八頭町議会 2020-06-08
令和 2年第 6回定例会(第3日目 6月 8日)
令和 2年第 6回定例会(第3日目 6月 8日) 令和2年第6回
八頭町議会定例会 会議録 (第3号)
招集年月日 令和2年6月8日
招集の場所
八頭町議会議場
開 会 令和2年6月8日 午前9時30分宣告
(第3日)
応招議員
1番 奥田のぶよ 2番 川西 聡 3番 小倉 一博
4番 小林 久幸 5番 森 亜紀子 6番 中村 美鈴
7番 岡嶋 正広 8番 坂根 實豊 9番 小原 徹也
10番 尾島 勲 11番 髙橋信一郎 12番 下田 敏夫
13番 栄田 秀之 14番 谷本 正敏
不応招議員
な し
出席議員 応招議員に同じ
欠席議員 不応招議員に同じ
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
町 長 吉田英人 副 町 長 岩見一郎 教 育 長 薮田邦彦
総務課長 木嶋成志
企画課長兼
地方創生室長
岡崎好美
町民課長 小谷述代 保健課長 中村智恵子 建設課長 年岡英夫
産業観光課長 谷口雅美智
教育委員会事務局次長
新田弥生
社会教育課長 奥平徹
代表監査委員 丸山長智
本会議に職務のため出席した者の職氏名
議会事務局長 竹内美智子 主任 林孝昌
議事日程
別紙のとおり
会議録署名議員
4番
小林久幸議員 5番 森
亜紀子議員
議 事 日 程 (第 3 号)
令和2年6月8日(月)午前9時30分開議
日程 第 1 一 般 質 問
議事の経過
◎開議宣告 (午前9時30分)
○議 長(谷本正敏君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は14名でございます。
定足数に達しておりますので、これから6月5日に引き続き本日の会議を開きます。
◎議事日程の報告
○議 長(谷本正敏君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
◎一般質問
○議 長(谷本正敏君) 日程第1 一般質問を行います。
今期定例会に1番、奥田のぶよ議員、7番、
岡嶋正広議員、9番、
小原徹也議員、8番、
坂根實豊議員、5番、
森亜紀子議員、11番、髙橋信一郎議員、2番、
川西聡議員、3番、
小倉一博議員、4番、
小林久幸議員、6番、
中村美鈴議員、13番、
栄田秀之議員から通告がなされておりますので、通告順に質問を許します。
なお、本日は1番、7番、9番、8番、5番、11番の6名に行っていただきます。
それでは、1番、奥田のぶよ議員の質問を許しますので、登壇願います。
◎奥田のぶよ議員質問
○1 番(奥田のぶよさん) 皆様、おはようございます。
1番、奥田でございます。
質問の前に、
新型コロナウイルス感染症の緊急事態の解除はこれで終わったのではなく、これからがウイルスとの闘いの2幕目の始まりとも言えます。まだまだ対応していかなければなりません。感染拡大を防ぐためには、まず一人一人が感染予防に取り組むことが大事です。そして、困っていることや人に寄り添う施策を国、県、町に実施していただき、安心して生活が送れることを願います。また、早期の収束を願うばかりです。
それでは、今回の定例会に2件の質問を上げています。
質問の一つ目ですが、
新型コロナウイルス感染対策についてです。
新型コロナウイルス感染は、
緊急事態宣言が解除となってもまだ油断できない状況にあります。本町は、自粛対策で影響のあったものに対して様々な助成や補助などを行い、行事、事業などの中止と対応してきました。今回の経験を踏まえ伺います。
1、八頭町
新型コロナウイルス感染症対策本部設置要綱が新たに策定され
ました。八頭町
新型インフルエンザ等対策本部条例があり、当初の対応
はこの条例に基づくものでした。今後、この
新型コロナウイルス感染症
対策について、条例の設置や体制などはどうなるのでしょうか。
2、
感染症対策のための備蓄品の検討はどうなっていますでしょうか。
3、フレイル。フレイルというのは、加齢とともに運動機能や認知機能が低下してきた状態。要介護に至る前の状態を言います。その
フレイル対策は、
ケーブルテレビ等で
体操の放映などがありましたが、今後の取組として何か考えているものはあるのでしょうか。
4、相談体制は一過性なものではなく、継続する必要があると思いますが、
今後の展開はどうなっていますでしょうか。
以上、4点について、吉田町長の御所見を伺います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 皆さん、おはようございます。今日から一般質問ということであります。
それでは、1番、奥田のぶよ議員の一般質問についてお答えをいたします。
最初に、
新型コロナウイルスの
感染症対策についてということでいただいております。
まず、今後この
新型コロナウイルス感染症対策について、条例の設置や体制などはどうなるのかということであります。本町の
新型インフルエンザ等対策本部条例におきましても、特措法の改正施行日から、法に規定する
新型インフルエンザ等の適用対象に
新型コロナウイルス感染症を位置づけることとなるため、現行の条例で対応が可能となっているというところであります。
したがいまして、新たに
新型コロナウイルス感染症に特化しました
対策本部条例の制定は行っていないというところであります。
対策本部設置要綱につきましては、対象を
新型コロナウイルス感染症に限定したものにいたしておりますが、今後新たな感染症が感染症法に定められ、特措法の適用対象に位置づけられたときには、その感染症を対象とした本町の
対策本部設置要綱を設置したいと考えております。
特措法では、市町村に
新型インフルエンザ等対策行動計画の作成を位置づけており、本町でも作成をいたしておりますが、その中で感染症の発生段階に応じた期間に実施体制を町警戒班、
町連絡対策会議、
町対策本部と定めているところであります。また、特措法第34条に
新型インフルエンザ等緊急事態宣言がされたときは、市町村長は
市町村行動計画で定めるところにより、直ちに
市町村対策本部を設置しなければならないとあり、
緊急事態宣言が出されていた間は本町も対策本部を設置し、対応を行ってきたというところであります。
5月25日に国内の感染状況が一定の水準まで落ち着き、国の
緊急事態宣言が解除されましたので、
町対策本部を解散いたしましたが、今後は感染症の発生段階に応じた
危機管理実施体制であります
町連絡対策会議に移行し、第2波の流行に備えるため、県と連携をいたしまして、必要な対応を進めてまいりたいと思います。
2点目の
感染症対策のための備蓄品の検討はということであります。
現在、
感染症予防用のマスク、手や指を消毒するエタノールが主成分の手指消毒液、手すりやドアノブなど、不特定多数の方が手を触れる箇所の除菌に使う
次亜塩素酸水を備蓄いたしております。また、今回の議会に避難所で体調不良者や発熱等、感染の疑いのある有症状者が発生した場合に、一般の方から隔離し、飛沫感染を防ぐ
プライベートテントを購入する補正予算を上程させていただきました。
不足している備蓄品といたしましては、各避難所には現在、
デジタル体温計を用意いたしておりますが、計測に時間がかかる状況であります。避難所の入り口で瞬時に体温測定できる非接触体温計を整備する予定といたしておりますが、現在、製品の品薄状況が続いているというところであります。
3点目のフレイルの関係でございます。
フレイル対策といたしましては、
ケーブルテレビではやずっ子
体操、4月18日の土曜日から放映いたしておりますし、いきいき百歳
体操につきましては、5月23日から放送を開始しているというところであります。また、自宅で百歳
体操を継続し、取り組めるように、参加者のうち希望される方に対しまして、
まちづくり委員会から重錘バンドの貸出しを行っております。また、
集落支援員を通じて、運動や栄養面、脱水予防や口腔機能を維持する必要性などの
フレイル予防を掲載したチラシを配布させていただいているというところであります。
今後の
フレイル対策ということでありますが、
まちづくり委員会での百歳
体操につきましては、5月18日に
集落支援員定例会を開催し、
感染症予防対策を施しました実施体制や
住民主体通所型サービス運営事業費補助金の取扱い方法の変更等について説明を行い、3密を避けるための分散開催など、事業の再開に向けて検討をお願いしているというところであります。
また、運動機能や口腔機能、栄養面の
フレイル予防に向けて、各
まちづくり委員会で出前講座を開催していくよう、計画をしていただいております。今後、運動強度が異なる3種類の介護予防
体操、10分間を新たに収録し、収録した
体操は
ケーブルテレビでの放映とDVDにも録画し、保健師が集落で行う健康教室での活用や団体等への貸出しを予定しております。
認知症の予防を目的といたしました、あおぞら教室につきましては、今年度は
まちづくり委員会の未設置地区を含めます3地区で開催を予定しております。6月から8月は西郡家地区、9月から11月は国中地区、12月から2月は中私都地区を計画しておりますが、3会場とも
感染症予防対策を講じた上で開催する予定であります。
水中運動教室をはじめとした運動教室につきましては、更衣場所の分散や教室を広い部屋や体育館へ変更するなどの対策を講じ、実施してまいりますが、いずれにいたしましても、今後も
感染症予防対策と並行し、
介護予防対策を行っていきたいと考えております。
最後に、相談体制の関係であります。
鳥取県では、県内3か所、東部では
鳥取保健所になりますが、
新型コロナウイルス感染症が疑われるときの相談場所として、発熱・帰国者・
接触者相談センターを2月上旬に24時間体制で設置をされたというところであります。センターにつきましては、感染が疑われる場合に、医療機関への受診の勧めなど、住民の皆さんへの不安を軽減し、患者の方を
診療体制等の整った医療機関に確実につなぎ、感染症の蔓延をできる限り防止することを目的に設置され、県の
ホームページによりますと、5月末現在で累計1万956件の相談が寄せられております。
本町におきましても、各部署で住民の皆さんや
各種団体等から相談を受けており、保健課におきましては、受診に関するものや体調管理に関する相談、医療資材や集落での行事開催に関する相談など30件近くの相談があり、必要に応じましてセンターや役場内の担当部署へつないだところであります。
今後、本町におきましても、各部署で相談を受けるとともに、
ホームページや町報等の広報紙を活用し、
鳥取保健所内に設置してあります感染症の相談窓口であります発熱・帰国者・
接触者相談センターの周知、また、各部署の
相談窓口等の周知に努めてまいります。なお、センターは第1波の収束または地域の感染状況やニーズを踏まえまして閉鎖となりますが、現在のところは閉鎖の予定はなく、
コロナウイルスが収束するまで開所というところであります。
長くなりましたが、最初の答弁といたします。
○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。
○1 番(奥田のぶよさん) では、一つ目のところからお聞きしたいと思いますが、今、先ほど言われた行政内の体制ですね。この
新型コロナウイルスは、
新型インフルエンザ等となっている対策の部分でやっていくということだと思うんですけれど、八頭町には総務課に防災室があります。また、
感染症対策として保健課の部分があります。振り返ってみますと、こういった感染症の問題というのは、前のことを言えばサーズやマーズ、また
新型インフルエンザ、そういったことが起きて、この平成27年に、今ちょっと手持ちに持っています八頭町でも行動計画ができました。これが平成27年4月です。
それで、防災室が開設されたのが平成25年度だと思います。そのときができた後でしたので、先ほど言われた体制のところには防災室、保健課のところがしっかり明記されているんですけれど、ちょうどこの
コロナウイルスの感染症がはやり始めた2月の議会の全協のときのことですが、この行動計画の資料も出されまして、保健課の課長がそのとき、備蓄マスクは2万枚だと、町にあるのは。ただ、それを全町民に配ることはできないと。他の自治体でもちょうどマスクがないという、ちょうど凄くそのときは騒がしかったときだったと思います。そのときに、備蓄品が2万枚だというふうに報告がありました。
この行動計画を見ますと、こういった感染症の対策の部分も備蓄品はふだん何も未発生状態のときですね。未発生状態、海外とか発生していなくて、未発生状態のときというのの備蓄品の管理は、防災室にあるべきだというふうに、この行動計画には書かれています。保健課のほうは、そういった感染症の対策の部分で動くということで、町事務局は防災室、保健課と二つの課があるんですけれど、そのときの2万枚のマスクを聞きましたところ、災害が起きたり、急に何かがあったときのために、この2万枚は防災のために必要なので備蓄したものだという話がありました。
ただ、この感染症の対策、そういったものはずっとこれまでは、平成25年、防災室ができる前のときは保健課のほうが管理していました。事務が分かれたとき、そのときに感染症の対策の部分、防災のほうに上手に移管されたのでしょうか。ちょっとこれを見ると、防災のために買ったマスクしかないという話だったんですが、
アルコール消毒等、マスク等、こういった感染症に対しての備蓄品は2万枚、これでずっと未発生時のとき、ずっと来てたんですが、年の点検とか確認とか、そういった対策の研修会等でもどれぐらいあるのかという、年の点検とかそういったものは行われていたのでしょうか、どうでしょう。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 備蓄品については、毎年点検をさせていただいております。そういった中で、ありましたように平成27年4月に
インフルエンザ等対策行動計画ということで作成をさせていただきました。感染症ということになれば、奥田議員もよく御存じのように、専門的な分野になるということでありまして、事務局の次長ということで保健課長がしております。それからもありましたように防災課長ということであります。
まず、マスクのお話でありますが、基本的には専門的な職員については、それぞれ確保といいますか、そういったことで所持をしておりますし、それから2万枚のお話がございました。災害、そういったことも非常に憂慮すべき点でありますので、そういった面からして2万枚の確保はしていたというところであります。
現在、ないないということでありましたけれども、御寄附も頂きましたし、またいろいろ手当てをいたしまして、現在、今月末になりますが、約5万1,000枚ぐらいの購入見込みということで、今現在購入を進めさせていただいているというところでありまして、基本的には広く皆さん方に配布ということができればというふうに思っておりますが、議会でも御説明いたしましたように、75歳以上の高齢者の皆様方には、お一人10枚ということで配布をさせていただきましたし、それから保育所の児童、毎日来ますので、そういった部分ではちょっと手前みそですが、職員にも、保育所にもしましたし、それから福祉関係の各種機関がございます。そういった職員の皆さん方にも配布させていただいたところであります。
○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。
○1 番(奥田のぶよさん) 今は、確かにマスクが買いやすい状況にあります。私が申していますのは、防災室ができました、防災室の在り方を前の一般質問でもさせていただいたことあるんですが、防災、何となく火災、自然災害、そういったものに重点が置かれすぎてたのではないか。この
感染症対策というのが、防災室からしてみれば感染症となれば保健分野、保健分野からしてみれば防災室ができたので熱中症の啓発等も保健課なんですけれど、広報するのは防災室ということで、事務の移管というところを考えたときに、きちっとそこが、
感染症対策というものがどのようにうまく防災室のほうに行ってたのかというのを、すごくマスクの備蓄、また
アルコール消毒の備蓄の数を聞いたときに、本当にできてたのかというのをちょっと疑問に思ったんです。といいますのが、
アルコール消毒は期限があります。そういった期限の管理、そこでかなり高額なので、どれぐらいストックしていかなければならないかとかというのは、そこは専門家の保健課の出番だと思うんですけれど、そういったものを保健課だけではなく、防災室のほうにも、今後こういったことが起こると考えたときに、
自然災害プラス感染症対策というのは、きっちりとこの行動計画も八頭町で出していらっしゃいますが、防災室の部分の強化ということも必要なのではないかというふうに感じましたが、町長、いかがでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 終わりに強化というふうに言われました。基本的には、やっぱり連携ということだろうと思います。消費期限のことも頂きました。保健課長も来てこの話聞いておりますし、そういった面ではそれこそ皆さん方に誤解を与えないように、しっかりと連携をとらせていただけたらと思います。
○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。
○1 番(奥田のぶよさん) 今回のことがすごく大きなきっかけになったと思います。ですので、しっかりこの行動計画が平成27年に立てられてまして、こういった今の状況ですので、連携と言われますが、備蓄の部分はもうここの行動計画でいけば防災室の管理となっていますので、しっかりと防災のところで感染症のことを強化していただきたいと思います。
では、2番目の備蓄品の検討ですが、今回のことでいろんなものが必要だという、衛生面のものが必要だということが分かってきて、備蓄のことは今後考えていかれると思います。
それで、今一番気になってますのが、私もしていますがマスクです。今日、かなりしゃべりにくいです、こもってまして。それで、いろんなところの業者等がマスクの製造に乗り出しました。先ほど、町長も言われたように、これからはある程度の在庫もあるので心配はないだろうと言われています。ただ、本当にマスクがなかったとき、そのときに町内でもマスクの製造をされたところもあります。これからは、近いところの産業、そういったものを守っていくことも必要だと感じます。それを考えたときに、大手の企業等がマスクの製造に乗り出してきます。価格のこと等もあります。そういったときに町内の産業を守るためにも、こういう町内で作られたものは町で責任を持つというか、何か活用できる方法を今後も考えるべきだと思います。
今、マスクのことを言いましたが、例えば
アルコール消毒等、何か衛生面でも新しいことをやってみようといったときに、それを大手の市場でやるのではなくて、町内の産業を守る、そういった観点から町のことに何か使えるということを考えてみてはと思うんですが、町長、どうでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 町内の縫製業者の方が鳥取県の支援の第1号だったと思いますが、そういったものを活用されて、今、奥田議員がつけておられるマスクの製造に取りかかられたんだと思います。町のほうも購入もいたしましたし、また御寄附も頂いたということで、大変うれしく思っているところであります。
企業もですし、それから
まちづくり委員会でありますとか、また作業所の支援というようなことで、マスクの製造につきましてもお願いをしているというところであります。新しい事業ということでありますので、消毒液、エタノールの話だろうと思いますが、そういったお話も頂きました。本当に、産業を守るということは大事だと思いますし、そういった起業的なことがあれば、町としても支援もさせていただきたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。
○1 番(奥田のぶよさん) 本当に今回、そういった対応を早くしていただいて、すごく感謝された町民の声も聞きました。それで、割と今、
コロナ対策でしっかり衛生面で気をつけるためなのか、風邪を引いたりとか、本来流行するであろう
インフルエンザに罹患する方というのは、私個人の思い、感覚なんですが、すごく減ってきているのではないかと思うんです、手洗いのこととか。
こういったことを考えたときに、町のそういった健康を守るということを考えたときに、弱者というかそういった妊婦さんであり、また高齢者の方であり、障がい者の方でありという方の施設等に、こういう町で作られたものを町が責任を持って、何らかの形で後押しするような
仕組みづくりというのが今後できればいいなと思っているんですけれど、町長はそういったことは考えられないでしょうか。例えば、施設等に必要個数はあるし、少し単価を下げたりもできて、あっせんをするとかというような
仕組みづくりというのも今後必要なのではないかなと思うんです。あとは妊婦、母子手帳の交付のときに、そういったマスク、
アルコール消毒とセットにして、ギフトにして渡すとか、そういったことも考えれるのではないかと思うんですが、町長、どうでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 無論、健康を守るということは非常に大事なことでありますし、言われましたように町内で作ったものを町内でという。地産地消ということがございますが、そういった部分の製造的な面だろうというふうに思います。
先ほどもお話しさせていただきましたけれど、そういったお話があれば後押しということはさせていただきたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。
○1 番(奥田のぶよさん) ぜひ、何か。このままでいくと、大手市場のほうで同じように競争していくというのはかなり厳しくなってくると思います。そういったときに、そういった町の助けというか、そういったものがあると、こういった地域のものが守られていく。これから感染症は、10年に1回、こういうものはある程度起こり得るとも言われてますので、今後の対策としてぜひ前向きに検討していただきたいと思います。
それでは、3番のフレイル、加齢とともに健康機能が衰える対策ということで、いろいろと先ほど町長が言われたとおり、
ケーブルテレビ等で
体操をされたり、
まちづくり委員会の方が、
集落支援員さんの方が家を訪問されているとありましたが、一つお聞きします。
ケーブルテレビの加入率、町長もいろいろ言われてますが、加入率がまだまだ伸びてきてません。
そういった中で、つけてますと、すごく私にとっては懐かしいやずっ子
体操もやっていました。久しぶりに見たなと思いました。さらに、新しい介護予防の
体操や百歳
体操も新しいバージョンで放映されています。いいことだなと思います。
家で一人で運動してもしにくいので、ああいう放送はすごくいいなと思ったんですが、限られた視聴の方しかいません。ああいうものを、例えば、なかなか高齢者の方はネットというのは難しいと思うんですけれど、CDに焼いたりして配るということは、いろいろテレビの関係で難しいものなんでしょうか。もう少し活用方法があってもいいのではないかと思ったんですが、難しいかもしれませんが、どうでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 今回の定例会の中で、森議員のほうからも
ケーブルテレビの加入率のことを頂いております。今現在、たしか37.5%ということであります。37%というのが総務省に申請をした目標値ということでありまして、その目標値は達成しているというところであります。
残り6割強の方ですか、そういった方が未接続ということになるわけでありますが、そういったいろいろ
ケーブルテレビでの反響ということも私どものほうに届いております。やずっ子
体操でありますとか、今は百歳
体操もさせていただいているんですが、著作権のことがありますので、その部分に影響しないものについては、DVDに落とすことは可能だというふうに思っておりますので、ちょっとその辺調査をさせていただいて、可能な部分については対応できればというふうに思います。
○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。
○1 番(奥田のぶよさん) 今、割とリモートという言葉が、割とみんな浸透してきたと思います。そういったときに、やっぱりネット配信というのもある意味、今後の考えからしたらできることではないのかなと感じます。
ホームページにそういった動画等がアップできれば、またそれはよりいいのかもしれませんが、ただ、御高齢の方というとなかなか
ホームページを開いてというのは難しいことだと思います。そういったことから考えて、
まちづくり委員会が今再開し始めてますので、そういった運動の低下というのは、これまで全くできなかったのが徐々によくなっていくとは思うんですけれど、これからの時代を考えたときに、いろんな手段でできることを、考えれることをこのことで教えてもらえたのではないかと思います。どうやったら介護予防ができるのか、そういったことをぜひ考えていっていただきたいと思います。
本当に、家でじっとしていると、よく言われます転倒するだけで骨折するというような、そういった高齢者の寝たきりになる原因が、かなり転ぶということで起きると報告を受けています。転倒予防というのはすごく大事なことだと思います。できることをどんな形でやるか、
まちづくり委員会のないところもまたありますので、どういった形がいいのかというのをもう一度、今回のことで考えていっていただきたいと思います。
それと、ちょっとこのフレイルと少し関連してなんですが、今、この前の町報で避難所のことも出ていました。今、これから雨が多く降る時期になりますし、避難所の対策というのも大事になってきます。それで、国のほうが
コロナ対策と避難所の問題というのは、密を避けるということでいろいろまた国の考えも入ってきています。そういった中に、分散型というか、新たな指定避難所ということも見据えた形の取組が始まろうとしています。
例えば、車中、車の中、そうなるとちょっといろいろ問題はあるんですが、そういったことも検討していかれるかもしれませんが、八頭町としたら旅館とかホテルとかそういったところも指定避難所に提携を結んでできるというような形も言われていますが、町報には親戚や友人宅の避難という書き方がしてありますが、これまでどおり同じところに、この村の人はここに集まるという形が、今後このコロナのことで変わってくるのではないかと思いますが、もう一度この避難所の考え方というのは、今後どのようになりますでしょうか。
まだ検討されてないかもしれませんが、必要だと思います。狭いところに避難するのではなくて、例えば広い駐車場にテントを張るとか。今回、テントの予算も出てますが、広い駐車場に車中泊と言っても厳しいかもしれませんが、大きなワゴン車を持っていらっしゃる御家庭の方でしたら、例えば車中でトイレのちょっとあるようなスポーツ施設の近くとか、そういったところも今後避難所にしていく必要性があるのではないかというふうにも言われていますが、今のところで町としてどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) まず、介護予防等のことであります。確かに転倒ということ、介護の関係につながるというふうに思っておりますが、そういった中で言われました情報発信だと思います。
