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平成30年 9月第6回定例会 (第 7日 9月12日)

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  1. 北栄町議会 2018-09-12
    平成30年 9月第6回定例会 (第 7日 9月12日)


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    平成30年 9月第6回定例会 (第 7日 9月12日) ─────────────────────────────────────────────       第6回 北 栄 町 議 会 定 例 会 会 議 録(第7日)                                  平成30年9月12日(水曜日) ─────────────────────────────────────────────                                 平成30年9月12日 午前9時開議  日程第1 一般質問        ───────────────────────────────                 本日の会議に付した事件  日程第1 一般質問        ───────────────────────────────                  出席議員(15名)     1番 長谷川 昭 二君  2番 宮 本 幸 美君  3番 前 田 栄 治君     4番 秋 山   修君  5番 町 田 貴 子君  6番 油 本 朋 也君     7番 斉 尾 智 弘君  8番 井 上 信一郎君  9番 藤 田 和 徳君     10番 田 中 精 一君  11番 森 本 真理子君  12番 津 川 俊 仁君     13番 阪 本 和 俊君  14番 野 田 秀 樹君  15番 飯 田 正 征君        ───────────────────────────────                  欠席議員(なし)        ───────────────────────────────
                     欠  員(なし)        ───────────────────────────────                 事務局出席職員職氏名 事務局長 ─────── 磯 江 恵 子君  主幹 ───────── 福 田 香 織君 事務補佐員 ────── 長谷川 利 恵君        ───────────────────────────────               説明のため出席した者の職氏名 町長 ───────── 松 本 昭 夫君  副町長 ──────── 手 嶋 俊 樹君 教育長 ──────── 別 本 勝 美君  地方創生監 ────── 渋 谷   潤君 会計管理者(兼)出納室長         ──── 倉 光   顕君  総務課長 ─────── 磯 江 昭 徳君 企画財政課長 ───── 小 澤   靖君  税務課長 ─────── 齋 尾 博 樹君 住民生活課長 ───── 藤 江 純 子君  福祉課長 ─────── 田 中 英 伸君 健康推進課長 ───── 吉 田 千代美君  地域整備課長 ───── 吉 岡 正 雄君 産業振興課長 ───── 手 嶋 寿 征君  観光交流課長 ───── 松 本 裕 実君 教育総務課長 ───── 大 庭 由美子君  生涯学習課長 ───── 杉 本 裕 史君 農業委員会事務局長 ── 下 阪 啓 二君 (併)選挙管理委員会事務局長 ──────────────────── 磯 江 昭 徳君 代表監査委員 ───── 竹 歳 秀 明君       ───────────────────────────────                 午前9時00分開議 ○議長(飯田 正征君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は15人です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。       ─────────────・───・───────────── ◎日程第1 一般質問 ○議長(飯田 正征君) 日程第1、一般質問を行います。  届け出順により順次質問を許します。  12番、津川俊仁議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) 皆さん、おはようございます。津川俊仁でございます。私は、本定例会におきまして3問質問をいたします。  まず、亀谷川の抜本改修と西高尾ダムの放水管理についてお伺いいたします。  平成30年7月豪雨におきまして、西日本各地で死者が220人以上、家屋の浸水や土砂災害など甚大な被害がありました。また、その後台風21号、また先日の北海道地震においても亡くなられた方や被災者、被害が多数出ております。まだその全容はわかっておりませんが、亡くなられた方に対しまして心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げ、また一日も早い復興復旧をお祈りいたします。  さて、本町の7月豪雨時におきましても被害が報告されました。その中で、今回は亀谷川について取り上げたいと思います。  毎年のように年に数回はありますが、今回も亀谷川が氾濫し堤防を乗り越えて泥水が田んぼへ流れ、知足院前を含む周辺の道路が水没いたしました。特筆すべきは東亀谷作業場裏の氾濫であります。この地は常々大雨の際には雨水が土手を越えていますが、これまでは右岸のみの氾濫だったものが今回は左岸もオーバーフローしました。地元の人から、いよいよ限界に来た、早急に改修をとの声が多く聞かれました。よく見ると、そのオーバーフローした左岸の部分は上流からのブロック積みがなくなっており土手が低くなっております。川幅も狭くなっています。これまで続けてやってこられた改修整備や改修がとまっている、そんな状況であります。この亀谷川の改修につきましては、毎年地元自治会から改修の要望が出されているにもかかわらずなぜ改修されないのでしょうか。早急に改修すべきであります。町長の明快な回答を求めます。  また、この豪雨時、西高尾ダムの水位が上がり満杯状態の時期があったと地元西高尾自治会の方からお聞きしました。ダムの治水効果が発揮され特別放水はされず、その結果甚大な被害はなかったと思っていますが、今後、今回以上の雨量がありダムの水を放水するようなことがあれば甚大な被害が起こるかもしれません。豪雨時の放水管理は誰が行い、その周知、方法はどうなっているのか。今回は連絡、確認をされたのか。放水時のダムの下の西高尾集落は安全か。これらをお伺いいたします。  次に、ほくほくプラザ前及び周辺道路の改修についてお伺いいたします。  亀谷川の氾濫により、一番に影響を受ける公共施設にほくほくプラザがあります。今回もほくほく前道路が水没し、職員及び利用者が車で駐車場までたどり着けない状況があったとお聞きしました。その際、館の運営、開館への影響はどうだったのかお伺いいたします。  また、そのとき他の公共施設で今回の豪雨で支障のあった町内公共施設はあったのか確認したいと思います。いかがだったでしょうか。  このように見ていくと、ほくほくプラザへの進入路、道路は余りにもお粗末であります。多くの来場者は車で大島方面から当館へ行かれますが、県道から西穂波に向かうT字路の交差点を右折し、まずその橋の段差で飛び上がりびっくりし、その後、ごみ収集場横の道を対向車を待ちながら進み、左折の側溝を気にしながら駐車場へ進みます。その隅の角は側溝が交差しその上はあいていますから、気をつけないと人も車も落ちることがあります。再度言いますが、余りにもお粗末であります。ほくほく前の道路とその周辺道路の抜本的な改修をすべきだと思いますが、お伺いします。  さきに亀谷川の改修要望をいたしましたが、県に要望する際にほくほくプラザ前の道路状況を説明し、開館にも支障を来していることを前面に出しながら町、教育委員会そして地元も巻き込み一体となって県の河川改修優先順位を上げていく必要があると思いますが、重ねてお伺いいたします。  次に、消防団員の士気を高めるために質問いたします。  去る7月1日に開催されました第64回鳥取県消防ポンプ操法大会における閉会式が余りにもお粗末であり、団員の士気が落ちていると聞いております。  そこでお聞きします。当日、閉会式において本町第4分団、これは亀谷分団でありますが、ポンプ車操法の部で優勝し、その発表及び表彰授与式が行われ、そのまま終了したそうであります。関係者一同が4年に1度の全国大会の切符を手にして喜んでいる最中に間違ってましたと放送をもって訂正され、優勝旗を剥奪されたと関係者から伺いました。このことについて、第4分団の団員の多くからとても腹立たしい、日ごろのポンプ操法大会に向けての練習は何だったのかなどさまざまな不満が出ています。県のホームページを見てもTCCでも町報でも、何事もなかったかのごとく時間が過ぎていきます。このままでは来年度以降の操法大会への参加や、あるいは消防団の存続さえ危ぶまれるのではないかと危惧しております。このままではだめだと思います。消防団員の士気を維持し高めるために今後どのような対応をするのか。頑張っている人が報われるような施策が必要だと思いますが、お伺いいたします。  以上、壇上での質問を終わります。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 初めに、ことしは異常なほど高温が続き熱中症等で亡くなられた方もありましたが、また多くの災害も発生いたしました。5月には島根県での地震、6月には大阪北部での地震、7月は広島、岡山、愛媛などを中心とした西日本豪雨災害、そして今月に入り台風21号による近畿地方での風水害、高潮被害、北海道東胆振地方地震とたくさん災害があり、多くの人命を失い、そしてまた家屋を初め多くの被害が発生をいたしました。亡くなられた皆様に心から御冥福をお祈りいたしますとともに被災されました皆様にお見舞い申し上げ、一日も早い復旧復興を願っておるところであります。  さて、津川議員の御質問にお答えいたします。  まず初めに、亀谷川の抜本改修と西高尾ダムの放水管理についての御質問でございます。  議員御指摘のとおり、平成30年7月の豪雨において亀谷川が護岸を溢水し町道浸水の被害が出ております。地元自治会からの要望をお聞きして、県には毎年要望しております。北栄町といたしましては、倉吉市及び関係の自治会等で構成された由良川水系河川改修事業促進期成会から毎年県はもとより県選出国会議員国土交通省及び国土交通省中国地方整備局に予算確保や事業の促進についての要望を行っております。鳥取県では、昭和62年に発生した由良川水系の浸水被害を契機に由良川水系河川改修事業を採択いただき、大栄地区及び北条地区で整備が進み、その効果を発揮しておるところであります。  亀谷川の改修に当たっては、まず下流の由良川本川の流下能力が不足していることから由良川本川の改修が必要であり、今後も多くの事業費と抜本的改修には長い期間を要します。県では浸水被害箇所等を優先し、限られた予算の中で必要な河川伐開や河床掘削を行っており、亀谷川では御指摘の箇所など溢水する区間を中心に伐開を毎年実施していただいており、今後も順次実施していただくことにしております。いずれにいたしましても、今回のような被害は依然発生しているため県に対し一日も早い改修を要望し、河川伐開による維持管理を求めてまいります。  次に、豪雨時の放水管理は誰が行うかとのお尋ねですが、西高尾ダムや小田股ダム、船上山ダムのほか矢下導水路、大父頭首工などの国営造成の土地改良施設につきましては、東伯地区土地改良区連合が維持管理、メンテナンスを行っております。  次に、周知方法はどうなっているかとのお尋ねでございますが、東伯地区土地改良区連合では国営造成土地改良施設防災情報ネットワークにより、インターネットで公開される気象データによりきめ細かな当該地域に関する1キロメッシュの降雨予想などのデータを県や琴浦町、東伯地区改良区連合などと共有し、降雨予報等を活用した予備排水による冠水の防止や軽減、適切なタイミングでの取水停止など的確な操作運用に役立てております。  また、防災情報や水管理システムのデータをパソコンや携帯電話で得ることができるとともに、水管理システムにおいて一定の水位等に達した場合に信号等を発信する機能もありますので、パトロール中や中央管理所での待機中も適切な施設の操作や、地域の防災上重要な排水機場の運転状況などを町側へ情報提供できますし、ダムの水位につきましては町側からもインターネットで閲覧することも可能となっており、常に情報を双方向で共有し対応できる体制を構築してきているところであります。  また、県や町、各土地改良区、消防、教育関係機関などで構成しております東伯地区管理体制整備推進協議会及び消防防災協定連絡会ネットワークを通じて、万が一の場合の防災への備えや連絡体制がとられているところであります。  次に、今回は連絡、確認はされたのか、放水時のダムの下の西高尾集落は安全かとのお尋ねでございますが、このたびの7月豪雨では東伯地区土地改良区連合へ水位や運転状況などを確認しており、問題はないとの報告をいただいていたところであります。西高尾集落につきましては、このたびの豪雨ではダムでの連絡は行っておりませんが、ダムの排水が緊急に必要となれば防災本部を通じて放水の情報を関係自治会へ連絡するほか、防災無線などを通じて周知徹底を図る考えでございます。  次に、ほくほくプラザ前及び周辺道路の改修についての御質問でございます。  まず、平成30年7月豪雨で他の公共施設では冠水等による支障はなかったところであります。以前よりほくほくプラザ周辺は大雨の際に冠水していました。町道下条線では過去5年間の平均で年間約2回冠水しており、通行どめの対応をしておりました。その際には、冠水の影響が少ない山側からの町道から出入りされていたと思います。冠水による公共施設への影響を考慮し、教育委員会と利用状況を勘案したいと考えます。また、公共施設に支障があることも訴えながら、まずは河川改修による抜本的な解消を県に要望していきたいと考えております。  続いて、消防団員の士気を高めるためについての御質問でございます。  鳥取県消防ポンプ操法大会において表彰式終了後に順位が変更された経過、そして今後の対応についてでございます。  まず、経過についてでございますが、北栄町消防団第4分団が県大会の閉会式において優勝として表彰されたにもかかわらず、閉会式終了後に放送にて集計が誤りがあったとして順位の変更が伝えられたものであります。そもそも閉会式の成績発表において異議は一切認めないという発言があったこと、最高得点が200点満点で減点方式で点数をつけるということを知っているにもかかわらず200点を超える点数を発表したこと、今年度は4年に1度の全国大会があり、全国大会出場に向けて団員一同一生懸命頑張っていたこと、そして放送で集計誤りであったと一方的に告知した後に謝罪と説明を行ったという主催者側の対応が選手の気持ちを顧みない措置であり、これら一連の対応について町単独で厳重に抗議を行った次第であります。  後日、町、消防団及び選手の皆さんと協議しながら、大会を運営する県及び県消防協会への意見及び要望書を提出しておるところであります。内容といたしましては、集計誤りの発覚から放送により一方的に順位変更を行う措置に至った経緯、今回の大会の審査得点と集計表の公表と今後の大会での審査表の公表、今後の大会における審査結果の複数確認などでございます。  この意見及び要望書の回答を、昨日9月11日に受け取ったところであります。一部を御紹介いたしますと、経緯につきましては北栄町の第4分団の総得点が最高点の200点を超えていることについて審査班長から指摘があり集計表を点検したところ、入力誤りが判明した。再計算すると1位と2位が逆転することがわかり、放送で訂正を行った。訂正等の周知がおくれるほど影響が大きくなり、帰路につこうとする消防団がある中で事前に周知することなく行った。集計上のミスであり、審査の誤りではない。審査表の公表につきましては改めて検討するので、結論を得るまでしばらく時間をいただきたい。審査結果の複数確認につきましては、再発防止について鳥取県と鳥取県消防協会で検討するなどで、回答の一部につきましてはまだしばらく時間が必要とのことでございます。  対応につきましては、全ての回答を見て判断することになると考えておりますが、この問題に県及び県消防協会がしっかりと向き合い誠実に対応することによって、消防団の士気は回復するものと考えております。生業を持ちながら町民の生命、財産を守り安全安心なまちづくりに貢献していただいている消防団の存在は重要で不可欠なものであります。この問題の解決に向けて、また士気向上のため町といたしましても今後とも継続して消防団、消防団員への支援を行っていきたいと考えておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 津川議員のほくほくプラザ前及び周辺道路の改修についての御質問にお答えをいたします。  7月豪雨に伴うほくほくプラザへの影響については、議員からありましたとおり亀谷川が氾濫し周辺道路及び駐車場が冠水したため、職員や利用者が車で当該施設にたどり着けないという状況が生じました。山側町道からの出入りは可能でしたが、多くの方が利用される道路と駐車場のほとんどが冠水したことでいつもどおりの利用ができず、職員の車も近くの事業所に置かせてもらうなどの影響がありました。  一方で、今回の7月豪雨に伴う同様の影響があった教育施設はありませんでした。  先ほど町長答弁にもありましたとおり、大雨での通行どめの際にはその都度当該施設の運営に影響が生じているところでございますので、住民の皆さんが安全安心に利用できるよう教育委員会といたしましても亀谷川改修を望みますので、県への要望など町とともに協力できることはしていきたいというふうに考えております。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) まず、亀谷川の改修について再質問をさせていただきます。  私も昭和62年からの由良川改修工事につきましてはずっと見守ってまいりましたし、町当局といたしましても一生懸命やっていただいている。県を初めやっていただいているというふうに理解もしております。その中にあって、最後の最後になって一番影響が残る地が亀谷川周辺であるということも理解しております。由良川の河口部分については大変広くなりましたし、北条川放水路の完成によりまして米里等の北条島あたりの冠水もほとんどなくなりました。唯一しょっちゅう冠水する地ということで残っているのが亀谷川周辺であります。  今後も抜本改修に向けて県に強力に働きかけていただくということについてはそれで納得はできますが、あわせまして冠水する道路そのものの改良も必要ではないかと思います。知足院前あたりから西穂波の入り口あたりまでの、特に亀谷川が急カーブするところまでの土手沿いの道路につきましては大変低い状況でして、何回かは改良はしていただいているんですが、どうしても地盤がやわらかいところで道路自体が下がってしまっているというふうなこともあります。そういう意味においても、抜本的な改修がまだまだ時間がかかるということであれば、同時進行的に伐開だとか河川掘削だとかということも並行しながら土手の改修そのものも少しずつ手がけていく必要があろうかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 由良川水系については、先ほどありましたように雨が降るとつかるところは亀谷川の先ほど言われました周辺、それからまだ米里の上流もこれもつきます。姥ヶ谷というところでありますがここもつくということで、この2カ所は大雨が降ればまたつくということでございますので、まだまだ河川改修必要だろうとこう考えております。  先ほど土手のかさ上げだと思いますが、かさ上げしたらどうかということでございますが、やはり同じような高さにしないと、低いとどちらかにこれは水が偏ってしまいます。ただ、同じ高さにしてもやっぱり内水がありまして、これをどうはくかということがこれは問題になってくるわけであります。高くしたはいいけど、なかなかこの中のほうの水が引かないということもあるわけであります。そういうこともありましてできるだけ伐開、掘削をして、やっぱりその河床が高くなっておると、土手を高くしてもこちらの内水のほうが田んぼとかあちらのほうがなかなか水が引かなくていつまでも残っておるということになりますので、やっぱりそういう施策をとる必要があるだろうとこう思っております。  それから、今回もですがずっと亀谷の周辺を見させていただきましたが、特にほくほくプラザから北側に行くところ、これがかなり低くなっております。あそこが必ずつくというようなことだと思いますが、実はほくほくプラザ、東亀谷の集落の道路がありますが、あそこから入るところに集落から流れる排水があるわけでありますが、あれがそちらのほくほくプラザのほうに入ってしまっていると。かなり高低差がありましてそういうのが入ってしまっておるということで、そういうのも影響があるんではないかなとこう思っておるところであります。また改良区のそういう用排水の関係もあると思いますので、そういうのを精査しながらそこに入らないようにする、あるいは用水でもそれを抜きやすいようにしていくというような、排水を抜けやすくしていくというようなことを考えてまいりたいなと、こう思っておるところであります。  県のほうもやっぱりそういうことは十分承知でございまして、由良川自体が瀬戸までは改修してありますが、上がまだ改修してありません。今回も見てまいりましたが、川幅がアシなどが生えてかなり狭まっておるということもありますので、そういうところをやっぱり川を広げていく。そしてやっぱり泥もたまってまいりますので、それを掘削していく。そういうことによってある程度解消できるんではないかなとこう思っておるところでありまして、やっぱりそれには予算が必要となるわけでありますが、そういうところにも予算をつけていただいてしていただくようにしていきたいなと、こう思っております。  改良区のほうも今回県のほうから予算をつけていただいて、そういう堰を整備するとかそういうようなことも考えておられるようでございますので、ぜひそういう形で取り組んでまいりたいとこう思います。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) 再質問に対しましての回答をいただきました。町長もよく現場を見ていただいていまして、よく御存じだというふうに理解をいたしました。  そして、その中で1つだけいま一度挑戦していただきたいのが、先ほど作業場裏のことを申しました。あの地は川幅も狭まっていると言いましたが、その上はブロック塀がついてあって、でもそれ30メートルぐらいが、橋までがブロックがつけてない。それは地権者との関係だというふうなことも伺ってますが、だんだんと過去に比べて法律も少しずつは変わってきてますんで、あそこの部分も道路自体が河川が狭まっているということについては、あれは地元の地権者の方の同意が必要なんですが、そこのところは再度挑戦をしていただいて、改良区の事業なのか県の事業なのかわかりませんが、いま一度その河川改修の事業を進めていただくということが大事だろうと。向かわれた経過はあるんですが、地権者との関係でというふうなことを、私の記憶ではできなかったというふうに伺っていますが、再度そこのところは挑戦していただきたいと思うんですがいかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) きのうも改良区の理事長とお話ししまして、11月ごろに県の事業の中で作業場の近くの改修をしたいということを伺っております。