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令和元年第 6回定例会(第4日目 6月11日)

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  1. 八頭町議会 2019-06-11
    令和元年第 6回定例会(第4日目 6月11日)


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    令和元年第 6回定例会(第4日目 6月11日)      令和元年第6回八頭町議会定例会 会議録 (第4号)   招集年月日  令和元年6月11日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  令和元年6月11日 午前9時30分宣告        (第4日) 応招議員    1番 奥田のぶよ   2番 川西  聡   3番 小倉 一博    4番 小林 久幸   5番 森 亜紀子   6番 中村 美鈴    7番 岡嶋 正広   8番 坂根 實豊   9番 小原 徹也   10番 尾島  勲  11番 髙橋信一郎  12番 下田 敏夫   13番 栄田 秀之  14番 谷本 正敏 不応招議員    なし 出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町   長  吉田英人  副 町 長  岩見一郎  教 育 長  薮田邦彦  総務課長   髙橋和彦  税務課長   岩城憲治  企画課長兼若桜鉄道運行対策室長         川西美恵子  町民課長   山下真一  保健課長   森脇孝和  建設課長   年岡英夫  産業観光課長 谷口雅美智 上下水道課長 山田勇  地籍調査課長船岡住民課長         岸田司   会計管理者  木嶋成志  人権推進課長八東住民課長         岡満  教育委員会事務局次長         新田弥生  社会教育課長 奥平徹  農業委員会事務局長         小林春美  男女共同参画センター所長         山本聡美  福祉課長兼福祉事務所長         西尾克志 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長 竹内美智子   副主幹 石田智子 議事日程   別紙のとおり 会議録署名議員    8番 坂根實豊議員    9番 小原徹也議員           議 事 日 程 (第 4 号)            令和元年6月11日(火)午前9時30分開議 日程 第 1 一 般 質 問 議事の経過 ◎開議宣告                    (午前9時30分) ○議 長(谷本正敏君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は14名でございます。  定足数に達しておりますので、これから6月10日に引き続き、本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議 長(谷本正敏君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問 ○議 長(谷本正敏君) 日程第1 一般質問を行います。  本日は、2番、3番、8番、13番、4番の5名に行っていただきます。  それでは、2番、川西聡議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎川西聡議員質問 ○2 番(川西 聡君) 皆さん、改めておはようございます。日本共産党の川西聡であります。  今定例議会の一般質問を行います。  まず、最初に難聴者対策、これは子どもさんの問題も含めて聞いてみたいと思います。  まず最初に難聴者の方、1、高齢化の進展により本町でも軽度10から30デシベル、中度30から90デシベル難聴者は年々増加の傾向があります。重度90デシベル以上難聴者は、日常生活に支障を来すレベルの人であります。重度の人には、身体障害者手帳が交付され、補聴器購入費用の助成の対象とされまして、自己負担は1割であります。難聴は他者とのコミュニケーションを図る上で障害となります。  加齢に伴う聴力の低下は、社会参加への意欲が減少し、心身の虚弱や認知能力の低下にもつながります。介護予防や健康寿命延伸の観点から、限定された障害者総合支援法に基づく対象者を広げ、聴覚障害者手帳を交付されない軽・中度の難聴者の補聴器購入費用の助成を行う制度の導入を図るべきだと考えますが、町長の所見を問います。  同じく難聴者に対する施策で、2番目、難聴者の孤立を防ぎ、社会参加を促進するための補聴器訓練リハビリ訓練の取り組みの実態をお伺いします。問います。  続きまして、難聴児対策、子どもさん。  まず、1番目、コミュニケーションが取れないことによる学習能力、活動意欲の低下を防止する観点から、難聴児とともに学べる手話教室の実施や学習のおくれに対しての指導教室などの支援のあり方を問います。  2番目、コミュニケーション支援アプリの導入が、全国的に進みつつあります。それは、話している内容がリアルタイムで文字化されるものや、手書き、筆談用のもの、文章を音声で伝えるものなど、さまざまな種類のものがあります。多様な機能を使い1対1や、多人数の会話や会議まで幅広く、さまざまな人とのコミュニケーションに活用することができるものもあります。障害の有無に関係なく、会話の内容を共有することができるため、全国の自治体でもこの支援アプリの導入が進んでおります。音声認識により変換されるため、発音の明瞭さなども関係しますが、キーボード入力などで修正することも可能なアプリもありまして、学校現場への導入により、教職員がわかりやすい説明を意識したことで、難聴児の学力向上につながったという事例もあります。アプリ購入についての所見を伺います。まず第1回目。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 皆さん、おはようございます。一般質問も2日目ということでありますが、それでは2番、川西聡議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に難聴者、難聴児対策についてということでいただきました。  障害者総合支援法に基づく、対象者を広げ、軽・中度難聴者補聴器購入費用助成制度の導入をということであります。  川西議員の質問の中にもありましたように、身体障害者手帳をお持ちの難聴者・児の方々には、障害者総合支援法に基づく、補装具費、補聴器の購入費の助成を受けられる制度が整備されているというところであります。町内にお住まいで聴覚障害による身体障害者手帳をお持ちの方は、現在聴力レベル等に応じて、2級から4級そして6級の方が合わせて、98名おられるということであります。  聴覚障害によります身体障害者手帳をお持ちの方に、補聴器を支給する場合は等級に関係なく、身体障害者福祉法第15条第1項に規定する、指定医が聴力検査を実施し、交付した意見書または鳥取県身体障害者厚生相談所の判定により、支給を行っているというところであります。  また、身体障害者手帳の交付対象とならない、比較的軽度の難聴をお持ちの方には助成がないことから、近年児童の言語発達の機会を損なわないよう、自治体独自の助成制度を行っている自治体もあるというところであります。八頭町におきましても、身体障害者手帳交付対象外の難聴児への補聴器購入助成実施要項を、平成24年4月から施行し、平成26年と30年にそれぞれ1名ずつ、中・軽度、両耳とも30デシベル以上ということでありましたが、両耳難聴児2名に対して購入費用の3分の2を上限として、助成を行ったところであります。  御提案の軽・中度難聴者補聴器購入費用の助成についてでございますが、現在全国的にも少数で、県下では行っている自治体がないというふうに思っております。現時点では医療受診を勧め、手帳取得者への助成を行ってまいりたいと考えておりますが、他の自治体との連携を図りながら、検討はしてみたいというところであります。  次に、難聴者の補聴器訓練リハビリ訓練の取り組みについてということであります。  補聴器は眼鏡とは異なり、全ての人に十分な効果があるわけではありませんし、限界もあると伺っております。補聴器をつければ若く健康であったときのような聴力が、必ずしも手に入るわけではございませんが、正しく選択、調整された補聴器を装用し、適切に補聴訓練を受ければ、聴覚の回復にとても有効な手段となり得るものであります。  難聴の方の脳は音が伝わりにくい状態になれており、補聴器の使い始めは大きな音が突然耳に入ってきて、不快に感じるため、補聴器を快適に使えるようにするには、耳と脳の関係を正しく理解した上で、補聴器の音を調整することが大切であると伺っております。補聴器を用いて聞き取りに必要な大きさの音を脳に入れ、不快感を経時的にならしながら、聞き取りを改善され補聴器から聞こえる新しい音環境に合わせて、聞こえる脳に変えていかなければならないようでありますが、補聴器によるリハビリ訓練は、耳鼻咽喉科を頻回に通院して補聴器の音量を正しく調整し、なおかつ長時間装着して音になれていく必要があるとも言われております。  八頭町には専門医や言語聴覚士、補聴器の調整を行う認定補聴器技能者がおりませんので、現在補聴器のリハビリ訓練は実施できておりませんが、難聴を長年放置いたしますと、比例して調整も長期間となるため、早期に耳鼻咽喉科を受診していただければというふうに考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 皆さんおはようございます。  それでは、2番、川西聡議員の御質問にお答えいたします。  難聴児対策ということでございます。本町では本年度難聴の特別支援学級を3校、3学級開設いたしております。小学校が2校、中学校1校ということであります。いずれの児童・生徒も補聴器を使用して学習に取り組んでおりまして、当該学年の教育課程は達成できておりますので、学習のおくれについてはないというように把握をしております。  また、該当児童・生徒は手話ではなくて、通常の言語で生活をしておりますので、現在のところ学校生活においてコミュニケーションが全く取れないということはありませんが、町内の小学校では県の授業を活用しながら、手話学習も取り入れ、簡単な挨拶や指文字などを学んでいるという状況であります。  次に、支援アプリ等の導入についてでありますが、現在の難聴特別支援学級の環境整備として、補聴器に直接話し手の声が入るFMマイクあとコミューンというスピーカーを導入しております。FMマイクは全校集会など広域の場で用いており、指示や話がきちんと伝わるための支援機器として、使用しております。せんだって八東小学校の運動会においでいただいたかと思います。指揮台にマイクが2本準備されていたのを御存じでしょうか。で、1本はこのFMマイクということであります。また、コミューンは難聴児に聞き取りやすい周波数の音声が、スピーカーから流れるようになっている機器でありますが、これは通常の授業で小学校の授業で使用しておりまして、聞き取りやすさが格段に向上しますことから、その有効性について学校でも高く評価をしているところであります。  また、本年度は支援アプリが充実しておりますことから、アイパッドを小学校には特別支援学級分、中学校には特別支援学級の生徒数分の導入を計画をしておりまして、難聴児童・生徒を初め、特別支援学級で学ぶ児童・生徒への幅広い支援につなげたい、というように考えているところであります。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) まず、砕けた質問から。  町長、一口に補聴器と言いますけど、補聴器というのは大体市場価格で幾らぐらいから、幾らぐらいまであるというぐあいに思っておられますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はい。金額にも大小あろうかと思いますが、通常私どもといいますか、助成させていただいておりますのは、10万円あたりと、1台がですね。そういう認識があります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 驚きましたよ。安いので3万円、高いので100万円。こんなに差があるとはね。いや、言いたいのはね、低所得というか、子どもさんの施策はあるんです、言われるように。ところが、いわゆる中程度のデシベルで何といいますか、そういった方々に恩恵がないと。で、ちょっとここでおおぎょうな質問しますけども、合理的配慮ってあるでしょう。合理的配慮って。障害者の基本法なんかでね。ああいう観点から仮に要求があったとしたら、そういう中程度のデシベル、身体障害者の対象外の、これやっぱり前向きに考えざるを得ないんじゃないですか。国も考えなきゃいけないけど。地方自治体も、いかがですか。そういう要求はないでしょうけど、どうですか。合理的配慮。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) おっしゃってる意味はよくわかります。今現在手帳お持ちの方については、助成があって1割負担ですかね。そういうような内容ということになっているわけでありますが、そういった中で軽度・中度というお話でございます。最初にちょっと答弁させていただいたんですが、やはりまず医療機関と相談をしていただけたらというふうに思います。合理的配慮ということで、よくわかるわけでありますが、状況等もやはり職員なら職員にお話をしていただいて、その一緒になって考えさせていただきたいとは思うわけではありますが、その末端の私どもは行政でありますが、言われましたように国とされており、やはりそういったことについては、やはり目を向けていただけたらとは思います。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) ちょっとやや突っ込んでいきますけどね。眼鏡のこと言われましたよね、眼鏡のこと。あれ眼鏡調整きくんですよね。大体調整きくんですよ、いいぐあいに。で、加齢性黄斑なんかになったらね、なかなかもうそれ視力は回復しませんけど。眼鏡は一般的に調整きくんです。ところがこの補聴器というのはね、私母親のことをちょっと引き合いに出しますけど、調整が物すごく難しいんですね。もう四六時中行ってなきゃいけないと、センターに。で、そういったような状況にあって、やはり障害者の方が幾ら手帳を持っていなくても、日常生活に不便を来すことっていっぱいあるわけですよ。そういった中にあって、補聴器がなければ暮らしができない。しかし補聴器を買おうにも手帳の対象にならないから、だから諦めると。だけど補聴器は続けたいから常に機関に行って、いろんな専門店に行って、いろいろ調整をすると。こういう循環なんですね。これが現実なんですよ。これで合理的配慮なんですよ。  ということで、町長これは前向きに考えていただきたいということで、前向きに考えていただくということで、よろしいですね。もちろん先ほどの答弁のとおりでいいんですけども、助成措置これを何らかの形で検討しようと、手帳外の対象外の。ね、将来的に将来的で結構です。今すぐにやれって言ったわけじゃないですから、どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はい。この問題は八頭町だけの問題ではないと思います。で、他町村にも無論そういった状況の方がいらっしゃると思いますので、最初の答弁でお答えいたしましたが、他の自治体とも連携を図りながらということですし、それから本当にお困りでありましたら、先ほど言いましたように、お医者さんに行っていただいて、その状況等を行政のほうにもお伝え願いたいと思います。 ○2 番(川西 聡君) わかりました。この質問は結構です。
     教育長にちょっとお伺いしますけど、一口に僕の聞き方が悪かったんかな。今の八頭町の学校の体制は、難聴児対策に対する対策は文字化ではなくて、音声化だと、それを基本原則にしてるっていう。そういう現実ですか。もう一回。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) お答えしましたように、補聴器をつけていわゆる日常生活が送れているということです。聞き取りづらいということがあるので、そこを補填するという形でもって、学校生活が成り立っているということですから、あくまでも言語でやらしていただくということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 言語に頼るっていうのもわかるんですよ。これ否定するんじゃないです。いわゆる文字化、いわゆる私も言ってる私は余り横文字苦手、アプリですね。仮にここに踏み出すとして、どういう時点で踏み出しますか。まだ考えたことないですか、そういうのは。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) はい。現段階で具体的に考えているわけではありません。で、特別支援学級に望まれたときに、どのようなレベルにあるのかというのが、ここが一番問題になってくると思うんです。で、私どもで確実に預かれるとするならば、今学んでいる児童・生徒の皆さんは、当然やれているわけですけども、それよりももっと厳しい状態、ということがあるとするならば、むしろ私どもの特別支援学級ということよりは、聾学校に行かれるほうがその子たちの将来のために、よろしいというような判断もあるんだろうと思います。したがってその状況によって、判断をしていくということになると思います。  ただ、おっしゃってますように、支援アプリというものが相当充実してきているという実態も承知をしていまして、それでその数の多いアプリを使えるという機種がアイパッドだということから、今年度導入するのはそういった機械を入れるということであります。  で、先ほど申し上げましたコミューンという機械ですけれども、20センチぐらいのスピーカーから音が出ているわけです。先生がピンマイクをつけたものを飛ばしてということですが、これが聾学校でも使われている機器でありまして、そういったもので相当聞こえやすさというのは格段に上がっていますので、そういう意味で授業の理解も進んでいるというのは明らかでありますので、そういう状況の中で進んでいるということです。  したがって、議員がおっしゃってます条件が生まれるとするならば、その時点で当然検討していくということになりますけれども、少なくとも支援アプリが使える段取りとして、アイパッドを入れるという、そういう考え方でいるということです。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) じゃあ、ちょっと整理しますと、私の言ったいわゆるアプリ導入というのは、全然打ちやられるんではなくて、それはもう大前提に置いた上での施策を、これからやっていくということでよろしいのかな。それからもう一つ、にわか勉強で申しわけないですけどね、文字化っていうのは私タイムラグっていうんですかね、またあれですけど。文字化すぐに文字化になるっていうことは、タイムラグが非常に少なくて、子どもさんたちが非常にスムーズに情報が得られるんじゃないかなと。そういうちょっとメリットの勉強してみたんです。それで、そこのところをうまく何といいますかね、適合して位置づけにして成功したのが九州の門真市ですか、後で調べてもらったらわかると思うんですけど、アプリが導入されて、子どもさんたち、親御さんたちが喜んでると、こういうような実態もあるわけですけども、それはそれとして。どうですか、私が先ほど言ったとおりでよろしいですか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) これはですね、特別支援学級いろんな難聴だけではなくて、いろんな状態の児童・生徒があるわけでありまして、全ての児童・生徒の支援のために、いわゆるアプリケーションを導入しようということです。したがって、そのまず素地づくりをしないとできませんから、まずそれをやろうということであります。したがってその方向にいくというのは、おっしゃってるとおりであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) けして、効用のない質問ではなかったと自負しておりますけれども、よろしくということであります。この質問は以上であります。  二つ目の項目、国民健康保険制度の問題。  国民健康保険制度の広域化に伴い、県が設定する標準保険料率について伺います。  昨年4月から、市区町村単位だった国民健康保険都道府県単位に変わりました。広域化で、都道府県は市区町村の国保料、国保税の水準を統一することを目的に、毎年度標準保険料率を示すことになっております。国の方針では二つありまして、まず第1番目、一般会計から国保特別会計への法定外繰り入れの削減、解消。2番目、保険料率の算定にあたって、応能割、所得割と資産割ですね。対応益割、均等割と平等割、これを50対50を基準として、住民の所得水準の見直しを迫るとこういう指導をしているわけですね、都道府県に対して。法定外繰り入れは、国保料、国保税の引き上げを抑えたり、あるいは独自に減免したりするために、多くの市町村が実施している施策なんですね。やっぱり知恵を絞るわけです。で、国がふやそうとしている応益割というのは、低所得世帯ほど重い負担となるんです。消費税じゃないけどね、逆進的な仕組みなんですね、あれは。  で、質問ですが、国保の広域化の下でも、県が示してくる標準保険料率というのは、これはあくまでも、参考基準、参考値にすぎないと。で、本町はあくまでもそれは参考値であって、本町のいわゆる独自施策は独自施策として行うと、こういう姿勢に立っていただきたいと思うんですが、町長御所見をよろしく。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に国保の標準保険料率についていただきました。  国保の広域化での標準保険税率は、参考値にすぎず従う義務はないと考えるが、ということであります。  川西議員も御承知のように、平成30年度に制度改正によりまして、市町村とともに新たに鳥取県が財政運営の主体として、保険者の役割を担うこととなりました。制度改正によりまして、鳥取県は医療給付費等を見込み公費等の拠出で賄われる部分を除いた額を、市町村ごとの年齢調整後の医療費水準や所得水準を考慮して、医療分、後期高齢支援分、介護分を市町村ごとに決定し、市町村は決定された納付金額を鳥取県に納付し、鳥取県は合わせて市町村ごと標準保険税率を示すこととなっております。  一般会計から国保会計への法定外繰り入れの解消についてでありますが、国保は特別会計であり必要な経費のうち、公費等で賄われるもの以外は、基本的に保険税で賄い、赤字補填のための法定外繰り入れを解消するのが、望ましいというのが国の方針であります。また将来的な保険税水準の統一の観点からも、法定外繰り入れは解消するのが望ましいとされております。八頭町では国保運営のための一般会計から、国保会計への法定外繰り入れの該当はなく、今後とも安定した運営を図ってまいりたいと考えております。  次に、保険料率の算定の件であります。鳥取県が示します標準保険税率は、あくまでも参考であり、税率について鳥取県から指導されるということはありません。5月27日の全協でも説明をいたしましたように、八頭町ではさまざまなパターンでの被保険者の税額をシミュレーションし、低所得者の方にも、過度の負担とならないような税率設定をしたというふうに考えております。今後とも国保の財政運営の安定化と、被保険者の方の負担感を鑑み、税方式も含めまして、適正な国保の税率設定に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 私の認識と町長の認識は、ずれてたのかな。僕はじゃあ質問しますよ。保険料率というのは、この標準保険料率ですよ。これは僕はこういうふうに理解してるんですよ。法定外繰り入れを解消するべきだと、それで法定外繰り入れを赤字だとして、繰り入れを行わないことを前提に、算定されているものだと。