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平成30年12月第8回定例会 (第 7日12月13日)

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  1. 北栄町議会 2018-12-13
    平成30年12月第8回定例会 (第 7日12月13日)


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    平成30年12月第8回定例会 (第 7日12月13日) ─────────────────────────────────────────────       第8回 北 栄 町 議 会 定 例 会 会 議 録(第7日)                                  平成30年12月13日(木曜日) ─────────────────────────────────────────────                                 平成30年12月13日 午前9時開議  日程第1 一般質問        ───────────────────────────────                 本日の会議に付した事件  日程第1 一般質問        ───────────────────────────────                  出席議員(15名)     1番 長谷川 昭 二君  2番 宮 本 幸 美君  3番 前 田 栄 治君     4番 秋 山   修君  5番 町 田 貴 子君  6番 油 本 朋 也君     7番 斉 尾 智 弘君  8番 井 上 信一郎君  9番 藤 田 和 徳君     10番 田 中 精 一君  11番 森 本 真理子君  12番 津 川 俊 仁君     13番 阪 本 和 俊君  14番 野 田 秀 樹君  15番 飯 田 正 征君        ───────────────────────────────                  欠席議員(なし)        ───────────────────────────────
                     欠  員(なし)        ───────────────────────────────                 事務局出席職員職氏名 事務局長 ─────── 磯 江 恵 子君  主幹 ───────── 福 田 香 織君 事務補佐員 ────── 長谷川 利 恵君        ───────────────────────────────               説明のため出席した者の職氏名 町長 ───────── 松 本 昭 夫君  副町長 ──────── 手 嶋 俊 樹君 教育長 ──────── 別 本 勝 美君  地方創生監 ────── 渋 谷   潤君 会計管理者(兼)出納室長         ──── 倉 光   顕君  総務課長 ─────── 磯 江 昭 徳君 企画財政課長 ───── 小 澤   靖君  税務課長 ─────── 齋 尾 博 樹君 住民生活課長 ───── 藤 江 純 子君  福祉課長 ─────── 田 中 英 伸君 健康推進課長 ───── 吉 田 千代美君  地域整備課長 ───── 吉 岡 正 雄君 産業振興課長 ───── 手 嶋 寿 征君  観光交流課長 ───── 松 本 裕 実君 教育総務課長 ───── 大 庭 由美子君  生涯学習課長 ───── 杉 本 裕 史君 農業委員会長 ───── 濵 坂 良 男君  農業委員会事務局長 ── 下 阪 啓 二君 (併)選挙管理委員会事務局長 ──────────────────── 磯 江 昭 徳君 代表監査委員 ───── 竹 歳 秀 明君        ───────────────────────────────                 午前9時00分開議 ○議長(飯田 正征君) ただいまの出席議員は15人です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。       ─────────────・───・───────────── ◎日程第1 一般質問 ○議長(飯田 正征君) 日程第1、一般質問を行います。  届け出順により、順次質問を許します。  12番、津川俊仁議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) おはようございます。津川でございます。本定例会におきまして私は、太陽光パネル設置に関する条例の制定をと題しまして一般質問をさせていただきます。  福島第一原発事故以降、原子力発電に頼らない発電として、再生可能エネルギー発電がふえております。注目もされております。本町におきましても太陽光発電が推進され、町内各地で見られるようになってまいりました。  設置は、まず町の補助政策もありまして、各家庭や自治会の公民館等の屋根に設置するタイプがまず普及し、その後、農地、雑種地、宅地等々さまざまな土地を利用しての設置も目立ってきました。  私は、土地の種目を問わずさまざまな土地に設置され、これから設置される太陽光パネルに関して何点か不安の声を町民の皆さんから聞いております。その主な内容につきましては、傾斜のある土地に設置される際の排水対策は万全になされているんでしょうか。あるいはFIT法による買い取り価格保証制度が終わってからも適切に管理されていくのか。そもそもその設置は誰が行い、誰が管理しているのかがわからず、そして近隣住民は設置者や管理者を知らないが、誰に聞けばいいんでしょうか。その周辺の雑草が繁茂し、荒廃はしないか。その際、管理責任は発生しないかなどとあわせて景観のことも気にしていらっしゃる意見もありました。  そこで、町内の土地に設置されている、あるいはこれから設置される太陽光パネルについてお伺いいたします。  まず1点目として、町としては設置の状況どのように把握し、固定資産税の課税は適正・公正に課税されているのでしょうか。太陽光パネルによる発電事業では、土地に対するものとパネルやそれを支える支柱、周りのフェンスに至るまでのさまざまな施設に対しての償却資産に対するものとありますが、いかがでしょうか。  設置時の審査は誰がどのように行い、そのルールは適正で公正でしょうか。  設置後の管理やその発電・稼働状況は誰が把握し、災害時等の対応、例えば大雨により排水問題が起きたり、土砂災害が起きた際の対応は適切になされるのでしょうか。  さらに、施設の老朽化などにより更新なり撤去の必要が起きたときに適切に対応がなされる保証があるのでしょうか。  これらの疑問や不安を解消するためには、町内に設置されている太陽光パネルについて、町が把握し、適正な課税及び管理指導ができるシステムの構築が必要だと思われます。具体的には、条例制定も視野に入れた取り組みが必要だと思いますが、お伺いいたします。  次に、農業委員会会長にお伺いいたします。さきの議会でも議論してまいりましたが、既に農業委員会では、営農型発電施設、つまり農業を続けながら発電をする施設については、毎月実施される現地確認などを通じて、3年ごとの審査を経て、経営が続けられるかどうか判断されています。反面、農地以外に設置された太陽光パネルについては、何も規制や把握や指導体制がないことについて、農業委員会としての仕事のやりにくさはないのか。また、その所感をお伺いいたします。  以上、壇上での質問を終わります。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 津川議員の御質問にお答えいたします。  太陽光パネル設置に関する条例制定についての御質問でございます。  平成24年7月に再生可能エネルギー固定価格買い取り制度が開始されたことを契機に、その導入が大きく進んでおり、中でも導入された再生可能エネルギーの9割が太陽光発電となっております。  本町でも、平成30年3月末時点での太陽光発電設備の設置状況は、10キロワット未満が191件、968キロワット、10キロワット以上が122件、9,776キロワットとなっております。10キロワット未満については、そのほとんどが住宅や事業所等の屋根置きであるのに対し、10キロワット以上については、役場の庁舎のように屋上に設置しているものもありますが、その多くは宅地や雑種地などの土地に架台を設置し、その上に太陽光パネルを並べるものであります。  これらの太陽光発電設備の設置状況につきましては、町が独自に把握しているものではなく、経済産業省自然エネルギー庁による再生可能エネルギー固定価格買い取り制度情報公表用ウエブサイトで公表されている情報から引用しているものであります。  平成28年6月に電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法、いわゆるFIT法が改正され、再生可能エネルギー発電事業計画を認定する新たな認定制度が創設されました。この事業計画が、①再生可能エネルギー電気の利用の促進に資するものであり、②円滑かつ確実に事業が実施されると見込まれるもの、③安定的かつ効率的な発電が可能であることと見込まれる場合に、経済産業省が認定を行い、事業計画の策定に当たっては、周辺環境への配慮、適正な保守管理、非常時の対処等、施工から管理・運用はもちろん、計画的な撤去及び処分のための費用の確保まで、適切な事業実施のために必要な措置について盛り込むことが求められております。  さらに、この事業計画に基づく事業実施中の保守点検及び維持管理並びに事業終了後の設備撤去及び処分等の適切な実施の遵守を求め、違反時には改善命令や認定取り消しを行うことが可能とされております。  また、20キロワット以上かつ屋根置きや屋根置き以外の太陽光発電設備については、発電設備の外部から見えやすい場所に、事業計画における発電設備に関する事項のほか、発電事業者名及び住所、緊急時の連絡先などを記載した標識を提示することと、さきの再生可能エネルギー固定価格買い取り制度情報公表用ウエブサイトでは、発電事業者名、発電設備の所在地等が公表されることになっており、誰もが知り得るようになっております。  町内の土地に直接設置される太陽光パネルについて、幾つかの御質問をいただきました。  まず、設置状況の把握及び課税についてでございますが、御質問の土地に直接設置される太陽光パネルは、一般的には事業用資産として個人法人の関係なく償却資産として固定資産税の課税対象となるものであります。ただし、10キロワット未満の住宅用は対象外となります。償却資産は毎年1月末日までに、所有状況を申告していただく必要があり、対象となる方には申告書を送付し提出をお願いしているとこであります。この対象者の把握につきましては、1カ月に1度の定期的な巡回により現地を確認するとともに、農地については農地転用申請の情報で状況を把握しております。また、再生可能エネルギー固定価格買い取り制度情報公表用ウエブサイトも注視しながら、申告漏れのないよう、努めているところであります。  次に、設置時の審査とそのルールが適正であるかということですが、設置時の審査につきましては、さきに御説明いたしました再生可能エネルギー発電事業計画を認定する制度に改正されましてから、それ以前に設置された発電設備も含め、全て事業計画を策定し、それを国が認定しなければ売電できない仕組みになっております。その事業計画の認定につきましては、それぞれ策定のためのガイドラインが設けられ、ガイドラインにはルールといいますか、適正な事業実施のために必要な措置等が事業段階ごとに整理されております。また、ガイドラインに記載されている事項については、全て事業者の責任において実行すべきものであるとされております。  また、事業計画には、設置後の適切な保守点検及び維持管理について、発電設備の破損等に起因する被害や自然災害時による事故の発生を防止するための措置及び事故発生時の対処について、適切な撤去及び処分のための時期・方法並びに必要な費用について盛り込むこととなっており、さらに、認定を受けた発電事業に係る費用(設置に要した費用、年間の運転に要した費用)の報告が義務づけられております。  さて、町が太陽光発電事業について把握し、管理指導できるような条例制定をとの御提案でございますが、太陽光発電事業を実施しようとする事業者に対し事前協議を義務づけるもの、土砂災害や景観形成上の観点から設置抑制規制を定めるもの等、太陽光発電等再生可能エネルギー事業について規制型の条例を制定する県や市町村は幾つかございます。  町でも、昨年度、鳥取県に対して太陽光発電等再生可能エネルギー事業の導入について、環境保全や景観形成に関する問題は町境を越えるものもあるので、鳥取県での条例制定を要望していたところであります。しかしながら、さきのFIT法改正による事業計画の認定制度が始まったことにより、施工から事業終了までの適正な事業実施のために必要な措置等が講じられている事業計画でなければ認定がされないこと、そして事業実施において遵守する事項に違反するときには、改善命令や認定取り消しを行うことが可能とされていることから、条例制定の必要ないという回答をいただいたところであります。  そうしたことから、規制型の条例制定ではなく、太陽光発電等の設置をしようとしてる事業者が、地域の理解を得ながら適切な設置と管理を行うためのガイドラインを策定し、町との事前協議や地域への理解促進についての対応等をお願いするとともに、事業計画の段階で事業者に対して配慮すべき事項や想定される影響等について助言していくような体制について、検討してまいりたいと考えているところであります。 ○議長(飯田 正征君) 濵坂農業委員会長。 ○農業委員会長(濵坂 良男君) 津川議員の御質問にお答えいたします。  太陽光発電施設の設置に関して農業委員会の対応や所感についての御質問です。  農地法の許可基準において、農振農用地及び第1種農地については、営農型以外の転用はできませんが、第2種農地、第3種農地は転用することによって太陽光発電施設の設置が可能となっています。  このとき、農業委員会では設置利用計画等転用申請書、隣接者の同意書及び周辺農地の営農に支障がないかなどを現地確認し、総会で審議して許可判断をいたします。転用申請書の受理に当たっては、企業や町外者は設置する場合は、地元自治会長に地元への説明が必要かを協議し、必要な場合は開催するように指導し、特に住宅付近においては隣接者の同意書を得るよう指導してきたところであります。  県内の他市町村でも集落の近内外の農地における設置申請については、県農業会議の諮問会議でも議論されています。しかし、居住地域にある農地に設置する場合、人的影響など農地以外の観点での判断根拠が不明確なのが現状であります。  このため、農業委員会では県下の中でも先駆けて、8月に北栄町農地転用に伴う太陽光発電設備の設置に関するガイドラインを定め運用を始めています。今のところ問い合わせはあるものの、新たな申請はございません。  しかし、一旦農地転用が許可されますと、以後の管轄は農業委員会から離れるとともに、どこが産業施設としての太陽光発電施設を管轄するのかわかりません。特に所有者が町外、県外となると迅速、適切な管理がなされるのか明確ではありません。したがって、太陽光発電施設を一括管理する部署を明確にし、計画、設置、廃棄まで捉えた条例制定も含めて早急な検討が必要だと考えております。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) ただいま町長並びに農業委員会長のほうから御回答いただきました。最後に、農業委員会長からは、私の思いと同じような発言をしていただきました。  少し再質問させていただきたいと思いますが、まず、平成28年6月にFIT法が改正されて、経産省のほうで設置基準が明確になり、町内にある施設についても公表の中で把握されていくというふうなことが説明ありました。  通告書を出させていただいてからこの間、私のほうも何点か調べさせていただいて、そのようなことは理解したわけですが、まずもって先ほど設置者の標識の表示なり連絡先なりの表示の義務化というふうなことをおっしゃいました。また、ウエブサイトでも見れるというふうなことでございます。  そのことにつきましては明確にはお答えにならなかったと思いますが、いわゆる20キロワット以上の施設に関しての法整備だと思われます。50キロワット未満のものについての設置が多くて、50キロワットを超えるとまた大変な費用負担等がかかるということで、今、利益を追求する業者さんの中では50キロワットをちょっと割るようなワット数で設定されて設置されてるというふうに伺っております。  きのうもこの原稿、質問に当たってウエブサイトを、先ほど説明がありました公表されてるウエブサイト探してみたんですが、膨大な資料の中でなかなか行き着くことができませんでした。国の姿勢としては、そういう制度があって公表してるからいいんだよということなんですが、ちょっと地元サイドからすれば改善命令や許可の取り消し等ができるというふうな説明もありましたが、それが速やかにされるのかどうかというのが不明確であります。経産省の職員の方が現場まで来られて改善命令をされたり、取り消しをされたりというふうな理解でよろしいんでしょうか。違反なりなんなりがあったということにつきましては、経産省のほうが出向かれて、取り消しなり改善命令なりを出されるというふうなことでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 改善命令、認可の取り消しということでございますが、大きなそういう事故があった場合にはそういうことはあろうかと思いますが、軽微なものについてはそういう文書的なもので改善命令があるものだと、こう考えております。それもやはり気がついて、こちらのほうからそういうことがありましたよということを言わないと経産省もわからないわけでありますので、そういうことをしながらそういう対応されるということだろうと、こう思ってるとこであります。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) いわゆる設置なり管理の制度はできました、国によって、法律によって制度ができましたということまでは理解できます。  ただ、その運用に当たって、地元、北栄町としてはどのような対応をされますかということでございまして、施設にぐるりフェンスをめぐらすというところまでは恐らく施工の条件だと思いますが、そこに表示板をしなくてはいけないのは20キロワット以上のものだというふうに理解してます。そこで近隣の方が何かおかしいぞと思ったときに、そこにまず電話をすればいいのか、当事者に電話するのか、あるいは町にそういうことを情報として出してくださいよというふうに言われるのかということの窓口をどのような対応されるのかということがまず問題だろうと思うんで、そこのところもう一度お願いしたい。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 町の住民生活課がそういう再生エネルギーの担当をしとりますので、そちらのほうに連絡をいただければ、こちらのほうから経産省あるいはそういう事業所等に連絡をさせていただきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) わかりました。住民生活課が窓口となって、そういうことについては対応するということでございます。  現在建設中の箇所も何カ所かあると思うんですが、斜面を若干削って設置されてる面もあります。それらの施工については、経産省の許可を得てやってらっしゃるということなんで問題ないと思いますが、近くの住民の方からすると、あんな削ったところに設置して大丈夫なんかいというふうな不安の声もあります。  先ほど来説明がありました、県に対してそういう事前協議をしたり、景観のことを考えたりするような条例を県に対して要望されましたと。しかし、平成28年のFIT法の改正によって条例まで制定する必要はないでないかという回答をいただきましたということでございます。  それに対して、あわせて今後、業者に対して町から何らかの助言をする体制だったりを検討したいというふうにおっしゃいました。そこの中身、どんなふうなことをされるのか。検討したいというところですので、方向性だけでもちょっと詳しくどんなことをされるのかをまずお聞きしたいと思います。いかがでしょう。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) それぞれの市町村が、そういう条例等つくっとる市町村もありますし、またガイドライン等つくっとる市町村もあるわけでありますので、それも検討してまいりたいと思いますが、まず基本理念といいますか、そういうものを上げておる条例もありますので、そんなものも参考にしてまいりたいなと、こう思っております。それから抑制区域ですね、こういうとこちょっと危ないではないかとか、あるいはちょっと景観的に悪いでないかと、あらかじめそういう太陽光発電が危ぶまれるところ、あるいは景観的に難しいところ、そういうところの区域を設定していくとか、そういうことをする必要があるんではないかなと、こう思っとりますし、また住民等にもやっぱりそういう懸念されるところには説明をするというようなことも必要だろうと、こう考えております。十分そういうものも検討しながらしてまいりたいと思いますし、またそれに対しての指導であったりとか、助言であったりとか、そういうことも必要かなと、こう思っとります。そういうものをまとめて事業者さんに示して、そして理解を得る中で事業をしていただくということを考えとるとこであります。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) ただいま説明いただきましたことにつきましては、条例をつくるというとこまで行かないんだけどということですよね。具体的には何か、規則とかで対応されるんですか。最初におっしゃった抑制区域を設定するなんていうのは、非常に大ごとなってしまいませんかね。それと経産省の許可基準と相反するものだったりというやなことで、調整される場合に仕事が非常に煩雑になってしまうんじゃないかなと思ってみたりします。それらもタイムリーに住民の不安を取り除くようなことのほうが、早期に制定されるほうがいいと思うんですが、どのような形でそれはされますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 規則というような形なるのか、ガイドライン、こういうことですよということで、そういう指導指針を設けてやっていこうと今考えとるとこであります。条例を定めてもなかなかこれ、じゃあ、町が全部するということにはならなくて、やっぱり努力規定というような形にはなるようでございまして、どの市町村の条例を見ても努めるとかいうようなことになっておりますので、余り条例としての効力はどうかなということを思っとるとこであります。そういう中にあって、ガイドラインでやっていこうということを考えておるとこであります。  今、国のほうもいろいろそういう太陽光発電事業者の事故であったりとか、あるいは自然災害に対する対応等ありまして、環境アセスといいますか、環境影響評価法ですか、そういうものの中で国のほうもいろいろ検討されておるようでございますので、またそういうものも見ながら定めていければと、こう思っとるとこであります。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) 承知しました。早急にガイドラインなり規則なりというふうな指導指針なりは決められて、広く周知されたいというふうに思います。  その時期については何か目標なりを設定して提示していただきたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 現在そういう太陽光を設置されてる事業者さんもありますし、また今後もするというようなことも伺っておりますので、なるべく早い時期、今年度中にできればそういう形で対応してまいりたいと、こう思っとるとこであります。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) 承知しました。今年度中ということでございます。  それと1点、先ほど一番最初に質問させていただきました課税の問題です。10キロワット以上のものは122件、9,000キロワットですか、9,000幾らかのワット数があってというふうなことでした。いわゆる償却資産の課税については、自主申告だというふうに伺いました。これらの申告について、もし万が一自主申告がなくって課税がされてない、そういう場合についてはどのようなペナルティーとかがあるんでしょうか、ないんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。
    ○町長(松本 昭夫君) 税務課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 齋尾税務課長。 ○税務課長(齋尾 博樹君) 町長にかわってお答えいたします。  ペナルティーというよりもさかのぼって、把握できた時点にさかのぼりまして課税をするということになります。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) いわゆるFIT法というのは、国民の税金を電気事業者に対して高く与えるという制度でございまして、いわゆる許認可の権限、許可することに対しての判断材料にもなってしかるべき大きな問題だろうというふうに思ってます。それは経産省がお決めになることですが、それらについては課税が何年間かなされてなかったということがわかった時点で経産省への連絡なりというのは、そういうするシステムというか、義務というのはないんでしょうか。また、もしないんであればそれらはすべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 税務課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 齋尾税務課長。 ○税務課長(齋尾 博樹君) 町長にかわってお答えいたします。  こちら、税務の立場から経産省のほうに通報するというようなシステムというのは持っておりませんので、その辺はほかの方法でだということになると思います。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) それで実態として、これまで設置された事業者に対しての課税は適切に行われてるというふうに、毎月1回は定期的に回られたり、ウエブサイトを確認したりということで把握に努めていらっしゃる、そういう努力も知ってますし、以前、数年前にハウスの償却資産の課税を新たに農家の皆さんにありませんかという調査票配られたことがありました。以前はなかったのに何で急に来るんだみたいなことがあって、農家の皆さんからいろいろと御意見いただいたんですが、そのときお伺いした話は、自分は払うけど、全ての町民が同じレベルで平等に払うべきじゃないかと。あの人は払ってる、あの人は払ってないということがあっちゃいかんじゃないかという意見が大半でございました。やはりこれらについても自主申告ということであればきちんとすべきでありますし、それらについては固定資産税をいただくという立場からして公正になされているというふうな認識でよろしいでしょうか、いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) やはり公正にする必要がありますので、きちんと対応してまいりたいと思います。わかった時点で、またさかのぼって何年かそういう徴収できますし、ペナルティー等もあると思いますので、きちんとした対応してまいりたいと、こう思っとります。  詳細については、税務課長のほうに答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 齋尾税務課長。 ○税務課長(齋尾 博樹君) お答えいたします。  今回の答弁の中でもあったんですけど、公表されるデータというのは20キロワット以上ということでございますんで、言うなれば償却資産の申告に必要な10キロワットから20キロワットの間というのは公表されませんということもありますし、さらに公表する内容につきましては、これ認定されたものでございますので、実際に設置されたかどうかというところまではこのデータでは確認できませんので、やはりそのあたりは従来やっとりますとおり巡回による現地確認によってこちらとしては確認していくという作業を行っとります。  さらに償却資産、自主申告とは言いながらも一方的にお願いしますということを何も言わないということではなくて、申告書のほうをこちらのほうからお送りするという方法をとっとります。先ほどおっしゃったような農業用の資産の把握の際にもやったようなことをしとります。今回も新たな太陽光発電の業者の方に対して、現在把握しとりますのが15件ありますんで、その部分も含めて申告書のほうを送付するという扱いにしとります。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) 承知しました。税務課としてでき得る限りのことをやってらっしゃるというふうに思いますんで、引き続きお願いしたいと思います。  農業委員会の会長にお伺いしたいんですが、これまで何回かお話ししたのは営農型の発電です。このことについて営農しながら発電するというシステムでやられる場合には、固定資産税あたりが安くなる。そのために毎月1回の審査、現地確認等が行われるということでございました。  先ほどの答えの中で、答弁、回答の中で、第2種、第3種農地につきましては転用をされて発電されると。転用後の運用とかというのが把握できない、いわゆる追跡調査できないというのが農業委員会の限度だろうと思います。  その中で独自のガイドラインということを制定して転用についての判断をしてるんだというふうなことがありました。まだ申請ないというふうにおっしゃいましたが、その独自のガイドライン、具体的に何か特別なもの、特に何か表示していただけるようなことがあったらまずお願いしたい。 ○議長(飯田 正征君) 濵坂農業委員会長。 ○農業委員会長(濵坂 良男君) 農業委員会で定めとりますガイドラインの内容でございますけども、既にホームページ等で公表されとるので、ごらんいただければというふうに思います。基本的にはやっぱり周辺地域、農地等と調和のとれた事業になってほしいというのが大きな目的であります。  中身としては、まず事業者のなすべきことといいますか、やってほしいこととして、周辺で、当然周辺が農地ということが前提になりますので、例えば春一番が吹いて何かがパネルに飛んでくるとか、そういったことも想定されますけども、そういったことに対しての被害があるということも含めた中での設置ということに理解してほしいと。要はそういう被害で賠償だとか、どうだとか、そういうことにはつながらないように、それを前提に設置をしてほしい。それから周辺農地の所有者なり耕作者に十分影響がありませんよということを説明してほしいということですね。それから事業が終了した場合は、事業者の責任で速やかに撤去してくださいと。それから許可申請に当たっては、誓約書を求めております。それから周辺の所有者等の同意書ですね、これも申請書に添付してくださいと。強制ではありませんけど、そういうことをお願いしとるものがガイドラインの要旨であります。以上であります。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) そういうガイドラインを制定して、許認可を出されます。最後に、もし事業が完了したら速やかに撤去しなさいということも同意書も書いていただきます。  でもその以降の調査はできないんですよね。転用済んでから3年後、5年後、10年後というのは、農業委員会からもう手が離れちゃうんですよね。  ですからここで町長にお願いしたいのは、そういう農業委員会で転用に当たっての基準を設けて、同意をされたことについて追跡するシステムを今度のガイドラインに組み込んでいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 転用後にそういう太陽光発電を設置されるということになれば、これは経産省の管轄になるんだろうと、こう思いますので、そういう中にあって事業者さんもそういう事業計画を出されるということになりますので、そういう事業報告等も随時されると思いますし、何かあった場合はやはり町のほうに言っていただいて、町は経産省に行くというようなことになろうと思いますので、そういうことをガイドラインの中にもきちんと入れて、確実にそういう維持管理ができるように、そういうことも指導できるようなそういうガイドラインをつくっていきたいなと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) 農業委員会での先ほどのガイドラインの説明をいただきました。これらと矛盾しないような、あるいは連携がとれるような町独自のガイドラインの制定をお願いしたいということでございます。いわゆる農地が転用されて以降については、農業委員会としてはもう監視ができないというのが実態でありますんで、それはきちんと町として農業委員会と業者さんが交わされたことについては以降も生きてくるんだよということのガイドラインをつくっていただくことによって農業委員会と町とが連携してきちんとした把握につながるというふうに思いますんで、そこのところを協調してお願いしたいと思います。再度お願いします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 継続性をやっぱり持ってやらなければならないと、こう思いますので、きちんとそういうものが連動できるようにしてガイドラインを作成してまいりたいと思います。 ○議員(12番 津川 俊仁君) 終わります。 ○議長(飯田 正征君) 以上で津川議員の一般質問を終わります。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 9番、藤田和徳議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 9番、藤田和徳です。私は、本定例会におきまして、県、JR、町管轄の除草について3点、一括で町長に質問したいと思います。  まず第1に、北条八幡宮西側参道からJR山陰本線間の国道313号土手沿いフェンス付近の雑草は、梅雨時期から伸び始め、夏の盛りには農業道路に押し寄せ、車のすれ違いもままならず、交通の安全性にも問題があります。フェンスに至っては、フェンスの間をくぐり抜け、抜くこともできず、切ってもすぐ伸びてきます。雑木は太く、伐採もできず、草刈り機では対処できないほどになっています。特に、ごみ、空き缶等の投棄が目立ち、自治会によるクリーン作戦も、雑草の中、フェンスの内側までは手がつけられない状況が続いております。町は、県と協議していただき、特に夏場の雑木、雑草の対策を考えていただきたい。町長の所見をお伺いします。  次、2点目、JR下北条駅付近と東西に延びる沿線際の雑草は、規定のコンクリートぐいから水路までは、自治会で何とか刈っています。しかし、くいから内側の線路寄りは、除草作業により万一、列車がとまるような事態になれば、多大な罰金を請求されるおそれもあり、また危険を伴うことから、手が出せない状況であります。夏場、雑木は太くなり、雑草は背丈ほども伸び、刈り倒すこともできず、水路を塞ぎ、大変な手間がかかっています。ツタに至っては、農業道路を乗り越え、田にまで伸び、稲、転作の大豆等に影響が何年も続いております。せっかくコナンの町をうたっているのであれば、町はJRと協議していただき、見通しのよいきれいなコナンの町、北栄町を考えていただきたい。町長の所見を伺います。  3点目、水田周辺の農業道路の中を縫って走る町道際の雑草は、誰が管理し、誰が除草するのか。自治会が実施する除草作業等に対する費用助成では、助成対象には、刈り払い機・噴霧機などの機械リース代、燃料費、除草剤と、人件費は含まれていません。なぜ人件費が含まれないのか。高齢化社会で、作業できる人員は年々減ってきています。限られた人員の中で、申請をし、手続をとるのにも、難儀ではないのでしょうか。町道が町の管轄ならば、町が責任を持って年に何回か刈っていただきたい。どれだけの助成があるのかどうかは別として、どの自治会も、事のついでとやっていただいてるのが現状ではないのでしょうか。本年度、この費用助成で何件の申請があり、助成してきたのか伺いたいと思います。町が、町民の力をかりて何とかやっていただきたいという気持ちはわからなくもありませんが、これからの町政は、広い意味で、もっと柔軟な対応が必要ではないのでしょうか。町長の所見を伺います。  以上で壇上での質問終わります。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 藤田議員の御質問にお答えいたします。  県、JR、町管轄の除草対策についての御質問でございます。  まず、初めに北条八幡宮西側参道からJR山陰本線間の国道313号土手沿いフェンス付近の雑草についてであります。  現状を確認したところ、フェンスを越えて雑草が側道に張り出しており、通行に支障を来すおそれがございました。  国道313号については、鳥取県が管理しており、所轄の県土整備局に照会いたしましたところ、国道313号本線及び側道の交通支障となっているところや、耕作地への影響が懸念される箇所について対応することとしております。今後JR南側についても現地の状況を把握して、必要に応じて対応したいとの回答をいただいております。  町としても、引き続き要望してまいりたいと考えております。  次に、JR下北条駅付近と東西の沿線際の雑草対策についての御質問でございます。  議員御指摘のJR下北条駅付近と東西の沿線際の雑草対策について、現状をJRにお伝えし、除草対策の現状をお聞きいたしました。  まず、駅構内の除草につきましては、年間計画を立てて駅社員等が対応をされております。そのほかにつきましては、広範囲のため、業者委託をし、対応をされております。ただし、沿線全ては実施できないということで、実施できていない箇所については、個別の要望を受け、実施を検討するということでありました。  今回、御指摘の箇所につきましては、JRにお伝えし、除草の実施について検討していただいてるところであり、対応についてJRから回答があり次第、御報告させていただきたいと思います。  次に、水田周辺の町道際の除草についての御質問でございます。  現状は地域の町道については、地元に除草や溝掃除などの維持管理についての御協力をしていただいてるところであります。  通学路や幹線道路など町では実施箇所に基準を設けて、除草をしており、年に2回程度の頻度で除草を行っております。  また、通行に支障を来す箇所については、緊急的に対応をしております。  町道全てを除草するということになれば、約1億円の費用がかかり、これが毎年の維持管理費用ということであれば各種の町事業実施への影響が出ると考えてるとこであります。  町道について町が責任を持つことは当然ではありますが、通行に支障があるような陥没や破損などに維持管理補修や道路・側溝改良については町で行うこととしており、日常の雑草や溝掃除については主に地元で使う道路ということで引き続き各自治会の御協力をいただきたいと考えております。  費用助成についてですが、本年度は4自治会から請求があり約1万6,000円を助成したところであります。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) まず、国道313号のフェンスの件についてお伺いしたいと思います。  このフェンスの下に水路が走ってます。あれは農業用水路、用水というわけじゃないんですけど、このフェンスの真下に走ってる水路というのはどこが管理するんでしょう。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 地域整備課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 吉岡地域整備課長。 ○地域整備課長(吉岡 正雄君) 町長にかわってお答えいたします。  国道313号沿いの道路については、町道ではないということで、国道313号をつくったときに農道として整備されたんだということのようです。県のほうにも確認して、まだ回答ちょっといただいておりませんが、改良区なり地元なりで管理していただくのかなと、あるいは県のほうで管理するのかなというふうに考えております。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 私が問題にしたいのは、交通が不便だというのはあるんですけど、雑草の下に水路がある。その水路の中に空き缶だ、ごみだというのが物すごいあって、その水路がまた深いから取るのにも難儀という、この悪循環ですね、これを何とかしていただきたいなと。助成するから自治会でやってごせというならまた別な話なんですけど、これを明らかにしていただきたいというのが1点です。  そしてもう一つ、続けてお伺いしたいのは、雑木が大きくなって、フェンスがあり、農道があります。農業道路があります。木が大きくなって、フェンスの上から農業道路に出たとこの木という、はみ出た部分というのは、どこの管理なんでしょう、これ。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 地域整備課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 吉岡地域整備課長。 ○地域整備課長(吉岡 正雄君) 国道313号ののりからフェンスを越えて出るということになりますと、そういう状況でありますと、原因は国道313号の管理のほうにあると思いますので、県のほうで何らかの対策をするべきかなというふうに思います。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 協議していただきたいという私の願いで、協議していただくということで、それはいいんですが、お願いとして、これ一番はびこるときというのは春先から夏にかけてどんどん出てくる。夏の盛りにはもうトラック1台が通るだけというような感じになります。その対策をして除草していただけるというんでしたら、やはりその時期相応のときにやっていただきたいというのが本当のところなんです。  そこでもう一つ、このフェンスの件について質問したいと思いますが、今が邪魔だから、これ勝手に切っちゃいけないですよね、木というものは。どうなんでしょう。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) まず、国道313号は県の管理ということでありますので、県で管理をきちんとしていただくということを要望したいと思います。  それから除草についてもやっぱり生えるのが春から夏にかけては大変草木も勢い持って繁茂してまいりますので、やっぱりそういう時期に刈っていただくということが大切だと思いますので、そういう時期といったものも県のほうに要望してまいりたいと思います。  また、フェンスから出たものについては、根元は県のものでありますが、出たものについては、これは刈ってもいいんではないかなと、こう思っとります。よく隣の柿の木が入ってきてとかいうようなこともあるわけでありますので、やっぱりそういうのは必要に応じて刈っても差し支えないんではないかなと、こう思っとります。ただ、大きな木になると大変ですので、やはりそれは県のほうにきちんと伐採してもらうようにこちらのほうでお願いをしたいと、こう思っとります。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 次のJR下北条駅沿線際の雑草ということで、線路が走ってます。コンクリートぐいがあって、雑草が生えている。コンクリートぐいから農業水路までは、どこの管理でしょう。これ田を持ってるところでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そのコンクリートぐいがどこのものかということをまず確認しなければならないし、それから水路についても、水路は多分農業水路だったら農業関係の方、そしてまたそれがどこまでそういう水路幅のプラスそういうぎりぎりない場合もありますので、そこのとこちょっと確認して、また回答させていただければと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) この水路からコンクリートぐいまでは、自治会なり団体が今までは刈ってきたんです。刈ってきたんですけど、当然線路に向かって斜めになっとるから刈り上げることはできない。刈り下げて、水路から塞がったのをもう一回上げるという二度手間になっとります。これがずっと。  そしてもう一つ言うならば、下北条駅から国道313号までの間です。短い距離だと思われるかもしれませんけど、あれのツタがはびこったら田、畑、転作の田まで伸びていきます。伸びていくというよりももうどんどん入っていって、種をこぼして、アサガオが咲いちゃうと。  また、もう一つは、旧国道313号、県道から東側ですね、あそこも同じようにツタが物すごく繁殖すると。おまけに雑草も刈り倒せないほどかたく、太くなっていく。ぜひとも協議していただいて、できることなら自治会でやってもらうとこは自治会で何とかというんでしたら、それなりの助成なりなんなり考えていただくということをお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。確認のため。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 国道313号から出たものにつきましては、これは県の管理でございますので、県のほうに刈っていただくということをしてまいりたいと思います。JRから出とるものも、これはJRの管理ということであります。  ただ、境界の中にどの程度自治会の分が入ってるのか、あるいは境界がどうなってるかということはちょっとまだ把握できとりませんので、ここの中ではですね、十分に調査して、そしてどこが管理者かということをきちんと整理して対応してまいりたいと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。
    ○議員(9番 藤田 和徳君) 次行きます。町道の除草に対してですけど、一つお伺いしたいのは、町道があります。直接田んぼに、土手につながっている場合、町道の管理はどこまででしょう。これいわゆるアスファルトというとこだけが町の管理だったら、草なんてないんです。ただ、そのまま田んぼの田の土手につながっているところ、あれは何か長さとかなんとか規定あるんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 地域整備課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 吉岡地域整備課長。 ○地域整備課長(吉岡 正雄君) 町長にかわって答弁いたします。  例えば農道であれば、基本的に4メートルのアスファルトの舗装があって、25センチ、25センチののりがあるというのが基準となっとります。ただ、町道いろいろな形態がございますので、水路までが町道であったり、水路から先は民地だったり、あるいは青線だったりということがございますので、その場その場での形態がございますので、一概には言えないと思います。ただ、一般的にはアスファルトにのり面はついとるもんだというふうには考えております。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 次に、この助成に対してですけど、質問したいと思います。これ助成対象が刈り払い機だ、噴霧機のリース代、燃料費、そして除草剤とあるんですけど、これリース代というのは上限はあるんですか、どうでしょう。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 地域整備課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 吉岡地域整備課長。 ○地域整備課長(吉岡 正雄君) 町長にかわって答弁いたします。  原材料支給という補助制度の中でやっとりまして、そこの中では上限の金額として10万円ということはございますけども、その範囲であれば請求書を添付していただいて、あるいは領収書を添付していただいて申請していただきますので、そこの中で申請をいただければということを思っております。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 私は、人件費云々言いました。その考え方なんですけど、これ一つ確認しておきたいのは、リース代をお支払いします。だけど、人件費というのはないということは、機械を使って作動させて除草していただく、この機械の数というのが人件費のいわゆる頭数というか、作業人員、またそういう考え方でいいんでしょうかね。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 地域整備課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 吉岡地域整備課長。 ○地域整備課長(吉岡 正雄君) 町長にかわって答弁いたします。  例えば機械があるということであれば、地元でいろいろ対応していただいとると。人件費というのが、皆さんに御協力いただいとるということで、例えば刈り払い機が不足したり、あるいはない自治会もございますので、そういったところに対してはどうすればいいかということの中で制度として助成するということにしてきたものであります。人件費については含まれずに、刈り上げ機、噴霧機のリース代、機械代が対象になるということでございます。これは例えばそのほかの水路をちょっと自治会で直したいとかということがあったり、農道を整備したいというときにも原材料支給で助成はしとりますけども、これも例えばトラックだとか、原材料の部分については助成の対象としとりますが、申しわけございませんが、人夫賃については対象としていないところでございます。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) もう一つお伺いします。これ申請を出して町道をきれいにしようというときに、実施申請書、完了報告書、それから燃料の請求書写しとか、そして写真を添付とか、これがいわゆる面倒なと言ったら大変失礼だと思いますけど、手がかかると。これ何月何日にうちの自治会はここからここまでは刈りますと言ったら、前もって写真を撮る、後で写真を撮るというのは町がやっていただくとか、それから刈り払い機のリース代云々、燃料費込みでワンセット、1台掛ける時間とか、もうちょっとこれ簡単にならんでしょうかね、この計算方法。何とか手間のかからないといいますか、簡単で明瞭なやり方というのはできないもんでしょうか、どうでしょう。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 補助金ということで費用助成をしとるわけでありますので、やっぱりある程度そういう証拠となるものが必要だろうと、こう思います。やっぱり税金を使ってやっておりますので、そういうことはお願いしたいなと、こう思います。  ただ、もう少し簡素にならないかということがお話がありましたので、そういうとこはちょっと検討して、できるものはやっていきたいと思いますが、やっぱりしかし、そういうきちんとするとこはしていただくということでさせていただきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 検討していただくということでいただきました。  最後にします。この除草、草を刈るあれら全てにおいて協議をしていただかなならんし、また各自治会にもお願いせなならんでしょうけど、ぜひともその除草に対してスピーディーに、そんなに我が家の庭を刈るようにきれいにでなくていいんです。本当に農家の方のためを思って私はこうやって質問させていただいたんですが、何とかしていただきたいと。  そこで最後に、瀬戸から曲のほうに向かう道がありますよね。あれ秋ごろ、2カ月ほど前ですか、道沿いにきれいなコスモスが咲いとりました。ああいうやはり雑草を生やらかせて緑豊かな北栄町というんじゃなくて、やはりああいうのを見ると心が和む。やはりここは北栄町、いいところなんだと目で見てわかるようなそういうまちづくりというのを根本的なとこから考えていただきたいということお願いして、私の質問終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(飯田 正征君) 答弁よろしいですか。 ○議員(9番 藤田 和徳君) どうぞ。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 雑草の問題につきましては、毎年たくさん生えてきて大変ですけど、やはりそれぞれの管理者がございますので、管理者のまずそういう県、国の、あるいはJRの管理者にきちんと対応していただくということにしてまいりたいと思いますし、また町道につきましては、先ほど言いましたように全域するということになれば大変な経費的なものありますし、また町民の皆さんにも道路を利用していただいとる、あるいは田んぼを利用されとるということでありますので、御協力をいただいて除草をこれからもお願いしたいと思います。  ただ、大変危険であるとか、とても自治会だけじゃできんぞというやなところは町のほうも業者さんお願いしながらしてるとこもありますので、そういうところはきちんとさせていただいとります。ただ、普通のなるいところといいますか、管理しやすいところはお願いしたいなと思っとります。  それから先ほど原のとこですね、コスモスという話がありましたが、あそこも自治会にきちんと草刈り等も管理していただいとりまして、花のほうも植えていただいとるとこであります。今、水田のほうで多面的機能ということで環境向上対策事業ですか、そういうのもあるわけでありますので、そういう中でもしていただいとりますし、やっぱりそういう事業をされとる自治会におきましては、花を植えたり、飾ったりされとるとこもありますので、その中で道路のほうも除草のほうもきちんとされとるということであります。そういうものを使っていただきながら今後とも除草のほうなるべくできるとこはお願いしたいと思っとりますので、よろしくお願いいたします。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 終わります。 ○議長(飯田 正征君) 以上で藤田議員の一般質問を終わります。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 11番、森本真理子議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 11番、森本真理子です。私は、本定例会において次の1点の質問をしたいと思います。図書館の利用について。  北栄町図書館は、ことし開館25周年を迎えました。蔵書は12万1,000冊、年間約6万人が入館し、約8万2,000冊が個人に貸し出されています。  開館25周年を記念し、例年行っている図書館まつりや各種展示なども多く開催されています。  由良駅からも近く、コナン目当てにおいでになる観光客が立ち寄られる姿を見かけます。  今さらながら、本を読むことの大切さは言うまでもありません。幼児から高齢者まで図書館の意義を見直し、体を動かすのと同じように脳を動かし、認知症予防につなげてはどうでしょうか。現在行っておられる図書館の取り組みについて伺います。  このすばらしい図書館をもっと多くの方に利用してもらうため、特に新規の利用客をふやすためどんな取り組みをされているでしょうか。  職場でもない、学校でもない、心地よい第三者の居場所、「サードプレース」としての図書館を知ってもらおうという取り組みがされているようですが、本町での取り組みはどうでしょうか、教育長に伺います。  以上でこの場の質問終わります。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 森本議員の御質問にお答えいたします。  図書館の利用についての御質問でございます。  初めに、現在行っている図書館の取り組みについてでございますが、平成27年度の柳田邦男講演会を行って受けた感動から、翌年の平成28年度から「今こそ絵本を!」推進事業に取り組んでいます。また、あたまイキイキ音読教室を毎月開催をしていますが、最近では自治会等からの要望で出前音読教室も広がりつつあります。  議員仰せのとおり、読書・音読は、脳を活性化させ認知症予防に効果的と言われていますので、10月6日に地域包括支援センターと連携して「今こそ絵本を!」推進事業として認知症予防講演会を開催するなど、さまざまな取り組みを進めています。そのほか、継続した講座である郷土史入門講座や源氏物語を読む講座の実施や図書館まつり、さらには読み聞かせグループの活動などによって、北条分室も含めたさまざまな方が参加できる取り組みを行ってるところです。  次に、新規利用者をふやすための取り組みについてでございます。各種事業や時事情勢を捉えた特集コーナーの設置は以前から行っておりますが、昨年には駐車場を拡張したこと、ことしは開館25周年を迎えたことで、読書通帳を作成し、うまく活用した方を図書館まつりで紹介させていただきました。また、以前図書館車の車庫だったスペースをオープンギャラリーに改装し、現在、オープニングとして「明治150年近代化の先駆け由良台場・六尾反射炉展」を開催し、来場者を館内へ誘導する仕掛けづくりを行い、本へのいざないにつなげる取り組みを行っております。今後このスペースが多くの方に利用していただけるよう取り組んでまいりたいと思っています。また、県立図書館とつながるルーラル電子図書館も設置し、農業と食生活に関する情報の提供を始めており、農業に関する最新情報や困り事、食に関する情報が豊富にそろっていますので、今後さらなるPRを行ってまいります。  最後に、サードプレースの取り組みについてでございますが、図書館は何も用事がなくても立ち寄れる場所であります。本に興味がない人でも、新聞を読みに来られたり、視聴覚コーナーで音楽を聞いたり映画を見たりと、人それぞれが思い思いに過ごせる場所として、既に個人の居場所となっているのではないかというふうに思っております。また、このたび開設したオープンギャラリーは展示スペースを確保していますので、ゆっくり作品を鑑賞したり、コナン通りを訪れる方も含め、気軽に立ち寄れる場所になるというふうに考えております。北条分室においては、中央公民館ロビーを活用し、放課後や土日など子どもたちが本を借りて思い思いに読んだり、交流したり、一般の方々も展示作品の鑑賞をされるなど、サードプレースとなっているというふうに思っております。  ある機能を活用しながら今後もより工夫を行い、さらに心地よいサードプレースになるよう取り組んでまいります。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 先ほど教育長が言われましたけど、最近鳥取中央育英高校との地域探究で提案された車庫オープンギャラリーがオープンしました。私たち議員もかかわってきたことだけに、若い高校生のアイデアが生かされ実現したことを本当にうれしく思います。そしてコナン通りのにぎわいになることを期待したいと思っています。  先ほど教育長がただいまはお台場のことが展示されてあると言われましたが、毎月とか期間限定でこれからもいろんな催しがされるわけですか。私はいつもずっと一年中お台場の歴史とかなんかが置いてあるものだと思っていましたが、これからの様子をお聞かせください。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 森本議員の御質疑にお答えをいたします。  オープンギャラリー、議員がおっしゃられたとおり、鳥取中央育英高校の地域探究でのこと、そしてこの改装に当たっては高校生の意見も多く取り入れてオープンをさせていただきました。色合いにしてもコナンのカラーを使って、青を基調にした壁面等にさせていただいております。  そして今回はお台場に関する「明治150年近代化の先駆け由良台場・六尾反射炉展」ということで開催をしておりますけども、これについては今年度中はこの由良台場・六尾反射炉展をさせていただこうと思ってます。  