それが議員の言っておられるところなのかどうかちょっとまだ確認をしておりませんが、まずそのあたりをやっていくんだというようなお話を伺っておるところでありますので、またわかり次第お知らせしたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) そのところだと思います。その工事はいわゆるきちんとブロック塀までつくような工事というふうなことですか、それとも掘削するだけの工事でしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そこまでは確認しておりませんが、課長のほうに答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 吉岡地域整備課長。 ○地域整備課長(吉岡 正雄君) 町長にかわって答弁いたします。  作業裏の辺に昔使っていたサイホン型の用水路があるようでして、そこの部分が河川断面を侵してというか、ちょっとそこが高くなって河川の流れを阻害しているんでないかということで地元の方からも要望があったところですけども、今回県のほうの予算がついて土地改良区のほうも自己負担を出してそこを改修するということをお聞きしましたので、そうなればかなり、どの程度かわかんないですけども、そこの部分の阻害はなくなって川の流れはよくなるんじゃないかなというふうな期待はしておるところです。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) そうしますと、念願の一つの工事が進むというふうに理解をさせていただいて、また様子を見させていただきたいと思います。  抜本的な改修が少しずつでも改修が進み、つからなくなるといいんですが、ほくほくプラザへ来館される皆さん、多くは車で来館されると思います。その中で、いろんな方法があるんですが、浸水時に山側から入れますよとおっしゃいました。もちろん入れます。家屋が山沿いにあって、道路があって入れますが、非常に狭い曲がった道路であります。恐らく余りなれてない、車の運転に自信のない方はちょっとなかなか入ろうかなというふうに思わないような道路でありますので、そのことをもって道路が確保されてるというふうな思いはなくしていただきたい。  先ほど申しましたが、ほくほくへ行かれる方の多くは車で行かれる。そしてそのルートはさまざまあるんですが、県道、大島方面から来られて行かれる場合にはまず大島方面から来られて右折されますよね。されたらすぐ由良川にかかる大きな橋があります。橋の周辺の道路が陥没しちゃって、非常に大きな段といいますか橋だけが高い状況があります。何年か前に改修はしていただいてよくはなったんですが、その後また道路のほうは沈んで橋との差が高くなっている。知らない人はいきなりぼんと橋にかかったときに車が飛び上がるような、そんなような状況になります。おっとと思いながら来られて十字路を左折され、そしてごみ収集所のところをまた右折されるんですが、その際道が狭いんで、対向車があるかないか確認しながら進入され、対向車がないのを確認されて今度ほくほくへ向かって左折されます。左折に当たっては、左折の先ほど村から入ってくる排水路とほくほく前の排水路が交差するところがありまして、そこから水が先日もあふれてましたが、そこには側溝がしてないんで大きな穴があいている。左側の隅に穴があいてて落ちた人があるというようなことも伺ってますんで、そういう意味では非常に車の運転をしにくい。低いというようなことの状況であります。ですから、そういう意味では一つの先ほど山側の道路があるからというふうなことはなしにして、一番進入しやすい道路を整備していくというふうなことが大事だろうと思います。  知足院からの両端のことについては少し様子を見るとおっしゃいました。ほくほくプラザ前の道路の改修については、そのような意味では少し小手先だけの改修になるかもしれません。かさ上げなり隅っこの床版をかけるなり改良が早急に必要でないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 地盤のやわらかいところでして、橋脚等はやっぱり支持層までちゃんと打って沈まないようにしてあるわけでありますが、その周辺についてはやはりどうしても年月とともに沈下してしまうというようなことでございまして、何回か改修はされておりますがなかなかそれがとどまっていないというのが実態でございますので、またそういう見にくいということがありますので、また改修等について県等に相談しながら要望してまいりたいと思います。それからほくほくプラザのところの入り口でございますが、やっぱり北側に道が下がっておりまして、それからほくほくプラザからもこうやって下がっているというようなことであります。ここだけ道路改修すれば何とか通れないことはないと思いますが、ここだけすればいいかということにまたなりますので、どういう形でそういう改修ができるのかということもちょっと抜本的に検討しながら、今後考えていきたいなとこう思います。ずっと向こうまでしちゃうのか、あるいはグラウンドがありますが、そこの間のところだけをするのか。いろいろ方法はあると思いますが、ちょっと検討してまいりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。
    ○議員(12番 津川 俊仁君) 私の思いを酌んでいただいて検討していただくということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。  あの館の運営については、先ほど教育長のほうから閉館はなさらなかったですよね、たしか。ただ、職員の皆さん事業所の方に借りて車をとめて徒歩で裏から歩いていかれたと思うんですが、それで勤務された。それではちょっと異常な状況ですので、そういう意味においても教育委員会からも大きな声をしていただいて取り組んでいただきたいと思います。  1番、2番、質問が重なって終わりました。  そして、そのダムの件でございます。通告書を出させていただいてから、後で私も改良区のほうに確認をさせていただきました。ただ、西高尾の方から実際ダムの水が多かったぞというふうな発言もいただきました。心配をしていただいて、何回かダムまで足を運ばれて見ていらっしゃるという方がいらっしゃいまして、その方の恐らく素人目というふうなことだろうと思いますが、心配されたということでございます。ただ、問題なかったよということも後でお聞きしましたし、当然それで連絡体制もきちんとできてますという報告も受けました。それで今後ともきちんとした管理をなされていくというふうに思いますが、そうはいっても町民の皆さんからしてみれば本当に大丈夫なのかということがわからなかったから心配されるわけで、そういう体制ができてます、きちんと地元の皆さんには心配をかけないようにしてます、というふうな説明なり周知なりが今後さらに必要だと思いますが、その辺の点はいかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) この西高尾ダムについては、もともとその上流に川が余りないということですし、またあっても短いということでなかなかそこだけでは水が入らない、満杯にならないということで、矢下の堰からこちらの西高尾ダムのほうに水をいただいておるというのが実態でございます。  そして、このダムについては緊急放流というのができないダムでございまして、満杯になると少しずつこうやって流れていくというような形のダムになっておるところでございます。そうならないように、大雨になると矢下の頭首工のところを閉めてしまったりとかして中に入らないようにするというようなことをされているということでございますが、先ほど議員がおっしゃいましたが、やっぱり地元とすればこういう雨が降れば本当に大丈夫かなということがありますので、こちらのほうは大丈夫だという連絡は受けておったにしてもやっぱり一言連絡をするべきだと思いますので、今後はそういう体制をとってまいりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) ぜひともそういう連絡は大事だと思います。その連絡一つで地域の皆さんが安心されるということ、それとあわせて信頼性が生まれるということでありますので、そういう心配があったということをおつなぎしましたので、そういう体制もあってもいいだろうということで思いますんで評価をさせていただきたいと思います。  3番目の消防団の操法大会の関係につきましては、町長みずからがその現場にいらっしゃったというふうにお伺いしていますので、消防団との連携をとりながら県そして県の消防協会に対しての要望書、意見書を出されてきのう回答をいただいたというふうに伺いました。  集計ミスでというふうな余りにもお粗末な結果でして、先ほど回答がありましたが200点満点中減点方式なのに200点以上の点数が発表された。その時点でなぜわからなかったのかとどうしても思ってしまいます。今回、私が質問しなかったらこの件についてはなかなか表に出てこなかった。先ほど言いましたように、県のホームページ見てましたら操法大会の結果、米子市何とか、2位が北栄第4分団、それだけですね、1ページだけ。TCCも放映されましたけど、あるいは町報についても2位でしたという報告だけ。何もなかったかのごとく動いていまして、本当に一生懸命頑張ってこられた、私はずっと頑張って練習している姿を見てますんで、だから余計これは取り上げてぜひとも、どうにもならんのかもしれませんけどそういう思いを伝えて、町民の皆さんにもわかっていただきたいというふうに思ってあえてこの質問をさせていただきました。  町長も私と同じ立場で消防協会、県に対してきちんとした対応をとっていただいていますので、今後とも引き続きその回答を受けながら、また今後の答弁をいただきながら士気を落とさないように、そして対応していただきたいと思います。再度その決意を述べていただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) この消防のポンプ操法大会でありますが、7月1日に行われました。7月の行政報告会で少しお話をさせていただきましたが、優勝、北栄町第4分団ということでみんな大いに喜んでおったわけでありますが、閉会式が終わってほかの団員は帰りますし、我々はうれしくて優勝の写真撮ろうというようなことを話ししておった中に、一方的に放送で順位が間違っておりましたというようなことであったわけであります。大変な憤りを感じたわけでありまして、なぜ先ほど議員が言われましたように熟練した方が審査委員長等でおりながら200点を超える点数の中でそういう発表をしたのかというようなことや、異議は一切認めないという中でこういうことが行われたということで大変憤りを感じたところであります。帰ってから慰労会等もやったわけでありますが、団員の皆さんも本当に悔しくて、特に優勝旗を何回もとりに行っておりますので、俺らは何のために優勝旗をとりに行ったんだというようなそういう憤りがかなりありました。大変憤慨されておりました。  しかし、町のは出るけえな、火事があったら出るけえなということはそのときは力強く言っていただいておりました。ただ、操法大会はどうかなというような感じを受けたわけでありますが、今、少し落ちついてこられまして、この回答が出る前にちょっと打診がございまして、団のほうにちょっと持っていって話なんかもしたんですけど、少しは落ちついてきておられます。ただ、正式な回答の中でまだまだ検討せないけんことがあるということでございますので、十分にそれは検討していただいて、今後このようなことのないようにしていただく。そういうことが団員の士気をといいますか納得するものだと思いますし、士気もまた高まってくるものだと思いますので、十分に配慮しながら消防団の支援をしてまいりたいとこう思っております。 ○議員(12番 津川 俊仁君) 終わります。 ○議長(飯田 正征君) 以上で津川議員の一般質問を終わります。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 9番、藤田和徳議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 9番、藤田和徳です。  私は、今定例会一般質問におきまして1点、地球温暖化、異常気象による町民の熱中症に対する町の対応について伺いたいと思います。町長、教育長、よろしくお願いいたします。  温室効果ガスによる地球温暖化は、もはや取り返しがつかないところまで来ていると思います。今世紀は、海水温の温暖化が続くものと考えられています。  ことし全国で熱中症による救急搬送は7万人を超え、死亡者は100人を大きく上回っています。本町におきまして、6月、7月、8月の熱中症による救急搬送はあったのでしょうか。あれば何名に及んだのか伺いたいと思います。  熱中症のリスクの最も高いのは、4歳までの乳幼児そして65歳以上の高齢者と考えられますが、ひとり暮らしの高齢者に対する対応はできているのでしょうか。町としてこの命にかかわる異常気象が続くとなれば、どのような事態が考えられ、どのような対策が必要と考えておられるのかを伺いたいと思います。  次に、教育長に伺います。エアコン整備がまだ完全に整わない中、教育現場での熱中症による救急搬送はあったのでしょうか。保健室での対応で済まされた児童も含め、その内訳と原因を伺いたいと思います。  園内、学校内におけるこの異常気象に対し、教育現場での対応、対策はできているのかを伺いたいと思います。  簡単ではありますが、壇上での質問を終わります。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 藤田議員の御質問にお答えいたします。  地球温暖化、異常気象による町民の熱中症に対する町の対応についての御質問でございます。  ことしの夏は記録的な猛暑が続き、熱中症による救急搬送は全国的にも鳥取県においても過去最高だった昨年を大きく上回っております。  本町における6月から8月までの熱中症による救急搬送の件数でございますが、6月の実績はなく、7月に7件、8月に1件の合計8件でした。昨年同期間の14件と比べて6件の減という状況でございます。  搬送状況を年齢別で見ますと、65歳以上が4件、40代から60代の方が4件、うち2件は町外者でございます。子どもさんはございませんでした。  程度別では、死亡、重度は0件、短期入院を必要とする中程度が2件、軽度が6件で、中程度が大きく減少いたしました。  発症の要因別では、屋内が3件、農業等作業中が4件、運動中1件という状況で、半数は水分摂取不足が原因となっております。  熱中症は症状が重くなると命にかかわりますが、個人が適切な予防法を知り実践することで防ぐことができます。ことしは最高気温が35度以上の猛暑日が続いたため熱中症に対する警戒心も強まり、外出すること自体を控えたり水分補給を意識したりといった一人一人の予防意識と行動が救急搬送の減につながったと考えております。  次に、ひとり暮らしの高齢者に対する対応はできているのかとのお尋ねでございますが、福祉課では5月に開催された民生委員会におきまして、高齢者の自宅を訪問される際には高齢者向けの熱中症予防のチラシとうちわで呼びかけをしていただくようお願いいたしました。さらに猛暑日が続いておりましたので、8月の民生委員会で訪問の際には再度熱中症予防の呼びかけをしていただくようお願いしたところであります。  高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能が低下しており、暑さに対する体の調整機能も低下しているため注意が必要となります。家族や御近所同士の声かけやコミュニケーションが命を救うことにつながります。自治会長会研修会や民生委員会、いきいきサロン等への出前講座で熱中症に関する研修会を開催し、理解を深めているところであります。  気候変動は気温の上昇、大雨の頻度、農作物、感染症、熱中症リスクの増大など多岐に及び、今後長期にわたり拡大することが考えられます。町では気温が高くなる前の4月に熱中症対策連絡会議を開き、熱中症警報発令時の情報伝達経路等の連携確認を行うとともに、子ども、高齢者、農業者、スポーツ活動中等、対象者別の熱中症予防に向けた啓発活動の徹底を図っております。  昨年多かった農作業中や高齢者の中程度患者割合が減少したのは、関係者が一丸となった啓発の効果と見ておりますが、暑い中での作業が必要な農業等についてはさらなる啓発が必要であると考えております。今後も熱中症対策は防ぐことを第一と考え、関係機関で連携しながら対象者に合わせた啓発活動を徹底してまいる所存でございます。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 藤田議員の熱中症対策についての御質問にお答えします。  まず初めに、教育現場での熱中症による救急搬送はあったか、保健室での対応を含めその件数と原因についての御質問です。  今年度、こども園、小・中学校で本町の児童生徒が熱中症による救急搬送はありませんでした。しかし、保健室に来室し、その後保護者に病院での受診を勧めて熱中症と診断された件数については中学校で2件あり、1件は授業中に気分が悪くなったもので、もう1件は部活動の練習中のものでした。小学校、こども園ではありませんでした。ただし、熱中症と判断されたわけではありませんけども、7月に入ってから気分を悪くし保健室に来室した児童生徒は人数は不明でございますがおりました。  次に、この異常気象に対し教育現場での対策、対応はとられているかとの御質問です。  教育委員会からは、各小・中学校長、こども園長が集まる教育連絡会の中で熱中症に対する対策を十分とるよう伝えております。こども園では、時間を見て水分補給の声かけをする、戸外遊びは短時間にして帽子を着用し日陰を利用する、扇風機、エアコンによる温度管理を行うなどの対応を行っており、子どもの体調変化を見逃さないよう観察を行っております。保護者に対しても保健だよりの中で注意事項を載せるなど、啓発を行っております。小・中学校では、冷房のある教室に移動し授業を行ったり暑さ指数に応じて戸外の活動を制限する、水分を小まめに補給するなどの対策をとっております。特に1学期終業前は気温が上昇し教室内の温度が急上昇することがあったため、大栄中学校では午前中で授業を打ち切り、部活動なしで下校する対応をとりました。また、プールの水温も上がったことから、北条小学校では夏休みの学年プールを中止といたしました。部活動を行う中学校では、校長から各顧問に対し早目の休憩や十分な水分補給を行うこと、生徒の観察をしっかり行い熱中症だと思ったらちゅうちょすることなく救急搬送を行うこと、また効率のよい部活動の実施を考えることなどの指示をいたしております。  学校のエアコン設置については、今年度は中学校への設置を終えますが、小学校についてはできるだけ早く設置できるよう準備を進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) この熱中症というものでどの資料を引っ張り出してみても、熱中症には3段階というのがありまして、1度が熱けいれん、2度が熱疲労、3度が熱射病と。こうした中で、この町内で8件でそのうち屋内、これが3件、屋外が4件ということですが、ここでお伺いしたいのが熱中症というその症状、どういうような症状、例えば畑から一緒に仕事をしとった離れたところ、訪ねていった家、どういう症状を見つけたらこれは救急車を呼ばなきゃならんと判断したらいいんでしょうか、ちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 吉田健康推進課長。 ○健康推進課長(吉田千代美君) 町長にかわりまして答弁します。  時と場合によるかとは思いますけれども、意識がないときにはすぐに救急搬送するほうがいいと言われておりますし、それから吐き気があったりとか手足のしびれがあるというときにも救急搬送したほうがいいです。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) その場合、そういう状況になって救急車を要請しました。救急車が来るまでにどういう対処をしたらいいんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 基本的には涼しいところで休ませたりとか、あるいは服を脱がせて体を冷やすということが必要だということになっておりますし、それから水分補給というようなことが応急処置としてあるところでございますので、そういう形でしていただければ救急車が来るまでの対策ということでしていただけばとこう思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) それでは次、屋内で3名の方、これが熱中症になられた。この屋内は冷房設備というのはあったんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長が答弁いたします。 ○議長(飯田 正征君) 吉田健康推進課長。 ○健康推進課長(吉田千代美君) 詳細なところは、報告を受けております概要ではわかりませんが、4件のうち1件についてはエアコンはあったけれども作動していないのが確認されております。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) この6、7、8月、7月が一番厳しいんでしょうけど、そういうさなかでも冷房設備を使っておられん。そういう方もおられると思います、確かに。電気代節約云々ということはあるんでしょうが、ぜひともそういう全戸といいますか、そういう方々にも積極的にやっぱり使っていただくというように周知していただきたいと思います。  そこで、次の質問なんですが、この民生委員さんの方が訪問されたりされています。何とか安全確認をということなんですけど、この民生委員さんが訪問されるのは週何回、月何回という頻度はどうなんでしょうか。何回ぐらいなんでしょう。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長が答弁いたします。 ○議長(飯田 正征君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 藤田議員の御質問に町長にかわってお答えいたします。  頻度というのは、特に月に何回行かなければならないということは決まってはおりません。ただ、必要に応じまして特に見守りが必要な方については、月に何度も訪問されたりされることもありますし、必ず高齢者の方については訪問はしてもらうようにはお願いしております。そういった形で、回数的には特に決まっているというものではございません。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 続けてもう一つお願いします。今、何回かというんですけど、それは訪問したらすぐ町に連絡来るんですか、それとも事後報告、今月は何回、何日にやりましたというようなことなんでしょうか。どちらなんでしょう。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長が答弁いたします。 ○議長(飯田 正征君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 再度の御質問にお答えします。  民生委員会の定例会というのは毎月開いておりまして、そのときに前月に訪問された状況等を報告していただくようにしていただいております。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 私ちょっと資料も何も勉強不足であれなんでお聞きしたいのが、ボタンを押したら町に連絡が届くというようなシステムってあるんですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 再度の御質問にお答えします。  言われるとおり、緊急通報システムというものがございます。こちらは警備会社に委託しておりまして、そのボタンを押せば警備会社のほうが駆けつけると同時に町なり緊急連絡先に連絡が入る。そういう制度も設けておりまして、ただこちらには条件があって、ひとり暮らしの高齢者で70歳以上、また持病とか緊急のことが起こりやすいといった、そういった条件のもとにそういった緊急通報システムの制度がございます。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) この70歳以上という制限があるということなんですけど、それはそれとして警備会社のほうが駆けつける。これだけ熱中症というか、異常気象で高温になるというんだったら、65歳以上が4名、それ以上って年齢に線は引けれないんですけど、ひとり暮らしということ、それを考えてでもぜひ必要なもんだなと思います。  そこで一つお伺いしたいのが、この緊急警報システムですね、これの形態はどうなんでしょう、これ家庭用の100ボルトですか。ということは、完全に在宅専用ということですよね。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に説明させます。 ○議長(飯田 正征君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 再度の御質問にお答えします。  在宅での装置もございますが、オプションとしましてペンダント式で外出先でもボタンを押すと通報が行くというものも附属でございますが、それはあくまでも本人が希望するといった場合で、別途その場合については料金がかかってしまうということがございますが、そういったものもございます。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 今、ペンダントって言われました。これが私は一番聞きたかったんです。ペンダントをつけて屋外に持って出た場合、例えば買い物にとことこ出られる、またはちょっと隣へあれだっていって、ちょっとお墓に参ってくる。そういうようなときでも警備会社はこのペンダントを受信した場合、場所まで特定できるですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に説明させます。 ○議長(飯田 正征君) 田中福祉課長。
