欠 員(なし)
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事務局出席職員職氏名
事務局長 ─────── 磯 江 恵 子君 主幹 ───────── 福 田 香 織君
事務補佐員 ────── 長谷川 利 恵君
───────────────────────────────
説明のため出席した者の職氏名
町長 ───────── 松 本 昭 夫君 副町長 ──────── 手 嶋 俊 樹君
教育長 ──────── 別 本 勝 美君
会計管理者(兼)出納室長
──── 倉 光 顕君
総務課長 ─────── 磯 江 昭 徳君
企画財政課長 ───── 小 澤 靖君
税務課長 ─────── 齋 尾 博 樹君
住民生活課長 ───── 藤 江 純 子君
福祉課長 ─────── 田 中 英 伸君
健康推進課長 ───── 吉 田 千代美君
地域整備課長 ───── 吉 岡 正 雄君
産業振興課長 ───── 手 嶋 寿 征君
観光交流課長 ───── 松 本 裕 実君
教育総務課長 ───── 大 庭 由美子君
生涯学習課長 ───── 杉 本 裕 史君
農業委員会長 ───── 濵 坂 良 男君
農業委員会事務局長 ── 下 阪 啓 二君
(併)
選挙管理委員会事務局長 ──────────────────── 磯 江 昭 徳君
代表監査委員 ───── 竹 歳 秀 明君
───────────────────────────────
午前9時00分開議
○議長(飯田 正征君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は15人です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。
─────────────・───・─────────────
◎日程第1
一般質問
○議長(飯田 正征君) 日程第1、
一般質問を行います。
届け出順により、順次質問を許します。
12番、
津川俊仁議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 皆さん、おはようございます。津川でございます。
私は、本定例会におきまして新しい
農業委員会、そして
農地利用最適化推進委員さんについてお尋ねいたします。
農業委員会等に関する法律が改正され、平成28年4月1日から施行されております。本町においては、本年5月1日に新しいメンバーでの
農業委員会が発足し、平成30年5月1日から平成33年4月30日までの任期の間、新北栄町
農業委員会会長、そして職務代理や各委員会の委員長、副
委員長等も選任され、新
農業委員会がスタートしました。この新
農業委員会についてお尋ねいたします。
まず、新会長に就任されました濵坂会長、会長就任おめでとうございます。今後のますますの御活躍を御祈念いたします。
さて、今回の法改正により、
農業委員会の最も重要な業務が農地等の利用の最適化の推進であるとされたようであります。この農地等の利用の最適化の推進とは、一つに担い手への
農地利用の集積・集約化、2つ目に遊休農地の発生防止の解消、そして新規参入の促進、この3つの点を通じて農地等の利用の効率化及び高度化の促進を促すことを言うというふうになっております。これらの取り組みを新体制としてどのように取り組まれるのか、お伺いいたします。
お答えいただく際に大変興味があるのが、新制度において設置された
農地利用最適化推進委員の役割であります。
農業委員との役割の違い、あわせてそして新会長の意気込みをお伺いしたいと思います。
また、今回の
農業委員会等に関する法律の改正により、田んぼや畑などの農地で農業と
太陽光発電事業を両立させるそういう仕組みの
ソーラーシェアリングに対する考え方や許可の基準等の変化はあったのかお伺いいたします。
以上、壇上での質問を終わります。
○議長(飯田 正征君)
濵坂農業委員会会長。
○
農業委員会長(濵坂 良男君) おはようございます。
津川議員の御質問にお答えいたします。
まず、
農地利用最適化の取り組みについての御質問です。
本年5月より
改正農業委員会法に基づいて
農業委員13名、
農地利用最適化推進委員、以下
推進委員と申し上げますが、13名の計26名の新たな体制での
農業委員会の活動、業務がスタートしました。新体制に求められているのは、今ある農地を将来も農地として生かし、守り、残していく取り組みです。従来の法令業務に加え、このたび農地等の利用の最適化を重点業務として取り組むことが明文化されたところです。
農地利用の最適化の取り組みは、
推進委員が地域、現場活動を主体に
農業委員と協力しながら進めることとなっています。しかし、本町では別々に活動しても十分な成果は得られないと考えておりまして、議決権のない
推進委員も毎月の総会に出席していただき、審議に加わっていただくことにしています。そうすることによって
委員会活動の知識、情報を共有するとともに、現場活動もともに協力しながら進めることができます。
また、6月の総会では農地等の利用の最適化の推進に関する指針を取りまとめ、最適化の
具体的目標に向けて活動することになります。
また、
農業委員会には従来から3つの小委員会、
農地委員会、
農政委員会、
広報委員会がありますが、全員がいずれかの委員会に属し、それぞれが農業全体の課題解決に取り組むこととしています。
あわせて、新会長としての意気込みをお尋ねです。
御存じのとおり、
農業委員会は合議体ですのでチームワークが重要です。意見が言いやすい雰囲気と多様な意見、考え方を活動にどのように生かすか、心がけていきたいと思っています。あわせて、私からもいろいろな提案をしたいと考えております。
委員会活動のスタートは、地域、現場にどんな課題、問題があるかを探り取ることです。解決に向けてどんな方法で一歩踏み出すか知恵を出し合える委員会であり、そして3年間委員として皆さんに楽しんで活動してもらえたらいいと思っています。
また農業者、特に後継者の皆さんがこの町で農業をしてよかったと言ってもらえる
環境づくりに
農業委員会活動を通して少しでも近づけばと思っています。
次に、支柱を立てて営農を継続する
太陽光発電設備等についての
農地転用許可制度、先ほど
ソーラーシェアリングと言われましたけども、その件の設置基準についての御質問です。
平成25年3月に
農水省局長通知で農地法の運用について農振農用地及び第1種農地に施設下部で耕作するなど一定の条件のもと、
太陽光発電設備を設置することができるようになりました。本町にも1件対象事案があり、3年の一時転用期間を経過して、昨年3月には再申請が許可されたところです。
農業委員会のこの施設に対する対応としては、これまでも毎月の案件に係る現地確認の際、当圃場の栽培状況、営農状況等適切に管理がなされているかを確認しており、今後も引き続き行う予定です。
許可基準については先月
農水省局長通知があり、
認定農業者等の担い手が取り組む場合や、荒廃農地を再生利用する場合などでは、一時転用期間が10年以内となったところであります。なお、北栄町
農業委員会では独自に第2種農地、第3種農地においても町外の方や企業が設置する場合は
地元自治会長に地元への説明会が必要か協議していただき、必要な場合は開催するように指導しています。また、住宅付近においては、隣接者の同意書を得るように指導しております。
いずれにしても、農地は農地として守り生かすことを基本に、地域、隣接者との協調を図りながら
農業経営発展につながることが重要だと考えています。以上です。
○議長(飯田 正征君)
津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) それでは、再質問をさせていただきます。
今回の質問に当たって、通告を出させていただいたのが新会長が決まる、新メンバーが5月1日に新しく委員会が設置されて決まるまでの通告でしたので、どなたが会長になられるかはわかってない段階での通告でございました。
現在、
農業委員会のホームページを見させていただきますと、会長以下職務代理、そしてそのほか合計26名の
農業委員、そして
推進委員の方が写真入りで紹介されております。先ほどおっしゃったように3つの委員会が引き続き設置されているようでありまして、それぞれ委員長、副委員長が紹介されております。私たち議会としては、
農業委員の13名について議会同意という手続を踏んで
農業委員が選任されました。そして、
推進委員との二本立てで今後
農業委員会活動がなされるということでありましたので、どんなふうな新しい
農業委員会の形になるのかなということが非常に興味があったんで、きょう質問させていただきました。
再度確認をさせていただきたいのは、この3つの委員会は独自の北栄町
農業委員会で設置されてるものだと思いますが、これらについての委員長、副委員長につきましては
農業委員でなしに
推進委員の方も委員長、副委員長になっていらっしゃるようにも思うんですが、それらの役職についてはそういう委員会の委員、
推進委員、分け隔てなく一緒に構成をされたというふうな理解でよろしいでしょうか。
○議長(飯田 正征君)
濵坂農業委員会会長。
○
農業委員会長(濵坂 良男君) お答えします。
先ほど議員が質問されましたように、特に
推進委員、
農業委員分けては考えておりません。
それから、委員長、副委員長については、前回の経験者を中心に割り当てております。選任をしていただいたということであります。
○議長(飯田 正征君)
津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 前回の経験に基づいてということでありますから、いわゆる
農業委員であろうと
推進委員であろうとそういう立場ではなしに、26人の中から選ばれたということでよろしいですね。
そうしますと、非常にわかりやすいといいますか、非常に心配してたのが
農業委員さんと
推進委員さんとが別の立場だから別の活動をしていくんだというふうなことをすごく心配してたんで、そうでなければ本町の
農業委員会としては一体となって今後とも進めていかれるということで、これまでどおりの活動ができるんだろうというふうに期待もしております。
私は、会長に対しまして、
農業委員会に対しまして平成28年の9月議会のときにも
農業委員会の問題について質問させていただきました。約1年半以上たつんですが、当時はTPP、今TPP11と言っていますが、12カ国での批准についての議論が盛んなときでありました。当時の濵坂会長にお願いしたのは、TPPについての考え方、意見をお尋ねし、
農業委員会としても反対活動をしていただけないかというようなお話もさせていただきました。またその際、一番
農業委員会委員として、会長としてどんなふうなつもりでやっていらっしゃいますかというようなこともお伺いしました。当時の回答としては、目標としているのは町民の皆さん全ての皆さんに
農業委員会を認知してもらうことと、そういうことではいわゆる
農業委員会活動の見える化ということに心がけていきたいというふうにおっしゃいました。先ほどの当初の答弁にもありましたように、そのようなことで引き続き活動されるんだろうと思いますが、3つの
委員会構成も含めたところで今後のその意気込みといいますか、やり方については過去の委員会の活動方針なりやり方が継承されるというふうな理解でよろしいでしょうか。
○議長(飯田 正征君)
濵坂農業委員会会長。
○
農業委員会長(濵坂 良男君) もちろん従来どおりの上に新しい業務が加わったわけですから、それをどうやって具体的に農業者、それから地域の方にどういうふうにそれを理解してもらうかということが改めて重要な仕事になってくるのかなと思っております。ですから、先ほどありましたように広報だとかそれから
農地パトロールだとか
利用状況調査だとか、とにかく現場に出て
農業委員が歩いて何かやっとるなということが見えるようにしていきたいなというふうに思っております。
○議長(飯田 正征君)
津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 先回というか、今までの
農業委員会と新たにこれからのやり方についても示唆いただきましたが、非常に先回からお話もさせていただきますが「菜種」という機関紙、非常に充実したものになっているというふうに私も理解しています。最新のものにつきましては農業女子の会のことが表紙に出ていますし、
アグリフォーラムのこと等々あります。非常に発信が過去のいつに比べてと言っていいのか悪いのかわかりませんが、過去の
農業委員会に比べて発信力が増していると思いますし、今後ともどんどん委員会の活動をアピールしていただきたいとも思います。
その中で、
ソーラーシェアリングのことについて触れておきたいと思います。
先ほどの回答の中で、現在北栄町においては1件の案件がある。そして、昨年の3月に3年ごとに
事業見直しの更新時期があるということの説明がなされたというふうに伺いました。大体一時転用の許可は最長で3年ごとに再度許可の申請を行うということが必要なようでして、ずっとこれからもしていく通常の毎月の
現場確認、そして3年ごとの見直しのときの確認はどんどんしていく、きちんとやっていくということのお話がありました。先回、1年半前にも同じような回答もいただいております。ですからきちんとなされていると思いますし、後半のほうに第2種、第3種の農地についても
地元自治会の説明会なり隣地の許可ということ、同意書の必要性のことも言われました。
いわゆる
農業委員会独自の方向性として、農地の転用に対してはきちんと、言い方が正しいかどうかわかりませんが、厳格に基準をハードルを高くやっていきますというふうな理解として私は思っているんですが、というのはいわゆる
