平成31年 3月第2回定例会 (第 8日 3月12日) ─────────────────────────────────────────────
第2回 北 栄 町 議 会 定 例 会 会 議 録(第8日)
平成31年3月12日(火曜日)
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平成31年3月12日 午前9時開議
日程第1 一般質問
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本日の会議に付した事件
日程第1 一般質問
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出席議員(15名)
1番 長谷川 昭 二君 2番 宮 本 幸 美君 3番 前 田 栄 治君
4番 秋 山 修君 5番 町 田 貴 子君 6番 油 本 朋 也君
7番 斉 尾 智 弘君 8番 井 上 信一郎君 9番 藤 田 和 徳君
10番 田 中 精 一君 11番 森 本 真理子君 12番 津 川 俊 仁君
13番 阪 本 和 俊君 14番 野 田 秀 樹君 15番 飯 田 正 征君
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欠席議員(なし)
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欠 員(なし)
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事務局出席職員職氏名
事務局長 ─────── 磯 江 恵 子君 主幹 ───────── 福 田 香 織君
事務補佐員 ────── 長谷川 利 恵君
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説明のため出席した者の職氏名
町長 ───────── 松 本 昭 夫君 副町長 ──────── 手 嶋 俊 樹君
教育長 ──────── 別 本 勝 美君 地方創生監 ────── 渋 谷 潤君
会計管理者(兼)出納室長
──── 倉 光 顕君 総務課長 ─────── 磯 江 昭 徳君
企画財政課長 ───── 小 澤 靖君 税務課長 ─────── 齋 尾 博 樹君
住民生活課長 ───── 藤 江 純 子君 福祉課長 ─────── 田 中 英 伸君
健康推進課長 ───── 吉 田 千代美君
地域整備課長 ───── 吉 岡 正 雄君
産業振興課長 ───── 手 嶋 寿 征君
観光交流課長 ───── 松 本 裕 実君
教育総務課長 ───── 大 庭 由美子君 生涯学習課長 ───── 杉 本 裕 史君
農業委員会長 ───── 濵 坂 良 男君
農業委員会事務局長 ── 下 阪 啓 二君
(併)
選挙管理委員会事務局長 ──────────────────── 磯 江 昭 徳君
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午前9時00分開議
○議長(飯田 正征君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は15人です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。
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◎日程第1 一般質問
○議長(飯田 正征君) 日程第1、一般質問を行います。
届け出順により、順次質問を許します。
12番、
津川俊仁議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 皆さん、おはようございます。津川俊仁です。私は、本3月定例議会におきまして、2点質問をさせていただきます。
まず、
農業収入保険制度の加入促進についてお尋ねいたします。
ことし平成31年1月から新たに始まった
農業収入保険制度は、農家の経営努力では避けられない自然災害や農産物の価格の低下などで売り上げが減少した場合に、その減少分の一部を補償する保険であると農水省は説明しております。基本的に農産物ならどのような品目でも対象となり、保険料率は1.08%で、これは50%の国庫助成後の計算ですが、収入保険に加入していれば、農家ごとの平均収入の8割以上の収入が確保されるとのことであります。加入には青色申告が必要ですが、新制度ということで、その実績が1年分あれば加入できるということであります。反面、既にある類似制度、
農業共済制度や米の
収入減少影響緩和対策、いわゆるナラシ対策や
野菜価格安定対策制度とのどちらか一方のみにしか加入できなく、また、牛・豚マルキン、
肉用子牛生産者補給金制度等に加入があれば、
収入保険制度には加入できません。このことから、畜産の加入は難しいのかもしれません。これらを総合的に評価すれば、品目によっては北栄町農家を守り育てる制度となり得ると思い、今回の質問となったわけであります。
さて、町長は、去る平成29年9月議会での同僚議員の質問に対して、この制度の有利性を発言された上で、周知について、今後制度の詳細及び加入方法等が決まりましたら、農政局、農業共済、JAなどと協力して農業者への周知に努めてまいりたいと回答されています。また、さきの施政方針においても加入促進を図るとありました。
そこで、品目別にこの制度が有利かどうかを判断し、有利であれば加入促進に向けた取り組みをすべきであると思いますが、町長、
農業委員会会長にお伺いいたします。
次に、
放課後児童クラブの民間委託についてお尋ねいたします。
昨年の12月3日の全員協議会の中で、現在、公設公営で実施している
放課後児童クラブの民間委託について推進したい旨の説明を受けました。説明によると、全国展開の企業に平成31年度4月から委託したいとありましたが、その後、12月末に大栄、北条の
児童クラブの視察、年明けには民間委託で運営している米子市の崎津小学校の
児童クラブの視察を行い、状況を確認してまいりました。また、2月実施の平成31年度当初予算説明会の中で、当初平成31年4月開始としていた計画を引き延ばして7月開始したいとの計画変更もお聞きしました。民間委託する理由の中に質の向上が言われ、人手不足が大きく問題だとも言われました。そして経費的な面でのメリットはないとも説明を受けました。
そこで、なぜ今、民間委託にしなければならないのか、町長、教育長にお伺いいたします。
以上、壇上での質問を終わります。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 津川議員の御質問にお答えいたします。
まず初めに、
農業収入保険制度の加入促進についての御質問でございます。
議員仰せのとおり、
収入保険制度は、農産物の販売価格の下落や災害によってその年の収入が基準収入の9割を下回った場合に、下回った額の8割から9割を補填する仕組みであります。
農業収入保険のメリットといたしましては、対象品目が多いことであります。農作物であればほとんどのものが対象となります。さらに、原料を生産していれば、餅や干し柿などの簡易的な加工品についても対象となります。また、自然災害や鳥獣害、病害虫に加え、災害による作付不能、倉庫の浸水による収穫物の損害、作物の盗難や運搬中の事故、市場価格の下落、取引先の倒産、本人や従業員のけがや病気による減収、輸出の際の為替変動による損失など、補填範囲が拡充したものとなっております。近年は自然災害も多く、被害を受けられた農業者もあるかと思います。そしてまた、TPP11や日欧EPAの影響で価格の変動も今後あるかと思います。また、新たな高収益作物へとチャレンジする際の保険としても活用できますので、議員仰せのとおり、本町の農業者を守り育て、リスクに備える制度となり得ると考えております。
一方で、肉用牛、肉用子牛、肉豚などは、所得を補填する
マルキン制度があるため対象外となっているほか、これまでの農業共済、米と畑作物のナラシ対策、いわゆる
収入減少影響緩和対策でございますが、それと
野菜価格安定制度などと重複して加入することはできません。農業者は
収入保険制度とどちらかを選択して加入することとなります。
品目別にこの制度が有利かどうか判断してはどうかとのことでございますが、単一品目のみの方にとってはメリットがわかりやすいものとなっておりますが、複合経営をされている場合には、どの保険が自身の経営形態に合っている保険なのかの判断は非常に複雑なものとなっております。ですから、町が品目ごとに有利かどうか判断することは難しいと考えておりますが、まず農家自身の経営実態を分析し、どの保険を適用するのが一番適しているのか検討する必要があると思います。
収入保険制度と類似制度の掛金や補填金の比較を簡易的に計算する収入保険のシミュレーションが、加入窓口である農業共済の
ホームページ等で公開されておりますし、また、農業共済において農業者の相談に乗る体制をつくっておりますので、御活用いただき判断していただければと思います。町といたしましては、農業者の方が賢く選択できるためにも、制度の普及等、農業共済、JA等と連携してしっかりと取り組んでまいりたいと考えているところであります。
次に、
放課後児童クラブの民間委託についての御質問でございます。
従前より町の方針として、民間ができることは民間の力を活用するとの方針のもと、学校給食の調理業務や
住民窓口業務、庶務業務の民間事業者への委託を行ってまいりました。
放課後児童クラブの民間委託につきましても、現在の
児童クラブの状況を踏まえ、民間委託が適当であると判断し、12月3日の全員協議会での提案となったものでございます。
放課後児童クラブの民間委託につきましては、経費削減が第一の目的ではなく、安定的な運営の確保が第一の目的であります。
児童クラブの現状等については教育長が答弁いたしますが、夏休みを見据えて7月1日から民間委託を行いたいと考えておりますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(飯田 正征君)
濵坂農業委員会会長。
○
農業委員会長(濵坂 良男君) おはようございます。津川議員の御質問にお答えいたします。
農業収入保険制度の加入促進についての御質問です。先ほど、
制度そのものについては町長が答弁なされたものと重複いたしますので省略いたします。
先般、
農業共済組合が窓口になっておりますので、共済組合にいろいろ県下の状況等をお伺いいたしました。それによりますと、県下の対象農家は約2,000戸で、加入実績はその約3分の1程度だということであります。なお、中部につきましては約700戸、そのうち約3分の1が現在も加入ということであります。北栄町の実態につきましては、青色申告者が約500戸余りということでありますので、現在、加入状況を聞きますと、そのうち1割程度だということを伺っております。
北栄町で加入率の低い要因として考えられますのは、露地野菜あるいは施設野菜の多くの品目で
野菜価格安定制度に加入しておりまして、あえて必要性を認識しておられないのかもしれません。また、近年の農産物の高単価や複合経営の中で、農業収入が8割を切ることの想定が生まれないのかもしれません。あってはなりませんが、震災の発生で地震保険の加入がふえた例のように、
収入保険制度のメリットが実感として見えるまで様子見の農業者も多いと聞きます。農業経営を安定的、継続的に維持、発展させようとするなら、経営に潜むあらゆるリスクに対する備えをすることが必要です。その意味で、このたびの
農業経営収入保険制度は検討するに値する制度だと考えています。
