ており
ますので、北栄町としては少しでも早い段階で進め
ていきたいと考え
ておるところであり
ます。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) ここの質問席での質問を始める前
に、ちょっとお断りというかし
ておき
ますけども、さきの町長の答弁
にあったよう
に今回の質問の健康ほくえい計画とか地域福祉推進計画だとか重層的支援体制整備事業というのはそれぞれ綿密
に絡まってるというか関係があるので、明確
に区切った質問ではなくっ
て項目ごとそれぞれ関連するところ
に行くと思い
ますのでよろしくお願いし
ます。
初め
に健康ほくえい計画ですけども、目標達成状況のことを答弁し
ていただいたんですけども、健康ほくえい計画の町民
に配られたパンフレット
に載ってる目標というのが6項目あっ
て、それぞれこれの成果を確認する方法というのは私はアンケートを取るしかその数値が出ないような項目設定
になってると思うんですけども、その辺についてはどうですか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長
に答弁させ
ます。
○議長(前田 栄治君) 吉岡健康推進課長。
○健康推進課長(吉岡 正雄君) 町長
に代わっ
て答弁いたし
ます。
健康ほくえい計画の中で、項目によっては例えば食生活改善推進員組織を全自治会
に組織するだとか、あるいは先ほど町長のほうからあり
ましたとおり受診率のことだとか、そういったことは各年度で出
ますけども、ほかの野菜の摂取量だとか朝食を毎日食べる人だとかそういったものはやはりアンケートを隔年で実施するということが調査方法
になっ
ておるよう
に考え
ており
ます。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) 言われるよう
に、アンケートを3年とか5年ごと
に過去取っ
ておられるんでその数字は拾うことができるんですけども、それを見
て次の行動を起こす
にはすぐ
には起こせない。アンケートを取った結果を見
て、例えば毎日朝食を食べる人を増やすちゅうのを目標を80%としたとき
に、平成18年が57%、平成21年が58%、平成26年は54%、それから今アンケートを取っ
ておられるので最近のものが分かるというような数値なんです。だから次の行動を起こすため
には、数値で分かるようなものだとか毎年取れるようなものを半分以上は町民
に示されるものについてはそういうような目標設定のほうがいいんではないかと思い
ますけどもどうですか。要はアンケートで出るようなものだけじゃなくっ
て、後で出
てき
ますけども国保データベース等から引っ張っ
てくる。そういう数値なんかから見る目標設定
も入れ
て町民
に示したほうがいいんではないでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 国保のKDBデータベース、そういうのは年度ごと
にすぐ出
てき
ますので示しやすいだろうとこう思っ
ており
ますので、そういうものは示し
ていきたいなと思っ
ており
ます。
また、アンケート
もやっぱりそのアンケートを取っ
てすぐ結果が出
て、その課題としてそれ
にどう対応し
ていくかということを早くするというのはとても大切なことだろうと、こう思っ
ており
ます。やはりタイムリー
にそういう施策を打っ
ていくということが重要であり
ますので、そういうものをなるべく期間を空けなく
てできるよう
に体制を取っ
ていければと、こう思っ
ておるところであり
ます。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) 令和4年度からの新しい健康ほくえい計画なのか健康に関する計画を立てるに当たって、今、健康診断というかそれ
に併せ
てアンケートを中
に入れ
ておられ
ますよね。このアンケートについては毎度同じものなのか何か工夫があるのか、その辺のところを。次の計画
に役立てるため
に。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長
に答弁させ
ます。
○議長(前田 栄治君) 吉岡課長。
○健康推進課長(吉岡 正雄君) 町長
に代わっ
て答弁いたし
ます。
まさしく秋山議員がおっしゃったとおり、健康ほくえい計画を来年度
に定めるに当たってなるべく数値化ができるようなアンケートの項目をいろいろ御相談した先生とか
にも評価し
ていただきながら、あと例えば担当課としては塩分をどれぐらい取っ
ておられるかを知りたいということがござい
ましたけども、そういった方法はやっぱりちょっとなかなかないということで、なら意識づけをし
てもらうという形のアンケートを取れないかというようなことを工夫しながら策定したものでござい
ます。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) 今、塩分の話が出
ましたけども、後のほうで高血圧のことについて少し話題を入れ
ていこうと思ってるんですけども、このアンケートで言うと例えば年齢区分なんか
も10代、20代、30代って単純
に区切っ
てあるかと思ったら60代は半分
に分け
て70代が半分
に分け
てある。この辺の意図はどうですか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長
に答弁させ
ます。
○議長(前田 栄治君) 吉岡課長。
○健康推進課長(吉岡 正雄君) 60代を一くくり
にせず
に半分
に分けた、70代を一くくり
にせず
に半分
に分けたという意図は、65歳から高齢者というくくりがござい
ます。それから、75歳以上は後期高齢者というくくりがござい
ますので、そういった方の傾向を知りたい。あるいはまたKDBデータは国民健康保険の加入者の方、後期高齢の加入者の方について出
てき
ますので、そういったこと
に直接結びつけ
て健康の計画
に役立てることができないかということを考え
て分け
ておるものでござい
ます。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) あわせ
て、それぞれの質問項目のチェックを入れるようなアンケートの取り方でこのことと今の年齢のことを合わせると、後で集計をするとき
にクロス集計のクロス分析をしやすい工夫ではないかと思ってるんですけども、その分析の仕方を統計的な手法でアンケート結果を出し
て、次の健康計画
に生かすという流れではないかと想像しながらそのアンケートを記入し
ていったんですけども、そういう理解でよろしいですか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長
に答弁させ
ます。
○議長(前田 栄治君) 吉岡課長。
○健康推進課長(吉岡 正雄君) そのとおりでござい
ます。町長答弁
にもあったとおり、今度のほくえい計画の中では各委員さんだけでなく専門家等
も招い
てそのクロス集計の手法だとかそれからクロス集計の結果だとか、そういったもの
も分析し
ていただきながら委員さんとともに計画を策定したいというふう
に考え
ておるものでござい
ます。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) この結果を去年大城等さんの話をTCCで流されたということは、大城等さん
にこういう分析結果なんか
も専門家の立場から見
て分析し
てもらっ
て、次の計画
に生かすというよう
に理解してるんですけども、それでいいですか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長
に答弁させ
ます。
○議長(前田 栄治君) 吉岡課長。
○健康推進課長(吉岡 正雄君) ただいまのところは、一応クロス集計の分析は国保連
にするか大城先生の携わっ
ておられるデータミュールという会社
にするかということはちょっと決定し
ており
ませんが、アドバイス等は大城先生からいただきたいというふう
に考え
ており
ますので、その辺
も検討しながら進め
ていきたいというふう
に考え
ており
ます。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) そうやっ
てデータを取っ
てデータを分析するので、現在までのところで北栄町のその分析結果というのはそのデータヘルス計画の中
に触れられ
ているんですけども、その内容を見ると健診結果から高血圧を抱える人が多いとか糖尿病の重症化予防
に取り組む必要があるとか、日常的な運動習慣がないとか特定健診、がん検診の受診率が伸び悩んでいるというようなことが出てるんですけども、こういう結果を基
にいろいろなその健康に対する対策を健康推進課では立ててるということですか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長
に答弁させ
ます。
○議長(前田 栄治君) 吉岡課長。
○健康推進課長(吉岡 正雄君) 健康ほくえい計画といい
ますのは、町長答弁で
もあり
ましたよう
に北栄町の町民全てを対象
にした計画、全ての町民の方
に働きかけを行うというものの計画でござい
ます。データヘルス計画といい
ますのは、国民健康保険の保険者である町が国民健康保険の被保険者である方の結果、それから健康を促進するため
に定めるものという考え方がござい
ます。傾向としては恐らく一緒の部分
も重なるであろうとは思い
ますけれども、そういった部分で立場、保険者である町、それから全町民の健康をサポートする町という立場の違いはござい
ます。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) 健康ほくえい計画は町民全体で、データヘルス計画は国保データベースなんかから引っ張っ
てきたものだからそういう国保の被保険者を主体としたものだということで、その差は何かといったら協会けんぽや健康保険だとか共済組合の保険証を使っ
ておられる方のデータが退職されるまでは把握できないというか、今のところはデータを取る方法がない。勤務先や会社の所在地によって、どこのデータかが今多分見分けるのが手間がかかるということだと思うんですけども、そういう健康保険だとか共済組合の人
もある一定の時期が来たら退職を迎えたらほとんど国保
に入っ
ていかれ
ますよね。それでデータヘルスの国保データベースなんかを見たとき
に、その退職年齢ぐらいから国保
に入っ
てきた人たちの固まりがどんと増えたとき
に、そういう何か取られたデータというのの大きな違いだとか変化というのは起きてるんでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 退職され
て国保
に加入されたということでその変化が分かるかということであり
ますが、じゃどの方がということ
になるとなかなかこれ個別
にし
て、じゃここの固まりが退職された方であり
ますよとか、今までどおりですよということがなかなかこれが難しいんではないかなとこう思っ
ており
ますので、ちょっと担当課長
に答弁させ
ます。
○議長(前田 栄治君) 吉岡課長。
○健康推進課長(吉岡 正雄君) 町長
に代わっ
て答弁いたし
ます。
年齢を精査し
て、例えば60歳の周辺だとか50代の周辺だとかというような形で分析することは可能であろうかというふう
には思い
ますけども、特にその退職された方がということの部分での解析は今のところちょっとし
ており
ません。ただ、傾向として大体北栄町の健康保険の被加入者の係る医療費は県下で
も1番ということであり
ます。そこの部分はいわゆる若年層の加入者の割合が多かったり、あるいは50代、60代の方の健康状況が比較的他町
に比べると医療費がかかってないという傾向があるということが言えるんだろうというふう
に考え
ており
ます。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) 目指すところの一つは、健康寿命をいかに延ばし
て不健康寿命をいかに短くし
て、医療費を下げることが目的ではないんですけども、「QOL」ですか、クオリティー・オブ・ライフだか、要するに満足感というようなものを高めた生活を送ることが大切で、そういうののため
に今の健康ほくえい計画だとかデータヘルスがあるわけですから、そういう方向
に持っ
ていっ
ていただきたいと思い
ます。
次に、大城等さんの講演について、内容の概要というのは紹介し
ていただくことはでき
ますか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長が答弁し
ます。
○議長(前田 栄治君) 吉岡課長。
○健康推進課長(吉岡 正雄君) 町長に代わって答弁いたします。
大城先生は島根県のお医者さんでありまして、そこの中でデータの集積だとか分析だとかこういうことを専門にされておられる先生でございます。
今回の講演いただいた内容につきましては、国・県が持っておりますSMRというデータがございます。これは年齢標準で国を100とした場合に各自治体ごとの死因が多いか少ないかということを使ったデータ、こういうものがございまして、これを基に鳥取県、それから北栄町の傾向を調べていただきました。特に心筋梗塞につきましては北栄町の場合は……。例えば悪性物質等につきましては、本町の女性の場合は陰性が低いというのは偶然の傾向があるけれども死亡率が高いだとか、それから偶然の傾向ではなく何らかの原因がある理由で死亡率が高いだとか、そういったデータを示していただきまして、特に本町の場合心筋梗塞の死亡理由が高く、なおかつ何らかの理由があってその死亡率が高いということ。それから、お隣島根県に当たってはそのほとんどが死亡率がかなり低いということで、その違いから何らかの手当てが必要だろうということを定義いただいたものでございます。直接的には血圧のことだとか運動習慣のことだとかそういったことを定義していただいて、これから取り組むに当たっての指標なり目安みたいなものを講演いただいたものでございます。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) 私の理解したところによると、何の病気で死んだかといったら1番はがんで2番目が心疾患で3番目が脳血管疾患だとかってあるけども、その原因を見たときには急性心筋梗塞の原因が一番北栄町においてはリスクが高い。そのリスクが高いちゅうのは、その病名で分析した結果年齢構成だとかどこに住んでるかだとか、そういうような要因を統計的に排除して、その結果急性心筋梗塞に関わる死亡が全国や鳥取県だとか鳥取県下の町村に比べて高い。ならその急性心筋梗塞の死亡要因を少なくするにはどうしたらいいかというのが血圧だとかというところに行き着いて、その血圧を抑えるためには喫煙率だとか塩分の取り方だとか運動だとかそういうようなところが出てきて、その結果、この前金曜日だったかな、河本先生が高血圧についての話を北条でされましたよね。そういう一環ではないかと私は理解してるんですけども、そういう理解の仕方でいいんですかね、そういう講演会を設けられたのは。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。
○議長(前田 栄治君) 吉岡課長。
○健康推進課長(吉岡 正雄君) 町長に代わって答弁いたします。
まさしくそのとおりでございまして、来年度に向けても心筋梗塞をキーワードとした健康づくり、健康増進への取組を進めていきたいというふうに考えておるところでございます。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) 医療費は県下の中では少ないという話があったんですけども、それが果たして喜ばしいことかどうかというのがこのときに話題になってたんですけども、北栄町では高血圧の対策を最重要の課題として取り組むことが必要だというのをデータヘルス計画でうたってあるのでそのとおりだよということと、それから心筋梗塞、脳卒中などの病気にならんために減塩だとか運動だとかそういうことが大切だよということがあったんだけども、健康診断を受ける率はそんなに伸びていないということと、そうやって高血圧だとか糖尿病の気配だとかというのをそういう健診で指摘されても、それを医療機関で治すための受診をしないだとか町の保健師さんの指導を受けてその管理をする人の割合が物すごく低いんですよね。そういう指摘されても病院に行かない、治す努力をしないというのは北栄町はほかの町や平均に比べて低い。そこが問題だというのは合ってますかね。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。
