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令和 2年第 2回定例会(第3日目 3月11日)

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  1. 八頭町議会 2020-03-11
    令和 2年第 2回定例会(第3日目 3月11日)


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    令和 2年第 2回定例会(第3日目 3月11日)      令和2年第2回八頭町議会定例会 会議録 (第3号)   招集年月日  令和2年3月11日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  令和2年3月11日 午前9時30分宣告        (第3日) 応招議員    1番 奥田のぶよ   2番 川西  聡   3番 小倉 一博    4番 小林 久幸   5番 森 亜紀子   6番 中村 美鈴    7番 岡嶋 正広   9番 小原 徹也  10番 尾島  勲   11番 髙橋信一郎  12番 下田 敏夫  13番 栄田 秀之   14番 谷本 正敏 不応招議員    8番 坂根 實豊 出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町   長  吉田英人  副 町 長  岩見一郎  教 育 長  薮田邦彦  総務課長   髙橋和彦  企画課長兼若桜鉄道運行対策室長         川西美恵子  町民課長   山下真一  保健課長   森脇孝和  産業観光課長 谷口雅美智  人権推進課長兼八東住民課長         岡満  教育委員会事務局次長         新田弥生  社会教育課長 奥平徹  福祉課長兼福祉事務所長         西尾克志 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長 竹内美智子   副主幹 石田智子 議事日程   別紙のとおり 会議録署名議員    9番 小原徹也議員   10番 尾島 勲議員           議 事 日 程 (第 3 号)            令和2年3月11日(水)午前9時30分開議 日程 第 1 一 般 質 問 議事の経過 ◎開議宣告                    (午前9時30分) ○議 長(谷本正敏君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は13名でございます。  定足数に達しておりますので、これから3月10日に引き続き本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議 長(谷本正敏君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問 ○議 長(谷本正敏君) 日程第1 一般質問を行います。  今期定例会に1番、奥田のぶよ議員、10番、尾島勲議員、7番、岡嶋正広議員、9番、小原徹也議員、3番、小倉一博議員、5番、森亜紀子議員、6番、中村美鈴議員、2番、川西聡議員、11番、髙橋信一郎議員、8番、坂根實豊議員、13番、栄田秀之議員から通告がなされておりますので、通告順に質問を許します。  なお、本日は1番、10番、7番、9番、3番、5番の6名に行っていただきます。              (発言する者あり) ○議 長(谷本正敏君) 言いましたが。欠席です、きょうは、今のところは。              (発言する者あり) ○議 長(谷本正敏君) 欠席。通告ないけどね。  それでは、1番、奥田のぶよ議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎奥田のぶよ議員質問 ○1 番(奥田のぶよさん) 皆様、おはようございます。  1番、奥田でございます。  まず、質問の冒頭に、現在、新型コロナウイルス感染症対策で、日本が大変な状況です。一日でも早い収束が来ることを願います。また、きょうは9年前に東日本大震災が起きた日です。犠牲となって亡くなられた方にお悔やみ申し上げます。  それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告どおり質問させていただきます。  今回の定例会に1件の質問を上げています。  スポーツを通じたまちづくりについてです。  本町のスポーツ施設の環境は、体育施設の数も多く、充実しています。現在、スポーツは大会誘致など交流人口の増加が期待でき、地域活性化につながっています。まちで周遊できる仕組みに今の施設などを有効に活用していくことが重要だと考えます。  また、スポーツは健康づくりにも欠かせません。生涯スポーツを通じて元気で豊かな人生を送ることは、高齢社会にとって重要になってきています。健康な体づくりには、子どものときからが重要で、体力強化のためにも保育所や学校だけでなく、社会体育のかかわりがもっと必要に思います。  第二次総合計画後期の生涯スポーツの推進の基本方針の「誰もが生涯を通じてスポーツやレクリエーションに楽しむことができるよう、身近な活動機会と指導体制への充実を図り、健康づくりからスポーツ技術の向上まで、広くスポーツ、レクリエーションの普及に努めます。」とあります。今後の取り組みなど、5点について、町長、教育長の所見を伺います。  1、スポーツツーリズムの推進について。  2、スポーツ施設の整備、充実について。  3、健康づくり事業スポーツ関連事業の連携について。  4、指導者の育成について。  5、スポーツ団体への支援について。  以上、5点について、吉田町長、薮田教育長の御所見を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 皆さん、おはようございます。きょうから一般質問ということでありますが、先ほど奥田議員からもございましたけど、2011年東日本大震災からはや9年ということであります。本当に亡くなられた皆さん方に心から御冥福を申し上げますし、一日も早い復興、復旧を望むものであります。そして、新型のコロナウイルスのお話もございました。本当にこちらにつきましても、一日も早い終息をというところであります。  それでは、今回、スポーツを通じたまちづくりについてということで、奥田議員より一般質問をいただきました。  最初に、スポーツツーリズムの推進についてということであります。スポーツによる持続的なまちづくり、地域活性化につきましては、スポーツ庁でも推進されているところでもあります。一つとして、スポーツイベント開催による広域からの誘客。2として、スポーツのまちとしてのシティプロモーションの推進。3として、地域独自の新たなスポーツコンテンツの開発。4として、スポーツインバウンドの促進ということでありますが、地域の活性化や社会的効果、地域への経済効果をもたらすと期待をされているところでもあります。今後、八頭町といたしましても、スポーツイベントの開催でありますとか、高校や大学のスポーツサークル等の合宿の誘致などの取り組みを展開してまいりたいと考えております。さらに官民一体となって、スポーツを核とした交流スポーツツーリズムによるまちづくり、地域づくりを推進するためのスポーツコミッションの設立につきましても、調査、研究をしてまいりたいと考えているところであります。  2点目のスポーツ施設の整備と拡充ということであります。  現在、統廃合により利用しなくなりました従前の小学校を初め、中学校のグラウンド、体育館は跡地利用に支障がないと認められる場合、町内団体等へ体育施設と同様の利用ができるよう、取り扱っているところであります。今後の跡地利用の活用によりましては、施設のあり方も含めまして検討していかなければならないと考えております。状況につきましては、この後、教育長のほうで答弁を行います。  3点目の健康づくり事業スポーツ関連事業の連携ということであります。  現在行っております健康づくり事業スポーツ関連事業は、対象者が異なることから、保健課と教育委員会で分担して事業を行っているところであります。今後は、さらに関係課が連携をとりながら、健康づくり事業に生涯スポーツを、またスポーツ関連事業に健康づくりを取り入れることができるよう、検討してまいりたいと考えております。  教育委員会のことは、この後、また教育長のほうで申し上げますので、私は保健課のほうの取り組みを申し上げたいと思います。  保健課の健康づくり事業では、生活習慣病の予防でありますとか、生活機能の維持・向上を図る健康づくりの一環として、医師などの外部講師によります健康講座、さわやか体操教室、ゆるやか体操教室、水中運動教室等、さまざまな健康づくり事業に取り組んでいるところであります。参加者の中には、教室に通うようになって体の調子が本当によくなったというような声を多くいただいており、スポーツ参加につながっているのではないかと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 皆さん、おはようございます。  それでは、1番、奥田のぶよ議員のスポーツを通じたまちづくりについて、私のほうにお尋ねありました項目について、お答えをいたします。  2点目のスポーツ施設の整備、充実についてであります。  八頭町には、社会体育施設としての体育館が6施設、専用野球場2施設、プール1施設、そのほかに多目的グラウンド、武道場などがありますが、古い体育館は昭和57年建築のものもあり、全体的に老朽化が進んでおりますことから、必要に応じて修繕を行っております。いずれ、大規模な改修が必要となる時期が来ると思っておりますが、人口推移なども参考にしながら施設の廃止、建てかえも検討することになると考えているところであります。  また、2033年には、2巡目の国体が鳥取県で開催される予定になっております。国体開催に向けまして、ホッケー場などの施設整備を検討していかなければならないというように考えております。  さらに、もう一つ、全国を10ブロックに分けて開催されております全国高等学校総合体育大会、インターハイでありますが、こちらのほうは平成28年に鳥取県ではホッケー競技などが行われたわけであります。通常でありますと、次は令和8年ということなんでありますが、大阪万博との関連で1年前倒しでの開催が要請される可能性もあるというように聞いております。施設整備に関しては、こうした動向も踏まえて検討していかなければならないものというように考えております。  4点目の指導者の育成についてのお尋ねでございます。  鳥取県体育協会主催の義務研修会が年4回行われておりまして、日本スポーツ協会公認スポーツ指導者は、最低1回受講しております。また、スポーツ少年団関係者には、認定員養成の講習会及び東部地域の合同研修会に毎年参加をしていただいており、指導者としての知識と技術の向上を図っていただいているところであります。  最後に、5点目のスポーツ団体への支援であります。  八頭町体育協会は、16競技の専門部がスポーツの普及、強化に取り組んでおります。また、八頭町スポーツ少年団は、野球、卓球、バレーボール、ホッケーなど、13団体が活動しております。これらの団体とは情報共有しながら、各種大会や講習会などの開催における協力や、日々の活動に対して支援を行っております。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) それでは、1番目のスポーツツーリズムの推進についてからお尋ねですが、スポーツツーリズムという言葉ですが、スポーツと観光のツーリズムを合わせた用語になっています。平成23年には、国のほうがスポーツツーリズム推進基本方針「スポーツで旅を楽しむ国・ニッポン」というものが打ち出されています。見るスポーツ、するスポーツ、支えるスポーツということで、この動きが起こっていきまして、さらには先ほど町長の答弁にもありましたスポーツコミッションという、そのスポーツツーリズム等を行う上で地域を振興する、そのスポーツを地域で支える組織をつくるということで、スポーツコミッションという動きが出てきました。特にこのスポーツコミッションというのは、スポーツ産業や観光産業、各種団体、いろいろな方がここに集って、スポーツを通じてまちを盛り上げていくというすばらしい組織です。  このたびの後期の計画でも、八頭町はこのスポーツコミッションについて検討するというか、推進していく方向を示されました。その中で、少しちょっと細かく聞いていきますが、令和2年の当初予算で、その前に八頭町スポーツ・文化等合宿誘致促進事業実施要綱というものが出されまして、その合宿をするということで、今回、地方創生のほうで予算が30万の5件、150万の予算が出ています。それで、この予算は、その地方創生の予算ですが、こういったこのスポーツ合宿を行う、誘致するとかそういったものの窓口になる所管の役場内の課というのは、どこが窓口になるのでしょうか。予算のほうは地方創生室でしたが、実際動いて、こういった合宿を誘致するというのに働きかける部署というものについて、まずお尋ねします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初の答弁でもさせていただきました。ありましたように本年度は創生の関係で5団体、150万予算化をさせていただいたというところであります。主は企画課ということになろうかと思いますが、そういった中で商工観光の関係もございますので、商工観光室、さらには教育委員会というようなことで、連携をとりながらという形になろうかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) やはり予算がついたからには、実際それを実施していく必要性があると思います。そういった中で、どこが本当にこれを一生懸命というか、真剣に取り組むのかという、やはりそういった誰がどうなるのかということをやっぱりきっちりと、連携をとることも必要なんですが、例えば観光協会が動く、また関西のほうには関西事務所があります。そういったところの応援を図るとか、具体的なやっぱり行動計画みたいなものがないと、この今言っているスポーツツーリズムスポーツコミッションの推進にはならないと思いますが、もう一度、町長、今後、どのように計画を立てられる予定か、教えてください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
    ○町 長(吉田英人君) 基本的には予算の担当課であります企画ということになりますが、全てその企画でやれるというわけではございません。関西のお話もございましたけど、関西事務所のほうで八頭町のことに携わっていただいているコーディネーターもいらっしゃいますし、やはり最後のまとめというのは企画はするわけでありますが、先ほど申し上げましたように関係課、そして先ほど申し上げましたコーディネーターの皆さん方との連携の中でそういった事業を推進したいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) このやっぱりスポーツ合宿というのは、かなり観光の部分が強いと思います。特にそういったスポーツの合宿を呼ぶというのも、そういった学生もありますし、また、今、ちょうどのこの4月に水辺プラザのグラウンドゴルフ場が整備され、完成します。そういったことで生涯スポーツを考えたときには、こういったグラウンドゴルフの大会もすごく全国いろんなところでグラウンドゴルフがされてます。そういった方の年代の方を呼び寄せる仕組みというのも必要だと思います。そういったときに、本当にこの地方創生の予算を持っている企画が主となるのか。また、そこは商工業になるからということで、産業観光課になるのか。また、スポーツは教育委員会だから社会体育になるのか。  やはりそういったことを考えたときに、じゃあ八頭町で何が必要なのかということを今回ちょっと質問に当たって考えたときに、去る12月定例会のときに同僚議員のほうが町長に対して、スポーツ推進計画を策定しないかという質問をされました。それについての正確な答弁というのはちょっと議事録見ても見当たらなかったんですが、やはりスポーツを核としたような、国が立ててます計画もあります。県もつくってる計画があります。それについて、町村も計画を立てるべきだというふうに、国からの要請もあると、教育委員会のほうに出てると、県のほうの教育委員会から教育委員会のほうにあると思います。やはりそういう推進計画というものをつくっていかないと、このスポーツツーリズムスポーツコミッションという動きは成り立たなくなるのではないかと思うんですが、町長、そのスポーツ推進計画の策定について、答弁お願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと繰り返しになるんですけど、やはり一つの課では完成形にならないというふうに思っておりますので、そういった面では、その連携ということはぜひ御理解いただきたいと思いますし、それからグラウンドゴルフのこともいただきました。今、水辺プラザの改修ということで、間もなく管理棟が完成するようになっておりますし、また、以前からいただいておりました駐車場の件ですね。そちらにつきましても、これから着手をさせていただけたらというところであります。そういった中でグラウンドゴルフもその時々でありますが、県外といいますか、バス等でもおいでいただいているということでございますので、新たな宿泊施設もできましたので、そういった部分での取り組みといいますか連携ということも考えてはみたいと思います。  その推進計画のことでありますが、無論、町長部局とそれから教育委員会の部局と、それぞれのスタンスの計画もあろうかと思います。ちょっとこれについては、調査をさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 先ほど町長にもありましたグラウンドゴルフ場の水辺プラザ、駐車場とクラブハウス棟が完成します。9,000万の予算をかけてこの改修が行われます。それで、2021年に生涯スポーツの祭典であるワールドマスターズゲーム関西が開催されまして、グラウンドゴルフ発祥の地である湯梨浜町でこの大会が行われる予定になっています。町長の施政方針の中にも、こういった機運を盛り上げていきたいという施政方針がありました。具体的にそういった記念大会等を考えると思うんですが、そのときにやはりこのスポーツ合宿の呼び込みということが重要になってくると思います。  それで、もう一度、さらにこの実施要綱を見ましたところ、バスの借り上げしかないんですね。他の自治体のこういったスポーツ合宿を見ましたら、宿泊料プラス交通費の割合に応じてというものがかなりありました。このたび若桜鉄道も観光列車が3両完成しました。スーパーはくと、スーパーいなばもあります。グラウンドゴルフ等の方でしたら、気軽にJR等でも来られる。クラブ合宿となると、部活動の道具も多いんですが、成年の方になると、そういった公共交通で合宿される方も多く見えます。そういった中に、なぜこのバスだけの限定にしたのかということを1点と、先ほど言いましたそのグラウンドゴルフの記念大会等、どのような形でこの2020年盛り上げていくかということを教えてください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず、前段の助成金のお話であります。今現在、バスの借り上げということにさせていただいておりますが、これにつきましては町内の移動ということを考えている部分での助成ということでありますし、前段として宿泊を伴うものということでありますので、ちょっとほかの自治体等の取り組みもちょっと調査をしてみたいというところですし、後段のワールドマスターズの関係であります。湯梨浜町がそのグラウンドゴルフの発祥の地ということで取り組みを推進しておられるということです、県内では。八頭町にもそういった水辺プラザがあるわけでありますが、どういったことがそれこそ取り組みとしてできるかということをこれからもう少し時間がありますので、研究をさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) やはり前の12月の議会にこのスポーツツーリズムを考えたパッケージ商品のことも、町長、答弁の中に入っています。やはり予算を組むときに、そういったどんな合宿があるのかという調査、またそのときの規模、そういったものもそのパッケージ商品として考えたときにいろいろ検討されたと思います。他の自治体をこれから見ると言われるんですが、この今のスポーツ合宿で見たら、もう学生の部活動、バスで移動する団体にしかこの助成って当てはまらないんですね。その中で30万の掛ける5件という、これぐらいだろうということで検討されて出されていると思うんですが、やはりこういう部活動でこういうものが使えますという、どなたかの旅行会社の方等がよくスポーツ合宿のプランをつくっていらっしゃいます。そういったコーディネートできるところというのが、やはり必要なのではないかと思うんです。そういったパッケージ商品をつくっていくという。もう本当に目の前にワールドマスターズゲームも来ています。本当に待ったなしになっています。先ほど言った窓口の連携等も言われますが、やはりコーディネーターということを、もっと真剣に捉えて進んでいくべきものではないかと思いますが、再度、済みません。  そういったパッケージ商品の開発や、あとチラシや。もう関西事務所の予算書を見ても、そういった連携した予算がどうもまだ委員会開かれてないんでわからないんですが、これまでどおりの予算しか関西事務所の予算にも上がってきていません。また、森下広一杯マラソン15回の記念大会となることし、少し予算は上がっていますが、やはり担当の所管は教育委員会ということで、いつも観光に特化したような形の大会にすべきだというような予算には、この今の予算では見受けられないと思うんです。やはりこういうスポーツツーリズムスポーツコミッションの推進というのを真剣に捉えていくべきだと思うんですが、町長、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) パッケージのお話です。実は去年、隼プールの50周年の地区公のプール祭ございました。50ということですから、半世紀にわたり続けられたすばらしい地区公の行事だと思いますが、そういった中で記念事業の一環として松田丈志さんというメダリストをお呼びして、いろいろお話を伺ったり、それから実技の指導もいただいたというところです。一つとして、隼プールのコース貸しといいますか、そういったものもその合宿の中で要請があるというようなお話も聞いて、条例等も改正させていただいたというところでありまして、そのマラソンについてもこれからちょっと記念大会ということでありますので、内容についてまだ決定はしてないんですが、それこそ多くの皆さんに参加いただけるような形で取り組みをさせていただけたらというところです。  パッケージ商品ということですが、それこそまだまだ遅いんじゃないかというお話ですが、そういったものも一つとして考えさせていただいてるというところですので、それこそどういったものがパッケージになるかということになるんでしょうが、ある施設を活用した取り組みをさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) パッケージ商品の取り組みということですが、八頭町の体育施設は県下でもかなり、先ほど教育長の答弁でもありました、たくさんの合併したこともありまして、野球場や体育館の施設、たくさんあります。また、先ほど言ってますグラウンドゴルフ場、福祉課の郡家ドームの多目的広場、また姫路公園、こちらのほうではマウンテンバイクやそういった、あとアクティビティーという考え方からいくと、清流釣りや、あとそういった登山、トレッキング、あとサイクリング、いろんなものがこのスポーツツーリズムになっていくと思います。本当に洗い出してみると、ふる里の森のバードウオッチングもある意味、歩きながらやるので、こういったツーリズムの中に入っていくのではないかと思います。竹林公園、また本当にたくさんキャンプ場もありますし、こういったいろいろなものがあるという、ぜひこれはすぐにでも取り組んでいただきたいのが、スポーツのツーリズムを一番中心としたこういうアクティビティーがあるというような情報発信をぜひすべきだと思います。  八頭町のホームページを見ましても、登山の部分のコースはあるんですが、その他、本当にいろんなこんなたくさん施設があるのに、そこにどういうものがあるかというのが一目で見えないんですね。なので、やはりそういうアクティビティーのプランなど、すぐ見えるような形でそういったパッケージ商品になるような形で提案してもらえたらと思うんですが、これはすぐにでもできることだと思いますので、町長、どうでしょうか。ぜひやっていただきたいんですが。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 確かに施設はございます。それぞれの施設の魅力ということもあろうかと思いますが、すぐすぐホームページというお話です。そういったことにちょっとならないかもわかりませんが、やはり観戦型と参加型ですか、そういったすみ分けも必要だろうというふうに思いますので、それこそちょっとこれについては時間をいただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) それでは、2番目のスポーツ施設の整備と充実についてということで、2033年の国体実施が決まりまして、多分、県内で八頭町が受けるとなったら、ホッケー競技、これはわかとり国体からの話になるんですが、やはりホッケーのまち八頭町とうたっているだけあって、やはりこれは受けるものなのではないかと、私のみならず住民の方も皆さん思ってる方も多いと思います。  このわかとり国体の準備をされたのが、たしか5年ぐらい前からかなり実施計画を立てられて入りました。まだ13年後という先の話なんですが、もういろいろなことで動き始めなければならない。先ほど教育長の話だと、インターハイの予定もあると。28年のインターハイのときは、八頭高のグラウンドと、あとコカ・コーラのほうのグラウンドで、かなり距離のある形の大会になり、中で観光してもらうという機会は少なかったかもしれません。割とそういったことを考えても、やはり施設整備ということは必要になってくるのではないかと思います。  また、昨年、ちょうど12月に大変うれしい話題が八頭町に入ってきました。八頭高のホッケーの活躍です。女子は昨年、茨城国体で3位入賞、その後、選抜大会で何と全国初の優勝。男子は3位と入賞と輝かしい結果を残してくれました。1月26日には、ぷらっとぴあ・やずで報告会と祝勝会が盛大に開かれました。  また、ジュニアのホッケークラブ、スポーツ少年団も全国大会の交流大会で3位という結果になってます。そういったことを考えたときに、やはりグラウンド整備というものは必要ではないかと思いますが、このグラウンド整備について、町長の思いを聞かせてください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 八頭高の生徒の諸君の活躍というのは、ただいま奥田議員が言われたとおりであります。そういった中で、最初、教育長答弁をいたしましたが、国体、さらにはインターハイということがございます。そういった面ではやはりそういった施設の整備というのは必要だというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 今現在、八頭高のホッケーのグラウンドでも県外の八頭高がそうやって強い学校ということで、かなり県外からチームが来て練習試合等も行っています。こういったやはり先ほど言ったスポーツ合宿が30万の5件ということですが、これに値するような団体がかなり八頭高の実際、ホッケーのほうには来ています。そういったことも含めて、やはりスポーツツーリズムをまず取り組むんだったら、私はホッケーが一番すぐ形になっていくと思います。スポーツコミッションとなってくると、そういった民間企業等の協力も必要になってくるんですが、やはりホッケーを核にしたようなスポーツの取り組みというのをこれから国体まで必要だと考えますが、町長、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今、ホッケーのお話をいただきましたが、特段ホッケーに限らずそういったスポーツでの取り組みというのは、していく必要があるというふうには思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) グラウンド整備はちょっと検討するという考えでしたが、キャンプ地誘致、いろんなところがキャンプ地誘致を手を挙げているところを見ますと、やはりそれに伴ってウエートトレーニング施設というものをつくってる自治体もあります。ウエートトレーニング施設というのは、なかなか自治体でやるよりも、やはりここは企業の方に任せたほうがうまくいくのではないかと思います。それで公設民営型のスポーツクラブの建設というのも今回の後期の計画にも入ってきています。やはりそういったところが受け皿になるような、八頭町には総合型地域スポーツクラブというものが存在しませんが、そういったところから沸き上がってくるような形というのもあるべき姿だと思います。それで、そのウエートトレーニング施設と、前ちょっとクラブハウス等、そういったグラウンド整備を考えたときに、どういう形が本当に将来の八頭町のスポーツ施設としていいのかということを考えていただきたいと思います。  実は、スポーツ合宿の旅行会社のパンフレットを見ますと、八東の総合公園というのは、この中に入っていました。やはり大きな施設ですし、すごく魅力的な施設ということで紹介がしてあったところもありました。やはりいろんなところにあるものを整理して、どういった形がいいかということを、将来像をぜひつくっていただきたいと思います。  町長、どうでしょう。そういったウエートトレーニング施設のことについて、今、思っておられることをお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 施設のことをいただきました。先ほど言われたのは、その後期の計画の中で健康づくりの推進のほうの部分だろうというふうに思います。まだ具体的な計画ということはできていないわけでありますが、今後5年間の中にそういった公設民営の施設を検討したいということで契約の中には盛り込んだところであります。無論、町民の皆さん方の健康ということも大事でありますし、また、体力の向上というふうにもつながるんだろうというふうに思っておりまして、そういった部分とそれぞれの体育施設が上手に連動といいますか、使えることになればというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) それでは、3番目の健康づくり事業スポーツ関連事業の連携についてです。  先ほど健康づくりの部分では、ゆるやか体操や水泳教室、さまざまな取り組みがあり、また教育委員会のほうではスポーツ指導員さん等配置し、さまざまな競技も行われています。  スポーツと、次によく言われるのがレクリエーションです。私自身、レクリエーション協会の会員で、レクリエーションインストラクターの資格も持っております。鳥取県ではレクリエーション協会が存在し、八頭郡レクリエーション協会と東部では鳥取市レクリエーション協会が存在します。やはりスポーツだけではなくて、レクリエーションという部分もこれからの人生の中で必要となっていくのではないかと思います。  鳥取県の健康寿命や平均寿命、全国よりもかなり高い数値にあるんですけれど、その中身をよくちょっと精査しますと、女性の平均寿命は大変高いですが、健康寿命のほうが低いですね。というのは、つまり女性は寝たきりや何か体に障害を持った状態のまま過ごされる方が多いという結果になっています。そういったことを踏まえたときに、やはり今言われるフレイル予防とかそういったものも必要になってくると思います。  