八頭町議会 2020-03-09
令和 2年第 2回定例会(第1日目 3月 9日)
令和 2年第 2回定例会(第1日目 3月 9日) 令和2年第2回
八頭町議会定例会 会議録 (第1号)
招集年月日 令和2年3月9日
招集の場所
八頭町議会議場
開 会 令和2年3月9日 午前9時30分宣告
応招議員
1番 奥田のぶよ 2番 川西 聡 3番 小倉 一博
4番 小林 久幸 5番 森 亜紀子 6番 中村 美鈴
7番 岡嶋 正広 8番 坂根 實豊 9番 小原 徹也
10番 尾島 勲 11番 橋信一郎 12番 下田 敏夫
13番 栄田 秀之 14番 谷本 正敏
不
応招議員
な し
出席議員 応招議員に同じ
欠席議員 不
応招議員に同じ
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
(異議なし)
○議 長(
谷本正敏君) 御異議なしと認めます。
よって、会期は本日から令和2年3月25日までの17日間とすることに決定いたしました。
◎諸般の報告
○議 長(
谷本正敏君) 日程第3 諸般の報告を行います。
事務局長より報告させます。
事務局長。
○
事務局長(
竹内美智子さん) 御報告いたします。
初めに、
請願陳情等につきましては、本日までに受理いたしましたものは、お手元に配付の文書表のとおりでありまして、会議規92条の規定により令和2年陳情第3号及び第4号、
総務教育常任委員会に、令和2年陳情第1号、2号、5号、6号を
産業福祉常任委員会に、それぞれ付託いたします。
次に、12月定例会以降の主な事項につきましては、お手元に配付のとおりであります。
なお、監査報告につきましては、報告書の写しの配付をもって、報告にかえさせていただきます。
以上で諸般の報告を終わります。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で諸般の報告を終わります。
◎
町長あいさつ
○議 長(
谷本正敏君) 日程第4 ここで町長から施政方針があります。
吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 皆さん、おはようございます。
本日、ここに令和2年第2回
八頭町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、何かと御多用の中、御参集いただき御審議いただきますことに対しまして、厚くお礼を申し上げます。
令和2年度の
予算案並びに諸議案を審議いただくに当たり、私の新年度の町政運営に取り組む所信の一端を申し上げさせていただきます。
最初に、中国で発生いたしました
新型コロナウイルスは、世界各地で感染が広がり、世界50カ国以上の国と地域で、感染者が確認されています。日本国内においても感染が広がっており、
感染拡大防止のための措置として、全国全ての
小・中学校、高校、
特別支援学校を、3月2日から春休みに入るまでの間の臨時休校を求める国の要請を受け、八頭町におきましても、3月3日から
町内小・中学校を臨時休校としております。
今後、予定しております卒業式等につきましては、
必要最小限の人数をもって開催するなど、開催方法の変更等により対応したいと考えておりますし、
感染防止対策を国、県との連携のもとに進めることといたしております。
さて、昨年は、記録的な豪雨や
大型台風等により、全国各地で甚大な被害が発生をいたしました。お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆様方の一日も早い復旧・復興を願うものであります。
こうした異常気象による自然災害の要因の一つに、地球の温暖化があると言われております。地球規模で進行する温暖化の対策は、全世界が取り組むべき喫緊の課題であり、私たちの日々の生活の中で
温室効果ガスを減らし、低炭素社会を構築する工夫が求められているところであります。こうした地球環境にかかわる課題とともに、日本が直面している大きな課題が、
人口減少傾向が続く社会にあって、人口の東京一極集中の是正と、人口が減少しても地域の魅力と強みを生かした持続可能な
まちづくりを実現するということであります。
国は、
人口減少に歯どめをかけ、
地域経済の活性化や、東京一極集中の是正を目標とした「まち・ひと・し
ごと創生総合戦略」を策定し、
地方創生、一億総
活躍社会、
人づくり革命など、次々と新たな政策を打ち出してまいりました。また、国においては、これまでの
取り組みをより一層充実強化し、
地方創生のさらなる推進を図る次のステップとして、昨年末に第2期「まち・ひと・し
ごと創生総合戦略」を策定され、
地方公共団体へは、第2期となる
地方版総合戦略の策定が要請されたところであります。
八頭町では、平成27年9月に策定した「八頭町
総合戦略」により四つの重点事項を設定し
取り組みを行いました。若者や起業家、住民が集う
地域コミュニティの拠点となる「
隼Lab.」の整備、若桜鉄道を活用した観光振興、子育て、教育環境の充実などにより、
住民満足度が向上するなど成果を上げてまいりました。一方、人口面では、これらの
地方創生の
取り組みにより、社会減は縮小傾向になりつつありますが、自然増減では出生者数の減少などにより、人口の減少傾向に歯どめがかからない状況にあります。
地方創生は、息長く着実な
取り組みを継続させることが重要であります。
今後は、令和2年度を初年度とする八頭町の新たな
まちづくりの道標となる「第2次八頭町
総合計画・
後期基本計画」及び「第2期八頭町
総合戦略」を基本に、八頭町の実情に即した地域課題の解決に向けて、SDGsの理念に基づき、町民の皆様とともにさまざまな努力をしてまいりたいと考えております。
本年は、平成17年3月31日、地域的にも歴史的にもつながりが深く、
八東川流域の町として、互いに協力しながら発展をしてまいりました、旧の郡家町、船岡町、八東町が合併し、新たに「八頭町」が誕生してから、15周年となる節目の年を迎えます。合併後、それぞれの地域の歴史、文化、伝統を大切にしながら、町民の皆様方が安全に安心して生き生きと暮らせる町を目標に歩んでまいりました。そして今、「令和」という新しい時代の始まりの中で、八頭町の美しい自然と環境を守り、伝統と文化を継承し、人と人とのきずなを大切に、町民、議会、行政が心を一つに「
ワンチーム」となって、新しい
まちづくりの歩みを進めてまいりたいと考えております。
次に、経済情勢と国の動向であります。
令和2年1月に、内閣府が公表した
月例経済報告によりますと「景気は緩やかに回復している」とし、先行きについては「当面、弱さが残るものの、雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待される」としていますが、令和元年10月から12月期の実質国内総生産(GDP)が5
四半期ぶりに
マイナス成長となったことや、
新型コロナウイルスの感染拡大は先行きが見通せず、企業の生産活動や個人消費の停滞が懸念されるところであります。
政府の「令和2年度の
経済見通しと
経済財政運営の基本態度」においては、自然災害からの復旧・復興を加速させるとともに、日本経済の生産性の向上や成長力の強化を通じ、民需中心の持続的な経済成長の実現につなげていくことが示されております。また、企業収益を拡大しつつ、賃上げの流れを継続して消費の拡大を図るとともに、
少子高齢化に真正面から立ち向かい、若者も高齢者も女性も障害のある方も、皆が生きがいを持ち活躍できる「一億総
活躍社会」の実現のため、「
ひとづくり革命」及び「働き方改革」を推進しつつ、全
世代型社会保障の構築に向け、社会保障全体にわたる持続可能な改革を進めることが明記されております。
日本は今、「令和」という新たな時代の幕あけを迎え、この新しい時代に、これまで世界的にも経験したことのない
人口減少や、
少子高齢化の急速な進展など、直面するさまざまな局面に対処していかなければなりません。「平成」から「令和」の時代に引き継がれた課題を国・地方が一体となり、ピンチをチャンスに変えていく視点をもって、取り組むことが求められています。本町においても、国の
経済財政運営の動向を踏まえつつ、令和2年度の諸施策を着実に推進してまいりたいと考えております。
次に、
予算編成であります。
現在、令和2年度の国の予算案が通常国会で審議されておりますが、総務省が昨年末に公表した令和2年度
地方財政対策では、
一般財源総額が前年度比1.2%増となる63兆4,318億円で、過去最大となりました。地方税収については、前年度比1.9%増の40兆9,366億円を見込み、
地方自治体に交付される
地方交付税は、
出口ベースで2.5%増の16兆5,882億円、財源不足を補填するために、自治体が発行する
臨時財政対策債は、3.6%減の3兆1,398億円に抑制され、
地方財政の健全化が図られております。
歳出では、
地方法人課税の
偏在是正措置による財源を活用して、
地方自治体が
地域社会の維持・再生に向けた幅広い施策に自主的・主体的に取り組むため、新たに
