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令和元年第 6回定例会(第1日目 6月 6日)

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  1. 八頭町議会 2019-06-06
    令和元年第 6回定例会(第1日目 6月 6日)


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    令和元年第 6回定例会(第1日目 6月 6日)      令和元年第6回八頭町議会定例会 会議録 (第1号)   招集年月日  令和元年6月6日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  令和元年6月6日 午前9時30分宣告        (第1日) 応招議員    1番 奥田のぶよ   2番 川西  聡   3番 小倉 一博    4番 小林 久幸   5番 森 亜紀子   6番 中村 美鈴    7番 岡嶋 正広   8番 坂根 實豊   9番 小原 徹也   10番 尾島  勲  11番 橋信一郎  12番 下田 敏夫   13番 栄田 秀之  14番 谷本 正敏 不応招議員    な  し 出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町   長  吉田英人  副 町 長  岩見一郎  教 育 長  薮田邦彦  総務課長   橋和彦  税務課長   岩城憲治  企画課長若桜鉄道運行対策室長         川西美恵子  町民課長   山下真一  保健課長   森脇孝和  建設課長   年岡英夫  産業観光課長 谷口雅美智 上下水道課長 山田勇  地籍調査課長船岡住民課長         岸田司   会計管理者  木嶋成志  人権推進課長八東住民課長         岡満  教育委員会事務局次長         新田弥生  社会教育課長 奥平徹  農業委員会事務局長         小林春美  男女共同参画センター所長         山本聡美  福祉課長福祉事務所長         西尾克志 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長 竹内美智子   主任 林孝昌 町長提出議案の題目   八頭町移動系デジタル防災行政無線整備工事請負契約の締結について   訴訟の提起について   財産の貸与について(旧安部保育所)   八頭町森林環境譲与税基金条例の制定について   八頭町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正につ   いて   ふるさと活性化基金設置条例の一部改正について   八頭町地区福祉施設設置条例の一部改正について   令和元年度八頭町一般会計補正予算(第2号)   令和元年度八頭町介護保険特別会計補正予算(第1号) 議事日程   別紙のとおり 会議録署名議員    8番 坂根實豊議員    9番 小原徹也議員           議 事 日 程 (第 1 号)            令和元年6月6日(木)午前9時30分開議 日程 第 1 会議録署名議員の指名  〃 第 2 会期の決定  〃 第 3 諸般の報告  〃 第 4 町長あいさつ  〃 第 5 報告第 1号 八頭町土地開発公社経営状況について  〃 第 6 報告第 2号 一般財団法人八頭農業公社経営状況について  〃 第 7 報告第 3号 八東地域振興株式会社経営状況について  〃 第 8 報告第 4号 平成30年度八頭繰越明許費繰越計算書について  〃 第 9 議案第61号 八頭町移動系デジタル防災行政無線整備工事請負契約の締               結について  〃 第10 議案第62号 訴訟の提起について  〃 第11 議案第63号 財産の貸付について(旧安部保育所)  〃 第12 議案第64号 八頭町森林環境譲与税基金条例の制定について  〃 第13 議案第65号 八頭町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に               関する条例の一部改正について  〃 第14 議案第66号 ふるさと活性化基金設置条例の一部改正について  〃 第15 議案第67号 八頭町地区福祉施設設置条例の一部改正について  〃 第16 議案第68号 令和元年度八頭町一般会計補正予算(第2号)  〃 第17 議案第69号 令和元年度八頭町介護保険特別会計補正予算(第1号) 議事の経過 ◎開議宣告                    (午前9時30分) ○議 長(谷本正敏君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は14名で、定足数に達しております。  