こういうような私は認識してるんですが、先ほどの答弁はちょっとニュアンスが違うような気がするんだけどな。どうですか。これはもう大前提が、保険料率は法定外繰り入れをやっちゃいけないだと、そういうことを大前提に組まれてるんだと、私は物の本でちょっと勉強してるんですけどね。どうですか、それ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど答弁いたしましたが、八頭町では法定外の繰り入れということは行っておりません。定められたといいますか、そういったものの繰り入れはさせていただいております。そういった中で、その県の出しております標準保険料率というものがあるわけでありますが、ただそれはあくまでも参考であって、先ほど言いましたけど、納付額というものは決まっております。で、それぞれの自治体で、その納付額を納めるわけでありますが、中身についてはそれぞれの自治体で決めているところでございます。  川西議員も御存じだと思いますが、3方式、4方式の話がございます。したがいまして、鳥取県のほうでそれこそ八頭町さんこうですよというようなことは、参考、あくまでも参考ということですので、町としてはそういったものは参考だけということだけで考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) いやいや、町長ちゃんと答えてくださいよ。答えてないでしょう。国の指針として国の方針として標準保険料率、これは法定外繰り入れを解消するため施策なんだと。こういうように勉強してるんですけどね、違いますか。大事な事なんですよこれ。我々の生活を守っていく上で、この指針が徹底的に縛られて、自治体にそれこそ重圧となるようなことになったら、住民の生活大変なことになります。国保がどんどん上がっていって、私は細かいことがやりませんがね、きょうは。ちょっと答えてくださいそれ。どういうぐあいに思っとられるんか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) その部分につきましては、先ほども答弁いたしました。最初の分ですね、統一的な保険水準の統一の観点からも法定外繰り入れは解消することが望ましいということであります。 ○2 番(川西 聡君) え、望ましい。じゃあ私の言ってる。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) あ、はい。じゃあ私の言ってる認識というのは間違ってるということですか。これは言い争いはこれまでです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はい。同じ内容だと思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 同じ内容。何で同じ内容ですか。まあいいです。町長はこのあくまでも保険料率というのは、いわゆる参考にということで、これはもう縛られないんだと、そういう考え方だということを私は理解しましたよ。それで自分のちょっと資料から、こういうことを言いたいと思います。自分の論を強化するためにね。  2019年度に、日本共産党標準保険料率等をもとにした調査、あるいは八頭町にも聞きまして、もし保険料率どおりにやった場合に、国保税を見直した場合、こういう数値が出てました。8割の市区町村で約4万9,000円の大幅な引き上げとなると。専門部がやりました。5万円近く引き上がるんですよ。標準保険料率どおりにやると、だごへごはありますよ。だから僕は、町長がそういって言っていただけたんで、安心しましたけど、あくまでもやっぱり参考だと。それを受け入れる絶対に受け入れるというわけじゃないんだと、いうことで私は理解したということで、これ以上言っても同じことでしょうから。  ということで、この八頭町内の国保の引き上げをなるべくなら、抑える施策をとっていただきたいということを申し上げて、この質問を終わりますが、何かありますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 党のほうの調査で、8割そういった上がったということであります。平均で4万9,000円ですか。ですけど先ほど来申し上げておりますように、鳥取県では八頭町に幾ら負担してくださいということで、納付するわけでありますが、その納付額をもとに税率を設定するわけであります。余分といったら失礼かもわかりませんが、プラスアルファの部分については、町として被保険者の方から徴収というようなことは考えておりませんので、標準とかあるわけでありますが、納付額に対して町として、税率を設定させていただいておるというところです。 ○2 番(川西 聡君) わかりました。またちょっと勉強し直します。それでは。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。手を挙げて。 ○2 番(川西 聡君) 済みません。どうもぽかやりますね。最後の質問であります。  本町が廃止をしようとしている霊柩車貸出事業、この問題について質問をいたします。  本町は、霊柩車貸出事業を来年度から廃止の方針であります。そもそも、この事業が開始された当初の目的は、民間業者の営む霊柩車の利用料の高額が推測されると、私が依頼調査を出しましたら、要約ですが、そういう回答が返ってまいりました。本町は、この事業を廃止する方針を打ち出すに当たって、昨年8月に産業福祉常任委員会でその理由を説明、委員の多くの指摘を受け、再検討・協議を重ね、結果として廃止の方針をかため、本年3月の全員協議会で廃止の旨を説明し、議会に廃止への理解を求めました。  何点か質問してみたいと思うんですね。昨年8月の産業福祉常任委員会、委員間から出された多くの意見というのは、多くの指摘の内容は、どういうものでしたか。具体的におっしゃってください。  2番目、産業福祉常任委員会で出された意見を踏まえての検討内容は、どういう内容でしたか、おっしゃってください。  それから3番目、廃止の方針を打ち出すに当たり、議会以外の諸団体、例えば社会福祉協議会ですね、意見は聞き取りをしたんでしょうか。車は社協から貰ってるという、そういう事実もありますね。  それから、4番目、この平成26年4月に、この貸し出しに関する霊柩車ですよ。霊柩車の貸し出しに関する条例改正が行われました。これはまた後で議論します。その事業のこの改正後における、この貸出事業の周知徹底の具体的な内容、これはどういったことでしたか。  それから、次5番目、3月の全員協議会に、町民課長が廃止理由の説明したんですね。で、簡単に言えば民間サービス事業者の充実であるとか、あるいは利用者数の減であるとか、あるいは貨物運送事業法の指導等々を言われたわけです。その際に私がちょっと偉そうに言いまして、ちょっと若干抗議したんですけども、その考え方は今でも同じかと、多少なりともちょっと考え直したかということですね。  それから次の質問は、その説明資料の中で、この事業はいわゆる貸出事業、公的サービスの役割は終わったと、こういうぐあいに記述がありましたよね。この意味はどういう意味ですか、ということですね。  それから最後、この事業を始めた当初の理由に照らせば、これは私の幻想かもわかりませんがね、今の段階では。年度内の利用者が皆無という結果が出るまでは、事業は存続するべきであると私は思うんですけれども、所見を求めたいと思います。  以上であります。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 3点目に霊柩車の貸出事業廃止の方針についてということで、いただきました。  まず、最初に昨年8月の産業福祉常任委員会で出された多くの指摘の内容はということであります。  本町の霊柩車貸出事業につきましては、郡家車両と八東車両の2台で旧町時代より行ってきております。なお、旧の船岡町では合併前には当該事業はなく、合併後に御利用いただけるようになったというところであります。利用料につきましては、郡家車両が運転手代として1万2,000円をいただいておりますが、八東車両につきましては無料といたしております。ただ近年の利用者がごくわずかなこと、また車両の老朽化により故障時の部品等の手配が難しいこと、さらには町内全域で同様のサービスを行う事業者が複数あることなどを理由として、廃止の方向で検討し、平成30年8月22日の産業福祉常任委員会で説明を行ったところであります。  同委員会では、地域別の利用者数や自宅葬割合など、詳細な資料作成と廃止した場合と無料継続した場合、また社協等に引き継ぐ場合などのケースごとの比較表をつくり、検討すること、町民への周知を十分に図ることなどの御指摘をいただいたところであります。  2点目の、上記の委員会で出された意見を踏まえての検討内容は、ということであります。廃止した場合、郡家車両も無料とした場合、社協に引き継いでいただく場合の比較検討表を作成し、再度検討いたしましたが、やはり十分な提供事業者がある中で、八頭町が引き続き事業継続する理由が見つからないこと。利用料に事業経費を転嫁しないことは他の事業者に不利な競争を強いることとなっていること、などから広報紙や行政懇談会などへの町民の皆様方への十分な説明のもと、廃止の方向で進めたいことを9月の産業福祉常任委員会で報告をいたしました。  3点目の廃止の方針を打ち出すに当たり、議会以外の諸団体の意見を聞き取りしたかということであります。八頭町の社会福祉協議会に本事業の廃止に対しての御意見を伺いましたが、特にございませんでした。また本事業について引き受け意向がないかもお伺いいたしましたが、引き受ける意向はないとのことでありました。参考に祭壇の貸出事業の状況を伺いましたが、近年は利用者がなく、年間10件程度と伺っております。これは3地域とも祭壇を持っておりまして、3地域合わせて年間10件ということであります。  4点目の平成26年4月、貸出に関する条例改正後における事業の周知徹底の具体的内容はということであります。改正内容は、霊柩車の利用者を死亡者が町民である場合、または町内で死亡した場合に限るとしていたものを、もしくは町内に在住している者で葬儀を営む者の場合、またはその代理人の文言を追加したもので、利用者の拡大を図ったものであります。この改正意図は町外の施設で死亡された場合には、利用することができなかったため、この文言を追加したものであり、特段の広報はいたしておりませんが、死亡届に来られた御家族、及び葬儀会社に広報を行っているところであります。  5点目の3月全協での廃止理由であります民間サービス事業者の充実、それから利用者数の減、3点目に貨物運送事業法の指導などの強化の3点の理由ということだが、再度廃止の理由を問うということであります。3月の全員協議会時に御説明したとおりで、変わりはございませんが、つけ加えまして車両の老朽化というのも、もう一つ大きな理由であります。  6点目の説明資料の中で、この事業の公的サービスの役割は終わったという記述、その意味を問うということであります。公共事業としての役割が終わったもの捉えておりますと説明いたしましたのは、ここ数年の自宅葬割合は5%程度であり、残りは会館葬で葬儀社の車を利用されていること。また町内には葬儀社が3社あり、十分なサービスが提供できる状況にあると認められること。さらにはここ5年間の利用率が、10%と低率であることなどを勘案し、行政サービスとしての任を終えたとの思いに至ったものであります。  最後に、7番目であります。最後の利用者がなくなるまで事業継続という御意見であります。ことしの夏の町内14カ所で、開催予定といたしております行政懇談会で町民の皆様方に状況を説明し、御意見等を賜り最終的な判断とさせていただきたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 最後のところなんですけれども、方針は方針としてあるんだけども、最終的な判断はもっと先だと、こういうぐあいに受け取りましたが、それでよろしいですね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はい、幾ら早くても令和2年度というふうに考えておりますので、ことし先ほど申し上げましたように、行政懇談会等ありますので、少し時間をいただいて、判断をさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 存続の方針もちょっと考えてみてくださいよ。私ね、本当にいじわるなこれから質問するかもわからないけども、町長の言ってることはそれはわかる部分と、さっぱりわからない部分があるんですよ。特にわからないのは、公的サービスの役割は終わったと、その理由をいろいろ言われたけれども、わかりましたか。私さっぱりわからない、まあそれはそれで後でやりますけども。  じゃあどこからいこうかな。まあこれはいいですね。3月19日の全員協議会に出された山下課長が説明された資料ですよ。これです。私かみつくわけじゃないけどね、これにはね、まずその質問からいきましょうか。維持費のこと書いてないでしょう。維持費のこと。私はこう解釈しますよ。維持費はかかるけれども、異議があれば存続するんだと、そういうような思いがあるから、だから維持費のことは書いてないんでしょう。いかがですか。だって貸出事業の廃止について、公の全員協議会でですよ、そのいわゆる廃止の理由に維持費がかかるからという理由は一つも書いてないですよ。これはどうしてですか。おっしゃってください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 維持費のことは、記載は確かにしておりません。で、先ほど5点目ですかね、理由を申し上げたんですが、最後に車両の老朽化ということもお話をさせていただきました。郡家地域で利用いたしております霊柩車は、社協さんからお世話になっていただいておりますが、25年ということであります。それから八東地域もこれは合併前に、これも社協さんのほうでいただいたということでありますが、こちらも15年ということであります。先ほど修理のお話もさせていただきましたが、やはりそういった部分についても費用がかかっているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 町長いけませんよ。私はよくこういう言い方をしてね、町長に叱られるんだけども。ちゃんと公の議会に出しなさいよ、そういう文章を。あるいは年間維持費がどれだけかかるのか、私は依頼表でもらいました。これ言い争うつもりはない。それから何ですか、車両を更新するとしたらどれぐらいかかるのか、100万円かかるのか、150万円かかるのか。口頭で言っただけじゃだめですよ。だってあなた方は、あなた方って失礼だけど、ちゃんと理由を述べられてるんだから、こうやって、こういう理由でもって廃止をするんだって言ってるんだから、口で言ってるからっていって納得できませんよ、そんなの。だからさっき言ったように、貸出事業が低所得者対策で始まったという意味合いから考えて、あるいは利用者はまだ何人か残ってるってことを考えて、無用の雇用って言葉があるけど、日本人の先輩たちが編み出した言葉に、まさにそれに該当すると、私はそういうことを思うんですが、じゃあちょっと具体的に見ていきます。  貸出事業の廃止についての理由です。これさっぱりわからない。山下さんにはちょっと失礼だけど。ありますね、その資料いいですか。町長もいろいろ説明してたけども、これ民業圧迫だとここに文言があります。この状況で町がさらに霊柩車貸出事業に参入している状況で、これは民業圧迫ともとられ兼ねないと、課長もそういうぐあいにとられ兼ねないと言われた。これは考え方としてどうかなということも議論しますけども、いいですか、その後利用者の減のところ見てごらんなさい。利用者の減のところね、こういうぐあいに言ってますよ、利用者は減少しております。その次、これは会館葬がふえていることも合わせ、民間事業者の利用が進んでいることが影響しているものだと。全く二律背反したこと言ってるじゃないですか。こういうのを二律背反って言うんですよ。  一方では営業妨害だと言っておきながら、言葉は失礼ですよ。平たく言えば。一方では民間業者の利用がどんどん進んでるんだと、減少してるんだと。営業妨害、民業圧迫になってないじゃないですか。どっちが本当なんですか、これ。ということになるんですよ。あのね、これを公式な場所で公式な廃止の理由として述べるってこと自体が、私は果たして本当にこの貸出事業のいわゆる霊柩車サービスのね、貸出事業の大切さ、低所得者対策の大事さ、こういったことをいかにないがしろにしてるかと、いうことを言わざるを得ないんだな。  それでもう言ってしまいますけども、町長も言われたじゃないですか、全員協議会で私が低所得者対策の云々かんぬん言われたら。方針は方針として、実施はするけれども、しかし川西さんの言われた低所得者対策というのは、これは大事なことですと。そういう旨のこと言われましたよ。要点筆記に残ってるかどうか、私は残ってると思うけども。言われましたよ。そういった点で考えてこの書きぶりはおかしい。明らかにこれは通用しない。一方では民間がもうけてる、一方では民間がもうけてるのを邪魔してる。どういうことですか、ちゃんと説明してください。これ間違ってますね認識が。大前提ですよ、これ間違ってるんだったらこの方針はやっぱりやっちゃいけませんよ、こんないいかげんなことで。答弁してください。意味合いを説明しなさいよ。あ、失礼。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 町民課長から。 ○議 長(谷本正敏君) 山下町民課長。 ○町民課長(山下真一君) まず民業圧迫の御質問について、考え方といいますか、先ほど町長もおっしゃられましたですけれども、かかる費用を全て利用料に付加してないということは考え方として、いかがなものかということでございます。民間事業者は運転手の賃金、また整備代、保管料とかいろんなものを加味して金額設定をされておりますが、八頭町の場合、運転手さんに支払う1万2,000円のみを利用料としておりますので、そういったことは公正な競争原理に反する民業圧迫に当たるのではないかという思いから、そういったことを、そういった文言を書かせていただいたということでございます。  また、それにもかかわらず、やはり手軽にといいますかセット料金で葬祭のセットの中に、会館葬などをされますと霊柩車利用料も入っておりますので、そういった形でやはりそちらのほうの利用もふえているのではないか、ということを推測して書かせていただいたものでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 全然答えてないじゃない。じゃあ次のは。民間事業者の利用が進んでいる、進んでるんですよ。圧迫されてないじゃないですか。あるいは圧迫しかねる状況にもなってないじゃないですか。これを何回も言いますよ。これを基本指針として廃止をするんだ、理由にならない。もう一回説明してください。この後者の場合どういう意味ですか、じゃあだったら。どういう意味ですか。はい、お願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 町民課長から。 ○議 長(谷本正敏君) 山下町民課長。 ○町民課長(山下真一君) 3月のこの書き方の中の、民間事業者の利用が進んでおりといいますのは、事実として進んでおるということでございます。民業圧迫という書き方もしておりますけども、そちらのほうで妨害といいますか、訂正な価格で貸し出しをしていないということもございますけども、事実として手軽なほうを町民の皆さんは選んでおられると、そちらのほうの利用が普及しておるということは、事実として書かせていただいたということでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 全然説得力がない。聞かれたことに答えてない。答えられないわけですよ。答えられるわけないんですよ。こういう矛盾した表現してりゃ。それでね、どういう質問したらいいんかな。僕はね、逆だと思うんだ。山下さん、山下さんって名前言っちゃったけど、課長。逆だと思うんですよ。民間事業者の利用が進んでいるがゆえに、いいですか、民間事業者の利用が進んでいるがゆえに、公的なサービスが圧迫されていると。実際そのとおりでしょう。利用者が少なくなってるんですよ。利用者が少なくなってるということは、その利用者が判断されて、その霊柩車を使う民間事業者の、そこのところで判断してやるんだけども、その揚げ足取りじゃないけど、結果としてどうですか。結果としてこの公的サービスがせっかくあるにもかかわらず、圧迫されてるでしょう。そうお思いにはなりませんか。いや、ちょっとお二人笑ってるけども、私はちょっと対抗するな。  それから、じゃあ次の質問します。平成26年の4月に改正になりましたよね。これは貸出事業が、これは町長が意味じくも言われた利用者の拡大だと。あなた方いいことしたんですよ、とっても。いわゆる町民が利用の範囲が拡大したわけですから。とってもいいことをされたんですよ。それでこの時点を見てみると、この資料の平成26年度ですよ、最初の資料が利用件数の。それで郡家は若干ちょっとふえたり減ったりなんかして推移してますけどね現在。八東は少なくなってる、実際に少なくなってるという事実がある、利用件数が。いや言いたいのはね、条例改正やってサービスを受ける範囲を拡大しておきながら、で、さっき特段の広報はしていない、特段の周知はしていない。これはないでしょう。そして結果的にこういう数字が、八東26年度8から、平成30年度4で推移でずっと下がってる。