農業そのものの発展のためには安易な許可は妥当でないというふうな一定の基準があってしかるべきだと思います。
そういう意味で、本町の方針がいいか悪いかということについては、きちんと委員会の中で議論されるべきでありますし、現在の方向としてある程度他町に比べて私は非常に厳しいレベルでの許可基準になってると思います。それらの認識についてお伺いいたします。
○議長(飯田 正征君)
濵坂農業委員会会長。
○
農業委員会長(濵坂 良男君) 転用基準については、先ほど周辺の同意だとかそういったことはありますけども、今は基本的には同意は必要ありません。同意がないから許可できんという状況ではありませんけども、周囲の方と協調できるような形での転用でなければ後々いろいろなトラブルが起こり得る。そういうことの想定の中に、できるだけ隣接者あるいはその地元の理解、同意を得て進めてくださいというふうに指導しておるところであります。
いずれにしても転用して何か事業をする人、周辺で農業される人がお互いに気持ちよくその地域を守れるような環境でないと僕はだめだと思っていますので、その辺を特に気をつけております。
○議長(飯田 正征君)
津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 今、会長のほうからは地域が気持ちよく農地を守れるというふうな言葉が出ました。突っ込んだ話が、案件が1件だというふうにおっしゃいましたんで、個別案件になってしまうという可能性もあるんで余り具体的な話はできませんが、やはりその地域との協調性が大事だろうと思います。そういう意味では、やっぱり
農業委員会に
問い合わせがあったときにこういう周りの方、いわゆるそういう業者の方以外の周りの方から
問い合わせがあったときには、きちんとした対応ができるというのがやはり
農業委員会の責務だろうと思います。
何回も言いますが、毎月
現場確認をし、3年に1度の見直しのときにはきちんとやってますよというふうなお話がありました。より具体的にちょっとお聞きしたいんですが、
現場確認というもののやり方についてもう少しできる範囲でお話しできたらと思いますが、いかがでしょうか。この案件に対して、
現場確認のやり方について。
○議長(飯田 正征君)
濵坂農業委員会会長。
○
農業委員会長(濵坂 良男君) この
ソーラーシェアリングに関する現地確認の様子なんですけども、実際に圃場に行きますよね。その前段に毎月3人、
農業委員、
推進委員、3人と事務局とで現地確認という作業をいたします。これはほかの
転用案件等も含めてやるわけなんですけども、そのときにこの営農発電の箇所にも立ち寄って、例えばフェンスがきちっと維持してあるか、あるいはその下部でつくってある作物の生育状況だとか、これは何でかといいますと極端に作柄が悪いと次のときに転用を認められないというようなことがきちっとうたってあるわけでして、そういうことに該当しないか。あるいは最終的に出荷の基準が周辺の従前の収穫量の8割以上が確保されないとだめだということがありますので、そういう状況に維持してあるのかどうなのか。そういったことを毎月目視できちっと確認をするという状況であります。
○議長(飯田 正征君)
津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) その目視の状況で確認をされた。その記録については作物の生育状況とおっしゃいましたが、数字的なものとして落とすんでしょうか。記録するんでしょうか。
○議長(飯田 正征君)
濵坂農業委員会会長。
○
農業委員会長(濵坂 良男君) 一回一回の数字的なものは残しておりません。おおよその見当で目視するわけなんですけども、最終的には1年に1回報告書が出されますので、その時点で基準に合ってるかどうかということを判断します。ですから、毎月の巡回では数字的なものはありません。広い範囲ですから、中にはもしかしたら悪い場所あるかもしらんしよくできてる場所もあるかもしらんですけども、総体的に見てこれなら営農という視点で見ればまあいいだろう、あるいはちょっと今大変だなとか、そういった感じで見ております。
○議長(飯田 正征君)
津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) そうしますと言い方を変えますが、営農というレベルで見ていいだろう悪いだろうという判断をされたときに、いいだろうという記録は残るんですか、悪いだろうという判断した記録は残しているんですか。
○議長(飯田 正征君)
濵坂農業委員会会長。
○
農業委員会長(濵坂 良男君) いずれにしてもその記録はありません。国会答弁みたいになっちゃいますけどもありません。ただ、ちょっと危ないぞというときには当然その助言といいますか、そういったことはできるようになっておりますけども、今までにそういう状況は発生しておりません。
○議長(飯田 正征君)
津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) ちょっと今の最後の発生してませんという言葉でちょっと迷ったんですが、要は1カ月ごとに作物の生育状況が営農の許容範囲ということであればスルーされても結構だと思うんです。だけどそれは許容範囲でオーケーですよ、可とするということであれば、可とするという記録が残るべきであります。
万が一不可であったら不可ですという記録を残して、そして1カ月後、2カ月後なりにそういうことは業者さんに伝えて、相手に伝えて改善を促す。1年後の、あるいは3年後の再認可につなげるというふうにしていかないと、1カ月見ただけじゃだめだと思うんです。見て確認ができて、通常の8割以上の作柄になってますよということが確認できましたという記録はないといけないと思うんですが、いま一度お願いいたします。
○議長(飯田 正征君)
濵坂農業委員会会長。
○
農業委員会長(濵坂 良男君) 先ほど申し上げましたように今まではそういうものは残しておりませんけども、そういう指摘をいただいてなるほどなと思いました。どういう形でやるのがいいのかわかりませんけども、あるほうがいいだろうと私も思います。
○議長(飯田 正征君)
津川議員。
○議員(12番 津川 俊仁君) 前向きな回答をいただきましたので、今後はいわゆる地域の皆さんと
ソーラーシェアリングをされる方とがお互い気持ちよくやっていくということに当たって、恐らく
農業委員会に
問い合わせが一番多いんだろうと思います、周りからの。それに対してきちんと回答できるための
資料づくりをお願いしたいということで申し上げたんで、ぜひともそれには取り組んでいただきたいと思います。
現在、農業の現場では人手不足だとか高齢化だとかというふうに言われています。20年30年前、農業を取り巻く状況というのは3Kだとかと言われた時期がありました。きつい、汚い、危険みたいな時代がありました。最近はそういう言葉は言われません。やはり農業は農業の魅力を発信しながら、きちんと所得が上がる。あるいは作物をつくる
喜びだったりとかさまざまな喜びとして、農業としての喜びとかがあって、新規就農の方もふえていますし、逆に自然に年齢、加齢によって農業を退職される方もふえてるというのが現状だろうと思います。
目指す方向は同じかとは思うんですが、ぜひとも
農業委員会にもお願いしたいのは農業の魅力発信を農家以外の方にしていただいて、農業の労働力といいますか農業に携わってくれる人、そして農業の応援者をぜひともつくっていただきたい。そんな思いでの活動を活動の柱にも一つ加えていただけたらと思いますが、最後に
農業委員会の会長さんの意見をお伺いしたいと思います。
○議長(飯田 正征君)
濵坂農業委員会会長。
○
農業委員会長(濵坂 良男君) 当然、
農業委員会は農業者の代表としても活動しております。そういった意味でいきますと、やっぱり農業をする人がふえ、なおかつ楽しんでやっていただける、あるいはやりがいを持ってやっていただけるというのが一番大きな魅力発信になるんだろうと思います。そういう意味で、まずは今実際にやっとられる方が生き生きやっとるということがまず前提だと思います。その上で、その姿をどういう形で発信するか、次のステップになろうかなと思っておりますけども、私たちの限られた発信力の中でありますけども、これはやっぱりやっていきたいと思っております。
○議員(12番 津川 俊仁君) 終わります。
○議長(飯田 正征君) 以上で
津川俊仁議員の
一般質問を終わります。
次に進みます。
───────────────────────────────
○議長(飯田 正征君) 10番、田中精一議員。
○議員(10番 田中 精一君) 10番、田中精一でございます。
私は、町道由良保育所前線の両側に植栽されている旧由良小学校進入路の松並木の存続と、JR由良駅、現在は愛称コナン駅と呼ばれておりますが、この由良駅の活性化の2つの事項について質問をいたします。
まず、町道由良保育所前線の松並木の存続について質問いたします。
昨年12月定例会で、同僚議員が町道六尾大谷線の交差点から由良こども園や町営住宅由良宿団地に通ずる町道由良保育所前線が狭く、自動車のすれ違いが危険なため両側に植栽されている黒松の並木を伐採し、道路拡幅をされたいと
一般質問されました。
これに対し松本町長は、従来から由良宿の方々から松並木を存続すべしという御意見を伺っており、松並木の伐採の同意を伴う町道拡幅工事は難しいと考えており、今後とも現状を維持する考えであり、この道路を自動車で通行される際は細心の注意を払いながら引き続き安全運転をお願いしたいと答弁があったと私なりに受けとめております。松並木の存続を願う私たちとしては、一安心したところであります。
ところが、後日
一般質問でのこのやりとりがTCCで放映されたところ、由良宿の方々から由緒ある松並木であり伐採は絶対認められないとか、由良宿の歴史遺産であり存続すべしといった御意見が寄せられました。さらに、ある方から私に、この際本会議で改めてこの松並木の歴史を町内外に披露し、あわせて松並木の存続を訴えてほしいと持ちかけられましたので、再度町長に松並木の存続の意向を明確に表明していただくため、あえて質問をいたすことといたしました。
さて、この松並木の歴史ですが、大正11年、西暦1922年、旧由良小学校の校舎新築落成を記念し進入路の両側に植栽されたもので、植栽後97年目、種子の播種時期から数えると約100年が経過しているだろうと推測されます。100年は長い年月ですから、この間何本かは枯れて植えかえされた松もあると聞いていますが、基本的には約100年も風雪に耐えて今日に至っている由良地区の歴史そのものであります。
旧由良小学校は、由良宿はもちろん妻波、大谷、遠くは青木や比山までが校区でした。旧由良小学校で学んだ卒業生や教職員の方々及び関係者の皆さんにとって、旧由良小学校の名残として往時をしのぶ遺構物は今ではこの松並木と由良こども園北側に移築された校門の門柱、記念碑、二宮金次郎像の置かれていた台座ぐらいのもので、現地ではそのほかは何も存在せず、松並木はまさに歴史の生き証人であり、私たち卒業生や由良地区のルーツそのものであります。それほどこの松は貴重なものなのであります。病で枯れやむなく伐採されるのであればいたし方なく諦めもつきますが、日々の生活をちょっと安全で便利にするため伐採しようとすることは、私たち旧由良小学校の卒業生や由良宿民にとっては全く受け入れることはできません。一度切った松はもとには戻りません。ましてや100年の歴史のある松並木です。安易に伐採をしようとすることは町の歴史を否定することでもあり、この松並木の所有者である北栄町自体が歴史を軽んじる町とのそしりを免れることはないでしょう。
したがって、伐採は到底認めることはできません。むしろ町長にはこの松並木が1年でも長くこの地で生存し続けられるよう、万全の維持管理に心がけられたいと願うものであります。所見を伺います。
次に、JR由良駅の活性化について質問いたします。
現在、由良駅に待機のため駐車しているスーパーはくとの由良駅での乗降を実現し、町内においでいただく観光客やスーパーはくとを利用される町民の利便性向上が図れないものでしょうか。よく町民の皆様からも、せっかくスーパーはくとが由良駅に駐車しているのだから何とか乗降できないかと素朴な質問を受けます。
聞くところによりますと、九州新幹線の博多駅の例でございますが、由良駅のように車両の待機駅として利用している最寄りの駅があるそうでございます。その駅では、駐車する新幹線に乗降できるようでございます。そしてこのことがきっかけで、今では福岡市のベッドタウンとして大いに発展しているとテレビ報道が伝えたことを思い出しました。
それぞれの会社の事情や条件等はさまざまで、JR米子支社としてはにわかに同様の取り扱いはできないとも承知の上ですが、やってやれないことはないと感じています。町長、JRと粘り強く交渉を重ねるべきだと考えますが、所見を伺います。
次に、町民号・名探偵コナン号の復活をしてはどうでしょうか。できればことし7月1日、JR米子支社が運行を開始する天空の「天」と地面の「地」と漢字で表記して「天地(あめつち)」と読むそうでございますが、その天地をチャーターして町民号・名探偵コナン号として以前のように実施してはいかがでしょうか。天地はかつてJR米子支社が保有していたお座敷列車と同様に2両編成のディーゼル車両ですが、車内は今度はお座敷ではなくテーブルつきの座席シートで、町民有志が和気あいあいと旅を楽しむのにもってこいの仕様となっているようでございます。この際、天地を活用し1泊2日程度の小旅行として名探偵コナン号を復活してはどうでしょうか。
私は、町民号を実施する意味合いは3つあると考えています。
まず1つ目は、参加いただく町民相互の親睦が図れることです。また、天地を通して各地で新たな出会いが生まれる可能性も秘めています。
