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令和元年第 5回定例会(第2日 9月 5日)

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  1. 琴浦町議会 2019-09-05
    令和元年第 5回定例会(第2日 9月 5日)


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    令和元年第 5回定例会(第2日 9月 5日) ────────────────────────────────────────   第5回 琴 浦 町 議 会 定 例 会 会 議 録(第2日)                         令和元年9月5日(木曜日) ────────────────────────────────────────                         令和元年9月5日 午前10時開議 日程第1 町政に対する一般質問       ───────────────────────────────                本日の会議に付した事件 日程第1 町政に対する一般質問       ───────────────────────────────                  出席議員(15名)         1番 前 田 敬 孝        2番 角 勝 計 介         3番 福 本 まり子        4番 押 本 昌 幸         5番 大 平 高 志        6番 澤 田 豊 秋         7番 桑 本 賢 治        8番 新 藤 登 子         9番 高 塚   勝        11番 手 嶋 正 巳         12番 青 亀 壽 宏        13番 前 田 智 章         14番 桑 本   始        15番 井 木   裕
            16番 小 椋 正 和        ───────────────────────────────                  欠席議員(なし)        ───────────────────────────────                  欠  員(1名)        ───────────────────────────────                 事務局出席職員職氏名  事務局長 ────── 太 田 道 彦  主任 ───────── 岩 崎 美 子       ───────────────────────────────               説明のため出席した者の職氏名  町長 ──────── 小 松 弘 明  副町長 ──────── 山 口 秀 樹  教育長 ─────── 小 林 克 美  総務課長 ─────── 山 田   明  企画政策課長 ──── 桑 本 真由美  税務課長 ─────── 大 田 晃 弘  子育て応援課長 ─── 財 賀 和 枝  福祉あんしん課長 ─── 渡 邉 文 世  すこやか健康課長 ── 藤 原 静 香  会計管理者兼出納室長 ─ 林 原 祐 二  農林水産課長(兼)農業委員会事務局長 ────────────── 山 根 伸 一  商工観光課長 ──── 米 村   学  建設環境課長 ───── 高 力 信 宏  教育総務課長 ──── 長 尾 敏 正  社会教育課長 ───── 村 上 千 美  人権・同和教育課長 ─ 小 椋 和 幸       ───────────────────────────────                午前10時00分開議 ○議長(小椋 正和君) ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。  本日届け出のあった事故者は、議員では手嶋正巳君が所用のため遅刻する旨の連絡がありました。執行部ではありません。  本日の日程は、あらかじめお手元に配付している議事日程表のとおりであります。       ─────────────・───・───────────── ◎日程第1 町政に対する一般質問 ○議長(小椋 正和君) 日程第1、町政に対する一般質問を行います。  一般質問に先立ち、二、三お願いをしておきます。  一般質問は、琴浦町の行政全般にわたって執行機関に疑問点をただし所信の表明を行っていただく場所でありますので、議事に関係のない問題や無礼の言葉、私生活にわたる言論、人身攻撃等をしないよう御注意願います。  一般質問では、議案に対する質疑はできません。また、会議規則第61条の規定に従い、町の一般事務関連に逸脱するような事項の発言または関連質問質問内容が単なる事務的な見解をただすにすぎないもの、制度の内容説明を求めるもの、議案審議の段階でただせるものは議事の都合上御遠慮願います。  質問に当たっては通告要旨を外れないよう、また通告事項以外の事項を追加しないよう御注意願います。  質問、答弁ともに簡潔明瞭に行っていただき、制限時間内に御協力よろしくお願い申し上げます。  それでは、通告順に質問を許します。  通告1番、前田敬孝君。 ○議員(1番 前田 敬孝君) それでは、通告に従いまして町民の声の制度について質問をさせていただきます。  早速ですが、この町民の声の制度、町民の皆様から寄せられた意見や提案のうち町民の声として取り上げられたものはその回答とともに町のホームページで公開されておりますし、今回の質問をまとめるに当たり29年度、30年度の町民の声対応簿というのを総務課より資料としていただき、ざっと目を通させていただきました。  まず、大分前の話になります2007年の例ですが、5月24日にTCCの放送に関して5件ほど1人の方からクレームというか意見が寄せられております。その回答は、単にTCCで協議し改善できる部分は改善していくよう指示したという回答で、何ともそっけない回答でありました。しかも、これ回答がホームページ上で公開されたのが2007年の12月となっております。この意見受領から6カ月もかかってこのほんの短い回答が出てきたわけです。  また、2016年8月26日には図書館に対し小さいお子さんの私語が気になるという意見が寄せられております。これに対する回答は、何と5カ月後の2017年1月25日です。返答の冒頭には貴重な御意見ありがとうとありますが、6カ月もたった貴重な御意見なんて、なぜこんなにも時間がかかってしまうんでしょう。意見を寄せられた方にとっては忘れたころに回答が出てきて、本来の図書館への不満より返答の遅さについての怒りが生まれたんじゃないかと推測する次第です。  また、最近の平成31年1月に町営バスの運行形態に関しての意見が寄せられておりますが、回答がホームページ上で公開されたのが年度がかわった4月になっています。その間、意見を寄せられた方に途中経過などの説明はあったかと思いますが、ホームページだけ見た人は何で3カ月も年度を越えてかかるのかと思われるでしょうし、これホームページ上、受け付け日は平成31年1月1日、ホームページで公開されたのが日付が2019年4月17日になっております。これ例えば町民の方が役場の窓口にいらっしゃって提出される書類、平成と西暦をまぜて書いていらっしゃったらこれ普通書類として受け取ってもらえないと思いますけれども、ホームページ上ではこういう誤りが許されるのかどうかちょっと疑問に思っております。  また、数件ですが回答については年度末に一括対応とあります。これどういう意味なのか理解できません。ホームページに掲載されている町民の声の制度の説明によりますと、2013年の6月には既にこの制度により町政に対する町民の皆様の御意見を聞く手段の一つとしてこの制度を設けているとありますが、当時よりスマホの普及率が飛躍的に伸びておりますし、改善すべき点多々あると考えます。まずは現状を把握しておきたいと思いますので、どのような経過でこの町民の声が制度化されたのか。受け付けの媒体、受け付けから返答、公開までの流れ、実際に町政に取り組まれた成功事例などをお聞きしたいと思います。  また、町長はホームページの町民の声に目を通されたことがあるかどうか。また、この制度に対してどれほどの重要性を感じ、どのように町政に取り入れたいと思っていらっしゃるか、所見をお願いいたします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) おはようございます。  先ほどありましたように、タブレットを議会の提案によってペーパーレスということで導入しておりますので、ちょっと私もふなれなところがあって少し戸惑うところがあるかもしれませんけども、御容赦願いたいと思います。  それでただいまの質問なんですけども、ちょっと細かいことがあるところがありますので、全体的な答弁を一回この壇上でさせていただいて、再度お聞きいただいたところで個別にお話をしたいということでお許しいただきたいと思います。  町民の声の制度は、これは言わずもがなですけども町民の皆さんの意見を町政に反映するということで、平成18年度から設定をしておるところであります。役場の本庁舎、分庁舎、まなびタウンに箱を置いて、それを書いていただいたものを入れていただく。あるいはその後になるかと思いますけどもメールのこと、先ほどの質問のあったようなことがありますけども、多くの御意見を聞きたいということ。そして具体的な事例はまた後で報告しますけども、それぞれの施策に反映していくということを目的として設置しております。  ただ、先ほどの質問の中にありましたちょっと過去の話で、もう10数年前の話もあったりしますけども、基本的には受け付け後2週間で回答するということにはしております。ただ、それは簡単なことでしたらそれですけども、いろいろ協議をしなくちゃいけないようなことがあったりすることもあります。それによって少し時間がおくれることはあるにしても、先ほどの事例は言いわけにはなりますけども導入当時のふなれなところがあったかと思いますし、ただ現在もそういうことがあるという御指摘でありましたので、それは速やかに修正していかなくちゃいけないと思いますし、ちょっとその点でまだ改善の余地が残っているというふうに思っております。いずれにしても町民の声を聞いてそれが施策に反映する一つの方法ということで、町民の声は大事にしていきたいと考えております。以上です。 ○議長(小椋 正和君) 前田敬孝君。 ○議員(1番 前田 敬孝君) 町長御自身は、この町民の声にざっと目を通され何か気づかれたこととか改善すべき点があるなと感じられたことはございませんでしたでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 先ほどの話で答弁するとすれば、少し時間がかかっているところがあります。それは従来のやり方なんでしょうが、紙で起案してそれを課に回して、それから総務課、そして副町長、町長とそういう決裁のやり方をペーパーでやっておるんですけども、それが2週間以内に終わる話だとは思うんですが、何かそこのところのまどろっこしさというんでしょうか、おっしゃるように町民の目線としたときに、質問をしてるのにその内容が半年もたって返ってくるようなことがあってはならないんですけども、それはおくれてる理由があればそれなりに例えばホームページでお断りをするだとか、時間を要しますとかということは必要だと思います。ただ、これ年間に100件以上来てるところがありますので、そこの何を急ぐべきものなのか、急ぐべきものではないといいましょうか、ちょっと時間がかかるということの取捨選択ということは必要だと思っています。 ○議長(小椋 正和君) 前田敬孝君。 ○議員(1番 前田 敬孝君) それで一番最初に申し上げましたこの受け付けから返答までの流れですけれども、これ窓口は1つで、そこの窓口が各部署にこれは急ぎだとか急用だとかそういうことで早急に返答するようにだとか、そういうことで流れがつくられているんでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) これも行政の縦割り的な話があるんですけども、まず総務課に町民の声が全部来ますのでそこで割り振りはするんですけども、中身はそれぞれの課でないとわからないところがあるので、そこらのところも次の段階の各課の対応ということでの時間を早くするというようなことは必要だと思っております。  私も今言いましたようにペーパーで返ってきて、ちょっと日付のところまでチェックがあれなんですけども、こういう回答をするのかということは全て目を通させていただいておるところです。 ○議長(小椋 正和君) 前田敬孝君。 ○議員(1番 前田 敬孝君) 了解しました。改善すべき点は多々あると思われますので、よろしくお願いいたします。  ついせんだって、合併15周年の挨拶で町長は琴浦町は自然が豊かで海の幸、山の幸があり、関連する商工業も発達し文化財もたくさんある宝の町だと思う。町民性も宝だと考える。また、新しい時代においては単にお宝を守るのではなく、それを活用して磨きをかけ、経済の起爆剤として活用することが重要だと述べられております。  私は、町民の皆様から寄せられる御意見も地域資源にまさるとも劣らない宝だと考えます。町民の声に寄せられる意見、要望の1割は職員さんの対応がよかったなどの温かい意見ですが、反対に6割から7割が対応が悪いだとか悪臭がするだとかの苦情です。しかし、その中にも宝が埋もれているかもしれません。よくビジネス勉強会などではクレームは宝の山か否かなどの議論がされますが、宝にするか組織を破壊するくずにするかどうかは対応する側の姿勢で決定されます。一見石ころに見える意見も磨きようによってはお宝になるんじゃないかと、私はこういうふうに考える次第です。ただ、町民の皆様からいただいた意見、要望は大切なお宝だということで、それぞれの担当の方がお宝なので長く手元に置いておきたいという気持ちなのからか、やはりちょっと町長のおっしゃったように時間がかかり過ぎてるんじゃないでしょうか。まさにこれは宝の持ち腐れにもつながると思います。  29年度に町民の声として対応された案件は38件、30年度が40件でした。いわゆるこれがホームページ上に回答とともに公開された数ですが、宝の山はこれだけではないと思うんです。30年度に寄せられた意見、要望の中で、町民の意見としては対応されず単なる問い合わせとして処理されたものが59件ありました。  その中で、私が注目した案件が1つだけございます。非常に短いコメントです。町民の声なんか届かんでしょう。どのような媒体で寄せられたか、どのような方の御意見かは不明ですが、これは極めつけの意見、提案ではないでしょうか。究極の町民の声だと私は考えます。この批判半分、期待半分の問い合わせに対し、単なる問い合わせと処理してよかったのでしょうか。意見を寄せられた方に対し、何らかの対応が行われたのでしょうか。こういうのを見逃してはいけないと思うんです。この短いフレーズの中には多くが隠されていると思います。この方に実際にお会いして、どうしてそう思われたか、どのようにすればよいのか、どういうことを町政に期待されていたのか。その方の貴重な御意見を真摯な態度で伺っていれば、その時点で町民の声の制度の改善につながっていたのではないでしょうか。ちょうど今回の定例会で提出される補正予算でホームページのデザインを新しくされるようですので、ちゃんと予算が通ればワンクリックかツークリックで簡単に町民の声が閲覧でき、また簡単に投稿できるよう改善をお願いいたします。  参考としていただきたいのは、鳥取県にも県民の声の制度があり、とりネットで県民の声に対する回答が月ごとに紹介されております。  2018年4月20日に寄せられた意見に対し、県民課は4月24日に回答しています。ちなみに20日は金曜、土日を挟んで24日は火曜です。また、県民の声に対する回答ページの3分の1ほど閲覧し、「前向きに検討」または「善処」というキーワードで全文検索してみましたが、何とヒット数はゼロでした。  平成24年に中津川市では「「お役所言葉」改善の手引」を職員に配付しましたが、その中で「前向きに検討します」はなるべく使わないようにするとされております。また、ある大学が過去20年分の議事録をデータベース化し、ビッグデータに「前向きに検討」「善処」で23万に及ぶ案件を抽出したところ、実際に前向きな対応がとられたのは全体の何とゼロ%だったという結果があります。どうか改善に関し前向きに御検討お願いいたします。  さて、実は私も2度ほど提案をさせていただいております。1件は、2018年の12月に地域おこし協力隊で使用している車両が平凡でおもしろみがないので、「熱中小学校」のロゴを張ったりしてはつらつとしたイメージを出してもよいのではないかという提案をしました。町のホームページのどこから町民の声を発信していいのかなかなかわかりませんでした。町に問い合わせをしました。ホームページの右上の「琴浦町へのお問い合わせはこちら」から入り、琴浦町アンケートホームに記入するということがわかるまで多少時間がかかりましたが、丁寧に対応はしていただきました。このときには12月20日に発信し、返答が12月28日に公開されましたので比較的早かったのですが、いただいた返答は、このたびは御助言をいただきありがとうございます。隊員の使用している公用車につきましてはリース物件であるため、直接ペイント等を行うことは困難であります。隊員の意見も伺いながら、その隊員の活動がPRできるようなステッカーラッピング等の作成について隊員の意向及び作成費用等を踏まえ検討いたしますと回答いただきました。その後、何か御検討いただきましたでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 個別の案件については担当課長に答えさせますが、提案されてるというか、今おっしゃった意見、ここで管理職が全てそろっておりますので、もう過去のことという話ではなくて、そういうことで対応していくということは肝に銘じてこれから対応させますのでしばらくお時間をいただきたいと思いますが、おっしゃるようにホームページというものは情報公開の一つ大きな手法だと思いますし、今回提案させていただいているのもホームページが非常に見づらいとか自分の思ってるところにすぐに行かないとかということの改善をするのにどうしても費用が必要になってくることで提案させていただいておりますので、ぜひ御承認いただきますようにお願いしたいと思います。  実際に送られてくる町民の声というのは本当にいろんなものがあって、いろんな内容があります。対応の問題から近くの今住んでいらっしゃるところの話だとか、それは丁寧に答えていかなくちゃいけませんけども、提案されたもののその内容の仕分けの仕方とかそれから考え方とか、そこらあたり2週間以内に答えるのはもう今みんな聞いておりますので速やかに答えなくちゃいけないということは察していますし、内容の仕分け状況とか今の町民の声の件数をおっしゃいましたけども、どういう内容でどういう考え方で仕分けをしたのかということについては総務課長に答えさせます。  最後にありました地域おこし協力隊ステッカーの今の状況ですね。これは企画政策課長に答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 山田総務課長。 ○総務課長(山田 明君) 前田議員の御質問で町民の声の振り分けでありますが、町民の声として取り扱うものとしては町への施策、それから事業に対する提言とか意見、要望というところにしております。町民の声として扱わないものにつきましては個人的な行政に対する質問、それから誹謗中傷に当たるようなもの、それからあと所管課で緊急対応するべきものというのは町民の声でなくて直接対応させていただいてお返しするということにしています。  最初に前田議員からありました町職員の対応等について、年度末に一括でというところにしておりますが、そちらのほうにつきましては随時いただいたときには各課に指示、それからいただいた御意見等をお伝えしております。かなり件数が多いものですので、一件一件ではなく年度末にまとめてさせていただいとるというところが状況のところでございます。  あと2週間というところをめどにしておりますが、こちらのほうをできる限り早くというところではしておりますが、近年はホームページのほうでなるべく早く公開するようにということでしておりますので、引き続き各課と努力しながら早期に掲示できるようにしていきたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 桑本企画政策課長。 ○企画政策課長桑本真由美君) 御質問いただきました協力隊の公用車の件ですけれども、昨年町民の声いただいて回答した直後に協力隊のほうの意向を確認する会は持ってるようなんです。そこで結論が出てなくて今に至っているという状況がわかりましたので、再度協力隊のほうと先日話をしまして、回答にあったとおりリース車ですので全体ラッピングというわけにはいきませんけれども、何らかの形でPRができたらなということで検討していきたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(小椋 正和君) 前田敬孝君。 ○議員(1番 前田 敬孝君) ありがとうございます。  ラッピングの件に関しましては、これ私はラッピングとかステッカーをしてはどうかといって提案したんですけれども、ペイントはできませんというふうに返ってきたんですよね。ですのでよくこの提案を把握していただきたいのと、やっぱりラッピングというのは私も北栄町に聞きました。コナンのラッピング、1台30万かかるらしいです。ですので、今協力隊の一人は非常に絵がお上手で、いろんな琴浦町の特産物ですとか熱中小学校のことですとかいろいろイラストを非常にプロ並みのを描かれますので、これを簡単なマグネット、ぺたぺた張れるマグネットだとかという方法もあります。ですのでそういうことをいろいろ検討されたというのを状況を意見とか提案される方に随時伝えていくというのも非常に大事なことであり、また新たな意見や提案につながるんじゃないかと思います。その点、よろしくお願いいたします。  さて、もう一つですが、6月30日に八橋地区のソフトバレー大会がありました。その際、総合体育館入り口左側自動販売機のある場所で多数の方が喫煙されており、入り口まで煙が漂って健康的な体育施設にはそぐわない風景だと思い、またたしか町の施設では全面的に禁煙するということだったのではないかと思い即日ホームページより問い合わせしましたが、残念ながらこちらのほうはまだ返答をいただいておりません。これインターネットですので、大体ネットで買い物しても会社に問い合わせしても、例えば夜中、営業時間以外ですとメールをいただきました、直ちに回答いたしますのでしばらくお待ちくださいとかっていうのすぐ返ってくるんですね。  これ実際にある女性の方が意見を提出されてから10日後に、あの返答がないので再度意見を述べさせていただきますという一人の方がおっしゃっていました。結局届いたかどうかわからないわけですよね、ホームページでやった場合。ですのでその点のことも含めて改善をお願いしますし、私はホームページホームページと言っておりますけれども、町民の皆さんスマホを持っていらっしゃる方、パソコンを持っていらっしゃる方ばかりではありません。お年寄りの方々やスマホの操作が苦手な方は、やはり紙の媒体に頼るしかないと思うんです。ですので、例えば町報に受取人支払いのはがきを挟むだとかいろいろまだまだ考えられることはありますので、その点よろしくお願いいたします。  さて、その八橋地区のソフトバレー大会のことでした。町の施設では全面的に禁煙するということだったので問い合わせをしました。いまだに返答をいただいておりません。きょう進捗状況をお伺いとかしませんが、まなびタウン3階のJR側のテラスの喫煙所の件ともあわせて早急に対応をお願いいたします。  最後になります。琴浦町総合戦略の中で町長は多くの町民の皆様の御意見を集約し、また6月の定例会の際、SDGsに関する私の質問で町長にとって2030年の琴浦町のあるべき姿とはとの質問に対し、町長は住民の意見を聞いてそれを積み上げていくと答弁されました。来年度に改正される総合計画に町民の意見をより多く反映させるということでしたが、町民の方からの意見や提案が重要だと認識しておられるあらわれだと思います。  いかんせん、制度が伴っていないのが現状です。より多くの町民の方からさまざまな意見を拾い上げ効果的に町政に反映させればまちづくりに参加しているという意識も高まり、自然と協働へとつながっていくのではないでしょうか。そのためにはより時代に沿った町民の声の制度の再整備と、それを支える条例が必要だと考えます。町民の声は協働参画の第一歩じゃないでしょうか。御意見をお願いいたします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 質問がちょっと複雑なところがあるので、まずはホームページの回答の件ですけども、おっしゃっているような何か注文してすぐ回答が返ってくるというやり方は多分技術的なことがあると思います。夜中でも、私も夜に本を頼んですぐ返ってくる。あれはちょっと普通の日中仕事ではないと思いますので、そういう形のことも含めてどういう形ができるのかということではありますけども、メールの返答ということで技術的なことを含めて検討しなくちゃいけないと思います。  禁煙の話というのはまたちょっと別の話になるかと思いますけども、喫煙場所ですね。そのことについてはちょっと補足を総務課長にさせますけども、この法律ができることによって、ただちょっと今回答、質問通告の中にそういうことはなかったんで……。 ○議員(1番 前田 敬孝君) それに関しては……。 ○町長(小松 弘明君) いいですか。 ○議員(1番 前田 敬孝君) 必要ないんで、今回。 ○町長(小松 弘明君) 法律改正になって、公共施設でどこでは全面禁煙にするという法律の趣旨にのっとって今の総合体育館だとかそれからまなびタウンがどうかということは検討して、それが不適切であるんだったら早急に改善をしていかなくてはいけないと思っております。そういう回答でお願いしたいと思います。  総合戦略のことについての町民の意見を聞くということで、全員協議会の中でもお話をさせていただいております。無作為抽出の手法を使って町民の方の代表といいましょうか、御意見を聞くという一つの手法を使っていきたいと思います。  これを条例化していくのかどうかということは、今の3月の公共施設それから事業レビュー、それから今回の、回数を重ねていくことによって条例が必要ということになればまた検討していかなくちゃいけないと思いますけども、なかなかその手続上、あるいはどれだけの意見が出てくるかということも見きわめながら検討したいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 前田敬孝君。 ○議員(1番 前田 敬孝君) ありがとうございます。  それでは2番目の質問、コトウラ暮らしお試し住宅「琴浦さんち」について質問申し上げます。  「琴浦さんち」に関して、私も何回か中に入っていろいろ見させていただいております。非常にわくわくするような施設ですのでより多くの方に使っていただければと思いますけれども、ちょっと聞くところによりますと、移住定住を前提とした使用でないと利用することはできないというような話を聞きました。  その前に、「琴浦さんち」に関しまして対象となった補助金の制度や施設整備費、年間の運営費、宿泊実績、利用者が町内に移住につながった成功事例等をお聞かせいただけますでしょうか。
    ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) コトウラ暮らしのお試し住宅ということで、これはおっしゃるように一つの目的を持って設置した住宅です。平成24年に改修工事をして、運用を平成25年から行っております。住宅の寄附を受けたこともあるんですけども、移住を検討される方に町内の実際に住んでみてお試しということですけども、体験をしていただくことによって利用促進を図っていくということであります。  補助金の整備の金額ですけども、1,825万余という予算を使っておりますが、国と県との補助をいただき、これは国が2分の1ということでの補助事業で整備をしておりますので、やはりそういう点で事業目的に合った使い方をしていくということは避けて通れないところだと思っております。  年間の運営が、それぞれですけども大体80万から60万程度の費用で、人件費も含めて維持管理をしているところです。  宿泊は、平成25年から30年ということで少しばらつきがございます。やはり開設した当時は日数でいくと227日、利用人数は30人というのが平成25年の実績でありますけども、少し30年は14名の利用、そして利用日数が48日ということであります。  この移住へつながった事例ということについては、5件の移住があったということであります。以上です。 ○議長(小椋 正和君) 前田敬孝君。 ○議員(1番 前田 敬孝君) それで5件という答弁をいただきましたが、これは計画どおりの成果につながっていますでしょうか。「琴浦さんち」に対し、今後将来的にこの「琴浦さんち」このままでよいかどうか、展望をお聞かせください。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 利用の何件が、あるいは年間何人が入るかという計画があったのかどうか。ちょっと私はそこは把握できてはないので担当課長に答えさせますが、あったのかなかったのか。もしかしたらなかった、なかったというか整備するということだけの話であったのかもしれませんし、ちょっとそこは不明ですので担当課長に答えさせます。  今、移住定住ということでお試し住宅、最初オープンしたときは本当に利用があったんですけども、これもやはり先ほどのホームページのことと関連してくるんですけども、こういう形のことをやってますよ、移住定住の施策としていろんな施策をやっている中の一つとしてお試し住宅というのがあって、利用料金はこういう形でということが一目すぐにホームページ上から入っていく。今回はそれを9月補正でお願いしているのは、別建てで移住定住という一つのホームページを立ち上げるということの予算をお願いしておりますけども、やはり移住定住を考えた方が検索したときに琴浦町移住定住ということですぐに出てきたその場面がどういう形で、例えば子育て環境どうなのかとか、そういうことが回想というんでしょうか、次にすぐに出てくる、あるいは自分の望んでることがどういうふうに出てくるのかということも考えながらホームページのリニューアル、新たなものをつくっていくということで、やはり今、人口減少の一つの対策としての位置づけ、移住定住というのは大切なことだと思いますので、情報をどういうふうに出して、ヒットして見ていただけるかということは非常に今の時代大事なことだと考えております。 ○議長(小椋 正和君) 米村商工観光課長。 ○商工観光課長(米村 学君) そういたしますと、前田議員の質問にお答えします。  まず、計画の目標ということでございますが、設立当初には明確にはございませんでした。今現在は、目標としましては一つ大きなところで総合戦略にありますとおり5年間の社会減を200人まで抑制するというのがまず大きな目標でございまして、個別のお試し住宅については年間、これは予算の中でそういった事業成果もつけておりますけども、目標としましては10人の利用ということで設定をさせていただいておるところでございます。 ○議長(小椋 正和君) 前田敬孝君。 ○議員(1番 前田 敬孝君) 移住希望者以外に貸し出したり、地域の懇親に使うというのは大分ハードルが高いということはわかりますが、ただしこのままではもうどこの、倉吉でもありますし北栄でもあります、米子でもあります。何かやはり変わったことをしないと、他とはもう差別化をしないとこのままずるずるずると。今までに人件費、私が調べたところによりますと設立当初から昨年度まで約600万ぐらい人件費、設備費等にかかってるわけなんですね。これいずれまた5年先にも500万かかってくるのと、今、補助金の対象から外すために幾らかのペナルティーのようなものをお支払いになって新たな施設として利用されるのと、どちらがよいか計算をしていただければと思います。  私が申したいのは、よく町長が地域の宝と宝を合わせてと申し上げられますけれども、あそこ一つで考えるとただの、ただのと言っては失礼ですね、失礼しました。広い古民家ですけれども、近くにはカウベルホールもあります。例えば合唱、非常に響きのいいホール。今回ちょっと初めてエアコンの不備があって思うように使えないというのがありましたけども、例えば大学、高校の音楽サークルにカウベルホールを借りていただいて1週間単位で合宿をしていただいて、宿は「琴浦さんち」でと。そうしますと、例えば合宿の食事の用意だとかシニアの方のお仕事の増大につながりますし地元の方々にも手伝っていただき、また琴浦の産物を食事として出していくという。こういうことが今までとは違って、例えば無機的な合宿所やホテルで合宿するのと、ああいう古民家で合宿するのとはまた雰囲気が全く違ってくると思うんですよね。  また、近くには光好のゴルフ場もあるんですよ。例えば大学のゴルフ部、この間、全英オープンで優勝した渋野さん、作陽高校です。岡山ですよね。そういうところの高校なり大学のゴルフ部なりすれば、1週間単位で合宿をしてもらえるんです。私もこの間ちょっと光好のほうに行きましてマネジャーの方と話したりさせてもらったんですけれども、以前にもジュニアの合宿を受け入れたことがあるということですし、食事もあらかじめ人数を言っといていただければ昼食はできるということでしたので、非常に大きな可能性、地域の宝と宝を合わせれば大きな交流人口につながると思いますし、関係人口、交流人口の増大にもつながっていくと思われます。特に今、光好はもちろん週末等非常ににぎやかですけれども、「琴浦さんち」それからカウベルホール、またいろいろ総合グラウンドですとか旧赤碕にもありますし、旧琴浦のほうにもちょっとテニス場を整備すれば非常にいい芝生の名産地のテニスコートになりますので、その辺ちょっと考えを改めていただいて、そういう選択もあるなということで御検討いただければと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 今回の質問はコトウラお試し住宅の話で、お試し住宅の使い方ということでのいろんな今提案があったというふうにお聞きしますが、先ほど500万の維持費というのはこれは5年6年かかってのトータルで言ったときの金額だということでありますので、と壇上でお答えした金額が年間の話だと思いますが、実際に今回のお話を聞いて判断しなくちゃいけないのは3月に行った公共施設レビュー、公共施設が186カ所あって、同じような機能のものがそれぞれある。それぞれというのは旧赤碕町、旧東伯町ということである。これを2つを両方とも維持するということは困難だと。その活用方法の話で今のお試し住宅のことを答弁させていただくとすれば、お試し住宅、補助金でつくっている。補助金返還をして、自由に使えるような形を一つの提案だとすれば、やっぱりちょっと金額のことを考えながらその活用方法、確かにカウベルホールの話には近いところであります。カウベルホールはちょっと今違う状況が起こってきておりますので、公共施設をいかに活用していくかということの考えの中で、今のお話を総合的に考えていかなくちゃいけないと思います。  大学生とかの合宿の話が出ました。合宿という点で、私は今回の15周年記念でふと気がついたところで関係課にも指示しているんですけども、平岩会館って何であれ建っとるんだという話です。平成の初め、もう30年前になりますけども、平岩国蔵さんがそこで合宿をさせたい子供たちの教育のためにあそこを1億円の寄附をされて、やっぱり合宿所という位置づけだったと30年前の話を聞いたらそうだと思いましたけども、そういう点で今野球場に来る高校生とかというのが使っていらっしゃるようですけども、合宿という点でいけばそういう使い方もまた公共施設の使い方と。必ずしもこのお試し住宅かどうか。そこは比較しながら総合的に考えていくという一つの事例でお話をさせていただいています。 ○議長(小椋 正和君) 前田敬孝君。 ○議員(1番 前田 敬孝君) お試し住宅にしろ平岩会館にしろ、こちらからやはりいろいろ情報提供して攻めの形でいかないとなかなか成功には導かれないと思いますので、その点よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(小椋 正和君) いいですか、もう回答のほう。 ○議員(1番 前田 敬孝君) 結構です。       ─────────────────────────────── ○議長(小椋 正和君) 通告1番の質問が終わりましたので、通告2番、押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) それでは、質問に移らせていただきます。  先日、まなびタウンで当町の誕生15周年の記念式典が行われました。本当に早いもので、いつの間にか15年たってしまった。私も自分の戸籍抄本をとったときに、自分自身が生まれたのは八橋町、それで育ったのは東伯町、そして伸ばしていただいたのは平成で琴浦町。その後はないと思いますが、恐らく琴浦町で事を終えるというふうに思いますが、その中で合併で15周年過ぎた。  その式典の最後に書道パフォーマンスがございました。最後に書かれた文言が「いにしへの 土の香ひに 潮音わく うからの風を とこしへに愛」というふうに山田美鈴さんが書かれました。まことにこのとおりで、歴史のある琴浦町。それが大山に育まれた黒ボクも含めた、あるいは芝も含めた土のそういう香りがする。そして産業もある。そして赤碕の港を初めとし、あるいは鳴り石の浜も含めてですけれども波の音、潮の音、そしてそこで波の泡が湧くようなそういうものがやがて水産の資源として、これも恵みだと思います。そしてそういったものをあわせ持った我々琴浦町の町民が一致団結とは言いませんが一つになって、それらの文化そのものを受け継いで、風がそういう意味だと思いますけれども、とこしえにということで永遠に続いていくようなそういうまちづくりを愛を持ってやろうということで、解釈はいろいろあろうとは思いますが、まことに当を得た文言が書いてあったと思います。たまたま短歌になってますのでその辺はわかりませんが。  それをお聞きしましたときに改めて思いましたのが斎尾廃寺でございます。去年こういう冊子が出ました。ただしこれは売ってはおりませんので部数が非常に少なくて、これも議会事務局の図書館から借りたものです。ただし、今回配っていただきましたこれによって琴浦町のホームページでもこういうふうに検索できて、これを載っけることができる。これと同じものです。これが一つのよさだと思いますが、まだあとあんまり入ってませんので。  そこで、質問をさせていただきましたのがこれに基づいて特別史跡斎尾廃寺跡・史跡大高野官衙遺跡保存活用計画、これに10年計画でしたかね、年次を追って計画が書いてあるわけです。これについて、具体的なまだ進展が18年、19年、20年というふうなことですのでまだスタートしたばかりですが、その中でも二、三の事例があると思います。  最近のニュースでいきますと、国の指定範囲が今までの10倍になったというふうなことで、これもこの計画の中に載っております一つだと思います。  そこで質問でございますが、一つはこの史跡そのものが山陰唯一の国の特別史跡、全国で60数カ所、3、4、5、そのあたりだったと思いますがある中の一つですね。したがって、山陰では1つということです。これは改めての確認でございます。これが先ほど15周年の言葉で言いましたけれども、琴浦町としてどういう価値があるんだろう。そういったところをまず町長に、町長としてということじゃなくて、琴浦町としてどういうふうな価値があるのかということを改めてお聞きしたいということでございます。  そして、具体的にこの中に書いてありますように保存整備計画のまだ二、三年ですが、その状況をお知らせください。  そして、さらにここにも書いてありますのは、今まで教育委員会部局だけだったものを文化庁あるいは県と同じように町長部局の課と連携して、具体的に言えば観光等ですが、文化財と観光等をどういうふうに結びつけてこの自分たちの琴浦町の宝を国の内外に知らしめていくのかというふうなことがございましたので、その辺のあらかたのお考えをお聞かせ願いたい。  ついでに言い忘れましたので言いますと、この時代、今から1,300年くらい前の伯耆の国と因幡の国、今の鳥取県の人口は20万人くらいだそうでございます。これは山上憶良の会の講演会のときに奈良大学の教授がおっしゃったことなんですが、現在60万切ってますけど約60万。3分の1。3分の1しか伸びてないということもありますが、当時の20万というのは相当の人口だそうでございますので、昔から、1,300年以上前から非常に恵まれた土地だということが判明しております。そういったものの一つの象徴だと思いますので、まず回答をお願いいたしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 特別史跡の斎尾廃寺、そして史跡の大高野官衙ということでの御質問であります。  この価値をどう考えるのかというお話でありましたけども、それは国のお宝という形で、先ほどお話もありました全国に62カ所しかない特別史跡の一つ。山陰地方には唯一ということで、ここに先ほどの話でありますけども1,300年前にそういう文化といいましょうか、そういう史跡があった。法隆寺とかなんとかという話もあると思いますが、そこらの価値についてはまた教育長のほうで答えていただければと思いますけども、今回何でこれを取り込んできたのかということのお話をさせていただきますと、実際にこれは史跡の指定を受けたのは昭和の時代であります。限られた部分の史跡指定であったんですが、数年、去年、おととしだったでしょうか、社会教育課のほうから今GPSで空から宇宙といいましょうか見たときの航空写真といいましょうか、見たときに表土が流失していて境界が表面に出て見えるという話でした。そこのところは私有地になっておりますので、芝をつくられたりとか農地としての利用ということで、表土が出てくるということは耕していくと中の下に埋もれているものがだめになってしまうということがわかりました。それでこれを購入をすることを前提に考えるならば、当然文部科学省の力もかりながら、国の力もかりながら本当に保存していかなくてはいけない部分はどこなのかという測量もしていかなくちゃいけませんし、そのために予算をお願いするときの計画ということで今の特別史跡の活用計画というものをつくって国に申請し、ことしの6月21日に追加指定を受けたところであります。  第1期の5年間でやっていくことは、まずは盛り土をしてその下に埋まっているものを保存していくということが今当面のこの5年間の計画の中身だというふうに思っております。答弁は以上で終わります。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 斎尾廃寺の琴浦町としての価値観ということでありますが、町長答弁にもありましたように山陰唯一の特別史跡ということで、私は国宝にも並ぶものであるというふうな認識をしております。琴浦町はこのような特別史跡を有していることは誇らしいことでもあり、歴史教材としても大変重要な価値を持っていると考えます。  保存整備の状況でありますが、昨年度保存整備に向けての発掘調査を行い、報告書を刊行いたしました。八寺の墨書土器が出土したことから当時の寺の名前も判明し、追加指定に向けての新たな価値づけができたと考えております。  今後の活用計画でありますが、教育分野を初め多方面での活用のために斎尾廃寺跡の実態解明に向けた発掘調査をさらに継続的に計画しなければいけないと思っております。今後の調査に基づいた最新情報を発信し、活用を図る所存であります。 ○議長(小椋 正和君) 押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) ありがとうございます。  早速2018年、19年の第1期の5年の中で成果も出てきましたし、また具体的な動きもあります。  そこで、先ほど町長も教育長もおっしゃいましたように国の宝以上のものだということなのですが、実は去年、私が一番最初の質問でも申し上げました。ただし、私がまだ新人だったために回答いただくということを忘れて提言だけ、お伺いだけしたわけなんですが、その一つが先ほど町長もおっしゃいましたように指定されたのが昭和27年です。私の年と一緒なので、57年間にそれだけの期間がたっているにもかかわらず、入り口の県道には案内標識があるけれども国道には一切ない。国道の国交省の標示板というのは非常に昔は面倒くさかったんですが、去年申し上げましたときにも例えば赤碕の鳴り石の浜なんかはすぐに変わることができた。国交省もそういう態度になっている。そして県に聞きましたら、じゃそれは誰が申請するんだと。こういうものであれば教育委員会がするものですよというところまで一般質問で申し上げました。また1年たってるわけですが、どういうふうになっているのか。私自身が伺いませんでしたので、答えを得ることをしませんでしたので、1年かかってお答えをお聞きしたいと思います。標識板について。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 標識板について先ほど押本議員がおっしゃったところで、私もちょっとその話はあったことは記憶しているんですけど、教育委員会が言えばという話であれば教育委員会のほうから今の現状は答えさせたいと思いますけども、質問の中でありましたこれから文化財ということが観光資源ということで考えていかなくちゃいけないということでいけば、当然そういう案内表示ということも出てくると思います。これも今回の議案で提案させていただきますけども、観光戦略をつくっていくための予算もお願いしております。観光戦略をつくっていく中でただ単なる文化財の話ではなくて、そこの物語ということは文化財的な話もあるでしょうし、観光的な意味で人が寄ってくるその魅力は何かということがまさにお宝を磨いていくことだと思っておりますので、そういう観点で標識も考えていきたいと私は思っています。 ○議長(小椋 正和君) 村上社会教育課長。 ○社会教育課長(村上 千美君) 今現在要望とかを行っておりませんので、国道のどの位置が案内板に適しているか等をこれから検討しながら、要望を行うことを考えていきたいと考えております。 ○議長(小椋 正和君) 押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) いずれにしても、考えていきますということは実行していただけるというふうに思います。  ただ、実際に現場に行ってみても空から見れば別ですけれども、じゃ斎尾廃寺って一体どんなんだったんだろうと。現地に行って見えないわけですね。この計画の中にもありますが、将来的な計画の中にはありますが、どんな見せ方があるんだろう。今、世界遺産なんかでも復元ということが非常に困難になっております、見せるということでね。それは一方でバーチャルリアリティーとかなんとかで見せることが可能になってきた。そういう世の中であるということからそういう状況も出てきてると思うんですが、その将来的な見せ方ということでどういうふうに考えていらっしゃるか。将来的なことですので第3期ぐらいになると思いますので10年15年先の話ですけれども、その可能性も含めて伺いたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 10年15年先の話なら文化財の話でいくと、そういう話になると思います。観光戦略ということでいけば、ことしのうちに戦略ということでどういう位置づけになっていくのかということはいろいろ聞きながらやっていくんですけども、たまたまちょっとお話があれですけれども、あそこに行ってみて何がいいのかということをある人と話ししてました。確かにその下に埋まってるものに対して想像していくということも大切なことであり、歴史を学ぶということなんだけども、あすこに立ったときに私も思ったんですけど、やはり先人さん、1,300年前の人は何であすこにしたのか。風景がすばらしいと思います。大山が一望でき、あの風景はあそこに行かないと感じられない。今、観光のはやり言葉はパワースポットだとかインスタ映えするだとか、そこに行ってみてそこにしかないものということでいけば、それも一つの考え方だなというふうなことも思ったりもしております。例え話で申しわけありませんけども、そんな形で観光の一つの魅力をアップしていけばと思っています。 ○議長(小椋 正和君) 押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) 先ほど町長がおっしゃいましたその場所に立つということは、実は倉吉のほうで国庁跡のところで同じように背景に大山が見えて、こちらの大山とはまた姿は違いますが、そして広大な豊かな豊穣な土地が見える。そこに立つと1,300年前、山上憶良がどういうふうに思ったんだろう。そういうことに思いをはせていくと云々というふうなお話がありましたのでそれとまさに一致すると思うんですが、ただ一般的に言うとやはり見えにくいということで一つの御提案でございますが、最近サーカスの中で虎やライオンとかゾウとかということをショーで見せるということが非常に動物の虐待だということで、最近ドイツのほうであらわれていますのがホログラムを使ってサーカス小屋の中で見せていくというのがあるそうで、随分今はやっているそうでございます。そういうことから考えると、斎尾廃寺の復元のそういうホログラム、あるいはそこに入っていくというふうなことも将来的には考えられるんではないかというふうに思いますが、想像の話ですがそういったことはいかがでございましょうか。御提案でございます。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) おっしゃる、結局技術革新が起こっていろんなことが起こってくるということで、そういうものも取り入れてやっていくということは非常に大事なことだと思いますし、やはりそういう点であそこに行って見ることができる。私は、もう一つはあそこに行ったらこれが食べられる、食ということが一つの魅力なのかなとも思ったりもしているところです。 ○議長(小椋 正和君) 押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) あそこに行って古代食を食べるとかということもあるいはあるかもしれませんね。  そこで、今伺いましたことは非常にハードのほう、目に見えるものあるいは看板、あるいは復元するもの、そうやっていわゆる一般大衆が見やすくする、わかりやすくするというふうなことの御提案を幾つかさせていただいたわけなんですが、これはハードのものです。しかし、そのハードは非常にそれこそハードルが高い。非常に難しい、お金もかかる。  もう一つは、やはり先ほどあの大地に立ってみていにしえを思うというふうなことを町長はおっしゃいましたけど、そういったソフト面の戦略というのはできるんじゃないか。  そこで、一つの御提案でございますが、白鳳祭でございます。白鳳祭をそのいにしえを思うことができるような仕掛けの中でやっていく。実は今から随分前ですが、15年前ですね。それこそ平成16年、川本正一郎議員が白鳳祭について当時の米田町長に尋ねられました。白鳳祭の資金源は地方創生の1億円の資金だと。その中からやっていくんだよ。それは間違いないですね。平成16年の場合で、残が8,000万ぐらいあったんじゃないかというふうに尋ねられております。それに対して米田町長は、白鳳祭はそのとおりだと。その1億円の資金の中からいわゆる祭事や人材育成をやっていくんだと。そういう位置づけをやっているんですというふうにおっしゃっていまして、実際に事前の資料請求で当時東伯町のまちづくり基金条例という名前だというふうに米田町長おっしゃっています。そのときの残高が8,894万3,814円。これと合併時にこれを赤碕の資金と合わせて名前は琴浦町地域活性化基金ということで、当時合併時に合計2億783万5,000円あったというふうな答弁のそのことがあります。  川本正一郎議員は、そのときに大体年間に400万使うと。400万使えば、1億であれば25回はできるわけですね。25回ということは、今15周年ですから単純計算すればあと10年は資金はあるはずだ。白鳳祭についてね。米田町長はそういうふうに使っていくもんだよというふうな川本正一郎議員の問いに対して、いや、そうだよというふうなことをおっしゃっております。  これが今も続いているかどうかわかりませんけれども、白鳳祭をやめるというふうな話もあるわけで、そうするとちょっとおかしいなというふうなことも思ったりしますし、あわせて白鳳祭を国の宝でもある斎尾廃寺遺跡のソフト面の戦略の一環として捉えるといったことはできないものでしょうかというふうなことの御提案でございます。どういうふうに考えられますでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 質問通告の中に白鳳祭という話は書いてあって、財源がということまで想定は、後のほうでまた答えることになるかと思いますけども、今おっしゃったまちづくり基金が幾らあるのかということはまた別途答えることになるかと思いますけども、財源という点での話と、それからそれはちょっと置いて今回は斎尾廃寺の話でお答えさせていただきますけども、白鳳祭の中でも確かにそういう形の取り組みはあったと聞いております。もう29回。1回中断がありますので30年近く続いておる中で、スタート時点かいつの時点かわかりませんけども、あそこで手作業で火をおこして、それでたいまつをつくってたいまつ行列をしたんだという話は聞いておりますけども、そういう点でここの位置づけをそういう形で、火をおこすだけじゃなくてたしか衣装もそういうふうなことをされたという。それは町民の方のそういう努力といいましょうか、汗をかく部分があっての話だと思いますので、町も含めてそういう形が一つの宣伝といいましょうかソフトということでいけば確かにそういう方法はあると思いますが、その点、いろんなやり方、この廃寺跡の見せ方、宣伝の仕方、いろんな方法がある中の一つと考えます。 ○議長(小椋 正和君) 押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) まず、資料請求で残は合併時2億あったものが現在は2,347万8,000円というふうに伺っています。お金の問題だけではございませんので、先ほどおっしゃいましたようにソフトの戦略の一環として考えていただければありがたいと思いますし、そういう形での展開もあり得るんではないかと。したがって、それに関しては商工観光あるいは教育委員会が合体して文化庁の進めてるように、あるいは県が知事部局と教育委員会が合わさって考えているような戦略を立てていただきたいというふうに思います。  それでは、斎尾廃寺の分は以上にいたしまして2番目の通告の分でございます。2番目は人権問題の取り組みということで、人権問題と同和問題というのがごっちゃごちゃになっていますので、その辺を明らかにしたいという意味合いでございます。  それで法務省で人権問題の課題はというふうなことでホームページを見ますと、順番で申し上げます。10数個ありまして、女性問題、子供の問題、高齢者の問題、障害のある方々の問題、そして同和問題、アイヌの人々の問題、外国人の問題、HIV感染者・ハンセン病患者等の問題、刑を終えて出所した方の問題、逆に犯罪を受けた犯罪被害者の問題、インターネットによる人権侵害、ホームレスの問題、性的指向の問題、性同一性障害者の問題、北朝鮮拉致被害者の問題、そして人身取引の問題ということがございまして、そのほかにも今回提案されます認知症を得た場合の方の、受けた方の人権というか権利が失われるということもあったんですが、これは既に通知が出て今回補正でも上げられていますので、一応いいはずだというふうに思います。そして、法務省のところで新たにパワーハラスメントのことが上げられておりました。  こういうふうなさまざまな問題があるわけなんですが、この主な10幾つの法務省の上げる人権課題について、いろんな問題があり過ぎるほどあるんですが、それについての人権問題に対する町長方針といいますか、そういったものがあればお伺いしたいということでございます。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 御質問の回答です。  その前に、先ほど法務省でいろいろ10数カ所ある中のということで、今回条例の改正をお願いしているのは後見人の話でありますので、差別的な人権的な話ではないということで御理解いただきたいと思います。  人権という点で、先ほど法務省の話もありました。例に挙げられた中の項目も時代によってだんだんと追加されてきた部分があると思います。人権という一言でくくる中でだんだんとふえてきているというのが現状だと思っておりますけども、私はこの琴浦町の人権の一つの大きな柱というのは条例だと思っておりますが、平成16年に制定された琴浦町部落差別撤廃とあらゆる差別をなくする条例、あらゆる差別ということでの位置づけと思っておりますので、その中で項目が細分されていく中の話ではあると思います。  ただし、町民憲章でも宣言しておりますけども人権が尊重されるまちということで、その点でそのことも大きな柱といいましょうか、一つのよりどころといいましょうか、思っております。それを具体化していくための条例だと思っています。 ○議長(小椋 正和君) 押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) 先ほどの町長の御答弁はちょっと私も想定外がございまして、ちょっとだけ伺います。  町長は、全てのこの人権問題の柱は自分はあらゆる差別をなくする条例だというふうにおっしゃいました。そこの平成16年に合併時にこさえられた分です。そんなに長い文言じゃございませんが、条項ではございませんが、その10章か何かあるうちの5つに部落問題初め、またどっかに行くと部落問題初め、8項目のうち5カ所、部落問題初め。部落問題がトップだよと。人権問題も、いいですか、法務省がこの10幾つあるうちの4番目に上げてるのが部落問題ですよ。そんな人権問題の考え方はありますか。これは私ちょっと質問、想定外のお答えだったのでお聞きしますけれども、部落問題はたくさんある人権問題のうちの一つでしょ。あらゆる問題が同和問題で片づくんですか。それでこれだけの10幾つのものを上げたんですよ。  しかも、そのあらゆる差別云々かんぬんの条例は平成16年です。その後に人権を推進しようという、正式文言忘れましたよ、いう法律ができてるじゃないですか。条例じゃなくて法律ですよ。そこにはそんなこと書いてないですよ。部落問題初めみたいなこと書いてないですよ。これは見直しが必要じゃないですか。先ほどおっしゃいましたので、ちょっとあわせてお聞きします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 基本となるものが条例、平成16年と言っておりました。確かにそれ、私はそう思っています。それを具体化していく中で、総合計画というものをつくります。その中、琴浦町あらゆる差別をなくする総合計画、その中に今の新しいものが入ってきたりということで今2次の総合計画だと思っておりますけども、それを来年、再来年に改定していくということで、おっしゃったその順番が法務省が言っている1番が大きいからという、そういう順番では私はないと思っています。ですので新たに出てきている問題については総合計画の中で取り上げておりますし、男女共同参画だとかそういう位置づけも入れております。性的な話も入れていると思いますが、その年が進んでいく間に新たに入れていくことはあって、ただ今おっしゃっている16年のタイトルがという話は16年当初制定された条例名ですので、条例の中の条例の条文の中に幾つかあるとおっしゃればそのとおりだと思います。平成16年当時はそういう条例が制定されている。ただ、具体的にその年度ごとに変わってくることは総合計画の中で運用されていくというふうな認識をしております。 ○議長(小椋 正和君) 押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) 先ほどの私の質問も想定外でございましたので、本来のことに返りたいと思います。  軽く先ほどありました10幾つの中のものの目に見えてるようなことを少し伺いたいと思います。  女性問題の中で、この田舎ではあんまりありませんが、山陰合銀ぐらいだと思いますけれども、女性の場合はパンプスを履かないといけないというふうなことがありまして、そういうふうなものがパンプスノーということで全国的には問題になっておりました。職員の皆さんはみんなフリーなのを履かれてるとは思いますけれども、それについてはどういうふうに考えられるかということがその女性問題に関してと、もう一つはつい先日のニュースです。日本女性会議というのが毎年あるんですが、22年度に倉吉で開催されるということが決まりました。甲府市で。これについては、20年、21年、22年ですからまだもう少しありますけれども、事前準備として多分琴浦にも要請が来るだろうと思います。予算化等も含めて考えていただきたいと思いますが、まずその女性問題についてその2点をお伺いしたい。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) ちょっと日本女性会議は2022年の話ですね。 ○議員(4番 押本 昌幸君) はい。 ○町長(小松 弘明君) わかりました。  ちょっと具体的な話でパンプスの話、靴の話ですよね。靴の話、確かに新聞で読んだ気がするんですけども、誰が禁止したのか、誰を対象として禁止というかだめって言ったのかちょっと私記憶が定かではなくて、そのパンプスが何が悪いのかということの今回の質問の女性の中からそこが出てくると私はちょっと今答えるものを持ってないので、ただその女性問題としてそれが取り上げられたことは承知しております。何が問題だったのかは承知してないので、答えれないということで勘弁いただきたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) 新聞記事を見ていただきたいと思いますし、あるいは職員の方等であるやもしれませんので、一応これから職員の方々と接するときに考えていただきたいと思います。  まず、不自然な立ち姿勢ということと、それから誰が命令しているのかというのは町の場合は多分服務規程ないと思いますが、会社の場合に一部上場の会社なんかがそういう女子の制服とか履物とかもう細かい規定があるわけですね。ヒールの高さは5センチ以上ないといかんとか。そういうことがあって、フリーな格好は格好いいところはそういうことはしてないんですけれども、ほとんどのいわゆる一部上場企業等はそういう規定があります。そうでなければならないというふうになってるので、それが健康被害にも、あるいは頭痛等にもなってるということですので、それを踏まえた上で女性職員の方々に対応していただければよろしいかと思います。  それから、子供、高齢者の問題もありますが、直近のことで言います。障害のある方ですね、最近のニュースで言いますと生まれる前にダウン症であるとかないとか診断して、それを特定の病院じゃないとできないようになってるにもかかわらず民間で簡単に検査してしまって、出生を取りやめるというふうな事態が発生してるということなので、この辺は琴浦ではないのかなというふうに思いますが、基本姿勢としてそういうことはどういうふうに考えられますかということ。それ一つ。
     それから、やっぱり障害のある方、一つは目の見えない方、今、広報委員ですので申し上げますとフォント、活字、明朝なんか特にそうなんですが、UDフォントというのが今できております。パソコンでもウィンドウズ10からは無償で入っております。したがって、今まで出しておられました町の文書等もUDフォントを採用していただいたら読みやすいかと思います。必ずしも町長説明のように大きな字で印刷しなくても、UDフォントであればもう少し小さい字でできると思いますので、そういうことを広報でも当然ながら考えていただきたい。  それから、議会だよりは白黒2色なんですが、町報の場合はカラーですね。フルカラーです。その場合に、色覚の違いで見えない方がある。赤、緑、これが重なったりすると真っ黒で何が書いてあるか読めないというふうなことがあるそうですので、その辺もトップのほうがそういうことを念頭に広報担当等に指導していただきたいということです。  あと吃音のこともありますけどとりあえずそのことと、先ほど町民憲章がありました。皆さんの机の下にも入っておると思います。この中の3項目め、1つ、元気な声が響くまち、心身ともに健やかで明るいまちをつくりましょう。心身ともに健やかで、じゃなければならないのか。人権のまちがそれでいいんか。町民憲章にうたっていいんですか。心身ともに健やかじゃなきゃ町民じゃないの。それもこの間も皆さん、議員も職員の方も読み上げましたね。15周年でも読み上げました。ほかのことはいいです。この町民憲章のこの第3項目について、町長のお考えを伺います。 ○議長(小椋 正和君) ちょっと暫時休憩いたします。                午前11時26分休憩       ───────────────────────────────                午前11時26分再開 ○議長(小椋 正和君) 会議を再開いたします。  小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 答弁漏れがありました。  女性会議、2022年に開催されるということで対応するかどうかというお話でしたけども、まだそういう照会が来ておりませんので、照会が来次第、どういう規模でやられるのかというのもわかりませんし、全国会議なのか世界大会なのかということもわかりませんが、そこが照会がまだ来ておりますので、またその来たとき判断させていただきたいと思います。  最初にありました障害のダウン症の話、状況、町内であるのかないのかということはちょっと把握はできてないと思います。それは医療的な話もあって、何かチェックができるかというのはちょっと無理だと思います。  基本的な考えとして、障害を持っていらっしゃる方に配慮していろんなことを施策を考えるべきだというお話だと思いますのでまさにそのとおりだと思いますが、それ以上の具体的なところは答えができないということで勘弁いただきたいと思います。  町民憲章の3項目めの心身ともに健やかでということで、私は言葉のあやだと、あやと言ったら失礼ですけども、多分これ琴浦町の町民憲章ですから、15年前の平成16年の合併時につくられたことだと思います。言葉の一つずつについて、それぞれ検討されてこの言葉ができておると思います。憲章ができておると思いますけども、私は確かにそこをどう捉えるかというところはありますけども、これ全体的に今回改めてこの15周年のときに感じて、それを言葉にしてお宝という話もさせていただいたんですけども、全て最後の言葉が「つくりましょう」ということをうたっています。これは町民の皆さんがこういう形で努力しましょう、あるいはやろうということでの憲章だと思って改めてこの憲章を見させていただいて、今の元気な声が響くまちということをつくりましょうということだと理解しておりますので、今、押本議員がおっしゃる「心身ともに健やか」という言葉がどこがという、どこがと言うと変ですけども、表現として私は元気な声が響くまちをつくりましょうということで理解しております。 ○議長(小椋 正和君) 押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) 別に私も差別マニュアルを言うわけじゃございませんが、やっぱりいろんな可能性がある。誤解を招くような表現というのはやっぱり避けるべきだというふうに思います。いちゃもんつけりゃ幾らでもいちゃもんつけられますからね。そういったことが差別マニュアルにはないとは思いますが、このことも障害者から見れば自分たちは排除されている、可能性がないと。まして元気な声でも出せないと。しゃべれない方もあるわけでしょ。だからそういった人のこともあらゆる人のことを考えた上で、こういった憲章というものはつくられなければならない。平成16年のときには考えられなかったかもしれないけれども、御検討を願いたいと思います。  残りが少なくなってまいりました。それであとたくさんのこともありますが、一つは最近はやりのLGBT、回答書はどっか間違ってますよ。WGTだかなんとかってありましたから、もう一遍検証してくださいよ。それに答えてる、一般質問の答えをやってる人。性的指向と性同一性障害者ということで、最近はSOGIとLGBTというふうな使い分けがされております。  その中でこの該当者が大体8%ということで、世の中、世界のどこも。言ってみれば、8%という数字はどういう数字かといえば、血液型で言えばAB型の人、そして右手、左手のきき手のことで言えば左ききの人、この人の割合が大体LGBTと同じような割合でいらっしゃるということはこの中にもいらっしゃるかもしれないし、もしかしたら私かもしれないし、カミングアウトはしませんけど。それから、学校でも多分いるだろう。学校は特に聞いたことがあります。スカート履くの嫌だと。何でスラックスあるいはズボンがないのかというふうな話をかつて聞いたことがございます。  そこで、やはり企業のほうが早いわけですね、こういったことに関してね。倉敷が学生服のメッカといいますか、たくさんつくってるところですね。そこでシェア7割の岡山で性差の少ない制服を開発してるんですよ。メーカーのほうが早くやってるんですよ。もう既に対応できるようにしてる。これについて、特に中学校の制服について将来的に、そういった現状があるということで中学校の制服についてどういうふうに考えられている、あるいは考えられようとしているのか伺いたいと思います。町長でよろしければ町長、でなければ教育長に伺います。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 今おっしゃいましたLGBTということで、8%というのは統計をとるとそういう話になる。疫学的にという話になるかと思いますけども、当然人間は生物ですから生物多様性ということで、そういう疫学的な話をすればそういう話になると思います。  ただ、今ここで大事なことは、人権も含めてですけどもそういう少数ではあるけどもその方たちにどういうふうな配慮をするかということでの質問だと思いますけども、制服をどうするかということはちょっと私は何とも答えようはありませんので、ただ配慮という点で人の気持ちに寄り添っていくということが今考えなくてはいけない。結構人の気持ちを考えずに発言したり、それから行動したりということが人権が侵されるという話のことだと思います。ですのでそういう抽象的な答えになりますけども、そういうことで制服云々については教育長のほうから答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 通告書には私の名前がないんですけども、LGBTの御質問でありますので詳細について今ちょっと検討中ですので、担当課長のほうから答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 長尾教育総務課長。 ○教育総務課長(長尾 敏正君) 現在、校長会の中でジェンダーフリーの制服を検討しておるところであります。まだ詳細は決まっておりませんけれども、例えば女子生徒が自転車に乗る場合であるとか、それから階段の上りおり、それから冬、こういった場合にスラックスが履けれるようなそういった形に変えていってはどうだろうか。先ほど言われましたLGBTの問題にもかかわってくるかとは思います。ただ、これだけで問題が解決するとは思っておりませんけれども、まずは制服から見直していこうということで現在検討中であります。以上です。 ○議長(小椋 正和君) 押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) 合併もトップを切ったので、そういったことも琴浦がぜひともトップを切っていただきたいと思います。  それから、最近はやりのパワハラでございます。これは仕事、いわゆる勤務先ではよくあると思います。上司が机をたたいて部下を叱る、あるいは公衆の面前で叱る。これがパワハラということで、合銀はそういう内部システムで告発システムをつくっておりますが、役場ではつくってあるでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 時代によっていろんな話が出てくることで、この実際に相談ということで、私はこれはということを思った職員が相談する窓口ということでの窓口設置はさせていただいておりますし、何か私はパワハラを受けたと思うと言っては変な、そういう駆け込みの相談窓口は設置しております。 ○議長(小椋 正和君) 押本昌幸君。 ○議員(4番 押本 昌幸君) トータルで申し上げます。やっぱり障害のある人なんかはそうですけど、異質なものを排除するというのが根本にあると思います。これは同じもの、今、梨ですから言えば梨は同じ形のものが便利だという形で、大体明治以降なってると思います。そういったことにならないように気をつけていきたいというふうに思います。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。       ─────────────────────────────── ○議長(小椋 正和君) ここで暫時休憩したいと思います。再開を13時からよろしくお願いいたします。                午前11時36分休憩       ───────────────────────────────                午後 1時00分再開 ○議長(小椋 正和君) 会議を再開いたします。  午後より桑本賢治君と前田智章君が所用のため早退する旨の連絡がありました。  通告2番の質問が終わりましたので、通告3番、角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) それでは、質問のほうを始めたいと思います。  健康寿命日本一を目指すまちとしての施策についてということで、健康寿命に関する質問を3つしていきたいと思います。  それぞれカテゴリーが違いますので一つずつというふうに思ったんですけども、まずは通して質問を読ませていただきます。  第1、新規農業者の目玉としてゴツコラ、これは和名はツボクサといいますけども、の栽培研究に産・官・学全体で取り組んでみてはどうかということです。これ何で健康寿命かといいますと、最近この草は注目されておりまして、WHOでも認証されていますけども食べるIQと言われまして、脳の活性化に非常にプラスになる。言ってみれば認知症の予防、それが健康寿命を延ばす上で非常に重要なことではないかということで質問します。  第2に、健康寿命を考える上で視力の衰えを外すことはできない。その一環として、サングラスの励行と町による眼科検診の推進についてということで質問します。  これは加齢による黄斑変性であるとか白内障であるとかそういうものが国民病のレベルまで来てると思いますので、それをリスクを少しでも下げるための一つのやり方としてサングラスを使ってみてはどうか。あるいは町の検診をしてみてはどうですかというような話です。  3つ目は、温水プールを求める声を耳にするが、将来的に町として持つ考えはないのか。また、既設のものとして廃校のプールを利用できないかということもあわせてちょっと問いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 健康寿命を延ばすということでいろいろ施策を打っております。議員の提案のありました3つ、新たな薬草の話とそれから眼科の話、そして温水プールの話ということで、まず草の話でいきますと、薬草の話で食べるもので健康ということでの注目点はあると思います。私も健康寿命の一つのやり方として食べることということがありますけども、いかに栄養をとってということだと思いますが、薬草のことについてはまたこの後の追及でお答えしていきたいと思います。  健康寿命の点で、視力ということでの眼科検診ということではあります。これは一言で言えば確かに目が見えるということは大切なことですし、健康の一つの指標といいましょうか、考えではありますけども、今言われたことが客観的な検証としてエビデンスということをよく言われますけども、それがどうなのかということを考えながら対応していかなくちゃいけないなと思っております。  温水プールの話につきましては、以前から、以前というか昔からと言ったほうがいいかもしれません、温泉の利用ということで温泉を掘ればという話があったり、そこでプールの話が出てくるんですけども、廃校のプールを利用してというお話のところで申しますと、やはり既存のものを使うことは有効なんですけども、そこは温度をかけなくちゃいけないという、熱を加えなくてはいけないということで、温泉を掘るということもありますが、夏場はいいとしても冬場の温度管理とか非常に難しいことがあるという認識を持っております。以上です。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) では最初に植物、ツボクサのことについて追及していきたいというふうに思います。  ツボクサの効能ということで、ツボクサはゴツコラと呼ばれ、あとセンテラというような名称もあると思いますけども、インド、南アジア、東ヨーロッパなどが原産の植物で、この植物の葉の部位が西洋ハーブとして利用されます。歴史はとても古く、先史時代、5,000年以上昔の時代から利用されていると言われています。また、インドでは伝統治療であるアーユルヴェーダに最も重要なハーブの一つとして愛用されている。中国でも古くから利用されており、2,000年前に編さんされた「神農本草経」にも記載があるということです。中国のほうは漢方の考え方で似類補類という考え方があるそうで、それは形が似ているものは体のどこかに、その部位にきくのではないかというような考え方が漢方の基本の中にあるそうです。  それでいいまして、ツボクサという草は今ここに持ってきておりますけども、これが本当に近所で生えている、路地で生えているツボクサでございますけども、よかったら回してください。これは生食でもいけますし、それからいわゆるサプリメント、お茶にしてみたりとかそういう部分でも全然いけるというようなものでありまして、効能に関しては非常にラットなんかで試験なんかもされてまして、脳の神経細胞が7倍ぐらいになったというような実績もあるようでして、それがやっぱり町の健康寿命を延ばすという考え方と非常に合致する部分があるんじゃないか。であるのなら、それを新規の農業者、都会から来る方々、田舎暮らしに憧れたり心機一転農業を目指してみたりという方がおられると思いますけども、そういう方に非常に可能性といいますか夢を与えるんじゃないかというふうに思うんですよね。そういうところで、町長の考えをひとつお伺いしたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 薬草の話で、新規就農者に勧めるかどうかということについてはちょっと疑問を持っております。というのは、薬草の効能というのは今までも町内で薬草を栽培して、これは健康寿命との絡みではないんですけども、特産品という形でできないかということはずっと模索をされております。結局野草に近いところで最近ではドクダミの話もありましたけども、ドクダミは生えているんだけども結局それをどれだけの抽出をして売っていく、商品として一次確保していかないかん話、薬のメーカーとのタイアップということだと思います。以前注目されたのは、国内産のもののほうが高くても品質がいいから海外で求めるよりもということで注目された時期もあります。今でもそうだと思いますけども、そういう形でつくることの簡便さのこともあります。ただ、商品としてどれだけの価値があるかということの取引の話が最後に出てきますので、取引相手がはっきり決まって、あるいはこういうものができたんですけどもということで持ち込んでいうことがまずスタートになってくると思いますので、つくるつくらないという点で簡単だからということでの新規就農者、夢という点で決して夢を摘む話ではないんですけども、よく考えて進めなくてはいけないということであります。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) 実行することは当たり前の話ですけども、この草の可能性というものを私自身も非常に感じておりまして、やっぱりさっきの話じゃないですけども新規就農者の方、今1人以西のほうに入っておられると思いますけども、1年近くたちますかね。たまたま彼の話を聞く機会がありまして、やっぱり従来型の踏襲、徒弟制度といいますか、昔の技術を踏襲するような、技術は教えられるもんじゃない、盗めと言われるような農業のちょっと古いやり方に彼自身も戸惑っておりまして、ちょっと何か先が見えてないというような状況になっているような気がします。やっぱり呼ぶ以上はその町のほうにも、少なくとも40近くになって人生かけて来てるんですからね、だからそれに対してやっぱり誠意を持った対応をするべきだと思います。  