来年度からは町民の方々にも開放して作品の展示、今、公民館とか大栄分館でも展示を月2回程度していただいとりますけども、さらにこのオープンギャラリーにおいても町民の方々にそういう発表の場とか、そういうことで利用していただきたいということで、今そういう貸し出しのための準備を行っておるところでございます。多くの町民の方に利用していただければというふうに思っとります。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 町民の方々の作品展示なんかもあると一層オープンギャラリーのあそこに行けば作品が見れるというような感じで、とてもよいアイデアだと思います。  今の状態だと観光客の人、町民の人、あそこの中に入ってもいいだろうかと、何かそういう気がするんですけれど、もっと素直に入れるような取り組みがないでしょうかと私は思うんですけど。それと、このギャラリーは鳥取中央育英高校との地域探究のことで開設されましたという説明が一言あったらもっと親しまれる施設になるんじゃないかと思うのですが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 議員仰せのとおり、ちょっとオープンギャラリーの入り口のところの表示とかが不足してまして、今はオープンかクローズかの表示とかしかしておりませんので、どういう展示をしているのかとかいう内容とか、そういう通りを通られる方でも入りやすい表示等を今後考えていきたいというふうに思っております。今言われた、このギャラリーが高校生との関係でオープンしたんだぞというような表示もちょっと考えてみたいかなというふうに思います。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) それと平成27年に開催された柳田邦男講演会を受けて、先ほども申されましたけど、絵本の取り組みを行っておられるということ、私も時々図書館に入りますが、図書館の一番最初の、絵本が並べてあって、もう何十冊、何百冊とあります。何かどれを読んでみようかと思って、まず私は絵本を見ます。絵本は、すぐ手にとってすぐ読める。そこでも読めるけど、家に帰って、5冊だったかな、何冊かのうちの3冊ぐらいは絵本を私も借りるようにしています。皆さんにも絵本なら本当に手にとって読みやすいし、興味のない人でも本当にいいと私も思います。それでもっともっと絵本の楽しさを皆さんに伝えていただけたらなと思います。  それで図書館としては、図書館に足を運んでもらうことが第一だと思っていますが、まずどんなことに心がけておられるのかなと思います。その辺をお聞かせください。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 図書館に足を運んでいただくための取り組みということですけども、今、絵本に関しては、この役場でも出納室の入り口の前にも絵本を展示をさせていただいておりますし、町長室に入っていただくと最初の秘書がおるところにも絵本を置いとります。そして各こども園にも同じようなことで絵本を置いとりますし、今後、今先ほど答弁でも言いましたけども、高齢者の方、認知症予防の取り組みということで今やっておりますけども、高齢者の施設にもそういう絵本を置いて、とりあえず手にとっていただく、そしてもっと絵本が読みたいというような気持ちになっていただいて、そして図書館に足を運んでいただくとかいうような取り組みを今後も進めていきたいなというふうに思っております。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 北栄町では、まちづくりビジョンの中に豊かなまちづくり、「生涯学習活動の推進」、北栄町教育大綱に「住み続けるなら北栄町」、基本施策として「暮らしに役立つ図書館づくりの推進」とうたってあります。生まれてすぐの赤ちゃんから高齢者まで手にとりやすい絵本で、もっと図書館を利用してほしいと思いますし、先ほどあたまイキイキ音読教室が開催されているということをお伺いしました。やっぱり声に出して読むことは脳が活性化されると言われていますし、こうすることによって本当に認知症になられる方が少しでも減ることにつながってほしいと思います。  それで各自治会でも今いきいきサロンが開催されておりますが、そういういきいきサロンでも地域で音読教室をされているようなところはあるでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 自治会での取り組みということなんですけども、答弁でも言いましたけれども、最近ではあたまイキイキ音読教室というのも毎月やっとるんですけども、最近では自治会等からの要望、要請ということで自治会の公民館に出てきて音読教室をやってくれというのがかなりふえてきております。そして先ほどの答弁で言いましたけれども、高齢者の施設からもそういう来て読み聞かせをしてくれという要請があって出かけております。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) その音読教室は、司書さんが行かれてされるわけですか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 議員仰せのとおり、司書が行って音読教室をしています。高齢者の施設については、最初は司書が行ってやったんですけども、今は施設の職員の方がもうできるような状況に今なってるようです。そういう広がりをつくっていきたいなと思ってます。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 地域とか施設でも本当にたくさんの方が利用していただきたいなと改めて思います。  それで心地のよい第三の居場所、「サードプレース」、「図書館イコール居場所」ということ、図書館は6時半まであいているですね。図書館が6時半まであいているということは、仕事帰りでも夕食後でも行けるような時間帯だと思います。それをもっと町民の方に周知していただけたらなと思うのですが、どうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) ありがとうございます。町報等においてもコーナーを設けて載せさせていただいておりますけども、さらに図書館の利用がふえて町民の皆さんが本に触れる機会が多くなるように努めてまいりたいというふうに思います。ありがとうございます。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 図書館は、図書だけでなく、先ほど言われましたけど、音楽とか映画も見れるということをお聞きしました。本当に確かに入ってみるとヘッドホンをつけてらっしゃる方がおられるので、そのように音楽とか映画も見ることができる、私はちょっと知らなかったですけど、そういうことがあって、とてもよいことだと思います。  やっぱり私は聞きましたけど、朝新聞を読みにふらりと立ち寄られる方もあると聞きました。そういう高齢者の方でも時間がちょっとあいた方でも立ち寄れる、ほっとするような場所でいつまでもあってほしいなと、どなたにとっても快い場所であるように私はこれからも願っております。以上で、簡単ですけど、終わらせていただきます。 ○議長(飯田 正征君) 答弁はいい。 ○議員(11番 森本真理子君) じゃ、お願いします。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 今後もというよりも、今後より多くの町民の方々が利用しやすい図書館になるように努めてまいりたいというふうに思います。ありがとうございます。 ○議長(飯田 正征君) 以上で森本議員の一般質問を終わります。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) しばらく休憩します。(午前10時30分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 休憩前に引き続き再開します。(午前10時44分再開)
     次に進みます。  2番、宮本幸美議員。 ○議員(2番 宮本 幸美君) 宮本でございます。私は、青山剛昌ふるさと館を出会いの広場に移転してはどうかという質問、1点させていただきます。  風車とコナンに会える町として国内外に広く情報発信している北栄町でございます。今こそ出会いの広場、これは旧運転免許試験場でございますが、ここに青山剛昌ふるさと館を移転し、コナンとともに新しい町づくりを推進してはどうでしょうか。  出会いの広場はこれまでいろいろ企業誘致など取り組んでまいりましたが、近年では、県立美術館誘致に町と議会として取り組んでまいりましたが、残念な結果となりました。  ふるさと館がオープンしてはや12年、年明けには12周年イベントも計画されているところでございます。開館後の入館者は少なく、平たんな道のりではなく運営は厳しい状況にありました。平成23年3月には、一般会計からふるさと館へ資金の投入の計画が提案されました。厳しい議論の末、条件つきで承認された過去もありました。  近年は少しずつ入館者もふえ、ことしは総入館者数が100万人と立派な経過で突発いたしました。目標達成に近づき明るい兆しがあります。鳥取砂丘コナン空港もグランドオープンされました。境港市の水木しげるロードも整備され国内外からコナンファンがさらに多く来町されるものと考えております。  財政も厳しい折とは思いますが、未来の北栄町のため出会いの広場に移転をしていただきたい。それぞれ各団体も期待しておられると思いますので、町長の考えをお尋ねいたします。以上でございます。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 宮本議員の御質問にお答えいたします。  青山剛昌ふるさと館を出会いの広場へ移転をについての御質問でございます。  青山剛昌ふるさと館が平成19年3月18日にオープンし、「名探偵コナンに会えるまち北栄町」として名探偵コナンを活用したまちづくりを進めてまいりました。ふるさと館は、ことし8月に累計入館者が100万人を突破し、12月補正予算で提案させていただいていますように3月17日には100万人達成記念イベントとして12周年に合わせイベントを考えているとこであります。  年間の総入館者数も平成27年度に初めて年間10万人を達成し、昨年度は12万7,000人と過去最高の総入館者数を記録し、今年度も昨年度を上回る入館者数を記録しております。また、5月のゴールデンウイークや8月のお盆などは、多くの観光客がコナン通りを歩く姿も見られるようになりました。引き続き、町民、観光客の皆さんに喜ばれるまちづくり、観光地づくりを目指していきたいと考えているところであります。  青山剛昌ふるさと館は、名探偵コナンを活用したまちづくりを進める上で、重要な施設でございます。今後現状の課題、問題点等を把握、整理し、必要な調査、研究を進め、必要な措置を講じていきたいと考えているところであります。 ○議長(飯田 正征君) 宮本議員。 ○議員(2番 宮本 幸美君) ありがとうございました。ただいま町長から答弁いただきましたとおり、委員会におきました請願についての内容も同等でございます。十分に調査して研究するという答弁でございます。  そこで、結果が判明はしておりますが、きょうに私が質問に至るまでの経過を若干説明しながらお尋ねしたいと思います。  昨年、議会の改選後でございました。商工会と議会との合同の意見交換会がございまして、その席上、その中に出会いの広場を今後どうするかという議題がございました。その中で私は、ちょっと本日、夢を語らせてくださいという内容で発言させていただきました。それは出会いの広場、今の現状を語りながら、今まさにふるさと館をこの広場に移転してはどうかという発言をさせてもらった経過がございます。そういった中で前商工会の会長さんが大変喜んで、いい答弁をいただきました。現状語りながら、大変館内は混雑して厳しいと。できれば何とかしたいというような大歓迎していただいた過去がございます。  そういった中で、ことしの3月、観光協会を代表として各団体、8団体の方の連名で議会に請願が出てまいりました。その中で我々委員会は、3月、6月と2回、いろいろ十分に審議いたしまして、その結果、3月も6月も継続審査の結果をたどりました。  その後、進んで、8月28日だったと思うんです。大変重要な案件だから再度研究しようということで、委員会としては各団体の皆さんにおいでいただきまして、各団体の皆さんの意見を聞く会を持ちました。そういった中で、いろいろありました。各委員の中からも、代表の方の中からも、「議員さん、おかしいでないですか、何考えてるんですか、何とかしてくださいよ」というやな中には声もありました。それだけ重みのある案件だと思っとりました。  そういった流れで、請願も9月議会には採択という結果が出ました。これについて今までの流れについて町長、どうお考えでしょう。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) るる経過をお話ししていただきました。ふるさと館ができて11年、12年目になろうかとするわけでありますが、本当に最初は、なかなかお客様も集まらなくて、大変な時期もあったわけでありますが、近年、年々お客様もふえていただいとりまして、本当にふるさと館自体のそういう許容量は少なくなってきとると、大変混雑しとるということで、大変うれしい悲鳴を上げておるとこであります。そういうことも各種団体の方もよく御存じでございまして、ぜひ新しいものをというようなことであったんだろうと、こう思っとります。それに応えるべく町としてもどういうもの、あるいはどういう規模のものというようなことも考える必要があるんだろうと、こう思っとります。  特に今の施設はバリアフリー化ができておりませんで、大変迷惑かけとるとこでありますので、それに向けて取り組んでまいりたいと、こう思っておるとこであります。いろいろマンガ寺子屋さんのほうもいろんな施設を見に行かれとるようですし、また町の職員もいろんなところを見て、そういう規模であったりとか、あるいは入場者数、あるいはそれに運営の方法等も見に行ってるとこでありますが、いざなら新築ということになればさらにまた調査する必要があると思いますので、十分に今後調査してまいりたいと、こう思っとるとこであります。 ○議長(飯田 正征君) 宮本議員。 ○議員(2番 宮本 幸美君) 壇上からも申し上げましたとおり、鳥取砂丘コナン空港もコナン一色でございまして、お客さんからも大変人気のようでございますし、グランドオープンされました。境港市の水木ロードも多額の投資をして整備されました。さらには境港市の大型客船の着岸整備も進んでおります。お話によれば来年度はクルーズ船、大型客船が50回ぐらいどうも来るというような計画をされております。さらには中部には美術館が建設されて、これも待ったなしの事業でございます。  大変厳しい状況でもありますが、これから将来の町の発展にかかわる大きな大事業だと思います。そういった中で何とか、いちご団地も順調に進むようでございます。イチゴとコナンと全般的に考えてこれから進めていただけます。これから十分な研究課題でございますが、前向きに取り組んでいっていただきたいと思います。  この中部の美術館、まだ年数がありますが、北条の道の駅構想もございます。そういった中でどの順位をつけていくのかということはこれから研究されると思いますが、このあたりについて再度お尋ねいたします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) いつということを明確には申し上げられませんが、やっぱりそういう規模観であったりとか、あるいは運営とかそういうことも、それから財政的なもの、いろいろあると思いますので、そういうものを十分に研究して前向きに取り組んでいこうということは考えとりますので、その中にどういう形でそういうものをしていくかということも、これも十分考える必要があります。そういう委員会等を設けてやっていくのかどうなのかということも近いうちに方針を出して、このふるさと館の移転あるいは拡張について検討してまいりたいなと、こう思っとります。いずれにしても認識は皆さんと一緒だと思いますので、ぜひ来て喜んでいただける施設として、また町民の皆さんも喜んでいただけるものになるというようなものを目指して取り組んでまいりたいなと思っとります。 ○議長(飯田 正征君) 宮本議員。 ○議員(2番 宮本 幸美君) 最後になりますが、先ほども言いましたとおり、観光はまだまだ伸びます。いちご団地もスムーズにこれから発展につながると思いますし、ちょっと私のこれも夢でございますが、もちろんこのふるさと館を広場にということは、まずこれから先はやっぱり米花商店街とのつながりも大きく変わってくると思います。今、米花商店街も若干どうも寂しい気持ちはありますが、経過としては順調にということの御案内でございますけども、まだまだこれから伸びていくためにはふるさと館をぜひとも広場に、さらにこの由良川の川下りも終わって何年かたっておりますが、由良川の出会いの広場の周辺の川というのはとっても穏やかないい場所です。この由良川を何とか再利用してはどうかというのが私の理由でございます。私は、この広い川をこのままにしておくのはちょっと残念だなと。その中でここにボート、遊覧ボートですが、内装改造して、コナンのボートも、大小にかかわらずいろいろ条件はあろうと思いますから、そういったボートも浮かべたり、ふるさと館も新築したり、米花商店街も発展したり、北条ワインもできたり、イチゴの観光もさらに進み、これから未来の新しいまちづくりをこれらの観光部門から発信していい町にできますように私からも提案を兼ねて、最後に、町長の答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 出会いの広場がその町の発展の大きなそういう財産であるということは十分承知しとりますので、その中に今、米花商店街があったりするわけでありますが、やっぱりあそこをどう活用していくかということが大きなこれからの観光であったりとか、あるいはまちづくりのキーの土地になるんだろうと、こう思っとりますので、十分に先ほど言われましたことも考えながらどういうまちづくりができるかということを検討してまいりたいなと、こう思っとりますので、またいろいろ御提案をしていただけばありがたいかなと思います。 ○議員(2番 宮本 幸美君) どうもありがとうございます。 ○議長(飯田 正征君) 以上で宮本議員の一般質問を終わります。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 10番、田中精一議員。 ○議員(10番 田中 精一君) 10番、田中精一でございます。私は、この秋の台風24号の豪雨被害関連についてと、これから再整備されようとする町内2つの道の駅についての2項目を質問いたします。  まず、台風24号の豪雨被害における町当局の復旧対応のおくれについて質問いたします。  本年7月の西日本豪雨で地盤が緩んでいたところに加えて、台風24号の記録的な豪雨が追い打ちとなり、西日本を中心に県内及び町内にも浸水や冠水、土砂崩れなどによる大災害となりました。  鳥取県内では、9月30日夜、隣の町、琴浦町で土砂崩れで崩落した農道から軽トラックが転落し、会社員1名が死亡され、さらに同乗者が軽傷を負われるという痛ましい人身事故が発生しました。犠牲者の方の御冥福をお祈りいたします。  人身以外の被害としては、一部損壊や床上・床下浸水の住宅等の被害やJR山陰本線の中山口から下市間の一部で線路下が流失し、列車の運休を余儀なくされ、しばらくの間この区間では不便な代行バス輸送が実施されました。  そのような中、本町では9月30日午後5時15分、町内全域を対象に初めて避難勧告が発令され、同時に公設避難所が5カ所で開設され、延べ50人の町民の皆様が避難をされました。さらに町内の被害も甚大で、工場の床下浸水を初め道路や水田及び畑地の冠水、農地及び道路、崖、水路の崩落など、各地で相当数の被害が発生したものの、北栄町では12月3日までその被害の全容を町当局は公表しませんでした。  一方で、鳥取県では、11月上旬に県内の農林水産関係と公共土木施設の被害を公表しております。それによると農林水産業被害は33億5,000万円と、7月の西日本豪雨の被害額を上回る過去10年で最高となったと明らかにし、さらに道路や河川、のり面、護岸等の公共土木施設被害は51億1,300万円に上ると発表がありました。  本町ではなぜ12月上旬まで被害の全容を明らかにしなかったのですか。まず、その理由の説明をお願いいたします。  住民からは行政不信の声を聞きます。危機に対する管理担当能力が問われていますが、災害に関し本当に町当局に任せていて大丈夫なものでしょうか、そんな声さえ聞かれます。被災された方々は、まずは一刻も早い応急対応、手当てと、さらに本格復旧による通常の生活や生産活動等に戻れることをすがる思いで待ち望んでいらっしゃいます。せめて町当局は、この思いに裏切らないでいただきたいものであります。その上で、町当局の一連の対応について質問をいたします。  町議会に対して、この台風24号での町災害本部の時系列での対応状況及び暫定の被害状況の報告が、台風が通過した9日後の10月9日の行政報告会でなされましたが、その日には緊急応急対応のための補正予算関連の提案は見送られ、災害復旧予算を審議する臨時町議会は、さらに約1週間後の10月17日にやっと招集をされました。余りにも遅い対応ではないかと不信や不満が募るばかりでありました。被災された方々の思いに寄り添うためには、まずは一刻も早い応急手当てを執行するための予算確保が大切だったのではないでしょうか。  ところが、町長は、予算提案がおくれた理由について、災害対応に手間取り、時間的余裕がないままに、臨時議会の開催がおくれてしまった。そもそも、以前から町議会が予算の専決処分を認めてくれていれば、臨時議会を開催しなくても、緊急・応急対応はできたとのニュアンスの説明に終始し、いかにも対応がおくれた理由を、町議会が予算の専決処分を封じていることが諸悪の原因としていましたが、このことは全くの詭弁であるというか、虚偽の弁舌としか思えません。  本当にそうでしょうか。地方自治法第179条では、町長は、議会の議決すべき事件、すなわち今回で言いますと補正予算でございますが、その事件については特に緊急を要するために議会を招集する時間的余裕がないと判断したときは予算を町長みずからが決定し、執行することができると規定されており、特に今回の台風のように災害で人命や財産等を失われそうになった場合には町長は専決処分により緊急・応急対応ができることになっているにもかかわらず、災害を見て見ぬふりは、むしろ町長として職務怠慢もしくは職権放棄、逃げていると言わざるを得ません。ましてや町議会が法律で定めた専決処分という町長の軽減を封じることなどでき得ないということをこの場できっちり申し上げておきます。  もちろん災害の本格復旧工事は、大半が国や県の補助対象事業となります。聞くところによりますと、台風24号による農業被害は激甚災害の指定となり、復旧事業の補助率は通常の災害復旧の補助率よりもさらに引き上げることになり、被災者はより有利な助成が得られることになりますから、なおさらそれぞれ国、県の査定や承認、補助金の交付決定を待たねば復旧工事は着手できませんので、本格復旧がおくれることは承知をしておりますが、せめて緊急・応急工事や補助対象事業とならない小規模工事は専決処分で着々と執行していただきたかったものであります。誰しも願って招くものではありませんが、災害はいつでもどこでも襲いかかってきます。今後のこともあります。災害があった場合は速やかに緊急・応急工事を実施していただくことを強く要望し、町長の見解をお聞かせください。  次に、今回の災害被害の中で特に早期に改修していただきたい事案がありますので、質問をいたします。それは県立鳥取中央育英高等学校の野球場東側の町道育英東線のことであります。毎度毎度豪雨でなくてもちょっとした大雨が降ればほぼ必ず冠水し、通行どめとなるこの町道を速やかに改修していただきたいものであります。  今回の台風24号でも9月30日から10月1日の間、冠水して通行どめとなってしまいました。町長も御承知のとおり、この町道は、大栄小、大栄中学校の通学路であり、冠水のたびに子どもたちは通学路の変更を余儀なくされています。朝は正常に通行できても午後、大雨のために通行どめになることも間々あるようでございます。実はこの町道の冠水は、ここ最近始まったことではなく、町当局は以前から状況は十分に把握していただいていますが、一向に改修されることなく今日に至っているもので、こうして再三にわたってこの件について質問するのもいささか気が引ける思いでございますが、それでも通学する子どもたちや通勤、日常生活にこの町道を利用する多くの人たちのために意を決して改めて質問することといたしました。  しかしながら、今回単にこの問題町道の冠水対策をしてくださいという言いっ放し型の提案ではなく、前向きに回答を期待して、対案または提案型で町長に迫ってみたいというふうに考えております。  この町道の冠水の主な原因は、夢地川の川幅が流域面積に比較して圧倒的に狭いということです。特にJR山陰本線の線路下の暗渠が狭く、さらに暗渠から下流部の由良川までの部分は勾配がなく、曲がりくねっているため常に停留し、一たび大雨が降れば付近の水田とともに町道も冠水してしまいます。ちょうど二級河川の前川が改修される以前のJR由良駅南地区と線路下の暗渠等の関係によく似ているわけでございます。とするならば抜本的には夢地川の川幅を広げ、さらにJR線路下の暗渠と下流水路を前川のように拡張改修すれば一件落着となることでしょうが、問題はそのためには多額の予算が必要で、これがネックとなって今日まで冠水被害が解決してないのだと考えています。  では、前川で改修工事ができて、なぜ夢地川でできないのかとの疑問が生じるわけですが、答えは簡単です。前川は二級河川のため鳥取県が改修工事の事業主体となり、さらに国の手厚い財政支援を受けることができたので実施できたのですが、夢地川は国の指定河川ではなく、拡張工事となれば基本的には北栄町が事業主体として行うことになり、財政的に負担が大きいため二の足を踏まざるを得ないのではないかと考えています。しかし、このままでは八方塞がりで、いつまでたっても通学路の冠水被害は解決しません。  そこで提案ですが、この町道の冠水を解消するため夢地川全体の河川拡張やJR下の暗渠や下流水路の改修を一旦棚上げし、この際、いつも冠水する付近の町道のおおむね100メートル程度を約50から60センチばかりかさ上げをしてはどうでしょうか。夢地地区の水田を含めた冠水被害の根本的な解決策とはなりませんが、次善の策として日々の大雨時の道路冠水は解消でき、何とか通行は可能になるのではないでしょうか。町長の所見を伺います。  次に、町内2つある道の駅の再整備構想について町長に伺います。  現在町内には道の駅「北条公園」と道の駅「大栄」の2つの道の駅が存在し、稼働しています。町長は、常々山陰自動車道北条道路が事業化されることになれば、今ある2つの道の駅を差別化しながら、それぞれ特色を持った道の駅に再整備すると明言されています。  その一環として、現在の道の駅「北条公園」付近の2つの信号機がスムーズな通行の支障となっていることから、交通安全対策の名目でこのほど実質的な北条道路の先行工事が実施されようとしています。  これに伴い町では、道の駅「北条公園」やオートキャンプ場をまとめた一体型登録を目指して道の駅「北条公園」の再整備構想を策定し、国に新たな道の駅「北条公園」の認可申請の準備を進めています。しかも先ほど申しましたとおり、将来の北条道路の一部となる現在の2つの信号機付近を高架道路とする交通安全対策工事がまさに着工間近となっており、新たな道の駅「北条公園」の認可申請は待ったなしの状況になってきてることは十分承知をしております。  このような状況下に今回私が道の駅に関する質問をしていますが、特に新たな道の駅「北条公園」構想に反対するために行うものではありません。今日まで十分に構想を練られ、住民や議会と合意形成の上に国に認可申請を行われることでしょうから、それを反対するつもりはありませんが、ただ、いまだに払拭できない懸念が心に残り、疑心暗鬼の日々が続いており、そのことを解消するために今回町長に明快な回答をいただきたく質問するものであります。  懸念とは、早晩新たな道の駅「北条公園」は事業実施されることでしょうが、では、次に予定する新たな道の駅「大栄」は、確実に国の認可が担保されているか否かであります。  行政改革とか財政健全化、はたまた事業仕分けとか無駄の見直しの叫ばれてる昨今、わずか東西13キロ余りの北条道路に、しかも両隣町の山陰自動車道には、それぞれ道の駅が1カ所ずつしか設置されていないのに、我が北栄町のみに2つの道の駅を国が改めて認可し、さらに進入路や駐車場、その他附属施設を建設する予算措置をしてくれるのか疑問符がつきまといます。むしろ私が国の担当者の立場であれば、認めないであろうとまで考えています。  仮定の話で申しわけありませんが、もし後年度に新たな道の駅「大栄」の認可申請をした時点で国が同一道路で、しかも近距離のため新たな道の駅は一つのまちに1カ所しか認めないとの判断をされたら町長はどうしますか。そうなったらどう責任をおとりになりますか。場合によっては既に町長は、町長職を勇退されておられ、私はあずかり知らぬことで済まされるのでしょうか。だから疑心暗鬼の日々が続いているのであります。  私は新たな道の駅「北条公園」を支持する前提条件として、後年度に新たな道の駅「大栄」を建設するという町長の大方針があるから賛成しているのであって、現時点で許認可権限を持つ国が2つの道の駅に難色を示すようであれば、はっきり申し上げて道の駅「北条公園」構想に待ったをかけたいと考えてます。  町長は、常々2つの道の駅を再整備するとおっしゃっているのですから、この際、国から後発の新たな道の駅「大栄」構想に確約をもらっていただきたいと考えています。  それでも国から新たな道の駅「大栄」を認める方向性が見えない限り、私は新たな道の駅「北条公園」構想は撤回し、改めて北栄町全体のあるべき新たな道の駅構想を検討すべきだと考えていますが、町長の明快な御答弁をお願いいたします。  