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令和元年12月第9回定例会 (第 5日12月13日)

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  1. 北栄町議会 2019-12-13
    令和元年12月第9回定例会 (第 5日12月13日)


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    令和元年12月第9回定例会 (第 5日12月13日) ─────────────────────────────────────────────       第9回 北 栄 町 議 会 定 例 会 会 議 録(第5日)                                  令和元年12月13日(金曜日) ─────────────────────────────────────────────                                 令和元年12月13日 午前9時開議  日程第1 一般質問        ───────────────────────────────                 本日の会議に付した事件  日程第1 一般質問        ───────────────────────────────                  出席議員(15名)     1番 長谷川 昭 二君  2番 宮 本 幸 美君  3番 飯 田 正 征君     4番 秋 山   修君  5番 町 田 貴 子君  6番 油 本 朋 也君     7番 斉 尾 智 弘君  8番 井 上 信一郎君  9番 藤 田 和 徳君     10番 田 中 精 一君  11番 森 本 真理子君  12番 津 川 俊 仁君     13番 阪 本 和 俊君  14番 野 田 秀 樹君  15番 前 田 栄 治君        ───────────────────────────────                  欠席議員(なし)        ───────────────────────────────
                     欠  員(なし)        ───────────────────────────────                 事務局出席職員職氏名 事務局長 ─────── 磯 江 恵 子君  主幹 ───────── 福 田 香 織君 事務補佐員 ────── 長谷川 利 恵君       ───────────────────────────────               説明のため出席した者の職氏名 町長 ───────── 松 本 昭 夫君  副町長 ──────── 手 嶋 俊 樹君 教育長 ──────── 別 本 勝 美君  地方創生監 ────── 渋 谷   潤君 会計管理者(兼)出納室長         ──── 友 定 景 子君  総務課長 ─────── 磯 江 昭 徳君 企画財政課長 ───── 小 澤   靖君  税務課長 ─────── 齋 尾 博 樹君 住民生活課長 ───── 藤 江 純 子君  福祉課長 ─────── 田 中 英 伸君 健康推進課長 ───── 吉 岡 正 雄君  地域整備課長 ───── 倉 光   顕君 産業振興課長 ───── 手 嶋 寿 征君  観光交流課長 ───── 松 本 裕 実君 教育総務課長 ───── 大 庭 由美子君  生涯学習課長 ───── 杉 本 裕 史君 農業委員会事務局長 ── 下 阪 啓 二君 (併)選挙管理委員会事務局長 ──────────────────── 磯 江 昭 徳君 代表監査委員 ───── 竹 歳 秀 明君       ───────────────────────────────                 午前9時00分開議 ○議長(前田 栄治君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は15人です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。       ─────────────・───・───────────── ◎日程第1 一般質問 ○議長(前田 栄治君) 日程第1、一般質問を行います。  届け出順により順次質問を許します。  9番、藤田和徳議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 9番、藤田和徳であります。私は、本定例会で3点、町長及び教育長に質問したいと思います。  まず第1点、蜘ケ家山山菜の里の利用価値について。この蜘ケ家山山菜の里は以前にも質問しましたが、改めて質問させていただきます。  管理棟の北側をきれいに刈っていただき、見晴らしよくなった山菜の里ですが、本年度、駐車場には車のドリフトによるタイヤ痕が広く円形に残され、公園としてのイメージがひどく荒れてきています。なぜこんなに活気のない物寂しい公園になったのでしょうか。平成30年度決算で、観光施設指定管理者委託事業における蜘ケ家山山菜の里の事業費は2万7,000円で毎年同程度ですが、どの程度の効果があったのでしょうか。また、テーブル、ベンチを設置したあおぞらガーデンの利用状況はどうなのでしょうか、これを伺いたいと思います。  そもそも管理棟は、その役割を果たしているのでしょうか。雨風をしのぐだけのものになっているのではないでしょうか。何か管理棟をもっと利用価値のあるものに使えないのか、町長の所見を伺いたいと思います。  山菜の里というからには、ブルーベリー、イチョウのギンナン、栗、ドングリだけでなく、山菜、特にタラの芽、ウドなどの自然にふえるものが遊歩道のそばにあっていいのではないでしょうか。利用者は、遊歩道から外れ、里の中に散策に入ることができるのか、伺います。  そして何より今の山菜の里には花がありません。花木ではなく、四季折々の自然の中で自然と生える宿根花、これの種をまけば、いずれ花が虫を呼び、虫が集まれば鳥が集まり、鳥が種をまき、行く行くは公園は緑豊かな森となり、人の目にも色鮮やかに映ります。低予算でももっと利用価値の上がる方法は必ずあるはずです。町長の考えを伺いたいと思います。  2点目、新たな森林管理システム導入についてであります。  2019年から、市町村を主体とする新たな森林管理システム森林所有者に適切な森林経営管理の責任を明確化することが決まりました。本町では、経営管理が行われていない森林所有者に対する意向調査から取り組むとのことであります。この意向調査は森林所有者全てが対象なのか、現在の調査の進捗状況を伺います。  町への委託の申し出があったものは、経営管理集積計画を定め所有者からの管理の委託を受けるとありますが、所有者が不在、不明で申し出がない場合、申し出ることができない所有者の扱いはどうなるのでしょうか。人工林はともかく、雑木林などはこの対象になるのでしょうかならないのか、あわせて伺いたいと思います。  また、雪のシーズンに町道に張り出した枝、覆いかぶさる枝、竹などが道を塞ぐことが考えられる場合、所有者の意向に沿うのか、それにもかかわらず町で対処できるのかを伺いたいと思います。人口減少、さらには少子高齢化の中、土地の地権者の明確化とその意向もさることながら、不明なもの、確認できないものもあると思います。ぜひとも町は、町内全森林の調査管理体制を整えていただきたいと思います。意向調査はいつごろ終え、この新たな森林管理システムがいつごろ管理運営されるのか、森林環境譲与税、年290万円でどれだけのことができるのかもありますが、意向調査を終えた後の今後の町の計画はどのようなものなのか、概略だけでもお示しいただきたいと思います。  次に、北栄町防災マップにおける大雨・洪水時の警報・注意報等について質問します。  東日本に大雨、堤防決壊による洪水が多大な被害をもたらしました。登園、登校後、大雨洪水等により保護者に保育園へ迎えに来てもらう場合、それが安全なのか、仮に自宅に帰宅してもらって果たして自宅自体が安全なのか、引き続きさらに困難な避難をしなければならない事態にならないかが重要な問題となります。こども園、小・中学校の現場において、とどまるほうが安全であるという垂直避難の必要性と、たとえ早期であれ帰宅させるという危険性を考えた場合の町長と教育長の考え方を伺いたいと思います。  町民が理解する上で、大雨注意報から大雨警報、土砂災害情報、洪水警報から大雨特別警報、そして避難準備指示勧告と警報、注意報等のあり方が複雑過ぎるのではないでしょうか。避難勧告等の発令については、さまざまな状況に応じて総合的に判断して発令されるとあります。行政中央による判断は当然必要ですが、学校、自治会、企業等はもちろん、個人においても避難の方法、基準をもっとわかりやすくスピーディーに周知徹底する必要があると思います。電力、水などインフラが破壊された場合の児童、住民の連絡網の確保と指定避難所指定緊急避難所が本当に安全なのか、これをあわせて町長、教育長の見解を伺いたいと思います。  以上をもちまして壇上での質問を終わります。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 藤田議員の御質問にお答えいたします。  まず初めに、蜘ケ家山山菜の里の利用価値についての御質問でございます。  平成30年度における観光施設指定管理者委託事業はどの程度の効果があったかとのことでございますが、平成30年度主要施策の成果において、観光施設指定管理委託料1,667万5,000円の内訳として、蜘ケ家山山菜の里の委託料を27万円と記載しておりますが、管理実態といたしましては、北条海浜広場の管理者が一体的な管理を行っているところでございます。平成30年度に山菜の里で指定管理者が行った主な事業は、通常の除草作業、芝刈り剪定作業のほか、春の野草観察ウオークの開催、遊歩道の枕木修繕、案内看板等の修繕、ブルーベリー苗の植栽、ナラ枯れ伐採83本などを実施し、景観の維持や補修、修繕等も行い、来場者に喜んでいただけるよう管理をしておるところでございます。  次に、あおぞらガーデンの利用状況についてでございますが、山菜の里の利用人数については計測していないため、あおぞらガーデンの利用人数については把握しておりませんが、散歩をされた方の休憩や気候がよく天気のよい休日などには、景色を楽しみながらお弁当やお茶を楽しんでいただいていると思っているところでございます。しかしながら、テーブルと椅子を設置はいたしましたが、積極的な活用には至っておりませんので、観光交流課には、山菜の里でのイベントなど積極的な活用を検討するよう指示しておるところでございます。  次に、管理棟をもっと利用価値のあるものに使えないかとのことでございますが、現在、管理棟には管理者は常駐しておらず、月曜日、木曜日を除いて8時30分から16時45分の間開放し、トイレの利用、屋上での景色を楽しんでいただいてるところであります。積極的な活用をしたいところでございますが、経費的なこともありますので、現状での活用を考えております。  次に、利用者は遊歩道から外れ里の中に散策に入ることができるかとのことですが、現在ワラビを中心にタラの芽、ウドなどの山菜、ギンナン、栗、ブルーベリーが採取できるそれぞれのエリアがあり、エリア内には自由に入ることができ、山菜とり、ギンナン、栗拾い、ブルーベリー狩りを利用者の方に自由に楽しんでいただいておるところでございます。その他のエリアでは、遊歩道から外れ里の中に入ることを禁止してはおりませんが、けが、マムシ、蜂等の危険を避けるためにも遊歩道を外れての散策は避けていただきたいところであります。また、公園駐車場周辺には桜、ツツジ、サザンカ、ツバキといった花木もありますので、季節に合わせ楽しんでいただければと思いますし、遊歩道では自然の里山を楽しんでいただければと考えております。宿根花の植栽については、指定管理者と相談しながら取り組んでまいりたいと思います。いずれにいたしましても、限られた予算の中で引き続き魅力ある公園づくりに励んでいきたいと思っているところであります。  次に、新たな森林管理システムの導入についての御質問でございます。  意向調査につきましては、民有林のうち、地域森林計画の対象森林、面積1,421ヘクタールのうち、町内の私有人工林836ヘクタールの中で適切に管理されていない森林、約163.15ヘクタールについて、森林の状況などにより優先順位を決定して実施したいと考えており、現在、東高尾の約8.13ヘクタール分に取りかかっているところであります。  次に、所有者不明森林につきましては、登記簿や戸籍簿、住民票等の情報のほか、他の森林所有者からの情報提供を踏まえて探索いたしますが、それでもなお不明な場合は、その旨と経営管理集積計画を公告して、知事の裁定の後、町に経営管理権を設定できる特例措置がございますので、この手続に沿って対応してまいります。また、議員お問い合わせの雑木林が私有人工林で適切に経営管理がなされていない森林であれば意向調査の対象ではございますが、天然林、竹林等につきましては原則的には対象外として扱いたいと考えているところであります。  次に、雪のシーズンに町道に張り出した枝、覆いかぶさる枝、竹等につきましては、町道の維持管理上、通行などに支障があり、かつ緊急性が伴う場合などにおいて町で伐採することはございますが、基本的には森林の所有者で伐採などの適切な管理をしていただくものと考えております。  次に、議員仰せの町内全森林の調査管理体制を整えることにつきましては、限られた財源の中では困難であります。現在の国から譲与されている森林環境譲与税をもとに試算いたしますと、町内の私有人工林のうち適切に管理されていない森林、約163.15ヘクタールを意向確認するのに中部森林組合によりますと年に7ヘクタールから8ヘクタールが限度と伺っており、それだけでも20年以上かかる見込みであります。搬出を伴わない間伐を行う場合でも、森林の施業の委託先が少ないことなども踏まえますと、やはり20年以上かかる見込みであります。議員仰せの町内全森林は、先ほど申し上げましたが、1,421ヘクタールであります。これを全てするとなれば意向調査だけでも計算上177年以上かかる計算であります。限られた財源の中では、優先順位を定めて取りかからなければ森林環境税を活用した有効な森林経営管理につながらないものと考えているところであります。  意向確認の後に、経営管理の委託手続を行って経営管理権集積計画が定まったところから、森林経営に適した森林は意欲と能力のある林業経営者に経営管理を再委託し、林業経営に適さない森林は町が森林を管理することによって経営に向いている森林に戻して、意欲と能力のある林業経営者につなぐ仕組みが新たな森林管理システムであります。意向調査を終えた東高尾から、令和2年度にはこの意向確認に沿って経営管理権利集積計画を定めます。また同時に、別の地区の意向確認も進めてまいります。また、東高尾の林業経営に適さない森林は、林業経営者につなぐまでは町が森林を管理することになりますので、令和3年度から間伐などの適正管理を始めてまいる予定にしておるところであります。  次に、北栄町防災マップにおける大雨洪水時の警報、注意報についての御質問でございます。  初めに、登園、登校後に大雨洪水等の児童生徒を保護者へ引き渡すことの判断についてでございますが、これらは各園、学校の判断とはなりますが、随時最新情報を伝えるとともに、危機が迫っている場合には私からも必要な助言を行いたいと考えております。  次に、台風や大雨等で発せられる情報には、大雨、洪水、暴風などの注意報、警報、特別警報のほか、土砂災害警戒情報、河川の氾濫発生、氾濫危険、氾濫注意などの情報、避難準備情報、避難勧告、避難指示など、議員御指摘のとおり防災情報は種類が多く、危険度合いがわかりにくくなっております。このため、本年6月から5段階の警戒レベルによる運用が始まりました。今回の台風19号の際にも、警戒レベル3とかレベル4とかの報道がなされました。これらの基準や避難の方法をわかりやすくスピーディーに伝えることは大変重要となりますので、町や自治会等が訓練を継続して行うことによって町民の皆さんに基準の理解や判断能力が備わっていくものと期待をしておるところであります。  また、インフラ等が破壊された状況での情報の伝達と避難所の安全性につきましては、被害の程度によりますので、安全性について申し上げることはできませんが、防災行政無線は停電時でも各家庭で放送受信ができますので、情報伝達に関しては対応は可能であると思っております。  避難所につきましては、災害の程度により安全性の確保ができるものもありますが、想定最大雨量、24時間566ミリの雨量で避難所が浸水し、多くの避難所が利用できない、または利用困難となる見込みとなっておりますので、避難所の整備等につきましては引き続き検討しなければならない課題であろうと考えておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 藤田議員の御質疑にお答えをいたします。北栄町防災マップにおける大雨洪水等の警報、注意報等についての御質問でございます。  児童生徒の登校後に大雨洪水等の警報が出た場合には、雨雲の動きなどを確認しながらタイミングを見計らって下校させます。道路の冠水状況なども学校にお知らせし、場合によっては迂回路を設定するなど、その状況に応じて対応を行います。また、小学校では集団下校となります。甚大な災害が発生した場合は、基本的には園児、児童生徒をあらかじめ決められた場所に待機させ、迅速に保護者への引き渡しを行うこととしております。鳥取県中部地震を経験し、引き渡しカードの作成や引き渡し訓練なども行っております。もちろんこども園や小・中学校周辺が危険な場合は、こども園や小・中学校で引き続き待機させ、安全が確認されてから引き渡しになります。災害の状況については、町防災担当部署とも十分に連携しながら、こども園、小・中学校に情報伝達を行っています。インフラ等が破壊された場合の児童生徒保護者への連絡網の確保については、各家庭で防災行政無線の放送受信が可能でありますので、対応できるものと考えております。  先般、東日本大震災の津波で被害に遭った宮城県石巻市立大川小学校の児童の遺族が市と県に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁は学校の防災体制に不備があったとして支払いを認める決定を行いました。この判決で、校長らは地域住民よりはるかに高いレベルの防災知識や経験が求められるとの指摘があり、学校現場には大変重い判決でした。この判決を受け、園長、校長が集まる教育連絡会において防災に関する研修に積極的に参加し知見を深め、危機管理マニュアルの改定や実践に努めるよう話をしたところでございます。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) それでは、順番に質問させていただきます。  先ほど私、蜘ケ家山山菜の里の予算で2万7,000円、どうも桁が1つ私のほうが間違えとったようでございます。おわびしたいと思います。  そこで、この山菜の里から質問させてもらうんですが、先ほど町長の答弁、休館が月曜、木曜、開館が9時から5時前までと。それで、中に入ると事務所とか給湯室ってあります。これで頼めばコーヒーでも出てくるのかなと思ったら、これは常駐じゃないんだと。そこで、これオートキャンプ場に電話してくださいっていう案内が出てるんですけど、自販機1台で本当に来園者、来館者へのサービスっていうものはどういうものなのか、何を求めているのかっていうのが全然わかんないんです。これ町長、この現状で活用されるっていうんですけど、本当にそう考えておられるのか、ちょっともう一度お聞きしたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 管理棟の開館は、月曜日、木曜日を除くでありまして、その日は除いて8時半から4時45分まで開館しとるということですので、あけとるということですね。  それから、コーヒーも出んというようなことでありますが、実はあそこには飲料水は上がっておりません。水道が引いてないということでありまして、そこでそういう飲み物の提供ということがこれは不可能でありますので、そういうことはできないわけであります。水道水を引くということになればかなりの経費がかかるわけでありまして、今はとりあえずは下からそういう地下水を上げておりますが、それが飲料に適すかどうかということは、これは検査をしておりませんので、多分難しいかなと思っております。それで、そういうのは提供が難しいということがありますし、それから冬場は地下水を上げるものが凍るというようなこともありますのでそこは切っておりますので、冬場ということはできないわけであります。そういうことで、今の管理の体制のままでおるわけであります。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 先ほどの月、木、これ休館です。私のほうが間違えました。訂正させていただきます。  そこで、館内に入ると、花の写真っていうのが上のほうにこまいのが幾つか張ってあります。あとは何もないんです。テーブルと椅子が並べてあって、それは動かさないようにっていって表示してあるんですけど、この花も、何月ごろにはどこに咲いて、ここで見られますよという案内もありません。そして先ほど言ったあおぞらガーデン、5つですか、テーブルとベンチ、それ把握できてない。私、毎日上がって見てるんですけど、座っておられる人は一人もいない。これをもっとうまく活用できないかっていう話なんです。本当に中に入ったら、雨風しのぐトイレがある、ほんに避難所になっちゃってるような感じ、それをいまだ現状で今のままで活用っていうのは、これはちょっとはっきり言ってもったいないんですよ。  私がこの蜘ケ家山山菜の里を何でこれだけ言うかっていうと、この蜘ケ家山は最終避難所になるんですよ。ヘリが発着できる、物資は運べる、東西の道路がしっかりしていたら、そしてテントも張れる。もう少しこれ本当に考えていただきたい。そこで質問です。案内板に、花木というのを、苗木でしょう、五、六年は大事に育てるために立ち入りが原則禁止って案内が出てるんです。これ遊歩道を歩いてる人は、あの苗木は何年ってわからないですよ。これ遊歩道を歩いてその山菜の里の中のどうやってわかるんですか。何の花があって何の案内があって何の木です、これは何年ですなんてわからないでしょ。やはり苗木を植えたら明確化していただきたいんですよ、入ったらいけないということをちゃんとした明確化にしてもらわないと。どうでしょう、これ。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) テーブル、ベンチを設置しまして、そこで弁当やそういうものを持ってきていただいて楽しんでいただければということで設置したものでございますが、藤田議員がいつごろ行かれるかわかりませんが、いい天気になんかなると、子どもたちも親子で行ってそこで遊んだりするようなことも伺っておるところでありますし、学校等も時々行くというようなことも伺っておるところでありますので、そういうことの活用もさせていただいとるんだろうと思いますし、さらにもっと活用できるように今、観光交流課のほうにどういうことをやったらいいかということを指示しておりますので、また検討してまいりたいと、こう思っておるところであります。  それから、山菜の里が避難所になるかどうかということでありますが、藤田議員はなるんだというようなことがありました。どういう災害が起こるかわからないわけでありまして、例えば地震であそこの行くまでの道路が崩れてしまったとか、あるいは土砂で通れなくなったと、去年の災害等でも土砂崩れ等あったわけでありますので、それが避難所としてふさわしいかどうかということは、どうかと、こう思っております。多分ここはならないだろうと、こう思っておりますので、ヘリコプターもおりてこれないだろうと、こう思っておるところであります。そういうことで、避難所には向いていないというようなことを思っておるところであります。  それから、花木の案内板につきましては、やはりどの木を植えたんだというようなことはわかるようにしてまいりたいと、こう思います。やっぱりその花木の名前がついておるだけでそういう親しみも湧いてくるものだろうと思いますし、また、成長の過程も楽しみになってくるものでないかと思っておりますので、それはそういうことでさせていただければと、こう思います。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 1つお伺いします。東の遊歩道、ロープ張られて入ったらだめだ何だってたびたびあります。これは一体何が原因なんでしょう。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 遊歩道にも枕木等があるわけでありますのでその補修をしたりとか、それから今、蜂が飛んどるというようなことでございまして、その蜂のやっぱり被害を懸念してということで、ペットボトルでぶら下げとるのが見えると思いますが、あれに蜂を捕獲するというようなことでしておりますが、そういうことが懸念されてるのでやっておるということでありますし、また、雨が降ってちょっと土砂が崩れたとこもあるというようなこともありますので、そういう形の中で、通行ができないようにということで、危険だということで通行どめにしとるようであります。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) わかりました。この山菜の里は、もう少し何とかならないかっていう思いで質問させていただきました。本当に考えていただきたいと。  次に行きます。森林管理システムですね。これ1,420ヘクタールあるうち人工林836ヘクタール、この意向調査なんですけど、これは森林所有者の数っていうのはわかりますか、町内における。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今、書類が手元にないようでございますので、何件ということはちょっと答えることができません。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) ぜひ調べていただきたい。全所有者の中から今の何件調査ができて、何件で意向調査が全部終わるのかっていうのが知りたかったんです。  そこで、1つ伺います。この意向調査っていうので所有者がわからないとか所在がわからない、連絡とれないっていうのはありますよね。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) あると思います。今調査の段階でございますが、あると思います。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) その調査は徹底してやられるんですか。追って追ってでも意向は聞くもんですか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 先ほども答弁いたしましたが、そういう戸籍簿とか登記簿等あるいはそこの近くの森林の所有者の方の情報を得ながらやるんですが、わからない場合はそういう計画を公告して知事の裁定をいただくということになっとりますので、そういう手続を踏んで実施していこうと、こう思っております。
    ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) もう一つ聞きます。例えば意向調査で、うちはいいですっていう場合があるかもしれません。その中で、うちは経済的にも無理だと、また、手続が面倒かもしれないから嫌だと、そして何より気力、体力がない、そういう山に手をつける気力も体力もないそういう方々に、うちはいいですって言われた方々に町としては何かのアプローチ、いや、管理してください、管理したほうがいいですよ、管理しましょうよというようなアプローチっていうのはされるんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) それは当然やっていかないといけないと、こう思っております。委託を受けてする業者さん等もありますので、そういう方たちにどうですかというような話をしていくということで、そうはいってもなかなかできんわいと、体力的にできんわいとかいろんな状況があると思いますが、そういうどうしてもできないものについては、町が管理して適正なそういう林業経営者に譲り渡すというようなことになろうかと、こう思います。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) この森林環境譲与税っていうののこの目的っていうのが、森林管理、山林管理と、それから管理者の養成、育成っていうのが目的に上げられております。町内にもその森林管理業者あるにはあります。ありますが、どうも我が北栄町では外部に委託、委託、そのほうが経費が安いのかどうかわかりません。しかし、私が思うに、地方創生と、それから雇用の観念からいって町内で何とかこれを育成できないのか、これが本当の狙いじゃないのかという気がしてならんのです。そこで町長にお伺いするのが、この山林管理、これを根本的に育成、養成というのを町で、何ていいますか、町が直接やるのも問題あるんでしょうけど、起業、そういう町内で産業を興すっていう観念はおありでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 現在、森林事業者というのが町内でもありますし、中部管内にもあるわけでありますが、そういうところに勤務されてる方については、行政のほうもそういう保険等をある程度助成をしてそういう人材を育成していこうということでやっとるところでありますので、町自体がするということでなくて、そういう事業者の中に入っていただいてそこで人材育成をするということになっておりますので、そういう形で現在やっとります。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) それを聞いてとりあえず安心しました。やはり我が町のことは我が町でできるだけやりたいと、それが地方創生につながるんじゃないのかと思って質問させてもらったところです。  それでは、次、行きます。北栄町防災マップ。私、今回、大雨洪水っていうことで質問させてもらったんですが、地震、津波に関しては、また次回にさせていただきます。  まず最初に町長にお伺いしたいのが、災害があった場合は災害対策本部っていうのを立ち上げますというか、立ち上げられているのか、通常、わかりませんが、立ち上げます。本部長は町長です。町長が例えば、ここに私、全戸配布のマップっていうのがあります。さあ、避難指示だ、避難勧告を発令しなさいって決定されてから、町内全域にそれが防災放送なりなんなりで行き渡るまでに大体どれぐらいのタイムラグ、時間的にどれぐらいで行き渡るんでしょう。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 対策本部につきましては、そういう状況等を見てするわけでありますが、注意報が出ますと、すぐ担当のほうは待機したりするわけであります。次に警報というような形が出るわけでありますが、その中で、災害体制1とか2とかそういう体制を決めておりまして、それで職員が参集していろいろ見て回るというようなこともあるわけでありますが、最終的には対策本部をつくったら私が長になってやるということであります。去年、避難勧告を発令いたしましたが、避難勧告出せということで、すぐ避難所の態勢を整えてそれから全町に放送ということになるわけでありますが、早目早目にそういう避難勧告を出すようにという今までの災害の事例からありますので、そういう形で去年は出していただきました。避難勧告を指示してそんなには時間かからずに全町には防災無線のほうでお知らせしておりますので、去年は直ちに防災無線で町民の皆さんにお知らせさせていただいたということであります。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) なぜこれを聞いたかっていうと、もう災害が起こった場合は1分1秒が命なんです。それで改めて質問させていただきました。  次に、教育長にお伺いしたいと思います。今、直ちに町長は発令して放送なりなんなりを全町に流すということを言われました。学校関係では、この町長からの命令で発せられた放送を聞きもってから避難だ何だされるんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 学校においては、警報が発せられた場合、その雨の程度を見きわめて、今だったら帰れるというようなことであれば、集団下校であったりとかいうことをさせます。警報等で雨が非常に厳しいという場合については、学校内で引き続き待機するという形になります。町長のほうが発表された場合については、その状況に応じて学校とも協議しながら対応していくという形になろうかと思います。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) この防災マップ、これに風水害の情報があるんです。ここで計画規模っていうのと想定最大というのがあります。計画規模というのは、年間に1%の確率で24時間352ミリの雨が降った場合という一つの基準があります。ところが、想定最大っていうのはないわけです。それは当然ないと思います。ないんですけど、ことしの東日本みたいに2日で1,000ミリを超えるっていうことがありますよね。ということは、想定最大っていう観念は悪いほうへはどんどん膨らんでいくという私はそういう考えなんですけど、こういう考え方でいいんでしょうか。例えば、これ想定最大で避難場所云々って「〇、△、×」ってあるんですけど、余計悪いほうに想定すれば悪いほうへはどんどん解釈しなきゃならんっていう考え方でいいんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) この計画規模につきましては、100年に1回というような、そういう確率の中で計算をされております。想定最大は1,000年に1度というようなことでされております。そしてこの想定最大は、天神川が決壊したというようなことの想定の中でされております。先ほどありましたが、今回の東日本のほう、箱根のほうは1日に900ミリを超えるような雨が降ったというようなことでございまして、大変想定をかなりオーバーしておるようなことであります。私も国との意見交換会の中で、我が町は560でやっとるんだけど、既に1,000ミリを超えるような雨が降っとると、もう一回ハザードマップのそういうのをつくらないけんでないかなということも発言しておりますので、また新しいものをつくる必要があるんではないかなと思っております。本当にそういう地球温暖化の影響もあると思いますが、こうやって大きな台風、風水害も大型化、巨大化になっておりまして大変想定がかなり上回るものが出てきておりますので、やっぱりそういうのをきちんとつくっていただいて対応するようにしなければならないだろうと、こう思っております。国のほうがどのような形でまた動くかわかりませんが、そういうことも強く言いながら、このマップについては、またもしそういうのができれば提案させていただきたいなと、こう思っておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 教育長にお伺いしたいと思います。  近年、二、三年の間でもいいです、大雨だ洪水だっていうことで、こども園で保護者または父兄、この方々に迎えに来てもらうっていう事案はあったんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 風雨といいますか、洪水等の関係ではございません。3年前ですか、中部地震のときには迎えに来ていただいたということはありますけども、風雨ではございません。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 大雨洪水っていうのが途端に東日本でもあったから、ならここでは考えなくていいっていうそういうんじゃなくて、もう日本でも最高気温更新と、それで最大雨量も更新っていう、どこにあってもおかしくないっていう想定で質問させてもらうんですけど、保護者に迎えに来てもらうにもタイム差がありますよね。近いところの人、または遅いほうでは連絡がなかなかとれないそういうときに、先ほど教育長は保護しなきゃならん、安全が確認できてから帰ってもらうって、その保護しなきゃならない、当然そうなんです、責任持って保護しなきゃならないんですけど、これ小・中学校なら校舎の上に上がればいいんですよ、小・中学校なら校舎の2階、3階に上がって垂直避難可能なんですけど、見る見る状況が悪化する中、こども園では垂直避難なんて可能なんですか、どうなんでしょう。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) こども園というのは、本町のこども園は原則平家で1階建てでございますので、垂直避難というのはできません。ただ、北条こども園では、隣に北条小学校がございますので、そちらのほうに避難をするというふうに想定しておりますし、ほかの園については、そういうことが想定される場合は、できるだけ早く安全な場所に待避すると、避難するということだというふうに思います。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 町長も教育長も、同じように早目早目の避難、これが原則だ、それはわかります。ところが、想定した以上のことが起こった場合のことで質問させてもらったんです。  そこで、もう一つお伺いしたい。この指定避難所指定緊急避難所ってありますよね、全戸配布のこの防災マップ、これ地区地区で出ています。一番見やすいのが、一番最後の全町が出てます。これ見ますと、床上浸水になった場合、東新田場から江北、そして県道、鉄道を縫うようにというか、はうように旧北条町の中央、いわゆる田井の旧北条町庁舎一帯、それから西に行って大島、瀬戸、そしてここ駅周辺、この庁舎周辺一帯がつかる、指定緊急避難場所、指定避難場所っていうのがこの中に点在する、これ自体が何かそれこそ垂直避難の必要性っていうものを感じます。それで、先ほど教育長は言われました、安全が確認できたら帰っていただく。だけど、これ見渡して周りが池のようになってる場合を想定したマップです。これ根本的な再検討っていうのが必要なんじゃないのか、根本的なところ、これでいいのかっていうのがすごく疑問です。その辺。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 先ほど言いましたように、これは天神川が破堤した場合の想定最大規模ということでやっとるわけでありまして、その中で指定緊急避難所が水没するでないかなというようなことでございます。その深さについては5メーター未満というところがあるわけでありますし、また、0.5から3メーターということでありますので、垂直避難ができるところもあります。ただ、なかなかそうはいっても垂直避難できないということがありますので、他の指定避難所に避難していただくということになろうかと思います。大栄地区のほうはここには余りないわけでありますが、避難所としても高台にあるとこもありますので避難はできるんではないかなと思っておりますが、北条地区のほうがかなり避難する場所が少ないというようなことでありますし、また、かなりの水が浸水するということがありますので、こちらのほうはちょっと考えなければならないなと、こう思っておるところであります。何とかそちらのほうの避難のほうの場所もこれから検討していきたいなと、こう思っておるところであります。他の自治会の公民館をお借りしたりとか、やっぱりそういうことも考えながらこの避難所の避難する場所というものを検討してまいりたいと、こう思っておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) もう一つお伺いします。  早期に避難する場合、早目早目の避難って言われました。町長も教育長も言われました。その中で、高齢者、それから当然子どもたち、そして障がいのある方々、妊婦さん、これ避難のマニュアルでは、どの防災のマニュアル見ても車での移動は原則はやめにして徒歩でってあります。これ果たして本当に可能なのかっていうこと。町として、この避難計画で優先的に避難させるっていうことが本当に可能なのかどうなのか、これやってみなきゃわからないのかっていう話でもないんで、大事な話なんで、お伺いしたい。これ本当にできるのかできないのか、早目だから車でやっちゃうのか。どうなんでしょう、計画自体あるんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 高齢者にしても、あるいは妊婦さん等、障がい者の方にしても程度があると思いますので、やっぱり自分に合ったような車が運転できたら車を運転してなるべく高いとこに行くとかいうことができますので、そういうことはしていきたいと思います。ただ、そういうことができない方もおられるわけでありますので、そういう方をどうやって避難させるかということで、今、要援護のそういう名簿等もつくって、もし何かあった場合はここを助けましょうというような形でそれぞれの名簿をつくっておりますので、それを自治会長さんのとこに配付してありますので、そういう形で優先的に避難をしていただくということにしておるところであります。そして、今、支え合いというのを各自治会でしていただくように取り決めておりますが、そういう中で、やっぱり具体的に誰については誰が世話をしましょうというような形になれば、これはとてもいいことだと思いますので、そういう形で避難のほうをお願いをしていこうと、こう思っておるところであります。  早目早目ということでやるわけでありますが、情報のほうも町のほうに随時入ってきます。河川のどの地点ではどのぐらいの今水量にあるとか、あるいは雲の動き、雨雲の動き、これはメッシュでずっとわかりますので来よるなとかいうこともわかりますし、それから県とか国交省とかそういうところとも連絡をとるようにしておりますので、そういう状況も刻一刻とわかってきますので、そういうものを勘案しながら早目の対応をしていこうということで取り組んでおるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 町内にあちこち海抜表示って張ってありますよね、電信柱とか壁とか。これをよく勘違いされる方がおられて、一つ確認なんです。海抜表示っていうのは、津波だ何だには、そういう関係には確かに表示だからいい、わかる。ところが、大雨洪水の場合では、この例えば海抜4メートル、6メートル、6メートルなら流れていくから大丈夫だという安心感が住民の皆さんにもあるんです。ところが、これ月の引力の関係、大潮ありますよね、海からの波の返し、そして川からの濁流、これでもう判断、こういう流れていくっていう安易な判断をしちゃならんのだということをもっと住民の方々に知ってもらわなきゃならん。地震が起きて津波なら、海抜はあれだっていってそういうことしか頭にないということから考えて、これ一つ確認なんですけど、海抜表示っていうのは、単に海面からここまでの高さですよ、そういう意味ですよね。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) まさにそのとおりでございます。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) もう一つ伺います。もうおしまいにします。  町の構造上、水田がありますよね、それが南北に長いんです。あぜが南北に走っているっていうことは水田が南北に長いのが隣接してある、ということは水路は東西に走ってるんですね、県道にしても鉄道沿いにしても。いわゆる水はけが悪い。大雨洪水、氾濫になった場合に、由良川があり北条用水があってもはけない場合、これどっか要所要所で水を抜く方法があるんじゃないのかと。私、考えたのが、要所要所でこれ地面掘って、ならつけるなんていうそんな大規模な莫大な費用を使う必要なしに、運河のスエズ運河だパナマ運河ありますよね。水を入れて船を持ち上げる下げる。それを逆に考えて、水を持ち上げる方法、あるんじゃないのかとあれこれ考えたんですけど、この水はけを、水を抜くっていう考え方、どっかで水を抜かなきゃなんない、早く引かせようっていうような考え、町長、何か考えたことあられますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 考えたことはございません。 ○議長(前田 栄治君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 最後にします。ことし町の防災訓練ありました。天神川が決壊したっていう想定でシミュレーションを見させていただきました。参考になりました。通告外だと思われたら言ってください、やめますから。  いわゆる天神川の河口の堆積帯です。あの砂の堆積帯、以前は東新田場に数メートルで天神川の河口の水が海に流れてました。この前の台風19号で、水の勢いでもってど真ん中を突き抜けて破って海に流れてました。ところが、2日したら埋まっちゃったんです。また埋まった。今は羽合のほうが数メートル天神川の水が海に流れてます。いわゆる海からの波の返しと川からの土砂で簡単に埋まっちゃうんです。これ、どうも水の流れがうまく流れていない。由良川は川は蛇行しててもダイレクトに海に流れます。だけど、天神川はどうしても堤防みたいになってしまう。これ、そんな100メートル、200メートル先に堤防をつくってください、護岸をつくってくださいなんていうことは言いません。ただ、国も県も多分研究されていると思います。しかし、隣接する町として、町長に、研究してみなきゃならんのじゃないのか、これ何とかしないとだめなんじゃないのかという気がしてなりません。最後に、町長にもしその考えがありましたらそれを伺って、私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 確かに天神川は砂がたまって河口が狭まっているとこでありますが、ある程度一定のものになるとこれが押し出されて砂が出ていくというような、そういう仕組みになってるようでございます。由良川については河口が細くなっておって、これが水がたまってすっと出るということでなかなか全部つくようなことにはならない、やっぱりそういう、何というか、フラッシュというか、そういうのがあって細くなっとる分だけ勢いがついて砂がたまらないという、そういうことになっておるようでございます。ただ、天神川は広いものですから、なかなかそこまではいかないということであります。そういうある程度の一定の水量になると流れるということでありますので、今の状況でやっておられるということであります。大きな雨が降るとそういうような状況になりますので、河口のほうは心配はしなくてもいいんではないかなと、こう思っておるところであります。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 終わります。 ○議長(前田 栄治君) 以上で藤田議員の一般質問を終わります。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 6番、油本朋也議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 6番、油本朋也です。私は、この定例会において2つ質問させていただきます。  まず、教育長に、民間委託後の放課後児童クラブの現状と課題について質問させていただきます。  幾つかの懸念を抱えて放課後児童クラブの民間委託がことし7月1日より開始されました。民間委託されて約半年がたちますが、夏休みを含むこの期間、それは当初の町の期待どおりに機能して十分な成果を上げつつあるのでしょうか。想定された課題は解決したのでしょうか。新しい環境の中で過ごす子どもたち、その保護者、現場の支援員に戸惑いや不安はないのでしょうか。民間委託に踏み切った町の現在までの動きと放課後児童クラブの現状を課題を拾いながら、ことしの3月と6月の定例会で同僚議員の一般質問に対する教育長の答弁に沿ってお伺いします。  まず、支援員の確保や質の向上には、多くの人材を抱え研修体制が整っている事業者に任せれば安定的な経営が可能になると答弁されておりますが、本町の場合、支援員の確保や質の向上は当初の思惑どおりできているんでしょうか。また、安定した経営は見込めるんでしょうか。  次に、民間ならではの特色を生かし、工夫あるイベントや学び、学習など、子どもたちにより楽しく有意義な場所ができると答弁されておられますが、本町の場合、実際にできているんでしょうか。  次に、民間委託にした場合、試算では町直営での経費を約6%、140万円上回るが、放課後児童クラブは経費節減が目的ではなく、安定的な運営の確保が第一の目的であり、そこが児童にとって楽しい場所、保護者にとって安心して預けられる場所、支援員にとって働きやすい場所になると思うと教育長は答弁されています。そうなっているのでしょうか。  4番目、保育内容の基準として、平成26年に放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例が制定されましたが、それに沿ってしっかりした運営がなされているのでしょうか。  次に、民間委託にすると、会社側から提案として、現在パート扱いの支援員を人事評価制度に基づき正社員への登用とか一般職への登用制度など、長期的な雇用を確保するための制度を考えると提案があったと教育長は答弁されておられますが、その後、具体的な話はあったのでしょうか。  最後に、支援員確保のため給与面での処遇改善を求める質問に対し教育長は、支援員はパート扱いであり兼職も可能であるため、午前中のあいた時間などは別のところで働いて構わないと柔軟な働きを容認する答弁をされましたが、給与等は改善されたんでしょうか、副業を持つ人がふえたんでしょうか。地域の実情に応じ多様な運営によって全国に運営される放課後児童クラブです。現在、本町においても児童の約3分の1が利用しています。民間委託によりこの半年間で現場の何が改善され、以前と比較して具体的にどんな点がよくなったのでしょうか。その組織を安定した経営のもとで将来的にどう発展させていくのでしょうか、町としての方策を教育長に伺います。  次に、オオキンケイギクの駆除について町長に質問いたします。  オオキンケイギクとは、北米原産の多年草で、5月から7月に黄色い花を咲かせる道端や河原でよく見かける花でございます。以前は緑化のために道路のり面などに利用され、また、色鮮やかな花を咲かせるためポット苗として生産され流通していましたが、極めて強い生命力のため一度定着してしまうと、在来の野草を駆逐し周辺の景観を一変させてしまうほどの性質を持っております。そのため環境省により平成18年2月に特定外来生物に指定され、運搬、栽培、販売などが禁止されています。本町におきましても、ことし5月の広報紙にその駆除についての掲載がありましたが、十分な効果が見られない模様で、その対策を急ぐ声が上がっています。町として現在この問題にどう取り組んでおられるんでしょうか。県内でも、毎年のように5月から6月にかけその駆除作業が行われ、その様子が各自治体のサイトにアップされ、昨年は倉吉市での駆除作業の様子がテレビで放映されておりました。本町でもオオキンケイギクの定着実態を把握し、開花時期に向け種子をつくってしまう前に、住民への啓発を含めた実効性のある対策を講じられることを望みます。町長の御所見をお伺いします。  以上で壇上での質問を終わります。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 油本議員の御質問にお答えします。民間委託後の放課後児童クラブの現状と課題についての御質問でございます。  初めに、支援員の確保や資質の向上は当初の思惑どおりできているのか、また、安定した経営は見込めるのかとの御質問です。現在、必要な支援員の確保はできております。委託前は、北条なかよし学級8人、大栄こども学級7人だったものが、委託後は、統括責任者1名のほか、支援員は北条なかよし学級で10人、大栄こども学級で6人となり、シフトを組んで運営を行っております。研修といたしましては、受託業者主催の研修に加え、外部主催の研修にも参加するなどし、委託後に4回の研修を行っております。特徴的なものとして、感性育成プログラムとして感じる力や感性の働きを学ぶ研修や、アクティブ・チャイルド・プログラム研修といって、児童のさまざまな遊びを通して、けがをしにくい体づくりと身のこなしを身につける取り組みも行われております。また、プロの劇団員による読み聞かせの研修も行われ、支援員のスキルアップにつながっています。委託後5カ月が経過しましたが、その間の支援員の確保や研修はしっかりと行われており、安定したクラブ経営ができております。  次に、子どもたちにとってより有意義な場所にできているかとの御質問です。クラブでは、プロの劇団員による読み聞かせや、北条、大栄の児童交流事業、地域との連携事業などが行われています。また、ブロックなどの知育玩具を活用した遊びを行うことにより子どもの発想力が豊かになり、みずから遊びを考えて過ごせるようになったといった話や、友達の中に入ることができず遊べなかった子どもが減ったという話も聞いており、これは先ほどの支援員の研修の成果が出ているものと感じているところで、子どもたちにとって有意義な場所となっているものと思います。  次に、児童にとって楽しい場所、保護者にとって安心して預けられる場所、支援員にとって働きやすい場所になっているかとの御質問です。先ほど申し上げましたとおり、児童にとっては楽しく有意義な場所となっております。保護者にとっては、委託後に配布された家庭連絡ノートでクラブでの様子が確認できることや、要望等を気軽に伝えることができるようになりました。また、ホワイトボードを使った児童の登所、降所の管理やマチコミメールの導入など、保護者にとって安定して預けられる場所になっているものと思います。支援員にとっては、統括責任者1名のほか、北条、大栄それぞれのクラブに現場リーダーが配置されたことや、受託業者によって携帯電話の増設、パソコン、プリンター等の整備なども行われており、支援員にとっても働きやすい環境になっていると思います。  次に、保育内容は条例に沿ってしっかりした運営がなされているのかとの御質問です。クラブ運営については、支援員の配置、必要な面積の確保など条例に沿った基準でできております。今年度は、鳥取県が開催する放課後児童支援員認定資格研修を受講資格のある4名が受講をしているところで、これにより資格取得者は8名となる予定です。  次に、支援員の正社員への登用や一般職への登用など、長期的な雇用を確保するための制度を考えるとの提案に対して具体的な話はあったかとの御質問です。具体的な話は聞いておりませんが、今回の委託契約期間がことし7月から令和2年3月31日までと短いこともあり、長期的な話にはならなかったのではと思います。次年度以降は複数年契約を行いたいと考えていますので、受託業者の経営的な安定と支援員の安定雇用につながるのではないかと思うところです。  次に、支援員の給与は改善されたのか、副業を持つ人はふえたのかとの御質問です。パートの働き方については、委託後は受託会社の社員として雇用されているため、一人一人の雇用条件や副業の状況はわかりませんが、賃金のアップや交通費の支給など、処遇はよくなったということを聞いております。  最後に、何が改善され、具体的にどのような点がよくなったのか、将来的にどう発展させるのかとの御質問です。民間委託を行って5カ月を経過しましたが、この間、支援員の研修がしっかりと行われ、そのことが児童に対してよい影響を与えているように思います。先ほども申しましたが、今年度は契約期間が短かったこともあり、継続して安定したクラブ経営を行う環境が整っていませんでした。引き続き安定したクラブ経営が行われるよう、来年度以降について複数年契約を行っていきたいと考えております。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 油本議員の御質問にお答えいたします。オオキンケイギクの駆除についての御質問でございます。  オオキンケイギクは、議員仰せのとおり、5月から7月にかけてコスモスに似た黄色い花を咲かせる多年生の植物で、道路ののり面緑化等に大量に使用されるようになりましたが、極めて強い生命力であるため全国的に野生化し、河川敷や道路に大群落をつくり、在来生態系への影響が危惧されておるところであります。外来生物法により特定外来生物に指定される以前は鑑賞用に栽培されていたことや、かれんな花であるため刈り取ることに抵抗を感じる方も多いこと、結実後の刈り取りはかえって種子を拡散させるおそれがあることなどから、その駆除がなかなか進んでおりません。  町内でも、毎年5月の中旬ごろからオオキンケイギクの繁茂が見られることから、4月に開催される自治会長会や町報等で駆除について啓発をしてまいりましたが、正しい駆除の方法について具体的にお伝えする必要があると考え、昨年、TCCに協力していただき、オオキンケイギクはどういう植物なのか、その実際の駆除方法等についてわかりやすくお伝えするためのミニ番組を作成し、昨年に引き続きことしも放映されているところであります。こうしたところからオオキンケイギクが特定外来生物であり、防除の必要があるということは町民に認知されつつあると考えておるところであります。また、県の自然保護監視員の方がパトロールを行い、町内での繁茂の状況等を情報共有した上で、協力して土地の管理者等に駆除の依頼を行っているところでございますが、来年は、毎年、倉吉市の打吹山で実施されているオオキンケイギク駆除作業を本町でも実施していただくよう県に協力を求めてまいりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) ありがとうございました。  まず、放課後児童クラブ、教育長にお尋ねさせていただきます。  今こちらに昨年12月3日の全員協議会資料としていただいた放課後児童クラブ民間委託についてという資料がございます。ここから読み取れますように、以前は民間委託に当たり、多分よくなるんじゃないかと思われながらも、実際、支援員も保護者の方も町自体も幾分手探り状態だったというように思います。しかし、今では、先ほど教育長おっしゃいましたように、事業主体が民間のこのシダックスさんにかわったことにより、支援員はそれまでのいわゆる自分なりの経験に基づいた指導方法、それが頼りだったものが、研修等によって全国レベルのスキルを学び、レベルアップした内容で支援を行っているという自分なりの実感を持って子どもと接しておられるそういった様子です。また、何か伺うところでは、先ほどおっしゃいましたのもありますけども、民間委託になって支援員の方たちからの直接の声としまして、給料が上がった、交通費が今までなかったのが支給されるようになった、それまで事務所にはいわゆる町から支給されたスマホ1台しかなかった、ところが、先ほどおっしゃいましたように、民間委託になってパソコンとプリンターとコピー機が入りました、見てください、こんなに入りましたというふうに私は声を伺ってまいりました。ほかにもたくさん喜びの声を伺うことがございます。おっしゃいましたように、かなりいい方向に進んでいるように私は思っております。  また改めてお伺いしますんですが、支援員の意欲とか子どもたちへのサービス内容が、この委託後、この5カ月の半年近くを経過して実際に全体的に充実したものになっていると、教育長さん、改めて伺います、それを感じていらっしゃいますか。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 子どもたちの様子等についても、これまでなかなか落ちつかないというような子どももいたところなんですけども、この委託後については、支援員さんの努力のおかげだというふうに思いますけども、落ちついた状況で両教室とも運営されているということで、大変良好だというふうに思ってます。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) また、この先ほどの資料によりますと、めくったところにいろいろ書いてございますけども、それまで町がかかわっていました労務管理などの業務負担が大幅に軽減されるであろうというふうに書いてありますが、実際に比較しまして、意図していたその効果、いわゆるその労務管理の業務負担など、そういったのの大幅削減というのは計画どおりにいっておりますでしょうか、伺います。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) これまで支援員の確保であるとか支援員の賃金の支払い等について私どものほうで行っていたところなんですけども、これが委託業者のほうで行われるようになったということで、そういう部分で業務が軽減されたというふうに思っております。その軽減された分については、それ以外の子育て部門等に多くの時間が費やせるようになったというふうに思っております。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 教育長の答弁によりますと、放課後児童クラブに民間委託後、いろんな面で期待していた効果が上がっているということで、本当にそれはよかったと思います。
