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平成29年12月第11回定例会 (第 8日12月14日)

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  1. 北栄町議会 2017-12-14
    平成29年12月第11回定例会 (第 8日12月14日)


    取得元: 北栄町議会公式サイト
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    平成29年12月第11回定例会 (第 8日12月14日) ─────────────────────────────────────────────       第11回 北 栄 町 議 会 定 例 会 会 議 録(第8日)                                  平成29年12月14日(木曜日) ─────────────────────────────────────────────                                 平成29年12月14日 午前9時開議  日程第1 一般質問  日程第2 議案第 120号 北栄町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定              について  日程第3 議案第 121号 北栄町特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条              例の一部を改正する条例の制定について  日程第4 議案第 122号 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する              法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の一部を改正              する条例の制定について  日程第5 議案第 123号 北栄町特別職の職員の給料の特例に関する条例の制定につい              て  日程第6 議案第 124号 平成29年度北栄町一般会計補正予算(第7号)  日程第7 議案第 125号 平成29年度北栄町介護保険事業特別会計補正予算(第5号)  日程第8 議案第 126号 平成29年度北栄町下水道事業特別会計補正予算(第4号)  日程第9 議案第 127号 平成29年度北栄町大栄歴史文化学習館特別会計補正予算(第
                 4号)  日程第10 議案第 128号 平成29年度北栄町水道事業会計補正予算(第3号)  日程第11 議案第 129号 損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定について       ───────────────────────────────                 本日の会議に付した事件  日程第1 一般質問  日程第2 議案第 120号 北栄町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定              について  日程第3 議案第 121号 北栄町特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条              例の一部を改正する条例の制定について  日程第4 議案第 122号 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する              法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の一部を改正              する条例の制定について  日程第5 議案第 123号 北栄町特別職の職員の給料の特例に関する条例の制定につい              て  日程第6 議案第 124号 平成29年度北栄町一般会計補正予算(第7号)  日程第7 議案第 125号 平成29年度北栄町介護保険事業特別会計補正予算(第5号)  日程第8 議案第 126号 平成29年度北栄町下水道事業特別会計補正予算(第4号)  日程第9 議案第 127号 平成29年度北栄町大栄歴史文化学習館特別会計補正予算(第              4号)  日程第10 議案第 128号 平成29年度北栄町水道事業会計補正予算(第3号)  日程第11 議案第 129号 損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定について        ───────────────────────────────                  出席議員(15名)     1番 長谷川 昭 二君  2番 宮 本 幸 美君  3番 前 田 栄 治君     4番 秋 山   修君  5番 町 田 貴 子君  6番 油 本 朋 也君     7番 斉 尾 智 弘君  8番 井 上 信一郎君  9番 藤 田 和 徳君     10番 田 中 精 一君  11番 森 本 真理子君  12番 津 川 俊 仁君     13番 阪 本 和 俊君  14番 野 田 秀 樹君  15番 飯 田 正 征君        ───────────────────────────────                  欠席議員(なし)        ───────────────────────────────                  欠  員(なし)        ───────────────────────────────                 事務局出席職員職氏名 事務局長 ─────── 磯 江 恵 子君  副主幹 ──────── 福 田 香 織君 事務補佐員 ────── 長谷川 利 恵君       ───────────────────────────────               説明のため出席した者の職氏名 町長 ───────── 松 本 昭 夫君  副町長 ──────── 西 尾 浩 一君 教育長 ──────── 別 本 勝 美君  会計管理者(兼)出納室長                                ──── 齋 尾 博 樹君 総務課長 ─────── 手 嶋 俊 樹君  企画財政課長 ───── 小 澤   靖君 税務課長 ─────── 大 庭 由美子君  住民生活課長 ───── 倉 光   顕君 福祉課長 ─────── 田 中 英 伸君  健康推進課長 ───── 吉 田 千代美君 地域整備課長 ───── 吉 岡 正 雄君  産業振興課長 ───── 手 嶋 寿 征君 観光交流課長 ───── 松 本 裕 実君  教育総務課長 ───── 磯 江 昭 徳君 生涯学習課長 ───── 杉 本 裕 史君  農業委員会事務局長 ── 下 阪 啓 二君 (併)選挙管理委員会事務局長 ──────────────────── 手 嶋 俊 樹君 代表監査委員 ───── 竹 歳 秀 明君       ───────────────────────────────                 午前9時02分開議 ○議長(飯田 正征君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は15人です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。       ─────────────・───・───────────── ◎日程第1 一般質問 ○議長(飯田 正征君) 日程第1、一般質問を行います。  昨日の本会議において、井上議員の一般質問に対し答弁保留がありましたので、答弁を求めます。  松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 昨日の井上議員の質問の中で答弁保留がありましたので、答弁させていただきます。  大栄歴史文化学習館の耐用年数は50年でございまして、今、22年経過しておるということでございますので、御理解いただきますようによろしくお願いします。 ○議長(飯田 正征君) この件について、井上議員、さらに質問がありますか。 ○議員(8番 井上信一郎君) ございません。 ○議長(飯田 正征君) 以上で井上議員の一般質問を終わります。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) これより昨日に引き続き、届け出順により、順次質問を許します。  13番、阪本和俊議員。 ○議員(13番 阪本 和俊君) 13番、阪本和俊でございます。私は、町長のマニフェストと今までの行政運営や政治姿勢について、町長に伺いたいと思います。  今期初の定例議会一般質問通告に当たり、合併して4期目の節目でもありますので、町長の町政全般にわたる行政執行を中心に、町長の政治姿勢を問うてみたいと思います。  行政は、一般的に住民生活に直結した教育や文化、スポーツ、福祉厚生、それに水道、下水道等、すなわちインフラに特化して取り組むべきものと思っていました。しかし、合併直前、松本町長は9基の風車事業を議会に提案され、決定されました。旧大栄町議会として、合併を予定しているにもかかわらず相手の町に何の説明もなかったため、松本町長みずからの説明を求めましたが町長は来られず、当時の担当課長が2度にわたって説明においでになりました。まさに合併前の駆け込み事業であったと思います。  その後、町長は、環境でもうけたお金は環境に使うとして、自治会の屋根に補助金を出して太陽光パネルを設置を推進されました。当時の説明は、「今ならもうかる、今ならもうかる」と各自治会長さんに説得をされたそうです。このときも詳細説明がなかったそうです。一方、議会に対しても、国の自然エネルギー取引制度の中に「買い上げ単価値上がり部分は電気料金に上乗せする」「自然エネルギーの買い上げ単価は段階的に値下げをする」「電力会社の買い上げ能力が満杯になった場合、買い上げ拒否ができる」など、最も重要な案件の説明がありませんでした。  庁舎統合についても経費の節減、効率化を強調されましたが、町民の高齢化が進む中、北条地区住民が犠牲になるとの思いや配慮がなかったことが残念でなりません。  風車や太陽光パネルドリーム農場等の取り組みで町民の何%の人が喜んでくれるでしょうか。老婆心ながら、将来的にぬか喜びにならねばよいがと心配します。町長のマニフェストは町民に対する思いやりや優しさを表現しておられるように思いますが、実際には住民をないがしろにした思いつき的事業が多過ぎます。隣の琴浦町は、合併時に定めたとおり、東伯庁舎、赤碕庁舎、まなびタウンの3分庁方式で住民本位の理想的な行政運営がなされていると思います。周辺自治体の成功事例はもっと積極的に学ぶべきだと思います。  株式会社北栄ドリーム農場について、私は取り組んではいけない典型的な事業だと思います。創生事業が始まって、石破さんが大臣だから顔を立てなければいけない、今なら補助金が多く出るから早く手を挙げたほうが得策だ等、イチゴの栽培意欲を持った人が全くいない中、不二家さんの勧めがあって、契約栽培が条件であれば簡単にもうかると判断されたとすれば大間違いです。その理由は、イチゴ栽培の知識や経験が全くない松本町長が社長、JAの組合長が副社長で、北栄町とJA鳥取中央が、各1,500万円出資して設立されました。収支計画は一般的な数字合わせの机上のプランで、担当課の職員も素人ばかり。疑問を感じつつも、町長の指示に従わなくてはなりませんから職員も大変です。4ヘクタールの目標は組めても、収支が簡単に合うはずがありません。恐らく担当職員はこの事業は無理だと感じているものと私は推測していますが、そうした中、町長は、北栄町の最高責任者でありながら、ドリーム農場が失敗しても、もう頑張るだけというようなことで、責任はとらないと言われます。プロの農家でも難しいイチゴ栽培地域おこし協力隊の人たちに任せようとされている。イチゴ栽培の実情を知らない初心者が、多少の研修を積んだだけで間に合うわけがありません。町長は、普及員や営農指導員はプロだから大丈夫とおっしゃるが、営農指導のプロであっても、常時栽培にかかわっている農家こそがプロであります。普及員や営農指導員の指導を受けていても、交配用ミツバチが全滅した事例を見ても明らかであります。成功しているプロは、経験上、このような失敗はいたしません。  議会にしても、執行部から10億円もの事業が提案されても、事業について突っ込んだ勉強会や調査研究もしない場合、チェック機関としての機能を果たすことができません。町長にとってはありがたいことであっても、そのツケは必ず町民にはね返ってきます。  最近、鳥取県を中心に、全国的に大変な事態が起きつつあります。全国的にも生活困窮者生活保護世帯の五、六倍いるとの厚生労働省の発表もあります。認知症による行方不明者も激増。今は1万5,000人以上で、在宅介護で徘回老人の交通事故が多発しております。糖尿病を強く疑われる人が初めて1,000万人に達しました。20年前の5倍近くにふえております。鳥取県民のがんの発症率、これは全国でワースト2位、これは死亡者は全国ワースト1位。内訳は、肺がんの発症率が最も高く、男女ともワースト1位。胃がんも男性がワースト9位、女性がワースト1位。その他死亡原因の上位に高血圧、糖尿病があります。検診率の向上対策も重要でありますが、それだけでは解決いたしません。北栄町の医療給付金も毎年うなぎ登り。したがって、町民の負担する医療費もうなぎ登りとなっています。町長はもっと自覚して、町民の健康に対する対策を考えるべきではないでしょうか。  中部医師会からの受動喫煙防止条例の制定を求める陳情に対し、9月議会の教育民生常任委員会では賛成2人、反対3、こんなことでいいのかという発言をしましたら、継続にしましょうということになりました。やはり、問題意識を持たない議員では、町民の健康や命を守ることはできません。町長は危機感を持って早期に条例制定をされるべきと考えます。  農業の人手不足が深刻になっています。農業分野の有効求人倍率は、他産業を上回り右肩上がりを続けています。一方、県内企業の後継者不足は73.2%で全国第5位。県西部の商工会員の調査によると、廃業予定者が34.3%、後継者未定者が20.2%であったようです。合わせて55%近い数字になっております。  鳥取県も事業継承支援を2年前から始めておりますが、相談受け付け件数は157件、成約件数は18件という状況であります。  こうした県内事情の中、イチゴ農場の担い手が継続的に確保できるのか心配です。そして責任が持てるかお聞きしたいと思います。  町長のマニフェストと行政執行の手法に大きな乖離を感じます。町の最高責任者であるはずの町長が、取り組むべきでないイチゴ農場の社長になって、新設するファンドから設備資金を借りるから町民には迷惑をかけないという説明がありました。これは理解できるわけがありません。町長の詳細説明を求めます。以上。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 阪本議員の御質問にお答えいたします。  町長のマニフェストと今までの行政運営や政治姿勢についての御質問でございます。  初めに、風力発電事業は、合併前の駆け込み事業ではないのかとの御質問でございます。  風力発電事業は、平成9年に初めて県企業局が風況調査を行い、平成13年には事業化可能な風況であることが観測されました。その後、平成15年2月には北条町地域エネルギー研究会により「事業化は可能」という提言がされ、平成15年度に機種選定、中国電力との電力需給に関して確認書を締結し、NEDOからの補助金採択が決定しております。さらに、平成15年には町民説明会地権者説明会を開催した後、平成16年9月には風車建設工事契約について議会の議決をいただいております。このように、旧北条町は合併をする以前から取り組んでいる事業でございます。合併協議会は平成16年4月に設置されております。駆け込み事業であったというのは全く当たらないと考えております。  次に、自治会太陽光発電設備補助についての御質問でございます。  自治会太陽光発電設備補助事業は、風力発電による収支が計画当時は均衡を保つ程度であったものが、国による固定価格買い取り制度、いわゆるFIT制度によりまして、収支改善の見通しが立ったことから、売電収益を活用した地域活性化を目的に実施した事業でございます。  事業の実施に当たりましては、自治会長会での説明のほか、希望があった自治会へは職員が出向き、丁寧に質疑や意見交換に対応させていただいています。  なお、その際には、懸念される事項についての説明も行っており、もうかることを前提とした説明に終始はしておらず、設置に当たっては、自治会の総意で設置されているものと考えております。  その上で、御指摘の内容について、議会に説明がなかったとのことでございますが、それぞれの内容は、国が制度運用上決めていたものであったり、本町での事業開始後に制度化されたことでございます。これらのことにつきましては、本町での事業実施に重要な影響をもたらしているとは考えていないところでございます。  次に、庁舎統合について、北条地区住民への思い、配慮が足りないのではとの御指摘でございます。  この庁舎統合につきましては、北条地区住民の皆様が不便さやにぎわいがなくなると感じられるのではとの危惧もございましたので、平成23年度には議論を開始し、議会及び地域座談会などで町民の皆様などさまざまな意見を伺いながら、庁舎統合を進めてまいったところであります。  今後も、先日行った「ふるさと北条の集い」などを通し、北条地区住民の皆様とともににぎわいを創出するよう努めてまいりたいと思っております。  次に、風車や太陽光パネルドリーム農場等の取り組みで、町民の何%の人が喜んでくれたのかとの御質問でございますが、平成26年9月にまちづくりビジョンの中間見直しの際に、20歳以上の町民1,000人を対象にアンケート調査を実施しております。その中に、各分野について、町の取り組みにどれくらい満足していますかとの質問を行っており、風車や太陽光パネルにつきましては、直接的な質問ではございませんが、環境に優しいまちづくりの満足度と必要度についてお伺いしております。満足度については、7割の方に十分満足、まあ満足との回答を、必要度については、8割近くの方に非常に必要、必要との回答を得ており、町民の皆様には町の環境施策に対しまして一定の御理解を得ているものと考えております。  ドリーム農場の取り組みにつきましては、このようなアンケートを実施しておりませんので、御回答することはできません。御了承いただきたいと思います。  次に、周辺自治体の成功事例を積極的に学ぶべきとの御指摘でございますが、庁舎統合につきましては、それぞれの自治体で地理的な条件も違いますので、本町に合った方法で実施いたしましたが、行政運営につきましては、議員仰せのとおり、琴浦町を初め周辺自治体の成功事例については積極的に学ぶべきと考えており、職員にも常にアンテナを高くし、業務に生かすように指導を行っておるところでございます。
     次に、株式会社北栄ドリーム農場についての御質問でございます。  北栄ドリーム農場は、平成28年6月に法人設立して初めて栽培、出荷を行った第2期の会計決算をことし9月の株主総会で可決したところであります。詳しくは今議会において経営状況の報告をさせていただいたところでありますが、イチゴ生産実績は、計画出荷数量8,400キロに対し8,878.9キロで、計画対比105.7%、販売金額は、計画額1,008万円に対し1,048万3,107円で、計画対比104%と目標を達成し、経営状況はおおむね堅調に推移しているところでございます。  第3期となる今期は、国の補助事業である産地パワーアップ事業等を有効に活用して、43.6アールを規模拡大することとしており、うち今期の作付に間に合う20アールに現圃場の30アールを合わせた50アールにおいて栽培することとしており、最適な栽培環境を検証するICT環境モニタリングシステムを活用しながら、生産・販売量を拡大することで経営の安定化を進めてまいりたいと考えております。  また、生産量の拡大に伴い、イチゴの産地化のきっかけの一つとなりました不二家との取引も、希望される粒の大きさには要望があるところでありますが、徐々に拡大していきたいと考えております。  なお、今後の規模拡大につきましては、北栄町の新たな品目としてイチゴの産地化を進めるに当たり、これまで説明させていただいたとおり、4ヘクタールを一つの大きな目標として取り組んでいきたいと考えているところでございます。  しかしながら、規模拡大に伴う設備投資は多大な額を必要とすることから、実施に当たっては、有利な支援制度と費用対効果を見定めながら慎重に取り組んでいきたいと考えており、まずは会社組織として立ち上げしたばかりでございますので、経営の安定化を軸に据えながら取り組んでいく所存でございます。  いずれにいたしましても、北栄町農業の未来に新しい可能性を示すイチゴの産地化、そしてその先駆けとなる株式会社北栄ドリーム農場の取り組みに町としてしっかり自覚と責任を持って取り組んでまいりたいと考えておりますので、議員の御理解を賜りますようお願い申し上げます。  次に、町民の健康に対する対策についての御質問でございます。  鳥取県民のがん死亡率は胃がん、肺がんが高く、その背景には発症率の高さが関係していると分析されております。胃がんの原因はさまざまですが、塩分摂取量との関連もあり、塩分や塩蔵食品のとり過ぎは、胃がんだけでなく、高血圧や脳卒中、心筋梗塞といった循環器疾患のリスクも高くすると言われております。  健康への取り組みは毎日の積み重ねです。がん対策、生活習慣病対策は、食生活を初めとした健全な生活習慣の定着を図ることが予防となり、医療費の削減へとつながります。「塩分を控えて野菜は多めに」を合い言葉に、自治会での健康講座や個別の保健指導等で生活習慣の大切さを伝え、日々の生活の中で実践につながるよう取り組んでいるところであります。  また、子どものころから健康的な生活習慣を身につけることは、生涯を通して大切なことであり、こども園、小学校での食育や、学校とも連携しよい生活習慣の定着を図る取り組みを初めとした健康教育にも力を入れています。  また、北栄町国保の1人当たりの医療費は県内でも一番低く、全国の同規模自治体と比べても低い状況であります。伸び率は、高齢化による自然増もあり、右肩上がりではありますが、平成28年度は前年と比べほぼ横ばいの状態となっております。引き続き、町民の健康寿命を延ばすことを目標に、健康ほくえい計画に基づき、各種団体と連携しながら健全な食生活や運動習慣の定着などの事業を着実に推進してまいります。  次に、受動喫煙防止条例の制定についての御質問でございます。  受動喫煙防止条例の制定につきましては、現在、国において、受動喫煙対策の強化を図るため、健康増進法の一部を改正する法律案が検討されているところであり、都道府県でも条例を制定している県は2県にとどまっております。条例の制定につきましては、国、県の動向も踏まえた上で検討してまいりたいと考えておりますが、条例の制定にかかわらず、小・中学校の出張がん予防教室でのたばこの学習や健康講座などで喫煙に関する健康被害の啓発を行うとともに、自治会公民館を含む町内公共施設受動喫煙防止の徹底を図るなど、なお一層受動喫煙防止対策を強化してまいりたいと考えております。  次に、農業の人手不足への本町の取り組みについての御質問でございます。  農業の人手不足が深刻となっているとの御意見ですが、平成29年9月期の鳥取県の有効求人倍率が1.68と高水準となる中、農業生産現場においてもこれまで作業を頼んでいた親族や地域の方らが高齢化でリタイアした。他産業も求人をふやし時給を上げる中、かわりを見つけられないなど、農繁期などの短期のアルバイトやパートも確保が難しくなっている現状があります。  本町におきましても、ラッキョウの切り子や掘り取り作業の場面で人材確保に苦労されております。加えて、大栄西瓜の選果場のアルバイトについても、なかなか応募がなく苦戦したと聞いております。  農業は、肉体労働に加え、短期間限定で作業時間が天候に左右される農業は、稼ぎにくいと敬遠されがちなため、雇用条件のよい他産業への流動も見受けられるところですが、少しでも働きがいがあり、短期間で集中して稼ぎたいと思う方に魅力的な職場と感じていただくこと、また、少しでも常用雇用に近づけるため、年間を通して各農作物をつなぎ、仕事があり続ける状況をつくることが望ましいものと考えております。  