2つ目は、名探偵コナン号と銘打って県外各地に出かけることにより、それぞれの通過駅などでコナン駅北栄町をアピールでき、もって本町の宣伝、誘客活動になることでございます。
3つ目は、私はこのことが特に重要だと考えていますが、天地を継続的にチャーターすることでJR西日本米子支社とJR倉吉駅及びJR由良駅に営業面で大いに貢献することになり、JRに北栄町の印象度、貢献度をアピールし、その相対にJR由良駅への快速列車全便の停車につなげればと考えています。JRは株式会社であります。私は、ただ陳情するだけでは快速列車の全便停車は実現しないと考えています。北栄町としては、まずは会社経営に協力する姿勢が大切ではないでしょうか。快速列車の由良駅での全面停車という結果を目指してやってみる価値は十分にあると考えます。町長、このためにもコナンの里北栄町ならではの町民号を実施してみてはいかがでしょうか。
次に、由良駅の窓口業務を町観光協会が受託するという発想を提起します。御承知のとおり、現在JR由良駅舎の一部を町観光協会が間借りし、ほぼ毎日協会職員が常駐しております。職員が日々常駐しているのですから、ついでにJRの窓口業務を観光協会が受託できないかと単純に考えました。JRや観光協会の意向もありましょうが、この際、由良駅の窓口にかかわる業務を町観光協会がJRから受託できるよう町長が両者の橋渡し役を担ってはどうでしょうか。この件はあらかじめJR側からの意向やサインがあるわけではなく、あえて全く私の思いつきで質問しているのでございますが、将来の北栄町の発展策を考えるとき、また観光協会の収益アップのための一手になるのではないかと考え提案したまでであります。
可能性があるかないかも全く見えない。しかも可能性があるとしても幾多のハードルがあることは想定され、実に唐突な提案であると思われるのでございましょうが、JRと町観光協会の双方にメリットがあり、やるべき価値があるのであれば結果的に将来の北栄町の利益にもつながるわけで、実現すればまことに結構なことであります。町長、骨折り損のくたびれもうけになるやもしれませんが、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
以上、この場での質問を終わります。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 田中議員の御質問にお答えいたします。
初めに、町道由良保育所前線の松並木の保存についての御質問でございます。
12月議会の
一般質問において、松を残していただきたいという地元の強い思いがあり、道幅を広くするために伐採するつもりはございませんと答弁をいたしましたが、現在もその意向は変わっておりません。管理につきましては道路にあるものは道路の管理として、またこども園側にあるものにつきましてはこども園の通常管理として、交通に支障がないようにこれまでと同様今後も維持管理していきたいと考えております。
次に、JR由良駅の活性化についての御質問でございます。
初めに、スーパーはくとの由良駅での乗降の実現についてでございますが、これまで町といたしましても名探偵コナンに会えるまちとして魅力あるまちづくりを進める上で関西圏を中心とする観光客のさらなる誘客を図ること、また地元住民の利便性の向上のために由良駅での乗降についてJRに要望を行ってきたところであります。直近ではことしの1月29日にJR米子支社長に要望に伺いましたが、JRの回答といたしましては現在の利用者数では増便は困難との回答でございました。あわせて、スーパーはくとを全便倉吉駅発着とすることについても要望いたしましたが、そちらにつきましても現在の利用者数では増便は困難であり、減便もあり得るとの回答でございました。理由といたしましては、スーパーはくとの鳥取-倉吉間は智頭線の車両を1便6万円で借用して運行しているものであり、1便当たり70人程度乗車いただけないと赤字となりますが、現状は40人から50人程度しか利用されておらず、赤字運行となっているためとのことでございました。
由良駅につきましては、現在1日3回スーパーはくとが停車しておりますが、これを旅客線化すると倉吉-由良間につきましても車両の借用の経費がかかるため、それに見合った利用者数の増加が必要となるということでございます。
また、議員仰せの九州新幹線の事例につきましてJRに確認いたしました。博多駅で営業を終了した新幹線が車両基地まで回送される区間を在来線として旅客線化したもので、新幹線の車両が在来線特急として走っております。1990年に車両基地の構内に博多南駅が開設され、旅客線化が実現されたものですが、当時この地区はベッドタウンとして住宅やマンションなどの建設が急速に進んでいたにもかかわらず、公共交通手段は路線バスに依存している状況でありました。沿線住民からの強い要望があったこと、利用者数が見込める状況にあったことから旅客線化が実現した事例であり、本町とは異なる状況でございました。
JRの回答では、現状での実現は困難であるというのが実感ではございますが、議員仰せのとおり今後も魅力あるまちづくりを進め観光客を呼び込み利用者の増加を図るとともに、JRにも粘り強く要望を行ってまいりたいと考えております。
次に、町民号・名探偵コナン号の復活の御質問についてでございます。
7月1日から運用が開始される観光列車天地をチャーターして、町民号・名探偵コナン号として以前のように実施してはどうかとのことですが、町民号を実施する意味合いは議員仰せのとおりであると思います。昨年度天地の発表後、議員御提案の町民号が復活できないかと観光交流課でJRに
問い合わせたことがございます。観光列車天地は、議員も御承知のとおり古事記の「天地(あめつち)の初発(はじまり)のとき」という書き出しに由来した列車名であり、車両が山陰地方の自然や日本のルーツをネーティブ・ジャパニーズというコンセプトでデザインされておりますので、名探偵コナン号として車両を活用することはコンセプトと合わないのではないか。また、既にJRが国から認められている運行ダイヤ以外での運行は調整に時間と労力を要すことをお聞きし、実施はかなりハードルが高いと判断したところであります。
また、由良駅での快速列車全便停車につきましては、現在は昼間時間帯の全便が停車しており、通学時間を過ぎてからの夕方から夜の2本が停車していないところでございます。いずれにいたしましても、天地の運行につきましてはことしの7月から11月までは決定しているようでございますので、12月以降の運行時に由良駅を停車駅としていただく要望とあわせ、毎年行っておりますJR西日本米子支社への要望時など、機会を捉えてJRと協議してみたいと考えております。
次に、JR由良駅の窓口業務を観光協会が受託できないかとの御質問でございます。
現在、由良駅はJR西日本の業務委託駅としてJR西日本の関連会社が運転取り扱い業務を除く全ての業務の委託を受け、その社員が駅員として昼間時間帯に勤務されております。
議員御提案の観光協会がJRの業務を受託する方法としては簡易委託という方法があり、簡易委託駅では乗車券類の販売、出札業務が鉄道会社から市町村や外郭団体、商店、個人に委託され、そういった事例は県内にもあるようでございます。
町観光協会とJRとの橋渡しを担ってはどうかとの御質問でございますが、まずは両者の意向を確認してみたいと考えておるところであります。
○議長(飯田 正征君) 田中議員。
○議員(10番 田中 精一君) まず、最初の松並木の存続の件でございますが、12月議会での答弁と同じくで、町長は存続の意思を明確に表明をされました。大変結構なことだと思います。今後とも良好な維持管理を求めるものでございます。
ところで、先ほど答弁にもありましたが、その町道に面して松並木以外に7本ばかりの黒松があるということは町長のほうも承知だと思います。この松については、実はかつて由良保育所に接して住宅団地が造成された際、団地の新たな進入路建設に伴い支障となるので、現在のこども園の園庭周辺に移築されたものであると聞いております。この7本の黒松も、並木の黒松と同じ歴史を有する黒松でございます。いわゆる100年松でございますので、並木の黒松と同様に1年でも長くこの地で生き延びるよう、今後ともこの松についても維持管理を願いたいと思います。再度町長の見解をお伺いします。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 先ほど答弁したように道路沿い、そしてまた園庭にある黒松については、今までどおりに維持管理してまいりたいと思っております。
○議長(飯田 正征君) 田中議員。
○議員(10番 田中 精一君) なぜ私がその7本にこだわったかといいますと、例えば今道路上に植えてある松が先ほども言いましたように病等で枯れた場合に、場合によってはその松を移植する可能性があるということでございますので、ぜひスペアとしてそれも丁重に維持管理をしていただきたい。そういう思いでその維持管理をお願いしたわけでございますので、これについても管理を今後ともよろしくお願いしたいと思います。
それはそれとして、実はこのたびこういうことでまた一度松並木を歩いてみましたが、この道路の路面が相当荒れております。荒れた路面は結局事故のもとになります。この際、その路面の補修修繕、いわゆるオーバーレイだろうと思いますが、全てすべきだというふうに考えます。この点についてはいかがでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 道路補修につきましては、全町の全域を調査しながら計画的に整備をするようにしておりますので、その中で整備をさせていただきたいと思います。
○議長(飯田 正征君) 田中議員。
○議員(10番 田中 精一君) 一度歩いていただければわかると思いますが相当、特に県道の、今は町道大谷六尾線でございますが、そこの入り口からかなりの部分、かなり荒れておりますので、本当に歩行にも、子どもたちが歩くのにも、特に園児が歩いたりするのにも支障があろうと思いますので、ぜひ修繕のほどを考えていただきたいと思います。
とりあえず松並木については以上で終わりまして、次のJRの関係について質問を申し上げます。
先ほども答弁にありましたが、まずスーパーはくとの件でございます。私のほうも特急として乗降して倉吉駅まで行くという思いではなくて、由良-倉吉間は普通列車の取り扱いでどうにかならんかなというふうに思っておりました。先ほどの答弁を聞きますと、それよりも何よりも乗降数が少なくて智頭急行からのレンタル料のほうが賄えないからだめだということになっておるようでございますが、そうはいっても実際倉吉から由良間は運行しとるわけでございます。単にやるんでございますけども、実際には列車は由良駅まで来ておるわけでございます。可能かどうかはわかりませんけども、若干でも町のほうが費用負担をしてでも何とか1日に2本ないし3本でございますが、それでもやれないのかどうか、検討ができないかどうか。再度町長に伺います。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) まず、倉吉-由良間を普通列車で運行してはどうかということでありますが、列車の仕様が特急列車ということでありますので、これはなかなか難しいかなとこう思っておるところでありますし、また町が負担ということでありますが、これは365日毎日走っておるということ。それを3便負担するということになるとかなりの負担になるんだろうと、こう思っておるところであります。あればいいわけでありますが、そういうことを考える中でやっぱり利用者がどれだけあるかということもありますので、普通列車で接続できますので、そちらのほうに乗っていただいて利用していただくということをしていただきたいなと、こう考えておるところであります。
○議長(飯田 正征君) 田中議員。
○議員(10番 田中 精一君) 町長も御案内のとおり、この問題については以前から出ておりました。由良駅になぜとまるかといいますと、3番線が、控え線があって、そこに列車を置いとくと倉吉駅が自由に使えるということもあって、由良駅の3番線を利用してここまで持ってくるということで現在停車をしておるわけでございますが、実はその3番線の裏が駅南地区でございますが、由良宿2区と7区の住民の方がいらっしゃいます。特にこの夏場については、スーパーはくとがとまると次の発車までエンジンをとめずに、いわゆるディーゼルのエンジンをかけたままずっと停車をしております。聞けば、そのエンジンを一旦とめてまたスタート時にエンジンをかけてクーラーを動かすと、その冷房効率が下がって非常に次の運行に影響があるということで、そのままエンジンをかけたまま冷房を動かしてとめてあるということでございますが、結局駅南の方についてはそれが迷惑な話だと。この夏場の暑いときに、それでなあても暑いのにガラガラガラガラ大きな音をさせられとる。何とかならんかということでございますが、JRのほうは頑としてこれはだめだということでございますが、JRも余りかたくななことを言わずに、一方ではそういうふうな迷惑かけとるんですから、何とか1回でも乗せてもらえば、普通列車で倉吉駅まで行かせてもらって倉吉駅から特急ということになれば、本当に駅南の方についても理解が得られるんでないかなというふうに思いますが、そういうことも含めて再三にわたってJRに申し入れをしていただきたいわけですが、そのあたりもしていただいておるんでしょうか。もう一度聞きます。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) この件につきましては、由良宿7区の皆さんには大変迷惑をかけとるということでJRも認知しておるところでありまして、要望の中でそういう話も以前はずっとさせていただいてきたところでございますが、若干停車時間のほうも短くしてきたというようなことで、少しは努力されとるんかなとこう思っておるところでありますので、今後ともそういうことも含めながら要望活動を進めてまいりたいと、こう思います。