地域社会再生事業費4,200億円が計上されております。また、平成27年度に創設された「まち・ひと・し
ごと創生事業費」については、第2期の
総合戦略が始まる令和2年度においても、引き続き1兆円が確保されました。
投資的経費は国の防災・減災・
国土強靭化の3カ年緊急対策に伴う財政需要が減少したことから、2.0%減の12兆7,600億円となっております。
このような
地方財政対策を踏まえ、編成いたしました令和2年度の八頭町の当初
予算概要について申し上げます。
令和元年度をもちまして、平成27年度より
取り組みを進めてまいりました「第2次八頭町
総合計画・
前期基本計画」、「八頭町
総合戦略」の計画期間5年が終了いたします。これら計画の5年間の施策を検証し、持続可能な元気あふれる
まちづくりの次なるステップにつなげる「第2次八頭町
総合計画・
後期基本計画」、「第2期八頭町
総合戦略」に掲げた事業を着実に推進することを基本に
予算編成を行いました。
令和2年度の
一般会計の
予算規模は、総額で106億8,800万円となり、前年度と比較して2億6,600万円、率にして2.6%の増となりました。主因は、
船岡地区まちづくり委員会の拠点施設となる旧
船岡保育所の
改修事業、
町内小・中学校体育館の
トイレ改修事業等の
普通建設事業、
東部行政管理組合可燃物処理場の
建設負担金の増等によるものであります。
自主財源の柱となる町税収入につきましては、12億9,500万円余を見込み、依存財源の大半を占める
地方交付税は、合併算定がえによる特例措置は本年終了いたしましたが、新たに措置をされた「
地域社会再生事業費」等を反映し、対前年0.6%増の49億900万円余を見込んでおります。なお、不足する財源につきましては、
財政調整基金等からの繰り入れで措置をいたしました。
また、令和2年度末における
一般会計の
地方債残高は、123億8,500万円、基金残高は、59億1,300万円を見込んでおります。
詳細につきましては、令和2年度の当初予算の提案理由で申し上げます。
次に、主な施策についてであります。
令和2年度の主な施策について「第2次八頭町
総合計画・
後期基本計画」の七つの柱に沿って、「第2期八頭町
総合戦略」の施策と合わせて説明させていただきます。
まず、一つ目の柱であります「住民が主役の
まちづくり」(協働)についてであります。
1点目は、
住民参画社会の推進であります。
町政への住民参加の推進につきましては、計画・実行・評価・改善など
PDCAサイクルの一つ一つのステップをしっかり検証しながら、住民の方々に参画いただき、住民と行政が「ともに」つくる協働の
まちづくりを進めてまいります。今年も町内14会場で実施しております
行政懇談会や
村づくり座談会、各種団体との
意見交換会などの広聴活動を通じて、住民との情報共有を図ることにより、住民ニーズや地域の課題を把握し、より多くの意見や要望を
まちづくりに反映させてまいります。
2点目は、人権尊重の
まちづくりであります。
令和2年度は、「人権・同和問題に関する町民意識調査」の実施とともに、本町の人権教育・啓発の基本施策を示す「八頭町人権を尊重する
まちづくり実施計画」の改訂を行います。
また、情報化が進む中、インターネット上での差別や誹謗、中傷、人権侵害が深刻な問題となっており、これらの対策を県と連携して進めてまいります。町民一人一人が人権尊重の社会づくりの担い手として、基本的人権に対する考え方や
取り組みを学び、社会に現存する差別や人権侵害など多岐にわたる人権問題解決のための学習活動、啓発活動を積極的に展開することにより、あらゆる差別を許さない人権尊重社会の実現を目指します。
3点目は、男女共同参画の推進であります。
男女がともに働きやすい職場環境づくりやワーク・ライフ・バランスの推進に積極的に取り組む企業・事業所を着実にふやしていくとともに、女性があらゆる分野で活躍できるようキャリア形成やキャリアアップに向けた支援を県とともに推進してまいります。
また、現在の施策の基本となっております「第3次八頭町男女共同参画プラン」の計画期間が令和2年度で最終年となることから、「第4次八頭町男女共同参画プラン」を策定し、男女がともに社会の一員としての役割を果たすとともに、それぞれの個性や能力を最大限に発揮することのできる「男女がともに輝く
まちづくり」を進めてまいります。
4点目は、コミュニティ活動の推進であります。
今後も
人口減少、
少子高齢化が進むことが想定される中、住みよい
地域社会の形成に向け、住民・地域・行政の協働に
取り組みます。地域でできることは地域で解決することを基本とし、住民みずからが取り組む自主防災活動、環境美化運動、地域固有の伝統・文化を継承する活動等を積極的に支援するとともに、協働パートナーである自治会など
地域コミュニティとの連携により、持続可能な地域づくりに取り組んでまいります。
5点目は、広域行政の推進であります。
住民ニーズの多様化・高度化に伴い、地域にとどまらない広域的な課題や、町単独では対応が困難な課題に対しては、広域行政・広域連携で対応していきます。今後も、東部広域行政管理組合によるごみ処理・消防・火葬場等の事業のほか、「麒麟のまち」の枠組みによる観光振興や情報発信、中核市である鳥取市を中心とする
連携中枢都市圏での医療・福祉・交通など多くの分野で連携し、住民ニーズに対応する効率的な行政サービスの拡充に努めてまいります。
次に二つ目の柱であります「やすらぎと生きがいのある
まちづくり」(健康・福祉・子育て)についてであります。
1点目は、健康づくりの推進であります。
健康づくり計画「健康やず21」や「食育推進計画」のもと、健康教育や健康相談の充実を図るとともに、特定健診・特定保健指導の効果的実施により、糖尿病等の生活習慣病や慢性腎臓病の予防を推進いたします。健康づくりへの関心を高めてもらう健康マイレージや健康づくり推進員と連携した受診勧奨、医療機関検診の自己負担軽減など、検診受診率の向上を目指します。健診データ・レセプトデータの分析結果をもとに、地域医療機関と連携した疾病予防、重症化予防に引き続き
取り組みます。また、老朽化しております地域福祉センターの改修を行います。
2点目は、高齢者福祉・障害者福祉の充実であります。
第2期の「八頭町地域福祉推進計画」に基づき、自助・共助・公助がきめ細かく補完しあう福祉の
まちづくりに
取り組みます。高齢者一人一人に対し、フレイル(加齢による老い)などの心身の多様な課題に対応した保健事業を行うため、運動、口腔衛生、栄養、社会参加などの観点から、保健事業と介護予防の一体的な実施を推進するとともに、第8期となる「介護保険事業計画」の策定を行います。また、地域福祉推進の拠点となる「
まちづくり委員会」が未設置となっている地区の早期の立ち上げに努め、活動拠点施設の整備に
取り組みます。
障害者施策は、保健・医療・福祉のみではなく、教育、雇用など広い分野に及んでいることから、各分野との連絡・連携を緊密にし、ともに生きる
地域社会の実現を目指し、関係機関と連携した相談支援体制の充実による円滑な福祉サービスの提供に努めます。また、身近な地域において安心して保健・医療サービス等を受けることができるよう、精神に障害のある方が医療機関を受診する際の交通費の助成制度を新たに創設し、経済的負担の軽減を図ります。
3点目は、生きがいづくりの推進であります。
高齢化社会が進展し、多様な働き方が可能な
地域社会へと変革していく中で、地域の支え手として、高齢者がこれまで培ってきた豊かな経験、知識、技術等を発揮できる輝ける場をふやすべく、老人クラブ、シルバー人材センター等の活動を積極的に支援してまいります。また、周囲との接触が少なくなることで増す高齢者の孤独感・不安感を解消するため、社会福祉協議会等と連携し、スポーツ活動・文化活動・奉仕活動等への参加を推進いたします。
4点目は、子育て支援の充実であります。
さらなる不妊・不育治療費の支援の充実を初め、妊娠・出産期の移動手段の支援として、令和2年度より妊産婦のタクシー利用費助成制度を新たに創設いたします。昨年10月より国による3歳児から5歳児の教育費無償化がスタートいたしましたが、国の無償化の対象とならない給食実費においても町の単独事業として無償化とし、第2子以降の保育料の無償化による多子世帯の経済的負担の軽減を継続して実施いたします。延長保育・土曜日午後保育など保護者のニーズに対応した保育サービスの提供、放課後児童クラブ、ファミリーサポートセンター事業を充実し、仕事を持ちながら安心して子育てできる環境を整えてまいります。また、子育て世代へのLINE等による情報発信、手続の簡素化を進め、利便性の向上に努めてまいります。
次に三つ目の柱であります「安心安全な暮らしづくり」(交通、防災)についてであります。
1点目は、地域情報化の促進であります。
町内全域への光ケーブル網の整備により、情報通信環境は飛躍的に向上しましたが、まだまだ加入世帯が少ない状況であり、加入率の向上を目指してまいります。