引き続き、あらゆる機会を捉えて行政と一緒に周知を図り、一度はどのくらいの保険料が必要か試算してみることが必要だと思います。同じような経営規模でも経営内容が異なり、どのような補償制度を活用するのが有利か、個々の経営で判断するのが基本だと考えています。
農業委員会では、
収入保険制度について
農業共済組合の説明を受けたり、
農業委員会が行う
農業青年研修でパンフレットを配布したりしています。引き続き制度の周知を図るとともに、県下の状況等を情報提供していきたいと考えております。以上です。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 津川議員の御質問にお答えをいたします。
放課後児童クラブについての御質問でございます。
放課後児童クラブの民間委託につきましては、12月3日の全員協議会で議員の皆様に説明させていただきました。
放課後児童クラブについては、全国的には民間による運営が7割近くを占めており、県下の実情といたしましても6割強が民間による運営で実施をされております。県西部では、
民間スポーツクラブや学習塾などが運営する民設民営の
児童クラブも多数あり、さまざまな運営方法がなされているところでございます。
なぜ今、民間委託なのかという御質問でございますが、本町の
児童クラブの実情といたしまして、運営に支障を来すケースの対応や特別な支援を必要とする児童の増加もあり、児童にとってよりよいクラブ運営を行うための支援員の確保や資質向上が、ますます必要となっている状況であります。この支援員の確保と資質の向上については、多くの人材を抱え、また研修体制が整っている事業者にお任せすることで安定的な運営が可能となると考えているところでございます。また、
民間ならではの特色を生かし、工夫あるイベントや学び、学習など、子どもたちにとってより楽しく有意義な場所が提供できるものと思っております。
試算では、民間委託に係る経費が町直営での経費を約6%、140万円ほど上回っておりますが、
放課後児童クラブの民間委託については経費削減が第一の目的ではなく、先ほど申し上げましたとおり安定的な運営の確保が第一の目的であり、その上で、児童にとって楽しい場所、保護者にとって安心して預けられる場所、支援員にとっては働きやすい職場になるものと思っております。
12月3日の全員協議会では説明が十分でなかったこと、また、その際にお示ししたスケジュールでは議論する時間が持てないなど反省すべき点もあり、12月末には支援員との意見交換会の場を持ち、現状を見ていただきました。また、ことし2月には、米子市からの委託を受けたNPOが運営している
児童クラブの視察にも出かけていただきました。NPOが立ち上がった実情や土地柄などの違いはございますが、公設民営であっても問題なく運営されていることが御理解いただけたと思っております。
今後ですが、夏休みを見据えて7月1日から民間委託を行いたいと考えており、今議会で予算を認めていただいた後、事業者の募集を開始したいと考えております。御理解をいただきますようお願いをいたします。
○議長(飯田 正征君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君)
収入保険制度からの再質問を行いたいと思います。
まず、町長から、あるいは
農業委員会の会長さんからは、この制度の有益性、有利性についてはあると、品目ごとによってなかなか、単一での経営では有利性を出しやすいが複合経営になると難しい、各
農家個人個人の経営の状況によって試算すべきであるというふうなお話を伺いました。
そこで、ちょっと町長のほうにはまずお伺いしたいんですが、以前から、この制度が導入されることによって農家にとってメリットがあるだろうというふうな方向性なり宣伝なり、考え方を持っていらっしゃるということはよくわかりますが、平成31年度当初予算において、何らかの推進に当たる予算計上というものはなされてるんでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 特段この事業についての予算は確保しておりません。
○議長(飯田 正征君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 私もそのように認識しておりますが、例えば農家自身がどの保険が有利なのかというのは判断して、入るという際に、一つの例なんですが、東部地区では、推進に当たってある行政が助成金を出して加入促進をしてるというふうな例があるそうです。そういう行政としての新制度で、将来、北栄町農家にとって有利性があるというふうなことであれば、その加入促進、あるいは注目を集めるという意味でもそのような誘導措置、当初の3年間だとか5年間だとかという期限は区切っても構わんですが、加入のための誘導助成というふうなことは考えてみられませんか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 誘導するために助成金等を払ってというようなことでございますが、そういうことは現在のところ考えておりません。
○議長(飯田 正征君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 考えていらっしゃらないのはいいんですが、どうでしょうか、これから。いい制度だと思われませんかという質問なんですけど。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) いろいろな制度があるわけでありまして、農家の方もそれぞれの制度のもとでいろんな保険に加入されとるということであります。この制度につきましては、全体をカバーできるということがあると思いますし、それから
積み立て部分と掛け捨て部分というのもあって、かなり掛金も高くなるというような、そういうことも入りにくい原因にもなっとるんではないかなと、こう思っております。そういう中で、どうするかということでございますが、まだそこのところを十分議論をしておりませんし、そういうことをすることによって加入がふえるかどうかということも、ちょっとこれから考えないけんところだろうと、こう思いますので、まだそういうとこは考えておりませんし、今後やはり必要だということがあれば十分に検討してまいりたいと思います。
○議長(飯田 正征君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 検討していただくということで、
農業委員会の会長のほうからありましたが、この共済の制度の加入窓口は
農業共済組合であります。たまたま今、鳥取県本部が本町にありまして、連携もとりやすいんだろうと思います。そこで、今、
農業共済組合さんのほうから現状を確認されて、加入促進に当たって、じゃあ何が有効なのかというふうな意見交換なりはぜひとも進めていただきたいと思いますので、そのことの確認を、じゃあもう一度お願いしたいと思います。ぜひお願いします。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 現状の中で、北栄町は対象農家の1割にも満たないというような加入状況でもあります。ほかのところは3分の1程度の方が加入されとるということでありますので、そういうところを共済組合とも十分に協議しながら、制度の周知であったり、あるいはそういう推進等も含めていろいろ協議してまいりたいと、こう考えております。
○議長(飯田 正征君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) もう1点、この制度は新しくできて、これからやっとスタートしたばっかりです。農水省としてはよかれと思って新しい制度を導入してやり始めてるんですが、先ほどおっしゃったように、掛け捨て部分、それから
積み立て部分というところの2段階方式での掛金となっています。いわゆる8割から9割補填まで上げようと思ったときに大きな掛金が必要となるということで、それは自分の持ち分として残るんですが、ただ、いっとき大きな資金が要るというふうなことでございます。
その中で、税制上の問題だとか、あるいは一時金の確保の問題だとかっていうことが支援も考えれるだろうと思います。
収入保険制度に加入してる農家は、逆に言えば農家の所得が補償されるわけですから、ある程度、8割以上の所得が補償されるわけですから、お金を貸す方の立場とすれば、いわゆる安定性が増すというふうな評価も得られるわけですよね。そういう意味においては、農家の信用力を高めるという意味合いもあるわけで、それらのことであれば、いわゆる貸付金なり補助金の、貸し付けるんであれば支払い利息の低減を図るような施策があったり、あるいは補助率の上乗せがあったりというふうなことがあってもいいんじゃないかなというふうに思うんです。それらはまだまだこれからなんですが、それらを見据えた上での町行政としての加入促進ということまで踏み込んで検討をしていただきたいというのが今回の提案なんですが、いかがでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 少し理解が足らないところがあるわけでありますが、町が貸し付けの利子を補填するとかというようなことでしょうか、あるいは税制上の問題もあるということも言われたわけでありますが、いろいろな形で、災害等についてはそういう補償分の一部そういう補填等もさせてきていただいておりますが、貸付金あるいは補償金というようなことでございますが、今まで利子補給というような形ではあったかと思いますが、そういうことで対応できるかどうかということは、まだこれからいろいろ勉強せないけんことだろうと、こう思いますので、どうするかということについてはこの場では答弁を控えさせていただきたいと思います。
○議長(飯田 正征君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 大変私の質問が悪うございまして。要は、私の考えは、収入保険に加入される農家は、いわゆる一定の収入が確保されていくだろうということです。そうすると、いざ災害があったりとか被害を受けたりとかっていうときに、いざというときに何らかの、行政もずっと支援してきました。それらの支援する金額が少なくなってきますんで、そういう意味において、早目に収入保険の利用促進を促して農家の経営安定を図っていくことのほうが行政にとってはメリットがあるんじゃないでしょうかということで、そのためには、少しの呼び水的な加入促進の補助制度があってもいいんじゃないかというふうなことでお話をさせていただきました。そのような意味で、ぜひとも前向きに検討をお願いしたい。それも受け付け窓口である
農業共済組合との連携のもとに、加入促進にとって何が問題なのかを確認していただきながら、新たに加入促進についての行政とできる支援があればやっていただきたいということの質問でございます。いかがでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 以前、果樹共済等でなかなか加入が進まなかったということで、今も多分しておると思いますが、農業共済のほうに一部掛金の負担補助というのもやっております。先ほど言われたように、やっぱり安定的な経営をしていただくことが大変重要でございますし、万が一のときにはやっぱりこの保険でそれを補填していくということになろうかと思いますので、税的なものもあろうかと思いますが、いろいろ検討して考えてまいりたいと、こう思います。
○議長(飯田 正征君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) そうしますと、
