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令和元年第11回定例会(第3日目12月 9日)

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  1. 八頭町議会 2019-12-09
    令和元年第11回定例会(第3日目12月 9日)


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    最終取得日: 2021-04-28
    令和元年第11回定例会(第3日目12月 9日)      令和元年第11回八頭町議会定例会 会議録 (第3号)   招集年月日  令和元年12月9日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  令和元年12月9日 午前9時30分宣告        (第3日) 応招議員    1番 奥田のぶよ   2番 川西  聡   3番 小倉 一博    4番 小林 久幸   5番 森 亜紀子   6番 中村 美鈴    7番 岡嶋 正広   8番 坂根 實豊   9番 小原 徹也   10番 尾島  勲  11番 橋信一郎  12番 下田 敏夫   13番 栄田 秀之  14番 谷本 正敏 不応招議員    な  し 出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町   長  吉田英人  副 町 長  岩見一郎  教 育 長  薮田邦彦  総務課長   橋和彦  税務課長   岩城憲治  企画課長兼若桜鉄道運行対策室長         川西美恵子  町民課長   山下真一  保健課長   森脇孝和  建設課長   年岡英夫  産業観光課長 谷口雅美智 上下水道課長 山田勇  地籍調査課長船岡住民課長         岸田司   会計管理者  木嶋成志  人権推進課長八東住民課長         岡満  教育委員会事務局次長         新田弥生  社会教育課長 奥平徹  農業委員会事務局長         小林春美  男女共同参画センター所長         山本聡美  福祉課長兼福祉事務所長         西尾克志 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長 竹内美智子   主任 林孝昌 議事日程   別紙のとおり 会議録署名議員    5番 森 亜紀子議員   6番 中村美鈴議員           議 事 日 程 (第 3 号)            令和元年12月9日(月)午前9時30分開議 日程 第 1 一 般 質 問 議事の経過 ◎開議宣告                    (午前9時30分) ○議 長(谷本正敏君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は14名でございます。  定足数に達しておりますので、これから12月6日に引き続き本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議 長(谷本正敏君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問 ○議 長(谷本正敏君) 日程第1 一般質問を行います。  今期定例会に1番、奥田のぶよ議員、10番、尾島勲議員、7番、岡嶋正広議員、9番、小原徹也議員、6番、中村美鈴議員、5番、森亜紀子議員、2番、川西聡議員、3番、小倉一博議員、4番、小林久幸議員、8番、坂根實豊議員、11番、橋信一郎議員、12番、下田敏夫議員、13番、栄田秀之議員から通告がなされておりますので、通告順に質問を許します。  なお、本日は1番、10番、7番、9番、6番、5番、2番の7名に行っていただきます。  それでは、1番、奥田のぶよ議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎奥田のぶよ議員質問 ○1 番(奥田のぶよさん) 皆様、おはようございます。  1番、奥田でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告どおり質問させていただきます。  今回の定例会に2件の質問を上げています。  質問の一つ目は、本町における地域と学校の連携、・協働の推進についてです。さまざまな地域課題の解決に若い人の意見を反映していくことが必要で、地方創生の総合戦略では、学、つまり学校との連携が明確に明記されました。このことを踏まえ、本町はまちづくり委員会などにも大学生がかかわってくれています。また、小中学校も地域のことを学習し、自分たちの住んでいるまちについて意見を出し合ったりしています。八頭高等学校も第1次総合戦略策定のときからかかわりがあり、本町は小学校、中学校、高校、大学と連携がとれていると思います。  そこで、現在の各学校との連携はどうなっているのでしょうか。その中での課題は何かあるのでしょうか。大学生が1年間地域に入りまとめた意見などは、どのように取り扱い、反映していくのか、町長と教育長の御所見を伺います。  一つ目の質問とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 皆さん、おはようございます。きょうから一般質問であります。  それでは、1番、奥田のぶよ議員の一般質問についてお答えをいたします。本町におきます地域と学校の連携、協働の推進についてということでいただいております。  地域と各学校との連携はどうなっているのか。その中でどういう課題があるのか、そして大学生が1年間地域に入り、まとめた意見などはどういうふうに取り扱い、反映しているのかということであります。  ありましたように、第1期の八頭町の総合戦略は、平成27年9月に策定をいたしましたが、策定経過の中で八頭高校生や環境大学生とも意見交換をさせていただき、若者の意見をお聞かせいただいたところであります。多く出された意見といたしましては、働く場の確保でありますとか、コンサートなどの若者の参加できるイベントの開催というようなことがございました。    また、八頭町を広くPRしてほしいなどの多様な御意見もいただいたところであります。  全ての提案を実現できたわけではございませんが、できるものから施策として取り入れさせていただき、隼Lab.でありますとかオオエバレーステイの整備、北岡本店の誘致など、働く場の確保に努めたところでもございますし、コンサートや多様なイベントなども実施する中で、八頭町の情報発信にも努めているところであります。また、昨年は中学生議会として中学生の皆さんの提案をいただき、先般は高校生議会の中でも御意見をいただいたところであります。  さらに、鳥取大学地域学部地域学科地域創造コースとの連携事業も3年目を迎え、既に2年間が経過をしているというところであります。この2年の間には、福祉に関するもの、公共交通、コミュニティ、農業政策に関するものなど多様な御意見をいただきました。この鳥取大学の皆様からいただきました御意見につきましては、役場各課に情報提供させていただくとともに、移住・定住のホームページの充実でありますとか、通学定期助成など、可能な限り施策として取り入れさせていただいております。  小中学校との地域連携につきましては、この後、教育長のほうで答弁を行います。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 皆さん、おはようございます。  それでは、1番、奥田のぶよ議員の御質問にお答えしたいと思います。  本町における地域と学校の連携、協働の推進についてということであります。  本町では、平成23年度から県のスクラム教育の指定を受けまして、県教育の重点課題であります学力向上の推進のため、八頭町高等学校と町内小中学校で授業研究会やアンケートの実施などの連携をとりまして、課題解決に向かっておりました。この事業は終了しておりますけれども、現在では八頭高校の生徒が郡家西小学校郡家東小学校の体力テストに協力をしたり、給食を一緒に食べたりするなど、小高の児童・生徒の交流は継続して行っております。また、八頭中学校と八頭高等学校では、数学、英語の教科担当がそれぞれの授業を公開し合い、授業力の向上や中高連携について協議をする機会を設けております。  また、中学校2年生対象の八頭高ライフ体験を実施しており、学校生活の紹介や体験授業、高校生による講話を聞くなど、高校生活を体験する場を設けているほか、吹奏楽部や書道部による小学校でのパフォーマンスなども学校の実態に応じて実施をいたしております。  ただし、新学習指導要領の実施に伴いまして、行事等の見直しが必要となっておりまして、児童生徒の交流については、これまでと同じように実施できなくなっていくのではないかと危惧をいたしております。  次に、大学生の意見を教育の場で反映しているかということでありますが、現在のところ取り扱っておりません。まとまった意見が教育課程に合致するようなものがあれば、学校にも情報提供してまいりたいというように考えております。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 地方創生で総合戦略、そういったところからかなり高校や大学の方が多く入って、八頭町のほうに関心を持っていただいているということは、私もいろんなところを見るにつけて感じております。  そういった中で、特に地域福祉計画のことからちょっと話を進めたいんですが、鳥大の准教授の竹川先生が地域福祉計画の第1期からずっとかかわってくださっています。それで、フィールドワークでさまざまな問題解決のこととか、そういったものを1年間まとめたものを大学の学生たちが冊子にまとめています。その冊子を町長は見られたことがあるでしょうか。ちょっとそのときのパワーポイントとかそういったものの冊子ですが、そういったものは町長のほうに届いてますでしょうか。多分、私ちょっと昨年参加できてないんですけど、そういった。そうです、それは見られてますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほどお話があったのは地域福祉計画のお話だったんですけど、鳥大の2年生の一つのカリキュラムの中で地域調査プロジェクトというのを行っております。実は、八頭町が初めてではなくて、智頭町でありますとか琴浦、大山、日南に続いて八頭町ということで、ことしで3年目ということであります。  したがいまして、過去2年間の報告書というのは年度末といいますか、年初めにいただいているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) それで、学生たちがまちづくり委員会ですね、特にかかわってくださっているの。先日、10月22日に東郡家の5周年祝賀会という会に出ましたら、竹川先生の発表とそれに伴って学生たちのこの東郡家をどうしたらいいかということでの、私はちょっと発表を聞く機会がありました。かなり力を入れてて、こういった形でいろいろなまちづくり委員会に大学生が入っていってくれてるんだなと感じました。  そういった中、現在、まちづくり委員会、14カ所というところで、今、船岡が立ち上がりましたので、10カ所となりました。なかなか残すは八東、丹比、国中、西郡家というちょっと大きな地域のところが残っているという課題です。  このことを考えたときに、何年度までというのをよく話をするんですが、なかなか実施は困難かと思います。それで、この問題を解決していくためにも、学生の力も必要だと思います。今後のまちづくり委員会の設置に当たってのそういった学生の力の活用ということを町長はどのように考えていらっしゃるでしょうか。いろいろ話し合いは進んでいるんですが、もっとやっぱり周りからの力も必要ではないかなと思うのが私が感じているところですが、ぜひそういった立ち上げにも、今はまちづくり委員会のほうにかかわってくれているんですが、立ち上がりのほうにも学生の力、実態調査やいろいろ調べていくということは必要ではないかと思うんですが、そういったところは町長どのように考えていらっしゃるでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 東郡家の5周年の事業にも私、参加いたしましたし、その後は下私都、5周年の事業にも参加をさせていただきました。そのときに鳥大2年生が東郡家もそうでしたし、下私都の発表をされたというところであります。まだ双方とも途中経過的な発表だったというふうに思っているところでありますが、若いうちから本当に福祉に興味持っていただくということはすばらしいことだというふうに思っておりまして、総体的にこの2年間の取り組みの中でもそういった地域福祉のまちづくり委員会の取り組みというのが調査といいますか研究、多いなというふうに思っております。  確かに、今現在は立ち上がってからいろいろ先生も中に入っていただいて、調査研究等をしていただいているというのが今の状況であります。例えばですが、上私都の集落支援員の方は、環境大学の方であります。学生さん、卒業されてから今そういった支援員で活躍していただいているというところでありまして、総体的には立ち上がってからの学生の皆さん方の参画というのが比較的やりやすいんではないかなというふうに思いますが、先ほど奥田議員も言われた立ち上がる前の学生さんの参加というのは、なかなか難しいんではないかなというふうに思っております。  ただ、職員のほうも今努力をいたしております。先ほど10カ所というお話でありましたが、何とか八東地域も残り2カ所あるわけですが、話をさせていただいて、前向きに今、話ができつつあるという報告は受けているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 立ち上がってからということなんですけれど、この前の宝の学生の発表を聞いたときに、最終的にはみんなが集えるふれあい食道をつくったらいいではないかという提案がありました。それは町長も聞いていらっしゃったと思いますが、今、鳥取市の話をしますと、市役所の素ラーメン、すごく有名になりました。そういったことでせっかく何かそういった食堂をつくろう、また町民検討会の提案発表にも配食とかやっぱり食につながるような話がありました。また、さらに高校生議会でもやっぱり食というのはすごく大事で、そういった話もありました。そういった、これからはこども食堂ではなくて誰が来てもいいような地域食堂というのも必要ではないかと思っております。  それで、今課題となってます立ち上がってないところの4カ所、そういったところに人が集ってから食堂をつくるという考えもあるんですが、まずそういった地域食堂という捉え方で発展した食堂をつくってみて、そこからまちづくり委員会に発展していくというような考え方で、そこで学生の力を活用するというのも方法ではないかなと私は、ちょっとその発表を聞きながら、今の学生たちの取り組みを聞きながら感じたんですが、そういった地域食堂、そういった考え、今ちょっと言ってるんですが、町長どのように感じますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) こども食堂の大人版というような考え方ではないかなというふうには思うんですが。多くの皆さんに集っていただくということは非常に大切だというふうに思います。  そういった中で、それぞれのまちづくり委員会の中でもカフェも行われているわけでありますが、そういった地域食堂的なことも実際行われているというのが今の現状だろうというふうに思います。  中私都でいうと、一月に1回そういった食事のことも行うというようなことも伺っているところでありまして、先ほど東郡家のお話があったんですが、今月の15日には宝ふれあい食堂ということで、大学生の皆さん、これは鳥大の皆さんだと思いますが、とその地域の住民の皆さん方によるふれあい食堂ということで、試行的なことになろうかと思いますが、実施されるというふうには伺っております。
    ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) そういった発表があって、ふれあい食堂が試行的に行われるということなので、今なかなかこのあと4カ所なんですが、なかなか立ち上がりに苦労しています。本当に、地域食堂という食というのはとてもこういった課題を打破できる力になるのかなと思いますので、そういったことも含めて学生の力を活用していっていただきたいと思います。  それと、食というところなんですけれど、高校生議会のプレゼンテーションを聞いたときに、ソウルフードの掘り起こしということがありました。いろいろビジネスプランということで、いろいろな提案がありました。  そういったことで、八頭町のソウルフード、どんなものがありますかというようなちょっと質問もあったりしたんですけれど、町長は八頭町のソウルフード、どんなものを思い浮かばれるでしょうか。昔ながらのとか、そういったもの、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) フルーツなんかは、それこそどこにもあるわけでありますが、例えば八頭の味ということであれば、八頭町しかないというのは花御所柿は一つのソウルフードだと思います。  そういった中でいろいろ商工会といいますか八頭だけの特したものをというようなことで、秘策といいますかそういったものもお願いをした経過もあるわけでありますが、なかなか八頭の味だということできちっとでき上がってつながっていないというのが今の現状だろうと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) なかなかつながっていないということなんですが、食育計画も立ち上がってて、伝統的な食というのも食育計画の中にも上げてあります。  それで、ソウルフード、いろいろそういったところでまちづくりまちおこしもされている地域があります。私がソウルフード、八頭の味という冊子を出されてたりして、その中には昔からつくられていたいろいろなものがきちっとした形であって、かなり私も実際使っていますが、とてもわかりやすくいいものです。  ただ、これという一つのものをつくって、ばんとまちおこしにつなげていくといったときに、じゃあ何があるのかなと思ったときに、私はまず思ったのがぼたもちです。おはぎとも言いますが、皆さんぼたもちとおはぎは一緒のものというのは御存じだと思うんですが、ただ季節が春のボタンか秋のハギかということで名前が違うんですけれど、私が子どもながらに食べてたのは、かなりの半殺しじゃないですけど、米を潰して、それで米のほうが多くてあんが少ないような大きなぼたもちが、ちょっと私の子どものころの印象に残っています。そういったちょっと、おはぎというようなきれいなものではなくて、田舎のぼたもちという、そういったものも大事かなと思いました。  こういった発想とかこういうものも学生のほうがよく新しいアイデアがあると思いますので、今後そういった地域食堂が立ち上がる中に学生たちのそういった発想とか、また昔ながらの伝統的なものというものをうまく結びつけていっていただきたいと思います。  町長のほうに最後に一つ、高校生議会のほうで言われてました駅前のことです。郡家の駅、きれいになったんですけれど、学生が、生徒たちが使う時間には集中して人が集まり、あそこの待ち合いの場所と椅子等も座れない状況があると。また、図書館もあるのは知ってるけど、駅からかなり距離があって遠い。もうちょっと駅の近くに生徒たちが集まる場所があってほしいというような話がありましたが、それに対して私も一般質問等でも駅前の活性の話はしています。  それで、確かに駅に図書館やいろいろな施設があるのが理想的だと思うんですが、なかなかそれにはすぐにはできないと思うんですけれど、まず図書というのは割とパソコンとかそういったもので借りたり返却したりできると思うんです。そういったことで、どこかスペースをつくって、そういった駅前図書室というかそういったものは頑張ればできるのではないかと思いますが、町長はこの前の高校生議会の話を聞かれてどう感じられたでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと話が前に戻りますけど、八頭の味ということでどなたかちょっと覚えてないですけど、冊子をつくられた方もたしかあったように思っておりますし、それからぼたもちのお話をいただきました。志子部だったですか、外国の方も来られて感動して食べておられたというような記憶もございます。  本当に、言われますように伝統ということは本当につなげていく必要があるというふうに思っているところであります。  今の高校生の集う場所の話でありますが、図書室とかいろいろお話も今いただいたわけですけど、ぷらっと・ぴあはぷらっと・ぴあだと思います。そういった中で本当に生徒さんがどういったものを求めているのかということもありますし、また、学校としても学校を出てから交通機関、大抵汽車だと思うんですが、そういった乗るまでどういったところで時間を過ごすといいますか、そういった場所がいいのかというようなこともあろうかと思いますので、学校のほうともそういった話というのはしてみる必要があるんではないかというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 学校との話し合いというのも確かに必要なんかもしれせんが、今の駅前、自由通路をつくってくれというのはまだまだちょっと先の話になるかと思うんですが、今の郡家の駅前を見て、空き店舗等もふえています。そういったところに少しテーブルと椅子を置いて、それで本が読めれて、それでパソコンとつながってて、高校生が集う時間、特に夕方だけでもいいですので、何か図書の出張所というよう形で本が借りられたり、少しそこで勉強ができるようなところがあれば、もう少しいいのかなと思っての私の思いです。その思いは伝えましたので、今後とも検討していただきたいと思います。  それでは、薮田教育長のほうに伺います。  いろいろと指導要領が変わって、これからはそういった地域との連携が難しいということを先ほど言われたんですけれど、コミュニティスクールということがその中に入っていますよね。学校運営協議会制度、こういった取り組みですね。最終的には2020年度には全ての公立学校において学校運営協議会制度が導入されることということも文科省のほうで言われています。  そのコミュニティスクールの推進に当たって、どのようなことが今、八頭町では行われているのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 奥田議員、るる御指摘のとおりであります。ただ、現在のところ、私どもでは学校とそれから地域の皆さん方と、例えばボランティアとかいったような形の中でいろんなかかわり合いがありますので、具体的なコミュニティスクール学校地域運営協議会を立ち上げるという、そういう段階でありません。  ただ、少し観点を変えてみますと、地域の持続可能性といったようなところで申し上げますと、地域の子どもたちは学校だけではなくて、地域全体で育てていくというような観点が必要なのではないかということを思っております。新しい年度の予算にもかかわるわけですけれども、今のコミュニティスクールそのものを検討していくような場を設けたいということを今考えているところであります。これ、かかった予算との絡みもできてますので、私のほうからやりますというように現段階申し上げられないところはありますけれども、検討を進めていきたいというように考えております。  既に、10年以上の歴史がありまして、既に先行しておられる自治体というのもあります。そうした中でこのコミュニティスクールで育った児童生徒の皆さんが、高校生のボランティアとかあるいは青年団を再結成とかといったような動きもあって、そうした中から役場の職員になっていくような方もいらっしゃって、要するに地域を盛り上げていこうというような機運、そういったことを思っておられるようなところも実際にあるということも伺っております。  したがいまして、そういうところもにらみながら、コミュニティスクールの取り組みというのをぜひ考えていきたいというように考えているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 令和元年の予算でも地域学校協働活動推進事業ということで、76万5,000円という予算が上がっています。これは、小学校だけの取り組みなんでしょうか。中学校ではこういった地域との部分は、八頭中ですけど、何かあるのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 事業名が変わって、そういった名前になりました。これは、県の補助事業でありましたものが、国の補助事業ということに変わりまして、いわゆる経費の使い方というのが非常に細かくといいましょうか、難しくなってきたというようなところもあって、小学校ではいわゆる地域のボランティアの皆さんとのやりとりといったような中でその事業を行っておりますけれども、中学校についてはそこまでというところでありませんので、中学校では実施していないというところであります。  事業名が変わったということで、要するに主体はボランティアの皆さんとのやりとりというようなことになろうかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) では、先ほど聞いたコミュニティスクールの推進は、でも小、中も、中学校も含めてのことですね、確認です。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) そのとおりです。文科省のほうでは、中学校区に一つの地域学校運営協議会をつくるというのが理想形というようなことが言われております。  ただ、私ども1中学校、4小学校ということなんですけれども、地域も広うございますし、それぞれの成り立ちといいましょうか、そういった部分かなり差異があるというように思います。したがって、一つの運営協議会で八頭町全体を回していくというのは非常に難しいのではないかなというようなことを思っておりますけれども、そこら辺も含めてこれから検討していきたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) これから推進されるということで、こういったコミュニティスクール、2022年ですか、実施されることを願います。  それでは、次に八頭高校の実態です。教育長もよく御存じだと思うんですが、2020年度の募集から一クラス八頭高は減りまして、今7クラスあるのが6クラスに変更になると言われています。  それで、八頭郡の旧八頭郡、河原や用瀬、佐治を含んだ人数とそれ以外の入学者の割合というものをちょっと聞いたのでお聞きしました。平成24年の8年前は49.3%が八頭郡だったものが、令和元年267の入学者中、旧八頭郡が68人と25.5%と、半分近く減っております。これからの10年先、もっと子どもは減っていきます。八頭高もすごく高校自体、魅力にも取り組んでおりますし、県下でも誇れるような敷地、あとスポーツ施設も持っています。  でも、八頭町に八頭高があって当たり前という時代がこれから10年、考え方も少し変わってくるのではないかと思います。そういったことでお隣の島根県は、島根留学ということで県外の生徒を招いて、それも優秀なといいますか、すごく望んで島根に来て、それで勉学、スポーツに励んで、それで卒業していくという、そういった島根留学というものがすごく注目をされています。鳥取県のほうでも県外枠を設けて実施していて、八頭高にもそういった生徒たちが、県外からの子たちが八頭高に入りたく目指して来てくれてます。  少し前の私の一般質問のときに、そういった子どもさんを受け入れるのには、鳥取県としてもそういった寮の整備が望ましい、そういったところで八頭町に寮があればというような話がありました。本当に、寮整備、島根の河本町ですか、廃校になった学校をそういった交流センター等で使って、地域の方が食事をつくり、そこで寮として生活して、高校に通うという取り組みをされています。すごく県も予算つけてますが、町からもかなりの予算がついています。  そういったことで、県立高校である八頭高なんですが、もう少し町のほうも県外留学生のアスリート事業で2分の1の助成はしているんですが、そういったことを踏まえて、住まいのほう、生活面のほうで寮整備というのは必要なのではないかと思うのが、私の前の一般質問からの見解なんですが、そのことについて教育長、前は考えたいとか前向きにという答弁いただいておりますが、今のお気持ちを聞かせてください。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) おっしゃってますように、島根県、有名なところでは隠岐島前高校ということになるんでしょうか。島根県下で多分7カ所ぐらいの高校生のための寮を持っているというように伺っております。  そういった中で、県外から生徒が集まっているという実態というのも伺っています。八頭高にもそういった寮があれば、いろんなところから来てもらえるという形というのは望めるのではないかと思いますが、今段階で寮ないということでありますので、これは県立高校ですので、八頭町だけでということにはならないと思うんですけれども、ぜひそういったものがあればいいといういことは思います。  ただ、先ほどありましたように、68名の旧八頭郡内出身者がこの春、八頭高校に入学しているんですが、八頭中学校の出身者44名であります。高等学校自体が、我々が卒業した時分からいいますと半分の規模になっていますので、今後も少子の中で規模的に縮小していくということは当然予測しないといけないということでしょうし、そうなってきますと学校の存続そのものといったようなことも考えないといけないというようなことになってくる可能性も持つわけでありますので、ぜひそういったところもにらんで対策をしていくとするならば、今ということになるんだろうと思います。  そういった意味で、県の考え方等もあるわけですけれども、そのあたり今伺いながら、進めていかないといけないんじゃないかなというように思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 予算が絡むものなんですが、この質問をしたのは1年前だったと思います。現状、今ここまで決まって、何年か先にこうなっていくというような将来像をつかんでいかないと、実際、生徒たちの数は減ってくるというのは数字で出ています。そういうことを考えたときに、将来どうなるかということももっと早くというか、急いで結論、こういった形が望ましいという形をぜひつくっていただきたいと思います。  寮整備となると、一から建設してということになるんじゃなくて、あいてるところとか、何か有効的な活用の仕方というのも今後考えて進めていっていただきたいと思います。  それでは、一つ目の質問を終わりまして、次の質問に移ります。  次の質問は、男女共同参画推進についてです。  本町は、第3次八頭町男女共同参画プランが平成28年に策定され、1次の計画から約13年間、計画に基づいて、男女がともに輝くまちづくりを目指してをスローガンにして推進されてきました。そのうち、男女共同参画センター整備、子育て支援の充実や教育・学習の充実、広報を利用した意識啓発などの実績があります。  しかし、年数を重ねて取り巻く社会環境が著しく変化しています。地域の女性組織が会員減で縮小の状況です。男女共同参画推進について、今後の町の方針、男女共同参画センターのあり方について、町長の御所見を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、男女共同参画の推進についてということでいただきました。男女共同参画推進についての今後の方針とセンターのあり方ということであります。  最初に、今後の方針でございますが、奥田議員の言われますように、地域の女性組織の会員数も年々減少してきていることも承知をいたしております。こうした状況が進みますと、活動の継続は年々厳しくなり、組織の弱体につながっていくということにもなろうかと思います。  このような状況の中で男女がともに輝くまち、八頭町を実現するために、今後は特に家庭や集落、地域におきます男女共同参画を重点的に進め、今まで地域を支えていただいてきた女性組織だけの活動に頼るのではなく、地域の誰もが積極的に地域活動にかかわれるような仕組みづくりが必要だというふうに考えております。  来年度は、第3次プランにおきます課題を総括し、現状を踏まえながら課題解決に向けました第4次のプランの策定を行う年であります。本町におきましても、男女共同参画社会の実現に向けまして、また、鳥取県の目指しております女性も男性も高齢者も若者も、家庭、地域、職場等あらゆるところで性別に捉われることなく、一人一人の人権が大切にされ、人として個性と能力が十分に発揮でき、自分にできることは自分で責任を持って取り組み、また、できないところは家庭や地域や社会の制度で支え合って、心豊かに生き生きと伸び伸び暮らせる社会実現の目標に沿って、第4次のプランを策定し、総合的かつ計画的に施策が展開できればというふうに考えているところであります。  次に、今後のあり方についてであります。  男女共同参画センターは、県内の町村では唯一の男女共同参画推進のための活動拠点施設として、平成22年7月に現在の安部地区公民館にオープンし、その後、平成25年4月に現在の旧の八東保健センター内に移転し、現在に至っているというところであります。  八頭町の男女がともに輝くまちづくり条例にもありますように、男女が性別の概念に捉われることなく、その個性と能力を十分に発揮し、町民一人一人の個性が輝き、心豊かで活力ある男女共同参画社会の実現に向けて、さまざまな研修や講座の実施、情報提供、男女共同参画に関する啓発、展示、相談事業や活動支援等を実施してまいりました。  今後も引き続き、男女共同参画推進のための拠点施設として、各種組織、団体や事業所の皆様との協働・連携を図りながら、地域におきます男女共同参画の一層の推進を図ってまいりたいと考えておりますが、新たに例えばですが、人権推進課との共催による人権問題フェスティバルや小中学校のPTA連携によります男女共同参画講演会等、単独での開催ではなく、共催によります組織や団体にかかわっていただき、多くの皆様方が参加しやすいイベントの開催等も検討してまいりたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 男女共同参画センターの設置というのは、本当に鳥取県の町村では、平成22年で初のことでした。当時、私もいろいろかかわってましたので、振り返れば八頭町の誕生、八東、船岡、郡家とあったんですが、本当に皆さん熱心で、最初は物すごく盛り上がっていました。そのときにかかわっています男女共同参画推進会議の人数もかなりの人数があったんですけれど、平成25年には48人、現在は33人とちょっと人数が減ってきております。  そういった、実を言えばこのセンターができる前とできた後から見ると、今物すごい勢いで会員数が減ってきているというのが現状です。