また、マイナンバーカードの健康保険証利用、予防接種や児童手当など、子育て関連手続をボタン一つで申請できるシステムなど、マイナンバーカードによる公共サービスの効率化が検討されていることから、住民のマイナンバーカードの取得を推進し、各種証明や諸手続など行政サービスのオンライン化を促進いたします。
2点目は、道路・交通環境の充実であります。
町の管理する道路や橋梁整備は、長寿命化計画をもとに危険度・緊急度の高いものから、計画的に改良工事を実施いたします。国道・県道については、近隣市町とも連携しながら、継続的な改良や渋滞緩和、交通安全施設の整備について、引き続き国・県等の関係機関に強く要望してまいります。
地域公共交通機関の若桜鉄道、町営バスは、依然として厳しい経営状況ではありますが、運行時間、便数、JRとの接続など、住民の利便性を考慮したより利用しやすい交通手段となるよう努めてまいります。高校生の通学定期購入助成、若桜鉄道とバス事業者連携による切符販売など、利用促進に取り組むとともに、タクシーにつきましては、利用者の負担軽減を図るため、引き続きタクシー利用補助により支援してまいります。また、ウーバー等を活用した有償旅客運送の仕組みを検討してまいります。
3点目は、住環境の充実であります。
町営住宅の長寿命化による更新コストの削減を図るとともに、移住・定住の環境整備として、空き家の活用は有効な手段であり、物件の掘り起こし、登録促進による空き家バンク制度の充実を図ります。宅地開発は、民間事業者の宅地開発の支援と合わせ、町営の宅地造成事業の実施に向け検討を行います。また、新たに民間事業者が若者向け住宅・アパートを建築する場合の助成制度を創設し、民間賃貸住宅の供給促進と若い世代の定住やIJUターンがしやすい環境づくりに
取り組み、住宅のリフォーム補助や新築住宅取得に対する固定資産税の負担軽減措置を継続し行ってまいります。
簡易水道につきましては、老朽化した施設の計画的な更新を引き続き進め、下水道においては、ストックマネジメント計画を策定するとともに、従量制による使用料算定の検討を行います。懸案でありました郡家地区の排水対策につきましては、本格的な事業着手となります。
4点目は、地域防災・防犯体制の推進であります。
近年の記録的な豪雨災害等は激甚化、広域化し、全国どこでも被災地になり得る状況にあり、県と一体となって砂防・治山・治水対策等の自然災害防止事業を推進し、災害に強い
まちづくりに取り組んでまいります。小型消防ポンプ車の計画的更新等による自主防災組織の活動支援、全集落での防災訓練実施など、住民が主体となった防災体制づくりを進めるとともに、令和2年度より、消防施設整備事業補助金の適用範囲を拡大し、ヘルメットや活動服の整備も助成の対象といたします。
交通・防犯対策では、道路の危険個所の点検、交通安全施設の整備による安全な通行・歩行環境の確保に努めます。また、青色パトロールの実施、防犯灯の適切な配置と管理などにより、安全で犯罪が発生しにくい環境の整備を進めます。
5点目は、消費者保護行政の充実であります。
町民が巧妙な手口による、悪質商法や高齢者を狙った振り込め詐欺に巻き込まれないよう、消費生活相談センター、金融機関、警察等と連携し、被害の防止を図ります。また、広報、ケーブルテレビによる啓発、「
まちづくり委員会」や「高齢者大学」等での消費者保護出前講座の開催など、消費者としての知識を得る機会を提供することで、被害を未然に防止し、安全・安心な消費生活の実現を目指し、地域ぐるみの
取り組みを推進いたします。
次に四つ目の柱であります「環境共生の
まちづくり」(自然と環境保全)についてであります。
1点目は、自然環境・景観の保全と活用であります。
先人から受け継いだすばらしいふるさとの原風景を守るべく、道路・河川の愛護団体、地域住民による環境美化活動の支援を行うとともに、環境教育、自然に親しむ体験を推進し、環境意識の高揚を図ります。また、道路や河川敷、山林へのごみの不法投棄対策として、環境パトロール、啓発看板の設置などを継続して実施してまいります。
2点目は、資源・エネルギー対策の推進であります。
環境への負荷が少ない再生可能エネルギーのさらなる普及と促進のため、太陽光発電施設等の設置、小水力発電施設の整備を県と連携しながら推進してまいります。
また、冷暖房や照明の適切な使用による省エネ、自動車などのアイドリングストップ、買い物袋の携帯によるレジ袋の削減、公共交通機関の積極利用など、二酸化炭素の排出削減の取り組みを、個人から家庭、地域、企業へと広げるとともに、ごみの減量化・再資源化を進め、資源循環型社会の形成を目指します。
次に五つ目の柱であります「活力ある産業づくり」(産業・観光・雇用)についてであります。
1点目は、農林水産業の振興であります。
認定農業者等への農地の集積、集落営農組織による農作業の効率化・共同化と合わせて、女性農業者、定年帰農者、家族農業者、小規模兼業農家など、多様な担い手の育成・支援に努めます。農業委員会の活動による農地利用最適化の推進、多面的機能支払交付金、中山間地域等直接支払交付金を活用した地域の特色を生かした農業の確立を目指してまいります。
また、八頭町産米のブランド化に向けて、取り組を進めている特別栽培米「神兎」県が推奨する「星空舞」など、収益性の高い米づくりを推進します。果樹については、経営モデル団地整備、中間管理事業により、果樹優良園の維持及び後継者の確保に取り組みます。GI登録された「こおげ花御所柿」は、名実ともに日本一の甘柿として地域ブランドを確立し、生産者、JAと連携し、町の特産品として、さらなる販路の拡大と有利販売を目指します。畜産・酪農では、和牛・乳用牛の増頭・増産に要する経費支援を行います。有害鳥獣対策は、県や猟友会と連携した効果的な被害防止対策と、狩猟者の育成・確保に取り組むとともに、捕獲したシカ・イノシシのジビエ利用を図ります。
昨年4月より、新たな森林管理制度がスタートし、財源となる森林環境譲与税を活用し、県・森林組合と連携した円滑な制度実施を推進いたします。八頭町の森林や林業の問題、課題を整理し、町の森林・林業・木材産業の目指すべき姿と目標を示す「八頭町森林・林業ビジョン」を策定いたします。
また、多様な機能を有する森林を町民共有の財産として、社会全体で支えていく機運の醸成を図るとともに、レーザ航測データやドローンの効果的な活用方法を普及し、作業の効率性・安全性の向上を進めます。
2点目は、商工業の振興であります。
地域の雇用・生活基盤を支える小規模事業者の持続的発展を実現するため、高度化、専門化する経営課題への支援ニーズに対して、商工会などの関係機関と連携した伴走型の相談・指導機能の充実を図ります。
また、新事業展開、起業、創業、事業承継、人材の確保など、小規模事業者の経営課題に対応した助成制度「八頭町起業家支援補助金」、「八頭町事業承継支援補助金」、「八頭町小規模事業者経営改善資金利子補助金」等の活用による町内事業者の持続的発展と、若者世代の起業の支援に
取り組みます。
3点目は、観光の振興であります。
自然や景観・歴史・文化・食を大切にしながら、誰もが一度は訪れたい、また、何度も行ってみたいと思えるまちを目指します。若桜鉄道そのものを観光資源とし、車窓から広がるのどかな田園風景、昭和の歴史を感じさせるレトロな車両と駅舎を初め、若桜鉄道の魅力を生かした「鉄道を見る旅」・「鉄道に乗る旅」・「鉄道で味わう旅」など、都会の鉄道にはない魅力をアピールして、観光誘客を図ります。また、日本遺産、国の重要無形民俗文化財に指定された麒麟獅子舞を活用し、誘客への
取り組みを推進いたします。スポーツ合宿、教育旅行等により、八頭町に宿泊する団体等への助成制度を創設し、観光協会・麒麟のまち観光局と連携しながら交流人口・関係人口の拡大を目指します。
4点目は、連携・交流の推進であります。
地域課題の解決に向け、地元の大学を地域パートナーとし、教職員・学生が有する知識、技術を生かした参画と協働の関係を構築してまいります。
また、地域資源を生かした都市と農村との交流を促進し、「人・もの・情報」の行き来を活発にいたします。さまざまな分野での国際化が加速する中で、国際的視野をもった子どもたちの育成を目指し、韓国横城郡との子ども交流やスポーツ・学術・文化などの交流を促進いたします。
5点目は、雇用の促進であります。
ハローワークや商工会と連携した、求人広告や事業承継に対する助成など雇用の維持・向上に向けた
取り組みを促進いたします。また、県外の多くの学生に県内企業の魅力を伝える情報発信を、県・東部圏域市町の連携・協力のもとに進めます。兼業・副業、雇用関係によらない働き方など、柔軟な働き方の希望が増加している現状を踏まえ、コワーキングスペースを活用した新たな働き方を創出する場として、「
隼Lab.」の
取り組みを支援してまいります。
次に六つ目の柱であります「こころ豊かな人づくり」(教育・文化)についてであります。
1点目は、学校教育の充実であります。
学校教育については、知・徳・体の調和がとれた生きる力、生き抜いていく力を育む教育に
取り組みます。教育の