○議長(前田 栄治君) 吉岡課長。
○健康推進課長(吉岡 正雄君) 秋山議員の御質問にお答えいたします。
確かに高血圧対策で今後の大きな課題ということで、今申し上げられましたように受診勧奨の結果受診率は向上傾向にあったり、ちょっと今年度はコロナの影響で若干下がるんじゃないかなというふうには感じておるわけですけども、そこの中で血圧が高いというふうに指摘があった方の中で受診された方が約20%。これは先ほど議員が仰せられた国保データベースで分かってきたものでございます。その多くが健診後1か月2か月で受診してくださるんですけども、4か月以上たっちゃうと指摘されても受診されない傾向があるというようなことも分かっております。また脂質異常それから血糖値が高い、こういったことは受診していただけるんですけども、血圧が高いということに関してはなぜか受診をしていただけないというようなことも分かっております。こういったことから、来年度につきましてはこういった方へのアプローチを進めていきたいというふうに町としては考えておる次第でございます。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) あと町からだとか自発的にいろんな役割を持っておられる中に見とった中にちょっと片仮名言葉で分からなかったんで、皆さんにもちょっと知っていただきたいなと思って、ゲートキーパーっていうのがありますよね。その内容、役割、町内にはどのくらいおられるのか、どういう人がゲートキーパーなのかというのをお願いします。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) ゲートキーパー、私もこういう言葉があるんだということを今回知ったわけでありますが、自死をここで止めるというような形の方だと、こういうことでございます。
詳細につきましては、担当課のほうで説明をさせます。
○議長(前田 栄治君) 吉岡課長。
○健康推進課長(吉岡 正雄君) 町長に代わって答弁いたします。
先ほど町長答弁のほうからもありましたけども、この人は調子が悪いなだとかそういったことに気づいたり、それからそういった人に声をかけて何か心配事ないですか、何か夜眠れとるだとか、あるいはこういったところに相談受け付けとるみたいだよとか、そういったつなげていただきたい。そういったことを役割をお願いする、あるいは期待する、あるいはそういったことをしていただく方全てがゲートキーパーでございます。
そのゲートキーパーの講習会は町の保健師のほうで実施しておりますけども、その方だけがゲートキーパーというわけではなく、例えば民生児童委員さんに今回ゲートキーパーの研修を受けていただきますが、そのゲートキーパーの役割を確かに期待するものでございます。
そのほか、例えば食生活改善推進員さんの養成講座の中にも眠れていますかというような自死や鬱に関して関心を持っていただいて、そういった方がもしも周りにおられれば声かけをしていただきたいというような働きかけをする講座がございますので、そういったことも聞いていただいた中で、あれ、あの人ちょっとおかしいんじゃないかというようなことを考えていただく、あるいはそれを感じて行動していただく方全てがゲートキーパーということになっておりますので、またそのゲートキーパーにつきましては健康推進課としては広げていきたいというふうに考えておるものでございます。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) 次に、地域福祉推進計画のことに入りますけども、ほぼ1年たって、これからPDCAのCの部分ということなんですけども、そのときにちょっと考えていただきたいなと思うことが幾つかあって、それはこの地域福祉推進計画で盛れなかったことは、盛れなかったというか内容に上げることができなかったというのが幾つかあったんですけども、それらのこともこれから検討されると思うんですけども、どんなことがこれから新しく検討したり追加して載るようなことになるでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。
○議長(前田 栄治君) 田中福祉課長。
○福祉課長(田中 英伸君) 町長に代わり答弁をさせていただきます。
国の指針では、この地域福祉推進計画の策定に当たっては16の項目を盛り込むようにしておられました。ただ、そこの中にはこの協議の中ではまだ十分にそこまで計画に盛り込むことができなかったものについて、今後策定をしていくということをこの地域福祉推進計画の中にも記載をしております。その内容につきましては、福祉以外の様々な分野との連携に関する事業や制度のはざまの課題への対応の在り方、犯罪を犯した方への社会復帰への支援の在り方など、そういった部分については計画の中では十分に盛り込めておりませんので、こういったことについては今後見直し、5年を過ぎるでなしに途中での見直しも含めて盛り込んでいくことを考えていきたいと思っております。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) 今の言われた3点のことは、地域福祉推進計画の9ページのところにこれからの検討課題だよということで載せられているんですけども、そのほかに成年後見制度のことについてもあるんですけども、このことはお聞きしたところによると成年後見制度利用促進基本計画というのをこれから策定される予定のようですけども、ちょっとこれについて説明をしていただけませんか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に説明させます。
○議長(前田 栄治君) 田中課長。
○福祉課長(田中 英伸君) 再度の御質問にお答えします。
成年後見制度利用促進基本計画につきましては、この地域福祉計画の中に盛り込むことも可能ですし、また別個の計画としても設けることができるという選択があった中で、この地域福祉計画の中には盛り込まずに独自の別建ての計画として策定することと町はしております。
この成年後見制度利用促進基本計画といいますのは、認知症とか自分の意思で決定がなかなかできない方等につきまして成年後見制度というものがあります。なかなかこの利用が進まず、また成年後見を受けてくださる、希望される方は多いのにそれを受けてくださる方、社会福祉士さんであったり例えば弁護士さんであったりとかという方もあるんですが、それ以外にも市民後見、市民の方が後見になるというような形でそういった方、要望に応えていくことが今後必要になってくるということを含めまして、利用の促進と併せてそういった方々を育てていくことを町なりでは計画していかなければならないといったことを、今後令和3年度にはその計画の策定に向けて進めていきたいと考えているところです。以上です。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) 今の成年後見人とは直接関係ないんですけども、誰かが亡くなられたときにその相続人さんが相続預金を銀行なんかから出されるときに大変煩雑というか大変で、金融機関ごとに戸籍謄本だとか印鑑証明だとか関係したのを出して、相続人を確定することを金融機関でしてもらってからでないと預金が出せないというのがあるんですけど、そういうのを謄本だとか印鑑証明なんかを省略するのに法定相続情報証明制度という制度があって、結構法務局でそういうもの一式を出せば、家系図みたいなものをこっちが作ってそれをこれで正確だよということがあれば法務局がその家系図みたいなのを証明してくれて、それをそれぞれの金融機関に持っていって預金相続の手続が進むという簡便な方法もあるようですから、そういうこともこれを機会に知っていただけたらありがたいなと思うところです。
前質問したときに、防災計画にもお互いが盛らないけんよというようなもの、去年の2月の防災会議の中で少し支援者の分についてのことが改正されて防災計画には掲載されたようですので、またその辺の見直しも継続してお願いしたいと思います。
次に、地域福祉推進フォーラム2020というのが昨年開催されたんですけども、これの評価、アンケートとか取られたと思うんですけども、それから今後開催される予定があるかどうか、この辺のことについてお願いします。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。
○議長(前田 栄治君) 田中福祉課長。
○福祉課長(田中 英伸君) お答えいたします。
地域福祉推進フォーラム昨年開催しましてアンケート結果を踏まえたところ、97%の方が理解が深まったというような回答をいただいております。先ほど町長の答弁でもありましたが、ただ20代の方の参加はなく、その辺のところが今後の課題だと思っております。ですので、令和3年度においても再度フォーラムを開催して周知なり啓発に努めていきたいと考えておるところで、町民の方からの参加も促し、町民、行政、社協とも一体となった形でのフォーラムがまた開催できればというふうに考えております。以上です。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) 次に、重層的支援体制整備事業との絡みでちょっと質問するんですけども、この事業をやるためには3つの項目を必ず盛るというか、それを考えないけんということがあって、1つ目が断らない相談、それから2番目が参加支援、言い換えればその相談業務に乗ったり関わったりしたりした最後の出口、元気になってもらうというか、本来の姿に返っていただくような出口支援、それからこの2つを含めた全体的に地域づくりに向けた支援、地域づくりだとかまちづくりというのは随分前から言われてて、今さら何だというような気持ちもしないではないですけれども「我が事・丸ごと」という、ちょっと今言葉を一瞬忘れましたけども考え方の中では、地域づくりに向けた支援というようなものがこの地域共生社会の実現だとかに併せて日本一億総活躍プランの中に入ってる、その地域共生社会の実現ということに向けた中での併せたものだと私は理解してるんですけども、この3つのことに関わる言葉で幾つか新しく接した言葉があるんでちょっと説明してほしいんですけども、断らない相談というときにアウトリサーチという言葉が出てくるんですけども、このアウトリサーチちゅうのはどんなこと……。アウトリーチ、ごめんなさい。アウトリーチというのはどういうことを。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。
○議長(前田 栄治君) 田中課長。
○福祉課長(田中 英伸君) アウトリーチとは、援助、支援が必要にもかかわらず自発的に申出ができないような人に対して、行政などの機関が積極的に働きかけていく。こちらから手を伸ばしていくというようなものでございまして、いつまでも相談に来られるのを待っているんでなしに、こちらから積極的に働きかけるということの意味合いで福祉の中では使われております。以上です。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員、説明とか確認とか成果ばかりを聞いておられまして、やはり一般質問ですので提案とか質疑を中心にやっていただきたいと思いますので、その辺も踏まえた上で質問をお願いします。
秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) 今議長から注意を受けたんですけれども、新しい事業なんかについては町民の皆さんにもしっかり伝えていくということも大切な要素ではないかと思って、この重層的支援体制整備事業についてはこれから始まることですのでぜひ理解していただきたいと思って質問してるわけですけども、議長からそういう注意を受けましたので以降その内容の説明の部分については質問は控えたいと思います。
この重層的支援体制整備ちゅうのは、令和3年度から財政的にはどういうような仕組み、配慮になるんでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。
○議長(前田 栄治君) 田中課長。
○福祉課長(田中 英伸君) 財政的な部分につきましては、これまで高齢者、介護、障がい、子育てといったそういった分野でありました事業のものをこの重層的支援体制整備事業というくくりの中で集約したものと、既存の事業を、それプラス参加支援事業、多機関地域づくり参加支援事業や継続的支援事業、多機関協働事業といった新しい事業を加えたものが新しくなります。その新しく加わった部分についての新しい補助はもらえるという形にはなっております。以上です。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) 歳入のほうは国庫補助と県の補助と、それから介護保険の特別会計からお金が来るんですけども、国庫補助だとか県の補助だとしたらひもつきだからほかに使えないとか使うことが決まっとるというお金だと思うんですけども、この介護保険から来るお金もそうやって使い道が決まってるお金として入ってくるんでしょうか。一般財源みたいな感じで、自由に事業を思いついて使えるというようなものなんでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。
○議長(前田 栄治君) 田中課長。
○福祉課長(田中 英伸君) 再度の御質問にお答えします。
介護保険事業から入ってくるものは、介護保険における第1号の被保険者分と第2号の被保険者保険料の一部でございます。これは地域包括支援センターの運営の部分で新しく重層に持っていった部分に対しての財源措置でございますので、そういったものに使う形にはなると思います。
国・県で入ってくるものについては交付金という形で一括で入ってくる形にはなりますので、これまで高齢と障がいで関わった部分について、例えば共有する部分に案分しなければならなかった部分については、そこら辺は案分の部分が自由な町の裁量によって使えることができるというところが裁量化が増えたという部分にはなるというふうに財政的なメリットはあるというふうには国は言っております。以上です。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) 一つの世帯で複数の例えば50、80かいね、80、50かいな、そういう問題だとか考えてるのを、今までは時間案分をしてお金の計算をしなきゃいけなかったのが一括できるからそれだけ業務が楽になる。そういうところがメリットなんでしょうかね。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。
○議長(前田 栄治君) 田中課長。
○福祉課長(田中 英伸君) そういった部分は業務的には楽になるとは思います。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) プラットホームという言葉がよく出てくるんですけども、役場の中だとか北栄町の中だとか自治会の中だとかを一つのプラットホームと考えると、そういう一緒の場を設けて情報交換だとか話合いをしなければならないというようなことに対するその町の関わりというのはどういうところにあるんですか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に説明させます。
○議長(前田 栄治君) 田中課長。
○福祉課長(田中 英伸君) 再度の御質問にお答えします。
この重層的支援体制整備を進めるに当たりまして、庁舎内での今後の連携、各課の管理職、課長会等の場を利用する形にはなろうと思いますが、連携責任者連絡会という形で様々な課に寄せられるそういった困難な世帯の情報については福祉課の部分に、その課で解決できない部分、複合的な世帯の情報についてはこちらの重層的支援体制整備の中の相談支援包括化推進員のほうに連絡をしていただいて、個別の支援会議などを開催して対応していくというような庁舎内でのそういった一括的な取組というか、庁舎内の連携を今後さらに図っていきたいと考えているところです。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) 一つ、自治会の活動の動きの中で、自治会でなかなかできないので役場で自治会担当の総務課の辺でもいいですけどぜひ動いてほしいのは、自治会の役員の中で自治会の役員だとか役員ではないけれども、今まで出てきたいろんな食生活改善推進員だとか民生児童委員だとか福祉推進員だとかそういうものが共通のプラットホームで話合いの場、何か困り事を出し合って解決策を見いだして動いていくというようなことが必要ではないかと私は思ってるんですけども、そういうことができるような自治会指導というか自治会に声をかけてもらうという、そういうようなことはできませんか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に説明させます。