ちょっと話がそれちゃいましたけども、この草に対する可能性というものは生食でもいけますし、そんなに加工する必要もない草なんですよね。サラダでもいけます。卵とじでもいってますというようなことで非常にポピュラーな草なものですから、ただ日本ではまだ余り取り扱われてない。日本で農業としてやってるところは奄美大島に1軒あるらしいですけども、それぐらいでまだ日本では農業としての作物としては普及してないということですから、そこにやっぱり先覚者利益というものがあるはずなんですよ。だからやっぱりひとつ考えてみて、取り組んでみるというだけの価値は私はあると思いますけどいかがですか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 今の話で、以前もそういう話はたくさんあるんです。効能のこういう話があってということで、昔、山間部でつくっていたから今もできるという話もあったりするんですけど、結局なぜ定着しないのか。そこのところが考えなくてはいけないということだと思います。ドクダミの話もそうですけども、ドクダミの効能はわかってるんだけども、何で商品あるいは商売にならないのか。新規就農者がそれ専業では、いろんなものをつくるということでのお百姓という話がありますけども、そういう一つのアイテムということで考えることは結構だと思いますけども、専業でやるということは非常に難しい話だと思いますし、いろんな手だてを収入のもとを見つけるという点では薬草を否定するものではありません。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) やっぱり一つのことにこだわっていてもしようがないですから、それは確かにいろんなものをつくって、今、若い人の間でハーブなんていうのはやっぱり割と定着してますけども、やっぱりそれは一つのものじゃないし、やっぱりいろんなものをつくって、その中でニーズになるものを判断していくとか、そういうやり方が収入だと思いますけども、何度も言うようにこの草に対しては非常にこれから伸びていくという可能性を感じますので、ひとつ検討の材料として扱ってやってもらいたいというふうに思います。何かありますか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 私の経験で言って、今の話でまずつくってみればいいと思います。つくってみて結局なかなかできなかったり、それからできたものも商品として取り扱えるかどうかといったときに、持っていったときにいやこれはという話が今までたくさんあります。まずは否定はしません。つくってみたらいいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) 食べるIQとかというふうに言われてまして、非常にこれから注目されるはずだと思います。これ生食でもいけますので例えばスムージーとかというような食べ方もあると思いますけども、そういうもので琴浦の例えば物産館ですか、道の駅に行ったらあすこでちょっと頭がよくなるスムージーがあるらしいでって、飲んでみようやというような話もあると思います。やっぱりそういう戦略の仕方もあると思いますので、ひとつ検討をいただきたいというふうに思います。  では、次の質問をさせていただきます。健康寿命を考える上で、サングラスの励行と町による眼科検診についてということでございますけども、なぜこれサングラスって特定して言うかといいますと、何かサングラスって意外と偏見ではないですけどもちょっと室内でかけてたら失礼であるとか、女性の方はちょっとかけにくいようなところがあったりとか、農作業のときにサングラスなんかかけてられないとか、ちょっと微妙な偏見みたいなものがあって使用しづらいような気がするんです。  ちょっと私も失礼して今サングラス持ってきてますんでかけさせてもらいますけども、そういうことで偏見といいますかね、そういうものをとりあえずは取っ払ってもらいたいですよね。そしたらもう外での紫外線、それから中で仕事をする場合のブルーライトなんかもやっぱり目に非常に悪いらしいですよね。そういうものに対応するために、皆さんが気軽に使えるために、できたら町長が最初に率先してかけてもらいたいぐらいです、私はね。  ひとつそのことを考えていただきたいのと、紫外線による白内障の影響というのは20%ぐらいだというふうに言われてますけども、白内障の発症率ということで40代が10から20%、50代が60%、60代が70から80%、70代が80から90%、90以上になると100%というふうになっています。なお、もうここまで数字が出る以上はもう国民病ですわね。白内障も進むとやっぱり視力が非常に落ちますので、それがやっぱり外出の妨げになったり行動の折に支障が来たりということで、やっぱり大きく健康寿命というものに影響すると思います。ですからそれをやっぱり抑止するためにも町のほうで検診をしていただけたらというふうに思うんですけども、いかがですか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 町の健康診断の検診のことについては担当課長に答えさせますけども、今ちょっと話が2つあると思います。サングラスのかけることについての話と、それから病気の話、白内障という話がありましたけども、白内障の手術をされた後に光線を制限する意味でサングラスを勧められるというのは承知しております。ただ、前段にサングラスをかけることによって白内障が予防できるのかどうかという先ほど答弁しましたエビデンスというものがあるのかどうか。ファッションの話と予防の話とをちょっと区別して考えなくてはいけないと思います。  町で検診してる中で、眼科検診はどういうふうに取り扱われているかということについて担当課長に答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 藤原すこやか健康課長。 ○すこやか健康課長(藤原 静香君) 検診時の眼科検診についてお答えします。  現在、町が行っております検診の中で、眼科検診は全ての方には行っておりません。医師が血圧が高いですとか糖尿病の疑いがあるというようなことで、眼底出血のおそれのある方については医師が指示をされて、その必要と思われる方については眼科検診、眼底検査を行っているというような状況でございます。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) 白内障に関して、紫外線が影響するというのをそのエビデンスを示せということですけども、いろんな文献を読んでみますけども、やっぱりそれはあるようですよ。詳しい数字というのはまたちょっと調べて出そうと思えばまた、ちょっと時間かかりますけど、それはね。あるのはあるということらしいです。  あと加齢性の黄斑変性、これもやっぱり年をとるに従って出る目の病気らしいですけども、それも紫外線が非常に影響しているということらしいです。  そういうことを考えて、だからサングラスしたいんだけどもちょっとなというときにカジュアルな気持ちでできるように、そのバイアスじゃないですけども、皆さんがそういうものをもっと普通にできるようなことを奨励していただければというふうに思いますし、一番いいのはやっぱり町長がかけられるのが一番いいと思います。いかがですか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 健康の話で言ったときに、サングラスをかけることによって何かの効能がある。確かに今おっしゃるようなことがかけたときとかけないときの差があって、かけたほうがいいという話になればこれは医療器具の話になってくる。医療器具だったらまたそういう話のことがありますけども、ファッションの話をして私が率先してサングラスをかけるということは考えておりません。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) 私は軽く言っておりますけど、別にファッションの話をしているわけじゃないんですよね。紫外線による影響を防ぐためにはそのことがいいというふうに文献で書かれていますんで、であったらやっぱり励行したらいいんじゃないかというふうに思っております。  その眼科検診の件ですけども、さっきも言ったように数字的には国民病のレベルで目の病気というのは進んでいると思うんですけども、寿命が延びたということもあるかとは思いますけども。町のほうでは考えてないということですけども、今後そしたら検討される余地はありますか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 健康診断、今何を重点に置くかということは、やっぱり成人病予防ということがその健康寿命に一番直結してくるところだと思っていまして、眼科ということの眼科検診がどれだけの位置づけになるのかはまた検討しなくてはいけませんけども、今一番は成人病予防ということで、それによっての高血圧だとか糖尿病だとか透析につながっていくだとか、そういうことが今重点を置いてやっているところですので、そういう先ほどから何度か言ってますけどもエビデンスという根拠がちゃんとある話で眼科が絶対に必要、絶対にというか優先が今は低いとしても上になるということであれば検討していきたいとは思いますが、今そういう数字は持ち合わせておりませんので考えておりません。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) 私は医師の診断といいますか、そういう話を詳しく聞いたわけではありませんけども、町民の声として町の検診の中に眼科もあったらいいのになと言われる声はよく耳にします。ですからそういう意味においても検討をするだけの価値はあると思いますけども、1回言って簡単に通るというような話ではないと思いますんで、またいつかどこかで出したいと思いますけども、ひとつ検討をよろしくお願いいたします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 言葉の話であったらいいなということ、確かにそういう要望というのは従来あります。ただ、やはり重点を持っていかないと財政的にももたないことがあって、それで要求充足型ではないですよということを申し上げておるところはありますので、本当にもう全てフルセットであれば、何でもそろっているのがいい。それはそうなんですけども、それが今許されない財政状況になっているということを御理解いただきたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) 財政状況ということはわからないでもありませんが、しかし町長は健康寿命日本一のまちを目指すと宣言されとるんですから、その決意のもとにベクトルを合わせるというのがやっぱり一番大事なことだと思います。その意味において、私が今言ってることは全て健康寿命を延ばすための施策の一つだというふうに思いますけども、ちょっと私の考えがおかしいでしょうかね。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 私は考えを否定しているわけではなくて、フルセットである中でこれが効果的なところを重点的にやっていくということを申し上げているところです。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) どうかひとつ検討をよろしくお願いします。
     では、3つ目の質問に参りたいと思います。温水プールを求める声を耳にするが、将来的に町として持つ考えはないのか。というのは、やっぱり倉吉でありそれから中山もあるのかな、あと岸本あたりにもあると思いますけども、やっぱり健康寿命を考えて、自分の足腰のことを考えて町内の方で通っておられる方が結構あるように聞きます。その人たちがやっぱり同じものが町内にあればというふうに思っておられるみたいでして、さっきの話じゃないですけども、財政的なものが一番問題になるとは思います。今スクラップ・アンド・ビルド、今はどっちかといいますと町の仕分けの中でもスクラップのほうに重点が置かれているというふうに思いますけども、やっぱり将来を担う人たちのためにも、それから今まで一生懸命働いて税金を払って町を支えてきた人が引退してこれから老後というものを迎えると思いますけども、その一番層の厚い世代のためにもやっぱり町内に1つ温水プールといいますか、温水プールというよりも水中運動ができる施設ができたらというふうに思います。  私、もともと廃校のプールがもったいないから利用できないかななんていうふうに言ってたけど、これは私のちょっと短絡的な考えでして、なかなかいろいろディスカッションする中でそれはちょっと多分費用がかかるんだろうなというふうに思いまして、今、小学校のプールなんかでも非常に稼働率が下がって夏休みはもうほとんど使わない。夏休みの前後でもう暑い日はプールに入れないというようなことで、小学校のプールなんかが非常にあるのはあるけど使われてないというような状況が起こっているというふうに聞きました。  その中で、使われてないのなら町内で1つの施設にして、それで何とかそれを町民と共用できるようなことができないかなというふうに思うんですけども、ちょっとこの通告の中にはないのかもしれませんけども、関連としてそういう考えがあるんじゃないかというふうに思いますので、ちょっと町長の考えを聞かせていただけたらと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 質問のちょっと趣旨というんですか、学校のプールの話と温水プールの話と廃校のプールの話とちょっとごっちゃになっておるところで、私、答弁が違う答弁するかもしれませんけどそれは御容赦いただいて、温水プールは年間通じて使うことを前提としてるから温水プールだと思うんですけども、それは先ほど申しましたけどもやっぱり室内でないと無理だと思います。それは温度の話、熱源の話ということで、非常に難しい話だなということであります。健康のために水中で何か運動するということの効能というのはよく聞くお話ですし、それは確かにあったらいいなという話はあります。ことしの集落での意見交換の中でもありました。今は米子の温水プールに行ってるんだけども、今はそれでいいけども、車の運転ができなくなったときに近くにあったほうがいいなという話はありました。確かにあったらいいなであります。  それを今学校があいている時間をというとこれはまた別の話であって、学校の施設ということは学校が管理しております。設置主体は町が設置しますけども、子供との関係というのは非常にどうなのか。またこれも室内のプールはありませんので、今できるところはあったらいいなということでつくるかどうかということでいけば、今近くにある温水プールを利用していただくことが今お勧めの話であって、健康を伸ばすために温水の中での水中の運動がいいとすれば、それにかわる運動は何かないのかということで総合体育館でのトレーニングルームでのことだとか、体を動かす運動ということは決してプール1つではないと思っておりますので、健康のために運動するということは大事なことだと考えております。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) 健康のために運動をするのは大事、当たり前のことだと思います。  同じような争点になるんですけども、やっぱり水中で負荷をかけずに運動するというのは、これはエビデンスじゃないですけども多くのところで証明されているようなことだと思います。  それでまた今優秀なトレーナー、谷川さんですか、来られていろいろなトレーニングを実践され指導されてますけども、なかなかいい環境があるんですからやっぱり町の最終目標じゃないですけども、目指すところとして健康寿命を日本一のまちを目指すという宣言がありますんで、それに向かってやっていかれるのがやっぱり一番整合性があるような気がします。確かに費用的なこと、経済的なことはございますけども、必要であるという声が強い以上はやっぱり検討をしていただきたいというふうに思います。いかがですか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 温水プールをつくるかどうかという検討ということで言ったときに、健康であるために何が必要かという点でその一つの方法としての検討というのはあると思います。健康で健やかに過ごしていくことを目指すために何が要るのかというところで温水プールというのは一つはあると思いますけども、では全てそろえるということはこれは困難なので、何が重点かということでの今あるものを使っていくということで考える。この考えるということが必要だと思います。  検討というのはそういうことだと思いますし、それとつい財政的な話になって苦しい苦しいということを申し上げてしまう常があるんですけども、ない中で何を使ったらできるのかというスクラップの話がどうしても前面に出てきて、あるいは私らもとかくそのことを逃げ道のようにしてしまう面があるんですけども、それは確かに財政的に苦しいことはあるけども、ないことのやりくりをどうしていくのかということで、これを使えば健康が伸びていくというそこの重点を探していくということの検討ということはぜひやっていかなくてはいけないと思っております。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) ぜひひとつそのことに向かって整合性のとれた町政を邁進していただきたいというふうに思います。  最後に、今回の質問はツボクサそれからサングラス、スイミングプールというふうにくしくもしりとりの形をとっておりますけども、そのことに他意はございません。  最後に1つ、町長に健康寿命日本一を目指していると宣言されている以上は、不退転の決意をここでもう一つ伺って質問を終わりたいと思います。どうぞ。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 肩に力を入れて不退転ということまでは言いませんけども、今度のつくる総合戦略の中に健康ということが一つの大きな柱にすると思っておりますし、また避けて通るわけにはいかない健康寿命日本一というのは何かといったら、健やかに過ごしていく、介護予防になる期間を短くしていく、あるいはなくしていく。なくなるということは難しいと思いますけども、平均寿命と健康寿命の間が縮まっていくためには何をしたらいいかということで、健康というのは本当に大事だと思っております。 ○議長(小椋 正和君) 角勝計介君。 ○議員(2番 角勝 計介君) どうかひとつ町民の健康のために尽力なされますようにお願い申し上げまして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。       ─────────────────────────────── ○議長(小椋 正和君) 通告3番の質問が終わりましたので、通告4番、澤田豊秋君。 ○議員(6番 澤田 豊秋君) そうしますと、通告に従いまして今回は小・中学校の不登校対策について質問をいたします。  憲法第26条は、ひとしく教育を受ける権利を有する。また、普通教育を受けさせる義務を負う。義務教育はこれを無償とする。教育基本法第4条では教育の機会均等、第5条では義務教育が規定されています。しかし、家庭状況であるとか友人関係であるとか、あるいは学業の不振、また複合的な要因、さまざまな理由で不登校の児童たちは後を絶ちません。文部科学省の調査によれば、不登校の小・中学生は1997年(平成10年度)から2016年度(平成28年度)にかけて約12万人から13万人で推移していたものが年々増加をし、2017年(平成29年度)には14万人を超えたという状況であります。  鳥取県の状況を見ますと、小学校が2015年(平成27年度)には149人、2016年度(平成28年度)には152人、2017年度(平成29年度)が163人です。中学校のほうを見ますと、2015年度(平成27年度)が422人、2016年度(平成28年度)は458人、2017年度(平成29年度)が464人とそれぞれ増加している状況です。  こういった状況の中、2016年(平成28年)の12月に義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律、これは20条から成っているようです。略して通称教育機会確保法というふうに申し上げておるようですが、こうした法律が成立をし、教育機会の確保等に関する施策を総合的に推進することになりました。  そこで、町長と教育長に本町における不登校対策についてお伺いをいたします。  まず、1点目が過去5年間の不登校者数とその要因が何なのかをお聞きしたいと思います。  2点目が、2017年(平成29年)2月に義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保に関する法律、教育機会確保法が施行しました。具体的にどのような対策を講じてきたのかお伺いしたいと思います。この2月というのは、2016年12月に法律ができてその2カ月後に施行ということで2月の施行ということでございます。  3点目が、現在県の教育委員会が認可しているフリースクールは鳥取に2校、米子に1校、中部に1校の4校がありますが、このフリースクールに通学している生徒への対応はどのようにされているのかお伺いをしたいと思います。  最後に、今後の不登校対策をどのように考えているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 小・中学校の不登校対策についてという御質問でありますけども、今、質問をされた中身について、それぞれの数字だとか状況だとかこれは教育委員会の範疇に入っておりますので教育長から答えていただくということになると思いますが、対策というのもこれも教育委員会がどういうふうに考えるかということで出てくる話であると思います。それは一つは総合教育会議ということで私のほうに相談が出てくる案件、あるいは会議でなくても予算の中でこういうふうにしたいということで出てくる話だと思いますけども、今、今年度予算まで含めて不登校対策の何か予算化という点では私は今承知しておりませんので、そのように答弁したいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 小・中学校の不登校対策についてでありますが、過去5年間の不登校者数とその要因はということでありますが、不登校というのは年間30日以上の欠席をしている児童生徒の数であります。平成26年が小・中学校合わせて11名、平成27年が27名、平成28年が25名、平成29年度が17名、平成30年度が25名ということでばらつきはありますが、緩やかに増加をしているということであります。増加傾向にありますが、これは県、国もそのような形で増加しております。  要因についてはさまざまな背景やケースがあり、原因も明確でない場合もあります。個別にはまた後でお答えしたいと思います。  教育の機会確保に関する法律が施行したが、具体的にどのような対策を講じてきたかということでありますが、質問にもありましたように教育機会の確保等に関する施策を総合的に推進することとあります。各校の生徒指導委員会が開かれていますけども、その委員会へスクールソーシャルワーカーが参加し、校内体制について助言を行っております。生徒指導委員会の内容については、教育委員会と情報共有をしているところであります。  フリースクールに通学している生徒への対応でありますが、毎月中学校で定例会を開催し、フリースクールのほうへは担任が出向き面談を行っております。また、家庭訪問等も行っております。  今後の不登校対策をどのように考えるかということですが、基本的には学校復帰を目指しているわけであります。ただ、なかなか学校に来れない児童生徒もおります。学校外であっても学習活動ができる施設、あるいは本人の状況に合わせたさまざまな情報提供をしていくことも大切だろうと考えております。 ○議長(小椋 正和君) 澤田豊秋君。 ○議員(6番 澤田 豊秋君) 先ほど5年間の本町の状況を話をしていただきました。そして要因についてはさまざまな要因があるということで、細かい要因はまだはっきりしないわけですけども、私もこの問題を捉えたときに、先ほど県の数字も申し上げました。中部の状況もお聞きしますと、県内の中から大体20%から26%ぐらいが小学校の不登校の児童数のようです。中学校については大体23%から25%ぐらいが中部の状況で、そういった中で本町の場合はどうなのかということだろうと思うんですけども、これまでの状況の中から私も資料請求させてもらって見させてもらった中では、30年度が小学校で全体で9名、中学校が16名ということですが、それぞれ増加しているのは確かに増加しております。この状況をやはり私はこの要因、これをやっぱりしっかりつかむべきでないだろうかなというふうに思うんです。全国的ないろんな中では、さまざまな要因が上げられるというふうに思います。先ほどからあったように家庭の状況であるとかいじめ等にかかわっての友人関係、学業の不振あるいはブラック校則、あるいはSNSのいじめとかさまざまな要因があるというふうに思います。  この今の教育長が報告していただいた本町における数字が多いか少ないかというのはいろいろあろうと思うんですけど、私は今報告してもらった数字、それ以外にまだ多くのやっぱり不登校になりかけていないかというような状況にある人も多いんではないかというふうに思うわけです。ぜひこの要因、原因をつかんでいただきたいと思いますが、今掌握しておられる中で大体主なその要因というのはここでは申し上げることはできませんか。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 最近少し多くなってきたなというふうに思うのが、過敏な生徒であります。自分の思いや気持ちをうまく表現できなかったり、あるいは非常に小さな刺激をあれこれ深く考えて思い悩んでしまったりというようなことがあります。例えばこういったケースもありました。教室の中で友達が話をしている。それを見て自分の悪口を言われているんじゃないかというのが気になって学校に行けなくなってしまったというようなことで、後で追跡してその児童に聞いてみましたら、全然そんなことじゃないよということで気持ちが和らいだというようなケースもありました。そのようなことも非常にたくさんありますし、一つには対人関係だとか集団での自分の気持ちをあらわしたり意見を言ったりするというようなことが非常に最近苦手になってきているのではないかなというふうに思います。  また、理由がはっきりしない、明確な理由がないけども学校に足が向かない。さまざまなカウンセラーがかかわったり、あるいは担任の先生なり保護者の方なり聞き取りをしたりするけども、はっきりした理由がないけどもどうも学校には足が向かないというような児童も中にはおります。非常に最近は複雑になってきてるのかなというようなこともあります。  言われたように学力だとかあるいはスポーツだとか、そういったようなことが苦手でどうも体育の時期になる、あるいは運動会の時期になると足が向かなくなってしまったり、そんなような児童もおります。非常に複雑でありますが、先ほども答弁しましたように、各学校で生徒指導委員会を開いております。