一つに、これは会員の中からも出ていることなんですが、ある程度目標は達成できたのではないか。センターをつくってほしい、条例を制定してほしいとか、そういったいろいろなものがある程度でき上がってきたので、そういったことですごく盛り上がっていったけれど、今はちょっと落ちついている時期ではないのかなというような話をしました。  ただ、継続と町長も言われましたように、こういった活動は継続していく必要があると感じます。  少し、前回もこの質問をさせてもらったときに、役場内部の組織ですね、町長を本部長として各課長が委員となります男女共同参画推進本部という組織があって、年に2回程度の会議を通じて、役場内のことを協議されてると、平成27年の質問には答弁されました。  今年度、フェスティバルが行われたんですが、そのフェスティバルの参加等はどう把握しているのかというふうに聞きましたところ、把握は努めたいと言われました。今年度実施されたんですが、役場職員の把握というのはされたのでしょうか。  まず1回、そのことについてお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 平成22年にセンターをオープンして10年ということであります。そういった中で推進会議の会員さんが減少というお話も伺いました。  ただ、言われましたように、ある程度目標を達成したんではないかというような御意見も伺っているところであります。ただ、活動というのは今後も当然継続する必要があるというふうに考えているところであります。  そういった中で、推進本部ということで町の幹部と一緒になってそういった会議も開催しているというところでありますが、先ほどのちょっとフェスティバルの状況につきましては、所長のほうで話をさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 山本センター所長。 ○男女共同参画センター所長(山本聡美さん) 職員の数ということになりましょうか。大変申しわけないんですけれども、はっきりした数字までは把握はしておりませんけれども、そんなに多い人数ではなかったのかなというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 前回のときには、こういったフェスティバルがあるので、各課にメール等で指示して、それで参加を促しているとありました。各課にこういった委員の方があるのであれば、こういった町のものに、こういった一番大きな参画推進会議というか、男女共同参画のイベントです。ぜひ、こういった職員の方の啓発の一環ということで出席を促すということは必要なことではないかと思うんですが、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) このフェスティバルに限らず、男女共同参画の町のイベントというのは全て職員に周知をしているというのが現状であります。  ただ今回、講師先生の御都合で日にちがちょっと変更になったという経過はあるんですが、そういったことで参加者が少なかったということにつながるかもわかりませんが、言われました周知については、男女共同参画に限らず、ほかのイベント等でも周知はさせていただいております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 全体のイベントに参加を促すということではなくて、こういった推進本部が役場内にあるのであれば、ぜひそういった啓発活動の一つの事業として入れるべきではないかと思うのが私の見解です。  今後は、そういった形でしていただけたらなと思うんですが、町長、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 本部員は確かに管理職でありますが、町の事業でありますので、一般の職員も当然、当然というわけではないですが、参加できる職員については参加していただきたいということの中で周知をさせていただいておるというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) それにちょっと絡んでになってくるんですが、男女共同参画マップというのが全国的にありまして、そういった中で鳥取県のマップの中、審議委員の占める女性の割合というのが、八頭町は42.5%と県下で一番の数字をはじき出しています。これは、実態としまして、女性団体連絡協議会の役員のほうに、こういった審議会の委員の方がないかということで窓口をそこに設けてるんですが、先ほど申したように、会員の数は減ってきております。実態としたら、もう婦人会やそういったいろいろな団体の組織もどんどん会員減が問題となっています。  そういった中で役場の方というのは、お願いしますと言って、それから数日たってから、どなたかできましたかという電話です。先ほど、連携をしてというふうに町長も言われたんですが、この問題は行政を語る会等でも言っています。一緒になって人を探していただきたい。しかし、役場の方は、この方を出してください。例えば、水道の関係でこの審議会委員を出してください、その1点、連絡です。一緒になって探すとか、どういった方があるかとか、そういったことをぜひ一緒になってやっていただきたいということでずっとお願いしているんですけれど、それがなかなか出ない。そういった中でこの42.5%と、町長は、これはすごくいろんな会でも言われていることです。でも、実態として、そういう役場内の組織の中で、そういうフェスティバルの参加が少ない、その気持ち、思いというのが、盛り上がりというのがもう少し実態として、女性組織がどうなっているのか、どういった会員でどういった苦労があるのかというところまで把握して、本当は一緒になってこのことを進めていただきたいと思うんですが、町長、それに対してどうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 一つとして、いろいろ委員会なり審議会があるというのは御承知のとおりであります。任期も全て一緒ということではないというふうに思っております。  そういった中で、以前は社会教育といいますか、教育委員会のほうを経由して、いろいろ委員さんの選出というようなことをお世話になっていた時期もあったと思いますが、今現在は男女共同参画センターの運営審議会を母体にして、委員さんにお願いということはさせていただいているというふうに思っております。その中で、それぞれ審議会の中で白羽の矢を立てていただいて、お願いをしていただいているというふうには思っておりますが、言われますように丸投げというようなことにはならないというふうに思います。そういった面では、審議会の皆さん方、さらには担当の部署になろうかと思いますが、一緒になってそういったことはお願いさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 先ほど、町長は運営審議会の方で選出をしていると言われましたが、実態としたら女性団体連絡協議会の会長に連絡があって、そこで連絡協議会ですので全ての団体の窓口になるんですけれど、例えば日赤奉仕団さんや婦人会や、いっぱい下の組織はあるんですけれど、運営審議会で検討しているというわけではないです。机を突き合わせて選出しているという、今イメージで捉えた方もあると思うんですが、実際は電話一本で、この委員を出してください、何日までにの電話一本だけです。  それで、教育委員会が窓口だった時代もそれでした。今回、センターが男女共同参画センターですよ。男女共同参画センターというのは、こういったことを推進していく部署ですよね。そこも同じようなやり方を今とられています。ぜひとも、こういうことがないように、今、町長が言われたように、各課で責任を持っていろんな方の地域でふさわしい方を探していただきたいということを思います。  本当に、役員のなり手というのが、これによってなかなかできないということも実態としてありますので、よろしくお願いします。
     それと、すみません。またちょっとそういった細かいところになるんですけれど、団体のバスの使用のことについてお尋ねします。  11月19日です。この推進会議のメンバー33人というちょっと少ない会員数なんですけれど、日野町へ交流会に行くという事業を実施しました。そのときに会長が、男女共同参画センターに町のバスが借りれないだろうか、視察ですのでというふうにお願いしましたところ、借りれないと。どうして借りられなかったのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず、先ほど言いましたセンターの運営審議会という部分については、言われましたように女性団体連絡協議会ということでありますので、おわびして訂正をさせていただきます。  おっしゃるように、なかなか役員の皆さん、なり手がないということも承知をいたしておりますので、先ほど言いましたように、一緒になって考えさせていただきたいというふうに思います。  それから、バスの運行のことであります。団体で33名の視察ということでございます。これマイクロバスの申請のことだろうというふうに思いますが、ちょっと状況につきまして総務課長のほうでお話をさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 橋総務課長。 ○総務課長(橋和彦君) 奥田議員の質問にお答えします。  団体バス、10月12日の利用申請ということでございますが、配車につきましては町バス、現在2台で運行しておりますので、9月、10月につきましては各種団体の利用が大変多く、お断りしているケースもあるということで、ちょっとこの部分でまだ承知はしておりませんけども、利用許可になった分だけは回覧するというようなことにしておりますので、ちょっとこの経過はまだわかりません、今のところね。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 平成17年の合併したときに、各団体、年に1回は町のバスが利用できますよというような話も、私もほかの会の委員をしていたときに聞きました。どうしてこの分が使えないのだろうかと。予約でいっぱいで使えないという返答ならいいんですが、実はこのセンターからの返答というのが、規模が小さいから、バスは出ませんという言い方で断わられたんです。町バスの規定ありますよね。そういったいきさつもあります。でも、実際、規模が小さいので出ませんということで、レンタカーを借りて、その推進会議の予算の中から、それは町からいただいている補助金ですので、その補助金を使ってレンタカーを借りて、会員が乗って視察に行ったということがあります。  今後、こういうことがないように、先ほどの答弁を聞きますと、ただ予約がいっぱいだったという断りをされるべきだったと思いますが、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 年に1回という規定は、私の記憶ではないというふうに思っております。ただ、以前はそれぞれの集落の老人会の皆さん方が、春とか秋とかいろいろ研修、視察というようなこともあったかと思いますが、行っておられたと思います。それぞれの集落の老人会については、合併後は御遠慮願いたいということで対応した経過があるというふうに思います。  今、各種団体の利用については、10名以上の申請があれば、バスについては出させていただいているというところでありますので、先ほどは33名ということでありましたので、ちょっとそのあたりは詳細を調べさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 今後は、できたらちゃんとそういったきちっとした返答でお願いしたいと思います。  それと、先ほどフェスティバルの共催事業等の必要性を言われました。今の実行委員会のやり方でやるというのは、限界が来ているのかなと思います。いろんなイベント、例えば八東の保健センターでしたら、マルシェが一番大きなイベントになりますし、そういった時期でもありました。何かと一緒にやっていくというのも今後、私もちょっと提案したかったことですので、よろしくお願いします。  また、この男女共同参画センターの予算をちょっと見ますと、実は平成30年度のときにも指摘をしたんですけれど、いろいろな日本女性会議や、あとヌエックという大きな全国の大会等に行くための旅費が毎年組まれているんですけれど、実際、平成30年度も不用額ということで返金が、それが使われませんでした。  今回も17万8,000円というふうに普通旅費が組んであります。これは、職員の方のいろいろな旅費も含めてのことだと思うんですが、今回もそういった大きな大会が終わりました。実態として、行かれたという話を聞いておりません。これは、また不用額という形になるのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それぞれ日本女性会議でありますとかヌエックというお話がありましたけど、参加者の募集というのはセンターを通じてしているというふうには思っております。  そういった中で、募集してもなかなか行っていただく方がないということの中で、昨年そういった不用額というお話だったと思います。今年度、17万8,000円というお話でありますが、ちょっとその状況につきましてはセンターの所長のほうでお答えをさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 山本センター所長。 ○男女共同参画センター所長(山本聡美さん) 今年度も、町長が申しましたように、募集はさせていただきましたけれども、ヌエックの男女共同参画フォーラム、それから日本女性会議のほうも募集しましたけれども、どなたも行きたいというような申し出がなかったものですから、ことしは奥田議員言われますように、誰も行くことができませんで、旅費としては残っている状態であります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 残念なことですが、申し込みをしてもなかったということが理由だと思うので、よその町は実態として補助金という形でまとまって推進会議にお金を出している組織もあります。一度利用した人は、1万5,000円の助成がもらえないというのもネックになっていると思います。別の形でこの旅費を出すということも今後検討していただけたらいいかと思います。  それと、ちょっと最後なんですけれど、実はまだ3月まで時間があるので、ぜひともこの男女共同参画の機運を盛り上げるために提案したいのが、3月は女性の健康週間と言われています、おひなさまの関係で。それで、保健課と一緒になっていろいろ女性の体のことの取り組み、そういったものを一緒になって考えてみていただきたいと思います。  子育て支援センターと共催やいろいろなところと。男女共同参画センターは、いろいろなところでつながっていけるところだと思っております。そのためにも、3月の女性の健康週間、これは本当に全国的にも取り上げてやっていることですので、こういったことをまだこの年度間に合いますので、一緒になってぜひやっていっていただきたいと思います。  今ちょっと提案したことなんですが、町長、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず最初に、旅費のお話ですが、補助金というお話を今いただきました。補助金がいいのか、どれがいいのかちょっとあるんですが、そういった中で参加していただきやすいといいますか、そういった環境といいますか、そういったことはする必要があるんだろうというふうに思います。  それから、3月の健康週間、女性を中心にしたということでありますが、ことしは今12月ですか、あと3か月ほどですので、ちょっと体制等はできないかもわかりませんが、内容的にですね。予算のかけない方法ということもあろうと思いますし、これは今、年明けの3月というお話でしたけど、1年ちょっと延ばしていただいて、令和2年度の3月の週間の中で、保健課長もお話を今聞いてると思いますし、それから男女共同参画センターの所長もお話を聞いておりますので、そういった取り組みができればというふうには思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 今、八東の保健センターは、配食もなくなって、それでなかなか活用するのは、今は福祉避難所になっているということで、そういった活用の方法もあるんですけれど、このセンターの活用方法というのを本当にここ1年、先ほど1年かかると言われたので、なるべく検討して、いい形のセンターにぜひ活用方法等を検討していただきたいと思いますし、それにつながる方を大事にしていっていただきたいと思います。  以上で質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、1番、奥田のぶよ議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。  再開は、10時40分から再開します。    (午前10時33分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午前10時40分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、10番、尾島勲議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎尾島 勲議員質問 ○10番(尾島 勲君) 議場の皆様、ケーブルテレビをごらんの皆様、おはようございます。10番議員の尾島でございます。  今回の私の一般質問は、町行政の最上位、礎となる総合計画、そしてそれと連動した形で作成される総合戦略についてであります。  第2次八頭町総合計画の基本計画は、2015年に策定された2015年度から2019年度までの前期5年と今後策定される2020年度から2024年度までの後期5年に分かれており、今年度で前期5年が終了し、来年度より後期5年がスタートいたします。  後期基本計画について、町長にお伺いいたします。  1、前期基本計画の成果や検証した問題点について。PDCAのC、チェ    ック、検証についてであります。  2、1を踏まえ、後期基本計画に新たに取り入れる取り組みは何であるか    であります。PDCAのA、アクション、改善についてであります。  3、平成30年9月議会、12月議会及び平成31年3月議会で私の一般    質問に町長が答弁された、SDGs(持続可能な開発目標)を総合計    画に取り入れるをどのように実行するかであります。  まだ、最終形ができ上がってはないと思いますけども、来年度はもうすぐそこまで来ております。第2次八頭町総合計画後期基本計画について、現在の取り組み状況、進捗状況などを含め、どのような計画とするのか、町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、10番、尾島勲議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、第2次八頭町総合計画後期基本計画の策定についてということでいただきました。1番として、前期基本計画の成果や検証した問題点についてということであります。  PDCAのCという部分でありますが、前期基本計画のこれまでの成果と課題につきましては、計画しておりました239事業のうち、おおむね98%の事業に取り組むことができたと考えております。ことしの7月に実施をいたしました町民アンケート調査結果でも、八頭町は暮らしやすい町と答えた方は70%に達し、5年前のアンケート調査よりも5.2%上昇をいたしました。  また、これからも住み続けたいという問いに対しましても、70%以上の方が住み続けたいと回答し、前回よりも6.1ポイント上昇いたしております。  住民満足度が最も高かったのは、学校教育の充実40.0%で、次に満足度の高いのは子育て環境の充実、36.4%という結果でありました。逆に満足度の低かったのは、道路、交通環境の整備で27.9%、雇用の促進26.7%、商工業の振興22.4%という結果でありました。  このようなアンケート結果を踏まえまして、PDCAサイクルのC、チェックでありますが、目標達成状況を担当部局で検証を進めており、アクションとして事業の見直しや新たな施策のあり方を検討し、後期基本計画の策定につなげていく準備を進めているところであります。  2点目の1番の課題等を踏まえ、後期基本計画に新たに取り入れる取り組みは何かということで、PDCAのAの部分であります。  現在、先ほど申し上げました町民アンケート調査の結果、各種団体の皆様の御意見、あるいは若手職員の提言、そして町民検討委員会の皆様方の御意見等を踏まえながら検討をしているところであります。今後、素案等でその計画を議員各位にもお示しさせていただきたいというふうに考えております。  最後に、一般質問で答弁したSDGs(持続可能な開発目標)を総合計画に取り入れるをどのように実行するのかということであります。  17の全ての目標が八頭町の総合計画に当てはまるものではありませんが、総合計画の基本計画のそれぞれの施策がSDGsのどの開発目標を目指しているのかを計画の中でわかりやすく分類、表記したいと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) 当たり前のことを当たり前にやっていただいているという答弁をいただきました。それがないと次のステップに移れないと思いますので、それで2015年に策定された前期の基本計画というものは、吉田町長が、私記憶しているんですけども、引き継ぐと明言された前の井山町長の施策、公約に基づいてつくり上げられたものだというふうに認識しております。  今回策定される後期の基本計画は、吉田町長の公約、吉田英人の未来創造宣言、明日をつくる5つのビジョン。  一つとして、笑顔を創る、二つとして、豊かさを創る、三つとして、輝きを創る、四つとして、安心を創る、五つとして、まちを共に創ると、この五つのビジョンに基づいて策定されるというふうに私は思っているんですけども、この五つのビジョンを今後の後期基本計画にどのように反映させていくのか、町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 尾島議員、この前期の基本計画をお持ちでありますかね。そういった中で大ぐくりで七つのまちづくりということで前期の基本計画をまとめております。  先ほど、五つのまちづくりビジョンということで私の公約といいますか、そういった部分を読み上げていただきましたが、その五つのまちづくりも先ほど申し上げましたこの七つの中に入ります。  したがいまして、その五つをこの七つの中に包含した形で取りまとめをしたいということであります。基本的には、このまちづくりの七つの項目というのは、総合計画によって変える予定ではございません。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) 確認します。この七つの基本計画、目標を五つのものに落とし込むといいますか、そういう形で今後の後期の計画をつくっていくということを今おっしゃられたんだと思います。  この七つと五つ、中身はほとんど一緒なんです。どういう形で組みかえていくというか、改良していくという部分だと思いますので、その辺のところは町長の中できちっと整理整頓されているということを今確認しようとしたら、そういうふうに申し上げられましたので、それはそれで進めていっていただきたいと思います。  先ほどありましたSDGsの話なんですけども、この七つのまちづくりの中の基本体系がありますね、施策体系、この七つを枝分かれしていって17のゴールと169のターゲットに分かれていくんですけども、内閣府により、ことし7月にSDGs未来都市に選定された智頭町、日南町では、SDGsの理念、誰一人として取り残さないに沿った次期の総合計画を策定すると聞いております。  2018年3月に発行された私たちのまちにとってのSDGs、導入のためのガイドラインや2019年8月の地方創生SDGs、ローカル指標リストなどを参考に、本町の第2次総合計画とSDGsの関係をどのように整理し、関連づけるのか。  SDGsの未来都市計画の中には、自治体SDGsの推進に資する取り組みに沿った形で反映させていけば、理解がしやすいと思います。SDGsの三つの視点、視点が三つありますね。経済、社会、環境、この三つのESG投資とか言われているものなんですけども、それで整理整頓し、連動させることが望ましい計画になっていくのではないかなと思いますが、ここで再度、町長の所見をお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) SDGs、持続可能な開発目標ということであります。そういった中で、言われましたように経済、社会、環境ということでありますが、今現在、最初の答弁で申し上げましたように、各項目がどの開発目標を目指しているのか、計画の中で分類表記するというふうに申し上げました。素案という形でこれから議員各位にもお示しをするということでありますが、尾島議員、ちょっとこれを見ていただきたいと思います。これはまだ皆さんには出しておりませんが、こういった17の項目があるわけでありますが、そういった項目、それぞれ例えば広域行政の推進というところがあるんですが、その広域行政の推進の中では、17の項目がどういった部分に当てはまるかというようなことで、皆さん方にお示しができたらというふうには考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) それでしたら、先ほど申し上げた地方創生SDGsローカル指標リスト、これ町長お持ちだと思います、このリスト。これが世界がやろうとしているSDGs、それを地方版に落とし込んだら、どれがどういう形のゴールに当たって、どこのターゲットに当てはまりますよということがこれに示してあるんですけども、こういうものを参考にされてつくり上げられたら、さっきあった七つの項目、そういうのと連動させてつくりやすいと思います。そういう提案を私、申し上げているんですけども、どうですか、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 七つに分かれているというふうに申し上げました。今現在、17のSDGsの項目があるわけでありますが、そういった一覧といいますか、ちょっと小さいんですが、そういったものも作成をしておりますので、また改めまして素案のときに内容を説明させていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) 一連の流れ、後期の計画をつくり上げる中で、本定例会、12月議会で議会に素案を示していただき、意見をいただきたいというようなタイムテーブルになっていたと思います。それ、楽しみにしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  そうしましたら、総合計画は終わりまして、総合戦略のほうに移っていきたいと思います。  総合戦略について、今度は町長及び教育長にお伺いしていきたいと思います。
     平成27年度からスタートした第1期まち・ひと・しごと創生総合戦略が今年度で終了いたします。政府は、ことし6月21日にまち・ひと・しごと創生基本方針2019を閣議決定し、第1期における地方創生の現状認識、将来の見通しについて言及し、第2期に向けての基本的な考え方を示し、12月には国の第2期総合戦略を策定し、地方自治体はそれに基づき地方版総合戦略を策定する流れとなっております。今月中に国のほうから方針が示される予定になっております。  7月から8月にかけて実施された行政懇談会では、第2期地方創生総合戦略について触れられ、町民からの意見を募られておりました。10月31日には八頭町地方創生民生検討委員会が取りまとめた提案発表会が開催され、三つのテーマ、交通、交流、健康について町長に提案がなされたところであります。  役場若手職員により、1、教育、文化、協働、2、産業、観光、雇用、3、健康、福祉、子育て、4、交通、防災、自然と環境保全。これは、町長の五つのビジョンにも連動していると思いますが、四つのグループで第2期地方創生総合戦略のプレゼンテーションも実施されたと聞いております。  この四つは、町長の明日を創る五つのビジョン、先ほど申し上げたように連動していると認識しております。  総合戦略が切れ目なく第1期から第2期に移行することを願い、6月に閣議決定したまち・ひと・しごと創生基本方針2019に沿った形で、町長、教育長にお伺いたします。  1、第1期八頭町総合戦略重点取り組み事項の成果や検証した問題点につ      いて、主要な事務事業を列記しながら答弁を求めます。PDCAのC、      チェック、検証であります。  第1期八頭町総合戦略の内容は  @八頭イノベーション・バレーの創設。サテライトオフィスの開設など、     戦略的な企業誘致の実施。  A因幡但馬海幸・山幸回廊の創設。若桜鉄道を活用した観光振興。  B八頭フルーツ街道の継承、八頭ブランドの確立。果樹栽培の進行と後     継者の養成。  C安心子育て・いきいき学習のまち八頭の創設。子育て、教育環境の整備     であります。  @、A、B、Cは、町長に、Cは教育長にもお伺いいたします。  2、第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略における新たな視点は、次の@からEですが、第1期八頭町総合戦略の成果と検証した問題点に基づき、第2期八頭町総合戦略を構築する際に、@からEの項目をどのように取り入れるのか、町長、教育長が思い描く施策についてお伺いいたします。PDCAのA、アクション、改善であります。  @地方への人、資金の流れを強化する。将来的な地方移住にもつながる関     係人口の創出、拡大。企業や個人による地方への寄附、投資等を用いた     地方への資金の流れを強化。  A新しい時代の流れを力にする。Sosiety5.0の実現に向けた技     術の活用。SDGs、持続可能な開発目標を原動力とした地方創生。地     方から世界へ。  B人材を育て生かす。地方創生の基盤をなす人材に焦点を当て、掘り起こしや育成、活躍を支援。  C民間と協働する。地方公共団体に加え、NPOなどの地域づくりを担う     組織や企業と連携。  D誰もが活躍できる地域社会をつくる。女性、高齢者、障がい者、外国人     など、誰もが居場所と役割を持ち、活躍できる地域社会を実現。  E地域経済の視点で取り組む。地域の経済社会構造全体を俯瞰して、地域     をマネジメント。  @、A、B、C、D、Eは町長に、A、Bは教育長にもお伺いいたします。  3、国は第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略においても、第1期地方創生総合戦略の四つの基本目標を2020年度における総合戦略の当面の主要な取り組みとして引き続き位置づけていますが、本町としてもこれらの基本目標をどのように関連づけていくのか、町長にお伺いいたします。  四つの基本目標は  @地方に仕事をつくり、安心して働けるようにする。これを支える人材を     育て生かす。  A地方への新しい人の流れをつくる。  B若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえ、誰もが活躍できる地域     社会をつくる。  C時代にあった地域をつくり、安心な暮らしを守るとともに、地域、地域     を連携するであります。  これも総合戦略と同様に、まだ最終形ができ上がってはないと思いますけども、総合戦略同様、現在の取り組み状況、進捗状況などを含め、どのような戦略とするのか、町長、教育長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、第2期八頭町総合戦略の策定についてということでいただきました。  1番として、第1期総合戦略の重点取り組み事項の成果や検証した問題点についてということであります。  最初に、八頭イノベーション・バレーの創設ということでありますが、旧の隼小学校を改修いたしまして、平成29年12月に隼Lab.を整備し、当初の計画では1年間に1社、5年間で5社の企業誘致の実現と常駐利用従業員数50人というKPIを設定いたしておりました。  現在、隼Lab.には16の事業所が入居しており、目標を超える事業所数となっておりますし、常駐従業員数も80人程度となり、これもKPIを上回る結果となっているところであります。また、昨年の隼Lab.の利用者も4万2,000人を超え、イベント回数も140回にわたるなど、目標を上回る事業展開となっているところであります。  2点目の因幡但馬海幸・山幸回廊の創設ということであります。KPIでは若桜鉄道の乗客数を41万人に設定していたところでありますが、昨年度の利用客数は35万1,000人とKPIを達成することはできていないというところであります。観光列車を図ることにより、利用客数が年々増加しておりますので、今後とも若桜鉄道を活用してのイベント造成も図る中で、観光振興を図ることが求められていると考えているところであります。  次に、八頭フルーツ街道の継承、八頭ブランドの確立ということであります。  農業後継者の養成として、5年間で5人のKPIを設定していたところでありますが、これまでの4年間で3人の養成ということであります。農業後継者の育成が課題となっているというところであります。このような中で、こおげ花御所柿が昨年の12月27日にGI登録されましたし、神兎などのブランド米の生産も進んでいるところでありますが、販路の拡大や農業所得の向上をいかにして図っていくかが課題となっているところでもあります。  次に、安心子育て・いきいき学習のまち八頭の創設ということでありますが、第2子以降の保育料の無償化や学校教育のICTなど、子育て環境の整備に努めてきたところであります。町民アンケート調査結果にも町民満足度の高かった事項に、子育て環境でありますとか学校、教育環境に関するものが多く、総合戦略の一定の成果があったんではないかというふうにも考えているところであります。  次に、2点目の第2期八頭町総合戦略を構築する際に、次の項目をどのように取り入れるかということであります。  最初に、地方の人、資金の流れを強化するということでありまして、将来的な地方移住にもつながる関係人口の創出と拡大、それから企業や個人によります地方への寄附、投資等を用いた地方への資金の流れの強化ということであります。  関係人口は、定住に至らないものの、特定の地域に継続的な形でかかわる個人や企業のことであります。隼Lab.などのサテライトオフィスとして活用している個人、企業もこの関係人口に当たる方々ですし、2地域居住やワーケーションなどで八頭町を訪れる方々も関係人口に該当するものと考えております。  