そういったことを考えたときに、このやはりスポーツとレクリエーション、今、グラウンドゴルフなんか一番レクリエーションのすばらしい姿だと思うんですが、やはりレクリエーション、ウオーキング、一番手っ取り早いのはウオーキングです。そのスポーツツーリズムを考えたときに、ウオーキングを八頭町の中に取り入れていくということも必要なのではないかと思います。今回、健康ポイント制度等も入れられましたので、実際、ウオーキングのまちみたいなフレーズでぜひ取り組んでいくのも、このスポーツツーリズムにつながっていくのではないかと思うんですが、そういったウオーキングマップ、まずマップを作成とかっていう考えは、町長、ないでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず、健康寿命のお話です。やはり平均寿命と健康寿命が大分相差があるということであります。本当、ここが近づけるというのが大きな課題なんだろうというふうに思います。そういった中で、生涯スポーツということで、今、一つとしてグラウンドゴルフは定着しているというふうに思っておりますし、またウオーキングということであります。町内でもよく私、夜なんか帰るときも見かけますし、それから早朝からウオーキングをしておられる方も見かけるというところでありますが、鳥取県東部でも大会というようなものも開催されているというところでありまして、そういった面からしますと、広域でマップ等も考えていく必要があるんではないかなというふうに思いました。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) そこで、一つ、いろんなマップというのも考えていくと言われたんですが、そこで一つ提案なんですが、観光協会がよく出されているもみじウオークだとか歴史探訪、こういったもの、ここに参加する住民の方も多いです。特に今回、若桜鉄道が増便になった関係、あと、やずバスもきれいになりました。歩くことと公共交通を使うということの必要性。免許返納の問題等、今あります。実際、本当に高齢者になったときに、公共交通を使おうと思ったときに、乗り方がわからないとか、バス停に立っているのが恥ずかしいとか、そういった声もあったりするのも聞きます。そういったときに、やはり若いうちから、元気なうちから健康の一部としてそういう公共交通を使いながらウオーキングができるというまちにしていくというのも、すごい必要なのではないかと思うので、ぜひそういった取り組みをしていただきたいと思います。町長、どうでしょうか。その公共交通とウオーキングとの組み合わせ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) バス停に待っているのが恥ずかしいというのもちょっと御意見もいただいたんですけども、決してそうではないと思うんですけど、今、バスもよくなりましたし、それから言われましたように若桜鉄道も3両観光列車化ということですし、それから便数もふえる予定ということでありますので、そういったことは可能であろうというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) ぜひすぐにでも、これは担当はもしかしたら産業観光課、あと保健課あたりが協力してやることになると思うんですが、ここで検討ってよく言われますが、ぜひこれは形あるものにして、結果として見せていただきたいと思います。  では、4番目の指導者の育成についてです。  現在、そういったスポーツ関係でいろいろ町のスポーツにもかかわっていらっしゃる方あるんですが、ホッケーだと、ホッケー競技に1人職員さん配置して、さらには部活でバスケットの部活にも何かかかわっているように予算のほうで見ました。やはり指導者の育成というのも、とても大事だと思います。先ほど前の教育長の答弁の中でも総合型地域スポーツクラブがちょっと町では難しいと言われてたんですけれど、やはりこういったことを知られない方ももしかしたらあるかもしれないです。広くそういったことでやっぱり人の掘り起こしということも必要なのではないかと思います。  その方法としまして、やはり今、町がかかわれるのは中学校までですので、やはりいろんなそういうすごいすぐれた指導者というか、例えば、先ほど言った水泳の松田選手のような方、あと、八頭町出身ですごく大学生等で活躍されている学生さんを連れてきて、一緒にスポーツをするとか、そういったモデルを見せるということも必要だと思うんです。今回、仁志選手の野球教室なんて特に続けてますが、とてもいいなと思います。そういった、やはり子どもたちに夢を見させることということも大事ではないかと思います。これについて、教育長、そういったどんな思いでいらっしゃるか、教えてください。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) おっしゃってるとおりでありまして、いわゆる掘り起こしといいましょうか、そういった部分というのは当然に必要ということを思います。特に、これスポーツに限らないわけですけれども、やはり私は人は一流に触れるということが非常に大事だと常々思っております。したがって、優秀ないわゆる実績をお持ちの選手の皆さん、そういった方々を身近に感じるという、そういった子どもたちが夢を見えるというような、そういう仕掛けというのは引き続き必要だろうなというように思います。  あと、指導者ということで、ホッケー競技ではスポーツ指導員ということですし、ありましたように中学校では部活動指導員ということで、バスケットボールに1名ということで、このたび予算を出させていただいておるところであります。引き続き御活躍をいただきたいというように思っておりますが、もう一つ、レジェンド制度というのを総合計画の中では考えております。したがって、そちらのほうで、これはいわゆる社会教育分野、奥田議員得意の食生活みたいなところもありなんですけれども、そういういろんな力をお持ちの方々を登録いただいて、いろいろと御指導いただくというような場面で御活躍いただきたいというような思いを持っているというところでありますので、そういった枠組みの中でも考えられるということだろうと思います。やはり、必要なことでありますので、そういうところも踏まえて取り組んでまいりたいというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 森下広一マラソンで、森下選手が、広一さんが帰ってくる。また、君原さんがいる。本当に八頭町のこのマラソン大会は本当にすばらしい方と一緒に走れて、子どもたちも夢が見える大会だと思います。そういったことで、本物に触れるということは本当大事ですので、今後とも続けていっていただきたいと思います。  ちょっと森下広一杯マラソンのことで、この前、鳥取のマラソンが参加費用が9,000円だったかな。払い戻しはなしということをテレビ等で聞いたんですが、実際、やはり観光に特化とかいろいろなことを入れようと思ったら、今のやっぱり参加費では回らないのではないかと思うんですけれど、やはりこれまでどおりこの15回大会も実行委員会形式でされるのかということをちょっと聞きたいと思います。教育長。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 参加費については、やはり賛否両論あるところかと思います。ただ、この参加費でこの大会、うれしいなという声もたくさんあるというのも事実であります。やはりマラソン大会で高い参加費を払っても参加をされるという方々もいらっしゃるわけでありまして、そういった声もなくはないというところであります。ことし記念大会ということになるんですけれども、君原さんもことしも来てやろうということを言ってくださってますので、ここまで十分PRができていたかという、そういうところも反省点としてはありますので、そういったものも含めて実行委員会形式でやっていきたいという考え方であります。  ただ、オリンピックの銀メダリストが2人そろって、メダリストが3人しかいらっしゃいませんので、その生きてらっしゃる2人がそろって大会ができるというのはここだけでありますので、ぜひそういったことをPRしながら盛り上げていきたいというように思っております。  ただ、一つだけ心配をしておりますのは、ことしは体育の日が7月24日ということで、東京オリンピックの開会式の日に振りかわっております。したがって、秋には体育の日というのがございません。そうした中で出雲の駅伝ですとかイベントが重なるというところがありまして、森下監督が非常に多忙ということでございます。そういう中での日程設定ということになりますので、森下監督においでいただけるのか、いただけないのか、ちょっとそこら辺もまだ調整中というところでありますので、そういった状況もあるということはぜひ御理解を賜りたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) では、最後の5番目のスポーツ団体への支援について、お尋ねします。  特に、スポーツ少年団ですね。私の子どもは郡家西小学校に通っていました。当時は育成会というものが存在をして、一家庭から1,000円ずつ寄附というかお金を募って、育成会で、それを各少年団のほうに分配してというやり方をとっていました。これはどうも東西が統合してから、こういった育成会というものがあったと思います。実際、スポーツ少年団の今、野球やいろいろ少年団ありますが、実際そこにかかわっていらっしゃる保護者さんや、本当に遠征に行ったり、子どもを送ったりとか、そういったことをいろいろ考えたときに、本当にこの支援というか、そういったものがもっと町からあってもいいのではないかと私は思うんです。そういったやはり子どものときから体力づくりというのはとても重要だと思います。中学校の部活になれば、そういった心配もなくなるのかもしれませんが、やはりこういうスポーツ少年団への支援というものも、もう一度考えていっていただきたいと思います。それについて、教育長、お願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 私も子どもたちがそのスポーツ少年団に参加をしまして競技をしてきたという経験もあるわけでありますが、やはり例えば野球で言いますと、以前と比べましても大会数が非常にふえております。これほどまでにふえたかなというぐらいあるように思います。したがって、全国大会とかというところに出ていくところでは、社会体育のほうからの支援ということで考えておりますが、令和2年度から若干ちょっと助成を拡充しようということで、そういった予算組みも提案させていただいているところであります。少なくともスポーツはひたすら消費ですので、お金はかかるばっかりというのは、これはもうどうしようもないところがあります。したがって、そこを少しでも援助ができるというような仕掛けというのは考えてまいりたいというふうに思っているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) ぜひともその支援や援助をお願いしたいですし、このスポーツ少年団の指導者、上のことにもつながるんですが、指導者に対しての支援というのもしていただきたいと思います。  いろいろとこのスポーツツーリズムからいろいろ質問をしましたが、やはりスポーツ、健康づくり、本当にこれからいろんなことで、スポーツが健康づくりにいいというのはわかってるんですが、スポーツがお金を生むというか、そういった観光になるというこのスポーツツーリズムの考え方というのを、もっともっと役場の中に取り入れていただいて、稼ぐという、言い方悪いですけど稼ぐということに視点を置いた取り組みというものをぜひとも考えていっていただきたいと思います。  以上で、私の質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、1番、奥田のぶよ議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。  再開は、10時30分から再開します。    (午前10時22分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午前10時30分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、10番、尾島勲議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎尾島 勲議員質問 ○10番(尾島 勲君) 議場の皆様、ケーブルテレビをごらんの皆様、おはようございます。10番議員の尾島でございます。  先ほど同僚議員からありましたように、まずここに新型コロナウイルスでお亡くなりになられた方の御冥福をお祈りいたしますとともに、一日も早い終息を願うものであります。  そして、今から9年前のきょう、2011年3月11日、午後2時46分、マグニチュード9.0の大地震が東日本を襲いました。死者は1万5,800人を超え、いまだに2,500人以上の方が行方不明のままであります。改めて犠牲者の方々の御冥福をお祈りいたします。  今回の私の一般質問は、本町の持続可能な未来のために、今後取り組む環境施策についてであります。  ことしの冬は鳥取で1月に積雪ゼロを記録する異常なほど暖かい冬であり、近隣のスキー場はほぼ開店休業の異常事態が続きました。気象庁の発表では、この冬の平均気温は東日本で2.2度、西日本で2度上回り、鳥取市では1月の平均気温が例年比3.3度上回り、異常なほど暖かい1月でありました。  昨年7月には、千葉県や長野県で河川の氾濫が相次ぎ、多くの犠牲者を出しました。一昨年7月にも広島県や岡山県など西日本を中心とした地域が大雨による犠牲者を出したのも記憶に新しいことであります。本町でも避難勧告が発令され、大事には至らなかったものの、現在、日本のあちらこちらで災害が頻発している状況であります。  世界に目を向けてみますと、オーストラリアの森林火災による焼失面積は北海道の面積約7万8,000平方キロ、鳥取県の約22倍あるそうですが、を上回り、億単位の動植物がその犠牲となり、また、地球の酸素の約20%を供給し、地球の肺と呼ばれている南米アマゾンにおいても同様以上のことが起きております。これらは一例にすぎず、地球規模で異常気象などによる災害が頻発している状況であります。  一方、プラスチックによる環境汚染も深刻化が進行しつつあり、プラスチックを製造する過程で使用される化学物質の影響の縮小や、原材料である石油などの化石燃料を使用する際、発生する二酸化炭素の削減も環境施策の一つであります。
     平成30年4月、環境省より第5次環境基本計画が発表され、昨年6月には同じく環境省より、令和元年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書の中から抜粋した記事を編集した持続可能な未来のための地域循環共生圏が取りまとめられました。これらの計画などを参考にしながら、本町の持続可能な未来のために今後、取り組む環境施策について、町長、教育長にお伺いいたします。  1、第5次環境基本計画についてであります。  第5次環境基本計画には、6つの重点戦略が示されております。その中に重点戦略③として、地域資源を活用した持続可能な地域づくり。重点戦略④として、健康で心豊かな暮らしの実現が示されております。この2つの戦略には、複数の小項目が示されておりますが、本町ではどの項目に注力し、どのような環境まちづくりを展開していくのか、お伺いいたします。  2、地域循環共生圏についてであります。  本町のまちづくりにおいて、いかに環境、経済、社会を融合させ、構築していくのか、お伺いいたします。  3、気候変動適応計画についてであります。  平成30年6月に公布された気候変動適応法に基づき、平成30年11月に閣議決定された気候変動適応計画があります。本町として、この計画をどのように捉え、どのように取り組んでいくのか、お伺いいたします。  4、プラスチック資源循環についてであります。  本町の4R、Refuse、断る、Reduce、排出抑制、Reuse、再使用、Recycle、再生利用、プラス、Renewable、再生可能資源への代替の取り組み状況と、今後、それらをどのように展開し、プラスチック資源循環へとつなげるのか、お伺いいたします。  5、環境教育についてであります。  持続可能な開発のための教育、ESD教育や、鳥取県版環境管理システムTEASⅢ種を取り入れた環境教育の現状と、今後、どのように取り組みを進めていくのか、お伺いいたします。  1から4は町長に、5は教育長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、10番、尾島勲議員の一般質問についてお答えをいたします。  本町の持続可能な未来のために、今後取り組む環境施策についてということでいただきました。  最初の第5次環境基本計画の関係であります。本町では、どの項目に注力し、どのような環境まちづくりを展開していくのかということであります。各国で温暖化防止に取り組む運動が起こったことを背景といたしまして、日本では平成5年に環境基本法が制定され、翌平成6年に第1次の環境基本計画が策定、そして平成30年に第5次の計画が策定されたというところであります。  まず、八頭町といたしまして、計画中に示されている6つの重点戦略について、どの項目に注力し、どのように環境のまちづくりをするのかということでありますが、現在、八頭町が継続して行っております事業では、生ごみの分別収集による液肥化でありますとか、不法投棄の定期的な回収、また家庭用発電設備等導入推進補助金など、多くの事業が各項目に合致すると考えておりますが、ただ、国が意図するものは、環境分野の事業に注力するだけではないと捉えているというところであります。一見いたしますと、環境には関係のないような施策でありましても、資源の効果的なありようや低炭素の取り組みなど、環境によい効果をもたらしていくことを取り入れながら各種の施策を進めるべきと考えております。そういった面では八頭町が行います全ての事業において、環境に配慮して進めていくことだろうと考えますし、また、町内の全ての事業所や団体、個人に至るまで環境に配慮した事業活動や行動に繋げていくことが重要であると思っております。今後もさまざまな分野の事業に注視をしながら、本計画で提唱されております環境、経済、社会の総合的向上の具現化を目指すことができればと考えております。その具現化の一つが現在、後期計画を策定中の第2次八頭町総合計画の後期基本計画であろうと思っております。  次に、地域循環共生圏についてということであります。  いかに、環境、経済、社会を融合させ、構築していくのかということでありますが、地域循環共生社会とは、各地域が地域資源を生かして、自律分散型の社会を形成すると同時に、地域間で補完し合うという考え方であるとされております。具体的には、地域が抱える課題や問題を地域の自然や特色ある伝統文化などの資源を生かし、問題解決につなげる。また、より一層の地域活性化を促進するといったことがこれに当たると思っております。  ただ、この取り組みは共生圏という名前からも単独の市町で取り組むのではなく、鳥取県東部でありますとか、麒麟のまち圏域による広域の取り組みが望ましいと考えております。現在のところ、八頭町を初め鳥取県東部の各市町で広域によるごみ処理や一般廃棄物処理計画等に取り組んでいるところでありますが、この共生圏の取り組みは広域圏域の共通の課題、目標として今後進めていけたらと考えております。  3点目の気候変動適応計画ということであります。  この計画をどのように捉え、どのように取り組んでいくのかということであります。地方自治体の責務は、地域の自然的、経済的、社会的状況に応じた気候変動適応に関する施策を推進することと、その区域における事業者等の気候変動適応及び気候変動適応に資する事業活動の促進を図ることとあります。また、それぞれの区域の特徴に応じた適応計画の策定、情報分析や技術的助言を行う拠点の整備、防災や農林水産業等の施策との連携が努力義務とされております。全国的に見ましても策定済みとなっておりますのは、29の都道府県と市となっておりますが、八頭町におきましても現在、計画は未策定ということであります。今後、適応計画の策定については、その要否も含め、検討、協議したいと考えますが、まずは地方公共団体の責務とされております気候変動に関する各種施策の推進と、気候変動適応に資する事業活動の促進を進めてまいりたいと考えております。  4点目のプラスチック資源の循環についてということであります。  今後、どのように展開し、プラスチック資源循環につなげるのかということでありますが、現在、八頭町のプラスチックごみの回収は、おおむね週に1回で、回収したプラごみは東部1市4町で構成する東部広域行政管理組合が専門業者に委託し、分別処理を行い、最終的には国内の加工会社へ出荷されているというのが状況であります。  プラスチックの資源循環につきましては、八頭町独自の取り組みは難しいかもわかりませんが、今後も広域市町と連携し、情勢を見ながら適正な処理を行い、循環型社会の形成を図っていきたいと考えております。また、町民の皆様方への意識の高揚や実践促進策としては、各集落の環境美化推進員研修会を開催し、推進員の方を通じて行っているところであります。研修会では、可燃ごみ、資源ごみなど、分別の基本状況や生ごみの分別収集の推進、コンポストなどの各種助成事業説明、さらにはリファーレンいなば等から講師の方を招き、ごみの分別や海洋プラスチックの問題等、幅広く研修をいただいているところであります。ほかにも広報紙等でマイバッグ運動の取り組み推進などを行っておりますが、今後はさらに積極的で効果的な取り組みが必要と考えており、町内のスーパーマーケット等に協力をいただきながら、さらなるレジ袋やプラごみ削減を進めたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、10番、尾島勲議員の御質問にお答えいたしたいと思います。環境教育についてであります。  令和2年度から小学校、そして令和3年度からは中学校の新しい学習指導要領における教育課程がスタートいたします。新しい教科書には、持続可能な開発のための教育、先ほどおっしゃってますESDでありますが、この視点が今まで以上に取り扱われておりまして、児童生徒は各教科書の中で環境問題について学びを深めていくということであります。  現状では、例えば理科では防災や減災、自然の恵みや自然と人間の共生について、社会科では資源の利活用や森林の働きなど、教科の狙いに即して学んでいるところであります。また、総合的な学習の中で地域の方々の協力を得まして、川の水質調査ですとか、生き物調べ、あるいはクリーン活動等を行いまして、学んだことを参観日や学習発表会で発表したり、自分たちの課題としてその後の活動につなげたりしておるところであります。  学校給食におきましては、給食の残菜等からつくりました液肥を使って栽培をされましたジャガイモやタマネギ、ニンジンなどを給食の食材として購入をいたしまして、それらを使った給食を提供しております。調理場を見学に来た児童たちや給食指導の中で、栄養士がこのような食の資源循環の取り組みについての説明をしたり、また社会科の時間でも、先ほど町長の答弁にもありましたが、いなば環境整備の職員の方を講師として招いた環境保全学習もいたしております。  鳥取県版のTEASⅢ種ですけれども、これは郡家東小学校が平成15年2月13日に鳥取県下の学校で一番最初に登録をいたしております。平成21年3月3日には、郡家西小学校も登録をしております。町内小・中学校における登録は、郡家東小学校と郡家西小学校ではありますが、各校でアルミ缶回収やごみの減量、紙のリサイクル活用など、教職員を含めて郡家以外の学校でも学校全体で環境保全に努めているというところであります。  しかしながら、このような取り組みは、限られた時間で行う学校教育だけでは限界があると感じております。具体的なプランが現在あるわけではありませんが、やはり幅広く取り組んでいくためには、学校での学びを家庭や地域に、そして社会全体で継続的に取り組んでいくことが大切であると感じております。自分たちが大人になっても、みんなが、あるいは社会全体がと言うべきでしょうか。このような意識や行動を継続していくことが環境を守るということにつながるということ。また、そうしなければ、環境を守ることができないということをしっかりと伝えていきたいというように思います。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) 2月2日の日本海新聞の社説記事があります。皆さん、読まれたかどうかですけど、「迫る気候危機、鳥取から温暖化防止の実践を」というタイトルでありました。記事はこういうふうに締めくくられております。「鳥取県や市町村が編成中の新年度当初予算にも温暖化防止の取り組みを後押しする施策を改めて望みたい。政治の優先課題とすべきだ。」という表現でした。  それでは、各項目について再度伺ってまいります。  まず1番の第5次環境基本計画についてですが、先ほど答弁いただいた町長の中で、第2次総合計画の中で取り組んでいくというようなことがありましたが、総合計画の多分65ページの辺になってくるとは思うんですけども、目新しい項目というのが、いわゆる太文字で書いているような項目がないんですが、どのように対応していかれるのか、再度、町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 言われますように、新旧対照表のような形で議員各位にもその後期基本計画の案ということでお示しをさせていただいております。65ページからそういった環境に関する部分ということです。基本的に道路部分をということではございませんが、総体的に今まで行ってきております取り組みについて強化をしてまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) 充実をしていくということですね。  続きまして、2番目、地域循環共生圏でありますが、これ以前、一般質問させていただいた地域経済循環分析、環境省が発表してますね。これを用いた本町の地域循環共生圏、これを確認することができるわけですが、その後、町長、何らかの形で分析なんかされたのかどうなのか、ちょっと伺ってみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 町の分析ということで、いろいろ取り寄せもさせていただきました。ただ、結果として分析はしているんですけど、それをもとにこれからあるべき姿といいますか、そういった調査までちょっと及んでいないというのが今の状況であります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) 便利なツールなんで、活用されることをお勧めしたいと思います。地域循環共生圏でいうところの、先ほどありました環境、経済、社会は、持続可能な開発目標SDGsでいうところのESG、Eは環境、Sは社会、Gは企業統治にも通じる考え方であります。環境、社会、企業統治について、企業の取り組み事例として環境は地球温暖化対策、環境汚染対策など、社会は地域貢献活動、女性活躍推進など、企業統治は法令遵守、情報開示などが挙げられております。町長の施政方針にもありましたように、行政として本町内における環境、社会、企業統治に配慮し、それらに注力する企業や団体を応援するような仕組み、制度、ESG投資というものですね、を構築してみてはと考えますが、町長の所見をお伺いいたします。今、全くやってらっしゃらないとは思いますが、再度、聞いてみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 環境白書等でいろいろ共生圏のことはうたわれているというとこであります。そういった中でそのいろいろ地域の特色ある取り組みということも進んでいるというのが今の姿だろうというふうに思いますが、今、投資というお話でございます。そういった中で、町として広域の関係もあるんでしょうけど、どういったことができるかということにつながると思いますので、ちょっとこれは調査させてもらえたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) 施政方針の中の4ページの男女共同参画の中で、女性があらゆる分野で活動できるように云々という文言があったんで、ちょっと触れさせていただいたんです。ここで言う環境の中の社会という部分に関係してくる部分です。今後、検討していただけるという部分ですね。  次、行きます。気候変動適応計画について、再度、尋ねてまいります。  農林水産省や国土交通省を初め各都道府県においては既にこの気候変動適応計画を策定済み、もしくは策定中の自治体が多数あります。鳥取県においても、鳥取県版の気候変動適応計画とする令和新時代鳥取環境イニシアチブプランを作成中であり、この4月から運用開始すると聞いております。町長、御存じだと思うんですが、改めて気候変動適応法や閣議決定された気候変動適応計画の中身を見てみますと、先ほど町長の答弁にもありましたように、地方公共団体の責務や地方公共団体の基礎的な役割が載っております。先ほどありましたように、基本的には何々するように努めるという努力目標の計画となっております。昨今の異常気象など踏まえ、将来、未来の子どもたちのために、本町版の気候変動適応計画を策定する用意はあるのか、どうなのか。小さな鳥取県のその小さな自治体の八頭町が策定しなくても、世界規模からして効果は少ないとして、策定しないのか、どうなのか。町長の所見を伺ってみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 尾島議員言われますように、鳥取県、本当に環境の先進県だと思います。そういった中で、今、最初の答弁で申し上げましたけど、29ですかね、そういった計画ができているということは承知をしているんですが、4月から県のほうはその令和新時代鳥取環境イニシアチブプランを運用されるということです。先ほど申しましたように、まだ全国的に29ということですし、そういった中ではやはり八頭町だけということではないと思います。こういったことも広域にも関係するというふうに思いますので、こちらについても、ちょっと少し調査、研究をさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) 鳥取県では、先ほど御案内させていただいたイニシアチブプランですね、これがまだパブリックコメントで整理中だというふうに聞いてますが、結構いろいろ中身の濃い計画になっております。当然、SDGsなんかの視点を取り入れた環境プランになってるんですけども、行く行くは29の自治体がつくってらっしゃって、鳥取県は先進県だと言われたんです。八頭町でも、そのいわゆる八頭町だけでつくってもどうしようもない部分、空気はつながってますし、陸地はつながってます。川も上流から川下へ流れてまいりますので、八頭町だけがつくっても意味がないのかなと思いますが、広域で取り組んでいく方針で、今後、検討いただきたいと思いますが、広域で取り組む用意というのはございますでしょうか、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 大きな計画ですので、ですからオールジャパンであったりとか、鳥取県は既にオール鳥取ということでつくられたというふうに思います。今、広域というお話でありますが、先ほど言いましたように調査、研究と言いましたが、私の段階でできる、できないということではなくて、広域でそういった話をさせてみていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) もうやるべきだと思います。つくるのが目的ではないんですが、こういうことをつくって、旗を振るというのは大事だと思います。  これに関連したような内容なんですけども、気候非常事態宣言というものがあります。町長も御存じだと思いますが、気候非常事態宣言、局地的な豪雨とか巨大化する台風、猛暑であったりとか、森林火災、ことしの冬のような暖冬など、いろんな現象が現在多発しているところでありますが、これらの現象は異常気象ではなく、今後、日常化していく可能性が高くなってくると言われております。