働き方改革と逆行するのかなというふうに思うんですが、本当に数時間かけて、個別の生徒、大体1回に上がってくるのが10から20名ぐらいの生徒について各学校で話をしとられる、多いところはそういったような資料も上がってくるんですけども、事細かく、この子は今回は異常がなかったとか、この子は今回こんなようなことが気になったとかってことを一人一人名前を上げて検討しておられます。不登校は30日以上でありますけども、検討課題に上がってくるのは、7日以上の子供たちが検討課題に上がってきて、それらについても逐一話をしながら状況確認をしてるという、そういう状況であります。 ○議長(小椋 正和君) 澤田豊秋君。 ○議員(6番 澤田 豊秋君) 5年前からお聞きして、これまでもいわゆるスクールソーシャルワーカーであるとか、あるいは教育相談等でいろいろと取り組んでおられるというふうに思うわけですけども、先ほども申しましたように、2016年に教育機会確保法ができて、従来の取り組みとそれ以降の取り組みで、何かこの法律ができてさらにこういう対策を講じたとかっていうようなことはありますでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) スクールソーシャルワーカーですけども、学校単位あるいは学校での動きをしていたのを教育委員会に配置をしまして増員というような形で2名配置しており、必要なときには必要な学校に出向いていって委員会への参加をし、校内体制への助言をしているというようなことをやっております。また、スクールカウンセラーも各中学校区に配置しておりまして、子供たちの悩みであるとかが打ち明けやすい、あるいは相談しやすい体制等もとっておりますし、そのほかにも支援員を必要に応じて、学校が年度が始まってからでないとわからない状況も出てきます。そういったような状況に合わせて、その他の支援員等も急遽配置をしたりとかっていうような手だてをしております。 ○議長(小椋 正和君) 澤田豊秋君。 ○議員(6番 澤田 豊秋君) さまざまな対応をしておられるわけですけども、なおかつ不登校の子供たちがふえている。そういった中で、過敏であるとか自分自身で思い悩むとか集団の中で自分の思いを伝えれない、そういった今の本当にある意味では深刻な状況だろうと思うんですけど、そういった状況の中だからこそ、このたびというか、この法律ができたんではないかなというふうに思います。  これまでは、登校するのが当然当たり前のことであってというふうであるんですけども、この教育機会確保法ができた中では、学校以外の場での対応で適切な学習活動の重要性に鑑み、個々の休養の必要性を踏まえて不登校児童生徒に対して情報提供したりとか支援という、私もこのたび実は町民の中から相談を受けてこの法律を改めて知ったわけでして、非常にありがたい法律ができているなというふうに思うんですけども、こういった法律ができた中で、どれだけこの法律のことを周知されとっただろうかどうだろうか、非常に、子供たちはそうですが、保護者等もひっくるめてこの法律に対するやっぱりもっと周知をしていくべきでないかなというふうに思うんですけれども、この法律ができてから教育委員会のほうではどのように周知をされてきたでしょうか、ちょっとそのことをまず聞いておきたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 同法律の第3条2項には、不登校児童生徒が行う多様な学習活動の実情を踏まえ、個々の不登校児童生徒の状況に応じた必要な支援が行われるようにすることとあります。要するに子供たちが出やすいところ、行きやすいところを確保する、提供するというようなことが、これは肝要なことではないのかなというふうに思っています。子供たちが登校できる時間に合わせて保健室対応をするとか、あるいは相談員の対応をするとか職員が対応するとか、あるいは迎えに行くとか、あるいは別の場所での学習活動を行うとか、そういったようなことを行っております。要するにこの法律を周知ということ以上に、そういった状況に応じた必要な支援ができてるかどうかということであろうかと思ってますので、内容を重視し、そのような対応を行ってるということであります。 ○議長(小椋 正和君) 澤田豊秋君。 ○議員(6番 澤田 豊秋君) そういったいろんな状況の中で、フリースクールというものもできておるようです。このフリースクールというのは、何らかの理由によって学校に行くことができない、行かない、行きたくない、そういった子供たちが小中高のかわりに過ごす場所として設けられておるようですが、ここの答弁要旨の中でいただいております、現在はフリースクールに2人、中部の子ども支援センターに1人の生徒が通学しているというふうにあります。このフリースクール等については恐らく授業料等も要るわけですけども、こうした方々に対する町のほうでは補助等はなされているのかいないのか、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 本年度フリースクールのほうから、実は地元のほうからは、所得制限をつけてですけども、補助していただいてると、本町でもできないでしょうかというようなことがございました。要請がありました。学習補助については、今後の課題なのかな、また研究していかないといけないのかなというふうに思っております。ただ、先ほどもありましたように、中部子ども支援センター、遠いですけども、倉吉ですけども、そちらのほうに行きてる児童生徒もおります。子供たちが、どこでどういったスタイルだったら自分の居場所を見つけられるかということが大切だろうと思いますので、その子供たち、あるいは家庭の状況等に応じてそれぞれの施策を研究しないといけないと思っております。 ○議長(小椋 正和君) 澤田豊秋君。 ○議員(6番 澤田 豊秋君) それぞれ自分に合った場所を子供たち、あるいは保護者は非常にすがる思いでいろんなところに手を打たれると思うです。そういった中で、フリースクールの場合も、これは行けば授業料等が要るようですので、当然経済的な負担がかかってくる。ことしの6月ですか、隣の北栄町では授業料の半額を補助ということが新聞でも出ておりましたけども、ここでは2人本町から通っておられるわけですけども、こうした方々が本当に、先ほど最初に私が申しましたように、憲法26条では、それぞれ普通教育を受けさせる義務を負う、普通教育はこれを無償とするということです。それで、教育基本法では、経済的理由によって就学が困難な者に対して就学の措置を講じなければならないというふうにうたってありますし、この教育機会確保法ができて、その中で、実は衆議院の文部科学委員会並びに参議院の文部科学委員会では9項目にわたる附帯決議がなされております。それで、その中には、9項目めに、不登校の児童生徒がいわゆるフリースクール等の学校以外の場において行う多様な学習活動に対しては、その負担の軽減のための経済的支援のあり方について検討し、その結果に基づき必要な財政上の措置を講ずることというふうにしてあります。  それで、この法律を見ますと、附則では3年で見直しをするというふうになっておるようです。したがって、恐らく、公的な中で地方自治体が設置したそれぞれ学校等については当然授業料は無料なんですけども、そういったフリースクールというのは民間の方あるいはNPO法人等々いろいろあろうかと思いますけども、そういった中では今のところは授業料がそれぞれそこに通う人は払っておられるようです。非常にそういうことからすると、この法律あるいは憲法、いろんなことからすれば、いわゆる学校には行けないけども、家でも仕方がない、あるいはそれを必要とする場が県教委で認められた場であれば、当然そういう方に対する授業料というのは、私は地方自治体は補助をしていかないといけないんじゃないかなというふうに強く感じました。  そういう点では、町長のほうにもぜひお聞きしたいと思いますけども、そういったことで子供たちが本当に自分の居場所を求めている。そういった中で、親の経済的な負担という中で、非常に、今は中部では2人なんですけども、まだ本当に行きたいなという人もおられるかもわからないわけです。そういった方のことを思えば、やはり私は、地方自治体としては補助をすべきでないか、助成すべきっていうか、予算措置をすべきでないか、財政的な措置を講じる、これは衆参の先ほど言いました委員会の中でも附帯決議を両方がなされておるということを十分御認識いただいて、御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 今の御質問のこと、今回の質問があって、私は初めて認識を新たにした不登校ということであります。一番最初に冒頭で壇上で言ったことを少し訂正をしなくちゃいけないなと思って準備したんですけども、対応策をしてないかっていうと、今よく考えてみると、人員的な対応はさせていただいております。この案件で思ったのは、地方創生の総合戦略を考えていく中で、1つ健康を柱とすると言っておりますけど、もう一つは教育だと私は思っております。教育というのは、子供たちの教育、大人もありますけども、そこで本当に大事なことは何かって考えたときに、人員を配置するだけで済む話ではなくて、今おっしゃった議論、今回質問が出て初めて議論をさせていただきました、教育委員会と。確かに6月にフリースクールの関係者が来られて、隣町でやってることは新聞でも見ましたけども、どういう意味があるのかっていうことの議論は今回初めてしました。澤田議員のおっしゃるように、そういう面もあるということも気がつきましたし、本当に教育っていうのは遠くにあってはいけないな、やっぱり近くで話を聞かないといけないと思います。  ちょっと話はそれますけども、ことしの当初予算に、教育委員会をこちらの本庁舎に持ってくるということが修正動議で予算化できなかったんですけども、その真髄は何か。やっぱりこういう問題が常日ごろ聞いておかないと、ただただ予算時に人をふやしてくれっていう話では済まない。不登校の人数が何人いるかっていうのを今回初めて聞きました。それではやっぱり遅いと。なぜ否決、修正動議をかけられたそのときの理由が、教育基本法を踏みにじるのかと言われましたけども、昭和22年にあった教育基本法の考え方と今の教育基本法の考え方ががらっと変わってきておる。これを教育関係者に話したときに笑われました。そうなんかと、おまえの町はと。やっぱり教育を基本として考えていかなくちゃいけないときに、今のような議論も近くにいてこそ初めて出てくる話で、終わってからの結果だけの数字を聞いても、あるいはそれを人を配置することによってできるのか、タブレットを導入したらそれで終わるのか、そんなもんじゃないと思っております。以上です。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 学費補助の件だと思ってますけども、鳥取、米子等はまだしておりませんし、申し入れを受けたのもことしであります。また今後の課題として研究していかなければいけないと思ってます。 ○議長(小椋 正和君) 澤田豊秋君。 ○議員(6番 澤田 豊秋君) 先ほど町長のほうもいろいろお話がありましたけども、やはり我々は、人づくりということでは、非常にやっぱり小さいときから一生懸命町を挙げて取り組まなければならないなというふうに思います。こういった法律ができたというのも、私も町民からの相談を受けながら、こういう法律ができてるんだなということを改めて認識させてもらいました。そういった中で、フリースクールに通ってる子供の中で、関係者の中からこういった思いだということを1つ紹介をしていただきました。  ここで紹介しますけども、1学期の振り返りっていうか、そういった中で、フリースクールはとても平和です。今まで誰にも認められず、ましてや見てももらえなかった自分が、フリースクールに来てたくさんの人に認めてもらい、見てもらいました。そんな毎日がとても幸せで、何ひとつ不自由もありませんでした。何々中のころは生きる気力もなく、誰も信じることができず、地獄の日々でした。きょうどうだったと母に聞かれても、普通と答えるだけ、何も楽しくなかったのに。いつしか友達も友達と思えなくなりました。誰も何も理解してくれない、この世界は理不尽だと言うしかありませんでした。そんな日々から抜け出せたとき、私は幸せでした。こんな役立たずの落ちこぼれがようやく求めてもらえるようになりました。ここには気の合う人がたくさんいてくれて、初日で仲よくなれましたというようなことを子供がつづっておられるということで、非常にこれまで本当に憂鬱に過ごしたのが、場所によってはこのように本当に生き生きと過ごせれるこういった状況、この人の場合は、この子の場合はここがよかったかもしれない。だけども、ある人によっては、あるいは家のほうがいいかもしれない。いろんな場所があるんだろうと思います。そこらをやっぱりどうやって見きわめながら子供たちを支えていくか、あるいは学校、保護者等を支えていくかということが大事だろうと思います。  私も、この問題を捉えたときに、最近、新聞、テレビ、いろんなことがよく載ってました。このたびのいろんな中では、県教委も9月下旬からインターネットを活用した自宅学習支援を始めるというふうに出ております。学校やフリースクールなどに通えない子供が対象で、元教員が支援員としてサポートするというそのようにいろんな、県の健康政策課ではLINEを活用した若者の悩み相談、北栄町では、小・中学校いじめをなくそうサミットというのがワークショップと、これは琴浦で開かれたでないですかね、何かそういうようなサミットも行われておるようですし、倉吉では、ひきこもり問題を考えるフォーラムが8月の23日には行われております。このようにいろんな形で取り組まれておるわけです。  さて、これから今後やっぱりこういった問題を、この法律ができてどのように私たちは考えていくかということをぜひ町のほうも考えていただきたいと思うんですけども、私は、この問題を捉えて、早くやはり町を挙げて対応していかないといけないなというふうに思いましたのは、今、不登校の実態を数字でお聞きしましたが、実はそれ以降も非常に大きな問題が私はあると思ってます。中高年のひきこもりの状態ですね。中高年のひきこもりの状態にある人の推計というのが、総務省の発表では30歳から60歳までのひきこもりが61万3,000人だそうです。若年層も合わせると、総数は100万人超と見られるというふうに言われております。鳥取県の人口が大体57万とした場合には、その鳥取県の人口よりはるかに多いひきこもりの方がおられるわけですね。  このことは、不登校のひきこもりにつながるというふうには思いませんが、そういう可能性っていうのは非常に大なるものがあるんじゃないかなというふうに心配をしております。7040だとか8050問題だとかというふうなことがよく言われます。20代の子供だったら5020というふうになるわけですけども、そのように中高年の子供を高齢の人が見ないけんと、そういう親が社会から孤立するような状況っていうのもそういうことに結びついているようでは、非常にこれから大変な問題だなというふうに思うわけです。このことは、言ってみれば、引きこもってしまえば働かないかもしれない、あるいは結婚しないかもしれない、そういったいろんなことっていうのが、さまざまな問題が起きてくるんじゃないかというふうに考えられます。そのことは老後の所得保障なり、いろんな老後の問題まで絡んでくるわけです。そういったことが人口減とかいろんな問題がありますけども、今やっぱり人数が少ない状態の中で、子供たちの不登校という問題を私は行政あるいは地域を挙げて取り組む必要があるんじゃないかなというふうに思うんですけども、そういう点では、今後のやはり対策について町長、教育長はどのように考えておられるか、ちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 今回の質問は、小・中学校の不登校ということでありました。今の質問は40代のひきこもりということで、町内でも調査の結果が出ておりますけども、やはり実態としてこれは町内にもあるということは、ひきこもりのほうは承知しておりますが、そういう点で、何をしていけばいいのかという本当に根深い話だと思います。その誘引に小・中学校の不登校がならないとも限らないと思います。そういう点で、総合戦略の話ばっかりして申しわけありませんけども、1つは教育というものを柱にしております。柱の中で、この議会でもよく出てくるSDGsという考え方がそこにある、あるいはそれを取り入れていきたい。何が言いたいかというと、SDGsの一つの大きな目標は誰一人取り残さないということです。そういうことで、大人でも子供でも一人引きこもったり家の中にいるということが幸せなのかと考えたときに、それは不幸な話だと考えれば、誰一人取り残さないということを一つのキーワードとして考えていきたいと思っております。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 中学校を卒業した後の子供たちの居場所として、本年度から中部にもできましたが、ハートフルスペースというのができまして、新聞にも載っておりましたが、中部では河北中学校の跡であります。さまざまな活動を通して社会復帰ができるような手だてをしようというようなところでありますが、しっかりと学校、教育委員会とも、中学校を離れますので、義務教育あるいは教育委員会の管轄ではないんですけども、情報提供しながら情報共有をしております。 ○議長(小椋 正和君) 澤田豊秋君。 ○議員(6番 澤田 豊秋君) この問題は、いろんな角度から取り組んでいなければならないなというふうに思います。この法律で、行政としてやるべきこと、あるいはやっぱり地域住民がやらなければならないこと等いろいろあろうかと思います。先ほどからソーシャルワーカーとか、いろんな中でこれまで取り組んできとるわけですけども、そういった方は専門的ないろんな知識を持たれた方であるわけです。私も毎朝通学路に立ってますけども、現場の先生の中でやっぱりそういった専門的な知識をみんなが持っているかといったら、そうではないわけです。これからやはり学校の先生方も、先ほど働き方改革っていうことがありましたけども、いろんなやっぱり研修を積み重ねながら対応していかなければならないだろうと思います。非常に今の現場の先生の声からすると、今は子供たちだけを教育すればいいというのでない、保護者もひっくるめてやらなければならないという、いろんな問題があるわけです。そういった中で、やはり学校の先生等のしっかりと、ある意味ではソーシャルワーカーの方が講師になって、現状を踏まえながら先生方のやっぱり教育効果を高めていくっていうか、そういうことも一方では私は必要ではないかというふうに思います。  そして、これはどこまであれしてるかわからんですけども、本当にせっかくこれだけの法律ができとるんですから、わかりやすいパンフレットなり作成してもっと周知をしていく必要があるんじゃないかなというふうには思いますので、ぜひこれは学校の中でもやっていく必要があると思います。  そして学校支援のための地域連携協議会というのは、恐らく県が中心となってあると思うんですけども、ぜひ本町の中でも十分そういった組織等もしっかり構成しながら対応していただきたいと思いますし、あわせて、先ほどありましたフリースクール、本町の場合はまだ予算措置がされてないわけですけども、来年度に向けて、どうですか、何人おられるかわかりません。でもそういった方に対する補助っていうのは今後はしていくべきだと思うんですけど、まずちょっとそこら辺をもう一遍確認をしておきたいと思いますが、町長と教育長、お願いしたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) これは当初案件になりますので、教育委員会のほうで何が必要なのかという提案を検討するということで、答弁させていただきたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 比較的近くにあるフリースクールということもありますし、地元が補助をしてるということもあります。当該生徒がどのような形でそれに当てはまるかということも見ながら、研究をしていきたいと思ってます。 ○議長(小椋 正和君) 澤田豊秋君。 ○議員(6番 澤田 豊秋君) この答弁要旨の中で町長が、不登校児童生徒については総合教育会議で協議、調整し、適切な対応を行うというふうに答弁されとります。今の問題等もひっくるめて多角的な観点で今の法律を十分重視して検討して、これは特に財政的なものは、家庭で非常に困窮してる中では助成をぜひしていただきたいと思います。  それで、当然行政としてこの法律に基づいてさまざまな対応をしていくわけですが、私は、やっぱり地域もみんなでこういった不登校の子供たちを出さない、本当に生き生きと暮らしていける、そういう地域をつくるのが一方では大事だろうというふうに思います。以前も申し上げましたけども、子供は地域の宝だというふうによくみんなが言います。そういった中で、船上小学校のことを毎回話を出しますが、今、学校、保護者、公民館、ボランティアコーディネーター、文化センター、集落支援員、民生委員、人権擁護委員、これらが加わって船上では学校・地域戦略会議というのを設けて、子供たちが本当に生き生きと暮らしていけるように地域を挙げて取り組みを今やってるところです。  私も毎朝立ってる中において、学校の先生の先ほどありましたように、何日か出てこないなというのが通学路を立ってますと毎日ですからわかりますから、そういう連携は絶えず先生方とはしていきますが、そういったことの中で、情報をお互いが提供し合いながら、子供たちにしっかり声をかけ合えれるようなやっぱり地域環境というのが私は大事な要素だろうというふうには思います。教育委員会のほうでも、毎回これまでいろんな話をしておりますが、そういった各地域での体制というのを教育委員会ももう少し強く働きかけていただきたいなと思うんですが、教育長、どうでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 船上小学校、地域の方が学校支援にさまざまな形でかかわっておられて、本当にいい取り組みをしておられると思っております。それぞれの学校の状況を見ながら、どのような枠が考えられるかということを見ながら、来年度しっかりこれには取り組んでいこうと思っております。 ○議長(小椋 正和君) 澤田豊秋君。 ○議員(6番 澤田 豊秋君) いろいろ申し上げましたけども、このたびこの問題を通して、それこそ中高年のひきこもり、あるいは将来的な老後の問題等まで発展していきます。子供たちが生き生きと活動する、学習していく、学んでいく、そういう状況がやっぱりこれからの琴浦町を担う人材育成につながっていくというふうに思います。そういう意味で、このたびの法律というものを、20条ある中で本当にもう少し吟味しながら、ぜひ町を挙げて取り組んでいただきたいと思います。  不登校の予備軍が約33万人もいるというふうにも言われております。非常に今出た数字は少ないかもしれません。でもこの数字の中でも、お母さんあるいはお父さん、その子のために休まなければならないかもしれない、さまざまな問題がこの中には含まれておるわけです。そういったことから考えると、本当にしっかりと町を挙げて、官民でないですけども、それこそ行政と地域のみんなで見守って子供たちを守っていくことが大事でないかなというふうに思いますので、教育総合会議の中できょう出ましたことを十分御検討いただいて、ぜひ来年には財政措置等もひっくるめてしっかりと対応をしていただきたいと思います。最後に、町長、教育長の御所見を伺って終わりたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 教育総合会議をしっかりと取り組んでいきたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 同法には、教育機会の確保等に関する施策を総合的に推進することを目的とするとあります。ぜひ教育機会が確保できるように、これからも取り組んでいきたいと思います。
