北栄町議会 > 2017-12-13 >
平成29年12月第11回定例会 (第 7日12月13日)

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  1. 北栄町議会 2017-12-13
    平成29年12月第11回定例会 (第 7日12月13日)


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    平成29年12月第11回定例会 (第 7日12月13日) ─────────────────────────────────────────────       第11回 北 栄 町 議 会 定 例 会 会 議 録(第7日)                                  平成29年12月13日(水曜日) ─────────────────────────────────────────────                                 平成29年12月13日 午前9時開議  日程第1 一般質問       ───────────────────────────────                 本日の会議に付した事件  日程第1 一般質問        ───────────────────────────────                  出席議員(15名)     1番 長谷川 昭 二君  2番 宮 本 幸 美君  3番 前 田 栄 治君     4番 秋 山   修君  5番 町 田 貴 子君  6番 油 本 朋 也君     7番 斉 尾 智 弘君  8番 井 上 信一郎君  9番 藤 田 和 徳君     10番 田 中 精 一君  11番 森 本 真理子君  12番 津 川 俊 仁君     13番 阪 本 和 俊君  14番 野 田 秀 樹君  15番 飯 田 正 征君        ───────────────────────────────                  欠席議員(なし)        ───────────────────────────────
                     欠  員(なし)        ───────────────────────────────                 事務局出席職員職氏名 事務局長 ─────── 磯 江 恵 子君  副主幹 ──────── 福 田 香 織君 事務補佐員 ────── 長谷川 利 恵君       ───────────────────────────────               説明のため出席した者の職氏名 町長 ───────── 松 本 昭 夫君  副町長 ──────── 西 尾 浩 一君 教育委員長 ────── 福 光 純 一君  教育長 ──────── 別 本 勝 美君 会計管理者(兼)出納室長           総務課長 ─────── 手 嶋 俊 樹君         ──── 齋 尾 博 樹君 企画財政課長 ───── 小 澤   靖君  税務課長 ─────── 大 庭 由美子君 住民生活課長 ───── 倉 光   顕君  福祉課長 ─────── 田 中 英 伸君 健康推進課長 ───── 吉 田 千代美君  地域整備課長 ───── 吉 岡 正 雄君 産業振興課長 ───── 手 嶋 寿 征君  観光交流課長 ───── 松 本 裕 実君 教育総務課長 ───── 磯 江 昭 徳君  生涯学習課長 ───── 杉 本 裕 史君 農業委員会事務局長 ── 下 阪 啓 二君  選挙管理委員長 ──── 吉 田 康 博君 (併)選挙管理委員会事務局長 ──────────────────── 手 嶋 俊 樹君 代表監査委員 ───── 竹 歳 秀 明君       ───────────────────────────────                 午前9時04分開議 ○議長(飯田 正征君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は15人です。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。       ─────────────・───・───────────── ◎日程第1 一般質問 ○議長(飯田 正征君) 日程第1、一般質問を行います。  届け出順により、順次質問を許します。  8番、井上信一郎議員。 ○議員(8番 井上信一郎君) 井上信一郎です。改選後、初の定例議会ということで、私は、北栄町のトップとして4期目の当選を果たされた松本町長に2つの事項についてお伺いをいたします。  まず、今後取り組んでいく事業、施策についてであります。  去る10月1日に執行されました町長選挙におきまして頒布されたビラに記載してある取り組みの中で、3点についてお伺いいたします。  まず第1に、道の駅北条公園の再整備、再開発についてであります。  大型商業施設の進出にあわせ、一体的に再整備する構想でありましたが、現在計画されている場所について、事業者は断念する、撤退するとの報道がございました。町民が待ち望んでいた商業施設ができないと多くの方が落胆されました。今後の見通しと、商業施設の建設地が別の場所に変わった場合、再整備構想を変更もしくは再検討する必要があると考えますが、町長のお考えをお伺いいたします。  2つ目に、青山剛昌ふるさと館リニューアルについてであります。  ふるさと館は当初、大栄歴史文化学習館として農水省の補助事業で建設されました。ふるさと館としてオープン10年を経過し、年間入館者も増加傾向にある中、昨年度、平成28年度は11万人を超えました。大変喜ばしいことであります。  しかし、このふるさと館、手狭感もあり、増改築などの大規模改修も検討したいところではありますが、補助金返還の問題もあり、なかなか難しい問題であります。現有施設での小規模なリニューアルでは、今後も増加が見込まれるであろう入館者への対応など、今後、観光客、インバウンドの外国人の皆さんに本当に満足していただけるのでしょうか。大変心配しております。  そこで、この町長の考えるリニューアルの内容とは一体どのようなものなのか、お伺いをいたします。  そして、隣接する大栄道の駅も開業以来25年がたち、老朽化や来客数の増加による店舗面積の狭さや駐車スペースの狭さが顕著であります。出会いの広場の有効活用策として、ふるさと館と道の駅の移転も考えられるのではないでしょうか。町長のお考えをお伺いいたします。  3つ目に、保育料のさらなる軽減についてであります。  国は、今後、認可保育園の3歳から5歳児の保育料を無料にするということを決定いたしました。今後、この国の保育料もしくは認定こども園等の保育施策が進展していく中で、町の保育料の軽減のための財源をどのように確保されるおつもりなのでしょうか。また、その軽減の内容とはいかなるものなのか、お伺いをいたします。  2つ目の質問でございます。下水道使用料の改定について、町長にお伺いをいたします。  本町の使用料は県下でも上位にある中、今回、基本料金は5.0%、超過料金13.3%、平均改定率11.1%の値上げが本定例会に提案をされております。  アベノミクスの経済効果も地方ではほとんど見られず、景気は横ばいもしくは、中には減衰している事業者、業種もございます。また、給与所得者の皆さんの給与もなかなかふえてまいりません。このような中、また、昨年の鳥取中部地震からの被害復旧での多額の出費を強いられている住民の皆さんに今回の値上げは大変大きな生活への影響が考えられます。いま一度この下水道料金の値上げ、再考されるお考えはないものでしょうか。町長にお伺いをいたします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 井上議員の御質問にお答えいたします。  町のトップとして今後取り組んでいく事業、施策についての御質問でございます。  道の駅北条公園の再整備についての御質問でございますが、まず初めに、再整備の今後の見通しと、商業施設の建設地が別の場所に変わった場合、再整備構想を変更する必要があるのではないかとのお尋ねでございます。  山陰道の整備により、国道9号線が自動車専用道路として高規格化が図られ、山陰道開通の暁には、中間点に位置している本町は単なる通過点となってしまう危機感があります。そのような中、本町が単なる通過点となってしまわないためにも、国道313号線との結節点付近で今後の発展性が見込める道の駅北条公園は、本町にしかない魅力にスーパーホームセンターPLANT(プラント)の集客力を付加して再整備を図るべきと考えていたところであります。  しかしながら、9月議会の一般質問において答弁いたしましたとおり、8月にPLANT(プラント)側から、道の駅北条公園の再整備計画から撤退し、町内の別の用地を改めて自社で確保し進出される旨の会社の方針決定を伺ったところであります。このまま道の駅の一体型登録の動きと同調していては進出時期を逃がしかねないとの判断から撤退を決意され、現在のところ国道9号線沿いに絞って用地の選定を行っておりますので、多くの町民の方が落胆されたとのことでございますが、本町への進出を断念はされておりませんので、御安心をいただきたいと存じます。  集客の核となる施設として期待しておりましたPLANT(プラント)が計画からの撤退を表明したため、道の駅の再整備につきましては、基本となるコンセプトなど構想段階から見直しを行うことが必要となりました。そこで、産業振興課を中心に連携課の関係職員による庁内プロジェクトチームを立ち上げさせたところでございます。現在、プロジェクトチームは、企画、設計、施工の段階から民間のアイデアと活力を生かしたPFI方式により整備された兵庫県の道の駅ようか但馬蔵や京都府の京丹波味夢の里など、特徴的な道の駅を視察してきておりますので、これらの視察結果を踏まえ、構想の見直しや整備計画に反映していく作業を進めております。  今後、計画の見直しに当たりましては、基本設計の業務を委託しているコンサルタント業者を初め、道の駅整備のトータルブランディングを全国的に展開している会社の代表者など有識者のアドバイスを受け、国土交通省とも連携を密にしながら、当エリアの魅力を最大限に活用した計画を策定するものであります。山陰道の開通に先立ってのリニューアルオープンを目標に、地元代表者を初め関係者で構成する道の駅「北条公園」運営連絡協議会を通して意見をお伺いしながら、本年度中に基本構想を策定し、案が完成次第、議会にお示ししたいと考えているところでございます。  次に、青山剛昌ふるさと館リニューアルについての御質問でございます。  青山剛昌ふるさと館リニューアルの内容はどのようなものかとのことでございますが、これまでさまざまなリニューアルを行っていますが、主なものとして、開館10周年を迎えた昨年度には、グランドフィナーレをプロジェクションマッピングへ変更、ふるさと館南側壁面の装飾を行い、今年度につきましては、カラーオブジェの設置やルーツを探る展示改修を行う予定としております。また、来年度以降につきましても、館内のアトラクションや展示内容につきまして、随時リニューアルしていくことを検討しております。  次に、出会いの広場の有効活用策として、ふるさと館と道の駅の移転も考えられるのではないかとのことでございますが、出会いの広場の活用につきましては、現時点では構想はございませんが、活用を考える中で、一つの案として検討してみたいと考えておるところであります。  次に、保育料のさらなる軽減についての御質問でございます。  私の選挙の際に保育料の軽減を公約といたしました。財源につきましては、ふるさと納税の活用や風力発電事業の収益による風のまちづくり事業の財源などを考えているところでございます。具体的な内容につきましては、現在、まだ検討中でございますので、いましばらくお待ちをいただきたいと思っております。  次に、下水道使用料の料金改定についての御質問でございます。  平成29年1月に北栄町下水道使用料審議会により、平均11.1%の改定が答申されました。改定単価は、低所得者、高齢者世帯に配慮し、基本料金の改定率を5%と低く抑え、超過料金を13.3%とするものでございます。  改定理由として、下水道事業は特別会計で運営され、独立採算が求められる事業で、汚水処理費としての維持管理費及び資本費は、受益者負担による使用料で賄うのが原則であるのにもかかわらず、事業開始以来、決算においてこのうち半分も使用料収入で賄えておらず、不足分を一般会計の繰出金で補っております。下水道事業の公共性から公費での責任部分はあるものの、使用料で賄うべき費用に対する支出を続けることは、他の行政サービスに必要な財源の確保が困難となり、町政に多大な影響を与えることとなることから、下水道会計への一般会計繰出金を縮減する必要があるためとされております。  この改定により、使用料収入は年間にすると約2,700万円を見込んでおります。  附帯意見として、「水洗化率の向上」、「収納率の向上」、「維持管理費の縮減」の取り組みを求められております。「水洗化率の向上」につきましては、現在も行っている各戸に接続勧奨を引き続き行っていくほか、定期的に文書を発送していくなど、一層取り組みもしていく考えでございます。「収納率の向上」につきましては、現在でも現年度の収納率は99%を超えるなど努力をしておりますが、引き続き高い収納率を継続するようにいたします。「維持管理費の縮減」につきましては、施設の長寿命化計画を定め、補助事業を利用した施設の更新を進めるように努めます。  今年度は、上水道との宛名統合を行うことにより、利用者の利便性のほか費用の節減が図れることとなりました。さらに、公営企業会計の導入により、今後も経営の合理化に努めていく所存でございます。  審議会の答申にございましたとおり、下水道会計への繰出金は一般会計の大きな負担となっております。平成27年度は7億円、平成28年度は7億2,000万円となっており、これに資本平準化債を加えた実質の不足額は、平成27年度、平成28年度とも約9億円となっております。平成28年度においては、一般会計が本来負担すべき公費負担分を除く使用料で賄うべき汚水処理費は約4億6,000万円で、使用料収入で不足する約2億1,000万円が赤字補填分ということになっております。これを使用料、汚水単価に割り戻しますと、現在に比べ約1.8倍の料金収入がないと賄えないこととなります。  北栄町下水道使用料審議会では、平成40年代には汚水処理費を100%使用料で賄えるよう、使用料の検討を行うようにとされております。平成28年度より合併による地方交付税の特別措置がなくなり、今後ますます減額されることが見込まれることも少なからず影響があるように考えております。  議員仰せのアベノミクスの経済効果は地方ではほとんど見られず、給与所得も伸び悩んでいるとのことでございますが、審議会ではその点についても検討をされました。前回改定した平成24年及び前々回改定した平成21年当時に比べ、県内の景気を示す鳥取県の経済動向の指数が上昇傾向であることを確認されて今回の値上げ改定を答申されております。また、最新の平成29年11月においても同様の傾向でありました。町内の状況においても所得の状況は年々ふえており、給与所得につきましても同様でございます。  当初、平成28年12月から平成29年1月までの使用分を、平成29年2月分使用料より改定を予定しておりましたが、鳥取中部地震の影響も考え、1年2カ月繰り延べし、平成30年4月の料金から改定するように考えているものでございます。  下水道使用料につきましては、これだけ水洗化が進んだのであれば、ある程度公費で負担してもいいのではという考え方も伺っているところであります。しかしながら、自主財源の割合が低く、地方交付税など依存財源の割合が多い本町におきましては、下水道会計への繰り入れは直接一般会計で行う事業に影響が出ます。一般会計からの繰り入れを行うことは、高齢者世帯、少人数世帯のように基本料金で賄える利用者と使用量をたくさん使う世帯で関係なく、一律に負担いただくということになります。社会保障費や教育費、道路整備費など、一般会計で必要となる支出を下水道事業で使ってしまうこととなります。下水道使用料に応じた御負担をいただくほうが公平だと考えますので、下水道使用料の改定をお願いするものであります。  今回改定を行いましても、引き続き使用料の対象となる汚水処理費に毎年約2億円程度は一般会計からの赤字補填は行うこととなります。また、総務省の算定方式の変更により、今年度より毎年約2億円あった資本費平準化債が大幅に借り入れできなくなり、また、来年度については全く借り入れができない見込みとなっており、その分、繰り出し分が増額することで、一般会計への影響は大きいと考えております。  下水道使用料審議会では、引き続き3年ごとの使用料の見直しを答申いただいております。平成40年代の資本費回収率100%になるまで、料金改定を予定されているところでございますが、議員御指摘のとおり、県下でも2番目に高いという使用料でございますので、次回の下水道使用料審議会までには一般会計からの赤字補填の割合について考え方を整理し、繰り出しを行う割合についての方向を定めていき、今後の料金改定について考えてまいります。  下水道は、住民生活になくてはならない重要なインフラでございます。これが末永く安定した経営で、良好な維持管理を行えますように、下水道使用料の改定をお願いする次第でございます。 ○議長(飯田 正征君) 井上議員。 ○議員(8番 井上信一郎君) まず、道の駅北条公園の再整備について再度お伺いをいたします。  改めて構想は練り直しをするということなんですけども、コンサルタントに入っていただくという御発言がございました。また、道の駅ようかなどにも視察に行かれたということで、道の駅ようかは、城崎マリンワールドですかね、いろいろな事業を経営しておられる、多角的な経営をしておられる方がやっておられて、すばらしい経営をしておられるというふうなことも伺っております。私、コンサルなんか入れて成功したためしないと思うんですけどね。かつて旧北条町で、合併前に北条公園の同様の構想をコンサルにたしかほとんど丸投げだったんじゃないでしょうかね。四、五百万円ぐらいの予算をかけて出てきたその計画案、ちょっと記憶定かではないんですけども、大規模な事業としては四、五十億円ぐらいで展望台から温泉からいろいろなものを整備しましょうというものから数億円程度にとどまるものまで、3パターンぐらい提案をされたかと思います。結局、全て絵に描いた餅のような提案でございまして、町としてもその3つの案の一つも実行されませんでした。  今回も、またそのコンサル、コンサルは日本全国いろいろな成功事例を知っておりますから、その中のいいとこどりをして、それを北栄町に当てはめようと考えますけども、本当にそれがこの北栄町の道の駅北条公園にふさわしいものなのかどうか。計画も大切ですけども、実際に例えば道の駅に大栄のようなお台場いちばとか飲食のできるような施設を当然整備されるでしょうから、やはり実際にその施設の経営にかかわっていただく事業者が私は大変重要になってくると思います。  まず、コンサル等に入ってもらう、専門家の方に入ってもらうということについて、町長、私は否定的なんですけども、町長のお考えを伺います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) コンサルが入って成功した例がないというようなお話でございましたが、図面引いたりする中にはやっぱりコンサルさんが入って図面引いたりなんかしないとこれはできませんので、そういう意味で入っていただくということでございまして、コンセプトはあくまでも町がつくって、こういう形でやりたいということで考えております。その中に、先ほど北条の話が出ましたが、そういうものも入れながら、北条の場合特徴があるわけでありますので、そういうのも入れて、そういうコンセプトの中でどういうのがいいかということを考えたいということでございますので、コンサルはあくまでもそういう図面を描いたり、こういう場合はこうしたらいいですよというような相談するような形の中でお願いをしたいということで今考えておるところであります。そして、プランナーという方もおられるわけでありまして、その方の意見等も聞いたわけであります。全面的にそれを全部入れるということではなくて、やっぱりそこに特徴的な合ったような、北栄町に、北条道の駅にふさわしいようなものを取り入れていこうということを考えております。  それから、事業者を入れてやってはどうかということがあるわけでありますが、それも一つの方法だろうと、こう思っております。ただ、いきなりじゃあ事業者が来て、こうやりますよ、こうしたらどうですかということを、なかなか今すぐということも難しいだろうと、こう思います。ある程度そういうコンセプトをつくって、そういう絵を描きながら、その中で事業をしていただく方にお話をしていくということになろうかと思いますが、そういうような形でやっていければと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 井上議員。 ○議員(8番 井上信一郎君) この再整備は、PLANT(プラント)さんとの一体的な整備ということが実現できなくなったということですので、どのような計画、構想が出てくるのか、楽しみにさせていただきたいと思います。  私は、先ほども申し上げましたが、PLANT(プラント)がもう北栄町に進出しないんだということではなくって、現在、事業者のほうで鋭意9号線沿いで候補地を探しておられるということなんですけども、進出地について、町のほうで何がしか協力といいますか、財政的な支援は置いといて、こういういい場所がありますよ、そこの地権者の人の理解を得られるためにもそういう協力もしますよというふうな、そういうふうな協力体制といいますか、そういうものが現在もあって進めておられるのかどうかをお伺いします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) やはりPLANT(プラント)に進出していただければ、町自体が、そういう商業施設もできますし、活性化になるものだろうと、こう思っておりまして、そういう意味ではPLANT(プラント)さんの支援になるように、そういう話し合いはずっと続けております。例えば土地についてもここら辺どうですかというようなこともありますし、また、ある程度決まって、道路の拡幅とかということも多分あろうかと思います。そういう取りつけ道路、あるいはそういう進入道路等の施設の整備等もやっぱり考えていく必要があるのではないかなと、こう思っておりまして、今もずっとコンタクトをとりながら、進出に向けていろいろ支援をしておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 井上議員。 ○議員(8番 井上信一郎君) 一応支援を今も常に、情報交換といいますか、しながらやっているということですけども、この進出ができそうな予定地の見通しというのはあるんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今考えておられる土地もございます。具体的には言えませんが、今の道の駅とかなり近いところでやりたいということでありますので、PLANT(プラント)さんと道の駅とのまたつながり等も我々も考えていかないけんと思いますし、そういうところを今考えておられます。 ○議長(飯田 正征君) 井上議員。 ○議員(8番 井上信一郎君) 現在の道の駅のかなり近い場所だということです。その見通し的には、要は、当初の進出予定地では実際に建設してオープンしようと思っても平成35年以降になってしまうおそれがあるということで、とてもそこまで待っていられないということで、できるだけ早期に開業、オープンにこぎつけたいということから別の場所を自社で探すんだということなんですけども、PLANT(プラント)さんの思いとしては、遅くとも何年後ぐらいまでに、当然ある程度そういう開業年度がおおよそわかれば、北条道の駅再整備構想も、山陰道が開通するまでというのが一番最終ですけども、できることなら早く道の駅のほうも、PLANT(プラント)ができたことによってそこへの集客力もありますから、再整備構想の実現も早めるべきだとは思うんです。まず、PLANT(プラント)、ある程度出ていただけそうな場所もあるということで、これはPLANT(プラント)さんのお考えなんでしょうけども、町の希望的観測でも結構ですので、町としてもこれぐらいまでに、PLANT(プラント)さんも来年、再来年ぐらいまでにはみたいな情報がございましたらお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) PLANT(プラント)さんもそういう土地も、ここら辺がいいということで、地権者への説明会等もやられるということも伺っております。その中で、平成31年度ぐらいには着工して、平成32年度ぐらいにはオープンしたいというような思いを持っておられるそうでございますので、道の駅の再整備も、先ほど議員言われたように、そういう山陰道の開通まで待たなくても、できるものであれば早くしたいなと、こういう思いを持っております。 ○議長(飯田 正征君) 井上議員。 ○議員(8番 井上信一郎君) この商業施設、本当に町民の皆さん、楽しみに待っておられますので、ぜひ町としても協力体制しっかりとっていただいて、早期のオープン、また道の駅のほうについても同様であります。今後しっかり取り組んでいただきたいと思います。  次の2番とも非常に関連があります。青山剛昌ふるさと館リニューアルについてですが、私、後段のほうで、隣接の道の駅のこと、そして出会いの広場の再開発、利活用を含めて御質問をさせていただきました。現在のところ出会いの広場等についても全くどういうふうにやるのか構想はないけども、そういう活用について検討をするということなんですけども、北条道の駅を再整備をする。大栄の道の駅ももう30年近く経過して、先ほど申し上げましたように、お台場いちばはもう土日、祭日なんて行ったら身動きがとれないぐらい、レジも2つですかね、長蛇の列といいますか、大変にぎわっていて、売れる農産物とかもたくさんあるのに置いておくスペースも非常に小さい。できれば大栄の道の駅についても、そんな遅い時期までかからないと思うんですが、大栄のほうも大栄インターができます。そうなるとさらに、青山剛昌ふるさと館もそうですし、大栄の道の駅にも利用者、当然さらにふえることが予想されますから、大栄の道の駅についても今後考えていただく必要があるのではないかなと思う中で、北条の道の駅と大栄の道の駅の距離って6キロか7キロぐらいしかございませんよね。北栄町の町の中に道の駅、本当に2つ必要なのかということ、私、ずっと以前から思っておりまして、町長はまず北条道の駅を再整備するということですが、現在の大栄の道の駅のあり方について、今後、町長としてはどういうふうに大栄の道の駅を活用していこうとお考えなんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 近いところに道の駅2つ必要かということでありますが、やっぱり今あるものを生かしていきたいなと、こう思います。北条では北条としての特徴もありますし、また、大栄としては大栄の特徴があるわけであります。特に北条につきましては、オートキャンプ場も一体となった道の駅、これは全国的にはなかなかないわけでありますので、そういうのを生かしながら、北条の砂丘地としてのコンセプトを持ってやっていくということを考えております。  それから、大栄につきましても、先ほど議員仰せのように、かなり古くなってきておりますし、手狭であります。やはり山陰道が開通するまでにはこれも整備する必要があるだろうと、こう考えておるところであります。ここはまた農産物がとても豊富にございますし、新鮮なものもあって、鳥取市や米子市からも買い物に来られるというようなことで、大変にぎわっておるところでありますので、またそういうものをコンセプトにしながら、やはり広げる、あるいは改修をしていくと、再整備をしていくということが必要だろうと、こう思っておるところでありますので、これもやっていきたいなと、こう思っております。山陰道につきましては、北条側は既に買収が終わっております。工事にもかかりやすいということもありますが、大栄側はこれからまた買収ということにもなりますので、若干おくれてくるだろうと、こう思っておりますので、北条を再整備して、そして大栄ということになろうかと思いますが、開通までには何とか整備をしていきたいなという考え方を持っているところであります。
