湯梨浜町議会 2017-09-07
平成29年第 6回定例会(第 1日 9月 7日)
11番 河 田 洋 一 12番 入 江 誠
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欠席議員(なし)
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欠 員(なし)
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事務局出席職員職氏名
事務局長 ───── 川 本 栄 二 副主幹 ────── 足 立 祐 子
臨時職員 ───── 岩 本 佐登美
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説明のため出席した者の職氏名
町長 ─────── 宮 脇 正 道 副町長(
福祉事務所長)仙 賀 芳 友
副町長(
地方創生担当)山 根 孝 幸 教育長 ────── 土 海 孝 治
総務課長 ───── 重 松 雅 文 企画課長 ───── 森 輝 信
み
らい創造室長 ── 岩 﨑 正一郎 町民課長 ───── 杉 原 寛
子育て支援課長 ── 丸 真 美
健康推進課長 ─── 尾 坂 英 二
総合福祉課長 ─── 竹 本 里 香
長寿福祉課長 ─── 山 田 志 伸
地域包括支援センター所長
─── 洞ヶ瀬 以津子
産業振興課長 ─── 西 原 秀 昭
会計管理者(兼)出納室長
建設水道課長 ─── 小 林 長 志 ─ 川 田 信 行
水明荘支配人 ─── 中 山 明 総務課参事 ──── 上 井 明 彦
生涯学習・
人権推進課長
教育総務課長 ─── 西 原 信 男 ─── 山 田 昭 彦
農業委員会事務局長─ 藤 井 貞 宣
代表監査委員 ─── 礒 江 俊 二
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午前10時00分開会
○議長(入江 誠君) おはようございます。
ただいまの
出席議員数は12人です。定足数に達しておりますので、ただいまから平成29年第6回
湯梨浜町議会定例会を開会いたします。
これから本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
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◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(入江 誠君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
本定例会の
会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、5番、
米田強美議員、6番、寺地章行議員を指名します。
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◎日程第2 会期の決定
○議長(入江 誠君) 日程第2、会期の決定を議題とします。
本定例会の会期については、去る8月30日と9月7日に
議会運営委員会を開催し協議しましたので、
議会運営委員長から報告を求めます。
寺地委員長。
○
議会運営委員会委員長(寺地 章行君) 皆さん、おはようございます。
ただいま議長の報告のとおり、8月30日と9月の7日、
議会運営委員会を開催し協議した結果を報告をいたします。
本定例会におけます初日の
町長提出議案は、現在決算認定が18件、補正予算が8件、条例の改正等2件、報告2件の合計30件でございます。一般質問は8名です。陳情は新たなもの5件でございます。会期は、本日7日から25日までの19日間といたしたいと思います。
本日の日程はお手元に配付をいたしておりますが、この後、陳情の
委員会付託をして決算認定、補正予算、条例の改正等の
町長提出議案の説明と報告を受け、条例の改正1件を審議、採決し、本日は散会といたします。
8日から10日は休会とし、11日に一般質問を行い、12日はその予備日でございます。13日から21日は
委員会審査及び議事の都合により休会とし、22日に提出議案及び
陳情審査報告等の審議、採決を行い、25日を予備日とする会期日程でございますので、御協力いただきますようによろしくお願い申し上げます。以上、報告といたします。
○議長(入江 誠君) お諮りいたします。ただいまの
寺地委員長の報告のとおり、本定例会の会期は本日7日から25日までの19日間としたいと思います。これに御異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 異議なしと認めます。よって、会期は、本日7日から25日までの19日間と決定しました。
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○議長(入江 誠君) ここで、9月
議会定例会の開会に当たり、町長より御挨拶をお願いいたします。
○町長(宮脇 正道君) 皆さん、おはようございます。
二十世紀梨やシャインマスカットの出荷が最盛期となりまして、朝夕の涼しさとともに収穫の秋、実りの秋を実感させる季節となってまいりました。そのような中、本日は9月
定例町議会にお集まりいただきましてありがとうございます。
開会に当たり、6月定例会以降にございました町政の動き等について御報告を申し上げたいと思います。
6月18日、郡の
消防ポンプ操法大会がございました。我が町代表の第8分団と第7分団は3位と4位ということで、県大会の出場はできませんでした。また、この日は町民の集いを開催いたしまして
ドリアン助川さんの講演があり、360名の方が聞きに来ておられました。「あん」という小説を書かれた経緯などを話され、人権についても落ちついて考えられる心が洗われるような講演であったというふうに思っております。
6月21日には、
中部清掃組合の
ボランティアの皆さんによりまして約40名の方が園から原にかけての海岸、砂浜の清掃をしていただきました。
25日は
湯梨浜カップU10、10歳未満の大会が開催されまして、16チーム、約500人が参加されたと伺っています。
6月27日には
羽合小学校プール事故調査報告書が
教育委員会に提出され、7月26日から8月6日まで報告書の提言に沿う形で、保護者の皆さん等への説明等を行われたところでございます。
7月に入りますと、1日、2日、
ハワイアンフェスティバルハワイinゆりはまが約1,000名の参加を得て盛大に開催、4日には梨の日記念行事、7日は不動滝祭り、同日から翌8日にかけて福建省の旅行会社によります
グラウンド・ゴルフと、それから東郷湖周を歩く40人規模のツアーが訪れられました。新しい試みでしたけれども、このような形で海外から人々が来ていただくことを続けていければなというふうに思っているところでございます。
8日は
海岸等清掃ボランティア、宇野海水浴場海開き、龍鳳閣によります東郷湖
ドキドキウォークがありました。
翌9日は今滝の滝祭り、
郡民体育大会の開会式がございました。郡体の結果は、女子は2位で男子は3位でした。
14日ははわい海水浴場海開き、16日には水郷祭、20日は毎年実施していただいている
町建設協議会の皆さんによる
ボランティア活動で50名の方が参加され、原から筒地地区にかけての農道の草刈り作業をしていただきました。
22日はとまり夏まつり、24日、ピオーネブドウの
出荷協議会等、28日は
大日如来祭り、楽しさいっぱい!ふれあい
動物フェスティバルin燕趙園の開園式、それから
町高齢者クラブ福祉大会がありました。
大日如来祭りにしましても、今後、今滝それから不動滝の滝祭りにいたしましても、地域の中で若者が減っていく中にあっても皆さんで協力し合って伝統行事を守っておられるということに関しまして感銘を受けてきたところでございます。燕趙園の動物園も多くの子どもたちでにぎわいました。
高齢者福祉大会も毎年3人の方が意見を発表されるなど、内容が充実された大会になっています。
29日にはU12
サッカーフェスティバルが開催され、上海からの2チームに兵庫、徳島、愛媛に地元チームを加えた約250名の大会が催されました。実は、
東郷運動公園のサッカー場を活用した大会、大学の合宿等の誘致は年々その数をふやしており、平成28年度の合宿等による宿泊者数は5,800人、そのうち町内への宿泊は2,700人に上り、今年度もそれを超えるペースで合宿等行われております。町内だけでは宿泊施設が足らないという現状になっております。
翌30日には湯梨浜夏まつり、
綱引き大会、
学童軟式野球大会がありました。
また、31日には火災が発生いたしました。ことしに入ってから3件目の全焼火災ということでございまして、消防団を中心に注意喚起に努めているところでございます。
8月に入りますと、5日、6日は
ジュニアグラウンド・
ゴルフ発祥地大会で10府県から199名が参加、8日は台風5号の影響によりまして
東郷地区全域に土砂災害によります
避難準備情報を、松崎と上浅津には東郷池の浸水に係る
避難準備情報をそれぞれ出したところでございます。避難された方は2名と伺っていますが、役場といたしましては万一のことがないように早目に空振りを恐れずそういう情報等の対応は行っていくという考えでおりますので、いざというときに速やかな動きができない方等におかれましては、ぜひとも気軽に早目に御活用いただければというふうに考えているところでございます。
19日にはモンゴルでの
グラウンド・
ゴルフ国際大会に町民の5人の方などとともに、県も一緒にこれは参加いたしました。大会には10カ国227人の方が参加しておられました。モンゴルには、東アジア及び中央アジアでの
グラウンド・ゴルフの普及に大きな役割を果たしていただいております。
21日には、東京大学の学生によるフィールドワークが始まりました。
湯梨浜町ならではの魅力的な働き方についての調査、あるいは交通の維持のための調査等を取り組まれるわけでございますが、来年の2月には提言をいただくことになっております。若い感性からどんな提言が出てくるか、楽しみにしているところでございます。
26日には鳥取県ファンの
集いin関西があり、大阪鳥取県人会から中部地震に対する見舞金を受領してまいりました。
翌27日は東郷二十世紀梨の初出荷式で、ことしは知事及び国会議員さん方も出席していただき盛大に開催されたところでございます。
翌28日には大阪の
中央卸売市場で二十世紀梨の初
販セレモニー、マニシュかわたさんからの図書券の寄贈等を受けました。マニシュかわたさんには毎年図書券をいただいているところでございまして、こども園を初め町内の小・中学校で図書を購入、活用していただいているところでございます。
さらにその翌日、29日には高知県の仁淀川町を訪問いたしまして、樹齢500年と言われます
ひょうたん桜の原木を視察し町長と面談、この冬にいただく予定の宇宙桜についての
意見交換等を行ってまいりました。
30日は、県庁で知事とともに
住宅支援機構と若者世帯の住宅新築に係る利子優遇のための協定を結びました。
31日には、
羽合赤十字奉仕団の創立20周年記念大会がございました。防災、環境、福祉などそのさまざまな分野で活動を展開され、その重要性は災害時の自助、共助の概念等もございますように増しているところでございますが、団員の減少についてのお話もあり、男性も含めより多くの人に加入していただきたいというふうに思っています。
また、同日には町の
都市計画審議会を開催し、マスタープランの審議を諮問いたしました。
9月に入ってからは、2日、3日は第39回
全国ベテラン卓球ゆりはま東郷大会がありました。10府県から303名が参加され、最高齢の方は91歳の方でございました。
5日、一昨日は役場で
イクボス会議を開催しまして、それぞれが自己評価などをしながらイクボスに関する理解を深め、そのような行動が促進できるよう意見交換などを行ったところでございます。このような経緯で推移しております。
今定例議会には、平成28年度
湯梨浜町一般会計歳入歳出決算認定と平成29年度一般会計などの補正予算、条例の制定1件のほか報告2件をお願いすることとしております。また、町長等の給与の特例に関する条例の一部改正を追加させていただきたいと思っております。よろしく御審議賜ることをお願いいたしまして、9月
定例町議会開会に当たっての挨拶とさせていただきます。本日はありがとうございます。
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◎日程第3 諸般の報告
○議長(入江 誠君) 次に、日程第3、諸般の報告をします。
議員派遣の報告について、お手元の
議員派遣報告書のとおり報告します。
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◎日程第4 陳情の付託
○議長(入江 誠君) 続いて、日程第4、陳情の付託を行います。
今定例会において受理した陳情は、お手元の陳情文書表のとおり
所管常任委員会に付託します。
本日は、日程第5から日程第31までの27議案については提案理由の説明を受け、決算については総括質疑を行い、ほかは提案理由の説明のみといたします。
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◎日程第5 議案第91号 から 日程第22 議案第108号
○議長(入江 誠君) 日程第5、議案第91号、平成28年度
湯梨浜町一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第22、議案第108号、平成28年度
湯梨浜町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についてまでを一括議題とし、町長の平成28年度決算に対する評価及び提案理由の説明を受け、引き続き監査委員の
決算審査意見の報告を求めます。
順次、平成28年度決算評価及び提案理由の説明を求めます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) それでは、平成28年度決算における事業の概要とそれに対する評価等を分野別に申し上げます。
まず、住民の安全安心の面からは、防災面で何といっても昨年10月21日に発生いたしました鳥取県中部地震が上げられます。震度6弱という強い地震が我が町を襲い、東郷地域を中心に大きな被害を受けましたが、発生直後の
災害対策本部の立ち上げ、避難所の設置、
応急危険度判定、瓦れきの集積、罹災証明書の
受け付け等がスピーディーに行えましたのは、毎年実施している
総合防災訓練の成果があったというふうに思っています。
被害につきましては、下水道等の
公共土木施設や教育施設、農道等の農業施設に加え
東郷梨選果場、四ツ手網、文化財、出荷前の梨の落果被害、旅館の宿泊キャンセルなど本町固有のものもございました。これらの克服に向け、
公共土木施設の復旧、住宅再建、修繕支援金の支給などのほか災害見舞金の交付、税金の減免による被災者支援、プレミアム商品券の発行、宿泊つき割引クーポン券による旅館の支援など、本町独自の施策も講じてまいったところでございます。
この災害からさらに大きな災害だった場合の福祉避難所を含む避難所の設置場所と人員の配置など、幾つかの課題も浮かび上がってまいりました。これらは今年度中に予定している地域防災計画の改定にあわせ、見直し等の作業を進めているところでございます。
その他、平時の対応として、防災特別対策官による地域防災力の強化により、自主防災組織は現在75集落中71集落になっております。平成28年度は、34の集落等で防災訓練や講習会も実施しています。
また、防災拠点となります役場、アロハホール、中央公民館等5カ所に公衆無線LANを設置し、防災情報等の収集ができるように対応したところでございます。
さらに、県によります東郷池の浸水対策としての松崎地区、長和田地区、南谷地区の護岸、県道のかさ上げ工事も行われました。
その他、松崎田畑線の2期工事着手、倉吉青谷線の松崎駅前大型物件の補償妥結、藤津地区急傾斜地崩壊対策工事への着手がございました。
次に、地域づくり等の面ではみらい創造室を設置、国から副町長(
地方創生担当)として人を招き、湯梨浜町まち・ひと・しごと創生総合戦略の推進体制をつくりました。