よって、令和元年第6回八頭町議会定例会は成立いたしましたので、開会いたします。  ただいまから本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議 長(谷本正敏君) 本定例会議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎会議録署名議員の指名 ○議 長(谷本正敏君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  本定例会会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により   8番 坂根實豊議員   9番 小原徹也議員を指名いたします。 ◎会期の決定 ○議 長(谷本正敏君) 日程第2 会期の決定についてを議題といたします。  お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から令和元年6月19日までの14日間といたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。  よって、会期は本日から令和元年6月19日までの14日間とすることに決定いたしました。 ◎諸般の報告 ○議 長(谷本正敏君) 日程第3 諸般の報告を行います。  事務局長より報告させます。  事務局長
    事務局長竹内美智子さん) では、御報告いたします。  初めに、請願、陳情等につきましては、5月26日までに受理いたしましたものは、お手元に配付の文書表のとおりでありまして、会議規則第92条の規定により令和元年陳情第5号、第7号、第8号、第9号を総務教育常任委員会に、陳情第6号を産業福祉常任委員会に付託いたします。  次に、3月定例会以降の主な事項につきましては、お手元に配付のとおりであります。  なお、監査報告につきましては、報告書の写しの配付をもって報告にかえさせていただきます。  以上でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 以上で諸般の報告を終わります。 ◎町長あいさつ ○議 長(谷本正敏君) 日程第4 ここで町長から挨拶があります。  吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 皆さん、おはようございます。  本日ここに、令和元年第6回八頭町議会定例会を招集させていただきましたところ、議員各位におかれましては、お忙しい中を御参集いただき、御審議賜りますことに対しまして、厚く御礼を申し上げます。また、日ごろから町政発展のため、さらには町民福祉の向上に御尽力をいただいておりますことに対しまして、感謝を申し上げる次第であります。  さて、昨年は、八頭町におきましても7月豪雨、台風24号により大きな災害が発生し、現在、公共施設農地農業用施設林道施設、合わせて27件の災害復旧工事を発注し、鋭意復旧に努めているところでもあります。  新年度が始まり、2カ月余りが経過したわけでありますが、4月には町内6カ所で敬老会を開催し、多くの方に参加をしていただきました。また、ゴールデンウイークは、過去最長の10連休となり、比較的天候に恵まれ、ふなおか竹林まつり、安徳の里姫路公園まつりには町内外からそれぞれ1,500名余りの多くの皆様方においでをいただき、八頭町の春のイベントを楽しんでいただいたところでもあります。  5月26日には、観光協会主催の第12回扇ノ山山開きには、町内外から約50名の登山愛好家皆様方に御参加をいただき、扇ノ山の新緑を満喫していただきました。  今後も町といたしまして、八頭町内地域資源を生かした取り組みや支援を行い、多くの皆様方においでいただけるよう、イベント等に取り組んでまいりたいと考えております。また、5月31日は八東体育文化センターでNHKのラジオ番組上方演芸会公開録音が行われ、町内外から約300人の方に御参加をいただき、笑いあり、拍手ありの楽しいひとときを過ごしていただけたと思っております。  次に、地方創生についてであります。  平成27年9月に策定をいたしました八頭町総合戦略は、ことし計画の最終年となる5年目を迎えました。戦略に掲げた基本目標重要業績評価指標(KPI)につきましては、約70%がKPIを達成し、順調に推移しているものと考えているところであります。今後につきましても、地方創生事業の推進に向けて一層の努力をしてまいりたいと考えております。  総合戦略に位置づけました重点取組事項4項目の進捗状況につきまして、改めて申し上げます。  1点目の取り組みといたしまして、八頭イノベーション・バレーの創設であります。  旧隼小学校を活用した隼Lab.