    ○議長(飯田 正征君) 井上議員。 ○議員(8番 井上信一郎君) 今後、大栄道の駅についても時期が来れば、要は山陰道が開通するころにはということですが、同じような、今、日本全国どこの道の駅もそういう地場の農産物を販売する業種と飲食、物販が併設されているところがほとんどで、どこも業態といいますか、そういうものは似たり寄ったりですけども、ただ、商品なり接客、いろいろすばらしい道の駅は繁盛しておりますし、大栄の道の駅、特にお台場いちばのほうは地元の生産者の人が毎朝、朝どれの新鮮な農産物等を出荷しておられるということで、先ほど町長も言われたように、鳥取市の人は西のほうに観光した帰りに大栄の道の駅で農産物を買って帰る。米子市のほうの人は鳥取市のほうに遊びに行った帰りに寄られるというふうなことも、私も何人もそういう県民の方にお会いしております。非常に大栄の道の駅、寄りつきやすいといいますか、そういう野菜なんかも非常に好評だということですので、その辺の充実もさせていかなくてはならない中で、非常に手狭だということなんですが、駐車場も非常に狭い。北栄町の一大イベントのすいか・ながいも健康マラソンのときなんていったらもう、出会いの広場の駐車場、もういっぱい。要はもうこれ以上、今、参加者をふやすということはほとんどもう限界に近い状況になっている中で、出会いの広場を再整備をして駐車場スペースがなくなるのもちょっと今後のマラソン大会の運営にも大変かなとは思うんですけども、でもあれだけのいい立地にあるところをそういう空きスペースで置いておくのはもったいないということで、今後、ふるさと館の移転も視野に考えていただく。そんな中にあって、現在、巨大迷路、来年新たにまた再スタートをするということなんですけども、それ以外にも、例えば米花商店街の河口側、下側のほうが、真砂土の地道みたいな状況になっていますから、あのあたりを芝生の広場に整備をして、土日祝日なんかにはそこで日曜マーケットとか、朝市でもできたりとか、そういうふうな多目的に利用できるような広場として整備をしてもいいのではないかなと。芝生広場ですね。それでしたら後々いろいろ使い道を変更するにも何ら問題はないと思うんですけども、道の駅とふるさと館を出会いの広場に持っていくかどうかを検討していく中で、まずはあれだけのスペースをもう少し有効活用するために、芝生広場なんかを整備するということはいかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 出会いの広場もかなり以前から、どういうことに使ったらいいのかということで、活用方法等も、一般の方にもそういう意見もいただくようにいたしましたし、また、議会でもいろいろ検討をしていただいたわけでありますが、なかなか決まらなかったというのが実態でございます。そういう中にあって、今、米花商店街ができ、そしてまたまんが王国とっとりのときに県のほうで巨大迷路をつくっていただいたところであります。そしてすいか・ながいもマラソン大会等でも駐車場として活用していただいておりまして、ただ、それだけしか使っていないというようなことでありまして、大変もったいないような話であります。今後、いろいろあったわけでありますが、でも早急にやっぱり整備していく必要があるだろうと、こう思っております。いつまでもあのままの状態ですといけませんので、何とかそういう構想をつくって整備をしてまいりたいなと思っております。ちょうどあの周辺は桜の木も植えていただいておりまして、川沿いにはかなり大きな木になっておりますし、また、免許センター跡地の周辺には、これも桜の木がかなり成長してきておるなと、こう思っております。桜の見どころにもなるのではないかなと、将来的にはそうなるのではないかなと、こう思っておりますので、そういう中にあって、どういうものをつくっていくかということを今後考えていかないと、こう思っておるところであります。  先ほど芝生広場をつくってはどうかというようなことがございました。余り大きな場所ではこれはできないだろうと今思っておりまして、するんだったら川沿いの周辺であったりとか、そういうところでは可能ではないかなと、こう思っておりますので、検討してみたいなと思います。その中に子どもさんが遊ぶような小さな遊具というのもあれば、そういう家族連れの方も来られるのではないかなと、こう思いますので、検討はさせていただきたいなと思います。 ○議長(飯田 正征君) 井上議員。 ○議員(8番 井上信一郎君) リニューアルについてもう一度お伺いいたします。現在、正式名称である大栄歴史文化学習館、これ、補助金返還の対象にならない時期というのがあると思うんですけども、その期間を経過すれば現在のふるさと館を改修をするのかということも考えられると思うんですけども、まず、その点、返還しなくてもいいようになるのは何年のことなんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 返還といいますか、農林の補助金でつくっていただいておりまして、それをこういう形で今活用させていただくという、特別展示という形で今のところさせていただいておるんですが、これをいつまで続けるかということもあるわけでありますが、そういう補助金をいただいて、そういう縛りがあるわけでありますが、自由に使えるかということになれば、詳しくはちょっとまだわかりませんけど、耐用年数ぐらいまではそういう縛りがあるのではないかなと、こう思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 井上議員。 ○議員(8番 井上信一郎君) その耐用年数とは、45年とか50年とかあると思うんですけども、そのあたり、具体的な年数というのはわからないんですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 正式にはまた後でさせていただきますが、大体鉄筋コンクリートでは50年程度ということになっておるようでございます。 ○議長(飯田 正征君) 井上議員。 ○議員(8番 井上信一郎君) 済みません。大栄歴史文化学習館って何年建設だったんですかね。要はあとどれぐらい残期間があるのかが……。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今、22年たっておるようです。 ○議長(飯田 正征君) 井上議員。 ○議員(8番 井上信一郎君) ということは、まだ半分も経過してないということは、まだまだしっかりあの施設を使用していかなくてはならないということですので、やはりそうなると新たな場所に将来的には建設するということも当然考えなくてはならないということで、町長のほうから冒頭検討するということでありましたので、ぜひ前向きに検討をしていただきたいと思います。  次に進みます。保育料の軽減についてでございます。国のほうが、再来年ですかね、3歳児以上を無料にするというようなことがございました。町のほうでも第3子は無料とか、いろいろそういう子育て支援策を充実強化されております。この軽減なんですけども、所得に応じてもともと階層ごとに保育料も段階がございます。それをさらなる軽減をということを町長は選挙のときに提案をされたということなんですけども、国がこうやってもう3歳児以上は全て無料にしますよ、国のほうでしますから、その辺の財源は問題ないんですけども、もう少し踏み込んで子育て支援、町長もこれまでもずっと子育てするなら北栄町ということを常々言っておられます。そのあたりについて、もう少し踏み込んだ御回答はいただけないものでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 国もそうやって無償化やっていくんだということがありますが、一遍にできるわけでないのでありまして、消費税の関係等もあるようでございまして、まずは5歳児だけをするとか、あるいは次は3歳児、4歳児、あるいは0歳から2歳というような形で段階的にやっていくというような方針を今出しておられるようでございます。そのつなぎの期間だけでも町でできることはやっぱり町でやっていきたいなというようなことを考えておるところでありますが、具体的にならどういうような形でやっていくのかということは、5歳児無償化になったら、じゃあ4歳児、3歳児どうするかということはまだ、これからちょっと詰めていきたいなと、こう思っておりますので、国がするまでの期間は町としてはそういう保育料の軽減についてやっていこうということを今考えておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 井上議員。 ○議員(8番 井上信一郎君) 私ね、無料にするのがいいとは思ってないんですよ。それぞれの家庭、保護者の事情が許されれば、できる限り家庭で子育てをするのがいいなと、私がまだ保育園児を持っているころは、おじいちゃん、おばあちゃんもおりましたけども、夫婦共稼ぎみたいなところがあって、保育園には預けておりましたけども、やはり理想は家庭でということで、これまでも全て無料にすると、本来家庭で保育できていた人もただだったら預けちゃおうみたいな、そういうことも起こりかねない。そういうこともあって北栄町でも、1歳半まででしたかね、家庭で子育てしている方には保育支援なんかで支援をするというふうなことを湯梨浜町に続いて実施を今されております。私、そういうことを充実させるのも一つの方法であろうと。先ほど財源について、風のまちづくり事業をということを町長言われましたが、本来、この風のまちづくり事業、要はこの基金ですね。基金の使途については、目的のところで使途が限定されていたのではなかったんでしょうか。ちょっと確認の意味も含めてお伺いします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 風のまちづくり事業の使途については、特別に限定はしておりません。ただ、最初はFITのお金で、売電収入が上がってきたということがありまして、FITは電気料金に上乗せしてあるということでありまして、そういうものをやっぱり電気関係のもので還元していこうということでさせていただきましたが、それを全てそれにするということでなくて、そういう特定的にじゃあこれだけに使うんだぞということはありませんので、必要な事業に使っていくということにしておるところであります。  また、先ほどありましたが、家庭内保育ということもあるわけであります。今年度から1歳6カ月までの方に支援をしております。国のほうも今度は育児休暇等は2年ということになるようなことでございますので、それも保育料の軽減とあわせて家庭内保育の件につきましても今回検討していこうということで今考えておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 井上議員。 ○議員(8番 井上信一郎君) 家庭内保育、現在、我が町、1歳6カ月までということですが、国のほうが何か育児休業は、育休のときには無給ですよね。ですから2年間育休がとれる。じゃあ2年間家庭内で保育できますということであれば、我が町、今、1歳6カ月までということであれば、今後は2年間とか、育休をとられている期間、子育て支援として町のほうで支援しましょうということも考えられると思うんですけども、その点について、町長、どうお考えでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) まだ1年6カ月までですので、今後、2年に延長するというような話があるということでございますので、それになればそういうこともやっぱり延長していかないけんということで考えるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 井上議員。 ○議員(8番 井上信一郎君) 今は1歳6カ月までということですよね。もう少し踏み込んで、3歳未満児でもいいです。要は、1年6カ月の間家庭で保育しておられる方、例えば1歳6カ月を過ぎたんだけども、いろいろあって家庭で保育することが、見ることができるようになったという家庭について、1歳6カ月を過ぎているそういう乳幼児がいても支援をする。そういうことも可能であると思うんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういうことも考えられますので、今後検討してまいりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 井上議員。 ○議員(8番 井上信一郎君) ぜひとも、子育てするなら北栄町ということですので、北栄町の保育料も湯梨浜町に劣らずかなり安いというふうに聞いております。以前の担当課長にも、もっとそういう子育てしておられる方、これから結婚、出産されるような、そういう人たちにしっかりPRせんと、何かもう湯梨浜町が安いと言って湯梨浜町に引っ越しちゃいましたみたいなことにならんようにしてくださいよって言っているんですけども、現在、そのあたりについて、これから結婚、出産、育児に向かっていくような皆さん向けに、北栄町の、要はおぎゃあと言ってから亡くなるまで、連続したこういう支援制度がありますよ、その中で特にそういう子育てをする、これから出産をするような人たち向けの、そういう町の施策がぱっと見てわかるような簡単なハンドブックみたいな、こういうことを今やってますというふうな、そういうものをつくって皆さんにPRするというのはどうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういうものを配ってはどうかということでございますが、ネウボラの関係で配ってあるようでございまして、関係される方には配ってあるというようなことでありますが、やはりこれから子どもを産もうかとか、あるいは北栄町に住んでみたいなという方のためにも、もう少しPRをしていく必要があるんだろうと、こう思っておりますので、そういう機会を使って、町報であったりとか、いろんな機会を使って広報には努めてまいりたいなと、こう思っております。  それから、保育料の関係でございますが、かなり安くなってきておりますが、ただ、いろいろ保育料は難しゅうございまして、例えば3人が同時入所しておればどうたらこうたらとか、あるいは1人小学校に上がればどうなるかというようなこともあるわけでありますので、そういうところも精査しながら、本当にお子さんをお持ちの方が子育てしやすいような、そういう仕組みを考えてまいりたいなと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 井上議員。 ○議員(8番 井上信一郎君) ネウボラのほうでそういうチラシというか、作成して対象の方には配布しているということなんですけども、私、対象ではないので、見たこともないんですけども、内容的に、例えば出産したときには出産一時金ですよとか、こども園に預けられるときには、やはり保護者ってそういう利用料金ってすごく気になるわけですよね。こんなにこども園預けると保育料かかるんだということで我慢をされるというか、そういう方もなきにしもあらずで、やはり北栄町の保育料って要はこんなに安いんですよという、そういう具体的に保育料を掲示をしようと思って、所得とか階層とかすごく細かいものがあるので、なかなかそういうものを簡単なチラシには掲載はできないとは思うんですけども、例えば標準的な夫婦に子ども2人、その2人が2人とも園児の場合だったらこの程度ですよみたいな、ある程度目安となるようなものでも入れてもらうとかしていただければと思います。とにかく北栄町もしっかり子育てには取り組んでいますよ、保育料も湯梨浜町に負けずしっかり子育て支援をしておりますよということを皆さんにしっかり知っていただくように、これからも取り組んでいただきたいと思います。  最後、2項目めの質問に入ります。町長答弁で、下水道審議会の答申の内容等についてお話がございました。現在のいわゆる赤字補填分、2億1,000万円ですか、それを平成40年度代には解消したいということでございましたが、下水道は普及率も100%でしたかね。98%。ほとんどもう管渠は通っておりますから、あとは接続をしていただけてない方が、済みません、数字はちょっと定かでないので言いませんが、国保会計では毎年のように、昨年度は赤字補填ございませんでしたが、高額な医療費がかかったりした方が出てくるとすぐもう財源が不足して、最終的に一般会計から赤字繰り入れをしている。そういう中にあって、下水道、上水道もですけども、本当に生活には欠かせないもので、ほとんどの人がその、環境衛生上も非常に皆さん利益を享受しているわけですから、公平な負担をということでございますが、私、赤字補填がいけないとまでは、やはりこれは政治的な判断も必要ではないかなと私は思います。先ほど低所得者等にも配慮して基本料金よりもその後の使用料のほうの値上げ率をアップしたということですけども、それであれば、基本料金は据え置くということもありではないかと思うんですけども、その点についてはいかがなんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 赤字補填をしてもいいのではないかなというような御提案があったわけでありますが、財政が本当に逼迫しつつあります。交付税も合併のそういう恩恵もだんだん少なくなって減ってくる中で、いつまでも赤字補填を続けていっていいのかということもあるわけであります。先ほどの答弁で言ったように、他の今度は事業が影響を帯びてくるというようなことがあるわけでありますので、やはり基本的には受益される方が負担していくということが原点にならないといけないと、こう思っておるところでありますので、そういう意味で今回値上げの提案をさせていただいたところであります。御理解をいただきたいなと、こう思います。  基本料金を据え置けばよかったのではないかなということでありますが、これは審議会の中でいろいろ検討された中で、やっぱり全体として値上げする。その中でやはり高齢者の方、あるいは低所得者の方のことをおもんぱかって、そういう形で値上げされたということでございますので、要するに使用量が少ないというような観点の中でされたのではないかなと、こう思っております。それをそのままにしておくと、なかなかそういう、全般的に13.何%ということになりますので、そういうことを考えながら、そこは低くして11%にしたんだというようなことでございますので、そういう審議会の答申に沿って今回提案をさせていただいたということでございます。 ○議長(飯田 正征君) 井上議員。 ○議員(8番 井上信一郎君) 町の財政状況のことは毎年年度当初には中・長期の財政見通しも含めて議会のほうに説明もございます。合併当初、旧北条町、旧大栄町、両町合わせた基金の合計、たしか2億数千万円だったと記憶しておりますが、現在は14億円でしたかね、数字はまたそちらのほうで正確な数字を答えていただければいいんですけども、厳しい中にあって、やりくり上手な町の運営をしっかりやってきておられるわけで、これから交付税も減ってくるということは重々承知の上で、そうはいっても、中部地震のことも申し上げました。高齢の方でもう今から修繕しても無駄になるといいますか、そうやって放置しておられる方もあるというふうなことも聞いてはおりますけども、やはり中には雨漏りなんかは早急に直さないけんから、何とかやりくり算段して直した。日々そうやっていっぱいいっぱいのところで生活しているという方もある。そのあたり、町長、審議会の答申が出たんだから、何か私、審議会の答申を、何ですか、錦の御旗じゃない、葵の御紋、私ね、審議会のほうでそういうふうな答申が出たんだから、もうそれでいくんだというふうなことではなくて、やはり政治家として本当にこれだけの値上げをしていいのか。財政も、基金がもう底ついちゃいますよみたいな状況ならいざ知らず、本当に堅実にここまで積み上げてきておられるわけです。改めてお伺いいたします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 合併当初は基金は7億円ということでございました。お互いに3億5,000万円ずつ持ち寄ってやろうということでやったわけでありまして、7億円の基金であったわけであります。現在、14億円、倍近くなっておるところでありますが、しかし、これも一たびそういう大きな災害等があれば、これもすぐ使わなければならないということでありますので、幾ら倍ぐらいになったっていったって、やっぱりある程度余裕がないとこれはいけないと思います。この中で、毎年2億円近くをそういう処理費で負担しておるということになれば、すぐこれはなくなってしまいますので、やはりそれはそれとして置いて、受益される方がやっぱり負担していくということが必要だろうと、こう思っておるところであります。  それから、審議会の答申をそのままということは政治家としてどうかということでありますが、昨年出まして、審議会としてはすぐにでもというようなことであったわけでありますが、そういう地震等のことも考えて、1年先送りして実施させていただきたいなということでございますので、御理解をいただければと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 井上議員。 ○議員(8番 井上信一郎君) この下水道使用料については、基本的に町長と私の考え方は幾ら議論しても平行線に終わるでしょうから、この後の質疑なり、最終日のほうで、討論、採決等でまた改めて発言をさせていただきたいと思います。  何はともあれ、町民あっての北栄町だと思います。ですからやはり北栄町に住んでよかったと、町民がいなくては、町、存在しませんからね、ですから町民の皆さんが本当に、北栄町、住んでよかったなというまちづくりを、先ほどの保育料についてもそうですが、今後とも本当に町のトップとして住民の期待にしっかりと応えていただける取り組みを期待をしております。最後に一言、町長のこれからの4年間の決意をお聞きして、終わります。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 期待をしておるということでございますので、期待に応えるようにしてまいりたいと思います。やはり住民がこの町に住んでよかったなというようなまちづくりを進めてまいりたいと思いますので、今後とも御協力、御指導いただきますように、よろしくお願いいたしたいと思います。 ○議員(8番 井上信一郎君) 終わります。 ○議長(飯田 正征君) 井上信一郎議員の一般質問については、答弁保留があります。14日の会議において御回答をいただきますので、よろしくお願いをいたします。  以上で井上信一郎議員の一般質問を終わります。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 10番、田中精一議員。 ○議員(10番 田中 精一君) 10番、田中精一でございます。私は、このたびの町議会議員一般選挙での過去最低の投票率の結果責任についてと道の駅北条公園の再整備構想についての2つの事項を質問いたします。  まず、このたびの町議会議員一般選挙での過去最低の投票率の結果責任について、吉田町選挙管理委員会委員長にお尋ねをいたします。  北栄町選挙管理委員会は、平成25年に投票区及び投票所の見直しを実施をし、町内20カ所の投票所を8カ所削減し、12カ所といたしました。当時、行財政改革を断行せよとの機運や圧力の高まりでやむなく実施したと吉田委員長はかなり高圧的な答弁を繰り返していました。一方で、削減後に実施した最初の選挙でございますが、平成25年10月5日の町議会議員一般選挙で投票率は前回の投票率を4.44%も下回り、さらに、投票所を削減された自治会や議会の猛反発もあってか、矢継ぎ早に高齢者や交通弱者に配慮するとして、選挙当日の送迎バスの運行や移動期日前投票所の運営など、反発をかわすためか、小手先の対応を実施し、みずからの失策への批判を最低限に抑えようとしてきました。  しかし、今週10月1日に執行された北栄町議会議員一般選挙の投票率はまたしても前回を下回ってしまいました。当日有権者1万2,727人に対し、投票者は8,700人で、投票率は68.36%でございました。前回、平成25年の町議会議員選挙の投票率71.93%をさらに3.57ポイントも下回り、旧北条町や旧大栄町も含め、過去最低、ワースト記録を更新してしまいました。  私は、この結果で、特に有権者の4,027人もの方が投票されなかったことに大きなショックを受けるとともに、こうなるであろう事態を招いた吉田町選管委員長に改めて強い憤りを覚えました。4,027人の方というんですが、4,027人とは、有権者の実に3分の1弱の方が棄権されたということであります。町議会議員選挙は有権者が最も身近な町政に参加する最大の機会であるにもかかわらず、こうして4,027人の方が棄権されたという事実に対し、選挙を費用対効果の視点でしか捉えられない吉田委員長のもとでは、もはや以前のような75から80%台の投票率の回復は不可能であると考えています。  いずれにしても、平成25年と今週の2度の町議会議員一般選挙の結果からして、平成25年の投票所削減策は失敗であることは明らかであります。行政委員会としての町選挙管理委員会の結果責任は重大で、見過ごすことはできません。町の選挙を執行する重要な立場にある北栄町選挙管理委員会の委員長として、どう責任をとられるのか、吉田委員長に伺います。  次に、道の駅北条公園の再整備構想について、町長に質問をいたします。  この件は、先ほどの井上議員の質問と重複することになろうと思いますが、私なりにやはり質問をしたいということでございまして、どうぞおつき合いのほど、よろしくお願いいたします。  今年度の当初予算に道の駅北条公園の一体型登録に伴う再整備計画を策定するための委託費200万円が計上され、議決されました。この委託費は、山陰自動車道北条道路の事業化に伴う道の駅北条砂丘公園センターの全面移転とオートキャンプ場の再整備、さらに一部用地買収をして、大型商業施設の進出誘致を高規格道路整備と一体的に行うことを目指し、その全体構想を策定しようとするものでございます。  その後、大型商業施設の進出予定者から、この構想に組み込まれたら事業者として目標としている開業時期が大幅にずれ込むため、本計画から離脱し、独自に用地を探し求めて進出を目指すこととなったと新聞等でも報道されましたが、事業者のその後の動向はどうなっているのでしょうか。  あわせて、当初予算提案時と大きく状況が変わってきたのでございますが、構想の策定委託業務はその後、議会に何らの報告もないままですが、後で手戻りや無駄遣いだったということはないのでしょうか。  いずれにしても、構想の策定はどのような方針のもとにコンサルタント業者に発注をされ、現在どの程度の進捗状況にあるのか、町長にお伺いします。  以上、この場での質問を終わります。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) 田中議員の質問にお答えする前に、まず、10月1日に執行いたしました町議会議員一般選挙の投票事務で発生をいたしました投票用紙の二重交付、また、開票事務で投票用紙を仕分ける際、機械から投票用紙をとり忘れ、投票用紙の集計を誤ったことにつきまして、有権者の皆様を初め立候補者及び関係者の皆様に御迷惑をおかけし、大変申しわけなく思っております。この原因につきましては、各作業で事務従事者は十分な確認作業を行いながら事務を行っていたにもかかわらず、二重、三重のチェック体制に対する指導が不足し、その結果、今回の事務誤りにつながったと認識をいたしております。多くの皆様に大変御迷惑をおかけする結果となりましたことをこの場をおかりし深くおわびを申し上げます。  改めまして、田中議員の御質問にお答えをいたします。  町議会選挙の投票率につきましては、議員御指摘のとおり、平成25年に投票所の数を20から現在の12投票所に見直しを行って以降、低下しており、本年10月に執行いたしました町議会議員選挙では、投票率が68.36%と過去最低の投票率となりました。投票率の低下は、国政選挙や近隣市町の選挙など、他の選挙におきましても全国的に投票率の低下が見られ、本町においても同様であるところでございますが、町議会選挙の投票率が過去最低となったことにつきましては、投票所の見直しもその要因の一つとして影響していることを認識し、真摯に受けとめているところでございます。  選挙管理委員長として、私は、選挙は有権者の皆様が政治に参加できる代表的な機会であり、その権利を保障し、投票率の向上を図ることを一番の使命と考え、これまで投票しやすい環境づくりに取り組んでまいりました。一方、選挙管理委員会には選挙の正確かつ確実な管理執行も求められておるところから、投票所の数の見直しを行ってまいりました。委員長として、今後の投票所のあり方について、本来であればこの場でお示しするべきではございますが、私の任期は12月21日までであり、残された期間は1週間程度でございます。このような時期に現委員長である私が今後の投票所のあり方について言及するようなことは、次の選挙管理委員会への影響が非常に懸念されますので、控えさせていただきたいと考えているところであります。この点につきましては、何とぞ御理解をいただきたいというふうに思います。  次に、私の責任のとり方についてでございますが、平成25年の投票所の削減後、2回の選挙結果を詳細にわたって検証し、十分とは言わないまでも、必要と思われる対策に取り組んでまいりました。高齢者の方々、また交通弱者の方々には好評だったものの、全体の投票率はまた下がってしまいました。削減後7回の選挙結果からその原因を分析してみますと、投票所の数とか投票所までの距離とか、そういった要因も若干あるかもしれませんが、それよりも、国政選挙などにおいてももっと大きな要因があるように思います。私は、3期12年間、委員長を務めさせていただきましたが、みずから引責辞任をしなければならないような誤った対策をとってきたという認識は持っておりません。したがって、私の出処進退につきましては、議会の御判断にお任せしたいというふうに思います。  なお、平成25年の投票所見直しにより投票所が遠くなった自治会の有権者の皆様におかれましては、選挙の管理執行において必要な見直しだったことを御理解をいただき、今後の選挙におきましても皆様の清き一票を投じていただきますよう、よろしくお願いをいたします。  壇上での答弁は以上でございます。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 田中議員の御質問にお答えいたします。  道の駅北条公園の再整備構想についての御質問でございます。  まず初めに、大型商業施設事業者PLANT(プラント)のその後の動向はとのお尋ねでございます。  井上議員の一般質問でも触れさせていただきましたとおり、道の駅北条公園の再整備と同調していては進出時期を逃しかねないという判断から撤退を決意されました。しかしながら、事業者は、あくまでも北栄町地内での出店に強い意向を示されているところであり、現在、事業者単独で国道9号線沿いに絞って出店用地の選定を行っておられるところであります。今のところ、町といたしましては、新たな用地の確保に向け、水道や下水道、アクセス面など必要な土地情報などの紹介にとどめるものでございますが、出店によるメリットが本町の活性化に大きく寄与するものと期待されますので、今後、事業者からの要望が上がってくると考えられる店舗の進入路や用排水路の周辺整備につきましては、その都度議会に相談させていただきながら対応を図ってまいりたいと考えているところでございます。  次に、道の駅北条公園の再整備構想のコンサルタント業者発注の方針、経緯と現在の進捗状況はとのお尋ねでございます。  議員御承知のとおり、当初、道の駅北条公園は、これから整備される山陰道の開通により、鳥取-米子間の中間点に位置している本町が単なる通過点とならないよう、集客力のある道の駅として、「女性と子どもが気軽に楽しめる場」をコンセプトに、大型商業施設を集客の核施設の一つと位置づけて再整備を検討していたところでございます。  平成28年8月に地元自治会を初め国や関係者で構成する道の駅「北条公園」運営連絡協議会を立ち上げて方針の検討を行うとともに、地元地権者に対しても理解が得られるよう、事業概要の説明会を開催した上で、ことし4月に再整備のたたき台となる基本構想作成委託業務をコンサルタント業者に発注したものであります。  しかしながら、さきに述べましたとおり、ことし8月に事業者から道の駅再整備の枠組みからは撤退したいとの意向を受け、再度、再整備に係る基本構想、コンセプトの見直しを行っているところでございます。  基本構想の見直しにつきましては、関係職員による庁内プロジェクトチームによる先進事例の視察を行うなどして、その検討を進めるとともに、有識者を招致してアドバイスをいただくなどしながら、新たな視点から魅力と集客力を兼ね備えた再整備基本構想作成と基本設計をコンサルタント業者にお願いしているところであります。  次に、議会に報告がないとの御指摘でありますが、現在、改めて計画策定作業を進めているところでありますので、現時点でまとまっているものを道の駅「北条公園」運営連絡協議会や地元地権者説明会の御意見を経て、議会へは1月行政報告会であらかたの計画や整備の方針、構想の見直し案を見ていただき、2月の全員協議会での御意見をもとに計画反映をし、来年3月末をめどに基本構想を完成させる運びになろうかと考えておりますので、御承知いただければと存じます。 ○議長(飯田 正征君) しばらく休憩します。(午前10時32分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 休憩前に引き続き再開いたします。(午前10時49分再開)  田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) では、選挙関係について、追加の質問をいたします。  私が先ほど2度の町議会議員の選挙結果について、委員長としてどう責任をとられるかという質問に対しまして、委員長のほうは、要は間違っていない、間違った施策をしたとは思っていないということをおっしゃいました。ただ、私は、そうおっしゃいますが、さらに委員長がおっしゃいましたのは、そういうことで理解をしてくださいということでございましたが、全く理解はできません。その辺の論点を少し申し上げますので、よろしくお願いいたします。  委員長は、投票率が下がった理由をいろいろ述べられましたが、私なりに考えておりますのは、今回の町議会議員選挙の投票率が下がる要因としては、確かに町長選挙が無投票だったこともありましょう。それから、訴えるべき争点が薄かったこともありましょう。それから、これも委員長がおっしゃいましたが、全般的に有権者の政治離れが顕著にあらわれてきているなど、そういうことが考えられると。それはもっともなことだと思います。