総合戦略のうち主なものの進捗状況等を申し上げますと、移住定住の関係では、移住促進のため、ゆりはま暮らしお試し住宅「もりた屋」を整備しました。また、移住定住促進策として若者夫婦・子育て世代の住宅新築あるいは購入支援として36世帯に支援を行いました。この36世帯の内訳を見ますと、町内アパートからが10世帯、町内からが9世帯、町外からが17世帯と移住定住の促進に効果を上げているものと思っています。そのほか、3世代同居世帯支援を3件、不動産仲介手数料支援が9件ございました。
生涯活躍のまち、湯梨浜町版CCRC事業につきましては、松崎駅前地区の活性化について松崎地区駅前活性化協議会を設置、6回の協議会と先進地視察を行っています。また、12月にはこの事業の推進母体でありますまちづくり会社を設立、地域おこし協力隊員5名を送り込み、分野別に業務に取り組んでもらっています。さらに、生涯活躍のまち基本計画を策定いたしましたほかゆりはま暮らし移住体験ツアーを実施したり、東京山手線主要駅へのポスター掲出、動画作成によるユーチューブでの情報発信なども行いました。さらに、女性にスポットを当てたポスターやPR動画を活用し、東京で女性を対象にしたゆうゆう湯梨浜移住セミナーを開催、34人の参加者がございました。
グラウンド・ゴルフやウオーキングを活用したインバウンドの促進では、県の協力も得てモンゴル、サイパン、タイを訪問、
グラウンド・ゴルフの普及や愛好者の拡大、ワールドマスターズゲームズ2021関西における
グラウンド・ゴルフの本町開催のPR、及び当町で実施している国際大会への参加等をお願いしてきました。
また、10月に開催いたしました国際大会では、韓国、スペイン、モンゴル、ロシア、ポーランドの5カ国から65人の方がお見えになり、国内在住の外国人等を含めて176名の大会といたしました。
そのほか、10月には泊地域小さな拠点検討協議会を設置し、各種生活サービスと地域サービスをつなぐ取り組みに着手いたしました。
また、天女のふる里づくりに関しましては、東郷湖周の魅力アップのため天女モニュメント等を設置したほか、12月には一昨年出版した「東郷湖羽衣天女伝説」が鳥取県出版文化賞を受賞し、とても喜ばしいことでございました。
次に、環境面では県が第2期東郷池水質管理計画を策定されたこと、東郷池を守り育てるアダプトプログラムの参加者が2団体ふえ35団体になったことなどもございます。
続いて、子育て支援につきましては、家庭内子育て支援の対象年齢を1歳6カ月まで延ばし、前年、平成27年度の86人の利用が133人にふえました。反射的にではございますが、わずかながら必要配置保育士の減少も図ることができました。なお、この制度は平成29年度から県の支援制度が設けられ、全県に拡大することとなっているところでございます。
また、子育て世代包括支援センター、いわゆるネウボラを設置し、相談しやすい専用の相談室と相談しやすい環境の整備を図るとともに、県の改善にあわせ本町独自の取り組みとして所得制限なく単独第2子の保育料を国基準の半額以下に、第3子以降児の中学校卒業祝い金制度を設けるなどいたしました。
次に健康づくりにつきましては、健康診断の受診率はさまざまな努力を払ったにもかかわらず、地震あるいは健診日が大雪に当たったというようなこともございまして0.2%の減少という結果に終わりました。各種がん検診も同様の理由により、子宮がん検診を除き微減、特定健診は横ばいといったような状況になっています。
積立貯筋運動は3種類の教室で68回開催、667人の参加があり、ゆりはま健康ポイントラリーも431人と前年の8倍になるなど、健康の維持に取り組む住民はふえています。しかし、ノルディックウオーク教室は地震の影響により開催回数、人数とも大幅な減となりました。
次に、福祉の面では生活困窮者の就労支援により2件の就労が生まれました。また、6地域の地区集会施設等のバリアフリー化に支援を行いました。新しい介護予防・日常生活支援総合事業、いわゆる新総合事業を1年間前倒しして実施し、年度末には全ての方を新総合事業に移行し、ミニデイサービス事業や元気力アップ教室などを実施いたしました。ゆりりんメイトによります短期集中地区サロンも、自主的な介護予防につながったと思っております。その効果かどうか、平成27年度から平成28年度にかけ第1号被保険者の要支援1と、それから要支援2の方が38名と大幅に減少いたしております。
そのほか地域ケア会議、認知症サポーター養成講座の積極的展開、ゆりりんメイトを23名平成28年度も養成いたしましたが、なども積極的に推進いたしました。
次に、産業の振興につきましては、まず農業面では後継者のいない果樹園を企業が借り受けて梨を生産する東郷梨地域連携プロジェクトや耕作放棄地を樹園地に改良、新甘泉等新品種の生産団地づくり、新品種への植えかえの園による梨生産の振興のほか、担い手農家の育成を図るため、認定農業者等の認定制度に加えて本町独自の段階的担い手育成制度を設け支援する担い手ステップアップ支援事業による農業機械の導入等の支援を行いました。
商工業につきましては、3事業者に対する企業立地促進奨励金、事業規模を拡大する2事業者への企業拡充奨励金の交付を行いましたほか、海の駅とまり協議会を設け地域のブランド化にも着手いたしたところでございます。
次に、教育関係では新中学校・学校給食センターの建設工事に着手、東郷小学校スクールバスの購入、全小学校の希望する児童を対象にしたフッ化物洗口の実施などがあります。また、新たに地域未来塾を開催、スクールソーシャルワーカーの配置などもございました。
なお、7月、羽合小学校におけるプール事故につきまして、発生直後の対応、その後の取り組み等について不適切な点があったと思っております。
教育委員会では事故調査委員会の調査報告を受け対応を図っていますが、事故の発生原因、発生直後の対応、関係機関との連携のあり方、被害を受けられた児童はもとより一緒に泳いだ生徒たち及び保護者へのメンタル面にも配慮した真摯な対応等について、関係者一同しっかりと分析、共有し、事故の再発防止、発生した際の対応等に万全を期せるようにしていただきたいと思っております。
社会教育の面では、町内在住の16歳以上2,000人を対象にアンケート調査を実施、その結果を踏まえ、あらゆる差別をなくすための総合計画の2次改定のほか、中央公民館の屋上の防水工事を実施しました。また、図書館では初めての出前図書館を実施したところでございます。
最後に、財政状況について申し上げますと、平成28年度は新中学校・学校給食センター建設工事の本格化あるいは鳥取県中部地震からの復旧に要する経費など多額の経費を要することがございましたが、合併特例債や災害復旧債の発行、財政調整基金からの繰り入れなどを行い財源を確保する一方で一層の経費節減に努めるなど、慎重な財政運営を行いました結果、一般会計の実質収支は3億3,700万円の黒字となり、平成29年度に1億9,800万円余を繰り上げ償還の財源として組み入れることができました。平成28年度末の一般会計基金残高は、財政調整基金が2億3,400万円余の減の29億6,100万円余、これに減債基金や特定目的基金を加えた基金の総額は2億7,700万円余減の62億3,400万円余となっております。また、実質公債費比率は対前年比0.3%減の14.5%、将来負担比率は対前年2.9%増の9.2%となっております。この将来負担比率につきましては、その要因は算定方法の一部変更によるものでございまして、従来の方法で計算しますと対前年比3.0%の減となるようでございまして、財政面では改善がまた一層進んだというふうにも思っております。
このように、特別な出費があった年にもかかわらず財政状況は順調に推移しています。今後とも有利な財源の確保等に十分配慮しながら、地方創生にかかわる重要施策も今が実現できるかどうか重要な時期にあるという認識のもと、実現に向け強い意志と情熱を職員と共有しながら粘り強く取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長(入江 誠君) ここでお諮りいたします。次に決算認定及び剰余金の処分に係る担当課長の補足説明ですが、内容はお手元の決算書のとおりでありますので、補足説明は省略したいと思います。これに御異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 異議なしと認めます。よって、決算認定及び剰余金の処分に係る担当課長の補足説明は、省略することに決定いたしました。
以上で決算認定及び剰余金の処分に係る提案理由の説明は終わります。
続いて、監査委員の
決算審査意見の報告を求めます。
礒江
代表監査委員。
○
代表監査委員(礒江 俊二君) おはようございます。
平成28年度の決算審査の結果を報告いたします。黄色い表紙の意見書をまとめておりますので、お開きいただきたいと思います。
まず、1ページですけれども、決算審査の対象は一般会計歳入歳出決算書以下18会計でございます。
はぐっていただいて審査の結果ですけれども、一番最後に書いております。提出された調書及びその計数は妥当なものと認められたところでございます。また、事務処理はおおむね適正に行われているものと認められました。
なお、それぞれ個々の意見につきましては、聞き取りの際に各課とやりとりをしておりますし、それぞれ以下のページのところに記載しておりますので、ポイントは後ほど説明させていただきます。
3ページでございます。平成28年度決算の概要ということで、決算規模は先ほど町長さんからもありました。歳入歳出ともそれぞれ15億円あるいは13億円程度増大して、歳入が168億円余、歳出が161億円余ということでございます。なお、一番上に書いております。これは公営企業は除いておりますけども、財産区は含んでおります。一般会計では歳入のほうでは普通交付税の合併特例分の縮減に伴う減がありましたが、新中学校・学校給食センター工事の本格着工ということで国庫支出金の増、それから財政調整基金の取り崩し、それから新規の起債発行ということで、2年ぶりに100億円をオーバーしとるということでございます。
歳出面は、同様に教育費が大幅増ということでございます。それから災害復旧費の増等により、これも5年ぶりに100億円をオーバーということでございます。
はぐっていただいて、特会では国保特会が保険給付費が久しぶりに減になりましたけども、逆に介護保険特会では増となったということ。それから下水特会、農業集落排水特会、簡易水道特会においてそれぞれ一般会計からの繰入金が増となっております。
決算収支ですけれども、形式収支は6億7,100万円余ということ、それから繰り越し分を除いた実質収支は5億7,400万円余ということで、前年度と比べて増加しております。基金については、先ほど町長さんから説明ありましたように当年度末残高が65億8,100万円となっております。起債についても、先ほどの新中学校等の新規発行で18億6,500万円ありましたけれども、22億5,400万円の償還を行った結果、当年度末は182億8,500万円余ということで、前年度末から3億9,000万円余り減少しております。
予算の執行状況は、歳入歳出とも97%、93%ということで適切になっております。
歳出の不用額は、例年国保特会や介護特会の保険給付費あるいは予備費等でございまして、これは年度末まで毎日のようにどれぐらい給付費が入るか予測はつきませんので、これが結果的に不用額となったということ。ただし、以前もこの議場でやりとりありましたように、農業費関係の不用額が相変わらず高額になってるということがございます。農業関係の事業というのは補助金等の事業がたくさんありますので、担当課も最後の精査は大変だろうと思いますけれども、より一層努力していただきたいと思うところでございます。
5ページの財政の構造ですけれども、最初の上のほうの表を見ていただいたら、自主財源がふえて依存財源が減ってる。ただ、余り大きな変化はないということです。
それから、歳出のほうは経常的経費が減って投資的経費、一番下ですね、これが大幅にぼおんとふえてる。これは新中学校・給食センターの工事関係で、投資的経費が一挙にふえたということでございます。
6ページにそこらあたりのことを文章でまとめております。後で読んどいていただけたらと思います。
財政分析でございますけれども、財政力指数は0.27ということで、この数字はずっと変わっておりません。経常収支比率ですけれども、前年度84.7ポイントから94.3ポイントということで、一挙に10ポイント近くも上がりました。単純に考えれば、経常収支比率ですからだんだん首が回らなくなってきてるということですけれども、下の文章の3行目で、経常収支比率は94.3%で前年度比9.6ポイント増と大きく変化したが、これは分母となる地方交付税等の額が減少したことに加えて、逆に分子となる経常経費充当一般財源について、下水道特会への一般会計からの繰入金が分子のほうの充当範囲が拡大されたという算定方法の変更により、一挙に上昇したということでございます。したがって、前年度と単純比較はできないと先ほど町長さんからありました。これが要因です。
昨年の決算報告のときに関学の小西教授の講演の内容をちょっと報告いたしましたけれども、今までの厳しい財政状況に対しては人件費削減で対応してきたけども、今後は公債費の減で対応するんだろうなという予測を言っておられました。一番大変なのは、下水道をやっとるところと病院事業をやってるところという見方を報告いたしましたけども、早速こういう格好で下水道特会への一般会計からの繰入金というのが経常収支比率と、それから先ほど町長さんからありました財政健全化指数比率の中の公債費負担比率の計算方法の変更という格好であらわれてきたなということでございます。
それから、起債につきましては3億9,000万円の減となっております。順調に減ってきているということです。
債務負担行為につきましては、特に変化はありません。
8ページに全体のまとめをしております。平成28年度決算は、単純に言いますと前年度の決算から新中学校・学校給食センターに係る経費を単純に歳入歳出ともオンにした。12億ぐらいオンしたというふうに見てもらえば、一番大ざっぱに言えばわかりやすいと思います。単年度決算単位で見る限り、これまでと同様引き続き堅実な財政運営が確保されているものと認められるところでございます。
ただ、町では平成26年度と27年度にここに書いております公共施設等総合管理計画というのを策定しておりますが、これによりますと老朽化している町有施設の更新、大規模修繕のための経費として今後40年間に単純に大規模修繕、それから建てかえ等々を行いますと総額803.5億円。40年間単純に平均すると、毎年度20億1,000万の経費が必要だというふうに言っております。平成28年度の各課の事業報告書を見ても、6課で18施設について今後の課題としてやっぱり老朽化に伴う維持管理費の増大が課題だというふうに言っております。町有施設全般についての傾向だろうと思います。
一方、先ほど説明ありました湯梨浜町版のCCRC構想の実現を目指して生涯活躍のまち基本計画というのが28年度に策定されておりますが、この内容を見ますと、現在の旧羽合地域と東郷地域の町営住宅を一挙に集約整理して新たに50戸の町営住宅を整備、建設するということが提案されております。また、旧泊地区の小さな拠点づくりの検討においても、現在の泊支所あるいは泊地区公民館あたりの話題を紹介されておりまして、その場所を立地する場合にはこういうメリットがある、こういうデメリットがあるよということも基本計画の中で紹介されております。
この大規模プロジェクト、いわゆる老朽化した公共施設を今後どういうふうに更新していくか、あるいは集約していくか。この実施方針が未決定のままに、個別の施設についてつまみ食い的にぽんぽんぽんぽんこういうふうにやっていくというのが果たしていいもんだろうか。そろそろこういう公共施設についての課題が具体的な形で目に見えてきたというのが28年度じゃなかろうかなと。それで執行部も、それから議会も本格的にこの議論を開示し検討をしていく必要があるんじゃないかということを思っているところでございます。
9ページから21ページまでですか、これは各会計の個別の決算結果でございますので省略させてもらいますけれども、意見的なもんを書いてるところだけをちょっと紹介させていただきますが、まず15ページ、介護保険特会、先ほど保険給付費が増になっていると言いました。会計規模は対前年度2,900万円の増ということでございます。先ほども町長さんから説明ありました要支援1、要支援2に対する介護予防給付のうち、訪問介護サービスと通所介護サービスが新総合事業に移ったというにもかかわらず、介護給付費、介護予防給付費はふえているということでございます。国は28年度から支出金を負担金、国の義務的負担から補助金ということに変えましたけれども、当町ではこの介護保険特会の中で全て処理しております。
