平成28年 3月第2回定例会 (第 8日 3月14日) ─────────────────────────────────────────────
第2回 北 栄 町 議 会 定 例 会 会 議 録(第8日)
平成28年3月14日(月曜日)
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平成28年3月14日 午前9時開議
日程第1 一般質問
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本日の会議に付した事件
日程第1 一般質問
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出席議員(15名)
1番 浜 本 武 代君 2番 田 中 精 一君 3番 池 田 捷 昭君
4番 山 下 昭 夫君 5番 前 田 栄 治君 6番 森 本 真理子君
7番 宮 本 幸 美君 8番 町 田 貴 子君 9番 斉 尾 智 弘君
10番 阪 本 和 俊君 11番 油 本 朋 也君 12番 飯 田 正 征君
13番 長谷川 昭 二君 14番 津 川 俊 仁君 15番 井 上 信一郎君
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欠席議員(なし)
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欠 員(なし)
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事務局出席職員職氏名
事務局長 ─────── 磯 江 恵 子君 副主幹 ──────── 浜 本 早 苗君
事務補佐員 ────── 長谷川 利 恵君
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説明のため出席した者の職氏名
町長 ───────── 松 本 昭 夫君 副町長 ──────── 西 尾 浩 一君
教育委員長 ────── 福 光 純 一君 教育長 ──────── 別 本 勝 美君
会計管理者(兼)出納室長 総務課長 ─────── 手 嶋 俊 樹君
──── 吉 田 千代美君
政策企画課長 ───── 小 澤 靖君 税務課長 ─────── 磯 江 昭 徳君
住民生活課長 ───── 大 庭 由美子君 福祉課長 ─────── 田 中 英 伸君
健康推進課長 ───── 伊垢離 順 紅君 地域整備課長 ───── 吉 岡 正 雄君
産業振興課長 ───── 手 嶋 寿 征君 教育総務課長 ───── 西 村 文 伸君
生涯学習課長 ───── 杉 本 裕 史君
農業委員会事務局長 ── 下 阪 啓 二君
(併)
選挙管理委員会事務局長 ──────────────────── 手 嶋 俊 樹君
代表監査委員 ───── 音 田 勝 正君
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午前9時00分開議
○議長(井上信一郎君) おはようございます。
ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。
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◎日程第1 一般質問
○議長(井上信一郎君) 日程第1、一般質問を行います。
届け出順により、順次質問を許します。
12番、飯田正征議員。
○議員(12番 飯田 正征君) おはようございます。飯田正征でございます。
私は、本定例議会におきまして、4つの事項について町長、教育委員長に質問いたします。
最初に、
交通安全対策についてであります。
平成26年中、県内で1,168件の人身事故が発生し、34人のとうとい命が失われました。本町では人身事故が31件発生し、死者2名、負傷者45名という、県内の町村でも最も多い状況でした。
また、平成27年中も北栄町は人身事故31件、死者1名、負傷者41名と連続して不名誉なワーストワンとなっています。このことに対し、平成27年度に本町はどのような対策や改善策に取り組まれたのか伺います。
学校における
交通安全対策について、教育委員会はどのような指導を行っているのか伺います。
次に、
自転車事故対策についてであります。
全国で相次ぐ高額賠償を命ずる
自転車事故判決や14歳未満を除き悪質な違反を繰り返している
自転車運転者に、
自転車運転者講習会の受講を義務づける道路交通法の改正が平成27年6月1日に施行されました。
自転車事故防止、マナーの向上を目的とした
自転車安全利用について、行政による取り組みが必要です。
自転車運転者に対して損害賠償保険の加入やライト、反射材の備えつけ、定期点検を促す取り組み、小・中学校では児童生徒に安全な乗り方や盗難防止に向けた啓発活動、保護者には子どもの安全教育を行うことやヘルメットの着用、雨天時のレインコートの着用、自転車の点検整備、任意保険への加入など、
交通安全協会や自治会組織、学校と協力して安全講習会の開催を支援するなど施策を打ち出してはと考えますが、町長、教育委員長のお考えをお伺いいたします。
次は
小型無人航空機ドローンについてであります。
小型無人航空機が普及し事故が多発しているこのような状況から、昨年12月に改正航空法が施行されました。本町では、
小型無人航空機の使用目的、使用責任者、使用範囲を明確にした
取り扱いマニュアルを設けているのか伺います。
最後に、水道管についてであります。
水道管は、
地方公営企業法施行規則で法定耐用年数40年と定められています。また、1970年代に布設された水道管は強度が十分でなく更新時期を迎えるものが多く、
厚生労働省水道課は、古い水道管は地震などの災害時に破損するおそれがあるため更新が必要としています。
本町で耐用年数を超える水道管はあるのか、取りかえのピークは何年ごろになるのか伺います。
最近、鳥取県中部地区でも地震が起きており、不安を感じる人が少なからずいます。人口減少や節水器の普及による水道料の落ち込みが影響し、財政に余裕がないなどの理由で取りかえがおくれることのないよう早目に計画を立てて更新することが重要と考えますが、町長の考えを伺います。
以上、この場での質問を終わります。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 飯田議員の御質問にお答えいたします。
初めに、
交通安全対策についての御質問でございます。
議員御説明のとおり、平成27年度中の北栄町内で発生いたしました人身事故は31件で、そのうち不幸にも命を落とされた方が1名ございます。この31件の事故を発生場所別の内訳で見ますと、国道9号が8件で全体の26%、旧国道9号である
県道羽合東伯線が12件で全体の39%、その他の県道が7件で23%、そして町道は4件で13%でございます。全体の87%の事故が国道9号と県道で発生しております。ことし1月には、
JR下北条駅前の町道で道路横断中の歩行者がお亡くなりになる事故も発生しておりますが、総体的な件数で見てみますと、やはり交通量が多い国道や県道で事故が多く発生しているようでございます。
このような状況の中、町としての取り組みでございますが、まず国道9号におきましては道路を管理する
国土交通省倉吉河川国道事務所、倉吉、八橋の両警察署と湯梨浜町から大山町までの沿線4町ほかで組織する鳥取県
中央ルートナイン交通安全対策協議会が実施する街頭啓発活動を通じて、運転者へ安全運転の呼びかけを行っております。
また、県道におきましては、
交通安全運動期間中には
交通安全協会役員の皆さんによる街頭啓発が行われており、主要幹線道路での
交通安全運動を実施しているところでございます。毎月1日と15日には
交通安全指導員による定期的な
巡回パトロールやPTA等による街頭啓発、
交通安全期間中では町放送はもちろん、自治会においても交通安全の放送を行ったり街頭啓発をしていただいているところであります。
また、山陰道の北条道路が整備されますと、北条バイパスでも事故が発生しやすいと言われている交差点の数自体が減少し、道路環境が変わることでの交通事故の減少効果も期待できるのではと考えているところであります。このような効果への期待も含めながら、早期の整備推進を要望してまいりたいと考えております。
次に、死亡事故を減らす取り組みでございます。
死亡事故が連続して発生した際に発令される
死亡事故多発警報の発令時には、これまでも
交通安全指導員による
巡回パトロールを実施してきましたが、これに加え本年度から各自治会に協力をいただいて警報発令中を知らせるのぼり旗を道路沿いに立てる取り組みを行ってまいりました。少しでも多くの運転者に一歩間違えば死亡事故を招くおそれがあることを意識していただけるよう、注意喚起を図ってきたところであります。このほか、死亡事故を初め事故発生現場で行われる現地検討会の結果、道路形状等の改善が必要と認められた町道につきましては改良や改善措置を施し、再発防止に努めているところであります。
しかしながら、県内町村では事故件数が上位に位置しております。引き続き交通安全の意識啓発を行うとともに、道路形状や
交通安全施設の整備等を図り、事故件数の減少に努めてまいりたいと考えているところであります。
次に、
自転車事故対策についての御質問でございます。
平成27年6月の道路交通法の改正により、自転車の危険運転に対する措置が強化されました。信号無視や酒酔い運転を初めとする14項目の危険行為を繰り返し行った
自転車運転者に対し、
自転車運転講習の受講を義務づけるといった内容が盛り込まれました。この改正の背景には、危険運転による自転車が歩行者を巻き込む事故を起こし、被害者である歩行者に重度の後遺症となる障がいを負わせる事故が増加しているためであります。交通事故の統計などを行う
公益財団法人交通事故総合分析センターの報告によれば、年齢別の自転車運転の加害者数で一番多いのが16歳から18歳、そして2番目が13歳から15歳の年代とのことで、自転車を利用し始める年代から通学等で自転車利用が多い年代にかけて事故の加害者となる可能性が高くなっている現状がうかがえます。
この後、教育委員長が学校を通じた児童生徒への取り組み状況も述べますが、現在町が関係して行っている取り組みといたしましては、
交通安全協会が行う
交通安全運動期間中の取り組みとなりますが、中学校や
鳥取中央育英高校へ登校する生徒向けに反射材を配布しながら、自転車の安全利用を呼びかける街頭指導がございます。
また、自転車だけでなく
交通安全全般の取り組みとなりますが、児童や生徒向けには新たに入学した児童生徒に対し、
中部ふるさと広域連合などから提供いただいた反射たすき、腕章などを配布しながら交通安全への意識づけにも取り組んでいるところでございます。
そして、自治会や子ども会から
交通安全講習の依頼があった場合、警察署への取り次ぎも行っております。子ども会によっては講習会を毎年開催されているところもあり、警察署の方から自転車の乗り方指導や簡単な点検指導を定期的に受けられているようでございます。
自転車事故を未然に防ぐには、まずは交通ルールやマナーを守ること、そして点検整備が行き届いている自転車を利用することが重要であります。現在も身近な集まりの中でこれらの取り組みが行われておりますので、今後も継続されるよう町として必要な協力を行ってまいります。
次に、
小型無人航空機ドローンについての御質問でございます。
議員仰せのとおり全国でドローンの事故が多数発生しており、主な事故といたしましては、昨年4月に首相官邸の屋上にドローンが落ちているのが発見され、5月には長野市の善光寺境内での落下事故、9月には世界遺産の姫路城への衝突事故などがありました。そのため、昨年の9月議会でドローンの購入費用について補正予算を提案した際に、議員の皆様から安全対策を十分にして運用するようにとの御意見をいただいたところであります。それを受けまして、町といたしまして安全かつ適正な運用を図るため必要な事項を定めた、北栄町
小型無人航空機の運用に関する要綱を昨年10月14日付で施行し、議員御質問の使用目的等について規定しており、それに沿って運用しているところであります。
まず、使用目的につきましては、第2条に北栄町の魅力を広報することと定めておりますが、災害やその他町長が特に必要と認めるときは運用することができるものとしております。
これまでの使用実績といたしましては、町報1月号の表紙の写真として東新田場の海岸から町全体を撮影いたしました。また、2月号の県立美術館の誘致に関する記事の写真に
運転免許試験場跡地を上空から撮影するために活用しております。また、広報以外の活用といたしましては、北条体育館の雨漏りの箇所の確認のため写真撮影に使用しております。
また、使用責任者及び使用範囲につきましても、第3条で運用を行う者、第4条で運用を行う者の役割分担、第7条で飛行の条件を定めております。使用に当たっては政策企画課に所属する職員としており、これは安全対策としてドローンの操縦になれた職員が運用することで事故のリスクを減らすためであります。
使用責任につきましては、最終責任者は町長である私ということになりますが、現場におきましては政策企画課長の責任のもと、2名の職員が操縦者と安全確認者の役割を分担して行っております。これまで操縦をした職員によりますと、操縦は難しいものでなく、規定どおりの2人で十分安全な運用ができていると確認しております。
さらに、ドローンの安全な運行のために、第5条では飛行前の点検及び整備についても規定しております。この要綱を遵守することはもちろんのこと、導入したドローンには安全対策の性能が備わっており、これを有効に活用することで第三者に迷惑をかけることなく安全対策には十分配慮し、適正な運用に努めているところでございます。
次に、水道管についての御質問でございます。
北栄町の上水道の水道管は、総延長約187キロメートルであります。そのうち、2.8%に当たる5.4キロメートルが耐用年数である40年を超えております。
一方、耐震管につきましては22.5キロメートルを施工済みで、これは総延長の12%となります。残りの88%のうち、口径が75ミリ以上の管路を全て耐震管にするためには約60億円が必要だと思われております。これを40年間で整備を行った場合には、財源となる水道料金の試算は一般的な家庭の使用料2カ月分、60立方メートルで現在9,288円が1万5,472円、約1.7倍となるようでございます。法定耐用年数は40年でございますが、使えるものは使っていきたいと考えておるところであります。
町内の水道管は、旧町時代より下水道工事に伴い更新を進めてきたほか、合併後も
石綿管改良事業、供給整備事業で老朽管の更新をしてまいりました。下水道工事に伴う排水管工事においては、水道会計の経営状況に関係なく事業が進められたため、平成24年度には現金残高が1,000万円を下回る時期もございました。これは動力費、人件費などの固定費に加え工事の支払いなどが発生したときには支払い不能になる可能性を含んでおります。
取りかえのピークはいつごろになるかとの御質問でございますが、耐用年数が来たから一度にかえるということは財政的にとても困難でございますので、
下水道事業終了後は水道事業単独による老朽管更新及び改良工事を過去5年間で年平均約2.2キロメートル、工事費は5,000万円から1億円の規模で行ってきております。その考え方といたしますところは、一つは水道事業が健全な財政状況を維持できる範囲での改良工事の実施。2つ目は、耐用年数ではなく、漏水実績のある路線及び民地内に布設してあるため維持管理上支障が予想される路線から優先的に行う。3番目に耐震管による整備。これらをもとに、計画的に更新を進めることとしておるところであります。
これは水道会計の収益を確保することで水道料金の改定をなるべく防ぎ、限られた建設改良費で維持管理費の削減など最大の効果を狙い、さらに耐震管の施工により耐用年数の40年以上、場合によっては100年耐用する管路を整備したいと考えているものであります。
水道料金の収入は、議員仰せのとおり人口減少や給水装置の節水化により平成22年度をピークに年々減少しており、平成25年度、26年度の決算では2年続けて前年比約500万円減少しております。
平成27年度においては前年比約180万円減となる見込みであり、減少傾向に歯どめがかかってきているものの、今後増収となる要素はないのではないかと考えております。