     しかしながら、私として考えておりますのは、これらの要因は、実は前回の平成25年執行の町議会議員も同様に当てはまることでございますが、言えばやっぱり委員長は実は先回の町議会も、それから今回も、当然下がるだろうということは想定の範囲内だっただろうというふうに思っております。とすれば、選挙管理委員会としては、根本的に投票率の回復を真剣に取り組むことが本来のなすべき任務ではなかったのでしょうか。結果から見れば、不作為または怠慢そのものだったというふうに思っております。当然下がるのを何もしなかったということであります。私は、2度の町議会議員選挙でこのように過去最低の投票率を更新した主たる原因は、明らかに町の選管が平成25年当時、有権者、特に投票区を削減される地区の有権者の意見、意向を無視し、一方的に投票所を8カ所削減した、その強権的な手法に嫌気が差し、その結果、有権者の選挙離れ、政治離れを引き起こしたんだろうというふうに考えております。  それにしましても、最も身近な町議会議員選挙が過去最低の68.36%は余りにもひどいと思います。再度委員長のコメントを求めます。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員会委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) 田中議員にお答えをいたします。  最初に、投票率が今回も下がったということは、先ほども壇上で申し上げましたが、国政選挙等々においてもやはり有権者の、特に若い層の有権者の政治に対する関心がどんどんどんどん低くなってきていると、それが地方議会等にもそういうことが及んできているというふうに思います。  また、私が投票所を削減したことによって投票率が下がることを予期したのではないかということでございますが、確かに削減すれば投票率が若干下がってくるだろうということは、それは予期しておりました。しかしながら、選挙管理委員会の一番大切な仕事は、私は投票の正確、確実な管理執行というふうに思ってます。それともう1点は、やはり投票所に行きたくてもどうしても投票所が遠くなって行けなくなった人をどうするかということに重点を置いてまいりました。したがって、先ほど申し上げましたが、2回の投票結果のいろいろ検証して、この間、本当に事務局には苦労をかけたと思います、当時の。本当に見事な検証をしていただきました。そういうようなことで、3点の施策を打ってきました。移動期日前投票所、そしてまた移動支援バス、そして北条にまた再度もう1カ所、期日前投票を設けるというようなこと、対策は打たなかったわけではありません。したがって、そういうようなことで、私は投票率の下がった要因は、距離とか、先ほど申し上げましたが、投票所の数とかよりも、もう1点言いますと、やはり立候補する方の、特に地方議会において立候補する方の数がだんだんだんだん減ってきている。昨今の報道にもありますけども、全国の地方議会で4分の1程度はもう無投票になっているというような現状があるそうでございます。そういうようなことで、立候補する方がだんだんだんだん少なくなっている。無投票がふえている。そういったことで、また有権者の皆さんもやはり選挙に対する、政治に対する関心がだんだんだんだん薄くなってきているんじゃないかというふうに思っております。したがって、距離とか、投票所の数とか、そういうのにあんまり関連しないという貴重な資料がありますので、必要であれば事務局長のほうに答弁させます。  答弁は以上でございます。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) では、ちょっと視点を変えて質問をいたします。先ほど言いました町議会議員選挙の68.36%がいかにひどい数字であるかということの検証をしたいと思いますので、よろしくお願いします。  これは他市町村の選挙結果でございますが、北栄町の町議会議員選挙の後、1カ月以内でございますが、10月29日執行の三朝町の町長、町議会議員選挙の投票率ですが、町長選挙は前回2.39ポイントを下回ったものの、79.20%です。北栄町が68.36%に対して三朝の町長選挙は79.20%。さらに、同日行われました三朝町議会議員選挙、4人超えの激戦でございましたが、前回を2.40ポイント下回ったものの、79.19%でございます。町長選が79.20%に対して町議会は79.19%でございます。北栄町は68.36%です。10ポイント以上の差でございます。ダブル選挙とはいえ、中山間奥地を抱えておりながら79%強の投票率は、北栄町を約11%上回っておるという結果でございます。  さらに、同じ10月29日に兵庫県新温泉町で3人が立候補した町長選挙が執行されています。兵庫県新温泉町でございますが、3人超えの町長選挙での投票率は79.78%です。  このことから、直近の町村単位の選挙では、首長選挙であれ、議会議員選挙であれ、その投票率はおおむね80%前後が一つの目安ではないかと考えております。  さらに、同じ10月29日、今度は島根県安来市でございます。安来市の市議会議員選挙が執行されております。同じ日でございます。投票率は前回を3.87ポイント下回ったものの、70.55%でございます。北栄町は68.36%ですから、北栄町よりも上回っております。従来から町村部に比べて投票率が低いと言われている都市部の選挙でも70%を超えているという事実でございます。驚くとともに、北栄町はこの都市部の選挙、市の選挙よりも低いという結果となってしまっております。  このことについて、吉田委員長、コメントを下さい。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) 先ほど三朝町の町長、町議会議員のダブル選挙、79.2%ということを出されました。新温泉町も同じような投票率というようなことがありました。三朝町というところは従来から他の国政選挙、その他の選挙においても北栄町より常時ずっと高いです。投票率は上回っております。田中議員の見方とちょっと違いますけども、私は79%というのはえらい低かったなと、投票率は、三朝町は、これだけの激戦にしてはですね、そういうふうに思います。また、同じ日に行われました、10月1日に、倉吉市の市議会議員選挙、これも17名に対して4人超過の大変な激戦になったというふうに思いますけども、これも前回を下回っております。  そういうようなことで、やはり根本の原因であるのは、私は有権者の方の地方議会に対する関心がだんだんだんだん薄くなってきているんじゃないかというふうに思います。また、市議会議員選挙の直後に出ました論評でも、日本海新聞の、やっぱりそういう記事が載っておりました。そういうようなことで、やはり有権者の、特に若い世代の方の関心を持っていただくにはどうすればよいかということは、確かに行政側の啓発活動等々もあると思いますけども、やはり直接政治に携わる皆さん方の日ごろの政治活動、そういうようなことも大きく関係しているんじゃないかというふうに私は認識を持っております。境港市等においても、日本海新聞に記事が出ておりましたが、無投票になるおそれがあると、県下で市議会議員において無投票というのは初めてだそうでございまして、そういうような政治に対する関心がどんどんどんどん薄くなってきているということがやはり一つの一番大きな要因だというふうに私は思っております。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) 吉田委員長、そんなに三朝町の70数%が低いなんて言われるほどの立場ではありませんよ。68ですよ。三朝がえらい79で低いななんて言う立場ですか。よくお考えください。  とにかく北栄町ではよその町のような80%前後の投票率はもう無理ということですよね、あなたの考えでいきますと。  では、改めてお聞きをしますが、この結果は、先ほどの答弁にもありましたが、有権者の責任なんですか。それとも私を含め、我々立候補者の責任なんですか。さらに言いますと、ダブル選挙にならず無投票になった松本町長の責任なんですか。この辺はっきり答えていただきたいと思います。誰の責任なんですか。委員長、もう一度コメントをお願いします。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) 無投票になったことに対して、立候補される方の、そういう方の責任だなんて一言も申し上げておりません。  それと、前回のような投票率を上げるために、私はやはり行政側の啓発活動だけでは無理だと思っております。議会、それから地方議会、行政側、我々の、それから主権者教育、若いころからの、子どものころからの、そういうのを徹底していく。そういうようなことが非常に大切なことで、これはもう、国のほうもそうでしょうけど、やはり町民、有権者一体で取り組んでいかなければ、昔のような80%、平成17年の北栄町の選挙は85.99%だったですよ。そういうような投票率はもう望めないと思います、私は。やっぱり一体となって啓発活動並びに、やはり先ほど申しました政治に携わる皆さんの責任があるというようなことは申し上げておりません。また、行政側の、私のほうの選挙管理委員会の責任がないというようなことは一切申し上げておりません。責任があるからこそ、今まで対策をとってきたところであります。以上でございます。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) 委員長、いろいろおっしゃいますが、だから私は最初に申し上げておるとおり、過去最低の投票率になった行政責任というか、選挙管理委員会としての行政責任はどうおとりになるんですかということを聞いておるのであって、責任は誰にあるかわからんと言われても困ります。誰かが責任とらないかんでしょう。特に行政責任ですよ。行政は結果責任を負うべきなんですよね。立候補した我々のふだんの政治活動が悪いからといって、一生懸命やっとると言ったらどうされるんですか。町長も一生懸命やろうと思って立候補されました。結果的に無投票でした。じゃあそれが無投票だったから悪いとも言えませんよね。いずれにしても、この結果、結果が全てなんですから、その責任を誰かが負わないかんということを私は申し上げておるんです。そういう言い方であればなかなか進みませんから、また視点を変えてちょっと質問をさせていただきます。  先ほどの三朝町でございますが、有権者は約5,650人前後だろうと思います。さすがに町の範囲が広いので、現在、以前の北栄町の投票所と同じく20カ所を維持されているそうです。当時の北栄町の数と同じ20カ所の投票所を維持しておられます。もちろん言いましたように範囲が広い。当然だろうなと思ってます。有権者約5,600人で20カ所でございます。北栄町と倍半分違うわけですが、北栄町はそれでも範囲が狭いからということで12カ所ということになっております。平成25年当時、北栄町が投票所を20カ所から12カ所としたときの理由の一つが、投票立会人や投票事務従事者の確保が困難になりつつあるからということを言っておられましたが、北栄町より人口が半分以下の三朝町であるにもかかわらず、人的配置の面からも、よくぞ20カ所の投票所が運営できるものだと妙に感心をしております。やろうとすればできるということだと思います。  さらに三朝町の実態をよくよく調べてみると、実は20カ所のうち2カ所では午後4時に投票所を終了し、また、7カ所で3時間繰り上げ投票を実施しているそうでございます。その意味では、三朝町選管は経費削減もきっちり対応しておられるということであります。知恵があるんですよね。一生懸命やっておられます。さらに、三朝町選管の担当の方でしょうか、おっしゃることが、投票区内のほとんどの有権者が昼ごろまでに投票を済ませ、また、期日前投票も浸透しており、実際の投票にはほとんど影響はないとのことでありました。それで、先ほど報告した79%強の投票率を維持しているのですから、コスト削減の手法についても北栄町選管は見習ったらいいというふうに思います。  質問してもだめなのかもしれませんが、再度、委員長のコメントを求めます。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) 三朝町が79.2%が、私は……(「79」と呼ぶ者あり)79.2%でしょう。高いと思います、確かに。10ポイント以上高いですから。ですからそれは私が想像したよりも低かったということです。私はもっと行くと思っておりました。80%台は優に。ましてや町長選挙に立候補された方は60歳の方同士だと聞いております。激戦になる要素がそろっておるじゃないですか。そういうようなことで、私は想像より低かったということを言っておるわけです、三朝町は。資料を後で出させますけども、三朝町は常に北栄町、この中部の近隣の町村で一番低いのは湯梨浜町ですよ。それと琴浦町と北栄町は大体1ポイントずつぐらい、琴浦町はちょっと高いんです、いっつも。最近の何かの選挙で。倉吉市は都市部だからやっぱり低いんです、これは。ですから三朝町が高いというのは当然だと思います、北栄町よりも。そういうふうに思っております。  投票率の距離のことについて、投票率、三朝町のことを言われますので、県下でほかにもおもしろい数字、例がありますので、事務局長のほうより答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 手嶋総務課長。 ○議員(10番 田中 精一君) 議長、事務方の答弁は求めませんので。 ○議長(飯田 正征君) 取り消しします。  田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) 視点を変えて質問をしてみても、やはり何か、もう委員長は、先ほど最初に答弁されたとおり、もう任期間近だから考えないということでしょうか。全然前向きな答弁がいただけません。私が考えておるのは、何でもかんでも、委員長、もうそのままおやめくださいと言うつもりでもありません。大事なことは投票率を上げることなんですよ。その視点が全然なくって答弁を繰り返されると。ああ言やこう言うという、何かありましたが、ああ言えばこう言うと言う人がありますが、オウム返しのようにも解されると。積極的に、おやめになるのかどうかはわかりませんけども、こういうふうにしたらいいとか、確かにそういう知恵もあるなとか、そういう発言が一つも出んですよね。何とかしようという気はあるんですか。もう一度お願いします、委員長。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) 先ほど壇上で答弁しましたとおり、私の任期はあと1週間と1日です。ですから私がここで投票所をふやすとか、あるいは減らすのがいいとか、そういうことを申し上げれば、やはり次の新しい委員の方に差し支えがあるということで、ここでは申し上げません。私なりに持ってます、それは構想は、いろいろ、対策は。ですが一切申し上げません、この場では。ですから、先ほど申し上げましたように、それは議会の賢明な御判断に私の出処進退はお任せしたいというふうに思っておりますので。投票率を上げることが確かに選挙管理委員会の目的の一つです。ですけどそれは選挙管理委員会ばっかりの責任ではないというふうに言っておるわけです。責任を感じております、もちろんそれは。そういうことです。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) 水かけ論になるかもわかりませんが、責任は感じていないけども責任はないと言われるのはどういうことかよくわかりません。(「感じておる」と呼ぶ者あり)  要は、先ほど来聞いておると、もう私はやめるんだというふうにおっしゃっているんですか。そこをもう一度。せっかくいろいろ個人的には考えておるとおっしゃるのに、もう任期がないからやらないんだ。じゃあはっきり言われたらどうですか。これからもやりたいんだとか、その辺の意思表示をされて、自分の思いを言われたらどうなんですか。それとももうおやめになるんですか。そこらをはっきり僕は言ってほしいなと思うんですけど、どうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) ですから私はこれまでとってきた対策で引責辞任をしなければならないような誤った対策はとってきたつもりはありませんということを申し上げております。引責辞任をすれば、対策が全く誤っていたと認めることになりますよ、それは。ですからそんなことは申し上げません。ですから議会の賢明な御判断にお任せするということを言っておるわけです、それは。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) これ以上言ってももう水かけ論だろうと思いますから、これは一旦とめます。  最後の質問でございます。この選挙に関しては最後の質問でございますが、やはり私としては、2回続いた過去最低の投票率は、これはもうはっきり言いまして人災だと思っております。とするなら、町選挙管理委員会は平成25年当時の20カ所の投票所の姿にまず戻して、そこから改めて適正な投票区及び投票所等の議論を始めるべきだろうというふうに考えております。有権者の意見、意向を十分に聞き、そのことを反映した結論を導き出すことが求められているんだろうというふうに思っております。投票立会人や投票事務従事者の一部は、必ずその投票区、その自治会から責任を持って出していただくというルールをこの際取り決めたらどうかなというふうにも思っておりました。そういう答弁もいただけませんでした。  また、話し合いにより繰り上げ投票を設けてはどうかなというふうにも思っておりますが、この件についても答弁はございませんでした。  さらに、場合によっては、現在の投票区、投票所よりもより安全で利便性の向上が図れる投票区、投票所の設定の可能性も考えられております。  私が言いたいのは、そういうことをこの議論の中で、一般質問の議論の中でおっしゃっていただきたかった。おやめになるのかどうかわかりませんし、将来どうなるかわかりませんが、委員長としての身分があるかどうかはわかりません。委員としての任期があるかどうかわかりませんが、やはり思いがあるのであれば、ここでテレビでも映っておりますから、有権者の皆さんにどうこうすればさらによくなるんだろうという、少なくとも投票率は上がるんだろうという主張がしてほしかったんですが、それは議会のほうに任せるということになって、自分の出処進退も明らかにされませんでしたから、それはそれでもう仕方がないと思いますが、せめてこういう提案をしてほしくて私は質問をいたしましたが、一切そのことについてはお答えになりませんでした。  委員長、最後ですが、私が今提案したようなことも含めて、もう一度もとに戻して、その上で再度見直しをされてはどうかと思うんですが、もう一度聞きます。どうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) 先ほどから申し上げてますとおり、ただ一つ言えることは、来年は、衆議院選挙はどうかわかりません。解散がありますから。来年1年間は普通でいえば選挙はありません。ですから新しい委員さんのもとでゆっくり考えられて、20へ戻すほうがいいという意見が多ければ、合議制ですから、選挙管理委員会は、決められていかれればいいと思います、それは。だから私がそのようにしたほうがいいとか言う立場じゃないということをさっきから再々申し上げております。以上でございます。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) もうこれで最後にしますが、最後にもう一度質問を投げかけて、答弁を願ったわけですが、具体的なことについて述べられませんでした。しかも出処進退についてももちろん明らかにされておりませんが、もうはっきり私としては、そういうことであれば、責任が持てないということであれば、おやめになったほうがいいなというふうに思っております。何かありましたら、委員長、最後です。どうぞ。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) ありがたく承っておきます。以上でございます。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) それでは、次の件に行きます。  先ほど町長のほうにPLANT(プラント)の動向はどうかということをお聞きしました。これは先ほどの井上議員のときの答弁もありますから、答えとしては付近に模索をしておられるということでお伺いしておりますから、PLANT(プラント)は決してよそのほうではなくて、やはりあのあたりに進出をしたいという願いがあるということだけは承知をしました。  さらに、構想の策定業務はどうかということを聞いておりましたが、私が実は聞きたかったのは、今言われたように、既にことしの3月の当初予算で予算が200万円、委託費が可決しておりましたから、それに従って4月に委託業者に発注をしたというふうにおっしゃいました。その後に、8月にPLANT(プラント)の撤退が表明されたということであります。で、現在に至っておるということで、私が心配するのは、壇上でも言いましたが、4月に発注して業者が動き出したと、その後の時系列でいくと8月にPLANT(プラント)が逃げたということになると、実は3つの要素を持って計画をつくろうということでスタートされておるんですが、一番大きなPLANT(プラント)が撤退をするということになると、計画そのものが大ずれになってしまいます。もう既に発注したとして業者が動いていれば、今までの方向はどがになっちゃうんですかね。手戻りになるのか、委託費を、また改めてやるので、もう少し余分にくれということが出てくるかもしれないので質問をいたしたわけでございますが、このあたりのちょっと細かいとこをお願いします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 4月に発注して、その中でいろいろ協議して、こういう形でやっていきたいということでお話しさせていただいて、一応図面までは描いていただいておるんですが、PLANT(プラント)が撤退するということがあったので、今、また新たな図面をということでお願いしておるところでありますが、詳細につきましては、担当課長に説明させます。 ○議長(飯田 正征君) 手嶋産業振興課長。 ○産業振興課長(手嶋 寿征君) 町長にかわりまして答弁させていただきます。  手戻りがあるのではないかということでございますけれども、基本構想につきましては、確かに8月の段階で一旦白紙になりましたので、発注段階の構想でスタートしたものを一度練り直すという作業が必要になってきております。ただ、これにつきましては、委託をしましたコンサル業者とも相談をしながら進めておりましたけれども、今現在の委託の費用の範囲内で何とかもう1回その構想を練り直すという作業に着手していただいたということと、確かに構想をもう一度練り直す時間というのは非常に短くなりましたが、その部分についても何とか巻き戻せるものについては早目に前倒しをさせていただいて、何とかこの年度内での業務を完了できるように事業を進めてきているところでございます。  町長答弁のとおり、職員の中でもう一度PTを組み直しまして、プロジェクトチームの中で協議を進め、なおかつ、この12月でございますけれども、再度新たに構想し直しました北条道の駅公園の再整備につきましては、地元地権者の方、それから道の駅運営連絡協議会を開催いたしまして、再度その構想の中で御意見をいただいて固め直しをするという流れになっておりまして、確かにおっしゃるとおり手戻りはありましたけれども、何とかそこを取り返して、何とかこの12月中には一旦形になるものができるのではないかというところまで持ってきておるところでございます。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) 大筋はわかりましたが、もう一度念押しで聞きますが、当初予算で設計委託費200万円を組んでおりました。発注して、今、業者が動いておられます。大きな変更もございましたが、それでも3月末に完了予定で動いていただいておるということであります。その間、いろいろ結果的に手戻りはあっておるわけですが、その予算の範囲内の委託料で3月で決着をするかどうか、再度そこだけ確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういうことでコンサルとは話を詰めておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) 最初の壇上で申し上げました議会に何らの相談はなくというのは、逆に言うと、私は当然そういう手戻りがあったりすれば、新たなことに立ち入ったんだから、予算の追加もあるやなというふうに私自身は思ったんです。だからそういうことでこういう大きな変更、ただしその責任が別に町にあるわけではない、PLANT(プラント)がそういう理由で出られたから、これもやむを得ん事由だから、そのことで若干の例えば工期を逃すと、繰り越しを過年度まで行くような予算で追加予算も出たり、そういう相談があってしかるべきだなと思っとったんですが、今聞きましたらその範囲内で済むということですから、それはそれで問題ありませんから、この件についてはそれ以上言うつもりはありません。  それから、またちょっと違う質問をしますが、町長はたしか平成26年の12月定例会で、この場で宮本議員の当時の一般質問に対して、宮本議員の質問は、当時の平成26年の12月定例会でございますが、北条と大栄にそれぞれ道の駅があると、この2つの道の駅の維持、継続をどう考えておるかという質問に対して、町長は、それぞれ特色を持ちながら北条、大栄の2つの道の駅を維持、継続したいというふうに答弁をされたように覚えております。さらに、先ほどの井上議員の質問でもやはり同じようなことだったと思います。要は、町長の念頭には、2つの道の駅を維持したいという思いがあるようでございますが、再度お聞きしますが、その考えに変わりはないでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 先ほど井上議員に答弁したように、やっぱりそれぞれ特色のある道の駅でありますので、2つを何とか維持して、にぎやかな場所をつくっていきたいなと、こう思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) では、その町長の考えに対して、私としての私見で、私の考えを申し上げたいと思いますが、私は、PLANT(プラント)が現在もこの地で進出を模索されているのであれば、この際、道の駅北条砂丘公園センター隣接の一部民地、当初計画をしておられた一部民地をそのまま買い増しをしてでも町有地である道の駅や希望の館の用地とともに、この一帯全てをPLANT(プラント)に提供し、進出を促してはどうかと考えております。要はあの一帯にPLANT(プラント)をそのまま来てもらうと、町があの土地の大家でございますから、町の土地を貸して、そこに来てもらうということを考えております。それで人のにぎわいを起こすというのがいいでないかなというふうに思っております。確かに現在、北条砂丘公園センターには北栄町との契約のもとに農産物の直売所やお食事どころを民間事業者の方で営業しておられ、この方々に明け渡しを申し出ることは大変心苦しいことではありますが、この際、この付近一帯の将来の発展を見据えれば、新しい展開に踏み出すべきではないかなというふうに思っております。そして、新しい道の駅は、山陰自動車道北条道路の建設にあわせ、お台場付近に新設されるであろうインターチェンジ付近に2つの道の駅を統合した道の駅を建設をし、そして北栄町にとってそのことが最善の選択肢ではないかというふうに私は思っております。町長の所見をお伺いしたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) PLANT(プラント)さんも別の土地を今求めておられますし、我々も道の駅の構想の中で開発していこうということを考えておりますので、北条につきましては、やっぱり共存しながらできるような、そういうのをつくってまいりたいなと、こう思っておりますし、大栄につきましては、少し遅くなりますが、やはり古くなっておりますので、再整備をする必要があるだろうと、こう思っておるところでありますので、PLANT(プラント)さんに土地を買い増してということではなくて、それぞれが整備しながら共存を図っていくということを考えていきたいと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 田中議員。 ○議員(10番 田中 精一君) これは答弁は求めませんし、これを最後にしようと思いますが、私の一私案を先ほど申し上げた次第でございまして、きょう唐突に申し上げましたから、答えをいただくつもりもありませんし、これからいろんなことを検討されると思いますし、PLANT(プラント)さんが新たな用地のこれから交渉等に、土地交渉に出られると思います。なかなか土地交渉というのは難しいもんでございます。でもやっぱり私はPLANT(プラント)さんは町内に残っていただきたいという思いがありますので、大きな決断が必要になるかもしれませんが、やはり私の言った一つの私案についても必要なことだろうと思いますが、頭の片隅に残していただいて、いろんなところでいろんな引き出しの出し口があるという思いで考えておいていただきたいというふうに思います。答弁は求めません。  これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(飯田 正征君) 以上で田中精一議員の一般質問を終わります。  次に進みます。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 5番、町田貴子議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 5番、町田貴子でございます。本日、私は2点の質問を行います。  初めに、フリースクールとの連携、補助についてでございます。  鳥取県教育委員会認定のフリースクールは、鳥取県で3校です。東部に2校、中部に1校あります。そのうち中部地区の1校は、町内由良宿駅前にあります「フリースクール・S」です。フリースクール・Sは、児童生徒の居場所づくり、学校復帰に向けての学力補充を目的としています。現在、小学生2人、中学生11人が在籍しています。鳥取市や大山町から通っている生徒、児童もいます。社会情勢の複雑化により、人間関係の構築が得意でない児童生徒が増加し、不登校生が年々ふえているのが現状です。  保護者から、「フリースクールに通わせたいが、学費、教材費などの費用が負担になる」との相談を受けました。また、フリースクールの存在を知らない保護者も多いと聞きます。  このフリースクールは、一人一人の児童生徒を大切にし、一日のうちどれだけ笑顔になったか、笑顔を引き出す話しかけや笑顔があふれる授業の実施、保護者に学校の様子を伝えたり、ブログなどに写真を積極的に掲載して、学校に行かなくても様子がわかるようにし、よい点や改善点も伝え、教職員が熱意を持って児童生徒に接し、楽しみながらともに生活をしています。「信頼の積み重ね」である。このような思いで学校を運営しているとの阪本校長の記事が新聞に掲載されておりました。  学校と連携を持ちながら、フリースクールとの協力体制をつくり、児童生徒の安全・安心、認めてもらえる居場所づくりの提供、学校復帰を目的としています。町としても推進し、認定フリースクールの広報や入学金、授業料などの補助を求めますが、それについて、町長、教育委員長のお考えを伺います。  2点目でございます。災害時対策井戸の整備についてでございます。  大地震などの災害時には、水道水が使用できなくなることが想定されます。昨年の震災当時、町内各所でも上水道の断水が発生し、私自身も水が濁って給水車で配水を受けた経験があります。人間が生活していく上で、水は飲料水以外にも、トイレ、洗濯、入浴、掃除など、さまざまなところで大量に必要とされます。災害時、あらゆる場所で水が不足する中、生活用水の確保について、ペットボトルでの備蓄や給水車の配水等がありますが、備蓄量は限界があり、大規模地震で給水車が支援に来られない状況もあり得ます。  そうした中で、防災井戸の活用が近年注目されています。倉吉市での事例のように、防災拠点などに削井工事を行う。また、大山町の事例のように、井戸所有者に災害時協力井戸として登録いただき、災害時に提供していただく体制をつくるなど、災害時に利用できる井戸を整備することにより、水に関する危機管理対策の充実を図ることができます。これらの災害時防災井戸の整備、災害時協力井戸の登録について、町長に伺います。  以上、この場での質問を終わります。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 町田議員の御質問にお答えいたします。  最初に、フリースクールとの連携、補助についての御質問でございます。