2050年の天気予報というNHKの番組を見ましたけども、かなりの台風は800ヘクトパスカル台になって、巨大化するような記事も載っておりました。  世界では1,000を超えるような自治体が、この気候非常事態宣言をつくってるんですけども、国内を見てみると、作成事例が載っております。令和2年1月末現在のデータなんですが、長野県、大阪府堺市、長野県千曲市、長野県白馬村、神奈川県鎌倉市、福岡県大木町、長崎県壱岐市、そして鳥取県北栄町、この8つの自治体が気候非常事態宣言を出しております。  2月6日にNHKで長野県白馬村の取り組みが紹介されておりました。白馬ですから、スキー場、スキー、雪ですね。パウダースノーとかそういうのを求めて諸外国の方々が来ていらっしゃる環境を守っていくんだというようなことでまとめられていると思っております。  北栄町は昨年12月20日付で、この宣言を行っておりまして、内容を簡単に紹介しますと、徹底した省エネの推進、再生可能エネルギーへの活用、それが1つですね。2つ目として、気候変動問題に関する普及啓発や教育。3として、バイオマスの活用を含めた森林資源の管理、農地保全。4、行政が率先して模範を示す。この4つに大きくまとめられております。ちなみに3のバイオマスに関しては、平成30年7月に北栄町バイオマス産業都市構想として、46ページにわたって取りまとめられております。  この気候非常事態宣言は、当たり前のことを当たり前に記述しているだけであります。この当たり前の宣言を本町でも実施できないか、町長の所感を聞いてみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 北栄の松本町長、私も存じ上げておりますが、昨年12月にそういった気候非常事態宣言をされたということであります。尾島議員もご存じになっておりますが、北栄町は風力の発電ございます。9基だかございますが、そういった面で本当にエネルギーの先進町だというふうに思っております。ありましたように、4項目の実施ということでありますが、それこそ宣言をしてリスクを負われたんではないかなというふうには思っておりますが、そういった中で、先ほど言いましたエネルギー、それから住民の皆さん方にはその4Rの徹底とか、そして、バイオマスの話もございました。あとは行政ということであります。バイオマスにつきましては1点として、今回、令和2年度の予算のほうで計上させていただいております。どういった行政として取り組みができるかという部分を研究させていただけたらというような部分でございます。  それから、住民の皆さんと一緒になって二酸化炭素を減らすということは大事だというふうに思いますので、先ほどありました4Rの話がございました。こういった部分もやはり今後も徹底したいというところですし、それから行政のほうでは地球温暖化防止計画ということで更新をしてきた経過がございます。これは、町、事業所としての取り組みということの中で、二酸化炭素の削減目標ということを掲げ、さまざまな項目を行っているというところであります。したがいまして、宣言をしなくてもそれこそそういった取り組みはできるというふうに思いますので、今までの取り組みを最初のほうにも申し上げましたけど、強化していけたらというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) 今の答弁の中で、ちょっと聞き間違いかどうかあれなんですけども、リスクを負われたと言われたんですが、それはどういった意味でしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) リスクを負われたんではないかなと、宣言をして、それだけのことをやるんだということを、身をもって表現されたということは、逆に言えばそれだけのリスクを負われたのではないかというふうに私は申し上げました。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) それをリスクという、何かどうなのかなと思うんですけども。リスクと言えばリスク、ポジティブに言えばポジティブなことなんじゃないかなと思いますが、まあいいです。  じゃあ、今ありましたプラスチックの話ですね、東部広域でやっているんだという話を先ほど答弁でいただきました。令和元年5月31日、消費者庁を初めとして9つの省庁でプラスチック資源循環戦略というものが策定されております。その中に6つのマイルストーン、道しるべが示されております。Reduce、Reuse、Recycle、再生利用、バイオマスプラスチック、大きな項目として載っております。  同日、海洋プラスチックごみ対策アクションプランが策定され、昨年6月、G20大阪サミットにおいて、新たな海洋プラスチック汚染を2050年までにゼロにすることを目指す大阪ブルーオーシャンビジョンも3カ国で共有されております。施政方針の8ページに資源循環型社会の形成を目指すとありますように、このマイルストーン、道しるべを達成するためには、本町のような小さな地方自治体の取り組みの積み上げが必要だと思いますが、本町では今後どういうふうに考え、どういうふうに取り組んでいくのか、町長にお伺いしたいと思います。先ほど広域市町として取り組んでいくとか、研修会を開いていくとか、いろいろありました。マイバッグとか、スーパーに協力とか。それ以外に自治体独自のものというものがあれば、何か伺ってみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そういった面でも改めて広域と話をしてみたいというふうには思っておりますが、地道といいますか、これまでの取り組みをやはり強化しながら取り組んでいくということが必要だというふうに思いますし、大阪ブルーオーシャンビジョンのお話がございましたけど、きょうの広告、これ八東川の清流クラブの皆さん方が入れておられました。毎年4月にクリーンクリーン作戦というようなことで、八東川をきれいにするような活動もしているということですので、これはまた民間の取り組みということで、非常にすばらしいことだと思いますし、またそういった面では、私も河川に入らせていただくんですが、よくいろいろなプラスチックがございます。ペットボトルとかそういうのもあるんですけど、肥料の袋であったりとか、買い物袋であったりとか、そういうものについては本当に風等で飛んで来るんではないかなというふうに思っております。以前のようにポイ捨てというようなことは余りないだろうというふうに思っておりますが、自然の風の中で飛んで河川に流れてくるような場合もあるんだろうというふうに思います。  地味な取り組みかもわかりませんけど、やはり今まで行っております取り組みの強化と、それから最初に申し上げましたけど、みんなで知恵を出して広域でもいろいろと研究させていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) その八東清流クラブの私もごみの回収に3回だったか4回だったか参加したことがあります。やっぱりこういうごみ、特にプラスチックごみが海に流れていって、生態系に影響を及ぼしているんだなと思いながら、ごみを回収した記憶があります。  これっていうのは、本当にごくごく当たり前で、誰にもできることで、簡単なことなんだけれども、簡単がゆえになかなか皆さん行動が起きない。アクションが起こされないという部分だと思います。環境という部分をもともと町長のほうで声高らかに言っていただくのも、一つの方法だと思います。  次に、先ほどありましたが、海洋プラスチックごみ対策アクションプランの中にあります8つの対策で、本町でも取り組めるんではないかというものについてお伺いしますが、先ほど言われた飛んできたごみを云々というようなこともごくごく当たり前のことですので、この当たり前のことが当たり前に書いてあります、この分野の中には。ちょっと読んでみますと、廃棄物処理制度等による回収、適正処理の徹底、ポイ捨て・不法投棄・非意図的な海洋流出防止、こういうのが風なんかだと思います。陸域での散乱ごみの回収、こういうのも風によるものだと思いますね。代替素材の開発、転換などのイノベーション、先ほどありましたRenewableというものですね。スターバックスなんかがプラスチックのストローから木を使ったストローに変える。再生可能なものに変えていく、これがRenewableです。5、関係者の連携、協働。これは、地域広域で連携していくというようなことですね。この全体では8つほどあるんですが、その中の5つほどが当町でもできるのではないかと思っております。同じようなことになると思いますが、さっきのマイルストーンと、特にさっきあった八東川の清掃活動、ああいうものをどんどん民間団体だけにとどめておくのではなく、町も主体となってやっていくというような姿勢が必要だと思います。そのあたり、町長、いかがお考えでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 清流クラブの活動については、後援というような形で一緒になって事務局のほうはさせていただいているやに思っておりますし、また、毎年8月に、特に船岡地域では第一日曜ですかね、それこそ道路、河川、一緒になってやっていただいておるというところでありまして、八東は道の駅のあたりということですし、それから郡家地域ではその郡家の球場のグラウンドということで、それこそ河川の中というばっかりではないんですが、そういった行政として取り組みもさせていただいているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) そういうことを一つでも二つでも三つでも、今後、構築していっていただく姿勢を望みたいと思います。  教育長に伺います。環境教育についてであります。平成27年3月に策定された八頭町教育ビジョンがあります。このビジョンを改めて見てみますと、教育環境という言葉は出てくるんですけども、環境教育という言葉が見当たらないんです。  平成26年11月に策定された鳥取県環境教育等行動計画には、第3章、環境教育等の推進のための施策、2の(2)学校などとして、学校などの役割が載っております。御承知だと思います。そこには、環境教育という言葉が頻繁に記述してあります。別に意地悪なことを言うつもりはないんですが、時系列からいくと八頭町教育ビジョンが後で策定されており、鳥取県環境教育等行動計画を踏まえた計画となるべきではなかったのかなと考えます。タイムラグが4カ月ぐらいあるんですかね。八頭町教育ビジョンは、平成33年度、今で言うと令和3年度を目標とし、今後7年間に重点的に取り組む施策の方向を示すとしますとあります。計画によれば、令和4年度から新たな教育ビジョンとなるように読み取れるんですけども、今から2年先の改定であります。これだけ世の中目まぐるしく動いているのに、本当に2年先でよいのかなと思ってみたりもいたしております。  町長の施政方針の8ページにここで環境教育という言葉が記述してありますように、この第一次改訂版の第3章、基本施策の学校教育の項目6、今日的課題への対応の次に、7として環境教育の取り組みを加えてはいかがかなと思ってみたりします。先ほど教育長の答弁で、令和2年3年度から学校指導要領の中でSDGsの視点により環境教育も含まれていくと話がありましたが、今、私が申し上げた環境教育の取り組みを列記するということについて、教育長の所見を最後にお聞きいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 環境教育ということも当然、これも重要というふうに思っておりますが、丸々教育、何とか教育というのが数えた人がありまして、65通りはある。で、どれが大事でどれがそうじゃないというような話では決してないと思いますけれども、それほどいろんな何たら教育というのは言われているという現代であります。  そうした中で、八頭町教育ビジョンは、平成24年の策定なんですけれども、おっしゃってますように目まぐるしく社会情勢が変わっております。当然、その時点で書き切れていないというものがあって、せんだっての改定ということなんですけれども、おっしゃってますように2年先を待たずにというところも、当然必要になっているのではないか。例えばギガスクールといったようなこと今までもありましたし、プログラミングもその時点ではまだ決まっていなかったというところです。少し取り組みはしていましたけれども。ということで、いわゆる教育を取り巻く環境というのは大きく変わっているので、やはりそこに合わせていく必要というのは当然にあるというように思っています。  この環境教育を行う際の主な視点というのがありまして、やはり学校だけでなくて、家庭地域と連携するということ。それから幼児から高齢者までやる必要があるよというようなことも言われているわけでありますので、これは学校だけの取り組みということではなくて、先ほど来おっしゃってますように、町全体としてどうやっていくのか。少なくとも八頭町だけの話では決してないと思いますけれども、どうやっていくのかというのが非常に問われているということだろうと思います。  けさのNHKで、化学繊維からできている衣服を洗濯するときれいになるんだけど、その中からマイクロプラスチックが出ていて、海に流れていくと。したがって、洗濯機のフィルター機能を強化するようなことを求めるといったようなことをフランスで話があったような、そういった報道がありました。化学繊維まではちょっと気がつきませんでしたけれども、自体そういうことかなというところ考えながら次のビジョンにつなげるという、盛り込むと言いましょうか、そういったことを考えていきたいというように思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) いろいろと申し上げてきましたけども、これ、一人一人の問題ですし、一人一人が取り組めるごくごく初歩的なことだと思います。と同時に、我々生きている大人の責任、次世代に次ぐ地球環境を守っていく大きな大きなテーマであり、使命だと思います。余り大きなことをここで言うと、うんということを言われるかもわかりませんが、やはり小さな小さなところから一つ一つ積み重ねていくことが大事なことではないかなと思って、今回、環境問題にテーマを絞って一般質問をさせていただきました。  最後に、いつものことを申し上げて終わりたいと思います。  全ての施策において、今までと同じ思考、手段、行動では八頭町の発展はあり得ません。現状維持は八頭町の衰退、もしくは倒産を意味します。町民と行政と議会が新たな思いを、新たな手段を、新たな行動、そしてそれらのベクトルを一つにすることが八頭町発展の源になると確信いたします。
     以上で、私の一般質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、10番、尾島勲議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたしまして、25分から再開します。                        (午前11時20分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開します。                        (午前11時25分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、7番、岡嶋正広議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎岡嶋正広議員質問 ○7 番(岡嶋正広君) 皆さん、こんにちは。議席番号7番、岡嶋正広でございます。  質問の前に一言、先ほど同僚議員からもございましたけども、国内で蔓延している新型コロナウイルス、これによりさまざまな方面に多大な影響を及ぼしております。一日も早い終息を願うものでございます。  それでは、通告書に従い、質問したいと思います。  令和2年3月定例会において、私は大項目2点、町長及び教育長に質問いたします。  まず、大項目1点目、森林経営管理制度及び環境税と環境譲与税について、町長にお伺いします。  2019年4月から森林経営管理法がスタートし、各自治体は森林所有の皆さんに所有する森林を今後どのように経営や管理をしたいのか、意向調査を行うことにしており、その意向調査を踏まえて、経営管理権集積計画の作成に向け準備を進めているものと理解しております。  事業開始から1年経過した今、その進捗状況と今後の取り組みについてお伺いします。  まず1点目、地域の絞り込み、モデル地区は決定したのか。していなければ、今、どういう状況で進めているのか。いつごろ決定するのか。  2点目、森林所有者への説明会はどの程度行われているのか。あわせて住民説明会はどの程度行われているのか。  3点目、経営管理集積図作成、公告はいつ予定しているのか。  4点目、個人または集落団体等で所有し、管理している森林はもちろん、雑木林であっても山林として固定資産税をお支払いし、新たに2024年度から国税として環境税の名のもと、個人住民税に年額1,000円上乗せして課税されます。山林を守り、山を管理する個人・団体にとって、所有する山林を管理しながら放棄された山林を自治体で管理するために新たに別途納税することになります。このことは、納税する個人から見れば、二重に支払いすることになり、公平性に欠けるものではなかろうかと思います。いかがお考えか、見解を求めたいと思います。  5点目、森林環境譲与税の使途について、具体的に考えていることをお伺いしたいと思います。具体的に考えていることは何かということをお伺いしたいと思います。  6点目、森林所有者が管理を委託した森林はもとより、所有者が不明の森林とか、みずから管理することのできない森林、あるいは林業に適さない森林を八頭町が管理することになるが、管理委託できる森林は別として、管理委託できない森林をどのように管理しようと考えているのか。将来の構想をお伺いしたいと思います。  7点目、町が管理する森林では、広葉樹の植えつけ促進等、山全体を豊かにし、守っていくということを考えてみてはと思うが、いかがお考えか、お伺いします。  まずは、大項目1点目の最初の質問でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、7番、岡嶋正広議員の一般質問についてお答えいたします。  1番として、森林経営管理制度及び環境税と環境譲与税についてということでいただきました。  最初に、区域の絞り込み、モデル地区は決定したのかということであります。  令和元年度につきましては、初年度ということもあり、森林組合との協議でモデル地区を郡家地域の明辺集落に決定し、意向調査を行っております。令和2年度以降は、森林組合と協議を行い、林業経営が成り立つ箇所と、林業経営が成り立たない箇所、林班というんですが、林班単位で区分する計画といたしております。林業経営が成り立つ林班は、森林組合等の経営計画制度により整備を委託する方法と、それからありましたように森林経営管理制度を活用し、森林組合等に委託する方法があるというところであります。また、林業経営が成り立たない林班につきましては、森林経営管理制度をもとに町で森林管理を行う方針で対応する必要があると考えているところであります。絞り込みを行う森林につきましては、地籍調査が終わっている箇所から順次、意向調査を実施してまいりたいと考えております。  次に、森林所有者への説明会はどの程度行われているのか、住民説明会はどの程度行われたのかということであります。制度の概要説明になりますが、一昨年、昨年の行政懇談会において14会場で説明を行っております。また、昨年の広報やず11月号から継続的に制度の解説を連載しているところでもあります。詳細な説明に関しましては、昨年、明辺集落で8月に実施をいたしましたが、今後は意向調査実施予定地区において調査実施前に制度の詳細な説明を実施するようにいたしているというところであります。  3点目の経営管理集積図作成、公告はいつ予定しているのかということであります。経営管理集積契約につきましては、昨年、意向調査を行った明辺地区では町への委託希望が少なく、集積が難しいと判断をいたしましたので、集積計画は作成いたしてないというところであります。令和2年度に意向調査を行う地域で町への委託希望があった場合には、年度後半での作成、そして公告を考えているというところであります。  4点目の税の関係であります。2024年から環境税として年額1,000円が課税される、税として二重に支払いすることになり、公平性に欠けるのではということであります。固定資産税につきましては、土地や家屋などの不動産に対し所有者に賦課する地方税で、徴収させていただいた税は、使途は森林事業関係に限らず、あらゆる施策に使用される行政の一般財源ということであります。森林環境税は地球温暖化防止でありますとか、国土保全のために森林を整備管理する財源として創設される国税であります。国民一人につき1,000円を令和6年度から個人住民税均等割に上乗せして徴収し、市有林の面積や林業従事者数などに応じて市町村や都道府県に配布されるというものであります。森林環境税は個人税で、使途は先ほど申し上げましたように森林や木材に関することに限られる目的税で、2つの税は全く別の性質を持つものであり、二重課税には当たらないと考えているというところであります。  5点目の譲与税の使途の関係であります。令和元年度につきましては、航空レーザー測量の解析に活用したというところでありますし、2年度につきましては、より多くの事業に活用し、新生児への木製積み木のプレゼントでありますとか、林道の維持管理の助成、林道労働者への安全用具の補助、バイオマスコストの試算、林道台帳の更新、ドローンの導入など、より幅広い事業への対応を考えているというところであります。  6点目の管理委託できない森林をどのように管理しようと考えているのか。また、7点目の広葉樹の植えつけ促進と山全体を豊かにし、守っていくことを考えてみてはどうかということでありますが、関連ございますので6番、7番一括でお答えをさせていただきます。  今後の森林管理の構想につきましては、森林林業行政の指針であり、現在、策定中の森林林業ビジョンにおいて記述する予定にいたしているというところであります。林業として成り立つ森林については、最初から事業体を紹介し、所有者から事業体に直接委託してもらい、所有者不明林については、森林経営管理制度に基づき、町経由で事業体に再委託を考えているというところであります。一方で、林業経営が成り立たない森林の場合は、事業体に管理委託できないため、町が管理をする予定にしているというところであります。その場合、現状が人工林であっても、人工林を針広混交林に誘導し、その後に広葉樹林に戻していく方向で考えております。その際、広葉樹の植林も検討する必要があると考えているところであります。  長くなりましたが、最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) この制度は昨年の4月からのスタートなので、まだまだ準備のための準備の段階なのかなというふうに、今、思っております。今回の質問は少し先走ったところもあろうかとは思っておりますけども、今、町長の答弁ではもう既に経営管理集積図作成は、何か難しいとか、そういうふうなことを言われておられますけども、そこに至るまでの説明とかそういうのが全然私たちはわからないんですけども、どうなんでしょう。  このモデル地区の決定ということはどういうことなのか。まずその辺から説明していただきたいと思いますけども、このいただいた資料にありますね。2019年度、まず最初に地区の絞り込み、モデル地区の作成とあるんですけども、どういうことなのかをお伺いしたいと思うんですけども。役場からいただいたんですよ。職員から。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 申しわけないんですけど、その資料、私、今、ここに持ってはいないんですけど、先ほど言われましたように、その実は全国といいますか、県内の自治体も極力進んでいるという自治体がないと私は判断しております。言いかえれば、新しい制度でありますので、手探りといいますか、そういった状況にあるんだろうというところであります。  2年間、行政懇談会で概要ということで説明をさせていただきました。そのシステムといいますか、その制度の流れ等も説明をさせていただいたんですが、議員各位におかれましてもその行政懇談会でパワーポイントで説明をさせていただきました。  令和元年度から具体的にということで取り組みを始めたといいますか、取りかかったというところでありますが、先ほどの答弁でも申し上げましたが、地籍調査が終わっているところがやっぱり望ましいということであります。そういった中で、明辺集落というのは地籍調査も最近終わったとこですし、作業道なんかもしっかり入っているというとこもございまして、一つのモデル地区ということで明辺を設定をさせていただいて、昨年、取りかかったというところです。ただ、結果としてかなり山の手入れもできている地区でありまして、間伐等も進んでいるというような中で、今回はそういったこの制度の活用というのは結果として関係者の皆さん方が見合わせたというのが今の状況であります。  令和2年度始まるわけでありますが、出て、やはり説明をさせていただいて、やはり制度というものをしっかり理解していただく必要があるというふうに考えているところでありまして、ことしは隼方面に当面出かけさせていただいて、御理解をいただきたいなというところです。隼についても、先ほど申し上げました地籍調査が終わっているという中での取り組みであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) その意向調査というのは、どうなんでしょう。どの程度、大体半分ぐらい進んでいるとか、3分の1もまだとてもとても行ってないとか、まだ全部しようと思えば5年ぐらいかかるとか、何かそういう目安というか、そういうのはわかるんでしょうか。意向調査です。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 意向調査というのは、それぞれの皆さん方にさせていただきます。それぞれというのは、所有者の皆さんということでありますが、その最低でも山ですので、全体が大体5ヘクタール以上、田んぼでしたら5ヘクというのはかなりの面積なんですが、山林の5ヘクということが目安になっております。したがいまして、1町とか2町だったら、ちょっとこういった制度になじまないなということがあるわけなんですが、それぞれの所有者の方にそれこそ調査をさせていただくということです。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 税の関係ですけども、固定資産税と環境税は全く別物であるという考えであるというふうに私も思っております。でも、しかしながら、この雑木林であっても山林ということで、土地も含めて税を納めて、そしてまたその上に放棄された山林のために個人から新たに課税する。どうも全面的に山を守っている人から見れば、全面的に賛成できないのではなかろうかなというふうな気持ちになると思います。この林業の衰退、山の荒廃等、本当に国とか政府の責任もあり、こうなるまで放置していた責任というものも大なるものがあるというふうに思っております。  ある集落の団体の例を申し上げてみます。今から60年前、自治体、旧船岡町とか八東町とか、そういう自治体から無償で集落に譲渡された原野が始まり、以降、林野組合組織を結成して守り続けてきた原野、昔は草刈り場として利用していたもので、原野と言われていたものであるというふうに思っております。その一部に杉苗を植え、下刈りをし、枝打ちをして気を育ててきたところであります。杉苗を植えた部分はほんの一部であり、ほとんどは原野のまま。そこに雑木が繁茂し、そのような状態になれば、原野でなく山林と呼ばれるということであります。山林ということになれば、税金も3倍ぐらいになるのかな。そういうふうな計算になるんじゃなかろうかなというふうに思っております。このような経緯をたどり、固定資産税を納めるために会費を集め、年間数回の山のパトロールのみの活動を行っており、年々会員も減り続けている状況であります。昨年には台帳が原野から山林へと変わり、それに伴い税が上がり、その上に2024年度から別に環境税を課すということ。このようなことで本当に山を守り、管理する人は、私はいなくなるんではなかろうかなというふうに思っております。  このような現状について、改めて町長もかなり山間部に住んでおられますし、山の中に住んでおられます。そういうふうな環境の中に住んでおられて、改めて町長の考えてといいますか、この税金とかそういうことに対しての考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) お気持ちはわからないでもないですが、やはり言いましたように森林環境税というのは目的税ですので、ですからその目的があって皆さん方に賦課をさせていただくということです。山も雑木というのがやはり大事だというふうに思っております。先ほどの答弁の中で、後のほうでお話がございましたけど、やはり人工林ばかりが山林ではないというふうに思っておりまして、広葉樹というのもやっぱり必要なものだというふうに思っている中であります。  思いはあるかと思いますが、御理解をお願いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 産業福祉常任委員会で、奈良県吉野郡天川村というところに視察に行ってまいりました。林業と観光が主要産業の村でありました。その天川村では、山を守る小さな団体へ管理費として支援しておられました。今後は譲与税も入ってくるので、山を守るために使わせていただくということでございました。  改めて提案してみたいと思います。山林を守り、山を管理する小規模団体に対し、譲与税の一部で支援するということを行ってみてはと思うが、いかがでしょうか。山林を守っていく上での一つの方法であると思うが、町長の見解を求めたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 天川村のお話をいただきましたが、どういう形でその助成をしているかというのは、ちょっと私、よく承知をいたしておりませんが、団体というお話でしたかね。逆に言えば、団体、さっきのお話もありますけど、それこそ、それは共有林だと思います。個人でお持ちの方もあろうかと思います。そういった面から考えますと、そのバランスですかね。ですから、個人にはしないし、団体にはすると。例えばですよ。そういうことにはならないと思いますので、なかなか難しいんではないかというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 2月21日の常任委員会の説明では、令和2年度3年度の譲与税は、昨年示された予定交付額1,330万より大幅にふえて2,830万円の交付が見込まれております。また、町からいただいた資料に令和2年度の主たる事業として6点挙げておられます。もう一つ譲与税の一部で森林を守る小規模団体への支援ということを主たる事業の中に盛り込んでいただきたいというふうに思っております。  天川村では、山の面積に合わせて管理費、そういうものを出しておられたというふうに思っております。こういう事業の中に小規模団体への支援ということを盛り込んでいただきたいというふうに思いますけども、町長の見解を求めてみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと先ほども申し上げましたけど、天川村のその様子は、私、よく知りません。そういった中で、八頭町は80%が山林ということであります。たしか206.7平方キロの8割ということでありまして、1万6,557ヘクタールというのが八頭町の山林面積であります。