ICT化が進展する中、電子黒板、タブレット・デジタル教材などを各教科の授業で活用するとともに、プログラミングの体験を通して、理論的思考能力を身につける学習活動により、子どもたちの創造力、情報活用能力を高めていきます。文部科学省が推進しているGIGAスクール構想をもとに、高速大容量の通信ネットワークの環境整備を進めるほか、4月から本格的にスタートする小学校の英語教育の充実を図ります。
道徳教育では、名誉町民の方の生き方や知恵を教材化した「八頭町の道徳」を活用し、郷土愛あふれる子どもたちの育成に努めます。きめ細かな指導や支援を図るため、少人数学級による学級編制、スクールソーシャルワーカー等の配置による教育相談体制を充実いたします。また、安全安心な教育環境を整備するため、大規模改修が必要な時期となっております、郡家西小学校の設計業務に着手するとともに、
小・中学校の体育館トイレのバリアフリー化に
取り組みます。
2点目は、社会教育の充実であります。
中央公民館、地区公民館などの学びの場を拠点とした地域のつながりや多世代交流を深め、連携・協力して地域の教育力を高めてまいります。また、地域の特色を生かした事業など、学習ニーズに対応した各種教室・講座・体験等の学習機会を積極的に提供します。令和2年度より特技等保有者の登録・活用制度(レジェンド制度)を創設し、より魅力のある生涯学習プロクラムの構築に
取り組みます。学校、関係機関と連携し、子どもたちの豊かな人間性や社会性を育む、自然体験活動、集団宿泊体験を推進いたします。図書館の蔵書の充実、さまざまな資料・情報の収集、近隣の図書館との連携を進め、住民ニーズに応え「いつでも・どこでも・だれでも」気軽に利用いただける身近な図書館にしてまいります。
3点目は、生涯スポーツの推進であります。
幼年期から楽しく体を動かす機会を確保し、運動が日常的に定着し習慣化されるよう、スポーツ推進委員によるスポーツ教室の開催や町体育協会主催の町民大会の開催等、ライフステージに応じた生涯スポーツを推進いたします。今年、記念大会を迎える「森下広一杯八頭町マラソン大会」をさらに魅力あるものとし、マラソンに参加するだけでなく、参加者同士の交流や八頭町の観光など、スポーツツーリズムを楽しむ大会として全国に発信してまいります。
2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会、翌年の生涯スポーツの祭典ワールドマスターズゲーム2021関西などの国際大会を契機とした、スポーツ機運の醸成と参加型の楽しむスポーツの推進を図ります。
4点目は、芸術・文化活動の推進であります。
子どもたちが身近に芸術・文化を鑑賞する「青少年劇場巡回公演」、「芸術ふれあい事業」等、すぐれた芸術・文化に触れる機会を充実するとともに、文化協会等の活動を支援してまいります。
また、旧安部小学校を文化創造拠点として活用し、住民の芸術・文化活動に対する関心を高め、活動機会の拡充を図り、すぐれた作品の展示の場・住民の交流の場としての整備を進めてまいります。
5点目は、文化財の保護・保存であります。
八頭町には、麒麟獅子舞、傘踊り、手踊り、人形浄瑠璃などの地域の長い歴史の中で培われた郷土芸能が今に息づいており、今後も伝統芸能の伝承を推進してまいります。昨年の5月、鳥取県東部の1市4町と兵庫県の香美町、新温泉町で構成する麒麟のまち圏域に伝わる麒麟獅子舞と、31の文化財からなるストーリーが日本遺産に、また本年1月には、国の重要無形民俗文化財に「因幡・但馬の麒麟獅子舞」が指定され、因幡・但馬地方に古くより伝わる麒麟獅子舞を広域連携のもと、官民一体となって守ってまいります。
最後に七つ目の柱、「効率的で効果的な行財政運営」であります。
本格的な
人口減少社会の到来や、財政状況の厳しさが増す中で、住民ニーズを的確に捉え、住民に身近な行政サービスを総合的に提供し、事務事業の整理・見直し、定員管理、職員の資質の向上と能力開発など、限られた財源や人材を最大限に活用した効率的な行政サービスに努めます。また、申請・届け出事務のインターネット活用による簡素化、
地方公共団体間の連携による事務の共同処理等を、これまで以上に柔軟かつ積極的に進め、安定的・継続的・効果的な行政サービスの提供につなげてまいります。
財政運営については、歳入の約5割を占める
地方交付税や国・県の支出金など、依存財源の占める割合が高い財政構造で、合併特例法による普通
地方交付税の特例措置期間が終了し、財政運営はこれまで以上に厳しい状況となります。今後、社会保障関係経費、施設の老朽化による維持管理経費が増加することが想定される中で、町税等の徴収強化、国・県の補助制度の活用など歳入・歳出の両面から見直しを行い、効率的で効果的な行財政運営に
取り組みます。また、令和2年度で計画期間が終了となる「第3次行政改革推進プラン」、「第3次定員適正化計画」の見直しに着手するとともに、改めて、空き施設の有効活用、今後の庁舎のあり方について検討してまいります。
以上、「第2次八頭町
総合計画・
後期基本計画」に沿いまして、「第2期八頭町
総合戦略」の施策と合わせ、概略を申し上げました。
令和2年度の八頭町の
一般会計を初めといたします15会計の予算総額は、168億9,800万円余でありますが、予算案を提出するに当たり、町政に臨む私の所信と行政運営方針を申し上げました。
最初にも申し上げましたように、令和2年度は、「第2次八頭町
総合計画・
後期基本計画」、「第2期八頭町
総合戦略」に基づく新たな
まちづくりに踏み出す年となります。持続可能で、町民の皆様が、安全に安心していきいきと生活することができるまちを築いていくとともに、にぎわいと活力にあふれ「人が輝き、未来が輝くまち、八頭町」の実現に向けて全力を尽くしてまいりますので、町民の皆様はもとより、議員各位の御理解と御協力を心からお願い申し上げ、令和2年度の施政方針といたします。
長い間、ありがとうございました。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で、町長の施政方針を終わります。
◎休 憩
○議 長(
谷本正敏君) ここで暫時休憩いたします。
再開は、10時25分から再開します。 (午前10時15分)
◎再 開
○議 長(
谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
(午前10時25分)
◎議題の宣告
○議 長(
谷本正敏君) この際、日程第5 議案第5号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
◎提案理由の説明
○議 長(
谷本正敏君) 町長から提案理由の説明を求めます。
吉田町長。
○町 長(吉田英人君) それでは、議案第5号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて提案理由を申し上げます。
人権擁護委員は、法務大臣が委嘱し、任期は3年間となっております。現在、本町では9名の
人権擁護委員の方に御活躍をいただいておりますが、現在1名の欠員となっており、候補者の推薦をしようとするものであります。
議案第5号は、八頭町福地408番地、鎌谷大心さんの推薦につき議会の意見を求めるものであります。
鎌谷さんは、現在、大樹寺の副住職をなさっておられ、広く
地域社会の実情に精通され、人権意識も高く人望の厚い方であります。鎌谷さんの持っておられる知識や経験を生かし、積極的に地域の人権擁護活動に取り組んでいただけるものと考えますので、このたび、
人権擁護委員に推進いたそうとするものであります。
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。よろしく御審議をお願いいたします。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で提案理由の説明を終わります。
◎一括議題の宣告
○議 長(
谷本正敏君) 次に、日程第6 議案第6号 町道の路線認定についてから、日程第62 議案第62号 令和2
年度八頭町
大江財産区
特別会計予算まで、57議案についてを一括議題といたします。
◎提案理由の説明
○議 長(
谷本正敏君) 町長から提案理由の説明を求めます。
吉田町長。
○町 長(吉田英人君) それでは、ただいま一括議題となりました議案第6号から議案第62号までの57議案につきまして、提案理由を申し上げます。
最初に、議案第6号 町道の路線認定についてであります。
整理番号K0318号、西向田4号線は、認定延長77.9メートルで、幅員は6.0メートルから13.0メートルであります。この路線は、郡家駅西側の行政区「はなさき台」地内の宅地造成の拡張に伴うもので、行政区内の重要な路線で、町道に認定することがふさわしい路線と判断いたしております。
道路法第8条第2項の規定に基づき、本議会の議決を求めるものであります。
議案第7号 町道の路線変更についてであります。