     それでは、ちょっと具体的な質問に入らせていただきます。  まず、運営場所を含む小学校と放課後児童クラブの関係について伺います。北条なかよし学級の場合は、小学校との距離が近いので、細やかなことでも相談しやすいなど、この子をよくしようという学校と放課後児童クラブさんとの情報交換が教育長の言われるようにうまくいってるというふうに現場のリーダーさんを含め支援員さんから伺っております。が一方、大栄はどうでしょうか、大栄こども学級は小学校との連絡はその点どうでしょうか、細やかな情報など現在うまくいっていますでしょうか、伺います。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) ここに勤めていただいております統括責任者の方が各学校を訪問をして、いろいろな子どもたちの様子であるとかということの情報交換というのは行われているというふうに聞いております。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) そういうふうに聞いてらっしゃるとしたらよろしいんですけども、例えば北条の場合、小学校との距離が近うございます。ただ、大栄の場合は距離が、正確にははかっておりませんけども、1キロ以上ある、中には2キロ近くあるんじゃないかという声も聞いております。その移動中、子どもさんたちの移動でその安全面が心配であるという声が聞こえてまいります。  ちょっと解決に2つの案をいろいろ聞いた中で出させていただきました。もし可能であればなんですけども、今の施設にかわりまして近くにある勤労者体育館の利用はどうでしょうかと。それは、空き部屋と体育館がございますので、その利用をすれば近くていいんじゃないか。そして2番目は、もしそれが無理であるならば、現在の位置まで、大栄分館までスクールバスなどの利用によりちょっと子どもさんを移動させてもらってはどうだろうかというのもあります。最後3番目ですけども、それよりも、大栄小学校に今空き部屋ないって伺ってますけども、教室をあけてスペースをつくると、それが一番安全じゃないか、体育館も近いしという3点、これをちょっと伺ってまいりました。放課後児童クラブを学校の近くに置いたほうが連絡が密になり、例えば体の調子を含めた子どもさんとの様子を学校とクラブがお互いに把握しやすいということなど、例えば物理的な距離以外にももっとメリットが生まれるような、そういうふうに思います。簡単なことではないと思いますが、それらのことを踏まえましてこれらの案について教育長の御意見を伺いたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 放課後児童クラブが本来どこにあったら一番いいのかということにつきましては、これは学校に隣接もしくは学校の中に設置をしたほうがいいというふうに思っております。文科省のほうも、そういうとこで進めなさいということの指示をいただいておりますけど、大栄小学校の校舎内に児童クラブをつくるということが現在のところはできていないといいますか、なかなか難しいじゃないかなというふうに思っております。要は放課後児童クラブは夜7時まで、そして土曜日も開館をしています。子どもたちがいるという状況がございますので、学校の施設内とのセキュリティーの問題等の解決も必要かというふうに思いますので、ちょっと難しいのかなというふうに思います。  いただいた勤労者体育館については、玄関のところに事務室等もございますが、もう全くほんの机が1つ置けるか置けないかというような部屋ですし、あとはトイレとロッカー室があるだけということで、ここはまず難しいのかなと。アリーナといいますか、体育館のほうは体育館の利用がございますので、そこを体育館を仕切って利用するのかということは、今の段階ではちょっと難しいのかなというふうに思います。  スクールバスについては、子どもたちが放課後児童クラブに行くときは、それ以外の子どもたちはスクールバスに乗って各自治会のほうに帰っていきますので、子どもたちをスクールバスで児童クラブに送るということはちょっと難しいのかなというふうに思っているところでございます。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 次に、クラブの運営時間と利用料金についてお伺いします。  現在、運営時間の終了は、平日も土曜日も19時までとなっております。料金は月額2,000円で、18時から19時までは特別料金として月額1,000円の追加となっております。つまりお迎えの時間、子どもさんを迎えに行く時間が18時、そして19時、この二通りで、それも月額2,000円と合計3,000円の二通りございます。そういうわけで、お迎えの時間が18時の契約の御家庭でも、実際現場ではその時間より少しおくれてしまうケースがどうしても発生するように伺っております。それによって、仕方ないことなんですが、現場の職員さんが保護者さんの対応に少なからず苦労されるということも少々あるように伺っております。  例えば、はっきりその2つを区分することが現場で実際困難であるならば、児童クラブの開設時間を一律19時までとして、特別料金をなくして保護者負担は全て月額2,000円とする方法はどうでしょうか。もちろん2,000円じゃなくて3,000円でも2,500円でも結構なんですが、現場の職員の方の負担を少しでも軽くするために、その終了時刻、それと利用料金を一律にすることはこれはできないんでしょうか、お伺いします。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 保育料の料金を一律にということでございますけども、現在18時まで2,000円、そして19時までの延長でやられる方については1,000円の料金をプラスでいただいているという状況でございます。家庭の状況において18時までで迎えに来れる人もあろうかと思いますし、それでは迎えに来れないということで19時までの保育を行わなければならない児童もございます。それを一律に19時までという形になりますと、18時まででいいところが19時までいるということは、子どもたちが長時間ここにとどまるということで、子どもたちは家庭に帰ってゆっくりと過ごすということが本来望ましいことだろうなというふうに思っております。そういうことから、安易に長時間での受け入れを容認するというのはいかがなものかなというふうに思いますし、現場の職員にとってもさらに負担感が増すという形になります。そして料金についての提案もございましたが、これについては、現在の料金体系で行わせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) どうしても19時までいなきゃだめだというんじゃなくて、もちろん早く帰れる子どもさんは早く帰してあげたいという意味で申し上げたわけでございますが、そういうことでしたら、またいろいろ話をしてみたいと思います。  その料金設定のことなんですが、今、月額基本は2,000円でございますが、まず、そう決められたことの根拠、それを伺いたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 2,000円に決められた根拠ということについては、かなり以前の話でございますので、どういう経過で決められたのかということについては定かではありませんが、ただ、保護者の方に多くの負担をしていただくよりは低額の料金でということではなかったのかなというふうに思います。中部地区では、おおむねこのような2,000円ないし3,000円ぐらいの料金ですけども、東部、西部のほうにおきましてはこのような料金で行っているところはございません。ただ、保護者負担の軽減をということだろうというふうに思います。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 済みません、重ねてお伺いしますけども、ということは、県中部の料金は県内のほかと比較して安いんでしょうかね。例えば、もし具体的にどこどこは幾ら、どこどこは幾ら、こんなに高いんだよということのもしデータをお持ちでしたら教えてください。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 手元にデータは持っておりませんけども、この民間委託をするときに議員の皆さんにも米子の施設等も見ていただきましたが、米子のほうの施設においては1万円を超えるような料金設定がなされているところも数多くあるというふうに伺っているところでございます。ちょっと具体的にどこの施設が何ぼということは、今ここでは申し上げることができません。申しわけございません。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 町内のクラブを統括されます方は八頭にも行ってらっしゃいますけども、八頭は4,000円だというふうに伺っとります。料金に関しましては、よりよいサービスを提供するために、支援員をふやしてほしい、そのためには値上げも仕方ないという考え方と、教育長の言われますように、民間委託にしてサービスが充実したとはいえ近隣との兼ね合いで本町だけ値上げしづらい、保護者の方の負担も考えると値上げしづらいという気持ちで、現状維持という考え方もあると思います。ただ、もう何年もこの利用料金であると伺っています。民間に委託して今後とも良質なサービスを提供し続けたいと先ほど教育長言われましたけども、そのためには、近い将来、料金の値上げもやむなしと思われるのか、それともこのまま料金は維持するんだというおつもりなのか、現在のところの御所見を伺いたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 料金を幾らにするのかというのは、町のほうで決定するという形にしております。サービスのほうについては、委託業者のほうにきめ細やかな対応等をお願いするということはちょっと別な案件でございます。今現在、なら料金を幾らにするのかということにつきましては、現在のところ値上げをするという考えは持っておりません。将来的にどうなるかということは今ここでは申し上げられませんけど、今のところ私としてはそういう考えを持っていないというところでございます。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) わかりました。  次に、来年度の受け入れについてお伺いしたいと思います。北条なかよし学級は、現在、小学校1年生75名中48名が利用されていると伺っとります。約6割です。来年60人の1年生が北条小学校に入学予定と伺っておりますが、この割合ですと利用者が大体35名程度になると見込まれます。そうなれば、ことし10月1日現在108名の登録がある北条なかよし学級は来年度130人程度になるというふうに予想されております。現在1日平均、約80人が利用されるこの北条なかよし学級の定員は、先ほどのこの去年の資料によりますと、おおむね100名とされています。  それと、ここに私、次年度放課後児童クラブ運営計画案というものがございますが、教育長、ちょっとこれ見られましたでしょうか、それをまず伺います。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 委託業者の統括責任者のほうから、その案というものは見させていただきました。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) これによりますと、ごらんになったということでお伺いするんですが、現在1年生から3年生の退級がほとんど見込まれないと思うので、4年生以上の大幅な退級がないと受け入れは困難であるとあります。さて、そうなった場合、あふれた子どもさんをどこに行かせるんでしょうか。安全な場所はあるんでしょうか。これは早くしないと間に合わないと思います。ちょっとどうされるか、伺います。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 以前、放課後児童クラブの申し込みが多くなるということがございました。そのときに検討したのは、今のふれあい会館の遊戯室じゃないですけど、ちょっと広い遊ぶスペースがあるんですけど、そこを仕切って部屋にしたらどうかというような検討をした時期もございます。子どもたちの申し込み状況を勘案しながら検討はしなきゃいけんと思いますけども、ちょっと今の段階で何人の入所があってということまでの具体的な話を聞いておりませんので、今のところはこういったような状況です。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 例えば北条支所、これいかがでしょうか。その利用によりますと距離の心配ももちろんございませんし、15時ぐらいからでしたら一般の方の利用もちょっと減るように伺っております。スペースも問題ないと思いますが、例えばその使用をした場合に児童クラブの運営上それは実際可能なんでしょうか、検討に値するんでしょうか、ちょっとお伺いします。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 済みません、今の場所をかえて北条支所でやるということですか、それとも、ふれあい会館もやりながら北条支所でも2カ所で運営をしていくんだということなのか、ちょっとその辺がわかりませんけども、仮に1カ所に北条支所のほうでやるということは、北条支所の北条健康福祉センターの中ではスペース的に無理だろうというふうに思います。それと、今のふれあい会館と北条支所の2カ所に分けてということになりますと、子どもたちを見守る体制とか、今度はそこに行くまでの距離がこれまでの倍になるということで、そういう安全性等もございますので、なかなかちょっとそこは考えにくいのかなというふうに思います。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 済みません、言葉足らずで。いわゆるあふれる可能性がある子どもさんをそれに収容されたらどうかという意味で私が申し上げたとこでございます。距離のことを言われましたけども、それでも大栄よりは大分近いと思いますんで、もし可能でしたら御検討いただければと思ってそれを申し上げたわけでございます。  よく町は待機児童を出さないと言っておられますし、子育てするなら北栄町、教育するなら北栄町と言っておられます。放課後児童保育を希望される子どもさんたちが全員受け入れされますように、適正な運営の場所、適正な職員の数、この確保が必要になってきます。今後どのような覚悟でこの受け入れの問題に望まれるのか、あふれてくる可能性がございます。最後に、いま一度、簡単で結構です、教育長の御所見をお伺いしたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 放課後児童クラブの受け入れについては、北条なかよし学級が100人程度、大栄こども学級が80人程度ということで受け入れております。これについては、100人だったら100人以上から超えた分についてはお断りして待機児童にするのかということではございません。ある程度の柔軟な対応ができるという形になっておりますので、そこで対応していきたいというふうに考えておりますし、その柔軟な対応よりもさらに大きく超えるということであれば、もう少し定員自体を多くして受け入れるということも検討しなければならないというふうに考えているところでございます。できるだけといいますか、待機児童は出させないような対応をとる必要があるというふうに思っております。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 来年の4月からそれは直面されるかもしれませんので、くれぐれもなるべく早く検討のほうをよろしくお願いいたします。  続きまして……。 ○議長(前田 栄治君) しばらく休憩します。(午前10時42分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 休憩前に引き続き再開します。(午前10時55分再開)  油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) では、次に、2問目のオオキンケイギクの駆除について町長に追加質問させていただきます。  ここに環境省さんからのサイトで、それに関するお知らせをちょっと拝借してまいりました。こういったA4判ですが、ちょっとコピーできなかったんですけど、赤字で大きく、この植物を植えたり広げたりすることは禁止されていますというふうに書いてあります。黄色い花に非常に映えてると思います。また、倉吉の行政サイトを見ましたら、オオキンケイギクのいわゆる処理に関する方法が詳しく載っています。例えば、根っこから引き抜いて二、三日天日干しにして枯れさせた上で、袋に入れて可燃ごみに出しなさいよというふうに書いてございます。生態系に関するこの悪影響を及ぼす特定外来生物というものは、誰でも簡単に幾つかの種類を上げることができると思いますが、正直まさか私も、この身近にあるこういう花がそれではあるとは全く思っておりませんでした。最近になってこのことを知り、私の不勉強を恥じ入る次第でございますけども、町長に伺いますが、町長、このオオキンケイギクというものが栽培とか運搬とか販売とかも法律で禁止されて、その処分方法まで細かく決められている植物というのをいつごろ御存じになったか、お伺いしたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 以前、国道9号線沿いにもかなり生えておりましたが、これがきれいに刈り取られております。そういうときに、これは特定外来種ということで刈ったということを伺っておりますので、そのときに知ったと。 ○議長(前田 栄治君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 町長、今、刈り取ったとおっしゃいましたが、正しくはこれは抜き取らないとだめみたいなんで、ちょっと重ねて申し上げます。  ちなみに、今言いました販売とか運搬とか栽培、これに違反した場合、罰金が300万円以下もしくは3年以下の懲役、法人ですと1億円以下の罰金だそうです。ことしの町報の5月号に掲載されて、TCCでも町長今おっしゃいました放映されたというふうにおっしゃってますけども、まだ私のように気づいてない人間がたくさんおると思います。道端に咲いておりますこういったきれいな花をきれいだからといって持ち帰り自宅の庭に植えかえる人がおるから、何とかしてくれということで私、こういう質問をさせてもらったわけなんですが、例えばこの環境省さんの画像、そういった画像にこういったリーフレットを処分方法とか罰金とかも書いて広報紙と一緒に、広報紙のちょっとページに載せるんじゃなくて、ぼおんとA4でこれを挟まれるのも一つのインパクトがあると思います。徹底的な駆除には根気強い啓発活動というものが今後も必要になってくると思いますが、この点について、今後の活動についていま一度町長の御所見をお伺いしたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) まだ知られない方もあると思いますので、やっぱりそういう啓発することが大変大切だろうとこう思っておりますので、わかりやすいような形の中でもっと継続的に情報を公開していきたいなと、こう思っておるところであります。 ○議員(6番 油本 朋也君) 終わります。 ○議長(前田 栄治君) 以上で油本議員の一般質問を終わります。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 3番、飯田正征議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 3番、飯田正征でございます。私は、本定例議会におきまして、町長、教育長に3つの事項について質問させていただきます。  最初に、学力向上についてでございます。  文部科学省が小学6年、中学3年を対象にことし4月に実施した全国学力テスト、本町は、中学校の英語が鳥取平均を上回っただけで、他は全国、鳥取県平均よりも低かった。原因と学力向上のために今後どのように取り組んでいくのか、お伺いいたします。全国でも学力の高い秋田県に視察に行かれたが、その後どのように取り入れ、どのように取り組んでいるのか、お伺いいたします。  次に、ふるさと納税返礼品についてでございます。  高齢化社会を迎え、高齢者だけの単身世帯が増加し、孤独死の懸念も高まっている中、日本郵便が有料で始めている高齢者みまもりサービスがあります。このみまもりサービスとは、町外に在住する家族が依頼し、郵便局が町内で暮らす高齢者を月1回のペースで訪問、体調や睡眠、不審電話などを聞き取り、その内容を電子メールで報告するシステム、電子メールには顔写真も張りつけできます。家族を見守りたい思いと北栄町を応援する気持ち、両方が実現できるみまもりサービスを返礼品に加えてはどうか、町長にお伺いいたします。  最後に、出産後の外出支援についてでございます。  子どもを出産し、外出しても授乳する場所や施設がない、授乳場所を探すのに苦労するという声を聞きます。外出先でも母乳が与えられ、産後の閉じこもりを防ぐ対策として、第1子、第2子以上とでは異なってもよいが、授乳ケープ、授乳ストラップ、上着、キャミソール、授乳用ブラジャーなどを出産準備品ギフトとして検討してはと考えます。こども園、小学校の授業参観、運動会など町内行事の際には臨時の授乳室をつくってはと考えますが、町長、教育長にお伺いいたします。  以上で壇上での質問を終わります。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 飯田議員の御質問にお答えします。  初めに、学力向上についての御質問でございます。  全国学力・学習状況調査につきましては、議員仰せのとおり厳しい結果でございました。この結果を受けて、各学校とも各教科の領域ごとに分析をし、今後どのような対策を行っていくのか、そして各家庭にお願いしたいことなどをまとめ、学校だよりを通して保護者に報告しています。  今年度は、教育委員会事務局の指導主事1名と各学校の1名の計5名が秋田県大館市の小・中学校に視察に行きました。先日、教育委員会定例会でその報告会を行ったところでございます。大館市では、2040年の市の姿を考え、子どもが育むべき資質、能力をおおだて型学力と定義し、就学前教育から高等教育まで、どの世代にどのような力をつけていくのか、共通認識を持ってそれぞれの取り組みをしておられます。その中心となるのがおおだて型授業と呼ばれる授業スタイルと、地域と協働しながら体験活動を行うふるさとキャリア教育です。おおだて型授業では、子どもたちの学び合いを軸にしたもので、「教わる」から「学ぶ」への転換を図ったものです。授業は「導入、展開、終末」をはっきりさせ、特に「展開」では、子どものリーダーを中心に話し合いを進めて、教師はコーディネーターに徹しました。深い学びにつながるよう子どもの発言に対し問い返したり、揺さぶりの発問をしたりします。そして「終末」では、何を学んだのかの振り返りを行い、子どもたちが自己の変容や学びの自覚がわかるようにしています。この振り返りまでをしっかり行うには、教師のコーディネート力、タイムマネジメント力が備わっていなければなりません。  本町の各学校でも、授業改善に向けて講師を招聘するなどして研究を行っておりますが、教育委員会といたしましても、学力向上の取り組みの重点に授業改善を置き、北栄町のスタンダードとして、どういった授業展開をするのか、統一的なものを示していきたいと考えているところです。  ふるさとキャリア教育の取り組みにつきましては、地域とのかかわりの中で、地域の方に守られていると感じることで地域を知り、地域のために何ができるかを考え、主体的に行動する子どもたちが育っているという報告でした。本町では、来年度からコミュニティ・スクールの導入が始まりますので、地域の方々とのかかわりの中で安心感、役立ち感を得て、主体的に行動できる力を身につけることができるものと期待するものでございます。  また、大館市の子どもたちの現状として、挨拶をする、靴をそろえる、人の話を聞くなど当たり前のことが当たり前にできていて、その質が高いという報告も受けました。基本的な生活習慣が身についていて、それが学習の土台になっているところです。このことについては、学校だけでは取り組みができませんので、家庭や地域と連携をとりながら進めていきたいと考えております。今年度は、町立こども園3園でメディアとの上手なつき合い方の研修会を行いました。15歳の姿を見据えて幼児期に何をすべきかを考える機会になり、多くの保護者に参加いただき、好評でございました。今後も、このような研修の機会を捉えるなど、基本的な生活習慣の定着に向けた取り組みを進めていきたいと考えております。  次に、出産後の外出支援についての御質問でございます。  産後の閉じこもりを防ぐ対策としての出産準備品ギフトにつきましては、町長が答弁されます。  産後の閉じこもりを防ぐために、子育て支援センターでさまざまな教室や事業を行っています。乳幼児訪問の際や各種健診等においてPRをし、多くの乳幼児とその家族に利用していただいておりますし、今後もそうなるように努めてまいります。町内行事の際の授乳室については、現在でも施設の一室を授乳スペースとして開放するなどの対応を行っております。図書館のイベントの際には応接室を、先日行われた北条ふるさとまつりの際には相談室を開放して対応しております。今後も要望をお聞きしながら対応を行ってまいります。ただし、小学校の生活発表会、中学校の文化祭等は、子どもたちの学習成果の発表の場でありますので、鑑賞マナーとして託児や一時保育を御利用いただきたいというふうに思っております。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 飯田議員の御質問にお答えいたします。  ふるさと納税返礼品についての御質問でございます。  ふるさと納税返礼品に、日本郵政のみまもりサービスを加えてはとの御提案でございます。少子高齢化が進む中でこのようなサービスがあれば、北栄町から離れて暮らす御家族にとっても安心・安全の一助となる取り組みであると同時に、高齢者の方たちが孤立化せず安心して暮らせる地域づくりにつながると思います。よい御提案でございますので、先日より日本郵政と連絡をとり合っており、本町の返礼品に加えるための準備を進めているところでございます。  次に、出産後の外出支援についての御質問でございます。  産後の閉じこもりを防ぐ対策として、授乳ケープなどを出産準備ギフトとしてはどうかとの御質問でございますが、授乳の有無やサイズ、好みもあり、出産予定者全員にニーズがあるかどうも不明ですので、ギフトとしては適当でないように思います。町内行事の際の授乳室の対応につきましては、教育長が答弁いたしましたが、観光施設等で専用の授乳室がない場合には現在でも施設の一部を開放するなどの対応をしておりますが、今後は必要に応じて設置をしていきたいと考えておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 学力の問題についてでありますけども、学力が本当に県あるいは全国と比較しましても非常に悪いというふうに思います。まずもって小学校の場合でありますけれども、北栄町は国語は61点、鳥取県では63点、全国では63.8点、鳥取県では2点、それから全国で2.8点点数が悪い。算数につきましては、北栄町が63点、鳥取県が66点、それから全国は66.6点、3点に3.6点マイナス。中学校の場合ですと、国語が71点で鳥取県が73点、全国では72.8点、これも鳥取県では2点、それから全国ではマイナス1.8点。数学におきましては、北栄町が58点、そして鳥取県では60点、マイナス2点、それから全国では59.8点、マイナス1.8点。英語だけが唯一鳥取県平均を上回っとるということで、北栄町が55点、鳥取県が54点、それから全国では56点ということで、マイナス1点ということで、非常にこういった一つのものを見ることによって本当に北栄町は大丈夫かいな、教育するなら北栄町なんて言っとられますけれども、本当に大丈夫かなっていう気持ちがします。  それで、私は、今までこの北栄町の学力テストのことを随分教育委員会などで実施状況について聞いております。今回のように全般的に全く悪いっちゅうのは初めてです、こういう成績を聞いたりするということは。その点について教育長、どういうふうに考えておられるんですか。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 点で一喜一憂するものではないというふうに思いますが、今回の点は全ての部門において全国平均を下回っているという結果が出ました。このことについては、非常に厳しい結果であったというふうに考えております。今後は、これが全国平均を上回るようになるように対策を講じる必要があるというふうに考えております。
    ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) いろいろと対策、対応と、今までもそういったことはいっぱい聞いておりますけれども、真剣に考えていかないと僕はだめじゃないかなっていうふうに思います。こういった結果を見て、本当に北栄町の学校に子どもを預けていいんかいなと、こういうようなことをやっぱりいつも心配するわけです。そうすると、平均よりかなり低いということになれば、県内の中でもやっぱり順位的には大分下がるだろうというふうに私は思いますし、本当に1番のところの学校と北栄町とでどんだけぐらいの点数の差があるんですか、ちょっとその辺お尋ねしてみたいというふうに思います。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 県内で1番の学校と本町の学校との得点差っていうものについては把握しておりません。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) やっぱりどれぐらいでどうなのか、どの辺のレベルなんかっちゅう把握もしっかり教育委員会は把握して、これだったらだめじゃないの、これもうちょっと何とかならんの。県内、同じ教科書を使って授業をやっとるわけですから、それに差が出るっちゅうのは、さっきもありましたけども、家庭教育であったり地域であったりいろいろなものがかかわってくるというふうには思いますけれども、まずもってその辺のところがやっぱりしっかりできてないからこんだけのものが得れんでないかなっていうふうに思うんですけれども、その点どうなんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 答弁でも申し上げましたけども、今回行かせていただきました秋田県の大館の学校等についても、やっぱり基本的な生活習慣が身についている、それが学習の土台になっているというようなことも聞いてきてるところでございますので、これまでも家庭学習、家庭教育等についてやってきたところなんですけども、今以上にしっかりとした対応をやらないといけないんじゃないかなというふうに考えております。このことでこれまで明確な計画というものを持ってなかったんですけども、学力向上の推進計画というものを作成をして、学校、家庭が一緒になってこのことに取り組んでいくということをやっていきたいというふうに思っております。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 目標を持ってということでありますけれども、やはり、じゃあ、どの辺ぐらいまでは学校も家庭も努力しようやというような、そういうどれぐらいの辺まで上げて、教育に限界はないというふうに思うんですけれども、その辺のところを、どうなんですか、平均点ぐらいにしたらいいじゃないかというのか、それともさらに上位とのあれでそれを目指して取り組むような一つの目標を掲げておるのか、漠然とした目標では僕はだめじゃないかなというふうに思うんですけど、その点どうでしょう。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 長期的には全国平均よりも上回るということが目標だというふうに思いますけど、当面は、ことしの結果からすると、平均を下回ってるという状況がございますので、まずは短期的な目標としては、平均までとりあえず持っていくんだということでやっていきたいというふうに考えています。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 1つ気になることがあります。ある小学校の保護者のほうから、今の6年生と3年生は荒れておりますというような報告を受けました。これは1人、2人じゃなくて、何とかならんかいなというようなことまで言われました。その荒れてるとかという1つのことについて教育委員会のほうは把握をされておるんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) お聞きをしておりまして、学校のほうが保護者会等を開催をされて、どういう対応をしていこうかという話し合いを行っております。その話し合いの中には、私どもの指導主事等も参加をして対応について話し合いを行っているというところでございます。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 1つの基本というのが、やっぱりそういう荒れておるというような状況の中で、勉強云々じゃないというふうに思うんです。基本的なところが欠けてるからではないかと私は思っておりますけれども、やっぱりそういうことのものもしっかりと把握した上でやっていかないと。ですから、その荒れてるって聞いてるのが、この平均点悪いんですかいいですか、ちょっと気になるもんで、そういう荒れとる状況とテストの状況っちゅうのが相反すりゃいいですけども、比例して悪うなっとるんじゃないかっていうような疑問を持つんで、その辺どのようにお考えですか。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 各学校の点数等についてはお教えすることはできませんが、やはりクラスの状態が落ちついていないところについては、学力もそれなりに同じような状況になっているというふうに思っております。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) とにかくやっぱり1つの基本的なところをしっかり直して、それから向かっていく、早急にそういうざわめきをちょっと早く終結してほしいと思うし、保護者にこの前もちょっとちらっと聞いたら、もう何カ月ほどだけえまあっていうようなことを言っておられる保護者もありますし、いろいろだというふうに思いますけれども、これがやっぱり次の上級学校に上がるということになりますと当然それがついて上がる仕組みになっておりますので、今のうちにしっかりと対応していただきたいというふうに思います。どうですか。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 6年生については、もう残りが4カ月弱というような状況でございますので、これが中学校まで引き続いてそういう状況にならないようにしっかりと対応していきたいと思いますし、3年生については、まだ4年、5年、6年と3年ありますので、これについても4年になるまでにそういう状況が解消されるようにしっかり対応してまいりたいというふうに思います。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) しっかり対応して、1つのものがさらに向上するように取り組んでいただきたいというふうに思います。  次に、秋田県に視察に行かれたということでありますけど、秋田県を選ばれたのはどういう目的で秋田県を選ばれたのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) これまで今回が4回目になろうかと思います。最初の年は福井県に行かせていただいておりました。それで、昨年、一昨年は小中連携という観点をちょっと勉強したいという思いもありまして京都市のほうに行かせていただきましたが、今回は、やはり全国で学力・学習状況調査がもう上位校の指定席みたいになってるような県でございますので、そこの県がどういう取り組みをされてるのかということをやはり見てきて勉強してそれを本町の学校で生かしてほしいという、そういう思いから秋田県に行かせていただいたというところでございます。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 学力の関係でいいますと、やっぱり秋田県が常にトップのほうにいっております。国語なんかでいいますと、小学校の6年では秋田県が1番、2番が石川県、3番が福井県、それから算数は石川県が1番、2番が秋田県、3番が東京都、それから中学校の3年になりますと、国語は1番が秋田県、それから2番目が石川県、3番目が福井県、数学になりますと、福井県、秋田県、富山県、石川県という順序です。英語については、東京都、神奈川県、福井県というようなことになっております。  それで、私がちょっとお尋ねしたいのは、やっぱり学力テストのことについて質問をしておりますので、そういった部分で、ここのところがうちの学校は弱いから、そういった1つのものを中心に質問しようとかというようなことはやっておられないんですか。全般的にそういった、流れ的なといいましょうか、流れ的には、リーダー中心にコーディネーターとか、それからコミュニティ・スクールとかいうような話が出ておりましたけども、こういった1つのもので僕は気になったのは、じゃあ、国語云々の学力のことについてどんな教育の仕方なのかな、教科書が違うんかな、それともどうなんかなということがちょっと聞きたくて質問するわけですけれども、その辺どうなんでしょう、お尋ねします。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 教科書については、文部科学省の検定を通った教科書ということですので、同じ教科書を使っておるということではないかもしれませんが、ある程度のレベルは同じようなものを使っているというところでございます。秋田県の授業が本町の学校の授業とどんだけ違うだいやというようなことについては、やっぱりそう違うものではないんではないかなというふうに思います。秋田県に行っても福井県に行っても言われることは、私たちは別に特定なこれをやっとるから学力が上がっとるんですみたいなことありません、ただ、しっかりと基礎・基本を押さえてやっているからこういう結果が出てるんじゃないかなというのを口をそろえておっしゃっとるようでございます。  私自身も実際にそうだろうというふうに思っておりますので、基礎・基本をしっかり押さえるということも大切だと思いますし、本町の子どもたちっていうのは、学力・学習状況調査の中の質問紙調査で、家庭学習が全国に比べて非常に時間が少ないという結果が出てますので、このところについては、保護者の方と一緒になって家庭学習、主に復習学習になろうかというふうに思いますけども、そういうところに力を入れていきたいなというふうに考えておるところでございます。  それと、例えば国語ですと、国語にしても何にしてもそうなんですけども、まず文章を読んで、その文章を理解をして何を問われてるのかということをしっかり理解をすることが必要だというふうに思っています。そのことが本町の子どもたちにちょっと力が足りてないんじゃないかなというふうな思いもありますので、来年は、そこの読解力というところについて重点的に取り組んでいきたいなというふうに思っているところでもございます。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 読解力がない云々、それは、やっぱりそれなりの1つのものをどうやってつけていくのかというのが問題なわけなんで、漠然と言ってやったって身につくわけがないんで、その辺のところをきっちり徹底してやっていくというものが何らかの方法で、じゃあ、授業の1時間前に新聞をみんなに読ませるとか考えさせるとかというようなことの形でもいいですから、そういったもののどうですかっちゅうような1つのものの何かがないと、漠然とやっとってつけさせます、つけさせますでは僕はだめだというふうに思うんで、何かそういう本当に真剣に取り組んで、読解力がなかったら何らかの形で対応せんと僕はだめじゃないかというふうに思います。その辺どうなんでしょう、計画か何か考えておられますか。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 読解力という面については、学校では、朝の始業時間の前に読書タイムというのを設けておりまして、本を読むという、短時間でございますけど、やっております。中学校においては、朝その時間に新聞を読むということを始めたところでございます。そういうところで、しっかり新聞を読んで理解をする、どういうことが書かれているのかということを理解させるような取り組みを既に始めたというところでございます。  それと、これは来年度の予算ということになりますので実際にできるかどうかということはございますけども、子どもたちが今、各個人がどれぐらいの読解能力を有してるかということをとりあえず把握をしたいなと思ってます。その把握した読解力が、この子はこれぐらい、この子はこれぐらい、それに合わせた指導をしていかないと読解力っていうのは上がっていかないんじゃないかなと思ってますので、そういう対応もしていきたいなというふうに考えているところでございます。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 大いに期待しております。次の学力テスト、わあってびっくりするような一つのものを期待して、この質問は終わりたいというふうに思います。  次、移ります。ふるさと納税返礼品にということで、町長から答弁がありましたように、今、郵便局、日本郵便、この辺の郵便局とそういった一つの話を進めておるということでありますので、ぜひきちんと締結をしてそういった一つのことになるようにお願いをしたいというふうに思います。  それと、その件は終わりまして、ふるさと納税で今、一つちょっと気になっておることがあります。といいますのは、もう1点、とっとり中部発信プロジェクトということで、1市4町で鳥取県中部商工産業支援センターにお世話になって商品開発をしております。「とりそらたかく」ということで、1市4町の中で25の事業所があります。商品の数は55商品あります。それで、1市4町で詰め合わせをしてふるさと納税で取り扱ってはどうかということの話が、せんだってちょっとその会議に出ましたんで、そういう話がございました。ぜひこういった一つのものもふるさと納税の組み合わせの中に入れていただきたいなというふうに思いますけれども、町長、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 中部のそういう業者さんが一緒になって「とりそらたかく」ということでそういう商品を開発されておられるということで、大変喜ばしいことだと、こう思っております。それをふるさと納税にということでの返礼品ということでございます。基本的にはそのまちでできたものということになっておるわけでありますが、そういうのは、その地域でできたものはリストとしてできるということであれば、ぜひ我が町もそういうのを取り入れて返礼品として採用させていただきたいなと思いますので、またそういうのをちょっと調べてやってみたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) ぜひ調べていただいて、そうしますと、いろいろな組み合わせができると思いますし、この中部のどこの市町村もやっぱりそういったふるさと納税がふえるっちゅうことは町や市が潤うということだというふうに思いますんで、その辺、再度しっかりとやっぱり検討していただいて取り入れていただくというふうにお願いをします。その辺、町長、お願いします。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 他の市町もありますので、一緒になってそういうのを協議して調べて、返礼品にお互いになるようにしてまいりたいと、こう思います。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 次に移ります。出産後の外出支援についてということで質問をします。  町内に授乳できる施設はどのぐらいあるのでしょうか、これちょっと先にお聞きしておきます。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 専用にあるのは、ふるさと館とかほくほくプラザにはそういう授乳用の場所がありますが、あとの施設については、そのある部屋の一室を利用して授乳していただいとるというような状況であります。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) せんだって神戸に行きました。そしたら男子便所にもおむつをかえる場所が設置してありました。進んでるなというふうに思いました。そのかわり、男性ですから授乳する場所はありません。授乳というのは、母乳での授乳っちゅうのはこれは生命の源だというふうに私は思ってますんで、そういった場合、男性はちょっと無関心なところがあるかもしれませんけれども、やっぱり女性にすれば一番大切な大きな仕事ではないかというふうに思っておりますけれども、授乳ということについてちょっとお尋ねしたいというのが、こども園の運動会がありました。雨のため中止でした。体育館でありました。それで、そのときに授乳についての放送がありました。えっと思いました。ふだん私たちは文書も何も見てませんので、そういったものをやっぱりこども園の先生が放送されて、授乳するときには、ステージの横しの奥のほうに用意しておりますという放送でした。進んどるなというふうに思いました。それで、進んどるなと思って感心しとったんですけれども、そこの場所というのがやっぱり雑然としとったり、ちょっとしたら見えるかというような状況でもあったというふうに思います。  それで、やっぱりまず授乳する場所の確保、先ほどありました図書館だの、それから学校の授業化をしたりあれしたりという話はありました。それで、またあと、こども園の生活発表会がありました、この前。それで、そこを見てますと、プログラムの下のほうにお願いということで一番最後に、授乳室は休憩室を御利用くださいと書いてある、これはええことだなと。今まで僕らは見に行っても何しても、こういう文章がないと設置してあるのかないのかわからん、見ておられる人は見ておられるかもしれませんけれども、そういった施設に発表会だの行かれたら、授乳室はこちらを利用くださいとかっていうようなんがありゃ私らが行っても気がつくんだけれども、やっぱりそういった配慮というのはどこのこども園もやっておられるのかどうなのか、ちょっとここを聞いてみたいというふうに思います。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) こども園などは、行事の際には、どこが授乳室ですよ、どこどこでおむつをかえてくださいということをお知らせをしておりますし、ある園では、保護者の方が通られる廊下の何カ所かにそういう施設の位置図を張っておられて、ここが授乳室ですよ、ここがおむつ室ですよというのが掲示でわかるようにされておるのをこないだの生活発表会でも見させていただいたところでございます。そういう特にこども園などは子育て真っ盛りの保護者の方ばかりですので、そういう配慮は必要だということで、対応させていただいているところでございます。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 授乳ということになりますと、気兼ねをして云々じゃなくして、安心してそういったことができるということが一番大切なことだというふうに思っておりますんで、どこかいなというようなことじゃなくして、はっきりとこうやって表示して、どことも同しぐあいにやるのが一番いいんではないかというふうに思いますけれども、そういったことをきっちりとしておくということが第一番だというふうに思いますので、きちっとやっぱりそういう発表会だのそういうものについてはするべきじゃないかなというふうに思ってます。  それから、町内で行われる運動会であったり、それから卓球大会、バレーボール大会、バドミントン大会って比較的若い方が参加される一つのものがたくさんあるというふうに思います。その中でやっぱり必要なのは、授乳する場所だというふうに思っております。授乳する場所の提供というのはこれ非常に必要でないかなと。運動会のときに、小学校にしても、じゃあ、授乳室、おむつ云々の部屋はどこどこにしてありますというような放送は一回も聞いたことがない。僕はやっぱりその辺のところの配慮もきっちりせないけんでないかなというふうに思います。学校関係では特にそういったことを感じます。教室何々、保健室のほうにしておりますとか、そういったことについてはどう考えておられるのか、ちょっとお尋ねをしておきます。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 学校とかスポーツ大会とかでどこにそういう配慮をしてるかというところまではちょっと把握してませんけども、例えば運動会等では、運動会なんかはないかもしらんですけど、いろんな発表会とかそういうのがあります、学校なんかでも。そういうときには学校独自でPTAと一緒になって託児の部屋をつくってそこで受け入れをやっていただいとるとか、そういうことがなされております。学校でありますと、そういう部屋でさせていただいたりとか、学校には保健室等もございますのでそういう部屋を使っていただくとかと、そういう配慮というのは可能だというふうに思います。ただ、どういうアナウンスをされてるのかというところまでは把握していないところでございます。スポーツ大会は体育館ですかね。 ○議員(3番 飯田 正征君) こちらで質問します。 ○教育長(別本 勝美君) わかりました。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) ぜひそういった配慮とかいうようなもんを、先ほど言われたように、保健室なり、いろんなものの中でもいいですからやっぱり対応していただきたいなというふうに思います。入学式、卒業式を含めて、小さい子どもがおればそういうこともあると思いますんで、その辺の配慮をしっかりお願いします。  町内の球技大会、スポーツ大会について町長にお尋ねしますけれども、バレーボール大会、体育館の中でありますけれども、そうしたときに、どこぞの教室をとかどこどこというような形での配慮というのは考えられませんか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 町の主催でやるようなスポーツ競技もあるわけでありますので、そういう中で授乳できるというところ、これは学校の体育館が主なところでございますので、学校等とそういうのは協議しながら、どこが使えるかというような形の中で対応できればと、こう思っておりますし、また、何か一角で、先ほどありましたが、器具庫のほうとかいうようなことがあったわけでありますが、ちゃんと隔離できるような形のものができれば、そういうものをつくってでもやっていくというようなことを考えてまいりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) ぜひ安心して授乳ができて子育てできる、やっぱり一番大切なところは、ここが基本になっておりますんで、授乳、とりあえずその辺のところを女性の立場に立ってひとつ物事を考えていただきたいというふうに思います。  それで、最初に質問しましたけれども、授乳ケープ、授乳ストラップ、上着、キャミソール、授乳用ブラジャーの関係についてはちょっと難しいということでありましたけれども、やっぱりどこでもさっと外出してぱっと隠しながら授乳ができるそういった一つのものも、出産お祝い金じゃないですけれども、そういったものも含めてほしいなと私は思っておるんですけれども、よそのところの県ですけれども、入善町というこれは富山県にありますけれども、ここでは出産準備ギフトボックスっちゅうのをつくっとって、ギフトには上着とキャミソール、授乳用ブラジャーが1着ずつ入ってると。対象は、町内に住んで妊娠届を出した妊婦さんに渡すということの取り組みをしておられるところがあります。  女性っていうのは、授乳っちゅうのは人目に何か見えるところでするっちゅうのは余り好まれんようでして、家庭の中でも親子でも何かちょっと隠れて授乳するようなところもありますんで、やっぱりそういうのが僕は必要じゃないかなと思うんです。それは選択肢の中の一つとしてちょっと検討していただくと、アンケートでどれがええのかって今取り組んでおられる商品もあるようでありますけれども、その辺のことはどうなんでしょう、ちょっと一回考えてみていただければというふうに思ったんですけども、頭からもうだめですか、これ。最後に。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 教育委員会が聞き取りをしてるようでございまして、事前に準備をしとるんだというようなこともありますし、また、そういうケープ等についても、ちょっと好みがあって使ってみないとわからないというようなことがあるようでございます。北栄町のほうは「Hello! Dear Baby」ということで、「はじめてばこ」ということで、育児にお祝い育児パッケージというのを子どもさんができた方に渡しております。初めての絵本だったりとか食器だったりとか、あるいはおもちゃだったりとか、そういうものをお子さんをこれは中心になるかと思いますが、肌着であったりとかそういうものを提供させていただいております。その中にもそういうケープというのが入るかどうかは、ちょっとこれからまだ検討しなければわかりませんが、やっぱりそういう授乳のブラジャーにしてもサイズであったりとかいろいろなものがあると思いますので、なかなかこれはまた難しいものもありますし、それから母乳の出られる方はいいわけですが、出られない方もあるということでありまして、そういうのもちょっと検討せないかんかなと、こう思っておりますが、そういう声がたくさんあるということであれば、そういうケープというものも考えていく必要があるんではないかなと、こう思っておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) 授乳ケープにしても、ひょいと羽織って見えないようにして、それをまたおぶったりだっこしたりにも使えるというような、そんなに高くないもんじゃないかなというふうに思っておるんですけれども、そういったところもちょっと考慮していただいてお願いしたいな、ぜひ検討していただきたいというふうに思います。子育てにしましても授乳にしましても、一番大切なのは、女性の立場に立って、相手の立場に立って考えていただくというのが一番じゃないかなというふうに思ってますんで、これから子育てするなら北栄町、学校教育もしかり、乳児を育てるのもしかり、やっぱりきちっと対応していただいて安心して子育てができる体制をつくっていただきたいというふうに思いますけれども、最後に両方から聞いて終わりましょうか。お願いします。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 子育て、大変大切なことでありますので、やっぱり子育てしやすいような施策であったりとかそういうものが必要だと思いますので、またいろいろそういう方たちの御意見等も賜りながら子育てしやすい北栄町をつくってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 今、町長が答弁されましたけども、同じことでございます。子育てしやすい環境というのを整えるというのが町の責務だというふうに思っておりますので、保護者の皆さんの、保護者といいますか、そういう方々の声も聞きながらしっかり対応していきたいなというふうに思います。 ○議長(前田 栄治君) 飯田議員。 ○議員(3番 飯田 正征君) よろしくお願いをして、私の質問を終わります。 ○議長(前田 栄治君) 以上で飯田議員の一般質問を終わります。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 7番、斉尾智弘議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 7番、斉尾智弘でございます。私は、本定例会で3点について町長にお尋ねいたします。  1点目は、合理的配慮の提供についてでございます。  誰もが障がいの有無に関係なく尊重し合いながら暮らしていける共生社会の実現を目指してということで、障害者差別解消法が平成28年に施行されております。この合理的配慮と申しますのは、障がいのある人とない人の平等な機会を確保し、社会的な障壁をなくすために行われる個別の対応や支援のことでございます。地方公共団体へは法的義務として、合理的配慮を行わなければなりませんとされております。一方で、民間事業者へは、努力義務が課せられております。この民間事業者への合理的配慮に資する物品の購入、改修工事などの助成制度についてお伺いいたします。民間事業者の敷地内に設置する点字ブロックの助成についてもお伺いいたします。  次に、防災と北栄町防災マップについてでございます。  最初に、台風19号が本年発生いたしましたが、これにより亡くなられた方の御冥福をお祈り申し上げますとともに、一日も早い復旧・復興を願っております。  さて、本年10月に発生した台風19号は、関東や甲信、東北地方で大雨となり、広範囲に甚大な被害を及ぼしました。国土交通省は、9月、10月の台風で降った雨を排水処理し切れずに内水氾濫が起きたことを踏まえ、全ての都道府県と市区町村に内水ハザードマップの作成を進めるよう通知しております。本町では、北栄町防災マップにおいて河川洪水時浸水想定区域図を作成しておりますが、これで対応できるのか、お伺いいたします。防災ハザードマップは各戸に配布してございますが、これを活用した自治会での勉強会や家族防災会議などを行う必要についてお伺いいたします。  近年の多発する災害の教訓として、自分のところだけは大丈夫という認識を捨てることが大事だと思いますし、そういうふうに言われております。実際に避難所へ避難する訓練についてお伺いいたします。いざというときの避難場所は全住民が知っておくべきでありますが、水防倉庫や備蓄倉庫の場所は関係者だけが知っていればよいのか、お伺いいたします。  地震等の災害時、上水道が断水することがあります。平成28年の中部地震のときには、上水道が出ていても濁り水のため数日間使用できないことがありました。鳥取県では、災害時協力井戸制度(防災井戸)を設けており、北栄町も災害時無償で水を提供していただける防災井戸を募集しておりますが、自治会ごとの実績はどうなってるのか、お伺いいたします。また、登録された井戸に手動ポンプがない場合の対応をお伺いいたします。  次に、少子高齢化時代のほくえい未来トークについてでございます。