    ○福祉課長(田中 英伸君) 再度の御質問にお答えします。  室内に置いてあるものが基本として町が貸し出したもので、ペンダントの部分について押されたことによってその場所が特定されるかどうかはちょっと詳細は調べてみないとわかりませんので、今この場でちょっとお答えはできません。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 私が望んどったのは、結局70歳以上というんでもなく、町民に例えば畑仕事に行かれたときでも高齢者の方で携帯持って出ておられない、携帯持ってたら自分で救急車を呼べる。ところがそれもできない。そういうときにそういうペンダントでGPSがついてるんかどうかわかりませんけど、そういうもんがもうちょっと融通をきかせてといいますか、広い意味で町民の命にかかわるこの暑さというものに対処しようかなと。そう考えて質問させていただきました。  台風が来た。川や用水には絶対見に行かないようにと言いながらも毎年流される方がおられる。熱中症に対しても、畑や山に上がられて知らず知らずのうちに熱中症になる。そういうことでどんなに啓発してもこういう被害といいますか、熱中症になられる方というのは必ずおられると思います。  そこで、この防災北栄町、放送はありますよね。これテープでいいんでね、一日に何回も流してみられる。もう啓発を強化するしかないんじゃないかと思うんですけど、どうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 熱中症については、今、テレビ等でもいろんなところで熱中症の発令されましたとか予防しましょうとかいうことが出ております。大抵の方はそれを見られとると思いますので、今はそうやってしてないわけであります。毎日のようにこれが続いておりますので、多分多くの方がそういう予防についてはかなり神経質になって、水分を補給したり持っていったりされてるんだろうとこう思います。  ただ、今、農作業のお話が出ましたが、暑いときはやはりハウスにはなかなか入られませんが、4月とか5月とか、ハウス外はまだちょっと過ごしやすいようなときにハウスの中に入られて熱中症になられる方が、これがおられます。やっぱりそういう方の対応策を、特にこういうハウス栽培の盛んな町でありますので、そういうのは十分にしていこうとこう思っておるところであります。そういう啓発に向けてハウス内での作業等についての啓発を進めてまいりたいなと、こう思っておるところであります。  今年度も4月、5月に3件の方が農作業中にそういう熱中症の症状になられております。一昨年は亡くなられた方もあるというようなことでございますので、そういうところを十分にしてまいりたいなとこう思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 温度が高いというのは35度から37度ってことしも記録しました。まるで日本中が日本新記録を狙うみたいにマスコミがああやって報道されるんですけど、さてその気温もそうなんですけどね、私が今度質問するのは湿度のほうです。相対湿度って普通45%前後が一番快適だと言われています。よくある事故、間違いというのが、高齢者の方がエアコンを押しました、スイッチを入れました。なかなか作動せんなと思ってばちばち押して、しばらくしてからよく見ると暖房だったとか、リモコンの電源の乾電池が切れかかっててなかなか見えにくい。それでも動いとったって。電池入れかえてみたら暖房だったとか、こういう間違いが日本中あります。このエアコンの冷房と除湿、この正しい使い方をやはり町民にしっかり知っていただく。がんと冷やすだけの冷房じゃないんだと。ここら辺をちょっと町報なりなんなり、しっかり周知徹底していただけないでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 吉田健康推進課長。 ○健康推進課長(吉田千代美君) 町長にかわりまして答弁させていただきます。  町報を使って等の広報は現在もしておりますけれども、それに湿度のことも加えてさらなる啓発をしていきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) ことしは例年よりも6、7月、8月と1.7度高くなったと。それでこの先のことをあれこれ言うのはなんです。私もそんなに悲観はしてないんですけど、2度上がれば生態系が変わると。これが4度上がれば、もう民族の大移動になるんじゃないかと。この山陰地方にミカンがつくれるようになり北海道は米の一大生産地、いわゆる作付緯度が北側に上がっていく。カニ、これも北上してということで、WHO(世界保健機構)がハエの異常繁殖でまた新たな感染症が出てくるんじゃないかと言われている中で、私が一番心配したのが、先ほど町長が言われた農業です。この農業を、田んぼは用水が完全に整備されてきました、おおよそ整備されてきました。水は足りてますけど、畑のほうが水不足になるんじゃないか。浜のほうはスプリンクラーがありますけど、そうやって野菜というものがだんだん野菜不足、そして野菜の高騰、それに手をかけなきゃならんということでまた再び熱中症という負のリサイクル、これだんだん作付緯度が北に上がればまた熱中症の負のリサイクルというその連鎖といいますかね、こういうものを一番懸念しております。  再度、町長にこの農業、これに対して今後農業を今の状態からどうなっていくのかという見通しと、どうすれば、どういう準備が要るんか。これ漠然としてますけど、何か一言いただけたらと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 気温が上がったらということでありますが、既に影響も出ておりまして、コシヒカリ等についてももう暑くて登熟がうまくいかない、白濁米が多くあったりとか胴割れをしたりとかというようなことで大変1等米が出ないというようなことが出ておりますし、今年度等についてはブドウ等も夜温がなかなか下がらないという中で、色が来ないというようなことも出ておるところであります。  また、こういう温暖化でどんどん気温が上がっていきますと、今までつくっておった作物もできないというのはこれ当然ですし、気温が4度も上がるということになればこれは地球がどうなっておるかというようなことも考えられます。南極の氷が解けたり北極の氷が解けたりこの日本があるかどうかというようなことも考えられますし、また風水害等も水分を蒸発することによってかなりのそういう大きな台風であったりとか、そういうのも起こってくるだろうとこう思っておりまして、そういうこと。それから、砂漠化等もやっぱり考えられるわけであります。多くの地域が砂漠化してしまう、食糧をとれないというやなことも考えられるわけでありますので、そうならないようやっぱり温暖化対策を十分にしていかなければならない、こう思っております。特に二酸化炭素等はそれを助長するようになっておりますので、二酸化炭素を減らしていくとかそういうようなことが必要になろうかと思っております。  今、発電等も日本は地震の影響で原発も余り動いておりませんが、火力発電ということでかなりそういう炭素系のものを使っておりますが、世界の流れとしては今そういうものがなくなって、再生可能エネルギーを使うというようなことになっておるところであります。そういうエネルギーの問題もまた考えていく必要があるんだろうと、こう思っておるところであります。これはそういう地球全体の環境をいかにして守っていくか、気温をなるべく上げないようにしていくかという問題でありまして、それがひいてはいろんな産業、特に農業等に大きく影響するだろうとこう思っております。  そういうこともありまして、北栄町では小さな町ではありますが、そういう環境を考えながらまちづくりを進めるということでございますので、御理解をいただければとこう思っておるところであります。森林を整備したり、やはりそういう自然のものを使っていくということがこれからの地球を守る、そして農業を守る大きな力になるものだろうとこう思っておりますので、そうした取り組みも今後も進めてまいりたいと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) では、次に教育長に伺いたいと思います。  私、毎日児童と朝登校するときに大きな交差点までは一緒に行くんですけど、そのときに児童、子どもたちはランドセルに水筒を持っていってます。ぶら下げて登校するんですけど、登校中は当然飲んでいいんでしょうけど、これ授業中に自由に飲めるんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 藤田議員の御質疑にお答えをいたします。  授業中は、子どもたちは喉が渇いたりなんかすれば自分の水筒を置いとるところに行って飲んでます。やっぱり我慢するということはだめですので、そういう適宜喉が渇いたら飲みに行っているというふうに思っていますし、そういう状況を見ています。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 次にプールです。これ異常に高くて、温水プールになっちゃっていると。これを水を入れかえるのも大変なことですし、中止になったという。さて、このプールの授業をどうしようかというんで考えなんですけどね、これプールに屋根つけるといったらすごい莫大なことになるんですけど、これ農作業で使いますよね、寒冷紗、ああいうものを張ってみるというような考えはありませんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 寒冷紗を張って温度を上げないようにということなんですけど、今のところはそういうことは考えていません。その水温の管理をしっかりしていただいて、温度が上がり過ぎとったらきょうは水泳は休みとか、そういうことで対応を現在行っておるというところでございます。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 児童が水筒を自分の机の横かどこかわからないんですけど、自由に飲んでいいって先ほど言われました。学校行き帰り、それから授業も一日何時間もあります。経口保水液ってあります。皆さん御存じのとおり簡単につくれるもんです。学校としてはそういう経口保水液、水1リットルに塩小さじ1杯も要らないのか、それから砂糖四、五杯、それから重曹を入れてがちゃがちゃがちゃ。こういう経口保水液という飲料ですよね、こういうものは学校のほうは用意されておられるんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) そのときの温度とか子どもたちの状況によって子どもたちは水筒の大きさを変えたりなんかして、いっぱい飲まないけんときに大きな水筒を持っていったりなんかして対応していると思います。その言われたものは学校では用意しておりません。やっぱりそれは保護者が準備するものだというふうに思いますし、全部飲んじゃったら水を飲むとかということでも問題ないというふうに思っておりますので、学校としては準備しておりません。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 最後に近づきました。先ほど町長が小さな町でもCO2を何とかしたいてって、減らすんだという考えを述べられました。それで一つの私の考えなんですけど、これCO2を減らす、リサイクルできるものはリサイクルに、それから新しい燃料といいますかエネルギー、そういうものはまたそれでいいんですけど、直接この二酸化炭素を減らそうかという。大気中の空気をジェットエンジンのタービンみたいに圧縮して、これにガンマ線を当てて炭素分子を分ける。それを遠心分離機へかけて炭素原子を固定化させる。抜けた空気はまた同じくタービンで圧をかけて、今度は紫外線を当ててO3、いわゆるオゾンをつくるという、できなくはないんでしょうけど、そういう研究施設といいますか、大学の研究所でもいいんです。そういう世界に先駆けて、日本に先駆けていいんですけど、そういう研究所というか研究なるものを北栄町で考えてみられませんか。土地もあることですし、どうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 初めてそういうお話を伺ったところであります。CO2の炭素を固定して、ガンマ線を当てるとかなんとか。よくわからないことでございまして、藤田議員がいろいろ研究されてそういうのがあるぞということで提案されたんだと思いますが、北栄町としてはそういうことは考えていないということであります。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) 私も深くは研究してないです。できるんじゃないかという。  それで最後にします。北条道の駅、この構想が今練られておられると思います。ぜひとも屋根つきベンチで囲った大きな噴水上げられてみたらどうでしょうか、夏場の間だけでも。冬場は融雪でも使えます。これ集客云々というよりも、もう命にかかわる暑さだったらせっかく集まってきたお客様、これに何とかこの暑さの対策を講じなきゃならんというんで、ぜひともこの構想に噴水というものを考えてみていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 屋根つきの噴水をというようなことでありますが、そういうのは今の構想には載っておりませんし、余り暑いとなかなかそこまで来られるのが大変だなとこう思っております。そこが涼しければまた行ってみようかという好奇心のある方もあるかと思いますが、現在のところそういうことは考えておりません。やはり噴水を上げるということになるとかなりのそういう経費的なものもかかりますし、果たしてそれが本当に道の駅としてふさわしいものかどうかということもありますので、今は考えていないところであります。 ○議長(飯田 正征君) 藤田議員。 ○議員(9番 藤田 和徳君) これだけ海水温が高いと、多分ことしは大雪になると思います。ぜひとも町のしっかりした対応をお願いして私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(飯田 正征君) 福祉課長が答えれなかった部分、町の業務範囲を超えているというふうに思いますけれども、答弁保留はしなくていいと思いますが、どうでしょうか。 ○議員(9番 藤田 和徳君) よろしいです。 ○議長(飯田 正征君) よろしいですか。 ○議員(9番 藤田 和徳君) はい。 ○議長(飯田 正征君) そうしますと、以上で藤田議員の一般質問を終わります。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) しばらく休憩します。(午前10時29分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 休憩前に引き続き再開いたします。(午前10時43分再開)  次に進みます。  7番、斉尾智弘議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 7番、斉尾智弘でございます。私は、本定例会におきまして3点について町長にお尋ねいたします。  有害鳥獣被害対策についてでございます。  本年度の大栄西瓜の販売目標は19億円でありました。出荷当初は非常に御苦労があったようでございますが、生産者の皆様の御努力により見事に目標を達成されております。しかし、その陰では出荷間際にイノシシやアナグマなどに圃場を荒らされ、大きな被害をこうむった生産者もございます。特に出荷の2週間前からの対策が必要だと感じております。電気柵の購入補助など、貸し出し等を含めた短期間の被害対策をお伺いいたします。  次に、パラモーター日本選手権への支援についてでございます。  西高尾すいか空港において11月9日から11日の間、パラモーター日本選手権が開催されます。100名程度の参加があると聞いております。大会主催者からは、この機会に参加者に対し北栄町の観光PRをしたい。また、町内の宿泊施設があれば御案内をいただきたい。また、2泊3日の大会期間中の食事等、地元の食材を使いながらその間の交流会についても計画したいというような相談もあったようでございます。本町の観光事業にとって大いにプラスになると思いますが、取り組みについて本町の支援についてどういう支援ができるのかお尋ねいたします。  生活困窮者自立支援についてでございます。  本年、生活困窮者自立支援法等改正法が成立いたしました。さまざまな面から、困窮者を支えるための取り組みを強化しております。困窮した生活から抜け出すためには、経済的に安定することが大事だというふうに言われております。2015年度にスタートした生活困窮者自立支援法は、施行後2年間で約45万人の新規相談を受け、これは全国でのものであります。約6万人が就労しております。本町での成果をお伺いいたします。  困窮者が就労のための基礎能力を身につける就労準備支援事業の実施はどのくらいあったのか、お伺いいたします。  就労準備支援を受ける条件の資産・収入要件を緩和し、65歳未満の年齢要件も撤廃したようであります。このことをどう周知するかお伺いいたします。  北栄町には、C型作業所という独自の活動を行っている福祉施設がございます。問題はございますでしょうか、あればお伺いいたしたいと思います。  困窮者の児童と書いておりますが、小学生の学習支援についてお伺いいたします。  以上、壇上での質問を終わります。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 斉尾議員の御質問にお答えいたします。  初めに、有害鳥獣被害対策についての御質問でございます。電気柵の購入補助、貸し出し等を含めた短期間の被害対策を伺うとのお尋ねでございます。  まず、丹精込めた農産物がいよいよ出荷を目前として楽しみにされていましたところ、鳥獣によって被害に遭われたとのことで、特に本年は大栄西瓜が高値で推移したことから町といたしましても悔やまれてなりません。  さて、議員仰せの電気柵でございますが、国2分の1の助成による有害鳥獣被害防止対策事業によって電気柵を設けることは可能でございます。しかしながら、全国的にも管理が不十分で感電による人の死亡事故や、草木の干渉による漏電が火災の原因になるなど問題となっているほか、会計検査でもずさんな設置や管理によって機能を損ない効果を発揮できていないなどの指摘を受けて、補助金返還になる事例も相次いでおります。  また、仮に電気柵で一団の農地を囲ってイノシシや鹿を追い払っても、次の餌場を求めて徘回するだけで、ほかの農地や住宅地へ被害を拡散させるだけであります。しかもアナグマにつきましては電気柵の下を容易にくぐり抜けますので、効果は期待できないものであります。  自衛のために電気柵を設けることは一つの圃場を守るには有効な手段ではあるかもしれませんが、拡散する被害から守るために町全体、圃場全体を囲うような電気柵は費用の面から考えても困難であります。  また、電気工事や電気代は補助対象外となりますので、短期の貸し出し事業も検討しにくいことを御理解いただきたいと存じます。  地域おこし協力隊員が作成しております「有害鳥獣マップ」では、イノシシがアナグマのテリトリー内に多数侵入し始めると、木の実や昆虫などを捕食してきたアナグマがイノシシとの遭遇を避けるように、スイカ等の圃場に餌場をかえて出没するようになってきていることがわかってまいりました。イノシシがどこから移動してきているかは判明しておりませんが、山林の適正管理はもとより、鳥獣の個体数の調整を図って生態系、食物連鎖のバランスを取り戻さないことには、いずれは人の生活圏まで鳥獣の生息域が拡大しかねない状況であります。昨年は大谷や由良宿から曲、土下にかけてニホンザルが出没いたしました。先月にはこの大栄庁舎の駐車場でアナグマが目撃されております。このような状況から、鳥獣対策の基本である鳥獣のすみかとなる森林の整備と、鳥獣被害対策実施隊の捕獲活動を精力的に行って、山林の中の生態系の調整を図ってまいりたいと考えているところであり、まずは摘果した農作物は埋めるなどの対策をし餌場となる場所をつくらないこと、使用していない小屋や資材を片づけたり、圃場の間に緩衝帯をつくるなどして近づきにくい環境をつくること、生態や行動の把握をするとともに有効な捕獲方法を検討し、捕獲による個体数の減少に努めるよう指導、助言してまいりたいと考えておるところであります。  次に、パラモーター日本選手権の支援についての御質問でございます。  まず、この大会の参加者に対し町の観光PRや町内の宿泊施設の案内をしてはとの御提案でございますが、町の観光PRにつきましては青山剛昌ふるさと館のチラシやコナン通りのマップ、また町の観光施設や特産品などを紹介した「北栄見聞楽」を参加者に配布し、町内への誘客宣伝を図りたいと考えております。  町内の宿泊施設の案内につきましては、すいか・ながいも健康マラソン大会の参加案内と同様に町内の民間の宿泊施設と北条オートキャンプ場、お台場公園キャンプ場、北栄町グリーンツーリズム研究会の民泊の紹介とあわせ、中部地区の旅館組合や観光協会の連絡先を参加者に配布し、御利用いただくようにしたいと考えております。  