一方、支出においては、職員を減員したり配水給水管の修繕費が平成24年度には約1,160万円だったものが平成26年度には約560万円まで減少するなど、経費の節減により利益剰余金を計上し黒字を保っております。
議員御指摘のとおり、水道管の耐震化は重要であることは承知いたしておるところでありますが、水道料金の値上げを含む課題もありますので、水道事業会計の財政状況を維持しつつ計画的に進めてまいりたいと考えているところであります。
○議長(井上信一郎君)
福光教育委員長。
○教育委員長(福光 純一君) 飯田議員の御質問にお答えいたします。
まず初めに、学校における
交通安全対策の指導についての御質問であります。
先般、東京都町田市で小学校1年生が登校中、横断歩道で
左折ダンプカーに巻き込まれて死亡するという痛ましい事故が発生しました。このような痛ましい事故が起こるたびに、
交通安全対策指導にしっかりと取り組まなければならないと思うところでございます。
教育委員会は、
交通安全対策として2つの側面から取り組んでおります。1つ目は、通学路等の点検整備などのハード面における安全対策、2つ目は保護者、園児、児童生徒への
交通安全啓発活動による安全対策であります。
1つ目の通学路の点検につきましては、平成24年に全国で登下校中の児童生徒が死傷する事故が相次いで発生したことから、平成24年度より各小・中学校の通学路において関係機関と連携して合同点検を実施し、必要な対策内容については安全対策を講じるなど、通学路における安全確保に向けた取り組みを実施しております。また、昨年1月には北栄町
通学路安全対策推進協議会設置要綱を定め、通学路の安全確保に関する取り組み方針を策定し、関係機関との連結を密にし、合同点検の実施から対策の効果検証までを繰り返し行い、通学路の安全性の向上を図っております。
次に、2つ目として保護者、園児、児童生徒への
交通安全啓発活動であります。これは主にこども園、小・中学校で取り組みを行っております。具体的には、こども園では園児に対しては
交通安全紙芝居、自動車学校等による
交通安全教室、集団遊びなどで交通ルールを学ばせ、保護者に対しては
交通安全運動期間に交通安全だよりを各家庭に配布するなど、啓発に努めておるところであります。
小学校では、集団登校の登校班の班長会で交通ルールと安全意識の徹底を行い、年度始めの登校指導、各学期の始めと終わり、各安全運動期間中などに学級で正しい道路の歩き方、自転車の乗り方指導、
交通安全教室などを行っております。また、保護者へは保護者総会、
PTA地区長会を通しながら子ども会で啓発指導などにも取り組んでいるところでございます。
中学校におきましては、新学期の始まる4月に警察署指導員によります
交通安全教室で交通ルールと安全意識の徹底、長期休業前に安全指導を行っております。また、
交通安全運動時には、教員によります街頭指導なども行っているところであります。
このほか、各部落ごとで通学路の通学指導と危険箇所点検を行うなどの活動も行われているところであります。
このほかにも、
地域ボランティアの方による児童生徒の登下校時の見守りなど行政、学校、PTA、地域、関係機関が連携しながら必要性に応じた
交通安全対策を行っているところでございます。今後も北栄町の将来を担う子どもたちが交通事故に巻き込まれることなく安全で安心な学校生活を送れるよう、
交通安全協会、学校、家庭、地域、PTAと連携しながら
交通安全対策に取り組んでいきたいというふうに考えているところであります。
次に、自転車の事故対策についてでございます。
初めに、学校における自転車の
交通安全指導の状況でありますが、小学校におきましては4月初めと長期休業前に行う
交通安全指導で自転車の安全な乗り方、ヘルメットの着用について着用指導を行い、安全意識の向上を図っているところでございます。また、児童には雨天時には自転車に乗らないことも指導しております。
そのほか、
自転車盗難防止、任意保険の加入、
自転車点検整備につきましては小学校では自転車購入時に業者より防犯登録の案内があり、保護者の判断によるところであります。任意保険の
自動車損害賠償保険加入につきましては、
県PTA総合保険に自転車事故による賠償補償も含まれていますので、保護者へ周知し、加入案内をしておるところであります。
自転車点検につきましては、
ヘルメット着用協議の中で子ども会で実施する働きかけが必要ではないかなどの意見があり、今後の検討事項となっております。
次に、中学校の状況ですが、安全指導の取り組み状況として4月に全校生徒を対象に警察署指導員を招き
自転車交通ルールと安全意識の徹底、新入生には安全な乗り方の指導、DVD視聴など、
交通安全運動期間中、通学路要所で
自転車通学指導など、適時ルールやマナーの指導が行われているところであります。
保護者の方々へは、PTA総会、PTA会報、学校広報などで周知を行っております。
自転車乗車時の
ヘルメット着用状況につきましては、登下校、部活動での自転車使用においてはヘルメット、たすき着用を義務づけており、ほぼ100%の状況にあります。また、雨天時の自転車乗車時の
レインコート着用は、現在
道路交通法改正で傘差し運転が禁止となっていますが、中学校では以前より雨具着用運転の呼びかけを継続してきており、現在ではほとんどの生徒が雨具着用で通学している状況であります。
自転車損害賠償保険加入促進、
盗難防止啓発活動についてでありますが、年度始めの
交通安全指導の中でも自転車事故で加害者となった場合、巨額の賠償責任が生じることがあることを説明し、注意喚起をしております。また、新入学説明会におきまして、自転車運転中の事故に対する保険として
TSマーク制度の紹介や、
県PTA総合保険とあわせて加入の啓発に努めているところであります。
自転車の点検整備につきましては、4月の自転車の安全指導時に実技指導に加えて点検の仕方の指導を行っているところでございます。
また、
自転車通学許可願の提出時に6項目の自転車通学の決まりを遵守することを前提に許可を出し、遵守できない場合は規定により許可を取り下げるなど、自転車通学に伴う交通法規遵守の指導を行っているところでもあります。
最後に、
交通安全協会や自治会組織、学校が協力し安全講習会の開催を支援する施策でありますが、学校としましては交通安全は子どもたちへの指導、啓発だけでは十分とは言えず、道路利用者全体の安全意識の向上が不可欠であるというふうに考えております。学校へ
交通安全講習会等の呼びかけがあれば積極的に参加し、取り組むようにお願いしたいというふうに考えているところであります。
○議長(井上信一郎君) 飯田議員。
○議員(12番 飯田 正征君) まず最初に
交通安全対策についてということで、自動車の免許の更新のときにこういう冊子が交付されます。この中に、やはりちょっと開いてみると目についてしまうんですね。これは平成26年ですからこう見るというと、ずっと見ていきますと北栄町だけが群を抜いた数字になっておりまして、市町村を外しますと。これはどういうことかいなというふうに思うわけでありますし、私も免許の更新に行く人が、見ない人もあるかもしれませんけど、見られたら何じゃこりゃというようなことになってくる。本当に今までも私、交通安全についていろいろ、非常に北栄町は多いじゃないのというのも数年前の議会でも質問いたしました。
そういった中で、ではことしどうなんだろうかなということで警察署に行って調べてまいりました。そうしますと、11月末の状況ということで、これは
交通安全協会のが各町村にも行ってますよというようなことでこの数字を見せてもらいましたら、またこれもどこを見ても何か北栄町が悪いとこをいってるようでして、警察署で今の状況わかりませんのでということで、1月12日でしたか調べていただきましたら、人身事故が31件、死亡事故が1件というようなことで、最初に言ったとおりのものが出ておったわけでありますけれども、非常に何か対策に欠けているんじゃないかな。毎年何かマンネリ化した取り組みになっているのではないかなというふうに思うんですけれども、いつも質問すると通り一辺倒の回答しか返ってこない。やってますやってますという話ばっかりに終わってしまっとって、じゃそれを見直したらどうなのというところまで何か北栄町は取り組んでない。だからこういうことが続くんじゃないかなというふうに私は思っております。
それで町長が交通安全週間なりそういったときには町長の声で町放送を通して啓発していただいているわけでありますけれども、ただ、あれを聞いておりましても、教科書に書かれてるそのものをすらすらっと読んでるような感じしか思えないわけです。実際に今、北栄町の置かれとる交通の状況はこういうことで非常に心配しとると、命のことでもありますので、そういったこともやっぱりつけ加えて放送していただきたいなと。町長の放送は自治会の放送で啓発している内容とほぼ変わりませんので、そういったこともやっぱり考慮して放送していただきたい。まず、そのことについてお願いいたします。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 飯田議員の質問でございます。
先ほどありましたように、本当に北栄町の事故の件数が多くて大変憂慮しておるところであります。何とかその解決に向けて取り組んでおるところでありますが、なかなか減っていかないというのが今のところの実態でございます。
何か変わったことでできればとこう思っておるわけでありますが、なかなかいい知恵が浮かんでこない。地道な活動というのがやっぱり一番だろうと、こう思ってやっておるところでありますが、また皆さん方からお知恵をいただきながら、どうしたら減っていくのかということを考えてまいりたいなとこう思っております。
その中の一つに、先ほど議員からありましたが、町内放送を私は交通安全週間の初日にするわけでありますが、確かに通り一遍のところもあると思います。以前も飯田議員から質問を受けまして、若干状況等も入れたりしておりますが、もう少しその状況も必要でありますし、また何とか交通安全に住民の皆さんも一緒になって取り組んでいただける、こういったことを訴えるようなそういう放送もしてまいりたいと、こう思っております。
○議長(井上信一郎君) 飯田議員。
○議員(12番 飯田 正征君) ぜひそういった形で、放送にも一工夫加えていただきたいというふうに思います。ありがとうございます。
次は施策についてでありますけれども、交通安全の施策でいろいろ街頭でもいろんなことをやっておられるということで、毎年同じようなことではないかなというふうに思いますけれども、
交通安全協会なんかにも予算がされておるというふうに思いますけれども、どういった一つの施策を取り組んでおられるんだろうかなと思いますので、その施策内容というのが毎年同じことということだったら以前のことは知っておりますけれども、新しくこういった一つのものというのはありますか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 特段に新しくこういうことをしたということはないわけであります。今までやっておったことを地道にやっておるというのが実態でございまして、1日、15日の街頭啓発であったりとか、あるいは交通安全のときは
交通安全指導員さんを中心にパトロールしていただく。そして
交通安全期間にはそれぞれの自治会の役員さん等もそういう主要な街頭に立っていただいて、
交通安全対策をしていただく。また、事業所等も協力していただいておりまして、そういう旧国道であったりとかそういうところに事業所の前に立っていただいて、交通安全の取り組みもしておるというようなところでございます。
また、自治会のほうもそれぞれの警察等にお頼みになりまして、交通安全の勉強会であったりとかそういうのもされておるようでございますので、特段にこれという目新しいものはないわけでありますが、地道な活動をしているというようなことでございます。
○議長(井上信一郎君) 飯田議員。
○議員(12番 飯田 正征君) 交通安全のグラウンドゴルフ大会というのがあるというふうに聞いておりまして、それでグラウンドゴルフをされる方が以前は交通安全に関するということでたすきをしてグラウンドゴルフに参加しておられたというふうに聞いておるんですけれども、最近はたすきをしてくる人がほんの少数になってきたというようなことをおっしゃるわけですけれども、その辺のことはどのように考えておられるんでしょうか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君)
交通安全協会が主催でグラウンドゴルフ大会、これは多分11月ごろだと思いますが、お台場の多目的広場で毎年やっておられます。そのときに始まる前に警察から来ていただいて、交通安全の講習を若干ですが10分か15分間ぐらい、現状であったりとか、あるいはこういうことに気をつけてくださいとかというようなことで講習があります。
そしてそのグラウンドゴルフ大会に出られる方には、反射材のついたたすきを配布されるようにしております。ですので来られる方は多分持っておられると思いますし、来られた方はそれをいただいてそれをつけて帰られる。そしてまたふだんにも使われるということになろうかと、こう思います。
○議長(井上信一郎君) 飯田議員。
○議員(12番 飯田 正征君) そういうふうになっておるということですけど、参加してる人がそのようにおっしゃるんで、どういったことかいなというふうに疑問を持っとるわけです。その辺、ひとつ。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) これは例年、毎年のようにこれは配布されておりますので、やはりそれは来られる方が意識をしてつけてくるということが必要だろうと、こう思っております。やはり幾ら配ってもつけてもらわなければこれはいけませんので、やっぱりそういう意識を町民の方も持っていただくということが必要だろうと、こう考えております。
○議長(井上信一郎君) 飯田議員。
○議員(12番 飯田 正征君) 参加される方は、ほとんど同じような方ばかりだというふうに思います。それは毎年毎年あれしてどうなんかなという一つのものを考えていただけたら、なおさら多くの人にそういったものが行き渡るような体制づくりも必要じゃないかというふうに思っております。
それから、まず町長、事故現場を検証して対策を云々という形のものを答弁されましたけれども、テレビなんかに出てきますと八頭郡のほうであったりとかいろんなところで見るんですけれども、北栄町の状況というのは余り見たことがないんですけれども、1年に何回ぐらいそういう状況の点検をなさっているんでしょうか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) これは事故現場に行って、関係機関、警察であったりとか安全協会であったりとか、それから指導員さんであったりとか、そういう方が集まってこの対策を考えるわけでありますが、これは特に死亡事故であったりとかあるいは事故が頻繁に起こる場所、そういうところでそういうことをしておるところであります。
テレビで出てるところもあるでしょうけど、我が町はそういうテレビで映さなくてもこれは確実にやっておりますので、そこの中でどうしたら今後ここで事故が起こらないようになるんだろうかということで対策をとっておるところであります。
○議長(井上信一郎君) 飯田議員。
○議員(12番 飯田 正征君) 交通事故云々のことについて、現に北栄町の職員も事故を起こして示談とかそういう補正予算を組んだりというようなこともなかったですかいね、交通事故の。とりあえずまず職員さんも事故を起こしたりというようなことのあれも非常にあるわけでありますし、そういった一つのものも含めて、まずきちっと
交通安全対策に取り組んでほしいなというふうに思っておるところであります。
まず、私の言いたいのは、そういった交通安全の看板というのが非常に少ない。前も言いました。そのかわり今多いのが不法投棄の看板、交通事故防止の看板より多いように思うんですよ。