     本年9月、10月とほくえい未来トークが開催されました。これは、今後10年後の理想の北栄町を考え、心配事や困り事を見つけ、対策を考えるワークショップで、いただいた御意見を次期まちづくりビジョンに反映させるというものでございます。町民参加の取り組みでございました。今回の取り組みは、テーマごとにグループ分けされたワークショップでありました。まちづくりビジョンへの反映を目的としているため、町全体への課題、提案となっているように思います。今後の作業は行政が行うと聞いておりますが、町民参加の取り組みについての評価をお伺いいたします。  今後、少子高齢化が進んでいく中で、今回のような町民の力をおかりするボトムアップ方式について見解をお伺いいたします。北栄町は地域ごとに特色があると思いますが、困り事や課題もそれぞれ違っていると思います。その地域の方でないとわからないことも多いと思いますが、地域ごとの町民参加のワークショップについてお伺いいたします。  以上、壇上での質問を終わります。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 斉尾議員の御質問にお答えいたします。  初めに、合理的配慮の提供についての御質問でございます。  平成28年4月1日に施行された障害者差別解消法は、国や市町村といった行政機関や、会社やお店などの民間事業者の障がいがある人に対する障がいを理由とする差別をなくするために定められた法律であります。この法律では、正当な理由がないのに障がいを理由としてサービスの提供を拒否したり、制限したり、また、障がいのない人にはつけないような条件をつけたりする不当な差別的な取り扱いと、障がいのある人から何らかの配慮を求める意思の表明があったにもかかわらず、負担になり過ぎない範囲で社会的障壁を取り除く配慮をしない合理的配慮の不提供が禁止されました。  お尋ねの民間事業者が合理的な配慮を行うための物品の購入や改修工事、敷地内の点字ブロック設置などの助成制度についてでございますが、民間の特定建築物のバリアフリー化を支援するため、工事費用の一部を補助する鳥取県福祉のまちづくり推進事業費補助金がございます。この補助金は、ホテルや店舗、飲食店など不特定多数の方が利用する建築物に車椅子対応のトイレやスロープ、点字ブロックなどを設置する場合、その費用の一部を補助するものでございます。補助に当たりましては、国、県、市町村で負担し、補助率は、限度額の2分の1から主として高齢者や障がい者の方が利用する建物の場合は最大4分の3までの補助がございます。また、物品の購入補助は、県にメニューパンフレットの点字化などに対する補助として障がい者が暮らしやすい社会づくり事業補助金がございます。  繰り返しとなりますが、民間事業者が行わなければならない合理的な配慮は、負担になり過ぎない範囲で行う努力義務であるため町としましては強制することはできませんが、このような補助事業を活用していただき、合理的な配慮を進めていただくよう周知、啓発を進めてまいりたいと考えております。  次に、防災と北栄町防災マップについての御質問でございます。  本町のハザードマップは、計画規模として24時間雨量352ミリを想定したものと、想定最大規模として24時間雨量566ミリを想定した浸水予想の二通りのマップを掲載しております。議員仰せの内水ハザードマップは、過去に大きな浸水被害を受けた等の理由で国が必要と判断した市町村で作成されているものでございまして、本町はそれに該当していませんので、マップは内水を考慮したものとなっていません。今回の台風で見直しを求められましたので、国、県等の指示を仰ぎながら早急に内水ハザードマップの作成をしたいと考えております。  ハザードマップの配布時には全戸放送で、また、地域座談会や町の防災訓練などで、自分の住んでいる場所に浸水や土砂災害のおそれがあるのか、それを示す色づけがあるのかについて確認していただくよう呼びかけを行っております。ハザードマップの内容の全てを御理解いただければと思いますが、最低限、自宅や避難経路の危険性を把握し、色づけのある御家庭は特に早目の避難行動をしていただければと思っております。なお、町では、自治会、自主防災組織等の訓練に出向いて説明も行っていますので、引き続き自治会の希望に沿った形で説明等を実施したいと考えております。  避難の重要性につきましては、想定を超える災害が頻発していること、また、それらの報道で、こんなに早く水が迫ってくるとは思ってなかった、早目に避難しておけばと後悔するものと、直ちに避難をしたので助かった、よかったと安堵する報道が繰り返されていることもあり、自分は大丈夫の意識は低くなってきているのではと感じますし、そうなることを期待しておるところでございます。本町では、自治会でも避難訓練を行っていただくよう防火防災訓練活動交付金制度を設けております。この交付金の効果もあってか、平成30年度は延べ73回自治会で避難訓練等が行われ、延べ3,400人以上に訓練参加をいただいております。訓練に参加すると、避難の際に持ち出すもの、避難経路、戸締まりなど必要な対応が身についてきます。引き続き、避難行動が確実なものとなるよう施策の工夫等を行ってまいりたいと考えております。  水防倉庫や備蓄倉庫の所在につきましては、ハザードマップに記載をしておりますし、町ホームページでも確認いただけるようにしております。これらが特に個人を対象にした施設ではありませんので、これら以外の方法による周知の必要はないと感じております。  防災井戸の登録につきましては、平成30年3月号の町報で募集を行いましたが、応募された方はおられません。井戸の電動ポンプが災害時に停電で使えないなどの場合も考えられますが、井戸水を活用されている世帯の把握はできておりますし、発電機はホームセンター等で入手が可能ですので、井戸に関しまして通常時の準備等は不要であると考えておるところであります。  次に、少子高齢化時代のほくえい未来トークについての御質問でございます。  まず、町民参加の取り組みについての評価ですが、ほくえい未来トークにおいては、無作為抽出の手法を活用して参加を募ったことにより、ふだん行政の活動との接点が余りない方を含めて幅広い層の方に御参加をいただくことができました。当日のワークショップにおいては、北栄町の理想の姿、北栄町における心配事、困り事などについてグループごとに御議論いただきましたが、さまざまな町民の方が日々感じていらっしゃる北栄町への思いを直接お伺いすることができ、非常に意義のある取り組みであったと評価しております。北栄町自治基本条例におきましても、まちづくりビジョンの策定に当たっては、町民等の意見が反映できるよう広く町民等の参画を得て策定しなければならないとしており、このことを実現できたものと思っております。これらの結果を土台としてまちづくりビジョンの検討を進めてまいります。  次に、町民の力をおかりするボトムアップ方式についてですが、北栄町においては、これまでも女性と町長と語る会や中学生と語る会、高校生議会等の取り組みの中で町政へのさまざまな御提案をいただいたり、公募等を通じ一般町民の方に委員として審議会に御参加いただいたり、自治会長会や地域座談会といった場を通じて町政への御意見をいただいたりするといった取り組みを行ってきました。また、無作為抽出という手法に関しては、これまでも町民アンケートなどの際に活用してきたところであります。北栄町においても少子高齢化が進む中、持続可能な地域づくりを進めていくためには、町民の方々との協働、町民の方々のまちづくりへの参画が一層必要となってきており、これまで同様、町民の皆様のお力をおかりする取り組みを積極的に町政に採用してまいります。  次に、地域ごとのワークショップについてでございますが、地域ごとの課題について、それぞれの地域の方との意見交換を行うことは御指摘のとおり重要であると考えます。今回のまちづくりビジョンの検討過程において、新たに地域ごとのワークショップを行う予定はございませんが、例えば現在策定を進めている地域福祉計画の検討過程においては、複数の自治会に対して地域福祉に関するヒアリング等を行った上で作業を進めてきたところであります。このように必要に応じて地域との連携を図ってまいります。  地域ごとの課題の解決について一例を挙げますと、高千穂を考える会が生涯学習出前講座の制度を活用して住民主体の地域づくりについて学ぶ過程においては、職員が会議に参加させていただいたり、「あつまらいや北条」の立ち上げ、運営に当たっては、職員がニーズに応じて随時サポートさせていただいております。このように地域と一体となった取り組みを役場としては積極的に進めたいと考えており、地域の希望に応じた取り組みに対しても必要な支援をさせていただきたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) しばらく休憩します。(午後0時05分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 休憩前に引き続き再開します。(午後1時00分再開)  斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 先ほど答弁をいただきました。  そこで、再度お尋ねいたしますけども、この合理的配慮につきましては、壇上でも申し上げましたけども、民間の事業者については努力義務ということになっておりますので、お願いする程度になるかなというふうに存じます。ですから、周知がされていないと、こういう部分について、じゃあ、導入しようかという事業者さんがなかなかふえないのかなというふうに思いますが、周知についてどういう形で今までされてきたのか、これについてお尋ねしたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(前田 栄治君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 斉尾議員の質問に対しまして町長にかわってお答えいたします。  この障害者差別解消法が施行されて以降、町としての取り組みとしては、もちろん平成28年4月の町報への記載、あわせて全戸へのリーフレットの配布、また、行政職員としてやらなければならない合理的配慮の部分については職員研修も含めて実施しました。また、担当者が園芸試験場とかといったそういった事業所にも出向いて、そういった合理的配慮のことについての周知も進めました。あわせて平成30年度には、筆談マークや手話のマークを各窓口、役場の窓口に置くような形にしてそういった合理的な配慮を進めるための一つの手段として実施しました。あわせてTCCのケーブルテレビを利用しまして、お店に訪れた障がいを持った方のときの対応も含めて広報をしたところでございます。そういった形で障害者差別解消法に含めた周知については実施してきたところでございます。以上です。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) それについては毎年されてるという認識でよろしいんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(前田 栄治君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 町長にかわり再度御質問にお答えします。  町には、障がい者の方のことを考える障がい者地域自立支援協議会という組織があります。そこの中で、毎年町報への記載であったり、障がい施設の紹介であったり、そういったことで毎年何らかの啓発ということは実施してきておりますし、今月末、12月26日に行われる権利擁護の研修、これもそういった障がい者の方への理解を深めるための研修でございますので、そういったことを続けてやってきているということでございます。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) それでは、民間の事業者さんへのこういう話っていうのは、どういう期間といいますか、スパンでされておりますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(前田 栄治君) 田中課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 再度の御質問にお答えします。  民間の事業者への啓発といいますのは、以前、障がい者の支援員というのを各事業所に訪問していただいて障がい者雇用を進めるということを2年間やってきました。町内の全てとはいかないんですが、ほとんどの事業所に回っていただいて、障がい者雇用を進めること、あとは、そういった配慮のことについてもあわせて訪問してお願いしたということをやってきております。また、この補助事業につきましては、鳥取県の補助事業ということで、県を通じてこの周知はホームページ等でやられているということでございます。以上でございます。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) かなりこういう合理的配慮が浸透するように、いろんな場面、場面で活動されておられるということが今答弁で確認できました。それで、これに対して民間事業者さんから申し込みっていうのは今までに何件ぐらいございましたでしょうか。個別にではなくて、トータルで事業者さんからこれぐらいの申し込みがありましたということで結構でございます。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(前田 栄治君) 田中課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 再度の御質問にお答えします。  町が、この県の補助事業に基づいて町の補助金要綱を整備したのが2年前だったと思います。それから以降については、問い合わせはありましたが、具体的に申請まで至ったケースというのはまだございません。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 今、具体的な申し込みがなかったという御答弁でございました。非常にちょっと残念だなというふうに思います。こういう助成は、言われてるのは、障がい者の社会参加を促すと、また、それに伴い、障がいがあっても暮らしやすい環境整備となるというふうに言われております。また、こういう制度があるよということを皆様に周知することによって配慮の方法を周りの人に知っていただく機会になると、こういうことを狙ってるわけですね。ですから、申し込みが民間の事業者さんについては努力義務ということですので、なかなか費用もかかることでございます。先ほど壇上で2分の1から4分の3までの補助があるという町長の答弁ではございましたけども、1件もないというのは非常に残念だなというふうに思います。  障がい者福祉計画、これの推進するときにニーズ調査をされておりますね。この中で、障がい者の方の上位に来る、こういうものが欲しい、こういうことをやってほしいというニーズの中に、周りの理解、これを理解してほしいと、また、外出しにくので、これを何とかしてほしいというようなものがございます。これが各事業者さんのほうで、例えば店に入っていただくまでの点字ブロックだったり、お店に入られたときに点字メニューだったり、あと入り口のバリアフリー化だったり、こういうことが補助でできるようになってるわけですね。ですけど、こういうことがなされてないっていうことは、障がいのある方の社会参加がなかなか進まないのかなというふうに思いますが、町長、いかがでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 民間事業者の方が、なかなかその申請がないということでございます。啓発のほうもしておるのはしておるんですが、なかなか中のほうまでの理解が進んでないかなと、こう思っておりますので、いろんな会においてこういう啓発を進めてまいりたいと思います。その中で、やっぱり負担になり過ぎない範囲で行うというようなそういう努力義務ということになっておりまして、なかなか事業者の方が積極的に取り組んでいただいていないというようなこともあろうかと思いますので、こういう補助事業等の説明をしながらしていきたいなと思います。きのうだかきょうだかの日本海新聞には、オストメートの対応ということで温泉に入れるようなことも載っておりましたが、そういう設備に対しての補助というのも多分あったんではないかなと、こう思っておりますので、やっぱりその企業のできる範囲の中でいろいろ検討していただいてそういう配慮をしていただくような取り組みを啓発してまいりたいなと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 数年前になりますけども、ある事業者さんのところに全盲の方が入ろうとされておられました。そこに入るためには、全盲の方でしたので、点字ブロックを利用されるわけなんですね。点字ブロックが途中までで切れてるんですね。行ったり来たりされておりました。ちょっとそれを見たときに、何をされているのか、私はこういう合理的配慮ということについて存じ上げておりませんでした。本当に恥ずかしい話でございますけども、しかしながら、これを知ったときに、その途切れてる点字ブロック、これがきっちりと修理されておればスムーズにその方もそのお店に入れたんじゃないかなというふうに存じます。それから何年たっても同じような状況が今あるように思います。これについて町長、いかが感想をお持ちでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) やはりせっかく整備してそういう点字ブロックをされたんですので、途切れることなくその店に入るとか、あるいは意図する目的のためにそういうものをつけられたわけでありますので、そういう目的が達成できるようにしていただけばと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 何回も言いますけど、民間の方については持ち出し部分がどうしてもあるということで、なかなか浸透しないのかなという気がしますけども、行政としても、無理は言えませんけども、働きかけはぜひしていただきたい、このように思います。町長、このあたりについて。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういう働きかけ等も啓発を含めながらやっていければと、こう思っておりますので、実施してまいりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 次に、防災と北栄町防災マップのことでお尋ねします。  北栄町防災ハザードマップでの自治会単位での勉強会ということについては、町長も、自治会、また、自主防災組織に出向いてやってるということで、一生懸命やっておられるということでございました。現在どのぐらいの自治会、自主防災組織に出向かれておられるか、そういうデータというのはとっておられるんでしょうか、もしあればお答えいただきたい。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(前田 栄治君) 磯江総務課長。 ○総務課長(磯江 昭徳君) 申しわけないです、今ここに資料がなくて、これまでどこの自治会に行ったかという資料はございませんが、担当が夜出かけていったり、昼間出かけていったりというのからすると、月1程度ぐらいの出方をしていると、今年度に入ってはそういう間隔でございます。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) もう一度、ことしに入ってからの。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(前田 栄治君) 磯江総務課長。 ○総務課長(磯江 昭徳君) 月に1回程度の間隔でございます。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 月に1回といっても、12カ月あって12回で、63自治会あって自主防災組織は今現在47ですか、それぐらいだというふうに私が調べたところでは防災組織ができております。  それでは、このハザードマップができて12回は多分出られてないと思いますけども、まだまだ全ての自治会にこれを周知していただくということができているのかなということを思いますけども、できているかどうかということを聞いても、なかなかそういうことを調査されてはいないと思いますけども、10月ぐらいにハザードマップの私もちょっと勉強しようということで、勉強しました。いろんなそういう集まりに出かけて、ハザードマップを見られた方って聞いても、そのときに質問したのは、備蓄倉庫がどこにあるか御存じな方っていうふうに最初投げかけました。これをなぜそういうふうに聞いたかっちゅうと、2件ぐらい私のほうに問い合わせがあったんですよ、備蓄倉庫ってどこにあるんですかって私のほうに2件ぐらい問い合わせがありまして、そのときには答えたんですけども、もしかして皆さん御存じないんじゃないかということを想定しまして、いろんな会合のときに御存じですかって聞くと、備蓄倉庫御存じですかっていっても、なかなか御存じないと。例えば20人、30人ぐらいおられても1人か2人ぐらい、手が挙がるのが。下手をすると全然手が挙がらない、こういう状況がございました。それで、防災マップはどうですかって言いますと、見られましたかって言うと、やはり同じぐらいで、なかなか手が挙がってない。これは大変じゃないかなというふうに私はそのときに感じたんですね。  特に、ことしの防災訓練、北条のほうでありましたけども、そのときに出たときに、同僚議員も質問しておりましたけども、天神川が決壊すると、北条地域、またこれが大栄のほうも浸水するところが出てくるというようなことで、これがどこまで浸透していて、皆さんが避難する場所をちゃんと決めておられるのか、こういうことが非常に心配になりました。ことし台風19号がありましたけども、先ほど同僚議員の質問の中でも町長答えておられましたけども、国交省の発表では、台風19号では箱根で942.5ミリというような、24時間でこういう雨量が降ったというようなことでございます。この北栄町のつくってるハザードマップ、これでは、この雨が降ったら今示されてるところよりももっと浸水地域が広がるだろうというふうに思います。内水氾濫ということを壇上で質問を申し上げましたけども、これについては川が決壊しなくても降った雨で中でマンホールがあふれたり、その地域が水浸しになるというような定義だそうでございますけども、この辺をしっかりと住民の皆さんに周知して、こういうときにはどこに逃げるんだということを徹底する必要があるんじゃないかと。これは、去年、真備町、岡山県で、台風がありました、24号、そういうことを考えますと、喫緊の課題だというふうに……。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員、質問はもう少し簡潔にお願いします。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) わかりました。早目に、こういうハザードマップを使ってどこに避難したらいいかということを検討するべきだろうというふうに思います。この点についていかがでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 先ほど防災組織に月1ぐらいで出とるというようなことがあるわけでありますが、去年は73、これは延べですから自治会等に出て避難訓練等を行っておるところでありますし、3,400人以上の人に参加をしていただいとるということでありまして、やっぱり積極的にそういう避難訓練をしたりとかハザードマップを使ってそういう避難経路とか、そういうところをしておられるとこもあるわけでありますので、そういうところを自治会に声かけしてやっていきたいなと、こう思っております。マップでも、御存じのように、災害想定のときでも、大栄の栄地区のほうはそんなに浸水ということはないわけでありまして、やっぱり下流部のほうはかなりそういう危険性があるということであります。そういうところを特にやはり警報等が出ましたらそういう体制をとらないけませんので、そういうことをしっかりと訓練していく必要があるんだろうと、こう思っておりますので、また自治会等に声がけいたしまして、そういう訓練を行っていただくようにしてまいりたいと、こう思っておるところであります。  それから、566ミリということでうちは最大想定しとるわけでありますが、先ほどありましたように900ミリを超えるようなところも出てきております。我が町だけでなくて、上流部からこれは流れてきますので、やっぱりそういうところも十分勘案してやっていかんとこれからはいけませんので、そういうことも考えながら細心の注意を払ってそういうことを実施してまいりたいと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 地域を巻き込んでやっていくという御答弁でした。  それで、次に、家族防災会議ですね。行政はそういう形でしっかりと取り組むという町長の決意でございます。その中で、今度は家族単位で防災会議をするべきだろうと私は思っております。これは、そういう災害が起こったときに、自分自分で自分はどういうふうに逃げるんだというふうに、要はこれをマイ・タイムラインというような呼び方で言うようでございますけども、この辺の考え方について町長、いかがお考えでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) やはり行政だけに全てを任せるということは、これ大変難しいことであります。やはり何かあったらまず自分で自分の身を守るということが大切でありますので、家族の中でそういう話し合いをしていただければと、こう思います。例えば勤めに出ておるときとか、あるいは家族全部そろっておられたらいいわけでありますが、どっかに出ておられるちゃなときもあると思いますので、その場合はどうするかとかそういうことも家族の中で話し合っていただきたいと思いますし、備蓄品等についても十分にその中で話し合っていただくということをしていただければと、こう思っておりますので、そういう講習等があればまた出ていただいて、お話をさせていただくということも考えてみたいと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 自治会に出向いていかれたときには、そういうところも話をしていただけるというふうに思います。  それで、今度は具体的に行政のほうでは、避難勧告、避難指示という段階、そういうふうに指示を出されるわけです。それで、近年の災害ですと、大丈夫だというようなことでなかなか避難されない部分がよく報道されますし、私も回ってみますと、避難したほうがいいだろうかというような相談を受けます。そのときにちゅうちょします、確かにですね。ここで考えなきゃいけないのは、空振りでも避難をするということが大事ではないかというふうに思います。そのためには、ふだんからそういうところに避難するっていう行動をするくせをつけておく、要は避難訓練、こういうことが必要だと思いますが、これについて町長の考え方をお伺いします。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 後から、あのとき逃げていればよかったということになるとこれは大変なことになりますので、やっぱり早目早目のそういう勧告をしてまいりたいと思いますし、また、それをすることによって、こうやって逃げればいいんだなとか、そういう経路等も自分でまた確認できると思いますので、そういう意味では、早目にそういう空振りでもやっぱりするべきだろうと、こう思っておりますので、またその場その場で対応させていただきたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) その訓練の実施、これについて例えば自治会単位での訓練の実施、これについての町長のお考えをお聞きします。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。
