北栄町議会 > 2021-03-09 >
令和 3年 3月第3回定例会 (第 7日 3月 9日)

  • ICT(/)
ツイート シェア
  1. 北栄町議会 2021-03-09
    令和 3年 3月第3回定例会 (第 7日 3月 9日)


    取得元: 北栄町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    令和 3年 3月第3回定例会 (第 7日 3月 9日) ─────────────────────────────────────────────       第3回 北 栄 町 議 会 定 例 会 会 議 録(第7日)                                  令和3年3月9日(火曜日) ─────────────────────────────────────────────                                 令和3年3月9日 午前9時開議  日程第1 一般質問        ───────────────────────────────                 本日の会議に付した事件  日程第1 一般質問        ───────────────────────────────                  出席議員(15名)     1番 長谷川 昭 二君  2番 宮 本 幸 美君  3番 飯 田 正 征君     4番 秋 山   修君  5番 町 田 貴 子君  6番 油 本 朋 也君     7番 斉 尾 智 弘君  8番 井 上 信一郎君  9番 藤 田 和 徳君     10番 田 中 精 一君  11番 森 本 真理子君  12番 津 川 俊 仁君     13番 阪 本 和 俊君  14番 野 田 秀 樹君  15番 前 田 栄 治君        ───────────────────────────────                  欠席議員(なし)        ───────────────────────────────
                     欠  員(なし)        ───────────────────────────────                 事務局出席職員職氏名 事務局長 ─────── 大 庭 由美子君  主幹 ───────── 福 田 香 織君 事務補佐員 ────── 長谷川 利 恵君        ───────────────────────────────               説明のため出席した者の職氏名 町長 ───────── 松 本 昭 夫君  副町長 ──────── 手 嶋 俊 樹君 教育長 ──────── 別 本 勝 美君  総務課長 ─────── 磯 江 昭 徳君 企画財政課長 ───── 小 澤   靖君  町民課長 ─────── 齋 尾 博 樹君 会計管理者(兼)出納室長         ──── 友 定 景 子君  福祉課長 ─────── 田 中 英 伸君 健康推進課長 ───── 吉 岡 正 雄君  地域整備課長 ───── 倉 光   顕君 産業振興課長 ───── 手 嶋 寿 征君  観光交流課長 ───── 松 本 裕 実君 環境エネルギー課長 ── 藤 江 純 子君  教育総務課長 ───── 中 原 浩 二君 生涯学習課長 ───── 杉 本 裕 史君  農業委員会事務局長 ── 中 原 広 美君 (併)選挙管理委員会事務局長 ──────────────────── 磯 江 昭 徳君 代表監査委員 ───── 竹 歳 秀 明君       ───────────────────────────────                 午前9時00分開議 ○議長(前田 栄治君) おはようございます。  ただいまの出席議員は15人です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。       ─────────────・───・───────────── ◎日程第1 一般質問 ○議長(前田 栄治君) 日程第1、一般質問を行います。  届出順により、順次質問を許します。  6番、油本朋也議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 皆さん、おはようございます。6番、油本です。  私は、本定例会において、新型コロナウイルス感染症について、ワクチン接種のことを中心に、町長に伺います。  後にCOVID−19と名づけられた新型コロナウイルスによる感染症が中国・武漢から発信されて、はや1年半が経過しました。その後、昨日まで世界全土で感染者1億1,687万人、死者259万人というパンデミックに陥り、その終息がいまだ見通せないまま現在に至っております。その感染症の切り札とされるワクチン接種が海外では既に始まっていますが、日本国内では、その開始時期や接種方法がようやく今年2月に入り、ある程度の具体性を伴って新聞、テレビ等で頻繁に報道されるようになりました。  2月7日には、共同通信調査として、医療従事者への接種後に行われる予定とされている65歳以上の高齢者へのワクチン接種の開始時期を、全国都道府県の県庁所在地のうち39の市区では4月上旬を見込んでいると新聞に掲載されましたが、一方、多くの自治体は、接種に当たる医療従事者や集団接種会場の確保に苦心しているとも報道されています。  また、その翌日には、ワクチン保管のための超低温冷凍庫、ディープフリーザーの出荷が報じられましたが、その一方で、抗体の持続が不安視され、ワクチンによる短期間での集団免疫の獲得を疑問視する報道もあります。  全国知事会は、国への、ワクチン接種を円滑にするため情報の迅速な提供を依頼していますが、本町では、一連の接種体制に関する国からの情報が、県及び近隣自治体と正確かつリアルタイムで共有されているのでしょうか。ワクチン接種においては諸外国に後れを取る形になりましたが、国内においても時々刻々と感染状況が変化し続け、情報が錯綜する状況下で、町民の理解を優先し、混乱を回避するための具体的かつ正確な情報の提供が町民に向けて迅速に行われるべきであります。  国は、2月17日に始まった医療従事者約4万人への先行接種を皮切りに、昨日、県内でも始まった全国で約470万人とされる医療従事者の優先接種を経て、65歳以上の高齢者へ、そして国内で約820万人と試算される基礎疾患のある人のうち、高齢者施設などの職員約200万人を優先しながら、その後、一般市民への接種を一連のスケジュールとしているようです。目前に迫った住民への接種の開始に向け、現時点で明らかになっている町内でのワクチン接種の開始から終了までの具体的なスケジュールを含めた準備体制及びその進捗状況について、ワクチン接種のための医療従事者の確保、集団接種会場の確保、高齢者の町内各地からの接種会場への移送手段、限られた接種日程による接種率低下の回避、ワクチン接種を希望しない人への対応、副反応への補償などを中心に伺います。  以上で壇上での質問を終わります。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 油本議員の御質問にお答えいたします。  新型コロナウイルス感染対策についての御質問でございます。  新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、令和3年2月1日付で新型コロナウイルスワクチン接種推進室を設けたところでございます。現在は医療従事者への接種が行われており、4月以降に65歳以上の高齢者へのワクチン接種が予定されているところであります。  ワクチン接種のための医療従事者の確保についてでございますが、町内には対応できる内科の医療機関が3医療機関しかなく、町内医師には既に協力していただけることは確認しておりますが、集団接種を3人の医師だけで、接種対象者に実施することは不可能であり、中部医師会及び鳥取県に対し、医師・看護師の派遣について依頼をしているところであります。  集団接種会場の確保についてでございます。現在、集団接種会場は、大栄健康増進センター及び北条農村環境改善センターを予定しており、10月までの会場確保を行っているところであります。また、体育施設におきましても、土日の使用予定の方にはあらかじめ予防接種のため使用できない場合があることをお知らせしております。  高齢者の町内各地から接種会場への移送手段につきましては、現在、交通手段のない方が利用されているタクシー利用助成事業を活用していただくほか、集団接種にはレンタカーでの送迎ができないか、検討をしております。  限られた接種日程による接種率低下の回避についてでございます。集団接種の接種日程は、中部医師会の回答をいただけないと確定できません。また、集団接種のみではなく、かかりつけ医による個別接種について中部医師会に協力をお願いしているところであります。個別接種が進めば、安心して接種していただけると考えております。あくまで希望接種となっておりますが、より多くの方に接種いただけるように、広報等に努めていきたいと考えております。  ワクチン接種を希望しない人への対応につきましては、高齢者への優先接種、それ以外の方の接種において、ワクチン接種の効果とともに副反応などの情報を提供しながら、適切に接種していただけるよう働きかけをしていきたいと考えております。  最後に、副反応への補償については、副反応が発生し、万一健康被害が発生した場合は、予防接種健康被害救済制度により国が補償することとなっております。町といたしましては、アナフィラキシー反応など、30分の接種待機中の観察を十分に行い、重大な事故にならないように備えたいと考えております。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) ありがとうございました。  では、ちょっとこちらから何点か質問させていただきます。  まず、医療従事者の確保についてでございますが、先月、2月26日の日本海新聞に掲載されましたワクチン接種に関するアンケートの中で、必要な医師・看護師の確保という項目がございました。その中で、県内の市町村、各自治体で、北栄町の回答だけがめどが立っていないという白三角の印でございました。それを見られて不安に思われた方が多いと思われますが、本町は、最低限何人必要で、今の時点で実際何人確保のめどが立っているのか、それをお伺いしたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) まず、高齢者から接種するわけでありますが、全町民、16歳以上の方を接種する場合につきましては、16歳以上の方が1万3,000人弱おられますので、その方、これも2回接種しなければならないということでありますので、その方を考慮して計算いたしますと、集団接種であれば週1回ということになろうかと思いますが、その場合になりますと、医療従事者の医師が延べ288人必要となります。看護師が延べ576人と考えておるということでありますが、これだけのたくさんの、延べでありますが、医師が必要と、あるいは看護師が必要ということになろうかと思います。これを10月までに完了するには、毎週、医師が11名、看護師22名の確保が必要ということになってくるわけでありますので、現在、北栄町にある内科の医療機関3院だけの対応では困難であるということで、めどが立っていないというような形で表現をさせていただいたところであります。  現在、中部医師会の協力をお願いしておりまして、アンケートを取ったところでありますが、その中で、その当時はまだ調整中ということで、めどが立たないということであったわけでありますが、実は3月5日に中部医師会のほうでアンケートを実施しておりまして、その結果の中で、北栄町のそういう集団接種等に協力するという機関が、中部の、北栄町の3医院を入れまして、今、26医院が協力をするということでアンケートをいただいているところでありますので、そうしますと、かなりの医師の方が協力していただけるということになりますので、十分に対応できるだろうと、こう思っております。  ただ、その医院も北栄町だけでなくて、中部の圏域でありますので、ほかの町にも協力するということになっておりますので、まずそういう調整もする必要があると思いますが、そういうことをしながら適切に対応してまいりたいと思います。  ただ、今は、先ほど申し上げましたのは週に1回という集団接種ということでお話をさせていただきましたが、実は医師会のほうも、木曜日の午後が大体休みの医院が多いということでありますし、土曜日も休みのところがあるということもあります。そしてまた日曜日ということでありまして、そういうことをローテーションを組んでいただいて、なるべく早く多くの方に接種をしていただければと、こう思うところでありますが、それと併せてワクチンの確保というのもありまして、やっぱりワクチンが入ってこない限り、そういう体制を取ってもできないということがありますが、国のほうにもしっかりワクチンの確保をしていただいて、ワクチンが頂けるように取り進めてまいりたいと思っております。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) はい、分かりました。  では、取りあえず私が伺いましたドクターなりナースの確保というのは、ある程度めどが立ちつつあるというふうに理解させていただきます。  次に、集団接種会場の確保について伺います。  先ほど、町長、体育館等もおっしゃったようですが、ずっとおっしゃってましたのが、大栄では健康増進センター、北条では改善センターというふうに、2会場を確保というふうにおっしゃってました。よく言われますのが、こういった長期間の接種にわたります場合に、同じ施設をずっと使っている場合、感染症に対する防止の観点からいかがなものかというのが言われておりますが、町としては、その代替手段として、ほかに体育館なりをずっと今考えてらっしゃるところというふうに解釈してよろしゅうございますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 接種会場につきましては、基本的には当初申し上げましたとおり、2会場でやりたいと思っております。そして、どうしても確保できない場合は体育館等も使用していくということに考えておるところでありますが、接種が終わったら、十分にまたそういう感染の防止の対策を取って、また次に備えるということにして使っていきたいなと、こう思っておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) すみません、今のところで、2会場を取りあえず押さえていると。どうしてもできない場合はほかの会場というふうにおっしゃいました。すみません、どうしてもというのが、ちょっとニュアンスがよく分かりかねるんですが、教えてください。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 不慮の事故とか、何かあった場合にはそちらに代替していくということになろうかと思います。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) ということは、原則その2つの会場をずうっと使いっ放しにするというふうな解釈でよろしゅうございますでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういうつもりでおります。そのためにも、しっかりとそういう防除体制をして、次に備えるということにしてまいりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) では、そういう場合だったら、もちろんやむを得ませんと思いますので、くれぐれも感染防止の観点から、そういった対策を十分にしていただきたいと思います。  次に、ワクチン接種のスケジュールの確認をさせてください。既に始まっていると言われます全国約4万人の先行接種を受けられます医療従事者と、その後の接種予定、いわゆる優先接種とされる、当初370万とも言われておりましたが、今、480万ぐらいまで膨れてるような、医療従事者に関してでございます。  ここで改めてお伺いしますけども、医療従事者というカテゴリーに含まれる、その定義とは一体何でしょうか。事前に厚労省が接種実施における各自治体の、実際に示しました手引では、対象になる医療従事者の定義を、医師や看護師、救急隊員、自衛隊員に加えて、患者の搬送や対応に当たる可能性のある消防団員、薬局の薬剤師も対象とするとされております。しかし、どこまで含めるか、最終的には各自治体に委ねるとございますが、本町ではどの範囲まで含まれるのか、それを伺います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 医療従事者の定義、国のほうが手引を示しておるわけでありますが、先ほど油本議員が申されたような方たちでございますが、もう少し内容を示しますと、病院、診療所において新型コロナウイルス感染症患者に頻繁に接する機会のある医師その他職員ということで、これは歯科、あるいは介護療養医療施設も含むということになっているようでございます。また、薬局において新型コロナウイルス感染症患者に頻繁に接する機会のある薬剤師その他の職員ということで、薬剤師も含まれるというようなことになっておるようでございますし、また、新型コロナウイルス感染者を搬送する救急隊員、自衛官ですね、先ほどありましたが、そういう方たち。それから、自治体等の新型コロナウイルス感染症対策業務において新型コロナウイルス感染症患者に頻繁に接する業務を行う者ということで、これは多分保健所か、そういうところだろうと、こう思っております。あるいは検査をする方たち、そういう方だろうと、こう思っておるところでありますが、そういう方に最初に接種していただくということになっているようでございます。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 分かりました。でしたら、その人たちに関しまして、この本町内には、そのカテゴリーに含まれる方で接種を希望される方は実際に何人おられますか。それは町の人口の何%に当たりますか、お伺いします。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 町では、そういう方たちが何人おられるということは、実数は分かりませんが、大体国が示しているところでは、3%ぐらいだろうということで言われているところでありますので、3%で取ってみると450人弱というようなことになろうかと思います。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 3%、今おっしゃいました数字は、先ほど申し上げました、いわゆる先行接種の方の370万ということだと思います。一応人口が1億2,500万前後であるとすれば、その3%が370万ぐらいとなると思うんですが、それにどんどんどんどん増えてきて、今480万とも言われております。何人、若干増えることも予想されます。それによって次の段階に接種を受ける予定の方のスケジュールもずれ込んでくるとは思いますので、その数を把握されて、なるべくてきぱきと迅速に行っていただきたいと思いますが、その人たちの優先接種ですね、先行接種の後の優先接種の方たちを含めまして、昨日のテレビとかで報道がありましたが、厚生病院で既に優先接種の従事者への先行接種が始まったというのがございました。その報道された中に、この北栄町の職員の方たちも、もう含まれておるわけでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 昨日から鳥取県のほうで、厚生病院等の接種が始まったということでありますが、そこに勤務されとる方があれば、北栄町の方も含まれておると、こういうことになろうかと思います。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 早速ですが、その方たち、副反応とかの報告は上がっておりませんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 聞いていないところであります。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) その医療従事者の後に、優先順位としまして高齢者の方、あと基礎疾患をお持ちの方と続いてまいります。本町では、その対象となる高齢者及び基礎疾患をお持ちの方、何人おられると把握しておられますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 高齢者の方については、65歳以上ということになっておりますので、これも令和4年の3月31日現在の年齢ということでありますので、今時点では64歳の方も65歳以上に含まれるということになっておるところであります。そういう方たちが北栄町では5,400人余りおられます。  それから、基礎疾患のある方でございますが、これは二十歳から64歳ぐらいでございますが、これもはっきりした数字は分かりませんが、国から示された数値では人口の6.3%ということになっておりますので、930人弱というようなことで考えておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 改めてお伺いしますけども、現在64歳の方も含むということをおっしゃいました。具体的に、はっきりとお知らせされたほうがいいと思うんですが、具体的に今回のケースでは、その対象となる高齢者の65歳以上の方というのは、何年何月何日以前にお生まれの方を指すのか、もう一度はっきりとお答えください。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 令和4年3月31日までに65歳になられる方であります。令和4年、来年の3月31日ですね。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。
    ○議員(6番 油本 朋也君) 質問の意図は、何日以前に生まれた方ということですので、昭和32年4月1日以前に生まれた方という解釈でよろしいかと思いますので、いわゆる案内の仕方ですよね、そういうこともよく分かるように案内していただきたいと思います。  続きまして、基礎疾患のほうに入ります。  基礎疾患というのは、非常に大ざっぱな言い方と言ってしまえばそうなんですが、具体的にどういった病状の人を指すのか、上げていただきたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 基礎疾患で接種される方、これは65歳に達していない方でございまして、そういう方たちの基礎疾患ということになりますと、慢性の呼吸器の病気であったりとか、あるいは慢性の心臓病、これは高血圧を含むようでございます。慢性の腎臓病、慢性の肝臓病、それからインシュリンや飲み薬で治療中の糖尿病、または他の病気を併発している糖尿病、血液の病気、ただし鉄欠乏性貧血を除くということになっております。それから免疫の機能が低下する病気ということで、治療や緩和ケアを受けている悪性腫瘍を含む。それからステロイドなど免疫の機能を低下させる治療を受けている、また免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患、神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態、これは呼吸障害等でございますが、それから染色体異常であったりとか、あるいは重症の心身障害のある方、そして睡眠時の無呼吸症候群というような方たちでございますし、それからBMI、要するに肥満のですが、基準を満たす肥満の方、要するにBMIが30以上を満たす方は疾患ということになっているようでございます。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) ありがとうございます。完璧なお答えだと思います。  この方たちは、ワクチン接種に当たって、何か自己申告であると伺った覚えがあるんですが、果たしてそうなんですか。それとも町のほうである程度把握されてまして、あなたはこういう症状に該当するから来てくださいと、来られたほうがいいですよと、そういった勧奨はされるんでしょうか、伺います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) なかなかそこまでは、町としても把握してないものもあると思います。接種を受ける前に問診と予診がありますので、その中でしていただくということが大切だろうと思いますし、また、接種も今、集団接種、個別接種ということであるわけでありますが、個別接種であれば、行きつけのところの先生に診てもらえば分かりますので、そういうことを考えながら接種をしてまいりたいと思っております。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) ありがとうございます。  でしたら、次の段階で、一般人、一般の方への接種が始まる段階になるんですけども、国が契約しておりますファイザーのワクチンの入荷というのが、輸入制限などでEUから予定どおりに入ってこないというふうに報道されております。ワクチンに関する情報を国や県とかとリアルタイムで共有しておられるならば、町は最新の情報で、その人たちの接種開始を大体何月ぐらいになる、何月ぐらいに終わるというふうに現在のところ把握しておられるか、それを伺いたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) ワクチンの確保というのは、これが大変でございまして、今、世界で取り合いのような格好になっておるところでありますし、また、その圏域で作ったものはなかなか外に出せないというような報道もあったようでございますが、いつ入ってくるかによって、また接種の日にちというのも変わってくると思いますが、河野大臣によりますと、6月中には高齢者が打てるだけのワクチンは入ってくるんだというようなことが、報道がありますので、まず高齢者、6月中には高齢者の終了を考えておりますし、65歳以下の方につきましては7月からということになろうかと、こう思っておるところであります。順調に入ってきてそういうようなスケジュールだと思っております。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 次に、ワクチンに対する基本的な、ごく基礎的な認識の確認をさせていただきたいと思います。ワクチンというものを打っても、その人の感染率、感染というのも決してゼロになるもんじゃないと。加えて、ワクチンによる、いわゆる社会全体が集団免疫機能を持つまで、ワクチンを打っても、その打った人、本人自体がまだ自由になれるわけじゃないんですよね。つまり集団の中でマスクを外したり、ましてや自由に海外に行けるわけじゃないと。また、ワクチン接種は、決して感染を防止するものではなく、もし感染しても、その発症を防ぎ、たとえ発症しても、その重症化を防ぐものとされておりますが、そういった理解で間違いないでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 議員仰せのとおりでございまして、ワクチンを打ったからといって、自由に行動できるということには、まだなっていないような状況になろうと、こう思います。やはり世界中がそうやって打ちながら、集団感染を抑えていくということになろうかと思っておるところでありまして、ワクチンを打つことによって、感染をしても発症を防いだり、あるいは重症化を防ぐ効果、これは確認されておるようでございますので、住民の生命を守るために期待しておるところであります。  また、接種した方が、先ほど言いましたように、軽症化が期待できるだけでなくて、多くの方が接種をされれば、集団で感染者が出ても、パンデミック、そういうものを阻止することができると、こう思っておるところでありますので、理由があって接種できない方も、これによって守ることもできるだろうと、こう思っておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 併せて伺います。しかし、感染したり重症化したりするリスクを考えると、町長、今おっしゃいましたように、接種してリスクを下げるほうが大切だというふうに一般に言われています。ただし、接種を受ける、もしくは受けないというのは、これ努力義務であって、決して強制力はなく、体質によって受けられない方、それと、言い方があれですが、注射に対する何か、痛いから嫌だみたいな、どうしても受けたくない方もおられ、言うなれば有効性や安全性を考慮して個人が判断するものであると、接種はそういうものである。改めて伺いますが、そういう判断でよろしゅうございますね。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 議員仰せのとおりでございます。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) その上で申し上げますが、他人に絶対受けなさいとかいう自分の考えを押しつけたり、この人は受けた、また、この人は受けてないということで差別が起きたりしないようにすることが、そういった注意が大切だと新聞等で報じられているが、町として、このことは十分な配慮をしていただきたい。その点、どう思われますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) できれば多くの方に接種していただきたいわけでありますが、そういう、どうしてもという方がおられるということでありますので、そういう接種を受けなかったことによる差別が生じないように、町としても取り計らってまいりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) ありがとうございます。  ワクチン接種による副反応のリスクと、接種によって得られるメリット、これを比較した場合、集団免疫を獲得し、COVID−19の終息の切り札となる可能性をワクチンに期待する、そういった立場の意見として述べさせていただくわけですけども、WHOによれば、集団免疫獲得のためには、国や地域の人口の70%が接種を受ける必要があると、一応されております。本町に換算すれば、最低1万人の接種が必要になるわけでございます。本町には、対象に含まれないとされる16歳未満の子どもさん、いわゆる子どもさんが1,795人いるというふうに担当課から先日伺いました。その人口を除いて考えますと、残った約1万3,000人の、その70%に必要な、いわゆる1万人前後の接種を実現しなければ、その集団免疫の獲得、これは難しくなってくるような論法になります。したがって、先ほど伺いました5,000人余り、5,413人と私は伺っておりますが、その高齢者の方の接種への理解と協力が不可欠になると思いますが、例えば、高齢者の方の対処についてお伺いするわけですが、すみません、重ねて伺います。先ほども伺いましたが、接種会場まで車で行けない方、これは先ほどおっしゃいましたタクシー利用ですとか、そういった分をお使いになるということですが、いま一度、すみません、もう一度教えてください。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 高齢者の方におきましては、施設等に入所されておられる方につきましては、施設内で接種していただくということになろうかと思いますし、また、自宅におられる方につきまして、移動の確保ができない方には、タクシーの利用助成等で助成してまいりたいと思いますし、また、集団で行う場合については、レンタカー等を配車しながら会場まで行ってもらうということを考えとるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 加えて、個人のお宅で、寝たきりで外出が不可能な方、タクシーにも乗れない方というのも、これ、当然おありかと思います。