以上、この場での質問を終わります。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 田中議員の御質問にお答えいたします。  最初に、台風24号の豪雨被害についてでございます。  台風24号被害の全容の公表がないとの御指摘をいただきましたが、被害につきましては、10月9日の行政報告会、10月17日の臨時議会で概略での被害状況の報告、予算計上し、さらに12月3日の全員協議会時に詳細資料を提出させていただいたところでございます。  県が公表した被害状況は、市町村から報告された概算額を積み上げたもので、本町の報告でも千万円単位であり、議会や町民に公表するにふさわしい数字ではありません。できるだけ正確な数字にするため、時間も要し、県に比べて遅くなりましたことを御理解願いたいと思います。なるべく早い時期に被害の全容を報告するように努めてまいります。  次に、専決処分についてでございます。  災害対応の補正予算につきましては、10月11日の臨時議会で承認をいただきましたが、10月9日の議会運営委員会時点で、予算内容は決まっておりましたので、この日以前に専決処分をすることは可能でございました。  これまで、急ぐ案件がある場合でも、いつでも臨時議会を開催していただけるということで、御承知のとおり、鳥取県中部地震における復旧等の予算につきましても専決処分は行っておりません。  専決処分ではなくて臨時議会でという申し合わせを議会としておりましたので、時間は要しますが、今回も臨時議会を開催させていただいたということでございます。  慣例に従ったということで、決して職務怠慢や職権放棄ではないということを御理解いただきますようお願いいたします。  なお、今後につきましては、災害復旧等特に緊急を要する案件につきましては、専決処分を行うことも考えてまいりたいと思います。  次に、町道育英東線の改修についてでございます。  町道育英東線は従来より、大雨が降ると冠水し今回の台風においても通行どめとしたところでございます。  議員仰せのとおり、冠水の状況を改修するにはJR路線下暗渠と下流水路の拡張改修が必要でありますが、その費用対効果を考えてみますと実施は困難であると思います。  町道の冠水を解消するために町道のかさ上げをしてはどうかということでございますが、かさ上げについては実際にどれくらいかさ上げをすれば冠水が解消できるのか、かさ上げをしても大雨の規模によっては冠水のおそれもあり、将来的にかさ上げ後に沈下のおそれもあることから、なかなか難しいのではないかと考えております。  過去5年間で通行どめとなったのは5回ございまして、児童生徒の通学については、教育委員会と連携して南側の町道円駄道線より通学をしていただいてるところであります。車両についても迂回路がございますので、御迷惑をかけることとなりますが、迂回をお願いしているところであります。  また、毎年実施しております通学路の危険箇所点検においても要望等がございませんので、優先順位については高くないと考えておりました。  町の単独費用で行うことは困難であり、国の社会資本整備総合交付金により実施するために、まずは通学路点検でその危険性を確認した後に現在の計画路線との優先度を考慮して検討を進めたいと考えております。  次に、町内2つの道の駅の再整備についての御質問でございます。  まず初めに、今後予定される道の駅「大栄」の再整備は、確実に国の認可が担保されているのか否か、再整備について国からお墨つきをもらうべきとのお尋ねでございます。  このたびの道の駅「北条公園」の再整備は、新たなという形で再登録を目指すものではなく、既に登録されている道の駅について、山陰自動車道北条道路の事業化に伴って、いかに再整備を進めていくかということがこのたびの構想の内容でございます。  議員仰せのとおり、本町には現在再整備を検討している道の駅「北条公園」と道の駅「大栄」の2つが国土交通省道路局に登録されている道の駅でございます。道の駅の登録に当たっては、まず施設が存在する限り登録抹消されることはない中で、本町といたしましては山陰道の整備に伴い、この2つの道の駅の魅力をそれぞれ磨き上げていく必要があると考えているところでございます。したがいまして、道の駅「大栄」につきましては、道の駅「北条公園」と同様に、設置から20余年が経過し、施設の老朽化も進みつつある状況の中で、既に登録認可されている道の駅の必要な再整備を山陰道整備の進捗を見定めながら行うものであり、現時点で国から再整備の担保であるとかお墨つきをいただく必要はないと考えております。  次に、改めて北栄町全体のあるべき道の駅構想を検討すべきだと考えるが所見を伺うとのことでございますが、さきにも述べましたとおり、本町におきましては、現在登録されている道の駅「北条公園」、道の駅「大栄」の2つの道の駅の魅力を磨き上げていくという方針で、構想を進めてまいりたいと考えているとこであります。  山陰道整備の進捗状況を見定めながら、北条砂丘のロケーションを生かし魅力を前面に押し出した道の駅「北条公園」、そしてコナン通りの出発点に位置する本町観光の玄関口にふさわしい道の駅「大栄」として、国と綿密に調整しながら再整備を進めていく所存でありますので、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) それでは、追加質問をさせていただきます。  町長の答弁の中では、予定どおりのことを災害に関してやったというふうに答弁をされておりますが、私が問題にしたいのは、先ほど言いましたが、12月3日に平成30年台風24号被害状況としてこういうふうに議会のほうにも提出をされました。それ以前に私はインターネット、ホームページ等で町内の被害がどうだったか、個別にどうだったかということを調べてずっと見ておりましたが、そういうことは出ません。先ほどありましたように、9月の段階で行政報告会とか臨時議会でとりあえずの被害というか、暫定の被害ということで確かに報告はございましたが、全容としては明らかにされておりませんでした。  なぜこれが必要かといいますと、やはり被害に遭った方から見れば、自分のところであった被害がちゃんと町のほうに登録され、さらにそれが県を通し、国のほうに上がっているかどうかという疑心暗鬼、これも心配がありますから、やはりそういうもの一覧表にきちっとして公表すべきだろうというふうに思います。そのことがまたそれを担当する各部署の職員さんにしてみてもモチベーションが上がるというか、そういうことをちゃんと公表すれば当然解消せないかん、修理をせないかんということで一生懸命になられるという意味で、ややもすると何か漏れておるのでないかとか、何かややこしいことがあるから当然一覧から落としてるでないかというような、こちらとしてはそういう見方もしておりますので、これはもう既に終わったことでございますが、必ず今後そういうふうな災害があります。特に農林災害についても激甚災害ということもあります。そういうことがありますので、必ず全容はきちっと報告をしていただきたいと、公表をしていただきたいと思います。  ちょうど新聞を見ておりましたら、先ほども言いましたが、11月の上旬に県が農林水産と土木の被害を公表して、数字も上がっております。当然先ほど町長がおっしゃいましたように、県が出すということは各市町村がそれぞれ積み上げてきて出ておるわけですから、ああ、北栄町もちゃんと出しておるんだなという思いはありますが、それでもなお出てこなかったということにちょっと不信感を思ったわけでございます。  今後ぜひそういうことのないように、てきぱきと事務を進めていただいて公表をしていただきたいと思います。それが早い復興・復旧になるだろうというふうに思います。町長、いかがでしょうか。
    ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 被害があった方が早く知りたいということでありますが、町のほうもそういう被害があったらすぐ見に行ったり、あるいはまたそういう所有者の方からもこういうとこに被害あったんで見てくれやということもあって行って、それぞれ話をしとるとこでありますので、個々については余りそういう心配はされてないんではないかなと、こう思っとります。  ただ、金額的なもの等については、どのぐらいかかっだいやというやな心配はあると思いますので、そういうのは個々に対応してやってるとこであります。  また、早く全容をということでありますが、県が公表したのは本当に見て大体このぐらいだろうということで、県もこれは来て見ております。しかし、実際に精査すればそんなに多くかからないということもございまして、農林関係でも北栄町、県の報告は3.1億円になっとるんですけど、実際には1億5,000万円ぐらいという、半分ぐらいになっちゃうというやなことでございまして、正確な県の数字にはなっていないということであります。県も概算するときは来てどうも見るようでございまして、大体こんなはこのぐらいだということでそういうつかみをされとるということであります。  早く情報をということがあるわけでありますが、正確性を欠くということではどうかなというような感じもするとこでありますが、なるべく町としても早くそういうものを正確なものを出しながら皆さんにお知らせしたいなと、こう思っとるとこであります。十分に精査しながら住民のほうには対応してまいりたいと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) 町長としての言い分はそういうことでありましょうが、やはり私たちとしては早く全容をつかんでいただいて、発表していただいて、その後、復旧工事をどんどん進めていただきたいというのが思いでございます。  さらに言いますと、確かに国の補助をもってする事業等もありますが、そうでない小規模の工事だとか、今々、この間も出とりましたが、水田の中に水が入って稲刈りができないとか、そういうようなところの応急工事はやはり執行部として、町としてどんどん進めていただきたいと。  そのことでちょうど今回も言いましたが、専決処分ができない状態になって、必ず臨時議会を開かねばならんというようなことがありましたが、条文をちゃんと法律の中でそういう緊急・応急対応はできるんだということがありますので、これも一旦台風は過ぎてしまいまして、時期は逸してしまいましたが、今後こういうことがあった場合にはやはり専決処分でどんどんやっていただきたいというふうに思います。再度この点について町長の見解をお伺いします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 緊急の案件につきましても臨時議会をいつでも開くからということで、議会とそういう申し合わせをしておりましたので、今回そういうことになってしまいました。先ほど言いましたように、中部地震のときもそういうことで臨時議会も開いていただいたとこであります。  どうしても先ほど議員言われましたように、臨時議会までということになれば若干おくれることもありますので、なるべく早く対応したいということで、この前の議運であったりとか、あるいは全協の中でお話をさせていただいたとこでありますので、緊急を要する案件、特にこういう災害等につきましては専決処分で行えるようにまたお願いして、またやっていきたいなと、お願いといいますか、やっていきたいなと、こう考えたとこであります。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) これも同じでございまして、法の趣旨にも書いてありますので、ぜひそういう緊急を要するようなものについてはどんどん進めていただきたいというふうに思います。  議会の立場として、従前から言っておりますように、確かに専決処分は余り議会としては望ましくないと、私個人としては望ましくないと思っておりますが、そうは言っても生命、財産が失われそうになるとか、そういう緊急の場合にはこれはやむを得んわけでございますから、当然それは執行していただくということで、法の趣旨に従って町長は粛々と執行していただけば結構でございますので、今後こういうことがないようにきちきちとやっていただきたいという思いで質問いたしました。では、これは以上で終わりまして、次に移ります。  育英高校の野球場の東側の町道育英東線のことでございます。  先ほども町長答弁がありましたように、事情はよく知ってらっしゃるというふうに思います。そうは言っても、ああいうふうに通行どめがあります。ことしの夏ごろは、西日本豪雨と、それからこの台風で2回通行どめになりました。そのたびにいわゆる通学路がだめになってしまうということでございます。確かに多額の費用が要りますが、やはり通学路として指定している以上、そこが通行できるように、さらに一般の道路として生活道路でございます。使う道路でございますから、こうしてちょっとした雨が降れば通行どめになるというのはいかがなもんかというふうに思っとるわけでございまして、そこは何とかしていただきたいというのがこちらの言い分でございます。お金が要るからだめだと言われりゃ困っちゃいますので、もう一度そのあたりを御答弁をお願いしたいと思います。  先ほどありましたが、ちょっとした水でございます。大体深さが1メートルもありませんが、五、六十センチの水がたまっとります。よく見とりますと一般の通行車の方でも、カラーコーンが立ててありますけども、大体深さを知っておられて、そのまま水の中を通られる方もございます。そのまま通るとブレーキの中に水が入ったりして、なかなかその後の運転がちょっとややこしゅうございますが、そんなに1メートルも1メートル50センチもたまるような状況ではございません。わずか三、四十センチ上げれば当然通れるようになるわけでございます。子どもたちが安全に通れるようにしてほしいなという思いでございます。お金のことを言えば、もうこれでだめなのかなと思いますが、そんなことじゃなくて、やはり何とか住民の生活を守るという観点で前向きに考えていただきたいと思いますが、もう一度町長の御答弁お願いします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 大雨が降って冠水する地点は、これ以外にもたくさんあるわけであります。東亀谷であったりとか、あるいはこの前の台風24号では穂波、西穂波のほうも大変なそういう冠水したところがあるわけであります。穂波においては、冠水して通れないということで、裏の山のほうを通って原のほうまで出て学校まで保護者のほうが送っていったというようなこともあるわけでありまして、いろいろそういう冠水したりするとこはたくさんあります。  米里のほうも孤立してなかなか出れなかったというとこもありますので、この路線は幸いにして南側に六尾北団地のところに道路がございまして、そちらのほうの迂回路が使えるということで、そういう面では他のところに比べればまだそういう通学路であったりとか、あるいは自動車の通行にはそこが冠水したとしてもそういう迂回路があるということである程度他に比べればいい面もあるんではないかなと、こう思っとります。  いずれにいたしましてもそういうことでほかにもたくさんあるわけでありますので、十分にそういう優先度というものも考えながら、予算を確保しながら対策をとっていきたいなと、こう思ってるとこであります。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) 今、町長言われましたように、亀谷とか、西穂波の線の冠水も十分に承知しとります。そのほかにも承知しとります。じゃ、そこをのけてここをせえとかという気持ちではありませんが、私の一番身近なところでございますし、通学路で子どもたちが難儀をしとるからということで今回申し上げました。  町長の言い分で見ますと何カ所も水がつくから結局手がつけられんというようなことに聞こえてしまいますが、そうではなくて、優先順位を先ほど言われましたが、つけて、着々とそれを解消していくというのが責務だろうというふうに思いますので、ぜひやっていただきたいと。もちろん優先順位をつける、またその優先順位の優位度もこれ注目せないけませんけども、いずれにしてもとにかく手をつけていくんだということで頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。それについてどうでしょうか、もう一度お願いします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 先ほど申し上げましたが、やはりそういうところは何カ所かありますので、優先度をつけて実施をしてまいりたいと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) それでは、道の駅の関係に移ります。  先ほど町長の答弁では、北条の道の駅も大栄の道の駅も既に認可を受けておるんで、何ら問題ないというふうにおっしゃいました。それはそれで結構ですが、私が心配しとるのは先ほど言いましたように、認可は確かに受けてありますが、新しいところに手をつけると、要は前提は今回、北条道路ができます。そうするとインターチェンジが当然できてきます。じゃ、インターチェンジから大栄の道の駅の間どうするんだということになれば、そこに新たな投資が出てきます。国がその予算措置を本当にしてくれるかどうかも含めての話でございますが、考えてみますと大栄の道の駅、全国第1号ということになっておりますが、見てみますと一番古いというか、老朽化もしておりますし、狭い、なかなかこれ以上発展が望めんような場所でございます。新たな道路ができ、インターチェンジができ、そこからの進入路つくれば当然今の道の駅の建屋は新しいところに出向いていかないかんだろうというふうに思います。  御案内のとおり、今の大栄の道の駅の後ろは町道でございます。いえば場所的には八方塞がりになっておりまして、どうしようもないと。それでそのままでやっていくという考えなんでしょうか、町長、どうなんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 北条道路も道の駅「北条公園」も道の駅「大栄」も再整備をしていきたいと、こう思っとるとこであります。  北条道の駅については、もともとが北条公園として整備をされたものがそういう道の駅制度というもんができて道の駅として登録していただいたということで、町が最初つくったということで単独型と言われとります。ですので国交省のそういう資金というものは一切入っていないということであります。  また、北条道の駅は、北条公園の南側と北側のキャンプ場もあわせて道の駅になっとります。それを今度は国交省の資金も入れて一体型、要するに町と国交省が一つになってやっていこうということで一体型という形で再整備をしようということで今考えております。  道の駅「大栄」につきましては、議員がおっしゃられたように、もうその道の駅制度ができて、全国で何カ所かあった中の最初と、一番最初の制度の中でできた道の駅で、かなりこれも古くなっておるとこでありますので、これも再整備を考えておるとこであります。もちろん国の関与もこれあると思いますし、そうするように、していただくように我々も、これからでございますが、もうしていただくということでまた要望してまいりたいと、こう思っとるとこであります。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) もう一度聞きますが、道の駅「大栄」の再整備に関して、建屋は、建物は今の場所で整備をされるということでしょうか、どうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) やはり山陰道ができますと線形も変わってきます。その中で先ほどありましたインターチェンジもできますし、取り込み道路ということもあるわけでありますので、その中で検討していかなければならないだろうと、こう思っとるとこでありますので、今のままがそのままということでは、やっぱり古くなっとりますので、建てかえということも視野に入れながら検討していく必要があるんではないかなと、こう思っとるとこであります。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) 何か今の答弁でよく見えんのですけど、今の場所で、今の建物壊して、今の場所に建てられるというか、今の場所に新たにつくられるという考えで道の駅「大栄」の再整備を考えておられるかどうかということを聞いとるんです。もう一度お願いします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) ですからまだそこまで考えておりません。例えば今、国交省が持っております東側の駐車場、そこも一つ、道の駅のそういう区画の中になるかと思いますが、遠くということでなく、やっぱりそこの場所に、今あるところを活用して整備をしていくという考え方でおるとこであります。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) 私が言いたいのは、じゃ、私の思いを言います。道の駅「大栄」の再整備となると、私は今の場所に、今の建屋のある場所に新たなものをつくるというのは、これは多分できないだろうと。もともとあの程度の面積しかございません。前のほうの駐車場と東側の駐車場は実は国のもんでございますので、国との協議が必要でございます。考えてみますと、じゃ、その東側の駐車場のところに新たに建屋をするから売却してくれと言っても、じゃ、その後のまた駐車をどこに求めるんだということになります。  何をいわんかというと、確かに認可は受けてあるけども、予算措置がやってもらえるかどうかということが私の聞きたいところなんです。駐車場一つ潰して、国の駐車場を町が買い求めていって、そこに新たな建物をすると。当然駐車場が必要になると。必要だから今の面積があるんですから、そこを潰すということになると当然新しい駐車場をまた国が買い求めてやっていただかねばなりませんし、この周辺整備もされないかんということでございます。だから新しい場所だということではっきりおっしゃれば、またそれは私も言いなりがあったんですが、なかなか町長おっしゃらんので、私のほうから言いましたが、いずれにしても道の駅「大栄」の新たなものについては、今の建屋の場所では無理だろうということになれば新たな土地を求めないかんということになります。  国は、今度はそれに対応する予算措置が出てくるということですから、その予算措置が本当にいただけるかどうかということになるわけです。5年後になるのかどうかわかりませんけど、そのころの予算措置のことまで今、国の役人さんが認めるわいということにはおっしゃらんのかもわかりませんけども、やはりそういう心配までしておるということでございますので、そのあたりのところは町長もやっぱりざっくばらんと国のほうとも話をされて、一旦認めた道の駅だから、その周辺に町も土地を求めて新しい建屋をすると。じゃ、その辺の駐車場についても何とかするわいというようなぐらいの話はもらっていただきたいというのが私の発言の趣旨でございます。具体的に言いましたが、町長、これについてどう考えておられますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) まだ具体的にどこにどうするかということは国と話はしてませんが、これからのそういう道を整備する中で道の駅「大栄」の整備ということの中でお話をするということになろうかと思います。新しい土地にするのか、今の場所にするのかということも実のところは決まってません。ただ、今の場所でというやなそういうことで整備するとしたらどうなるかというようなことの中で今答弁をさせていただいたとこでありまして、まだ全然国とのそういう協議というのもないわけでありますので、今後のどうするかということはゆっくりと協議しながら決めてまいりたいと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) では、ちょっともう少し具体的に私の思いを話させていただきたいと思います。先ほど宮本議員のほうからもありましたが、青山剛昌ふるさと館の新しいものを出会いの広場にというような今、質問がございましたが、私としては、例えば道の駅「大栄」は、これから北条道路が設計をされ、しかもインターチェンジの場所が決まります。決まってから次の話だというふうに思っておりますが、恐らくインターチェンジがどこにできるかによっても、いずれにしても道の駅「大栄」は新たなとこに出ていかないかんでないかというふうに思っております。  そうすると今の道の駅の用地、大半は国の用地でございますが、それをどうするかということになりますと、やはりあの駐車場も活用して青山剛昌第2のふるさと館はその今の道の駅あたりにつくるのもいいでないか。そうすると1号館と2号館というふうに並びもありますし、適当に駐車場もあります。元国の用地でございますので、町が買い求めないけませんけども、そういうようなことまで考えております。ぜひやはり国がある程度、そうは言っても国が次のことをやったるわいということがないと進んでいきませんので、きょうは最終的に答えは求めるつもりはございませんが、今後、焦点になるのは恐らく道の駅「北条公園」の実施設計費なり実際に本体工事の予算が提案されることでしょうから、その時点までにはある程度きょう言ったような話の目鼻を国との話し合いをつけていただいて、しかるべき回答をいただきたいなというふうに思っております。なかなかその回答がなければ本当に2つできるんかいなという思いもありますし、先ほど言いましたが、きょう答えを求めるつもりありませんが、そういう構想も含めて町がもうちょっとグランドデザインをつくってどうするかということも含めて考えていただきたいなというふうに思います。  いずれにしても今の道の駅のああいう建屋ではもう無理だというふうに思っとりますので、今後あれをさらにどうするか。さっきおっしゃったように、道の駅「大栄」はちゃんと認可を受けておりますから残るとおっしゃいましたけども、本当に残って、そのままだったということになると、我々の意図するところではございません。そうだとやはり最後のほうにも先ほど壇上で言いましたが、やはり北栄町の本当のあるべき道の駅の姿を考えないかんでないかと。したがって、今の北条の道の駅も一旦ストップをしてもらわないかんじゃないかなというふうに思っておりますので、ぜひ先が開けるような見解、これから明快な答えというか、明快な答弁を今後していただきたいなというふうに思います。くどいようですが、きょうどうこうせえということではありませんが、次のまた予算措置とかそういうときにいろいろまた議論をしたいと思いますが、ぜひ国のほうともざっくばらんな話をしていただいておきたいなというふうに思います。どうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) まず、道の駅は、やっぱり道に隣接したところが道の駅でないといけん。やっぱり離れるとこれは道の駅ではなくなるということになりますので、国が整備いたしますので、やっぱり国道沿いにあると、離れてもちょっと取りつけ道路を若干つくってやっていくというようなことだろうと、こう認識しとるとこでありますので、やたらに新しく離れたところへは、これは立地できないということでございます。  いろいろ御意見を述べられましたが、まだそういう段階ではありませんので、はっきりとこういうものをつくるんだ、どこにつくるんだということは申し上げられませんが、道の駅としてはそういう既に認可してありますので、これは残りますので、ぜひ安心して休んでいただければと、こう思います。そういう心配はないと思いますので、そういう面では安心していただけばと、こう思います。  ただ、どういうものをつくるかについては、今後また道路の進捗状況の中でいろいろ検討し、皆様方にまた御意見を賜ればと、こう思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) 再度確認ですけども、確かにさっき言いましたように道路はまだ設計ができてませんが、北条道路できてませんから、インターチェンジがどこになるかまだ決まっておりません。  いずれにしても道の駅「大栄」は残すんだという考えですから、その中でさっきも私が言いましたように建屋は今のまんまでは無理だろうと。その建屋のための土地もどっかに求めないけんし、そういうことになったときにやっぱり国交省もそれなりの予算措置をしてもらわないけません。認可の話はもうこれで言いませんが、予算措置も含めてそういう考えを持ったときに国もちゃんと予算措置をしてくれるか、駐車場とか進入路の問題だとか、いろんな附帯の設備もございますが、そういうことについて国はそのときには気持ちよくつき合ったるんだということの確認はやはりとっていただきたいというふうに思います。再度お願いします。予算措置のことでございます。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 地方創生監に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 渋谷地方創生監。 ○地方創生監(渋谷 潤君) 町長にかわってお答えいたします。  今申し上げられました新たな道の駅「大栄」に関する予算措置の話でございますけれども、今、道の駅「大栄」周辺の道路等に関しましては、今後、新たな整備計画等が国交省において検討されていく中で、まず一義的には国交省のほうでの道路利用者への休憩機能として道の駅「大栄」に対して新たな駐車場機能等であったりですとか、トイレの再整備、そういったものの必要性といったものが検討されるというふうに認識しております。また、新たな道路の整備の際には町としても再整備の必要性については検討することになるとは思いますけれども、そういった道路等の再整備に当たって道の駅「大栄」の再整備も当然必要性について検討されるわけでありますから、また道の駅「大栄」につきましては、もう既に国土交通省がきちんと整備等に費用を出している一体型の整備でございますので、再整備の必要性というものを検討していくに当たっては、国土交通省と町との間で予算措置についても当然それは国の費用をきちんと入れていくことも視野に議論がなされるものだとは思っておりますが、ただ、今、国土交通省等からそういった道の駅「大栄」周辺の道路状況等についての計画などが出されないままになかなか、要は道の駅というものはやっぱり道路あってこその道の駅でございますので、道路の整備状況等によって再整備の必要性といったものも変わってくるものではございますので、なかなかそういった計画が国のほうから検討がまだきちんとできていないままに道の駅「大栄」を再整備するに当たっては必ず予算措置を国のほうで出してくれというような明確な回答といったものを国土交通省から受け取る、国から受け取るといったことはなかなか難しいのではないかなと考えております。