    ○議長(小椋 正和君) 澤田豊秋君。 ○議員(6番 澤田 豊秋君) じゃあ、ひとつよろしくお願いしたいと思います。以上で終わります。 ○議長(小椋 正和君) ここで暫時休憩いたします。開始を14時40分といたします。                 午後2時24分休憩       ───────────────────────────────                 午後2時38分再開 ○議長(小椋 正和君) それでは、会議を再開いたします。  冒頭、町長のほうより字句の訂正があるということですので。  小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 先ほどの答弁の中で、「教育総合会議」と申しましたけども、正しくは「総合教育会議」の誤りですので、失礼しました。       ─────────────────────────────── ○議長(小椋 正和君) 通告4番の質問が終わりましたので、通告5番、福本まり子君。 ○議員(3番 福本まり子君) 質問に入ります前に、お願いがあります。  冒頭、一般質問に当たって議長のほうから注意事項をいただきました。同じように、行き過ぎた発言には注意したいと思っておりますが、いわゆる町長の側にとっても、先回6月の定例議会におきまして不適切な発言をいただいております。個別に後で説明させていただく場面を設ける、また後で説明ができればと思う、具体的な話が次の後の質問で出てくる、枕言葉で後でという話はしたけど、具体的な話は先ほどお答えさせていただいてると、とっても心外であります。資料請求しても資料がもらえない、出てこないそういった中で、こういうような発言っていうのは本当にハラスメントであります。私にとってはパワハラであり、モラハラであると思っておりますので、その後で答えると言ったことはまだ受けてないように思いますが、今回は9月定例ですので、その質問に限ってしていきたいと思いますので、町長のほうも真摯な答弁をよろしくお願いします。  それでは、質問、今回は3項目設けております。  まず、公営住宅等の利活用についてでありますが、町の公共施設のうち、特に人の住まいとする町営住宅の施設は、老朽化に伴って修繕や改修あるいは解体等を余儀なくされてるところが多いのではと感じています。また、空き部屋があるにもかかわず、入居の募集が積極的に行われていないのではないか。これは政策的なものもあろうかと思いますが、民間では空き部屋は死活問題であります。そういうことの内情もあろうかと思いますので、その辺の情報、町営住宅の現状等をお聞きしながら協議していきたいと思います。特に施設の管理状況でありますとか入退去の状況、例えば退去の申し出があってから、修理、募集、入居に至るまでどれぐらい要するのか。空き部屋につきましても、事故物件であっても公表してるわけですけども、そういった状況、今の現状というのをまず第1点にお伺いしたいと思います。  2点目には、今言いました町営住宅の将来計画についてであります。約500戸弱の現在町営住宅があるわけですけども、それを今後どうするのか。築40年以上が6カ所だと思いますが、築30年から39年にかけては9カ所あるように思います。それらの構想をどのように考えるのか、町長、よろしくお願いいたします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 公営住宅の利活についての御質問でありますけども、現在、町内の町営住宅は482戸あります。これは県内では、鳥取市、米子市、倉吉市に次ぐ住宅戸数になっております。ほかの町村に比べて非常に多いというのが印象でありますけども、そもそも町営住宅は何のためにあるのかということを考えたときに、その点から考えても少し数が多いと。それはなぜそうなったのかということは、雇用促進住宅だとか、そういう払い下げといいましょうか、受けた点でふえたというふうに判断しております。  空き家があるかどうかということについては、長年住まれる方が多いので、そこで空き家になった時点でリフォームをしなくちゃいけません。リフォームの費用が幾らかかるのかということ、そしてリフォームが必要だと、短期間でできるんであればということで、リフォームをした後に募集をかけるということがありますので、一定の時間がかかるということはいたし方ないことだと思っております。そういう点で、先ほど申しました町営住宅が非常に多いということで、長寿命化計画というものをつくっております。これは、中に入っていらっしゃる方の意見も聞きながらのところはあるんですけども、古くなったものの処分といいましょうか、払い下げということも含めて考えていかなければ、482という数がだんだんと負担になってきて、リフォームをしようと思っても多額の費用がかかるということがあるということで考えておるところです。  個別の数字が漏れておるかもしれませんけども、今質問であったところの数字は答えさせていただいております。老朽化の施設の考え方としては、先ほど申しました、なるべく財政負担がかからない、本来の町営住宅の目的としての町営住宅を確保していくという考え方で進めていきたいと考えてます。 ○議長(小椋 正和君) 福本まり子君。 ○議員(3番 福本まり子君) 町の公共施設等総合管理計画の中では、特にインフラを除いた部分の箱物が学校と住宅でおよそ、床面積の分ですけども、半分を占めてます。多いっていうのは、今言いました町営住宅、町が管理する住宅というのの割合が多くを占めている。老朽化に対して今後どうするかっていうのは、誰もが考えているところだとは思いますが、今言われた、今後、建てかえ、大規模改修が発生するであろう令和10年っていう構想で書いてありますが、大規模改修、令和18年以降はもう建てかえが必要であろうって言われております。もうそろそろその第1次判定、それから第2次判定に向かっていかなければ、体育館の改修とはわけが違います。人が住んでるところですので、その入居してる人を不安なくどういう対応をするかっていうのは一番大変なところだと思います。公共施設レビューがありますけども、住民ニーズを聞いてる段階ではないですので、やっぱり入居者の状況等も考えながら次の対策を練らないといけないと思いますが、具体的にどこはどういうふうにするというような案をお持ちでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) ちょっと休憩をお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 暫時休憩いたします。                 午後2時47分休憩       ───────────────────────────────                 午後2時47分再開 ○議長(小椋 正和君) 会議を再開いたします。  小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 公共施設の計画ということで、おっしゃるように住宅もカウントされております、189の中に入っておるということで。ただ、これは本来の公共施設再編計画というのと離して住宅のことについては建設環境課のほうで検討しておりますので、建設環境課に答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 高力建設環境課長。 ○建設環境課長(高力 信宏君) 老朽化施設の今後の計画という御質問かと思います。  住宅につきましては、更新時期を迎える公営住宅の更新については、先ほど町長が申し上げましたけども、必要最小限度として、将来的には、人口減少、世帯数の減少に合わせて規模の縮小を図っていきたいというふうに考えております。  更新に当たりましては、その施設の建設年度、それから構造の種別、それから設備の状況、空き家率、応募の倍率などを総合的に判断して、有利と認められるストックにつきましては建てかえまたは個別の改善を実施をしていきます。建てかえを実施する場合には、障害者、高齢者、子育て世代に配慮した仕様とするように計画をしております。そのほかの老朽化した住宅ストックにつきましては、耐用年数を迎えるまで使用し、退去修繕、定期点検、経常的な修繕などを行いながら、当面、現状の戸数を維持をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(小椋 正和君) 福本まり子君。 ○議員(3番 福本まり子君) 具体的にどこの団地がというお話はなかなかできないことかなとは思いますが、入居されてる方は、おおむねどれぐらいで建てかえとか改修っていうのは御存じなんでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 具体的なことは建設環境課長に答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 高力建設環境課長。 ○建設環境課長(高力 信宏君) 耐用年数が間もなく迎えるといった施設につきましては、住宅に住んでおられる方にも事前に説明をして、町長のほうも申しましたけども、新しい住宅を探していただくとか、それから譲渡、その施設を譲渡して、そこに住んでおられる方が改修をしながら数年生活をしていただくというふうなことも考えております。以上です。 ○議長(小椋 正和君) 福本まり子君。 ○議員(3番 福本まり子君) 人口減は加速してるわけですけども、世帯数はさほど変わっていません。減少はしておりますけども。2015年、平成27年の国勢調査の統計ですと、1戸当たりが3人に減ってます。20年前は3.5人です。だから住宅のニーズっていうのが、例えば町営住宅、一人世帯、老人の一人でも入れる、条件がいろいろ緩和されて、1戸当たりの人数っていうのも減ってきてはいますけども、戸数自体は需要としては、ニーズとしてはそんなには減ってないような気がします。  先ほど言われた建てかえをするとき、どこにどのような形で、新しいところがあるのかないのかっていうことがまず気になるところです。琴浦の住宅というのは、最近よく言われる二戸一のもうほぼ一戸建てに近い町営住宅ではなく、かなり古いタイプの住宅が多いもんですから、払い下げに適するのかどうなのかっていうことも懸念されます。そういったときに団地ごと新しいところに移ってもらってっていうようなことは可能なのかどうか、もう一度、済みません。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 答弁で申しましたけども、数が482という数で、戸数の話の1戸の話と、それから先ほど言いました雇用促進住宅のような大きなもの、それぞれ条件が違っていますので、団地というものを建てかえて別のところに建てるかどうかという一括の一つの答えっていうのはないと思います。個別によって、それも耐用年数があと5年だとか10年だとかそれぞれ違っておりますので、個別にそれで建設環境課のほうで計画、今の耐用年数を見ながら、その都度その都度検討していくということになると思います。 ○議長(小椋 正和君) 福本まり子君。 ○議員(3番 福本まり子君) 個別の対応と、建てかえとなりますと団地そのものですから、そういう違いが出てくると思います。その辺の検討がなされてるのかどうかという質問です。団地自体、団地全体の話を言ってます。1戸1戸の話ではありませんので。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 団地の規模もそれぞれあると思いますんで、そこの団地という一つの団地のくくりということで答えれるかどうかはありますが、建設環境課長に答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 高力建設環境課長。 ○建設環境課長(高力 信宏君) 団地の規模とかっていう御質問であります。  ちょっと具体的なお答えはできませんけども、最近の、応募率っていうことを先ほど言いましたけども、応募が集中してるのが、個別に何階建ての建物とかではなくて、一戸建てに集中してる傾向があるということで、そういった施設の更新になろうかと思います。それと、更新に際しましては、近年、民間の住宅のストックというものも全体的に合わせますと300以上ございますし、町営住宅以上に新しい民間の住宅ストックも近年ふえてきておりますので、そういったものも勘案しながらの更新計画を立てていく必要があるかなというふうには考えております。 ○議長(小椋 正和君) 福本まり子君。 ○議員(3番 福本まり子君) 具体的にどこの団地がいつごろというお話は、この場ではできないということでよろしいでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 先ほどから482戸、どこにどれだけの団地があるのかということをここで一括して言うっていうことは、それはできないということで御勘弁いただきたいと思います。それは、先ほどから説明しております団地の条件によってそれぞれ建てかえていくということの答弁、どこどこという話ではないと思いますし、一つの考え方として、そもそも町営住宅とは何のためにあるのかと。ただ単に住んでいただくだけの話ではなくて、それだったら民間のアパートのことがありますので、先ほど申しましたように、本当につくらなくちゃいけない町営住宅とは何かということを考えながら、その都度、場所のこと、立地条件、応募が多くあるかどうかっていうことを言ってましたけど、応募というのも条件がまずありますから、その条件のことを考えながら、建てかえが必要があれば建てかえていくということでの答弁にさせていただきたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 福本まり子君。 ○議員(3番 福本まり子君) 先ほど民間アパートの話をされました。次の質問でしようと思ってますが、町営住宅と民間アパート、どれぐらいの家賃の差があると思われますか。誰が町営住宅に入るという条件がありますか。その辺から考えると、民間アパートがあいてるからそっちに行けというような単純な話ではないと思います。民間アパートが設立している状況もあるとは思いますが、例えば退居してからかなり空き家になってる、数カ月あると思います。それが政策的なものであればわかりますけども、ちゃんとニーズがあるんであれば順次入居を受け入れていかなければいけないと思います。  町長も言われた、本当に1戸退居するのでもかなり修繕費が増してきていることも事実だと思います。担当課のほうではその辺はちゃんと熟慮して対策に当たっておられると思いますが、聞くところによると、住民の人は、あそこはあいてるのに、いつ募集がかかるんだろうか、こんな声を聞きます。入りたいけど、募集がかからないっていうような声を聞くので、その辺やっぱり明らかにしておかないといけないと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 町営住宅の設置条件といいますか、入居条件、これは建設環境課長に答えさせますが、空き家という点で、確かにそこにいた人が出られるのでぽつぽつということでありますけども、現在の町営住宅の空き家戸数は79戸です。そのうち24戸が政策空き家、政策空き家っていうのは、修繕が高額であったり、近い将来廃止する予定ということでの、そういうことでの空き家にしてる部分が79戸中24戸あります。残りの55戸については、修繕やリフォームを行えば貸し付けできるということでのリフォーム費用を見ながら、年4回の募集、ことしは5回やっておりますけども、そういう形で、決してあいたままにしてるとかっていうことではなくて、それぞれの条件あるいは政策空き家ということも含めて空き家が存在しております、79戸。以上でございます。 ○議長(小椋 正和君) 高力建設環境課長。 ○建設環境課長(高力 信宏君) 公営住宅の設置条件ということでございますけども、町営住宅につきましては、公営住宅法に基づいて整備をした住宅に困窮する低所得者のための住宅というふうな定義がございます。  それから、先ほどありました、もう何カ月もあいてる空き家があるというふうなお話がございました。一応、退居をされたら、その後、退居修繕というものを行いまして募集をかけて、3カ月に1回、通常ですと年に4回の募集を行っております。昨年度につきましては5回行っておりまして、公募につきましては、応募とか問い合わせとか、そういった状況に応じて臨機応変に行っております。  それから、先ほどおっしゃいました何カ月もあいている空き家があるということでございますけども、先ほど町長が申し上げましたけども、リフォームが安価なところから修繕を行って、入居していただけるような条件が整いましたら公募を行うというふうにやっております。中には、退居をされて修繕に100万近くかかるようなところもあります。具体的には、屋根が老朽化をして雨漏りがしているとか壁から水がしみるとか、そういった修繕に対して相当な費用がかかるというふうな施設につきましては募集をせずに置いてある、政策的なものになりますけども、空き家になってるというものもございます。以上でございます。 ○議長(小椋 正和君) 福本まり子君。 ○議員(3番 福本まり子君) 政策空き家がどんどんふえてくる可能性っていうのはわかるんですが、町民の人はここが政策空き家になるかどうかはわからないわけで、単純にあいてるから今入れないだろうかっていうような質問が寄せられるので、そのあたりは、どういうふうに町民の人に公開するのかしないのかっていう辺がいただければ、ここはもう建てかえになるんだから入れないんだなということを知らしめていいのか、知らしめないほうがいいのか、ちょっとその辺だけお聞かせください。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 知らせるがいいかと言われれば、ここに入りたいということで問い合わせをしていただくということが一番いい話だと思います。入りたいとおっしゃる方がもしいらっしゃれば、建設課に聞いてみたらと。先ほど建設課長が言いましたけども、入る条件、所得ということがありますので、ただ単にあいてるから入れるかって、そういう条件のことがどうしても細かくなってきますので、あいてるけど入りたいという方があれば、町営住宅だから役場に聞いてみなさいと言うのが一番間違いない話だと思います。 ○議長(小椋 正和君) 福本まり子君。 ○議員(3番 福本まり子君) 問い合わせのある人は、町営住宅がどういうものかっていうのは、基準は承知の上で聞いてきてる人が多いです。民間アパートのきれいなアパートに入りたい、金はない、金は高額でありますからそういう要望は、絶対とは言い切れませんが、自分の所得に照らし合わせたものをやっぱり探したいと思っております。建設課に聞いてくださいでそれは済むことですけども、やはりそういった部分は丁寧に対応していただきたいなと。本当に切羽詰まって手を挙げたけども、募集するのが来月まで待たないとだめっていうようなとき、そういったときは少し臨機応変にしていただきたいなという、これは希望ですけども、規則は規則だと言われればそれに従うだけですので、その辺は考慮していただきたいと思います。返答はいいです。  次の質問に……。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 先ほど申しましたように、募集ということでかかる、それで、いつが募集かということも含めてやっぱり聞いていただかないと、所得の話はわかっていても、自分の所得がそれに合うのか合わないのかって、思い込みで諦めていただくよりも相談していただいて、ここじゃないけどもこっちのほうがありますよという、きめ細かいとおっしゃるのはそういうことだと思いますんで、こちらが待ってるということじゃないんですけども、やっぱりそういうことは相談していただかないと事が運ばないと思いますので、その点をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 福本まり子君。 ○議員(3番 福本まり子君) 次との関連もありますので、2項目めの質問のほうに入らせていただきます。  今出てます町営住宅の考えもありましたが、最近では、本当に民間の大手の会社によって運営がなされてるアパートが大変多く見受けられるようになりました。しかし、これが従来ですと既存の行政区の自治会に入る、その判断が若干ずれがあるように思います。入るところもあれば、全くうちは既存の地区には入りませんと、むしろ自治会のほうも入れませんというようなところもあるように見受けられます。どの自治会にも全く属さないようにっていうところが大半なのではないかなと思います。  そこで、自治振興上あるいは社会教育、地域振興を図る上で、本当にこれでいいのかっていうことが危惧されます。民間アパートがどれぐらい建ってるのか、それから自治会等への参加状況はどうなのかっていうことをお伺いし、具体的な検討に入っていきたいと思いますので、町長、教育長、よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 民間アパートの自治会活動ということであります。これは、以前にもこの議会で話題になったところであります。民間アパートが実際にどれだけあるかということでいくと、税務課での調査でいきますと、59棟、入居可能戸数は381という数字があります。  今質問のありました自治会活動にどれだけ参加されてるかということの実態は、把握ができておりません。それは、それぞれのアパートの入ってる方の考え方、先ほど発言のありました自治会が拒否してるっていうことがあるのかどうか、それすらもありますけども、そういうところで自治会での対応状況も含めて実態把握は、今、数字を持ち合わせてはおりません。  実態の建設状況はそういうことですけども、教育長に聞かれるっていうのは教育長に答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 民間アパートの自治会活動の公民館活動についてお答えしたいと思います。  社会教育法の20条に公民館についての記述がございます。公民館は、市町村その他一定区域内の住民のために、実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い、もって住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的とするとあります。公民館活動として、自治会加入の有無にかかわらず各種教室活動、講座など、広く町民に対して町内放送、町報、チラシ、ホームページなどで広報し、多くの方を参加をしていただけるように努めております。 ○議長(小椋 正和君) 福本まり子君。 ○議員(3番 福本まり子君) 行政区の届け出をしてる自治会であれば、いわゆる自治振興費が若干でもおりて、それから町の放送でありますとか情報誌とか町とつながる部分、それから地域防災活動とか行政区単位での活動もできるところですが、アパートの方たち、例えばこれからもうすぐ地区の運動会等も始まります。そういったときに、教育長のお話では誰でも参加できるけど、それをどうやって呼びかけているのか。特に運動会は行政区単位のものが多くあります。  アパートがどれぐらい建ってるかっていうのはわかりませんけども、例えば住基の世帯、浦安地区しか検討しておりませんけども、住民基本台帳の世帯数、浦安地区では、ちょっとこれ1月1日の数字なんですが、1,406世帯、それから自治会の区長が、うちの区はこれだけの戸数がありますっていうのの届け出が1,151戸。ということは差し引き255戸は、世帯も戸数で捉えたり世帯で捉えたりいろいろかと思いますけども、差は255あります。いわゆる自治会を通していない、極端な話アパートと属してもいいと思いますが、それだけのものがあります。浦安でそれだけです。戸数を世帯と解釈してもいいと思いますが、その人たちにどうやって行政サービスが十分できていると言えるのか、教育のいわゆる地域活動の啓発がどのようになされてるのかっていうのが見えないところですので、もう少し具体的にお願いできませんでしょうか。それぞれお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 先ほど御答弁させていただきましたアパートの数59棟、入居可能戸数381というのは税務課のほうで調べた数字ですので、どういう形でそれを調べたのかは税務課長に答えさせますし、それから自治会の関係で自治振興費の話が出ましたけども、広報を配布する配布物の関係で今どういう状況になっているのか。これは決して全部が網羅できてるとは思えない。先ほど申しました状況の把握ができてないというところで、配布はこれだけしてるけども、未配布がどれだけあるかっていうことは、結局一棟に一式配ってるのか、それぞれの戸数に一式配ってるのか、そこのところの状況が把握できないということで把握できないと答弁させていただいてますが、これは総務課長に答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 大田税務課長。 ○税務課長(大田 晃弘君) 民間アパートの把握方法についてお答えさせていただきます。  税務課のほうで把握しております家屋台帳の中の共同住宅というものから民間アパートの把握をいたしまして、棟数、入居可能戸数のほうを把握いたしました。以上です。 ○議長(小椋 正和君) 山田総務課長。 ○総務課長(山田 明君) 福本議員のお尋ねです。先ほど福本議員のほうから、浦安で住民の登録のところと、それから実際に戸数として報告されておるものの開きが255戸あるということでした。  うちのほうで先ほど税務課長がお答えしました棟数、それから入居可能数のところで浦安地区だけを比較しますと、浦安の民間アパートの入居戸数が108となっておりますので、残りの147戸については民間アパート以外の方もおられるのかなというふうな推察が今のところされるというところです。もう一つ、大手のところで、1会社のみですが、そちらについては、町のほうに直接広報のほうを1棟ほどとりに来られて、その管理人さんが配られるというのが浦安地区に1つあるというふうになっております。 ○議長(小椋 正和君) 福本まり子君。 ○議員(3番 福本まり子君) ちょっとまだ質問に答えていただいてませんが、自治会ですと言いました自治振興費が多少なりと区のほうに入ります。そういうアパートの人たちは自治会活動がないわけですが、そういうような配慮とか、それから今言いました地区の運動会、特に行政区内であっても自治会内であっても本当にコミュニティーの場っていう、その機会に出ることがだんだん少なくなってきてます。ましてやアパートの人たちはそういう情報がない中で、運動会に来られる条件があるのでしょうかという、自治会単位に動いてる地区公民館ですけども、そのレベルはまだいいとしても、防災活動なんかはどのように展開していくのかってのが心配なところでありますので、もう一度詳しくお願いします。
    ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 自治振興費の話が答弁漏れだったと思いますが、その点は、何を算出に自治振興費、それはアパートの位置づけはどうなってるかということについて総務課長に答えさせますが、そもそもアパートに入っていらっしゃる方、今の福本議員の話でいけば、自治会活動にっていう話ですけども、それが嫌でアパートに入ってるということをよく耳にします。自治会とのつき合いをしたくないからアパートがいいんだということで、以前もこの議会でもそのことが問題になって、質問のありました防災の関係でいったときに、防災の小さい無線機がありますけども、あれはほとんどそれぞれの個別の家には、これ無料なんですけども、設置してないという状況があります。  そういう点で、防災ということ、災害があったときの連絡網がそこで途絶えてしまうというのは、幾ら入ってる方の自由だと言いながらも、やっぱりここのところは進めていかなくちゃいけないんじゃないか、連絡の仕方という点で何が連絡網としてあるのか、ほとんどないんではないか。町の連絡、毎朝晩放送しておりますけども、あのことは入りませんから、地域とのつながりっていうのはほとんどない状況、詳細をまだ調べてみないと状況はわからないというところが前提にあって申しわけない話なんですけども、例えば防災の無線機の話をちょっと担当に聞きますと、ほとんど入ってないという状況です。それはちょっと困る話だなということで、今回の質問での認識を新たにして、進めていかなくちゃいけないということを考えてるとこです。  あとは総務課長に答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 山田総務課長。 ○総務課長(山田 明君) 自治振興費につきましては、各広報の配布とか部数のほうの報告いただいたり、年間報告いただいてますので、そういう広報の配布というところも含めての振興費というところであります。  それから、防災の面でありましたが、こちらの件で自主防災組織というのをそれぞれ今つくっていただいておりまして、今154自治会ありますけども、ようやく59までふえてきました。一部の関係者の方に、部落づき合いがないところの民間アパートの方はどうなってますでしょうかと尋ねてみたんですけども、やはり地元づき合いがないので、なかなかちょっとそこのところの連絡はとれてない状況だと。1部落さんですけども、ちょっと聞き取りをさせていただいとるような状態です。 ○議長(小椋 正和君) 福本まり子君。 ○議員(3番 福本まり子君) アパートに入られる方の気持ちっていうのは、先ほど町長が言われた、そのとおりであります。逆に自治会側も、一つの行政区であれば財産もあり、逆に言えば負担金もありで、その部分までアパートの人たちもそれを権利を得たり、義務を得たり、それから負担も強いられたりということがあるから、ここで一線を引かないとだめだという、多分その観点があります。アパートの人たちも、そういうしがらみに縛られたくないっていうのが本音だとは思います。  だから単独で、いわゆるアパートはアパートの行政区が設立できないのか。10戸単位、公営住宅であれば集会施設等は20戸以上でないと今建たないような気がします。10戸建てのアパートでは集会施設も建たないでしょうし、そういうようなところで、そのアパートの中のいわゆる自治会活動、アパートの中のそういうものができないのか、そういう指導が建つ前からでもできないのかっていうことをまずお尋ねしたいのと、教育長に何度もお尋ねしますが、今言った運動会に来てよっていうことがどういう形でPRできますかということをお尋ねしてるんです。申しわけないですけど、よろしくお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 民間アパートの自治会活動ができるかって聞かれますが、私は、今の状況からして非常に難しい話だと思います。出入りが多かったりとか、いろんな事情があるかと思います。  以前ここの議会で問題になったのも、地域の自治会の人たちとのコミュニケーションがとれない中で、あそこに誰が住んでるのか、どんな家族構成になってるのか、名前というよりも防災上の話も含めてちょっと問題だという発言があって、だけど、なかなかそこに入っていけない。これから教育長が答えますけども、そのときの質問は子供会の話だったですね。子供がいるのかいないのかもわからない。集団登校に行くのに誘っていいのか悪いのかもわからないそういう状況でっていう話で、それは、また学校に子供が行けば、学校のほうから、あそこのアパートだからっていって集団登校とかっていうことでできますねというようなことでの答弁だったと記憶しとりますけども、なかなか入ってる方の集団行動的な、自治会活動的なことっていうのは非常に難しいかとは思います。  ただし、先ほど言いました防災上の観点からしたときに、防災無線がない、屋外の防災放送を聞いて、今だったら熱中症がどうとかっていう話とか大雨警報が出てるから避難勧告、聞こえないと思います。これはやっぱり問題だということを切り口に話を進めていくことではないかなと思ってます。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 運動会についての質問でありますけども、自治会を通してのプログラム配布とか、あるいは参加呼びかけについてでありますので、アパートの住民の方に対しては徹底されていないというふうに思います。 ○議長(小椋 正和君) 福本まり子君。 ○議員(3番 福本まり子君) アパートが抱える問題点、誰もが承知のこととは思いますが、本当に自治会内においても隣は何をする人ぞの状況になりつつある中で、ましてや、よそのアパートの人なんかっていうのは当然のことだと思います。ただ、行政がそういうことでいいのかということなので、今言われた防災に関しては、やはり今これから台風が来るのでとか非常時の放送も入るわけですから、ぜひとも屋内に取りつけるような方向で対応していただきたいと思います。テレビは見ないから別に要らないからっていうのはあるんですけど、別にテレビとセットじゃないので、その辺の話はしていただいて対応していただきたいと思います。  子供が少なくなった現状があるので、町長がおっしゃったように、ある部落でも、アパートと自治会とはつながりはないけども、子供会だけは一緒にやるという何か変な現象のあるところもあります。でも、やはりそれはそれで私はいいと思います。なかなかアパートの住人だけで子供会を維持していくっていうのは難しい部分がありますので、この少子化の時代、まとまるところがあればまとまればいいなと思います。  言いました、社会教育のジャンルになるとは思いますが、地域活動がどうやってアパートの人に対応していけるのかっていうのが、自治会ですら、もう運動会を開いたらぱらぱらとしか集まらない状況なので非常に難しいところではありますけども、そこはやっぱり行政手腕でぜひともその対策を講じてほしいなということであります。最後に、もう一言ずつお願いできますでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 自治会活動ということで言ったときに、公民館の話が出ております。教育長は公民館の話で社会教育法上の話をしておりますが、公民館の運営自体も、これはアパートに限らず社会教育という点で、50年近くたっておりますけども、公民館の社会活動って何だろうという曲がり角に来てると思います。地区公民館という考え方で公民館を運営しておりますけども、以前から検討しておりますけども、自治センターということでの自治公民館という考え方が世の中に少しずつ入ってきておりますけども、自治を考えたとき、今のこのアパートの話も、地域とのかかわりという点で何かできないのか、できないのかというか、全然全く一つのアパートだけで独立していくことは難しいんですよということでの自治ということを、防災の切り口ということから進めていくというのが先ほどからの答弁だということで、この答弁にさせていただきたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 最初に答弁しましたように、公民館活動としては、自治会の加入の有無にかかわらず各種教育活動等、呼びかけをしております。また、子供会の組織運営というのは保護者間の連携をとりながらやっておりますので、例えば、ことうら子どもパークであるとか、あるいは公民館の子供向け教室であるとか、特に自治体の加入有無にかかわらず広く保護者を通しての呼びかけをしておりますし、図書館で行っております七夕まつり、あるいはクリスマス会、映画会等の広報も自治会加入とは関係なく広く広報しております。 ○議長(小椋 正和君) 福本まり子君。 ○議員(3番 福本まり子君) 従来型の、それこそ自治会が全てを網羅できる時代ではなくなってきている、いわゆる都市型になってきてるわけですからやっぱり何らかの変革がないと、これまでどおりのことをやっていては、だんだんコミュニティーっていうのは形成されなくなるように感じます。町長の自治センター構想はまだわかりませんが、地区公民館においても自治会においても、何らかの変革がないと本当にますます地域活動はできないなというような気がしておりますので、よろしくお願いします。  では、3項目めに入りたいと思います。  学校のプールについてですが、近年、地球温暖化による影響が随所にあらわれてきております。昨年来より、危険な暑さ、いわゆる酷暑ですが、続いております。エアコンの整備がなされたわけですけども、それまででも午前中にプールに入れるようにっていうような町長の発言もありました。そういう努力がされてるわけですけども、そのプールですらとても暑くて入れないような状況に来ているということです。夏休み中におけるプールの使用を中止したところが全国でも多くあります。プールの水温、それから水質のみならず、外気温のみならず、プールサイドも素足では歩けないほどの高温になります。熱中症の危険にさらされております。プールだからそういうことはないだろうと思いながらでも、熱中症の事故もあります。  事故といえば、水の危険はプールに限ったわけではありませんけども、川や海でも毎年多くの事故が起きております。楽しいはずの水遊びが、死という悲しい結果になってる現状も見過ごせないところであります。鳥取県内においては、中部の学校において飛び込み事故がありました。それを受けてではありませんが、全国の学校でプールの飛び込みが禁止となっています。水を恐れてもいけませんが、甘く見てもいけないと思います。でもこの気象状況では、来年もプールが使用できるかどうか危ぶまれます。水泳の授業がなくなる可能性があるのではと思っております。泳ぐのが苦手な子にとってはラッキーって思ってる子もいるかもしれませんが、果たしてなくしてしまっていいのでしょうか。きょうは暑いからだめだ、入れない、入れない、入れないが続けばプールは不要になってしまいます。現在の各小・中学校でのプールの利用状況、ことしに限ってでも結構です。教科での利用状況、それから夏休み期間中の利用状況と、それから学校で水泳指導を行うことをどう考えているのかといった点についてお尋ねしたいと思います。  あわせて、今後についてですが、今後の屋外活動、条件がかなり変わってきてますので、水泳の授業のあり方、改善計画をどのように考えるかということを教えていただければと思います。施設の面、それから水泳の授業ですから、指導者、それから夏休み中でありますと保護者の監視等もあります。そういった点も踏まえて、この気象状況でどう対応していくのかっていうことをお教え願えればと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 学校プールのことについての質問ですけども、質問の中身は、ほぼ学校のプールをどういうふうに教育に利用しているのか、頻度はどうなのかということが主だったものですから、教育長のほうに答えてもらいますが、昨年の夏も、異常な暑さによって夏休み期間中に、これは保護者がプールのサイドにいて見るということで保護者での間で検討されて、とても何かがあったときにはということで、中止されたところがほぼ、ただし、やっぱりやるといってやられたところがありますけども、こういう点で、管理という点で、保護者が言うからいいかという話ではもうなくなってきてるんじゃないかなというのが私の意見です。以上です。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) プールについてでありますが、各小学校のプールの利用状況でありますが、プールの管理は各学校で個別に管理をしております。使う前に、水温、それからpHを確認してプールを使うようにしております。  教科学習での利用状況でありますが、本年度1学期、小学校では延べ98回から136回、大体平均すると各学校110数回の利用がございます。中学校では30回から37回の利用をしております。  夏休みの期間中の利用状況でありますが、小学校では、PTA対応が7日から8日、2校ありました。学年対応したのが2校で、9学年と11学年ございました。その他、水泳大会の練習等で2回から5回というような状況であります。中学校では、夏休みの利用は部活だとか駅伝の練習の後に10数回プールを利用しております。  学校での水泳指導を行うことをどう考えるかということでありますが、体育の教科としての水泳指導を行っておりますので、身近な学校で教えることが適当なのかなというふうに考えております。  また、今後の屋外活動のあり方及び改善計画ということでありますが、熱中症モニターを設置し、環境省の示している熱中症運動予防指針を参考に運動制限を行っております。夏休みの水泳についても検討をしながら可否を決めております。 ○議長(小椋 正和君) 福本まり子君。 ○議員(3番 福本まり子君) 公共施設の概要のときにもありましたが、プールについてはそういう議論はなされてなかったように思います。各学校にプールができるようになってから、各学校でのプールの始まりっていうのは、旧会津藩で、それこそ軍事訓練の一環として、着衣水泳とか、そういうようなところから始まったように聞いております。  ただ、学校プールとしては、ちょうど私が生まれたようなころですけども、韓国ではないですけども、大きな事故が日本でも起きたことから、やはり学習指導要領の中で水泳を習得することが命を守ることだっていうことで、学校プールの建設が始まったというような歴史があるようですが、そのプールでさえも施設としては現況が大きく変わってきてます。まずは腰洗い槽がなくなってきたこと、それから目洗い、目を洗う蛇口がなくなってきたこと、これらは、腰洗いは、プールの塩素濃度は特段腰洗い槽だけ濃くしなくてもプールの中だけで十分だというようなことがあります。目洗いについては、洗い過ぎて角膜に影響が出てきたということもあります。  それから、今起きてることは、飛び込み台はありますが、飛び込みをさせないということです。そういうような環境の中です。加えて、今の熱中症になる危険性、紫外線対策とか、教育委員会のほうで温度の設定管理はしておられるでしょうが、2014年の文科省の水泳指導の手引では、望ましい水温は23度以上ですけど、30度ぐらいになったらとてもじゃないけど、お風呂入ってるような、泳ぐという感覚ではないと思います。  プールの飛び込みが禁止になったのは、重大事故が起きているということです。2005年に飛び込み台の高さなどが変わる指針が出ましたが、その後も事故が起きてることから、プールでの飛び込みはやめなさいということになったと思います。学校の先生方にしてみても、専門に飛び込みの指導ができる、水泳の指導ができる先生を確保するということは難しいと思います。保護者にしても、水の事故っていうのは怖いですから、幾ら我が子がいるとはいえプール監視に出るっていうことは、本当に子供が少なくなった中で親のいわゆる監視のローテーションが回ってくる確率も多くなってきています。本当にこのままで水の管理だけして、きょうはだめとか入っていいよとかっていうことでいいのかということです。  都市部、都市部に近いところでは、もう各学校でプール管理は控えてます。市民プールや近くにB&Gとか、そういうところがあれば往復してでも学校の授業の中でやっていますが、琴浦では全くそういうことは現時点では不可能でありますので、各学校をどういうふうに維持していくのか、極端な話、町民プール一本でいいではないかっていうようなところまで考えなければいけないと思います。午前中、角勝議員が提案しましたように、私のほうは子供を中心に話をしておりますが、大人も含めた部分で本当に施設も絞っていかなければならないのではないかと思いますので、答弁のほうをお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 教育長でいいですか。  小松町長。 ○町長(小松 弘明君) プールを教育でどのように使うかということについて、私は専門外ですので教育長に任せますが、最後のほうでありましたことについて答えさせていただきます。  プールができた歴史の話がありましたが、たまたまこの前、八頭町の副町長さんと話してましたら、あそこの隼、公認プール、50メートルプールがありますけども、それが、どうだったんですか、もう先進的に取り組まれてということでの、それで水泳が非常に強いということで隼中学とかっていうのがあったと思いますけども、そういう教育的な話があって、何年か前に建てかえというか、つくりかえをしなくちゃいけないことがあって、そのときに50メートル公認プールにするがいいか、25メートルプールにするがいいかという議論があったそうです。  温水の話です。水温を一定に保とうとすると、やはり25メートルでないとだめだという話があったけども、やっぱり50メートルの公認プールにこだわった教育的な話があったように聞きましたけども、そういう点で、温度管理をするとなれば、もう室内でないとだめで、八頭町には別のところに25メートルで室内プールがあるそうです。ただ、非常にランニングコストがかかる、よく考えたほうがいいですよとおっしゃっていただきました。水を管理するという点で温水というか、一定の温度を保つということは、循環させたり、それから機械も、水を使うということで非常に壊れやすい、一旦壊れたら非常に多額な費用がかかるということもあって、今そういう状況で25メートルの室内プールと屋外の50メートル公認プールがあるけども、プールっていうのはなかなか難しいぞという話を聞きまして、なるほどという一つの参考に聞いたところの話を披露させていただきたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 学校での教科としての水泳は、水中スタートが原則になっております。ですから学校で教える場合には、水中スタートをしなさいということで水中スタートをするわけでありますが、実は水泳協会の主催の大会に出ますと、これは飛び込みが原則になってて、飛び込みスタートでないと認めないというような形になっておりますので、どうしても水泳大会に出る児童に関しては、今までは飛び込みスタートをしていたというような経緯もございます。現在は、ほとんどの大会で県内の大会等では水中スタートで行うようになっております。  プールの使用期間ですけども、本当に夏場だけということで限られますので、屋内プールの建設っていうことになりますと、非常に管理もそうですし、費用もそうですし、あるいはそれぞれの学校にということはとても考えられません。移動距離というようなことも考えられるので、例えばB&G方式のように全体をテントで覆うというようなことも一つの方法かなというふうには思いますけども、年間を通してそれらを利用するということになると、やはり管理がかなり大変なのかなということで、現在は涼しい時間帯あるいは涼しい日あるいは水温等を管理しながら、それぞれの学校で行っているというような状況であります。 ○議長(小椋 正和君) 終わりですので。 ○議員(3番 福本まり子君) まだまだ矛盾点抱えてますので、今後検討していただきたいと思います。以上で終わります。       ─────────────────────────────── ○議長(小椋 正和君) 通告5番の質問が終わりましたので、通告6番、新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) では、本日最後の質問となりました。どうぞよろしくお願いいたします。  通告に従いまして、2項目質問させていただきます。  そのうちの1項目です。今回を含めて芝生の質問は3回目になります。芝生の販売促進を含めて3回目の質問となります。以前からの質問です。小学校、中学校の校庭、中庭に芝生をということでさせていただきます。  小学校、中学校の校庭、中庭に芝生が植えられることにより、生徒児童たちは休み時間には外で体を動かすことも多くなります。最近、生徒児童の体力も低下しているところもあるとお聞きしています。足腰の強さを取り戻すためには、芝生の果たす効果は大変大きいと思っております。転んでもけがはしない、砂ぼこりは立たない、緑を見るとストレスが解消するなど、心身ともによいことが多いようです。  また、災害時の避難場所に学校が指定されています。芝生の植えられている校庭、中庭の果たす役割は大きいものがあると考えますが、町長、教育長の御所見をお伺いいたします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 小・中学校の校庭の芝生化という御質問で、先ほどおっしゃったように3回目ということで、大変心苦しい答弁になるんですけども、毎回お答えはしておるところですけども、校庭の芝生化というよさというところは承知しておりますし、それから県のほうでも補助金ということがあって、これは数年前も今の聖郷小学校だとかそういうところの芝生化はしておりますが、前回の答弁もそれを言っておりますけども、植えること自体はできなくはないんですが、後の管理ということをどう考えるかということで、数年前にやったときには、保護者が芝生の管理を、芝刈りというんでしょうか、雑草を抜くことは、雑草が生えても、それはそのままでいいんですよということでやったものの、何年かたつと、やっぱり雑草が生えないほうが見ばえもいいなということで、手がかかる、手をかけなくちゃいけない、管理しなくちゃいけない、肥料も与えなくちゃいけないということで、だんだん保護者の負担が大きくなってきて、何で私たちがそんなことをしなくちゃいけないのかという声があるということでの、結局そこが、メンテナンスをどうするかということが非常に後々響いてくるということで、慎重に考えなくちゃいけないということは申し上げたところですけども、そのときも、また後で教育長、答えますけども、学校側との話し合いということが出てくると思います。保護者の話もそうですけども、そういうところが、いや、こういうふうにしたいからということになって、管理のことも話がつけばできないわけではないんですけども、なかなかそこが大きな問題となってるということであります。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 小学校、中学校の校庭に芝生をということでございますが、東伯中学校の中庭は、御承知のように芝生化をして、生徒たちの交流の場として昼休憩に利用しておる状況がございます。聖郷小学校の校庭も、隣接する聖郷グラウンドが利用できることもあり、トラック内に芝生が植栽されております。これまでほかの小・中学校も芝生の植栽が行われたということでありますが、管理が大変で根づかなかった例もあるということで、町長答弁にもありましたように、やはり維持管理が大変なのかなというふうには思っております。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) ありがとうございます。私がこの質問をさせていただきました第1回目のときですけれども、管理は全部自分たちに任せてくださいということを業者の方がおっしゃられました。そのときは、一般質問のときもそのように質問させていただいたんですけども、どういうわけかなさっておられないということなんですけども、管理ということをお聞きしたもので、私もそのときに質問させていただきました。  これは、30数年前までは浦安小学校の校庭に芝生が植えられておりました。当時、子供たちは、ふかふかの緑のグラウンドで、朝、登校するとはだしで校庭を駆け回っている姿を何度も見てきました。ちょうど学校の前に家がありますもので、しょっちゅう見ておりました。ところが、もう除去されまして数十年以上もたちます。その元気な姿と声を見ることはもうありませんが、やはりそのときの理由としては、水はけが悪いということをお聞きしておりました。なぜ除去されたのですかとお聞きしたら、水はけが悪い。当時は雨が降るとグラウンドに水たまりができて、確かに水はけが悪かったかなと私も思っております。でも、あれから私が質問しまして五、六年以上になりますけれども、その後のグラウンド整備はなされてるかどうかということをお聞きしたいところですけれども、どうでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 浦安小学校の話は私はちょっと承知しておりませんので、教育長に答えていただきます。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 浦安小学校のグラウンドの土の入れかえとか整備ということについては、ちょっと把握しておりません。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) やはり整備をしてるか、学校側のほうからもちょっと聞いてみるということもお聞きしたかと思います、まだ覚えておりますので。でもその後、整備をされていないということですけれども、実はことしの春、運動会が5月の25日にありました。参観させていただきました。毎年のことですけれども、春の風が強くてほこりが舞い上がり、そして本部席、そして来賓席、皆さんも御存じだったと思いますけれども、そのテーブルの上に砂ぼこりがいっぱいで、こうしてさわるとすごい砂ぼこりで、お茶をお出しになられるんですけど、お湯の中にも砂が入ったような気がして、何だか嫌だなという感じもしました。  そして生徒児童の健康、そして安全・安心の対策面から、芝の効用が全国的にもやっぱり注目されているところなんですよね。やっぱり小・中学校の校庭、中庭には、いろいろとお聞きしていただきまして、重点的に取り組んでいただきたいという思いをずっと持っております。学校側からも聞いていただき、そしてグラウンドの整備もしていただきながら、やはり検討の課題として考えていただきたいと思いますけれども、どうでしょうか、お伺いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 芝の管理っていうのは本当に難しいと思います。今、浦安小学校の話も出ましたけども、話は違うんですけど、ここの総合運動公園のサッカー場、芝だと言ってますけども、芝が剥がれてるんですね。芝は別のものが生えていて、何とか芝という品種は芝なんですけども、最初に植えた芝の品種ではないものが自生してきてしまってると。あそこでさえ管理人がいてしっかりと管理してるつもりで、この前っていうか、ことしに入ってからでしょうか、業者さんに見ていただいたら、これは芝というものではありませんというような答弁っていうか、答えをいただいて、本当に芝を的確に管理しようと思うと難しい話だなということの一つの事例であります。  学校の中で芝を管理するっていうのは、なかなか、東伯中学校の中庭の話がありますけども、あれは専門の農家というか、県芝の方がやっていただいて、ボランティアでやっていただいたところを、余りにもボランティアではということで、肥料代だとか、そういうのは今予算化しておりますけども、今あるものの管理でさえそういう形で、難しいと思っております。何度も繰り返しですが、管理は誰がするのか、あるいは費用はどのぐらいかかっていくのかということだと思っております。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 浦安小学校のことを言われましたけども、確かに砂ぼこりが立って大変な状況になっているというのは、風の強い日にはそういう状況であることは私も体験しております。もしあそこに芝を植栽するということになれば、根づかなかったということもあり、土の入れかえ、それから芝の整備、管理ということで、相当な費用もかかるのかなというふうになります。どういった形でグラウンドを利用するのか、あるいは維持管理をどうするのかということも含めて少し研究をしないといけないと思っております。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) ありがとうございました。今、町長さんと教育長さんの御答弁では管理ということが一番問題になっているようですけれども、しらとりこども園ほか、また、芝生を敷いてある学校もありますけど、そういうところの管理はどなたがしていらっしゃるんでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) こども園の中っていうことでありますから、子育て応援課長に答えさせたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 財賀子育て応援課長。 ○子育て応援課長(財賀 和枝君) こども園の芝生の管理についてですが、こども園の管理については町で行っております。町のワークセンターのほうに委託しまして、定期的に芝生の管理等を行っております。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) では、同じようなことでできたらしていただければ一番問題がないと思うんですけれども、なかなか難しいということをおっしゃっておられるんですけど、やはり緑を見るとストレスも解消します。また、生徒児童のときにはストレスもたまっているということをお聞きしております。ほんのひとときでも緑の芝生で、中庭の芝生で生徒児童たちが憩いの場所になればと思いますが、そのように町長も教育長も思われると思うんですけれども、その思いをちょっと一言御答弁をお願いします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 繰り返しなんですが、今、こども園の話をしました。あれは頭刈りをしてるということで、あと、肥料をまくぐらいの話ではあるんですけども、これは続けていくと、結局、総合運動公園サッカー場と同じ話になってくる。それは、どうしても管理というのは難しいということだと思ってます。