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平成31年第 2回定例会(第4日目 3月 8日)

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    平成31年第 2回定例会(第4日目 3月 8日)


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    平成31年第 2回定例会(第4日目 3月 8日)      平成31年第2回八頭町議会定例会 会議録 (第4号)   招集年月日  平成31年3月8日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  平成31年3月8日 午前9時30分宣告        (第4日) 応招議員    1番 奥田のぶよ   2番 川西  聡   3番 小倉 一博    4番 小林 久幸   5番 森 亜紀子   6番 中村 美鈴    7番 岡嶋 正広   8番 坂根 實豊   9番 小原 徹也   10番 栄田 秀之  11番 髙橋信一郎  12番 下田 敏夫   13番 尾島  勲  14番 谷本 正敏 不応招議員    なし 出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町   長  吉田英人  副 町 長  岩見一郎  教 育 長  薮田邦彦  総務課長   髙橋和彦  税務課長   岩城憲治  企画課長兼地方創生室長若桜鉄道運行対策室長         川西美恵子  町民課長   山下真一  保健課長   森脇孝和  産業観光課長 谷口雅美智 建設課長   年岡英夫  上下水道課長 山田勇  地籍調査課長船岡住民課長         谷本清通  会計管理者  木嶋成志  人権推進課長八東住民課長         岡満  教育委員会事務局次長         新田弥生  社会教育課長 奥平徹  農業委員会事務局長         小林春美  男女共同参画センター所長         山本聡美  福祉課長兼福祉事務所長         田中裕之 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長 坂本美幸   主任 林 孝昌 議事日程   別紙のとおり 会議録署名議員   13番 尾島 勲議員  1番 奥田のぶよ議員           議 事 日 程 (第 4 号)            平成31年3月8日(金)午前9時30分開議 日程 第 1 一 般 質 問 議事の経過 ◎開議宣告                    (午前9時30分) ○議 長(谷本正敏君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は14名でございます。  定足数に達しておりますので、これから3月7日に引き続き本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議 長(谷本正敏君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問 ○議 長(谷本正敏君) 日程第1 一般質問を行います。  本日は、5番、6番、2番、3番、10番、8番の6名に行っていただきます。  それでは、5番、森亜紀子議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎森 亜紀子議員質問 ○5 番(森 亜紀子さん) おはようございます。5番、森亜紀子です。  通告に従いまして、一般質問を始めます。  初めに、1番、一般会計当初予算について。  本町の歳入は、町税などの自主財源より、地方交付税に依存するところが大きく、その地方交付税も合併算定がえにより削減が進んでおります。  歳出では、社会保障費の増加や災害復旧、老朽化した施設の修繕、そして少子高齢化対策や人口減少によりふえる空き家対策などの課題が多いのが現実です。  そのような中、町民の方は、今後、ホッケー場の整備がどうなるのかということに大きな関心を持っておられます。  そこで平成31年度の一般会計当初予算について伺います。  1、平成31年度重点的に取り組むべき事業について。  2、住民の方々の意見を聞くと言われたホッケー場の整備について、どのように意見を集約されるのか、具体的な案はあるのでしょうか。  以上2点、町長に伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 皆さん、おはようございます。  一般質問の2日目ということであります。  それでは、5番、森亜紀子議員の一般質問に対しまして、お答えいたします。  最初に、一般会計の当初予算ということでいただきました。平成31年度の重点事項ということであります。  まず最初に、安全安心な暮らしづくり。防災安全というふうに考えております。平成31年度予算におきまして、防災関係の主な予算につきましては防災無線、移動系でありますが、移動系というのは消防車等に車載してある、こういうトランシーバー的な部分、無線でありますが、そういったもののデジタル化事業、6,100万円余りを計上いたしておりますし、機器の更新を行い、災害時等の対応を行うということであります。  また、補助等の拡充といたしまして、急傾斜地崩壊対策事業分担金の負担限度額の設定ということで、これは以前、上限を設定したいということで議会の皆さん方にもお話をさせていただいた部分であります。  それから、消防施設整備事業補助金防災本部設置に必要なホワイトボードでありますとか、机等の補助対象項目の追加ということでありまして、消防備品といいますか、防災備品の補助率の引き上げということであります。  以前、森議員御存じないかもわかりませんが、その各集落の防災備品ということで整備した経過がございます。足りないものがあるというふうにお聞きしましたので、今回新たな項目と、それから補助率の引き上げということで考えさせていただきました。  それから、農業用施設等整備事業補助金、それから農地農業用施設等災害復旧事業補助金ということでありまして、最初に申し上げましたのは、補助に係らない部分の単独の事業がございますが、こちら今までは4割というふうにいたしておりましたが、5割の補助にさせていただくということでありますし、それから後段で申し上げましたのは、これは災害復旧の補助金であります。これも1世帯当たりの上限額を設定させていただいたというところであります。等々で、負担の少ない、そして安全安心なまちづくりを推進したいというところで計上させていただいたというところであります。  また、平成29年度から計画いたしておりました、郡家地区の排水対策につきましても、本年度工事発注に向けました基本と、それから実施設計に着手というところであります。  次が、子育て支援の関係であります。  御案内のように、本年10月から、国におかれましては3歳児から5歳児の教育費の無償化というのがスタートいたします。八頭町におきましては、国に先駆けまして、平成28年度から第2子以降の保育料を無償化し、多子世帯の経済的負担を図ってまいりましたが、国の施策におきまして、ことし10月から3歳以上児からの、先ほど教育費といいましたが、俗に言う保育料の部分ですね。それが無償化されるというとこであります。  ただ、国の施策におきましては、給食費の負担というのは保護者負担になっているということでありまして、切り分けるということでありますが、八頭町におきましては、10月以降、町内保育所に入所しております児童の給食の副食の部分ですね、1食200円ぐらいでしょうか。それを町の単独事業として実施し、子育ての世帯支援の充実を図ってまいりたいというところであります。  それから、ことしの4月で保育所の適正配置が終了するということでありまして、きのう申し上げましたが、どこの保育所におきましても、延長保育とか土曜日保育とか、そういった特別保育ができるようになったということでありますし、それから放課後児童クラブにつきましても、利用児童の増加によりまして、施設を改修し、本年度から保護者負担を軽減するために民間委託というようなことをスタートさせていただきます。  また、妊婦健診、特定不妊治療の助成の充実など、妊婦、出産、子育てに至るまで、切れ目のない総合的な支援と合わせまして出産祝い金もふやさせていただきましたし、それから入学祝い金は昨年度からということになりましょうか、これもふやさせていただいたというところであります。  それから3点目でありますが、農林水産業の振興ということであります。  きのうも質問等でいただいたのですが、林業関係であります。本年4月から所有者が管理できない森林を市町村を介して、意欲と能力のある担い手に集約化する新たな森林管理制度がスタートするということでありまして、林業の成長産業化、おくれている森林整備を促進するため、県、森林組合等と連携し、この制度の円滑な実施を進めてまいりたいというとこでありまして、早目に対応したいというふうに考えております。また、森林組合が取り組む高性能林業機械の導入によります、素材生産の効率化や、これに必要となります作業道の開設、林業就業者の育成など、生産性の向上による林業の再生を積極的に支援したいというところであります。  4点目が地方創生の関係であります。  総合戦略の4つの重点事項を中心として取り組み、具体的に八頭イノベーションバレーの創出。これにつきましては、企業化支援経営人財育成事業ということでありますし、2点目の因幡但馬海幸・山幸回廊の創設では、若桜鉄道の各駅のレトロ化の推進でありますとか、町営バスの更新というようなことも計画させていただきました。八頭フルーツ街道の継承、それから八頭ブランドの確立ということでありまして、農業担い手の育成事業でありますとか、八頭町産米のブランド化推進事業というようなことに力を入れたいというとこでありますし、最後に安心子育て・いきいき学習のまち八頭の創設というのがございますが、こちらにつきましては、学校ICT化事業などに取り組んでまいりたいというとこであります。  それから2点目であります。  ホッケー場の意見集約の御質問であります。鳥取県での2巡目の国体が2033年に開催になるということであります。八頭町におきましても、ホッケー競技を誘致したいというふうに考えております。そのことから大会会場として、また選手強化のための施設として、どのような施設がよいのか。改めて検討した上で皆さん方に内容をお示しし、御意見を賜ればというふうに考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) きょうの日本海新聞にもありましたが、この一般会計の当初予算等、町民の方々の関心も大きいところだと思っております。  今年度の予算総額は120億8,600万円でした。31年度の一般会計の当初予算は、104億2,200万円となっております。その中でも町税は12億7,300万円余り。そして使用料等の収入や繰入金などの自主財源は21億9,945万円です。  あと歳入の主なものとしましては、地方交付税、国庫支出金、県支出金などであります。その地方交付税も2.5%、1億2,500万円減っているのが現実です。  八東保育所の新築工事など、終了した事業もありますけれども、そのほかで、先ほどありましたたくさんの事業も重点事項として町長から答弁がありましたが、逆に見直されたり縮小されたりというような事業はあったのでしょうか。伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず最初に、昨年の予算120億というふうにおっしゃいました。たしか107億というふうに記憶いたしておりますが。それはそれとして、言われましたように、保育所の部分につきましては、平成30年度末をもって施設的には完了ということであります。  そういった中で、どの事業を縮減したかということでありますし、それから終了ということでありますが、大きなハードの部分については、先ほど申し上げました保育所ということで終了ということであります。  ただ、縮減の部分につきましては、その大きなものとして数字的にあらわれるものは、ちょっと今のそこの資料の中ではないわけでありますが、総体的に小さい部分についても縮減というようなことで対応させていただきました。  ただ、先ほど申し上げましたように、防災の部分につきましては、表に出ないわけでありますが、予算的にですね、これから急傾なんかもふえてくれば、そういった部分での負担というようなこともあるということを承知しておいていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) 安心安全、最初に言われましたが、その中でも防災であるとか災害復旧、急がれることだと思っております。  本町には、1万7,173人、6,130世帯の方々が今生活をしておられます。10月には消費税が10%に増税。さらには今、食料品を初めとする生活に密着した商品も値上げとなるものも多く、生活がしにくくなるというのが実感です。また、例年になく雪が少なかったこの冬。春からの農作物への影響も心配されるところです。  現在、確定申告も行われていますが、貴重な税金、財源を有効に使っていただきたいと思っております。当然、町長もそのようにお考えだと思いますが、所見を伺います。
    ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) おっしゃるとおりだと思います。  今回、防災・減災に表向きには余り予算をね、先ほど申し上げましたように、アップにはなっていないわけであります。さっきのデジタルの話は別ですが。  やはり、まずもって安心安全なまちづくりというのが一番だろうというふうに思います。とりわけ昨年は災害が全国的に多い年でありましたので、何とか安心安全なまちづくりに寄与できればという思いの中で、そういう対応をさせていただいておるというとこでありまして、財源の有効な活用ということはあるわけでありますが、目に見えない部分でも、やはりハード的なものが一番目につくんでしょうが、そういう形ではなくて、そういったソフト的な面も活用を皆さん方にしていただいて、安心安全に過ごしていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) 次に、ホッケー場のことです。  全国的な傾向ですが、少子化、または人口減少が進む中、やはり先ほども言われました、2033年鳥取県で開催される国体に向けて大会ができる規模、11人制のコートということですよね。の整備をお考えなのがわかりましたが、具体的に住民の方からどのような方法で意見を集約するのかということが、ちょっといま一つピンとこなかったんですけれども、もう一度、そのあたり答弁をいただけるでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 教育長が答弁します。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) お答えしたいと思います。  従来、説明会等でお話をさせていただいてまいりましたが、ことしもですね、行政懇談会等でまた皆さんの意見を伺うというような場面も設けたいというような思いを持っております。  施設規模についても、再検討をしてお示しをするというような予定にいたしております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) 再検討ということは、11人制のコート、55メートル掛ける91.4メートルではなくて、半分ぐらいになりますか。6人制のコートということも視野に入れているということでよろしいですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 教育長が答弁します。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それは全く考えておりません。あくまでも11人制のコートをつくるというのが最終的な目標であります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) 国体は2033年。おおよそ15年先。ますます人口減少は進み、子供の数も減ってきます。実際に八頭高もクラスが減っております。多くの方が自身の、先ほども言いましたが、生活をいろいろ切り詰めて、先の不安も抱えながら生活しておられます。  このホッケー場については、合併特例債の期限もあるわけですが、住民懇談会で声を聞くということは、まだまだ結論は先になるという判断でよろしいでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私どもとしても、まだどういった形でということで図面もできていないわけでありますし、それから概略といいますか、そういった部分にもまだちょっと及んでいないというとこであります。  そういった中で、将来見通しということは非常に大事なことだと思います。子供さんの数のこともありますし、また財政負担のこともあります。そういった部分をしっかりと踏まえた上で、皆さん方に御提案させていただけたらというふうに考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) 今回、3月の定例会の前に、ホッケー場の予算はいつ出るんだろうかというお話を町内あちこちで聞きました。今回、予算が計上されなかったのは、4月に行われます県知事選等の配慮があったのかなというようなこと。また、もっと住民の声を執行部のほうがしっかり聞く時間が持てなかったのかなというようなこともありますが、具体的に、では6月にもまだ出ないというような判断でいいですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今の時点でですね、例えば6月であるとか9月であるとか、そういうことはちょっと差し控えたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) きのう話が出ましたが、ホッケー場の測量設計。これは次に活用できるという答弁がありました。これから住民説明会であるとか、広報やずへの掲載等も検討されると思いますが、納税者の意見を集約する方法として、例えば4月から5月に町県民税の納付通知書が各世帯に郵送されますが、その封筒の中にアンケートであるとか、返信用のはがきで意見を集約するというようなことはお考えにはなりませんでしょうか。検討の余地はありませんか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 教育長答弁。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) アンケートという手法もあるのかもわかりません。少なくとも、町県民税の納付書に合わせて、そういったものをというわけにはいかないと思いますので、やるとするならば、ほかの方法ということを考えないといけないと思いますし、そのあたりはまた協議・検討してまいりたいというように思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) きのう、アンケートのことで提案もあったことですが、回収率が余りよくない。一般的にアンケートを郵送するのでは回収率がよくないというような話もあった中で、自分たちが納める税金をきちんと判断する。是が非かを問うということについては、この方法というのはいいのかなと思います。ぜひ検討していただきたいと思います。その辺、答弁があればお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私、個人としては、そういったことは難しいというふうに考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) それでは、ちょっとアンケートから離れまして、一般会計当初予算の中で、私質疑をしましたが、事業番号435番、保健体育総務費の中のキャンプ地誘致の旅費、30万について伺います。  これは、町長が鳥取県東京オリパラキャンプ地誘致推進委員会のメンバーであるから計上されたということでよろしいのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 教育長答弁。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) これはですね、オリンピックのキャンプ地誘致ということを、総合戦略、あるいは総合計画でうたっているものであります。  したがって、せんだってもお答えしましたが、キャンプ地誘致は鳥取県が主体となって八頭町がお手伝いをするという立場にありますので、鳥取県のほうで動きがあるとするならば、それにあわせて八頭町としても動けるという財源を確保させていただいたと、こういう考え方であります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) それでは、選挙も前ですし、県の動きというのは今はないという判断でいいですか。そういう認識でよろしいでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 教育長が答弁。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 今のやりとりの中では、そういった具体的な動きというのは伺っていないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) 2020年、もうすぐです。選挙が終わってからになると思いますけれども、早急に、このキャンプ地の可能性について、町民の方も関心を持っておられるところですので、早目に対応していただきたいなと思っています。  それでは、次の質問に移ります。  2番、人権施策について。  平成28年に差別を解消するため、3つの法律が施行されました。全国、そして鳥取県でも、これらの法律を受けて啓発が進んでいるところです。2月上旬に新潟県で開催された人権啓発研究集会の中で、相談、教育啓発、実態調査の必要性についての提言もありました。  町長が掲げておられる、笑顔で元気、ともに歩むまちづくりの中で、互いの人権を尊重することは重要だと考えます。  本町の人権施策、教育について2点、町長、教育長に伺います。  1、実態調査が必要になりますが、これは病気で例えるなら検査であります。検査(実態調査)をしなければ、治療(施策)ができないと思いますが、所見を伺います。  2、12月の一般質問で、教育長は同和教育の再構築を検討すると答弁されましたが、その後、検討はなされたのでしょうか。  以上、2点伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、人権施策についてということでいただきました。  検査をしなければ治療(施策)はできないと思うがということであります。  御案内のように、平成28年12月、部落差別解消法が施行され、この法律の第6条、部落差別の実態に係る調査で、国は部落差別の解消に関する施策の実施に資するため、地方公共団体の協力を得て、部落差別の実態に係る調査を行うものとするとうたわれております。国が主体となって実施する実態調査と考えておりますので、国または県からの統一した基準、マニュアル等の指導通達があり、調査依頼があれば、そのことに添えまして実態調査を実施するように考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 皆さん、おはようございます。  それでは、5番、森亜紀子議員の御質問にお答えしたいと思います。  12月の一般質問におきまして、同和教育について再考する時期にきていると答弁いたしました。その後について、お答えいたしたいと思います。  教育委員会におきましては、八頭町人権を尊重するまちづくり実施計画に沿いまして、学校教育、社会教育ともに取り組みを推進しているところであります。  部落問題にかかわる法律の推移の側面からは、平成28年部落差別解消法が施行されておりまして、本町におきましても、あらゆる場において部落差別解消のため、必要な教育及び啓発を行っていく責務がございます。  学校教育におきましては、鳥取県教育委員会と鳥取県同和対策協議会とで教職員用の指導資料の作成が行われていることをお伝えしておりましたが、これがまとまりつつある段階にきております。教職員が部落差別問題を正しく理解すること。差別や偏見のない学級、学校づくり。教育課程における各教科の目標を部落差別問題の認識を深める視点で検討していくこと。教材選び、また人権尊重の社会づくりにつながる学習を進めていくことなどが示されておりまして、教育委員会におきましても、その必要性と理解を深めているというところであります。  既に、本町におきまして行われている事項もあるわけですが、同和問題学習を推進していくことで部落差別の解消のみならず、人権尊重の社会づくりにつながっていくという。なぜ、部落差別問題の学習が必要なのかというところを、学校現場としてもう一度しっかりと認識して取り組まなければならないというように思っております。  町といたしましても、職員の研修として、初任者への研修の充実。各校の校内研修の充実の指導等を行うことにより、部落差別問題について正しく理解するという根本のところの充実は必須であると考えております。  いずれにしましても、国県の動向に沿いながら、人権感覚と知的理解の両面から学校教育、社会教育、家庭教育等、あらゆる教育の場面において取り組んでいく必要があると思っております。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) 八頭町では意識調査が実施されて、今なお部落差別を初めとする、さまざまな差別意識があることがわかりました。  県でも国でも、この法律を受けて生活実態調査を行うこと。そのための予算要求もなされています。また、統一した基準で書面もつくられて、来年度から実施される予定となっております。その統一した基準があれば、本町でも取り組むということでしょうか。町長に伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私の記憶では、平成27年に一番最近の実際調査というものをさせていただいたというふうに思っております。意識調査ですね。当時、平成27年度末をもって同和問題、さらにはあらゆる差別の解消をするんだという目標を掲げた中で、意識調査等も参考にさせていただいて総括させていただいたというような経過がございます。  それ以来、意識調査は実施していないわけでありますが、その統一した基準ということであります。先ほど、最初の答弁で申し上げましたように、国県からということになろうかと思いますが、そういったものが流れれば、当然そういうことに沿って行政として対応はしてまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) 速やかに、国や県からのそういう統一した基準が出れば対応していただきたいと思います。それには予算も必要になってきますので、あわせて予算計上もお願いしたいところです。  そして関連しますが、相談体制の充実ということです。  以前にも質問しましたが、この差別解消、部落差別にかかわらず、さまざまな相談があると思いますが、そのニーズによって、福祉課、人権擁護委員さん、民生委員さん、そして人権啓発センター等が連携をとりながら、そして個人の守秘義務も厳守することを再度徹底していただきたいと思っています。  このことについて、相談体制について町長の御所見を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 言われますように、相談体制の充実ということは重要なことだと思っております。ありましたように、民生委員さんでありますとか人権擁護委員さん。さらには生活相談員さん。そして役所で申しますと人権啓発センターということであります。  当然、言われますように守秘義務ということは大事なことであります。きょうも担当課長おりますので話を聞いているというふうに思いますので、そういった連携をとりながら、守秘義務のことについても強化をしてまいりたいというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) あらゆるニーズに対応し、かつそれぞれ個人のプライバシーに関する守秘義務を徹底するということ。これからも十分気をつけていただきたいと思っております。  それでは次の、同和教育の再構築について伺います。  先ほど、教育長の答弁にもありましたが、来年度から学校での指導要領を県の人権局、県の教育委員会、そして運動団体、有識者の方々と協議して、ほぼまとまってきたところです。この内容について、教育委員会でも今後きちんと話し合って、子供たちへの教育、指導に生かしていただきたいと思うところですが、町独自の指導のあり方というのは考えてはおられないでしょうか。やっぱり、そういう県からの指針がないと次にはなかなか進めないというようなところでしょうか。ちょっと教育長に伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 町独自のというものがあっても、それはそれでよろしいのだと思いますが、先生方は異動ということがあります。やはり県下で統一したものを一つよりどころにして、物事に向かっていくという形というのが非常に大事だろうというように思います。  したがって、このつくられる資料というのは、人権学習の実践事例、あるいは基礎資料、そして先生方が授業の組み立てに使える学習資料といったようなものを準備されるというように伺っていますので、やはりそういったものをベースにしながら進めていくと。