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) わかりました。恐らく、先ほど言いましたように、きょうそういうことを答えをいただこうとは思ってませんが、そういう気持ちでこれからいろいろ折衝されるときには当たってほしいなという思いで発言をしました。非常に困難だろうというふうに思いますけども、でもやはり旧大栄地区の人間としましては今の道の駅を守っていきたいという思いもございますので、ぜひ前向きに考えていただきたいというふうに思います。  以上で質問終わります。回答は結構でございます。ありがとうございました。 ○議長(飯田 正征君) 以上で田中議員の一般質問を終わります。  そうしますと次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 5番、町田貴子議員。(「暫時休憩で」と呼ぶ者あり)いや。質問だけ。(「ちょっとその件で暫時休憩」と呼ぶ者あり)休憩とってほしいってか。(「暫時休憩」「休憩を求められていますので」と呼ぶ者あり)求めとる。  しばらく休憩します。(午前11時55分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 休憩前に引き続き再開いたします。(午後0時58分再開)  5番、町田貴子議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 5番、町田貴子でございます。本日は、いじめ・不登校の対応についての質問を町長、教育長にいたします。  「いじめ最多844件」と10月26日の日本海新聞に掲載されていました。鳥取県内の小・中・高、特別支援学校で問題行動、不登校の調査で確認されました。記録に残る1997年度以降最多で、前年度より250件の増です。そのうち心身に大きな被害を受ける重大事態は5件、暴力行為は小学校でも倍増しています。  時代の流れで、子どもたちを取り巻く環境は急激に変化しました。少人数家族がふえコミュニケーションがとりにくく、子ども部屋にはビデオ、パソコン、ゲーム機があります。隣近所との関係も希薄になりました。人として成長するには他者とのかかわり体験が大切であると思います。  学校にもうまく溶け込めない子どもがふえています。インターネット上のいじめによる自殺もあります。  長野県は、ことし夏休みにLINEによる相談室を開設し901件の相談が寄せられました。電話よりも悩みの軽い相談が多く、深刻になる前に対応ができてよかったと新聞にありました。  町として、いじめ、不登校についての対応はどのように考えておられますか。  北栄町まちづくりビジョンの施策「家庭と地域で育てるための支援」として、「非行、不登校への対応について、学校、家庭、地域、専門機関との連携を密にし、個人に合った細やかな対応を図り、ひきこもり等問題を抱える本人とその家族に対し、自立生活に向けた支援を行う」とあります。その具体的な実効性のある取り組みを伺います。  また、アンケートやいじめをなくそうサミットなどの取り組みを行っていれば、その成果を伺います。  まちづくりビジョンでは「専門機関との連携」とありますが、県教育委員会認定のフリースクールが県下で3校あります。その一つが町内由良宿にあります。当学校は、児童生徒の居場所づくり、学校復帰に向けての学力補充を目的としています。フリースクールは、一人一人の児童生徒を大切にして教職員が熱意を持って児童生徒に接し、楽しみながらともに生活をしています。信頼の積み重ねです。  学校と連携を持ちながら、フリースクールと協力体制をつくり児童生徒の安全・安心、認めてもらえる居場所の提供、学校復帰に向けての学力補充を町としても推進していくことを提案します。  また、子どもが入校を希望しているが金銭的に大変という理由で辞退された保護者もあったそうです。不登校生徒を抱えている家庭への援助が必要であると考えます。町長、教育長の考えを伺います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 町田議員の御質問にお答えいたします。  いじめ・不登校の対応についての御質問でございます。  いじめ・不登校につきましては、教育委員会や学校の対応状況など教育長が答弁をいたしますが、フリースクールの授業料の助成につきましては、生活困窮者支援事業の一つとして支援ができないか現在検討してるとこであります。  あとは教育長が答弁をいたします。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 町田議員のいじめ・不登校の対応についての御質問でございます。  初めに、町としていじめ・不登校についての対応はどのように考えているかとの御質問でございます。  平成25年度制定のいじめ防止対策推進法が施行後3年を経過したことにより国・県においていじめ防止等のための基本的な方針が改定されました。これを受け、町教育委員会では、平成29年度にいじめ防止等のための基本方針の見直しを行いました。また、各学校においても同様に学校いじめ防止基本方針の改定を行い、いじめ防止対策委員会の設置をいたしております。  いじめの未然防止の取り組みを行うことは当然のこと、いじめの兆候を見逃すことなく、また重篤な事案になることを防ぐために、いじめの積極的な認知を行っているところであります。  また、いじめが発生した場合は、教員が1人で抱え込むことなく、組織として学校全体で解決に当たることが重要であるというふうに考えております。  そのほか、年に1度、各小・中学校、児童相談所、スクールサポーターから成る北栄町いじめ問題対策連絡協議会を開催し、取り組みの成果や課題などの話し合いを行っております。
     不登校につきましては、特に小学校での出現率が高いことから、今年度は県の事業を活用して北条小学校に学校生活適応支援員の配置をし、児童の話し相手や悩みの相談などの対応を行っております。  また、不登校の要因として家庭に起因する要因も多く、家庭と学校が連携して問題解決をしなければならないケースもふえてきており、昨年度からスクールソーシャルワーカーを配置しその対応をしているところでございます。  そのほか、児童生徒の心に働きかけるカウンセリングを行うスクールカウンセラーや、中学校では、生徒が気軽に悩みを相談できる心の相談員を配置しており、教育相談事業の充実を図っているところでございます。  また、まちづくりビジョンの施策「家庭と地域で育てるための支援」の非行、不登校への対応について、その具体的な実効性のある取り組み、関係機関との連携についてのお尋ねでございます。  先ほど申しましたスクールソーシャルワーカーを中心に、家庭や中部子ども支援センターなどの関係機関と連携を図り、学校の支援会議を重ねていく中で、1年近く不登校であった児童が中部子ども支援センターの通級へとつながり、学校行事に参加できるようになった事例もございます。  先日、小学校への計画訪問を行った際には、不登校または不登校傾向にあった児童の姿が多くあり、大変うれしく思ったところでございます。  専門機関との連携につきましては、不登校であれば、中部1市4町が負担して運営している中部子ども支援センターや医療機関、いじめや問題行動であれば、児童相談所、県警のスクールサポーターなどと必要に応じて連携をとっており、先ほどお話ししたような成果につながっております。  次に、アンケートや北栄町いじめをなくそうサミットの取り組みの成果についての御質問でございます。  いじめに対するアンケートにつきましては、教育委員会では年2回無記名で実施をしておりますし、各学校でも独自のアンケート行っております。そのほか、楽しい学校生活を送るためのアンケートも行っています。アンケートを定期的に行うことでいじめの早期発見を行うことができ、その都度、教育相談を行い児童生徒の指導を行っております。  北栄町いじめをなくそうサミットにつきましては、毎年8月に町内小・中学校の児童生徒の代表が集い、よりよい学校生活を送るためにはどうしたらよいのか、いじめをなくするためにはどうしたらよいのかを話し合い、アピール文を作成します。ことしは2名の議員の方にも御参加をいただきました。ありがとうございました。  参加した児童生徒は各学校の全校集会などでサミットの参加報告を行い、また各学級での人権学習の討議につなげるなど学校全体で実践しています。また、先日開催した人権フェスタで北条小学校の児童がその成果を発表いたしました。  次に、フリースクールについて町として推進していくことの御提案です。  不登校の児童生徒の学びを保障していく中で、フリースクールの利用も一つの選択肢であるというふうに思います。その決定は児童生徒やその保護者がされることであり、推進というより、情報提供としてフリースクールを紹介するのがよいのではというふうに考えております。  フリースクールへの入級を決定された場合には、児童生徒やその保護者の気持ちをしっかり受けとめながら学校とフリースクールが連携協力することが必要であるというふうに考えておりますし、教育委員会といたしましても協力していきたいと考えてるところでございます。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) いじめは、その子どもの心を深く傷つけて、健全な成長や将来に影響を及ぼす重大な問題でございます。そしていじめは、どの子にも起こり得ます。全ての子どもをいじめに向かわせないよう、未然の防止対策が、取り組みが必要だと思います。  各小・中学校でいじめに対する道徳といいますか、人権学習といいますか、そういういじめとかを中心に考える考え方というか、授業の中にそういう時間、道徳の時間、人権の時間、そういうようないじめを中心とした、中心というか、そういう正しい考え方、認識の仕方を教えるという、授業の中の一環としてそういうことをやっていったらどうかと思います。今現在そんなようなことは学校として取り組まれているんでしょうか、授業の一環として。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 町田議員の御質疑にお答えをいたします。  道徳でこの問題について、いじめ問題について学んではという御質問でございます。  小学校においては今年度から道徳が教科化になっておりますし、中学校においては来年度から道徳が教科化になります。これまでも活動ということではやっておりましたけども、正式な教科ということで取り入れられておりますし、来年度から取り入れるということになっております。  その道徳の中で道徳心を育むというような授業、そして道徳心を育む、人間として生きていくための力を養うというようなところで学んでおります。当然その中にはいじめに関するような項目も入っております。ここでちょっと具体的なところは申し上げられませんが、そういう道徳心、そして人間として生きるための力ということで、いじめに関することも内容に入ってるというふうに認識しております。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) ぜひ授業の中に取り込んで、先ほども申しましたように本当にいじめの問題は深いです。なので先ほど授業の中に取り組むと言われましたが、いじめをなくす、いじめがないような学校になるように道徳なりの時間をさらにふやして、子どもたちが明るく元気に通ってくれることを望みます。  先ほどアンケート、年2回とっておられるということなんですけれども、そのアンケートを集計されて、その後アンケートの回答に対してどのような対処をしとられるか伺います。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 教育委員会としては年に2回アンケートを実施しておりますけども、各学校においては毎月実施している学校もございます。そのアンケートの中でいじめが起こっておるということがわかるようなアンケート結果であれば、すぐに学校の中で委員会を開いて、その問題にどう対応するのかということを検討して、すぐ対応するという形でやらせていただいているところでございます。  学校においては、学校と教育委員会とでは記名式と名前を書かないやつがありますので、書いてあるものについては即該当者、その該当の生徒がわかりますので、それに対応しますし、無記名の場合についてはクラスの中で話し合ったりとか、そういうことで対応を行っているというところでございます。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 本年度の県下の不登校生は、中学生だけで478人とありました。アンケートなどをとると非常に、ちょっとからかった程度とか、ささいなことも入れれば相当な数になります。そして学校によってやはり捉え方が違うと思うんですけれども、その捉え方として、これはいじめであるという認識と、いや、それは取るに足らないであろうと、ただのからかいじゃないかとか、そういう考え方がいろいろあると思います。しかし、やはりささいなことだと思われても重大なことにつながることがあります。先ほども言いましたけれども、思い詰めてということもありますので、命にかかわることもあると思います。それで、今の基準よりもさらに事細かく各学校にいろんなことを考えて、想定して、取り上げてほしいと、ささいなことであっても学校内では取り上げてほしいと、報告される数とかなんかはまたちょっと別として、そういう対処の仕方をしてほしいということです。そのことについてどうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 以前とは違って、法改正後には、いわゆるいじめられた本人が不快に思ったら、それはもういじめなんだという捉え方で認知し、その事案に対応しているという状況でございます。重篤な事案になる前の初期の段階で解決していくというのが大切だというふうに考えておりますので、ある学校においては、自分がいじめをしてしまった、いじめをされたという認識はなくても、自分がいじめをしたというような認識がある生徒についてもアンケートで答えるような内容にしておる学校もありますし、自分がされた、不快に思った、こんなん嫌だったということも記入するようになっておりますので、そちらのほうで初期段階から対応するようにいたしておりますし、そういうふうにしていきたいというふうに思ってます。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) ぜひ一人一人の意見を取り上げて、細かくフォローしていただきたいと思っております。  それから、先ほども回答でありましたけれども、各学校でいじめ防止対策委員会というのがあると言われました。そのいじめ防止対策委員会は、どれぐらいの頻度で行われて……。さっき月に1度と言われたでしょうか。いじめの事案が発生したときは、緊急対応会議などを開いて、事案に応じては各学年と連絡をとり合って、連携をとって、いじめ対策委員会での内容、案件は全職員に報告ということで書いてありますが、そのようなことになっているでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) いじめ対策委員会につきましては、その委員会を開催する頻度というのは各学校で違っているというふうに思います。2カ月に1遍行っているところもありますし、いろいろです。ただ、その委員会には校長、教頭、生徒指導主任であったり教育相談担当者、養護教諭、そして学年主任とか担任とか、そういう教員が参加をして、委員会を開いて対応方針、対応等を行っておるというところでございます。当然アンケートにそういう事案が見受けられるようなときには緊急でも開催をして対応しているというところでございます。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) このいじめ対策委員会という委員会の構成メンバーはどのような構成メンバーでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 先ほども申し上げましたけども、校長、教頭、生徒指導主任であったり、学年主任であったり、各学校によってちょっとメンバーの構成は違っているというふうに思いますけども、おおむねそういう者が構成メンバーとして入って対応しておるというところでございます。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 教職員全員が共通理解を図るということで、先生方が全部やっぱり理解をしておられないと、ちょっと共通理解ということにはならないんですけれども、教職員の研修というのは全ての先生が受けておられるんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 当然全ての教員がそういうどういう対応をしていったらいいのかという研修は受けているというふうに思いますし、仮に事案が発生した場合については、職員会等で全教職員が共通認識をしていくということはやっております。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) ちょっと今聞き漏らしましたが、共通認識というより、全ての先生方がそういういじめとか不登校とかに対しての研修は受けておられると言われたんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) どれぐらいの頻度で研修を受けているかというところまではこの場でお答えはできませんけども、全ての教職員が受けているというふうに思ってます。受けているという断言まではできませんけども、受けているというふうに思います。ここでの答弁はそのぐらいにさせてください。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) ぜひ全職員さんが受けておられるかどうか確認して、受けておられなかったら全職員に受けていただくようにお願いいたします。  次ですけれども、子どももですけれども、親が変われば子が変わる、子どもも変わるとよく言われます。やはり学校だけではなくて、家庭とかも、親も、保護者もみんなやっぱり、何ていうか、そういうことに対しては、親もそういう理解、いじめに対する理解とか、または子どもに何か尋ねられたり悩んだりしたことを打ち明けられても、親としてやはりどう言っていいのか、対処の仕方がわからないとかということが家庭にあると思います。学校もそうですけど、家庭もやはり、親としても子どもの将来に関係ありますから、家庭のほうに対して学校とか町とかが、家庭との連携というところで、何かそういうことはされておられるんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 家庭に対して、家庭と学校とが連携をしてこの問題に対応するというのは大切なことだというふうに思います。PTAの中であったりとか、学校の学年懇談であったり、学校の中でこの問題について対応しているというふうに、学んでといいますか、認識していただいているというふうに思ってますし、各学校でつくっているいじめ防止に関する基本方針というのはホームページにもどの学校も掲載をして、いつでも見れるようにしていただいておりますので、そちらのほうで見てくださいねという形のお願いもさせていただいておるところでございます。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) やはり保護者、親や先生の一言というのは大きく子どもの心を左右するものだと思っております。学校もですけれども、保護者もきちんとした理解のもとに子育てをしていただきたいなと思っておりますので、ぜひそういう研修なり、それから学校での保護者に対する相談会のようなものを行ってはどうかなとか思いますので、そこはよろしくお願いします。  次ですけれども、先ほども言いましたけれども、メディアへの対応についてということで、携帯とかスマホとかというのは、今、中学校あたりではどのような取り扱いになっているんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 携帯については、学校には持ってこないようにというふうな形にはしているというふうに思いますけども、実際には子どもたち持ってきていると思いますし、保有率についても4割程度はもう生徒は持ってますので、そういう状況です。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 先ほども長野県の例を言いましたけれども、LINEによる相談室というのを開設したら、たくさんの子どもたちがちょっとしたことでも、LINEだと言いやすいので、LINEで相談をいっぱいしてきたと、結構軽い相談が多かったので、電話は結構しにくいらしくて、電話をかけてくるときにはもう深刻なことになっているというケースが多いということが書いてありました。それで、LINEでそういう相談なりを受ければ、長野県のようにいくかどうかはわかりませんけれども、要はLINEで相談をするようなことは考えておられませんか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 町としてLINEでの相談受け付けということをするかどうかについては考えておりませんけども、県のいじめ防止対策センターのほうでLINEでの相談を受け付けるようなことはたしかやっているというふうに思います。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) やはりもう今ごろ避けて通れないですから、インターネットだ、スマホだ何だという、そういう正しい使い方を保護者とともに、保護者と話をする機会なりあったら、LINEで相談とまではいかなくても、正しい使い方をぜひ親も子も先生も学校も勉強していただきたいと思います。そして、やっぱり今どきの子どもと言ったらおかしいですけれども、子どもたちはネットでの相談がやっぱりしやすいのかなと思いますので、県なりでやってたら、それもそれでいいと思いますけれども。  次に行きます。いじめとか不登校の当事者というのは、先ほどたくさん言いましたけれども、学校のほうとか保護者のほうも一生懸命やっているんだけれども、やはり本人は学校にも言えないし、中には親にも言えない子もいます。だけれども、学校に行けていない子どもたちは、今、この瞬間でも力いっぱい生き抜いております。誰かが手を差し伸べてあげる必要があります。無意味な時間を過ごすことなく、前向きに生活をしてほしいと思います。  不登校については、それぞれ一人ずつで事情も異なっていて、非常に対応も個々に違いますから、難しいと思います。まずは、先ほども何回も言いましたけれども、学校、家庭での対応となってきますが、それには守秘義務とかもありますし、いろんなことがあります。それには限界があると思います。それで、もうどうにもならないというときには、先ほど言いましたけれども、北栄町内にあるフリースクールを私は勧めます。ここは県の教育委員会から不登校児童生徒を指導する民間施設として認定されております。それで出席すれば出席扱いになるということです。心の教育、仲間づくり、校外活動で社会とのつながりを知ります。アットホームな雰囲気での生活ができています。学校、保護者、諸機関への報告、連絡があります。しかし、民間では、入学金、授業料などが必要となってまいります。先ほども言いましたように、経済的に負担が多いという保護者の切実な声も聞いております。体も心も成長も著しいこの時期に、居場所づくりの提供、学校復帰に向けての学力補充のために、ぜひ専門機関との連携を勧めます。町としても推進していくことを提案いたします。先ほど町長からありました。情報提供はしますということは聞いたんですけれども、やはりそういう援助というものが必要になってくると思います。財政的にそんなに北栄町にとって困るような金額ではないと思いますし、保護者のほうに援助をするということで、そういう方針でできないものでしょうか。不登校生徒への、家庭への援助が必要であると思っております。町長、教育長のお考えを伺います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) フリースクールでありますが、先ほど情報提供すると言ったのは、これは教育長でございまして、私の答弁は、生活困窮支援事業の一つとして助成を考えたいということを答弁させていただいたところであります。中部には、先ほど教育長が答弁したように、中部支援センターというのもあります。これは1市4町でそういう支援センターをつくって、負担金を払ってやっております。この中にも我が町から通っておられる子どもさんもおられるわけであります。そういうところにどうしても行けない方、やっぱりフリースクールに行きたいという方もあるわけでありますので、そういうことで、助成のほうを考えていきたいなと、こう思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 大変失礼いたしました。私のちょっと聞き違いをしておりました。ぜひその家庭への援助をよろしくお願いしたいと思います。そういう何か規則みたいなものとかをつくっていただいたらと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今検討しておりますので、そういうものをもって考えていきたいと思います。来年から何とかできるような形で整備していきたいと、こう思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 子どもは弱者です。不登校やいじめなどから守ってあげるのは大人の責任であると思います。ぜひよろしくお願いいたします。  これで私の質問を終わります。一言お願いします。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 何らかの理由で学校に行きづらい生徒がいるというのも事実でございます。その児童生徒が何らかの形でいろんなところにつながっていくというのが大切ですので、その子どもの特性に合わせて、行けるところ、今、町が準備しておるのが中部子ども支援センターですし、今ありますいろんなフリースクール等もございます。いろんな選択肢を児童生徒、そして保護者の方に情報提供しながら、できるだけ行けるように、そういうふうになるようにしていきたいというふうに思っております。今後とも子どもたちがそういう不登校にならないようなことに努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(飯田 正征君) 以上で町田議員の一般質問を終わります。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 7番、斉尾智弘議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 7番、斉尾智弘でございます。私は、本定例会におきまして、4点について町長並びに教育長に質問させていただきます。  最初に、青山剛昌ふるさと館の移転新築についてでございます。  青山剛昌ふるさと館の入館者数は、開館以来100万人を突破し、年間の入館者数も12万人を超えております。ますます訪れる人もふえております。連休ともなれば、ふるさと館の入り口には長蛇の列ができております。日本全国からおいでいただき、海外からのお客さんもふえております。  本年3月に北栄町観光協会含め、8団体よりふるさと館の移転新築に関する請願が提出されました。所管の民生経済常任委員会で慎重に審議され、採択すべきと報告されました。その審査内容には、ふるさと館は現在の施設・設備では年々増加する来館者に十分な対応ができないため、移転新築が必要であるとの報告でありました。このことを踏まえて、どう検討されたのかお伺いいたします。  次に、小学校の空調化についてでございます。  本年の異常な猛暑の中、保護者や生徒たちから待たれておりましたエアコンが中学校に取りつけられ、大変に喜んでおります。次は小学校に取りつける予定でございます。それに当たりまして、空調システムについて質問をさせていただきます。  このシステムには、EHP(電気モーターヒートポンプ)とGHP(ガスヒートポンプ)の2種類がございます。そこで、イニシャルコスト、いわゆる設置費用でございます。また、ランニングコストなどの比較検討をされたのかお伺いいたします。  また、災害時避難所として使用する体育館のエアコンの設置についてお伺いいたします。  次に、台風24号の被害復旧についてでございます。  本年1年は全国的に異常気象による災害が多く発生した年となってしまいました。本町でも9月30日の台風24号の被害は大変なものでありました。農地や河川ののり面の崩落、それによる刈り取り前の水田への土砂の流入など、至るところで被害か散見されておりました。河川については県の管理となるところではありますが、農地の復旧については受益者の責任に任せられるところが多くあります。国や県、町の補助が8割から9割あるとしても、残りの受益者負担はかなり重たいものがございます。中には農地を復旧してもらっても支払いができないという地権者もいるとお伺いしております。農地の復旧支援についてお伺いいたします。崩落の被害が大き過ぎてもとどおりに復元できない場合も考えられますが、これについての対応もお伺いいたします。  夜間中学の設置についてでございます。  夜間中学は、さまざまな理由により義務教育未修了のまま学齢を経過した方々の学習機会の確保に重要な役割を担っております。国の子どもの貧困対策大綱においても、その設置促進が盛り込まれるなど、政府としては全都道府県に少なくとも1つの夜間中学の設置を目指して、積極的に進めてきております。さきに述べた義務教育を修了できなかった人の中には、戦後の混乱期の中で教育を受けられなかった方、あるいは親の虐待で住居不明となって学校に通えなかった方、無戸籍などの特別な事情で学校に就学させてもらえなかった方々も含まれていると言われております。こうした方々がもう一度学びたいと希望する場合の教育を受ける機会の確保について、どのように考えるかお伺いいたします。  平成22年の国勢調査によれば、鳥取県にも未就学者が764人存在しており、不登校生徒は380人(平成25年)と報告されております。夜間中学は、不登校のために学校に通えないまま中学校を卒業した「形式卒業者」に学び直す機会を提供していくことが期待されております。本町の過去7年間で不登校の状況で中学校を卒業した生徒は22人と聞いております。このような状況を踏まえ、本町への夜間中学設置のニーズは存在すると考えますが、町長の考えをお伺いいたします。  2016年度成立の教育機会確保法では、これは略しておりますが、学校外での多様で適切な学習活動の重要性を明記し、地方公共団体は、夜間その他特別な時間において授業を行う学校における就学の機会の提供、その他の必要な措置を講ずるものとするとされ、夜間中学の設置など、未就学者の就学機会の確保のための措置を行うことを義務づける内容が盛り込まれております。本町ではどのような措置を行ったのかお伺いいたします。同法の条文では、市町村は、夜間中学の設置に関する協議を行う協議会を設置することができるとされていますが、このことについてお伺いいたします。  鳥取県でも夜間中学の設置について検討されており、本町でも前向きに取り組む必要があると思います。義務教育を修了していない方々の失われた学習機会を取り戻すためには、一刻も早い対応が必要であります。また、毎年少なからず不登校の生徒が十分な教育を受けられずに卒業している。この方々の中には学び直しを希望される方もいると思われます。本町でも、法律の趣旨を踏まえ、夜間中学開校に向けた準備をするべきと思いますが、町長へお伺いいたします。  以上で壇上での質問を終わります。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 斉尾議員の御質問にお答えいたします。