平成30年の第7期の介護保険計画が現在検討が開始されているところでございますけれども、介護保険料もスタート当初から見ればほぼ倍増に近いということで、限界に近いなと思っております。これまでの従来前例踏襲ということじゃなくて、これからどうするんかということを慎重に検討いただきたい。ここに書いておりますように、この新総合事業あたりを一般会計事業に持っていけないかみたいな方法もあろうかと思うんですけれども、単独ではやっぱりなかなか難しいと私どもも思っております。介護特会事業から一般会計事業になった場合に国からの補助金が果たしてもらえるんかとか、もろもろのことがあろうかと思います。第7期の介護保険事業計画を検討されるに当たっては、県内の市町村の動きとか国の動きとかよく見きわめながら、慎重に検討していく必要があるなと思っております。
それから、あと一つは例年の水明荘特会、国民宿舎事業特会ですけれども、18、19、20あたりに書いておりますけれども、19ページの右から下の文章のところで企業経営状況ということで、平成28年度は2,154万1,000円の当期利益を計上したということ、黒字となったということでございます。ただ、この中身をよく見てみると、減価償却費の減少ということがその大きな要因でございます。ちなみに18ページの損益計算書、表の一番下を見ていただいたらわかりますけども、営業費用が3,100万円少なくなっています。このうちの減価償却費が2,246万6,000円前年度より、ちょうど同じような額が費用として減ということです。単年度で黒になったといって喜んどってもこれは仕方がないことで、帳簿上の話でございますので、やっぱり施設の老朽化が進んでいるというふうに見る必要があるなと思っております。
それから22ページ、財産の状況は大きな変化はありません。
23ページの基金でございますけれども、先ほど町長さんからもありました。財政調整積立基金が2億3,800万の取り崩しということでございますが、下の財産区分を除きますと28年度末62億7,700万円ということでございます。これは鳥取市に続いて2番目、県内でも2番目に高い額です。米子市よりも多いということでございます。
24ページからが審査意見でございますけども、今年度も2点取り上げております。
収入未済金対策でございますけれども、28年度末は少し増加したということでございます。原因は中部地震による業務が多忙という、その影響で未納者に対する納付促進業務が詰めができなかったというような影響がありますけれども、中身を見てみますと税金関係が大きく増加しております。これは昨年度、27年度現年分として滞納されたもんが過年度分に移行したということで期間が比較的短いもんですから、地震の影響を取り戻すべく、これまでの努力を無にすることのないように鋭意解消に努めていただきたいと思います。
それから、(1)のまたのところですが、国保税なり下水道料金、水道料金と町民の生活密着型の料金について相変わらず滞納事案が多いという傾向が気にかかるところでございます。滞納を一生懸命解消するんだという側面だけじゃなくて、今、町内放送を税金あたりでもやってますけども、事前にある程度広報なり周知方法をよく考えていただいて、全ての家庭にわたる料金等々でございますので、そこらあたりもあわせて検討いただけたらと思うところでございます。
それから、(2)の長期徴収困難事案については、昨年度は1回しか滞納整理対策本部会議は開催されておりませんけれども、これについても山で言いますと8合目まで長年の取り組みで到達してきている。最後の段階でございますので、引き続き執行部が一体となった取り組みを継続していただけたらと思っております。
それから、2点目の審査意見でございます。28ページ、湯梨浜町版のCCRC構想の現状と課題ということでございます。今回の聞き取りでは、終始生涯まちづくり構想、すなわち湯梨浜町版CCRC構想の取り組み状況というのを意識しながら行ったところでございます。今後5年程度は湯梨浜町としてのいわゆる特色ある政策というのの中心的な政策になるんじゃないかということで、監査委員としてもその現状なり課題なりをこの段階で検証しておく必要があるというふうに認識したところでございます。
平成28年度は、先ほど町長さんからもありました。生涯活躍のまち基本計画と生涯活躍のまち地域包括ケア計画が策定されたところでございます。これによってある程度構想の内容が明らかになってきたということがわかってきましたけれども、まだまだ誰がそれぞれのさまざまな事業をやるのか、それから経費は誰が負担するのか、実施、取り組み全体の総括推進役は誰なのか等々、まだまだ不明な点が多く残っております。町長は、この基本計画の内容実現に意欲的だということを表明しておられますけれども、今後構想ということから計画に移り、計画から具体的に実践に移していくためにはまだまだ未定の事項が多いということで、この段階で現在の取り組み状況と課題を整理しておくということでございます。
計画の内容は、それぞれの計画が150ページにもなりますんで監査委員なりにちょっとポイントを整理しておきましたんで、後で目を通していただけたらと思います。
ただ、ここを見ていただいたらわかりますように、役割として生涯活躍のまち基本計画というのは主にハード部分、ハード整備とその運営方法について記述していると思います。それから、生涯活躍のまち地域包括ケア計画というのはソフト部分。町民の活動だったり事業者なり関係団体の活動だったり、そのシステムの構築の仕方あたりを記載しているというふうに理解すれば、したがって車の両輪じゃないかなと。両方がうまく動かないと、このCCRC構想は実現しないんじゃないかというふうに理解しております。30ページの中ごろまでにそこの計画のあれを要約しておりますんで、後で見ていただけたらと思います。
それから、各項目の右下のところにはページ数を書いております。皆さんが町民の方でも後で見やすいようにと思って、ここのページを見れば該当のところが出てくるよということでページ数を記載しておりますんで、見ておいていただけたらと思います。
30ページの中ごろ、取り組みの現状です。はっきり言いまして、この2つの計画を見てみますとまるでユートピアを目指すような理想の最終目標が記載してあります。それを目標を実現に向けて取り組んでいくためにはさまざまな取り組みが必要ですけれども、現在の町の取り組み状況を確認してみますと明確な構成が定まっていないんじゃないか。代表的なもんをぽっと思いつくまま上げましたけれども、全体構想の推進役がはっきりしてない。それから、役場内の実施体制がはっきりしてない。旧ミドーレークホテル跡地の事業主体がはっきりしてない。それから町営住宅の建てかえ、集約の見通しが先ほども言いました、はっきりしてない。それから、松崎駅前の多世代交流拠点の運営形態がはっきりしてない等々、全てまさにないない尽くしという、聞かされるほうからいったら全くわからない状態だと。
最も先行している松崎駅前の多世代交流拠点の整備事業についても、聞き取りによりますと町の直営が想定されております総合相談センター部分の担当課はどこなんですか。それから、何人ぐらい常時配置されるのか。その構成は介護士、社会福祉士、看護師等々さまざまなもんが必要だと思いますけれども、それもまだ決まってない。今は現在ここでやってるさまざまな町の窓口相談機能の現状を取りまとめて、どういう状態に持っていくかという検討を開始したところだということです。今年度末までにはそこのところははっきりして、建物が完成するまでには間に合わせたいと言っておりますけども、そういう状態です。
ただ、それぞれ皆さんも、それから執行部も議会もですけれども、一人ずつ気にかかることが微妙に違うと思うんです。それをみんな口に出して言っとったら収拾がつかなくなるし、断片的な議論しか行われないということで、現段階での基本事項を整理したのが31ページの現段階での課題ということ。これまでも議場ではさまざまな角度から疑問や質問が出され議論がされてきましたが、基本計画ができ上がった現段階で最も急がれるのは、このCCRC構想の全体を今後どのように展開していくのかという基本課題の整理なり検討だと思うところでございます。それを上げたところが31ページの下から32ページ、33ページ、3点ないしは4点を取り上げてみました。
まず、計画の全体推進役は誰なんですか。誰が責任持って全体を進めていくんかということでございます。あたかも民間がやるような感じで書いておりますけども、基本計画、実際は町じゃないのという。町の計画を策定した以上、それから今後実施する事業を町が相当関与していく以上、町がもっと主体性を持って全体の動向、動きをきちっと取りまとめしていく責務を負ってるんじゃないですかということでございます。
はぐっていただいて、2点目は役場内の実施体制を早急に確立する必要がある。平成28年度決算でも各課が交付金事業ということで多くの課が事業を実施しておりますけれども、必ずしも一枚岩の体制ができているわけじゃないなというふうに思っております。ここに書いているのは地域包括ケア計画ですけれども、これは長寿福祉課が委託をして策定された計画でございますけれども、総括担当課さえ決まっていない状態。長寿福祉課は、国が要請している高齢者向けの地域包括ケア計画は既に第6期の介護保険事業計画、高齢者福祉計画に盛り込んでおりますんで、次の第7期介護保険事業計画、高齢者福祉計画にはここで提言されたもんを取捨選択しながら取り込んでいくという、他人事のような、関係課のような意識でおりました。そういうことになってくると、地域包括ケアシステム整備計画というのは誰がこれだけのもろもろの事業が提言されてるところをまとめていく、引っ張っていくんですかということがまだまだ明らかになっていないんだなということでございます。
それから、(3)の旧ミドーレークホテル跡地の事業化見通しですけれども、まちづくり会社が設立されました。まちづくり会社の経営の核となるのは、この旧ミドーレークホテル跡地のサ高住に係る賃貸、管理収入、それと松崎駅前多世代交流拠点に係る運営収入、それから町から受託したふるさと納税業務に係る受託収入、この3本柱が主要な事業です。その基本計画ではふるさと納税業務受託と旧Aコープ用地等の拠点整備における健康卓球だとかコミュニティーカフェ等を実施しながら営業収益を上げると。ただ、サ高住が中心柱となるが、軌道に乗るまでは3年程度はかかる。それまでは経営が苦しいということを言っております。まちづくり会社がこの計画どおり順調に活動を展開するためには、このサ高住の賃貸等管理及び分譲販売による営業収入が不可欠だということです。ただ、誰が開発事業者となって、誰がやるのかというのが現段階でもはっきりしてない。基本計画ではパターン別に3億5,000万から4億9,000万、これは銀行借り入れで賄うと当面しておりますけれども、これだけのお金を右から左に即断できるもんでもありませんし、銀行融資の見通しもどうかなと思うところでございます。したがって、この見通しを早くつける必要があるということです。
それから、先ほど申しました33ページに移りますが、さらに町営住宅50戸の建設が提案されております。一挙にその開発して、大口の顧客になるわけですから、町が、開発事業者にとっては魅力的でしょうけども、果たして町がつまみ食い的に先ほどの803億の中の町営住宅だけはこの基本計画で提言を受けたから特別扱いしようやということで果たしていくのかどうか。今の81戸分、8億円が公共施設等管理計画では必要だと言ってます。それにプラス当然用地購入費も要るんでしょうから、10億円近い金を出してでもやっていくんかということです。
そのほかでも、やっぱり泊地区の小さな拠点づくりでも、今、民間なり町民なり事業者なり役場も参加して協議が進められとるようでございますけれども、同じような問題が出てくる。泊支所なり泊公民館。
それから、まちづくり会社の運営につきましてもこれから資金確保をどうするんか。あるいはスタッフが将来引き揚げた場合にはどうするんか。一人400万ぐらいかかるみたいですけれど、運営をどうするんか等々のこういう基本課題を早急に見通しを立てる必要があるんじゃないかと思っております。そのためには、最後の結論ですけれども、やっぱりまず役場内が一体感を持って主体的に取り組んでいこうという体制の整備が必要だろうと。まず何が何でもと。これまでは町長が施政方針演説やいろんな場で意欲的な発言をされて済んでたかもしれませんけども、構想では、今度は具体的には計画になってくる。これから実践していかにゃあいけんという段階では、一歩も二歩も体制整備が急がれるということでございます。
最後に、今回、先ほど申しましたCCRC構想を終始頭の中に入れながら聞き取りを行った。一緒に聞き取りした光井委員さんも同じ感想を持っておられましたけれども、平成28年度は東郷湖周活性化プロジェクトというのの第1ラウンドがちょうど終わった年です。このCCRC構想が基本計画という形で浮上してきた年で、ある意味節目の年かなと思っております。
東郷湖周活性化プロジェクトの担当課長であった元企画課長は、いつも聞き取りすれば各課がワガコト化ということを意識してもらうようにというのが口癖でした。ただ、よく考えてみると、東郷湖周活性化プロジェクトというのは役場内の長が何をする長が何をするということで役場内の体制固めをすればよかったかもしらんけども、このCCRC構想というのは役場内だけにとどまらずに、その町内の事業者なり
ボランティア活動グループなり町民の方なり町民の意識改革までうたっておりますんで、そういうところを取りまとめていかないといけないということで数段難しい作業になるだろうと思います。どういう体制で今後取り組んでいくかというのが大きな課題になってくるなと思っております。
それから、最後蛇足かもしれませんけど、32ページの(4)で私も反省ですけれども、よく行政の人間というのは連携だ、町民との協働でという言葉を簡単に使いますけれども、果たして真の意味の連携ってどういうことなんだろうか。町民と一緒になって具体的に取り組んでいって実現させるっちゅうことの難しさというのは、心の中では相当感じとると思います。みらい創造室では基本計画の中のできることできないことを整理して、年度末までには全体計画というのを示したいということを言っておりますけれども、まずこれからの取り組みに当たっては役場内が一体感を持ってどうしよう、みんなでやるんだという意識を共有しながら進んでいってもらいたいなと。とてもみらい創造室の仕事だからということではおさまり切らんなというのが最後の感想でございます。
ちょっと長くなりましたけれども、このCCRC構想が今一番重要な局面に入ってきたなという思いを持ちながら整理させていただきました。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 以上で監査委員の平成28年度
決算審査意見の報告は終わります。
ここで暫時休憩をします。
午前11時21分休憩
───────────────────────────────
午前11時21分再開
○議長(入江 誠君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
町長より、平成28年度決算評価及び提案理由の追加説明を行いたいとの申し出がありましたので、これを許可します。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 先ほど登壇いたしましたときに、平成28年度の主要事業並びにそれに関する私の評価といいますか感想みたいなものを申し上げて、提案理由はまた降壇してからまた上ろうと思ってたもんで、ちょっとそこのところでちぐはぐな形になってしまいました。おわび申し上げます。
それでは、議案第109号、平成29年度
湯梨浜町一般会計補正予算(第2号)から議案第116号、平成29年度
湯梨浜町水道事業会計補正予算(第1号)までの8会計の……(発言する者あり)
ちょっと束を間違えておりました。たびたび済みません。
議案第91号、平成28年度
湯梨浜町一般会計歳入歳出決算認定についてから議案第108号、平成28年度
湯梨浜町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について、一括して御説明を申し上げます。