     したがって、八頭町独自のものがあっても、それは当然ええわけですけれども、やはり県下で統一的に事の解決に向けていくという姿勢というのも私は問われているのではないかと思いますし、それから特に若い年代の先生方に、やはりそういったものの考え方が継承されていくということも非常に大事でありますので。  御案内のとおり、先生方、大量退職という時代に入ってきています。したがいまして、そういったこれまで培ってこられた知識、経験、技術といったようなものが次の世代に継承されていくという、そういった動きにつながる。そういう動きでないと意味がないと思いますので、やはり今回作成されますものをベースにしてしっかりと取り組んでいくと。こういうことが重要だというように考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) 年度末、また年度初めを迎えるに当たって、学校現場というのは本当にこれから忙しくなっていくと思います。その指導の資料ですけれども、子供たちの発達段階にあわせたような、例えば小学生では歴史からというようなことも検討がなされています。  先ほど、教育長の答弁に退職される先生方も多数あるということで、そういう先生方のまた再雇用であるとか、また学校現場で若い先生方に指導していただくというようなことは、今のところは教育長のほうではお考えはないのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) これは既に、もう退職された方もあるわけですけれども、少なくとも熱心にこれまで取り組んでいただいた先生方もまだ現職でいらっしゃるわけであります。したがって、やはり学校の中で、そういったものの考え方とかが継承されていくというような、そういう動き、流れというものが必要だと思っていますので、いわゆる退職された先生方、再任用とかいう制度あるわけですけれども、これは本人が手を挙げられるということであって。しかも通常の勤務をしていただくということがベースにありますから、これに特化しているわけではないということであります。  したがって、どういった資料が完成するのかというところも見ないといけませんけれども、やはり今いらっしゃる先生方の能力を最大限活用して取り組んでいくということになろうかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) この人権問題。大切なことは教育であると思っております。そして12月に奥田先生も言われましたが、正しく知ることです。子供たちが正しく知るためには、正しい指導ができる先生方、またそういう資料が必要であると考えます。  そういう意味でも、学校現場に余裕がなければ、ゆっくり正しく教えられることもできないのではないかと思います。できる限り人的な配慮をしていただいて、子供たちがきちんと学べるような教育体制をとっていただきたいと思います。最後にこのことを伺って、この質問を終わりにしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) いわゆる県費負担ということでありますので、基本的には県が採用し、任用されるということであります。いわゆる教職員制度というのはですね。で、私どもにできることは非常に限られていまして、例えば特別教育の支援員を配置するとか、いわゆる町で何がしかの雇用をして、そこに人的手当をしていくという。手当という言い方どうかと思いますが、人的に配慮をしていくということしかできないというべきでしょうか。ですので、そういった意味で、極力そういう先生方の負担を減らしていくという観点から予算要求もし、御理解をいただいているというところでありますので、引き続き、そういった部分については当然に力を入れてやっていきたいと思っていますし、そのことで、いわゆる余裕が生まれるということではないということでありますが。  一つ、ぜひ皆さん方にお願いしたいのは、今働き方改革ということが言われていて、やっぱり学校現場っていろんなことを抱え込んでいるというように思います。子供たちのためという大前提からいろんなことを引き受けていて、本来学校がやらなくてもいいというような部分も、やはりあるように思います。したがって、そういった部分を皆さん方の御理解もいただきながら、少しずつですね、学校から離していくという、そういった動きもしないといけないという時期にきていると思いますので、そのあたりの御理解もいただきながら、先生方のゆとりの時間を生んでいくというような、そういう動きをしていく1年になるだろうというように思っていますので。何か、学校何もせんでみたいなことでなくてですね、そういった部分で御理解賜ればというように考えております。よろしくお願いしたいというように思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) 最後と言いましたが、先ほどのちょっと教育長の答弁を聞いて。子供たちのためにということで、学校の先生方は本当に負担が大きいと思います。身の回りのことまで学校が指導していかないといけないようなことであるとか、給食についても、食べ方であるとかアレルギー対応に一生懸命になっておられる姿を、私も拝見しております。  そういう意味で、これから始まります、来年度からでしょうか、放課後児童クラブが民営化で委託されるということ。少しでも先生方の負担が軽くなれば、また安心安全に子供たちが過ごせればと思うところであります。  それでは次に、3番目、観光振興について質問いたします。  若桜鉄道観光列車、八頭号が3月2日にデビューいたしました。この日には、地元の皆様が各駅で、そして沿線でお迎えし、さまざまなおもてなしでお客様が喜んでおられた様子を拝見いたしました。16日には隼のラッピング列車の出発式もあり、今後の観光としての期待も高まるところであります。  鉄道は本来、地元の方々が利用する公共交通としての役割が大きく、日常の通勤通学の増加も必要と考えます。観光と合わせて、住民の利用促進にも期待したいところです。  また、点在する観光地を線で結び、面にすることは重要です。観光振興、戦略について質問いたします。  1、これから八東駅で行き違いができるようになると、1日5便運行がふえる予定ですが、運転士等の確保は十分といえるのでしょうか。  2、観光列車として運賃収入だけではなかなか収益が上がりませんが、具体的な観光戦略はあるのでしょうか。  3、観光振興を進める上で、観光協会の役割は大きいと思います。イベント情報や本町の魅力の発信に工夫されていることはあるのでしょうか。  以上3点、町長に伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 3点目に観光振興についてということでいただきました。  まず最初に、八東駅の行き違いができれば5便運行がふえるという予定であるが、運転士の確保は十分かということであります。八東駅の行き違い施設につきましては、来年の1月末の完成に向けまして整備を進め、今後、八東駅の行き違い整備により、5往復の増便を予定しているところであります。現在、ダイヤの編成につきましてJRと協議をしているところでもあります。  なお、運転士さんの確保につきましては、JRとのダイヤの編成等の協議結果を踏まえまして、今後検討してまいりたいと考えております。  2点目の観光列車としての運賃収入だけでは収益が上がらない。具体的な観光戦略はということであります。  若桜鉄道の観光列車として、昭和に続き、八頭号が3月2日にデビューいたしました。当日は沿線、また守る会の皆さん方に大変お世話になりました。ありがとうございました。この2両の観光列車は平日は通勤・通学などに利用いただき、土日は臨時貸し切り列車として、麒麟の町観光局など、旅行代理店にツアー造成をしていただいているところであります。  ことしの上半期、9月末までのツアーはほぼ埋まっている状況で、昨年は県外では京阪神の方の参加が多数でありましたが、ことしは東京、静岡、名古屋からのツアー客が増加しているという傾向にあり、全国的に若桜鉄道の観光列車の知名度が上がったものと喜んでいるところでもあります。  また、麒麟のまち観光局の若桜鉄道観光列車運行に係ります経済効果の試算によりますと、平成30年3月の昭和デビューから12月末までの10カ月間で7,700万円余りの経済効果があったと試算されております。  さらに、昨年から若桜鉄道各駅のレトロ化を推進しているところから、観光客の皆様に駅そのものを訪ねていくようなツアー造成も推進してまいりたいと考えております。森議員におかれましても、収益の上がる観光戦略等の御提案がございましたら、ぜひお聞かせ願いたいと思います。  3点目の観光振興を進める上で、観光協会の役割は大きいが、イベント情報や本町の魅力の発信に工夫していることはということであります。  八頭町観光協会におきます情報発信といたしましては、観光協会のホームページ、やずナビを中心に、町内におきます観光情報を広く発信いたしております。このほかに、観光協会独自にフェイスブックなどのソーシャルメディアを活用した情報発信、ぷらっとぴあ・やずの電子掲示板によるイベントの告知、町内15カ所のまちかど観光案内所、これにつきましては、スーパー、道の駅、商店、観光施設等へのチラシ等の配布。県の広報課を通じまして、県政記者クラブへのイベント情報の提供。町の防災無線やケーブルテレビを活用しました情報発信等を行っております。  ホームページの工夫点といたしましては、やずナビ上にこれまで制作された各種観光パンフレット、マップのPDFデータを掲載しておりますし、八東ふる里の森で観察できる野鳥の鳴き声をホームページで聞くことができる用意もしております。また、広報やずに掲載した、八頭町ふるさと100景の内容をやずナビとリンクさせて観光情報の共有を図っておりますし、多言語にも対応しているところであります。  ほかには、昨年設立いたしました一般社団法人麒麟のまち観光局、DMOとも連携し、観光、イベント情報等を共有しPRしております。中でもフェイスブックにつきましては、本年度4月から2月までの間で約120件の投稿を実施しております。  以上のように、現在の観光協会の情報発信はホームページ、フェイスブックを中心として幅広く八頭町の観光情報を発信しているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) それでは初めに、一つずつ質問していきたいと思いますが、現在、工事中であります八東駅です。通行規制があり、安全のため立ち入れないところもありますが、近隣の方から、この行き違い線、イメージがしにくいでありますとか、ちょっとよくわかりにくいということがあります。そういう話も聞いています。知るということで安心できることが多々あると思うんですけれども、あそこに完成予想図とか将来の駅のでき上がり図というのがありませんが、そういうあたり、1月末に完成予定ということで、あとまだ10カ月ぐらいありますけれども、そういうものというのは検討はされませんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 駅舎とかですね、そういったものなら鳥瞰図とか、そういったものを今までも書いているというふうに思いますが、そういった中ではホームの改修ということで行き違いなんですが、以前、広報には載せた経過がありますが、近所の方がイメージ湧かないということですので、ちょっと考えさせてもらいたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) 1月末に完成ということで、まだまだ日にちもあります。ホームの完成予想図というのが、鳥瞰図等が出れば、また町民の地元の近隣の方々の期待も高まると思いますので、ぜひ検討していただきたいと思います。  先ほど町長の答弁にもありました、増便となればJRとの協議が必要となってくるということで、運転士の増員もその後ということでしたけれども、1月の全協でちょっと質問をしたんですけれども、今後、数年先には定年を迎えられる職員の方々も数名あると聞いております。  確実に駅で行き違いができれば増便ということもあるわけですが、職員の増員、またその計画というのはあるのでしょうか。以前はJRを早期退職された方が1名採用という話も聞きましたが、具体的にその後、話は進んでいるのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今現在ですね、14名の運転士さんで対応をしていただいているというとこであります。そういった中で、当然、定年等を迎えられましたら補充ということになるわけでありますし。それから先ほど申し上げましたのは、最初にまだダイヤが組めておりません。新しいダイヤですね。したがいまして、そのダイヤが決定した後で、今の14人の体制で組めるのか。それとも新たにもう一方でも採用しなければ、そういったダイヤ対応できないのかというとこでありますので、先ほど申し上げましたのは、ダイヤが決定してから、そういったことの検討をさせていただきたいというとこでありまして、無論、定年退職等で欠員になりました方については、当然、補充をさせていただくというとこであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) 鉄道を初め、公共交通は安全運行がまず優先です。遠い先のお話より、日々の運行で時間どおりに安全に人を運ぶということが使命だと考えます。そのために、若桜鉄道では現在職員の方々、運転士さんが14名ということもありましたが、くれぐれも過重労働にならないよう、余裕を持った勤務形態でお願いしたいと思っています。そのあたりについて、町長の見解を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 過重労働というようなことは全く考えておりませんし、それから森議員言われますように、私もそうですが、安心安全で一番運行していただくというのが使命であります。幸い、長年ですね、大きな事故もなくこうして運行いただいているというところに、それこそ私役員でありますが、感謝を申し上げたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) それでは、次の観光列車としての運賃収入だけではというところの質問に移ります。  先ほどもありましたが、8月末まで予約でいっぱいだということを伺いました。土曜日は昭和号、日曜日は八頭号の観光予約があるということを聞いております。これから5月には10連休があり、観光の面で期待も高まるところであります。  県外から、そして町外からのお客様を迎えることも大切ですが、町内の方々が、例えばここの駅でおりてここに行ってみたいというような、その町内の観光ということも改めて検討していただきたいと思います。そういう町内の方々が町内をめぐるというような観光のプランについて、検討されるようなことはあるのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) この後、また観光協会の御質問がありますが、既にそういった町内利用者の方も利用できる町内観光の列車を運行しているということであります。それは観光協会が窓口になって、そういったツアーの取りまとめを行っているというとこでありますので、森議員もちょっと確認してみていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) ぜひ確認してみたいと思います。そういう町内の利用者の方、例えば昭和号に乗りたい、八頭号に乗りたいと思われる方があっても、じゃあいつ走るのか、どうしていいのかわからないという声もありますので、そういう情報発信、キャッチするほうにもアンテナを張ってないといけないかもしれませんけれども、積極的に情報発信をしていただきたいと思います。  窓口が観光協会であるということですが、観光協会、わざわざ郡家に行かんでも、駅で聞いたらわかるような仕組みづくりも今後検討していただきたいと思います。そのあたり、いかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ホームページをですね、これから充実するということでありますので、そういったホームページで御確認いただけたらと思います。現場まで行かなくても、そういった面では可能だと思いますのでよろしくお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) 後でちょっと特別委員会でも触れたいと思うんですけれども、主要施策の事務事業評価の中で、若桜鉄道の乗車の客数実績が平成29年度は32万5,597人。30年度が32万6,000人でした。そして31年度の目標が33万1,000人となっております。5,000人アップということですが、もう少し目標を高くしてもいいのではないかと思いますが、そのあたりいかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 企画課長が答弁します。 ○議 長(谷本正敏君) 川西企画課長。 ○企画課長兼地方創生室長若桜鉄道運行対策室長(川西美恵子さん) その数字につきましては、観光列車1両が定員がバス1台乗れる人数ということで、土日に40人ということで想定させていただいておりまして、40人貸し切り列車を往復乗る場合もありますし、片道の場合もございます。その中で、土日の人数を係数として掛けさせていただいた人数にしておりますが、若桜鉄道の取締役会の中でも、もうちょっと上方修正したほうがいいのではないかという御意見もありまして、3月にまた若桜鉄道のほうの取締役会も開催しますので、それらの中では上方修正ということで意見が出ているという状況でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) この5,000人。12で割ると417人。先ほど言われましたが、土日の観光客を40人ということです。土日の観光客に限らず、一般の町民、また平日にもお客様に乗っていただきたいという私も期待を込めまして、ぜひ上方修正をしていただきたいと思います。私も沿線に住んでおりますが、人の姿が見えない八頭号とか昭和号が走るのはちょっとさみしいものがありますので、町内の方々にも、また平日、この本町を訪れて若桜鉄道を利用していただきたいと思う気持ちも込めまして、もうちょっと上方修正をお願いしたいと思います。  次に、町長からもありましたが、駅のレトロ化。駅そのものに来ていただくようなという話もありました。何か観光戦略に提案があればというような話も今伺ったところです。レトロ化された駅を拠点に、例えば八頭町内いろいろな沿線、各駅に観光地があるわけですが、ちょっとお出かけするような、そういうことにぴったりの場所も数多くあると思います。  例えば、これからでしたら桜の時期になりますと、天満山に行ってみるとか、この沿線、安部駅なんかも桜の名所でありますし、徳丸のどんどあたりも桜と菜の花と列車と、とても見ごたえのある、そして写真を撮影するスポットにもなるところがたくさんあります。そうしたことを、例えば歩いていくのが難しければ、駅に自転車を置いて観光客の方に一日フリー乗車券というのもあるので、そういうものを利用していただいて、各いろんな駅から、好きな駅からおりていただいて町内を観光していただく。そういうようなことも今後検討していただきたいなと思いますが、今のプランについて、町長いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) レトロ化ということで、昭和の風情に戻すような今取り組みをしておりまして、やはりマニアの方といいますか、そういった方には人気を博すんだろうというふうに思っております。昭和もそうですし、八頭号もそうでありますが、現風景の中を走るということであります。今言われたようなお話ということは、駅を拠点にということでマッチングしたようなお話だというふうに思います。取り組みの考え方というのは、提案いただいたのでよくわかりました。ちょっと今の状況を企画課長のほうで話をさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 川西企画課長。 ○企画課長兼地方創生室長若桜鉄道運行対策室長(川西美恵子さん) それぞれ各駅周辺のですね、観光地を紹介しました、若桜鉄道沿線ガイドブックというのがございます。  例えばですね、八東駅の周辺では、こういう観光地があるということ。歩いて何分とかですね、清徳寺の話も出てましたけれども、というようなことでガイドブックも発行しておりまして、周遊できるような情報提供もしているというところでございますし、それから現在でもウオーキングと列車の移動を合わせて、ウオーキングと列車のツアーというものも、それぞれの団体で企画をいただいたりということもしてございますし、それから各駅おりて観光地をめぐるツアーとかも観光協会さんのほうでも実施していただいているというところでございまして。それらをもう少し幅広く実施していただけるような呼びかけはしてまいりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) 3月10日ですか。鳥取マラソンを前に南岸線を走って練習しておられる方もたくさんあります。またウオーキングと合わせてランニングコースにも私は健康づくりをされておられる方、趣味で走っておられる方にとってはいいんじゃないかなと思っております。そういうウオーキングと合わせてランニングのプランも、今後検討してみていただきたいと思います。そのあたりいかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 状況は今、課長が話したとおりでありまして、ガイドブックもできてますし、それから幅広い呼びかけをこれからもするということであります。今、ランニングとそれからウオーキングというお話ですが、そういったことも含めての幅広い呼びかけをさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) そのガイドブックですけれども、私もまだ見ておりませんが、情報発信をしていかないと人には伝わらないと思っています。その発信も観光協会さん、そしてホームページの今後充実も図っていきたいということもありましたが、やっぱりいろんなところで私たちも発信していかないといけないなと思っています。  郡家駅から若桜駅まで19キロで、時間にすると30分なんですけれども、この30分の旅、中で過ごされる方もいろんな楽しみ方があっても私はいいんじゃないかなと思っています。きのうちょっとありましたが、中でお茶が飲めたりとか、ちょっと軽いデザートが食べれたりとか、そういう企画も観光協会さんと連携しながら進めていってほしいなと思うところです。  そして各駅の中には、ガイドブックはあってもレトロ化の影響なのでしょうか。駅の中に近くに何がありますよというような案内はありませんよね、今現在ね。そういうものというのは、今後はやっぱり駅のレトロ化にあわないから設置はしないという方向でしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず最初に、30分ですね。19.2キロの楽しみ方といろいろあろうかと思います。人それぞれだと思いますので、楽しみ方というのは。私どもがこうしなさいとかああしなさいとか、それではなくて、やはり皆さんでそういった楽しみ方は見つけていただけたらと思います。  それから駅からの表示の案内ですが、やはりちょっと昭和の時代に戻しているというようなことの中で、そういった看板というのはなじまないんじゃないかという考え方をしております。今、それこそSNSの時代ですので、その駅からの近くでどういったものがあると、そういったことで対応させていただけたらと考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) SNSは使われない方もあるわけで、年齢が高い方とかはなかなかSNSを使われないようなこともあります。そして駅には無人駅もあったりして、どこをどう行ったらいいのかわからないというような声も聞いたこともありますので、駅にレトロ化にあわないから何も置かないというのではなくて、もう少し丁寧な情報発信をしていただきたいと思います。そのあたり、SNSを使われない世代の方、そういう方々についての配慮は検討されませんか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) SNS、それからちょっとホームページのことも、そこらになりますと多分連動しているというふうに思います。無人駅も確かにございますが、そういったことになりますと、例えば近くのパンフレットを駅舎の中に置くとか、そういったことになるんだろうかというふうに思いますが、言われますように、丁寧な対応というのが必要だというふうに思いますので、ちょっとこれも考えさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) ちょっと観光協会に触れたいと思ったんですけれども、余り時間もありませんので。ざっと集めてみたところでも、いろいろな紙ベースのものもたくさんあります。こういうものも実際に御存じない町内の方もたくさんあると思います。自分たちの住む町に、どのようなことがあるのかということも、これからは魅力の再発見ということで考えていただきたいと思いますし、また、きのう話がありました耕作放棄地をお花でというような、ひまわりだったり蓮華であったりというような話もあったんですけれども、やっぱり地元の協力がないと、それも進みませんので、駅を守る会の皆さん、あるいは沿線の方々とじっくり話をしていただいて、町民の方も楽しめるような若桜鉄道になっていただきたいと思います。  最後になります。安心安全で笑顔の広がる活気ある町へ。町民、執行部、議会、町長も言われましたが、オール八頭と、あと外からのプラスアルファですよね。交流人口であったり関係人口であったり、そういうものも視野に入れて、今後観光の施策を進めていくことは重要だと思います。このオール八頭プラスアルファについて、町長の御所見を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 耕作放棄地のことを言っていただきました。やはり、四季折々といいますか、やはりそういった花を植えるような取り組みということで、いろいろな皆さん方にちょっと声をかけさせていただいて、今年度取り組みたいというところです。なかなか1年で、すぐできるということではないんですが、やはり乗っていただく皆さん方の景観を楽しんでいただくということも大事だというふうに思います。いろいろ地方鉄道あるわけでありますが、それぞれそういった景色にも特色を持っておられるということでありますので、そういったことにもことしから取り組みたいというとこでありますので、ぜひ、森議員におかれましても、お声かかりましたら御協力お願いしたいと思います。