整理番号K0023号、町道上津黒線は、現在、2,625メートルが未供用部分となっております。今後も供用見込みが立たないことから、未供用部分を町道から廃止し、認定前の林道に再編入するため、このたび、終点の変更をしようとするものであります。
変更後の路線延長は、871.5メートル、幅員は2.5メートルから9.0メートルであります。
次に、整理番号K0312号の西向田3号線は、議案第6号でありました行政区「はなさき台」地内の宅地造成の拡張に伴うものであります。
変更後の路線延長は、163.4メートル、幅員は6.0メートルから13.0メートルであります。
道路法第8条第2項及び第10条第3項の規定に基づき、本議会の議決を求めるものであります。
議案第8号 鳥取市及び八頭郡八頭町における
連携中枢都市圏の形成に係る連携協約の一部変更についてであります。
八頭町では、鳥取市と鳥取県東部4町及び兵庫県新温泉町で
連携中枢都市圏構想を推進し、魅力あふれる圏域を形成するため、平成30年4月に「鳥取市と八頭郡八頭町における
連携中枢都市圏の形成に係る連携協約」を締結しているところであります。
このたび、兵庫県香美町から
連携中枢都市圏に加入の申請があり、鳥取県東部と北但馬地域の一層の連携強化を図るため、「鳥取市と八頭郡八頭町における
連携中枢都市圏の形成に係る連携協約」の一部を変更しようとするものであります。
地方自治法第252条の2第4項の規定により本議会の議決を求めるものであります。
議案第9号 八頭町辺地に係る
総合整備計画の変更についてであります。
現在、八頭町では、大江辺地ほか7地区につきまして、各地区の要望等を踏まえ、平成28年度から令和2年度までの5年間にわたる
総合整備計画を策定し、各地区の活性化や福祉の向上等に努めてきているところであります。
このたび、橋梁補修、トンネル修繕、道路の修繕、レクリエーション施設等の整備が必要となり、これらの事業を追加し、計画を変更しようとするものであります。
辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第8項の規定において準用する同条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
議案第10号 八頭町
過疎地域自立促進計画の変更についてであります。
平成12年に制定された、過疎地域自立促進特別措置法に基づき、令和2年度まで、引き続き過疎対策が実施されることとなっているところであります。
八頭町では、合併前から八東地域が過疎地域に指定されており、現在、平成28年度から令和2年度までの5年間の
過疎地域自立促進計画を策定し、道路整備や公共施設の整備、集落の維持・活性化事業を実施しております。
このたび、新たに道路改良事業や下水道施設の改修、レクリエーション施設の整備さらには、高齢者福祉施設、社会体育施設等の改修を追加し、計画を変更しようとするものであります。
過疎地域自立促進特別措置法第6条第7項の規定において準用する同条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
議案第11号
新町まちづくり計画の変更についてであります。
新町まちづくり計画につきましては、郡家町・船岡町・八東町合併協議会において、平成17年度から26年度までの10年間の計画を策定いたしました。平成24年4月には、総務大臣通知により合併特例事業推進要綱が改正され、期間が10年間から15年間に延長され、令和元年度までの計画に基づきさまざまな事業を実施しているところであります。
昨年4月に、合併特例事業推進要綱の改正により、さらに期間が15年間から20年間に延長され、令和6年度まで事業に合併特例債が適用可能となりました。このことから、今回健康増進施設の整備、レクリエーション施設の整備、芸術・文化活動施設の整備、インバウンドに対応した環境の整備を計画に追加しようとするものであります。
市町村の合併の特例に関する法律第5条第7項の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
議案第12号 債権の放棄について(
簡易水道料金債権)
船岡地域の法人が平成27年2月27日をもって事業を廃止し、倒産をいたしました。このことに伴い、簡易水道料金の徴収が困難となり、平成20年3月から平成27年3月分までの間の水道料金が徴収不能となりましたので、このたび、債権を放棄しようとするものであります。
地方自治法第96条第1項第10号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
議案第13号
町有財産(土地)の処分についてであります。
昭和61年3月に旧の済美プール建設のため、土地の寄附をいただいておりましたが、老朽化によるプールの除却に伴い、このたび除却後に、元地権者に無償譲渡しようとするものであります。
議案第14号
町有財産(建物)の処分について(下町五班集会所)であります。
このたび、下町自治会会長より、下町五班集会所の建物を無償での普通財産譲渡申請書が提出されました。下町五班集会所は、鉄骨造平屋建て、床面積131.83平方メートルで、八頭町船岡2044番地2に、平成7年に建設され、従来から下町自治会が管理し使用をしております。これまでの管理実態に合わせ、下町自治会へ無償で譲渡をしようとするものであります。
議案第15号
町有財産(建物)の処分について(下町五班
農機具保管庫)であります。
議案第14号と同様に、今回下町自治会に、下町五班
農機具保管庫の建物を無償譲渡しようとするものであります。下町五班
農機具保管庫は、鉄骨造平屋建て、床面積72.99平方メートルで、八頭町船岡1274番地1に昭和56年に建設され、従来から下町自治会が管理、使用をいたしております。
以上、議案第13号から議案第15号までの3議案につきましては、
地方自治法第96条第1項第6号及び同法237条第2項の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第16号
八頭町長等の
損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定についてであります。
この条例は、地方公務員法等の一部改正に伴い、町長や職員等の
地方公共団体に対する損害賠償について、賠償責任額を限定し、それ以上の額を免責する旨を定めるものであります。
議案第17号
八頭町中私都
グラウンド芝生広場条例の制定についてであります。
昨年、10月から整備をしてまいりました
八頭町中私都グラウンド芝生広場が、間もなく整備が完了いたします。この芝生広場は、子どもから大人まで楽しめる地域住民の憩いの場として、また地域活性化の拠点施設としてスポーツ活動、健康づくりが図られるものと期待しているところであります。
このたび、3月19日に完成予定の中私都グラウンド芝生広場の管理運営について、今後、必要な事項を定めようとするものであります。
議案第18号 八頭町
監査委員条例の一部改正についてであります。
この条例は、
地方自治法等の一部改正に伴い、条ずれが生じることから改正しようとするものであります。
議案第19号 八頭町職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正についてであります。
この条例は、
会計年度任用職員について、服務の宣誓の取り扱いを可能とするよう条文を追加するものであります。
議案第20号 八頭町職員の
育児休業等に関する条例の一部改正についてであります
この条例は、地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、非常勤専門職員のみに適用としている
育児休業等の諸条件を、今後、
会計年度任用職員に適用しようとするものであります。
議案第21号 八頭町特別職の職員で、非常勤のものの報酬及び
費用弁償に関する条例の一部改正についてであります。
農業委員及び農地利用適正化推進委員の報酬について、県下の状況をもとに、報酬審議会に諮問し答申をいただきました。このたび、答申を尊重させていただき、報酬の改定をしようとするものです。また合わせまして、令和2年度からの
会計年度任用職員制度への移行に伴い、特別職非常勤職員の職の厳格化によりまして、特別職から移行する職種の削除を行うものであります。
議案第22号 八頭町
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する条例の一部改正についてであります。
この条例は、
会計年度任用職員条例で準用している八頭町職員の給与に関する条例の一部改正に伴い、条ずれが生じることから改正をしようとするものであります。
次に、議案第23号から議案第28号につきましては、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律、以下整備法の施行に伴い改正をするものであります。