農業委員会の会長さんからも回答いただきました。早速、共済組合のほうに問い合わせをしていただいて、加入実態を把握していただきました。
日々の生活の中で感じるのは、いわゆる喉元過ぎれば熱さ忘れるというやつでして、本当に災害なりいろんなことが起こったときには大変だというふうな思いがあって、先ほど例におっしゃいましたけど、火災保険の、あるいは地震保険のことを言われましたけど、まさにそのとおりだと思います。しかし、経営するに当たって、農家は一経営者ですから、自分の経営を守っていくためにはあらゆる手段を講じなければならないと思います。そのための一つの施策としてのこの新制度の提案なんで、ぜひとも、青色申告の農家が500人とおっしゃいました。500人の方が全ていいか悪いかを判断する、そんなふうなチャンスをぜひとも進めていただきたいと思うんですが、
農業委員会としての何かそのような取り組み、先ほどもおっしゃったんですが、いま一度、何か提案なりがありましたらお聞きしたいんですが、いかがでしょうか。
○議長(飯田 正征君)
濵坂農業委員会会長。
○
農業委員会長(濵坂 良男君) 具体的な提案ということはございませんけども、まずは、ことしが初年度でありますので、ことしがどういう結果になるかというのが一番大きなポイントだろうと思います。ただ、保険ですので、できるだけないほうが、保険が出ないほうが本当はいいわけでありますけども、答弁の中でも申し上げましたように、具体的な事例ができて、ああ、掛けとった人が助かったなということが見えてくれば、より検討される方がふえてくるんじゃないかと思います。共済組合にお話伺ったときに、結構みんなが興味は持っとると。ただ、本当にメリットがあるのかないのか、あるいはお金をそこに保険として掛けることにメリットがあるかどうか非常に思案しておられるということのようでありまして、これが具体的な事例が、ここだけじゃなくて全国的にそういう事例が出てくれば、その必要性なり価値というものが認識されていくんじゃないかなと思います。
農業委員会としては、そういった情報を集めて提供していくのが一つの仕事かなと思っておりますので、そういうふうに努めていきたいと思います。
○議長(飯田 正征君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) この質問を最後にしますが、町長にいま一度お伺いします。ドリーム農場でイチゴをつくっていらっしゃるんですが、このドリーム農場は、収入保険には入れるんですか入れないんですか、それとも入る検討というのはされてますか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 確実なところはわかりませんが、多分入れるんだろうと、こう思っておるとこであります。
○議長(飯田 正征君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) ぜひ早急に検討いただいて、有利だというんであれば、みずからが加入をしていただくという方向で検討をお願いしたいと思います。それが一番の加入促進につながるんじゃないかなと思います。
次に移ります。
放課後児童クラブ、学童保育の民間委託についてのお話です。今後、3月議会、今提案されてますが、委託料として、承認されれば早速取り組みたいというふうなお話でした。公募の形は恐らくプロポーザル方式で、業者さんのほうからいろんな提案を受けた中での決定になると思うんですが、現場を見させていただいて一番気になったのが、大栄こども学級のことです。一つの大きな中央公民館大栄分館の2階の一室で子どもたちを迎え入れて、1部屋で放課後過ごしていって、6時までですか、子どもたちのお迎えを待つ。それから土曜日あるいは長期休暇については一日そこの部屋で。そして、何十人もの子どもたちが過ごす中で、やはりクールダウンする場面が必要なんだというふうにおっしゃいました、支援員の方が。そのときに、隣の部屋も使わせていただくんだけど、隣の部屋には物が入ってて余りうまく使えないというようなことでした。いわゆる1部屋でしか利用ができない状況の中で、ずっと今、教育長は質のことをおっしゃいましたが、ハード面の受け入れ体制が私は不十分でないかと。現在の大栄の学童保育の
児童クラブの受け入れ体制そのものが不十分だというふうに私は思います。少なくとももう1部屋確保できた上でプロポーザルに出されるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 津川議員の御質疑にお答えをいたします。
大栄側の
児童クラブの部屋の問題なんですけども、部屋が十分な広さではないというふうに認識をしております。ただ、設置基準におきましては、今現在使用しています部屋については73人まで収容ができるという部屋になっておりますので、実際昨年で一番最大が76人ということで、若干ちょっと上回ってますけども、それですごく支障があるということではありませんが、ただ、そうはいっても子どもたちが十分な広さの中で生活をしていくということは必要だろうというふうに考えております。
そうした中で、昨年から隣の部屋で利用されている団体について、この部屋を
放課後児童クラブに利用させていただけませんかという申し出はさせていただいております。ただ、それが話ができて利用できる状況にまだなってないということで、先日も平成31年度に利用できるような話し合いの場を持たせてくださいという今申し入れをさせていただいてるところで、早急にそういう話をさせていただいて、できれば隣の部屋も利用した中で
児童クラブを運営をしていきたいというふうに考えております。ただ、部屋が2クラスになるということは部屋が分かれてることですので、支援員を確保、それなりに配置をしなければいけないという問題もございますので、そうなった場合については、現在の支援員の中でのローテーションではかなり厳しい状況もございますので、そうしたところも考えていく必要があるのかなというふうに考えております。
○議長(飯田 正征君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 非常に前向きな回答をいただきました。現在1部屋で使っている部屋を2つの部屋として使いたい、そして支援員をふやしながら子どもたちの受け入れ体制も充実したいっていうふうなお話でした。
そういうことであれば非常にいいなと思うんですが、それと関連して、中央公民館大栄分館につきましては、これまでの審議の経過の中で、今後どうするかと、建物どうするかというふうな検討委員会が、建てかえを視野に入れた委員会が立ち上がってくるというふうに伺ってます。今後、現在のところ中央公民館大栄分館の2階の1部屋、2部屋を使って利用するということ、そしてその建物の運営は、館の運営は、今既に委託に出しているという状況。ダブって委託に出すということになりはしませんか。それとあわせて建設のこととか、いわゆる複雑怪奇な運営になってしまうんじゃないかという心配するんですが、そこのところの整理はできてますか。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 現在、大栄分館についてはNPOのほうに指定管理で運営をしていただいておりますが、
放課後児童クラブについては、大栄分館自体は町が設置をしているもので、そこの運営に関してNPOにお願いをしているということでございます。それで、今回提案をさせていただいております
放課後児童クラブについても、町が設置をして民間事業者の方に運営をお願いしたいということで、その部屋を借りて利用するということでございますので、そこについては問題ないというふうに思っております。
○議長(飯田 正征君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) わかりました。建てかえ等や改修等の関連についても問題ないとお考えですか。あるいは、3年間あるいは5年間という期間を区切って出すと思うんですが、その間に、3年間残るという前提でのお話なんでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 大栄分館といいますか、公民館のあり方検討会を一昨年度開催をして検討をしていただいて、現在の北栄町には公民館機能というのは2館が必要だろうという提言をいただいております。そういう提言を受けて、今後、大栄分館をどうしていくのかということを検討したいということでございますので、建てかえをするとかしないとかというところは今後の議論になってくるかなというふうに思います。
それと、現在、大栄分館を運営していただいておりますので、仮に建てかえということになりましても、現在利用している状況を使えない状況にするということはできないというふうに思いますので、その辺は支障のないようにしながら運営を進めていくことになろうかというふうに思います。ただ、先ほども言いましたけども、建てかえをするかどうかというのは今後の検討結果だというふうに思います。
○議長(飯田 正征君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) もう1点、気になることが、視察で見させていただいたときに、子どもたちが欠席する場合に、連絡がきちんとなされてないというふうに伺いました、大栄の支援員さんから伺ったんですが。崎津のほうでは学校の校舎内に別の建物があって、グラウンドを横切ってそこまで行かれてというふうな構造になってまして、崎津の場合は支援員さんが夕方
児童クラブの開館前に職員室に行かれて、学校の様子なりを連絡をとり合って運営してるというふうに伺いました。当時お邪魔したときには、崎津の児童たちはマスク着用が小学校で義務づけられていました。最後のお話の中で、あすからはマスクの着用は義務ではありませんが、なるべくならつけましょうというふうなお話があって、学校と
児童クラブが連携がとれてるなというふうに強く思った次第であります。そのことが、現在の大栄の
児童クラブ、北条の
児童クラブあわせたところできちんととれてるんでしょうか。それで、今後、民間委託した場合には、どんなふうな連絡体制がとれるんでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君)
放課後児童クラブに通ってくる子どもたちがきょう来るか来ないかということについては、保護者が
児童クラブのほうに連絡するというのが原則でございます。学校に登校してても何らかの事情でクラブに来れないというような状況もございますので、そこはやっぱり保護者とクラブとの連絡体制の問題だろうというふうに思います。
それと、学校での連携ということにつきましては、十分にその辺ができてないところもございまして、学校と綿密な連絡をとりながら運営してくださいねというお願いはさせていただいております。これまで
児童クラブについては実質的な責任者という者を置いてませんでしたので、来年度からはそういう取りまとめをする方を決めて、その方が学校と綿密な連携をしていただくということで今現在進めているところでございます。
○議長(飯田 正征君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 先ほど私が2つの質問をしてしまいました。一つは、指導員さんと学校との連携の仕方、そのことについての回答は、実質の責任者を置いて、今まで以上により綿密に連絡をとり合う、そういう体制をとるんだということ、それはよくわかりました。そして保護者からの連絡がないというふうなことは、保護者の
児童クラブに対する認識だろうと思います。やはり学校には、欠席する場合は欠席しますという連絡は必ずします。何もなくて欠席だったら問い合わせがあります。