まず、平成28年度の各会計の決算につきましては既に監査委員の審査いただきましたので、地方自治法第233条第3項の規定及び地方公営企業法第30条第4項並びに同法第32条第2項の規定により、監査委員の意見を付して本議会に決算の認定等をお願いするものでございます。
まず最初に議案第91号、平成28年度
湯梨浜町一般会計歳入歳出決算認定について御説明をいたします。金額につきましては千円単位で申し上げます。
歳入総額110億292万5,000円、歳出総額106億1,324万5,000円で、歳入歳出差し引き残額は3億8,968万円の剰余となっております。このうち、翌年度へ繰り越すべき財源の継続費逓次繰越総額は60万4,000円、繰越明許費繰越総額は5,140万3,000円でございましたので、実質収支額は3億3,767万3,000円の黒字でございました。
歳入では対前年比13.6%の増で、額にして13億1,613万1,000円の増となっております。ふるさと納税が3,823万円の減、地方交付税が大幅な減額となっている一方で、新中学校・学校給食センター建設事業の本格化に伴い国庫支出金、地方債とも大幅に増加し、特に地方債は対前年比8億5,229万5,000円の増となりました。ほかに繰入金におきまして、財政調整基金を2億3,800万円取り崩して繰り入れたことなどが主な変動の原因でございます。
歳出では対前年比13.6%の増、額にして12億7,105万6,000円の増となっています。昨年発生いたしました鳥取県中部地震に伴う災害救助事業及び被災者住宅再建等総合支援事業並びに災害対策事業、災害復旧事業などにより民生費、土木費、消防費、災害復旧費がともに増となっております。農林水産業費では、戦略的スーパー梨団地整備事業やもうかる6次化・農商工連携支援事業などに伴い対前年比3,151万5,000円の増、また商工業では
グラウンドゴルフふる里公園施設整備事業などにより対前年比5,824万8,000円の増、さらに教育費では新中学校・学校給食センター建設事業の本格的な工事などに伴い、対前年比12億1,156万円の増となったことなどが主な変動の原因でございます。
続きまして、議案第92号、平成28年度
湯梨浜町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定につきましては償還と収納事務のみの会計であり、歳入歳出合計は696万4,000円となっております。この結果、実質収支額はゼロ円の決算でございました。
続きまして、議案第93号、平成28年度
湯梨浜町高齢者及び障がい者住宅整備資金貸付事業
特別会計歳入歳出決算認定につきましては、高齢者及び障がい者住宅整備資金の新たな貸し付けはなく、歳出の内容は貸付金の償還金に係る経費などでございます。歳入歳出合計は4万1,000円で、実質収支額はゼロ円でございました。
次に、議案第94号、平成28年度
湯梨浜町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
歳入は国民健康保険税、国庫支出金、療養給付費交付金、繰入金などで、歳入合計は22億1,031万7,000円でございます。
歳出は大半を占めます保険給付費、後期高齢者支援金、介護納付金、共同事業拠出金、保健事業費などで、歳出合計は21億2,517万3,000円でございます。
この結果、実質収支額は8,514万4,000円の黒字決算でございました。
続きまして、議案第95号、平成28年度
湯梨浜町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
歳入は後期高齢者医療保険料繰入金などで、歳入合計は1億6,708万1,000円でございます。
歳出は後期高齢者医療広域連合納付金などで、歳出合計は1億6,678万6,000円でございます。
この結果、実質収支額は29万5,000円の黒字決算でございました。
続きまして、議案第96号、平成28年度
湯梨浜町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
歳入は第1号被保険者介護保険料、国庫支出金、支払い基金交付金、県支出金、繰入金などで、歳入合計は19億1,011万4,000円でございます。
歳出は保険給付費、地域支援事業費などで歳出合計は17億6,506万8,000円でございます。
その結果、実質収支額は1億4,504万6,000円の黒字決算でございました。
次に、議案第97号、平成28年度
湯梨浜町温泉事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
歳入は温泉使用料、温泉スタンド使用料などで、歳入合計は889万円でございます。
歳出は温泉事業、温泉スタンドの管理経費、温泉事業推進基金積立金などで、歳出合計は694万6,000円でございます。
その結果、実質収支額は194万4,000円の黒字決算でございました。
続きまして、議案第98号、平成28年度
湯梨浜町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
歳入は使用料、手数料、国庫支出金、繰入金、町債などで歳入合計11億2,570万4,000円でございます。
歳出は公共下水道整備事業費、災害復旧事業、公債費などで歳出合計は10億8,155万1,000円でございます。
以上の結果、歳入歳出差し引き額は4,415万3,000円で、このうち翌年度に繰り越すべき財源の繰越明許費繰越額は4,415万3,000円でございましたので、実質収支額はゼロ円でございます。
続きまして、議案第99号、平成28年度
湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
歳入は使用料、手数料、繰入金、町債などで、歳入合計は1億7,690万6,000円でございます。
歳出は維持管理費、災害復旧費、公債費などで、歳出合計は1億7,673万5,000円でございます。
以上の結果、歳入歳出差し引き額は17万1,000円で、このうち翌年度に繰り越すべき財源の繰越明許費繰越額は17万1,000円でございましたので、実質収支額はゼロ円でございます。
続きまして、議案第100号、平成28年度
湯梨浜町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
歳入は使用料、手数料、繰入金、町債などで、歳入合計は1億8,496万6,000円でございます。
歳出は施設維持に係る経常経費、公債費などに加えて平成28年度は石脇配水池更新事業を実施したため、歳出合計は対前年比1億4,002万円増の1億8,496万6,000円となりました。実質収支額はゼロ円でございます。
続いて、議案第101号から議案第106号までの平成28年度
湯梨浜町長瀬財産区特別会計から
湯梨浜町花見財産区
特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。
いずれの財産区においても歳入は財産運用収入、基金繰入金などで、歳出の主なものは財産区の管理経費でございます。実質収支額は、全ての財産区とも黒字決算でございました。
次に、議案第107号、平成28年度
湯梨浜町国民宿舎事業特別会計剰余金の処分及び決算認定について御説明申し上げます。
収益的収支は、事業収益が2億9,917万3,000円、事業費用は2億7,763万1,000円でございます。
また、資本的収支の資本的支出におきましては企業債償還金8,381万6,000円が主なもので、営業収益と営業費用によります営業利益は2,270万6,000円、そして営業外収益から営業外費用と前年度繰越欠損金を差し引いた経常利益は1,882万1,000円で、損益勘定における当年度純利益は1,882万1,000円の黒字決算でございました。資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額につきまして、過年度分及び当年度分の損益勘定留保資金で補填いたしました。
また、剰余金の処分につきましては、当年度未処分利益剰余金は1,821万1,000円でございます。利益剰余金処分額につきましては、減債積立金として30万円、建設改良積立金として1,852万2,000円を承認後にそれぞれ積み立てることといたしております。
最後に、議案第108号、平成28年度
湯梨浜町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について説明をいたします。
水道事業の経営状況でありますが、収益的収支は給水収益などの営業収益と営業費用によります営業利益は418万円で、それに営業外収益と営業外費用を含めた経常利益は946万8,000円で、損益勘定における当年度純利益は1,624万8,000円の黒字決算でございました。
資本勘定におきましては、資本的収入はなく資本的支出のみでございます。資本的支出は建設改良費では配水施設工事で1,857万3,000円、企業債償還金は1,301万円で、支出合計3,158万3,000円でございます。資本的収入が資本的支出に不足する額につきましては、過年度分及び当年度分損益勘定留保資金と当年度消費税資本的収支調整額で補填をいたしました。
また、剰余金の処分につきましては、当年度未処分利益剰余金は1億1,800万円でございます。
利益剰余金の処分額につきましては、減債積立金として500万円、道路改良積立金として328万2,000円をそれぞれ承認後に積み立てることといたしております。
また、一般会計の納付額は796万6,000円を予定いたしております。
以上、提案いたしました湯梨浜町一般会計、特別会計並びに公営企業会計決算につきましてその概要を御説明申し上げました。御審議の上、御認定を賜りますようお願いいたします。
○議長(入江 誠君) 以上で平成28年度決算評価及び提案理由の追加説明は終わります。
ここで暫時休憩をします。再開11時45分。
午前11時37分休憩
───────────────────────────────
午前11時45分再開
○議長(入江 誠君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ここで、監査委員の
決算審査意見書について、町長より処理方針についての発言を求められておりますので許可します。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 平成28年度の決算審査につきまして、先ほど
代表監査委員から御報告がございました。監査委員の御両名には、平素から町政の分野におけるさまざまな事柄について貴重な御意見、あるいは御指導を賜っており、この場をおかりして心からお礼を申し上げます。
このたびいただきました審査意見につきましてはいずれも大切な事柄であり、早期の改善や執行を心がけたいというふうに思っております。
その対応方針等について、少し申し上げます。
最初に収入未済対策につきましては、決算審査における御指摘を受け、近年の改善に向けた取り組みによりようやくその効果が出てきたというふうに認識しておりましたが、平成28年度は先ほどのお話にもございましたように、鳥取県中部地震による多大な事務量の増加等によりまして十分な対応をとることができなかったという状況があったと思っています。今後、税金あるいは水道等について町民の皆さんの基本的な理解を深め、納入行動を促進する方策を展開しながら、一層の削減に取り組んでまいりたいというふうに思っております。
次に、生涯活躍のまち湯梨浜町版CCRC構想の推進につきましても御意見を賜りました。この事業を進めていく上で、まさに今抱えている問題点を的確に御指摘いただいたものと思っております。この事業は、町の全組織が連携し、いわば熱意を持って努力しなければ達成し得ない施策でございます。
実は先週、コミュニティネットの高橋社長が来庁され、今週もコミュニティネットの高橋社長及びまちづくり会社の川田社長と1時間半ほど町長室で話をいたしました。内容はいずれも現在抱えている問題点についての議論でしたが、その内容は事業の進度を速める必要があること、まちづくり会社は誰の指示あるいは決定を受けて進めるのかということ、まちづくり会社の目から見ると役場との連携が図りづらいというような事柄でございました。
このうち、事業の進度が遅いというのは特にミドーレークホテル跡地利用についてのことで、議会あるいは住民の皆さんに一体何をどういう段取りでいつごろ進めていくのかあたりの具体的事柄は見えていない。それぞれの事柄について、内容、実施主体、実施方法等を詰めるには例えば町営住宅の必要戸数の確定と建設手法、サービスつき高齢者住宅の需要調査と実施主体、分譲住宅の需要予測と実施主体等について調査等を促進しようということでございます。
2つ目は、誰の指示あるいは決定を受け進めるかということで、これは審査意見の中の全体の推進役は誰かということに通ずる事柄でございます。これにつきましては、当初まちづくり会社の社長を誰にするかという議論がありましたときに、町長がその任に当たってはという意見もございました。最終的には民間の方になっていただいている現状から見ますと、町が一定の行政目的を持って取り組んでいる事業ですから町が主体的な役割を担うことは確かですが、やはりまちづくり会社とよく連携して取り組むことが必要だと思っております。
ただ、現状から見まして、まちづくり会社の役員が出席する月1回の事業推進会議に私が出席できないことも少なからずあります。極力出席に努めるとともに、社長との連携の強化あるいは担当副町長の権限などの強化を図りまして、そのようなことのないように配慮をしてまいりたいというふうに考えております。
3つ目のまちづくり会社と役場との連携につきましても、審査意見の中の役場の実施体制の確立と共通することでございます。これにつきましては、CCRCを推進するための関係課から成る横断的な組織を設けること、また例えば総合相談窓口についてのようにその関係課が複数にわたる事柄については、まちづくり会社とのやりとりの窓口となるべき課を決めておくことを指示いたしました。多分、あすぐらいにはその会も開催するのではないかなというふうにも思っております。
また、定期的あるいは必要に応じてまちづくり会社との事業調整会議のようなものを開いたり、まちづくり会社が直に担当課に協議できる体制を整えスピードアップ、あるいは情報の迅速な交換、対応ができるようにしてまいりたいというふうに考えております。
御指摘の事柄に断片的なお答えを申し上げましたが、このたびの審査意見書を拝読しました中で、決算審査の中で職員との反応や意見等から鋭く現時点の課題を把握された御炯眼に敬意を表しますとともに、湯梨浜町版CCRCはまさに正念場のその入り口だと思っております。この事業が成功するよう、職員の覚醒も促しながら強い姿勢で取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上です。
○議長(入江 誠君) ここで暫時休憩をいたします。再開予定13時。
午前11時52分休憩
───────────────────────────────
午後 0時57分再開
○議長(入江 誠君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
続いて、議案第91号から議案第108号までの各議案に対する総括質疑を会計ごとに行います。個別質疑はしないようにお願いします。
議案第91号、平成28年度
湯梨浜町一般会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第92号、平成28年度
湯梨浜町住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第93号、平成28年度
湯梨浜町高齢者及び障がい者住宅整備資金貸付事業
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第94号、平成28年度
湯梨浜町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第95号、平成28年度
湯梨浜町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第96号、平成28年度