そういった場合の対処はどうされるおつもりでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 外出が不可能な方の訪問等については、今、国のほうも想定がないようでございますが、また国、あるいは県とも相談しながら、そういう対応については考えてまいりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) ありがとうございます。  また、高齢者以外にも、例えば学生さんのように住民票と異なる自治体に住んでいる、もしくは何かの病気になられて、例えばここら辺であれば北栄町に住民票を置きながら倉吉市なり米子市、鳥取市の病院に入院されてる方がおられます。そういった方へはどういうふうに対応していかれますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 住民票がこちらにありながら他の市町村に行っておられる方、おられると思いますので、そういう場合につきましては、そちらのほうで受けれるということになっておりますが、その前に、事前に住民票のある市区町村に届出をしていただくということが決まっておるようでございますので、そちらにまず届出をしていただいて、現在住んでおられるところで接種をしていただくということになろうかと思います。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 確かに今おっしゃいましたように、厚労省のサイトでも上がっております。住民票登録地以外で接種できる人ということで、出産のために帰省している妊婦さんであるとか単身赴任の方、例えば勾留されている方とか、入院・入所、DV・ストーカーでちょっと被害で遠隔地におられる方などもしっかりとケアできるような制度が確立されておりますので、どうぞこれに従って十分なケアをしていただきたいと思います。  加えてでございますが、ちょっと意見の分かれるような感じが最近するんですが、妊婦への接種、これは町ではどう判断されておりますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 妊娠中の方、あるいは授乳中の方にも、ワクチンの接種を受けることはできるということでございますが、ただし、妊婦、妊娠する可能性のある女性には、海外のそういう使用経験などから現時点で特段の懸念が認められているわけではありませんが、安全性に関するデータが限られていることから、接種のメリットとデメリットをよく検討していただいて、判断していただくということになっているようでございます。妊婦さん、あるいはそういう妊娠されとる方、産科あるいは婦人科に行かれるわけでありますが、そこの主治医さんとも御相談をしていただいて、ワクチン接種を受けるかどうかということを判断をしていただくということも一つの方法だろうと、こう思っておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 確かに妊婦さんの場合は、ある新聞によっては、やめたほうがいいとか、あるニュースサイトは、全くそういった弊害のあるような前例がないからやったほうがいいとかというふうにございます。こればっかりはもう、今、口でどうこう言ってもしようがないですから、そういう前例を踏まえながら、的確に判断していただきたい。  それと、受診に関しましても接種に関しましても、必ず相談できるような、妊婦であることを前提に相談できるような、例えば専用のクリニックなどで受けられるような、そういう体制構築づくり、それも大切だと思うんで、よろしくお願いしたいと思います。  加えて、子どもさんです。16歳未満、町内に1,795人いるというふうに担当課から先日伺いました。中には、心配だからうちの子にも接種をさせたいんだという保護者の方もあるかもしれません。なぜ子どもは除外されるのか、伺いたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) ワクチン等を承認するには、そういう治験というのも要るわけでありまして、臨床試験をしながら、本当に効くかどうか、効果があるかどうかということも、そういうものを実験しながら薬として世に出るということになっとるところでありますが、このファイザーの薬につきましては、このコロナのワクチンについては、16歳未満の方の臨床試験が不足しているということで、薬事の了承が得られていないということでございまして、現在のところ、16歳未満は対象外になっておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 私も全く同感でございます。そういった問合せ、少なからず起きてくる可能性もございますので、くれぐれもそういったインフォメーションを流していただきたいと思います。  別件に入ります。先ほども町長、壇上でお答えになりました接種体制でございますが、もう一度確認させてください。いわゆる土曜日、日曜日、これはもう接種の対象から一応外すということで、それはよろしゅうございますんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 集団接種の対象は土日をお願いをしておるところでありまして、そのほかにも木曜日の午後であったりとかを、そういう医院の休みの方もおられますので、そういうところもできないかということで、今、調整をしておるところであります。土日を休むということではなくて、せんということではなくて、集団接種をするんだったら、そういう土曜日か日曜日、あるいは診療のない木曜日の午後ということで、医師会のほうにはお願いをしとるということであります。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) これだけの人数を、ワクチンが入ることはもちろん前提なんですが、ある程度の時期に終えようと思えば、かなり医療従事者の方にも無理を言うことにはなるかと思いますが、町長、今言われましたように、土曜日、日曜日もなるべく対応をお願いしたいと思います。  加えまして、どうしても接種の時間帯の区切りというのはあると思うんですよね。朝早く出て夕方遅くしか帰ってこられない人、そういう方たちは、例えば勤務地が、本町の場合、鳥取市であったり米子市であったりも、もちろん考えられます。そういうところで接種を受けられる、そういうことも、これは制度的にスタンバイはされておるんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 勤務地で接種されたいという方もあるようでございます。現在、1市4町、中部では、共同で接種できるような体制を構築するように、今、協議をしとるところでありまして、中部管内だと、どの市町村でも受けられるというような形でできればと、こう思っておるところでありますし、また、西部、東部に行っておられる方も、先回の知事と19市町村との協議の中でありましたが、そういうことができないかというようなことも質問出ておりますので、そういうことができるような形で対応できればと思っております。  鳥取市も、但馬のほうの方も受けるんだというようなことがありますので、圏域を越えてというようなことも可能になるんではないかなと、こう思っておりますが、まだ協議の段階でありますので、一概にできますよということではなくて、そういう今、協議を進めているということでございます。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) もともと都会と違いまして、本町のような医療従事者の決して多くない地域というのは、もちろん町長言われました、各市町村単独じゃなくて周辺との連携、これが不可欠になってまいりますので、今後とも柔軟な対応をもちろん期待したいと思います。  別件ですが、もう既に海外では行われている会社も何件かございますように、それと日本でも、接種のための一定の時間を勤務時間に、たとえ抜けても有給休暇扱いにできる会社というのが、大手生命保険会社でも、この前から始められました。どうでしょう、例えば町内企業でもそういった方向で、勤務時間でも、たとえ接種に出向いても、その時間帯は欠勤扱いにしないで、例えば半日でも有給扱いにするであるとか、例えば、実はこれ、私の近所のお年を召した方もそうなんですが、注射は怖いと。注射は怖いけども興味なくはない。そういう方が、例えば何か東宝の商品券でも1枚もらえたら行くかといえば、私は行くかもしらんという人も実際いるんですよね。例えば町内に限るレベルなんですけども、接種を受けた方に商品券なり、何かポイントを付与してという方法はどうでしょう。というのは、そうやって、それが接種をちゅうちょしている人には有効じゃないかというふうに思われるんですが、その辺は、まだ考えておられませんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 企業で有給のところもあるということでございますが、それは企業のほうの考え方だと思いますので、企業がどう考えるか、それはちょっと分かりませんが、企業の方も住民の方はたくさんおられますので、コロナワクチンを打っていただきますように、町といたしましても町内の企業等に働きかけをしてまいりたいと思っておりますし、また、ワクチンの接種で商品券、ポイントということがございましたが、今のところは考えていないところであります。やはり自分の命の安全をということになれば、自発的にやっぱりしていただくということが必要だろうと、こう思っておるところでありますので、考えていないところであります。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 次は、ワクチン接種に当たります相談体制についてお伺いしたいと思います。  例えば過去のワクチン接種、インフルエンザなんかで、ちょっと後で熱が出たとかでつらい思いを過去されてた方が、今回の接種を不安視されて、ちょっと受けたがらないという声を、これは少なからず、これ聞こえてまいります。今回は、接種への疑問や不安、また段取りへの不安を抱く人に対して専用のコールセンターが設置されるというふうに伺っておりますが、例えば接種前に加えて、接種後の相談体制ですね、つまり接種をしたことにより、具体的な痛みとか腫れとかの症状以外にも、精神的な不安を抱える人の発生が考えられます。そういった心の相談、それを専門的に請け負うケア体制の整備も、これ必要になってくるとは思いますが、県は昨日から専用の新型コロナワクチン相談センターを開設されたと、平井知事もニュースに出て看板かけをやっておられましたけども、町独自で設けられたコールセンターというのは、例えば接種前、接種後も含めた、そういった接種一般に対する心のケアも含めた相談もできる、そういった体制でしょうか、伺います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 現在、町もコールセンターを設けて、接種前、接種後の相談に乗るようなということで体制を取っておるようにしておるところでございますが、基本的には、町のコールセンターは接種に係る相談ということでございまして、やっぱりそういう専門的な相談の場合は、県のコールセンター等に案内するようにしておるところであります。なかなか町で対応できるということは町では対応できますが、それ以外のことは、専門的なことについては県のほうでお願いをするようにしとるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) くれぐれもそういった相談体制は充実していただきたいと思います。  次、副反応に関しまして、救済措置、ちょっとお尋ねでございます。  残念なことですが、この3月に入りまして、4日の朝のニュースで、接種後、初の死亡が報道されました。その方も、くも膜下出血が原因ということで、接種との因果関係は未確認ということでございましたが、厚労省の先月の発表によれば、接種による副反応で死亡した場合、国の健康保険救済制度によって4,420万円、それが医療機関の過失の有無にかかわらず支払われる。そして、同時に、葬式料ですか、葬祭料として20万9,000円も給付されるというふうに報道されております。また、そこまで至らなくとも、日常生活全般で介護が必要になる一級障害が生じた場合、年間505万6,800円が支給されるとなっております。厚労省から一昨日、接種後の副反応による国内での第2、第3例目のアナフィラキシー、これが看護師さんですかね、その方に発症したという報告もありました。  どうでしょう、町として何らかの副反応により町内在住者がそのような後遺症が認められた場合、重大な後遺症が認められた場合、その事案が発生した場合、国のそういった救済制度というのとは別に、町独自の何らかの見舞金や救済制度、これを考えられてはおられませんでしょうか。考えられれば、接種の追い風になるんではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) このコロナウイルスワクチンは、あくまでも国のほうの方針によりましてするものでございます。そして、全てのそういう事故、あるいは健康被害が発生した場合は国が負担するということになっているところであります。町といたしましては、もしそういう事故、あるいは健康被害があった場合には、救済給付を請求する窓口となっておりますので、それの相談等に乗ってまいりたいと思います。その相談したり、あるいは請求の窓口もしなければなりませんので、そういうことをしてまいりたいと思います。町として、そういう見舞金や救済措置については考えていないところであります。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) はい、分かりました。  最近のニュースですが、ブラジル国内では、今月に入って感染の第二波、つまりブラジル起源の変異株で連日2,000人近くが死亡しているというふうに、昨日、新聞報道がありました。また、型は違いますが、日本国内でも、兵庫、そして岡山まで変異株による感染が広がってきております。これに対する耐性が、まだはっきりワクチンで確認されてはおりませんが、流行の第四波が非常に懸念されております。本町においても、接種に十分なワクチンの配付がされる時期など、感染対策に非常に不安な時期が、いわゆる朝のニュースが、夕方には内容が変わっちゃったり、もう本当に昨日のニュースが今日は変わったり、本当に極端な状況がまだしばらくは続くと思います。  また、先日提案されました、本会議に付議されました補正予算にも、コロナ関連による減額予算が数多く計上されております。それだけお金が回ってないということでございます。経済が回ってないということと思われます。マスクが着用されるようになってから、もう一年がたちます。ふだんの生活にマスクが要らない日が戻りますように、そして、経済が活気づく日が一日も早く戻ってまいりますように、このワクチン接種に関しまして、町長のリーダーシップに本当に期待したいと思います。最後に、その覚悟をお聞きしたいと思います。お願いします。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 議員仰せのとおり、ワクチンが接種され終わるまでの期間というものも、大変不安な気持ちで皆さんお過ごしだろうと思いますし、また、変異株等の情報もあるところでございます。4月からいよいよコロナのワクチン接種ということが始まるわけであります。この困難を収束するためには、やはり一日も早く皆さん方が接種を受けていただいて、多くの方が受けていただいて、集団で感染を抑えるということにしていかなければならないだろうと、こう思っておるところでありまして、現在、国、県、あるいは中部医師会、それから中部の市町と、そして町内外の医療機関とも一緒になって連携をしながら、このコロナ終息に向けて取り組んでおるところでありますので、この対策を一生懸命取って、一日も早いコロナの終息に向けて頑張ってまいりたいと、こう思っておるところであります。  まだ十分に情報が分からない面もあるわけでありますが、そういうものを情報開示しながら、そういう情報をいただいて、住民の方が一日も早くワクチン接種ができるように取り進めてまいりたいと、こう思っておるところであります。  幸いにして、鳥取県は今のところ、あまりコロナの患者さんは出ておりませんが、いつどうなるか分かりませんので、より気を引き締めて、そういう接種体制を一生懸命取って、コロナの終息に向けて取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議員(6番 油本 朋也君) 終わります。 ○議長(前田 栄治君) 以上で油本議員の一般質問を終わります。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 2番、宮本幸美議員。 ○議員(2番 宮本 幸美君) 宮本でございます。今日は、2点の案件につきまして質問させていただきます。まず1点目は、町長の進退についてでございます。2点目につきましては、公園整備について、この2点。  まず、町長の進退についてでございますが、今年の秋には町長選挙、我々議員、同時選挙が開催されます。これにつきまして、改めて町長の進退について伺うものでございます。  昨年10月、北条町、大栄町、2町が合併して15年になります。コロナ禍で大変厳しい中、記念式典が開催されました。町長は、初代から4期、町政運営に取り組んで努力されました。合併時の人口は1万7,000人強でございましたが、現在では1万5,000人を割り込んでおります。年々人口が減少し、大変厳しい限りでございます。人口増の施策が重要な課題であると思っております。  本日、この場で町長の15年間の取組についての、取り組んでこられました実績につきましては控えさせていただきますが、一昨年12月、環境のまちとして、全国に先駆けて気候非常事態宣言を表明されました。温暖化が進み、世界各地、さらに国内でも各所で大変な災害が発生しています。豊かな自然環境を次世代に引き継いでいくために何が必要であるか、持続可能なまちづくりに進むべき今の私たちに何ができるか、これからも北栄町で暮らす人々が豊かに暮らしていける環境整備が進む町を目指すことが必要と考えます。引き続き町政運営に町長のさらなるお力をいただきたいと思っておりますが、お考えをお尋ねいたします。  続きまして、公園整備についてでございます。  昨年12月、「ほくえい未来講演会〜公共施設のあり方を考える〜」と題して開催されました。講演会では、町の公共施設の在り方について、他町の取組や実績、当町の姿など、講演をいただきました。北栄町には体育施設が多いが公園が少ないということで報告されました。私は、昨年春、多目的広場の利用について質問した経緯がございます。今回、この多目的広場の取組と、その周辺整備についてお尋ねいたします。
     昨年、この広場に、北条地区の団体と、北条地区の小・中、こども園の皆さんとで、この場にツツジの苗木や他の樹木が定植されました。新年度の予算でこの広場の条例改正と芝の定植が予算化されることとなりました。今後はこの場に遊具など、いろんな子どもたちが遊べる器具を設置したり、子どもたち、子育て中の親子、地域の人々のにぎわいの場として最適だと思います。芝の定植後、この多目的広場を核として、茶臼山周辺、北側になりますが、この道路を整備して、北条野球場まで、町民、子どもたちが集う場所として公園整備をしていただきたいと思います。町長のお考えをお尋ねするものでございます。以上でございます。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 宮本議員の御質問にお答えいたします。  初めに、私の進退についての御質問でございます。  まず初めに、私は、旧北条町から含めますと通算19年余り、町長として住民福祉や住民サービスの向上に邁進してまいりました。この間、重責を果たすことができましたのも、ひとえに町民の皆様をはじめ、多くの皆様の御理解と御協力のたまものと感謝をいたしておるところであります。  私は、町長就任後、これまで自治基本条例を基に、町政の基本であります協働によるまちづくりを進め、北栄町の発展に向け、取り組んでまいりました。また、昨年9月には第2次北栄町まちづくりビジョンを策定し、新たな将来ビジョンに向け、誰一人取り残さないSDGsの理念の下、まちづくりに取り組んでいるところでございます。  宮本議員に御指摘いただきましたとおり、豊かな自然環境を次世代に引き継いでいくためにも、また、まちづくりビジョンに掲げています環境にやさしいまちづくりの推進のためにも、さらなる環境整備に向けた施策も必要であると考えております。  現在は、令和3年度当初予算の成立、また新型コロナウイルス感染症対策、そしてワクチン接種に向けて集中的に取り組んでいる最中であり、後援会等との話合いができていない状況であります。今後、後援会等と協議し、態度を決めてまいりたいと考えておるところであります。  次に、町づくり、公園整備についての御質問でございます。  令和2年3月議会定例会の議員からの一般質問を受け、北条多目的広場の整備について検討してまいりました。この広場につきましては、以前、旧北条町がテニスコートとして整備されましたが、現在は十分に活用されていない状況にあります。このことから、北条地区の地域振興に取り組んでいただいている「あつまらいや北条」を中心に、自治会、北条地区のこども園や学校、北条グラウンドゴルフ部、地元企業・団体などが様々な場所で連携し、町へ芝生化の要望をされたり、旧テニスコートラインテープ剥がしや隣接する茶臼山の山道づくりに取り組んだり、さらには、昨年11月18日にはコロナで寂しい思いをしている地元こども園、小・中学校の子どもたちに、何か思い出になるようなことをさせてやりたいと記念植樹を行うなど、身近にある茶臼山や、この広場を有効に活用しようと取組を推進しておられます。  北条多目的広場は、北条こども園や北条小学校・中学校からも比較的近く、地域にある広場として、子どもたちの園外・校外学習活動の場として役立てることができます。また、北条地区においては、水害等における町の指定避難所がB&G海洋センターしかなく、不足している状況から、洪水や津波における緊急の避難場所として有効に活用できると考えられております。このことから、今定例会に条例と予算案を提案し、新たな町民の触れ合い交流の場として芝生化に取り組み、もう一方で、防災拠点の一つとしても公園整備を進めてまいりたいと考えております。なお、遊具などの整備につきましては、今後の利用や財政状況などを勘案し、必要により整備の検討をしていきたいと考えております。  また、北条野球場を含めた茶臼山周辺の一帯を公園整備してはどうかとの御質問につきましては、茶臼山は個人の所有が多いこと、道路整備などによる地域生活の安全確保や経費のことがあり、費用対効果の観点から、現時点では茶臼山一帯の公園の整備は考えていないところであります。今後の課題だろうと思っておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 宮本議員。 ○議員(2番 宮本 幸美君) まず、町長の今後でございますが、町長は、旧町ですけども、平成6年の選挙で私と同時に議員として当選されまして、現在まで、本当に長い年月を町長と共にして、27年間が経過いたします。本当に身に余る光栄で、この場に立っておるわけでございますが、何としてでも引き続いて町の運営に努力していただきたいと強く感じております。様々な事業、取組、これからも、今はコロナ禍で大変な時期で、いろんな諸問題がストップしております。これからは、やはり懸案でありますふるさと館の移転問題とか、北条道の駅の新しい構想、様々な課題が山積しています。もう一度はっきりした答弁、これから運営に力を注いでいただけることを願って、再度町長にお尋ねし、意気込みをお願いしたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 大変身に余るお言葉をいただきまして、ありがたく思っておるところでありますが、先ほど申し上げましたように、まだ後援会等と協議ができておりませんので、またそこの中で十分協議しながら態度を決めてまいりたいと思っておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 宮本議員。 ○議員(2番 宮本 幸美君) 続きまして、じゃあ町づくりのほうに行きたいと思います。  この茶臼山というのは、町の中にある、本当に珍しい、本当にこういう町の中にこっぽりと山があるということ、大変誇りにある山でございます。やはりこれから先は、この周辺でなくして、この茶臼山自体をやっぱり何とか公園化できないかなというようなことも案件にあります。北条の団体の方も、ボランティアで少しずつ登山ができるように整備を進めておられるということも聞いております。そういった中で、今回、北条野球場までという案件を出しましたけども、この周辺は、過去には水田地帯でした。しかし、なかなか水田としての機能ができないということで、地域改善事業で埋め立てて、畑地になっておりますが、かん水もできませんしして、ほとんど遊休農地になっている場所でございます。  今、2メートルほどの道路があるんですけども、せめてこれを3メートルぐらいの道路に改めてちょっと整備していただけたら、やはりあそこの今、多目的広場からだけでなく、子どもたちがずうっと東団地のほうから上がってきて、ずうっと北条のこども園の方もいろんな遠足とかジョギング、とっても歩きやすい環境の整備です。大きな整備は要らんと思います。ただちょっと3メートルほどの道路を設置してもらって、行く行くはやっぱり野球場も、今はナイター設備もございません。本当に何も利用価値がもうほとんどない状態です。将来やっぱりこの野球場にも芝生化をすれば、またいろんな多目的な事業ができますし、北条地区にはグラウンドゴルフする場所もないといって悩んでおられる団体もあります。そういった構想で、夢の夢かもしれませんけど、少しずつ少しずつやっぱり進めて、気持ちだけでもいただきたいと思います。お考えをお尋ねいたします。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今回、元のテニスコートを整備していこうということで考えているところでありまして、それに付随して、野球場との通じる道ですね、そこを何とかということだろうと、こう思っておるところであります。  今のところは、そこまでは考えていないわけでありますが、この茶臼山、大変北条地区の方には親しまれておる山でありまして、何とかここを活用したいという思いは強く感じますし、また、その中で、そういうテニスコートのほうも今回、整備していこうということを考えておるところであります。  この茶臼山でありますが、御存じのように大変古墳の多いところでして、全体を整備するということになれば、なかなかそういう、文化財というようなことで難しい面もあると思いますが、周辺だと何とか開発もできるんだろうと、こう思っとるところでありますが、今回は、そこまではちょっと至りませんで、取りあえず多目的広場を整備して、そこも活用していただいて、その中で、またこちらのほうもというようなことがあれば、また考えていくということになろうかと、こう思っとるところでありますので、今後の課題にさせていただければと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 宮本議員。 ○議員(2番 宮本 幸美君) ありがとうございます。  この茶臼山は、これから先、現在もですけども、本当に全国で、各地で大変な災害があります。いつ大地震が来て、津波とか、大きな避難する場面がいつあるか分かりません。そういった中で、この茶臼山というのは大変ないい場所に、条件のいいところにありますので、避難場所としてもやっぱり今後役に立ちます。こども園、小学校、中学校、その周辺の皆さんのためにも、避難場所としてでも、ある程度大きな場所になろうかと思いますので、多少の、大きな規格でなしに、すぐ駆け上れるような場所づくり、避難場所、そういったのも一つの案かなと思いますので、再度お尋ねいたします。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 先ほどの答弁の中で、避難場所ということで、そういうものも考えられるというようなことを申し上げましたが、津波とか等については大変いいだろうと、こう思っておりますが、水害ですね、そのときの土砂災害というのもちょっと考えないけんなと、こう思っておりまして、浸水の場合は、そこは高台ですから上って避難すればいいわけでありますが、そういう土砂の関係等も十分に、検査というか、そういうものも調査しながら避難所としてふさわしいかどうかということも再度検討しなければいけないだろうと、こう思っておりますが、今、北条地区にそういう高台がないところに、やっぱりこういうところがあれば、そういう避難の場所にはなるんだろうと思っております。十分そういうところも調査しながら、避難所として有効に活用できるかということも検討してまいりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 宮本議員。 ○議員(2番 宮本 幸美君) ありがとうございます。  公園整備、これ、ちょっと脱線するかもしれませんが、これから道の駅が4月から指定管理者を導入されて、新しい公園整備もされます。その中には、やっぱり同僚議員からもありましたとおり、子育て中、子どもたちが遊べる自由な場所をやっぱりつくるべきというお気持ちを持っておられる方もたくさんおりますので、道の駅の周辺も、やっぱり子どもたちが遊べる公園整備も、これから先を考えておいていただきたいと思います。  ちょっと余談にはなりますが、今回の指定管理者に選定されました河越さんのTTCの会社ですね。 ○議長(前田 栄治君) 宮本議員、まだ可決されておりませんので、指定管理者は。 ○議員(2番 宮本 幸美君) そうですね。実は、私ちょっと言いたいのは、今現在、公園の中に二階建ての大きいプレハブの事務所みたいなのが今建設中ですけども、これは御存じない。何か案件があるんですか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 町としては把握してませんが、北条公園の中にあるということですか。 ○議長(前田 栄治君) 宮本議員。(「一番左側の」と呼ぶ者あり) ○議員(2番 宮本 幸美君) 隅っこにね、二階建ての大きな建物、国道9号線の工事関係にはちょっとおかしい場所だなと思ってですね。  実は、この河越さんというのは、寿製菓なんですけども、発祥の地は国坂神社のところに昔は、昭和20年代に……。 ○議長(前田 栄治君) 宮本議員、公園整備につながっていく質問だと許可はできるんですが、道の駅系の質問ですと、ちょっと許可はできないんですが。 ○議員(2番 宮本 幸美君) はい、分かりました。  この芝生問題、今改めて予算化になって、とにかく整備されます。しかし、ここでストップしてしまえば、なかなか子どもたちも来る機会も少ないと思いますので、改めて簡単な整備を進めて、考えていただきたいということを御提案して、私の質問を終わります。再度ちょっと。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今回、予算のほうに提案させていただいておりますので、御議決いただければと、こう思っておるところであります。