     まず初めに、青山剛昌ふるさと館の移転新築についての御質問でございます。  本年3月に北栄町観光協会を含む8団体より議会に対し、青山剛昌ふるさと館の移転新築に関する請願が提出され、議会民生経済常任委員会で審議され、9月議会において採択すべきとの報告があり、10月5日付で議会より請願をいただいたところであります。  このことを踏まえてどう検討されたかとのことでございますか、本町は、これまで「名探偵コナン」を活用し、名探偵コナンに会えるまちづくりを進めてまいりました。青山剛昌ふるさと館は、このまちづくりを進めていく上でとても重要な施設であります。さきの宮本議員の質問にも答弁したとおり、この請願を踏まえ、課題を整理し、必要な調査研究を進め、必要な措置を講じてまいりたいと考えております。  次に、小学校の空調化についての御質問でございます。学校へのエアコン設置に当たり、EHP(電気モーターヒートポンプ)とGHP(ガスヒートポンプ)について、イニシャルコストなどを比較検討したのかとの御質問でございます。  平成29年度に町立学校4校の空調機設置のための実施計画設計を行いましたが、その中で、簡易的ではありますが、比較検討をしております。15教室にそれぞれの空調設備を設置した場合でイニシャルコスト、ランニングコストを比較し、15年間で約4,700万円の差が出ることや、CO2の排出を比較した環境性やメンテナンス、信頼性において、EHP(電気モーターヒートポンプ)がGHP(ガスヒートポンプ)より総合評価で優位でございました。  次に、災害時に使用する体育館へのエアコン設置についての御質問でございます。  9月定例議会の一般質問においても答弁をいたしておりますが、費用対効果を考えますと、体育館のエアコン設置は現実的でないと考えており、避難所として緊急に使用する場合などはレンタル等での対応を考えております。  次に、台風24号の被害復旧についての御質問でございます。  初めに、農地の復旧支援について伺うとのことでございますが、農地・農業用施設災害につきましては、一つの目安がございます。国の災害復旧事業では、農地で1カ所の復旧工事費が40万円以上のもの、農業用施設では2戸以上の農家受益があることなどを対象とする要件があり、議員仰せのとおり、復旧に当たっては受益者へも負担をお願いするものであります。国の災害復旧事業に際しては、90%補助により、農家負担10%となっておりますが、このたびの台風24号の暴風雨による災害は、激甚災害指定が11月30日に閣議決定され、国の補助率のかさ上げがあり、農家負担が5%程度まで軽減されたことにより、復旧を諦めなければならないのではないかと思っておられた箇所においても事業実施に向かうことができております。  次に、崩落の被害が大き過ぎてもとどおりに復元できない場合も考えるが、対応を伺うとのお尋ねでございます。  どうしても受益負担に応えることが難しい、負担が大き過ぎるといった箇所では、同時にほかにも方法がないのか検討をいたします。例えば農地ののり面が大きく崩落した場合に、国の災害復旧ではブロック積みなどによる復旧で数千万円工事費が見込まれるとします。しかし、農地の価値と比べて負担が余りにも大き過ぎると判断された場合に、その工法を諦めて、農地は減ることになりますが、安定勾配までのり面を切りそろえて植生シートで養生するという方法を提案することで、工事費が数百万円くらいまで抑えられる場合もあります。これはあくまでも一例にすぎませんが、こうした場合には、もとどおりに復元したものではありませんので、国の災害復旧事業にはのりません。そこで、県のしっかり守る農林基盤交付事業の災害枠で県と町とで90%まで助成し、農家の負担軽減を図るようにしているところであります。また、工事費が40万円未満の災害の場合もこのしっかり守る農林基盤交付金事業を活用いたします。  さらに、どうしても受益負担を負えないといった場合でも、多面的機能支払いによる資源向上活動の範囲内で水路等を修繕してしまうという手法もあります。  農家の負担をゼロにすることは、個人または特定の受益者のための事業であるという事業の性質上困難ですが、農家の負担を可能な限り軽減することを心がけて復旧支援に取り組んでいるところであります。  次に、夜間中学校の設置についての御質問でございます。  このことにつきましては、教育長が答弁をいたしますが、現在、県教育委員会が設置についての方向性を検討していると聞いておりますので、今後の動向を注視してまいりたいと考えておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 斉尾議員の夜間中学設置についての御質問にお答えをいたします。  初めに、もう一度学びたいと希望する場合の教育を受ける機会の確保について、どのように考えるかとの御質問でございます。  平成28年に教育機会確保法が公布され、さまざまな理由により就学の機会が提供されなかった者への支援として、地方公共団体は、夜間中学などの就学の機会の提供などの措置を講ずることとされました。これにより、現在、全国で8都道府県に31校の夜間中学が設置されているところでございます。教育機会確保法の公布を受けて定められた基本指針において、全ての都道府県に少なくとも1つは夜間中学校等を設置することを促すこととともに、夜間中学等の設置に係るニーズの把握や設置に向けた準備を推進することが示されたことを受け、鳥取県教育審議会において夜間中学等調査研究部会が設置され、鳥取県において夜間中学の設置の方向性について検討が進められているところでございます。  次に、本町への夜間中学設置のニーズは存在すると考えるがどうかの御質問でございます。  不登校であった生徒については、その多くが進学しておりますので、ニーズがあるかについては不明でございます。  なお、先ほど述べましたとおり、県教育委員会において、さまざまな理由により義務教育を十分に受けられなかった方々や不登校となっている生徒や保護者を対象にしたニーズ調査を実施していますので、その結果を注視しているところでございます。  次に、教育機会確保法では、夜間その他特別な時間において授業を行う学校における就学の機会の提供、その他の必要な措置を講ずるものとするとあるが、本町ではどのような措置を行ったかとの御質問でございます。  先ほど申し上げましたとおり、県教育委員会において検討が進められている段階ですので、本町独自での措置については行っておりませんし、設置に関する協議を行う協議会の設置もしていないところでございます。  次に、本町でも夜間中学の開校に向けた準備をすべきと思うがどうかとの御質問も同様でございまして、町独自で何か準備を行うことなどは現在のところは考えていないところでございます。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) では、再質問ということで質問させていただきます。  最初に、青山剛昌ふるさと館の新築移転でございます。これにつきましては、同僚議員から先ほどございましたので、非常に私も質問をやりにくいなと、逆に、先に質問していただいたので、後が気楽だなというような思いもします。しかしながら、一応こういうようなことで通告させていただきましたので、私なりにお聞きいたしますが、観光協会含め、商工会など主要8団体から請願という形で提出された重みですね、これをどういうふうに捉えられますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) コナンに対する期待が大きいなと、こう思っておるところであります。また、そういうコナンを使ってまちづくりをさらに活性化するようにということだろうと、こう思っておりますので、十分にその期待に応えるように、整備してまいるようにしてまいりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 期待が大きいという、なかなかこういう政策が、提案というものがなされることというのは少ないんじゃないかなと思うんですね。本当に主要団体からこれだけの、8団体です。1団体や2団体というのはよくありますけども、8団体まとまってこうやって請願という形で出てくるということは、早くやってくれと、こういう思いがあるんじゃないでしょうか。この点についていかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういう思いもあると思いますが、すぐにはじゃあやりますよということはなかなか難しいものがありまして、まずどういうものをつくっていくのか、あるいはどういう財政的な支援があるのかとか、いろんなことをやっぱり考えていかなければならない。また、そうすることによってどのぐらいのお客さんがまた集まってくるのか。物をつくるということは、ある程度維持していくだけのそういう資金も必要になってきますので、やっぱりそういうことも調査する必要があるんだろうと思っておりますので、そういうことを調査しながら、前向きに考えていきたいと思っております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 今、町長のほうから資金というようなお話がございましたが、鳥取砂丘コナン空港の運営方式として、民間活用のコンセッション方式というものがなされております。青山剛昌ふるさと館を民営化しろという意味ではございませんけども、このコナン空港がコンセッション方式で運営されている。これについて町長はどういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今、鳥取砂丘コナン空港については、そういう民間の運営会社が管理されております。ただ、管理されておるだけで、あそこは収益を得るというようなことではないということだろうと思います。コナンを使ってそういう収益を得るということではないと思います。北栄町の場合は、ふるさと館、入場料等をいただいてやっておりますので、またそれとは若干そういう運営形態が違うんだろうと、こう思っておるところでありまして、じゃあ、今、鳥取砂丘コナン空港がやっていることを北栄町にということはなかなか難しいのではないかなと、こう考えております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) もう少しお尋ねいたします。民間を活用して資金を集めるというやり方については、これについてはどういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) もともとこのふるさと館を設置するときには、民間の資金を使っては、これはいけませんということで、これは小学館、小プロからあったところであります。やはりそれを利用して商売されるということにつながる、そういう懸念があるということで、民間の資金は入れないと、そして、いろんなオブジェなんかもつくるわけでありますが、やっぱりそれも民間でのそういう資金はしてないところであります。町でということで、今、ふるさと館の運営等もさせていただいておりますので、なかなか難しいかなと思っております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 町長の口から民間は活用しないという御答弁をいただきました。そうすると、国なり県なり町の資金を活用するというようなことがあるかと思いますけども、その資金の活用、資金ですね、調達方法、これについて、将来のことになるかもしれませんけども、もしお考えがございましたらお伺いいたしたい。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) まずそういうことを研究していかなければならないだろうと、こう思っておるところでありまして、今々じゃあこれをというようなことでは、今答えることはできませんが、そういうことも、例えば国のを入れるとか、あるいは県から出していただくとかということも選択肢の一つだろうと、こう思いますので、いろんなことを考えながらやっていく必要があるんだろうと思います。  ただ、民間は先ほど難しいというようなことは申し上げましたが、ある程度のそういう、何ていいますか、使用料を払っていけばというようなことも一つはあるんかなと、こう思っておりますので、そういうこともいろんな角度で検討しながら、そういう財政的な面、それからどういうものをつくっていくかということもあると思いますので、これから検討してまいりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 次に、それでは、将来的には町費も投入するということも想定されるということになりますけども、要は税金でございます。これを投入することに対して町民の理解が得られるかどうかということも今後の課題になろうかと思います。そういうときに、説得力といいますか、町民にわかっていただくために、経済効果なり経済の波及効果というようなものも調べていく必要があるかなというふうなことは思いますが、町長はどういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 全くそのとおりでございまして、やっぱり税金を投入していくということになれば、ある程度そういう経済的な効果、町に対する波及効果というものも考える必要があると思いますので、そういうことも研究する対象になるのではないかなと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) こういうものを調べていくとなると、早目に取りかかる必要があるんじゃないかなと。これ、準備段階ですので、これは早目に取りかかるべきだと、私はこういうふうに思いますが、これいつごろから取りかかっていただけますでしょうかね。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) まだこれから検討させていただきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 私は文句を言うわけではないんですけども、検討は大事ですけども、非常に、請願という形で出されておって、各団体の期待が大きいということで、なるべく早くということで、いつごろというようなことは出ないでしょうかね。いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) いつごろということはまだはっきり申し上げられませんが、どういう形でそういう研究会みたいなものをつくっていくのかということもありますし、また、そういう中で若干時間がかかる面もあるかと思いますが、なるべく早くそういうものを立ち上げて、研究をしてまいりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 先ほど町長のほうに、壇上で御答弁いただきました。請願についての回答ですね、町長答弁として言われましたけども、似たような質問になるかもしれませんけども、今の町長のお話ですと、いつごろ必要な措置を講じられるのかということがまだ見えてこないなということで、本当にちょっと残念な気がいたしております。先ほど、私、壇上でも言いました。100万人突破した。また、12万人、入館者数がなったというようなことで、本当に今こういうものを整備しなければ、例えば10年後では遅いと思うんですよね。今じゃないかなと、本当にやるべきときは今だなというふうに思っております。今やれば、もしかしたら大爆発する可能性もある、こういう政策じゃないかなと私は考えるわけですけども、本年、台湾との交流に行かれております。先にこれについて、爆発する可能性があるでないかということについて、町長、どういうふうに考えられますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 年々ふえてきておりまして、ことしも2割増しみたいな形で現在まで推移しておるところであります。これがずっと将来ふえていくかということになれば、これもまた疑問なところがあるわけでありますが、そうならないためにもやはり整備するということが必要だろうと、こう思いますので、先ほど申し上げましたように、早急にそういう研究会みたいなものを立ち上げて、整備に向けて取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) ことし、台湾との交流に行かれました。その中で、いろんな方との交流があったかなというふうに拝察されるわけですけども、現地の方の「名探偵コナン」及びふるさと館に対する期待度というような、そういうもの、生の声がもしございましたら、ここで教えてください。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 台湾に行きましたのは、子どもたちの交流事業ということがメーンでありますし、また、大肚区のほうも親善と、表敬ということで行かせていただきました。台湾は大変コナンの人気がありまして、かなり浸透しておるということでありますが、直接じゃあコナンについてということでは聞いていませんし、また、具体的な話になったことはありません。ただ、旅行会社のほうも5社ほど訪問いたしまして、誘客に向けての取り組みのお話をさせていただいたところでありますが、これはコナンだけでなくて、やっぱり全体のそういう観光のルートであったりとか、施設であったりとか、そういうことも、これも必要でありますので、そういう中でコナンのお話もさせていただきました。そういう年齢層等も、そういう対象となる方のツアーの組み方というものもあるわけでありますが、コナンだけということではなくて、やっぱり全体を、鳥取県を見てみたいというようなことがあったところであります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 私はコナンに対してそういう現地の生の声があればお聞かせ願いたいという質問をさせていただきました。ですから全体での話の中で、なかったならなかったということで結構だと思います。その辺についていかがですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 特段コナンについてどうこうということは聞いていません。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) せっかく行かれて、コナンの話もあんまり出てなかったようでございます。台湾では非常にコナンに対する期待感というのは私は常々聞いておりますので、町長、結構宣伝してきていただいたかなと思っておりましたけども、そういうこともなかったようでございますので、非常に何となく残念な気がしております。  あと、ちょっと聞いておかなきゃいけないことがあるんですけども、連休ともなれば、入館を待つ人の行列ができております。本当に大混雑というイメージがございますが、この対応については何か考えておられますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 対応については、今のところ時間延長したりしながら入館をお願いしておるというようなことでございます。それも毎日そうやって行列ができるほど入館があればいいわけでありますが、期間限定でございまして、その期間中は時間を延長して入っていただいておるというようなことでございます。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) そのときのお客さんの対応等はいかがですか。状況がわかればお教え願いたい。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 観光交流課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 松本観光交流課長。 ○観光交流課長(松本 裕実君) 町長にかわって斉尾議員の御質問にお答えします。  ふるさと館のスタッフのほうから伺っている限りでは、特に大きな混乱もありませんし、皆さん順番をきちんと守っていただいて、入館して楽しんでいただいているというふうには伺っております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 「名探偵コナン」のファンの皆さんは非常に礼儀正しい、そういうような印象を受けます。  将来の展望として、新築移転とか、そういうような請願が出ておるわけですけども、施設をどういうふうにするかというのはまだこれからのことでございますから、なかなか答えにくいかとは思いますけども、例えば新築移転しないでその場で増築するというような考え方も視野に入る可能性もあるかなという気がするんですけど、この辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 請願では移転新築ということで出ておりますが、中には増築したらどうかというような話もあります。2階部分は物置にして、1階を広げて、そういうバリアフリー化に対応できるようなものをしていくということもあるのではないかなというような意見も伺っておりますが、これからいろいろ研究する中で、どうするか検討してまいりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 早急に、どうするか、まず委員会を立ち上げることが必要かなというふうに思います。この答弁をお聞きして、次に移りたいと思います。町長、いかがですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 先ほども言っておりますように、やっぱりそういう委員会をつくって、検討してまいりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 済みません。最後にと言いましたけど、もう一つ情報提供をさせていただきます。  きょうの日本海新聞に、国内最大級の外国人向け日本情報サイト「ガイジンポット」というのがあるようです。これはきょうの日本海新聞です。また見ていただけたらと思いますが、この中で、2019年に外国人が訪れるべき日本の観光資源ランキングで鳥取県が1位に選ばれたと、こういうふうな情報がございます。ずっと読んでいくと、円形劇場くらよしフィギュアミュージアム等が上がっているんですね。ところが残念なことにふるさと館が上がってないというようなことで、ぜひこれに載るように宣伝をしてください。いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 私もそれを見ましたが、日本海新聞はちょっと怠っておるなということを思っております。実は本文の中にはちゃんとコナンのことが載っております。コナンタウンということでしっかりと載っております。それも最初のほうに載っておりますので、よくまたごらんになっていただければと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) これは朝の新聞だったので、見る時間がございませんでした。情報提供していただいて、また帰ってから検索したいなというふうに考えております。  次に、小学校の空調化についてでございます。
     先ほど町長の答弁の中では、比較検討したということで、4,700万円の差、また、CO2の排出量、メンテナンスというようなことで、EHPのほうが優位だというような御答弁でございました。御存じのように、EHPとGHPの違いというのは、コンプレッサーを動かすエネルギーに電気モーターを使っているかガスエンジンを使っているかということの違いなようでございます。私は、中学校にもうEHPが入っておりますので、別にそれはそれでよかったなと、早く工事が済んで、これからどんどん一遍に日本国中がエアコン導入に向けて、国の予算を利用しながらどんどんついていくので、北栄町は半分は済んだなというようなことで、非常に安堵はしておりますが、これから争奪戦、また業者の選定という部分で、大変なことにもしかしたらなるかもしれないというような気もしております。  ガスで空調を行うと、消費電力が多くなるか少なくなるかってちょっと試算してみると、町長、これはどういうふうに考えておられますか。消費電力、多くなるか、少なくなるか。これはガスの場合。お答えください。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 手元にある資料によりますと、これはランニングコストだと思いますけど、15年間で1,900万円ぐらいの差が出ておるところであります。要するにヒートポンプのほうがランニングコストとしては安くついておるということで数字が出ておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) ヒートポンプというのはEHPですから、EHPのほうが消費電力は少なくて済むというような今の御回答だと思います。私の調べたところでは、ガスのほうが10分の1というふうに言われているんですね。発電機搭載型だとガスのほうはヒートポンプに比べて100分の1というようなことが言われておるわけです。EHPについても、近年、効率化が図られてきておりますので、大分追いついてきているようなところはありますけども、そういうような結果がございます。この辺、ちょっと私との見解が違うなというふうなことは思います。この点について何か感想ございましたら。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 教育委員会のほうで答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 町長にかわって答弁をさせていただきますけども、私のほうの今手元にある冷暖房方式の比較表の中ではちょっと細かいことがわかりませんけども、設計会社のほうに比較をお願いをしたところにおいては、イニシャルコスト、ランニングコストともEHPのほうがまさるという結論をいただいておるところでございます。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) イニシャルコストについてはEHPのほうが1割ぐらい安いと、ですからGHPのほうがかかると、イニシャルコスト、要は導入経費ですね。導入コストについてはそういうようなことがわかっております。ですから、そこのイニシャルコストについては見解は同じなんですね。ところが消費電力について、要はランニングコストですね。そこについてはちょっと違うなと。私の見解と違います。  電気というのは基本料金と、あと電力量料金というのがあるようであります。その基本料金は基本的に測定方法は同じなんですね。ただ、測定方法がありまして、デマンド値というのを採用するようであります。基本料金を設定するときの。そのデマンド値、御存じですかね、町長。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 知っております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 御存じのようですので、ではちょっとお答えください。デマンド値。今、知ってるって言われたですよね。内容。違いましたか。(発言する者あり) ○議長(飯田 正征君) しばらく休憩します。(午後2時22分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 休憩前に引き続き再開いたします。(午後2時23分再開)  斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 電気料金というのは、デマンドの基本料金というのがあるんですね。デマンドの基本料金の設定の仕方としては、キュービクルの中にデマンド値というのがあって、それでそこを1年間動かした中での最大値をとって料金を決めると、こういう設定方法だそうです。これについては御存じですよね。さっき知ってるって言われたんですから。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 知っております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) そうすると、ガスの場合は電気を全然使わないわけではないんですけども、使う量が少ないので、デマンド値が上がらない。