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平成31年第 2回定例会(第3日目 3月 7日)

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  1. 八頭町議会 2019-03-07
    平成31年第 2回定例会(第3日目 3月 7日)


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    平成31年第 2回定例会(第3日目 3月 7日)      平成31年第2回八頭町議会定例会 会議録 (第3号)   招集年月日  平成31年3月7日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  平成31年3月7日 午前9時30分宣告        (第3日) 応招議員    1番 奥田のぶよ   2番 川西  聡   3番 小倉 一博    4番 小林 久幸   5番 森 亜紀子   6番 中村 美鈴    7番 岡嶋 正広   8番 坂根 實豊   9番 小原 徹也   10番 栄田 秀之  11番 橋信一郎  12番 下田 敏夫   13番 尾島  勲  14番 谷本 正敏 不応招議員    なし 出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町   長  吉田英人  副 町 長  岩見一郎  教 育 長  薮田邦彦  総務課長   橋和彦  税務課長   岩城憲治  企画課長兼地方創生室長若桜鉄道運行対策室長         川西美恵子  町民課長   山下真一  保健課長   森脇孝和  産業観光課長 谷口雅美智 建設課長   年岡英夫  上下水道課長 山田勇  地籍調査課長船岡住民課長         谷本清通  会計管理者  木嶋成志  人権推進課長八東住民課長         岡満  教育委員会事務局次長         新田弥生  社会教育課長 奥平徹  農業委員会事務局長         小林春美  男女共同参画センター所長         山本聡美  福祉課長兼福祉事務所長         田中裕之 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長 坂本美幸   副主幹 石田智子 議事日程   別紙のとおり 会議録署名議員   13番 尾島 勲議員  1番 奥田のぶよ議員           議 事 日 程 (第 3 号)            平成31年3月7日(木)午前9時30分開議 日程 第 1 一 般 質 問 議事の経過 ◎開議宣告                    (午前9時30分) ○議 長(谷本正敏君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は14名でございます。  定足数に達しておりますので、これから3月6日に引き続き本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議 長(谷本正敏君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問 ○議 長(谷本正敏君) 日程第1 一般質問を行います。  今期定例会に1番、奥田のぶよ議員、11番、橋信一郎議員、7番、岡嶋正広議員、9番、小原徹也議員、13番、尾島勲議員、5番、森亜紀子議員、6番、中村美鈴議員、2番、川西聡議員、3番、小倉一博議員、10番、栄田秀之議員、8番、坂根實豊議員から通告がなされておりますので、通告順に質問を許します。  なお、本日は1番、11番、7番、9番、13番の5名に行っていただきます。  それでは、1番、奥田のぶよ議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎奥田のぶよ議員質問 ○1 番(奥田のぶよさん) 皆様、おはようございます。1番、奥田でございます。    議長のお許しをいただきましたので、通告どおり質問させていただきます。  今回の定例会に2件の質問を上げています。質問の一つ目は、子育て世代包括支援センターについてです。妊娠期からの切れ目のない支援体制の強化の目的で平成29年度に設置された子育て包括支援センターについて、下記6点について伺います。通告文では5点としておりましたが、6点の間違いです。申しわけございませんでした。  それでは、1点目、妊娠期への支援の現状はどうなっていますでしょうか。細かく三つに分けて伺います。母子手帳交付などの対応について。妊婦やその家族への相談体制について。就労妊婦に対する対応について。  次に、2の包括的に支援するための専門職配置について。  3、中学校への赤ちゃん登校日などの取り組みについて。  4、父親への対応について。  5、未満児入所の現状について。  6、31年度実施予定のアンケートについて。  以上、お願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 皆さん、おはようございます。  きょうから一般質問ということでございます。  それでは、1番、奥田のぶよ議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、子育て世代包括支援センターについてということでいただきました。妊娠期への支援の現状はということで、最初3項目であります。  母子手帳交付などの対応についてということでありますが、母子手帳交付時には保健師が直接面接し、安心して出産できるよう、妊婦の健康状態や不安等だけでなく、子育てを行うための環境なども把握し、妊娠・出産に必要なサービスの情報提供を行っております。妊婦の方が転入された場合には、保健師が直接面接を行い、必要なサービスの情報提供を行うとともに、転入後も継続した妊婦健診が受けられるよう妊婦健康診査受診券等の発行を行っているところでもあります。妊婦本人が来所できない場合は、委任された方に母子手帳を交付し、妊娠経過が安定したころに保健師が訪問等で妊婦の健康状態等を確認させていただいております。  次に、妊婦やその家族への相談体制ということでございます。  母子手帳交付時の面接での結果、専門的な助言でありますとか支援が必要な場合には、関係機関への紹介と連携を行っております。妊婦の御家族からの相談につきましても、電話を初め、来所等での相談に応じているというところであります。  3点目の就労妊婦に対する対応ということでございますが、母子手帳交付時に妊婦の就労状況も聞き取り、パンフレットを用いて妊婦が医師等から勤務時間短縮等の措置が必要と指導を受けた場合に提出をいただきます母子健康管理指導事項連絡カードの使い方等の制度について説明もしているというところであります。  2番目といたしまして、包括的に支援するための専門職配置ということであります。  八頭町の子育て世代包括支援センターは、1カ所に全ての機関が集中しておらず、それぞれの機関やサービスをつなぐコーディネートとしての窓口が保健課になっているというところであります。国のガイドラインには、子育て世代包括支援センターには妊産婦とその家族の状況を把握し、必要な支援の調整や関係機関と連絡調整ができる職員が必要で、また母子保健事業、子ども・子育て支援法に基づく事業、児童福祉法に基づく子育て支援事業などのそれぞれのサービスを把握していることが必要と定められており、八頭町では現在3名の保健師がこの業務に当たり、切れ目のない子育て支援を行っているというところであります。3名の保健師と言いましても、兼務ということで御理解をいただきたいと思います。  また、八頭町では平成31年度から産後鬱の予防や新生児への虐待予防等を図るため、産後1カ月ごろに母親の身体機能、精神状態等を把握するための産後健康診査を予定しているところでもあります。この産後健康診査の実施により、産後の母子への支援を早期に行い、妊婦期から子育て期にわたります切れ目のない支援体制を整備しているというところでもあります。  3番目の中学校への赤ちゃん登校日などの取り組みについてということであります。  赤ちゃん登校日やまだ話せない赤ちゃんとその保護者の方に学校に来ていただき、生徒とのかかわり体験を通して、赤ちゃんの成長や命のとうとさを実感しながら、人間関係を構築するコミュニケーションを学ぶ、鳥取県で始まった学習プログラムであります。教育的に意味のあるプログラムであるとは感じておりますが、このプログラムを実施するに当たっては、事前に全職員、保護者、行政の関心と理解を深める研修などの場を持つことが必須条件であります。現在取り組んでおりませんが、実施可能かどうかも含めまして、学校と協議していくことから始めなければならないと考えております。  4点目の父親の対応ということであります。  パートナー、夫がいる妊婦には父子手帳やパンフレットを用いて、妊娠期から出産後の生活へ妊婦の身体、環境面での大きな変化を伝え、父親としての役割でありますとか生まれた赤ちゃんへのかかわり方を伝えております。また、出産後の母親自身が気づかないこともある産後鬱につきましても説明し、適切な対応方法を行っているというところであります。  男女共同参画センターでは、父親の育児参加への啓発を目的に、親子で参加していただく父親の育児講座を年3回程度実施しております。  5番目の未満児入所の状況ということであります。  平成31年2月1日現在で保育所入所児童数は576名であり、3歳未満児となる0から2歳児は224名、約40%の入所ということになっております。町内保育所では、生後6カ月後から入所受け入れを行っておりますが、入所可能児童数に占める入所割合は、0歳児が32%、1歳児が78%、2歳児92%ということであります。  国の女性活躍推進施策子育て支援策の拡充等によって、全国的にも未満児の入所希望率は高くなってきており、鳥取県内においても保育料軽減策等により、平成27年度調査時点でも0歳児が31.9%、1・2歳児合わせまして64.3%というような入所率になっております。  八頭町におきましても、平成28年度からの第2子無償化等子育て支援施策の充実によりまして、入所児童割合は年々増加傾向にあると言えます。  最後に、平成31年度の実施予定のアンケートの件であります。  子ども・子育て支援法におきまして、市町村は国が示す基本指針に則しまして、5年を1期とする市町村子ども・子育て支援事業計画を作成することとされています。計画の策定に当たりましては、教育、保育及び地域子ども・子育て支援事業の現在の利用状況を把握するとともに、保護者に対する調査等を行うことが求められております。このことから、昨年の11月19日から12月24日にかけまして、就学前の保護者を対象にアンケート調査を実施したところであります。  今後につきましては、子ども・子育て会議におきまして、アンケート調査に基づきます子育て支援事業量の見込みでありますとか、それらに対応する提供体制の確保方策、実施時期についての審議を行い、平成31年度中に計画を策定していく予定といたしております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 私は、平成28年度3月と平成29年度12月に子育てについて一般質問をしております。地方創生事業の重要課題ともなっている子育て支援です。  吉田町長は、保育所の統合、建設、また保育料の第2子以降の無料化、在宅支援、病児保育と、一生懸命に子育て施策に取り組んでこられました。しかし、出生数の推移を調べますと、平成27年が78人、28年が107人、29年90人、30年がこの前の施政方針でおっしゃった87人と、28年度だけは107人という数ですが、今100人を下回っている状況で推移しているというのが今の八頭町の現状です。  なかなか、人口減少でこの問題はすぐには解決しないと思いますが、そういったことを踏まえまして、この妊娠期からのきめ細やかな制度をするためということで、この支援センターができたということもあります。  まず、機能を郡家保健センターに置くと言われてたんですが、確かによその自治体を見ますと、大きく保健センターのところに子育て包括支援センターという看板を上げてされてるところもありますが、八頭町としましたら建物ではなくて機能を保健センターに置くということは、住民の皆様にどれぐらい伝わっている、例えば、掲示の仕方等、どのようにされてるかというところはどうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 機能の集約ということで、郡家の保健センターにそういった包括センターを設置させていただいているというところであります。いろいろ先ほど答弁をさせていただきましたけど、そういった中でなかなか住民の皆さん方に周知されていないという部分もあるんではないかというふうに感じたところであります。機能のことも含めまして、そういった周知のことについて、これから取り組む必要があるんだろうと感じたところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) いろいろ包括センター、高齢者の包括センターがあったり、包括センターという言葉でくくられると、ちょっといろいろ紛らわしくなりますが、きっちりとした明記も必要かと思います。  それで、母子手帳の交付のことをまずお伺いします。代理の方でも交付はオーケーということで、その後必ず保健師が確認というか、落ちついたときに面談をしているということですが、それは直接会う面談なんでしょうか、電話等の確認、どうなんでしょうか。なかなかお仕事されてるので、会う機会って少ないんですが、面談をしているか、それとも電話でもカットしているかというところですが、どうでしょう。
    ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど申し上げましたように、訪問等というふうにさせていただきました。基本は、訪問して面談ということで対応させていただいております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 私、1月9日から3日間、全国町村国際研究所で研修しました子育て支援、フィンランドのネウボラをちょっと学んでまいりました。そのときに、研修の中で特に言われてましたのが、妊娠期、特に母子手帳の交付が、一番妊婦さんとのかかわりで重要になるポイントだというふうに学びました。それで、今は代理でも可で訪問されているということで安心をしたんですが、郡家の保健センターのロビー、椅子が設置されてまして、母子手帳の交付となればプライベートな部分もあると思いますので、仕切り等の部屋とかそういったものも活用されてると思うんですが、その研修の中では落ちついた環境の中でしっかりと聞く場が必要だという話も聞きましたが、今の郡家の保健センター、ロビーでされてるのか、または別室できちっとした形で相談をされているのかというところはわかりますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ネウボラのお話もいただきました。母子手帳をお出しするときは一番大事だというふうに思います。そういった中でいろいろ細かいお話ということも必要だというふうには思います。ロビーの仕切りというようなお話もございましたけど、ちょっと今の実態につきまして、保健課長のほうでお話をさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 森脇保健課長。 ○保健課長(森脇孝和君) お答えいたします。  現在、保健師等がさせていただいておる母子部分の交付の場所でございますが、それにつきましては、あいとる部屋がある場合につきましては、部屋に入りますけども、大半ロビーの一角でという実態というところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) できれば、ロビーの一角に幼児連れの子供さんを遊ばせながらでも面談ができるようなスペースというのは、ちょっと確保として厳しいのかもしれませんが、学んできた中でそういった落ちついて話せる環境というのが必ず必要だと言われましたので、今後支援センターの強化ということを考えたときに、ぜひ検討していただきたいと思います。  それと、今現在、八頭町が育児パッケージ、新聞等にも出ました。ネウボラボックスを鳥取県生協と提携して実施が始まりました。妊婦の段階で届け出をしたら、出産後この生協から商品が自宅に届く仕組みです。町としたら、橋渡しの役割なんですが、このネウボラボックスというのはフィンランドが発祥なんですけれど、かなり大きな箱で届きます。実際、中身を見たんですが、赤ちゃんのものはほとんどそろうという、日本円にして金額で五、六万円ぐらいの商品が入っているという話でした。  その中で、それをモデルにして富山市がベイビーボックスプレゼントというものを取り組みでされているのも紹介がありました。そこでは、富山市の企業でつくられたブランケット、スタイ、ストローマグ、あとまた富山市の子供連れで行ける施設の招待券、そういったものを妊婦さん、子供が生まれてから渡すということをされていました。そのときに、富山市の職員の方が言われてたのが、出産後、物を贈るのではなくて、保健センターに取りに来ていく仕組みをつくったと言われました。本当に来てくれるかと心配でしたが、実は出産後すごく悩みを抱えてて、誰かに聞いてほしいという方が多く、ほとんど100%の方がプレゼントを受け取りに来てるということです。  今年度、平成31年度、今予算で出ていますが、八頭町は出生祝い金が1万円から3万円に値上げしました。すごく出産される方をお祝いするということで、この金額が上がることはいいことだと思うんですが、例えばそのうちの5,000円でもいいですが、町内の産物、おくるみやスタイ、新生児の帽子、あとは間伐材を使った離乳食のスプーン、また、おわん、地元産業の物を使うことで、そこに新たな取り組みとして仕事が生まれます。それを産まれた後、保健師が訪問はわかるんですが、直接、例えば都合がついてパートナーの方と一緒に来所してもらう。そこでお互い顔が見えるつながりを持つという、そういったことも大事だと思います。  今話しましたことについて、町長、どのような、御所見を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 昨年から、奥田議員言われましたように、育児パッケージということで生協さんと協定させていただいて取り組みを進めているというところであります。  ありましたように、話し合いをされるということ、多分いろいろ相談とか、保健師ですね、妊婦さん、したいんだろうという思いがひしひしと伝わってきたというところですので、相談等があれば出向いてということになろうかと思いますが、声かけいただけたらと思いますし、また、最後に言われました祝い金のお話であります。それこそ以前、旧ですが、旧の郡家町のころも祝い金とそれから、当時町の木がサツキでありました。お生まれになったお家にサツキの苗木を持っていって植栽していたような時期もございます。  ただ、なかなかアパートの方とか、それから必要でないというようなお家もあったりして、今ではやめたというようなことになっているんですが、これは町産品ということでありますが、この3万円の中には、今はチャイルドシートも含まれておりますので、なかなかそういったチャイルドシートもお聞きすれば値段がいろいろ差があるというようなこともあります。  町産品ということはちょっと今は難しいんではないかというふうに思いますが、ただ言われましたお話の機会ということはしっかり対応させていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) なるべく妊娠期からの対応、あと出産直後の産後鬱、そういったものの対応というのを健診等でされてますが、顔の見えるおつき合いというのがとても大事だと、それがネウボラであり、切れ目のない支援ということにつながるということですので、考えていただけたらと思います。  少し前の母子保健、私たちの時代になってしまうんですが、パパ・ママ学級や母親学級というものが自治体で多く開催されてました。今は就労されてる妊婦の方が多いので、かかりつけの産婦人科のほうでされてるとは思うんですが、できればこういうパパ・ママ学級、お父さんやまた家族の方が来て、妊婦のときから顔を合わせて教室をするという、この利点は、またそこで出会った家族の方同士が横のつながりが出て、安心して出産できるという利点もあります。今ちょっと八頭町では行ってないと思うんですが、できればこういったものにも取り組んでいただきたいと思いますが、町長の御所見はいかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず、言われましたように、妊婦の方との見える対応というのは、これからも心がけさせていただきたいと思います。  そういった中で、パパ・ママ学級ですか、以前はあったというお話であります。横のつながりということへの波及というようなお話もありました。ちょっと内部で話し合いをさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 相談場所は子育て支援センターが妊婦の時期から使えるとありますが、子供を産んでからでないとなかなか子育て支援センターには行かないと思うんです。実態、ちょっとそこは詳しく調査してないんですが、仕事をずっと続けていらっしゃって、出産して子供を産んでから初めて支援センターで相談し、また第2子がおなかにいるときは、そこで支援体制がつながると思うんですが、一番は第1子の妊娠期というところを特に大事にしていっていただきたいと思います。  専門職の体制のこと、先ほど3人で兼務でかかわっていると言われましたが、フィンランドのほうのネウボラは、必ず専門のネウボラ保健師という方がいらっしゃって、同じ方がずっと子供さん、また妊婦、家族にかかわっていくという制度だということです。そのときの研修で一緒だったメンバーは、他の自治体の保健師の方が多かったんですが、今の市役所や役場、そういったところの体制を考えたら、ずっと同じところで勤務するというのはなかなか難しいという話でした。  そういった中で、コーディネーターの保健師という存在の話をされた方がありまして、必ずコーディネーターの方が全てを把握してネウボラを賄っていくというようなやり方をとられてはというような話も出ましたが、今の状況、兼務で小さいまちでそんなに人数的に把握もうまくいっていると思うんですけれど、そういったコーディネーター保健師という考えは、今ちょっと初めて出しましたが、町長、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 3名の保健師の兼務というお話をさせていただきました。母子保健ということの中で、それぞれいろいろ事務分担を持っての対応ということであります。願わくば、言われますように、その専門のネウボラの保健師がいればいいわけですが、なかなか現実として難しいというところです。  コーディネーターの保健師を考えてみたらというところでありますが、ちょっと突然のお話でありますので、これもちょっと内部で話をさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 次に、未満児入所の現状です。今、保育所の入所児童が576人と聞きました。かなり未満児の入所がふえています。国が定めます基準というのがありますね。0歳児で保育士が3人に1人、1・2歳児が6人で1人かな。その割合ですが、今の八頭町の保育所の体制は、その数で充足しているのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) なかなか保育士さんがいないというのが現状でありますが、国の配置基準は、0歳であれば3人に1人の保育士でありますし、それから1・2歳というのは6人に1人というのが国の配置基準であります。  ただ、鳥取県とされて、独自といいますかそういった配置基準を設けておられます。0歳は一緒でありますが、1歳から2歳という部分が4.5人に1人という配置基準になっております。鳥取県のそのような自治体というのは、そういった県の配置基準にあわせて職員対応を行っているというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 今現在の保育所の状況は、かなり正職の保育士さんよりも臨時保育士の方が多くなってきていると聞きます。臨時の保育士さんも賃金の手当を厚くしてもなかなか確保が難しいという状況だと伺っております。  今回の補正予算でも一時預かりの数等の変更でかなり減額補正が出てますが、来てもらえない状況、保育士の、そういったことを考えたときに、正職の保育士さんの負担というのもかなりきつくなってきているのではないかと思います。平成31年度から保育所が5個になりますので、そういった面でのメリット、もしもありましたらお聞きしたいですが。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 言われましたように、今、臨時の方というのが多いということは承知をしております。  そういった中でメリットというお話でありますが、それこそ24年に保育所の適正配置が出まして、今度の4月、ようやく終わるという。ようやくじゃないですね、最終の八東地域の保育所開所ということであります。  メリットということになれば、同じ保育が五つの保育所になるわけでありますが、特別保育の充実というようなことで、今までできてなかった部分もこれからは対応できるというのが一番大きなメリットではないかというふうに考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 本当に、働く環境づくりを考えたときに、今の本当の保育士の実態が、働きやすいのかということも今後ぜひ検討していっていただけたらと思います。  この1番目の質問の最後になりますが、アンケートをとられて実態調査をされて、平成31年度、計画を進めるということですが、一つちょっと提案させていただきたいと思います。  例えば、出生祝い金、小学校の入学祝い金、お金の現金給付というのはとてもありがたいことなんですが、八頭町のこれからの将来のことを考えたときに、ニーズに合った保育というのも大事だと思います。そのときによく、質問の中でもこれまで入れてました、雨が降ったときに遊ぶ場所がないという声もよく聞きます。そのときに、隣の鳥取市に行けばそういった屋内で遊ぶ場所はありますが、できれば八頭町の中でそういった雨が降っても安心して遊べれる場所というものも必要ではないかと思います。  子育て支援センター、あそこの大御門のところにあります園庭をちょっと工夫されて、ドーム型にして、雨が降ったときでも少し集まって遊べれて、支援センターの後、雨が降ってても少し遊んで帰れるとか、サークルのお母さんたちの集いの場にもなっているところですし、そういったところで雨天時の対応というのの施設を考えてみることはできませんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 御提案をいただきました。今、アンケート終わったところであります。先ほど申し上げましたけど、平成31年度中に子ども・子育て支援事業計画を策定するということでありますので、そういった御意見もあったということも課長聞いたと思いますし、そういった委員会の中でこれから議論をしていただければと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) ぜひ検討していただきたいと思います。  そうしましたら、質問の2番目に入ります。  質問の2番目は、森林経営管理制度です。  平成31年4月、森林経営管理制度がスタートします。昨年の行政懇談会での説明はありましたが、まだ町民全体への理解は進んでいないと思います。町は、区域内の森林において、経営管理が行われるよう指導的な役割を果たすように位置づけられています。制度がスタートするに当たり、町の方針、計画などについて下記4点について伺います。  1、経営管理意向調査の実施について。  2、人材育成について。  3、制度の周知、方法について。  4、制度を推進する課題について。  以上、お願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、森林経営管理制度についてということでいただきました。  最初に、意向調査の実施の件でございます。この制度につきましては、手入れができていない森林を今後適正に管理していくことが目的となっているというところであります。  