児童クラブについてはそこまでの義務感がないというか、保護者のほうがちょっと私はまずいんだろうと思います、そういう連絡がない家庭については。そこのところは徹底をして、連絡がきちんととれる体制、あるいはそういう組織であってほしいと思います。
ずっと大栄分館のほうのお話から、ハード面で教室を2つにして、そして2学級にしながら指導員もふやしながらというふうなことも議論としてお話をいただきました。やはり民営化にして出す、他人に任せる。いわゆる今度契約が成立するわけで、その際どういう契約をするかという自分ところの立ち位置がぐらぐらするようじゃ、相手もどう対応していいかわからないというのが現状だろうと思います。今は身内でやってるから、まあここでやっといてな、何とか努力しますけどやっといてなってなことで、ずるずるずるずる1部屋でしか使えてないというのが現状だろうと思います。今度民間に出すんであれば、出すと決まった時点でやはり2部屋は確保するんだと、確保した上での提供をするんだということをお願いしたいんですが、もう一度そこのところをお願いしたいと思います。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 大栄の
児童クラブについて、2部屋での開設ということが一番望ましいんだろうというふうに思ってます。ただ、そこには相手方がございますので、今後話し合いの中でその部屋を使わせていただくようにお願いをしていきたいと思います。ただ、その話が、努力といいますか、使わせいただくように一生懸命やりますけども、それがかなわない場合については、その今の現状の1部屋の中でできる運営をお願いしたいというふうに考えております。
○議長(飯田 正征君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) それは違うと思います。私が言いたいのは、2部屋でお願いするということが民営化の条件だというふうに私は思ってます。相手がっておっしゃいましたけど、それは公民館を使用している別の団体、いわゆる町内の団体の方でして、今度は外部の業者さんだったり、いわゆる町内の方じゃない、町民じゃない方との契約になるわけですね。内部の話ができてないのに外部に話を持っていくということ自体がおかしいんじゃないですかと言いたい。だからきちんとそこは詰めちゃって、じゃあ1部屋しかできないんなら、もう1部屋は別のところに確保して2部屋でしますとかということまで話を詰めた上での民間委託ということまで腹をくくってお願いしたいということです。でも、教育長も2部屋あるのが望ましいとおっしゃった。保護者はもうそれでそうなるんだというふうに感じるんじゃないですか、私もそう思ってますよ。ぜひともその2部屋の確保が民営化の条件だというふうに発言していただけませんか。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) この場で2部屋の利用が民営化の条件だということは申し上げれません。民営化で業者に対して条件を出すときの状況の中で、もし仮に1部屋で運営できないという場合については、1部屋の中でできる運営を業者の方にもお願いをしたいというふうに考えております。できるだけ子どもたちが安全で快適に過ごせる空間を確保するということは努めさせていただきたいと思います。現在、2階ともう一つ、1階の和室の集会室も、人数が多かったりとか何か利用したいということについては、その1階の集会室も利用させていただいて運営してるという状況ではありますけども、常時そこを
児童クラブの部屋として使ってるということではございません。一生懸命そういう子どもたちのために快適な空間が確保できるように努力をしたいと思います。
○議長(飯田 正征君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 今、私はちょっと矛盾した回答だなというふうに聞こえました。1部屋でしか使えないんだよということになるかもしれませんとおっしゃいましたけど、その後、娯楽室ですか、使う場合もあるよとおっしゃいました。だから、どの部屋って逆に限定はしないんだけど、その日その日によってこの部屋とこの部屋とを使い分けてでも、いわゆるこの大栄分館の中では2部屋は確保しますからというふうな方法だってあるわけで、教育長もおっしゃいました、2部屋で運営するのが望ましいとおっしゃって、私もそう思います。だからそれに向けて進めていきましょう、それが一つの民間委託の大きな前提条件にしましょうよということを言ってるわけで、隣の部屋がどうしてもだめだから、もうやっぱり1部屋ですっていうんじゃ、それはいけませんよということなんで、ぜひとも2部屋での運営というところを最後のとりでとしながら進めていきたいということのお願いなんですが、いかがでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 繰り返しの答弁になりますけども、2部屋での運営が望ましいというふうには思っております。ただ、相手方があるということもございますので、必ずしも2部屋で実施をいたしますという明言をすることは、この場では差し控えさせていただきたいと思います。一生懸命努力をさせていただきたいと思います。
○議長(飯田 正征君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 隣の部屋の今使用されてる団体との交渉があってというふうにおっしゃいましたけど、そのことが一つの選択肢としてあります、その部屋をあけていただくという。それから、下の娯楽室なり何とかの会議室なりを、全体を利用しながら、その日によって部屋が違ってくるかもしれませんけど、あるいは図書館を利用させていただいたりとかっていうような、総合的に2部屋は確保しますと、その中での運営をお願いしますっていうふうな、そういうことは言えませんかってことです。いわゆる最初から1部屋でやりますよということと2部屋でやりますよということでは、先ほどおっしゃったように支援員さんの数なんかも違ってきますよとおっしゃいました。ぜひ、2部屋で運営するほうがいいんですよ、支援員さんもふやして、そのほうが子どもたちにとっていいですよっておっしゃってくれたんで、その方向で検討していただきたい。でも、隣の部屋の団体が逃げてくれんかったらやっぱり1部屋ですよっていうんじゃなくて、そこがどうしても確保できないんだったら別の部屋、あるいは極端に言えば隣に建物建ててもいいし、小学校のほうを利用してもいいし、極端な話ですよ。そういうことも踏まえた上で、2部屋は確保しながらやっていくんだというところまで回答をいただきたいんですが、いかがでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 現在、1階の畳の部屋も利用させていただいておるんですけども、そこが専用の部屋ということではございませんで、公民館大栄分館として利用される場合もございますので、そこら辺を調整しながら利用しているというのが現状でございます。先ほどからの答弁の繰り返しになりますけども、よりよい環境の中で子どもたちが
放課後児童クラブで生活できる環境を整えてまいりたいというふうに考えております。
○議長(飯田 正征君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) だから、2部屋で民間委託に出すということです、こだわり、私は。1部屋は確保できてます。もう1部屋の確保については、それは中央公民館の管理者との話し合いもありますよ。それがどの部屋でなくてはいけないとか、どういう部屋でなくちゃいけないというふうには言ってません。それが日々によって変わってもいいし、年間事業計画というのが出ますので、この日はここですよ、この日はここですよ、それでも構わんと思うんです。そういう運営であっても構いませんから、2部屋の
児童クラブでやりたいというふうに言っていただけないかということなんですよ。何か、そこのところなんですけどね、思いは。いかがでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 先ほど図書館とか言われまして、図書館も隣にありますので移動には支障がないと思います。ただ、支援員の問題もございますけども、できるだけ議員がおっしゃるようなことで委託に出せるように、一生懸命頑張りたいと思います。
○議長(飯田 正征君) 津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) これ以上言ってもあれなんで、そうなるよう望んで質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(飯田 正征君) 以上で津川議員の一般質問を終わります。
次に進みます。
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○議長(飯田 正征君) 5番、町田貴子議員。
○議員(5番 町田 貴子君) 5番、町田貴子でございます。私は、今回、2項目の質問をいたしたいと思います。
初めに、小・中学校児童生徒の命を守る安全対策についてでございます。
最近、子どもを取り巻くさまざまな問題が起きています。これらに対して、考え方、どのように対処されるかを伺います。
6項目に分けて質問いたしたいと思います。1、2016年、湯梨浜町立小学校プール飛び込み事故、翌年以降、倉吉市立小学校飛び込み事故、琴浦町立小学校プール溺水事故がありました。事故の検証、事故後の対策は。2、運動会等での組み
体操で重大な事故が起きている。危険性をめぐる議論もされている。この組み
体操の実施見直しはされるのか。3、学校における防災訓練はどのように行われているか。4、不審者に対しての対応は。5、性的少数者は人口の約5から8%、40人学級であれば二、三人いると考えられている。固定観念にとらわれず、多様な性のあり方について理解し、互いの違いを知り、認め合い、ありのままで大人になれる社会を目指して、人権学習でLGBTを教育の一環として授業に取り入れる必要があります。現在と今後の取り組みを伺う。6、親が虐待を続けて我が子を殺害、教職員によるいじめなど、子どもたちが亡くなる悲惨な事故が多発している。このことについてどう考えるか、今後の対応を伺う。以上を町長、教育長に伺います。
次に、防災井戸の利活用についてでございます。
昨年8月、鳥取県さく井協会より、図書館横に防災井戸を無償で設置していただきました。自噴により水が常に湧き出している状態ですが、そのままでは緊急時に使えません。危機管理を考えれば、電源やポンプなどを追加整備し、災害時に使用できる体制を整える必要があります。また、コナン駅の近くで歩道からも立ち寄れる場所に設置されていること、水質検査、管理をすれば飲用も可能なことなどを勘案し、ふだんから観光などにも活用すべきです。町長のお考えを伺います。以上です。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 町田議員の御質問にお答えいたします。
まず初めに、小・中学校児童生徒の命を守る安全対策についての御質問でございます。
児童生徒の命を守るための環境整備、学校施設の整備につきましては、今年度、小・中学校のエアコン設置や転落防止工事、ブロック塀の撤去など必要な予算措置をしてまいりました。今後も子どもたちが安心、安全な学校生活が送れるよう、必要に応じて予算措置をしてまいります。
学校や教育委員会での具体的な取り組みにつきましては教育長が答弁をいたしますが、私からは、虐待に関する町の取り組みについて答弁いたします。連日、虐待による子どもたちの痛ましい事件が報道され、胸が痛む思いでございます。このような事件が二度と起こらないよう、関係機関が情報共有をしっかりと行い、一丸となって対策を講じる必要があると思うところであります。