次に、3日の間の食事または地元との交流会についてでございますが、まず食事については先ほど申しました「北栄見聞楽」に町内の喫茶やお食事どころを36店舗紹介しておりますので、そちらを配布し御利用していただきたいと考えております。  また、地元との交流会でございますが、パラモーターをされている方であれば交流会に参加してみたい方もおられると思いますが、町内にはほとんどおられない状況ですので実現は難しいと考えますが、大会を現地で見学していただくことでパラモーターの魅力を知っていただき、参加者と交流を図っていただくことは可能であり、町報や町放送で町民の皆様へこの大会の周知を行ってまいりたいと考えております。  次に、生活困窮者自立支援についての御質問でございます。  まず、生活困窮者自立支援法施行後の相談案件で就労につながったケースについては、平成27年度から29年度までの3カ年の件数でございますが、24件が就労につながりました。  次に、就労準備支援事業の利用状況についてでございますが、初めに就労準備支援事業の概要を説明いたしますと、生活困窮者で就労ができない方に生活リズムを整えるための働きかけや就労体験の場を提供し、自分自身の体調や心構えの準備活動を行っていただくものであります。本町では平成28年度から中部4町の共同で鳥取市に事務所を持つNPO法人に委託して事業を実施しており、担当職員が対象者宅の訪問を重ねながら支援を行っております。  そして事業の利用状況についてでございますが、平成28年度、平成29年度の2年間の実績で8件の利用がございました。  また、事業の対象要件が緩和することの周知についてでございますが、確かに法の制定から3年が経過し、改めて生活困窮者対策や支援事業の概要を紹介するよいタイミングだと思います。事業の対象要件も含め、生活困窮者対策全般についての広報を行ってまいります。準備ができ次第、町報で周知を行います。  次に、C型作業所の活動状況と問題点についてでございます。  この「C型」という名称は一般的な表現ではなく、町内で事業を行う法人が名づけられた名称です。コミュニティーの頭文字の「C」から、生活困窮者向けの就労訓練の場をC型事業所と言われているようであります。この就労訓練事業を行う事業所として、町内の社会福祉法人の一つが認定事業者として県知事の認定を受けておりますが、ここでは直ちに一般就労につくことが難しい対象者に対して、支援つきの就労を通じて一般就労に必要な知識や能力を身につけるための訓練の場が提供されております。一般就労と就労準備事業との間に位置する支援となります。この社会福祉法人における具体的な作業内容で申しますと、現在パンの製造や農作業といったことが行われております。これが一般企業であれば特定の業種における特定の業務になってしまい、事業対象者の適性や希望職種を考慮していくことを考えれば、この社会福祉法人で複数分野の就業の場が準備できていることは事業実施上助かっている部分だと感じております。  平成27年度から29年度までの事業利用者は6人で、現在は3人が利用中でございます。利用者本人の都合や原因によって利用を中止したケースもありますが、一般就労につながり直接的な成果を上げたケースが計4人あるほか、就労ができず現時点で収入が不足している方に対して就労訓練事業による賃金が生活の維持に大きく貢献しているという側面もあり、この間接的な効果を含めれば事業効果は少なくないと見ております。  そしてこの就労訓練事業の問題点でございますが、現在就労訓練事業の受け皿となる認定事業者が町内におきましては先ほど申しました社会福祉法人1つだけとなっております。多様な職種を準備することで事業利用者の適性に合った就労訓練が行えるものと考えておりますので、2つ目、3つ目の事業所を確保していくことが課題だと認識しております。  次に、生活困窮世帯の児童に対する学習支援についてでございます。  現在、生活困窮世帯向けの学習支援は中学生を対象としておりますので、小学生向けには実施しておりません。  町がサービスを提供している小学生が学習できる場面としては、放課後児童クラブ、児童館としてのほくほくプラザ、夏休みの長期休暇ではサマースクールやほくほく食堂があります。ただ、これらの事業は学力向上が主目的ではありませんし、全ての事業が生活困窮世帯に限定した場ではありませんので、改めて小学生向けの学習支援事業についてその実施の必要性も含めて検討していきたいと考えております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。
    ○議員(7番 斉尾 智弘君) 最初に、有害鳥獣被害対策についてお伺いいたします。  この質問をするに当たり、今まで有害鳥獣被害対策、これは北栄町の方針というのはいろんなところで町長のお言葉であったり担当課長の言葉であったりお聞きしておりました。ですから、今回はなかなか大変な答弁になるかなという思いはありましたけども、私の期待したような答弁をいただけなかったなというふうに思っております。  本町の方針がそうでありますので、なかなかこれに対してどうのこうのということは今の時点では言えないかもしれませんけども、若干調べてきた内容を御開陳させていただきたいというふうに存じます。  先ほど町長も言われました鳥獣被害対策の国の方針が、補助制度を設けているということでございます。これ農林水産省のほうから鳥獣被害対策の現状と課題ということで出ておりますけども、被害の全体の7割が鹿、イノシシ、猿によるものである。特に近年、鹿、イノシシの被害の増加が顕著であるということでございます。平成21年度以降は、国全体で200億円以上の被害があるということでございます。  町長、町全体としては被害が増加傾向にあるという認識はございますか。この辺についてお伺いしたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 手嶋産業振興課長。 ○産業振興課長(手嶋 寿征君) 被害額でございますけれども、被害件数は減少しているものの被害額のほうは上がっていることは確認しております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 北栄町のその被害件数の具体的な数字をあちこちに聞いて回ったんですけども、なかなか出てまいりません。というのは、北栄町、特に農協関係でも掌握してないというようなことがございました。それでしなければいけないかなというような御意見もあるようでございました。ですからアンケートなりそういう意見なりを農家の皆さんから吸い上げるような、こういうことについての考え方はございませんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 手嶋産業振興課長。 ○産業振興課長(手嶋 寿征君) 被害の状況の全容については、議員おっしゃるとおりJAそれからJA以外の方たちの被害というのも完全に全容は把握はできておりません。ただ、鳥取県の中には鳥獣対策センターというのがございまして、そちらのほうでは全県下でそうした被害状況を確認をした被害額それから被害件数等については把握をされているようでございまして、ちょっと手元には今ありませんけれども、場合によってはその市町村ごとの被害というのも持っておられるようなことをお聞きしたことがございますので、改めて各農業者に被害を確認するというようなことは必要ないのではないかとは考えております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 今の、聞き違いかなと思ったんですけども、各農業者に確認する必要はないというふうにおっしゃったんでしょうか。もう一度確認いたします。 ○議長(飯田 正征君) 手嶋産業振興課長。 ○産業振興課長(手嶋 寿征君) 再度お答えいたします。  確かに被害はその県の鳥獣センターのほうが把握をしておられますので、改めてそれを町のほうで聞き直しをする必要はないのではないかということでお答えしたものでございます。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 県の被害を聞き直す必要はないというふうな御答弁だったと思います。県のそういう被害の掌握の仕方、これについてはどういうされ方をしたのかなというふうなことを私なりに考えてみますと、倉吉市がこういう鳥獣被害防止計画というものを、これは平成27年度につくっております。これによりますと、計画ですからいろんな数字を入れております。被害額を調べ、被害面積も載っております。状況の分析がなされております。ちなみに、イノシシでありますと平成22年から26年度まで5年間の被害額がその年度ごとに出ております。被害面積についても、その年度ごとに出ております。そういう分析の中で、従来講じてきた被害防止対策というものが載っております。検討されております。その中に載っているのは、先ほど来から私が質問させていただきました防護柵の設置に関する取り組みというところもございます。倉吉市では、被害集落または2戸以上の被害農家が侵入防止柵を設置する場合という条件で県の補助事業を活用し、資材費を補助しているということでございます。これは倉吉市の計画でございます。湯梨浜町にもこういう防止計画がございました。琴浦町にもありました。三朝町にもあるんです。北栄町はどこにあるんかなと思ってちょっといろいろ探したんですけども見つからなかったんですが、この辺についてはどういうふうになっておりますでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) ほかの町や市があるということでありますが、やはり山林が多くあるというようなことも一つ考えられるかなと、こう思っております。やっぱり鳥獣が生息しやすい地域であるということが考えられるんではないかなと、こう思っております。北栄町は割と平たんなところでありますので、そういう鳥獣のすみかとなるような場所が余りなかったんかなと、こう思っておるところであります。  いずれにいたしましても、この鳥獣の問題はいろいろあると思います。先ほど県が調べたというようなことがあるわけでありますが、また町独自、町は町をどの程度調べたのかということもまだそういう県の調査の中でどういうとこまで調べたのかということはわかりませんので、そういう調査をしながらこれからの有害鳥獣の対策をとる必要があるんだろうと、こう思ってるところであります。  当面は先ほど言いましたように餌場をつくらなかったり、あるいは緩衝地帯をつくったりとか、あるいは何といってもやっぱりその個体を減らすということがこれ大事だろうと、こう思っております。幾らそういう電気柵とかそういうのをつくっても、やっぱりその個体がふえてほかのところにまた行ってしまうということになればこれはもとのもくあみでございますので、何とか個体を減らしていくということが重要だと、こう思っておるところであります。箱わな等も当然しながら、そういうものをつくっていく必要があるんではないかと思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 個体を減らすという先ほど町長の御答弁がありましたが、個体については非常に歯がゆい思いをいたしております。どんどん減らしていける体制になっていればいいのでありますが、これは産業振興課のほうからいただいた資料によりますと、平成28年度、イノシシ捕獲頭数43頭、鹿が4頭、あとアナグマとかヌートリアとかタヌキとかいろいろあるわけですけども、全国的に見ると全体の7割程度を占めているイノシシ、鹿ということで見るとこういう数字でございました。平成29年度になりますと、イノシシが19頭、鹿は前年並みの4頭ということで非常に平成29年度になると捕獲数が極端に減っているということで、実施隊の活動として非常に頑張っていただいているというふうに私は認識しております。今の勢いで頑張っていただきたいというふうには思うわけですけども、なかなか頑張っていただいている程度の実績が、特にイノシシにつきまして捕獲できているのかと申しますと、ちょっと厳しいかなという気がいたします。この辺の原因について、なかなかいろんなところの報告ではイノシシが賢くなってるというような報告はいただいておりますが、具体的にはどういうことなんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 手嶋産業振興課長。 ○産業振興課長(手嶋 寿征君) お答えいたします。  確かに捕獲実績としては平成28年度から平成29年度にかけましては捕獲頭数は減っておるところではございますけれども、単純にイノシシが例えば100頭いて、49減らしたとか43減らしたとか19だったとかというんではなくて、イノシシ自体はどこからやってくるのかわかりませんが、被害が出てきたところに対して対策を打っておりまして都度対応している結果でありますので、必ずしもこの多い少ないで判断する指標ではないというふうには考えております。  ただ、イノシシが先ほど頭がよくなったとか悪くなったとか言いますけれども、イノシシ、アライグマとかは非常に学習能力が高く、一度ここが危ないという認識をすると次はそれにひっかからないような対策をつくってきたりとかというようなことで、非常に学習能力が高い動物でもあります。それゆえに、実施隊のほうも捕獲を前回はこのパターンでとれたから同じパターンというものが通用しない場合がございまして、そうしたことから日々イノシシそれからアナグマ等については研さんを行って、実施隊のほうも研修会等を行って捕獲に努めておるところであります。でありますので捕獲実績だけが確実に減らしているという状況の指標ではなくて、あくまでもこれは結果でございますので、その結果に基づいてでは次どうするのかということのほうが大切であろうかと考えております。産業振興課としてはそのような対策を今後もとっていきたいと考えているものでございます。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) その結果に対して対策をとるということであります。その結果というのは、狩猟免許を持っておられる方をふやすということかなと私なりには思うんですけども、ほかにありますでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) やはり猟友会の方たちも高齢化なっておりますし、なかなかそういう新たにという方がまだふえてこないというようなこともあります。そうすることによって、そういう有害鳥獣がばっこするということもありますので、やっぱりそういう方たちの育成というのも必要だろうとこう思っておるところでありますし、それからそういう結果を見ながら対策をとりながら次にどう生かしていくかということも十分考えていく必要があると思いますので、そういう狩猟免許を取りやすいようなそういう何か支援できるものとか、そういうものを考えながらふやしていくこともしていきたいなとこう思っておるところでありますし、またそういうわなが必要であればそういうわなの助成というようなことも考えてまいりたいなと、こう思っております。  ちょっと参考になればと思いますが、平成29年度から平成30年度のイノシシ、アナグマの捕獲場所というのを点でつくっておるんですが、イノシシが西高尾ダムより上側にかなりこれはいっぱい出ております。下のほうは本当にわずかでございますが、それより上に生息しておるんではないかなとこう思っておりますし、アナグマはやはり若干里のほうにおりてきとるというようなことでございますので、そういうものも検討しながら対応してまいりたいと、こう思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) そういうマップについては、非常に努力をされてるということで評価をさせていただきます。  先ほど、電気柵については設置するとよそに追い払うだけだと、よそに被害がまた拡散するという御答弁だったかなというふうに思います。その電気柵については、中部のほかの町村は拡充しようというような方向にあるんですね。倉吉市につきますと、平成27年度につきましては電気柵2万メートルだったのが平成29年度は1万メートルプラス、今まであるものに対してプラス。また、ワイヤーメッシュ柵を5,000メートル追加というような整備内容が出ております。こういう傾向は北栄町以外は全部やってるんです。そうしますと、北栄町は山が少ないというような先ほども御答弁いただきましたけども、よそから追い払われたものが北栄町に来てる可能性もあるんですね。現実に今までそんなに聞かなかった、特に栄奥部のほうから我が家のスイカが50メートルにわたって、これはトンネルですけども縦にスイカのトンネルに入って全部踏みつけられて、合計すると200玉ぐらい出せなかったというようなこともお聞きしました。また、中には近所の農家のまた別の方です、片づけをしようと思っとったらイノシシが来て怖くて、人的被害があったらいけないということで車の中から眺めとったと。そしたらこっちに来ることなく逃げてくれたと。こういうような報告もいただいております。徐々にほかのところからの追い払ったものが来てる。こういう可能性はあると思いますが、町長、いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういうことも考えられると思いますが、じゃ、その来たものを全部また囲って入らないようにするのかということになると、もう日本全国全土をそうやって設置しなければなかなか解決できないということになろうかと思います。やはりその個体数を減らすためにはちゃんと森林を整備したりとか、あるいはそういう個体の捕獲をしていくとか、そういうことをしないといつまでたってもこれはなかなか解決できない問題でないかなと、こう思っておるところであります。じゃ次、北栄町がやったら次今度は琴浦町に行ってしまう、どんどん向こうへ行ってしまうということになるのか。そういうことになればそれでいいのかというようなことがあるわけでありますので、やはり全体でそういう鹿やイノシシが生息しやすいといいますか、そういう適正な個体で生存できるようなそういう形をとるべきだろうと、こう思っておるところであります。短期的にはそういうこともいいかもわかりませんが、長期的に見ればなかなか難しい問題かなと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 農家の皆さんは、その年にとれたものをその年に出してその1年間の生活をされるわけです。それに対して、なかなか私は一個人としては、一議員としてはそれに対して目をつぶることはできない。やはり大変な思いでつくられたものは、最後まで出荷をさせてあげたいというふうに思います。  それで個体数を減らす方法ということでありましたけども、産業振興課長も研究をされてると思います。その中で、例えばこういう事例があるようです。メッシュ柵を張って、その上部に電気柵を張る。こういうことで効果がある。また、ぐるぐると柵の周りを回る習性があるので、その柵の横に捕獲おりを仕掛けておく。こういうことで効果が上がってる。こういうような事例もあるようでございます。これについて、いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 農家の方には、せっかくつくったものがそうやって荒らされてしまうということで大変気の毒なことでありますが、そういうアナグマが出る、イノシシが出る。そういうちょっとどういうところに出るのか、どういう場所に出るのかということも調査してみる必要があるんではないかなとこう思っております。やっぱり出やすい場所というのもあるんではないかなと、こう思っておるところであります。そういうことも調査しながら、個体数の減少に向けて取り組んでまいりたいと、こう思っております。また農家の皆さんのそういうお話を伺いながら、そういう対策、わなの仕掛けの仕方、どこら辺がいいのかというようなこともしていきたいなと思います。やっぱりそういう近づきやすい環境にあるのか、あるいはないにもかかわらず出てくるのかということもありますので、そういうことをやっぱり検証しながら対策をとってまいりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 一つのその農家さんの実際の対策であります。これもお聞きしております。東伯の改良普及所というところがあります。そこのほうから、1セットだけその電柵があるようであります。それを借りてきて何とかしのいだと。これは200個やられたという方以外の方でございます。それでいろいろ電柵については危険だというようなこともあるようでございますけども、電池でやるやつとかあとバッテリー、当然電源を電気線から引っ張ってくるというようなこともあるようですけども、最近はそういう大がかりではなくて、先ほど申し上げましたような簡易なものでできるような方策があるようでございます。ぜひ研究だけはできるでしょう、してみてください。どうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういうものもあるということであります。研究はしてみたいと思いますが、まずは先ほど言いましたようにやっぱり入らないような対策をまずしていただく。そしてそこを調査してみたいと思いますし、またそういうものも、先ほど言われましたようなものも研究をしてまいりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 私、よくわからないのは、その入らないような対策、要は来ないような対策ということだと思うんですね。それについては、過去の議会の中でも緩衝帯をつくればいいんじゃないかというようなお話もございました。ところが、私はその現地を見たところ緩衝帯どころかもう山と畑の間に草も何もないような、除草剤をかけられてきれいにされてる。そういうところでもイノシシ等はどんどん入ってくるんです。こういう現実御存じですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 実際にそういうところを見てませんので、そういうのはわかりません。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 本町の鳥獣被害対策の内容が非常に他の町村、北栄町は農業が主幹産業だと言っております。ところがそれに対する対応が、こういう琴浦町で鳥獣被害防止計画というのもつくっておりますけども、北栄町はこういうものがないんですよね。ほかの町村はつくっております。こういうことをつくることについてはいかがでしょうか、どういう考え方を。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういう計画があるということでありますが、本町にもあるようでございますので、担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 手嶋産業振興課長。 ○産業振興課長(手嶋 寿征君) 町長にかわりまして答弁させていただきます。  本町も鳥獣被害の防止計画というのは持っております。ただ、先ほど言いました電気柵等を入れれば最先端の防備なのか何なのかというのは、やはり検証を重ねてみる必要もございます。議員仰せのとおり、緩衝帯を容易に乗り越えて被害鳥獣が入ってくるケースも認識はしております。ただ、緩衝帯だけでどうこうではなくて、おっしゃられるようにおりで囲っておいてその囲った中にわなを仕掛けておびき寄せるとかいう手法は今後検討すべき余地があると思いますので、防止計画のあるなしにかかわらず研究は進めていくべきであろうとは考えております。  電気柵ですけれども、電気柵については1平米当たり1,000円程度での導入ができるわけでございまして、補助事業でそうした対策をするのではなくても、個人でも十分対策はできるはずでございます。