まず、各森林所有者さんへ対して意向調査が法律で義務づけられており、この意向調査の回答結果から、管理できない森林を把握していくこととなります。  しかしながら、新年度の4月からすぐに意向調査が開始できるということではなく、町内の全森林の状況等を確認した上で意向調査の実施方法、森林所有者不明の森林、調査実施の優先順位等の協議が必要になるというふうに考えます。また、調査実施に際しましても、県やここで申し上げますと八頭中央森林組合等関係機関との協議が必要になってくると思われますので、このような点を十分踏まえながら対応してまいりたいと考えております。  2点目の人材育成ということであります。  この制度が始まることによりまして、業務量がふえてくるということは承知をいたしております。主な業務内容として、森林所有者への意向調査、事業説明会の開催、森林環境税を活用した新たな森林整備事業の実施等であり、課題とされておりますのが林務担当職員の体制だろうというふうに思います。本町につきましても、林業に係る専門的な職員は不在で、実際には職員、現在2名体制で担当しているというところであります。  このたび、鳥取県の御協力等をいただきまして、新年度から林野庁から専門職員を受け入れ予定で、新たな業務の遂行を初め、幅広い林業施策、また専門的な知識や技術等の助言や指導をいただき、町職員の人材育成にもつながっていくものと大いに期待をしているところであります。また、事業の実施に当たりましては、地域林政アドバイザーの制度も活用したいと考えております。  3点目の制度の周知、それから方法ということであります。  この新たな制度を推進していく上では、制度に対しての森林所有者の方の御理解が大変重要だというふうに考えております。現時点で計画しておりますのは、意向調査を実施する前に大規模ではなく小地区ごとに順次座談会的な形式で説明が必要ではないかと考えております。説明会につきましては、町だけではなく県でありますとか八頭中央森林組合さん等、関係機関と連携を図りながら実施していきたいと考えております。  4点目の制度を推進する課題ということであります。  まずは、森林の所有者さんの制度に対する理解が第一というふうに考えます。先ほど申し上げましたように、細やかな説明会の開催や管理に関する相談窓口等の設置を行い、制度に対する周知の徹底を行っていきたいと考えております。  次に、森林の不明な所有者さんへの対応等が考えられるというところであります。今年度、林地台帳を整備いたします。間もなくできるというところでありますが、これにより森林所有者さんの把握等ができておりますが、不明な所有者さんへ対しての追跡が課題になるのではなかろうかと考えております。  いよいよ来年度から新たに始まります制度で、本当に林業施策が大きく変わろうとしているというふうに考えております。さまざまな課題等も山積しているわけでありますが、着実に取り組みを行っていき、森林資源の適正化を図りながら林業産業の活性化の実現をしていけるようにしてまいりたいと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 36年度から新たに森林環境税が始まります。税率は個人住民税均等割に国税として1人年間1,000円を上乗せし、市町村が徴収とあります。今回、前倒しで森林環境贈与税という形で町に31年度、1,330万円の歳入が八頭町でもありました。それで、一般会計では新規事業で森林環境整備事業が上げられていまして、予算は3,455万9,000円とあります。この内訳について質問いたします。  航空レーザー計測データとありますが、具体的にこの計測のやり方、また台帳整備システムの委託料となっていますが、この委託料等はどこに充てての委託料となるのでしょうか。まず1点目の質問とさせてください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) このレーザーの取り組みについては、実は平成30年度で八頭町は大体206.7平方キロあります。そういった中で、県の補助で半分の100平方キロ、飛んでいただいたということがございまして、そういった中で事前に空ですから、八頭町内全部飛んでいただいておるのが実態ということでございまして、データ的にはあるようでございますので、そういったレーザーを残りの半分、その部分を31年度で解析をさせていただけたらということで、その委託料については航空写真を撮られた会社ということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) この計測がもととなりますと、現場に行かなくても公民館の場所とかでお互い写真を見ながら境界確認ができるというふうにもお聞きしますので、八頭町が先進的に取り組んでいるというのはとてもいいことだと思います。  その中で、ちょっと皆様の、議員にも配られたんですが、こういったパンフレットをいただきました。この制度の中、先ほど町長も施政方針等の中でも言われてましたが、県や森林組合と連携して、この制度の円滑な実施を進めていくとありましたが、この冊子の中にでも森林経営管理制度の概要の説明の中では、森林組合という組織の名前が出てこないです。意欲と能力のある林業経営者とありますが、八頭町が考えますこの制度の中での八頭中央森林組合の位置づけはどのように考えていらっしゃるのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) パンフレットには、それこそ組合の名前がないということでありますが、ありましたように、意欲のある業者ということであります。当然、しっかりとした能力も、能力と言ったら言葉が悪いかもわかりませんが、持っておられる森林組合ということでございますので、八頭町ではそういった森林組合が該当するというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) では、この意欲と能力のある林業経営者という位置づけということでよろしいですね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そうですね。八頭町の管内では森林組合が一番の林業経営者だろうというふうに考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) この制度の説明のときに、議会での説明等でも農地のことと同じような中間管理機構がありますね。そういったもので集約化を図ると目的としているというふうにありますが、よくよく森林管理システムを調べてみますと、農地の仕組みと森林経営管理、これから始まる制度とは少し、同じシステムとは言いがたいと私は思いました。  これまでは、森林所有者がみずから、また業者に、例えば森林組合さん等に委託していたのが、今回の意向調査を行い、確認し、そこで委託されてなかった。例えば、全く手入れされてなかった森林に対して町が責任を持つという形になりますので、そのプランでやっているものはこの制度には乗らないという考えだと思うんですが、集約化という言葉のほうが先に行って、森林バンクとかって、何か全てをまとめるというイメージのほうが先行してしまって、本来でしたら経営がしっかりされている森林はこの制度には乗らないということをまず前提にした説明が必要だと思うんですが、その辺について町長の見解をお聞きします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 農地と今回森林ということで、違うわけでありますが、集約化という言葉は余り適切でないかもわかりません。  ただ、森林バンクということはいいんじゃないかなというふうに思います。今回の事業の目的というのは、あくまでも森林の手入れをし、そして未来永劫立派に保全していくというのが目的だろうというふうに考えておりまして、個人の方でできない部分については行政が担っていくということであります。  したがいまして、まず本当に今の状況がどうなのかということを調べることが一番というのが今の大きな課題で、先ほど申し上げましたけど、各集落等に出かけて制度のお話をさせていただいて、それこそこれからどうするだえという話をさせていただいて、次のステップに入るだろうというふうに思っておりまして、町が受けたものに対して直営でするのか、それともこういう部分については森林組合さんに任せりゃええでというようなことであれば、きちっと森林さんのほうに橋渡しをして、それこそ森林の手入れをしていただくということになろうかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 今で鳥取県が打ち出していますような木材産業再生プランや、とっとり森と緑の産業ビジョンといった、こういった計画に基づいて実施しているものは、今のままどおり進行するという考え方がいまひとつ制度の説明の町の説明を見ても、国のこのパンフレットをただ引用しただけの説明では伝わりにくいと思うんです。なので、集落、31年度から制度、体制が変わって丁寧な説明を集落にしていくと言われてましたので、できれば八頭町版というか、八頭町の住民さんがわかりやすく理解できるような資料作成をしていただきたいと思いますが、町長、御所見いかがでしょうか。
    ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 一つとして、言われましたように森林組合さんもいろいろと事業を展開しておられます。その事業をストップするということではなくて、並行して事業というのは取り組んでいただきたいというところでありますし、そういった中で森林組合さんの事業と、それからこれから新しくする森林管理システムでありますが、今の場合ですとパンフが管理システムだけのような形になっているとは思っております。そのあたり、ちょっと検討させていただけたらと思います。わかりやすい資料でということだと思いますので。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 31年2月22日の産業福祉常任委員会でありました産業観光課の資料のほうから、八頭事務所からの説明書がありました。新たな森林管理システムにおける市町村の役割が増加し、体制整備が必要となってくる。千代川流域林業成長産業化推進協議会の事務局を八頭事務所が担うこととしており、この協議会で指導、助言などを行っていくとありました。  県の情報では、30年8月1日に設立総会を開催され、吉田町長も多分出席されていたのではないかと思います。この推進協議会の組織についてのちょっと説明をお願いしたいです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) この事業につきましては、鳥取県下では日南町さんが先に取り組んでおられました。それで、鳥取県の第2弾ということで、千代川流域ということで、鳥取市とそれから残りの4町、1市4町でその採択になったというところであります。  川上から川下までということがあるわけでありますが、昨年は平成30年度でありますが、若桜町さんのほうで大きな事業を展開されたというところであります。事務局とかいろいろあるわけでありますが、東部圏域が一緒になってそういった森林の事業に取り組んでいくというのが、この千代川の関係であります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) それにちょっと関連するのかもしれませんが、1月に八頭町議会で森林づくり協議会という組織について説明がありました。議会から委員の推薦等はならなかったのですが、八頭町からは産業観光課長が委員として出席だというふうに名簿ではありました。  この組織は、八頭中央森林組合の組織というか、事務局はそこが担うという形だったと思うんですが、この千代川流域の協議会とはまた別です。いろいろ協議会で大きな協議会、また小さな協議会という形でとっていらっしゃると思うんですが、この辺の体制づくりについて、もう少し教えていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 鳥取県東部の森林事業の活性化ということの中で、新たにこの森林づくりの協議会というのがこれから立ち上がるということであります。先ほど言いました1市4町はまた違った形でそれぞれ委員さん等を出していただいて、八頭町森林組合等もあるんですが、林業経営者の皆さん方と一緒になって、事業を推進していくための協議会ということであります。  今、体制づくりということで取り組みをされているというふうに伺っておりますが、その内容につきまして産業観光課長のほうでお話をさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 谷口産業観光課長。 ○産業観光課長(谷口雅美智さん) 八頭中央森林組合さんのほうが事務局となりまして、例えば八頭中央森林組合さんの関連いたします鳥取市、八頭町、若桜町、各自治体の行政、そして森林関係者の皆様方に委員となっていただきまして、今後4月から新たに森林管理システムが進めていかれるわけですけども、そういった中で関係者の意見を踏襲しながら、行政側にこういった方向性で森林業務を進めていくべきだというような提言をさせていただきたいというような形の中で、この組織を立ち上げられたいということで今進められておるところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) そうしましたら、ここの森林づくり協議会と千代川流域の協議会との連携の部分について、今わかっている段階でいいですので教えていただけますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 産業課長。 ○議 長(谷本正敏君) 谷口産業観光課長。 ○産業観光課長(谷口雅美智さん) 千代川流域林業成長産業化推進協議会のほうとしましては、行政、そして森林組合、そして事業所等が一緒になりまして、先ほど町長の答弁の中にもありましたように、川上から川下までの一環して林業成長化を発展させていくということで、いろいろなハード面、ソフト面の事業を行っていくという形で進めております。  また、この八頭中央森林組合さんのほうが主体となってやられます森づくり協議会につきましては、4月から始まりますそういった新たな森林管理システムの方向性とか、こういうふうに事業を展開していってみてはどうかというような提言という形の部分ですんで、そういった提言を受けながら、またそういった千代川流域林業成長産業化推進協議会の中の事業とかみ合うようなことがあれば、そこは一緒に進めていかれるというようなことになろうかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 八頭町は、これまで八頭中央森林組合が集落と話し合いをされて、地域の森林について推進されてきています。八頭中央森林組合は、平成32年度、2020年、素材生産量10万立米という目標も掲げられています。  平成28年度受章されました天皇杯のことは、多くの住民の方も知っていらっしゃると思います。しかし、まだ八頭中央森林組合の人工林の整備率は20%だとお聞きしております。まだまだ未整備というか、整備が整っていない、林道の整備、そういったもの等、今後の課題になっていくと思うんですが、この31年度4月から始まります制度というのは、本当に大きく林業が動く制度だと思います。  それで、職員の方も林野庁のほうから専門の方がいらっしゃる。それで、林政アドバイザーの方が1名入られて、4人体制で係をつくられるというふうに方向性も聞いております。その森林アドバイザーの方について、教えていただきたいです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今回の事業というのは、ちょっと大げさかもわからんですが、一つとして山が動くというふうに私はちょっと認識をしております。というのが、今までそれこそ国が本腰といいますか、そういうものを余り入れなかったのは、今度は環境税等も活用して、そういった取り組みということです。  思いますのは、住民の皆さんが本当に今まで横向いていたと言ったらちょっと失礼かもわかりませんが、山にぜひ興味を持っていただいたら、また違った角度でこの事業が推進できるんではないかなというふうに考えております。中には、それこそ山のないお家もあるんかもわかりませんが、こういった中山間地域ですので、ぜひ説明会等これから4月以降ですが開催させていただきますが、奥田議員におかれましても、山があるかどうかわかりませんが、ぜひそういった説明会にも出でいただいて、本当に興味を持っていただき、さらには推進のお手伝いもしていただけたらというふうに思います。  林政アドバイザーのことでございますが、基本的には8時、5時で月曜日から金曜日ということではなくて、そういった型でもいいのかもわかりませんが、週の月曜日から金曜日、木曜日とか、そういったことで短時間的な部分というのもあるんではないかというふうに思いますが、それこそ今までその方が持っておられますノウハウを、そういった事業に生かしていただいて、アドバイザーですからアドバイス的なことをいただけるんではないかなというふうに考えております。  国のほうの方は、国の方ですし、それから地域の森林をよく知っておられるというのが地域アドバイザーだというふうに考えておりまして、そういった視点でその方には取り組んでいただけたらというふうに考えております。当然、行政もその中に入っていくわけでありますが、うちの職員と一緒になってタッグを組んでいただいて、本当に県下でもモデル的といいますか、早目な取り組みをさせていただいて、本当に皆さんに喜んでいただけるような事業ができればというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 丁寧な説明ということですが、そこのところでお聞きしたいんですけれど、森林所有者というのは複数の方、例えば集落で持ってる山とか、個人で持ってる山はその個人の方でいいんですが、集落に対しての意向調査ですよね、そういったもののやり方と個人の方との意向調査のやり方というのは変わってくると思いますし、また、集落での座談会のやり方等も形態が変わってくると思いますが、その辺の進め方はどうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 山林にも、言われましたようにいろいろあると思います。個人でお持ちの部分もあろうと思いますし、それから集落というお話ございました。それから、共有というのがあると思います。例えば、お二人とか3人とか。今考えておりますのは、それぞれ分野ごとということではなくて、集落なら集落でいろいろ、さっき言いましたように個人の方もあるかもわかりませんし、全体のもあるかもわかりませんが、一応全体で説明をさせていただいて、その後の個々の対応になるというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 意向調査等でも複数の方がかかわってたら、1人はだめとか、なかなか難しくて進みにくいと思うんですが、そうやって全体でお話があるということはいいことだと思います。  それで、人材育成のことを先ほど言われましたが、ちょっといろいろ調べてみましたら、林業関係の技術者というのは結構年数とか経験年数がないと取れない資格だということがわかりましたが、行く行く、人材育成ということを考えたときに、そういった資格を持っている方が八頭町に勤務してくだされば問題ないんですが、そういった技術士の取得まで町は考えていらっしゃるでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど言いましたように、集落での説明会ということがまずスタートラインになるんでしょうけど、できるところからということでの取り組みになるんではないかというふうに思います。  林業関係のアドバイザーの件ですが、技術的に卓越した方をお願いするというふうには思っておりますが、今現在、市町村の職員の中でそういった専門的にプロパーといいますか、そういった資格までというところは今はまだ考えていないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) できれば、国の方がずっといらっしゃればいいんですが、いずれ帰られる方ですので、きっちりとした体制づくりというのを望みます。  あと、この制度で最後、この管理制度が進んでいって、最終的には植栽もされて山をもとの形に戻すということがありまして、利益がある場合は所有者のほうに還元するとありますが、今の実際の木材の単価を考えたときに、利益が本当に出るような山が。出るような山であれば経営管理をされてこの制度には乗ってこないと思うんですが、手入れが行き届いてない山を手入れすることで利益が植栽の予算も考えて出てくる仕組みというか、利益が出るのだろうかと思うんですが、町長の見解はいかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 人工林のことをおっしゃっているんではないかと思います。雑木のような山もあるというふうに考えておりますが、基本的には伐採したら、言われましたように植栽というのが基本です。もうかる、もうからないというのは、条件的なことがあろうと思います。一つとして、車が近くに寄れるとか、そういった出しやすいようなところであれば、利益というものも生じるでしょうし、それから何もないところから、そういった搬出することになれば、利益にはつながらんというようなこともあろうかと思います。  作業道の事業もあるわけでありまして、そのあたりについては受託された森林組合さんなら森林組合さんとタイアップしながら、そういった話はしていく必要があるんではないかとは思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 実際、山の木を切ってそれを運んで、それでまた売って、それで最終的には山の保全という一連の流れがあると思うんですが、その辺の仕組みも丁寧に説明を、集落に出られたときに説明をしていっていただきたいと思います。  いろいろ国の取り組みを調べてましたところ、ここの八頭町でも近いところにあります鳥取県の西粟倉村の取り組みがありました。ここは森林組合や事業体と連携した集約化ということで、大変進んでる取り組みでした。6次産業化も進んできてて、かなり森林を持って村おこしをしているという村でした。こういったところの視察というのを考えてみられないでしょうか。もう既に行っておられる。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 西粟倉のお話をいただきました。岡山県ですけど、先ほど鳥取県とおっしゃった。 ○1 番(奥田のぶよさん) すいません。岡山県。 ○町 長(吉田英人君) ええんですけど。森林といいますか、粟倉のほうは本当に力を入れておられます。大半が山だというふうに思っているところでありますが、千代川流域のお話がございましたが、そちらのほうで既に視察ということはさせていただいて、いろいろノウハウ等も職員のほうは学んできて帰ったところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) すいません。鳥取県と言ったの訂正します。岡山県の西粟倉村です。  ここの取り組みを結構、八頭町の隼Lab.の取り組みと随分類似した形で進められているなと思いましたが、その辺の報告は町長受けられたでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) Lab.とのかかわりということであれば、Lab.を会場にそういった森林のセミナーを開いていただいたということは承知しております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 学校を利用したベンチャー企業が立ち上がり、木材を使ったかなりの商品開発も手がけているということで、大変今の八頭町の取り組んでいるイノベーション・バレーの創設とすごく似ている取り組みだなと感じました。できれば、そういうこの経営管理制度とあわせまして、やっぱり山の木がお金になる仕組みづくり、それを地域の中で循環できるような、またそこで新しく起業が生まれるような取り組みというのも、この制度の中で山に関心を持つ方がふえていって、町おこしということにもつながると思いますが、町長の御所見はどうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど申し上げましたように、西粟倉は林業の先進地だと思っております。経営管理制度、それからもうかる林業ということでありますが、本当にそうあるべきだと思います。  西粟倉は、地籍調査が既に100%終わっているという大きな実績があります。今、八頭町では大体地籍が50です。  レーザーのお話があったんですが、現地に行かなくても境界が確認できるというお話ございましたように、これは周囲の皆さん方が全て、関係者の皆さんの同意が必要であります。例えば、私だけはそれに納得できないということであれば、その部分は現地に行くような形になりますので、実際皆さん方が今の写真と昔の写真を見比べていただいて、ここでいいですよという話しで落ちつけばいいわけでありますが、そういった課題もあるということです。  申し上げたいのは、地籍調査が終わっている部分というのは、比較的スムーズにこういった事業に取り組んでいけるというふうに思っておりますが、林地台帳のお話もございましたし、それからこういった地籍の調査もあるんですが、そういった境界の確定した部分から一つずつやっぱり説明会もそうですけど、きちっとしたことをして取り組んでいく必要があるというふうに思います。  言われますように、そういったことをきちっとして、本当にもうかる林業につなげていけれたらとは考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 本当に、説明会等に行くのにも、山を大事にしましょう、保全も大事だというのプラス、もうかるというのはキーワードになっていくと思いますので、今後積極的に取り組んでいただきたいと思います。  その中で、森林づくり推進係の事業内容の中に、林業ビジョンの策定というのがありました。林業ビジョンというのは、策定は何年度を目標につくられるのか。また、その前に農業ビジョン、八頭町が策定されたときには、農業ビジョンをもとにして組織が新しく立ち上がりました。そういった組織を立ち上げる、もしこのビジョンを策定した後、そういった組織の立ち上げというのは考えられているのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 林業ビジョンを既に作成している自治体もございます。農業ビジョンのお話もあったわけでありますが、今月に第1回のビジョンの作成会議を開催するようにいたしております。遅くても平成31年度中にそういったビジョンを完成したいというところであります。  農業ビジョンの中には、水稲部会とかそれから果樹部会というような形で専門部会を設けてきた経過もございます。どういった形でのビジョンのでき上がりになるかちょっとわからないわけでありますが、そういった部会的なことも含めてそのビジョンの中で話をしていただけたらとは考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 農業と違って林業の山の木というのは、一世代と言うか、次の世代につなぐような計画になっていきます。本当に、長い年月のスパンで考えていかないといけない形ですが、こういった形で制度が始まりました。本当、材木の有効活用の動きはどんどん進んできています。このたび建築された八東保育所も木を使った保育所になっていると思います。そういう林業への取り組み、今実際、税金を徴収して山を守るというのは未来への投資であると思います。この制度が本当に有効になるように願っております。  最後に、町長のこの制度に対して一番これから八頭町の林業について、町長の熱い思いを聞いて、私の質問を終わりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 奥田議員言われましたように、林業の取り組みというのは未来への投資というふうに思います。前段に言われましたように、林業というのは長いスパンで成り立っているというふうにも考えます。  今回のこの質問をいただいた中での答弁の中で、モデル的ということを申し上げました。県下でもそうですし、それから全国でもそうだと思いますが、それぞれの自治体に負けないような形でこの事業に取り組んでまいりたいというふうに考えています。 ○1 番(奥田のぶよさん) 終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、1番、奥田のぶよ議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩します。                        (午前10時43分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午前10時55分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、11番、橋信一郎議員の質問を許しますので、登壇願います。  橋議員。 ◎橋信一郎議員質問 ○11番(橋信一郎君) 質問に入る前に、ちょっと町長に披露しておきたいことがあるんですが、先週、私、滋賀県のほうに空き家対策ということで勉強に行ってまいりました。参加者は60人ほどでしたけど、そのほとんどというか全員が全国各地の市町村の職員さんで、しかも主任とか係長さんクラスの若い人たちばっかりでした。本当に活発に、よそにもいい職員さんがおられるなというふうに思ったんですが、私もそんな若い職員さん方と同じ気持ちになってあれこれ考え、発表もしたりしてきたんですが、八頭町においても空き家対策、特定空き家というのは、これからどんどんふえてくるんじゃないかなと予想されます。  しかしながら、危険だからといって他人の持ち物を簡単に撤去するというわけにはどうにもならん、いかに大変か。しかも、法律的にも一筋縄ではいかない、そういう状況がどうもあるようでございます。