そうすると、基本料金が下げられると、こういう試算があるんですね。これについて御存じでしたか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 電気とガスでありますので、ガスになると電気は使わずに、若干は使うと思いますけど、そういう電気の使用料は少ないと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 町長のほうからそうやってお認めいただいたので安心しましたけど。  それで、デマンドの基本料金の試算表というのがあるわけですけども、電気空調の場合、これは250馬力のそういうシステムを導入した場合ですね。こういう条件でやった場合、電気空調、EHPですけども、最大消費電力というのは216キロワットということでございます。ところがガス空調の場合は10.4キロワット、こういうデータが出ております。少ないんです、ガス空調のほうがね。あと契約電力とかいろいろございます。最大消費電力に対してどんぐらいの電気量になるかということでございますけども、契約電力、先ほど言いましたように216キロワット、力率割引が85%ということで、電気代が1,701円ということで計算しております。この電気代については同じ金額で計算しております。そうしますと、電気空調の場合は31万2,304円、これは月です。こういう金額になります。ガス空調の場合ですと15万37円ということで、月これぐらいの金額がかかると。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員、質問を簡潔に。言いたいところをきちっとちょっと質問をお願いしたいというふうに思います。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) なかなかとめならん議長がそがに言われるとちょっと困るんですけども。 ○議長(飯田 正征君) 何をどうしたいのか。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 要は比較された根拠がどうなんだろうなということをちょっとお尋ねしとるわけです。こうやって比較していく中で。ですから細かい数字を申し上げました。私は、先ほど申し上げましたように、イニシャルコストはEHPのほうが安いです。ですからこれはもうそのとおり。ですがランニングコストについては年間で考えるとガスのほうが安いんです。こういう計算でした。ですから、先ほど13年間ということを言われました。13年間で試算したんだと。だからその辺のことが、私は13年間で試算してないので、その辺が違うのかななんていうことは思いながら、私は、先ほども言いましたけども、EHPでもGHPでもいいんです。ただ、税金が使われるんですから、ちゃんと試算したのかということを……。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 試算したのは15年間でございまして、ランニングコスト、それからイニシャルコストを比べた中で、ヒートポンプのほうが安くつくということで、ヒートポンプのほうを採用させていただくということでございます。やっぱりランニングだけじゃなくて、イニシャルコストもかなり差がありますし、そういう全体の中でしていくということが大切だろうと、こう思いますので、そういう中で試算をしていただいて、ヒートポンプのほうがトータルでは安くつくということで、させていただくようにしておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) ちょっと先ほど言われましたけども、ランニングコストだけではなくて、その後に何て言われたでしょうか。ちょっともう一度。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) イニシャルコストでございますね。そしてトータルコストでいけば、15年間で比較すればヒートポンプのほうが、これも電気のほうが安くつくということでございます。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) どうもちょっと見解が違うようでございますけども、ガス空調ですと、確かにガス料金とかメンテナンス費というのが入るんですね。ですから一見高いようには見えるんですけども、そういうものを加味しても、電気空調にしてもフロン漏えい検査というのが大体7万円年間かかるんですね。それだけ言ってもなかなか比較はできませんけども、こっちがいい、あっちがいいという話になってしまいますので、この辺についてのこれは、ここでああだこうだ言ってもなかなか進まないような気もしますけども、ぜひ公平な再調査といいますか、再検討みたいなもの、例えば月で比較する。年で比較する。10年ぐらいで比較するというような、そういう調査の仕方というのはいかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 先ほども言いましたように、やっぱりランニングコスト、1年ごとのランニングコストだけでなくて、イニシャルコストもかかっておりますので、やっぱりトータルでやっていかないといけないと、こう思っておるところであります。それを案分してするんだったらそれでいいと思いますが、そういうトータルコストの中で、やっぱり電気のほうが安くつくというような結果をいただいておるところであります。  また、そのほかにも、メンテナンスについてもガスのほうがかなり定期的なメンテナンスをしていかなければならないということもありますし、また、信頼性におきましても、やっぱりガスエンジンのほうが故障の率が高いというようなこともあるようでございますので、そういうものも考慮しながら、そしてまた金額、特に金額でございますが、そういうことが調査していただいた中に出ておりますので、そういうことで電気のほうを採用させていただくということにしたところであります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) ガスメンテナンス費というようなことを言われましたけども、ガス料金、メンテナンス費含めて、ガス空調ですと年間で、試算がありますけども、278万円。ところが電気空調ですと482万円。電気空調のほうはガス料金もないです。メンテナンス費もないです。ただ、フロンの漏えい検査がありますけども。それだけの比較でもこれだけの差があるということで、なかなか、町長がおっしゃっているのがどういう根拠でそういう数字が出たのかが私にはわかりませんけども、ぜひ、先ほど言いました再調査なり、そういうことができればなというふうには思いますけども、できないということであればそれまででございますけども、これについてはいかがですか。もう一度。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そうやって比較した中でこういう数字が出ておりますので、そういうことでやらせていただきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) じゃあもう一度お伺いしますけども、数字のことはいいんですけども、比較方法ですね、これはどういう比較をされたのか。例えば設計士さん、電気屋さん、ガス屋さん、皆さんが入られて、全員の皆さんの意見を聞かれた、こういうふうな比較の方法だったんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 教育委員会で答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) かわってお答えをしますけども、町長の答弁のほうにもありましたが、平成29年に実施設計を実施した際に、その実施設計会社のほうで比較検討をしていただいたというものでございます。その結果が、ヒートポンプですね、電気のほうが総合評価としていいという結論に達したので、その方式を採用させていただいて、今年度、中学校においても電気式のエアコンを設置をさせていただいたというところでございます。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) その実施設計をされた設計士さんというのは電気の専門家ですか。ガスの専門家ですか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 委託をした設計会社というのは多分建築士だったというふうに思いますけども、そこの中で電気の検討であったり機械設備の検討であったりということが必要ですので、そこについてはその専門家の方のところに多分設計会社のほうが委託されて比較検討されたというふうに思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 教育長の答弁をお聞きしとるとよく、多分というか、そういう曖昧な御答弁をよういただくんですけども、多分ではなくて、どういうふうにされたのか。この場ではこれ以上はとめておきますけども、明確にどこかで資料請求をしていいのかどうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 詳細設計するところが業者に委託しながら、また精査しながらこういう数字を出してきたのだと思いますが、比較結果というのが出ておりまして、その中にガス式の優位性はランニングコストの安さである。確かにおっしゃられたとおりでありますが、しかしながら、エアコン稼働日数、時間が多ければ多いほど有利になります。しかし、学校施設はエアコンが24時間稼働する建物ではありません。このため、ランニングコスト差額が耐用年数15年以内に回収する結果にはなりませんでしたと、最短でも約50年かかりますよというようなことを比較結果の中に述べられております。24時間ずっとつけておればそういうようなこともあるかもしれませんけど、やっぱりそうではなくて、限られた期間の中で、限られた時間ということであれば、そういう結果になるということで出されておるようでございます。そういう中でそういう比較表をいただいたということだろうと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 実は私も学校というのは1日に7時間ぐらいしかエアコンをつけないだろうと、こういうことのこれ試算でやっているんですね。ですからとてもじゃない、24時間、これは病院です。24時間エアコンつけるっちゅうのは。ですからそういうことの試算で私が申し上げているのではなくて、1日7時間ですよ。つけても。こういうことの試算で私は申し上げているので、あながちいいかげんなことは言ってないようなつもりではおりますけども、なかなか御理解いただけないようですので、そのところだけ、設計士さんのほうがちゃんとガス屋さん、電気屋さん、そういうところに確認されて、相談されて設計されたのかどうか、この辺だけを明確にしていただけたら、それはそれでええと思います。いかがですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういうところをもとにそういう数字を出しておると思いますが、精度を高めるために確認をさせますので、よろしくお願いします。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 台風24号の被害復旧……。 ○議長(飯田 正征君) しばらく休憩します。(午後2時40分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 休憩前に引き続き再開いたします。(午後2時53分再開)  斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 空調化については最後に一言だけ。北条小学校のほうから非常用電源に対しての陳情が出ておりました。皆さん御存じだと思いますけども。この非常用電源、これはGHPだと校内放送も使えるだろうというようなことでございます。一昨年の、2年前ですね、そのときの地震のときに校内放送ができなかったので、避難誘導ができなかったというような小学校のほうから陳情が出ておりました。それのために非常用電源を導入してくださいということのお願いでございます。これについても一挙に解決できるかなというふうなことは思っておりました。あんまり時間もありませんので、これについて、最後、この辺の非常用電源含めて、どうでしょうか。こういうふうなGHP、例えばそこの部分だけでも検討してみるとか。全部なんて今からできませんでしょうから。できるかできないかでいいですから。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今のエアコン設置についてのこれは質問でしょうか。避難するための非常用電源。どういうことの質問か、ちょっとお伺いいたしたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 反問を認めます。  斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 小学校の空調化について、一番下のほうに、災害時避難所として使用する体育館のエアコン設置についてというようなことで書いております。ですから災害時に使う校内放送ということの関連があるかなということでちょっと質問させていただきました。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 太陽光のエアコン設置についてでありますので、エアコンについての答弁をさせていただきました。非常用電源ということで答弁をしてないところでありまして、また非常用電源は非常用電源で確保する必要があるんだろうと、こう思いますので、これはまた防災の関係の中で検討させていただければと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 台風24号の被害復旧についてでございます。  壇上でも申し上げました。本当にことしはいろんな災害、台風から猛暑、酷暑というような暑さ、そういうものも含めて、大変な1年であったなというふうに思います。その中で、特に台風24号につきましては、農家の皆さんが本当に、全部の皆さんではございませんけども、一部の皆さんの農地が崩れてしまうような大災害が発生いたしました。これについては、当初、激甚災害にならないだろうというような行政のほうの判断もございましたし、本当に皆さんから、例えば1,000万円ぐらいの復旧費がかかる中で、1割にしたって100万円だと、こういうのを本当に負担できるんだろうかと、こういうような問い合わせがそういう被害に遭われた方からありました。それでも、先ほど町長のほうから話がございましたけども、費用を抑えるために、復旧はできないけども、のり面を削ってちゃんと崩れないようにするとか、そういう工法も検討しなきゃならないみたいなお話もいただきました。それでも国のほうの激甚指定、農地についてということでございますので、農地については激甚指定ということで、非常に喜んでおるわけでございます。行政のほうも、知事さん初め、町長もあちこち駆け回っていただいたんじゃないかなというふうに拝察いたします。私も我が党のネットワークを生かして何とかならないかというようなことも申し上げました。そういうようなことがどういうふうに作用したかはわかりませんけども、おかげさまで、完全に復旧とはまだ至りませんけども、ある程度予算のめどは立ったかなというふうなことで思っております。この辺について、町長、何かございましたら一言。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 台風24号につきましては、大変な被害が出たところであります。農地、農道、それからいろいろ被害が出たところでありますが、当初は激甚にはならないというようなお話を伺っとったわけでありますが、何とか知事を初め、国会の先生方も動いていただいて、激甚ということでなったところであります。本当によかったかなと、こう思っておるところであります。  そして、今の全てのそういう災害箇所については、住民の方と協議をして、もう既に方針は立てて、復旧に向けて取り組むようにしておるところでありますので、本当にそういう意味では、いろいろそういう負担的なものもあったわけでありますが、そういういろんな方法等も考えながらさせていただいて、納得していただいて、できておるところでありますので、復旧に向けて早急に事業を実施してまいりたいと、こう思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 農地が、今回は激甚災害という指定でもって予算がついたわけですけども、今後、必ずそういうふうになるとは見通しが立たないわけでございます。そのときに、何かしらの方策を今からそれなりに想定をしておく必要もあるかなというふうに思います。この辺についてのお考えは、もしございましたらお尋ねしたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 急傾斜等についてはそういうレッドのゾーンというようなのもありまして、そういう中で対応するべきとこは対応していくということができると思いますが、農地につきましては、どこに水が流れていくかというところがなかなか把握できないところもありまして、ことしはここが壊れた、次はここだというようなことがあって、なかなか難しい面がございます。それを把握して、じゃあその対応のためにどうするかということになれば、なかなか難しいかなというようなことを思っておるところでありますが、そういう危険箇所等もあるわけでありますので、そういうところはあらかじめ何らかの対策、また、今後予想されるようなところにつきましては、そういう地権者あるいはそういう住民の方と話ししながら対応を進めてまいればと、こう思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 今回の災害で、1つ、町としてのお考えをお尋ねしたいところがございます。それといいますのも、農地が崩れて、その崩れた農地が例えば田んぼに流入した場合、どちらも被害者なんですね。農地、畑を持っておられる方、田んぼの土砂が入ってきて稲が刈れなくなったケースもございました。どちらも被害者でございます。こういうときの考え方、今までにもあったかどうかはわかりませんけども、町長としてはどういうふうに考えられますでしょうか。お尋ねいたします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういうところも以前もありましたし、今回もあったところであります。かなり補助額も今回特にふやしまして、なるべく農家負担がないようにということでしておりますので、今のそういう復旧のものを今後もしていき、そしてなるべく負担のないようにしてまいりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 負担のところについては、今、町長がおっしゃられたような対応になるかなと思いますけども、感情部分でございますね。その方の土砂が我が家に入ってきた。こういうときに、わだかまりが残るわけですよ、どうしても。あんな家のせいでみたいな。そうではないんですけども、その家の土砂が我が家に入ってきた、こういうとこで感情が残ります。こういうところについて、もし何かいいアイデアがございましたらお尋ねしたいと。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 隣のが流れてきたというようなことで、そういう感情的なわだかまりがあるということですが、町としては、そこまで介入するということはまずできないだろうと、こう思っております。
    ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) そういう答弁であろうなというふうなことは予想しておりましたけども、もう少し踏み込んで話し合ってみてはとか、そういう御意見を期待しておりましたが。  次に、夜間中学の設置についてでございます。  夜間中学については、今、鳥取県でニーズ調査とか、いろんな調査をされておられるようでございますけども、ニーズというのは調査されても私は返ってこないんじゃないかなと思っております。と申しますのも、なかなかこういう夜間中学というものが例えばあるとして、そこに通うかどうか、また必要だと思うかというようなことだと思いますけども、できてみないとわからないというケースだと思うんですよね。ましてや一旦不登校なり卒業されて年を行かれた方がもう1回やりたいと、中学校に入りたいというようなことを今から待ち望んでいるというようなニーズというのはなかなか調査されても出てこないんじゃないかなというふうに思います。ですから、本当に草の根でこういうことが、どういう形がいいかわかりませんけども、まず協議会なり、そういうものを設置して、草の根で当たっていくなり、要望なりあるかどうかということを調べていく。これは時間がかかることかもしれませんけども、こういうことが一番最優先されるかなというふうに思います。この点いかがでしょうか、町長。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 教育委員会に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 斉尾議員の御質疑にお答えをいたします。  夜間中学の設置についてなんですけど、現在、県のほうで調査をしておられます。その調査でアンケート調査も実施をされておりまして、該当者の方、その保護者の方に対して、質問の中に、鳥取県に夜間中学があったら通ってみたいかとか、夜間中学に期待することは何ですかとか、夜間中学に関する御意見、希望を教えてくださいというような調査項目ものせておられますので、どの程度そのアンケートの結果で出てくるのかというところは注視していきたいというふうに思っております。  あと、質問のほうで言われましたけども、町内に22人の方が不登校としておられます。その方々が果たして必ずしも全く不登校で学校に通ってないという方ばっかりではございません。年に30日以上超えた場合について不登校扱いということで対応しております。そういう中において、必ずしも学力が低いとか、そういうことではないということもありますので、県の調査の結果がどういう形で出てくるのかということをちょっと見守っていきたいなというふうに思っております。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) ことし、大栄についても北条についても同日公開参観日ということがございました。その中で、私、保健室とか相談室、ちょっとお伺いしてみました。そうしましたところ、やはりそういう生徒さんがおられます。相談員の方もおられましたので、お話をお伺いいたしました。お話聞くと、高校にとりあえず進学したんだと、だけどもついていけなくてやめておられる方もおられるという情報が中学校のほうに入っているんですね。どちらとは言いませんけども。ですから皆さん御存じなんです。こういうこともしっかりと現場の生の声を聞いていただいて、通り一遍でわあっと決めるんではなく、ルールみたいなことで、寄り添っていく、こういう姿勢が必要ではないかなというふうに思います。  これで最後にいたしますけども、これもきょうの新聞ですけども、先ほど教育長が不登校、30日以上学校に通ってないと言われました。不登校傾向の中学生をきょうの新聞で発表しておりました。御存じかもしれません。そういう傾向のお子さんがそういう先ほど申し上げましたような相談室なり保健室なりに行っておられると。全てのお子さんが学力が低いというふうなことはないと思います。やっぱりしっかりと頑張って、学力をつけたいということで頑張っておられる方が大半だと思います。だけどもなかなかついていけないというようなことで、学校を、高校をやめられるところも……。 ○議長(飯田 正征君) 時間になりました。質問を終わってください。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) ぜひこういうことも調べていただけたらというふうに思います。  以上で終わります。 ○議長(飯田 正征君) 以上で斉尾議員の一般質問を終わります。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 6番、油本朋也議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 油本です。私は、本定例会において、2問、町長に質問させていただきます。  まず、コナン通りの利便性と安全性について質問させていただきます。  まず、道の駅「大栄」お台場公園と青山剛昌ふるさと館から「コナンの家 米花商店街」を結ぶコナン通りを訪れる観光客の移動手段の多くは車であります。その利便性の向上と歩行者の安全確保のため、次の点、幾つかお伺いいたします。  まず、コナン通りと国道9号のバイパスの結節点、信号機の設置を望む声も以前からありましたようですが、バイパスを利用する車のスムーズな流れと、その維持と、事故防止のため、実現に至っていないと伺っております。観光客が増加の一途をたどる今、再度その地点へ信号機の設置を望むものであります。相変わらず信号機の設置が実現しないのなら、せめて南側からバイパスに進入する車両のために右折専用レーンを新設してはいかがでしょうか。そこは昼間でも交通量が多いのに加え、特に朝夕の通勤時間帯は東行きの鳥取方面への右折車はもちろん、米子方面への左折車もバイパスの車の流れが途切れるのをかなりの時間待たなくてはなりません。さらに、現場が片側1車線であるため、左折車でも右折車の後続になった場合、なおさらドライバーのいらいらは募ります。右折専用レーンをつくると、左折車にとって、横に並ぶ右折車のその陰になって、鳥取方面からの車が見えにくいとの懸念を聞いたことがありますが、信号機の設置が当面無理ならば、めったに来られない観光客や、その地点を朝晩とにかく日常使わざるを得ない地元の住民にとって、右折レーンが利便性と安全性の向上につながるのではないでしょうか。  次に、青山剛昌ふるさと館の駐車場の案内看板の件でお尋ねします。  設置場所が道の駅の陰になり、駐車場の場所がよくわかりにくい、非常にどこにあるかわからんということを聞いたことがあります。ピーク時はふるさと館のすぐ前の駐車場がイベント会場になり、駐車ができません。バイパス側から車で来場者が駐車場を探すのに苦労している姿がございました。ゴールデンウイーク、お盆の時期、特にそうでした。駐車場の看板をもっと大きく、ドライバーにとってわかりやすい位置に設置してはいかがでしょうか。  次に、除雪の問題です。ふるさと館の前の歩道から米花商店街に向かう道です。  以前にも申し上げましたが、一定の積雪量にならないと除雪を始めないのではなく、少しでもお客様が歩道の通行において積雪により不便を感じられる懸念が生じたならば、早急に開始されるべきではありませんか。こんな声も聞きました。地元の人たちから、役場がしないのなら、除雪機を貸してくれたら自分たちでされるということ、この夏伺っております。せっかく来場されたお客様の不便解消のため、町として除雪を始める積雪の基準にとらわれない柔軟な対応が求められるのではないでしょうか。  次に、コナン通りの防犯カメラです。  現在、防犯カメラは、コナン大橋に1台設置されておりますが、その先には、北側ですね、その先には1台もございません。万一の場合に備えた事件解決のための存在というだけではなく、町民はもちろん、観光客に安心・安全な観光スポットであることをアピールするため、さらに犯罪の抑止効果のためにも設置が必要なのではないでしょうか。来場者が10月現在、対前年120%の伸びを示し、年間来館者数13万人を突破する勢いに、その北栄町が世界に誇る青山剛昌ふるさと館とその一帯であります。該当の道路が国道であろうが県道であろうが、その管理が国であろうが県であろうが、国内外からの観光客とそこに暮らす町民の利便性の向上と安全性の確保のため、町長に御意見を伺います。  次に参ります。生活困窮者自立支援制度について伺います。  生活困窮者自立支援法の施行により、平成27年4月より、生活困窮者自立支援制度が始まりました。それに伴い、本町でも生活困窮者に対して自立相談支援事業、学習支援事業、就労準備支援事業など、さまざまな事業が実施されてまいりました。今年度で制度実施4年目を迎えますが、今後、さらに必要性が高まってくると思われるこの制度をより効果的に活用する必要があるのではないでしょうか。過去の相談や対応の実例をもとに、どのように展開していくか、以下の点について伺います。  まず、困窮者の方たちには、過去、どのような支援が一番効果的だったんでしょうか。今後、さらにどのような具体的支援法があると思われますか。  次に、この支援制度への社会福祉協議会のかかわりはどんなものでしょうか。町と社会福祉協議会が連携し実施している対策は、これまでどのようなものがあったのか、その関係の今後の展開を伺います。  次に、この支援制度が将来的に住民の間で十分に理解され活用されるためには、今後どのように発展させる必要があるのでしょうか。生活困窮者の方が一日も早く現状を打開し、収入を得るだけでなく、社会参加の促進や生活改善がなされ、自立できますように、どのように制度を活用していかれるのか、町長のお考えを伺います。  以上でこのたびの質問を終わります。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 油本議員の御質問にお答えいたします。  最初に、コナン通りの利便性と安全性についての御質問でございます。  国道9号とコナン通りの交差点への信号につきましては、過去に警察に設置を要望いたしましたが、実現していません。バイパスの流れが維持できなくなる。追突事故等の起こる可能性が高くなるということもありますが、県道から国道へ右・左折する車の数が1時間当たり10数台と少なく、信号機を設置する基準に満たないというのが明確な理由でございました。最後に交通量を調査した平成26年から比べてはっきりと交通量が増加しているとは感じられませんので、再度の要望によっても実現は難しいのではないかと考えておるところであります。  