本町では、農業版ハローワークである農作業人材紹介センターを開設し、求職者と雇用者をつなぐ役割を果たしております。この中で、年間を通して各農作物における農作業の暦を作成するなどして、求職者が安定的で働きやすい環境を整備していきたいと考えているところであります。  また、こうした事情の中、ドリーム農場の担い手が継続的に確保できるのかとのお尋ねですが、北栄ドリーム農場に必要とされる担い手を地域おこし協力隊によって3名を確保できております。また、地域おこし協力隊の任期終了後もドリーム農場で継続して働くことや、独立就農にも興味があるようですので、しっかりとフォローしていきたいと考えております。現在、イチゴの出荷作業のパート雇用は人気となっており、パートの方に平等に仕事が行き渡るようローテーションを組むのも一苦労との現場の声を聞いており、出荷作業で働き手の確保が苦戦する状況もない状況であります。  次に、北栄ドリーム農場のファンドの活用についてのお尋ねでございます。  さきの一般質問で答弁させていただきましたとおり、本年度、北栄ドリーム農場の圃場の規模拡大を進めているところであります。43.6アールの規模拡大に係る総事業費約9,200万円のうち、国、県、町の補助額並びにリース料を除いた約2,900万円が北栄ドリーム農場の初期の自己負担額となっており、これを資金調達するためにファンドを活用するものでございます。  なお、資本金といたしまして、町並びにJAから1,500万円ずつの計3,000万円を確保しているところでございますが、この資本金につきましては、今後の経営を行っていくための手持ち資金としております。  このたび活用するファンドにつきましては、日本政策金融公庫が約50%を出資し、農林中央金庫、JA共済連、JA全農、JA全中が残り部分を出資するアグリビジネス投資育成株式会社の担い手経営体応援ファンドを活用するものであります。選定に当たりましては、8月に開催されました全員協議会でお示ししたとおり、運用期間、配当金の分配額など他行の商品と比較検討した上で担い手経営体応援ファンドを選定し、9月に開催しました北栄ドリーム農場の取締役会において活用を決議したものであります。  このファンドは、認定農業者並びに法人が対象に限られており、15年の運用期間で、当期利益が3,000万円を超えない場合は配当金が発生しないという条件が極めて有利なものであります。  ファンドの額につきましては3,000万円であり、運用期間が終了する15年が経過した後に買い取りすることになっておりますが、この間に有利な支援事業を活用し、圃場の規模拡大を図るとともに、蓄積したイチゴ栽培のノウハウをもとに反収を上げることにより、ドリーム農場の経営安定化を図ることで確実に買い取りできると考えております。  あくまでも株式会社北栄ドリーム農場は一事業所であります。本町におけるイチゴの産地化という目標を担う中で、先駆けとなる取り組み主体であることから、町が資本金を出資するとともに、必要な支援を行っておりますが、北栄ドリーム農場の経営状況により町に負担をかけるとか、町民の皆様に迷惑をおかけすることはないと考えております。  北栄ドリーム農場の取り組みが、本町の新たな品目としてイチゴの産地化を進めることにより、「農業のまち北栄町」の未来に新たな可能性を示すものと確信しておりますので、議員におかれましてもこの取り組みに御理解いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(飯田 正征君) 阪本議員。 ○議員(13番 阪本 和俊君) 合併以来の町長の行政執行について、私なりの検証をさせていただきました。今までの経過からいって、当然町長と私との違いがありますから、大きな乖離が生じても仕方がないと思っております。  そういたしますと、再質問に入りたいと思いますが、平成14年9月に安倍政権は地方創生を打ち出し、石破創生大臣のときにまち・ひと・しごと創生本部を発足させ、本格的な地方創生事業の取り組みが始まったと認識しております。この事業の目的は、人口減少と地域衰退を防ぐためとされていましたが、さきの統一地方選挙向けのばらつき的な使い方をされてしまったような感じがしております。  第31次の地方制度調査会というのがあるんですが、政府が専門家にいろいろ諮問をして、その答申の中で、自治体、議会、監査に対して基本的な考え方が示されていますが、その内容を御存じでしょうか。答申の主なものは、自治体は、少子高齢化による人口減少に対する現状認識をしてくださいとあります。約40年後には鳥取県の人口は半分以下になるおそれがあるんですよね。これは県独自のつくった資料なんですけれども、こういう状況なんですよ。どんどんどんどん人口が減っちゃってね。民間の機関が調べたものは県の推計よりもかなり低くなっております。そういった状況があるわけでありますが、町長はそういったことを承知の上で事業を執行しておられるのかお伺いします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 地方創生総合戦略をつくったわけでありますが、7つの基本目標を立てて、それに向かってやっていこうということであります。その基本となるのはやはり人口減少でありまして、いわゆる社人研といいますか、増田レポートといいますか、それによりますとかなり減っていくということでありますが、何とかそれを食いとめるために、そういう総合戦略をつくって、人口減少を少なくしようということで取り組んでおるところでありますので、そういう形でこの地方創生、そして総合戦略を立てておるということでございます。 ○議長(飯田 正征君) 阪本議員。 ○議員(13番 阪本 和俊君) この地方制度審議会の中の答申の中で、地方行政は、住民の福祉向上に努め、最少の費用で最大の効果を上げるよう求めておるんですよ。東京のほうばっかし見とったってだめだということを言いたいんですよね。鳥取県、特に中部は大変な状況になりつつあるな、中西部はね、と、私はそういう認識を持っておるんです。ということは、風力発電所は、国の制度ができて、国がどんどん進めたということもありますけども、行政がやるべき事業じゃないと私は初めから思っておりました。企業に任せるべきです、こういうことはね。先ほど一般町民なり議員には説明のつくような答弁でありましたから、それはそれとして、もうちょっとやっぱり深刻に北栄町の実態について考えていただかんと、とんでもないことになるような気がするんですが、いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 風力発電については、旧北条町時代からずっと取り組んできた事業でありまして、合併直後に供用開始ということになったわけであります。やはり人類がこの地球上で生存するためには、環境がきちんとならないと生活できないだろうということがまず根底にあります。そしてまた、いろいろエネルギー源が石油であったり石炭であったりするわけでありますが、これもいずれは枯渇してしまう。そういう中にあって、それを燃やすことによって二酸化炭素が発生して温暖化になってくるというようなことがあるわけであります。そういう地球の環境がそうやって破壊されていくということになれば、それこそこの農業の町である北栄町もなかなかいい農作物もできなくなってくるということにつながってくるだろうと、こう思っております。現在でも温暖化によりまして、米、特にコシヒカリ等でありますが、なかなか1等米ができないというような状況になっておりますし、ブドウ等につきましても着色がちょっと不良になってきておるというような状況であります。そういう植物等もだんだんだんだん北限になってきておりまして、北のほうでつくり出すということになれば、南でできとったものもだんだんできなくなってくるというような状況でありますし、海のほうもかなりそういう魚の問題等も、海水温が上がって、これも北上をしておるというような状況であります。地球の氷も解ければそういう海水温も上がってくるというようなことになろうかと、こう思います。そういうことがありますので、小さいことでも自治体でできることはやっていこうということで取り組んだところであります。  今はFITのおかげで何とか経営もうまくいっておりますし、また、その余剰金を使って町民の皆さんにも還元ができているのではないかなと、こう思っておるところでありまして、企業でというようなお話がありました。確かに企業ですればいいわけでありますが、北栄町の場合は、旧北条町の場合はちょうど中風速ということで、企業がそういう固定資産税を払ってするにはちょっと難しいというようなことがございましたので、町が単独で実施したというようなことでございます。結果的に今のところは順調にいっておるところでありますが、やはり地球環境を考える中で、小さくても地域でできることは実施していくべきだろうと、こう思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 阪本議員。 ○議員(13番 阪本 和俊君) 地球環境が一番大事かもしれません。だけどね、北栄町は北栄町民のことをまず考えてほしいなという思いはしております。今度とも私はそういった思いをしてほしいなと思っております。  地方創生審査会の中で、議会に対しては執行部に対する監視機能を適切に発揮すべき。いわゆる議会ちゅうのは執行部に対するチェック機関でありますからね、勉強せずに、研究もせずに、結局わからんから、まあよからあぜということになってしまいがちなんですよね。だからもう議会も本気で勉強せんことにはやっぱりだめなんだということがあります。チェックができないから、執行部のほうとしてはありがたいかもしれませんけども、これは町民に対して本当にそれでよかったかという疑問がずっと残っております。そういった町民に対する説明責任、これが十分であったかどうか、もう一度町長に聞いてみたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 十分に住民の方にも説明しながら今までも事業実施してきたところでございますし、また、議員の皆様にもそういうチェックをしていただきながらやってきたんだろうと、こう思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 阪本議員。 ○議員(13番 阪本 和俊君) 何でも思いつくとき、事業を始めるときはね、いろんな制度があって、思いつけるんですよ。だけど改造とかリニューアルとかやる時期になったらね、もう急に経営が悪くなるんですね。最終的には行政がやった事業はほとんど失敗しております。成功事例がありません。  先ほど壇上でも申し上げました。最近、人口減少に相まって、全国的に、先ほど町長も言われたと思いますけども、若年層の都市部への流出、これが非常に多くなっております。こういった変化や危機が、重大な危機が迫っているように感じております。全国的にも生活困窮者生活保護世帯の、現在200万世帯あるようでございますが、その五、六倍、生活困窮者世帯があるそうです。実に1,200万世帯以上あることになります。これは経済格差が拡大しておるという証拠だろうと思うんですが、親から子への貧困の連鎖を防ぐために、健全な育成や、そうした家庭への支援が必要だと思います。北栄町ではそうした家庭を見落としてはいないでしょうか。さらなる調査を希望したいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 以前は町はそういう福祉事務所の設置ができなかったわけでありますが、北栄町は平成23年から福祉事務所を設置いたしました。本来ですと市であったり、そういうところが持つんですが、町としても福祉事務所を持つことにいたしました。そうすることによって、町民の皆さんのそういう生活実態がよくわかるようになったということもこれはあると思いますし、また、それに対しまして、町の施策等も町民の皆さんに行き渡りやすいということになっておるところであります。生活保護の家庭もありますし、また、生活困窮者の家庭もこちらのほうで調べておりますので、そういう方たちにはそういう制度の内容であったりとか、あるいは何とかそういう生活できるようにというようなことで相談事業もしっかりとやっておりますので、十分とは言い切れないかもしれませんが、しっかりやっておると思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 阪本議員。 ○議員(13番 阪本 和俊君) 小・中学校等で子どもたちのいじめの件数が過去最多の32万件という発表がございます。みずから命を落とす子が244人と言われており、人間関係や家庭教育の貧困等、いろいろな要因があるわけでありますが、その対策は待ったなしの課題であります。その延長線上に若年層のひきこもりが全国で54万人いるといいます。教育行政の中に精神科医等の専門医のアドバイザー的なものを設けたほうがいいんじゃないかな。今、病院のほうに行かせるような体制でありますが、北栄町も小・中学校、6人と3人ですか、そういった不登校者もおるようでございます。これからどんどんふえていくのではないかなという感じがしてなりません。ひとつそういった対策も検討されるべきでないかなというぐあいに思います。その点、伺ってみたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) この件につきましても、学校のほうにスクールソーシャルワーカーという、そういう専門の職員を配置いたしまして、いじめであったりとか、あるいは不登校であったりとか、そういう生徒に対応するようにしておるところでございまして、決して北栄町がそういうことで手を抜いておるということはありませんので、御心配なさらないようにしていただきたいなと思います。何とか子どもたちが元気で学校に行けるようにしてまいりたいなと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 阪本議員。 ○議員(13番 阪本 和俊君) その点も努力していただきたいと思います。  最近、認知症による行方不明者が全国的に多くなっております。1万5,000人以上と激増しておるようです。そうした人たちの中には、在宅介護の人たちが多いようですけども、徘回老人が急増して、交通事故が多発しておるというような発表もございます。地方の人口減少も進んでおりまして、空き家も7軒に1軒あると。今回、選挙の中でも選挙カーに乗って地域周辺見ますのに、空き家がたくさんございます。北栄町もそれに近いか、それ以上あるのではないかなという感じがしております。  自治体職員の鬱病、これも100人に3人、平均いるようです。北栄町では以前、鬱症状や体調不良で長期休養や退職など、そういった職員が続出したことがありました。任命権者である町長の職員採用の仕方や担当部署に対する適材適所の原則が間違っていたのではないかと思ったこともありました。仕事のできる職員を酷使したこともあったようですが、きょう現在、そのような職員は何人いるでしょうか。職員の勤労意欲が下がれば、結果的に町民が迷惑します。その点、お聞きしたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 認知症の方もおられますし、空き家もあるわけであります。そういうものにつきましては、それぞれ福祉課であったり、あるいは総務課等で対応しておりまして、交通事故に遭わないようにというようなことで、チップを使ったりしながら確認をするような、そういうシステムをとっておるところでありますし、また、そういう認知症の会等もあって、そういう認知症で苦しんでおられる、あるいは看護される方が苦しんでおられるような、そういう会合も持っておるところでありますし、認知症予防についても健康推進課あるいは福祉課と一緒になって取り組んでおります。空き家についても、今、調査中でございますが、危険空き家等についてはそういう補助金の制度等もありますので、そういうものを勧告しながら随時空き家解消に向けて取り組んでおるというようなことでございます。  職員の鬱病につきましては、担当課長のほうに説明させます。 ○議長(飯田 正征君) 手嶋総務課長。 ○総務課長(手嶋 俊樹君) 町長にかわりまして答弁します。  今現在、休職中の職員でございますが、5名ということでございまして、休職が明けた職員も含めますと6名ということでございます。以上でございます。 ○議長(飯田 正征君) 阪本議員。 ○議員(13番 阪本 和俊君) 全国平均の2倍ですね。十分、町長、副町長は、管理監督、指導、教育、そういったものに努めていただきたいと思います。  ドリーム農場の取り組みについて、県の有効求人倍率が全国平均よりも非常に高くなっています。鳥取県の人口減少を考慮されているとは到底思えないんです。先ほどの説明では理解できますが、やはり現状認識がなけなだめなんですよ。有効求人倍率が急増。これは全国の農業に携わる人たちの平均なんですよね。それから、全国の産業に従事するなんですね、それがつい最近、ハローワーク米子、これが発表しておりました。倍率が19.5、約2倍なんですよ。すぐ近くですよ。中部もそうなりますよ。先ほど町長が言われるそういった地域おこしの人たちが来てくれる。これから規模拡大して本当に来るのかどうなのか。非常に私は心配しております。設備はほんに立派です。それが実現すれば私はもろ手を挙げて賛成します。けどね、もう実態これなんですよ。これは年度中途ですよ。3月末になればもっとこれは上がると思いますよ。鳥取県の平均が16.8、こういう状況なんですよ。本当に自信がありますか。答えてください。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 有効求人倍率、高いということは承知しておるところであります。しかし、農業をやっぱりしたいという方もあるわけでありまして、そういう方たちに声をかけながらやっていくということをしたいと、こう思っております。有効求人倍率の中には農業も若干あるかとは思いますが、職を求めておられる方と、それから人を求める方と、ミスマッチということもあると思いますので、農業に特化したような形のそういう求人を求めてまいりたいと、こう思っております。当面は、今3名おるわけでありますが、十分今後のことも考えながら、規模拡大等も考えてまいりたいと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 阪本議員。 ○議員(13番 阪本 和俊君) 行政の事業というのはね、一旦スタートしたらもう後に戻れないんですよ。だからよっぽど慎重に検討されんとね、国がやれって言ったから創生事業やったなんて、鳥取県ぐらいのもんじゃないでしょうかね。どんどんどんどん、大臣の顔立てないけんとか、今なら補助金が多いから。あのね、周辺見てみなさいな。国民宿舎だって、建てるときは、しばらくはようても、リニューアルしたり、改造したり、そういうときからもうどんどんどんどん悪くなる。グリーンスコーレでもそうです。三朝町でも湯梨浜町でも持っておりますけども、頑張れるとこは何とかやってますけども、もう自然にそうなっちゃうんですよ。すごい不良債権が出ていきます。だからね、箱物は気をつけてって国も言っとるでしょう。当時の石破大臣も、前の片山知事もね、気をつけ、気をつけ、十分に検証してやりなさいてって言われとるのに、もうどんどんどんどん、大臣の顔を立てるたびに大きな投資したらね、後のツケが大変なんですよ。そういうことも含めてちょっと、あんまり計画どおりにどんどん進めるということが、非常に町民にとって大きなツケが回ってきますから、そういった点、何ぼええ説明されたって、私はなかなか理解できんということを申し上げておきたいと思います。  既に議会で議決をして事業も進んでおります。私も一人反対討論をしましたが、一人ではどうにもなりませんから、9月議会で条件つき賛成をいたしました。つまり当面、計画の70アールまででとめて、栽培技術の向上と有利販売の工夫をする中で、次のステップを踏むべきと思います。先ほど言いますように、自治体が経営して成功した事例をほとんど知りません、私は。こうした人手不足の進む中でね、ドリーム農場が作業員を何十人も抱えるとすれば、一般農家に影響するんですよ。農家の人手不足にもうストレートに拍車がかかります。したがって、農業振興どころか地域農業は衰退しますよ、これから。町の役割はね、意欲のある農業者へさらなる支援をしていただく、これが最善の策だと思っています。スイカ農家、あるいはナガイモ、ブドウもそうかもしれませんが、やっぱり順調に販売が軌道に乗っておる、そういったものを少しずつでもやっぱり面積、生産量を拡大して産地を守るという方向にされたほうが、もうこういう成功事例がないようなイチゴに取り組むなんていうことはね、私は初めから信じられなかったですが、町長はどう思いますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) スイカあるいはナガイモであったりブドウであったり、そういう農家にそういう支援をしてないというわけではありませんので、やはり今あるものは、頑張っておられる農家はしっかりと支援していくようにしておりますし、規模拡大に向けても十分な支援をするようにしておるところであります。今、施設園芸、かなりふえてきておりますので、そういうところもきちんとやっております。県下でも北栄町ぐらい施設園芸を盛んにやっておられるところはないわけでありますので、そういう意味でもしっかりと支援をしてまいりたいと思いますし、また、先ほど言いましたイチゴにつきましては、やっぱり新しい農作物の品目ということで、しっかりと取り組んでまいりたいなと、こう思います。人手のことも心配されるわけでありますが、パック詰めというのが、一番これが人手がかかるかなと、こう思っておりますが、まだまだそこまで、人手がかなり要るというところまでは行ってません。十分にそういう慎重に対応しながら規模拡大等を図っていきたいなと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 阪本議員。 ○議員(13番 阪本 和俊君) 先ほど町長もスイカの選果場の人夫が不足しておるということは、私もずっと以前から聞いておりました。高齢になっとっても頼まれて仕方なしに行かないけんという人もあります。したがって、やっぱりそういった、あれは夏ですから、今、イチゴは秋から春にかけての生産ですから、スイカには影響はないかと思いますけども、やっぱりラッキョウとか、あるいはほかのハウス農家との兼ね合いも考えれば、相当私はイチゴ工場による影響はあるなという感じを持っております。  次に、三陽合繊の跡地を買収されました。これは町長としては企業誘致の可能性があってのことだと思いますが、その予定はあるでしょうか。全国的に公共用地というのは処分、売却をする、そういった方向に進んでおるように思いますが、判断を誤っておられるのじゃないかというぐあいに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 質問にはございませんが、答弁はさせていただきますが、三陽合繊については、いつまでもあそこにあって、なかなか買い手がつかないという中で、北栄町が町で買い取りしたわけであります。今のところはどこということはないわけでありますが、今の建物の中で、2件ほどお貸しをしておるというようなことでございます。将来的にそこに進出したいという企業があれば撤退していただくということになろうかと思いますが、また、それとあわせて建物の撤去ということもあるわけであります。これはやっぱり進出する企業が確定しないと県のほうも補助金を出さんということがありますので、それにあわせて撤去ということを今考えとるとこであります。県のほうもそういう企業等も当たっていただいてるとこでありますが、なかなか今のところないということでございますので、しっかりと今後も県にお願いしたり、また町のほうでもそういうのがあれば積極的に探しに行くということしてまいりたいと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 阪本議員。 ○議員(13番 阪本 和俊君) 結局は工場誘致の企業が決まらないということになれば、いつまでも放置しておくということになるんですね。町が買収されて、地元の人は喜んでおられました。町がきちっと管理してくれるだろうということで。草が大変生い茂って、もう荒れ放題でございましたから。ただ、将来的に考えますと、そういった企業が見つからん場合、私は見つからんと思ってます。これだけ人材難になったところに企業が来るわけがないです。そういったことを考えますと、本気で町長は買収をされた責任をとって誘致のための努力をされたがええと私は思います。  