     オール八頭というお話でありますが、八頭町の人もそうですし、それから近隣の人もそうだと思います。一つとして、その麒麟の町ということもあります。そういった部分では、やはり皆さん方の力もそうですし、お知恵もかりながら、皆さん方に喜んでいただけるまちづくりができたらということで、オール八頭というお話をさせていただいたところであります。よろしくお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) 私も沿線でできることをお手伝いしていきたいと思っております。  1月の終わりに、この本会議場において、八頭中学生による子ども議会が開催されました。未来を担う子供たちの貴重な経験となったことと思っております。私たち大人には、その未来に向けて大きな責任があります。そして、地に足のついた生活を支えるため、町民の方々の声を聞くことは大切なことだと思います。  今後も当事者の声を生かすことを心がけて私はいきたいと思っていますが、最後に、町長に当事者の声について、どのように町長のところには届いているのかを伺って、一般質問を終わりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 1月でした。この会場で初めて中学生によります議会をさせていただきました。ケーブルテレビで何度か放映されているようでありますが、議員さんもたくさん傍聴いただいて、本当に有意義な子ども議会ではなかったかなというふうに思います。  やはり、これからの八頭町を担っていただくのは、やはり八頭町の子供たちでありますので、すばらしい経験をされたのではないかなというふうに思います。  行政運営をするに当たりまして、きのうも小原議員からもお話ございましたが、やはり住民の皆様方の声を聞くということが大事なことだというふうに思っております。行政が一方的に物事を進めるというわけにはなりませんので、やはり住民の皆様方の声を聞きながらということになります。そして、きのうも申し上げましたけど、そういった部分については議会の皆さん方の御理解もいただきながらということでありますので、車の両輪のごとくということがございますが、議会ともよい関係の中で行政運営を進めてまいりたいというふうに思っているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森 亜紀子さん) 安心安全、子育て支援、農林水産、地方創生、一番初めに町長が答弁されました、これらの施策は本当に大事なことだと思っております。オール八頭で、これからも私も微力ながら協力し、頑張っていきたいと思います。  以上で一般質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、森亜紀子議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                        (午前10時45分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午前10時55分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、6番、中村美鈴議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎中村美鈴議員質問 ○6 番(中村美鈴さん) 6番、公明党の中村でございます。  初めに、申し上げたいことがあります。千葉県野田市の10歳の女の子が親の虐待で亡くなったことは余りにも痛ましく、あってはならないことだと思います。心から御冥福をお祈りしたいと思います。  それでは、通告どおり質問させていただきます。  一つ目に、児童虐待防止についてです。警視庁は、2018年度の犯罪情勢を公表しました。これによると、虐待を受けた疑いがあるとして児童相談所に通告した18歳未満の子供は、前年度と比べて8万104人で、統計のある2004年以降初めて8万人を超えました。  通告児童数は過去5年間で約2.8倍に増加。18年度の内訳は、暴言などの心理的虐待が5万7,326人と7割を占めました。身体的虐待が1万4,821人で、ネグレクト(育児放棄)などの怠慢・拒否が7,699人、性的虐待が258人で、いずれも前年を上回ったとのことでした。  次の5点を町長にお伺いいたします。  ①全国的に児童の虐待数は年々増加している中、八頭町において、相談、通告などの状況をお伺いします。  ②児童相談所の仕組みについてお伺いします。  ③八頭町において、相談、通告の窓口はどのようになっているのでしょうか。また、町民の方が相談をどこに、どのように通報したらよいのでしょうか。お伺いいたします。  ④虐待というのは、外からわかりづらいことが多いので、地域や周囲の人がためらわずに通報していただくことが重要と考えます。189の電話番号に通報していただくことを周知徹底していただきたいと思いますが、どのようにお考えをされていますでしょうか。  ⑤報道によりますと、その日、生後すぐの虐待を防ぐには、どのような取り組みをされているのでしょうか。  以上、5点を町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、6番、中村美鈴議員の一般質問についてお答えいたします。  最初に、児童虐待防止についてということでいただきました。本当に、この児童虐待というのは年々大きな課題になっているというふうに思っております。  最初に、八頭町におきます相談、通告などの状況はということでありますが、鳥取県東部の児童相談所に寄せられました、虐待を含みます養育相談件数は、平成29年度で20件ということでありますが、個別の市町の数字が公表されておりませんので、県東部におきます状況ということで御理解をお願いしたいと思います。  それから、2点目の児童相談所の仕組みについてということであります。児童相談所につきましては、各都道府県が設置しなければならないということであります。  業務内容は児童福祉法に定められており、代表的な業務といたしましては、子供に対します家庭や他の方から等の相談のうち、専門的な知識・技術を要するものに対応することとされております。必要に応じまして、調査、診断、判定、援助活動等を行い、児童の一時保護を行うことや里親に関する業務等も行っている専門機関であります。  3点目の八頭町におきます相談、通告の窓口ということでありますし、また町民の皆様方が相談をどこに、どのように通報したらよいのかということであります。虐待を受けていると思われる児童を発見した方には、児童福祉法第25条で通告の義務というのが課せられております。通告先は児童相談所、八頭町におきましては保健課と福祉事務所の3カ所が窓口となっているというところであります。通告に限らず、お気軽に窓口に御相談いただければというふうに考えます。  4点目の189(イチハヤク)の周知徹底について、どのように考えているのかということであります。この189(イチハヤク)は、全国共通の児童相談所の3桁ダイヤルになっております。このダイヤルにかけますと、近くの児童相談所につながるようになっているダイヤルで、児童虐待かもと思ったら、すぐにお電話いただければと思います。また、八頭町では毎年11月の児童虐待防止月間に啓発活動を行っておりますが、30年度は広報やずへの掲載を初め、お子さんが保育所に通っております家庭や小中学校の保護者の方を対象に、189(イチハヤク)のリーフレットと合わせまして、啓発用のボールペンを配布したところであります。  また、町内の各機関、行政機関、公民館、医療機関、小中学校等になりますが、を初めといたしまして、地域の民生児童委員さん、まちづくり委員会に参加されている皆さん方にもリーフレットをお渡しし、189(イチハヤク)の周知を図っているところであります。  最後に、生後すぐの虐待を防ぐには、どのような取り組みをされているのかということであります。  現在、全国的に生後すぐ、ゼロ日、ゼロカ月の死亡をなくすための動きに取り組んでおります。生後すぐの虐待死の背景には、望まない妊娠などがあると考えられ、その背景は私たちが思いもよらないほどに多様化しているのが現状だと言われております。  八頭町でも生後すぐの虐待を防ぐため、子育て世代包括支援センター、保健課内にありますが、と医療機関、産婦人科になろうかと思いますが、妊婦やその家庭に関します情報を共有し、妊婦の状態にあわせた取り組みができるよう連携を密にすることが重要と考えております。  実際には、妊娠期から妊婦状態を健診結果や医療機関から把握し、妊婦に電話での様子確認や訪問によるアセスメントを行い、支援が必要な方に対しましては退院前の病院での面接、また産後訪問を早めるなど、生後すぐに至るまでの支援にも努めているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 私も保健課のほうで資料はいただいておりまして安心したんですが、都会に比べたら相談や虐待の実態は少ないようなので、とてもよいことだと思いました。  それと町長、私は親がしつけのために体罰を子供に与えるというのは間違いであり、あってはならないことだと考えます。町長の御所見をお聞かせください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 家庭も以前と比べまして、大分変わったように思います。体罰はいけないということは、どなたが考えてもわかるというふうに思いますが、そういった中で思い出してみますと、父親にどつくと言ったらあれですけど、どつかれたような記憶もあります。やはりちょっと体罰とですね、それから家庭内の教育ということ、その辺の線引きというのは難しいのかもわかりません。ただ、やはり体罰ということはよろしくないと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 昔は本当にね、そういったことも多々あったようですけども、はい。  体罰によるしつけを防ぐために、どのように今後はされたらいいのかなということも、ちょっともう一度お伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 体罰もしつけの一部だというふうに考える方もあるかもわかりません。そういった中で、家庭のこともそうですが、実際は教育現場のほうが今大変ではないかなというふうに思っているところであります。日々、報道等でも、やはりそういった内容につきまして掲載といいますか、報道される部分も多々あります。  先ほど言いましたように、やはりしつけと体罰の堺といいますか、そういった部分がなかなか難しいのではないかなというふうに思いますが、やはり家庭であれば、当然愛情を持ってしつけをしていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 虐待というのは、本当に外からわかりづらいことが多いので、地域や周囲の人がためらわずに、先ほど言われましたように通報していただくことが重要と考えます。189(イチハヤク)の電話番号に通報してしただくことを周知徹底していただきましてと思いますけども、どのようにそういった、番号も本当にね、私もちょっとよく、これ向かうまでは知ってはなかったので、本当に周知徹底ということをしていただくお考えというか、チラシか町報の中に入れていただくお考えというのは、今後ありますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 中村議員言われますように、本当に虐待というのは外からですね、見抜きにくいといいますか、そういった感があろうと思います。  先ほど申し上げましたけど、30年度におきましては、広報やずにも掲載させていただきました。そういった中で、小中学校の保護者の方、それから保育所の保護者の方にもリーフレットを配布したような経過もあります。それからまちづくり委員会においでの皆さん、さらには民生委員さんというようなことで、行政としてできる範囲といいますか、そういった部分の対応はさせていただいております。  役場の本庁舎のほうですね、余りきれいな話じゃないかわかりませんが、男子用のトイレの前には、189(イチハヤク)のステッカーが張ってあります。ちょっと女性用のほうは確認はしてないんですが、それこそ目につくような形で、それこそ189(イチハヤク)って何だろうなっていうような興味を持っていただくことが必要だろうというふうに思いますが、広く広報してまいりたいというふうに考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 5番目の質問に続くんですが、生後すぐの虐待に防ぐにおいては、少し答弁されましたけれども、予期せぬ妊娠や経済的困窮、社会的孤立、家庭内暴力、DVなどを背景に、親が生後すぐの子供を虐待死させてしまうことが後を絶ちませんというのを言われてました。  望まない妊娠で生まれてすぐ虐待で亡くなるケースが多いというのは聞いていますが、このようなことを防ぐには本町はどのような取り組みをお考えになっておられるでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど申し上げましたけど、望まない妊娠ということを本当に不幸なことだと思います。そういった中で、虐待というようなことが発生すれば、本当に悲しい事故につながるというふうに思います。  そういった妊娠のことはともかくとしてですね、先ほど申し上げましたように、その後の対応というのは、きのうも奥田議員のほうからございましたけど、子育て世代の包括支援センターというようなことで県下のほうのスタッフ、いろいろ対応させていただいているというとこでありまして、やはり、そういった面では情報を共有するということが一番大切だろうというふうに思っておりますので、今後もそういった取り組みの強化といいますか、アンテナを張るようなことは続けていきたいというとこではあります。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) ゼロ歳ゼロカ月のことも町長が言われましたので省略しますが、私も予期せぬ妊娠などで、誰にでも相談できず悩みを抱えるという人が少しでも相談しやすい環境をつくるためには、先ほど言いました電話の相談やSNSでの相談ができるような体制もつくることが必要と考えますが、町長の御所見をお伺いします。行きづらいという人に対しては、どのような対策をされますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 本当に、そういったことで悩まれるというのは大変だと思います。  行政の立場とすれば、やはり広く皆さん方を支援するというのも我々の仕事であります。本当に気軽ということにはならないかもわかりませんが、先ほど言いました、保健課でありますとか福祉課でありますとか、そういったところに電話をしていただいて、本当に今の状況等を話していただければ職員も一緒になって親身に考えさせていただきたいと思いますので、本当になかなか心を開いていただくということは難しいかもわからないんですが、うちのほうも受け身ばかりではいけないとは思いますが、そういった広く皆さん方に気軽といいますか、電話できるような体制づくりにも心がけてまいりたいと思います。 ○6 番(中村美鈴さん) ぜひ、よろしくお願いします。  次の質問に移ります。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) ありがとうございました。  次の質問に移ります。  2つ目に、町民の健康についてであります。アレルギー疾患対策。  国民の約2人に1人が花粉症やアトピー性皮膚炎といったアレルギー疾患を抱えています。全ての患者に適切な医療を提供できる環境整備を急ぐ必要があります。  そこで、町長、教育長にお伺いします。  ①食物アレルギー児童・生徒は過去5年間でどれくらいいるのかお伺いします。  ②どのようなアレルギー対策をとられているのかお伺いします。また、学校でエピペンの使用をされているのかお伺いします。  がん対策についてです。  国の2人に1人が、がんを発症するといわれますが、医学や医療の進歩で治す病気にまで研究が進んでいます。しかしながら、死因のトップはいまだにがんで命を落とされているのが現状です。  次の3点を町長にお伺いします。  ①本町のがん患者の現状についてお伺いします。  ②がんは早期発見が重要だと考えますが、受診率向上についてどのように対策をされてますでしょうか。  ③本町のがん教育について、現状と課題をお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に町民の健康についてということでいただきました。
     最初、アレルギーのほうです。そちらについては後で教育長のほうで答弁させていただきます。  私のほうは2番目のがん対策ということで答弁させていただきます。  1番として、本町のがん患者の現状についてということであります。  本町の疾病現状につきましては、悪性の新生物、心疾患、脳血管疾患の3大疾病の中で、悪性新生物が一番多く、過去10年間で、六百数十名の方が、全国では10年間で360万人の方がお亡くなりになっておられます。全国で2人に1人の方ががんになり、3人に1人の方ががんで亡くなると言われており、鳥取県での罹患率ではありますが、男性は胃がん、肺がん、前立腺がん。女性は乳がん、大腸がん、胃がんの順に多く、死因の4割以上を占める状況になっているというところであります。  2点目のがんは早期発見が大切。受診率向上について、どのような対策をしているかということであります。  受けやすいがん検診の体制づくりの推進といたしまして、休日健診の導入、医療機関での胃がん検診の自己負担の軽減、20歳代、40歳代の健診自己負担金無料などを行っておりますし、健康づくり推進員さんによる受診勧奨、広報、チラシ配布など、がん検診受診率向上に向けた啓発活動の推進に取り組んでおります。  また、がんの早期発見につなげるため、健診未受診者の方に対して協会健保と協働で受診勧奨通知を送付するなど、より多くの方にがん検診を受けていただけるよう取り組んでおります。  3点目の本町のがん教育について、また本町の現状と課題についてということであります。  がん教育につきましては、がん予防に有効な生活習慣についての正しい知識の普及と実践支援のため、各集落に出向いての健康教室や生活習慣病、がんをテーマにした健康講座などを行っております。また、今年度初めて鳥取市保健所の出張がん予防教室を活用し、学校医に依頼を行い、中学生を対象にしたがん教育を開催いたしました。  本町の現状ということでありますが、現在、第2次健康やず21計画に基づき、受診率50%を目標として取り組んでいるところであり、乳がんを除きます、胃、肺、腸、大腸、子宮頸がんでは、平成29年度、平成24年度の計画、また県平均受診率を大きく上回っております。  平成29年度に行った中間評価では、がん検診の受けやすい体制づくりの推進により、がん検診の受診率は上昇傾向であり、75歳未満の方のがん年齢、調整死亡率は、この3年で5.1減少いたしました。  一方で、乳がん検診の受診率、肝炎ウイルス検査の受診率は伸び悩んでおりますので、今後も受けやすいがん検診の体制づくりを推進し、1人でも多くの住民の皆様方にがん検診を受診していただき、早期発見、早期治療につなげるよう取り組んでまいりたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、6番、中村美鈴議員の御質問にお答えしたいと思います。  過去5年間の食物アレルギーの児童・生徒数と食物アレルギーへの対応、さらに学校でのエピペンの使用状況ということであります。  食物アレルギーのある児童・生徒、これはアレルギー対応の給食を提供している児童・生徒ということでありますが、平成25年度33人、26年度が37人、28年度36人、29年度が39人、30年度が43人と年々増加傾向にあるというところであります。ただ、来年度、平成31年度の予定では37人ということになるようであります。  この食物アレルギーがある児童・生徒の中には、アレルギー症状が強く出るという子供たちで、保護者の判断によりまして医師から処方されましたエピペンを所持するか、あるいは学校に置いている子供がおります。誤食時、誤って食べてしまった場合ですね、それに対応する薬を所持している子供もおります。  本年度、小中学校の児童・生徒の中で、エピペンを持っている子は3人でございます。また、過去5年間のうち、この学校現場でエピペンを使用したという例はございません。  毎日の学校給食につきましては、学校における食物アレルギー対応マニュアルに添いまして、保護者、学校、給食センターが連携をして、調理場においてはアレルゲンのある食材が混入しないように、アレルギー対応食専用の調理室で調理されたアレルギー対応食を提供しているというところであります。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 八頭町では、がん検診はかなり受診率は上がっているようです。女性特有の乳がんとか子宮頸がんの受診率の向上のために取り組まれている、山梨県甲府市の紹介をさせていただきます。  甲府市では、予約制のなでしこ健診という乳がん検診や骨粗しょう症健診のほか、保健師による健康講座、管理栄養士による栄養相談なども実施しています。八頭町も先ほど言われましたけども、乳がん検診について、受け付けから検査まで女性スタッフが対応。子育ての中で母親のために託児スペースも設けているそうです。  このように、女性に特化した健診をされていますが、このような取り組みをしていただきたいと考えておりますが、見解をお伺いしたいと思います。女性のみの、そういった健診日というか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 総体的に女性特有のがんの検診というのは、一般の、例えば大腸がんでありますとか胃がん等に比べると低いというのが現状であります。  やはり言われますように、受けやすい体制ということは必要だというふうに思います。山梨県の甲府の例を申し上げましたが、やはりちょっと場所的なことが限られるというふうに思いますので、通常の集団健診の日はそれでしていただいて、特化したような形で、例えば郡家の保健センターで開催させていただくとか、そういった日を設けるような形は可能ではないかなというふうに考えておりますので。やはり女性の皆さんですので、やはり受けやすい体制ということを行政としても配慮する必要があるというふうには考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 八頭町はとっても受診される方が、女性は乳がん、子宮がん、子宮頸がんはかなり値が低いということですが、全国的には多いとは思いますが、がんの中で唯一自分でがんを見つけられるのは乳がんです。自分で触って異常を見つけることができますので、例えばお風呂のドアノブの辺に、そういったものを張っておくとかの取り組みがありますが、日常的に自分で胸のしこりの異常に気づいて、乳がんの早期発見につなげていくことが大変大事だと考えます。  今後の取り組みについて、お伺いしたいと思います。若い方が勤めておられるので。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 自分で見つけられるということであります。やはり一番は、手おくれにならないということだと思いますので、早期発見ということは非常に大事だというふうに思います。  そういった中で、今言われましたようなこと、やはり多くの皆さん、女性の方でありますが、周知といいますか、必要だと思います。そういった面では啓発のほうを努力してまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) がん教育も先ほど言われましたが、現在、第3期がん対策推進基本法には、学校におけるがん教育の推進が書かれています。先ほどの御答弁にもありましたが、さらなるがん教育が重要と考えます。同じように、やっぱり八頭町さんはどうなのかなと思ったときに、ちょっと八王子の例を言わせていただこうかと思いまして。  八王子市の中学校で、がん教育の出前授業を実施されたようです。在校生を対象に医師によるがん教育の出前授業を実施されました。講演された女子医科大学のセンター長は、健診でよく皆さん聞いておられますけど、健診で発見されるがんのほとんどが早期。この段階であれば、高い確率で治るとして、がん検診受診の重要性を強調されています。さらに、先生はがんに伴う苦痛を和らげる緩和ケアの観点から、苦しむ患者に寄り添う家族の存在は大きいと説明し、家族ががんになった場合でも、君たちにはできることがたくさんあると訴えられたそうです。  このように、児童・生徒に医師やがん経験をされた方からのお話を聞くことが大事だと思います。受診の重要性を知った子供たちが自宅で家族にがん検診を勧めてくれることが期待できます。  今後のがん検診の取り組みについて、再度お伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今、八王子の中学校のことをお聞きいたしました。八頭町では、中学生でなく一般の方でありますが、先ほど申し上げましたように、各集落に出向いての健康教室でありますとか、それから生活習慣病、それからがんをテーマにいたしました健康講座等々を行わせていただいておるというところであります。  中学生につきましても、今年度、30年度ですね、初めての取り組みということでありますが、八王子市と違いますのは、保健所に来ていただいて、鳥取市の学校医の先生で、そういった出張のがん予防教室というのを開催しております。総体的には八王子市の内容とほぼ一緒だろうというふうに思っておりますが、言われましたように、やはり受診の重要性ということを早くから子供さん方に認知していただくということは非常に大事なことだというふうに思います。  子供さんから保護者の皆さんへというようなお話もございましたけど、中学生自身も、やはりそういった健康に早い段階で興味といいますか、こういったことを持っていただくということが非常に大切なことだと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) ちょっと余談ですけど、ネットのほうにがん教育の実施状況というのがありまして、回答が少ないと先ほどいろいろ言われてたんですけども、回答総数3万7,401枚で、実施したというのが小中高全体なんですけども、57%、2万1,239校で、実施されなかったのが43%というふうな実態が出ております。  がん教育というのは本当に必要であるような、皆さん本当にね、亡くなる方というのが多いので、がんにたとえ罹患したとしても、基本は早期発見、治療であると思います。日ごろよりがん教育を受講することにより、虐待もですけど、命の大切さを再認識するよいきっかけとなります。また、がんへの啓発運動にもつながっていきます。必ず年に一回は本町または職場等で健康診断を受けられますように対策をお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最後に命の大切さということで締めくくっていただきました。全くそうだと思います。それは虐待もそうですし、それから答弁いたしましたが、大体全国で今3人にお一人ががんで亡くなるという時代を迎えているということでありまして、その前段には、やはり予防ということになろうと思いますが、予防はイコール健診ということになろうと思いますので、私どもといたしましても、本当に受診率の向上を目指してこれからも取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○6 番(中村美鈴さん) 以上で、私の一般質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、6番、中村美鈴議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                        (午前11時31分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午後 1時00分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、2番、川西聡議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎川西 聡議員質問 ○2 番(川西 聡君) 川西聡であります。今定例会の一般質問を行います。  まず最初、防災対策の諸点について伺います。  本町が他団体及び諸会社と締結している防災に関する災害協定は、鳥取県や鳥取市などとの「災害時の相互応援に関する協定」を筆頭に47を数えております。  