○議長(前田 栄治君) 田中課長。
○福祉課長(田中 英伸君) 今、秋山議員がおっしゃられたのは、自治会としての悩みというような部分でしょうか。
この重層的支援体制整備は基本的には福祉的な支援が必要な人、世帯なりそういった形にどういった支援をしていくかという部分で、それがその世帯の生活課題の解決に結びつく支援どうしたらいいかということが基本ではあります。ただ、その自治会の悩みがそういった世帯の地域での居場所であったり見守りであったり、そういった部分に寄与する部分が関わってくる分が多いということであれば、当然そういった形での相談にも対応する必要がある部分も出てくるのではないかとは考えております。以上です。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) 3つ盛らなきゃいけないのの3番目のその地域づくりに向けた支援というところには、今、私が話したようなことが町の役割として出てくるんではないかと思うので、ぜひ検討していただきたいと思います。
こうやって新しくできる事業について、町民等にはどういうふうな伝え方というか、伝える必要はない、役場だけでいいのかどうか私は分かりませんけども、重層的というからには町民全ての人が関われるような事業だと思うんですけども、その辺のところは何かありますか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。
○議長(前田 栄治君) 田中課長。
○福祉課長(田中 英伸君) 再度の御質問
にお答えし
ます。
課の中で話し合っとる中で、この重層的支援体制整備事業というこういう難しい言葉を使っ
て町民の方
にこういった事業が始まったということを周知するのはなかなか理解
も得にくいという部分の中で、どの課で
もそれなり
に合った相談は受けれるんですが、それ以上のほか
に困ったことがあればその課でも聞い
て福祉課
に伝えることができるというような形で相談の支援が充実するというような形での案内なりそういったチラシを作成し
て配布したり、自治会長会でそういったことを説明させ
ていただくような形を取っ
て、相談支援が充実し
ていき
ますよというようなことを周知し
て進め
ていきたいとは考え
ており
ます。
○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
○議員(4番 秋山 修君) 「我が事・丸ごと」というのが基の基本的な考えの中
にあるわけですから、こういうことをこういう仕組みだとかこういうことをやる事業が始まってるということを自治会長会で
も機会あるごと
に伝え
ていただけたらと思い
ます。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 新しい事業であり
ます。やっぱり皆さん
に知っ
ていただい
て、せっかく立ち上げる事業であり
ますので、やっぱり効果的なそういう取組ができないといけ
ません。特に相談事業
にし
ても地域づくり支援
にし
ても今まであったもの
もあるわけであり
ますが、また新しいもの
もそこ
に入っ
てき
ており
ますので、やはりそういうものを十分
に周知し
て、この事業が効果的なもの
になるよう
にし
てまいりたいと思い
ます。
○議員(4番 秋山 修君) 以上で終わり
ます。
○議長(前田 栄治君) 以上で秋山議員の一般質問を終わり
ます。
───────────────────────────────
○議長(前田 栄治君) しばらく休憩し
ます。(午後0時04分休憩)
───────────────────────────────
○議長(前田 栄治君) 休憩前
に引き続き再開し
ます。(午後0時59分再開)
次に進み
ます。
13番、阪本和俊議員。
○議員(13番 阪本 和俊君) 13番、阪本和俊でござい
ます。私は、2つの項目について町長
に伺い
ます。
まず、風車の更新と新電力売電事業の取組について伺い
ます。
議会は、昨年環境調査とFIT法
に乗せるための調査費の議案を二度否決し
ました。その最大の理由は、経営収支の問題だけでなく周辺住民の健康被害や環境被害が軽視され
てきたことが理由でした。一般的
には、遠くから風車を眺め
ていればのどかでエコだと思うでしょう。環境
に優しいと言われると、確か
にそうかもしれないと思っ
てしまい
ます。しかし、風車近く
に住み働く人たちの中の何%かの人たちは低周波音を敏感
に感じ、苦痛
に思っ
ていることが、2012年の鳥取環境大学の調査によって明らか
になっ
てい
ました。2011年、三重県の歯科医の先生の調査で
も、同じような割合でブレードの回転音により頭痛、めまいなど苦痛を訴える人たちがいたこと
も報告され
てい
ます。
先進国のヨーロッパで
も健康被害や環境被害が社会問題となり、今では洋上風車の建設が主流
になっ
てい
ます。日本で
も、国の政策により千葉沖、秋田沖、五島沖など大企業の積極的な取組が始まっ
てい
ます。洋上風車は陸上風車
に比べ風の流れが安定し
ており、1.5倍の発電効果が期待されるようであり
ます。
昨年12月の北条砂丘風力発電所の発電量は過去最低であり
ました。担当課は、風が吹かなかったのが原因と言っ
てました。12月から1月にかけて大雪が降り、太陽光発電
も冠雪により機能し
ませんでした。コロナ禍の中、大寒波により家おりが多かったこと
もあり電気の使用量がうなぎ登りとなっ
て、中国電力では容量の96%
にもなり毎日のよう
に節電の呼びかけをし
ており
ました。都市部の電力会社で
も容量の98%まで使用量が増え、にわかに立ち上げた新電力売電会社は契約した容量がオーバーし高い電力を買うこと
になり、次々と倒産し
ているとの報道
もあり
ました。中でも、秋田県のある市の売電事業は休止を余儀なくされたようです。想定外のコロナ禍の大寒波は、規模の小さい売電事業者にとっては命取り
になりかね
ません。TCC加盟の3町エリアが計画し
ている売電事業はこのようなハイリスクを想定され
ていないようですが、果たして大丈夫でしょうか。
また、国はFIT法の再募集
も検討され
ているようですが、議会での否決の大きな理由の一つ
に巨大風車の建設予定地が高速道路から僅か50メートルの位置
に高さ150メートル
もの風車を5基
も計画し、落雷によるブレードの飛散や倒壊は想定し
ていないとする執行部の発言は異常であり
ます。問題意識のなさによる不信感が大きく影響したと考え
てい
ますが、町長の御所見を伺い
ます。
次に、北栄町まちづくりビジョン
に沿ったハード事業は財政破綻
につながらないか。過疎支援市町村
に鳥取県内では倉吉市、琴浦町、北栄町が指定されるようです。
自民党は2月15日、3月末
に期限切れとなる過疎法
に代わる新法案に関し国の財政支援が受けられる対象市町村が3つ増え、全国で820市町村
になるとの見通しを示し
ました。今国会
に議員立法として提出し、諸手続を終え
て年度内成立と4月の施行を目指し
てい
ます。過疎法は人口減少率や財政力を基
に国が対象地域を指定し、返済時
に国が地方交付税を充てる過疎債などで財政支援をし、市町村合併をした地域
には特例として旧市町村単位で指定する「一部過疎」の仕組みを残す法律ですが、以前、増田レポートによる消滅する自治体の中
に旧大栄町
も名前が挙がっ
てい
ましたが、私の予想以上の速さで過疎債が使えるとは驚きです。ただ、合併特例債であれ過疎債であれ借金です。執行部は負担が事業費の3割で済むと歓迎のようですが、楽観的な解釈は禁物です。
中央公民館や青山剛昌ふるさと館の新築移転事業
に過疎債を予定され
ているようですが、人口減少の続く北栄町で過剰投資は控えるべきであり、借金の返済は果たして可能でしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 阪本議員の御質問
にお答えいたし
ます。
初め
に、風車の更新と新電力事業の取組についての御質問でござい
ます。
風力発電事業の更新
に係る風況調査及びFIT認定
に必要な系統連系工事負担金の予算
につきましては認め
ていただくことができなかったため、更新
に係る事業は全て中止し
ているところであり
ます。認め
ていただけなかった理由は経営の収支の問題と風車による周辺住民の健康被害や環境被害とのことですが、予算の説明で
も何度かさせ
ていただいたよう
に収支
につきましては風況調査や想定した機種による発電量の予測、建設費や維持管理等
に係るコストを積算した上で詳細
にシミュレーションし
ていくスケジュールについてお示しさせ
ていただき
ましたし、心配され
ている健康被害や環境被害は環境影響評価により周囲の環境や人
に与える環境について調査を進め
ているところでござい
ました。
特に議員が仰せのような低周波音での健康被害
につきましては、環境省のホームページ
にも「日本の風力発電施設から発生する音の実測調査の結果、風力発電施設から発生する超低周波音は、音圧レベルがそれほど高くなく、人間の知覚閾値以下であることが分かり
ました。また、他の環境騒音を比較した結果、風力発電施設から発生する音は、低周波数領域で卓越があるわけではあり
ません」と明示され
ておるところであり
ます。
また、新電力事業
につきましては、今年度国の補助事業を活用し
て実施した湯梨浜町、琴浦町、北栄町の3町で取り組んだ地域新電力事業可能性調査により、「公共と民間企業の相互の強みを生かし、民間主導で共存共栄を目指す共同出資モデル」をまとめたところであり
ます。今後はこの事業スキーム案を基
に、詳細な調達計画、販売計画を策定し
ていく中で、どのようなリスクが考えられるかも含めしっかり検討、議論し
てまいり
ます。
次に、北栄町まちづくりビジョン
に沿ったハード事業は財政破綻
につながらないかについての御質問でござい
ます。
議員仰せのとおり、過疎地域への財政支援を定める特別措置法、過疎地域自立促進特別措置法が令和2年度末で期限切れ
になるに当たって、過疎新法、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法が検討され
ており、「一部過疎」の対象地域として新た
に旧大栄町の区域が指定される見込みであり
ます。新法における過疎地域の要件として、人口要件と財政要件がござい
ます。人口要件は幾つかあるのですが、大栄地区が該当となるのは平成2年から平成27年の25年間で人口減少率が21%以上であること。旧大栄町は21.4%でござい
ました。財政要件は、財政力指数が全市平均の0.64以下であること。旧大栄町は0.3ということで該当となり
ました。
過疎債は対象事業費に対する充当率は100%で、後年度
に発生し
ます元利償還金の70%は普通交付税の基準財政需要
額に算入され、市町村にとっては他の起債
に比べ
て大変有利な起債ということ
には間違いあり
ません。ただし議員御指摘のとおり、有利な起債といえども事業費の30%は一般財源等で負担しなければならないということ
も間違いあり
ません。過疎債をはじめ自治体は道路や公園、学校など社会資本整備のため
に借金ができ
ます。これは将来にわたって長く使い続ける社会資本の整備費用について、整備を行う時期の町民だけで負担するのではなく、その社会資本の便益を受ける将来の町民
にも負担し
ていただくことで世代間の公平性を図るとの考えのものでござい
ます。自治体の借金は将来の町民が行う社会資本をあらかじめ整備をする投資でござい
ます。整備するお金がたまるまで待っ
てい
てはそれまで不便な状態が続き、町の成長を阻害すること
にもなり
ます。将来を見越し
て、住みやすい町、働きやすい町をつくるため
に借金をすることは決して悪いことではあり
ません。大事なことは、議員御指摘のとおり将来の町民が負うこと
になる負担がきちんと負担できる
額かどうかということであると思い
ます。これについて、どのくらいの
額ならきちんと負担できる
額として適正なのか、起債残高等、何を基準
に注意を払えばいいかということ
になろうかと思い
ますが、国が定めた健全化判断比率の一つ
に実質公債費比率という指標がござい
ます。この指標は、町の債務の返済状況から見た財政の健全さを表し
てい
ます。町税などの使い道を決められ
ていない収入に対する返済金の割合でござい
ます。この比率が18%以上
になると、起債の借入れについて許可が必要となり
ます。さらに25%を超えると起債制限団体として位置づけられ、自治体が国の補助を受けず
に行う単独事業の起債が認められないこととなり
ます。
北栄町の場合、合併以降平成21年度の22.4%がピークで令和元年度は12.8%でござい
ます。過去の大型事業債の償還が終了しつつあり、数値が改善し
てき
ている状況であり
ます。
もう一つは、将来負担比率という指標でござい
ます。この指標は将来負担すべき債務が標準財政規模
に占める割合のことで、将来負担すべき実質的な負債の程度を示し
てい
ます。将来負担
額とは一般会計等の地方債現在高、債務負担行為の支出予定
額、特別会計等の公債費に対する繰り出し見込
額、退職手当支給予定
額等の合計
額でござい
ます。つまり町が今後負担すべき将来にわたっての負担
額について、町の財政規模と比較したとき
に過大かどうかをはかる指標でござい
ます。
北栄町の場合、合併以降平成20年度の205.3%がピークで、令和元年度が77.9%でござい
ます。国が定める早期健全化基準は350%であり、大きく下回っ
ており
ます。これは一般会計、下水道会計の起債残高の減少により年々改善し
てき
ている状況であり
ます。
これらの指標は、いずれ
も起債
に頼れば頼るほど借金
も膨らみこれらの比率
も上昇し
ますが、公債費のうち普通交付税
に算入される
額が多ければ起債をし
ても公債費や地方債残高は上昇するものの、実質的な影響は少なくなり
ます。今後、長期間にわたって使用する公共施設を整備する場合
には、世代間の財政負担の平準化という観点から一定程度の起債による財源確保が必要であると考え
ており
ます。起債に当たっては、充当率の高いものと交付税措置が有利なものを選択することが将来の財政負担を軽くするということ
になり
ますので、有利な過疎債の適用ができる事業
には活用し
ていくことが極めて重要であると考え
ており
ます。そして実質公債比率や将来負担比率の動向
に注意しながら、健全な財政運営を行っ
てまいり
ます。
○議長(前田 栄治君) 阪本議員。
○議員(13番 阪本 和俊君) ありがとうござい
ました。
風車の更新
には、FIT法1キロワット当たり16円の固定買取り制度
に乗せないと経営収支が合わないことは承知し
てい
ます。否決はし
ており
ますけども、まだFIT法固定買取り制度の再申請ということはひょっとしたらあるかもしれんという思いがあっ
てこの質問をさせ
ていただき
ます。
今から10年前の2010年、環境省のアンケート調査、風力発電による健康被害の実例では、当時全国389の風力発電所のうち64、16%で苦情が寄せられ
ていたとの調査結果が報告され
てい
ます。この当時はまだ北栄町の風車はなかったんですけども、こういう報告があっ
ており
ます。国や裁判所が幾ら低周波音は健康被害との因果関係はないと言われ
ても、風車建設後かなりの住民から健康被害や環境被害の訴えがあったことは紛れ
もない事実であり
ます。
7年前の平成24年(2012年)、鳥取環境大学のアンケート集計結果でも北条砂丘風力発電所の集落
にある風車周辺での苦情の回答が認められ
ており、特に東端、東新田場、西新田場、江北浜、こういうところのいわゆる苦情が多かったということが記録され
ており
ます。この地域での配布数59、回答数44、回収率75%、苦情数が10、苦情率が23%となっ
てい
ました。この環境大学の調査のまとめとして、こういうことが書い
てあり
ます。今回の調査研究は県内全域の風力発電所を対象
にした点で、我が国で
も初めての試みである。風車から500メートル圏内で
も苦情を生じる今回のアンケート調査から考え