    ○町長(松本 昭夫君) 自治会のほうも積極的に今、避難訓練等をしていただいとるところもあるわけでありますので、そういうところは引き続きしていただきたいと思いますし、そういう危険な場所にありながらしておられないというところもあるかもしれませんので、そういうところについては、こちらから積極的に声かけして避難訓練についてやりましょうというような形でできればと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 細かいちょっと確認なんですけども、避難訓練はふだんされております。実際に避難所へ避難する、避難所への避難という訓練についてはいかがお考えでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) まず第1次の避難所がありますので、とりあえずそこに逃げていただくというようなこともありますし、また、こういう場合はどこだということがありますので、そういうものについては、またそういう集落の中、自治会の中でそこに行ってもらうということも可能だろうと思いますので、そういう訓練も必要かなと思います。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) ぜひ来年度っていいますか、近い将来、全自治会でそういう避難を実際に具体的にしてみるという行動も近年必要になってきてるというふうに思います。こういう認識でよろしいでしょうか、町長。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 実際にやってみないと、なかなかここまで行ったけど、道が変だぞというようなこともあると思いますので、やっぱりそういうことも必要だろうと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 防災井戸のことをお伺いいたしました。自治会ごとの実績は、壇上では応募がなかったということでございます。これについては、ホームページを見ますと、そういうふうな防災井戸に認定されますと、水質調査なんかもされるというようなことが載っておりましたが、災害時、自衛隊等が給水等をしていただけるわけなんですけども、そこまでとりに行かなきゃいけないという不便さがあるわけですね。その中で、実際に井戸等があれば非常に、例えば自治会に1個そういう防災井戸があれば便利だなというふうな御意見もお伺いしております。これについて、募集されておられるということは聞いとりますが、再度募集というようなお考えはないでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) この前もある方から、うちにも井戸があるぜ、出してもいいぜというようなことをいただいております。それからほかにもそういう声もあるということがありますので、再度募集をしてまいりたいと、こう思っておるところであります。今までのが申請書が県知事宛てになっておりまして、なかなかそういう面では出しにくかったかなと思いますので、町にというような形でそういう登録をしていただくと、そういう申請書をつくって取り組みをしてまいりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) その際に、災害時ですので、電気が停電しているということも考えられるかと思います。そういうときに、例えば手動ポンプ、ガチャポンポンプなどという言い方もしますが、こういうものについての補助というようなことはいかがお考えでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) どういう補助かわかりませんが、そういう方があれば、そういう形で申請をしていただくということになろうかと思います。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 近年の本当に雨の降り方が異常な降り方で、今までの防災の対応では間に合わないというふうに言われております。  その中で、関西大学社会安全研究センター長、河田恵昭さんという方が縮災という考え方を提唱されております。今までは防災・減災というようなことはもうあちこちで言われておりましたけども、縮災という考え方を提出されております。これは簡単に言えば、災害が発生する前から復旧・復興の準備をしておくことっていうことですね。その前段として、被害をどう抑えるか、具体的な施策を考えるということも前提であります。災害が起こった後、どういうふうに復旧・復興をしていくか、この準備をしておくことが大事だろうと。これはなぜかっていうと、過去の災害を見ますと、なかなか復旧・復興に、復旧はするんですけども、復興までいかない、これはこういう計画がされてないからだろうと。なぜその計画が難しいかっていうと、それは住民の皆さん、被害に遭われた方との意思疎通、皆さんと話し合って、こうあったときにはこういうふうに復旧・復興しようと、こういうことがなされてないからだというふうにこの河田恵昭さんは言われております。ですから、災害が起こる前に、もしなったらこういうふうにしようという住民の意思統一をしておく、こういうことが必要だろうというふうに言われております。そうすれば、すぐに災害が起こって復旧してすぐに復興にもかかっていけると、そのタイムロスがないというような考え方でございます。これについて町長、いかがでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 縮災、今初めてお伺いいたしましたが、災害が起こってすぐ復興できるようにというような考え方だということでありますが、そういうのも必要だろうと、こう思いますが、まず防災、要するに災害が起こらないように最小限のものにしていくということが必要だろうと、こう思っております。そういう意味で、天神川等も堤防等を築堤してきちんと破堤しないような形の中で今つくられているところでありまして、そういうことがまず一番だろうと、こう思います。  先般の関東の大災害でも、以前問題になりました八ッ場ダムというのがあるわけでありますが、利根川の上流にありまして、そこがちょうどできて試験湛水をやっておったというようなときにああいう大雨が降って、そこでとめて下流部は助かったというようなことも伺っておりますので、縮災で被害があってすぐ復興することも必要でありますが、やっぱりそういう災害にならないようなそういう対策というのも必要だろうと、こう思いますので、そういうところも力も入れながら、そういう復興できるようなこともあらかじめ考えていくということも大切かなと、こう思っておるところでありますが、実際になってみないとわからないというところがありまして、そういうところがなかなか住民の皆さんに理解を得られないところもあるんではないかなと、こう思っておりますが、そういうことも念頭に置きながら防災・減災についてその地域地域で議論ができればと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) おっしゃることはよくわかります。鳥取県は、災害には皆さんの思いの中には遭いたくないし、なかなか災害も少ないでないかというような思いがあるように思います。しかし、ここで考えなきゃいけないのは、阪神大震災は、あそこは地震は起きないだろうというふうに言われとったわけですよね。それがそういうふうな大地震が起こったということがございました。これについてはこの辺で終わりますけども、ぜひ検討しながら、いざというときの対応、なってからでは遅いと思います。そういうことを前向きにやるべきだろうと存じますので、町長、この辺もう一度。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) どういう形で縮災というのができるのかということを、全くわかりませんので、そういうことからまず勉強しなければならないだろうなと、こう思っておるところでありまして、そういうことも勉強しながらそういう災害に対して取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) ほくえい未来トークの質問をさせていただきます。  この取り組みについては、町長も非常に評価されておられるようでございます。この9月、10月に開催された中では、壇上でも申し上げましたけども、町全体の課題が出ておりました。一つ例を挙げれば、農業については、有機農業で付加価値を高めたらどうかとか無農薬栽培でというような御提案もあったように存じております。これは将来的に非常に取り組む、なかなか大変な部分もありますけども、考えてもいいのかなという気はしております。ここに参加された皆様、私もちょっとだけ拝見させていただきましたけども、本当に一生懸命議論されて若い方から年配の方まで参加されておられました。こういう方たちが町の困り事、問題解決に対して力をかしていただいたこの取り組みは、本当によかったなというふうに思っております。これを、またほかの地域、今回は北栄町全体のことで開催されておりますけども、壇上で申し上げましたように、例えば小学校区、旧小学校区、こういうところで開催、なかなか地域住民の理解という部分では難しいかもしれませんけども、小学校区等で開催するということについてはいかがでしょうか、お伺いします。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 新たにそういうことは今のところ考えておりませんが、やっぱりそれぞれの地域でこういう取り組みをしたいというようなところもあるわけでありますので、そういうところは積極的にしていきたいなとこう思って、こちらのほうも協力して地域づくりをしていきたいなと思います。先ほど小学校区とかいうこともありましたが、例えば昔の旧村とか、ああいう形でもできればこれはいいかなというふうなことも思っておるところでありまして、また、それがワークショップでやるのかどうかということもあるわけでありますが、そういう形の中でも、それぞれの地域の特性を生かしたまちづくりという中で大変おもしろい試みではないかなと、こう思っておりますので、もしそういうところができればやっていきたいなと、こう思います。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 11月7日付の日本海新聞で、平成合併の人口減加速というような記事が載りました。これは日本海新聞ですので、大勢の方が多分読まれたんではないかなというふうに思います。これは対象が人口4,000人未満の地域で対象だったそうでございます。47組のそういう調査された中で、9割の地域が合併したほうが人口が減少したというような、そういう報道でございました。本町とは人口規模が若干違いますので、これがこのまま参考になるかどうかということは言えないとは思いますが、町長、この記事についてどういうふうに思われたでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 合併した市町村と合併しない町村等の、その人口動態であったりとか、そういうものが出ておったわけでありますが、合併してないところのほうが人口の減り方が少なかったというようなことが出ております。やっぱり合併して、特に市と合併したところは、周辺のやっぱり町村がどうしてもそういう寂れてしまったというような形の中で人口が減っていったんだろうなと、こう思っております。やっぱりどうしても中心のほうに人口が偏ってしまうというようなことがあったんだろうと思っております。そういう中にあって、合併しないところは、もともとそういうある町でありますので、そういう変化が少なかったということだろうと、こう思っておりまして、やっぱり合併の弊害といいますか、そういうのが如実にそういうところにあらわれておるんではないかなと、こう考えております。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 人口減少がこれからどんどん進んでいくというふうに言われていますし、現実そうだろうと、そうなるだろうというふうなことの中で、やはり合併してても地域の活力をいかに引き出すか、こういうことが非常に問われるんじゃないかな。合併して中心地ではなくなったところ、こういうところの力を引き出す、こういう取り組みも今後求められるように、この記事を読んで思うわけですけども、この辺、先ほど町長も、旧小学校区での取り組みはいいだろうというような御答弁もございました。もう一度この辺についてお伺いいたします。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) やはり合併いたしますと一つの町になって、やっぱり一つでやるということも、これも非常に大事なことでありますが、やっぱりそれぞれのまた地域ごとの特性というのもあるわけでありまして、そういう中ではそういう、特に合併してない町等は協議会等もつくって、旧村レベルというか、旧村単位でやっておられます。合併しても、やっぱりそういうのもあってもいいのかなというようなことをちょっと思っておりまして、この前も雲南市のほうにもそうやって地域の方に勉強しに行っていただきましたし、湖南市のほうもそれぞれ協議会というのをつくっておられまして、おとどしになりますか、去年ですか、そういう地域づくりの方に行って勉強させていただいたということでありますので、そういうことも必要だろうなと、こういうようなことを考えておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 前向きな御答弁でございまして、非常に今後の取り組みが、どういうことが起こってくるのかなということを期待しながらこの質問を終わりたいと思いますけども、地域でこういうことをやりたい、本当にいろんな要望が出てくるかもしれません。また御意見いただく中で、これだけはやりたいということについての、例えば予算的措置というものについて、町長、どういうふうにお考えですか、もし出てきた場合ですね。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) やはりその地域の中で自主的にやっていただけばいいわけでありますが、どうしてもやっぱり事業をするということになると予算的な面も出てくる可能性もあるわけでありますので、今後のことでありますが、もしそういうことでそれぞれにできるということになれば、ある程度の予算規模をつけてやっていただくということも考えなければならないのではないかなと、こう思っております。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 終わります。 ○議長(前田 栄治君) 以上で斉尾議員の一般質問を終わります。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 1番、長谷川昭二議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) 長谷川昭二です。私は2つの事項について質問をさせていただきます。  初めに、幼児教育・保育無償化について伺います。  今回の制度の創設は、幼児教育の無償化といいながら保育料をゼロにするのではなく、副食材料費を分離して施設ごとに徴収することになりました。政府は、食材料費について、生活保護世帯は免除してきたが、それ以外は保育料の一部として全額負担をしてもらい、それ以外の費用については応能負担でいただいていた。今回、3歳から5歳の副食材料費を実費徴収化することで幼稚園などと徴収方法の統一が図られるが、これまでと同様、保護者に負担してもらうことに変わりないという説明をしております。しかし、自治体によっては、実際に負担がふえる可能性もあり、同じとは言えません。また、提供する食事の内容によって副食材料費の額が変わることになります。徴収額と内容について保護者は納得の上で支払うことが実費徴収の前提となっています。しかし、利用調整があるため、入所する施設を保護者は選ぶことはできません。納得といっても、実際には形式的なものとならざるを得ず、さまざまな矛盾を抱えることになります。  その一つとして、副食材料費の滞納問題があります。国の基準では、世帯収入360万円を超える世帯で、月4,500円前後の副食材料費の支払いが発生します。この世帯収入の方たちには、決して低い負担とは言えません。世帯構成によっては、小・中学生だと就学援助の対象となる可能性がある層が含まれています。これまでは滞納があっても認可保育所の運営には影響がありませんでしたが、今後は食材費の不足という形で日々の給食に影響を与えることになります。子ども・子育て支援制度の創設に当たって、保育料の滞納など子どもとは直接関係のない事情によって退所など、当該子どもやその保育所の経営、ひいては子どもの保育に影響が出る問題がさまざまに議論され、自治体に対して認可保育所による保育の直接実施義務を残すことなどにつながりました。  今回、内閣府は、利用者が副食費を滞納する場合には、経済的理由のほか、保護者と施設の間での意思疎通や信頼関係が何らかの理由で損なわれているなどの事情が生じているものと考えられます。このため利用調整の実施者である市町村は、副食費の滞納がある保護者から事情を聞き、その理由や改善策、利用継続の可否等を検討することが求められます。このプロセスの中で、滞納している副食費についても保育所への支払いを促すことになりますとしています。これまで保育料の滞納があったとしても、それを理由に退所させることはできないとされていましたが、副食材料費の滞納によって保育の利用を中断する可能性を示唆したことは重大であります。親の経済状況など、子どもではどうしようもない事情の責任を子どもに負わせかねないものであります。また、徴収を担うことになる保育所、保育士との間で新たな緊張を生じかねません。  政府は、自治体に対して、利用調整の実施者として携わることを求めていますが、保育の実施義務を負う立場から、子どもが困ることのないように、副食費の減免の拡充など積極的な対応を行う必要があると考えます。以上の観点から、次の2点について町長、教育長に伺うものであります。  1に、給食副食費の徴収に当たって、自治体によっては副食費の滞納分を児童手当から徴収する動きがあり、その徴収を可能にするために、申出書の提出を全ての保護者に求めるところがあります。このことについて、本町としての対応をお伺いいたします。2に、無償化によって不要とする自治体独自の保育料軽減施策の財源を活用するなどして、副食費を無償化や国の免除対象を拡大する自治体が全国で広がっています。北栄町においても、幼児教育・保育無償化を本物にするために、副食費無償化の対象を広げることについて、町長、教育長の御所見をお伺いいたします。  次に、高校生の通学支援についてお伺いします。新聞報道によりますと、県は、鉄道やバスなどの公共交通の定期券を購入して県内の高校へ通学する生徒を対象に、月額7,000円を超える額を市町村と補助する方針を決め、生徒の家庭の負担の上限額などについて、今後、県内町村会や4市と調整、年内にも新たな子育て支援策として内容を固め、新年度当初予算案に反映させたい考えだとされています。県内でも既に岩美町、南部町、大山町などが、子育て支援策などとして、公共交通を利用する高校生への通学費の助成を実施しています。このことについての本町の対応について、町長に伺うものであります。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 長谷川議員の御質疑にお答えいたします。  初めに、幼児教育・保育無償化についての御質問でございます。  こども園での副食費の実費徴収についての詳細は教育長が答弁いたします。  副食費につきましては、経済的に苦しい世帯に対しての無償化は行われておりますし、保育料の負担のなかった第3子以降で国の基準に合わせると新たに負担が発生する世帯につきましては、副食費を無償とする対応を行っているところでございます。それ以外の保護者の方につきましては、相応の御負担をお願いしたいと考えておるところであります。  次に、高校生の通学支援についての御質問でございます。  議員御指摘のとおり、県は公共交通機関を利用し通学する生徒を対象に、定期券が月7,000円を超える額について、市町村と補助する方針を決め、来年度予算に反映させたい方針であると報道されました。これにつきましては、原則、県の方針に従い対応したいと考えているところでございます。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 長谷川議員の御質問にお答えします。  初めに、副食費の徴収についての御質問です。  幼児教育・保育無償化に伴う食材料費の取り扱いについては、「主食費・副食費ともに、施設による実費徴収を基本とする」とした国の方針が示されましたが、町立こども園では、その事務負担を考慮し、教育総務課で徴収事務を行っております。  なお、栄保育所については、この方針に基づき、副食費の徴収については栄保育所で行っております。また、北条みどりこども園では、認定こども園に移行した平成30年度から保育料の徴収を自園で行っておられますので、徴収事務について負担がふえることはありません。児童手当からの徴収については、保護者の申し出において行われるものですが、該当者はありません。また、全ての保護者に申出書を求めることも行っておりません。  次に、副食費の無償化についてでございます。  材料費については、在宅で子育てをする世帯でも生じる費用であることから、従来から保護者が負担することが原則であると整理されていることも踏まえても、必要な経費については保護者の負担をお願いするものでございます。 ○議長(前田 栄治君) 長谷川議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) まず、無償化についての給食費が滞納になった場合の徴収についてどう対応されるかという点については、先ほど教育長から、そういう児童手当からの徴収は考えていないということに聞こえたんですけれども、それで間違いないんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) この答弁した趣旨としては、そういう該当者がいないということでございます。ただ、保護者の方が、そちらのほうからということがもし申し出があったら、そちらのほうからの徴収ということになろうかと思いますけども、現在のところそういう申し出をいただいておるということはありません。そういうことでございます。 ○議長(前田 栄治君) 長谷川議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) そうしますと、町のほうから保護者の皆さんにそういう申出書をあらかじめ求めるということはしないと、こういうことでよろしいでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) あらかじめ申出書を求めるということはする予定はございません、するつもりはございません。 ○議長(前田 栄治君) 長谷川議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) 実費徴収について、家庭での食事でも必要なんだから、また、授業料等、そういう義務教育の中でも学校給食費などは有償化であるというようなことで、当然保護者負担だと、そういうふうに今、政府が言っているとおりの御答弁だったと思うんですけれども、そもそも給食というのは、ただ単に食事をするということではないというふうに考えます。これはもう食育の一環であって、厚労省の保育所保育指針でもそういう位置づけになっておりますし、それによりますと、保育所の特性を生かした食育ということで、要点として、保育所における食育は、健康な生活の基本としての食を営む力の育成に向け、その基礎を培うことを目標とすることということであるわけでして、これを単なる食事をさせればいいということではないと思います。ですから、そういう意味では重要な教育の一環でありますので、単なる食事の材料の提供ということだけにとどまらないことだというふうに思うんですけども、その点いかがでしょうか、教育長にお伺いします。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 議員おっしゃるとおり、食育というのは非常に大切なことだというふうに思っております。こども園においても、自園で菜園をつくって、そこで食材を育てて、そしてそれを給食で使うということをしています。その育てる過程においても、子どもたちと一緒に作業をしながら育てていく、そして収穫をして、きょうはその収穫したやつが食べれるんだよというような形で食育を推進しているということでございます。ただ、食育に関するその推進というものが副食材料費を無償化にするということとは、ちょっと違うんじゃないかなというふうに思います。 ○議長(前田 栄治君) 長谷川議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) 年代は詳しい年代をちょっと忘れましたけれども、そもそもこの学校給食が始まったころの政府の答弁というのは、行く行くは給食費も教科書も全て無償化にしたいと、そういうふうに言っていたんですね。ところが高度経済成長なり、そういったどんどん経済的にも豊かになってからでも、そのことをずっと政府が怠ってきたという経過があるようであります。ですから、これは保護者が負担するというものではなくて、教育の一つとして無償化の対象であるというふうに研究者などは言っています。そこに政府の見解が少し違うんですけれども、そういう観点で私はぜひともこの副食費についても考慮をしていただきたいというふうに思うわけです。  国は、幼児教育・保育無償化というふうに言ってますけれども、実際には3歳から5歳児の副食費は対象外であります。国の制度では、無償化後の副食費は、先ほど言いましたように低所得世帯と第3子以降の子どもは免除の対象ですけれども、この第3子は就学前以下が国では条件となっています。本町ではこれまでどおり、第3子以降についてこれまでどおりの副食費を免除するというふうにされておりますので、この点は独自の施策をされているということで評価をしたいと思いますけれども、新聞報道によりますと、県内でも若桜町とか日南町、江府町では、全ての子どもの保育料の無償を継続して、副食費の負担も求めないとしています。県内では11町村が3歳から5歳児の副食費を無料にして、日吉津村、伯耆町は、町村外の幼稚園に通う場合でも副食費を免除しています。伯耆町は、さらにゼロ歳から2歳児も免除して、第2子以降の保育料を無償としてきた智頭町、八頭町、三朝町、琴浦町の4町も取り組みを継続して、3歳以上児または第2子以降の副食費を免除する、こういうふうに聞いております。  そこでお聞きしますけれども、本町では、これまでの説明で、第4の2階層の1子、2子、ここから第8階層までの1子、2子が実費徴収ということであります。これに係る徴収額でありますけれども、お聞きしたいんですけれども、実費徴収の対象になる児童の数は何人になって、その徴収の合計額は幾らになるんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 副食費の徴収で、ことしの10月から来年の3月まででございますけれども、対象人数としては142人、そして金額としては約380万円ございます。 ○議長(前田 栄治君) 長谷川議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) 全国的には、億という単位までかけて無償化をするところもあるというふうに聞いております。本当に無償化するには、給食費の副食費についても全てのところで無償としていく、そうしてこそ子育てするなら北栄町と言えるんではないかと私は思うんですけれども、この点についてお聞きしたいと思います。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 本町においては、平成二十三、四年ごろからだと思いますけども、全園がこども園になっております。それまでは北条幼稚園と保育所という形で幼児政策を進めておりました。幼稚園の段階においては、保育料と給食費を別途徴収をするという形で、明確にそういうことをしていましたけれども、こども園にしたときに、保育所と同様ということで、保育料の中に給食費を含ませていただいたということでございます。この一緒に含んだ保育料にしておったということで非常に皆さんにわかりにくかったというふうに思いますけども、本来はこれは別々なものだろうというふうに思いますので、これについては、食べると、先ほど答弁で申しましたけども、本来保護者が負担することが原則であろうというふうに思いますので、このことで続けていきたいというふうに思います。 ○議長(前田 栄治君) 長谷川議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) 私はもう一つわからないんですけれども、本来別々だったという、その根拠になるものは何だったんでしょうかね。副食費も含めて保育料としていただいていたわけですから、保護者から見ればそういう説明はないわけで、実際に副食費を払っていたという感覚にはならないと思うんですけれども、何かそういう通達とか、そういうものが従前から、この無償化が出る前からそういうことがちゃんと説明できるような根拠になるようなものがあるんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 保育料の中に含むということでさせていただくことについての明確なものがあるかどうかということについては、それについては、ないんじゃないかなというふうに思いますけど、今回の、今のこども園での制度においても、1号認定と2号認定と3号認定とあるんですけども、1号認定においては保育料と給食費を別途に徴収という形になっております。もともと、これまでが保育料と一緒にしとったということでわかりにくかったと思いますけども、今回幼児教育が無償化ということですので、教育部門について無償化ということで、給食費部分については実費徴収だということだというふうに思います。 ○議長(前田 栄治君) 長谷川議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) 1つだけこの問題でちょっと確認しておきますけれども、令和元年10月以降版ということで、ホームページに保育料の決定ということで、2019年度の保育料があるんですけれども、9月から翌年の3月までということなんですけれども、ここの一番下に米印で、満3歳児(2歳児クラス)の1号認定は、別途主食費、月額2,000円を徴収します。ただし第1階層を除くというふうになっているんですけども、今おっしゃっている1号認定の、要するに幼稚園ですね、そこのところが実費徴収だったというのは、副食費も含めてなのか、主食のことを言っておられるのか、どういうことなんでしょうか。(「ちょっと休憩してください」と呼ぶ者あり) ○議長(前田 栄治君) しばらく休憩します。(午後2時08分休憩)
          ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 休憩前に引き続き再開します。(午後2時09分再開)  別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 1号認定につきましては、3歳に到達した時点でという、ちょっと制度上の問題があって、実際のクラスとしては2歳児クラスに入っています。その2歳児クラスに入っている子どもが3歳児になると無償化の対象になるということで、2歳児のクラスの場合は、子どもたちは御飯を持ってきますので、その御飯も1号認定の子どもには提供しますので、その御飯分の主食材料費もいただきますよということでございます。 ○議長(前田 栄治君) 長谷川議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) いずれにしても、県内でもやっぱりこの副食費について減免をする動きが多分広がってくるんだろうというふうに思うんですね。そういう中で、本町が国の言うとおりにやっていたんでは、これはやっぱり置いていかれると。子育て支援ということでは並の町になるということになるんではないかというふうに思いますので、ぜひともここは頑張っていただきたいというふうに申し上げて、次の問題に移りたいと思います。  高校生の通学支援について、町長は、県の方向に従うというふうにおっしゃったと思うんですけれども、県の案では、7,000円を超える額を県と市町村で2分の1ずつ負担をして支援を行うということのようですけれども、既に実施をしているところ、県内にあるわけですけれども、ここでは定期券購入額の2分の1、あるいは岩美町ではバスの町内区間の定期代に限って月額3,000円を超える部分を支援すると。こうしたことを見ていきますと、県の7,000円よりも低い額から支援が必要ではないか。実際にそうされているというふうに見えるんですけれども、この辺は、県は7,000円ということですけれども、町として、そこについて県と交渉されるのか、町独自で上乗せをされるというようなことは検討はされないでしょうか。ぜひしていただきたいというふうに思うんですけれども、町長、いかがでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 県のそういう方針に沿ってやっていきたいなと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 長谷川議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) 鳥取県の30代の平均年収は365万円ということで、40代は441万円。こうした子育て世代の収入は、とても十分と言えないと思います、年収ですからね。子育てするにはやっぱり大変だというふうに思います。先進地の自治体では、通学支援の目的について保護者の経済的負担を軽減することにより、教育の機会均等を図るとともに、公共交通機関の利用促進することにより、公共交通の維持に対する一助となることを目的とするというふうにしているように、ぜひともこのことが有効な支援となるように再度継続してでも検討をしていただきたいというふうに思うんですけれども、最後にこのことを町長にお聞きをしたいというふうに思います。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) いろいろ通学形態があるわけでありまして、実際に定期で通っておられる方もありますし、自転車で通っておられる方もある。また、保護者に乗せていってもらわれる方もありまして、いろんな形態があるわけでありますが、その中で定期を購入して通学しておられる方に今度補助をするということになります。遠くてもそういういろんな実態の中で、やはり実際には買っておられる方に対して、こういう形で初めて取り組むということでございますので、当面これで取り組んでまいりたいと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 長谷川議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) ぜひ実践してからでも、これではやっぱりなかなか要望に応えれないということがもし起きましたら、ぜひともまた再度検討していただきたいということを申し上げて、私の質問を終わります。 ○議長(前田 栄治君) しばらく休憩します。(午後2時14分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 休憩前に引き続き再開します。(午後2時28分再開)  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 4番、秋山修議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 秋山修です。きょうは財政の現状と今後の見通しについて質問します。5項目に分けて質問します。  1番目に、合併時から平成30年度決算までの収支状況(形式収支、実質収支、単年度収支、実質単年度収支)の推移を、どのように評価しておられるのか質問します。  2番目に、歳入のうち、地方税、地方交付税、国庫及び県支出金、地方債の現状と今後の見通しを質問します。  3番目に、健全化判断基準の実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率の推移と、平成30年度の数値をどのように評価しておられるのか質問します。  4番目に、合併時から平成30年度決算までの積立金(基金)残高及び借入金(地方債)残高の推移と、現状及び今後の見通しを質問します。  5番目に、地方公会計について。@として、平成30年度地方公会計の財務書類はいつ公表されるのか、質問します。Aに、固定資産台帳の整備から見えてきたものは何かを質問します。Bに、セグメント分析を活用できる事業、施設はないか質問します。  以上、財政の現状と今後の見通しについて質問をしていきます。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 秋山議員の御質問にお答えいたします。  財政状況の現状と今後の見通しについての御質問でございます。  初めに、合併時から平成30年度決算までの収支状況の推移と評価についての御質問でございます。  まず、形式収支は、合併以降全て黒字となっておりますが、平成18年度は1億1,000万円で、年々増加し、平成30年度は4億4,000万円でございました。次に、実質収支は、これも合併以降全て黒字ですが、平成18年度が9,900万円で、年々増加し、平成30年度は2億4,000万円でございました。実質収支については、黒字であればあるほどよいというものではなく、この実質収支を標準財政規模で割った実質収支比率が、一般的にはおおむね3%から5%が望ましいとされており、本町の平成30年度の数値は4.4%となっております。  次に、単年度収支は、平成18年度と22年度、26年度、30年度が赤字で、その他の年度は黒字となっております。単年度収支は黒字が続けばいいというものではなく、一定期間を置いて赤字になることもあり、その繰り返しがある状態が財政運営上、通常の状態と言えます。黒字がたまる一方の状態は、家計では許されても、租税を徴収する地方公共団体としては許されません。なぜなら、地方公共団体は営利を目的としていないことから、黒字が累積するようであれば黒字を取り崩して、つまり単年度収支を赤字にして行政水準あるいは住民サービスを向上させるなど、住民に還元しなければならないからであります。  次に、実質単年度収支は、平成28年度が4億円、平成30年度が9,600万円の赤字となっており、その他の年度は黒字となっております。これが赤字の場合は過去の余剰金を消費したことを意味しており、本町では、平成28年度は鳥取県中部地震、平成30年度は台風24号の災害復旧に対応したことが赤字の主な要因でございます。  次に、歳入の現状と今後の見通しについての質問でございます。まず、地方税は、平成19年度は13億円で、以降も13億円から14億円台で推移しており、平成30年度は14億2,000万円となっております。税別で見ますと、住民税は、平成27年度以降、穏やかな増加傾向であり、合併以降、人口は減少してきておりますが、1人当たりの税額増加が人口減をカバーしている状況であります。固定資産税につきましては、評価がえもあり、年々減少してきております。地方税全体としては、今後、余り増減がなく、横ばいで想定しております。  次に、地方交付税は、平成18年度は31億7,000万円で、平成28年度がピークで38億5,000万円でございました。しかし、平成28年度以降は合併算定がえが5年間で段階的に削減されることもあり、平成30年度は36億7,000万円となっております。令和2年度では、合併算定がえの特例措置が適用されますが、令和3年度からは一本算定となり、穏やかな減少を見込んでおります。  次に、国庫及び県支出金は、平成18年度は9億9,000万円で、平成29年度が最高で22億4,000万円となり、平成30年度は17億3,000万円となっております。社会保障費が多いのと、本町の基幹産業である農業関係の補助金を多く活用しております。今後、扶助費等義務的経費に係る国支出金以外については、社会資本整備総合交付金で行う事業が平成30年度ベースで推移するものと想定しております。今後の事業執行に当たっては、国・県の補助制度で活用できるものは活用し、財源確保に努める必要があると考えております。  次に、地方債は、平成18年度は17億8,000万円で、それ以降は、5億から8億円台で推移しております。平成19年度以降は、元金の償還以上に借金の借り入れをしていないため、地方債残高が年々減少してきており、今後も事業の厳選と交付税算入率が高い起債の活用に努める必要があると考えております。  次に、健全化判断基準の推移と、平成30年度の数値の評価についての質問でございます。まず、実質赤字比率は、住宅新築資金貸付事業特別会計で赤字が出ておりますが、一般会計と合わせた普通会計全体としては黒字となっているため、数字が出ておりません。次に、連結実質赤字比率につきましても、普通会計と公営事業会計の全体として黒字であるため、数字が出ておりません。次に、実質公債費比率は、平成17年度が17.8%で、平成21年度の22.4%が最高で、平成30年度は13.8%でございました。過去の大型事業債が終了しつつあり、数値が改善される要因となっておりますが、類似団体の平均は、平成29年度が9.9%であり、比較すると依然高い数値となっているため、新たな起債事業は、より厳選の上、慎重に進めるなど、改善の取り組みを進めていきたいと考えております。次に、将来負担比率は、平成19年度が185.2%で、平成30年度が93.8%でございます。一般会計、下水道会計の起債残高の減少により年々改善しておりますが、まだまだ両会計ともに高どまりしており、類似団体の平均は、平成29年度で46.8%であり、比較すると高い数値となっております。今後、起債残高の減少により、比率も減少する見込みですが、可能な限り財政調整基金を減らさないよう財政規律に努め、将来負担に備える取り組みが必要であると考えております。  次に、合併時から平成30年度決算までの積立金残高及び借入金残高の推移と、現状及び今後の見通しについての質問でございます。まず、積立金残高は、平成18年度は約7億3,000万円で年々増加し、平成27年度が最高で約16億3,000万円となり、平成28年度の鳥取中部地震の影響で減額いたしましたが、平成30年度で15億5,000万円となっております。この基金については、経済状況の変動等により財源が不足する場合や、災害により生じた経費の財源または災害により生じた減収を埋めるための財源に充てるため必要となり、その適正規模は、おおむね標準財政規模の10から20%程度と言われており、これは市町村の平均的な財政調整基金の規模とおおむね一致しております。北栄町の標準財政規模の20%が10億円程度となることから、今後も、この額を意識した財政運営が必要と考えております。  次に、借入金残高は、平成18年度は約104億円で、年々減少し、平成30年度末で74億円となっております。今後も緩やかに減少していく見込みでありますが、下水道事業債への繰出金は、元利償還金がピークを迎え高い水準で横ばいが続く見込みであり、類似団体と比較しても高い水準であることから、適正化に向けた見直しが必要であると考えております。  次に、地方公会計についての御質問でございます。まず、平成30年度の財務諸表の公表時期でございますが、平成30年度決算分の作成は、一般会計等の財務書類につきましては年内を目標としております。また、一般会計等に地方公営事業会計を加えた全体財務書類につきましても、年内を目標としております。全体財務諸表に鳥取中部ふるさと広域連合や鳥取県町村総合事務組合などの関連団体を加えた連結財務書類につきましては、関連団体の財務書類を提出していただく必要があり、来年3月を目標としております。したがいまして、公表につきましては、それぞれの作成の翌月には公表したいと考えております。  次に、固定資産台帳の整備から見えてきたものについての御質問でございますが、地方公会計の導入により、固定資産台帳の整備を行い、財政分析の指標として、新たに有形固定資産減価償却率による分析が可能となりました。これは、有形固定資産のうち、土地以外の償却資産の取得価格に対する減価償却の割合でございまして、この比率が高いほど、法定耐用年数に近い資産が多いことを示しております。  本町の数値は、平成29年度が58.4%で、類似団体の平均は60.5%であり、比較すると2.1ポイント低い数値となっておりますが、これは近年の公営住宅の更新整備と体育館の耐震化等、公共施設の改修を積極的に行ってきたことで、数値を押し下げる要因となっております。ただし、個別の施設を見れば、公民館等老朽化した施設が多いので、今後も、財政健全化を進めながら、長寿命化に取り組んでいく必要があると考えております。  最後に、セグメント分析を活用できる事業、施設はないかとの御質問でございますが、現在のところ事業別、施設別のセグメント分析について、システムでの対応ができていない状況でございまして、システム管理者に依頼をしている状況でございます。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) ちょっと今の答弁の中で1つだけ気になったことがあるんですけども、一番最後の有形固定資産減価償却率の説明の中で、由良宿団地とか、新しいものを取り組んできたから率を押し下げる要因になったという説明のように聞いたんですけども、私の感覚で言うと、年数がたてば減価償却が進んで有形固定資産減価償却率は下がっていく。新しいものが加わったり、それから新しいものがたくさんあってというか、年数がたってない建物が多い自治体は減価償却率が、新しいものを低いという、少ないという意味で……(「減価償却率が少ないということです」と呼ぶ者あり)ああ、少ない率でということですね、わかりました。済みません。  いや、ちょっと一番最後の項目なんで、最後で聞こうと思うんですけども、地方公会計をやったがために、やったがというか、取り組むことによって、複数の係数を比べることができるということで、財政状況資料集の中に、将来負担率と有形固定資産減価償却率を縦横にしたグラフがあるんですけども、それでいくと、有形固定資産減価償却率は、平成28年と29年を比べると、率は上がってますよね。ちょっと最後に質問したいので、確認をお願いしたいと思います。  ちょっと一番最初に返って、今回の質問のところで質問の意図をちょっと2つほど、こういう意図を持って今回の質問をさせていただくということを最初に話をさせていただくと、1つ目は、今の財政状態がどうなのか。いい状態なのか、悪い状態なのか、普通なのかということをちょっと頭に入れて質問をしていきたいと思います。地方交付税を受け取らない不交付団体のように、いい状態でもないし、それから予算が組めないような逼迫した財政状態でもないと思っていますけども、中くらいなんだけども、中くらいのどの辺なのか、上なのか下なのか、ちょっとその辺のところをイメージしながらちょっと質問させていただきたいと思います。  それから、2番目に、今後の財政見通しなんですけども、あんまり10年も20年も先のことをちょっと見通して話をするのは、余りにもちょっと少し意味合いが薄れてくると思うので、3年とか5年ぐらいの中期ぐらいのを見越して……。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員、先ほどのとこの質問で終わっていただいて、一問一答にならなくなってしまうので、先ほどの、そこのところで一度切っていただけたらと思います。 ○議員(4番 秋山 修君) ところの質問、わかりました。 ○議長(前田 栄治君) しばらく休憩します。(午後2時47分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 休憩前に引き続き再開します。(午後2時47分再開)  松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 財政の現状についてというようなことでございますが、今のほう順調に推移しているんではないかなと、こう思っております。ただ、類似団体と比較した中で若干ポイントが高かったり低かったりするわけでありますので、そういうことを考えれば少し類似団体よりちょっと下のところもあるなというようなことを思っておりますので、そういうところかなと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 私も類似団体なんかの数字を比べると、中くらいよりもちょっと劣るのかなというふうに思っています。最初の、1番目の質問の収支状況のことなんですけども、合併から平成24年ぐらいまでは似たような数字を、横並びにしてみると似たような動きをしているんですけども、平成25年から平成30年ぐらいの収支状況を4つの収支で比べてみると変化が大きいですけども、この辺はどのようになっておりますか。 ○議長(前田 栄治君) しばらく休憩します。(午後2時49分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(前田 栄治君) 休憩前に引き続き再開します。(午後2時55分再開)  秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 先ほどの質問のちょっと補足をさせてください。私は、ここのところの数字の動きを実質収支と実質単年度収支に絞って見ていくと、最初の町長の答弁にあったように、地震だとか台風の関係で実質単年度収支が基金を崩して入れているからマイナスになっている。それでプラスとマイナスが起きている。で、繰り越しの金額というのは、ずっと1億円、2億円で来ていたものが3億円、4億円とかふえてきているんですけども、それとの兼ね合いから収支の状況がプラスになったりマイナスになってきているのが大きくなっているんですけども、歳入と歳出を均衡させるという予算や決算の仕組みが、ここのところのというか、平成24年以前とそれ以降、平成25年以降というのは、繰り越しの金額を町長が最初に答弁されたように3%から5%が一番いいというか、その辺がいいと言われるところを意識してなかったから、こういう繰り越しの金額、黒字の金額になってきているんではないかと思うんですけども、どうでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そうやって3%から5%、これ意識してやっていることではないのでありまして、やっぱりいついかなるときにそういう災害があったりとか、いろんなところで支出があったりする可能性もあるわけでありますので、そういうことでマイナスになったりプラスになったりするんだろうと、こう思っておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) ただ、繰り越しというのは必要以上にするべきではなくって、できるだけ収支均衡のほうがいいわけですけども、ただ、赤字になるのは怖いから、少し黒字にするというのが常道だと思うんですけども、本来そのときの、その年の予算の黒字が必要以上に大きかったら、補正予算でも組んで、その年に使うような予算の執行の仕方のほうがベターだと思うんですけども、その辺はどうでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 前もってそういうのがわかれば、その年度内に使うこともできるわけでありますが、なかなかその年度内というか、初めにこうやって余りますよということがわからないわけでありますので、やっぱりそれは減額して繰り越していくというような形になろうかと思います。ほかの事業にということは、なかなかそういう面では、その期間内には難しいと、こういうことでありますので、繰り越してやっていくとかいうようなことになろうかと思います。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) ちょっとそういう答弁だと、年度途中で事業の終わるものもあると思いますので、そういうものは早く収支を捉えて、余ったお金というのは補正予算で組んでいくのがいいんではないかと思うんですけども。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういうことも考えられるわけでありますが、そういうのがわかれば他の事業に振りかえていくということになろうかと思いますが、やっぱりある程度計画を段階的に立てながらやっていくものでございますので、そういう中で当初にのらなかったものをそうやって使っていくというようなことも考えられると思いますので、そういうのを早くわかればそういうこともできるんではないかと思います。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 2番目の歳入のほうの、歳入については地方税、地方交付税、地方債の順番に聞いておこうと思うんですけども、順番というか、項目について。初めに地方交付税の話をしたいんですけども、合併したときに、合併算定がえで有利な地方交付税制度にのっかって10年間やってきた。それから11年目から15年までは、そのプラスアルファの部分が年々減額されて、来年度ぐらいからは一本算定の本来の地方交付税の金額になるという説明を受けて、いろんな財政予測では、平成26年、27年ぐらいからですか、このころから地方交付税が減ってくるという財政見通しをそれ以前はされていたと思うんですけども、実際の普通交付税を見てみると、平成25年から平成34年ぐらいまでは34億円、平成29年は35億円ですけども、34億円ぐらいで変わってないんですよね。減額になってないんですよね、交付税が。ちょっと不思議なんです、なぜか。減ると言われているのに横ばいなんですよね、その辺の分析はどうでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 実は、国の政策によるんですが、新たに算定経費の中に、平成26年度から地域の元気創造事業費というのが加算されておりますし、平成27年度からは人口減少等特別対策事業費というものが創設されて、新たな財源が確保されてきておるというようなことであります。ちなみに平成30年度の算定、その事業費の算定経費は、地域の元気創造事業費が9,000万円と、人口減少等特別対策事業費が1億2,900万円ということで、約2億1,000万円強のものが追加されてきておるということでありまして、そういうので大きなそういう減額というか、変化が起きていないということであります。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 私、それ以外にもちょっと考えて、普通交付税というのは、基準財政需要額から基準財政収入額を引いた金額が地方交付税の額ですよね。ということは、基準財政収入額は税金とかなんとかなのであんまり変わってないから、逆に合併算定で交付税が減る以上に、基準財政需要額がふえているんじゃないかなと思ってるんですけども、そういう考え方は成り立たんですかね。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういうこともあると思います。また、地方財政計画というのもつくるわけでありますが、その中で地方への配分ということも考えられた部分もあるのではないかなと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) じゃあ、今後のことなんですけども、この地方交付税というのは、今ぐらいの金額というのは、来年、再来年ぐらいでいいですけども、は予定してもいいんでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 来年度は緩やかにということであります、5年目の最後になります。令和3年度からは、これは一本算定になりますので、これはどうなるかはちょっとわかりませんが、若干減ってくるんではないかなと、こう思っておるとこであります。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 次に地方税、大きな歳入の中の地方税の話で、一般的にはこれから人口が減る、合併から今まで人口が減ってきている。だから普通考えると、地方税、町民税というのは減ってきているはずなのに、人口が減るほど町民税、地方税になるとちょっとぼやけるんですけども、町民税は減ってきてないんですけども、何でなんでしょうかね。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 人口が減れば、それだけ収入も減ってくるということが考えられるわけでありますが、ただ、人口だけでなくて、そういう経済情勢等もありまして、特にアベノミクス以降、かなり景気のほうも回復してきたというような中で、若干町民の方の所得もふえておるというような形の中で、人口が減っても必ずしも減額になっていないということでございます。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 町民税の税制が大きく変わったのは平成19年だと思うんですけども、このときの人口を100にして今がどうかというのと、このときの市町村民税、税金を100として今はどうかと見たときには、税金、税収は伸びているのに、人口は確実に減っているんですよね。だから今の町長の説明だと、この後二、三年ぐらいも町民税の伸びというか、入ってくるものというのは横ばいって思ってもいいんでしょうかね。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) それはちょっと横ばいかどうかということは確実に言えるわけでないわけでありますが、生産年齢というのがありまして、ここがどういう動きをするかということがある、要するに所得を、税を、住民税を払える方が何人おるかというようなことだろうと、こう思っておりまして、特に人口減のどこが減っていくのかということになると、若い方がちょうど学生で出ていかれるということでありますし、また、高齢者の方が高齢化していくというようなことでありまして、ここが徐々に減ってはいっておると思いますが、やっぱりこういう中にあって横ばいというのはなかなか難しいかなと思いますが、住民税とそういう景気のやっぱりそういうこと、それから結構今、農産物等も高価格で取引されておるということがありまして、そういうことで今は維持しておるわけでありますが、これからどうなるかということはなかなかここで判断することは難しいかと思いますが、おおむね横ばいというような形でちょっと見ておるところであります。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 今、生産年齢人口の話が出たんですけども、平成19年が9,580人で100としたら、平成30年度は79.7、80%ぐらいまで生産年齢人口は減っているんですよね。ところが、町民税は逆に105%ぐらいでふえているんですよね。私は、理由は先ほど町長が言われるように経済情勢だとか景気がよくなったことだとか、農家所得がふえたこと、それからもう一つは働く人がふえたという表現はおかしいですけど、一家の中でも配偶者の方、奥さんの方だとか、パートだとか、そういうのに出られるのがふえてきたんではないかなと私は思っているんですけども、今のは私の個人的な考え方なんで、ちょっとどうかというのだけ聞かせてもらえますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういうこともあると思いますし、また、年金のほうも、年金受給者の方もふえてきて、そこの中から若干所得税も払われる方もあるんではないかなと、こういうようなことを思っておるとこであります。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。