ホームページでありますとかSNSとか、そういった発信の仕方があるわけでありますが、高齢の方につきましては、失礼ですがあまりそういったものを御覧になるということは少ないんだろうというふうに思います。
まちづくり委員会というようなお話もあるわけでありますが、何とか高齢の皆さん方にそういった情報発信をできるような形というものを考える必要があるというふうに思っているところであります。
それから、避難所の関係です。言われましたように、1か所に多く集めるというのが今までのスタイルであったというふうに思います。今回、八頭町でも大きな避難所をつくっております。一時避難所は、基本的にはそれぞれの行政区の集会所というようなことになっているわけでありますが、そういった集会所から移動せずに、体育館とかそういったことですね。そこに残るというようなことも、これからは考える必要があるでしょうし、また、言われましたように旅館とかホテルというお話もございました。そういった部分について、提携できるようなところがあれば、お話をさせていただけたらと思います。
○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。
○1 番(奥田のぶよさん) それでは、次の相談体制のところです。県のほうの発熱等の外来のことはありましたが、例えば今、飲食業の方がかなりダメージを受けてて、八頭町も早くにテイクアウト等の補助が出る仕組みもつくられました。本当に困っている方が相談できる体制というのを、役場の窓口の電話番号の案内はあるんですが、こんなことを言ったらなんですが、書類をただ配るのではなくて、ちゃんときめ細やかな相談体制というのも必要なのではないかと思うんですが、その辺りの困っていらっしゃる業者への対応というところはどのようにされてますでしょうか。
確かに、商工会等に入ってらっしゃる方は、そこで取りまとめていらっしゃるかもしれませんが、今回、テイクアウト第2弾のチラシが配られてません。そういった中で、新しく新規に手を挙げた業者にしてみれば、新聞折り込みになぜならないのかという声もお聞きします。そういったきめ細やかな相談体制というのが必要だと思うんですが、どうでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 相談ということは、手早くやるということが必要だと思います。今、ちょっと課長のほうに確認いたしましたけど、その業者さんのほうで直接、うちでいいますと産業観光課でありますが、そういったことはなかったということであります。
ただ、商工会、そういった団体が窓口にしていろいろお話を伺って、
コロナウイルスの支援事業を考えさせていただいたというところであります。
○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。
○1 番(奥田のぶよさん) 本当に、まだまだこれは最初に言いましたけれど、長丁場だと思います。第2波が来るかもしれない、そういった中でどのように生活していくか、またお店をどう守っていくかということも今後の課題だと思いますので、きめ細やかな体制でぜひともお願いしたいと思います。
また、ちょっと最近テレワークとかリモートとかそういったもので、そういったことの片仮名の言葉で、ちょっと私自身浮かびましたのが、八頭町には2017年にそういったパソコンで仕事ができる
仕組みづくりということで、隼Lab.という施設を地方創生事業でつくられました。今回、そういったテレワーク、そういった相談等ももしかしたら隼Lab.のほうにあったのかもしれませんが、今後、本当にこれからの時代、隼Lab.のスタイルというのが全国、変な話、東京にいなくても仕事ができるということが立証されたわけです。
そういったことを考えたときに、そこで情報発信できるのは隼Lab.だと思いますし、そこを強味にした今後の施策とかそういった考えは、町長、ないのでしょうか。本当に、移住、定住にも結びつくような話になってくると思うんです。本当にテレワークで出勤しなくても。さらには、全国知事会でもそういった再生宣言が出され、地域の活性化ということも今言われています。
そういったことを考えたときに、ぜひともこの地方創生事業である隼Lab.が光っていくものになると思うんですが、町長、いかがでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) Lab.ができて、2017年ですから3年目になるんですかね。テレワーク、サテライトオフィス、IT関連をそれこそ、全てではないですが、売りにしてああいった地方創生の拠点施設ということで整備をさせていただいたというところであります。
移住、定住の相談というのは、かなり今窓口になっていただいておりますので、あるようですが、今言われたテレワークのほうの関係でありますが、ちょっと確認はしてないんですけれど、これからしたいと思いますが、奥田議員の言われますように、そこを拠点施設ですから、発信の母体として、そういうことができればとは思います。
○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。
○1 番(奥田のぶよさん) 実際、本当にこのテレワークの時代が来ると言われています。それで、いろいろ調べてみると言われますが、今こそこの八頭町からこういったものが、隼Lab.の第2弾ではないですが、こういったことでできるのではないかということを訴えていく時期というか、機運というか、そういったものがあってもいいのではないかと思います。
本当に、地方にいても仕事ができるということを、ぜひこの八頭町が、県のほうもかなり言われてますが、そういった最先端になるような施設はあるわけですから、そういったものにぜひとも取り組んでいっていただきたいと思います。そのことを受けて1番目の質問を終わりますが、町長の思いを、そういったテレワークと隼Lab.の活用、そういったものを含めたことをお聞きしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 奥田議員もそのLab.の中に入っているIT系の企業というものは御存じだと思います。そういったところも含めてということになろうと思いますが、先ほど調査してみるというお話をさせていただきました。どういった役所として支援なり取組ができるのかというようなこともあろうかと思いますので、Lab.全体という話にもなろうかと思いますし、また、そこのITの企業ということになるかも分かりませんが、そういった取組について、ちょっとお話はさせていただきたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。
○1 番(奥田のぶよさん) ぜひとも、地方創生事業で期待しておりますので、お願いしたいです。
それでは、2番目の質問に入ります。
二つ目の質問は、熱中症対策です。今年の夏も気温が高くなり、熱中症が心配されます。無線や
ケーブルテレビでの啓発も大切ですが、出前講座や講座などでの教育はどうなっていますでしょうか。また、クールシェアなどの取組はどうしているのでしょうか、吉田町長に御所見を伺います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 2点目に熱中症対策についてということでいただきました。出前講座、他の講座等の教育、さらにはクールシェアなどの取組はということであります。
町の取組といたしましては、鳥取県熱中症対策連絡会議を踏まえました、八頭町熱中症対策連絡会を例年5月中旬から下旬に開催し、町内関係課、社会福祉協議会などの関係機関との情報共有や熱中症対策の検討を行っております。今年度は、
新型コロナウイルス感染予防対策により、会議は行わず、資料をデスクネッツ回覧と手渡しで各関係機関へ情報共有を行い、会議開催に代えているところであります。
また、5月から9月までの5か月間を熱中症注意月間とし、熱中症警報等が発令された場合には、直ちに防災行政無線放送を行い、町民の皆さん方に対しまして、注意喚起を行っております。
講座につきましては、毎年6月から8月の間に要望のあった各集落や団体に出向きまして、近年の熱中症の状況や熱中症の予防法についての出前健康講座を行っており、今年度も7月前後に開催を計画しております。
さらに、発症の危険性が高い高齢者の方には、民生児童委員や
まちづくり委員会、地域包括支援センター等の職員による訪問の際に、チラシやうちわを配布し、熱中症予防の注意喚起として直接的な声かけを実施しているところであります。
次に、クールシェアの推進ということでありますが、ウオーターサーバーを各庁舎や保健センターに設置し、来庁者の皆さんや来館者の皆さんが水分補給を行えるよう準備をいたしております。また、小中学校においては、図書館等エアコンが設置されている部屋を涼み場所や学習の場として積極的に活用していただく予定ですし、町内小中学校の全教室にエアコンの整備も終了をしたというところであります。
今年は、
新型コロナウイルス感染症予防の観点から、大規模なイベントが中止されていることが多く、例年と比較しますとイベント会場での熱中症の発症リスクは低いと考えますが、一方で自宅で過ごす時間が増えることから、住居での発症件数はさらに増えることも予想されているところであります。
感染対策と並行して、冷房機器の使用や小まめな水分補給などの熱中症対策も呼びかけていきたいと考えております。
最初の答弁といたします。
○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。
○1 番(奥田のぶよさん) 今日の最高気温も31度だと。朝はすごく涼しいのに、急激にぐっと気温が上がります。それで、さらにはこのマスクです。本当に真面目な方が多くて、外作業をされてるのにマスクをされてる方というのをちらちら見かけます。テレビ等でも、外作業の際はマスクを外しましょうというふうに大分言われてきましたので、外していいものなんだと分かられてきたと思うんですが、マスクをするとこもって、熱中症になる確率というのがぐっと上がると思います。
また、このマスクの難しいところというのは、喉の渇きが分かりにくいというのも言われています。そのときに、ずっとこれまで外に出るなということで控えてた方が急に外出をされる。そのときに出る前に、コップ1杯のお水を飲みましょうとか、ちょっとあめを持って途中舐めながら作業をしましょうとか、そういったすごく分かりやすい言葉かけというか、そういったものもこの啓発の中、入れにくいのであればそういったことも何かの形で使えるということも必要だと思います。例えば、そういったいろんな方が訪問されたりしたときに、こういうときにはこういうふうにしたらいいですよ、マスクを外していいですよとか、水を飲んでから外出するとか、そういった細かいところを言っていくということも、今のこのマスク対策、マスクのコロナの関係だと必要だと思います。そういったことをぜひお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 奥田議員も、この熱中症予防行動、平成2年度版というのをお持ちだと思います。2点目に適宜マスクを外しましょうということがあります。さっき水の話もあったんですが、水分補給ということも大事だと思います。
コロナの感染症からですが、新しい生活様式ということで、かなりこの言葉が全国に出回っているというふうに思っておりますが、その続きの一つだろうというふうに思っておりまして、コロナではやっぱりマスクをしましょうですが、逆にこれは、熱中症対策のほうは、予防のほうはマスクを外しましょうということでありますので、その辺の区切りといいますか、そのあたりを上手に。とりわけ、先ほど来あります、高齢者の方になろうかと思うんですが、そういった皆さん方に上手に啓発といいますか、広報できるような形をとる必要があるというふうには思っています。
○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。
○1 番(奥田のぶよさん) 上手にというところを、どのようにしていくかということを、ぜひ検討していっていただきたいと思います。
結構、テレビの情報というよりも、割と人が伝えた言葉というのが割とすっと入っていかれると思いますので、こういったときはこうしたほうがいいですよというような言葉かけというのは、とても大事だと思います。
それと、マスクを外しましょうと言われるんですが、実はこのマスクというのも付けたり外したりすると、結局はこの表面が汚いので、取るのにも結構慎重に取らないといけないとも言われています。付けたり外したりというときの注意点等も、あと捨て方、そういったことも必要だと思います。布マスクでしたら、洗って繰り返し使えるんですけれど、表面は菌がついてるので、なるべく表面を触らずに外すとか、つけるときも、その表面は菌が多いですよとか、こういったこともポイントとして言っていただきたいなと思います。
次のクールシェアのことをちょっとお聞きしますが、鳥取県のほうに地域で取り組む熱中症予防ということで、補助がついてるクールシェア対策の事業があるんですが、この事業について、町長、知っていらっしゃるでしょうか。10万円出る事業が、実はちょっとあるんですが、地域版クールシェアスポットということで作られている補助金で、これは町でも使える2分の1事業で上限10万円です。公民館にエアコンを設置するとか、そういったことでクールシェアをしていくとか、そういった取組です。福祉協議会や自治会、そういったところにもこのお金は出るものですが、まず、この事業についてはどうかお聞きします。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) ちょっと最初の話ですが、マスクを外す件でありますが、
まちづくり委員会でありますとか、それからサロンですか、そういったところを活用して、やっぱり適宜必要な場所と必要でないというような場所について、マスクのお話はさせていただきたいと思います。
それから、クールシェアの地域化スポットの事業のお話であります。10万円が助成ということでありまして、今、2分の1ということであります。ちょっと私ども、その情報を今持ち合わせておりませんので、調査をさせていただきたいと思いますし、それから自治会、行政区、そういったもので活用ということであれば、そういったお知らせもする必要があるだろうというふうに思います。
○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。
○1 番(奥田のぶよさん) このクールシェアの質問というのは、前、私の質問でもさせてもらいました。保健課は、先ほどはちょっと事務の関係になるんですけれど、保健課は啓発です。こういう熱中症で備品を買うような事業のこういう案内というのは、八頭町の場合はどこの部署に、クールシェアのこういった補助金がありますよという案内は、どこに伝わっているものなのでしょうか。総務課なのでしょうか、保健課なのでしょうか。これ、去年もやっている事業でして、私は質問しました。その後、いろいろ検討するというふうに町長言われました。こういったものがあるかどうかというのは、多分調べられていると思うんです。だったら、こういった情報を伝えるのが行政のやるべきことだと思うんですが、どこがされるべきものだと考えられますでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 二通りあろうかと思います。先ほど、行政区でもというお話ございましたので、町のほうではそれぞれの集落公民館の助成、修繕とかいろいろ、設置ものとか、そういうのをさせていただいておりますので、そういった部分からすると総務課と言われるようになると思いますし、それから単体に本当に考えて、クールシェアということだけになれば、保健課の担当ということになろうかと思いますので、ちょっとその辺は調整させていただけたらと思います。
○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。
○1 番(奥田のぶよさん) その辺の、多分これは県から町には文書として行ってると思うんです。担当課が受け取ってるはずなんですよね、こういった文書というのが。それが全く生かされてない。ちょっと県のほうを調べてみたら、こんな事業がある、これ使えるのではないか、公民館、冷房のないところがあります。避難所設置ということで町が推進して、避難所になってるところはエアコンつけるという補助をされてますが、こういった事業があることが通達で来てるのに、何かそれが全く届いてないというのが今回出てきました。せっかくクールシェアは必要だというふうに町長言われるんですが実態はそうなので、文書、何か熱中症、食中毒とかそういった予防観点になってくると、保健課というイメージが強くて、そこはでも総務課だということになったら、総務課にきっちりとした、そういった担当の者を置くとかということが必要になってくると思うんですが、町長、どうでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 先ほど申し上げましたように、ちょっと調整はさせていただきたいというところであります。
○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。
○1 番(奥田のぶよさん) 目の前にこうやって熱中症の危険性がある。昨年は、8名の方が搬送されたというふうにお聞きしています。こういう状況になる前に、町がいろんな対策があることをきっちりとした形で担当の方がキャッチして、それを伝えるということをぜひともやっていただきたいと思います。
質問の最後ですが、前の質問でも言いましたけれど、エアコンを適宜使いましょうというふうに言われますが、実際、八頭町、山の中ほうに住んでいらっしゃる方もあったりして、高齢者であってエアコンのない家庭というのも調査されてると思います。古いエアコンで環境省のほうでもデータが出ています。古いエアコンだと電気代がかなりかかります。その電気代を気にしてエアコンを使わないという方もあると思います。だけど、エアコンを使いましょう。そういったときに、新規にエアコンを買う場合の補助というのも必要なのではないかと思いますが、その辺の考えを聞いて、質問を終わりたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) エアコンのないおうちがあるということは承知をしています。山というような表現があったんですけれど、換気ということは大変必要だというふうに思いますので、小まめな換気ということが必要なんだろうというふうに思います。
各家庭のエアコンの整備の補助はいかがかというお話だということでありますが、以前にもちょっと頂いた経過がありますけれど、質問をですね。ちょっと今現在は、少し難しいんではないかなというふうに思っておりますが、ちょっとほかの自治体の例も調査をしてみたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。
○1 番(奥田のぶよさん) 以上で質問を終わります。
○議 長(谷本正敏君) これにて、1番、奥田のぶよ議員の一般質問を終わります。
◎休 憩
○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。
再開は、10時35分から行います。 (午前10時29分)
◎再 開
○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
(午前10時35分)
○議 長(谷本正敏君) 次に、7番、
岡嶋正広議員の質問を許しますので、登壇願います。
◎
岡嶋正広議員質問
○7 番(岡嶋正広君) 皆さん、おはようございます。議席番号、7番、岡嶋正広でございます。
質問に入る前に一言、
新型コロナウイルスの感染拡大により貴い命をなくされた方に対しお悔やみ申し上げ、入院、療養されている方に心よりお見舞いを申し上げますとともに、医療に携わっておられる方に対し敬意を表するものでございます。
また、自宅待機、なりわいの行き詰まり、休業、解雇による収入減など、目に見えないこのウイルスは地球上の全ての人の生命の営みに深刻な影響を与えております。
新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束をお祈りします。
それでは、通告に従い、質問したいと思います。
まず最初に、
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策はと題し質問したいと思います。専門的知識に乏しい私でありますので、基本的な質問になろうかと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。
新型コロナウイルス感染症対策として、対策本部により町有施設の利用制限及びイベント等の開催に関する基本方針が示され、各課の対応もきめ細かく示されております。しかしながら、反省すべき点もあろうではなかろうかと思います。
次の5点について質問したいと思います。
1点目、町民への周知は十分であったか。
2点目、いわゆる3密対策として取り組んだことは。
3点目、新しい生活様式の推進、指導への取組は。
4点目、保育所は休所することなく開所を続けたが、適正な対応であった
のか。
5点目、小学校、中学校の休校が続いたが、児童生徒の学習の遅れについ
ての見解、及びできなかった学習内容に今後どのように対処する
のか。
1点目から4点目までは町長、5点目は教育長にお伺いします。
次に、町独自で取り組む事業とか対策についてお伺いします。
八頭町は、地方創生臨時交付金事業及び特別定額給付金事業を国庫支出金により、また国・県の支出金による社会福祉費、児童福祉費等を予算計上し、総額18億1,730万円余りの補正予算を編成し、町民の生活の支援、収入減少の方への支援等を行っております。これとは別に、町独自、いわゆる単町費で取り組む事業とか対策はあるのでしょうか。予算を必要としない取組事項も含めて、あればお伺いしたいと思います。町長、教育長にお伺いします。
以上、大項目1点目、
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策はと題して質問します。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) それでは、7番、
岡嶋正広議員の一般質問にお答えをいたします。
1番として、
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策はということであります。この感染症防止対策の反省すべき点はということでありますが、最初に、各課の対応、それから町民への周知は十分であったかということであります。
町の基本方針につきましては、国・県の方針に準じまして、本部会議において対応を決定し、町民の皆様方に速やかに防災行政無線、
ホームページ、
ケーブルテレビ等を通じまして、周知を図ったところであります。
また、各課の職員につきましては、住民の皆様方からの問合せをはじめ、既に町有施設を予約されていた方への施設利用のキャンセルの連絡でありますとか、関係者の皆さん方へイベント中止などの連絡にも当たったところであります。
コロナ対策で町民の皆様方には、不要不急の外出を控えていただくとか、公民館活動や町有施設の利用中止など、大変な御迷惑をおかけいたしました。町民の皆様方への周知につきましては、先ほど申し上げたとおりでありますが、節目節目の感染症拡大防止、町有施設等の利用休止でありますとか規制緩和につきましては、防災行政無線を通じまして、私が直接メッセージを送り、対応を行ったというところであります。
2点目の3密対策としての取組はということであります。
本町でも3月の連絡対策会議で、いわゆる3密が回避できない事業につきましては、3月中旬以降のイベントや事業を中止や延期をする対応をとったところであります。4月9日には対策本部において、イベント等の開催に関する基本方針、また町有施設の利用制限に関する基本方針を示し、その後、国の
緊急事態宣言の発出時、県内での感染者発症等に町の事業やイベント、町有施設の利用についての基本方針を県の方針を踏まえまして変更し、3密を避ける対応をとったところであります。
具体的には、会議などで部屋を使用する場合は、密閉空間を避けるため、ドアを閉めずに開放する、窓を開ける、空調機械や換気扇を回し換気を行う、間近での会話や発声を避けるため、対面での対応を避け、人と人の距離をとった席順にする、対面での会議や面談が避けられない場合はマスクを着用する、会議の参加者を限定する、調理講習や飲食を伴う授業につきましてはマスクを外す、時間が長くなりやすいため中止や延期するなど、基本方針に沿うよう個別に対応を行ってまいりました。
5月14日に鳥取県への
緊急事態宣言が解除になったことによりまして、イベント、施設利用等の緩和を図りましたが、引き続き感染予防のための新しい生活様式の実践を取り入れ、事業を行ってまいりたいと考えております。
3点目の新しい生活様式の推進、指導への取組ということであります。
新しい生活様式につきましては、5月4日の国の
新型コロナウイルス感染症専門家会議において、1として一人一人の基本的感染対策、2として日常生活を営む上での基本的生活様式、3として日常生活の各場面別の生活様式、4として働き方の新しいスタイルの項目ごとに取り組むべき実践例が示されております。
また、5月7日には鳥取県の豊かな自然、食べ物がある鳥取の特性を生かした鳥取型新しい生活スタイルについても示されております。これを受けまして、本町でも町が実施する事業や行事、施設の貸出しなどでこの新しい生活様式を実践し、取り組んでおります。
具体的には、会合などでの人と人の距離を空ける、室内の換気を小まめに行う、マスクの着用を促す、小まめな手洗いの勧めと手指消毒薬の設置など、現場に応じた感染予防対策を行っております。
今後も、新しい生活様式の実践を取り入れていくとともに、町民の皆様方にも実践していただくため、手洗いの仕方やせきエチケット、マスクの作り方等について、
ホームページや防災無線、町報等で周知を行ってまいりたいと考えております。
4点目の保育所の関係であります。開所を続けたが、適正な対応であったかということであります。
保育所におきましては、感染防止を図るため、除菌、消毒のさらなる徹底や国庫補助事業を活用したマスクの購入などと併せまして、2月28日に県から通達のありました
新型コロナウイルス感染症の県内発生期における保育施設の対応基準をもとに、保護者の皆さんに通所児童等の陽性未確定時の対応や保育施設内発生期での休所など、対策基準の周知を図ってまいりました。幸い、今日まで