そういった面から言い出しますと、先ほど山林を守るための助成ということになれば、それこそ団体・個人、いろいろあるという中で、なかなか難しいんではないかと思いますが、その天川村の内容につきましては、ちょっと調査はさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) この村もまた視察に行った説明は、きょう、この定例会の中で常任委員長のほうからまた報告があるのかなというふうに、思っております。  次の質問でございますけども、管理して利益の出る山は委託できるというふうに思いますけども、利益の出ない山は委託できません。受けてくれる人がいないと思います。幾ら森林組合でも利益の出ない山は受けてくれないと思います。そういう山を今後、まちがどのように管理し、守っていくのか。きちっと目標を立てて取り組んでいただきたいなというふうに思っております。  最後の項目であります。広葉樹の植えつけ促進等で山を豊かにし、守っていくということについてでございます。先ほどの質問に大いに関連いたします。業者に管理委託できない山林、いわゆる林業経営に適さない山林には広葉樹の育成とか植えつけを行い、温暖化対策、鳥獣被害対策等、長い期間が必要ではありますけども、少しずつでも解決していくことが大切であり、そのことが豊かなふるさとを後世に残していくということにつながるのではなかろうかなというふうに思っております。  次の質問に入りたいと思います。  大項目2点目の質問でございます。  同和問題解決に向けた行政施策及び人権教育について質問します。  まず最初の質問です。  部落差別の解消推進に関する法律が施行されて3年余り経過しました。この法律の中で国及び地方公共団体の行うべきことがうたわれております。次の2点、質問します。  まず1点目、法律の第5条第2項に、「地方公共団体は部落差別を解消するため、必要な教育及び啓発を行うよう努めるものとする」とあります。啓発活動における現在の取り組み状況について、町長にお伺いします。  次に、教育について。学校教育現場での現在の取り組み状況を教育長にお伺いします。  2点目、法律の第6条に、「国は地方公共団体の協力を得て、部落差別の実態に係る調査を行うものとする」とあります。意識調査も含めた生活実態調査が必要であると思うが、現時点で国からの通達はあったのか。今後の想定について町長にお伺いします。  次の質問、中項目2点目でございます。  このたび、新年度に向け、人権啓発センター職員等、関係職員を広く募集したと認識しております。そういう中で、ことし1月4日のNHKテレビニュースで、非正規公務員、一部自治体で給料減額の動きという見出しで放送がありました。内容は、全ての非正規公務員にボーナスの支給を可能にする新たな制度が新年度から始まりますが、総務省によりますと一部の自治体ではボーナスの支給に合わせて毎月の給料などを減らす動きが出ているということ。財政悪化を理由にした給料抑制はやめるよう、全国の自治体に通知した。ボーナス支給に伴う人件費は、およそ1,700億円に上る見込み。このため総務省は、総額およそ1,700億円を地方交付税として自治体に配分する方針だということであります。勤務条件において八頭町の行おうとしている働き方改革は、国・総務省の示す働き方改革と違ったものであると解するが、いかがお考えでしょうか。町長に見解を求めたいと思います。  中項目3点目、同和地区対象の実態調査では、低収入の家庭の子どもは大学進学率が低いという過去の結果がある。持って生まれた個々の能力が発揮できる社会づくりが必要ではなかろうか。先般、萩生田文部科学大臣の「身の丈に合わせて頑張って」という発言は、教育格差の助長につながるものではなかろうかなどと感じておりますが、町長、教育長の所見をお伺いしたいと思います。  まずは、質問項目2点目、最初の質問でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に同和問題解決に向けた行政施策及び人権教育についてということでいただきました。  最初に、部落差別の解消の推進に関する法律、法律第5条第2項の現在の取り組み状況についてということであります。  部落差別解消推進法が平成28年12月に施行され、県レベルでは同和対策協議会で具体的施策の検討と取り組みが行われております。八頭町といたしましても構成団体としてかかわりながら、町民の皆様方にも法施行の周知をさまざまな機会に行ってきたと考えております。具体的な取り組みということでありますが、今年度の各集落におきます人権問題学習会では、人権課題を同和問題のネット侵害一つに絞り、法律の周知、施行に至った社会的背景、歴史的経緯を学習の中で再確認しながら、部落差別の解消に向けて家庭や地域、職場でできることなど、具体的な行動につながることをグループで考えるという学習を行い、町民の皆様方に向けた啓発を図っているところであります。  2点目の部落差別の実態調査を行うことについてということでありまして、現時点で国からの通達があったのか。今後の想定はということであります。  現在、法律にうたわれております実態調査に関しての通達等はまだございません。国と解放同盟との交渉情報によりますと、設問、項目、内容、それから調査結果の公表時期等、全く示されているわけではありませんが、昨年8月15日から部落差別解消推進法第6条に関する部落差別問題についての国民意識調査が18歳以上の全国1万人の方を対象に実施されたということを伺っております。法の第6条では、「国は部落差別の解消に関する施策の実施に資するため、地方公共団体の協力を得て、部落差別の実態に係る調査を行うものとする。」と明記をされております。  町としましては、令和2年度におおむね5年に1度実施しております町民意識調査、町民の方2,500名を対象ということで予定をしているところであります。また、意識調査を行い、あわせて人権尊重のまちづくり基本計画に伴う令和3年度から6年度までの実施計画を策定する予定といたしているところであります。  次に、人権センター職員の募集についてということでありまして、働き方改革と違ったものであると解するが、いかがかということであります。  一部の自治体ではボーナスの支給に合わせて毎月の給料などを減らす動きが出ているとの議員の御指摘でありますが、法務省より各自治体へ向けて財政上の制約のみを理由として期末手当の支給について抑制を図ることや、新たに期末手当を支給する一方で、給料や報酬について抑制を図ることは、改正法の趣旨に沿わないものであることなどの通知が出されていることは承知をいたしております。  本町の取り組み状況でありますが、まず期末手当の支給であります。支給要件に該当する会計年度任用職員には、常勤職員と同等の支給月数に令和2年度より期末手当を支給する予定といたしております。年間2.6月であります。  次に、報酬水準については、会計年度任用職員においても、職務の内容や責任等を踏まえつつ、給料または報酬の水準に一定の上限を設けることが適当であるとの総務省からの通知やマニュアル等を踏まえ、本町における会計年度任用職員につきましては、近隣市町村等の状況を勘案しながら、職種に応じた報酬額の設定を行い、職務の量、勤務時間に応じた報酬額とすることを予定いたしているところであります。
     月額金額を比較した場合には、現行の制度よりも下回る場合もございますが、これは期末手当を支給するため、月額が下がるのではなく、常時勤務、フルタイムの場合における月額を基本とし、会計年度任用職員ごとの勤務の量、週当たり勤務時間に応じた報酬額としているためであります。町として法の趣旨を踏まえた制度設計を行っていると考えているところであります。  済みません。今、答弁中ですので。  3番目の差別の実態を感じる事例についてということであります。  個々の能力が発揮できる社会づくりが必要ではなかろうかということであります。1969年、昭和44年から同和対策特別措置法が施行され、住環境インフラ整備とあわせ教育面でも大きく力が注がれ、進学奨励費補助などの施策が実施により進学率が上がってきたと考えております。また、収入の格差という面では、経済的支援のサポートが必要であると思いますし、八頭町の児童生徒が自分の将来に向かって希望を持ち続けるためには、これからも学校・地域・行政が一緒になって考えなければならないと思っております。  そうした中で、2002年、平成14年に特別措置法が終了し、特別対策から一般対策へと移行いたしました。議員の御意見は町単独の進学奨励金の取り組みを踏まえてのことと推察いたしますが、これまでの問題点等を整理し、一般対策の中で対応していく必要があると考えております。  次に、文部科学大臣の発言についての見解ということであります。  発言の後、大臣は発言を撤回されたわけでありますが、配慮に欠けた残念な発言であったと思っております。また、今後、信頼回復に向けてしっかりと結果を出していきたいと述べ、陳謝され、試験実施は御承知のように延期となりました。大臣発言にもございましたように、信頼回復に向け、しっかりと結果を出していただきたいと思います。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、7番、岡嶋正広議員の御質問にお答えいたします。  学校教育現場での現在の取り組み状況についてということであります。  部落差別の解消の推進に関する法律にありますように、部落差別解消に対する教育の担う役割というのは大変重要でありまして、学校・家庭・地域・職場など、あらゆる場での学習が求められているところと承知をいたしております。  学校教育におきましても、小学校1年生から中学校3年生まで、それぞれの発達段階における人権教育を行っております。各学校とも人権教育の年間指導計画を作成しておりますので、その計画に基づき社会科や学級活動、総合的な学習の時間など、教育課程に沿って実施をしているところであります。  また、学校は一つの小さな社会でありますので、自分や友達を大切にすることなど、人として生涯にわたり身につけておくべき人権感覚の育成にも努めております。学校生活で生じるさまざまな機会を取り上げ、繰り返し繰り返し、時間をかけて丁寧に育成すべきものだと考えておりまして、教職員一同、日々、人権教育であるという認識を共有しているところでございます。  部落差別につきましては、小学校6年生の社会科、中学校の社会科で各学年に応じた内容を学習いたしますが、今年度の人権教育参観日におきましては、6年生で水平社運動を扱う内容や、中学校では入社志願書の問題点について考える授業公開をいたしております。他学年におきましても、各地域の人権啓発センターの見学をするなど、地域の人を大切にする施設についての理解を深める取り組みをいたしております。  いずれにしましても、人権が尊重される学校づくりが求められているということだというように思います。人権意識の高い教師であることや、児童生徒にとって自分の居場所のある安心できる学校、学級づくりをしていくことが大切であるというように考えております。  次に、個々の能力が発揮できる社会づくりが必要ではないかというところであります。  御指摘のとおり、児童生徒の持っております個々の能力、可能性を十二分に発揮できる環境をつくっていくということは、本人の幸せ、また地域の発展の上でも重視すべき点であり、経済的理由によりそれぞれの夢や将来への希望が閉ざされるということがあってはならないと考えております。  児童生徒が成長し、社会に出ていくまでの一定期間の切れ目ないサポートが求められるところでありますが、教育の支援におきましては、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーを配置し、配慮が必要な個々への具体的対応ができる体制づくりや、少人数指導の実施等、学力向上を初め生徒指導の支援や福祉の面からの支援等、細やかな対応を心がけ、実施をいたしております。  また、大学進学におきましては、奨学金制度を活用しておられる方もあるかと思います。収入の格差につきましては、教育の側面だけではなく、経済的支援、保護者への就労支援等、あらゆる面からのサポートが必要であります。未来を担う全ての児童生徒が希望を持ち、なりたい自分を目指すことができるように、今後も学校、地域、行政が一体となった取り組みが必要であろうかと考えております。  身の丈発言につきましては、萩生田大臣は謝罪をされておりましたが、さまざまな状況や立場の方々が受けとめるには、やや配慮を欠いた表現であったかと思います。英語の民間試験の導入は経済的な状況や居住地域にかかわらず、ひとしく安心して受けられるような配慮など、自信を持ってお勧めできるシステムにはなっていないと一旦見送られましたが、受験生に経済的な負担をかけずに公平に受験できる方法について考えることも一つあるのではないかというように思っております。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 今、最初の答弁をいただきましたけれども、平成27年7月に人権同和問題に関する町民意識調査が行われました。八頭町でね。そのときの報告書では、今までの調査により、確かに一定の進展は見られるが、同時に停滞している側面、特に部落差別に対する意識は解消への方向から残存への方向が見られたと思うと評価されております。そして、その一つの原因は、人権教育、人権啓発の後退にあると思うとはっきり言われております。この調査から5年近く経過しようとしております。2020年、ことしですね。ことしは意識調査が行われるようであります。教育長にお伺いします。学校教育における人権教育については、今現在、後退の状況にあるのでしょうか。差別に対する意識は残存への方向に向いているのでしょうか。それとも、差別解消に向けた意識の高揚は見られているのでしょうか。教育長はどのように推測しておられるのか、お伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 現場のどの側面から見るのかということあるのかもわかりませんが、私は後退しているというようには評価をいたしておりません。やはりその都度、その場面、場面できちんとそういった人権教育に対しての取り組みというのは進めていると思いますし、申し上げましたように年間の契約、月ごとみたいなところもあるわけですけれども、そういったものを持っているわけですので、そのもので子どもたちに教えていくという取り組みは全く変わっていないわけであります。やめたというような話では決してないので、やはりそこは御理解を賜りたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 先ほどの答弁の中で、小6の社会科で何か行うということを言われましたけども、小6の社会科では、じゃあ具体的にどういうことをすられているのか、わかりますか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) いわゆる同和問題にかかわります内容を学習をしますのが、小学校6年生の社会科ということです。これが教育課程に定まっている中で教科書がつくられるわけですから、そこで取り扱われるのが小学校6年生の社会科ということになります。龍安寺の石庭の作庭ですとか、水平社もそうでありますし、渋染一揆のこととか、6項目ぐらいだったと思いますが、その時期時期にその学習をしていくということになっております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 条例にも部落差別を初めとするあらゆる差別というふうになっております。人権教育、人権教育を行っている、行っているということではなくて、やはり部落差別、部落問題ということを柱に組み立てていただきないなというふうに思っております。若者が結婚するに当たり、初めて部落差別ということを知ったというふうなことも聞いております。最近よく聞くことがあります。日ごろからの教育、特に学校教育の中で部落差別解消に向けての教育が不足しているから、このようなことを聞くのではなかろうかなというふうに思います。八頭町においては、条例にうたわれている教育啓発に力を入れて取り組んでいただきたい。特に学校教育に力を入れて取り組んでいただきたいというふうに思っております。今後の課題として捉えております。  実態調査に関しての質問であります。平成29年9月議会において、私は町長に部落差別解消推進法について質問しました。そのとき、法の内容の一部、実態調査の計画はということをお聞きしました。そのときの町長答弁は、現在、調査のための施行令とか通達が出ていないため、詳細な判断はしかねるということ。そして、行おうとするならば、県下統一した取り組みがいいという旨、答弁されました。また、最近の運動団体の要望における回答においても同じ旨回答されております。県下で統一した取り組みという考え方についてでありますけれども、調査というものは過去の結果と現在の状況を比較・調査・検証し、どこに問題があるのか。どの部分を改善すれば問題解決に向かうということを、そういうことを明らかにしていくものであり、経緯の調査は重要であると思っております。今後、内容を変えれば、今までの取り組みで見えてきた成果と課題というものが見えにくくなったり、焦点がぼけてしまうのではなかろうかと思っております。県下統一した調査としたいということについて、町長は何を狙いとして、何を目的としてそういうことを言われるのか、お伺いしたいというふうに思います。住んでいる地域、地形、立地状況、環境等、それぞれ違います。調査の内容も違っていいと思うが、そこらあたりの考えをお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 岡嶋議員もこの法律お持ちだと思います。部落差別の解消の推進に関する法律。今の実態調査の部分というのは、先ほどもお答えしましたが、第6条の関係であります。そういった中で、ちょっと読み上げますが、「国は部落差別の解消に関する施策の実施に資するため、地方公共団体の協力を得て、部落差別の実態に係る調査を行うものとする」ということです。  国の状況は先ほど申し上げたとおりでして、昨年8月に全国1万名の皆さん方を対象にということで、そこまではわかっております。ただ、その分析とかそういったことを私は持っていないというのが状況であります。そういった中で、その地方公共団体というのは無論、市町村も入ります。県も入ります。そういった中で、その先般の言われました29年の質問であります。県下統一というふうに申し上げましたのは、以前は鳥取県独自で意識調査、実態調査といいますか、そういったものをしていた時代があったというふうに思っております。今、うちが行っておりますのは、町独自の意識調査です、あくまでも。実態調査ではございません。ですから、その中身について県内の動向という、はかり知れないといいますか、そういった部分があろうかと思います。それを私が申し上げたのは、そういった取り組みでなければ、やはり県下の実態というのはなかなかはかり知れないだろうという意味合いで申し上げたというところでありまして、その国の実際する実態調査、今、先ほど申し上げましたけど、1万人にということでありましたけど、結果とされて民間団体の皆さん方を活用されてのたしか実態調査だったというふうに思っておりまして、この条例に書いてあります第6条にその地方公共団体の協力を得て、ということにはまだなっていないというのが今の姿でありますので、これからそういった部分ではちょっと推移を見守りたいと思いますし、また、それこそ先ほど申し上げました1万人のデータについても、状況がわかれば、また改めてお知らせをしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 私はそういうことを言ってるんではなくて、あのとき答弁された答えの中にそういうことがあったから、どういうことを意図としてそういうことを言われたのかということをお聞きしたかったわけで、国から調査するのは、確かにこういうふうな調査、どこまで具体的な調査してくれというのが来るかわかりませんけど、ある程度、市町村に任せていただける部分だというふうに思います。全くこういうものをしろというのは来ないと思いますよ、国からはね。私、そういう気持ちで質問したわけでございますけども、何かその辺の答弁が聞けなかったんですけども、なぜ同じ調査をしたほうがいいというふうに言われたのかどうか、そこら辺がお聞きしたかったわけでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 恐らくですが、国からそういったそれぞれの地方公共団体の協力を得てという場合には、その市町村、鳥取県もそうですが、そういった独自の調査内容にはならんと思います。国でもう統一した方式の中でこういう調査を行ってくださいというふうになると、私は推測しているというところです。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 次の質問に入ります。  人権啓発センター職員の募集に関する質問でございます。  働き方改革勤務条件の変更ということで、11月25日、人権啓発センター職員の勤務条件が人権推進課から提示されました。ボーナスを年間2.6カ月分支給するので、勤務時間を週30時間から35時間とし、報酬を月額16万7,000円を16万1,700円にしますという提示であります。ボーナスを支給するから、その分給料を下げ、勤務時間をふやしますよということ。年間収入はトータルで少し多くなります。だから納得してくれという意味だというふうに思っております。そして、このことは職員との協議、意見交換はないまま、ある日突然に紙に書かれたものを現場に持参され、こういうことで決まりましたので、よろしくということ、一方的に提示されたということでございます。  その後、どういう意見交換があったのかわかりませんけども、12月19日には、週28時間勤務、報酬の月額15万6,000円という提示、これもまた紙に書かれたものを持参されて提示されたということ。どうしてこんなに短時間で勤務条件が極端に変わるのか。いずれの案もボーナスを含めた年額は、以前より少し多くなりますよということ。ボーナスの支給に合わせて毎月の給料を減らさないことを求めている総務省の通告を全く無視することであります。私はそうではないと言われても、実質そういうことになっていますというふうに思っております。働き方改革による人権啓発センター職員の勤務時間と賞与に関する条件は、全くこの通達を無視しているということになると思うが、いま一度改めて町長の見解を求めてみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今回の質問に当たりまして、岡嶋議員からこれをいただいております。そこのちょっと一部のくだりを読ませていただきますが、総務省によりますと、一部の自治体ではボーナスの支給に合わせて毎月の給料などを減らす動きが出ているという部分が中ほどにございます。私どもも先ほど来申し上げておりますのは、その毎月の給料などを減らすということですけど、同じ勤務条件でないということを御理解をお願いしたいと思います。8時5時というのが、昔で言いますと定番でありました。それがフルタイムということです。8時から5時まで週5日間働いて、今はちょっと40時間ちょっと切っておりますけど、それがベースになっていると、フルタイムということはですね。いろいろお話があったわけですが、その勤務時間が変わっております。以前とは。お話しさせていただいた部分は。逆に、その考えていただければわかると思いますが、その月額が下がっているかもわかりませんが、時間単価というのは上がっております。それは、逆に言えば、そのフルタイムで言えば給料は上がったということになるんですが、実際そのフルタイムで働いていただかないということでお話をさせていただいたということですので、決して私どもは月額の給料が下がったという認識はしていないということですので、そのあたり、お互いの考え方が違うんではないかというふうにとられるかもわかりませんが、私どもはそういうふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) どうも納得いかない部分があるんですけども。財政が苦しくなる。苦しくなるというか、払う給料がふえるから、減らすんだと。そのかわりボーナスをあげるからいいじゃないかというふうな、何かちょっと私は納得いかないんですけども、どうなんでしょうね。このたび、任用職員の報酬が予算で決められましたけども、たくさんの課で任用職員の報酬、何か去年のと比べてみると、やっぱり報酬が減らされているような感じがするんです。このあたりは委員会でまたお聞きしていきたいなというふうに思っております。  そして、また現在、勤務しておられる人権教育推進委員2人ですね。生活相談員3人、この報酬の2分の1は県支出金で支払われます。福祉推進員3人についても、国・県から相応分の支出がなされております。このような環境下にありながら、ボーナス支給を年頭に通達の捉え方といいますか、私から言わせれば通達を無視し、年収がふえることを口実に勤務状況を変えた、勤務条件を変えたというふうに思っております。公募しなければならないので、時間がない、早くしなければならないということなのか。それとも、現在、一生懸命働いている職員のことは考えなくもいいというふうに受けとれます。臨時職員だからいいということではなくて、もっと職員を大切にする気持ちがあってもいいのではないかと思うが、改めて町長の考えをお聞きしたいと思います。もっと職員を大切にする気持ちを持っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私は、一般職もですし、それから新しく会計年度任用職員になられる方も職員としては大切にしているというふうに思っております。実は、今回、岡嶋議員も御存じのように新しい制度であります。今までと形態が変わってきまして、先ほど時間のことも申し上げましたし、それから業務量のこともいろいろと調査をさせていただいて、こういう形をとらせていただいているというところです。確かに給与全体は、先ほど言いましたフルタイム、それからフルタイムでない者というようなことで、数字で申し上げますと3,000万円ぐらい、全体ではですよ、減っております。ただ、逆に職員手当という形で9,400万円ぐらいふえておりますので、ですから行政側として本当に任用職員の方を言葉は悪いですけど、安く使おうとか、そういった気持ちではございませんので、その業務量に合わせてそういった報酬体系といいますか、そういったものを考えさせていただいたというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) ほかの任用職員ですね。例えば保育士とか、各担当課に配置されている任用職員、かなり予算、200人近くおられるんですか。報酬を減らすということもないと思うけども、報酬を減らすという部署はあるんですか、はっきり言って月の報酬。ボーナスは別ですよ。減らすという部署がほとんどなんでしょ。そういうふうに理解していいんでしょ。いかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 繰り返しになりますけど、業務量に合わせた賃金体系に今回させていただいたというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) この先ほど町長示した通達にうたわれている1,700億円の配分がありますよね。国からのね。これは、八頭町では幾らになるのか、わかればお示しいただきたいと思いますが、わかりませんか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) これは全国の話でありますので、1,700億円というのは。普通交付税の対象になるということであります。ただ、単位費用というのがございますので、まだそれが公表されておりませんので、八頭町に幾ら入るということは、ちょっと算用といいますか、算数できないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) これは、ボーナスの分ですから、給与とは別の部分だというふうに考えていただきたいと思うし、この配分がわかった時点で、恐らく3月末だと思うんです。3月の末だと思うんです。ですから、議会の報告なかったということがないように、やはりわかった時点で議会にもお示ししていただきたいと思いますけども、歳入の部分でね。いかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど申し上げましたように、まだそれこそ数値わかりませんし、まだ仮算定、本算定とございますので、本算定で数字がわかりましたら、お知らせはさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 受け取ったが、職員には届かずということになればどうなのかなと、そこに正しくないことがあるのではと思われるかもしれません。そんなことでいいのでありましょうか。大変、疑問に思えるところでございます。もっと職員を大切にする姿勢が必要ではなかろうかというふうに思っております。  いつだったかもお聞きしましたけども、保育士さんが一遍に退職すられた、ごぼっと退職すられたということもお聞きしましたけども、やはり職員を大切にするという気持ちが大事ではなかろうかなというふうに思っております。本年度も40人の採用が、何か出ておりましたね、募集がね。どのように、今、募集すられて、ちゃんとうまったのかどうなのか私は知りませんけども、職員を大切にしていただきたいなというふうに思っております。  人権啓発センター職員の採用においては、差別解消に向けた施策の一環として、関係団体等と意見交換をし、実際現場で働いている方々の意見等をお聞きしながら、今の姿があるというふうに思っております。同和対策事業等で数知れない恩恵をこうむりながら、そして特別交付税等、合併後もかなりの財源をいただきながら、一般対策へ移行などということで受けてきた恩恵は忘れてしまったかのごとくであるのではなかろうかというふうに、私、今思っております。差別解消に向けて、その目的達成に向けて、人権啓発センターは設置されております。退職者がいて、後任職員募集ということで公募すられるということは、それはそれでいたし方ないのかなとは思っております。しかしながら、会計年度任用職員募集ということに関して、国・総務省の通達をおもてに出さず、このような方法で職員募集を行うということに納得しづらい部分があるものでございます。  差別解消に向けて取り組んでいる解放同盟という団体がございます。行政は行政としての立場で、国の責務として取り組んでおられると思っております。解放同盟はその立場でお互い一つの目的に向けて頑張っておられます。しかしながら、どうも最近感じることでありますけども、意思の疎通が図れず、お互いの連携がうまく機能していないように感じております。人権啓発センター、もとは隣保館ですが、そこで働く職員は解放同盟の推薦ということで行われておりました。そして、解放同盟に対し、活動のための資金、いわゆる補助金、これは差別解消に向けての私は委託料であるというふうにずっと以前から思っておりました。この委託料に何を望んでいるのか、解放同盟に何を望んでいるのか、最近わからない状況であるというふうに思っております。町長は解放同盟に何を望んでいるのか、もしお話しいただければというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず、そういった面では私どもと一緒になって、差別解消に取り組んでいただける団体というふうに思っております。  今回のことについてですが、それこそ関係団体ともお話をさせていただきましたし、また、現在、公募というスタンスをとらせていただいております。そういった部分も御理解いただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 行政と運動団体、お互い連携を図り、意思の疎通を図りながら、目的達成に向けて全力で傾注していただきたいというふうに思っております。  最後の質問でございます。いわゆる同和地区では、差別がゆえに定職につけず、肉体労働、日雇い、アルバイト、パート等、不安定、不規則な仕事に従事し、結果、低収入、子どもの教育費も十分でない家庭が多いという事実がございます。