長期化が予想されるような災害時は、長引く避難所生活で心身ともに疲れ果てた被災者の環境を整え、健康面に留意をしてストレスを少しでも軽減することが求められております。そのためにも、町内外の関係団体や他の自治体との災害協定は非常に有効であると考えます。  1番目、質問であります。47協定書で備えの体制は十分でしょうか。不足分の検討はありますか。  2番目、近隣の大学とボランティア関係を目的の協定検討はされませんか。  3番目、ホテルや旅館などの使用施設を目的の協定検討はされませんか。  以上、これが大きな①。  ②秋田県北秋田市、ある新聞で読んだことであります。災害時に緊急情報を住民に対して確実に伝えるため、2018年、平成30年度から防災ラジオを無償で一般家庭に配布しております。防災ラジオは、緊急時に自動で電源が入り、避難の指示などが放送される仕組みであります。電波は建物内や山間部でも届きやすいポケットベルの周波数帯を使用。昨年3月中に自治会長、区長や福祉施設、消防自警団などに先行配置され、4月以降に希望する世帯へ配布されました。それまで、同市では防災行政無線と登録制の防災情報メールの運用だったのが、新たな施策に踏み切ったということであります。  また、皆さん方も御承知のように、鳥取市も新年度の予算案の主な事業の中に、地域FMを活用した防災ラジオの整備を取り組んでおります。台風などの場合、防災行政無線が聞こえにくくなる難点を、持ち運び可能なラジオならどこでも受信が可能として、さらに緊急時にはランプが光る機能も兼ね備え、耳の不自由な人でも災害の発生を瞬時に把握できるとして施策を取り入れる予定であります。今、審議中であります。  同市の場合は、有償で2019年、平成31年度に発信機器を整備。2020年、平成32年度にラジオ本体を販売するといいます。価格は市が4分の3を負担し、1台は3,000円の予定だそうであります。  本町は町域も広く、山間部でもある実情を考慮して、全町民に遺漏なく情報を伝達する手段として緊急用防災ラジオの普及を検討するべきではないかと所見を求めるものであります。きのうの同僚議員の質問にありましたけれども、だぶった点も構いませんので答弁してください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、2番、川西聡議員の一般質問にお答えいたします。  最初に、防災対策についていただいたところであります。  47協定で備えの体制は十分か。不足分の検討はということであります。  八頭町では、生活物資に関するもの、避難行動要支援者の避難のための施設利用に関するものなど、町内にある事業所を中心に協定を結んでいるところであります。また、町外にあります事業所につきましては、県が災害時応援協定を締結しており、有事の際に物資等が必要な場合には、県を通じ応援を要請したいと考えております。  2番目に近隣大学とのボランティア関係を目的の協定検討はということであります。災害ボランティアの受け入れにつきましては、災害ボランティアセンターを地方の社会福祉協議会内に設置し、町社会が中心となり、県の社会福祉協議会の協力を得ながら運営することになっております。  ボランティアを目的とした大学との協定につきましては、鳥取県も協定をまだ締結していないようでありますので、今後、町の社会福祉協議会と連携し、検討してまいりたいと考えております。  3点目のホテルや旅館などの施設使用を目的の協定の検討はということであります。県では、宿泊施設を高齢者・障害者などの避難行動要支援者等の避難場所として活用する方針で、既に鳥取県旅館ホテル生活衛生協同組合と協定をされております。有事の際、本町で福祉避難所等に収容できない高齢者・障害者などの避難行動要支援者が発生した場合には、県を通じましてホテルや旅館などの宿泊施設に受け入れをお願いするようになっております。  次に、大きな2番であります。全町民に遺漏なく情報を伝達する手段として、緊急用防災ラジオの普及を検討すべきではないかということであります。  御承知のように、八頭町では平成22年度に防災無線のデジタル化を図り、全世帯に個別受信機を配備しているというとこであります。防災ラジオは緊急時に自動で電源が入り、避難の指示などが放送されるとありますが、本町の個別受信機も同様であります。  本町は領域も広く、山間部でもある実情を考慮して、全町民に遺漏なく情報を伝達する手段として、緊急用防災ラジオの普及を検討すべきではないかということでございますが、現在の防災行政無線で不都合は生じていると感じておりませんので、改めて送信装置や受信装置を整備することなく、現状の個別受信機のままで継続していきたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 災害協定書の47協定書を全部もらったんですが、具体的にちょっと聞きますけども、災害協定書の30番。これは医療法人悠志会岸本内科医院、いわゆる医療機関ですね。この悠志会というのは、どういう団体ですか。ちょっと説明して。30番。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 30番、友和苑ではございませんか。 ○2 番(川西 聡君) 友和苑。ちょっと何か言ってることがわからない。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 友和苑ってあれですか。美咲園のことですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 川西議員は、ただいま30番と言われましたので、私の持っている資料は30番は友和苑というふうにお答えしました。 ○2 番(川西 聡君) ああ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
    ○町 長(吉田英人君) 失礼をいたしました。資料が間違っていたようですので、30番悠志会、これ医療法人の名称であります。具体的に記載してありますが、池田地区の池田行政区にある内科医院ということでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) この質問は、やりとりで私が聞けばいいような質問かもわかりませんけど、一般質問であえてしましたけど、鳥取県の医療機関って結構ありますが、そういう医療機関との協定というのは、この鳥取県と結んでるどれになるのかな。そういうものに入っとるんですか。  いや、この30番というのはね、これ町内の医療機関でしょう。それで、いざとなったら町内だけではもう間に合わなくなっちゃうわけですね。町外とのそういう医療機関との言うたら協定っていうのはどれですか。ちょっとわかんないから聞く。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それぞれに締結するのではなく、医師会等ございますので、そういった医師会の代表と締結をさせていただいとるというところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) じゃあ、入ってるということですね。じゃあ、結構です。  それでは、わかりやすく。いわゆるホテルと、それから3番ですね、ホテルや旅館などの主要施設。これちょっと考えてみたんですよ、私の浅知恵で。町内に船岡の美人温泉復活しましたか。それから、若桜にゆはら温泉、それから岩美にたきさん温泉等々ありますね。ああいったところとの協定というのは、いわゆる岩美町なり若桜町との協定ということで含まれるんですか、災害協定。入浴施設との災害協定。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 船岡地域にできました温泉っていうのは、これはあくまでもちょっと以前の温泉と異なってまして、酵素風呂ということでありますので、ちょっと今までの認識とはちょっと変えていただきたいというふうに思いますが、今言われました温泉等も含めてでありますが、県の資料をお持ちだと思います。6番をごらんいただけたらと思います。  県内の全市町村という相手先になっておりますが、そういった中に今若桜の温泉の話がございましたけど、包含されているというふうな理解であります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 具体的な質問です。  ラジオですね、2番目ね。どっち言ってもいいですかね。ラジオですね。ラジオは今のいわゆる機能で十分だということで、私、専門的な知識がないんで引き下がりますけども、北秋田市さんとちょっと話をしたんです。ラジオじゃないんですけどね、また1番に戻って災害協定です。北秋田市さんが2015年9月に結んでる協定があって、それどういうものかっていったら、自動車整備振興協会、そういったものとの協定をどうも結んでるみたいですね。  この中にはどうもそれがないみたいなんで、ちょっと聞いて見たいんですけども、大体どういう内容かポイントを言いますと、災害時の障害物の撤去であるとか、市のいろんな機材の提供であるとかですね、そういったことをこの自動車整備振興協会と協定を結んだということをラジオの話のいわゆるえぼといいますか、それでちょっとわかりましてね、ああそうですかっていうことで、自動車通行の優先も若干あるというようなことで、これ警察関係ともどうもあるみたいなんですけども、そういったことというのはどうなんですかね。これ入ってないんですかね。  入ってないんだとしたら、やっぱりそれは災害協定は広く薄くやっぱり結ぶべきじゃないんでしょうか。どうでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 振興協会というお話です。自動車の関係でありますが、撤去というようなことも先ほど言われましたよね、たしか。  秋田県のお話は今伺ったとこでありますが、ちょっと急なお話ですので、ちょっとこの一覧の中でどうこうと言えないわけでありますが、鳥取県にもそういった振興協会はあろうかと思います。ちょっとどういった内容での取り組みができるかちょっとよくわかりませんので、ちょっとこれについては調査をさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 1番目の質問は結構でございます。  2点目の質問に入ります。  自衛官適齢者名簿の閲覧の是非についてという質問であります。この問題をめぐりましては、今国会での首相の答弁が憲法改正も絡んで物議を醸しております。  私は、平成28年3月定例会で次のような質問をいたしました。  防衛省は、大臣名で各都道府県知事宛てに「自衛官募集等の推薦について(依頼)」を送付して、都道府県内の市町村に自衛官募集の協力を依頼をしております。  それに基づきまして、本町は毎年自衛隊鳥取地方協力本部から自衛官適齢者の閲覧に関する依頼を受け、協力本部員が本町に出向いて住民基本台帳を閲覧し、対象者の情報(氏名、生年月日、性別、住所)を書き写して本部に持ち帰っております。これは本町の自衛隊に対する事実上の情報提供ではないでしょうかと。  また、防衛省は都道府県知事や市町村に情報の提供を求めるのは、自衛隊法第97条と自衛隊法施行令第120条に基づく依頼であると説明をしております。  確かに、この情報は自衛隊法や自衛隊法施行令に基づく法定受託事務ですが、関連する法令の条文は努力義務規定であって、提供の有無は自治体の判断に委ねられていて、閲覧を含めて情報提供の是非は自治体の裁量権の範疇ではないでしょうかと。  また、個人情報の保護に関する法律や八頭町個人情報保護条例に照らして、本町は住民基本台帳を閲覧に付し、自衛隊に個人情報を事実上提供することはやめるべきであると、こういう要旨の一般質問をいたしました。  これに対しまして、町長は次のように答えたんですね。  住民基本台帳の氏名、生年月日、性別、住所の閲覧に当たっては、法令で定める事務の遂行のために必要であり、また請求に係る住民の範囲が明らかにされていることから、閲覧を請求することはできると解しております。  自衛官の募集事務については、法令で定める事務の遂行のために必要である場合に該当し、住民基本台帳法の閲覧の請求を拒否することは認められないと考えております。  八頭町個人保護条例では、個人情報の収集は法令に定めがあるときは本人の同意を得ずして収集できる。そういう旨の答弁をされました。  そこで、私は質問を3ついたします。  まず、最初の①番、自衛隊法施行令第120条に規定されている市町村に提供を求めることができるという資料は、これは統計資料であって個人情報ではないと私は考えますが、所見をお伺いします。  ②番、マイナンバー制度の導入で、個人情報の取り扱いは極めて慎重な対応が求められております。4情報の閲覧に至る八頭町個人保護条例に規定する個人情報保護審査会の具体的な手続を伺います。  最後の③番、上記定例会での町長答弁にこういう答弁がありました。  個人情報の収集は、さっき言ったですね、法令に定めがあるときは本人の同意を得ずして収集できると言いましたね。ところが、いろいろ情報をちょっととってみますと、福岡県福岡市、自衛隊法施行令は努力義務規定であり、具体性に欠けており、定めであるとはいえない。したがって、個人情報保護条例に抵触すると解釈をされているようであります。  私は、結論からいえば本町は4情報の閲覧は断るべきだと、このように考えますが、町長の所見を問います。  以上。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に自衛隊のことでいただきましたが、ちょっと1点目の補足をさせていただけたらと思います。  先ほどの防災の関係でありますが、解体というお話がございました。そういった面では、鳥取県の解体工事業協同組合と解体撤去のそういった防災の協定も結んでいるということもございますので、自動車というのがありましたけど、ちょっと内容が違うとは思いますが、一応撤去についても災害協定を結んでいるというところであります。これは鳥取県のお話であります。  では、2点目の自衛隊適齢者名簿の閲覧についてということでいただきました。  自衛隊法施行令第120条に規定されている市町村に提供を求めることができるという資料は統計資料であって、個人情報ではないと考えるがということであります。  毎年7月に防衛大臣から自衛隊鳥取地方協力本部を通じ、地方自治法第2条、自衛隊法第97条による法定受託事務として、自衛隊法第97条及び自衛隊法施行令第120条に基づく自衛官募集等の推進について、依頼文書でありますが、によりまして、適齢者情報の提供依頼があり、募集案内等が行われるというところであります。  この自衛官及び自衛官候補生の募集に関し、必要な資料については自衛隊法第97条及び自衛隊法施行令第120条の規定により、防衛大臣が提出を求めているものと理解をしております。  また、必要な資料を自衛隊鳥取地方協力本部に提出することは、これらの規定に基づいて遂行される事務であると理解をしております。  なお、自衛隊法第97条及び自衛隊法施行令第120条の規定は努力義務とは解せず、法令に沿った町の執務と理解をしております。  住民基本台帳の氏名、生年月日、性別及び住所の閲覧請求に当たっては、住民基本台帳法第11条に基づき、法令で定める事務の遂行のために必要であり、また住民基本台帳の一部の写しの閲覧及び住民票の写し等の交付に関する省令第1条第2項第1号の規定に基づき、請求に係る住民の範囲が明らかにされていることから、閲覧を請求することができると解しております。  なお、自衛隊法第29条第1項及び第35条の規定に基づく自衛官等募集事務については、住民基本台帳法第11条第1項に規定する法令で定める事務の遂行のために必要である場合に該当し、住民基本台帳の4情報の閲覧の請求を拒否することは認められないと考えているところであります。  120条でうたっているのは、自衛官募集に関し必要な資料ということであり、住民基本台帳の4情報は紛れもない個人情報であり、統計資料とは考えておりません。  次に、4情報の閲覧に至る八頭町個人情報保護条例に規定する個人情報保護審査会の具体的な手続を問うということであります。  個人情報の保護に関する法律第16条第3項の規定により、個人情報は、法令に基づく場合は本人の同意を得ずして取り扱えるものとされています。八頭町個人情報保護条例第7条第2項の規定でも、個人情報の収集は、法令に定めがあるときは本人の同意を得ずして収集できるものとされています。  なお、八頭町個人情報保護条例第8条でも、特定個人情報以外の個人情報の利用及び提供の制限についても、法令等に定めがあるときは提供の制限から除外されているところでもあります。  八頭町個人情報保護審査会につきましては、八頭町個人情報保護条例第6条の2により、個人情報取り扱い事務の廃止等について意見を述べ、または個人情報の開示もしくは訂正等の請求に係る不作為について審査請求があった場合は、八頭町個人情報保護審査会に行政機関が諮問し、八頭町個人情報保護審査会の答申を経て、審査請求者に対する採決を実施する流れとなっているところであります。  なお、自衛官適齢者名簿の閲覧に係る情報提供につきましては、八頭町個人情報保護審査会の諮問対象となっていませんので、審査していないというのが現状であります。  3点目に、定例会で町長の答弁に個人情報の収集は法令に定めがあるときとあるが、本町の4情報の閲覧は断るべきと考えるがということであります。  住民基本台帳法第1条の規定に基づく国または地方公共団体の閲覧請求については、要件を具備し、適法な請求に対して、これを拒むことはできないと解釈されているところですし、これは自衛隊法施行令についても同様と解釈しております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 具体的に聞きます。  この自衛官の募集の依頼についてはですね、文書は2つだけですか。つまり、自衛隊鳥取地方協力本部長から来るのと、それから防衛大臣から来るのと2つだけですか、どうですか。2本だけですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) おっしゃるとおり2本であります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) どこかの総理大臣が変なことを言い出して、いわゆる地元の国会議員が属する政権政党ですね、そこからやっぱり市町村長にいろんな文書が、依頼文書が全国的にはずっと来てるんですが、全然来てませんか。それ確認。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 川西議員もその調査依頼票で請求されたと思いますが、先ほどの言われた分だけであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) はい、わかりました。安心しました。  それじゃあ、ちょっと聞いてみたいと思うんですよ。この自衛隊鳥取地方協力本部長からの依頼は、これは簡単に言えば、住民基本台帳法に基づく閲覧ですよ、これはね。  ところが、防衛大臣からの依頼はいろいろ長いんですけど、ここにこういうことを協力したいんだということで出してくれと言われてますよ。  自衛隊地方協力本部に対する募集対象情報の、次ですよ、紙媒体または電子媒体での提出。つまり紙媒体、抽出して名前を書いて出していただきたい。それから、電子媒体での提出。これはあれですね、パソコン。ということは、つまり防衛大臣からの依頼については、先ほどの説明によると、これはしないということでよろしいですね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 川西議員、今言われましたのは、この防衛大臣からの文書の部分の5番のところを読まれたわけでありますか。 ○2 番(川西 聡君) いや、僕が読んだのは12番。いや、大事なことですから、これ確認です。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私が今5番と申し上げました部分にも、その紙媒体または電子媒体いう記載があるもんですから、そこを読まれたんかなと思ったんですが、うちの場合は、八頭町の場合はですが、あくまでも閲覧ということにさせていただいておりますので、紙、それから電子媒体ということでは提供はいたしておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 僕はさらに安心したいんですが、じゃあその紙媒体、それからいわゆる電子媒体。これだめだよというお考えは、どういうことからだめなんですか。おっしゃってください。確認。なぜだめなのか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) なぜだめだというお話ですが、それこそ協力本部長からの書類の写しも持っておられると思います。ここにはっきりと、下記のとおり住民基本台帳の一部の写しの閲覧を請求しますということでありますから、閲覧ということになります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) だから言ってるじゃないですか。防衛大臣は、いいですか、地方協力本部長の依頼とは違った依頼をしてきてるわけでしょう。電子媒体または紙媒体で出してつかんせえと。  ところが、町長の答弁のとおりですよね。これから議論しますけども、住民基本台帳法に基づいて閲覧の請求を鳥取地方協力本部長がやってるんだから、こっちのほうとりますと。  じゃあ、防衛大臣の依頼のほうはなぜだめなのかということを聞いてるんですよ。かえって逆の質問。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それであれば、先ほど答弁しましたけど、住民基本台帳法の11条の2というのを先ほど申し上げました。これはあくまでも閲覧の条項でありますので、それをもとに閲覧をしていただいとるということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) もっと具体的にはっきり言ってくださいよ。個人情報保護法とか、それから八頭町の個人情報保護条例、これに明らかに反すると、防衛大臣の依頼は。当然ですよ、これ。  そのことをちょっと確認の上で、じゃあいろいろ議論していきたいというように思うんですけども、僕は結論から言やね、防衛大臣の依頼に対してお断りになっていると。この理由はもっともだと。  その理由は、その理由の内容は、私はこれを言うとるんですよ。いわゆる個人情報。これから言います個人情報や八頭の個人情報保護条例、これに照らしてやっぱりおかしいと。それはなぜかといったら個人情報だからですよ、何だかんだ言ったって。  さっきも言ったように、法令に定めがあるのは任意規定だと、強制規定ではないと、そういうことを考えてみた場合には、自衛隊が変わってるわけですね、これから聞きますけど。自衛隊がもう全然違ってるんですよ、任務が。そういった状況下にあって、地方自治体のいわゆる国のそういういわゆる何ていいますかね、間違った御政道、私に言わせればですよ。そういったやり方に防波堤とならなければならない地方自治体の長が、国の流れに沿った形でやっぱり個人情報を提供すると。これあくまでも提供ですよ。こういうやり方は、やっぱりやめるべきではないかというのが僕の結論なんですが、じゃあ具体的に聞きます。いいですか。  町長は私の3年前の質問に対して、私があのときに同僚の議員からかなり厳しい批判を食らいましたけども、川西さんのあれは自己満足だと言われました。私は今でもそれは甘受します。それは私ごときが何だかんだ言ったって、焼却炉の中に石を投げ込むようなもんかもしれないけど、それでもやっぱり頑張るべきだと私は思います。  それで、じゃあ聞きます。あのときに戦争法の質問したときに、町長は答えましたね。自衛隊がどう変わっていくんですかって私は質問しました。だったら町長答えたじゃないですか。自衛隊員のリスクは、これからますます高まっていくだろうと答えましたよね。これ大いに関連があります。その内容をおっしゃってください。どういった意味合いで言われたのか、リスクが高まるというのは。これは大いに関連があります。答えられないことないでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず1つ、私どもが安心・安全に暮らせるという中で、自衛隊の隊員の皆さん方の力というのは非常に大きいというふうに思っております。  3年前にそれこそ戦争法の関係で隊員のリスクが高まると言ったかどうかというのはちょっと記憶が定かではないんですが、どういう意味合いかということでありますが、恐らくその当時PKO法案のことが取りざたされていたんではないかなという思いの中で、そういう発言をしたんではないかというふうに思います。
    ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 結局、私はやっぱり情勢を見るのに機を敏にしてしていただきたいということをちょっと申し上げたいんですよ。地方自治体の裁量の範囲内ですよ。範囲内ですよ、これは。だって、強制規定でも何でもないわけだから、大もとになってるその法令が。  自衛隊はどういうぐあいに変わってるかっていったら、例えば今から40年前に18歳で自衛隊に入隊された方が定年等々でこれから何十年か時間が過ぎたとして、明らかに変わってきたわけでしょう。前はいわゆる国内からはどこにも出れなかった。ところが、簡単に言いますと、今では戦争法でどこでも行けるわけですよ。  その間にどんなことがあったかといったら、さっき言ったようにPKOの問題もあったし、それからイラク、特措法の問題もあった。要するに言いたいのは、自衛隊のリスクがますます高まってるわけですよ。そういった中にあって個人情報をいかに守るかということが、私はやっぱり地方自治体の責務ではないかと、こういうことをやっぱり思わざるを得ないんです。  ちょっと大事な話ですんで、先ほど町長はどこだったかな。これだ、統計資料。統計資料ではないと、これは明らかに個人情報だということを言われたんだけれども、しかしですよ、ここにこういう文書を持ってまいりました。これ大事な話です。  2003年の4月、防衛庁が自衛官募集のための適齢者名簿の提出を各自治体に要請し、提供を受けた情報の中に保護者の情報、あるいは健康情報、そういう高い情報が含まれていたことが明らかになった。これはマスコミ等々で大きく取り上げられました。  当時、政府は世論の厳しい批判を受けて、国会でも衆参それぞれ個人情報の保護に関する特別委員会というのをつくりまして、個人情報関連法規の審議とあわせて集中審議が行われたんですね。そのときに、情報の内容が住民基本台帳法に違反する行為であったことから今のいわゆる規定になってると、そういうことの通達を出さざるを得なかったんですが、そのときにいろいろ議論があったんですよ。  やっぱりこれは、個人情報っていうのはやっぱりやめるべきじゃないか。やっぱり統計資料で持っていわゆる何ていいますかね、協力っていうか、そういったことにはなるだろうけれども、やっぱり個人情報っていうのは問題じゃないかということで、もし断る自治体が出てきたらどうするのかと、こういう議論があったときに、さる方が答えたんですよ。出してほしくないんであれば、それはいたし方がないでしょう。それは地方自治体の裁量です。要旨はこういうことであります。誰が言ったか。当時の防衛庁長官、石破茂氏。こういう議論の経過もあるんです。  やっぱり私はそういったこともやっぱり考えて、この問題はやっぱり再考をちょっとお願いしたいかなということを思うんですが、まずいかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 4情報になったと。以前は先ほど言われましたように誤りといいますか、そういった経過も含めての中の現在の4情報になったというふうには承知をしております。  ただ、先ほど申し上げましたが、統計ということの意味合いというのは大きく違うと思います。基本的には統計ということであれば、例えばですが数値的なもの、そういったものが私は統計ではないかというふうに考えておりまして、あくまでも生年月日であったり、氏名であったり、それから住所であったり、そういったものが統計になじむかと。男女の場合は別かもわかりませんが、そういう気がいたします。  したがいまして、今の川西議員のお話であれば再考ということでありますが、現在のままでよろしいかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 町長、違うんですよ。私の言ってる統計資料というのは、いわゆる八頭町では対象者が何人いますと、これだけで十分なんですよ。あとは自衛隊が公募をして、いろんな広報紙で、それで募ると、自衛官を。警察でも消防でもこんな例ないでしょう。自衛隊だけですよ。  しかも、もとになってる法令自体が、自衛隊法の施行令の120条では求めることができる。だから、いわゆる強制規定じゃないから、任意規定だから、だから地方自治体がこれを拒否することだってできるんですよ。私は、やっぱりそういうことをちょっと思います。  それで、ちょっと大きな話ししますけども、あえて大事な話ですんで、町長、お手元に憲法ありますか。憲法持ってません。じゃあ、いいです。  憲法13条に、何人も個人として尊重されなければならない。尊重される。明らかにこういう状況下にあって、この前の3年前のときにも言ったんですけれども、突如として送られてくるんです。ダイレクトメールで。それは戦争の経験してるおじいさんやおばあさんがこれ見てね、孫に、何を思いますか。衝撃的ですよ。自衛官の募集のメールが来るんです。  これね、個人のプライバシーの侵害になりませんか。知らない間に、本人や保護者が知らない間に情報が提供されて、それが来るんですよ。しかも、戦前の苦労なんか知ってる人が孫にそんなものが渡されて、来て、どう思いますか。町長ね、赤紙が来たっていうのは不穏当だと言われたけども、私はそういう住民の声紹介しましたよ。全く私はそれ当てはまると思う。  だから、プライバシーの侵害、これにもつながっていく問題だと私は思わざるを得ないんですが、どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず前段にこの自衛隊のことについて申し上げますと、自衛隊法の97条がございます。その中に知事のことも書いてございますが、市町村長は政令で定めるところにより、自衛官及び自衛官候補生の募集に関する事務の一部を行うということが書いてございます。  そういった中で、住民基本台帳のこともあるんですが、ありましたように協力本部長のほうからの請求依頼というようなこともあるわけでありまして、行政としてそういった委任事務の中の一部を遂行させていただいてるというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 質問に全く答えてないでしょう。私の言った質問に答えてくださいよ。  戦争で苦労されて、そういった方が自分のお孫さんにダイレクトメールで自衛官の募集だとどんと来る。じゃあ、その情報は宛先は教えたの、行政がそれを確認したのって聞いたら、何も僕知らない、私知らない。知らない間に来るんですよ、調べられて。こういうのをプライバシーの侵害といいませんか。大もとが間違ってるんだよ。私はそういう思いをやっぱり捨て切れません。言ってもあれでしょうから、すれ違いでしょうからね。  じゃあね、やっぱり気になるんだ、これ。個人情報保護条例、審査会のことです。僕なんかこう思ったんですよ。不勉強で大変申しわけないんだけど、これ町長が諮問をかけなければ、町長が相談かけなければ、発動できない仕掛けになってますね。どうですか。どうもさっきの説明聞いたら。どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず、第1に諮問の前段でございます。それは不服申し出ということで審査請求を行っていただけましたら、その審査会への諮問ということで提出するようになっているというのが順番であります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) じゃあ、自分の無知をさらけ出すようで申しわけないんですが、この問題で私がるる述べたような、いわゆる不服を申し立てるということは可能なんですね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 基本的には、法令で定めてある場合にはその対象にならないということがございますが、当事者であれば対象になるというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) どうも血のめぐりが悪くて。当事者であればということは、つまり情報が送られてきた対象者であれば、不服申し立てができるということですね。ちょっと待ってください。確認しますよ。いわゆる御子息は年齢制限はないんですね、それはね、子供さんであろうが。子供さんの場合は保護者が申し立てるとかそういうことですか。いや大事な話ですよ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今言われたように、本人であればということであります。それから、そういった内容については小さいお子さんには行きませんので、今回であれば川西議員言っておられるのは18歳の方でありますので、全くそれ適正年齢だと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) じゃあ、時間がありますんでちょっと変えて、この質問ですよ。住民基本台帳の閲覧について伺います。  間違いないでしょうか。住民基本台帳の閲覧状況というのは、これは年に1回公表してますね。どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) お尋ねしますけど、逆に、何回閲覧があったとか、そういった意味の公表ということでありますか。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) とめてください、時間。逆質問なんだから。 ○町 長(吉田英人君) いや、確認なんです。 ○2 番(川西 聡君) 確認ね。いや、だから何回あったかも含めてですよ、どこそこの誰からどういう内容の閲覧があって、それを公表してるんですかということですよ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと内容について、今、町民課長も確認しますので、ちょっと時間をいただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) でも、これはね、いやちょっと山下さん、これ答えが出ると思うんだ。簡単に聞くから。閲覧の内容ね、例えばある自治体では家計消費の状況調査であるとか、それから住民の意識調査であるとか、それから職業に関する意識調査、それから栄養調査、そういうような閲覧のために閲覧をすると。そういう類いのものが多いでしょう。  聞きたいのは、いいですか、聞きたいのは、個人情報を閲覧をするという例というのは、自衛隊しかないでしょう。最近のいわゆる公表された中には。そのことも含めてじゃあお願いできますか。どうですか、答え出ますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 閲覧は今思い出しましたけど、いろいろあります。そういった中で、公表ということについてはちょっと確認させていただきますが、今、個人情報は自衛隊の事務だけではないかというお話でございますが、中にはほかにもございます。  具体的に言いますと、統計等で結局ランダムといいますか、そういった抽出するような場合にも見ていただくということがありますので、同じ条件だというふうに考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 違いますよ、それは。それは統計でしょう。私の言ってるのは個人情報ですよ。  言いたいのは、先ほどもちょっと若干言ったでしょう。じゃあ、警察官募集のためにとか、消防官募集のためにとか、そういういわゆる閲覧というのはないでしょう。みんな行政機関ですよ。ないでしょう。みんな行政機関ですよ。何で警察や、それから消防がなくて、何で自衛隊だけなんですか。大もとがおかしいでしょう、大もとが。そういうことに対して、ちょっとそれはおかしいじゃないかと言って声を上げるのが地方自治体の仕事だと、私はそういうことをやっぱり強く思わざるを得ないんだな、この自衛隊の問題は。何であそこだけが特別扱いなのか。  自衛隊法のまたもとの話になるけども、自衛隊法で決まってるから、施行令に基づいてる。施行令は強制規定じゃないって言ってるでしょう。あれは任意規定でしょう。しかも、住民基本台帳法11条は法令に定めがあるとき。法令に定めがあるときだから、だから法令に定めがあるというのは、自衛隊法であり、あるいは自衛隊法施行令なんですよ。福岡はさっきも言ったように、それがいわゆる個人保護条例に反するじゃないか。だから出しませんよ。私が不勉強かもしれないけど、私はそういう解釈をしました。そういう具合に朝日新聞にも載ってました。読売新聞ではありません。  ということなんで、私はやっぱりこれ大もとからクエスチョンマークをちょっと発想していただいて、大もとから根本的にやっぱり考え直す必要があるんじゃないかなと。数は少ないけど、数は確かに少ないけど、この日本列島の地方自治体の中で5つ拒否してます。だめだよと、憲法違反だ、プライバシーの侵害だと。それでその例は、もう先ほど私がおじいさん、おばあさんの話をした例に尽きると私は思わざるを得ません。  町長、じゃあね、私も自分の説を幾ら言ったって納得はしないし、首を縦に振ってはくれないだろうけども、ちょっと大もとに立ち返って、いわゆる矛盾っていいますかね、個人情報との関連。そういったことをちょっと再検討するべきじゃないですか。全然その気ありませんか。私も大した質問できませんけど、こういう話を聞いて。ちょっと答えてください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 同じことの繰り返しになるかもわかりませんが、やはり法律で決まっとる部分というのがあります。先ほど97条という部分を読み上げさせていただきました。川西議員のお話では、施行令というのは任意だからというお話であります。  そういった中で、やはり警察、消防につきましてはそういった法律で具体的にそういった部分が記載してないということがございますので、閲覧とかそういったことには至っていないというのが今の姿であります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 総理大臣があんなこと言い出して、結局は紙媒体や、それからパソコン。あれで結局いわゆるそれをやってないところはみんな協力してないと。だから、憲法を改正したら、そういった協力してないところも協力してくれる。空気は変わるだろうと。自衛隊を憲法に明記したって全然何も変わらないって言ってた総理大臣がですよ、そんなこと言い出した。  いや、だからそれでいいですか、町長。それで、住民基本台帳法に基づいて協力をしてるという、そういういわゆる自治体も反発して、あらおかしいなって声上げてるんですよ、これ。具体的な数字ではまだ高まってませんけど、あれおかしい、御政道が、大もとが、どこに向かおうとしてるんだと。そらみんなやっぱりね、個人情報が大事だっていうことを考える人は、そんな知恵だって湧きますよ。  今は町長、じゃあちょっとくだけてフランクに。今、何でもかんでも個人情報でしょう。名前を教えてくれ。個人情報だから教えられない。どこに住んでるんだ。役場の人に聞いたって、いや私の立場からは個人情報だから教えられませんと。私が言わずもがなだけど、皆さん知ってるとおりですよ。個人情報がいかに大事にされてるか。もう敬老会の名簿なんかも出なくなった。個人情報ですよ。  だから、そういう時代にあって、何で法令規定で強制でもないような、そういういわゆる規定に基づいて地方自治体が協力をしなきゃいけないんだ。そういう疑問をやっぱり持つべきですよ。警察や消防は法律に規定されてないから関係ないんだ。自衛隊は法律に規定されてるからやるんだ。こういう姿勢だけではだめですよ。もっと個人情報っていうのを大事にするという観点に立ってもらわないと。ちょっとえらそうなこと言いましたね。私はやっぱりそういうことを思います。  それで、最後にじゃあこれ聞きます。本人の同意や保護者の了解を得る努力をされる検討はありませんか。自衛隊の4情報ですよ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今の法律が変わらない限りは変えないというところであります。  それから、先ほどいただいておりました閲覧の状況であります。年間の公表の部分でありますが、してるかどうかということでありますが、毎年4月に1年分につきまして、どういった閲覧内容があったということをホームページのほうで公開させていただいております。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) こういうことをえぼにして、憲法改正なんてとんでもないということを私は申し上げて今定例会の一般質問を終わります。  以上であります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、2番、川西聡議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                         (午後1時56分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後2時05分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、3番、小倉一博議員の一般質問を許します。登壇願います。 ◎小倉一博議員質問 ○3 番(小倉一博君) 議席番号3番の小倉でございます。一般質問を行います。  新年度予算について、吉田町長と薮田教育長にお尋ねをします。  次の行政課題について、今後どのように取り組まれるのか、新年度予算ではどう対応されたのか、お尋ねをします。  1点目に地方創生にかかわる予算措置について、今後どのように進めていかれるのでしょうか。  2番目に、町農林業の活性化のための予算対応について、林業政策の方向性についてお聞かせをください。  それから、3点目で教育と子育て支援への予算配分についてお尋ねをします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、3番、小倉一博議員の一般質問にお答えをいたします。  最初に、新年度予算についてということでいただきました。
     1番として、地方創生にかかわる予算措置について、今後どのように進めていくのかということであります。  八頭町総合戦略は、平成27年9月に策定し、平成27年度から平成31年度までの約5年間計画で地方創生に向けた取り組みを推進しているところであります。  平成31年度の地方創生に係ります予算措置ということでありますが、八頭町総合戦略の重点事項となっております4項目、1つとして八頭イノベーション・バレーの創出、2つとして因幡但馬海幸・山幸回廊の創設、3つとして八頭フルーツ街道の継承・八頭ブランド米の確立、4つとして安心子育て・いきいき学習のまち八頭の創設を初め、さまざまな地方創生の事業を展開するための予算計上をしたところであります。  今後、平成31年度早々に平成30年度実績をまとめまして、KPIを検証しながら31年度の取り組みを進めてまいりたいと考えております。  2点目の町農林業の活性化のための予算対応について、林業の方向性についてということであります。  昨日の奥田議員への回答と重複する部分もございますが、林業関係の予算において、新しく追加となる点は、森林経営管理制度の内容であります。  主な内容といたしましては、森林経営管理制度に係ります制度説明会の開催、航空レーザー測量データに基づく森林情報解析システムの導入、森林所有者への意向調査等々であります。  制度説明会につきましては、県、それから八頭中央森林組合等関係機関と連携を図りながら、集落単位等で説明会を実施していきたいと考えております。  新たな森林管理経営制度は、主に管理ができていない森林が対象となりますし、平成30年度に林地台帳の整備を行っております。新年度から林地情報の提供等が実施できるようにもなりました。まずは机上から森林の状況等を把握し、説明会等の実施を計画的に行っていきたいと考えております。  今後、本町の林業における目的、目標を定め、具現化できる林業ビジョンの策定も行うようにしているところであります。  また、昨年8月に鳥取市を初めとする東部1市4町と流域を管轄する森林組合、林業事業体等で構成する千代川流域林業成長産業化推進協議会を設立し、流域の川上から川下までの林業の産業化を推進していくものであります。川中の八頭町の役割を十分に発揮するべきと考えております。  3点目に、教育や子育て支援策への予算配分についてということであります。  本年度、国におかれましては、10月の消費税アップを財源といたしまして、3歳児以降と2歳児未満の世帯には所得制限を設け、保育料を無償化するようにしております。  しかしながら、国の実施する無償化は幼児教育にかかわる部分であり、今後給食費は保護者負担ということであります。  八頭町では、平成28年度から第2子以降の保育料を無償化とし、継続して実施してまいりますが、給食費につきましては本町では副食になりますが、町内保育所に入所する児童に対しまして、従来と同様の対応を考えているというところであります。  また、制度の拡充といたしまして、出生祝い金の支給額を1人当たり1万円から3万円の引き上げを行っております。  そのほかには放課後児童クラブ、こちらにつきましては平成30年度で環境整備し、31年度からは保護者の負担軽減のため、民間委託での実施を計画いたしました。  その他保育所通所支援、在宅育児世帯支援事業、ひとり親家庭学習支援事業など、支援策を予算化しているというところであります。  教育費につきましては、教育長のほうでお話をさせていただきます。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、3番、小倉一博議員の御質問にお答えしたいと思います。  教育や子育て支援策への予算配分ということであります。  平成31年度の教育費の総額は、8億2,361万5,000円でございます。町の予算全体104億2,200万円に対しまして、7.9%という割合になっております。  教育費全体から見まして、学校教育関係が2億9,200万円余り、これが大体教育費の中で35.5%。社会教育関係ですけれども、これは人権教育費を含んで1億9,900万円余り、教育費の24.2%。それから、保健体育関係、これは給食センターを含みますが、1億7,000万円余りということで、これが教育費の20.7%というような割合であります。  この教育費の中で子育て支援に関するものとしまして、平成29年度から始めました入学お祝い金ですけれども、これを本年度、小学校1万円から2万円に、中学校は2万円から3万円に増額をいたしております。したがいまして、これで新年度予算としては730万円といった金額を計上させていただいているところであります。  また、中学校での自転車通学の補助などに要します経費92万円といったものを予定をしているところであります。  教育費の割合が多いのか、少ないのかというのは、何をするのかによって大きく変わってまいります。繰り越しをしておりますけれども、環境整備の関係で町内小・中学校の空調設備の整備、これも3億円以上必要としております。  今後、郡家東・西小学校の大規模改修なども必要になってきますけれども、学校教育施設整備基金なども活用しながら、年次的に取り組んでいくという予定にいたしているところであります。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 3月は予算の定例会でございます。行政の事業は予算表を見れば大体がわかっていただけるわけで、予算議会において予算のことを何点か、何ていうか伺ってみたいなというぐあいに思ってこういう質問を考えました。  何点かですね、ダブる部分もありますし、ちょっと面倒くさい部分もあるかもわかりませんけど、何点か伺います。  最初に、地方創生のほうからですね。地方創生も4年目ですか、ことしが最終年になって新たにというところにかかってますんで、目標値、KPIの成果もどの程度かっていうことがもう少ししたら出てくると思いますんで、その辺も含めて2期目も含めてですね、ちょうど大事な時期かなというぐあいに思っております。  本予算の中に若桜鉄道駅舎等のレトロ改修費というのが2,400万円ほど入っております。これは順番に駅を改修していってる予算でありますが、ことしはどこをやられるつもりかということですね。  それともう一点、同じ地方創生の中で、インバウンド促進事業が300万円というのがあります。これは何をされるんかということですね。  それからもう一点、バスの観光車両化というのが1,000万円ほど入っております。これはどういう事業かっていうことですね。  それと、町営バス事業費の中に経年によるバスの買いかえが2台入っております。これのことについて、ちょっと町民さん向けに説明をしていただけたらありがたいなと思います。よろしくお願いします。簡単でよろしいんで。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私ども、地方創生関連というふうに今の事業を総体的には位置づけております。  そういった中で、若桜鉄道の駅舎のレトロ化ということで、起債を財源にいたしておりますが、駅の改修ということを計画いたしております。安部駅と、それから丹比駅ということであります。  それから、インバウンドのお話がございました。300万円ということでありますが、こちらにつきましては汽車でありますとか、それからバスの外国語の表示といいますか、そういったことを本年度計画させていただいたというところであります。  それから、町営バスの観光車両ということでありますが、観光バスのデザインいうことを計画させていただいたというところでありますし、あと一点、町営バスの車両、毎日かなり走っておりますので、たしか平成22年の4月でしたかね、4月21日ごろだったと思いますが、デビューしたんですが、毎日11往復ぐらいですか、行ってるというところで、かなり走行キロが伸びております。今回、古くなりましたので、そういった車両バスの更新を考えさせていただいたというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) バス2台は、いわゆる更新だということであります。23日からですか。自動運転がされます。それとは関係ないですかね。  それと、この観光バスっていうのはどういう意味か、ちょっと説明をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2台の購入のバスというのは、直接は自動運転とは今のところ関係はございません。そういったことも含めて今後検討させて、関連といいますか、できたらというふうに思います。  先ほど申し上げましたデザインというのは、観光的なデザインをしたいということです。観光バスということではございません。  それから、ちょっと補足させていただきますと、安部と丹比の改修ということを申し上げましたけど、しっくい等の修繕というのもあるんですが、トイレですね。それをきちっと今回その2つの駅のトイレ改修を計上させていただいたと、計画させていただいたというところです。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 私もその自動運転のバスに乗せてもらいたいなというぐあいに思ってるんですけども、バスの改修はもう既に改修されたバスが走ってますね。それは持ち込みのバスだと思うんですけど、うちも何ていうんですか、それにつなげていくつもりなのかね、それとも持ち込みバスの試運転が終わったら終わりなんか、そこのところをちょっと教えてもらえんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ぜひ小倉議員にもその試乗会に参加していただいて、自動運転に乗ってもらいたいと思いますが、ただ安全性のためにとりあえず郡家駅から今大江ノ郷まで予定をしておりますが、行きはそれこそ運転手なしで行います。帰りは運転手さんが運転して帰るというふうに伺っているところでありますが、ですから片方だけ、行きは自動運転されるということです。  バスごらんになったようでありますが、先週末東京のほうから八頭町のほうに入ってきたということでありまして、持ち込みって言われましたけど、その自動車で試乗会をするということです。  今、新しいバスの購入ということを先ほど申し上げたんですが、将来的なこともありますし、そういった部分について、今後の自動運転化を見据えた形でSBドライブさんと今話をさせていただいとるというところでありまして、一挙に自動運転ということにはならないと思いますが、そういったことを加味した形でのバスの購入の中で対応できたらというふうに考えておりますので、またそのあたり詳しい情報がわかりましたら、議員の皆さん方にもお知らせさせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) それこそ地方創生の目玉かなというぐあいに思ってます。ちょっと私の認識ですけど、自動運転っていっても運転手なしでは今日本の道路は走れないですね。道路交通法と道路運送法ですか、あって、必ず運転手はついとらんとだめ。ハンドルから手は離すのか添えとるんかどうかわかりませんが、いずれにしても自動運転をしよう思うたら法令を変えんといけんということだけ。町民の皆さんも自動運転バスが走っとるといっても、何だ、運転手がおるがなといって言われますけど、運転手が運転しとるわけじゃなくて、確かに機械が運転してるんで、ブレーキも機械がブレーキと踏むと。機械がっていうよりもコンピューター、自動運転システムの中でそういうプログラムが入れてあるということのようです。楽しみにしております。  総合戦略が見直しの時期、2期目ですね、見直しをされるというぐあいに思ってるんですけども、やっぱり地方創生せっかく盛り上がってきてますし、やっぱり町民さんの意見がどっかで入ってほしいなという思いがあるんですけど、今回検証委員会が2回ですか、それから策定委員会が3回組まれてるんですけど、これの会合の中に町民さんの意見が入るっていうことは考えておられないかどうかということを答弁願えますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 自動運転の続きになるんですが、まず言われましたように法的措置ができていないというのが日本の姿であります。国とされて以前は何とか東京オリンピックまでにはというお話もあったわけでありますが、それまでに何とかできればと私も思っているところであります。  先ほどSBドライブと話をしながらというお話をさせていただきましたが、費用対効果のことが必ず出てまいります。今、運転手の皆さん方っていうのは本当に不足という事態に陥ってるわけでありますが、そのあたりとのバランスといいますか、そういったことも加味しながらのお話になろうかというふうに思います。  それから、総合戦略のお話であります。今の状況ですと、まだ完全というわけではないと思いますが、今の状況からすれば、国のほうではまた全国に1,700余りの自治体があるわけでありますが、第2次の総合戦略の策定の要請といいますか、そういったものが正式にされるんではないかというふうに思っているところです。  結果といたしまして、これまでの成果等を加味いたしまして、第2次の総合戦略の策定ということになろうかと思いますが、町民意見というお話でございます。最初のときには本当にかなり多くの皆さん方に検討委員会に入っていただいて、いろいろ話をしていただいた経過がございます。  今回、そこまでには至らないかもわかりませんが、やはり住民の皆さん方の意見というのは本当に貴重な御意見でございますので、ぜひ検討委員会もつくらさせていただいて、その中に入っていただき、いろいろな御意見を賜ればというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 3点ばかり上げたわけですけど、町の農林業ですね。いずれも農業も林業もなかなかもうかってっていうことになってないんですけども、だけど町域を占めてる自然環境も含めてですね、農林業の活性化というのは非常に大きな課題だと思っておりますし、ぜひ農業や林業が振りかえられるような、何ていうかね、行政であってほしいなというぐあいに思ってます。  このたび森林環境税が、これは2024年ですかね、東北の震災の対応が終わった時点で何ていうんですか、住民税に上乗せ、1,000円上乗せっていうことになってるみたいです。