次に、中部医師会から受動喫煙防止条例の制定についての陳情が提出されました。9月議会で教育民生常任委員会で審査をしました。壇上でも申し上げましたが、非常に残念な継続という結果になったんですが、中部医師会は肺がんの検診率が非常に低い、反面がんの発症率や死亡率も全国で一番多い、そういう現状に危機感を持っての行動でありました。  この資料、これも日本海新聞社にお願いをしてパネルで使わせていただきました。日本海新聞社は、こういう場所でうちの記事を使っていただくと非常にありがたいということでコメントしていただきました。  全部のがんの発症率が男子は鳥取県が全国ワーストツーですね。女性がワーストスリー。広島県は男女ともワースト1位なんですけども、死亡率が少ないんですね、なぜか。そういったことはあるんですよ。特に肺がんの場合は非常に危機感を持っておられます。そのために中部1市4町に対して受動喫煙防止条例をつくってくださいというお願いをされたということでございます。  この中部の議会ちょっと調べてみましたら、倉吉市議会、湯梨浜町議会、琴浦町議会が採択でございます。三朝町議会が趣旨採択でございました。  ところが北栄町の議会の教育民生常任委員会では、私を含めて2人が賛成、あと3人が反対でした。こういう重大な案件について反対の理由も言わないで終わるということは、非常に情けないんですよ。  そういったことがありましたから、中部の医師会館に私は行きまして、事務長に面談いたしました。よその状況はどうなんでしょうか。北栄町はこういう状況でした。非常に情けない話だなというぐあいに思いましたが、町長、いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 議会で議論されてそういう結果が出たということでございますが、確かに受動喫煙、本当に吸わない人に影響があるだろうと、こう思っとります。町のほうにおきましてもそれぞれ自治会等にもそういう公民館での喫煙であったりとか、あるいはその敷地内、あるいは公共施設での喫煙、あるいは敷地内での喫煙というのを強くお願いをしとるとこでありますし、公共施設は全てそういう一つの場所でするというようなことをしとるとこであります。条例あるないにかかわらず、やはり健康という中で受動喫煙の問題がありますので、そういう学校での指導であったり、そういうのを取り組んでおるとこでありますので、健康という中で、観点の中でそういう取り組みをさらに続けていきたいなと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 阪本議員。 ○議員(13番 阪本 和俊君) そういった取り組みをされるということは必要ではありますけども、やっぱり行政なり議会が一緒になって本気で取り組むという体制が必要だなというぐあいに思ってます。  今回私も広域連合の議会に議員として当選させていただきました。そういったことで広域連合でも中部1市4町が一緒になって取り組みましょうという動議を出したいということを既に、口頭ではありますが、提案をしております。  この資料、あんまり見ない皆さん資料だと思いますけども、町に資料提供求めて、これを提出していただきました。胃がん、肺がん、これは全国で一番、ワースト1位なんですよね。これ検診率も非常に鳥取県中部が一番悪い。中でも倉吉市が非常に悪いんですけども、北栄町は検診にかなり努力をされてずっと上がってきとります。非常にいいことだなというふうに思っとりますけども、やっぱり中部全体がよくならんとだめなんですよね。そういったことでそういった動議を出したいということを言っとるんです。ひとつ御理解をいただきたいと思います。  ここにわかりやすい資料があるです。この資料は病院に行けばあちこち置いてあります。がんによる死亡率が鳥取県は一番悪いけども、その中でも中部がだめなんですよ。検診率もちいたようなりましたけども、やっぱり中部が一番悪いんですね。だからうちだけが対応するんじゃなしに、やっぱり中部が中部の問題として取り組んでほしいなというぐあいに思ってます。ひとつこの点についても御理解いただきたいと思います。  この間、中部の医師会に行きましたときに玄関にこういう標語が掲示してありました。受動喫煙防止のためのやっぱり標語を募集したんですよね。ここに小学生は上です。それから下が中学生です。一般のもありましたけども、一般のは写真撮らなかったんですけども、北栄町の北条中学校の生徒さんが最優秀、優秀なんですよ。時間がありますけ、読んでみましょうか。中学生の部最優秀賞「煙減そのぶん笑顔が増えていく」、北条中学校2年、山本かりんさん。優秀賞「その一本あなたの寿命けずりとる」、北条中学校2年、西山沙月さん。同じく優秀賞「吸わないでたばこ一本ガンのもと」、北条中学校2年、永田蒼空さんですか。小学生は、倉吉市の学校の生徒です。こういった子どもたちの思い、やっぱり明るい未来を設定するためには、本気で行政が取り組まないけんと思いますよ。国のほうばっかし見とったってだめです。鳥取県が一番悪いんですから、特に中部が悪いんですから、北栄町だけじゃなしに、やっぱり中部として取り組むべきだと思います。その点、町長、いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 胃がん等については本当に中部が県下でも悪いということを承知しておりまして、昨年までですかね、3カ年間何とか胃がんのそういう検診をして胃がんでの死亡率を低めようというようなことでキャンペーンを行って、これは中部全域で行っております。少しは効果は出てるんではないかなと、こう思っとるところでありますが、やっぱり鳥取県、あるいは中部、そういうところで全県的な取り組みの中でやっていくべきだろうと、こう思いますんで、これは県の福祉保健部とか、ああいうところにも強く言ってまいりたいなと、こう思っとります。町としても一生懸命そういう住民の方のがん検診についての取り組みについてしっかりと説明して、そういう検診を、まず検診を受けてもらうことが大切でありますので、そういう検診率の向上に向けて取り組んでまいりたいと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 阪本議員。 ○議員(13番 阪本 和俊君) 喫煙防止条例というのは、たばこやめということじゃないんですよね。人混みとか家庭や人のおるところから吸わない。たばこ吸う人よりも近くにおる人のほうが影響が大きいということがあるんですよね。あんまり目に見えませんけども、我々の地域の中にもたくさん肺がんで亡くなっています。全国で89万人も推定で亡くなってるという現状を思えば、本気で取り組むのが当たり前でないかというぐあいに思ってます。どうぞひとつ町長もそういった理解をされて頑張っていただきたいと。  以上、質問終わります。ありがとうございました。 ○議長(飯田 正征君) 以上で阪本和俊議員の一般質問を終わります。
     次に移ります。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 1番、長谷川昭二議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) 長谷川昭二です。私は、次の3項目について町長に質問をさせていただきます。  最初に、憲法9条の改憲についてお聞きをします。  安倍自民党政権は、9条に自衛隊を明記する改憲論を打ち出しています。首相は、ただ自衛隊の存在を書くだけで何も変わらないと言いますが、何も変わらないのであれば憲法を変える必要はないと思います。  ところが法律の世界では、後からつくった法律は前の法律に優先するというのが一般原則とされているようであります。たとえ戦力の不保持、交戦権の否認をうたった9条2項を残したとしても後から自衛隊を保持するという項を加えたとするとこちらが優先することになり、9条2項が死文化されてしまいます。9条を9条たらしめているのは、2項にこそあるのではないでしょうか。この項があったから戦後、自衛隊は1人の外国人も殺さず、1人の戦死者も出してこなかった。2項が海外派兵を阻む壁になって立ちはだかってきたのではないでしょうか。これを死文化してしまったら、海外での無制限の武力行使が可能になってしまいます。ここに改憲の狙いがあると思います。  憲法9条は、自衛隊の海外派兵への歯どめだけでなく、軍事費を抑え、民生中心に経済を発展させてきた力になり、学術、文化でも戦前の軍事優先と決別して福祉の増進の基礎になってきました。住民の安全という観点からも平和憲法を守るべきと考えます。この問題についての町長の御所見を伺うものであります。  次に、国保の県単位化についてお聞きをします。  平成30年度から、国民健康保険の県単位化がスタートすることになっておりますが、いまだに国保料(税)の算定方式や納付金の試算額も明確なものが示されていません。これでは住民への周知期間が十分とは言えず、延期することも考えるべきではないでしょうか。いつどのように周知されるのかお聞きをいたします。  また、県単位化の問題点には、保険料(税)の大幅な引き上げが行われるのではないかという心配がされています。  その1点目には、保険料を決めるのはこれまでどおり市町村ですが、県が示す納付金や標準保険料率を参考にしなければならず、市町村にとっては医療費が上がれば保険料が上がるという圧力になり、住民への負担強化や医療費抑制の方向へ働くことになります。  2点目は、保険料(税)が全額徴収できなくても納付金の猶予、減額はなく、滞納分を見越して保険料(税)に上乗せをし、納付金を支払う可能性もこれまでの試算での事例から高くなるのではないかと見込まれています。滞納がふえれば保険料が上がるという関係が一層強化されるのではないかという疑問であります。  3点目は、保険財政が厳しくなれば、財政安定化基金から借り入れさせ、その返済は保険料(税)の引き上げで穴埋めするという指針が示され、一般会計からの法定外繰り入れをさせない仕組みになっています。これでは被保険者にとっては歯どめない負担増となるのではないでしょうか。  また、国民健康保険制度は、県が運営主体になり、どのように変わるのか、国保税の負担はどうなるのかなど被保険者への十分な説明責任が果たされているとお考えでしょうか、所見を伺います。  次に、危険空き家への対応についてお聞きをします。  空き家の中には2階建ての建物の屋根が朽ち、屋根瓦が道路に落下している危険な空き家も見受けられます。早急な対応が求められますが、こうした住民生活の安全性に問題を抱えている危険空き家の解消はどこまで進んでいるのでしょうか。現状と今後の計画について伺うものであります。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 長谷川議員の御質問にお答えいたします。  まず初めに、憲法9条の改憲についての御質問でございます。  この条文は、戦争の放棄と戦力の不保持及び交戦権の否認という構成でできています。これは国の方針として、戦争という選択肢は永久に放棄するので、その戦争に必要な軍備を一切持たないということであります。  しかしながら、1954年の自衛隊の創設や尖閣諸島・竹島問題、北朝鮮の動向など日本を脅かす国は幾つも存在しており、9条が現実に即していないことで現在の議論となっていると解釈しております。  安倍総理は、2020年までに憲法改正を目指す、憲法9条の1項、2項を残し、自衛隊について書き加えるとコメントし、自衛隊の合憲性を明文化する改憲を行うべきと考えておられるようでございます。  今後は憲法改正の手順にのっとって進められますので、私がこの点に関して所見を述べることは控えさせていただき、国の動向を注視していきたいと考えております。  次に、国保の県単位化についての御質問でございます。  平成30年度からスタートする国保新制度でございますが、政省令の公布、県の条例改正、システムの運用テスト等もおおむねスケジュールどおりに進んでおり、納付金の配分や標準保険料率につきましても10月23日に国から算定に用いる仮係数が提示され、年末までに各都道府県単位で平成30年度の医療費等を推計し算定することになっております。  本県では、算定方法や激変緩和措置、正確な市町村データの提出など十分なすり合わせを行い、仮係数による推計結果は12月18日の県の連携会議、いわゆる課長会議で示されることとなっておりますが、このたび示されるのはあくまで仮の数値であり、1週間後には国から確定係数が提示されることから、県の公表は確定係数による最終算定後になります。年末に国より確定係数が提示された後は、全国的なスケジュールに合わせ1月に県が確定係数により納付金等を確定し、それに基づき市町村は保険料率を算出し、本町は3月議会に条例改正案を上程することにしております。改正は全国的なことであり、延期ということは困難でございます。  保険税についてでございますが、この制度で被保険者に特に影響があるのが、保険税率がどうなるかであります。国保改革による納付金制度は、県内国保加入者の医療費等を全市町村で負担する仕組みであり、制度変更により負担総額がふえるものではないとされております。制度の基本的な仕組みとして、保険税は給付費の自然増に相応して増加しますが、国の責任として毎年約3,400億円の公費が拡充されることにより、増加が抑制される見込みであります。また、小規模保険者の財政リスクが軽減・緩和されることになります。納付金制度では、納付金を納めるために各市町村の標準的な収納率で割り戻して保険税総額を算出しますが、1人当たりの保険税額が急激に増加する場合には、できるだけ増加を抑制するために複数の激変緩和措置が講じられており、鳥取県の現段階の見込みでは現在の保険税水準と大きな変動はないとされております。  納付金等が確定するのは1月であり、現段階では具体的な増減についてはお示しすることはできませんが、引き上げとなる場合は大幅な負担増とならないよう対応したいと考えております。  このたびの改正は、国保の財政運営の仕組みを変更するもので、被保険者の医療の受け方には変更がありません。被保険者の資格管理、保険税の賦課徴収、保険給付など身近なきめ細かい事業は今までどおり市町村が行いますので、各種申請・届け出窓口も変わりません。  新制度については、町報、ホームページで幅広く広報するほか、被保険者の方には、窓口での申請時に丁寧に説明するとともに、被保険者証の切りかえ時や納税通知書・高額療養費の通知には変更箇所についてのチラシを同封するなど、個別にお知らせをしてまいります。  次に、危険空き家への対応についての御質問でございます。  危険空き家につきましては、これまでの取り組みとして、平成26年に北栄町空き家等の適正管理及び有効活用に関する条例を制定し、これに基づき、老朽危険空き家の実態調査及び把握、所有者への改善指導を行っております。  該当物件の把握につきましては、平成25年度に全町にわたり調査を実施いたしました。その後は町民皆さんや自治会などから寄せられる情報をもとに、適宜把握を行っているところでございます。  現在の空き家件数といたしましては危険度まで判定し台帳で管理している空き家が131件、このうち周囲への影響がある老朽危険空き家が43件となっております。また、今後調査を行う予定のものが別に35件はありますので、全体として166件空き家があると認識しております。  所有者への改善指導につきましては、口頭による助言や文書通知による指導などを行っております。指導書の通知件数で申し上げますと、平成27年度は7件、平成28年度は21件、そして今年度は3件となっております。昨年度は中部地震の影響で危険な状態に転じた空き家も多く、21件の指導のうち18件が地震以降に行ったものでございます。  条例の規定では、指導以上のものといたしまして、勧告、命令、罰則、そして行政代執行となっております。勧告はこれまで数件行いましたが、それを超える措置を行った実績はございません。  また、改善指導と並行して、所有者の改善を促進する手段として除却費用に対し補助金を交付しております。補助対象となる空き家は、老朽危険空き家として指導書による指導を行ったものとしております。補助金交付件数を申し上げますと、平成27年度は2件、平成28年度8件、今年度は現在まで3件となっており、やはり昨年度は地震の影響が大きくあらわれております。  次に、現在の取り組み及び今後についてでございますが、地震により危険に転じている空き家も多くあることから、改めて全町的な調査を開始しているところでございます。これまで把握し、危険度が高いと判定していた物件を優先的に再調査し、その後、全体にわたる危険度を把握していく予定でございます。調査結果により必要なものにつきましては、これまで同様に所有者への改善措置を求めてまいります。  空き家問題が顕在化し、国の法律も整備され、危険空き家対策に行政がかかわることとなりましたが、現在でも空き家の適正管理は所有者・管理者が行うべきことに変わりはありません。さまざまな個別事情により老朽危険化したもので一朝一夕に解消するものは数多くはありませんが、周囲に暮らす住民皆さんの安全な生活が守られるよう対策を行ってまいりたいと思っております。 ○議長(飯田 正征君) しばらく休憩します。(午前10時27分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 休憩前に引き続き再開いたします。(午前10時45分再開)  長谷川議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) 再度質問をさせていただきます。  最初の憲法9条の改憲については、町長のほうからは今の国の動向を見守りたいということで意見は差し控えるということでありました。  ただ、再度お聞きしたいんですけれども、今の平和憲法があったからこれまで日本は平和で繁栄ができたというふうに私は考えているんですけれども、町長はその点についてはどうお考えでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 確かにその憲法のおかげでそういう平和を守れてきたんだろうと、こう思っとりますが、状況も今だんだんだんだん変わりつつあるというようなことであります。その中で改憲ということが出てきたんだろうと、こう思いますので、国のそういう議論を見守りたいと思っております。 ○議長(飯田 正征君) 長谷川議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) これ以上お聞きはしませんけれども、私は今の政府の行おうとしてる軍事対応だけではやっぱり危険がさらにエスカレートしていくんではないかというふうに思いますし、それでは平和が守れないということになるんではないかと思います。現状を憲法に合わせるということではなくて、平和憲法に沿って外交的努力などを行って問題を解決していくということが求められているんではないかということを申し上げたいと思います。  次に、国保の県単位化についてお伺いします。  1月に納付金等、標準料金等の決定が確定なされるようでありますけれども、来年の4月からというスタートにあって非常に間際までなかなかどうするのかということが最終的なことが決まっていかないという状況にあるのではないかと見ておりますけれども、大幅な引き上げ増にならないように対応していくということでありましたけれども、県単位化になって国保財政が悪化した場合、そういう場合には国にやっぱり財政負担、先ほど3,400億円という話がありましたけれども、町村会ですか、まださらにというか、1兆円国の負担がなければやっぱり本当の意味で健全財政にはなっていかないということが言われていますけれども、やはり財政が悪化した場合には国に財政負担求めていくということもやりながら、町としても一般会計からの繰り入れなどを含めて高過ぎる国保税抑制する、そういう努力をすべきだと思いますけども、この点についてはどう対応していかれるのか。一般会計を繰り入れてでも大幅な引き上げを抑えていくのか、その点についてはどのように考えておられるんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 赤字になった場合、町はどうするのかということでございますが、基本的には県が保険者になるわけであります。県のほうを通して国のほうにそういう財政支援等をお願いするということもあると思います。  町がどうするかということでございますが、やっぱり保険制度でございます。これ保険というのは相互扶助でありまして、やっぱり加入者がそういう掛金を払いながら運営していくというのが実態だろうと、こう思います。その中で制度的な中で国の支援であったり、あるいは県の支援等があるわけでありますので、その中でやっていくというのが筋だろうと思いますので、やはりそういう保険者、被保険者が負担していくというのが一般的な考え方だろうと、こう思っております。町といたしましてはまだそういうところまでは考えていないところでございまして、今後どうなるかということ推移を見守って検討してまいるということになろうかと思います。 ○議長(飯田 正征君) 長谷川議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) 現在の国保税の算定方式は、所得割、資産割、被保険者均等割、それから世帯別平等割と、こういう4方式でありますけれども、ほかに所得割、被保険者均等割、世帯平等割という3方式でやっている自治体もあります。今回こういう方式も含めて協議がなされてるようでありますけども、この選択に当たってどんな方針を持って臨まれているのか、その点についてお聞きしたいと。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今、北栄町は4方式でやっとります。3方式でやっとる市等もあるわけでありますが、基本的には4方式が多いということであります。北栄町も現在のところは引き続き4方式でやろうということを考えとるとこでありますが、3方式、4方式比較して、やっぱり極端に保険税が上がる方等も、そういうことも比較しながらやっていきたいなという基本的なことはあるわけでありますが、今のところは4方式でやっていこうということで考えとるとこであります。 ○議長(飯田 正征君) 長谷川議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) 確認しますけれども、給付金等の額が確定すれば両方の4方式あるいは3方式で試算をして上がらないほうで、3方式もあり得るということなんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 当初、県全域でどうしようかという話がございました。3方式にしたほうがいいでないかとか、あるいは4方式にしたほうがいいでないかなということがありまして、ちょっと、じゃ、比較してみなさいよというようなことで、県のほうにもお話しさせていただきまして、その中で4方式のほうが我が町には適しているんではないかなということで4方式ということを基本的に考えておるとこであります。 ○議長(飯田 正征君) 長谷川議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) 4方式が我が町に適しているというのは、どういう点を見てそういうふうに選択されたのか、その点具体的なことがあればお聞きをしたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) やっぱり所得割と固定資産割というのがあるわけであります。あとは均等割、あるいは個人割というのがあるわけでありますが、所得はかなり高い方もたくさんおられますので、やっぱりそういう方たちに全てそっちのほうに持たせていくということだけでなくて、ある程度今までのような形でやっていくほうが適切だろうと、こういうことで4方式ということで考えておるとこであります。 ○議長(飯田 正征君) 長谷川議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) 4方式を3方式にした場合には資産割がなくなるということなんですけれども、ただ、資産を仮に親などから引き継いでたくさん持っておられてもそれを所得がないためになかなか維持するのも大変という、そういう世帯もたくさんあるんだろうと思うんですけれども、また農家などはやっぱりどうしても作業場とかそういう母屋以外の余分な施設が要るわけですよね。そういうものも加味されてくるということになる今の現状は、やっぱり非常に割高にもなってきてるんじゃないかなと思うんですけども、その点については、ただ会計の運営上は資産割があったほうがいいということなのかもしれませんけれども、被保険者のそういう立場についてはどのようにお考えなんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 所得割だけになりますとやっぱり上限がありまして、そこで限られてしまうということがあります。