町の取り組みといたしましては、児童福祉法の規定に基づく北栄町要保護児童対策地域協議会を設置しております。この会は、虐待を初め、保護者に監護させることが不適当であると認められる児童や、保護者の養育を支援することが特に必要と認められる児童など、いわゆる要保護・要支援児童等の早期発見並びに適切な保護及び支援のため、関係機関相互の連携と協力体制の推進を図ることを目的として設置しているものでございます。母子保健の関係では、保健師、栄養士が、月齢、年齢に合わせたかかわりの中で協力者や相談者の有無といった育児環境や育児不安を把握し、相談を受けながら不安の軽減、解消に努めるなど、保護者支援を行っております。また、乳幼児健診などで成長、発達の確認や育児相談を行いますが、その中で保護者の育児不安や虐待につながる環境の早期発見に努め、こども園などの関係機関と連携をとりながら状況確認や支援を行っているところでございます。
次に、防災井戸の利活用についての御質問でございます。
防災井戸の利活用につきましては、井戸を設置した業者から水質的には飲用できるとの説明を受けておりますが、塩素消毒などの対策ができていないこともあり、飲用にしないこと、そして主には災害時に活用することとし、通常時は一般向けに手洗い程度に使用していただくことにしたものであります。このような方針に決めたことから水量の確保も特に必要としませんので、定期的な水質検査に加えてポンプの設置もしないとしたものでございます。万が一の事故に備えてという対応でもありますので、御理解いただきますようお願いいたします。
なお、災害時には、ポンプは近隣のホームセンターで購入可能で、比較的短時間で設置できるとのことですし、臨時的には、さく井協会からの借用も可能であると確認をしておるところでございます。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 町田議員の御質問にお答えをいたします。
小・中学校児童生徒の命を守る安全対策についての御質問でございます。
初めに、湯梨浜町立の小学校などで起きたプールでの事故について、事故の検証、事故後の対策についてでございます。小学校の学習指導要領では水中でのスタートを指導すると明記されており、授業での飛び込みによるスタート指導は行わないこととなっていますが、課外活動についての規定はありませんでした。湯梨浜町立の小学校での事故を受け、県教育委員会から、小学校での課外活動における飛び込み指導についての通知が出され、小学校では、学習指導要領に準じて課外活動においても飛び込み指導を原則として行わないが、県教育委員会が開催する飛び込み指導に係る講習会を受講した者のみが例外的に飛び込み指導を行うとされました。実際には、北条小学校、大栄小学校のプール交流会では飛び込みは行っていませんが、小学校中部水泳大会では飛び込みを行ってまいりました。学校では、参加選手に対し講習会に参加した教員による指導を行ってまいりましたが、来年度からは中部水泳大会、県水泳大会とも水中スタートとなるように聞いております。施設については、日本水泳連盟のプール水深とスタート台の高さに関するガイドラインに基づく点検を行った結果、北条小学校、大栄小学校ともガイドラインに沿っていないことがわかりましたので、平成30年度、大栄小学校プールのスタート台の高さを低くする工事を行いました。また、平成31年度には北条小学校での同様の工事を行いたいというふうに考えております。
次に、運動会での組み
体操の実施の見直しについてでございます。北条中学校を除いた小・中学校で組み
体操を行っております。組み
体操は、児童生徒のお互いの信頼のもとに協力してつくり上げる集団演技の美しさを求めた競技で、集団でやり遂げる達成感や仲間意識、人を思いやる気持ちや集中力を養うことなどの効果が期待されています。実施に当たっては、大きな負荷がかからない種目を選択する、わざに応じて担当者を決め、監視できる体制をつくる、必ず補助の仕方を指導してから練習に取り組む、必要に応じてマットを利用するなどの安全対策をとっております。実施の見直しをとのことでございますが、先ほど申し上げました教育的効果もあり、見直しをする予定はありませんが、実施に当たっては、しっかりと安全対策をとってまいりたいというふうに考えております。
次に、防災訓練はどのように行われているかについてでございます。各学校とも年に二、三回の訓練を行っております。主に火災と地震に対する訓練になりますが、地震の訓練では、鳥取県中部地震の経験を踏まえ、中学校では生徒に訓練開始時間を知らせずに実施するなど、生徒の自主避難を意識させる取り組みを行ったり、小学校では児童の引き渡し訓練を行うなど、経験を生かした取り組みを行っているところでございます。
次に、不審者に対する対応についてでございます。各学校とも、年度初めに不審者があった場合の動きの確認など、全教職員で共通認識を図る機会を持っております。そのほか不審者対応の訓練も定期的に行われており、ことし2月には北条小学校で警察と連携し、学校に不審者が入ってきたという想定での訓練を行っております。また、各学校には、各教室で異変が起こったことを警備会社や職員室に知らせる非常用ボタンの設置やインターホンの設置をいたしております。小学生児童には、日ごろより下校の際の指導として、「いかのおすし」について指導しており、中部管内では、不審者事案があればそのたびに児童生徒への注意喚起、保護者へのメール配信を行っております。
次に、各学校でのLGBTの学習の取り組みについてでございます。小学校では、今年度、大栄小学校6年生が人権学習の一環としてDVD教材を活用した基礎的な学習を実施しております。北条小学校では、来年度に向けて取り組みを計画中でございます。中学校では、昨年度ですが、大栄中学校で町の人権学習に参加した生徒が調査活動で調べた一つにLGBTがあり、全校生徒の前で発表を行ったということもございました。道徳の教科書にLGBTが扱われたこともあり、両中学校とも来年度の取り組みとして、生涯学習課やほくほくプラザと連携しながら学習を行うよう計画をいたしております。
最後に、親からの虐待や教職員によるいじめなどの悲惨な事件についてどう考えるか、また、今後の対応についてでございます。千葉県野田市で過日発生した小学校4年生の死亡事案を初め、連日のように痛ましい事件が報道されております。昨年7月に起きた目黒区での5歳児児童の死亡事案も当時大きく報道されました。多くの事案で、関係機関での情報共有や連携ができなかったこと、適切な保護がなされていなかったことなどが指摘されており、虐待防止のための早期対応から発生時の迅速な対応、必要な場合はちゅうちょなく介入するなどの関係機関が一丸となって対策に取り組む体制が必要だと感じているところです。
教育委員会では、子育て世代包括支援センター、ネウボラでございますけども、そこで妊娠届を受けておりますので、虐待につながる可能性があるケースなどのハイリスク者を把握し、精神的な負担の軽減を図ったり、医療機関や健康推進課と連携しながら支援を行っているところでございます。また、訪問相談員による家庭訪問、こども園からの情報など、日ごろから気になる家庭についての情報を把握し、状況によっては、福祉課に事務局があります要保護児童対策地域協議会ケースとして、地域が必要に応じて児童相談所など専門機関に対応をお願いしているところでございます。また、親としての学びや育ちを支援することが必要だと考えており、子どもへの「しつけ」をちょっと練習してみる、そういった講座も実施をいたしました。学校につきましては、スクールソーシャルワーカー等を配置し、相談体制の充実を図っているところでございます。また、今年度から中学校では児童相談所との定期的な連絡会を持っており、関係機関との連携強化を図っているところでございます。
教職員のいじめについては、昨年10月に、中学校生徒に対し教職員の指導に関するアンケートを実施をいたしましたが、そのような事案はございませんでした。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) 2016年7月に起きた湯梨浜町の小学校プールの飛び込みスタート指導中の事故は、フラフープを用いた指導方法が不適切であったということでございました。当時6年生の児童は、プールの底に右後頭部を強打し入院治療、その後も手足のしびれなどの後遺症があらわれるなど、生活に支障を来しています。これら県中部圏内で起こった事故の原因、検証の報告とかは、各町村集まって報告は聞いておられるか、その後の事故防止対策としてどんなことが話し合われたか。先ほども少し答弁がありましたけれども、北栄町では飛び込み指導は行われているのか。先ほどの回答では、飛び込みは、その研修を受けた指導員の方なら飛び込み指導をするというような答弁だったと思いますけれども、そこのとこをもう一回よろしくお願いします。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 町田議員の御質疑にお答えをいたします。
湯梨浜町の小学校での事故とか、そのほか中部でも何件か事故は起こっております。ただ、その事故の報告とかそういうことで、中部地区で教育委員会等が集まってそこを議論したかということはございません。ただ、その事故の内容等について県教委のほうから報告を受けているところでございます。そして、県教委のほうが、いわゆる授業では飛び込みは行わない、そして飛び込みを行う場合について、職員の指導を行う場合については県教委の講習会を受講した者でないとできないですよということで、昨年度については学校の、先ほど答弁でも言いましたけれども、プール交流では飛び込みというのを行っておりませんけども、中部水泳とかでは飛び込みを行っておりましたので、そういう指導はやっておるというふうに思います。ただ、来年度からは、もう水中でのスタートということで飛び込みは一切やらないということになっておりますので、そういう状況でございます。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) 倉吉市では、飛び込み台での飛び込みは、水泳の授業とか課外活動はともに禁止になっているようです。それで、先ほどもありましたけれども、水泳大会でも禁止の方向で検討されていると、昨年でしたか、新聞に載っております。大会では指導者が指導すればということもありましたけれども、よく調べてみますと、事故は指導者の責任というよりも、やっぱりプールの構造と飛び込み台の高さの関係が非常に大きな事故につながっているというふうに思います。先ほどもありましたけれども、ガイドラインというのがありまして、それを調べてみたらガイドラインに沿っていなかったという返事がありました。それで、1つは直したけれども、もう一つ、ことしプールを直していくというお話でした。ぜひともそれを早急に、重大な事故につながりますので、お願いしたいと思います。
プールの飛び込み事故で特に重大な頭頸部に係る事故は、何年か調べてみたら全国で平均5件起きているそうです。子ども一人一人の命と健康を保障していく取り組みをぜひお願いしたいと思います。やはり、先ほども言いましたけれども、指導者だけの責任ではないと思うので、プールの構造上、事故にならないように、ぜひ早急にお願いしたいと思います。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 構造につきましては、大栄小学校では今年度実施をいたしましたし、北条小学校においては、現在、当初予算のほうに計上させていただいておりますので、予算が通って新年度になったら、プールを使う時期までに改修をしたいというふうに思います。来年からは飛び込みは行わないというふうにはしておりますけども、どうしても背泳ぎでスタートする場合につかまるバーが必要ですので、そのバーが飛び込み台についているということで、本来は一番いいのは飛び込み台を全部取っ払うのが一番いいんですけども、そこがあって飛び込み台を低くした対応をさせていただきたいというふうに考えております。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) 2番目の質問です。人間ピラミッドなどの組み