6,200万人が対象で、約600億円ですか、の財源が国にできるということのようで、それを使って林業が何とか形があるようになればいいなというぐあいに思っているわけです。  それともう一方ですね、いつも私思ってるんですけど、都会にあれだけ道路が走っとるのに、我が鳥取県はいまだに一本道しかないところもあるわけですね。そういうことを考えたときに、森林環境税が都会地より余分にくれへんかなと思って期待しているわけですが、その辺は町長どのように御認識ですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 農業であれ、林業であれ、やはり活力がないといけないというふうには思っているところでありますが、平成36年じゃ実際ないわけですが、平成36年度から今国の考えておられますのは、住民税の課税、均等割ですね、それに1,000円上乗せをさせていただこうかというような考え方であります。  そういった中で、東京もそうですし、鳥取県で言うと境港でありますとか、それから日吉津というのは、ずっと山というのはございません。したがいまして、そういったところの自治体にも最終的には結局配分するような形になりまして、人口割ということであります。  ただ、やはり山のないところの地域の皆さん方からも税をいただくわけですので、そういうことにはならないだろうと思います。  いろいろ配分についても御意見はあるというふうに思っておりますが、やはり限られた財源になろうかと思いますが、いかに有効に活用して最初申し上げました林業の活性化に使っていくかということをこれからの課題だというふうに思っております。  人もまだまだそれこそ新たな事業の展開ということでありまして、職員についても国のほうから支援をお願いしているというような状況でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 森林環境税に関係してことしは1,400万円ほど国庫補助が入ってますね。それによって3,455万円森林環境整備事業を組んでおられます。基本的な部分だろうというぐあいに思ってますけども、ぜひいい制度になっていくように期待をしたいと思います。  もう一点、子育て支援ということで上げてたんですけども、ちょっと町長と教育長に答弁をいただきました。  その辺で一応納得ということでほかにありませんけども、1点だけ午前中に中村議員のほうで御指摘をされました。私もこのことをすごい何ていうんですか、気にしとりましてですね、小さい子供が虐待、親に虐待っていうのは普通だったら考えられない状況だと思うんです。それが中村議員もおっしゃってましたけども、望まない出産っていうのもあるんかなというのは確かにあったんですけど、やっぱりそれをフォローできる社会でないといけんと思うんですよね。  そういう意味で、午前中にもいろいろ制度なり説明していただきました町の対応ですね。最終的には、日本の仕組みでは児童相談所があるわけですけども、東部に1つしかないんですよね。それが有効に活動しとんさるとは思うんですけども、やっぱり手薄だなという思いはあります。昔はこういうことは少なかったんかもしれんですけども、だけど連日のように報道されるようになって、あっちでもこっちでもそういう事例があって、我が八頭町でも虐待がないとは言えんわけですね。  そういう状況で、やっぱりそれに対応するだけの町の仕組みをぜひ構築してもらいたいなと思います。当然、保健センターを初めとして対応はしてもらっとりますし、学校や保育所もやってるわけですけども、だけど学校や保育所の責任だけでは済まないなという思いがしております。  そういう意味で、いろんな部分に特に連携して対応していただきたいなというぐあいに思います。このことについては答弁求めませんので、次に行きたいと思います。  2問目に、防災対策について吉田町長にお尋ねをいたします。  昨年度は、だび重なる台風、豪雨で町の災害復旧に係る予算総額が4億円を超えました。幸いにも人的被害は私聞いておりませんけども、一時避難をされた方や被害に遭われた方がありました。そういう方の御苦労は察するに余りあるところであります。  近年の自然災害は大型化、複合化しているとの指摘があります。備えあれば憂いなしと言われますが、的確な防災意識の向上を啓発していく必要があります。防災対策や防災訓練のあり方についてお尋ねをしたいと思います。  1点目に、昨年護岸決壊や地震による上下水道の破壊、豪雨による土石流等がテレビに流れました。テレビ新聞で話題となりました。防災対策としてのインフラ整備について、どのように進めていかれるのかお尋ねをします。  2点目に、昨年だったと思うんですけど、行政懇談会で防災について投げかけをされました。地域住民の防災意識の浸透について、今後の方向性をお聞きします。  それから、3点目に地域防災マニュアルの策定について、町長のお考えをお聞きします。  それから、防災訓練のあり方について、今後どのように取り組まれるのでしょうかということでよろしくお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと防災対策の前に、最初の質問でしまいに言われました。答弁はいいからというお話だったんですが、やはり虐待というのは本当に大きな問題だと思っております。  そういった中で、小倉議員言われますようにフォローできる社会でないと本当にだめだと思います。当然、連携ということも必要でありますし、それからやはりいち早く気づいて、中村議員さんのときにありましたけど、189ですね、そういったことを見抜けるような本当に社会になればというふうに、もともとあってはいけないことなんですが。  やはり町の仕組みの確立ということもいただきました。また改めて内部でそういった話もさせていただけたらと思います。  それでは、2点目の防災対策についてということでいただきましたので、答弁をさせていただきます。  1番として、防災対策としてのインフラ整備について、どのように進めていくかということであります。  ライフラインであります上水道施設においては、現在水道管を新規に布設する場合や既設の水道管を更新する場合など、耐震性の高い管を採用しており、今後も耐震化へ向け取り組んでまいります。  また、日常点検などにより災害対策も考慮した計画を立てながら、整備、維持管理を進めているところでもあります。  下水道施設につきましては、長寿命化計画に基づきます施設更新など、老朽化対策や施設統合事業で効率化を図ってまいりますが、耐震化など防災対策につきましても、日々の点検等により施設の機能を維持しながら、適切な時期の更新整備とあわせて検討してまいりたいと考えております。  また、国におきましては、平成30年12月14日に防災・減災、国土強靭化のための3カ年緊急対策が閣議決定され、特に緊急に実施すべきハード・ソフト対策について3年間で実施されることとされていますが、取り組む対策といたしまして、県では河川の危険箇所においての河床掘削、伐開を行うというふうに伺っております。  なお、現在、河川改修事業では、八東川につきましては隼福から福井、私都川につきましては下坂、下峰寺、砂防事業につきましては9カ所、また急傾斜地の崩壊対策事業では、12カ所が事業中というところであります。
     町では、災害の未然防止に取り組むよう、引き続き関係機関への要望を行い、事業の推進に努めてまいります。  2点目の地域住民の防災意識の浸透について、今後の方向性はということであります。  防災意識の向上には、地域ぐるみで支え愛マップに取り組んでいただき、防災訓練等で避難に当たり助けを必要とする要支援者と避難の手助けができる支援者の関係を密にする必要があると感じております。  支え愛マップづくりは、今年度2集落取り組まれましたが、これまでに24集落と、まだまだ低調であるというふうに考えております。  今後は、防災訓練の打ち合わせ等を通じまして、各集落への支え愛マップづくりを推進し、防災意識の浸透を図っていく必要があると考えています。  3点目の地域防災マニュアルの策定についての考えということであります。  昨年の7月豪雨の際に集落公民館等集会施設に集落独自の自主避難所、一時避難所を設けられた集落があり、この自主避難所の設置運営のマニュアル作成の必要性を感じたところであります。  今後、各集落で速やかに一時避難所が開設できるよう、参考となるマニュアルを策定したいと考えております。  最後に、防災訓練のあり方について、今後の取り組み方はということであります。  近年、各地で大雨による被害が多発しております。昨年の7月豪雨は記憶に新しいところでもあります。八頭町では、大雨が降ったときの浸水被害、土砂災害、または両方の被害の発生するおそれのある集落が半数以上となっておりますので、新年度、平成31年度の訓練から、大雨を想定した訓練を取り入れたいと考えております。  訓練では、自宅周辺の危険性を防災マップで確認する。それから、自主避難所、一時避難所の開設訓練、浸水被害に対する土のう積みの訓練、安否確認等避難訓練、指定避難への避難訓練等々を計画いたしております。  ほとんどの集落が初めての訓練になると思いますので、できる訓練から取り組んでいただくよう考えているところであります。  なお、全体の3割程度の集落は、水害、土砂災害の発生するおそれがない地域となっておりますので、従来の地震を想定した訓練と内水被害を防ぐための土のう訓練を考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 何点かちょっと確認をしておきたいと思います。  その前に、先ほど防災訓練の内容について答えていただきました。ありがとうございました。やっぱり今までと同じことでなしに、やっぱり違うことをやるというのはええことだなと期待しておりますんで、よろしくお願いします。  初めに、生活インフラについてですけど、水道の耐水管だとかそういう話がございました。2点、3点かな、ちょっと聞いてみます。  道路についてですけど、私、山の中に住んでるんですけど、町長も山の中に住んでおられますけど、ずっと振り返ったときに、地元を振り返ったときに、何かあったら交通が遮断されるっていう箇所が大江谷も2カ所ばかりあるんですよね。そういう場合に、いわゆる迂回路がないっていうところが八頭町の中にも結構あると思うんです。  今、八頭町が災害を受ける一番大きな危険性っていうのは、やっぱり先ほど言われたように水害訓練だと言われましたけども、水だと思うんですよ。大雨が降ったときに決壊した。道路が寸断した。そういう場合に一本道のところですね、そういうところの何ちゅうか把握っていうか、それの対策というか、そういうところはどんなでしょうね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 実は、昨年になりますが、私都川もそうですし、それから八東川もそうですけど、浸水想定区域というのが広がりました。以前より範囲が拡大ということでマップ等にも影響するというふうに思っておりますが、それも大事なことですし、それから迂回路ということだろうと思います。  例えば、今先ほど言われましたように、山が崩れて通行不能になったというような場合に、道路が遮断されて迂回路がないというような集落も出てくると思います。多分に私のところもそうだと思いますし、ほかの行政区もあるというふうに思っております。行きどまりという集落もありますね。そういったところが大半はそういった形になるんじゃないかなというふうに思っております。改めてそういった道路等の危険箇所といいますか。遮断といいますか。そういった部分の行政区を拾い出しさせていただいて、有事に際しての対応というようなことが必ず出てくると思いますので、そういった面では村の皆さん方と一緒になって考えさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) もう一点、上下水の水道管のことを言われたんですけれども、火災の場合、昔は必ず水利点の確保ということで、集落に、あんたんところはどこを水利にするだいやというのは確認をとってきたと思うんですよ。旧町の時代はそういうことがありました。今、町水が防火用水をつくって以降、消火の水利点。それの確認というのはできているのかなという思いがあるんです。非常に水利が遠い村があります。地域があります。それについて、もう一回見直しをしていく必要があるのではないかなと思っているんですけれども、これは水利としては、今町内は大丈夫なんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 水利点については、町としてそれぞれの集落の水利点というのは図面に落としております。やはり確認ということが必要だというふうに思いますので、自警団等の皆さん方にお世話になって、それぞれの集落で点検をお願いしているというところでありますし、東部広域。ここでは八頭署の管轄になるわけでありますが、定期的に巡回といいますか。見回りをしていただいて、そういった点検も行っていただいてるところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 現代消防は、東部広域がみんな担ってくれていますので、任せればいいわというところもあるんですけれども、やっぱり初期消火。小機消火の水利。それから、夜間の水利です。夜間の水利は東部広域も困る場合があるわけです。その水利点というのは、自警団なり集落で点検して確認しておく必要があるというぐあいに思っております。その点をよろしくお願いしたいと思います。  電力の確保。最近は風呂でもトイレでも電気がないと使えないんです。そういう意味では中国電力さんに頼むところが大きいんですけれども、これは大丈夫なんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 前段の水利確保の件ですけれども、東部広域にも水利点の図面は町内に渡しているということであります。  それから、電力確保ということであります。やはり水と電気がなければ今の私どもは生活ができないというのが姿であろうというふうに思います。それこそ中電さん頼みになるわけでありますが、やはり停電の範囲の大きさ。事故もそうですが、そういったことによって時間帯がかなり変わってくるのではないかなというふうに思っているところであります。  役場というのは役に立つ場所ということなんですが、住民の皆さんも停電になっても役場のほうに言ってこられていつに直るだいやというような御意見を聞くんですけれども、まあまあと言って、ちょっと待ってもらっているというのが現状でして、直接町のほうで手が下せないわけでありますけれども、中間に立って、それこそ、できるだけ早い復旧ということになります。  それから、わかっている情報については、皆さん方に早目にお知らせをさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 住民にとっては役場が頼りで、みんな役場に頼っているわけですけれども、その住民の支援体制について、災害の種類なり、程度によっても随分違うわけですけれども、職員の参集基準というのはつくっておられると思うんですけれども、職員が被災するといったような場合もあるわけです。職員の役割分担というか。災害時の職員の代替というか。補修というか。そういう点についての備えというのはしてあるものでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 昨年も警報等が出まして、災害対策本部といいますか。そういったものを立ちあげさせていただきました。役所の中には一次配備、二次配備、三次配備と段階がございます。一次配備につきましては、防災室を中心にということになりますし、二次配備になれば、警報が出てから二次配備ということで、私は本部長ということで副町長、教育長、管理職等々ということです。基本的に職員がたくさん出ていただくというのは三次配備からです。したがいまして、常に三次配備ということではないわけであります。やはり基本的には職務優先ということになっておりまして、よほどでない限りは職員にも災害の対策本部に加わっていただくというのが今の状況であります。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) あってはいけないんですけれども、職員の被災というのも考えれるわけで、そういう状況に対する代行される部分。それは手当していただきたいなというぐあいに思いますし、西日本でもありましたし、大規模災害。八頭町が大きな災害にあったという記憶は余り無いんでという安心感があるんですけれども、だけどその災害というのは起こってみないとわからない部分がありますので、大災害にも備え得るだけの対応しておくというのは、行政としては必要かなというぐあいに思っております。  もう一点、災害時の応援態勢というのが隣接する自治体とのお互い様の契約はあるんですか。八頭町は。そういうのはもともとないもんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 大規模災害、あってはならないことなんでありますが、先ほど申し上げましたように、昨年、かなりの災害が発生したということがございました。その前は平成19年にかなり雨がふりまして、とりわけ八東地域は時間雨量100ミリというやなこともあったように思っております。そのときの災害以来が、去年の災害だというふうに思っておりますが、応援態勢ということで、今回、7月の部分につきましては、若桜が八頭町よりもっとひどかったですし、それから、智頭のほうもひどいというようなことで、やはり応援というのは近くはできないというふうに思っておりまして、これは平木元町長のときだと思いますが、ちょうど3つの町が一緒になったということがございまして、大山町と県内ではそういった応援協定をさせていただいております。  それから、今、鳥取県では四国の徳島県がございますが、その県外との災害応援ということで鳥取でそういった災害があれば徳島のほうからこられるということですし、逆に、徳島であれば、鳥取県のほうから応援に行くというような協定もさせていただいております。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 私も大きな災害の現場には行ってないんですけれども、近くで水害なり、災害が起きたらできるだけ見に行ってどうしたものかなというのを考えているわけですけれども、なかなか現場としては大変なんです。そういう意味で職員さんにも業務として、災害現場に派遣していただいて、見て来て、それなりのスキルを磨いてもらいたいなというぐあいに思います。  実は、災害についての研修を受けさせてもらいました。そのときに言われたことが一つあるんですけれども、災害で一番頼りになるのは、一番は自分なんですけれども、自分が経験、体験しておくことなんですけれども、頼りになるのは家族、地域ということなんだそうです。行政が一番頼りになりますけれども、私から見れば。だけど、行政を当てにするよりも、隣の人、村の人、そういうところが一番頼りになるということみたいです。先ほど町長のほうから防災訓練のことしの目標を聞きましたけれども、やっぱり地域で支え合える防災体制をつくらないけんと。それがこういうことはないのかもしれないですけれども、地域防災マニュアルということで書かせてもらいました。やっぱり地域を支えて、支えていただく側。それの連携なり組織なり、これを地域の中でつくっていかないけんなあというぐあいに思っています。そのことについてどういう取り組みをしたらいいかというのが、今、今、私もよくわからないんですけれども、まず第一に、地域の防災マニュアルというんですか。地域の避難マニュアルでもいいですし、避難所を開設するんだったら避難所の運営マニュアルでもいいですし、そういうひな形というか、そういうのを地域でつくっていただくようにして、少しでも地域の中で防災に関心を持っていただく。先ほどありました支え愛マップ。これもうちの集落もつくらせていただきました。これをつくることによって、いわゆるこれは区長さんをはじめ、支える立場の人がつくるんですよね。そうすると支えていただく立場の高齢者であるとか、障害を持っておられる方とか、そういう方がどこにおって、じゃあ、これは誰が、ちょっと気をつけてもらいたいなというそういうことを考えるだけでも、地域の防災力が上がっていくというぐあいに思っております。そういうためにも、ぜひ、この支え愛マップ。24集落はもうちょっと少ないなと思いますので、全集落に検討していただく。もう検討するだけで防災に対する意識は上がるというぐあいに思っておりますので、その辺を町長よろしくお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 本当に災害が起きれば現場というのは大変だと思います。長期間の避難所の開設というようなことで、本当に心身。中といいますか。避難される方もそうですし、避難所を運営する方も大変だと思います。  昨年の7月には、職員も行政のほうから要請がありまして、ボランティアの応援ということで避難所の運営等にも携わった経過がございます。そういった中で頼りになるのは地域の皆さん方だというお話があったんですが、やはりいつも申し上げることですが、自助・共助・公助というのがあります。今言われたのは中の共助の部分でありますが、地域で支えることが一番だというお話でございます。行政も当然、支援をさせていただくわけでありますが、そういった中で集落なら集落ということで本当にそういった取り組みをしていただけたら、非常にありがたいというふうに思いますし、言われますように、集落の防災力のアップにも当然つながるということであります。  この支え愛活動の話につきましては、いつも区長会等でお話をさせていただいております。本当に一集落でも多くの皆さんにそういった事業に取り組んでいただきたいというふうに思っておりますが、なかなか先ほど言いましたように、131集落中、24ですので、まだまだその数字が上がっていないというのが現実です。  防災訓練がございますので、職員を集落支援員ですか、そういったことでそれぞれの集落に張りつくようになっておりますので、こういった事業の説明というのもあわせて、今年度、させていただけたらというふうには考えております。 ○3 番(小倉一博君) 終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、3番、小倉一博議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                        (午後3時03分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午後3時15分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、10番、栄田秀之議員の質問を許しますので、登壇願います。 ○10番(栄田秀之君) 皆さん、こんにちは。10番の栄田です。私は本日、3点の質問を行います。  まず一点目、平成31年度予算について、予算は一年間の収入の見積もりです。支出の見積もりであるのと同時に、支出の限度と内容を制限する拘束力を持っています。行政が住民に情報提供するものです。納めた税金がどのように使われ、効果が住民に還元されるかを判断する基礎になるものです。自治体の行政がどのように行われるか。具体的に表現した一覧表です。  昨年のものですが、今は本当に町民の方に予算の概要がわかりやすく説明されております。私もこれを読んで本当にわかりやすいなというふうに思っております。これからもよろしくお願いしたいと思います。  それでは、1番、31年度予算における合併算定替交付税縮小の影響について、及び31年度新規事業について。2、予算における自主財源の比率及び前年対比について、3、経常収支比率及び前年対比について、4、予算における町税及び税収の動向について、また、前年対比について、5、31年度予算総額における人件費の割合及び前年との対比について、6、予算における町税等徴収目標及び徴収対策について、7、31年度におけるコンビニ証明対応について。  以上、予算について町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、10番栄田秀之議員の一般質問についてお答えをいたします。  平成31年度予算についてということでいただきました。1番として、平成31年度予算における合併算定替交付税縮小の影響と31年度の新規事業についてということであります。平成31年度の普通交付税につきましては、予算額45億3,200万円を計上しており、前年度当初予算額46億6,700万円から1億3,500万円の減となっております。合併算定替特例措置の縮減の影響額につきましては、平成30年度の決算ベース、実交付額ベースになりますが、4億4,000万円余り、縮減率が9割となります平成31年度におきましては、予算ベース、見込み額ベースでありますが、5億6,100万円余りとなり、縮減額が1億2,000万円ふえるものと見込んでいるところであります。  次に、平成31年度予算におきます新規事業ということであります。主なものを申し上げます。まず、地域福祉の分野におきまして、福祉に関する相談体制の充実、関係機関の連携強化を図るための対策といたしまして、現行実施しております、まちづくり委員会での事業や共助の基盤づくり事業に加え、新たに地域力強化推進事業と体育館の協働による包括的支援体制構築事業を実施いたします。  林業の分野におきましては、本年4月から新たな森林管理制度が開始されることから、森林情報の解析データ化や経営管理権集積計画の策定など、森林整備に関する新たな事業を実施するよう所要の予算計上を行っております。  除雪対策におきましては、集落が管理する小型除雪機械の保守経費に対します支援制度を新たに設けるように計画いたしましたし、商工業振興におきましては、町内事業者の事業継承を支援する制度といたしまして、事業継承支援補助金を創設いたしたところであります。  建設事業につきましては、トイレ改修や休憩所新築等を行う八東川水辺プラザ改修事業や町道森原線改良事業、移動系防災無線のデジタル化事業など、新たに実施するように予定しております。  下水道事業におきましては、農業集落排水で日下部地区と安部地区との処理区の統合に着手いたしますし、公共下水道ではいよいよ郡家地区の雨水対策工事の設計業務に着手というところであります。  また、集落公民館等整備事業補助金、消防施設整備事業費補助金におきまして、補助対象項目の追加を行うようにもいたしました。  2点目の自主財源の比率及び前年対比ということであります。本町の平成31年度当初予算におきます自主財源比率は21.1%となっております。平成30年度当初予算の自主財源比率は18.8%でございましたので、前年度対比で2.3ポイントの増加ということであります。自主財源比率の文書を構成いたします町税、財産収入、繰入金がそれぞれ増額となっており、分担金及び負担金、使用料及び手数料、諸収入がそれぞれ減額というところであります。平成31年度の自主財源総額は約21億9,900万円で平成30年度から約1億7,800万円の増加となっております。普通交付税等の減少によります一般財源不足に対応するため、基金繰入額が約2億5,700万円増加していることが要因として挙げられます。  また、自主財源比率は歳入予算総額の変動にも影響を受けますので、予算総額が前年度比で3億4,900万円の大幅な減少となったことも影響いたしまして、比率が上がったものであります。  3点目の経常収支比率の関係であります。平成31年度当初予算ベースでの経常収支比率は、93.9%になるものと見込んでおります。平成30年度予算ベース数値の89.3%から4.6ポイントの増であります。予算ベースでの経常収支比率につきましては、決算ベースの数値と異なり、比率が大きくなる傾向があるわけでありますが、増加原因につきましては、経常収支比率の分母となります地方交付税の減少が主なものと考えております。  今後は、普通交付税の合併算定替特例措置縮減などの影響によりまして、90%を超える数値を推移することが予想されているところであります。  4点目の町税及び税収の動向と前年対比ということでありますが、平成31年度一般会計当初予算におきます町税全体の予算計上額は12億7,370万円余りであります。前年度と比較しますと額にして、1,540万円余り、率にいたしますと1.2%の増加であります。税目別では個人町民税が560万円余り、率にしますと1.0%の増で、これは平成30年度の歳入状況を踏まえ景気雇用状況の改善を見込んだものであります。