今後は、高校や大学の部活やサークルの合宿等を積極的に誘致することや、鉄道や農業を通した体験活動等、鉄道とウオーキングでありますとか、日本大学の果樹収穫体験などを通しまして、関係人口の増加につなげていきたいと考えているところであります。  また、地方への寄附、投資などで地方への資金の流れを強化することにつきましては、ふるさと納税などを積極的にPRすることにより、地方へ資金が流れる仕組みをつくっていく必要があると考えております。  次に、新しい時代の流れを力にするという部分でありますが、Society5.0の実現に向けた技術の活用ということであります。  Society5.0は、従来の生産、流通や生活に不連動かつ飛躍的な進歩をもたらすものであり、今後の地方創生に不可欠な要素であります。物やサービスの生産性や利便性を高め、産業や生活等の質を変化させ、魅力を向上させていくことが求められているというところであります。  今後、自動運転を活用した地域交通の多様やロボットトラクター等による農作業の自動、効率などに取り組むことも検討している法人もございますので、支援をしてまいりたいというところであります。  次に、SDGsを原動力とした地方創生ということであります。  人口減少や高齢の状況の中で、女性、高齢者、障がい者、外国人など、誰もが生き生きと活躍し、暮らすことができる社会の実現が求められております。こうしたSDGsの視点を踏まえ、17のゴール目標のうち、八頭町で対応できる項目につきまして、さまざまな分野で取り入れてまいりたいと考えているところであります。  次に、地方から世界へということであります。  各地方、地域ならではの特色ある農林水産物や豊かな食文化を強みとする観光業は、欧米、アジア諸国の消費需要を取り込むことができる地域の成長産業として位置づけられております。このことから、農林水産物や歴史的文化資源を活用し、海外への輸出促進などのアウトバウンドと訪日外国人の誘客による地域内消費を促進するインバウンドの二つを地方創生の成長エンジンとして推進することが求められておりますが、差し当たってインバウンド対策の中で町の農産物対応を進めてまいりたいと考えております。  続きまして、人材を育て生かす。地方創生の基盤をなす人材に焦点を当て、掘り起こしの育成、活躍を支援ということであります。  それこそ、地方創生は、息の長い取り組みであり、これを支える人材は不可欠でありますし、取り組みを加速するためには、行政だけではなく企業やNPOなどの地域づくりを担う組織や民間との協働を推進していくことも不可欠であると考えております。また、地域金融機関等による地域企業の人材ニーズの発掘や人材の送り出しもととなる東京圏の企業の開拓、連携強化により、副業、兼業等を含めました多様な形態による働き方を可能とすることも必要不可欠であります。  また、高等学校や大学等との連携を深め、ふるさと教育などの地域課題解決を通じた地域探求、地域留学などを推進し、人材育成を推進していく必要があると考えているところでもあります。  次に、民間と協働する。地方公共団体に加え、NPOなどの地域づくりを担う組織や企業と連携ということであります。  第1期の地方創生総合戦略でも産官学金労言等が連携しつつ、取り組みを推進してきたところであります。第2期地方創生総合戦略につきましても、企業や住民の皆さん方、NPOなど、民間の主体的な取り組みとも連携を強化することにより、地方創生を推進してまいりたいと考えているところであります。  次に、誰もが活躍できる地域社会をつくる。女性、高齢者、障がい者、外国人など、誰もが居場所と役割を持ち、活躍できる地域社会の実現ということであります。  人口減少や少子高齢が進行する中で、活気あふれる地域をつくるためには、女性、高齢の方、障がいのある方、ひきこもり、外国人など、誰もが居場所と役割を持ち、活躍できる地域社会を実現することが重要であります。この観点から、一人一人が個性と多様性を尊重され、家庭で、地域で、職場でそれぞれの希望がかない、能力を発揮し、生きがいを感じながら暮らすことが求められております。  このことから、男女共同参画社会の推進、人権啓発、高齢者障害者福祉計画の推進、多様共生社会の実現に向けた取り組みを実施できればというふうに考えているところであります。  次に、地域経済の視点で取り組むということでありまして、地域経済社会構造全体を俯瞰して、地域をマネジメントということであります。  地域の強みを最大限に活用して、地域外から稼ぐ力を高め、地域の魅力的で多様な雇用機会の創出と所得の向上を図ることが求められております。このことから、さまざまなデータの収集と見えるを図るとともに、Maasなどの新たなモビリティサービスのモデル構築や社会実験の推進を図っていく必要があります。具体的には、地域公共交通ネットワークの維持のために、バス、鉄道などの連携、協働の仕組みづくりができればと考えているところであります。  3点目の国の第2期創生総合戦略においても、第1期地方総合戦略の四つの基本目標を当面の主要な取り組みとして引き続き位置づけているが、本町はこれらの基本目標をどのように位置づけるかということであります。  八頭町といたしましても、これらの基本目標を生かしまして、新しい視点も取り入れる中で、五つの基本方針案を掲げ、総合戦略の策定に取り組んでいきたいと考えているところであります。  五つの基本方針案といたしましては、生き生き働くということで、若者の活躍、産業雇用というようなこと。さらには、伸び伸び子育てということで、婚活支援でありますとか子育ての関係であります。それから、元気で暮らしていただきたいということがありますので、元気で暮らすということでは、健康福祉ということでありますし、それからきらきら輝くということで、人づくりとか全世代の活躍ということを考えております。  そして、楽しく交流ということで、観光でありますとか交流関係人口というようなものを現在考えているところであります。  長くなりましたが、最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、10番、尾島勲議員の御質問にお答えしたいと思います。  私に尋ねられた部分ということで、1点目のCであります。安心子育て・いきいき学習のまち八頭の創設についてです。  1学級、小学校で30人以下、中学校で33人以下の少人数学級の編成については、引き続き本年度も実施をいたしております。平成27年度の中学校統合、平成29年度の小学校統合に伴い、児童生徒が小規模校から大規模校、中規模校の学校スタイルになじめるのかという不安はありました。  しかし、町独自の学級編成基準を設けていることで、現在のところ全国学力学習状況調査におきましては、全国、県平均よりも高い水準を保っております。また、近年は一斉スタイルの授業からグループやペアでの学び合い、発達に応じた個別の対応など、きめ細やかな指導が求められておりますことから、少人数学級の実施は極めて効果的であると感じております。  次に、各学校でのICT授業の実施についてであります。ICT推進の年次計画を立て、各校への電子黒板や児童生徒用タブレットの整備を進めてまいりました。また、ICT支援員を導入したことで、授業での効果的な活用も多く見られるようになっております。これまで、コンピューター室でしか使われなかったパソコンを教室で使うといった授業もふえてきております。  文部科学省が急速に教育のICTを進める動きがございますので、その動きを見ながら、今後の機器整備などハード面の整備を検討していく必要があるというように考えております。  次に、2点目の中でAの新しい時代の流れを力にするというところであります。  Society5.0の実現に向けまして、学習指導要領ではプログラミング教育が導入をされました。平成29年度から業者の協力を得て、クラブ活動におけるプログラミング教育を実施してきております。加えて、本年度はICT支援員の協力を得ながら、授業での実践もいたしております。  学校の限られた教育課程の中でプログラミング教育を実施していくことは、指導計画を組んでいくということも難しいことではありますが、国、世界の潮流を見据えた人材育成をしていく上では、必要なスキルの獲得にもつながります。充実した教育活動を進めていくためにも、さまざまな教育資源を活用していくことは重要であると考えております。  次に、SDGsを原動力とした地方創生を目指す上で、教育にSDGsの視点を取り入れていくことは重要であると考えております。例えば、八東小学校の4年生が実施をいたしております総合的な学習は、地域の環境問題について学びながら、地域の人々の思いや願いを実感できる学習であります。単に環境問題に取り組むのではなく、八東川清流クラブの方々と交流し、一緒にフィールドワークをすることは、持続可能な社会の実現を目指す心を育てることにつながると考えております。  また、地方から世界に発信していくためには、外国語教育の充実や自己主張がしっかりできる児童生徒の育成が必要であると思います。ALTの配置によりまして、八頭中学校では統合以降、英語弁論大会で優秀な成績をおさめ、全国大会にも出場をいたしております。教科として点を取る学習だけでなく、それを活用し、八頭中学校の文化祭におきましても、堂々と英語でのスピーチができるような生徒も出てきているというところでございます。  Bの人材を育て生かすという点であります。  地方創生を進めていく上で人材育成は重要であり、その根源は教育であるというように考えております。テストの点が取れるだけの教育ではなく、主体的に学ぶ姿勢や社会とかかわる態度や実戦力を育てることが重要であります。先月、岡山県吉備中央町の町営塾の取り組みを視察してまいりました。この塾では、教科学習に加えまして、探求学習の実施をしておりまして、生徒や卒業したOB、OGが町の行事に積極的に参加しているということを伺っておりますし、偶然でしたんですが、郡家東小学校から中央中学校、八頭高校へ進学し、大学卒業後、自身の教育に対する熱い思いを持ちながら日々この吉備中央町の生徒たちとかかわっておられる八頭町出身のスタッフの方もおられました。  こういった仕掛けづくりをどのように進めていくかは、検討の必要があるというように考えております。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) かなり濃密な答弁をいただいたんですが、町長、この新たな視点@からEについてですけども、今、全ての項目において答弁いただいたんですけども、これ均等にやっていくんですか。@からEのうちに八頭としては1番にこれをやっていきたいんだとか、そういう順序立てというか、そういうものはありますか。今の答弁だと、物すごいメニューボリュームで、本当にできるんですかというふうに聞きながら思ったんですけども、どうですか、町長、その辺。全部やっていくのはありがたいんですけども、やっぱり順位というものはつけたほうが整理しやすいと思いますが、どうですか、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 決して欲張っているというわけではないんですけど、基本的には今の総合戦略では四つ大きな項目をしております。最初にありましたLab.でありますとか海幸・山幸回廊とあったんですが、それはそれとして今後も継続していく必要があるだろうというふうに思っております。  第2期におきます新たな視点ということで、6項目言われますようにございます。先ほどちょっと欲張り過ぎたような回答になったのかもわかりませんが、そういった中で3番にあります人材を育て生かすというのがございます。まちづくりは人づくりだというふうに思いますので、そういった部分に注視するような形でこの計画の中に織り込むことができればというふうには思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) 後期の5年でできるボリュームなんだろうかなと思って聞いてたんで、そういう話をさせていただいたんですけども。  先ほど、SDGsの件について、未来都市の件ですね。町長にお伺いしましたので、教育長にちょっと尋ねたいと思いますけども、SDGsの未来都市に選定された智頭町、日南町、先ほど申し上げた内容なんですけども、導入のガイドラインとかローカル指標リスト、こういうものとの関連づけ、先ほど町長にお尋ねしたんで、今度はちょっと教育長にお尋ねしてみたいなと思うんですけども、どういう形で導入していくのか。ある程度物差しといいますか、そういうものを考えていらっしゃるのか。先ほど言いましたように、地方創生SDGsローカル指標リスト、こういうものがありますし、私たちの町にとってのSDGs導入のためのガイドライン、こういうものがあります。それ以外にも教育長のほうで考えていらっしゃるものがあれば、ここでお示しいただきたいと思います。どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 学校現場でSDGsを具体的にそのものに取り組んでいるということではないと思いますが、先ほど申し上げましたように、八東小の取り組みもあるわけですけど、ほかにいろいろあると思います。  何にしましても、持続可能ということが第一義だろうと思いますので、そういったことにつながっていく、そういう授業づくりでありましたり、今、児童生徒の育成といったような、そういう観点ということに立ち位置を置いて仕組んでいくというようなことが必要になってくるんだろうなというように思っています。  したがって、そこに用いるツールとして、先ほどおっしゃっていますようなリスト的なものがあるというような、そんな理解かなというように、漠然とですが思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) では、具体的にちょっと聞きます。この前、政府の発表の中で、2025年を目途に一人一台タブレットを子どもたちに使えるような社会にしていくんだというような発表がありました。それについて、今、教育長のほうでどういう導入計画といいますか、そういうものはありますか。この前の今ですから、なかなか難しいとは思いますけども、さっきあったSociety5.0の中のこれからのものを使っていくと、世の中の流れに沿っていくんだということにも、この話はつながっているものだと思います。どうですか、教育長。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) かかって財政措置が必要なわけであります。文部科学省のほうから示されています地方交付税の単位費用というのがありまして、その中にはいわゆるコンピューター関連経費、人の措置も含めて、ハード部分も含めてというような措置をしていますということになっているんですが、実は特定財源ではなくて地方交付税は地方固有の一般財源でありますので、必ずしもそのものが全てそちらに使われるということにはならないわけであります。  したがって、財源的に間に合うのかなというのが一つ心配としてはあるんですけれども、そういった方向に舵をきっていくということで、既に一部進めているわけでありますが、一人一台という環境ということになりますと、通信環境といったようなことも非常に大きな課題になってまいります。5Gがどの程度の力があるのかというようなところもあるんだろうと思いますし、そういったことも見きわめながら、具体的な整備計画といったものにつなげていきたいというように考えているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) 町長にお伺いします。先ほどありました関係人口の話、ふるさと納税の話を町長されました。さっきありました1の@に書いてある内容なんですけども、関係人口。ここで言うところのふるさと納税については、企業版という言葉がついて、企業版のふるさと納税を充実させていくんだと。これは、先月11月23日の新聞に載っておりました関係人口の拡大、企業版ふるさと納税の拡充という言葉ですね。  先ほど、町長のほうから関係人口について説明がありましたので、あえてその説明はしませんけども、再度、その関係人口の拡大と企業版ふるさと納税の拡充について、どのような見解をお持ちなのか、再度お伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
    ○町 長(吉田英人君) 関係人口につきましては、今回の国の四つの指針といいますか、その中に初めて入った事柄だというふうに思います。そういった中で、拡大でありますとか創出ということでありますが、今までのご縁ということも大事にする必要があるでしょうし、そういった中でまた新たなつながりといいますか、そういったこともできるというふうに思っております。  企業版のふるさと納税の関係でありますが、具体的に今、企業とされてそういった部分には至っていないというところでありますけど、これもつながりといいますか、そういった部分での新たな取り組みということで、今後検討してまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) 後期の総合計画、第2次の総合戦略のスタートに当たって、それぞれ執行部サイドでいろんな思いを重ね合わせながら、いいものをつくっていただくような動きがあるということを理解させていただきました。  一つ、データをもとに話をさせていただきたいと思いますけども、千葉大学の板倉教授などが発表した、未来カルテというものがあります。そういうシミュレーションデータがあるんですけども、このカルテは、社会保障、人口問題研究所の人口予想をベースとして、現在の傾向が継続した場合に、2040年の姿をあらわしてるんですけども、2040年に産業、保育、教育、医療、介護がどのような状況になっているのかについてシミュレーションした結果でありまして、この結果は現在の傾向、政策によって変えることができれば変化する内容であるというふうに記述があります。  それと、また以前紹介した環境省の地域経済循環分析、そういうデータもあります。この二つのデータで注目される本町の産業は何だろうなと思ったところ、これから伸びていく就業人口等々も書いてあったんですが、林業が物すごく何か伸びていくように、この二つのデータですね。地域経済循環分析では、林業は特異な分野である。未来カルテにおいては、今後伸びていく産業として林業があるというような内容が盛り込まれておりました。  これに限らず、内閣府のリーサスというデータもありますが、それらを活用してこれからの地方の総合計画、総合戦略、そういうものに生かしていくということも新たな視点かなと思うんですが、町長、どのようにお考えか、これを聞いて今回の質問の終わりとさせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 未来カルテということで2040年ということですから、あと20年後ぐらいですかね。そういったところをシミュレーションというお話であります。  以前、地域経済の循環分析ということでお話をいただきました。八頭町では、一番多いのが公務とか、建設業というようなこともあったわけでありますが、そういった中で林業というのは一つの大きなウエートを占める職種だということはございました。  ことしの4月から新たな制度ということで森林管理システムというものも始まったところであります。まだちょっと手探りの状況ということでありますが、そういったものをしっかりと活用して、言われましたように八頭町の8割が山林でございます。少し、若桜とか隣の町の、智頭とかちょっと人工林の形態が違うわけでありますが、そういった中でも8割は森林ということでありますので、先ほど申し上げましたような制度を活用して、本当に林業行政にも今回の戦略の中で力を入れてまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○10番(尾島 勲君) 現場の空気というのは、我々じゃないとわかりませんと同時に、先ほど申し上げた国の機関とか学識研究者のデータとか、そういうものをあわせて参考にしながら、これからの未来に向かっての総合戦略、総合計画をつくり上げていっていただきたいと思います。これは私の思いです。  最後に、ラグビーワールドカップの合言葉、ワンチームがことしの流行語大賞に選ばれました。町民、行政、議会がワンチームになることが、住みよいまちになる必要条件だと考えます。ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン、一人はみんなのために、みんなは一つの目標のためにの精神が、ことし始まった令和の時代に再度問われているのではないかと思います。  以上で、私の一般質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、10番、尾島勲議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。  再開は11時37分から再開します。     (午前11時32分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午前11時37分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、7番、岡嶋正広議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎岡嶋正広議員質問 ○7 番(岡嶋正広君) 皆さん、こんにちは。議席番号7番、岡嶋正広でございます。本定会において、私は大項目3点、町長、教育長に質問しましす。  それでは、まず大項目1点目、役場庁舎及び中央公民館のバリアフリーについて、町長にお伺いします。  昨今、公共施設のバリアフリーということがよく言われております。高齢者や障がい者が生活していく上で障害になっているものを取り除き、健常者と同じように行動できる体制を整えるということ。また、そのように変えていくということで理解しております。  次の3点についてお伺いします。  まず1点目、本庁舎及び船岡庁舎のエレベーター設置について。  2点目、議会本会議場議員出入り口付近に障がい者用傍聴スペースの確保について。  3点目、中央公民館について、2点ばかりお伺いします。中央公民館は、交通弱者、高齢者、障がい者にとって、催し、イベント等の見学、及び参加のしやすさという点において、地形的、位置的な問題が大きなバリアとなっているのではなかろうかと思っております。中央公民館の立地上の問題について、それを解決するための提案を示し、次の2点質問をしたいと思います。  まず1点目。交通手段を持たない方への対応として、公共交通、さんさんバスの玄関口への乗り入れについての考えは。  2点目、幹線道路からの距離、道路登り勾配、駐車場からの階段等、立地的な問題についての解決策は簡単には見つかりません。このようなことを考え、近い将来、中央公民館の移転は考えられないかお伺いします。  まずは、最初の質問でございます。町長の見解を求めたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、7番、岡嶋正広議員の一般質問についてお答えをいたします。  1番として、役場庁舎及び中央公民館のバリアフリーについてということであります。  最初に、本庁舎及び船岡庁舎のエレベーター設置についてということでいただきました。本庁舎のエレベーター設置の経過につきましては、平成26年の本庁舎の耐震改修工事にあわせまして、議会に提案をいたしましたが、不要との報告をいただき、現在の最小限の耐震工事の状況になっているというところであります。結果といたしまして、平成26年1月27日の全協議での報告ということでありました。  その後、平成28年度に町民の皆様方で構成いたします庁舎建設等検討委員会から、将来的に想定される庁舎の更新等に関する検討を行う時期については、予防保全を行い、現庁舎を活用しつつ、全町的な公共施設の状況を見きわめながら、適切な時期に判断をすればよいとの報告を受けておりまして、現状で両庁舎のエレベーター設置は難しいと考えているところであります。  なお、庁舎建設等の検討につきましては、9月定例会の橋議員の役場庁舎建設についての一般質問におきまして、部署の再編を初め、財源の確保が必要であり、他事業の進捗状況や将来的な財政状況を見きわめた上で検討を進める必要があると答弁をさせていただいております。  今後、改めまして庁舎建設等検討委員会で八頭町の将来を見据えた庁舎建設、あるいは庁舎改修に関して審議をしていただき、あわせまして町民の皆様方はもとより、議会の皆様方といろいろと話をさせていただきたいというところであります。  現時点におきましては、防災本部の拠点施設やエレベーター、有利な財源等も含めまして、今後の庁舎はどうあるべきかを全町的に検討した上で、今の3庁舎をどのようにしていくべきなのかということを改めて考えさせていただきたいというところであります。  次に、議会本会議場議員出入り口付近に障がい者用傍聴施設を確保してはどうかということであります。  この件につきましては、エレベーターの有無も大いに関係あると思いますが、対象人数のこともありましょうし、スペース的なこともございます。議会の皆さん方でも協議、検討していただければというふうに考えます。  次に、中央公民館の関係であります。  中央公民館の立地上の問題点についてということでいただきました。交通手段を持たない方の対応として、さんさんバスの玄関付近への乗り入れについての考えはということであります。  現在、中央公民館に行くために町営バスを利用される場合は、私都線の宮谷バス停で乗降していただくことになります。高齢者の皆さんが中央公民館を利用される場合は、高齢者大学であるとか公民館祭などのイベント等に参加される場合に利用していただくことが考えられます。  しかしながら、現状では毎日多くの高齢者の方が利用されている状況ではありませんので、町営バスを中央公民館の玄関付近に乗り入れすることは難しいと考えているところであります。  次に、近い将来、中央公民館の移転は考えられないかということであります。  現在の中央公民館は、昭和50年に旧の郡家町の中央公民館として建設をされた建物で、ことしで44年が経過しているというところであります。平成23年に耐震工事を実施しておりますが、施設も老朽してきている状況ですし、また、施設の利用形態も建築当時とは大きく変わってきたというふうに思っております。  このようなことからも、いずれ新しい中央公民館の改築について検討していくことが必要ではないかとは考えております。例えば、図書館を併設した複合型の社会教育施設のようなことも一つの形態であると思います。そのよなことも含めまして、多くの方が来館しやすく、利用しやすい施設として、今後、場所や施設のあり方などを考えていく必要があると考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 先ほど答弁いただきましたけども、もう少し掘り下げてみたいと思います。  役場庁舎のエレベーター設置の件でございますけども、庁舎とは町民どなたが来られてもフリーに行くことができる施設でなくてはならないと思っております。最近、新しい庁舎を建てる自治体のことをいろいろ聞くんですけども、平家建ての全部真ん中廊下で、全部平家建てで対応できるというふうな庁舎、そういうふうな庁舎がこれからは必要になってくるんではなかろうかなというふうに思っております。  もし、それができなければ、できる方法へと改良すべきではなかろうかなというふうに思っております。役場本庁舎の2階の産業観光課、建設課、農業委員会、役場庁舎内、どれでも、どの課も町民にとって身近な部署ではありますけども、町民が行きやすいふうなことを考えるべきだと思いますし、この船岡庁舎の3階は皆さん知ってのとおり、町の施策が決定される議会の場であります。町民として、また町に住んでいなくても誰でも議会を傍聴する権利はあると思っております。実際問題として、階段を上る体力のある方のみ、担当職員と相談できたり、議会を傍聴できるということは、町民、住民に対し公平ではないというふうに思っております。  このような状況をなくすためにも、検討委員会で検討していただいて、その後ということのようでございますけども、そういう順序を立ててすられるのが本当なのかもわかりませんけど、早急にこのような不公平感というものは取り除くべきではなかろうかなというふうに思います。エレベーター設置に取り組むべきと考えております。  すごい急ではありますけども、新年度予算に調査費等を組み込む考えは全くないのかどうなのか、調査費を組み込む考えはどうなのか、町長にお聞きしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初の答弁で予防保全ということを申し上げました。これは、ちょっと予防ですので、エレベーターのことから離れるかもわかりません。そういった中で、当時、先ほど平成26年1月26日の全協というお話をいたしましたが、岡嶋議員、当時議長さんであったというふうに思いますので、その内容については記憶をしておられると思いますが、大体アバウトですが、当時3,500万円ぐらい、本庁舎にエレベーターをつければ要るというような試算をして、皆さん方にお示しをしました。一部、庁舎の増築といいますか、そういったお話もあったやに思っております。  結果として、増築、それからエレベーターなくて、今の形態になっているということでありまして、言われますようにエレベーターがないからなかなか2階、3階に上がりにくいということも承知をいたしております。ちょっと言葉が適切でないかもわかりませんが、場当たり的といいますか、そういったことはしないほうがいいんだろうというふうに思います。長期的に見た上で、本当に多くの皆さん方の意見を聞いて、これからの今、分庁方式をさせていただいております。果たして、この形態がずっと、ことし合併をして15年目でありますが、このまま続けるのが望ましいのかというようなこともあるわけであります。  財源のこともございます。御存じだと思いますが、鳥取県で合併特例債を活用して庁舎を建てたのは鳥取市、琴浦町、その2自治体であります。合併特例債というのは、有利な財源であります。基本的には、庁舎の建設というのは財源はございません。俗に一般でございます。起債はあるんですけど、そういった交付税のはね返りというようなことはございませんので、特例債というのは大きな財源だというふうに思っているところでありまして、来年、それこそエレベーターの調査費等を計上する気はないかということでありますが、来年度予算に。むしろ、そういった部分について申し上げますと、検討委員会といいますか、そういった部分の委員会の御参加をさせていただけたらというには考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 町長も全然考えんということではなくて、そういうことも頭の中では考えておられるんだということを、今そういうふうに思ったところでございます。  傍聴席についての再質問でございますけども、町長の答弁では、議会のほうでいろいろ検討してということでございますけども、今こうやって見ると、あそこの場、あの出入り口のところ、段をなくして車椅子3台程度入れるような格好にできればしたほうがいいんじゃなかろうかなというふうに思っております。これは、議会のほうでまた提案して、皆さんと一緒になって検討してまいりたいなというふうに思っております。  ただ、議会というところは、例えば選挙とかそういうのがあるときには議場閉鎖ということもございますし、議員以外がこの場に入ってくるというのもどうなのかなというふうな問題もあると思います。そういうときには、どうなのかな、前の部屋でテレビが見れるような格好にして行うべきなのかなというふうなことも今ちらっと思いついたところでございます。この問題は、議会のほうでいろいろ議員の皆さんと一緒に議論しながら、今後進めていきたいなというふうに思っております。傍聴席に上がるのも狭い階段を上がらなければなりませんし、これはこの議場で対応すべきではなかろうかなというふうに思っております。  それと、次の質問でございますけども、中央公民館のバスの乗り入れについての質問でございますけども、年間を通じてバスを利用して公民館へ行かれる方は少ないと思います。しかしながら、行きたくても行けない、国道から歩いて行っても、あの階段を上らなくてはならない、何とかならないものかなというふうに思っております。  私都線のバスの何本か、私都線のバスですね、さんさんバスですね、これの何本かを公民館経由で運行するということ、あるいは土日のみの運行とか。さんさんバスとなると定期バスでありますので、イベントのときだけ動かすということは難しいのかなというふうに思いますけども、シーズンを通しての、例えば秋、利用が多い公民館祭とかそういうシーズンのみ土日の運行とか、そういうことはやっぱり難しいのかな、どうなのかな。何とかあそこの公民館に玄関まで道をつけるというのは、なかなか難しいというふうなことでありますけども、進入路が狭いということであれば、道路改良から考えてみるということ、どうなのかな。どうしても無理なのかなというふうに思いますけども、改めて町長の考えをお聞きしたいと思いますけども、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 難しいというふうに、定期的にはですね、お答えをさせていただきました。  そういった中で、例えば公民館祭のお話があったわけですが、そういった部分については、さんさんバスでなくてもマイクロバスを運行するなり、そういったことは可能ではないかというふうには考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 公民館の移転についてでございますけども、少々無茶な質問かもしれません。そういうことは重々わかっております。  ところで、公民館という施設は、行政サービス及び町民福祉享受の公平性という観点から考えると、町民誰でも、いつでも容易に行くことのできる施設であるべきと思っております。使うほうの側、教育委員会教育長、ここにおられますけども、側から見て本当でどうなんだろうなということもお聞きしたかったわけでございますけども、このたびは通告にも出しておりませんので、また別の機会にということにはお伺いしたいなというふうに思っております。  私、今61歳になりますけども、一応車の運転はできます。車も所有しております。でも、下の駐車場からあの階段を上るというのは、正直疲れるなというふうに思っております。交通手段を持たない方、体の不自由な方、高齢の方々に対し、果たしてどうなんだろうなどといつも行政サービスの公平性について疑問を感じているところでございます。  きのうもイベントがございまして、あそこの下の駐車場に置こうと思ったんですけど、車が多くて上まで上がってしまいました。ずっとこの場所でいいのかどうなのか、慌てて答えを出す必要はないと思いますけども、近い将来、公民館の移転を含め、機能の移転ですね。移転を含め、あり方の検討をすべきではなかろうかなどと思っております。  中央公民館も先ほどお聞きしましたけども、築55年ですか、今のこの立地状況を受けとめ、あり方検討委員会等を立ち上げて、移転を含めた検討をスタートさせても早くはないんではなかろうかなというふうな感じがいたしますけども、どうなんでしょう、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) きのうも部落解放の研究集会ということで、215名の皆さん方に御参加をいただいたというところであります。そういった中で、公民館も確かに老朽をしております。最初の答弁でもさせていただきましたが、あり方も含めて今後検討をしていく必要があるというふうに考えております。  ちょっと現在の高齢者の皆さん方の利用状況といいますか、そういった部分について打ち合わせしておりませんので、教育長のほうも話をさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 現在、高齢者の皆さん、特に高齢者大学ということだろうかと思いますが、こちらについてはバスで送迎をいたしております。ドア・ツー・ドアまではいきませんけれども、そういった形でありますので、中央公民館のほうへ来られましても、上までは上がっていけるということですので、そういう意味では、そういう不便はないのかな。  ただ、グループ等で来られる場合、この場合は車に乗ってこられるというのが主流だと思っていますので、公共交通を利用されて徒歩で来られるという方はまれなのかなというようなことを思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) きのうのイベント、その中に合理的配慮ということが出てきました。合理的配慮ということがよく言われるようになりましたけども、きのうの八頭町部落解放研究集会でもこのことが話の中に出てまいりました。障がいのある方、ない方、同じように人権が保障され、教育、就業その他、社会生活において平等に参加できるよう、それぞれの障がい特性や困り事にあわせて行われる配慮のことであり、このことは行政、学校、企業などの事業者に求められるようになりました。合理的配慮、このことをよく理解して、今後の行政運営を行っていただきたいというふうに思っております。  次の質問に入ります。  町民スポーツのあり方についての質問でございます。質問に入る前に、皆さんのお手元に平成30年度町体育協会、町民大会等報告資料、及び令和元年町民スポーツの日の説明資料を配らせていただきました。確認していただきたいと思います。  まず、1項目の質問でございます。町体育協会主催の町民大会について、2点、教育長にお伺いします。  町体育協会主催の町民大会は、平成30年度においては年間を通じて13種目くらい行われております。種目は多数でありますけども、参加団体が少ないと思うが、いかが思われるか。  2点目として、本年度は11月24日に町民スポーツの日が設定されております。既に経過しましたけども、もし来年度もスポーツの日を設定するのであれば、気軽に家族で参加できるストレッチ体操とか体力測定的なものを取り入れてみてはと思うが、いかが思われるか。また、町民への町民スポーツの日の周知徹底について、教育長にお伺いします。  2項目めとして、森下広一杯マラソン大会についてでございます。町の一大イベントであるこの大会は、毎年約1,600人もの参加があります。町外から選手として参加する方は、友人、家族同伴の方も多いのではなかろうかと思っております。サークル仲間、職場の仲間と沿線で応援する方も含めると、大会参加者の倍以上の方がこの地においでになられるのではなかろうかと思っております。  そこで、この大会で八頭町を知っていただく、町外、県外に八頭町の名を広めていただくということは考えられないか。具体的な取り組みとして、この大会を利用して、フルーツ、農産物の紹介、販売、大江の郷の利用券、旧大江小学校宿泊施設への誘い、ことし秋より船岡で生産されているリキュール類、清涼飲料の販売、各集落の出店、若桜鉄道の無料乗車券、大会前日、当日の町内ガソリンスタンド10リットル分無料利用券、町内商工会加入店の利用可能商品券等を事業主の理解の上、町が差額分の支援をし、お客様に喜んでいただける、こういうシステムをつくることはできないか。  八頭町を知っていただき、たくさんの方においでいただき、八頭町に滞在する時間をふやしていただくことを考えてみてはと思うが、いかがでしょうか。町長にお伺いします。