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 例えば聖郷小学校は丸く中を芝生化して走るところは土という形で、土のほうが非常に走りやすい、滑らなくて走りやすいというようなことなんですが、そういうようなことがうまくほかの学校でもできればいいんですが、例えば駐車場に利用されたりとか、そうすると車が入ってくると非常に段差ができてしまったり、あるいは中学校等でグラウンドを芝生化にすると、例えば複数の部活が使いますので、どうしても芝生のとことそうでないところとの段差ができてしまいます。そういったところで、スポーツ活動がしにくくなってしまう競技等も考えられますので、現場がどのような形で利用しやすいのかということも考えながら、どういった形であれば芝生化が進められるのかというようなことも研究の必要があると思っております。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) 私が先ほども申し上げましたように、10年ぐらい前にこの質問をさせていただきましたときに、芝管理組合の方と御相談させていただきました。こういう質問をしますので管理のほうはということでいろいろお話ししましたら、当時は管理も自分たちでやるのでということをおっしゃられたので、私はそのとき質問のときでも、そのように管理をしてくださるのでよろしくお願いしますということを質問の中に入れさせていただいたんですけども、あれから10数年たってしまいましたけど、今、例えばやってみようかなというお気持ちがあれば、私はもう一度お願いしてもいいかなと思ったりもしますけども。  それは余談になりますけれども、余談の続きになりますけども、これは芝にはちょっと関係ないんですけれども、福岡県のある中学校では、何ていうんですか、10分間お昼寝をするそうです、中学生が。次の授業が始まると、頭がすっきりして何か効率がとてもよく、勉強には意欲が出てるということをおっしゃっておられました。子供たちはやっぱりストレスがたまる。だから、せめてお昼寝の時間があってもいいかなと思うけど、やっぱり緑の芝生の上で子供たちが駆け回って、大きな声出して、はだしでっていうんが一番理想的じゃないかなと私は思っております。だから、学力向上を目指すためには、絶対にストレスためたらいけない、鳥取県はストレスをためないっていうのが一番のあれですけども、子供たちもいろんなストレスも抱え込んでると思います。大人もそうですけれども、やはり私は芝生は大事だと思っております。  また、災害時には学校が避難場所に指定されております。学校の校庭とか中庭に芝生があれば安らぎがあって、また、気持ちも安定すると思います。緑の上で横になることが被害に遭われた方にとってはストレスの解消になると思うんですけども、ぜひ芝生の植えつけが必要と思いますけれども、再度お願いでありますけれども、もう一度御答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 芝生の効用は、おっしゃるとおりだと思います。本当に何度も繰り返しで、その管理という話です。学校管理でいったときに、校長先生、教員も含めて学校の校庭の芝生化という話でいったときに、学校の授業の影響があるのかないのかって、その点も。影響っていうのは、前に答弁あったと思いますが、100メートルの走路が中に芝生が入ってるととれるのかとれないのかというような話があったと思いますけども、学校の授業を優先した場合に芝生が必要なのかということも含めて考えていかなくちゃいけないと思いますし、いや、それはもう大丈夫です、あとは、ただ頭刈りと肥料をやればいいですっていう話ならば、10年前の話っていうのは、芝組合もいろんなことがありました。それはちょっとここでは申し上げませんけど、たまたま私はそのときに東伯農業改良普及所の所長をやってましたけども、大変な話だったんですけども、でもそれでも自分たちの芝をという、生きがいっていうんでしょうか、管理すると言っていただいて、新しい品種を植えていきたいということがあっての話だったと思いますけども、ちょっと時代が変わってきてるんで、芝組合の生産者もいろいろ条件は変わってきてると思います。今それをお受けになられるかどうかというのは、ちょっと何とも言えないと。それも一つの検討材料かとは思います。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) 東伯中の中庭には本当に芝があり、夢フロンティアのあのスペースで子供たちが本当に憩いの場として活用しているという状況を聞いております。赤碕中学校のほうは、芝生ではありませんけども、しっかり整備してありまして、中にプランターの花がありまして、子供たちがレイアウトして文字を書いたり、プランターで、そういうようなこともしながら、椅子もありますので昼休憩は出てそこでお弁当食べたりっていうんで、別の形で憩いの場になっています。ですから、ストレスというようなことで見ますと、どちらの中学校もうまく中庭を活用してるのかなというふうには思っております。
    ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) 最後になりますけど、やはりグラウンドの芝生が無理、管理が一番の問題かな、ネックになってるんかなと思いますけど、こうして御答弁をお聞きしてると何か残念な気持ちになっておりますけども、せめてそれでも中庭でもいいかなと。浦安小学校の中庭、お花がたくさん植えてありますけども、中庭に芝生があれば、それだけでもちょっとは安らぎがあるのかなって思います。  最後になりますけども、琴浦町は鳥取県の芝の発祥の地であります。以上の事業がもし可能であれば、今後、芝生の需要が継続して拡大されるためにも、県、行政や生産者が一体となって取り組むことが大事であると考えます。また、経済効果、そして地方創生へとつながっていくのではないでしょうかという思いも持っておりますけども、せめてグラウンドがだめなら、残念ですけども、運動会があるたんびに砂ぼこりが立って、いつもいつも毎年のことでちょっと気にはなっておりますけど、もしだめなら中庭だけでも芝生になればっていうことの思いを持っております。最後によろしくお願いいたします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 学校長と協議して、教育委員会のほうと相談しながら検討します。 ○議長(小椋 正和君) 小林教育長。 ○教育長(小林 克美君) やはり管理の問題が一番大きいのかなというふうに思います。芝生って非常に成長が早いですし、頭刈りをしないといけなかったり、あるいは雑草がまじってきますので、雑草取りであるとか、あるいは消毒であるとかっていうようなことで非常に手入れがかかるものなのかなというふうに思っております。これから研究していかなければいけないと思ってます。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) ありがとうございます。  では、2項目めに入りたいと思います。次は、防災への備えについて。これは関連質問で、今回は備蓄という形でとらせていただきました。  今後30年以内に南海トラフ地震の前後には、西日本で内陸直下型地震が多発すると以前から警告をしておられます。鳥取県危機管理局は、大地震や災害にいま一度、身近な家庭の非常持ち出し袋の中身のチェックを呼びかけています。また、防災備蓄倉庫の備品も新たに補充するものがあると思います。  ①番、各家庭の非常持ち出し袋の中身のチェックの呼びかけを随時できませんか。2番目、防災備蓄倉庫の備蓄品、新たに補充は考えておられますか。3つ目、防災備蓄倉庫の集積拠点の分散化の検討をされる考えはありませんか。以上です。お願いいたします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 防災への備えについてということで御質問ですが、各家庭の非常持ち出し袋の中身のチェックということですけども、これは去年の台風24号が過ぎたというか、通過した後に被害状況を見て回ってるときに、お話を聞いたことが印象に残ってるというか、ありました。何を持って逃げたらいいのかわからなかったという話です。頭ではこのことはわかっていても、いざ逃げるときっていうか、避難するときに何を持って出ていいのか、やっぱりそこはもう一度チェックしなくちゃいけないんじゃないかということで、その後、ちょうど12月に「わが家の防災マニュアル」というのを全戸配布しましたし、その都度そのことは注意喚起はさせていただいております。ただ、これもまた、いつもいつも言ってると、またかみたいな話になってもいけませんし、ここの表現というか、注意喚起のやり方はその都度変えながらでも、とにかくまずは逃げるということ、今、避難ということになったときに持ち出しは何かと、まずそれがイロハのイだと思いますので、そこの点は繰り返しになってマンネリ化しないような形でやらなくちゃいけないというふうに思ってます。  防災備蓄の備品についてですけども、これは、ちょうどことしですけども、液体ミルクというものが発売になりました。それまでは食品衛生的な話で製造ができてなかった。輸入品はあったんですけども、それが液体ミルクというものが発売されて、これは県でもそのことを受けて備品に追加するべきだという話があって、人口割合でいくと、琴浦町の場合ですと、24本の液体ミルク、ミルクだけあってもいけません、使い捨ての哺乳瓶があって初めて使えるということですけども、同じ24本を今これからそろえていこうというふうに思ってます。それは時代によってそれぞれ備品というか、備蓄するものが期限といいましょうか、おいしさを追求して、少し食べにくいものも新しくなっていくとかっていうこともあるでしょうし、そういう点では新たな補充品が出てくるたんびにそれは変えていかなくちゃいけないと思ってます。  防災備蓄倉庫の話であります。逢束に今2つの建物がありますけども、今回質問が出て、そこに入ってるものは確かに頑強なああいう建物の中に入っていて大丈夫ですということで、担当も大丈夫って言ってましたけども、1カ所で大丈夫かっていうことを再度聞けば、やっぱりそこは危険分散、リスク分散ということでちょっと考えなくちゃいけないなということで、今どこにするかは別にしても、1カ所がやられてしまえば、効率的には、何かとりに行くにはそこの1カ所に行けばいいんですけども、万が一ということで、そこがだめになった場合のをやっぱりちょっと考えておかなくちゃいけないなということで、検討に入りたいと思います。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) ありがとうございます。今、町長がおっしゃられましたように、やはり非常持ち出し袋の中身のチェックというのは随時やっていらっしゃるということなんですけれども、何と申しましょうか、これはある町内の学校のアンケートをちょっと見させていただきました。親子のアンケートです。地震が起きたとき何を持って出ますかということで、親の方は携帯電話が1番で、2番目はお金、3番目は防災袋、子供さんは1位は食料とかお金とか携帯電話という似たところなんですけど、防災袋を準備していますか、ここなんですよね。防災袋を準備してますのしてないのが82%、親が答えてらっしゃるのが。はい、しておりますというのが18%で、やはりこれは絶対に随時、もうどれぐらいをしていらっしゃるか私にはわかりませんけど、82%という数字が出たのはちょっと驚きでした。  そして備蓄食料は何日分ありますかっていうことなんですけども、これも、やっぱり準備していないというのが66%、全くしてないということですね。1日から2日の分をしてるという方が30%、そして準備してないというのが本当に66%には驚きました。やはりこれは大事なことかなと私は思うんです。  そして先日、ちょっと見ました被災に遭われた方、経験者の方1,000人の方に聞いておられます。やはりそのときにしてなかった、備蓄は何もそろえていなかったという方が73%の数字が出ているようです。これ実際に震災に遭われた方のアンケートなんですね。備蓄していたという方が27%で、今思えば、やっぱりしておけばよかったなという後悔も持っておられます。88.9%の方が少しでも備蓄はしなきゃいけなかったかなって、これは最近の震災経験者からのアンケートなんですけど、そういうことがちょっと気になりまして、やはり備蓄というのは大事なことだなということを思っております。  備蓄は随時していらっしゃるということなんですけども、何ていうかしら、またかまたかっていうことじゃなくて、やはり防災の日というのを決めてやらないといけない。そしてもう一つは、家族であるんだったら、誰かのお誕生日に防災の日を決めて、このときに備蓄、そういう備品の点検をする、チェックをすることを決めなきゃいけないかなと思うんですけれども、町としては、何らかのきっかけで、じゃあ、琴浦町はいついつに防災の日と独自で決めて、このときにはチェックをしよう、町民みんなでしようというお気持ちがあるでしょうかということをお尋ねしたいんですけれども。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 防災という点で、本当に万が一ということで、ないと思って安心してしまうということが一番危険な話だと思いますし、その点、今、専門員を雇用して地区の公民館の集会で話をしていただいたり、啓発活動は行っておりますし、それからことしも避難訓練、やっぱり頭で考えていても、実際体を動かすということが必要だということで、またそういう防災訓練の計画をしておりますし、その詳細について総務課長のほうから答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 山田総務課長。 ○総務課長(山田 明君) 防災訓練についてでございます。  現在、古布庄地区のほうで実施ができないかということで、公民館長さん等に今御相談をさせていただいておるという状態でございます。実施については、11月の農繁期を外したところというところで、今ちょっと下話をしておるという状態でございます。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) ありがとうございます。いろいろとお聞きして御答弁いただいてるんですけれども、その備蓄の中には、やはりこれから笛を持って出なさいと。やっぱり万が一、自分の逃げてるところはここだよと知らせるためにも笛が一番大事だと、笛を追加してくださいということを言っておられますので、食料品だったら、今までだったらお水が一番いいということだったんですけど、野菜が不足するので、レトルト食品でも、それから野菜ジュースでも用意することが大事かなということも話をしておられます。そして笛もですね、そういうこと。だから、あとは携帯ラジオとか携帯こんろ、懐中電灯等も大事なことだと思いますので、ぜひそういうことでお願いしたいと思います。PRをしていただきたいと思います。  それから、先ほど備蓄倉庫の新たな補充はということで、液体のミルクと哺乳瓶を今度補充するということで、大変うれしく思います。そういうこともとっても大事なことで、私もちょっとここにも書いておりましたですけども、やっぱり液体のミルクが赤ちゃんも、このミルクというのは傷みやすいので、今度はその保存がちょっときくということを新聞にも書いておりましたし、とてもいいことだと思って喜んでおります。  そのほかに、トイレですね。やっぱりトイレは、一番、何ていうんでしょうか、ここの町報に出ておりましたトイレですね。このトイレは和式でしょうか、洋式でしょうかね。写真が出てるんですけど、私から見ると洋式かななんて思ったり、ちょっとわからないんですけど、やはりトイレもとっても大事なことなので、今マンホール型のトイレが備蓄しておられるところが多いようです。これは下水道に汚物、汚水が流れるというか、一々くみ取りもしなくてもいいようなつなぎ方でできるということを書いて、排せつ物は下水管に直接流すためにくみ取りの必要はないということでお聞きしてるんですね。このマンホール型のトイレは衛生的でとてもいいと。それで、今、湯梨浜町では、学校のほうで10基ほど設備を設置されたということもちょっと先日、いつだったか新聞で報道されておりましたので、ぜひそういうことも備蓄倉庫の中にも新しい補充をしていただければと思うんですけど、どうでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 今、防災の話で一番考えなくちゃいけないっていいましょうか、避難するときに何が必要かということだと思います。食料も1週間分もなくても結構だと思います。今、私の把握してる限りでは、何かの災害が起こったときに、大災害が起こったときを想定して、ある体育館だとか避難することが多いと思いますけども、そのときの例えば自衛隊だとか県外のいろんな支援というのは二、三日中にやってくる。そういうことを想定すれば、二、三日分の食料、腹いっぱいにならないにしても、ひもじい思いを紛らせるようなものであれば、ある程度の避難袋の中に入れてあればそれで一安心するということで、確かに水というのもあります。東日本のときに話題になっていたのが液体ミルクということで、開発ができてことし発売になったということでありますので、そういうものはどんどん入れていくところであります。  先ほど質問のありましたトイレの話だとか新しい技術について、今こんなことがあるということもあるかと思いますので、補足説明を総務課長にさせます。 ○議長(小椋 正和君) 山田総務課長。 ○総務課長(山田 明君) 新藤議員の御質問です。最初に町長からありました今回の非常持ち出しの分の食料につきましては、すぐに連携備蓄ということで県内からも物資が入ってくるようになってますし、県外からも応援物資というのが入ってきますので、基本的には2日から3日の食料を準備していただきたいということで、この夏も何回か避難勧告等を出させていただいたときに、食料はお持ちくださいねということで言っとるのも、そういう非常持ち出しをお願いしますという意味で、避難所に準備してないだかというちょっとお叱りのことを受けますけども、そこは皆さん、準備をお願いしますという意味でやっておりますので、引き続き御理解いただきたいと思います。  それから、トイレのことについてですが、今備蓄しとるのは、椅子型の下に凝固剤を置いて、それを取りかえるという形のものを、現在トイレ自体は22ほどしておりますし、凝固剤のほうについては約1,900ほどためておりますので、そちらでトイレができるということになってます。マンホール型の直接つなぐという部分は、以前どんぐりひろばのトイレのときにもちょっと伺ってはおりますが、そちらのほうは大きな設備ということになりますので、備蓄というところではちょっと現在のところ考えてはいないところです。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) 今の町長さんがおっしゃられた備蓄の食料品持ち出しは2日か3日分、これが一番適当なんですけど、それがあれなんですけど、できたら1週間ぐらいはあればいいかなというのが最近のお話なんですね。今までは二、三日分ということだったんですけど、なかなかその辺のところも難しいようで、せめて1週間分ぐらいあれば大丈夫かなという感じでお聞きしているところであります。  そして今のトイレのことですけども、この写真は洋式ですか、和式ですか。(発言する者あり)和式。この写真から見ると洋式のように見えますね。ということは、障害者とか高齢者の方にはちょっとえらいかな。大丈夫ですか。(「大丈夫です」と呼ぶ者あり)そうですか、じゃあ、安心しました。  そういうことで、備蓄も二、三日分ということを、今まではそういうふうにお話は聞いておりましたけど、もう1週間分ぐらいがあったらいいじゃないかということと、この前、避難される方は避難してくださいという放送がありましたときに、備蓄も食料品も持って出てくださいということをおっしゃっておられました。でもやはりこうしたアンケートを見ると、ほとんどの方が備蓄しておられない。それをこれからどうなのかな、やはりもっともっと何とかそういう日を決めてチェックするのが、毎月1回でもやっていく必要があるんじゃないかなということを思っておりますので、ぜひそれは町としてでも、もうこれは絶対にやらなきゃいけないことなので、検討の課題としてこれから前に進めていっていただきたいと思います。  次の備蓄倉庫の集積拠点の分散化ですね。今のところ、この町報を見ると、高台に1カ所何かできたということを、小高い場所に備蓄倉庫を設置しましたということをうたってありますけども、この小高い場所ってどの辺になるんですか。備蓄倉庫を設置したっていうことが、今、逢束に2基ありますね、それ以外に小高いところに1基ってこちらの町報に出てるんですけど、設置したって、備蓄倉庫を、ここに書いてますよ。 ○議長(小椋 正和君) それをちょっと聞きますんで。 ○議員(8番 新藤 登子君) 済みません。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) ちょっと見せていただいて。 ○議長(小椋 正和君) 暫時休憩いたします。                 午後4時25分休憩       ───────────────────────────────                 午後4時25分再開 ○議長(小椋 正和君) 会議を再開いたします。  小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 町報に書いてある記述については、総務課長に答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 山田総務課長。 ○総務課長(山田 明君) 済みません、先ほど新藤議員のお持ちの資料ですけども、こちらは、港町さんの自主防災組織の活動ということでありまして、港町の自主防災組織が独自で防災備蓄倉庫を、9号線のちょっと北側のあの高台のほうに備えられたというものです。  トイレの分も、同じような形だとは思いますけども、こういう椅子型のものの下に凝固剤を入れるというタイプですので、ほぼ洋式というふうに思っていただいて結構だと思います。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) 理解ができました。ありがとうございます。この拠点になるところ、逢束に2基あるんですけれども、そこだけでは、やっぱり先ほども町長がおっしゃられたように、何かあったときにはちょっと動きがとりにくいところがあるし、また、9号線というところなので、交通渋滞になると、なかなか何かあったときには出しにくいという点も私はあるかと思います。やはり私が思うのは、各校区ごとの公民館とか、または廃校になった以西とか成美とか古布庄小学校あたりにそういう備蓄倉庫があればいいんじゃないかなという思いがあるんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 今回の質問であの逢束の備蓄倉庫の話が出ました。そこにあるものは何かということになると思います。災害が起こったときに使う土のうだとか、それから別の意味で川の氾濫が起こったときに必要なものは、別のところの話の倉庫はあります。ただ、備蓄倉庫というのは何をもってそこに置いておかなくちゃいけない、中身のところで私は先ほど1カ所っていう話をしたのは、そこに入っているものが全部だめになっちゃったとき、同じものをどっかにつくるという話じゃなくて、一時ここで使える、同じ中身ではあるんですけども、そこにないと困るものがあるんだったら、ちょっと別のところに小さなもの、小さなスペースでも少し100あるところの10個とか、そういう小規模でもとにかく置いとくということでの、同じものを2つつくるという意味ではなくて、中に何が入ってるかもあるんですけども、防災備蓄倉庫、備蓄するものは何かということで、例えば、さっきの液体ミルクがもうそこにしかなかったら、ほかにないんじゃ困るんで、24って言いましたけど、例えば4個を別のところに置いておくっていうこともあるんではないかというお話です。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) 逢束の備蓄倉庫は、私も2回ほどちょっと中を見学させていただきまして、いろいろなものが備蓄されておりました。棚なんかも、出し終わった後は皆ベッドになるっていう形で、すばらしく、すごくいいあれしてるなと思って、あのベッドでも、あれ何台できるとおっしゃったかな。すごくあの2つの備蓄倉庫の中に棚が3段ぐらいか4段あって、それが全部ベッドになるということですから、本当にいい考え方でつくっておられるなということで、感心しております。あそこの備蓄倉庫は、たくさん備蓄されてるのを見させていただきましたけど、今は中身が変わったんですか、お聞きします。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 今設置してる防災備蓄倉庫の関係について、総務課長に答えさせます。 ○議長(小椋 正和君) 山田総務課長。 ○総務課長(山田 明君) 基本的には、新藤議員に見ていただいたときと変わりはないと思っております。食料品とか、あとは生活用品、おむつとか生理用品とかタオル等と、あとはブルーシート、土のう関係というようなところでございます。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) 変わりなく、そのまま入ってるということですね。そのほかに赤ちゃんのミルクとかを補充するということですよね。ありがとうございます。  では、その分散化することにまた戻りたいですけれども、何か今のところ考えていらっしゃるところはあるでしょうか。 ○議長(小椋 正和君) 小松町長。 ○町長(小松 弘明君) 先ほどから、この質問が出て1カ所ではという話をしておりますので、これから検討しなくちゃいけないですけども、まだ決めとるわけではありません。おっしゃった中にもありましたが、今、廃校になってる学校の一部屋というか、一室を使ってもという話も今出ておりますけども、まだ決めてるところではありません。 ○議長(小椋 正和君) 新藤登子君。 ○議員(8番 新藤 登子君) ぜひ前向きに進めていただきたいと思います。災害はいつあってもおかしくない状況なので、いつでもそれが避難でもできる、備蓄がすぐ運べるというか、皆さんの手に届けれるように行政のほうも頑張っていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(小椋 正和君) 通告6番の質問が終わりました。       ─────────────・───・───────────── ○議長(小椋 正和君) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。  次の本会議は、あす6日の午前10時に開きますので、定刻までに議場に御参集願います。  本日はこれにて散会いたします。御苦労さんでした。                 午後4時31分散会       ───────────────────────────────...