議案第23号 八頭町職員の分限に関する手続及び効果に関する条例の一部改正についてであります。
この条例は、整備法の施行に伴い、地方公務員法が改正され、条ずれが生じることから改正するものであります。
議案第24号 八頭町職員の給与に関する条例の一部改正についてであります。
この条例は、整備法の施行に伴い、地方公務員法が改正されたより、成年被後見人等の欠格条項に該当した者に適用されていた失職に関係する規定を削除するものであります。
議案第25号 八頭町
技能労務職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてであります。
この条例は、議案第24号と同様に
技能労務職員について、成年被後見人等の欠格条項に該当した者に適用されていた失職に関係する規定を削除するものであります。
議案第26号 八頭町職員等の旅費に関する条例の一部改正についてであります。
この条例は、整備法の施行に伴い、地方公務員法が改正され、引用部分の条ずれが生じることから改正を行うものであります。
議案第27号 八頭町
家庭的保育事業等の設備運営に関する基準を定める条例の一部改正についてであります。
この条例は、整備法の施行に伴い、児童福祉法が改正され、引用部分の条ずれが生じることから改正を行うものであります。
議案第28号 八頭町消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正についてであります。
この条例は、整備法の施行に伴い、消防団員の欠格条項から、成年被後見人及び被保佐人を削除するものであります。
議案第29号 八頭町
被災者住宅再建等支援事業助成条例の一部改正についてであります。
この条例は、災害救助法に基づく国の被災住宅の応急修理の基準の改正により、鳥取県被災者住宅支援条例の改正と合わせて、条例を改正しようとするものであります。
主な内容は、被災住宅の応急修理の基準の見直しにより、損傷割合10%以上の一部損壊も国の支援が拡充されることとなりましたので、この改正を受けて、県とともに国の支援のない損傷割合10%未満の被災住宅の支援を拡充するものであります。
議案第30号 八頭町
集会所条例の一部改正についてであります。
行政組織の下町自治会に、議案第14号で上程しました下町五班集会所を無償譲渡するに当たり、条例の別表から削除しようとするものであります。
議案第31号 八頭町
農業用施設等条例の一部改正についてであります。
議案第30号と同様に議案第15号で上程いたしました行政組織の下町自治会に、下町五班
農機具保管庫を無償譲渡するに当たり、条例の別表から削除しようとするものであります。
議案第32号 やず
ミニSL博物館条例の一部改正についてであります。
ミニSL博物館が平成29年4月に開館してから、約3年が経過しようとしております。このたび、これまでの施設の利用実績等をもとに、開館時間の見直しを行おうとするものであります。
議案第33号 八頭町
社会体育施設条例の一部改正についてであります。
このたび、各体育施設利用時間の統一と、隼プールの合宿利用などを想定した料金設定を行おうとするものであります。また、郡家体育館の照明設備をLEDに変更したことに伴い、コインタイマースイッチを9月から廃止いたしましたので、照明料の表記の変更を行うものであります。
議案第34号 八頭町簡易水道給水条例の一部改正についてであります。
この条例は、民法の一部を改正する法律が、令和2年4月1日から施行されることに伴い、短期消滅時効制度が廃止されることにより、条例の一部を改正するものであります。
議案第35号 八頭町
行政区長設置条例の廃止についてであります。
この条例は、地方公務員法の改正に伴い、特別職非常勤の定義が変更となり、行政区長等が特別職非常勤職員に該当しなくなります。このたび、行政区長を私人とする任用形態に変更するため、条例を廃止しようとするものであります。
今後の任用根拠は、八頭町行政区長(自治会長)設置要綱に規定する行政区長の位置づけになりますが、委嘱する事務内容、報償金額については変更のないものとし、活動中の事故に対応する保険加入を行う予定といたしております。
議案第36号 八頭町
霊きゅう自動車使用料条例の廃止についてであります。
本事業については、現在、町内の事業者においてサービスの提供があることに加え、年々利用者数が減少しているのが現状であります。こうしたことから、昨年町内14カ所の
行政懇談会において、廃止を検討していることを説明し、町民の皆様から御意見をいただきました。御意見等をもとに検討を行い、協議した結果、本事業について行政サービスとしての役割を終了したものと判断し、このたび本条例を廃止しようとするものであります。
以上、議案第16号から議案第36号までの21議案につきましては、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第37号から議案第47号につきましては、補正予算の関係であります。
議案第37号 令和元
年度八頭町
一般会計補正予算(第9号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ、1億68万3,000円を減額しようとするものであります。
歳入の主なものを御説明いたします。
国庫支出金は、学校施設環境改善交付金、7,800万円余を増額し、また、プレミアム商品券事業、1,800万円余、社会資本整備総合交付金、2,800万円余を減額いたしております。
県支出金は、農地中山間事業県補助金、1,500万円余、経営体育成事業県補助金、1,100万円余、竹林整備事業県補助金、1,100万円余を減額し、寄附金は、ふるさと納税等、5,600万円余の増額であります。
繰入金は、財政調整基金繰入金、1億円、諸収入では、プレミアム商品券販売収入、1,800万円余を増額し、スポーツ振興くじ助成金、1,200万円余を減額いたしました。
町債については、それぞれの事業費の確定等により、急傾斜地崩壊対策負担金事業債、3,000万円余、公園整備事業債、2,500万円余、町道森原線改良事業債、6,200万円を減額し、小学校整備事業債、1億3,900万円余、中学校整備事業債、8,700万円余を増額いたしております。
次に歳出であります。
総務費は、ふるさと活性化基金積立金、5,700万円余を増額し、情報政策費の備品購入費等、1,700万円余を減額いたしております。
民生費は、保育所運営費の臨時・非常勤保育士賃金等、2,400万円余、衛生費は、実績見込みにより、予防接種事業委託金、1,000万円余の減額であります。
農林水産業費の農業費は、農地中間管理事業補助金、1,500万円、林業費は、森林環境整備事業、900万円、竹林整備事業、1,200万円余を減額しました。
土木費は、県事業の急傾斜地崩壊対策負担金、3,000万円余、社会資本整備総合交付金事業は、町道森原線改良事業、上町橋改良事業、天満橋改良事業を事業費の確定により減額し、町道大江志子部線改良事業、3,400万円、町道大隼線改良事業、1,500万円余を増額いたしております。
教育費は、国の大型補正により、小学校管理運営費、1億8,200万円余、中学校管理運営費、1億3,100万円余の増額といたしております。
補正予算の5ページに繰越明許費の内訳を表示しておりますが、財産管理費など15事業につきまして、年度内に完成することができませんので、
地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度へ繰り越しようとするものであります。
6ページ、第3表は債務負担行為の変更であります。それから7ページの第4表は、地方債の変更一覧ということでありますので、後で御確認をお願いいたします。
次に、議案第38号 令和元
年度八頭町
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)であります。
今回の補正額は、既定の歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ、134万2,000円を減額しようとするものであります。
歳入の主なものは、保険基盤安定繰入金の額確定に伴う
一般会計繰入金、235万円余を減額し、システム整備に伴う国庫補助金、96万円余を増額いたしました。
歳出は、総務費の人件費、160万円、退職被保険者の療養給付費、150万円を減額し、一般被保険者の療養費150万円を増額いたしております。
議案第39号 令和元
年度八頭町
簡易水道特別会計補正予算(第4号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ、79万4,000円を減額しようとするものであります。
歳入では、新たな団地造成に伴います新規加入手数料、520万円余を増額し、事業費の確定により町債、590万円を減額いたしました。
歳出は、基金積立金、1,499万円を増額し、公課費の消費税納付分、450万円、簡易水道整備事業費、534万円余を減額しております。