また、その中で、そうやって整備して使用する中で、やっぱりこういうのが欲しいということであれば、やっぱりしていく必要があると思いますので、今後、そういうことで考えていきたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 以上で宮本議員の一般質問を終わります。       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) しばらく休憩します。(午前10時18分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 休憩前に引き続き再開します。(午前10時33分再開)  次に進みます。  14番、野田秀樹議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 14番、野田秀樹でございます。私は、防災・減災について、町長に質問したいと思います。  近年、激甚化する自然災害が全国至るところで多発しております。東日本大震災が発生して、はや10年があさって、3月11日、迎えます。被災した人たちは、いまだに元の生活に戻っておられない方がたくさんおられます。まだ遺骨さえ発見されておられん方がたくさんおられます。これを過去のことにしてはいけないわけです。これをやっぱり機に、我々も防災あるいは減災について今後考えていかないけんといういい機会ではないでしょうか。最近の県内でいいますと、平成28年に発生しました鳥取県中部地震、そして平成30年の7月豪雨及び台風24号は、広島、岡山、それから鳥取県の東部地区を中心に、県内全域に多くの被害が発生し、平成最大の公共土木施設被害額となる多大な被害を受けました。北栄町では一部の浸水被害と土砂災害にとどまりましたが、いつ甚大な被害を受けるか分かりません。そして、先月、2月13日23時8分頃には宮城県、福島県で地震の規模マグニチュード7.3、震度6強を観測する地震が発生しました。この地震は10年前に発生しました先ほど言った東日本大震災の余震と見られるという発表がありました。このように、いつ災害が発生するか分かりません。現在、町として、防災・減災のための対策はどのようになっているか伺いたいと思います。  河川関係では、北条川、由良川、亀谷川のしゅんせつ工事、これの現状と今後の予定はどうなっているのか。豪雨が発生した場合に、たまった土砂により流量断面が減少していては、堤防決壊、浸水被害が発生します。早急なしゅんせつ工事が望まれます。毎年、県に対して要望していますが、それに対して県の返答はどうなっているのか伺いたいと思います。  それから、次に、北条川放水路の河口付近にたまりました砂の除去、これももうどうしようもないことと言えばそうなんでしょうけども、これは現状どうなっておるのか。このJR山陰線の北尾地区、せっかく放水路はできておるんですけども、北尾地区にある鉄橋付近がどうもボトルネックになっておりまして、豪雨が発生した場合に、放水路に行くまでに、そこで水位が上がってしまうという状態になっております。これが原因で米里地区の浸水が放水路完成後にも出ております。この鉄橋付近の改修は計画中の県道移設あるいは山陰線の移設に併せて行うのか、県の意向はどうなっているのか伺いたいと思います。  それから、由良川の河口付近の導流堤の修繕工事、一応全工事が終わったわけですが、また3月に発注ということで、この詳細はどのようになっているのか。大栄マリーナを利用している船舶に影響はないのか、あるいは出入りを制限されるのでないか伺いたいと思います。  それから、町内の土砂災害特別警戒区域、いわゆるレッドゾーンですが、これに指定されている急傾斜地の崩壊対策工事の予定はどうなっているのか。地元負担が必要であるということは重々分かっております。順次計画していく必要があるとは思うんですけども、その辺のことはどうなっているのか。崩壊、崩落でもすれば、財産や人命の損失につながります。県に対して要望はしているのか。以前、私が危険地区の点検をすべきだと申し上げたときに、町長の答弁で、県にもお願いして、できるだけ点検をするということでしたが、その後、点検はされているのか伺いたいと思います。  次に、昨年、東新田場において、波浪により海岸が浸食されました。防風林を波が通過し、畑にまで到達するという被害が発生しました。西新田場方向から築造されております巨大なコンクリートの防潮堤、いわゆる波返しでございますが、これがどうもワンスパン、波にさらわれたように見えるわけです。県土整備局によりますと、そういった被害が県内何か所も見られまして、海岸浸食被害というのはもう抑えられないと、その復旧対策はいわゆる難しいと、それは潮流が複雑過ぎてなかなか予想ができんということでございました。現在、養浜対策、いわゆる砂を持ってきて浜を再生するという工事ですけども、何か所か県内でもやっておられます。東新田場も養浜工事が終了し、元の砂浜に復旧しておりますが、いつまた強風あるいは波浪により砂浜が消える可能性があります。防潮堤の延伸工事をする予定はないのか。根固めブロックの設置はしないのか。国及び県の考えはどうなっているのか、町として要望はしているのか伺いたいと思います。  次に、町道に危険箇所はないのか、その調査、点検はされているのか伺います。現在どのような状況なのか。特に山側の山腹下の道路は台風をはじめとする豪雨時にはとても危険です。以前も山菜の里に行く斜面が崩落しました。想定外の雨量も考えて、きめ細やかな調査、点検をするべきだと思いますが、どうでしょうか。  次に、町内に5ヘクタール以上の受益を有するため池が19か所ありますが、台風及び豪雨時に決壊等の心配はないのか。また、点検はされているのか。  国は、「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」これを2018年から2020年度末で終了します。ですが、さらに「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」として、2021年度から2025年度までの5か年で、事業費15兆円を追加し、激甚化する風水害や巨大地震への対策のほか、予防保全に向けた老朽化対策、デジタル化の推進をするとしています。北栄町としてどのように国、県に対して要望あるいは陳情等をし、この国を挙げての対策に乗っていくのか伺いたいと思います。  以上で壇上での質問を終わります。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 野田議員の御質問にお答えいたします。  防災・減災についての御質問でございます。  初めに、北条川、由良川、亀谷川のしゅんせつ工事の現状と今後の予定についての御質問でございます。  北条川、由良川、亀谷川の二級河川につきましては、県が維持管理をされており、国の防災・減災3か年緊急対策事業を活用し、過去に河川の氾濫により浸水した箇所を重点として河床掘削、伐開工事を実施されております。  県への要望でございますが、中部地区の行政施策に関する要望、由良川河川改修期成会や地元要望をはじめとした県への要望機会のたびに、由良川水系をはじめとした河川の適正な掘削、伐開などの管理要請をしております。県からは、この要請に対して、引き続き令和3年度以降も適切な維持管理に努めていくと返答をいただいております。  次に、北条川放水路河口の砂の撤去についての御質問でございます。  現在、北条川放水路の河口は、日本海からの高波により砂が堆積し、河口閉塞が多発しております。そのたびに管理者である県が現地巡視やカメラ情報を基に、バックホーや人力により砂の開削を行っております。  今後につきましては、効率的な砂州の開削手法の導入に向けて、AI技術を活用した分水堰の運用見直しや特殊エジェクター工法という砂を自動で吸い上げる装置の導入など、効率的に砂を除去する手法の検討がなされております。  次に、北尾地区の北条川の改修についての御質問でございます。  県では、北条川河川改修事業に伴う県道上井北条線道路計画を作成され、昨年9月に北尾自治会をはじめとした関連自治会に対し住民説明会を開催されました。この計画においては、河川の拡幅工事実施に当たり、県道羽合東伯線、県道上井北条線及びJR線路の移設が必要となるため、河川事業と道路事業が一体的に実施されることとなっております。  次に、由良川河口の導流堤修繕工事の詳細についての御質問でございます。  由良川左岸の導流堤の先端部は、経年劣化により傾き、危険な状態になったことから、令和2年度から県により導流堤本体の復旧工事が着手されました。令和3年度にはこの導流堤本体の周辺に波消しブロック設置工事を実施し、導流堤の復旧工事は全て完了する計画となっております。特にこの河口はマリーナ大栄に係留されている船舶の航路にもなっておりますので、マリーナ大栄、中部漁協と共に県に砂の撤去等を要望しているところでございます。また、工事についても早期の改修をお願いしたところでございます。  次に、土砂災害特別警戒区域、レッド区域の御質問でございます。  崖崩れ対策については、大きく分けて土砂災害防止法(土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律)と、急傾斜地法(急傾斜の崩壊による災害防止法)の2つの法律により、ソフト面とハード面での対策を行うこととなっております。  土砂災害防止法につきましては、県が土砂災害特別警戒区域、いわゆるレッド区域、土砂災害警戒区域、いわゆるイエロー区域を指定し、住宅等の新規立地の抑制や既存住宅の移転促進をしようとするものであります。  次に、急傾斜地法については、県が急傾斜地崩壊危険区域を指定し、指定された区域の住民の皆様の申出により、大規模な箇所につきましては県が主体で、小規模な箇所については町が実施主体となって崩落防止工事を行うこととなっております。この崩落防止工事は、その対象箇所のほとんどが民有地であることから、地元関係者の申出があり、工事負担金の同意ができた場合に実施することが可能となります。町内における崩壊対策工事の予定でございますが、現在、地元関係者からの申出はございません。  次に、町の点検についてでございますが、令和2年2月に神奈川県逗子市で道路に隣接する民有斜面が雨が降っていないにもかかわらず崩落し、歩行者が土砂に巻き込まれる痛ましい事故が発生いたしました。このことを受けて、町道に隣接する土砂災害特別警戒区域(レッド区域)16か所の亀裂、浮き石、落石などを確認する緊急点検を町職員で実施いたしました。点検の結果、特に危険な箇所については既に落石防止網の設置や擁壁工事を施しており、早急に対処しなければならない箇所はございませんでした。  次に、東新田場の海岸浸食の御質問でございます。  令和2年度は、北条海岸の海岸浸食が進んだことから、国にも協力をいただいて、県の補正予算で急遽サンドリサイクル事業を実施していただきました。内容は、天神川河口に堆積した砂を国が掘削し、東新田場、西新田場の海岸へ県が運搬し、養浜するといったものであります。現在は砂浜の範囲が広がり、一定の効果が見られております。  今後につきましては、県は、鳥取沿岸海岸保全基本計画により海岸保全を行っており、北条海岸における防潮堤延伸計画はないようでございますが、引き続き国と連携した令和3年度のサンドリサイクル工事の予算化も聞いているところであります。  次に、町道の危険箇所の質問でございます。  近年の浸水による対策として、町では、町道米里12号線、町道島畷道線、町道育英東線などの道路かさ上げ工事を計画しており、冠水による被害軽減を図ることとしております。また、斜面崩壊につきましても、先ほどのとおり緊急点検を実施したところでございます。  次に、町内のため池についての御質問でございます。  現在、町内に11か所の防災重点ため池があり、昨年、県が主体となり点検を実施いたしました。この点検では、ため池の堤に亀裂はないか、漏水箇所はないかなどを確認しましたが、早急に改修を必要とするため池はありませんでしたので、引き続き点検をしてまいります。  最後に、来年度からの「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化計画」の推進についての御質問でございます。  町といたしましては、本年度末に国の防災・減災3か年緊急対策が終了することから、由良川河川改修期成同盟会や全国町村会などの陳情のたびに、この緊急対策を追加実施していただくよう国へ要請してまいりました。その結果、来年度から5か年加速化計画が追加される運びとなりました。  いずれにいたしましても、近年の気候変動の影響により気象災害が増えており、減災・防災について、集中的に重点箇所の対策を講じる必要がありますので、引き続き県、国と共に歩調を合わせ対応していきたいと考えておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) まず、しゅんせつ工事ですね、北条川、由良川、亀谷川、毎年ちょこちょこやってもらっておるですけども、やはり集中豪雨、雨がたくさん急激に降ったときには、どうしても流量断面が少ないと堤防を越えたり、あるいは決壊したりするというような被害が出ます。やっぱりその辺、県のほうの予定もあるんでしょうけども、由良川、北条川といいましても倉吉市のほうから流れてくるわけでして、倉吉市にも河川はいろいろあるでしょうけども、やっぱりそういった下流側を整備していかねば解決しないと思います。その辺のことを県のほうは、例えば令和3年度の予定にどう北条川、由良川、亀谷川を入れているのか、その辺の確認は取れているんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 県のほうも、やっぱり県管理ということで、この由良川、北条川については重要河川ということで、常に予算化しながらそういう掘削であったりとか、伐開をしておるわけでありますが、いかんせん、今まで予算がなかなか取れなかったということがありますが、この防災・減災の緊急3か年対策ということで、ちょうど平成30年に大変な水害があったわけでありますので、そこを、現場を見ておりますし、重点的に開削、伐開、掘削というようなことをしていただいたということでありますので、またこれが5年間続いてまいりますので、ここをまた重点的にしてまいりたいと思います。かなり土砂もたまっておりますし、それから、川幅がやはり狭くなってきておるということでございますので、そういう開削も併せてして川幅を広げる。そして掘削をしていくということでお願いをしておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 今、町長、川幅のことを言われましたですけども、例えば由良川、河口のほうからずっと広がってきておるですけども、そのまま上流側もずっと川幅を広げるという予定があるということを聞いておりますけども、その辺に対してはどんなんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 完成断面では瀬戸のほうも、瀬戸から細くなっておるわけですが、も開削していくんだというような計画にはなっておりますが、やはり予算的なものもありますので、今のところは掘削して、川底を深くしてやっていくというようなところでございます。上流のほうにつきましては、今ある河川幅を狭くならないようにということで開削をしていくというふうなことだろうと、こう思いますが、そこまでちょっとまだ決まってないところであります。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。
    ○議員(14番 野田 秀樹君) 予定はまだはっきりしとらんということですけども、一応計画はされていると思います。望むところはやはりしゅんせつ工事ですね、何とかお願いをして、例えば今まででしたら年に1工区とか、多くても2工区というような感じだったでしょうけども、5年、15兆円つくわけですから、鳥取県だけじゃないんですけども、さらに5年延長になるということで、やはり優先的にでも強いお願いをしていただきたいと思います。  それから、次に、放水路の砂ですけども、現在、たまってあれすれば、バックホーで取り除いたり、あるいは人力でということを私も見ておりますし、町長も先ほどそう言われました。ただ、一昨年ですかね、昨年ですかね、要は砂を吸い上げて排除するという実験をされておるんでしょうけども、その結果はどうなんですか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) いろいろな河口で一時実験されましたが、その後のことについては担当課長に説明をさせます。 ○議長(前田 栄治君) 倉光地域整備課長。 ○地域整備課長(倉光 顕君) 町長に代わりまして答弁させていただきます。  北条川河口における吸い上げの試験の結果なんですけども、試験の結果も順調であるという具合に判断をしております。ただし、ほかにも有効な方法はないかといったようなことも県のほうでは検討をされておりまして、実施に向かうかどうかというのは、様々な方法を検討した上で向かうように聞いておるところでございます。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) その順調とはどのように順調なんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(前田 栄治君) 倉光課長。 ○地域整備課長(倉光 顕君) 吸い上げて開削をするということはできるというふうには聞いておりますが、そのほかにも人力でやったほうが経済的に有効であるかとか、あるいはそのほかにも堰を開いて水を流すといったようなことも有効ではないかといったようなことも検討をされておりますし、さらには海のほうに消波ブロックを設置したりといったようなことも有効ではないかということで検討もなされておるようです。その辺りを総合的に検討された上で結論を出すというふうなことは聞いておるところでございます。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 安価だから、安いから人力でということもあるということですけども、水位がないときは問題ないでしょうけども、例えば台風が来て水位が上がって、放水路、通常は放水路は開放してないんですけども、由良川、流れるのを制限して放水路で放水するわけですから、水位が上がって危険な状態ですね。そういったときに人力で、バックホーでやったりとか、いつまでもそんなことをしとってもいけんと思うんです。確かに対策がこれをしたら間違いないというのが今のところないかもしれません。ただ、だけどだからといっていつまでも水位が上がって放水するのに、河口付近、川尻が砂がたまって出ん。なら豪雨のさなか、人間が機械に乗って砂を撤去するとか、そんなばかげた話はないと思うんですが、その辺のことをやはりもうちょっと県に頼み込んで、大変なことなんだよということでお願いはしていただけるんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) この河口の閉塞については、これは河口に位置しております弓原浜集落等とも、これも協定の中で県のほうも進んでおられまして、閉塞しないようにということで、今、バックホーとか、あるいは人力でやっておられます。しそうになると、これは県のほうが行って、バックホーで除去する、あるいは少なかったら人力でやるというようなことをしておりますので、これも大雨が降ってたまっておるということ、これはないと、こう思っております。少しでもたまるとまた地元のほうから要請が来ますので、県のほうも終始観察しながら閉塞を防ぐようにしておるところでありますので、今のところは問題ないと思いますけど、いつまでもということになれば、これはどういう工法によってそこを開いていくかというふうになれば、かなり経費等もかかると、こう思っておりますので、そういうところはまた県と協議しながら、どういう形がいいのかということを検討する必要があると思います。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) よろしくお願いします。県のほうに対してね。  というのが、昨年ですかね、河口付近、水位が上がって、堤防を越えてブドウ畑に入って、地元から大変だったということを私は聞いておりますけども、その辺の報告はなかったんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 私の耳には入ってませんが。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 多分それはなら県のほうに直接行かれたんだと思います。私は本人から聞いておりますので。それはいいとして、今後も県のほうにこの件に関しては要望をしていただきたいと思います。  それから、次へ行きます。町内の急傾斜地ですけども、当時、私、2年ぐらい前ですかね、質問したときに、点検をしていくと。町職員だけではやっぱり専門的なことは分からないので、県にもお願いしてということだったですけども、何か町職員だけでこれは、点検はされたんですか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今回は町職員だけで点検をさせたところであります。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 人間の目で、目視でいけば、物すごい詳しい専門家じゃなくてもある程度のことは把握できるということですので、今後も例えば台風シーズンの前とか梅雨前とかはやっぱり点検をしていただきたいと思いますが、その辺に関してはどうでしょう。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういう時期になりますと、やっぱり点検をして確認するというのが安全を確保するための一番の方法だろうと思いますので、そういうことでやらせていただければと思います。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) よろしくお願いします。  それから、次へ行きますね。海岸の砂のことです。今、本当に砂浜が戻って、きれいになっております。このままずっといけばいいんですけども、やはり潮の流れ、波浪、そういったことでいつ本当に、もう砂が逃げるといったらあっという間に逃げるんですわ、これ。だけ、その辺のことをあれして、できれば、県のほうは防潮堤の延伸工事はしないと、予定はないということですけども、やっぱり何か要望していただいて、防潮堤ができればもう砂浜が逃げることは、防潮堤越えて、防風林を越えて畑に波が入るということはなくなるわけですので、その辺のことはどうなんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 以前、東新田場にも防潮堤、波返しですか、あれをしたところでありますが、御存じのように浸食されて、壊れた部分もあるということでありまして、なかなか砂浜に構築物を造るというのが大変難しいというようなことになっておるところであります。また、削れたところもしばらくするとまた砂が戻ってくるというような状況でありまして、なかなか国のほうも、そういうことは承知されておるんですが、なかなかそこまで至っていないというのが実態であります。この海岸の管理も県のほうがしておるわけでありますが、県のほうもなかなかお金がないということで、昨年、ちょうど今頃だったと思いますが、国のほうにお願いに行って、県のほうにつけていただけないかということで話をさせていただいて、国が、本来だと国はそういうことはしませんが、協力していただいて、天神川の河口の砂を、堆積した砂を運んでいただいたというような状況がございます。先般も、この前もちょうど近くに行く予定がありましたので、海岸を見させていただきましたが、極端に削られておるところはなかったところでありまして、今のところはよかったかなと、こう思っておりますが、しかし、崖の辺まで既に来とる状況も見えますし、大変なことでありますので、引き続き県あるいは国のほうに海岸の保全の要望をしてまいりたいと、こう思っております。今のところは当分養浜でやるということでございまして、少しでも浜が残るようにしてまいりたいなと、こう思っておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) よろしくお願いします。  私も県のほうに何回かお話に上がったときも、やはり潮流ですか、予測はできんと。言えば、例えば天神川の河口、北条川放水路の河口、由良川の河口とか、そういってたまってほしくないところ、あるいは漁港で漁船が出入りするところ、そのたまってほしくないところにたまるそうなんです。その場所にもよるんですけど。で、砂が欲しい場所に砂がなくなっちゃうと。これ専門の科が、そういった潮流の専門的に考える科が某大学であるみたいですけども、なかなか専門的にやっても、潮流、読めんそうですわ。ほんに非常に難しいことだと思いますけども、ただ、難しいからということで投げとくわけにならんもんで、やっぱりできること、災害を防ぐ、防災ですわね、災害が来る、それを減らす減災、やっぱりその辺を考えて、構築物で防げるならということを念頭に入れて要望していただきたいと思います。  次に参りますね。町道に危険な箇所、北栄町、割合に、山間部の町でないもんで、本当に危険で、何かあればここは通りづらいというようなところはあまりないようには思うんですけども、やはり先ほど言われましたように、町長、今後もそういった点検を継続してやっていただきたいと思います。その辺、ちょっとお願いします。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 町道の点検は以前からやっているところでありますし、また、町民の方からもいろいろ、危険箇所等も地元からも教えていただいて、改修しておるところであります。御存じのようにグレーチングが一頃かなり傷んでおって、車に傷つけるというようなことがあったり、セメントのグレーチング代わりにしてあるのが壊れたりということがあって、これも全て点検いたしまして、これは全て今直ったところであります。また、先ほど答弁いたしましたように、冠水する道路がございますので、そこを今年度改修していこうということを考えておるところでありますので、ふだんの点検、見回りですね、パトロール、それからそういう地元からの要望等も併せて町道の危険箇所を直していきたいと思っております。  また、通学路のそういう危険箇所等も、PTAであったりとか、あるいは民生委員さん等も要望ありますので、できるところから実施しておるというようなことでございまして、町道のそういう危険箇所については、引き続きパトロールを実施して、危険箇所がないように努めてまいりたいと思っております。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) よろしくお願いいたします。  次に、ため池についてちょっとまた質問しますね。  先ほど町長、町内に11か所ということですけど、ちょっと改めて言いますと、全国に農業用ため池が約16万か所存在しているということです。そのうち約6万3,000か所が防災重点ため池ということに指定されているそうです。防災重点ため池というのは、豪雨や地震が発生した場合に、下流に家屋や公共施設等が存在し、人的被害を与えるおそれのあるため池のことをいいます。鳥取県内でも320か所のため池をこの防災重点ため池に指定しています。中部地区では倉吉市に26か所、湯梨浜町に9か所、琴浦町に11か所、我が北栄町にも先ほど町長言われましたように11か所指定されています。この町内の11か所というのが、原地区の大谷池、大谷地区の桜池、大谷地区の西ノ井津池、西高尾地区の岩坪池、それから上種地区の野田池、上種地区の種ケ池、原地区の門戸池、妻波地区の下堤、穂波地区の穂波池、曲地区の樽見ため池、それから北条島地区の金操ため池、以上のように11か所が防災重点ため池に指定されていますが、現状は、これは先ほど点検してということだったですね。要は点検して、例えば水位が上がって決壊のおそれがあるようなところはやっぱり早めに修繕していかなければいけませんし、利用がもうされていないというところはため池廃止ということをやっていかねばなりません。必要なため池を今後安心して利用するために、維持管理等もしなければいけませんが、その維持管理なんかの計画というのは、要は北栄町が管理するため池というのもこの11か所の中に何か所かあるわけですけども、その辺はどうなっているんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(前田 栄治君) 手嶋産業振興課長。 ○産業振興課長(手嶋 寿征君) 町長に代わってお答えいたします。  議員仰せのとおり、防災重点ため池につきましては、決壊した場合の浸水区域に家屋ですとか公共施設が存在し、人的被害を与えるおそれのあるため池のことでございます。平成30年7月に発生いたしました西日本豪雨を踏まえまして、農林水産省からは同年11月に防災重点ため池の新たな選定基準が示され、議員仰せのとおり、本町でも11か所が鳥取知事より指定されたところでございます。これを受けて、緊急時の迅速な状況把握や避難行動につなげる基礎的な情報といたしまして、ため池ハザードマップ及び浸水想定区域図を町のホームページでも公開しているところでございます。  維持管理の点でございますけれども、農業用ため池の情報を適切に把握いたしまして、決壊による災害を防止するため、令和元年7月に農業用ため池の管理及び保全に関する法律が制定されたところでございます。農業用ため池の所有者や管理の方につきましては、施設に関する情報を鳥取県へ届け出ることが必要となったところでございます。また、農業用ため池の所有者や管理者につきましては、その農業用ため池の機能が十分に発揮されるよう、農業用ため池の適切な管理に努めることも義務づけられたところでございます。そのため、所有者や管理の方に向けては、県より、草刈りなどの日常の維持管理の際に異常がないかどうか確認いただくためのちょっとしたコツを載せておりますけれども、そうした点検シートというのをお渡しさせていただいているところでございます。  また、令和2年6月に成立いたしました防災重点農業用ため池に係る防災工事等の推進に関する特別措置法におきまして、国が防災工事等基本指針を策定し、県はその基本指針に基づき防災重点ため池に係る防災工事等の推進に関する計画を策定することになっております。現在は計画を策定中と伺っておりまして、本計画により、各地域における保全管理及び避難体制確立等ソフト対策、それから劣化状況や豪雨・地震耐性の評価、優先度に選定するハード対策の連携を図りながら、総合的な防災・減災対策を計画的に円滑に実施するというようなことになっておりまして、議員御心配の点検等につきましても、日常の点検から、それから県や町のほうが一緒になって連携をさせていただきながら、そうした専門的な知見も含めて検査をしながら、ため池を管理していくというような流れが法律全体とでつくられているという状況でございます。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 先ほど課長のほうから詳しい説明がありましたけども、その中で、ため池ハザードマップ、これ、作成のために設計委託料、当初予算で150万円、そして補正予算で30万円、合計180万円の予算が計上されましたね。これがどういう状況かというのをちょっと伺いたいんですわ。というのが、先ほども言いました、農業用ため池の管理及び保全に関する法律というのができまして、それによれば、ハザードマップを作成する場合は、地域住民を含めたワークショップを開催して地域の意見を反映させるなど、防災意識の向上を図ることが大切ということになっております。その辺に関して、委託で出とるんですけども、町としてはコンサルさんにはどういった説明、あるいは今がどういう状況なのかちょっと聞きたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(前田 栄治君) 手嶋課長。 ○産業振興課長(手嶋 寿征君) 町長に代わりましてお答えさせていただきます。  議員仰せのとおり、令和2年度の当初予算で150万円、それから9月補正で30万円の予算を議会でお認めいただきまして、桜池、これは大谷地区にあります。それから、下堤、これも妻波地区にございます。それから、上鳥池と下鳥池、所在は琴浦町なんですけれども、下流のいわゆる受益が北栄町に当たるものですから、そこの3か所、まあ4か所ですね、につきまして、防災意識の向上を図るということで、地域の意見を反映させていただきながら、浸水想定区域に位置する自治会を訪ねて、地元ワークショップを経て、先頃ため池ハザードマップが完成しております。現在はこの3か所のため池ハザードマップの公表に向けて準備を進めているところでございまして、これをもちまして町内の防災重点ため池の11か所全てのハザードマップが整備されるということになっております。  ハザードマップ等につきましては、昨年、亀谷で防災訓練に積極的に活用していただいたというような事例もございまして、ハザードマップを自治会で、ワークショップするだけではなくって、そのワークショップの後もしっかりとお使いいただくために、本町のホームページ、それから出来上がった完成品につきましても、自治会、それから自治会の方にはお配りをさせていただいて、避難行動の一助にしていただけるように準備をさせていただいておるという中身のものでございます。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 先ほどちょっと言われましたため池、もう一度ちょっと、どことどこでしたか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(前田 栄治君) 手嶋課長。 ○産業振興課長(手嶋 寿征君) 先ほど令和2年度でさせていただきましたのは、桜池、これは大谷地区にございます。それから、下堤、これは妻波地区にございます。それと、上鳥池と下鳥池でございます。これは妻波地区に最後、下流はなるものでございます。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 課長、今、完成したため池ハザードマップ、各自治会にということでしたけども、そのため池がある地区には全戸やっぱり配ってもらうというようなことはできんわけですか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(前田 栄治君) 手嶋課長。 ○産業振興課長(手嶋 寿征君) お答えいたします。  ため池ハザードマップにつきましては、ため池を管理される方はもちろんなんですけれども、浸水想定区域、いわゆる何分後に例えばため池が氾濫したときに到達する地域というのが想定されております。その想定されている自治会というところにはそのハザードマップ、何せ局地的なものですから、お渡しをさせていただいておりますが、それ以外の地区のところへのお配りというのはちょっと考えてないところです。  ただ、今後ですけれども、これも町の全体のハザードマップがございます。こちらとの連携等を最終的には図って、そうすれば、一つのハザードマップの冊子の中にそのため池ごとのものもハザードマップが載るような格好になると思いますので、今後はちょっとそういった連携というのを、所管は総務課になるわけですけれども、ハザードマップ等の整備の中で考えてまいりたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 課長、私が言ったのは、その地区、そのため池を有する、下流側にある地区には全戸配布をということでしたので、配布してあるということでしたらそれで結構です。  次に、このため池なんですけども、近年こういった災害が多発しておりまして、県のほうとしてもため池に対して非常に敏感になっておりまして、例えば東部の農林事務所、これ近年、農業用ため池の耐震調査をかなりずっと重点的にやっておられます。西部農林局においても、今回、総事業費2億円を投じて西部管内43か所のため池耐震調査業務を予定しておられます。既に全10工区のうち7工区を3月に、この間、公告されております。こういったため池の調査、県の農地防災事業として、国の補正予算が認められておりますが、近年、こういって地震や豪雨、これが多発しておりますので、決壊したら大変なことになるということだけでなく、決壊した後の、今度、ため池が何のためにあるかということは、要は欲しいときに水が要るわけなんでして、やはりため池が決壊すれば、その下流地区に例えば水が来なくなるというようなことも出てきますので、やっぱりそういった調査をして、安全に利用するということが求められます。  ただ、中部農林事務所、このため池調査をやっているのか、あんまりちょっと聞かないんですね、中部の場合。私が知っている限りでは、例えば大きなところでいったら横谷の堤、それから般若の堤、こういったところをされました。ただ、あまり中部地区、何か東部、西部に比べて活発に聞こえないもんで、その辺のことを防災重点ため池を保有している北栄町としてもやっぱり県に言ってほしいんですけども、その辺に対しては。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(前田 栄治君) 手嶋課長。 ○産業振興課長(手嶋 寿征君) 町長に代わりましてお答えさせていただきます。  議員仰せの耐震性の点検ですとか、そうした劣化状況や豪雨の耐性の評価、北栄町の進捗状況でございますけれども、防災重点ため池につきましては、改修させていただいたときに、2か所についてはもうその時点で点検や審査というのは終わっております。それから、中部農林局が6か所も終えておりまして、8か所までは終わっておるという状況でございました。令和2年度につきましては、野田池、これは上種でございます。それと、下堤、これは妻波でございます。それから、金操ため池、この3つに取りかかっていると伺っておるところでございます。  ちなみに、中部農林局管内の動きでございますけれども、令和元年度に既に27か所まで終えておられるということを伺っております。新たに令和2年度では、総事業費7,316万5,000円を予算化されまして、12か所、中部管内で取りかかっておられるということでございます。先ほど言いました、北栄町もその12か所の中に含まれております。さらに、補正もされておられまして、補正のほうで総事業費2,346万7,000円で、4か所、さらに追加で3月発注を行うということを伺っておりますけれども、耐震調査に係るということでございます。これをもちまして中部管内のため池の耐震調査については完了するというふうに伺っております。  今後、この調査結果を踏まえて、県内のため池の点数化、いわゆるいろんな評価がありますから、その点数化を図って、先ほど申し上げました、防災工事等推進計画というものを県は立てるわけですけれども、その中で、防災重点ため池のいわゆる農業ため池を廃止するために施工する工事を含んで、廃止することも含めて、農業用ため池の決壊を防止するために施工する工事について、国費の入ったいわゆる県営事業ですとか団体事業により順次整備をしていくという流れになっていくものでございまして、東部、西部同様に、中部のほうもそうした点検をして、総点数化を図って、県内の中で重点的にどこを整備していくのかといったものを今つくり上げているという状況でございます。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) それを聞いて安心しました。中部地区でもやはりちゃんとやっておられるということは。  続きまして、防災のあれですけども、昨日ですかね、新聞報道で共同通信による発表があったわけですが、町の防災専従者についてということで、全国の自治体に対する防災専従者の設置状況のアンケート結果が昨日、新聞で報道されました。その報道によりますと、回答した、全国でですよ、回答した1,469市区町村のうち、防災専従者不在が20.5%、2人から5人が41.5%、6から10人が15.4%、11人以上が8.2%となっておりました。鳥取県内でいえば、19市町村のうち、若桜町が専従職員が不在ということでした。9町村が専従職員1人ということでした。ほかの部署との掛け持ちで確保している自治体もあるようですが、防災はやはり経験が必要な部署であり、ましてや近年多発する災害に対応しなくてはなりません。北栄町の場合は専従者というのはどういう状態なんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 北栄町の場合でありますが、防災監というような形ではなくて、防災担当職員ということで、ほかのものと兼務しながら防災を担当しておる職員がございます。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) ほかのことと兼務、人員は豊富なわけでないので、それはやむを得んことだとは思います。ただ、ほかの町村の意見がちょっと出ておりまして、それによれば、やっぱり春先に部署が変更で、異動になったりして、新たに担当になった人が何も分からない状態で困惑しているというようなこともあると聞きましたので、交代される場合には十分に、なるべく交代せんのがいいんですけどもね、専門として、その辺のことをお願いしたいんですが、その辺に対してはどうでしょう。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 単独でしておるわけではありませんので、何人かで防災をやっておるということでありますので、もし1人が異動になっても人は残るということでありますので、そういうことをずっと勘案しながら、誰かが、経験した者が残っていくというような形で人事はするようにしております。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 北栄町の場合、複数で、ほかのことと兼務しながらということですが、複数おられるならその辺は安心していいかなと思いますので、今後もよろしくお願いします。  次に、防災で、防災士についてちょっと質問したいと思います。  1995年、平成7年1月17日の早朝に発生しました阪神・淡路大震災で、死者約6,400名、負傷者約4万4,000名、全半壊の倒壊の家屋が25万棟に及びました。行政機関も被災し、初動の救助、救出が、消火活動等が制限されてしまいまして遅れました。一方で、被害の拡大を防止したのは発災直後の住民の活動でありました。救助が必要だった約3万5,000名のうち約8割が近所の人たちによって助け出され、消防、警察、自衛隊等公的機関による救助は約8,000名であり、つまり住民同士の助け合いが減災に大きな力を発揮したことが実証されました。住民が防災・減災への備えを厚くし、防災対応能力を高めるように心がけ、自分の命は自分で守る、自分たちの地域は自分たちで守る、いわゆる自助、共助の理念です。このことが防災士制度発足のきっかけになったと言われております。
     北栄町でも平成27年から令和2年までで合計34名の防災士が誕生し、登録されています。令和3年度も防災士養成経費として12名分、19万2,000円が予算要求されております。しかしながら、現在、資格取得がゴールになっていませんか。目的に。取得後の活動が最大の目的であり、地域住民を先導する防災活動が重要な役割だと思います。資格取得後の新しい知識、情報等を提供する研修会等は行われておるんでしょうか。組織として活動しているんでしょうか。伺いたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 先ほどの阪神・淡路大震災、あるいは東日本大震災等、大きな地震があります。近年では熊本、ここでは中部地震ということがあったわけでありますが、そういう大きな震災あるいは災害があった中で、各自治会に今、自主防災組織というのを組織していただいて、自分たちで地域を守っていくんだということで組織をしていただいております。現在、63自治会のうちに、多分47か48ぐらいだと思いますが、まだできていないところがあるわけでありますが、そういうことで、自主防災組織をつくっていただいておるところであります。  その中で、やはり防災に秀でた方、あるいはリーダーとして活動される方ということが必要だということで、防災士の助成もして、その地域の中で防災士を育成していただきたいなということでしておるところであります。そういう方たちが先導になって、何かあったときには自主防災組織を動かしていく、あるいはそういう活動を通して人命を救う、あるいは災害を最小限にしていくというようなことでできればと、こう思っておるところであります。  現在、先ほど言われましたように34名の防災士の方がおられるわけでありますが、これが研修しているかということになれば、地域自主防災組織の中でやっぱり研修もされておると思いますが、町として、じゃあこれでということでは今してないところでありますが、昨年、防災士の会を開いてくれということがありまして、防災士の会を開かせていただきました。そんなに参加者は多くなかったわけでありますが、来られた方にはやっぱりそれなりのそういう成果といいますか、効果といいますか、そういうようなものもあったのだろうと、こう思っておりますので、そういう交流会であったりとか、あるいは研修会等も必要であろうと、こう思っておりますので、定期的にやっぱりそういうことをする必要があるだろうと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 私もやはり定期的にそういった集まって、たとえ自主防災組織があるからその中で主となってと言われましても、やはり防災士、町が公費を投じて、要は補助してせっかく資格を取ってもらったわけですから、何か、今、資格を取ることがもう目的みたいになっとって、実際に活動、はっきり言いまして、議会座談会というか、報告会のときに話があったわけですけども、町民の方から、防災士取られた方から、新しい知識だとか、よその、例えば県外、こういったところの活動とか、そういったものの、全然情報が入ってこないと、資格を取ったけど、何していいかも分からんと、自治会によっては、自主防災組織立ち上げたけども、そこまで自治会も動いてないと、防災士も取ったけど、そんなに活用もないというようなところもかなりあるみたいなんですわ。今言いましたように、災害が発生したときのために防災士、自主防災組織が中心となって自助、共助の理念に基づき自主防災力を高める必要があるわけです。例えば現在、鳥取県全体で1,124名の防災士が登録されております。県内の市町村が各自治体ごとに防災士会、いわゆる北栄町なら例えば防災士会の北栄支部みたいなものを設立して、その各支部を束ねる県のほうで県の防災士会をつくって、情報交換、そういったことをしていくことが必要ではないかと思うんです。このことに関して町長はどう思われますか。そこまで組織化して、いろんな情報を集めて、知ってもらって、防災士の方に、やっぱり住民のリーダーになってもらうということが大事ではないでしょうか。その辺について。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 町としては、やっぱりそういう研修会等を開いて、そういう交流の場、意見交換の場、そして研修の場をしていきたいと、こう思っております。その中で北栄町の防災士会というのができればいいかなと、こう思っておりますが、県のほうについては、そういう自治会といいますか、市町村の防災士の方のそういう声もあるということで、声かけもしていければいいかなと、こう思っておりますので、機会があればそういう形で声かけをして、県の防災士会をつくったらどうだというようなことを提案してみたいと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) ぜひともお願いしますね。やっぱり公費で補助して取っとるわけです。取ることが目的であったら駄目なんですよね。やはり町が主体となって組織化して、防災士会北栄支部をつくっていただきたいと思います。その辺のことをお願いしたいと思います。ちょっとこれはお願いして、どうしてもやっぱり組織化してほしいということをお願いします。  それと、次に、学校防災についてちょっと聞きたいと思います。  これも3月1日の報道であったものですけども、宮城県石巻市大川小学校の津波避難訴訟確定判決を機に強化されました学校防災の水準、これを達成していたのは全国の市町村の45%にとどまるということが報道されました。避難場所や危険区域を示したハザードマップの想定を超える災害への備えを求められることと、教員の人手不足や専門性不足が課題で、取組に時間がかかるというのが……。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員、教育関係の防災関係については通達にありませんので、公共土木施設被害等はありますけども、質問の相手は町長ということになっておりますので、そこら辺をちょっと加味していただいて、質問していただきたいんですが。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 防災ですのでね、学校防災のことで、北栄町がどうなっているのか……。 ○議長(前田 栄治君) 続けていただいてもいいですけども、答えれないところもあるかも……。 ○議員(14番 野田 秀樹君) まあいいですけども、要は北栄町がどうなっているのか。学校防災についてね。よろしいですか、続けて。 ○議長(前田 栄治君) もう少し続けて。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 続けますね。  要は、学校防災の水準を達成しているのが鳥取県の中で全体の2割、それも中部地区の4市町ができてたということです。判決の確定前から水準を達成していた、判決というのは、要は避難訴訟の判決ですね、湯梨浜町、琴浦町の2町で、それから判決後に水準を達成したのは倉吉市、三朝町の2市町ということです。現在、見直しを実施中は、境港市、岩美町、智頭町、八頭町の4市町ということですが、北栄町の名前が出てこないわけですわ。北栄町はこの学校防災について、町長はどう考えておられるのかということをちょっと聞きたかったもんで。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 実は私も新聞を見まして、あれ、中部の中で北栄町だけないぞということで、ちょっと教育委員会のほうに尋ねたところでありますが、はっきりそういうものは、したものはないんですが、そういうマニュアルといいますか、そういうものはあるというようなことでございますので、それがそのまま通じるかどうかということもあると思いますが、きちんとして、体制を整えるようにしていくように、教育委員会のほうに言ってまいりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) よろしくお願いいたします。  以上で終わります。 ○議長(前田 栄治君) 以上で野田議員の一般質問を終わります。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 9番、藤田和徳議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 9番、藤田和徳であります。私は、今定例会において、4点、簡単な質問をしたいと思います。  まず1点目、10年後、20年後を見据えた新エネルギー産業、これの構築についてですが、2030年代半ばには車産業界もガソリン車の製造を停止する、そんな時代が目の前に来ています。どうしても新エネルギーの構築が急務であります。安定した電力の供給を目指すためにも現存する資源を生かした方法が必要です。水から電気分解による水素エネルギーというものを本気で考えてみる時期だと思います。いきなり巨大な規模でと考えなくても、試験的にやってみる価値はあると思います。この水素エネルギーは、電気分解で水素と酸素を作り出し、電気を作るにはこの反対の原理、いわゆる化学反応で電気と水を作り出します。燃料としてそのまま使うこともできますし、燃料電池として小型のものなら自動車や船舶の駆動に使えます。世界の流れが脱炭素社会へと向かう今、本気で考えてみる時期に来ていると思いますが、町長の考えを伺いたいと思います。  2点目、これ融雪装置の助成についてであります。  昨年末に大雪が降り、幹線道路はもちろん、各道路では除雪作業に追われました。広い道路は町に除雪していただいたが、細い道路、村なかでは、雪の持っていき場がないのが現状です。  そこで、ところどころ穴を空けた軟らかいホースを村なかの道路に敷き、一晩、上手から1か所、水を流し出します。少なくとも除雪の苦労と時間を考えれば効率的と思いますが、このホース、何十メートルになるか分かりません。これと一晩の水道代の助成があれば、狭い村なかでも何とか翌日の交通のストップ、人の孤立が防げるのではないでしょうか。町内一斉にとまでは言いません。奥のほうからでも試験的にやってみていただきたいと思います。町長の考えを伺いたいと思います。  次に、3点目、公共施設の今後の在り方であります。  公共施設の使用、利用の点から今後の在り方を考えるとき、耐用年数と維持管理費用を考えれば、解体やむなしの物件も出てくるでしょう。そうした中、今の在り方にとらわれない、多目的共同使用という一つにとらわれない考え方が必要ではないでしょうか。  先回、大谷こども園は今年も続けるということでしたが、何もこども園を子どもたちだけの利用でなくともいいのではないでしょうか。高齢者の集い、各教室等、小さな調理場があるならなおさら利用していただく。子どもたちと高齢者の方々の合同運動会、合同学芸会等があってもいいのではないでしょうか。保育士と介護士が一つの施設の中を右往左往、これも将来に向けての一つの在り方だと思います。町長、教育長のお考えを伺います。  最後に、GIGAによる授業についてであります。  パソコンを使っての授業において一番考えておかなければならないのは、内容を受け取る側の児童生徒がいかに理解したか、目に見えない部分が生じないかということです。先生方からの提供が皆、公平、公正になされたとしても、児童生徒側に理解の差は当然生じます。限られた授業時間の中で懸命な努力でやられた授業が決して詰め込みであってはなりません。この頃パソコンを使った授業は楽しいと、面白いと言ってくれる子どもが多くいます。それでは全ての児童生徒がそうなのか。1980年代のゆとり教育は、狙いはよかったが、やり方は強引過ぎました。何も国が指導でやることではなかったと今でも思います。公共団体の規模、条件に合ったように、おのおのでやればよかったとつくづく思います。  そこで、このGIGAによる授業は、土日休みになって、私、こう書きましたが、ゆとり教育から土日は休みで今日に至っております。そこを御理解ください。そうした中で、平日の授業にしわ寄せが来ることは許されません。パソコンを使った授業をどう生かすのでしょうか。遅れの出てくる子どもたちにはどう対応するのか、教育長に伺いたいと思います。  壇上で最初に町長にと言いましたが、町長、教育長に質問ということにさせてください。  それでは、簡単な質問4点、以上です。壇上での質問を終わります。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 藤田議員の御質問にお答えいたします。  まず初めに、10年後、20年後を見据えた新エネルギー産業構築をについての御質問でございます。  議員仰せのように、脱炭素社会の実現に向けて、再生可能エネルギーを一層推進していく上で、再生可能エネルギー由来の水素エネルギーの活用に取り組むことは急務と考えております。  鳥取県では、5年前の2016年2月に鳥取県水素エネルギー推進ビジョンを策定し、2030年までに水素ステーションの整備や燃料電池自動車の普及などの数値目標を定め、産官学連携の水素エネルギーを活用した超スマート社会の実現を目指しているところであります。また、2017年9月には、太陽光を活用した水素エネルギーステーション、スマートハウス、学習パビリオンを一体的に整備した「鳥取すいそ学びうむ」をオープンし、水素エネルギーに関する普及啓発を行っております。その一方で、水素に関する技術革新やコスト削減が進んでおらず、ビジョンに掲げた水素ステーションの整備や燃料電池自動車の導入の目標の達成が困難な状況であるとのことです。このようなことから、鳥取県では、国の動向を捉えつつ、まずは水素エネルギーについての県民理解を進めていくこととしているようです。  本町におきましては、町単独で水素エネルギーの活用に取り組むことはかなりハードルが高く、困難であると考えております。  次に、融雪装置の助成についての質問でございます。  議員提案の水道代、ホースの助成について検討を行いましたが、本町の水道水は飲料用水、生活用水としての使用目的のため、融雪目的での使用は適さないと考えております。その理由といたしましては、道路上の雪を融雪するためにはある程度の散水水量が必要であり、町内全域でこの融雪装置の普及を図るとすると、雪が降るたびに水道施設の配水能力をオーバーし、生活用水の水量不足や水圧低下が発生する懸念も予想されることでございます。  したがいまして、とても参考になる御意見をいただきましたが、先ほど申した理由により、融雪装置の助成については適当でないと考えております。  次に、公共施設の今後の在り方についての御質問でございます。  平成28年度に策定しております公共施設等総合管理計画の中で、公共施設を取り巻く課題として、人口減少、財政の縮小、重複施設、施設の老朽化などを上げております。そして、基本目標の中では、施設の総量の縮減として、延べ床面積40%を削減するとともに、既存施設の統合や複合化、転用を検討することとしております。また、現在、施設ごとで今後の在り方を示す個別施設計画の策定作業を進めているところでもございます。  このような状況の下、総合管理計画における基本目標を踏まえつつ、個別施設の状況を勘案しながら、既存施設をどのような形で住民サービスの利用に供していくかを丁寧に考えていく必要がございます。議員仰せのとおり、従来の使用目的に新たな使用目的を追加していく多目的や複合的な利用を想定するのであれば、これまで以上に多くの知恵を出していくことが求められるのだろうと、このように認識しております。多くの選択肢を持ち、可能性を狭めない考えの下、施設の管理方針を決定してまいります。  なお、具体例で挙げていただきましたこども園施設の在り方については、教育長に答弁させます。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 藤田議員の御質問にお答えをいたします。  公共施設の今後の在り方についての御質問でございます。大谷こども園で、子どもたちの利用だけでなく、高齢者の方々にも利用していただけるような施設の多目的共同利用化の御提案でございます。  児童施設と高齢者向けの福祉施設が一体的に運営されているものは、一般的に「幼老複合施設」や「宅幼老所」と呼ばれております。子どもと高齢者との交流が増えることでのメリットとして、高齢者をいたわる気持ちが育まれたり、高齢者が持つ知恵などに触れられる機会が増えたりするといったことが上げられます。高齢者側のメリットでも、子どもと一緒に遊ぶことで活動量が増えたり、自然と笑顔が増えることにつながると言われております。また、先ほどの町長答弁の中でも触れられた公共施設等総合管理計画の基本目標にある既存施設の統合や複合化といった点を踏まえれば、議員御提案の大谷こども園において幼老複合施設などを考えることは、少人数化を危惧している園の今後を考える上で選択肢の一つになるのではというふうに思っております。  ただし、何点か考えなければならない点もございます。仮に幼老複合施設や宅幼老所とする場合、児童福祉施設と高齢者福祉施設を運営できる事業者がいるかどうかという点がございます。町立こども園での運営の中で、新たに高齢者福祉施設としての機能を加えることは難しいと考えておりますが、もし民間事業者の中で、大谷こども園の現状を踏まえつつ、幼老複合施設などの運営を希望される事業者があるのであれば、運営を任せることを検討できるのではというふうに思っております。また、施設形態をあくまでこども園のままにした上で高齢者を受け入れる場合であれば、安全管理にさらに注意することが必要になります。自由な来園や開かれた施設にすればするほど、児童を預かる施設として外部からの危険を侵入させない危機管理上の対策が必要となります。  このような課題となる点は少なくないと考えておりますので、現在進めています大谷こども園の在り方検討会の中で、御意見を参考にしつつも、慎重に検討を進めてまいります。  次に、GIGAスクールによる授業についての御質問です。  児童生徒の学習理解に差が生じないよう、ICTを活用した授業をどのように生かすかの点についてでございますが、初めに、GIGAスクール構想事業におけるICT活用による学習効果の利点として上げられている点を改めて紹介をさせていただきます。  1点目として、1人1台端末の利用により、教員は授業中においても個々の端末の内容を把握することができることで、児童生徒一人一人の状況や反応を確認しながら細やかな目配りを行いつつ授業を進めることが可能となります。2点目として、個別学習を行うときの個々が端末を使うことで、一人一人の理解度に応じた個別学習が行いやすくなります。そして、3点目として、グループ学習を行うときにも各自でまとめた考えを即時に共有しながら、共同作業、共同編集が容易になるとともに、自分以外の多様な考えに触れやすくなるといったことが上げられます。  1点目の教員による個々の状況把握と2点目の個々に応じた個別学習は、学習理解の個々の差をつくりにくくする手段になるものと期待しております。また、これらの活用の利点を意識して授業を行うことがICT授業の効果を最大限発揮することにつながり、ひいては新学習指導要領の中でも示されている「主体的・対話的な深い学び」の実践につながっていくものと捉えております。  このような中で、議員御質問の遅れが出る子どもたちにどう対応するのかの点でございます。仮にICT授業の効果を十分に意識して授業を実施したとしても、学習理解に遅れが生じる児童生徒が生まれるかもしれません。教員の対応は、ICT授業が進展したとしても、児童生徒の学習理解度を一人一人丁寧に確認していくことが必要であることには変わりはありません。これまでも単元テストであったり小テストなどにより、小まめに理解度を測る方法は取られていますので、今後もこの方法で確認していくこととなります。そして、理解が進んでいない場合は、先ほど活用利点で触れました個別学習を効果的に利用することであるとか、ICT授業だけでなく従来のアナログ手法も含めた中で児童生徒が一番分かりやすい方法を用いながら、一人一人の理解が進む指導を行うことが必要です。  いずれにいたしましても、全ての授業をICT化させるのではなく、紙を使ったり手書き作業といった従来のアナログ手法とICT手法との両方を併用して、クラス全体、かつ個々に対しても学習理解が進む授業の組立てを確立していくことが重要であるというふうに考えております。 ○議長(前田 栄治君) しばらく休憩します。(午前11時59分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 休憩前に引き続き再開します。(午後0時57分再開)  藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 今回4点質問させていただくんですが、私の質問の要点というのは各1個ずつです。