て、鳥取県風車建設ガイドライン
に示された発電機−民家間の最低距離300メートルは今後再検討されなければならない課題がある。もう500メートルでもやっぱり苦情が出とるんですよね、当時。風車の設置に当たっては、民家までの距離だけではなく風車群によって囲まれることによる音圧のレベルの上昇を考慮しなければならない。これはもうキャンプ場辺りは民家と一緒ですよね。そういうことが記録
に残っとるんです。これは名実とも
に風車は地域住民にとって迷惑施設だったことが確認できると思い
ます。たとえエコだとして
も採算性が合うとして
も健康被害や景観破壊は容認し
てはいけないと思い
ますが、町長はこのような事実を知っ
てい
ましたか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 環境大学がそういう調査をされたということは知っ
ており
ますが、低周波でなく
てやっぱり音がかなりし
てきたというようなことであり
ます。低周波の件についてはなかったようでござい
ますが、音がそういう影響したというようなことでござい
ますが、ずっとおれば大変気
になるということ
もあるわけであり
ます。ただ、そうやっ
て10件の方がそういうことがあったということが載っ
てますが、町
に直接そういうことが届い
ていないということ
もあったわけであり
まして、そういうものを十分健康
も注意しなければならないということを思っ
ておるところでござい
ます。また景観
につきましても最初はやっぱり何
もないところ
にそんなものができるということであり
まして、ちょっとどうかなというようなこと
もあったと思い
ますが、今は一つの景観としてなじんでき
ておるというようなことを感じ
ておるところであり
ます。
○議長(前田 栄治君) 阪本議員。
○議員(13番 阪本 和俊君) ほか
に日本騒音調査(ソーチョー)という会社なんですが、健康被害・騒音調査測定・解析データ
によれば、普通騒音はほとんどの人が同じよう
に感じることができ
ますが、低周波音は感じることができる人と全く感じない人がい
ます。これは人によって感じる音の範囲が異なるためで、低周波音を感じることができる人はこの範囲が広いということができ
ます。生活環境の超低周波音
によると見られる健康被害は中年女性
に比較的多く、そのような人
に常に鋭敏な例のあることが実証され
てき
ているので、性、年齢の差によって超低周波に対する感受性
に差のあること。そして、さらにそれを上回る個体差のあることが予測されるよう
になっ
てき
ている。比較的小さい音圧のレベルの超低周波音であっ
ても現実
には健康被害をもたらし
てき
ているのであるから、そのような人体影響を的確
に把握することのできる評価方法の確立が今後より一層積極的
に進められなければならないとあり
ますが、町長は御存じだったんでしょうかね、このこと
も。知らないで健康
に優しい町などと言っ
てこられたんでしょうかね。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 環境
に優しい町でござい
まして、それは言っ
てまいり
ましたが、低周波は風力から
も出るわけであり
ますが、普通の一般の生活の中でもいろんなところから低周波が出ると言われ
ておるところでござい
ます。環境省のほう
もそういうような低周波の件でいろいろあったという中で調査され
て、人間の知覚がそういう感じる以下のものであるというようなそういうことで明示をし
ているというようなことだろうと、こう思っ
ており
ます。
実際
に個人差
もあると思い
ます。最初建てたとき
にはやはり2名の方がちょっと気
になるというようなことで町のほう
にもあったところであり
ますので、十分
に対応しながら取り進め
てきたところでござい
ます。
○議長(前田 栄治君) 阪本議員。
○議員(13番 阪本 和俊君) 実は、2週間ほど前
にある町民の方から北栄文芸61号を読まれ
ましたか、ぜひ読んでみ
てください。風車のことが載っ
てい
ます。議会は二度
も調査費を否決され
ているのに、議会に対する挑戦のようですよ。文芸誌の記事としてはふさわしくないのではないでしょうかというようなお話があり、早速大栄分館で
購入し評論の中で「━━━━━━━━━━━━━━━」を読ませ
ていただき
ました。一見すばらしい評論だったと感じ
ましたが、町長……。
○議長(前田 栄治君) 阪本議員、風車の更新と新電力の話ですので、北栄文芸の中身の話はなし
にし
て簡潔
に。
○議員(13番 阪本 和俊君) 内容が一緒だからね、私の今質問と。
○議長(前田 栄治君) しばらく休憩し
ます。(午後1時25分休憩)
───────────────────────────────
○議長(前田 栄治君) 休憩前
に引き続き再開し
ます。(午後1時25分再開)
どうぞ。
○議員(13番 阪本 和俊君) この内容が私の今の質問の中でやっぱり関係しとるから、質問をさせ
ていただい
ており
ます。よろしいでしょうか。
この中で、やっぱりこういった投稿される人、あるいは新聞
に載せられる人というのは問題ないという前提で投稿し
ておられるんですよね。ところが、実態はそうではないんですよということを申し上げたいと思うからこうしてちょっと発言をさせ
ていただいとるということであり
ます。御理解いただきたいと思い
ます。
この中身は、ちょっとこれは読ませ
てほしいと思い
ましたけどやめ
ます。結局そういった被害があったとか町に対してそういった被害の訴えがあったとかちゅうことを知らなかったと。それでおかしいじゃないか。何で議会が否決したんだろうかというような内容であったということで、ちょっと今こうして申し上げ
ておるわけであり
ます。
その理由は、やっぱりそういった事実がたくさん実はあったんです。私
も合併し
て3年目と4年目
に議長をさせ
ていただき
ましたが、そのとき
にはもう既に何人かの人が訴えをし
ており
ました。担当課
に何とかし
てあげないけないが町長さんと話しし
てみ
てあげないけんじゃないかということ
も言い
ましたけど、結局今の町長の答弁と一緒なんですよ。因果関係がはっきりしない。だから門前払いなんです。だからそういった訴えがあったとき
には丁寧
に、実はこういうことで原因が分かり
ませんので国
もこう言っ
ており
ます、裁判所
もそう言っ
ており
ますと教え
てあげればええのに、黙っ
ておられるからこうなっちゃうんです。だから低周波音をやっぱりすごく感じる人と感じない人があるということは、実はいろんな調査の中でまとめられ
ており
ます。
このアンケート調査が、実は知らなかったと言われ
ても、この風車の検討会の中で事実関係を調査しようということで実はアンケートを取られたんですけれども、結局西新田場、国坂浜、松神の自治会が取っ
ておられないんですよね。それでそういった実態があるのかないかということがここ
に書い
てあるから、何で結局そういう機会があるのにアンケートを取られなかったんだろうかという思いなんですよ。3つの集落がアンケートを取っ
ておられなかったということで、正式なデータではないと思い
ます。だけどこの資料はもう要らん
てっ
てもらったもんですからすごく気
になっ
て、このときのアンケートの配布数が383。それで回収数
も回収率
も分かり
ませんけども、結局3つの自治会をはねたところが26の方が被害を受け
ていると感じ
ておられるんです。
それで実は私、議長
になったとき
に西新田場の方2人から、それから国坂浜の方から3人、それから松神の方から3人、計8人の方から苦情をいただい
て町のほう
に届けたことがあるんですが、結局これを合計するとこの地域の中で34人の方が苦情を申し出
ておられるということなんですね。だから結局こういうことを書かれないけなんだちゅうことは、全然情報が入らん。それで自治会長をしとった
にそういうことは聞いとらんということがあったもんですから、じゃ何でこういったアンケートを取られなかったんだろうか。そこがやっぱりいろいろ疑問を感じとるんですよ。検討会の会長さんは何か親戚でないだらあか。それから、風車を建てる予定地の地権者じゃないだろうかということを町民の中からいろんな話が出
てくるけど、わしは分からんのですよ、教え
てもらっとらんから。やっぱりこういう大きな事業をした以上、一方的
にエコだの環境
に優しいだのてっ
て言っとっ
ても駄目なんで、やっぱり問題があったらその都度町民
に丁寧
に教え
てあげないけんと思うんです。この記事を見たら、何で北栄町の議会が反対しただと思い
ますよ。そういうことですよ。どうですか、町長。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) まず、いろいろそういう健康被害があったということであり
ますが、低周波におきましては先ほど申し上げたようなことであり
ますし、また家庭で
もいろんなそういうモーターを使ったもの等あるわけであり
ますので、低周波を出すものがあり
ますので、そういう中で風車だけがということでそういう低周波の影響があるということではないことを環境省のほう
も言っとるわけであり
まして、それよりもっとあったのは音であったりとかあるいは影、ああいうのにちょっと気分が害されるというようなことで、健康被害があったというようなことがこの前のアンケート等で出
ておるところであり
まして、そういうものは個人差があり
ますのでそういうのでちょっと被害的なものを感じられた方
もあろうかと思い
ます。私
も近くの方
に聞い
てみたんですが、全然関係ないというような方
もたくさんおられ
まして、それぞれ個人の感じ方で変わっ
てくるんだろうと、こう思っ
ており
ます。
また、最近の風車におきましてはそういう騒音等
もかなり抑えられたそういう風車
も出
ており
ますし、また今回計画し
ており
ますところ
もあまりそういう人家の離れたところということであり
ます。そういうところを計画したところであり
ますが、残念なことで否決ということ
になったところでござい
ますが、そういうもの
も注意しながらやってきたつもりであり
ます。
また、そういう町
に言っ
ても聞い
てくれなんだということがあったわけであり
ますが、そうではなく
て、多分あったら説明のほう
もし
ておるんではないかなと思っ
ておるところであり
ます。
○議長(前田 栄治君) 阪本議員。
○議員(13番 阪本 和俊君) 担当課の対応は、とにかくもうたくさん来られたけども先ほど言うよう
に因果関係がはっきりしないからどうしよう
もあり
ませんということだけなんですよね。だからこういった投稿
につながるんですよ。だから結局いわゆるその感じ方が超低周波音、特に普通の人はみんなが聞こえるんだけど、聞こえる人が、いわゆるその反対ですね、みんなが聞こえる場合でも結局感度が違うんですよ、その人によって。だから今、いわゆる鈍感な人が敏感な人を攻撃しとるというような状況なんですね。だけえそういうこれから風車の更新なんてって提案される以上は、やっぱりそういう問題
も調査し
てやられないと建っ
てからではもう遅いんですよ。だから普通我々が説明聞く中で風車から民家まで300メートルというけども、もうこれ見ると500メートル以上でも被害の訴えがあるということを考えれば、もう北条砂丘全体で建てる場所がないと思うんです。だからそういうことを隠し
てやるちゅうことはやっぱり大問題だと思うんですよ。だから設計会社あたり
もああいっ
て資料見ると、もう何だい、これみんなうそみたいな資料だで、これ。こんなとこ
に金出いとるだかえというような言う人
もたくさんあり
ますから、やっぱりそういった風車の更新みたいなことはもう言わないでいただきたい。どうですか、町長。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 300メートル以上離し
ておるところであり
まして、今の風車でござい
ますが、今回提案したのはそういう人家からかなり離れたところであり
まして、そういう面では場所としてはまだ可能性はあるかなというので出したところでござい
ますので、そういう影響ないという形の中で出させ
ていただいたところであり
ます。
今後風車について出すかどうかということは、いろいろまた検討させ
ていただきたいと思い
ます。
○議長(前田 栄治君) 阪本議員。
○議員(13番 阪本 和俊君) 300メートルでは問題あるかなということ
も執行部としてはその程度の思いかもしれ
ませんけども、今回高さが1.5倍なんですよね。それで500メートルといえばすごい距離が、1.5倍ということなので多分体積で言ったら3.4倍なんですよ。事業費
も47億2,000万円ということで初め議論が始まり
ましたけども、こういう事業ちゅうのはどんどんどんどん事業費がかさむんですよね。調査費だけって最初3,000万円だとか、あるいは今度は3,000万円、3,300万円、それから稼働するまで
にいろんな調査費はじめ費用が総額は2億二、三千万円要るんでしょ。まして体積が3.4倍ということ
になると、そうなると今の風車が撤去費1億円でしょ。これは20年先の心配
もしとるんですけども、撤去するときのね。それが5基ちゅうことになると17億円
も撤去費が要るんですよ。20年先、今、全国的
に大変な心配しながら議論しとるんですけども、北栄町の人口
もどんどん減っ
ていく。そういう僅かな子どもたちやそういった人たち
に負担をやっぱり押しつけるというようなことはしちゃいけんと思うんです。だから先ほど
もインフラのことがあり
ましたけども、どうして
もやらないけん社会資本整備はせないけ
ませんけども、風車とかやっぱり道の駅とかコナン館とかというのはやっぱり極力事業費を削っ
て、どうしても必要なことだけやっ
てほしいと思うんです。もうそんな余裕はあり
ませんよ。
何でそう言うかちゅうとね、私
も旧大栄町時代最後の議長をし
ましたけど、予算が組めんよう
になっちゃうんですよ。何で予算が組めんか。立派な施設をいっぱい造ったから、維持管理費、運営費が賄えんよう
になっちゃう。だから大きな投資をすれば大きな施設ができ
ますね、固定資産が。そうすると、補助金が切れたら自主財源で賄わないけんですよ。だから10億の投資をしたら10億の立派な施設ができる。これはもう負担なんですよ、町民の。だから補助金もらっ
て計算上はええええ言ったって、やっぱりその投資をし
て大きな施設をすると運営ができんよう
になる。だから北栄町が合併する前頃
に大きな建物を造ったところがいろいろ問題抱え
て、国民宿舎
もそうですよ、それからホールがそうですよ。
○議長(前田 栄治君) 阪本議員、簡潔
に。
○議員(13番 阪本 和俊君) そういうこと
になり
ますから、やっぱり気をつけ
てやっ
ていかないけん。だからあんまり投資はせんよう
に、そんな何でも取り組むような余裕は北栄町
にはないと思い
ますんでね、いかがでしょうかね。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 投資の話が出
ましたが、風車はこれは売電収入で賄うということであり
ますので、直接
に、当初は町から今は出すかも分かり
ませんが、借金の中でそういう中で年次的
に返し
ていくということであり
ますので、町としての支出というのはまずないというような考え方の中でやっ
ており
ます。現在の風車
もそうですが、今たまっ
て毎年5,000万円ずつまちづくり事業ということで一般会計のほう
に出しとるというような状況であり
ます。これは借金
も全て終わり
まして、これ
も売電収入の中からやっ
ておるということであり
ますのでそれは誤解をしないよう
にし
ていただきたいと思い
ますし、またほかの施設
につきましてもやっぱり必要なものと必要でないもの、必要でないものというのはあんまりないと思い
ますが、十分
に精査しながら必要なそういう建物の構成等を考えながらする必要があるんだろうと思い
ます。これは今使うだけでなく
て、先ほど言い
ましたよう
に後世の方
も使っ
ていただくということ
になり
ますので、そういうことをよく吟味しながら必要なものはきちんと造っ
ていくということが大切だろうと思い
ます。
余分
に造るということが、また重なっ
て造るということがいろんな形の中で返済が困難
になるということであろうと思い
ますので、十分気をつけながらやっ
ていきたいと思っ
ており
ます。
○議長(前田 栄治君) 阪本議員。
○議員(13番 阪本 和俊君) こういった事業を起こすとき
に、やはり町民に対して
も議会に対して