     大項目2点目、町民スポーツのあり方についての質問であります。教育長、町長に見解を求めたいと思いますが。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、町民スポーツのあり方についてということでいただきました。  最初の町体協開催の町民大会については、この後、教育長のほうで答弁をさせます。  私のほうは、2点目の森下広一杯マラソン大会についてということでお答えをさせていきます。この大会で八頭町を知っていただき、町外、県外に八頭町の名を広めていただくことはできないか。八頭町に滞在する時間をふやしていただくことを考えてはということであります。  森下マラソンの運営に当たりましては、船岡地域の地元集落だけでなく、JA鳥取いなばや八頭町女性団体連絡協議会、町内の事業者といったさまざまな関係団体との連携のもとで実行委員会方式で行っているというところであります。  ランナーの皆様方には、コース途中のエイドステーションで地元の方との交流や、それからゴール後に梨や山菜汁の振る舞いで疲れた体を癒やしていただいておりますし、参加賞としてオリジナルキャップややずぴょんエコバッグをプレゼントしているというところであります。  先ほど、岡嶋議員から提案のありました商品券やクーポン券の導入につきましては、実行委員会の事務局に提案し、今後開催するマラソン大会実行委員会等で協議、検討を行っていただきたいというふうに思います。  また、地元の特産品や加工品の出店バザーにつきましては、従来の出店状況と会場規模、それから参加者のニーズ等を考慮する必要があると思いますし、町内のほかの観光スポットへの誘客についても実行委員会におきまして産業観光課や八頭町観光協会等と連携して、誘客方法を対応していただけたらというふうに考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、7番、岡嶋正広議員の御質問にお答えしたいと思います。  町体育協会主催の町民大会についてであります。昨年度は、台風の影響で2種目が中止となりましたが、延べ1,101名の方に参加をしていただきました。これとは別に、町体育協会専門部主催の大会を7種目、14大会開催をしております。さらに、地区公民館主催の大会も実施をされております。  町民大会への参加団体については、種目によって数が大きく異なり、多い種目もあれば減ってきている種目もあるというように感じております。減少の理由として、集落の中でチーム編成に必要な人員をそろえるのが困難になってきたことが考えられますことから、隣の集落との合同参加を可能にしましたり、職場、団体として参加できるよう参加枠を広げるなど、各専門部で工夫をしながら取り組んでいるところであります。  今後も多くの皆さんに参加していただける町民大会となるよう、体育協会各専門部と引き続き検討を進めてまいりたいというように考えております。  次に、八頭町スポーツの日についてであります。  この八頭町スポーツの日については、八頭町スポーツ推進委員が主体となって企画、運営をしておりまして、楽しむこと、人との交流、誰にでも気軽にできることなど、多くの人にスポーツに親しんでいただけるよう、内容を考え開催をしております。種目としましては、岡嶋議員がお示しのチラシにもありますとおり、ソフトバレーボール大会を主といたしまして、ユニカール、ボッチャー、フライングディスクなどさまざまなニュースポーツの体験を行っております。  ストレッチ体操、体力測定などについては、今後の種目を選考する際に検討してまいりたいというように思います。なお、町民の皆様への周知徹底でございますが、広報紙へのチラシ折り込み、防災行政無線で案内を行っているというところであります。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 質問の順番からして、まず教育長のほうに再質問したいと思います。  体育協会主催の町民大会でありますけども、皆さんのお手元に配付したとおり、平成30年度の町民大会等の報告書がございます。内容をごくごく簡単に見ますと、八頭町バレーボール大会、6月10日に行われております。男子5チーム、女子2チームの参加、バスケットボール大会、11月4日開催、3チームのみの参加、町民ゲートボール大会、11月10日開催ですけども、4チームのみの参加であります。まだほかのスポーツに関しても、八頭町全体としては少ないんじゃないかなというふうに思っておるところです。集落単位とか地域単位でのチーム参加が多いようであります。  先ほど、教育長の答弁では、集落が一緒になって参加したりとか、地域の参加とかそういうのがあるということでございますけども、それにしても町内の集落は130集落あります。郡家65、八東41、船岡24、これが二つが一つになっても60、70ぐらいのチーム編成はできるわけでございます。その中で5チームとか4チームの参加でバレーボール、バスケットボール、ゲートボールは行われております。バレーボールでは、二、三年前まで各地域で予選会があったようであります。それがなくなり、いきなり町内会になり、参加しても和気あいあいのところがなくなり、おもしろくなくなった。だから、今は参加していないなどという意見もお聞きしました。恐らく、バスケットボールも同じではなかろうかなというふうに思っております。  町民が楽しく参加できる方法をいま一度考えてみる必要があるのではなかろうかと思うが、どうなんでしょう、教育長、改めてお聞きしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) おっしゃっておりますように、私も古い昔に体育指導員をしておりましたので、少ないなという実感であります。  ただ、いろいろ事情があると思います。特に、ゲートボールですけれども、こちらのほうは競技をされます方が高齢になられて、普通車運転される方、5人乗りの車を運転される方が少なくなって、4人で大会をするということになってきているようであります。したがって、絶対的な競技人口が減っているというのがゲートボールの場合はあるやに思います。  それで、あとバレーにしましてもバスケットにしましても、参加チーム数が非常に減っているという実態があるわけでありますが、この大会に参加されます皆さんて、岡嶋議員も記憶にあるかと思いますが、同じ方がいろんな種目に参加されるというのは傾向としてあったと思います。最近、見渡しましても、例えば草野球のチームなんか激減しています。  したがって、日ごろからそういうスポーツに親しむといったような、そういう形態の皆さんが絶対数が減ってきているのではないかというような、そんな思いも持っています。  私どもとして、参加を促すというような形で仕事を進めていくというのはぜひ必要だと思っておりますけれども、これどうでも強制的にというような話にならんわけでありますので、ちょっと以前とは置かれている環境が変わってきているのかなというようなところを一つ思っているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 以前の考え方は大分変わってきているということもあるかもしれませんけども、例えば八頭町で1位を決めるのではなくて、各地域で1位を決める方法。1位を決めなくても別にいいんですけど、各地域で楽しんでいただくというふうな方法、そういうふうな方法はどうなのかな。どうなんでしょう、私そういうふうな方法に変えるという手もあると思うんですけど、教育長、いかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 冒頭お答えしましたんですが、地区公民館主催の大会も開催をされております。したがって、これは非常に狭い範囲で参加をされて、本当に和気あいあいと楽しまれるというようなことだろうと思います。  町の体育協会は、あくまでもいわゆる競技というところを考えているということでありますので、レクリエーショナルな方向と競技の方向性というのは違うというように思います。  したがって、どちらを求めるのかということでありますならば、例えば地区公民館の大会をもう少し拡充をしてというようなことを考えていったほうが、議員おっしゃっているような趣旨には沿うのかなというように思います。  先ほど申し上げました町民スポーツの日で取り組んでおります新しい種目というのも、非常に誰でもできるというところがみそでありまして、そういったものをもう少し普及していって、それ専用の大会を仕組むとか、そういったようなことを考える必要もあるのかなと。  したがって、一体全体どちらを目指すのというところにもなるのかなと思います。いずれにしても、体を動かしていただく基本線、そこをどのように担保していくのかという観点で、いろんなアプローチがあると思いますので、またいろんなお知恵をいただきたいというように思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 今、町民スポーツの日の再質問しようかと思ったら、今最初に答弁をいただいたような感じになりますけども、私はこの町民スポーツの日の質問に入りますけども、この町民スポーツの日の設定というのは賛成であります。ここに令和元年度のスポーツの日のスポーツメニューがあります。皆さんにお配りさせていただきました。町報と一緒に11月の初めに配られたものであります。  ことし11月24日は、町民スポーツの日でございました。この日は、ニュースポーツの体験会が行われ、スポーツ推進員の指導のもと、楽しく行われたと思っております。それはそれとして、よい企画だというふうに思っております。  また、もう一つ別のメニューとして、家族気軽に参加できる柔軟体操とかストレッチ体操を指導した後、体力測定を行い、自分の現在の能力を知るというようなこと。例えば、ジャンプ力が何センチ、背筋力が何キログラムというんですか、背筋力は幾ら、反復横跳びが何回などとデータをとり、個々の体力手帳なるものを作成して本人に与える。毎年自分の体力を知るということ、このようなことをすることにより、町民それぞれの毎年の参加につながり、健康な体づくりにつながると思うが、どうなんでしょう、このような提案は。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 非常によろしい話かとは思いますが、体力測定、実際取り組まれたと思いますけど、かなり私はハードだと思います。したがって、それを継続していくということがどうなのか、そのあたりが一つ課題になるのかなというようなことを思います。  特に、加齢とともにというところもありますので、無理のないようにしていただくというのが大事なんでしょうけども、記録として残すということになれば、それなりにということも思われるでしょうから、そのあたりはちょっとよくよく検討してみる必要があると思いますけども、試みとしては非常によろしいのかなというように思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 余り専門的なことを考えずに、八頭町版の体力づくり、そういうふうなことを新たなメニューにつけ加えて考えてみると、また参加者も定着するんではなかろうかなというふうに思ったところでございます。また、今後の課題、スポーツ推進員さんなんかを交えて、いろいろ協議すられると思いますけども、そういうことの協議の中でお話ししていただければなというふうに思っております。  周知ということも大切でありますけども、町民スポーツの日、11月24日、ことしは解放文化祭も行われております。町主催行事と町教育委員会主催行事が恐らく毎年11月の終わりの日曜日ということで重なっているのではなかろうかなというふうに思っております。同じ八頭町でこのようなことは避けるべきと思っておりますけども、いかがなんでしょう。確かに、日曜日とか祭日は行事が重なることもあろうかと思いますが、そこはうまく時期を早めるとか、今、小学校の運動会は春に行われているので、9月の初めに予定するとか。どうなんでしょう、同じ町内、二つの事業で参加者を募り合うのはいかがと思いますけども、そこらあたりどうなんでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) おっしゃっているとおりだと思います。ただ、体育行事、例えば県の大会とかいったようなことも絡んできますので、単純に私どもだけで全てのことを決めれるということ、そういう状況にないというのも一つの御理解をいただきたいと思いますし、当然に極力避けたいわけであります。  実は、私もこの町民スポーツの日、のぞいてみたかったんですけれども、その解放文化祭のほうにおりましたので、結果的にはこちらのほうにちょっと行っておりません。そういった状況でありますので、少なくとも重ならないという状況はぜひ必要だと思いますけれども、やむを得ず重なることがあるということも御理解たまわりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 森下広一マラソンについてでございます。町長に改めてお聞きしたいと思います。  この事業は、社会教育、社会体育の事業として行っていると認識しております。今では学校教育の一環としての行事でもあるようでございます。その中の事業で八頭町のマーケティングの場として大会を利用するというのはどうかという意見もあろうかと思います。  私は、町を売り出し、にぎやかさを創出するには、あらゆる手段を利用し、貪欲に向かえばよいと考えるものでございます。社会教育の中の社会体育、そしてマーケティングの場、二つの目的を掲げて向かうわけでございます。マラソンに参加していただき、それでお客様をお帰しするのではなく、少しでも八頭町に滞在していただき、八頭町を知っていただく。参加費2,000円が3,000円になっても、4,000円になっても好きな人は必ず参加します。価値をつければの話でございますけども、最近安い物より高い物のほうがよく売れます。オリンピックメダリストと走ることができるという付加価値をつけて参加していただく。参加費に見合ったサービスで必ずお客様に喜んでいただけます。  毎年3月に行われる鳥取マラソンは、ことし7,000円の参加費でありましたけども、来年は9,000円だということでございます。それでも人は参加します。約6,600人ぐらいだと思います。参加したいと思っても予定人数に達すれば募集締め切りとなるようでございます。もっと貪欲に町が潤う取り組みを考えてみる気持ちはないか、改めて町長にお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 岡嶋議員言われますように、やっぱり八頭町の名前を広げるということは大切なことだというふうに思います。  実行委員会の事務局というのは、御存じのように教育委員会が行っておりますので、きょうのやりとりも、しっかり聞いていただいているというふうに思います。  そういった中で、参加費、しばらく上げてないというふうに私は思っておりますが、そういった参加費のあたりも含めて、検討していただけたらというふうに考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 3年ほど前ですか、走る選手、ランナーに対して、途中にエイドステーション、水飲むとこですね。エイドステーションなどにスポーツドリンクぐらいは置いてほしいなというふうなことを申し上げたところ、去年からでしたか、ことしはスポーツドリンクを置いてありました。一歩前進したなというふうな感じがしたところでございます。いろいろ選手が参加していただき、町が潤う仕組みというものをいろいろ考えてやっていただきたいというふうに思っております。  この質問は以上で終わりまして、次、大項目3点目、旧中私都小学校跡地芝生工事について、町長にお伺します。  ことしの3月定例会において、約5,000万円の予算が計上され、可決されました。地域住民の強い要望に応え、財産管理費として予算計上したものであります。現地を見る限り、ずっと動きはないようでありましたが、つい最近、11月27日だったと思いますけども、つい最近業者が入ったようでございます。長期間動きはなかったが、何か問題でもあったのかどうなのかお伺いしたいと思います。また、この事業全体の進捗状況をお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 3点目に、旧の中私都小学校跡地の芝生工事についてということでいただきました。3月定例会で予算、それから現地を見る限り動きはないようだが、この事業の現在の進捗状況はということであります。  この事業につきましては、去る10月4日に工事に係ります入札を行い、松田組・八田建設特定建設工事共同企業体と工事請負契約を10月8日に締結し、事業を進めているところであります。先ほど言われましたように11月末に砕石、さらにはバックフォーですか、そういったものが現場に置いてあるということで、私も確認をしているところであります。  この工期につきましては、1月末の工事完了を予定しておりましたが、芝生を根づかせるための養生期間というのが2カ月から3カ月程度必要というこでありまして、1月末の工事を完了しても、冬場がちょうど養生期間に入るということになります。芝生が土にしっかり根づかないおそれがあること、また、冬場ですので降雪により管理もできなくなることから、少し工期を延長して対応したほうがよいのではないかというふうにも考えているところであります。  なお、供用開始につきましては、芝生の状況を確認の上ということになりますが、来年の5月から6月ごろを予定しているということでありまして、その工事の状況等につきましては、地域の役員さん等に説明をいたしまして、地元の皆さん方の了解を得ているというところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) このことについて町民の方が、町に問い合わせたところ、おくれた理由として町の説明があったということでございます。私、本当、初め疑いたくなかったんですけども、町民の声を届けるということは私たちに与えられた仕事だと思いますので、きちっとこの場で町民の声を届けてみたいと思います。  おくれた理由として、設計がおくれているとか、業者を選定中です。また、JV、ジョイントベンチャーと言うんですけど、共同企業体という意味です。JVを組むのに時間がかかる。これに時間がかかるというふうな理由を言われたそうでございます。そういうふうな答弁だったということをお聞きしたところでございます。  また、あきれた職員の説明として、中私都でグラウンドゴルフをされると、河川敷に来る人が少なくなって困ります、水辺プラザですね。河川敷に来る人が少なくなって困りますとか、夏場に施行するよりおくれたほうが、水を打たなくて済むと言われたということでございます。もう少し町民に謙虚に理由、そういうものを説明すべきではなかろうかというふうに思っております。  町ホームページに掲載されている町民の声の質問がございますので、読んでみたいと思います。町民の声、11月3日、タイトル、中私都グラウンドの天然芝生新設工事の遅延について。表記の件につき、役場担当者からの説明によると、8月中・下旬までに測量設計を終え、8月末から11月までが工事、そして12月が養生期間とのことでした。しかし、9月、10月はおろか11月になっても工事の動きがなく、役場からの遅延の説明もなく、一体どうなっているのでしょうか。30年間実施してきた中私都振興会運動会を取りやめ、そのため各集落からの負担金の変更をも余儀なくされ、これまでの協議が何だったのか、今から思えば運動会も実施できたし、このような地域の事情は役場担当者、関係者の方々も十分御承知のはずです。今後のスケジュールが一体どうなっているのかお伺いしたい。  回答として、中私都グラウンドの天然芝生新設工事の遅延について。回答ですよ、これ。中私都グラウンド天然芝生新設工事につきましては、当初お示ししていたスケジュールどおり進捗しておらず、迷惑をおかけしており、また変更の御連絡も差しあげておらず、申しわけございません。8月末に設計が完成し、10月4日に工事入札を行い、請負業者の決定をしました。その後、請負業者と施工管理業者と。管理業者の管理という字は、私は違うと思うんですよね。施工管理業者と打ち合わせ、及び現地確認を行い、また芝生業者を含めて施工時期や方法について検討を行ってきました。年内の暗渠排水工事、散水施設工事等を行い、芝生施工は冬に向かう今の時期より春に向かう時期に施工したほうがよいということであり、2月下旬から3月中旬を予定しております。なお、利用開始については別途案内させていただきますという回答であります。今でもホームページ見れば載っております。  このことを私が確認したのは、11月19日でありました。質問の通告書は14日に提出しましたので、私としてはこの件は全くわかりませんでした。同じことを感じている別の町民もおられるのだなというふうには思いました。回答の一部に芝生施工は冬に向かう今の時期より春に向かう時期にしたほうがいい。2月下旬から3月中旬に芝生施工するとあります。役場の事務手続のおくれ、いわゆる仕事のおくれを時期的な理由にすり変えているように思えます。  また、芝生業者が管理業者との打ち合わせに長時間要するとは思えません。なぜ、速やかな事業執行とならなかったのか、今となれば芝生植えつけ作業は春先となってしまいます。町民の声の回答では、設計完了は8月末ということ、そして、10月4日に工事入札が行われたということであります。なぜ、設計完了が8月末とおくれたのか、設計発注はいつすられたのかお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 総務課長、答弁。 ○議 長(谷本正敏君) 橋総務課長。 ○総務課長(橋和彦君) お答えします。  委託につきましては、5月28日から8月31日の工期ということでさせていただいておるというところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 3月に予算通過しておるんですから、4月のうちにでもきちんと発注して、設計というのはそんなにかかるもんじゃないと思うんですけども、どうなんですか。1カ月もあったらできるでしょう、これぐらいの設計は、いかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 総務課長が答弁します。 ○議 長(谷本正敏君) 橋総務課長。 ○総務課長(橋和彦君) お答えします。  大体、委託設計に1カ月ぐらいですね。それから、入札の準備に半月ほどかかっているという状況でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) もう一つお聞きします。  なぜ、JVなのか、業者を決めるのに時間がかかるというのは、これはJVのことだと思うんですけども、企業体での施工ということは、その工種に何か特殊な工種が含まれ、技術的な要素及び地域の実情に詳しい地元業者とのJVなどが理由で上げられますけども、なぜ今回JVなのか。請負金額とか工期的なものを考えると、町内の単独業者で対応できる物件であるというふうに思っております。町民にJVを組むということに時間がかかると答弁されたからには、それなりの理由があると思います。単独業者施工とJV企業体での施工とはどういう線引きで行われているのかお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) JVのお話であります。岡嶋議員におかれましても、以前は工事に携わっておられたので御存じだと思いますが、JVを組むということになれば大体一月、30日かかります。八頭町の場合のJVの線引きは、請負設計額、一応3,000万円ということでラインを引かさせていただいております。  今回の工事が例えば2,500万円であれば、JVではなくて通常の入札ということになったわけでありますが、3,000万円出ておりますので、今回JVをさせていただいたということであります。最初に予備指名をさせていただいて、それから予備指名から本指名ということになりますので、どうしてもJVになれば約一月かかるというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 職員の怠慢だと言われる町民も複数おられます。30数年間実施してきた中私都振興会、運動会、ことしやればできたものを取りやめ、工事の早期完成を心待ちにしていた地域住民に対し、まことにもって誠意のない返事に何と言っていいいやら、言葉も見つかりません。町長も毎日通る道沿いでの事業であります。気になっているということは察しております。  まさか、天候不順という理由をつけてこの事業を繰越明許費として計上すられるとは思いませんが、最後に町民、とりわけ地元住民に対する町長の気持ちをお聞かせいただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
    ○町 長(吉田英人君) 繰り越しというようなことは考えておりませんし、説明責任ということはあろうと思います。そういった面では、関係者の皆さん方におわびをしたいというふうに思いますし、また、一番いいときの、時期の中で工事のほうは施工させていただけたらというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 持ち時間も少なくなりました。無茶な質問をしました。厳しい質問もしたと思います。しかしながら、問題解決のためには、こういうことも考えられるということで御理解いただければと思います。町の直面する課題は山積しております。執行機関と議決機関、お互いの立場で切磋琢磨、町政発展に向け、スピード感を持って問題解決に取り組んでまいりたいと思います。  以上で、質問を終わりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、7番、岡嶋正広議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩します。  再開は1時30分から再開します。       (午後0時35分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後1時30分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、9番、小原徹也議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎小原徹也議員質問 ○9 番(小原徹也君) 9番、小原でございます。これから、事前に提出した通告のとおり質問を行います。  質問事項、町行政全般の執行状況について。  本町の予算や決算での執行状況を見てみると、歳入においては地方交付税の割合は大きいですが、予算執行について疑問があります。行政の行う事業や補助金には目的があります。  以下の項目は、工事や事業の執行に当たり、趣旨と目的に疑問や矛盾があると感じ、質問します。  1、災害復旧工事は、ほかの自治体を見比べて基本的に工事内容の変更による増額など認められていないが、本町が認めている理由をお示しください。  2、町内で民家に熊が出没し、居合わせた警官に被害がありました。その際、対応に猟銃を使用し、熊を射殺されたようですが、この行為は適切であったのか疑問があるため、行政としての見解を問います。なお、この件を報道したテレビや新聞は、射殺の表現ではなく駆除と出ていましたが、答弁お願いします。  3、本町は韓国と国際交流を行っています。いま一度、国際交流のあり方を考えさせられる事態が起きています。国と末端自治体とは対応が異なると言われるのであれば、その明確な違いをお示しください。交流とは、人と文物が互いに行き来することとあります。  4、世代間コミュニケーションに関して、近年、個人情報保護法など規制もあり、人と人のつながりが希薄だと聞きます。まちづくりの取り組みでサロンがあります。行政が行う事業には目的と対象者が明確になっています。目的や年齢関係なく参加できるサロンは可能でしょうか、見解を問います。  5、北岡本店の工事が完成しました。この企業誘致は鳥取県から本町に話があり進められた経緯ですが、本町は事業整備に補助事業として下水整備に5,000万円と、校舎改修工事に税金を使いました。しかし、竣工式に議会議員は招待されていない状況を町長はどう理解されておられるのかお聞かせください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、9番、小原徹也議員の一般質問についてお答えをいたします。今回は、町行政全般の執行状況についてということでいただいております。  1番として、災害復旧工事は、基本的に工事内容の変更による増額は認められていないが、本町の認めている理由はということであります。  それぞれの災害復旧事業によりまして適用される法令も異なっているところでありますが、例えば公共土木施設につきましては、公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法、同法施行令、同法施行規則の規定に基づき、台風による豪雨等で被災した公共土木施設を従前の効用を回復すべく、復旧事業を実施するものであります。  査定におきまして、国交省から派遣された査定官、財務省から派遣された立会官による査定により認定される延長、施工方法等、一定の制限の中で復旧事業を実施しているところでもあります。  査定時におきましては、確認し得ない土壌条件やその後の気象の変化、借地や水害等、仮設費用など、やむを得ない工法や内容、契約金額等の変更につきまして、同法の施行令第7条各項の規定により認められているところであります。  本町の災害復旧工事におきましては、被災前の公共土木施設の効用を早期に復旧する趣旨を踏まえ、関係各位の協力のもとに早期発注し、早期完了を進めているところですが、いずれにつきましても県担当課の指導のもと、事業関係者と協議の上、必要最小限度の変更を行っているところであります。  農地農業用施設災害復旧事業、林道施設災害復旧事業におきましても、同様の取り扱いとなっておりますことを申し添えます。  次に、2点目の町内に熊が出没し、警官が被害に遭ったが、この行為は適切であったのか。また、報道では射殺ではなく駆除と出ていたが、答弁を求めるということであります。  この件につきまして経緯を説明いたしますと、先月の11月6日水曜日、午後1時35分ごろに役場に熊1頭が用呂集落の民家裏の柿の木に登っているとの連絡を受けました。出没した場所が民家に近く、人身被害等が懸念されるため、産業観光課の職員が郡家警察署に現場への出動依頼を行ったというところであります。  