新型コロナウイルスにより町内の保育所を休所することなく保育の提供、また保育体制を確保できましたことは、保護者の皆様方の協力をはじめ、保育所の職員も感染防止拡大に注意を払った結果であると考えております。保護者の皆様方の協力に改めて感謝を申し上げる次第であります。
5点目の学校の影響につきましては、この後、教育長のほうで答弁をさせます。
次に、2点目の町独自、町単独に取り組む事業とか対策はということであります。
町内事業者等の支援策といたしまして、地方創生臨時交付金を活用し、対応を行っております。支援策につきましては、臨時会で予算化した内容でありますが、不足分や対象外となるものは、町単独予算での取組となりますし、コロナ関係の所得証明書等の手数料は、現在頂かないようにいたしているというところであります。
独自支援策ということで、予算のない部分について申し上げますと、相談窓口の開設ということで、事業者の皆さん方の実態ヒアリングでございます。商工会と連携をいたしまして、コロナの影響を受けます事業者向けの相談窓口を商工会に開設をいたしております。経営相談や支援策活用の相談を受け、対応をしたというところであります。240件程度ということであります。
また、金融機関との連携で企業訪問や電話によりますヒアリング等も行っているというところでありまして、資金繰りや支援策の活用の周知、そういった調査を行っているというところであります。
それから、先ほど奥田議員からもございましたけれど、テイクアウトの関係であります。飲食テイクアウト、デリバリーの支援ということで、これは周知支援ということになろうかと思います。そういった中でテイクアウト店舗情報の集約でありますとかチラシの作成、配布、そういったものを単独で行ったというところであります。
それから、支援策の周知ということで、町報、それから
ホームページ等ということになりますが、町独自の支援策を中心に、それからまた国・県の支援策というものもあるんですが、そういったチラシを町報の7月号にこれから折り込みを予定しているところであります。
最初の答弁といたします。
○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。
○教育長(薮田邦彦君) 皆さん、おはようございます。
それでは、7番、
岡嶋正広議員の御質問にお答えをいたします。
休校の影響についてということでございます。学校保健安全法第20条で、感染症の予防上必要があると認めるときは、臨時に学校の全部または一部の休業を行うことができると規定をされております。したがいまして、私どもで申しますと、臨時休業ということになります。
さて、特に学習の遅れについてのお尋ねでありますが、昨年度は3月3日の火曜日から3月17日火曜日まで、実質的には11日間、臨時休業ということになりました。この臨時休業に入る前に、どの学校も教育課程はほぼ終了しておりましたんですが、学び残しのあった学校、学級もあったということであります。
しかし、教育課程が終了していない学級はごく一部でありまして、学び残しが最も多い学級で全教科合わせて9時間ということであります。当然のことですが、その内容については、新しい担任に引き継いでおりまして、本年度関連した単元に入る前に、学び残した内容を学習するということにいたしておりました。
また、4月27日の月曜日から5月1日金曜日までの4日間、この臨時休業もございました。小学校では、運動会が中止になりましたことにより、運動会の練習時間がなくなったということであります。また、残念ながら全校遠足などの学校行事の中止もありまして、その時間を学習時間に充てることができましたので、昨年度の学び残しと併せて本年度の学習も予定より若干早く進めることができております。
それから、中学校でも修学旅行ですとか職場体験学習、あるいは宿泊学習などの行事が延期や中止ということになりましたので、教科学習を中心に取り組むことができております。したがって、今の段階では教科学習の遅れもなく、できなかった学習内容もないということになります。
しかしながら、今後再び臨時休業の可能性もあるというように考えておりまして、詰め込みになってはいけませんけれども、できるだけ先に授業を進めていきたいということで、校長会でも共通理解をしているところであります。
なお、教科学習については問題ないものと考えておりますけれども、運動会や職場体験など、中止せざるを得なかった学校行事については今後も実施できませんので、本来このような場面で育成できておりました、例えば小学校6年生がリーダーシップをとって活躍するといったような、こういったことについては課題を残しているということはあると思っております。
それから、次に
新型コロナウイルスが感染拡大したための町独自の住民生活支援、収入減少の方への支援についてのお尋ねであります。
子ども用のマスクの入手が困難で困っておりましたんですが、児童生徒1人当たり2枚の布製マスクが国から配布をされました。また、交付金を利用して町内作業所が製作しました子ども用布マスクを購入、配布できましたし、町内事業所から布製マスクの寄贈もあり、大変助かりました。御協力をいただきました事業所の皆様に改めて御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
今回の
新型コロナウイルス感染拡大により、2回の臨時休業を行いました。児童生徒は学校での授業ができない日がありましたですが、家庭学習に関する支援として、4月、5月の休業の際は、対話型オンライン教材のすららというのが家庭でも利用できるよう、鳥取県の協力のもと、町内小中学校、全児童生徒にIDをもらいまして、試用期間、試しに使う期間ということで、5月いっぱいまでは無料で利用いたしました。7月以降も引き続き利用ができますように、町独自ではありませんが、県2分の1、町2分の1の費用負担を今回の補正予算でお願いをしているところであります。
このほか、教育委員会で対応する町独自の支援策については、現在のところ特に考えてはおりませんけれども、必要な支援について、保護者の皆様からの訴えをしっかりと聞き取ることを指示をいたしております。現在のところ、そういった御意見は頂いていないというところであります。
最初の答弁とさせていただきます。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) 改めて質問してみたいと思います。
町民への周知は十分であったかという質問でございます。5月7日、八頭町
コロナウイルス感染症対策本部の示す町の方針及び各課の対応状況等において、きめ細かく対策が講じられ、その後、5月15日に新たな方針が示されました。町の
ホームページでも、今は5月15日に示されたものが載っているというふうに思っております。
先ほど、町長の答弁でいろいろ会議も開かれ、方針も決まったということであるようでございますけれども、この内容を事細かく町民に周知するということは、なかなか困難なことかもしれませんけれども、臨時町報とも言うべき書き物にして、町民に見ていただくということが必要ではなかろうか。どうなんでしょう、また各種施策について、例えば事業所家賃8割補助とか、町民向けとして町内全戸に5,000円分の割引券付チラシの配布、障がいを持つ方の工賃補填、売上減の町内事業者に一律10万円、特に影響が大きい飲食店には20万円、宿泊業に関しては、収容人数に応じて上限200万円など、新聞等で見て初めて知るという町民も多いのではなかろうかというふうに思っております。
それはそれとして、別に町民向けに広報やず臨時版とでもいえるものを配布し、町が行おうとしていること、町民が行うこと、町有施設の利用制限等を知らせることが必要ではなかろうかなというふうに思っております。
5月15日にいろいろ方針が示されたわけですから、6月号に少しぐらいその内容が載るんかなと思ったんですけれども、全くそのことには触れていないようでございますし、確かにページ数も増えますんで、やっぱり新たなものを紙1枚でもいいと思いますので、分かりやすいものを配布したほうがよかったんではなかろうかなというふうに思いますし、まだ間に合いますので、これからでも配布していただきたいと思いまけれども、どうなんでしょう、そこらあたりの考えは、町長、お伺いしたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君)
ホームページ等を見れない皆さん方の対応ということになろうかと思います。先ほどの最初の答弁で、町独自の施策、それからまたあの中でいろいろ取り組んでいる支援事業等の内容について、
ホームページ、それから町報の折り込みというようなことでさせていただいております。ただ、それぞれの事業所におきましては、商工会を通じて案内をさせていただいたというところであります。
いろいろな方針ということでありますが、臨時町報というお話を今頂きました。ただ、結果として、翌月になりますとそれこそ過去の出来事のお知らせということになりますので、町の行事とかそういうものがあったということであれば、それは町報でもよかろうかと思いますが、こういった緊急的なものについていえば、即といいますか、素早く皆さん方にお知らせするということが大事だと思いますので、十分ではなかったか分かりませんが、節目節目には、最初申し上げましたように、私のほうで放送をさせていただいたというところであります。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) このような緊急事態でありますので、町長自らが
ケーブルテレビ、加入率は多くはないんですけれども、
ケーブルテレビとか無線放送で感染防止策とか町としての対応、方針等を町民に直接呼びかけることも必要ではなかろうかと。東京都知事なんか、毎日みたいにテレビに出てますよね。
ケーブルテレビを通じての呼びかけ、あるいは無線での呼びかけということも必要ではなかろうかなというふうに思っておりますけれども、どうなんでしょう、町長、
ケーブルテレビへの出演ということに関しての考え方は。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 防災行政無線で4回、私、放送をさせていただきました。これは全町ですので、よかろうかと思うんですが、先ほどありました
ケーブルテレビは、奥田議員に答えましたけれど、37.5%ということですので、加入率は、そういった面からしますと防災行政無線が一番ではないかというふうに思います。
ただ、声だけということになりますので、補足的な部分では
ケーブルテレビの画面でありますとか
ホームページでありますとか、そういった部分での補足ということは可能だと思います。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) 新聞とかテレビとかで知るというよりも、町独自の町民への周知の方法といいますか、そういうことをもう少し徹底していただければなというふうに感じております。
次、2点目の3密対策の取組でございますけれども、先ほどの質問にも関連しますけれども、各課の対応にこのことが含まれていると思っております。役場庁舎内での職員の配置状況などはどうなのかということを考えております。このままでよいのかなどといつも役場に行くときに思っております。職員間の距離はどうなのか、町民との対話はどうなのか。例えば、スペース的に無理ということであれば、何々課を八東庁舎へとか、何々課を船岡庁舎へとか、そういうふうな配置ということは考えられないか。役場の中の配置、何かすごい近くで作業しているような感じがします。あそこが一番のウイルスの温床になったら困るなというふうな思いがしておるんですけれども、このまま
コロナウイルスは消滅してしまうとは思えません。職員の着席スペースということを考えると、そういうことも必要ではなかろうかなというふうに思いますけれども、どうなんでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 限られた施設の面積の中で今、本庁舎については対応を行って、職務に就いていただいているというところであります。今言われました職員の配置のことでありますが、よくないことではあるのが、仮にそういった陽性の職員が発生した、そういうふうになれば今、岡嶋議員が言われたような対応ということも考えられると思います。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) 新しい生活様式の推進についてでございますけれども、このまま
コロナウイルスが消滅してしまうとは思えませんし、新しい生活様式の推進、町版の生活様式の推進ということは、必要ではなかろうかなというふうに思っております。県とか国とかダブる部分もございましょうが、町は町としてそういうものを町民に示すべきではなかろうかなというふうに思っております。
次の質問です。保育所に関してでございます。
保育所は、休所することなく開所を続けたわけてありますけれども、親御さんからの不安の声とか心配な声とか、そういうのはなかったのかどうなのか、お伺いしたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 卒園でありますとか、それから入園の時期を控えての発生の状況の時期だというふうに思います。保育所によっては、そういった細かい状況、様々あったというふうに思っておりますが、私が伺っていますのは、入園式とか卒園式とか、保護者の皆さん方、1年に一度のことですので、どうなるんだというような問合せがあったということは承知をいたしております。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) もう一度お聞きますけれど、自主的に子どもを休ませたというふうな家庭は、親はあったのでしょうか。そういうものはなかったんでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) ふだんでも、発熱とかそういった場合には、健康上の判断で登園を控えていただくということはございます。
今回、
コロナウイルスということなんですが、そういったことが全国的に発生しているということで、登園を控えられた保護者の方も、お子さんもいらっしゃると思いますけれど、内容的に休みの個別の事情という、理由ですね、そういったものはちょっと把握していないというのが現状でございます。
例えば、鳥取県で3名、たしか感染者があったわけでありますが、東部でもあったんですが、保育所でありますとか学校ということがなかったというような状況の中で、個別の理由というのは把握していないというのが今の姿であります。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) 最初の答弁で、町長のほうから保育所とかそういう関係者の方に大変な御努力をいただいて、無事保育所のほうもずっとそういうことなく開所しているということでございますけれども、具体的に町内保育所で独自に取り組んだ対策、例えば、子どもの数の多い年長組とか年中組を小グループに分けて保育活動を行ったとか、例えば、任用職員を増員してグループに分けて対応したとか、持ち物、備品の消毒体制の強化とか、分散登所とか分散お迎えとか、そんなようなことも取り組んだのでしょうか、どうなんでしょう、分かればお聞きしたいと思いますけれど。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 独自の対策ということでありますが、通常であれば保護者の皆さん方に保育所の施設に入っていただいて、来たよ、迎えにきたよということで対応していただいているというように思っておりますが、今回の場合、コロナということがございますので、玄関先で保護者の皆さんに待っていただいて、児童を連れて、ということがございましたし、それから先ほど言われましたパートの方、そういった皆さんをちょっと増やさせていただいて、安全面といいますか、安心面といいますか、そういう対応もさせていただいたということであります。
それから、無論、消毒でありますとか換気の徹底、そして職員のマスクの着用の徹底というようなことで対応させていただいたというところであります。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) 本当に子どものことですから、団子になってと言ったらおかしいですけれど、集団になって遊んだりとかいろいろすられるわけですので、大変苦労なところもあると思います。本当に、日夜の仕事に敬意を表するものでございます。
教育長への質問でございます。
小中学校の休校による学習の遅れについての見解等をお聞きしました。学習の遅れというのは今のところないんだというふうに答弁があったと思います。学習の遅れという言葉が適正であるかどうか、自分でも適正な言葉が見つからず、これはテレビで聞いたと思うんですけれども、学習の遅れ、このような表現になってしまったところでありますけれども、学びの遅れとか学びの保障と一部テレビ報道は、最近ですけれどございました。
そういう中で、1年間のカリキュラム、教育課程、教育計画が決められている中で、準備期間もなく突然に長期休校となったわけであります。子どもたちは被害者であります。私は、本当にそういうふうな思いで、どうなんだろうな、学びの保障とかそういうことはどうなんだろう、できなかった課程、学びの遅れを補っていくことは可能かどうかということをお聞きしたかったわけですけれど、遅れというのはないんだということで理解してよろしいということでございますね、お聞きしたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。
○教育長(薮田邦彦君) そのとおりでございます。申し上げましたように、教科の面では大丈夫ということで御理解ください。
ただ、総合的な面でいいますと、できなかった学校行事というのがあります。ここはどうしようもありませんので、この部分に関しては問題は残しているというように理解をいたしております。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) 問題は残っているというふうに認識すられている部分に関して、例えば夏休みを短くしてとか、そういうふうなこともあるかもしれませんけれど、私は夏休みを削ってということには、基本的には私は反対でございます。子どもたちに与えられた社会教育の場といいますか、体験の場といいますか、そういうふうなものもやっぱり大事なものであるので、そういうことには反対であります。教育長にそういうふうな答弁をお伺いしましたので、一応ほっとしているところでございます。
2項目めの町独自で取り組む事業とか対策についてでございます。
相談窓口の設定というふうなことを町長は言われましたけれども、町民からの相談窓口、そういうものを設定したということですけれども、どれぐらいの相談があったのでしょうか。どういう内容に関するものが多かったんでしょうか。もし分かればお聞きしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 私が最初に申し上げましたのは、商工会と連携し、事業所の関係ですね。それについては、240件ということでお話をさせていただいたとおりですし、それからコロナ、健康とかそういった部分の相談というのは、保健課の窓口でありましたし、それから施設の利用等のこともありまして、それについては30件ぐらい、町民の皆さんから相談を頂いたということであります。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) 私、役場に行くことがよくあるんですけれども、職員同士の仕切りというか、それとかお客さんとのつい立てのようなもの、ああいうものがほとんど設置されていないといいますか、そんな立派なもんでなくてもいいから、職員の手作りで頑張っているんだぞというところで作って、そういうものを設置していただきたいなというふうに思っております。国からの交付金でアクリル製の仕切りを設置するようでありますけれども、職員手作りでそんなに難しいものでもない、格好いいものでもないと思いますので、そういうことでも努力していただければなというふうに思っているところでございます。
教育長にお尋ねします。
例えば、町内の学校教育において取り組んでいること。例えば、教室全体に机の位置を広げて配置するとか、生徒、児童の間隔を広くするとか、スクールバスの定員を少なくして便数を増やしたとか、職員室の環境はどうなんでしょうね。職員の環境などもお聞きしたいなというふうに思いますけれども、改めて行ったこと、代表的なことがあればお聞きしたいと思いますし、職員室の中の環境というものはどうなんでしょう、お聞きしたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。
○教育長(薮田邦彦君) まず、体調管理ですね、これが一番重要だと思っております。したがいまして、毎朝体温を測っていただいて、朝の健康チェックカードというようなもので確認をする。特に、症状のない場合もあるということ、ここは心配なんですけれども、発熱とか風邪症状があるという場合は、ぜひ登校させないでくださいといったようなことをお願いをしております。
あと、教室ですけれども、極力机を広げれるだけ広げてということで対応しておりますし、それからできる学校とできん学校とあるんですけれども、廊下側の窓を外してしまって換気をよくするとか、それから、船岡小学校の場合は壁が動きますので、これまでは見たことがない格好になっていますけれども、廊下側に壁を移動しまして教室を広くするとか、そういったことをそれぞれの学校でできる対策をとっているということであります。
あと、グループで学習するとか、対面でやるとかといったようなことをなるべく避けるとか、それから音楽の時間、例えば中学校で5月って校歌を覚える時期なんですけれども、校歌は歌わない、心で歌いなさいとかと言っておりましたが、そういったことで覚えるようなことをしておりまして、あと、家庭科ですと調理実習というのがあります。これは先に送れますので、そういったことでそういう学習を控えると。
あと、児童が帰りました後、手すりですとかドアですとか、電気のスイッチですとか、触れそうなところ、こちらのほうの場所を中心に、いわゆる消毒をしっかりやるということであります。
岡嶋議員おっしゃっていた話、職員室ですけれども、当然、学校へ入るときには
アルコール消毒をして入っていくということなんですが、職員室はどうしても、特に郡家西小とか八頭中学校とか、職員数が多うございますので、スペースも完全に限られていますから、動かしようがないということであります。したがって、マスク等、そういった対策をしながらというところでありますが、いわゆる消毒とかそういったことを念入りにやって、感染防止に努めるといったようなことで対応しているということであります。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) つい最近町民から切実な思いが私のところに寄せられました。このことに触れてみたいと思います。
町長、そして全職員に聞いていただきたいというふうに思います。町民が納税手続のため役場庁舎を訪れ、職員に話しかけようとしたとき、はっと気がついたことがあります。自分はマスクをしてくるのを忘れていたと、でも仕方ないので納税の話をしかけたとき、別のお客様が同じところに近づいてこられました。職員は、マスクをしていない方の前で、飛沫感染のおそれがあるので、その方に近寄らないようにと言われたそうであります。マスクの装着を忘れた方は、物すごく心傷つき、涙が出そうになったということでございます。家に帰って涙が出たそうでございます。
なぜ、このような対応しかできなかったのでしょうか。町長の指導とは思いたくありませんけれども、職員への人権教育の基本ができておりません。役場にお客さん用のマスクの設置はできないのでしょうか。職員の対応は、町長の姿勢そのものと思われてもいた仕方ないと思っております。八頭町版新しい生活様式の作成も大切ではありますが、まずは職員の教育から出発すべきではなかろうかと感じたところでございます。町民用のマスクを備えておくということはできないかということと、このことについて町長のコメントが頂ければと思いますが、いかがでしょう。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) マスクの設置は可能であります。置かせていただけたらというふうに思います。
それから、前段で言われました住民の皆さん方への対応ということであります。町長の姿勢につながるということでありますが、全くそのとおりだというふうに思います。
そういった面では、本当に対応した職員の配慮が足りなかったというふうに思っておりますので、この場でおわびをさせていただきたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) 次の質問でございます。大項目2点目の質問、環境問題への取組についてという質問でございます。
環境問題とは、人間がより快適な生活を営む上で、周囲に与える様々な影響とか周りの自然に変化を及ぼすことにより発生する問題で、人への健康、生命への被害に及び、地球の生態系の破壊が発生するおそれがあるとされております。
そこでまず最初に、自然を守る取組として質問します。
自然豊かな八頭町で環境を守る施策として、次の3点、町長のお考えをお聞きします。
まず1点目、不法投棄の現状及びその対策について。
2点目、町内一斉清掃を行ってみてはと思うが、いかがでしょうか。
3点目、凍結防止剤及び融雪剤の道路散布は、動物、植物の生態系に悪影
響を及ぼすと考えられないかお伺いします。
二つ目の質問、二酸化炭素排出量を減らす取組としてと題し質問をします。
地球の温暖化ということがよく言われております。この影響により、局地的豪雨による河川崩壊、家屋流出、土石流による土地、家屋破壊等、近年甚大な被害が発生しております。これらの要因は、人類の二酸化炭素排出による地球温暖化が原因の一つと考えられるという報道をお聞きします。
そこで、次に示す施設の設置、整備を行い、再生可能エネルギーの利活用による温暖化対策、二酸化炭素排出削減対策に取り組んでみてはと思うが、いかがお考えでしょうか。
1点目、太陽光発電施設。
2点目、小水力発電施設。
3点目、木質バイオマス利活用施設。
以上、環境問題への取組についてお伺いいたします。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 2点目に環境問題への取組についてということでいただきました。
最初に、自然を守る取組として、不法投棄の現状と対策ということであります。本町は、平成20年12月に八頭町美しい町づくり条例を制定し、ごみのポイ捨て等を防止し、美しいまちづくりの推進を行ってきているところであります。
本町におきましては、近年、大規模な不法投棄はないものの、空き缶やペットボトル、中には金属くずやタイヤ等といった産業廃棄物の不法投棄があり、依然、後を絶たない状況で根絶に至っていないのが現状であります。