は、現在14社の企業等が入居しており、想定していたオフィスは満室の状態となっております。また、コワーキングスペースの利用も順調で、会員の中からの起業される方もあるなど、隼Lab.で何か新しいことを始めようという機運が高まりつつあると感じているところです。昨年度の施設利用者は4万2,000人と年々増加しており、企業・地域・行政による公民複合型の拠点施設として、今後とも積極的に支援してまいりたいと考えております。  2点目の取り組みは、因幡但馬海幸・山幸回廊の創設であります。  昨年3月の若桜鉄道観光列車「昭和」に続き、「八頭号」さらには、2代目の隼ラッピング列車の運行がことし3月から始まりました。ツアー利用者も好調で、昨年の若桜鉄道利用客は一昨年より2万5,000人増加し、35万人を超えております。また、現在、若桜鉄道の各駅のレトロ化も推進しており、新しくて懐かしい地方鉄道の魅力を生かした観光振興交流人口の増加につなげているところであります。  今後につきましては、3両目の観光列車の運行や、八東駅の行き違い施設の整備により、利便性の向上や一層の利用客の増加につなげていきたいと考えております。  また、御案内のように、麒麟のまちということで日本遺産にも先般登録されたところでもあります。  次に、3点目の取り組みであります。八頭フルーツ街道の継承・八頭ブランドの確立です。  八頭町の特産である花御所柿は、地域に根差し、高い評価を得ている農産物などを知的財産として国が保護する地理的表示保護制度(GI)に、「こおげ花御所柿」の名称で、昨年12月に登録をされました。生柿のGI登録は全国初であり、登録によりさらなるブランド力の強化が図られるものと期待をしております。今後も担い手不足等課題解消に努めながら、八頭町で生産される品質の高い果樹、野菜、米などの農産物をブラッシュアップし、地域ブランドとしての有利な販売体制の確立につなげていきたいと考えております。  4点目の取り組みは、安心子育て・いきいき学習のまち八頭の創設であります。  八頭町の未来をつくる子どもたちの将来を展望して、最適な学びの環境を整備するため、普通教室エアコン設置プログラミング教育の拡充など、ハード・ソフト両面から教育環境の充実を図っております。また、本年4月の新八東保育所の開所により、保育所の適正配置が終了をいたしました。今後も、子育て世代のニーズに応える多様な保育サービスの提供を図るとともに、妊娠から出産、子育てに至るまでの切れ目のない相談体制の充実を図り、社会全体で子育て環境を整備し、出生数の増加につなげていきたいと考えているところであります。  そのような中で、各基本戦略の目標であります出生数は、残念ながらここ3年、100人を下回っておりますが、転入者と転出者の差である社会減では、平成29年がマイナスの136人であったものが、平成30年は、マイナス17人と社会減は大幅に縮小をされました。また、観光客数は69万人を超え、目標の47万人を大きく上回るなど、明るい兆しも見られます。  計画の5年目となります今年度は、総合戦略での取り組みの総括を行うとともに、第2期八頭町総合戦略の策定に向けた取り組みを実施し、地方創生事業の一層の推進を図ってまいりたいと考えているところであります。  現在、まちづくり公約の平成30年度実績を取りまとめており、就任後5年を経過し、残された課題もございますが、検証を行いながら目標に向かって取り組みを進めたいと考えております。  次に「八頭町総合計画」の「後期基本計画」についてであります。  2015年、平成27年3月に策定をいたしました八頭町総合計画では、基本構想の中で、まちの将来像を「人が輝き 未来が輝くまち 八頭町」〜豊かな自然とともに みんなでつくる ふれあいのまち〜として七つの基本目標のもと、さまざまな事業を実施しているところであります。基本構想につきましては、2024年、令和6年までの10年間の構想としておりますが、前期基本計画は本年度末をもって終了しますので、今年度中に2020年度、令和2年度から今後5年間の後期基本計画を策定する必要があります。  現在、前期基本計画進捗状況や成果と課題について分析をしているところでありますが、6月には各分野の代表者で構成される振興審議会で協議を始め、あわせまして、今後、町民アンケート調査も実施し、魅力あるまちづくりに向けての町民の皆様方の意向も把握する予定としているところであります。また、地方創生にかかわります「八頭町総合戦略」につきましても、先ほど申し上げましたように、今年度は5年間の計画最終年となりますので、第2期八頭町総合戦略の策定も並行しながら進めてまいりたいと考えているところであります。  なお、それぞれの計画策定に当たりましては、各種団体皆様方との意見交換や高校生及び大学生、若手役場職員など、若者の意見も反映させていきたいと考えておりますが、いずれにいたしましても、ことしの12月ごろまでには素案を作成し、来年の3月策定に向けて取り組んでまいります。  