町の担当課の職員も現場へ到着し、熊は山へ向かって逃げていったと報告を受け、現場で若桜駐在所の警察官、民家の所有者、地元猟友会の方が集まり、遠くから出没現場を注視していたところでありました。しばらくして数名の郡家署の警察官が現場に来られ、安全確保のために花火による追い払いや現場周辺の検索をしていたところ、突如、雑木林から熊が出没し、警察官2人にかみついたので、熊が警察官から離れたすきを見て、猟友会の方が猟銃で射殺したというところであります。これが事故に至った経緯ということであります。  続いて、この殺処分行為にかかわります対応でありますが、鳥取県第一種特定鳥獣、これはツキノワグマの保護計画及び警察官職務執行法第4条第1項などの規定に基づき、本来、鳥取県は熊は保護動物として管理計画が策定されていますが、熊が実際に人家等に侵入し、人身被害等の発生がある場合は、殺処分が可能として規定されているというところであります。  したがいまして、今回の件につきましては、適切に行われたと考えております。なお、射殺と駆除との表現についてでありますが、議員各位への第一報は射殺されたと報告を職員のほうでいたしております。なお、私はあいにくそのとき出張中でテレビの報道は見ておりませんが、11月7日の日本海新聞、山陰中央新報、朝日新聞においては、駆除ということでありましたし、読売新聞においては射殺、そして毎日新聞においては殺処分という報道がなされていましたことを申し添えておきたいと思います。  いずれにいたしましても、今後、町としてこのような事象が発生しないよう、まずは住民の皆さん方に対しまして、熊を寄せつけないよう、餌となる物の除去指導、また出没があった場合は防災行政無線等による注意喚起等を行っていき、再発防止に努めていきたいと考えております。  3点目の国際交流のあり方を考えさせられる事態が起きているが、国と末端自治体は対応が違う。その明確な違いをお示し願いたいということであります。  韓国の横城郡とは、平成6年から旧の八東町で子ども交流を中心として交流を重ね、合併をいたしました平成17年には改めて八頭町と交流協定を締結し、現在に至っているところであります。旧の八東町時代から25年間、八頭町となりましてから15年目を迎えているというところであります。この間、日韓の政府間では竹島問題、それから教科書の問題、慰安婦の問題等、さまざまな政府間での軋轢が生じたときも、一度も絶えることなく子ども交流を初めとする産業、福祉、文化など、さまざまな分野で交流を継続してきたところであります。  小原議員の御意見のように、国と自治体の対応が異なる明確な違いについてでありますが、明文された法律や制度はないわけでありますが、友好提携の協定をもとに、町としての判断の中で韓国横城郡との交流を推進しているところであります。  4点目に、世代間コミュニケーションに関して、行政が行う事業には目的と対象者が明確になっている。目的や年齢に関係なく参加できるサロンは可能かということであります。  集落サロンへの助成金は、10回以上の開催を条件というふうにいたしておりますが、対象者は町民とし、特に予防的サービスを必要とする方、触れ合いや仲間づくりを必要とするひとり暮らしの方、高齢者、それから体の不自由な方、児童などといたしております。  したがいまして、どなたでも参加は可能というふうに考えています。また、現在、10地区で立ち上げていただきましたまちづくり委員会では、週1回から3回のカフェや体操を活用拠点施設で開催をしているというところであります。  昨年、策定をいたしました八頭町地域福祉推進計画でも、まちづくり委員会の機能として、高齢者の仲間づくり、生きがいづくり、生活に不安のある方や閉じこもりがちの方の居場所、障がいのある方の社会参加の場、子どもの居場所、育児中のお母さんや介護者や障がいのある方の家族の息抜きの場など、幅広く機能を掲げているところであります。  したがいまして、集落サロン、まちづくり委員会の会、ともに対象者を制限しておりませんが、平日の昼間の開催が多いことから、参加できる方が限られているというのが現状ではないかと思っております。  最後に、北岡本店の企業誘致に本町は事業整備に補助事業として下水道整備に5,000万円と校舎改修工事に税金を使った。しかし、竣工式に議会議員は招待されていない状況にある。どう考えるかということであります。  北岡本店におきますリキュール製造工場の八頭町進出につきましては、小原議員も御承知のように、昨年の春より鳥取県とともに協議を重ね、旧の船岡中学校の校舎を新工場として受け入れ、本町では鳥取県より移設改修工事にかかります経費への御支援をいただき、工場建設の早期完成に取り組んできたところであります。  北岡本店におきます機械設備等の設置作業も予定より早く完了し、去る11月10日に新工場の落成式が新規雇用者30名を含めます関係者が招待され、挙行されたところであります。  招待者の内訳は、鳥取県知事、代理で当日は商工労働部長さんでありましたし、それから事業担当課の職員の方がいらっしゃいました。それから私、そして町の事業担当者、さらには八頭町の議会議長、そして関係金融機関、取引事業所、工場周辺の集落区長となっており、基本的には工場開設にかかわられた各組織、団体の代表者への招待案内だと考えられます。  このような招待者の選考に当たりまして、行政がとやかく言うべきではないと考えておりますが、当然、事業推進に当たっては予算執行の議会の御理解と御承認をいただき、今日を迎え、その議会の代表として八頭町の議長が招待されたものと認識いたしております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) では、ちょっと一つ一つ分けて質問をさせていただきます。  まず1番目、私はこれは入札の末というようなテーマというかタイトルをつけさせてもらいました。  なぜか。  @災害復旧工事の基本的考えは、壊れたものをもとに戻すものです。  A一例を挙げると、工事で出た残土を流用土とし活用する計画で、残土の状態が悪く流用できないため、代替の製品として真砂土、あるいは砕石を使用する。しかし、請負業者は発注者に対し、費用は請求できない。これが一般的な考え方であると考えます。本町が災害復旧工事で増額されている理由を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 基本的には、言われますように在来の土を使うというのが原則だろうというふうに思いますが、必ずしも在来の土が足りるということは余りないというふうに思います。したがいまして、不足土ということになるわけでありますが、そういった場合には購入土ということで、無論積算の中に計上をするというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 先ほど言いましたが、近隣の自治体では、そういうものはなかなか認められないということがあります。  B質問に続き、本町は入札での落札率が98%以上で決定している。当然、工事の根拠になる設計の積算のもととなるもの、資料は、近隣自治体も同じであると考えます。近隣自治体では、入札による落札決定は92%から95%であります。前回の質問同様、なぜ本町は98%以上の落札率でしょうか。公平性の面から、競争原理が働いていないだけではなく、まだ未着手な災害復旧工事に影響するのではないかと考えます。  お答えください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 98%の落札率ということであります。当然、歩掛があって積算をするということですから、同じ条件の中での積算というふうに考えております。  92とか95とかいう数字を先ほども言われたわけでありますが、逆に言えば、そういった部分では不落札というようなことも考えられるんではないかなと推察をいたしておりますが、私どもは適正な単価で積算し、入札に付しているというところでありますので、それ以上もそれ以下でもないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、今の答弁なんですが、私が今3番で質問したのは、基本的な積算は一緒であります、どこの自治体も。町によって、自治体によって積算が変わるわけではないんですが、入札率の問題ではなくて、なぜ積算が一緒のこういう算出に、設計になってるのに、こんなにばらつきが出てくるのかということを聞いたんです。  では、次行きます。  C工事入札とは、落札業者を決定するための制度以上に、住民の生活に大きく影響すると考え、現在も災害箇所及び今後災害になると思われる箇所もあり、防災では砂防堰堤の土砂堆積、流路工の整備など、住民の生活にかかわることです。入札による落札率が98%以上で決定することも同様だと思いますが、この質問で町長がどう感じられたのか、答弁を求めます。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど答弁したとおりでありますが、言われましたように砂防とか流路工の部分の工事というのは非常に大事だと思っております。  ただ、それぞれの集落から要望をいただいて、毎年県のほうに要望するわけでありますが、なかなか予算といいますかそういったものがつかないというのが今の状況であります。  ただ、国とされて、今、流路工というのは推奨されていない。まずもって砂防で抑えたいというのが国の方針であります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) D幾ら私が質問しても、質問の仕方が悪いのかわかりませんが、町長は全く私の質問の内容を理解されてないと思います。災害箇所はたくさんあり、予算上、全てに対応できない現状を考えると、本町も近隣自治体と同様な対応をするべきではないかと思いますが、答弁をお願いします。同様なというのは、入札率が高いとか安いの問題ではないということです。私が言ってるのは。大切な予算ですから、抑えれるものは抑え、災害復旧工事を行うところは行っていただくということです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 災害の査定を受けたものに対しては、当然、適正な歩掛を持って、適正に発注しているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 次の2番目の質問に移ります。  私は、この2番目の質問のタイトルは、マニュアルなき発砲だと思っております。  @質問の趣旨は、一連の対応に問題があると考えるためです。熊に対して、駆除(殺処分)の判断は問いません。  A猟銃使用には関係法令、法的規則があります中で、実弾の使用は(住居が集合している地域)は、使用してはならない。住居が集合している地域とは、最高裁判例で平成12年に決定しています。その内容は。聞いておられますか。その内容は、発射地点の半径200メートル以内に人家が約10軒ある場所、これに抵触すれば罰則規定ですが、状況は先ほど答弁されたように知っておられますが、正しい判断だったのかどうかお聞きいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど、警察官の職務の執行法の第4条第1項というようなお話をいたしました。この現場には警察官の方が数名いらっしゃっております。その中にはお二人、不慮の事故に遭われたというところでありますが、そういった中で猟友会の皆さんで殺処分されたということですが、これには警察。先ほどちょっと申し上げなかったんですけど、警察官の同意の中で処分したということでありますので、やむを得ない中での殺処分だったというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、今の答弁について、それはちょっとおかしいですよ。警察官が判断することでなくて、猟銃使用には法律や規則があるんですよ。何があっても実弾、鉛は撃っちゃだめという規則があるんです。これ罰則もあるんですよ。警官がいいと言ったということで撃てるもんじゃないんです、これは。  町長、どう思われますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 以前にも鳥獣のことで民家200メートルとか、そういうお話があったというふうに思います。それは、あくまでも猟友会の皆さん方と警察との話の中での200メートル以内うんぬんというのがあるわけでありますが、先ほど申しましたように、第4条第1項の場合ということは、今回は適用されるということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、全くわけのわからない答弁はやめられたほうがいいと思いますが。  猟友会、警官が決めることじゃないですよ、この銃使用は。法律ですよ、法律、罰則がある。警官がいいと言ったから、撃っちゃいいというもんじゃないんです。  しかし、よくよくこの関係法令見てみると、警察がいいと言ったから撃ちましたと言っても、警察はとがめられないかもしれませんが、猟銃を撃った猟友会の方は、とがめられますよ、罰則で。そういう法律になってますよ。
     町長、どう思われますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと繰り返しになりますけど、先ほど来から言っております第4条第1項がありますよ、御存じだと思いますけど。そういった場合に、今回、猟友会の方でありますけど、猟友会の皆さんが刑事責任を問われるということはないと理解しています。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 第4条第1項は、こう書いてあるんだと思いますよ。質問しようと思ったんで、Cで質問してますが。  法律では、いかなる場合でも実弾使用は認められないが、ただし、許可を受け麻酔銃の使用は認められている。であれば、対応マニュアルを決めておかなければならないのではないでしょうか。なぜ、そのようにされなかったのですか。  もう一度言います。実弾は、何があっても使用できないんです。住民の半径200メートル以内、10軒以上という、これは最高裁の判例ですよ。ですから、何とか方法がないかということで、麻酔銃で眠らせて安全なところに移動して殺すなり処分するということが決められているんです、町長、いかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 繰り返しになりますけど、緊急時の場合は、この処置で正しかったというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 最後にしますが、シカを、おりに入った、イノシシが入った、そのときに殺せないときは、姫路のほうから麻酔銃撃てる方を一日かけて呼んでくるというふうに私は聞きましたよ。  ですから、何があっても実弾の使用は認められてないということなんです。言いかえれば、私は撃った撃たないの話をしているのではなく、八頭町がこういうときにどう対応するかというマニュアルを決めずに好き放題やっているというようにしか私は見えないということです。これは、町長が勝手に判断されてるだけで、私は公のところで判断したら、町長の思われるようにはならないと思いますよ、いかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 捕獲の場合と、こういった緊急時の場合との対応というのは違うと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) では、2番目の質問はこの程度にして、3番目の質問に移ります。  3番目のテーマは、どうなる国際交流と私は思っております。  @私は、国際交流には賛成の立場です。旧八東町では、中国河北省と深い交流があり、台湾においては親日の国で果物や野菜の輸出入及び観光において希望のある交流が期待されます。  A本町の財政を見て、歳入額の順は国の地方交付税、県補助金、本町一般財源の順番のように思います。交流相手である韓国は、鳥取県に例えると国は韓国で県は江原道、八頭町は横城郡ではないかと考えています。しかし、韓国主要8市と九つの道、9道で日本製品不買条例を議決しています。この中に江原道も入っています。この状況に対して、横城郡とどのような話をしたのか、見解を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そのような話はいたしておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) B今、日本は安倍首相を中心に(この国を守り抜く)外交をしている中で、本町が何をするべきか、町長のお考えをお聴きします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 国は国ですし、それから鳥取県は鳥取県です。したがいまして、八頭町は八頭町であります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) C番目、本町の町長と議長が訪韓するということは、政治的意味は大きいと思います。韓国では、小学校教育の中で反日指導教育を行っていると聞きますが、町長はさきの大戦を侵略戦争、あるいは侵略行為だと思われるのか、町長の見解を伺いたいです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 通告外ですので、お答えは差し控えさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 議長、通告外ではありませんよ、関連質問ですよ。これ国際交流の中の話ですから、答えてください、町長。  議長、これは国際交流のあり方の途中の私は質問です。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私は、国際交流とそういった侵略というようなことは関係ないというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) D町長が先ほどCの日本の立場、答えられませんでしたが、国際交流する上で自国の立場は示されるべきだと思います、相手にですね。そうしないと、何の国際交流もできないんじゃないんでしょうか。町長、答弁をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 八頭町は、国ではございません。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) では、質問を変えます。町長は、韓国の横城郡と何の交流をするんですか。子どもたちが行き来するだけの子ども交流なんですか、到達点は。交流とはと調べたら、人が行き来する、そういうことだというふうに書いてあるんですよ。ただ子ども交流するための国際交流なんですか、八頭町は。答弁をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今はそれこそ子ども交流が主となっているというところでありますが、最初の答弁でも申し上げましたように、文化とか福祉とかそういったものもありますし、それからスポーツ交流ということもございました。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) では、町長、7月ぐらいに韓国のほうから子どもを本町に来てくださいと言ったときに、今は国と国との状況が少しうまくいってないので来ませんというふうに断られているじゃないでしょうか。それが国際交流なんですかということを聞いてるんです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 当時のお話は、延期ということでありました。今回、先般、子ども交流ということでおいでをいただいたというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) では、町長にお伺いいたします。韓牛祭りに町長と議長、向こうに訪韓されてますが、何を話に行かれたんですか。もしかして、向こうに行ってお酒を飲んで御飯を食べて、これから楽しく交流しましょうといって、まさか帰られたわけではないですよね。八頭町との交流、どうしていくかという話もされたんじゃないんですか。違うんでしょうか、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今回は、韓牛祭りの15周年ということで御案内をいただきました。そういった中で子ども交流の継続でありますとか、それから産業、福祉というような交流ができればということで話をした経過もございますが、当面は子ども交流ということでのお話でありました。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、重複しますが、先ほど言っているように、私たちは日本という法治国家の中の末端自治体ですよ。今、だから日本政府が韓国に対してどのようなことで自国の立場を主張しているかということは御存じですよね、町長。その中で、慰安婦問題、徴用工問題、いろんな問題を出され、もし韓国から、横城郡から町長はそのお話を出されたときに、どう答えられるんですか、町長、教えていただけませんか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私のほうも繰り返しになりますけど、国同士の利害関係と、それからそれぞれの末端といいますか、そういった自治体との交流は別次元だというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) これ以上言ってもどうにもないと思いますが、ちょっと町長の見解はおかしいと思いますよ。末端自治体と国が違うというんであれば、本当で今の言われたことをじっくりといろんなことを調べて、考えてもらえたほうがいいと思いますよ。末端の自治体って、国があっての末端自治体じゃないんですか。これは、八頭町どうこうの問題言ってるんじゃないんですよ。韓国が徴用工、日本製品非買運動、一般的に考えれば日本に対して敵対関係を表面に出してるわけじゃないですか。それを、そういう話もなく国際交流というのはちょっといかがなものかということを私言ってるんですよ。八頭町の立場、日本の立場というものをもう少し明確にされるべきじゃないんですか、町長は韓国横城郡に対して。お願いします、答弁を。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 同じことの繰り返しになります。ただ、鳥取県とされても江原道との交流ということで、これは鳥取県独自でされたことであります。国の方針も当然、知事も御存じの中でそういった行動をとられたということでありますし、全てが全て国同士の話ではないというふうに思っております。  先ほど申し上げましたように、国は国ですし、それからそれぞれの自治体は自治体ということで、私はよかろうと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) では、最後に町長にお伺いいたします。以前に私が一般質問で、国際交流のことを一般質問したときに、町長は答弁で、中国との国際交流はどうされるんですかと尋ねました。そのときに町長は、国と国との関係もありますからというような答弁をされたんですが、今の答弁と全く別の答弁されてますが、そこはどうなんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 国際交流にも歴史があります。韓国とは旧の八東からということで25年ということでありますし、また、中国との交流ということで旧の船岡町時代に行っていたという経過もございます。  中国との交流ということでありますし、それから台湾というのもあろうかと思います。それぞれの時期に当然それは判断されたことであろうというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 私は、ちょっと韓国の国際交流のことは、このままでは質問が終われないんでもう少ししますが、町長、違いますよ。旧八東町時代も中国と国際交流されてますよ。八東運動公園の下には狛犬が送られてますよ、中国から。それを私は、中国の省庁の方に聞きましたら。聞いてますか、町長。交流のあかしだと、中国とそのとき八東町かどうか知りませんが、交流のあかしだと向こうはそれなりの思いがあるというふうに言われてましたよ。  町長、何か見識、何か記憶がおかしな記憶されてるんじゃないでしょうか、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 八東のことにはちょっと触れなかったんですけど、別に八東が中国と交流をしていなかったというふうには発言はしておりません。  そういった中で、姉妹都市交流を旧の八東町と中国とはしていないということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) すいません、町長。何かちょっと言い合いになったように伝わったら申しわけございません。町長、私が言ってるのは、国際交流に正しいか正しくないかとか、そういう丸、バツのことを言ってるんじゃないんです。今、中国とは河北省ですか、その当時、交流は今してなくても、向こうの方は八頭町、今の八頭町、本町のことはすごい交流先だ、交流相手だ、心と心が通っていると言ってるわけですよ、交流はしてなくても。  しかし、韓国こういう国際上いろんなトラブルが今起きてますけど、その国際トラブルが起きただけで延期するような国と、中国の交流しなくても私たちは心でつながっているという国と、どちらと交流したほうがいいんですか、町長。シンブルな質問です。お答えください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それもどちらというような問題ではないというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) それだけは答えてもらいたいんで、どちらという、だから正解じゃないと言ってるじゃないですか。こういう国と国との関係に問題が起きて延期するという国と、交流がなくても、あなたたちは私たちの友だ、私たちとつながっていると、心はというような国と、どちらと交流したほうがいいんですかということを聞いてるんですよ。どの国とは言ってませんよ。町長、お答えください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) どちらがどちらということではないんですけど、交流が続いていると、それから続いていないという国があります、今のお話。そういった交流が途絶えたということは、経過があって途絶えたというふうには思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) ではどうなんですか。町長、今私がこの横城郡のことに触れましたが、韓国の国際交流のことに。日本国は、今どういう立場を示しているんですか、韓国に対して。お答えください。  町長、そういうちょっと待ってください。町長が国際交流ですから、今、韓国とどういう関係あるんですかということを言ってるんですよ。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩。           (午後2時11分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、再開します。                         (午後2時12分) ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) では、町長は韓国とどんな交流をしようとされているんですか。韓国というか横城郡ですね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) これも繰り返しになりますけど、先ほど来言っておりますように、今は子ども交流つながっております。そういった中で産業とか文化とかいろいろ交流もあろうかと思います。その中でできることから交流を協力していきたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) わかりました。町長は、ちょっと国際交流のことと日本の自国の上級、自治体というか国の方向性も何も考えずに、八頭町独自の路線で行かれるということはよくわかりましたが、少し私は危険ではないかなと思いますが、次の質問に移ります。  4番目。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
    ○町 長(吉田英人君) 今、危険という発言されましたけど、ちょっと撤回していただけんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) では、危険という言葉は撤回します。では言いかえます。何の目的もない、何の到達点も決めてない、安易な私は国際交流ではないかなと思います。  では、次の4番目に行きます。  4番目、世代間コミュニケーションについて。議会内で議会改革特別委員会の中、トークカフェを行い、住民の方に参加していただき、その中で町長に聞いてほしいと言われたものです。後日、参加した町民の方より、トークカフェの話し合ったことはどうするのかというようなことが町民の声に届いたようです。よって、私は町民にかわり町長へお伝えしようと思い、4番目の質問をいたしました。これは、答弁は必要ないです。  5番目。北岡本店の企業進出の竣工式に議員が呼ばれていない。私は町長が、企業がされたことなので、私がとやかく言う立場ではないというふうに言われましたが、私たちは校舎の改修にいろいろとその改修が本当で町民の税金を使ってするべきかどうかというようないろんな議論を多分やってきたと思います。ですから、これはただ単に会社ができたんではなく、北岡本店さんも町内の方が働く場をつくる、そういういろんなメリットがあるということで、私たちはいいことだなということで賛成した経緯だと思います。  私は、北岡本店さんがだめだとは言ってないですよ。いろいろ校舎を改修するのに本当に妥当性があるかとか、そういう私はきちっと議員として審議、チェックしたものなんですよ。それを反対したというふうな理解をされてるのはちょっといかがなものかと思いますが。  ですから、町長は、私はこの北岡本店さんが竣工式というんですか、開所式行われたのに、町民の代表である議員が呼ばれてないということは、担当常任委員会の委員長を呼ぶべきことだったのではないかなと、そういうことを町長は北岡本店さんのほうに伝える責任があるのではないかと思いますが、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まずもって、3番目の国際交流の話ですが、安易なということで締めくくられましたけど、私は決して安易な気持ちで国際交流を行っているというふうには思っておりませんので、答弁をさせていただきます。  それから、先ほどの北岡本店の話でありますが、それこそ竣工式に、行政としてどなたとどなたを呼んでくださいというようなことは、私は全く言おうと思っておりません。常任委員長というお話ございましたが、全然それこそ今回の件で相談もあったものでもありませんし、仮に相談があったとしても、それは業者さんで考えられることだというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) わかりました。では、5番の質問もこれが最後に。先ほど、町長は国際交流のことをまた持ち出されたので。  町長の意見は町長の意見かもしれませんけど、私は私の意見があります。私の思いではありません。私は、日本国民である以上、法治国家の中で生きている人間として、よく町長が予算を決めるときに、国の予算をいただきたいとか県の予算をいただきたいというふうにおっしゃる中で、国がどう動いているかということを考えて行動されるのも町長の判断ではないかなと私は思っているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それはあくまでも小原議員の意見ということでありますので、意見は意見としてお聞かせいただきました。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) では、これで私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、9番、小原徹也議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) ここで暫時休憩いたします。  再開は、2時25分から再開します。      (午後2時18分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後2時25分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、6番、中村美鈴議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎中村美鈴議員質問 ○6 番(中村美鈴さん) 6番、公明党の中村でございます。通告どおり一般質問させていただきます。  障がい者支援についてであります。  国では、2013年4月に障害者自立支援法が障害者総合支援法となり、障がい者の範囲に難病等が追加されるほか、障がい者に対する支援の拡充などの改正が行われました。  鳥取県では、あいサポート条例として真の共生社会を目指して、行政、民間事業者、県民が一体となって障がいのある人が障がいのない人と等しく、自分らしく安心して生活することのできる社会の実現に向けて取り組むこととしています。  次の5点を町長にお伺いいたします。  一つ目として、八頭町の障がい者(児)の現状をお伺いします。  二つ目に、本町の障がい者に対する就労支援はどのようになっているのかお伺いします。  三つ目に、障がい者の受け入れ先、預かり先はあるのかお伺いいたします。  四つ目として、町内における移動支援はどのようになっているのかお伺いいたします。  五つ目に、災害時における障がい者の支援はされているのか、また課題は何なのかお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、6番、中村美鈴議員の一般質問にお答えをいたします。  障がい者支援ということで今回はいただきました。  1番に、八頭町の障がい者、障がい児の現状についてということであります。平成31年4月1日現在の障害者手帳を所持されている方は、八頭町では身体障がい者804人で、うち18人が18歳以下の方であります。精神障がい者は210人で、うち5人が18歳以下というところでありますし、知的障がい者は171人で、うち23人が18歳以下というところであります。  2点目の本町の障がい者に対する就労支援はどのようになっているかということであります。  