自助、公助、共助がある中で、公助でしなくても自助で十分に設置ができるものであるというふうにも判断しておるところでございまして、まずはそうした短期的なものについては自衛の中でまずやっていただいて、その中でどうしても公助の力でないと、先ほど言ったような個体数を調整するとかいったようなものについては公助の力でやるべきことだろうということでございますので、そうした対策を中心にうちの防止計画というのはつくっておりますので、そうした対策の中で研究を進めながら、最も有効な手段というのを探していくというのが必要であろうかと考えております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 先ほどの答弁をお聞きしますと、あながち電気柵については否定的ではないような御答弁に私はお伺いしましたけども、必要ならば安価で導入できるから自分でやってください、こういうことですか。従来言われとったのは、電気柵やっても追い払うだけだからだめなんだと。こういう答弁だったじゃないですか、今までずっと。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 手嶋産業振興課長。 ○産業振興課長(手嶋 寿征君) 再度の御質問にお答えいたします。  電気柵がだめだと言っとるわけではないんです。電気柵はそれなりに一つの圃場を守るには有効かもしれませんが、公助の中で全体で考えていくべきときに一つの圃場を守っておいてほかの圃場に被害が行くようなやり方は公助としてはふさわしくないのではないかという考え方ですので、自助で自衛で自分の畑を守るために電気柵をされることまでを否定しているものではございません。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) なかなか難しいところがありますけど、先ほど課長が言われた鳥獣対策、これですか。 ○産業振興課長(手嶋 寿征君) いえ、それではないです。防止計画書はあります。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) あるですか。それならまた後でお聞きしたいと思いますが、これをいつまでもやってるわけにはいきません。本当に農家の皆さんが苦労されて、よそからそういうものを借りられなければ、また他の町村から借りてきてというようなことも個人的にやりとりしながら対策を練られております。ですからこれについては本当に町でもどこかで区切りをつけて、その個体数を減らす方法として電気柵を利用しながら個体数を減らす、こういう方法を最近そういう講習会もあったようでございます。これは宣伝になってしまいますので詳しくは言いませんけども楽落くん設置マニュアル、こういうものも多分御存じだと思います。こういうものも研究しながら進めていただきたい。  栄財産区に柵を設置する。これは電柵ではないんですけども、設置するというようなものが議事録だったですかね、載っとったように思いますけども、これについての考え方はどういうことですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に説明させます。 ○議長(飯田 正征君) 手嶋産業振興課長。 ○産業振興課長(手嶋 寿征君) 町長にかわりまして答弁させていただきます。  おっしゃられるとおりで、栄財産区がお持ちのクリ林、クリを販売したりとか1本幾らということで企画財政課がされておられますけれども、そこの被害が急増しているということをお聞きしまして、常々なかなか緩衝帯をつくったりとか管理をしているわけですけど日々の管理がなかなか難しいものですから、電気柵ではありませんけど普通の柵を設けて、その柵の周りにおりを仕掛けさせていただくというような兼ね合いで実証的にさせていただいているものはございます。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) それは追い払うということですよね。違うんですか。入ってこない。同じじゃないですか、追い払うのと入ってこないのと。違いますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 手嶋産業振興課長。 ○産業振興課長(手嶋 寿征君) お答えいたします。  追い払うというよりは、追い込んでそのおりの入った先のところにわなが仕掛けてありまして、追い込み猟みたいに入ってこれるような形のものをしております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) そういうやり方で実証しているんであれば、ほかのところにも将来効果があればできるでしょう。そういうことですよね。どうですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 手嶋産業振興課長。 ○産業振興課長(手嶋 寿征君) お答えいたします。  これについては捕獲はできたようでございますけれども、それ以降のイノシシというのが捕まっておりませんので、余り大きな回数や事例とはなってないためになかなか広く皆さんのほうにお示しできるような内容のものとなってないという形でございます。ただ、今後このやり方も一つの方法だろうということで、一つの方法としては考えられるのではないかというふうには考えております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) やっと質問が終われる答弁をいただいたような気がしますが、最後に農業委員会からも意見書という形で出ております。この電気柵を含めた柵の設置等、こういうようなものが出とった思います。町長に直接出されておりますから、町長御存じですよね。そのときの対応、御返事、御回答についてはやっぱり先ほど以来の考え方の御回答はされたんでしょうか。これについてお伺いしたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 農業委員会からもそういうことが出ておりますので、先ほどの答弁と同じようなことをしておると思います。(発言する者あり)
    ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長が答弁しましたことにどうも間違いがあったようでございますので、再度答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 手嶋産業振興課長。 ○産業振興課長(手嶋 寿征君) 大変申しわけございません。先ほど栄財産区で実証しとると言いましたけれども、栄財産区ではなくて一農家のクリ畑で設置をしておるものでございます。  捕獲があったというふうに申し上げましたけども、痕跡はあったんですけれども捕獲はまだちょっとしておりません。今現在検証中でございまして、本格的に検証できるのはこのクリがなる秋になるのではないかということでございます。大変申しわけございませんでした。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 栄財産区の件につきましてはインターネットで載っていましたけども、栄財産区の会合のときにネット設置したいとかそういうような意見が載っとったと思うですけども、じゃ栄財産区ではないということですね。財産区についての対応はどがになっとるですか、今。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 手嶋産業振興課長。 ○産業振興課長(手嶋 寿征君) お答えいたします。  栄財産区のほうにつきましては、大変申しわけございません、柵の設置ではなくておりのみを仕掛けてわなを仕掛けさせていただいておるところでございます。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) この問題につきましては以上で終わります。  農家の収入が減らない対策、これをしっかり、いろんな方法があると思います。先ほど町長の答弁、また課長の答弁等をお聞きして今後研究していただくというようなことがございましたので、いつかは電気柵じゃなくてもしっかりとそういう個体数が減るような対策をされるだろうというふうに期待してこの質問については終わりますけども、よろしいですか、町長。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういう鳥獣被害があるわけでありますので、そういう対策、どう対策したらいいかということを検討してまいりたいと思います。一にはやっぱり個体数を減らすことだろうとこう思いますので、そういう対応がとれればとこう思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 済みません、終わると言いましたけど、もう1点。補助して広げるということについてはなかなか大変だろうと思います。試験的に貸し出してみるというような考え方というのは持てないでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 貸し出しは補助がないようでありますし、そういう貸して次またほかのところに貸すというようなこともなかなか難しいだろうと思います。自衛のためにはそういう電気柵をつくることも補助がありますので、それは可能だと思いますのでそういう形でできればと思っています。ただ、全体を町でするということはなかなか難しいかなということでございますので、そういう形でしていただければとこう思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 次に、パラモーター日本選手権についてお伺いいたします。  これにつきましては、壇上でも述べさせていただきました。北栄町の観光PRの一助になるだろと、こういうふうに私は考えております。観光案内パンフの手配については、先ほど御答弁をいただきました。また、広報関係についても町長のほうから御答弁をいただきました。  会場の準備等について、非常に苦慮されるかな。これは全国から100名ぐらいの、今、アバウトですけどもこういう方が会場においでになるということでございます。会場についての準備についての支援というものについてはどういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) このパラモーターの日本選手権が行われるということでありまして、お話があったところでありますが、町としてはいいことだなとこう思っておりますが、ただ地元の調整がまだできてないということを伺っておりますので、まずそこをきちんとしていただいて、そしてできることは町としても協力してできるところをやっていきたいなと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 懇親会などを主催者のほうで開催される場合、執行部の参加はされますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) まだ具体的にそういうお話も受けておりませんし、まずそういう大会が地元の同意を得られるかということもあるわけでありますので、やっぱりそういうことをきちんとしていただいてその後でだと思いますが、もしそういう案内があれば参加の方向では考えてみたいと思っております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 周辺自治会の合意、了解というようなことだと思います。それにつきましては、今後各周辺自治会を主催者のほうで回ってお願いしてみるというようなことはお聞きしております。  2001年に、これは読売新聞に載っておりました。故前田正雄さん、この新聞記事でございます。聞き書きあの人この人ということで、こういうものが手元にございました。この中で、故前田正雄氏はこういうふうにおっしゃっています。「運営は素人ですが、インストラクターやスタッフがしっかりしているので大丈夫。いずれは行政にも入ってもらおうとラブコールを送っています。もう一本の滑走路を十字に横切らせ、ちょっとした大会が開けるよう充実させたいですね」というこういうことを新聞に掲載されておりました。  さらに、「飛行場は西高尾ダムのそばにあります。54ホールのグラウンドゴルフ場やバーベキューハウスがある。レークサイド大栄が4月、対岸にオープンしました。私は町内につくったダム周辺整備委員会の委員をしており、この施設を有効活用したくて飛行場をつくったのであります。レークサイド大栄は15億円もの巨費を投じた施設です。今はオープン当初でにぎわいを見せていますが、山合いにあり利用者の足が遠のくのが心配です。だから愛好者がふえているスカイスポーツで手助けしたかったのです。」こういう記事でございます。私は、非常にこのコラムを拝見いたしましてそのとおりだなと。やはりできるところは応援してあげたいな、こういう思いでございます。  その当時、この記事は読売新聞でございますので御存じない方もあるかもしれませんけども、町長、これについて感想ございますでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) せっかくそういう施設があります。そういうものを有効に活用するということはとても大切なことだろうと、こう思っております。そういうレークサイドのグラウンドゴルフ場もできましたし、対岸にそういう飛行機場ができたということで、それをやっぱり活用していくということはこれは重要なことだと、こう思っておるところであります。ただ、やっぱりパラモーターになると騒音等もありますので、そういうのも十分配慮しながらやっぱりやっていただく必要があるだろうと、こう思っています。  合併10周年で、あそこのすいか空港でこれはパラモーターと違って軽飛行機のそういうデモンストレーションといいますかそういうものをしていただきましたが、ファンも大変たくさん来られて好評だったと、こう思っております。この大会も、そういう地元に御理解をいただきながらそういう盛大な会になるということを願っておるところであります。そういうことになれば、町としてもできるところで協力させていただく、そういう考え方でおります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 生活困窮者自立支援についてでございます。この支援法の理由ですね、これが厚労省のほうから出ております。生活困窮者が増加する中で、生活困窮者について早期に支援を行い自立の促進を図るということでございます。その中でいろんな施策が展開されておるわけでございます。この支援法が施行して2年以上になります。本町の成果ということで先ほど御答弁をいただきました。壇上でも質問させていただきましたが、困窮した生活から抜け出すには御存じのように経済的に安定することが不可欠であります。そのためには就労支援、これが特に大事だろうというふうに思っております。困窮者はいろいろなケースがございますが、就労に必要な基礎能力を身につける、こういうことが非常に大事だろうと。中には、働く意欲はあっても外出できない、引きこもって外出するのさえ難しい人には最初の訪問支援から始めなければいけない。また、生活改善も含めた取り組みが必要であろうと思います。これについてはひきこもりの質問のところでも質問させていただきましたけども、こういう取り組みを今後北栄町でもやっていくと。また、新たな改正法の中でも勧奨していくというような項目がございます。今までは相談だけで受け身だったのが、そういう方が把握できたならばこちらから勧奨して支援につなげていくというような新たな改正法でございます。この辺についてどういうふうに、今後のことでございます、まだまだ計画段階かもしれませんけども、今考えておられることをお伺いいたしたい。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 生活困窮者の就労支援については、法ができまして平成27年からずっとやっておるわけでありまして、成果のほうも上がっておるところであります。結構職員のほうも相談したり、あるいは委託をしながらそういう一般就労ができるようにという形で取り組んでおりますので、今後も引き続き今までと変わらずにそういう就労支援の取り組みをしてまいりたいと、こう思っておるところであります。  C型事業所というのが先ほど言われましたが、これはこちらが勝手につけた事業所でありますが、こういうのも県内では余り多くないということでございますので、やっぱりそういうものもふやしながらしていく必要があるだろうとこう思います。このC型就労施設ができたということで、私ども全国のこの生活困窮者の会でこの取り組み等についてお話をさせていただきましたが、北栄町は結構先進的に取り組んでおるところでありますので、これからも引き続き一般就労につながるように取り組んでまいりたい、こう思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) この新しい法律の中で、自立相談支援事業等の利用勧奨の努力義務の創設ということがございます。努力義務の創設、要は利用勧奨、どう勧奨していくか。これを先ほどお尋ねいたしました。もう一度お願いいたします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 斉尾議員の質問に町長にかわって答弁いたします。  利用勧奨の努力義務の創設ということが確かに明記されております。今後につきましてはですが、ひきこもりの質問のときにもお答えしたように実は今年度から相談支援包括化推進員というものを設けて、さまざまな複合的な問題を抱えた世帯の取り組みという形を進めようとしております。つきましては、県の依頼も含めて今ひきこもりの調査も実施しております。そういった中で、さまざまなそういった困窮やひきこもり、そういったさまざまな世帯の実態をどの程度把握できるかわかりませんが、それが把握できた上で今後どのようなアプローチをその世帯にしていくかの方法も考えた上で、そういった世帯に対してのアプローチ等も今後は考えていきたいというふうには考えております。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) まだ新しく改正されたばかりですので、当然体制が整っていないのは当たり前でございます。しかしながら、その中でそういうしっかりやっていくという御答弁でございます。期待しておりますので、これを実施していけば、全国的に見てですけども、6割の方が経済的にアップしたというようなデータもあるようでございます。これは非常に大事な事業でございます。  先ほど来、町長のほうからもC型と独自に名づけとるこういう作業所がございます。このたび運営をされる方がかわられたというふうにお聞きいたしました。言ってもいい範囲で、もし言ってもいいことがあればどうなっているのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長が答弁いたします。 ○議長(飯田 正征君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 再度の御質問にお答えします。  詳細について話せる部分についてですが、その法人の理事長さんがかわられたということがございます。かわられて外部の方が理事に入られて、中の運営の部分について作業的な部分が中心だったところが、日中の一時支援的な部分に一旦移行されたということがあります。ただ、その就労支援のB型の部分についても実際は今も引き続きされておりますので、経営がかわられたというよりはトマトというその法人の中の理事長さんの交代も含めて、その施設の主となる事業の部分を少し変えられて方向を変えられているというところですが、先ほど説明しましたC型の事業所の分については、これまでどおり生活困窮者の対応については継続していくということの返事はいただいておるところでございます。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) C型が従来と同じように運営していただけるということであれば、非常に喜ばしいことだと思います。  それでこれの設立に当たって補助金等が拠出されておるわけでございますけども、これ理事長さんがかわられたということ、経営者がかわられたということで、特に問題はないというふうに判断してよろしいですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長が答弁いたします。 ○議長(飯田 正征君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 再度の御質問にお答えします。  補助というのはあくまでも法人に対してなされたものでございまして、理事長がかわられたということが特に問題ということではございませんし、事業自身が継続して実施されているということですので、問題はないと考えております。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 理事長がかわられたわけではないということでございますね。  本町が委託してお願いする立場だということだと思います。先ほども言いましたけども、大事な施設でございます。これが県下にも広がっていくよう願うばかりではございますけども、作業所から就労につながったケースを先ほど町長が言われました。もう一度御答弁いただけますでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 理事長がかわられなかったのではなく、理事長はかわられましたが事業が継続しておるので問題ないということでございます。  それから、この中間資料でございますがC型事業所と入っておりますが、就労につながったのが4人おられるということを伺っておるところであります。内容については私はちょっとわかりませんが、どういう方面に行かれたかということは担当課長のほうに答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 再度の御質問にお答えします。  就労先としましては清掃とか警備とか、あとはそういった形のほうにつかれたというケースがございます。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) そういう就労先ですけども、これについてはその支援を受けられた方が独自で探されたんですか、それとも町があっせんされたということですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 再度の御質問にお答えします。  その新しい就労先につきましては、町の相談支援員や県に設置してある就労支援専門員、そういった方々の協力のもとに新しい先を見つけますし、そこのC型の作業所のとこの法人のほうも探されるということもございます。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) いろんな形で就労につながったということがわかります。大切なのは、私はこの就労につながった後いかに続けていただくかということだと思います。就労されたからもうおしまいということではいかがなものかなと思いますが、この辺についてはどういうふうに考えておられますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) やはり就職されてそれで終わりということでは就労された方も少し心もとないところもありますし、やはり就労されてそれで終わりということではこちらのほうもいけませんので、就労支援員という方がフォローアップするということになっておりますので、そういう方たちに就労されてもフォローしていただくような体制をとっておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 私が心配するのは、幾ら仕事をされとってもまたもとの困窮に、生活習慣がなれないがゆえにまたもとの生活に戻ってしまうというようなケースもあるようにお伺いしております。この辺については先ほどの支援員さん、こういう方にしっかりと支援体制をつくっていただきたいというふうに思っております。  ちょっと簡単に新しい改正法についてお伺いいたしますが、新しい法律では、例えて言うならばケアマネジャー会議のようなそういうものを設置してもいいというようなことがあるようでございます。こういうものについてはどういうふうに考えておられますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 再度の質問にお答えします。  恐らく、言われたのは関係機関間の情報共有を行う会議体の設置といった部分のことだとは思います。実際関係機関の情報共有というのが、私どもとしての今のイメージとしましては先ほどお答えしたように複合的な世帯、それを把握した上では関係機関は全て集まっていただいて協議を進めます。そういった中で、高齢者の方であれば包括とか障がいのある方は障がいの方、そういった方も含めて関係するところは集まっていただいて、その困窮者の方に対してのフォローをしていくというところの部分も兼ねれるのではないかと考えておるので、新たにこれをつくるんでなしに、今しようとしていることの中でそういったことも話し合っていきたい。そういう協議体会議はしていけるのではないかと考えているところです。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) そういう体制ができるということでございます。  あと新しい制度では、従来あった年齢要件、65歳未満という対象があったわけですけども、また資産、収入という要件ということもございました。これについて、再度これは撤廃ということでございます。こういうことをどういうふうに周知していくか。これも先ほど広報等で周知されると言われたですかね。そういうようなことで、町民の皆さんにわかりやすいようにしっかりと相談しやすいように周知していただきたい。  あと大事なところ、これはちょっとお聞きしてから終わりたいと思いますけども、子どもの学習支援でございます。新しい制度によりますと、子どもの学習・生活支援事業ということで、中学生の学習支援は現在取り組んでいただいております。それで高校の進学率も高いというふうにお伺いしております。新しくなったところには、新しい法律の改正法では生活習慣育成環境の改善ということがうたってございます。これは学校、家庭以外の居場所づくり、生活習慣の形成・改善支援、小学生等の家庭に対する巡回支援の強化等、親への養育支援を通じた家庭全体への支援等というふうなことがうたってあります。この部分については、北栄町は学習支援という形では手がつけられていないのかなというふうに思います。放課後の児童クラブとかそういう部分での対応はされてるようではございますけども、この部分について新たな法に基づいた対応をお聞きしたいと思います。将来どがにされるかということをお伺いいたします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。