そうするとほかの方にもこうやって負担がふえていくということになりますので、そういうことを勘案すると今の方式のほうがベターであろうと、こう思っとります。 ○議長(飯田 正征君) 長谷川議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) 先ほど町長は、国保は相互扶助で、被保険者の負担当然だということをおっしゃるんですけれども、国民健康保険法は第1条で、この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とするとあります。したがって、社会保障の観点から見れば、やっぱり誰もが医療を受けられるようにするということが国や保険者である自治体に求められているんではないかというふうに私は解釈をしております。  それを実現するためには、やっぱり今の国保税というのは非常に高いわけでして、私自身も見てみますと非常に被用者保険と比べて国保に入った場合、試算してもらったら非常に倍近くになると、そういう保険税なんですね。これは要するに雇用者の負担がないということがあって、国や自治体の負担がそれに見合ってないということなんだろうと思いますけれども、非常にそれに加えて高齢者も多く、医療にかかられる頻度も高いということがあると思うんですけれども、非常に所得に対して高い国保税というふうになってるのは町長も御承知だとは思いますけれども、やっぱりここを何とか自治体としては責任として当然国に負担求めることは必要でありますし、それと同時に自治体も努力をする必要があると思うんですけれども、例えば均等割などは本当に小さい子どもさんであっても1人、大人であっても幾らという均等で1人幾らということになってしまいますんで、そういうところをやっぱり子育ての観点からも軽減をしていくという、そういうことも以前に提案したことがございますけれども、やっぱりそういう軽減措置を行っていかなければ運営できないというのがこの公的負担、当然入らなければ運営できないというのは国保だと思いますんで、やっぱりそういう努力をしっかりとやっていただきたいということを申し上げたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 確かに国保、そういう負担感があると、こう思います。そういう中にあって国等もそういう制度改革する中で何とか財政的な維持、そしてまたそういう被保険者が持続的に治療受けれるというような体制をとられて今の制度改革があったんだろうと、こう思っとりますので、やっぱりそれをするためには国、県のそういう支援も必要ですし、町といたしましてもそういう財政的な支援というよりやっぱり健康づくりということで、病気予防という形の中でしっかり今、支援をしてまいりたいなと、こう思っておるとこであります。だんだん高齢化になって、そういう仕事を持たない方もこの国保に入ってこられるわけでありますので、そういう中にあってしっかりそういう健康づくりをしていきたいと思いますし、また財政的な面につきましてはそういう国等に要望しながらこの保険が持続するように進めてまいりたいなと、こう考えております。 ○議長(飯田 正征君) 長谷川議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) 危険空き家について再度お尋ねしたいと思います。  先ほど危険な空き家について地震の影響もあるので再調査をするということでありましたが、特に私がお願いをしたいのは、今々もう頭の上から瓦が落ってくると、こんなような状況はやっぱり早急に対処しなければ住民の皆さんの生活の安全性が脅かされるということになりますので、一刻も早くやっぱり取り組んでいかなければならないというふうに考えておるわけでして、その点でやっぱり法律的な問題もあるとは思うんですけれども、さきの中部地震のときにも、このときは所有者がたまたまわかったわけでありますけれども、倒壊寸前の家屋の解体ということも行っていただいたわけですし、やっぱり本当にもう待ったなしのところというのを限定して自治体で、行政でなければ対応できないという場合を、そこに限ってでも対応していかなければ本当に危険な状態というところがあると思うんですけれども、そこをどういうふうに考えておられるのか再度お聞きしたいというふうに思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 現在そういうのを調査しながら対応してるとこでありますし、危険空き家につきましてはそういう所有者と連絡とってやってるとこでありますが、詳細につきましては担当課長のほうに説明させます。 ○議長(飯田 正征君) 手嶋総務課長。 ○総務課長(手嶋 俊樹君) 町長にかわりまして答弁いたします。  今、議員言われたとおり、この前の地震のときには早急な対応ということで半ば行政代執行のような形になりました。町としましても、所有者の方と連絡をとりながらという話ではございましたけど、もしかしたらお金の回収ができないということも踏まえての実施でございました。今、議員言われたとおり、もし今後そういうのが出てくる、あるいはすぐにでも撤去が必要だということがあれば、ここは町の決断ということで代執行もやむを得ない場面も出てくると考えております。 ○議長(飯田 正征君) 長谷川議員。 ○議員(1番 長谷川昭二君) ぜひ住民生活の安全を確保するという観点から、なかなか全てそういうことで対応するということは難しいと思いますけれども、やっぱり本当に対応しなければならないというところを見きわめてぜひ早急に対応していただきたいということを申し上げまして、私の質問終わります。 ○議長(飯田 正征君) 以上で長谷川昭二議員の一般質問を終わります。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 14番、野田秀樹議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 14番、野田秀樹でございます。新人でありまして、本定例会において初めて質問させていただきます。よろしくお願いいたします。  私は、町内の空き家対策についてお伺いいたします。  近年、空き家が増加していることは皆さんも御承知のとおりでございますが、北栄町だけでなく県内の他の市町村はもちろん、全国的に増加しております。10月に新聞に載っとりましたけども、総務省の2013年の住宅・土地の統計調査によりますと、全国の空き家数は820万戸に上り、住宅総数に占める割合は13.5%となったということでございます。2008年の調査と比べまして63万戸がふえ、空き家率は0.4ポイント上昇したと言われております。いずれも過去最高を更新したとなっております。鳥取県の空き家の率は、空き家率ですね、14.4%とありました。  我が北栄町の空き家率は、どうなのかお聞きしたい。  そしてそうした中で我が北栄町の空き家の現状はどうかということで、例えば3段階に分けた場合、一つは手を加えなくてもすぐに入居可能な物件、それから入居するには多少修繕を必要とする物件、もう一つが修繕も不可能な物件、このように3段階に分けた中で、すぐ入居可能な物件と多少修繕を必要とする物件を所有者と情報を密にして、ホームページで紹介してはどうかと思います。  現在の北栄町のホームページに出ております空き家情報バンクのように単に写真、あるいは空き家の間取り、そして小学校まで何分かかるとか、最寄りのバス停まで何分かかるとか等々そういった簡単な情報の提供ではなく、もっと実のある情報を提供してみてはいかがなものでしょうか。せっかく入居が決まり、いざ住んでみたけども、予想と違っていたというようなことがないように、また入居先を探している人たちに目にとまるような情報提供をするべきではないでしょうか。空き家情報バンクに登録していただくのを待つのではなく、空き家情報バンクに登録できる物件を町と自治会と空き家の所有者とで連携して掘り起こすことが必要ではないでしょうか。ましてや空き家情報バンクを知らない所有者の方もございます。空き家情報バンクをもっと身近なものにする必要があるのではないでしょうか。町長の考えを伺いたいと思います。  そして先ほどの長谷川議員とダブりますけども、修繕不可能な物件ですけども、昨年の10月21日に被災した物件も含めて何棟ぐらいあるのか、町はどのぐらい把握されているのか、今後、町としてどう対処されていくのか、ダブりますけども、御回答願いたいと思います。  以上、壇上での質問を終わります。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。
    ○町長(松本 昭夫君) 野田議員の御質問にお答えいたします。  町内の空き家対策についての御質問でございます。  まず、町の空き家の状況についてでございますが、以前、空き家調査を実施していますが、昨年の震災で影響があった物件、時間が経過した物件等もあることから、再度、危険空き家の調査を行っており、再調査が終了している空き家が131件あります。今後、調査予定の35件の物件を合わせて、全体で166件あります。率にしましては、ここにはまだ計算をしてませんが、大体5,200件ぐらい北栄町にありますので、そのうちの166件ということだろうと、こう思っとるとこであります。  そのうち、空き家状況の比較的良好と判断された物件が88件あり、その88件の利活用を目的として、調査終了した物件が54件あります。  調査終了した物件の内訳は、空き家バンクへの登録が2件、今後、所有者の利活用について説明していく予定が26件、利活用不可能と判断した物件が26件となっております。  利活用を目的として調査が終了していない34件につきましては、引き続き調査を進め、空き家所有者へ利活用を推進していく予定でございます。  町では、空き家の利活用、町外からの転入者等へ移住・定住に利用していただく目的で、空き家情報を空き家バンクとして町のホームページで情報を公開しております。  空き家バンクは、町内の空き家を調査し、危険家屋以外で所有者が空き家バンクへの登録意思を持たれ、鳥取県宅地建物取引業協会等と調査し、現在のままで利活用可能な物件や小規模改修で利活用可能な物件の情報を町のホームページで公開しております。なお、現在は12件の登録がございます。  利活用が困難な物件については、老朽危険家屋としてその情報を総務課に情報共有してるところであります。  空き家バンクの情報内容につきましては、空き巣等の防犯上の理由から詳細な内容は控えてる場合があります。例えば所在地については、番地までの公開ではなく、自治会名等までしか公開しておりません。なお、登録物件に興味を持たれた利用希望者には、所有者、町、仲介業者などで空き家を案内し、空き家の詳細状況を確認していただいております。  今後も空き家情報を取りまとめ、利活用可能な空き家を空き家バンクへ登録していただけるよう所有者に説明を行い、空き家の利活用を推進してまいります。あわせて周辺の情報等も掲載をしたいと考えております。  また、町外からの転入者がそれぞれの自治会の決め事や負担等がわからないまま転入されてしまうと、後々に自治会とのトラブルになる心配があることから、移住相談のあった方や空き家バンクを利用した転入者には、自治会長に連絡するなど、地域につなげているところであります。  次に、修繕できない物件についてでございますが、修繕できないイコール危険な状態とは言い切れませんが、危険な状態のものについては、先ほどの長谷川議員の質問への答弁と同じ内容となりますが、所有者への改善指導を行うとともに、要件を満たすものであれば除却に対して補助金を補助しながら危険状態の改修を図ってまいります。 ○議長(飯田 正征君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) そのことについてでございますけども、他の市町村も空き家対策、空き家再生等に独自にいろいろ考えておられます。我が北栄町にとっても今後の重要な課題として、早急に対処していかなければいけないと思います。  皆さんも見られたと思いますけども、先日、先日といっても10月なんですけども、新聞に地域の魅力再発見という大きい見出しで空き家解消へ取り組み拡大という記事が出ていました。その中で県西部では、家活プロジェクトと銘打ち、空き家活用の勉強会、家活セミナー等を開いて積極的に取り組んでおられます。  そして日野郡内では、奥日野古民家ネットを立ち上げて、再生した古民家を利用して農業体験、そして手打ちそばなどで利用者をふやしておられます。  また、南部町では、町が空き家を借り上げ、総事業費1,400万円で整備して、地域のイベント、子ども会、中学校の勉強会、楽器の練習等でほぼ毎日のように利用があるそうです。オープンから半年で1,000人以上の利用があるそうです。  それから安来市に山陰ステキ不動産というのがありまして、この山陰ステキ不動産、角社長と言われるですけども、41歳という若い社長さんですけども、先日、お会いしてきまして、いろいろとお話を伺いました。角社長いわく、空き家所有者が費用かけてリフォームしても借り手があるとは限らず、リスクを恐れて活用に踏み切れないという現実があるそうです。そこで山陰ステキ不動産、この会社が所有者から借り上げた空き家を自費でリフォームし、入居者を探して転貸して、独自の手法でリフォームのコストを抑え、入居者から得る家賃と所有者に支払う借り上げ料の差額で利益を生み出すというようなことをやっとられます。所有者は、リスクを負うことなく家賃収入を得られるという方法です。既に20棟を超える実績を上げられております。大体年間10棟を目標にしておられるそうで、平成30年は既に5棟の申し込みがあるそうです。こういった事例、実例などを大いに参考にして、我が北栄町も考えていかなければならないと思います。  先日、11月27日に鳥取県の主催で空き家等の活用によるシェアハウス・ゲストハウス勉強会というのが湯梨浜町の中央公民館を会場としてございました。2件の事例発表と整備にかかわる法令と県による補助金、この補助金といいますのが鳥取県若者地域定着促進事業補助金というものでございますけども、これの説明がありました。北栄町からは私のほかに町の職員さんと地域おこし協力隊の方、2名の方が参加されておりました。参加していない町村もある中、2名の参加があり、北栄町もこの先空き家対策、空き家の利活用に積極的に取り組んでいただけると考えていますけども、その辺のこと町長としてはどうお考えなのかということを聞きたいと思います。  それからそういったことも踏まえてワーキングホリデーを推進していく中、体験される学生さんたちの受け入れ先というのが昨日もちょっと出とりましたけども、そういったことを空き家を活用したゲストハウスあるいはシェアハウス等の整備をしてそういったワーキングホリデーで学生さん泊まれるところを考えていくことはできないのか、その辺もお聞きしたいと。  それと今後……。 ○議長(飯田 正征君) 野田議員、途中で、続けてたくさんの質問ですとちょっと整理が難しいかなと思いますんで、できましたらここらで。済みません。 ○議員(14番 野田 秀樹君) ならもう一つ、では、今後こういった勉強会、あるいは他の自治体との情報を参考にしながら町として取り組んでいただけるのか、町長の考え方を伺いたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 空き家の利活用についての御提案でございます。大変いい御提案をいただきました。いろいろなまちがいろんな形でこの空き家を活用して地域の活性化にも図っとられるということでございます。現在12件ほどしか情報バンクには今、空き家の登録はないわけでありますが、まだまだ利活用できるものもあると思います。ただ、仏壇があるとか、あるいは正月に、盆に帰ってくるとかいうことでなかなか登録されていない方もあるわけでありまして、そういう方は仕方ないにしましても、そういう登録して貸してもいいとか、あるいは売ってもいいというようなことがあればそういうことを勉強させながらそういう利活用について考えていきたいなと、こう思います。  それから今、空き家バンクの話をしましたが、空き家を持っとられる方は売りたいということはあるわけでありますが、入られる方は借りたいと、こういうミスマッチもありまして、そういうところをどうしていくかということもあるわけでありますが、所有者の方等と、また借りたいという方との話をする中でどういう形がいいのか、ほかのまちどういうことをされとるのかということも、多分ほかのまちも同じようなことがあると思いますので、どういう形でやっておられるのかということをよく勉強させながらその空き家の利活用について考えてまいりたいと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 仏壇とかそういったのがあって手放したくない、あるいは貸したくないという方が実際におられるわけでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 盆に帰ってくるとか、あるいは正月帰ってくるとかというような方もおられまして、なかなか手放されないという方もおられます。 ○議長(飯田 正征君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) 私がちょこちょこ聞いた話によりますと、たまに帰ってきて仏壇に手合わせる、墓参りするというのもあるんでしょうけども、たまに帰って草刈り、あるいは垣根を刈ったりするのが大変だと言われる方のほうが多く思われますんで、その辺を踏まえて貸し出し、あるいは売るというやな話はできないものでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当のほうがどういう話をしとるかわかりませんけど、そういう登録されていない方はやっぱりそういう思いを持っとられる方もおられるということであります。話しする中で、何とかできませんかという話はできると思います。しかし、これ本人の思いでありますので、やっぱり先祖の家は守りたいとかそういう、あるいは年とってから帰ってくるんだというような方もあろうと思いますので、しっかりとそういうことは話をしながら、登録される方はやっぱり登録していただくようにお話をさせていただきたいなと思います。 ○議長(飯田 正征君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) そこで先ほど言いましたように空き家の持ち主と町と自治会とが連携をとって空き家情報バンクに詳しい情報を載せるというのが、そういった考えはないんでしょうかね。先ほど変な話、泥棒とかそういったことに関して危険だということがありましたけども、北栄町のホームページでは、北栄町は、海、山、砂丘があり、農業が盛んで、スイカ、ナガイモ、ラッキョウ、ブドウなどの栽培がされており、新規就農者をサポートする制度もあり、移住して農業を始める方もおられます等々町のアピールはしてありますけども、実際に住もうとする物件を見ても、ホームページの中で、その状況がわからないのが現状ではないでしょうか。  私も見ておりますけども、2件一応空き家情報バンクに登録されておりますけども、そういった簡単なことしかわからないんですけども、その物件の所有者とその物件のある自治会と町がもう連携を密にして、その地域の情報を提供してはいかがなものでしょうか。例えばその空き家情報バンクのページの中に地域の情報とかクリックしたら詳しい内容が見えるように、何々自治会は戸数が何軒あり、人口が何人ですと、そのうち未就学の子どもが何人、小学生が何人、中学生が何人、そしてこの自治会では1月には自治会挙げてとんど祭りをしますとか、2月には公民館で作品展をしますとか、4月には花見等々あります。12月には例えば子ども会と老人クラブによるクリスマス会をしますとか、そのほか各種団体、おやじの会だとか、女子会だとか、さまざまなサークルがありますというようなことを言って、そういったことも載せて、例えば小さい子どもさんを持っとられる方が北栄町に来たい。ただ、空き家情報バンクを見てもここは子どもがおるんだろうか、どんなとこなんだろうかと、そこをやっぱりわかるようにしたらどうでしょうか。あるいは海が近く釣りが楽しめますとか、山が近く山菜がとれますとか、公園が近くにあり、散歩ができます、あるいはそれこそ遊休農地があり、入ってこられたら田んぼがありますよと、使えますよとか、畑が使えますよとか、そういったことを載せて、これも写真とかでも載せて掲載すればより詳しい情報が提供できるのではないでしょうか。そうすることで入居される方に北栄町に長く根づいていただき、いずれは入居している家を買い取ったり、あるいは近くに家を建てたりすることになるのではないでしょうか。そして町長の理念でもあります北栄町に住んでよかったとなるのではないでしょうか。ぜひとも検討していただきたいと思います。町長の考え方をお聞かせください。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 大変いい、そういう提案をしていただきました。本当にただ写真1枚載せて、それだけではなかなか見られた方も、じゃ、移住しようかなという気持ちにもなかなかならないと思いますので、やっぱりそういう詳細なものも載せる必要があるんだろうと、こう思いますので、自治会長等とも相談しながら載せるものは載せていくということをしていきたいと思いますし、それから地域のそういう施設であったりとか、あるいは買い物できるところとか、医療機関とか、そういうものも載せることも必要だろうと思いますので、そういうのも載せながらやりたいと、こう思いますので、自治会長等とも十分協議しながらやっていきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 野田議員。 ○議員(14番 野田 秀樹君) ありがとうございます。  やはり自治会を巻き込んで連携を密にしていかないと、例えばこれは町は関係しとらんのですけども、たまたまどっかの不動産屋さんで入ってこられた方が、とある自治会にあるそうですけども、村のつき合いを一切されん。誰に聞いてええかもわからんし、なかなか顔を合わせても挨拶もされんというようなことで、言ってみれば従来から住んでおられる方からはいえばもう怖いわけですよね。だけそういったことがないように、やっぱり登録されるのを待つのではなく、やっぱり所有者と自治会と町とが連携を密にして空き家情報バンクに登録されるのを掘り起こしていくということが必要ではないかと思います。その辺町長、どうお考えでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 待ってるだけでなくてそういうことも必要だろうと、こう思いますので、そういう形で自治会長会等で話しながら空き家の登録に向けて取り組んでまいりたいと、こう思います。 ○議員(14番 野田 秀樹君) ありがとうございます。以上で終わります。 ○議長(飯田 正征君) 以上で野田秀樹議員の一般質問を終わります。  次に移ります。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 秋山修議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 秋山修です。今回は地方公会計への取り組み状況と今後の活用について質問します。  質問をする前に、当然のことだと思いますが、質問に当たって基本的に考えていることが2点ありますので、お話しします。  1点目は、常に健全な財政を目指して町財政が運営されることが大切だと思っております。  2点目は、住民のために最小の経費で最大の効果を上げるために財政運営はなされていかないといけないと考えております。  その上で今回は大きく3つに分けて質問します。  1点目は、どちらかというと過去の話で、合併後現在までの財政運営をどう評価されているのか。  2点目は、現在のことになるんですけども、今年度から導入されているであろう地方公会計への取り組み状況を質問していきます。  3点目は、将来のことになると思いますけども、地方公会計を導入することにより総務省は見える化だとかセグメント化分析などに活用してくれと言っているわけですけども、その活用状況をどういうふうに考えておられるかというのを質問していきたいと思います。  1点目ですけども、合併から現在までの財政力指数、経常収支比率、将来負担比率、実質公債比率、人口当たりの職員数、人口1人当たりの人件費・物件費の推移と現状計数の認識、近隣の町及び類似団体との比較、これらを踏まえた上での町財政は健全と考えているか。