さらに、この4月から始まりました、適切な管理の行われていない民有林を町が所有者の方から預かり管理する新たな森林経営管理システムにつきましては、今年度は初年度ということであります。今後、モデル地区を設定し、その中で経営管理権取得まで取り組んでいくことを予定としております。  スケジュールといたしましては、6月から7月にかけてモデル地区の絞り込みと決定を行い、8月から10月にかけてモデル地区での所有者説明会意向調査の実施、11月から来年1月にかけましては意向調査の結果を反映した「経営管理集積計画」の作成、同意取得、公告を行い、年度末までに経営管理する権利を得る予定といたしております。  最後に、決算見込みの報告をさせていただきます。  5月31日をもちまして、平成30年度の15会計を閉めました。決算状況でございますが、一般会計におきましては、歳入、117億3,100万円余り、歳出、108億5,700万円余りになる見込みであります。繰り越しに伴います財源、3億2,500万円余りを差し引きました繰越金は、5億4,900万円余りとなる見込みとなっておりますが、本年度当初予算におきまして、既に7,000万円計上をさせていただいております。  特別会計におきましても、おおむね順調に推移し、繰越金を生じておりますことをここに報告いたしておきます。  以上で、令和元年6月定例会に当たりましての挨拶とさせていただきますが、本定例会に上程いたします議案は、報告4件、契約の締結ほか3件、条例改正4件、補正予算2件の計13件であります。  十分なる御審議を賜りますようお願い申し上げまして、挨拶といたします。  ありがとうございました。 ○議 長(谷本正敏君) 以上で町長の挨拶を終わります。 ◎一括議題の宣告 ○議 長(谷本正敏君) この際、日程第5 報告第1号 八頭町土地開発公社経営状況についてから、日程第8 報告第4号 平成30年度八頭繰越明許費繰越計算書についてまで、報告4件を一括議題といたします。  町長から報告内容の説明を求めます。  吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、ただいま一括議題となりました報告第1号から報告第4号の4件につきまして、経営状況を報告させていただきます。  最初に、報告第1号であります。  八頭町土地開発公社経営状況でございます。平成30年度は、公社運営のための通常業務を行いました。  次に、決算の概要について報告をいたします。  収益的収入及び支出でありますが、収入は事業外収益として、受取利息の6,000円余りであります。支出につきましては、一般管理費として、7万2,000円余りを支出しております。これは、町・県の法人7万1,000円と事務管理費であります。  次に、資本的収入及び支出でありますが、資本的収入、支出はございません。  貸借対照表の資産につきましては、現金及び預金、1,904万4,000円余り、基本財産定期預金、500万円となっております。また、負債・資本につきましては、資本金、500万円、前期繰越準備金、1,911万1,000円余り、当期損失は、マイナス6万6,000円余りで、資産並びに負債及び資本、それぞれの合計額は、2,404万4,000円余りとなりました。  以上で、平成30年度八頭土地開発公社経営状況の報告を終わります。  次に、報告第2号 一般財団法人八頭農業公社経営状況についてであります。  平成30年度の事業概要を申し上げますと、農地の利用権設定等業務では130.8ヘクタールの利用権設定と、92.4ヘクタールの農地中間管理事業を行っております。農作業の受託業務では、耕耘、代かき、田植え、稲刈りで47.4ヘクタール、畦塗り、2,908メートルの業務を行いました。  次に、貸借対照表で見ますと、資産の部の流動資産では、現金預金が1,050万6,000円余りであります。  固定資産では、定期預金が2,000万円、特定資産では、建物、304万円余り、建物付属設備、16万7,000円余り、什器備品1円、減価償却累計額マイナス123万1,000円余りですので、固定資産合計は2,197万6,000円余りとなり、資産合計といたしまして、3,342万9,000円余りとなっております。  負債の部では、未払金法人等が18万4,000円余りなどでありますが、負債合計としましては、58万1,000円余りとなります。  概要を申し上げましたが、資産合計と負債及び正味財産合計、それぞれ3,342万9,000円余りで合致いたしております。  収支計算書で申し上げますと、決算額で次期繰越収支差額が1,087万1,000円余りとなり、当期末残高となります。  