     言いたいのは、また笑われるかもしれないけど、これ利用件数が少なくなってるというのはね、町政にも責任があるんですよ。そうはお思いになりませんか。じゃあ、そのことを聞きます。この条例改正後にもっと周知徹底して、それなりの事業の意味合いをわかってもらうように努力をしていたら、こういう八東の減少というのはあり得なかったのではないのか。あるいはこの郡家の霊柩車の利用件数だって、もっとふえていたのではないか。私はそのように思うんですが、町長いかがですか。答弁してください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 恐らく川西議員と私の意見は合わないと思います。 ○2 番(川西 聡君) また、そういうから。 ○町 長(吉田英人君) ただ、先ほど平成26年の4月のお話は川西議員にこういったお話をいただいて、改正したというふうに記憶していたしております。 ○2 番(川西 聡君) そうですよ。 ○町 長(吉田英人君) で、住民票があってほかの施設で亡くなって、ほかのところで葬儀をするというような場合でも、その利用拡大というようなことで、条例を改正をしたというふうに思っております。そういった中で今広報が足りないから、件数が落ちたんではないかというお話でありますが、合併以来このことについては、郡家地域、それから八東地域の霊柩車があるということは町民の皆さん御存じですし、また最初に申し上げましたが、船岡地域の皆さん方でも使っていただいておるということでありますので、広報云々ではないと私は思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 私がちょっと言い方間違えたかな。広報も含まれるとこういう言い方しましょう。何らかの形でやっぱり努力をしてれば、私も実はこれ条例改正のときに、一般質問やって当時の産業福祉常任委員会で合意を得て、提案して条例改正になりましたけども、私も努力しました。しかし努力不足もある。しかし町長の説明を聞く限りでは、この条例改正やって、幅広くっていうか、自動車が借りられる対象が広がったにもかかわらず、町外で亡くなった人でも喪主が頼んだら、貸してもらえるようになったんですよね。以前はそうでなかった。せっかくそうやって広がって、そういうサービスの事業を拡大しておきながら、それを周知徹底して広げる努力、私はしてないと思う。そういう状況下にあって廃止だと。だから納得いかないというのはこれなんですよ。  で、時間の関係があるんでね。じゃあ、ちょっと私は専門的な知識がないんで、これは機械的なちょっと質問になるかもわかりませんが、貨物運送事業、これはちゃんと理由に示されております。これわかるんですよ。交通安全が強化される。青ナンバー、緑ナンバーのね。当たり前です、これは。これはわかります。ちょっと聞きたいのは、平成29年の3月にこの法律が改正になって、すぐに施行になってる。じゃあ、ちょっと聞きたいのはね、このいわゆる何といいますか、実績表でこの29年度と30年度のこの貨物運送事業法の適応に関しては、どういう実態でしたか。努力しましたか、努力しましたというか、何か援助しましたか。この運転される人。どうぞ。あるいは講習。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 町民課長。 ○議 長(谷本正敏君) 山下町民課長。 ○町民課長(山下真一君) 失礼いたします。講習の件のお答えですけども、以前よりこれは改正になって、その指導内容が強化されたということでございまして、以前よりこの指導内容というのは、説明書に書いておりますようにあったわけでございます。で、約1年に1回その前年度の状況を見るために、現地指導が運輸省の方が来られましてあります。で、そのときにチェックをされるということで、毎回そのチェックは受けており、またその指導とか座学指導また実技指導というのは、年間その担当者が行っておったということでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) はっきり言います。貨物運送事業法が強化された、それなりの行政が努力をする。それなりに運転者に対しても講習受けていただくなり、何にしろ指導する。それで十分じゃないですか。何でこれを、私はね交通安全の強化だっていうから、だからなるほどなっていうぐあいには思ってはみたけども、よくよく陸運局の人と話をしてみたら、これは要するに今、町民課長が意味じくも言われたように、いわゆる簡単に言えば事務的にできるわけですよ。で、運転者の方のいわゆる研修等々、これなんかも事業を存続するということを前提において知恵を使ったら、行政そのもの自体が努力をして、この貨物運送事業法の適応にそれこそ適合できるんですよ。しなきゃいけないんですよ。理論的にいったらそうなります。ところが地方行政はその気が全くないもんだから、だから結局貨物運送事業法のいわゆる改正をきっかけとして、そういう方針を押し出してるんです。だからね僕に言わせれば検証に値しない。  じゃあ、ちょっと聞きます。区長会でどの程度説明しましたか。ちょっと答えてください。じゃあ、もっと私の質問、具体的に。議会に資料を出されたでしょう。このいわゆる反対の、反対というか事業の方針の。説明しましたか、区長会で。懇切丁寧に、みんなが納得できるまで。これはサービス事業ですよ。低所得者対策の。  以上。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 町民課長。 ○議 長(谷本正敏君) 山下町民課長。 ○町民課長(山下真一君) 区長会での説明でございますが、先ほど町長も言われましたですけども、町内14カ所での詳細な説明をという予定がございましたので、ごく簡単に霊柩車事業は予定として、今年度をもって終了したいということを、4月の区長会で申し上げたところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 少なくとも私は認められません。なぜか、これは縄張り意識出すわけじゃないけど、旧八東地域の先輩たちが、それなりに知恵を出してつくった制度です。私は何だかんだ議員の任務ってあるけども、地域の声を反映する、その一人の議員として、この先輩たちのこのつくってくれたサービス事業、合併になって何年か経ったら、はいおさらばだと納得できない。理由が成り立たない。 ○町 長(吉田英人君) 議長。 ○2 番(川西 聡君) ちょっと待ってください。まだ発言してるんだから。質問しますから最後に。町長はね、私にいろいろ注文するけども、せせら笑うようなそういう態度やめてください。私はやっぱりね、地域の代表という一側面もあるんで、このことは強く申し上げたいですね。再考しなさいよ。再検討しなさいよ。その気全然ないですか。私がこれだけ口角泡飛ばして言ってるのに。いかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ここにいらっしゃる議員さん方も振り返って見ていただきたいと思いますが、以前は葬祭センターというのがありませんでした。本格的にその霊柩車というものが使われだしたのは、東部広域がきちっとした施設ができてからだというふうに思っております。私、郡家地域出身ですが、郡家地域にもグラウンドのところに火葬場がございました。先般智頭町のほうで智頭の火葬場やめて広域にということでありましたが、今うちのといいますか、郡家地域の車25年と申し上げましたが、その前にも霊柩車ございました。当時から有償でございます。  諸先輩というお話があったわけでありますが、私はその合併のときに当時福祉課長でありました。ですから今の町民課長でありますが、で船岡にはありませんでしたし、郡家と八東ということでありました。郡家は有償、それから八東地域は無償ということでありまして、本来は統一するということが望ましいわけでありますが、結果とされて今の形になっております。結局一緒にならなかったということであります。例えば無償にするとか、それから有償にするとか、1本に整理するのが本来の姿だと思います。したがいまして、郡家地域の霊柩車は緑ナンバーですし、それから八東地域の霊柩車は白ナンバーということであります。  ただ、低所得者対策ということを川西議員言われるわけでありますが、その先ほど申し上げました東部広域の関係ですね、そういったときから始まっているわけでありますが、そのもとが低所得者で始まったかどうかというのは、私ちょっと疑問がありますし、また今その郡家地域の霊柩車については、専属の運転手さんをお願いしております。ただ八東地域の霊柩車については、親戚の方とかそういった方が運転してもいいということでありますが、そういうことが果たして私はいかがなものかというふうに思います。  本当に、終いに斎場に行くわけでありますが、親戚の方がということもいいかもわかりませんが、やはりそういった部分については、きちっと専属の運転手さんなら運転手さんで運転されたほうがよかろうかと思いますし、極端なお話をいたしますが、親族の方がマイクロバスを借りて斎場まで行かれます。今の場合は霊柩車だけです。ただその極端といいますのは、マイクロバスでもじゃあ町が出したらいいじゃない、極端なお話です。ですけどそこまで至っていないということでありまして、本当にどういった形が正しいかということはあるんですが、やはり私は、霊柩車というものは有償であって、本当に専属の運転手さんが運転されて、使われるのがいいと思います。ただ町の公用車をじゃあ民間の方が運転されているのは、実はこの霊柩車だけだと思っております。ほかの公用車あるわけでありますが、それを無償で第三者が使うということは今ございませんので、そういった部分からしても少し話の筋が違うんではないかなというふうに思います。  なかなか川西議員とは、意見が合わないというのが多々ありますけど、ぜひ一緒になって、それこそいい方向では考えてとは思いますが、先ほどから言っておりますように、行政懇談会で住民の皆さん方本当に膝を突き合わせて、考えたいと思いますので、御理解をお願いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) ちょっと最後に発言させて。サービス事業を存続しながら、知恵を出せばね、今言ったような問題なんか解決するんですよ。そういう努力をするべきなんですよ。廃止をして、はい、さよならじゃだめなんです。  それを申し上げて、一般質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、2番、川西聡議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。     (午前10時36分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午前10時45分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、3番、小倉一博議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎小倉一博議員質問 ○3 番(小倉一博君) 3番議員の小倉でございます。今回住民生活を考えるということで、吉田町長と薮田教育長に質問をいたします。  住民生活を振り返ってみるに、現代社会では行政の果たす役割が、非常に大きいと思っております。「揺りかごから墓場まで」といった例えがありますが、まさに現代社会は、行政サービスにおんぶにだっこされているといっても過言ではありません。言葉を変えれば、町民皆様が、安心快適に日常生活を送れることに、行政の存在価値があるということでもあると思います。  次の点について、お尋ねをいたします。  1番目に、下水道施設の維持管理について、下水管に異物等が詰まることによる修繕があるようです。年間何件あり、費用は幾らか状況をお聞きをしたいと思います。不明水についても対応をお伺いいたします。  2番目に、ケーブルテレビの加入促進について、町民さんの何割くらいの加入を町長は想定されているのか、八頭町チャンネルの今後の方向性についてもお伺いをしたいと思います。  3番目に、広域の可燃物処理施設の建設が始まりますが、町内の可燃、不燃ごみ等の処理について、現状に課題があればお聞きをしたいと思います。プラスチックごみの回収や処分についても、町の対応をお聞きしたいと思います。  4番目に、就学・就職を機に町を離れる若者が多いわけですが、人口の社会減をとめるためにも、若年層の就業場所の確保や就業機会の提供について、行政の対応をお伺いしたいと思います。  5点目に、人口減や高齢化もあり、地域のパワーが衰えていくように見えます。住民自治の向上や社会教育団体等の団体育成について、どう取り組まれるのか、4番目と5番目については、教育長にもお答えをいただきたいと思います。  最初の質問であります。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、3番、小倉一博議員の一般質問についてお答えをいたします。  住民生活を考えるということでいただきました。  最初に、下水道の維持管理ということで、異物混入あるいは修繕そういった状況でありますとか、不明水についてということであります。  下水道本管での異物詰まりの発生件数は、平成28年度が1件、29年度1件、30年度に2件ございました。異物撤去等には管路内の吸引量にもよりますが、1件当たりおおむね7万円から8万円の費用がかかるということであります。また管路途中に設置してありますマンホールポンプ施設や、終末処理場のポンプ施設等の異物のかみ込み発生件数は、30年度に66件発生いたしておりますが、その対応が夜間、休日となる場合には、委託料の時間外費用が発生ということになります。  町といたしましては、住民の皆様方に適正使用についてのお願いをホームページに掲載し、定期的な町報への掲載を行うとともに、区長会での依頼、さらには異物かみ込みの多い集落へは、集落内放送やチラシ配布を区長さんに依頼させていただいております。また頻繁に発生する場合には、職員が個別にチラシを配布するなどの対応も行っているところであります。  次に、不明水についてであります。不明水が多いと思われる地域を優先しながら、年次的に不明水調査、補修を実施してきております。直近3カ年では、平成28年度が5集落、29年度5集落、30年度6集落の調査を行っており、不明水侵入箇所が確認された場合は、随時補修を行い対応をいたしております。本年度も引き続き、5集落の調査、補修を予定いたしておりますが、今後も計画的な調査、補修が必要と考えているところであります。  2点目のケーブルテレビの関係であります。加入状況等でありますが、ケーブルテレビの加入状況につきましては、光ケーブルの引き込みは5,756世帯ございます。そのうち2,076世帯、36.1%の世帯で、加入をいただいいているところであります。現在新築住宅につきましては、ほとんどの世帯でケーブルテレビに加入をいただいているところでありますが、ひとり暮らしの世帯でありますとか、高齢者世帯、空き家も多くなっていることから、加入率は若干の増加という状況にございます。ケーブルテレビを整備いたしましたのが、平成23年4月ということでございましたが、目標値といたしましては、加入率37%の目標で、総務省に申請をいたしました。現在目標値に、ほぼ近い状況にあるといえるというところであります。  また、現在全関西ケーブルテレビジョンでは、加入キャンペーンといたしまして、加入料金や月額基本料金を6カ月無料のキャンペーンを実施しており、少しずつではございますが、加入件数が増加しているところでもあります。今後も八頭町チャンネル番組の充実を図り、加入率向上に向けて、努力をしてまいりたいと考えているところであります。  3点目に、町内の可燃、不燃ごみ等の処理状況ということであります。また、プラスチックの回収処分についても伺うということでありますが、御質問にもありましたように、新しい可燃物処理施設は、令和4年8月の供用開始を目指して、現在河原インター山手工業団地近くに施設を建設中で、受け入れ自治体は鳥取県東部の1市4町となります。町内の可燃物ごみや不燃物ごみの排出量は、近年横ばい傾向となっておりますが、今後もごみの減量化推進のため、生ごみ処理機購入補助金制度の活用や、生ごみ分別収集の新規加入を推進し、四つのRであります、リデュース(発生抑制)リユース(再利用、再使用)リサイクル(再生利用)リフューズ(断る)の啓発を行って循環型社会の形成を図っていきたいと考えております。  プラスチックの回収につきましては、今後も現状のとおり週一回の回収を行っていきますが、他市町の状況等を確認してみたいと考えております。処理につきましては、現在いなばエコ・リサイクルセンターに、鳥取県東部広域行政管理組合が委託し処理をしており、分別されたプラスチックは日本国内のプラスチック加工会社へ出荷されております。現在のところ中国のプラスチックごみの輸入規制の影響は出ておりませんが、状況は常に注視してまいりたいと思います。また、プラスチックごみにつきましては、世界的にもマイクロプラスチックが問題になっております。町でも引き続き、適正なごみ処理の推進と、不法投棄の防止施策の推進を図ってまいりたいと考えております。  4点目の若者層の就業場所の確保、それから就業機会の提供について、行政の対応はということであります。先般公表されました鳥取労働局の雇用情勢の取りまとめでは、4月の有効求人倍率は1.78倍と統計開始以来2番目に高く、バブル期並みの高水準が続いており、依然として人手不足感が強い状況にあります。このような中でも高校や大学を卒業と同時に、地元を離れていく若年層が多いわけでありますが、やはり若い皆さん方には、地域や地元の企業をまず知っていただくことが一番だと思います。  取り組みといたしまして、1市6町の近隣の町圏域合同で高校生を対象としました鳥取県東部圏域の地元企業訪問や、大学生を対象としたインターンシップなどにも取り組んでいるところであります。町内では大江ノ郷自然牧場さんの訪問を希望される方が多いと伺っておりますが、今後も鳥取県と連携しながら、地元事業所の情報提供に努めてまいりたいと考えております。  5点目の住民自治の向上や社会教育団体の育成ということであります。国勢調査によります八頭町の人口は、昨年国立社会保障人口問題研究所が公表しました資料によりますと、2025年、令和7年でありますが、1万4,204人、2045年、令和27年には9,067人と推計されております。ちなみに今現在の八頭町の国勢調査の人口、平成27年でありますが、1万6,985人ということであります。また高齢化も年々進み、高齢化率は先の研究所の推計では、令和7年に39.9%、令和27年には48.8%、二人に一人ということですが、なると推計されているところであります。  こうした地域課題に対応すべく、作成いたしましたのが、第2期の八頭町地域福祉推進計画であると考えております。この計画では住民主体でつくるまちづくり委員会と、行政や福祉事業所などが共同で地域づくりに取り組むことや、高齢者や障害のある方が福祉学習プログラムを一緒につくり、実践を通して福祉の意識や人権意識を高めるとともに、活動への積極的な参加を促すことで、次世代の担い手を育成することが盛り込まれております。  下私都地区まちづくり委員会でありました取り組みを御紹介いたしますと、伝統芸能であります手踊り保存会の活動が、若者の参加がない上メンバーの減少によって、存続が困難となっていることを聞いたまちづくり委員会の役員さんが、同じような悩みを持つ麒麟獅子舞保存会3団体に声をかけ、伝統芸能の発表会を開催したところ、若者の新規加入があり、活動を続けることができるようになったということであります。  また、幾つかのまちづくり委員会では、まちづくり委員会での地区合同サロン、集落サロンが一堂に会するということでありますが、開催し集落サロン世話人の負担の軽減も図っているところでもあります。集落自治を維持していくためには、集落内のリーダー的存在の方が必要不可欠となってまいります。老人クラブ、グラウンドゴルフなどの生涯学習グループの支援も、必要なことであろうと考えます。また一集落でできない課題等につきましては、近隣集落や旧小学校区単位での共助の取り組みも必要ではないかと考えております。まちづくりの基本は、原点というべく集落自治が守られていてこそだと考えます。今後につきましても、安全・安心に集落で生活できるよう、集落の皆さん方の要望等も伺いながら、集落自治の向上に努めてまいりたいと考えております。  長くなりましたが、最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、3番、小倉一博議員の御質問にお答えをいたします。  若年層の就業場所の確保や、就業機会の提供についての対応についてということであります。  少子高齢化が進む中で、八頭町においても進学・就職で、町を離れる若者が多い現状にあります。そのような中で、中学校ではわくわくやず中としまして、毎年2年生が職場体験を実施をしております。これによりまして働くことの意義を学ぶとともに、町内にどのような事業所があり、どのような内容の仕事をしてるのかを知ってもらう機会ということにしております。また、魅力ある職場を紹介しながら、少しでも多くの若者に八頭町に残ってもらえるよう、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。  なお、学校においては常にふるさとを意識し、学業等で転出をされましても、いずれは八頭町に帰ってくるような児童・生徒を育成するという思いで、指導に当たっていただきたいということを、先生方にはお願いをしているところであります。  続いて、住民自治の向上や社会教育団体の育成についてであります。近年社会が目まぐるしく変化し、その中で社会教育団体のあり方も、以前とは大きく変化をしてきていると考えております。婦人会など各団体も年齢が高くなるとともに、構成員も減少してきておりますし、これは八頭町だけではなく全国的な課題であるだろうというように考えております。特に一時休団しておりました青年団が、平成27年度活動を再開したわけでありますが、平成29年度末で再び休団ということになってしまいました。これ個人の趣味の多様化あるいは、土日が休みでない職場も多いことなど、生活スタイルがさまざまで、なかなか集まることができないことなどの理由による、継続した活動が困難となったということが、原因と考えております。  このようなことから、中学生のジュニアリーダーの育成や青年層に呼びかけを行い、どのようにすれば若者が集まり活動しやすいのかをニーズを捉えながら、まずは若者が集まれる機会をつくってまいりたいというように考えております。少子高齢化の中で社会教育団体を中心としたまちづくりを目指して、今後も取り組みを進めてまいりたいと考えております。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 欲張ってようけ質問を考えてきました。答弁を一通りお聞きしたんですが、なかなかちょっとようメモをせんもんで、ダブるかもわかりませんけども、一つずつ聞いていきたいなというぐあいに思います。  最初に、その前に今回の質問は、私、住民生活を振り返ったときに、本当に行政の力に頼るところが大きくなってきたなという思いがあります。そういう中で、住民として何ができるんかということを考えたときに、こういう質問を思いつきました。  そのことを申し上げて、1点目のその上下水道施設のことについては、実は通勤途上に2回ばかり同じところで工事しとるのを見て、何をしとんさるんですかって聞いたら、いや、詰まってなっていう話で、下水道がちょこちょこ詰まってるんだなということを現実として、把握したんですね。そのとき業者さんだったですけど話を聞いたんですけど、やっぱり紙おむつであるとか、結構捨てんさるそうでですね、家庭で。それが詰まるとような話を伺いました。で、そのことについて、ちょっと注意喚起をというつもりで、この質問を考えました。  先ほど言われたように、28、29、30年度で4件ばかしっていったら、大した件数ではないんですけど、1回7万円として4件ですから、30万円ばかりが経費としていったということですね。私が言いたいのは、ちょっと注意していただければ、その30万円が必要なかったんじゃないかなという思いから考えました。家庭ごみだけ家庭から流れてくるものばかりではないんかもしれませんが、そういうところがですね、我々住民側が注意したらもっと税金が減るんじゃないかなという思いであります。  私、ちょっと質問とは外れるかもわかりませんけども、昭和24年に生まれました。私がですね、当時もちろん上水道はなかったんですけども、昔は昔はって言ったら若い人に嫌がられますけど、昔は集落に必ず水路が生活用水が引いてありました。そしてそこで生活用水は利用していたんですね、飲み水は朝早く起きて水がめにくんで、雨が降って濁ったら水が飲めませんので、水がめにくんでおいて置いたんですね。風呂やなんか炊くときは必ずおけに水をくんでためてまきを燃やしてたんですけど、それが大体子どもの仕事でね、私もさせられましたって言ったらおかしいけど、手伝ってるちゅうか、やってたんですけど、用水が近い家の子はいいんですけど、遠いと両手にぶら下げてね結構通うんですね。  そういうしんどい思いをしとったんですけど、親らが昭和30年ごろだったですかね、コンクリートを山の中腹まで追い上げて、でっかい枡をつくって、村の水道をつくりました。それで風呂の水くみも、かめの水くみも要らんようになったんですけど、そのときに子ども心に大人は大したことをするなと思ったのを、楽ができたんでね、そう思ったのを覚えてますけども。そういうぐあいに昔は結構自分でやってたんですよね、そのことをちょっとPRしておきたかったということであります。ということで、下水道のことについては、これで終わりたいと思います。  2番目に、ケーブルテレビの加入について。これは八頭町が光ケーブルを敷設することが、たまたま補助事業でできて、莫大な金を使ったんですけども、できました。これは非常に私はうれしかったんですけど、残念ながらケーブルテレビを入られる人が少なかった。これはもう既にもうテレビが家庭に何というか、納まってたんですよね上手にね。で、ケーブルテレビに入られた人は、大抵強調アンテナで自分ところではアンテナ上げても入らんなちゅう人が多かったと思います。そういう関係でケーブルテレビが現状で31%ですか、町長は目標が37%だって言っとられますけど、私は100%目標を目指してもらいたいというぐあいに、つくったときから思ってるんですね。  今、町長ちょっと聞いてみたいですけど、ケーブルテレビ町の番組ってどのぐらい流しておるっちゅうぐあいに思っとられるんですかね。それと、流しておられる内容ですね、私はケーブルテレビしょっちゅう見とるわけじゃないんですけど、大抵その町の事業のいわゆる記念写真が流れてるというぐらいに理解してるんですけど、どんなもんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はい。まずは信頼される行政でなければならないというふうに思いましたし、また今こうした文化的な生活になりました。先ほど水道のお話にもあったんですけど、やはり下水本当に大事だというふうに思います。そういった中で、詰まりとかもいろいろあるんですが、いろいろ広報はしておりますが、なかなかゼロということにならないというのが、今の姿でありました。年間に1件か2件ということでありますので、まず住民の皆さん方には、しっかりとした利用をお願いできたらというふうに思います。  で、ケーブルテレビの関係であります。おっしゃるように利用目標値はそれは100にこしたことはないというふうに思いますので、37は37ですし、今現在は36.1ということであります。目標値には大分近くなったということでありますが、50、60というように努力してまいりたいというところであります。  で、ケーブルテレビの番組の内容でありますが、大体8割は町内の番組ということで、今現在流させていただいております。残りの2割というのは、全関西ケーブルテレビの共同番組といいますか、そういったものを扱っているということでありまして、基本的にはニュースでありますとか、それぞれのイベント、これは運動会等も流れているようですが、そういったものを時間帯を区切ってさせていただいておりますし、町からのお知らせということで、何ていうか、それは動かない画面でありますけど、そういったものをさせていただいているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 話が飛びますけど、議会も去年明けましたんで、去年ですわね。町民さんにアンケート調査をしました。その内容が非常にこっちから議会の側から見ると、議会のことを町民さんが、あんまりわかってもらえてないな、知ってもらえてないなという思いを持ちました。それを町長、町にもやっぱり言えるんだと思うんですよ。行政っていうのは行政の事業は町民さんに知ってもらって意味があるというぐあいに、私は思ってるんですよね。そういう意味で私は、町の広報を、今「広報やず」とそれから防災無線が主な情報、町民向けの、あ、インターネットがありますね、ごめんなさい。川西課長がやってましたけど。インターネットのホームページですね、そういうところで情報提供やってるんですけど、私はこのケーブルテレビで映像を含めた音声と映像で、きっちり人が話をしてるのと同じ状況で、家庭に町の情報を届けてもらいたいというぐあいに思ってるんです。