右折レーンの設置につきましては、道路を管理する県へ確認いたしましたが、議員御指摘のとおり、右折レーンを設置した場合、左折車の右方向の確認が困難になる安全上の懸念があるため、設置に向けては公安委員会や国土交通省と慎重な検討が必要になるだろうと聞いております。  いずれもいたしましても、正式な協議での回答ではございませんが、御理解いただけるようにお願いを申し上げます。  次に、青山剛昌ふるさと館駐車場看板についてでございます。  看板の設置場所が道の駅の陰になり、駐車場がどこなのかわかりにくいとのことですが、これまで来館される方から青山剛昌ふるさと館、観光交流課へそういった御意見はいただいていないところであります。  また、位置や大きさにつきましては、駐車場の入り口となりますコナン通りと町道砂丘畑縦貫線の交差点は交通事故も発生しておりますので、見通しが悪くなるような看板の設置はできないところであります。  しかしながら、現在の案内看板は古くなり、さび等が目立つようになっておりますし、白地に青文字で装飾され、周りの景色と同化して見えにくいのも確かですので、大きさや彩色など検討し、新しいものにいたします。  歩道の除雪につきましては、コナン通りは県道でございますので、昨年度より積雪が20センチを超えた場合、県の外部委託により歩道の除雪を行っていただいているところであります。  少しでもお客様が歩道の通行に不便を感じられる懸念が生じたなら、早急に除雪すべきではないかとのことでございますが、御理解いただきたいのは、除雪は限られた事業者にお願いして実施しており、生活道路の確保が最優先だということでございます。そうした優先順位を持った除雪作業の実施が、町民のみならず観光客の安全や利便性の確保につながっているものと考えております。  そうはいいましても、せっかく来町していただいた観光客の方々には、本町を楽しんでいただきたいと考えておりますので、除雪につきましては、適宜実施していただくよう、県に強く要望してまいりたいと思います。  防犯カメラの設置につきましては、カメラが万が一の事件解決、犯罪の抑止効果に有効であるということには考えますが、カメラの設置費用、維持管理のこともあり、現在のところ設置は考えていないところでございます。  次に、生活困窮者自立支援制度についての御質問でございます。  まず、過去に有効であった支援と今後どのような具体的な支援が必要かについてでございますが、やはり安定した収入を確保するという点で、就労支援が一番効果があるものと見ております。支援が必要な方の中には何らかの理由により勤め先を退職した後、再就職ができず、そのままの方が少なくありません。そのような方々に、相談支援員や就労支援員が面談を通じて本人の希望や適性を見定め、そしてハローワークと連携しながら、求人情報で条件に合うものを探して提案する活動を行っております。本人の希望だけでは過去の職種と同種のものに偏りがちですが、第三者である相談支援員からの提案で、これまで経験したことのない新たな職種に就職され、結果、支援が終結した例もございます。  今後も、関係機関との連携を緊密にし、加えて、本人の就労意欲を喚起しながら、就労支援を積極的に行っていくことが必要であると考えております。  なお、直ちに就労することが難しい方へは、それにかわる収入確保の方法として、障害年金や傷病手当金の受給などについても検討し、可能な方法を提案しているところでございます。  次に、事業における社会福祉協議会のかかわりでございます。  現在、生活困窮者対策の事業の一部を町社会福祉協議会へ委託して実施しております。家計面から生活再建を進める目的で、収支の点検や助言を行う家計相談支援事業と、住居を持たない生活困窮者へ宿泊場所や衣食の提供を行う一時生活支援事業でございます。また、町社協は、県社協が貸し付けを行う生活福祉資金の申請窓口でもあり、既存制度では対応できない部分に対し、現物給付等で一時支援を行うえんくるり事業の実施機関でもあります。これらの事業実施も含め、生活困窮者対策を推進する上で必要な協力機関ですので、今後も緊密に連携をしてまいります。  次に、住民皆さんが制度を理解し、活用してもらうため、今後どのように発展させることが必要かとのことでございます。  生活困窮者対策の制度の内容を住民皆さんに細かく知っていただくことよりむしろ重要なのは、困ったときにきちんと相談していただけること、そして相談はどこに行えばよいのか知っていただくことだと考えます。したがって、相談を受ける窓口機能の充実と窓口の存在をPRしていくことに力を入れてまいります。  近年、生活困窮だけでなく、福祉的な問題を複数抱えている世帯があり、この複合化する問題を包括的に受けとめる窓口の体制づくりを進めております。生活困窮担当だけでなく、この包括的な相談窓口体制の中でも広く対応ができるよう準備を進めてまいります。  そして、目標とする自立の姿をここまで経済的な自立の視点で述べましたが、相談者の中には、就労できない状況が影響し、社会的な孤立や衣食住などの日常生活に支障が生じている場合もあります。このような場合は、経済的自立の前に日常生活の自立や社会的自立を行わなければなりません。これらの自立を促す就労準備支援事業といった支援メニューも実施していますが、まずは対象者個人に適した支援内容を提案できるよう、相談支援員による相談業務を丁寧に行っていきたいと考えておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) では、引き続きまして、こちらから質問させていただきます。  まず、交差点の件でございます。私ももちろん何度か利用することはございますけども、いわゆるそこをよく知っていらっしゃる地元の方などは、鳥取方面に行かれる場合、右折はそちらではなくって、例えばふるさと館に来られたときでも、そのあたりに来られたときでも、そこを使われず、一旦旧9号線まで出られて、そこから北尾の交差点まで行かれてます。そこから北上され、B&Gの横を通って、オートキャンプ場の信号と、そして右折レーンのある、わざわざその信号まで行って、信号の変わるのを待って右折される方が多いと聞いております。実際、私もそうしているケースがございますし、伺ってみますと、町民の方といいますか、役場職員の方もそうされている方も結構多いみたいなんですね。ちょっと失礼ですけど、町長、御自分で運転されますときとか公用車の場合、例えばふるさと館を出られて鳥取方面に向かわれる場合、どういった道順でいらっしゃいますか。そこを利用されますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) その場所を使うときもありますし、また、ほかに用事があるときは県道を使って行くときもあります。 ○議長(飯田 正征君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) さらに左といいますか、米子方面に向かいます場合、先ほど申しましたように、右折車がいた場合、片側はもちろん1車線でございますので、その後ろにつけるとまたかなり時間がかかります。中には、左折を希望されますときに、前に右折車の存在を確認してしまったら、これちょっと時間ないなということで、お台場の道の駅のコーナーに入られて、店舗と駐車場の間を走るんですって。それでその突き当たりといいますか、そこを右に曲がれば西行きのいわゆる9号バイパスに合流できる。わかりますかね、言っている意味が。という方がおられるんですよ。つまりこれっていうのは、道の駅で買い物とかされている、休憩とかされているお客様に対して、ちょっと危険な行為といいますか、利用者を危険にさらせる可能性があると思うんです。町長、その実態は御存じでございますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) もう一度ちょっとそのレーンのことを質問していただければと思います。 ○議長(飯田 正征君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 済みません。パワーポイントでもあればいいんですけども、もう一度申し上げますね。こちらから、例えば庁舎からバイパスに向かいます。バイパスの3差路といいますか、その結節点のところで右折車がいた場合、その車は左折したいんですよ。左折したい場合は、右折車の後ろにつけてしまった場合は、右折車が右折できるその時間を待ってなきゃなんないんですよね。結構かかる場合があります。さらに自分が左折する時間を待たなきゃならないということで、道の駅の構内に、左、交差点の手前、道の駅に入っちゃうんですよ。道の駅の売店と駐車場の間を通りまして、そこを通っていけば、やがて左折といいますか、ごめんなさい、西側に行けるバイパスのところに合流できるわけなんですけども、私はそのことで申し上げたつもりですが、その実態は御存じですかということです。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 駐車場の西側、左折レーンがありますので、そういう方はされる方もあるんだろうなと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 先ほどおっしゃいましたように、以前から道路管理されているところに信号のことをおっしゃっている。ただ、それはできないよということでございます。それはもう十分私も聞いておりますけども、いわゆる地元の方はいいんですけど、初めていらっしゃいますお客さん、観光客の方ですとか、どうしてもそこで右折をせざるを得ない住民の方にとりまして、やがて自動車道の整備というのも始まるでしょうけども、山陰道のインターチェンジの位置とか、ふるさと館の移転、先ほど出ました件とか、道の駅の移転問題とかもございますけども、それもありますけども、今の状態を少しでもよくできるように、先ほどおっしゃいましたように、右折レーンですけども、慎重に検討したいとおっしゃいました。私のほうからもぜひ熟慮をもう一度お願いしたいと思いますが、もう一度検討をお願いしたいと思いますが、もう一度、その件、お願いいたします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 平成26年にそういう回答を受けておるわけでありますが、こうやって大変皆さん苦労されておるということでありますので、もう一度、県であったりとか、公安のほうにもちょっと要望を出してみたいなと、こう思っております。なかなか右折レーンにしても、ちょっと距離が、9号線からそこまでの距離がなかなかなくて、難しいというようなことも伺っておりまして、そういうことも検討していただいて、なるべくそういうことでできるような形でできないかということを提案しながら、要望をしていきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 先ほど申しましたように、余分な危険にさらされること、利用者の方がね、とかありますので、くれぐれもそれをよろしくお願いしたいと思います。  次に、看板の件でございますけども、見えないことはないよとおっしゃいましたけども、実際、夏でしたけども、私の知人がとめるところを、多分ナビでいらっしゃったと思うんですが、ちゃんとした駐車場が使えないので迷っちゃったと、そこをちゃんとした駐車場に案内してあげたよという私の知人もおります。先ほどおっしゃいました、さびている、劣化している、色が同化して見えにくいとおっしゃいました。その件に関しまして、本当に私もお願いしたいと思います。現地でふるさと館の館長さんと一緒に私も見て回ったんですけども、さっき言いました北側からこっちを向いての進入もそうですけども、こちら側から向こうに行っても、いわゆる駐車場はどこですよというのが看板少ないと思うんですよ。ですから、いわゆるその角っこに1枚あるのはもちろんわかっておりますけども、もう少し駐車場はこちらという看板があったほうが、例えば初めていらっしゃる観光客の方とかには親切だと思います。それもひとつ検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 北側だけじゃなくて、南から来た場合もわかりやすいようにしたらどうかということでありますので、大きさであったりとか、あるいは色ぐあいであったりとか、見やすいようにして、来られた方がスムーズに駐車場に行けるようにしてまいりたいと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 続きまして、除雪の件でございます。ことしの2月10何日だったかなんですが、私もいわゆるバイパスからコナンのところを通って庁舎方面に車で向かっておりました。豪雪の後でございまして、車道はもちろん除雪はしてあるんですが、歩道にまだ雪が残っている状態でございました。以前、この議場でも1度申し上げたことがあるんですけども、何ていいますか、そこに来られたお客様が両手に黄色いふるさと館のお土産の袋を持たれて、リュックを背負って、積雪ってそんな何十センチもあるような雪じゃございませんけども、非常に歩きにくそうにされておりました。めったに来られないお客さんでございます。本当50センチでいいと思うんです。幅。県の方に依頼される。それはもちろんわかるんですけども、先ほど申し上げましたように、地元の方も除雪機さえ貸してくれれば、せっかく来ていらっしゃったお客様たちを何とかもてなしたいという気持ちを持っていらっしゃるということも本当に私も痛切に聞きました。職員の方、決して無理を申し上げるわけではございませんけども、実際に本当、雪になれていらっしゃらない方、たくさん来られます。おもてなしの精神で、もう一度柔軟な対応で熟慮をお願いしたいと思いますが、その考えをもう一度伺います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 私もそういう冬の時期に荷物をころころ引かれて歩いておられる方も見たことがあるわけでありますが、観光協会とか、隣、由良タクのほうにもありますので、そこら辺に荷物を置いていただければいいかなと、こう思っておりましたが、なかなかやっぱり大切なものということで行かれるわけであります。なるべく早く除雪をして、困られないようにしていきたいなと思っております。県にも再々要望してまいりますし、それから、先ほど地元の方がということがありましたので、またそういう地元の方とも協議をしてまいりたいと思いますし、なかなか進まないというようなことであれば、町のほうからもシルバーさんをお願いするとか、いろんな方策をとって考えてみたいなと思います。とりあえずは県のほうに強く要望してまいりますので、そういうことでお願いをしたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) まだ積もってはおりません、もちろん。でもことしは暖冬とは言われておりますが、正直、雪を楽しんでいらっしゃる外国人の方ももちろんおられるとは思いますけども、先ほど申しましたように、その点、よろしくお願いいたします。  次に、防犯カメラの件でございます。先ほどおっしゃいましたように、御事情は重々存じております。事件解決のためというよりも、抑止効果のために防犯カメラは有効な手段という認識はもちろんお持ちだと思います。先日、新しいところでは、東京渋谷のハロウィン、あそこで軽トラックがひっくり返されたことがございました。あれのいわゆる当事者ですとか、外国人を含む10数名の関係者を特定できたというのも、約240台、現地あたりに置かれていた防犯カメラのデータ解析、それが決め手になったようです。先日、鳥取県警の方とちょっと話す機会がありましたので伺ったら、都市部では防犯カメラのデータを解析する専門の捜査官がおられるそうです。残念ながら鳥取県には一人もおられないということでした。くどくどは申しません。名探偵は1人いるんですけどね、そのあたりに、ほかの自治体の観光地の設置している数に比較するわけじゃありませんけど、通学路にもちろん必要だと思います。これは当然です。財政に余裕ができればで結構ですので、ぜひ安心・安全な北栄町というのを内外にアピールしていただきたい。私は本当にぜひ必要だと思います。いま一度、町長の考えを伺います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今の防犯カメラのほうの設置については、コナン大橋のところと、それから由良駅にも設置しておりまして、2カ所ということになるわけでありますし、また、道の駅「大栄」のほうも、これは町ではないんですが、設置していただいておるというようなことでございます。随所にすればいいわけでありますが、以前、防犯カメラをつけるときに、地元の人の行動がわかってしまうというようなこともあったわけでありますが、そういう防犯上ということであれば、必要な場合も出てくるかもわかりません。十分に精査して、この対応を考えさせていただきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 先ほど申しましたように、すぐにということではございません。長い目で見て、恐らく必要になってくるものだと思います。またよろしくお願いします。  では、次の生活困窮者支援について伺わせていただきます。  ちょっと具体的なケースを1つ上げてお尋ねしたいと思います。ある方がその自治会の民生委員さんを通じて役場に相談に来られたそうです。ところが窓口から、就業した後じゃないと、いわゆるその方の求めている具体的な支援は受けることがないんだよと言われたらしいんですよ。その支援を得るため、ある会社を紹介されたわけです。その結果、その会社に就労された後、いわゆる社協からレトルト食品約1週間分とガス代約1カ月分の支援を受けられたということなんですよね。初めの相談から数カ月後に就業されたわけですけども、その間、数カ月の支援が欲しかったんだけど、受けることができなかったということを聞きました。就業しないと具体的な支援を受けられないというのは、就業前に実際本当生活に困っていらっしゃって相談に行っていらっしゃるのに、本当に支援になっているかどうか、ちょっと疑問だと思うんですよ。それ、ちょっと制度的に問題ではないかということをおっしゃってました。その件についてコメントをお願いします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 町長にかわりまして答弁いたします。  先ほど言われた具体的なケースですが、詳細ということになると、個人が特定されるので、十分に説明できるかわかりませんが、まず最初に来られたのが生活保護という形での相談でございました。その後、数カ月たって、生活困窮のほうでの相談に来られたということでございました。言われたように、就業しないと支援が受けられないということではありません。相談に来られた時点で、どのような相談なのか、具体的なことを十分お聞きして、具体的に支援をすると、一番有効な支援をすぐにでも必要な場合であればしていくということです。そのときには、食糧というよりは、就労していきたいと、経済的に自立していきたいというような相談でございました。そういった相談を受けている中で、数回後に食糧的なものも不足しているということがありましたので、県社協と県内の社会福祉法人が行っているえんくるり事業という社会福祉法人がやっとる事業、そこでは現物給付という形での支援をやっておりますので、そこの中で食糧支援という形をとって、その方に支援をしたということでございますので、就業しないと支援できないというわけではなく、十分に対応、必要な部分については対応しているというところでございます。以上です。
    ○議長(飯田 正征君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 済みません。先ほどもちょっとおっしゃいました、いわゆる就業前のえんくるり事業という分で支援を受けられるという意味でおっしゃったと思いますけども、受けられる場合と、この方のように受けられない場合、済みません、確認します。簡単におっしゃってください。その差は一体何でしょう。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 福祉課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 町長にかわり答弁いたします。  えんくるり事業を受けられるというのは、これは現物給付の緊急的なものでございます。生活困窮者の相談の中でも、何とか今は暮らせていけるけど、収入がこの先見込めなくなるということで就労を第一に希望される場合がほとんどです。ただ、中にはもうあすにも、きょう食べるものもないとかという形の場合には、そういったえんくるり事業での現物給付もございますし、そのえんくるり、県社協の事業に間に合わない場合は、当町におきましても何らかの食糧支援をして、その方を救済するということも場合によってはやる場合もございます。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 先ほど町長は、窓口の存在をPRしていきたいとおっしゃいました。その窓口の件でちょっとお尋ねさせていただきます。その方、役場のほうから、一旦就労した会社から、ちょっとあれですが、10日間の前借りができるというふうに聞かれたらしいんですよね。一旦その会社に行った後、その会社の担当の方にそのことを申し込まれました。そしたら、その会社の御担当の方は、そんな前借りの話なんて聞いたことないし、したことないよと言われたそうなんですよ。役場でそのことを言われましたら、そのことを向こうの会社に言うのを忘れておりました。やがて言うつもりでしたということだったんですよ。本人同士のやりとりを私は伺ったもので、客観的な判断というのはできませんけども、どうもその役場側の説明が、説明を受けたその御本人に正しく伝わってなかったということかもしれません。行政側としましては、就業までの支援の詳細な内容を例えば書面を交付するなど具体的な手段で、段階を追って、困窮者の方に理解しやすく説明できているんでしょうかね。行政側が伝えようとした情報というのは、常に相手方に正しく伝わっている、そういうふうに思っていらっしゃいますか。伺います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 職員としてはちゃんと情報を伝えるように努力はしているんだろうと思いますが、受けとられる方が十分理解してないということもあると思います。やっぱり言葉だけでは十分理解できないということもありますので、そうなると、意思の疎通ができないということになり、また誤解等もあると思いますので、お互いにそういう情報の共有ができて、確認できるような、そういうことが必要だろうと思いますので、十分そういうところを今後、来られた方が、相談される方が困られないように対応をとっていきたいなと思います。 ○議長(飯田 正征君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 相談される御本人は、いわゆる親戚とか友人とか、そういうものを経た後で、最終手段として役場に相談される方が多いと思うんです。いわゆるここに来られるからにはもう既に全てをさらけ出して、裸になって行政に助けを求めに来ておられると、そう思うんです。そういう困窮の方と役場側とはいわゆる支援を始めるに当たって、まずお互いの信頼関係の構築、それがまず第一だと思うんですよ。ちょっとくどいようですが、その点、町長に伺います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 先ほど議員言われたように、本当にこの役場が最後のとりでだろうと思って来られるんだろうと、こう思っております。いつも言っておるんですが、相談は十分に対応するようにということをずっと言っておりますので、今後もそういうことで対応させていただきたいと思いますが、本当に相談者の身になって、どういう対応ができるかということをしっかりと、そして理解をしていただくように努めるようにしてまいりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 困窮者の方は、いわゆる公的な支援策に対してといいますか、余り役場に来て話もしたことないような方、結構多いと思うんです。果たして自分にも適用されるか、また、皆さんそうでしょうけども、初めは疑心暗鬼だと思うんですよね。少しでも自分の理解が実際の流れと異なってしまった場合、ちょっとその方と必要以上に距離をとったり、自分の殻に閉じこもりがちになったような傾向もあったようです。いわゆる社会とのかかわりに不安に感じていらっしゃる相談者の方に、担当者の側は一連の流れにいわゆる不安が生じないように、もし誤解を招いてしまったらすぐそれを解決できるように、お互いに根本誤解を招くことがないように、慎重に、丁寧に、親切に、わかりやすくされる必要があるかと思います。くどいようですが、町長もう一度お願いします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) まさにそのとおりでございまして、やっぱり信頼関係を築いて、お互い理解する。そしてそういう制度的なものも知っていただくと、そういうことが大切だと思いますので、十分に気をつけてやっていきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) ぜひともよろしくお願いいたします。  その方の就労状況、ちょっと聞いたことを伺いますと、そちらの会社では、9月に4日間、10月には2日間だけの仕事でした。それも事前に何日も前から仕事の予定の連絡があるわけじゃなくって、中には当日に呼び出しのかかるケースもあったそうなんですよ。果たしてこういう状況で生活できるんでしょうかね。これを就労と言えるんでしょうかね。役場側としましては、この勤務状態を把握されておられましたか。それを伺います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 福祉課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 町長にかわり答弁させていただきます。  勤務日数が減っているということは相談員も把握しておりましたので、同時に次の就労先ということについての支援を進めていったという状況でございました。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) その後、役場担当課の御支援のおかげで、何度かの面接試験といいますか、面接の練習を経た試験の後、現在、その方は某所で、契約社員といいますか、パートといいますか、週5日間程度の出勤で仕事をされているようです。時給810円だそうです。ここからですけども、その方の支援はもうこれで完了でしょうかね。例えばその方がさらにステップアップしたいと、そういう仕事を希望された場合、今後どのように支援されていくか、それを伺います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 福祉課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) お答えいたします。  その方の場合についてですが、その就労以外にも、そのほかの部分でも、家庭的な部分でも相談を受けていますので、引き続き支援を続けていくようにしております。  また、その方の、現在は契約社員でありますが、就労状況等を踏まえまして、今後さらなるステップアップ、正規職員なり、より条件のよいところへの転職等も含めて、十分に支援していきたいと考えているところでございます。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) 年齢など、いろんな理由とか、前職の経験を生かすとか、そういうことで、正直選択肢、なかなか見つけづらい、それは事実だとは思います。ただ、この方の場合、何か現在の仕事、腰痛をちょっとお持ちなようで、結構苦労されてるようでございます。役場の側は、一旦仕事を紹介された後、各人の就労状況を把握はされているとは思います。一定の生活レベルがとにかく維持できるまで、本人の就業後のいろいろな状況を定期的に把握し、見守りながら、社会参加の促進とか生活改善がなされるよう、今後も十分な支援体制できめ細かく支援を継続されていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。伺います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 福祉課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) お答えいたします。  言われるとおり、就労されたからといって支援を終結するというわけではなしに、就労が定着する、そして生活が十分に自立して生活できるように、そういった形になるまで、全ての方というわけではないですが、そういった見守りが必要な方については引き続き見守っていくことをしたいと思いますし、また、いつでもこういった形で相談はできるということはその就労された方にも伝えておりますので、何か就労先で困ったことがあれば、再度相談してもらえるような形での説明は十分にしておりますので、そういったことで、再度相談にお見えになる方もありますので、そういった形でフォローなりをしていきたいと考えているところでございます。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 油本議員。 ○議員(6番 油本 朋也君) この支援制度が充実したものになりますように、よろしくお願いいたします。  以上で終わります。 ○議長(飯田 正征君) 以上で油本議員の一般質問を終わります。       ─────────────・───・───────────── ○議長(飯田 正征君) 以上をもって本日の日程は全て終了しました。  これにて散会します。  本会議は、あす14日の午前9時から開きますので、お集まりください。  そうしますと、この後、4時から全員協議会を開きます。議場にお集まりください。お疲れさまでした。                 午後3時54分散会       ───────────────────────────────...