も始める前
にやっぱりその周知をし
てほしいと思うんですよ。町民は、もうほとんど情報を知り
ません。だから47億2,000万円の事業です。議会
にもあんまり説明があり
ませんし、いきなり検討会
にそういう金額を出され
てみんなが戸惑うんですよ。
それから、町が配慮書を作っ
て国や県
に出される。それに対して国や県が意見書を出される。そして最終的
にはそれを勘案し
て町が国や県
に、国といい
ますかね、方法書を作っ
て結局議会で承認した上でFIT法あたり
に乗せるということなんですけども、結局その検討会の皆さん
には資料を出され
ました、方法書の。でも、議決する議会は見せ
てもらってないんですよね。それじゃ我々議会の立場はないですよ。だけえ同じことが道の駅北条公園で
もそうですよ。計画書ですか、最後
に業者となんする。それでちらっとこの場で見せ
てもらっ
て、すぐ
に回収。それじゃやっぱり駄目なんですよ。もうちょっと、やっぱり高額の事業ですから議会
にも議論をさせ
ていただきたい。どうでしょうかね。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 議会
に知らせず
にとか、あるいは町民の方
に知らせず
にということを言われたわけであり
ますが、決してそうではないわけであり
まして、今ある風車
にし
ましても、これは旧北条町時代ですが議会
にもちろん相談しながら、そして住民の皆さん
にも何回かそういう会を開い
て周知しながらやっ
て理解をいただい
て建設したところであり
ますので、決してそういうことで
もあり
ませんし、また今回の風車の件
につきましてもこれはまだ建設するかどうかというような段階のものではなく
て、更新についてどうかということで住民の皆さん
にお伺いをしたところであり
ます。それを基
に、じゃこうやっ
てやっ
ていこうというようなことで住民の皆さん
に説明をするということ
に考え
ておったところでござい
ます。
また、道の駅等
につきましても、機会あるごと
に議会のほう
には十分
に説明をさせ
ていただいとるところであり
まして、そんなに知らせ
ていないというようなことはないわけであり
ます。
それから、住民
に周知するというの
もなかなかこれ
も難しいことでござい
まして、町報等
に出し
てもなかなか読んでいただけないというようなこと
もござい
ます。関心のあること
には目を向け
ていただい
て見
ていただくわけであり
ますが、関心がないということ
になればなかなか見られないところ
もあるわけであり
ますので、何とか関心を持っ
ていただけるような表現の方法であったりとか、あるいは文章の書き方であったりとか、そういうもの
もしながら関心を持っ
てもらっ
て情報を仕入れ
ていただきたいなと、こう思っ
ており
ます。
○議長(前田 栄治君) 阪本議員。
○議員(13番 阪本 和俊君) かなり前から、北栄町のホームページ
にこのFIT法
に乗せるための方法書の件で議会で否決したため
に公表しないということがあるんですけども、検討委員さん
に見せとっ
て肝腎の議会がまだ見てないんですよ。これもう処分されるんですか。やっぱり議会として
も検討委員さんに対して申し訳ないんですよ。検討委員さんはそれ見
て賛成された。議会はそれ見とらん、反対した。そんなやっぱり理屈
に通らんことはあり
ませんから、せっかく金を使っ
て作っ
てあるわけですからぜひ見せ
てほしいと思うんですよ。見せならんということであれば、やっぱり金返し
てもらわないけんと思い
ますよ。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) その方法書のほう
も見る機会は多分あったと思い
ます。検討会のほう
にも出し
て、そしてまたその後ろのほう
にもそういうものを作っ
て置い
てあったということでござい
ますので、見れないこと
もなかったと思い
ます。(発言する者あり)
すみません、訂正し
ます。議会事務局のほう
に置い
ておったようでござい
ますが、見れないことはなかったわけであり
ますし、またやっぱり教え
てくれということであれば職員のほう
も出
てそういうのの説明
もできたかと、こう思っ
ておるところであり
ます。そのことができ
ていなかったということは一つ大きな問題であったかと思い
ますが、そういう機会がないということではなかったということでござい
ます。
○議長(前田 栄治君) 阪本議員。
○議員(13番 阪本 和俊君) 議会事務局
に置い
てあったから、それで責任を果たそうとされるんでしょうかね。議会は十分
にその審議せないけんのですよ。その機会を与えてなかったんですよ。それでおっ
てあれだけの大事業をしようとされるんですか。道の駅北条公園のこと
も言い
ましたけど、その場でちらっと出い
て、もう30分ぐらいで回収なんですよ。見る時間がない、読む時間が。きちっと提出し
て、検討し
てください
てっ
て何で言えんのですか。
○議長(前田 栄治君) しばらく休憩し
ます。(午後1時50分休憩)
───────────────────────────────
○議長(前田 栄治君) 休憩前
に引き続き再開し
ます。(午後1時52分再開)
松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 方法書等の件
につきましては、担当課長
に説明をさせ
ます。
○議長(前田 栄治君)
藤江環境エネルギー課長。
○
環境エネルギー課長(藤江 純子君) 町長
に代わり
まして答弁いたし
ます。
議員がおっしゃっ
ておられ
ます議会のほう
に出し
ていただきたかったというのは、環境影響評価のまず一番最初
に━━書というものがござい
ます。これについては年度当初、当初予算のほうでお認めいただい
てましたので、━━書それから方法書のほうと事業者
に委託し
まして作成いたし
ており
ます。━━書のほうにつきましては、これは案のほうを策定し
ましてそれを北栄町それから規定
にあり
ました対象範囲が湯梨浜町
にも入っ
ており
ましたので、湯梨浜町それから北栄町で縦覧期間を設け
まして縦覧のほうをし
ており
ます。それからまたこの━━書については鳥取県の意見が必要
になっ
てき
ますので、鳥取県の環境影響評価審議会のほう
に出し
ており
まして、そこから審議をし
ていただき
まして鳥取県知事の御意見をいただい
ており
ます。また、これについては環境省のほうから
も調査それからその━━書に関するヒアリング等があり
まして、そちらのほうから
も意見があり、━━書として成果品ができ
ており
ます。
その次に、手順としましてはその方法書ということで方法書
に係る縦覧の準備を進め
ており
ましたけれども、このたびこの風車の更新計画自体が消滅いたし
ましたので、鳥取県の審議会とそれから縦覧
にかけること
もなく終わっ
てしまったというのが実情でござい
ます。ですので方法書の案というものは存在し
ており
ましたけれども、正式な方法書というものはでき
ていないということ
になっ
ており
ます。
○議長(前田 栄治君) 阪本議員。
○議員(13番 阪本 和俊君) 分かり
ました。
ホームページ
に載っ
ておる方法書の提出はもうしないということは、結局その正式ないわゆる書類ができ
ていないということなんですよね、今の説明では。検討会
に出されたとき
には正式なものじゃなかったということなんですね。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長
に答弁させ
ます。
○議長(前田 栄治君) 藤江課長。
○
環境エネルギー課長(藤江 純子君) 再度の御質問
にお答えし
ます。
検討会で出させ
ていただき
ましたのは、方法書の案
についてでござい
ます。こちらについては、━━書を御覧
になった委員の方から方法書の案ができた時点でやはり見たいということがござい
ましたので、検討事項ではあり
ませんでしたけれども案ということでお示ししたものでござい
ます。
○議長(前田 栄治君) 阪本議員。
○議員(13番 阪本 和俊君) 議会としては、そういった検討会
に出された資料はやっぱり見たいんですよ。何で賛成されたのか。一般町民
もやっぱり不思議
に思っとるんですよ、議会が何で反対しただらあかい。そこらはやっぱりきちっとその整合性の取れるようなやり方し
ていただかないと、町民がすごい心配しとるんですよ。大丈夫だらあかい。議会が反対するやな事業、町はまんだやる気だらあかいということ
になり
ますからね。そこはどうでしょうかね。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長
に答弁させ
ます。
○議長(前田 栄治君) 藤江課長。
○
環境エネルギー課長(藤江 純子君) 検討会で検討し
ていた事項
につきましては、あくまでも更新をするとすればどういった条件で進め
ていくのかというものでござい
まして、その時点で例えばその方法書の案が妥当だから進め
ていいとかというものではござい
ません。あくまでも方法書の案については委員の中で参考として見
てみたいという方がいらっしゃったので、お示ししたものでござい
ます。実際
に検討会からいただいた答申案としましては、更新ありきではなく
て更新をし
ていくため
にこういった条件でいろいろ検討し、それから町民に対して丁寧
に説明をしながら住民の合意をもらった上で進め
ていくべきであるという答申をいただいたものであり
ますので、更新ありきでは決してなかったというふう
に考え
ており
ます。
○議長(前田 栄治君) 阪本議員。
○議員(13番 阪本 和俊君) 取りあえず分かったこと
にし
ます。
ただ、やっぱりその検討会のメンバーの決め方等について、非常
に町民の人たちが不安を感じ
ておられるんですよ。結局利益を供与し
てもらえるような人たち、例えば地権者とかあるいは親戚とかそういう人がかなり仲間
になっとっ
て賛成しとられるんでないかということがあったりし
て、やっぱり負担するのは町民ですから、町民の広くそういった委員さん
に集まっ
てもらうやな格好
にせんと、ほんの一部の地域の人だけの問題じゃないですから、もうちょっと今後そういった検討をされるとき
にはやっぱり町民が納得できるような方法で議論を尽くし
て決め
てほしいと思い
ます。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 先ほど親戚とかあるいは地権者とかというやな表現があり
ましたが、誰が誰と親戚で誰が地権者なのか私はよく分かり
ません。なぜそういうことが出
てきたのかということが私は不思議でかない
ません。そういうことは全然関係なし
に自治会長さんであったりとか、あるいは一般の方とかそういう方
に出
ていただいたところであり
ますので、もしそれが本当だったらこれはゆゆしき問題であり
ますので、そういう表現が本当かどうかということ
もちょっと調べさせ
ていただきたいと思い
ます。
○議長(前田 栄治君) 阪本議員。
○議員(13番 阪本 和俊君) 今、そういうことはないと言われ
ましたからいいです。
ただ、その検討会というのはやっぱり幅広くいろんな意見を聞いた上で決め
てほしいと思うんですよ。
○議長(前田 栄治君) しばらく休憩し
ます。(午後1時59分休憩)
───────────────────────────────
○議長(前田 栄治君) 休憩前
に引き続き再開し
ます。(午後2時00分再開)
阪本議員。
○議員(13番 阪本 和俊君) 先ほどの親戚とか地権者とかという発言は取り消させ
ていただき
ます。申し訳ないと思い
ます。
○議長(前田 栄治君) どうぞ、質問を続け
ていただい
て。
○議員(13番 阪本 和俊君) やっぱり多くの人たち
に議論をし
ていただかないと理解のできない人がかなりあるもんですからそういうことを申し上げ
ておるわけであっ
て、ほんの一部の地域の人たちだったらうまくまとまり
ますよ、すぐ
に。だけど、初め
に決め
てもらっ
てから町民
には丁寧
に説明をさせ
てもらうというのはやっぱり本末転倒じゃないかな。一部の十数人の検討委員さん
にこの総額、物すごい六十何億円から
になるような事業の事業継続を決め
てもらっ
て、あとはあんた方負担しなさいよということ
になっ
てもやっぱりよくないと思い
ますんで、やっぱり難しいかもしれ
ませんけど、執行部としては、だけどやっぱり町民
も知りたいんですよ。関心のない人が多いかもしれ
ませんけども、こうして人口がどんどん減っちゃっ
て20年先
にはもう1万人を割るような町、誰が負担するかということを考えると本当にもう行き先が恐ろしいような気がするもんですからあえて申し上げ
ており
ます。いかがでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 今回の検討会は、更新し
てもいいかどうかとそういう更新の検討をし
ていっ
てはどうかというようなことでしたところであり
まして、もしそれが通ったら具体的
にそういうものを出し
て、それから住民の皆さん
にこれはどうでしょうかというようなことでするよう
にということで考え
ているところであり
まして、いきなり何
にもない中でどうですかというようなことではなく
て、やはりある程度こういうデータを基
に出しながらこういうことですよということで説明し
ていくという段階の前のことであり
まして、そこで終わっ
てしまったというようなのが今の実態であり
まして、決して住民の皆さん
に知らせず
にするということではなかったということでござい
ます。
○議長(前田 栄治君) 阪本議員。
○議員(13番 阪本 和俊君) おっしゃることは分からんで
もないんです。ただ、知らんうち
に3町のエリアで売電事業を始めるとかということ
になると、議会
にもやっぱりこういうことを始め
ますよという話がないと、何だか北栄町が中心
になる、結局風車
も継続、更新ありきというような感じ
になっ
てしまい
ますから、やっぱりもっと丁寧
に議会
にも相談し
てもらう。それで町民
に聞かれ
ても、議員として今こういう状況ですよという説明ができるよう
にやっぱりし
てほしいと思うんです。なかなか大変だと思い
ますけどね、そういった点気をつけ
てやっぱり議会
にも丁寧
に説明をし
て進め
てほしいと思うんですね。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) いろんな事業の中で説明
もさせ
てき
ていただい
ておるわけであり
ますが、まだ不十分な面
もあったかもしれ
ませんが、今後
も十分な説明をしながら取り組んでまいりたいと思い
ます。
○議長(前田 栄治君) 阪本議員。
○議員(13番 阪本 和俊君) 次に進み
ます。
過疎債は3割負担ですから、それで済むという解釈はやっぱりちょっと問題だと思うんですよね。人口減少は町の存続
に大きな影響を及ぼし
ます。大栄地区が過疎地となり
ましたが、やっぱり一番大きな過疎
になっとるのは栄地区だと思い
ます。まずこういった過疎債を使う場合
には、栄地区の住民の人
にやっぱり議論をし
ていただい
て意見集約をし
ていただく。そしてあわせ
て大栄地区全体でやっぱり議論を尽くし
て、どういう具合
にしようか。そういうやっぱり動きが欲しいんですよ。もう町が結局どんどんどんどん上から目線みたいな格好
になっ
てしまっ
てもやっぱり面白くないので、やっぱり今町長は過疎債を使っ
て大栄分館、それから青山剛昌記念館の新築移転ということをこの前の全協のとき
にも話され
ましたけど、結局造るのは簡単だと思うんですけども、3割だから大丈夫ということじゃなし
に、やっぱり北栄町は公債費
もどんどん減っ
て楽だ
てっ
て言われ
ますけども、実は楽でないんですよ。新しい新規の事業をどんどんつくるということは。投資をしちゃったらもう失敗なんですよ。農業だってそうなんですよ。今もうスイカが面積が減るからどんどんどんどんやれやれてっ
て言う。いろいろ支援
もされるということなんですけども、やっぱり農家の農業所得を考え
てほしいんです。大栄地区は農業のやっぱりある地域ですからね。大栄西瓜はもう断トツ
にすごい実績が上がっ
ており
ますけども、所得を見ると農業所得
もえっと減っとるんですよね。10.3%ぐらい減っ
ておるんですよね、今年。コロナ禍の関係
もあり
ますけども。だけどもスイカどんどん上がる。結局農業所得はどんどん減っ
ていく。だからスイカ農家
もスイカだけじゃないんですよ。スイカの後
にホウレンソウとかミニトマトとか花とかそういうもの