次に、防止対策として、現在2名の方の環境パトロール員で月に4回、週1回程度でありますが、町内を巡回していただき、主に道路や閑地等への不法投棄物の回収に当たっていただいております。そのほかには、看板の設置等による啓発や警察との連携による取締り強化などに取り組んでいるところであります。
今後とも、引き続き不法投棄をさせない、されないまちづくりを目指して、不法投棄の根絶に向けてより一層の取組を行っていきたいと考えております。
2点目に、町内一律清掃を行ってはということであります。
船岡地域では、岡嶋議員も御承知のように、合併前から地域の皆さんと一緒にクリーンクリーン作戦、今年で20回目ということになるんですが、8月の第一日曜に実施をしているということであります。この事業の取組につきましては、町としても八頭町全体で実施したいという思いもあり、過去区長会でお願いをした経過もございます。
ただ、他地域でも時期は異なりますが、それぞれの集落でそうごとなど清掃活動を行っていただいており、集落ごとの事情により一斉に実施することができていないというのが現状でございます。そういう現状の中で現在のクリーンクリーン作戦は、建設業界や郵便局の方々の御協力をいただきまして、平成25年度より現在の姿となっております。
また、他の取組といたしまして、町では集落に町道等の草刈りや清掃を行っていただく、道路等愛護事業、14集落に登録いただいております。それから、八東川清流クラブ、NPO法人でありますが、が中心となって行われております八東川のクリーンアップ作戦、県におきましては土木施設の愛護ボランティア事業が実施されているところであります。
今後も、環境を守る施策として、これらの活動を継続し、ごみのない美しいまちとなるよう努めてまいりたいと考えております。
3点目の凍結防止剤の関係であります。
動植物の生態系に悪影響を及ぼすのではないかということでありますが、凍結防止剤の散布につきましては、冬期の安全で円滑な道路交通の確保のためには必要な作業であると考えております。凍結防止剤が環境に与える影響につきましては、これまで全国的に調査や研究が行われております。散布されます凍結防止剤は、塩化ナトリウム、塩化カルシウムは全国で一般的に使用され、国交省によりますと散布された凍結防止剤は大量の雪や河川流水により、速やかに希釈または拡散され、一般的には動植物の生態系を含む環境に影響を及ぼしているとは考えられないというふうにされております。
仮に、影響が確認されるのであれば、これまでに何らかの対策がなされるのではないと考えておりますし、また、現在、現状の塩化物系に替わる新たな凍結防止剤の開発も行われていると伺っているところであります。
2点目の二酸化炭素を減らす取組の関係であります。
太陽光発電、それから小水力発電施設、木質バイオマスの利活用施設ということでありまして、まとめてお話をさせていただきます。
地球温暖化対策の取組は、国の温室効果ガス排出量削減目標を2030年度には2013年度に比較しまして26%の削減を目指しており、国際的にも重要な取組の一つであります。
一方で、再生可能エネルギーは、施設の整備、機械コストが割高であること等により、事業の採算性を確保することが難しいといった課題も抱えているのが現状でもあります。再生可能エネルギーに自治体が取り組む場合、地域において取り組む意義の整備、人材育成や関連機関との連携、財政面での負担軽減のための支援の活用、安定供給のための資源確保、採算性の確保、専門的人材の確保等が課題となっているところであります。
このような状況の中で、町では自治体として独自の再生可能エネルギー施設は整備していないところでありますが、町が助成支援した再生エネルギー施設といたしまして、福地地内に整備されました大規模太陽光発電施設や県の企業局が落岩に整備された小水力発電施設など、県や民間で再生エネルギー施設を整備される場合は、町としても積極的に支援、協力をしてまいりたいと考えているところであります。
また、家庭用発電設備等導入推進補助金交付要綱、自治会公民館等、太陽光発電システム設置費補助金交付要綱を定め、地域での地球温暖化防止に努め、環境に優しいまちづくりを推進しているところであります。
木質バイオマスの利活用につきましては、環境問題への対策のみならず、林業活性化や地域内での木材循環利用のためにも導入を検討する価値があると思っております。バイオマス発電は、大規模設備が必要ですが、本町においては小規模でも運用可能な利活用での導入ができないか、まずは公共施設での導入の可否を検討するため、本年度に導入運用コストの負担を実施予定であります。来年度以降に試算の結果をもとに、加入の可否を本格的に検討してまいりたいと考えております。
最初の答弁といたします。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) 不法投棄でございますけれども、4人の作業員が監視しておられるということでございます。週4日パトロールするということでございます。不法投棄というのは、これ実際、少なくなっているんでしょうかね。それとも増えているんでしょうか、実態はどうなんでしょう。町長はどういうふうに認識すられているのでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) すいません、4名ではなくて2名の環境パトロール員ということで、月4回ということであります。
基本的には、私、不法投棄は以前よりは減っているというふうに考えております。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) 4人と予算書には書いてあったと記憶するんですけれども、2名でやっとられると思いますけれど、なかなか八頭町内広い面積でございます。追いつかないところもあるんではなかろうかなというふうに思っております。
ただ、それで発見して解決していくということではなくて、町民にそういうものを捨てたらいけんといいますか、不法投棄は駄目ですよというふうな意識を持たせるのが大事ではなかろうかと。先ほど、船岡地域ではクリーンクリーン作戦ということで、町長は言われましたけれども、8月の第一日曜、船岡町時代、本当に最初のときは物すごい量の不法投棄で、ここの駐車場がいっぱいになるぐらいのごみでした。でも、最近はどうも少なくなっているんではなかろうかと、当時の10分の1ぐらいになっているんではなかろうかなというふうに思っておりますけれども、これは一つの成果の現れではなかろうかなというふうに思っております。当日の朝は、町長自らが無線で呼びかけて、町民に激励の言葉をかけて、それで業者から借りてきた2トンダンプで回収していく、集落ごとに回収していくということ。本当に、町民に浸透しているというふうに思っております。
ただ、この活動、郡家地域とか八東地域も形は違ってもやっているんだということを前の町長のときからずっと言っておられましたけれども、もうちょっと見える形でやっていただきたいなと。同じことをせえとは言いませんけれども、形は違っても町内全域でやっていただきたいなというふうな思いがありますけれども、どうなんでしょう、町長、全域でこういうふうな形でやっていただくというふうなことに対しての考え方についてお伺いしたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 言われますように、一斉清掃が私も望ましいというふうに思います。船岡地域は、本当に歴史があって、先ほど申し上げましたように20年ということですので、歴史の重さというのもしっかり受け止めさせていただきたいというふうに思いますが、先ほど申し上げましたように、区長会等でちょっと話をさせていただいた経過があるんですが、それぞれの集落、八東地域、郡家地域になろうかと思いますが、今までのシステムといいますか、そういったものはなかなか取り壊すといいますか、それを変えるのはちょっと難しいというような中で今に至っているということです。
ただ、地域ごとに八東川であったりとか、それから球場であったりとか、そういった協力をいただいて、できる部分については8月第一日曜にさせていただいているというところであります。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) 三つ目の凍結防止剤の件に入りたいと思います。
塩化カルシウムがこの薬に使われているようでございます。この塩化カルシウムというのは除草効果もあり、植物を枯らしてしまう性質があるというものでございます。これを道路に散布するわけでございます。まかれた融雪剤は蒸発することなく、雨とか雪解けで水路に流れ、また車の通行により水滴として周りの植物に付着し、夜露とともに水分として水路を伝い、川へと流れていきます。植物は、外来種のセイタカアワダチソウとか黄色の花をつけるオオキンケイギクですか、そういうふうに呼ばれる外来植物が増えております。恐らく、塩化化合物に抵抗する力が備わっているからであるというふうに思います。川の生き物として、アユ、ウグイ、ハエ、ヨシノボリ、ドジョウなどは見えなくなっております。八東川ニュースでもそういうふうなことが書いてありますけれども、次の号をまた楽しんで見たいなというふうに思っております。原因が何となく分かっているというふうなことがこれに書かれております。
でも、先ほど町長の答弁では、安全だというふうなことを言われたんですけれど、そういうふうな実験をすられてデータがあって、そういうふうなことを言われているのかどうなのか。私は、安全性は確保されていないというふうに思っております。生態系に影響を及ぼすのか及ばさないのか、きちっとみんなが納得できるような調査を行うべきと思っております。
この薬剤は、国道など主要道路で散布されているものであり、県が中心となって散布されているものであります。町が物申すことではない、凍結による事故防止のためだと思われるかもしれませんが、自然の生態系をめがしてまで行う必要があるのでしょうか。町長は、八頭町の自然を守るという任務もあると思っております。生態系に影響を及ぼさないという調査を行って、それが影響ないという証明をしていただいてから散布をお願いしたいということを関係省庁に働きかけるということはできないのか、そこあたりの町長の見解を求めたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) この凍結防止剤のことにつきましては、岡嶋議員から、この質問を頂いて調査させていただきました。国交省のほうで平成13年度から防止剤による道路沿線の植物、そういったものの影響による研究というものを行ってきておられます。
もう一つは、河川のほうの国交省のほうで、どれだけ影響があるかというような研究も行っているということでありまして、そういった文献をもとに先ほどの第1回の答弁をさせていただいたというところでありまして、植物等で申し上げますと、田畑の農作物については、影響を及ぼす可能性が低いと考えるというふうに記載してあります。自然生態系についても、路肩幅から3メートルから5メートル以内への影響の可能性があるのみで、生態系に広く影響を及ぼす可能性は低いというふうに記述があるということでありますし、それから河川のほうも同様に、過年度に実施した沿道の路上、植物、地下水に関する調査と今回の河川への調査により、通常実施されている凍結防止剤の散布による環境への影響は小さく、限度的であるということが確認されたというようなことがございまして、こちらも国交省のほうの調査の研究ということでありましたので、100%ということではないわけでありますが、かなり影響は低いということで答弁をさせていただいたところであります。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) 私は、散布車両の後ろを走行したことがございます。路面が白くなるぐらい散布します。ちょうどあられが空から強く降る状況、見る見る路面が白くなるような状況でございます。路面がドライな状況であっても、冬のシーズンはほぼ毎日散布するようであります。気象状況がどうこう、どういう状況の場合散布するのか、知る由もございませんが、今年は4月に入っても散布しておりました。確かに、次の日は霜が降りる注意報だということは言っておられましたけれども、4月に入っても散布しておられました。乾いた状況でありました。全くドライな状況でありました。そんなに必要なのかなと、甚だ疑問に思っております。この質問についてはこの程度にとどめて、次の質問にいきたいと思います。
太陽光発電システム、八頭町にもいろいろ空き地があると思います。建物の屋根とかそういうところに設置すれば、維持管理上の問題とかそういうのが起こってくると思います。空き地、そういうところに設置して、少しでも自然エネルギーを取り入れていくということを考えてみてはと思います。
船岡トレーニングセンターのテニス場の跡地とか、旧八東保育所の用地の一部とか、旧丹比小学校用地の一部、あるいは隼小学校グラウンドの一部、旧大江小学校のプール跡などなど、町有地で有効活用されてない土地がございます。そういうところでそういうシステム、そういうものを設置して、二酸化炭素を減らす取組というものを行ってみてはと思いますけれども、いかがでしょう、その辺りのお考えをお聞きしたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 再生可能エネルギーのお話であります。小水力、それから太陽光、風力、それからバイオ、いろいろあるわけでありまして、この中で太陽光については、以前よりはちょっと設置量といいますか、全国的に少なくなってきているんではないかと私は思っております。というのは、買取り単価のことがございまして、以前よりは整備がだんだん進んではいなんじゃないかなというような思いがございます。
ただ、それはそれといたしまして、今回、令和2年度の予算に、最初の答弁でも申し上げましたように、バイオマスのことをもうちょっと研究させていただけたらということで、調査分を予算化させていただいております。当面、そういった八頭町にも森林ございますし、チップ等を活用できるんではないかというふうに思っておりますので、そういった部分を研究させていただけたらと思います。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) そういうふうな取組を行っていただきたいなというふうに思いますし、2点目の小水力発電施設、上私都地内、町長のうちのある方ですけれども、県が水力発電施設を設置しているようでございます。あのような大がかりな規模のものではなくて、例えば久能寺用水路、地形的に可能ではなかろうかと、下を流れる八東川までの落差を利用して発電できないかとか、隼地域、船岡の一部に水を供給している船川用水路、安藤井出なんかはどうなんでしょうか。当然、水利権というものがございますが、年間を通じてあまり水を必要としない時期もございます。地元で管理しておられる団体、水利組合様とかそういう方と協議の上、調査研究してもいいのではなかろうかと思います。そういうものが利用できる地形といいますか、そういうふうな環境が整っているんではなかろうかなと思いますけれども、どうなんでしょう、久能寺用水路とか安藤用水、船川用水路、そういうのを利用しての発電施設の設置、そういうことは考えられないか、調査研究してみる気はないか、お伺いしたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 企業局がされました落岩の小水力の話を最初に頂いたんですけれど、あれが旧といいますか上私都地区よりもう少し中きに入る、上私都はたしか600世帯ぐらいだと思うんですけれど、それよりもう少し下といいますか、中きの一部ぐらいを対応できるんじゃないかということで伺った記憶があります。
今、船川でありますとか久能寺用水のお話をされたわけでありますが、どれだけ発電量ができるかどうかということに結果としてなろうかと思います。その辺のあたりは全く調査しておりませんので、どれだけのそれこそ発電量ができるかどうかというのは、ちょっと未知数なんですけれど、そういった部分もどれぐらいの受益といいますか、対応が可能だというようなことで、当然必要になってくるわけでありまして、できるできないは別として、調査することは可能だと思います。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) 時間も迫ってきたようでございますので、3点目の木質バイオマス利活用施設の整備についてということでお伺いしたいと思います。
奈良県天川村の取組が、3月定例会産業福祉常任委員会の視察研修報告として委員長より報告がございました。天川村の立地条件とか産業構造が違う八頭町で同じことはできませんけれども、調査研究してみる価値はあるものと思っております。天川村のように間伐材が容易に町民から供給されるとも思えません。
しかしながら、町有施設、例えば役場庁舎は季節的に利用する暖房ですので、年間を通じて燃料が必要ではありません。温泉施設、例えば鍛冶屋温泉などで利用するとなれば、年間を通じて安定した燃料が必要となりますが、暖房として利用するとなると季節のみの利用となります。
地元の森林組合とか製材所などの協力を頂きながら、間伐材を町が買い取り、公共施設の暖房燃料とするという取組はできないでしょうか。町施設の暖房用に木質バイオマスを活用してみてはと思っております。
天川村のデータでは、重油購入量を100とした場合、同等の熱量を得るために必要な経費は77と見込み、約33%の削減を見込むということでございます。町内の間伐材を利用し、二酸化炭素排出を削減し、温暖化対策に取り組む気持ちを持つことはできないか、また、木質バイオマスの燃料化に向けて調査する気持ちはないか、改めてお伺いします。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) この件につきましては、最初答弁させていただいたとおりでありまして、木質のバイオのことを研究させていただきたいということで、令和2年度に若干ですがその費用を予算化させていただきました。
二酸化炭素を減少させるということは非常に大事なことだと思います。鍛冶屋温泉等のお話も頂きましたけれど、八東の温水プールもございますし、それから庁舎の冷暖房というようなことも可能だというふうに考えておりますし、一つとしてそういったチップなり木材を使うということになれば、山林整備にもつながるというふうに思いますので、森林環境譲与税のこともございますので、そういったことも含めまして、ちょっと本年度検討させていただきたいというところであります。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) 八頭町では、この役場は恐らく重油かなんかを燃料として暖房しているというふうに思います。学校施設なんかは、オールシーズンの空調設備ですので、そういうものは必要ない、電気だというふうに思っておりますけれども、鍛冶屋温泉はどうなんでしょう。あそこは、恐らくまだ重油から軽油をたいているんだというふうに思っておりますけれども、あそこの建物の温泉施設をそういうものでやってくということは考えられないのかどうなのか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) ですから、そういったことを含めて、本年度検討させていただきたいということであります。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) 先ほども少し触れましたけれども、八頭町は家庭用発電補助事業ということで、本年度予算にもいろいろ計上されております。太陽光発電とか太陽熱利用機器、薪ストーブ等、計298万円、補助金は出すが町としては実践しないということ。そうではなくて、町自らも二酸化炭素排出削減に取り組み、実行すべきであるというふうに思っております。そういうことも含めて検討してみるということでございます。
町長には、八頭町の自然を守り、豊かなこの八頭町を守っていくという使命があるというふうに思っております。この美しい風景を次世代につなげていくということは、私たちに課せられた任務であるというふうに思っております。再生可能エネルギーも含めた最初の件、凍結防止剤の件も含めて、今後の八頭町について町長の構想と言いますか、そういうものをお聞かせいただけたらと思います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) ありましたように、美しい自然を次世代につなぐということは大事なことだというふうに思いますし、ありましたように再生可能エネルギーというようなことになりますと、環境政策になろうかと思います。不法投棄、それから一斉清掃、そういったお話も今日頂いたところであります。環境行政にもしっかりと目を配って、これから行っていきたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) 今日いろいろ質問をさせていただきまして、町長も考えてないことはない、前向きにそういうことも考えているんだなということがよく分かったところでございます。
にぎやかで活力ある八頭町を築くために、町政と議会、共に切磋琢磨、町民のために大いに汗をかきましょう。私も議会の一員として、町の活性化、町民の幸せを第一に考え、労力と時間を惜しまず、10年後、20年後、100年後のこの豊かな八頭町に向けて、問題解決に向けて取り組んでみたいと思います。
以上で質問を終わりたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) これにて、7番、
岡嶋正広議員の一般質問を終わります。
◎休 憩
○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。
午後は1時から再開します。 (午前11時44分)
◎再 開
○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
(午後 1時00分)
○議 長(谷本正敏君) 次に、9番、
小原徹也議員の質問を許しますので、登壇願います。
◎
小原徹也議員質問
○9 番(小原徹也君) 9番、小原徹也、一般質問を始めます。
通告に従いまして、通告を読み上げます。質問事項、行政執行における諸課題について。
1、これまでの議会の中で問題と思われることについて、この6月定例会
の一般質問において幾つかの質問を行います。
本町の行政を運営される上で施策や事業があります。その原資は国からの交付税並びに県の交付金や町民の方々の税金が予算執行のために 支出されております。その中で、行政の執行責任者である町長と監査委員に対し、本町の歳入と支出の執行状況について見解をお聞きします。
①行政執行者として議案第77号 損害賠償に係る和解及び損害賠償の 額を定めることについて、除雪業務委託契約第10条の条項には、「除 雪業務の実施により第三者に損害を与えた場合は乙が賠償するものとす る」とあります。この契約の条文どおりに賠償するのであれば、現状の 行いは適法性に欠けると思いますが、見解を求めます。
②本町の監査委員として、財務事務の執行及び経営事業の管理を監査す ることだと考えます。監査を通じて適法性や妥当性を確保されていると 思います。監査委員は、監査の結果を本会議で監査報告されていますが、 それは町民に、行政に対する判断の材料を提供するとともに、町民の行 政に対する知識と信頼を深めてもらうことが住民自治と考えます。契約 書の第10条の条文の解釈について、「ただし、乙の責めによりがたい 事由により」とありますが、監査委員としてどのように判断されるのか お尋ねします。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) それでは、9番、
小原徹也議員の一般質問についてお答えをいたします。行政執行における諸課題についてということでいただきました。契約の条文どおりに賠償するのであれば、現状の対応は適法性に欠けると思うがということであります。
議案第77号は、5月12日の第4回臨時議会において可決をいただいたところでありますが、この議案は、除雪車が給油の際に計量器を損傷し、その損害の額について和解及び損害賠償の額を定めることについて、本議会の議決を求めたものであります。その際、除雪業務委託契約書の条文について質疑を受け、説明させていただきましたが、改めまして除雪業務委託契約について説明をさせていただきます。
本町の除雪委託契約には、八頭町所有の機械を使用して除雪を行っていただく場合と、受託業者の保有する機械を使用して除雪を行っていただく場合があります。対象の契約は、八頭町所有の機械を使用して除雪を行っていただいた場合であり、この契約では契約書第6条において、委託料に含まれます費用を明記しておりますが、保険料を含む役務費は計上いたしておりません。なお、業者の保有する機械を使用して除雪を行っていただく場合には、第6条に役務費を計上させていただいております。
対象の契約では、保険料の計上がなく、委託者側が保険に入ることを双方が認識した上での契約であります。業者もそのことは承知をいたしております。
また、町の保険加入理由として、町施設の除雪において町が所有している除雪機械を職員が使用する場合もあり、除雪機械を有効に活用することができるよう、町が保険に加入することといたしております。
契約書の第10条は、保険に町が加入することを双方が認識した上での解釈となるものであります。また、契約書の第10条において、損害という語句の意味は、建設工事執行規則と同様に、運用として保険により填補される部分を除くものと双方が理解しております。
除雪作業は、賠償のリスクを伴うものでありまして、当然、保険に加入することが必要となります。保険による填補が経済的に合理的なリスクの軽減の手段となるものであります。除雪作業におきましては、いずれの自治体も除雪業者の確保、オペレーターの確保、除雪機械の確保、除雪状況に左右される不安定な労働条件、除雪機械の維持管理など、様々な課題があるのが現状であります。
今後、他の自治体の仕様などを参考に、除雪委託契約全体において誤解を招かない形での契約を検討していきたいと考えております。御理解をお願いいたします。
最初の答弁といたします。
○議 長(谷本正敏君) 続きまして、丸山監査委員。
○
代表監査委員(丸山長智君) 監査委員の丸山でございます。小原議員の質問についてご回答いたします。
契約書第10条第1項のただし書につきましては、法的に乙に責任がないことを指すものであると解釈しています。具体的には、自然災害や戦争など、当事者がリスク管理をしていても防ぎ切れなかった際に当てはまるものと判断しております。
以上でございます。
○議 長(谷本正敏君) 小原議員。
○9 番(小原徹也君) では、何点か質問を行いたいと思います。
通告の答弁を聞きましたが、契約についての質問を行う前に、吉田町長と監査委員に1点尋ねたいと思います。