固定資産税では1,080万円余り、率にいたしますと2.0%の増で家屋について毎年30棟前後の新築家屋が建設されており、新築家屋の建設による増を見込んでおります。軽自動車税では560万円余り、率にいたしまして、9.3%の増加で平成31年度より自動車取得税の廃止に伴い、軽自動車環境性能割が導入され、この分が県から交付金として入ることによるものであります。たばこ税では640万円余り、率にいたしまして、7.4%の減で町内でのたばこの販売本数の減少を見込んだというところであります。  5点目の人件費の割合及び前年度との対比ということであります。平成31年度当初予算におきます一般会計の人件費の総額は16億9,400万円余りで予算総額に占める割合は16.3%ということであります。平成30年度の当初予算では一般会計の人件費総額が17億1,000万円余り、構成比が15.9%でございましたので、前年度対比で予算額が約1,600万円、率にして0.9%の減、また、構成比は0.4ポイントの増となっております。構成比は予算総額の変動にも影響を受けますので、人件費自体は減少したものの予算総額が前年度比で3億4,900万円減少したことから、構成比は増加したというところであります。  最後に、町税等徴収目標及び徴収対策についてということであります。数値を示しての徴収目標は設定をいたしておりませんが、最低でも全税目において、前年度より収納率をアップしたいと考えております。収納対策につきましては、新規滞納者の削減、長期高額滞納者の削減に向け法的措置に対応する職員配置をはじめ、徴収専門員等による納税相談や納付指導の徹底、文書、電話等による催告及び戸別訪問徴収により、未収金の解消に力を入れてまいります。  また、関係機関、庁内各課と連携した収納対策を確立するための体制を強固にし取り組んでまいりたいと考えております。  コンビニ証明書の対応ということであります。以前より御説明しておりますように、証明書コンビ交付システムにつきましては、現在、鳥取県がその中心となって進めております。その自治体クラウドの導入を目途に検討したいと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 先ほど答弁をいただきました。第二次八頭町総合計画にあります健全な財政運営の推進、現状と課題についてですが、本町は歳入の約5割を地方交付税が占めるなど、国庫補助金や地方交付税などの国の予算に大きく依存した財政構造になっていますが、町税など自主財源の増加はなかなか見込めない財政状況にあります。  また、歳出は近年の社会情勢の影響から扶助費が増加傾向にあります。財政運営を圧迫しています。平成31年度普通交付税の合併算定替が終了するなど、さらに厳しい財政状況となります。安定した行政サービスが保てるように努める必要があるとあります。町財政の健全化、効率化を図るため、町税等の収納率の向上、事務事業の見直し、定員適正化など、行政運営の転換を行う必要があるとあります。  そこで町長に伺います。健全な財政運営について施政方針にはありましたが、改めて31年度一般会計当初予算104億2,200万円をどのように、具体的に事業に取り組んでいくのか伺います。まず1点。    2点目、指定管理等民間活力を活用した経費の節減が求められています。平成31年度予算において、経費節減に努めた点及び町長の施政方針にありますように、スクラップアンドビルドを生かした事業についての2点について予算の内容についてお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 財政の健全化ということで、これは一つの大きな課題だというふうに思っております。そういった中で最初に答弁させていただきましたが、経常収支比率がかなり上がってまいりました。今はあくまでも予算の段階ということでありますが、末尾に申し上げましたように、これから90%台で推移するのではないかというような推計もしているところであります。やはり健全化ということになれば、当然有利な財源というようなものも見つけるというとあれですけれども、そういったものを活用するような形で健全化の対応をしてまいりたいというところでありますが、やはりもう一つとして、事業の選択というようなこともこれからは考える必要があるだろうというふうに思います。民間活力というお話がございましたが、きのうもお話があったわけでありますし、栄田議員の後の質問にもございますが、児童クラブのお話でございます。そういった面では新しい民間活力の取り組みということになろうかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。
    ○10番(栄田秀之君) 先ほどありましたが、経常収支比率につきましては、予算ベースということもありますが、30年度が89.3%、本年度が93.9%。先ほどの町長の答弁にありましたように、前年比で4.6ポイント上昇しています。これの内訳を見ますと人件費は1,500万円少なくなっています。扶助費が750万円増加しています。公債費も3,800万円減少しています。この人件費、扶助費、公債費ともに4,600万円減少となっていますが、予算総額が先ほど町長の説明にありましたように、分母のほうが3億5,000万円減少したということで上がったという説明です。実際、そういうふうになっていると思いますが、ただし、町長、いつも私は言うんですが、表面的には町長の説明はわかるんです。この中の人件費を見ますと、30年度の決算は出ていないということで、29年度の決算はきちんとまだ出ていないということでありますので、28年度のこの鳥取県の町村概要を見てみますと、経常収支比率の人件費の割合では八頭町は23.2%です。湯梨浜が21.1%、北栄が20.7%、琴浦が21.1%、大山が21.2%です。八頭町だけ約2%人件費の比率が高いということを指摘しておきたいと思います。これはまた後で人件費のところで説明を求めたいと思います。  それにつきましても、まだ分母が少なくなったということがあります。確かにそういうことです。一般会計の一般財源プラス特例債と臨財対策債がありますが、臨財対策債も1億3,000万円前年に比べて減少しています。要するに、2億2,500万円分母が小さくなっているということが経常収支比率が4.6ポイント押し上げたということになったという説明で、一応納得させていただきます。その中でやはり人件費の割合は非常に八頭町は他の類似町村に比べて約2%高いということを言っておきます。  先日の新聞に鳥取県の財政は綱渡りの財政運営で骨格編成とありました。財政運営の課題についてということです。  1、地方交付税の減額。それに見合った税収は望めない。前年同額がやっとである。税収増は期待できない。2、財政調整基金。基金を取り崩す、9億円、残高は安全目標ラインぎりぎりの300億円となっている。3、職員の大量退職期を迎えた退職手当が財政環境の悪化を招いた。これは内的要因でもある。447人分、88億9,400万円と過去最多ということであります。このことはそのまま八頭町の財政にも当てはまると思っております。  そこで定員適正化計画を見ますと、平成30年の定年退職は8人、平成31年度は13人の予定であります。県の退職者の平均を見ますと2,000万円ぐらいですので、八頭町はそれより高いのかどうかはわかりませんが、2,000万円で13人の計算をしますと2億6,000万円ということであります。これはやはり県と同じように八頭町も財政を圧迫している内的要因だと思っております。八頭町の退職手当の状況はどのようになっているのか町長にお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 八頭町の退職手当の率でありますが、国と同じ基準であります。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 13人の退職総額は幾らの想定ですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2,000万円とすれば、2億6,000万円になるわけでありますし、今、申しわけないですが、多分ですが、2,000万円若干切るのではないかなと思っておりますので、2億3,500万円ぐらいではなかろうかと推計いたします。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) それに伴いまして、定員適正化計画の目標についてですが、31年4月1日の目標は224人です。今年度末の職員の定数は222人で目標は達成しています。32年4月1日も目標は221人です。これも多分クリアできると思っておりますが、当初目標を達成しているからよいのではなくて、計画を設定した27年と31年は人口減少が著しく違っています。人口も減っています。それから、財政環境も悪化しています。財政状況も数段と厳しさを増している中、この計画に満足していてよいのかであります。先ほど言いましたように、類似の県内の他の団体と比べて見て、人件費の割合が一番高いのが八頭町であります。この現実を踏まえた人件費の節減を図るべきだと思っております。31年度の人件費節減の取り組みついてもう一度町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 類似団体といいますか。そういった団体より2%余り高いというお話でございました。歳出の総額の話もあるわけでありますが、やはり1人当たりの人件費というのはさほど変わらないだろうというふうに思っているとこでありますが、今適正化計画のお話もございました。実際のところ、222人というのが現在の計画ということでありますが、その222人をクリアしているからいいという問題でもないというふうに思います。適正化計画についても改めて検討してまいる必要があるというふうに思いますし、率のことについては内部でも分析をさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 31年度における人件費についてでありますが、町長は前に言っておられました保育所の統合が30年度に終了します。八東地区にありました3つの保育所が4月からは新しく八東保育所の1カ所になります。そうしますと単純にこれを見ましても、3カ所が1カ所になる。所長さんが3人が1人になる。その人件費を見ますとざっと私はわかりませんが、2,000万円ぐらい減るのかなというふうには思っていますが、この人件費を見ていますと、先ほど町長の説明がありましたように、3億9,900万円で前年より120万円増加しています。済みません。31年度予算保育所費、職員人件費は3億9,900万円で前年対比120万円増加しています。先ほど言いましたように、所長が3人から1人に減るから人件費が減るのではないかと思っておりましたが、以前、こういう質問をしたら、町長は全町の保育所が土曜日保育、それから、病後児保育を対応するので、人件費がかさむという説明がありましたが、この保育所人件費120万円増加している原因についてお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 実は、平成30年度末をもって退職する保育職員というのがございません。したがいまして、所長が減ると。そういうことではございません。昨年の人勧という部分がございます。給与も多少上がったかというふうに思いますし、期末手当そういった部分も上がったということもございまして、120万円のアップというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 質疑でも行いましたが、基金についてお伺いしたいと思います。広域の可燃物処理場建設費の負担は31年度は5,300万円、32年度は2億1,300万円、33年度は4億6,100万円、34年度は8,500万円と約8億5,000万円の負担が覆いかぶさってきます。町債を発行するのか。基金を取り崩すのかはまだ示されておりません。このような大きな事業についての負担のための基金取り崩しは理解できますが、安易に取り崩しを行うべきではないと考えています。31年度予算に基金の取り崩し、5億6,300万円を取り崩しし、5億6,300万円の繰り入れが行われています。住民サービスの向上、需要拡大に使われていくのだと思っていますが、基金取り崩しに係る基本があれば、また、基本的な考えについて、町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 基本的には基金は崩さずに予算を組みたいというふうに思っております。これまでも基金は崩して予算は計上させていただいて、年度末に戻してきた経過もございます。以前よりは今はちょっと戻っていないというのが現状でありますが、基金は平成30年度の予算でかなり崩させていただいた経過がございます。御存じだと思いますが、小・中学校のエアコンということで2億数千万円を崩させていただいたという経過がございます。先ほど前段で可燃物の処理施設のことを申されました。実はこの部分については、基金での対応ということは考えておりません。合併特例債での対応というふうに考えているところであります。基本的にはおっしゃるように、極力基金を崩さない予算をというふうに思っておりますし、それから、最終的には崩す予算にあってもなんとか返すようなことで財政運営を行えたらというふうに考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 先ほどありましたが、やはり自主財源の確保ということが財政の安定には必要だと思っております。徴収状況を見ますと、30年度の実績はまだ出ていませんが、29年度の徴収等の収納状況を見ますと、税料等の合計収入未収額は4億4,900万円となっています。この4億4,900万円の徴収対策は31年度ではどのように対応していくのかという質問ですが、先ほど町長から少し説明がありました。徴収専門員4名を中心に対策を進めていくということでありますが、この4億4,900万円の徴収目標金額は設定しているのか。なぜこういうことを伺うということは住宅資金の未収金は31年には1億1,600万円、33年には1億2,000万円という徴収の目標が出ています。この全体の4億4,900万円の大きな未収について、31年度の徴収目標、そういうことは設定しているのか。  また、2点目といたしましては、やはり私は徴収体制の一元化。担当部署、債権管理室を設けて、各課の管理で一定期間を経過したものは債権管理室で一元管理するという方法を進めていくほうがよいというふうに思っております。これは1世帯でも税金の種類が滞納している。各課のそれぞれ入り組んでいるということは整理できるということもあります。滞納処理についてスムーズに行えるということであります。  また、もう一点、一番大きなのは、先ほどありましたが専門的知識も必要となることから、やはり専門体制の整備が必要だというふうに思っております。この2点について町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 約4億5,000万円の滞納のお話をいただきました。目標値ということでございますが、先ほど申し上げましたように、最低でも全税目におきまして、前年より収納率がアップしたいということを申し上げました。これは当然滞納も含めてということになりますので、具体的に幾らということではありませんが、そういった目標を立てさせていただいているというところであります。  それから、収納対策の体制のお話であります。以前からそういった債権の管理室ということのお話はいただいているわけでありますが、これも先ほど申し上げましたが、徴収専門員は従来どおりということになろうと思いますが、基本的に法的措置。そういったことに対応する専属の職員配置ということを今回、改めて平成31年度で考えてみたいというふうに思っておりますので、少し様子を見ていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 多くの未収額がありますので、31年度は前年より徴収率を上げていただきたいというふうに思っております。  一つ提案というか、PRになりますが、徴収率アップには直接つながらないとは思いますが、31年度より税務課の封筒は他の課と比べてよくわかるように封筒の下部に赤いラインをつける予定です。こういう予定です。これは総務の委員が提案して税務課が対応したものです。議員も改善を提案していますが、検討のみでなかなか実行されないのが現状です。少しでも新しい封筒が徴収率の向上につながればよいというふうに思っております。この小さな改善提案について町長にお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 総務委員会からの提案ということであります。封筒の色のお話でありますが、作業を進めてるのをちらっと見たといいますか。ことがございますので、状況等について税務課長のほうで話をさせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 税務課長。 ○税務課長(岩城憲治君) 先ほど栄田議員さんが言われましたとおり、徴収率をアップするために目立った封筒のほうがいいのではないかということで提案をいただきまして、こちらのほうで案をつくりまして、総務委員会のほうで再度諮っていただきまして、下に赤いラインを入れるということで少し目立つ封筒をつくらせていただくことになりました。これによって茶色の封筒から今までよりは目につくということで収納率のアップにつながればというふうに考えております。  以上です。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 先ほど税務課長のお話がありましたように、封筒をどこに置き忘れたとか、重なって見にくいとかいうことが少なくなるようになったらいいなというふうに思っておるところです。  2点目の質問に移ります。農業後継者問題について、農業は今、深刻な高齢化の問題を抱えている。農業人口の6割が65歳以上で35歳未満は5%。平均年齢は68.5歳とも言われているところです。高齢化の原因が後継者不足です。農業を始めるには農業用の土地や機械、相当な初期費用が必要になります。このコストと年収の関係を見ると初期投資に見合った収入の確保も最初の数年は特に難しい。このような背景から新たな就農者がふえず、農業の後継者不足が進んでいくと言われています。平たん部においては農地集積、担い手農家の推進が進められているが、山間部においては後継者不足等により、耕作放棄地もふえている問題について、及び、果樹についても優良な園が高齢化により後継者がなく廃園をせざるを得ない方向にあります。行政としての対応について。  2、農業人材の確保に関して、地域の担い手として外国人材を受け入れるための共生策が多くの自治体で検討されています。八頭町の対応について、以上、2点町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に農業後継者問題についていただきました。最初に、後継者不足等により、耕作放棄地がふえている問題、果樹についても後継者がなく、廃園をせざるを得ない方向にある。行政としての対策についてということであります。近年山間地は傾斜地が多く、農地区画が小さい、大型機械が使用できないなど、農業生産条件が不利な地域が多いことから、担い手不足等による耕作放棄地がふえておるのが現状であります。  また、山間地では鳥獣被害が深刻な状況にあり、これは集落の過疎化、高齢化による人間の生活活動の低下や耕作放棄地の増加などが影響しているものと考えております。さらに野生鳥獣による農作物への被害が農業者の生産意欲を低下させ、耕作放棄地が増加し、さらなる被害を招くという悪循環を生じさせているものと思います。本町としての鳥獣被害対策は電気柵やワイヤーメッシュ柵などの侵入防止柵を整備する経費助成を継続し、今後も町猟友会の皆さんと連携を図りながら鳥獣捕獲の強化を図ってまいります。  また、耕作放棄地を防ぐ対策といたしまして、地力増進作物や景観形成作物を作付する農業者へ補助金、一反あたり5,000円を交付することで、農地維持や地力増進などの取り組み対する支援を平成30年度に町単独補助金、名称は八頭町地力増進作物等奨励事業補助金でありますが、制定をいたしまして実施をしております。  次に、優良な果樹園が高齢化や後継者がいないことから廃園にせざるを得ない方向にあることへの対策であります。近年、果樹農家の後継者不足によりまして、果樹園が廃園となると防虫病害虫を防ぐためにすぐに樹木が伐採されているため、果樹への就農希望者が入植する際のスムーズな農地の継承ができない状態にあります。そこで本町は平成28年度より果樹優良園維持管理事業をスタートいたしまして、研修生等が就農するまでの期間に係る果樹の維持管理を果樹栽培者のグループなどが行うことで良好な状態で果樹園を維持し、収納希望者が入植する際に農業収入をふやす環境を整えているところであります。また、このたびこおげ花御所柿がGI登録され、特産果樹のブランド力が高まることで知名度と競争力の向上による、取引価格の向上が期待されるところであります。また、あんぽ柿加工施設の新設や個包装出荷の強化などによりまして、高付加価値販売につなげることで果樹の農家手取りの向上によるもうかる農業、魅力ある農業への実現につなげていければと考えております。  2点目の農業の人材確保にかんして、外国人材を受け入れるための共生策の検討についてということであります。今後人手不足が深刻な農林水産業はもとより、さまざまな分野で外国人労働者がさらに増加することが見込まれます。鳥取県では県内在住外国人の増加に対応して、外国人の方に寄り添った多文化共生の取り組みを推進するために外国人が県内で生活する際の雇用、在住手続、子育て、教育といった情報発信や、相談の窓口が設置されます。また、県内の関係機関で構成される鳥取県多文化共生支援ネットワークが平成31年2月7日に立ち上げられ、外国人雇用や在住外国人の生活などにかんする多様な相談に対して関係機関が連携して対応する体制が構築されたところでもあります。本町といたしましても、鳥取県をはじめとする関係機関と連携を図りながら外国人人材の適切、円滑な受け入れに対応していくとともに、外国人との共生社会の実現に向け、相談窓口の充実といった環境整備を行ってまいりたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 農業は自営業で毎月安定した収入があるわけではない。技術と経営も必要です。農業のイメージはもうからない、労働がきつい、自然環境に左右されて収入が不安定。このようなイメージを払拭して若者や外国人就労者を確保することが農業の課題であります。そして、農業の魅力をアピールすることが必要と考えております。八頭町の農業後継者不足の対策として農業の魅力をアピールする取り組みを行っていただきたいと思っています。農業人口は年々減り続けています。戦後農業に従事していた昭和世代が本格的な高齢化とともに大量に引退している状態です。そのほかに農業には外的問題として農政と貿易問題があります。しかし、農業のメリットとしてよく言われていることは果樹の栽培には桃栗3年柿8年苗木を植えても収穫するまでに数年かかるこのようなデメリットがあり、誰もが参入できるわけではない。時間のかかるビジネスだから商社は参入をしていないということもあります。農業が時間が自分で決められる。自由がある。自然とともに暮らせる。ストレスがかからない。自営業で人に命令されることもなく、自分の能力を試すことができる。自分で経営ができる。そのためにやり方によっては農業ビジネスに大きく稼ぐことも可能であると言われているとこであります。そこで、農業には土地利用型経営。これは水田とか果樹とかの面積の必要とするものです。また、逆に労働集約型の経営、ハウス経営と言われているとこです。先日の国会の答弁でもありましたが、10メートルかける50メートルのハウスでなす200万円、いちご150万円、年収としてこの5アールのハウスで350万円あげるという農家もある。一方、水田の米づくりは5アールでは7万円程度だと。この開きはやはり農業のもうかる農業を進めていくべきだということもありました。私もそういうふうに思っております。いつもいうことですが、初期投資を公的費用で進めて、例えば間口10メートル、奥行き50メートルのハウスをアパート方にして10区画に分けるとか、5区画に分けるとか、そういうふうにしてハウスのアパート型の経営ということもやはり私は考えていくべきだというふうに思っております。なぜこういうこというかといいますと、このハウスの経営につきましては、高齢者の方、それから女性の方も労働ができるというふうに思っているとこです。また、日南町と琴浦町もそれぞれ独自の後継者対応をやっております。琴浦は30年度アグリチャレンジ科を設けて訓練生を募集、定員25名の目的は農業研修、期間は31年の2月5日から31年の5月20日まで。毎日農業経営大学校で研修をするというふうにあります。それから、ミニトマト農業研修生2名を募集しています。これは宿舎として旧小学校を改修して整備した宿舎に入居しているということで、1名任命しております。それから、日南町では小学校を改修して定住促進住宅に入って研修をしているという方もいます。それから、31年4月には新しく林業従事者として日南中国山地林業アカデミーという名前で定員10名、修学期間1年、林業の発展のために研修をする。研修期間は1人あたり150万円の補助金を出すというふうにあります。このように琴浦も日南も後継者の対応をやっております。八頭町は今後どのような後継者の育成に取り組んでいくのか町長にお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 日南、さらには琴浦の例をお話をいただきました。私も先般長さんにお会いする機会ございまして、琴浦でありました。状況等も聞かせていただいた経過もございます。やはり農業というのは好きでなければなかなか私できないというふうに思います。土を愛してやはりできたものを愛する。そういった皆さん方でなければなかなか継続ということは難しいと思います。今やはりどこの自治体でもその後継者ということが大変大きな問題になっております。そういった中で八頭町ではモデル園ということで梨団地で新たな形でのその姿をつくろうというとこであります。また柿については先ほど申し上げましたように後継者ができるまでなんとかそのグループでその果樹園を維持していただくというような取り組みを進めているとこであります。やはりもうかる農業でなければならないと思います。そういったこと1つの本当に大きな課題だというふうに思っておりますので、これもすぐすぐには結果が出ない内容かもわかりませんが、本当にJAもそうですし、それから農業団体の皆様方等も一緒になって取り組んでまいりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 町長みずから農業後継者問題に積極的に取り組んでいただきたいというふうに思っております。  次の質問に入ります。中学生議会で八頭町への提案がありました。学力アップについてであります。統廃合で使わなくなった施設、旧船岡保育所等を使って学力補充を行う町営の学習施設をつくる。対象者や講師等について、及び町の学力の課題も踏まえた行政からの視点について伺うとありました。共働き世帯の増加を受けて、放課後児童クラブの需要も年々高まってきています。居場所としてだけでなく、勉強等内容の幅も広がっているとあります。1、子供たちの放課後における学力アップの課題について行政の視点は。2、放課後児童クラブの民間委託について。3、公共施設の学習の場としての活用について。以上、3点、町長、教育長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 3点目に中学生議会の八頭町への提案学力アップについてということでいただきました。1番と3番は教育長のほうで後でお答えをさせていただきますので、私は2番の放課後児童クラブの民間委託について答弁をさせていただきます。  八頭町の放課後児童クラブの運営につきましては、発足時より保護者会にその運営を委託しておりましたが、一事業所を経営するほどの雇用や税の専門知識、またそれらに伴います膨大な事務量があることから保護者会より負担軽減の要望をこれまでいただいていたところであります。御質問の学力アップ施策につきましては、この放課後児童健全育成事業は児童福祉法第6条の3、第2項において小学校に就学している児童であって、その保護者が労働等により、昼間家庭にいない者に授業の終了後に児童厚生施設等の施設を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図る事業として規定されているところであります。