問題点があるとしたら、それは何か。また、これらの今後の目標値を伺います。  2番目に、今年度から導入されているだろう地方公会計の取り組み状況についてです。  現金主義に加えて発生主義・複式簿記の導入を図り、固定資産台帳の整備などによる地方公会計への取り組み状況及びその対応は、どのように進んでいるか伺います。  例えば仕訳の時期・担当部署は、どのような対応か。  ことし3月31日の開始の貸借対照表ですけども、ここから見えてきたものは何か。固定資産台帳の整備から試算された有形固定資産減価償却率、以前は資産老朽化率とも呼んでいたようですけども、それと町の公共施設等総合管理計画との整合性を、できれば具体的な施設を例に挙げて説明していただきたい。  3点目ですけども、地方公会計導入により、見える化とかセグメント分析などへの活用が求められているところですが、PDCAサイクルを活用した上での予算編成への活用、貸借対照表など財務四表を予算策定時の期末のものを試算する予定はないか。財務諸表を施設別、事業別にセグメントすることによる分析を、今後の財政運営にどのように活用するのか。また、地方公会計の取り組み状況及び成果をホームページ、町報などを活用して町民へ周知する必要があるのではないかと、こういうことについて町長にお伺いします。  以上、壇上での質問を終わります。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 秋山議員の御質問にお答えいたします。  地方公会計への取り組み状況、今後の活用についての御質問でございます。  合併後から現在までの財政力指数等の推移と現状計数の認識、近隣町及び類似団体との比較についてでございますが、まず、財政力指数は、地方公共団体の財政力を示す指標でございますが、合併後の平成17年度の数値は0.33で、平成20年度の0.37をピークに少しずつ下がっており、平成24年度の0.31から平成27年度まで横ばいが続いております。近隣町、類似団体との比較ということで、類似団体の数値が平成27年度分までしか公表されておりませんので、平成27年度の数値で比較させていただきますが、近隣町の湯梨浜町が0.27、琴浦町が0.38でございます。全国市町村の人口や産業構造により分類された北栄町の属する類似団体の平均値は0.28でございます。類似団体の平均よりは少し高い数値となっております。引き続き歳入確保に努めるとともに、行政の効率化を図ってまいりたいと考えております。  次に、経常収支比率では、財政構造の弾力性を判断するための指標でございますが、平成17年度が85.6%で、平成27年度が86.3%でございます。湯梨浜町が84.7%、琴浦町が88.4%、類似団体が85.9%でございます。類似団体より少し高い数値となっており、これは下水道事業特別会計への繰出金、公債費、扶助費が高どまりしていることが原因でございます。借り入れ抑制などによる公債費の縮減など経常経費の抑制に努める必要がございます。  次に、将来負担比率は、借入金など現在抱えている負債の大きさを財政規模に対する割合であらわしたものでございますが、平成19年度からの数値でございますが、平成19年度185.2%で、平成27年度が87.9%、湯梨浜町が6.3%、琴浦町が122.3%、類似団体が68.8%でございます。一般会計、下水道会計の起債残高の減少により年々改善しておりますが、まだまだ両会計ともに高どまりしており類似団体より高い数値となっております。残高の減少により比率も減少する見込みですが、可能な限り財政調整基金を減らさないよう財政規律に努め、将来負担に備える取り組みが必要であると考えております。  次に、実質公債比率は、借入金の返済額の大きさを財政規模に対する割合であらわしたものでございますが、平成17年度が17.8%で、平成27年度13%、湯梨浜町が14.8%、琴浦町が12%、類似団体が10.7%でございます。過去の大型事業債が終了しつつあり、数値が改善される要因となっていますが、類似団体と比べ依然高い数値となっているため新たな起債事業はより厳選の上、慎重に進めるなど改善の取り組みを進めていきたいと考えております。  次に、人口1人当たりの人件費で、職員の給料、手当、共済費などでございますが、平成17年度が9万3,135円で、平成27年度が8万1,681円で、湯梨浜町が8万2,191円、琴浦町が8万5,169円で、類似団体が9万2,139円でございます。  次に、人口1人当たりの物件費で、臨時職員の賃金や需用費、いわゆる維持補修費などの消費的性質の経費でございますが、平成17年度5万9,555円で、平成27年度が6万8,861円で、湯梨浜町が5万3,082円、琴浦町が8万8,076円、類似団体が8万9,744円でございます。人件費、物件費とも、類似団体より低い数値となっております。  全体の財政指標で見ると、類似団体と比較すると経常収支比率、将来負担比率、実質公債比率がともに高くなっております。どの比率も、一般会計の借金の返済に加え、特別会計への繰出金など、公債費に準ずるものを含めた実質的な公債費相当額で算出されることとなっており、本町の場合、特に下水道事業特別会計への繰り出しが大きく影響していると言えます。  今後の見通しといたしましては、一般会計の地方債の償還のピークは超えており、また、下水道事業特別会計の起債残高が今後減少していく予定ですので、いずれの数値も減少していくものと見込んでおります。  町財政は健全と考えているかということでございますが、昨年度の地震対応などにより大幅に財政調整基金を取り崩しました。経常収支比率も上昇しており、平成28年度は92.3%と90%を超えたということは硬直化が進んだということと評価せざるを得ませんが、財政指標上危機的な状況とまでは言えない状況でございます。ただ、地方交付税の減額は確実で、税収の減も懸念される状況でございます。  目標数値については特に設定をしておりませんが、先ほど述べました厳しい財政状況にある中、健全財政を推進していくために他団体と比較可能な指標を用いて課題を明確にしながら、今後ともより一層行財政改革に取り組むとともに、真に必要な事業を選択し、将来を見据えた財政運営に努めてまいりたいと考えております。  次に、発生主義・複式簿記の導入及び固定資産台帳の整備などによる地方会計への取り組み状況及び対応についてでございます。ことしの4月から、これまで活用していた財務システムをバージョンアップし、全ての科目に複式簿記にかかる仕訳区分を設定して、各職員が伝票入力するごとにリアルタイムで仕訳が行われるシステムとなりました。これにより複式仕訳の自動処理化が可能となり、出納整理期間終了後に決算処理が可能となる予定でございます。  固定資産台帳の整備につきましては、平成26年度から平成28年度の3年間で整備を行い、固定資産の台帳については、固定資産管理システムで管理を行っており、これらもことしの4月から財務システムと連動して、固定資産の増加に係る支出伝票を起票する場合や逆に財産の売却に係る伝票起票時には、固定資産管理システムが同時に立ち上がり、固定資産台帳への登録や売却による処分を入力する流れになっており、資産の増減に関する複式仕訳と固定資産台帳への登録を同時に行うことで、固定資産台帳への登録漏れを防ぐとともに、固定資産台帳をリアルタイムで更新することが可能となっております。  次に、仕訳の時期・担当部署についてでございますが、仕訳方式には、期末一括仕訳方式と日々仕訳方式があり、北栄町は、日々仕訳方式を導入しております。違いは、伝票入力ごとにリアルタイムで仕訳を行うか、年度末に一括して仕訳を行うかという点でございます。  期末一括仕訳方式を採用した場合には、1年分の伝票データの仕訳・内容確認をまとめて行うこととなり、かなりの業務負荷になるのを危惧して、日々仕訳を導入しております。  担当部署につきましては、日々の伝票入力は、各課職員が行い、最終的に、財務書類の作成については、企画財政課が担当することになりますが、現在、地方公営企業法を適用しているのは水道事業会計のみでございます。地方公営企業法では、施行規則により決算報告書の様式として、決算報告書、損益計算書、貸借対照表等を定めており、それに基づき北栄町水道会計規程に定めて提出しております。  地方公会計に基づく財務諸表の対象範囲として、連結会計として公営企業会計も定めており、それぞれ指標となる数値を企画財政課へ提出し、分析することになると考えております。  地方公営企業法を適用しているのは水道事業会計のみでありますが、平成31年度をめどに下水道事業特別会計、風力発電事業特別会計も法適用の準備を進めてまいります。  次に、平成29年3月31日の貸借対照表から見えてきたものは何かについてですが、開始貸借対照表を作成できるのが来年3月の予定であり、それを分析し、説明をさせていただきたいと思いますので、現段階では困難でございます。  次に、有形固定資産減価償却率と町公共施設等総合管理計画との整合性を具体的施設を例に説明をということでございますが、総務省の統一的な基準による地方公会計マニュアルによりますと、貸借対照表を作成することで有形固定資産のうち償却資産の取得価格額等に対する減価償却累計額の割合を算出し、資産老朽化比率として把握することができるようになり、町の資産全体としての老朽化度合いを把握することができるようになるだけでなく、施設類別や個別施設ごとの資産老朽化比率を算出することにより、老朽化対策の優先順位を検討する際の参考資料の一つとすることができ、優先順位を踏まえて予算編成につなげることが期待されております。しかし、先ほども述べましたとおり、貸借対照表の作成が来年3月の予定でございますので、現段階での説明は困難でございます。  次に、住民1人当たりのコスト計算、類似団体との比較、PDCAサイクルを活用した予算編成への活用と財務四表を予算策定時に試算する予定はないかとの御質問でございます。  財務諸表ができるのが平成29年度決算分からでございまして、平成30年度当初予算編成に活用するのは、困難でございますが、今後の活用方法については、他の自治体の活用事例も参考にしながら、考えてまいりたいと思います。  次に、財務諸表の係数を施設別、事業別にセグメントすることによる分析を今後の財政運営にどのように活用するかについてでございますが、こちらも総務省のマニュアルで示された活用方法や他自治体の活用事例を参考に検討してまいりたいと思います。  最後に、地方公会計の取り組み状況及びホームページ、町報などを活用して町民に周知する必要があるのではとの御指摘でございますが、議員御指摘のとおり町民の町財政への理解を深めるため、予算・決算を初め町の財政状況や財務諸表などわかりやすい公表することが重要であると考えておりますので、積極的に情報提供を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 順を追って追加の質問をさせていただきます。  合併から現在までの財務指標について、過去のいいときと悪いとき、近隣の町村、類似団体の数字を示していただいたところですけども、最初に、ちょっと確認をしておきたいんですけども、類似団体という考え方なんですけども、全国の町村を幾つかのパターンに分けて北栄町はここに当たるんだよという、3のゼロだと思うんですけども、この類似団体の区分というのは毎年やられるものなんですか。それとも5年とかなんとか、国勢調査が行われたときにいろんな人口だとか産業構造を見直して類型を決めるものなんですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 国勢調査をもとにということでございますので、多分5年ごとにされるんではないかなと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 多分私もそうだとは思うんですけども、ちょっと確たるものがなかったものですから、また正確なところを教えていただけたらと思います。  今回町長は、それぞれの指数に対して目標値を示していただけなかったんですけども、これらの数値を比べてみるときに、個々の数字はよかった、悪かった、類似団体よりもいい悪いというのはあるんですけども、これを全体的に比べるときに一つの方法として、グラフの中にレーダーチャートというのがありますよね。円で中心から放射線状に比べる項目を示して、平均を全体の円の真ん中ぐらいに持ってきて、いい数字を外側、悪い数字を中にしたときに、その中から類似団体ぐらいを平均にして、それからグループに含まれる団体をいいとこを外側、悪いとこを内側みたいなものをつくって、その中に北栄町の数値を入れていくと、円というか、何角形かのものができるんですけど、それは広がればいい、縮まれば悪い、それからいいところは外に行くだろう、悪いところは内側に行くだろうということで全体的なバランスを見てとれると思うんですけども、そういう考え方で財政指数を見ていくということについてはどう思われますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。
    ○町長(松本 昭夫君) そういう財政指数を見ていく方法もあると思います。ただ、やっぱりいろんなまちによって、その時々の事業量であったりとか、そういうものがあるわけでありまして、極端にその年だけを抽出して比べるというのは、なかなかそういう財政的なものをあらわしているとは言えないだろうと、こう思ってます。ある程度何年かの平均で出すということは、ある程度そういう財政指数を出すことができると思います。今、国の指針では、3年ごとにそういう指数を出しておりましてやっておるとこでありますが、そういうものも使って今どういう状況にあるということを比較してみるのも一つの方法だろうと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 言われるように、北栄町のいろいろな指数は、去年ですか、地震の影響受けて基金だとかいろんな指数に悪化を示すような傾向示す指数があるというのは承知してるんですけども、合併後、平成28年度までの数値を横に見ていってどうなのか、地震の影響でどういう影響受けた、指数にどの程度の影響受けたかというのも捉えた上でそういうものを見ていけば、大丈夫だよだとか、この辺の数値が悪くなっているだとか、こういうことに注意をしながら予算策定をしなければいけないというようなことは見えてくるんではないかと思ってますので、また考慮していただければありがたいと思います。  そんな中で地震の関係で基金を取り崩したという話があるんですけども、基金の中には一般の家庭の貯金のように急を要するときに引き出して使うようなものが、基金の中に財政調整基金と減債基金があると思っているんですけども、この厚さによって災害が起きたときなどにその修繕のための、緊急の対策のための予算措置ができると思ってるんですけども、私が調べた限りではことしの3月31日現在の2つの基金の合計額が12億6,500万円ぐらい、それで昨年財政調整基金を崩した金額は4億円ぐらいだと思ってるんですけど、この数字で間違いないでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 間違いないということでございます。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) その上で、北栄町の町政を維持する上で、それから北栄町の財産規模でどのくらいのこういういざというときに使える基金残高が必要だと考えておられますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) たくさんあればいいわけでありますが、そうは言ってもやっぱり事業に使ったりする必要があると思いますので、ある程度のところまでということになろうかと思いますが、標準指標というのがあるようでございまして、一般的に財政調整基金の適正規模というのがあるようでございますが、標準財政規模の大体10%ぐらいが適正ではないかなということで今、指標があります。ただ、それですと北栄町は54億円ぐらいが適正規模ということになっております。ですのでその10%ということで5億4,000万円ぐらいだということでなっとるとこであります。  ただ、それは平時といいますか、何もないようなときでございまして、やっぱりそういう災害が想定される、いつあるかわかりませんので、それ以上のものは基金として置いておく必要があるんではないかなと、こう考えております。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 基金の残高としては私も適正規模以上保たれてると思いますが、最近の交付税なんかの考え方からいうとそんなに蓄えておくものがあるのならば交付税を減らしてもいいじゃないかというような国の考え方もあるようですので、適正な残高を積み上げていただくというか、維持をしていただきたいと思います。  それから開始の貸借対照表は、今の答弁では今年度末、来年の3月31日現在で初めて貸借対照表をつくるというような答弁だったと思うんですけども、地方公会計に移るということを総務省が言ってたのは、ちょっと少し読むと、2015年の1月に統一的な基準による財務書類を原則として2015年度から2017年度までの3年間で全ての地方公共団体において作成するということが総務大臣の通知で出ていると思うんですけども、3年間もあったんですよね。必ずしなければいけない公会計への移行だとか、いいものだというのをなぜぎりぎりまで待ってたんですか。その辺の所見を伺いたいんですけども。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そうやって時間がかかったということでありますが、やはり固定資産台帳の整備に時間がかかったというようなことだそうでございまして、最近、近年つくったものをですね、すぐには数字的なもの出ると思いますが、やっぱり期間の長いものもありまして、なかなかそういうものの整理ができなかったということだろうと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 事情はわからなくもないんですけど、全国の町村がこの3月、今年度の3月末で初めての地方公会計の決算書を出すということなんですけども、その決算書を出すためには一般の企業で考えたときに開始の貸借対照表がないと、今は多分仕訳だけをしていって、総勘定元帳に転記をするという作業をパソコンの中で行われていると思うんですけども、通常今回の地方公会計を導入したときにいつ誰がどのようにチェックするかというのを考えたときに、例えば月次で合計と残高の資産表なんかをつくって、仕訳だとか残高推移におかしいところはないか、今後どういうふうに利用するかというのを考えないけんと思うんですよね。そのときに開始の貸借対照表がないと残高なんかの検証ができないですよね。そういうふうに今年度は貸借対照表がない状態でスタートしてるから、そういう月次のチェックもできないということだと理解していいですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 秋山議員おっしゃるとおりで、やっぱり公会計取り入れる中で開始の貸借対照表がなければそうやって残高等も出てこないだろうと、こう思ってます。大変申しわけなく思っとりますが、今そういうものも入力しながらやってるということでございますので、そういうものをきちんとして、それからことしのものもまた加算して決算には十分対応してまいりたいと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) こういう新しいものを導入したときに一番心配するのは、間違いを起こすことはないかということなんです。仕訳をする部署が今、各課でやって、最終的には企画財政課でまとめるというような回答があったと思うんですけども、そういう知識だとか研修というのは各課にはきちんとできてるんでしょうかね、お伺いします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に説明させます。 ○議長(飯田 正征君) 小澤企画財政課長。 ○企画財政課長(小澤 靖君) 秋山議員の御質問にお答えします。  この北栄町のシステムですけど、日々仕訳を導入しておりまして、町長の答弁にもあったように、本来ですと複式簿記の知識が十分あって仕訳をしなければいけないかもしれませんけど、そういった知識がなくても日々の伝票入力をすることで自動的に仕訳ができるシステムを導入しております。そういったことで日々の仕訳はできておりますけど、そうは言ってもやはり職員もそういった簿記の知識ですとか、そういう仕訳がシステムの中にも出てるんですけど、そういったことが正しく行われているかということも理解しながらしていくことが大事だと思っておりますので、まず4月には職員研修は実際そのシステムの入力の仕方の研修をしましたし、今月末ですけど、監査委員の竹歳監査委員さんに講師に来ていただいて、複式簿記の仕組みと財務諸表の見方について研修をしていただいて、そういった日々の入力はできるんですけど、やはり理解が必要ということでそういった研修も予定をしております。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 今回の質問と直接には関係ないんですけども、源泉徴収の計算間違いというか、知識不足があったということが出てますけども、分散して処理をしてというのも一つの要因でしたよね。源泉徴収の間違いという。こうやって知識の薄い段階で各課にばらまいて仕訳処理をさせて、そういう心配はないんでしょうかということと、ただ、私は分散することが悪いとは言ってないんです。私も分散するほうがいいけども、そういう心配があるから、きちんとした研修と入力システムがないとだめじゃないかというのを言ってるんですけども、その辺についてはどう思われますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 確かにそういう知識が必要だろうと、こう思いますので、おくればせになりますが、十分に研修させていきたいと思います。  ただ、今のシステムはそういうものがなくても入力すれば自動的に仕訳するというようなシステムだそうでございますので、大丈夫だろうと思いますし、今、単式でもこうやってやっておりますので、またそういうものの整合性もとりながらきちんとした対応してまいりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 多分全国的に使われてるシステムを導入されたと思うんですよ。だからそのシステムにはいろんな検証だとかチェック機能が働くようになってると思うんですよ。だけどもその多分仕訳の段階で異常な仕訳をしたら入力ができない、考えられないような仕訳をしたときには入力ができないような仕組みになってるだとか、単に自分がコードだとか科目名だけで入力するんじゃなくて、プルダウンで選ぶとかなんとか最小限のチェック機能は働くようになっていると思うんですけども、ぜひ何かしっかりした知識を持って運用していただきたいと思います。  ちょっと後のセグメント化のことに関連してくるんですけども、多分勘定科目にはコードが振ってあると思うんですけども、どこまで振ってあるかというのを聞きたいんですけども、款項目節は当然だと思うんですけども、後でセグメント分析を正確にきめ細かくするためには節の項目についても付加コードだとか説明が必要だと思うんですけども、そういう処置はされているのでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) ちょっと休憩をお願いします。 ○議長(飯田 正征君) しばらく休憩します。(午後0時03分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 休憩前に引き続き再開いたします。(午後0時59分再開)  松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 小澤企画財政課長。 ○企画財政課長(小澤 靖君) 先ほどの質問ですが、コードのほうは細々節まで入力が可能となっておりまして、それによりまして、その後、事業別、施設別の財務分析もできるようになります。  ただ、まだ現在システムはその機能は入ってないんですけど、開発元に聞きますと年度内にそのシステムが入る予定であるということでございました。  それから最初の答弁保留していました類似団体の見直しについての期間なんですけど、国勢調査をもとにこの類似団体が決められております。