体操は極めて危険で、重大な事故が起きております。廃止に踏み切る自治体もあったが全国的な動きにはならなかったと新聞には書いてありますが、2016年、鳥取県は、組み
体操では全国危険度ワースト1位となっておるそうです。先ほど答弁がありましたのは、やはり生徒の達成感とか集中力などの、そういう、何ていうのか、達成感、集中力を試すために、注意をしながら組み
体操は続けていくというような返答でしたけれども、やはりこれは、先ほども言いましたように、何年か前は何件もありましたね、年間に。なので、すごく達成感とか集中力よりも、生徒の危険度というか、守るために、やはり組み
体操は中止の方向にしたほうがいいのではないかと、私は、ほかの方法でもあれば何か考えていただきたいなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) この組み
体操の問題が、何年か前に非常に事故が多く起きて非常に社会問題になったことがございました。そのときにいろんな報道で伺ってるところでは、かなり高い何段も重なるようなピラミッドであったりとか、そういう組み
体操での事故だったように記憶をいたしております。本町で行っております組み
体操については、それほどのことではないというふうに思いますし、どういう状態であっても事故は起こるわけで、何でもかんでも何か中止をしていくということはやっぱり子どもたちにとっても好ましくないのではないか、やはりそういう危険な状況を回避するといいますか、そのためのさまざまな準備、周到な練習を重ねながら実施をしていくのがいいのではないかなというふうに考えてるところでございます。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) 組み
体操を、もうやはりやりたいということならば、その高さを低くするなりいろんな工夫をして、ぜひ安全な方法でお願いしたいと思います。
3番目の学校における防災訓練ですが、先ほど火災、地震に対しての訓練を行ったということでありますが、どの学校もやはり全校での避難訓練実施というのは、昨年、一昨年とかはありましたでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 防災訓練についてでございますけども、学校、こども園、こども園では毎月やっておりますし、学校では年に2ないし3回は毎年必ず実施をいたしております。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) やはり災害は非常にいつ来るかわかりませんし、子どもたちは何か理屈でなくて、自分たちが、いざというときを想定されて実施訓練みたいな避難訓練を何回も何回も繰り返していくことによって、やはり子どもたちが体で覚えるみたいな、そういう避難訓練をぜひ何度もやっていただきたいと思います。
次に、不審者に対しての対応ですけれども、先ほども少し聞きました。各学校に不審者があった場合は、これこれこうというお話も何回かされているようですが、何年か前に不審者があらわれて、その後1年か2年ぐらいは、多分学校の指導か何かだとは思うんですけれども、子どもたちが下校しますね、登下校するときに、知ってるようなおじさんおばさんでも、おはようとか、お帰りとか言っても、もう何か慌ててぴゅうっと走り去ってしまうというような姿が見られて、非常に、何ていうのかな、寂しいなという思いはしました。そのころは、やはり実際に不審者があらわれていたわけで、非常事態だとは思いますけれども、子どもたちは、そういう振り分けというのかな、先ほど言われた「いかのおすし」を、また最近は不審者は出ていませんけれども、でもやはり繰り返し、出た場合という想定をして、でも、そこら辺の近所の人に挨拶とかは、やはりするようになってほしいなと片一方では思っております。そのところ、もう一言お願いします。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 不審者に関することについては、この中部地区ではそんなに不審者事案というのは起こっておりませんけども、県内では毎日のように不審者情報というのが入ってまいります。ですので、子どもたちにはその都度、注意喚起であったり指導であったりさせていただいておりますし、近場で中部地区等で起こった場合については、保護者の方にもメール送信等を行って注意していただくようにしております。日ごろから学校においては、「いかのおすし」ということでの指導をやっております。出ないほうがいいんですけども、そういう場合についてはしっかりとした対応をするようにということで指導をさせていただいておるところでございます。
あと、挨拶については、やっぱりやたら人についていくなとか、人にしゃべりかけるなとか、いろいろありますけども、本来このコミュニティーの中ではしっかりとした挨拶とかなんかができるようにしてほしいんですけど、その辺がちょっと非常に、できれば再々そう確かに子どもたちに顔が見えるような状況にしていただいて、子どもたちは顔見知りになると挨拶をしてくれると思いますので、初めての方に会うと、子どもたち、ちょっとその辺、不信感がありますので、できるだけ登下校時とかなんかでも、街頭で子どもたちに挨拶をしていただければ非常にありがたいのかなというふうに思います。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) 挨拶をしなさいと言ってはみたものの、やはり不審者には気をつけなさいと、やたら返事をしてはいけないよとかという、何かちょっと子どもにとってはどうしていいかわからない場面もたくさんあると思いますけれども、やはり大人の私たちも、にこにこと快い挨拶をすれば子どもも応えてくれると思うので、また引き続きよろしくお願いいたします。
5番目です。LGBTの件です。思春期のころは、周囲との違い、差異やいじめなどによって死を考える性的少数者がふえております。子どもたちが学校で自分らしく過ごすには、先生の理解と子どもたちへの正しい情報提供が重要になってまいります。各小・中学校での取り組みを伺います。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 先ほど答弁の中でも申し上げましたけども、大栄小学校の6年生が人権学習の一環としてDVD教材を活用した基礎的な学習を行ったりとか、北条小学校では来年度に向けての今準備をしているという状況でございます。また、町としましては、今年度、人権を学ぶ会で、このLGBTを題材として研修といいますか、話し合いを行っていただいておりますし、先月2月に人権教育地区推進員の皆様にもこのLGBTについて研修をさせていただきましたし、ほくほくプラザでもやっておるということで、学校でも一生懸命やっておりますし、地域においても、このLGBT、昨年、人権を尊重するまちづくり推進計画を策定をいたしました。そこの中で、15人権の中にLGBTということもございますので、町としてもしっかり取り組んでいきたいと思いますし、学校においては、道徳の教科書の中にこのLGBTが教材として入っておりますので、学習の中で子どもたちが学んでおるという状況でございます。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) 最初の答弁もいただきました。一人一人が大切にされ、互いの違いを知り、認め合う、そういう学習の取り組みで、全ての子どもたちが明るく楽しく過ごせるような学習の時間をぜひふやして進めていただくようにお願いいたします。
そして次に、6番目、最近、新聞に毎日のように報道されていました。千葉県の小学校4年生、栗原心愛ちゃんの痛ましい虐待事件。助けを求めていたにもかかわらず、教師、学校、教育委員会、児童相談所も誰も救ってあげることができなかった。先ほども答弁で町長おっしゃいましたけれども、やはり関係機関の連携というのが大事だとも思います。けれども、大事なのは、学校の先生とか身近な近所の地域の人とかという人たちのやはり気づきというか、コミュニケーションがとれてなかったのかなと思いますし、そういうことも大事だと思います。関係機関の連携も本当に大事だなと思いますけれども、そういうことになるには、やはり連携とるには、連絡したり何だってやってるうちに、どんどんやはり子どもは追い詰められていってしまいますので、早期発見をしないといけないなと思います。それと、山口県で高校2年生の男子生徒のいじめによる自殺で、教職員のいじめが認定されました。これはもうあってはならないような事件ですけれども、このような子どもたち、無抵抗な弱者に対するいじめというのは決して許されるものではありません。
北栄町にはまさかないだろう、先ほどもありませんでした、事例はっていうことは聞きましたが、ないだろうと思わずに、このことについて、やはり身近な学校、保護者、いろんなところでこの議論をしていただき、この事件の後に、この事件について教育関係の方は、これは大変だということで話し合いがなされたんでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) ここのところ、子どもたちが虐待による非常に悲しいことが起こってるということに対しまして、本当に悲しいといいますか、何でこんなことになってしまったのかなというふうに感じておるところでございます。やっぱり子どもたちの様子を見るという点では、こども園なり学校が一番基礎的なプラットホームだというふうに思っておりますので、教職員に子どもたちの様子をしっかり見る、そして何か異常が感じられるというようなことがあれば、我々なりに連絡をしてみんなで対応していくということを現在やっておるところでございます。いろいろないじめとかそういうものが報道でなされるたびに、北栄町では教育連絡会という会を立ち上げてまして、園長と校長、そして事務局のほうが毎月話し合う機会を設けております。その中で私のほうから、そういういじめであったりとかDVであったり虐待であったり、そういうものに関しての事件のときに、しっかりと子どもたちの様子を見てくださいよというお願いをさせていただいているところでございます。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) どの事件にも関係してると思いますけれども、やはり悩んでいる子ども、助けてって言いたい子どもが何よりも相談をする人がいなかったっていうのがすごく残念だなと思いますけれども、やはり私たちの身近にも、ちっちゃなことでもやはり子どもがすごく悩んでいるっていう感じのことがあると思います。子どもだけでは多分解決できないので、やはり子どもに寄り添って、子どもが何か浮かない顔してて悩みがありそうなら、どうしたのって声をかけていただきたい。子どもの身近にいる人全ての人にそういうふうなことを心がけて、子どもに注意をしていただきたいとくれぐれも思いますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、2番目の質問……。
○議長(飯田 正征君) しばらく休憩します。(午前10時37分休憩)