     今、八頭町では企画課が対応されておりますけど、これ専門部署がないと、近い将来この八頭町も解決に向けて全然追いつかない状況になるんじゃないかなと思った次第です。簡単な感想ですけど、町長に披露しておきたいと思います。  では、きょうの質問に入ります。  1問目は、地域の環境整備についてということでございます。  まず初めに、近年、日本各地で災害が起きていることから、防災意識が高まってきております。いざ災害が起きたとき、電話もつながらない、停電もした、そのときに被災者が重宝するのはやっぱりラジオだということでございます。特に、地震のときはそう思います。  ところが、ところどころ肝心のラジオ、電波が入らないとこがあります。いわゆる、雑音ばっかりで電波の不感地帯、役場のほうにも多分問い合わせがあっとると思うんですが、これの解消についてどんな対策を講じておられるのか、または個人任せで何もされておらんのかということをお尋ねします。  次に、中身は観光振興につながることなんですが、年間数千人も訪れる清徳寺の駐車場の話です。  この前、上がってみたのですが、真砂土を入れたことで水はけが前にも増して悪くなって、本当に泥んこ状態という状況になっております。これ、以前の質問でも私、この場で取り上げましたけど、関係者や住民から改善要望が出ておるわけですが、このまま放っておかれるんですかということでございます。  そして、言うまでもなく、岩渕橋はその清徳寺の入り口にかかる橋でございます。生活道路の改善話としても、10年以上も前から要望が出ておるのにもかかわらず、なかなか手をつけられようとされない。そこらあたりの状況はどうなっているのか、改めて聞きたいと思います。  以上です。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、11番、橋信一郎議員の一般質問にお答えをいたします。  最初に、研修の感想を述べられました。空き家対策の研修ということで、若い皆さんと研修を受けてこられたということであります。八頭町でも空き家というのは本当に課題の一つだというふうに思っております。言われましたように、危険な建物でも簡単に壊せれないというのが実情であります。  平成29年の調査だったと思っておりますが、大体、八頭町内で500というふうな空き家の数を把握しております。その中で、今、空き家バンクに登録していただける方については、積極的にそういった手続をしていただいておるというところでありますが、それから1年以上も経過しておりますし、空き家ももっとふえているんではないかなというふうには考えております。有効な活用ということに取り組ましていただけたらというふうには考えます。  それでは、いただきました地域の環境整備についてということでお答えをしたいと思います。  最初に、災害時、被災地の情報入手の手段はラジオが最適ということでありまして、町内にあります不感地域の把握と解消ということであります。  ラジオの受信状況につきましては、平成27年に全集落を対象にアンケート調査を実施し、ラジオの受信環境が余りよくないと回答されました集落、20集落ございました。この20集落を対象といたしまして、集落公民館敷地内におきますラジオ受信状況について、NHKの鳥取放送局に改善要望を行い、受信状況の調査を行っていただいたところであります。  この調査は、市販されておりますポータブルラジオを使用して、昼間と夜間の受信状況の調査が行われ、結果、いずれの集落も集落公民館敷地内でAM・FM放送が、内容、判断可能。ノイズを含んでいても話の内容が聞ける状態ということにございました。結果、受信困難な場所はなかったということが報告されたところであります。  また、この20集落の調査結果につきましては、平成28年4月開催の区長会で全域の受信状況の図面をもとに報告も行わせていただきました。なお、放送が聞こえにくい場合でもラジオの品質を向上させることで、よりよい音質で聞くことが可能であるとも報告を受けております。それでもなお放送が聞きにくいということであれば、NHKのほうで個別に対応していただけるということも伺っているところであります。  このことから、現在のところ町内の全集落公民館でラジオの受信は可能であると考えているところであります。また、集落公民館でケーブルテレビに加入していただきますと、FMアンテナ接続端子チューナーにケーブルテレビの配線をつないでいくことにより、FMラジオの受信環境が改善されますので、御利用も考えていただければと思います。  次に、清徳寺の駐車場と岩渕橋の拡幅についてということでいただきました。今後の展開と方針ということであります。  観光資源としての清徳寺におきます駐車場の舗装につきましては、以前、橋議員から一般質問をいただいております。答弁では、今後地域の皆さんや関係者と協議をさせていただけたらと答弁したように記憶をいたしております。  昨年、清徳寺では、9月8日と9日の2日間、プレミアムな野外レストラン、ダイニングアウトが開催される予定でありました。しかしながら、当日は悪天候で清徳寺での開催は9月8日のみとなり、2日目の9日は太田邸での開催となったところであります。清徳寺でのダイニングアウトの開催に当たり、事前に駐車場の整備について主催者と清徳寺を管理しております住職の方とも協議を行いましたが、自然環境と風情を残すためにも舗装などを行わず、草花も刈り込みしないのが観光地としての価値が高まるので、水がたまるところのみに、先ほどありました真砂土を入れるだけで、できれば自然を残したほうが望ましいとの話を伺ったところであります。  当日はあいにくの天候でありましたが、ダイニングアウトに参加された方は、清徳寺の大自然の中で食事を満喫し、大変喜んでいただいたと伺っております。それはそれといたしまして、舗装の件では清徳寺の関係者の方からの要請、また地元清徳寺集落の区長さんの関係者からも要請を受けた経過もございます。  以前にもお話ししましたように、本町有地は急峻な土地を買収し、林道佐崎線等の公共事業の残土処分地として、平成4年以降現在の状況になっておりますが、町道と町有地の間に一部民地が存在しております。現在、現状のままで駐車場の舗装は必要ないとの意見もいただいているところでもあります。いずれにいたしましても、もう少し調査をさせていただいて、いましばらく時間をいただけたらと考えております。  2点目の岩渕橋の関係であります。町道橋につきましては、5年に1回の点検を行い、橋梁長寿命化修繕計画を策定し、計画的な修繕を行っているところであります。橋梁長寿命化修繕計画の目的は、事後的対応であった従前の対処法から計画的対応である予防保全型に転換し、橋梁の長寿命化、維持管理コストの年度的集中を避け、予算の平準化、将来的計画化を図ることを目的としたものであります。  橋梁点検におきましては、1巡目、5年の点検が終わり、計画の見直しを行うこととしております。本年度行いました岩渕橋の点検結果でありますが、判定区分2、予防保全段階、道路橋の機能に支障を生じていない状況でありました。町道橋全て247橋ありますが、そのうち判定区分3、これが早期措置段階という、道路橋の機能に支障が生じるおそれのある橋梁が63橋ありました。まずは、これらの橋梁の修繕を優先させる必要があると考えております。  岩渕橋付近につきましては、鍛冶屋川取りつけの縦断勾配に課題があると考えておりますので、今後、町道の部分改良の検討を優先させていただければと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 橋議員。 ○11番(橋信一郎君) それでは、初めにラジオのほうを行きたいんですが、役場のホームページ、質問箱ですね、あれにどうなんだということで入れられとったら、NHKのほうに聞いてみたいな返答だったのが出とりますよね。  それで、あの質問を入れられた方いわく、町が主体的に今一生懸命、防災意識についてあれこれ啓発活動をされておる中において、アンテナもああいうNHKに任せるみたいな、個別にというようなことの返事ではなくして、主体的に何で考えてもらえんのかなということを言われておりました。それについてちょっとお伺いします。  要するに、個々とNHKの交渉ではなくして、町のほうが一体的に、全体的に20集落ですか、不感地帯の、取り組んでもらえたらなという話でしたけど。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩します。       (午前11時08分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 会議を再開いたします。    (午前11時09分) ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 意見箱にいただいた意見ということでありまして、先ほど最初に答弁させていただきましたように、行政としてNHKとの仲立ちをさせていただいて、先ほど申し上げたような結果になったというところであります。  携帯電話のお話も時々いただくわけでありますが、NHKさんとされては、行政区の公民館、やはりそこを中心に考えられます。これは、携帯電話でもそうであります。  ただ、そういった中で、後段でも申し上げましたけど、個別にどうしても聞こえにくいということであれば、個別対応も可能だということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 橋議員。 ○11番(橋信一郎君) ちょっと話が混線しておりましたけど、私は、ラジオの電波のことでどうだいということを聞かれましたんで、それで質問箱にも書いたよということを言われたんで、それ確認したら、そういうNHK対応だと出とったもんですから聞いてみただけです。  何にしても、NHKと個人にお任せするにしても、やっぱりひとり暮らしの高齢者とかの家もあるわけですよね。それ考えたら、やっぱりちょっと放っておくわけにはならんような気もするんですけど、どうなんでしょうね。余り細かくは対応しないと。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど申し上げましたように、行政としては専門的な知識、申しわけないですけど、ない部分があります。ただ、そういった高齢者の方でありますとかひとり暮らしの方もいらっしゃいます。そういった方についても、当然仲立ちということはさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 橋議員。 ○11番(橋信一郎君) 仲立ちということですけど、例えばアンテナ設置とかそういった感度のいいラジオを買われる場合とか、そのときに何かそういった難儀しておる方に何か手助けでもできる方法、補助金、助成金、どうなるんだようわかりませんけど、そういったもんがないのかなというふうにも思いますけど。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) アンテナ設置が必要かどうかということはよくわかりませんが、必要なものは必要なのかもわかりません。ただ、そういったときに行政として補助のお話もありましたけど、どういった取り組み方が一番最適であるのか、そういった判断は行政として当然一緒になって個人の方ですね、考えさせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 橋議員。 ○11番(橋信一郎君) それでは、清徳寺のほうに行きます。  清徳寺のほうですけど、先ほど地元との話で自然を残したほうが望ましいなんていう話も聞きましたし、いましばらく待ってという話も聞きました。ただ、こうして春になり、夏を迎えるに当たり、やっぱりあそこ結構人が訪問されるんですよね。年間5,000人以上だと聞いておりますけどね。余り、いましばらくと言われても、余り猶予がないような気もするんですけど、物すごい泥んこになっておりましたけね、一面、この前上がってみましたら。何とか早目に手を打っていただきたいと思いますが。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 橋議員もここで質問されて、それから一度、区長さんの関係者の方とおいでになられたという記憶があります。そういった関係者の皆さんは協力的なお話もいただいたということでありますが、先ほどお話させていただきましたけど、無理にええでという方もあるということは御承知おき願いたいと思います。  したがいまして、少し時間いただきたいと申し上げましたが、ちょっとそのあたりの調整をさせていただけたらというところでありますので、御理解をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 橋議員。 ○11番(橋信一郎君) 無理にいいよと言う人もおられるということですけど、あのときに要望出したときに、関係者、村の衆、全員大方判こを押して出されとったんですよね、みんな同意の上で。だから皆さんの、あの地域全体の、それから観光協会も含めての私は要望だったやに見たんですけど。  いいです。要は、今のままじゃとっても放っておける状態にないということですので、ぜひ早急に取り組んでほしいなというふうにお願いしておきます。  それから、あとあそこには、例えば何とか歩こう会ちゃなんで、十数人のグループがちょこちょこ行かれる方が多いそうです、歩いてね。そのときに、何とかグループとかいう、歩こう会みたいな人は、やっぱり中高年であったり女性の方が多いように思うわけです。そのときに一番困るのは、やっぱりトイレなんですよね、駐車場のことも言いましたけど。このトイレもついでに何とか考えてもらえんでしょうかなという話を私は伺っておるわけですが、それについてはどうでしょうかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 舗装の件については、ちょっと現地も当然確認させていただきたいと思いますし、トイレのお話も先回質問の中でいただいたやに思っております。そういった中で、ちょっと舗装とそれからトイレは、あり方が違うんじゃないかという答弁をさせていただいておりますので、そのあたりお気持ちはよくわかりますが、御理解お願いできたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 橋議員。 ○11番(橋信一郎君) それで、単なるいわば清徳寺という観点じゃだめだと思います。私、あそこはやっぱり長野善光寺の奥の院とか言われて、相当県内外から訪れる人が多いわけですから、そのときにトイレに困るようでは、やっぱり八頭町のイメージも悪くなるし、そういう感じがしますので、やっぱりおもてなしという観点に立って、あそこを観光資源として有効に活用してもらえたらなというふうに思いますけど。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 多くの方が来られる観光資源だということは承知をしております。  ただ、トイレの設置ということになれば、いろいろな課題をクリアしていく必要があるだろうというふうに思います。一つとして、政教分離ということもありますし、それから構造的といいますか、水がないんですね、たしかあそこの部分については。管理しておられる方も飲み水は別からというようなこともお聞きしてます。  トイレ自体はあることも承知しております、合併浄化槽がたしか入っていると。あれは当然、個人の方で設置をされたトイレであります。今、橋議員のおっしゃっているのは、それとは別に新たなトイレをということだろうと思いますが、今言いましたようにちょっと課題もありますので、整理をする必要があるというふうには思います。 ○議 長(谷本正敏君) 橋議員。 ○11番(橋信一郎君) 何にしましても、せっかくああいった観光資源としていいものがある中で、何かこのままでは宝の持ちぐされになってしまうようなことは避けていただきたいなというふうに思っとるわけです。そういった意味でもいろいろ課題があると言われましたけど、課題をクリアするのが役場の仕事でもあるんだろうなというふうに思っておりますんで、よろしくお願いしたいと思います。  それから、岩渕橋ですけど、今、危険度の判定区分が2、3言われましたけど、いまいま、確かに岩渕橋はすぐ崩落するというような危険な橋ではないです。ただし、あそこはやっぱり軽トラもすれ違うことができんような片側一方通行の橋になっとるわけです。また、交差する道が角度的に左右が見にくい、本当に危険な橋だなと。もちろん、橋も古いですから、見るからにみすぼらしいといった感じもせんでもないですしね。だから、そういったことがあるから、10年以上前から地域の人が要望を出しておるわけなんですわ。  前にも言いましたけど、危険度2、3はいいんだけど、どれだけの交通量があるかというのを、一旦土日を含んだ1週間でも調査されたらいいかなと、私思います。あそこ、かなり交通量多いと思いますよ、今。清徳寺に行かれるだけでも5,000人ですからね。あと、私が田んぼにいきたりやそれから、鍛冶屋温泉ありますよね。本当に、にぎやかな通りだと思って見とります。恐らく、そういった調査されたら、私都、大江、志子部谷、悪いですけど、どの橋にも負けんくらい私は交通量が多いなと感じとるとこです。  ぜひ、そういった観点に立って調べて、これは危険度云々ではなく、あそこの橋をもうちょっと整備してみようかという気になってもらえたらなと思うんですが。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 60何橋ということで、判定の3のお話をさせていただきました。今現在はそちらを優先させていただきたいというふうに申し上げたところでありますが、岩渕橋は、幅員4メートルあります。先ほど申し上げたのは鍛冶屋側の縦断がかなりきついということは承知をしております。  そういった中で比較的見通しのいい町道だというふうに思っておりまして、橋の上ですれ違えないということでありますが、必ずしも橋の上ですれ違っていただく必要もないとは私は思います。先ほど言います、見にくいところであれば、当然橋の上ですれ違う場合もあるかもわかりませんが、すぐ見えるとこですので、その辺は譲り合いといいますか、そういったこともお願いできたらと思います。  一番気になっておりますのは、あそこのところで、橋議員もだと思いますが、スピードを多分緩められると思います、鍛冶屋のほうから来られて。あそこ、かくんかくんとなりますから。ですから、橋は別として、道路自体はかなり広い幅員になっておりますので、そういった縦断の調整をさせていただけたらというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 橋議員。 ○11番(橋信一郎君) 人の善良な心に期待するのは当然として、私らも対向車が来れば待ったりもするんです。ゆずり合いですわね、自動車学校で習いますけど。  ただ、もうちょっと大きな目線で、若桜線活性化のためにも、沿線開発というのは本当に私は必要だと思います。そういった意味でも、ああいったところをまず修正していく、清徳寺もそうですが。  だから、もう一遍町長に、若桜線の沿線開発という意味で、小畑谷の開発整備について思いがあるのか、ちょっと聞かせてもらえたらなと思うとこです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今の国の方針というのが、5年に一遍点検せえということを先ほど来言っておるんですが、基本は長寿命化ということになっております。新しい橋梁云々ではなくて、今の既存の橋梁をいかにもたせるかというのが今の国の方針ということですので、御理解いただきたいと思いますし、それから、若桜鉄道を含めた若桜谷の観光ということの中では、一つとして小畑谷の清徳寺でありますとか、坂根議員おりますけど、さまざまなものもあるということは承知をしております。先ほど、ウオーキングの話もありました。そういった皆さん方にも多く利用していただいておるところだというふうに思っておりますし、また、これから夏になればひめ蛍というような美しい蛍も飛びますし、また秋にはすばらしい紅葉というようなことで、本当にすばらしい場所だということは承知しております。 ○議 長(谷本正敏君) 橋議員。 ○11番(橋信一郎君) 最後はね、やっぱり町長の政治判断だと思いますよ。危険度云々かんぬんは置いといても、そう思います。若桜線活性化のためにあの谷を開発するんだ、本当にええとこですよというのを腹入りできとったら、政治判断すぐできると思いますんで、よろしくお願いしたいと思います。  時間がないので2番目に行きます。  農業問題について。八頭町の農業は衰退の一途と誰もが不安視しておりますが、これの要因は、社会全体における農業を取り巻く環境にあるのは間違いありません。  ところが、この農業の置かれた状況について、農業者に対して的確な情報提供がなされていないことから、需要と供給のアンバランスを誘引、ひいては所得の向上を阻害しているものと考えております。  そうした中、町としては現状と課題をどのように把握し、その中で果たせる地方自治体の役割について、町長の所見を伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に農業問題についていただきました。農業の現状と課題をどのように把握し、その中で果たせる地方自治体の役割についてということであります。  このたび、御案内のように、こおげ花御所柿が農林水産物などの産地名称を知的財産として国が保護する地理的表示保護制度、GIに登録され、日本一の甘柿との呼び声の高い花御所柿のブランド力が高まり、今後の産地の維持と発展を期待しているところであります。  一方で、町内では特に中山間地域で過疎化や高齢化が進み、農業の担い手が不足している中、平坦地に比べて圃場の区画が小さく、鳥獣被害を受けやすいなど、条件不利地が多いことから、耕作放棄地や耕作不在者の農地が拡大しております。  このような課題を解決するため、現在、八頭町の山上、上峰寺、下峰寺地区や志子部、見槻、大江地区において、圃場の成形や区画の拡大、用排水路や農道を整備することで、大型で高性能な機械を導入することが可能になり、労働力の軽減や採算性が向上するよう、土地改良事業の計画を進めているところであります。  農地集積を初め、集落営農組織や農業法人のような経営体を育成し、大規模な営農組織が地域農業の中心的存在として成長することにより、本町の基幹産業である農業を活性化できればと考えております。そのため、本町では平成28年度から農業関係機関である県、普及所、農業公社、JA、担い手育成機構が連携して、人・農地問題解決推進チームを発足して、町内各地域で農家の皆様に集まっていただき、地域ごとの課題を精査し、地域農業を支えるための担い手支援や集落支援、農地集積といった課題解決に向けた取り組みを行っているところであります。  今後も新たな集落営農組織の発掘、育成に取り組む必要があると考えていますし、また、水路、農道、ため池及びのり面等、農業を支える供用の設備を維持管理するため、地域の共同作業に支払われる交付金の多面的機能支払交付金制度や中山間地域等直接支払制度などの取り組みを推進しており、現在、多面が64組織、中山間が31協定に取り組んでいただいております。今後も多くの集落組織で取り組んでいただけるよう、推進していきたいと考えております。