も作っ
ておられ
て、そういう人たちの平均が10%ならもっと低いんですよ。だから底上げをする。経費を何とか軽くし
てあげるようなやっぱり政策をやっ
ていただきたいな。そういうスイカだけ、スイカは特に断トツでええもんですからスイカスイカてっ
て言われ
ますけども、やっぱり全体の所得の底上げ、これはもう高く売ることは大事なんですけども、もう必要経費を下げ
ていくということはやっぱり大事なことであっ
て、そこらのところ
も十分
に考え
て特に担当課のほうはよろしくやっ
ていただきたいと思い
ます。いかがでしょうかね。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 過疎債が使えるよう
になるという見込みであり
ますが、必要なものはやはり必要だろうとこう思っ
ており
ますので、そういうものはやはりこういうものを活用しながらやっ
ていくということ
も大切だろうと、こう思っ
ており
ます。
その中で住民の皆さんの声を聞い
てというやなことがあるわけであり
ますが、どういう形で住民の声を聞くかということ
になればいろいろ方法があろうかと思い
ますが、今いろんな市町村でやっ
ており
ますが地区の協議会というような形のもの
もあるわけであり
まして、その中で本当に必要なものをそこで考え
ていただくということ
も一つの方法かなとこう思っ
ており
まして、町全体で考えるの
も一つの方法ですし、またその個々のそういう地域で、全体でできないものは地域で考え
てし
ていただくというの
も一つの方法だろうと思い
ますので、そういうこと
もちょっと念頭
に置きながらどういう形でやっ
ていくのがいいかということ
も考え
てまいりたいと思い
ます。
それから、農業の関係
につきましてはやはり特に大栄地区は本当に農業の盛んなところであり
まして、スイカ
も21億円を超え
て大変よかったわけであり
ますが、その後作がコロナの影響ということ
もあっ
て若干低迷しとるところ
もあるわけであり
ます。そういうところ
にはそういう野菜価格安定であったりとか、あるいは収入保険の助成であったりとか、あるいはマルキンの制度を使っ
ていただい
てそれの助成をし
ていくとかそういうこと
もし
ておるところであり
ますし、また資材の補助をしたりいろんなところで経費の削減
もし
ておるところであり
ます。また、選果場等
も今度は改築するということ
もあり
ますのでそういうのを助成したりとか、なるべく農家の方があまり手出しをされないよう
にできる範囲の中でやっ
ているということでござい
ますので、また農家の方
もそれを十分
に認識し
ていただい
て頑張っ
ていただければと、こう思うところであり
ます。
○議長(前田 栄治君) 北栄町のまちづくりビジョン
に沿ったハード事業は財政破綻
につながらないか
に移っ
ておられるんですが、先ほどの風力発電の関係で藤江課長のほうから答弁の誤りがあったということで訂正したいということですので、答弁を求め
ます。
藤江課長。
○
環境エネルギー課長(藤江 純子君) すみません、答弁の中で誤りがあり
ましたので訂正させ
ていただき
ます。
私、環境影響評価の一番初め
にするのを━━書というふう
に申し上げ
ており
ましたけれども、配慮書の誤りでござい
ました。訂正し
ておわび申し上げ
ます。申し訳あり
ませんでした。
○議長(前田 栄治君) 阪本議員。
○議員(13番 阪本 和俊君) これからは町財政
も大変なんです。それから、農業
も大変なんです。ああいった所得の一覧表を見ると、勤労者あるいは年金生活者は所得は増えよる。それから自営業とか農業はずっと減っ
ていく。もう過去何年かずっと減っ
てき
ており
ますね。やっぱりそういうバランスを取る方法
も考え
てみ
てください。何ぼスイカ作れスイカ作れ言ったって、自分らが作るならええけど人
に作れって言ったって金がかかるばっかしで駄目なんですよ。それから、ああいう単価ちゅうのは需要と供給のバランスが取れとるから高いんですよ。だから面積減るけえ、なら金額はちょっと減っ
ていくかもしれんけども単価は心配ないと思い
ます。だけどこのコロナの関係で農産物全般がやっぱりすごい影響を受け
ており
ますから、安心はでき
ません。そういった点で、やっぱりいわゆるそのまちづくりビジョンの中でこれからはそういった農業あるいは町民生活を安定、特に観光客を中心
にやる事業の中で
もやっぱり地元の子どもたちが喜んでくれることを考えないと駄目だと思うんですよ。観光客はあんまりお金を落とし
てくれ
ませんのでね、特に子どもが相手ということ
になるとやっぱりそういう傾向があると思うんです。だからその地元の子どもが喜ぶこと、それがやっぱり地域の活性化
につながるんじゃないかと思っ
ておるんです。今、コナンの取組で
もあんまり地元の子が参加しないというような面があり
ますから、ひとつそういった点
に留意をし
ていただきたいと思い
ます。
とにかく町民が議論を尽くし
て、町が中心
にならないけんことは事実です。だけどその民意というものをもうちょっとやっぱり収集し
て、アンケートを取ったからこうだじゃなし
にやっぱり財政状況あたり
も説明し
てアンケートを取るとかなり違っ
てくると思うんですよ。だからこれをすると皆さんこれだけ負担があり
ますよというようなことをやっぱりある程度教え
てやらないと、子どもたちは分かり
ません。これからSDGsの時代
になり
ます。本格的
に議論を尽くし
て多くの町民が関わることが大事です。だから北条地区のよう
にやらいや北条みたい
にやらいや北栄というようなやっぱりグループでもつくっ
て、意欲のある人たちがかなりおられると思うんですよ。そういったやっぱり動きがあればいいなという具合
に感じ
ており
ますが、町長いかがでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 地元の子どもたちがやっぱり喜ぶようなことをいろいろ考え
てやっとるところであり
まして、今、公民館でもやっ
ており
ますし、それからほくほくプラザ等で
もやっ
ており
ますし、またサプライズ給食なんかでも大変子どもたち
も喜んで、この町
に生まれ
てよかったとかというようなこと
も言っ
ており
ますので、そうやっ
て地元
に愛着を持っ
ていただい
て、また今回
もそういうかるた等
も作っ
て子どもたちが文章を考え、絵を描き、そういうの
も作っ
ておるところであり
まして、そういう教育関係等
も十分連携を取りながら子どもたちが喜ぶような施策をつくっ
ていきたいと思い
ますし、またやはりその地域の方が活力を持っ
て自分たちで地域を活性化し
ていくんだというような仕組みづくり
も必要だろうと、こう思っ
ているところであり
ます。行政が全てをするということでなく
て、行政と一緒
にやったりとかあるいは自主的
にやられる。そういうところをしっかりと応援し
ていきたいなと思い
ますし、そういう仕組みづくり
も必要だと思っ
ており
ますので、そういうことを考え
てまいりたいと思い
ます。
○議長(前田 栄治君) 阪本議員。
○議員(13番 阪本 和俊君) そういうことでひとつ頑張っ
ていただきたいと思い
まして、以上で私の一般質問を終わり
ます。ありがとうござい
ました。
○議長(前田 栄治君) 以上で阪本議員の一般質問を終わり
ます。
───────────────────────────────
○議長(前田 栄治君) しばらく休憩し
ます。(午後2時16分休憩)
───────────────────────────────
○議長(前田 栄治君) 休憩前
に引き続き再開し
ます。(午後2時28分再開)
次に進み
ます。
1番、長谷川昭二議員。
○議員(1番 長谷川昭二君) 長谷川昭二でござい
ます。私は、2つの事項について町長へ質問をさせ
ていただき
ます。
初め
に、2021年4月から始まる介護保険の第8期事業計画をめぐる焦眉の課題についてお聞きをいたし
ます。
第1は、目前の大問題としてコロナ危機への対応です。在宅介護では深刻な利用抑制が起こり、多くの介護事業所が大幅な減収
に見舞われ
てい
ます。一時はマスクや消毒液など
も不足し、多くの介護事業所が感染防護のため
に多大な出費を強いられ
ました。要介護の高齢者は最も弱い立場の人たちであり、介護の現場では利用者、従事者の感染、特にクラスターの発生を防ぐための必死の努力が続けられ
てい
ます。そのため、ただでさえ過重だった介護従事者の労働は一層苛酷
になっ
てい
ます。
東京商工リサーチの調査
によれば、2020年の老人福祉・介護事業の倒産は過去最多となっ
てい
ます。国が抜本的な福祉の基盤整備
に乗り出さない限り、高齢者、要介護の家族を持つ若年層
にも深刻な影響を与えかねないと警鐘を鳴らし
てい
ます。こうした問題に対して、自治体としての対応を伺い
ます。
第2は、厚生労働省は2020年6月、コロナで経営が苦しくなっ
ている介護事業所への救済策という名目でデイサービス、ショートステイなどの報酬単価を加算することを決め
ました。その結果、利用者が負担する1ないし3割の利用料の
額も引き上がること
になり
ました。サービスの内容は変わらないのに利用料だけが高くなるという事態
に利用者、家族から驚きと怒りの声が上がっ
てい
ます。また、厚労省はデイサービスなどの報酬単価を引き上げる一方で、保険給付の上限
額は変え
ませんでした。そのため報酬の引上げによって保険給付をはみ出した部分が自費となり、多額の負担増を強いられるケース
も出
てき
てい
ます。
さらに、2014年の法改正により、それまで介護保険給付として行われ
てきた要支援1・2に対するホームヘルプやデイサービスは、市町村が実施する総合事業の介護予防・生活支援サービス事業
に置き換えられ
ました。総合事業による支援は保険給付より
も単価が低く設定され、予算
に上限がつけられ
ます。支援の内容や利用料は自治体任せで、国の責任は大きく後退し
ます。まさに要支援者を介護保険の対象から追い出し
ていくこと
になり
ます。
さらに、要支援者だけでなく要介護と認定された人について
も、本人が希望し市町村が認めれば総合事業の対象
にできるよう
に制度改変を行い
ました。その実施は2021年4月からであり
ます。この間、財政制度等審議会や経済財政諮問会議の財界人議員からは、要支援者と同様軽度者、要介護1・2について
も在宅サービスを保険給付から総合事業
に置き換えるよう求める提言が連打され
てい
ます。多くの介護関係者は、今回の制度改悪がその地ならし
になりかねないこと
に懸念の声を上げ
てい
ます。
政府、厚労省は、本人の希望が前提とか保険給付と総合事業の両方を選択できるなどと説明をし
てい
ますが、逆
に言えば本人の希望という形式さえ取れば自治体の判断で保険給付を総合事業
に置き換えられるということであり
ます。現在、要支援者に対する介護の現場では、自治体が本人の同意を強引
に取り付け、サービスの後退や打切りをのませる事例が各地で起こっ
てい
ます。今後は要介護者
にもそうした改悪が及びかね
ません。こうした問題
に本町はどのよう
に取り組んでいかれるのか伺い
ます。
次に、国保税の均等割を廃止することについてお聞きし
ます。
政府は、子育て世帯の経済的負担軽減の観点から国、地方の取組として2022年度4月から未就学児
に係る国民健康保険料の均等割
額の5割を軽減することを決め
ました。対象となる児童数は約70万人、必要な財源は90億円で、負担割合は国が2分の1、都道府県4分の1、市町村4分の1ということであり
ます。その財源は、75歳以上の高齢者の一部の自己負担を1割から2割
に引き上げることによって生み出す予定です。社会保障審議会医療保険部会の取りまとめの最終議論で、地方団体出身の委員から均等割のさらなる軽減を求める発言があり
ました。フランス、ドイツなど医療を社会保険制度で運用し
ている国で日本のよう
に人頭割保険料制度を持つ国はなく、均等割を廃止し世界で当たり前の会社員などが加入する健康保険と同様
に、所得
に応じた保険料
にし
ていく必要があり
ます。
以上のことから、今後
も国へ均等割の廃止を求め
ていただくことと、あわせ
て国の均等割軽減
に本町独自の上乗せなど
も御検討いただくことについてお聞きをいたし
ます。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 長谷川議員の御質問
にお答えいたし
ます。
初め
に、介護保険第8期の課題についての御質問でござい
ます。
介護保険制度は平成12年の創設から20年がたち、サービス利用者は制度創設時の3倍を超え550万人
に達し
ており、介護サービス提供事業者
も着実
に増加し、介護が必要な高齢者の生活の支えとして定着、発展し
てきたと認識し
ており
ます。
こうした中、議員は昨年から猛威を振るっ
ており
ます新型コロナウイルス感染症の影響による介護事業所の出費増大や、介護従事者の労働環境を懸念し
ておられるところであり
ます。本町では、これまで
新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため国の地方創生交付金を活用し、介護事業所などの福祉施設
に感染症発生当初
には確保が困難であったマスクや消毒液を配付し、事業所への支援
に取り組んでまいり
ました。国におきましては、
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援補助金が県を窓口として事業所、施設、職員等に対する支援策として設けられ、県におきましては鳥取県社会福祉施設等における新型コロナウイルス感染拡大予防対策推進事業補助金や、鳥取県社会福祉施設
に係るPCR検査等支援事業補助金が創設され
てき
ました。介護事業所における
新型コロナウイルス感染症対応
に要する経費の増大に対しましては、このような様々な支援事業の活用により負担軽減が図られ
ていくものと考え
ており
ます。
また、感染対策によるサービス提供の制限が要因と考えられる事業所収入の減少についてでござい
ますが、本年度本町の介護保険給付費は昨年と比較し増加し
ており、設備を拡張された事業所
もあることから考え
ますと、本町介護事業所において現在のところ経営状況
に大きな影響が起こっ
ているとは認識し
ており
ません。
介護従事者への苛酷労働への支援、対応
につきましては、国の支援として
新型コロナウイルス感染症に対応する介護施設等の職員のためのメンタルヘルス相談窓口の設置や、県を窓口とした感染症対応従事者慰労金給付事業、県の支援として体調不良等緊急通報制度の創設等が実施され
ており
ます。
町といたし
ましては、新たな制度の創設
には至っ
ており
ませんが、従来から構築し毎年度体制の拡充を図っ
ており
ます包括的・継続的ケアマネジメント体制の下、町内介護事業所と密なる信頼関係を基盤として情報共有、連携強化
に努め
ているところであり
ます。本年度11月
には本町包括支援センターが発起人となり、鳥取県看護協会から講師を招き、中部管内の介護保険及び障がい福祉サービス事業所職員を対象とした新型コロナウイルス入院患者の家族支援研修会を開催いたし
ました。感染症対策の知識、技術向上について学んでいただくことができたほか、町とサービス提供事業者との協力体制の構築
につながる有益な研修となったところであり
ます。
次に、議員が懸念される要介護者本人が希望し市町村が認めれば総合事業の対象
にできるよう
にしたいわゆる第1号事業の対象者の弾力化についてでござい
ますが、この改正は現在総合事業の対象者が要支援者等
に限定され
ており、要介護認定を受けるとそれまで受け
ていた総合事業のサービスの利用ができなくなる点について、本人の希望を踏まえ
て地域とのつながりを継続することを可能とする観点から介護保険の給付を受けられることを前提としつつ、弾力化を行うことが重要とされた社会保障審議会介護保険部会の意見書を踏まえ
て改正されたものです。
しかし、北栄町ではこの弾力化によって対象となる市町村補助により実施される第1号事業のサービスである住民が主体となっ
て提供するサービスはまだ実施し
ており
ませんので、直ちに影響するものではないところでござい
ます。
また、町が要支援者や要介護者に対して強引
に同意を取り付け
てサービスの後退や打切りを行うことはこれまで
もし
ており
ませんし、今後
も決して行うことはござい
ません。第8期介護保険事業計画・高齢者福祉計画の下、町民の皆さん
に最善のサービスが提供できるよう
に事業を進め
ていきたいと考え
ており