湯梨浜町介護保険特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第97号、平成28年度
湯梨浜町温泉事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第98号、平成28年度
湯梨浜町下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第99号、平成28年度
湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第100号、平成28年度
湯梨浜町簡易水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第101号、平成28年度
湯梨浜町長瀬財産区
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第102号、平成28年度
湯梨浜町橋津財産区
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第103号、平成28年度
湯梨浜町宇野財産区
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第104号、平成28年度
湯梨浜町舎人財産区
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第105号、平成28年度
湯梨浜町東郷財産区
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第106号、平成28年度
湯梨浜町花見財産区
特別会計歳入歳出決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第107号、平成28年度
湯梨浜町国民宿舎事業特別会計剰余金の処分及び決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
議案第108号、平成28年度
湯梨浜町水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についてを議題とします。
総括質疑に入ります。総括質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 総括質疑なしと認めます。よって、総括質疑を終結します。
お諮りします。議案第91号から議案第108号までの18議案については、議長及び議会選出監査委員を除く議員全員で構成する平成28年度決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにしたいと思いますが、これに御異議はありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 異議なしと認めます。よって、議案第91号から議案第108号までの18議案については、平成28年度決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定しました。
この特別委員会の委員長及び副委員長について、委員会条例第8条第2項の規定により、特別委員会において互選をお願いします。
暫時休憩をします。議員の皆さんは議員控室にお願いいたします。
午後1時05分休憩
───────────────────────────────
午後1時08分再開
○議長(入江 誠君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
特別委員会の委員長及び副委員長の互選の結果を報告します。
委員長に浦木靖議員、副委員長に河田洋一議員が選任されました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第23 議案第109号 から 日程第30 議案第116号
○議長(入江 誠君) 日程第23、議案第109号、平成29年度
湯梨浜町一般会計補正予算(第2号)から日程第30、議案第116号、平成29年度
湯梨浜町水道事業会計補正予算(第1号)までの8議案を一括議題とします。
順次提案理由の説明を求めます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 議案第109号、平成29年度
湯梨浜町一般会計補正予算(第2号)から議案第116号、平成29年度
湯梨浜町水道事業会計補正予算(第1号)までの8会計の補正予算について、一括して提案理由を申し上げます。
初めに、議案第109号、平成29年度
湯梨浜町一般会計補正予算(第2号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億4,171万2,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ126億3,356万2,000円とするものでございます。
主な補正の内容といたしましては、ふるさと納税の寄附額が伸びていることからふるさと湯梨浜応援基金積み立てを増額するほか、寄附者への返礼品や湯梨浜まちづくり株式会社への委託料などの経費2,571万8,000円、平成28年度実績による生活保護等の精算に伴う国庫支出金及び県支出金の返還に要する経費6,746万6,000円、国民健康保険事業特別会計の平成29年度の繰越金が見込みよりふえたことなどにより一般会計からの繰出金の減額1,011万8,000円、まつざきこども園のシロアリ駆除や園内電話設備修繕に係る経費171万3,000円、旧原水源地の計装盤内機器の修繕や鳥取市からの給水供給に向けた設計測量、水質調査などを行うため簡易水道事業特別会計繰出金の増109万6,000円、2年に1度全国の町村がそれぞれの特産品や観光資源などを首都圏の人たちにアピールするためのイベント「町イチ!村イチ!2017」に参加するための経費13万1,000円、国からの補助金の減額などによる地籍調査事業費の減1,476万4,000円、ゆアシス東郷龍鳳閣の放送設備や受電設備などを修繕するための経費314万5,000円、緊急性の高い町道修繕に係る工事請負や適切な除雪作業を確立するための大型特殊などの除雪機械の運転手を育成する経費など671万1,000円、来年3月に東京で開催される自治体消防70周年記念大会へ参加するための追加旅費と消防ポンプ車修繕に係る経費42万3,000円、青少年の家の利用者増による光熱水費などの維持管理に係る経費55万7,000円、昨年の鳥取中部地震で被災した宇野地区公民館用地として宇野区に貸し付けている町有地ののり面の工事に係る経費1,943万9,000円などを計上いたしております。
次に、議案第110号、平成29年度
湯梨浜町住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ407万3,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ718万2,000円とするものでございます。
補正の主な内容は、貸付金滞納繰り越し分の完済に伴う繰出金の増でございます。
続きまして、議案第111号、平成29年度
湯梨浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,725万5,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ22億112万7,000円とするものでございます。
補正の主な内容は、額の確定に伴う介護納付金の減額と国庫支出金等の返還金並びに財政調整基金積立金などでございます。
続きまして、議案第112号、平成29年度
湯梨浜町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ29万5,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億7,016万円とするものでございます。保険料還付金及び予備費の増額でございます。
続きまして、議案第113号、平成29年度
湯梨浜町介護保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億524万6,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ20億1,279万1,000円にするものでございます。
主な補正の内容は、介護給付費及び地域支援事業の実績に基づく国庫、県費負担金の精算返納金、介護保険料の過誤納還付金、また別途今議会に提案いたしております
湯梨浜町介護給付費等準備基金条例に基づく基金積立金でございます。
続きまして、議案第114号、平成29年度
湯梨浜町下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,596万9,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ12億3,338万9,000円とするものでございます。
補正の主な内容は公共下水道の補助事業で、光吉地内における民間の宅地造成に伴う管渠築造工事及び単独事業で園地内の管渠築造工事に要する費用、及び公共下水道と農集の統合に向けた詳細計画策定に伴う委託事務に要する費用の追加でございます。
続きまして、議案第115号、平成29年度
湯梨浜町簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ519万6,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ6,524万2,000円とするものでございます。
補正の主な内容は、筒地地区飲料水供給施設の鳥取市上水道との接続に向けた井戸設備を調査し、設計に反映するための費用を計上するものでございます。
また、6月1日の落雷による旧原の水源地、小浜水源地の機器について修繕料を追加して計上しております。
最後に、議案第116号、平成29年度
湯梨浜町水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、収益的支出の予定額の支出については、水道事業費用を38万8,000円増額し合計1億9,214万3,000円とするものでございます。
補正の内容は、職員手当、共済費の負担率変更に伴う人件費等の増額補正でございます。
また、資本的支出の予定額の支出につきましては、資本的支出を150万円増額し1億1,572万6,000円とするものでございます。
補正の内容は県道倉吉青谷線の方地工区における道路改良工事で、方地水源地からポンプ場までの約50メートルの導水管支障移転工事の追加を予定するものでございます。
以上、いずれも地方自治法第96条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものでございます。
詳細につきましては、担当課長がそれぞれ御説明申し上げますので、御審議の上、御議決を賜りますようお願いいたします。
○議長(入江 誠君) 続いて、順次担当課長より補足説明を求めます。
総務課長。
○総務課長(重松 雅文君) そうしますと、議案第109号、平成29年度
湯梨浜町一般会計補正予算(第2号)の補足をさせていただきます。
先ほど町長の提案理由と重複するところがあろうかと思いますけども、御了解をいただきたいと思います。
そうしますと、予算書の5ページをお願いしたいというふうに思います。第2表、これは継続費の補正でございます。9款教育費、3項中学校費、事業名は新中学校・学校給食センター建設事業で、総額に変更はございません。年割額をそれぞれ変更後の額に変更するものでございます。平成29年度は、このたび補正予算で増額をお願いしております32万4,000円を増額して、年割額を32億8,497万2,000円としております。その分、平成30年度の年割額を減額をしておるものでございます。
めくっていただきまして、6ページでございます。第3表、債務負担行為の追加の補正でございます。追加事項は平成29年度農業近代化資金利子補給に係る債務負担行為で、期間は平成30年度まで、限度額は2,000円でございます。
続きまして、7ページでございます。これは第4表、地方債の追加と変更の補正でございます。
まず、追加でございます。起債の目的は公共施設等適正管理推進事業債、限度額は90万円でございます。起債の方法、利率、償還の方法は記述のとおりでございます。
次に、変更です。公共事業等債は10万円を減額しまして8,400万円に、それから災害復旧事業債は3,250万円を増額いたしまして5,290万円に、過疎対策事業債は30万円増額して4億5,510万円に、それから臨時財政対策債は発行可能額がこのたび確定したことによりまして、1,478万5,000円を減額いたしまして2億5,621万5,000円とするものでございます。なお、起債の方法、利率、償還の方法については変更はございません。
そうしますと、歳入のほうに入ります。11ページをごらんいただきたいと思います。
まず、9款地方交付税、1項地方交付税、1目地方交付税2億5,458万6,000円の増額でございます。これは普通交付税の額が確定したことによるものでございます。
続きまして11款分担金及び負担金、2項負担金、1目総務費負担金の説明欄です。ゆりはまネット加入金140万円はテレビ新規加入の件数が当初見込みよりふえたこと、それからその下のゆりはまネット移設負担金53万6,000円も、これも当初見込みより移設工事がふえたことによる増額の補正としております。
続きまして一番下でございますが、14款県支出金、2項県補助金、4目農林水産業費県補助金、1節の農業費県補助金です。説明欄の国土調査事業補助金156万9,000円、それからその下の防災・安全社会資本整備交付金(地籍調査事業)でございます。ここでは△の1,264万2,000円で、節の合計といたしましてマイナスの1,107万3,000円。これは補助金の額が確定したことなどにより、当初見込みより減となったということで減額をさせていただいております。
めくっていただきまして、12ページでございます。一番上のところでございますが、6目土木費県補助金の説明欄の鳥取県除雪機械運転手育成支援事業補助金の118万5,000円、これは町道の除雪によります大型特殊や建設機械などの除雪機械の運転手を3分の1の県の補助を受けまして育成するということで、適切な除雪作業を確立するためのものでございます。
それから15款財産収入、2項財産売り払い収入、1目不動産売り払い収入の説明欄176万円は、下浅津地内の町有地400平米の売却価格を計上しております。
それから16款寄附金、1項寄附金、1目総務費寄附金の説明欄のふるさと湯梨浜応援基金寄附金1,650万円は、本年度末の6月時点の寄附額の累計額が前年度比約1.5倍というふうに推移しているための増額補正というものでございます。
それから、13ページでございます。17款繰入金、2項基金繰入金、1目財政調整基金繰入金は2億7,400万円の減額としております。これは普通交付税の増額でありますとか、繰越金が確定したということによるものでございます。
次の2目減債基金繰入金1億9,870万円は全額を減額としております。これは決算剰余金につきまして2分の1を下らない額を翌々年度までに基金に積み立てるか、あるいは起債の繰り上げ償還の財源に充てることとなっております。昨年度に引き続き本年度の起債の繰り上げ償還の財源に充てるということで、全額減額をしております。
次の18款繰越金、1項繰越金、1目繰越金は先ほど申し上げたとおり額が確定したため2億9,767万2,000円を増額しております。
19款諸収入、5項雑入、3目発電収入の説明欄、風力発電売電収入は風力発電設備の故障、停止による発電量の減に伴う減額の補正ということでございます。
それから、一番下の4目雑入、2節のトータルといたしまして3,668万4,000円は主に教育あるいは保育給付費、国県の負担金の過年度の精算によるということの増額ということになっております。
それから、めくっていただきますと歳入ですがこれは最後になりますが、20款の町債、1項町債、8目臨時財政対策債、これは1,478万5,000円を額が確定したために減額をしております。
それから9目の災害復旧債の説明欄、道路橋りょう災害復旧債500万円、それから観光施設等災害復旧債810万円、コミュニティー用地災害復旧債1,940万円は、昨年の鳥取県中部地震による修繕等に係る起債でございます。