ただ、そうなると5年置きになるんですけど、平成27年度におきましては国勢調査は産業構造と人口の部分があって、産業構造の部分は平成22年の国勢調査をもとにされたようで、人口については平成27年の国勢調査をもとに算出されたということで、ですのでその前が4年間の分、4年間は同じ類型だったんですけど、平成27年度はそういったことで2つの国勢調査をもとにされたと。またもしかしたら来年度は今度産業構造、人口とも平成27年の国勢調査をもとに出されるということで、もしかしたらまた来年は変わるかもしれないんですけど、とにかく国勢調査の産業構造と人口のデータをもとに類型は毎年見直されるということでありました。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) ということはその類型というのは、多分3のゼロというような区分だと思うんですけど、多分3のほうは変わらないんだけども、ゼロのほうは1か2になる可能性があるというような見方でいいんでしょうね。次に行きますけども、そういうふうに理解できるのかなと思ってます。(「産業構造も変わらないとは思うんですけどね」と呼ぶ者あり) ○議長(飯田 正征君) 小澤企画財政課長。 ○企画財政課長(小澤 靖君) 特に産業構造も大きく変わることはないと思います。なので3のゼロでないかと思いますけど。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) もう一つだけ、ちょっと仕訳だとか、それの元帳だとか、決算のところで、初めて携わる人については結構難しい判断というのもあるんだと思います。というのは現金が動くというのは取引があって仕訳をされるというのは誰でもわかるとは思うんですけども、公会計が入ってくると現金が動かなくても仕訳をする必要が起きてくる。特に期末に向かって期末処理をするときには、代表的なものは減価償却費だとか、それから貸倒引当金と言うかどうか知りませんけども、いろいろ持っておられる税金だとか手数料収入の入らない見込み金額を計上するというようなことも起きてきますし、それに加えて建物だとか町営住宅だとか、建てたときにそれを建物として計上するのはその前に建設仮勘定というものがあって、それからその前に仕訳はしないけども役場から業者に発注だとか、役場の中で支出伺いだとかそういう処理をされると思うですけども、そういうときには起こらない。そういう段階では仕訳だとか処理の事前チェックであるとかができるというような仕組みも考えれると思いますので、仕訳の段階で間違いが起きてしまったらもう決算書類も信用できないものになってしまうので、その辺のところは重々配慮して、この公会計がスムーズに、正確に運用されるように配慮していただけたらと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 現在現金主義でやっとるわけでありますが、やっぱり発生主義に今度はなりますので、そういうことは十分慎重に取り計らって、そういうことがないようにしてまいりたいと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 次に進みます。今度はこれを活用するところですけども、見える化だとかセグメント化だとかというのがうたわれてるようですけども、この見える化だとかセグメント化というのは北栄町ではどういうふうに捉えられておられますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) まだ実際にやってないわけでありますが、やはり住民の方に見やすいようなことをやっていきたいと思いますし、またそういうことによってそれを分析する中で実際そういう最小の費用で最大の効果が上げておるのかとか、あるいはそういう部署ごとに本当に生かされた税金の使い方になっとるのかということを、それも分析できると思いますし、またそれも予算にも反映できていくんではないかなと、こう期待しとるとこでありまして、そういうやっぱり分析できる職員を育てていくということが大切だと思いますので、そういう面につきましては十分に、これからになりますが、勉強等させて育てていきたいなと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 見える化とセグメント化の話をしたんですけども、見える化というのは、どうも一般の言葉として使われてたり、一般企業として使われてる言葉とはちょっと違った意味にこれでは使われてるようで、見える化というのは、どうも1人当たりでどうか、1人当たりで職員数はどうか、人口1人当たりで例えばこども園だとか、小学校だとか、それから物を建てるだとか、いろんな事業にどういうふうに使われているかというのを出して、それを類似団体と比べてみる、そういうことをまず見える化ということで使っていけばいいじゃないかというようなのが今後の利用の中で出てきてるんではないかと思います。  もう一つのセグメント化というのは、きのう、きょうは出てたかわかりませんけども、それぞれの事業について費用対効果がどうか。例えば北条支所を設けたことによって、住民の感覚は別にして、お金の面ではどれだけの効果があったかというようなことをわかるために、それからいろんな施設が教育だとか、道路だとか、橋だとかそういう、集会所だとかそういうものについて減価償却も当然行われてくるわけだから、そういうものを含めたところがどういうふうに効率的に活用されてるかどうかというのがセグメントした分析手法だと思っております。  そのときにぜひ気をつけてほしいのが人件費をどうしても付加していかないけん、割り振っていかないけんわけですので、それをどういう職員がその事業に携わったかというような分析の仕方と、平均的だとか本来あるべき職員がついたときにはどれだけの人件費がかかって、これは費用対効果というか、そういうものが見えるかというように私は理解しておりますので、ぜひ今後、そういうものが今年度末の決算書をつくられたときにいろいろな分析をされたり、指標を出されるときにそういうことも考慮して説明をしていただけたらと思います。  次に行きます。せっかく地方公会計を導入するわけなので、初めの部分ではいろいろな指標がどうなるかという質問をさせてもらったんですけども、今後はお金の動きと行政コストとの絡みですよね、資金収支計算書というのは純然たるお金の現金の動きを表にしたもんだし、それから行政コスト計算書というのは一般企業の損益計算書に当たるもんだと思っていますけども、そういうものが出てくるわけなんで、そういうところをお金だけの動きではなくって、セグメントした事業ごと、施設ごとにそういうコスト計算をした計算書があらわれてくるわけですけども、それは予算を立てるときに次の年度末にはどういうふうな姿になるんだというのを予測して、いろいろな財政に関する指数というのを予測していただいて、財政運営に生かしていただくような活用を考えていただきたいと思いますけども、どうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 国の指導のほうもそのようになっておりまして、当然やっていかなければならないだろうと、こう思ってるところでありますので、十分にそういう形で対応させていただきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) よろしくお願いします。  次に移りますけども、どうもこうやって質疑をやっていくと地方公会計に対する認識というか、理解度というのが薄いように思われるので、ぜひ職員の皆さんだけじゃなくって、町民の皆さんにも正確な知識だとか、どういうことをやってるんだ、どういうふうに持っていきたいんだ、どういうふうに活用できるんだというのをぜひ広めていただきたいと思います。北栄町の行財政改革プランの中に財政運営の透明性を高め、町民の町財政への理解を深めるため、予算、決算を初め町の財政状況や財務計画、財務諸表など積極的かつわかりやすく公表しますというふうにうたわれてます。このことに関して地方公会計をどういうふうに広報というか、広めていかれるというか、周知を図るというか、その辺のところをもう一度聞かせていただきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今までもそういう公表してないわけではないとこでありまして、町報であったりとか、ホームページ等でもこれは公表しております。  ただ、今回こういうことを導入してやっていくということになれば、そういうもう少し具体的な細かいことも出てくるんだろうと、こう思いますので、そういう分析した中でどういう状況であるか、あるいは今後どうすべきかということがまた問題点も出てくると思いますので、そういうものの公表もしてまいりたいなと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) そうやって広めていただきたいのと同時に、先進の町や市では、そういう説明会というか、疑似体験というか、ああいうことを積極的に取り入れて、町財政を理解する、理解してもらうというのは北栄町の動きを知るもとになるものの大切な一つだと思ってますので、そうやって町報、ホームページだけじゃなくって、そのほか先進地の様子も参考にされながら、出かけていく、説明をする、体験をしてもらうというような広め方も公表していただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 現在は地域座談会ということで5カ所を行っておるとこでありまして、その中にも財政問題等も説明をさせていただいておりますが、必要であるということであればもう少し範囲を広げてもいいわけでありますし、また出前講座というのもあるわけでありまして、その中の一つにこういうのも入れながら説明をしていきたいなと、こう思っとります。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) ちょっと最後の質問というか、お願いになりますけども、今幾つか質問した中に私が聞き漏らしたかどうかちょっとよくわからないんですけども、例えば1番のところで人口当たりの職員数、いろんな計数の目標値というのは特に考えてないということでしたので、またいつか機会があればそういうものを、目標値なんかを設定されたらお聞きしたいと思いますけども、そして次に、ことしの3月31日の開始の部分の貸借対照表が作成されてないということなので、来年の平成30年の3月31日現在の貸借対照表が出てからということになりますけども、そこのところで見えてくるものというか、そこの決算書などを見て考えていかないけないようなことをまた示していただきたいと思います。  それとちょっと前に戻るような感じなんですけども、一つちょっと疑問にあるのが町でする会計処理に4月、5月の問題がありますよね。出納整理期間というか、前年度の処理を4月、5月にする。あれは地方公会計が導入されて、その財務諸表が示されたときにはどういう処理をされるんでしょう。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 小澤企画財政課長。 ○企画財政課長(小澤 靖君) 出納整理期間の数字も反映させた上で決算資料はつくることになります。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) ということは4月、5月の現金の出入りというか、そういうものも3月31日までに行われたものとして、3月31日現在の貸借対照表だとか、資金収支計算書だとか、行政コスト計算書をつくるという意味ですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 小澤課長。 ○企画財政課長(小澤 靖君) そのとおりでございます。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 税金だとか、使用料収入だとか、いろいろな町民から徴収するもので未納になるようなものがありますよね。そういうものは貸借対照表だとか、行政コスト計算書だとかに反映しなきゃいけないと思うんですけども、それは3月31日でつくるんだけども、4、5月に入ったものは入ったこととして、貸倒引当金じゃない、未収の引当金は、さかのぼって4月、5月の収入を勘案して3月31日現在で立てるという解釈でいいんでしょうかね。 ○議長(飯田 正征君) しばらく休憩します。(午後1時18分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 休憩前に引き続き再開します。(午後1時24分再開)  松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今調べさせとりますが、まだ結果出てませんので、答弁保留とさせていただきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。 ○議員(4番 秋山 修君) 今の問題と関連して起こるんですけども、公営企業会計の中で今、上水道は普通決算してますよね。それからそのほかに今後予定されてるものに風力発電だとか下水道だとかありますよね。次の段階として連結決算ということが起きてきますよね。連結決算というときには一度どこかで切って、全体の一般会計、特別会計、それで公営企業会計を全て含めたものを連結の財務諸表として上げることになると思うんですけども、そういう考え方でいいでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういう考え方でいいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 秋山議員。
    ○議員(4番 秋山 修君) そういうことになってくると今の4月、5月の問題というのは、ちょっと片づけておかないと整合性が、今までの現金主義の決算と発生主義の決算を両方出してくると、そういうところの整合性を保っておかないとできないと思いますので、よろしくお願いします。  今まで質問してきたように、理解不足と言ったらいいのかわかりませんけども、そういうものだとか、それから処理について疑問の残ってるところとかありますので、そういうところを十分やっぱり事前に調査検討していただいて、新しい仕組みだとか、新しいものにはぜひ挑戦していただくのと同時に、町民の皆さんに正確な処理を、正確なものを伝えていただけるようにお願いをして、質問を終わらせていただきます。以上です。特に答弁は要りませんので。 ○議長(飯田 正征君) 秋山修議員の一般質問については、答弁保留があります。18日の会議において回答をいただきますので、よろしくお願いをいたします。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 3番、前田栄治議員。 ○議員(3番 前田 栄治君) 3番、前田です。きのうの一般質問で同僚議員から同様の質疑で回答というか、町長の答弁がかぶると思いますけども、私は私なりにいろいろ質問をしてみたいと思います。  最初に、出会いの広場の有効利用について答弁を求めます。  出会いの広場(旧運転免許試験場跡地)には3月に米花商店街がオープンし、その後も町行政を初め各種団体や個人などを主体にいろんなイベントが開催され活気を生み出そうと努力をしています。しかし、町長はせっかくの活気に水を差すかのごとく、今年度、巨大迷路ファイナルと銘を打たれ最後にしようとされていました。理由は、入場者数の激減や安心・安全を担保するための多額の修繕費を上げられています。昨年の入場者の激減は、週末の天候不順が続いたことが原因であり、ことしは天候に恵まれ入場者数が1万1,857人から1万5,769人に約4,000人、収入も397万円から524万円に約130万円アップしました。施設修繕も、労務者に聞くと簡易な補修で直るということでありました。当時、町はどのような修繕見積もりや聞き取りをされファイナルにする判断をされたのかお伺いします。  町長は、9月議会の一般質問やいろいろな状況を考えたりお聞きになられ、来年も継続される予算を今12月議会に提案されておられます。今年度、収入がアップしたにもかかわらず72万円の赤字がありました。修繕費を入れると今後膨らむが、実施をされる意義をお伺いします。  昨年、私の12月議会においての一般質問において、「町内には子どもを遊ばせる公園が少ない。集合店舗の隣に簡易な公園を整備して、人の交流や購買、滞在時間の延長など相乗効果を図っては」との質問に、当時はまだ美術館誘致が積極的に展開されていたときでしたので、結果を見てからという答弁をされ、私も納得をしました。しかし、結果は皆さん御承知のとおりです。今こそ公園の整備の検討をされてはと考えるが、お伺いします。  次に、北条道の駅の再整備についてお伺いします。  北条道路が採択され徐々に整備が進んでいます。そこで北条道の駅一体化構想による再整備がこれから議論されていきます。現在の状況と今後のスケジュールをお伺いします。  また、数年前に凍結された砂丘地振興基本構想が少しでも取り入れられ実施されればと思っていますが、どうでしょうか。  さらに、私は、ほとんどが決まってから経営者を募集するのではなく、ある程度のところで任せられる経験のある者を決めて経営主体とし、魅力ある建物建設や集客立案を一緒に進めていくべきと考えますが、町長の現時点でのお考えをお伺いします。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 前田議員の御質問にお答えいたします。  まず初めに、出会いの広場の有効活用についての御質問でございます。  当時どのような修繕見積もりや聞き取りをしファイナルと判断したかとのことでございますが、巨大迷路をいつまで続けるかといった意見があったこと、修繕方法や範囲によって見積額は変動しますので正確な見積もりはとっておりませんが、100万円以上の修繕費が見込まれたこと、入場者数が減少した理由は、天候の不順はもちろんですが、5年間続けたことによりニーズが低くなってきたことと判断したことによりファイナルと判断をいたしました。  一旦ファイナルとしておきながら、今議会において、来年度も巨大迷路を実施することを提案いたしましたのは、ファイナルを決定して以降、巨大迷路がなくなることを惜しむ声や何とか継続してほしいとの御意見が多かったことや、9月定例議会での一般質問の答弁、今年度、天候にも恵まれ入場者がふえたわけですが、入場者がふえた要因は天候だけではなく、巨大迷路出入り口のコンテナハウスをラッピングしたことにより魅力がアップしたことも一因と考えており、魅力ある巨大迷路としていけば、人は集まるのだと確認したことによるものでございます。こういった理由もあり、来年度実施する予定の巨大迷路は、ストーリー、パネル等を一新し、新たな魅力を発信し実施したいと考えているところであります。  次に、巨大迷路を実施する意義でございますが、昨年度、青山剛昌ふるさと館の入場者数は、11万人を超え、今年度も昨年を上回る入場者数で推移しており、コナン通りを歩く観光客もふえてきているところであります。ふるさと館に来場された方が、出会いの広場まで訪れていただくことでコナン通りのにぎわいを創出することや「コナンの家 米花商店街」への誘客へつなげていきたいと考えているのはもちろんのこと、ストーリーを変更し、新たな巨大迷路としてスタートすることにより、新たな話題づくり、魅力の発信により、初めて北栄町を訪れる方はもちろんのこと、リピーターとなっていただいている方にも北栄町に訪れてよかった、楽しかったと満足していただきたいと考えているところであります。こういった積み重ねにより、北栄町を訪ねてみようかという方がふえていくものと考えております。また、少なからず町内の子どもたちにも巨大迷路を利用していただいていると考えておりますので、新しくなった巨大迷路で地元の子どもたちも楽しんでいただけるものと考えています。  次に、出会いの広場に公園整備の検討してはどうかとのことでございますが、出会いの広場の活用につきましては、現時点で構想はございませんので、公園整備も含め出会いの広場の活用を検討していきたいと思っております。  次に、北栄町道の駅の再整備についての御質問でございます。  まず現在の状況と今後のスケジュールについてのお尋ねですが、さきの一般質問でも答弁しましたとおり、大型商業施設事業者(PLANT(プラント))が再整備計画の枠組みから撤退の意向を示されて以降、再度コンセプトから見直しを進めているところでございます。  再整備基本構想や、基本コンセプトの見直しにつきましては、関係職員による庁内プロジェクトチームが、先進事例の視察を行うなどしてその検討を進めるとともに、有識者を招致してアドバイスをいただきながら、新たな視点から、魅力と集客力を兼ね備えた再整備基本構想と基本計画策定をコンサル業者にお願いしているところであります。  現在、再整備基本構想の作成作業を進めているところでありますので、来年3月末をめどに、案が完成次第、議会にお示ししたいと考えております。  次に、再整備に当たり砂丘地振興基本構想が少しでも取り入れられ、実施されたらどうかとのお尋ねでございます。  議員仰せの砂丘地振興基本構想は、道の駅北条公園を町内外の多くの人々が集う中でにぎわいが生まれ、砂丘地の活性化につながる交流拠点として再整備する方向性を示し、平成18年3月に策定されたものであります。  その内容は、砂丘地の活性化を考える上で農業の振興を基軸に置きながら、「観光」「健康」「環境」をキーワードに人と人との交流拠点と位置づけ、道の駅を中心に展開される砂丘地の観光、健康づくりの基礎となる安心・安全な農産物を提供する農業、そして風力発電をシンボルとする北栄町の環境への取り組みを道の駅の再整備に盛り込んだ構想であります。  現在、再整備基本構想の見直しに当たっても「砂丘地農業の活性化」は取り組むべきキーワードの一つと考えており、砂丘地振興基本構想に示された砂丘地農業の魅力を情報発信する体験と交流のゾーンとリンクしてくるものと捉えております。  砂丘地振興基本構想に示された具体的な構想案は、健康志向を前面に押し出しながら本町農産物のブランド化を進める拠点として北条砂丘を代表する農産物を活用した飲食、加工体験施設を整備すること、また白砂青松の絶好のロケーションでアウトドア体験が堪能できるオートキャンプ場において、より快適で便利にアウトドア体験ができるバンガロー整備の充実や、遊具を設置して家族連れのキャンパーが楽しめる仕組みをつくるなど、今見ても利用者のニーズの多様化に配慮された内容であると捉えております。  現在、当地域が抱えている課題を見据えながら、想定される道の駅の利用者のニーズを踏まえながら基本構想を策定していく中で、砂丘地振興基本構想に示された方向性やその内容とも照らし合わせながら検討を進めていきたいと考えております。  次に、再整備計画が決まってから経営者を募集するのではなく、ある程度のところで任せられる者を経営主体とし、建物建設や集客立案を一緒に進めていくべきではとのお尋ねでございます。  企画・設計の段階から経営主体を定め、民間側が実施する範囲を決めて一体的な整備を進めていく、PPPやPFIがそれに当たります。  ただし、民間活力を導入するには、相当煩雑な契約業務や規制など法律面でクリアしていかなければならないことも多く、工事に当たっても内容をしっかりと詰めていく必要があります。経営・販売上の戦略となるブランドの構築や、管理を行える専任の担当を配置しなくては対応が困難になると思われます。また、場合によっては事業スピードにブレーキがかかることもありますので、次の詳細設計の段階に入るまでに、民間の活力の導入についても検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(飯田 正征君) 前田議員。 ○議員(3番 前田 栄治君) 答弁をいただきました。  先に出会い広場のほうの質問をさせていただきたいと思います。  赤字になってもやられる意義をお聞きしました。私も町長の考えとよく似てます。単体で赤字でも、やっぱり全体がよくならないといけないと思ってます。やっぱりにぎわいの創出とか、観光客へのおもてなしとか、そういうことをやらないとリピーターもついてこないと。黒字ばっかり追い求めてても、会社も一緒です。一つの会社だったら黒字にならないけんですけど、そういうリゾートだとかいろんなのは赤字の会社もあって初めて全体の黒字になっていく。これも一緒ですね。なので迷路が赤字でも継続していただきたいというのが、私もそれはすごく賛成でした。  でもそこで考えないけんのは、やっぱり少しでも赤字額を減らす、少しでも人に来ていただくということを考えないといけないと思います。  