ふだん、国や世間の情勢や動向を知る上で新聞や週刊誌を読んで知識を深めておられると思いますが、全国紙、地方紙などいろいろありますが、どの新聞社や新聞は何紙を読んでおられるのか、教えていただけないでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) そういった質問への答弁は控えさせていただきます。
○議 長(谷本正敏君) 丸山監査委員。
○
代表監査委員(丸山長智君) 1社でございます。
○議 長(谷本正敏君) 小原議員。
○9 番(小原徹也君) では、吉田町長にお聞きします。
本町と相手方と取り交わす契約書は法的な意味を持つ約束事ではないかと思うのですが、お考えを答弁お願いいたします。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) おっしゃるとおりです。
○議 長(谷本正敏君) 小原議員。
○9 番(小原徹也君) 私は、業務委託契約は、民法で法的性質を持つ非常に重要な行為だと考えます。条文に明記してあることを履行していくことが社会通念では一般的な考え方で、納税された公金を扱われる吉田町長の契約に対しての考え方を教えていただけないでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 私ども、行政執行の財源というのは、税であったり、それから住民の皆さんから頂く使用料、さらには負担金等々、いろいろあるわけでありますが、そういった部分については無論、契約、さらには請求に基づいて執行させていただいているというところであります。
○議 長(谷本正敏君) 小原議員。
○9 番(小原徹也君) では、監査委員にお尋ねします。
本町の月例監査を行う中で、各担当課から聞き取りをされておられると思いますが、監査の考え方は、契約内容について問題なく印鑑、収入印紙など、基本的な構成要件を確認して行われているのかを監査されてますか、答弁をお願いいたします。
○議 長(谷本正敏君) 丸山監査委員。
○
代表監査委員(丸山長智君) 基本的には、支払い事務が滞りなく行われているか、あと、内容的には必要な手続が順番どおりされているか、書類に不備がないかというような点、それから補助金等につきましては、規定どおりの交付が行われているか等を監査しております。
○議 長(谷本正敏君) 小原議員。
○9 番(小原徹也君) では、八頭町と委託業者で締結した契約と契約内容の執行に疑義がありますので、吉田町長と監査委員にお聞きします。
本町は、平成29年4月1日に町内スクールバス委託業務契約を締結しています。この契約に関して、大きく二つの疑義について質問をしたいと思いますので答弁をお願いします。
一つ目の疑義。私が調査依頼書で請求した平成29年4月1日に締結した契約書は、収入印紙を貼り、印紙には消印もある契約書の写しです。この契約書を監査委員は確認されておられますか。
○議 長(谷本正敏君) 丸山監査委員。
○
代表監査委員(丸山長智君) 多分、確認してできてないと思います。というのが、何十件、何百件あるうちのほんの一部分しか監査できていませんので、全てを網羅しようと思うと、常勤といいますか、常に役場に在住して監査する必要があるのかなと思っておりますが、限られた期間内で監査するとなると、どうしても抽出という方法をとらざるを得ませんので、本件については確認はできておりません。
以上です。
○議 長(谷本正敏君) 小原議員。
○9 番(小原徹也君) ちょっと大事な質問をしますので。では、なぜこの平成29年4月1日締結の契約書に、平成30年7月1日に国税庁より偽造防止のために発行された収入印紙が貼ってあるのですか。社会通念上、おかしい、あり得ない行為であり、民主主義の根幹を崩すことになる大変なことだと思いますが、説明していただくよう、吉田町長、答弁をお願いします。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 休憩していただいてほしい。
◎休 憩
○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。 (午後1時13分)
◎再 開
○議 長(谷本正敏君) 再開します。 (午後1時15分)
○議 長(谷本正敏君) 小原議員。
○9 番(小原徹也君) では、吉田町長にお尋ねします。
本町は、日本という国において地方自治体であります。国や県の交付金並びに本町から納税された税金を使う契約行為であるだけでなく、国税庁が偽造防止として行った対策を八頭町は偽造と思われる行為の責任は、どう考えられますか。
これは、そういう契約書があるんですよ。それを聞かれて、町長どう思われますかということをお聞きしている。見てるとか見てないの話ではないですよ、町長。
○議 長(谷本正敏君) その件だけでいいですね。
吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 申し訳ないですけれど、そういった内容については承知をいたしておりません。
○議 長(谷本正敏君) 小原議員。
○9 番(小原徹也君) じゃあ、二つ目の疑義に移ります。
町内スクールバス委託契約書条項第9条(交通事故等に係る損害賠償)についての疑義ですが、条文にはこう明記されています。(第9条2 前項の甲の責任の範囲は、第9条に定める自賠責保険、任意保険の賠償額を限度とする)。では、なぜスクールバス事故で発生した損害賠償を契約書に基づいた保険会社の支払額は、35万7,050円に対し、八頭町が120万1,190円を被害者に支払いしたのか、吉田町長、答弁をお願いいたします。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 事前にそういった部分について、契約書と言っていただければいいですが、今回頂いたのはあくまでも除雪の契約書でありますので、今の件についても答弁は控えさせていただきます。
○議 長(谷本正敏君) 小原議員。
○9 番(小原徹也君) 議長、町長が言われることも、そういう答弁であるというふうには理解しますが、これは議会で議案として町長が上程され、決算議会でもきちっと決算されている内容です。
では、議長、次に行きます。次に移ります。
監査委員にお聞きします。
私は、吉田町長の答弁を聞き、契約並びに契約事項の認識を理解できず、疑義が払拭できません。そもそも、収入印紙の問題及び損害賠償額など、この契約は有効なのか、監査委員のお考えをお聞きしたいので、答弁お願いします。
○議 長(谷本正敏君) 丸山監査委員。
○
代表監査委員(丸山長智君) 契約書が有効かどうかというのは。
○9 番(小原徹也君) もう一度補足します。よろしいですか、議長。
○議 長(谷本正敏君) 小原議員。
○9 番(小原徹也君) ですから、平成29年4月1日に契約された契約書なんですが、その収入印紙は平成30年7月1日に国税庁から発行されたものです。と言うことは、平成29年4月1日時点で、その収入印紙を貼ることは不可能なんです。それが契約書に貼ってあるのはどういうふうに理解されますかということを今、監査委員。
○議 長(谷本正敏君) 小原議員、その契約書は何の契約書ですか。
○町 長(吉田英人君) 通告外です。
○議 長(谷本正敏君) 通告外じゃないかな。
○9 番(小原徹也君) 通告どおりです。ですから、監査委員に今お聞きしているんです、議長。見られますか。
○議 長(谷本正敏君) 小原議員、どういう物件に対しての通告ということで。通告してないんだけど。
○9 番(小原徹也君) 監査委員にお聞きしたいんです。今の町長の答弁を聞かれて、どういうふうにお考えですかということです。
○議 長(谷本正敏君) 丸山監査委員。
○
代表監査委員(丸山長智君) 契約は、平成29年4月にしてあるということですね。国税庁のあれでは、それは平成30年。
○9 番(小原徹也君) 7月1日から発行された。
○
代表監査委員(丸山長智君) 平成30年7月1日付けで。
○9 番(小原徹也君) 発行されたもの。
○
代表監査委員(丸山長智君) 発行された。
○9 番(小原徹也君) 国税庁から6月1日に。
○
代表監査委員(丸山長智君) その前に契約されていると。
○9 番(小原徹也君) 平成29年4月1日に。その契約書の中にその印紙が貼ってあるんです。
○
代表監査委員(丸山長智君) これは調べてみないと分かりませんけれども、平成30年7月1日に国税庁から出された中身とそれ以前の取扱いをちょっと比べてみないと何とも言えません。
○議 長(谷本正敏君) 小原議員。
○9 番(小原徹也君) では、監査委員、最後に監査委員にお聞きします。この審議の過程で前監査委員でもある先輩議員が賠償の考え方と賠償額に疑義を唱えられていました。しかし、この議案と決算認定に反対したのは私を含め3名の議員でした。この現状の中で、本町の監査の重要性をさらに認識しました。
監査委員とされまして、何か見解はありますでしょうか、答弁をお願いいたします。
○議 長(谷本正敏君) 丸山監査委員。
○
代表監査委員(丸山長智君) すいません、ちょっと質問をもう一回お願いできますか。
○議 長(谷本正敏君) 小原議員。
○9 番(小原徹也君) もう一度言いますね。
○議 長(谷本正敏君) 分かりやすく質問してください。
○9 番(小原徹也君) この議案の審議の過程で、前監査委員である先輩議員が、賠償の全員協議会など、本会議中の賠償の考え方と賠償額に疑義を唱えられていました。
しかし、この議案と決算認定に反対したのは、私を含め3名の議員でした。この現状の中で本町の監査の重要性をさらに認識しました。監査委員とされまして、何か見解はありますでしょうか、答弁お願いします。
○議 長(谷本正敏君) 丸山監査委員。
○
代表監査委員(丸山長智君) 全協、そちらのほうでどういうお話されたかというのを承知しておりませんので、分かりません。
○議 長(谷本正敏君) 小原議員。
○9 番(小原徹也君) 私に与えられた時間の制限がありますので、今、通告外だという町長の答弁もありました。多分、答えていただけないと思いますので、全てを質問できませんが、まだほかにも一般常識では理解のできないことがたくさんありますので、しかるべきときに確認したいと思います。
これで一般質問を終了いたします。
○議 長(谷本正敏君) これにて、9番、
小原徹也議員の一般質問を終わります。
◎休 憩
○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。
再開は、1時30分から始めます。 (午後1時23分)
◎再 開
○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
(午後1時30分)
○議 長(谷本正敏君) 次に、8番、
坂根實豊議員の質問を許しますので、登壇願います。
◎
坂根實豊議員質問
○8 番(坂根實豊君) 8番、坂根實豊であります。通告いたしております、初めに津山智頭八東線について。
これが県道6号線から主要地方道に格上げされたのは1993年、つまり平成5年5月11日のことであります。津山市野村を起点に八頭町日田が終点とあります。ちなみに、53号線の津山から智頭までは43キロ余り、未完の智頭町芦津、つまり八河谷から綾木峠を経由して八頭町佐崎、奥野、茂谷、そして遠見山を迂回し日田が終点とする当初計画ながら、苦節、頓挫して、20年ぐらいになるんでしょうかね、幾星霜年。林業再生に鑑み、鋭意復活、推進の気概を伺います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) それでは、8番、
坂根實豊議員の一般質問についてお答えをいたします。
最初に、津山智頭八東線についていただきました。林業再生に鑑み、鋭意復活、推進の気概を問うということであります。
津山智頭八東線につきましては、先ほど坂根議員が言われましたように、平成5年5月11日に建設省から主要地方道に指定され、八河谷、佐崎工区は平成12年度を最後に事業が休止となっております。言われましたように、約20年前ということであります。
本路線は、岡山県北部の津山市と智頭町から八頭町を結ぶ主要な県道で、この地域の産業、経済を支え、住民の生活を守る重要な路線であると認識をしております。町といたしましても、津山智頭八東線道路整備促進期成会において、津山市、智頭町と一体となり、毎年、国及び県に対し要望活動を行っております。また、県に対しましては、八頭県土整備事務所との意見交換会、県要望の機会を捉え、強く要望しているところであります。
県は現在、智頭町大呂工区の事業中、局部改良ということがありますが、大呂工区の完了後に改めて検討を行うと伺っておりますので、引き続き八河谷佐崎工区の事業開始を強く要望してまいります。
最初の答弁といたします。
○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。
○8 番(坂根實豊君) やっぱり当初の計画のように、林道再生の意味も含めて、日本国再生論、八頭町再生論ですよ。山奥のやっぱりトンネル、そうですね3キロぐらいのトンネル掘らなあいけんちゅうことが、生じてくるみたいですけれど、やっぱり当局とされて重ねて鋭意努力をしていただけますように、改めて要望しておきます。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 坂根議員もよく御承知だと思いますが、この総延長、約61キロございます。津山市から八頭町までということでありまして、3キロというトンネルの話ございましたけれど、八河谷から佐崎工区、休止中ということですが、今の計画では3,200メートルということであります。
当初は、開削ということで計画をされていたようでありますが、用地の関係があって事業が中止になり、今に至っているということであります。
期成同盟会のお話をさせていただきましたが、ここにおられる議長も会員ということでありますので、総会は年に1回でありますが、一緒になって総会に出席させていただいて、それからありましたように県なり国への要望というのは引き続き行ってまいりますので、よろしくお願いをいたします。
○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。
○8 番(坂根實豊君) やっぱり、山の開発というのは、私は大きな活力になる泉だと思いますよ。例えば、若桜の吉川から奥野山林道を越えて芦津まで行けるんですよ、30何キロの道がついてますよ。峠には西尾知事、当時の記念碑も建ってますが、やっぱり山林の開発こそ、やっぱり一つの活性化につながっていくのになと。
当時、20年前は山の杉の木も高くて、なかなか用地交渉は難しかったんでしょう。ところが、今、山の値打ちがなくなってきたんですよ。だからこそ、こうして林道でもつくって、活性化をしていく努力をまず取り組んでいただきたいなと要望して終わります。
では、次に2番目の備蓄基地創設について伺います。
世界的なコロナ災難を憂う、なおに南海トラフ地震が30年以内に70%の確率襲来が専門家の中で予想されております。
そこで、旧八東小学校、旧校舎を備蓄基地にして、鋭意再活用の方策を願うんですが、補足して言いますと、やっぱりさっき言いましたように南海トラフ地震で八頭町のみならず近隣の、例えば神戸、大阪の辺まででも救援物資が即対応できるような備蓄基地を八頭町として取り組まれたらどうかなということを、ちょっと見解を伺います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 2点目に備蓄基地の創設ということでいただきました。コロナとか南海トラフ等に対応すべく、旧の八東小学校を備蓄基地にしてはという提案でございます。
それこそ、災害等はいつ発生するか分からないわけでありますが、有事に備えまして町では現在、様々な備蓄品を郡家備蓄倉庫、船岡備蓄倉庫、八東大型作業所、八頭中学校、旧の隼小学校体育館に分散して備蓄をしております。これは、地震などによります大規模災害発生時に道路の寸断等で交通に支障が起きた場合のリスク軽減を図るためのものであります。
現在の備蓄場所は、地域ごとに分散して設けており、有事の際には現状の備蓄基地で対応できると考えておりますので、御理解をお願いたしますし、また、県外、他町村、そういった備蓄品等につきましては、要請があれば支援をさせていただくという体制をとっております。
最初の答弁といたします。
○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。
○8 番(坂根實豊君) やっぱり一つの地方自治体にあって、我が国全体を考えていくような大きな目線での対応も必要かな。例えば、八頭町は大阪の住吉区とも友好交流やりょうるんでしょう。しかるときに、やっぱり、こっから例えばヘリコプター飛ばしても30分40分で飛べるんですよ。そしたら、八頭町の備蓄で先ほどありましたように、船岡に基地を作っておると。八頭町だけの視野でなしに、近隣、関西方面を視野に入れたぐらいの備蓄体制に取り組むちゅうのも大事でないかな。となれば、八頭町が交流している住吉区の区長さんや神戸市の市長さんたちとも話をされて、一丸となって取り組んでいく体制を模索していく努力は欲しいんかな、そんな気がしたもんですから、重ねて見解を伺っておきます。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 備蓄品もいろいろあるわけであります。食べ物もございますし、それから毛布とかトイレットペーパー、さらにはおむつ、それからカイロとか簡易ベッドでありますとか、折り畳みの銀マット、色々入れてある、用意しているわけでありますが、そういった中で今現在、徳島県とは災害の応援協定というものをさせていただいておりまして、双方で1年に一度ぐらいですか、行き来もさせていただいております。
住吉のお話も頂きました。無論、相互の交流ということもしているわけでありまして、仮にうちが困れば住吉のほうから応援もしていただかないけませんし、逆に住吉のほうが困るということがあれば、無論、町としてしっかりと支援をさせていただきたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。
○8 番(坂根實豊君) 潜在的に八頭町もそういうことを薄々なれども視野に入れて考えておるということですから、これ以上言いません。やっぱり、平素からそういう八頭町のみならず近隣市町村、あるいは関西地域をめどにしたような、そういう広い視野での行政執行に携わってほしいなということを申し添えて終わります。
○議 長(谷本正敏君) これにて、8番、
坂根實豊議員の一般質問を終わります。
◎休 憩
○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。
いいかな、やっても。休憩を取りやめにいたしまして、続けていきたいと思います。
次に、5番、
森亜紀子議員の質問を許しますので、登壇願います。
◎
森亜紀子議員質問
○5 番(森亜紀子さん) 5番、森亜紀子です。
それでは、通告に従いまして、一般質問を行います。
1、
新型コロナウイルス対策と今後の対応について。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、国の給付金をはじめ本町でも独自の事業が実施されています。
緊急事態宣言が解除されても、見えないウイルスに収束も見えない状況であります。今後も引き続き、マスクや消毒など感染予防対策だけでなく、これまで長期間外出自粛や各事業の中止、また施設の利用制限などを受けた町民の健康や心のケアの対策、そして相談体制も求められると思います。
そうした今後の対策と対応について、4点、町長に伺います。また、3月から4月は学校教育の変化の時期、子どもたちの生活や今後のこと、学校教育の現状と課題などについて、教育長に伺います。
①給付金や事業継続奨励金などの申込み状況について。
②5月12日に臨時会で可決された補正予算の事業以外の今後の計画につ
いて。
③新しい生活様式への移行が求められる中で、町の今後の方針について。
④連休中は外出自粛要請が出され、観光地だけでなくどこも人の姿が少なかったようです。そのような中で、若桜鉄道は3月14日に増便されたまま15往復で運行されていたことは、矛盾するのではないかと思います。改めて見解を伺います。
そして、先ほどから話もありましたが、⑤の学校教育の現状と今後の対応について、教育長に伺います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) それでは、5番、
森亜紀子議員の一般質問についてお答えをいたします。
最初に、
新型コロナウイルス対策と今後の対応についてということでいただきました。1として給付金、あるいは事業継続奨励金などの申込み状況はということであります。
国民お一人に10万円の給付が行われます特別定額給付金の申請状況でありますが、5月18日より申請を受け付け、6月5日現在で5,615世帯の申請書を受理し、全体の申請率は91.73%ということであります。請求のあった申請者のうち、電子申請による請求世帯は103世帯ということでありました。特別定額給付金の振り込みに際し、国の指導によります金融機関の口座の確認に1週間程度必要で、口座の確認がとれたものから毎週金曜日に振り込んでいるというのが現状であります。
給付額は、6月5日現在で4,700世帯、13億4,330万円、76%の給付を行っているというところであります。申請期間につきましては、8月18日までとなっており、早めの申請をお願いできたらと考えております。
次に、事業継続奨励金であります。こちらにつきましては、5月13日の受付開始当初から多くの関心が寄せられ、5月末現在で121件の申込みをいただいているというところであります。こちらにつきましては、8月末まで申込みを受け付けておりますので、町報や防災無線、商工会からの働きかけ等により、
新型コロナウイルスの影響を受け、継続奨励金を必要とされる事業者に届くよう、引き続き努めてまいりたいと考えております。
2点目の臨時会で可決された補正予算の事業以外の今後の計画はということであります。経済対策といたしましては、5月29日の臨時会で認めていただきました事業者向け賃料補助、消費喚起の新しい生活様式応援キャンペーンをはじめ、新型コロナの影響を受ける町内事業者の事業継続や雇用維持の支援について、商工会等と連携しながら引き続き取り組んでまいります。
また、国・県等が推奨いたします新しい生活様式の八頭町ならではの対応による事業活動について、周知や国・県等の支援策の活用など、動向やニーズを捉えながら、支援また推進をしてまいりたいというところであります。
観光、交流イベント等につきましては、6月以降、圏域外との交流が徐々に開催されていることから、国・県の動向を注視しながら、イベントの再開など段階的に推進していくことといたしております。
いずれにいたしましても、アフターウィズ
コロナ対策として、状況に応じ、住民の安全・安心と経済活動の振興に配慮し、取組の周知や意見、ニーズの聞き取りをしながら、住民、事業者、行政など地域一丸となって、この難局に取り組んでまいりたいと考えております。
次に、新しい生活様式への移行が求められる中で、まちの今後の方針はということであります。
本日、岡嶋議員にもお答えをいたしましたが、新しい生活様式につきましては、5月4日の国の
新型コロナウイルス感染症専門家会議において、1として一人一人の基本的感染対策、2として日常生活を営む上での基本的生活様式、3として日常生活の各場面別の生活様式、4として働き方の新しいスタイルの項目ごとに取り組むべき実践例が示されているところであります。
また、5月7日には鳥取県の豊かな自然、食べ物がある鳥取の特性を生かした鳥取型新しい生活スタイルについても示されました。これを受けまして、本町でも町が実施する事業や行事、施設の貸出しなどで、この新しい生活様式を実践し、取り組んでおります。
具体的には、会合などでの人と人の距離をあける、室内の換気を小まめに行う、マスクの着用を促す、こまめな手洗いの勧めと手指消毒薬の設置など、現場に応じた感染予防対策を行っていきます。今後も新しい生活様式の実践を取り入れていくとともに、町民の皆様にも実践していただくよう周知を行ってまいりたいと考えております。
4点目の外出自粛要請が出される中で、若桜鉄道の15往復運行は矛盾があるのではないかということであります。
鉄道は、政府の
新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針で示されましたように、
緊急事態宣言下においても国民生活、国民経済の安定確保に不可欠な業務を行う事業者として、事業の継続が求められていたところであります。このことから、連休中は外出自粛期間ではございましたが、地域の足として若桜鉄道をダイヤどおりの運行としたところであります。なお、JR西日本では、山陰本線、因美線及び智頭急行線とも在来線は通常運転とされており、若桜鉄道車両もJR因美線として郡家駅から鳥取駅まで乗り入れしておりますので、若桜鉄道単独で運行本数を減便できないことも御理解いただければと思います。
最初の答弁といたします。
○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。
○教育長(薮田邦彦君) それでは、5番、
森亜紀子議員の御質問にお答えいたします。学校教育の現状と今後の対応についてということであります。
岡嶋議員にもお答えしましたので重複もあるかと思いますが、お許しいただきたいと思います。
今回の
新型コロナウイルス感染拡大により、二度の臨時休業を行いました。卒業式や入学式も通常の状態で行われておらず、修学旅行や宿泊研修、遠足、運動会など、児童生徒たちにとって、楽しく思い出に残る学校行事も中止や延期となっております。
特に、中学総体の中止は、部活動を頑張ってきた生徒たちにとってどんなに悔しいことでしょうか。私たちも、本当に心が痛むというところであります。
県大会の日程を使いまして、何とか試合ができるように計画をされているところでありますので、ぜひとも実現してもらいたいというように思っております。
昨年度分の授業の学び残しへの対応につきましては、本年度関連した単元の前に学び残した内容を学習する時間を設定して取り組むようにしておりますし、また、新年度の学習については、様々な行事が中止や延期となったことによりまして、その時間を学習時間に充てることができましたので、予定よりも順調に学習を進めることができております。しかし、再び休校になる可能性も考えられますので、できるだけ先へと授業を進めているというところであります。
したがいまして、現段階では、教科学習の遅れといった問題は、我が八頭町ではないという認識であります。
次に、学校で行っております感染予防対策についてであります。
児童生徒へは、マスクの着用と毎日登校前の検温を義務づけており、発熱、風邪症状がある場合は、無理に登校させず、学校に連絡してもらうこととしております。学校内では、なるべく広く間隔を空け、対面しないよう机を配置し、教室の換気を小まめにしております。さらに、対面で話し合うような学習活動を控えていますし、各教科において感染リスクの高いと言われている歌唱指導、家庭科の調理実習、体育の接触運動等の学習活動を控えております。このほか、消毒にも努めているところであります。