以上が歳入でございます。
続きまして、15ページからが歳出になります。これから個別の説明をさせていただきますけども、今回人件費約580万円増額補正しております。主なものといたしましては、8月9日の台風5号を初めとした災害対応に関するものなど当初想定してなかった業務に伴う時間外勤務手当でありますとか異動に伴う各種手当の増が主なものとなっておりますので、おのおのの人件費の補正につきましては省略をさせていただきます。
そうしますと2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費の説明欄のふるさと湯梨浜応援基金事業2,571万8,000円につきましては、先ほど歳入でも説明しましたとおり前年度に比べまして寄附金が伸びているということで、積立金を1,650万増額しております。それに伴いまして、寄附者への返礼品となります報償費や湯梨浜まちづくり株式会社への委託料を増額するほか、事務効率向上のためのふるさと納税システムの改修費用などもここに計上しております。
めくっていただきまして、16ページをお願いいたします。11目CATV費の説明欄のゆりはまネット経常経費の939万2,000円でございますが、ゆりはまネットの新規加入など先ほど歳入でもありましたけども、件数が当初見込みよりもふえたことによる増額でございます。それからその下のゆりはまネット臨時経費197万8,000円、これはながせこども園西側の宅地造成に伴うところの光ケーブル関係の工事による増額でございます。
それから、15目の諸費では平成28年度生活保護費などの国県の支出金の精算に伴う返還金として6,746万6,000円を計上いたしております。
めくっていただきますと18ページでございます。18ページの3款民生費、1項社会福祉費、1目社会福祉総務費の説明欄の国民健康保険事業特別会計の繰出金マイナスの1,011万8,000円は、国保会計の繰越金の額が確定したことによるところの減額の補正ということでございます。
19ページです。2項児童福祉費、2目児童措置費の説明欄のこども園整備事業171万3,000円は、まつざきこども園のシロアリ駆除委託料と電話設備の修繕による増額補正でございます。
めくっていただきまして20ページの4款衛生費、3項上水道費、1目簡易水道費は、飲料水供給施設拡張事業などの事業費の増によりまして簡易水道事業特別会計繰出金109万6,000円を増額いたすものでございます。
21ページの5款でございます。農林水産業費、1項農業費、5目地籍調査費の説明欄でございます。先ほど歳入でもございました地籍調査事業費1,476万4,000円を減額してございます。これは国費が減額になったというようなことで減額をするものでございます。
めくっていただきまして、22ページをお願いいたします。6款商工費、1項商工費、6目温泉保養施設費の314万5,000円は、当初予定しておりました工事のほか龍鳳閣の放送設備改修、あるいは受電設備修繕の必要が生じたということによる工事請負費の増額の補正となっております。
7款土木費、2項道路橋りょう費、2目の道路維持費の671万1,000円は、緊急性の高い町道維持修繕工事が当初見込みを上回ったということ、それから歳入でも少し触れましたけれども、除雪機械の運転手育成のための補助金を計上したことなどによる増額の補正としております。
それから、23ページでございます。一番上の4項都市計画費、2目下水道費は生活排水処理施設整備改善構想基本計画策定の業務や、光吉地内などの管渠築造工事などにより下水道事業特別会計繰出金を1,266万9,000円を繰り出したものを増額ということでございます。
めくっていただきまして、24ページでございます。9款教育費、3項中学校費、1目学校管理費の32万4,000円は、先ほど継続費補正の中でも少し触れましたけれども、新築する学校給食センターの給水の計画をφ50の受水槽方式としておりましたけども、飲用水を水道自家発による協議により75に変更したことによる水道加入金の増額補正ということでございます。
それから11款災害復旧費、2項
公共土木施設災害復旧費、1目道路橋りょう災害復旧費の500万円は、昨年発生しました地震の影響によります通行の支障となる道路陥没の修繕を行うもので、全額起債を充てておるところでございます。
一番最後になりますが、25ページでございます。3項その他公共施設等災害復旧費、2目庁舎施設等災害復旧費1,943万9,000円。これにつきましても、昨年の地震により被災いたしました宇野地区公民館用地として貸し付けております町有地ののり面の測量、詳細設計業務委託等を計上しております。
なお、26ページ以下給与費明細がございますけども、それについては省略をさせていただきます。一般会計は以上でございます。
○議長(入江 誠君) 続いて、生涯学習・
人権推進課長。
○生涯学習・
人権推進課長(山田 昭彦君) 議案第110号、平成29年度
湯梨浜町住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)につきまして補足説明をさせていただきます。
今回の補正は、町長が提案理由で申し上げましたとおり住宅新築資金等貸付金について、その借り受け人の方の申し出により滞納繰り越し分の一括納付による償還がなされたことによる補正でございます。
内容につきましては、予算書の6ページをお願いいたします。
最初に歳入でございますが、2款諸収入、1項貸付金元利収入、1目住宅新築資金等貸付金元利収入として504万7,000円を計上いたしました。先ほど申し上げたとおり、全額滞納繰り越しに係る分でございます。
次の3款繰入金につきましては、このたびの償還により一般会計からの繰入金が不要になったため、現計予算97万4,000円全額を減額するものでございます。
次に7ページが歳出でございますが、会計間の調整を図るため1款総務費、1項総務管理費として一般会計への繰出金407万3,000円を計上したものでございます。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 続いて、
健康推進課長。
○
健康推進課長(尾坂 英二君) 議案第111号、平成29年度
湯梨浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)の補足説明をいたします。
予算書6ページをごらんください。主なものを説明いたします。
2の歳入です。1款国民健康保険税、1項国民健康保険税、1目一般被保険者分及び2目退職被保険者分を合わせて524万9,000円の減額でございます。要因といたしましては、当初予算と比較して被保険者の数、世帯数等が減少が上げられます。これについては税制改正を伴いまして、2割・5割軽減分を拡充し、課税限度額等を引き上げられましたが、結果的に全被保険者の減により特に5割軽減対象の方の額が大きく減額されたということであります。
次に、2款国庫支出金、1項国庫負担金、1目療養給付費等負担金です。これは過年度の精算による187万3,000円の増額です。
次に、7ページをごらんください。3款療養給付費等交付金、1項療養給付費等交付金、1目療養給付費等交付金です。これも過年度の精算による485万2,000円の増額です。
次に、4款前期高齢者交付金、1項前期高齢者交付金、1目前期高齢者交付金です。これは前々年度の交付金の額の確定による42万9,000円の増額です。
続いて8款繰入金、1項他会計繰入金、1目一般会計繰入金です。これは被保険者マスター作成システムの改修による20万5,000円の増額と、制度改正に伴う準備事業である月報、年報の事業報告システム改修費用が国庫補助金となったために32万4,000円を減額するものです。また、前年度において被保険者の減などによる医療費の減額が見られたため、当初予算で計上しておりましたその他一般会計繰入金1,000万円について減額をするものです。
次に、9款繰越金、1項繰越金、1目繰越金は前年度決算に伴い繰越金が確定し、3,514万円の増額をするものです。
以上が歳入でございます。
次に8ページですけども、3の歳出です。1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費で20万6,000円の増額です。これについては、歳入のところで説明いたしました被保険者マスター作成システムの改修の費用でございます。
次に、3款後期高齢者支援金等、1項後期高齢者支援金等、1目後期高齢者支援金で62万1,000円を減額するものです。これにつきましては、前々年度の支援金の額が確定したことによるものです。
次に、6款介護納付金、1項介護納付金、1目介護納付金で213万9,000円の減額でございます。これについても、前年度の納付金の額が確定したものでございます。
次に、9款積立金、1項基金積立金、1目国民健康保険基金積立金で918万円を追加するものでございます。これにつきましては、前年度決算において被保険者の減少等の理由により繰越金が生じたためのものであり、今年度の医療費の増加を考慮した上での積立額としたものでございます。
次に、9ページでございます。10款諸支出金、1項償還金及び還付加算金、3目療養給付費交付金等償還金を62万円追加するものでございます。内容は、27年度決算に伴い超過交付を受けていたものを返還するものでございまして、特定健診負担金27万6,000円を国と県それぞれに返還し、残りの6万8,000円は介護納付金負担金として国へ返還するものでございます。
最後に、12款予備費、1項予備費、1目予備費でございますけども、これにつきましては2,000万円を追加しております。年度内の医療費の増加を考慮した上での収支の調整を行うものでございます。
国保会計については以上でございます。
続きまして、議案第112号、平成29年度
湯梨浜町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の補足説明をいたします。
予算書6ページをお願いします。2の歳入でございます。5款繰越金、1項繰越金、1目繰越金は前年度決算に伴い繰越金が確定し、29万5,000円の増額を行うものでございます。
次に7ページですけども、3の歳出でございます。4款諸支出金、1項償還金及び還付加算金、1目保険料還付金で13万5,000円の増額です。これにつきましては、保険料の算定に伴う標準システムに不備があったため、修正の不可により全国規模で追徴及び還付が発生したものでございます。湯梨浜町においては、還付対象者が判明したために増額するものでございます。
最後に、5款予備費、1項予備費、1目予備費でございます。これにつきましては16万円の追加で、収支の調整を行うものでございます。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 続いて、
長寿福祉課長。
○
長寿福祉課長(山田 志伸君) それでは議案第113号、平成29年度
湯梨浜町介護保険特別会計補正予算(第2号)の補足説明をさせていただきます。
このたびの補正では、平成28年度決算の確定による繰越金、それから28年度の事業実績に基づく国県支出金の精算返納金及び支払い基金交付金の追加交付、それから精算返納、介護保険料の過誤納還付金、介護給付費等準備基金への基金積立金、また電子証明書発行に伴う地域包括支援センター運営経常経費の補正、それとこれに伴う一般会計からの繰入金を補正計上させていただいております。
それでは、予算書の6ページをお開きいただきたいと思います。
4款支払い基金交付金、1項支払い基金交付金、2目地域支援事業支援交付金、2節、こちらにつきましては過年度分の地域支援事業支援交付金ですが、これは平成28年度の地域支援事業の実績によりまして支払い基金からの交付金が18万6,000円の追加交付となりましたので、増額計上させていただいております。
6款繰入金、1項一般会計繰入金、2目地域支援事業繰入金、4節介護予防・日常生活支援総合事業以外の地域支援事業繰入金につきましては、歳出にも出てきますが、これは電子証明書発行に伴う地域包括支援センター運営経常経費の増額にあわせ1万4,000円を増額しております。
続きまして7款繰越金、1項繰越金、1目繰越金、1節介護給付費繰越金につきましては、平成28年度の決算により繰越額が1億4,504万6,000円となりましたので、当初予算計上額4,000万との差額1億504万6,000円を増額計上させていただいております。
歳出でございます。7ページをごらんください。3款地域支援事業費、3項包括的支援事業・任意事業費、1目包括的支援事業・任意事業費につきましては、国保連合会が平成29年度末をもってISDN回線による介護予防支援費等の請求受け付けを廃止することに伴いまして、こちらをインターネット請求に変更するために必要となる電子証明書の発行手数料として地域包括支援センター運営経常経費の12節役務費に1万4,000円増額補正させていただいております。
4款予備費、1項予備費、1目予備費につきましては、歳入歳出の差し引きにより767万4,000円の減額を計上いたしております。
5款諸支出金、1項償還金及び還付加算金、1目保険料還付金につきましては、本人及び世帯の課税状況の過年度遡及異動による介護保険料の還付が当初予算よりも多く発生していることから可能となった介護保険料の適正な還付を行うため、38万5,000円を増額計上させていただいております。
2目償還金につきましては、平成28年度の事業実績に基づく国県支出金及び支払い基金交付金の精算による返還金として6,252万1,000円を増額計上いたしております。その内訳は、介護給付費の実績に係る返還金に6,224万6,000円、地域支援事業の実績に係る返還金に27万5,000円でございます。
6款積立金、1項基金積立金、1目介護給付費等準備基金積立金につきましては、別途今議会に提案させていただいております
湯梨浜町介護給付費等準備基金条例に基づく基金の積立金として新たに5,000万円を追加計上させていただくものでございます。これにつきましては、平成28年度の繰越金が確定し6期の計画期間内において剰余金が発生することが見込まれるということで、介護給付費等準備基金を新たに創設しまして第6期の最終年度であります本年度中に余剰分を当該基金に積み立て、次期計画期間に繰り入れることによって第1号被保険者保険料の上昇の抑制、それから万一予想を超える急激な介護給付費の増加で予算に不足が生じたとき等への繰り入れということで予定しております。5,000万につきましては、今回の繰越金から国県の返還金等を除いた額を見込みまして5,000万を計上させていただいております。以上で終わります。
○議長(入江 誠君) 続いて、
建設水道課長。
○
建設水道課長(小林 長志君) 議案第114号から議案第116号までの3会計の補足説明をいたします。町長の提案理由と重複する場合がございますが、御了解をいただきたいと思います。
初めに、議案第114号、平成29年度
湯梨浜町下水道事業特別会計補正予算(第2号)の補足説明をいたします。
4ページをお願いいたします。第2表、地方債補正でございます。追加と変更と計上させていただいております。
まず、追加としましては起債の目的、過疎対策公共下水道整備事業債を限度額140万追加し計上しております。内容としましては、単独事業でその地区の管渠築造工事に係る工事費の2分の1相当を追加しております。
続きまして2、変更としまして起債の目的、公共下水道事業整備事業債を限度額390万円増額、公共下水道災害復旧事業債450万円を減額し計上しております。起債の方法、利率、償還の方法については補正前に同じでございます。内容としまして、公共下水道整備事業債は補助事業で光吉地内の管渠築造工事に係る工事費の補助裏に充てる財源としまして2分の1、240万円を計上しております。単独事業で150万円、合計390万円を追加しておるものでございます。また、公共下水道災害復旧事業債については、当初予算で昨年の地震に発生したマンホールの流域等復旧費に充当する予定をしておりましたが、マンホールぶただけの復旧については充当ができないということで減額をするものでございます。
7ページをお願いいたします。歳入でございます。3款国庫支出金、1項国庫補助金、1目事業費補助金ですが、増額の249万4,000円を計上しております。