ます。
最後
になり
ましたが、介護事業所の皆様
には
新型コロナウイルス感染症の感染リスクと闘いながら高齢者とその家族等支援を必要とする町民のため
に福祉サービスを提供いただい
ており
ますこと
に心より感謝申し上げる次第であり
ます。今後
につきましても、私たち行政はもとより町民、事業所、自治会などの地域の皆様の御理解、御協力の下、一体となっ
て町民の皆様の生命、健康を守るため新型コロナウイルス感染対策
に努め
てまいりたいと考え
ており
ます。
次に、国保税の均等割廃止についての御質問でござい
ます。
令和4年度から、未就学児
に係る国民健康保険料の5割削減が決定いたし
ました。これは全国町村会及び全国知事会をはじめ国
に要望し
てきた成果であると考え
ており
ます。子どもの均等割の在り方の見直しについては今後
も全国町村会及び全国知事会を通して国
に要望し
て、国の検討状況を引き続き注視し
てまいりたいと思い
ます。
また、町独自の上乗せについてですが、現在18歳以下の医療費助成により国の交付金が減額となっ
ており、さらに町単独で上乗せを行った場合は国、県の補助はなく国保全体の枠の中でさらに新たな負担を生じさせること
になり
ますので、町独自で減免をすることは考え
ていないところであり
ます。
○議長(前田 栄治君) 長谷川議員。
○議員(1番 長谷川昭二君) 再度質問をさせ
ていただき
ます。
介護現場への支援ということであり
まして、様々な支援がされ
ているというふう
におっしゃったわけですけれども、ただ実際
には私
もこの町内の事業所
にお話を伺ったんですけれども、コロナの影響というふう
にはっきりは言えないんだけれども、他の事業所より
も柔軟
に受け入れ
てき
てほかで例えば県外
に行ったという場合
には2週間利用でき
ませんよというのが多くあるそうでし
て、そういう方が町内のある事業所
に利用をしたいというふう
に申し込まれる。そういうの
もチェックをしながら受け入れ
てきたんだと。そういう中であんまり減収はないんだけれども、でもそれでも1割ぐらい減ったかなということをおっしゃっ
てい
ました、利用が。
それと通常業務、町長
も御存じのよう
に大変過重な上
に、感染防止のための消毒だとかそういうコロナ対応が非常
に作業が増え
てき
ており
ます。それ
に加え
て財政的
にはさっき当初マスクなど支援したというふう
におっしゃったんですけども、そういう感染防護具などそういうものを
購入するための出費
もやっぱり増え
て大変だということでした。
もう一つ、感染を防止するためのPCR検査ですけれども、これは先頃県が支援事業を始め
まして、やむを得ず職員の研修だとか職員の家族が受験などで県外
に往来するということがあったとき
にだけその支援制度を使っ
てPCR検査を受け
ている。だけれども、この職員全体を定期的
にとか利用者
にし
てもらうとかそういう資力はないということをおっしゃっ
てい
ました。その中で話
も出
ましたけれども、琴浦町の話が出
まして、琴浦町はあるんだけどねっていうことでしたね。もちろん国の財政支援が必要ではあり
ますけれども、そういうふう
に自治体として
もやっ
ているところがあるということであり
ますし、この介護サービスを安心し
て利用し
てもらうということ、町民の皆さん
に安心し
て利用し
てもらうため
にも、やっぱり県の支援策
に少しでも上乗せをするなどの形でそういうPCR検査
も含め
て支援をし
ていくということが必要ではないかというふう
に思うんですけれどもいかがでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 福祉の事業所等
につきましては、いろいろ意見交換しながらどういう支援が必要かということ
も話をしながら今まで来たところであり
まして、そういう中でマスクであったりとかあるいは消毒液であったりとかということで提供をさせ
ていただいたところであり
ます。施設のほう
も本当にそこでコロナ感染が発生すると大変なクラスター
になる可能性
もあるわけであり
ますので、また施設等と十分
に検討し
てまいりたいとこう思っ
ておるところであり
ます。
○議長(前田 栄治君) 長谷川議員。
○議員(1番 長谷川昭二君) その事業所では検査1回当たり1.5万円くらい。その半分がということだと思うんですけれども、県からということだと思い
ますけども、そういうふう
に高額であるということ
もあると思うんですね。
今、検査キットというもの
もあり
ますし、東京のどっかの区でやってるようなプール方式でやっ
て、そこでもし陽性反応が出ればきちっとした行政検査をやるということ
もできるので、そういうふう
に費用を抑えるという方法
もあるんじゃないかというふう
に思い
ますんで、ぜひ検討をし
ていただきたいというふう
に思い
ます。
それで今ワクチンのことが非常
に中心
にこのコロナの対応についてなっ
てき
ているんですけれども、このワクチンというのは感染終息への有力な手段ではあり
ますけれども、未知の問題を多く抱え
ているというふう
に言われ
てい
ます。厚生労働省
もワクチンによる発症予防効果は臨床実験で確認はされたけれども、感染予防効果については明らか
になっ
ていないというふう
にし
ており
ます。ワクチンの効果が長期にわたって続くかどうか
もまだこれからですから分かっ
ており
ません。変異株の中
には、抗体が効かない逃避変異というの
もあるとの指摘
もあり
ます。このワクチン接種が始まっ
ても、社会全体での効果が確認される
にはかなり時間がかかるというのが専門家の一致した指摘であり
ます。ですから、ワクチン頼み
になっ
て感染対策の基本的な取組をおろそか
にするとか、つまり検査
も含め
てですけれども、これは大きな失敗
に陥ること
になるということであり
ます。
この点で、現在新規感染者数の減少
に伴っ
て検査数
も減少し
ているわけですけれども、やっぱり今こそこの減少し
て検査の能力が余ってるというか、余裕があるとき
に検査によって感染を抑え込んでいくということが重要
になっ
ており
ます。無症状感染者を含めた検査の抜本的拡充、医療機関への減収補填、十分な補償など感染対策の基本的取組を同時並行でしっかりと行うことが重要だというふう
に思い
ます。国への要請とともに町として
もできるだけの支援が必要ではないかと思い
ますので、この点について
も所見を伺いたいと思い
ます。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 大変施設の従業員の方、そしてまた施設
に入所され
ている方、マスクであったりとか手指消毒であったりとか、また家庭内で
もきちんとそういうことを対応され
ておってこうやっ
て施設で感染症が出ない、そういう対策を十分取っ
ておられ
て大変敬意を表するところであり
まして、ワクチンを今後接種するわけであり
ますが、それで安心することなくやっぱりそういう対応を取っ
ていただければとこう思うところであり
ますし、またPCR検査
も簡易なものがあるということであり
ますが、そのときは感染してない。じゃまた定期的
にやるのかどうかということ
もあるわけであり
まして、そういうもの
も事業所等と話しながらどういうことができるかということをまた検討し
てまいりたいと思い
ます。
○議長(前田 栄治君) 長谷川議員。
○議員(1番 長谷川昭二君) ぜひ国への資金面での要請
も含め
てお願いしたいというふう
に思い
ます。
この本人の同意があれば要介護認定者の方
も総合事業への対象
にできるんだということについては、これまで
もそうし
ていなかったし今後
もそうするつもりはないということですので安心をいたし
ました。
次に、国保税の均等割廃止についてであり
ますけれども、国保税の均等割、子どもの数が多いほど負担が重くなるという人頭税としての性格を持っ
ているわけですけれども、そのため
に子育て世帯の経済的負担軽減の観点から先ほどお話があったよう
に知事会や地方団体が軽減を求め
てい
て、このほど政府
もようやく腰を上げたということ
に成果が上がったわけであり
ます。そのことについて非常
に敬意を表するものであり
ますけれども、また先ほど申し上げたよう
に医療を社会保険制度で運用し
ている国で日本のよう
に人頭割の保険制度を持つ国はほとんどないと言い
ましたけれども、オランダではこの人頭割保険料があり
ます。ただ、これは18歳以下の子どもに対しては国が保険料を負担するという仕組み
になっ
ており
ます。このよう
に、世界では当たり前の健康保険と同様
に所得
に応じた保険料・税
にし
ていく必要があるというふう
に思い
ますので、先ほど御答弁いただき
ましたけれども、引き続き国に対して均等割の廃止までぜひ声を上げ
ていただきたいというふう
に思い
ます。このことについては引き続き要望し
ていくということでしたので、そういう理解でよろしいんでしょうか。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 知事会をはじめ我々町村会のほう
も一生懸命要望し
てき
て、一歩前進かなとこう思っ
ており
ますので、それで半額でいいというわけではあり
ませんので、引き続き要望し
てまいりたいとこう思っ
ており
ます。
○議長(前田 栄治君) 長谷川議員。
○議員(1番 長谷川昭二君) 我々
も一緒
に頑張りたいと思い
ます。
そして、政府や自治体、中央団体の言っ
ている子育て世帯の経済的負担軽減の観点から見
ますと、子育ての負担は未就学児より
も上の世帯のほうが大きくなっ
ているという現状があり
ます。したがって、町独自の上乗せなどそうした世帯
にも軽減が及ぶよう
にぜひとも負担軽減が求められ
ており
ますので、ぜひ今後そのことについて
も御検討をし
ていただくよう
に求めたいというふう
に思い
ます。
○議長(前田 栄治君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 今は未就学児ということでござい
ますが、全員がなればいいかなと思っ
ており
ます。
また、町のほう
も医療費のほうを18歳以下ということで無料ということでさせ
ていただい
ており
ますので、町として
もそれ以上のことはなかなか今の財政の中では難しいかなとこう思っ
ており
ますが、国に対しては引き続き要望し
てまいり
ます。
○議長(前田 栄治君) 長谷川議員。
○議員(1番 長谷川昭二君) ぜひ引き続き御検討を願っ
て国に対して引き続き要望を取り上げ
ていただい
て、実現まで頑張っ
ていただきたいというふう
に思い
ます。
私の質問はこれで終わり
ます。
○議長(前田 栄治君) 以上で長谷川議員の一般質問を終わり
ます。
しばらく休憩し
ます。(午後2時57分休憩)
───────────────────────────────
○議長(前田 栄治君) 休憩前
に引き続き再開し
ます。(午後3時53分再開)
─────────────・───・─────────────
◎日程第2 議案第48号
○議長(前田 栄治君) 日程第2、議案第48号、令和2年度北栄町
一般会計補正予算(第15号)を議題とし、本日は説明のみ
にとどめ
ておき
ます。
提案理由の説明を求め
ます。
松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 提案理由を申し上げ
ます。
議案第48号、令和2年度北栄町
一般会計補正予算(第15号)
についてでござい
ます。
歳入歳出予算の総額
に歳入歳出それぞれ1,381万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ119億6,183万5,000円とするものでござい
ます。今回の補正は、
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として必要とする諸事業
につきまして所要の
額を調製するものでござい
ます。
2款総務費でござい
ます。ふるさと北栄基金事業
に2,000万円を追加いたし
ました。これまでの寄附実績を考慮し
て今年度の寄附金総額が
増額する見込みとなり
ましたので、必要な費用を計上するものでござい
ます。
新型コロナウイルス臨時交付金事業費を1,269万7,000円減額いたし
ました。各事業の実績による減額補正でござい
ます。
3款民生費でござい
ます。大誠こども園管理運営事業
に250万8,000円を追加いたし
ました。大誠こども園のエアコンが故障したため、修繕
に必要な費用を計上するものでござい
ます。
9款教育費でござい
ます。学校教育活動継続支援事業
に400万円計上いたし
ました。国の補助金を受け
て実施する町立小・中学校の
新型コロナウイルス感染症対策
に必要な費用を計上するものでござい
ます。
以上、詳細
につきましては各担当課長
に説明させ
ますので、慎重
に御審議の上、御議決いただき
ますようよろしくお願いいたし
ます。
○議長(前田 栄治君) 小澤企画財政課長。
○企画財政課長(小澤 靖君) 一般会計の補正予算書(第15号)をお願いし
ます。議案第48号、令和2年度北栄町
一般会計補正予算(第15号)でござい
ます。
歳入歳出それぞれ1,381万1,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ119億6,183万5,000円とするものでござい
ます。
以下は説明を省略させ
ていただき
ます。
次に、2ページをお願いし
ます。第2表、繰越明許費補正でござい
ます。
追加分として、2款1項生活支援・消費喚起北栄商品券配布事業から9款1項学校教育活動継続支援事業までの5事業におきまして、年度内の事業完了が見込めないので合計で3,655万5,000円追加するものでござい
ます。
次に、変更分でござい
ます。2款1項町内消費拡大支援事業は商工会が行うキャッシュレス決済と地域活性化ポイント制度の導入
に係る経費の支援事業で、事業費1,650万円のうち1,000万円はシステム構築費やカードの作成費、また加盟店の初期費用として携帯端末の
購入費を支援するもので、これら
につきましては年度内
に事業が完了する見込みでござい
ます。残りの650万円は、キャッシュレス決済と地域ポイント制度への加入促進のため、18歳以上の方を対象としてポイントカードを作成し
ていただいた方
に一人500ポイントを付与するための経費で、こちらについては令和3年度予算
に組み替えし
て計上するため令和2年度予算を減額することから、繰越明許費
も全額減額するものでござい
ます。
次の地域の名産品魅力発信事業
も令和3年度予算
に組み替えし
て計上するため令和2年度予算を全額減額することから、繰越明許費
も全額減額するものでござい
ます。
次に、第3表、債務負担行為補正でござい
ます。
追加分として、新型コロナ対策利子補助事業は県の新型コロナウイルス対策融資を受けた事業者に対し利子分を補助する事業で、令和3年度から令和8年度までの利子補助金分として
限度額1億883万8,000円を追加するものでござい
ます。
次の3ページは説明を省略させ
ていただき
ます。
次に、4ページの2、歳入でござい
ます。歳出
に計上し
ており
ます各事業
に伴う特定財源
につきましては、担当課長が必要
に応じ
て説明いたし
ます。
まず、6款1項1目地方消費税交付金は、交付金の
額の確定により44万1,000円
増額するものでござい
ます。
次に、17款1項1目ふるさと北栄基金寄附金は2,000万円の
増額でござい
ます。3月8日現在でござい
ますが、約6億3,300万円の寄附を頂い
ており、今年度の寄附見込
額を6億5,000万円
にするものでござい
ます。
次に、18款1項5目財政調整基金繰入金は、予算の調製として基金からの繰入れを1,260万4,000円減額するものでござい
ます。この補正後の基金の残高は14億1,570万3,000円となり
ます。
次に、5ページをお願いし
ます。3、歳出でござい
ます。
2款1項1目一般管理費
にふるさと納税
に係る費用を2,000万円計上し
ており
ます。
まず、7節報償費は寄附金の
増額に伴い返礼品の経費について
増額するものでござい
ます。次の11節役務費、12節委託料、13節使用料及び賃借料
につきましても、寄附金の
増額に伴いポータルサイトの運営
に係る経費について
増額するものでござい
ます。24節積立金は、
増額した寄附金の2,000万円から先ほど説明し
ました経費を引いた残りの
額921万5,000円を基金