     新たな取り組みとして、平成30年度におきまして、重点推進作物である白ネギの生産拡大や所得向上といった課題解決のため、白ネギ生産者に集まっていただき、意見交換会や研修会の開催、先進地視察を実施して、白ネギ振興の支援策を検討しているところであります。また、梨の経営モデル団地の整備や柿の優良園の中間管理によりまして、新規就農者を初めとする果樹の担い手の確保に努めているところでもあります。  いずれにいたしましても、持続可能な力強い農業を実現するため、それぞれの地域の担い手や集落営農法人等の支援を初め、新規就農者の確保と育成が最重要であると考えております。  次に、稲作の生産と流通、主に米の販売戦略の考え方についてでありますが、JAの販売戦略に基づき、天候に左右されない良品質米である、きぬむすめの生産とあわせて、特別産米や早期米等の特色ある米づくりを推進して、米の販売拡大を図っていきたいと考えております。  また、八頭町農業ビジョンの重要課題として位置づけている米のブランド化に向けて、現在、八頭ブランド化推進協会を生産者7経営体が連携して設立、運営をしております。栽培技術などの調査研究を行い、おいしい米づくりを徹底する中で、全国の米コンテストに積極的に出品して上位入賞を図り、関西圏を中心とした販路開拓により、知名度向上と有利販売の実現に向けて取り組みを進めているところであります。  最終的には、生産者手取りの向上を実現していき、農業経営の安定を図ることでもうかる農業となり、生産面積の拡大や担い手の育成につながればと考えております。担い手農家につきましては、独自の販売ルートを持っている場合が多く、県内外に向けて販売の拡大に取り組んでおられますが、町として今後も生産性向上に向けた農地集積や機械導入の支援などを継続して行ってまいりたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 橋議員。 ○11番(橋信一郎君) 今、答弁聞きましたけど、さっぱり胸を打ちませんし、何をやられとるんかよくわかりません、私。何でかといいますと、今、農家が一番困っておるのは、もうからんという話ですわ。今所得を上げる云々言われましたけど、全国の農家の日当平均、日当に換算すると所得を、この間国が発表、今は統計で問題になっとりますけど、国が発表したデータによりますと、平成26年で5,930円なんですわ。何やかんや制度みたいなことを言われましたけど、問題はここなんです。5,930円っていったら、これ最も軽いアルバイト程度の賃金でしょう。これはもう皆さんの給料はどのくらいあるんですかね、日当。これは誰だって農業なんかやりたくないですよ。これは大変です。  それで、米に話を移しますけど、やっぱり農業はもうからんという話は、実は稲作なんですわ、一番。何でかといいますと、やっぱり年間全国で800万トンぐらいあって、そのうち主食用は730万トン、去年の実績なんですけどね。だけど、それだけのおいしく食べる米をつくっても、皆さんが御飯を食べられん。昼、弁当箱の御飯を見てください、ちょっとでしょう、おかずいっぱいで。だめですよ、あれ本当で。  ちゅうのは、米食べると炭水化物なんですわ、米は。炭水化物ちゅうのは、私は医学的見地ないんだけど、脳みそを活性化させますしな、まず。それから人間の細胞をつくるんですわ、炭水化物ちゅうのは。これをセーブして、美容と健康だとか何とか勘違いして、変な風評が出て、これ絶対間違ってますよ。今、皆さんがたばこを悪者にしておりますけど、御飯食べんほうがもっと悪い。本当、言やあ、そういうことなんです。  だから、一生懸命御飯は食べてほしいですけれど、要するに話を戻しますけど、米はつくっても食べないから売れない、売れないから価格が安くなる。八頭町の場合は、特に全国で流通量からいくと0.08%、1%にも満たん量ですわ。だから価格形成ができない、自分たちで。よそでできた価格の追随価格になっとるわけです。大豆もそうですけどな。  だから、自分たちの思うやな値段で売ることができん、そういうこともあるんです。それは何でかというと、八頭町の場合、生産効率を高めようとしましても、やっぱり狭いし段差があるし、なかなか規模拡大が難しいなというとこにあるんだと思います。もちろん、食べるほうは食生活が時代とともに変わってきた、皆さん年とられたということもあるんですけども、そういうことなんです。  要するに、問題はとにかく農家の日当が5,930円、6,000円にも満たん、これなんですよ。そこを解決していく方策を考えてほしいんだと思います。  それで、八頭町にはこれからブランド化を目指すということで、神兎という米ありますよね。あれ、本当にブランド化なるんですかね、どうですか、成功しそうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) お米のお話をいただきました。米をつくっても食べないということでありますが、橋議員は、3食何杯もおかわりして、それこそお米を食べておられるんじゃないかなというふうに思いますが、そういった中で確かにパンをたくさん食べられる方もありますし、お米の消費量というのは少ないのかもわかりません。  中山間地域の課題として、棚田までとは申しませんが、一つの圃場の面積が少ないということもございます。先ほど申し上げましたように、八頭町の下私都地区になりますか、そういったところでは新たな事業にも取り組んでいるというようなこともございます。圃場の拡大ということになろうというふうに思いますが、船岡のほうでも大江とか見槻、志子部、そういったところで事業に取り組むということです。  神兎のお話をいただきました。今は丸2年たったところであります。比較的よい評価をいただいているというところでありまして、ことしは面積を少しふやしたいということで、7ヘクタールを計画しているというところです。徐々には、これから経営面積もふやしたいというところでありまして、本年度、平成31年度でありますが、大体900袋を計画しておられるというところです。  今現在、会員数がまだ少ないということでありまして、これから会員数もそうですし、それから生産面積もふやしていきたいというふうに伺っているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 橋議員。 ○11番(橋信一郎君) 今、神兎の話を聞きましたけど、じゃあどれだけね。この間、米の卸屋さんに話を聞いたんです。そうしましたら、米を買われるお客さんというのは、50%がスーパーなんだそうです。あと14%が言えば自家消費みたいなことや、親戚、知人からいただくといったようなことなんですけどね。  要するに、消費の主流はスーパーにいかに並べるかなんです。今は神兎並んでますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) このあたりではサンマートで取り扱っていただいているというところでありますが、主は関西圏ということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 橋議員。 ○11番(橋信一郎君) 実際に担当課長は見られとるんのかもわかりませんけど、現品をね。しっかり、どういうほこりかぶってないかぐらいは一遍見られたほうがいいと思うんですよ、もしあってもですよ。  それから、ブランド化を目指すというんですけど、ことし農協の部落座談会に私、顔出させてもらったんですが、そのときに県は、星空舞というのを農協と一体となって、ことしからブランド化目指すと言われてるんですよ。神兎、立場ないじゃないですか、これ。どうされるんですか、すみ分けは。県や農協とそういうことについて話されました。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 鳥取県の星空舞のこともお聞きはしております。今の座談会のお話をいただきましたけど、JAさんとされて、県と一緒になってということでありますが、それぞれブランド米というのはあってもいいんだろうというふうに思います。  したがいまして、星空舞は星空舞いでつくっていただければいいと思いますし、また神兎は神兎でこれからもつくればいいんじゃないかというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 橋議員。 ○11番(橋信一郎君) 本当、商売人じゃないですね。ちなみに、今、全国にこうした名前をつけた、ネーミングがあるブランド商品というんですか、そういうもって、どのくらいある知っておられます、全国に。答えんでもいいですけど、こっちで答えますけど、6年前の数字ですけど、こういった類のブランド名が556もあるんです、全国で。今では800ぐらいあると言われとるんですわ。はっきり数えてないけど、数えれんぐらいある。  要するに、まさにブランドバブルですね、泡ですわ、はっきり言って、いつはじけるわからん。そういう状況なんです。だから、それだけの数がある中でこれ売り出そうと思ったら、本当物すごい競争率。まして、八頭町全体の稲作農家の起爆剤なんて、まずなり得んなと私は思うわけですわ。  そういえばありましたよな、ほんに坂根委員がよく言われるやずぴょんのね。あれだって全国各地にゆるキャラがあって、今ちょっとブームは去ったけどなかなか売り出しできんかったでしょう、結局同じことです。どうですかそのあたり。  要するに、ブランド名っていうかああいう銘柄米が氾濫しとる中で、どうして八頭町の神兎がね、しかも県も一緒になって星空舞つくろうとしとるのに立場ないんじゃないですか、八頭町だけ。星空舞だか何とかいうて言ったところで全然農家の役に立ってない、立たないんじゃないかと言いたいわけですわ、私は。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 橋議員言われるだろうと思って、私も品種登録調べておきました。  ちょっと数字が違いますが2018年、昨年の1月12日現在でありますが、お米の種類、国に登録されてる分です。それについては560と書いてあります、さっき500。 ○11番(橋信一郎君) 556、大体。 ○町 長(吉田英人君) ですから、それは7年前だか5年前っちゅうことでしたが、私がきのうネットで見た限りはそういうことであります。  そのうちうるち米ですね、それは440とか、御飯用として用いられているのが274というようなことで、多分ブランド米であれば後段に言いましたように274の品種ではないかなというふうに思います。  それはそれですし、それから星空舞の話を今されております。これまで鳥取県で推奨されておりましたのが、最初に申し上げましたけど「きぬむすめ」、これは鳥取県として推奨されてきたお米だと思います。収量もありますし、それから暑さに強い、さらには株が張って収量もあるというようなことで、収穫は遅いわけですがかなり八頭町でも作付面積がふえてきたというふうに思っております。  今回、星空舞ということでありますが、それはそれで先ほども言いましたようによろしいんではないかと思います。それぞれ自治体もありますし組合もありますし、特色のある米づくりをされればええんじゃないかと思います。全国の数ある中にどうして太刀打ちしていくんだということですが、それはそれとしてそれぞれそういったリスクといいますか、特色を持って取り組んでいくことですから私はそれでいいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 橋議員。 ○11番(橋信一郎君) 多分ね、そんなに特色は出んと思いますよ。さっき卸業者さんの話言いましたけどね、やっぱり米屋さんから話を聞くと、最近は購入動機ですわな、まず価格、次に品種、3番目が産地なんですわ。星空舞にしようが何米にしようがね、結局食味はどれも、親をたどるとみんなコシヒカリ系統で味はあんまり変わらんのですわ。何でキヌヒカリだどうだこうだ言われてもね、それはつくる側の都合で、時期をずらしたり何やりの実は話であって食味はあんまり変わらんのです。だから、お客さんの動きというのはそういうブランド名であたふたすることはない、そういうことなんです。だから、そういうのは売りに出そうとしても起爆剤にも何もならんということなんです、私そう思います。  それでついでに言いますとね、今米屋さんが一番困っとるのは安い米が一番ないなっちゅうことなんだそうですわ。要するに、業務用の米が不足して、みんながおいしい、おいしいって言うて主食ばっかりつくるもんだから、そっちのが商売上がったりになりよるっちゅうのは、これは向こう側の立場の言い分ですけどね、そういう話も聞きました。  結局、そうした今そういう特徴があってもいいんじゃないかと言われましたけどね、今のこういった流通実態を考えるとブランド化して、問題は付加価値なんですわね、さっき値段のことを言いましたけどね、所得のこと。この付加価値がつくかどうかなんですわ。でもね、結局量的にもネーミング的にもあんまり有名でないから、そんな付加価値なんか恐らくつかんと思います。恐らく、一昔前の労組の賃金闘争のコイン1枚か2枚あんなレベルだと思いますよ。だからね、私そういうのをしっかり調べてというか勉強してもらってですね、本当で神兎でうまくいくのかどうかというのをやっぱり調べてからでないとね、やみくもにキャッチフレーズだけぶち上げてもだめだと思います。  国道29号線5つも6つも名前があってあと一緒ですよもう、核がない。一体、29号線の本名は何なんだっちゅうぐらい。本当そうですよ、同じことです、考えは。だからですね、私はいつもそのことを思うんです。  それからもう一つ、以前から私気になっとったんですけどね、農業の場合、反収のことを言われるですわ、10アール当たり何ぼっちゅうのをね。ところが、実際はあの反収なんちゅうのは土地の生産効率、それから栽培技術の指標みたいなもんだと思っとるです。労働効率は全然含まれとらん。何にもせずにさっきの農業所得5,900やったらほら優秀ですよ。そういった労働効率が含まれてないから、要するにえらい割には計算に合わんなという話になっとるんだと思います。  でもね、やっぱり話を戻しますけど、ちまたで農家の所得等を比較されるのは皆さんの給料ですわ、やっぱりね。ほりゃあね、結局そういうことで実は評価していかんと他産業との正確な比較はできんなというふうに思っとるわけです。だから、結論を言いますと私は米なんかやめて八頭町は野菜や果実に、園芸作物や果実にシフトしたほうがいいよっちゅうふうに思っとるわけです。多分、農家の人もそういう気持ちの方はおられるんじゃないですか、ただ田んぼを守るだけっちゅうことでね、米は。だから、そういうことを思っとるわけですわ。  ここまで私1人で演説しとったってしようがないんですけど、町長、何か感ずることがあったら。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最終的に今言われましたのは、水稲をやめて果樹とか野菜に移行してはということですが、やはり八頭町の農地というのは大体約1,500ヘクタールあります。そういった中で、去年の作付が800ヘクタールぐらいだったでしょうか。  平成30年からは、個別所得補償がなくなったというようなこともあるわけでありますが、やはり農地を守るということも大事でありますし、それからもうかる農業というのはそれは基本だろうというふうに思います。ただ、今、中でなかなか所得が上がらないということも承知はいたしております。  田んぼの大きい小さいっていう課題もあるんですが、やはり兼業で行っている方もいらっしゃいます。私もそうでありますが、そういった小規模といいますかそういった零細農家の皆さん方の課題ということも、土地改良連合会なんかの会議ではいつも上がってくるというふうに思っておりまして、やはり私どもはその農地を守りながら、これまで水稲をつくってきたという経過があるわけでありまして、それこそもうからないから、単価が少ないから野菜に、それから果樹にということはいかがなものだと思いますし、また果樹は果樹、それから野菜は野菜で本当にさまざまな課題があるということでありまして、1つずつになると思いますがそういった部分はこれからもクリアしていく必要があるんではないかとは考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 橋議員。 ○11番(橋信一郎君) だから、結局町長の頭は農地を守るほうに頭が行っとられるわけですわ。でも、それは全然私主客転倒だと思いますよ。もうかれば農地は勝手に守られるわけですわ。そのときにじゃあどうするかっちゅうことで、私が皆さんの給料と比較してどうだっちゅう話をしょうるわけですけどね、流通実態も含めてね。隣の若桜に何だったっけ、天空米だかっちゅうのありましたね、あれどうなったか知っておられますか。  結局ね、あの若桜の米も私もう全然耳に入ってこん、あれもブランド化を目指したんですよ。隣の私んとこの耳に入ってこない、結局どうなったんだろうなっちゅう感じですわ。要するにあれも稲作農家の起爆剤にはなっとらんっちゅうことだ、結局はね。  それで、さっき果樹や園芸作物に私切りかえたほうがいいと言いましたけどね、何でかっちゅうとやっぱりね、八頭町はさっきそうだな、吉田町長は白ネギがどうだこうだって言われましたね、推奨作品だってね。でもこれ反収を見ますと、時間給に換算すると、これは農協の資料ですからね、部落座談会の。白ネギが544円なんですわ、時給。時給何ぼです。計算したら、1,000円ぐらいあるんでしょう、皆さん。アスパラガスが1,100円、ブロッコリーが1,200円になるっちゅうことなんですわ。ところが、皆さんのは定期定額の所得なんだけど、農家は天候次第ですからね、これも当てになった数字じゃないんです。けど、ひょっとしたら効率のいい作物があるんじゃないかと思って、ここの八頭町の適地適作っちゅうのがね。そういうのをやっぱり探っていかれるのがね、農協の方針とはちょっと変わってくるかもわかりませんけどね、探っていって農業団体と民間の法人でもいいです、やっぱり協議されていくっちゅう姿勢がないとだめだと思いますよ。今のまんまで、農地守るだけだったら税金を投入しておしまいですわ、年とったらみんな手出さんようになる、そういう状況だと思いますよ。どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) JAさんとされては、やはり組合員の皆さん方にもうけていただくということが一番だというふうに思います。そういった中で、いろいろ集落座談会等開催されておられるというふうには思っておりますが、農地を守るということも先ほど大事だというふうに言いましたが、そういった中で神兎のお話をさっきいただいたわけでありますが、特色のある米をつくるということも大事ではないかというふうに思います。  適地適作ということがあるんでしょうけど、今現在、八頭町にそういった何が適しているということはやはりJAさんと一緒になって指導していただきながら農家の皆さんと、そういった対応ということになるんではないかというふうには思います。 ○議 長(谷本正敏君) 橋議員。 ○11番(橋信一郎君) 私、農協上がりですからあんまり農協のことを悪う言いたくないんですけどな、小さい声で言いますとな、農協は農家を守るっちゅう気はそんなにあるのかなと思いますよ。あの人たち手数料が入ればいいんですから、だからいわゆる大量のロットの品物をつくらせるわけですわ。小口のもんは全然一切、あんまり扱いたくないなっちゅう意識でね。  八頭町の場合もそうしたことで神兎、ちょっと余分な暇と時間をかけ過ぎなんじゃないかなっちゅう私気がします。  さっき、もう時間ないから言いますけどね、さっきアスパラガスが時給何ぼだなんって言いましたけどね、ほかの実は時給何ぼっちゅうのをちょっと見てみたんです。そうしたらキャベツが2,000円、キュウリが1,200円、里芋が1,300円とか大根が1,100円とかね、これうまくできたときですけどな、結局いろいろトマトやら白菜やらいろいろあるんだけど、みんな時給1,100円台なんですわ、どれも実はね。今ハローワークに出たら、その募集要項見たらみんな1,000円前後ですわ。ちょっとそれに色がついたぐらいなんです。そんなに悪いこと、作物ではないっちゅうことがわかるんです。だから私は園芸作物に切りかえたほうがいいよと言うんです。米はこの平均価格、所得引っ張るだけですからね、足を。そういうことなんです。  結局、そういった今言った作物をいろいろ種類言いましたけどね、イチゴとかいろいろあるんですけどな、やっぱりこれをまたハウス栽培にするとちょっとまたはね上がるんですわ、できがようなるからどうしても、100円、200円。だから、そういうことをしっかり捉えられて、農業団体やと接触されていってほしいんですわ、私は。こんな神兎なんっちゃのとこに力入れずに、そういうことなんです。  恐らく、鳥取の星空舞も恐らくそのうち四、五年したら恐らく「あれ、あったの」っちゅうレベルになると思いますよ。全国から見たら、微々たるもんですけね、あれも。  それで、だから私は前から町長にもずっと言ってきておるんですが、そういったいろいろ勉強して交渉できる能力のある分野をつくってほしい、要するに産業観光課を2つに分けてほしいわけですわ。そうしてリードしていくのが私は役場の仕事だと思いますよ、どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 野菜のいろいろな時給も教えていただきました。それからJAについては、当然、手数料ということは私も承知いたしておるところでありますが、やはり農家の皆さんと一緒になって、JAも含めてですが考えていくしかないんではないかなと今は思っております。  そういった中で、交渉できる能力というお話を今いただいたわけでありますが、以前から産業観光課の分課といいますかそういったことについては橋議員からも伺っているところであります。  きょうは、橋議員の前に奥田議員から質問をいただいたという経過があるんですが、制度が正しくできるという中で、モデル的な取り組みも行いたいというふうに申し上げました。  そういった中で農林業ですね、そういった部門を産業観光課の今の一つの産業の部分の軸になっているというふうに思います。商工ということであれば名称を変えると観光のほうにつながるんではないかなという、全てが全てではないわけでありますが、今現在考えておりますのは、これから全協等で皆さん方に今後のあり方ということでお話をさせていただきたいというふうに思っておりますが、その商工観光の部門を産業観光課の課内室というような形で、ちょっと切り分けた形で平成31年度は考えさせていただけたらというふうに今思ってるとこであります。 ○議 長(谷本正敏君) 橋議員。 ○11番(橋信一郎君) やっぱり私町長、いつも口やかましく言うんですけどね、やっぱり土地守るだけではいずれだめになっちゃいますよ、本当で。そこに税金投入しとったってね、単なる無駄遣い。それだったら、そういった時間給考えたら、こういうのもひょっとしたらもうかりますよっちゅうのも絶対あるはずですからね、そこに切りかえていく、そういう指導ができる課をつくってほしいなというふうにお願いして終わります。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 農地を守るということも大事だというふうに申し上げましたが、やはり後で申し上げましたように特色のあるものですね、それは米かもわかりませんし、それから野菜かもわかりません。  橋議員の言われますように、本当にやはり農家の皆さんがもうかるということが一番だというふうに思いますので、そういった面では一緒になって考えさせていただけたらと思います。 ○11番(橋信一郎君) ちょっと話が飛びまくって失礼しました。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、11番、橋信一郎議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                         (午後0時00分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後1時00分) ○議 長(谷本正敏君) 次に7番、岡嶋正広議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎岡嶋正広議員質問 ○7 番(岡嶋正広君) 皆さん、こんにちは。議席番号7番、岡嶋正広でございます。平成31年3月、平成元号のもと、最後の定例会でございます。緊張感を持って努めさせていただきたいと思います。  本定例会において、私は大項目2点、町長、教育長に質問し、その所信を問うてみたいと思います。  まず、大項目1点目として、地域福祉推進計画の一部諸課題についてでございます。  まず1点目として、まちづくり委員会未設置5地区の設置に向けての進捗状況及び今後の設置に向けての取り組みについてお伺いします。
     2点目として、社会福祉費で計上される各種支援事業の委託業者選定についてお伺いします。  3点目として、町営事業としての障害相談センター設置に向けての考えについて。  4点目として、障害のある方の移動支援制度の制定に向けての考えについてお伺いします。  まずは最初の質問でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、7番、岡嶋正広議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、地域福祉推進計画の課題についてということでいただきました。まず、まちづくり委員会未設置5地区の設置に向けての進捗状況、それから今後の設置に向けた取り組みはということであります。  未設置の5地区につきましては、昨年6月に策定をいたしました地域福祉推進計画の中でも最優先課題としており、こうした方針を踏まえ、推進計画策定以降はまずは制度の周知、浸透を図るべく5地区一斉にそれぞれ3回の検討会を開催させていただきました。  検討会では、まちづくり委員会の目的や役割など基礎的な説明を行うとともに、既に活動されている地区の委員長さんからも直接お話をいただくなどして、周知に努めてきたところであります。  そうした中、昨年度から継続して検討の場を設けておりました船岡地区につきまして、設立に向けた具体的な協議に入らせていただけるようになりました。昨年の12月6日に第1回目の設立準備委員会を開催し、現在までに3回の準備会を重ねる中、委員会の規約案及び構成委員案が決定されたと承知しております。  なお、3月12日には第4回目の準備会が予定されており、設立の時期、事業計画、委員会役員等、詳細についての協議が行われる予定と伺っております。  丹比、八東、国中、西郡家地区につきましては、制度の周知がまだ不十分なことから、集落役員さんが交代される1月から3月までの間、引き継ぎとあわせて集落説明会の開催をお願いしており、2月19日現在ですが、4地区、61集落中19集落で説明会を開催、もしくは開催予定となっております。  設置に向けた取り組みが2年目に入ります。4地区につきましては、新年度に入りましたら、改めまして地区検討会を開催するとともに、集落や各種団体への説明会など、さまざまな場面で取り組みの周知を図り、地区の皆様方の御理解が得られるよう努めてまいりたいと考えております。  2点目の社会福祉費で計上される、各種支援事業等の委託業者の選定についてであります。  昨年の障害者相談支援事業委託業者決定に至る経緯を踏まえてのお尋ねであろうと思います。福祉課の業務の中で、特に専門性を要する事務事業につきましては業者へ委託をしているところです。  平成31年度当初予算におきましては、福祉課の関係でコンピューターシステム管理や施設管理を除いた特に専門性を要する委託業務は、生活困窮者自立相談支援事業、被保護者就労支援事業、被保護者・生活困窮者就労準備支援事業、地域力強化推進事業、多機関協働包括的支援体制構築事業、共助の基盤づくり事業、障害者地域生活支援事業、ひとり親家庭学習支援事業といった事業があります。これらの事業について、町ではそれぞれの事業の実施に必要な専門性を有していると判断される事業者に、委託業務内容を明示し、見積書及び事業計画書を提出していただき、事業計画書及び見積額を精査した上で委託業者を決定しております。  なお、事業者を選定する際の判断は、専門性の高さとあわせて町担当部門との連携や周辺市町村との共同実施によるコスト低減など、事業の効率的な推進が見込まれることと事業を継続して実施することを考慮いたしております。  現在は、このような判断により委託業者を決定しておりますが、障害福祉関係の業務につきましては、障害サービス事業所の増加といった環境の変化を踏まえ、透明性の確保という観点から、今後、業務委託をする際には障害福祉計画の1期3年間を区切りといたしまして、プロポーザル方式により業務委託を行うといったことも今後検討してまいりたいと考えております。  3点目の、町営事業としての障害者相談センター設置に向けた考え方はということであります。  現在、外部業者に委託して実施しております障害者相談支援事業について、町窓口に相談支援センターを設置して行うべきではないかという趣旨の御質問だろうと思います。  町では、平成24年度に町福祉事務所を設置して以降、福祉の相談窓口のワンストップ化を図るため、介護等高齢者に関する相談は地域包括支援センター、児童の健康・発育に関する相談は子育て世代包括支援センター、生活保護、生活困窮に関する相談は福祉事務所及び町社協本所の福祉相談支援センター、ほっとといずれも相談窓口の郡家保健センター並びに郡家老人福祉センター、これは社協の本所でありますが設置しているところであります。現在、障害者に関する相談窓口のみ唯一、外部業者に委託しているという状況にあります。  高齢化が急速に進む中、いわゆる8050世帯、親の方が80歳代で子供さんが50歳代という8050世帯ということでありますが、特に障害のある子の親なき後の支援といった新たな課題も浮上しており、高齢者と障害者への支援を同時並行して行う。さらには、世帯全体を関係機関が連携して総合的、包括的に支援する体制づくりが必要となってきております。  国では平成29年、翌30年に相次いで施行した地域包括ケアシステム強化法と(改正)社会福祉法において、市町村に包括的支援体制の構築を努力義務とされているところでもあります。  先般、町に障害者相談窓口、相談支援センターの設置を求める要望書が3障害当事者団体から提出されており、町といたしましてはワンストップの相談体制の実現を図るため、早期に福祉課、障害福祉係になろうと思いますが、障害者相談支援センターを設ける体制を検討する必要があると考えております。  4点目に、障害のある方の移動支援制度に向けての考え方ということであります。最初に、現行の移動支援制度について御説明を申し上げます。  障害者総合支援法に基づきます障害福祉サービスとして、居宅介護があります。このサービスは、自宅での入浴、排せつ、または食事の介助などの身体の介護を中心とするサービスと、調理、掃除、洗濯などの家事を中心としたサービスのほかに通院と介助という移動支援サービスが設けてあります。この通院と介助は障害のある方が通院先などへの移動のため、みずからの運転する車両への乗車または降車の介助を行うとともに、屋内外における移動等の介助や通院先での受診の手続、移動等の介助を行うというものであります。  次に、地域生活支援事業の中に障害者移動支援事業というのがございます。この事業は、屋外での移動に支障がある障害者の移動支援を目的としており、社会生活上、不可欠な外出や余暇活動等の社会参加のための外出を支援するための事業であり、具体的な外出例といたしましては公的機関における諸手続や買い物、講演会や図書館などへの外出、機能訓練や健康増進を図るトレーニングジムやプール等の利用などがございます。このほか、介護保険認定者を含めました障害のある方につきまして、タクシー利用費助成事業を設けており、利用範囲は町内限定でありますが、利用費の3分の2を助成させていただいているところでもあります。  現状で、以上のような支援制度があるわけでありますが、移動支援につきましては家族会と当事者の皆様方からも拡充を求める要望をいただいており、課題であると認識しております。  