親の収入が低い家庭の子どもは、大学進学率が低いというデータもございます。収入格差により個々の能力が発揮できない格差社会を少しでも解消すべきということが行政に与えられた課題であると思っております。  国の行うべきこと、地方の行うべきこと、格差社会の解消に向けて町が行うべきことは何なのか、真剣に考え、取り組んでいただきたいというふうに思っております。文部科学大臣の発言には、大変がっかりしております。国の教育行政に今さら望んでもどうなのかなと、そういうふうに今、私は思っております。そういう中で、今、町として教育の保障及び教育格差解消に向けてできることは何があるのか。持って生まれた能力が発揮できる社会に向けて、町としてできることは何があるのか。町長、教育長にそれぞれお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それこそ同対審答申を経て半世紀をたちました。そういった中で、いまだその差別が存在しているということ、非常に悲しいわけでありますが、そういった面ではその啓発ということをこれからも当然我々として取り組んでいく必要がありますし、今まで以上にそういった面でもその運動団体の皆さんと一緒になって、運動団体の皆さん方のほかにもいろいろ団体あるんですが、うちでいいますと人推協という組織も立ち上げているわけですから、そういった皆さんと一緒になって、まず一点はそういった差別解消に向けて取り組みを進めたいということです。  教育格差のお話ございました。いろいろ、これまで制度というようなものもあったわけでありますが、それについてはやはり国の制度もあり、県の制度もあったというふうに思っております。そして、町の制度もということで、これまで行ってきた経過もあるというところであります。  言われますように教育格差がなくなれば、差別もそうですが、一番すばらしいことだというふうに思っておりますので、これは無論、行政も町長部局と、それから教育委員会部局がございます。そういった面では連携をとりながら、そういった教育格差の改善に向けても取り組んでまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) おっしゃってますように、私、役場で仕事を始めさせていただいて間もなく45年たちます。この間、ずっと取り組みを進めてきたわけでありますが、いまだにこの状況、非常に残念に思っております。やはり一日も早い解消に向かうということがぜひ必要と思いますので、やはり皆様方、また一緒になって取り組んでまいりたいということを申し上げておきたいと思います。  いわゆる所得格差によって生まれる教育格差といいましょうか。明らかに大学院の進学まで見れば、親の所得が大きく影響していると明らかであります。国の施策として拡充されるという部分が言われております。これがどの程度の効果を発揮するのかというようなところもあると思うんですけども、やはり負の連鎖に陥らないような仕掛けづくりというのが、どこかで断ち切らないというのが必ず要ると思いますので、ぜひそういったことにつながるような仕掛けづくりというのをしていく必要があるんだろうと思います。  それから、私ずっと最近思っていますのは、学校で教えることというのは、基本的に教育課程に書かれていることを教えるわけであります。したがって、教育課程のところに載ってくるということも、これからの運動の一つとして考えてみるべきではないのかなというところを、ちょっと素朴に思っているというところです。これはあくまでも私見でございます。ただ、そうしませんと、学校の中で位置づけて。ですから、先ほど申し上げました社会科の教科書の中には位置づいていますから、そこで教えるわけですけれども、明らかに時間数限られるわけです。それでよろしいかと言ったら、決してそのようには思えないわけであります。一緒だと思いますけれども。したがって、そういった方向に物事を考えていくということも必要になってきているのではないかということを思っているということを申し上げておきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) いろいろ問題もあろうかと思います。ただ、やはり職員を大切にするという気持ち、当然、正職員もそうですけども、任用職員に対してもそういう気持ち、いろいろお互いの意思の疎通を図りながらやっていただきたいというふうに思いますし、運動団体との連携、これもまた密にやっていただきたいというふうに思っております。目的は一つでございます。運動団体は運動団体で、また一つの目的に向かって頑張れるわけでございます。行政は行政として、国の責務として取り組んでいただきたいなというふうに思っております。そしてまた、議会も一生懸命、私、議会の中の一員で、14分の1の力しかございませんけども、一生懸命取り組んでいきたいなというふうに今、思っております。行政と議会、部落差別を初めとするあらゆる差別の解消に向けて、お互い頑張りましょう。  以上で、終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、7番、岡嶋正広議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) ここで暫時休憩いたします。  再開は1時30分から再開お願いします。    (午後0時33分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開します。                         (午後1時30分) ○議 長(谷本正敏君) 一般質問に入る前にお知らせします。
     本日3月11日は東日本大震災から9年目に当たります。  改めて犠牲になられた方々に対しまして、哀悼の意を表しますとともに、御冥福をお祈りするため、午後2時46分に館内放送が流れますので、1分間の黙祷を行いたいと思います。  一般質問の途中になりますが、皆様の御協力、よろしくお願い申し上げます。  次に、9番、小原徹也議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎小原徹也議員質問 ○9 番(小原徹也君) 済みません。9番議員の小原徹也であります。これから、一般質問を始めます。  私が今回する一般質問の通告書は、森林行政のあり方について。  質問の要旨ですが、今、国の方針である森林環境税について、質問を行います。この法整備の趣旨は、放置森林並び保安林を管理し、本来の形に山を戻していくことが目的だと理解しております。その中で、幾つかの質問をお聞きします。  1、森林の整備に伴い、本町は何を到達点としているのか。  ①過去の営林事業の結果、現状の山林を見て、住民の方から60年前の山並みとは違うと聞くが、行政の長としての感想を答弁お願いします。  ②雇用の創出になると言われるが「生まれるものの対価と失われるものの損失」をどのように理解されているのか、お答えください。  ③先祖代々の山を守っておられる方から、自伐型林業を伺い、話の中で現状は一代、二代は植林を行い、三代で伐採する。山は60年周期で考えるものであるが、しかし先代の思いは伝えられない。この現状に行政がかかわるメリットは何か。具体的に答弁をお願いします。  ④いま一度、野生動物の食料となる木や雑木林の山に戻すことを考えるべきではないでしょうか。  2月4日から5日に産業福祉常任委員会で県外視察に行き、林業の取り組みを学びました。視察先は吉野杉で有名は奈良県天川村です。委員長以下、委員として学ぶべきことがありました。伐採した後に、木肌などの植林をし、「古木に学び、新しい木を知る」など地場産業である地域でも森林問題は大きな課題でありました。町長は、どのようなビジョンをお考えなのか、答弁をお願いします。  ⑤本町の森林行政を進める中、野生動植物と人間との「共存と調和」並びに人災とならないための長期計画を現在策定されているかをお聞きします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、9番、小原徹也議員の一般質問について、お答えをいたします。  森林行政のあり方についてということでいただきました。  最初に、森林の整備に伴い、本町は何を到達点としているのかということであります。  それこそ60年前の記憶は私にはないわけでありますが、かつては山が身近な存在であり、山に多くの人の手が入り、整備がされておりました。現在は、燃料革命や木材価格の低迷などにより、山に人の手が入らなくなり、残念ながら山が荒れているように感じております。ことしから新たな森林経営管理制度が始まり、町も森林整備の中心的な役割を担うこととなりました。少し時間がかかると思いますが、主体の一つとなって取り組み、山を手入れのされた状態に戻していきたいというふうに考えております。  次に、生まれるものの対価と失われるものの損失をどのように理解しているかということであります。  まず、失われるものとは、樹木の伐採のことを指しているかと解釈をいたしました。樹木は伐採されれば、その場から失われますが、例えば周りや伐採された後に雑木が残っていれば、成長し、穴埋めをすることとなります。また、皆伐で全ての木を伐採しても、きちんと植林し、手入れをしていけば、木はやがて成長し、かなり時間はかかると思いますが、やがて森林はもとどおりになってくるというふうに考えております。したがいまして、化石燃料とは異なり、森林は失われてももとに戻せるという性質がございます。これは、木質資源の強みであろうというふうに考えております。  3番目の自伐型林業のことであります。この現状に行政がかかわるメリットは何かということであります。本来は、行政が携わるということではないというふうには思っておりますが、山林が荒廃する中での取り組みというふうに考えております。今後、個人で経営される山林についても、森林経営管理制度に基づく意向調査を行うわけでありますが、意向調査を一つの契機として、家族の話し合いにつながればというふうに考えております。  また、話し合いの中で仮に三代目の所有者がみずから管理する意欲がない場合であっても、町を経由し森林組合等の林業事業体に実施権を再委託し、整備を実施することができるということであります。こういうことになりますと、先代の手入れが無駄にならなくなるというふうにも思っているところであります。メリットということであれば、先代の思いを現所有者へ伝えることができるのではないかというふうに考えております。  4番目の野生動物の食料となる雑木林の山に戻すことを考えるべきではないかということであります。  野生動物の食料となります木や雑木林の確保も重要な課題であるというふうに考えております。急峻な地形や住宅地の背後などにある林業経営に向かない人工林は、将来的にまず針広混交林化を目指し、さらに針広混交林から広葉樹林に転換することも考えられるというところであります。  現在、町では、森林林業ビジョンを策定中でありますが、ビジョンの中でも広葉樹林化の方針を検討していくようにいたしております。  5点目に、野生動物と人間との共存と調和、それから人災とならないための長期計画を現在作成しているかということであります。  野生鳥獣との良好な共存を図るため、鳥取県が策定いたしました鳥獣保護管理事業計画に基づき、鳥獣保護行政を推進しているところであります。それぞれ第一種特定鳥獣であるツキノワグマの保護計画、第二種特定鳥獣でありますイノシシ、ニホンジカ管理計画を推進し、人と野生動物が共生できる環境づくりを目指しているというところであります。  林業につきましては、森林林業ビジョンの中で鹿対策として捕獲継続と侵食地の防護柵設置による植生保護の両輪で対策を進めていくよう、計画を検討してまいりたいというところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 済みません。先ほど同僚議員が午前中質問されたことと重複することがあるんですが、相談して一般質問したわけではないんですが、何かやっぱり重複するところがあります。でも、答弁は町長、なるべく答弁していただけるようによろしくお願いいたします。  ①なんですが、私は町長のビジョン、ビジョンというのは計画というんでしょうかね。ビジョンと考えを簡潔にお聞きしたいと思います。現在、町内の山林の資産価値は幾らぐらいなんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ビジョンということでありますが、先ほど森林林業ビジョンのお話をさせていただきました。そういった中では、今現在考えておりますのは、森を育んだり、それから森の恵みを生かしたり、そして、担い手を育てるというような大きな柱の中でビジョンを考えているというところであります。  資産の話をいただきましたが、実は八頭町では岡嶋議員にも、答弁いたしましたが、8割は森林ということであります。そういった中で、その8割の中の4割、6,372ヘクタールというのが人工林でございます。その人工林のあるべき姿をこれから見出すというのが新たな森林経営管理システムというふうに思っているところでありますが、いかんせん今の木材の価格というのが、小原議員も御承知だと思いますが、非常に安いといったら安いんですね。そういった中で、今は平成29年の資料ですが、立米当たり杉で9,600円、それからヒノキで1万6,000円というようなことでありまして、3分の1、4分の1と。その最盛期は55年ぐらいですけど、そういった金額になっているというところでありまして、その山の資産価値をということですが、ちょっと具体的には積算をしていないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 済みません。町長、私は何か追及しようとして聞いたわけじゃないんですが、やはりこの林業の大きな問題は、この制度ができた内容もなかなか利益が出ないとか、なかなか人が手をつけられないというのが一番の問題のような気がします。その中で、やはり商売人というんですかね、林業関係者とかが、やはり仕事につなげていこうとすると、実際この八頭町の森林価値というのは、仮に全部木を売ったときに幾らぐらい価値が財産としてあるのかなと思って、今、質問したんですが、大体どのくらいというのは把握されてないんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) やはり今の山というのは、人が手をつけないということであります。先ほど言われましたが利益が出ないからということも大きな要因だと思っております。その資産価値については、ちょっと先ほど申し上げましたが、積算しておりませんので、御理解をお願いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) もし、このぐらいかなと思われたら、別に答えなくてもいいんですけど、もし大体どのくらいあるのかなというのがもし把握されておられたらと思うんですけど。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほどヒノキであり、それから杉の立米単価を申し上げました。樹齢によってその立米数も異なると思いますし、そのどれぐらいかということですけど、先ほど来から申しておりますけど、ちょっと今、この場ではちょっと浮かばないというのが現状であります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) ①の質問の2回目の質問として、森林林業・木材産業は、商工業の中で起業する方も出てこられると思いますが、この方たちへの支援のあり方を今まで過去の林業に対しての支援を町も多分してこられたと思うんですが、過去の政策と現状を鑑みて、どのようにこれから行っていかれるかというお考えをお聞きしたいのですが。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 支援のあり方ということです。先ほど杉であれ、それからヒノキであれ、今の取引価格の話をしました。実際、その搬出に当たっては、県が現在、立米当たり2,800円。さらには、町のほうで700円というようなかさ上げもさせていただいているというところであります。  岡嶋議員のときの質問にもあったんですが、ことし、その森林環境税を活用して幾つかの事業を取り組むようにいたしております。結果として、これまでの事業については、森林環境税が使えないということでありますので、これまで取り組んでまいりました作業道でありますとか、それから今ありましたその搬出の費用でありますとか、そういった部分については適用できないということでありますので、それ以外の部分で新たなそういう事業税を活用した取り組みができればというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 少し抽象的な質問と思われたら、ちょっとあれなんですが、私は支援するのに支援のあり方がいいとか悪いということではなく、今の八頭町の山林を見て、過去にいろいろ税金なり民間の資金なりを投入されて山を維持されてこられたんですが、植えられたときの60年前はこういうことになるという想定はしておられなかったと思うんですが、また今回この森林環境税ですかね、新しい制度がスタートするんですが、国からこういう形の制度ができたんで、それをそのまま八頭町としてやっていきますというだけではまた同じことの繰り返しになるような心配があるんですが、その点は町長、どうお考えですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 繰り返しになるんではないかということでありますが、ただ、その前に60年前の姿に一日もそれこそ早くなるような形ができればというふうには思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) じゃあ②の雇用の創出になるというところなんですが、林業などで起業する方、携われている方に対して、商工業のほうで補助金などをあると思うんですが、どう支援をされていくのか。そういうお考えはありますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 商工業での補助というお話ですが、令和2年度の予算で考えておりますのは、その林業従事者の皆さん方への必需品といいますか、そういったものへの支援というものを考えさせていただいておるというところです。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) では、例えば補助金に八頭町起業家支援補助金とか、八頭町事業承継支援補助金というものがありますが、やはり林業関係、木材関係の仕事をされている方で、もう製材所を継承できないとか、そういう部分でこの山に関係する、また新たに林業の仕事をしてみたいという若い方も出てこられると思うんですが、この先ほどからずっと町長がおっしゃられているとおりに、この森林環境税というのは、条件が何かあって、これには使えるけど、これには使えないというのがあるので、全体的にやはり町長が計画を持って、ビジョンを持って考えられないと、何か一過性の制度の対応になってしまうのかなと思うんですが、答弁をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど申しましたように、従来ある助成については新しい譲与税は使えないということです。ただ、起業家のお話がございましたけど、そういった部分はその従来の起業家支援の事業があるわけですので、相談をいただければそういった部分で対応はさせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) ③のところで、先祖代々の山を守ることが一番の問題というか課題じゃないかなと、この森林のことに関しては思うんですが、同じまた繰り返しの質問になるんですが、過去の取り組みを見て、今のこの現状を町長とされて、どう判断されているのか。率直な町長のお気持ちを教えていただけないでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 一言で言いますと、以前より本当に活気がないというふうに思っております。先ほどヒノキとか杉の立米単価のことを申し上げましたけど、大きく下がっております。やはりそういった面では外材といいますか、諸外国から入ってきた材木のお話もあるんでしょうけど、やはりこのままではいけないという中で、国のほうとしてこういった新しい対策を考えられて、令和元年度から制度が始まったというところでありまして、全国にさまざまな自治体があるわけでありますが、今回の場合は山がない自治体でも譲与税というのは回っているわけでありますが、何とかそういった税を活用して、それこそ以前のように元気な山ができればというふうには思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) ④のところなんですけど、今、町長がいいことを答弁されたと思うんですけど、山がないところに環境税でいろんな施策をしていくわけにもいかないで、やはり海のある自治体はやっぱり山の恵みがあって、海が豊かになるということも言われるので、やはりこの八頭町の責任というか使命としては、いかにこう山を守っていくかということを考えられないといけないと思うんですが、この町長がこの大体森林管理制度、どのようにというか、先ほどから同僚議員にもまだ始まったばかりでよくちょっと理解というか、わからない部分もあるというふうにお聞きしたんですが、どのように理解して。どのようにって質問がおかしいですかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) やはりさっき言われましたけど、小原議員、山があって海があるというふうに思いますし、それから山というのは動物に対しても本当に重要な役割を担っているというところです。  一つとして、こういった新しい制度ができたというのは、その農地へのことも考えてみていただきたいと思います。これだけ耕作放棄地が出てきたと。山についてはそれ以上という中で、国として何とかそのてこ入れをする必要があるんだろうという中で、こういう新たな制度が始まったということでありまして、それこそ岡嶋議員のときも申し上げましたけど、まだそれぞれの自治体が手探りの状態の中で、今、事業に取り組みをしているというふうに思います。もう少し軌道に乗るまで時間がかかるんではないかなというふうには思ってます。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) この4番のところに、私、ことわざというか、過去の方の「古き知って、新しきものを知る」というような中で、私は、古い木に見て、新しい木を知るというような表現の仕方をしたんですが、今、何度も言っているように、今の山を見て、新しい山を考えるのにでも60年とか長い期間がかかるわけで、やはりこれは新たな意外性というか、町長の独自の、ずっと町長が60年後も八頭町のトップとしておられるとは思わないんですけど、今、やはり今が一番大事なときじゃないかなと思うんですけど、このスタートするときが。どうしていくかということを、それを町長としてどういう意気込みというか、思っておられるのか、答弁をお願いしたいんですが。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 令和2年度で2年目であります。いろいろ予算編成に当たり考えさせていただいて、今回、予算も上程させていただきました。一つとして、そのドローンを活用してみたいということで、そのドローンの導入ということも計画させていただいております。無論、その森林整備の事業を担っていく一つのことだというふうに思っておりますし、またあってはいけないわけですが、災害ということがあれば、そういったドローンも活用ということをできるというふうに思っております。  やはり地籍調査が終わったところから、ところからというふうに考えているところでありまして、今、進捗は50%ちょっと上がってところだと思っておりますが、総じてあと10年もかからないというところまできておりますので、そういった部分を優先的に取り組みをさせていただきたいというふうに思いますし、何より意気込みということですが、以前のような山に活力のある形になるような、それこそ事業を職員と一緒になって考えるというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) じゃあ、5番目の最後に、動物と人間との共存と調和ということで、私ずっと先ほどから町長の答弁を聞いてて、言っていることもわかるんですが、この制度の趣旨もわかりますし、町長のお考えもわかるんですが、でもやっぱり現状、町長は山を見に行かれたことはありますかね。この町内の。見に行かれてますかね、最近とか。どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今、直接、多く山を歩くということはないんですが、大江の財産区というのがございます。船岡地域ですが、財産区の管轄は総務課でありまして、総務課長のときにその大江の財産区の管理員さんと何度かそのすばらしい山を歩かせていただいた経過があるということです。ただ、人工林に限らず、それこそ熊とか、そういった部分からすると、その雑木といいますか、ああいった広葉樹の山というのも非常に大事だというふうに思っております。シイタケの原木というような話もあるわけですし、やはり山は人工林もそれから広葉樹林も大事だというふうには思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 私は町長がおっしゃるように、山の中に歩いて入った景色ではなくて、車で走って、車ですぐ横で見える景色をちょっと話をさせていただきたいと思うんですが、私が住んでいるのは大江地域なので、大江の話をすると道路の横にいっぱい等間隔に大きな立派な杉の木なり、いろんな植えられたと思うような木があります。その奥とかその前には、きれいに石積みの壁があるんですね。普通の山の面ではなくて。これは誰かが多分、昔ここで何か耕作か何かしてたんじゃないかなと思うような場所があるんですが、やはり今見ると物すごいそびえ立つような大きな杉の木。水が出たときの災害か何かで倒れたりしてるんですけど、私はこの森林環境制度で山の誰も手のつけない奥とか、採算性の合わないということをおっしゃるんですけど、今一番初めに手をつけるのは、まずはそういうところを採算性に合わなくても、木を伐採して、また耕作地にするとか、そういうことが大切なのじゃないのかなと思うんですが、町長、答弁のほうはいかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私の村にもそれこそ今言われた石積みの奥に植林がされているという景色はあります。これは、多分、当時田んぼだったというふうに思いますが、それを転用されて植林をされたということだと思います。これはどこの地域にもあるんじゃないかなというふうに思っておりますが、そういった中で、やはり今、木を動かすといいますか、それが木が動かないから結局、主伐とか皆伐とかそういったことにつながっていないんじゃないかなというふうに思っておりますので、それはまた次の需要と供給ということにもつながるわけでありますが、やはり今、大事なのは木を動かしていくということが非常に大事ではないかなというふうには思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長のおっしゃるとおりだと思います。木を切って売るというだけでは、なかなか採算性も合わないと思うんですけど、今回、議会中に説明で奨学金、祝い品ですかね、地元の木を使って渡すとかっていうようなお考えもあるようですけど、やはり地元の商工業と連携をして、何とかこの何て言うんですかね、植林して、放置されている、そこでまた耕作地に変えろというのは無理な話だと思うんですが、なんとか今、道路の近いところというか、すぐ手がつけられるところでも、やっぱりそれを解決していかないと、その解決するには町長の斬新な発想というか、決断が必要なんじゃないかなと僕は思うんですけど、その点について答弁はいただけないでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ことし、町産材でそれこそお子さんの先ほど積み木と言いましたが、そういったものをぜひつくらせていただいて、お祝いの品としてお渡ししたいというふうに思います。  先ほど申し上げましたけど、やはり木を動かすということが必要だということだと思います。無論、森林組合はそれこそ全国に誇れる八頭中央森林組合ですので、いろいろ動きをしているというところでありますが、そういった中で、やはり一つとしては所有者の皆さん方の理解というものをいただけなければ、その木は動かないだろうというふうに思っておりまして、その単価の話もあるわけでありますが、森林組合と一緒になって、その辺の取り組みというのは考えてみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、先ほどドローンを使って山を見てみるというふうにおっしゃられたんですが、今、便利で昔70年ぐらい前の地図と現状の状況が一緒に見えるようなものもありまして、私が見てる限りかなり生活ゾーンが狭くなっている。先ほどから言っているのは、この木を切るべきではないかというのは、これから言います野生動物との共存ですよね。動物がふえたらやっぱりふえた分はちょっと捕獲をしていかないといけないんですけど、何か昔のやっぱり生存しているエリアが家と山との間がなくなったために、こういう今の鳥獣被害とかも出ているような気がするんですけど、もう少し何か解決できないんでしょうかね。町長の八頭町の判断の中で、森林環境制度とかを使わなくても、もう少し共存というか、鳥獣被害も減り、動物も住みやすい、人間も住みやすいというような。それには、やはり先ほどから言ってる道路の近くの今この昔、耕作をしてたところの木をまずは伐採して、そこに何かを植えるというか、管理していくのが一番の最善の方法じゃないかなと私は思うんですが、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず、以前の写真とのその対比といいますか、そういったことは承知をしております。昨年の譲与税でそのレーザー測量の集積といいますか、そういったものをさせていただいたというとこでありますし、そういった中でやはりそれだけではわからない部分がありますので、そういった面ではその先ほど言いましたドローンを活用すればいいんじゃないかなというふうに思っております  動物との共存というお話ございました。以前とは、その私どもの生活環境も変わりましたし、それから動物の生息の環境というのも大きく変わったというふうに思います。生存エリアのことからすれば、ずっとそれこそ集落のほうに動物のほうが近づいてきたというふうに思っておりますが、ただ、やはりそれは食べるものが山になくなったというのが今の現状だろうというふうに思います。やはりそういった面からいうと、その広葉樹、そういった部分のそれこそ森というのも本当に非常に大事だなというふうに思っておりまして、動物もそれこそ好きこのんで人家のほうにおりてきているというふうには思っておりませんが、いずれにいたしましても、その人工林もそうですし、それから、その広葉樹のほうの林についても、やはりすぐすぐそういった形にならないというふうに思っておりますので、少し時間をいただいて、それこそ共存できるような形になればというふうには思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長は今、60歳を多分超えられてると思うんですけど、済みません。町長が子どものころ、姫路にお住まいだと思うんで、結構、山の奥にお住まいだと思うんですけど、ほかの教育長、課長さんも、山の奥に昔住んでおられた方もおられると思うんですけど、昔もやっぱり出てたんですよね、こういうイノシシとか鹿。今と何か違うんでしょうか。もう何か世の中のその現在のどうしようもない理由で何かふえたんでしょうかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はるかに動物はふえてますよ。イノシシでも鹿でもね。昔の記憶をたどってみますと、そのそれこそ杉の木もヒノキの木も、それから雑木も大きくなりました。以前は杉の木なんかも鉄柵ですね、それを張って出しておりましたけど、今、そういう姿は見受けません。車が近くに寄ってということでありまして、それがために作業道ということで森林組合、一生懸命つけていただいているというところですが、それこそ山の景色というのは木が大きくなったなというふうには思います。
    ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 最後の質問なんですけど、今、町長がおっしゃられた索道の件、私もちょっとその索道にはいろいろ疑問というか、索道に関して興味がありまして、昔、私が小学生のころもいろいろヘリコプターで木をおろしたり、索道を結構引いたりしてて、おもしろく見てたんですが、最近は何かこの平成、令和になってからの主流なのかわからないんですけど、作業道をつけて、とにかく車が近くに寄れて、重機ですぐ搬出するということで、どんどんどんどん作業道をつけておられるんですけど、この作業道が災害を誘発しているというのも事実だと思うんです。よくいろんな、今回行った天川村の課長の方も、今、道が落ちていくというのを動画でやっぱり持っておられました、携帯に。これが悪い例なんだよって、もう本当に自分がおられる前が崩れていくんです。だあっと。こういうことにならないために、大橋式ということらしいんですが、工法があるらしいんですよ。絶対災害を起こさない作業道のやり方というのが。まずはそれを覚えさせるらしいんです。その林業関係者に時間をかけて。  やはり、今のその索道がいいか、今のやり方がいいか、悪いとかそういうことを私は言うんじゃなくて、今のやり方で行くんであれば、災害を起こさない方法を選択されるというのが一番ベターな考えかなと思いますし、もし、なかなかそういうのが費用的にも難しいということであれば、索道のほうが災害が少ないんじゃないかなと私は思うんですが、町長の見解はいかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) これもちょっと個人的な意見かもわかりませんけど、索道というのはやはり職人さんが減ったんではないかなというふうに思います。調査はしてないんですけど、見なくなったというのがそういうことかなという思いがあります。  作業道のお話をいただきました。災害の誘発ということも、今、伺ったわけでありますが、きちっとした道路構造令にのった道路ではないというふうには思っておりますので、簡易といいますか、そういった形での仕上がりということも承知をしております。それこそ大橋式ということを言われましたんで、ちょっと私、この認識がないものですから、大橋式の。これはちょっと調査をさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) この索道というのは、町長、もともとはスキー場のリフトが安全索道とかという会社で、基本的にはリフトも索道らしいですよね。だから、やっぱりそういう職人の方が会社も減っていかれたのかなと思うんですが、いま一度、やはり新たな森林環境税の制度が始まる中で、町長とされて、どちらがやはり先の八頭町にとって、山の土質もあると思うんですよ。かたい山もあれば、やわらかい山もあるので、一概に索道がいいとか、道をつけるのが悪いとかっていうことではないんですが、しかし、私は何かその作業道なんか動物の生活道になってるような心配もするんですが、その点も町長はやはり私と同じような考えなのかどうか、ちょっとお聞きしてみたいんですが。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 作業道が動物の生活道というのは、ちょっと初めて伺ったんですけど。山も言われましたいろいろ土質があります。そういった中で、作業道つけるに当たっては、その軟弱な土質ではいいことできませんので、そういった部分もやはり作業道つけられるに当たっては考えていただけたらというふうに思いますし、また、言われましたその作業道がいいのか、それから索道がいいのかということを言われました。コスト的な面もあるとは思うんですが、実際なかなか今の情勢の中で索道というのはなかなか難しいんではないかというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) じゃあ最後にします。  町長、失礼ですが、50年先、60年先まで町長が町長の職におられるのは、ちょっと難しい、不可能なんですが、でもやはり森林環境譲与税、森林環境制度がスタートしたときの、やはり町長の責任というか、役割は大変大きいものだなと私は思っておりまして、索道の件にしてもちょっと費用が高いからしないとかではなくて、新たなそういう補助金を国にお願いしたり、県にお願いしたり、町長が斬新的な考えを持たれ、新たな後世に残していけるような山林を残すように事業を進めていただけたらなと思いますが、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今のお話は私に限らず、それこそこの森林経営管理制度が始まった時代の首長の同じ課題だというふうに思います。全く山のない、それこそ市町村もあるわけでありますが、それはそれとして、やはりこうした中山間地域の首長ということであれば、それこそこの制度を活用していって、本当に有効な事業もそうですし、本当に山がよくなったなということにならなければならないというふうに思いますので、それこそことし2年目ですので、ちょっとまだ何度も繰り返しますが手探り状態の中ですので、住民の皆さんの無論、協力も要るわけでありますし、一緒になって取り組んでまいりたいというところです。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 最後に、町長、なかなか山の奥のほうには人が住まなくなったとは言われずに、山奥でも住みたくなるような八頭町に、八頭町にというか、八頭町の山奥でもみんなが住みたいなとなるような、そういう山とか人が住みたくなるような形にしていただけるように努力をお願いしたいと思いまして、一般質問を終わらせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、9番、小原徹也議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。  再開は、2時25分から再開します。      (午後2時14分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後2時25分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、3番、小倉一博議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎小倉一博議員質問 ○3 番(小倉一博君) 議席番号3番、小倉でございます。議長の許しをいただきまして、一般質問を始めたいと思います。  昨今、新型コロナウイルスということで、世間を騒がせております。私自身も見えない恐怖というのを感じております。それこそ危機管理の大切さということを今さらながらに思うわけですけども、それと同時にどういう対応をしていくかというのは、こういうときに考えていくべきかなというようなことを思っています。図らずもこのコロナウイルスにやられた方々にお見舞いを申し上げたいと思います。早い終息を願うものであります。  3月は新年度の予算を審議する議会であります。例年3月議会は予算に絡んで一般質問をさせていただいております。新年度予算について吉田町長と薮田教育長にお尋ねをいたします。  令和2年度の新年度予算が提案されました。次の行政課題について、今後どのように取り組まれるのか。新年度予算ではどう対応されたのか、吉田町長と薮田教育長にお尋ねをいたします。  1点目に、鳴り物入りでスタートした地方創生ですが、国が目指した人口の一極集中解消や人口減少対策は、先行きが見えない状況であります。一方、八頭町の地方創生は、旧の隼小学校を利用した隼Lab.や若桜鉄道の観光列車化等、計画の多くが日の目を見たと思っております。今後は、政府の方針にもありますように、八頭町の交流人口の増加や広域観光の仕組みをどう創造していくか、期待したいところであります。地方創生にかかわる予算措置について、新年度予算でどう対応されたのかをお伺いします。  2点目に、農林業は地域社会の基盤であります。町農林業の活性化のための予算対応について、また、農林業政策の方向性についてお聞かせをいただきます。  3点目は、教育や子ども・子育て支援策への予算配分についてお伺いします。子どもたちや若者の交流施設、交流場所の設置についても検討してもらいたいと思っております。  初めの質問であります。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、3番、小倉一博議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、新年度予算についてということであります。地方創生にかかわる予算、それから新年度でどう措置したのかということであります。  八頭町総合戦略は、平成27年9月に策定し、27年度から令和元年度までの5年間の計画で、地方創生に向けた取り組みを推進してまいりました。この第1期の総合戦略の進捗状況につきましては、総合戦略で計画いたしました事業、56事業中39事業で目標数値を達成しており、目標達成率は69.6%であります。おおむね順調に地方創生の推進が図られたものと考えているところであります。  次に、第2期の総合戦略をこの3月に策定するところでありますが、第2期八頭町総合戦略に盛り込ませていただきました事業は、全事業数94事業で、新規が19事業、拡充10事業、継続66事業を予定いたしているというところであります。令和2年度の地方創生に係る予算措置につきましては、第2期八頭町総合戦略の重点事項となっております「八頭町で生き生き働く」「八頭町で伸び伸び子育て」「八頭町で元気に暮らす」「八頭町できらきら輝く」「八頭町で楽しく交流」の5つの重点取り組みのもとに、さまざまな事業を展開するための予算を計上しているところであります。  2点目の町の農林業の活性化のための予算対応と農林農業政策の方向性についてということであります。  主な事業といたしましては、戦略的スーパー園芸団地整備事業を始め、鳥取梨生産振興事業、鳥取柿ぶどう等生産振興事業による果樹園整備支援や果樹生産拡大、また、頑張る農家プラン事業や集落営農体制強化支援事業による担い手支援、基盤整備事業による耕作条件の改善、農地維持の観点からは、中山間直接支払交付金制度、多面的機能支払制度の推進を実施することといたしております。このほかにも鳥獣対策、畜産振興等、必要な予算も計上しているところであります。今後も樹園地の中間管理事業の新設、農業公社の人的体制の整備、米のブランド化、八頭町堆肥活用検討委員会の設置など、水田営農と果樹振興を推進するとともに、新規就農者や担い手への支援、農地維持、また畜産振興に取り組んでまいりたいと考えております。また、令和2年度が八頭町の農業ビジョンの最終年となりますので、計画をPDCAサイクルで見直すとともに、新たな計画の策定を検討することといたしております。  次に、林業であります。森林の適正な整備や、地元産材の利用促進、担い手育成対策等踏まえ、林業活性化の取り組みを推進していく予算と考えているところであります。  まず、森林環境譲与税の活用事業といたしましては、森林経営管理制度事業、林道の維持管理の補助、木質バイオマスコスト試算、新生児への木製積み木のプレゼント、林業労働者への安全用具の補助等、予算を計上いたしました。  次に、引き続き取り組んでいく主要な事業ということであります。間伐や作業道の整備等の支援、作業効率化のための高性能林業機械等の整備支援、原木シイタケブランド化事業、竹林整備事業について予算計上をさせていただいております。  最後になりますが、町では現在、森林林業ビジョンを策定中であります。ビジョン策定後は、ビジョンに基づきます一層の林業活性化に向け予算措置を図ってまいりたいと考えております。  3点目の養育や子育て支援策への予算配分についてということであります。  子どもたちのその交流施設、さらには交流場所の設置について検討をということであります。平成27年の3月に八頭町の子ども子育て支援事業計画を策定し、子育てしやすいまちづくりの実現に向けて、さまざまな子育て支援策を推進いたしているというところであります。この計画も策定から5年が経過をいたしますので、これまでの取り組みを検証するとともに保護者の方を対象に実施したアンケート結果等をもとに、より実効性の高い子ども子育て支援へとつなげていくため、本年度、令和元年度でありますが、第2期の八頭町子ども子育て支援事業計画を策定しているところであります。子ども子育て支援の分野は、保健、福祉、教育など、多岐にわたっておりますが、各分野においてこの計画を実行に移すための予算措置も行っているところであります。  子どもたちや若者の交流施設、交流場所の設置について検討をということでありますが、子育て家庭やあらゆる子育て団体のネットワーク拠点となる地域子育て支援センターを現在改修しており、子育てに関する相談事業の実施や、さまざまな情報の提供の場として、さらには地域住民や全ての子育ての家庭の交流の場として機能するよう、環境の整備を行うことで地域の子育て力の底上げを図っていく予定といたしております。また、計画の中では子育て支援施設の整備の項目を設け、今後、地域の子育て家庭の保護者の方や児童が安心して遊ぶことができる屋内施設等の整備を進める計画を掲げているところでもあります。いずれにいたしましても、子どもの健やかな育ちと子育てを支えることが、一人一人の子どもや保護者の方の幸せにつながることはもとより、将来の我がまちの担い手育成の基礎をなす重要な未来への投資で、社会全体で取り組むべき最重要課題の一つとして考えておりますので、今後も子育て支援施策の充実を図ってまいりたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、3番、小倉一博議員の御質問にお答えいたします。  子どもたちや若者の交流施設、交流場所の設置について検討してもらいたいということでございます。昨年11月に開催されました高校生議会での質問にもありましたが、高校生が多く利用する郡家駅周辺や通学路の周辺に高校生が滞在できる施設をとの要望がございました。郡家駅は御案内のとおり平成25年に八頭町がコミュニティー施設として改修をしておりまして、イベント時に利用できるスペースや列車の待ち時間に休憩できるスペースとして、年間を通じて高校生を初め多くの方々に御利用いただいているところであります。この高校生議会の中でもございました交流施設などにつきましては、新たな場所も含めまして遊休施設の利活用など、総合的な検討を進めていきたいというふうに考えております。具体的にこれというところまではいっておりませんが、検討を始めたいというように考えております。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) ありがとうございます。たくさんちょっと盛り込んだもんですから、どれからちゅうことですけど、最初に地方創生、総合戦略5年が終わって、新しい総合戦略にかかるわけですけども、この6日だったですかいね。八頭町バスがスタートしました。7日には若桜号がスタートしました。水戸岡さんのデザインをお願いして、観光というのが一つの目玉なんですけども、地域交通の維持ということで非常に期待をしてるんですけど、きれいなバスになって、きれいな汽車になって、あとはいかに地域で上手に利用してもらうかということだろうというぐあいに思っております。議員の皆さん、行政職の皆さん、ぜひ一回と言わず乗ってもらいたいなというぐあいに思っています。  一次の地方創生については、私はいろんなところでスタートアップができたというぐあいには思ってるんです。二次に向かってどういうぐあいに展開をしていくかというのが一番大きなところなんですけれども、この間のバスのスタートのときに水戸岡先生が言っておられました。デザイン料から含めて結構な投資をしたわけですね。バスについても、若桜鉄道についても大きな投資を行いました。今度は町として稼いでくださいよというような言われ方をしました。これは、一つのヒントだなというぐあいに思ったわけです。稼ぐという意味は、金になるということだけじゃないと思うんですね。きれいなバスが走りょうる。きれいな列車が若桜線を走っている。これも大きな財産というか、だと思うんですよ。乗る人がふえれば、それも財産ということだろうと思うんでね、やっぱりこれは一つの稼ぐまちということも一つのスローガンだなというぐあいにそのときにも思ったんですけども、稼げるような、人が集まるような計画をやっていってもらいたいなというぐあいに思います。そのことについて、稼ぐということについてですけれども、町長はどういうぐあいに受けとめられたでしょうかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初の答弁で第1次の進捗率、そして第2次のその事業構成等を申し上げました。基本的には、その1次のフォローをしながら2次の総合戦略というのを進めていくべきだろうというふうに考えております。そういった中で、水戸岡先生の言葉を代用されて稼ぐというお話がございました。通常であれば稼ぐというのであれば、お金が中心かもわかりませんが、決して私もそうではないというふうに思っております。それは、やはり人であったり、よく言われます若桜谷には昭和の原風景が残っておるということでありまして、裏を返せば進歩がないじゃないかということかもわかりませんけど、そうでなくて、やはりそれも一つの今こうして社会文化が進んでいく中ですばらしい景色ではないんかなというふうには思っております。そういったものを大事にしながら、本当に多くの人との交流を進め、そして、関係人口をふやしていくということがこれからの取り組みのキーワードになるんではないかというふうには思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 言葉のあやですんで、一概に言えないんですけど、キーワードだと言われました。私はどんなキーワードでもどんな言葉でもいいんですけど、やっぱり共通認識をして、それに向かっていくというのがすばらしいんじゃないかなというぐあいに思ってます。  それで、もう一つ提案したいのが、第2期の総合戦略の策定会議ですね。町民の策定会議で、町民の方々がこの会議室に集まって発表されました。そのときに町民の方が発表されたまとめのときに言われたことが頭に残ってます。というのが、地方創生に参加した人もあれば、参加できなかった人がおられるわけですね。参加できなかった人は八頭町は何をやっとっただろうなということになると思うんです。そのときに町民の方が言われたあれが、やっぱりみんなが参加する、地方創生にみんなが参加する。自分たちでやる。自分たちがやりたいことは、自分たちでやる。行政任せでなしに、自分たちでやってみる。そういうことを提案されました。これは第2期に向けて、先ほどのキーワードと言われましたけど、先ほどの言葉と一緒にもう一つはそういうことだろうというぐあいに思うんです。やっぱり行政が旗振りだけやって、第1期はうまいこといきました。じゃあ2期はどうするんだと言われたときに、やっぱり町民に動いてもらいたい、住民に動いてもらいたい。そういうことがもう一つのキーワードになりゃせんかなというぐあいには思っております。やっぱり方向性というのが示されたわけですんで、それに沿って、それを応用していけるような、例えばですけど、隼Lab.で講演会がされたりですね。 ◎黙  祷                         (午後2時46分) ○議 長(谷本正敏君) 黙祷終わります。  小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 一応、予定はしとったんですけども、2011年3月11日、9年前のきょう、東日本大震災が起こりました。1万5,000人以上の方が犠牲になられたそうで、今なお、5,000人以上の方が、何ていうんですかね、もとの生活に戻れていないということでございます。一日も早い復興が成り立ちますように御祈念したいと思います。  議会の総務教育委員会でも去年、8年目にして福島を視察研修ということで、防災に対する視察研修ということで、現実を見せてもらいました。まだまだ復興になったという形ではありませんでした。そういうことで、ぜひ当該地方の地域の皆さんには、御苦労をかけるわけですけども、頑張っていただきたいなというぐあいに思っております。  その地方創生について、キーワードということで、2点、私の思いで提案しました。稼ぐまちを目指す。それから、自分たちでできることをやってみる、やっていく。何でこれを思ったかというのは、隼Lab.に行くと若い人がよく出会います。講演会をしたり、シンポジウムをされたり、いろいろやっておられます。そういう中でやっぱり参加意識というんですかね。自分がかかわったという意識が生まれてくる。そこから新しいアイデアも生まれる、新しい挑戦も生まれる、そういうぐあいに思っております。私の地元の大江でも宿泊施設ができました。地域の人たちはかかわり隊ということで、グループを組んで何か応援できんかなというようなことを始めております。そういうことを通して地方創生が身になっていけばなというぐあいに思っているわけです。  町の計画に対しても計画書が盛りだくさんに計画が示されております。2次の計画ですね。その執行についても、できるだけ関係団体、関係者に相談をされて、進めていってもらいたいなというぐあいに思っております。このことについて、町民協働という意味も含めて、町長の御所見を伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 町民策定会議のことをお話をいただきました。10月31日だったというふうに思っておりますが、ここの2階でプレゼンをしていただいたというところであります。12人の策定委員ということでありまして、それぞれの立場で参加をしていただいたというふうに思っております。3班に分かれていろいろお話をしていただいて、延べ11回、そういった経過もあるようであります。  先ほど小倉議員言われましたけど、自分でできることをやってみるという御発言がございました。やはりまちづくりもそうだと思いますし、それからこういった総合戦略もそうですが、そういったことでかかわりというものができてくるというふうに思います。それこそ町民の皆さん方の協力なくして戦略もできませんし、それからまちづくりもできないというふうに思っておりますので、そういった面で申し上げますと、本当に多くの町民の皆様方に体験をしていただいて、かかわりをぜひその戦略であれ、まちづくりであれ、そういったものにかかわっていただけたらというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 農林業の活性化ということで、森林環境税が昨年7月ですか、9月ですか、導入されました。ことしの予算書にも譲与税として2,828万7,000円入るようになっております。質疑でもちょっとお伺いしたんですけども、森林環境譲与税については、町長もおっしゃったように目的税で使途がほぼほかには使えない金だというぐあいには思っております。そういう意味で基金も設けました。そういう中でことし森林環境整備事業が組まれております。私、ふと思ったのが、金額的に入りと出が合わなかったもんですんで、どういう、もちろんこれ当初予算ですので補正もあるわけですけども、どういう使われ方をするんかなというぐあいに思ったわけです。一点、事業の内容については質疑のときにお伺いしましたので省きますけども、基金のあり方についてちょっと聞いておきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 令和2年度で、これから国の予算が通らなければならないわけでありますが、通るという前提の中で2,800万余りの譲与税が入ってくるというふうに予定をさせていただいております。そういった中で、基金の考え方ということでありますが、それこそ全体の予算決算特別委員会の中でもまたお話があろうかと思いますが、そういったそれぞれの目的にしたその事業をさせていただいて、基金については残った部分を積み立てさせていただけたらというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 前段に同僚議員のほうから森林環境税についてはお二方が質問されましたんで、大体のところはわかりましたし、私のほうで聞くことはないんですけども、私の思いとして、林業は、60年前の林業と今の林業というような質問もございましたが、私が知ってる限りにおいて昔は林業といったら家はほとんど山の木でつくってました。燃料は山の木でした。だから、もう必然的に山は財産だったわけですね。だけど、今は家を建てるのに木材が必ずしも必要ではありませんし、燃料も必要としてないわけですね。そういう中で私はこの環境税が何でできたかといったら、やっぱりもうける、先ほど稼ぐまちということを言いましたけど、もうけるというよりも山の維持ですね。それをいかにしていくか。そして、山の中にどれだけ人が入っていくか。そういうことだろうというぐあいに思ってるんですね。そういうことです。林業計画もそういう点も含めて計画してもらいたいなというぐあいに思っております。  山に人が入って初めて山が生きてくるというのは私に山を連れていってくれた人が言ったことです。山を歩いてみて、山はわからん。その人は言われたんですけども、そのとおりだと思うんですね。その点をぜひこの森林環境税ですね、山に人が入る仕組みをつくっていただきたい。いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 小倉議員の言われる、その、今、本当にまきを使う家というのは少なくなったんじゃないかなというふうに思っておりますが、それはそれとして、やはりもうけることも大事でありますし、そしてそういったことが山の維持につながるというふうには考えます。  山に人が入る仕組みをということでありますが、基本、やはり森林経営の管理システムということをなんとか地域の皆さん方に根づかせるというのが一番だというふうに思っております。それこそまだまだちょっと多少時間がかかるのかもわかりませんが、ぜひ一人でも多くの皆さん方に御理解いただいて、そういった山林整備に協力をいただけるような体制を整えたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 農林業のもう一つ、農業のことについてでございます。  農業は、平成29年7月、農業委員会制度が変わりました。これによって農業委員会の活動ががらっと変わったというぐあいに思っております。もちろん農業委員の今までやっておられたことは継続してやっておられるわけですけども、農地最適化推進委員というんですか、この方々が農地のパトロールをされました。そういう中でどういう成果があったかということを聞いてみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 平成29年7月から新しく言われました農業委員会の制度が変わったというところであります。農地最適化推進委員さんですかね。今、農業委員さんが14名、それから最適化推進委員さんが14名ということで、2人で、言葉は失礼ですけど、一緒になって活動をしていただいているというところであります。以前の農業委員さんの人数より減らしているというところでありますが、ただ、やはり2人体制ということでありますので、本当にとりわけ推進委員さんのほうは現場のほうをよく回っていただいているというふうに思っておりますし、またそういった中でそれこそ耕作放棄地ですね。余りあってはならないんですけど、そのあたりの把握もしっかりできつつあるんではないかなというふうに思っております。ただ、やはりお一人の方に余り過度になるようなことではだめだと思いますので、そういった面ではお2人が一緒になって、その地域といいますか地区といいますか、そういった部分の農地のあり方といいますか、保持もそうですし、そういった取り組みを今後も続けていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 推進委員さんが回られたことによって、非常に何というんですか、現状把握がかなり進んだというぐあいに思っておりますし、その午前中にもありましたけども、いわゆる木が植わって、もう既に木が大きくなっているというようなところも農地として残っているわけですね。そういうところの洗い出しが進んでおる状況にあるというぐあいに思っております。それは、その税金とかそういう関係もあるんですけど、現状に合わせた対応というのが私は必要ではないかなというぐあいに思っております。いつまでもあそこが畑だ、あそこが田んぼだと言っていることではないんじゃないかとぐあいに思っているわけですね。その点について、どうされるかということを伺っておきたいですし、それから、もう一つ、八頭町、観光ということですね。それから交流人口ということを熱心に言っておるわけですけども、八頭町に来て何を交流するか、何を見に来るかといったら、やっぱり自然だろうというぐあいに思うわけですね。そのときに、やっぱり自然に親しめる環境、それをつくるためにも私はいわゆる耕作放棄されたところの転用ですね。例えば、果樹栽培であったりだとか、淡水魚の養殖、それからログハウスであったり、キャンプ地であったり、そういうことの転用ですね。転用というよりも利用ですね。そういうことも進めていくべきだというぐあいに思っているわけですけども、その点について町長のお考えを伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