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○議長(飯田 正征君) 休憩前に引き続き再開します。(午前10時53分再開)
町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) 先ほど2項目めに入りますって言ったんですけれども、尋ねることを2つほど、ちょっとうっかりしてましたので、質問したいと思います。
まず、4番目に書きました不審者に対しての対応のところですけれども、各学校には、刺股というのありますね、こうやる。あの刺股の配備はしてありますか。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 刺股ですけども、現在、北条小学校に1つあって、来年度予算の中で北条小学校にさらに、1つじゃちょっとだめだということでもう1台、そして大栄小学校で2台購入をさせていただく予算を計上させていただいてるところでございます。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) これを各学校に配備していただきたいと思います。よろしくお願いします。
次に、3番目に、先ほど質問いたしました防災訓練の関連ですけれども、学校では先生方がスリッパを履いておられるということで、スリッパを履いておられるのでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 申しわけございませんけど、確認してません。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) 先生がスリッパを履いておられたので、あれはやはり、いざというときに慌てて走ったりして転倒したりして危ないのではないかという声を聞きましたので、先生方や子どもたちもそうなんですけれども、スリッパはやめたほうがいいのではないかと思いますので、ぜひそれも検討していただきますようにお願いいたします。
○議長(飯田 正征君) 答弁は。
○議員(5番 町田 貴子君) 次の質問いいですか。
○議長(飯田 正征君) 答弁いいですか。
○議員(5番 町田 貴子君) じゃあ。
○議長(飯田 正征君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 先生がスリッパを履いておるという御指摘ですけども、子どもたちも学校ではスリッパを履いていますので、そのところを、ならスリッパをやめて違う靴にするかどうかということについては、学校の中といいますか、ほかの、4校ございますので、その4校の状況を確認をして、どういうふうがいいのかということについても、ちょっと校長方々と話をしてみたいと思います。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) スリッパでそういう転倒とかいろんな事故があったっていう事例は聞いてませんので、またそれも含めて検討していただきたいと思います。
次に、2項目めの防災井戸の件でございます。災害時にすぐに利用できるように、ポンプの設置はされませんかという質問に対して、先ほど町長は、今のところはこのままで、災害が起きたら業者の方にポンプとかなんかも借りてするようになってるというような返事をいただきました。ですけれども、やはり今、自噴してる水が、1日に120トンの水が出てるようですので、かなりの水量が出てると思います。その水をずっと出しておくというよりも、やはりポンプなりつけて、図書館が、すぐ近くにお花とかの花木がたくさん植わってますね、そういうのの水やりとかなんかも常時できると思いますし、町としても、そうするとポンプの設置台よりも水道代とかなんかのほうが随分節約になるのではないかなと思ったりもします。その件はどうでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 昨年、防災用の井戸をさく井協会に掘っていただきまして、大変ありがたく思っておるところであります。これは防災用に使うということで整備をしたものでございます。そういうものをそういう植木等に水をかけたらどうかということでありますので、そこに出るものについてはそこでくんでするとか、あるいはホースを延ばしてするとかというのは可能だろうと思いますので、そういうことはできると思います。ただ、ポンプをつけてするかということは、またこれは別だと、こう思っております。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) ポンプの設置もですけれども、私も持っていますが、飲料水検査成績書というのがございます。これは町のほうも把握しておられると思いますけれども、これによりますと、各項目について水質基準に適合していると書いてあります。つまり飲めるしということなんですが、看板を見ましたら、災害時対策井戸で、この井戸は皆さんが自由に御利用いただけますと書いてあります。その後に、飲料水には適しませんと表示してあります。これはどういうわけでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) やはり飲用するということになれば定期的なそういう水質検査等も必要でありますし、そういうことの経費もかなりかかってくるということもあります。それから、さく井協会のほうからも、万が一の事故を考えたら飲用させないほうがいいというようなアドバイスも受けておりまして、さく井協会が寄贈した他の井戸についてもそういうことはしてないということでございますので、そういう飲料水には適しませんということで掲示をさせていただいておるところであります。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) この水源は、あそこにも表示してありますけれども、地下38メートル掘ってあります。普通の防災井戸よりはずっとずっと深く掘ってあるようです。それで、その38メートル掘ってあり、大山の砂れき層という層、一番下のほうのきれいな水ですね、砂れき層から湧出しており、いわゆる大山の天然水であるということを聞きました。こういうきれいな水ということは、町長は御存じでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 大山の水でも、今、サントリーさんとかいろんなところで取水して販売されておりますが、これはそのまま使っているというわけでありませんので、やはり消毒したりしながら、これもそれで飲料として売っておるというようなことでございます。そういういい水が出たにしても、いついかなるときに水質が悪くなっておるという、そういう可能性もあるわけでありますので、そういうことを定期的にしてまでそういう飲料水として使っていただける意味があるのかなと、こう思っておるところでありますので、現在のところはそういう飲料水として使えませんよということで掲示をさせていただいておるところであります。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) あそこはよく目立つところにありまして、やはり観光に来られたコナン駅でおりられた観光客の方が、これ何だろうっていって結構珍しそうに見に行かれるそうです。そしたら飲料水には適さないと書いてあるし、何だ、これは何か怖い水じゃないかなというイメージもあるようです。なので、大山のおいしい水ということで、ほかにもやはり、さっきサントリーの話が出ましたけれども、大山山麓のおいしい水は、名水百選の一つである天の真名井とか、名水を生かした料理や特産品で有名な白鳳の里なども県内で各所あります。そこまではいかなくても、北栄町はコナンで非常に有名な観光地であります。だから、そのきれいな大山山麓のおいしい水がそこにあるのに、しかも観光客がいつも通られるすぐ近くにあるという条件で、私としては、やはり少し管理にお金をかけてでも、このコナンの観光地である北栄町に、そこを何か名所のようなことにすればどうかと私は思います。
何人かに聞いてみましたけれども、そんなおいしい水が出るだかいやっていう感じですごく興味を持っておられますので、このままではやはりもったいないと思います。それで、この水を、もし利用して観光客の方にいろいろ呼び込んでいけば、本当に観光名所の一つとして何か話題性、話題になるんじゃないかなと思っております。それをやはり町だけに考えてくださいよっていうことではなくて、やはり住民なりを巻き込むという感じで、例えばこういうのがあるんですけれども、水が出てるんですけれども、ここを何とか、コナンにちなんででも何でもいいですけれども、そこをアンケートをとってアイデアを募るなり、そういうことをしたらどうかと思っておりますが、いかがでしょうか、町長。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) まず、コナンを使ったようなそういう水、これは多分だめだと思います。もし何かあった場合は、これは大変大きな影響が出るということでありますし、それから、先ほど言いましたように、大山の水が流れてきとるということでありますが、そういう有名な名水については、かなり山に近いほうといいますか、ちょっと奥まったところにあるわけであります。ここはもう、ちょっと里のほうに出てきて、その間にいろんなものが浸透しておる可能性もあるわけでありまして、そのまま、じゃあ大山のということで使えるかどうかということも疑問があるわけでありますし、やはり水が飲みたいということであれば、駅でもありますし、図書館でも入っていただければ飲めますので、そういうところで飲んでいただくということでありまして、そういう万が一の場合を考えれば、やはり飲用として使うべきではないと、こう考えておるところであります。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) 私としては非常に残念です。やはりそこまで、ここにあるのになという気がしていまして、じゃあその看板自体は、せめて飲料水になりますというようなことになりませんかね。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 先ほど言いましたように、飲料水として使うということになれば、ある程度そういう消毒したり、やっぱり水質検査しながらやらないと、これはなかなか町としては責任を持てないということになりますので、そういうことをする必要があるのかどうかということでございますので、私としては、そういう必要はないんだろうと、こう思っております。そういうことでありますので、こういうことでさせていただいておるところであります。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) 今の段階ではそういうようなことになっていますが、やはり私としては、将来的には観光客も町民も一緒に巻き込んで、そこが、観光スポットになったらいいな、したいということを考えております。ぜひそこのところを、せめて調査研究をちょっとしてみようかなという気持ちになっていただけたらと思います。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 先ほども何回も言っておりますが、さく井協会のほうも、やっぱり万が一の事故を考えて飲用させないほうがいいというようなこともアドバイスも受けておりますし、観光名所としてということがありますが、十分コナンで観光名所になっておりますので、ここはちょっと手を洗っていただいたりとか、あるいは暑いときにハンカチか何かぬらしてちょっと拭いてもらうとか、そういう形で使っていただければありがたいかなと、こう思っております。