     そのためには、やっぱり36%では了解してもらえないですよね、町民さんに。そういう意味から、私は100%を目標にして、もっと情報を出して町民の方に行政が何をやってるのだというのをわかってもらいたいと、そういう思いを持っているんですね。町長、そういう町としてこれを出したいとか、そういう思いが今満たされとるという、十分に足りてるというぐあいに思っておられるかどうかっていうのを、ちょっと町長の心境として教えてください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 非常にちょっと難しいお話だと思います。といいますのは一つはイベントでありますとか、お知らせ、そういったものについては、ケーブルテレビで放映させていただいて、知っていただくということは可能だと思います。ただ難しいと申し上げましたのは、やはりこういった行政の仕事でありますとか、議会もそうでありますが、そういった内容というものを、なかなかやはり今のケーブルテレビでは、住民の皆さん方にはなかなか理解していただけないだろうというふうに思います。  ホームページの充実ということで、いろいろ取り組み等については、そういったものを見ていただければと思いますし、また先ほど申し上げましたそのテレビの静止画面でありますが、そういった部分についてはお知らせということで、させていただいたところであります。ケーブルテレビもいろいろあろうかと思います。そういった中で専属のスタジオを持ってその日々の出来事とかそういったものをお知らせ、行政の内容もそうですけど、することは可能だというふうに思っておりますが、やはりその専属のスタジオがあるかないかということで、その番組の内容というのも、かなり変わってくるというふうに思います。満たされているかということでありますので、十分ではまだまだないというふうには感じております。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 町の施設がいろいろありますわね、公民館であるとか、何て言うんですか、その役場のホールなんかもそうなんですけど、ケーブルテレビを町施設に設置するつもりはございませんかね。例えばですね、このたび船岡地区にまちづくりができて、船岡地域のまちづくりは一応整いました。で、例えばまちづくり委員会の福祉施設にケーブルテレビを入れて、最近食中毒であるとか、熱中症のあれがケーブルテレビでなしに、防災無線で流れております。ああいう情報だけでなしに、福祉情報がケーブルテレビで載せれるんですよね。そういう思いはありませんかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まちづくり委員会のお話ございましたが、委員会でテレビ等設置というのはさせていただいております。で、希望がある委員会につきましては接続をさせていただいて、ケーブルテレビも見えるようにという状況であります。福祉の情報ということでありますが、やはり今ありましたまちづくり委員会等で申し上げますと、大事なことでありますので、番組の作成ということになろうかと思いますが、その辺はちょっと話をさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) ありがとうございます。その町施設の加入についてどこまで町として、ケーブルテレビを広報していくという思いはありませんかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 町の公共施設については、基本的には設置してあるというふうに思っておりますが、改めてちょっとまた調査してみたいと思います。ただ集落公民館等につきましては、希望があればこちらについてもテレビの設置というのは、村にお願いせないけませんけど、接続等はさせていただいていおるというところでありますので、下野のあたりちょっとどうか記憶がありませんけど、もし御希望であれば申し出をお願いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 今、情報化社会で、いろんな情報が飛び交っております。それの中に町の情報を入れていくというのは、なかなか厳しい面があるんじゃないかなということもありますし、その町の情報を求めていただけるかどうか、町民さんに求めていただけるかどうかってことも、当然ある話だろうとは思います。しかし、言われるようにケーブルテレビ結構な予算をつけてつくったわけですね。そのときにつくるって決めたときに、私はやっぱり情報提供のためにケーブルテレビをっていう思いはありましたんで、町長も当然持っておられたと思うんですね。補助金の関係で37%が目標だったわけですけども、やっぱりそうは言わずに、今の出ておる町の事業の報告が、私はとっても楽しいし、いいことだなと思うし、あれを見られた方が町のテレビつけてみたいなと思われるんじゃないかなというのは、思いますけども、もうちょっと目標というかね、そのこういう情報を出したいんだというところを見せていただきたいなというぐあいに思っております。よろしくお願いします。  ということで、3番目にいきたいと思います。ごみ処理と環境問題についてでありますが、町長おっしゃったように、国英に可燃物処理施設が建設されようとしております。この間ちょっとのぞいてみたんですが、敷地の造成がほぼ終わっております。で、町長がおっしゃられましたように、秋口からは建屋の土木工事が始まるようです。で、120トンの焼却炉が2基、1日最大240トンの処理能力があります。24時間連続運転で焼却熱を利用した発電設備が併設されます。売電もするそうです。  で、令和4年の夏ごろ、町長8月とおっしゃいましたけども、夏ごろには稼働が予定されております。このことについてですね、町の課題はというぐあいにお尋ねをしたんですけど、特別に課題はないみたいですけども、やっぱりそのごみ処理問題は、いかに量を減らすかということでありますんで、これも町民さんの努力に負うところが大きいなというぐあいに思います。可燃ごみ減らすためには生ごみを分別してもらったり、生ごみを出さないようにしてもらったり、その辺がネックかなというぐあいに思っております。余り課題をおっしゃいませんでしたので、これについては私も特段思ってることはありませんが、そのプラスチック類については、マイクロプラスチックですね、いわゆる海洋汚染ですけれども、これについても新聞で随分騒がれております。この辺も住民さんの意識向上に余すところが大きいなというぐあいには思っております。  先ほどの24年生まれの愚痴ですけども、当時は私が子どものときは、前の川に海水浴じゃない、水浴びに行って、十分水が飲める状況でした。皆さん下流の人はどうか知らんですけど、私は川の上流に住んでおりましたんで、十分水が飲める、水を泳ぎながら、水を飲んでも別に何とも思いませんでした。そのぐらい地域の人が水を大切にして、川にごみを捨てるっていうようなことは、まずなかったというぐあいに思っております。しかし、今川を歩くと、ごみがいっぱい散乱しているのが現状です。残念です。  ということで、時間はありませんので、4番目に行きたいと思います。  就業場所の確保と就業機会の提供については、昨年6月と9月に全く同じ質問を町長と教育長にいたしました。私の思いとしては、若い人にいかに地域に残っていただくかということなんですけども、非常に難しい問題だなというぐあいに思っております。教育長が職場体験であるとか、それから出ても帰ってもらえるような教育ということをおっしゃいました。それもなかなか難しい課題だと思うんですね。やっぱり子どもたちには職業を選ぶ権利がありますし、地域を選ぶ権利も持っております。  そういう中でいかに子どもたちに地元を選んでいただくか、これは保護者も含めてですけども、地域全体で考えるべき課題かなというぐあいに思っております。地方創生が今度2期目を迎えます。で、この間の新聞に載りましたんで、地方創生の第2期分の審議会が中間取りまとめちゅうのを出しております。それ読まれたかもしれませんけど、地域に若い人が残るための教育というのを提言しております。ちょっと期待してるんですけど、八頭町も2期目の計画をつくることになっております。その中にどういう形で入っていくのか楽しみにしております。ということであります。何回も聞いておりますので、4問目についても再質問はいたしません。  5番目の住民自治の向上や団体育成についてであります。これについて、教育長にちょっとお尋ねをしたいんですけども、青年団の活動がせっかく立ち上がったんだけども、再結成されたんだけどもっていう話がありました。残念ながら続けれないということなんですが、教育長の観点として何でということはありますかね。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 遠い昔に私も青年団長をしてまいりましたので、その当時とは随分環境が違うなというのが実感であります。我々が活動していた当時は、かなり日曜日休みという人は相当数あったように思っていますけれども、今やっぱりサービス業とかで、そういった方向に行かれますと、そこは休みじゃないということで、集中して集まれるという形になりづらいのかなというのが一つあるんだろうと思います。それと当初は車の保有についても格段に違ってきていまして、女性はまだ公共交通を使ってというような方が多かったので、そういった意味でも動きに制約があったのかなというところはあるかと思います。今現在1人1台の時代でありますので、そういったことのないわけでありますから、やっぱり置かれている環境が全く変わっているというのが、一つあるんだろうと思います。  再結成をして、動き出したときに極力無理をしないように、少しずつ積み上げましょうねっていう話をしていたんですけれども、そこで無理をしたわけではけしてないと思いますけれども、なかなか継続に至らなかったという反省点がありますので、そこらあたりを踏まえて、今後の取り組みにつなげたいという思いではおりますけれども、やはり本当に今若い人たちが置かれている環境が随分変わっているなというのが実感であります。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 住民自治の向上ということを挙げたんですけども、これ団体育成ですね。どことも社会教育団体の結成力が弱まったというか、団体行動をするのが、別に苦手ってことじゃないと思うんですけど、昔はどうしてもせんといけんというところがあったんじゃないかなという思いがあるんですけど、私こういうことを考えてみました。  地方っていうのは農業で社会がつくられてるんですね。そうすると、農業経営っていうのは共同、水の管理にしても水路管理だとか、何ていうんですか総事ですね、そういうのが多かったんが、今はそういうことが少なくなって、地域のつながりが減ってきたんじゃないかなというのを思ってます。そういうところができたんじゃないかなというぐあいに思うわけですね。だけど言われるように、社会教育団体が育っていくような地域でないと、活力がまずないですし何もできないですよね。何かをしようと思ったら、やっぱり社会教育団体の力が必要だというぐあいに思っているわけです。そういうところで、ぜひ団体育成についてお願いをしたいなと、方向性を示してもらいたいなと思っています。  その中で1点だけ、まちづくり委員会ができて10組織ですか。当然全地域につくっていただけるというぐあいに思っておりますが、この組織は私は大きな可能性があるというぐあいに思っております。行政がつくった組織として今後のモデルというかね、こういう形でもっていけば、地域の中に団体がつくれる、組織がつくれる、そういう思いがしたんですね。そういう意味でぜひ頑張っていただいて、地域の組織力を上げていただきたいなと思いますし、我々住民の側としてもそういう努力をしたいなと思うわけです。  時間が来ましたけれども、冒頭町長もおっしゃいましたように、人口が減っていきます、イコール財政が縮小していくというぐあいに思います。現在八頭町が1万7,100人余りですか、一般会計の総額が105億、単純に割ったら1人61万4,000円の会計なんですね。この中にどれだけ生活コストを入れていくかということなんですけども、やっぱりできるだけ自前でやっていくというのが、その自治の原理だというぐあいに思っているわけですね。そういう意味で、その自治が地域に根づくような行政の指導ですね、取り組みをお願いしたいなというぐあいに思います。町長一言よろしくお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) いろいろお話をいただきました。水のお話もあったわけですが、やはりごみですね。本当に減量化ということは大事だと思いますし、実際水の課題というのは今は河川です。魚がいないんです。実際6月から鮎の解禁ということですが、そんなに太公望の方ゼロとはいいませんけど、最近は見かけないようになりましたし。本当に昔のように川で遊ぶというような姿も見ないというのが、今の現状です。  それから地方創生のことでいいますと、言われましたのは、関係人口のことだと思います。これから本格的な戦略の策定に向けて取り組んでいくということでありますが、きょう実は検証委員会というのを予定しております。今夜でありますが、平成30年度末のKPI等いろいろ、今夜の会でその委員さん方に提示をするというようなとこでありまして、また新たな形で、総合戦略作成させていただけたらというふうに思っているところであります。  また、まちづくり委員会はやはり継続していただくということが、非常に大事だというふうに思っております。先ほど青年団のお話にもあったわけでありますが、そういったことを申し上げますと、やはりリーダー的な方の存在であろうというふうに思います。まちづくり委員会もそれこそ支援員さんいらっしゃるわけでありますが、やはり多くの委員さんがあって、支援員さん一緒になって、いろいろな事業に取り組んでいただいてるというふうに思っておりますので、そういったことが地域の組織力にもつながるというふうに思っているところであります。  住民自治のお話を最後にされたわけでありますが、やはり冒頭申しましたように、行政というのはやはり信頼される行政でなければならないというふうに思っておりますので、やはりまちづくりというのは、住民の皆さん方と一緒になって、これからも取り組む必要があるというふうに改めて感じたところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) ちょっとまとまりのない質問をしました。申しわけないです。次は頑張りますんで、以上で終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて3番、小倉一博議員の一般質問を終わります。  暫時休憩いたします。                        (午前11時36分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午後 1時00分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、8番、坂根 實豊議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎坂根實豊議員質問 ○8 番(坂根 實豊君) 8番、坂根實豊であります。通告にしたがい質問をいたします。  初めに、やずぴょんのこの八頭町の愛称について、キャラクターの愛称について、質問をいたします。  八頭町のマスコットキャラクターはいろんな理由、由緒あって、ウサギを使われるのは良いんですが、相性のぴょんという表現についてウサギのぴょん、私はずっとこの議会に出さしてもらってから、言いかけたんですが、前の議長については一般質問の通告に値しないと、通告を拒否されたいきさつもあって、何を言ってますかということで、今回谷本議長になられて引き続き、あえて通告を許していただいたということです。ですから今言いました見解を改めえて伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、8番、坂根實豊議員の一般質問についてお答えをいたします。  やずぴょんの改名をずっと発言しているが、改めて見解を問うということであります。  現在のやずぴょんは、最初の八頭町PRキャラクターデザインコンテストでは、やずうさ君という名前で投稿されておりました。しかしやずうさ君は選定委員会から親しみやすさに欠ける名前であると指摘され、応募作品愛称一覧をもとに名前の選定を行い、その結果選考委員の全員一致でやずぴょんに決定したという経過がございます。  やずぴょんは平成25年2月の発表から6年以上活動しており、観光パンフレットへの記載、町内外のイベントへの出演等、八頭町のマスコットキャラクターとして定着していると思っております。またデザインが使用される際は、原則名前の併記を求めており、テーマソングやダンスとしても使用をしています。やずぴょんの名前はキャラクターデザインと八頭町と密接なつながりを持っておりますし、先ほど申し上げましたように、やずぴょんという名前も定着して、子どもたちの人気者であります。したがいまして、やずぴょんの名前を変更することは考えておりません。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。坂根議員、マイクをもうちょっと近づけてもらえんかな。 ○8 番(坂根實豊君) やずぴょんの選定委員会があったりして、じゃあその選定委員の方たちはどのくらいの知識を持った人たちだったんですか。レベルが低過ぎるよ。じゃあ私が反対理由について、五つ六つ言いますよ。いいですか。  じゃあかつてね、同和教育とか同和学習という言葉がありましたよ。私は同和という言葉は改めるべきだと提案したんですが、いいですか。じゃあ同和教育、同和部落、同和学習会、これは30年ぐらい続きましたよ。でも私は、明治天皇言ってますよ、対人は和して同ぜずだと。小人は同じて和せずだと。言葉というのはやっぱりどこかで間違いを改めていく必要がありますよ。私は今同和のことを言いましたが、さっき言いました明治天皇ですら、対人は和同なんです。小人は同和。  わかりやすく言うなれば、牛乳がスーパーに売ってあったら飲みますよ、じゃあ牛を反対にして乳牛にしてみてください。乳牛は牛のことですよ。これをへ理屈じゃないんですよ。一つの文学なんですよ。もっと詳しく言うなればですよ。例えばこのカレーライスはおいしいけど辛かったと。いいですか、じゃあ逆にこのカレーライスは辛いけどおいしかったと、どっちがどうなの。これをへ理屈と捉えるんだったら、つまり聞く能力がないということなんですよ。ね、町長。だからやずぴょんについて後二つ、三つ、四つほど言いますよ。  じゃあ、猿とカニ合戦の歌を知っとりますか。カニさんが猿さんにそこのおいしい柿取ってくださいって、猿とカニ。で猿はカニに対してぶち投げたんですよ。そこで食あたりのこと言いますけども、柿を食べてカニを食べると食あたりをすると、そういう起源のやっぱり童話、童謡・唱歌そういう云われもやっぱり学んでいく必要があるんですよ。  もう一つ言うなれば、ウサギと亀の物語でありますように、歌にもしもし亀よ亀さんよと、世界のうちでおまえほど歩みののろいものはない、どうしてそんなにのろいのかと。いいですか。そしたら、亀がね何とおっしゃるウサギさん、ほんならおまえとかけ比べ、向こうのお山の麓まで、どちらが先に駆け着くかと、いいですか。そしたらどんなに亀が急いでも、どうせ晩までかかるだろうと、ここらでちょいと一眠り、ぐうぐうぐうぐうだと。いいですか。これは寝過ぎてしくじった、ぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょん。あんまり遅いウサギさん、さっきの自慢はどうしたのですよ。  つまり行政は、ぴょんと跳び上がったらだめなんですよ。田中角栄総理も言ってましたですよ。池のコイがはね上がって、同じ池に着地すると思うなと。はね上がったぴょんと跳んだコイは、池の外に落ちたら死んじゃうんですよ。だからぴょんという表現は、行政が使うべきでないというのが坂根の定説なんですよ。だから選定委員会が決めたって、誰が選定委員会ですか。もっと童謡・唱歌、文化のことを考えた人間がすべきですよ。さっき言いましたように同和という言葉ですら、30年も使われて変わったんですよ。もとをつくってきましたけども、やっぱりそういうことを考えていくのが、歴史ある町をつくっていくということなんですよ。  私は家にやぎや亀なんかかってますけど、やぎの本能っていうのはすごいんですよ。例えば毒草のアセビとか、アレチノギクとか草を刈ってやっても、やぎ食べないんですよ。本能があるんですよ、そこには。いいですか。例えば犬とねぎ、犬にねぎを与えるとねやっぱり食物反応起こすんですよ。でそういうことを文学の中では勉強していくというのが、正しいんですよ。誰かの議員が、やずぴょんをもっと普及せえとか言った人がおりましたけども、そんな程度の話じゃだめなんですよ。  やっぱり世界に開かれた町、こういうことについては、やっぱりキャラクターというのは遊び半分じゃないんですよ。ばかを売り出しにするやあなことでどうするんですか。まちづくりというのはそういう基本的な路線を持っていくことから、始まるのがまちづくりですよ。失笑言葉を代名詞にして、ああキャラクター、子どもたちが喜んどる。それは文書書いても、対象は小学生から大人まで、文字を読みますよ。じゃあどこに観点や主眼を持っていくかというのが大事なんですよ。子どもたちがぴょんぴょん喜ぶからいい、そんなのだめなんですよ。  私は幼いときにおじいさんにもうりされたときに、實豊な、ウサギのぴょんになったらいけんだぜってずっと頭に残ってますよ、保育園のときから。