続きまして4款繰入金、1項他会計繰入金、1目一般会計繰入金ですが、増額1,266万9,000円を計上しております。
6款町債でございます。増額の80万を計上しております。
続きまして、8ページをお願いいたします。歳出でございます。2款事業費、2項公共下水道整備事業費、1目維持管理費ですが、81万1,000円を計上しております。内訳としましては、公共下水道維持における修繕費としまして泊のマンホールポンプが非常用発電機制御盤が壊れたため修繕を追加しております。
2目施設整備事業費でございますが、1,213万4,000円を計上しております。先ほど2表、地方債補正で説明しましたが、説明欄、公共下水道補助事業で光吉地内の管渠築造工事に499万円の工事費、単独事業費で園地区の管渠築造工事としまして299万2,000円を計上しております。単独としまして、委託料415万2,000円として公共下水道と農業集落排水の統合について当初予算より調査をしておりました。詳細計画の計上をこのたびの補正に追加させていただいております。
3目災害復旧費でございますが、302万4,000円を計上しております。災害復旧に係る不明水の調査をするため、はわい温泉、赤池、田畑、小鹿谷の委託料としまして248万4,000円を計上するものでございます。あと、マンホールの止水工事請負費としまして54万円を計上しております。
3款公債費については、元金につきましては財源振替によるものでございます。
続きまして議案第115号、平成29年度
湯梨浜町簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)の補足説明をいたします。
4ページをお願いします。第2表、地方債補正でございます。変更としまして、起債の目的、簡易水道事業債を限度額200万円増額し、過疎対策簡易水道事業費を210万円増額し計上しております。起債の方法、利率、償還の方法につきましては補正前に同じでございます。
7ページをお願いします。歳入でございます。一般会計繰入金ですが、増額の109万6,000円を計上しております。
5款町債でございますが、トータル410万円を計上しております。
8ページをお願いします。歳出でございます。1款衛生費、1項上水道費、1目簡易水道費ですが、519万6,000円を計上しております。説明欄、簡易水道経常経費で114万6,000円を計上しております。6月1日の落雷による旧原水源の計装盤の修繕、それから小浜水源地の経年劣化による滅菌機の修繕に要する費用でございます。筒地地区飲料水供給施設拡張事業としまして、委託料405万円を計上しております。鳥取市上水道との接続に向け井戸設備を調査し、設計に反映するための費用でございます。
2款公債費につきましては、財源振替によるものでございます。
最後に、議案第116号、平成29年度
湯梨浜町水道事業会計補正予算(第1号)の補足説明をいたします。
7ページをお願いします。収益的支出でございます。1款水道事業費用、1項営業費用、1目総係費でございます。手当、法定福利費で38万8,000円を予定しております。職員手当、共済費の負担率変更に伴う人件費の増額補正でございます。
続きまして下のほう、資本的支出でございます。1款資本的支出、1項建設改良費、1目原水施設工事費で増額150万円を予定しております。県道倉吉青谷線の方地工区における道路改良に伴いまして、方地水源地のポンプ場から50メートルの導水管の支障移転工事に伴う工事請負費を計上するものでございます。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 以上で補正予算の提案理由の説明は終わります。
─────────────・───・─────────────
◎日程第31 議案第117号
○議長(入江 誠君) 日程第31、議案第117号、
湯梨浜町介護給付費等準備基金条例の制定についてを議題とします。
提案理由の説明を求めます。
町長。
○町長(宮脇 正道君) 議案第117号、
湯梨浜町介護給付費等準備基金条例について提案理由を申し上げます。
介護保険制度は、3年間の事業計画期間ごとにその期間を通じて同一の保険料を介護サービスの見込み量に見合って設定するという中期財政運営方式を採用しておりますが、計画期間内に剰余金が発生することが想定され、この剰余金を管理するために市町村は介護給付費等準備基金を設けることができるとされております。計画期間内に介護給付費が見込みを下回るなどの場合は剰余金をこの基金に積み立て、介護給付費が見込みを上回るなどの場合は前年度以前に積み立てられた基金から必要額を取り崩し、計画期間の最終年度において残高がある場合には、次期保険料を見込むに当たり準備基金を取り崩すことが基本的な考え方となっているようでございます。
今回、第6期計画期間内において剰余金が見込まれることから湯梨浜町介護給付費等準備基金を創設し、第6期計画期間の最終年度である平成29年度中に余剰分を基金に積み立て、次期計画期間に繰り入れることにより第1号被保険者保険料の上昇を抑制するとともに、予想を超える急激な介護給付費の増加で予算に不足が生じたとき等にもこの基金から不足額を繰り入れる予定としております。
以上、地方自治法第96条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものでございます。
詳細につきましては担当課長が御説明申し上げますので、御審議の上、御議決を賜りますようお願いいたします。
○議長(入江 誠君) 続いて、担当課長より補足説明を求めます。
長寿福祉課長。
○
長寿福祉課長(山田 志伸君) それでは議案第117号、
湯梨浜町介護給付費等準備基金条例の補足説明をさせていただきます。
先ほど町長が申し上げましたとおり、介護保険制度につきましては3年間の中期財政運営方式を採用しております。介護給付費が総じて増加傾向にあることから、計画期間の初年度では一定の剰余金が生ずることが想定されております。こういったように収支差額が発生しても、3年間の事業計画期間を通して収支が均衡するということが理想ではありますが、将来の給付費等を見込むことは困難となっております。そのため、3年間の事業計画期間終了時に剰余金が発生する場合には、この剰余金を適正に管理するために市町村は介護給付費等準備基金を設けることができるというふうにされております。そして、先ほど町長が申しましたとおり給付費が見込みを下回った場合は基金に積み立て、上回った場合には準備基金から必要額を取り崩して財源を補填するということで、計画期間の最終年度においてなお残高がある場合には、次の保険料を見込むに当たりまして準備基金を取り崩すというのが基本的なこの基金の考え方になっております。これは剰余分を基金に積み立てることで次の計画期間の給付費に充てるということで、第1号被保険者保険料の上昇を抑制する効果があるというふうに言われております。
また、予想を超える急激な給付費の上昇におきましても、こちらのほうからこの基金から取り崩すことによってその不足分を賄うことができるというふうな性質のものであります。
こういったように、介護給付費等準備基金につきましては介護保険事業が3年を1期とした中期財政運営方式であるため、差額が発生した場合に基金をもって運用し、介護保険事業の安定した運営を確保するものであります。
なお、この基金につきましては、介護保険事業以外に使うことはもちろんできません。
今回、第6期計画期間内において剰余金が見込まれることから、地方自治法第241条の規定に基づきまして介護給付費等準備基金を創設し、最終年度の平成29年度に余剰分を積み立てて次期計画期間に繰り入れる予定にしております。
なお、先ほど補正予算の中でも説明させていただきましたが、介護保険特別会計補正予算(第2号)において繰越金の中から国県返還金、それから平成29年度中に急激な給付費の上昇分ということで予備費を勘案いたしまして、5,000万を積立金として計上させていただいております。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 以上で議案第117号の提案理由の説明は終わります。
お諮りします。議案第91号から議案第117号までの審議は、22日に行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 異議なしと認めます。よって、議案第91号から議案第117号までの審議は、22日に行うことに決定いたしました。
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◎日程第32 議案第118号
○議長(入江 誠君) 日程第32、議案第118号、町長等の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
提案理由の説明を求めます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 今回の条例改正は、昨年7月15日、羽合小学校のプールで課外練習中に発生した事故に伴うもので、けがをされた児童と保護者の皆さんにまずもっておわびを申し上げます。
このたびの事故について、発生原因、発生直後の対応、その後の対応等、それぞれの段階で不適切な点があったと認識しており、これらのことをきちんと分析し、教育現場はもとより関係者等が広く共有し、再発の防止と発生後の対応等に万全を期せる体制を築くとともに、学校、
教育委員会の連絡体制、児童や保護者のメンタルの面も含めた真摯な対応の確立により、児童及び保護者の皆さん等との信頼関係の回復を図ることが重要だと考えております。
今般の教育長と私の処分はそれらのことを推進する意思表示であるとともに、事務の責任者及び学校設置者として責任をとるものでございます。町民の皆さんにも御心労をおかけしたことを重ねておわびし、提出理由とさせていただきます。
詳細につきましては、担当課長が御説明申し上げます。審議の上、御議決を賜りますようお願いいたします。
○議長(入江 誠君) 続いて、担当課長より補足説明を求めます。
総務課長。
○総務課長(重松 雅文君) そうしますと議案第118号、町長等の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例につきまして補足の説明をさせていただきます。
内容につきましては、町長、教育長の10月分の給料の10分の1を減額するという内容のものでございます。
はぐっていただきまして、新旧対照表1枚物をつけてございます。第3条では、改正前の下線の部分を改正後の下線の部分に改め、第4条は削除ということでございます。
第3条、平成29年10月1日から29年10月31日の町長及び教育長の給料の月額は、湯梨浜町特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例第3条の規定にかかわらず、町長は同条別表第1項に規定する額、これは具体的には町長の場合は82万7,000円になってございますが、この82万7,000円から8万2,700円を減額して74万4,300円、教育長の場合は62万1,000円となっておりますので、62万1,000円から6万2,100円を減額いたしまして55万8,900円とするものでございます。
附則といたしまして、条例は公布の日から施行するということでございます。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
3番、光井議員。
○議員(3番 光井 哲治君) この条例改正ですけれども、私は何点かいささかちょっと質疑をしてみたいと思います。
まだ私はこの問題は収束のほうに向かってるというぐあいには判断はいたしておりません。確かに事故調査委員会のほうで報告書が出され、当然私は収束のほうにこれはソフトランディングしていくものであろうというぐあいに思っておりました。ところがいろいろ情報が入ってきますのに、まだそういうところに至ってない。そういうときに、なぜこの条例が出てくるのか。それで県のほうは確かに処分なりなんなりという形はありましたが、それは単なる文書訓告程度の話でありまして、県教委等のこの処分についても、私は全文を訓告に関するあるいは戒告に関するものがどういうものが該当するかという判断で物を申し上げているわけではなくて、そのあたりも一般的に考えればこれだけ重篤な事案がありながら、この程度の処分で済んでるということ自体にも県教委に対しても非常に私は個人的には不信感を抱いております。
それで、なおかつ私は一般質問でこれからやろうとしておりますので、なぜこういうときに、まだ先ほど言いました今もろもろの説明は事故後に対する方法であって、その事故に対しての真摯なる謝罪等が本人さん及び被害者、子どもさん、親御さんに届いたかどうか。ここの履き違いが起こっている状況でありながら、なおかつ今回のこういう条例に至っている。まずその辺をお答えをいただきたいというぐあいに思います。
○議長(入江 誠君) 宮脇町長、答弁。
○町長(宮脇 正道君) 昨年の7月に事故が起こりましてから、この問題ずっとこの時期まで、まだお互いの理解が得られて信頼関係が確立されているという状況にはなっていないという現状があることは私も認識しております。
お尋ねのなぜ今この私どもの処分を出したかということでございますが、実は私もずっと、主に1月以降ですけれどもこの推移等をずっと見守っておったり、あるいはいろんな人から聞いたりもして、その中でやっぱりそれぞれの段階において不適切な対応が重なっておるだろうということも思っておりまして、どこかの段階でそのことに対するおわびといいますか、そういった気持ちも込めて、自分のこともきちんと出すべきだなという気持ちを持っておりました。
それでこのたび県教委のほうが処分の方針を出されまして、町のほうが法律上の権限上発令することを考えて発令することになったわけですけれども、それで現場のほうもなりました。それで私も今の気持ちとして私と教育長と、教育長にも理解いただいて提案させていただいたということでございます。したがって、これが終わったからこれでちょんにするということではなくて、こうやって事態が起こったんだと。そのことは申し上げて、そして今回、これからもやりとりをしながら解決していかなければならない課題もあろうかと思います。そういうことをやるときにもそういう気持ちを持って、最初なぜここまでこじれなければならなかったんかということあたりに対する思いを、それは私と教育長だけでなくって現場の学校の職員の方々、あるいは役場の事務担当、それからPTAの皆様等も含めてよく理解して、きちんとその状況等をより広くみんなが認識して二度とこういうことが起こらないように、起こったときにも対応がきちっとできるように、そういう体制を確立したい。そういう思いから、ある意味ちょっと言い方は悪いかもしれませんけども、それに取り組みますよというそういう気持ちを込めた処分であるというふうに御理解いただければありがたいと思います。
○議長(入江 誠君) 教育長のほうで補足なり考え方がありましたら。
教育長。
○教育長(土海 孝治君) 本当に今回の事故では大変多くの皆さんに御迷惑をおかけしたと思っております。特に事故に遭われた児童のお子さん、それからその保護者の方、またこの事故のときに近くにいた子どもたち、そういう子どもたちの心に届く対応が十分にできていなかったということについても深く反省をしているところでございます。
事故の再発防止と、そして学校教育の信頼回復に努めていきたいというふうに思っております。本当に申しわけございませんでした。
○議長(入江 誠君) 光井議員。
○議員(3番 光井 哲治君) 私は、条例のその中身等についてとやかく言うつもりはなくて、私はこれを出される時期がおかしいのではないかと。私の道理からすれば、今言うようにそういうもろもろが本当はもっと静かなる環境のもとで、一番の被害者は子どもさんと親御さんとあるいは家族、そういう方々が被害者なわけです。そういうことのところがきちっとお互いにわだかまりもなくお互いの気持ちとして全員が一致の中で協議をされて、あるいは謝罪をもう一度根本に返られてやられて、それがお互いに申しわけなかったということが確認ができた上で、それならばこういうものを処分としては用意するというのが、私から見ればそれが筋の通る道理ではなかろうかと思うわけです。なぜこのタイミングで出されるのか。私は、処分とか云々についてとやかく言うつもりはないわけです。ただ、このタイミングとして出され、そしてなおかつこれから決裁という案を今審議してすぐ決定させるということについては、私はいささかその辺が非常に私の道理からすると筋論としては通らない気持ちがあるので、あえてここで申し上げているわけです。もう一度その辺のことを確認してみたいと思います。