交通安全対策について、何となくそういう体制づくりというか対応がおくれているように思うんですけれども、一度私町内を巡視して点検してくれということをお話ししたと思うんです。それから、よその町村もやっぱり見られたらどうですかと。今、教育長さんが総務課時代にそういうことを言ったんですけれども、何かそれからこっちそういった啓発看板がふえてるということはなし、かえって減ってるような気がするんですけれども、各道路を走ってみられたらほとんどの自治会の村の中にそういった事故防止の看板というようなものが一つもない。このことについて、どのように考えておられるでしょうか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 交通安全の看板が少ないんではないかなということでありますが、これは減ってはきていないと思います。これはやっぱり道路管理者のそういう許可が要るということもあります。それは公安ともやっぱり話をしていかなければならないということもあると思いますが、危ないようなところへはやはり看板等の設置も必要だとこう思っておりますので、そういうところはまた検証して、こういうところにまたもしないという場合であればつけれるかどうか、またそういう道路管理者であったりそういう関係機関のほうに要望してまいりたい、こう思っておるところであります。
○議長(井上信一郎君) 飯田議員。
○議員(12番 飯田 正征君) 啓発看板というのはよその町村の人でも町内を通られる、運転される、車で運転して通られるということで、被害に遭うのは町民かもしれませんけれども、やはりそういった人も気をつけて通るということについては、看板の設置が非常に有効ではないかと私は思っております。とりあえずやっぱり看板というものが余りにも少な過ぎるということだけを言っておきますんで、担当の部署でもう一度町内を、通学路云々だけじゃなしに全体をやっぱり見てほしい。そういった一つのものが、その取り組みがそういった事故を減らしてくるというふうに思っております。ぜひ看板をつくるような取り組みをしてほしい、このように思います。その辺、答弁をいただきたいと思います。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 危険な場所につきましては、やはりそういうのも必要だろうとこう思っておりますが、やたらに看板をするということもこれもいかがなものかと、こう思っておるところであります。そちちのほうに目が行って、また運転が散漫になるということもないことはないのでありまして、やはり一番は交通マナーを守っていくということが一番だろうと、こう思っております。それぞれが運転あるいは歩行する中で、やはり交通マナーを守っていく。こういうことが一番の交通事故を減らす原因になるんだろうとこう思っておりますので、引き続き啓発等を努めてまいりたいとこう思っております。
看板につきましても、そういう事故が多発するようなとこはやはり必要だろうとこう思いますので、調査いたしまして必要なものについては要望してまいりたいと、こう考えております。
○議長(井上信一郎君) 飯田議員。
○議員(12番 飯田 正征君) 看板がたくさん立っとって事故を起こすんじゃないかと言われますけど、不法投棄の看板、100メートルもせんうちに前と後ろに2カ所ぐらい立ててありますよ、小学校のところなんか。短い間にいっぱいそういうもん出ておりますよ。そういうことも含めて、それが多いか少ないかということじゃなくして、やっぱりきちんとそういうものをやってほしいというふうに思います。
次に、教育委員長にお尋ねをしますけれども、町長もそうですね、北栄町交通安全に参加する日というのが1日と15日という形で放送されるわけですけれども、小学生の子どもたちにきょうは1日、交通安全に参加する日、知ってますかと言ったら知りませんという子どもが非常に多いんです。先ほど啓発活動をやって云々とおっしゃっておりましたけれども、一つも何か小学生の子わかってないみたいです。町放送でもありますけども、全くその辺の取り組みどうなっているんでしょうかね。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 1日、15日、これは全町的にといいますか、全県的にこれはされているんだろうとこう思っておりますが、それが浸透してないということであります。特に小学生。やはり学校のほうでこれはきちんとこの日は特に、特にといいますか意識して登下校していく。そして、交通安全についての理解を深めていくということにしていただくようにお願いしたいと思います。
○議長(井上信一郎君)
福光教育委員長。
○教育委員長(福光 純一君) お答えします。
交通安全の考え方というか思想というようなことは、もう日々これは徹底していかなければいけないことだろうというふうに思います。特に本町においては1日、15日が交通安全の日ですということで町放送も流されるわけでありますけども、そのことについて日々の指導は学校やこども園では行っておるわけですが、きょうは1日だから、きょうは安全の日だからというふうにさらに意識づけをするということはちょっと把握はそこのところはしてないんですけども、してないだろうというふうに考えております。
○議長(井上信一郎君) 飯田議員。
○議員(12番 飯田 正征君) 啓発する日は決めておっても、やっぱり実際それが動いてないということではだめだというふうに思いますので、その辺も徹底してほしいなというふうに思います。
それから、最後になるかなと思いますけれども、交通安全の日によその小学校ではリボンをつけたり腕章をつけたりして通学しておりますけれども、北栄町の子は何かそういった一つのものが見えないように思うんですけれども、その辺の考え方は、以前は皆つけて行きよったように思っておりますけれども最近は見かけんということで、その辺の見解を。
○議長(井上信一郎君) 教育委員長。
○教育委員長(福光 純一君) 教育長がお答えいたします。
○議長(井上信一郎君) 別本教育長。
○教育長(別本 勝美君) 委員長にかわりまして答弁させていただきます。
交通安全の期間中とかに特にそういう腕章とか何かをつけているということはございませんが、日々、例えば小学生の1年生であればランドセルの後ろに黄色い交通安全のカバーをするとか、自転車に乗るときにはヘルメット、たすきを必ずつけさせるとか、そういう取り組みをさせていただいておりますので、それでやっておるというところでございます。
○議長(井上信一郎君) 飯田議員。
○議員(12番 飯田 正征君) やはりつけることによって身が引き締まるということもありますし、町でも人権云々だったらリボンなんか職員つけられるでしょ、そういう週間とか。そういうものを踏まえての取り組みもやはり必要じゃないかというふうに思いますので、つけることによって、やっぱり子どもたちも今何の週間なのかということがはっきりするんじゃないかというふうに思いますので、ぜひそういったことをしてほしいと思います。
それから、もう1点は、総務課と教育委員会ということで交通安全云々についての連絡といいましょうか、そういった連携的なものがとれているのかなというふうに、別々の形で動いているように思うんですけれども、その辺どうなんでしょうかね。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 別々に動いているんではないかなとこういうことでございますが、実は年度の一番初めに
交通安全対策協議会というのを北栄町でも開くわけであります。その中には、町はもちろんでございますが、学校の関係者、こども園の関係者、それから警察そしていろんな団体の方も来ていただいてそういう協議会を開くわけであります。その中で、ことし1年の
交通安全対策について、こういうことで取り組んでいこうということでやります。そしてその中では、子ども、要するに学校のこと、それから高齢者の方、そういうことも分けて書いてあるわけでありますが、そういうことをやっております。その中で、それぞれが持ち帰って交通安全をやっていくというようなことになっておるところであります。
そういう中で、別々みたいな感じを受けられるということもあると思いますが、もとはそういう対策協議会でやって、そしてそこの中で一緒になってやっていこうということで、連携してやっていこうということでありますので、そういうところを御理解いただければと、こう思います。
○議長(井上信一郎君) 教育委員長。
○教育委員長(福光 純一君) 先ほど町長がお答えになりましたが、北栄町通学路安全対策推進協議会の設置要綱をつくっておりまして、そこには教育委員会や北栄町、町でいいますと総務課だとか地域整備課の方々にも入っていただいたり、さらには警察だとか鳥取県の県土整備局というんですか、というような方も入っていただいたりして、年2回の合同の会議を行っているところであります。
○議長(井上信一郎君) 飯田議員。
○議員(12番 飯田 正征君) 次に移ります。
自転車事故対策についてであります。
この関係では、非常に高額の損害賠償の事例が発生しておるということで、自動車学校に行きますとこういう教材があります。こういった中で、自転車利用者対策とかそれから自転車に乗る人の心得とか、非常にいいことが書いてあります。こういったことを守れば非常によかろうというふうに思うわけですけれども、やはり損害賠償で9,700万円の損害賠償、それから八千数百万円、1,000万円以上のそういった事故が、保険金の支払いが生じておるというような事例もあるわけでして、それでやっぱりそういった一つのものには保険に加入するということの取り組みも必要だろうというふうに思っておりますし、これは大阪府、兵庫県、それから滋賀県というようなところはもう加入義務として自転車を持ってる人は義務だというような形で、そういった条例をつくっているところもあるわけであります。
本町においても、そういった加入には買ったところの自転車店だとかから加入の勧めをしてやっとるということでもありますし、保険も県のPTA連合会ですか、あちらのほうの保険というようなこともあるわけですけれども、やはり必要なことというのは加入できるような体制づくりをやっぱり常にしていかないとだめじゃないかなというふうに思っています。これは未成年者が事故を起こしても、保護者が弁償せないけんような形になると思います。そうすると、やはり事前にこういったことも強く、義務まではどうかなと思いますけども、そういった一つの取り組みの中で三次市ではこれは呼びかける、啓発活動とかそういった一つのものの中で、これはぜひやってくださいということでちょっと緩やかな感じの条例ですけれども、そういったものもつくってるところもあります。やっぱり交通事故というのは自転車も含めて今非常に厳しくなってきておりますので、そういったひとつ取り組み、まず中学校の場合でヘルメット、ほとんどの生徒がヘルメットをかぶっております、100%に近いというふうに言われておりましたけれども、いろんな勉強はしとるにもかかわらず、自転車を運転しとって右へ行く、左へ行くの手の合図なんか全然ありませんが、見られたことありますか。右折する、左折するときに中学生が自転車に乗っとって、しゃあっととまっちゃいますよ。本当でやっぱりそういった勉強をしておるのかどうなのか。まずその辺、教育委員長にお尋ねしますけども、見られたことありますか。私、よく見てるんですけど、どうなんでしょう。とまる合図とか。
○議長(井上信一郎君) 教育委員長。
○教育委員長(福光 純一君) 今、児童生徒の自転車乗りというのは、大変気をつけなければいけない状況もあるなというふうに思います。今議員がおっしゃったように、手の合図というか停止だとか発信だとか右折左折の手信号について、なかなかやっぱり私自身も余りどころか見ておりませんので、そのあたりについてはやはり学校では年度当初にはしっかり指導はしているんですが、それが一人一人になかなか浸透していないということもありますし、特に自転車乗りにつきましては地域だとか家庭の力にお願いしなければいけないこともたくさんあるわけでして、やはりそのあたりについては一体となった取り組みが必要ではなかろうかなというふうに思います。
○議長(井上信一郎君) 飯田議員。
○議員(12番 飯田 正征君) とりあえず指導している指導していると言われても、常に言っています、やっています、勉強していますと言うけれども、実際に行動に出てこないとこういった事故の防止であったりいろんなものは防げないわけですから、その辺の指導をしっかりしていただきたいなというふうに思います。
それで自転車通学許可証を交付して、6項目のそういう注意事項を書いてやっておるというふうにお聞きしたんですけれども、ある町村では中学生に自転車運転免許証というのを交付して、それでそこの中に注意事項を10項目ぐらい書いて常に携行して、運転するときにはそれを持って自転車に乗るというような取り組みをしてるところもあるんですけれども、そのことについてどのようにお考えでしょうか。
○議長(井上信一郎君) 教育委員長。
○教育委員長(福光 純一君) 先ほどおっしゃいました特に中学校における安全な自転車乗りにつきましては遵守項目6項目を決めておりまして、それに従いながらそれに沿って安全な運転を行っておりますし、それについて指導してきているわけでありますが、そのことが中学校版のいわゆる私は免許制に匹敵するというか、ではないかな。制度としては免許制ということはかつては学校教育の中ではあった時代がありましたけども、今やはり自転車乗りということにつきましては家庭や地域の責任においてなされるべきものだろうというようなことから、免許制というのはだんだん廃止になっていきました。
しかし、そうはいっても通学していく上で自転車に乗るというのは大変危険な状況もある中で、やっぱりそういう6項目の遵守項目を決めていったということであり、それを守ることがいわゆる免許制度というものに考えられてつながっていくんではないかなというふうに、私自身はそう考えます。
○議長(井上信一郎君) 飯田議員。
○議員(12番 飯田 正征君) 自転車というのは、幼児から高齢者まで幅広く交通手段として使われる乗り物であります。そういった一つのものが、やっぱりヘルメットについてもしかりですし、ヘルメットをかぶって自転車に乗っておられる、中学生以外でそんな人を見かけられたことありますか。やっぱり小学生にしてもヘルメットという問題も、自転車に乗る限りは危険が伴いますので、なぜヘルメットのことやそのあれを言うかといいますと、まず小学生が2月14日日曜日11時30分ぐらい、これは北栄地区で雨が降って風も強い日でした。傘を差して自転車に乗っとるという事案がありました。私は目の前で見ましたので。それで雨の降った日には自転車に乗るなというような指導をしとるというような話もありましたけれども、これは男の子でした。それでまた用事があって行って帰り、また道を通りかかりましたら同じ2月14日1時半、これは女の子でした。これも傘差して自転車に乗っとる、風が強い、雨が降るのに。これ本当に大丈夫かいなというふうに思うんですけれども、私、同じ日に行きし帰りしで見てしまったもので、これはちょっとどうなっとるかいなという、答弁ではそういうような答弁がありましたけれども、実際にこういうものを見てしまったもので、本当に大丈夫かいなということでちょっとお尋ねします。
○議長(井上信一郎君) 教育委員長。
○教育委員長(福光 純一君) そういうふうな事例があったということですので、今後そういうことのないようにしていかなければいけないというふうには思っております。
ただ、交通安全、特に自転車の乗り方につきましては、先ほど申しましたように学校としてはしっかりと指導はしてきているわけでありますけども、自転車に乗るというのはやはり地域の中で乗っているということであって、やはり家庭や保護者の方々が監督義務はあるはずでありますので、そういう方々が子どもの自転車乗りのことについてはしっかりと責任を持ったしつけというものは、やっぱり小さいときから行っていかなければいけないということが一つあろうかなというふうに思います。
そしてもしそれであれば、そういうことがあれば、他人の子どもであろうがやはり危ないということをしっかりと交通事故防止の観点から注意を与えるというふうなことを私たち大人もやっていかなければいけないんではないかというふうに思いますし、先ほどの御質問の中でふと思ったんですが、学校ではいろいろな決まりというかルール、マナーということを指導しているわけでありますが、これは決して学校だけで身につくものではなくて、特に保護者の方々や地域の方々に、こういうふうな決まりとかこういうルールを学校では決めてますよということをもっともっとやっぱりPTAを通しながら発信していただく。そして違反があったら自分の子どもでなくてもしっかりと注意をしてくださいよということが保護者からも地域の方々や住民の方々に言えるというふうな、そういう声かけというんでしょうか、そういうふうな関係をつくっていくことがやっぱり交通事故をなくしていく上での大事なことではなかろうかなというふうに思いますし、そういうことについてやはり学校を通しながらいろいろ協議をしていきたいなというふうに思います。