     町の不登校への対応状況などにつきましては、教育委員長に答弁をいただきますが、フリースクールの授業料などの助成についても、教育委員会と協議しながら、必要であれば対応を考えたいと思っております。  次に、災害時対策井戸の整備についての御質問でございます。  平成28年10月21日に発生した鳥取県中部地震で、本町の水道が白く濁るなど、給水の一時停止となった地域がございました。当時は、水道協会や自衛隊などの協力で給水箇所を設け、対応をいたしました。  大規模な震災では、飲み水の確保が最優先となり、トイレや洗濯などの生活用水に使用する水が不足するような事態が発生いたします。  そこで、鳥取県では、災害の際に井戸水を生活用水として提供していただける井戸の登録を進めております。現在、県内の9市町村で実施されておりますが、本町でもこの制度が活用できるよう、昨年10月から実施市町村に加わっておりますが、募集等、周知ができていないため、今後は町報などで周知に努め、登録者数の増加を図ってまいります。  また、防災拠点での削井工事による井戸の確保についてですが、確かに公共的な場所に災害時に使用可能な井戸があれば、災害時協力井戸のように個人宅の敷地ではないので、誰もが出入りしやすい水場を提供できるでしょうし、また、平時からの周知も可能となりますので、災害時の混乱を低減したり、備えがあることで安心感を持っていただくことにもつながるかと存じます。災害時協力井戸とはまた違った面での対策が図られるのではと考えております。  ただし、設置に当たっては、地盤や水脈の関係により設置する場所で大きな違いが生じる設置費用の問題や、災害時に直ちに機能が発揮されるよう日常管理を兼ねた平時の利用がどこまでできるかといった点、候補地で必要な水質が確保できるかなど、多くの点を総合的、複合的に検討する必要があります。議員仰せの倉吉市では、市の防災センターや市営ラグビー場の敷地内に防災用井戸が設置されております。また、ことし10月には、中部総合事務所内でも井戸が設置されたようでございます。いずれも鳥取県さく井協会の寄贈によるもののようでございます。このように、設置方法が可能であれば、設置費用の低減も図られますので、情報を収集しながら検討の材料にいたしたいと思います。  これらの点を踏まえ、新たな井戸の設置に向けて検討をしてまいりたいと考えております。 ○議長(飯田 正征君) 福光教育委員長。 ○教育委員長(福光 純一君) 町田議員の御質問にお答えいたします。  フリースクールとの連携や入学金、授業料の補助についてであります。  不登校児童生徒の対応につきましては、学校以外では、中部地区で学校生活への復帰を支援するため、鳥取県中部子ども支援センターを設置しております。このセンターでは、教科指導や集団への適応指導などを組織的、計画的に行ってきております。また、支援センターは、通ってきている児童生徒の状況を在籍校と密な連携をとりつつ指導を行っており、学校復帰につながっているケースも見られております。  また、議員の御質問の中にありました不登校児童生徒のための居場所、学習の場としての民間のフリースクールが本年度の4月より町内に開設されました。このフリースクールは、不登校児童生徒たちの心の居場所を提供すること、学校復帰に向けての学力補充、そして友達とともに生活し、楽しみながら生き抜く力を育成することを目的として、原則小学校3年生から中学校3年生までを対象としておられます。子どもたちは、人として自立するために、教育を受ける権利を有していることから、多様な学びを保障していく上で、必要によってはこのフリースクールの利用もあるのではないかというふうに思います。その際には、当然のことでありますが、子どもたちやその保護者の方の気持ちをしっかりと受けとめながら、学校とフリースクールとの連携、協力は欠かせないところであります。  これまで授業料の助成など、要望や申し出がないため、検討はいたしておりませんけども、保護者などの希望を聞きながら、また、他の町の状況を参考にしながら検討をしたいというふうに思います。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) フリースクールについてちょっとお話をしたいと思います。  文部科学省の10月26日の発表によると、問題行動調査で、鳥取県内の公立小・中学校、特別支援学校で確認されたいじめは前年度より49件ふえ、594件で、過去最多となったとあります。内訳は、小学校301件、中学校185件、高校68件、特別支援学校40件。鳥取県内では重大な事態は確認されていないが、いじめは不登校にもつながりかねません。北栄町では、平成28年度、不登校数、北条小学校9名、大栄小学校2名、北条中学校1名、大栄中学校2名と、いずれも前年度よりふえている状態であります。これを受けて、町長はどのように対処を考えておられるか伺います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 教育委員会のほうで答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 福光教育委員長。 ○教育委員長(福光 純一君) 不登校の状況でありますが、平成28年度の数値をおっしゃいましたけども、確かに不登校児童生徒で、特に小学校の児童に不登校傾向というか、不登校の出現が多く見られるところであります。決して先ほどおっしゃいましたように、いじめが起因しての不登校ということは本町ではございませんけども、何らかの要因によって不登校になっているという状況はございます。ただ、学校内でそのことをしっかりと受けとめながら、学校としては機能する生徒指導体制をつくったり、教育相談の充実を図ったり、教職員の不登校に対する対応の仕方についてしっかり研修をしたりというようなことはしっかりやってきているところであります。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 先ほど壇上でも言いましたけれども、本当に県内でも、北栄町でも不登校というのはふえております。  そこで、やはりもっと多くの人にフリースクールのことを知っていただきたいと思い、ちょっと紹介をさせていただきたいと思います。  フリースクールというのは中部で、先ほども言いましたけど、初めてのフリースクールでございます。一人でも多くの生徒に学びの場、心が安定できる居場所を提供し、一日でも早い学校復帰ができることを目標としていますとの理事長の思いでございます。私が一番これはと思ったのは、阪本校長の言葉で、「生きているだけで100点満点」という言葉です。こういう理念でこのスクールの児童を受け入れておられます。  ここで、このスクールの児童生徒の作文の一部を紹介してみたいと思います。3名の作文があります。「1学期を振り返り」という作文です。抜粋して私があっと思ったところを紹介いたします。全文はありますが。  みんなが私を受け入れてくれた。とてもうれしかったです。毎日がとても楽しく仕方がありませんでした。1学期は体育をしたり、一緒にわいわい勉強したり、とても充実していました。フリースクールに来るようになって、笑顔がふえたなと自分でも思いました。  次の作文です。フリースクールは、とても平和です。今までは誰にも認められず、ましてや見てももらえなかった自分が、フリースクールに来て、たくさんの人に認めてもらい、見てもらいました。そんな毎日がとても幸せで、何ひとつ不自由もありませんでした。〇〇中のころは生きる気力もなく、誰も信じることができず、地獄の日々でした。きょう、どうだったと母に聞かれても、普通と答えるだけ。何も楽しくなかったのに。いつしか友達も友達と思えなくなりました。誰も何も理解してくれない。この世界は理不尽だと言うしかありませんでした。そんな日々から抜け出せたとき、私は幸せでした。まだ文章はありますけれども、初日で仲よくなれました。  次の作文です。前文はありますが、家庭学習もするようになりました。7人になったクラスは女子のほうが1人少ないが、みんな仲よく楽しく1日を過ごせているように思います。最後に、3学期も仲よく楽しく、休まないように来れたらいいなと思いますという作文も預かりました。  このような実際通っている子どもさんが書かれた、本当に思いを言われた作文だと思っております。なので、私は、この作文とかを読ませていただいて、ああ、そうなんだ、居場所ができたんだなというふうに感じて、ぜひこのフリースクールと、先ほども言いましたけれども、連携をして一人でも多くの安心できる、通学できる、そういう子どもたちがふえたらいいなと思います。  それから、冒頭にも言いましたが、このフリースクールは実際お金が要ります。保護者の方も私に言われましたけれども、行きたいけれども、これが負担になるので行けれないという、入学金は1万円、学費が月2万円、教材費が1万5,000円などの費用がかかります。町として、これを助成できないかどうか伺います。 ○議長(飯田 正征君) 福光教育委員長。 ○教育委員長(福光 純一君) 学校は、不登校児童生徒は、どの子にも起こり得るんだというふうな認識で日ごろから指導してきております。それで、本来でしたら学校が、そしてその学校の教室が子どもの居場所になるはずでありますけども、先ほど申しましたように何らかの要因によって、心理的な要因なり人間関係がうまくつくれないというようなことがあり、学校以外の場所を求めて外部の機関に、施設で居場所を求めている子どもたちもいるわけです。  中部地区には、先ほど申しましたように中部子ども支援センターというのを1市4町でつくっておりまして、そこに本町の中学生も数名は通っております。そして、そういう子どもたちが本当にそこが居場所になりまして、学校復帰につながっているというケースも今までも見られてきておりまして、町として、そういうところに負担金を出しながら設置しておりまして、そちらのほうに今、子どもを通わせるというふうな取り組みはずっとしてきていたわけであります。しかしながら、本年フリースクールが本町にもできまして、必要によっては、そちらのほうが合うというような子どもさんも中にはあるかもしれません。そういう子どもさんに対しては、フリースクールを求めて、そこに入っていかれるということも、これもあってもいいんではないかなというふうには思っております。  しかしながら、啓発といいますか、町として全員でこういうところがありますよということを一律に例えば広報紙等を使いながら広報していくということじゃなくて、不登校傾向だとか、そういうことに陥っている子どもさんに対しての保護者にそういうことを紹介していったり、情報提供するというようなことがやっぱり一番効率的というか、いいやり方ではないかなというふうに思います。  そういう意味で、財政的というか、補助のことがございましたけども、その補助につきましても、今はこの施設というのが民間の施設でありますし、そこのところを本当に入学金なり授業料や教材費を支払っていくのがいいのかどうなのかということは、ちょっと今まだ検討していないところでありまして、そのあたりについても、しっかりこれから考えていきたいなというふうに思います。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 先ほど言われました中部子ども支援センターというところが倉吉にあります。今は、そこに行ってる子どもたちもあるようでございますが、そこを否定するわけではありません。ただ、私は、同じ町内に近くにあるし、それとこんなに丁寧に子どもたちに接していただけるんだったら、本当に子どもたちが心が救われるんじゃないかなと思ったので、広報も先ほど言われたように、こういうところもあるあるっていって全部に言うんではなくて、当事者というか、保護者とか、そういう関連の方にまずは広報すると言われたので、そのような方法でもぜひ紹介していただきたいと思いますし、それと、やはり町も、もう少しフリースクールと、それから町と学校もやはり連携をしていただきたいと思います。あくまでもこのフリースクールは学校復帰が目的であります。  それで、先ほど言いました授業料等の問題は、民間ではありますが、やはり特殊なそういう心の問題、子どもたちの一生を左右するような大事なことですので、そんなに何十人もあるわけではないので、予算的には多額な予算ではないとは思いますし、いきなり全額が一番いいですけども、せめて半額とかと、そういうことを考えていただいたらいいと思いますけれども、まずはフリースクールのことを町も学校もよく知ってほしい。そして、利用するべき子どもたちがぜひ利用して、明るい人生になってほしいなと思っております。先ほど町長も答弁されましたけど、対応を考えてみるということでしたので、ぜひお願いいたします。 ○議長(飯田 正征君) 答弁。 ○議員(5番 町田 貴子君) 答弁お願いします。 ○議長(飯田 正征君) 福光教育委員長。 ○教育委員長(福光 純一君) このフリースクールの件につきましては、やはりあくまでも必要に応じて、その子どもがそこの学園というか、学校が合うんだということで入っていくわけでして、そういうことからでも、その子どもが生きる、教育を受ける権利があるわけですから、学校としては、やっぱりそういう場もありますよということが紹介できるような、情報が提供できるようなことは、これから学校のほうにもお話をしていきたいというふうに思いますし、私たちも、もっとそういう中身、どういうふうなことをやっておられるのか、実は余り熟知というか、承知しておりませんので、しっかりそれも勉強しながら、いろいろ校長先生とお話をしたりしていきたいなというふうに思います。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 次に行きます。災害用井戸の件でございます。  鳥取県さく井協会では、平成17年度から毎年申請を受けて、災害時対策井戸の設置を無料で行っておられます。現在13件やっておられます。北栄町も申請をすれば、順番があるようではございますが、無料で井戸を設置をできると思いますので、それで、その協会員さんがこれまた町内におられます。木内ボーリングさんというのがまた企業でございますが、そういうところを通じて申請が可能なので、相談というか、申請されたらいかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 災害時の削井、井戸ですね、やっぱり必要だろうと、こう思っておりますので、そういう制度があるということでありますので、申請をしていきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 井戸について少しお話しさせていただきたいと思います。平成7年1月の阪神・淡路大震災において水道の断水により消火活動に支障を来し、家屋の焼失、焼死等惨たんたる被害を生じました。その後、平成7年6月に成立、公布された地震防災対策特別措置法で井戸が防災施設に指定されました。また、平成23年3月の東日本大震災後にさく井協会で調査をした結果、改めて井戸は地震に強いということが確認されました。  先ほど町長から整備を考えるということなんですけれども、井戸を整備することにより、水に関する危機管理対策の充実を図ることができます。再度、災害時対策井戸の整備について伺います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今回は断水ということでなくて、濁ってしまって給水したということがあったわけでありますが、いつそういう事態になる可能性もあるかもわかりませんので、やっぱりそういう水の確保というのは必要だろうと、こう思っておるところであります。先ほど言われたように、協会のほうにも申請をしたり、それから災害時の協力井戸というのも、そういう制度もあるようでございますので、そういう井戸を持っておられる方に登録していただいて、それを活用していくということも一つ考えてみたいと思います。  それから、井戸を実際に掘るということになれば、またそういう水脈の面であったりとか、あるいは費用の面であったりとか、じゃあどこに掘ったらいいのかということもありますので、そういうことも総合的に検討しながら、必要なものはつくっていく必要があるだろうと思っておりますので、検討させていただきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 町田議員。 ○議員(5番 町田 貴子君) 井戸を掘る検討をするということですので、災害時の対策井戸は、基本的に手こぎのポンプがつくんですけれども、電動ポンプなどもあわせれば通常でも、災害時でなくても使えると思いますので、それも考えておいていただきたいと思います、便利ではないかなと思いますので。  それから、災害時協力井戸の登録制度は、鳥取県内でも鳥取市や大山町などで実施されておりまして、災害発生時に水道の給水が停止したときに、被災者の生活用水として無償で井戸水を提供していただく協力者を募集しています。本町でも、災害時協力井戸の登録制度を、先ほども制度を活用しようかというお返事もありましたけれども、ちなみに北栄町は、聞きましたところ、井戸を利用されている方とか、水道も併用されてる方も含めて94件あるそうです。ぜひその協力井戸のほうも考えていただきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 協力井戸については、そういうメンバーにも入っておりますので、ただ、ちょっと広報が足らなかったかなというようなことがありますので、今回の地震を受けながら、広報して、なるべく協力していただくように努めてまいりたいと、こう思っておるところであります。 ○議員(5番 町田 貴子君) これで終わります。 ○議長(飯田 正征君) 以上で町田貴子議員の一般質問を終わります。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 暫時休憩をいたします。(午前11時58分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 休憩前に引き続き再開します。(午後0時58分再開)  次に進みます。  12番、津川俊仁議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) 12番、津川俊仁でございます。私は、本定例会で3点質問をいたします。  まず、町長のこれからの4年間の政治姿勢についてお伺いいたします。  遅くなりましたが、町長、さきの町長選挙での北栄町長4回目の御当選おめでとうございます。今後の4年間の御活躍をお祈りいたします。  さて、その選挙戦における町長の後援会のしおりによりますと、地方創生総合戦略を推進するという項目の中に7つの基本目標が掲げられております。それは、農業の振興、働きやすいまちづくりの推進、観光の推進、移住・定住の促進、子どもを産み育てやすいまちづくりの推進、未来をつくる教育の推進、環境に優しいまちづくりの推進でありますが、全てに全力で取り組んでいただきたいと希望するものであります。  その中で、特に移住・定住の促進、子どもを産み育てやすいまちづくりの推進について具体的な施策をお持ちなのかどうか、お伺いいたします。ぜひともこの場で具体的な提案、ぱっと世間から注目を浴びるような提案がなされることを期待しております。  次に、子育て支援の提案についてお聞きしてます。  現在の保育料をさらに下げて、子育て支援の充実に努めるべきであります。本町では、平成27年4月から第3子保育料無償化がスタートし、広く認知もされてきたと思います。鳥取県においても、同年9月から全県で実施されています。以前、県が行った調査により、経済的負担が軽減されれば、さらに子どもを産み育てたいとする保護者が6割もあったということを受けての施策でありますが、その第3子無償化の成果はあらわれているでしょうか、お伺いいたします。  さて、次に、町の保育料の決定についての表によりますと、保育料は、その家庭の所得により11階層に区分され、またひとり親世帯、在宅障がい者(児)のいる世帯、多子世帯、低所得世帯の軽減が図られております。さらに、認定区分が1号認定から3号認定まで分けられ、複雑であり、わかりにくいと思います。階層区分を少なくして、全体の保護者負担を下げてはどうでしょうか。インパクトのある料金体系を提示し、さきの移住・定住の促進、子どもを産み育てやすいまちづくりの推進につなげてはどうかと思いますが、お伺いいたします。  さらに、2号認定、3号認定における第2子の半額助成については、保護者に評判が悪うございます。同時入所条件、つまり兄弟姉妹のうち小学校就学前の範囲内に子どもが2人以上いる場合、最年長の子どもを1人目、その下の子どもを2人目と数えるとする制度ですが、この制度は撤廃すべきと考えます。また、既に第3子無償化の事項には、この条件はありません。あわせて、1号認定における小学校3年生による線引きも撤廃すべきであります。  実はこの議論は、平成27年6月議会でも行いました。そのとき私が主張したのは、町単独で4月から実施した第3子無償化が9月からは県で実施となり、その財源が約1,000万円浮くので、それを財源にして、同時入所条件の撤廃に係る約1,000万円を充当して実施してはというものでありました。町長は、第3子無償化がスタートしたばかりなので、その効果を見たいとの答弁でしたので、ここで再度質問させていただきます。保育料低減の財源につきましては、単町費が必要となるならば、これまで取り組んできた風のまちづくり事業が一段落したように思いますので、風力発電事業特別会計からの繰入金を利用したらどうかと思い、お伺いいたします。  次に、北栄町在宅育児世帯支援事業給付金事業が平成29年度からスタートいたしました。この事業も平成27年6月議会での質問の中で、湯梨浜町、伯耆町の今後の状況の推移を見てみたいとの回答でありましたが、本町におけるその利用状況はどうなってるのでしょうか。また、利用者の声をどのように評価し、今後どのような展開を考えておられるのか、お伺いいたします。  以上、町長、教育委員長それぞれの立場での回答をお願いいたします。  次に、北条庁舎窓口民営化の評価と課題についてお伺いいたします。  現在、北条庁舎窓口民営化が実施され、2年が経過いたしました。「民間でできることは民間で」の観点で実施されてきましたが、この2年間の評価と課題をお伺いいたします。  以上、壇上での質問を終わります。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 津川議員の御質問にお答えいたします。  まず初めに、これからの4年間の政治姿勢についての御質問でございます。  移住・定住の促進、子どもを産み育てやすいまちづくりの推進の具体的な施策についてでございます。  まず、移住・定住の推進についてでございますが、町では、補助金等の補助事業、移住相談窓口の設置、空き家情報バンクやお試し住宅の運営、移住相談会の参加等を行っております。補助金等の助成事業につきましては、住宅を取得し、町外から転入された方に5年間に分けて上限35万円を助成する「移住奨励金」、県外から町内に転入された方の家賃の半額を助成する「移住促進家賃補助金」、県外から町内に転入された方や、空き家所有者が移住のために空き家を改修される場合に事業費の半額を助成する「IJUターン空き家改修支援事業補助金」、町外から空き家情報バンクに登録した物件に転入される場合に、不要となっている家財の処分費を助成する「空き家家財道具等処分費補助金」の補助制度で移住者等に支援を行っております。  移住相談窓口の設置につきましては、観光交流課交流推進室に移住相談員を1名配置し、移住・定住に関する相談をワンストップで対応しております。  空き家情報バンクにつきましては、移住促進を図ることや空き家の利活用を目的としており、町内にある空き家で所有者の了解を得たものを空き家情報バンクに登録していただき、町のホームページに情報を公開することで移住者等に空き家物件を紹介しております。  お試し住宅につきましては、町外の方で北栄町への移住に興味を持っておられる方に一時的に滞在し、田舎暮らしの体験をしていただくことを目的として、妻波地区お試し住宅の運営を行っております。  移住相談会につきましては、東京や大阪の都市部で行われる移住相談会に参加し、県外の方へ北栄町の観光や農業についての魅力をPRしたり、移住に関する補助事業に加えて、農業や子育てに関する町全体の補助・助成事業の説明を行ったりして移住促進を図っているところであります。  今後の移住・定住施策につきましては、移住奨励金等の補助金交付を受けている対象者にアンケートを行った結果、移住奨励金が移住のきっかけとなっていないということがわかったため、移住奨励金の助成内容を一部変更するように検討しているところであります。変更の内容といたしましては、移住の際に引っ越し費用等のまとまった金額が必要であることから、5年分割を一括交付にしたり、子育て世帯の負担を軽減するために中学生以下の人がおられる世帯への子育て加算を増額する等の支援等を検討しております。また、町外在住の若年層世帯が北栄町に新築や中古物件等の住宅を取得し、移住・定住につながるよう、住宅取得に対する助成も検討しているところであります。引き続き、東京や大阪で開催される移住相談会に参加し、支援制度の周知と北栄町の魅力をPRし、移住促進を図ってまいりたいと思っております。  次に、子どもを産み育てやすいまちづくりの推進については、婚活事業、妊娠に関する啓発支援事業、不妊治療費用や健診費用の助成、ネウボラ事業、子育て世帯への支援等を行っております。  婚活事業につきましては、結婚の意思がある若い世代の希望を実現するため、中部全体で婚活事業に取り組んでおり、コミュニケーション能力を向上させるセミナーの開催や婚活イベント等を開催しております。  次に、妊娠に関する啓発や支援事業として、町報での啓発のほか、「将来ママ、パパになりたいあなたへ」というリーフレットを成人式で配布し、妊娠やライフステージについての知識と意識啓発に努めております。また、不妊に悩む夫婦には、保険適用外の特定不妊治療に要する費用の一部を助成し、経済的負担の軽減を図っておりますし、妊娠された方には妊婦一般健康診査費用や妊婦歯科検診費用を助成し、母体の健康をサポートしております。  次に、今年度から設けたネウボラ、いわゆる子育て世代包括支援センターの取り組みでございます。子育てに関する総合窓口とするもので、窓口業務だけでなく、産前産後ヘルパーによる妊婦のサポート、訪問相談員による乳幼児家庭の全戸訪問で産後の母子を支援し、またパパママ教室を開催して育児仲間づくりなどの事業も行っております。このほか、こども園に通っていない子どもとその保護者が交流や育児相談などを行う子育て支援センターの事業も行っております。今年度、遊具などを設置して充実を図りましたが、創作活動を取り入れたりして講座の充実を図ってまいりたいと考えております。  総合戦略には、数値目標を定めており、移住・定住の促進については、1年当たりの移住者数を計画策定時の平成26年度の27人から5年後の平成31年度に75人とする目標としております。実績といたしましては、平成27年度が62人、平成28年度が48人でありました。  また、子どもを産み育てやすいまちづくりの推進については、合計特殊出生率を平成26年度の計画策定時には平成25年度の数値までしか公表されていなかったことから、平成25年の1.53から1.70とする目標としております。実績といたしましては、平成26年が1.68、平成27年が1.89、平成28年が1.44でありました。  今後、目標達成に向けて、先ほど説明をいたしました各施策を推進してまいりたいと考えております。  次に、子育て支援の提案についてでございます。保育料を下げて、子育て支援の充実をと御質問や御提案をいただきました。