とりわけ、定期的な通院を要する方の中で精神に障害のある方など、町内に医療機関がない方の場合、通院にかかる交通費が相当な負担になっているという現状を踏まえ、対応を検討していく必要があると考えております。  長くなりましたが、最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 御答弁いただきましたけども、まず1点目のまちづくり委員会の質問でございます。  まちづくり委員会未設置5地区の検討会の開催状況、出席状況等を資料により見させていただきました。船岡地区が一番話し合いが進んでいるようでございます。何とか、ことし4月に立ち上げることができるのかなというふうに思っております。  未設置地区についても随時、国中地区、八東及び丹比地区、西郡家地区と予定しているようであります。しかし、思うように計画が進んでいないのが実情ではなかろうかとも思っております。  なぜ設置に向けて話が前に進まないのか、何回も会の開催が必要なのか、なぜ何年もかかるのか、私は集落の数が多くなればなるほど、戸数が多くなればなるほど地域の一体感が薄れて、他人事になってしまうこともあるのかなというふうなことも思っておりますけどもなぜ話が前に進まないのか、原因はどこにあるかと町長はお考えでしょうか、何が原因であるかというふうにお考えでしょうか、お伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 言われましたように、なかなか思うように進んでいないというのが現状であります。  そういった中で、原因はどこにあるかということでありますが、今岡嶋議員も言われましたように確かに集落数、行政区ですねそれも多いというのも一つあろうかと思いますし、それから面積的ですね、地域的な地区といいますか、そういったかなり広い面積もこの残りの4地区につきましてはあるというふうに思っておりまして、結果としてやはり粘り強くお話を進めていくしかないのかなと今は考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 粘り強く説得していただくということをわかっていただくということも必要であると思います。検討会にとりあえず出席していただく、それにはどうすればよいのかということ、丹比地区、16集落では検討会に出ていただいてる集落と欠席の集落が固定化して、欠席集落のほうが多いようであります。本当に欠席する集落は固定化しているようであります。  八東地区、西郡家地区は出席集落と欠席集落は半分ずつぐらい、出席集落と欠席集落はこれもまた固定化しているように思います。国中地区は出席集落のほうが多いようであります。欠席集落に対しては、まずは区長さんに説明し、区長さんに御理解いただくことが一番近道であるというふうに思っております。粘り強くといいますか、とりあえず出席していただくということ、まずは区長さんに出席していただくということを考えてみたらいいと思うんですけどもいかがですか、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) これまでも何年かかけて、いろいろ区長さんを介してお話もさせていただいております。  1年が短いか長いかということもあろうかと思うんですが、区長さんというのは確かに1年で総体的にですよ、2年される区長さんもありますけどかわられるというのが現実でありまして、区長さんの考え方も一つあろうかと思うんです、なられたときの。本当に地域のそういったまちづくり委員会が必要だと思われる区長さんであれば、積極的にそういった会にも参加していただけると思いますし、耳を傾けていただけるんではないかなというふうに思っておりますが、そういったちょっと弱音といいますか吐いとってもいけませんので、先ほど申し上げましたように粘り強くということで、やはり最初の窓口というのは区長さんになろうかと思いますので、そういった丁寧な対応といいますか、取り組んでまいりたいとは考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 八頭町全地域でのまちづくり委員会の早期設置完了を望むものでございます。  次に、社会福祉費で計上される支援事業の委託業者選定についてでございます。  昨年の3月定例会において、障害者相談支援事業委託料1,272万円余りが計上され、事業説明書摘要欄にその内訳として委託業者名が金額と一緒に記入されておりました。  当然、委託業者はそれなりの選考基準を満たして公平に選考すられた結果であると思っておりました。ところが後日、町担当者の報告では、委託事業者は予算書に記入されていた業者とは違うということ、理由は詳しく聞いておりませんけども安かったから変更したのかなと個人的には感じたところであります。  この件について、業者選定において何というか違和感というか不透明な業者変更という感触を受けたところであります。予算書摘要欄に委託事業者として名前が書かれていた事業者は不快な思いがしたことでありましょう。  さて、昨年の委託事業者の選考は何を基準に選考すられたのか。受託金額、つまりお金なのか担当職員の数なのか有資格者の有無なのか、どういう基準で選考したのか、選考基準は何だったのかお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 生活支援事業者のお話だと思います。  先ほどこれからのあり方ということも答弁をさせていただきました。そういった中で、予算書というお話でありましたが、事業説明書の一角だと思います、その業者の名称が記載してあった部分というのは。あれは、あくまでも私どもとすれば参考資料ということであります。  きのうも岡嶋議員のほうからその200万、100万というような中で補助申請をしているというお話がありましたが、その中ではその申請書どうだというようなお話もいただきました。私はきのうお断りをしましたけど、あくまでも議決をいただくのが予算書でありまして、それは参考資料をもとにした、予算書をわかりやすくするためにそういった資料を皆さん方に提示しとるということは御理解いただけると思います。  そういった中で、そこに記載してあったからその業者でなければならないということを私は思っておりません、あくまでも参考資料ということでありまして。契約をしてそれこそ提示すれば、それこそ議会軽視ということになりますので、そういったことは全く考えておりませんし、ただ数字の基本としてそういった、そこからいただいた資料ということで皆さん方に提示しておるということであります。  事業の契約に至りましては、経過については改めまして福祉課長のほうでお話をさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 田中福祉課長。 ○福祉課長兼福祉事務所長(田中裕之君) 昨年の相談支援事業の契約に至る経過ということであります。  昨年度がちょうど障害福祉計画の見直しの行っておる最中の年でございました。そうした中で、新しい第5期の障害計画に基づいた、現在、相談支援計画の中での課題というものを整理させていただいて、新しい委託業務の内容というものをお示しをさせていただいたとこです。  それに基づいて、希望のありました2業者の方にこういった内容の業務を受けていただけますかということでの案内をさせていただきました。その中で、事業計画なりそれから所要額をいただいて、その中での検討ということで、当然、費用についても考慮させていただいた上で決定をさせていただいたということでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) ちょっとよくわからないんですけども、委託事業においての、受託できなかった事業者と受託した事業者とは一口にどういう点に優劣があったのか、どの点が違ったのか簡単にお答えいただければと思いますけども、いかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 福祉課長答弁。 ○議 長(谷本正敏君) 田中福祉課長。 ○福祉課長兼福祉事務所長(田中裕之君) 町のほうでお示しをさせていただいたその委託の業務内容についての対応が、きちっと明確になっていたかどうかというところが非常に大きなポイントでございましたし、また所要額についてもかなりの額の開きがあったということで、そうした判断に至ったということでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 今答弁いただきましたけども、どういう理由で事業を受けられなかったのか、いまだ話し合いの場もなく理由もお聞きしていないということであります。依頼する者、依頼する社、そして受託する社、受けられなかった社、この3社がお互い不快な思いを持っているのではなかろうかと思っております。  今後においては選定基準を設け、プレゼンテーションの開催等を含めて選定委員会での選定とか、あるいは業者に提案書の提出を求めてそれをもとに公正な評価を行うプロポーザル方式ですか、そういうふうな方式で委託業者を決める方法等を考えられますけども、やはり一番大切なことは透明性の確保であるというふうに思っております。わからないところで決まってしまったというふうに事業者は思っておられるようであります。  新年度も予算が1,033万円、そのうち500万円町単独委託料が組み込まれております。ことしも既に選考は終えているのか、それとも選考作業中なのか知り得ませんが、選定基準を明確に示し、業者間で気まずい思いを残さないように透明性を確保して委託事業者を決めていただきたいと思っております。  最後に、新年度31年度の事業者選考における選考方法は、どういう方法により選考すられるのか、あるいはもう既にすられたのか。先ほど、町長の答弁の中にちょっと関連するとこございましたけども、どういうふうにすられるのか、もう既にすられたのかお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほどの答弁と重複するかもわかりませんが、言われましたように透明性ということは大事なことだというふうに思いますし、それから課長言いましたけど、障害福祉計画は3年間が一つの区切りだということがございます。そういった面からいたしますと、1期3年間ということを区切りとさせていただいて、ありますようにプロポーザルとかそういったものを今後検討させていただけたらというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 次の質問に入ります。障害相談センターを町営事業として設置できないかということでございます。  現在、八頭町では地域福祉推進計画において町が主体となって行う地域福祉推進計画の中で4つの福祉計画が位置づけられております。その中の一つに障害福祉計画、障害児福祉計画が策定されております。  地域共生社会の実現に向けた、八頭町地域包括ケアシステム体制の中で、高齢者に対しては地域包括支援センター、子ども・子育て家庭においては子育て支援センターが設置されております。しかしながら、障害児、障害者に対しての障害相談支援センターとでもいいますか、そういうものが八頭町にはありません。民間の業者に委託している現状であります。既に設置してある地域包括支援センター、高齢者に対する支援センターですね、これと子育て家庭を対象とする子育て支援センター、そして八頭町には設置していない障害児、障害者を対象とする障害相談支援センター、この3つを1つのセットとして設置し、この中で生活困窮者支援を行うということ、これが共生サービスの実現であると思っております。  八頭町包括ケアシステム支援体制整備のために、地域の状況をしっかりとアセスメントした上で、将来的にはワンストップ相談体制を構築すべきと考えております。  先ほど町長の答弁では、そういうものも設置していくふうに考えていきたいというふうな答弁をいただきましたけども、やはりこれは相談窓口というものを外部業者などの委託ではなく、町営事業に移行するということを早急にしていただきたいというふうに思っております。再度、町長に将来的な考えといいますか、近い将来になると思いますけども考えをお聞かせいただければというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 窓口のお話です。これもちょっと内部でもいろいろ話をさせていただきました。  最初に申し上げたんですけど、要望書ということで3団体からいただいてるというような経過もございまして、内部で話をしたというところでありますが、県下の状況を見ましても直営といいますか相談窓口を設けている自治体もあるということも承知をいたしておりますので、できるだけ早くということになろうかと思いますが、対応させていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 次の質問です。障害のある方の移動支援制度の制定についてでございます。  これも町長の答弁では、こういう事業があるということで答弁いただき、具体的にはまた検討していく必要があるという答弁いただきましたけども、ここに訴えの内容の3つの事例がございます。時間もございますので、事例、3つのうちの1つを読んでみたいと思います。事例1、2、事例3を読んでみたいと思います。  Cさんが住んでおられます。八頭町在住です。両親及び兄夫婦と5人家族、Cさんは精神障害を患っております。父親ががんのために運転ができず、通院の移動手段がなくなりました。兄は仕事があり頼ることはできません。かわりに福祉有償運送を利用しています。  山家のため、公共交通機関を利用すると丸一日かかり負担が大きいです。乗り継ぎも自信がありません。福祉有償運送の料金は1回8,000円です。月に二度通院するため、月の工賃が移送費用で消えてしまいます。工賃というのは、恐らく作業所がどっかに出られてる工賃だというふうに思います。状況が悪くなれば通院の回数もふえると思いますし、金銭面で将来が不安ですというふうな事例がございます。  往復54キロ、福祉有償運送料金1回8,000円、月2回、帰りに買い物などをして帰るということでございます。こういうふうな事例がございます。  本当にこれを聞くと、町内のタクシー補助あるいはさんさんバスによる町民の移動支援と、これと同時に福祉車両による町外への移動支援も必要ではなかろうかと思っております。障害のある方の通院ということで、タクシー助成を町外まで拡大するということは考えられないんでしょうか、町長の考えをお聞きしたいと思います、タクシー助成です。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そういった声があるということは承知をいたしております。そういった中で、どういった方法が一番いいのかということ、まだちょっと手探りの状態でありまして、タクシー助成というのも一つの方法かもわかりません。  タクシー助成については、町内は無論問題はないわけでありますが、ここの話であれば多分鳥取市だと思いますが、そういったときの対応ということになろうと思います。タクシーがいいのか、それともほかの方法がいいのか、ちょっとこれも時間をいただいて、その団体等の皆さん方と話をさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 私が考えるんですけど、また別の考え方としてタクシーを町外へ出すというのもどうかなと思いますんで、1町単位で考えるのではなくて、東部5市町での取り組みとして対応できる制度を検討するということも一つの手ではなかろうかなというふうに思います。  障害者への移動支援制度の制定について、八頭町だけではなくて1市4町ですかで考えるということもどうなのかなというふうに思いますけども、どうなんでしょう町長、その辺の考え方というのは。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 東部には1市4町あります。ただ、鳥取市さんはちょっと別格だと思います。施設的には鳥取市にあろうかと思いますが、私どもよく話をするのはやはり岩美を含め八頭郡のあと4町ということになるんですが、八頭町はこうしてるし、それから例えば智頭はこうだというような、見比べと言ったらちょっと言葉が悪いかもわかりませんが、そういった中でいろいろ、こういったことに限らずですが話をさせていただいておるというとこでありまして、鳥取市さんに総体的にそういった医療施設があるということの中で、鳥取市を含めてのお話というのは少し難しいんじゃないかとは考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 八頭町長宛てに地域共生社会の実現に向けての整備要望書、八頭町包括ケアシステム支援体制の整備要望書というものが出されておると思います、こういうもんですけども。そしてもう一つ、障害者の移動支援体制に関する陳情書というのが町長と議長へ出されております。両方とも昨年の11月に提出されております。相談支援センターの設置と移動支援の確立についての要望でございます。提出者は関係する3団体の会長3名の連名であります。
     議長にも出されてるということで、議長から聞けばいいという考えもあるかもわかりませんけども、町長はこの要望書を知っておられますよね、御存じですよね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はい、ここに写しを持っておりますし承知いたしております。そういった中で、この要望書を受けて話を、させていただいたやに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) どういうふうに答えすられて、どういうふうに対処しようと思っておられるのかちょっともしよければ、答える必要がないと言われればいいですけども答えていただければ、内容は答えていただきたいなというふうに思いますけどもいかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 結果的には先ほどお話をしたような、移動手段でありますとかそれから窓口でありますとか。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 答弁いただきました。前向きな答弁であったというふうに思っております。  政治は弱い方の立場のためにあるというふうに思っております。そこに暮らすいろいろな立場の方の生活に密着し、地域共生社会の実現に向けて取り組んでいただきたいというふうに思います。この質問は終わりたいと思います。  大項目2点目の質問でございます。予算執行における諸課題についてでございます。  まず第1項目、町営ホッケー場整備に伴う測量・設計業務委託料のその後の経過及び成果についてお伺いします。  まず1点目として、この事業の委託業者はどういう公式で積算し、委託業者ではなくて委託業務はどういう公式で積算し金額を算出したのか、算出根拠は何だったのかということ。  2点目、この委託料はどのような経過を経てどう処理されたのか。  3点目、支払われた金額に見合った成果はあったのか、成果をどう捉えているのか。  4点目、委託した事業内容の成果は今後活用できないと思うが、このことについて見解を求めたいと思います。  次に第2項目、若桜鉄道PRに関する予算についてでございます。  まず1点目、町広報誌による株式会社若桜鉄道への紙面提供についての考え方をお聞きします。  2点目、若桜鉄道広報大使が「隼Lab.」を使用してのコンサートは、どういう予算で対応したのかお伺いします。  第3項目、「ぼくは0点」という絵本について。  1点目、この事業の目的についてお伺いします。  2点目、この事業は予算編成当初から予定していたものなのかということ。  3点目、この絵本についての町長の見解をお伺いします。  4点目、教育長として教育的見地からこの本を読んだ感想をお聞かせいただきたいと思います。  第4項目、旧中私都小学校跡地の天然芝による緑化事業についてでございます。  1点目として、この事業の目的というものをもっと明確に示すべきと思うがいかがでしょうか。  2点目として、一つの例として提案してみたいと思います。外構及び基盤整地までは業者が行い、芝植えつけ作業及び肥料散布等は地域在住の知識者の指導のもと、お年寄りから子供まで皆が参加して仕上げるということがいいのではないか。経済的にも安く仕上がり、地域の一体感が醸成されるのではなかろうかと思うがいかがでしょうか。  まずは1回目の質問でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、予算執行における諸課題についてということでいただきました。  最初に、町営ホッケー場整備に伴います測量・設計業務の積算根拠とその後の経過並びに成果ということであります。  まず、積算根拠ということであります。測量・設計業務につきましては、建設課で管理いたしております国土交通省土木積算システムにより積算をいたしております。  具体的な積算につきましては、該当するコードを選択し、積み上げによって積算するわけでありますが、ホッケー場整備についての根拠歩掛りはコンサルタント業務における業務積算ガイドラインをもとに行っております。  なお、過不足のない設計を行うために、測量・設計のコンサル会社3社から見積もりを参考見積もりということで徴収をいたしております。  2点目に、委託料はどのような経過を経てどう処理したのかということであります。  測量設計業務につきましては、平成30年7月26日の入札により落札者が決定し業務に着手をしていただき、9月25日に完了届けを受理いたしました。  なお、9月28日に検査を行い、支払いを済ましております。  クラブハウス建築設計業務につきましては、平成30年8月7日の入札により落札者が決定し9月25日に変更契約、同日完了届けを受理しております。  これにつきましても、9月28日に検査を行っておりますが、既に支払っている前払い金を下回る出来高でしたので、委託金を返戻していただいております。  なお、測量・設計業務、クラブハウス設計業務、いずれも9月21日に業務中止を決定し、同日、受注者へ連絡いたしております。これを受け、9月25日が業務完了日となっているというところであります。  3点目の、支払われた金額に見合った成果をどう捉えているのかということであります。  次につながるものであると考えており、見合った成果はあったものと判断いたしております。  次に、4点目に事業の内容の成果は今後活用できないと思うが見解はということでございます。  今後、ホッケー場の整備を進める上で活用できるものというふうに考えております。  次に、若桜鉄道のPRに関する予算ということでございます。広報誌によります紙面提供についての考え方ということであります。  若桜鉄道は第三セクター、若桜鉄道株式会社として昭和62年10月に開業した鉄道であります。この若桜鉄道の株主として八頭町、若桜町、鳥取市、鳥取県等が出資して設立された会社であることは御承知のとおりであります。  設立当初は若桜鉄道株式会社が軌道、車両等の維持修繕等を実施していたところでありますが、赤字経営が続いたことから平成21年4月には公有民営方式による上下分離による運行へと変わり、車両以外の鉄道施設等を八頭町と若桜町との自治体で管理することになりました。  さらに、平成28年4月からは若桜鉄道の車両4両も八頭町、若桜町の所有となり、八頭町、若桜町で維持管理することとなったところであります。  また、現在進めております若桜鉄道の観光列車化への取り組み等につきましても、国の地方創生交付金として八頭町と若桜町が活用しながら若桜鉄道のPR、観光振興事業に取り組んでいるところで、町報等で情報発信をさせていただいてるというところであります。  次に、広報大使のコンサートはどういう予算で対応したのかということであります。  この事業につきましては、先ほど申し上げました国の地方創生交付金事業を活用し、若桜鉄道観光列車PR事業の一環として実施した事業であります。  この若桜鉄道観光列車PR事業では、観光列車、昭和のPR動画を作成しており、このPR動画のイメージソングとしてばんばひろふみさんの「春から春へ」という歌を提供いただいたことから、ばんばさんを若桜鉄道の広報大使に任命するとともに、観光列車PR事業の一環として若桜駅「隼Lab.」でコンサートを実施していただいたものであります。町として情報発信につながったものというふうに考えているとこであります。  次に、「ぼくは0点」についてということでいただきました。この事業の目的はということであります。  この事業につきましても国の地方創生交付金を受けて、八頭町情報発信事業の一環として実施した事業であります。  具体的には、八頭町の総合戦略の重点項目でありますイノベーション・バレーの創設として「隼Lab.」が整備されたこと、若者たちが活躍できる八頭町であること、出るくいを伸ばす八頭町であることなど八頭町の魅力を全国的に情報発信することを目的に実施したものであります。  2点目の当初から予定していたものなのかということであります。  この絵本の制作につきましては、当初から計画していた事業でありまして、平成29年度中に原画を作成していただき、平成30年度に絵本として完成したものであり、2年間をかけて実施した事業であります。  この絵本についての見解ということでありますが、この絵本の完成に当たり、12月23日に原画展と原画作成者の山縣さんの記念講演会を開催いたしました。町内外から約150名の方に御参加をいただき、注目度の高さを感じたところであります。  山縣さんは、後書きの中で八頭町が新たに打ち出した出るくいを伸ばす町というコンセプトに心を揺さぶられました、出るくいはかけがえのない個性でもあります。出るくいを伸ばす町として、八頭町が今後も発展することを願っていますと書いていただいております。  この絵本を読んでいただいた方が、「隼Lab.」のようにいろんなことにチャレンジできる、出るくいを伸ばす存在になっていくことを期待しているところでもあります。  なお、この絵本につきましては複数の新聞社やインターネットでも大きく取り上げていただき、八頭町の情報発信につながったというふうにも考えております。  4点目の感想は、教育長がまた後のほうで申し上げます。  最後に、旧中私都小学校跡地の天然芝による緑化事業についてということであります。  事業の目的をもっと明確に示すべきではないかということでありますが、旧の中私都小学校跡地の活用につきましては、一昨年3私都、上私・中私・下私になりますが、の振興会代表者の方により地区住民の皆さん方の健康管理とコミュニケーションを図る場としてグラウンドゴルフ場の整備の要望をいただいたところであります。  芝生化により、地域の皆さん方が多目的に活用でき、跡地利用の利便性が向上し地域の活性化につながればというふうに考えております。  2点目の外構、それから基盤整地までは業者が行い、芝の植えつけ作業はお年寄りから子供まで参加して仕上げるということがいいのではということであります。  芝生化を行うに当たりましては、地域の皆さん方に参加をいただいて鳥取方式での植えつけ作業も協議をした経過がございます。芝生化の面積が約5,000平米、5反ということがございまして地元の強い要望でロール芝による施工を計画しているところであります。  その後の維持管理におきましては、地域の皆さんに管理をしていただくことが前提であります。  なお、現在の旧中私都小学校の跡地は排水が非常に悪い状況にあり、芝生化には暗渠排水による対策が必要であります。現在、申請しておりますスポーツ振興くじ助成金における天然芝生化新設事業で芝生化による基盤、暗渠排水、整備、設計、管理等が助成対象経費となっておりますので、この助成金を活用しようと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 皆さん、こんにちは。それでは、7番、岡嶋議員の御質問にお答えをいたします。  「ぼくは0点」を読んだ感想ということであります。  絵本は、それぞれがさまざまな想像を膨らませて読むものであり、どう捉えどう感じるかは読み手の自由だというふうに思います。  この絵本は、教育委員会が関与して作成したものでもありませんし、教材として作成された絵本ではありませんので、私から申し上げることはございませんが、この作品に限らず書き手の伝えたい思いを受けとめることのできる人を育てていきたいというように思った次第であります。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 1点目の委託業務はどういう公式により金額を算出するかということでの質問についてでございます。  