公社の経営方針といたしまして、今後も利用権設定に伴います受託面積の拡大を図るとともに、平成27年度に策定をいたしました農業ビジョンプラン実行に向け、公社としての事業展開を図ってまいりたいと考えております。また、農地中間管理機構からの受託事業にも、前年度に引き続き取り組む計画であります。  以上で、平成30年度の一般財団法人八頭農業公社経営状況の報告といたします。  次に、報告第3号 八東地域振興株式会社経営状況についてであります。  近年、常態化しつつある国道29号の交通量の減少や、お客様の高齢化等も顕著であり、事業環境は年ごとに厳しさを増しております。店舗への来客数は前年比99.5%と、減少に歯どめがかからない現状となっております。このような状況下において、地元を中心とした新規のお客様へのサービス向上を図るため、出荷者の会、会員72名を中心とした野菜市、また、8月から11月までの4カ月間、毎月2回朝市を開催してまいりました。そのほか、JAの生産部とも共催し、各種イベントの開催や宣伝広報活動などを実施し、集客数の増加に努めてきたところでもあります。  また、りんご観光園につきましては、販売額は26万円余り向上しましたが、猛暑により、りんご早生品種の作柄が悪化したことや、品質向上のため若木への改植を進めていることから経費が増加した結果、約42万円の減収となり、当期損失金を計上する要因となりました。  全体の総売上高は、前年比98.5%の4,719万2,000円余りとなり、人件費の削減、また、ほかにも経費の徹底見直しを行うなど、効率的な事業運営に努力してまいりましたが、45万3,000円余りの当期損失金を計上することとなりました。結果、当期損失金を、次年度へ繰り越しをいたしております。  今後も関連関係団体との連携を密にすることなど、今まで以上に地元とタイアップしたイベント開催や、新たにダイレクトメール、ホームページ、フェイスブック等によるPR情報発信機能の強化を図ってまいります。また、キャッシュレス決済化を中心としたインバウンド対応手づくり雑貨加工品等の新たな資源を発掘し、商品化を推進するなど、収穫確保に向け、より一層地域に密着し、地域から愛される事業展開を図っていかなければならないと考えております。  以上で、平成30年度の八東地域振興株式会社経営状況の報告といたします。  次に、報告第4号 平成30年度八頭繰越明許費繰越計算書についてであります。  最初に、一般会計の主なものを申し上げます。  総務費は、若桜鉄道対策費の八東駅行き違い施設整備繰り越し施設整備等で国の補正予算に係る事業によるものであります。  次に、農林水産業費です。農業農村整備事業は、安井宿排水路改良事業工事費で、林業費については、県営林道嶽山線開設事業の負担金であります。  商工費につきましては、旧船岡中学校校舎を活用した、企業誘致のための施設の改修工事費であります。  土木費につきましては、急傾斜地崩壊対策負担金事業、天満橋、中村橋改良事業、新道線の改良事業及び水辺公園整備事業等に係るものとなっております。  教育費につきましては、各小中学校の空調設備整備に係るものであります。  災害復旧費につきましては、公共土木災害ホウキ線ほか5件、農地農業用施設災害麻生道路ほか5件、林道施設災害奥野支線ほか6件の計19件の災害復旧工事費関係であります。  一般会計では、22事業、12億1,062万2,000円を繰り越しいたしました。  次に、特別会計であります。  簡易水道特別会計では、八東簡易水道水源整備事業4,619万9,000円を繰り越しいたしました。  農業集落排水特別会計では、旧船岡中学校を活用した企業誘致下水道施設整備事業、1,480万円の繰り越しであります。  5月31日に繰越計算書を調整しましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、本議会に報告するものであります。  よろしく御審議をお願いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 以上で報告内容の説明を終わります。  ただいまの報告第1号から第4号に対しての質疑は、審議の都合により6月7日の会議において行います。 ◎議題の宣告 ○議 長(谷本正敏君) 日程第9 議案第61号 八頭町移動系デジタル防災行政無線整備工事請負契約の締結についてを議題といたします。  町長から提案理由の説明を求めます。  吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、議案第61号 八頭町移動系デジタル防災行政無線整備工事請負契約の締結について、提案理由を申し上げます。  八頭町移動系デジタル防災行政無線整備工事につきましては、去る5月30日に入札を行った結果、鳥取県倉吉市中江327−1、ビーフリー株式会社代表取締役永田正一氏が、6,022万5,000円で落札し、6月3日に仮契約を締結いたしております。  現在の無線機は、機器の故障も多く、旧規格の無線機で、修繕部品の調達もままならず、令和4年12月1日以降使用できなくなることとなります。