ですから私は、やずぴょんのキャラクターについて、ウサギは私もうさぎ年ですし、ウサギを嫌っとるんじゃないんですよ。だからウサギは表に出してもいいんだけども、ぴょんでなくてもさっき言いましたように、君であったり、やず君でもいいんですよ。やずさんでもいいんですよ。やずたんでもいいんですよ。熊本県のくまもんじゃないけど、やずもんでもいいんですよ。さっき言った食い合わせが悪いんですよ。食い合わせが悪いの。私アレルギー反応起こしてますよ。ですから再度その見解を問うて、どっちみちできない理由ばっかり述べるんでしょうから、この辺で終わりますよ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 坂根議員がうさぎ年だというのは、初めて伺いましたけど、けしてウサギは愚かな動物というふうには思ってはいないんですが、ウサギと亀というイソップ童話ですけども、寓話ともいうようですけども、これは戒めといいますか、過信をして油断すると物事を逃すというようなことだとは思っております。坂根議員もそういったことはよく御承知だとは思いますが、やはり身軽に繰り返し跳びはねる様というのが、ぴょんぴょんであります。  そういった中で、鳥取テレトピアというのは御存じですよね。鳥取県東部の方でありますので、通称御存じですかね、鳥取テレトピア。これはぴょんぴょんネットというんですよ。うちよりもう一つぴょんが多いですけど。行政として使うべきではないということではありますが、やはり親しみのある名前というには大事だというふうに思います。  そういった中で童話は童話といたしまして、戒めは戒めというふうに思っておりますので、けして最初に申し上げましたように、ウサギというのは愚かな動物ではないというふうに思っております。ウサギが全て否定されるということであれば、また話は別でありますが、そういった中で、戒めは戒めですし、それからやはりキャラクターとして愛されるということは、また別だというふうに思いますので、御理解をお願いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。 ○8 番(坂根實豊君) あのね町長、物事を話してわかる人に対しては、一生懸命話せばいいんですよ。でも町長意味わかってないよ。私はウサギを批判しとるんじゃないんですよ。やずちゃん、やず君、やずたん、やずもんとか、やずぴょんをやめなさいって言ってるわけ。  例えばプロレスラーのチャンピオンはチャンピオンですよ、韓国のピョンヤンがありますよ。私はぴょんを否定するんじゃない、ウサギとぴょんが一緒になるからいけんって言ってるだけですよ。私はうさぎ年だし、ウサギを否定するものじゃないんですよ。ただ愛称として、やずぴょんというぴょんを使うべきでないということを言ってんですよ。これが亀だったらかめぴょんでもいいんですよ。私はそう言ってるんです、つまりさっきカニと柿の食い合わせをいいましたけど、あるいは犬とねぎ、犬もねぎ食わしたら病気になるんですよ。体調不良起こすんですから、そういう一つの流れを説いとるんでしてね、そういう受け入れる人間が町長やっとったらわからんですよ、そりゃあ。ということです。答えは要りません。  じゃあ、次にいきましょうか。  次に2番目、軽トラの町税減税についてですよ。これも何年か前の一般質問で、八頭町は特色あるまちづくりとして、農業が基幹産業というんであれば、いいですか、軽トラに対して減免措置をされ、あるいは新車買われたら半分ぐらい助成したる。全国に先駆けた、八頭町は農業の町だとして自信持って言われるんでしたら、それぐらいのアピールがあってもいいんじゃないかなと思ったんです。そのときに農業所得については、トラクター買っても助成しとる、田植え機買っても助成してるって、そんな話じゃないんです。  私が言ってるのは、じゃあ八頭町に軽トラそのものが何台あって、人口比どれぐらいの割合を占めとるんか、つまり特色のある町として全国に先駆けて、八頭町の地方自治体は軽トラ買ったら、新車買われたら半分ぐらい助成しとるし、税金に対しては免税しとるでって。そういう特色のあるまちづくりがいいんかなと思うから、私は軽トラの減税を言っとるんですよ。そこに町長の答弁のような、農業者には十分してるっていうんじゃ意味が違うってことを改めて申し上げて、質問いたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に軽トラの町税減免ということでいただきました。改めてその町税の減免対策を問うということであります。  坂根議員からは平成29年6月の一般質問で、今回と同様軽トラックの減免についての質問をいただいたところであります。そのときのやりとりで八頭町の基幹産業は農業というのなら、全国に先駆けて軽トラックの減免をしたらどうか、そうすれば八頭町のPRにつながるということだったと思っております。改めまして、本町の軽自動車税の減免についての状況を申し上げますと、ことし令和元年度におきまして、公益専用による減免、社会福祉法人等が所有する軽自動車の減免でありますが、プラスそれから体の不自由な方、身体障害者の方等に対する減免で、138台今軽自動車減免を行っているというところであります。  で、坂根議員の言われます軽トラックでありますが、八頭町には2,105台ございます。坂根議員も1台はそのうち乗っておられるというふうに思っておりますが、課税額は1,048万2,000円と1,000万円余りということであります。議員御提案の話題性を込めた軽トラックの減免につきましては、現在のところ難しいというふうに思っておりますが、軽トラック税の減免でなくても、今後も八頭町のPRでありますとか、いろいろ情報発信をしていくということは大事だと考えておりますので、さまざまな形で、町の情報発信に取り組んでまいりたいと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。 ○8 番(坂根實豊君) 確かに普通車以上ですね、トラックとか大型、そういうのは県税ですからなんですけど、やっぱり町税として軽の乗用車、軽トラが該当するわけだけれども、軽トラの税金が1,048万2,000円ですってね。八頭町はね町長、たばこ税だけでも9,000万円ぐらい入るでしょう。8,000万円、9,000万円入りますよ、たばこ税だけでも。軽トラの減税ぐらいはされて、全国に先駆けたまちづくりに取り組んどるんだな、そんなアピールのほうが私はいいんじゃないかと思うから、言ったんでありますが、できないことの理由を聞きましたから、まあ検討もされてください。じゃあ、もう一回聞きましょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) いろいろ考え方はあろうかと思います。そういった中で皆さん方に御負担をいただいてるということでありますが、前回のやりとりでもあったかもわかりませんが、むしろトラクターであるとか、コンバインであるとか、そういったナンバーをつけて車道を走る車もあるということでありまして、農機具ですね、軽自動車の中の軽トラックだけは、いかがなものかなというようなお話もさせていただいたというふうに思っております。坂根議員の目的というのはこの質問の趣旨でありますが、やはり八頭町を独自の形でPRしてはどうかということでありますので、最初申し上げましたように、やはりこの減税ではなくても、ほかのあらゆるといいますか、ほかの方法でPRすることも大事ではないかというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。 ○8 番(坂根實豊君) あのね町長、確かにできない理由をるる述べられたら、それは正当理由かもしれませんがね。やっぱり一つの感性、感覚、私は大事だと思うんですよ。人口比から見て全国に1,700ある自治体の中で、鳥取県八頭町は何と軽トラの減免をして取り組んどるんだね、これも一つのアピールだというぐあいに思うんですが、次はいいんです、わかりましたから。  で、3番目、八東のふるさとの森ですね。森林浴でこれから最盛期を迎えるというわけですが、そこに年間2万人からの観光客が来られると。というのがね、バードウオッチングだというわけですね。前回私が郡家の喫茶店におりましたらね、九州から来られた人が八東のふるさとの森へ行きたいけど、ちゃあなもんだった。たまたま何ですかって言ったら、鳥の写真を写しに来とるんだと九州からわざわざ。じゃあ私案内しますわいなって案内してあげたんですが、ふるさとの森まで。そしたら東京からも来ておられて、魚釣りなら釣れる魚待つのはわかるんですよ。アカショウビンっていう珍しい鳥だと、それでずっとこの夫婦で来て座ってね、いつ来るともわからん鳥を待っとられるんですよ、ずっと。しゃべったらたらいけんとか言われもって。まあその心境たるや大したもんだなと。  で、そのときも30人ぐらいおられましたよ。みんなカメラ持って静かにこうして座ってずっと黙って、まあえらい人気あるもんだなと。で、そのときに年間2万人もこの日本各地から来られるんですが、やっぱり携帯電話が通じんだと。じゃあ用事があったら事務所に行って、事務所に電話借りたらいいですがっていう話をしたんですけども、事務所からじゃそういうわけにならんですから、わざわざ下までおりて、電波の届くところまでおりて電話をしとると。  で、何とかその打開策を町で考えてもらえんでしょうかな、ちゅう話を去年たまたま聞いたんですがな、佐賀県の人です。それで何かの折について話しておきましょうということだったものですから、あえて通告したということです。ちょっとさっき言いましたように、あんなふるさとの山の中にね、森に2万人も来られるとは、私自身が信じれんかったんです。  でも現実に対面しましたけね、カメラ持って構えて1台が100万円、200万円のカメラ持ってずっと待っとるんだって座って。まあその心境たるや、熱意たるや、大したことかなとちょっと感心したんですよ。だからあえて、せめて携帯、あんまり鳥のウオッチングですから、しゃべりまわちゃいけんのだろうけど、小さい声でしゃべるから携帯電話届くようにしてほしいなという願いがあったもんですから、ちょっと通告しました。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 3点目に、ふるさとの森の携帯電話のことでいただきました。  携帯電話の整備につきましては、NTTドコモ、それからau、ソフトバンクなどの通信事業者さんが、携帯電話事業を実施されているというところであります。携帯電話の整備につきましては、この三つの事業者さんが費用対効果を見きわめながら、設置されるというところでありますが、ふるさとの森は常時居住している人がいないことから、通信事業者さんで整備していただくのは難しいと考えておりますし、また中国総通信局の要望調査を申請をいたしましたが、設置は困難であるという回答をいただいたところでもあります。  ふるさとの森につきましては、現在固定電話と防災用の非常時の衛星携帯電話1台は設置しておりますが、昨今通信事業の技術開発も著しく進歩しているところでありますので、安価な経費で整備することができないか、携帯電話設備のあり方につきまして、検討をしてまいりたいと考えているところであります。私もふるさとの森へ伺いまして、先ほど言われましたように全国から多くのマニアの方といいますか、おいでいただくことは承知をいたしております。本当にカメラの放列ということでありましたように、一本というんですか、あれが何十万円もするようなレンズを持って、待っておられるということでありまして、全ての皆さん方がその携帯というお考えはないとは思っておりますが、ただやはり不便を感じていらっしゃるということは、承知をしているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。 ○8 番(坂根實豊君) 確かにね、行政感覚でいうドコモであったり、いろんな業者があるわけですけども、その私は行政というのは、利益を追求しない部隊です。さっき言いましたように前に言いましたように、例えば若桜鉄道の問題であるとか、日交のバス運行の助成金の問題であるとかと、同じような感覚でいくなれば、業者任せの採算に合うとか、合わんでなしに、町が何か取り組むべき、アンテナでも設置してあげるんがいいんかなと、そんな思いで発言しとるんですよ。
     若桜鉄道の問題、あるいは日の丸や日交の問題につけても、やっぱりどこかで助成しとるんですよ。そうしたときに業者の採算に合うとか合わんとかの問題じゃなしに、そういう対応にされていくのが、一つの行政かなという観点から、あんなふるさとの森に年間2万人も来られるとなったときに、今の時代電波の届く体制にしてあげてほしいんかなという思いで、発言したわけであります。じゃあ再度聞いてください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 坂根議員のおっしゃるとおりだと思います。やはり採算ということであれば、それは事業者の皆さん方が考えることだろうというふうに思いますし、私どもの仕事というのは、言われましたように行政サービスということであります。で、今携帯電話のお話でありますが、それこそ今の状態の中で、それこそ事業者さんの参入ということは難しいということは、先ほどお話したとおりでありまして、これからどういった時代を迎えるかわかりませんが、その新たな形での、その尾島議員のほうからも昨日質問がありましたが、5Gというようなことでいただいたところでありまして。いずれはということになろうかと思いますが、できると思いますが、本当は少しでも早くそういった環境になるべきだろうと思っておりますので、いろいろ携帯電話のことも調査はさせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。 ○8 番(坂根實豊君) お答えをいただきました。  以上で終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、8番、坂根實豊議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                   (午後1時23分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午後1時35分) ○議 長(谷本正敏君) 次に13番、栄田秀之議員の一般質問を許しますので、登壇願います。 ◎栄田秀之議員質問 ○13番(栄田秀之君) 皆さん、こんにちは。13番の栄田です。私は本日3点の質問を行います。  それでは、1点目の平成の合併は八頭町に何をもたらしたのか。  平成の時代に幕が閉じ、新しく令和の時代に入りました。政府は市町村の行政基盤の強化や地方分権の推進を目的として、1999年から2010年にかけて市町村合併を推進しました。99年3月には3,232あった市町村は、現在は1,718とほぼ半減しております。合併した市町村には合併特例債などで優遇をしました。2014年、日本創成会議が消滅可能性自治体を公表しました。人口減少対策が急務となってきました。2018年7月には、政府が圏域を単位としたまちづくりの検討を開始、人口減少社会を乗り切るポスト合併の一手として注目されています。  1、平成17年の旧3町の合併は新しい八頭町に何をもたらしたのか。  2、合併して14年、残された課題は何か。  3、圏域構想の本質はさらなる合併とも言われています。総務省は過疎対策として、広域連携して対応するとしています。圏域の連携について伺います。  4、効果として経費削減は、推計の2割にとどまるとあります。人件費など一定の効果はあったが施設管理費などの民間委託費がふえていた。行政の効率化に向けた取りについて。  以上、4点町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、13番、栄田秀之議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、平成の合併は八頭町に何をもたらしたかということであります。  八頭町は平成17年3月31日に3町が合併し、誕生してからことしで15年目を迎えました。何点かのメリットがあったと考えております。  まず、財政支出の削減であります。行政職員、議会議員、各種委員の削減などによる財政支出の削減が図られたと考えております。  次に、重複施設の解消であります。それぞれ同様な機能を有する施設があったわけでありますが、施設のあり方を検討する中で、中心的な役割りを担う施設を明確化し、現在行政運営を行っております。そして財政基盤の強化が挙げられると思います。合併特例法によります財政支援を受けられることによる、財政基盤の強化が図られたというふうに考えております。有利な特例債を活用しての統合保育所の新築や、統合小学校の整備など、子育てをしやすい環境の充実に取り組むことができました。  さらには、住民サービスの高度化や多様化考えられます。保育所の再編により全保育所で時間外保育、病後児保育、一時保育など多様な保育サービスを提供できるようになりました。また福祉事務所の設置による生活保護などの事業が、町で実施できるようになりましたし、人口減少、高齢化の進行により中山間地域でのコミュニティ自治が衰退しつつあった中で、全てではございませんが、旧小学校区ごとにまちづくり委員会が設置されるなど、新しい住民サービスの推進が図られたと考えております。  またスケールメリットを生かした産業振興や観光振興も考えられます。合併前までは単独であった梨、柿、リンゴなどの選果場の再編や柿の加工品の生産施設の整備など、農業分野での担い手育成や施設整備が図られたものと考えます。さらには合併したことで、観光分野での情報発信力が高まり、地域独自の特性を生かした滞在型の観光振興が図られたのではないかと考えております。以上、合併しての主なメリットを申し上げました。  次に、残された課題ということでありますが、私は新町まちづくり計画、八頭町総合計画の前期基本計画、また八頭町総合戦略の中で残されたものが課題であると考えておりますし、今後その課題を解決していくことが、大切であると考えております。本定例会初日の挨拶で申し上げましたが、現在これらの計画の総括と検証を行っております。顕著にあらわれている数字といたしまして、人口減少に歯どめがかかっていないこと。出生数が減少していることなどの厳しいデータもございますが、平成30年度は転出者、転入者の差が余りなくなったというような、良好なデータもあります。いずれにいたしましても、これらを解決していくために総合戦力の基本戦略にあります1、町の資源や特性を生かした働く場の確保。2、結婚、出産の希望がかなえられる子育て環境の整備。3、町への人の流れをつくる。4、将来にわたり暮らし続けることができる環境をつくる。などさまざまな分野でまちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。  3点目の圏域の連携についてであります。連携中枢都市圏構想は、相当の規模と中核性を備える圏域において、市町村が連携しコンパクト化とネットワーク化により、人口減少、少子高齢化社会で一定の圏域人口を有して、活力ある社会経済を維持するための拠点を形成し、1として圏域全体の経済成長の牽引。2として高次の都市機能の集積強化。3として圏域全体の生活関連機能サービスの向上を図って行くことを、目的としております。目指すものは連携する自治体の独自性をしっかりと担保しつつ、地域間での連携を深め、圏域として展望し発展していくことであると認識いたしております。今後連携中枢都市圏が、さらなる市町村合併につながるものではないかと考えているところであります。  なお、連携中枢都市圏構想推進要綱でも市町村合併を推進するためのものではないと明記されており、連携中枢都市圏と市町村合併は全くの別物と総務省、市町村課からも回答をいただいているところであります。この件につきましては、鳥取市が総務省に問い合わせをし、回答をいただいたものであります。いずれにいたしましても、八頭町といたしましては、鳥取市と近隣町が連携を図りながら、雇用の創造、広域観光の振興、移住定住の促進、医療体制の拡充など、八頭町単独では実施できない分野でのスケールメリットを生かした連携事業を、推進してまいりたいと考えているところであります。  4点目の行政の広域化に向けた取り組みについてであります。八頭町では合併後行政改革推進プランを策定し、行財政の効率化に努めているところでもあります。行政改革推進プランの柱として、1効率的、効果的な行政システムの効率として、組織の見直しや公共施設の適正配置、職員定員適正化計画の策定等を実施しているところでありますし、2として持続可能な財政運営の確立として、計画的な財政運営の推進、補助金、負担金の見直し、電子自治体の構築、などに取り組んでいるところであります。次に3といたしまして、町民の参画と共同による行政運営として、情報公開制度やパブリックコメント等を通した町民の意見集約、指定管理制度の導入による民間活力の導入に取り組んでおります。人件費につきましては、職員の削減、議員定数の減少などにより大きく削減ができているというところであります。また指定管理施設につきましては、時代とともに変遷していく住民サービスの多様化に対応しているものと考えており、御理解をいただきたいと考えております。今後につきましては、人口減少時代に対応した行政のあり方を検討する中で、行政改革を推進し、一層の効率化を推進してまいりたいと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 平成の大合併は、行財政の効率化が進んだと言われる一方、中心市街地以外の周辺部が活気を失ったり、新たな財政負担が重荷になったりと、負の側面も指摘されております。合併の大きな目的の一つは行財政の効率化だったと言われております。先ほど町長の答弁であったとおりです。合併の問題点は、一つは周辺部の活力や旧市町村地域の伝統文化が喪失したことが、問題点であったと政府は言っております。  そしてこれに対応するため、圏域構想によりこの教訓を生かし、地方創生を推進できるかにあるというふうに言っております。これは一つの麒麟のまち、日本遺産登録というようなことにもつながってくるのかなというふうに思っております。合併により何でも自治体がやるのが当然という感じになり、自助が減っていったという感じがあります。自分たちの町、自分たちの村は自分たちで守るという気持ちが薄らいできた、人口減少も手伝って、地域の伝統文化が喪失したと言われております。今後この文化、伝統などの喪失、衰退、このことにつきまして、八頭町はどういうふうに地方創生を推進して、この失った伝統文化等を回復するのか、この取り組みについて町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 栄田議員、先ほど国の状況をお話されました。確かに周辺部と中心部では活力というものを違っているというふうにも感じているところであります。で、全て自治体がやるということではないということも承知していただいておるというふうに思っております。その中で一つの例として、まちづくり委員会なんかもそうだと思います。行政としてそういった面では、当然サポートもさせていただくわけでありますが、そういった中でやはり地域の皆さん方の取り組み、活力の中で本当に盛り上げていただけたらというふうに思います。  栄田議員におかれましても、東郡家ということでお世話になっているところでありますが、伝統文化の関係であります。これは非常に大事なことだというふうに思っておりまして、総合計画の中にも文化継承ということでうたっているところであります。最初の答弁の中でお答えをいたしましたが、その合併でできていない部分は何かということがございましたが、総合戦力であれ、それから総合計画であれ、そういった残されたものが課題だというふうに先ほど答弁をさせていただきました。  教育長もおりますので、そういった面では、改めて本当に伝統文化というのは大事でありますので、取り組んでまいりたいと思いますし、それから午前中の小倉議員の質問の中にもまちづくり委員会で伝統芸能の継承というようなことが、つながったというようなお話もさせていただきました。