当初、4,500万円予算を見込んでいたところであります。測量・設計業務1,474万2,000円、クラブハウス建築設計業務861万8,400円、合わせて2,336万400円。当初の4,500万円の根拠は何であったのか、どういうわけで4,500万円に至ったのか、余りにも数が離れ過ぎているというふうに思うものでありますので、その原因、差が出るのは何でそのような差が出たのか。予算というのは、やっぱり全体の枠がある程度あってその中で決めていくものですから、これで予算をとられたらほかのことができないこともあるんですよね。そういうふうなことも踏まえて、原因は何なのか町長の見解を求めてみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 教育長答弁します。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) お答えいたします。  予算というのは、あくまでも使える上限を決めていただくということであります。その予算要求の段階で、いろんな種目を考慮して金額をはじいていくわけですけれども、実際に委託に出すときにそこをさらに精査をしまして極力絞り込んでといいましょうか、安く上がるような形というものの摸索をした結果がそういうことになったということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) この2つの委託業務は、9月25日に契約を終了しております。9月21日の議会での結果による処置であるというふうに思っております。9月25日時点で測量・設計業務は100%完了、クラブハウス建築設計業務は11%の出来高であり、この出来高に見合った額が支払われております。測量・設計額、出来高100%、1,474万2,000円、クラブハウス建築設計業務861万8,400円の11.3%の97万4,160円支払われているということであります。  もし、将来ホッケー場をこの場に整備するということになっても、建築設計業務に要した財源は無駄になります。管理委託が含まれるからでございます。再提案されて同意が得られ、新たに指名競争入札となることを考えると、さらからのスタート、いわゆるゼロからスタートにならざるを得ません。この財源、97万4,000円は返ってきません。もし別の場所での提案になれば、測量・設計額の1,474万円も同様でございます。財源は返ってきません。このことを町長はどう受けとめ、どう感じているのかお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほども答弁させていただきましたが、次につながるものであるというふうにお答えをさせていただきました。  そういった中で、議長、質問してもよろしいですか。 ○議 長(谷本正敏君) はい。 ○町 長(吉田英人君) 岡嶋議員にちょっとお尋ねしたいことがあります。成果等についてのお尋ねということであります。私は、この件でずっと疑問に思っていたことがございますのでお尋ねしたいと思います。  当時9月の、昨年の9月定例会で審議未了ということになりました、記憶にあると思います。  経過をたどってみますと、この予算は今回もそうでありますが特別委員会に付託されております。そうですよね、予算決算特別委員会。そういった中で、委員会とされて採決はなかったというふうに思っております。審議未了で廃案ということでありますが、私個人としては委員会として、さらには委員長としていかがなものかなと思うんです。  仮に審議できないと、委員会としていうことであれば、議長が付託されたわけです。ですから、付託された議長にお返しするのが筋ではないかなと私は思います。  経過を調べてみましたら、審議を延ばされたという経過もありますし、それから、失礼ですが委員長の不信任というようなこともあったようです。そういったことはそれはそれとして、なぜ委員会としての役目といいますかそういったことをされなかったのかということをお尋ねしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) ちょっと時計とめてください。これは私の質問時間じゃありませんので、よろしいですか。 ○議 長(谷本正敏君) はい。 ○7 番(岡嶋正広君) 審議未了、廃案ということを私は一言も言ったことはございません。審議未了、廃案ということは、会期が終わって成立するものであって、特別委員会の会議を進行中にこの議案は審議未了、廃案って言ったことはございません。これ以上、審議することはできないと、出発点がそもそも間違っていると、間違った情報をもとに議論することはできないということで、それ以上、審議ができないという結論に至ったわけでございます。
     それともう一つ、本会議場で手続して中間報告を求めて付託を解くということですか、それは手続上できます。そういうふうに議員の中で動議が出て、そういうふうに進めれば十分できたわけです。それ動議が出なかったです、全然。出なかったから私は、特別委員会で決まったことを淡々と述べただけでございまして、当然、朝になったら町長は取り下げたわけでございますから、取り下げた議案についての報告は当然できません、そういうことでございます。よろしいですか。 ○町 長(吉田英人君) 休憩中ですよね。 ○7 番(岡嶋正広君) 休憩ではありませんよ、本会議中ですよ。  今の町長の答弁に答えたつもりでおるんですけども、まだ何か足りませんか。 ○2 番(川西 聡君) 議長、休憩中ですか。 ○議 長(谷本正敏君) 違う違う。 ○7 番(岡嶋正広君) 本会議中ですよね。 ○議 長(谷本正敏君) はい。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今のお答えは私の認識と多分に違うというふうに私は思っております。  9月の19日に最終の審議といいますか委員会が最終日だったと思いますが、それは鳥取県の委員会を皆さん方、何人かの議員さんが聞きに出られてその日の午後3時からだったでしょうか、最終の特別委員会をされたというふうに思っておりますが、そういった中で議長のほうから夕方だったでしょうか、そういったことの旨のお話を聞きました。  それから9月20日だったでしょうか、翌日、岡嶋委員長さらには森副委員長来られました。その審議未了で廃案になった旨の報告を、私もおりましたしそれから副町長もおりました、それから総務課長おって、そういった中で議案第71号というのは何もないので、委員長報告はないということを伺い、日程として上がらないということを私も確認させてもらいましたし岡嶋委員長もそういうふうに発言されたと思います。  審議未了であったとか、そのことを言ったとか言わないとかそういうことは私いいんですけど、ただそういった私どもが予算を上げていろいろ住民説明会もさせてもらいましたし、それから行政懇談会もさせてもらいました。そういった中で話をした経過の予算がですね、審議未了になったということが、私どもとすれば何か月もかけてお話をしてきたことがそんな簡単にいとも未了になるものかという思いがあるわけであります。  したがいまして、例えば修正案でありますとかそういったことであればまた考え方は違いますが、何もなくなるわけでありますので、当然それを聞いて町長は取り下げたというお話でありますが、ほかの予算も付随しております。したがいまして、やむなくああいう手続をとったというのが経過でありますので、そのあたりは承知していただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 確かにね、町長のところに報告に行ったときはね、このままでは審議未了、ちょっととめてください、時計。これは町長の逆質問に答えるわけですからね。さっき動きましたよ。  町長室に行ってね報告させていただきました。このままでは会期終わって審議未了、廃案になりますと、これ以上審議できませんと、廃案になりますよということを伝えにいったと思います。廃案になりましたとは言ってません、その辺のところの誤解があるんじゃないかなというふうに思っておりますけども、私は決して廃案になりましたとかそういうことを言った覚えはございません。そういうことでございます。  それとあれですね、この質問、やっぱりもう少し慎重に、これだけ議会が割れてるわけですから、議会が割れて町民が右往左往してるわけでございます。そういう中でまだ本工事費なんか、工事請負費なんか議会通ってないでしょう、そういうふうな状況で進めるのはちょっと無謀だったんではなかろうかなということが言いたかったわけでございます。決してこの成果がなかったけ、どうのこうのとかそういう、確かにその辺のところを反省していただきながら、ちょっと無謀ではなかったのかなということを伝えたかったわけでございます。  以上です。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私どもは、6月に可決をいただいた予算をスピード感をもって発注させていただいたわけでありますので、別に無謀とかなんとかというふうに思っておりませんし、ましてやそういった予算について今の感想はどうだということをお尋ねするほうが私自身はいかがなものかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 何か答えないけんでしょうかね、私はそういうふうに思ったということでございます。よろしいですか。  次の質問に行きます。若桜鉄道PRについてでございます。  町広報誌1月号に、若桜鉄道に関することが表紙と中ほどのページ、さらに最終ページでは募集案内等を掲載されております。  若桜鉄道は現在、八頭町、若桜町両町で鉄道施設及び車両の維持管理を行い、若桜鉄道株式会社は車両の運行のみを行っております。町民の方から、株式会社のお知らせ業務を町行政が行うことは、行政広報の使命から逸脱していると思うがいかがかという意見があります。  また、行政無線を使っての連絡事項等もどうなのかという意見もございます。町民の声、これはホームページに載っておる町民の声の欄でございますけども、町行政の回答として、株式会社若桜鉄道と若桜町、八頭町、3者が協議した結果、役割分担として八頭町が取りまとめ役となり進めているということであります。これは町民の声に対する回答でございます。  この役割分担の内容と取りまとめ役について、どういうことなのかお聞きしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 若桜鉄道にもいろいろ課題があるということは岡嶋議員も御承知だと思いますし、因幡船岡の活性化を考える会等で岡嶋議員にも活躍をしていただいてるというとこでありまして、若桜鉄道を盛り上げていただいておるという面では大変感謝を申し上げたいというふうに思います。  そういった中で、昭和62年10月に第三セクターということで始まったというとこでありまして、以前は国鉄であったわけでよかったわけでありますが、今現在は2町での主要な公共交通機関であるということで、当然、鳥取市とか県とか株主になっていただいておるわけありますが、主は八頭町と若桜町であります。  こういった言い方をすればちょっと失礼かもわかりませんが、運命共同体的なとこもあるんですよね、実際のところが。それは御理解いただきたいと思います。  今現在、若桜鉄道の運行対策室という部署もございます。そういったところを中心にして、そういった若桜鉄道の広報については扱っているというとこでありまして、逸脱というお話があったわけでありますが、その広報を活用しての取り組みということでありますので、御理解もお願いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) こういう答えをいただいた町民の方は、役割分担として八頭町が取りまとめ役となり進めているのが答えだって聞いても、どういうことかちょっとわからなかったんじゃなかろうかなというふうに私は思ったところであります。  予算編成においてでございますけども、広報やずの発行について、総務費のうち広報発行費で計上されております。この事業はほぼ町の一般財源、広告料とか含まれますけどもほぼ町の一般財源で行われております。なぜ地方創生推進事業で行わないのか、若鉄に関することは国の交付金が認められる事業で行うことがよいのではなかろうかと。広報は広報でお金かかってるんですよね、そういう考え方がないのかなどうなんかな、ちょっと感覚が違うのかなというふうに思いますけども、国の交付金が認められる事業で行うべきではなかろうかと思うがいかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 国の交付金のお話いただいたんですが、それはそれで活用しておられるということは御承知だと思います。それはそれですし、また町独自で対応する部分もあるというのが広報だというふうに考えますが。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 何かそこらあたりきちっと仕分けができてないような気がします。次の「隼Lab.」を使用してのコンサートの件についても、本当に事業が入り組んで予算編成の部分から、きのうも申しましたけども800万円、900万円、1,000万円って本当にアバウトな数字で、どこに含まれるのか、何をやろうとしてるのか全然わからんような格好になっとるんではなかろうかなというふうに感じます。  いろいろ申しましたけども、この事業そのものに反対してるんではなくて、きちっと若桜鉄道の役割分担の一部分なのか、広報やずで取り扱うものなのか、地方創生部分で取り扱うものなのか、きちっと明確に最初から示していただきたいなと、少なくともわかりにくいなというふうに私は思ってるとこでございます。  集落の総会においても、1年間の事業計画を示して予算を編成しており、町の補助金をいただく団体は必ず年間行う事業を示し、内容を明らかにして補助金申請をしているというふうに思っております。町が行ってることは、何かわかりづらいところがあるように感じます。補正も含めて、予算案の提案時にわかりやすく示すべきと思うがいかがでしょうか、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それぞれ活用して、広報するということが私は悪いというふうには思いません。極端な話では、広報やずから若桜鉄道のことをごっそり落としたらいかがですか、補足にならないでしょう。したがいまして、それぞれの持ち場で広報していくということが、それはそれで意義があると思いますが。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 「ぼくは0点」という絵本についてに入ります。  地方創生推進事業のうちの情報発信事業、900万円の中の事業だということでございます。この「ぼくは0点」、これは幾らの事業費であったのか、まさか900万円ではないと思いますけども、幾らの事業費だったのかまずお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 事業費は120万円だというふうに伺っております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) ことし1年の予算ではないです。去年からの予算ですかこれは、2年続きの。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初の答弁で答えさせていただきましたように、2年計画ということでありまして、平成29年度は50万円ということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) ことし1月5日の地元報道機関の紙面に「ぼくは0点」の内容が紹介されております。この中で、絵本に込めた思いは誰の思いなのか、職員の思いが込められていると紙面には書いてあります。  町長の思い、または教育長の思いのであるのであれば納得もできるのですが、職員の思いを公費を投入して絵本にするという考え方について町長の考えをお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私は取材を受けた者でもありませんし、そういった部分についてお答えすることはないと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) よくわからないんですけども、答えとして企画段階からのコンセプトを説明したものとあります。町民に対してこのような答えでよかったのかなと、答えになっていないんではないかなというふうに思います。もっと丁寧に答える必要があるんではなかろうかなと、もしそうであれば、もしそうならば職員の思いなどと書いた報道機関に抗議すべきではないですか、町長。報道機関が勝手に書いたっていうことであれば、抗議すべきだと思いますけども、そうじゃない、職員の思いで書いたんであればそうでありますしどうなんでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど言いましたように、この件については私は取材を受けておりませんし、それから海潮音のとこだと思います。その部分については論説委員さんが書かれたというふうに認識しております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 町長は今、取材を受けておられんということでありますけども、ここにちゃんときちんと新聞に載ってるんですよね。人やテストの点数や勉強だけじゃない、いろんなチャンスがある。町職員さんは絵本に込めた思いは明快であるっていうふうに書いてあるんですよね。これ記者に抗議すべきだと思いますよ、こんなこと勝手に書かれてね、違いますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私は、そこの部分は講演会の挨拶には行きましたけどね、たしか。論説の部分は、私は直接携わってないですよ。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) ちゃんとここにあるんですけどね。町長、こんなん見ておられるんですかね。  見ておられんちゅうことでしたらもう一回見ていただいて、本当にこれでよかったのかどうなのかっちゅうことを考えていただきたいなというふうに思います。  この絵本についてですけども、テストの点数が語られていて、内容的に義務教育課程の子供のことが語られているように思います。子供の能力を生かす、個性をどう伸ばすかが大切であり、人はテストの点数ばかりではないということ、全くもって賛同するものではありますけども、しかしながら同時進行でいつまでも0点ではなく10点、15点、50点と少しずつでも点数がとれるよう指導していくことが大切ではなかろうかというふうに思っております。  義務教育を基本として、子供にはまず学力向上を目指すことを指導すべきではなかろうかというふうに思います。学力社会の構図は現代社会の基本的な考えであり、成り立ちであります。この本は社会人向けなのか子供向けなのか、これから社会へ飛び立とうとする若者向けなのかちょっとよくわからない。  どうなんでしょう、町長はこの本の内容を知っておられると思いますけど、改めて0点でもいいですよという考え方にとれるんですけども、そのことについて町長はどういうふうに思われますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) きょうこの本を持ってきておりますが、岡嶋議員も読まれたというふうに思います。そういった中で、点数のお話があるんですがそれはそれで、それこそ100点の方から声かけていただいて、0点の彼が、それでこういうぐあいになってきたというお話だと思っておりますが、それはそれでいいんですけど、やはり、読んだ方がどういうふうにとられるかということではないかと、最終的には思います。  やはり、0点の彼からすれば、100点の方から声をかけていただいたら、やはり、さっき言ったようにこういうことになると思いますし、また、その100点の方でなくても、その0点の、まあ0点0点あんまり言ってはいけませんけど、やはりチームワークといいますか、そういったものもいろいろ広がってくるんではないかと思いますけど。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 私もこれ見て、ああ、いろいろ可能性があるんだな、60を過ぎても、また何か力が湧いてくるなというような感じがしましたけども、これを子供に見せて、子供が果たしてどうなんかなという思いもしたわけでございます。学力向上という基本的な考えのもと、教育長の、これ教育委員会とは関係ないと言われれば、そうかもしれませんけれども、教育長の思いといいますか、考えといいますか、もし頂戴いただければありがたいなというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 単純にさすが谷川俊太郎先生と思いました。絵本に限らず著作も非常に多いわけでありますし、あと、校歌の作詞とかもいっぱいことしておられる先生でありまして、非常に研ぎ澄まされた内容になっているというところです。  特に、私、この本の後書きに、僕も、もとをたどればゼロから始まったんだものねと書いてあるんです。みんな最初はゼロから始まるということでありますので、やはり、人は無限大の可能性を持ってトライをしていくと、そういうことに、そういった考えにつながってもらえれば、そういった読み取りをしてもらえれば非常にいいのかなというように思っているということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 答弁いただきました。  次の質問に入ります。  4項目め、旧中私都小学校跡地の天然芝による緑化事業であります。各私都地域の代表の連名で陳情書が提出され、検討・対応するというものであると理解します。内容について簡単に報告を受けました。運動会とかイベント、多目的に利用したいという説明であったというふうに思っております。いまひとつ事業目的が私を納得させるところまで響いてこなかったなと思っております。もう少し説得力のある陳情であってほしいと正直思ったところであります。  そうは言っても、私都谷の活性化、ふれあいの場の拠点施設として必要性を感じております。そういう思いの中で、住民の手で、住民みずから、その作業に携わり、みんなで一緒に一つのものをつくり上げるということ。手をかければかけるほど愛着が湧いてくるものであります。何月何日は私都谷に住む町民全員参加で芝を植える日とする。私が言うのもいかがなものかと思いますけども、その日はずっと、毎年という意味です。その日はずっと私都谷の日と命名し、それにちなんだイベントを行う、この地域の結束がよりかたいものとして、でき上がるのではなかろうかなというふうに思います。  町長の住まいはこの谷ですよね。まあまあそれはそれとして、町長としてどうでしょう、この私の私都谷の日を設けて一致団結して何かをするというイベントとか、何かをするということについての感想があればお聞かせいただきたいと思いますけども、いかがでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私は毎日、ここのグラウンドの横を通って通勤しております。私都の活性化ということで3私都の皆さん方が共通の施設として活用したいということで、平成29年8月、要請を受けたということであります。  本来であれば、やはり植えてからずっと鳥取県方式というのですか、その方式も最初の答弁で申しましたように話をしました。ただ、やはりなかなか難しいというお話の中で、ぜひ、そのロール式でということでお話ございましたので、そういった方式で今、対応させていただいておるというところであります。  植えてからずっと芝が大きくなるのもそうですが、当然、地元に管理していただくという前提での事業でありますので、御理解いただきたいと思いますし、また、私都谷の日という、今、提案をいただきました。私がどうこうということではなくて、そういった、その代表者の方にこういったお話がありましたということはお伝えしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 町長がどうのこうのじゃなくて、その地域が一致団結して一つのことに取り向かうということについてどうなんだろうなということがお聞きしたかったわけでございますけども、この芝の植えつけ作業ですね。鳥取方式というので何かすられると先ほど答弁すられたと思うんですけど、そんなに難しい作業ではないと思います。のり面ではなくて平面でありますし、親子での作業も可能であるのではなかろうかなというふうに思っております。  あれですね、植えつけてからの管理も要りますしということを町長言われますけど、確かに管理は要りますけども、業者に出しても植えつけたところでもう工事完了なんですよね。ですから、その辺は同じことであるというふうに思いますので、やっぱりその辺のところを考えて村の人でやっていく。何かできることがあれば、地域のみんなで汗をかくということ、それも大切なことではなかろうかなというふうに思います。  本定例会において、約5,000万円の予算が計上されております。私都谷のにぎやかさ、元気さをどんどん発信していただきたいなというふうに思っております。  私の勝手な思いを少し言わせていただきましたけれども、そういう思いでございます。時間も少しございますので、お話ししたいと思いますけれども。私の東京に住んでいる40年来の友達が今でも珍しそうに言います。日本一読むことが難しい地域名、私都だと。私の都と書いて私都と読むと言って、この珍しさを逆手にとって売り出すということはできないでしょうかねというふうな感じのことを私も思うんですけども、そんなことを話したことがございます。入り口の看板にその名の由来とか、そういうものを説明し、読みにくさを表現し掲げるということもおもしろいのではなかろうかなというふうに思います。私都グリーンふれあいパークとか、何か一致団結パークとか、何かそういうのがあったらおもしろいんではなかろうかなというふうに思っております。  最後に一言、町長、どうでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私都と書いて、通常であれば「しと」とか、そういった読み方をされるというふうに思いますが、以前、読みにくい名前ということでテレビでも放映されたというような経過もあるようでありますが。まず、やはり、私都の活性化ということで、初めてだと思うんです。その私都の人は要請といいますか、要望というのは。その我々で管理してやるんで、そういった施設をつくってもらえないかという要望を受けたのは初めてですし、それから、逆にそういった面では私都谷の皆さん方が言われましたように一致団結して、一つのことに取り組もうということでありますので、そういった面ではすばらしいことだというふうに思います。  まあ、みんなで汗をかくということも本当に大事なことだというふうに思っておりまして、方式もいろいろあるわけですが、後で管理するということも、やはり、汗をかいていただく一つの方法だというふうに思っておりますので御理解いただきたいと思いますし、私都を売り出すということでありますが、何かそれこそいい案があればあれですが、また、私都谷の人と一緒になって考えてみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