     今回、新基準に適合する移動系無線機デジタル無線基地局等を整備し、山間部など今まで電波の届きにくかった地域も通信可能とするものであります。また、災害や行方不明者の捜索などの活動時に、車両や活動者の位置が特定できるGPS機能を整備し、捜索活動の効率化を図ることも可能となります。令和2年3月19日の完成を予定いたしております。  地方自治法第96条第1項第5号及び八頭町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、本議会の議決を求めるものであります。  よろしく御審議をお願いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 以上で提案理由の説明を終わります。 ◎一括議題の宣告 ○議 長(谷本正敏君) 次に、日程第10 議案第62号 訴訟の提起についてから、日程第17 議案第69号 令和元年度八頭町介護保険特別会計補正予算(第1号)まで、8議案について一括議題といたします。  町長から提案理由の説明を求めます。  吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、ただいま一括議題となりました議案第62号から69号までの8議案につきまして、提案理由を申し上げます。  最初に、議案第62号 訴訟の提起についてであります。  相手方の町営住宅入居者は、八頭町営住宅条例第17条の規定により、家賃の支払い義務を要しておりますが、入居時、また転出後も町からの再三の家賃支払いの催告にもかかわらず、家賃の支払い義務を履行せず、多額の家賃を滞納しております。  このたび、八頭町営住宅家賃滞納整理要領10条の規定により、相手方に対し、町営住宅の明け渡しと滞納家賃、賃借契約解除後の損害金及び訴訟費用の支払いを求めようとするものであります。  地方自治法第96条第1項第12号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。  次に、議案63号 財産の貸付について(旧安部保育所)であります。  本議案は、旧安部保育所について、株式会社あきんど太郎、八頭町見槻中154番2、代表取締役、松井太郎氏に有償で貸し付けしようとするものであります。旧安部保育所を活用した事業内容は、えごま油の搾油、サプリメント等の健康食品を製造し、圃場でのえごまの栽培を行い、民間事業者が主体となって雇用創出、所得向上、農業振興を図り、地域活力の保全につなげようとするものであります。  貸付財産は、旧安部保育所の土地及び建物で、土地面積は1,800.78平方メートル、建物の延べ床面積は372.88平方メートルであります。  貸し付けに際しては、えごま油の搾油、えごま油を使った商品製造を基本とした事業所として使用し、他の目的に使用してはならないこと、反社会的勢力の利用は不可で、周辺住民の生活に配慮すること、契約の更新に際しては、経営状況を勘案し、双方協議の上、定めること等を条件としております。  貸付期間は、令和元年7月1日から令和11年6月30日までの10年間、賃料は、月額6万218円とし、貸し付け開始日から5年間については賃料を免除するようにいたしております。  地方自治法第96条第1項第6号及び第237条第2項の規定により、本議会の議決を求めるものであります。  次に、議案第64号 八頭町森林環境譲与税基金条例の制定についてであります。  今年度よりスタートいたしました、新たな森林管理制度に伴い、森林環境税及び森林環境譲与税が創設されました。森林環境税は、令和6年度からの施行となり、住民均等割課税者の方へ年額1,000円を課税する国税であり、この税金を財源として今年度から前倒しで、森林環境税をもとに森林環境譲与税として県及び各市町村へ配分をされます。  このの主な使途として、間伐や人材育成、担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等の森林整備促進に関する費用に充てなければならないことになっております。  基金設置につきましては、各自治体の判断によることとされていますが、この譲与税を適正に管理し運用するために基金設置が必要と考えますので、今回、八頭町森林環境譲与税基金条例を制定しようとするものであります。  次に、議案第65号 八頭町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてであります。  国会議員の選挙時の執行経費の基準に関する法律の一部改正に伴い、八頭町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正するものであります。  