○議長(井上信一郎君) 飯田議員。
○議員(12番 飯田 正征君) 交通安全について、いろんな考え方はあると思うんですけれども、やっぱり大切なのは命を守るということでありますので、ぜひあらゆる方法を検討しながら、安全な道をぜひ進んで切り開いていってほしいというふうに思っております。
そしてこの自転車事故に対する質問として、ぜひ保険の加入を強烈に進めていただきたいなというふうに思っております。これは自分のためといいましょうか、必ずそういったときは支払い義務が発生しますのでぜひ、1,200円ですわ、自転車1台につき。それでこの自転車保険を割安でということで、横浜市なんかは4月から提供開始ということで、これは損害保険会社と連携して民間より団体扱いで格安な保険で入れるようになったというような、兵庫県に次いで2例目だというような記事も載っておりましたけども、そういった団体で加入できるような取り組みというようなものも考えてみてはどうかなというふうに思いますけども、その辺お尋ねしたいというふうに思いますが、町長、お願いします。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) この自転車の事故、本当に全国的にふえてきておるということでございます。特に都会のほうでは、要するにブレーキを使わないような、ないような自転車があって、これが人にぶつかったりして死亡事故、そしてまた大きな災害も起きているというようなことでございます。そういう意味でも、やはりその補償というのも大切だろうとこう思っておりますので、販売店さん等にも特に強力にお願いいたしたいと思いますし、また団体でできるかどうか、これがちょっと団体の中で安くなるということがあるわけでありますので、そういうことも検討させていただきたいなとこう思います。
いずれにいたしましても、やはり本人はもちろん、また家庭ももちろんですし、やっぱりその地域で守っていくということが大切だろうとこう思いますので、今後ともそういう取り組みを進めてまいりたいと、こう思っております。
○議長(井上信一郎君) 飯田議員。
○議員(12番 飯田 正征君) レンタル自転車、北栄町にもありましたよね。ないですかね。ふるさと館やああいうのは。あれは保険加入してありますか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) してあるそうでございます。
○議長(井上信一郎君) 飯田議員。
○議員(12番 飯田 正征君) 次に移ります。
小型無人航空機の件ですけれども、これは要綱をいただきました。そこの中で、やっぱり航空法が昭和27年に定めるほかということでこうなっておりますけれども、昨年の12月10日に改正航空法が施行されました。そういったものの中で新しい、なぜかというとやっぱり事故が多発しているというようなこともあってできた改正であります。
北栄町の場合、魅力を報道するためにこういった動画なんかをということで町報1月、2月に載せたということで私も見させてもらいましたけれども、それはそれなりにいいというふうに思っていますけれども、ここの中で魅力発信のためにということで、それだけで終わるということじゃなくしてある程度そういう、災害も載ってますけれども、ここの中で墜落事故を防ぐための専門を受けた職員というのは何人いらっしゃるんですかね。
とりあえず私の聞きたいのは、運用を行う者の中に企画課がやるということなんですけれども、企画課の職員が6名ほどでしたですかね……。5名でしたかね、そこの中で2人ですると課長がという話もちょっと説明責任者に云々というような話もありましたけれども、その辺の体制づくりはそれで十分なのかなというふうに思います。というのは、災害が起きたときには企画課が云々いって、そういった防災の関係は総務課であったり、それから北条なんかが畑なんかやいろんなものがなったりするといろいろな係が利用するパターンが出てくるんじゃないかなというふうに思っておりますので、その辺のことは大丈夫なんでしょうかね、今の体制で。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 現在、企画課の職員が操縦をしているところであります。講習を受けたということではなくて、やっぱりその操作手順によって学びながらやってるということでございまして、そういう意味では割と簡単といいますか、そういうことでできるんだろうとこう思っております。
ただ、ほかの部署で使うということになれば、その部署の方が使うということじゃなくてやはり企画の職員が行ってそれは使っていくということにしてまいりたいと、こう思っております。
○議長(井上信一郎君) 飯田議員。
海外から日本に来られた外国人にとって、東京や大阪、京都からここ北栄町までは目と鼻の先です。例えば日本人が、ハワイですね、オアフ島からハワイ島、そしてカナダ、バンクーバーからバンフに行く感覚ではないでしょうか。ほかのところにはない北栄町の特色を青山剛昌ふるさと館に絡めてもっと上手にアピールできていれば、いい流れがつくり出されるのではないでしょうか。例えば大栄スイカの畑の見学から集荷作業、その後の試食、砂浜での観光地びき網にラッキョウの花畑の見学などをインバウンドコースに入れるのはどうでしょうか。広大なブドウ畑を眺めながら地元のワインを楽しめるワイナリー。その近くにジャパンを感じさせるレストランと土産店の併設も欲しいところでございます。世界的に人気のある「名探偵コナン」という観光の核になり得る素材の周辺に活用できる材料をもっと探し出してお客様をふやすことができれば、それに引っ張られるように農業など他の産業も潤う方向に向かうのではありませんか。もうかれば人はやってきます。やがてそれは後継者問題の一助になるのではないかと思います。
次に、観光協会への支援体制も重要になってきます。町全体のハード面、ソフト面の一層の充実として、さらに多くの国の言語による案内や通訳も多く必要になるでしょう。町民全体が営業マンとしての感覚が大事になってきます。お客様をお迎えするホスピタリティーも大切だろうと思います。
インバウンドは、東京オリンピック・パラリンピック開催までの今から数年が勝負になるのではないでしょうか。小学館との契約問題など、前に進めない否定的な理由を探す前に、とりあえず今できることから始めてみられてはいかがでしょうか。
次、最近、観光産業関連で、DMOという略語がよく目立つようになりました。今まで行政や観光協会や一部の旅行会社だけで行っていた旅行関連の流れでは、旅行客が減少してきたために、お客様の立場で物を考えよう、今までと視点を変えようというところから始まったものと聞いています。つまり一つの自治体だけでなく、近隣市町が一緒になって、行政などに加えて農業や商工業などと協力しながら、観光産業を中心に、地元の産業全体を地域で盛り上げ、地域一帯を変えていこうとする動きの基盤づくり、すなわち一つの観光地を官民を挙げて大きな観光地域に発展させようとする考え方です。そのように聞いております。地域のみんながもうかるようにしていこうということです。
昨年、鳥取県中部もとっとり梨の花温泉郷を母体にDMOを立ち上げました。山陰の各地で生まれるそれぞれのDMOと連携し、本町を含め、県中部の観光産業の振興に努めていただきたいと思います。
そして何より大切なのは、本町の未来にとって本当に必要かつ有益なことを的確に見きわめ、着実に実行に移すことのできる組織と、それを率いる能力を有するリーダーの存在ではありませんか。旅行業はサービス業の中でも近い将来とても重要な役割を担うと言われています。町長や町執行部は熱意を持って観光産業を振興しようとしているのでしょうか。あるいは数多くある業務の中の一つとして位置づけているのではないでしょうか。昨年から地方創生が叫ばれていますが、変革や創造は整備された実施要項や美辞麗句を並べた理念によって具現化されるものではありません。それは、自分で目標を掲げ、問題意識を持ち、率先してそれに立ち向かうことのできる実力とカリスマ性を持ったリーダーと、その人に無償の努力を約束できる人たちがいて初めて動き出すことが可能になるのではないでしょうか。町長とその周辺スタッフはそうなり得る可能性があるのでしょうか、伺います。
以上、壇上での質問を終わります。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 油本議員の観光産業の振興についての御質問にお答えいたします。
まず、鳥取砂丘コナン空港愛称化による集客効果についてのお尋ねでございます。
平成27年3月、鳥取空港が「鳥取砂丘コナン空港」と愛称化され、12月には怪盗キッドのオブジェなど、コナンにちなんだ空港施設の装飾も施されて、コナンファンにとって見逃せない観光スポットとなっているところであります。
愛称化による集客効果を青山剛昌ふるさと館の入館状況から分析すると、マイスター認定者数データでは、関東地域からの平成26年度の入館者数が1,716人で全体の7.9%であったのに対し、愛称化後の平成27年度は2,889人で入館者全体の10.1%、人数では1.68倍となっており、主に空路を利用して訪れる関東地域からの入館者数が伸びている状況であると推測されます。このことから、関東地域のコナンファンにとって、鳥取砂丘コナン空港が魅力ある観光スポットになっていることにあわせ、コナンの聖地である本町への集客と知名度向上につながっていると考えております。
次に、訪日観光客を集客し、お金を落としてもらう具体的な仕組みを構築すべきとの御提案でございますが、この4月から来年2月にかけてインバウンド版の「名探偵コナンミステリーツアー」が開催されることになっております。平成26年に広島県で開催された際には約7,500人の参加者があり、本町としても大いに期待しているところであります。
来年度は、県と連携して、インバウンドミステリーツアーの対象国である韓国で開催される旅行博において北栄町ブースを出展する予定にしており、この絶好の機会に「名探偵コナンに会えるまち北栄町」を海外に向けて広くPRしてまいります。
また、お金を落とす仕組みということでございますが、観光客にとって魅力ある飲食物販施設が青山剛昌ふるさと館周辺を初めコナン通り沿いにオープンすれば、観光地としてのにぎわいを創出するとともに、観光客の滞留と消費を促すことにつながると考えております。商工会が集合店舗の設置を進めているところでございますが、町といたしましても引き続き、通り沿いの空き店舗等を活用した飲食施設の開設に向けて取り組みを進め、観光客の集客と滞留が本町での消費につながる環境を一歩一歩、着実に構築してまいりたいと考えております。
また、あわせて、議員御提案のホスピタリティーの充実につきましても、引き続き多言語による案内表示の充実やニーズに合わせた観光案内、民間の力による休憩所の運営など、来町された観光客の皆さんに満足いただけるおもてなしの環境整備にも取り組んでまいります。
次に、青山剛昌ふるさと館を初めとしたコナンの魅力に農業分野を初めとした北栄町の特色を絡めてアピールし、他産業が潤うようにすべきとの御提案であります。
「コナンの聖地」を呼び声に集客した観光客の皆さんに、コナン駅構内の観光案内所において町内の観光農園や史跡、特産品等の紹介を行い、コナン以外の北栄町が持つ魅力に触れていただけるよう努めているところであります。また、青山剛昌ふるさと館では、北栄町の農産物を楽しみながら収穫できる体験農園を展示パネルで紹介し、周遊を促しているところであります。このほかに、現在、観光協会と連携しながら、町内の魅力ある観光農園や特産品、グルメをピックアップして旅行商品の造成を行っているところであり、来年度を目途に、造成した商品をDMOと連携しながら、観光客の多くを見込める関西地域の旅行代理店に営業活動を行い、販売を行っていく予定にしております。
国内外の観光客の皆さんにとって、北栄町の魅力はコナンだけではなく、うまく発信すれば輝く素材は数多くあると考えております。したがいまして、引き続き、コナンを呼び声に、体験農園や食などを初めとした北栄町が持つ魅力を発信しながら、集客による経済波及効果を本町の幅広い産業に発現させていきたいと考えております。
次に、DMOと連携して、本町を初めとした県中部地域の観光産業の振興に努めるべきとの御提案でありますが、今年1月にとっとり梨の花温泉郷広域観光協議会が一般社団法人鳥取中部観光推進機構に発展整備され、先月2月26日には観光庁の日本版DMO候補法人として登録されたところであります。鳥取中部観光推進機構の業務といたしましては、国内外での観光プロモーションによる情報発信、観光商品の開発及び営業活動、観光アプリの運用による便利な環境づくりなどがあり、鳥取県中部の魅力を一元化した上で、官民がともになって観光地づくりを担うものであります。北栄町といたしましても、鳥取県中部の一員としてDMOと連携しながら、「遊ぶ」「食べる」「泊まる」を満喫できる、本町だけにとどまらない鳥取県中部の枠組みでの魅力ある観光地づくりを進めてまいります。
最後に、町長や町執行部は熱意を持って観光産業を振興しようとしているのか、またカリスマ性を持ったリーダーになり得るかとのお尋ねでございます。
観光振興の取り組みは、地方創生総合戦略にも7つの基本目標の一つに掲げているところでありますが、その目的は、集客による経済波及効果のみならず、その町、その地域の「明るい」とか「楽しそう」「暮らしやすそう」といったイメージづくりを行い発信するもので、北栄町のブランド化を進める重要な政策と位置づけております。ブランド化は、将来的には移住・定住や産業振興などまちづくり全般につながっていくものと考えており、まさに北栄町の将来を担う取り組み分野であると思っております。町執行部を初め、観光振興に携わる職員一人一人がこのことを踏まえながら、みずからの責務として日々業務を遂行するとともに、地域の皆さんの御理解を得ながら、行政と地域が協働して魅力ある北栄町をつくっていきたいと考えております。スタッフも同じ思いであり、可能性は十分にあるものと考えておるところであります。
○議長(井上信一郎君) 油本議員。
○議員(11番 油本 朋也君) いろいろ回答を伺いましたが、では、こちらから続きましていろいろ質問させていただきます。
まず、空港の愛称化による本町への集客効果でございますけども、私、見ますに、空港の話題性と知名度、十分に活用するにはまだまだ至っていないんじゃないかなと、そういうふうに思います。
まず、バスのダイヤですけども、今、3月末まで冬季ダイヤで運行されております。コナン空港からふるさと館まではバスが5本ございます。往復とも5本ございます。まず、こちらに来るほう、空港から、午前中に2便ございます。その反対、これは午後、2便ございます。しかも今は御存じのように土日祝の限定の運行です。日本は今、土日祝、寒いとき、控え目で、これぐらいの運行でいいんでしょうけども、例えば海外からいらっしゃった方、また県外から休みをとっていらっしゃった方なんかにとっては、ちょっと不便じゃないかな、また、北栄町民にとっても、空港を利用したいときなんかちょっと不便じゃないかなとは思います。
米子空港からふるさと館に停車する倉吉駅までのバス路線は、これは廃止されたんですよね。
一方、鳥取市におきましては、鳥取県交通対策課というところが主体になりまして、空港からマリンピア賀露、鳥取砂丘への定期バスが、これも同じように土日祝の運行なんですが、車体にコナンがペイントされてます。御存じあったかと思います。私も一応県のホームページをコピーしてきたんですけども、きれいにペイントされているこのバスなんですよね。一度見ておいてください。そのバスが鳥取砂丘コナン空港周遊バスというふうになってまして、無料で運行されてます。空港からこっちに来るのは1,600円だと記憶しております。その無料バス、鳥取市のほうへ行くんですけども、鳥取空港まで来たお客さんはいわゆる無料でマリンピア賀露とか鳥取砂丘、これ往復できるんですよね。朝の便で着いて、ぐるっとマリンピア賀露なり鳥取砂丘などに行って、買い物なり飲食、見学されて、また昼から帰ってきて、コナンバスにも乗ったにもかかわらず、北栄町とは全く関係のないところに行って、満足して帰ってみられるという傾向が見てとれます。これ見てたらね。