    ○7 番(岡嶋正広君) いろいろあれこれ申しましたけれども、決して事業とかそういうのに反対するというわけではなくて、やり方といいますか、そのプロセスといいますか、そういうことをもっときちんと通してやっていただきたいなというふうに思ったところでございます。町の直面する課題は山積しております。スピード感を持って問題解決に向けて行政と議会、一緒になって取り組んでまいりたいと思います。  質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、7番、岡嶋正広議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                         (午後2時21分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後2時30分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、9番、小原徹也議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎小原徹也議員質問 ○9 番(小原徹也君) 9番、小原徹也でございます。  これから一般質問を始めます。  初めに、通告の前に先般、子ども議会が行われました。そのとき取材に来ていた報道関係者から、議員さんより中学生のほうがいい質問をされている。この話を聞き、少し私の一般質問も変えないといけないかなと思いまして、今回の質問は提案も交えて質問をしたいと思います。  1番目、事業計画において住民説明の対応と認識について。  1番、事業など住民説明のあり方について、本町が事業を行う上で、住民の方々にもっと意見を聞いていくことが必要と考えます。昨年9月、本定例議会に住民から住民投票請求が町長へ提出されたが、結果、町政の重大事項に該当しないと却下された。このようなことが今後起きれば大変です。  現在、住民からの意見の集約として、各集落単位で区長が取りまとめされています。この方法は問題あるわけではありません。しかし、町民全体の意見や考えを聞く上で、ほかの方法も考えるべきではないかと感じています。この質問について町長の考えを伺いたい。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは9番、小原徹也議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に事業計画において、住民説明の対応と協議についてということでいただきました。事業など住民説明のあり方についてということであります。町が事業を推進する上で、町民の皆さん方にもっと意見を伺っていくことが必要ということであろうかと思いますが、現在、町が事業を推進する場合におきましては、無論、議会の皆さん方の御理解と周辺住民の皆様方の御理解が必要であります。  事業に影響する範囲でありますとか、事業に関係する集落等、必要に応じて地元説明会を開催し、御理解をいただきながら事業の推進に努めているところであります。また、地区や集落等から要請のありました内容につきましては、区長さんにお世話になり、意見を取りまとめていただく場合もあるというところであります。地元の説明会のほかに住民の皆様方からの意見を集約できる効果的な方法等の提案があればお聞きしたいと思います。  最初の答弁といたします。 〇議 長(谷本正敏君)小原議員。 ○9 番(小原徹也君) じゃあ、町長、提案というか、質問を1個目、各年齢層の住民に対して意見を伺うには、アンケート方式の調査がよいのではないでしょうか。理由として、会合や住民説明会に参加できない方などの現状があります。少しでも多くの意見や思いを聞き取りし集約するには有効だと考えます。  議会の全員協議会で、私が町長に現状では町民全体の聞き取りは把握は難しいのではないかと質疑しましたが、今までこうしてきているとの回答でした。町長が言われる子供からお年寄りまでみんなが主役のまちづくりと言われるならば、従来どおりのままでいいのでしょうか、見解を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今までどおりでいいのかということでありますが、基本的には今までどおりのスタンスで事業の推進に当たりたいというふうに考えます。  そういった中で、年齢層によるアンケート・調査をというお話をいただきました。どういった形での事業なのか、ちょっとわかりませんが、年齢層的に、そのごとにアンケートをとるというのもちょっといかがなものかなというふうには考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 済みません。ちょっと説明が悪かったです。もう一回、これ年齢層ではなくて、各年齢層で昼間働いておられる方、なかなか夕方の会合に出られない方とか、足の悪いお年寄りの方、なかなかその会合の場所まで行けない方、そういう方に対して配慮してはどうかというような質問だったんですけど、どうでしょうか、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 総体的には昼間働いている皆さんというのが一番多いと思いますし、それからまあ言われましたように体の御不自由な方もあるということは承知をいたしております。  そのアンケートということでありますけど、最終的にはケース・バイ・ケースになろうかとは思うんですが、今のところではやはりそういったアンケートというところまでは踏み込んだといいますか、そういった事例というのはないんじゃないかなというふうには思っておりますけど。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、アンケートをとると、町長にとっていいことがあると私は思うんです。といいますのが、アンケート調査をして事業を進める上で、行政と町民との認識を確認するため、吉田町政の支持率を調査する。よくありますよね、民放が、今、安倍内閣の支持率何パーセントと。ケーブルテレビで吉田町政支持率80%なんて出た日にはもう、吉田町長の事業を進める上で、かなりの強力なバックアップになると思うんですけど、そういう思いを込めて、定期的に町長の考えが住民へ伝わっているか、手にとるようにわかると思いますが、町長、答弁はいかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ケーブルテレビを通じての吉田町政の支持率というようなお話でありますが、そういったことは別といたしまして、そのアンケートというのは実際のところが回収率が非常に悪いということを御承知おきいただきたいと思います。本当に50%も返れば、返ればといいますか、それが普通のアンケートの結果だと思います。70とか80とか、そういったことには至っていないのが今の現状であります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 確かに今、町長がおっしゃるアンケートの回答率が悪いというのは私も認識してます。何でアンケートを返さないんですかと聞いてたら、わしがアンケートを書いたって何も変わるわけじゃないから、出すだけ無駄という意見のほうが多いんですね、やっぱり。アンケートを書いてくれというよりは、やっぱり吉田町政の今、支持率何パーセントですかなんて質問を入れると回答率も上がってくるんじゃないかなと思うんですけど、町長、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はい。回答率を上げる努力というのも当然必要だというふうに思いますが、最近では宅地造成の予算化をさせていただいたり、造成じゃないですね、アンケートの予算化をさせていただいて、昨年暮れに皆さん方にお答えをいただいているというところであります。  今、これから建設課のほうで集計ということでありますし、それから総合計画もそうですし、総合計画が各委員さんにも出ていただくんですが、その前段として、今後の町のあり方等々につきましても、そのアンケートをいただいているということです。それから、公共交通の関係につきましてもアンケート調査を実施しているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、確かに回答率が低いというのはわかるんですが、低いからといってやらないということを、やはり回答率を上げる努力というのをやっぱりしていかないといけないんじゃないかなと思うんですけど。  次のじゃあ質問に移ります。  今の質問の中なんですけど、私がそのアンケートを、今の支持率を調査したほうがいいという理由は、町長には町政で行う全てに提案権があるからです。議会はあくまで二元代表制のもとチェックする審査という立場ですので、提案権はやはりありません。そうすると、やはり町長は細かく提案するかしないかという判断はやはり、住民がどう思っているか、住民がこういうふうに思っているかということをやはり確認する必要があるんじゃないかなと思いまして、それで、先ほどのずっとアンケートの質問をしているのですが。  これで終わりますので、どうでしょうか、答弁。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はい。福祉の契約のような場合にも、やはりアンケートをとらせていただいております。決してアンケートをとらないといったわけではありません。ケース・バイ・ケースだというふうにお答えしたのはそういうことであります。  当然、回収率の上がるような形で努力をする必要があるというふうには考えているところであります。提案権のお話もございましたが、基本的にはその議会の皆さん方の提案権ということがあるということも御承知おき願いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、一応、議会のほうでも副議長を中心に議会改革特別委員会ということで、一応、アンケートを議会モニターというか、アンケートをとったんです。確かに、でも議会のほうには、議会なんかはどうでもいいというような厳しい意見も結構返ってきているんで、多分、町からももう少しやっぱり聞き方を考えれば、アンケートも回答率上がってくるんじゃないかなと思うんですけど、これはいいです、答弁は。  じゃあ、次の質問に移ります。  今の町の行う住民説明会ですね、事業をする上で。で、今、住民説明会は何か形だけの会で、既成事実のために開催したということを示すためだけにあるのかなと感じます。  住民説明会とは段階的に行うべきだと思います。例えば、計画説明や実際の計画。また、その後に事業者と住民の間で問題点が出てきたら、またそれを解決するような説明会を開いてから事業を行わないと、住民説明会の意味がないように私は思うんですが。しかし、現状、今、計画説明の段階で終わってしまっているんじゃないかなと思うんです。先ほど言った、こういう事業をしますよという計画の段階で、その後がないような気がするんです。  少なからず、私の耳には住民から不安と疑問の声は届いてます。で、私はあってはならないことだとは思うんですが、町長以下執行部と議員が住民不在のまま何か決めていっているようなことになってないか。町長は多分、私の今の質問に、議員にはルールの中で話をしていると多分、言われると想像します。しかし、議会に話があるときには、既に決まった議案に近い内容で出てきているんではないかと思うんです。  議案を審議したのは、でも、議員であるから、議員の責任からは逃げられないと思うんですが、やはり、今の審議の仕方をされると、どうしても議員には限界があるような気がするんです。もし、私に議決の判断に間違いがあれば、私は一人の議員なので議員の責任はとりますが、住民への対応になぜか問題があるんじゃないかなという疑問が残るんですが、どうでしょう、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) これは最初の答弁の繰り返しになるかもわかりません。やはり、当然、行政として一方的なことはできないわけでありますし、それから事業を推進するに当たっては、その集落、行政区の皆さん方の御理解も必要ですし、協力も必要だというふうに思っております。  当然、最初に言いましたけども、議会の皆さん方の、その御理解も当然必要ということで事業を取り組んでいるというところでありますが、その住民不在のままで決めているという御意見があったわけでありますが、決しては私はそうは思っていないというところであります。  やはり、行政の中心にいらっしゃるのは住民の皆さん方だというふうに思っておりまして、そういった中で、その地域の皆さん方のその福祉の向上といいますか、そういったことを目的に私どもも仕事をさせていただいているというふうに思っているわけでありまして、その地域の皆さん方がそれこそ困られるような内容の事業でありますとか、制度の推進ということは全く考えていないわけでありますので、これからも住民の皆さん方の御理解をいただきながら、当然その事業の推進ということに当たってまいりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 一応、重複するのでもう一度最後に聞きますが、先ほど同僚議員の一般質問の中で町長が一般会計というか、ほかの予算と一緒に出したものを、そこを撤回しなければ、ほかの議案にも影響するというふうに言われたんですが、条件、議案の内容とかいろんな補助金の期限とかもあると思うんですが、どうなんでしょう、住民が納得するまで、ずっと待ってから議案の審議をされる。そこまで待ってされるのか、それとも、議案の審議のほうを優先して、住民の納得を後回しするのか、どちらですか、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと意味合いがとれないところもあるんですが、私どもとすれば、当然、必要な事業に対して予算を計上させていただいて予算化をし、事業を進めるというのが私どもの仕事であるというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 私の感想としては、もう少し、立ちどまって焦ることはない、もう少しゆっくり時間をかけての、私は審議に時間を費やすべきではないかなと私は思います。  じゃあ、次の質問項目に移ります。  町有財産にまつわる手続について。  1番目、本町は、小中学校の統廃合に際し、空き校舎の利活用で、民間企業などに賃貸契約されています。県内各地で企業誘致が積極的に行われ、幾つかの問題点が指摘されております。中でも心配するのは、事業継続できない、いわゆる倒産状態になった場合の設備機器の処分問題です。  本町の賃貸借契約内容を、議会の中で説明を受け、条文第16条、原状回復義務に疑問を持ち、以下について見解を問います。  まず、16条から質問いたします。第16条、乙は、使用賃借期間が満了したとき(契約を更新または本物件にかかわる新たな賃借契約を締結した場合は、当該更新契約または新たな賃借契約の契約期間が満了したとき。)または、前条第1項の規定により、この契約を解除されたときは、甲の承諾を得て行った構造の変更、または造作加工等を除き、甲の指定する期日までに本物件を原状に復し、甲に返還しなければならない。ただし、甲が承諾した場合は、現状のまま返還することができる。  簡単に言えば、原状回復、もとに戻すということなんですけど、2月8日に行われた全員協議会の賃貸借契約説明で、私の質疑に過去と同様の契約内容であり問題ないと言われたが、過去にこのような問題は発生していなかったのか伺いたい。  町長、答弁をお願いします。  2番、第14条(調査等)とあります。  条文は、甲は、本契約の定める乙の義務履行状況について、随時調査し、または所要の報告を求めることができる。この場合において、乙は調査を拒み、妨げ、または報告を怠ってはならない。とある。  以下の質問を問う。  議会議員として全員協議会で執行部に対し、賃貸物件の事業計画・工事状況の調査を要求した。しかし、乙より法的根拠を主張され、難しいと担当課長からの回答であった。  現在、何の回答もない。だとすれば14条は何か、本件に対し明確な答弁を求めます。  町長、これ16条と14条、別々に答えていただきたいんですけど。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、2点目に財産にまつわる手続についてということでいただきました。16条関係でも過去に問題が発生しなかったのかということであります。  それこそ、今回のように大きな施設の契約ということはございませんので、そういった問題というのは発生していないというのが最初の回答であります。  2点目の14条の関係であります。貸借物件の事業計画、工事状況の調査要求のことであります。現在、何の回答もないということでございますが、だとすれば14条は何かということであります。  議員、質問の法的根拠を調査で難しいと回答があった。現在、何の回答もないという部分につきましては、昨年7月の全員協議会で旧の大江小学校、賃貸借契約書の議案にかかわります説明時に、法的に事業見積書の詳細数字や事業者の経営状況等を報告する必要がない旨お答えし、完成図面につきましては、提供できる時期になれば提供させていただくとの返答に対しての件だと思われます。  土地、建物、賃貸借契約書の第14条、調査等という部分でありますが、本契約書の記載されている内容で審議誠実の義務や使用目的及び使用条件等に対して調査をするものであり、事業計画や収支計画、経営状況等は対象外であると認識いたしております。  現在、農泊施設への改修工事が進められておりますが、工事完了後には使用目的に沿った施設かどうかなど、完成図面に照らし合わせて確認をする予定であります。  また、大変遅くなっておりましたが、事業者の承諾をいただきまして、先月の産業福祉常任委員会において農泊施設の完成、予定図面を議員各位に配付をさせていただいたというところであります。改めて機会がございましたら、全協等で説明をさせていただけたらと思います。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、この2項目めからの質問は、質問じゃなくて、これはこうであるということを示しますので、ちょっとよく聞いていただけませんか。  まず、16条、先ほど、お話ししたとおりに、何か問題はなかったんですかというので、ちょっと企業名を出せないかもしれませんけど、「やまのうえ」か何か、「やまがみ」というのですかね、郡家の。 ○議 長(谷本正敏君) 「やまのうえ」。
    ○9 番(小原徹也君) 「やまのうえ」。あちらの何か会社が何か閉鎖か何かされたときに、何か問題が起きなかったのですか。町費を使って処分されたとかなかったんでしょうか。答弁をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 合併してからでありますが、その産廃が残っておりまして、産廃施設の処分費を予算化させていただいて処分をしたという経過がございます。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) まあ、そのことが聞きたかったわけですけど、ですから、そういうことがないように、これからちょっと私が説明いたしますので。この質問に至った疑問ですが、私は何度も企業誘致について議会で質疑と質問をしていますが、県内外の事業者に対し、いろいろな補助金が出ている。しかし、そこまでしないと企業誘致できないのか。メリット・デメリットだけで見ると、賃貸借契約は不備が多いと思うが、契約はあくまで対等であるべきだが、この点についてどう思われますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 基本的には当然、契約は対等であるというべきだと思います。  前段言われました、山上の件でありますが、不法投棄がございまして、その産廃で処分させていただいたというのは町が貸したとかという施設ではなくて、町の町有地に産業廃棄物が置いてあって、その物を処分したという予算であると。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) それは原状回復義務ということになるんじゃないでしょうか。いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はい。先ほど言いました町有地と申し上げました。それは町がその方に、その方といいますか、その貸していた用地ではなくて、その町の用地に結果として不法投棄ということで産廃を置いてあったものですから、それを処分したというところです。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) ちょっとよくわからないので、また詳しく後でちょっと聞きたいんですが、私が言いたいのは、特約事項の欠如がありますということを私は言いたいんです、今回の原状回復義務。なぜかというと、賃貸契約した校舎を返却時、原状回復とあります。しかしながら、借り主が倒産などした場合、施設の機器や備品など、動産の処分が果たして可能でしょうか。この賃貸借契約のままでは、貸し主本人と連絡がとれないとき、設備は個人動産であり、同意なく処分できないと思うが、町長の見解はいかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はい。同意がなければ処分できないかというお話です。そういった面では、基本的にはやはり担保ということも考える必要があるかもわかりません。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 済みません。先ほどやっぱり契約はあくまで対等であるという観点から考えますと、今、賃貸で旧大江小学校と旧船岡中学校を企業に貸し出しするということで、契約書の中で少し私は問題点があるんじゃないかなと思います。内容は、契約書には貸し主として月々の家賃は旧大江小学校で7万5,000円、旧船岡中学校で8万3,000円。貸し主の責任である建物の例えば雨漏り、そういうものは大家、貸し主が保守に、お金を出して保守をしないといけないのですが、果たして設備の処分費なども今言った含まれているのか。なお、家賃は10年の契約のうち5年間は無償であるんです。家賃収入以上の保守費用がかかるのに、この契約で妥当な金額であるか、私は疑問に思うので町長の見解を伺いたいです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今の契約の中では、その設備の処分費ということは入っておりません。でも、先ほど家賃のお話でございましたが、今の契約の中では修繕が1件当たり5万円ですかね。それ以下については乙の負担という契約条項であります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) ですから、例えば、7万5,000円の5年間というと450万円ですかね。ですから、その家賃を450万円もらって、補修して、果たしてそれ以上のものが出るんじゃないかっていう、私は心配を聞いているんですが、それで、今、質問した内容で、特約事項の設定をしていない場合、先ほどから私が言っている特約事項、特約事項の設定をしていない場合、一般的に考えると、乙に処分できない状況になれば、本町が費用負担することになるんです。であれば、特約事項の設定による担保が必要だと思うが、または第三者の担保をとることにより、最悪の事態の回避になると思う。最悪の事態というのは、ですから、町が税金を持ち出して処分しなくていいということです。  現状の賃貸借契約では、処分などに町民の血税を使うことになり、町長は担保の重要性を知っておられるか伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はい。当然、その担保ということは承知をいたしております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、答えに、答弁になっていないのですけど、もう一回答弁してもらえませんか。  ちょっと、休憩いいですか。時計とめてもらっていいですか。時計だけとめてもらい。ですから、町長、特約事項が設定されてない場合は、第三者のやっぱり担保をとるとか、特約事項の設定がもう一回、その甲と乙の関係で契約を見直さないといけないんじゃないでしょうかということを私は聞いているんです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 全然そういったことが閉ざされているということではありませんので、後でもそういった処理は可能というふうには考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 余り言うと重箱の隅をつついているように思われるかもしれませんが、違うです、町長。今は考えてないと言われますけど、仮に10年後、何が起きるかわからないわけですから、契約というものはあくまで契約ですから。何が起こるかわからないということも想定して契約しないといけないと思うんですよ。この今の話で特約事項は、今の段階でそういうことが想定されるわけですよ。それを想定されるのに、何も特約事項をつけないんですかということを私は聞いてるんです。答弁をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど申し上げましたのは、そういったことも後から追加することが可能だというふうに申し上げたんです。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、ですから今必要ですよと言ってるんですけど。だから、契約をもう一回、特約事項をつけられないんでしょうかと聞いているんですけど、明確に答弁をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 大江につきましても、それから船岡中につきましても、契約は締結させていただいております。したがいまして、特約事項というお話でありますが、先ほど来申し上げておりますように、今後の話になるというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、今後の話じゃないです。やらないといけないということを言ってるんですよ。税金を使って処分をしないといけないことになるかもしれないので、私は会社が倒産するなんてことは言ってませんが、そういうことも考えられる想定の範囲でやるべきではないかということを言ってますが、特約事項がつけられますということは関係ないんですよ。私は特約事項をつけるべきだということを言ってるんです。まあまあ答弁、堂々めぐりなんで終わりますけど、これは町長、やっぱり特約事項の設定は必要ですよ。これ、後から何か起きたときに、住民に税金を使って処分をするようなことになりますよ、言っておきますけど。  では、次、14条についてです。調査等。  私は乙から甲に対して、契約義務を根拠に主張するのは。ごめんなさい。ちょっともう一回言います。  通告書に記載したが、7月既に賃貸借契約が成立し、議会に提出された議案の契約書面であるにもかかわらず、全員協議会で9月ごろ、調査要求しているが、いまだ回答がない。理由は通告書のとおり、乙より契約義務を根拠に提出しないと主張されたという、これは契約不履行である。このことに対し、町長は何も感じられないのか、この点について答弁をお願いいたします。  もう一回言いましょうか。意味わからない。あのですね、乙、八頭町は甲、貸した方が乙、契約書どおりのことを示しているのに、向こうはそれに応じなかった。これは契約不履行。契約不履行なんです。その契約不履行を言っているのに、町長は何の対応もされてない。果たして町長は何も感じられなかったのか答弁を求めます。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はい。それはあれですか。図面を見せなかったということをおっしゃっているのかな。その契約不履行だというお話ですが。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、14条をよく読んでください。これ、図面を見せなかったというのではなくて、議会がやはり町有財産を扱うのに、議員がいろいろ審議をするために資料が欲しいということをきちっと言ってるわけですよ、全員協議会という正式な場所で。そこで、担当課長がちょっと聞いた話ですよね、皆さんの中で。私もちょっと記憶が正しいかどうかわからないんですけど、相手方の乙が弁護士か何か法律家を出してこられて、そんな義務はないと。それに八頭町のほうも法律の専門家に相談したところ、そこまでは要求できない。だから、書類は出せませんと言われましたよ。それは紛れもない事実なんですけど、この14条の契約書を見て、それは契約不履行なんですよ。契約上、不履行なんですよ、それは。その見解を求めているんです。答弁をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まあ、小原議員の認識と私の認識が違うかわかりませんが、私は先ほど来申し上げておりますように、その契約の不履行というふうには考えておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 私は、乙から甲に対して、契約義務を根拠に主張するのは契約内容ですね、乙は契約内容を読んでないか理解してないとしか思えないんです。この賃貸借契約ですよ。