非常に大事なことだというふうにも思っておりますので、少しお時間をいただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 先ほど言いましたが、やはり合併により協働、自助という線が薄くなってきているのではないかというふうに私は思っております。八頭町の自治基本条例の3条の1項から4項、5項までありますが、4条の8項にも協働とか、それから3条の2項に自助とかそういう言葉も入っております。やはりこういうせっかく自治基本条例を定めておりますので、町長はこういう自治基本条例に基づいて町民のこの活動なり、文化の継承なり、こういうことを進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほどの文化の継承の部分で、総合計画に入っているというふうに申し上げましたが、総合戦力の中にもそういった計画ということで、取り組みをさせていただいております。今自治基本条例のお話がございました。で、この町の目標でありますとか、記述してあるわけでありますが、こういったものを網羅したのが、先ほど来、申し上げております総合計画というふうに思っておりまして、それこそこの条例に記載してあるまちづくり等も含めた総合計画ということでありまして、これから後期の計画にも取り組んでまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 先ほど圏域構想についてお伺いしましたが、町長は基本的な答弁をいただいたというふうに私は思っております。今言われておりますが、圏域のうまみは中心都市が得て、周辺自治体では飲み込まれるのではないかという懸念が各地で上がっているとあります。これは合併の周辺の衰退というふうな状況によく似ている状況ではないかと、私は思っております。  これはそういうふうに言われておるというところですので、具体的なことではないですけども、圏域のうまみは中心都市が得るというふうに言われている。そして国からの補助金も皆さん御存じのとおり、周辺の1市5町でありますが、5町のほうの補助金は本当に少ない。鳥取市のほうの補助金は何億とかあって、周辺の市町村は100万円単位程度という、こういう誤差が出とるということです。再度伺いたいと思いますが、圏域のうまみは中心都市にあって、周辺の自治体5町は飲み込まれるのではないか、という危惧があるというふうに私は思っておりますが、このことについて再度町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 客観的に見れば、そういう御意見もあろうかと思います。ただ一つ一つをひも解いてみますと、やはり鳥取市があって八頭町があるというふうになるんではないかと思います。例えば医療等の関係であります。八頭町には総合病院がございません。個人病院はありますが、そういった医療体系、さらには昨年からお世話になっております八頭町の病児保育ということですね、これはやはり若桜等もそうでありますが、総合病院がないものでありまして、保護者の皆さん方からすれば、本当に休暇をとって子どもさんの看護をしなければならないというようなことがございますが、そういった連携の中で取り組みをさせていただいておるというところですし、公共交通もやはり関係あると思いますし、産業振興もそうだろうと思います。  そしてこのたびのいい例が、先般日本遺産ということで、登録をされたということでありまして、1市6町ですか、そういった行政が横並びでタッグを組んで、本当にそれぞれの町のよいところを出し合って、その地域の振興につなげていこうということでありますので、飲み込まれる、それからうまみがないというお話でございますが、私はけしてそうは感じていないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 今の町長の答弁がありましたように、私もそういうことでなしに、病院とかごみの処理とか、やっぱり広域でやっていくべきだなというふうに思っておりますので、きちんとやっていただきたいなというふうに思っております。  合併の効果として、期待された市町村の経費の削減についてですが、国の研究会が人件費などの削減の推計をしておりましたのに対して、実際は2割程度の削減であったというふうな報告があります。これにつきましては、一定の人件費の削減は効果があったと言われております。ただし、正規職員を減らしたことで人件費の抑制などの一定の合併効果はあったが、施設管理費などの民間委託費がふえていた。行政の効率化に向けた取り組みが、なお必要であるというふうにあります。  企業や団体への補助金は約全国で1,700億円推定より増加していた。事務用品や職員の旅費などの物件費は、推計より約全国で8,200億円大きくなったと言われております。物件費を押し上げたのは公共施設の管理や行政サービスの民間委託に係る委託料であり、合併前の約1.5倍にふえたとあります。このことは合理化で正規職員の人件費を減らす一方、民間委託が進んだためと見られています。アルバイトなどの給料に当たる賃金も、約2割ほど推計よりふえていたと報告があります。  民間委託は、庁舎の清掃やごみの収集などの現業部門で始まり、90年代から拡大して体育館、公民館の施設管理などにも広がり、窓口業務を委託する市町村も出てきました。自治体の財政分析研究所は行政サービスを維持しつつ、経費を削減するには民間委託とともに、住民の協力も必要だ人口減少社会の中で、市町村は新しいあり方を考えてほしいとあります。八頭町も人口減少の社会の中で住民サービスを維持しつつ、経費を削減するには民間委託とともに、住民の協力も必要になると私は思っております。八頭町の新しいあり方として町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ことし合併をして、15年目を迎えるというところであります。私の記憶では合併時は289だったかな、正職がおりました。今現在は221ということであります。したがいまして60人、約70人ですか、それぐらいの減になっているというところでありますが、栄田議員言われましたように、人件費の一番削減というのが一番大きいということは承知をいたしております。ただそれがその目標額の2割かどうかということは、ちょっと改めての分析といいますか、計算してみないと八頭町のほうはわからないというふうに思っておりますが、どこの自治体も指定管理ということもかなり進めてきたと思います。これもたしか合併してから、そういった制度が新たにできたというふうに記憶をいたしておりますが、そんな中で民間に任せられることについては、民間にということで取り組んできたというところであります。  八頭町のほうもかなり民間委託ということで、させていただいておりますが、やはりその行政で手の回らないといいますか、部分についてはお願いしているというのが、今の姿かもわかりませんし、またサービスの面でも違った内容にもなっているんだろうというふうに思います。で、言われました物件費につきましても、やはり今までもふえてまいりましたし、これからもまた新たにそのふえるような要素も、今出ているというところであります。なかなかこれから財政が逼迫する中で行政サービスを継続しつつ、その財政運営を行っていくということでありますので、本当にどういった形が一番望ましいのか、またどういったことを行政がすべきなのか、そういった部分についても、また内部でも話をして対応してまいりたいというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 先ほど町長の答弁いただきました。確かに人件費については効果があったようです。職員数を見ましても、平成18年の4月1日では280人が、平成27年の決算では233人と大きく減っております。また議員数も2分の1から3分の1に減っています。当初合併してから18、16、14と今14となっております。議員のほうも合併以来報酬が上がっておりません。そういうところもあります。議員の月額は八頭町は21万7,000円で県下の19市町村の中で、びりから2番目という水準でもあります。  また別の見方をしてみますと、この推計が古いですけども、普通会計の26年度の4月1日の段階で見てみますと、八頭町は224人ですが、全国の4のゼロの類似団体29団体に比べますと、全国の平均は128人で、42人多いと。またその鳥取県の平均で類似単体の平均では194という数字が出て、これに対しても30人多いということであります。  そこでやはり、今は町長は職員数は人員適正化計画にのって進めておるというふうに言われるんですが、やっぱりそこに人口減少の急激な加速がある。そこで政府も言っておりますが、人口1,000人当たりの職員数という比較も出ております。そして人口1万人当たりの平均も出ております。やはり八頭町は平成26年の人口1万人当たりの職員数は、普通会計で121人、全国平均の4類のゼロ、29団体で見ますと107人、当時の26年の県内の類似団体で見ますと、北栄は102人、琴浦は106、大山は109、北栄、琴浦、大山とも全国平均にほぼ近い数字になっておりますが、八頭町だけ飛びぬけて高いという状況でありますので、今後の人員適正化計画にもやはり人口1,000人当たりの評価とか、その数値を加味していただきたいなというふうに私は思っておりますが、このことについて町長にお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) この職員の定数のことは、きょうが初めてではないというふうに思っております。そういった中で、町の成り立ちということも違うと思います。で、その類似団体のことが比較に出てくるわけでありますが、八頭町は総じて民生の部分の職員が多いというふうに思っております。  これは保育所の関係だというふうに思っております。で、今回五つですか、五つの保育所に統合させていただいたわけでありますが、そういった中で湯梨浜とか、それから大山、さらには北栄のお話もあったわけでありますが、民間によります幼稚園等の経営というのが、それぞれの自治体に入っております。ただ八頭町は、公立で保育所の運営ということを行っているわけでありまして、そのあたりから考えましても、その定数的に変わってても仕方がない、仕方がないと言ったらあれですけど、そういったことが要因になっているんだろうと、一つは思っているところであります。  こうして高度な住民サービスが求められている中で、やはり保育所の充実ということも大事であります。ただ本当に今保育士さんが不足しておられるということも、栄田議員も御存じだと思います。本当にどこの自治体も保育士さんの不足ということで、苦慮をしているというところであります。御意見は御意見として伺っておきますが、ただいまの状態の中で北栄でありますとか、湯梨浜のように、すぐに定員を減少させるということは、ちょっと難しいというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 確かに、すぐにできる問題ではありませんが、やはりそういうことも加味した適正化計画であってほしいなというふうに思っております。  また別の面でみますと、住民一人当たりの行政コストを見てみますと、平成21年では47万2,000円です。これが年々ずっとふえてきてまして、平成28年の決算で見てみますと54万円です。このときの全国の類似団体平均は45万4,000円です。全国より8万6,000円コストが高いわけです。年齢の関係と言われればそこまでになりますが、データ的にはそういうことになりますが、またこれで見ますと、やはり29年度の一人当たりの行政コストは57万円です。21年から29年に比べますと、住民一人当たりの行政コストは10万円上がっております。いろいろこの学校の統合とか、いろんな事情がありますが、コストは上がっております。  また別の面で見ますと、平成28年度決算を見ますと、人口一人当たりの職員給与、これが八頭町では6万5,800円、類似団体では4万9,000円、約1万6,000円の開きがあります。扶助費を見てみますと八頭町では7万7,400円、類似団体では5万9,000円、ここで1万7,000円の開きがあります。また公債費はいろいろな事情がありますが、別にしましょう。物件費を見ますと、八頭町では9万3,800円が類似団体では8万円、ここでも1万3,000円の開きがあります。  やはり町長先ほど言われましたが、全国の類似団体と比べても、やはり八頭町のコストは高い。年齢的にと町長は言われますけど、職員の年齢層もあるし、それから八頭町の地形もあるしというふうに言われますが、やはりこういうことも加味してやっていただきたいなというふうに思っております。このことについて町長にお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 行政コストのお話をいただきました。予算というのは毎年変わりますので、一概には言えないというふうに思っておりますが、ただ分母の部分ですね、これは人口が分母になっているだろうと思っておりますので、その人口減少するということは、分母が小さくなるということでありまして、全体では金額を押し上げるというふうに思っております。職員人件費のあたりについてはそういったことだろうと思いますが、ただ扶助費がふえているというお話もございました。そういった部分では逆に言いかえれば、その八頭町のほうの福祉は、手厚いんではないかというふうにも読み取れるというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 住民サービスが質が高いというふうに理解しておけばいいのかなというふうに思いますが。先ほどありましたが、総務省の方針は過疎対策として広域連携を促す、総務省は自治体単独での維持が容易ではない地域で医療や路線バス、水道事業などで連携が進めることを期待している。また20年度末に期限を迎える過疎法の期限延長などの法整備に合わせて、新たな補助金制度などの財政支援策について必要な検討をするとあります。合併後の今後の課題として、人口減少の加速する過疎対策について、総務省の方針は過疎対策として広域連携を促すとありますが、八頭町は今度どのように過疎対策を進めていくのか町長にお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) これちょっと確認させていただきますが、過疎地域ということで対象になっておりますのが現在でいいますと、八東地域であります。その八東地域の内容について、ということでよろしいですか。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) いえ、違いますよ。総務省は過疎対策として広域連携を促しておりますが、八頭町としてはどういう対策をとっていくのかということです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 過疎法のことではないということであります。そういった中で、中山間地域の課題というのは多々あろうと思います。最初にありましたように、やはり中心部とそれから周辺部ということがございまして、いろいろ策を講じているというふうに思っておりますが、やはり地域の皆さん方の連携ということが、非常に大事だというふうに思っております。そういった中でいろいろ知恵を出していただいて当然行政もそうですが、一緒になって考えさせていただいて、それぞれの地域連携の事業に取り組んでまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) それでは、2番目の質問に入ります。プラスチックごみ対策について。  今、海洋ごみとして直径5ミリ以下の微小なマイクロプラスチックが問題となっています。浜辺に漂着したプラスチックごみは、波や砂、日射によって分解されて小さくなると、再び波とともに沖に出ていきます。ポリエチレンなどプラスチックの素材そのものは、ほとんど科学的な毒性はありませんが、問題はプラスチックの中に含まれる添加物と言われております。マイクロプラスチックが海水中を移動する間に、その表面に人口汚染物質を吸着して集めてしまうことであります。  この汚染物質の中で特に注意すべきなのが、ダイオキシンとかDDTとか、人体の有害な物質であります。対策としてレジ袋を受け取らない、プラスチック廃棄物を減らす、プラスチックリサイクルをさせる等が行われております。本町はプラスチックごみの対策についてどのように取り組んでいるのかお伺いいたします。先ほど同僚議員の質問がありましたが、合わせてお伺いします。  2点目、ポイ捨てのペットボトルやレジ袋、ポイ捨てたばこの吸い殻への対策について、合わせて町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目にプラスチックごみの対策についていただきました。  対策とそれからポイ捨て等への対応ということであります。プラスチックごみにつきましては、世界的にもマイクロプラスチックが問題になっております。プラスチックの回収につきましては、午前中の小倉議員にも答弁をいたしましたように、今後も現状のとおり週1回の回収を行ってまいりますが、他市町の状況も確認てみたいというところであります。  処理につきましては、現在鳥取市にあります、いなばエコリサイクルセンターに、鳥取県東部広域行政管理組合が委託し処理をしており、分別されたプラスチックは日本国内のプラスチック加工会社へ出荷をされております。現在のところ中国のプラスチックごみの輸入規制への影響は出ておりませんが、状況は常に注視してまいりたいというところであります。
     2点目のポイ捨ての対策ということであります。プラスチックごみ等が海洋まで流れマイクロプラスチックになるのには、ごみが不法投棄やポイ捨てなどのより、適正に処理されない結果だと考えております。ペットボトルやレジ袋、たばこの吸い殻などのごみのポイ捨て防止も含め、町でも引き続き環境パトロールの実施や、啓発看板の設置など適正なごみ処理の推進はもとより、不法投棄の防止対策の推進を図ってまいりたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                        (午後2時17分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午後2時18分) ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 先ほど町長の答弁いただきました。政府は深刻な環境汚染を招くプラスチックごみの海洋流入を減らすため、行動計画をまとめるとあります。国内のプラスチックごみ大幅削減を目指すプラスチック資源循環戦略と言われております。海岸漂着ごみ対策の新たな基本方針として決定したとあります。国内ではペットボトルのリサイクルを推進し、海中で分解しやすい新素材の開発を進める環境戦略は、食品容器などの使い捨てプラスチック排出量を2030年には25%削減し、廃家電や自動車部品を含める全てのプラスチックごみを、35年までに100%有効利用する目標を掲げています。小売店に対し、レジ袋の有料化を義務づけ、植物を原料とするバイオ素材の利用を拡大すると打ち出しております。マイクロプラスチックの削減を重視し、河川から海へ流れ込むプラスチックごみを削減する取り組みを流域の自治体などに求めていくとあります。  八頭町は私都川、八東川の流域に位置する自治体であります。国や県は環境対策を進めるとあります。八頭町は今後この河川の流域の自治体として、環境汚染対策をどのように進めるのか、改めて町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) レジ袋も今では有料になりました。そういった中で栄田議員からもありましたように、コンビニでのレジ袋の廃止というような話もあるようですし、またファミレスでもストローのプラスチックの使用をやめるというような話も伺ってるところであります。  今、流域の話をいただきました。八頭町では大きな川では八東川、そして私都川ということになろうかと思いますが、八東の清流クラブというのを御存じだと思います。そういった皆さん方、行政もですが年に1度かな、一緒になりまして八東川のクリーン作戦ということで、沿線で若桜町も含めてですが、行っているという現状であります。今のところ私都川では愛護団体といいますか、そういった皆さん方にお世話になって取り組みをしていただいておるということでありますが、やはり最終的には海に流れていきますので、流れていくものが少しでも少なくということでありますし、また小倉議員にも言いましたけど、今本当に河川には魚というものが、以前よりも大変少なくなっているというふうに思っておりまして、久しくその水の中のぞいておりませんが、多分以前よりははるかに魚も少ないんだろうというふうに思っております。地道な取り組みだと思っておりますが、やはり御理解を得て、そういった取り組みが広がればというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 私も2回清流クラブの清掃活動に参加しました。年に1回とか2回とか、そういうことも必要なことでありますが、私がちょっとここで提案したいのは、先日土木の河川課に話をしました。うちの、地元のことといいますが、下門尾から福本まで今回3月に両河川の舗装ができました。きれいな土手になってすばらしい、散歩、その次にウオーキングのことを言いますが、きれいな散歩道になっております。そこで私も河川課と話をしまして、太い堤防がきれいに歩けるようになって、河川のレジ袋や肥料袋、そしてビニール類とか、目立つものを拾ったらどうするかということで電話しましたら、拾ったらすぐに連絡したら土木のほうで取りに行くということで、私も肥料袋に三つ河川で拾って、土木のほうで回収してもらいました。  ここです。町長にお願いしたいのはここです。産業廃棄物やそういう汚いビニール袋や肥料袋はごみに出せません。そこで私はもう町に今言っても無理だということで、土木に言ったら土木は定期的に回収しますので、連絡してくださいということでした。私は町でもやっぱりそういう取り組みをしてはどうかな、例えば月に一回でも、このただここ難しいのは、産業廃棄物が入るとまた面倒くさいことになりますが、その辺の線引きは非常に難しいと思いますが、やっぱり河川とか道路に落ちているプラごみは回収したら、そこで月に一回なり、回収する方法も検討してはどうかなというふうに思っておりますが、このことについていかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初の答弁でパトロールのことをお話させていただきました。全て美しいものばかりをパトの人が拾っとるというわけではありません。当然産廃もあるというふうに思っておりますので、そういった善意的といいますか、回収していただいたものがあれば、役場のほうに届けていただければ、一緒に処理はさせていただきたいと考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 町長もう一歩進んで、もしもう一歩進んで町民からそういうふうに河川のプラごみとか、そういうものを回収したので集めてほしいといっても、まばらなことになってきますので、そういうことで例えば月に一回なり定期的な回収をするとかいう検討のほうが、やりやすいんではないかと思いますが、このことについてどうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) パトはですね、川ばかりではなくて、道路とか山間部といいますか、そういったところも回っております。したがいまして仮に一月の1度そういった集積といいますか、していただけるということであれば、連絡をしていただいたら、うちのほうで持ってきてくださいじゃなくて、そういった場合には伺わせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) そういうことで、ではよろしくお願いします。先ほど言いましたように、やはり町民のほうもやっぱり自助努力をやっていかないけんじゃないかと、私は思っておりますので、よろしくお願いします。  