給食は、小学校ではグループにならずにみんなが前を向いて食べるようにしておりますし、中学校はランチルームでの給食ですので、食べる直前までマスクを着用させまして、食事中はなるべく会話を避けるよう指導をしております。なお、プールの授業は特に止められておりませんので、授業ができる準備を進めているというところであります。
今後、第2波、第3波が来ることも想定しながら、感染防止のための準備はしてまいりたいというように考えております。
最初の答弁とさせていただきます。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) 最初に、給付金のことからお伺いします。
他町の様子を見ますと、北栄町が県内では一番早く支給されました。オンライン申請では、5月12日から支給開始となっているようです。八頭町は、先ほどありましたが、5月15日に申請書が発送されて、18日が受付開始ということになっております。県内の町村では、対応が遅かったかと思うのですが、その理由、どういったことがあるのでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) うちだけ特別遅いというふうには思っておりませんが、これはシステムの関係でございまして、八頭町がお世話になっているシステムの関係、県下でも数市町村ございます。市はないかも分かりません、町村はあります。そういった町村が一緒になったということでありまして、とりわけ琴浦町が早かったように私は思っております。これはまた別のシステム会社でありましたので、早くになったというふうに思っているところであります。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) 先ほど、91.7%の方が申請をされておられるということでした。残りの方が8%ぐらいあるんですけれども、未申請である理由というのはどんなもんなんでしょうか。町長のお考えを伺いたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 未申請の皆さん方の内容というのはよく分かりませんが、ただ、冒頭の答弁でも申し上げましたように、8月18日までございますので、その時期に合わせてこれから申請をされるんではないかなというふうに思っておりますし、期日が参りましたら改めて防災行政無線等でお知らせをしたいというふうに考えております。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) それでは、現在まだの方へは改めて情報発信、町の防災無線等で発信をされるということでよろしいんですね、確認をさせていただきます。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) いまいまはする予定ではございませんが、期日前、期間を間違えられたら困りますので、8月18日の手前ぐらいであれば、また改めてそういった放送はさせていただきたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) 当初、5月18日ですか、窓口での混乱というのは特になかったんでしょうか。密を避けるために、できればお電話等でというようなこともありましたが、このあたりの窓口での混乱について伺いたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 基本は郵送ということにさせていただいております。そういった中で窓口においでになる方もございます、確かに。申請の最初の土日、その部分につきましては職員に出勤させまして、対応させていただいたというふうに思っておりますが、大きなトラブルもなく今日を迎えているということであります。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) 次に、事業継続奨励金について伺います。その前段にちょっと町長に伺うんですけれども、町長、昼食はどうされておられますか。テイクアウトを利用されたことはございますでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) テイクアウトではなく、デリバリーのほうでありまして、今日もそうでしたし、このことが始まりましてから、お弁当、それは家から持ってきておりません。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) デリバリーを御利用ということで、ならよく分かっておられると思うんですが、飲食店はかなり厳しい状況で経営をしておられます。テイクアウト、デリバリーにしても、これからは食中毒の心配もされるということで、毎日神経を使って営業されておられます。
この交付金、要件の中に令和2年1月以降、
新型コロナウイルス感染拡大の影響等により、事業収入が減少している、または減少が見込まれることということが要綱の中にあります。そして、添付書類の中には、法人の場合には直前事業年度分の決算書、個人の場合は確定申告の控えというものが必要になってきます。事業を立ち上げて1年未満の事業所の場合、前年との比較ができないんですけれども、こういったケースの対象はどのようになるのでしょうか、そのあたりを伺います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 1月からということにさせていただいておりますので、今で言いますと令和元年末までに立ち上げた事業者に対しては、聞き取り等で対応させていただいているというところであります。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) それでは、令和元年末以降、新規に事業を立ち上げられた方については、どのような対応をされるんでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 1月以降ということでありますが、結果といたしまして対応できていないというのが現状です。いずれにいたしましても、いつかで何か線引きをさせていただかないけませんので、そのあたりは御理解いただきたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) こういう時期に町内で起業される。やっぱり町内に活力をというような思いで営業された事業所については、何らかの対応があるべきかと思います。そのことについて、町長。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 恐らく、商工会員さんになっておられると思いますので、そういった面では無論行政もですし、一緒になって考えさせていただきたいと思いますので、ぜひ行政でも結構ですし、商工会でも結構ですので、相談をまず持ちかけていただけたらと思います。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) それでは、②のほうに移ります。
5月29日の臨時会で新たに事業所に対する賃料の補助でありますとか、町内の消費喚起などが追加され、補正予算が可決されたところです。今回の定例会においても追加の補正予算等がありますし、また、6月の町報にも大きく載っていましたが、税務課のほうでは納税が困難な方へ、納税を猶予する徴収猶予の特例などがあります。
ただ、これには対象となる方の条件等もあって、分割納付もできるということですが、こうしたたくさんある町内の事業、対策などを一目で町民の方が分かるような一覧とかにはできないものなんでしょうか。何か、商工会であるとか個人の給付であるとか、納税のことであるとか、ばらばらで6月の町報にも載っていましたが、何か一目で
コロナ対策と分かるようなもの、今後そういうことの検討はいかがでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) まずもって、タイムリーなお知らせというのが一番だろうとは思うんですが、ただ、期間が限定してありますので、過ぎる場合があります。終わってからそういったものを出してもいけませんので、その辺ちょっと調整する必要があろうかとは思うんですが、
ホームページでありますとか
ケーブルテレビの静止画面でありますとか、そういった部分での対応ということは可能だと思います。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) これ、日本海新聞の中でコロナ暮らしの情報というのがありまして、ちょっと持ってきてみたんですけれども、こういう事業があって、内容がこうで、締切りがこうで、相談先がこうでというような、こういう情報がチラシの1枚でもどこかにあればいいのかなというふうに思います。
このことについて、町長、御意見があれば伺いたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 実は、御存じのように、これから国のほうでは第2次の補正が審議されるということであります。いまいまの部分について、当然お知らせもする必要がありますし、また新たに第2次の予算が可決されて、公金が来るということになれば、また新しい取組ということも町で考える必要があるわけであります。タイムリーと先ほど申し上げましたが、止まってないんで、そのあたりどうかなというふうに思うんですが、期間を少し、8月末というようなことに設定をさせていただいて、そこまでが何がありますようというようなお知らせはできると思います。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) イベント等の開催に関する基本方針も出されて、4月に比べると施設の利用などが制限も解除されてきて、たくさんの方が使われつつあるのかなというふうなことを感じております。屋内で100人以下、屋外で200人以下ということもあって、8月のきらめき祭も中止ということも6月の町報で見させていただきました。できないことというのは、やむを得ないんですけれども、こういう状況でできることというのがないのかなということも町民の方々とちょっとお話しすることがあります。
人と密にならないようにしてできること、例えばどこか広いところでドライブシアターというものなら、車内で映画を見て、多数の人と接触もしないので、そういうことはできるのではないか。状況を見ながら、今後夏までは難しいにしても、秋以降できることがあれば考えていく、そういうことは今現在のところどういうふうにお考えでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 8月末までは、大変申し訳ないんですけれど、なかなか難しいというふうに思っております。問題は、秋からのことになろうかと思います。一つとして、姫路公園まつり等は取りあえず5月は中止というようなことに今させていただいているというところでありまして、これからまた改めて実行委員会等で協議をされるというふうに思っているところであります。
本当に、春から夏のイベントというのがほとんど中止になりましたので、どういった形でできるか分かりませんが、問題は秋だろうと思いますが、そういった振り替えのできるようなことがあれば検討はしてみたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) 8月末まではイベントは難しいということでしたが、8月末頃に予定されております防災訓練、このことについてはちょっと触れてなかったように思うんですけれども、これは今のところ実施の方向でしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 従来どおり実施をさせていただきたいと思います。ただ、毎年といいますか、これまでのような形ではなく、少し簡便といいますか、そういった形でするほうが望ましいんではないかということで防災室とは話をしています。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) これは鳥取県版の、先ほど町長からもありましたが、新しい生活様式の実践例をちょっとダウンロードしてきたものです。この中には、極力会合でも席を離すことを意識しましょうでありますとか、マスク、そして消毒等があるんですが、
まちづくり委員会、割と高齢の方が多く集まるんですけれども、現在、通常どおりの実施となってきつつあるかと思うんですけれども、
まちづくり委員会の様子について、もう少し詳しくお話を伺いたいんですけれども。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 多くの皆さんに集まっていただきたいという思いはあるわけですけれど、3密のことがございます。そういった部分では、対象人数を1回のところを2回に分けてさせていただくとか、また、それから広い場所での対応ということで、結果的に指導員の皆さん方には大変ちょっと御無理を言わせていただいているというところであります。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) 役員さん等は、いろんなことに配慮されながら実施されていると思います。配慮といえば、先日、人権推進課から文書が届きました。御存じかと思いますけれども、封筒に、
新型コロナウイルス感染症に関連した差別、偏見、いじめ等は絶対にしないように心がけましょうというようなプリントがしてあります。こうして改めて書かれたものを見ると、病気と人権等について考えます。こうした病気に関することで偏見や差別があってはならない。
5月の人権協のたよりの中にも、憎むべきはウイルスであり、人ではないとありました。こういうような啓発を今後八頭町ではどのように、こういうふうに引き続き封筒にプリントされるものか、改めてチラシのような、ポスターのようなものを作るのか、このことについてちょっといい取組ですので伺ってみたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 木曜日になるんですかね、挨拶でさせていただいた中にそのことをちょっと触れさせていただいたんですけれど、今そういったコロナに対します誹謗中傷というようなことも発生しているというのが現状であります。
啓発ということは大事でありますので、今そういった御意見もあったんですけれど、広報、そういったものに入れさせていただいて、対応できたらというふうには思います。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) ぜひ、広報にも取り入れていただきたいと思います。
続いて、4番の質問に移ります。若桜鉄道のことであります。
連休中、在来線は運行というふうにありましたが、通勤、通学客の乗車もなかったわけです。そして、ほとんどの公共交通、飛行機とか新幹線、高速バスも減便でした。この減便、どのような理由で減便されたと町長は考えられますか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 減便ということでありますが、往来の禁止といいますか、そういったことを気にしての減便ということであります。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) 在来線は確かに運行されていたかもしれませんけれども、連休中の車両を御覧になったことがあるでしょうか。ほとんどお客様、姿が見えなかったと思うんです。それを散歩の途中であるとか、畑仕事、それからごみ捨ての途中に見られた方が、本当に乗ってないのにもったいないな、そういう声を私もたくさん伺いました。このことについて、ちょっとどう思われておられるのか、町長の見解を伺いたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 私もスーパーはくとでありますとか、それからいなば、ちょっとはくとは見にくいんですけれど、いなばはちょっとよく見えます。1両にお二人とか3人とか、一瞬のことですからもっと乗っておられたかも分かりませんが、ただやっぱり少ないなというふうには見ました。
先ほど申し上げましたように、基本は圏域を越えての往来ということですので、在来線と考え方は確かに違うと思います。そういった中で鉄道関係につきましては、それこそ社会安定の維持から必要な公共交通機関だということで、
新型コロナウイルスの対策本部が決定されたことをもとに、鉄道事業者が対応されたということでありますので、そのあたりは森議員にも御理解をいただきたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) この期間、やずバスは一部運休したと私もフェイスブックか
ホームページか何かで確認をしました。やっぱり、この時期の運休はよかったのではないかと思います。この不要不急の外出を避けるということは、一種の私は災害だと思います。災害には、災害に対応した運休が望ましいというふうに思います。先ほど御理解くださいと言われましたが、なかなか理解が私は難しいなというふうに思いました。
それでは、次に5番目の学校教育のことについて伺います。
学校の授業や行事など、実施できないことがあるというふうに様々伺いました。ただ、学び残しや教科の遅れがないということを伺い、ちょっと安心をしたところです。
では、2学期以降、1学期にできなかったこと、例えば修学旅行でありますとか遠足、規模を縮小しての運動会等、できることがないのか。あくまで現在の状況、これ以上悪くならないというような仮定なんですけれども、そのあたりを伺いたいと思います。教育長に伺います。
○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。
○教育長(薮田邦彦君) お答えをいたします。
運動会は、中学校は秋、9月の第一土曜ということで予定をしております。修学旅行は、小学校ももともと秋ですので、そこで予定をしたいと思っていますし、中学校も春の分は9月に延ばしております。ただ、中学校は東京方面ということでありますし、小学校については京阪神ということですので、そちらの状況によっては行くことができないということも想定をされるわけであります。
ただ、それに代わる何かということで、極端な話ですけれども、小学校は1泊2日ですので、県内にでもどこか行ってもらうというようなこともありなのかなというようなことまで今ちょっと検討をしているところであります。
中学校については、東京方面は駄目だということになりますと、かなりちょっと行き先も絞られますし、所帯も大きいので、どのように予約が取れるのかというような話にもなりますので、ぎりぎりまで待ってみたいというところであります。
それから、学校行事でもろもろできていない部分というのは、まず、今学期、1学期については、なるべく教科の授業を進めておいて、2学期にそういったできなかったものというようなものを若干でも取り組めるといったようなことを考えていきたいというところを思っておりますけれども、地域の行事との関連とかいろんなことがありますので、学校の一存ではいかないという部分も中にはあるということであります。
したがって、そういった調整もしながら、本来、いろんな学校行事の中で子どもたちが育っていくというところが、結局そこのチャンスを失ったという部分がありますので、ぜひそういう機会を与えるというような思いで取り組んでいきたいという、そんなことを考えているというところであります。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) 先ほど、小学生については1泊2日、県内でというようなことを考えておられるということを伺って、ちょっと安心しました。今こそ県内観光をという声があるのは教育長も御存じかと思います。新聞等にも、県内の観光地が掲載されていたこともございました。ダメージを受けておられる県内の宿泊施設でありますとか観光地に行くことで、改めて鳥取のよさに気づくような経験を、私もぜひ子どもたちにはさせてあげたいなというふうに思っております。
中学校についても県内で、例えば自分たちでグループに分かれてプランを立てて、そこに行くというようなことができれば、思い出づくりというふうなことにもつながって、また、県内の施設の応援にもつながるかと思いますけれども、中学校についてもうちょっと具体的に考えてみてはいかがでしょうか、教育長に伺います。
○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。
○教育長(薮田邦彦君) ちょっと今の段階で確定的に申し上げることはできないという前提があるかと思います。観光も6月19日以降に徐々に解除方向といいましょうか、緩和方向ということが予定をされているということで、これはあくまでも現状の感染者の状況が続くという前提に立っていると思います。
したがって、そこがどうなるのかという心配があるわけでありまして、中学校の場合、県内というのももちろんあるんですけれども、それは比較的行きやすいということがありますので、したがって、いわゆる集団での思い出づくりというような部分も含めて、東京方面で非常に楽しみにしていますので、子どもたちは。今回も実は飛行機往復で行っていたものを新幹線を使うということで対応するようにしています。ぜひ、何とかそちらで実現してわほしいなというのが思いですけれども、いよいよそれは駄目だというときに、次善の策として何ら考えるとすれば、それかなと思いますが、日程的な部分で御案内のとおり3年生ですので、当然高校受験ということがあります。したがって、そんなに後ろには持っていけないわけですから、そのあたりの日程調整といったようなことも絡むと思いますし、ただ、少なくとも何らかの形でやってほしいなという思いは私は持っているということをお伝えしたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) 現在、部活動の発表の場がないということが、すごく子どもたちにとってかわいそうかなということも思いますけれども、中学校の部活動の場として、今現在、鳥取県では何か計画があるのでしょうか。そのあたりのことを教育長、お分かりの範囲で教えていただきたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。
○教育長(薮田邦彦君) 最初の答弁でも申し上げましたんですが、鳥取県の中学総体というのは、7月18、19の土日のあたりのところで計画をされておりました。したがって、そこは空いていますので、そことその次の週あたりを使って、東部、中部、西部でそれぞれ大会をしたいということで、今計画をされています。このことは、既に5月7日付で東部地区の中学総体が中止せざるを得ないというお知らせを保護者にしているわけですが、その中で7月18、19日に延期をしてやりたいということをお伝えしております。
したがいまして、体育会系のほうはここでやれるということがあるわけですけれども、吹奏楽ですとかそういったところが発表の機会、秋の八頭郡の各中学校が集まって文化祭をするんですけれども、弁論と吹奏楽とコーラスとといったようなことをするんですけれども、それができるのかできないのか、そのあたりもちょっと心配でありますけれども、何らかの形で発表の場が持てればいいなと。ただ、モチベーションの高い状態で発表の場が持てればいいなということを思っているところであります。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) それでは、小学校、中学校も通してなんですけれども、秋以降の行事というのは、まだ具体的には確定はしてないんでしょうか。11月3日ですか。発表会ですかね、文化祭等も含めた秋以降の学校行事について、ちょっと伺いたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。
○教育長(薮田邦彦君) 現段階で確定しているということではありません。予定しているものをこのままの状態でいけるのであればやっていくということになるんだろうと思うんですが、ただ、そうは言いましても8月1日以降も間隔を2メートル開けてねみたいな話が今の国の指針の中で残ってくるというように思っています。
したがって、そういったいわゆる密集を避けるという意味でクリアできないということになれば、やれないということになりますので、そういったあたりはどの程度緩和されてくるのか、そういったこともぜひ注目をして、何とか予定しているものはできるような形で取り組んでいきたいなということを思っていますし、それから子どもたちにとりましても、いろんな意味で成長の場でありますので、やっぱりそういう機会を奪いたくないなという思いもありますので、ぜひやれることはやりたいというように思っております。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) 先ほど、教科は遅れていないということで安心をしたところですが、教科も大切なことなんですけれども、やっぱりあくまで育てているのは子どもですので、心も同時に育てる必要もあります。様々な経験や体験を通して、子どもの心というのは育まれるのかなというふうに思いますので、ぜひ、先ほど教育長の答弁にもありました成長の場でもあるいろいろな機会というものを少しでも残して、子どもたちに経験をさせていただきたいというふうに思っております。このことについて、何か教育長あれば。
○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。
○教育長(薮田邦彦君) 教科は教科で問題なく進ませてもらっていますが、これも今の状態が続くということが前提でありますので、突然また臨時休業だということになりますと、そこで止まってしまうわけですね。なるべく、そういったことも考えながら進めていきたいということを思っているわけですが、教科以外に総合という部分が御承知のとおりかと思います。そこに例えば、中学校ですと企業の皆さんに大変お世話になりまして、中学2年生が職場体験に出かけておりますが、これも今年、中止ということになっています。ここは戻しようがないですね。そうすると、その総合の時間に充てていたそのものをどう違うものを持ってくるかというような、100%代わるものはないわけでありますので、そういったことをどう工夫していくのかというのは、これからの大きな課題だろうと思います。
したがって、いろんな機会を捉えて、チャンスをつくりたいということを思っていますけれども、全く同等のものというわけにはいかないので、そこだけは御理解をいただきたいというように思っています。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) 中学2年生ですかね、行っている職場体験は、今までの規模ではできなくても、例えば職場見学ぐらいならできるんじゃないかなというふうに思いますけれども、ちょっと数人のグループで落ち着いた頃にどこかの町内の職場にお邪魔して、お仕事の様子を見るというようなことも、事業所の理解とかあればできるんじゃないかなというふうに、今ふと思ったんですけれども、このあたりいかがなんでしょう、難しいでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。