また、空港には、次々と新しいフィギュアでありますとか、飲食店、ポアロでしたっけね、とか謎解きゲームとかトリックアートなど新しい企画とか魅力、その仕掛けが次々と出てまして、満足度を高めています。
期待されて1年たった空港愛称化でございますが、まだまだ鳥取空港イコール北栄町というイメージがなかなかできてないんじゃないでしょうかね。観光の動線というものがまだまだ不十分だと思われます。二次アクセスが弱点である北栄町にとって、現在運行されている鳥取空港連絡バスが米子線みたいに廃止されちゃったら、北栄町民、観光客にとって、双方のデメリットは非常に大きいと思うんですよ。バス利用の低下は、観光客の他地域への流出であるとか、顧客満足度の低下、北栄町の知名度の低下、そしてバス路線の廃止につながっていくかもしれません。
そこで伺いますけども、北栄町として、空港連絡バスの利用促進を図る対策であるとか助成であるとか、何とかバス路線を維持するために今後の具体的な対策はございますでしょうか。
あわせて、鳥取空港におり立ったお客様に北栄町とかふるさと館に来ていただくための具体的な方策ですとか、空港での現地PRなど、観光客を呼び込むために具体的に実施されている策がありましたらお伺いします。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 去年の3月1日にコナン空港ということで愛称をつけたわけであります。一番心配されるのが、先ほど議員もおっしゃられた二次交通でございます。現在ふるさと館にも来ておりますが、以前は三朝町から倉吉駅を通って鳥取空港のほうに行っておったわけでありますが、そのうちの2便を今、三朝町のほうに行かなくて、青山剛昌ふるさと館のほうに来ていただいておるというような状況であります。現在、実のところは余り乗っておられないというのが実態でありまして、今後どうなるかということで大変憂慮しておるところでありますが、何とか乗っていただいて、我が町においでいただければと、こう思いますが、やはり観光客の方も、直接来られる方もあるわけでありますが、鳥取市におりて、鳥取市を見てからまた来られるという方もあると、こう思っております。米子市のほうは、米子空港から倉吉駅までということで直通があったわけでありますが、そのちょうど間にありますので、ふるさと館もとまっていただきましたが、やはり少ないということで、とりあえず鬼太郎空港から米子市へ行き、そこでまた乗りかえて、米子駅から倉吉市という形に現在はなっております。距離的にもありますし、また料金もかかるということで、なかなか乗っていただけないというのが実態ではないかなと思いますが、しかし、去年はミステリーツアーもあったということがありまして、倉吉駅まで来られたら、周遊のループバス、去年は、あれは梨の花温泉郷が主体になって、ループバス、ずっと湯梨浜町から三朝町、倉吉市、北栄町というような形でおいでいただいて、結構その分には、これは無料でございますので、乗っていただいて、おいでいただいたと、こう思っておるところであります。
そういう中にあって、利用促進の維持対策はどうやっているかということでありますが、やはり町だけで負担するということは大変な金額がかかりますので、これは県の交通の関係の機関とやっぱりそれは負担をしていただきながらしないと、これはなかなか難しいなと、こう考えておるところであります。
また、来ていただくような方策ということでありますが、空港のほうにもふるさと館のPR等もしておるところでありますので、そういう形でやっておるところであります。また、何かイベント等があれば、そちらのほうに出向いて、青山剛昌ふるさと館のそういうPRもしておるところであります。
そういう距離的なもの、そしてまた経費がかなりかかってくるということがあって、なかなか難しいわけでありますが、何とか県等とも協議しながら、維持をしていただくように努めてまいりたいと、こう思っておるところであります。
○議長(井上信一郎君) 油本議員。
○議員(11番 油本 朋也君) 何とかお客様をこちらのほうに目を向けるように、来やすいようないわゆる二次アクセス、これに努力していただきたいと思います。
私の集めました資料の中には、そこの駅のところの北栄町観光案内所ですか、あそこの利用客、関東圏の方が昨年度、平成26年度は都合1万2,552人御利用になった中で、1,356名様、約11%が御利用になっていらっしゃいます。そして本年度、平成27年度、2月末まででございますけども、御利用になった1万8,125人中、関東圏の方、2,398名、約13%に伸びております。まだまだその数字が伸びること、また、伸ばしていただくことを私は期待いたします。
次に参ります。北栄町の観光戦略の内容について伺います。
コピーをしてまいりました。平成27年8月、こちらの分でございますけども、よろしいですかね。その中で、20ページ、観光の振興、観光資源の活用という項目がございますんですけどもね、下のほうです。その中で、青山剛昌ふるさと館の入場者数の数値目標、それを平成31年で10万人とされています。よろしいですね、そこまで。しかし、これは、ついこの前、平成28年3月にもう既に達成しました。表向きには非常にうれしいことなんですが、裏を返しますと、いわゆるこの戦略というものは後ろ向きの施策、あるいは自然増でも達成可能な入り込み予想ではないでしょうか。達成したのは、ふるさと館のスタッフであるとか観光協会の努力に支えられた、それが大きな要因であるかもしれません。北栄町は、青山剛昌ふるさと館の入場者数の現在までの推移、それをどう捉えておられるのか伺いたいです。青山剛昌ふるさと館の潜在能力、いわゆるポテンシャルというものを、それをどういうふうに評価されているのか。本当はどのくらいの数字が欲しいのか。どのくらい入館してほしいのか。つまり最初の数値目標の設定がちょっと甘かったんじゃないか、それを私は伺います。
現在でも、この「名探偵コナン」、これはテレビですとか週刊誌、コミック雑誌、映画なんかで人気でずっと継続してます。いわゆるもう終わってしまった水木しげるさんの「ゲゲゲの鬼太郎」なんかとはまた違うと思うんですよね。また、世界中にファンがいること、それは確かです。そうすれば、この作品の持つポテンシャルというのはもっと高く、もっと入場者数が多くても不思議じゃないと思うんです。北栄町さんの心理がちょっとわかりかねます。
参考までに、ジブリの森、東京都、昨年、平成26年度、約68万人。藤子・F・不二雄ミュージアム、神奈川県川崎市、約48万人、平成26年。やなせたかし記念館、高知県香美市、アンパンマンですよね、約13万人、平成26年。マンガ・アニメ情報館、新潟市、これは高橋留美子さんという、私の好きな「うる星やつら」、これを描かれた方なんですが、これが約14万人、平成26年度。ついでにそちら、ついでというのは失礼ですけども、そちらの水木しげるさん記念館、こちらは平成25年のデータなんですが、約26万人という数字が出ております。先ほどの総合戦略、もう一度伺います。どのような意図をもって作成された戦略なんでしょうか。ふるさと館のポテンシャルの評価とあわせて、目標値の真意、それを伺います。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) ふるさと館をつくりまして、ことしでちょうど9年、満9年を迎えるわけであります。その中にあって、なかなか10万という壁は高い壁でございました。一番多いとき、まんが王国があったときでも10万人は満たないというような状況でありました。6万とか7万、そして多いときでも8万、9万というような状況でありました。大変ハードルの高い数字であったわけでありますが、去年はミステリーツアーというのがあって、そしてまた、そういう空港が愛称化されたということもあって、そしてまた、8年、9年を経過して、やっぱりある程度浸透もしてきたというようなことで、この10万人を超えたということがあったと、こう思っておりますが、ただ、まんが王国があったときはかなりふえておりましたが、次の年はまた1万人ぐらいどんと減っておるというようなことでありまして、そういうやっぱりイベント、そういう大きなイベントをしたときにはかなりふえると思いますが、そうならないときはそのリバウンドというのがあるところであります。大変難しい中で、遠慮してといいますか、遠慮したような数字にはなっているわけでありますが、そういうことでさせていただきました。
先ほどいろいろジブリとか、あるいはいろんなそういう館の入場数を言われましたが、やはりそういう何十万も入るというところはある程度人口規模がその近くにある。要するに行きやすい場所にあるということもあるでしょうし、メディアに乗るというか、そういうのもかなりあるんだろうと、こう思っております。北栄町もコナンというそういう世界的なものを持っておりますが、まだまだPRが足りていないというところもありますので、これからもPRをしながら、たくさんの方、おいでいただくようにしていきたいなと思います。平成28年度は海外のインバウンドのミステリーツアーもあるところでありますので、引き続き頑張っていきたいなと、こう思います。
また、どのぐらい考えておられるかというようなこともあったわけでありますが、当初は、14万人は入っていただくだろうと、こういうようなことを思っておったわけでありますが、実際にはそういう数字にも満たないというようなことでございまして、大変苦労したわけであります。しかし、こうやって10万人を超えたということで、大変うれしく思っておるところでありますので、今後、さらに多くの方に来ていただくように、内容も充実していかなければなりませんし、そういうPRもしていかなければならない。また、コナンだけでなくて、そういう中部の中で、鳥取県の中で、そういうDMOというような形の中で、一体的な取り組みも必要だろうと、こう思っておるところであります。
○議長(井上信一郎君) 油本議員。
○議員(11番 油本 朋也君) 今おっしゃいました意味、大体私もわからないではもちろんございません。イベント頼みではなく、本来のコナンの持つパワー、コナンファンの持っているコナンに対する思いというものをどんどんどんどん引き出していただける、そういうPRの方法を考えていただいて、戦略といいますか、数字が幾ら、表記がどうこうというわけじゃございませんけども、積極的にこの問題、PRを含めまして取り組んでいっていただきたいと思います。
続きまして、旅行代理店との関係について伺います。
町長、もし御存じでしたらで結構ですけども、ふるさと館の現在の旅行代理店とのクーポン契約件数、何件結んでいるか、御存じでございますか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 旅行代理店とクーポンを結んでおるのは13件ということを伺っております。
○議長(井上信一郎君) 油本議員。
○議員(11番 油本 朋也君) その13件と結んでいらっしゃいますクーポン契約、そのクーポン契約というもの、そもそもどういったもので、どういうメリットがあるのか、もし御存じでしたらお答えください。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答えさせます。
○議長(井上信一郎君) 手嶋産業振興課長。
○産業振興課長(手嶋 寿征君) 町長にかわりまして御答弁させていただきます。
現在、クーポン契約をさせていただいておる13店舗の中には、JTBですとか、近畿日本ツーリスト、日本旅行、H.I.Sなどが含まれております。大手旅行代理店でございます。そうした旅行代理店がコナンを一つのルートの中に入れていただいて、そうしたPRも兼ねて使っていただけるということを想定いたしますと、かなりの効果があるものというふうに考えております。ここを活用して、クーポンで入っていただいた方については100円の割引になりますが、入館料の1割については、そちらの契約をさせていただいた会社のほうにバックをさせていただくようなウイン・ウインの関係をさせていただいておりまして、そうした中で、コナンをしっかりとPRし、旅行の材料としてしっかりと旅行ルートを確立していくという作業になっておりますので、十分な効果は出ているものというふうに推察しております。
○議長(井上信一郎君) 油本議員。
○議員(11番 油本 朋也君) おっしゃるように、システム、大体そういうものでもちろん間違いございません。補足して申し上げますと、クーポン券契約、余り耳なれない言葉かもしれませんけども、それはまたは旅行券契約とも申しまして、旅行代理店が例えば食事施設であるとか、入場とか入館料、現金を払う代金清算のかわりに金額を書き込んだクーポン券、それを発行する契約を結ぶことで、いわゆる小切手みたいなものだと思ってください。さらに、発行額の一定の割合が、今、課長がおっしゃいましたように、旅行代理店の収入になります。つまり旅行代理店にしてみれば、毎回現金を持参する必要もなく、信用契約できることで、安定した送客が可能になります。いいですね、それは。また、それぞれの施設にとっては、その旅行代理店の看板を出せることで、旅館とかホテルも含めまして、一般の旅行客、観光客にその施設の信頼度をアピールできる契約なんですよ。ごらんになったことあると思いますが、例えば旅館であるとかホテル、もしくはそういったお土産屋さんに行くと、例えばJTBとか、私が昔いた東急観光とかがあるんですよね。それを見てお客さんは安心して買い物なり宿泊が楽しめる。そういうメリットもあって、今、課長がおっしゃいました、ちょうどウイン・ウインの関係、それを示すものと、そういうふうに理解していただいていいと思います。
昨年3月、ちょうど1年前のこの定例会、私、質問させていただきました。町長側からそのことに対しまして、JR西日本との著作権との独占契約があり、そのため旅行商品の造成は難しいよと、そういう回答がありました。ですが大手旅行会社の場合、クーポン券契約を締結しないと送客しない会社が多いんです。たとえ契約したところで、著作元との誓約により、JR西日本さん以外の旅行代理店であるとかバス会社なんかは自社の旅行商品やパンフレット、ホームページなどに青山剛昌ふるさと館とか「名探偵コナン」という文言とかアニメ画像の掲載はこれ難しいんですよ。旅行会社はそのためクーポン契約のメリットがなくなっちゃうんですよね。だから安定した送客が約束できなくなります。そのことも旅行業界関係者や一般市民への認知度がもう一つ上がっていない原因の一つではないでしょうか。
今回、県議会、3月1日、代表質問にも、コナンをとことん使い切るべきだとか、爆買いの次のステージはインバウンドだとか、そういう趣旨の意見がありました。
そこで伺います。既に契約しているその13件、旅行会社や訪日旅行代理店を含め、旅行会社との関係の今後の方向性はどうされるおつもりでしょうか。これは北栄町だけの問題ではないと思います。県の観光戦略を含め、県全体の問題ではないでしょうか。団体客の取り込みや旅行代理店のクーポン契約を踏まえ、鳥取県等関係機関も含めた版権元との協議が必要になってくると思います。いかがでしょうか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 旅行代理店とそうやってクーポンをしておるわけでありますが、なかなか団体客として誘致できないというのが実態であります。といいますのは、コナンがその中に使えないというのがあるんです。やっぱり商品を販売するときにそういうのを使えないということがあって、なかなか難しい面があります。それを使うんだったらそれ相応のやっぱりロイヤリティーを出してくださいというようなことが小学館等ともあって、今までなかなか難しかったわけであります。これをするということになれば、かなりのまた金額が要ると思いますし、また、話もしなければならないということになろうかと、こう思いますが、実はコナンのお客さんは、団体というよりやはり個人で来られる方がかなりふえております。家族であったりとか、あるいは仲間であったりとか、そういうような方が多くあるわけであります。そうやってコナンということで来られれば、大変集客能力もあって、一遍にいっぱい来られるのでうれしいわけでありますが、なかなかそういう難しい面もあると思います。
先ほど町だけじゃなくて、県の問題でもあるのではないかなということがあるわけでありますので、またそれは県のまんが王国官房とか、そういうとことまた協議をして、できるかできないかということもあわせて協議をしてまいりたいと、こう思っております。
○議長(井上信一郎君) 油本議員。