○議長(入江 誠君) 町長、答弁。
○町長(宮脇 正道君) 議決日は特段きょうのこの日にという気持ちが強くあってとか、そういうことはございません。ただ、学校の校長等の処分があったんだから、この際こっちもはっきり出す気持ちがあるんだったら出しておこうかということで、事務方のほうからきょう提案してきょう議決という格好でお願いしたもんだということでございます。
先ほども申し上げましたように、確かに解決して、それからもう全てを見終えてから謝罪すべきはきちんとして処分というのが物事の締め方であるという議員の御指摘もわかりますけれども、私としてはこれまで何度か本人さんのところにも伺おうと思ったりしたこともありました。そのたびに何かの事柄といいますか、そういうことがありまして行けていないという実情がありましたので、先ほど申しましたような考え方からあわせて私どもの処分もきちんとやっておいて、いわばそれからまたテーブルに着いてきちんとお話をさせていただけたらというような気持ちで提案させていただいているものでございます。
○議長(入江 誠君) 光井議員。
○議員(3番 光井 哲治君) 3回目になりますので1つだけ私申し上げておきますけれども、これはちょうど私が議長をお預かりしている期間中に起こった件でございました。議会の皆様には、これは教育行政法の問題として地方教育行政の管理に関する法律の考え方からすれば、議会が介入することはいささかおかしいと。そういう思いで、私は議長として議員の皆さんにこの問題は余り深く中入りせずに、
教育委員会がどのような方針をまとめられてどういうことをやられるかと。そういう推移をぜひ見守ってほしいということを私はお願いを申し上げたわけです。それで今言いましたように最終報告書が出てくる段階まで私も何も議員の皆さんにも申し上げなかったし、議員の方々からも、言いたいことも山ほどあった方もたくさんおられます。でもそれはそういうこととして、法は法の問題として抑えてきたという現実があるわけです。
ところが、今言いましたようにるるずっとのこの経過を見ているのにそうではなかった。収束に至るところに行き着いていないというのが今の現状であろうという思いで、私から見れば道理としても何度も申し上げましたようにそれはそこに至ってないという経過の中で、これは時期的には僕はそういう今出すべきことではない。もっと後にきちっとそういう問題が明確になってクリアになってから出されるべきが本来の筋ではなかろうかという思いで、私はなぜこの時期に提案かと。
再三になりますけれども、議会のほうとしてもこれは私は今言いましたように本来からすれば私がおきて破りを議員の皆さんにやってる格好になっとりますから、その辺ももう少し慎重なるものを考えていただきたかったなというのが今の私の率直なる意見でございます。もう一度、最後になりますんでお聞きして終わりたいと思います。
○議長(入江 誠君) 町長、答弁。
○町長(宮脇 正道君) 先ほども申し上げましたように、実は今でもやっぱりいろんなやりとりがあって、いろんな情報もあってるということで、私も聞いていなかったことを最近聞いたりとかいろいろあるわけなんでございますけれども、その中の基本となるべきことの一つに、ちょっと立ち入った話になってここではいかがかと思いますけれども、要するに責任者は誰なんだということをお尋ねになられる方もあります。私は、
教育委員会制度が例の大津の差別事件なんかを踏まえて改正されて、教育長が教育課のトップなってやる。首長もそのいじめ事件とかそういうものもかかわれるようになって、それでその後は総合会議という場所で、教育相談員会議ですか、そういうものの中で意見を交わすことができるという体制が整備されたんですが、その中でじゃ自分がどのくらい、どの程度の権能と責任を持って事務がとれるかということを考えてみますと、基本的には事務分掌の解説なんかを見る限りやっぱり予算が絡むことですとかそういったことは権限としてできますけども、それ以上のことは総合会議を招集していただいて意見を申し述べるような形しかないなと。それもきっと意見でしょうから、というようなこともあって、私は教育長のほうからこういうことがありましたこういうことがありましたといって報告を受けながら、じゃこうしましょうねとかいって意見を交わしてこれまで取り組んできたところでございます。
そこの根っこの部分にある誰が責任者なんですかということと、それから中には学校現場の方も含めて謝罪するという気持ちが欠けているんじゃないかというような御意見も伺ったりしております。そういうことから、先ほど申し上げましたように私も学校の設置者ですから、直接の責任者ではなくてもやっぱりこのことは町民にとって重い不安や苦悩を町民に与えているものだというふうにも認識しておりますし、こういう気持ちでおりますよということをきちんと処分して、おわびの場をどんな形にせよ設けて表出するということも必要なんじゃないかなということも考えて、私と教育長とそれぞれの立場でこうやって処分させていただきたいということをお願いしたところでございます。
○議長(入江 誠君) そのほか、質疑はありませんか。
9番、増井議員。
○議員(9番 増井 久美君) 今回こういうふうに給料の減額ということで、今、町長の話を聞いておりますと反省しているという態度をあらわしたいと。こういうふうに聞こえたわけですけれども、先ほどの全協の中でも今後じゃあどうなのかということが問われていると思います。これを出して終わってしまうということであるのなら私は賛成しませんし、もちろん今回の被害に遭われた方も納得されないと思います。
私は、やっぱり想像してみました。どういう結論を出すんだろうと。それでいくと、じゃあこれは町長と教育長の報酬の月額を減額するぐらいの結論しか出ないんじゃないのと。そういうものを出してくるんじゃないのというふうにちょっと思ってたわけです。その思ってたことがそのまま出てきてしまったので、ちょっと私としては納得できないというか、そのまんまだなと。
今後、反省されて、その被害に遭われた方にもきちんと今後対応していきたいというふうに全協でおっしゃいましたので、もう一度その辺の決意を伺いたいと思います。
○議長(入江 誠君) 宮脇町長、答弁。
○町長(宮脇 正道君) これまでのやりとりの中で、被害に遭われた児童の保護者の方、あるいは羽合小学校の保護者の方たちの中にやっぱり不信感みたいなものがあるというふうに強く感じておりまして、そこのところでやっぱり私どもの過失で対応のまずさというものもあってここに至っているんだということをきちんと表明して、ですから皆さん一緒にそのことを基本認識として、共通の土俵で話をしてみましょうよということを現場にも呼びかけていただくというような思いで提案させていただいているところでございます。したがって、これをもってこの案件について町として、
教育委員会として終わりにするというような気持ちは持っておりません。
○議長(入江 誠君) 増井議員。
○議員(9番 増井 久美君) 同じことを教育長にもお聞きしたいと思います。
○議長(入江 誠君) 教育長、答弁。
○教育長(土海 孝治君) 本当に事故が発生した後の対応の不十分さというのがあったというふうに思っております。当初学校から事故報告を受けまして、その後、救急車で搬送されたということで、病院からの状況等についてその夜のうちに連絡を受けたわけですけども、そのときにこの事故についてMRI、CT検査の結果大きな異常はないというふうにお聞きしたものですから、その段階で少し油断が生じたというふうに思っております。ただ、事故報告書の提出ですとか二報の提出ですとか、あるいは校長先生からの聞き取り等を行ったわけですけども、事故調査委員会からはその対応ではまだまだ不十分だと大変厳しい指摘を受けました。その指摘を真摯に受けとめて、さらに今後学校と
教育委員会との対応の仕方等についてもしっかり考えて対応してまいりたいと深く反省しているところでございます。保護者の方にもっと寄り添った対応になっておればということを反省しておるところでございます。
○議長(入江 誠君) 増井議員。
○議員(9番 増井 久美君) 今、町長と教育長の決意というか思いをお聞きしたわけですけれども、やはり被害に遭われた子どもさんが一番大変な目に遭っていらっしゃるんだろうなというふうに私は思っているんです。
今、違う学校に行かれたので、その後の対応について町が本当に真摯にお話を伺ったり対応したりしているかどうかということについて、私は非常に心配をしているんです。やっぱりこういうふうに保護者の方と子どもさんと、そして教育関係が乱れてしまうというか信頼関係がなくなるということが一番の問題だと思うんですね。ですから、本当にその被害に遭われた子どもさんがこのことを乗り越えてきちんと生きていけるように、それを後押しするのがこれからの
教育委員会の仕事ではないかなというふうに私は思っていますので、ぜひ前向きにきちんと対応していただくことをお願いしたいと思います。以上です。
○議長(入江 誠君) これについての答弁はありませんか。要望でいいですか。
そのほか、質疑はありませんか。
〔質疑なし〕
○議長(入江 誠君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。
討論に入ります。討論はありませんか。
3番、光井議員。
○議員(3番 光井 哲治君) 反対の立場で討論をしたいと思います。
私は、一般質問のほうにも出しておりますんで細かいことはそちらのほうでやりたいと思いますが、先ほど質疑にもやりとりをしましたが、私はその処分に対して内容がどうのこうのということを思ってるわけじゃないです。あくまでも道理が通ってないものをまだ問題がお互いにわだかまりもなく、お互いに胸襟を開いた中で静かな環境のもとで全員が集まってまず心からの謝罪があって、そこを納得されて、なおかつ一番の被害者は子どもさんであり親御さんであり家族の方なわけです。そういうことが見えた段階で、執行部のほうがそれなりの処分とか云々を出されるのはそれはそれとして結構だろうと思いますけども、私は出すタイミングが違うと。今の段階で出すべき条例ではないという思いがありますので、出すタイミングを間違えた条例については反対せざるを得ないということで反対討論といたします。
○議長(入江 誠君) ほかに、賛成討論はありませんか。
〔賛成討論なし〕
○議長(入江 誠君) 討論がないようですから、討論を終結します。
これより議案第118号を採決します。
この採決は起立によって行います。
議案第118号は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(入江 誠君) 起立多数です。よって、議案第118号は、原案のとおり可決されました。
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◎日程第33 報告第12号 及び 日程第34 報告第13号
○議長(入江 誠君) 日程第33、報告第12号、平成28年度
湯梨浜町健全化判断比率の報告について及び日程第34、報告第13号、平成28年度
湯梨浜町資金不足比率の報告についての2件の報告を一括議題とします。
順次報告を求めます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 報告第12号、平成28年度
湯梨浜町健全化判断比率の報告及び報告第13号、平成28年度
湯梨浜町資金不足比率の報告について、一括して御報告申し上げます。
これは地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、監査委員の意見を付して本会議に報告するものでございます。
平成28年度
湯梨浜町健全化判断比率につきまして、実質赤字比率は実質収支額が黒字でしたので比率算定対象外でした。
連結実質赤字比率も連結実質収支額が黒字でしたので、比率算定対象外でした。
実質公債費比率は14.5%、将来負担比率は9.2%で、4つの指標とも早期健全化基準以下でございました。
次に、平成28年度
湯梨浜町資金不足比率については、水道事業会計から温泉事業特別会計までの算定対象6会計全て資金不足が生じておりませんので、比率算定対象外でした。6会計全て経営健全化基準以下でございます。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 続いて、報告第12号及び報告第13号に対する監査委員の意見を求めます。
礒江
代表監査委員。
○
代表監査委員(礒江 俊二君) 財政健全化審査の結果を報告いたします。
青い表紙の短いもんですが、意見書をお開きください。2ページをお願いします。
先ほど町長さんから報告がありました。実質赤字比率、これは普通会計の実質赤字額が標準財政規模に対してどの程度になるか。それから、2番目の連結実質赤字比率は特別会計や企業会計を含めた全ての会計の実質赤字比率がどの程度になるかということですが、いずれも黒字ということで算定対象外ということでございます。
実質公債費比率につきましては、当町が今後負担すべき起債償還額、これは広域連合の償還額等も含みますけれども、それが標準財政規模に対してどの程度になるのかということで、3年間の平均でございます。これが前年度より0.3ポイント下がって14.5%となっております。主な減少要因は、そこに上げております実質的な公債費の額そのものが減少してきたこと、それから2番目は現在は公債費償還額に対する地方交付税算入の割合が高い起債が多く残っていること、それから単年度公債費率の高かった25年度、これが16.2%にかわって28年度は15.2%が算定対象になったことによるということで、その下に小さい字で参考として書いております。決算審査の際にも申しました。今年度からちょっと算定方法の一部が変わって、従来どおりの算定でいきますと28年度は13.8%になるはずでしたけれども、28年度14.5%ということでございます。
それから、将来負担比率は、今後当町が支払うべき公債費の元利償還金や職員の退職手当等の負担額というような義務的な負担額が標準財政規模に対してどの程度になるかという示す割合でございます。前年度より2.9ポイント上がった9.2%ということでございますけれども、イエローカードの350%を大きく下回っているということでございます。これの主な要因というのは新中学校・学校給食センター建設による新規発行債の増加だとか、逆に土地開発公社に対する短期貸し付けの解消に伴い負債額等が減少したということでございます。是正改善を要する事項は特に指摘事項はありません。
はぐっていただいて、次は公営企業会計の経営健全化審査の意見結果です。対象会計は水道事業会計以下6会計でございます。いずれの会計も資金不足額がゼロないしプラスとなるため、比率計算対象外で良好だということで、特に指摘事項はございません。以上でございます。
○議長(入江 誠君) これより報告第12号、平成28年度
湯梨浜町健全化判断比率の報告についての質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。
続いて、報告第13号、平成28年度
湯梨浜町資金不足比率の報告についての質疑行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。
以上で報告第12号及び報告第13号を終わります。
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○議長(入江 誠君) お諮りします。8日から10日までは、会議規則第10条第1項及び第2項の規定により休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 異議なしと認めます。よって、8日から10日までは休会とすることに決定をいたしました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれで散会いたします。
なお、11日の本会議は午前9時から会議を開きますので、定刻までに御出席ください。本日はお疲れさまでございました。
午後2時36分散会
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