改正内容といたしましては、選挙長、選挙立会人、投票管理者、投票立会人、開票管理者、開票立会人、期日前投票所の投票管理者及び不在者投票管理者の報酬を、法律の一部改正に準じて改正しようとするものであります。  次に、議案第66号 ふるさと活性化基金設置条例の一部改正についてであります。  ふるさと活性化基金につきましては、寄附者からの寄附額に応じ返礼品として地元産品を送ることにより、特産品の普及に努めているところであります。また、寄附額を財源として9項目の事業区分に基金を積み立て運用することで、住民と協働でまちづくりを進めております。  ことし3月、自動運転バスの実証実験が行われましたが、今後鉄道だけでなく、幅広く多様な公共交通機関の運行に基金を活用することが見込まれます。そこで、現在の若桜鉄道運行に関する事業を、鉄道・バス等の公共交通に関する事業に改正しようとするものであります。  次に、議案第67号 八頭町地区福祉施設設置条例の一部改正についてであります。  5月7日に船岡地区まちづくり委員会が設立され、現在、8月26日の事業開始を目指して、まちづくり委員会で事業内容・課題などの検討が行われているところであります。  まちづくり委員会では、地域にあったさまざまな福祉活動に取り組んでおり、それぞれの地域福祉活動を展開していただくために、活動拠点を明確にする必要があります。  今回、新たに設立した、船岡地区まちづくり委員会の地域福祉活動の拠点を船岡地区公民館内に設置しようとするものであります。  地方自治法第96条第1項第1号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。  次に、議案第68号から議案第69号は、補正予算の関係であります。  議案第68号 令和元年度八頭町一般会計補正予算(第2号)であります。  今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ3,709万6,000円を追加しようとするものであります。  歳入の主なものを御説明いたします。  国庫支出金は、幼児教育無償化事業に伴います、子ども子育て支援事業費補助金、984万円余り、耐震診断事業補助金、403万円を追加いたしました。  県支出金は、農業費の戦略的園芸品目(白ネギ)総合対策事業費補助金、578万円余り、産地パワーアップ事業補助金、368万円余り、消防費では、耐震診断事業補助金、200万円余りを計上いたしました。  町債では、天満橋改良事業債、200万円、消防ポンプ整備事業債、200万円を追加いたしました。  次に、歳出であります。  総務費は、財産管理費に公共施設の塗装成分分析調査業務委託、774万円余り、民生費では、幼児教育無償化に伴うシステム改修委託、984万円余り、衛生費では、風しんの追加的対策の実施経費、110万円余りを増額いたしました。  農林水産業費は、戦略的園芸品目(白ネギ)総合対策事業補助金、665万円余り、産地パワーアップ事業補助金、368万円余り、姫路公園管理等補修工事、173万円余りを計上しております。  土木費は、天満橋改良事業、600万円、消防費では小型動力ポンプ購入費、253万円余り、ブロック塀撤去・改修等の耐震改修等事業費、806万円余りを増額いたしました。  次に、議案第69号 令和元年度八頭町介護保険特別会計補正予算(第1号)であります。  今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ40万7,000円を追加しようとするものであります。  歳入では、介護報酬改定等に伴いますシステム改修事業に対する介護保険事業費国庫補助金、20万円余り、一般会計繰入金、20万円余りを追加し、歳出では、国の制度改正によりますシステム改修費委託料、40万円余りを追加いたしております。  以上、議案第58号から59号までの2議案につきまして、地方自治法第96条第1項第2号の規定により、よろしく御審議をお願い申し上げます。  すいません、先ほど58号、59号と申し上げましたが、第68号から議案第69号であります。訂正をさせていただきます。  よろしく御審議をお願いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 以上で提案理由の説明を終わります。 ◎散  会 ○議 長(谷本正敏君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。  なお、次の本会議は、6月7日、午前9時30分から再開いたします。        (令和元年6月6日 午前10時10分散会)   会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員...