また、放課後児童クラブにおきます育成支援といたしましては、子供の発達段階に応じた主体的な遊びや生活が可能となるように自主性、社会性及び創造性の向上、基本的な生活習慣の確立等により、子供の健全な育成を図ることを目的としていることから学力アップにつきましては、放課後児童クラブでの対応は考えていないというところであります。あくまでも、放課後児童クラブは地域社会の中で子育て支援策として重要な役割と責任を担っている事業として捉えており、今後もその役割を果たしてまいりたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、10番栄田秀之議員の御質問にお答えします。  最初に学力アップの課題ということであります。現在、町内の小中学校では放課後や長期休業中に年間10日から15日程度のいわゆる学習支援授業を行っております。この授業では、せんだっての中学生議会でも答弁をいたしましたように、家庭支援の必要な児童生徒や学習のおくれが気になる児童生徒をターゲットにした学力補充ということであります。一方で、中学生が提案をしておりました、将来の八頭町、鳥取県を担う人材育成のための学力アップを目指した取り組みということは今のところ実施をしておりません。学力を伸ばすための取り組みを実施するのであればどのような学力を身につけさせていくのか、それを誰が指導していくのかといったことが課題になると感じているところであります。  次に、公共施設の活用についてであります。放課後の学習支援を進める上で公共施設や使用されていない施設を使うことは可能であると思いますが、公民館やまちづくり委員会などと十分協議をした上で利用の仕方を考える必要があると思います。また、施設の維持管理や児童生徒の学校からのアクセス方法なども合わせて検討していく必要があると考えております。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 先ほど町長から答弁がありましたが、放課後児童クラブは保護者会の委託により業者委託をするという説明がありました。これは1つの選択方法だと思っていますが、その内容でありますが、シダックスに決定したということでありますが、その後、何らの説明もありません。ワーカーズコープが昨年夏季事業をやったときにはきちんとした事業運営の説明がありましたが、シダックスについてはいまだに何の説明もありません。そして、事務所は松江にあるということで鳥取にはありません。緊急事態等それからイレギュラーな状態が発生したときの連絡方法、そういうことがありますので、鳥取事務所の開設についてどのようなことになっているのか、この2点について町長にお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 事業者の選定までの経緯といいますか、そういったものは皆さん方に説明させていただいたというふうに思っておりますが、説明が至ってないということでありますので、今回の定例会の常任委員会でとりあえず説明をさせていただいて、全協の中でもまた改めて全員の皆さん方にお話をさせていただけたらいうふうに思います。それから、ちょっと事務所のことについては町民課長のほうでお話をさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 山下町民課長。 ○町民課長(山下真一君) 議員の質問にお答えしたいと思います。シダックスさんの拠点、この放課後児童クラブを運営しますとの児童の事業関係につきましては、おっしゃるとおり松江営業所が山陰地区の統括支店になるということで説明を受けておりますが、この各放課後児童クラブで働かれますその支援員でありますとか、補助員さん、また統括責任者というのが各それぞれの放課後児童クラブに張りつけられますが、その方々は全部そのシダックスの社員になられるということでございます。そこで緊急時にはその緊急時の対応について研修をされておられますので、そこでまずはそこにおられる方々が皆さんで対応されると。で、それでそれ以降もいろいろあるというときには運営支援担当が松江にいらっしゃるということで、そこと連絡をとりながら対処されるということを伺っております。ですので、一旦はそこにおられる方がシダックスの社員ということで張りつけられますので、その緊急の場合、対応というのも全部研修されておられますので、それでほとんどできるのではないかというふうに考えておるところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) きちんとした対応をよろしくお願いします。八頭町では、昨年より図書館での自習コーナーを設けていただき大変ありがたいと思っています。中学生で塾に通っている生徒が何人いるかはわかりませんが、共働きが多くなって、中学生の放課後クラブも必要と思っています。子供たちの将来のため、図書館の自習コーナーの設置等のように旧保育所等施設を活用して自習の場を設けることは必要だと思っています。旧保育所等の公共施設の多様な活用が求められている今、公共施設を活用した中学生の放課後児童クラブを設けることについて、町長、教育長にお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 中学生は生徒ですので児童クラブとは言わないかもわかりません。ちょっとそういうことがそれこそ教育長も同じだと思いますが、必要かどうかっていうこともわかりませんし、その学校等の話もあろうかと思います。ちょっと調査をさせていただくということで、答弁をさせていただけたらと思ってます。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) お答えいたします。せんだっての中学生議会では非常に意欲的な提言をしてくれたなあというふうに思っているんですが、実は実際のところ何を望んでいるのかというのを後で聞きました。そうしましたら、わかるまで教えてもらえるそういう場がほしいと、こういうことでありまして、そうしますといろいろやりとりはしたんですけれども、ちょっとちぐはぐしたのかなというのを思っていまして、先ほど栄田議員は中学生の自習の場ということで、いわゆる放課後のことをおっしゃいましたんですが、基本的には部活動をしまして、一定の時間になったらバス等々で帰っていくということでありますので、一定の時間にはもう家に帰ってしまうということになります。今年度から実は家庭学習というところに着目をしまして、これは小学校、中学校ともにでありますが、特に新年度から家庭のほうにもお願いをして、意図的に家庭学習が仕組めるようなしかけというのを考えているところであります。これは特に予算計上しておりませんけれども、鳥取県の予算も使いながら先生方の研修も含めて、そしてPTAの皆さんを中心として家庭のほうにも働きかけをしていくというようなことを考えておりますので、まずはそういったところで様子を見ていきたいというのが1点でございます。それでおっしゃってますように、施設の有効活用というのは当然考えていかないといけないんですけれども、そのいわゆる中学生の学習の場所ということで確保するとするならば、少し何かこないだの話とかみ合わない部分が出てくるのかなというような感想を持っています。したがいまして、もう少しその真意も含めて確認をしてみたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 新しい提案でありますので、いろんな諸課題はあると思います。やはり子供たちは将来日本の宝だと言われておりますので、やはりこういう課題にも積極的に対応していただきたいと思います。また、1つ提案ですが、通常の日付の放課後はそういうふうに時間がないということでありますなれば、夏休みの対応とかそういうこともまた検討していただければありがたいなというふうに思っているところです。教育長、どうですか。このことについて。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 夏休み、長期休業中の対応ですけれども、先ほど申し上げましたようにこれはスクールバスを動かしまして、2週間程度ランチルームが冷暖房完備になりましたので、そちらのほうで一生懸命勉強しております。それで、ただここでは黙ってやると。黙々とやるというのがルールになっておりまして、なのでちょっとわかりませんのでというようなそういうしかけになっていないというところがあります。そういった部分が課題かなというのはあるわけでありますが、全く何もやっていないということではなくて既にずっと八頭中開校以来そういった取り組みをしておりますので、これは引き続きやってもらいたいと思っていますけれども、そこに何か支援ができるしかけといったようなものは考えていきたいというように思っているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 今、教育長の答弁がありましたようにランチルームで夏季の学習をする場を設けているということであります。今はじめて聞きましたがそういうことをどんどんやって場を広げていただきたいと思いますし、また公費の関係等もこれから検討していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) もう何年か引き続いて取り組みをしていますので、やはり課題意識を持ちながらさらに拡充していけるような、そういったことは考えてみたいというように思います。 ○10番(栄田秀之君) よろしくお願いします。質問終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、10番、栄田秀之議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                        (午後 4時25分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午後 4時35分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、8番、坂根實豊議員の質問を許しますので、登壇願います。
    ◎坂根實豊議員質問 ○8 番(坂根實豊君) 8番、坂根實豊であります。今年は思わん雪のない、私もこういう経験はじめてなんですよ、ところが夕べ雷がなって奥野には3センチ、4センチふったんですよ。でも朝には解けて2センチぐらいになってました。朝、駐車場に出て軽トラで。おられた人が奥野から出てきたでって奥野ってどこですだ、そんな雪のあるところですかって言われたんですよ。いんや、私、坂根ですっていたら、ありゃま、坂根さん失礼しましたって言われましたから名前は人が知っとんさるんかなと思って、ちょっとほっとしましたですね。それはいいにして、いいですか。今日は3月8日というのは今朝ニュース、防災八頭町いったんですね。八のつく日はやずっ子の日だと。ね。でなしに、今日は3月8日というのは、国際的に女性デーなんですよ。女性解放の記念日なんですよ。いいですか。この関連質問に出してますけども、3月1日は、じゃ質問に入りますよ。  じゃあ、はじめの質問。横城郡との交流について。近年の日韓悪化関係は竹島の領土問題、慰安婦問題、徴用工問題、レーダー照射問題等々がその現存してますよ。このような状況下のうちにあって、八頭町と横城郡との基本的な交流気概、その意欲的なこと伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、8番、坂根實豊議員の一般質問についてお答えをいたします。うちのほうも朝真っ白けでありました。  最初に、横城郡との交流ということであります。八頭町と横城郡との基本的交流気概についてということでいただきました。坂根議員も御承知のように韓国横城郡との交流につきましては、合併前の旧八東町が平成6年から小学生を中心とした交流を開始したことからはじまり、平成17年3月の町村合併後も引き続き文化交流、産業交流、福祉施設交流などさまざまな分野での交流に発展し25年が経過しているところであります。この25年間に政府間では竹島問題や歴史教科書問題などさまざまな問題が発生し、日韓関係が悪化した時期もございました。ただ、政府間で関係が悪化した状況にありましても八頭町と横城郡は交流を断絶することなく、民間交流の継続という側面から交流を進めてまいりました。県下でも八頭町と横城郡との交流は相互の信頼関係も厚く、充実した関係にあるとも考えております。また、民間レベルでの日韓関係におきましては、政府間の関係悪化に影響されることなく、韓国から日本に来られる観光客は増加しているという状況にありますので、民間レベルでの日韓交流につきましては停滞しているとは一概にいえない状況にもあります。このような状況の中で、八頭町と横城郡の今後の交流につきましては、継続していくことを念頭におきながら政府間の動向、民間交流の動向を注視するとともに、横城郡との信頼関係を尊重する中で交流を図ってまいりたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。 ○8 番(坂根實豊君) そうですね。3月1日は韓国がその独立の日だというわけでして、いいですか。それで大変な日本国に対するバッシングを受けてますね。といいますのは、3月1日がその韓国の独立の日だと。で、県は韓国から来る渡航者に対して鳥取県に観光に来る人。鳥取砂丘に女の子が二人きたみたいですね。そしたらその女の子が鳥取砂丘とずわいがにを自分のそのインターネットに流したんですと。そしたら2月28日にそれを流したみたいで、韓国国民はすごくバッシングをしてましたですね。何でその韓国独立記念日にその鳥取、日本国のその鳥取砂丘なんかを写したかと。二人の彼女たちは涙ながらに謝罪してましたよ。何かね、滑稽な雰囲気だなと。ってなことを感じましたね。この韓国との交流について、今年度の当初予算に508万も入ってるわと。岡嶋議員がちょっと質問されたですね。そしたら町長は今までどおり進めていきたいという力強い答弁というかいただきました。やっぱりこの国際交流については国のレベルではちょっと違和感があって、日本国民的にも岡嶋議員が質問されましたようにちょっと違和感的なことがあるんですね。でも、国際交流を推進している坂根としては、やっぱりこれもみんな鞘の内というわけだと思います。だからやっぱり引き続いてこういうことについては地道な努力も大事なことやないかなと。異国の文化を若い子供たちに教えていくというのも、主義主張は違っても何かなっていきます。そんな気持ちがしております。それで、ちょっとこの外国のことになったもんですから、町長のこの当初のこの施政方針の中で四つのRが定着した循環型社会といわれましたですね。リサイクル推進とする。この四つのこのリフューズとか、リデュースとか、リユース、ちょっと日本語で教えてもらえんかな。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと休憩してもいいですか。 ○8 番(坂根實豊君) 何で休憩。町長自分の説明したんでしょ。施政方針で。答えなせえな。国際交流に影響あるかもわからん。国際的な言葉で。何で施政方針で自分がしゃべった言葉だで。何言っとるかいな。国際交流に関連するわい、これは。じゃあ、英語使うないや。ええ。関連してるわいな。ええとね、8ページ、8ページの上から6行目の真ん中辺にあります。四つのRを定着した循環型社会の形成を目指すと自分で言われたんですよ。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 休憩。休憩です。                        (午後 4時43分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 再開します。                        (午後 4時46分) ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はい。ちょっと急に言われたんで驚きましたけど、減量化ということを町として進めているところであります。その減量化の一環としてその4Rの推進ということがあるわけでありますが、まずリサイクル。これは、再利用ということでありますが、形を変えての利用ということになります。例えばペットボトル等をリサイクルということで作業服になったりとか、そういうことであります。それからリフューズでありますが、これは必要でないものは断るということであります。具体的に言いますと、今はレジ袋も有料化になっておりますが、そういったその以前であればレジ袋無料で出しておりましたので、そういった断る勇気といいますか、そういったものがそのリフューズであります。それからリデュースであります。これは無駄なものは買わないということで、何ていいますかその今言ったとおりでそれこそ余分なものは買わないということであります。それからリユースの関係でありますが、これは同じくやっぱり再利用ということでありますが、それはそのまま使うということです。最初のリサイクルも再利用でありますが、形を変えてということになりますけど、このリユースは同じものをほかの形で使うということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。 ○8 番(坂根實豊君) 国際交流に鑑みてちょっと話題を発展させまして失礼しました。ただ言いたかったのは町長施政方針で自分が読まれた言葉です。だからその外国語についてどういう意味だったかですかとちょっと確認をしたかったとちょっといじわるをしました。であるならば、例えば青年会議のこともやっぱりるる農業振興の中で前段の栄田議員の質問にもありましたけど、青年。八頭町農業人口が減ってきて、若いものがいなくなったと。つまり青年会議の話なんです。ところが、青年会議は四つのHという目標があるんですよ。4Hクラブです。私は青年会議のメンバーに4Hとは何ぞいやと。みんなわからんのですよ。私は20代30代はね。県の青年会議の会長もしとったんですよ。それを思うとなんか農業青年会議とは何ぞいやと。寂しい思いがしてます。やっぱり組織活動については、そういう組織活動の1つの指針というのを持つべきなんですよ。あえて農業青年の四つの指針をいっておきますけど、四つのHですよ。いいですか。まず、ハートがあること。ハート。いいですか。頭、ヘッド。それから腕のハンド、足のフットワークですよ。フット。畑の返しというのは足で稼ぐんですよ。足で見てくのが一番農業の基本路線。やっぱりこの四つのHにしてもですよ。じゃあ、農業、例えば産業観光課にしても農業青年の育成と言いつつも、じゃあ青年会議の要綱も青年運動の指針もわからずにおってじゃあ青年会議の補助金10万円出します。何を言ってますかと。私ちょっと不思議に思ってますよ。やっぱり取り組む意欲というのは担当者からして、そういうことを勉強していく必要があるということで終わります。  次に、森林経営管理法がこれが4月から施行されますですね。この法律が施行されるになってその交付税上乗せ額も来年度は1,300万という話ですが、将来的には4,000万、5,000万に上がってくるという話を聞いておりますが、町内関係者各位に周知かたがた、わかりやすく端的に概況説明及び取り組み方を求めます。 ○議 長(谷本正敏君) ちょっとお諮りいたします。本日の会議時間が議事の都合により、この際あらかじめ延長したいと思いますので、これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。  よって本日の会議時間を延長することに決定しました。  吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に森林経営管理法についていただきました。町内関係者に周知方々わかりやすく端的に概要説明及び取り組み方を求めるということであります。奥田議員それから小倉議員からもこういった森林にかんします質問をいただきましたので重複すると思いますが、いよいよ平成31年4月から新たな森林経営管理制度がはじまろうとしております。今国会で森林環境税及び森林環境譲与税の創設が法制化される見込みで、森林環境税は平成36年度から施行され住民税の均等割に1,000円を上乗せ課税する国税であります。森林環境譲与税は平成31年度から前倒しで平成35年度まで国が暫定的に借り入れで対応され、本町の譲与税額は県の試算によりますとひとまず来年度から平成33年度までは年額約1,300万円、3カ年ごとに約800万円ずつ増加していく予定で、使途につきましては、おおむね森林経営管理制度の業務に充てることとなります。森林経営管理制度につきまして、現時点で契約しておりますのは地域ではなく集落ごとに順次座談会的な森林の所有者を対象とした説明会を開催したいと考えていますし、説明会には町だけでなく、県や八頭中央森林組合等の関係機関にも出席をいただき、連携を図りながら周知を図っていく必要があると考えております。まず、制度の業務を遂行するにあたっては森林の所有者への意向調査が必要となります。この制度の対象森林は管理ができていない森林が対象となりますが、意向調査の結果で所有者自身が管理できるということであれば、今後もこのままの状態が継続となります。今後適切な森林管理を行っていくために管理ができていない森林を町が経営管理権を取得し、採算のある森林であれば意欲と能力のある林業経営者へ委託し、採算の取れない森林については町が管理を行っていくというものであります。現在、過疎、高齢化による担い手不足の進行により、不在村の森林所有者や所有者不明の森林が増加してきており、森林への関心も以前に比べ低下し、山離れが進んでいる状況であります。これからは町が主体となった取り組みということで、町の役割が大きくなり、林業施策が大きく変わろうとしていますが、これまで以上に林業振興の活性化に向かって取り組んでまいりたいと考えております。坂根議員におかれましても協力をよろしくお願いいたします。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。 ○8 番(坂根實豊君) そうですね。この問題につきましては、一般質問の中で奥田議員も質問され、それで森議員、あるいは小倉議員、栄田議員にそれぞれ町長は答弁されましたです。そこまで議員の中にも関心が高いんかなと。ある意味、議員とされてだ、郷土の役割を果たしてられるなと、私のほうからあえて敬意を表しておきます。といいますのは、やっぱりこの地権者不在の土地というのふえてきておるんですよ。例えば八頭町でもいいですか。空き家が500軒ぐらいはわからんのがあるだというわけでしょ。とすればこの山林の地権者不在というのはよく覚えといてください。日本国で四国の面積ぐらいは地権者不在の土地なんですよ。じゃあ法治国日本はどこに行くんかと。もうちょっと林野庁にもしっかりしとかないけませんよ。そういう意味ではこの森林管理法の取り組みというのは先駆けたいい舞台であるかなと。もちろんこの八頭中央森林組合を中心にしてやるってわけですから、いや私も八頭森林組合総代ですよ。そして役員の選考委員ですよ。だから自信持って取り組んでいく。そういうことは組合に対してもハッパをかけますよ。そういうことであります。ですから、議員各位はそれぞれ質問されて町長もそれなりに答弁されましたからこの問題については引き続き気合いを入れて頑張っていただきたいなというぐあいで終わります。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 坂根議員言われましたように、本当に議員各位も関心を持っていただいておるということは今回の定例会でよくわかりました。そういった中で本当に家もそうですが、そのやはり森林のその土地不明者というのが本当にふえているというのが今の実情であります。自信を持って取り組んでくださいということでありますので、行政もそうですし、それから関係機関、そしてやはり一番住民の皆様方の理解をいただけなければこの事業は進めないというふうに思っているところでありまして、最初の答弁に申し上げましたように、坂根議員におかれましてもサポート的な面でもしっかりとお願いできたらいうふうに思います。奥野のほうは終わられたんですかね。地籍調査は。本来であれば、その地籍調査が一番済んでいればすぐにでもかかれるというとこでありますが、そういった部分相談させていただきながら対応させていただけたらというふうに思いますが、どうも坂根議員時間のほうすごく気にしておられるようでありますので、私の答弁はこれで終わらせていただきます。 ○8 番(坂根實豊君) 終わりますけど、先ほどいいましたように、言いましたように私も大体山の仕事したりしとるんです、木を切ったり。そうすっと4時過ぎると、おい、もうそろそろ仕事終わろうぜっちゅうわけなんですよ。だから、ついでの仕事なんかしたくないんですよ。よって、終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、8番、坂根實豊議員の一般質問を終わります。 ○7 番(岡嶋正広君) 議長、一般質問のところで発言の許可をお願いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 7番、岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 議長に発言の許可をいただきました。ここで1つ議員の皆さん、そして執行部の皆さんに問題提起したいと思います。昨日の一般質問の時間においてでございます。 〇11番(髙橋信一郎君)これ動議。 ○7 番(岡嶋正広君) 動議ではございません。発言です。よう聞いとってください。  私に対して町長から質問がありました。そんなことを許されるのかなと思いましたが、議長が質問を許したわけでございます。  昨日の町長の私に対する質問は特別委員会委員長の職に対することであり、私の一般質問の趣意を確認するものではありません。あの場面は私の質問時間でありました。大変貴重な時間を費やしてしまい大変申しわけなく思っておるところでございます。このような質問が許されるのであれば、今後の一般質問というものが根本から変わってくるのではなかろうかと思っております。こういうことを許してはならないと思っております。あらかじめ質問を用意され、用意周到にあらかじめ質問を用意され、あの場で突然に質問すられ、それを許した議長も反省していただき、その質問に答えた私も問題があるのかなと思い、そのことについては反省しおわびしたいと思っております。しかし、町長の質問に対しては大変遺憾に思っております。1つの問題提起とさせていただき、ついては本会議において、反省と謝罪を求めるものでございます。以上で、発言を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) 今、岡嶋議員が言われたその反省を求めるっていうのは動議に値するので。その件については、また私のほうの判断でまた審議して本会議の終わりまでに結論出したいと思います。  岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) この件については、議長に委ねますのでこの会期中にどうなるのか皆さんでどうすればいいのか議論して決めていただきたいなというふうに思っております。  以上です。 ○議 長(谷本正敏君) 今、岡嶋議員が言われたように全員で審議して本会議終了までに結論出したいと思います。以上です。 ◎休  会 ○議 長(谷本正敏君) お諮りいたします。  議事の都合により、3月9日から3月21日まで、13日間休会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 異議なしと認めます。  よって、3月9日から3月21日まで、13日間を休会することに決定いたしました。 ◎散  会 ○議 長(谷本正敏君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 異議なしと認めます。  よって、本日は、これにて散会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。  なお、次の本会議は、3月22日、午前9時30分から再開いたします。       (平成31年3月8日 午後5時00分散会)   会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員...