    ○町長(松本 昭夫君) 学習支援については中学生はやっていますが、やっぱり小学生も今後どういう形でできるかということでちょっと検討してまいりたいなと、こう思っておるところであります。  あと生活習慣であったりとかというのにつきましては、これは学校のほうでも多分アンケートをとっておりまして、どういうような形であるかというそういう実態も出ておるところでありますので、じゃそれをどうやっていくかということはこれから考えていかなければならないことだろうとこう思っておりますが、いずれにいたしましてもそういうものを見ながら今後の子どもたちの学習支援を進めてまいりたい、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 他の自治体の例では、大学生とか高校生とかのボランティアをお願いしてやっているというような例もあるようでございます。ですから本町には地元に高校がございますので、そういうところにお願いするということも考えられるんではないかなというふうに思いますが、ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。最後に町長の答弁をお聞きして終わりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) どういう形ができるのか、それから教育委員会とも協議しながらこれは進めてまいりたいなとこう思っておるところでありますので、前向きに考えてまいりたいとこう思います。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 終わります。 ○議長(飯田 正征君) 以上で斉尾議員の一般質問を終わります。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) しばらく休憩します。(午後0時06分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 休憩前に引き続き再開します。(午後0時59分再開)  次に進みます。  14番、野田秀樹議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 14番、野田秀樹でございます。私は、本定例会におきまして町内の急傾斜地について町長にお尋ねいたします。  初めに、冒頭、町長そして同僚議員より挨拶でありましたけども、先日の西日本豪雨と北海道胆振地区にて被災され亡くなられた方々の冥福をお祈りいたします。それとともに、被災された地域の方々に心よりお見舞いを申し上げます。そして、早々に復興ができることを願っております。  それでは、質問に入らせていただきます。  近年、地球環境の変化による異常気象の影響のためか災害が多発しております。西日本豪雨ではとうとい命を奪った広島の急傾斜地の崩壊、そして岡山県真備町の浸水、さらには9月6日の未明、北海道胆振地区を襲った震度7の地震等、全国各地で災害が発生しています。ことしの夏は異常とも思える連日の気温の高さ、そして観測史上例のない台風の進路などがありました。  我が町にも、いつ何が起こるか予想がつきません。特に、北栄町内にも多数カ所急傾斜地があります。その中でも、土砂災害特別警戒区域が町内に77カ所もあります。昔は「災害は忘れたころにやってくる」などと言っておりましたが、最近では災害は「忘れるまでにやってくる」と言われております。  そこで、皆様御存じとは思いますけども、土砂災害防止法について少しちょっと話します。土砂災害特別警戒区域とは、土砂災害防止法で指定されます土砂災害の危険性のある区域のことで、わかりやすく言えば2段階ありまして、土砂災害警戒区域、いわゆるイエロー区域といいます、崖崩れや土石流などの土砂災害が発生した場合には、住民等の生命または体に危害が生じるおそれがあると認められる土地の区域です。  次に土砂災害特別警戒区域、先ほど町内に77カ所あると言いました。これがレッド区域といいます。イエロー区域のうちに土砂災害が発生した場合、建築物に損壊が生じ住民の生命または身体に著しい危害が生じるおそれがあると認められる土地の区域です。この警戒区域で急傾斜地が崩壊した場合、即人命にかかわります。町として点検等を行っているのか。点検をしているのであれば、どのタイミングで年間に何回ぐらいしているのか伺いたいと思います。  今までが何も起こらなかったとか、何も異常が認められないから大丈夫ということでは済まされないのではないでしょうか。先ほども申しましたが、被災すれば即人命にかかわることを忘れることのないようにお願いします。県の治山砂防の詳しい方と同行のもとでも点検、確認をしていただきたいと思います。  町では、新しいデータをもとに防災ハザードマップの見直しをされているようですが、予定では12月ごろには全戸に配布できるとのことですが、なるべく早くお願いしたいと思います。  以上で壇上での私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 野田議員の御質問にお答えいたします。  町内の急傾斜地は大丈夫かとの御質問でございます。  本町には、土砂災害の危険箇所に平成30年3月現在90カ所が指定されております。警戒区域とするイエロー指定が13カ所、特別警戒計画区域とするレッド指定が77カ所となっております。これらは土砂災害等の危険箇所をイエロー、レッドという表示で明らかにし緊急時の避難体制の対応を早めたり開発や建築に制限をしたりするために指定されたものであり、崩壊防止などのハード事業を順次行うという指定ではありませんので、定期的に町や県による点検は行っておりません。  崩壊防止などのハード事業につきましては全て個人負担が必要となりますが、国、県補助の急傾斜地崩壊対策事業や単県小規模急傾斜地崩壊対策事業などが、また被害のあった箇所の復旧事業として単県斜面崩壊復旧事業が設けられているほか、住宅を守るための外壁設置や移転等に要する経費の助成制度を設けて対応しているところでございます。崩壊すれば人命にかかわりますので、指定された地域が危険な区域のままでよいとは決して思っていませんが、イエロー、レッドの指定区域は危険箇所を明らかにし、緊急時の対応を早めたりするものであります。県あるいは町とともに今後定期的に点検を行う中で、警戒避難体制の充実に努めていきたいと考えておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 町長のほうから急傾斜地崩壊対策工事ということが出ましたけども、この場合、急傾斜地崩壊対策工事というのは災害が起きた場合に、被害の、要するに被災する地域が膨大なときには国の事業でやられます。それ以外、それよりも少ないところは県の事業で災害工事ということでやられますが、例えば被害が家屋にしますと1戸から2戸という場合には町が行うと聞いております。国がするから、あるいは県がするからということではなく、町としてどういったことができるかというのは町長はどうお考えでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) この急傾斜地の崩壊対策事業、これにつきましては災害が起こらないようにあらかじめ急傾斜地の工事をして、土砂崩れ等が起こらないようにする事業でございます。国県のものにつきましては、10戸以上というそういう対象戸数があるわけであります。それから単県のものについては5戸以上とか、あるいは単県の小規模のものについては1戸以上というような形であるわけでありまして、それぞれのそういう戸数等に応じて実施をしておるところであります。  町といたしましても、その地元負担の中でどうするかということもあるわけでありますが、単県の斜面復旧事業、これは復旧でありますのであった場合でありますが、これについては県補助と同額で補助するようにしておるところでございます。  この傾斜地の事業につきましては、やはりどうしても地元負担という個人の方の負担があるわけでありまして、それが金額がかさんでくるということになれば大変だというようなこともありますが、しかしそこに住んでおられる方やはり不安であるということで、工事等も負担をされながら工事をされとるというような状況であります。そういうことでやっておるわけであります。町としても地元負担をどうするかということを大変あるわけでありますが、県と町とで3割程度の負担をしながらしていただいておるということになっておるところであります。77カ所という箇所もあるわけでありますので、そういう危険なところをなるべくなくすようなそういう対策をとってまいりたいとこう思っているところであります。 ○議長(飯田 正征君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) その地元負担があるわけですけども、北栄町も財政がとても豊かとは思えませんし無理を言うわけではないですけども、とりあえず私が県に取材に行きましたら地元負担、個人負担を廃止して行政だけでやってるのが鳥取市と米子市、2カ所らしいです。  それはそれとしまして、先ほどちょっと言ったですけども点検をしておられるということですけど、質問しましたようにどのタイミングで年間何回ぐらいということがちょっとわかれば教えていただきたいですけども。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 点検をしてないという答弁をしたわけでありまして、それで今後はそういう県と一緒になって点検をしてまいりたいと、こう考えておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) ぜひともお願いいたします。私、町内の77カ所のうち数カ所回りました。写真も撮ってあるですけども、看板がもうさびて見えにくいとことかいろいろありますので、その辺のこともあわせてお願いしたいと思います。  それで次に、この間防災訓練がありまして、そのときのインタビューで町長が新しい防災マップを作成ということだったもんで先ほどちょっと述べさせていただきましたけども、土砂災害防止法第7条の1項、これによりますと土砂災害が生じるおそれのある区域において土砂災害に関する情報の収集、伝達、予備法の発令及び伝達、避難、救助等の警戒避難体制を確立しておくことが大切です。このために土砂災害に関する警戒避難体制について、その中心的役割を担うことが期待されるのが市町村会議だということでうたっております。災害計画において、警戒区域ごとに警戒避難体制に関する事項を定めることとされています。警戒区域ごとです。私の解釈として、これは北栄町というんじゃなくて、例えば亀谷地区だとか原地区だとか米里地区だとかそういった区域だと私は解釈しております。  さらに第7条の3項、これによりますと土砂災害による人的被害を防止するためには住居や利用する施設に属する土地が土砂災害の危険性がある地域かどうか、緊急時にはどのような避難を行うべきかといった情報が住民等に正しく伝達されていることが大切ですとうたっています。このために市町村長は市町村地域防災計画に基づいて、区域ごとの特色を踏まえた土砂災害に関する情報伝達、土砂災害のおそれがある場合の避難地に必要な情報を住民に徹底させるため、これらの事項を記載した印刷物、ハザードマップを配布し、その他必要な措置を講じるとなっています。  北栄町、今度新しいデータをもとにつくられるということですけども、今ある現存するハザードマップではその区域ごとというのは記載されておりませんし、その辺のことを町長はどう思われるでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) その区域というのがどういう区域かということだろうと、こう思います。そこをちょっと限定して、じゃこの地域はどうするかということでそういう防災計画をつくらないけないということでありますので、そういう区域をまず限定して、じゃここについてはこうだというやな形のものをやっぱりつくっていく必要があるだろうと、こう思っております。  当初、そのイエローゾーン、レッドゾーンをここはそうですよということの説明会の中で、それぞれ集落に出向いたり、あるいは小さいところは個々に行ってもらったりしてやっておるわけでありますが、そういうこともありましたがかなり以前のことになっておりますので、そういうことも含めて昨今またかなりの土砂災害なんかもありますので、そういうことをきちんとして対応してまいりたいなとこう思っております。  新しいハザードマップを1,000年確率ということで水害のものを出すようにしておるわけでありますが、そういうきちんとしたものをつくって住民の皆さんに理解できるようなものを配布してまいりたいなと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 新しいハザードマップをつくっていただくときに、そういったことを参考にされてお願いしたいと思います。  それで先ほどの点検をするということですけども、どういった方が点検に行かれるんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 吉岡地域整備課長。 ○地域整備課長(吉岡 正雄君) 町長にかわって答弁いたします。  現状は住民の方から災害があるたびに、あるいは災害のあった後とかにちょっと心配だから見てくれとか、こういうことがあったから見てくれということで見て回ったりする中ででは、町の担当者それから県の治山砂防の担当者と一緒に回るようにしております。 ○議長(飯田 正征君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) やっぱりその専門家の県の治山砂防課の担当者も一緒に行ってもらったほうがわかると思います。  それと、次に先月8月ですけども、県が避難対策研究会というのを設立されました。この会は西日本豪雨の教訓を生かそうと安全避難対策を再検討する会でございまして、住民に危険を知らせる情報の出し方を中心に議論し、実際に避難行動をとってもらう仕組みを県独自にまとめるということです。北栄町も参加されたんですかね。その辺もちょっと伺いたいんですが。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういう研修会があって、それは町村も参加するというものだったでしょうか。ちょっとよくわからないんですけど。 ○議長(飯田 正征君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 町村も参加されております。民間の方も参加されていますし、各市町村の担当者が7月豪雨時の対応をいろいろ報告されて、その中で住民には情報が難し過ぎたりするというような意見がたくさん出まして、伝達方法を反省する意見が出たようです。この会の座長であります鳥取大学の松見副学長は予想できる大雨災害は被害者をゼロにしたいということを決意されまして、行政は住民目線で情報をかみ砕いて伝達する必要があると。これ豪雨なんかのあれですので地震とかでないもんで事前にわかるわけでして、早目の避難も大切で、夜中では動けませんので避難勧告の指示は夕方までに出してもいいではないかというような話をされております。  それから、今月9月に第2回目の会合があるそうです。私もちょっとまだ日にちまでは確認できておりませんけども、その第1回目のときに出された各市町村に出された課題について意見交換が交わされるようです。ちょっと参加されておられんということでしたらできれば第2回目からでも参加してほしいですけども、そのことについて町長。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 第1回目については、ちょっと確認してみます。担当職員が行っておる可能性もありますので確認をしてみますし、第2回目、日にちがわかれば行かせるようにしたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) その件は確認とっていただくとして、何回も言いますけども災害が出れば即人命にかかわりますので、いろいろ今答弁いただきました。前向きに点検をふやしていただくとか、とにかく特に危険な箇所には住民にもここは危険ですということを十分に周知していただきますようにお願いいたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 点検のほうも早くできるようにしてまいりたいと思いますし、住民への周知も一旦レッド、イエローということはしておるわけでありますが、また再度そういう周知をしてまいりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 終わると言いましたけど、そのことで大分以前にということだったもんで、それが各個人のほうに話をされたりということはあるかもわかりませんけども、たまたま今私が自治会長をしておりまして、やっぱり自治会長会などでも引き継ぎをしてくださいというようなことを言ってもらったら、その自治会長さんかわられるときにこういった格好で区内にも急傾斜地があるよという格好で引き継ぎをするようにお願いしたいです。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今回ハザードマップを配布するようにしておりますので、自治会長さん等にも十分に説明しながらその配布をお願いしたいとこう思っております。その中で、きちんと説明させていただきたいと思います。当初は年末ということをちょっと考えておりましたが、災害があるのがやっぱり梅雨どきからずっとありますので、春のときに配ろうかと思っております。あんまり早いこと配っちゃうとちょっと薄れてしまうということがありますので、春に配ろうかなとこう思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) なるべく早く、薄れちゃうでなしにやっぱり今がタイムリーな時期だと思いますし、いろいろ全国で災害が続いておりますので、なるべく早くということでお願いいたしまして私の質問を終わります。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 野田議員、先ほどの件ですけれども、職員が行ってるかどうか聞いて確認してからということですけども、一応答弁保留ということでよろしいですか。回答を求めますか。 ○議員(14番 野田 秀樹君) はい。1回目が出ておられんだったら、2回目からでもぜひ参加していただいてということです。 ○議長(飯田 正征君) 回答は。 ○事務局長(磯江 恵子君) 保留にしなければならない答弁なのか、それともそういうことならという提案ができればいいのか。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 後で私に教えていただければいいですけども、参加されたかどうかは。 ○議長(飯田 正征君) 個人的に。(発言する者あり)  しばらく休憩いたします。(午後1時23分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 休憩前に引き続き再開します。(午後1時25分再開)  野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 参加されたということですかね。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 先ほど確認いたしましたが、担当職員が参加しております。2回目は9月14日だそうでございまして、3回あるそうでございますので、全回参加させて北栄町の防災体制に寄与するようにしてまいりたいとこう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) そうしますと、その3回終わった時点でどういうぐあいに町に反映されるかまた報告をいただくということをお願いいたしまして、私の質問は終わります。(発言する者あり) ○議長(飯田 正征君) 答弁お願いします。  松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 学んできたものを精査して、また提案させていただきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 以上で野田議員の一般質問を終わります。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 11番、森本真理子議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 11番、森本真理子です。私は、本定例会において次のことを質問させていただきます。