○議長(飯田 正征君) 田中議員。
○議員(10番 田中 精一君) スーパーはくとについてはもうこれを最後としますが、やはり住民感情としてそういうこともございますし、それから先ほどもありましたように観光客がどんどん来るようになりました。せっかく倉吉駅に来て、それから由良駅まで来るんですから、そこで足を延ばしていただくためにもぜひ実現するように粘り強くまたJRと交渉をしていただきたいと思います。
この普通列車扱いについても、かつて特急で私も乗ったことがありますが、途中の駅から普通列車になるとかそういうような扱いがあるようでございますので、そこらについてもまたJRのほうとこれも交渉をしていただきたいと思います。これについて、もう一度お願いします。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) この件につきましては、JRにはお話をさせていただくということも今させていただいたと思うんですが、ただ、今までもそういうことでずっと来ておるわけでありますが、先ほど言いましたようにリースの問題であったりとか利用者数の件、そういうことであったりとか、あるいはそこでとめるということになればプラットホームとスーパーはくととのその車両との間が段差があるとかいうようなことで、かなりのそういう負担、プラットホームを改修していかなければならないというようなこともお話も伺ってきたところでありますので、かなり厳しいかなというような感想を持っておるところでありますが、引き続き要望の中でお話をさせていただけばと思っておるところであります。
○議長(飯田 正征君) 田中議員。
○議員(10番 田中 精一君) それでは、2番目の天地について追加質問をさせていただきます。
天地は、先ほどありましたようにことしの7月から運行開始ということで、当面7月から11月いっぱいはもうJRのスケジュールが入って無理だということでございます。それは承知の上で今回質問をしたわけでございますが、この11月で天地がなくなっちゃうわけでございません。JR西日本として所有をしておるわけです。かつての話でございますが、お座敷列車の関係でございますが、本当はJR西日本米子支社が保有していた2両編成のお座敷でございますから、そのままJR米子支社が保有してもよかったんでしょうが、保有すればそれに固定資産税がかかる。米子市に税金を払わないけんとかあって、なかなか車両も古くなって維持管理ができないので廃止をしたという経緯があります。天地についても今後またそういうことが発生してまいりますので、ただ車両基地に投げておくこともないでしょうし、ぜひ有効活用すればなというふうに思っております。
コンセプトが違うのかもしれませんけども、コナン号と銘打って外に出てしまえばそれはそれでいいだろうというふうに思っておりますし、今はJRはそういうことを言っとるんでしょうが、やはり本音は使ってもらって何ぼのもんだろうというふうに思います。使ったことによって収益も上がりますし、こちらのほうもそれによってメリットがあるということでございますから、12月から以降、今後に向けてそういうこともいろいろ考慮しながら運行計画を立てていただければと。一方で、町のほうもそれに向けて努力をしながらチャーターができるように、またいろいろ方策を考えてみたらというふうに思います。この辺についてはどうでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 天地の運行につきましては先ほど議員が仰せのとおりでございまして、山陰デスティネーションキャンペーンの期間中、7月から11月までは出雲-鳥取間を1日1往復するということで決まっているようでございますが、その後のことについてはまだ白紙の状態であるようでございます。
実はこの土曜日、23日ですが、天地の試乗会がございまして私もその天地に乗せていただきました。鳥取県あるいは島根県のそういう材をふんだんに使っておる車両でございまして、一つの車両に定員が30名というようなことでございます。両方で60名を乗せて走る観光列車でございまして、大変ゆったりとした感じがいたしました。山側のほうは1段床が高くなっておりまして、そこから海が見えるというようなことでございますし、椅子のほうも4人がけであったりとか2人がけ、そしてまた窓に向かって座るというようなことで、普通の一般の列車とはかなり違っております。
そういう中で、実は米子の支社長もその場におられましてお話をさせていただいたわけでありますが、11月以降これどうなっとるんですかということはお話といいますか聞きましたら、まだ決まってないということであります。じゃ町民号というような形で使わせてもらうということができるかということをお話ししましたら、それは可能だろうというようなことでございました。そして今は出雲-鳥取間を運行しとるわけだけど、ほかの場所にも行けるかということもお聞きしたわけでありますが、ほかのところも多分行けるだろうというやなことでございまして、町民号という形でできればそういうことが可能になってくるなと。この天地を利用することが可能になってくるなということを思ったところであります。
ただ、支社長がそう言われて、細かいことはまたいろいろあろうかと思いますが、そういう可能性もあるということでございますので、今後またJR等ともし町民号でやろうやということがあれば協議してまいりたい、こう考えております。
○議長(飯田 正征君) 田中議員。
○議員(10番 田中 精一君) 町長の話を聞いて、ますます天地に乗ってみたいなと思いますし、実現することを望んでおりますので、また検討のほうをよろしくお願いします。
次に、最後の3番目のJR窓口業務を町観光協会に受託できないかという問題について質問をいたします。
たまたまでございますが、今月の6月13日の日本海新聞にこんな記事が掲載をされていましたので、この場で少し紹介させていただいたらと思います。
要は同じようなことが報じられておりますが、記事の中では利用客が減りサービスを維持するのが難しい地域の駅を対象に、郵便局と駅の窓口業務の一体運営を検討することとなった。具体的には、東京都にあるJR立川駅に郵便局の金融商品の相談に特化した専用店舗を設置する。窓口の一体運営ではJR東日本は日本郵便株式会社に業務委託し、駅舎内に移した郵便局で駅の窓口業務を行うことを検討するというようなことで出ておりました。多分これはJR東日本が日本郵便株式会社と提携をして、その窓口業務等も行うということになるんだろうというふうに思います。検討を始めたということでございますから、まだ実施ではございません。まさに先ほど私が壇上で提案したことを、会社は西日本ではなくてJR東日本でございますが、相手方がしかも日本郵便株式会社ということで、規模は桁外れにそれぞれ大きい会社でございますが考えていると。その考え方はまさに同じだろうというふうでございますし、恐らくこうして新聞報道がなされるということは着々進むだろうというふうに思っております。
そうしますと、この新聞を見て私が思ったのは、やっぱり他に先駆けてうちの由良駅が何とかならんのかなという思いをますます強くしたわけでございます。多分JR東日本は大きな会社と一体的にまず基本契約をして、その中でそれぞれの駅の関係に近くの郵便局を配置するというようなことでございましょう。
西日本がどういう考えでおやりになるかということでございますが、やはり町としてせっかくあすこに観光協会がおって職員が常駐しております。職員さんには、だんだんオーバーワークになって大変かもわかりません。私もそれ以上のことを観光協会に話したつもりもありませんが、よくよく観光協会と話をしていただいて、それで町長がJR西日本と交渉していただく。西日本というか米子支社と交渉していただいて、なるもんであれば僕はこれがなればいいなというふうに思っております。その延長線上には、また由良駅そのものの使い方も変わってくるというふうに思っておりますし、先ほども壇上で言いましたように町の観光協会の次の収益の一手になるというふうに思っております。ぜひ実現するように、これも大変でございますけども努力をしていただきたいと思います。町長、いかがでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 由良駅の窓口業務を観光協会にということでございますが、以前由良駅を観光協会の事務所にしようという議論の中で、もう少し広いほうがいいでないかというような話もあったところであります。そういう中で、窓口業務を委託できないだろうかというようなことも協議の場に上ったというようなことを覚えておるところでありますが、ただ券売機等はどうするんだろうかとかいろんなそういうことがクリアまだその当時はできていなかったというようなことで、今の形になっておるところであります。そういうことができれば観光協会のほうにも収益アップになったり、あるいはそしてまたJRとのそういう連携等もできて、また違ったそういう活性化のための仕組みができたりすればこれはいいことだろうとこう思っておるところでありますので、観光協会のほうにまずお話をさせていただいて、できるかどうか。あるいはどういう形でやったらいいのかというようなことも検討していただくようにお話をさせていただきたいなと、こう思っております。
JRのほうも、多分こういう時代でありますのでなるべくそういう委託、今もしておるわけでありますので、そういう委託の仕方も委託することによって地域が活性化できればこれは大変喜ばれることということになろうかと思いますので、そういう橋渡しといいますか、そういうものをしてまいりたい、こう考えております。
○議長(飯田 正征君) 田中議員。
○議員(10番 田中 精一君) これを最後としますが、一旦この本会議で
一般質問でこうして提起をして町長が答弁されたということは、これからテレビとか新聞報道でそういう中身が出されるやもしれません。そうすると、他の駅とか他の町村がいろいろ仕掛けてくるやもしれませんので、そうなって由良駅がおくれをとるということは非常に残念でございますので、ぜひJRが動かんのであれば動くように制度をつくっていただくような仕掛けも含めてどんどん提案をしていただいて、前向きにこれができるようになればなというふうに思っております。
いずれの項目につきましても、町の発展のためにはぜひ僕は必要だというふうに思っておりますので、前向きに今後とも取り組んでいただきたいと思います。再度、町長の決意をお伺いしたいと思います。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 窓口の件につきましては、やっぱり実施事業主体が観光協会ということになろうかと思いますので、そういう方たちの意見集約を十分に把握して、それから取り組んでまいるということを考えておるところであります。そしてそこで窓口業務ができるということになって、それが地域の活性化につながるということになればこれも本当にいいことでありますので、JRとのそういう橋渡しといいますか、そういうものを町として取り組んでまいりたい、こう思います。
○議長(飯田 正征君) 田中議員。
○議員(10番 田中 精一君) 以上で終わります。
○議長(飯田 正征君) 以上で田中精一議員の
一般質問を終わります。
次に進みます。
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○議長(飯田 正征君) 9番、藤田和徳議員。
○議員(5番 町田 貴子君) 町報の7月号に随時掲載していただくということで、いいなと思いました。
先ほどもありましたように、新たな処理施設というのが、今、国坂にありますクリーンランドほうきが2期工事、増設工事が着工になっております。これは鳥取中部ふるさと広域連合が発注なんですけれども、総工費が20億5,491万6,000円ということです。これを単純に北栄町の負担と考えると、莫大なお金が必要となってくるわけです。そして先ほども言いましたようにごみの収集費用は3,240万円で、単純に1人当たり割ってみると赤ちゃんも含めてですけれどもそれだけで約2,000円はかかってるし、それと何か聞きますと1人当たりほかの負担金とか何かもあるようですので、1万円ぐらいかかっているんではないかということも聞きましたが、これは定かでないのでちょっと聞いてみようと思いますけれども、とりあえずごみ処理に多大な費用を支払っております。先ほども言われましたけれども、ごみの排出量を減らすためには町民の一人一人の意識にかかっていると思います。
質問した内容、ほかに細かいことでございますが、まず先ほどの1人当たり一体負担金とか何か、今の最終処分場はちょっと別として、幾らぐらいかかっているのかなと思いますので、それをお願いしたいのと、まずそれ。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 1人当たりの負担金ということですが、これは全体のことか、また北栄町のことだけなのかちょっと定かでありませんが、今担当に確認したところちょっと資料を持ち合わせしてないということでございますので、後ほど回答させていただきます。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) それでは、次に先ほどの質問のほかにちょっとしたことなんですけれども、ちょっと提案がありましてお聞きしたいと思います。