○教育長(薮田邦彦君) ここまで私が承知をしておりますのは、それぞれの事業所の皆さんと一定的にはいろんなお話をしながら本番を迎えるということで、相当な準備に時間をかけてきていると思っています。
したがって、この状態ですので、制限なく行ったり来たりできるという状態になるのであれば、それは全く問題ないんでしょうけれども、皆さんそれぞれ生活がかかっているわけですから、運悪く症状のない保菌者がいたということなりますと、それは死活問題ということになってまいりますので、そのあたりも考えていかないといけないんじゃないか、出かけていきますものは。したがって、そこは慎重にならざるを得ないのかなということは思います。
ただ、もし仮に状況が好転して、そういったことを、ええで、受け入れたるでというようなことで言ってごされるのであれば、それはそれで可能かと思いますけれども、そのあたりの調整は必要というように思います。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) それでは、2番目の質問に移りたいと思います。
情報発信について。町の情報発信の方法は、先ほどからもありますが町報、そして朝晩の行政無線放送、
ホームページ、
ケーブルテレビがあります。中でも年々アクセス数が増えている
ホームページは、多くの方が利用されておられます。このアクセスの数が増えても、より多くの人に大切な情報が届いているのか、ちょっとその辺り疑問もあります。そして、大事な情報というものは、多くの人に届く必要があると考えます。
ケーブルテレビの加入率もなかなか伸びていないのが現状、思い切った対策も必要ではないかと思っております。また、連休中に外出自粛要請が出され、5月の初めでしたか、町報を丁寧に読んだという話も何名か伺いました。大切な情報を得られるもので充実が求められています。本町の情報発信をさらに充実させるような計画はあるのかどうかを町長に伺います。
①先ほど伺いましたが、
ケーブルテレビの加入率の進捗状況は。
②現在の情報発信を踏まえて、今後の検討課題は。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 2点目に情報の発信についてということでいただきました。
ケーブルテレビの加入率の進捗状況はということであります。
加入状況につきましては、光ケーブルの引込み世帯、5,793世帯のうち、現在2,171世帯、37.5%の世帯で加入をいただいております。
ケーブルテレビを整備しました平成23年4月に目標値といたしまして、加入率37%の目標で総務省に申請しておりますので、目標値は達成しているところであります。
令和2年4末現在、新築住宅につきましては、ほとんどの世帯で
ケーブルテレビに加入をいただいているところでありますが、独り暮らし世帯、高齢者世帯、空き家も多くなっており、町内全体から見ますと加入率は若干の増加という状況にございます。また、現在、全関西
ケーブルテレビジョンでは、八頭町誕生15周年新規加入キャンペーンとして、加入料金や月額料金の6か月間無料キャンペーンを実施しており、加入件数が増加しているところであります。
コロナウイルスの
感染症対策で介護予防
体操や啓発番組等も放送しましたが、これからは屋外での様々な取材ができると思います。今後も八頭町チャンネル番組の充実を図り、加入率向上に向け努力をしてまいりたいと考えております。
次に、現在の情報発信を踏まえて、今後の検討課題はということであります。
近年はインターネットを活用する方が多くなり、町の
ホームページのアクセス数も年々増えている状況にあります。今後、SNSも含めまして、行政情報や観光、イベント情報等の情報発信を積極的に行い、タイムリーな情報をお届けできるよう努めてまいりたいと思います。
なお、防災行政無線、町報につきましても、重要な情報発信ツールとして、引き続き丁寧な情報をお届けいたします。課題といたしましては、先ほどありました
ケーブルテレビのコミュニティチャンネルの充実と加入促進であります。今後も加入促進を図り、地域の皆様方に楽しんでいただけるよう、また行政情報を適時にお知らせできるよう、
ケーブルテレビの充実に努めてまいりたいと考えております。
最初の答弁といたします。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) 4月、5月の外出自粛を受けて、自宅で過ごされた方は多くの方がテレビを御覧になっていたかと思います。イベントがなかったので
ケーブルテレビの番組が再放送をされていました。先ほど、37.5%の加入率ということでしたが、こういうときこそ
ケーブルテレビの加入率を伸ばす時期ではないかなというふうに思います。
先ほど、町長の答弁にもありましたが、この6月号、5月号の町報にもありましたか、八頭町合併15周年記念加入キャンペーンを9月末まで実施中というのが、ちょっと小さいような感じもしますので、もう少し大きくしていただくとか、9月末まで期間がありますので、各公共施設にちょっとポスター、チラシなどを貼るとかというようなこと、そういうことは検討がなされないのでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 半年ということでキャンペーンを打っていただいております。もう少し期間もありますので、ポスターまではどうかと思うんですが、改めて広報にも掲載させていただきたいと思います、目立つようにということで。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) 目立つように、よろしくお願いします。
あと、目立つようにといったらあれなんですけれども、この
ケーブルテレビの番組表も
ホームページでダウンロードができるわけなんですが、週に一度出される番組表、紙にしたものが欲しいと言われる方も時々あります。こういう方には、私もできる範囲でお配りしたり、お渡ししたりはするんですけれども、例えば公共施設に数枚ずつでも置いていただく、印刷されたものをこうして書類の棚ですか、あそこに置いていただくというようなことがあれば、加入されてない方でも手に取って、こんな番組がしょうるんかというようなことが分かるかなというふうに思うんですが、番組表の紙ベースについて、ちょっと町長に伺ってみたと思います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 紙ベースでというお話であります。広報で申し上げますと、一月に一度でありますので、番組につきましては週単位ということになっております。
ホームページ、それから録画される方は画面で見ることが、録画画面ですね、選択ができる、毎日でも出てきますので可能かとは思いますが、ちょっとそこの紙ベースの部分は研究させていただかないと、この場でどうこうと、ちょっと控えさせていただけたらと思います。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) ぜひ研究してみていただきたいなというふうに思います。
それと、5月の町報には、第2期の八頭町総合戦略が2面、3面にたくさん載せられていました。その中で幾つかちょっと分かりづらい横文字がありました。例えば、ソーシャルメディア、ワーケーション、アーティストインレジデンスなど、ふだん町民の方が読んでおられて日常接しないこの言葉、そして今回の
コロナウイルスの感染症のことについても、
フレイル予防などもあって、ぴんとこられない方も多数あったように聞いております。そうした横文字への配慮が町報には必要になってくるのかなというふうに思いますけれども、その辺りについて町長の見解を伺いたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 今日、総合戦略の総合計画持ってきております。これには末尾にそういう横文字の説明書きがしてあります。読まれる方、いろいろございますので、そういった面ではどの年代の皆さんが読まれても分かるような形ということで、注書きをするとかそういった配慮が必要なんだろうというふうに思います。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) 前段にもお話ししましたが、自宅で過ごされた期間に5月号の町報を丁寧にに読まれたと言われた方が数名、私もお話を伺いました。そんな中で、これってどんな意味なんだろうというふうに聞かれたのが、先ほどの言葉であります。ソーシャルメディア、ワーケーション、アーティストインレジデンス、ぱっと聞いたらなかなかすぐに答えも難しいので、ちょっと注意書きがあるとうれしいかなというふうに思ったところです。
また、
ホームページのことに移りますけれども、アクセス数が昨日現在、深夜の12時頃ですか、236万6,743件でありました。この数字は、いつからスタートした数字なんでしょうか。ちょっとその辺りが分かれば教えていただきたいと思います、
ホームページのアクセス数について。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) ちょっといつ開設したとかいうのは、ちょっとここでは手持ち資料がございませんのでお許しいただきたいと思いますが、以前に比べまして
ホームページでも本当に多くの皆さん方に見ていただけるようになったというふうには思っております。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) 私も最近ちょっと気にしておりまして、すごく大きな数だなというふうに思ったところです。私自身も一日に1回、多いときには2回ぐらい町の
ホームページを見ることがあって、このアクセス数には、この3年ぐらい大きく貢献しているかなというふうに思っておりますが、全く見ない、見られないという方も多々あると思うんです。このいろんなところで
ホームページを御覧くださいというふうに言われるんですけれども、見られない方への対応というのは、町報であったり防災行政無線であったりすることで十分であるというふうにお考えでしょうか。この辺りをちょっと伺ってみたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 今日の奥田議員の午前中の質問等も重なると思いますが、高齢の方々だと思います、総体的には。
ホームページであったり、それから
ケーブルテレビも接続しているおうちであれば、見ていただけるということになるんですが、残りの媒体というのが、言われましたように防災行政無線であったり、それから広報やずというところであります。
そういった部分についての充実といいますか、そういったところで対応していくしか今のところはないんじゃないかなというふうには考えております。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) 2018年度の総務省のデータによりますと、インターネットをされると言われる方は、79.8%あるそうです。その中でもパソコンとかスマホというのがほとんどで、2018年ですので今はもう少し増えているかというふうに思います。
このインターネットをされる方の多くは、10代から50代ぐらいで、90%に上ると書かれていました。そして、60代では76.6%、70代では51%、そして80代の方になると21.5%と、年齢が上がるにつれてインターネットをされる方というのは少なくなっております。
八頭町の高齢者の方の人口というのを調べてみました。5,688人でおよそ32%となっております。この大事なサービスが必要な高齢者の方に情報が届きにくいのではないかというふうに思いますけれども、例えば独居の方などはなおさらかもしれません。この辺り、独居の高齢者の方への対応というのは、どのように情報発信をしていくのか、訪問をしながら様々な情報を提供するということもいいのかなというふうに思うんですけれども、そういったことは難しいのでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 見守りとかそういった部分についての対応は可能だと思います。ただ、そういった情報ですね。そういったときに情報をお知らせするということは可能だと思いますが、その情報のみでということにはなかなかならんだろうと思います。
そういった面からしますと、防災行政無線であったり、先ほど5月号、しっかり読まれたという方もあったようですが、そういったものの充実ということに、先ほど答弁したとおりになろうかと思います。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) こういう状況で独居の方、高齢者の方への見守りであるとか訪問ということが大切になってくるかと思うんですが、ぜひ、防災無線も聞きづらいこともあるんですよね。朝おられなかったりされる方もあるんですが、耳が遠くて聞こえないと言われる方もありますので、しているから届いているというのは、そういうことではなくて、やっぱりいかにして確実に情報を届けるかということに重きを置いていただきたいなというふうに思います。この辺りのことについて、町長の見解を求めたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 放送したから、それこそ伝わっているというふうには考えていないわけでありますが、でも最低限そういった放送なり、それから広報という媒体の中で皆さん方にお知らせをということであります。
いずれにいたしましても、丁寧なお知らせということが重要だとは思います。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) 私、いろいろ考えてみますのに、情報の共有で大切なことの一つとして、日々のコミュニケーションもあると思っています。先ほど、丁寧に説明していくというふうに言われましたが、一人一人の口コミというのもかなり大きな情報源かなというふうに思います。前段にも話をしましたが、畑仕事をしながらとか、ごみ捨てのときに会話をしておられる方の姿も見るわけですけれども、そんな中で、昨日こんな放送があったよとか、町報にこんなことが書いてあったというような、町のことを共有できればいいのかなというふうに感じました。
中でも大事なことは、挨拶、今日はやずっ子の日なので、朝スクールバス乗り場へ行ってみました。数名の子どもが、子どもたちのほうから挨拶をしてくれて、気持ちよい朝を迎えたことを感じました。
庁舎内はいかがでしょうか。庁舎を訪れる方の住民サービスの提供、充実、それから安心の第1歩は、私は挨拶かなというふうに思うわけですけれども、この辺り、町長は心がけておられるのか、ちょっと伺ってみたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 朝、通勤のとき、駐車場から庁舎に入るまで、中学生であったり高校生であったり、それこそ名前は知らないわけでありますが、挨拶をお互いにします。それから、庁舎の中では無論、窓口の職員に対しては、いらっしゃいませ、おはようございますということは言っているというふうに思っております。ありましたように、挨拶というのは非常に大事だと思いますし、それこそ一日が極端な話が、挨拶から始まるんだろうというふうに思います。
情報の共有という一つのキーワードといいますか、頂きました。それは、住民の皆さんもそうだと思いますし、私ども行政に携わる者もそうだと思いますので、そういった面では一緒になって共有化といいますか、そういうことを上げていければなというふうに思います。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) 今朝、そうやって中学生、高校生と挨拶を交わされたということで、何かほっとしました、よかったです。
挨拶で始まって、一日というのは挨拶で終わりますよね。お休みなさい、さようならというような挨拶で終わると思います。密は避けないといけない状況がまだまだ続くのかなというふうに思いますけれども、人を避けてはいけないと思います。アクリル板があっても、庁舎に来て話を聞いてもらってよかったとか、相談してよかったと思えるようなサービスを今後期待したいと思います。
この辺りについて、町長、行政サービス、アクリル板があるけれども、心に壁はないのかどうか、ちょっと伺ってみたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) アクリル板はさせていただいておりますが、決して隔離しているというわけではございません。便宜上、設置させていただいているというところでありますので、職員もアクリル板のない状態での、あっても対応というふうには考えております。
○議 長(谷本正敏君) 森議員。
○5 番(森亜紀子さん) まだこのような時期、社会には目に見えないウイルスの不安というのがあるわけですけれども、少しずつ日常というのが規制緩和であったり買物であったり、戻りつつあるのかなということを感じます。
御覧になっていると思いますが、田植が終わった田んぼ、それを見るとちょっとほっとされる方も多々あることと思います。こうした落ち着いた生活が少しでも早く戻ることを祈念いたしながら、私の一般質問を終わります。
以上です。
○議 長(谷本正敏君) これにて、5番、
森亜紀子議員の一般質問を終わります。
◎休 憩
○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。
再開は、3時から再開します。 (午後2時49分)
◎再 開
○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
(午後3時00分)
○議 長(谷本正敏君) 次に、11番、髙橋信一郎議員の質問を許しますので、登壇願います。
◎髙橋信一郎議員質問
○11番(髙橋信一郎君) 昨日、お隣、智頭町の選挙も終わりまして、新体制でスタートされるということになりました。私も枯れ木も山のにぎわいみたいな格好でちょっと顔を出させていただきました。おかげで昨日も行って、ちょっと疲れとるんですが、最近、吉田町長さん、ちょっと元気がないなとずっと感じて実はおったんですが、吉田町長も智頭のほうに行かれて応援演説をされました。あれ聞いたときに、私も本当にびっくりするほどの力強い演説だったもんですから、えっと思ったんですが、ぜひああいう元気な姿を八頭町民に向かってもされたらいいのかなと思いましたんで、取りあえずエールを送っておきます。
それで、今日の話は、歳入、特に自主財源の確保について、それに向けた質問でございます。財源の確保というのは、人口減少、高齢社会において、全国どの自治体もほとんど同じ悩みを持っておられるというか、共通する課題でございます。前回の質問では、私は八頭町総合計画後期基本計画を見て、あれ普通役所がする当然の行政サービスが書いてある。各課の業務文書を並べただけじゃないかというような疑問を投げかけたわけですが、今回は、それを進めて次の2点について質問します。
一つ目が、人口減少、高齢化社会において、歳入、財源の確保はどこの自治体でも大きな課題となっております。そうした中、地域の環境を生かした活性化、サービス向上のためにも、依存財源に頼ることなく自主財源を確保することの大切さは今さら述べるまでもございません。
第2次八頭町総合計画後期基本計画を見ましても、問題の打開策には少し遠いかなと私自身は感じたんですが、自主財源確保のため、投資的な対策を具体的に提示願えたらと今日は思っております。
次に、2番目として、1番目の質問に関連するんですが、上記の財源確保の一策でもあります観光産業についてですが、八頭町でも観光協会を主体に取り組まれておるところでありますが、現行の業務形態を来年4月から法人化、一般社団法人ということですが、されると聞いております。
それで、これに向かうことの意義、何がどう変わるのかについてお伺いしたいと思います。
以上です。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) それでは、11番、髙橋信一郎議員の一般質問についてお答えをいたします。今回は、歳入の確保対策についてということでいただきました。
まず、自主財源確保のための投資的な対策を具体的に提示願うということであります。本年度の一般会計予算におきます主な歳入の財源につきましては、例年どおりになりますが国庫補助金、また国庫支出金、さらには国の交付金や支出金、そして町の財源の大半を占めます地方交付税、さらには地方譲与税、そして町債など、俗に言います依存財源でありますが、これが80.4%、8割を占めているのが現状であります。自主財源といたしましては、町税で12億9,500万円余、分担金・負担金、3,200万円余、手数料等、6,700万円余、財政調整基金での繰入金が4億7,000万円余、諸収入は2億2,600万円余であります。
また、八頭町の財政力指数、御存じだと思いますが、0.23と財政力の低い指数が如実に表れているのが現状でもあります。
自主財源で大半を占めますのが町税でありますが、町民税、固定資産税等の税収は現状から見まして大幅な増額が見込まれませんので、税等の徴収強化を図る必要があるとは考えております。
また、当初予算ベースでは計上いたしておりませんが、前年度のふるさと納税によります寄附金が5,750万円余ありました。ふるさと納税による寄附金は年々増加傾向にあるものの、約束された財源ではなく、今後の財政運営をしていく上では難しい財源でもあると考えております。
いずれにいたしましても、今後多くの自主財源が見込めない状況が続くと思われますので、歳入、歳出の両面から見直しを行い、効率的な財政運営に取り組む必要があると考えております。
次に、財源確保のの一策でもある観光産業についてということでありまして、観光協会を法人にすることへの意義と問題点、その後の体制と戦略についてということであります。
法人化する目的といたしましては、主催旅行や各種の契約行為を行えるようにすることと考えております。主催旅行は、1市6町で組織いたします麒麟のまち観光局でも取り扱っておりますが、観光局では鳥取砂丘を主とした広域的な旅行を志向する団体、個人を主にプロモーションする傾向が強いと思われます。八頭町の観光協会では、八頭町ならではの自然、文化、歴史などの体験や、地域、人との交流等の個人向け旅行商品の醸成、プロモーションを主として相互に補完するような形を模索していくものと考えております。そういった面では、季節ごとや定期的な八頭町への訪問など、継続的に八頭町と関わりを持ち続ける関係人口の創出、拡大にも力を入れていただけると期待をしております。また、酒販免許の取得等による町内商品の販売など、旅行販売を補う収益事業にもより一層力を入れていきたいと伺っております。
課題といたしましては、取組の核となります組織体制の確立、主に旅行商品の造成、販売、物販の販路開拓などにたけたキーマンの存在、人材育成とスタートアップ資金が必要となることが上げられると思います。組織体制、資金など最小限でのスモールスタートを見込んでおりますが、いずれにいたしましても連携を図りながら取組を推進していただけたらと考えております。
最初の答弁といたします。
○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。
○11番(髙橋信一郎君) それでは、初めに最近といいますか前々からですけれど、常にお金がないないという話をよく皆さんが聞かれるわけです。当然、住民の要望も多いですし、特にここんとこ扶助費といいますか、いわゆる民生費が急激に増えてきておるという実態もあります。
つまり、お金がないということは、これ専門用語なんですけれど、標準財政需要額、つまり八頭町が必要とするお金に比べて、国から受け取る依存財源の地方交付税あたりですね、これが足りない。要するに、歳入、歳出のバランスはあまりよろしくないと、住民の要望なんか一々聞いとれんなんてことは多分口が裂けても言えんわけですが、そういう状態にあるということでしょうか、現時点。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 最初に言われましたように、扶助費の増額しているということは私も承知をいたしております。一つとして、福祉事務所を開設したということがあります。そのことによりまして生活保護の事務を町村で取り扱うようになったということでありまして、それまでは県の事務ということでありましたが、その辺りが大きく影響しているというふうに思います。
先ほど言われましたのは、財政力指数の関係のことだろうと思います。うちの場合は0.23ということでありまして、言わば俗に言います自主財源が少ないということになるわけであります。財政力の指数が1.0ということになれば、無論財源に余裕があるということでありますし、不交付団体というのもございます。最近では、ちょっと今はどうか調査しておりませんが、県内では日吉津村が不交付団体というような時期もございました。したがいまして、極端な話ですが、0.23ということは年々今下がりつつあります。うちよりまだ低い町村もあるわけでありますが、本日の質問の課題になっております自主財源の確保というのは、それぞれの町の本当に大きな課題だと思います。そういった中で、今、コロナ禍ということでありますが、来年の地方交付税、これは大きくこのことが影響してくるというふうには思っております。
○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。
○11番(髙橋信一郎君) 私が心配しておりますのは、いまいまの収支がよろしいんかと思いますけれど、やっぱり基金のほうに手をつけておられる部分がある。だから、ちょっと心配だなという思いをしとるわけです。基金に、貯金に手をつけるということは、金がないからですからね、要は。だから、そこんとこを町の経営者たる町長としては、しっかり見極めていろいろ財政運営進めてほしいんですが。
地方創生とか、それから八頭町独自の発展とかよく聞くわけですが、地域の特徴とか自分たちのカラーを出しながら、やっぱり魅力のあるまちにしていかんことには、どうしても人が寄ってこないということがあります。
それで、やっぱりそれには自由に使える、自分たちの自主財源を増やさなければならないと。国のひもつき予算ばっかりでは駄目だということであります。
ところが、いかんせん、八頭町の人口は減り放題に、減り放題という言い方はちょっと厳しいかも分からんですけど、なっとるわけです。では、これを要するに人口をどうするかという話になるんですが、ちょっとエピソードなんですけれど、この間、私の知り合いに運送屋さんがおられるんですが、実感として、今年になってから香典返しが減っているそうなんですわ。私、それコロナのおかげで家族葬が増えたからじゃないのと言ったんだけど、いや、そうじゃない、やっぱり減ってるよということで、この間がずっと新聞見とったんです、お悔やみ欄。そしたら、確かに八頭町の亡くなられた方が、ずっと出てないんです。へえと思いまして、自然減が、人間に対して自然減という言い方はようないかも分からんですけれど、そういうのがだんだんちょっと落ち着いてきたかなという感じも出ております。