○議員(11番 油本 朋也君) 町長、今、コナンは団体ではなく個人が多いから、それを大切にしたい、ですからこの契約は別に無理せんでいいよと、県のどうこう関係なく、とりあえず旅行会社関係なく、来る人に来させたらいいよというふうにおっしゃいましたけども、集合店舗の話が進んでたり、イチゴの話があったり、美術館の話があったりしてますよね。いわゆる旅行会社というのがコナン単体、コナンだけに行こうとしているんじゃないんですよ。宿泊させて、いろいろ見て、その中にコナンがある。例えば鳥取県温泉ツアーとして、小さくここにコナンどうちゃら、小さい字で書くんだったら多分今でもできると思いますけども、コナン君に会いに行こう、ついでに温泉へ行こうと、そういうふうにすればそういうふうな大きな字が使えんなということを私は聞いたことがあるんですが、もうちょっと団体旅行も大切にしていただきたいと思います。例えば県の関係機関とか、そういった協議は全くされるつもりはないんでしょうか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) コナンを前面にして使うということは、これは難しいことであります。その中で、青山剛昌ふるさと館というのを入れても今のところはいいんですけども、やっぱり「コナン」という名前は出されんということで今までもずっと来ております。そういう中で、県あるいはDMOの関係等、中部のそういうところで商品造成する中で、じゃあふるさと館をちょっと入れていこうかとかいうことは考えられると、これは思いますので、そういう協議はしていかなければならないと思っております。
○議長(井上信一郎君) 油本議員。
○議員(11番 油本 朋也君) ちょっと話題を変えます。あるデータを紹介します。東京のコンサルティング会社に在籍される外国人の方にちょっと伺いました。その会社といいますのは、日系のコンサルティング会社では日本最大です。社員数は約4,200名で、ただ、伺うことができましたのが、そこにおられる日本に在籍して2年から14年、東京近郊にお住まいの20代、30代の中国人の方8名とドイツ人1名の合計9人です。ちょっとこれしかできなかったんですが、御紹介しますと、まず、日本で好きな観光地はどこですか。それに対しまして、ばらばらでした。沖縄、北海道、京都、熱海、福岡、そして小笠原。次に、鳥取県に来たことはありますか。その質問に対して、9人中お二人がイエスでした。2人とも鳥取砂丘を気に入っていらっしゃいました。次、日本のアニメに興味はありますか。イエスが6名、ノーが3名。そして「ゲゲゲの鬼太郎」を知っていますか。それに対して、イエスがわずか3名、ノーが6名でした。次に、「名探偵コナン」を知ってますか。これは全員がイエスでした。そしてまた、あなたの母国でコナンは有名ですか。これも全員がイエスでした。ドイツも含んでます。しかし、その次です。鳥取県北栄町にコナンの展示施設があるのを知ってますか。これに対して、イエスがわずか2名でした。ノーが7名。ちょっと残念です。でも、次の質問で、機会があればコナンの展示施設に行ってみたいですか。この質問に対して、イエスが7名、ノーが2名と逆転しました。ついでに、鳥取空港の愛称を知っていますかということに対して、1名おられました。中国人の方、在籍2年、20代の方でした。この方はふるさと館という名前も御存じでした。
これだけの質問なんですが、私なりの大ざっぱな分析なんですけども、「名探偵コナン」は全員が知ってました。母国でも有名でした。しかし、コナンの展示施設はあんまり知られてません。しかし、機会があればコナンの展示施設に行ってみたいというものでした。つまり青山剛昌ふるさと館の認知度が今は低いんですけども、情報をしっかりと提供できれば、今後の入館者の一層の増加はまだ見込める、そういう余地があるという感じがしました。
町長、この結果について、感想はいかがでしょうか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) コナンのコミックも世界20数カ国にされておりますし、また、ネット等でも放映をされておるということを伺っております。大変外国のほうにも認知度が高いということは伺っておるところであります。大変知っていていただいて、うれしく思っておるところでありますが、何とかそういう方たちも来ていただくような方策も考えていかなければならないだろうと、こう思っております。
ただ、まだまだPRが足りてないというのも実態でありますので、そういうPRの仕方、どういう形でやっていくのかということも今後考えていかなければならないと思いますが、ネット等でも配信はしておるわけでありますが、表面でコナンというのがなかなか使いにくいという面もありまして、ふるさと館というような形でやっておるわけでありまして、そういうこともあって、難しい面もあるわけでありますが、そういう口コミであったりとか、あるいはネットでのつながりであったりとか、そういうので広げていくということ、それからまた、来年度またインバウンドがあるわけでありますが、韓国に行ってそういうPRをしていく。あるいはいろんなところで海外に行かれる方にそういうものを預けながらPRしていくというようなことも必要だろうと、こう思っておりますし、航空会社なんかも、海外から来られる方もたくさんありますので、そういうところにPRするようなものを置いておくとかいうことも可能だろうと思いますので、いろいろ検討して、考えてみたいと、こう思っておるところであります。
○議長(井上信一郎君) 油本議員。
○議員(11番 油本 朋也君) とりあえずPRですわ。何とかぜひよろしくお願いします。
関連して、町長にちょっとお伺いします。観光の主導権、いわゆるイニシアティブはどこに、あるいは誰にあると思われますか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) ちょっと意味がよくわからないですが、もう少し具体的にお願いいたしたいと思います。
○議長(井上信一郎君) 油本議員。
○議員(11番 油本 朋也君) 具体的にも何も、観光は誰のためにあるか、誰が、その主導権ですね、いわゆる、どっちの言うことを聞かなきゃなんないかということですが、これはもちろん観光客にあります。いわゆる行政目線ではなく、利用者目線で観光というものを捉えていただきたい。私はそう思います。
続きまして、町長、4つのM、4M、フォーエムといいますが、そういう言葉を聞かれたことはあるでしょうか。それは生産活動に必要な4つの要素を示したものですが、それをお聞きになったことはございますか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 4Mというのは聞いたことはありませんが、例えば、M、よくマーケティングだったりとかあると思いますが、そういうようなことでしょうか。
○議長(井上信一郎君) 油本議員。
○議員(11番 油本 朋也君) これ実は私も最近聞いたんですけども、4M、フォーエムというらしいんですが、マン、人のM、マネー、お金のM、マテリアル、素材のM、メソッド、方法のMらしいです。観光を地方創生の柱に据えるのであれば、必要なその4Mへの投資を積極的に行っていただきたいと思います。鳥取県等の関連団体と協議されて、版権元との協議による打開を図っていただきたいと思います。先ほど申しました積極的なアピールを期待します。
また、観光を産業化し、なりわいとするためには、コナンファンのためだけの観光政策では困ります。先細ってしまうと思います。「名探偵コナン」に興味のない方でも訪れていただけるような、そういう観光の環境整備も積極的に、そういう投資を行っていただきたいと思います。これに関して、町長、御所見を伺います。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) コナンを核として、いろんなところも、そういう北栄町の魅力も見ていただくということを考えておるところでありまして、それが一つは観光農園であったりとか、あるいはそういうスイカの選果場を見てもらったりしてやっていくというようなことを考えております。そしてまた、そこの中で物販施設をつくっていただいて、お金を落としていただくと、そういうことを考えておるところでありますが、なかなか行政だけでは難しい面もこれはあるところでありまして、やはりこの地域に住んでおられる方、あるいは県であったりとか、そういう方たちの協力を得なければ、これもなかなか難しい面もあると思います。
また、積極的に、大々的にやったらどうかということがあったわけでありますが、財政的にも限度がやっぱり、町でできるものという限度もあるわけでありまして、そこはそこで、町だけでなくて、中部であったりとか、あるいは県であったりとか、そういうところと連携しながら観光客を呼んでいくということも必要だろうと思いますので、そういうことは考えていきたいなと思います。
○議長(井上信一郎君) 油本議員。
○議員(11番 油本 朋也君) ぜひともよろしくお願いいたします。
次に行きます。ふるさと館について伺います。
北栄町の観光の柱というものは、青山剛昌ふるさと館、これは大きいものがあると思います。しかし、いわゆるハード面からいいまして、施設自体が今のままではちょっと団体客の取り込み、さっき町長は団体はどうこうとおっしゃいましたけども、団体の取り込みはちょっと難しいと思うんです。手狭な施設ですよね。広くはございません。マンネリ化した展示品によりリピーターがつくれないんじゃないでしょうか。老朽化した体験型の少ない展示型の小規模な展示品。バリアフリー化のおくれ、それも原因であると聞こえてきます。以前に青山剛昌ふるさと館の経営改善に関する調査研究というものがありまして、それもちょっと拝見しました。それによると、そういった不平不満は割と早い時点からわかっていたんじゃないですかというふうに解釈されます。
この地域包括ケアシステムに向けての取り組みの進捗状況ということですが、これまでも地域ケア会議を含めていろいろなことはやってきているんですが、特に大きなこととしましては、来年度から介護予防・日常生活支援総合事業の前倒しということで取り組んでまいります。その中には、先ほど町長が答弁で申しましたように、生活支援コーディネーター、地域で生活を支えるための仕組みづくり、認知症初期集中支援チームをつくるために、認知症地域支援推進員を置くなどというようなことも進めてまいります。
また、先ほど言われました24時間体制での見守りも含めた医療と介護の連携の部分につきましては、町内での連携等の話し合い等も進めておるんですが、これについては1市4町、要は第二医療圏域といいまして、単に町内だけでは病院とかも含めて対応できるものではございません。中部圏域という1市4町という大きな枠組みの中でこの部分は取り組んでいかなければならないと思っておるところでございます。それについて、昨年の9月以降、中部の医師会や1市4町の担当課とも協議を進めて、意見交換とか、研修とか、そういうことでその形を進めているというところでございます。以上です。
○議長(井上信一郎君) 斉尾議員。
○議員(9番 斉尾 智弘君) 先ほど宮川医院の話をされましたが、私も宮川医院さんの話もちょっと耳に挟んでおります。そこでは看護師さんが3名半で24時間、当然契約されておられるお宅だけなんですけども、そこを見守っておられるということで、さっき課長が言われたように、全部できるわけじゃないんですね。そうしますと、何名の介護士さん、看護師さんが必要か、そういうことは想定なり計算なりはされておりますか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。
○議長(井上信一郎君) 福祉課長。
○福祉課長(田中 英伸君) 再度の御質問にお答えいたします。
何名の体制が必要だという具体的なことまでの算定というのはしておりません。実際、2025年を迎えるに当たって、どれほど在宅で医療を受けられる方、24時間体制の見守りの方が必要になってくるのかというのは、これから算定していく中で想定もされてくるわけですし、また、それをフォローするための施設なり病院等がどれだけ対応できるかということも問題になってくるとは思います。そういったことも含めて、今後検討が十分に必要になってくると、まだ2025年までには時間があるとは言いながらも、すぐにやってくるようなことになると思います。十分に協議していきながら、その体制づくりを進めていかなければならないと思っております。
○議長(井上信一郎君) 斉尾議員。
○議員(9番 斉尾 智弘君) 全国で、今、この24時間対応の見守りというのが、2割程度の市町村が実施されているということだそうです。ですから1年でも早いほうがいいと。この前、議会出前座談会がございました。そのときにも、入所したいんだけども場所がないと、特に北栄町はもういっぱいで、いつになるかわからないと、だからちょっと遠いところに親御さんに入っていただいたという話もございました。自分たちが将来そうなったときにどうなるんだというようなお話もございました。ですから今現実に困っておられる方はおられるんですね。ですから一日も早いそういう体制ができると、地域で介護も受けられる。看護も受けられる。何かあったら在宅で医療もしてもらえる。一日に何回も訪問していただいて、食事の世話だったり、あと排せつのお世話をしていただく。当然これは費用がかかるわけです。こういうシステムづくりができれば、本当に皆さん安心して、そういう施設を探さなくても、ここで暮らしていけるんだなということが想像できると思うんですね。ところが今はまだ全然想像もできない。皆さん本当に将来どうしようかということを考えて、心配されている方、将来は今のうちから準備しておかなきゃいけないと言って、そういうところに入る準備をされているという方も時々お聞きします。ですからこの24時間体制の見守りということは根幹だと思います。地域包括ケアシステムの根幹をなす部分だと思いますので、早く人材育成をしていただいて、一日も早く取り組むことが大事ではないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか、町長。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 自分の住んだところで医療も介護も受けれるということで、在宅医療あるいは在宅介護をこれから進めていかなければならないわけでありますが、まだ1市4町、これからまた協議しなければいけないということでございますので、なるべく早くできるようにしてまいりたいなと、こう思っております。そうすることによって本当に、先ほど言われましたように、施設を心配しなくてもいい、そしてまた、やはりなれ親しんだところで生活できるということがありますので、早急にできるような取り組みを進めてまいりたいと、こう思っております。
○議長(井上信一郎君) 斉尾議員。
○議員(9番 斉尾 智弘君) 当初予算で説明がありました通知システムについて質問いたします。
障がいのある方とか、そういうところに通知できるシステム、こういうものを導入されると。タイトルは違ったでしょうか。
○議長(井上信一郎君) しばらく休憩します。(午後4時49分休憩)
───────────────────────────────
○議長(井上信一郎君) 休憩前に引き続き再開いたします。(午後4時51分再開)
斉尾議員。
○議員(9番 斉尾 智弘君) 緊急通報システムについて質問いたします。
この説明がありましたときに、当初予算ですので、希望のあるところにつけるという話だったですけども、そのとおりで。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。
○議長(井上信一郎君) 福祉課長。
○福祉課長(田中 英伸君) 斉尾議員の再度の御質問にお答えします。
これは、今決めておるは、70歳以上で独居の高齢者の世帯で、なおかつ心臓病とか脳梗塞とか、命の危険があるような持病をお持ちの方、または要介護認定を受けておる方、そういった方の中で設置を希望される方というふうに限定をしております。この装置は、要は突然にぐあいが悪くなったときに、すぐにでもそれに対応がとれるために、緊急となる、そういった方たちに限定して今回当初予算に計上させていただいたものでございます。
○議長(井上信一郎君) 斉尾議員。