     まず、第3子保育料無償化の効果についてでございます。第3子無償化を行っていなかった平成26年度と事業を実施した平成28年度の出生についての調査を行いましたが、明確に効果を測定するには至りませんでした。無償化が始まってからの期間も短く、検証するには、もうしばらく時間が必要ではないかというふうに感じております。  町の保育料について、階層1号から3号の認定、第1子、第2子の数え方など複雑な保険料制度の改善と保護者負担の軽減について御提案をいただきました。  私は、選挙時に保育料の軽減を約束いたしましたが、その後、国では消費税率の改定による財源で幼児教育の無償化が議論されておりますし、県においても、国の保育料の見直しで発生する余剰財源を用いて新たな保育料軽減の導入を検討中でございます。  認定区分、階層区分については、国の方針もあり、変更することはできませんが、保護者負担の軽減につきましては、国、県の動向を見ながら検討していきたいと思います。  なお、財源につきましては、提案をいただきました風力発電事業特別会計からの繰入金もそうですが、ふるさと納税等も考えながら保育料の軽減について検討してまいりたいと思っております。  次に、在宅育児支援の給付金事業についてでございます。この事業につきましては、11月末現在52人が申請をされております。0歳児がこども園へ入所する割合が昨年度とほぼ同じであり、効果はまだ見えておりません。こちらも、効果を検証するにはもう少し期間が必要かと思います。  受給者からは、「給付金はありがたい」、「入園をおくらせた」という声もある一方、勤務先との雇用関係、また保育料を支払っても賃金に魅力があるなどが給付金を受けない方の理由であろうと考えております。保育料の軽減が進みますと、この在宅育児世帯支援給付の魅力がだんだん下がってきてしまいますので、保育料の軽減とあわせて給付額、給付期間の見直しを考えているところであります。  次に、北条庁舎総合窓口民営化導入の評価と課題についての御質問でございます。  北条庁舎民間委託の導入は、北条庁舎で実施しておりました住民情報や戸籍、税の証明事務などの窓口業務について、平成27年10月から導入したものであります。本年7月の庁舎統合からは北条健康福祉センターにおいて北条地区の拠点となる北条支所を設置し、引き続き民間委託した総合窓口業務を実施しております。  民間委託の導入におきましては、先進自治体である熊本県上天草市への視察後、3回の分庁窓口民営化推進会議で協議を重ね、全庁的に委任仕様書の共通理解を図るとともに、偽装請負を防止するため、業務全般において業務マニュアルの作成に取り組んでまいりました。職員がみずからの業務を整理し、データ化したマニュアルを職員間や事業者とも情報共有し、1カ月の民間職員実施研修を実施した後に、本格導入を行いました。  なお、導入後も推進会議を5回開催し、窓口で起こった問題やその後の対応などについて報告し、関係者間で継続して協議を重ね、評価をしております。これまでの評価として、徹底した接遇により、毎日爽やかにお客様を迎えることかできておりますし、委託当初はふなれな部分もあったお客様へのサービスにつきましてもスムーズに提供できるようになり、大きな成果が上がっているものと感じているところであります。  一方で、窓口で起こった問題もあり、それにつきましては、その都度本課と協議しながら丁寧な対応を行うとともに、委託会社業務の管理職と会議を行い、情報共有、分析しながら業務の改善を図ってきたところでございます。  外部評価としては、平成28年7月から8月にかけ来庁者150名にアンケートを行い、集計結果では満足度は高いと評価していただいておりますし、ことし11月20日から12月7日まで154名を対象に2回目のアンケートを行っており、今回も満足度は高いと評価をいただいておるところであります。また、本年9月の北栄町行政改革審議会の事業棚卸しにおいては、財政効果が見込めるのであれば大栄庁舎でも委託を検討し、町職員でなければ行うことができない業務に専念できるように進めていただきたいとの御意見をいただいたところであります。  財政的な効果につきましては、北条支所の総合窓口に限定すると、委託料と人件費コストの試算は、委託前の窓口配属の正規職員4人と臨時職員1人を3年間で段階的に正規職員2人にすることで600万円程度が削減できるものと見込んでおります。  しかしながら、現在の町政運営において、人口減少、少子高齢化時代を迎え、法で定められた業務に加え、地方創生や総合戦略など社会的に自治体に求められていることは多岐にわたり、また北栄町独自の事業展開の取り組みなど、実際の業務が増加しているのが現状でございます。そのため、窓口業務に当たっていた職員を業務過多となっている部署へ配置できることとなったことについては、職員の柔軟で適正な配置と働き方改革が行えたものと考えております。一方で、町全体の歳出で考えると、業務量が増加していることから、職員数を維持する必要があるため、窓口民間委託の経費を措置し、実施しているのが現状でございます。  今後も見込まれる権限移譲、住民ニーズへの多様化、インフラの更新などにより、業務量や事業費が増加する一方で、地方交付税が段階的に減少し、今後も厳しい財政状況が見込まれますので、総人件費は抑制する必要があると考えております。そのため、限られた職員数の中で業務量が増加することになり、職員の心身への負担を増加させるのではないかと懸念しております。したがって、限られた人員で最大の効果を発揮するには、正職員が行う業務の質を向上させる必要がありますので、事務事業の見直しを初め、職員が現在行っている定型的な業務や庶務業務、窓口業務などの民間委託を検討し、職員の働き方も改革しながら住民サービスを低下させず、スリムで効果的な業務の実施により、引き続き持続可能な自治体運営のために行政改革を行っていく必要があると考えておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 福光教育委員長。 ○教育委員長(福光 純一君) 津川議員の御質問にお答えいたします。  子育て支援につきまして、第3子保育料無償化、在宅育児世帯支援給付金の成果等につきましては、先ほどの町長の答弁のとおりでございます。  保育料の階層につきましては、算定を行う職員にとっては煩雑ですが、保育料を負担する側にとってはメリットになっているというふうに思います。また、多子世帯の第1子、第2子などの数え方につきましては、同時入所や年齢によって変わり、複雑でわかりづらいと私も思いますが、国の無償化の議論を見守りたいというふうに思っております。  保育料の軽減につきましては、賛否があるようでございますが、私としましては、保育に欠け、こども園を利用したい保護者がいつでも利用できる状態にしておくことが大事であろうというふうに考えております。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) まず、移住・定住の件でございます。これまでもさまざまな場面で提案をいただいたりして、議論をしてきました。それなりに1年間の移住・定住の目標数値を掲げ、着実に実施をされているということでございますので、引き続きこのことについては今までやってきたこと、そして移住奨励金がアンケートによって移住のきっかけにならなかったという結果を受けて、分割5年間で支払ってたものを一括支給するんだというふうな検討を加えるというふうなことでございました。そういうふうに少しずつではありますが、非常に着実に成果を上げているというふうにも考えます。  今回、特に移住・定住とあわせて子育て世代の特にお聞きしたかったのは、若い世帯、勤労世帯の人口をふやしたい、それについては少子化もあわせたところで取り組みたいというふうなことがあって、あえて7つの項目のうちの2つを選んでお聞きしました。実際やってこられてきましたし、我々議会としても承認をして事業が展開されてるわけでして、ある一定の評価はさせていただきたいと思います。そういう意味において、まず子育て世代のことについて、より一層充実する、そして他町に負けない本町の特徴を出していくことによって、北栄町に住みたいなということが移住・定住につながるというふうな思いがあって、子育て世代に限ったところで質問をさせていただいたところでございます。  子育て、子どもを産み育てるためには、町内でまず結婚をしていただいて、町内に住んでいただいて、子どもさんをつくっていただいて、元気に育てていただきたいと。そういう流れの中で、婚活のお話、そして不妊治療、妊娠のこと、それから子どもが生まれてからはネウボラで子育て支援もやってますという一連の流れもお聞きしました。  保育料についても、実際何年か前に本町も大きく保育料を下げまして、決して他町よりも高くてしようがないというような状況ではないということも私も理解をしています。ただ、1点だけ少し確認しておきたいんですが、全ての回答に町長、教育委員長、お二人から回答をいただいたですが、国の動向を見たいというふうなことがありました。今12月ですから、来年の3月議会で来年度の当初予算が出てくると思うんですが、その間にどのようになるかということで、今回は数字的なことが出てきませんでした。  先ほど委員長のほうからありました、まずこども園の第2子の同時入所条件の撤廃については、即町長の公約のとおり保育料を下げるという意味であって、教育委員長もおっしゃったように、わかりにくいという意見がありました。これについては、この場でも即やめるというふうなことができるんじゃないかと思うんですが、いま一度その点についてお聞きします。いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 以前にも御質問をいただいておりました。国の動向といいますのは、今、無償化についていろいろ議論されているところでありますが、ある程度まだ期間があるというふうなことでありますので、それにより先んじて町としてもやっていきたいということを考えておるところであります。それは御理解していただきたいと思いますし、それから第2子についても、これ先ほどありましたように、確かにわかりにくいと思います。子どもさんが1、2、3で同時入所でないと半額にならないとか、あるいは小学校に上がってしまうとならないとか、第1子として数えてしまうとかいうのはあるわけでありますので、そういう点につきましては、他の町等もやっておるところもありますので、そういうところを今回の検討の中で十分それも含めて考えていきたいなと、こう思っておるところでありますので、御理解をいただきたいなと思っております。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) しつこいですけど、そこまで言っていただいているんであれば、この場で、その方向でやりますというふうにはお答えはいただけませんか。再度お尋ねします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) まだそこまでは教育委員会と話をしておりませんが、私の考え方としては、そこは撤廃してもいいんではないかなと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) ありがとうございました。非常にありがたい回答をいただきました。  1点、国が目指してる保育料の無償化につきましては、3歳児以上のお子さんを5歳、4歳、3歳と段階的に無償化にするんだというふうな方向性が出されてるというふうにお伺いしてます。  実は先日、9月から隣の隣の大山町が3歳以上のお子さんを無償化といたしました。その背景は、中山間地域市町村保育料無償化等モデル事業を使われてやられたということでして、一概にうちがその条件が使えるかどうかというようなこともありますので、だからそれでやりなさいとは言いませんが。以前、平成27年度に第3子無償化の議論があったときに、若桜だとかというところが無償化にいち早く取り組みました。中山間地域で子どもさんも少ないし、財政的な影響も少ないだろうというようなことで、そうなんだなというふうに聞き流したといいますか、我が身のごとく、そこまでは本町では難しいのかなというふうな思いもあったんですが、大山町も広い町ですので、中山間地域を抱えてのことだと思うんですが。  ただ、隣に米子市を抱えています。いわゆる山陰道がつながってまして、米子市内あるいは倉吉市でも通勤が可能なエリアだというふうに思います。本町からも、米子市あたりまでだったら通勤は可能だと思いますし、実は私の知り合いのお嬢さんが米子に嫁がれて、この間、家を新築されたと言うんですね。場所がこの大山町なんですね。じゃあ、なぜ大山町なんですかと。お二人とも米子にお勤めなんでということをお聞きしたら、いわゆる子育ての保育料が無償化になって、町が造成されてる土地を求めて家を新築したんだということであります。  保育料をということの中に、いわゆる私、町長も含めて50代後半、60代、70代になってくると、多少お金があっても何に使いたいというような意欲がだんだんと減ってくるわけですね。子育て世代というのは、子どもの子育てにもかかりますし、教育にもかかる、家も欲しい、車も欲しい、収入があれば、それらに使いたいことはたくさんあると思うんです。そういう中で、町の活性化あるいは少子化対策をするんであれば、一番お金の必要なところにお金を回してあげるということが一番手っ取り早いんではないかなというふうに思ったりして、過去、国の政策にしても余り現役世代への特典というのはなかったように思うんです。  そういう意味において、より早く、あるいはより大きく他町とは違うぞと、他の県とは違うぞというふうなところを打ち出して、子育て世代へのアピールをしていく。そして、ここに住んでいただくということが大事だと思います。非常に大山町という町が保育料無償化というんで提示されましたので、非常に衝撃を受けてるんですが、そういうことも踏まえたところで、再度これから検討されるというのは伺ってるんですが、いま一度御回答をお願いしたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 大山町のお話が出ましたが、大山町も中山間地域無償化モデル事業を、それを活用してやられておるということでありまして、第1子につきましては、3歳児以上が無償ということになっております。それから、第2子につきましては、低所得者世帯の方のみが無償というようなことになっております。第3子につきましては、これは県、国が無償化しましたので、これは全て無償化になっておりますが。そういうようなことでございまして、全員が無償ということではないわけであります。  本町におきましては、そういう事業は使えませんので、自主財源でやっていくということになろうかと思います。そういう中で、他の自治体と違った特色のある子育て支援策というのを考えていかなければならないということでございますが、何年後かには国のほうも全て無償化するというようなことでございますが、それに先んじてやることも大切だろうと、こう思いますので、先ほど議員が提案いただいたようなことも検討しながら子育て支援をしてまいりたいと、こう思っておるところであります。具体的にじゃあどうするということではまだ決めてませんが、やはりほかの自治体と無償化になる期間の間だけでも違うぞということで取り組んでまいりたいなと、こう思っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) 実際3歳児以上の2号認定のお子さん、第8号って言うんですか、8階層の一番高い保育料についても標準時間で3万2,400円になってます。3号認定、3歳未満児につきましては4万3,200円ということで、この部分だけを見ると大山町よりも格段安いというふうなことで、数年前に大幅な減額をしたその成果だなというふうに思ってます。ですから、決して本町は保育料は高くないというふうに言っていいんだろうと思います。でも、そのことは余り各町民の皆さんも認識がない。昔からのイメージで、旧羽合町が安かったみたいなことがいまだに信じられてるみたいなところがありまして、そういうことはもっと宣伝をされていいと思います。ぜひとも、前向きな答弁をいただいてますので、より画期的な価格体系を提案していただきたいと思います。  在宅給付金の件について再度お尋ねいたします。現在52人が申請をされてるというようなことで、ありがたいという保護者の方や、それから保育所、こども園への入所が遅くなったというふうな回答もあったり、逆に勤めの関係でというふうなこともあったりというふうなこともお伺いしました。ゼロ歳児の入所の人数が昨年とほぼ同じだということで、まだどうだったのかということが判断できないということでしたが、でも、それなりに評価はできる事業として認識されてるのか、やっぱりそうでもなかったなというふうに思われるのか、いま一度そこんところを御回答お願いします。 ○議長(飯田 正征君) 福光教育委員長。 ○教育委員長(福光 純一君) 教育長のほうからお答えいたします。 ○議長(飯田 正征君) 別本教育長。 ○教育長(別本 勝美君) 委員長にかわりまして答弁をさせていただきます。  町長の答弁の中にもありましたけども、この在宅の支援については、まだ成果が出てないといいますか、減ってないということなんですけども。当初期待していたのに比べると、若干在宅育児の申請が少ないのかなというふうに思いますが、今後、家庭で保育をしていただくということは非常に重要なことでありますので、それがふえていけばいいなというふうに思っております。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) 2年前、平成27年のときも推進すべきという立場で発言をさせていただきましたので、温かく見守っていただいて、できる限り子どもをうちで育てたいというおうちについては、そのような配慮をしていただきたいと思います。続けていただきたいと思います。全体的に前向きな、今後保育料については前向きに検討するということでございますので、次に移りたいと思います。  3項目めの北条庁舎、今は北条支所と言うほうがいいんですね。北条支所の民営化についてでございます。結局現在の財政効果があれば、棚卸しにおいて財政効果があれば、大栄庁舎のほうにも広げるべきでないかというふうな提案を受けたということでございます。実際、先ほどは窓口業務を2人の職員体制でいけば、600万円程度の財政効果があったというふうな発言だったと思いますが、実際本当に財政的な効果はあったというふうに理解よろしいんでしょうか、再度お尋ねします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そこの職員が減になっております。そういう意味では財政効果はあったんだろうと、こう思っております。ただ、先ほども述べましたように、事務量が、いろんな事業もふえてまいりまして、なかなか人員を、そこを減らしたから、じゃあそれでということではなくて、やっぱりそちらのほうに回していったというようなことでございまして、本来そちらのほうに必要な人をこちらから回していったというようなことでございまして、採用をそれだけ控えて、そちらのほうに異動させて、そこで仕事をさせているというようなことでございます。減員になって、そのままそれが人員が減ったということではなくて、ほかの部署に回して、そこの仕事を充実させていったということでございますので、そういう財政的なこと、全体の中では数的には減ってないというようなことでございます。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) ほかのところに回していったということの確認ですが、今の北条地区の活性化に向けての何とか委員会を立ち上げて、この間会合を持たれたようですが。それらの業務を新たに埋め合わせる職員を配置したというふうな理解ですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今、所長を入れて3名でやっております。それは、本来ですと2名ということでありますが、やっぱり北条地域の活性化を図るということで、これは以前からお話しさせていただいたとおりでありますので、1名配置したということでありますので、現在3名で北条支所のほうに職員を配置しているということでございます。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) さきに北条支所にお邪魔しました。証明書等の発行について、現在共立メンテナンスさんが受けられたものを再度交付していいか悪いかということを職員のお二人の方のうちの1人がチェックして、交付してるというふうな状況でございました。間違いがあっては困るのでというふうな説明でしたが、それは決して必ずしもしなくていいんだけど、間違いがあってはならないのでというふうなことでのことでございました。  それから、事業棚卸しでは、財政効果があれば大栄も広げるべきだということで、庶務の仕事なんかも考えていきたいというふうなこともわかりました。そこんところ、本当に財政的な効果があったのか、なかったのかというところをまずもって検証をしていただいて、それと北条支所で行ってることが今3年目に入っているわけで、この委託業務は3年契約でされてますので、来年度以降も続ける場合には、恐らく当初予算か6月議会の補正予算か、ちょっと6月では遅いかもしれませんが、それらに予算計上して、一括で委託事業として予算計上がなされるべきだろうと思いますが、それらについての今のところの考え方なり評価なりは、いま一度確認をしておきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 現在、委託に向けて取り組んでおるところでございまして、組合等ともそういう話を詰めておるところであります。当面は来年の10月にはいうようなところで進んでおったわけでありますが、まだ十分そういう、じゃあ10月にできるかということは、組合ともいいぐあいに話し合いができておらんということでございますので、もう少し話をしてやっていく必要があるかと思います。詳細につきましては副町長に説明をさせます。 ○議長(飯田 正征君) 西尾副町長。 ○副町長(西尾 浩一君) 町長にかわりまして答弁させていただきます。  民間委託については庁内の会議を設けておりまして、その中でも、先週でございますが、会議を行いました。その中で、特に委託をすることによっては財政効果、そういったところについてまだ十分検証されてないんではないかというような意見も出ましたので、ちょっと持ち越しになっております。もう一度同じ会議を開催をいたしまして、職員の納得も得た上で、それで合意ができるようであれば、議会のほうにも当初予算で提案できると思うんですけども、まだちょっと必ずできますという状況ではないというところは御理解いただきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) やはり民間委託、今回の場合は職員の仕事を民間に任せるということになりますから、当然職員あるいは組合との話し合いも十二分にしていただいて、職員のモチベーションが下がるようなことはしてほしくないと思います。ぜひともそのように十二分な話し合いを持っていただきたいと思います。  アンケートによって、150人ずつのアンケートを2回実施されたということで、お客様アンケート、外部評価というふうなこともおっしゃいました。非常に接遇が今、町長の最初の答弁の中にもお客様という言葉が出ましたね。実はちょっと話が余談になっちゃいますが、病院でも今、患者様って呼ぶんですよね。患者さんじゃないんですよ、患者様。いわゆる民間では、お客サービスに対しても何々様というふうな言い方をしてるというのが現実でして、それが北条支所の窓口にも入ってきたというので、今ちょっとびっくりしたような気がします。発想の転換で、それをじゃあ大栄庁舎で行うということも選択肢としてはあると思うんですが、じゃあ民間のノウハウを職員が身につけて、職員が実践していくという方法はありはしないかなと思ったりするんですが、そのような発想はどうでしょうか。いかがなもんでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今の民間委託を考えてるのは、本当に庶務的な業務でございまして、そういうものを民間委託しようということを考えております。例えば今、臨時職員にしていただいてるような業務をまとめて委託をしようと、そういうことで考えておるところでありまして、本来職員がすべきものを全部委託するということではないわけでありまして、そういうものをまず委託していこうということを考えておるところでありますので、職員は本来の仕事ができるようにということで考えてるところであります。  そういう中にあって、やっぱり民間のノウハウというのも必要だろうと、こう思っております。やはり町民の皆さんが本当に気持ちよく、そういう相談に乗ったり、あるいは来られて、そういう接遇がよかったりすれば、これは大変いいことでありますので、そういうことは学んでいくべきだろうと、こう思っておりますので、そういうことはしていきたいなと思います。 ○議長(飯田 正征君) 津川議員。 ○議員(12番 津川 俊仁君) ぜひとも、何も北条支所でやってることを全て大栄でしなさい、それがイコール民間の活力を、あるいは民間の知識を受けるということだけではないと思います。実際いいと言われてることは、じゃあほかの課の職員も出向いて学んだりとかいうことがあれば、十二分に民間の知識や知恵が受け入れられると思いますので、そのような手法もとっていただきながら、すばらしい役場といいますか、職場にしていただきたいというふうに思います。  進め方についても、十二分に職員との話し合いを徹底しながらやっていくというふうに伺いました。期間はあるんですが、やはり働く人の立場のことも大事でありますし、町民の皆さんへのサービスの低下を招かないということも大事であります。また、間違いを起こしてはいけないということもあります。個人情報の最たるものがぎゅっと詰まったところでの業務を他人に任せる窓口業務については、そういうことになりますので、他人といいますか、他の業者に任せるということになりますので、そこんところは徹底的に十二分な議論をしていただきたいと思います。最後に、その決意をいただいて終わりたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 民間委託につきましては、北条支所がやっているわけでありますが、そういう個人情報等十分に配慮しながら、民間とまた話をしていくということをしてまいりたいと思いますし、接遇等につきましても今いい評価をいただいておりますので、そういうノウハウも職員のほうも吸収しながら、住民の皆さんが本当に気持ちよく来られるような役場になるように努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議員(12番 津川 俊仁君) 終わります。 ○議長(飯田 正征君) 以上で津川俊仁議員の一般質問を終わります。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 次に進みます。  11番、森本真理子議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 11番、森本真理子です。私は、本定例会において2点について質問させていただきます。  2点について質問しますが、その前に訂正をさせてください。町会議員一般選挙についての1段目、71.51%は間違いで、71.93%でした。それと、ごみゼロに向けての上から5行目にあります目標の600グラムは、現在は500グラムだそうです。  続いて、質問させていただきます。町議会議員一般選挙について。  平成25年の町議会議員の選挙の71.93%に比べ、投票率が3.57%も低下し、今回は68.36%となった。投票の内訳は、不在者投票53人、期日前投票2,611人、当日6,036人でした。期日前投票所が北条支所、本庁舎で行われたこと、また投票所のない自治会に移動期日前投票所が設置されるようになり、成果が出てきているように思えましたが、この投票率の低さでした。これをどのように検証されるのか、選挙管理委員長に伺いたいと思います。  経費節減のため、投票所を20カ所から12カ所に少なくすることにより約266万円の削減につながると述べられておりましたが、本当に削減につながっているのでしょうか。また、18歳、19歳の有権者に対し、どのような取り組みをされているのか、伺いたいと思います。  次に、ごみゼロに向けて。  北栄町では、平成28年度可燃ごみ3,322トン、粗大ごみ(可燃性)227トン、不燃ごみ185トン、粗大ごみ(不燃性)63トン、合計3,798トンで、1日1人当たりの排出量が678グラムであり、リサイクル率は17.8%でありました。目標の500グラムには届いていません。リサイクルできるものとして、小型家電、瓶類、缶類、新聞紙、チラシ、雑誌、雑紙、段ボール、牛乳パック、衣類、布類、発泡スチロール、トレー、廃食用油、ペットボトルがあります。分別すれば再利用できます。今さらですけれど、各家庭で再認識してほしいと思います。役場裏のリサイクルステーションは、平日でも常時持っていくことができるので、使い勝手がよく、利用しやすいと思います。  徳島県上勝町では、「ごみゼロ宣言」が昨年9月に採択されました。2020年までにという期限つきではありますが、焼却、埋め立てによるごみの処理を限りなくゼロに近づける努力をするというものです。以前は19分別だったのですが、25分別に、そして現在では34分別にされているそうです。クリーンランドほうき最終処分場の現在の状況と今後のごみ減量の対策をどのように考えておられるのか、町長に伺いたいと思います。  以上で、この場での質問を終わります。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) 森本議員の御質問にお答えをいたします。  町議会議員一般選挙の投票率の検証についてでございます。まず、町議会選挙の北栄町全体の投票率の推移でございます。平成17年の北栄町誕生後初めての選挙では、投票率が85.99%でございました。その後、選挙のたびに投票率は低下し、平成29年の投票率は68.36%で、平成17年と比較しますと17.63ポイント減少し、合併後、過去最低となりました。  選挙の投票率は、その選挙の種類、関心度、天候状況など、さまざまな要因に左右されるところでありますが、近年では町議会選挙、国政選挙、また近隣市町の議会選挙においても投票率が低下してる状況でございます。  次に、期日前投票所の利用状況でございます。出張期日前投票所の利用人数を除いた期日前投票所の利用人数は、9月27日から9月30日までの4日間で2,045人、全投票者の約23.5%でございました。投票所別の利用状況では、北条健康福祉センターが547人、大栄庁舎が1,498人でございました。  なお、期日前投票所の数は、平成26年の衆議院議員選挙から北条地区にも増設し、町内2カ所に開設しております。平成25年度の町議会選挙の期日前投票所の利用人数と比較しますと、約100人の増加でございました。  次に、出張期日前投票所の状況でございます。まず、出張投票所の目的でございますが、投票所見直しにより投票所が遠くなった方の負担感を軽減するため、地域の自治会公民館に出張して、短時間の期日前投票所を開設するというものでございます。このたびの町議会議員選挙で出張投票所を御利用された人数は566人ございました。60代以上の御利用が多く、485人、出張投票所御利用者の約85.6%でございました。また、1カ所での平均利用者数は63人、一番多いところでは174人の方に御利用いただきました。実際御利用いただいた方からは、よかった、続けてほしいとの御意見を多くいただいたところでございます。