でも、そういう自然減、人口減少が緩やかになったところで、人口を増やして納税者を増やさんことには、自主財源は増えないわけであります。だから、国の言われるままにならないように、全国一律のまちづくり、何の変哲もないまちづくりみたいなことにならないように、どうしても人口減少対策というのは、打っていかなければならん。それにはイコール地域活性化対策なんですけれどね。そこんところがもうひとつ総合計画ではちょっと弱いかなという感じがしております。もっと具体的に踏み込んで、どうだということを言われていってほしいわけなんです。
それで、町長にちょっと伺いたいんですが、人口減少の歯止めは難しいと、どっちかいうとあまり打つ手はないなと諦めちゃおらんけれど、流れには逆らえない、本音としてはそういう気持ちなんでしょうか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 人口減少になかなか歯止めがかからないというのは、やっぱり中山間地域のまちの大きな一つの課題だと思います。前段に自然減少ということがございました。それから社会減のお話もございました。戦略では、いろいろと計画を立てて、それに向かって行ってきたわけでありますが、なかなか目標の数値に、人口的な部分でありますが、達していないというのが現状であります。
実は、今年の10月は国勢調査の基準日になっております。5年の一度でありますが、5年に。平成22年、平成27年、そして令和2年ということになるわけでありますが、今のところは国調の数字ということをしっかり見極めたいというところでありますが、いずれにいたしましても、人口減少対策に結びつくような形での総合戦略、あるいは総合計画になっておりますので、できることから一つずつ通り一遍ですが、取り組んでまいりたいというところであります。
○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。
○11番(髙橋信一郎君) なっておるということは、要するに町長公約の住んでよかったまちづくりにつながってきておるということでしょうか。現時点の御自分の評価は、なっとるということでいいんですか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) よく評価のことを伺いますが、評価というのは皆さん方がされるものだというふうに私は思っております。
○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。
○11番(髙橋信一郎君) それ、ずるいですよ。だって、職員に対しては勤務評定されているでしょう。自分だけ評価を受けないなんていうのもちょっとおかしいかなと思うわけです。いいんですけどね。
それで、やっぱり住んでよかったと思うのは、お付き合いする周りの人の人間関係もあるんですけれど、やっぱり生活の利便性が悪いからだと思うわけです。昔なら跡継ぎですか、長男さんね、私にもマージャンのルールじゃないですけれど、私も長男縛りみたいなことで家に残ったその一人なんですけれどね。ところが近年は、その長男縛りも聞かんようになった。というのが、不便だからですね。どこの村々、もうみんなぽつぽつぽつぽつ家も減り人も減り、だんだんそうなってきとるんです。それやっぱり、一番の要因は、不便だということだろうと思います。
町長の認識はそういうことで、私の認識はそうなんですけど。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 言われますように、利便性というのは本当に大事なことだと思います。そういった中で、若い人は便利なまちといいますか、そういったことを求めているんじゃないかなというふうに思います。
ただ、田舎は田舎のよさがあるわけでありまして、今は推進しております、
まちづくり委員会、住み慣れたところでいつまでも元気でというようなことで取組をさせていただいております。
二極化ということになろうと思いますが、一つは高齢者の皆さん方は、こういった田舎での暮らしを楽しいといいますか、そういうように思っておりますし、また、若い人は、先ほど言いましたように便利なまちに住みたいというようなことがあるんではないかなというふうに思っております。
○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。
○11番(髙橋信一郎君) やっぱり、そういう気持ちだけでは、人は残ってくれないんです。要するに。ここから先、私これからちょっとずつ提唱してみたいんですけれど、今、皆さんがそれぞれの地域に住んでおられて、一日の生活が完結できる状態にあるかどうかなんですわ。要するに、これは生活圏の構築という話になってくるんですけれども、よく考えたら何か足らんもんが結構あると思いますよ。私、頭の中で描いたんです。そしたら、やっぱり交通事情が1番、それからレストランや喫茶みたいなこともある。それから、生活用品や食料品、それからそれらの買物できるお店がある。そういうものが近くにあるということが前提ですし、それから学校があり保育所があり、病院や診療所もある、郵便局もあれば役場もある、あとガソリンスタンドとか、それから床屋さんなんかも、ああいうのもいわゆる生活していく上で皆さんが利用されるところだと思いますけれど、私としたら、それに加えて一杯飲み屋さんでもあれば御の字かなという感じがしとるわけですけれどね。
今、ざっと言った施設を上げましたけれど、つまり生活の不便のない小さな生活圏、拠点づくりをしてはどうかという話なんです。せめて、八頭町も地域を選定して、実験的にでもやられたら、特区という意味じゃないですけれど、やられたらどうかなと思っとるです。
今は、郡家の中心部以外は、さっき言いましたように、そういった店、施設が、何かが欠けとるわけです。だから便利が悪くて市内に転居してしまわれる。人間関係で、ここの地域嫌だから出るっていう人はあまりいないと思いますんで、そういうことだろうと思います。
だから、勤めのほうは、これは町長も私も前から、その辺の意識は一致しとるんですけれど、勤めは鳥取市のほうでベッドタウン化、そういう感じでもいいんですけれど、こちらのほうは。ただ、勤めは鳥取でも、こっちのほうで一話完結の生活ができる拠点づくり、生活圏ができたらいいなというふうに思っておる。それが、私は人口の減少の歯止めになるんではないだろうかなと思っとるとこです。
それで、町長にそういう生活圏、いわゆる拠点づくり、小さなもんでもいいですけれど、ちょっと試験的に取りかかってもらえたらなと思うわけですが、どうですか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) ちょっと拠点づくりの意味合いがしっくりこない面があるんですんが、いろいろ拠点もあると思います。俗に言うコンパクトシティというようなこともございますし、また、先ほど申し上げました福祉のまちづくりも、これも一つの拠点づくりだというふうに思います。
いろんな考え方があろうと思います。髙橋議員言われましたように、八頭町でそれこそ一日の生活が完結できるかというお話でありますが、それもやっぱり考え方だろうと思います。若い皆さんというのは、無論車を持っておられて、鳥取市に出られて働く場は鳥取市でありますが、居住のところは八頭町だというようなことで頑張っていただいている皆さんもあるわけでありますので、本当に衣食住それぞれ様々な考え方がありますし、無論公共施設も八頭町にはあります、それから小学校とか中学校、保育所、そういったところも皆さん方の協力を頂いて今の姿になっているというところであります。
一つ、特区というお話もございましたし、それから先ほど拠点でモデル的なというようなお話だろうと思いますが、具体的な中身についてお話を頂けたらと思います。
○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。
○11番(髙橋信一郎君) 今ここで話すととっても時間、丸一日あっても足らんぐらいですが、また徐々にお話ししていきたいと思いますが。
話変えますけれど、今の話は当然税収の基本話なんですよね。それから、小手先と言っては何ですけれど、日々の税収増やす対策として、私、前に本庁舎の前にあった農協から寄附されたという時計、あそこにJA共済とかって入っておりますよね。あれ、役所の敷地内で、役場が個別業者宣伝していいのと言って、前に疑問を投げかけたことがあったんですが、でもよく考えましたら、私も、今はお金が足り苦しい八頭町ですから、あれ宣伝費取ったらいいのにと、逆に思ってきたわけです。
何が言いたいかというと、あれに限らず全部の公共施設、公用車を対象にした、ふだん日々乗られておる公用車、あれらを対象にした命名権設定の話です。
ちょっとそこへまた入る前に聞いてみたいんですが、中きの学校の跡、グラウンドに芝生植えられて駐車場を整備されて、あれって利用料の設定はどうだったんですかいね。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) まだ供用は開始しておりませんが、基本的には使用料という部分は取らない計画であります。
○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。
○11番(髙橋信一郎君) そこは私と考えが違うんです。結局、ああいうグラウンドとか駐車場とか整備したのは、町民全員の徴収した税金なんですよ。であるならば、僅かでもいいですから利用料を頂いて、そういった税金を拠出された方々に還元するように、普通考えられたほうがいいんじゃないかなというふうに私は思うわけです。だから、それは利用される人はただかも分からんけれど、必ずそこを整備にお金を出した人がおるということを、これが税金の流れというものですからね、やっぱり考えていただけたらと思います。
それで話は本題に戻りますけれど、この際、ちりも積もれば山という考えがあるんですが、先ほど公用車について、町内各店舗の宣伝に使っていただくという考えを最近持つようになったんですが、例えば店の名前印刷した磁石のマグネット、あのようなものでひっ付けたり剥がしたりやれば、車自体も傷つかんし、塗装する必要もないし、いつでも取替えが可能ということですから、ああいったことで宣伝に利用していただいて、命名権をどうですかということでいただくという格好にはならないですかね。何か問題ありますかね、公用車を宣伝に使ったら。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) ちょっとグラウンドのことを言われましたんであれですけれど、使用料は取らないんですが、維持管理については全て関係者という地元地域でというお話をさせていただいております。
それから、後段でいただきましたマグネット等のことは、俗に言うネーミングライツみたいな形であろうと思います。公用車についても問題はないというふうに思っておりますが、県庁に出られることがあろうかと思いますが、今、エレベーターにもしっかりと貼ってあるというような時代を迎えました。今、町では広報やず、そこで広告の募集はしております。
ただ、マグネット方式でどれだけの企業の皆さん方に賛同を頂けるかというのは、これからのことだと思いますが、企業側がそうすればメリットがあるというふうに踏んでいただければ、そういった対応ということは可能だと思います。
○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。
○11番(髙橋信一郎君) 僅かな金額でいいんです。町内のいわゆる皆さんが利用される店、1か月1,000円でもいいんですが、要するに税金増やしたいんだと言って、皆さんのサービスを維持したいんだということを、いえばパフォーマンスといいますか、そういうことをやっていただけたらな。そしたら、皆さん、なるほどなと言って思うわけですわ、頑張らないけんなということで。
それで、さらに話を進めますけれど、ここから先はちょっと大きくなるんですが、町内新規開拓するのに、前から言っとるんですが、町内で一番将来性があるのは、やっぱり歴史や文化、それから自然環境に恵まれた八東地域だと、私が八東出身だから言ってるんじゃないんですよ、ある意味半分、あるかもしれんけれど。でも、八東地域だと思ってるわけです。
今度、岩淵橋付近の道路を改良することになったみたいなんですが、あそこはやっぱり何遍も言いますけれど、清徳寺と鍛冶屋温泉の言わば玄関みたいなところです。ところがあの橋、周辺の道路を改良しても、何か片側通行でしょせん汚れた一本橋みたいなっとるわけですわ。だから、結果的には拡幅してほしいなというのが私の願いであります。それは、清徳寺と鍛冶屋温泉、そこの玄関だという感覚で観光客を呼び込む意味でもということであります。
この間、本当に駐車場に行ったんですよ、清徳寺の。そしたら、膝ぐらいの高さまでの草ぼうぼうになってるわけです。あれ、雨が降ればぬかるむしね。それで、何で、前にも言いましたけれど、さっとと舗装してあげないのか、私は本当不思議なんです。砂利は敷かれたと言ってますけれど、もう草ぼうぼうになってますからね、また。
それで、ここから先というか今の季節、珍しいヒメボタルですか、あれを見にたくさんの方が来られるわけです。私も近くの近所の田んぼにおったら、清徳寺のホタル飛んでますかって再々聞かれますしね。だから、清徳寺というのは前にも言いましたけれど、毎年2,000人ぐらい訪れる人がおられるわけですわ。だから、何が何でも舗装せんとは言われんとは思いますけれど、ぜひ改装に本当に取りかかってほしいなと思ってるところです。ちょっと話ずれちゃいましたけれどね。
それで、私が一番今回言いたいのは、鍛冶屋温泉を旧八東小学校の跡地におろせば、いろんな意味で利活用の幅が広がると思っとるわけです。では、今の鍛冶屋温泉はどうするかと言ったら、スポーツ団体の合宿施設とか、会社の研修施設なんかで改修したら、施設として活用していただけたら、それでいいのかなという考えがしとります。
それで、鍛冶屋温泉を旧八東小学校の跡地におろすと、先ほどまで話した生活圏構想の中に入ってくるわけですわ、いわゆる拠点づくりにね。それで、第1段として鍛冶屋温泉を小学校に移す。これ、多分あの辺、あの地域の人でも反対する人は誰もいないと思いますし、いろんな夢が広がってきますしね、そこから先。前にも言った八東バイパスですか、あれなんかでもつけたら、それは全然経済効果は各段に違ってくる、税収うはうはとは言わんけれど、結構助かってくるんじゃないかなと思うわけです。
町長、鍛冶屋温泉をいつも同僚の坂根議員から家賃高いって文句言われるんですけれど、あれを八東小学校の跡地におろすということをちょっと考えられないんでしょうかね。町長の判断で私はできると思いますけれどね。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) そんなに簡単な問題じゃないと私は思います。家賃の話も承知しております。今回、修復をかけるようにさせていただいております。一つ課題は、冷泉だということがあろうかと思います。40度とか50度とか、そういう高い温度であればいいわけでありますが、25度、それ以下ですか、そういったことでたいているということでありまして、効能はあるというふうには承知しております。
八東小学校へということでありますが、午前中は備蓄用の倉庫としてはどうだというようなお話もあったんですが、それこそ鍛冶屋温泉、それから清徳寺ですね、本当に小畑谷のすばらしい地域資源だというふうに思っているところでありますので、お金をかけなくてもあまり、そういった多くの人に来ていただけるような形がとれないかなというふうには考えますが。
○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。
○11番(髙橋信一郎君) 大体、経済原則なんていうのは、金が金を生むんですよ。だから、ある程度血がにじむかも分からんですけれど、そこをちょっと我慢すると、いずれはもとは取れると思いますよ。だから、何とか真剣に小畑谷の開発を町長にはここから先考えてもらいたいなと思っとるわけです。
時間が大分進みますんで、次は観光協会のほうの話にいきますけれど、また私こんなことを言ったら、協会の関係者の方に、何だ髙橋はってまた怒られるかも分からんですけれど、私、正直に言いますと、今の観光協会、はっきり言って、具体的に何をやられて、何をしようとされようとしているのか、よく分かりません。単に役所の窓口にパンフレットを置いとるだけじゃないかというふうにもとれるわけです。あまり怒られたくないんで言いたくないんですが、何でそれというふうに思うかというと、ここに今日、総会資料を持ってきとるんですけれど、今年の、これ見ても観光協会の主催する事業がほとんどないんです。事業報告見ますと、観光協会主催、どこにやというレベルなんですよね、あまりないんです。
それで、各種組織との連携とか、それからポロシャツ、Tシャツの製作とか、あと扇ノ山の山開きとかウオークしたとか、そういうのがあるんですけれど、恐らくこの各組織との連携というのも、会議に顔合わせに出ただけみたいなだろうと、言っちゃ悪いですけれど、復命書を読ませてもらったらすぐ分かりますけれど、恐らくそうだと思います。
それから、扇ノ山のことに関しても、扇ノ山ってどっちかいうと私らからすると国府町のイメージがあるんですよ、あれ八頭じゃない。いいんですけれど、そんなに心の狭いことは言いません、大きな山のことですからいいんだけれど、そういうふうに思うわけです。
それで、そのくせ名義後援という事業、これがいっぱいあるわけですわ。要するに名前を貸しとるだけ。要するに、観光協会ってネームバリューといいますか、これだけで仕事をやられてるんかなというふうに思ったわけです。町長は、そういうことを感じたことはないですかいね。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 観光協会の一番大きな仕事というのは、町におきます観光事業の推進でありますとか観光情報の発信というのが一番だろうと思います。今現在は、御存じのように郡家駅のコミュニティ施設のぷらっと・ぴあの中に入っていただいておりまして、町のほうの指定管理を受けていただいているということであります。
併せまして、若鉄の乗車券でありますとか、その回数券、定期、そして町営バスもそうですし、それからふるさと納税の返礼品の手配も向こうで行っていただいているというところです。
それこそ、名義後援でネームバリューだけではないかというお話でありますが、私は決してそうは思っていないというところであります。
○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。
○11番(髙橋信一郎君) だから、世間で言う観光協会の仕事の業務のイメージとしては、ちょっと内向き的なんです、どこそこの世話とか何とかというのはね。要するに、発信してお客を呼び込むことが主体だと思いますんで、そういうふうに力を入れてほしいのに、見たらないんです、そういうのがね、この総会資料の事業計画の中に、だから残念に思ったわけです。だからこそ、法人化にしていくのかなといって、こういう姿を変えたいがためにと思ったわけなんです。
それで、会員に対する決算書の中に助成事業というのがあるんですけれど、これよく見ましたら、この助成金、丸々八頭町からの補助金ですよね。何か、直にその方々に補助してあげればいい、観光協会の財布を通したトンネル補助みたいな感じになっちゃっとるんですよね、これ。何の意味があるのかなと思って、そこら辺りはどうですか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 人件費等は、町からの助成ということであります。また、事業については、町の委託ということでお考えいただきたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。
○11番(髙橋信一郎君) 何か、まるで共産党みたいですけれど、答えになってないですよ、はっきり言って。答えになってないですからね。
川西議員、失礼しました。
それから、営利事業の関係を見ますと、ふるさと納税のこれ手数料ですかね、これが一番大きいんですけれど、営利事業特別会計収支決算書、これ見ますと、収支差、来年へ繰り越す金額が年々たまって、今や835万円あるわけですわ。ところが、八頭町は毎年1,300万円余り、ここに補助を出しておる。何か、貯金が835万円もあるのに、1,300万円も補助金出す理由としては、ちょっとバランス悪いのかなと思うんですが、どうですか。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) ふるさと納税の関係で、積もり積もって835万円ということであります。町のほうは、基本的には先ほど申し上げましたように、人件費の部分について助成をさせていただいておるということであります。
今回、法人化のお話が出ているわけでありますが、費用がかかりますので、そういったふるさと納税の営利事業の部分を原資に取組をされるというふうに伺っております。
○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。
○11番(髙橋信一郎君) 来年4月、一般社団法人に向かうのはええんですけれど、こうした835万円を原資にしたりとか、そういったことでこれから先、法人化したら営利事業、もうける事業がいっぱいできるわけですわ、観光協会も本気でやられたら。だから、こうした835万円を原資に、これから先法人化したら、町に頼らず独立採算でやっていけるのかどうかということを、ちょっとそこら辺の見通し、立てておられたら聞きたいですね。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 法人化されて、それから先ほどありましたように旅行業とか、そういったものを本当に積極的に取り込んでいただいて、それこそ独り立ちできるような形が一番望ましいわけでありますが、今のところは少し難しいんではないかなというふうに思っております。
ただ、まだ始まっておりませんので、本当に先ほど小畑谷のお話があったんですけれど、そういったものを有効に活用していただくような旅行の案内とかしていただいて、観光協会として独り立ちできるような形になればとは思います。ちょっとしばらくこれは様子を見させていただきたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。
○11番(髙橋信一郎君) だから、私もちょっと意見を言わしていただきますと、様子見、見るのも指くわえて見とるわけにはならんので。法人化した場合の要は、やっぱり事務局なんです。組織の要は事務局、これが絶対しっかりしとかないかん。この事務局の体制、考えておられるんだと思うんですが、今、事務局長は役場職員がやられとるんですが、役場の給料で出とるわけですけれど、そういったこともどういうふうにされていくのか分からんですけれど、役場の税金をなるだけ住民サービスに影響を与えんような格好でやってほしいわけなんです。
それから、観光協会の会長職、全国的に見ても私が聞いたところでは、会長に就任されている方は、地元の商工会やでどっちかいうと頑張っておられる方、商売人さんが多いと聞いとります。というのは、自分らの商売に鑑みても、やっぱりいわゆるノウハウ持っておられる。それから、甘いも酸いも経験されて、協会運営を本気でやらないと我が身につまされるということを肌身で感じておられるからなんだろうなと私は思っとるわけです。実際、そういうことらしいですね。
八頭町の会長さん、別に会長さんが駄目って言っとるわけではないですよ。形を言いようわけですよ、今、形。法人化した後もいわゆる雇われの挨拶要員、それから名誉職みたいな格好になるんでしょうかね。ちょっとその辺の体制、教えていただけんでしょうかね。
○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 髙橋議員が言われますように、やっぱり事務局だと思います。今現在は町のほうで出向ということにいたしておりますが、これからは事務局長さんというのは、プロパーでなければならないというふうに思います。
そういった中で、会長さんのお話でありますが、法人化されてもその総会、理事会等があるわけでありますが、そういったものの提案でありますとか運営を行っていく形態というのは、基本的には変わらないというふうには考えます。
ただ、戦略でありますとかマーケティングの関係が出てまいります。それは、先ほど申し上げました事務局長、そういった方の力がなければ、そういった新たなことに取組ができないというふうに思っておりまして、会長とすれば、これからはそういった局長を営業的には補佐するような形が望ましいんではないかなというふうには思いますが、今後の検討課題だと思いますし、先ほど申し上げましたように、すばらしい事務局長に就任していただくことが、まず一番だというふうに思います。
○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。
○11番(髙橋信一郎君) 時間終わりましたんで、今日いろいろ言いましたけれど、言ったというか、言い足りんのですが、今日のポイントは、やっぱり便利な生活拠点を、小さな生活拠点でもいいですから、お試し住宅じゃないですけれど、お試し拠点を作ってほしいなということ。
それから、ちょっと余分こでしたけれど、清徳寺の駐車場、あんなのをいつまでも放っておいたら駄目ですよという話。
それから、鍛冶屋温泉を旧八東小におろして、何とかあの土地を利活用をうまくできるようにしてほしいということであります。
まんだ、私が死んだ頃になるでしょうけれど、八東バイパスの重要性のこともありますけれど、いろいろ夢を広げたいと思いますので、ぜひここから先、私もちょこちょこ言いますけれど、議論を深めていけたらと思いますんで、よろしくお願いします。
以上、終わります。
○議 長(谷本正敏君) これにて、11番、髙橋信一郎議員の一般質問を終わります。
以上で日程第1 一般質問を終わります。
◎散 会
○議 長(谷本正敏君) お諮りいたします。
本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。
よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
なお、次の本会議は、6月9日、午前9時30分から再開いたします。
(令和2年6月8日 午後3時49分散会)
会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。
議 長
署名議員
署名議員...