○議員(9番 斉尾 智弘君) 非常にいいシステムだと思います。ですからこれは、さっきも言いましたけど、要は希望のあるところ、当然そういう条件つきの希望のあるところになりますから、当然限られてきますよね。そうではなくて、将来的にもうちょっと広げて、全町的に70歳以上の高齢者でいいと思います。健康であっても、御高齢の方はいつ何が起こるかわからない。例えば独居老人の方とか。そういうところへは全部つけるとか、そういうこともぜひ考えていただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) この通報システムは、以前も何回もして、やめて、またやって、やめてというようなことでございまして、なかなか実が上がってこないというのが実態でございまして、今回こうやってしたのは、やっぱり本当に困っておられる方がしていただくというのがいいんだろうということでさせてもらったところであります。そういうことで、全てということではなくて、今回はこういう形でさせていただいたというようなことでございます。
○議長(井上信一郎君) 斉尾議員。
○議員(9番 斉尾 智弘君) やったけども成功しなかったと、普及しなかったということだと思います。今回それがしっかりと普及できるように祈っておりますが、生活支援コーディネーターという方の役割、ちょっとこれについてお伺いしますけども、どういう方が生活支援コーディネーターになられるわけでしょうか。お尋ねします。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に説明させます。
○議長(井上信一郎君) 福祉課長。
○福祉課長(田中 英伸君) 斉尾議員の質問にお答えします。
生活支援コーディネーターといいますのは、要は、先ほど町長の答弁もありましたが、これから先ほどの地域包括ケアシステムにも相まって、地域で暮らしていかれる方の生活部分での支援、どういったことがボランティアでできるのかと、地域で暮らして、例えば買い物支援であったり、掃除支援であったり、本当の生活をしていく上での困ったことのサービスをするにはどういったことが必要なのかをいろいろな事業所なりボランティア団体、そういった方たちと連携をとりながら、その仕組みをつくっていくということを計画してもらう人でございます。現在は社協のほうにその人を配置して、活動してもらおうと思っております。まずは仕組みづくりをしながら、それを広げていく。そういったことで、地域で高齢になっても安心して暮らしていけるような、生活の面での支援をコーディネートをしていくという、まさしくそういった形での進めていくための職員を置いて、しっかりとそういった仕組みをつくっていきたいと考えているところです。以上です。
○議長(井上信一郎君) 斉尾議員。
○議員(9番 斉尾 智弘君) そういう非常にすぐれたコーディネートできる職員の方というのは、今、社協のほうにはおられるわけですか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。
○議長(井上信一郎君) 福祉課長。
○福祉課長(田中 英伸君) 再度の御質問にお答えします。
これまでも社会福祉協議会と福祉課は、地域支え合い事業ということで、自治会に訪問して、何か困っていることはないかということをお聞きしながら、それに対してどういうことができるかということを進めてまいりました。そこの中では地域の防災マップなり、ひとりおりの世帯を拾い出して、何かあったときにはその方を見守るというような話も進めてきました。そこで一緒にやってきていただいた人がおられますので、そこに携わっていただいた方は、地域とのこれまでのつながりもありますし、また、そういった面では地域での支え合いについて、ここ2年3年と経験された方ですので、進めていっていただけるものだと思っておりますし、もちろん福祉課も当然一緒になって進めていかなければならないと思っております。以上です。
○議長(井上信一郎君) 斉尾議員。
○議員(9番 斉尾 智弘君) 今聞いておりますと、本当に現場でいろんな御苦労されて、実際に経験を積まれた方だというふうに拝察されます。やはりそういう方がこういう役割を担っていただけたら、非常に頼もしいではないかなというふうに思います。
最後になりますが、元気な高齢者が生活支援サービスの担い手となるようなボランティア活動の支援をするというふうなこともうたってございます。このボランティアを活用とか、こういうことは非常に言いやすいんですけども、ボランティアさんの育成というのは本当に苦労する、これぐらい苦労することはないのではないかなというふうに思います。ともすれば、何でせないけんだいやとか、そういうようなことも時々耳にしたりします。それをいかにして育てるか、これが本当に大変なことで、これができれば、この事業は本当にスムーズに動き出すかなというふうに思います。これが一つのポイントかなと。これをいかにやっていかれるか、これをちょっと最後にお尋ねしたいと思います。
○議長(井上信一郎君) しばらく休憩いたします。(午後4時58分休憩)
───────────────────────────────
○議長(井上信一郎君) 休憩前に引き続き再開いたします。(午後4時59分再開)
会議時間は、会議規則第9条第1項の規定により午後5時までとなっておりますが、時間内に終わりそうにありませんので、会議規則第9条第2項の規定により、会議を延長いたします。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上信一郎君) 御異議なしと認めます。よって、会議時間を延長することに決定いたしました。
引き続き一般質問を行います。
松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 一番肝になるのがやはりボランティアの育成だと、こう思っております。これからそういうことも検討していくわけでありますが、そこが一番大事なとこだと、こう思っておりますので、どういう形でやるのか、今、どういうことを考えているのか、担当課長のほうに説明をさせます。
○議長(井上信一郎君) 福祉課長。
○福祉課長(田中 英伸君) 斉尾議員の御質問に町長にかわってお答えいたします。
今現在、生活支援コーディネーターを設置するに当たって、社協と協議を進めていく中で、ボランティアの育成というのは確かに大きな課題でもあり、大変なことだということは認識しておりまして、ただ、社協のほうとしては、ボランティアポイント、元気な高齢者の方が、ボランティアをすることによってポイントをつくって、またそのポイントを活用して何かができる、そういった仕組みも他町では成功している事例もあるということで、そういったボランティアポイントの制度もつくっていきたいというようなことも考えておりますし、また、当然そういったボランティアのための講習等も開催して育成もしていきたいというようなことで、そういったことで、なるべく多くのボランティアを育ていきたいというふうに考えているところでございます。以上です。
○議長(井上信一郎君) 斉尾議員。
○議員(9番 斉尾 智弘君) 先ほど言われましたように、他市町村、そういうところの成功事例、こういうことも見ていただいて、検討していただいて、いいところは取り入れるということで、ぜひ動き出していただきたいというふうに思います。
以上で終わります。
○議長(井上信一郎君) 以上で斉尾智弘議員の一般質問を終わります。
次に進みます。
───────────────────────────────
○議長(井上信一郎君) 14番、津川俊仁議員。
○議員(14番 津川 俊仁君) 津川です。本定例会におきまして、2点、質問をいたします。
町営住宅、町営由良宿団地の建てかえの建設設計と今後の予定についてお伺いいたします。この問題は、昨年に引き続きの質問になります。
いよいよ平成28年度、由良宿団地建てかえの第1期工事費が予算計上され、工事が始まる手はずは整ってまいりました。その建設設計や建設手順をお伺いいたします。何回も質問するとお思いかもしれませんが、割合町民の皆さんは由良宿団地の建てかえについて御存じないようであります。先日も由良宿の方とお話ししたところ、初耳とのこと。大きな事業であります。しっかりとしたわかりやすい説明をお願いいたします。特に隣には由良こども園があります。工事車両の進入路のことや騒音防護策等については万全を期していただきたいし、安全最優先で工事完成をお願いしたいと思います。
また、向山団地は、用途廃止の方針を出されてから、現在15戸中10戸が入居中で、5戸が転居をされました。さらに、中央団地では、平成28年度中に譲渡予定ですが、お住まいの方との話し合いの状況をお伺いいたします。
また、より一層丁寧な説明が必要な由良宿団地入居中の人たちに対する説明会の開催状況についてお伺いいたします。
次に、各種健康診査の受診率を上げるためにはについて質問いたします。
本町では、各種健康診査を受診していただけるよう積極的に啓発され、補助制度も設けておられますが、その受診率はまだまだ低いと聞いております。ここで、町民が受診を受けるまでの申し込み、取りまとめ、受診、そして受診を受けてからの処置の流れを確認しておきたいと思います。その中に不都合や工夫の余地はないのでしょうか。流れを検討することで変わることもあるのではないでしょうか。
また、そもそもなぜ受診率が低いのか、それをどのように分析しておられますか。それを受けて、受診率を上げるためにことし特に力を入れていることは何でしょうか。平成28年度については、例えば年齢や性別を絞って新たな戦略を構築してみてはどうでしょうか。
以上、壇上での質問を終わります。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 津川議員の御質問にお答えいたします。
初めに、町営由良宿団地の建設設計と今後の予定についての御質問でございます。
由良宿団地建てかえ事業につきましては、社会資本整備総合交付金及び合併特例債を活用してするよう考えておりますが、今年度におきましては、交付金の内示額が申請額に対し大幅に減となったため事業を見直しし、全体基本設計のみを行うとして事業をスタートさせました。その後、11月に交付金の追加配分を受け、ことし1月には第1期の実施設計を発注したところであります。
建設手順につきましては、平成28年度当初予算に第1期の実施設計委託料の残と第2期、第3期の実施設計委託料、第1期工事請負費及び関連事業費として、総額約4億6,900万円の事業費
を計上させていただいております。
平成28年度におきましても、事業費の財源となる社会資本整備総合交付金の配分につきましては厳しい状況でございます。仮に交付金の内示額が申請額に満たなかった場合は、今年度同様に内示額に合わせた事業計画に変更せざるを得ないと考えており、交付金の県内流用や国の再配分を待って次の事業を進めたいと思っております。
現在、国土交通省住宅局、中国地方整備局の担当者から直接アドバイスをいただきながら、計画的な事業実施が可能な交付金が確保できるよう努めているところでございます。交付金が順調に確保できれば、最終的には第3期工事の終了を平成32年度としておりますが、交付金の確保が困難な場合にはおくれる可能性もありますので、お含みをいただきたいと思います。
また、工事につきましては、万全に万全を期してまいりたいと思っておるところであります。
また、向山団地、中央団地入居者との話し合いはどこまで進んでいるのかとの御質問でございますが、向山団地では、現在までに3回の説明会を開催し、用途廃止の理由、由良宿団地建てかえの事業説明や入居の希望取りまとめ、退去の際の移転料、民間賃貸住宅等のあっせんや家賃補助の説明をさせていただいております。この説明会以降に退去が4件ありましたので、それぞれの対応をしております。その他の者につきましては、個別の対応を中心に由良宿団地建てかえの状況を定期的にお知らせをしながら、タイミングを見て入居に関する説明会を開催したいと考えております。
中央団地入居者へも3回の説明会を開催し、譲渡価格や納付方法、譲渡条件、譲渡を受けない場合の対応等を説明させていただき、意向確認を行っております。譲渡を受ける方、退去される方、それぞれ状況は違いますので、現在は個別に相談等の対応をしておりますが、近く最終意思確認を行うため全戸を訪問する予定にしております。
平成28年度予算には、給排水分割工事、敷地整備工事、分筆登記委託料など譲渡に向けた予算を計上しております。
由良宿団地の入居者説明会につきましては、平成27年9月に事業説明会を開催しており、建てかえの進め方、移転の流れなど説明をしております。基本設計も終わり、建物のイメージもわかるようになりましたので、近く入居者説明会を開催する予定にしており、現在、入居者の皆さんに意向アンケートを行っているところであります。
次に、各種健康診査の受診率を上げるにはについての御質問でございます。
まず、健診の申し込みから受診後の取り扱いについてまでの流れと、その中に工夫できる点はないかとの御質問でございます。
毎年2月に自治会を通じて、がん検診と人間ドックの対象の方に健診申し込み表をお配りし、受診希望をお伺いしております。申し込みのあった方と特定健診対象者の方に5月中旬に受診票を送付しております。受診後の取り扱いにつきましては、受診していただいてから1カ月ないし1カ月半程度で健診結果を御本人にお返しし、精密検査が必要な方は、結果と一緒に送付している紹介状を持参して医療機関で精密検査を受けていただいております。二、三カ月たっても医療機関から精密検査の結果返却が役場にない場合は、電話か通知で未受診の方へ受診の確認や受診勧奨をしております。
次に、受診率が低い理由についての御質問でございます。
議員御指摘のとおり、受診率はなかなか上がらないのが現状でございますが、県内の他の市町村に比べ特に低いというわけではありません。中でも大腸がん検診の受診率は、平成26年度、45.7%で、県内でも2番目に高くなっております。これは、健康推進員さんの御協力のもと、各自治会の公民館など身近な場所で説明会や、検診容器を配布し回収していただき、受診しやすい体制を設けていることが理由だと考えております。胃がん検診につきましては、医療機関での内視鏡検査も取り入れたこと、また、中部地区で胃がん検診受診率向上のキャンペーンをするなど圏域で取り組んだことで、平成22年には19.1%だった受診率が平成26年には28.4%まで上昇いたしました。参考までに、70歳未満の受診率を見てみますと、胃がん検診は45%前後で、大腸がん検診は66%となっております。
次に、受診率向上の取り組みの御質問でございます。
検診受診率向上のために特に住民さん同士の身近な声かけが有効だということから、平成27年度は健康推進員さんや自治会長さんから健診受診の呼びかけをしていただき、受診率が高い自治会や一定の受診率向上が見られた自治会を表彰する自治会表彰事業に取り組みました。
平成28年度からは、健康ポイントラリー事業にも取り組んでまいります。この事業は、特定健診やがん検診、健康講座などに参加された方にポイントを付与し、得たポイントが一定以上になった方で応募された方に賞品をお渡しすることによって、検診や健康への関心を高め、受診率の向上につなげようとするものであります。
また、職域との連携でございますが、平成27年度から協会けんぽ鳥取支部と協定を結び、扶養家族の方へ町の健診日程の御案内や、合同でチラシを作成し、新聞の折り込みを行うなど、啓発に努めてまいりました。また、補足日には受診者の関心を引く魅力的な検診として、肌年齢、骨密度測定も加えたオプショナル健診を実施し、例年より多くの方に受診をしていただきました。
そのほか、受診啓発として、町内のスーパー、コンビニ、銀行など住民が多く利用する施設へ健診に関するポスターを掲示するなどの取り組みを行っております。
次に、未受診者への受診勧奨の取り組みについてでございます。
平成27年度は特に特定健診と胃がん検診の未受診者対策に取り組みました。特定健診については、3年間1度も受けなかったか1回しか受診していない方のうち40歳から59歳までの方780人に、また、胃がん検診につきましては、国保加入の50歳代で3年未受診の方350人にはがきで受診勧奨をいたしました。
特定健診など受診していない方に平成26年度にアンケートで理由をお聞きした結果では、医療機関に受診しているからと回答された方が多くありました。例えば高血圧で受診をしていても、他の症状がなければ医療機関では検査できる範囲が限られています。また、がん検診は受けていない等、医療機関を受診していても全ての健診を受けていない方もあります。かかりつけ医からも健診の声かけをしていただくよう、医療機関にも健診のチラシを配布することとしております。