それから、さっき初めの質問に入れておりました、たばこポイ捨てということを載せております。このたばこ、私も知らなかったんですが、たばこのフィルターの中にセルロースアセテートと呼ばれるプラスチックを使用しておるようです。これが自然界では分解するのに10年以上かかるということです。で、これが海に流れて、やはりマイクロプラスチックごみの原因になるというふうに言われてるところです。今禁煙とかよく言われとるんですが、やはりこのたばこのポイ捨てについても、検討いただきたいなと思います。  日本の有名な芦屋市では、良好な住環境を維持するため、市民マナ―条例を定めています。違反者には過料、罰金を科することができます。その項目の中にたばこ吸い殻、空き缶等の投げ捨て禁止、それからこれは努力目標ですが、市内全域で歩行喫煙を行わない努力義務を課しているというふうにあります。ほかには、ふんの放置、それから夜間の花火の中止とか、いろいろありますが、私はこの2項目について日本の芦屋とまではいきませんが、鳥取の八頭町と言われるように、新しい暮らしの文化の創造のため、若桜鉄道と観光のまちづくりを進めるために、良好な住環境を維持するために、たばこの吸い殻、空き缶、ペットボトル、レジ袋等の投げ捨て禁止、町内全域で歩行喫煙を行わない努力義務をつける等の、八頭町マナー条例を検討してはどうかと思っております。  また、私は機会を得て、議会のほうでも提案してみたいというふうに思っておりますが、先ほど言いましたように、八頭町基本条例第3条第1項、安心安全な生活、4項の自然環境の保全というふうな条例もありますので、八頭町のマナー条例の検討について町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 公共施設の敷地内の禁煙というようなことで、来月の1日から取り組むようにいたしているところであります。ポイ捨てもそうですし、それから歩きながらの喫煙というようなことも、マナーの問題だというふうには思っております。議会での提案というようなお話もいただきましたので、一緒に考えさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) それでは3点目の質問に入ります。  歩くことは生活習慣病の予防になる。肥満、高血圧、動脈硬化、糖尿病などは生活習慣病と呼ばれて恐れられています。病気の大きな原因にライフスタイルが挙げられています。食生活や運動不足が原因となっています。ウオーキングは糖と脂肪を燃焼させる効果があり、歩けばその効果として足腰が丈夫になり病気の予防をします。ひいては医療費の削減につながります。時間も場所も選ばない費用もかからない、この3月に私都川左岸の下門尾から福本までの堤防が待望の舗装になりました。新品の道をカジカガエルの声を聞きながら歩くのは楽しい、ほぼ毎日下水処理場まで歩いています。  1、ウオーキングコースの整備について、ドームを出発点とした白兎神社付近に休憩所やトイレを設置してはどうか。もしくは下水処理場の付近にトイレを設置してはどうか。  2、健康診断と合わせて生活習慣病予防のため、医療費の削減のため、ウオーキングコースを整備して、歩くことを推進してはどうか。  以上、2点町長にお伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 3点目に歩くことは生活習慣病の予防になるということでありまして、ウオーキングコースの整備、さらにはトイレ設置ということであります。  本町を問わず朝、夕には多くの人のウオーキング姿が見受けられ、その運動量については、10分程度の歩行を1日に数回行う程度でも、健康上の効果が期待できると言われております。生活習慣病など罹患率や死亡率が下がるなど生活の質の改善に効果をもたらすと、厚労省の健康日本21の取り組みの一環として、健康づくりのための身体活動方針で、示されているところでもあります。トイレ設置につきましては、駅のトイレなど、公共の施設内設置トイレ等を利用するなどしていただければと考えておりますが、需要があることも承知しておりますので、今後水道、下水、管理、それから地元住民の皆さん方の理解等も含めまして、課題があると思われますので協議し検討をしてみたいというふうに考えております。  2点目の健康診断と合わせて、生活習慣病のための医療費削減のためにも、ウオーキングコースを整備し、歩くことを推進してはということであります。町主催の健康講座では、健康やず21におきます身体活動、運動の柱目標、身につけよう私ができる運動習慣のもと、県事業のウオーキング立県19のまちを歩こう事業と連携し、観光協会との共催事業でウオーキング教室を実施しております。事業や教室の中で町のウオーキングコースを紹介し、今年度も健康増進と観光を目的とした教室の開催を、11月に計画しているところであります。  また健康講座等でも健康のために継続できるような取り組みとし、ウオーキングを生活の中に取り入れていただくよう、年度当初に町報掲載、健康教室開催時、などにチラシなどを用いての紹介をしております。栄田議員の御意見のように歩くことは時間も場所も選ばなく、費用にかからないというふうに思っておりまして、それぞれの場所や時間、距離等、自由に選択し自分の体力やそのときのコンディションに合わせて、楽しんでいただければと考えております。今後も機会を捉え、町民の皆様方の健康意識の高揚につながる取り組みに、努めてまいりたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 私はなるべく、介護保険や医療保険のお世話にならないように医療費、税金を使わないようにと思って暮らしております。その方法として先ほど言いました一番簡単で、一番効果のある、効果が大きな歩くということを行っております。胃腸を正しく動かすには、よい食事に加えて歩いて自律神経を整える、歩けば腸内環境がよくなる、腸が変われば脳も変わると言われております。  また生活習慣病の予防こそが、最大のがんの予防になるとも言われております。歩くことで免疫力が上がり、生活習慣病の予防になると言われております。歩けば血液がよく流れて脳内の酸素もふえる、それにより頭の回転も速くなる、うまく歩くと寿命が延びる、臓器と脳が若く保たれる。健康寿命を延ばすという点でも歩くということは大事だと言われております。歩くことで生活習慣病の予防になる、ひいては医療費の削減になります。このよいことを先ほど町長もいろいろウオーキングのコース等もありましたが、なぜ八頭町は町民運動として行わないのか、町民運動として推進しないのか、町長に改めてお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) やはり目的を持って健康のために歩くというのが、ウオーキングだというふうに伺っておりますし、またいつでもどこでも誰でもということのようであります。それで最も手軽な運動ということであります。先ほど県内の19のまちの歩こうという事業の話をさせていただきました。それはそれで、取り組みを今後も進めさせていただきたいというふうに思いますし、町全体でのウオーキング教室といいますか、そういった御要望があれば、検討してまいりたいというふうには思っておりますが、今現在それぞれのグループでありますとか、個人の皆さん方で、おのおの御自分に適したコースでありますとか、距離でありますとか、歩いていただいてるというふうに思っておりまして、そういった本当に町といいますか、地域といいますか、そういった機運が上がってくるということであれば、一緒になってそういった取り組みをさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 先日の新聞に出ておりましたが、鳥取県はスポーツリズムを推進するため、ウオーキングを観光の誘客促進につなげる取り組みに力を入れるとあります。ウオーキングが観光の裾野を広げるとあります。中部地域振興局はウオーキングを核とした地域活性化を進め、国内外からの誘客を促進したいとあります。中部の東郷池周辺の観光ウオーキングに匹敵する環境が八頭町にはあります。若桜鉄道を利用したウオーキングです。若桜を出発点としてもいいし、郡家を出発点としてもいいし、目標をどこの駅まで歩くか計画して歩く、そして疲れたら汽車に乗る、また歩いてもよい。鍛冶屋温泉まで歩いてもいいですし、今なら蛍の清徳寺まで足を延ばしてもいいです。地方創生事業若桜鉄道の利用促進とした、周辺地域の活性化につながります。歩くことで若桜鉄道を利用したウオーキング観光という点では、地方創生事業の一環に当たると思います。地域の活性化、若桜鉄道の観光利用促進となる若鉄を利用したウオーキング観光の検討について、町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 中部の東郷池の部分につきましては、私も新聞に掲載している記事を読みました。湯梨浜のところだったと思っておりますが、そういった中で八頭町にも環境が整っているんではないかというお話であります。若鉄を中心にしてということでありますが、観光ということも大事だというふうに思っております。先ほど申し上げましたように、そういった御意見があれば、本当に一緒になって考えさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 確かにそういう意見があれば、検討したいという町長の答弁ですが、この人口減少が進んでいる中、そしてまた若桜鉄道という財産がある八頭町の中で、じっとして指をくわえている状況では、私はないと思います。町長みずからこの旗を振るということも必要ではないかと思って、こういう質問をしております。確かに私たち議員もそれぞれいろんな面で協力したり、活動したりするべきだと思いますが、町民の意見を待っておれば、ひょっとしたらずっとないかもわかりません。そういうことでなしに、こういう時期を捉えて町長どうですか。町長率先して旗を振っていただきたいと私は思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初の答弁でもお話をさせていただきましたけど、ウオーキング立県19がございますね。ことしはノルディックウオーキングということで、11月に予定をされております。ノルディックですからそのつえを持ったような形で、これはたしか距離が長いと思います。で、時間もかなりあれだと思いますが、そのウオーキング立県のその19のまちを歩こうの事業の中には、ノルディックウオーキングばっかりではないというふうに思いますので、そういった通常のウオーキングの中にも、八頭町の原風景の中を歩けるようなことも、研究すればというふうには思います。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 確かに町長なかなか慎重な答弁ですが、やはりこういう今の時期、そして昭和、八頭号、若桜号が登場します。それからはやぶさも登場します。この若桜鉄道を盛り上げるということにつきまして、やっぱり町長、この町長率先してこの旗を振る、若桜鉄道に乗る、そういうデモンストレーションも私は必要だと思っております。私たち議員も本当にそういうふうに観光を盛り上げる、八頭を盛り上げるということを、やっぱりこれからやっていかにゃいけんというふうに思っております。本当にやっぱり地域の町民の声を待つというんでなしに、行政もやっぱりこの町民の先頭に立ってやっていくという姿勢もいただきたいなというふうに思います。最後になりますが、もう一度答弁をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 受け身の態勢というお話だろうと思いますが、中には地区公の事業等で住民の皆さん方に呼びかけて、ウオーキングを行っているというような事業もございます。例えば清徳寺に行くような部分であろうかと思いますが、日常的なウオーキングということを、推奨してはどうかということだろうというふうに思いますので、ぜひ栄田議員におかれてはほぼ毎日のように歩いておられるというふうに思います。一緒になってそれこそ先ほど来、言っておりますように考えさせていただけたらと思います。 ○13番(栄田秀之君) 以上で質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、13番、栄田秀之議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                        (午後2時43分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午後2時55分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、4番、小林久幸議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎小林久幸議員質問 ○4 番(小林 久幸君) 4番、小林久幸でございます。ただいま議長から許しをいただきましたので、本定例会の一般質問をするものでございます。  本日の議題は農業の振興策について、1点ということでございます。これ10回目ぐらいになろうかということでございますが、耳を傾けていただきたいと思います。  先般新潟市で開かれた20カ国の地域の農相会議が5月12日でございます。資源の源持続可能性確保と生産性向上を目指す「2019年G20の農相宣言」を採択し、閉幕をいたしました。宣言では人口の増加に伴って、将来の世界的な食糧不足が予想される中、AIやロボット工学といった先端技術を農業に活用する重要性が強調され、国の方向性が示されたところでございます。AI、ICTを活用した記事、事例が新聞等に毎日のように掲載されております。きょうもこの議会の中で、私都のへんで田植えの自動田植えが行われたというような話も聞きましたし、先般は若桜町のほうで同じように自動の田植え機で田植えがなされたというふうに聞いております。農業にもサバイバルの時代がきたのかなと、新聞を見ながら今思ってるところでございます。  本町では、平成27年3月に第2次八頭町総合計画を策定し、さらに同年9月には八頭町総合戦略を策定し、農林業を初めとする地場産業の競争力の強化と担い手の確保に取り組んできました。早4年の歳月が経過いたしましたが、農業の所得がふえたという話は聞こえていない。多くの農家からは、農業所得の減少で悲嗚が上がっているのが、今の八頭町の農業ではないかというふうに思っております。本町におる農業を取り巻く状況は、農業従事者の減少、農業所得の減少など、極めて深刻な状況に置かれているものでございます。本日は農地、農業を守る政策を考えるより先に、農業収入をふやす政策を考えてこそが、本町の農業の活性化にはつながるのではないかという思いの中で、次の4項目について町長の御所見を伺いたいと思います。  まず1点目でございます。県が種苗登録いたしました星空舞の特徴と、本町の栽培面積、その取り組みをお伺いをいたします。2点目に、県が発表した酒米の特徴と本町の取り組みは、名前は種苗登録されておりませんので申しませんが、そういうことで答弁をいただきたいと思います。3番目に、本町のブランド米、神兎の販売戦略はということで再度お聞きをいたします。最後に4番目でございます。果樹、梨、西条柿、花御所というふうに明記をいたしておりますが、生産の振興策と販売戦略を合わせてお聞きをいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、4番、小林久幸議員の一般質問についてお答えをいたします。  農業の振興対策ということでいただきました。  最初に星空舞の特徴と、それから本町の栽培面積、さらには取り組みということであります。星空舞は、鳥取県農業試験場が開発いたしました米の新品種で、平成30年11月より販売が開始されておりますが、コシヒカリより背丈が短く、倒れにくく、高温に強い特性を持ち、味覚はまろやかさがあり、濃厚で触感は粒が立ちもちもちとして、冷めても触感が変わらずおいしいといった特徴があります。収穫時期は、コシヒカリときぬむすめの中間に当たるため、労力が分散できることから、コシヒカリときぬむすめ、星空舞の適地適期栽培で一等米比率の向上につながる品種として、期待をされているところであります。  栽培面積につきましては、今年度鳥取県全体で360ヘクタール、そのうち本町では6経営体、4.4ヘクタールで計画されており、販売につきましても県育成の新たな主要米の品種として、JA全農鳥取を初め、JAグループと連携して、県内外への販路開拓とブランド化が進められていくよう計画されているというところであります。このことから今後本町を初め、県内全域で大幅に星空舞の栽培面積が、ふえていくものと考えているところであります。  次に県が、発表いたしました酒米の特徴と本町の取り組みということであります。  鳥取県では、酒づくりに適しているといわれる酒造好適米のうち、玉栄、五百万石、強力、山田錦などが栽培されているところであります。鳥取県農業試験場が開発されました鳥取県オリジナルの酒米、鳥姫というふうに認識いたしておりますが、平成24年4月に品種登録され、特徴として丈が短いため倒れにくく、大粒で成熟期は通常の酒米より約1カ月早い9月上旬で、寒冷期が早く到来する中山間地に向いており、農家が栽培しやすい品種だと言われております。酒米の実需者は酒造業者に限られており、一般的なうるち米と比べて栽培が難しい上に、収量が少ないことから主食用米より高い価格で安定して販売できなければ、採算性が難しいといえます。  結果的に酒米の生産は、播種前の契約栽培が基本となるため、酒米栽培などの取り組みは実需者であります酒造業者に左右されているというところであります。以上のことから、本町では、鳥姫の作付は現在行われておらず、山田錦や強力を中心とした酒米が、約52ヘクタールで作付されているというところであります。  3点目の本町のブランド米、神兎の販売戦略はということであります。  八頭町産米のブランド化の取り組みといたしまして、平成29年2月に八頭米ブランド化推進協会が発足され、29年産米から神兎というブランド名により販売を開始し、生産者の皆さん方の所得の向上を目指して、販路開拓が行われているところであります。生産につきましては、鳥取県特別栽培認証に基づきより厳しい独自の栽培基準と品質基準を設定して、牛ふん堆肥による土づくりと農薬化学肥料を節減したこだわりのおいしい米づくりに励んでおられます。また食味値が高いなど誰が食べてもおいしいと感じてもらえるお米のみを神兎として販売しているというところであります。  今後の販売戦略といたしまして、栽培研修や独自の栽培基準などによるおいしい米づくりを徹底する中で、全国の米コンテストでの入賞を目指しておりますし、関西圏を中心としたイベントで宣伝活動、百貨店や飲食店におきます米の取り扱いの拡大などを行うことでブランド米としての知名度の向上と、有利販売に努めているところであります。神兎のことしの栽培面積は、700ヘクタールで生産者も8経営体とふえてきており、実績を積み重ねていくことで、八頭町産米のブランド化の取り組みを拡大していきたいと考えております。  最後に、果樹の生産振興策と販売戦力はということであります。  現在の果樹振興におきましは、高齢化、後継者不足が課題となっております。こうした状況の対策として、JAとの連携により、新品種等の優良品種を導入し、園地の基盤整備を行うことにより、単収を向上させる取り組みを推進いたしております。また西条柿において園主が高齢化等により栽培が困難になった場合に、廃園にならないように新たな入植者を募りながら、生産組合が栽培を継続して、中間管理する園芸産地継承システムづくり支援事業を行っているところであります。この事業によりこれまで新規就農者が入植して利益を上げておりますし、現在現在も2カ所の管理園において新たな入植希望者があり、利用に向けた調整を行っているところであります。  昨年からは新規就農者や、若手生産者の果樹栽培を支援することを目的とした梨新品種の新甘泉を中心とした、戦略的スーパー園芸団地整備事業を実施しております。この戦略的スーパー園芸団地整備事業では、高収益となるモデル園を整備して果樹振興を行う事業であります。郡家地域の111アール、八東地域に66アールの樹園地を整備するように計画しており、郡家地域3名、八東地域2名の入植希望者があり整備を進めている状況にあります。また柿につきましても、モデル園整備に向けた検討を行っているところで新品種の輝太郎を中心に、昨年GI登録されたこおげ花御所柿の生産振興を行っていきたいと考えております。
     次に販売戦略でありますが、梨につきましては、現在JA出荷を主に関西を中心に東は東京、南は鹿児島、また台湾を中心とした貿易出荷を行っております。今後は市場より高単価で販売できる進物、さらには直売による数量をふやしていきたいと考えております。また西条柿につきましては、生産性、収益性の向上を図るため、昨年JAのあんぽ柿加工施設が増設をされました。このあんぽ柿加工施設の完成に伴い、これまで下級品として販売できなかった柿も加工品用として販売可能となり、生産者の収益向上につながっております。今後は青果と合わせ加工品のPRも行ってまいりたいと考えております。  最後に花御所柿であります。昨年12月には地理的表示保護制度、GIによりこおげ花御所柿として登録をされました。生産者の皆さん方もGI登録されたことにより、対外的に知名度が上がり収益向上につながればと期待をしておられます。ことしの秋GI登録後、最初の収穫を迎えることになりますので、ブランド力強化に力を入れ、さらなる販売促進を行っていく必要があると考えております。生産振興、販売戦略について答弁をさせていただきましたが、いずれにいたしましても、農家の皆さん方の所得向上が生産振興につながると考えておりますので、JAと連携を図りながら、農家所得向上に向けた販売戦略を展開してまいりたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 小林議員。 ○4 番(小林久幸君) 2回目からの質問に入りたいと思います。  この星空舞の話が出ました。平成7年ざっと24年前でございます。おまちかねという鳥取県念願の初めてのオリジナルブランド米が種苗登録され、JAでは農家におまちかねを栽培するよう普及を図りました。しかしながら思うように栽培されなかったでございます。当時は早生種のコシヒカリ、ひとめぼれの栽培が主で、晩稲の稲をつくる流れは生まれなかったということでございます。現在では本町の学校給食で使われております、ひとめぼれ、コシヒカリ、このおまちかねのブレンド米で、本町の学校給食に使われとるという御認識でよろしいでしょうか。  おまちかねの特徴といたしましては、ミルキークイーンなどと同じ低アミロースのお米であります。先ほど町長が星空舞で言われましたように、粘りが強くもちもちとした触感、冷めてもかたくならないコシヒカリを親に持つ子孫であったが、農家は何でかつくらなかったということでございます。その後、2004年にヒカリ新世紀というこれは鳥取大学の先生が、コシヒカリの99.9%の遺伝子を持ったお米をつくられたんですが、いなば農協さんは3類で格上げをされなかったんで、ほとんどこの辺の人はつくられなかったというのが現実でございます。  さて、先ほど町長言われましたように、星空舞の鳥取県農業試験場が長い歳月24年をかけて開発したお米でございます。鳥系93号ササニシキのBL1号に、コシヒカリの子孫で丈の短い独自品種、ゆめそららを5回戻し交配して育成されたものと言われております。夏の暑さにも強く、米にはく未熟米が少ないと言われております。  先ほど言われましたように1等米の比率が高いと期待されておるものでございます。コシヒカリに比べて背が低く倒れにくい、星空舞は早生のコシヒカリ、晩稲のきむぬすめの中間で、農作業が分散できるコシヒカリより刈り取り時期が5日間ぐらい遅いと言われております。炊いたお米には艶がよい、冷めてもおいしい、食べてみて甘く感じると多収米と言われております。農家には単収入が一反当たりの収入がふえ、利益も上がるということでございます。鳥取県のすばらしいオリジナルのお米ができました。  そこで3点お聞きをいたします。