     議員仰せの投票率の検証でございますが、自治会ごと、投票区ごと、年代ごとの投票率などを分析してみますと、自治会ごとでは、立候補者のおられる地域が高い投票率と言えます。これは町会議員選挙にとっては当然だというふうに思っております。また、立候補者のいなくなった地区は、大きく順位を下げております。ずっと以前から低い地区といたしましては、みどり西団地、そしてまた六尾北団地など、候補者もいなければ、比較的若い世代の多い自治会が多いと言えます。  投票区ごとでは、立候補者が多い大栄文化センター、これは亀谷、西穂波、東亀谷等が対象の投票区ですが、3回連続で一番高い投票率で推移をいたしております。注目する点としては、第1投票所、中北条水田生産組合集荷・出荷施設が平成29年、今回の選挙で大きく投票率を低下しております。  年代ごとでいいますと、60代、70代が高い順で推移し、20代、30代は低下しております。注目する点としましては、80代以上と30代の順位が変わり、平成29年度では、その差が広がってきております。80代のほうが高くなってきております。これは低年齢層の選挙投票への関心の低下が原因と言えます。それとともに、出張期日前投票所の効果が出ているというふうにも言えると思います。  以上の検証結果から言えることは、平成25年の投票所の見直しは、投票率低下の一つの理由ではあると思いますが、主たる要因ではないというふうに思っておるところでございます。選挙管理委員会としましては、投票率低下の主たる要因は、国政選挙でも言えますが、年代別の投票率の状況から、一部の年代、特に10代、20代に選挙と政治に対する関心がまだまだ十分でないというところに大きな要因があると考えております。以上が投票率の検証でございます。  次に、投票所見直しによる選挙経費の削減についてでございます。  選挙経費につきましては、全て単町費で実施する、町長・町議会選挙の経費により削減額を算出させていただきます。まず、議員仰せの266万円という数字でございますが、これは平成21年と平成25年に執行した町長・町議会選挙を比較した際の削減額でございます。具体的には、平成21年選挙支出額は1,051万6,866円に対し、平成25年選挙支出額785万8,050円で、削減額は265万8,816円という数字になっております。削減額の主な内容は、投票所見直しに伴う投票管理者等の報酬、職員時間外手当、投票所として利用する自治会公民館借り上げ料などの削減が主なものでございます。  次に、平成29年選挙の支出額についてでございます。現時点では見込み額の試算となりますが、支出額約961万円でございます。平成21年の選挙と比較しますと、削減額は90万円と少なくなっております。平成25年と平成29年選挙の削減額を合計すると356万円でございます。  次に、18歳、19歳の有権者に対する選挙啓発についてでございます。まず、町議会選挙での10代有権者数は246人でございました。選挙啓発につきましては、9月町報による広報、選挙公報、町ホームページによる啓発を行ったほか、中部地区の高等学校を初め県内の大学、各種学校に啓発ポスターの掲示を依頼いたしました。また、北栄町の明るい選挙推進協議会と協力して、街頭啓発チラシを配布をいたしました。  なお、平成28年7月の参議院選挙から選挙権が18歳に引き下げられたころより、選挙管理委員会では、北栄町の明るい選挙推進協議会や県の選挙管理委員会とともに、高校生を対象とした選挙授業を実施をしてきました。内容としましては、選挙に関する基礎知識のほか、本物の投票箱や記載台を使っての模擬投票の実施を行いました。  壇上での答弁は以上でございます。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 森本議員の御質問にお答えいたします。  ごみゼロに向けての御質問でございます。  まず、ごみの排出量の現状は年々増加の傾向が見られ、5年前の平成24年度の1人1日当たり排出量が591グラムだったものが平成27年度には615グラム、平成28年度には678グラムとなっており、平成28年度は地震という特別な要因があったものの、増加傾向に歯どめがかかっていないところでございます。これらの数値には、リサイクルにもあった資源ごみが含まれておりませんので、資源となったものを考慮いたしますと、平成28年度は総排出量が4,530トン、再生資源としてリサイクルされたものは、自治会などの団体が回収されたものを含めて809トン、1日1人当たり排出量は802グラムとなります。  ごみの処分や再生資源に係る費用といたしましては、平成28年度決算で、ごみの収集は3,148万7,000円、ごみの処理につきましては4,641万8,000円、再生資源に係る費用として676万1,000円、合計8,466万6,000円となっており、町民の方1人当たり5,468円の費用がかかっております。  なお、リサイクルによる有価物から得た額は合計88万9,000円で、得る額はわずかではございますが、その分ごみとしての処理をしなくてもよくなりますので、資源の有効活用、財政的な効果、施設の延命化など、さまざまな効果があると認識しているところでございます。  現在のほうきリサイクルセンターでのごみ処理は、持ち込まれた可燃ごみは全て焼却し、その焼却灰はリサイクルを行っております。不燃ごみや不燃粗大ごみは解体し、資源化できるものは資源化し、その他の可燃物の燃えかすと一緒に全てクリーンランドほうきに埋め立て処分を行っております。  最終処分場であるクリーンランドほうきは、現在埋め立て中の第1期部分が平成33年度には満杯になることが予想されるため、平成30年度から平成31年度の2カ年にかけて工事を行い、平成33年度ごろから運用開始が予定されております。  なお、この第2期部分につきましては、20年間の埋立期間を見込み、約25億円を投じて行われる事業となっております。  さて、このようなごみ問題に対して、徳島県上勝町を初めとした、ごみゼロ宣言、いわゆるゼロ・ウエイスト宣言をした自治体が全国的に注目を集めております。現在4つの自治体がありますが、それぞれの自治体では、ごみ焼却場が老朽化したことや最終処分場を持たないといった課題があり、ごみの絶対量を減らすことを最優先に取り組まれたものでございます。  ちなみに上勝町では、町内一円におけるごみの収集も行われておらず、町内1カ所の収集所に住民一人一人が持ち込んで分別を行っているそうでございます。また、ごみを出さない取り組みとして、生ごみは自宅での処分をお願いしたり、紙おむつを使わないようにするため、布おむつの配布なども行っていると聞いてるところでございます。分別の種類は、缶類が3分別、瓶類が4分別、紙類が4分別、その他紙おむつ、生ごみなど34分別が行われ、極力ごみとしてではなく、リサイクルすることで環境に負荷をかけない取り組みが行われております。  このような取り組みには、リサイクルしやすくするように分別区分にわかりやすい説明を加えたり、リサイクルすることによって、どのような効果があったり、どのような製品が生まれるかを理解していただくことも大事なことであり、住民の皆さんと協働して取り組むことが不可欠でございます。  今後の取り組みでございますが、さきの上勝町のように、新たに分別区分をふやすなどの方策は今現在検討しておりませんが、特にリサイクルに回る資源の量をふやしたいと考えております。具体的には、資源ごみ回収団体のない自治会へ団体成立の呼びかけや、回収回数の少ない自治会へ複数回の実施要請を行ってまいります。そのほかに、無料のフリーマーケットの開催などによるリユースの促進、あらゆる機会を捉えて分別の徹底によるごみ減量化の啓発、水分量の多い生ごみの水切り徹底の周知など、短期的な取り組みで効果が出るものに取り組んでまいりたいと考えております。  また、長期的には、先進地での取り組みを参考としながら、リサイクルの可能性を見据えた分別区分の見直しを鳥取中部ふるさと広域連合に提案していきたいと考えておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 午前中にも同僚議員が先日行われました町議会議員選挙のことについて質問されましたが、私もしていきたいと思います。  吉田選挙管理委員長は、午前中の答弁の中で、自分は任期が12月21日だから、はっきりした答えを出すことができないというようなことを言われていましたが、でも、12月21日までの任期はきっちりと務めていただきたいと思いますし、今後もし次の人に引き継がれるようなことがありましても、反省点を踏まえて次の選挙にそのことについてまた話し合っていただきたいと思いますので、再度質問させていただきたいと思います。  平成25年から平成29年、今回までに見直されたことで、期日前投票で役場大栄庁舎だけだったのが北条支所にまで投票できるようになりまして、たくさんの方がされたということは先ほど述べました。その中で、8時半から20時ということが書いてありましたけれど、20時までという遅い時間ですが、たくさんの方が来られるわけですか。その辺ちょっと教えてください。投票に来られる方、8時という時間が設定されていますが、どうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) 具体的な数字が必要でしたら、事務局のほうに答弁させますけども、私も今回、北条の期日前投票所に投票管理者として行っておりましたが、やはり7時を過ぎると大体極端に人数が、来られる方が少なくなりますね。当日といいますか、大栄庁舎でも、やはり7時を過ぎると大変人数が少なくなります。全体でいうと、以前にも数を出してると思うんですが、大体全投票者数の2%から3%ぐらいの方が7時から8時ぐらいの間に来られるというような統計も出ております。そういうことです。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) それと、選挙の様子をいろいろと聞いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  9月28日の1日だけ期日前投票所への無料送迎バスが出ていると思います。利用された方はちょっと調べてなくて済みません、何人だったのか。利用された方は、どうしてこのバスを利用されたのか、そういうことは聞いておられますか。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) 利用された方は──だというふうに聞いておりますが、理由については私のほうは聞いておりません、それは。必要であれば事務局長のほうに答弁させます。よろしいでしょうか。 ○議員(11番 森本真理子君) よろしいです。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) それと、出張期日前投票所が9月27日から29日まで開設され、566人の方が投票されたということを聞きました。当日投票所がないところの地区、私が調べましたのには北条島の集落センターとか弓原公民館、原公民館、東園構造改善センター、大谷公民館、由良宿由良6区公民館、江北部落公民館、国坂浜集落センター、みどり団地公民館に2時間から3時間開設されましたね。それで、私も大谷の投票所に行かせてもらいました。入場券の裏面に期日投票宣誓書に事前に記入していったので、期日前投票所に持っていくと、スムーズに投票することができて大変よかったと思います。ですけど、それを見ていますに、今回の当日の選挙の日でもミスが2件ありましたね。こういう分散することによって職員さんたちのミスっていうか、そういうのは多くなると思うんですけれど、その辺どのように考えておられるでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) 最初に、先ほどの移動支援バスですね、これについては答弁をちょっと修正させていただきたいと思います。─────のは最初のときで、今回はゼロ、1名もなかったということです。  先ほどの質問ですけども、確かに出張というのは二重投票防止のために、一々電話でこちら側が確認して投票するわけですから、やはりたくさん来ていただいても待っていただく時間がどうしても出てきます。それと、やはり分散してやるわけですから、ミスが出ちゃいけないんですけども、確率はちょっと高くなるんじゃないかというふうに思います。ですから、それを極力やはりこちらの指導を徹底して防ぐようにしなければならないというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 平成25年から平成29年にかけて変わったことをいろいろと聞いてきましたけど、20カ所から12カ所になったということで、経費との兼ね合いも見てみますに、私は本当に素人の考えで申しわけないです。期日前投票所というのが役場庁舎と北条支所にやられたというのも、もう少し時間短縮を図って経費を浮かせるとか、無料送迎バスは1人もなかったということを聞きましたので、今後も、前回は1人というようなお話を聞きました。これは思い切ってやめられたほうがよいと思いますし、期日前投票所の二、三時間というのも、先ほど述べましたように、ミスが出やすいんじゃないかと思います。それで、私は、結果的にはもとに戻してほしいというのが言いたいんですけれど、その辺の経費を見ながらミスというリスクを考えると、やっぱり一番はもとに戻してもらって、お年寄りとか御不自由な方にも近くで選挙してもらうというのが一番政治に参加しやすい形じゃないかなと思います。  それと、今回12カ所ある中で、投票率を見てみますに、中北条、水田生産組合出荷施設での投票率が平成25年に比べて、そのときも悪かったんですけど、74.97%で、今回64.15%で、10.8%減少していますね。そういうことに対して、その日でないと行かないという方もあるでしょうけれど、検証をされてみて、ここの投票率の悪さというのはどういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) まず最初の移動支援バスは、ですからゼロということで、地元の選挙がね。その20日後にありました衆議院選挙では、一旦取りやめております。今後はどうするかということはまだわかりませんけども、それが期日前がいいのか当日がいいのか、そういうこともあると思いますので、一旦衆議院では取りやめております。  それと、出張の場合は、始めた理由は、やはり高齢者の投票機会の確保、交通弱者の方の確保と、投票率を上げることよりも、そういうことが大きな目標で、重点でやってきたわけですので、私の感想としては今後も続けていかれたほうがいいじゃないかというふうに思っております。  それと、中北条の件ですけどね、これは中北条は、以前はそんなに低くないんです。今回が特に下がってるという状況は、私なりに分析すると、地元の有力な議員の方が勇退されたということが一番大きな原因じゃないかというふうに思っております。ほかのところも、駅前とか、詳細な分析をすれば、そういうことも言えますし、やはり議員が勇退されたところは下がる傾向にあります。そういうふうなことが大きな理由じゃないかというふうに思っております。以上ですかね。そういうことです。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 続けてですけど、もう一つ一番低いところがありました。みどり南公民館の投票率がすごい悪いです。平成25年が57.01%で、今回は54.95%です。それで、平均値を大きく下回っています。それもやっぱり投票率が悪いということは、議員さんの出られなかったということにつながるのでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) このみどり南は、以前はみどりのあそこの団地は2カ所あったんですね。平成25年から1カ所にしたということがあります。それと、立候補者がいないということもあるでしょうけども、ここは以前からずっと低いです。一番最下位をずっと行っております、投票区では。ですから、先ほど壇上で言いましたように、若い世代の方が比較的多いということが一番の原因じゃないかというふうに思います。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) それでも、やっぱり投票率が悪いのは自分だけで検証していても始まらないと思います。選挙管理委員長として、自治会長さんとか、出向いたりとかして、もっと選挙に対する気持ちというか、そういうのを啓発する努力はされたのでしょうか。いつもあそこは悪いって言うだけじゃ始まらないと思います。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) 平成25年に2回の選挙があって、平成26年にずっと検証したんですけどね。その中で、検証後といいますか、大体9月で大まかな検証が終わったんですけど、平成26年の。その後、やはり自治会のほうから説明してほしいというような要望もちょくちょく出まして、それで2カ所で、直接出向いてきて説明してほしい方はというような通知も出したんですけども、そういうところはなかったですね。ただ、大栄地区はここの改善センター、北条地区は中央公民館ですね、あそこに自治会長さんに来ていただいて、そこにみどり南の方が来られたかどうかというのはちょっと記憶にありませんけども、そういう説明を行っています、どういう対策をとってほしいかというような。  それと、やはり若い世代への啓発をどうするかということですけども、午前中の答弁でも申し上げましたけども、今までどおりの明るい選挙推進協議会の皆さんと一緒になって街頭啓発とか、それと県と一緒になって高校の主権者教育とか、やはりもっと範囲を広げて私は小学校5・6年生のころから、高学年のころから啓発をしていかねばならないんじゃないかと。先を見て、そういうふうに思います。やはり私が思っとるのは、5・6年生でも税金の使い方とか集め方とか、税金はどういうことに使われて、それで税金の使い方は政治家の皆さんが決めていくんだというようなことは5・6年生でもわかると思いますので、そういう主権者教育もやっていかないけんというふうに思います。ですから、若い世代の啓発は大変重要なことだというふうに思っています。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 今、選挙管理委員長が言われたように、小さいときからの選挙に対する考え方を、税金の使い方とか、いろんな面で教えていくのはとても大事なことだと思います。よその流れがこうだからといって、北栄町に当てはまるとは思いません。ここはここで、北栄町は北栄町でやっていくという意気込みを見せないといけないと思います。それで、先ほども18歳、19歳のことに対して、どういうふうにということ、高校に出向いたりとか、町報とかホームページとかで啓発していったと言われました。それで、18歳、19歳というのは、住民票を北栄町に置いて大学に行かれる方が多いと思います。住民票を置いて行かれた子どもさんに対して、どういうことをなされてますか。放っといておられますか。どういう啓発をされていますか。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) おっしゃるように、18歳はまだ高校生が多いです。19歳でやはり進学されて都会に行かれたりという方は、住所を移しておられん方がほとんどだと思います。今回も不在者投票がちょっと私の記憶で1名しかなかったというようなことを聞いております。そういうようなことで、要するに不在者投票というのが面倒くさいといいますか、特に告示から町会議員選挙は4日しかないもんで、すぐ郵送で送ったりしなけりゃ間に合わんというようなこともあるしというようなことで、やはり特別には住所を持っていってくださいとか、そういう指導はこちらのほうではしておりません。ですから、そういうこともやはり今後する必要があるんじゃないかというような感想は持っております。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 18歳の高校生でも、選挙の立会人というのはできますか、できませんか。私、何年も前ですけど、20歳になったころに公民館で立会人をしたことがあります。そのときは、何か選挙に一人として責任があるんだなと、こうやって実際目で見ることができて、選挙っていうのは大変というか、大切なことだなというのを若いながら思いました。だから、若い、登竜門というか、そういう時代というか、年に立会人とか推薦したりして、積極的に若い人を選挙の場に上げたらどうでしょうか。その辺はどうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) 私も議員の考えに同感でして、今言われた18歳が立会人にできるかというのは、ちょっと局長に後で答弁は保留ということでさせていただきたいと思います。今、立会人は登録制というのをとっておりまして、やはり若い人はまだかなり少ないと。やはり立ち会いとか、そういうのを経験していただいて、そういう経験が後々政治に関心を持っていただくということに関しては生きてくるんじゃないかというふうに思っておりますので、大切なことだというふうに思っております。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 何回も私も選挙で1期目に入ったときに、この選挙の投票所の問題について質問させてもらいました。大谷公民館としては、期日前投票ができて喜んでもらっとるのは確かです。160何人って言われたのは大谷公民館のことだと思います。ですけど、実際には公民館に当日に投票所ができて、近所のおじいちゃん、おばあちゃんがみんなで、きょうは投票日だけえな、行かでっていうような形になるのが理想です。ここでまた選挙管理委員長、今の12カ所から20カ所に戻す考えはございませんか。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) 午前中の答弁でも申し上げましたけどね。私が投票所の数とかいうのは、この場で控えさせていただきたいというふうに思います。ですから、午前中の答弁でも言いましたように、新しい委員さんの方で御検討いただいたらいいなというふうに思っております。  それと、18歳のことで事務局長のほうからちょっと答弁させます。よろしいでしょうか、18歳の立会人のこと。 ○議長(飯田 正征君) 手嶋選挙管理委員会事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(手嶋 俊樹君) 18歳の選挙立会人はできるということに解しております。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 午前中、同僚議員が言われましたけど、その立会人が見つからないとか、いろいろと問題があって20カ所から12カ所ということを聞きました。それでも、やっぱり自治会の人が責任を持って、いつも行くと登録制のようで同じ人が立会人をされておって、また今回もあの人がしとんなったわという感じが見受けられます。事務局さんは大変だろうけど、いろんな人にしてもらうことによって、やっぱり選挙の関心というのは高まると思うんです。登録制は、それは事務局側としては簡単だと思いますけど、同じ人でなく、少しだけ18歳の人にもしてもらう、中の30代、40代の人にもしてもらう、50代、60代のベテランの人にもしてもらうような、そういう立会人を私は望んでいます。  それで、今の12カ所から20カ所に戻してもらえたらなと私は心の中では諦めていません。それで、今、吉田選挙管理委員長は、12月の21日だからと、いつもそういう何か逃げ腰みたいな、もう俺には関係ないというような感じで言われるんですけれど、次はどうかわかりませんけど、申し送りということも大事だと思います。その辺を考えてやってほしいなと。次の人がまた続行されるのか、新しい人がされるのかは私もわかりませんけれど、その辺をよく考えて、私の意図というか、町民の皆さんもたくさんの方がそう思われとると思いますので、その辺も考えてお願いしたいと思います。どうでしょうか。もう答弁はございませんか。 ○議長(飯田 正征君) 吉田選挙管理委員長。 ○選挙管理委員長(吉田 康博君) 申し送りといいますか、私の考え方を新しい委員の方に、それはできないと、先ほどから。ただ、結果を、今までどういうことをしてきたかというものの引き継ぎは、それはあっていいというふうに思います。ですから、申し送りということは、例えば私の考え方にやっぱり左右されると思うんですね、新しい方は。ですから、新しい方が自由な考えでやっていただいたらいいと思います。別に逃げで言っとるわけじゃないです、私は。そのことは理解いただきたいというふうに思います。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) それでは、次の問題に移りたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) しばらく休憩します。(午後2時31分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 休憩前に引き続き再開いたします。(午後2時48分再開)  森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 第2次北栄町環境基本計画が平成29年10月に制定されました。重点目標の7番に、ごみを減らそうという段があります。ちょっとそこのところを、皆さん役場の人はよく御存じと思いますけど、読んでみたいと思います。「本町では、ごみの減量化、再資源化を図るために、家庭ごみについて15分別の収集を行っています。また、地域の子ども会や老人会など登録している94団体が再生資源回収の活動、婦人会がペットボトル、キャップの回収にそれぞれ取り組みを進めています。そうした取り組みで再資源化が進む一方、便利さを求めた使い捨て容器等の普及などにより、1人当たりのごみの排出量は平成18年607グラムに対し、平成27年615グラム、逆に増加している状況です。そこで、リサイクルだけでなく、その手前のごみの発生抑制や再利用に町民、事業者、行政が一丸となって取り組み、ごみの減量化を進めることが必要です」と述べられています。  大変いいことだと思います。私も、このごみゼロに向けてというこの問題に対して、すごい無知なところがあって、わからないことがたくさんあったんですけど、いろんなことを勉強させていただきました。その中の一つに、ペットボトルのキャップというのはベンチや机になるということがわかりました。ペットボトルは何になるんだろうかと住民の皆さん全員がみんなわかっているわけじゃないと思います。それで、リサイクル、リサイクルと言いますが、どういう形でリサイクルになっていくのかというのがわからないと思います。それで、例えば町長、紙おむつというのが問題に、さっきも言われましたが、上勝町で紙おむつをやめて布おむつにしていくというようなことが取り上げられているということがありました。今の人にそういう強制はできないですけれど、紙おむつはどのようになっていくか御存じでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) リサイクル率を高めていかなければならないなと、こう思っておるところでありますが、紙おむつにつきましては、なかなかこれが難しゅうございまして、大部分の自治体では焼却というようなことに今のところはなっとると思います。伯耆町においては、ペットにして何かの原料にしていくというようなことをされとるようでございますが、他のところは、今のところは焼却というような形になっとるんではないかなと、こう思います。  上勝町とか、あるいは九州の鹿児島の大崎町とか、あるいは志布志市とか、あるいは水俣市とか、それからこの前行きました大木町とか斑鳩町とか、地球環境を考える自治体サミットというのがありまして、私も、うちの町もメンバーになっておりますが、やはり紙おむつについては、まだまだなかなか難しいような状況であります。メーカーさん等とも一緒に研究して何とか再利用といいますか、リサイクルして何かできないかということで取り組んでおられるようでありますが、今のところまだじゃあこれにということにはなっていないようでございまして、なかなか今はまだ難しいというような状況でありますので、そういう高齢者の施設であったりとか、あるいは子どもさんなんかが紙おむつを使われますけど、そういうのができれば、そういうところにリサイクルできるということになろうかと思いますが、現在のところは焼却というような形だと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) ここの中で私も見てるんですけど、地域の子ども会が再生資源ごみの日として、老人クラブとかがやっておられます。それから、婦人会の人が、さっき言ったペットボトルのキャップなどを集めておられます。子どものときから、そうやって資源はまたリサイクルできるんだという、すごいいい勉強になっていると思います。それで、そういう子ども会さんや老人会がやっている再生資源ごみによって、町から幾らかでも払われているわけですよね、活動資金みたいな感じで。その辺ちょっと教えてください。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 回収されるそういう団体につきましては、補助金のほうも払っております。具体的な金額については、担当課長のほうに説明させます。 ○議長(飯田 正征君) 暫時休憩します。(午後2時54分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 休憩前に引き続き再開いたします。(午後2時55分再開)  倉光住民生活課長。 ○住民生活課長(倉光 顕君) 森本議員の御質問ですけども、答弁保留とさせていただきたいと思います。金額につきましては、後ほどはっきりしたところを御回答させていただきたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) リサイクルというのも大事なんですけど、その前のごみの発生の抑制ということで、私も余りちょっとはっきり、いい主婦じゃないです。生ごみを出してしまいます、ついつい。やっぱり本当は畑に埋めるとかして減量にするほうがいいですね。この問題を考えながら自分にすごく反省するところがありまして、本当に生ごみも考えて出さないけんなと思いました。やっぱり土に戻してやって肥料にするということは大事だと思います。  それと、クリーンランドほうきのことが出てました。平成15年にできて、平成25年にいっぱいになるはずが8年延びて平成33年になったようです。その理由は、ほうきリサイクルセンターで出た焼却灰を現在は山口県の宇部に持っていき、それをセメントの材料に使われてるということを聞きました。それで、その焼却灰の中に金属が10%ぐらい含まれているそうです。私たちが段ボールを解体するときに、補強のために針金というか、ホチキスみたいなのが入っています。多分そのことだと思います。そういうことも気をつけないけんなと思います。町長は、その辺御存じでしたでしょうか。
    ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 焼却灰の中に、そういう金属類も入っておるということでございます。そういうものはまた別にして焼却はできませんので、埋め立てにするとかするようにしておるところでありますので、それも取って、本来ですと分別していくというのが本来の姿だろうと、こう思いますし、また段ボール等も、そういう一般ごみに出さなくてリサイクルに回していくと、これが大切でありますので、そういうこともしていかなければならないだろうと思っております。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) それで、町長は、ごみ収集所の年に1回とか2回とか見に行っておられますか。その状態をよく見ておられますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 毎年、ごみ収集のそういう週間がございまして、そのときに何カ所か収集所に行って見ておりますし、実際にそういう収集車に入れたりもしております。その中で、やはり分別してない、そういう袋といいますか、そういうのがどの収集所にも見られます。大なり小なりあるということでありますので、やはりリサイクルとして使えるものは、そういうリサイクルで出すと。それから、そういう分別をやっぱり徹底していくことが大切だなと思いますので、自治会のほう、そしてまた環境推進員さん等もおられますので、そういう方たちともしっかり広報しながら、分別に向けて取り組んでいきたいなと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) ごみを分別する中で、私は、2010年の作成、大分前になりますけど、ごみ分別収集手引というのを見て、このごみは何のごみだろうかというのをよく見ます。現在もこれは発行されているでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) それは発行されております。毎年ということでもないわけでありますが、何年かごとに発行するということでしておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 分別収集手引の表紙に4Rの実践をということが書いてあります。1、リフューズ、2、リデュース、3、リユース、4、リサイクルということで、4つのR。それで、1番のリフューズには、買い物袋はマイバッグを持っていきましょう、当たり前ですけど。それから過剰な包装は避ける、試供品など不要なものはもらわない、当たり前ですけど、本当ですねって思います。これはすごくいい本だなと改めて思いました。それで、ごみになりやすい使い捨ての製品は買わない、食品は必要な分だけ買い、食べ物を残さない。物を大切にして、できるだけ長く使う。繰り返して使うというリユースの中に、周りの必要としている人に譲る、新しい使い道の工夫をする。それから、リサイクルをするという4つのRがあります。これは町民の皆さんに浸透しているとお考えでしょうか。町長のお考えを聞かせてください。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 4R運動といって、そうやって買わないとか、不要なものはもらわないとか、あるいは繰り返し使っていくとか、最後はリサイクルということになろうかと思いますが、十分には浸透していないんではないかなと、こう思っております。買い物袋等は、かなりふえてきたかなと思っておりますが、やはりどうしても不要なものまで買ってしまうというようなこともあろうかと思いますし、じゃあリユースができてるかということになると、なかなかこれも十分にできていない面もあるんではないかなと思いますので、そういうところはやっぱり力を入れてやっていかなければならないなと、こう思っておるところであります。まず、不要なものは買わない、あるいは不要な包装なんかは、してもらわないということがまず大切だろうと思いますし、せっかく買っても、まだ使えるのにもう要らないと言うんじゃなくて、やっぱりリユースをしていく。そういうことも必要だろうと思いますので、来年度、そういうリユースのちょっとイベント等も考えてみたいなと、こう思っております。  フリーマーケットということではなくて、あれはお金を払って購入したりするんですが、そこに不要な物を出して、欲しい人はいただいて帰るとかというような形で、今「譲ってください、譲ります」というような形でやっておりますけど、そういうものをもうちょっと大々的にやっていってみたいなと思っておりますので、そういう形で物の大切さといいますか、ごみを出さないというか、そういうものを徹底していきたいなと思います。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 一つ、ごみの袋の中に、ごみ収集所の中に草とか木の枝とか入っているものがあります。今は外で木の枝とかは燃やしたらためだと思います。それですけど、何かいい手だてというか、農家だったら、そこに捨てればいいですけど、町の人は、庭木の剪定くずとか、そういうのは、それはどうしたらいいでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 確かに私も行ってみましたけど、やはり草とか、あるいは木の枝とか葉っぱとかというのもごみ袋の中に入って出してありました。何かほかに使い道はないかなというふうなことを思っとるわけでありますが。そういう中で、バイオマスというのもあるわけでありまして、そういうものを、もちろん生ごみもそこに入れると、あるいは下水道の汚泥とか、そういうものができないかなというようなことも考える必要があるんではないかなと、こう思っております。  今、松神のほうに、そういうバイオについての事業所がありますので、そういうところに持っていけるかどうかというようなこともちょっと聞いてみて、もしよければ、そちらのほうに持っていくというようなことも考えることもできるんではないかなと、こう思っております。よく剪定くずなんかも、そこに持っていってやられるというようなことも伺っておりますので、そういうこともちょっと聞いてみたいかなと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員。 ○議員(11番 森本真理子君) 町民にいろんな形で啓発していただいて、本当に北栄町、クリーンな町、風車でも再生エネルギーを使ったクリーンな町、ごみもゼロになってクリーンな町を目指して、町民みんなで意識を高めていけたらなと私は思っています。  以上で質問は終わりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 森本真理子議員の一般質問については、答弁保留があります。  答弁ができるということでありますので、倉光住民生活課長。 ○住民生活課長(倉光 顕君) 先ほど答弁保留をしまして、申しわけありませんでした。  団体が回収する報償金でございますけども、実際に団体が業者のほうに売り渡す金額とは別に、町のほうから報償金ということで団体のほうに交付をしとるものがあります。金額としましては、紙類、段ボールだとか新聞紙だとか、そういったものが対象になろうかと思いますが、そういうもの1キロに対して3円、それから金属類ということでアルミ缶だとか、団体でしたらアルミ缶が収集されとるものとなりますが、アルミ缶が1キロ当たり5円、それから瓶類、一升瓶だとかビール瓶だとか、そういったものとなりますが、1本当たり5円ということでございます。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 森本議員、この件につきまして。 ○議員(11番 森本真理子君) わかりました。ありがとうございました。 ○議長(飯田 正征君) 以上で森本真理子議員の一般質問を終わります。       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 次に移ります。  7番、斉尾智弘議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 7番、斉尾智弘でございます。私は、本定例会におきまして4点について町長に質問させていただきます。  障害者総合支援法が平成25年4月施行されております。障がいの有無にかかわらず、国民が相互に人格と個性を尊重し、安心して暮らせる地域社会の実現に寄与することを目的とし、障がい者、障がい児が基本的人権を享有する個人として尊厳ある生活を営めるよう、必要な障がい福祉サービスの給付や地域生活支援事業などの支援を総合的に行うことを定めた、こういう法律でございます。この中には、2本の柱がございます。1点目は、自立支援給付でございます。2点目が地域生活支援事業でございます。今定例会では、私はこの地域生活支援事業の中の日常生活用具について質問させていただきます。地域生活支援事業につきましては、都道府県や市区町村が地域の実情に応じて、さまざまなサービスや事業を実施するものでございます。この中の福祉用具給付・貸与する日常生活用具は、この事業の中の一つでございます。  本町は、障がい者の相談体制の充実にしっかりと取り組んでおりますが、過日、視覚障がい者団体の代表者が来町され、日常生活用具について要望等をされました。これらは、生活していく上でなくてはならないものでございます。また、障がい児情報収集のために必要となっているものもございます。具体的には、インナースキャンボイス、音声血圧計、音声ガイドつき携帯電話、テレビ電話つき携帯電話についての貸与を行います。また、シグナルエイド対応音声ガイダンスが設置されている場所は、本町では北条B&G海洋センター正面入り口と鳥取県園芸試験場砂丘地の2カ所であります。この設置場所の拡充についてお伺いいたします。また、日常生活用具の耐用年数についてお伺いいたします。  2点目に、ワーキングホリデーと農業承継支援についてでございます。  鳥取県では、学生たちの長期休みを利用した仕事、地域交流等を体験する機会を提供するワーキングホリデーを進めております。本町でも9月議会において前向きな答弁をいただいているところでありますが、この事業の取り組みについて再度お伺いいたします。また、農業承継支援についてお伺いいたします。  3点目でございます。由良こども園入り口の道路の拡張についてでございます。  由良宿の町中を東西に結ぶ町道から由良こども園に通じる道路は、地域住民から道幅も狭く、車のすれ違いが危ないと指摘いただいております。車のすれ違いが危険と判断した園では、保護者間の話し合いで、送迎については園の西側より入り、由良宿の町中の町道へ抜ける一方通行を自主的に実施しておられます。この道路の拡張についてお伺いいたします。  4点目でございます。成人式を毎年大栄農村環境改善センターで開催することと、「青山剛昌先生と話そうDAY」を育英高校で開催することについてでございます。  成人式は、毎年1月3日の午前中、大栄と北条の農村環境改善センターで隔年開催されてきております。来年以降は、毎年北条の改善センターで開催されるとお聞きいたしました。その理由をお伺いいたします。  町民の要望として、一生に1度の成人式に晴れ姿で参加した我が子の姿をTCCなどの映像を通して録画し、記念として残したい。そのためにも、客席に段差があり、姿のよく見える大栄の改善センターで開催していただけないかというものがございます。御所見をお伺いいたします。  「青山剛昌先生と話そうDAY」は、成人式とほぼ同じ日の午後に開催されております。大栄の改善センターでの同日開催の年は大変な御苦労があったとお聞きいたしております。この「青山剛昌先生と話そうDAY」の会場変更について考えを伺います。例えば地域探究の時間で結びつきの強い県立鳥取中央育英高校での開催は可能か。青山剛昌の母校でもあり、地元の高校がますます地域に根を張り、結びつきも強くなる。高校生の協力も期待できると考えるところでございます。御所見をお伺いいたします。  以上4点、壇上での質問を終了いたします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 斉尾議員の御質問にお答えいたします。  初めに、視覚・聴覚障がい者の日常生活用具と耐用年数についての御質問でございます。  まず初めに、日常生活用具給付等事業についてでございますが、この事業は、障がい者の方等にストマ用装具等の日常生活用具を給付または貸与することにより、日常生活の便宜を図り、その福祉の増進に資することを目的とした事業であります。そして、その対象となる用具につきましては、北栄町障がい者地域生活支援事業実施要領で耐用年数とともに定めており、支給に当たっての用具の基準額や月額自己負担上限額などにつきましては、北栄町障がい者日常生活用具費支給要綱で定められているところであります。  議員の御質問にございました対象となる用具への追加要望につきましては、これまでの視覚障がい者福祉協会からの要望も踏まえて検討してきており、音声ガイドつき携帯電話につきましては、既に対象用具としております。また、音声血圧計につきましては、検討の結果、新たに対象用具に追加するようにしております。  次に、インナースキャンボイス(体組成計・体脂肪計)でございますが、こちらは既に対象としております盲人用体重計に同様の機能をあわせ持ったものが基準額内で販売されておりますので、こちらを利用していただければと思います。  次に、テレビ電話つき携帯電話につきましては、現在の携帯電話にはほとんどの機種でテレビ電話機能が利用できますので、厚生労働省からの日常生活用具給付等事業に関する告示にある日常生活品として一般的に普及していないものには当たらないと考えておりますので、追加することは今のところ考えておりません。  また、日常生活用具の耐用年数について御質問でございますが、既に給付を受けている用具と同一の用具の再交付につきましては、前回の給付日より要綱に定められた耐用年数を経過していない場合には、原則として給付対象外でございます。しかし、耐用年数を経過する前に修理不能により用具の使用が困難となった場合は、対象としております。また、障がいの程度が進み、新たな用具が必要になった場合も、同様に耐用年数に関係なく給付対象とするようにしているところでございます。  最後に、シグナルエイド対応音声ガイダンス設置場所の拡充についての御質問でございます。このシグナルエイド対応音声ガイダンスといいますのは、視覚障がい者の方が持たれるシグナルエイドという子機のボタンを押されると、この場所がどこなのか音声で知らせる機器でございます。この機器の設置につきましては、さまざまな公共施設への設置が進んできていること、また音声が流れることにより視覚障がい者の方のためだけでなく、職員にも視覚障がい者の方がおいでになったことがわかり、窓口への案内などスムーズに対応が可能になることも考え、大栄庁舎入り口と北条支所入り口への設置を進めていきたいと考えております。  次に、ワーキングホリデーと農業継承支援についての御質問でございます。  ワーキングホリデーの取り組みについてでございますが、今年度、鳥取県がふるさとワーキングホリデーとして「とっとり暮らしワーキングホリデー(とっとりワーホリ)」を実施しておりますが、現時点で42件(受け入れ可能数300件)の実績であり、来年度以降事業実施するかは未定と聞いております。  来年度、北栄町でふるさとワーキングホリデーが実施できないか検討を進めているところでございますが、受け入れ企業や受け入れ農家が実際にあるのか、宿泊先はどうするのかといった課題がありますし、来年度、鳥取県が事業を実施せず、北栄町単独で事業を実施する場合、募集をする学生等への情報の発信が十分にできるのかといった課題があります。現在、こうした課題がクリアできるのかどうか検討を進めており、課題がクリアできるという判断をいたしましたら、来年度の事業に組み入れていきたいと考えているところであります。  次に、農業継承支援についてのお尋ねでございます。  農業者の高齢化によって耕作できなくなったり、後継者がいなくて廃業したりすることにより農業者の減少は著しい状況となる一方で、独立して新規就農する場合は資金集めから土地、栽培作物、設備、農業機械、販路、人脈など、一から築き上げなければいけませんので、農家を存続できなくなった農家が経営資産やノウハウなどを農業経営に意欲のある人に受け渡していく第三者への事業承継の検討も重要となっているところでございます。  農業継承についての支援につきましては、現在、全国農業会議所が移譲希望者と第三者の承継希望者をマッチングし、資金面を含めた支援を行っております農業経営継承事業がございます。一、二週間の事前体験研修の後、最長2年の技術・経営継承実践研修があり、継承方式を選択して継承合意書を作成し、実際に経営を継承するという流れになっており、最初2年の実践研修の間は、研修費の一部として月額最高9万7,000円、指導者研修費として年額最高12万円、継承希望者1人当たり年間最大120万円助成を受けることができるものであります。  しかしながら、家族以外の第三者への事業継承を進める上では、移譲者と継承者の事前のマッチングによる適性・相性の確認、事業を確実に受け渡すという意思、短期間でのノウハウの伝達、文書化等を通した不安感の解消など多数の課題があります。そのため、農業経営継承事業を活用しないで、農の雇用で雇い入れをした者を十分見きわめながら、その方が独立就農する際には青年就農給付金を活用し、所有の農地を譲るなどの工夫をして、独自で継承の道を探った農家もありました。実際に多様な就農パターンがありますので、鳥取県農業会議を初め普及所、JAなどとしっかり連携し、相談に応え、最良の提案ができる体制を整えてまいりたいと考えております。  次に、由良こども園入り口の道路拡張についての御質問でございます。  町道六尾大谷線から由良こども園、町営住宅に通ずる町道由良保育所前線については、道路構造令に規定する最低限の車道幅員4.0メートルが確保されており、構造上は問題ないと考えております。  ただ、由良こども園に送迎する車が集中することから、こども園及び保護者会では、合併以前より一方通行を実施し、流れをスムーズにしておられます。送迎時の事故も確認されておらず、これは全ての方が一方通行への理解、安全運転への配慮をしていただいている結果だと思います。この送迎に係る一方通行につきましては、北条こども園、大谷こども園でも同様に行っております。  また、警察の調べによりますと、平成25年から平成29年10月まで、由良保育園前線で発生した事故は2件のみとなっており、由良こども園の送迎でも事故の確認はされておりませんので、皆さんが気をつけて通行いただいておるのではないかなと考えておるところであります。  この町道由良保育所前線につきましては、自治会の要望などではお聞きしておりませんが、地域の住民から要望があるように聞いております。例えば由良こども園に近い箇所については、松の伐採などを行えば拡幅が可能だと思われます。しかしながら、町道六尾大谷線との交差点付近の拡幅については、家屋補償が必要であります。概算事業費約4,000万円のうち、本工事費は約800万円で、ほとんどが用地補償費や測量設計費となることから、町道由良保育所前線の拡幅を行うことは困難であるように考えます。  町道由良保育所前線ですが、朝晩のこども園への送迎時に車の通行が多くなるものの、こども園が一方通行を実施しているため、大きな混雑は避けられており、全体の交通量としては多いようには考えておりません。  また、町道六尾大谷線側の拡幅は、改良が困難であることから、十分な交差点改良ができないため、その効果も限定的に考えます。道幅については、他の大誠こども園、大谷こども園の周辺と比較して特段狭くはありませんし、町内にはほかに改良を必要とする箇所がたくさんございます。  さらに拡幅をすることにより交通の流れが変わり、かえって事故を招くこともあることから、優先順位については低いと考えております。財源的なこともあり、優先順位の高いものから実施しており、この場所につきましては、引き続き地域住民、こども園保護者で安全運転に御協力いただきたいと思います。  次に、成人式を毎年大栄農村環境改善センターで開催することと「青山剛昌先生と話そうDAY」を県立鳥取中央育英高校で開催することについての御質問でございます。  議員仰せのとおり、平成30年に挙行する成人式から会場を毎年北条農村環境改善センターにすることといたしました。経緯は、大栄農村環境改善センターで同じ日の午前に成人式、午後に「青山剛昌先生と話そうDAY」を開催することが困難となったためであります。これを受けて、まず2つの行事の日程変更について検討いたしました。成人式を成人の日やお盆などで実施することを検証しましたが、成人の声、県外等に出ている成人の帰省にかかる負担、そして他の自治体の状況などを勘案すると、変更が望まれる形で行えない。一方、青山剛昌先生の日程は1月3日しかなく、変更できないことが確認をされております。  次に、会場準備についても改めて検証いたしましたが、名探偵コナンに会えるまち北栄町が浸透していく中で、話そうDAYへの参加者は、朝から会場待ちをされるなどホールが満席になるほどの大イベントとなっております。音響などの設備も大がかりとなっており、全体の進行のリハーサルも含めて半日近くを要することから、同じ日の午前に成人式を開催することが困難となったためでございます。また成人式は、他市町村の実施状況を見ても、会場を固定して行っているところがほとんどという状況もあり、北条農村環境改善センターに固定したものであります。町としましては、成人式の会場として北条・大栄の両農村環境改善センターとも遜色のない施設と考えております。  次に、「青山剛昌先生と話そうDAY」の会場を県立鳥取中央育英高校へ変更することにつきましては、年々ファンの方にも人気イベントとして定着し、会場も手狭に感じられることから、昨年4月に先生の母校でより多くの収容人員が期待できる鳥取中央育英高校体育館での開催を検討したことがございます。会場の収容人員がふえ、より多くのファンが楽しめることを期待し、青山先生サイドとも調整を図りましたが、鳥取中央育英高校体育館へ会場を変更することができないと判断をいたしました。  その理由といたしまして、鳥取中央育英高校体育館を会場とした場合、十分な空調設備、暖房がないため、非常に寒い会場でファンの方に我慢していただくことになること、控室がないことが上げられます。また、青山先生は、ファンの方との距離感を非常に大切に考えておられます。これまでの話そうDAYにおいても、会場のファンの方とのゲームを楽しまれ、ファンの方からの質問にも直接お答えになるなど、ファンとの距離感を大事にされ、ファンの方と触れ合う年1回の貴重な機会を大切にしてきておられます。また、来場していただくファンの方も、先生と身近に触れ合える、またとない機会として、多くの方にお申し込みをいただいているのだと理解をしているところであります。  せっかく多くの方が北栄町に訪れていただく、またとない機会だと思いますので、町といたしましても、先生、ファンの方々の気持ちを最大限に酌み取り、先生とファンの方が身近に触れ合えるイベントとして続けていきたく、「青山剛昌先生と話そうDAY」は大栄農村環境改善センターで開催したいと考えております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 最初に、視覚・聴覚障がいの方の日常生活用具と耐用年数ということで質問させていただきました。それで、インナースキャンボイス、これについては既にということで、今上げました機器につきましては、テレビ電話つき携帯電話について以外は進行中あるいはもう導入されているというような御答弁でございます。それで、テレビ電話つき携帯電話についての対応については、現在の携帯についてもソフトで対応できるというようなことであったかなというふうに御答弁いただいたような気がしますが、もう一度この辺についての御答弁をお願いいたします。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) テレビ電話つき携帯電話につきましては、現在の携帯電話にはほとんどそういう機能がついておるということでありまして、厚生省が告示する日常生活品として一般的に普及していないものには該当しないだろうと。要するに一般的に普及しないものだったら対象になるんですが、普及してるんで対象にならないということの考え方で、それについては追加をすることは今のところ考えてないということでございます。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) この生活用具につきましては、補助事業というものがありますね。ですから、例えば購入した場合、それの1割とかぐらいで障がいのある方が使える、こういうような仕組みが多いように思っております。ところが、今の町長の言われた御答弁によりますと、これを使いたくても補助事業としての対象にならないので、補助は受けられないということでございますね。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 先ほど言いましたように、一般的に普及してるもの、それから特別に障がいのある方が使われるものというのがあるわけでありまして、一般的に普及しているものについては対象を外すということにはしておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) このテレビ電話つき携帯電話につきましては、一つには、倉吉市が現在こういう要綱をつくっておりまして、聴覚障がい者用通信装置ということで①、②とあるわけですけども、②のほうでテレビ電話機能を有する携帯電話ということで導入しております。これを踏まえて再度どうでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 倉吉市は、そういう形でやっておられますが、北栄町については、現在のところ考えていないということであります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 現在そういう町長のお考えでは、なかなか普及しない、これは取り入れていただけないという御答弁でございます。それで、テレビ電話つき携帯電話につきましては、私は、聴覚障がいの方というのは、ふだんはファクス等で情報を入手しておられるということでございます。ところが、いざ地震とか、去年もございましたけども、電気が切れるという事態になりましときに、ファクスが使えるかというと、使えないんですよね、当然電気ですので。北栄町も、去年の地震のときは電気が一時的に途絶えました。ですから、こういう方たちに、じゃあ災害のときに、どうやって情報を伝えるか、どこに避難してくださいとか、こういうことをやるためには、テレビ電話機能つき携帯電話ですね、こういうものについて持っていただくということは、一つの有効手段ではないかなというふうに考えますが、この辺の町長、御所見はいかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 今、ファクスでということでありますが、今持っておられる携帯電話でも、そうやって登録してできるような仕組みをつくれば、できるんではないかなと、こう思っております。先ほど言ったように、一般的に普及してるんだろうということで考えておりますので、そういう形でとれば、そこの画面に映ってくるということになろうかと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) それでは、この機器を購入されたというときに、災害時に情報を流すという仕組み、システム、こういうものは本町ではどういうふうに今されておりますでしょうか。例えば手話で情報を流すとか、そういうふうな仕組みはいかがですか、今のところ。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) 斉尾議員の御質問にお答えします。  情報伝達手段としては、携帯電話をお持ちの方であればメールというような形もとれることもありますでしょうし、今ファクスと、あとはこのたびの中部地震の際には、全て心配な方には職員が電話をいたしました。電話をして安否確認というようなことも行いましたので、そういった形での連絡をとるような形をとっていくというところです。あとは事業所等にも連絡をとって安否確認という形をとったということでございます。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 電話をかけるということであれば、視覚障がい者の方は音声が確認できますので、私が今お尋ねしてるのは、聴覚障がい、耳が聞こえない方に電話でどういうふうに伝えるかということ、今お聞きしたわけでございます。
    ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。 ○議長(飯田 正征君) 田中福祉課長。 ○福祉課長(田中 英伸君) そういった場合には、具体的にメールが届いたことが携帯電話を見ればわかるというのはあるんでしょうけれど、聴覚ではわからん、聴覚障がいの方には。ただ、具体的に、その方がお一人でお住まいの方というのは、基本的に余りおられないで、御家族の方なり同居されてる方に連絡をとったり、支援してあげる方に対して連絡をとるというような形をとるのが通常な広報でないかなとは考えております。以上です。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 聴覚障がいのある方がテレビ電話つき携帯電話、機能つき携帯電話を持っておられるかどうかということは、そのときには私はちょっと確認しておりませんでしたので、これはまた後で確認しなければいけないか、私自身の課題かなとは思いますけども。情報入手手段についてお伺いしたときには、携帯電話のことはおっしゃらなかったんですね。ですから、幾ら普及してるというふうにこちらが思ってても、もしかしたら持っておられないかもしれない。ですから、本当に障がいをお持ちの方については、どこまでの情報入手手段があるのかということも当然確認しておくべきではないかなというふうに思いますが、この辺についての見解いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 災害等がありますと、まずテレビ、ラジオ等もあると思います。それから、TCC等も音声だけでなくて、テロップ等も流しますので、そういうところで確認していただくということになろうかと思います。我々も、そうやってそういう災害の情報等も確認しておりますので、障がいのある方も耳に入るもの、あるいは目に映るものということで確認をしていただければと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 私、今お聞きしたのは、役場のほうでもそういう機器を持っておられますかということを聞き取りしていただけるかということをちょっとお尋ねしたんですけども、この点についていかがですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 持っておられるか持ってないか、今後検討してみたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) そんなに多くはないと思いますので、役場のほうでも、やっぱりそういうことはしっかりと把握しておいていただけたらというふうに思います。  日常生活用具の耐用年数でございます。先ほど町長のほうからは前向きな御答弁をいただいたというふうに思います。それで、要はこの実施要領、これが非常に私自身読んでいてわかりにくいと思います。3番のところに、既に給付を受けている用具と同一の用具の再交付については、前回の給付日より別表の耐用年数欄に規定する期間を経過していない場合には、原則として給付対象外とするというふうに書いてあります。これが非常にわかりにくくて、もう少しわかりやすくこの部分を変えるということについては、いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 要するに給付になって、その耐用年数が終わっていないと次の再交付はできませんよというのがそういうことです。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) ちょっと私が聞き間違えたかもしれませんので、再度聞きますけれども、年数が過ぎないと次の交付はできないということでございますけども、障がいが進んだときに、今まで使っておった同じ機械では、例えば目が見えないというものが進行した場合、今までのものですと使えないので、同じような機能ですけど、もうちょっと進んだ機能を持った機器ですね、こういうものについて支援は必要ではないかと、していただけないかと、こういうお話でございます。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) ここに規定してあるのは、既に給付を受けてる用具と同一の用具ということが書いてありますので、それが進んでくるということになると同一の用具ではないということも解釈できると思いますので、そういうところはちょっと検討してまいりたいなと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 町長ですと、障がいが進むので同一器具ではないというふうに判断をされるということでございますけども、ぱっと読んだ状態ですと、同じのではだめなんだなという、要は私なんかは早とちりして、どういうふうに書いてあるんだろうということで、再度聞いてわかるわけです。私のようなタイプの人間がもう少しわかりやすいように書いていただくと非常にありがたいなというふうに思いますが、この辺のところをもうちょっと丁寧にわかりやすく書くということはいかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) きちんとやっぱり書く必要があるんだろうと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 非常にそういう答弁をいただきましたので、楽しみにして評価させていただきたいと思います。  次に、音声表示ガイドシステムでございます。これにつきましては、今、大栄庁舎、北条支所、こちらに設置するという御答弁をいただきました。視覚障がいのある方が先般来られましたときに要望されております内容には、エレベーター、トイレ、この辺がしていただけないかという要望がございました。特にトイレにつきましては、入ったときにどこに何があるかよくわからないと。