生ごみなどを燃やすごみで出しているわけですけれども、そういうのを減らすために三角コーナー、最近絞る三角コーナーとかあるみたいですので、そういうことを勧めたりとか、7月号で掲載されるようでしたら今私が言ってることをちょっと参考にしていただいたらと思いますけれども、それから生ごみの処理機、コンポストなどを使うと随分生ごみを出す量が減ってくるのではないかと思いますけれども、何年か前に補助金が出てましたね、生ごみ処理機に対して補助金が出ていました。だけど何年か続けられて、もうほぼ行き渡ったんではないかというような理由だと思いますけれども、もう今は補助金はありませんけれども、そういうような環境に関してのこの補助をまた考えていただけたらと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) ごみの大きなそういう重さ、それは生ごみがかなりこれを占めておるところであります。重さによってそういう費用負担がまた変わってきます。要するに燃やすということでして、そういう水分を飛ばすためにはかなりの油だったりとかそういう費用がかかるということでございますので、そういうことによってかなり変わってくるわけでありますので、水切りをして出していただくということがこれはとても大切なことであります。
以前は生ごみ乾燥機というような形で、これは電気を使ってやるわけでありますが、そういうのの補助をしておりましたし、またそういう水を絞るようなそういうものも普及をしておったところであります。コンポストについては、これは以前普及したこともありますが、土のところに置いとくわけですが、やっぱりウジ虫なんかが湧いてきて余りよくないというようなことで今は余り普及はしていませんけど、そういうこともあったわけでありますが、いずれにしても生ごみのこの処理というのはごみの水分を減らすということが大変重要なことでございます。
補助というようなことでございますが、どういう形にしていくのがいいのかということはまた担当のほうで考えさせていただきたいと思いますし、また皆さん方のその中で意見をいただければと、こう思っております。順繰りにいろんなことをしていっとるわけでありますが、やっぱり継続していくということが大切でございますので、そういう意識の啓発も図りながら進めてまいりたい、こう思います。
○議長(飯田 正征君) 傍聴人に申し上げます。傍聴席では静かにお願いをしたいというふうに思います。
町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) 町としても、いろいろ補助金なり三角コーナーとか何かのあっせんなりいろんなことを考えていってほしいと思いますが、何といっても一人一人の意識の向上が大事だと思います。
それから、燃えるごみを出しますけれども、ちょっと前に聞いたんですけれども、その中に生ごみももちろんたくさん入ってるんですけれども、プラスチックというか袋といいますか、いろんなものの入ってる袋とかがすごく多いように聞きました。なので仮にプラスチック類とかというのがすごく占めていると聞いたので、それを別に出してプラスチックの袋とかいろんな、このプラと書いてある透明なそういうものは出すところがありますので、そこに再利用というかそこにリサイクルで出せるんですけれども、それのほかのプラスチック類、ナイロンというのかそういうものを分けて出していただいて、ちょっと聞きましたら倉吉市なんかも分けてはないということでしたので広域で考えていただいて、それの処理なりをかなり多分費用がかかるんじゃないかなと思ったりしますのでいろいろ問題はあると思いますけれども、そういう生ごみのほかのプラスチック類を分けて出してもらうということについてはどのように考えられるんでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 可燃ごみの中にそういうプラスチック類が混在しとるということでございます。以前、プラスチックも分けて分別したらどうかというやなことで、連合のほうでもいろいろ研究をされました。ただ、炉で燃やします。そういう中にあって、生ごみが入っとるということになるとかなりの温度を上げていかなければならない。というのは、やっぱり低温で燃やすということになればダイオキシンが発生する可能性があるというやなことがございまして、やっぱりプラスチックを入れて温度を上げて生ごみも燃やしていくという今方式をとっておられるようでございまして、なかなかプラスチックを分けてということが今できないような状況であります。これが生ごみも分かれてということになれば、プラスチックも分かれてということになろうかと思いますが、今はそういうような状況でありますので、プラスチックを分別してということが難しい状況にあるということであります。
ただ、可燃ごみの中にはペットボトルが入っておったりとか、あるいは雑紙が入っておったりとか、あるいは衣類が入っておったりとかそういうものも見受けられますので、そういう分別できるものはきちんと分別をしていただく。そういうことによってごみの処理費等も減ってくると思いますので、そういう啓発をやっぱり進めていきたいなと、こう思っております。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) 私も簡単そうにプラスチックのことを言ったんですけれども、町長の今言われることを聞いてそうだな、費用もかかるし、それと燃やすときにやっぱりちょっと必要のようですので、余りそのことは強調して言いません。この先いろんなことが出てきたときに、また考えていただいたらと思います。
今、ごみの出し方をきちんと出すことが大事だと言われましたけれども、毎年でしょうか、町長もよく町報に出てるんですけれども、ごみの収集所をちょっと点検されたりとかということがあるようですけれども、そういったとき、最近はどうなんでしょうか、ちょっと前と比べて出し方は。町長に伺います。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 毎年環境パトロールということで6月、7月ごろにかけて全体の中の一部ですが見させていただいておりますが、ことしは7月に実施するようにしております。やはり先ほど言いましたように、可燃ごみの中にそうやって分別できるそういうものも入っておるのもありますので、そこをきちんと分別をしていただくということがそれが再利用になったりとかいうことになりますので、そしてそういうことによってそういうごみの費用も減ってくるということにつながると思いますので、さらにそういうのを啓発しながら住民の皆さんに分別をきちんとしていただくように進めてまいりたいと思います。そういう意味で、7月号からそうやってコーナーを設けて意識をしっかりと持っていただくということをとり進めてまいりたい、こう思っております。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) まだまだここはきちんと出してあるなとか、またはこれはもうちょっと気をつけてほしいなというところが自治会によってはあると思いますし、そういう場合、点検されて帰られたら注意してほしい自治会とかには何かお知らせというか言われるんでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) その環境パトロールには地元の自治会長さんやあるいは環境推進員さん等も出席していただいて、一緒にそういうごみの様子、中の様子も見ていただいておりますので、そういうのをちゃんと職員のほうがチェックして、こういうのがありましたよというようなことで後日また自治会長さんにお返しするということで、地域の住民の皆さんに徹底をしていただくというような方法をとっております。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) 一緒に行かれたらその自治会の方はわかられると思いますけれども、それであえてじゃ後から言うということはしなくてもわかっておられると思うんですけれども、そこで先ほど言いましたこれは優秀だなって思われるところに表彰までもしなくても、何か町報にここはよかったなというところを掲載したりとかというふうに、よい見本をアピールするということもしていただいたらと思います。
以前聞きましたら、北条地区でクリーンマイスター制度というのがあったそうです。それで各自治会で活躍されていたようですけれども、恐らくそれが今は各自治会の環境推進員さんになったのかなと思いますけれども、この推進員さん、毎年ちょっとかわるようですけれども、クリーン作戦をいろいろ段取りをしたりしてくださってるようですけれども、先ほど言われた見学ですか、環境バスツアーとかというのもやはり推進員さんが中心となっていかれるんでしょうかね。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 表彰制度につきましては今後の課題とさせていただきたいと思いますが、ただやっぱりいいところは皆さんに知っていただく必要があると思います。そうすることによってやっぱり住民に広く知っていただく。じゃうちもやってみようかなということにつながるものだろうとこう思っておりますので、これは考えさせていただきたいと思います。
研修のほうについては、担当課長に説明させます。
○議長(飯田 正征君) 藤江
住民生活課長。
○
住民生活課長(藤江 純子君) 環境バスツアーの参加者について、追加で説明させていただきます。
環境推進員さんのほうには情報提供としまして環境
推進委員会等で環境バスツアーの実施であるとか、あとは環境講演会の実施であるとか常に情報提供はさせていただいているんですけども、それで参加者については、あくまでも参加希望のあった方について取りまとめしまして実施しております。以上です。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) ぜひ全町民に、そういう環境ツアーなりそういうところを見学に行っていただきたいな。向山の処理場やらクリーンランドほうきの見学などもいいと思いますので、よろしくお願いします。
それと、ちょっとこれも以前小学校の4年生が社会科見学で今言ったところを見学をして、帰ってから作文を書いていたという話を聞きました。今、そういう環境についてのそういう見学やらそういう考えるというような事業はされているんでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 教育委員会のほうですので私はちょっと承知しておりませんが、また後ほど答弁させていただきます。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) やはり小学生とか小さいころから環境の勉強は身につけていただきたいと思いますので、それも取り入れていただきたいと思います。
それから、やはり先ほどから計画にもありましたけれども、町民みんなが関心を持って4Rに取り組みますということがありました。ちょっと調べてみましたので、4Rとは何ぞやということを知ってる人はよく知っておられると思いますけれども、ここでもう一度言ってみたいと思います。
みんな「リ」がつくんですね、Rですから。「リフューズ」というのが断る、レジ袋や過剰な包装を断りごみを発生させない。それから2番目に「リデュース」、ごみを減らすということです。詰めかえ商品の利用など、工夫してごみの量を減らす。それから3番目が「リユース」、皆さんよく御存じだと思いますけれども、これは再使用するということです。繰り返し使う。修理修繕をして使うということです。それから「リサイクル」、これもよく皆さん御存じだと思いますが再生利用をする。紙やペットボトルなどをもう一度資源として使うということです。やはりこの4Rを、これもやはり町民の皆さんに町報なりで意味をもう一度書いたりして啓発していただきたいと思います。
それから、平成18年から三、四年間、四、五年でしょうか、町に環境生活課というのがありました。その環境生活課が女性の課長さんだったんですけれども、はっきり覚えてるのは、環境生活課ってできたんだって思ってたら、どんどんそれから環境保全のいろんな、今で言うと環境家計簿、今も続いていますけどゴーヤカーテン、そんないろんなことがどんどんどんどん進んでいきました。すごいな、やっぱり課があると違うなとか思ってたんですけれども、今は専門の課はありませんけれども、やはり北栄町は環境の町を掲げてきました。課まではつくってくださいとは言いませんが、環境専門で係なりがおられたらまた変わってくるんではないかな、以前のようにもっともっと進んでくるのではないかなと思いますので、ちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 4Rの推進につきましては、そういう言葉の意味であったりとかどういうことをするということは、これは当然やっていくべきだろうとこう思っておりますので、これは実施してまいりたいと思います。
それから、先ほどの学校の件でありますが、こどもエコクラブというのがございまして、これはこども園から中学生まで全員が加盟して、いろんな環境についての取り組みをしておるということでございますので、その中ではやっておるんではないかなとこう思いますけど、詳しくはまた先ほど言いましたように後ほど回答させていただきます。
それから、環境の課とは言わないがということでありますが、室のほうで実施しておりますので、その中でそういうものを対応していきたいなとこう思っております。
○議長(飯田 正征君) 町田議員。
○議員(5番 町田 貴子君) 最後の質問になります。質問というか、環境基本計画の表紙には「人と自然が共生し、あたたかい心のふれあうまち北栄町」とあります。もう一度、町長のお気持ちを伺いたいと思います。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 環境基本計画の人と自然が共生しということがありますが、これはまちづくりビジョンもこれと同じものでしておるところでありまして、人と自然、やっぱり我々は自然の中に生かされとるということがありますので、やっぱりそういうことを自然を大切にしながら、そこの中で人が生活しとる、営んどるということでありますので、そういうものを大切にしながらやっぱり心が触れ合う温かいまちをつくっていこうということで考えておるところでありますので、よろしくお願いいたします。