町内の計画相談事業所は5カ所、就労支援事業所も5カ所で、いずれもB型の作業所ということであります。作業所では、就労に必要な知識や能力の向上のための訓練、その他必要な支援が行われているというとこであります。  3点目の身体障がい者に対する就労支援はどのようになっているかということでありますが、町内には日中の受け入れ先に限って言えば、生活介護事業所は3カ所、障がい児の受け入れを行っている放課後等デイサービス事業所は3カ所ございます。  4点目の町内における移動支援はどのようになっているのかということです。  以前は、町の社会福祉協議会船岡支所で移動サービスを提供しておりましたけど、現在は事業を廃止されましたので、町内の移動サービス登録事業所は1事業所ということになっております。また、町では運転免許証を持たない高齢者の方と同様に、運転免許証を持たない障がい者手帳所持者の方に年に100枚を上限としてタクシー利用券を発行し、タクシー利用の助成を行っているというところであります。  5点目に、災害時におきます障がい者の支援はなされているか、また課題は何かということであります。  災害時に避難などの支援が必要な障がい者や高齢者などに対して、災害時要支援者登録システムの登録をしていただいております。障害者手帳を所持されている方に行っております看護師による訪問相談事業の中でも、登録をしていただくよう勧めておりますが、登録されない方もあり、現在の登録者471人中、障がいのある方は130人というところであります。実際に災害が発生したときには、各集落の自主防災組織に対応をお願いしなければなりませんが、区長さんや民生児童委員さんには同意いただいた方の支援台帳を提供し、災害に備えていただいております。また、支え愛マップの作成を通して、避難支援を共通認識していただく事業に、今年度までに27集落で取り組んでいただいておりますが、課題はこの事業に取り組んでいただいている集落が少ないことと、平時から支援の必要な方をみんなで支え合えるよう、多くの住民の皆さん方の話し合いで支え愛マップの更新をしていただいているかということであると考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 先ほど、本町の障がい者の手帳をお持ちの方の数を教えていただきました。3障がい、身体障がい、精神障がい、知的障がい、3障がいが1,185名になるということです。  ちょっと鳥取県の現状もお知らせしたいと思いますので、見てください。12月3日から12月9日、きょうまでですけど、障がい者週間になっております。これは、鳥取県障害福祉課の資料に基づき、2010年から2025年の15年間のデータとして、障がい者数の見通しが出ておりました。それによりますと、障がい者は2010年は3万2,651人、2025年には3万1,859人、身体障がい児は2010年は575人、2025年には450人、60歳以上は2010年は2万7,375人、2025年には2万7,855人で増加しております。  知的障がい者は4,704人から15年後の2025年には5,933人で増加です。知的障がい児は1,013人から2025年には1,024人で増加しております。60歳以上は861人から、2025年には1,048人で増加しております。  精神障がい者の入院は1,780人から、2025年には1,216人で減少しております。精神障がい児の入院は8人から、2025年には3人で減少しております。65歳以上は918人から、2025年には1,049人と増加しております。精神障がい者の通院は1万2,195人から、2025年には2万3,245人という増加をたどっております。精神障がい児の通院は903人から1,280人と増加をしております。60歳以上は3,329人から、2025年には2倍以上の8,063人で増加となっております。  以上のことから、身体障がい者は横ばいで、知的障がい者と精神障がい者の通院はともに増加しているというのが鳥取県の障がい者(児)の現状と言えます。  これは、ひとり暮らしの60歳前後の障がい者の方からの声です。目が不自由なために活動エリアが少なくなっていて、もう少し運動とか外に出ること。いつも来られる訪問ヘルパーさんに言われたそうです。本人さんは、30代から段階的に目が不自由になられたとのことでした。家から最寄りの駅までの間、国道と県道がある位置で、県に働きかけていただきたい。点字ブロックをつけてほしいという要望です。  鳥取市では、点字ブロックの点検を1年に1回されると聞いています。視覚、聴覚障がい者、車椅子の方々と行政の方を交えて点検をされるとのことです。本町の場合でも、郡家駅、船岡駅、八東方面のそれぞれの駅、また役所や公共施設等の付近は点検されているのか。視覚障がい者の意見を聞いていく取り組みが必要ではないかと考えますが、そのあたりの見解をお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 活動エリアが少ないという話があったんですけど、やっぱり交流とか、それから運動、軽度の運動だと思いますけど、そういったことも必要であるというふうに思います。今、点字ブロックのお話をいただきましたけど、定期的に点検ということはなされているわけでありますが、基本的にそこに障がい、目の不自由な方が一緒にというようなことまでは、ちょっと把握はしてないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 現場のほうに行かれて、やっぱり行政と利用者が見られるのが一番だと思いますので、今後はそういった取り組みをしていただきたいと思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) いろいろ道路もあります。したがいまして、道路管理者との話ということになろうと思います。そういったことにつきまして、お話はしておきたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 2番目の就労のところなんですけども、先日、私も障がい者支援の事業所を何カ所か見に行かせていただきました。町内もたくさんの事業所があるようです。その日は、少人数で1階と2階に分かれて袋詰めとか学校の制服なんかのブラウスの糸切りなんかをされていました。一生懸命されている姿というのは、とても印象的でした。  これも障がい者雇用の現状から見える課題というのが、ちょっと鳥取を比較してあれなんですけど、平成25年10月8日に鳥取県の県庁、本庁舎で障害者就業支援推進協議会よりのデータの結果が出ておりました。全県域を対象とした障害者就業生活支援センターを中心の支援機関連携体制が構築をされていないということが出ておりました。  それと、発達障がい者、聴覚障がい者に対する就業支援が十分に行き届いていない現状で、課題としては障がい者のための雇用の場が不足、離職対策が必要不可欠であるという現状です。  本町では、この現状をどう捉えておられるのかお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初の答弁で5カ所のB型の作業所があるというふうにお答えをいたしました。A型の作業所というのは、残念ながら町内にはないわけでありますが、そういった中で現在ある作業所を活用しての就労支援ということになろうかと思います。相談計画ですね。計画の段階でもいろいろと相談を受けているということでありますので、それこそこの五つの作業所の数で足りてるかどうかというと、また改めて調査をしてみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 本当に働きたいという方が、先ほど点字ブロックのことでも関連しますけど、家にいても大変ですし、お弁当を持って出られるとか、業者さんのお弁当で食べられている方もおられました。本当に、やっぱり体が動けれる方々は、そういったところにぜひ出て行ってということを望んでおります。  三つ目のところの受け入れのところなんですけども、これも町民の声がありましたので御紹介させていただきたいと思います。  重度の身体障がい者の30代の子どもさんを持っておられるお母さんの声です。町内の施設でデイサービスを週2日間使用し、あと4日間は市内のデイサービスを2日間ずつ施設を変えて3カ所の施設を使用中とのことでした。ことしの5月前後の10連休の話ですが、祝日が多かったため、当然どこも利用ができず、いつもの主治医のいる市内の病院に申し出をされたようですが、2カ月前の予約が必要とのことで断られたそうです。現在は、日曜、祝日は休みになっていますが、今後は祝日等があっても受け入れる施設を事業主と行政の連携をとり合っていただきたいと考えます。介護のほうは、かなりその点は充実しているように思われますので、障がい者の方々にも支援をしていただきたいと思いますが、そのあたりの見解を求めます。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 本当に、10連休というようなことになれば、御家族の方も大変だと思います。そういった中で、今、祝日のお話をいただきました。行政だけで決めれるお話ではございませんので、そういった面からいたしますと、事業所に協議はしてみたいというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 本当に、だんだん子どもさんも30代で大きくなられて、朝からずっとお母様もついておられるのも大変だと思うんで、そのあたりもやっぱりしっかりと行政としても取り組んでいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  移動支援のことなんですが、タクシー助成、100枚支給されるということです。前からずっと思ってたんですけど、町内だけではちょっと病院とかがない場合のことなんですが、月に1回定期的に町外の病院に出られる場合、もちろん町内には大きな病院がないということでタクシー代が往復1万円以上かかるという話があり、そのことへの対応はとっていただけないものでしょうか。親御さんも高齢になり、運転もできなくなると想定されますので。午前中もこれ言われてますけども、今後の配慮というのが要るかと思いますが、いかがでしょうか。町外に出られる場合の移動手段ですけど。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) お話はよくわかります。ただ、タクシーの台数に限りがありますし、それから一つとして今、運転手さんの不足ということが大きくクローズアップされているというのが現実の姿であります。障がいをお持ちの方、それからいろいろまだ課題も伺っておりますので、そういった面からしますと、先ほどありましたけど、総合的配慮ですか、そういった部分であわせて検討をさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 町内にも民間の福祉事業所もあるかと思いますが、国の補助とか県の補助というのは、どれくらいあるんでしょうか、2分の1とかそういうなんはわかりますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) タクシーに限ってはございません。単独で行っております。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) ぜひ、補助が使えるような呼びかけというか、今後はしていただきたいなとは思っております。八頭町の人口比で見ても、障がい者の障害手帳を持っておられる方、1,100人からおられますので、今後は我々も高齢になりましたら、また車椅子なり、また使わないのが一番なんですが、そういったことにもなるかなというのも予測というか、さっきの2010年から2025年までのシミュレーションというか、そういうなんが出ておりますので、やっぱり必要かなと思いますので、ぜひ考えていただきたいと思いますが。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) タクシーの利用の助成についても、鳥取県のほうには以前から要請をしております。そういった中で今回、月に1回とかというお話でありますので、これはほかのものとあわせてという、先ほど答弁させていただいたところです。  実際のところは、今現在、県のほうの助成ということはないわけでありまして、それぞれの自治体で考える中で対応していくということになるんでしょうけど、県の助成に対しても鳥取県下の19市町村で声を上げていく必要があるとは思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) ぜひ、そういったことも早急といいますか、声を上げていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  5番目の災害時における障がい者の支援ということで、課題は何かということをお伺いしております。八頭町の地域福祉計画の中で、災害時における医療、福祉施設との連携とあります。到達目標としては、災害時における指定福祉避難所への職員派遣体制を整備しますとあります。日々の訓練は、町民に周知がされているのかどうか、お伺いしたいと思います。
     災害時における指定福祉避難所への職員派遣体制を整備しますと、八頭町の福祉計画の中に出ておりますが、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) その面でいいますと、指定避難所、福祉の部分、それは周知してあるというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 先ほど町長が答弁された中で、登録者数が471人中130人しか登録はないということは、余り周知ができてないのじゃないかなと、把握というか名簿は出ているんでしょうか、福祉の方々。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほどは話申し上げましたのは、福祉避難所の周知の話でありますし、それから今、中村議員言われましたのは、471人中130人の登録という部分だと思います。  言いかえれば471名が対象なんですけど、今現在130人の方に要支援の避難の台帳に登録していただいているということでありまして、これは実は手挙げ方式であります。したがいまして、本人さんのほうから、登録お願いしますということをいただいて登録しているところでありまして、リスト的には行政とすれば押さえているわけでありますが、そういった中で強制ではございませんので、そういったことについて話はしているんですが、なかなか御理解いただけていないというのが今の現状であります。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) では、障がい者への名簿は出てるということですかね、福祉のほうにね。登録は130名ということでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 新たに手帳所持される方もいらっしゃいますし、それから従前の方もあるわけですが、例えばですが新たに登録された方については、登録時等にそういったお話をさせていただいたりとか、また総会等でもそういった、こういう制度があるんでというようなお話はさせていただいておるというところですけど、なかなかそれこそ多くの皆さん方に理解が得れていないというのが今の姿だと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 昨今、災害が本当に多く起こっておりますので、周知徹底を広報とか、また災害があるときにやっぱりどなたがどなたの、障がい者のところで連れていってあげるというような手配を、やっぱり日ごろから職員派遣体制を通して、いろんなところでシミュレーションじゃないですけど、そういう現場を何事もないときにしていただきたいと思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 登録していただいてる方はよろしいわけですけど、先ほど来言っておりますように未登録の方もあるというのが現実であります。  ただ、そういった中で万が一のときにはそういった未登録の方もリストございますので、優先的に避難していただけるような取り組みをお願いしているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 本当に、日中であれば御家族がおられなかったり、そういった事業所でそういったことも取り組みされるかもしれないですが、夜とか本当に真っ暗なときに避難所に行かれるというのは、本当に大変だと思いますので、常日ごろのやっぱり備えというのが必要になると思います。  最後になりますが、八頭町に暮らす約1万7,000人のうち、何らかの障がいがある方が約、先ほどありましたけど1,100人ほどおられます。誰もが安心して暮らせるまちづくりを推進し、障がいについての理解を深めるとともに、お互いに尊重し、支え合う地域共生社会をつくっていただきたいと希望しております。  以上で、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、6番、中村美鈴議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) ここで暫時休憩します。  再開は、3時から再開します。         (午後2時53分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後3時00分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、5番、森亜紀子議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎森亜紀子議員質問 ○5 番(森亜紀子さん) 5番、森亜紀子です。  それでは、通告に従って質問をいたします。  初めに交通施策について。6月定例会で八東保育所のバス乗り場と八東小学校のスクールバス乗り場について質問をいたしました。その後、どのような対応をされたのか、冬に向けてこのままでよいのかと思うところであります。総合戦略でも安心子育てできる町とありますが、八頭町どこに行っても安心して子育てできる環境にあるのでしょうか。また、平成29年3月に鳥取県東部地域公共交通網計画が策定をされました。現在のところ、広域での交通網による効果はどのようなことがあるのでしょうか、以下の5点を町長、教育長に伺います。  @八東保育所のバス乗り場について。  A八東小学校スクールバス乗り場について。  B鳥取県東部地域公共交通網計画の進捗状況について。  C日交バスやタクシーなど、その他の交通手段について。  D計画における若桜鉄道の位置づけについて。  以上、伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、5番、森亜紀子議員の一般質問にお答えをいたします。  最初に、交通施策についてということでいただいております。  6月定例会で八東保育所のバス乗り場と八東小学校のスクールバス乗り場についてのその後の対応ということであります。八東保育所のバス乗り場につきましてでありますが、八東保育所の通所に利用しております安部小学校前のバス停の改良につきましては、本年6月議会の一般質問で御提案をいただき、検討している旨の回答をさせていただいたところであります。その後の進展ということでありますが、現在も国土交通省鳥取河川国道事務所と引き続き協議を進めているところであります。バス停の位置の変更ということになりますと、待ち合い建物や車寄せなどの必要となる用地でありますとか、また国道のバス停設置基準との関係など、簡単には決定できない事項もあることから、協議が少し長引いているところであります。  鳥取河川国道事務所にも現地の状況について御理解をいただいておりますので、早期の改良に向けて引き続き協議を進めてまいりたいと考えております。  2点目のスクールバスの関係は、この後、教育長のほうで答弁をいたします。  3点目の鳥取県東部の地域公共交通網計画の進捗状況ということであります。  この計画は、鳥取県東部地域の中心都市である鳥取市と4町の地域拠点との間の移動利便性と居住エリアから市町の地域拠点への移動の利便性を向上させることにより、持続可能な公共交通体系を構築し、いつまでも住み続けられる地域の実現を目指して、平成29年4月から5年間の計画として鳥取県と1市4町で策定をされたものであります。  この計画の進捗状況についてでありますが、10の目標のもとに21の事業を計画しているというところであります。八頭町に関する部分での進捗状況を申し上げますと、幹線の機能向上として、若桜鉄道の列車増発に向けた八東駅の行き違い施設の整備及びダイヤ改正につきましては、駅の行き違い施設の完成により、来年3月中旬のJRのダイヤ改正にあわせまして、10往復から15往復へと増便するとともに、ダイヤも改正し、利便性の向上を図ることといたしております。  次に、地域特性に応じた移動手段の確保では、自動運転バスの走行実験として、ことしの3月から4月にかけて走行実験をしたところであります。  次に、ドア・ツー・ドア型の移動サービスの提供ということでありますが、八頭町では従来からタクシー助成を実施しているところであります。そして、円滑な移動のためのユニバーサルタクシーの導入というところでありますが、鳥取自動車道の郡家事業所に2台配置されたというところでありますし、それから公共交通の時刻表のことがございました。これにつきましては、各バス停ごとの時刻を入れたわかりやすい時刻表を作成し、全戸に配布したところであります。  次に、観光交通としての利便性向上と情報発信では、若桜鉄道の観光列車「昭和」、「八頭号」が運行開始し、団体貸し切り列車を運行するなど、観光客の増加を図っております。また、観光客への情報発信といたしましては、因幡バス手形を発行し、鳥取県内のバス、町営バス、若桜鉄道を3日間乗り放題の手形を発行しているところであり、現在の状況といたしましては、約1,300枚の販売実績となっております。  最後に、公共交通の維持、存続のための仕組みの構築というのがございます。若桜鉄道沿線の各駅を守る会の皆さんと連携する中で、各駅活性イベントを実施していただいているところであります。  以上が、網計画の八頭町にかかわります部分での進捗というところであります。  4点目の日交バスやタクシーなど、そのほかの交通手段ということであります。  日本交通のバスにつきましては、先ほど申し上げましたように、因幡バス手形を発行し、鳥取県内のバス、町営バス、若桜鉄道を3日間乗り放題手形を発行しているところでありますし、タクシーにつきましては、従来からのタクシー助成を継続して実施しているところであり、さらにユニバーサルタクシーとして鳥取自動車の郡家営業所に2台配置されたところであります。  最後に、計画における若桜鉄道の位置づけということであります。  若桜鉄道の列車増発に向けた八東駅の行き違い施設の整備により、来年3月中旬のJRのダイヤ改正にあわせて、10往復から15往復へと増便し、利便性の向上を図ることといたしております。また、若桜鉄道観光列車、「昭和」、「八頭号」が運行開始し、団体貸し切り列車を運行するなど、観光客の増加を図っているところでもあります。鳥取県東部地域公共交通網計画の中の一部に若桜鉄道の事業計画が盛り込まれているということであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、5番、森亜紀子議員の御質問にお答えしたいと思います。  八東小学校のスクールバス乗り場についてのお尋ねであります。6月の定例議会で御指摘の上才代付近のバス乗り場のことだと思いますが、このバス停については、地域やPTAからも改善の要望をいただいております。ことしの6月に取りまとめた通学路安全点検の危険箇所の報告にも、昨年度に引き続き対策の要望がございました。8月に国土交通省、県土整備事務所、建設課、防災室といった各関係機関とともに合同点検を行い、八頭町通学路安全推進会議で対策について話し合いを行いました。  その結果、現在のバス乗り場の待機スペースを広げまして、県とも相談しながら道路との境目にはラバーポールなどの設置を検討するということになっております。既に現場を御案内かと思いますけれども、先月中旬に待機スペースを少し広げる工事を完了いたしております。のり面には段差がございますのでロープで囲いまして、立入禁止の安全標識を取りつけております。  今後、車への対策についても進めていく予定としております。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 初めに、一つ目の八東保育所のバスの乗り場のことについてです。  町長からの答弁で、協議中とありましたけれども、実は12月2日月曜日から丹比駅から八東の駅まで、さんさんバスで通園できるようになりましたという、保護者の方から連絡をいただいたところです。丹比駅であれば、雨、風、そして雪も防げますし、御家族の方も歩いて送っていけるようになります。保護者の方からいただいたお言葉に、子ども・子育て支援計画の中に保護者の送迎の負担軽減を図りますということが明記されていますが、これが子育て支援計画、この計画だけではなくて実践につながった事例の一つとなったと思っております。また、バス停のことについては協議中ということでしたが、よりよい方法があるのであれば、善処をしていかれるべきかと思います。  次に、2番の八東小学校のスクールバス乗り場についてです。  先ほどありましたが、改善要望が保護者からもあり、話し合いの末広がったということで、ちょっと写真は間に合わなかったんですけれども、確かにくいは打ってある、そしてロープが張ってあり、三角コーン、そしてコーンバーで対応がしてあるところであります。これは、今後さらに広がるということでいいのでしょうか。今の状態が完成形ということでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 先ほど私、立入禁止の安全標識を取りつけていますと申し上げましたが、取りつけを予定しておりますと誤りでございますので、訂正をさせてください。  それから、工事は今途中でございます。完成形ということではありませんが、できれば子どもたちが落下しないような囲い的なものの設置、あと車への対策としてラバーポールといったようなことを考えたいというのが今の考え方でございます。  ただ、御案内のとおり、民有地でございます。地権者の方にお願いをしまして、小学校の子どもたちのことなのでということで快く無償で借りているという状況でございますので、そのあたりもぜひ御理解をいただきたいと思いますし、それから、県土整備局との話の中でも、主要地方道ということでありますので、本当はバスレーン、歩道といったようなことが完成形としては望ましいんでしょうけれども、現在の交通量等々を考えたときに、とてもそういったところまでの対策はできないだろうというような見解もいただいているということを申し添えたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 先ほど、くいが打ってあってということを話をしました。今後、また整備が進むと思うんですけれども、現在、三角コーンがあって、バーがあってというようなそういうものというのは、仮のものという認識があります。仮のものであれば、きちんとした子どもたちの通学に対して、安心・安全が守れるような形であればと思っているところです。協議も始まり、また県土、あるいは関係機関、また土地の所有者の方々とも協議をされて、ぜひ安全に。私が理想とするところは、本当にバスレーンができて、まだスペースもありますし、そういうところを理想としますが、教育長が考えられる理想形というのはどのようなところでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 先ほど申し上げましたように、道路ののり面の部分もあるわけですけども、相当な民有地を確保しませんと、今おっしゃっていますような歩道、バスレーンといったようなことは整備できないと思います。  先ほど申し上げましたように、望ましい形はそうなんでありましょうが、かかってこれは県の事業でやっていただかないといけないということになります。したがって、今の交通量とかそういう情勢下では、少し事業は難しいのではないかという判断をいただいているということを先ほど申し上げましたが、すごく広げた形でということは非常に難しいのではないかなというように判断をしております。  後は、民有地でありますので、地権者の了解のもとにできるだけ広く使わせてもらえるような形というのを模索をする必要はあるのかなとは思いますけれども、当面は現状の仮のくい等がとれました段階を少し見ていただきたいなというように思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 最近、地権者の方とはお話はされておられますか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 最近はしておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 冬を迎えて、冬休みには入るわけなんですけれども、積雪があれば除雪もされて、通学に待つ間、ここに十二、三人ですか、子どもたちが待っておりますので、できるだけ早く安全対策ということで地権者の方とお話をしていただけたらと思っております。このことについて、教育長、答弁があればお願いしたいと思いますが。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 先ほど申し上げましたように、快く貸していただいているということを申し上げましたが、そういった意味では非常に協力的にお話をいただいておりますので、もう少し広げる余地といいましょうか、そういうのはあるのかなと思いますけれど。あれ広げる余地といいましょうか、今の少し拡張した段階ということで御理解をいただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) それでは、次の公共交通網計画の進捗状況について伺っていきます。  この計画は、平成29年度から平成33年、令和3年度までの5年間のうち、約半分が過ぎました。この計画の概要版ですけれども、この中には鉄道やバスを中心とした持続可能な公共交通網の形成により、いつまでも安心して住み続けられる鳥取県東部地域とあります。通勤、通学の若桜鉄道ですね。定期の利用というのはいかがなものなのでしょうか。人数といいますか傾向をお聞かせいただきたい。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 通学は、助成ということもさせていただいておりますので、ふえつつありますし、それから通勤定期、そちらは傾向的には横ばいというような形であります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。