簡単な質問ですので、簡単な答弁でお願いしたいと思います。  東日本大震災からちょうど10年になります。町長の気候非常事態宣言、これから始まり、政府も昨年の10月に政府の発表ということで、このカーボンニュートラル、これがほんにいよいよ現実味を帯びて、真剣に考えなきゃならないなと、そういった中でです。私、以前、海水から水素を取りましょうと言いました。そしたら町長の答弁は、いずれそういうことになるではあろうというような答弁だったんです。今回もハードルが高いと。何とも私にとっては、考えてくださいという言い方自体が弱いのかなという反省も込めてです。  そこで、まずお伺いしたいのは、私、通告文で10年後、20年後なんて書いておりますけど、これもっと身近でいいです。5年後、7年、10年でもいいです。これ町としてはっきりとしたエネルギー対策というものは考えておられるのか。具体的な計画案が本当にあるのかどうなのか。それをちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 水素を使って発電をということで御質問をいただきましたが、かなりハードルこれ高くて、電気分解ということがあったわけでありますが、この電気を使うにもかなりの電力が要るということであります。今の電力の中で、じゃあ何を使っていくということになると思いますが、今の化石燃料を使った電力を使うとかなりのCO2を発生させるということになります。再生エネルギーを使っていけば、これはかなり高額になってくるということで、これもなかなか難しいということであります。現在、世界的に水素の発電を考えておられるのは、天然ガスを使ってやっていこうということですが、これも二酸化炭素が発生するということで、じゃあこの炭素をどうやって始末するかというようなことで、かなり問題になっておるということで、町が試験的にそういうことをすることはできないだろうと、こう思っております。試験的にということは、それだけお金を出して、見返りがないといけませんので、これは町がするべきものではないだろうと、こう思っております。  町がじゃあエネルギー政策をどう考えているかということでございますが、一番よかったのは、これは風力でありまして、今あるものをあと5年使うわけでありますが、これを更新していけば、町としてのエネルギーはできるだろうと、こう思っておるところでありましたが、残念ながら更新の案が否決されたということで、大変残念に思っておるところであります。  あとは、太陽光であったり、あるいはバイオガス、そういうもので発電していくと、あるいは小水力というようなことになろうかと思っておるところであります。そういうところで、自治体ができるということはその程度だろうと、こう思っておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 今、風力、風力は風力でいいんです。町として、これ、太陽光、これから蓄電池等も助成されてますよね。これをセットで、いわゆる地産地消、これから一つ打って変わってもう自産自消という、コンパクト、行財政でもこれもありかなとは私も思うんです。ただ、片や、先ほど言われたように太陽光、これ、ならメガソーラーでいこうかという手もあるかと思います。  そこで、ひとつ町長に質問なんですが、これ、私、通告文で地域新電力というのを書き漏らしたので、2点ほどお伺いしたいと思います。この地域新電力を先日、勉強会というのをやりました。リモートでね。中部3町で。そのときに、私、質問したんです。この中部で47.8メガワット、これ本当に確保できるのかと言ったら、専門家の人は確保できますとはっきりと答弁された。その中で、本町の風力発電、これが13.5メガワット、これ含まれての数値だったんです。これ本当に、確かに専門家が言われるんならそうなのかとは思うんですが、町として、地域新電力に対するスタンスというか、どういう取り組み方をこれからされていくのか、1点だけちょっとお願いしたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 地域新電力のもととなる電源は再生可能エネルギーでないとこれはいけないだろうと、こう思っておるところでありまして、そういう意味で、風力発電の13.5が加算、今はされておりますが、もしこれからできないということになれば、縮小したような形の新電力になるだろうと、こう思っております。やはりある程度供給量がないと、利用者があるにしても、供給できないことになれば、これは大変なことになりますので、ある程度そういう意味では供給力がないとこれはなかなか難しいだろうと、こう思っておりますので、その中で、範囲でやっていくというような形になろうかと思います。あとは若干電力を買ってやるということになろうかと思いますが、やっぱりそういうことによって、地域で今まで出ておったお金を地域内で回していくということができますし、そうすることによって雇用もできる。そして地域がそのお金があるということで活性化していくということにつながるものだと、こう思っておりまして、ぜひそういう地域新電力を起こしてそういう活性化をしていきたいなと、こう思っておるところであります。  ただ、そういう経営を誰がするかということになれば、やはり民間の力がこれは必要でありますので、行政だけがやるということでは、これはとてもじゃないですが、経営のノウハウもなかなか難しい面もあるし、それから電力という専門的なそういう知識も必要ですし、そういうものを入れながら地域を活性化していくということになろうかと思います。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) そこでです。シュタットベルケ、その勉強会でです。本年度中に会社を設立し、来年度中には運用を開始したいと、これは何なのかと。こういうことがとんとんと先に進んで、今、町長言われたように、北栄町はとにかく電力を何とか民間と協力してやっていくという段階にありながら、こういう計画で本当にいくのかいかないのか。本当に参入するのか。民間と協力してやっていくのか。そこら辺をもう少しはっきりと、これ町民、多分、誰も分かってないと思うんです。  私が言いたいのは、これを町民抜きにして同じことをやられたら、先回みたいな風力みたいに、これ同じ轍踏むんじゃないのか。やはりある程度計算できた上でないとこれ乗っかれないんじゃないのかと私は思うんです。これ、ちょっと1つお願いしたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 電力量は、民間でやっておられるのもあります。太陽光であったりとか、あるいは水力であったりとか。そういうものに入っていただく。それで電力供給量を確保していくと。もちろん町のものも出していくということになります。そういう中で、事業量どのぐらいあるのかという、そういう計算をしながらやっぱりやっていくということになりますので、町がしなくても、民間でやれるということも可能でありますので、その中に町も一緒に入って地域の活性化と併せて地域内循環を図っていこうということですので、決して難しくはないと、こう思っておるところでありますので、今年1年かけて、どういう形でできるのかということをしっかりとまた協議してまいりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 先ほど、風力の件なんですけど、私、日本という国、これ火山国で、地震国です。こういうときというか、これからの時代は、もはや風力発電は陸上においてはもう考えないほうがいいんじゃないのか。これ被害が出たときにとんでもないことになるんじゃないのか。東日本大震災のように大きなものをしたら大きな被害が出るということをある程度想定しておかなきゃならない。先ほど水力だ、あれこれ言われました。そういうことでかき集めてでもやれるんだという見通しだけは何とかあるんでしょうか、今の段階。その1点だけちょっと。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 風力の話をされましたが、東日本大震災、もう10年になりますが、東日本にもこれ風車は立ってました。被害はありません。あったのは原子力です。そのぐらいきちんとしておるということでありますし、この中部地震でも我が町の風車はしっかりと立っておりまして、そんなに影響を受けてないということをまず認識していただきたいと思います。  それから、どのぐらいあるかということでありますが、参加していただくということだと思います。それはこれからそういう具体的に個々に当たって、参画していただくかどうかということになろうかと、こう思っておりますが、私は、やはり地域で電力を回していくということは大変大事なことだと思っておりますので、賛同される企業、今でもあるわけでありますが、たくさんあるんだろうと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 海水から水素って以前言ったとき、消費電力はどうするんだと、作り出した水素よりもその水素を取り出す電力のほうがはるかに高いんだと言われればそうなんです。実際はそうなんだけど、2017年に政府が水素を基本戦略、それから水素燃料電池戦略ということで、コストを5分の1まで下げましょうとか、余剰電力を使って水素を作るとか、それから、火力発電に水素をぶち込んで燃焼率を上げて二酸化炭素を減らしましょうとか、いろいろ考えておられるみたいです。1つだけ言ってこの質問を終わりたいと思いますけど、世界ではもう新しい技術というのが先へ行っております。海水から直接電気分解を起こすんだと。化学反応をさせるんだと。細かいことは言いませんけど、新規ナノ材料といって、新しい蜂の巣みたいに紫外線から赤外線まで幅広く反応させる、こういう技術がもう世界が先を行っているような感じ。それに乗っかれとは言ってません。まだ何もできない。町長言われるとおりコストが高い。だけどこれは今の段階で研究してみる余地というか、研究していかなければならない一つの材料じゃないのか、私はそう思うんです。最後にもう一言、この質問に対して、研究だけはしてくださいよ。お願いします。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういう研究費用もかなりコストがかかってくる。それを町でやるのかどうかということだろうと、こう思います。やはり研究するとこは研究機関がありますので、そちらのほうにしていただくと。もし町がするんだったら、やっぱりそれがそういう企業でも、町でもできるということであればやっていってもいいかも分かりませんが、研究はあくまでも研究機関がやっていくということでないと、出しっ放しで、じゃあそれが実際に使えるようになるには何年たつんだと、もし使えなかったらどうするんだと、こういうことになりますので、これはあまりにも危険な賭けだろうと、こう思っておりますので、そういうことは、研究段階での参加ということは町としてはなかなかできないということであります。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 次へ行きます。融雪装置の助成です。
     これ、私、実際に緑の軟らかいホース、10メートル買って、彫刻刀でところどころ穴を空けて水道で流してみました。まあとんでもないことです。ホースのところだけ溶けて、その後の除雪の始末のこのえらさ。15分で休憩しました。  そこでです。簡単な質問をしたいと思います。融雪ホースってありますよね。ちゃんとしたやつ。通販でも市販されている。あれは自治会要望として出したらこれ申請できるんですか、できないんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 現在、町としては除雪の経費の支援事業ということをしておりまして、そのうちの半分、経費の半分は助成ということでありますので、具体的に品名としては出てないわけでありますが、もしそういうことであれば、ちょっと考える余地はあるかと思います。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 1つハードルが下がったと思います。問題は、水をどうするのかという。私、水道、ちょろちょろ流しましたが、どこの家庭でもそうです。凍結防止にタオル巻いたり水をちょろちょろ出す。それは仕方ないんです。それは我が家の水を使うんですから当然自分持ち。ただ、これ、水ということを考えて、何とか融雪したいと思ったらこれは、分かるんですよ、町長の言われること。飲めるように浄化した水を大体そもそも道路にまいていいのかどうなのかという。そこなんです。これ井戸を掘ったらどうなんでしょう。通告文にないですけどね。これもし井戸を掘るということ、60自治会全部でなくていいんです。密集したとこ、狭いとこ、雪の持っていき場のないとこ、そこに、井戸水だったら高いです、水温が。これ井戸を掘るということに何か助成とか、町の力で何とかということ、あり得るんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 除雪のために井戸というのは考えていないところであります。井戸を掘るにも、これもかなり高額な費用がかかると思いますし、そのポンプを設置ということになれば、これも維持管理が大変だと思います。そして、年中そういうのが使えればということになれば、年に1回か2回使うために経費を使ってそういう施設整備をするということは、町としてはなかなか難しいと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) それではです。川からポンプで引きましょうと。多分これ、消火栓使っちゃあ駄目ですよね。それから、防火用水も多分そうだと思います。じゃあ川から引きましょう、我が家のポンプでといって。ただし、川から何メートル揚水できるのか、引き上げられるのか、これの問題もあります。ただ、そのときに、いや、やってみようってやったときにこれ、燃料代とか、そういう類いのもんは、これ助成利きますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 現在、そういう自治会内の除雪作業の燃料代等、助成しておりますので、そういうことができるかも分かりませんが、検討してまいりたいと思います。半額程度ですが助成しておりますので、燃料代ぐらいはできるのではないかなと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) ここでまた、そもそも論といいますか、町のそもそもの考え方というのをちょっと1つお伺いしたいと思います。  少子高齢化って簡単に言ってしまいます。でもその中で、夜、雪が降りました。若い人たちは無理にでも、朝、出勤します、車に乗って。残された高齢者が昼間、雪かきする。できないですよ。町長は、助成という形でやっていただくのはいいんだけど、そもそもそれ、雪かき自体ができない。今の今を言ってないです。これから先はまんだひどくなる。これから高齢者を家に残して若者は外に勤め、残った高齢者でどうやって雪かきするのか。それで助成しますよと言って、そういうのが町として本当にいいのかどうなのか。町としてこれ、今というか、これからの各自治会の在り方というか、状況を見て、どう思われますか、これ。多分これ、難しいと思いますよ。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 難しい問題だろうと、こう思っておりますが、ただ、歩行型の除雪機等も助成しておりますので、そういうものを使ってやっていくということも一つの方法かと思います。全部が全部、道を空けえと、町に空けえと言っても、これは無理な難題でありまして、とてもできるわけありません。除雪しておる間に片一方は解けちゃうというようなこともあるかもしれませんし、大変なことですが、やっぱりそういうことをまず村のほうで、自治会のほうでどうしたらええかということを考えていただく。そして必要なものだったら機材を購入していただくということになろうかと思っております。それから、やはり若い人、勤めに行かないけんっちゅうことだったら、朝ちょっと早起きして、がんじょして大きな道に出るところまでするというようなこともお願いできればと思っております。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 町長がそこまで言われるんなら頑張ってみようかという人が果たして町内の自治会で何%おられるかっていうことで、そこで、2番目の融雪、最後の質問をします。町のまちづくりビジョン、この中で、インフラの整備、生活道路の整備ってありますよね。まあいいです。あるんです。これ、生活道路を何とか守っていきたいというんなら、これもはっきり言ってこれから5年、10年後を、また私、すぐ5年、10年後なんて簡単に言っちゃいますけど、見据えるんだったら融雪装置そのものを作っていくことを考えなきゃならないんじゃないのか。さっき除雪機で、小型除雪機もありますって言うけど、それは全部行き届くわけないですし、使い回すことも多分無理でしょう。生活道路というものが大事で、生活に困っているという人を救うという気持ちだったら、これ本当に考えてみなきゃならないと思います。最後に町長にこれ、2番目の質問、本当に考えてみてください、これこそ。融雪装置、どうでしょう。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 融雪装置を生活道路全路線にということは、とてもこれは無理な相談でございまして、できないと。必要なところには作らないけんこともあろうかと思いますが、今の状況では難しいということであります。ほかの市町のほうを見てみますと、除雪隊というのも組織して、そういう除雪に当たっておられるというところもありますので、そういうことも自治会の中で協議をしていただければありがたいかなと、こう思っておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 私、全路線とは、そんなことはとんでもない、そんなことは考えてもいませんし、ただ、本当にそういうことがもういずれ必要ではないのかということを申したいと。  次へ行きます。公共施設、今後の在り方ということで、1つお聞きしたいです。仮にです。仮に学校の教育施設を別の目的で使用することは可能なのか。これ、町長にお伺いしたいと思うんです。何かこれ国か県か町の条例に引っかかるということがあるんでしょうかね。可能なのかということ。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) お答えをいたします。  学校教育施設は、他の民間団体とか、そういうところが使うということを想定した施設ではございませんので使えません。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 行政施設というか、行政財産ですよね。これ公用財産というのは事務とか業務とかってこういう、役場、支所、そういう関係ですよね。公共用財産といったら、学校とか図書館とか公民館とか、そういうものをいいます。これは各担当課が管理する。憲法89条、公の財産の用途制限という、公の支配に属しない慈善、教育もしくは博愛の事業に対し、これを支出またはその利用に供してはならない。はっきり言って、会計はきっちりしておきなさいよと。学校教育法137条、学校教育に支障がない限り、社会教育に関する施設を附置、社会教育その他の公共のために利用することができるとか、社会教育法44条、学校教育に支障がない限り、その管理する学校の施設を社会教育のための利用に努めなさい。これ大阪で裁判になったんですよね。学校の屋上にソーラーパネルを立てたと。そんなの詳細は控えますけど、そのときの判決文といったら、学校教育上支障があれば使用は許可できない。ないからといっても必ず許可しなければならないこともない。何か分かったような分からないような。いわゆる当該の目的、学校施設なら教育という、その教育に弊害、支障があったら駄目です。なかったら、あとは、あとはという言い方はいけない。管理者の裁量に委ねられている。私、この条文、あれこれ引っ張り出してみたんですけど、できなくはないとは思うんですよ。できなくはないんだけど、絶対に、例えばです、教室の隣が空きました。これ、何か入れました。大工の研修でガンガンガン。電動のこでウイーン。そういうのは駄目なのは分かります。私でも分かります。いけませんと。ただ、近くの高齢者の方を呼んで、何々の教室でもいいです。集まりでもいいです。そういうことに使えはしないか。これ、教育長、どうでしょう。できなくはないとは思うんです。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 先ほどできないと言いましたけども、それは民間の方々が何かをやろうとすることについてはできないということで、現在でも学校教育施設は夜でも社会体育施設として利用しておりますし、今、今年から大栄中学校でコミュニティ・スクールという、学校運営協議会を設置をしてやっております。この学校運営協議会であれば、いわゆる学校と地域とが一緒になって子どもを育てていこうという考え方に立っておりますので、今、大栄中学校では、学校開放、開放といっても完全な開放じゃないんですけども、生涯学習課が行う、公民館が行うような講座を学校でやるとか、そういうことができないかということで、今、いろいろ検討をされております。そういう学校教育にとって支障がない有益なことであれば学校を使うことは可能だと思いますけども、そうではないところに一般の方々が、どなたでも入ってこれるというような状況については、答弁でも申し上げましたけども、危機管理上の問題とか、いろんな問題もございますので、そういうことは許可できないというところでございます。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 通告文で大谷こども園のことを書きました。これで1つお聞きしたいんです。今年度、令和3年度ですね、今年度は大谷こども園をやります。来年度は検討されているということでしたよ。この今年度はやるけれど、来年度は検討、分からないということは、何が、何の要素がどうなれば、これ、統合とかなんとかになるのか。それともはなから統合の検討も視野に入っているのか。これ、何が一番の材料になるんでしょう。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 大谷こども園の令和3年度は運営を行うというのは、当初は、令和2年の年度初めから検討を始めたいという思いでおったんですけども、このコロナの関係で検討が6月の下旬、7月になってからの検討ということで、11月の入所申請までに結論を出すということができませんでした。そのことから、令和3年度は通常どおり開園をしますということで、そこから以降のことにつきましては、現在、大谷こども園の保護者の方、そして地域の方々、いろんな方々の意見を伺いながら検討をしている段階ですので、今ここで、なら次はどうなっちゃうんだというところについてのまだ結論は出てませんので、そこについてはお答えすることはできないという状況でございます。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 以前、大分前からなんですけど、いい時代がありました。一つの目的のために一つの施設をどんどんと造られる。こういういい時代があったんです。ところがもうこれからの世の中は一つの目的のためにどんどん建てるという、こういう考えはもう改めなきゃならないんじゃないのかと。大谷こども園のことを通告で書きましたが、今も言いますけど、こども園で教室が空いちゃう。中の園児も少なくなってくる。維持管理費もあるでしょう。耐用年数も当然ある。それから、修理、修繕、これもかさむということがあれば、それは当然考えなきゃならない。統合ということも考えなきゃならない。ただ、クラスが空いているというんだったら、私、近くの高齢者の方々を呼んでもいいんじゃないのか。要は、この公共施設の3番目の質問の要旨はそこなんです。できることは、使うものは使っていくという考え。解体したら、次、建設ということをまず考えられるでしょう。だけどそこで一つとどまっていただきたい。一つ考えて、使えるものは使う、こういう考え。貧乏くさいと言われるかもしれませんけど、だけどこれからはそういうことも考えないと、本当に困ったことになる時代を迎えるんじゃないかと。  最後にしますけど、教育長、一言でいいです。先ほど危機管理云々ありましたけど、バリアフリーのことも考えなきゃならない。そうした中で、これ、福祉課でしたよね。複合課題、はざまの人数。こういう考えはもう課を超えた、縦割り行政でなしに、課を超えた行政というものが求められる時代がもう来ていると、私、そう思います。最後に、教育長、この3番目の公共施設、私のこの考えをどうなのかなんて言いません。教育長として、公共施設の今後の在り方、私の提言、あれこれ述べましたけど、まとめて何か一言でもいいです。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 今、御提案をいただいた藤田議員の考え方は大変すばらしい考え方だというふうに思います。昨年ですか、検討をしました大栄分館の在り方の中においても、検討会の中で複合施設というのを提言をいただいたというところでございますし、全国のほかの自治体においてももう公民館の中にいろんな施設が入って一緒になってやっていく。そしてそこに人を呼び込んでにぎわいを創出していくという、そういう取組というのはやられてきておりますので、そういう一つの目的だけで建物を使っていくという考え方ではなしに、今後はそういういろんな方々が一緒になってやっていくという考え方は大変すばらしいというふうに思います。ただ、大谷こども園については、そのこども園をこども園として利用しながら、そういう方々が入ってこれるかというところはまた違う視点で検討をする必要があろうかというふうに思いますけども、先ほど提案のありました複合化については大変いい考え方だと思います。進めていく話だというふうに思います。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 最後へ行きます。GIGAへ行きます。  私、このGIGAなんですけど、これ、国が何の危機感を持ってこれを導入したのかというのはいまだに、勉強不足なのはそうなんですけど、理解できないんだけど、これだけの巨額の費用を投入するんなら、非正規職員を正規に、職員増員を図ったほうがもっと効果があるんじゃないのかと、はたからそがに思ってたんですけど、いよいよもって始まります。もう始まるんだからしようがない。始まるんです。  そこで、教職員方の導入に対してです。その意識というものがどういうものなのか、二、三だけちょっと立て続けに、簡単な質問ですから、簡単に答弁をお願いしたいと思います。  まず第1に、この目的なんです。これ、学力を上げるのか、子どもたちの学習に対する意欲向上かって教育長に聞いたら、どっちもですって多分言われます。間違いなくそうだと思います。私が聞くのは、これは本当に学力上がるとお思いですか、これ。どうでしょう。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 学力が上がるかどうかということでございますけども、今ももう既に学校に、十分ではないんですけども、タブレットを導入して授業に活用していただいております。いろんな場面での活用ということで、役に立っているというふうに思ってます。学力が向上するかどうかというのは、これからどのような形でそれを使いこなしていくのかということ、そしてそれが子どもたちの学力にどう影響してくるのかということだというふうに思いますので、ただ、私の言えるのは、それを学力に生かしていきますというふうなことしか言えないというところでございます。今年度から中学校で、来年度から小学校で新しい学習指導要領が改訂実施をされます。そこの中で主体的で対話的な深い学びというのが示されておりますので、そういうところにICT教育というのが深く関わってきて、子どもたちの学びに有効に活用できていくんだろうというふうに考えております。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 全国学力テストってありますよね。その中でです。鳥取県は全国で、はい、何位です。十何位だったかな。これから県内で、北条小、大栄小とか、校別で何位、何位って出ますよね。私、何というんですか、その何位、何位を出すのは、平均のデータが出てくるから何位ということなんだと思うんですよ。私、この平均という考え方、平均点という捉え方、これはほんに何の意味があるのかなと。これ、教育長、どうでしょう。平均という考え方、捉え方は、教育長、どう思われますか。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) テストの結果を平均で出すということについては、平均ぐらいしか出しようがないというところもあります。平均自体は、その分布がどういう分布をしているのかというところに本当は一番注目しなきゃいけないところだというふうに思います。非常にばらついているのか、いわゆる平均のところにみんな固まっているのか、そういうところだというふうに思います。かなり分散したところの平均であれば、低い学力のところをだんだん引き上げていくということもせないけんと思いますし、中心部に固まった部分であれば、それを少しずつ右のほうに移動させていくという努力が必要だというふうに思います。ただ、正答率の平均値ということでございますので、それが一番広くお知らせするには分かりやすいので出されておるということで、これを公表することは、決して学力について正確に理解していただいているものというふうには思っておりません。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) もう1点、運動会で1等、2等、3等ってやりますよね。それから、テストなんかでもあるかもしれません。そういうときに、児童生徒たちに、競争意識です。競争意識というのは必要でしょうか。教育長、どう思われますか。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 複数の子どもたちといいますか、大人もそうなんですけども、生活していく上、競技をしていく上で、その結果が出るということは、もう当然やむを得ないことだというふうに思います。それで、子どもたちもその結果を受けて、次は自分の目標に向かって進んでいくということも必要だというふうに思いますので、それだけが独り歩きするというのは好ましいことではないというふうに思いますけども、必ずしもそれが悪いということではないというふうに思います。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 競争意識というのは絶対必要です。これはもう間違いなくそう言えると思います。ただし、順位と評価はまた別な話なんです。私、この最後の質問の骨というか、その要点、これをまず真っ先に言っておきたいと思います。このGIGAを入れて、先生方がタブレット端末を使って生徒たちに、はい、何番を押して、はい、このグラフ見て、見えましたかとかやられるでしょう。そうした中で、本当にこの子は分かっているのか、それとも興味がないだけなのか、薄いだけなのか、この実態調査をです。これ定期的にやっていただきたいんですよ。これがこの質問の骨なんです。ぜひお願いしたい。どうでしょう。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 答弁でもお伝えしましたけども、子どもたちがどこまで理解をしているかというのは、その都度、常に確認しながら進んでいかなければならないというふうに思います。