○議員(5番 町田 貴子君) 終わります。
○議長(飯田 正征君) 以上で町田議員の一般質問を終わります。
次に進みます。
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○議長(飯田 正征君) 11番、森本真理子議員。
○議員(11番 森本真理子君) 11番、森本真理子です。本定例会において、1つの質問を町長にさせていただきます。
自主防災組織の中での女性の役割。昨年は、際立って災害の多い年でした。7月は西日本豪雨、想定外の降雨量で広い範囲に甚大な被害をもたらしました。9月30日夜から10月1日にかけての台風24号は、本町にも大きな傷跡を残しました。このように、温暖化により台風も巨大化し、異常気象が増加してきました。また、全国各地で地震も発生しました。いつ何どき災害が発生するのかわかりません。
そこで、地域住民が協力、連携し、災害から自分たちの地域は自分たちで守るために活動することを目的に結成する自主防災組織は、どの自治会にもできているのでしょうか。そして、自主防災組織の中での女性の役割としてどんなことが上げられるのでしょうか。避難してこられた人のニーズに応えることができるのでしょうか。自治会の役員としてリーダーシップをとり、避難所をまとめていく女性は育っているのでしょうか。また、女性防災士は育っているのでしょうか。本町の取り組みについて町長に伺います。
以上でこの場での質問を終わります。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 森本議員の御質問にお答えいたします。
自主防災組織の中での女性の役割についての御質問でございます。
まず、本町の自主防災組織の状況でございますが、63自治会中47の自治会で組織が設置されております。組織での女性の役割といたしましては、大半が救護や給食、給水の部門を担当するような役割になっております。自主防災組織のリーダーは、1自治会を除き自治会長が当たるように決められているようで、その意味からいたしますと、現在、自主防災組織の女性リーダーは2名という状況でございます。また、女性防災士につきましては、町で養成をした防災士は現在20人ですが、そのうち7人が女性でございます。
これらに対する本町の取り組み状況でございますが、まず、自主防災組織の設置につきましては、未設置の多くが「自衛消防団があり、その役割が果たせるため自主防災組織は不要」というものですが、「合意形成ができていない」が未設置理由の自治会もありますので、今後そういう自治会に対し、設置に向けての取り組みを進めていく予定にしております。防災士につきましては、来年度12人の養成を予定しておりますが、女性の育成につきましても広く呼びかけをするなど対応していきたいと考えております。
○議長(飯田 正征君) 森本議員。
○議員(11番 森本真理子君) 先ほど町長から伺いました、12月定例会のときに同僚議員が自主防災組織のことを尋ねたときには44自治会だということでしたので、47自治会にふえたということは大変喜ばしいことだと思います。それで、そのときの回答が、ふやすために自治会に出向いて体制づくりを説明し、強く要請するということが述べられておりましたが、今後町として、自警団でしたか、そういうところがあるからというのでつくってないところもあるということも言われましたが、今後どのようにして全自治会ができるようにされるのか、町長に伺いたいと思います。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 未設置が今のところ16自治会あります。その多くが自衛消防団があるので、その役割をそれが十分果たしてるんではないかというようなことがあります。また、合意形成ができていないというような自治会もありますので、そういうところには自衛消防団も、これも必要でありますが、それを核として自主防災組織、火災だけじゃなくていろんな災害に対応できるような組織をやっぱりつくっていただく必要がありますので、それを核として何とかできませんでしょうかというようなことでお話をさせていただきたいと思いますし、合意形成ができてないところは、やっぱりその必要性をまず説いて、設置できるようにしてまいりたいなと、こう考えておるところであります。
○議長(飯田 正征君) 森本議員。
○議員(11番 森本真理子君) やっぱり自分の避難所に行くにしても、近い、よく顔の知っている人がおられるところに行くと高齢者の方でも子どもたちでも安心すると思いますので、まずは自治会で自主防災組織ができたら、そこに行って避難するっていうのが一番安心できるんじゃないかと思いますので、今後とも、まだできていない自治会に対してよく説明したりして要請していただきたいと思います。
それと、北栄町でも9月30日から10月1日の豪雨のときには避難勧告が発令されました。そういうときには、やはり本当に私も怖いなって、実際人ごとのように感じていたのが、自分の町でもこういうことになったんだと思ってすごく怖かったんですけれど、そういうときに、避難所ができた場合、女性と男性の部屋の間切りが必要だとか、やっぱり女性の着がえる場所の確保が必要だと思うですけれど、その辺について考えておられるでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 町の避難所としては、そういうのはやっぱり確保していく必要があると思います。先回もそういうことでやりましたし、そういう形でやっぱりきちんとある程度プライバシーが守れるようなことは必要だろうと、こう思いますので、そういうことは今後もやっていきたいと思っております。
○議長(飯田 正征君) 森本議員。
○議員(11番 森本真理子君) また、女性の立場としては、赤ちゃんに授乳されるお母さんのために授乳室も必要ではないかなと思いますし、避難生活が長引けば洗濯物を干す場所、やっぱり下着など公の場に目に触れないように対策をしていただきたいなと思います。その辺どうでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) そこまではまだしておりませんので、必要に応じてそういうような対策をとっていくようにしてまいりたいなと、こう思います。
○議長(飯田 正征君) 森本議員。
○議員(11番 森本真理子君) 自主避難所ができた場合、自治会の長がリーダーをとっていくというのはよくわかります。でも、その下部組織の中で女性の役員さんがあれば、それも1人でなしに2人、2人以上、必ずあったら、一緒に相談していろんなことがやっていけるんではないかと思っていますが、そういう自治会で女性の役員さんが成り立っているとこはあるのでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 女性の役員さんの母体といいますか、そういうのが自治会内の女性部であったり女性会であったり、あるいは婦人会、そういうところが、大半の自主防災組織ではそういう方たちの中で選ばれてそこの役員ということになっておられるようでございますので、そういう方たちを中心に、やっぱりそういう男性ではわからないような女性のそういう救護であったりとか、あるいはそういういろんな日常の問題等も議論していただいて、そういう対策をとっていただくようにしてまいりたいと思います。
○議長(飯田 正征君) 森本議員。
○議員(11番 森本真理子君) 初めから自治会の役員構成の中で、もしも何かがあったらあなたたちは、女性の役員さんがおられるにしても、あなたたちはそういう防災の係に回ってくださいねっていう、防災課ではないですけれど、そういうことをつくることは自治会で話し合いの中でしてもらえたらなと、安心感があるんですけれど、その辺はどう思われますか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。
○議長(飯田 正征君) 磯江総務課長。
○総務課長(磯江 昭徳君) かわって答弁いたします。
自主防災組織をつくる場合に、誰がトップになって、誰が給水の班を担当して、誰が避難所、食事という、そういう役割分担を全て決めてもらうようにしてますので、その中で女性が携わる部分がきっちり決められてますので、組織ができればそういうことはおのずとできてくるようになっているんです。
○議長(飯田 正征君) 森本議員。
○議員(11番 森本真理子君) おのずからできていると言われましたけれど、まだそこまで取り組んでいない自治会に対してどういうふうに今後されていきますか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) そういう組織ができていないということは、自主防災組織ができていない自治会のことですか、それとも自主防災組織ができている中でそういうことがあった場合についてでございますか。
○町長(松本 昭夫君) それも町単独というよりは、やっぱり県でやるとか、あるいは広域でやるとか、あるいは国が主体でやるとか、そういうことでやって、大きく広く声をかけていくということは、可能であればそういうこともできるのではないかなと、こう思っております。
○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。
○議員(7番 斉尾 智弘君)この風疹というのは、先ほど壇上でも申し上げましたけども、知らないうちに妊婦さんにうつしてしまうことがあるということで、非常に面倒くさいといいますか、わかりにくい病気のようでございます。なってしまったらもう中には障がいを持って赤ちゃんが生まれるケースがあるということで、本当に大事な取り組みだろうなというふうに思いますので、ぜひしっかりといろんなところで周知しながら、今、こういうことをやってますよという、要は大騒ぎするぐらいの、大騒ぎしてパニックになってはいけません。そういう意味ではありませんけども、やっているので、ぜひ皆さん協力しましょうというような、そういうムード、そういう機運を醸成していただきたいなというふうに思います。本町ではこういうことはもう封じ込めたと言えるような、こういうことにしていただければなというふうに思っております。最後に町長の答弁を聞いて終了したいと思います。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 先ほど答弁しましたように、あらゆる方法で周知をしてまいりたいと思います。
また、国のほうも「シティーハンター」というような、そういうアニメのそういうものを使って、キャンペーンといいますか、それを使ってPRしていくということでありますので、やっぱり町だけでそういうことをしても、いろんなところに行かれて接触される場合もありますので、やっぱり国全体がそういう意識を持っていただいて実施するということが大切だろうと、こう思っております。もちろん町としても一生懸命そういうPRをして、予防接種を受けていただくようにしてまいりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
○議員(7番 斉尾 智弘君) 終わります。
○議長(飯田 正征君) 以上で斉尾議員の一般質問を終わります。
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○議長(飯田 正征君) 以上をもって本日の日程は全て終了しました。
これにて散会します。
本会議は、あす13日の午前9時から開きますので、お集まりください。
お疲れさまでした。
午後2時24分散会
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