に積み立てるものでござい
ます。
次に、40目新型コロナウイルス臨時交付金事業費でござい
ます。国の臨時交付金を活用し
て実施し
ている事業ですが、事業の確定や実績見込みによる減額と、令和3年度予算への組替えにより合計で1,269万7,000円の減額でござい
ます。
予算書では事業ごとの補正
額が分からないので、本日の全員協議会の資料を御覧いただきたいと思い
ます。資料の3ページ
に事業ごとの事業概要や補正
額等について記載し
ており
ます。事業ごとの説明は省略させ
ていただき
ますが、全部で10事業、1,269万7,000円の減額でござい
ます。交付金事業の説明は以上でござい
ます。
次に、予算書の5ページお願いし
ます。一番下の3款1項1目社会福祉総務費は財源更正でござい
ます。特定財源のその他を33万1,000円
増額し、一般財源を33万1,000円減額するものでござい
ます。これは今回歳入で地方消費税交付金を
額の確定により
増額し
ており
ますが、
増額分のうち社会保障財源化分についてはその使途を明確化し社会保障施策
に要する経費
に充てるものとされ
ていることから、社会福祉総務費
に充当するものでござい
ます。
以上で説明を終わり
ます。
○議長(前田 栄治君) 中原教育総務課長。
○教育総務課長(中原 浩二君) 教育総務課関係を説明いたし
ます。6ページをお願いいたし
ます。
中段となり
ます。3款2項2目認定こども園管理運営費、14節工事請負費
に大誠こども園工事請負費として250万8,000円を計上し
ており
ます。これはこども園の主
に冷房用
に使っ
ており
ます空調機の屋外設備、夜間電力を使用し
て氷を蓄えるための設備の蓄熱ユニットが故障したためこれの修繕工事を行うものでござい
ます。空調は園全体を3系統
に分け
て運転し
ており
ますが、今回このうちの1系統で故障が判明したものでござい
ます。冷房は梅雨時期を迎える6月
には使い始めるため、今回補正予算を計上させ
ていただき併せ
て事業繰越しにて6月まで
に修理を完了させようとするものでござい
ます。
次に、9款1項2目事務局費
に400万円を計上し
ており
ます。これは学校現場での新型コロナウイルス感染対策に対する国庫補助事業、学校教育活動継続支援事業費補助金を活用し
て行う事業の予算計上でござい
ます。国の3次補正予算の中で行われる事業でござい
ますが、補助事業上の要件として令和2年度予算での予算計上が必要であり、今回補正予算として計上したものでござい
ます。この事業について
も、令和3年度への繰越予定でござい
ます。
予算の内容でござい
ますが、補助事業の事業費の基準として学校1校当たり小学校が120万円、中学校は80万円が設定され
ており
ます。10節需用費と17節備品
購入費の説明欄
にそれぞれ記載し
ており
ます学校別の金額を合計し
ていただくと、今申し
ました小学校120万円、中学校80万円
になり
ます。10節需用費の消耗品
につきましては衛生用品となり
ますが、消毒用アルコール、ハンドソープ、ゴム手袋などを
購入するものでござい
ます。また、17節備品
購入費
につきましては各校共通となり
ますが、体育館での使用を想定し
ており
ます暖房機器ジェットヒーターの
購入を計画し
ており
ます。能力的
に体育館全体をカバーするため
には相当の台数が必要となり
ますが、事業費内で
購入できるところまでの台数、小学校については各2台ずつ、中学校は1台ずつを計画し
ており
ます。財源
につきましては、冒頭申し
ました国庫補助金、補助率2分の1の200万円が充当され
ます。
説明は以上でござい
ます。
○議長(前田 栄治君) 以上で本案の提案説明を終わり
ます。
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◎日程第3 議案第49号
○議長(前田 栄治君) 日程第3、議案第49号、令和3年度北栄町
一般会計補正予算(第1号)を議題とし、本日は説明のみ
にとどめ
ておき
ます。
提案理由の説明を求め
ます。
松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 提案理由を申し上げ
ます。
議案第49号、令和3年度北栄町
一般会計補正予算(第1号)
についてでござい
ます。
歳入歳出予算の総額
に歳入歳出それぞれ2億444万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ92億5,844万3,000円とするものでござい
ます。
今回の補正は、
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として必要とする諸事業
につきまして所要の
額を計上するものでござい
ます。
2款総務費でござい
ます。新型コロナウイルス臨時交付金事業費7,241万4,000円を計上いたし
ました。国の新型コロナウイルス地方創生臨時交付金を受け入れ
て実施する
新型コロナウイルス感染症対策
に必要な費用を計上するものでござい
ます。
4款衛生費でござい
ます。新型コロナウイルス予防接種事業
に1億1,902万9,000円を追加いたし
ました。新型コロナウイルスワクチン接種
に必要な費用を計上するものでござい
ます。
以上、詳細
につきましては各担当課長
に説明させ
ますので、慎重
に御審議の上、御議決いただき
ますようよろしくお願いいたし
ます。
○議長(前田 栄治君) 小澤企画財政課長。
○企画財政課長(小澤 靖君) 一般会計の補正予算(第1号)をお願いし
ます。議案第49号、令和3年度北栄町
一般会計補正予算(第1号)でござい
ます。
歳入歳出それぞれ2億444万3,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ92億5,844万3,000円とするものでござい
ます。
次に、1ページをお願いし
ます。第1表は説明を省略させ
ていただき
ます。
第2表、債務負担行為補正でござい
ます。追加分として、新型コロナ対策利子補助事業は令和3年度
に県の新型コロナウイルス対策融資を受ける事業者に対し利子分を補助する事業で、令和4年度から令和8年度までの利子補助金分として
限度額2,730万2,000円を追加するものでござい
ます。
次の2ページは説明を省略させ
ていただき
ます。
次に、3ページの2、歳入でござい
ます。歳出
に計上し
ており
ます各事業
に伴う特定財源
につきましては、担当課長が必要
に応じ
て説明いたし
ます。
一番下
になり
ますが、18款1項5目財政調整基金繰入金は、予算の調製として基金から繰入れを599万5,000円
増額するものでござい
ます。この補正後の基金の残高は、12億1,548万3,000円となり
ます。
次に、4ページをお願いし
ます。3、歳出でござい
ます。
2款1項40目新型コロナウイルス臨時交付金事業費でござい
ます。国の臨時交付金を活用し
て実施する事業で、予算書では事業ごとの補正
額は分からないので本日の全員協議会の資料4ページを御覧いただきたいと思い
ます。
まず、1番の
新型コロナウイルス感染症対策事業は避難所等の感染症対策の事業で、屋内型避難所用テントや折り畳み式簡易ベッド、消毒液の
購入費として169万7,000円を計上し
ており
ます。
次に、2番の必要物品供給事業は町内居宅介護事業所等
に自宅訪問の際
に携帯できるよう消毒液とポーチのセットを配付する事業で、消毒液とポーチの
購入費として12万円を計上し
ており
ます。
次に、3番の緊急雇用対策農林水産ささえあい事業は2つの補助メニューがあり、1つ目はコロナの影響を受けた農林水産業者の営農等を支援するため、援農
に要した費用の4分の3を支援するための補助金として30万円を計上し
ており
ます。2つ目は、コロナの影響で休業中の従業員を農作業で臨時的
に雇用する場合の経費について、2分の1を支援するための補助金として340万円を計上し
ており
ます。
次に、4番の新型コロナ対策利子補助事業は融資期間が令和3年6月末まで延長された県の新型コロナウイルス対策融資を受ける事業者に対し利子分を補助する事業で、令和3年度の利子補助金分として253万6,000円を計上し
ており
ます。
次に、5番の地元産材活用支援事業は消費の低迷が懸念される地元農産物について、学校給食の食材として活用し生産農家を支援する事業でござい
ます。提供食材は和肉牛、大栄西瓜、ブドウなどで、町が
購入し保護者負担はなしでサプライズ給食として提供する予定で、賄い材料費として151万円を計上し
ており
ます。
次に、6番の修学旅行負担軽減事業は小・中学校の修学旅行の感染対策により旅行費用が増えた費用分または中止によるキャンセル料を補助する事業で、補助金として250万5,000円を計上し
ており
ます。
次に、7番の町内消費拡大支援事業は商工会が行うキャッシュレス決済と地域活性化ポイント制度の導入
に係る経費の支援事業で、2つの補助事業があり
ます。1つ目はキャッシュレス決済と地域ポイント制度の加入促進のため、18歳以上の方を対象として9月末まで
にポイントカードを作成し
ていただいた方
に一人500ポイントを付与するための補助金として650万円を計上し
ており
ます。2つ目は、1つ目と同じ方を対象として一人3,000ポイントを付与するための補助金として3,900万円を計上し
ており
ます。これは新しい生活様式の推進とコロナの影響を受け
ている町民の生活応援及び地元の事業者支援のため
にポイントを付与するものでござい
ます。ポイントの使用期限はいずれ
も令和3年12月末まででござい
ます。
次に、8番の肉用牛肥育緊急支援事業はコロナの影響で牛の枝肉相場が低迷を続け
ており、国の牛マルキン制度が発動され、国の交付金で補填されない部分について4分の1を支援するもので、補助金として314万5,000円を計上し
ており
ます。
次に、9番の肉用牛肥育経営安定交付金積立金支援事業ですが、先ほどの牛マルキン制度の交付金の一部は生産者の積立金から支払われ
ます。今回の制度発動により大幅
に生産者積立金が
増額となり経営を大きく圧迫する実態となっ
ているため、生産者積立金について3分の1を支援するもので、補助金として723万6,000円を計上し
ており
ます。
次に、10番の地域の名産品魅力発信事業は町の特産物である大栄西瓜の商標登録をし、商標シール
にPR動画が視聴できるよう
にQRコードを印刷し、消費者
に見えるよう
にし
て販売促進を図る事業です。商標シールの印刷費として137万円と、商標登録
に係る手数料として15万1,000円を計上し
ており
ます。
次に、11番の食と農の魅力創造支援事業は町内農産物を活用した加工品開発及びメニュー開発
に係る経費と、それ
に係るPR経費及び非対面型の販売促進活動
に係る経費を補助するもので、経費の2分の1を補助し上限
額を20万円とするもので、補助金として60万円を計上し
ており
ます。なお、この事業は令和3年度当初予算で5款1項5目農業振興費
に6次産業化モデル支援事業補助金として25万円を計上し
ており
ますが、こちら
に組み替えるため全額減額いたし
ます。
次に、12番の公共的空間安全・安心確保事業は大栄庁舎など12の公共施設
にAI顔認証温度検知カメラを導入する事業で、備品
購入費として158万4,000円を計上し
ており
ます。
次に、13番の収入保険加入促進事業は収入保険制度の加入促進を図るため新規加入者の加入金を補助する事業で、1経営体につき2万円を補助するもので、補助金として76万円を計上し
ており
ます。なお、この事業
も令和3年度当初予算で5款1項5目農業振興費
に収入保険農家負担軽減負担金として76万円を計上し
ており
ますが、こちら
に組み替えるため全額減額いたし
ます。
交付金事業の説明は以上でござい
ます。
次に、予算書の4ページをお願いし
ます。下のほうの41目
新型コロナウイルス感染症対策費
に1,401万円を計上し
ており
ます。これは令和2年度の新型コロナウイルス対策利子補助金の対象事業者で、令和3年度の利子補助金分を計上するものでござい
ます。なお、補助金の2分の1は県の負担でござい
ます。
次に、5ページの下のほう
になり
ますが、5款1項5目は先ほど説明し
ましたが2款1項40目新型コロナウイルス臨時交付金事業
に組み替えるため全額減額するものでござい
ます。
次に、6ページ、7ページの給与費明細書の説明については省略させ
ていただき
ます。
以上で説明を終わり
ます。
○議長(前田 栄治君) 吉岡健康推進課長。
○健康推進課長(吉岡 正雄君) 健康推進課関係の説明をいたし
ます。
5ページをお願いいたし
ます。4款1項3目感染症等予防費
に1億1,902万9,000円追加し1億6,385万5,000円といたすものでござい
ます。1節報酬ですが、これは会計年度任用職員を2名、6か月分の報酬を計上いたし
ており
ます。3節職員手当等でござい
ますが、このうち時間外手当は集団接種を運営する際
に職員9名の時間外、これを113日分計上いたしたものでござい
ます。7節報償費でござい
ます。これは医師、看護師の方がタクシーで往復される場合の交通費を計上いたしたものでござい
ます。10節需用費でござい
ます。消耗品費
につきましては、マスク、フェースシールド、ガウンその他会場の物品について179万5,000円計上いたし
ました。燃料費はワクチンを保存いたし
ますディープフリーザーの予備電源として発電機を準備いたし
ましたので、これのガソリン代でござい
ます。光熱水費、これは会場光熱水費を補助金の対象として計上し
てよいということ
になっ
ており
ますので、1万円を113回分計上いたし
ており
ます。11節役務費でござい
ます。通信運搬費130万7,000円でござい
ます。これは接種券の送付、2回目のお知らせ、それから勧奨についての郵便代を計上いたし
ておるものでござい
ます。手数料
につきましては、支払い業務を行う国保連に対する請求の支払いでござい
ます。12節委託料でござい
ます。8,074万3,000円でござい
ます。内訳といたし
ましてワクチン接種
に6,266万円、コールセンター運営費
に952万7,000円、被接種者の交通支援
に600万円、会場の設営
に226万円、あと受付システム
に86万円、その他ディープフリーザーの停電監視の委託料を計上いたしたものでござい
ます。13節使用料及び賃借料
につきましては、コールセンターで使用し
ますパソコン3台、それから受付で使用し
ますサーモグラフィーを2台、六月分計上いたしたものでござい
ます。以上でござい
ます。
○議長(前田 栄治君) 以上で本案の提案説明を終わり
ます。
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◎日程第4 議案第50号
○議長(前田 栄治君) 日程第4、議案第50号、北栄町
教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについてを議題とし、本日は説明のみ
にとどめ
ておき
ます。
提案理由の説明を求め
ます。
松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 提案理由を申し上げ
ます。
議案第50号、北栄町
教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについてでござい
ます。
令和3年3月31日をもって任期が満了いたし
ます別本勝美氏でござい
ますが、氏は高潔な人格と教育、文化に関し識見
に優れ、平成26年12月から教育長としてその職責を十分
に果たし
てこられ
ました。
つきましては、別本氏を再度教育長として任命いたしたく、同意をお願いするものでござい
ます。任期は本年4月1日から令和6年3月31日まででござい
ます。
以上、議員全員の皆様の御同意をいただき
ますようよろしくお願いいたし
ます。
○議長(前田 栄治君) 以上で本案の提案説明を終わり
ます。
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○議長(前田 栄治君) 以上をもっ
て本日の日程は全て終了し
ました。
これにて散会し
ます。
明日11日から14日までは休会とし、本会議は15日の午前9時から開き
ますのでお集まりください。
午後4時21分散会
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