議案第40号 令和元
年度八頭町
住宅資金特別会計補正予算(第2号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ、86万7,000円を追加しようとするものであります。
歳入では、県支出金の償還推進助成事業補助金、40万円余を減額し、住宅資金貸付金の償還元利収入等、125万円余を追加いたしました。
歳出では、民事執行予納金50万円を減額し、住宅資金健全化基金積立金259万円余を増額いたしております。
議案第41号 令和元
年度八頭町
公共下水道特別会計補正予算(第4号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ、296万1,000円を増額しようとするものであります。
歳入では、公共下水道加入分担金、736万円、消費税還付金、630万円余を追加し、国庫支出金の社会資本総合整備交付金、200万円、
一般会計繰入金、400万円、下水道事業債等、470万円を減額いたしました。
歳出は、消費税、617万円余、郡家地区雨水排水対策事業費、359万円余、社会資本総合整備事業で計画しておりました下水道長寿命化事業費、153万円余を減額いたしております。
議案第42号 令和元
年度八頭町
農業集落排水特別会計補正予算(第3号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ、370万円を減額しようとするものであります。
歳入では、農業集落排水事業国庫補助金、141万円余を追加し、下水道施設整備事業債等、520万円を減額いたしました。
歳出は、総務費の消費税、施設管理費等、739万円余、農業集落排水施設統合事業費、90万円余を減額いたしております。
議案第43号 令和元
年度八頭町
介護保険特別会計補正予算(第4号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ、610万9,000円を追加しようとするものであります。
歳入では、実績見込みにより、介護保険料、890万円を増額し、支払基金交付金、135万円余、介護給付費等県支出金、199万円余を減額いたしました。
歳出は、保険給付費の居宅介護サービス給付費、3,366万円余を増額し、地域密着型介護サービス給付費、934万円余、施設介護サービス給付費、764万円余、介護予防サービス給付費、1,072万円余、地域支援事業費、879万円余の減額であります。
議案第44号 令和元
年度八頭町
宅地造成特別会計補正予算(第1号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ、25万4,000円を追加しようとするものであります。
歳入では、宅地造成基金利子、1万円余、繰越金、23万円余を増額し、歳出では、積立金、1万円余を増額いたしております。
議案第45号 令和元
年度八頭町
墓地事業特別会計補正予算(第1号)。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ、9万7,000円を減額しようとするものであります。
歳入では、繰越金、20万円余、負担金、33万円余を増額し、基金繰入金、63万円余を減額いたしております。
歳出は、墓地基金積立金、9万円余の減額であります。
議案第46号 令和元
年度八頭町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ、480万4,000円を増額しようとするものです。
歳入では、後期高齢者医療保険料、1,117万円余を増額し、
一般会計からの保険基盤安定繰入金、727万円余を減額いたしました。
歳出は、広域連合負担金、390万円余を増額いたしております。
次に、議案第47号 令和元
年度八頭町
篠波財産区
特別会計補正予算(第1号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ、60万9,000円を増額しようとするものであります。
歳入では、立木売払収入、38万円余、繰越金、22万円を増額し、歳出は、補助金、12万円余の増額です。
議案第48号から議案第62号は、令和2年度当初予算の関係であります。
議案第48号 令和2
年度八頭町
一般会計予算。
令和2
年度八頭町
一般会計予算は、106億8,800万円を計上いたしました。前年度と比較し、率で2.6%の増となります。
まず、地方債の関係でありますが、予算書の6ページ、第2表になりますが、限度額は、11億7,550万円、起債の方法等は、記載のとおりであります。
最初に、歳入について御説明いたします。主なものを申し上げます。
町税は、12億9,500万円余で、町民税、5億6,900万円余を計上し、固定資産税は、家屋及び償却資産等の増額から、5億7,300万円余といたしました。
地方消費税交付金は、3億3,200万円余を見込み、
地方交付税は、49億900万円余の計上であります。普通交付税は、最終年を迎えます合併算定替特例措置分の減額と、新たに創設された「
地域社会再生事業費」の増額を見込み、45億6,700万円、特別交付税は、3億4,200万円余といたしております。
分担金及び負担金は、3,200万円余の計上で、主なものは、児童福祉費負担金(保育料)であります。
使用料及び手数料は、6,700万円余を計上いたしました。
国庫支出金は、9億8,300万円余で、社会福祉費、生活保護費の負担金、道路メンテナンス事業の補助金等は増額で、児童扶養手当の負担金、社会資本整備総合交付金等は減額となっております。
県支出金は、10億5,600万円余で、みんなで取り組む中山間地域活性化支援や地籍調査事業、戦略的スーパー園芸団地整備事業等の県補助金は増額で、農地中間管理事業の県補助金等は減額となっております。
繰入金は、4億7,000万円余で、財政調整基金、3億2,000万円、減債基金、1億円、ふるさと活性化基金、5,000万円余の繰り入れであります。
諸収入は、1億1,800万円余、町債は、11億7,300万円余となっております。
次に、歳出の関係であります。
議会費は、9,800万円余であります。
総務費は、12億6,900万円余で、前年度と比較いたしまして、9,500万円余の減額となりました。
主因は、昨年の中私都グラウンド芝生化事業や駅舎レトロ化事業の完了、職員用パソコン、町営バス購入事業の整備が終了したことによるものであります。財産管理費、情報通信基盤整備事業費は、それぞれ、9,900万円余、若桜鉄道対策費は、1億5,300万円余の計上であります。
民生費は、34億6,500万円余で、前年度と比較いたしまして、1億3,200万円余の増額となりました。主因は、八東地域福祉センター改修工事、船岡地区福祉施設改修工事の増額によるものであります。
医療会計の繰出金は、国民健康保険特別会計、1億7,300万円余、介護保険特別会計、3億8,500万円余であります。また、特別医療支給費、1億2,000万円余、自立支援制度事業費、4億4,500万円余、後期高齢者医療費、2億7,700万円余、児童手当給付事業、2億1,800万円余、保育所運営費、3億3,600万円余、生活保護扶助費には、1億7,900万円余を計上いたしました。
衛生費は、7億9,500万円余で、1億3,400万円の大幅な増となりました。主因は、本格的に工事着手をします東部広域の可燃物処理施設の負担金、2億2,700万円余の増額によるものであります。
予防接種事業は、昨年度の実績見込みをもとに、5,500万円余、またごみ処理費、4億4,400万円余、各種検診等の長寿健康増進事業費、5,000万円余、簡易水道特別会計への繰出金は、3,300万円を計上しております。
農林水産業費は、15億1,100万円余です。前年度と比較いたしまして、1,300万円余の微増となりました。
農業関係では、農業農村整備事業、7,700万円余、多面的機能支払交付金事業、9,200万円余を計上いたしました。
また、農業集落排水特別会計への繰出金、4億7,000万円、地籍調査事業費、2億6,100万円、林業関係では、野生鳥獣被害防止事業費、6,400万円余、竹林整備事業、間伐促進事業などの継続事業を予定し、森林環境整備事業は、1,600万円余であります。
商工費は、6,300万円余、観光費では、観光協会補助金、1,200万円余を計上いたしております。
土木費は、8億1,000万円余です
道路橋梁維持費では、道路、橋梁の長寿命化事業等で、4,400万円余、道路新設改良費は、4億1,300万円余の計上です。主なものは、継続事業であります町道の新道線、丹比縦貫線、大隼線の改良事業など、また、橋梁長寿命化計画に基づきます保木橋、市場大橋、小規模橋梁改良事業等の改修工事などを計画いたしております。また、公共下水道特別会計への繰出金は、2億4,500万円を計上いたしました。
消防費は、3億9,800万円余であります。
主なものは、消防団運営費、5,500万円余、東部広域負担金、2億8,600万円余の計上であります。