○議員(5番 町田 貴子君) これで終わります。
○議長(飯田 正征君) 町田議員の
一般質問については答弁保留があります。26日の会議において回答いただきますので、よろしくお願いをいたします。
次に進みます。
───────────────────────────────
○議長(飯田 正征君) 11番、森本真理子議員。
○議員(11番 森本真理子君) 11番、森本真理子でございます。私は、本定例会において
農業委員会会長に質問させていただきたいと思います。
農業を魅力ある職業にするには、JA鳥取中央の平成29年度青果物の販売実績が101億7,200万円と9年ぶりに100億円を超えました。その中で、北栄町の特産のスイカやラッキョウ、メロン、ブドウ、ハウス二十世紀梨、ナガイモなど計19品目が過去最高販売平均単価を記録しました。農家の皆さんの努力が報われる年となりました。
しかしその一方、農業の人手不足が深刻化する中、これからの農業を担ってくれる若い人が定着できるような魅力的な職場となっていくにはどんな手だてが必要でしょうか。
農林水産省は、人口減少が進む中で今後さらに他産業との間の人材獲得競争が激しくなるのは必至。若い人に魅力的な職場環境を整えることが急務と見ています。よい作物を栽培すれば高く売れる時代であり、北栄町では広大な肥沃の土地と先輩方に恵まれています。今一層農業を魅力ある職場にするにはどんなことが必要なのか、
農業委員会会長にお伺いしたいと思います。そして、5月から新
農業委員会委員となった皆さんに目標として掲げてほしいと思います。
以上、壇上での質問を終わります。
○議長(飯田 正征君)
濵坂農業委員会会長。
○
農業委員会長(濵坂 良男君) 森本議員の御質問にお答えいたします。
まず、農業を担う若い人が定着するには、魅力ある職場環境が必要ではないかという御質問でございます。
今、国では働き方改革が議論されているところですが、農業の場面でも真剣に取り組むべきと考えています。少子高齢化によって人口減少が進む中、後継者不足、担い手不足など労働力不足は生産性の低下、経済の縮小を招き、もうかっていても経営の継続を断念する事例が現在ふえております。余り報道はされませんが、農業は既に改革に取り組むべき職業の一つであると思っております。統計によると、農業就業人口は約20年で半分に減少し、高齢化も進んでいます。1995年には414万人、59歳の平均年齢は2017年には182万人、平均年齢67歳となっております。また、農業の有効求人倍率は全産業平均を上回って年々上昇しています。全産業平均は1.39でありますが、農耕作業員は1.63、養畜作業員は2.34と非常に高いものとなっております。
一方、農業従事者に占める女性の割合は減少しています。1970年、383万人の女性が従事しておりましたけども、これが全体の54%。それが2015年には75万人まで減っております。なおかつ、農業従事者に占める割合が43%ということで統計が示されております。
このため、地域農業を維持し事業を継承しようと思えば、時代や若い人のニーズに合わせた働き方、環境をつくらなければなりません。やりがいのある、格好よい、稼げる農業を目指して経営規模の大小にかかわらず、農業経営者の意識改革から始めることがまず第一歩と考えます。農業経営者の意識改革、農業の働き方改革をまず意識することから始まり、具体的行動として何をするのか。まずは働き方の現状を見詰め、どんな経営を目指すのか整理する必要があると思います。経営の可視化、作業員の視点、情報収集、経営理念、目標を設定するということが大事です。
次に、「働きやすい、やりがいがある」を実感できる職場をつくります。できることから作業場、作業の仕方などの改善に取り組む。経営の複合化などによって作業の平準化を図る。経営特性に合った就労条件、休みやすい環境をつくる。データ化、マニュアル化を経営体で情報共有し、ともに作成する。意見を言いやすい環境をつくり、経営に反映する。適正公正な労務管理、評価制度とリンクした給与体系を構築する。さらに、経営体を担う人材を計画的に育成、確保して、みずからの経営と地域農業が同時に発展できるように取り組み、社会的価値を高めることも魅力の一つです。
農業はただ農畜産物を生産するだけが仕事ではありません。食べ物を通して人と人をつなぐことができる仕事です。農業の楽しさ、おもしろさをさまざまな形で具現化、発信することで農業を魅力ある職業、職場と伝えることができるのではないでしょうか。
2020年東京オリンピック・パラリンピックの食糧調達基準に、GAP認証取得が条件となっています。認証取得はともかくとして農水省はGAPが経営改善に極めて有効として、2030年までにほぼ全ての国内産地でグローバルGAPを実施する目標を設定しました。GAPとは、御存じのように農業生産工程管理、もっとわかりやすく言えばよい農業の取り組みという意味です。食品安全、環境保全、労働安全を初め人権保護、農場管理などに関する法令遵守をして農作業の計画を作成、実施、記録、点検、評価を繰り返しながら改善点を見直して、生産管理の向上、効率性の向上、経営主や従業員の経営意識の向上につながる効果や人材育成、競争力強化の面でも注目されています。魅力ある職場にする手段、有効なツールとして活用すべきだと思います。
次に、農業を魅力ある職場とすることを
農業委員会活動の目標にしてほしいとの御意見です。
農業委員会では、農業経営の強化、従事者の自立、社会的地位の明確化を目標に家族経営協定、現在町内では110組ありますけども取り組みをしています。まずは農業経営と家庭生活が混在する家族農業経営では、家族で働き方、役割分担など農業を魅力ある職場にするための話し合いから始めることが重要です。しかし、家族経営協定の趣旨、内容について十分に認識、理解が進んでいるとは思っておりません。農業の働き方改革の第一歩として、委員会としても引き続き啓発、推進をしていきたいと考えています。
いずれにしても、農業を魅力ある職場にするためには意識改革の必要性をどう意識するか。また、家族、地域とのコミュニケーションをどのように意識し農業の魅力ややりがいを発信するかによって、第三者の魅力度合いが決まってくるのではないでしょうか。以上です。
○議長(飯田 正征君) 森本議員。
○議員(11番 森本真理子君) 農林水産省が平成24年から新規参入者に就農した理由を尋ねたところ、複数回答ですが、みずから采配を振れるというのが52.3%、農業が好き40.4%、農業はやり方次第でもうかる38.2%、時間が自由24.1%、食物の安全性等への関心が20%、家族一緒に仕事ができる19.8%、自然や動物が好き18.8%、会社員に向いていない16.6%、農村の生活が好き16.2%、有機農業をやりたい11.9%、子どもを育てる環境がよい10.0%、前職の技術を生かしたい7.9%という結果がある資料から見れました。
ここで一つ、会長さんは自分はどのようなことで就農されましたか。聞きたいです。
○議長(飯田 正征君)
濵坂農業委員会会長。
○
農業委員会長(濵坂 良男君) 個人的な御質問でございますけども、私は両親それから祖父母、もう既に農業をしておりました。私も当然農業をするもんだというふうに思いながら、ずっと小学校から行っておりました。ですが親戚のあるおじさんが、これは県の職員、普及員をしとったんですけども、いきなり農業をしたっていけんぞというような御指摘もあったりしながら、学校の先生から大学に行かんかというような話もあったりして、就職がわりに大学に行った中で基本的にはだからずっと農業ということが前提の中でやってきました。
ただ、農業に対してどれだけの魅力を感じとったかということになると、余りそういう記憶はございません。ただ、就農するときには自分の作業場の一部に実験室みたいなもんを設けながら、いろんなことを調べながら農業をしたいなとは思っておりましたけども、いまだにそういうことは実現しておりません。ただだらだらと流れてきたという部分も確かにございます。
○議長(飯田 正征君) 森本議員。
○議員(11番 森本真理子君) 済みません、個人的なことを聞きまして申しわけないです。ありがとうございました。
先ほどの回答の中で、親元就農も今たくさんされるわけですが、確かに最初から農業が好きとかいろんな自分で一つの考えを持ってなかなか農業に入る人も、親元就農の場合やっぱり親がしているからじゃやってみようかというような考えの方も多いと思いますが、だんだんやってみておもしろさがわかってくるんだと思います。
それで先ほど家族経営協定のことを言っておられました。私もまず第一歩だと思います。今、110組の方が北栄町でなされているということを聞きました。会長さんが立ち会いされるわけですが、その中で家族経営協定書の中でこんなのはおもしろいなって思われたようなことはありませんか。例えばリフレッシュ休暇をしましょうとか、働くばっかりじゃだめだからリフレッシュ休暇を1年間に1回は家族でみんなで旅行に行きましょうとか、そういう一件一件家族経営協定書というのは違ってくると思うですけれど、おもしろいというかよく考えられていたのというようなことがあったら教えてください。
○議長(飯田 正征君)
濵坂農業委員会会長。
○
農業委員会長(濵坂 良男君) 私が再申請あるいは新規に申請された方で見た中では、家族で十分話し合いをされてつくり上げてこられたなというものもありますけども、マニュアルをそのまますっと来てサインだけしとるというようなものも確かにあります。一番感心しましたのは、名前は出しませんけどももう会社の定款じゃないけどもそれに近いやな細かいところまできっちり、1枚じゃなくて2枚か2枚半ぐらいだったと思いますが書き上げてこられとる方もありました。それはやっぱり先ほど言いましたように一緒に農業をする人のやりがい、やりやすさをどれだけ認めてあげて楽しくやりがいを持って農業ができるかという、そういう
環境づくりができる第一歩だと思っておりました。ただ、全体を見ると、本当に話をされたなというのは半分ぐらい、もしかしたら一部には経営主だけが判だけぽんぽんと押して、ほかの人は協定しとったかしとらんか記憶がないというやな事例もあったりして、その辺もう少し精度といいますか上げていきたいなとは思っております。
○議長(飯田 正征君) 森本議員。
○議員(11番 森本真理子君) 私が思うにはそういう人もあるだろうと思いますが、やっぱり家族で話し合うということが本当に大事だなと思います。お互いがお互いを助けながら農業をしていくということが大切だと思います。私が思うには、協定書の中に健康診断を1年に1回はやりましょうというのも書き加えてほしいなって思います。それでお互いの体をいたわり合いながらもやっていくことが大事だと思います。
それと、認定農業者になるために5年後の計画というのを立てるわけです。その5年後、やっぱり会社経営をしていくのでも何年後の計画というのは大事だと思います。私は、農業をしましてから本当に5年、曖昧な感じて生活していますけど、きちんとした目標を立てるということはとても大事なことだと思います。会長、どうでしょうか。
○議長(飯田 正征君)
濵坂農業委員会会長。
○
農業委員会長(濵坂 良男君) やっぱり計画を持ってやる。とりあえずはこの1年、5年先、10年先というのはやっぱり当然持つべきだと思いますね。やっぱり反復をする中で、何でここがいけなくて達成できなかったのか、ここはよくて達成できたのか。そういう検証が本当にできてるのかどうかちゅうのが一番僕は問題だと思っております。計画は立てるんですよね。
例えばその経営改善計画を見させてもらっても、青色申告をして複式簿記を取り入れ経営分析をして経営改善につなげたいという文章がほとんど入っています。だけど本当に経営分析を始めた人、できた人どのくらいあるのかちょっとわからないんですよね。文章としては確かに書いてあるんです。経営分析できるんだったら、経営的な内容、やり方のほうも順次発展していくはずなんですけども、でもその人が例えば毎回経営分析する経営分析するって出てくるということはよくないんじゃないかなと思っています。
実際に僕も経営分析に取り組んだことがございますけども、なかなかその次の経営に生かす分析をするまでに1年ぐらいかかってしまって、結局は何かうまく生かされない。そういう状況があるんで、何かもう少しうまい方法があればスピード感を持って経営改善できるのかなと思ったりしているところです。ですから、おっしゃることは大事だというふうに思っています。
○議長(飯田 正征君) 森本議員。
○議員(11番 森本真理子君)
農業委員会でも、より一層家族経営協定を進めていっていただきたいと思います。
それと次、最近よく耳にするんですけど、なかなか農業にかかわる人がなくって、農の雇用などで従業員を雇った人が3年を過ぎるともう任せても大丈夫だなと思っている人が急にやめられて、その経営をどうやっていこうかというような、ほかの職種に移ってしまったりとかして困っておられるという話も聞くことがあります。なかなかやっぱり給料がいいのかもしれません、環境もいいのかもしれませんけれど、そういう状態でこれから経営をどんどんしていこうかというときに、従業員がやめてしまったということで本当に困っておられる方もあります。その従業員を雇うに当たって、最初から魅力的な職場にということを私は先ほどから言っておりますが、どんなことが必要だと会長は思われますか。私は、給与のことはもちろんですよね、休日もないとやっぱり今、週5日制の時代に、本当に忙しいときは忙しいので心も体もくたくたになるほど従業員もされると思います。そういう中で、どうやって長続きしてもらうか。その家の経営が成り立っていくかということがとても大事になってくると思います。その辺どうでしょうか。