そういう意味で、その時間が終わった後の小テストであったり、振り返りであったりとか、一つの単元が終わった後の単元のテストでどの程度理解をしているのかというのを確認しながら、理解が不十分であれば、その不十分なところを補うような授業も必要だというふうに思います。北栄町では土曜授業とか土曜学習というのをやっておりませんけども、2週間に1時間という、短いんですけども、質問タイムという時間を設けております。これは、土曜学習、土曜授業を検討する中で、先生方が子どもたちに対して十分寄り添えてない、子どもたちの疑問に対して寄り添えてないというところから、2週間に1時間ですけども、質問タイムという時間を設けて子どもたちから質問を受ける。いかによくクラスを維持していくのかというようなところの時間に使っていただくということにしていますので、そういうところで子どもたちの学力をちゃんと見取っていくということにしているところでございます。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 児童生徒が、子どもたちが何か行き詰まったとき、または悩んだりしたとき、誰に相談すると思われますか。父兄ですか。親御さんですか。先生ですか。そこまで信頼されてますか。友達なんですよ。実は友達が一番多いんです。だから私、以前、先生はアンテナ張っときなさいよと言いました。そういうことなんです。  先ほど、これ、ミニテスト、小テストとか言われました。私、このテストをやたらやることが本当にいいのかどうなのかというのを考えたりもするんですけど、テストのための授業であってはならんのです。これだけは頭へ入れといていただきたい。そして、行く行くは受験があります。入試があるでしょう。行く行くは大学の、人生決める一発勝負みたいなこと、そんなことのための学校生活であってはならんのですよ。これだけはぜひ頭に入れといてもらいたい。  私がここで言いたいのは、児童生徒と先生との直接の対話の時間を持っていただきたい。つくっていただきたい。これを強くお願いしたいんですよ。テストでも、それからアンケートという方法もあります。これ不確かです。健康推進課が健康診断のアンケートを出します。各家、出ますよね。そのときに、たばこ何本吸いますか。1箱20本、10本にしとこうとか、酒1.5合飲みます。半合しか飲みませんとか、大人はそんなことを平気でやります。でも子どもはもっと頭を使います。このアンケートは何の意味があるんだろうって、ここにしとこうとかね、アンケートというのは絶対不確か。テストもやりようによってはそうかもしれないんだけど、やり過ぎでテストのための授業ということを絶対避けていただきたい。これひとつ教育長にお願いしておきたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) テストという、子どもたちの理解をしているというところを客観的に捉えるのはやはりテストだろうというふうに思います。ただ、テストだけで、その点だけが独り歩きしてしまうような、そういう教育では駄目だというふうに思います。どうかすると学校におる時間は家庭にいる時間よりも長い時間です。そうした中で、小学校であればクラス担任が朝から子どもたちが下校するまでずっと一緒にいます。子どもたちの様子をずっと見ていますので、子どもたちがどういう表情でいるのか、どういう行動を取りよるのかというのはずっと、先生方は大変なんですけども、見て、その子どもたちが何か今日は元気がないなとなると、そこに手を差し伸べていってくれてます。そうしたところが子どもたちにとって大切なことなんだろうなというふうに思います。クラスが非常にうまくいっている、仲がよくて、すごい学びにも前向きにいっているという、そういうクラスだと学力というのは伸びていきますので、そういうふうになるように、先生方は日々努力をしていただいておるところでございます。子どもたちの様子がどうなのかというところでのテストですね、客観的にこれもテストなんですけども、テストを2回、年に行って、クラスの状態がどうなのかということは見てますし、子どもたちが楽しく学校生活を送っているのかというのを小学校なんかでは年に4回ぐらいやってます。そういうところで子どもたちの様子を見取りながら、子どもたちがしっかり育っていく、学んでいってくれるようにしているところでございます。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 最後にします。私、やたらこれが教育だ、骨だ、本質だなんて言いますけど、それは聞き流していただいて結構です。最後に、通告文でゆとり教育のことを書きましたので、1つだけ教育長に答弁していただいて、終わりたいと思います。  このゆとり教育、学力が下がったから失敗だという声がやたら出てくる。私、ある意味ではやった価値はあったと思う。何かというと、子どもたちには時間ができました、まず。じゃあその時間を何に使ったんだ。これはまた別の話として、このゆとりという言葉、この意味が正しく生かされなければ教育じゃない。またここで教育という言葉を使うんです。そういうことなんです。人間は死ぬまで勉強です。君たちは始まったばかりだよというのを教えるのが教育なんだと。最後にお聞きするのは、先生方は、カリキュラムというのがあります。この時間はこれを教えますよ、この時間はこれですよ、きっちりあるでしょう。ただ、それに追われては何にもならんということです。そして、児童生徒たちはそれに流されたらいけないということなんです。これ教えただろう、先月教えただろうと言ったら、あれ、そうでしたっけっていうんじゃ何にもならない。そういうところをしっかり、余裕という、ゆとりという言葉、この意味をしっかり反映する教育現場、先生方と子どもたちの関係づくり、これをしっかりお願いして、GIGA、取り組んでいただきたいと思います。最後に一言。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) ゆとり教育、1980年代に行われた教育といいますか、文科省が主導してやったことですけども、そのときにはいわゆる詰め込みがすごく批判をされて、そこからゆとりということで、週休5日制が出たりとか、いろいろあったと思いますけども、そのゆとり教育によって、現在もずっと続いておる総合学習というのもそのときにできた教育といいますか、学習形態だというふうに思っております。どうしてもカリキュラム、先ほど言われたカリキュラム、小学校で何時間、中学校で何時間教えなきゃいけないですよという時間が決められておりますので、それは絶対に守らなければならないということです。ただ、そのカリキュラムの中には、カリキュラムというか、時間数の中には、そうじゃないクラス運営のための時間とか、修学旅行に行く時間とか、いろんなものが含まれておる。単に国語、算数とか、そういう時間だけを示しているわけでございませんので、そういうところで有効に使いながら、そして、今、北栄町の子どもたちというのは、カリキュラムといいますか、文科省が示した標準時間以上に学校に来ていろんな活動をしてくれてますので、そういうのを有効に使いながら、詰め込みだけでないいろんな体験、私自身はもう子どもたちというのは体験をすればするほど自分の身についてくるというふうに思ってますので、いろんな体験を経験させながら育てていけたらなというふうに思ってます。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 終わります。 ○議長(前田 栄治君) 以上で藤田議員の一般質問を終わります。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 3番、飯田正征議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 飯田正征でございます。私は、本定例議会におきまして、3つの事項について質問させていただきます。  最初に、地域おこし協力隊の採用についてでございます。  本町には後継者不足に悩む農家や商工業者が多くあり、今後、農家や店が減るおそれも出てきた。第三者による事業継承を促すため、地域おこし協力隊員制度を活用してはどうか。方法として、募集サイトなどで仕事の種類などを掲示して、関心のある人を全国から募集する。応募者の中から起業意欲のある者を地域協力隊員として採用。事業承継を踏まえた上で事業者と移住のマッチングを行う。農家や事業者は事業ノウハウや農作業の指導、設備、田畑などの提供を行い、行政が全面的にバックアップする。このような施策を取ることにより、後継者不足の解消と移住促進が図れ、町の活性化につながると考えますが、町長に伺います。  次に、障がい者支援についてでございます。  聴覚障がいや話すことが苦手な言語機能障がいのある人の窓口の手続の支援に、指さしして意思表示するコミュニケーションボードを作成してはどうか。また、買物や災害の際に指さし、用件を伝えることができるよう、使う言葉と手話イラストを交えて掲載したシートを作成し、店舗、避難所に配置する。聴覚障がい等のある人のスムーズな意思疎通や手話の普及を図り、助け合って暮らせる町を目指してはどうか。町長、教育長に伺います。  最後に、昼寝中の呼吸監視についてでございます。  保育施設での乳幼児の死亡事故を防ぐため、福島市が昼寝の際の呼吸を監視するモニター機器の導入に取り組んでいる。モニターはセンサー機能がついたマットで、胸の呼吸に伴う上下動が20秒以上止まったり、心拍数が異常だったりするとアラームが鳴る仕組み。ゼロ歳から1歳児は5分に1回、2歳児は10分に1回、職員が顔色や呼吸を確認する市のガイドラインと併用し、2段階で子どもたちの安全を確保するというもの。  本町においても、乳幼児の事故防止と職員の負担軽減のため、モニター機器を導入してはと考えますが、教育長に伺います。  以上、この場での質問を終わります。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 飯田議員の御質問にお答えいたします。  まず初めに、地域おこし協力隊員の採用についての御質問であります。農家や商工業者の第三者継承のために、地域おこし協力隊員制度を活用してはどうかとのお尋ねでございます。  本町の隊員の3年間の任期終了後の進路につきましては、倉吉市の福祉関連施設への就職が1名、北栄ドリーム農場に就職した者が1名、大栄西瓜などへの就農につながったケースが3名、今後就農を目指している者がさらに3名と、地域おこし協力隊の制度が本町の魅力ある農業への参入や定着、移住を後押ししていることは間違いないものと考えております。  そうした中、大栄西瓜生産協議会におきましても、農地や施設を用意して就農を目指す移住者を積極的に受け入れて、協議会で担い手を育成しようという取組をスタートさせる動きも出ております。  また、議員仰せのような方法につきましては、既に島根県浜田市が先進的に取り組んでおられますので、研究をして、そのような流れを本町の商工業へ取り込んで、第三者への事業承継へつなげていければと考えるところであります。しかしながら、後継者への財産の譲渡やノウハウの伝達、顧客との信頼やデータなどのほか、気持ちの整理や覚悟といったものまで繊細な引継ぎができて初めてつないでいくことができるものですので、なかなかすぐに進まないといったもどかしさや時間が多く必要なこともございます。その点では、慌てず丁寧なやり取りを鳥取県事業引継ぎ支援センターや北栄町商工会、中部産業支援センターなど関係機関と連携して進めてまいりたいと考えているところであります。  いずれにいたしましても、人口減少社会になって、農業、商工業の後継者不足の解消や移住促進は本町の重要な課題であります。議員仰せの取組も参考にさせていただきながら、しっかり取り組んでまいりたいと考えておるところであります。  次に、障がい者支援についての御質問でございます。  議員仰せのとおり、意思疎通に困難を抱える方のため、役場窓口手続の支援や町避難所での活用のために、コミュニケーションボードの作成を検討していきたいと考えております。なお、作成に当たっては、先行して実施している自治体のものを参考にするなど、より分かりやすく、有効なものになるようにしたいと考えております。  また、店舗などにつきましては、意思疎通に困難を抱える方のため、コミュニケーションボードなどの設置について呼びかけていきたいと考えております。  昨年策定いたしました北栄町地域福祉推進計画は、「みんなで支えあい えがおで 共に暮らすまち 北栄町」を目指して策定したものであります。その計画の下、助け合って暮らせるまちづくり、つまり地域共生社会の実現に向けて、今後も様々な施策を進めていきたいと考えております。  なお、3月2日に北栄町障がい者地域自立支援協議会において、聴覚に障がいのある方との意思伝達手段を学ぶために筆談の研修会を開催いたしました。今後、手話の研修会も開催する予定としており、コミュニケーションの方法について、学びの場を提供していきたいと考えております。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 飯田議員の御質問にお答えいたします。  障がい者支援についての御質問でございます。私からは、障がい者理解について、社会教育や人権からの視点での取組についてお答えをいたします。  まず、鳥取県においては、平成29年に、障がいの有無にかかわらず、誰もが暮らしやすい社会を目指す、鳥取県民みんなで進める障がい者が暮らしやすい社会づくり条例、愛称「あいサポート条例」が制定されています。また、この条例の制定に先立ち、平成25年に、手話が言語であることの認識の下、聾者と聾者以外の人がお互いに理解し、共生する社会を築くことを目的とした鳥取県手話言語条例が制定をされています。
     一方、本町においても、人権尊重のまちづくりを推進する基本となる北栄町人権を尊重するまちづくり推進計画において、町が取り組む15の人権分野の一つに障がいのある人の人権問題を掲げて周知、啓発に取り組んでいるところでございます。  今後とも、県のあいサポート条例などの取組を推進するとともに、町内小・中学校での障がい者理解の学習、障がい当事者等関係団体との連携したイベント、講演会を積極的に開催するなど、障がいに対する正しい理解を深めるための啓発活動や、議員御提案の環境整備などを行いながら、障がい者理解をより推進し、障がいの有無にかかわらず自立と社会参加、そして安心な暮らしができるよう支援してまいります。  次に、昼寝中の呼吸監視についての御質問でございます。  睡眠中の乳幼児が亡くなる原因の代表的なものとして、乳幼児突然死症候群、通称SIDSがございます。生後2か月から6か月に多く、6,000人から7,000人に1人の割合で起こるとされ、乳幼児の死亡原因の第4位ですが、発症原因が不明な病気でもあります。この病気のほか、布団等に口や鼻が塞がれて窒息死するケースもございます。どちらの場合にも共通することですが、睡眠時に子どもを一人にしないことや寝かせ方に配慮を行うこと、安全な睡眠環境を整えることが重要であるというふうに言われております。  さて、現在のこども園の状況でございます。昼寝時間中の児童には、常に保育教諭が児童の顔が見える場所におり、定期的に子どもの様子確認を行っております。ゼロ歳児であれば5分ごと、1歳児以上であれば10分ごとに行い、確認状況は一人ごとに記録表に記載するようにしており、この記録表へ記載することで確認が確実に行われるよう徹底しております。  また、職員への指導につきましては、専用のマニュアルを作成しており、年度初めに対象クラスの保育教諭間で必要な知識と確認方法を共通理解するための場を設け、どの保育教諭であっても適切な対応が行えるよう取り組んでいるところでございます。  そして、議員御提案のモニター機器の導入の点でございます。メーカーによって仕様には差がありますが、敷き布団の下に敷いたセンサーマットが体の僅かな動きを感知し、異常があったときに知らせる機器であります。金額は、これもメーカーの違いや契約方法の違いにより大きく変わりますが、福島市が事故後に導入したものが1つ当たり15万1,800円のもののようです。仮に同じもので試算すると、町立こども園のゼロ歳児、1歳児の合計82人分で1,240万円程度が必要となります。必要となる予算面のこともございますが、この機器を導入したからといって、これまで保育教諭が5分ごとに行っていた児童の様子確認が省略できるものではございません。あくまで機器は補助的なものとして捉えておりますので、現時点で導入する考えはございません。これまでどおり人の目による様子確認を徹底することで対応してまいります。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 地域おこし協力隊の採用ということで、取りあえず過去の協力隊員の採用の状況というのは、もうほぼ大体同じような職種ばっかりの採用というのが常に目立っております。今現在採用しておられる協力隊員も、ドリーム農場、イチゴの栽培6名、北条ワイン栽培が2名、それから竹林、鳥獣害対応の職員というような形で上種のほうの、これが1人と、それから妻波に農業の活性化云々ということと、コナンの里を盛り上げたいというようなことで2名ということで、全部で11名が採用されているというふうに思いますけれども、過去も町長はいろいろと、現在、協力隊員がこちらのほうに残って活動しているという話がありました。このあれもやはり限られた一つの職種に偏ってしまっているという部分があります。そういった中で、私の思うのは、浜田市が云々ということもおっしゃって、これから検討していきたいということでありますけれども、やっぱり一つのあれというのは、幅広く、同じところばかりでやっとったって、やめていかれる方が結構、帰ってしまわれる方が多いというふうに思うし、途中でやめられるという方も多いというふうに思うんですけれども、この辺のことについて、今後どういうふうにそういった協力隊員を採用していくのか、ちょっとその辺のところをお聞きしたいというふうに思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 現在は、ドリーム農場であったりとか、あるいはブドウの北条ワインさんと、そしてまた鳥獣害というような形でしておりますし、また、観光のほうもしておるところでありますが、それぞれの用途に合わせて地域おこし協力隊を募集、採用しているところであります。現在、18名の方が今までに地域おこし協力隊として来られておりますが、5名の方が、自分の都合があったりとか、あるいは途中でというようなことでやめられておりますが、残られた方は将来的には北栄町のほうで住んで、そして農業、あるいは自分のやりたいことをやっていかれるというようなことを伺っておるところであります。  今後につきましては、そういうことも必要でありますが、実は大栄西瓜のほうもかなり今、面積が減ってきておるというふうなことで、協議会のほうも危機感を感じられておられまして、これは地域おこし協力隊とは若干違いますが、そういう大栄西瓜のPRをしながら後継者を県外、外部から探してこようということで、今年度から取り組んでいこうということでされておるところであります。  また、商工業のほうにつきましても、以前アンケートを取られたときに、後継者がいないというところは六十数%、約7割近い事業所で後継者の問題で大変御苦労されておるということでございました。来年度また取っていくというようなことでありますので、そういうことを見ながら、そういう事業所にも後継者がやりたいということがあれば、ぜひそういう中で地域おこし協力隊も募集をかけていくということで、事業承継、そしてまた移住推進を図っていければと、こう思っておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 商工会のほうで以前アンケートを取られたときに、非常に後継者、もうないというような方が非常に多かったと思っております。さっき町長おっしゃったけども。そのことが私も頭に引っかかっておりまして、農業につきましても、私らの自治会なんかもそうなんですけれども、一人で幅広くやっておられて、ああ、もう俺で最後だわいというような方もいらっしゃいます。そういった意味では、やっぱりいろんな形でのそういった取組が必要だろうというふうに私は思っております。マッチングの関係ですと、地域おこし協力隊は、移住したい、起業したい、資金がない。そして商工業者は、後継者がいない、設備・技術・顧客はある。こういった一つのものがうまくマッチングすれば、その辺のところの仕掛けはやっぱり行政のほうがしっかり仕掛けをしていく。そこの中でマッチングして、やっぱり町の企業なんか、町の活性化につながってくるんじゃないかなというふうに思いますけれども、それには町の商工会、あるいは金融機関、商工業者、それから行政、この4つでやっぱり話合いとか、そういうのを、いろんな場所を持ちながら進めていっていただきたいなというふうに思います。全くこれについては関心がないというわけでありますので、町長がおっしゃったように、ぜひそういうところも取り組んでやっていってほしいというふうに思いますが、どうですか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 商工会とも毎月ランチミーティング等でいろんなお話をさせていただいておるわけでありますが、やっぱりそういうことも議題にのせて、事業承継の取組を進めてまいりたいと、こう思っております。  また、農業についても、西瓜協議会のほうはそういう取組を来年度からスタートさせるということでございますが、ほかの品目につきましても、イチゴ等で来られた方はそうやって3年過ぎればイチゴだけでなくって、ナガイモであったりとか、あるいはスイカであったりとかされるわけでありますが、ほかの品目についてもそういうのを生産部等と協議しながら、必要であればそういう事業承継できるようなものを募集してまいりたいと思います。せっかく先ほどありましたようにそういう施設もありますし、それから土地もありますし、そのノウハウも持っておられるわけでありますので、そういうものを承継して、来られた方にそういうものを譲渡する、そしてまた購入していただくということもあろうかと思いますが、そういうことをすることによって、お互いにウィン・ウィンの関係で、そしてまた町自体もそうやって活性化できればと、こう思っておりますので、ぜひ頑張ってやっていきたいなと思っております。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 地域おこし協力隊の関係で、総務省は、地方に移り住んで活性化に取り組む地域おこし協力隊を2週間から3か月の期間限定で体験ができる、そういった新制度を創設するというふうに発表されております。その制度は地域おこし協力隊インターンと名づけて、年度でいいますと来年度からするようなことの発表があります。ほいで、そんな中で、やっぱり任期は1年から3年、現行の体験制度は2泊3日しかないために、隊員としてのそういった活動というのが理解もできなんだりいうようなことで、やめていく者も多いというようなこともあって、そういう制度ができるということで、参加者の報酬を含めた活動経費は1日当たり1人1万2,000円を上限に、国が特別交付税で支援するというような制度であります。こういった制度も、今まで2泊3日の制度があるのもちょっと利用されておったのか、知らなかったのか知りませんけども、そういった一つの制度というものはしっかり活用して、そういった、その職業に合った形の職場を提供してほしいなというふうに思います。  それから、もう一つは、これも来年度から始まるということですけれども、総務省は2021年度から地域おこしに携わった経験のある人の移住を支援する新制度を始めるということで、地方自治体が雇う地域おこし協力隊の経験のある人を採用すれば、これは650万円ですか、1年で1人650万円を交付税で配るという制度です。そういった制度の中で、やっぱり専門的な見地から特産品づくりやイベントなどに関わり、現場責任者として事業を統括する役割を求めると、一つは。それからもう一つは、事業の経験のほかに、関心を持つコンサルタントらの参加も想定しながら地域振興を図っていくんだということ。それから、新型コロナの関係で田舎に住みたいんだというようなことの中も見据えてやっていくというようなことで、そういった一つのものも、来年度にはそういうのが入るということでありますので、やっぱりその制度をしっかりと活用して、よりよい一つの地域おこし協力隊の採用に取り組んでいただきたいなと、こういうふうに思います。  2泊3日というのは初めてちょっと調べておるときに気がついたんですけど、今まで2泊3日でそういった体験されたことのあれはありますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 2泊3日での体験というのは、これはございません。ありません。2泊3日で体験してそういうものが全てが見えるということではありませんので、なかなか2泊3日では難しい面もあるかと思います。ただ、地域おこし協力隊を応募されて、町を見に来られた方も何人かございます。面接をする前に来られて町を見学されたという方はございますが、体験についてはありません。  また、先ほど新しい制度があるということでございますが、そういう制度も使えるものは使いながら、地域おこし協力隊がここに来ていただいて定着できるような仕組みを取ってまいりたいと思っております。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 取りあえずこの地域おこし協力隊の採用については、やっぱりこれからずっとずっと採用しても、北栄町で仕事のできるような形に持っていっていただきたい。それにはきちっとした、生活の問題、いろいろな、仕事の好き嫌いもあるでしょうし、そういうようなこともやっぱりある程度面接で、面接もされるわけですからね、その辺のとこもしっかりしていただきたいなというふうに思います。最後、その辺、ちょっとお聞きして、次へ移ります。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) やはり地域おこし協力隊で来られる方は、全国のいろんなところを見ながら場所は決定されるということでありまして、先ほども言いましたように、わざわざ来られて町を見られたということもありますし、そういう覚悟を持って来られる方が大部分でございますので、そういうところも面接の中でしっかりと吟味しながら、そういう地域おこし協力隊を採用していきたいなと思っております。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 次に移ります。 ○議長(前田 栄治君) しばらく休憩します。(午後2時19分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 休憩前に引き続き再開します。(午後2時33分再開)  飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) そうしますと、障がい者支援についてであります。  町長の提案理由書の中に、人権を尊重するまちづくり推進計画について、個性を認め合い、互いの心に寄り添う町の実現に向け、関係機関と連携した取組を進めてまいります。それから、障がい者福祉の充実につきましては、北栄町障がい者計画の下、障がい者の方々の施策や障がい福祉サービスの提供体制の確保、業務の円滑な実施を進めてまいりますいうような一つの提案理由書の中にありました。そうした中でお尋ねしたいのは、役場の敷地内の点字ブロック、私は点字ブロックの質問については今まで3回ぐらいしているんじゃないかなというふうに思っておりますけれども、1月の大雪と2月の大雪、それで点字ブロックが剥がれております。その剥がれている点字ブロックがいまだにそのまま放置してあるというような状況でありますけれども、町長はそのことについてお気づきでしたか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 知りませんでした。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 教育長はどうですか。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 申し訳ございません。気づいておりません。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 気づいておられん。職員からのこういったあれが全然、剥がれたままになっておるけどというような一つのものを申し出る者は一人もいなかったわけですか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 私のほうには直接にはそういうことはなかったのでございますが、ちょっと担当のほうに聞いてみます。 ○議長(前田 栄治君) 磯江総務課長。 ○総務課長(磯江 昭徳君) 点字ブロック、玄関出て右側のほう、別館のほうに向かう側が2枚剥がれていてというのは確認しておりまして、役場の職員で除雪機を動かしたときに取れたのかなというふうには思っております。もう雪も降らないので、駐車場のブロックも修繕いただきましたし、そこの部分を貼り付けをしようと思っていたところでございます。申し訳ありません。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 駐車場のブロックのほうは昨日かおとついかに工事がなされておる。そこは直してあるのに、じゃあ点字ブロックは何なの。お聞きしたいですわ。点字ブロックって何ですか。目に障がいのある人が、なら来てどうするんですか、点字ブロックは。点字ブロックは目の見えない人には命綱じゃないですか。僕はそう思いますよ。それにあわせて、めくれかけとる。点字ブロックが。あれ引っかかりますよ、目の見える人でも。こけてけがなんかしたらどうするんですか。もう少しそういった障がいのある人の立場に立ってやらないと、教育委員会なんかで人権学習推進協力員、いろいろ会合出ます。そうしたときには点字ブロックは非常に大切なもんだと、そこに荷物を置いたり自転車を止めたりしとるというような啓発ビデオもあります。そうした一つのものが、ビデオなんかでそういう勉強させとって、実際に担当する役場が、行政がこんなことでは駄目じゃないですか。どうですか、教育長、町長。  なら、町長、先、お願いします。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 大変申し訳なく思っておるところであります。早速修理して、また貼り付けもして、障がい者の方が困らないようにしてまいりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 先ほど指摘のありました点字ブロックについて、気づいてなくて、大変申し訳ございません。やはりそういうことを気づいたら知らせていただけるというような、そういう風通しのよい職場にしていく必要があろうかというふうに思います。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) やっぱりそういう一つのものに立って物事を考えると、人権教育の推進員をしておりますけれども、どうしてもそんなところにやっぱり行ってしまう。大丈夫だろうか。バリアフリー、バリアが取れとるだろうか。障がいのある人がトイレを利用できんようなところにトイレを建てたり、言ってみれば。私の言いたいのは、立場に立って、みんなが、やっぱり誰もが使える、みんなが使い勝手のいい、いつぞやは点字ブロックが邪魔になって車椅子が通れなんだなんていうような答弁がありましたけれども、それならそれで、通れんだったら通れるように改善していくというような方法があるんじゃないかというふうに思いますので、常にそういった一つのものだけを捉えずに、全体的にやっぱり協力しながら、どうなのかということはしっかり、教育委員会も町長部局もそうした一つのもので取り組んでいかないと、町がよくならない、人権宣言の町にならんと私は思っております。