教育費は、10億1,500万円余で、1億9,100万円の増額となっております。
小学校費は、3億300万円余で、郡家西小学校の大規模改修委託料や各小学校体育館のトイレ改修等を初めとする管理運営費、2億2,700万円余、少人数学級等実施事業費は、郡家東、郡家西小学校の30人学級設置費用を計上いたしました。
中学校費は、1億200万円余で、管理運営費で中学校体育館トイレ改修を初め、2年、3年生の33人学級の費用等を見込んでおります。
また、社会教育費では、1億9,900万円余で、公民館、図書館等の運営費の計上であります。
保健体育費は、2億700万円余で、主なものは、社会体育施設、学校給食の運営費などであります。
最後に公債費であります。12億900万円余を計上し、内訳は、元金、11億4,400万円余、利子、6,500万円余であります。
次に、議案第49号 令和2
年度八頭町
国民健康保険特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ、19億6,800万円といたしております。
歳入では、国民健康保険税を後期高齢者支援金分、介護納付金分を合わせ、2億8,200万円余を計上し、歳入に占める割合は、14.3%となっております。
他に主なものでは、県支出金、14億2,700万円余、繰入金は、保険税軽減事業繰入金、
一般会計繰入金等を合わせ、2億3,300万円余を計上しております。
歳出では、保険給付費を前年より、6,200万円余多い、14億1,500万円余を見込みました。歳出に占める割合は、71.9%であります。
他には、鳥取県に支払います国民健康保険事業費納付金、4億4,600万円余、保健事業費では、特定健診の費用等、4,600万円余の計上であります。
議案第50号 令和2
年度八頭町
簡易水道特別会計予算。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ、2億6,700万円といたしております。
歳入では、使用料及び手数料、2億500万円余を見込み、
一般会計からの繰入金、3,300万円、簡易水道事業基金繰入金、660万円、町債は、水道施設事業債、水道公営企業会計適用事業債を合わせて、1,250万円の計上です。
歳出は、総務費で、簡易水道施設の維持管理費、消費税等を合わせ、1億2,630万円余、事業費は、簡易水道連絡管路検討事業など、1,390万円余を計上いたしました。
公債費は、借入金の元利償還金、1億2,400万円余であります。
次に、議案第51号 令和2
年度八頭町
住宅資金特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ、400万円といたしております。
歳入では、県支出金の住宅新築資金等貸付事業費県補助金、30万円余、諸収入は、住宅資金貸付金の償還元利収入を360万円余としました。
歳出は、住宅資金貸付事業費、60万円、公債費は、町債元利償還金、160万円余の計上であります。
次に、議案第52号 令和2
年度八頭町
公共下水道特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ、6億1,600万円といたしております。
歳入では、使用料及び手数料、1億2,200万円余、社会資本総合整備事業国庫補助金、1億1,390万円余の計上であります。
繰入金は、2億4,500万円、町債は、下水道事業債、1億2,090万円であります。
歳出は、総務費で、下水道施設の維持管理費、消費税等を合わせ、1億3,310万円余を計上いたしました。
下水道事業費は、郡家地区の雨水排水対策事業に、2億3,290万円余を計上いたしております。
公債費は、町債元利償還金、2億4,710万円余であります。
次に、議案第53号 令和2
年度八頭町
農業集落排水特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ、7億1,600万円といたしております。
歳入では、使用料及び手数料、1億4,220万円余、繰入金、4億7,000万円、町債は、下水道施設整備事業債、5,510万円、集落排水統合事業国庫補助金、2,980万円余の計上であります。
歳出は、総務費で、集落排水施設の維持管理費、消費税等を合わせ、2億5,720万円余であります。
集落排水施設統合事業費は、工事請負費に8,410万円余を計上いたしております。
公債費は、町債元利償還金、3億7,200万円余であります。
次に、議案第54号 令和2
年度八頭町
介護保険特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ、23億9,600万円といたしております。
歳入では、第1号被保険者の介護保険料、4億5,000万円余、介護給付費等国庫支出金、3億9,100万円余、第2号被保険者納付分の支払基金交付金、6億800万円余、介護給付費等県支出金、3億1,500万円余、
一般会計からの繰入金は、3億8,500万円余であります。
歳出は、総務費で、総務管理事務費等、7,200万円余、保険給付費は、施設サービス利用者、在宅サービス利用者等の介護保険サービス等諸費、21億7,700万円余、介護予防事業等の地域支援事業費、9,800万円余の計上であります。
議案第55号 令和2
年度八頭町
宅地造成特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ、920万円といたしております。
歳入では、宅地造成基金からの繰入金、910万円余、歳出は、公債費で、町債の元利償還金、910万円余であります。
次に、議案第56号 令和2
年度八頭町
墓地事業特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ、400万円といたしております。
歳入では、使用料及び手数料、28万円、基金からの繰入金、160万円、歳出は、総務管理費、376万円余の計上であります。
議案第57号 令和2
年度八頭町
後期高齢者医療特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ、1億9,830万円といたしております。
歳入では、後期高齢者医療保険料、1億3,870万円余、
一般会計からの繰入金は、保険基盤安定及び事務費の繰入金を合わせ、5,900万円余を見込みました。
歳出では、総務費、330万円余、広域連合負担金は、保険料と保険基盤安定負担金を合わせ、1億9,430万円余を計上いたしております。
議案第58号 令和2
年度八頭町上私都財産区
特別会計予算、議案第59号 令和2
年度八頭町市場、
覚王寺財産区
特別会計予算、議案第60号 令和2
年度八頭町上津黒、
下津黒財産区
特別会計予算、議案第61号 令和2
年度八頭町
篠波財産区
特別会計予算、議案第62号 令和2
年度八頭町
大江財産区
特別会計予算の5議案の予算につきましては、それぞれの管理会から提出されましたものを精査し、ここに提案をいたしております。
以上、議案第37号から議案第62号までの26議案につきましては、
地方自治法第96条第1項第2号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
よろしく御審議をお願いいたしまして、提案理由といたします。
ありがとうございました。
○議 長(
谷本正敏君) 吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 済みません、先ほど申し上げました提案理由につきまして、一部数字の訂正をさせていただけたらと思います。
まず、議案の第37号 令和元年度の
一般会計補正予算(第9号)であります。繰入金の関係でございますが、減災基金につきましては、1億円の減ということであります。財政調整基金につきましては、なしということであります。
それから、もう1点は、当初予算の関係であります。議案の第48号 令和2年度の
一般会計予算ということで、地方債の部分を申し上げました、6ページ第2表ということでありますが、限度額につきましては、正しくは11億7,370万円でありますので、訂正をさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で提案理由の説明を終わります。
◎散 会
○議 長(
谷本正敏君) お諮りいたします。
本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(
谷本正敏君) 御異議なしと認めます。
よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
なお、次の本会議は、3月10日、午後1時30分から再開いたします。
(令和2年3月9日 午前11時16分散会)
会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。
議 長
署名議員
署名議員...