     安心・安全に子育てできる環境づくりについて。9月6日の日本海新聞の記事には、2017年、全国の児童相談所が児童虐待の相談や通告に対応件数が13万3,778件となり、過去最多を更新した。この10年で3倍以上ふえているという記事を目にしました。親から虐待を受け食事を満足に与えられなかったり暴力を受け全身あざだらけ、それが度を超し死に至ったという事案をよく目にします。  ことし3月、東京都目黒区で当時5歳の女の子が両親から虐待されて死亡した事件では、転居前の香川県から引き継いだ東京都品川区の児童相談所の職員が面会できないうちにその子が死亡するという最悪の結末を迎えました。ケースの引き継ぎはあったものの、十分な意思の疎通があったとは言いがたい状況が浮かび上がります。  子どもにとって、家庭や地域社会は安心安全な居場所でなくてはならないと思います。子どもやその親の気持ちを聞き、共感的に理解し、ありのままに受け入れ、しっかり寄り添い、一緒に困難な状況を解決しようとする継続的な支援が大切だと思います。  また、家庭の母親や父親、こども園、学校関係者、地域の専門職、地域住民そして行政が顔の見えるつながりをつくり、協働して子育て支援に取り組む必要があると思います。「貧困」、「親の未成熟」、「孤立」が虐待を生む3大要素とも言われていますが、本町ではこれを早期発見し防ぎ支援するためにどんな施策がされているのか伺いたいと思います。  以上で壇上での質問は終わります。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 森本議員の御質問にお答えいたします。  安心・安全に子育てできる環境づくりについての御質問でございます。  虐待について、これを早期発見し、防ぎ、支援するために、町では、児童福祉法第25条の2第1項の規定に基づく北栄町要保護児童対策地域協議会を設置しております。この要保護児童対策地域協議会といいますのは、虐待を初め、保護者に監護させることが不適当であると認められる児童や、保護者の養育を支援することが特に必要と認められる児童など、いわゆる要保護、要支援児童等の早期発見並びに適切な保護及び支援のため、関係機関相互の連携と協力体制の推進を図ることを目的として設置しているものでございます。  この要保護児童対策地域協議会では、虐待通告があった場合の対応フローチャートに基づき具体的な個別ケースを関係機関で情報共有し、支援方法と役割分担を協議するため随時開催する「個別支援会議」、小・中学校、こども園、児童相談所や主任児童委員などの関係する団体、機関が集まり、個別ケースに関する総合的な情報と判断や支援体制の問題点などを協議する「実務者会議」、要保護児童対策全般の情報交換や支援システムの検討を行う「代表者会議」などを開催しております。この要保護児童対策地域協議会の設置により、支援対象児童等の早期発見、迅速な支援の開始、情報の共有化、役割分担の共通理解、それぞれの機関の責任を持った支援体制づくりなどを図っているところでございます。  また、予防という啓発の部分では、これまでも母子健康手帳交付時に啓発用クリアファイルの配布、保育士や民生児童委員等を対象とした研修の実施、毎年11月の児童虐待防止推進月間期間には虐待防止パンフレットの全戸配布や広報での特集などの啓発を行ってきましたが、昨年は、子どもの虐待防止のシンボルマークであるオレンジリボンをイメージした、たすきリレーを初めて中部1市4町内で実施し、一般町民への啓発を行ったところでございます。  次に、母子保健の関係では、保健師、栄養士が月齢、年齢に合わせたかかわりの中で協力者や相談者の有無といった育児環境や育児不安を把握し、相談を受けながら不安の軽減、解消に努めるなど、保護者支援を行っております。  具体的には、新生児の全数訪問で子育て支援センターを案内したり、乳児家庭を全戸訪問する訪問員へ情報提供するなど、関係者が連携しながら見守り、相談しやすい体制をつくっております。また、乳幼児健診などで成長、発達の確認や育児相談を行いますが、その中で保護者の育児不安や虐待につながる環境の早期発見に努め、こども園などの関係機関と連携をとりながら状況確認や支援をしております。また、離乳食講習会や、1歳、2歳、2歳6カ月児を対象とした育児教室でも、月齢に応じた育児や歯の指導に加え、保護者が仲間づくりや情報交換ができ、孤立せず相談しやすい場所づくりに努めておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 森本議員の安心・安全に子育てできる環境づくりについての御質問にお答えをいたします。  教育委員会では、妊娠期から子育て期にわたるさまざまな支援ニーズに切れ目なく対応した総合的相談支援と各種支援サービスのワンストップ窓口として、平成29年4月から教育総務課内に子育て世代包括支援センター「ネウボラ」を設置し、ネウボラコーディネーターとして専任の保健師を配置をいたしております。  初めに、親の孤立を防ぎ、支援する施策でございますが、ネウボラでは、妊娠届の受け付けの際に、不安に思っていることはないか、家族の協力の状況などの聞き取りを行っております。予期せぬ妊娠を受け入れできないケースや、虐待につながる可能性のあるケースなどのハイリスク者を把握し、継続的に、またしっかりと寄り添って親の気持ちを聞くことで精神的な負担の軽減を図り、医療機関や健康推進課と連携しながら、安心して出産を迎えられるよう支援を行っているところです。  また、子育て支援センターでの様子や訪問相談員による家庭訪問、こども園からの情報など、日ごろから気になる家庭についての情報を把握し、孤立しがちな母親へ声かけを行っていますが、状況によっては福祉課に事務局があります要保護児童対策地域協議会のケースとして、必要に応じて児童相談所など専門機関に対応をお願いしているところでございます。  その他、夫婦や家族が協力し、安心して出産、育児に取り組むためのパパママ教室、保健師、訪問相談員による赤ちゃん訪問、赤ちゃん訪問で支援が必要であると判断した家庭への養育支援訪問や、子育て支援センターでの母親同士の交流やリフレッシュを目的とした講座、産前産後サポート事業などを実施しております。今年度から、出産後の心身のケアをサポートする産後ケア事業もスタートさせ、妊娠、出産、育児に対する不安を取り除くための取り組みを行っております。  次に、親の未成熟についてですが、このことにつきましては大きな課題であると感じているところでございます。子どもの健全な発育、発達には、安定した適切な親のかかわりや声かけが重要になりますが、基本的な知識の欠如やネット等の情報に振り回されるなど、育児につまずきや不安感を抱く親がいる状況において、親としての学びや育ちを支援することが必要だと考えております。  そこで、今年度から新たに笑育(わらいく)講座「〜親が笑えば子も笑う〜」を実施することとし、8月24日に第1回目の講座を開催したところです。これは、親になるまでやったことがない子どもへのしつけをちょっと練習してみるというものでございます。親の伝えたいことがしっかり届けば、子どもはできることがふえ、褒められることで気持ちが安定します。そんなグッドサイクルになるためのヒントがわかる講座で、虐待予防を初めとし、将来起こり得る不登校やいじめ、望まない妊娠の防止等のさまざまな課題の予防につながるものと期待してるところです。  学校につきましては、子どもたちが抱えるさまざまな課題に寄り添い、成長をしっかりと支えていくためにスクールソーシャルワーカー等を配置し、相談体制の充実を図っているところでございます。また、今年度から中学校では児童相談所との定期的な連絡会を持っており、関係機関との連携も強化を図っているところです。  貧困についての対策につきましては、保育料の軽減を初め、医療費の軽減、就学援助や学習支援など、町全体でさまざまな施策がなされているところでございます。教育委員会といたしましては、引き続き親が子育てに安心や喜びを感じられる取り組みを実施し、安心安全に子育てができる環境づくりに努めてまいりたいと考えております。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 児童虐待には、身体的虐待、蹴る、殴る、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、性的虐待には、子どもへの性的行為、心理的虐待には、言葉によるおどし、無視、兄弟間での差別、子どもの目の前で家族に対して暴力を振るうDV、ネグレクト、家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れていかないという定義があるということです。  先ほど教育長から、北栄町でのさまざまな取り組みを聞かせていただきました。妊娠、出産、子育ての切れ目のない支援策が北栄版ネウボラとして実施されています。母子健康手帳発行時に、やっぱりまず妊婦の不安を取り除いてあげるというのが大切な目的になると思います。もう一度、母子健康手帳の発行のときにやられる北栄町の取り組みを教えてください。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 森本議員の御質疑にお答えをいたします。  先ほどの答弁でも申し上げましたけども、妊娠届の受け付けの際に、保健師とその届け出をされた方とが相対して、今不安に思っていることはないかとか家族の協力の状況など、さまざまな今の状況を聞き取りをして、何か町として手助けすることがないかとかいうような聞き取りを行ってるところでございます。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) その聞き取りをする際は、個室に行かれるわけですか。1階の椅子の上に座ってお話しされるわけですか。やっぱり個人のいろいろな聞いてほしくないこともあるのではないかなというような気がしますけど、どうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) その聞き取りについては、現在カウンターのところに座って話を聞くところをつくっておるんですけど、そこで聞いておるようです。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) その様子を見ながら、ここではだめだなというときには、やっぱり個室に連れていってあげて、じっくり話を聞いてあげるという措置も必要ではないかなと思います。まず、やっぱりすごく妊娠したのはうれしいけれど不安を抱えながらやっておられる、特に1人目を出産された方などは不安を抱えていると思うので、その辺を配慮していただけたらなと思います。  それと、やっぱり役場に来たときに、ついででもいいから、教育総務課のほうでも気兼ねなく来ていただけるような関係をつくっていただけたらとってもいいと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) どういう状況で相談をしてるかというところまでちょっと見ておりませんので何とも言えないところなんですけども、ちょっと込み入った話とかそういうことがあれば、多分相談室とかそういうところで話を聞いているというふうに思いますし、そうすべきだというふうに思います。  それと、そういう妊娠届の受け付けとかなんかでそういう面談をすることによって顔見知りになりますので、次に来られたときとか、何かの機会に気軽に相談できる体制というのは築いています。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) それと、出産後は全戸訪問という形をとられると先ほど伺いました。全戸訪問のときに、まずどんな不安があるのか、多いのか、その辺を伺いたいと思います。教育長のほうに聞きたいですけど。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) どんなかということについては、ちょっと今把握をしておりませんのでお答えすることができません。申しわけございません。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 私が想像するには、例えば2時間置きの授乳で眠れないとか、やっぱりゆっくり寝たいとか、赤ちゃんがおっぱいを飲んでくれないとか、そういうのがあるのではないかなと思います。その中で、先ほど産前産後ケアということで、ことしから産後ケアで、お泊まりですか、病院に預けてゆっくりお母さんが休めるような施策がとられたということを聞きましたが、使われた方があるでしょうか。教育長に聞きたいですけど、いけませんか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 使われた方は2件あるそうです。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 教育長として、北栄版ネウボラはほかの町村に負けない特徴と言われたら、どこの町村もやっておられるとは思うですけれど、どういう特徴があるのか、これが一番北栄町にはすごいんだぞっていうところを教えていただけたらなと思うのですが。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) ほかの自治体でどのようなことがやられているかというところの比較までは、私はちょっとしてませんのでわかりませんけども、このネウボラが、いわゆる妊娠から子育て、そしてずっとかかわっていける体制ということで、教育委員会内にこのネウボラが設置をされてるというのが特徴ではないかなというふうに思います。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) それでは、町長に伺います。三重県名張市では、名張版ネウボラを推進し、市民の誰もが自分らの命を大切にしながら妊産婦や子どもに寄り添うことができる地域づくりに取り組む必要があると考え、妊婦応援都市を宣言しています。松本町長は常々、子育てするなら北栄町という言葉をよく使われますが、この妊娠期というか、妊婦さんを応援する意味での応援を、応援というですか、どういうふうに考えておられるでしょうか、今後の北栄町のあり方として。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 名張市がどういうことをしておられるか、ちょっとよくわからないんですが、北栄町は北栄町なりの応援の仕方をしておるんだろうと、こう思っております。それが一つが、先ほどネウボラの中で妊娠期から乳幼児、そして子どもが成長するまでということを、これを教育委員会に置いとるということが大きな特徴になっておるんだろうと、こう思っておるところであります。やはりそうやって妊娠されるというようなことは不安がございますので、やっぱり相談体制はきちんとやっていかなければならないと思っておりますので、そういう相談員はかなり充実してるんではないかなと思っております。ネウボラのところだけでなくて福祉課のほうにもそういうのもありますので、そういう中で子どもたちの成長を、健康推進課までありますから、そういうのを連携しながら子どもたちの成長を見守っておるということでありますので、十分な対応はできてるんではないかなと、こう思っておりますし、また、その成長に合わせてそういういろんな取り組みもしておるとこでありますので、子育てしやすい環境にあるということは言えると、こう思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) もう一回、町長にお聞きします。私たち住民が虐待を見たときとか、日ごろの、ふだんからの子どもたちの接し方というか、町民としてどんなことをしたら一番よいと考えられてますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) やはり隣近所とそういう緊密なつき合い方されるということが必要だろうなと、こう思っております。そうすることによってお隣さんの子どももどうしとるかということもわかりますし、そういうこと、それから地域でやはり子どもたちを見守るということも必要だろうと、こう思っております。今も挨拶運動というような形で取り組んでいただいておりますし、そういうことが地域で子どもたちを見守り、そしてそういう虐待のこれが防止につながるものだろうと、こう思っておりますので、そういう取り組みをさらに進めていければと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 「189」という番号を御存じでしょうか。「いち早く」ということで、もしそういうことを住民、私たちが気づいて、189番でいち早く、189にすれば近くの児童相談所に直通されるということを知りました。  児童相談所は、虐待を見つけたときにどんな取り組み、どんな子どもたちを保護してどういうふうにされるのか教育長に伺いたいですけど、児童相談所の役割でいいですので教えてください。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 児童相談所の役割といいますのは、関係機関であるとか個人からとか、そういうところから相談なり通報があった場合には、その通報の内容を確認をして、その子どもをどう保護するのかというようなところを決定をしていく、そして実施をしていくということだというふうに思います。子どもたちが今どういう状況に置かれているか、まずは調査をし、そして必要であれば保護をしていくというのが児童相談所の役目だろうというふうに考えております。  ただ、この児童相談所にかかわることについては福祉課のほうの要保護児童対策地域協議会のほうが担当はしておりますので、そちらに聞かれたほうがいいのかなというふうに思います。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 町長にお伺いします。北栄町では、皆さんこれまでいろいろな施策を教えていただきました。それで、妊婦さんがやっぱり気持ちを楽に持って町全体で気分転換になるように、居場所づくり、先ほどたくさん、離乳食教室があるようなことを伺いましたけど、健診されるのは保健師さんだと思うですけれど、保健師さんが何カ月健診ということで子どもの異常を見つけられたとき、これはどうかなと思われるようなときは、どういう対応をとられるのか教えていただきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 吉田健康推進課長。 ○健康推進課長(吉田千代美君) 町長にかわりまして答弁させていただきます。  健診としましては、乳幼児健診があります。3、4カ月、それから1歳半、3歳の健診では、全国で統一様式で実施されるアンケートというのがございまして、このアンケートの項目の中に、虐待につながる可能性がある項目というのがあります。そちらのほうのアンケートを確認しながら、問診の中で保健師のほうが、ここに丸がついている方については重点的に聞き取りを行って、どういった困り感を持っていらっしゃるかということをお聞きして、解消につながるような対応、助言をしております。いらいらしてちょっと大きな声を出してしまったというようなところで、感情的な言葉でどなってしまったというところに丸をされている方もありますので、その辺のところを詳しく聞き取って、それに具体的なところで対応できるようにということで助言を行っております。  それから、さっき議員のほうがおっしゃったんですけれども、育児教室、離乳食講習会ですとか、2歳、2歳半の教室という育児教室の中でいろんな相談をお受けするようにしたり、心理士の相談等もありますので、そちらのほうで保護者がどんなところに困り感を持っておられるか、いらついていらっしゃるかというところをお聞きして、それに対応しております。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 教育長に伺います。妊娠するということは、やっぱり全員の方がお喜びになるわけじゃなくて、望まれない妊娠というのがあると思うです。それで、子どものころから北欧のほうでは、水着で隠してあるところは大事なところということを教えていくという教育があるんだそうです。私はそれ、小学校とか中学校においての性教育の必要性というのもあると思うのですが、北栄町ではどんな取り組みをされているでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 学校での取り組みなんですけども、ちょっと小学校については今お答えができませんけども、中学校においては、健康教育ということで性教育についての学習というものを行っております。子どもたちがもう今いわゆる思春期で成長期にありますので、しっかりそのところを教えていかないと誤った行動をとったりとかそういうことがありますので、1年生は1年生に合ったもの、3年生は3年生に合った性教育というのを行っておるところでございます。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 子育てしておられる親を助けるということで、今もうやっておられるかもしれませんが、ベビー用品のリユースということがあると思うです。各家庭で不要となったものを寄贈していただいた、例えばチャイルドシートなど、ベビー用品を無料で貸し出しているところもあるそうですが、北栄町の取り組みを、町長、教えていただけませんか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) いろいろ取り組みを今までもしてきたところでありますし、その中で、子どものそういうチャイルドシート等のそういう貸し出し等もしたわけでありますが、一旦、人が使ったものは、なかなかまた戻して使いにくいと、次の人が使いにくいというようなことがあって、ちょっとやめたというような経過もあるわけであります。そういう中にあっても、それぞれのお母さん方あるいはお父さん方も、そういう譲り合いの精神といいますか、そういうのもありまして、譲ってもらったりされておる方もあるわけであります。役場のほうも、譲りませんか、譲ってくださいというようなコーナーもあるわけでありますので、そういうのを利用していただければと、こう思っております。  また、服等も、この前久しぶりに子育て支援センターに行きましたが、古い、自分がもう要らないというのを交換会みたいなのもございまして、その中で交換されたり、あるいはもらって帰られたりというようなこともありますので、そういうフリーマーケットみたいな感じ、あるいはそれに金銭も伴わないというようなこともやっておられるということでございますので、そういうのを広げていく中で、余り費用をかけないでそういうものが調達できるということになればいいかなと、こう思っておるとこであります。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 子どもは北栄町の宝です。みんなが、地域の人、住民みんなでよい知恵を出し合って、子どもたちが幸せでありますよう、みんなで力を合わせていけたらなと思ってます。  それと、聞きたいと思います。教育長さんに、じゃあお聞きします、すいません。前後しますけれど、新聞で「産後鬱」という言葉を聞きました。それで、鬱になって自殺に追い込まれるような人があるそうです。そういう場合は、先ほどの産後のケアがとっても大切になってくると思うですけれど、そういう悩みを早く解決するように、どのように、やっぱりお話を聞いてあげるということが大切だと思うですけれど、どのような対策が必要だと考えられていますか。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 出産後には子どもたちの様子も見なきゃいけませんし、産後の保護者のといいますか、母親の方の様子というものも見る必要があるということで、定期的に訪問をしてその状況を聞き取りをしているところです。そこの中で、何かこれはちょっと支援が必要だとか、そういう相談を投げかけられた場合については、それなりの専門のところに引き継いでいったりとか、それなりの知識を持った相談員が訪問してますので、そこでアドバイスをしたりとか、そういうところで細やかな対応をしているというところでございます。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 先ほども言いましたが、本当に住民みんなで子どもたちを安全安心、環境づくりを整えていけたらと思います。これからもみんなで子どもたちを守っていけたらと思います。町長と教育長に気持ちを、最後になりますが、教えていただきたいと思います。どのように考えておられますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 全く森本議員と同じでございまして、やはり子どもは地域の宝でありますし、町の宝でもありますので、しっかりと子どもたちがすくすくと成長していくように、そしてまた、やはり保護者の方も不安があると思いますので、そういうことをサポートしながら、さらには地域の方とともに子どもたちを守っていくと、そういう施策をとってまいりたいと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 教育委員会といたしましては、教育大綱というものをつくっておりまして、そこの基本理念で、「学びを通して 夢を実現する人づくり」ということを掲げております。その基本目標の中に、「子育てなら北栄町」というようなことも掲げておりますので、健やかな発育支援等をしっかり行ってまいりたいというふうに考えております。 ○議員(11番 森本真理子君) 以上で終わります。 ○議長(飯田 正征君) 以上で森本議員の一般質問を終わります。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 5番、町田貴子議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 5番、町田貴子でございます。本日、私は、大栄庁舎窓口・庶務業務の民間委託事業について質問をいたします。  行政改革事業の一環として、大栄庁舎の窓口業務と庶務業務の一部の民間委託が10月から開始されます。職員の負担軽減と専門的な業務を集中して行う時間を確保し、働き方改革につながり、さらに将来的なコスト削減につなげると町長より説明がありました。そもそも民間委託をせずに職員の適材適所と業務の効率化、余剰人員の削減などでサービスレベルを保ちつつコストを圧縮するということができなかったのか疑問です。