大小あるわけですけども、便器について、どちら側に進んでいいのか、トイレの入り口に入ったときに、そういう音声が流れれば非常に用を足すのに便利だということがございましたが、この点について、庁舎内のトイレ、エレベーター、この辺について検討はいかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 暫時休憩します。(午後3時47分休憩)       ─────────────────────────────── ○議長(飯田 正征君) 休憩前に引き続き再開いたします。(午後3時48分再開)             〔11番 森本真理子君退場 午後3時48分〕 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) まずは、役場の入り口に取りつけて、そして障がいのある方が来られたなと、本人もそうですが、職員もわかるようになると思いますので、そういう対応をしていきたいと思いますし、また役場以外にも、そういう公共施設についても順次取りつけていこうかなと思っておりますが、トイレ、エレベーターということでありますが、トイレに入られても、じゃあどっちに行ったらいいかわからんということもあると思いますので、やっぱり役場の職員等でも、そういう案内できますので、とりあえずはそういう形で支所あるいは役場の大栄庁舎ということで進めてまいりたいと、こう持っております。来られたら、トイレについては、とりあえず役場の職員が手助けするという形で取り進めてまいりたいなと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) とりあえず最初は取りかかるというようなことでございますので、評価できるかなというように考えます。ちなみに、倉吉市なんかでは非常に多く設置されております。JR倉吉駅の改札、男女のトイレ、また北口、南口のエレベーターとか、トイレ関係が多く設置されております。また、倉吉市交流プラザとか、こういうところも多く設置してありますので、北栄町も障がいのある方に優しい町ということで、ぜひ推進をするべきだろうというふうに思います。前向きな答弁をいただいておりますので、順次お願いをしたいと思います。この辺よろしいでしょうか、町長、最後確認したいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 倉吉市もかなりしておられます。民間もしておられますし、またそういう他の団体のほうもされているところでありますので、多くあるところでありますが、町といたしましても、まずそういう玄関口からして、順次そういう公共施設等、取りつけをしてまいりたいなと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 次に、ワーキングホリデーについてでございます。これは9月議会でも質問させていただきました。先ほどの町長の答弁では、鳥取県が来年度実施するかわからないということではございますが、新規就農者、また後継者の確保という部分では、これは非常に県の支援がなくても実施するべきではないかと、私はこういうふうに考えております。それで、前回の議会のときにも申し上げましたけども、田園回帰の機運が高まっておるということで、総務省のアンケート調査でも5割以上の方が農山漁村を訪れていると。その中でも、20代の方が一番高かったという報告があるということでございます。  その中で、成功事例を前回も上げさせていただきましたけども、短期間の宿泊しながらの体験ということで、メニューを幾つかつくっておられるところが非常に成功しておられる。また若い人たちがそこに入ってきておられるというふうに考えます。将来的に、今どうなるかわからないというような状況ではございますが、こういうメニューについて、ぜひ導入ということについてはいかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) ただいま森本議員から早退届が提出されました。  ということで、引き続き松本町長、お願いします。 ○町長(松本 昭夫君) ワーキングホリデー、いい制度だと、こう思っておるところでありますが、それをするには、いろいろそういう準備をしなければならないことがあります。先ほど言ったように、受け入れ先はどうするのかというようなこととか、あるいは学生の募集をどういうような形でやっていくのかいうようなこともあるわけでありまして、今検討しておるところであります。できればやりたいなと思っておるところでありますが、そういうことがクリアできないと、ただやるやるじゃ、これはいけませんので、具体的にじゃあ誰が受けるんだとか、あるいはその費用をどうするのかとかいうようなこともありますので、そういう課題をクリアしながら検討を今しておるところでありますので、できればそういう形でやっていければと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 町長の考えはよくわかります。先日、ある農家の方とお話をさせていただきました。その方は、後継者のおられない農家の方なんですね。年齢も80歳を超えておられる。御夫婦でまだ御健在でございますけども、こういう方でございます。それで、年齢的な部分がございまして、農業もできなくなったと。トラクターも置き場がなくて、何とスクラップ屋に相談したら、ただで持っていかれてしまったと。土地についても、借金があるというお話までは聞いておりませんけども、土地も一部JAに差し押さえられているというようなことでございました。  そこで、役場へ相談されたかというようなことをお尋ねしますと、役場へは言ってないというようなお話でございました。こういう相談事の持っていき場というのは、いかがでしょうか。設置されてますかね。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういう場所は今のところありません。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 確かに農家というのは、自分で後継者をつくり、代々土地を後継者に引き継いでいく。こういう仕組みで長くやってきておるわけですけども、本当に今の時代になって高齢化、また少子化、この中で後継者がなかなか育っていかない。中には、こういう形で仕方なく廃業されていかれる。まだ廃業されるかどうかは決まっておりませんが、今苦しんでおられる方があるように私は町内を歩いておりますと感じます。こういう方がどのくらいおられるか、こういうことを調査する必要はあるんじゃないでしょうか、町長。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 農家の事業承継については、産業振興課等とも話をしております。せっかくいいそういう技術を持ちながら、そして施設もあり、設備もあり、そして農作物も北栄町農業は本当にすばらしい中で、高齢化になって廃業してしまうということになれば、これは産地としての基盤も弱まりますので、何とか事業承継をしていこうというようなことは今考えてはおるところでありますが、どういう形でしたらいいのかというのがまだ実際には、やり方といいますか、そういうものがまだ確立していないというような状況であります。  そういうことを調べて、まずやってみるということが大切でありましょうし、やはりすぐやめちゃうということになれば、なかなかそういう対応もできませんので、やっぱり農家の方も、ある年数を持って、こうやってやっていきたいというようなことがあれば、いろいろ策もあるんだろうと思っておりますが、やっぱりそういう農の雇用を使っていくのか、あるいは先ほどの農業継承事業を使っていくのかということもあると思いますが、せっかくのいいそういう産地でありますので、高齢化になってやめていくということでなくて、何とか続けて、第三者移譲をしてでも続けていけるような、そういう体制もとらなければならないと、こう考えておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) そういう相談できる窓口、これをつくっていただける、こういう判断でよろしいですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) そういうものもつくらんといけないなと、こう思っております。ただ、やり方もいろいろあると思いますので、承継のやり方というのもいろいろあると思いますので、またそういうことも勉強しながらやっぱりやっていきたいなと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 県の支援、また町の支援、後継者に対する支援、また農の雇用ですと、その農家に入って農業を研修するというようなシステム等は本当に充実している。ところが、これを実施するに当たっては、書類等の本当に煩雑といいますか、当然です、補助金ですから。これに対して、しっかりとした書類は出さなきゃいけないんですけども、80代になられた方たちにそれをお願いするというのは、非常に私は酷ではないかなというふうに思います。  ですから、もう少しこの辺の対応については考えるべきだなと。補助金があるがゆえに、提出する書類は当然必要です。ですけども、本町でこういう農業がずっと続けていけるかどうかわからないという方たちのところへ、例えば農の雇用のような若い人たちに入っていただくというときには、この事業では入れないんですね。本町独自のそういう制度なり、今先ほど申し上げましたようなワーキングホリデーで来た学生さんとか、またそういう形で農業を体験してみたいという方たちに気楽に入ってもらって、農家のほうも煩雑な書類から開放されてるような、そういう仕組みは今必要ではないかなと私は思います。町長、いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) その農家に入られても、すぐすぐその方に所得が入るわけではありませんし、収入があるわけではないのでありまして、やっぱりそういう中にあって、ある程度収入というのも必要。そういうことになれば補助金ということになるわけでありますので、そういう面倒くさいというようなこともあるわけでありますが、きちんとそういうものを出していただいて、もらうものをもらってやっていくということ必要だろうと思います。それにつきましては、町のほうも、そういう書類の書き方であったりとか、あるいはこうしたらいいですよというようなことは指導できると思いますので、そういう形でできれば一番いいかなと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) なかなかわかりにくい言い方をされるので、私は確認しますけど、簡素化してもいいでないかという御答弁でございますね。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) いや、簡素化でなくて、そういう書類の書き方等の指導をしながらしていただくということがいいんではないかと思います。やはり公費を使ってやるということなれば、ある程度必要なものはちゃんとしなければいけませんので、そういう中で職員がそういう指導ができればと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 農家の方が何歳であっても、例えば──────────────────────────────────────────────目が薄くなっても、耳が遠くなってもできるような体制で、職員がしっかりとフォローするようなことは考えていただきたいなというふうに思います。先ほど町長も言われましたけども、本町に例えばワーホリで来られた方の住まい等についての問題は当然あると思いますが、空き家等の活用とか、この辺についての考え方というのはいかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) まず先ほどの件でありますが、やっぱり農業経営する中で将来どうしたらええかということはずっと考えておられるべきだろうと、こう思います。ただ、いけんやなったけ、やめるわいということでなくて、やっぱり自分の農業経営どうしようか、誰か継ぎ手もおらんし、どうしようかということがあれば、それなりにずっと考えていって、誰かにしてもらえる人がいないかなというようなことでされるべきだろうと思っておりまして、急にやる気がないということになれば、なかなかじゃあ農の雇用を使ってということになりませんので、やっぱりそういうところはきちんと農家の方にも、そういうことをしていただきたいなと、こう思っておるところであります。  それから、ワーキングホリデーの空き家の活用ということでありますが、活用できるような空き家に整備をしろということだろうと思いますが、果たして整備できるかどうかということ、これから見ていかないけんわけでありますが、そこで仕事をされる、そういうおうちに泊まられてもいいわけでありまして、どういう形でできるか、まずその受け入れ先があるかどうかというようなことも考えてまいりたいなと、こう思っております。空き家の活用ということも一つの方法だろうと、こう思っておりますが、果たしてそれがすぐすぐ改修してできるかどうかということもあるわけでありますので、十分にそういうところは検討しながら、この取り組みを考えてまいりたいと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) あと空き家の活用については、今、町長が言われましたようなことでございますが、一つには、お試し住宅ということがあります。これは条例で決まっているので、こういう方たちを泊めることはできないと、こういう判断でよろしいですかね。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) お試し住宅につきましては、そこに泊まっていただいて、将来的には移住していただこうということでしておるものでございます。なかなかそれに結びついていないのが実態でありますが、そういう前提であれば、そういう活用も考えられるのかなと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 全協のときに、お試し住宅の使用が今非常に少ないというような、使用といいますか、申し込みが非常に少ないというような報告がありました。ですから、そういう申し込みがないときには、こういうものを今、町長が言われたように活用するのも一つの方法かなというふうに考えております。この点いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) このワーキングホリデーですが、学生さんを対象としておりまして、大学が夏休みであったりとか冬休みであったりとかというようなことになろうかと思いますが、そういうときに来ていただいて、そういう農業であったりとか、あるいは企業であったりとか、そういうところでいろいろ体験されるわけでありますが、お試し住宅も、その期間はあるということでありまして、そこの整合性をどうするかということもあるわけでありますので、早いもん勝ちかどうかということもありますので、ここを使って本来お試し住宅としての機能というのが損なわれるといけませんので、そういうことをよく検証しながら貸し出しということも考えてまいりたいと思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) この問題につきましては、やはり一番問題なのは、どこに泊まるかという部分も非常に重要な要素になるかなと思いますので、あともう一つ、シェアハウスというような、そこに同じ方という言い方がいいか、1カ所の住宅に一遍に例えば2組、3組の方が住めるようなことという、こういうのがシェアハウスかなというふうに想像していますけども、こういうシステムですね、こういうものは想像してできないかなと思うわけですが、この点いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) それも一つの方法だろうと思いますが、今のところはシェアハウスというのはございませんでして、これは誰かが整備するか町が整備するかということになるわけでありますが、そういうのはちょっと今のところはないということであります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 当然なかなか急にそういう話題が出て、すぐにやろうということにはならないわけでございますけども、将来的にはこういう部分も必要かなというふうに私は考えます。将来的という部分ではいかがですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 誰がされるかということになるわけでありますので、将来的にどうなるかということもちょっとそれはわからないところであります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 実際にこのワーキングホリデー、これを実施するかどうかというのも決まっていないところでのこういう話ですので、以上でしまいたいと思いますけども、こういう学生さんに農家に体験的に例えば民泊というような格好で泊まっていただいて、なれていただいて、将来的にそこの後継者がおられないところで、その子が後継者になっていくと、こういうシステムができれば安心して農業が続けられるんじゃないかなと。北栄町でこういうことを取り組んでいますよという、農家の皆さんに安心感を与えていただいて農業に専念していただく、こういうことも一つの方法でないかなと考えております。いかがでしょうか、町長。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) ワーキングホリデーをして農業に興味を持っていただいて、じゃあやってみようかということになれば一番いいわけでありますが、また事業承継についても、そうなればいいわけでありますが、やはり農家の方も本当にじゃあこういう人たちに来ていただいて事業を承継しようかというか、あるいは農業に参入していただこうとかということに、そういう気持ちを持っていただいてやれば、また余計効果が上がるものだろうと、こう思っておりますので、そういう方たちを受け入れをしていただいて、できるようになればいいかなと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 次に、由良こども園入り口の道路の拡張についてでございます。  町長の御答弁では、優先順位は低いということで、合併以前から一方通行を実施されておられたということでございます。今の状態を続けていただければ、危険度も少ないだろうということでございます。過去には接触事故、また出会い頭の事故というのも2件でしたけども、記録されておるようでございます。ただ、去年、おとどし等は、全然皆さんのそういう注意のもとに事故も発生していないというようなことでございます。今、由良こども園には107名の園児が通園されておられるわけでございます。この107名の園児が通園されておるわけですけども、車での通園はどのぐらいの、明確に何件ということはなかなか難しいとは思いますけども、ざっと町長、どのくらいの方が通園されてるというふうに想像されておりますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 私は、わかりません。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 想像でもいいです。私もびっくりしたんですが、当然由良近辺の方たちは歩いて通園されてるというふうに思っておりました。ところが、聞くと、ほとんどの方が車なんだということでございます。それは、お子さんを預けて仕事に行くという方がほとんどというふうにお聞きしました。中には、ほとんどということですから、違う方もあるでしょう。定員でちょっと今比較すると、由良こども園定員136人に対し、現在107人なんですね。差が29人、29人の枠がまだあるという考え方でええかなと思います。これは平成29年、この前の全協のときにいただいた資料ですので、現在これに近いだろうと。大誠については、差が16人、北条こども園については11人、大谷についても16人ということで、由良こども園さんが29人ということで一番断トツに定員割れといいますか、こういう形なんです。これ考えたときに、この理由は何が想定されるんでしょうか、町長。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。
    ○町長(松本 昭夫君) 子どもの数だろうと、こう思っておりますが、近くの方が通園されておられますので、子どもさんの数でそうやって大きな枠が残っておるということでありますが、今回2部屋ほど増築しまして、少しゆとりを持って子どもたちがそこで生活できるようにしておるところであります。これは最大枠だと思いますので、実際のそういう定員とは若干違うかな。ちょっと定員枠と、それから上乗せできる人数もありまして、そういうことをちょっと言ったわけでありますが。後でまた教育委員会のほうに確認をしてみたいと思いますが、そういうことで若干ゆとりを持って今はあるということであります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) その増築されたということは非常にこれにあらわれてるかなと。今、御答弁いただいて感じました。それで、その近辺にこども園の南側のほうには新しい住宅が建ってきております。また、周辺にはアパート等もできております。1つや2つ、3つぐらいできてますかね、今。その中で、やっぱりお住まいの皆さんを拝見いたしますと若い方が多いですね。当然そうしますと、この由良こども園、これからますますふえてくるかなと、入園希望者がというふうに思います。そのときに、合併以前のままの道路状況、町長は優先順位が一番低いというようなお話でございました。私は、将来的に予算のこともございます。町財政の厳しい中で、そういうものをすぐに実施しろというつもりは当然ございませんけども、将来的にはこういう部分も考えるべきだろうというふうに思います。  その道路ですけども、由良宿のほうから入っていくと、由良の中の道から入っていくと入り口が6メートルと広いんですね。それで、行きますと橋がありまして、橋が4メートルになっておりまして、橋を過ぎるとまた5メートルに戻りまして、その先にいきますと今度は松林がありまして、4メートルになるんですね。ですから、非常にいびつな道路になっているというようなことで、橋のところはちょっと急に4メートルになっとるわけですから、車がストップするようにストップのマークがついております。この辺については、総合的にまちづくりということを考えても、いつか考え直さなきゃいけないんじゃないかなというふうな気はしておりますが、町長、この点いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 道の幅員が狭いところも若干あるということでありますが、安全に通っていただいておるということで、いいかなと思っておりますが、やっぱり余り広すぎると、これはスピードを出して事故もあるということであります。今のところは本当に安全に通行していただいておりまして、ありがたく思っておるところであります。以前も拡幅の話がございました。松林を切ったらどうかというようなことがことがあったわけでありますが、以前ここには小学校がございまして、やっぱりその松林は残していただきたいという地元の強い思いもあるわけでありまして、そういう形で今もしておるところであります。安全に通行していただくということがまず最善だろうと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 松林の件につきましては、ちょっと私もどなたが責任者かなということで探しましたけど、わかりませんでした。当初妻波の方の中に責任者があるようなことはお聞きしましたけども、御高齢になられて、今全然誰が責任者だかわからないという、妻波の住民の皆さんに全員お聞きしたわけではないのでわかっておりませんが、ある方からは、役場のほうがわかるでないかなというふうなことでした。それから、本当に松並木保存会みたいなものが、この名称が正しいかどうかわかりませんけども、こういうものがあったということはお聞きしましたけども、じゃあどこにその実態があるんだということで考えますと、なかなかよくわからないというようなことでございまして、これの対応について聞こうとしても、なかなか進まんわけです。この辺、町長いかがですか。御存じですか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 私も詳しくは知りませんが、以前ここの拡幅ということがあったわけでありますが、そのときにやはり松は残していただきたいという強い思いがあったということを伺っておるところであります。やはり小学校があったという、そういう印といいますか、そういうものはやっぱり残すべきだというようなことで伺っておるところであります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) それでは、ぜひそれを責任者の方を調べていただいて、お教え願えませんでしょうか。いかがでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) どういう方であったかということも私も今わかりませんが、その当時の答弁書等を見ながら、その当時を知っておられる方に聞いてみたいと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) この問題につきましては、まだまだ時間がかかりそうだなということで判断させていただきます。  次に、成人式を毎年大栄農村環境改善センターで開催することということでございますけども、この中に私、書いております。通告しておりますが、町民の要望として一生に一度の成人式にということで云々、TCCで録画したいという町民の思い、これについて町長はどのように思われますか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 町民の思いと言われましたが、何人の方の町民の思いか、ちょっと教えていただきたいと思います。やはり北条で祝いたいという方もあるわけでありますので、そういう1人や2人の方が町民の思いだということで言われても、なかなかそれはじゃあそうですかというわけにはならないだろうと、こう思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 何人の方からと言われますと、お答えすると1人の方です。町長の考え方と私の考えは違うんですけども、私は、お一人の方が言われることについてはやっぱりないがしろにはできないと。1人の方が言われてるということは、2人は、それは町民の半分とは言えないでしょう。だけど、2人、3人はおられるだろうというふうに私は思います。ですから、それについてはしっかりと、できるできないは、当然できないことのほうが多いです。ですけど、私は、そういうお一人お一人の声に寄り添っていきたいと、こういうふうに決意して立候補させていただいて、当選させていただいたわけです。ですから、私は、そういう声はないがしろにはできないんです。よろしいですか、町長。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) 町民の声というのも、いろいろあると思いますが、総合的に判断して、やはり今の答弁したとおりでやっていきたいなと、こう思っております。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 町長は町の責任者ですから、当然そういう答弁でよろしいかと私は思います。ですけど、議員というのは、そういう町長にしっかりとこういうことはできないか、できませんかということを提案しながら崩していく、こういうのも議員の一つの力ではないかなと。まだ私の力が足りないので、町長を崩すことはできておりませんけども、非常に残念だなというふうに思います。  また、話そうDAYにつきましては、応募者が1,000人おられるということでございました。それが青山先生の意向ということでありましたけども、ファンとの距離感、本当に先生のそういう思いということであれば、なかなかこれをほかのところでということは非常に難しいと思います。これについては今の現状でしっかりと話そうDAYを盛り上げていただくような体制を続けていっていただきたい。この中で、今まで過去、午前中に成人式をして、これは大栄の農村環境改善センターでやる場合ですけども、午前中に成人式をやって、午後から青山先生との話そうDAYをされとったということが何年も続いてきたわけです。これが先ほど町長の御答弁によりますと、リハーサル等がされるようになって難しくなってきた、時間がかかるようになったと。そういうふうな御答弁だったですかね。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) それもあります。今、亜海さんに来ていただいて、そういうコンサートもしていただいておりますので、そういうリハーサルもありますが、大変人気が出てきて、早朝からそこら辺はずっと取り巻いておられるというようなことであります。そういう中にあって、じゃあ成人式10時からの中をどうやってやるのかということもあるわけでありますし、やっぱり成人式をして、またそれをするというのも、かなりそういう音響のセッティングなんかもありますので、なかなか難しいということでありますので、やはり分けてやるということで結論を出したところであります。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) その話そうDAYについては以上ですけども、成人式の開催については、町民のTCCが来て撮影される、そのときにしっかりと我が子の晴れ着姿で参加した、そのお一人お一人の映像が残るようなそういう撮影方法、こういうものについてはいかがでしょうか、できないでしょうか。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) それにつきましては、北条の改善センターでもできると思います。ステージの上から写すとか、いろんな形ではできると思いますので、それはそういう望みであれば、やっぱりTCCのほうにお話しさせていただいて、十分成人の方が写るようにしてくれということは話はできると思います。 ○議長(飯田 正征君) 斉尾議員。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 参加された成人の皆さんをしっかりと残してあげてください。これが私の質問の趣旨でございます。以上で終わります。  最後に、しっかりと対応するというふうに答えてください。 ○議長(飯田 正征君) 松本町長。 ○町長(松本 昭夫君) しっかりと対応してまいりたいと思いますが、ステージ自体は北条のほうが広くて、ゆとりを持って写真なんかもできますので、十分に対応できるようにしてもらいたいと思います。 ○議員(7番 斉尾 智弘君) 終わります。 ○議長(飯田 正征君) 以上で斉尾智弘議員の一般質問を終わります。  以上をもって井上議員の一般質問の一部を残して終わります。       ─────────────・───・───────────── ○議長(飯田 正征君) 以上で本日の日程は全て終了しました。  これにて散会します。  本会議は、あす14日の午前9時から開きますので、お集まりください。                 午後4時29分散会       ───────────────────────────────...