○議長(飯田 正征君)
濵坂農業委員会会長。
○
農業委員会長(濵坂 良男君) その辺は、森本議員のほうがかえって北栄町の中では結構先進的に雇用されてきたり、それからいつかの議会で
一般質問でトイレの設置をというような提案もされたりしておりました。そういう意味では森本議員のほうが僕よりずっと先端を行っとるのかなと思いますけども、単純に給与の問題とかということじゃなくって、当然給与もですよ、それは生活しなきゃいけない。だけど僕は実態よくわかりませんけど、給与が例えば次の年に上げてあるんですか。上がらないんですか、そのままですか。ボーナスも上がるんですか。自分は従業員として農園に行くけども、ずっといつまでも同じ給与じゃやっぱりそれこそ結婚もできない、結婚してもお金が要るというような状況になりますから、やっぱりその給与体系をきちっと考えてやる。
ですから、家族経営では僕は最終的には無理だと思うんです。やっぱり会社として、例えば今盛んに言われておりますけど労災保険にきっちり入って、危険なことがあってもちゃんと保障がなされとるとか、結婚しても給与が上がっていくんだとかというようなことがきちんと整理されとれば、あえてやめたりほかの職業に行かなくてもずっとやってくれるんじゃないかと思いますけども、その辺は例えば森本議員の周辺にも従業員雇っておられるところ結構あるじゃないですか。その辺どういうふうに感じておられますか。僕は逆にちょっとお聞きしたいぐらいですけど、いかがですか、議長。
○議長(飯田 正征君) 森本議員。
○議員(11番 森本真理子君) 農の雇用制度があるので、まず農の雇用に入るためには労働保険とか雇用保険に入る必要があります。
それと、これからはそれだけでなしに、法人の方の求人広告を見ていると厚生年金にも入りますよ、社会保険にも入ってますよというのを見るようになりました。今後はやっぱり普通の会社と同じように、事業主には負担があるでしょうが、厚生年金とか社会保険に入っていくということも考えていくのが定着する魅力の一つになるんじゃないかなと私は考えています。
でも、事業主がそれだけの収益を上げないとなかなか社会保険とか厚生年金というのは無理なのかもしれませんけれど、なるべくそういう方向に向かっていくと定着されるんだと思うし、それと給料のことを言われましたが、やっぱり毎年少しでも上げていってあげたりボーナスを上げていくということで生活が成り立っていくんじゃないかなと思っています。
それと農業の女性の働き手がだんだん少なくなってきているということをさっき会長が言われましたけれど、時間帯などでもまだこども園に行かれるような方があるような人に対しては絶対8時から5時の働き方ではなくてもいいんじゃないかなと思って、いろんな働き方があるじゃないかなと思って、8時半から5時とか9時から4時とかそういういろんな働き方をすることによって女性の人も働きやすい職場になるんではないかなと私は考えています。
それと、今、60歳から、まだすごい皆さんが60歳の方は元気です。そういう方に対して、生きがいづくりというか毎日は大変でしょうけれど、例えばラッキョウの期間だけ来てもらうとかそういうことをしたら、女性の人にもそんなに重労働でないので女性の参加もできるようになるんじゃないかなと考えます。その辺どうでしょうか。会長さん、済みません。
○議長(飯田 正征君)
濵坂農業委員会会長。
○
農業委員会長(濵坂 良男君) ありがとうございます。もう一つ聞きたかったのは、その周辺の方が確かにそうやって給料をふやしたりしとられる。そういう努力されとるかちゅうのをちょっと聞きたかったんですけども、それはわからなければそうだと思います。
一つ提案として、そういう人を雇って農業をしたいという人が集まって経営の進め方みたいなことを意見交換しながら、自分の経営を高めるというような場所がないと思うんですよ。県にはちょっと稲作の関係にはあるようですけども、いわゆる耕種にはそういうのがない。ですから、そういう場を行政がするのか
農業委員会も含めてやるのか。あるいはそこの中に議会議員がどういうふうにかかわるのか。そんなことも全体で議論、検討してもらって、魅力ある職場にするにはだから質問されてるようにどうすればいいのかというのをもっと話をして、農業に僕はこういう議会で質問されますけど、やっぱり少ないですよね。農業の町と言っとるけども少ない。それは何でかといったら、正解がないからだと思いますよ。ああせい言ったって、こういうやり方がある、ああいうやり方がある。だからなかなかかみ合わないという状況の中で、お互いの思いを言っとる場面が多いと思うんです。だけどもそういう経営をどうしようかという話の中では、いろんなやり方、考え方を知るということによって経営、自分に生かしていくというか、そういうことが可能だと思うんで、行政を含めてそういう場をつくり、モデル的な経営をする人をもっと見えるようにしてあげれば全体にとって大きなメリットが出てくるんじゃないかと僕は考えていますけどね。
○議長(飯田 正征君) 森本議員。
○議員(11番 森本真理子君) 先ほど会長が経営とかいろんな話し合いの場をと言いなったけど、これまで
農業委員会のほうでは若い後継者と交流会をしたりして、よい効果を出しておられると思います。今後も新しい
農業委員会になりましたが、それはできたら続けていってほしいなと思っています。どうでしょうか。
○議長(飯田 正征君)
濵坂農業委員会会長。
○
農業委員会長(濵坂 良男君) 青年研修会のことだと思いますけども、それは引き続きやるようにしております。基本的には年2回なんですけども、年4回ぐらいしたいなとは思っていますけども、いろいろ準備等があって今とりあえずは年2回やろうと思っています。対象としては40歳以下の青年、あるいは結婚しとれば奥さんとかも含めて、現在140名ぐらい把握をしております。皆さんに通知を出して、こういう研修会しますけど来られませんかと。研修を受けた後に交流会もしながらやるんですけども、そうですね、大体1回が30名程度、30から40名。交流会になるとちょっと半分ぐらいになってしまいますけども、同じ人が半分ぐらいで入れかわり立ちかわりが半分ぐらいな感じで今のところ集まっていただいております。今度9月にやります。そういう予定でおります。
昨年末の町長に意見書出すんですけど、ごらんいただいたかと思いますが、40歳以下も当然必要なんですけど、僕らみたいな、あるいはもっと年配の方でももっと農業をしたいという方がおられるんで、そういう農業の勉強をするワークショップ的なものをつくっていただけませんかというふうに意見書を提案出したところです。何とか検討するという回答をいただいておりますけども、やっぱり青年に限らず全体でもっと農業を僕は勉強するべきだと思うんです。そしたらそこの中でいろんなおもしろい魅力がまたそれぞれ発見されてくるんじゃないかなと思っていますので、御指摘のとおり青年研修会については引き続きやろうと思っています。
○議長(飯田 正征君) 森本議員。
○議員(11番 森本真理子君) 新規で農業をされる方が多くなっていますが、以前聞いたのには国民年金も払っていないという人を聞いたことがあります、農業をした人の中で。もうかってないということです。そういう人がいたら、やっぱりみんなでもうけれるような農業じゃないとそれはいけないと思います。どうせ自分はもう農業をしていこうと思われたなら本当にもうけてほしいので、そういう手だてをみんなで考えていかないけんし、
農業委員会でもいろんなそういう経営、町がやるのかもしれませんけど、経営をうまくいけるように今後考えていく必要があると思います。
新規就農者がふえることによって、今後遊休農地も減ってくると思います。借りたりされることが多いと思います。今後とも
農業委員会の皆さんで「菜種」の発行もやられるということを聞きましたので、広報委員で農業のよさをアピールしてくださるとともに、今後も研修会や交流会をたくさんして北栄町の農業がもっともっと元気になるように、会長としても頑張っていただきたいと思います。最後ですが、意気込みを聞かせてください。
○議長(飯田 正征君)
濵坂農業委員会会長。
○
農業委員会長(濵坂 良男君) 先ほど、新規の方で年金を払えない人もあるとかというお話でした。私はちょっと確認しておりませんのでわかりませんけども、新規就農して必ずしも成功するとは限りません。中には、やっぱり資金を投入する前にこの人はやめたほうがいいよという人もあるわけですよね。だからそこらの判断は、支援チームがありますからそこの中で的確に僕は判断をしてあげるべきだと思います。
この人は農業を続けていけば一人前になる、経営として確立できるという人は今の制度でいろいろいいものがありますから、それを利用しながら発展していただくということになろうかとも思いますので、誰でも彼でも農業したいけえやれやれっていうことは僕は余り勧めたくありません。
農業に対して、決して楽な仕事じゃないと思っています。ただ、そこの中に幸せを感じれるかどうかが一番大きなポイントだと思います。もうかる、給与があるとかということで一つの価値判断の基準があるかもしれませんけど、なら1億もうける農業が本当にいいのか、300万円ぐらいで本当いいのか足らんのか。やっぱりそこに幸せ度というものが掛け算として僕はあるような気がしますので、その幸せ度を自分できっちり持てば僕はいいんじゃないかなと思いますけどね。
○議長(飯田 正征君) 森本議員。
○議員(11番 森本真理子君) 以上で終わります。
○議長(飯田 正征君) 以上で森本真理子議員の
一般質問を終わります。
───────────────────────────────
○議長(飯田 正征君) しばらく休憩します。(午後0時07分休憩)
───────────────────────────────
○議長(飯田 正征君) 休憩前に引き続き再開します。(午後0時59分再開)
次に進みます。
6番、油本朋也議員。
○議員(6番 油本 朋也君) 油本です。午後もよろしくお願いします。
私は、本定例会において米花商店街の現状と課題を町長に質問いたします。
米花商店街は、昨年3月のオープン以来1年が経過いたしました。国庫補助、県費、町費、町貸付金などを受けて総事業費約1.7億円が投入され、建設、運営にこぎつけたこの商業施設の、町民や観光客の満足度、町及び周辺地域への経済効果など、この集合店舗の町への総合的な貢献度はどうだったのか。この商業施設の初年度となったこの1年の総括を伺います。
町内外から米花商店街の存続を危ぶむ声が早い時期から聞こえてきたことは、昨年9月の定例会の
一般質問で申し上げたとおりですが、実際この1年を経過してゴールデンウイークや夏休みなどの長期休暇以外、そこは想定していたにぎわいにほど遠いのが現状ではなかったんでしょうか。平日は地元の人たちに気楽に利用していただいて、多くの町民にリピーターになっていただくという当初の計画はどうなってしまったんでしょうか。
昨年のオープンから入店していた4店舗のうち、1店舗は既にことし3月末、わずか1年で入れかわってしまいました。この1年間の施設全体の来客者数が計画目標を上回ったと報告がなされる一方で、各店舗の経営者はこの場所で1年間事業展開した結果をどう評価し自己分析しているのか。今後も入れかわりを余儀なくされる店舗がまたあらわれる危惧はないかなど、町としてその実態と動向を把握しているんでしょうか。
幾ら決算収支が各店舗及び商工会の自己責任であり町はそれに関知しないといっても、多額の公費が投入され、さらに町から無利子、無担保、無保証の1,000万円の貸し付けが行われたその施設の経営状況は、毎月報告される入場者数と同様に可能な範囲で定期的に議会に報告されるべきではなかったのでしょうか。また、その貸付金は商工会から今のところ当初の計画どおり順調に返済されているんでしょうか。万一返済が滞るようであれば、貸し付けを行った町とそれを認めた議会はその責任を問う声を避けられないのではないでしょうか。現在の状況と今後の見通しを伺います。
ことし7月から9月にかけて、先ほども同僚議員から天地の話題も出ましたけども、JR西日本による山陰デスティネーションキャンペーンが開催されます。来年も同様の計画が予定されているようです。今後も北栄町には少なからず観光客がふえ続けるでしょう。今まで築き上げてきたコナンの里北栄町というブランドイメージを今後も維持するために、また人気アニメ名探偵コナン自体のイメージが決して傷つくことのないように、町は米花商店街の事業主体である北栄町商工会に的確な助言をこの1年行っていたんでしょうか。
この集合店舗に寄せられるさまざまな声に、町は世界各国からの観光客や全国のコナンファン、北栄町民や近隣市町からの意見や要望に真摯に耳を傾け、浮かび上がる課題・問題を分析し、その結果に基づいて商工会を介し各テナントに指導、助言を行い、改善策を求めることができるようするなど、もっと積極的で直接的に商業施設「コナンの家 米花商店街」の運営に関与できるため具体的な方策を模索すべきではないでしょうか。町長の考えを伺います。
以上で壇上での質問を終わります。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 油本議員の御質問にお答えいたします。
米花商店街の現状と課題についての御質問でございます。
まず初めに、米花商店街の1年間の総括を伺うとのことでありますが、青山剛昌ふるさと館開館10周年の年となる平成29年3月18日に、コナン通りの中間点に位置する旧運転免許試験場跡地、いわゆる出会いの広場にオープンし、昨年度の1年間で9万4,567人の来客数があったところであります。この来客数の算定に当たっては、米花商店街の4店舗での買い物、飲食によるレジ通過人数でありますので、実際にはより多くの来場者があったと考えております。