    ○町 長(吉田英人君) よくないことではありますが、その耕作放棄地等がふえるということは、本当に好ましくないというふうに思っているところであります。そういった中で、その耕作放棄地を本来であれば、言われますように農地に返すというのが本来の姿なんでしょうが、そういったその新たな形での活用ということも違った面で考えますと有効ではないかなというふうに考えます。ただ、どの田んぼにどういったものをということになると思いますので、恐らく、先ほど出ておりました景観というようなこともございますので、そういった面では、やはり農業委員会も含めて所有者もそうですし、一緒になって考える必要があるとは考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) その子育て支援のほうですけども、教育長のほうで交流施設ということでお答えをいただきました。教育長もおっしゃったように、高校生議会なり中学生議会なりを通して、若い人の要望なり御意見を伺いました。これは、ケーブルテレビで流れましたんで、町民の方々からも感想をお聞きしました。子どもたちは子どもたちなりにまちについていろいろ考えていてくれるんだなということを思ったわけですね。そういう中でせっかく希望が出たんで、一つや二つぐらいは聞いてあげられたらなというぐあいに思っております。できるだけ努力していただきたいなというぐあいに思います。  それと、子育てについてもう一点、前から気になってるんですけども、虐待ですね。それから行き過ぎた親権行使というんですか。毎日のように報道されております。このことについて、教育長のほうにちょっと、町長でもいいんですけども、まちの対応窓口としてはどことどこをというぐあいに考えておられるかということと、それから、児相の管轄が鳥取市になったと思うんですけど、それになったことによる対応の違いあるんかどうかということをお答えしていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 虐待、非常に心配な面もあります。たまたま今、コロナウイルスということで休んでおりますが、実は心配な家庭もあるわけでありまして、そちらのほうには目が行き届くといいましょうか、そういった形で学校のほうで対応しているという状況もあります。スクールソーシャルワーカーとかいったことも配置をしていただいているわけでありますので、そういったところと一体となって、虐待といった事案が起こらないようにという。起こったとしましても、速やかに次の対応ができるというような形を考えているところであります。  先ほど児相の管轄が変わったとおっしゃいましたけども、児童相談所は全く従来どおりであります。したがって、これまでも通告ということをやるわけですけれども、ここは各校長には、ちゅうちょしないでやろうということを言っております。下手に時間が過ぎてしまうということがないようにということで、ここは徹底してもらっているところであります。したがって、方針としてはそういったことで、とにかくスピーディーにやるというところ、気を使っているところであります。  小・中学生でありましたら学校ということになりますけれども、例えば保育園児の場合もありますので、そういった場合、やはり町長部局のほうが窓口になっていただくということになろうかと思いますけども、要対協というような組織もありますので、そちらのほうでいろんな対処をしていくということになろうかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 例えばですけど、町内でそれが疑われる事例が出たとしますわね。その場合、保護者なり学校関係者だったら今のお話で済むんですけど、一般でそういう話が出た場合、どこに窓口をしたらいいかということですね。連絡先。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) これは、町長部局の関連もございますし、それから先ほど教育長答弁したんですけど、教育委員会の関係もあるということでありまして、要対協、要保護児童対策連絡協議会ですか、そういったものを行政としても立ち上げているというところでありまして、保健課、それから町民課、福祉課、そして教育委員会、学校等もであります。主体は保健課ということであります。事務局的には保健課の中でということで対応させていただいておりまして、定期的な会議というようなものも持たせていただいているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 非常に微妙な問題という認識がありますので、一概に言えないんですけども、やっぱりそのある程度こういうことを地域として防いでいきましょう。地域として見守っていきましょうというような投げかけをしていく必要もあるんじゃないかなというぐあいに思っております。  次に行きたいと思います。  2問目に、環境問題と安全安心な社会づくりについて、吉田町長にお尋ねをします。  安全安心な社会や希望を持って住み続けられる社会を提供することこそが、政治や行政にかかわる者の責任だろうというぐあいに思っております。地球温暖化が言われて久しいわけですが、その対策は進んでいるように思いません。町でできること、町民でできることを行政の責任として提案してもらいたいと思っております。  2番目に、河川に昔ながらの魚がいなくなりました。原因をどのように御認識でしょうか。  3点目に、ごみのポイ捨てや廃車や農業資材の放置が目につきます。対策をお聞きいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に環境問題と安全安心な社会づくりについてということでいただきました。  最初に町でできること、町民でできることを提案してもらいたいというお話であります。地球温暖化の対策につきましては、今や地球規模で温暖化が進み、異常気象が多発しており、大きな問題となっておりまして、それこそ対策が大変急がれている状況にあります。対策につきましては、地球温暖化対策の推進に関する法律でありますとか、気候変動対応法などにより定められているというところであります。  本町におきましては、住民の皆さん方や事業者の方を対象にした具体的及び効果的な施策が余り推進されていない状況にあろうかと思います。町が実施している事業では、生ごみの分別収集の液肥化、それから竹炭や竹酢液の販売、家庭用発電設備等の導入推進補助金、それから、町道等への不法投棄物の定期的な回収、保育所の木造新築なども温暖化対策の一つになるとは考えておりますが、現状では十分でないことは認識しているというところであります。今後も関係各所と連携して、調査研究を重ね、新たに有効な事業を実施し、効果的な温暖化対策を進めていきたいと考えているところであります。  2点目に、魚のお話でございます。河川に昔ながらの魚がいなくなった原因をどう認識しているかということであります。御質問のように以前に比べ、魚の数が激減していると感じております。地域の生物の多様性を維持していくのも町の課題であると考えているところでもあります。激減のこれといった原因は不明ではございますが、よく言われておりますのは、河川の護岸改修であったり、河川改修により河川の水量が相対的に少なく、最近ではカワウも多く見られるようになったことなどであります。水質的には下水道等の整備により昔よりきれいになっておりますし、河川改修事業等では、魚道を整備するなど、関係機関も配慮しているというところであります。地域の河川に昔のように多種多様な魚が多く生息していれば、前段でございましたけど、観光資源にもなりますし、今後は関係機関と連携して調査研究し、有効な対策がとれないか検討してまいりたいと考えております。  3点目のごみのポイ捨てや廃車、農業資材の放置が目につくということであります。対策についてということでありますが、御質問のように不法投棄がなかなか減らない状況であります。町では月に4日、環境監視員2名によります環境パトロールを実施しており、道路等の官地への不法投棄物の回収を行っているところであります。特に不法投棄の多い箇所には、啓発看板も設置して啓発を行っており、ごみの中に個人が特定できるものが発見された場合は、警察に捜査依頼をしております。県でも警察OBなどによります廃棄物適正処理推進指導員を雇用し、パトロールを実施しております。不法投棄に対します抜本的な対策は難しいわけでありますが、今後も引き続き環境パトロール等の対策により不法投棄をなくすよう進めてまいりますし、小倉議員におかれましても、町内などで不法投棄を発見されましたら、町のほうへ一報していただけたらと思います。  次に、廃車や農業資材の放置の関係であります。廃棄物は自分の土地であっても清潔を保つように努めなければならないと法に定めがございますので、廃棄物の放置がありましたら連絡をいただきたいと思います。その後、土地所有者に連絡をさせていただきたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 地球温暖化の問題については、同僚議員のほうから質問がありました。私、それを聞きながら、多方面にわたっていろいろと研究しとんさるなというぐあいに思ったわけです。ただ、その地球温暖化というのは、非常にスケールの大きな話でして、私、なんちゅうか個人に対して、個人が何をしたらいいんかちゅうのが、何か漠然としとるというか、どういう対策があるんかなというぐあいに思うわけですね。言われるように火力発電がどうのとか、自然エネルギーがどうのとかっていう問題があるわけですけど、個人でどうかかわっていくかということを考えたときに、早い話が乗用車に乗っておられる人、ガソリン1リットル減らすと日本全体では1億2,700万リットルですか。世界全体でしたら、76億3,000万リットル減るわけですね。そういう点が個人がかかわれる地球温暖化対策ではないかなというぐあいに思うわけですね。  それから、河川の魚の件ですけど、私、子どものころは地元の川にそれこそ鮎もいましたし、ウナギもいましたし、当時ズガニだって言ってましたけど、モクズガニがはい回りょうりまして、穴掘ってね、よう捕まえました。それこそジャコだ、ハエだ、ウグイだっておったんですけど、今は全く見えないですね。カワウが食べたんじゃないかという人もおりますし、その言われたように護岸工事だって言われる人もあるわけですね。だけど、中には酸性雨じゃないかというような言われ方をする方もあります。護岸工事やカワウが食べたんだったら問題ないわけですけども、酸性雨だったら何年か先にはまた問題になってくるということになるわけですね。やっぱり先を見越したときの危機管理というんですか、それがやっぱり行政に課せられた課題だろうというぐあいに思っております。ごみの散乱も見た目が悪いけ、片づけないけんわという段階だったら大したことないんです、大したことないちゅうことはないですけど、それが公害となってあらわれたときにどうするかということが危機管理だろうというぐあいに思うんですね。  今回のコロナウイルスにしても、どういう対応をとるか。初めてのことですんで、想像以上のことですんで、対応はなかなか、批判するのは簡単なんですけどね、あんなことをやってって批判するのは簡単ですけども、なかなか対応は大変だろうというぐあいに思いますので、行政におられる方、私も含めてですけども、危機管理能力の開発というんですか、心がけていきたいなというぐあいに思います。  以上で終わります。何か感想がありましたら。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 温暖化対策ということです。個人としてどうかかわるかというお話でありましたけど、端的に言いましたらやはりお一人お一人できることから取り組んでいただければというふうに思います。車のお話があったんですけど、アイドリングストップということがございますね。やはりああいったことをそれこそ日々心がければ、それこそさっきガソリンの量の話があったんですが、かなり変わると思いますし、それから役所では同一方向であれば2人で乗っていくと。出張のような場合、そういったことも取り組みをさせていただいてるというところです。  午前中の尾島議員のお話にもあったんですけど、やはり4Rですね。これが一番身近なことではないかなというふうには思っております。そのReduceであったりとか、Recycleであったりとか、そういった部分で御自分でできるところから取り組んでいただけたらというふうに思いますし、またポイ捨てというのもかなり大きな問題になっております。これは本当にモラルの問題だというふうに思っているところでありまして、そういった面では私どもも啓発してまいりますし、また先ほど環境のパトというお話もさせていただきましたので、それこそ不法投棄がありましたら、ぜひまた連絡をお願いできたらと思います。  以上です。 ○3 番(小倉一博君) 終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、3番、小倉一博議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。  再開は、3時30分から再開します。      (午後3時21分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後3時30分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、5番、森亜紀子議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎森亜紀子議員質問 ○5 番(森亜紀子さん) 5番、森亜紀子です。  それでは、通告に従いまして一般質問を行います。  初めに1、公共交通のあり方について。  若桜鉄道の八東駅行き違い線によるダイヤも決まり、3月14日から供用開始され、それにより本数もふえることになります。2月号の町報にはダイヤ改正のポイントが書かれ、期待も高まる半面、不安の声も聞かれております。また、さんさんバス、現在はやずバスですが、乗車が多い路線もありますが、1日の乗客が2人に満たない路線もあるというふうに聞いております。持続可能な公共交通と言えるのか、その地域に合った交通手段を考える必要があるのではないかと思います。  公共交通のあり方について、5点、町長に伺います。  1、若桜鉄道の運転手を募集されたが、その後、応募はどうだったでしょうか。  2、郡家駅で接続が便利になるが、利用増の見込みを伺います。  3、経済効果の期待される観光列車の現在の予約状況、これは現在いろいろなことが自粛されておりますので深くは追求はいたしません。  4、利用状況や地域の実情に応じたさんさんバス、やずバスの見直しや検討は。  5、そのほか公共交通のサービスを視野に入れることは現在のところ考えておられるかどうか。  以上5点、伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、5番、森亜紀子議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、交通施策のあり方についてということでいただきました。  1番として、若桜鉄道の運転手を募集されたが、その後の応募はということであります。若桜鉄道の運転手の募集につきましては、若桜町におきまして地域おこし協力隊として募集されたものであります。若桜町に確認いたしましたところ、残念ながら現在まで応募はないということでありますが、問い合わせですね。そういったものはあるというふうに伺っているとこであります。数件でありますが。  次に、郡家駅で接続が便利になるが、利用増の見込みはということであります。若桜鉄道は八東駅の行き違い施設の整備によりまして、1日10往復から15往復へと増便をされます。このことに伴いまして、ダイヤが改正され、スーパーはくとやスーパーいなばなどの特急列車への乗り継ぎが可能となり、利便性が改善されることとなりました。  また、若桜鉄道の観光列車もこのたび3両目が整備され、観光客の増加も見込まれているところであります。このことから、若桜鉄道の利用客は平成30年度の約35万人から令和2年度は2万人の増加を見込んでいるところでもあります。  3点目の経済効果の期待される観光列車の現在の予約状況ということでありますが、観光列車はことしの3月の若桜号のデビューで改修が完了となりました。若桜鉄道の4両のうち3両が観光列車であることから、通常運行の列車に乗る観光ツアーが増加しており、土日分の貸し切り列車ツアーは減少することが予想されているというところであります。先般も報告をさせていただきましたが、3月8日の貸し切りツアーで280名の参加申し込みもいただいたところでありましたが、残念ながら新型コロナウイルスの影響でキャンセルも出ているというところであります。今後の観光ツアーにつきましては、推移を見守っていきたいというふうに考えております。  4点目の利用状況や地域の実情に応じた町バスの見直しや検討はということであります。ありましたように3月6日から新車両の導入に伴いまして、やずバスとして運行を始めたところであります。現在7路線で運行しておりますが、保育所、小学校の通学バスも兼ねている路線もありますので、登下校に合わせたダイヤにしているというのが現状であります。また、通勤通学として利用されることも多いことから、JRのダイヤ改正にも合わせた時間や、国道29号で運行している日交バスの鳥取市立病院行きに乗り継ぎができるよう、利用者の方の要望を聞きながら、ダイヤ編成を行ったところでもあります。町営バスの路線、ダイヤ等につきましては、毎年、利用者代表や国交省、バス事業者等で構成いたします八頭町地域公共交通会議で協議し、決定しているところでありますが、ことし3月からは住民の方の要望により見槻線をトスク船岡店の前を経由するように変更しておりますし、休日の大江線の便数を1往復増便したところでもあります。また、若桜鉄道及びJRのダイヤ改正に合わせまして町営のやずバスダイヤを若干改正をしたところであります。  最後に、公共交通サービスに視点を入れることはということであります。その他の公共交通ということでありますが、八頭町では公共交通として若桜鉄道、町営バス、タクシー助成などを実施しているところです。バス、タクシー事業につきましては、人材、運転手さんが不足していることから、持続可能な交通手段としては不安定要素を含んでいる状況にあります。今後につきましては、地域コミュニティー組織でNPO法人等をつくっていただき、自家用有償運送による高齢者の移動手段を確保していただくような共助の仕組みづくりも必要であると考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 初めに1番の運転手さんのことから伺います。  先ほど残念ながら問い合わせはあるが応募はないということでした。私、実際、ホームページで運転手になるにはというようなことを調べてみました。したところ、まずは駅員としてお客様対応や改札業務などを1年から数年行う。そして、それから車内で試験を受けて車掌となる。それから数年間経験をされて、国家試験を受けて運転手の免許を取られるケースと、車掌さんから養成所に行かれて、そこから動力車操縦者免許というのを取られて運転手になられるというふうなことで、地域おこし協力隊の任期は3年なんですが、なかなか3年以内に免許を取る、資格を取るというのは難しいのかなというふうに考えたところです。でも、若桜鉄道も増便になるに当たり、やはり運転手不足というのは考えられることなので、取締役の一人として吉田町長にも尽力をいただきたいところだと思います。  また、社員の方は、これから本数がふえるに当たり、保守点検とかその他さまざまな業務がふえると思います。そのあたりの対応について、現在のところはどういう予定で対応されるのでしょうか。これっていうのは、ちょっと今の人数で本数がふえるということは、働き方改革には逆行するんじゃないかなというふうに思うんですが、そのあたりを聞かせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず運転手さんの養成であります。確かに今、運転手さん不足というような状況にあるわけでありますが、先ほどそれこそ接客から車掌さんへというようなお話もあったわけでありますが、その地域おこし協力隊の3年、その以内に取得できないかということであれば、そうではないというふうに判断しております。JRの養成というようなものもございますし、それはそれで可能だというふうに思っているところであります。  それから、体制の話でありますが、14日から八東駅の行き違いができるということでありまして、その安心安全のために指令員ですかね。あそこで1日9本というんですかね、すれかわりをするような計画でございますので、その安心安全のために指令員という役職の方、ほかの資格のある方でもできるわけでありますが、3月1日からそういう形で対応をしているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) それでは、14日から本数がふえますが、現在のところは安心安全に運行できる状況というふうに理解してよろしいですね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 中国運輸局からも確認いただいておりますし、また行き違いの信号でありますとか、そういったものもそのJRともども夜実施し、対応させていただいておるところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 私はちょっと若桜鉄道、気になるので、いろいろホームページ等でも確認をするんですが、現在、若桜鉄道のホームページの中でネットショップのところがあるんですが、ずっと調整中ということになっております。こういう人が動かないときこそ、ネットでグッズを販売するいいチャンスかなと思うんですが、このあたりについて、若桜鉄道のほうではどういうふうな対応を考えておられるか、ちょっとわかる範囲で教えていただきたいと思うのですが。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ホームページのことをいただきました。ネットショップが調整中ということであります。ちょっと調査させていただきたいと思いますが、そういった中で観光列車の部門もございますので、そういった部門でのその取り扱いというようなことも研究する必要があるのかなと今、考えたところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 私、3月6日に郡家駅のぷらっとぴあ・やずでグッズを買ったんです。とても昭和号、八頭号、そして若桜号、いい商品もたくさんあるかと思うので、せっかくこうして人が出られない状態ならそういうネット販売のほうにも力を入れていただきたいというふうに思ったところです。  吉田町長は何かこの若桜号のグッズ、買われたりされましたか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 済みません。その森議員の今、手に持っておられた物。 ○5 番(森亜紀子さん) これはクリアファイルなんですけれども。 ○町 長(吉田英人君) 缶バッジと、きょうはつけておりませんが、バッジを。ちょっと買ってはないんですけど、いただきました。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) そうしてお土産でいただかれたりするかと思うんですけれども、やはり私たちもそうなんですが、ちゃんと対価を払って、こういうものは購入していくべきかなというふうに思います。今後、皆様もそういうふうに意識して、少しでもやっぱりお金をまちに落としていくという意識を持っていただきたいと思います。  それでは、次に、若桜鉄道が10往復から15往復になる、便利になる4つのポイントというのがあったと思いますが、そのことについて伺っていきたいと思います。  郡家駅で先ほどもありましたが、スーパーはくと、スーパーいなばとの接続が便利になるというようなことでした。若桜駅からの始発が10分ほど繰り上がって便利になる、ビジネスへの利用が可能となりますというようなことが書かれてありました。現在、郡家駅からJRを利用してスーパーはくと、いなばに乗られて出張される場合は、ほとんどの方が駅の駐車場を使っておられると思うんです。若桜鉄道を使って乗り継いで出張に行かれるという話は余り聞かないんですけども、そのあたりのことは町長はどのようにお考えでしょうか。やはり出張へ、ビジネスへ、利便性が高まるというふうにお考えですか。
    ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今の言われました4つのポイントの中の一つの項目だというふうに思います。スーパーはくとであったり、スーパーいなばというのは、その郡家駅の乗り継ぎになっているというところでありまして、今後は郡家から京阪神、それから岡山方面へは5本ということになりますし、それから逆に今度は京阪神のほうから来られて、郡家でおりられて、若桜鉄道に乗られる方も3本というようなことが30分以内で可能というようなことになります。したがいまして、その5本と3本ということで、今まで以上に乗り継ぎが可能になるということですので、先ほどの御意見あるんですけど、ちょっとこれも様子を見ていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 始発が10分早くなることで、今まで通勤通学で利用されておられる方は、前のままのほうでもよかったかなというような声を私は聞くんですけれども、そういう声というのは町長のほうの耳には届いておられますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 厳密に言うと11分早くさせていただいたと思っております。6時25分が6時14分ということです。ただ、これを裏を返しますと、スーパーはくと2号というのが郡家駅で乗れるようになりますし、それから鳥取からスーパーまつかぜという特急があるんですが、それにも今度乗れるようになるということでございまして、そういった面から言うと、大阪方面、さらには米子方面の早い時間からのビジネス対応ができるという部分もありますので、そういった中での対応ということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 利便性、ビジネス対応、京阪神に向かうことが利用しやすくなるということであれば、例えば、JR以外の乗り継ぎ、若桜から大阪の日交バスは調べてみました。2021年3月31日まで片道が半額の1,600円ということになっております。若桜のことだからというのではなくて、この沿線の市町としてバスのこの時間が若桜発10時17分、そして夕方5時17分があります。若桜鉄道が若桜に着くのが新しいダイヤですと10時33分ですので、出発した後につくようなことになるんですよね。夕方の便だと若桜鉄道が5時22分に若桜に着くので、それもバスが出た後に到着するということになるので、何かこのあたり、うまくいけばもうちょっと乗ってくださる方がふえるのではないかな、若桜鉄道にも日交バスにも接続がしやすくなるのではないかなというふうに私、素人判断で考えるんですが、そのあたりはいかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 以前から申し上げておりますように、この新しい時刻表というのは3月14日から改正になるということです。今、言われましたのはその日交バスの高速バスだと思いますが、これにつきましては時間の調整を今させていただいておるところでありますので、ちょっとどういう結果になるかはちょっと申し上げられませんが、そういった話もさせていただいておるというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) それでは、利便性が高まるような可能性もあるということで考えておいてよろしいでしょうか。  せっかくこの前、若桜カフェレトロというのが駅の中にできたということで、待ち時間にそういうところでちょっとお茶を飲んだり、お食事をしたりしてからというような、ある程度、時間に余裕を持ったようなダイヤであってもいいのかなというふうに思います。  続けていいでしょうか。  このダイヤの改正については、いろいろJRと協議ということを私、何回か質問したときに答弁をいただきました。このダイヤについて、今現在、新しいダイヤについて、八頭町の要望というのはどういうところに反映されたのでしょうか。ちょっとそのあたりがお話しいただければ、聞かせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど来、出ておりますその4つのポイントですか、その中に入っているというふうに思っておりますが、一つとしてやはりはくとであったり、それからいなばの乗り継ぎの時間が短縮されたということです。そこから便数がふえたということであります。もう一点は、八頭高校の下校時間に合わせたダイヤということも新設をさせていただいて、他の時間帯についても運行時間を調整させていただいたということです。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 先ほど八頭高生の下校時間に合わせたダイヤということを伺いました。テスト期間中であるとか、そういうことにも合わせて運行もとてもきめ細やかかなというふうに思います。ただ、町内の高校生が市内に通う場合、帰るときはこれちょっと時刻表、色が変わっているところが多分郡家から乗りかえだと思うんですけれども、若干不便になったかなというふうな印象を私は客観的に思うんですけれども、町内の高校生が市内へ通って帰る際、例えば3時台、テスト期間であれば3時台、あるいは夕方6時台というところが余り変わってないように感じるんですが、このあたりのダイヤについて利便性はアップしたのかどうか、今の町長のお考えを伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) おっしゃることはよくわかるわけでありますけど、全てを網羅して、それこそ100点満点のなかなかダイヤ改正というのはできないと思います。それこそ学校のお話もあることはよく承知をしておりますが、JRもありますし、また、先ほど申しましたはくとでありますとか、いなばでありますとか、そういったものの乗り継ぎ等へのことも加味した中でのダイヤということですので、当面これで1年間は行かせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) なかなか100点満点のダイヤというのは行き違いができても難しいというのは私も理解できます。あえて、じゃあ今、100点満点のうち何点のダイヤなのかということは伺いませんが、やはり運行されてみて、2年目、3年目は住民の利用される方のニーズに合ったダイヤにしていただけることを期待したいと思います。といいますのも、やはりこの色が変わっているところですよね。郡家からとまって、少し乗りかえがあるというようなことがまだわかりづらいということもあります。なれれば大丈夫かもしれませんけれども、やはりそのあたりの住民のニーズというものを今後も分析して検証をしていただきたいと思いますが。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 以前は10往復ということでありました。今回15ということになるわけでありますが、このダイヤの改正に当たって協議した期間というのは実は行き違いができるという前提の中で2年かかっております。したがいまして、先ほど私、1年というふうに申し上げましたが、やはり2年間ぐらいは必要だというふうに思いますし、また100点満点というお話もあったんですが、なかなか100点満点に近づけることも、それこそいろいろなことが重なってのダイヤ編成でありますので、なかなか難しいということは御承知おき願いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) なかなかこの若桜鉄道だけで100点満点というのは本当に難しいと思います。ただ、それを100点に近づけるには、ほかの乗り物と組み合わせる、今、新しく走るやずバス、走っているやずバスであるとか、タクシー助成であるとか、この後も触れますがそういう公共別のものをマッチングさせて、より100点に近づけるようなやっぱり公共交通を考えていく必要もあるのかなというふうに私は考えますが、そのあたりのことを伺ってもよろしいですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) いみじくもそのバスのことを言われたんですが、今までは汽車のことしか私も言わなかったんですが、やはりバスの時間というのも含めたダイヤ改正になっておりますので、本当にいろんなものがかみ合ってのダイヤの改正ということですので、本当になかなか難しいというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 以前に質問いたしました公共交通網計画、この中では夕方の鳥取行きと、それから午前中の若桜行きの利用者が少ないということがこの八頭のエリアの課題ということとして上がっておりました。この本数がふえることによって、やはりこの課題もちょっと膨らむのではないか。大きくなるのではないかなというふうなことも考えますが、このあたりのことはどのように、何か計画やプランがある計画があるのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はくととかいなばのお話ばかりして申しわけないんですが、やはり出張されるとか、旅行もそうだと思いますが、夕方出られる方というのは余りないと思います。そういった面からしますと、朝早くとか午前中の出発というのが大半だろうというふうに思います。