その辺、どうでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういう障がい者の方も一緒になって、健常者の方と同しように生活できるような、そういう取組は必要でございますので、しっかりと対応してまいりたいと思いますし、また、我々が気づかないことは間々あるかもしれませんが、ぜひ気づかれたら町のほうにもお知らせしていただければありがたいかなと、こう思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) そうしますと、聴覚障がいの方のものについて、そういったシートであったり、それからコミュニケーションボードであったり、これは早速作りたいということで回答がありましたけれども、やっぱり今、コロナ禍のあれで、マスクしておったら口元でしゃべっとるのが聞き取りにくい。ましてやこういう時期ですから。そういった聴覚障がいのある人は口元を見て、大きな声でゆっくりとこうすると分かるというんだけれども、今、こうしておるから全く分からないということもあるので、早速にこういった一つのものは、各課の連携も踏まえて、そういった障がいのある方の意見を取り入れながら、よその施策も、私、滑川市のそういったものについて、ホームページに載っておりましたので、お渡しはしましたけれども、そういったことも踏まえて、いかなるそういった一つのことがあろうとも、それがやっぱり普通に生活できるような形、それができないかもしれんけども、そういった障がいを持った人はそれなりに理解ができるような形でスムーズに、自然な形といいましょうか、手話でも、筆談も必要だというふうに思いますけれども、指さしてすぐできるような形というのは非常に助かるんじゃないかなというふうに思いますし、よその県のあれを聞きましてもやっぱり非常に喜ばれておるというような形で、商店の方も手話を覚えて、来られたときに手話使ってあれをするというような形でしておられて、喜んでおる商店の人もあるように聞きました。そういうことも踏まえて、やっぱりできたら早い機会に、これからまたいろいろな災害が発生する時期が来ます。台風であったり。そういうことも含めて、それから、買物も今なかなか行けないような状況ではありますけれども、それに合ったような形のものをぜひ作っていただきたいなというふうに思います。町長。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 答弁したとおり、早速作っていきたいと思いますし、また、事業所のほうにも声かけて、できるように努めてまいりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) そうしますと、次の質問に移ります。昼寝中の呼吸監視について。  これは福島市がやっているということで、私はあえて調べてもらいたいなと思いながらこういった一つのものを提案をいたしました。福島市では、2018年、1歳2か月の子どもが昼寝中に亡くなったという事故が発生しました。事故が発生したら、やはりどうしたらいいだいという話になって、結局、検証委員会というのが持たれました。検証委員会で、ならどうやったら防げるんだということで、金はかかるかもしれんけれども、人の命が大切なわいと、事故が起きたら、ならどうするだいといったら、こういうことしか浮かばんわけでしょう。誰の責任だ、どうだこうだって、担当しとる職員の方も、それは責任感じたりあれしたり、大変だというふうに思うんですよ。ですから私は、経費が高くつくのでという、決められたとおりに、先ほど言いよられた、ここにも書いてありますように、そこでゼロ歳から1歳は5分に1回、2歳児は10分に1回というようなことで、顔色や呼吸や、同しことですわな。保育所のそういったガイドラインっちゅうか、あれには、昼寝のマニュアルにはそういうふうに書いてある。だけどもなおかつそうやって事故が起きる。これはもうやっとるから大丈夫というんじゃなくって、どこともそういうふうにやっておってもそういうことが起き得る。これがやっぱり事故じゃないですかね。私はやっぱりこども園にしても学校にしても、一日のうち8時間はこども園や学校に行っておるわけでしょう。一日のうちの3分の1はそこで過ごすわけでしょう。そしたらやっぱりそこに保護者は命を預けとるようなもんですわ、言ってみれば。だから僕は念には念を押して、そういった悲劇が起こらないように、80人で1,200万円かかるということですけれども、これは僕はこれから先、保護者も安心して預けれるし、職員さんもそういうものがあればある程度重荷にならなくて済む。きちっと予防できる。これでも教えてくれるということになれば、それはそれなりの私はメリットがあるというふうに思っておりますけれども、できん、高いということじゃなくして、教育長、どうですか。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 福島市の事故を受けて、福島市が導入をされたというのは承知をいたしております。この事故が起こった後に、当時、2020年ですから昨年ですね、2月に校長とか園長とかが集まって会をしてますけども、そこの場でこの乳児の午睡中の見守りについてということで、そういう機器があるということもお知らせをさせていただいたところですけども、ただ、機器があるから安心できるということでもございません。逆に、機器があって、職員のほうがそれがあるからということで安心し切って見守りが十分でなくなるということも考えられますので、現在行っております5分、10分という小まめな監視、そして寝かせるときもうつ伏せでは寝かせない、あと、寝具ですね、布団もあまりにも柔らかいような、沈んでしまうような布団は御遠慮くださいとか、そういうところでしっかりと対応していくほうがいいのかなというふうに考えているところでございます。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 安心してしまうんじゃなくって、なおかつそれで徹底しながら、これはやっぱり守ろうと思ったら2つで一生懸命やるほうがええに決まっておりますわな。違いますか。安心し切っちゃって、それに頼っとるけえ、そんなばかなことはないです。現にそこの園長先生は、やっぱりモニター機器のサポートはとっても心強い、職員の負担軽減にもつながっとるということで喜んでおるというようなこともちょっと見ました。やっぱり保育園の保育士さんの立場にも立てば、それは金がなかったらしようがないわい、今までどおりでええわい、事故がなかっただけというようなことになろうかと思うけれども、恐らく今までも冷やりとしたことはあると思うんです。長いそういった保育園であったりこども園であったりする歴史の中には。ヒヤリ・ハットって、交通事故でもないけど、大丈夫だろうと、冷やっとしたりはっとすることもある。保育園にもそういうことはあっただろうというふうに思ってます。全然ないというふうには思いません。たまたま運がようて大きな事故にならずに、報告せんで済んだわ、やれやれってなことでないかなと思います、実際が。何でもそうですわ。都合の悪いときは、これだけのあれで終わったら言わんでええわいというふうな感じになってしまう。これ人間の心理だというふうに思います。やっぱりその一つのものっちゅうのは、報告もきっちりすればええけども、まあこれくらいならという曖昧なところもあるんじゃないかというふうに思ってます。この辺のところをならきっちりそういった形での報告やあれができると思いますか、教育長。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) こども園園長には常日頃から小さいことであっても、事故とかけがとか、そういうことがあったときには必ず報告をするということ、そしてほかの園にも情報提供をして、同じように気をつけていただくということにいたしております。そうした中で、報告というか、そういう冷やりとしたことがあったという報告が来てませんので、これまでなかったんじゃないかなというふうに思います。  あったらいいということはおっしゃるとおりだというふうに思いますけども、やはりいろいろなことで、これだけやればいいわけではないので、いろんなことをやらなければなりません。そうした中で、今回のこの御提案いただいておる昼寝を監視する機器については、機器の導入ということも十分考えられるところなんですけども、これまでと同様に職員による見守り、それを徹底してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 見守りの徹底、徹底って、じゃあ本当に、教育長、行って、どういう状況か見て、ようやっておられるなというようなことの確認なんかすることありますか。言われたまんまのとおりで、そうです、そうです、こうやってます、行ってますって、これで終わっとったらさっきのブロックと一緒ですがな、何回も何回も同しことを。そういった確認やなんかもやっぱり現場に行って見たりなんかすることあるですか。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 今年度については、なかなかこども園に行く機会というのは十分できてませんけども、これまでもこども園には時間があるといいますか、時間があれば行けばいいということじゃないんですけども、時間を見つけて極力出向いて、子どもたちが昼寝する姿も何回も見させていただいております。そこで保育士がどういう対応を取っておるかというのも確認させていただいております。そういうところです。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) じゃあこうやって細々としたゼロ歳児は5分なり、2歳児は10分なり、そんなことを今まで知っておられましたか。僕も知らなんだけれども、知っておられまして、そんなことをずっと見ておられるのですか。そういうことはないと思いますわ。それができとったら大したもんだと思いますけども、なら本当でそこにおって5分、10分、ずっと見ておられたのか。ただ行って、見て、寝とるわいなぐらいのことじゃないかなと私は思うんだけど、どうですか。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 今回御指摘の乳幼児の突然死症候群ということ自体は、昨年の福島市の事故があったことが新聞報道等でありましたので、それについて、そういうことがあるんだなというふうなことは認識をさせていただいております。ただ、こども園に行って子どもたちの様子を5分ごとに見とるかとかいう、そういう細かいところまではしておりません。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 取りあえずそういったところも関心を持ってしっかり見てもらう。それで、こうやってずっと私も見たけども、そういうのは必要ないということだったら私も納得しますけれども、言ってくる報告だけを頼りで、1回もありませんなんていうような答弁では駄目だというふうに思います。行ってずっと見てるけど、やっぱりこれは間違いないわというようなことで、そういう見方をしながら、園長先生からの報告も本当にあるのかないのか。なけらな何にもなかったのか。ちょっとのことでも教えてくれって言っておるけども、全然今までなかったのか。過去何十年も、幼稚園の制度が始まってから何十年、僕らが第1回の入園者で、卒業者でもあるわけですけれども、その辺のところをやっぱりきちっとチェックをしながら、金がないということだから仕方がないですわ。金はないでなしに、つくることを考えてくださいよ、今度は。金がこれだったらできると、よっしゃ、これも導入しようと。1個が高いけども、人の命には代えられんというふうに私は思います。これがそれでできんということですけれども、今後、そういった事故がないように、事故が起きてから何だいやということのないように、しっかりとチェックをしていただきたいというふうに思います。その答弁を聞いて、終わります。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 事故があっては絶対にならないことでありますので、しっかりチェックをしながら、確認をしながら、安全な、安心な保育ができるように努めてまいりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 終わります。 ○議長(前田 栄治君) 以上で飯田議員の一般質問を終わります。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 11番、森本真理子議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 11番、森本真理子です。私は、本定例会において、町長に北栄町における男女共同参画状況はどうかについて質問します。  第3次北栄町男女共同参画基本計画(平成29年度から令和3年度)が策定されており、今年は最終年度となります。目標を達成するために、3つの基本目標と7つの重点目標が定められています。平成28年に住民アンケートが取られ、令和3年の目標が掲げられています。基本目標1「男女共同参画を進める社会をつくろう」より、社会通念、習慣やしきたりなどにおいて男女の地位が平等であると考える人の割合、現状14.1%(平成28年)、目標25%以上。学校教育において男女の地位が平等であると考える人の割合、現状70.2%(平成28年)、目標80%以上。男女共同参画フォーラムの男性参加率、現状7.1%(平成28年)、目標15%以上。町の審議会、委員会などへの女性の登用率、現状40.4%(平成28年)、目標50%(毎年度)。政策・方針決定の場において男女の地位が平等であると考える人の割合、現状26.6%(平成28年)、目標50%以上。自治会や地域活動の場において男女の地位が平等であると考える人の割合、現状38.7%(平成28年)、目標50%以上。このように目標が掲げられていましたが、直近の値はどれくらいだと思われるでしょうか。来年度の第4次北栄町男女共同参画基本計画を策定されるに当たり、現状を踏まえながら、もう一度一人一人が輝く北栄町を目指していただきたいと思います。  北栄町男女共同参画推進会議では、平成19年から毎年、自治会長会評議員の方と地域における男女共同参画の取組について意見交換を行っています。大島自治会では、役員6人を選挙で選ぶ際、男女1人以上を含めて投票しないと無効になり、必ず1人以上の女性役員が出ることになっています。また、国坂浜自治会では、自治会長と8人の役員がおられますが、役員は必ず男女各4人ずつとなっています。年々軌道に乗り、雰囲気が変わってきたという話をされました。  自治会活動を持続可能にするには、住民の半数を占める女性が自治会活動に参画することが大切だと思いますが、町長の考えを伺います。  以上でこの場での質問を終わります。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 森本議員の御質問にお答えいたします。  北栄町における男女共同参画の状況はどうかについての御質問でございます。
     まず、第3次基本計画に掲げた数値目標の現状値についてですが、男女共同参画意識調査につきましては、5年に1回実施しており、来年度が調査実施年となっております。そのため、現状値の把握はできておりません。  御質問のうち、男女共同参画フォーラムの男性参加率と町の審議会、委員会等への女性の登用率の現状値について御説明いたします。  まず、男女共同参画フォーラムの男性参加率でございます。フォーラムは、毎年、女性団体連絡協議会が主催となって行っていただいております。直近の数字は令和元年度のもので、14.9%と、目標値の15%に近い数字となりました。この目標は、これまで男性の参加率が低い状況が続いていたため、男女が共に参加できるフォーラムとすることを目標にしたものです。主催団体の創意工夫や、令和元年度はテーマが防災であったことにより、男女ともに興味を持って参加いただけたのだと考えております。  次に、町の審議会、委員会等への女性の登用率です。令和2年度の現状値は39.0%で、平成28年度実績の40.4%を1.4ポイント下回りました。女性登用率は、平成22年以降は上昇し続けていましたが、平成29年4月に35.3%に下がりました。下がった原因としては、鳥取県中部地震により、委員の改選時に女性登用を進める取組が十分にできなかったことがあると考えております。そのため、改めて女性登用率を向上するための取組を全庁的に進めており、再び上昇しつつあるところであります。具体的な取組といたしましては、委員公募のほか、各団体に委員の推薦依頼をする際に男女ができるだけ同数となるよう積極的に女性を推薦していただくよう依頼したり、団体の代表を充て職とするのではなく、団体の構成員から推薦してもらったりしております。  なお、県内市町村では北栄町の女性登用率は八頭町に次いで2番目に高く、今後も多様な人材登用に努めてまいります。  また、計画の目標達成のために取り組む施策については、毎年、男女共同参画審議会で実施状況を報告し、意見をいただき、推進を図っております。これらの取組の成果を来年度実施する意識調査の結果により把握、分析し、議員御指摘のとおり、調査結果を踏まえて第4次計画を策定してまいります。  次に、自治会活動における女性参画についてであります。  第3次計画では、自治会役員への女性の積極的登用を基本的施策として位置づけており、議員がおっしゃるとおり、地域の構成員の半数を占める女性の参画が持続可能な自治会運営に欠かせないと考えております。また、森本議員が現在会長をお務めになっている男女共同参画推進会議は、平成19年から毎年、自治会長会評議員との意見交換会を開催し、自治会役員の女性登用の必要性や効果、登用の仕組みづくりの情報提供等を行っていただいています。実際に地域で活動した体験を基に、地域の課題や悩みを共有するため、各自治会長にも御理解いただいていると感じております。  1年間で自治会長が替わる自治会も多いため、地道な取組ではありますが、平成30年度には女性自治会長が63自治会中で7自治会と11%を超え、県下で一番高い登用率となったこともあります。自治会長だけでなく、自治会内の各種役員登用も広がっており、引き続き必要な取組であると考えており、今後も男女共同参画推進会議と自治会長会評議員と協働して取り組んでまいりたいと思います。また、町報でもこの意見交換会の内容や地域での取組を紹介し、理解を深める取組として周知、啓発を図っております。  本町の計画が一番に掲げる目標は「認め合い、支え合い、『男女(ひと)が輝くまち』」であります。多様性を認め、多様な人材が輝く持続可能な社会の推進に当たっては、あらゆる場面、あらゆる方たちの協力なくしては実現しません。今後も関係団体と連携して取組を進めてまいりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 3月8日、昨日は、国連が定めた国際女性デーでした。女性の働きやすさで、1位、スウェーデン、2位、アイスランド、3位、ノルウェー、日本は29か国中28位でした。男女の労働参加率や給与差など10の指標に基づいてランクづけしたものです。日本は企業における女性管理職と衆議院の女性議員の割合が最も低いなど、意思決定の場における女性の数が少ないなどから29か国中28位でした。最下位は韓国でした。これは昨日のNHKのニュースで流れました。町長、御覧になられたでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 存じております。大変残念な結果ですが、下におるということは上に上がる可能性もありますので、ぜひそういう登用をしていただいて、そういう意思決定の場に女性も参画していただければと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 先ほど言いました意識調査は、平成18年、平成23年、平成28年の以前3回行われています。それで、どれだけよくなってきたかということも分かってきて、目で見ることが分かるんですけれど、令和3年度、アンケートを取られると思うのですが、同じ内容でどれだけの値が上がったのか、下がったのか、見る必要があると思うのですが、その辺、どうでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) やはり登用率、これは大変大きな指標になりますので、そういうことも考えてアンケートを取ってまいりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 政策方針決定の場への女性の参画の拡大ということについて述べてみたいと思うですけど、やっぱり自治会活動を持続可能にするには、住民の半数を占める女性が自治会活動に参画することが大切だと思います。女性が参画することによって多様な視点が生まれます。女性は地域をよく知っているので配慮のある運営ができると思います。また、人的ネットワークが広いので、いろんな人、組織との連携が生まれると思います。また、女性のほうが比較的話しやすいので、住民との交流が進むと思います。その辺について、どうでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 確かに女性、結構行動範囲が広くて、いろんなところに出かけられて習い事をしたり、あるいはそういう会をつくっていろんな催しをされたりということで、大変顔が広くて、いろんなことも知っておられると思います。男性のほうは仕事ということで、退職されてからもそういう男性だけの会というのはなかなかありませんでして、少ないということでありますが、そういう中に男性も入っていったり、やっぱり女性と一緒になってやっていく、また男性のところにも女性も入ってやっていくということが、お互いにそういう多様性を持ちながら意見を交わし、意思の疎通を図って、またお互いの視点でいろんな物事も見れると思いますので、ぜひそういう形で多様性のある、そういう中でいろんな施策ができればと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 社会が女性を必要としているのに、なかなか実態は女性の参画が進まないと思います。大体自治会の総会などは男の方が出られることが多いと思いますし、やっぱり家族が女性が地域活動のトップに立つということの抵抗感とか、家族の協力が得られない。地域の中でも性別役割分担意識があって、やっぱりまだまだ男性社会ということがあるので、その人にもよると思います、それは。そこまで、私はそういう勇気がないわという方もあると思うですけれど、もう少し社会が女性を求める社会になればなと思うんですけれど、本当に実際のところ、なかなか役員になるというのは、私もこうやって町会議員にはならせていただいておりますが、すごい勇気が要りますし、背中を押してもらわんとなかなかできることではないと思うのですが、その辺、どう思われますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 確かにそういう面もあると思います。率先してということはなかなか難しい面があるかと思いますが、先ほど自治会の例を述べられましたけど、やっぱりそういう形である程度強制的にそうやって形づけてやっていくということも一つの方法かと思いますので、それぞれの自治会の中でやはり女性の参画を促して、女性の視点でも地域づくりしていこう、自治会づくりしていこうということでしていただければありがたいかなと、こう思っておりまして、引き続き自治会長さん等の協議を進めながら取り進めてまいりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 男性の方は、自治会活動を見ていますに、若いうちから総会の議長をしたりして積み重なっていく。若いときから議長をされて、上手だな、やっぱり若いときからこうやってやっとれば、いろんなほかの会議に出てもすんなりとできるような気がするですけど、やはり女性にはそういうチャンスというのはないですし、あなた、議長やってみないかなんていうのも、自治会の中でですよ、そういうことはほとんどない状態なので、男性の方のほうがそういう機会には恵まれているんじゃないかなって思っています。  それで、北栄町で毎年続けている自治会長評議員の方と推進会議との意見交換を今後とも続けて積み重ねていきたいと思うのですが、やっぱり意見交換の中で、自治会役員は男性から選ぶという風習、固定観念を変えていくというのが必要ですし、女性も自治会運営に積極的に関わっていく意識を持つ。女性は家庭の理解がないと出られない、それは一番に感じると思います。それで、家の人に自分が引き受けたんだから家庭も役員もきちんとしてくださいと言われても無理なので、いろんな協力が必要だと思います。それから、大島とかのように女性役員が入るように自治会規約に規定するというのもあると思うですけれど、その辺、どうでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 女性の会等もありまして、その中では会長を引き受けられたり、あるいは議長をされたりする方もあると思いますし、そういう中で、自治会でもそういうことを積み重ねてできるような形になればいいと思いますし、それから、自治会長もいっときは7人ぐらい自治会の会長をされておる女性の方がおられて、いいなというような感じがしたのでありますが、やはり男性だからといって、女性だからといって、できないことはないと思います。ただ、今までの風習の中でなかなか理解を得られていない部分もあるということだろうと、こう思いますので、やっぱりそういうことをなくすためにも男女共同参画フォーラムであったりとか、いろんな会をしながら、そういうお互いの多様性を認めながら、共に輝くまちをつくっていくということが必要だろうと、こう思っておるところでありますので、そういう中で、大島にしても国坂浜にしてもそういう自治会内での女性の登用という取組もされたんだろうと、こう思っておりますので、そういうのを参考にしながらほかの自治会も取り入れていただければ、余計にまた自治会の活性化が図れるものではないかなと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 行政としても女性も研修していく場をつくっていただけたらなと思います。リーダーシップ講座とか、会長経験者の講話のお話とか、私たちは推進会議のほうで昨年、元由良宿3区で自治会長をなさった方を講師に勉強会を行いました。まずは押し入れの掃除からやった。男性には分からないような押し入れの掃除をやったと言われて、ああそうかと思いましたし、やっぱり女性が入ること、いろんなことで協力してもらえたし、皆さんと仲よくなれたと言って、すごく苦労もあったでしょうけど、勝ち得たもの、得たものはたくさんだったようなお話をされて、とても心に残りました。だから行政としてそういう興味のある人に対して、地域の中でそういう講座を開いていただいて、女性を後押ししていただけたらなと思うのですが、どうでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) リーダーシップの講座ということでありますが、これは女性に限らずに、男性のほうもやっぱりそういうリーダーシップを取れる方、これからは地域を大事にしていかなきゃいけないということでありますので、そういう形でお互いにそういうリーダーシップを取るようなことができればと、こう思っておりますが、来年度ですか、日本女性会議が倉吉市で開催されます。全国から多くのそういう先進的なといいますか、活躍されておる女性が来られるわけでありますので、ぜひそういうところにも参加していただいて、どういう形で男女共同参画に取り組んでおられるかとか、あるいはリーダーシップを発揮されておるのかということも学んでいただければありがたいかなと、こう思っておりますので、再来年度になるんですかね、令和4年度、ぜひ参加していただければと思います。 ○議長(前田 栄治君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 先ほど日本女性会議のことが出ましたが、北栄町は女性団体のほうに補助金が出てます。それは、1月の終わりに琴浦町の推進会議の方と交流会をすることができまして、そのときに琴浦町の方が、女性会議のお世話をしてくださる人もないし、部屋を借りるにも近くの公民館を借りる。有料になるので、町の施設を使うとと言われましたし、補助金ももらっていないしというようなことを話されていました。その点、北栄町はすごく女性団体に興味というか、補助をしてくださるし、企画財政課にはちゃんと私たちを補助してくださる職員がついておられてとても心強いです。その補助金は日本女性会議に使ったり、それと男女フォーラムに使って、もしも使わなかった分はお返ししています。その補助金を頂くというのはとてもいいことだと思います。これからも何かよろしくお願いしますと言うべきか……。すみません。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) それだけ女性の方に、女性ということに限定するわけじゃないわけでありますが、ぜひ輝いていただきたいなという思いでございます。先ほどありました日本女性会議、ぜひ参加していただいて、しっかりとそのノウハウ等も学んでいただければと思いますし、また、なかなかいろんなところでリーダーシップが取れないとか、男性のほうが主体になってしまうということがあるわけでありますが、ぜひそういうことも、そういう組織の中といいますか、女性団体の中でお話をしていただいて、それを議題にのせていくとか、そういうことでまた勉強していただければと、こう思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(前田 栄治君) しばらく休憩します。(午後3時23分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 休憩前に引き続き再開します。(午後3時26分再開)  森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 先ほどまで私が女性の方がネットワークが広いとか、男性には分からないような、何か男性を無視したような言い方をしました。申し訳ございませんでした。どちらも、男性も女性も同じように、ネットワークは広いし、男性には分からないなんていう言葉はちょっと失礼に当たったと思います。訂正いたしたいと思います。すみません。 ○議長(前田 栄治君) そのまま続けて質問をしていただいたら。 ○議員(11番 森本真理子君) いいですか。 ○議長(前田 栄治君) いいですよ。 ○議員(11番 森本真理子君) 役場での仕事と生活が調和をできるようにされている何か対策等ありますか。役場での働き方で、職員さんに対して気をつけておられること、イクボスとか、そういうふうな施策はありますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) イクボス宣言等もしておりますし、それから、どうしても資格によって女性が偏るところということもあるわけでありますが、基本的には男女平等に評価もし、そして昇級をしたりしておるところでありまして、役場内でそういう格差というものはないと、こう思っておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 役場の仕事場が基本というか、地域の方の、社会の基本となるので、率先して皆さんが幸せな生活が送れるようにしていけたら、指標となるようなことになったらいいなと思っています。