また、健康サポーターも砂丘まつりや講演会等で健診受診の呼びかけをテーマにした寸劇をしていただいております。
多くの方に受診していただくために、自治会の健康推進員や健康サポーター、食生活改善推進員、主治医など、さまざまな機会を通して地道な声かけをしていくよう、連携して取り組んでまいりたいと考えております。
特定した年齢などの対策についての御提案でございますが、がん検診につきましては、特定年齢に無料クーポン券を配布し、受診のきっかけや意識づけをしているところでございます。また、人間ドックを町民の40歳から61歳までの5歳ごとの年齢を対象に、毎年250人近くの方に受診をしていただいております。
このように、特定年齢を設けた健診を行っておるところでございますが、受診率の向上には意識啓発が大切でございますので、平成28年度は福祉課と共同で健康フェスタを開催し、健康意識の向上に取り組んでまいりたいと考えているところであります。
○議長(井上信一郎君) しばらく休憩いたします。(午後5時17分休憩)
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○議長(井上信一郎君) 休憩前に引き続き再開します。(午後5時25分再開)
津川議員。
○議員(14番 津川 俊仁君) 再質問いたします。順番を変えて再質問させていただきます。
まず、健診のことについて再質問させていただきたいんですが、各種取り組みについて、非常に熱のこもった答弁をいただきました。これまで受診率向上に向けてさまざまな取り組みがなされたということをひしひしと感じた次第でございます。
1点だけ最初に確認をさせていただきたいんですが、受診の流れの中の質問の回答について、2月下旬にがん検診、人間ドックの受診票をお配りするというふうな回答だったと思いますが、その中には、健康診査については、国保の対象の方、全員に送るんですが、基本健康診査については、この際一緒に送られていると思うんですが、私の聞き間違えだったらそのように指摘していただきたいんですが、確認をお願いします。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 大変申しわけなく思っておりますが、特定健診についても一緒に配布しておるということでございます。基本健診ですね。それについても一緒に配布しておるということでございます。
○議長(井上信一郎君) 津川議員。
○議員(14番 津川 俊仁君) いわゆる以前は特定健康診査についても問い合わせの用紙がありました。現在はたしか全ての方にということで、米印というんですが、バツ印というんですか、つけてあって、申し込みは必要ないということなんですが、中身は変わっていません。
そこで、今、いろいろと回答をいただいた中で、いろんなポスターの掲示だとかということもおっしゃいました。私が常々思っているのは、町が今後も健康診査を推進する方法として一番の有効な手段だと思うのは町報だと思います。町報北栄の中に「ほけん」というコーナーがあります。健康推進課のコーナーでありまして、毎月さまざまな情報提供がされております。当然見出しがあって、そこに「健診を受けましょう」という月もあります。過去2年間、町報を調べてみましたら、平成26年度ではその見出しがついているのが3回、5月号と9月号、この9月号につきましては、先ほどもありましたが、がん検診について詳しく記載がなされてます。それから12月号です。平成27年度も5月号、11月号、2月号の3回。そして両年ともほかに10月号には肺がん、結核検診の巡回日程表も出ております。また、各種日程のお知らせコーナーに毎月のように受診をしましょうだとか、あるいは受診日のことが出てます。その内容は本当に充実しておりまして、とても考えていらっしゃると思います。しかし、私の感覚では、先ほど申された健康診査等受診申込書が2月末に各家庭に郵送され、各自治会を通じて回収されるという流れになっております。片や、このときに私どもでは家族で受診するとかしないとかという話し合いをして、記入して渡すんですが、この時期が一番関心があるというか、一番大事な時期だろうと思うんです。そのときに3月号の町報ではほかの見出しが出てます。2年間とも。当然ほかのテーマも、見出しになっているテーマも大事なことなので、それはそれでいいんですが、やはり私としては3月号に、この受診票が届いたときに、そういう見出しのコーナーがあっていいんじゃないかな、それが一番タイムリーな時期じゃないかなと思うんですが、そのことについてどう思われますか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 津川議員仰せのとおり、配布したときにやっぱりそういうことも、一文でもいいですので、そういうことはしておくべきだろうと、こう思います。そうすることによって、より一層そういう健診に関心を持っていただくということになろうかと思いますので、今後、そうするようにさせていただきたいなと思います。
○議長(井上信一郎君) 津川議員。
○議員(14番 津川 俊仁君) これまでの取り組みについて、何ら批判しているものじゃなくて、よくやっていらっしゃるというのは認めた上で、よりいいものを目指すためにどうしようかという提案として受け取っていただきたいと思います。
そういう意味で、町報の記事は、受けましょうという言葉はあるんですが、それはあとは特に啓発そのものにはなってなくて、連絡事項になってしまっている。日程の紹介だったりというふうなことで。一つ提案です。健診を早目に受けて、私はこんなふうないいことがありました。成功しました。例えば、知り合いのことなんですが、特定健診でがんが見つかって、早期に治療ができたので、今でも元気にいらっしゃる60代の御夫婦のことだとか、あるいは保健師さんの指導によって食生活を改善することができて、健康な体を手に入れたみたいな成功談を記述する中で、やっぱり健診を受けないけんなというふうなところまで町報なりというふうな啓発のものについて高めていただけたらなと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) そういう事例についても以前載せたこともあるわけでありますが、やはり単発で終わっておるというようなことがあろうかと思いますので、やはり定期的といいますか、そういうものを載せて、健診を受けないけんなという、そういう意識づけをさらに深めていきたいなと、こう思います。
○議長(井上信一郎君) 津川議員。
○議員(14番 津川 俊仁君) おっしゃるように、以前載せていたということも私も伺っています。実は、ちょっと話がそれちゃいますが、ホームページで探したんですが、平成25年以前のものが探し切れませんでして、お話ができなかったんですが、非常に難しい問題でありまして、なかなか意識を変えていくというのは大変な問題です。でも町民の皆さんの健康のために、そしてひいては国保会計の健全化のためにも、いいことなので、いわゆる三方よしの事業なので、どんどん進めていただきたいと思いますし、担当のなお一層の頑張りをお願いしたいというふうに思います。決意を伺って、この問題は終わりたいと思います。いかがでしょうか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) こうやって元気になった、健康になったということで、大変いいことですので、そういうのを載せていくということをしていきたいと思いますし、先ほどもありましたように、まさに国保会計のほうもそういうことをすることによって健診を受ける。早期発見につながる。そして保険料も上がらなくて済むというようなことにもなろうかと思いますので、取り組んでまいりたいと、こう思っております。
○議長(井上信一郎君) 津川議員。
○議員(14番 津川 俊仁君) 大いに期待しております。
由良宿団地の問題について再質問させていただきます。
特に平成28年度は第1期工事が始まるというふうに伺っております。全体の基本設計から予算の枠組みのとり方とかということはお伺いしました。第1期工事の現在のところの計画について、いつごろかかれるのか、かかれないのかというふうなところをもう少し詳しく説明いただけたらと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に説明させます。
○議長(井上信一郎君) 大庭住民生活課長。
○住民生活課長(大庭由美子君) 町長にかわりまして答弁をさせていただきます。
国の交付金が要望どおりついた場合ということの前提で説明をさせていただきます。
今、第1期の実施設計をしておりますけれども、その工期が5月末になります。それから工事の発注の段取りをしますので、夏ごろに発注という形になるではないかなというふうに考えております。以上です。
○議長(井上信一郎君) 津川議員。
○議員(14番 津川 俊仁君) いわゆる国の予算次第だということで、夏ごろの工事発注で、夏から工事が始まるということを大いに期待をしているところでございます。
少し確認をさせていただきたいんですが、由良宿団地の皆さんに対する説明会はまだ1回しかないと、近く、入居者説明会をするというふうなことでございます。そういう意味では少し早いというふうにお叱りを受けるかもしれませんが、1期工事が完成して新しい建物ができました。2期工事にかかるときに、取り壊しをする古い、1期工事は取り壊しはないんですが、2期工事をするという際に、古い団地を取り壊しをするということが生じるんだと思います。そのことについて、取り壊しをされる団地については2期工事前に取り壊しをされるということがもう決まっているのか決まっていないのか、どこまでは取り壊しをするのかが決まっているのか決まってないのか、また、取り壊しが決まっているのであれば、その方は第1期の完成に合わせて入居が優先的にされるのかされないのか、その辺はどのようなことになっているんでしょうか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に答弁させます。
○議長(井上信一郎君) 住民生活課長。
○住民生活課長(大庭由美子君) 町長にかわりまして答弁をさせていただきます。
第1期の工事が終わりましたら、第2期予定のところに入居されておられる方にまず第1期のところに移っていただきます。それから除却をするという順序でございます。
○議長(井上信一郎君) 津川議員。
○議員(14番 津川 俊仁君) 取り壊しをする団地の数は決まっていますか。
○議長(井上信一郎君) 続けてどうぞ。
○議員(14番 津川 俊仁君) 言い方が少し。第2期工事をするに当たって、全ての団地を壊す、古い団地は壊すということでございましょうか。それとも、一部だと思うんですが、一部であれば何戸を壊すという計画なんでしょうかという質問です。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に説明させます。
○議長(井上信一郎君) 住民生活課長。
○住民生活課長(大庭由美子君) 答弁をさせていただきます。
第1期工事が終わって、第2期予定地のところには20戸ございます。そこの中の入居は14軒が今現在入居されておられますので、14軒の方にまず移っていただくということになります。それで、第1期は18戸ございますので、残りが4軒出てきますけれども、その場合は、次の建設予定地のところから移っていただく方はないかという形でお話をさせていただきたいというふうに思っております。
○議長(井上信一郎君) 津川議員。
○議員(14番 津川 俊仁君) 2期工事に当たって取り壊しがされる団地が20戸で、今現在その中に14戸が入っておられて、その方が優先的にというのは伺いました。4戸、第1期工事でできた入居枠の中で、向山団地、中央団地の方が、これはどうでしたっけ、由良宿団地に入居したいということが選択肢としてあると思うんですが、その場合の優先順位はないということなんでしょうか。それともあるいは抽せんなりということなんでしょうか。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 担当課長に説明をさせます。
○議長(井上信一郎君) 住民生活課長。
○住民生活課長(大庭由美子君) お答えをいたします。
今考えておりますのは、まずは建てかえ事業として進めておりますので、由良宿団地の方がまず優先でございます。それから、18戸埋まらなかった場合には、向山団地の方にどうでしょうかということはお聞きしたいと思っております。ただし、今回、2DKと3DK、2種類ございます。3DKに単身者が入るというのは好ましくはないと思いますので、その場合はまた検討したいというふうに思っております。
○議長(井上信一郎君) 津川議員。
○議員(14番 津川 俊仁君) 私もこの由良宿の団地の建てかえについては、いわゆる町内にある町営住宅の再編という意味合いで位置づけをされてまして、120幾つかの住宅が60戸に集約されていくんだという中での大きなビジョンの中の工事であります。ですから、常に由良宿団地の建てかえが進む、中央団地なり向山団地のことが進むということが同時進行でなくてはいけないということで、ずっと発言をさせていただきました。そのように整理されて、きちんと説明がなされているというふうに思いますので、今後とも向山団地、中央団地の皆さんについては真摯に相談なり交渉に当たっていただきたいと思います。
由良宿団地の説明会が、平成27年の9月に事業の説明会があって、近く入居者説明会ということなんですが、これちょっと少な過ぎるんじゃないですか。非常に不安に思っていらっしゃるんじゃないかと思うんですが、そこのところはどんなもんでしょう。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 確かにまだ1回しかしてないということでございますが、今回はそうやってイメージといいますか、そういう図面もある程度できておりますので、それからそういうスケジュール的なものもできておりますので、今回、そういうのを待ってさせていただきたいということでございます。十分に説明をさせていただきまして、御理解を得て工事にかかりたいと、こう思っております。
○議長(井上信一郎君) 津川議員。
○議員(14番 津川 俊仁君) その説明会の中身が入居者説明会というふうにありました。当然今ある団地にお住まいで、隣で工事が始まるということですから、工事の概要説明もやっぱり必要だと思うんです。いわゆる自分の生活しているところの横に新しい工事をするんですから、進入路はどうなんですかとか、あるいは最初壇上で言いましたが、こども園の皆さん、保護者の皆さんの保育環境はどうなんですかというところまできちんと説明していただかないとだめだと思うんです。ですから、由良宿団地の皆さんもですし、こども園の保護者の皆さんにも説明会は当然必要だと思うんですが、今後の計画についてお伺いいたします。
○議長(井上信一郎君) 松本町長。
○町長(松本 昭夫君) 先ほど津川議員おっしゃったように、入居者の説明会は当然でありますし、また、それに伴いまして、工事に伴いまして、そういう車の出入りであったとか、あるいは順序立てというのは、当然これは必要だろうと、こう思っておりますし、また、こども園につきましても、既に担当課のほうはいろいろ協議をしているようでございまして、その協議の内容をもって、保護者さん等にもお話をさせていただくということにしておるところであります。
○議長(井上信一郎君) 津川議員。
○議員(14番 津川 俊仁君) 大変大きな事業であります。事故のないように、全ての皆さんが満足いくような工事になりますように、万全を配して取り組んでいただきますようお願い申し上げて、質問を終わります。以上です。
○議長(井上信一郎君) 以上で津川俊仁議員の一般質問を終わります。
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○議長(井上信一郎君) 以上をもって本日の日程は全て終了いたしました。
これにて散会いたします。
本会議は、あす15日の午前9時から開きますので、御参集ください。
長時間にわたりお疲れさまでした。
午後5時45分散会
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