そういった面にも趣を置いて改正もさせていただいたという経過はございます。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) せっかく先ほどクリアファイルを紹介しましたが、いい車両ですので、一人でも多くの方に乗っていただけるような仕組みづくりというのも考えていく必要を私は強く感じるところです。  それでは、この4番目の観光列車の臨時貸し切り列車運行時刻の変更等について、ちょっと伺います。  今のこの時期、冒頭にも話しましたが数々の事業の縮小により、予定されていた若桜号の内覧会、試乗会は中止、そして観光列車の出発式も一部の関係者のみの規模を縮小したものとなりました。次の日、7日ですか、8日ですね、昭和号、八頭号、若桜号が3両連結して走りましたが、お客様が乗られた状態ではありませんでした。しかし、沿線には1,000人の方が集まられたということは新聞で拝読いたしました。私も7日と8日、駅や沿線にいたその1,000人の中の一人です。そのときに、出会った子どもさん、親子連れの中には、今度は乗ろうねという約束をされる親子さんであるとか、3両編成の車両と並走する、農道ですけれども、並走する子どもさんの姿もありました。また、高齢者の方でいいカメラじゃないけ、うまく撮れんだがって言いながらスマホとかデジカメで写真を撮られる方もたくさんありました。こうした方が若桜鉄道を支えてくださっているんじゃないかなというふうに私は思います。大事にしてくださる方、乗りたい、見たいと思ってくださる方があってこそ、この若桜鉄道だと思っております。なので、このコロナウイルスが終息したら、例えば5月5日の子どもの日には、子供料金12歳までは半額なんですけれども、子どもさんには無料で乗っていただく。そうすると、お父さん・お母さんなり、おうちの方がついて乗られるというような御家族で楽しめるようなこともできるんじゃないかなとか、敬老の日に70歳以上の方とか65歳以上の方に乗っていただく。そして、思い出話を語っていただく、そういうふうな何か地域でできるプランニングというのは、取り入れていただけるんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 8日の日には本当に沿線に多くの皆さんにおいでいただいたというふうに思っております。申し上げましたように、あれは最初で最後でありまして、その観光列車3両の連結というのは、それで本当に多くの皆さん集まられたんではないかなというふうに思いますが、そういった中で地域の人に愛され、支えられている若鉄だというふうに森議員言われましたけど、本当にこれからもそういう若桜鉄道でありたいと思いますし、そうでなければならないというふうに思います。  今、お子さんの話がございましたけど、日曜日には親子のフリーきっぷというのがございます。 ○5 番(森亜紀子さん) 七百何ぼでしたかね。 ○町 長(吉田英人君) そういう切符を買っていただきましたら、言われましたようにお子さんは無料ということでありますし、それから、シルバーの切符というのもございます。一月3,000円で乗り放題ということでありますので、ちょっとまだ森議員資格ないかもわかりませんが、65歳以上の方、そういったシルバー切符も購入していただいて、ぜひ御利用いただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) その日ですか、いろんな沿線の各駅で花を植えられたりとか、窓をぴかぴかに磨かれたりとか、いろいろ地域の駅を支えてくださる方もたくさんあるんです。そうした中で行き違い線どうなのかなというような疑問もいろいろ感じるんですけれども、できてしまったものをやっぱり有効に地域のニーズに合うように計画して使っていってほしいなというふうに思っております。  竣工記念は14日、予定どおり実施されるということでよろしいのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 現在のところは14日は予定どおり竣工式をさせていただきたいというふうに思っております。  ただ、言われましたけど、そのできてしまったものではなくということではなくて、しっかりしたものをつくったわけですから、上手に活用して、本当に多くの皆さんに乗っていただけるような形をとりたいと思いますし、それこそ3月7日に若桜号がデビューしたわけでありますが、そのときも本当に実はお断りをしてたんですね。コロナウイルスの関係で。そうしましたら、それぞれの駅で本当に多くの皆さん方に出迎えをしていただいて、旗でありますとか手を振っていただいたということでありまして、先ほど申し上げましたけど本当に地域の皆さん方に愛されている鉄道だなと改めて、私も乗ってたんですけど、感じた次第であります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) その竣工式ですか、せっかくなら記念植樹をしてほしいという声も聞いております。どこか一画に桜の木を植えてほしいだとか、植樹のこと、町長の耳には届いておりますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今、その植樹の話は初めてお聞きしたところでありますが、記念樹ということであると思います。ちょっと調査もさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 調査していただいて、関係者の方々と相談されて、ぜひせっかくいい記念になるので、桜など植えてみられてはというふうなことを感じたところです。  このたびの補正予算で減額補正がありました。1億4,300円余りの予算が使われました。そのうちの国庫支出金が約1,200万円、地方債が約7,500万円、一般財源は235万円です。若桜鉄道が持続可能な公共交通であるためには、第三セクターとはいえ、もう少し主体を行政から民間へ、民間の活力も期待されてはと思うのですが、このあたり、民間の活力を使われることについて、お考えを伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと記念植樹のことを先に申し上げたいと思いますが、研究させてもらうというふうに申し上げましたけど、実はことしは若桜鉄道の90周年になります。昭和5年に運行が始まってから、この間も若桜号のボディーに書いてありましたけど正面に1930、そのファイルにもあると思いますが、1930と書いてあると思います。ことしは2020ですから2020です。引きますと90ということになりますので、そういった場面でもその植樹をしてもいいんじゃないかなという思いがありましたので、申し上げさせていただきます。  それから、言われました行政から民間主導へということであります。それこそこの90年の歴史の中には、本当にいろんなことがあったと思います。昭和62年10月に三セクに変わりました。平成21年からは今の上下分離方式であります。そして観光列車、さらには今回の行き違いというようなことでありますが、ただ、民間へということでありますけど、なかなかそのこういった三セクの場合は行政主導でなければ、なかなか運行ができないというふうに思っております。結果として、本当に今は車両の運行だけが若鉄がするというような状況になったわけですので、民間活力が望ましいわけでありますが、非常に厳しいというふうに思います。ただ、民間の皆さん方でもできることはございますので、ぜひそういった面では一緒になって若桜鉄道をぜひ盛り上げていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 先ほど紹介しましたこのクリアファイルですけれども、今までのものは車両のみだったんですが、今回のその若桜号、たくさんの人が描かれてあります。そして、チラシのほうには人だけでなく動物、あるいは車椅子に乗られた方なども描かれており、何か明るい感じもしているところです。ただ、これが車両の外ではなくて、やっぱり車両の中に人がいてこそ乗り物、鉄道であると思いますので、そのあたりのことを取り入れて、やっぱり乗る仕掛け、乗る仕組みづくりも考えていただきたいと思います。その乗る仕組みとしまして、この車椅子の方が描かれているわけですが、以前、高校生議会でしたか、中学生のほうでしたか、優先席のことについてありましたが、その後、この若桜号には優先席というのはどのようになったんでしょうか。取り入れられたんでしょうか。それともモラルのことなので、また乗客にお任せというようなことでしょうか。その優先座席について、ちょっと伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) この間、高校生議会があったわけです。そのお話は記憶に残っておりますし、そういった中で車両として調査しましたけど、できることは可能だというふうに思っております。そういった中でニーズですね。そのあたりがどうかなということもございまして、その分につきましては調査をさせていただけたらと思いますが、ただ、シート自体は今のままで、例えばシールで張るとか、そういった標示になろうかと思いますが、ちょっと調査をさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 先ほど乗客の見込みは来年度2万人増ということで37万人というようなことだったと思いますが、それはその増プラス2万人というのは、観光客の増を見込んでということでよろしいのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっとコロナの関係でこの数字がちょっと動くかもわかりませんが、基本的な考え方とすれば、その3両がもう既に観光列車になったということであります。従前であれば、その土曜日、日曜日ですね、そういったものを主として貸し切って運行ということでありましたが、平日でもそういったツアーの皆さん方においでいただけるという中でのその増ということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 平成28年7月に実施されました若桜鉄道のアンケート調査、これがもとになってこの行き違い線の運行計画はあったように記憶しております。このときに30.2%の方が汽車の本数をふやしてほしいと回答され、またバスとの連絡をよくしてほしいとか、運賃を下げてほしいとか、いろいろあったわけですが、そのあたり、この本数がふえて本当に乗客がふえていくのか。そして、お客様でにぎわう若桜鉄道を見ることができるのか、私も沿線に住む一人として期待したいと思います。  この時刻表に戻ります。  若桜鉄道の八東駅の行き違い線ができるということで、八東の駅で1分から3分ぐらいとまるわけですけれども、例えばこれに昭和号と若桜号が並ぶ姿というのを八東駅で見ることはできたりするのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 行き違いですので、1番線、2番線にとまって、すれ違うことは可能ですし、それから観光列車同士の連結ということも可能であります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) ふだんは縦に並んで走る列車を横で見るというのも、ふだんめったにないことなので、やっぱりそういうところも観光に力を入れられていくのであれば、情報発信もいいのかなというふうに思います。横に並ぶ姿というのはなかなか見られないものだと思いますが、その辺の検討について伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 連結は先ほど3両、最初で最後だと言いましたので、2両ということでありますし、それから、これも先ほど申し上げましたけど2つ並んで八東駅にとまるという姿は見えますので、車両4両あるわけでありますが、そのうち3両は観光列車であります。1両は隼のラッピング列車ですが。したがいまして、今の計画では1日に9回転ですかね、そこですれ違いますので、観光列車同士の並行といいますか、そういった姿も多々見えるんではないかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) その写真を撮られる方がふえて、乗客もふえることが望ましいんですけれども、やはり若桜鉄道、見るものではなくて乗り物なんです。それで、沿線の住民の中には乗ったことがないと言われる方もたくさんあるように伺っています。私も一緒に乗ってみませんかというような声をかけたりするんですけれども、なかなか機会がないというのが現状です。  以前、質問をしたときに、マイレール運動というような答弁をいただきました。このマイレール運動について、町長はどのようにお考えなのか、そのあたりを伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) その面につきましては、ぜひ森議員にも力を入れていただきたいと思いますが、最初は三セクのころで始まったころですので、よく合い言葉で「乗って残そう若桜鉄道」というような言葉があったと思います。それ決して今、なくなっているというわけではございませんが、そういったものがマイレール運動につながるというふうに思っております。多くの人に乗っていただきたいという思いはあるわけですが、乗っていただくようなその機会といいますか、そういったものもつくる必要があるんですけど、やはり守る会の皆さん方があって、いろいろ今に至っているというところでありますので、ちょっと守る会の皆さん方にもそういったマイレールのこともありますし、さらには声かけをしていただくような形で、本当に一人でも多くの皆さんに若鉄に乗っていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) このいただいた時刻表の中には、若桜鉄道利用促進実行委員会が出されているように書いてありますが、この実行委員会というのは具体的にどういう会なのでしょうか。教えていただけますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) この実行委員会というのは、沿線のその行政の関係でつくっている組織であります。したがいまして、鳥取県もそうですし、株主ですのでね。それから鳥取市、さらには八頭、若桜ということであります。首長であったり、担当課長であったり、それから担当者であったりということで、会を構成しているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 県と市と八頭と若桜というようなお話もいただきました。八頭町だけでは、人とお金に限界があります。その中で、このマイレール運動をこの実行委員会のほうにも広げていただいて、県と市と連携をとりながらマイレール運動、乗ろうというような機運を高めていただきたいと思います。このことについて答弁があれば、お願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) この委員会の目的でありますが、その若桜鉄道の利用促進を通じて、沿線の産業経済の発展と住民生活の向上に資すると。ちょっとかたい言葉になっておりますが、やはりその一つとして若桜鉄道の利用促進ということが大きな目的であります。そういった中でこういった時刻表ですね。そういったものもつくらせていただいているというところでありますし、それから、それぞれ守る会等にお世話になってイベントを各駅で実施していただいております。そういった費用につきましても、この実行委員会の中の費用で対応させていただいているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 長く若桜鉄道、力が入りましたが、次のやずバスのほうに移りたいと思います。  3月6日、やずバスの出発式、ぷらっとぴあ・やずで行われました。私も参加しました。そして、実際に乗車して、内装のこだわりとか温かみも感じ、100円でぜいたくな時間を過ごしたところです。翌日、たまたま郡家の庁舎の前で見かけたやずバスには、乗客は外国のお客様がお一人でした。英語のアナウンスが効果を発揮したと思った一方、お一人にちょっと残念な感じを思ったところです。その日はたまたま若桜号の出発式であったので仕方がないのかなというふうなことは感じました。  このやずバス、私都線、大江線だけではなくて、7路線全てが赤いペイントが張ってあったり、やずバスのロゴがついていたりというようなことなんですけれども、少ない便では1日の乗車が2人に満たないということも聞いています。その中で、10人乗りの大きなバスが走るということは、どうなのでしょうか。もうちょっと小回りのきく軽乗用車であるとか、普通乗用車のコンパクトなものになるとか、そういうところのお考えはないのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 乗用車タイプといいますか、以前の、今もそうですけど、ポンチョのようなバスというのは2台しかございませんので、あとは最高でも運転手の方入れて10人ということですので、そんな大きなバスというふうには思ってはおりませんが。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 八頭町、特に奥のほうになりますと、やっぱり大きな車より小さい車のほうが小回りがきくのではないか。実際に乗り合いタクシーなんかは、もっとコンパクトな車を利用されている自治体もあります。そういったすぐすぐにというわけではないですけれども、次の車検の時期を見据えたり、また走行距離がかなり走って、そろそろ買いかえる時期が来ればというような、そういう時期になりましたら、ちょっと小型の車にかえるというようなこと、今のところはそういう検討はないのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今、その10人乗りというのはスクールバスも兼ねている路線も多々あります。一つ課題になっておりますのが、今現在、町の公共交通ではそのやずバスですね、それからタクシー利用助成、タクシーですね。それと若鉄があったり、それから日交バス。その4つがあるわけでありますが、全てが全て、それで網羅できるかといえば、できていないというのも現状だろうと思います。  あと残っておりますのが、そのありました民間の皆さん方にお世話にならなければならないだろうと思っております有償運行ですね。そういった部分をことしから、令和2年度からですが、検討させてもらいたいというふうに思っているところです。そういった中でコンパクトという表現があったんですが、そういった車両について言えばそういうコンパクトな車両での対応ということになるんだろうというふうには思っております。
    ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) だんだんとドア・ツー・ドアのサービスの必要性というのが日本海新聞でもシリーズであったかと思います。また、この間研修した際には、公共交通を利用するのは免許を返納した方を対象に考えるのではうまくいかない。バス停や駅まで歩ける人は免許を返納されないんじゃないですかというような話を聞きました。もっともだと思います。うちの自宅から駅まで1キロ弱、バス停までは700メートルぐらいあります。そこまで免許を返納して80過ぎたら歩けるかといったら、なかなか歩くのも時間がかかったり、苦労したりするんです。ましてや買い物をして帰りに重い買い物袋があれば、なかなか元気な方でないと公共交通を利用しにくいなということを改めて感じました。そのあたり、ドア・ツー・ドアのサービスについて、NPOを検討されるということでした。たまたま3月10日、若桜町では住民共助ということで新聞に掲載されておられました。こういうことも今後検討していく、NPO法人を考えるというようなことでよろしかったでしょうか。確認の意味で一つ伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) この公共交通といいますか、そういった問題というのは、本当に中山間地域でなくても今、大きな課題になっているというのが現状だろうと思います。ドア・ツー・ドアということであれば、八頭町ではタクシーの利用助成というようなことで対応していただける部分もあるというふうには思っておりますが、まだ台数に限りもあるということもありますし、それから時間のこともあろうかと思います。若桜には申しわけないですけど、そのタクシーの利用ということができない状況にあるという中での取り組み、試行というお話だったと思います。きのう、おとといになりますか、施政方針読ませていただきましたけど、その中にもそういったウーバーという表現をしたのかもわかりませんが、検討をしたいというような取り組みも考えているというところでありまして、これからちょっと時間をいただいて、どういう形が一番八頭町に合うのか、調査検討をさせていただけたらというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 先ほど調査検証ということがありました。ニーズや地域の実情に合った公共交通のサービスがいつまでも自分が生まれたところ、住みたいところで暮らせる鍵となると思います。八頭町の中で移動や公共サービスに格差があってはならないというふうに私は感じます。  この先ほどちょっと触れました日本海新聞に7回のシリーズであった転換期の地域交通、吉田町長は読まれたでしょうか。もし読まれたのであれば、どのような感想を抱かれたのか、伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほども言いましたように、いろいろその交通の地域課題というのがあります。山間部とやはり市内とではまた違うというふうに思います。市内のほうでもかなりそういった高齢化も進んでいる中で大きな課題になっているというふうに思っているところでありまして、その調査研究をさせていただきたいというふうに申し上げましたけど、やはり行政というのは主体となってする場合もございますし、また住民の皆さん方の活動、行動に支援をするという場合もございます。そういった面ではその共助ということになろうかと思いますが、ともにその活動するような形でそういったその有償運送をお手伝いできればというふうには考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 余り時間もありませんが、3月6日から8日まで、金曜日から日曜日、八頭町の交通イベントが3日間あったわけです。私も先ほど話しました3日間参加しました。きょうは、それから日にちがたって、今はどうでしょうか。祭りの後の寂しさなどはないのかなというふうなことを感じます。若桜鉄道も毎日走っております。そして、やずバスも毎日走っておりますが、お客様を乗せて喜ばれているのかなというふうなことを考えるところです。  この大きな予算を使う公共交通、若桜鉄道については取締役として吉田町長に私は大きな責任があると考えます。人口減少が続くこの八頭、若桜。これからどのような活気、にぎわいを期待しておられるのか、そのあたりを伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それぞれ新たな形でスタートしたというところであります。それこそ責任を感じているというところでありますが、基本的にはやはり一過性ということにならないようにしなければならないというふうに思っておりますが、やはりそういった面では若鉄であっても、やずバスであっても多くの皆さんに利用していただくということが前提であります。そして私どもとすれば、そういったその地域の皆さんに利用していただいて、本当にとりわけ若鉄については若桜であり、八頭であり、本当にかなりの金額を投入させていただいて、地域の公共交通を守っているというところでありますので、本当に一人でも多くの皆さんにさっきありましたけど乗って残そう若桜鉄道ではないですけど、マイレール運動、本当に昔に返っていただいて、そういった取り組みを広げていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 今、大きな問題となっているこのコロナウイルス、一日も早く終息し、精神的にも経済的にも社会全体が回復することを願います。そして、きょう黙祷もありましたが、東日本大震災から9年、亡くなられた方の御冥福をお祈りするとともに、改めて被災された方へのお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興を願っております。当たり前のように過ごしていた日常生活は、実はありがたいものであることを最近は私は強く感じているところです。  途中ですが、以上で質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) まだあるけ、時間。 ○5 番(森亜紀子さん) してもいいですか。 ○議 長(谷本正敏君) いいですよ、いいですよ。 ○5 番(森亜紀子さん) それでは、失礼しました。  まちづくり委員会の未実施地区の進捗状況について。  現在、10地区で実施されているまちづくり委員会未実施地区でも準備会が行われ、スタートに向けて準備が進みつつあります。残りの4地区の現在の様子について、2点、町長に伺います。残りの地区の進捗状況と今後の計画は。課題と考えられることは。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目にまちづくり委員会の未設置地区の進捗状況はということでいただきました。  最初に、残りの地区の進捗状況と今後の計画ということであります。残りの地区につきましては、丹比、八東、国中、西郡家地区の4地区となったというところであります。この4地区につきましては、昨年度から各集落の区長さんでありますとか、福祉推進員さん、民生委員さんなどの関係者にお集まりいただき、地域福祉に取り組まなければならない現状でありますとか、必要性、そして、地域福祉推進計画、既設のまちづくり委員会の取り組み状況など説明し、設立に向けての検討会を各地区で開催し、各集落に出向いて集落説明会を開催するなど、集落の皆さんの御理解をいただくよう、説明をしてきたところであります。また、集落の総会等の機会に活用していただくよう、まちづくり委員会の説明用DVD約6分ということでありますが、作成し、未設置地区の各集落に配付をしているというところであります。  そうした中、丹比地区と八東地区につきましては、昨年8月の検討会でまちづくり委員会設立準備会へと移行することを決定していただき、現在、設立に向けて規約案や役員、活動拠点等の協議を進められ、丹比地区につきましては、4月14日に設立大会が開催される予定でありますし、八東地区におきましても5月ごろには設立していただけるものと考えているところであります。国中地区につきましては、丹比、八東地区と同様に5回の検討会と全13集落で集落説明会を開催をいたしましたが、残念ながら設立の準備委員会へ移行する段階にはなく、1月から3月にかけて各集落で開催されます総会等で御協議いただくよう、お願いさせていただいてるところであります。  今後も各集落での協議の結果を取りまとめ、設立準備会へ移行していただくよう、働きかけを行ってまいりたいと考えております。  西郡家地区につきましても、国中地区同様に検討会、集落説明会を開催してきたわけでありますが、検討会への参加状況も思わしくなく、集落説明会の開催も全集落の半数であります7集落にとどまっているというような状況にございます。現在は国中地区同様に総会等で話し合いを行っていただき、新しい役員さんが切りかわる新年度を待って継続して取り組んでまいりたいと考えております。  次に、課題として考えられることはということであります。  西郡家地区につきましては、他地区と比べ、人口規模が大きく、新興住宅地等新しい行政区もあり、活動拠点となります施設が限られることから、今までとは違った方策の検討が必要かもしれません。また、既設のまちづくり委員会も含めましてまちづくり委員会の事業を中心的に担っていただく集落支援員やリーダー的な存在である委員長を初め役員のなり手の確保に苦慮している地区が出てきているというのも現状であります。  令和2年度は、地域福祉推進計画の中間評価の年ということになりますので、今後、地域福祉推進計画進捗管理委員会で議論してまいりたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) それでは、3番目の町のPRについて伺います。  本町の魅力を発信するツールとしてホームページ、観光案内、八頭町さんぽ!、CMなど幾つかあります。今年度は、渋谷のスクランブル交差点でのPRなど積極的に情報発信がなされました。一方、関西方面へもPRが重要と考えます。関西圏へのPRの計画や推進は来年度計画されているのでしょうか。町内外に向けての情報発信とPRの戦略などについて、3点、町長に伺います。  1、渋谷のスクランブル交差点でのPRの効果の分析は。  2、観光ガイドブック八頭町さんぽ!の見直しと検討。その具体的な改訂内容は。  3、関西圏へのPRの計画や推進は。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 3点目に町のPRについてということでいただきました。  最初に、渋谷スクランブル交差点でのPRの効果分析はということであります。このコマーシャルにつきましては、昨年9月からことし2月末までの半年間にわたって毎日1時間に1本のコマーシャルをマルチビジョンで放映していただいたものであります。毎月1回コマーシャルの内容を変更し、八頭町の柿畑の景色でありますとか、若桜鉄道の桜の映像などを放送していただいたというところであります。放送を委託しました広告代理店の報告によりますと、グーグルアドワーズやグーグルトレンドでの八頭町の検索件数はコマーシャル放送前に比べて大幅に増加しているという結果が出ておりますし、町のホームページの検索件数も増加しているという結果であります。全国に向けまして、まずは八頭町を知っていただくきっかけづくりになったのではないかと考えているところであります。  2点目の八頭町さんぽ!の具体的な改訂内容はということであります。  観光ガイドブック八頭町さんぽ!は観光名所、特産品等、幅広い内容を扱っていることから、町内外からのニーズが高く、配架送付の希望が年々高まっているところであります。そのため、最新の情報をわかりやすく伝えるため、毎年、特産品やグルメの紹介、新旧店舗情報の更新を中心に内容の入れかえ等に取り組み、本年度は若桜鉄道・八頭号の写真の掲載、さらには店舗の情報の入れかえ等を行ったというとこであります。今後も最新の情報を取り入れつつ、八頭町に興味を持っていただける内容を心がけて見直しをしたいと考えております。  3点目の関西圏へのPR計画ということであります。  昨年も大阪を中心といたします関西圏へは、大阪駅コンコース内で鳥取県と共同で若桜鉄道のブースを設置したPR、大阪フェスティバルタワーの一角で麒麟獅子舞の披露や八頭町特産品展、さらには住吉区や神戸市長田区などのイベントに参加して八頭町の物産展を開催するなど、PRに努めているところであります。  また、町の観光大使でもあります桂三風さんの一門によります大阪繁盛亭での八頭町落語の開催など、関西圏での八頭町PRも実施していただいております。今後につきましても、機会を捉えて積極的に情報発信に努めてまいりたいと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、5番、森亜紀子議員の一般質問を終わります。  以上で日程第1 一般質問を終わります。 ◎散  会 ○議 長(谷本正敏君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。  なお、次の本会議は、3月12日、午前9時30分から開催いたします。        (令和2年3月11日 午後4時38分散会)   会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員...