そこでやっぱり広報活動とか、赤字解消のために観光等に出資してくれるような団体とか、組織とか、そういうのがちょっとあるように聞いてます。個人名とかそういうもんは出されませんので、ですけども、そういうところとタイアップして相談しながらやっていかれるのはどうかなと思いますけども、どうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 巨大迷路再びやろうということで決断したわけでありますが、今、観光団体等にというようなことがありました。実はこの施設も小学館とのかかわりがございまして、コナンのそういう図柄は使わせていただいとるというようなことがあって、そういうこともありまして、もしそういう観光団体とするということになればまた小学館との打ち合わせといいますか、そういうこともしていかなければならないだろうと、こう思っとりますので、そういうことがあればまた担当のほうに来ていただいて話をしていただいて、そしていいですよということであればできるかもしれませんし、できないかもしれませんが、まずそこをクリアせんとなかなか難しい面もあるということでございますので、相談に来ていただければと思います。 ○議長(飯田 正征君) 前田議員。 ○議員(3番 前田 栄治君) 小学館との協議が必要だということですんで、小学館との協議はずっと継続して長いことやっとられるので、そこは私よりも役場職員さんのほうがしっかり協議していただけると思います。先ほどのはまた後でいろいろお話をしたいと思います。  もう1点が、ちょっと集合店舗のことをお聞きしたいと思います。集合店舗ができるときに非常に喜びました。ちょうど1年前の12月の一般質問のときにも同じようなことで、ああ、大変待ちに待ったものができるのでということでしました。  そのときにそれまでの議論の中に、やっぱり地元の方が寄っていただけるようなというところも一つのコンセプトというか、テーマにあったと思うんです。今はやっぱり観光の方メーンです。いろいろの課長とかにも話を聞くと、やっぱり両方一遍には難しいので、今はまだ観光客だけど、そのうちやっぱり地元の方にも寄っていただくようにやっていくんだよということでした。でもやっぱり地元の方が余りにも来ないのかなと。それもう少し来てほしいなと。それでよく言われますよね。町と商工会と出店者との協議の場があるということをお聞きしてますけども、やっぱりそこの場で、それ出店者の方は自分たちの商売です。当然倒産しては困りますので、自分たちのもうけも考えられないけんのはわかってますけども、やっぱり出たときの、出店するときの、商工会に出資するとき、商工会が出店者を募るとき、その出店者たちとのやっぱり話し合い、こういうことにも協力してよ、そのかわり出店してねという、そういう話し合いとかもあったはずなんですよね。余りにも商売のほうに向かれとって、町民の方を巻き込んでというようなとこにちょっと薄いのかなと。先ほどの話ししました町の行政とか各種団体や個人さんが一生懸命イベントをされておられますけども、やっぱり出店者の方が一緒になってイベントに参加しとるという姿が見えないんですけども、その辺どうなんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 地元の方の利用というのもあれば安定した経営もできるだろうと、こう思っとりますが、最近やっぱり私もそういう気持ちで見ておりましたが、最近はちょこちょこ行ってみますが、地元の方も結構来ておられるなというような感じを受けました。それからパン等はよく買いに行くぞとかいうやなことも伺っております。土産のほうは、やっぱり観光客が主体となるということになろうかと思いますが、食事のほうも最近地元の方を見かけるようになりましたので、少しずつ浸透してきておるんかなと、こう思っとるとこであります。何とか地元で盛り上げていただいて、この米花商店街がずっと続けていただくようにしていただきたいなと、こう思っとります。  そういう中にあって今、定期的に商工会と町と、それから出店者とそういう会合を進めておりまして、今こういう問題があるんではないか、こういうことがあったぞとかいうようなことを意見交換もしております。その中で、コナンというのがあるわけでありますが、それぞれの店でやっぱりコナンの商品をつくっていこうというようなことも取り組んでおられるようでございまして、一つのそういう店と、4店あるわけでありますが、一つになってこういう盛り上げていこうということで取り組んでおられるところでございますので、もう少し長い目で見ていただけばと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 前田議員。 ○議員(3番 前田 栄治君) わかりました。  やっぱりこういう意見があるんだよとかということをしっかり伝えていただいて、またそういうことになって地元の方が行かれたら当然商売のほうもどんどん、やっとられる方も黒字になっていくということで、もうかっていくということですので、それをやっぱり商売人としていかに集客するかということは自分たちで考えないけんことなので、その辺をしっかり伝えていただいて、やっぱりいかに地元の人に来てもらえるかということをお伝えいただきたいと思います。  次に、去年のこれも12月の議会の公園整備どうかという話です。先ほど今のところは構想がないけど、きのうの同僚議員の答弁でもありました、今のとこ構想ないけども、公園とかも含めて検討したいなということをきのう言われました。それ言われちゃうと僕はちょっとここであんまり質問しにくいところがあってあれですけども、桜並木沿いに、フェンスの中ですけど、ちょっと幾らか幅はわかんないですけど、大栄産の、北栄産と言わないけんのかもしれないですけど、芝生をちょっと帯状にやっていくのは花見とかもできていいのかなとも思いますし、きのうの答弁では簡単な遊具等もそろえてみてもという答弁されてました。実はその遊具、質問しようと思ったんですけど、きのう言われちゃったので、やっぱり芝生、去年言いましたけど、ちょっとした小山とか、ちょっとした砂場とか、小学生の低学年さんぐらいまでが喜ばれるもんでいいと思うんです。やっぱり高学年さんや中学生が喜ぶもんまでやるとちょっと大変なので、そのくらいの方が喜ばれたらいいのかなと思うぐらいの公園を整備していただきたい。答弁はいただくんですけども、検討したいなということですけども、もうあそこの有効利用考えて10年以上なるんですかね。ほとんど案がなくて、やっぱり一番大事な、いつぐらいまでに検討していただくかということが大事です。時期をちょっと言っていただきたいと。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 出会いの広場、合併してから、そして撤去といいますか、免許センターが撤退してからかなりなるわけでありまして、美術館までというやなこともあったわけでありますが、二、三年のうちに何とかそういう構想ができないかなと、こう思っておるとこであります。先ほどあったように、巨大迷路も、これも実は改修していればいいということではありますが、全体的にもやっぱり二、三年するとかなり古くなってくるんだろうと、こう思っておりまして、何とかその二、三年の間にそういう構想ができないかなというようなことを考えておりますので、また具体的に、じゃあ、こういうことで構想委員会立ち上げますよとかいうことは後ほどお話を、そういうのができたらお話をさせていただきたいと思いますが、そういうような中でやっていきたいなと、こう思ってるところであります。  そういう中で周辺は、真ん中がメーンになるわけでありますので、そういう中でそういう桜並木の辺は少しでも子どもさんたちが遊べるやな、そういう空間になればいいかなというやな気持ちは持っとりますので、検討してまいりたいなと、こう思っとります。 ○議長(飯田 正征君) 前田議員。 ○議員(3番 前田 栄治君) ちょっと具体的な時期をいきなり言ってもぱっと言っていただけないとは思いますけども、これも去年も言いました、町外の公園にはやっぱり町内の方がかなり行っとられます。私も子どもはまだ小さいですんで、お台場公園に、よその公園も行きますけど、当然お台場公園やレークサイドの公園に行きます。そしたらレークサイドにもお台場公園にもやっぱり地元の方たくさん来とられます。お弁当持って、大人の方は中にはちょっと一杯やりながら子ども見てるという感じの方もおられますけども、非常にほほ笑ましいな、いいなと思います。  レークサイドあんだけたくさん来られるというのは、やっぱり広いのもありますけども、安心なんですよね。道路がないですし、どっか行っちゃう、ちょっと目離したらどっか見えんようになっちゃうということもない。この免許試験場跡地、まさに最適かなというところがあって、ちょっと車の出入りはあるかもしれませんけども、全部フェンスに囲まれてて、少々目離しても遊んどるとこが見れる。さらに言えば集合店舗にも地元の方に来ていただくやっぱりチャンスの一つになるのかなというところがありますんで、ぜひ早いうち、いい返事をいただけるように、もしもなかったらまたしますので、したってください。  やっぱり現時点でずっと構想がない。私もこの免許試験場跡地の出会いの広場の跡地の有効利用の議員の委員でした。ここにもまだ何人か当時の議員も残っとります。本当なかなかやっぱりないというのが現実で、その当時はやっぱりアスファルトを剥がしてしまうのに今を逃すと町のお金でアスファルトをきれいに整地してくださいねということで時間もなかったんですね。当時はそれを今だったら県がやってくれるからと、県のお金で全部やってくれるからということで、本当時間がない中でいい案が出ませんでした。  それから先ほどの話じゃないですけど、10年からたってる。本当に何もないです。やっぱり将来設計をある程度もう持たないけんのかなと。3年後どうする、5年後どうする、10年後どうなっているというグランドデザインというか、構想とまでやると大変ですから、やっぱりある程度そういう計画をつくらないけんでないかなと思うんですけど、町長、どうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 懸案の場所でございまして、何とかいいものができるようにそういう構想をつくっていきたいなと、こう思っております。大変場所的にもいいところでありますし、いろんなことに活用できると思いますが、有効に活用できるような、そういうものをつくっていきたいなと思いますので、また御意見等賜ればと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 前田議員。 ○議員(3番 前田 栄治君) 小さなことからやっぱりやっていかんと、いきなり大きいことできないので、まずできることからやっていくようにお願いしたいと思います。  次ですけども、今、米花商店街と迷路が同じ敷地内にあるんですけど、何か一体感がないなということがあります。あそこちょうど車の通る通路で、あの間に本当は通路か何かを設けて迷路のほうに誘導するような感じをつくる、また迷路の方が商店街のほうに行くように誘導するようなものを考えていただきたいと思うんですけども、ずっと言われてます、ハウスとかにしてブドウを使ってみたいなそういうのをして、駐車場は、町長も前の答弁でも言われとった、やっぱり今の位置じゃなくてほかのとこに入り口をつくられてもええと思うんです。やっぱり奥が広いですんで、そういう感じでそういう誘導するような仕組みというのはできませんかね。これとりあえず聞いてからにします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういうものをつくって誘導するということでなくて、来年度は巨大迷路に入ったら米花商店街、何かグッズが出るとかなんとかというやなことも、そういう巨大迷路と米花商店街のそういうようなことも考えております。入ったら、巨大迷路に入って、そちらの米花商店街に行けば何かグッズがもらえるとか、そういうようなことも考えながら、お互いに行き来ができるようなそういう仕組みをつくるようにしておりますので、そういうものをつくったりということでなくて、そういう形でやっていこうと今考えとるとこであります。 ○議長(飯田 正征君) 前田議員。 ○議員(3番 前田 栄治君) それはお聞きしてます。課長からも片方に行ったら片方のほうを、割引か優遇かわかんないですけど、そういう形でリンクさせてやっていくということはお聞きしてますけども、それじゃちょっと弱いかなと。  それで去年12月議会に質問したときに、やっぱりコナンといえば恋人の聖地だろうということ言いました。それで去年のときにですけども、AR、拡張現実を町内を散策していただいてもできるように広げていきますよという答弁をもらいました。そのときに聞いたのが、町長にやっぱりそういう新一君と蘭ちゃんの恋人の聖地的なARはどうですかと質問をしています。若者にはいいスポットになって、聖地化の一歩になるという質問をさせてもらってます。そしたらいい案でやりたいと町長、言っていただいとります。その後どうなりました。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 恋人の聖地にするというのにはどうもお金もかかるというようなことでありますが、ARについてはそういう形でなくってするようには今検討しとるということでございますので、後ほどそういうのができるものと、こう思っとります。 ○議長(飯田 正征君) 前田議員。 ○議員(3番 前田 栄治君) できるもんだと思っとりますじゃ困るんです。確かに恋人の聖地、いろんなとこに行くとどんとあって、ハートがあって、鍵、南京錠してとか、そんなとこまでやると、本当はやってほしいですけど、小学館との協議もあるでしょうし、いろんなことがあると思いますんであれですけど、去年ARだったらできるでないかということで、やってみたいという答弁をいただいとるわけです。今になってできると思いますけどじゃなくて、この後どうなったんですか。それができてるのか、できていないのか、今後できるのか、できないのか、どうですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 松本観光交流課長。 ○観光交流課長(松本 裕実君) 町長にかわりまして答弁いたします。  現在準備中のARについては、そういった仕組みになっているものではないです。済みません。そういった答弁だったということですけども、今現在は準備しておりません。  ただ、今後もまたARふやしていくことになると思いますので、どういった形がいいのか、絵柄がいいのかというようなことは検討させていただきたいとは思います。また、どちらにしましても使えるデザインというものも決まってきますので、その中から適当なものがあれば今後ふやしていく際には考えさせていただきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 前田議員。 ○議員(3番 前田 栄治君) 1年たっとります。徐々に、普通に写真を撮るんじゃなくて、やっぱり私はそういう恋人の聖地的なARをぜひ、高くついて物ができないんだったらやっぱりARでとりあえずスタートしていただきたい。ぜひ町長、課長、協議していただいて、そうできるように、またいい返事が聞けれるように進めていっていただきたいと思います。  次に移ります。道の駅の件を質問させていただきます。  先ほどの中でいろいろ答弁いただきました。やっぱり今、一番気になるのは、再整備によって、再整備がまずできるかどうか、道の駅北条公園が残るのかどうかというところもあります。  まず1点聞きたいのは、前に少し高速道路のできる見取り図をいただいたんですけども、あの見取り図によると現オートキャンプ場の道の駅のほうの駐車場ほとんどなくなっちゃうなという形なんですけども、あそこの駐車場はどうなるんでしょう。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) あそこは本当に側道という形で道路が走りますので、西側のほうに一応駐車場をつくってはどうかということで国交省のほうは検討されとるということであります。 ○議長(飯田 正征君) 前田議員。 ○議員(3番 前田 栄治君) 西側のところにというと今、芝生をしとられるところのことですかね。でしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 図面上でそうなっておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 前田議員。 ○議員(3番 前田 栄治君) あそこ駐車場にしても非常に狭いのかなというところもあります。  先ほどのあれですけども、砂丘地振興基本構想の話をさせていただきました。非常にこの再整備に向けて内容的にもリンクしてるところが多いのかなというところで非常にいい答弁をいただきましたけども、実際、基本構想は本当あの当時の委員が視察をして、たくさんの会合重ねて本当、議員も当然、私もそのうちの一人でしたんであれですけども、議員もいましたし、当然職員さんもいましたし、一般の町民さんも公募とかいろんなことで参画してもらって、一生懸命つくった案です。放水路のあのとこにつくる親水公園ですとか、子ども広場、先ほど言われたみたいにやっぱり地元のフルーツとか野菜を使ったフルーツジュース工房とか、いろいろな案が、それは全部やったら切りがないのであれですけども、とても丸投げとかでなくて、委員が一生懸命何回も寄って、それをコンサルタント会社にまとめてもらってつくった基本構想です。本当に大変でした。私も議員になってすぐでしたんで、右も左もわからんうちに一生懸命やらされました。楽しかったですね。そういうの好きですんで楽しかったんですけども、この基本構想は今回コンサルタント会社には渡してあるんですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) コンサルに渡してあります。 ○議長(飯田 正征君) 前田議員。 ○議員(3番 前田 栄治君) 渡してありますか。安心しました。
     これ渡してなかったらもうびっくりして悲しくなるところでしたけども、それで基本構想の中に、ことしいただいて、またいろいろ変わってくると思います。やっぱり商業施設さんの件があってから、きのうの答弁でも今後ちょっと、予算は変わらないけど、構想は変わってくるだろうなというところが言われてました。A、B、C工区が設定してありましたけども、PLANT(プラント)さんが近場に出店されるかもしれないですけど、それでもやっぱりある程度離れてしまうのはちょっとマイナスかなと思います。道の駅の一体化登録を待たずにPLANT(プラント)さんは今の新しいところは自分たちの力で自分たちで出資して、買われるのか借りられるのかはわかりませんけども、自分たちで出資して、自分たちの力で出ていくんだよと言っとられるということは、お金を出されるということだと思うんですね。ということは町と会社とである程度先行的に進んでいって、A工区、いわゆる商業出店ゾーンですか。商業何でしたっけ。忘れた。商業の出る予定のゾーンを購入してしまうとか、ある程度進めてしまうということはできないんですか。平成35年まで待たずにですね。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) PLANT(プラント)さんも近くに出られますので、やっぱり道の駅とのリンクも十分考えておりまして、そこの道のほうも整備せないけんなというようなことでは考えとるとこであります。  また、現在の道の駅は、オートキャンプ場とこちらのほうですが、そこも南側のほうもちょっと面積広げて、少し大きくしてやっていこうという今構想は考えとるとこでありますので、その中でそういう商店の進出とか、飲食の店の進出とか、そういうことも考えていきたいなと、こう思っとります。 ○議長(飯田 正征君) 前田議員。 ○議員(3番 前田 栄治君) 今のちょっとわかりにくかったんで、もう一度お願いしたいんですけども、前に出されているのんでちょっとお話しさせていただきますけども、今の話だとA工区はPLANT(プラント)さんが出ないかもしれないけど、整備はしていく予定ということでいいんですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) A工区は、別の方法で整備していくということになります。 ○議長(飯田 正征君) 前田議員。 ○議員(3番 前田 栄治君) それだったら先ほどのじゃないですけど、やっぱりPLANT(プラント)さんももう地権者の方とか町を通じていろいろな動きをされとられるということですんであれかもしれないですけど、もう一度そういうことでしたら一緒になって、優先的にじゃないですね、一緒になって先に一体化登録になる前に出店してもらうということはできないんですか、ちゃんとお話をして。もうだめですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) やはり一体的にPLANT(プラント)さんと一緒になってということはできないということで、やっぱり時間がかかってしまうということで、それでPLANT(プラント)さんは独自にやられるということでありますので、そこは難しいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 前田議員。 ○議員(3番 前田 栄治君) わかりました。  難しいということですので、やっぱり道の駅ですんで、国の予算配分がかなり占めてくると思いますので、町が先に大量に出資して先行投資してしまうというのも現実的ではないのかなというのもわかります。  ただ、実は先ほどお聞きしちゃったですけども、本当はPLANT(プラント)さんは新しい場所にもしかすると出れないかもしれないですね。検討しとられるだけで出てこない。なのでA工区をぜひ、出られても出られんでもA工区は、いわゆる今の道の駅の東のとこ、南のところ含めてぜひ構想に入れたままにしていただきたいなというところがあったので質問させていただきましたけども、町長の答弁では、当然そこも入れてやるんだよということを今、答弁でいただきましたので、ちょっと安心しました。それでいいんですか。もう一度お願いします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そのままA工区も活用して道の駅をしていくということを考えております。 ○議長(飯田 正征君) 前田議員。 ○議員(3番 前田 栄治君) わかりました。  最後に、やっぱり一番最後というか、これが一番大事なのかなと、道の駅の件に関してはこれ一番大事なのかなと思います。やっぱり一番最後に質問しています経営者です。今の考えでは経営主体はどこまで考えとられるか。町が経営主体なのか、出資者を募ってそういう会社を立ち上げるのか、やっぱり但馬蔵の話を町長よくされますけども、私も何回も寄ったことがあります。ちょうど高速道路おりたところに、今新しく、もうちょっと延びちゃいましたんであれですけども、今まではあそこでおりて、よく寄りよりました。野菜の直売所があったり、レストランもすごいですね。平日でもいっぱいでした。地元のものを使う。あと地元のクリとか、牛の加工品ですか、そういうものをたくさん並べてあって、試食もたくさんあって、すごいにぎわいでした。  そういうふうにやってああいうにぎわいを出そうと思ったら、やっぱりそういう観光会社とか、ある程度そういうとこに顔がきく方じゃないとなかなかあそこまでできないのかな、資金力も要るしなというところを思いましたけども、町長の現時点では町主体なのか、新しい出資会社を、何かの会社をつくって、それの方にやってもらうのか、やっぱりそういうノウハウを持った方をどうにかして探してきて一緒にやっていくのか、どう考えておられますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 具体的にそこまでまだ考えておらんわけでありますが、但馬蔵、私も行ってみました。あそこは業者が入って、それこそ城崎のマリンピアかな、あそこのが入ってやっとられます。レストインなんかも、ドライブインですか、そういうのも持っとられますし、大阪のかに道楽というのも持っとられて、上手に従業員さん使いながらやっておられまして、大変にぎわっておるとこであります。  あれはPFIでやっとられまして、資金を出して、そして将来的には町にというようなことになろうかと思いますが、いろんなそういう建設の方法もありますし、また運営の方法もあると思いますので、今後、運営についてはいろいろどういうのがいいかということを考えないけんなと思いますが、建設については直営のほうが、町がつくって、そして運営は民間の方にお願いするのがいいんではないかなと、こう思ってるところであります。