    ○5 番(森亜紀子さん) 生徒の数は減っているのに通学はふえている傾向ですか、八頭町のほうで。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 利用促進ということで、定期代の2分の1を助成させていただいておりますので、そういった波及効果があって通学定期はふえているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 通学助成がふえているということは、生徒がふえているという、イコールではないんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今のことですから、子どもさんの数は減りつつあるんですが、そういった定期代の助成ということが相まって、通学定期がふえているということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 午前中の一般質問にもありましたが、八頭高の学級減により、生徒数は実際に減っているとは思うんですけれども、9月13日の予算・決算の特別委員会で、若桜鉄道通勤・通学定期の区間別乗客数というのが出されました、A4、1枚のものです。八頭高校前までの通学定期の利用というのがこの中では多いんですけれども、この生徒数の減により通学定期の助成の割合であるとか、この定期を利用しての乗客数が減ってくるということは、どの程度だと考えておられますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっとはかりかねるところがあるんですが、今、鳥取県の動きとされては、そういった通学助成というものにも来年度から、新聞報道もありましたけど、考えておられるということでありまして、がいに町内だけということでは、これからはちょっとはかりかねる部分がありますので、ちょっと多分ですが、ふえるんではないかなというふうには思っておりますが、数字的な部分まではちょっと今現在、把握ができていないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) この計画によりますと、課題のところで、八頭町内には公共交通空白地域が存在とありますが、2年余りたってこれは改善されたのでしょうか、見通しはいかがなものでしょうか。この計画でいいますと、7ページあたりになりますけれども。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 空白地域といいますか、地区を減らしたいという思いはあるわけでありまして、そんな中で試験運行した路線もございます。  しかしながら、乗車がなかったというようなことで、実施に至っていないという地区がありまして、そういった部分については空白地域になっているというのが現状であります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 日交バス、若桜鉄道とも同じことが言えるのですが、夕方以降の鳥取行きと午前中の若桜行きの利用者が少ないということは課題であろうかと思います。このあたりもこの計画には課題として上がっておりますが、現在はどのように対応なり対処、または計画があるのでしょうか、そのあたりを伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 若鉄の場合でいいますと、増便ということを考えますし、それから利用促進ということで広く呼びかけるということは可能だと思います。  ただ、民間の日交バスのほうですが、運転手さんのこともありますし、なかなかがいに増便をお願いしますということにもならないというのが今の現状であります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 最初の答弁の中に自動運転の実験があった話がありました。4月にほぼ1カ月ぐらいそういう実験があったんですけれども、その実験、分析というのはどういうふうにされたのでしょうか。町としては、分析は行っていないのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 4月から3月の上旬にかけてということでありまして、たしか400名余りの方に乗車をいただいたというふうに記憶をいたしておりますが、SBドライブさんの実験運行を町のほうでお手伝いをしたということでありまして、SBさんのほうではかなり満足していたというふうに伺っておりますが、そういった中で実用ということになれば、課題がまだまだあるんだろうというところでありまして、例えばこれから冬を迎えるわけでありますが、雪場の対策というようなものも一つの大きな課題だというふうに思っておりまして、なかなか実際、自動運転で走行できるまでには法的な部分のクリアはできるようになるんでしょうけど、なかなか実地のほうがついていかないというのが、これからの状況になるんではないかなというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 実用には難しいということでしたが、そもそも実験するということは、実用に向けて動きをしたいからという、アクションを起こしたいからというような意味で実験をされると思いますので、法整備が進めば町としても前向きに考えられるべきだと思います。そのあたりいかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) おっしゃるとおりだと思います。本当に実用になれば、それこそ町としても考えさせていただきたいという話は、SBドライブにもしております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 安心・安全な公共交通であることが立証されれば、前向きにぜひ検討をされるべきだと思います。  それでは、基本計画のほうに戻ります。  計画の基本方針にネットワークの形成というのがありますが、日交バスと若桜鉄道の運行時間帯が、今後、八東駅で行き違い線ができることによって、さらに時間帯が、間隔が少なくなって使いやすくなる。通院であったり買い物であったり、通学であったりということに使いやすくなるという認識でよろしいですね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そういうことになろうかと思います。ぜひ、そういった時間帯をしっかり見ていただいて、乗りやすいバスであり、それから若鉄であり、そういったものを活用していただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) そうであるならば、今ほとんどの方が、8割、9割ぐらいでしょうか、自家用車で通勤をしておられます。それが、例えば月に1回であるとか週に一、二回は公共交通で通勤してみようかと思われるような意識づけといいますか、そういう施策とか計画とか、今のところは町のほうでは考えておられないのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それぞれの事業所が考えられるべき点もあるんじゃないかなというふうに思います。例えば、CO2の削減というようなことで、ノーマイカーデーというのはお聞きになったことがあろうかと思いますが、そういった事業所として取り組んでいただけるということであれば、若鉄であるとか日交バスの利用ということにもつながるというふうに思っておりますし、パーク・アンド・ライドというような方法もありますので、どうしても自家用車でないと通えないというような方もあるかもわかりませんが、同一方向の便乗といいますか同乗というようなこともありますんで、いろいろ工夫すればできるんではないかというふうには思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) せっかく本数といいますか便数がふえて便利になるのであれば、一人でも二人でも、じゃあたまにはマイカーをやめて公共交通機関で通勤してみようかと思われるような、何か計画なり発信なりがあればいいのかなと思うところです。このことについて答弁あれば。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) このお話は、八頭町だけではございません。きょういただいておりますが、網形成計画の取り組みの一つだというふうに思っておりますので、当然、鳥取県東部1市4町であったり、また北但馬も含めての話になろうかというふうに思いますので、そういった機会に話をさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 鳥取市役所も駅近くになり、市役所を利用される方が公共交通機関を使われるということもふえてくるのかと思います。ぜひ、1市4町でそういう取り組みがあれば、参加をしていただけたらと思うところであります。  次に、若桜鉄道について伺います。  第三セクターに移行されたときというのは、スローガンといいますかキャッチフレーズで、乗って残そう若桜線というのがあったかと思います。御記憶かと思いますけれども、この意識づけについて、今は観光にシフトしたところもあって、じゃあ住民の方に乗っていただこう、乗りやすいようにというような、今ちょっと機運が少ないのではないか、ちょっと観光に偏り過ぎなのではないかというような気持ちがしているんですけれども、そのあたり伺えますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 観光も一つの手段ではあるわけでありますが、根本といいますか、基盤は乗って残そう若桜鉄道ということでありまして、沿線の方に多く乗っていただきたいという思いがあります。いろいろな会を通じてお話をさせていただく必要があるわけですし、当然、八頭町だけではなく、若桜町も含めての話ということで、また改めてそれこそ地域の皆さん方に、行き違いもできるわけでありますし、折に触れ、触れさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 私もいろいろ所属する団体であるとか、関係しているところの方と一緒に、みんなで乗ろう若桜鉄道ということで乗らせていただく機会が何度かありました。そういうことを町としてもぜひ何らかの形で、文字に書いて見えるでありますとか、ちょっとネットで検索すればそういうことが見えるでありますとか、何かそういう発信。これは、鉄道は観光客のためではなくて、日常使う公共交通の大切なもの、ツールの一つであるということがわかるような、何か発信の仕方を検討いただけたらと思います。  私、若桜鉄道に乗車もしますし、このたびちょっと各駅をめぐってみました。例えば、安部駅では今トイレが改装中ですけれども、映画の男はつらいよのロケ地となった渥美清さんの写真であるとか、エピソードなどが飾ってありました。運賃表と時刻表が見やすい割と低い位置にあって、好感が持てたところです。  丹比の駅には、入り口にイルミネーションがあって、ツリーがあってというようなところで、中のほうに入ると花が植えてあったり、本当にいろんな駅を守る会、あるいは元気にする会とかあるんですが、皆さんが駅を大事にしてくださっているなということを感じたところです。  それが観光で、例えば郡家の駅から若桜の駅まで行って、じゃあバスに乗るとかというようなことでは、何かもったいないと思うんですけれども、各駅で下車できるような仕組みとか仕掛けとかツアーとか、そういうことの計画はありませんか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 守る会を初め、駅を大事にしていただいております。丹比駅のイルミネーションのお話いただきましたけど、これは八東のあそこは2分団なるんかな、消防団のほうでそういったものを取りつけていただいたというふうに伺いました。  それぞれの駅におりていただく仕掛けといいますか、そういった今お話であります。いろいろツアー等も考えていただいておりますので、そういった部分での取り扱いということになろうかと思いますし、また、それぞれちょっと伺った話ですが、介護施設等にも入っておられる方も、新しい列車になったというようなことでどこからどこということは伺ってはないんですが、そういった新しい列車に乗るというような企画も考えてみたいというようなお話も伺っているところでありまして、そのときに応じてということになろうかと思いますが、そういった取り組みというのもできてくるんだろうというふうには思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) せっかくきれいになっている、それぞれの個性豊かな駅になっていることをやっぱり情報発信する機会がなかなかないんですよね。それぞれのイベントは発信されていますが、駅がこうだよというありのままの駅を見ていただくというような機会をぜひ設けていただきたいと思うところです。  以前の質問に観光の情報を紙ベースで何かというようなことを提案したと思いますが、その後、このことについて検討があり、現在はどういうふうな方向で考えておられるのか、紙ベースのパンフレットについて伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 駅におりていただく仕掛けというのは、この間3回目になりますかね、3年目に読売旅行ということで、バスとそれから若鉄をセットにしていただいて、820人の方に御利用いただいているというような経過がございます。  紙ベースのお話で申し上げますと、八頭さんぽというのを増刷したような経過もございます。今後においては、中身もちょっとグレードアップするようなことも考えていく必要があるんだろうとは考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) その八頭さんぽですが、このくらいの大きさであったかと思います。それが郡家の駅、ぷらっとぴあにはあるかもしれませんが、因幡船岡であり、安部、八東、徳丸。徳丸はちょっと外ですのであれですけれども、丹比と、どこに行ってもありませんでした。そういうのをちょっとさりげなく置いてあると持ち帰りやすいですし、また、地域の方もこういうところがあるんだと思って再発見できるツールになりますので、そのあたり駅に置いていただくということを検討していただきたいと思っております。このことについて答弁があれば。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 起終点に置くが一番とは思いますが、それこそ八頭さんぽという話をしましたけど、若桜鉄道ですので、当然若桜のことも含めてのPRでないといけないというふうに思っておりますが、ちょっと若桜町とも話をさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) それでは、この基本方針に戻ります。公共交通に関する議論や活動の場づくりというのが、この基本方針の中にありますが、平成29年に計画ができてから、公共交通を議論する場所や機会があったのかどうか、そのことを伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) この計画は、先ほど申し上げました、最初にですね。1市4町で県も含めての計画でありますので、そういった中で年2回会議を開催しているわけでありまして、若鉄だけということで突出して会議を行っているというわけではありません。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) そして、この計画の中にはサービス事業者の確保、育成についてともうたってあります。鉄道もバスも運転手のなり手が少ないという傾向にあるようです。これは先ほどほかの質問でもあったかと思います。若桜鉄道も例外ではありませんし、5往復増ということになれば運転手さんも必要かと思います。  以前質問したときには、一人JRを早期退職された方を採用というような答弁であったかと思いますが、お一人ふえるだけで5便増の運行というのに支障はないのでしょうか、このあたりを伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 公共交通というのは、安心・安全に人を運ぶというのが第一義だと思います。今、お一人というお話がありましたけど、改めて若桜鉄道の内部でもそういった安心・安全に向けての取り組みといいますか、本当に今の状態で人数がいいかどうかというあたりを協議をしていただいてるというところでありまして、スタートしてから足りなかったというようなことにはなりませんので、そういった部分の協議を今行っていただいておるところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 11月16日、日本海新聞の記事で、鳥取県が中山間地域の住民の移動手段を確保するために、タクシーや共助交通などを組み合わせた新たな支援に着手するとありました。交通空白地では、住民ドライバ―の有償運送実証実験等もされるそうです。こういう計画に八頭町も参加するというようなことは現在考えておられないでしょうか、ウーバーのことですね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど公共交通の空白地域のお話もいただきましたし、このことについては後期の総合計画の中、基本計画ですか、そういった中でも織り込むようにいたしておりますので、それこそ町民の皆様方に極力そういった不便をかけないような形で、移動手段として考えさせていただいているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 先ほど、7月1日からバスというか公共交通乗り放題の手形の話がありました。3日間で1,800円であったかと思います。これが1,300枚売れてということを先ほど伺いましたが、町長、この数字、手ごたえとしてはあったのかどうなのか、そのあたりを伺い。多かったのか、予想よりも少なかったのか、このあたりを伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 言われましたように1,300部の販売ということでありまして、1,300も、もっと言ったらあれですけど売れたということは、多かったんではないかなというふうには感じております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) これは、令和元年7月1日から、終わりがいつまでということはちょっとうたってなかったと思うんですけれども、それはいつまでこういう手形が発行されるのか、御存じだったらお聞かせいただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今のところは、ちょっと期限を切っておりません。したがいまして、7月1日から継続しているということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) こうして乗り放題手形というのも楽しい企画ですので、一度使ってみたいと思いますし、こういう周知が広がれば、また乗ってみようかと思われる方、ふえるといいなというふうな期待をしております。  それではちょっと話は変わりますけれども、今、YouTube等でかなり人気がありますストリートピアノというのは御存じでしょうか。ピアノがあるところに常設してあって、自由に弾いて、かなりうまい人であればミニコンサートのようになるような、そういうピアノが置いてあるところなんですけれども、鳥取県内でも米子鬼太郎空港にピアノを置くというような報道もありました。12月14日には因幡船岡のあったか祭りで電子ピアノが置かれるということで、今から楽しみにしております。常に人がいる郡家駅に、例えばこういうような、常時でなくても期間限定でピアノを置くというようなこと、企画としてはどうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ぷらっとぴあ・やずもそんなに敷地といいますかあれが広くないということもありますし、また、一番大きく課題になるのは管理のことだと思います。そういった面からすると、即わかりましたということにはならないと思いますが、内部でもちょっと話はしてみたいと思いますが、かなり難しいんではないかという気がいたしております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) ぷらっとぴあ・やず、さまざまな展示や催し物があって、駅を利用される方ではなくて、わざわざそのために駅に行かれるという方もたくさんあるように聞いております。郡家駅だけではなくて、先ほど紹介した各駅で独自の事業やイベントも開催されていますが、この若桜鉄道、億単位のお金が動く事業ですので、イベントや事業だけではなくて、町民の生活にもっと密着した身近なものであるべきだと考えます。このあたり、町民が乗るような仕組みであるとか企画、計画、今、八頭町にあるのかどうか、1点伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初の話に返るわけでありますけど、これは乗って残そう、若桜鉄道ということにつながるというふうに思います。機運というようなことも大事だと思いますが、そういった中で以前はマイレール運動というようなことで取り組みがあった時代も、今もあるわけでありますが、下火になっているんかもわかりませんが、地域の皆さんが本当に若桜鉄道を愛していただいて、火が消えないような形に何とか行政も一緒になって取り組みを進めてまいりたいということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 先ほどありましたマイレール運動を初め、こういう基本計画というのは計画だけではなくて、実施されないと意味がありません。今後、5年計画のあと残りでどういう事業が実施され、また、これから免許を返納されたり車が運転できない方などふえてくる中で、不安なく安心して生活できる公共交通の仕組みづくりが進むことを期待して、次の質問に移りたいと思います。  会計年度任用職員について。
     9月定例会において、会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定についての議案が可決されました。この制度により、勤務形態や期末手当などが明記されたわけですが、該当される職員の方々の処遇がどのように改善されるのか、以下の2点を町長に伺います。  1、制度のメリットとデメリットは。  2、該当職員の方への説明はどのようにされたのか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に会計年度任用職員についてということでいただきました。  最初に、制度のメリットとデメリットということであります。本制度につきましては、地方公務員法及び地方自治法の一部改正に伴い、新たに一般職の会計年度任用職員制度が創設され、任用服務規律等の整備も図られており、あわせて期末手当の支給を可能とするものとなっております。また、新たに制度された会計年度任用職員には、改正法による改正後の地方公務員法の各規定が適用されることとなります。  具体的に、服務に関する規定では、服務の宣誓、法令等及び上司の職務上の命令に従う義務、信用失墜行為の禁止、秘密を守る義務、職務に専念する義務、政治的行為の制限、営利企業への従事等の制限等が適用され、かつ懲戒処分等の対象となることを踏まえ、公務運営の適正確保の観点から、適切に運用することとなっております。  制度のメリット・デメリットということでありますが、会計年度任用職員制度の導入に伴いまして、休暇等の勤務条件の改善が図られることや新たに期末手当が支給されるなど、非常勤職員の方の処遇が改善されることとなります。  一方、期末手当の支給に伴いまして、新たな財政負担を伴うことから、全体的な制度設計について、近隣市町村等の動向等を踏まえ、慎重に分析、検討を行っているところであります。  2点目の当該職員の方への説明はということであります。  各部署に対しまして、会計年度任用職員制度の導入等に向けた事務処理マニュアルや検討事項等を課長会議や庁内LAN等を通じて、適宜情報提供や取りまとめを行っているところであります。先般、11月に募集を行いました令和2年度採用の会計年度任用職員につきましては、現段階の内容として、募集広告、ホームページにより周知を図ったところであります。また、在職者の方については、非常勤職員の任用方法や勤務時間、報酬等の状況は、個別または部署によって異なつておりますので、現段階で来年度以降の勤務条件等の概要を各部署へ通知しており、順次所属長より説明がなされているものと承知をいたしております。いずれにいたしましても、国からの通知や県下の動向等を注視しながら慎重に分析、検討を進めてまいりたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 12月2日の日本海新聞の1面に非正規公務員にボーナスということで、多くの方々が目にされたことだと思います。非正規職員の待遇改善を含む、これは働き方改革、制限も幾つかあるようですけれども、働き方改革の一つであると思います。  現在、来年度の募集をされて、これから試験だと思いますけれども、この会計年度任用職員さん、会計年度ということは1年間たてば、また新たに試験をするというような採用方法でしょうか。このあたりの採用について、また任期についてちょっと今の時点でお答えできるところを伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 基本は1年でありますが、今もそうですけど、3年ということで目安にさせていただいております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) では、現在と同じように3年間は継続が可能ということの認識でよろしいですね。  それと、あわせて伺いたいのは、財源負担などのデメリットがあるということでしたが、この財源は交付税でしょうか、一般財源でしょうか。そのあたりは決まっていますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 不確定であります。国のほうは、そういった措置をというふうに言っておりますが、多分なかなかそういった交付税等の対応でということにはならないというふうには私は思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 9月の予算・決算特別委員会でいただいた資料の中で、保育士さんの臨時職員さんの数と正職員さんの数を伺ったところ、正職員さんが、所長、保育士、調理員さんを含めて58名、臨時職員さんが同じく66名で、臨職さんのほうが多いんですよね。この中で期末手当の財源がわからないということは、町、かなりの財政の負担がかかってくるということですね。いただいた資料は、保育士さんしかないですけれども、臨職さん、かなり職種がありまして、運転手さん、それから宿直の方も含めると50種類ぐらい職種がある中で、皆さんがこうして手当が出るということでよろしいでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) このように考えていただけたらと思います。大体、八頭町株式会社じゃないですけど一つの会社にしますと、400名ぐらいの皆さん方にお世話になっている、行政運営をしているというところです。そういった中で220名の正職員、したがいまして、残りの180人ですか。先ほどありましたように保育士さんとか宿直の方もそうであります。そういった中で運営をしているというのが今の実態でありまして、宿直の方につきましてもそういった手当が出るということであります。  ただ、なかなか保育士さんにおかれましては、報道にもあったかもわかりませんが、以前、言葉は不適切かもわかりませんが、取り合いというようなことになっているというのが今の姿でありまして、それは賃金等の条件闘争ということにもつながっているというのが今の姿でありまして、実際、今回の会計年度の任用職員をするということに当たりましては、大体一般財源で7,000万円から8,000万円ぐらい要るんではないかというふうに今見込んでいるところであります、新たにということで。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 先ほど、該当される職員には課長会議で、それから各課にというような話がありました。その該当される方に書面で個別にというようなことは通知はなかったのでしょうか。それで、課長会議で話し合ったことを各課でおろすということで、十分な説明だったと考えられるでしょうか。そのあたりを聞かせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初の答弁でも申し上げましたように、今、慎重にということを申し上げましたが、中を検討しているとこというところであります。  今現在、お一人お一人にそういった書類は出しておりません。職種もかなりございます。運用といいますか、そういう状況も決定してない中での書類の作成ということにはならないだろうということでありまして、最終的に議会の皆さん方にもそれぞれの金額、条件等を。条件等はちょっとアバウトになるかもわかりませんが、そういったものをお示しする必要もあるだろうというふうに思っておりますので、これについてはしばらく時間をいただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 聞いたところによりますと、一部の職種では期末手当は出るけれども時間数がふえ、また月額の報酬が下がる職種もあるというふうに聞いております。働いておられる方が納得される形で話し合いを持っていただいてきちんとした、多分、時間数がふえるということは理由があるとお思うんです。どういう仕事がふえるために時間数がふえるのかというような丁寧な説明が必要かと思うんですけれども、そのあたり時間数がふえる職員につきましては、丁寧な説明をしていただけるでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 説明はさせていただきます。ただ、働き方改革といいうことを最初に言われたわけでありますが、したがいまして、制度の見直しというのが今回図られるというところであります。  時間数のお話もございましたが、そういう時間数につきましては、その制度の見直しの中での対応ということでありますし、この八頭町の賃金というのは経過がございます。実は、合併をした当時は、期末手当というのを臨時の方にも出させていただいておりました。ただ、そういった中で期末手当に相当する部分を日額であれ月額であれ、そういったものに包含したような形で今まで行ってきていたというふうに私は思っております。  今回、改めてそれを外出しにということになりましたので、基本的に報酬月額が下がったような形にとられるかもわかりませんが、実際的にはもとに返したというような形の中での今回対応をさせていただきたいということでありますので、無論、制度の改革の中で職種ごとになろうかと思いますが、考え方等をお話はさせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 先ほど、職種によってはということを話をしました。月に20時間ふえ、年間240時間、30日、1カ月ふえるというような計算になるような職種もあるようです。週に一日ふえるということであれば、事前に該当される方に丁寧な説明や話し合いがあるべきだと私は感じているところです。  その方が言われることには、事前に説明もこうしてなく、急に上がるから、下がるからというふうな話があって、この条件で来年度の募集をすることであれば、この条件が嫌なら公募するので、受けたくないなら受けなくてもいというふうに感じられるというような話を聞きました。  職員の方も気持ちよく働くことが働き方改革の意義であると思います。このあたりもちょっと善処を考えていただきたいと思いますが、このことについて答弁があれば。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 言われますように、気持ちよく働いていただきたいというふうに思っております。募集に当たりましては、基本は公募ということを念頭に置いていただけたらというふうに思っておりますが、そういった中で丁寧な説明ということも無論させていただきたいと思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 八頭町総合戦略に掲げられています笑顔あふれる住みよいまち 住むなら八頭町の実現に向けて各種の施策はあります。町政をリードする町長が、時には笑顔で、また働く職員の方々もたまには笑顔で仕事ができるような環境が理想かと思います。このあたり、笑顔で仕事をするという町長の思いも含めて、所見を伺いたいと思います。笑顔で仕事をされておられますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと眼鏡外したんですけど、余り大した顔ではないですけど、笑顔で行政運営に当たりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 令和2年度、この会計年度任用職員さんの募集は保育士さん50名程度ということで、ほか全部で80名余りかと思います。これから試験があるわけですが、八頭町の行政全般を職員の方々と一緒に支えてくださる立場の方々です。本当に、今回調べてみると50種類以上の職種があることに驚きました。こうした方々も気持ちよく働いていただけるように、そしてそのことがそこで暮らす町民の方々の励みにもなり、また元気。まずは、職員の方々からちょっとにこやかに接していただくことで安心されるということも多々あろうかと思いますので、そのあたりのことを今後はちょっと意識の中に入れていただけたらと思います。そのことを一言伺って一般質問を終わりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 行政運営には、本当に正職だけではできないというふうに思っております。多くの皆さんの支えがあって行政運営をさせていただいているということでありまして、先ほど申し上げましたけど、気持ちよく、お互いですから、働いていただけるような対応なり環境づくりに努めてまいりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 笑顔あふれる住みよいまち 住むなら八頭町のスローガンをまずは町長から、職員からということをお願いいたしまして、私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、5番、森亜紀子議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。  再開は、4時10分からお願いします。     (午後4時05分) ◎時間延長 ○議 長(谷本正敏君) 再開いたします。お諮りいたします。  本日の会議時間は、議事の都合により、この際あらかじめこれを延長したいと思います。   これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。  よって、本日の会議時間は、延長することに決定いたしました。  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後4時10分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、2番、川西聡議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎川西 聡議員質問 ○2 番(川西 聡君) 議席番号2番、日本共産党の川西聡であります。通告に基づきまして一般質問を行います。私は最後ですから、もうしばらくお付き合いください。  現在の状況とあるべき姿を町民に知ってもらうと、そういう意味で質問を起こしました。  まず最初の問題は、成年被後見人及び成年被補佐人に対する欠格条項の見直しについてというのがテーマであります。  これは、差別一掃の問題と御理解ください。本町は、部落差別をはじめありとあらゆる差別をなくす、このことをキャッチフレーズにしているわけでございます。数多くある差別の一環に成年後見制度に関連する問題がありまして、一日も早い差別解消が求められているところでございます。  認知症や知的障がい者で判断能力が不十分な人を支える成年後見制度をめぐりまして、内閣府は全都道府県に制度を利用する人、すなわち成年被後見人及び成年被補佐人が公務員などの資格を失う欠格条項が地方自治体の条例や規則にある場合は、削除するように求めております。その目的は何でしょう。その目的は、各種法律の欠格条項をなくす一括法の成立を受けまして、差別の解消を促すことにあります。  この成年後見制度、判断能力が十分でない人にかわって財産管理や契約行為を行う、この成年後見制度というのは、後見人の人たちが財産管理、そうこうことを行う制度なんですね。  ところが、現在この制度を利用すれば、自動的に警備員であるとか消防団員であるとか、または教職員であるとかなどの資格を失って、まだあります、議論ができてないと思うんですけどね、建設業や貸金業の営業許可を得られなくなる、こういう欠格条項。長い間、人権侵害だと批判をされてきたものであります。これが多く残っておりました。  本年6月に地方公務員法など187の、いろんなちょっと新聞などの報道があって188本というあれもあるんですけど、188本、法律から削除する一括法が成立したわけです。  内閣府は、これらの法律に関連する条例や規則のほか、地方自治体が独自に設けた欠格条項の削除を各都道府県に通知で求めました。内閣府もなかなかいいことをするもんですね。何とかを見る会の取りまとめだけじゃないんですよ。それで、これが6月24日。  この内閣府の通知というのは、知事が任命や許可の権限を持つ資格、職種に関し、成年後見制度の利用者を一律に扱わず、そのふさわしい能力の有無を面接や試験、作文を含めてなどで個別に審査するように要請しております。そして、市区町村への周知も求めました。あとであったかどうか紹介してください。  本町でも条例や規則によりまして、消防団員や職員などになれない事項があります。後で議論したいと思います。八頭町消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例、あるいは八頭町職員採用規則、それから令和元年度鳥取県町村職員採用試験公告などなどであります。  しかし、これらの条項の存続や削除は、地方公務員法では現在、自治体の判断に委ねられている、今現在ですね。  ということで、私は2点質問いたします。鳥取県の通知を受けて本町の条例や規則にある制度の欠格条項を、これを精査して見直しをして、条項の削除をするべきではないでしょうか、所見を求めるものであります。  2番目、これはこういう質問の仕方をしたほうがいいと思います。削除をする条項があっても、個別審査規定によってこうこうこれしかじかのいわゆる条項に係る人は試験は受けれませんよと、そういうように変えるのかどうか。つまり、個別審査規定を、私が今言ったテーマのことを変えて、個別審査規定に変えるおつもりがあるのかということですね。  以上、2点をまずお伺いしたいと思います。まず1回目。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、2番、川西聡議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、成年被後見人及び成年被補佐人に対する欠格条項の見直しについてということで、本町の条例や規則にある制度の欠格事項を精査し、条項の削除を求める、所見を伺うということであります。  成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正等を図るための関係法律の整備に関する法律、一括整備法が令和元年6月14日に公布され、同法の中で地方公務員法を含む約180の法律が改正されたところであります。この一括整備法は、成年後見制度の利用の促進に関する法律に基づく措置として、成年被後見人及び被補佐人の人権が尊重され、成年被後見人であることを理由に不当に差別されないよう、成年被後見人等に係る欠格条項その他の権利の制限に係る措置の適正を図るものであります。  この法改正に伴い、総務省から欠格条項のある条例、規則等の見直しが求められており、現在、職員の給与に関する条例、分限に関する条例、消防団の服務等に関する条例等の洗い出し作業を行っており、今後3月定例会には精査したものを上程したいというふうに考えております。  次に、削除しない条項があるならば、削除しない理由を問うということであります。  先ほど申し上げましたように、現在精査中でありますが、精査しなければその内容ということはわからないわけでありますが、現在のところ削除しないという考えは持っておりません。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。