     現在進められている民間委託事業について、以下の質問をいたします。1、コスト削減の根拠、明示できる計算表と財政効果は。2、事業の期限や委託先業者の選定基準は。3、職員数は現在190人で平成28年度より10人増加しているが、その理由は。4、職員削減計画によると、平成30年度から平成33年度までに正職員2人と臨時職員5人を削減するとあるが、再度確認いたします。5、窓口業務委託でワンストップサービスなどの現在のサービスレベルが維持できるのか。6、委託する庶務業務の主な内容は。7、事務処理センター、仮称ですけれども、の設置に伴って庁舎内の文書や個人情報が庁舎外へ持ち出されることとなるが、漏えいの危険性は排除できるのか。8、事業の展開に伴って、現状以上の計画外費用負担は発生しないか。9、業務委託事業に関して町民に周知がなされているかを伺います。  本事業について、導入検証事業の資料においても課題が散見されています。今後事業を進められるに当たって、多くの課題をどのように解決されるのか、以上の先ほどの質問とあわせて町長に伺います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 町田議員の御質問にお答えいたします。大栄庁舎窓口・庶務業務の民間委託事業についての御質問でございます。  初めに、コスト削減の根拠と財政効果はとの御質問でございますが、この委託業務の3年間の委託料が7,365万円で、委託に必要な備品や環境整備費用等が約400万円ございます。したがって、委託に係る経費の合計は7,765万円となります。この委託経費から削減できるコストとして、正職員は1年間で1人当たり760万円、臨時職員は1人当たり210万円で計算すると、3年間の人件費の合計が6,555万円となり、3年後の委託期間終了時点で委託経費のほうは1,210万円多くなります。これ以降は毎年、委託経費と人件費削減額の差が170万円の黒字となることから、委託期間終了時からは約7年で赤字が解消されることとなります。それ以降は毎年170万円の削減効果となる予定でございます。今回アウトソーシングをしない業務についても、3年後の再委託の時期までには委託可能か検討し、定型業務についてはさらなる集約化を図り、アウトソーシングを進めてまいりたいと考えております。  次に、事業の期限や委託先業者の選定基準はとの御質問でございますが、この業務の事業者を選定するに当たり、価格だけの競争になじまない業務であることから、公募型プロポーザル方式により業者選定を行いました。窓口・庶務業務の履行期間は平成33年9月30日までとしており、契約をした6月18日から平成30年9月30日までは、この業務の準備期間として現場での事前研修等を実施しております。  次に、委託先業者の選定基準は大きく6項目に分けており、1つ目に、会社概要として、業務能力と類似業務の受託実績があるのかということ、2つ目に、業務体制として、業務を確実かつ円滑に遂行するための体制であるのか、地元雇用や地域貢献に対する考え方はどうなのか、3つ目に、業務の履行方法として、窓口・庶務業務に対する考え方、人材育成及び研修体制に対する考え方はどうなのか、4つ目に、危機管理として、個人情報保護に対する考え方はどうなのか、5つ目に、その他の提案として、事務の効率化、住民サービスのための企画提案はあるのか、6つ目には、見積金額という選定基準で審査を行い、業者選定を行いました。  次に、職員数は、平成29年度190人で平成28年度より10人増加しているが、その理由はとの御質問でございますが、平成29年度より観光施策と移住定住施策の充実のため観光交流課を新設し、4人を配置いたしました。また、町職員の健康管理、特にメンタルヘルス対応のため新たに保健相談員を1名配置しております。また、子育て支援の充実のためネウボラを新設し、職員1名と、慢性的に不足しておりますこども園に保育士3名を配置したところであります。また、福祉施策の充実のため社会福祉士を1名増員し、課の新設や新しい事業等、業務量の増加に対応して合計で10人の増員となったところでございます。  次に、職員削減計画では、平成30年度から平成33年度までに正職員2人と臨時職員5人を削減するとあるが、再度確認するとの御質問でございます。職員の削減につきましては、計画どおりに3年間で段階的に正職員を2名と臨時職員5人を削減する予定でありますが、正職員につきましては政策的部署への配置転換を予定しております。  次に、窓口業務委託でワンストップサービスなどの現在のサービスレベルが維持できるかとの御質問でございます。既に北条支所では平成27年10月より窓口業務を民間委託しており、外部評価として過去2回、来庁者約150人を対象としたアンケート調査を実施しております。いずれも満足度は高いと評価をいただいているところであります。今回、大栄庁舎の窓口業務を同じ業者に委託するということで、北条支所で勤務しておられる委託業者の一部の職員を大栄庁舎に異動させ、サービスレベルが維持できるような職員体制を計画されております。また、9月からは事前研修として実際に窓口での実務研修を実施して、スムーズに移行するため準備を進めておられます。これまで大栄庁舎では、転入手続などを行う際に、来庁者を移動させず、異なる部署の職員が入れかわりながら手続をすることを行っていますが、基本的にはそれぞれの部署においてさまざまな手続を行っているのが現状であります。10月からは、来庁者の利便性を図るために国民健康保険関係や後期高齢者医療関係、障がい者保健福祉関係、介護保険関係などの各種届け出書、申請書の受け付け及び被保険者証等の交付についても総合窓口で集中して行うこととしており、より一層ワンストップでのサービスが向上するものと考えております。  次に、委託する庶務業務の主な内容はとの御質問でございます。委託する庶務業務は、全部で15業務ございます。主な業務は、大栄庁舎管理業務や公用車集中管理業務、改善センター等利用受け付け業務、伝票確認業務、文書集中発送に関する業務、文書の収受、発送に関する業務、成人検診データ入力業務、ふるさと納税業務、国民年金異動者システム入力業務など、定型的な作業が多く含まれる業務を委託する予定でございます。  次に、事務処理センターの設置に伴って庁舎内の文書や個人情報が庁舎外へ持ち出されることとなるが、漏えいの危険性は排除できるかとの御質問でございます。この業務の契約で守秘義務と個人情報の適正な取り扱いについて定めており、個人情報の保護に関する法律や北栄町個人情報保護条例などを遵守しなければならないと規定しております。既に平成27年度の北条庁舎の窓口業務でも個人情報を大栄庁舎と北条支所で行き来することはあり、適正な取り扱いに十分に注意をして業務を遂行してもらっております。また、ことしの10月から委託する庶務業務については、大栄農村環境改善センターの事務室を利用し業務に当たっていただく予定であり、事務室は勤務時間以降は施錠を行います。委託会社みずからも個人情報保護の社内規定を設け、個人情報保護等の自己点検も月1回実施するなどして個人情報の適正な取り扱いに努めておられます。  次に、事業展開に伴って現状以上の計画外費用負担は発生しないかとの御質問でございます。6月定例会でパソコン等の備品購入や電話線等の環境整備費用等について承認をいただきましたので、現時点ではこれ以上の費用負担は考えておりません。  次に、業務委託事業に関して町民に周知がなされているかとの御質問でございます。先回発行いたしました広報北栄9月号で、窓口・庶務業務の民間委託を10月から実施することについての記事を掲載しております。9月下旬に発行する10月号では、委託事務の詳細と委託事業者のスタッフ紹介を掲載する予定としております。  次に、導入検証事業の報告書においての課題をどのように解決されるのかとの御質問でございます。報告書では、窓口業務の総合化に当たっての留意点として、総合窓口の場合、業務範囲の拡大に伴い幅広い業務知識が必要であり、委託事業者従業員及び審査、判断業務に当たる職員のスキルの確保が課題であると記載しております。これにつきましては、各種業務処理に必要となるマニュアルの充実や研修が重要でございます。既に総合窓口化している北条支所では、委託範囲の運用マニュアルと職員用の審査マニュアルを整備し、適宜加筆修正を行いながら対応をしております。また、比較的複雑な案件の多い福祉業務などは、本課職員から受託事業者に対して研修を実施するなどの対策を講じております。今後もさらなる効率化やサービスの維持、向上のために、定期的な連絡調整会などといった行政、委託事業者間での情報共有や、業務を行うに当たっての問題点の洗い出しを密に行う機会を設け、適切な改善策を適宜実施する取り組みを進めてまいりたいと考えております。  最後に、そもそも民間委託をせず職員の適材適所と業務の効率化、余剰人員の削減などでサービスレベルを保ちつつ、コストを圧縮するということができなかったかとの御質問でございます。これまで町では、事業仕分けや指定管理者制度、民間委託などの行革事業を実施し、厳しい財政状況下でも住民サービスを維持、低下させず、町民のサービスの向上と歳出効率化の両立を目指してまいりました。しかし、地方自治体が行う業務は複雑、多様化してきており、業務量が増加する一方で、財政状況は今後も厳しい状況が見込まれます。これ以上の人件費の増加を抑制するため、限られた人員で最大の効果を発揮する観点から、正職員が行う事務の質を向上させることが必要となっており、民間に委ねることが可能な業務については積極的にアウトソーシングを進め、単に経済的なコスト削減効果をもたらすだけでなく、住民サービスのさらなる向上に資することを目的としているところであります。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) この事業はモデル事業で、近隣の市町村とかはまだやっておりません。北栄町が真っ先に手がける事業ですね。それで、それに取り組もうとしております。  先ほど財政効果を聞きましたが、7年かかるということでした。8年目から初めて黒字になるということでございますが、ちょっと結果が出るのが遅過ぎるんではないかなと思いますので、コスト削減をさらに進めて期間の短縮をするよう検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) やはりコスト削減するということが大切でございますので、今回はこういう形でやりますが、3年後の採択の時期までに、今回委託をしていない業務につきましても委託について再検討をして集約化を図ってアウトソーシングを進め、削減効果を高めてまいるようにしてまいりたいと、こう考えております。そうすることによって委託事業がふえる、そしてまた、それで人件費の削減につながるものだろうと、こう思っておりますので、そういう取り組みをしてまいりたいと、こう考えております。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 次の質問ですけれども、先ほど、北条支所の窓口業務はアンケートをとられたりして評価が高かったようです。なおかつ、総合窓口で先ほど壇上で言われたワンストップサービスの維持はいろんな課が窓口に並ばれるようですので、それはサービスは維持できるんじゃないかなと、ちょっと安心をいたしましたが……。いろんな課が窓口に来るということはないですね、その課の仕事ができる人がいるということですね。済みません、ちょっと言い間違えをしましたけれども、専門のそういう知識を持った方がおられるということなので、ワンストップサービスはできるのかなと思います。  それで、窓口業務はそうなんですけれども、庶務業務については北条支所ではまだやられてないと思うので、庶務業務っていうのは、先ほどちょっといろいろ聞きましたけれども、すごく複雑で区分がちょっとつけにくいということもありますし、それから、そういうところでこれは職員の仕事なのかどうなのかっていう、つきにくいようなこともあると思うので、職員間とのスムーズな連携が必要となると思います。そういう町民サービスに支障がないように、そういう対策っていうのはどういうふうに考えておられますでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 庶務業務につきましては業務マニュアルをつくっておりまして、それをもとにしっかりと業務をしていただくということになろうかと思います。そういうことによってスムーズに移行できるものだろうと、こう思っておりますし、また、先ほども言いましたように、9月になってから事前研修も行っていただいております。役場の各課で業務内容についての研修を、業務を行うための動線等についても打ち合わせを行って、スムーズに業務を行えるようにするようにしておるところであります。庶務業務については定型的なものが多いわけでありますので、それを一旦覚えていただくと、それに沿ってしていただければスムーズにいくんだろうと、こう思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 委託業者のほうもそういうマニュアルに沿ってやられたりするんですけれども、職員さんが今までしておられた業務とかも受け持たれるということなので、そういう職員さんと委託業者とのスムーズに話を進めるための話し合い、協議みたいなのをやはり何回かされないといけないと思ってますけれども、そこのところはよろしくお願いします。  それと、個人情報の漏えいについて、北栄町の個人情報保護条例というのがあります。それによると個人情報は遵守しなければならないとありますが、やはり何か情報が漏れてしまったんだけれども遵守しなければならないとだけ書いてあると、例えば個人情報だと思わずに、余り意識しないで漏れてしまったりとか、町民さんの気持ちを害するようなことが起きたりとか、いろんなことが起きた場合、それを判断をして、なければならないといっても、なった場合はどうするんだっていうことがあるので、漏えいしてからでは遅過ぎるので、そういう協定書みたいなものとかに、それが起こった場合の例えば罰則みたいなものを設けたらいかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 庶務業務等の職員とのスムーズな連携については、研修を通してやっていきたいなと、こう思っております。  また、個人情報については、契約時に、これは6月に契約しておるんですが、秘密を第三者に漏らしてはいけないということを契約書で書いておりますし、また誓約書の中にも、北栄町の定める個人情報の保護の方針に沿ってこれを遵守するということになっております。そういうことでございますので、もしそういう漏れて罰則ということになれば、北栄町の個人情報保護条例の罰則規定に該当するということになろうかと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 今の町長の答弁では罰則規定に当てはまるということなんですけれども、そのことが漏えいしてしまった場合は、罰則規定というのはあるんでしょうか、何か。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 北栄町の個人情報保護条例の中に、受託業務に従事している者もしくは従事していた者が、そうやって正当な理由がないのに記載された文書等を漏えいするということがあれば、そうやって罰則の対象になるということを、これ記載してありますので、そういう形で対象になるということになります。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 改善センターに事務処理センターというのが設置されます。それで、先日は議会でもあったんですけれども、備品、パソコンとかいろんなものが要ったんですけれども、やはり業務を続けていると、その間に、契約期間の間に何かやっぱり追加のものがまた次々、次々でもないですけれども、追加で備品なりパソコンなりと、そういったものが必要になってきたら、それはやはり町が負担をしないといけないのでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今の時点では、これ以上のそういう備品であったりとか、あるいはそういう整備をすることは考えておりません。ただ、こういう委託契約等の慣例上で、やはり町がそうやって仕事を委託していただくということになれば、そういう設備とかそういう備品等については町が整備してやっていくというのは、これは本筋でございます。これは例えば職員を雇うのも町が整備してするわけでありますので、それと同じような考え方で、委託業者がするのでなくて、やっぱり町が整備して業務をしていただくということになります。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 必要なものだと町がそろえないといけないのかなと思いますけれども、例えばコピー用紙とか事務用品とかっていう、そういう消耗品とかっていうのもどうでしょうか、それも。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) これはやはり町の仕事をしていただくということでございますので、町が負担していくということになります。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 広報の北栄9月号を見ますと、大栄庁舎に総合窓口を設置するとして、主に窓口業務について委託をするように書かれていました。庶務業務の委託についてもやはり町民にわかりやすく説明をして周知をしていただきたいと思いますが、これについていかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 先ほども答弁いたしましたように、この10月号にその庶務業務の内容等も掲載してまいりますし、また、そういう事務所の場所であったりとか、あるいはスタッフのそういう紹介等もしてまいりたいなと、こう思っておるところであります。住民の皆さんに知っていただいて、よりよいサービスをするように努めていきたいなと、こう思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) この事業の取り組みに当たって、昨年度にされた庶務業務包括委託導入検証事業調査分析報告書というのをちょっといただきました。かなり綿密に、業務の内容、仕事量とか時間とかっていうのをずっと検証していかれてる様子がよくわかりました。もうほとんど全業務に対する具体的な分析がされていたと思います。結局ここに至るまでに相当いろんなことが検証をされていて、今になってこの事業が取り組みになってるわけです。なので、先ほど言いましたけれども、モデル事業なので、この検証した結果とかなんかをもとにこの内容を、もう一度職員さん一丸となってこの業務委託事業に、意識改革をして緊張感を持って協議に協議を重ねて問題解決をしながら、町民の理解のもとにお手本となるような北栄町になるべく順調にこの事業が進むことを願っております。町長のお考え、お願いします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) この事業につきましては、国のモデル事業という形で補助金をもらいながら実施したところであります。民間のそういう委託会社にお願いして何回も来ていただいて、全職員のそういう全課の業務を全て洗い出して、民間委託、これはできるもの、あるいは庶務業務でこれもできるものというような形でさせていただいたところでありますので、職員もそういう意識を持ってると思いますので、より一層この民間委託の窓口業務、そして庶務業務が、そういう中でしておりますので、住民の皆さんにサービスの向上がより一層深まるようにしてもらいたいと思いますし、また、新たにこういうこともできるんではないかなと、こういう意識も職員もあると思いますので、そういうものも今後その委託業務の中に入れれるかどうかというところも検討しながら、そういうコスト削減をしながら住民サービスの向上も図ってまいりたいと、こう思っておるところであります。職員一体となって取り組んでまいりたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) さらなるよりよい北栄町を目指して一緒に頑張りたいと思いますので、以上で終わります。 ○議長(飯田 正征君) 以上で町田議員の一般質問を終わります。       ─────────────・───・───────────── ○議長(飯田 正征君) 以上をもって本日の日程は全て終了しました。  これにて散会します。  本会議は、あす13日の午前9時から開きますので、お集まりください。お疲れさまでございました。                 午後2時38分散会       ───────────────────────────────...