この星空舞、特のAとして評価されておりますか。2番目に一反当たりの収穫量はどれくらいなのでしょうか。食味値はどれくらいの値を示すでしょうか。一番最後、JAが生産者から買い取る価格は幾らの金額なのでしょうか。お伺いいたします。 ○町 長(吉田英人君) 暫時休憩を。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                   (午後3時13分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午後3時14分) ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 反収でありますとか、食味値、さらには買い取り価格というようなお話をいただきましたが、大変申しわけございませんが、現在ちょっと手持ちの資料というのは持ち合わせておりませんので、御了解をお願いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 小林議員。 ○4 番(小林久幸君) 昨年星空舞は、県内全域で5.1ヘクタール栽培されたというふうに聞いております。わったいな、愛菜館の2店舗で現在販売されておると聞いております。吉田町長を初め関係者の方、食味されたでしょうか。どのような食味だったでしょう、御感想を伺います。2番目に県内のどこの地域でつくられたお米なんでしょうか、30年産米、子どもたちに、うちには小学校の子しかいないんで、わからないですけども、子どもたちに配付されております。どういう意味で配付されたのかお伺いをいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 食味はどうだったかというお話でありますが、申しわけございませんが、私もまだその星空舞というのは食べてはおりません。 ○議 長(谷本正敏君) 小林議員。 ○4 番(小林久幸君) どうも話が前に進まんようでございますが、県内の栽培面積2019年ことしでございます。稲のつくれる面積12,737ヘクタールを将来的には検討しては、3分の1を星空舞にしたいという意気込んでいるが、ブランド化にするのか、するに当たり県と町と独自の支援は考えておられますか、お伺いをいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 販売については、それこそ県下のJAでオール鳥取ということで、ブランド化に取り組むというふうに伺っているところでありまして、現在県でありますとか、それぞれの行政でかさ上げといいますか、そういった部分についてのお話も伺ってはいないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小林議員。 ○4 番(小林久幸君) こうして星空舞、県内全域で栽培される可能性が高いとみておるものでございますが、吉田町長として本町に入れた場合、消費者に何をアピールして、販売戦略を立てていくのかお伺いをいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まだ食べていない中で、最初の答弁の中でもこれはもちもちというような表現させていただきましたし、また冷めても触感が変わらないというふうに申し上げました。何をということでありますが、やはりそういった部分の特徴を、消費者の皆さん方にPRすべきだろうというふうに考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 小林議員。 ○4 番(小林久幸君) この星空舞、話を聞きますと多収米ということでございます。収量を重視すると食味に影響が出ると言われております。普通の全体的なお米の話でございます。星空舞は出ないかもわかりませんが、そういうふうに言われておるところでございます。収量と微妙な絶妙なバランスが難しいと思うが、窒素肥料を多くせっぴすると食味に影響を与えると、世間一般的には言われております。ある農業法人ではたんぱく質の保有料7.3%以下の基準を設けているところもあります。収量を追いかけ農家所得を追及するのか、消費者においしい米を食べてもらうのか、どちらかを選択することが求められるんではなかろうかと思いますが、町長どのような御所見があるのか、お伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それは、まあそれぞれだと思います。やはり生産者の皆さん方にすれば所得ということにつながろうと思いますし、それから消費者の皆さんからすればおいしさということだろうと思います。最終的にはやはり消費者の皆さん方の選択ということが、優先されるとは考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 小林議員。 ○4 番(小林久幸君) 星空舞の出口ある販売戦略を若干聞かせていただきましたが、どのようなお米が食べてみてないし、つくったことがないんで、わからんということでございますが、でも町が本気で取り組もうと、県と一緒になって取り組もうということでございますので、早急にその部分については御検討、調査をしていただきたいと、かように思うわけでございます。特色のある栽培方法ですが、そういうことは考えておられないですか。お伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ことしから先ほど申し上げましたように、6経営体での4.4ヘクタールということであります。その栽培の方法についてどういう特色があるかということでありますが、そのあたりこれからの栽培所との話だろうというふうに思っておりますので、船岡農場でありますとか、こおげ開発センター、そういったところでも栽培されるということでありますので、ちょっと改めて、そういった部分は確認させていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小林議員。 ○4 番(小林久幸君) まだ何も考えておられないという部分かなというふうでございます。今のお米安いがいいという部分もありますし、ある反面体によいというお米を食べたいという若い世代、それから健康に気を使っておられる特に子どもさん持ちの家族あたりは、体によいというものを食べたいという。この星空舞のアピールする部分は、何かあるでしょうか、お伺いをしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) これは鳥取県とされて、新品種で推奨されるということであります。これは県下全体でのお話ということでありまして、県下にはその面積を広げていくというふうに伺っているところでありますが、先ほど申し上げたように、味が変わらないとか、大変透き通ったお米であるということでありますので、星空舞というような命名もなっているというところであります。PRということでありますので、そういった面からいうと、先ほど来言っているようなことになろうかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小林議員。 ○4 番(小林久幸君) この八頭町地内の中で、一番おいしい米がつくれる地域、集落は町内の中でどこなんでしょうか。なかなかいいにくいかもわからんですけど、町長の思いを聞かせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) どこのお米かということでありますが、やはり町内それぞれ特色があって、おいしい米をつくっていただいておるというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小林議員。 ○4 番(小林久幸君) この商品、消費者に売りたい設定価格、消費者に直接届ける、買われる単価でございますが、どれぐらいを検討しては設定しておられるか、お聞きをいたしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今の価格のお話は、最初に伺ったお話であります。で、申し上げましたように、資料として持ってきていないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小林議員。 ○4 番(小林久幸君) 何もまだ検討されてないということでございます。東京、大阪、どこで販売するのか、地元鳥取市内を含めた直売所、わったいな、愛菜館、たくさんあるわけでございますし、それからスーパー、百貨店、米屋さん、コンビニ、コンビニの店舗でございますな、東京の県の域っていったらいけんですね。出所して立ち上げた東京のアンテナショップ、大阪の麒麟のまち、通販、アマゾン等、たくさんの売るところがあるわけでございますが、どこで販売しようかなと、JAも考えておられると思うんですが、その辺がわかりましたら、御答弁いただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 単価のお話もでありますが、基本的にはJAさんが決定されるというふうに思っておりまして、行政としてじゃあ2万円なのか、2万5,000円なのか、そんなことは考えられないというふうに思います。そういった中で販路につきましても、やはりJAの全農鳥取が全国的にそういった役割を担っているというところでありまして、まだ町のほうにはそういった内容については、伺っていないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小林議員。 ○4 番(小林久幸君) 大体お聞きをいたしました。委託販売ということでJAということが主流だということでございます。我々はこうしてみますと、八頭町、県それからこの近隣の町村が出資しております地域商社、それから本町の中に隼Lab.に入っております、あきんど太郎、たくさんあると思うんですが、そういうことは考えられたことはございませんでしょうか。お聞きします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど言いましたように、基本はもうJA全農鳥取で考えておられるということでありますので、八頭町のほうでどうこうできるというふうには思っておりません。そういった中で30年度のそのPRの予定ということで、JAさんの直売所がございます。わったいなでありますとか、愛菜館、更にはアスパルというようなところで限定販売というようなお話も伺っているというところであります。したがいまして、ラボとかDMOですかね、そういったもののさっきのお話にもあったわけでありますが、そういったことを、全農鳥取と話ができるかどうかということは、また別の話だというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 小林議員。 ○4 番(小林久幸君) 最後のほうになりますが、どの層の人に出口戦略として買ってもらうかということを考えていかなければいけないと思うわけでございます。子育ての世代、若者、高齢者、富裕層なのか、どの人を対象にして俗に言う横文字で言いますと、ターゲットにするのか、そういうことを考えていかないとブランド化、それから農家の所得は上がって来ないと思うんですが、町長これはJAさんが販売の権利を持っておられるんで、JAさんにお任せですって言ったって、町長、八頭町の町長さんだと思うわけでございます。農家の所得どうして上げるかということを考えていただきたいと、かようの思うわけでございます。  そういたしますと、次に話を持って行きたいと思います。隣の若桜町のお米コシヒカリでございます。タニタ食堂を通じてJALの国際線、ヨーロッパ便の機内食に使われております。吉田町長御存じですね、お隣の町ですので。ある農家の方から聞いたところ、1袋30キロ当たりでございます。200円から300円ぐらいの高さなんだと。値段は200円か300円しか上乗せがないんだと。ほかの我々から見れば先ほど町長JAだという話に私もJAの組合員でございますけども、一生懸命つくってもその対価としてお金が流れてこないというのが現実だというふうに思います。  町長この仕組みを、あきんど太郎、地域商社持っておられます。町長としてそこのところに移行するということは言えんと思いますが、やっぱりそういう仕組みを考えてこなければ、ならないというふうに思います。地域商社の中に今どれくらいのものが八頭町の中で販売されているのか、50万円の出資をいたしております。貴重な財源だということと私は思っておりますが、町長どのように考えておられるのかお伺いをいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 基本的には米の主体というのは、JAさんに農家の皆さん出しておられると思います。いろいろ販路をお持ちの農家の皆さん方もいらっしゃると思います。小林議員もそうだと思いますが、そういった中で単価についてはなかなか個人といいますか、販路をお持ちの方であれば設定はできるというふうに思っておりますが、JAさんに対しては、じゃあこの単価じゃないと売りませんというようなことにならないということは、御理解をいただきたいと思いますし、その地域商社のお話をいただきました。鳥取県東部の中でそういった組織を立ち上げているというところでありますが、その中で、今現在八頭町のものどれだけっていうことは、ちょっと把握をしていないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小林議員。 ○4 番(小林久幸君) 次に酒米について質問をいたします。鳥姫という品種だそうでございます。鳥取県のオリジナル商品という品種ということでございます。今日本の酒づくりの中が大きく動いているように見えます。その一つの岩国の錦帯橋の古材を使ったプレートには、限定1,000本のオリジナルナンバーが刻み込まれております。海外の富裕層に好評のヴィンテージ日本酒2016、夢雀というお酒でございます。  山口県のベンチャー企業、地元錦町の出身の女性の方でございます。副社長とお二人で二人三脚で高級な日本酒をゼロからつくり上げた方でございます。生まれた岩国市錦町は、山口県で最も標高の高い地域にあり、地元宇佐川小学校では全校生徒が5人、2年生が1人、4年生と5年生が2人で、全部で5人というような非常に奥まった小学校のところの地域でございます。  夢雀は、伊勢神宮の神殿由来のお米イセヒカリで昔ながらの有機農法、無農薬で育てて、18%まで削って仕込んだダイヤモンドのような純米大吟醸だと。夢雀はフレンチやイタリアン料理に合う濃厚な味があり、独特のフルーティさが特徴と言われております。ヴィンテージ夢雀は、海外での販売1本60万円だそうでございます。農家の酒米栽培に夢が追いかけれるというふうに思います。新しい酒づくりの夢が見えるではないかと思えるところでございます。  いいお酒をつくるのに、一番影響の大きいものがございます。雑味だそうでございます。それに雑味もどきがあるということでございます。要因はたんぱく質だと言われております。先ほど米のある農業法人は17.3%以下と私申し上げました。それも米のほうに食味に影響するんではなかろうかなと、究極の米であればそれぐらい以下のものでないと、本当のおいしさということがわからんではなかろうかというふうに思います。その保有率は何と。この酒米でどれぐらいのものが想定されているのか、わかったら伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 専門的なことでありますし、承知いたしておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 小林議員。 ○4 番(小林久幸君) ある企業から生産者のほうに、農家の皆様に最高を超える山田錦をつくることに挑戦をしていただきたいと、ラブコールが入ったところがございます。それは日本の農業にもう一度元気になっていただきたい、若い人たちが入ってくる魅力のある業界になってほしいからです。その鍵は最高のものをつくることに挑戦をし、新しい実験や試みを行っていく中で、そしてその誇りを持って、世に送り出すことを考えています。これは酒造会社の中の部分かというふうに思います。ただその挑戦には労力や時間、技術的な制約からくるコストがかかるということは御理解をいたしております。その挑戦に見合う価格で購入させていただくことで、その挑戦をお手伝いしてほしいと考えています。品質目標、整粒歩合99%以上、心白率80%以上、そして胴割れがないことというような酒米のこういうものを入れてくださいということでございます。  これには賞金がついております。1位は1俵当たり、60キロ当たり50万円で購入いたします。全部で2,500万円でございます。2位は1俵20万円で購入します。これ20万円の50俵ですので、1,000万円でございます。3位が1俵当たり10万円で購入。それ以外で条件を満たした山田錦には1俵5万円で購入するというような、本当に農家とともに酒造会社が発展をしていく、そういうウィンウィンの関係で、今企業がそういうふうになっております。先ほど町長、いなばの私が言ったら悪口になって叱られるかもわかりませんが、やっぱり農家と歩んでいくJAでないといけんと思います。それはそれ以上は突っ込みません、はい。  昨年私は、12月の22日、鳥取市内のわったいなで、神兎のきぬむすめ5キロ入りを見させていただきました。パネルも立っておりました。5キロで2,250円。これは消費税は別でございますので、そういうことでございます。1キロ当たりに手数料が15%ぐらいかかるかなと思っておりますが、聞きますと1キロ当たり414円ということは、そこから支払われてくるということで。またこの5月のことしになってから19日に同じ販売店で、神兎のコシヒカリ5キロを見させていただきました。2,350円、販売手数料が189円かかり、1キロ432円でございます。今ある法人からお話を聞かせていただきますと、米の1キロの単価を設定いたしますと、180円かかるそうでございます。1キロに180円かかる、30キロですので1袋当たりが600円、残るというような形でございます。大変厳しいのが今の農業の現状だというふうに思います。  町長この金額、町長はそこまで計算すられんでいいと思いますが、本当に厳しい状況でございます。この中で八頭町の農業、本当に昔の基幹産業であるというところまで、どうして戻していけるのかお伺いをいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) お米も今以前に比べまして、本当に安くなったというふうに思っております。そういった中でそれこそ以前は競争でお米もつくっていたというふうに思っているわけでありますが、そういった中で、後継者の皆さん方の不足というようなこともございますし、で今農地中間管理機構ですか、そういったものも入って、なかなか農業を継続できないという中での、その水稲づくりということになりました。開発センターでありますとか、また田中農場、さらには船岡農場というような形で、今の農業を担っていただいているというふうには思っているわけでありますが、やはり特色のあるお米づくりといいますか、そういったものでなければ、これからは本当に収入といいますか、所得的には上がってこないのが現状だろうというふうに思います。  果樹につきましても、同様のことが言えるわけでありますが、そういった中で、今回花御所柿のGI登録ということもありました。それを一つの契機として、取り組みをということでありますし、最初申し上げましたように果樹のほうでも新たな取り組みも始まっているというところでありますので、町としては、そういった部分にも期待をしているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小林議員。 ○4 番(小林久幸君) 本町はフルーツの町でございます。果樹でございますが、梨、西条柿、花御所、先ほどGI登録された花御所でございます。生産振興と販売戦略について再度お尋ねをいたします。果樹につきましても毎年2ヘクタールの果樹園が伐採されている状況が続いております。新しい発想の中で果樹園の伐採をとめることができないのでしょうか。そこで今このようなことが多くの地域で起きております。  北海道の夕張メロン、2玉で500万円でございます。青森県のアムさんメロン2玉25万円でございます。それから私の知り合いの中からお話を聞きました。岐阜県は富有柿の産地でございます。桐の箱入りで2玉50万円でございます。鳥取でもこのようなことがございますね。農産物でないわけでございますが、松葉ガニ1枚200万円でございます。まだまだ私は気がつかないところでたくさんのものがあると思う。話題性と宣伝効果は大ではなかろうかというふうに思うわけでございます。新聞なりテレビで放映されますと、えっということで消費者に大きな宣伝効果が波及していくんではなかろうかという。私は対商品として先ほどGI登録の花御所柿、そして八東のブランド品であります日下部の西条柿、ブランド品として桐の箱に詰め、消費者に送ることもありかなと思うわけでございます。農家の匠の技とブランド品を届けるこの取り組みを、検討されてみる気持ちはございませんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 夕張メロンとか、それからカニのお話もございました。それこそ最初の御祝儀相場ということもあったんだろうというふうに思いますが、今現在その東京の千疋屋さんですか、1玉1,500円と消費税ということで、花御所柿、去年の12月の単価でありますが。で、桐の箱に入ったものについては1万円というようなお話も伺っているところであります。やはりパッケージといいますか、そういったものも非常に需要だというふうに思います。これからことしの秋に向けまして、花御所柿の新たな戦略というものも始まるだろうと思っておりますが、西条柿につきましても、あんぽ柿というような工場も増設したというところでありますので、農家の皆さんもそうですし、それから先ほど農家と歩むJAというようなお話もございましたので、ぜひJAの皆さん方ともお話をしてみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小林議員。 ○4 番(小林久幸君) 残り時間が少なくなってまいりました。今の社会の中で選果場の統合、それから農協の統合、これは仕方がないかなという部分がございます。先ほど町長にどこの集落の米がおいしいですかと聞いたのは、そういうことだということでございます。私はこのものを果物だけじゃなしに、稲全てのものに、八頭町の一番のものをそういうものを農家に送る。選果場も佐治の梨、八東の梨、郡家の梨、船岡もあるでしょう。それはみんな品種が地域によって、気候、温度、それから土地によってみんな違うわけですね。これはそうすれば、なら糖度の低いところがあればね、その低いところに全体的に基準を下げてこなければならないという。これが今の統廃合の現状だというふうに思うわけで、それを解消し、そして地域の農業が発展するためにそういうことを御検討いただきたいということで、今定例会の質問を終わります。  以上でございます。ありがとうございました。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、4番、小林久幸議員の一般質問を終わります。  以上で日程第1 一般質問を終わります。 ◎休  会 ○議 長(谷本正敏君) お諮りいたします。  議事の都合により、6月12日から6月18日まで、7日間休会いたしたいと思います。
     これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。  よって、6月12日から6月18日まで、7日間休会することに決定いたしました。 ◎散  会 ○議 長(谷本正敏君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。  なお、次の本会議は、6月19日、午前9時30分から再開いたします。        (令和元年6月11日 午後3時48分散会)   会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員...