    ○2 番(川西 聡君) 多分、これは共通認識で、認識が共有できるというぐあいに思いますんで、余り時間はかけたくはないんですが、でも一般質問ですから、町長の御認識をちょっと聞いてみたいと思うんですよね。  まず、こういうことから聞きましょうか。成年後見人というのは、当町ではこれは役場が掌握している限りでは、何人の方が利用していらっしゃるというぐあいに町長は把握していらっしゃいますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 正確な数字はちょっと持ち合わせておりませんが、一桁の人数だというふうに。  ちょっと訂正をいたします。一桁ではなくて、二桁少しということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 別に私は、意地悪な質問ではないですよ。22人、聞きました。それで、全国的には約20万人ですね。それで、認識をお伺いしたいんですね。これ、成年後見制度というのは、程度が重い順に後見人、それから補佐人、それから補助人というのがあるんですね。3類型があります。  成年後見とそれから成年補佐が全体の9割を占めている。欠格条項は、その2種類を対象にしているということなんですね。それで、町長にちょっとお伺いしたいんですが、どうでしょうか、財産とかそれから権利侵害を防ぐ、そういう能力が低いんですね、成年後見を利用する人というのは。しかし、だからといって介護であるとか警備の仕事をする能力がないわけではないんです。それぞれの状況を考慮することなく自動的に仕事を奪ってしまう、あるいは奪う可能性の高い、現行制度は。私は、本当にこれ差別、非常に理不尽だと、こういうことを思わざるを得ないんですが、町長の御認識をお示しください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) もともとこの制度というのは、財産管理が目的だったというふうに思います。そういった中で今回見直しが行われて、仕事まで奪うような形での形態になっていることに対しての欠格条項の削除だということでありますので、川西議員と同じ認識であります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) ではもう少し。わかりやすく言いますと、例えばこういう例があるんですね。親族から金銭詐取、だまし取られた、お金を。その被害を受けた障がい者が成年後見人をつけたところ、条項に引っかかって仕事を失ったと、そういう例は全国各地にあるんですね。これが訴訟ざたになっている。だから、政府も見なおしをせざるを得なかったと、こういうことになっているわけですね。  それでは、具体的に先ほど町のいろんな見直しをしていくと言われたんで、これもちょっと言わずもがなかもわかりませんが、町長にちょっと認識をお伺いしたい。  消防団員の場合、成年被後見人または被補佐人、これは欠格条項ですね。その次に、禁固以上の刑に処せられ、その執行を終わるまでの者、またはその執行を受けることがなくなるまでの者、同列に論じられているということですね。  それからもう一つ紹介しましょうか。こういう規定がありますね。八頭町指定給水装置工事事業者規程、成年後見人もしくは被補佐人、仕事ができない。または次、破産者で復権を得ないもの、こういう規定があります。それから、八頭町下水道排水設備指定工事店規則、これも同じような規定で、成年後見人もしくは被補佐人または破産者であって復権していない場合。先ほど消防団員のことを言いましたけど、あとあと何点か。禁固以上に処せられた者、そういう者と同列に成年被後見人及び補佐人が、あなた方はこういったものには参加できませんよということを言われているわけですね。  町長、同じ御認識だろうというぐあいに思うんですが、どうですか、そういう規定はどのように思われますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初にそれこそ成年被補佐人もしくは、被補佐人というようなことがございますし、禁固以上とか、それから法に違反した刑に罰せられる云々というような記述がございます。これは、最初にも申し上げましたようなことで、被補佐人とそれから禁固の部分については、全然別な扱いでの取り扱いというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) そういう質問ではないんです。町長の御認識なんです。だから、だめな規定、こういった職種にはつけませんよ、こういったいわゆる仕事はできませんよというだめ規定に、欠格条項に成年被後見人と同列に禁固以上に処せられたものとか、それから破産者であって復権できないものとか、そういったものが同列に論じられてるんですよ。このことについて、どのような御認識がおありになるかということを聞いてるんですよ。別個の扱とか何とかということじゃないんです。いかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) したがいまして、今回、国のほうでそういった同列から削除するということでありますので、別段、成年後見人の方々、これからは仕事を奪われるようなことはないということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 町長に、そういう差別は許されないよと言ってほしかったんですよ。それは間違いないですね、それでね、私の言ったことで。うなずいておられますから。  それではもう一つだけ、しつこいようだけど。令和元年度鳥取県町村職員採用試験の公告というのがあります。お手元にありますか。なし、なしですか。では、なしだったらなおのこと、ちょっと聞かなきゃいけない。ここに町長、よく聞いてくださいよ。令和元年度鳥取県町村職員、岩美町から始まって、これはみんな共通です。八頭町も入ってます。その職員、試験を受けられない人、この項目の受験資格というところの(3)のところに、試験を受けられない人、地方公務員法第16条に該当する人で、成年被後見人、被補佐人、その後(準禁治産者を含む)、こういう規定がありますよ。  私が聞きたいのは、先ほどと同じ質問じゃないです。準禁治産者を含むというこの規定、これ鳥取県が八頭町を含む共通で出したもの。このことについてどうですか、何か御所見ありますか。御認識をお示しください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど申し上げましたように、手元にはないわけでありますが、成年後見人でありますとか被補佐人、今回、削除ということであります。準禁治産者につきましても、ことしは終わったことですので、ちょっと申しわけないわけでありますが、令和2年度の採用資格試験から、そういった部分については削除させていただきたいというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 当然ですけども、これは県と御確認はおとりになりましたか。これ、県が出したものですからね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) これはそれぞれの県の町村会あるわけでありますが、共通の部分ということもあります。ただ、そういった部分については町独自という部分もありますが、八頭町とすればそういった先ほど申し上げたように、令和2年度の採用資格試験からはそういった部分については削除したいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) この前の一般質問で町長がよく言われるんですけど、やっぱり県一律にやっぱり並んで、同じスタートだというような、そういう答弁でしたね、未就学児の医療費の分で。同じなんですよね、これ。私、その考え方の認識あるんだったら、これをやっぱり同時進行でやってもらわないと、ほかのところはどうか知らないがということじゃだめですよ、これは。準禁治産者という言葉は、たしかこれもう使われてない言葉でしょう、法律的に。差別用語ですよ。  だから、そのあたりのところをやっぱり御認識していただいて、町村会にも物を申していただきたいし、やっぱりこういったことはどの町村でもやめようと、一緒になってやめようとか、そういう御認識をちょっと持っていただきたいんですが、最後に一言おっしゃってください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 差別用語だというお話でありますが、鳥取県の町村会の中でそういったお話をさせていただきますし、それから県の町村会とされてもそういった部分の認識はあるというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 私の認識を申し上げてこの質問を終わります。  この欠格条項の廃止というのは、本来あるべき成年後見制度の理念。本来あるべき成年後見制度の理念というのは、本人を保護する。本人の保護の理念を源として、本人の意思や自己決定権を尊重することにある。この欠格条項というのは、まさにその成年後見制度の理念にも近づくことである。有意義な結果をもたらすということを、最後に私はこれを申し上げて、町長の御認識もさらに深めていただきたいということを申し上げて、この質問を終わります。  次の質問をいたします。   これも先ほども言ったとおりでありまして、現在の状況とあるべき姿を町民に知ってもらうと、そういったような意味合いで、私は民法改正に伴う公営住宅入居時における連帯保証人についてというテーマで質問を起こしております。  これは、実は多分、付託されましたね。町営住宅に関する議案が付託されましたけれども、大いに関連のあるものであります。民法が一昨年の5月に改正され、一部を除いて来年4月に施行されます。民法改正では、個人根保証契約、根保証ですね。根保証契約に極度額の設定が必要になりまして、債権関係の見直しが行われました。現在は、個人根保証は、どんなに保証するべき金額がふえていっても、際限なく保証を求められます。  ところが、この改正では個人根保証契約に極度額の設定が必要とされることになりました。連帯保証人に極度額が設定されることによって、極度額、限度額、公営住宅、私が申し上げる対象は町営住宅ですね、本町は。同和対策で建てた改良住宅は、これ対象外です。その公営住宅の入居に際して必要な連帯保証人を確保することがかえって難しくなっている。生活困窮者が入居できないような事態が起きるのではないか、そういう懸念の声が上がっております。  近年、身寄りのない単身高齢者の方などが増加しておりますが、今後は本町においても町営住宅の入居に関して特段の配慮が必要ではないかと考えるものであります。数多くちょっと出しておりますけれども、はしょって申し上げます。  まず第1番目、民法改正と公営住宅入居との関係についての説明を求めます。  2番目、本町の町営住宅家賃の滞納状況、及び滞納解消についての取り組みについてお伺いをいたします。これは、調査依頼でも出しましたけども、こういう言葉はよくないかな。滞納額の多いところから五、六点拾っていただいて、どういう努力をしているかいうことですね。そのことを聞きます。  それから3番目、現在の連帯保証人の資格及び責務について説明を求めます。また、同じく現在の上記滞納に関する連帯保証人への対応はどのようになっていますか。つまり、滞納額の多い人のいわゆる連帯保証人の位置づけがどうなっているかということですね。  それから4番目、住宅セーフティネットの中核である町営住宅を必要とする生活弱者に住宅が提供可能になるように、連帯保証人の要件を排除する、廃止すると、このことはできませんかということ。また、それがもしできなければ、現在、連帯保証人は2人となっている規定を1人に緩和することはおできにならないものか。  それから、連帯保証人のいわゆる根保証契約のいわゆる極度額、こういう概念を取っ払って、名前はちょっと考えればいいんですけども、現在の連帯保証人を緊急連絡人程度の機能にできないものかということをあわせてお伺いをしたいと思います。  それからD、これは基本的な問題でして、極度額はどのような基準で設定するのか。6カ月となっていますね、議案にはね。あれ、なぜ6カ月になっているのかということですね。設定金額にもよりますが、極度額の設定というのは連帯保証人になること自体の抑制につながりはしないか。これは民法で決まってしまいましたんで、これはどうすることもできないんですけども、連帯保証人の条項がなかったら、極度額はなくなってしまうわけですから、それでどうかということですね、見解を問います。  それから最後、これは後でおっしゃってください。公営住宅入居に関する民法改正の周知徹底、これをどのように行うのか。  以上、6点についてお伺いをしたいと思います。まずは1回。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、民法改正に伴う公営住宅入居時における連帯保証人についてということでいただきました。  1番として、民法改正と公営住宅入居との関係について、説明を求めるということであります。本町では、公営住宅法に基づきまして、住宅に困窮する低額所得者に対して、健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を低廉な家賃で提供することを目的とした、八頭町営住宅条例を制定し、設置及び管理に関する規定を定めております。  このたび、民法の債権関係の規定が改正され、来年4月から個人根保証契約については、極度額を定めなければ効力を生じないこととなります。法施行日以降の入居者に関して、今定例会に提案しているとおり、条例の一部を改正しようとするものであります。なお、現入居者につきましては、改めて変更手続を行っていただく必要はないというところであります。  2点目の本町の町営住宅家賃の滞納状況、さらには滞納解消についての取り組みということであります。  本町の公営住宅におきます滞納家賃総額は、全体で約3,100万円、町営住宅に限っては約1,900万円というところであります。滞納の解消につきましては、無断退去者に対する明け渡し訴訟を鳥取家庭裁判所に提議し、審議を進めていただいているもののほか、定期的な臨戸訪問による徴収を実施している者、郵便督促、催告、収納相談を初め、納付書による自主的な納付などにより滞納額の解消を進めているところであります。  3点目に現在の連帯保証人の資格及び責務について説明を求める。また、滞納者への連帯保証人への対応はどうなっているのかということであります。  現在の連帯保証人の資格につきましては、八頭町営住宅条例第12条及び同施行規則第8条に規定されているとおりですが、その責務につきましては、八頭町営住宅家賃滞納整理要領第6条において、催告状に付随する形で入居者に対する家賃の納入に対しまして協力を、さらに納付が滞る入居者に対しましては、債務履行要請を行うこととなっております。現在では、訴訟手続を行っている者を除き、3名の入居者に対する保証人の協力依頼を行っているところであります。  また、このほか2名の方には実際に連帯保証人より月々の家賃を納付していただいており、一定の連携は図れているものと推察しているところであります。  4点目に生活弱者に住宅が提供可能になるよう、連帯保証人の要件をなくすことはできないか、また、現在、連帯保証人が2人となっている規定を1人に緩和することはできないか。それから、連帯保証人を緊急連絡人程度の機能にできないかということであります。  連帯保証人は、家賃等の債務保証、滞納抑止のほか、入居者の支援の役割を果たしていることから、連帯保証人による保証を入居の要件とする現行制度は維持していくこととといたしますが、連帯保証人の2名を1名に改正する件につきましては、県担当課や近隣市町の動向を踏まえ、協議、検討する必要があるとは考えております。  また、連帯保証人は入居者に不測の事態が発生した場合の緊急連絡先の役割も兼ねていることはありますが、法令並びに町条例の趣旨を酌まない負担軽減は検討を要するものと考えております。  5点目の極度額はどのような基準で設定するのか、また極度額の設定は連帯保証人になること自体の抑制につながるのではないかということであります。  鳥取県においては、極度額は入居時の家賃6割相当するとの条例改正を9月定例会に行っておるというところであります。これは、県営住宅の入居者が3カ月の滞納をした時点で退去勧告を行い、入居者が退去後の転居先等を選定し、移転完了まで3カ月を要すると想定し、合わせて6カ月としたものと伺っております。  本町におきましても、これまでの現状を踏まえ、実際に退去勧告を行うことは極力避け、入居者並びに連帯保証人との面談の中で滞納額の抑止に努めるべきと考えておりますが、規程上一定の線引きは必要であることから、県条例に準ずる6カ月としようと考えております。これまで、連帯保証人の債務保証範囲は有限ではなく、入居者が何らかの事情で債務不履行に陥った場合においては、連帯保証人は共同してその債務を保証することとなることから、今回の極度額の設定は、逆に保証人の債務限度額を設定することで負担感の軽減が図れるものではないかと推察いたしております。  最後に、公営住宅入居に関する民法改正の周知徹底ということであります。  今回の民法改正につきましては、新たに町営住宅に入居しようとされる方を対象した改正であります。民法改正以降において公募する町営住宅の入居希望者に対しまして、口頭並びに書面をもって説明し、承諾いただくようにいたしております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 私の認識が間違っていたらお示しください。  今回のいわゆる連帯保証人、保証人も含めてですが、そういう規定というのは、いわゆる公営住宅法等々にはありますかね。どうですか。僕は、なかったんじゃないかと思うんよ。法令に基づいてと言われたから。ありますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 公営住宅法にもあるというところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 申しわけない。  では、ちょっと個々、これは個人情報的な質問を避けるために、でも聞かざるを得ないんだな。いただいた資料の中に、分納誓約不履行というのがありますね。分納誓約不履行、つまり誓約はしたんだけど払わないと。連帯保証人とのいわゆる関係は、分納誓約不履行というのは2件出てますね。それはどういう現在進行形ですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 分納誓約につきましては、無論入居者の方からいただくということであります。そういった中で、今不履行というお話でありますが、粘り強くということになろうかと思いますが、約束は約束として履行していただきたいというのが我々でありますので、そういったおくれがちといいますか、そういった方については改めてお話をさせていただいているというところですし、それから連帯保証人の方につきましても、そういった状況につきましてもお話をさせてはいただいております。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) では、ちょっと聞いていきます。  町長は多分御存じだろうと思うんですけど、国土交通省のいわゆる条例のひな型というのがありますね。これは正式名称は何て言うんだ。公営住宅管理標準条例(案)というのがありますね。それ手元にありますね。ちょっと質問しますけど、このいわゆる条例案と、それから今回議案で出されている案があるわけで、兼ね合いというか位置づけというか、これはどういったことなんですか。大事なことなんですよ、基本的なことですから。政府の出している条例案と、それが違うわけですから、後で言います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 削除ということを思って言っておられるんじゃないかなというふうに思います、国のほうの方針としては。 ○2 番(川西 聡君) それは置いといて、とにかくおっしゃってください。 ○町 長(吉田英人君) 要件を満たすような形での改正ということは可能だというふうに思います。今回、そういった中での手続ということをさせていただいておりますのが、議案の第119号であるというふうに思っているところであります。  一つとして、連帯保証人の極度額を定めるというのが1点でありますし、それからもう一点は、退去時の畳の表がえとか壁の修理とか、そういったものも新たに今回規定をさせていただいたというところでありまして、問題は保証人の極度額の話だろうと思いますが、人数のことはまた改めてのお話になろうかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) いみじくも町長言われたけど、連帯保証人の関係ですよ。人数のことでもないし、極度額のことでもないんです。連帯保証人そのもの自体をつけるのか、つけたほうがいいのか、こういう問題なんです。それが事の発端は、総務省から始まります。ちょっと聞いてください、質問しますから。  総務省が調査で保証人を確保できないことによって入居辞退などの深刻な事例が全国で発生していることに目をつけて掌握したところ、これはひどいということで、国土交通省に対して改善を求めたことにあります。  これから質問します。どういったことか。国土交通省住宅総合整備課発出の先ほど言った公営住宅の入居に際しての取り扱いについて、いわゆる条例案ですね。こういう条例案があります。ちょっと認識をお示しください。言いますよ。極度額の設定が必要になったことから、極度額のことを云々かんぬん言うんじゃないんです。極度額の設定が必要になったことから、次です。近年、身寄りのない単身高齢者が増加していることなどを踏まえると、今後公営住宅への入居に際し、保証人を確保することが一層困難になるということが懸念されます、国土交通省が言ってるんですよ、懸念されます、連帯保証人を確保することが。  それにつきまして、さらに保証人を確保できないために入居できないといった事態が生じないようにしていくことが必要であります。保証人の確保を公営住宅の入居に際しての前提とすることから転換するべきであると考えます。つまり、連帯保証人を前提に置いた考え方は転換しなさい。総務省の調査から始まって、総務省が国土交通省に、こういう実態だから、だからちょっと考えなさいよということを言って、今、私が読み上げました。連帯保証人を前提とする考え方はおやめなさい、これを鳥取県に、いや全国の都道府県に通知を出して、そして八頭町にも来てるでしょう。  だから、結局言いたいのは、僕はよく国政上の問題でそれを引用して、国は何てことやってるんだなんてこと言うけど、いいことを言う場合もあるんですよね。今の御政道でも。  私、そういうことであるならば、これはやっぱり国土交通省の指針に従うべきではないかと、こういうことを思わざるを得ないんですが、町長の御認識をお示しください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 国交省から総務省にるるお話されたような通達をされたということでありますが、ただ、私どもが最終の現場であります。そういった中で町営住宅の連帯保証人の役割というものがあろうかと思います。無論、先ほど来あります滞納ということが一番大きな観点につながるというふうに思いますので、入居者への納付督促というようなことがありますし、それから緊急時の連絡先といいますか、そういったことの役割ということも連帯保証人の方というのは大きく担っているというふうに思っておりますので、国交省の御意見は御意見ですし、最終的に末端の現場のほうとすれば、無論といいますか、当然連帯保証人は必要だというふうに考えているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) もう少し突っ込んで。さっき極度額のことはちょっと置いといてと言ったんですが、この次の質問は極度額の問題を、概念を入れて聞いてみたいんですよね。
     結局、国土省が言ってるのは、全国的な趨勢として、連帯保証人が見つからない。連帯保証人を見つけることができない。それで、町営住宅、公営住宅ですね。公営住宅は一体何のために建ったのか。これは、低賃金やいわゆる低所得者のための安定したセーフティネットのために住宅は建てたんだと。  ところが、そういった人たちが高齢が進んで、入居を希望する人が高齢が進んで、これからも若干議論したいと思うんですが、連帯保証人立てられない。だから、そういう全国的な趨勢を考えてみた場合には、今までの発想を転換しなさいよ、そういうような意味合いなんですね。どうですか、やっぱり先ほどの答弁と同じですか。  ちょっとそういう基本的な国土交通省の考え方もそんたくしながら答弁してください。いかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) なかなか連帯保証人の方が見つからないというお話であります。そういった中で今回、今までにはなかったと思いますが、極度額の話があります。今回、条例改正では3プラス3で6月ということにさせていただいておりますが、今までとは大きく違うのは、連帯保証人の方の負担軽減というのが、この極度額の設定で加わるというふうに思っておりますので、従来であればそれこそ半年というような数字ではなくて、1年とか3年とかいろいろ結果的にはそうなっている方もあるということでありますので、実際のところはこれまでよりは緩和されたんではないかというふうには思っておりますが。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 一番最初に長ったらしいこと私言いましたが、極度額関係ないんで置いといてってやつが、極度額の設定が必要になったことから、近年身寄りのない単身高齢者が入居できなくなる、そういうことも含まれるということですよ。  それで極度額、ちょっと私の思いを言って、ちょっと町長の認識求めたいんですけど。極度額が、限度額が設定されることによって、連帯保証人のいわゆる責任が軽減される、負担が軽減される、一見そうでしょう。一見そういうぐあいに誰だって思いますよ。  ところが、こういう例があるんですよ。例えば、私が入居したい。連帯保証人を立てる。この連帯保証人は自分にとっては名前ぐらいのもんだから、だから何とかしてほしいということで連帯保証人立てるとしましょうか。連帯保証人の方は、川西は払いもいいし大丈夫だから、じゃあ連帯保証人になるわいなといってなるとしましょう。  ところが、私がとても人格的に非常に悪い人間でとんずらしちゃう。あの男はそんなはずじゃなかったのに、私は極度額を設定されて6カ月分の家賃を払わなきゃいけない。そういった事例だってあり得るんですよ、実際、いやこれから先の問題も、頭抱えておられるけど。これから先の問題だってあり得るわけでしょう。そういうことも考えたら、人間性悪説という立ち位置ってわけじゃないですけどね。  あるいは、困っている高齢者のことも考えたら、連帯保証人なかなか見つけられないと、今言った私の例も含めて考えると、やっぱりこれは極度額の設定というのはどうかなと思うし。  それで、連帯保証人の制度そのもの自体をなくしてしまえば、極度額も何もないんですと私は思うんですね。これは、9月議会でも我が党の伊藤市議会議員やあるいは鳥取県議会議員の市谷議員が、深澤市長やそれから平井知事に迫りました。そういうようなことでちょっと検討してみてはどうでしょうかね。今すぐに、今出されている議案を引っ込めてというところまでは言わないけども、やっぱりこれ連帯保証人をいわゆるなくしていくという、そういういわゆる検討、それはやっぱりやるべきじゃないんですか。どうでしょう、長期的にでも結構です。全然考えませんか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 川西議員は連帯保証人をなくせばいいんじゃないかというお話であります。先ほど申し上げましたけど、現場は現場の課題があります。それは、滞納ということであります。そういった中で、それこそ連帯保証人の債務保証範囲ということは、今まではそれこそ言葉が正しくないかもわかりませんが、有限という形だったと思います。それが今度、限度を設けるということでありますので、そういった面からするとかなり進んだ形になると私は思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) ここは見解の相違なんでしょうね。かなり有利になる。私は、かなり逆に悪くなるんじゃないか、そういう不安を感じます。  それで、参考のために岡山市、昨年度、保証人廃止しました。それから川越市、これも今、廃止の方向だそうであります。それから東京都、ちょっとでかいんですけど、ずうたいが。東京都も廃止と、連帯保証人をね。  またちょっと総務省に出てもらって、総務省が69の自治体を対象に行った公営住宅の行政評価、監視結果に基づく勧告でも保証人が確保できず、入居辞退があったことについて、公営住宅としての機能を十分に発揮しているとは言いがたい、こういうぐあいに指摘をしているということに照らしてさえ、私はやっぱり考えるべきだということを思うんですが、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっとさっき有限と言いましたけど、保証人の配置、今は無限ということですので、ちょっと訂正させていただきますし、町営住宅に入っていただくに当たっては、無論低所得の方に対しての中での救済という言葉がどうかもわかりませんが、そういった中で入っていただいているということであります。  そして、そういった中で個人の方ではないんですが、町営住宅も一つの経営スタイルになっております。というのが、家賃をいただいて水道料とか光熱費も払っていただく必要があるんですが、町とすれば家賃をいただいて、そういったものの中で修繕等もさせていただいておるということでありますので、そういった家賃等の滞納ということになりますと、経営ということもなかなか苦しくなるというのが現在の姿でありまして、それこそどこかで線引きと言ったら失礼かもわかりませんが、そういったことを考えてもおかしくないんではないかと私は思います。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) ちょっとはしょって、あと一、二件、しつこいようですけど。  この条例第12条に、結局最後にこれ極度額も含めてですよ。ただし、町長がやむを得ない事情があると認める者については、この限りでないとあります。これは私の言ったことのニュアンス、私の言った意味合い、当然入っているということですね。よろしいですね、どうですか。極度額も連帯保証人も含めて、これ12条。町長がやむを得ない。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 原則、今でいいますと保証人は2人、12条でそのことは明記してあります。末尾に町長がやむを得ない事情があると認める者については、この限りではないということがあるわけでありますが、その部分で保証人のことも担保はしてあるということでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 最後、県と市が家賃債務保証業者登録制度、こういったものを検討しているんですが、町長としてはいかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まだ八頭町にはそういったお話ということはないわけでありますが、そういったことも検討する時代といいますか、時期も来るのではないかとは思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) よろしく検討をお願いして、一般質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、2番、川西聡議員の一般質問を終わります。  以上で日程第1 一般質問を終わります。 ◎散  会 ○議 長(谷本正敏君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。  なお、次の本会議は、12月10日、午前9時30分から再開いたします。        (令和元年12月9日 午後5時03分散会)   会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員...