今、ここの議場にも女性の、男性も女性もですけれど、課長さんが頑張っておられる姿を見て、とてもうれしくも思います。今後とも審議会なんかにも、政策方針決定の場にも男女の地位が平等であるようお願いしたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 審議会の役員等を決めるときにもなるべく同し数になるように考えて委員等をお願いしておるところでありますので、そういう形でこれからも続けてまいりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 先ほど町長が言われましたが、今後ともお互いを「認め合い、支え合い、『男女(ひと)が輝くまち』」を目指していただきたいと思います。以上です。 ○議長(前田 栄治君) 町長、最後に一言。  松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういうまちづくりに向けて取り組んでまいりたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。 ○議員(11番 森本真理子君) ありがとうございました。 ○議長(前田 栄治君) 以上で森本議員の一般質問を終わります。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 5番、町田貴子議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 5番、町田貴子でございます。私は、3つの質問をいたしたいと思います。  1つ目は、新型コロナウイルス対策交付金事業についてでございます。  新型コロナウイルスの全国的な感染拡大でGoToトラベルが停止となり、緊急事態宣言(1月7日から)も出されました。北栄町内でも観光関連、バス事業者、名探偵コナン関連店舗(ふるさと館、米花商店街)、道の駅関連、宿泊関連、飲食(夜)関連、レンタカー関連事業者などが大きく影響を受けており、売上げは1月現在で七、八割減となっています。成人式が延期になり、キャンセルで影響を受けた美容室もあると聞いております。そして農業にも影響が及んでいます。出荷価格が下がり、出荷数も例年と比べて減少していると聞きました。このような事態に町としてどのような対応策が考えられるか、町長に伺います。  昨年よりスイカの販売促進や地元産の食材でサプライズ給食、お酒・ワインと牛肉のセット販売など、町としても様々な方法で支援されています。これまでの支援策の成果と課題を踏まえて、コロナによる廃業を1件も出さないよう、本当に必要な人に支援が行き届くスピーディーできめ細やかな対応を期待します。  2つ目の質問でございます。新型コロナワクチン接種について。  一日も早くコロナ禍が収束するためには何より予防策の徹底が重要です。安心な日常生活が送れるようになるため、ワクチン接種が待たれます。ワクチン接種について、1番、いつ頃から、2番、対象者の優先順位は、3番、どこで受けるか、4番、手続の仕方、5番、副反応とその対応、6番、医師や看護師の確保は、7番、その他課題などを伺います。  3つ目です。キャッシュレス決済、地域ポイントカード事業についてでございます。  北栄町では町商工会と連携して電子マネー付ポイントカード事業を進めています。地域内消費循環拡大、地域経済活性化、コミュニティー活性化を目的としています。これらはコロナ禍においても大切なことだと思います。町民の皆さんの賛同を得てこの事業が普及し、活用され、地域が活性化することを期待します。事業者は、地域住民のために事業の継続、ポイントにより住民に還元。住民は、なるべく町内でお買物をし、行政の事業に参画し、行政に関心を持つ。行政は、地元事業者を支援し、住民参画のまちづくりを進める。それぞれが支え合う地域づくりとなる。このポイントカード事業の分かりやすい詳細な説明を求めます。  この場では終わります。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 町田議員の御質問にお答えいたします。  まず初めに、新型コロナウイルス対策交付金事業についての御質問でございます。  昨年からの新型コロナウイルスの感染拡大により、幅広い業種で影響を受けている事業者の皆さんにコロナ禍を乗り越えるための事業継続、また、コロナ後のV字回復を見据え、国のコロナ対策臨時交付金を主な原資として、中小企業持続化給付金や飲食・宿泊・観光特別持続化給付金、観光バス応援クーポン事業、中小企業イメージアップ推進事業など、他の市町にはない独自の支援策により、廃業、雇い止めを出すことなく、応援を続けてきたところでございます。  このような中、都市部における緊急事態宣言の延長などにより、事業者は先行きが見通せない不安に見舞われているほか、セーフティーネットなどの融資による資金繰りや雇用調整助成金などで雇用を維持して何とか事業継続をしてきた緊張の糸が切れてしまいかねない状況ともなっており、GoToトラベルの停止後から、議員仰せの飲食店や観光関連事業者などを中心に、事業継続に関わる大きな影を落としている状況であります。  そのような状況を受けて、非常に緊急的ではありますが、売上げが急落している事業者に対しては、第2次の新型コロナウイルス臨時交付金事業の執行残を見込み、予算を流用して新たに中小企業緊急支援補助金を実施し、ワクチン接種などによりコロナが終息へ向かい始める時期まで何とか持ちこたえて事業継続と雇用を守っていただくよう、1名以上の雇用がある町内事業者に対し、前年1月から2月分を比較して70%以上の売上減少があったことを条件に、一律20万円を支給することにしたところであります。  また、本町農業につきましても、切り花については、人の生活様式の変化により、葬式や結婚式需要が極端に減るなどして影響が出ているほか、卸売市場も3社のうち1社が在宅競りなどを導入したことにより、掛け声によって相場が競り、値段が上がってきたものが、リモートにより静かに流れてしまうといった現象があり、買値がなかなかつかないといったこともあったようでございます。また、軟弱野菜につきましても、外食産業の需要低迷に加え、九州など他産地産の市場供給量によって、週単位で価格が乱高下し、変動する相場に、農家も困惑しているような状況であります。  これまでコロナにより影響を受けた農家につきましては、国の持続化給付金や高収益作物次期作支援交付金のほか、野菜価格安定補償制度、収入保険、肉用牛や豚であればマルキンを活用していただくなどの対策を併用しながら、さらに本町独自で鳥取和牛と日本酒やワインとの販売セット事業による支援のほか、慢性的な人手不足を解消するために、県の農林ささえあい事業を活用して、休業等による収入減少する三朝温泉の旅館従業員の方などをラッキョウの作業などにつなげるなど取り組んで対応してまいりました。  サプライズ給食を通じて大栄西瓜やシャインマスカット、和牛のハンバーガー、ドリーム農場のイチゴを提供し、「こんなおいしいものが食べられて幸せ」「北栄町に生まれてよかった」など、地域の農畜産物の価値を子どもたちが認知してくれたように思います。また、花いっぱい支援事業においても、子どもたちからのお礼の手紙や写真が役場へたくさん寄せられており、コロナによる人のつながりが薄れる中にあっても、豊かな心を育んでいる様子が伝わっているところであります。  このような成果を踏まえ、新型コロナウイルスにより町内の農家や事業者を取り巻く環境には依然厳しい状況が続いてはいるものの、町の経済対策といたしましては、これまでの対策にとどまることなく、今後もJAや商工会と連携しながら情報収集を行い、本当に必要としている支援が事業者に届くよう、また、コロナ後の農業振興、商業振興につながる取組を進めてまいりたいと考えているところでございます。  次に、新型コロナワクチン接種についての御質問でございます。  油本議員の御質問と重複することになりますが、新型コロナウイルスワクチン接種推進室の設置等、町の取組については現在進めているところでございます。  ワクチンの供給量、分配方法をはじめとして、まだ決定していないことも多く、今後決定していくものもあろうかと思いますが、まず初めに、いつ頃かについては、国からは、65歳以上の高齢者へのワクチン接種を4月以降に実施するように聞いており、その準備を進めていましたが、4月5日の週から19日の週に鳥取県に22箱出荷されるとのことで、北栄町にも1箱分配される予定であり、その方法について、現在、医師会等と協議を進めておるところでございます。  対象の優先順位でございますが、まず65歳以上の高齢者、次に高齢者以外の基礎疾患を有する者及び高齢者施設等の従事者、ワクチンの供給量により、60歳から64歳の者、そして16歳以上の方にワクチンの供給量に応じ順次接種していただくこととなります。なお、高齢者施設の従事者は、施設内クラスター対策のため、市町村及び施設の双方の体制が整えば、65歳以上の高齢者と同じタイミングで接種を行えることとなっております。  どこで受けるかにつきましては、集団接種であれば大栄健康増進センター及び北条農村環境改善センターと、場合によっては町内体育施設を考えております。中部医師会の協力を得て個別接種が実施できれば、かかりつけ医の医療機関でも接種を受けることができます。高齢者等が入居、居住されている施設においては、施設ごとに接種ができるように検討を進めております。  手続の仕方につきましては、集団接種であれば、町から発送される接種券とマイナンバーカードや運転免許証など本人を確認できるものをお持ちいただき、検温、医師による問診を実施してワクチン接種、接種後30分の健康観察を実施した後、接種済み証の発行を受け取っていただき、3週間後に2回目の接種について御案内をするところであります。  予約方法については、コールセンターを設置して、電話やウェブでも予約ができるようにしたいと考えておりますが、個別接種につきましては、中部医師会との協議が必要ですので、決定次第お知らせをしてまいりたいと思います。  副反応とその対応につきましては、接種後30分の接種会場での待機をいただき、アナフィラキシー反応などが起こらないかどうか健康観察いたします。起こった場合は、医師による速やかな措置をして、場合によっては救急搬送することを予定しております。集団接種の場合は、実施日程をあらかじめ消防署に連絡をして、連携して対応することを想定しております。  医師や看護師の確保についてでございます。町内には対応できる内科の医療機関が3医療機関しかなく、集団接種を3人の医師だけで実施することは不可能であり、中部医師会及び鳥取県に対し医師、看護師の派遣について依頼しておるところでございます。  その他の課題についてでございます。一番の課題は、ワクチンの供給・確保、医師・看護師の確保だと考えています。そのほかには、予約に係るコールセンターの設置、ウェブ予約システムの運営、住民問合せに係るウェブシステム、集団接種に係る職員の動員配置など、我が国で初めて経験する事業であるため、様々な課題をクリアすることが必要であります。  次に、キャッシュレス決済、地域ポイントカード事業についての御質問でございます。  本事業は、町内加盟店で利用できる電子マネー付ポイントカードを活用することにより、新型コロナウイルス感染症への対策として、地域内においてキャッシュレス化を進めるとともに、地域ポイントを付与することにより、町内消費拡大及び地域内循環につなげるもので、町商工会が運営主体となり、町内消費拡大支援事業として町が事業費の一部を支援するものであります。現在のところ、町内約80事業所が加盟店として応募しており、コロナ禍における町内での消費喚起による事業所支援のみならず、コロナの影響を受けている住民生活での非接触の取組につながるものと考えているところであります。  事業スケジュールにつきましては、既に商工会において、事業者への説明会をはじめ、端末機器の導入手続を進めており、3月からは18歳以上の町民の皆さん及び町内の事業所に勤務する方を対象にポイントカードの加入申込みを開始しているところであります。カードの利用開始は4月からを予定しており、以降も積極的に加盟事業者及び利用者の加入促進を図っていくものであります。  なお、町民の皆さんへのポイントカードの加入促進策として、加入特典ポイントを付与して、町民の皆さんのコロナ禍における生活支援の目的を含め、より一層カード加入への意欲向上につなげていきたいと考えているところであります。  カードのポイントにつきましては、200円の買物につき1ポイント、1円分を付与するもので、現金をチャージした場合もチャージ額の1%を付与するもので、利用者の町内での消費を促すものであります。  また、町といたしましても、まちづくりに資するボランティア活動や意見集約の場への参加に対してポイントを付与する公共ポイントを予算化し、まちづくりの機運を高めるとともに、町内における地域内循環を後押ししてまいりたいと考えております。地域内循環の仕組みを本キャッシュレス事業でつくることにより、新型コロナの影響を受けている地域経済を支援していくとともに、将来にわたって町内の商工事業者の事業継続に資する取組であると考えておりますので、皆様の御理解をいただきますよう、よろしくお願いをいたします。 ○議長(前田 栄治君) 町田議員。
    ○議員(5番 町田 貴子君) 1番目のコロナウイルス対策の交付金事業についてでございます。  先ほど壇上で言いましたけれども、青山剛昌ふるさと館の来場者数は1月時点で前年同期と比べて84%減の1,140人、トラベルの一時停止でクーポン券が使えなくなったことや、宿泊者のキャンセル、交流イベントの中止などが影響したと新聞に掲載されていました。今も変わらない状況だと思いますが、この対策としてはどのようなことが考えられると思われますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 昨年に比べて、今、30%を切るような状況でありまして、大変苦慮しておるところでありますが、先回、ライトアップをしたり、館内のミュージアムを、中を見ていただくというようなことを計画したところですが、ライトアップは外ですからできましたが、ちょうど緊急事態が出ておりまして、中のミュージアムは見るということができないところでありますが、そういうことをしておるところであります。このコロナ禍の中で人の移動ができないという状況の中で、いろんな手を打ってもなかなか来ていただくのは難しいということもありますので、例えばSNSでそういう状況を流したりとか、いろんなものを駆使しながら、また次においでいただくことを期待して、そういう取組を進めていこうと考えておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) この青山剛昌ふるさと館は、コロナウイルス対策を十分にされているんだなと思っていますけれども、こういう体制を取っていてもやはり入場者数とか制限がある、入れないんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) やはり京阪神であったりとか、あるいは近くの山陽地域であったりとか、あるいは東京圏というところがかなり多く来ていただいておりますので、そういう方たちがやはり来れないということになれば、近場の県あるいは地域からではなかなか増えないというような状況であります。 ○議長(前田 栄治君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) ふるさと館だけでなくて、その中にやはりお土産屋さんやら、また近くに米花商店街やら、いろいろあります、関連のところが。そこも恐らく大変だと思いますので、できるなら町内の方とかに、例えば半額券とか、そういう発行をしたりとかっていう、そういう来ていただくためと、それからやはりふるさと館をもっとよく知ってもらうためという、そういうための工夫はできないでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 先ほど少し言い忘れましたが、近場の地域については、修学旅行等ができないということで、修学旅行のコースの一部に入れていただいて、近場の学校等がおいでいただいておるということがあります。それから、地元の方にということで、これは昨年になりますが、無料券を配ってといいますか……(「無料デー」と呼ぶ者あり)無料デーを1か月間ぐらい実施いたしまして、町民の方に入っていただいたというような取組をしておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) その無料デーはどういう感じでしたか。たくさん来られましたか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(前田 栄治君) 松本観光交流課長。 ○観光交流課長(松本 裕実君) 町長に代わって答弁いたします。  1か月程度行いましたが、330人程度の来場でございました。 ○議長(前田 栄治君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 分かりました。  それから、ちょっと別の質問になるんですけれども、昨年発行されたふるさと応援ほくえい商品券の使用は1月20日で76.2%ということで、未使用の方が24%ぐらいあったんですね。その後、現在はどういうふうに、もっと使われてますかね。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(前田 栄治君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 町長に代わりまして答弁させていただきます。  今度の行政報告会で御報告いたす予定にしておりますが、2月20日時点で83%程度に上がっております。以上です。 ○議長(前田 栄治君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) これは3月31日でもう期限が来ますね。なるべく住民の方に使っていただくように、またお願いしたいと思います。  先ほどちょっと答弁でありましたけれども、これ、コロナの影響によって事業所の雇い止めは1件もありませんでしたということでした。そうですか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そのとおりでございます。どこからもそういうことを聞いておらんところでございます。 ○議長(前田 栄治君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 苦しい事業者の方はぎりぎり頑張っておられると思いますけれども、もしそういうようなことでも起こるようなことがありましたら、ぜひそういう支援の方法も考えていただきたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そうならないように、それまでに対策を取ってまいりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 先日、琴浦町で、1月28日の新聞で、コロナ感染拡大の影響で売上げが減少した事業者に一律20万円を給付しますということが書いてありました。先ほどの答弁で聞きましたら、北栄町もやはり20万円。琴浦町は12月から2月ということになっているんですけれども、北栄町は1月と2月ですか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 北栄町は既にこれはやっておりまして、1事業所20万円、それから1従業員に2万円ということで、既にこれは去年からずっとやっております。今回はまたそれに特別に困っておられる方、困っておられる事業者を対象にしたところであります。 ○議長(前田 栄治君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 壇上で申し上げましたけれども、成人式が延期になりましたね。成人式が決まれば、またその関連事業所、または本人とか、そういう貸し衣装屋さんなり、そういうところにまた影響が出てくると思いますけれども、そういう方面の支援は考えておられますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 成人式を延期ということでしたわけでありますが、既にそうやって美容院のほうで予約されておる方もあったかと思います。それについては、町としてはそういう補償ということは考えておりませんが、実は、美容協会といいますか、そちらのほうからも、こういう状況であると、できれば控えていただきたいというような文書も実は来ておりまして、全部が全部やってくださいということではないということでありまして、町のほうにも直接美容院のほうからも遠慮していただきたいというようなこともあったところでありますので、また次の機会、やるというときにまた御利用していただいて、美容院を使っていただくということにしていただければと思います。 ○議長(前田 栄治君) しばらく休憩します。(午後3時58分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 休憩前に引き続き再開します。(午後4時09分再開)  町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 一般会計の補正予算にテイクアウト・デリバリー等応援事業補助金43万4,000円、飲食・宿泊・観光特別持続化給付金20万円、起業者支援補助金340万円、食と農の魅力創造支援事業補助金290万円、クーポン割引補助金14万2,000円で計707万6,000円の新型コロナウイルス臨時交付金事業費の中で余剰が出ていますが、これはどういう理由でしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) あらかじめ予算を決めて事業をするんですが、それが消化できなかったということでございますので、減額でございます。その年度で使わなければならないということになっておりますので、そういうことで減額補正をさせていただいたところであります。 ○議長(前田 栄治君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) これはやっぱり、先ほど油本議員もおっしゃいましたけれども、地域経済が、停滞とは言わないですけれども、予定より少ないということは、地域経済が回りが悪いということにつながってくると思います。そしてまた、農業振興費でがんばる農家プラン補助金100万円、畜産増頭対策事業では443万1,000円が不用額となっていますが、その理由は。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長が答弁いたします。 ○議長(前田 栄治君) 手嶋産業振興課長。 ○産業振興課長(手嶋 寿征君) まず、がんばる農家プランにつきましては、実績による減でございます。入札等による差金によりまして、予定しとった額よりも下回ることが分かりましたので、その分の差金でございます。  それから、畜産増頭対策ですけれども、そちらについては、補正のときにも説明させていただきましたが、計画よりも6頭の減で、6経営体の農家さんが取り組んでいらっしゃるんですが、増頭対策で増やすはずだった頭数よりも6頭減になったことによるものがその理由でございます。 ○議長(前田 栄治君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 失礼しました。これはコロナ関連ではなかったかも分かりません。失礼いたしました。  次に行きます。首都圏1都3県を対象とした緊急事態宣言の再延長が3月5日、決定いたしました。この再延長で我が町も経済への影響が懸念されます。これを踏まえて、どのような対策が考えられるでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今までも1月7日から1都3県以外にも、大阪、京都、あるいは兵庫、福岡、あるいは岐阜、愛知、栃木ということで非常事態宣言しておったわけでありますので、それと同じような、関西圏はある程度増えるかもしれませんが、首都圏はそういうような状況であるということでありますので、若干解除されたところのお客様がおいでいただくということはあるのかなと、こう思っておりますが、そんなに大きくは変わらないだろうと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 次に行きます。2番目の質問でございます。  このコロナワクチンの接種については、油本議員が大方の質問をされましたので、私の質問の1番から6番まで、全て先ほど答弁がありましたので、これは省略させていただきます。  7番のその他の課題のところですけれども、ワクチン供給についてですが、3月3日付の日本海新聞に、接種を希望する人が県内で78%とありました。やはり一人が受けると自分も自分もといって広がっていくというふうに思います。なので誘い合って行けるような環境づくりをしたらどうでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) どういうような形でそういう誘い合ってということができるかどうかということでありますが、まず、これは義務的なものではありませんし、個人が接種されるということでありますし、また、コールセンターを通して接種の順番を取るということになっております。そして、集団だったら何人かまとめてということもできるかもしれませんが、かかりつけ医でできる可能性もありますので、そうなるとまた別のということになりますので、そういうところはなかなか難しいかなと思いますが、集団でできるようになれば、一緒に行こうぜという形では、それぞれがしていただければいいかなと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 何だか先ほど言ったことよりも何かちょっと違う質問になるんですけれども、先ほど言われましたが、集団接種よりかかりつけの病院のほうがどちらかといえば安心かなと思いますが、なぜかといいますと、やはりかかりつけの病院だと、本人の病歴がよく分かっておられるし、把握できますし、問診とかの簡素化にもなるのではないかと、相談しやすい環境なので、かかりつけ医というのも進めていただきたいと思っておりますが。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今、中部1市4町でそういう集団体制、それから個別接種ということで、かかりつけ医の体制というものを取っておりますので、先ほど油本議員のところでも言いましたが、北栄町でも26の医院、病院が協力するということでございますので、そういう形でできる人はそちらのほうでしていただければ、問診等で時間もかかりませんし、ある程度患者さんの状態も分かっておりますので、そういう面ではいいかと思いますが、ただ、普通の、ふだんの診断をしながらまたそういうことをされるということになりますので、その先生方が何人受けるかということは、これはちょっと我々は分からないところでありますが、そういう中でしていただければ、内容をよく分かっておりますので、そういう面ではいいんではないかなと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 次に、3番目、最後の質問でございます。電子マネー付ポイントカード、ほくほくカードの説明は町報の2月号にも掲載されております。そして町内の加盟店での買物や役場の事業に参加するポイント還元支援です。先ほど答弁で詳しく説明をいただきましたけれども、地域振興で北栄町のまちづくり、地域内循環を目的としています。みんなが参加して地域の活性化を図る取組ということになっております。町内加盟店は、先ほど答弁にあったと思いますが、現在は80店舗ですね。目標は何店舗でしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 当面は100店舗ぐらいというようなことを商工会のほうは言ってますが、できればもっと多くの商店が加盟していただいて、どこでも使えるということになれば、より利便性が上がってくるものだろうと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) やはりこれはできれば多くの人の参加を望みたいと思いますが、この推進なり啓発は今後どのようにされる計画なのか伺います。それで、例えば出産とかの祝いでポイントを付与するとかって、そういうようなことは考えられないでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 町のほうも支援するという中で、そういうボランティアであったりとか、あるいは講演会に出られた方等についてポイントを付与して支援していこうと、こう考えておりますが、出産については今のところ考えていないところであります。ただ、子育て応援ポイントラリーというような形の中で、子育て中の方にポイントを付与するようにしておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 子育て応援もぜひお願いしたいんですけれども、やはり出産に対してのポイントとかなんかも必要ではないかと思いますので、ぜひ考えてみていただきたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 現在、当初予算にこれを組み込んでするようにしておりますが、今は組み込んでおりませんので、また検討をさせていただければと思います。 ○議長(前田 栄治君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) もうこれで質問は最後にしますけれども、コロナウイルスに関して一番やっぱり重要だと思われることは、心のケアも大切だと思います。湯梨浜町、北栄町、琴浦町の3町でストップコロナ差別、新型コロナウイルス感染症に負けない3町合同宣言が行われました。それから、1月12日に北条中学校でコロナ差別を許さない北条中学校人権宣言が行われました。緑ケ丘団地自治会でも人権尊重宣言がありました。配られてきました。1、私たちは感染者とその関係者の人たちを非難しません。2、私たちはうわさやデマに惑わされません。3、私たちは一人一人の人権を尊重します。コロナ禍では不安や恐れから人を責めたり、人との関わりを過度に避けようとしたりすることがあるかもしれません。こんなときだからこそ自分も相手も大切にし、一人一人の人権を大切にしていきたいと思います。以上です。 ○議長(前田 栄治君) 質問ですか。 ○議員(5番 町田 貴子君) 町長、お願いします。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) TCCで3町の町長が発言した文章を読んでいただきまして、ありがとうございます。コロナ禍の中でそういう差別があってはいけませんので、いつ自分がなるかも分かりません。いろんな場面の中で、そういうことがないように町としても一生懸命コロナのそういう人権等についてしっかりとPRしながら、差別のないようにしてまいりたいと思います。 ○議員(5番 町田 貴子君) 以上です。 ○議長(前田 栄治君) 以上で町田議員の一般質問を終わります。       ─────────────・───・───────────── ○議長(前田 栄治君) 以上をもって本日の日程は全て終了しました。  これにて散会します。  本会議は明日10日の午前9時から開きますので、お集まりください。  お疲れさまでした。                 午後4時24分散会       ───────────────────────────────...