米花商店街のオープン以前、コナン通りを訪れる観光客の声や青山剛昌ふるさと館の入館者を対象に行っているアンケートでの意見を見ると「食事ができるお店が欲しい」「買い物を楽しみたい」など、コナン通り沿いに飲食・物販施設を望む声を多数聞いていたところであります。米花商店街のオープンにより、コナン通りで「見る、遊ぶ」楽しみに加え「食べる、買う」楽しみが充実し、本町の観光拠点であるコナン通りの魅力向上に一役買っているものと評価しているところであります。これは昨年度の青山剛昌ふるさと館入館者数が12万人超と大きく増加したことでも見てとれるものであります。
地域への経済効果につきましては、お示しできる数値データは持ち合わせていないところでありますが、コナン通りの魅力向上による本町への入り込み客数の増加によってある一定の経済効果を上げているものと考えております。
次に、地元の人たちに気軽に利用いただき、リピーターになっていただくという当初の計画はどうなってしまったのかとの御質問であります。
議員仰せのとおり、ゴールデンウイークや夏休みなどは米花商店街を初めコナン通りは数多くの観光客でにぎわっておりますが、平日の入り込み客数は多くない状況にあります。しかしながら、当初の計画では平日の状況も見越しながら定めた年間入り込み客数約7万5,000人の計画に対し9万4,567人の入り込み客数があり、平日の閑散期を休日の集客がしっかりと補っており、順調な出だしであったと考えているところであります。このうち、入り込み客数における地元の方々の割合は把握しておりませんが、コナン通りを訪れる観光客の皆さんだけでなく、地元の方々にも食事や買い物等、米花商店街にしかないコナンにちなんだグッズやメニューに親しんでいただければと考えております。
次に、テナント経営者は1年間事業展開した結果をどう自己分析しているか、町としてその実態と動向を把握しているのかとの御質問でございます。
米花商店街のテナントにつきましては、出店当初、名探偵コナンを活用した商品開発に当たって版権元の小学館集英社プロダクションとの調整を初めコナンファンのニーズに沿った商品考案など、相当の努力をされてきた1年間でありました。各店舗の努力により、現在はオープン当初と比較してコナンにちなんだ商品、メニューが充実し、コナンの世界観に浸りながら「食べる、買う」を楽しむ観光施設としてコナンファンに親しまれる施設として、ことしのゴールデンウイークもにぎわったところであります。
各テナントとも開店当初は戸惑ったこともあったようでありますが、この1年間でコナンファンのニーズに沿った商品を開発することが入り込み客の増加につながることを肌で感じておられることから、これまで開発してきた商品に加え、新たなコナンにちなんだ商品の開発に積極的に取り組んでおられると、町としては認識しているところでございます。
次に、商工会への貸付金は計画どおり返済されているのか。現在の状況と今後の見通しを伺うとの御質問でございます。
平成28年度、米花商店街の建設に当たり、コナンファンを主ターゲットとした地域の商業活性化を支援するため、本町から地域商業自立促進事業費資金として事業本体である商工会に1,000万円の貸し付けを行ったところでございます。その返済につきましては、借用証書による償還計画に従い6カ月の据置期間の後、平成39年9月までの10年間で返済されることとなっており、初年度となる平成29年度分は計画どおり返済がされているところでございます。
今後につきましても、償還計画に準じて商工会から返済いただくことになっておりますので、御承知いただきたいと思います。
なお、施設の経営状況を入場者数と同様に定期的に議会に報告すべきではとのことでございますが、経営に関しましては専門的知識を持ち、運営主体でもある商工会が各テナントをしっかりとサポートし、行政はコナンの町として魅力向上につながる米花商店街の装飾やPRに係る助言、並びに著作権にかかわる小学館集英社プロダクションとの調整などに係る支援を担っております。行政が民間事業者の経営状況に関与することがふさわしいかを勘案した上で、経営状況につきましては把握をしていないところでございます。
次に、名探偵コナン自体のイメージが傷つくことのないよう、町は北栄町商工会に的確な助言をこの1年間行ってきたのか。また、町がもっと積極的で直接的に米花商店街の運営に関与できる方策を模索すべきだがとの御質問でございます。
米花商店街のオープンに当たり、本町を訪れるコナンファンが長年待ち望んでいた飲食・物販施設として名探偵コナンに会えるまち北栄町の新たな観光拠点と位置づけ、町として建設に係る支援のほか著作権に係る小学館集英社プロダクションとの調整に係る支援など、観光、商工の部局がタッグを組みながら商工会への支援を積極的に行ってきたところであります。
オープン後につきましても、商工会が主催して各テナント事業者が集うテナント会に観光交流課、並びに産業振興課の職員も出席して、米花商店街の装飾など作品イメージに係る助言や小プロとの著作権協議に係るアドバイスを密に行ってきたところであります。
もっと積極的に町が関与できる方策を模索すべきとの御意見でございますが、まず米花商店街の運営、経営に当たりましては商工会並びに各テナントが事業主体となりますことを御承知いただきたいと考えております。
一方で、名探偵コナンに会えるまち北栄町の観光拠点として米花商店街をより一層商工会に磨き上げていただくため、コナンファンに喜んでいただけるイメージづくりや商品開発に係るアドバイス、小プロとの橋渡しを引き続き行っていきたいと考えておりますので、議員におかれましても御理解と御協力をよろしくお願い申し上げる次第であります。
○議長(飯田 正征君) 油本議員。
○議員(6番 油本 朋也君) ありがとうございました。
まず済みません、認識の違いでしょうか、ちょっと私の理解と違ったところがありますので確認したいと思います。
まず、この施設の入場者数ですが、行政報告によりますと昨年度1年間の入場者数、ふるさと館の分の12万7,000幾ら、これは一致しておりますが、私、たしか資料を見ましたら米花7万9,900人というデータを頂戴したと思うんです。町長、今9万4,000人とおっしゃいましたが、ちょっとそれどこから来てるのかお伺いしたいと思います。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に説明させます。
○議長(飯田 正征君) 手嶋
産業振興課長。
○
産業振興課長(手嶋 寿征君) 町長にかわりましてお答えいたします。
7万9,000というのは、多分2月までの人数であったではないかというふうに考えられます。3月で1年間を迎えておりますけれども、年度の計画を立てましてからの年間の計画といたしましては9万4,000が正しい数字でございます。
○議長(飯田 正征君) 油本議員。
○議員(6番 油本 朋也君) わかりました。でしたら、また私のほうでも確認したいと思います。
ことしの4月、5月、これも行政報告によりますと、例えばふるさと館が4月、5月で2万8,200人少々、前年比108%。一方、米花は来客者数が二月合計で1万5,200人少々、対前年71%と発表されております。前年比はさておきまして、この数字から両施設の入り込み客にかなりの差がある。大体50%少々、6割行ってないと思います。
さらに、これは先ほどおっしゃいましたようにレジの通過数だと思うんですよね。もちろん買わない方といいますか、こういう言い方は悪いですけど見学される方ももちろんいらっしゃると思いますけども、米花商店街には4つ店舗がございます。ということは、一人のお客様が複数のレジを通過することもこれは当然考えられますので、ひょっとしてその米花商店街の来客者数というのはその数を何割か下回ることになるんじゃないですかね。米花商店街は、いわゆる4月、5月の合計にしましてもふるさと館の5月単月の1万7,158人よりも少ない数字になっています。約2,000人少ないです。つまり、このデータは客観的に見まして、申しわけないですけども、例えばふるさと館に来られたお客様でも米花商店街に立ち寄ることのないお客様がかなりの数、多いんじゃないかということを示してると思いますが、せっかくこの地域へのお客さんの動員ができてるということはもうはっきりわかっていますが、この片方が少ないと見えるのはちょっともったいないことだと思います。
町長、もう一度この数字をどう分析されるかちょっとお伺いしたいと思います。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 最初にレジの話がございましたが、複数の方がそういう4店舗もあるわけでありますからそれぞれでそこのレジを通過されたということもあるだろうと、こう思っております。
また、ふるさと館と米花商店街とのそういう来客数の差が多いんではないかなということでありますが、必ずしもふるさと館に来てそのまま米花商店街に全ての方が行かれるということもないだろうとこう思っておりますので、なるべくそういう誘導できるような形の中で今後は米花商店街あるいはふるさと館両方にそういう指導をしていければと思っております。(発言する者あり)
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 私は今の答弁でございます。
先ほど数字をちょっと課長が報告しましたが、若干違いがあるようでございますので、再度答弁させます。
○議長(飯田 正征君) 手嶋
産業振興課長。
○
産業振興課長(手嶋 寿征君) 大変申しわけございません。先ほど私が議員の御質問に対しまして年間7万9,917人の間違いではないかという点でございますけれども、これにつきましては平成29年度の計、いわゆる3月15日から計算をいたしまして平成29年度3月31日までの計としましては7万9,917人で間違いございません。
9万4,000人といいますのは、4月30日までの1カ月分のものを計上したものでございまして、9万4,567人というのはその分でございます。
○議長(飯田 正征君) 油本議員。
○議員(6番 油本 朋也君) 済みません、ちょっともう一度教えてください。ちょっと私、今書きとめることができなかったもので。恐れ入りますが。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 再度答弁させます。
○議長(飯田 正征君) 手嶋
産業振興課長。
○
産業振興課長(手嶋 寿征君) 大変申しわけございません。来客数、いわゆる入り込み客数でございますけれども、平成29年3月15日からオープンしております。そこから翌年平成30年3月31日までを足し上げたもの、いわゆる平成29年度の計でございますけれども、15日オーバーしておりますが、平成29年度としての計算としましては7万9,917……(発言する者あり)
済みません、大変申しわけございません、言い直しをさせていただきたいと存じます。
大変申しわけございません、平成29年3月15日からオープンをしておりますが、4月1日から平成30年3月31日までの計、1年間の計が7万9,917人でございます。4月1カ月間分、いわゆる平成30年4月1日から4月30日までのものを足したものが9万4,500……(発言する者あり)大変申しわけございません。平成29年3月15日のオープンから、先ほど申し上げました平成30年4月30日までの計が9万4,567人でございます。済みません。
○議長(飯田 正征君) 油本議員。
○議員(6番 油本 朋也君) どっちにしましても多くはございません。ですから、私がさっき言いましたように連動してる感があんまり感じられないんですよ。もちろん建物が横にあるわけじゃないんで、歩いて数分ございますので、あるんですけども、やはりコナン目当てで来ていらっしゃる方は多いと思うんですよ。ですからお客さんがせっかく来られたこの9万なり7万なり10万、12万なりのお客様が両方にいわゆる立ち寄れる、そういうスムーズな流れというものを、いわゆるよく言いますクーポン券を片方の店に入られたら片方は割引するとかね、そういう案も聞いたことありますけども、そういうふやすための具体策、そういうものを例えば外部からのアドバイスですとかどこからかの成功例とかを参考にして、町は商工会と一緒にこれ考えるべきじゃないかと思うんですけど、改めて御意見伺います。いかがでしょうか。
○議長(飯田 正征君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) やはりせっかくおいでいただきますので、ふるさと館に来ていただいた方、米花商店街に行っていただく。また、米花商店街に来ていただいた方もそういうふるさと館に来ていただくということの連携は必要だとこう考えておりますので、またいいそういう先進地といいますか、そういうような事例があればまた考えて実施に向けて取り組んでまいりたいと思います。
○議長(飯田 正征君) 油本議員。
○議員(6番 油本 朋也君) それは町のいわゆる観光の魅力にとってとても大事なことになってくると思いますので、それはくれぐれもよろしくお願いしたいと思います。
続きまして1,000万円、例の貸し付けの件でちょっと質問させていただきます。
先月、5月21日、商工会の年度総会がございました。その中で、コナンの里集合店舗設置事業会計の精算書の説明で、商工会は税務署から消費税還付金の返納を求められ、収入で上げておりました消費税還付金1,200万円のうち実に1,133万円を返納せざるを得なかったという報告がありました。──────────────────────────────────────────またその場におられました、私もその場にいたんですけどね、懇親会のほうで、そこの商工会の会員さんもとても突然のニュースというようなことでした。