今後そういうことも詰めながらこの道の駅の再整備を進めてまいりたいなと、こう思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 前田議員。 ○議員(3番 前田 栄治君) 私も商売柄出張が多いです。この議場でも何回も同じ話ししてますけども、いろんなところに行くと休憩場をどこにしようかなとか考えながら行くのも一つの楽しみです。その中で、やっぱりもう最初からある程度休憩場所って決めて運転するですよね。そうすると大抵寄るところは一緒で、でも道路からくねくねくねくねおりて、おりてからまたちょっと離れたところに道の駅があると、やっぱり少々魅力的でもなかなか行かないですね。例えば松江道が完成しましたけど、松江道から島根県から広島県に入るちょっと手前ぐらいにあるとこ、ちょっとくねくねしてますけど、おりたとこにあります。あそこなんかもすごく人が多くて、毎回あそこを通ると寄ります。  あとはやっぱりトイレがあれですんで、トイレがしっかり整備されたとこにやっぱり寄りますよね。やっぱり今回の道の駅もそうですけども、高速移動している間にわざわざおりていただかないといけないというところがありますので、やっぱりもう、ああ、道の駅があるわ、寄ってみようでは多分寄らないです。先ほどじゃないですけど、最初からもうあそこの道の駅に寄って休憩しようと決めて来られるので、やはり広報活動とか、ふだんのおもてなし、魅力、絶対それがないといけないと思います。  僕はそれをやろうと思ったら、やっぱり町でもだめだし、ノウハウのない、お金だけ出すような方でもだめだと思います。やっぱり但馬蔵と同じような、確かに町長言われるみたいにPFIとかいろんな方式をとっとられて、非常に契約なりいろんなことが難しいかもしれませんけども、まず道の駅の経営自体が非常に難しい話なので、そのくらいのことを難しいと言ってたら多分何もできないと思いますよ。なのでやっぱり私は、これ全ては誰がリーダーになって、誰がやっていくかというところがやっぱり全てだと持ってますんで、先ほどのどういうふうにやっていくかというのをどの時期に、どのタイミングで決められる予定なのか、これをちょっと聞いて終わりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) まず今、基本構想、そして基本設計をしていただいとりますが、その時点、それが終わった時点で考えていきたいなと、こう思っとりますので、来年に、3月過ぎるかもわかりませんが、そのころにどういう形でやっていくかということをやっぱり決めなければならないと、こう思っとります。 ○議員(3番 前田 栄治君) 終わります。 ○議長(飯田 正征君) 以上で前田栄治議員の一般質問を終わります。  以上をもって、秋山議員の一般質問の一部を残して終わります。  しばらく休憩いたします。(午後2時17分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 休憩前に引き続き再開いたします。(午後2時58分再開)       ─────────────・───・───────────── ◎日程第2 議案第120号 から 日程第5 議案第123号 ○議長(飯田 正征君) 日程第2、議案第120号、北栄町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから、日程第5、議案第123号、北栄町特別職の職員の給料の特例に関する条例の制定についてまで、以上4議案を一括議題とし、本日は説明のみにとどめておきます。  提案理由の説明を求めます。  松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 議案第120号、北栄町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について提案理由を申し上げます。  平成29年人事院勧告に従い、俸給表、勤勉手当の見直しについて、所要の改正を行うものでございます。  次に、議案第121号、北栄町特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。  平成29年人事院勧告による一般職員の改定に準じて、町長等特別職の給与についての改正を行うものでございます。  次に、議案第122号、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。  平成29年人事院勧告による一般職員の改定に準じて、教育長の給与についての改正を行うものでございます。  次に、議案第123号、北栄町特別職の職員の給料の特例に関する条例の制定についてでございます。  このたび、税務署の調査により、多年にわたる源泉徴収の誤りがあったことが判明しました。徴収義務者の責務を果たしていなかったことを重大に受けとめ、私を初め、副町長、教育長の給料を減額するものでございます。  以上4議案、詳細につきましては総務課長に説明させますので、慎重に御審議の上、御議決いただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(飯田 正征君) 詳細説明を求めます。  手嶋総務課長。 ○総務課長(手嶋 俊樹君) 議案書のほうお願いします。1ページの議案第120号、北栄町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議会の議決を求めるものでございます。  これは平成29年、この8月8日の人事院勧告に基づくものでございます。公務員の一般職の月例給を平均0.2%増の改定ということで、もう一つはボーナスを、一般職でございますけど、年0.1月引き上げるものでございます。年間4.3カ月が4.4になるというものでございます。  このたび平成29年12月8日に改正の法律が可決しました。それを勧告を尊重して、本町の条例改正ということになります。  2ページからがその実際の改正内容でございます。第1条のところで次のように改正するということで、実際はこの別表第1というところが、もうこれ改正になった後のものでございます。大変申しわけありません。改正前というのは、また今までの条例を見ていただくしかございませんけど、例えば1級の1号、あんまりここは実は適用はないんですけど、若い職員となれば以前が、改正前は14万1,600円だったところが今回14万2,600円ということで、ここは1,000円アップでございます。  例えば6級の1番の1号、ここも適用はほとんどないんですが、そこで言いますと以前が31万7,700円でございますので、ここは800円アップということで、若年層に対してアップ率を大きくということになってございます。そういうぐあいに2ページ、3ページ、それぞれの級、号について全体として平均0.2%の今回改定を行ったところでございます。  そして6ページには再任用職員、今お二人いらっしゃいますけど、ここも全て400円アップということで、ここは改定になってございます。  第2条のところにございますのは、これはこの改正について4月1日から、平成29年です、ことしの4月1日から適用します、遡及しますよということで、ここにはその適用する率について書いてございます。下のほうに扶養手当の何とか100分の85というのを100分の95、12月分で0.1月上がった分を今回上げてしまうということでございます。  それと7ページの上のほうには先ほど言いました再任用の分について記載しております。  それから同じく7ページの第3条のとこには、今度はこれは勤勉手当のとこでございますけど、これは全体として0.1カ月をふやしていくというものでございます。ここについては右側のほうに先ほど6ページのほうで改正した分が出てますけど、左側のほうは実際には来年度からの適用、4月1日適用ということで100分の90、6月も100分の90、そこの下線が引いてあるとこですけど、100分の90、そして平成30年の12月も100分の90ということでございます。こういうぐあいにまず2条のほうで今回の12月分だけを改正し、来年の適用はそこの3条のほうで適用するというぐあいに、こういう2つ書きにしとります。  8ページに移ります。8ページのこれ附則です。この条例は公布の日から施行するということで、先ほども言いました3条のところは平成30年の4月から適用ということでございます。そして1条については、2番ですけど、第1条については、ことしの4月に、遡及という言い方をしますけど、遡及して適用するということでございます。それから第2条については、12月で調整するということで、12月1日から適用ということでございます。  附則の第4については、これは給与の内払いのことでございます。既に支払ったものについては返したりせずに、差額があればそのまま支払うということでございます。  議案の第121号、9ページでございます。北栄町特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議会の議決を求めるものでございます。  これ先ほどの議案第120号と考え方は一緒なんですけど、それを一般職のものを特別職に適用ということで、特別職のボーナスを年間0.05カ月上げるものでございます。年間3.25カ月から3.30カ月ということになります。10ページにその内容を記載してございます。現在の改正した分については、右側のところにあります。これは全体として3.25カ月ということになります。左側のほうには、この12月、そして平成30年度の適用ということで、そこのところでそれぞれ6月に支給する場合においては100分の157.5とかいうぐあいに変えてございます。  附則のところでございます。この条例については公布の日から施行するということと、先ほども言いましたけど、附則の2のところでは第4条の規定の適用については12月の支給する場合について100分の175ということで、今回は100分の175で適用させていただいてということでございます。ここは附則のほうで12月分の適用だけを記載しとるとこでございます。  11ページには、先ほど言いましたけど、給与の内払いのことについて記載をしとります。  12ページでございます。議案の第122号、ここについては地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の一部を改正する条例の制定についてということで、議会の議決を求めるものでございます。ここは教育長のものでございます。  内容については、先ほどの町長、副町長と同じことになります。13ページにその内容を記載してございます。第1条については、先ほどもありましたとおり100分の175として、12月期に0.05カ月調整するということでございます。  それから2条については、来年からの適用ということになります。  そのことが附則のところに書いてございます。附則の1のところで、この条例は公布の日から施行する。ただし、第2条は平成30年4月1日から施行するということと、2のところでは第1条のところでは12月の分だけをこの平成29年に適用するということでございます。  3番については、給与の内払いでございます。  14ページに移ります。14ページは、議案の第123号として、北栄町特別職の職員の給料の特例に関する条例の制定について、議会の議決を求めるものでございます。これは給与のカットのことでございます。  理由につきましては、ことしの11月に税務署のほうが源泉徴収の事務のことで調査に入られました。毎月あるいは前職調整とか税率の適用の間違いなどが平成25年からの分がございました。この金額として、今のとこですけど、本税として457万1,904円、そしてこれに伴う加算税、延滞税など納付義務が生じております。このことで住民の皆さんや対象者の方に御迷惑と不信感を与えたことを重大に受けとめ、町長、副町長、教育長の給料を減額するものでございます。  具体的には15ページのとこでございますが、第2条のところに、まず町長、副町長の給料の特例ということで、そこの(1)、(2)、町長100分の10、そして副町長が100分の7、10%、7%を平成30年1月1日から同月の31日まで給料を減額ということでございます。  教育長の給料の特例ということで、教育長につきましては、第3条のとこでございますけど、下から3行目ですか、100分の5を乗じて得た額を減じた額ということで、5%のカットを同じ期間について適用するものでございます。  附則でございます。16ページに附則を書いてございますが、この条例は平成30年1月1日から施行するということで、条例の失効について2に記載してますが、これは1カ月限りということで、平成30年1月31日に限り、その効力を失うとしとります。 ○議長(飯田 正征君) 以上で一括議題とした4議案の提案説明を終わります。       ─────────────・───・───────────── ◎日程第6 議案第124号 から 日程第11 議案第129号 ○議長(飯田 正征君) 日程第6、議案第124号、平成29年度北栄町一般会計補正予算(第7号)から、日程第11、議案第129号、損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定についてまで、以上6議案を一括議題とし、本日は説明のみにとどめておきます。  提案理由の説明を求めます。  松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 議案第124号、平成29年度北栄町一般会計補正予算(第7号)について提案理由を申し上げます。  歳出のみ予算の組み替えを行いますので、歳入歳出予算の総額は95億5,610万8,000円で変更はございません。  今回の補正は、職員人件費の調整によるものでございます。  次に、議案第125号、平成29年度北栄町介護保険事業特別会計補正予算(第5号)についてでございます。  歳入歳出予算総額に歳入歳出それぞれ13万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ17億7,103万9,000円とするものでございます。  今回の補正は、職員人件費の調整によるものでございます。  次に、議案第126号、平成29年度北栄町下水道事業特別会計補正予算(第4号)についてでございます。  歳入歳出予算総額に歳入歳出それぞれ25万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ12億9,588万6,000円とするものでございます。  今回の補正は、職員人件費の調整によるものでございます。  次に、議案第127号、平成29年度北栄町大栄歴史文化学習館特別会計補正予算(第4号)についてでございます。  歳入歳出予算総額に歳入歳出それぞれ4万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8,797万7,000円とするものでございます。  今回の補正は、職員人件費の調整によるものでございます。
     次に、議案第128号、平成29年度北栄町水道事業会計補正予算(第3号)についてでございます。  収益的支出で7万3,000円を追加し、支出総額2億4,049万4,000円に、資本的支出で4万7,000円を追加し、支出総額2億2,174万7,000円にするものでございます。  今回の補正は、職員人件費の調整によるものでございます。  次に、議案第129号、損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定についてでございます。  これは平成29年10月23日発生いたしました公用車の事故による損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定でございます。地方自治法第96条第1項の規定により、法律上町の義務に属します損害賠償に係る和解及び損害賠償額の決定につきまして、このたび議会の御議決をお願いするものでございます。  以上6議案、詳細につきましては各担当課長に説明させますので、慎重の御審議の上、御議決いただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(飯田 正征君) まず、議案第124号についての詳細説明を求めます。  小澤企画財政課長。 ○企画財政課長(小澤 靖君) 一般会計の補正予算書(第7号)をお願いします。議案第124号、平成29年度北栄町一般会計補正予算(第7号)でございます。  平成29年度北栄町の一般会計補正予算(第7号)は、次に定めるところによるということで、第1条、歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳出予算の金額は、第1表、歳出予算補正によるということで、1ページの第1表、歳出予算補正をごらんいただきたいと思います。右から2列目が補正額ということで、一番上の1款議会費の減額補正から9款教育費まで、それぞれの科目で増額補正、減額補正となっておりますが、歳出予算の総額としては変更はございません。  2ページの事項別明細書は、説明を省略させていただきます。  3ページお願いします。3の歳出でございます。初めに、共通的な部分としまして職員等の人件費に関する補正でございますが、平成29年の人事院勧告に従い、国に準じた給与条例等の改正に伴う増額がございます。また、職員の異動等による増減がございまして、各款での詳細説明は省略させていただきます。  次に、2款1項4目財産管理費の25節積立金でございます。567万8,000円の減額ということでございまして、全体予算の調製で積立金を減額するものでございます。この補正後の基金の残高は13億5,595万9,000円になる予定でございます。  次に、4ページの3款1項1目の28節介護保険特別会計繰出金2万7,000円と7ページの6款1項2目の大栄歴史文化学習館特別会計繰出金4万7,000円と7款5項2目の下水道事業特別会計繰出金の25万1,000円は、それぞれの特別会計における人事院勧告に伴う人件費の増額のため、それぞれの特別会計に繰り出しするものでございます。  一番最後のページになりますが、10ページの給与費明細書につきましては、説明を省略しますので、ごらんをいただきたいと思います。説明は以上でございます。 ○議長(飯田 正征君) 次に、議案第125号についての詳細説明を求めます。  田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 介護保険事業特別会計の補正予算書をお願いいたします。はぐっていただきまして、議案第125号、平成29年度北栄町介護保険事業特別会計補正予算(第5号)でございます。  歳入歳出それぞれに13万7,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ17億7,103万9,000円と定めるものでございます。  1ページと2ページについては、説明を省略させていただきます。  初めに、4ページの歳出から説明させていただきます。1款1項2目の地域包括支援センター運営費の2節給料、3節職員手当等、4節共済費に総額13万7,000円を計上しております。これは平成29年の人事院勧告に従い、国に準じた給与条例等の改正に伴う増額でございます。  3ページに返っていただけますでしょうか。歳入でございますが、先ほどの歳出におけます職員人件費13万7,000円をそれぞれの項目における負担割合を乗じておりまして、それを計上しておりますので、個別の説明は省略させていただきたいと思います。  最後の5ページの給与費明細につきましては、こちらも説明は省略いたしますので、ごらんをいただきたいと思います。以上で説明終わります。 ○議長(飯田 正征君) 次に、議案第126号についての詳細説明を求めます。  吉岡地域整備課長。 ○地域整備課長(吉岡 正雄君) 議案第126号、平成29年度北栄町下水道事業特別会計補正予算(第4号)を説明いたします。  歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ25万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ12億9,588万6,000円といたすものでございます。  1ページの説明は省略いたします。  2ページでございます。3、歳出でございます。2節給料、3節職員手当等、4節共済費、これの総額25万1,000円を追加いたすものでございます。これは職員等の人件費に関する補正でございます。平成29年度の人事院勧告に従い、国に準じた給与条例の改正に伴う増額でございます。  3ページの説明は省略いたします。以上でございます。 ○議長(飯田 正征君) 次に、議案第127号についての詳細説明を求めます。  松本観光交流課長。 ○観光交流課長(松本 裕実君) 議案第127号、平成29年度北栄町大栄歴史文化学習館特別会計補正予算(第4号)について説明いたします。  大栄歴史文化学習館特別会計補正予算書をお願いいたします。歳入歳出それぞれ4万7,000円を増額いたしまして、歳入歳出の予算の総額を8,797万7,000円とするものでございます。  1ページの説明は省略させていただきます。  2ページをごらんください。歳出についての御説明をいたします。1款1項1目一般管理費でございます。2節給料を1万1,000円、3節職員手当等を2万9,000円、4節共済費を7,000円の増額を計上いたしました。職員等の人件費に関する補正でございますが、平成29年度の人事院勧告に従い、国に準じた給与条例等の改正に伴う増額でございます。  歳入につきましてもこの歳出の増額に対する3款1項1目一般会計繰入金を同額の4万7,000円の増額をお願いするものでございます。以上で説明終わります。 ○議長(飯田 正征君) 次に、議案第128号についての詳細説明を求めます。  吉岡地域整備課長。 ○地域整備課長(吉岡 正雄君) 議案第128号、平成29年度北栄町水道事業会計補正予算(第3号)の説明をいたします。  収益的収入及び支出の支出の部、1款水道事業費用を7万3,000円追加し、2億4,049万4,000円といたすものでございます。  また、資本的収入及び支出の支出を4万7,000円追加し、2億2,174万7,000円といたすものでございます。  1ページから8ページの説明は省略いたします。  9ページでございます。予定損益計算書でございます。  10ページお開きください。今年度の予定純利益は3,547万円を予定いたすものでございます。  11ページでございます。補正予算実施計画説明書でございます。収益的収入及び支出の支出の部で1款1項4目総係費に7万3,000円追加いたすものでございます。  資本的収入及び支出の支出の部、1款1項1目に4万7,000円追加いたすものでございます。いずれも平成29年度の人事院勧告に従い、国に準じた給与条例等の改正に伴う増額でございます。以上でございます。 ○議長(飯田 正征君) 次に、議案第129号についての詳細説明を求めます。  手嶋総務課長。 ○総務課長(手嶋 俊樹君) 17ページお願いします。議案第129号、損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定についてでございます。これについて議会の議決を求めるものでございます。  まず最初に、一番下のところからですけど、3番、事件の概要でございますけど、平成29年10月23日に産業振興課の乗っていた公用車が相手方の運転する車、軽トラと接触ということで、軽トラのほうが自分の道のほうからバックしてきたところを公用車とぶつかったということで、公用車のほうにはボディーのほうに接触して損傷を受けております。  1番で和解の相手方でございますけど、北栄町土下の──────────でございます。  和解の要旨でございますけど、実際9対1ということで示談となっとりますが、相手方が修理をしなかったということで、こちらのほうの損害賠償の額がゼロということでございます。以上でございます。 ○議長(飯田 正征君) 以上で一括議題とした6議案の提案説明を終わります。       ─────────────・───・───────────── ○議長(飯田 正征君) 以上をもって本日の日程は全て終了しました。  これにて散会します。  あす15日から17日までは休会とし、本会議は18日の午前9時から開きますので、お集まりください。                 午後3時28分散会       ───────────────────────────────...