    ○議員(4番 秋山 修君) 次に、地方債の中でも臨時財政対策債のことについてちょっとお伺いしたいんですけども、臨時財政対策債は、国が地方に渡す、地方交付税に渡すお金の余裕がなくなったから、地方でも借金をして借りといてくれよという、後の返済は、財源措置は交付税でするからという性質のものと理解しているんですけども、この臨時財政対策債を幾らまで発行してもいいですよというのが来るわけですけども、それをいっぱいいっぱい使うか、残して使うかは町村の判断だということですけども、北栄町の場合は平成22年から平成27年ぐらいまで見てると、満額使ってないみたいなんですよね。ほかのときは満額使っているんですよね。この辺の意図というか考えはどういうことですか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) この期間については、一部借り入れをさせていただいております。基本的には、借金の抑制というような形でしておるところであります。この臨財債、国が全額補填するというようなことを言っておるわけでありますが、なるべくそういう借金もしないように、できる範囲の中でその期間やってきたということであります。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) それで借金して財源措置をされるんですけども、最近数年間は、この臨時財政対策債の借入金額が2億3,000万円か2億4,000万円ぐらいですけども、逆に、歳出のほうで、借金の返済の額の中の臨時財政対策債の返済額も2億円を超えていると思うんですけども、そうすると2億幾らかのお金を借りて、返済のほうで2億幾らかのお金を返している状態がここしばらく続くと思うんですけども、続いていると思うんですけども、本当で北栄町が使えるお金というのはないんでないかと思うんですけど、この考え方は合っていますか、間違っていますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(前田 栄治君) 小澤企画財政課長。 ○企画財政課長(小澤 靖君) 答弁いたします。  歳出で出している支出部分につきましては、過去の借りたものを償還している金額ですし、また、今、毎年借りているものは、発行可能額というのは、秋山議員も言われましたけど、国が本来、地方税として交付するものを、財政がお金がないので地方のほうで借りて、後年度、全額ですね、そのものを国のほうが交付税措置するというものですから、今言われた相殺で意味がないというようなことではなくて、それぞれ過去の分を返しているというだけで、それは当然交付税措置されますし、今借りるものは今後の返すときに国からも入りますので、そういった別々の考えすれば、今、当然交付されるものを今、発行して町が使うということは、妥当だと考えております。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) この臨時財政対策債というのは、ちょっとなれてしまえば当たり前みたいに思ってしまうけども、本当で何か町のためになる借り入れなのかどうかというのは、もうこうやって借り入れしてきてしまったら、もう返済とかもずっと起きてくるわけだから、途中でやめるということは難しいとは思うんですけども、何か疑問に感じるね、借り入れというか臨時財政対策債じゃないかなと思っています。いいですか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 臨時ということでありまして、本当にこれが恒久的なものでないということだろうと、こう思っておりますので、いつなくなるか、どうなるかということが懸念はされるわけでありまして、なるべく使わないようにというような形で取り組んでいきたいと、こう思っておりますが、現在は借り入れしておるような状況でありますので、そういう形の中で今後はそういう取り組んでまいりたいなと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 次に、税収の徴収率のことなんですけども、今、税がそのまま横ばいで来ているというので、確実に税を町民の皆さんに納めていただかないけないわけで、最近の北栄町の徴収率が99%ぐらいなんですよね、全体の分がね。そして、ちょっとほかの町村と比べる資料があんまりなかったんですけれども、これは私としては、高い評価をしてもいいんではないかと思っているんですけども、どう評価されますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 税収の件につきましては、大変職員等が頑張ってくれておりまして、今年度は、昨年度も高い徴収率を得ているとこでありますが、県下では今のところ、現年度のみでありますが、一番高く徴収をしておるというようなことであります。過年度のものについても、連合等とも一緒になりながら徴収に当たっておるということでありますので、かなり高い評価を得ていると、こう感じているところであります。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 目標とするところは100%なんでしょうけども、これから先0.1%でもアップしようと思ったら大変な努力が必要だと思うんですけども、問題は延滞したものをいかに回収するかということだと思うんですけども、今、延滞したときには、税務課内で回収とか延滞回収されるところと、中部ふるさと広域連合に引き渡して回収してもらうというところがあるんですけども、その辺のところの判断とか徴収によって効果が上がった、上がってないというのは、何か差とか、何かありますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(前田 栄治君) 齋尾税務課長。 ○税務課長(齋尾 博樹君) 連合とのすみ分けということですが、もちろん町税ですので、町のほうで滞納整理というか差し押さえ等もやっておりますんで、そういう町で担わせていただいたほうがいい方と、既に連合のほうに委託していて、同じように滞納があるためにその部分を町と連合で分けて持つんではなくて、まとめて連合で持ってもらったほうが都合がいいというようなすみ分けはございます。さらに、県外であるとか、なかなかこちらが赴けないようなところであれば、連合のほうがやりやすいだろうなというようなことで、すみ分けはしております。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) その延滞の回収のことについてですけども、例えば5万円の延滞があって、その回収費用に10万円かかるような案件だったとして、効率の面からそういうのは少々無駄ではないかという考え方もあるかもしれませんけども、税の負担の公平とかなんとか考えると、5万円の延滞であっても、10万円かかっても徴収の努力はすべきだと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(前田 栄治君) 齋尾税務課長。 ○税務課長(齋尾 博樹君) 費用対効果の部分は確かにあろうかと思いますが、今申し上げた、たとえ県外で徴収に行くのに旅費が5万円かかるからやめようかというようなことがあれば、別の方法、調査の方法を変えて、預金調査であるとかということで費用のかからない方法もございますので、そのあたりは個々案件をそれぞれ見ながら判断させていただいています。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 次に移ります。3番目の実質公債費比率と将来負担比率の話なんですけども、個々の将来負担比率と実質公債比率を過去10年ぐらいずっと見ていっても、実質の額が下がっているし、率も徐々に下がっている。前段で町長が言われたように、済みません、言葉遣いがちょっと正確なのが出てこないんで、特別会計を除いた一般会計のほうで地方債の発行を償還よりも少なくしているから、だんだん少なくなってきたというような効果があらわれてきて、率は少しずつではありますが、改善されているわけで、私はいい傾向にあると思っているんですけども、この実質公債比率と将来負担比率を別々に見るのではなくて、財政状況資料集に縦横グラフが出ているんですけども、これも経年で移動が出ているグラフが財政状況資料集、総務省のホームページで出ているんですけども、これも類似団体の平均の動きと北栄町の動きを比べると見劣りするんですよね。この辺のところはどう評価しておられますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) それぞれの自治体によって、そういう実質公債比率なり、あるいは将来負担比率というのが出るわけであります。いろんな事業をしたりすれば、それだけの費用がかかってくるということもある。それに対して将来の負担をしなければならないということがあるわけでありまして、一概に高いからどうかというようなことではないとは思いますが、ただ、そういう類似団体等に比較すると若干高目になるということでありますので、やっぱりそのところは我々も監視しながら、これからの事業を運営していく必要があるだろうと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) その内容をよくする一つの方法として、どうしても事業をやっていく上では、地方債の借り入れをしなきゃいけないわけで、そうすると地方債も、俗にいい地方債と悪い地方債、悪い地方債という表現がいいのかわかりませんが、条件が悪いですね、条件のいい地方債の発行と条件の悪い地方債の発行というのがあるんですけども、その辺の区分けとか利用だとか、これからの活用についてはどういう方針でしょうか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) いろいろ事業をする際に、補助金だったり交付金だったり、またそれに対してその補助残に地方債をというようなことがあるわけでありますので、そういう有利なものを探して、それの事業に合ったようなものを探していってやるということを随時考えていく必要があるんだろうと思いますので、今までもそういう形でやってきたつもりでありますが、まだまだ十分にということでもないかもわかりません、ないところもあると思いますので、十分に精査しながら、そういう事業の有利なものを使ってやっていきたいなと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 有利なものを考えるときには、充当率と、後年度で交付税措置をされるというので、合併特例債が一番いい条件であるわけで、これは残す必要はないし、私は目いっぱい使ってもいいとは思ってはいるんですけども、そのほかの地方債については、以前は交付税措置をするということで、面倒を半分見るよとか、30%見るよというのがあるんですけども、最近はそういうところは国の考え方としては、だんだんその面倒を見る率を下げていくだとか、最終的には余り見ないよというようなことを見ることがあるんですけども、その辺のところについては何かありますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 後年度負担していただくという有利な起債についてはいろいろあると思いますので、厳選してまいりたいと、こう思っておりますが、先ほど類似団体のお話もありましたが、中には過疎債とか辺地債を使ってやっておられる自治体等もあるわけであります。本町はそういうものを使いませんのでなかなか厳しいところがあるわけでありますが、十分に精査して、なるべく負担の少ないような形で事業を行っていく必要があるだろうと、こう思っております。詳細については、課長が説明いたします。 ○議長(前田 栄治君) 小澤課長。 ○企画財政課長(小澤 靖君) 先ほどの交付税算入率が下がってきているということですけど、ちょっと済みません、私、そこまでちょっと把握しておりませんで、事業ごとでこういうことだったら30%とか50%というのはありますけど、それが過去から下がってきているかというところまではちょっと把握してないところでございます。済みません。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 次に、基金の残高と地方債の残高のことなんですけども、普通の言葉で言う貯金イコール基金、借金イコール地方債という考え方でいうと、基金だとか地方債がそれぞれ個々で、合計でどういうふうに変化していくかというのを見ると同時に、ほかの団体とかなんとかと比べれる、県下の町村でも近隣の町村でも類似団体でもいいんですけども、1人当たりでどうかと。1人当たりで借金はどのくらいあるか、1人当たりで基金の残高はどのぐらいあるかというのを見たときに、一番いいのは、地方債が少なくて、基金が多いのがいいわけですけども、それが年々どういうふうに変化してきたか。地方債がだんだん少なくなって、基金が1人当たりだんだんふえていくように変化していくのがいいと思うんですけども、北栄町の場合はそういうふうになっていると思うので、大変いい傾向にあると思うんですよね。類似団体の平均で比べてみると、1人当たりの基金積立額はふえているんですけども、あわせて借金も1人当たりの額がふえているんですよね。そういう変化を見てみると、北栄町はいい方向に見えると思うんですけども、その辺はどのように評価しておられますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) いい方向にということでありまして、大変今まで取り組んできた、そういう行財政の取り組みというのも評価していただいたんではないかなと、こう思っておるところでありまして、ただ、基金が1人当たりが多くて地方債が少ないということもいいわけでありますが、やっぱり基金のほうも税金でいただいたものでありますので、それを有効にまた活用していくということも大切なことでありますので、そういうものをやっぱり有効に使っていくということも必要だろうと思いますし、また、借金のほうも、やっぱり後年度まで利用される方がありますので、そういうところのバランスをうまくとりながらしていく必要がまたあるんではないかなと、こう思っております。ただ、そうやって借金も少なく、基金もたくさんあるということは大変いいことでありますので、より一層行財政改革を進めながら、必要な事業を取り組んでまいりたいと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 基金がふえるのは一見よさそうに見えるですけども、余計に積むということは、現役世代にお金を使ってない、将来世代に残してばっかりという見方もできるわけですし、一方、国のほうから見ると、そんなに基金積立金がたまって裕福であれば、なら交付税を少なくしてもいいじゃないかというね、発想にも結びつくわけで、その節度というか、ある程度の基準を設けて、北栄町は、言われたように10億円程度、標準財政規模の10%、10億円、20%、20億円、そういうのをぜひ守っていただきたいと思います。  で、今褒めたばっかりなんですけども、今、1人当たりの地方債残高の話を類似団体としたんですけども、こういうよそと比べるときには、一般会計だけなんですよね、出てくる数字が、比べる材料が。ところが、今比べた地方債は、比べたもとになる一般会計の地方債の残高以上に、北栄町は下水道会計で地方債残高を抱えているんですよね、たくさん。そうすると、本当でそうかというところが疑問になってくるのでね、一度そこまで比べてみたい気もしますけども、必ずしも本当で褒められた状態かどうかというのはわからないので、その話だけをつけ加えておくのと、それから今度、一般会計から下水道会計にたくさん繰り出しているというか、下水道から見ると繰り入れているわけですけども、それはここ数年が一番多いときだと言われたんですけども、その金額と続く年数はどのくらいというのはわかりますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) これから新たな起債をしないということを前提にいたしますと、ピークは既に過ぎておりまして、借金のほうが令和元年度末で88億円ということでございます。これを新たな起債をしないということでずっとすれば、令和10年度末には25億円まで減少していくということになります。これが令和元年度から令和6年度までは8億円台ということになると思いますし、令和7年度、8年度は7億円台、令和9年度は6億円から7億円近く、令和10年度は6億円ぐらいということの起債の償還額が決まっておりますので、それをしていくと令和10年度末には約25億円ぐらいまで減っていくということになります。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) そうやって減っていくというのは想像できるんですけども、1つ懸念材料が私としてあるのは、今も大型事業の中に、例えば由良宿の町営住宅の団地なんかの返済なんかも、建てたすぐ後に返済が来るわけではないですよね。多分、据置期間が置いてあるから3年か何年か後に、元金も含めた元利均等償還だと思うんですけども、そういう返済が始まってくる。それで、今いろいろなあり方検討会だとか検討されているものがあるし、それから中期の財政予測の中では、北条・大栄伝送路改修事業というのが7億円ぐらいで、どれだけ地方債に組み込まれるのかわかりませんけども、こういうものも表立って予定されているわけで、そうするとこれから2年後、3年後というのは、結構またきつい状態が来るんではないかと想像されるんですけども、その辺の認識はどうですか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 由良宿の団地につきましては、社会資本総合整備交付金を使って半額助成をしていただいております。残りのものを返済するということになるわけでありますが、ピーク時が令和8年度の2,870万円ということでございまして、それが令和32年度まで、償還が終了するのが令和32年度ということになっております。2,700万円あるいは2,600万円台ぐらいでずっと推移しまして、そんなに大きな費用ではないかなと、こう思っております。それから、道の駅北条公園につきましては、合併特例債を使っていこうということで考えておりますので、95%のうちの7割は国から補填していただくということになりますし、伝送路につきましても、一遍にそうやってかえるということではなくて、今の機械が汎用性がありますので、それを順次取りかえていくということになれば、ある程度平準化できていくんではないかなと、こう思っておるところであります。また、いろんなそういう事業もあるわけでありますが、なるべく費用をかけないようにしながら、そういう先ほども言いましたが、補助金等を使いながら実施してまいりたいと、こう考えているところであります。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) じゃ、次に5番目の地方公会計のことについてですけども、先ほどの説明では、一般会計、それから全体の会計、それから中部ふるさと広域連合だとかを含めたところを順番に公表していくという話でしたけども、ぜひでき上がった時点で、要するに区切りができるわけですからね、全体ができないと発表できないものではなくって、ここまでの会計の範囲内でこういう財務書類ができるというような仕組みだと思うので、話されたように、できた都度また議会のほうに報告していただきたいし、一番の目的は、その結果を次の予算にどう生かすかという、平成30年度の地方公会計の決算内容を、令和2年度の予算にどう生かすかというのが大きな目標だと思うので、その辺のところをどう考えておられますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 年内には一般会計あるいは地方公共・公営事業会計を加えたものができますので、それが次の予算に反映されるかということもこれは考えられますので、そういう中で、なるべく早く出して、そういう次の年度に資するようにしてまいりたいと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 小さい丸の2の固定資産台帳と地方公会計の話でいくんですけども、今までの歳入歳出の決算書では見えてこない、検討していなかった会計情報を、地方公会計で財務書類などをつくったり、そういう仕組みの中で業務を行うということで、保管する大事な情報もあるではないかということが言われているんですけども、1番目に、ことし消防活動車が、寄附か何か受けられますよね。それは今までの歳入歳出の決算書類と、地方公会計の仕訳、決算処理はどういうふうになるかというのを。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(前田 栄治君) 小澤企画財政課長。 ○企画財政課長(小澤 靖君) 秋山議員の御質問にお答えします。  今回、まず、今の会計現金主義ですと支出はないということで、その他の購入に当たっての少ない保険代ですかね、そういった必要な経費は経常支出としてあらわれてきます。ただ、購入費はいただくということでゼロになってきます。一方、地方公会計のほうでは、この消防車というのは固定資産台帳のほうに譲渡という形で登録させていただいて、その償却資産の価格としては時価の金額を登録させていただいて、それを後年度で減価償却していただくというような形で処理をしていきます。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 今の歳入歳出の会計処理では、登録とか、もらったことによって出る費用の分だけが支出、歳出として計上されるだけと、もう一つは、公用車台帳か何かに車1台というのが多分、載ってくるだけだと思うんですよ。で、地方公会計は、そのもらった自動車を購入価か原価か、その価値を資産として上げて、減価償却をできる仕組みにして、それから何年かたった後に廃車したときには、それこそ今の歳入歳出の決算では、廃棄の手数料がかかったのか、売って現金が入ってきたかの処理だけなんですよね。地方公会計だと、それが減価償却が終わった残価に対して高く売れたのか、それよりも安かったかによって、その得したか損したかというか、益か損かというのまでわかるんですよね。やっぱりほかの固定資産についてもそういうことができるわけで、今の歳入歳出の決算書だけじゃなくって、地方公会計でつくる財務書類で得る情報は、今ほんのわずかなことを話をしましたけども、そういうことができるわけで、価値は私は高いと思っていますので、早くつくって、早く公表していただきたいなと思います。  その延長線上でいうと、それぞれの事業だとか、それぞれの建物に対してどれだけのコストがかかったかというときには、セグメント分析というのが重要になってくると思います。風力発電だとか、下水道会計については、水道事業会計と同じような会計処理に移っていったわけで、そうするとその部分だけの収支損益が十分把握できるわけで、そのほか、あり方検討会で出てきているような案件についても、そういうセグメント分析をすることによって、特に観光事業だとか、そのほかの教育だとか社会教育だとかと同じ基準ではないけども、それを比べる材料には、これから今、公共施設の全体計画があるわけですけども、来年度中にその個別計画を立てることになっているわけだから、その収支というか損益というか、そういう検討材料にもなるし、一般の町民の人は、民間企業の人は、そっちのほうがよりわかりやすいと私は思っているんですけども、そういうセグメント分析への取り組み姿勢みたいなのは何かありますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 以前からセグメント分析のお話を伺っておりまして、早くということでございますが、まだそういうシステムが対応できていないというのがありまして、なるべく早くそういう、システム管理者に早くしてくれということを依頼しておるわけでありまして、なるべく早くそれをしていただきたいなと思います。そうすることによって、先ほど秋山議員言われたように、個別のそういう計画も確実なものになってくるんだろうと思いますので、早くできるように、またやかましく言っていきたいと思っております。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) それとあわせて、今回の一般質問の中でも時々出てたんですけども、使用料だとか手数料だとかの料金を値上げするだとか決めるというのにね、昔決めたことだから何でそうなっているかわからないだとか、今上げる、下げるにしても、周りの町村がこれぐらいの金額だったからこれで妥当だと思うというような回答が多いんですよね。私は、個人的には何か不満なんですよね。その事業だとか、そのものについて、これだけのコストがかかってるから、教育だとか福祉の割合というか価値が高いから、これは公費で負担する分が多くて、私が負担するものが低くてもいいし、それからそうじゃなくって、個人が楽しむもので使うものであったり、道具であったり、そういうものについては公費の負担が少なくて、私的なところは負担するところが多いという料金設定だとか使用料設定が私は普通だと思うんです。それがどういう料金になるかというのは、やっぱりセグメント分析だと思います。それぞれの個々の分析がきちんとできているから、これだけのものがかかっているから、これだけ負担してもらうような仕組みにしていきますというのが本来の考え方ではないかと思いますが、そういう考え方についてはどう思われますか。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) やはり料金の設定等につきましては、ある程度合理的なそういう根拠があれば、より説得される、説得力もあるんだろうと思っておりますので、もしそういうセグメント分析ができるようになれば、またそういう形の中で、幾らいただきますというようなことを提案する必要があるんだろうと、こう思っております。 ○議長(前田 栄治君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) きょうの質問の意図が2つあって、1つは、北栄町の財政状況はどうかといったときに、中くらいよりもやや下ではないかって私は思ってたんですけども、町長もそう答弁されたので、この辺は一致したことと、それから2番目は、これから先、2年、3年先、5年かな、そのくらいの財政を見通したときに、いろいろお金を必要とすることはたくさんあるわけで、そういうことを考えた上での財政運営をしっかりやっていただいているので、これからもやっていただけると思っていますので、よろしくお願いします。以上。 ○議長(前田 栄治君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 財表、財務書類等もやっぱりきちんと整理して、そのもとにどういうような経営状態であるだとか、あるいはどういう財政状態であるかというようなこともきちんと整理しながら、これからの財政運営をしてまいりたいと思いますので、またよろしくお願いいたします。 ○議員(4番 秋山 修君) 以上で終わります。 ○議長(前田 栄治君) 以上で秋山議員の一般質問を終わります。       ─────────────・───・───────────── ○議長(前田 栄治君) 以上をもって本日の日程は全て終了しました。  これにて散会します。  14日と15日は休会とし、本会議は16日の午前9時から開きますので、お集まりください。お疲れさまでした。                 午後3時45分散会       ───────────────────────────────...