この事態が起きた以上、再度、契約の見直しを、そういう対応を町長はとるべきじゃないかということを質問して、ちょっと答弁をお願いできますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 14条には3つの条項がかかっているというふうに思っております。一つが第1条の、その審議成立の実施する義務ですね。それから、第3条の使用目的及び使用条件、さらにはその第9条の権利移転の堅守というような部分がこの14条に込められているというふうに思っておりまして、甲はその所要の報告を求めることができるという条項に第14条はなっております。乙は調査を拒みですから、その相手方が調査を拒んで、妨げ、または報告を怠ってはならないというくだりでありますが、その同じことの繰り返しになるかもわかりませんが、そういった部分での乙のほうの対応ということで私どもは受けとめているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、乙は妨げって言い方ですけど、拒んではないかもしれませんけど、妨げ、妨げは多少妨げですね。やっぱりこれは出してないですよね。この法律的に契約的に出さないといけないものを出してないですよ、これ。  では、じゃあ町長、質問をちょっと変えます。議員は住民の代表だということで、住民の方は何ができるだとか、例えばいろんな事業をする上で聞いてこられるわけですよ。私は、そんな1円のお金のこととか、そういうことを出せと言ってるんじゃないんですよ。ここに何が建つんですか。何ができるんですかと住民から言われたときに、こんなもんができるんですよって説明できないでしょう、今の状況じゃ。ですから、どういうことがどういう間取りでどんなことがって、ある程度説明できる資料を要求したつもりですよ、私は。それすら出さないということは契約不履行だと言ってるんですよ。  ではね、私たちは何を根拠に審議するんですか。おかしいですよ、町長言ってられることが。答弁を求めます。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はい。最初の答弁でちょっとおことわりしたんですが、遅くなりましたけど、2月に産業福祉常任委員会ございました。そのときに、委員会の皆さん方にはこういった間取りといいますか、どういった部屋になるというようなことを担当の産業観光課長のほうである程度の説明をさせていただいたというふうに思っておりますが。総務教育の常任委員さんだと思いますが、多分、レターケースに入っていたというふうに思いますが、説明はさせていただいておりません。で、先ほど申し上げましたように、折がありましたら、全員協議会の中で改めて全員の皆さん方にどういったことに、どういった今の計画ですね、あくまでも、できてないわけですから。そういったことはお話させていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、私、担当課長にちょっと聞きたいんですけど、じゃあ、なぜ7月に書類を、契約書を出してください。で、9月の全員協議会で再度お願いして、それでもなぜ出してこなかったんですか。理由は、それを今出されてきても、ちょっと待ってください、タイミングが、ものにはタイミングというものがあるんですよ。完成間近に設計図出されてきて何をみるんですか。ああ、こんな予定で契約があったんだって、それで終わりじゃないですか。ものにはタイミングがあるんですよ。だから、先ほど私、1項目めに質問したじゃないですか。いきなり住民説明会って言われても、もう終わったようなことを後づけみたいなことで出されたって、私たち議員は何の判断にもならないんですよ。それで議会がチェックだ審議だと言って、議員の責任を問われても私たちはどうしようもないんですよ。そのことを私は町長に言ってるんですけど。答弁をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 7月、9月の今、お話をいただいたんですけど。当時、それこそ図面できてませんので、詳細のですね。概略しか皆さん方にはお示しできなかったというふうに思っております。先般、レターケースに入れていただいたのは、たしか平面図だけだというふうに思っておりますが、そういった詳細の図面が上がってきたので皆さん方にお示ししたというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) これは通告外ではないんで、ちょっと議長とめないでいただきたいんですけど、この旧大江小学校は地域住民と共同で使うという部分の話があるんです、敬老会、運動会。その中で住民がどういうふうに使われるのか、どういう構想で、どういう事業計画なのかというのを聞かれてるわけですよ、私は。私は何て言うんですか。全く町が出してこないんでわかりませんって言ったんですよ、私は。どんな事業だいやと言われて、どうするんですか、そんなことで。12月で設計図ができたから出せませんって、そんなことは理由になりませんよ。ちょっと答弁をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はい。今、改修していただいておるのは校舎だけであります。敬老会は御案内のように体育館で行います。当然、きのう森原線のお話もあったわけでありますが、直接、今度は上に上げられるような形態にさせていただいて、当然、運動会のこともあろうかと思います。その辺はきちっと事業者の方と相談をさせていただいて、地域の皆さん方にその御迷惑はかけないような対応ということで協議はさせていただいております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) では、町長、八頭町の最高責任者の吉田町長として私は尋ねますが、あの大江小学校の校庭はどういうふうに計画がなされてて、どういうふうに活用されるか御存じですか。答弁をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先般、先般って言っても、もう2月になると思いますけど、以前から言っておりました協議会も立ち上げていただいて、いろいろ区長さん等も入っていただいて、話を進めさせていただいておるというふうに思っております。そういった中で、その最終的にどういう形になるということも含めて話をされるというふうには思っておりますが、基本的には芝を植えられるとか、そういったお話は伺っているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長が素直に非を認められないので、私はこういう言い方をするんですけど、ちょっとごめんなさいね、町長。通告外ではありませんので。  でもね、違うんです。工事もいつから工事にかかるというのを住民が知らなくて、住民が知ったのは何か水道工事、道路工事に水道管をユンボでひっかけて断水して、これは大変だということで初めて大きな工事が動いている。そういう状況ですよ。私らに事業計画の資料が出るとか出ないの話ではなくて、地域住民にも害をなしてるじゃないですか。  だから、設計図が12月に出るとか出ないとか、そんなわけのわからん話は町長、答弁になってない。きちっともう答弁してほしい、本当に。議員が何を判断するんですか、これから住民に聞かれて。私は乙、借り主の乙も迷惑だと思いますよ、こんなことを言われたら、本当に。答弁をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 大きな声を出されますけど、そんなに私は小原議員を木で鼻を括ったような答弁をしてないというふうに思っております。  それこそお互いですから、真意が伝わらないところもあるかもわかりませんが、私どもとすれば、大江地域の地区の皆さん方のその福祉ということにもつながると思いますし、一つとしてやはり、今までなかった施設でありますので、本当に多くの皆さん方においでいただけるような施設になればというふうに思っているところでありますので、ぜひ小原議員におかれましても御理解をお願いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、私は反対派の代表じゃありませんよ。そういうことを言ってるんじゃないんです。きちっとやはり行政の町有財産を活用する事業であれば、12月にまだ設計図が出てない。そういう図面が出せない、そういうことがあってはならんでしょということを言ってるんですよ。その時点で町長はもっときちっとやってください。報告義務があるじゃないですか、調査義務が。これにのっとってやってくださいというべきじゃないんですかということを僕は言ってるんですよ、町長。それについてはどうですか、町長。私の質問伝わりました。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 初めおっしゃられたのは7月、9月のお話をされました。そのときには私どもはできておりませんので、皆さん方に図面を提案することはできませんでしたという話をさせていただきました。  私どもに入ってきましたのも最近のことでありますので、少し時間、皆さん方に提出するまでにあったかもわかりませんが、やはり、委員会というものもございますし、そういった中で時間が少したったということはおわびしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、私、2月の全協でも話したと思いますけどね。というのが、町長、ごめんなさい。私、町長を責めてるわけではなくて。ごめんなさい、町長、責めてます、じゃあ。町長責めますから、町長はやっぱり町有財産を管理されてる、やっぱり町のトップなわけですから、図面が出てこないから、それを待っとくというのは、だからNGですよ。もっとちゃんとしてくださいって、私が言う前に、町長のほうがもっと担当課長もきちっと指導するべきだと思いますよ、私は。それが欠落しているんじゃないかということを私は聞いているんです。  どうでしょうか、町長、責任の所在は。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) いや、私どもも催促はしましたし、それから、できた段階で図面をいただいたということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 何か和んだ会話になってきたんですけど、だから、妨げるとか調査報告の義務を成してないって、だから契約不履行だって言ってるじゃないですか、町長。もう素直に認めて、わかりました、大変申しわけないです。これからやりますって言われたらいいじゃないですか、もう既に。それを求めてるんですよ、私は。だから、町長、ちゃんとやってくださいねと言ったら終わりの話ですけど、30分もかかりましたよ、ここに行くまでに。町長、答弁。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) お話がどうも堂々めぐりでありますが、結果として、その図面が少し遅くなったということがあったと思います。先ほど申し上げましたように私どもとすれば、やはり概略の図面で皆さん方にお示ししていたというところでとまっておりましたので、事業者に対しては早くということで話をさせていただいた経過は本当にあります。先ほど申し上げましたけど、上がってきましてから、なかなか委員会等の日程のこともありましたので、少し遅くなったということは先ほど申し上げましたようにおわびをしたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 済みません。町長、私、何か旧大江小学校のことばかり言っているようですけど、これは船岡中学校に北岡本店さん、今度、企業進出されているんですよね。これからの工事ですけど、多分、住民説明会はまだ1回しか開かれてませんし、何か、もう知事と一緒に町長は何か新聞に載ったりとかいろいろされてますけど、住民は何か多分、そこまで理解されてないと思いますよ、住民の方々は、近隣の。  やはりね、こういう今みたいなことがないように、直ちにやはり対応をとられるべきじゃないんでしょうか、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 知事のお話もいただきましたけど、一度、確かにさせていただきました。あとは、今、図面を書いていただいておりますので、その発注、前と言いますか、後になるかもわかりませんが、どういう形になるということをその住民に、近隣の方になろうかと思いますが住民説明会という形でお示しをさせていただけたらとは考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 最後に町長、北岡本店さんの件なんですけど、同僚議員も言われていましたけど、まずはこれ、企業進出、賃貸借で校舎を貸すということが事業の第一歩の1丁目1番地だと思うんですよ。だのに、附帯事業というのですか、ほかの工事はもう入札が終わったり、何か後回しの工事のほうが先に進んでいるような気がするんですけど、町長、その辺おかしくないんでしょうかね。私も専門家ではないんですが、何かちょっといささか疑問を感じるんですが。
    ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) これも見解の相違かもわかりませんが、私どもとすれば、やはり条件も早目に整えていくべきだという中での対応ということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 議長、怖い。町長、もしと言ったらいけませんけど、もし、この事業が工事を発注して、この事業がぽしゃるって言葉の表現がいいかわかんないんですけど、だめになったときにはどうされるんですか、その何か。私は勇み足だと思うんですが、どうでしょうか。  もう一回言いましょうか。この本工事というか、この北岡本店さんの企業進出が決まってますけど、でもまだ学校の製造の説明書とかそういう設計図も何もできてない中で、準備を整えて、万全の準備を整えられて、やっぱり何らかの事情で、向こうのやっぱりできませんでしたと言われたときにどうするんですか。工事は終わってますよね。もし工事が終わってなかったら、その入札の結果はどうなるんですか。わかりませんか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) こういう言い方をしたら失礼かもわかりませんが、その業者の皆さんというのはリスクを負って八頭町に来ていただくと。だから、大江の小学校もそう。それだけの意気込みの中で事業者としてかかわられるということでありますので、その行政としては小原議員の言われるようなことは行政って、私個人ですが考えておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 前々回か前回の一般質問で僕したと思うんですけど、町長、やはり町長、この北岡本店さん企業誘致に際して、企業診断士とかそういう専門の方にいろいろそういう検討をされたんですかと言ったら、しておりませんと言われましたけど、町長、意気込みを買うのはわかりますけど、これはやっぱり公の行政ですから、ちょっと言葉が悪いかもしれませんけど、何かのかけごとのギャンブルじゃないんですから、ここに意気込みを買ってかけるとか、そういう問題じゃないと思いますよ。やはり、きちっと調査して、きちっと精査して決めるべきじゃないんですか。答弁をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まだそれこそ県とされて、助成等はしておられませんけど、当然まだ来ておられませんので。鳥取県とされても、そのかなりの融資をされるということで、融資って、助成出されます。それからまあ、どちらの銀行になるかはわかりません。どちらって、どの銀行かわかりませんけど、多分、融資はされるだろうというふうに思います。  そういった中で、その意気込みでというお話ですけど、私は決してそういうことではないと思います。鳥取県とされて、本当に奈良から鳥取県の八頭町に来ていただける業者に対して、そういった補助金を出すということで進むわけでありますから、それなりの事業者だと私は思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 通告外になるかもしれませんけど、町長、じゃあ意気込みとかそういうふうに思われるんでしたら、まちづくりの一環として船岡地域にコンビニを早く意気込みでつくっていただきたいなと思います。  最後の質問にします。今、尋ねた質問は全てのまちづくりに関することであり、最後にお聞きしますが、町長の描かれる地方創生とはどのようなものでしょうか、お聞きして質問を終わります。どうぞお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 地方創生というのは、その人口減少対策、あるいは地域の活性化と言われているわけでありますが、実は小原議員も新聞見ておられると思いますが、ほとんど毎日、八頭町のお悔やみ欄というのは載っております、八頭町の方が。大体、通常250人というのが今までの一年間に亡くなられる方でした。このままでいきますと、365人になります。1日にお一人は平均すれば亡くなっておられるということで、本当に寂しい限りなんではありますが、亡くなられる方ということは、これはどうしようもないわけでありますが、その午前中の質問にもありましたけど、その子供さんをふやすということも一つの仕事であるというふうに思いますが、ただ、やはり今言われております、その地方創生の中で、その地域を元気にするということが私はその地方創生の最終的な目的ではないかというふうに思います。そういった中で、人口の減少がとまって、本当に人口がふえればいいというわけでありますが、なかなかそちらのほうは難しいというふうに思いますけど、ただ、やはり地域の皆さんが元気になるということは可能だろうというふうに思いますので、小原議員におかれましてもぜひ御協力をお願いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 何か上手に町長にまとめられてしまったんですが、町長、でも、やはり、企業誘致とか、そういう何かきらきらしたものばっかりに目を向けられてますけど、やっぱり今住んでいる、今現在住んでいる方が、町民がいろいろ困っていることがあるわけですよ。同僚議員が子育てのこととかバスのこととか言ってるわけですから、もうちょっとそっちをするべきじゃないんでしょうか。それと、やはり議会にもう少し丁寧に二人三脚でやっていただかないと、こういう今の答弁のような、聞きましたけど向こうに書類出してくれなかったからとかと、それじゃあ私たち議会は成り立っていかないです。  以上、終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、9番、小原徹也議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                         (午後3時28分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) では、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後3時40分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、13番、尾島勲議員の質問を許しますので登壇願います。 ◎尾島 勲議員質問 ○13番(尾島 勲君) 議場の皆様、ケーブルテレビをごらんの皆様、13番議員の尾島でございます。議長の許可をいただきましたので、通告に従い一般質問を行います。  きょうはラストバッターです。お疲れのことだと思いますけれども、もう少しおつき合いいただきますようお願いいたします。  年4回行われる本町議会定例会で多くの議員が一般質問に立ち、町行政に対し多くの提案を行っております。  私も5年半前の平成25年9月議会で最初の一般質問、学校教育環境整備・ICT活用の現状と今後の取り組みについてを行いました。それ以来、回を重ね、昨年の12月議会で20回に到達いたしました。  これを機に、過去に行った一般質問の中で提案した項目や内容について、その後の取り扱いや進捗状況を確認させていただきたいと思います。  1、本町若桜町、宍粟市にまたがる自転車ロードレースの開催、2、オンデマンドバス、乗降予約バスの導入、3、公共インフラの維持管理・修繕方法、4、新学習指導要領(外国語教育の手段)、5、若桜鉄道観光化に伴う周辺の環境整備、6、近未来の農業(グローバルギャップ・スマート農業の導入)、7、ロコモティブシンドローム、運動器症候群予防、8、住宅宿泊事業法活用による本町独自のメニュー、9、SDGs持続可能な開発目標の導入、1、2、3、5、6、7、8、9は町長に、4、9は教育長にお尋ねいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 4、9、教育長。 ○13番(尾島 勲君) 通告しておりますけど。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、13番、尾島勲議員の一般質問にお答えをいたしたいと思います。  その後の取り扱いや進捗状況についてということでいただきました。私のほうでは、じゃあ8項目ということでありますが、ちょっと項目が多いので少し時間をいただけたらというふうに思います。  最初に、本町、若桜町、宍粟市にまたがる自転車ロードレースの開催ということであります。八頭町から宍粟市までの国道29号を活用した自転車ロードレースの開催でありますが、警察などの関係機関と実施に当たって協議をしましたところ、国道におきます自転車大会の開催はなかなかハードルが高いというふうに伺いました。開催に当たって、一番の懸念材料が国道を走る車両の交通量ということになりましょうし、多くのレース参加者が国道を走行すること、交通事故に遭うリスクが非常に高く危険であるということなどでありました。  このリスクを回避するために国道に交通規制をかけるということも考えられますが、規制をかければ周辺への影響が大きく、鳥取、兵庫の両県という広範囲で交通規制をかけなければならないというようなことも想定されるということであります。  現在、全国各地で自転車ロードレースが開催されているというところでありまして、県内におきましても有名なところでは全国トライアスロン皆生大会、御存じだと思いますし、それから、岩美町や鳥取市内を走ります鳥取すごいライドも実施されており、自転車を活用したイベント大会は近年盛り上がりを見せているというふうに認識をいたしております。  来る3月15日でありますが、鳥取すごいライドということで午後3時だったと思っておりますが、その代表の方が本町にもおいでいただけるということでありますので、お話を聞かせてもらいたいというところであります。今後も関係諸団体と連携をとりながら、鳥取、兵庫の両県を巻き込んで、国道29号を活性化する事業の検討をしてまいりたいというところであります。  2点目がオンデマンドバスの関係であります。県内にもオンデマンドバスを導入している自治体もございますが、利用実態をお尋ねしますと、利用者が少ないことやバス事業者さんにとりましても利用がなくても、運転手さん、それから車両も待機していなければならないというようなこともございまして、経費がかかる上、運転手の確保も困難であるというような課題も伺っております。  町といたしましては、従来どおり若桜鉄道、民間のバス、町営バスやタクシーを利用していただくことで、当面、公共交通の確保を図ってまいりたいと考えております。  3点目の公共インフラの維持管理と修繕ということであります。平成29年3月に策定をいたしました八頭町公共施設等総合管理計画は、更新時期を迎える公共施設等について、長期的な視線を持って統廃合等を計画的に行い、財政負担を軽減及び平準化するとともに、適正配置を実現することによって健全で可能な財政運営を行うことを目的としているというところであります。特に学校及び保育所については、統合後に活用されていない学校・保育所が課題であると考えておりますが、企業等による利用活用も図られてきておりますので、引き続き、地域での有効利用、民間団体による利用等の必要性を考慮しながら、有効活用を検討していきたいと考えております。  なお、公共施設等、総合管理計画に基づき、個別施設ごとの具体の対応方針を定める契約として、個別施設計画を平成32年度までに策定することとなっております。個別施設契約では、施設の劣化や損傷の状況はもとより、その施設の果たしている役割、機能、重要性を考慮し、優先順位を明確にしていく必要があり、用途変更、撤去等の必要な対策について整理を行い、また、個別施設計画の策定を待たずとも地元との協議等により活用方法や撤去等の方向性が定まるものは、その方針により施設の見直しを進めていきたいというところであります。  橋梁の長寿命化修繕計画というのがございますが、これは平成30年度で全ての町道橋247橋において一巡目の点検が終わったというところであります。平成31年度に計画の見直しを行うように出しておりますし、トンネルもございます。二つございますが、一巡目の点検を受け、平成31年度にこちらもトンネルの長寿命化の修繕計画を定めるというところであります。  下水道施設につきましては、長寿命化計画や統合計画を定め、上水道施設では、日々の点検・業務等により、計画を立てながら維持管理を行っているところであります。郡家地区の排水対策につきましては、これまで説明してきましたように平成30年度中に事業認可を受け、平成31年度に基本設計、実施設計を実施し、翌年度に工事着手する計画で現在、事業を進めているというところであります。  次に5点目の若桜鉄道の観光化の問題であります。若桜鉄道株式会社はもとより、八頭町、若桜町沿線の関係団体の皆様と連携しながら、観光列車を活用したイベントを実施しているところであります。具体的には、土曜日、日曜日を中心として、臨時貸し切り列車を運行し、県外からの観光客の呼び込みを図っておりますし、沿線各駅を守る会を中心とした四季折々のイベント、八頭町観光協会さんを中心とした鉄道イベント等、多数のイベントを実施していただいておるというところであります。  麒麟のまち、観光局のまとめによりますと、観光列車化によります経済波及効果は7,700万円余りと試算されているところであります。また、沿線の環境整備につきましては、既に各駅を守る会の皆様により、草刈りや沿線の花いっぱい運動などを進めていただいているところであり、さらに利用客の皆様に喜んでいただけるように各駅のトイレ改修や駅舎のレトロ化を推進しているところでもあります。  なお、若桜鉄道沿線の景観形成を推進していくため、今年度から沿線地域の耕作放棄地の草刈りやレンゲ、ヒマワリ、コスモスなどの植栽をしていただくための費用の一部を助成する制度も検討いたしております。いずれにいたしましても、若桜鉄道は地域の皆様に愛され、観光客の皆様にも喜んでいただける鉄道にしなければ生き残れないと考えているところでありますので、皆さん方の支援をぜひともお願いをいたします。  6点目の近未来の農業、GGAPとスマート農業の導入ということであります。本町におきますと今後の農業の施策や方向性について御質問いただき、町の方向性として品質向上、品質管理といった安全面に力を注いでいかなければならないと答弁させていただいております。昨年10月には鳥取県において、補助率10分の10のGAP認証取得に向けた補助事業、鳥取県GAP取組・認証拡大推進事業費補助金が施行されております。  町といたしまして、農家の皆様に県補助事業の利用促進、県等が実施するGAP研修会について御案内させていただき、GAPの重要性の認識、制度理解の促進を図り、GAPに取り組む生産者の育成に努めているところであります。  平成30年度から環境保全型農業直接支払交付金制度においても、取り組み者に対して、国際水準GAPの取り組みが要件となり、現在5団体が取り組みを行っているところであります。また、現在、1農業法人がJGAPの取得に向けた、2月に認証審査を受けておられる状況でもあります。  次にスマート農業でありますが、現在の八頭町における農業実施状況といたしましては、農業ICTを導入し、経営管理を実践しておられる農業法人が2法人ございます。両法人とも経営規模の拡大に伴い、ICTを導入しておられる状況であります。全国的にはICTを導入し、作業内容等のデータ入力を行うことにより、作業効率の見直しを図り、作業効率が大幅に改善されたような事例も多く報告されております。今後の農業におきましては、農業者の減少に伴い、どんどん担い手に農地が集まっていくことが想定されますので、大規模担い手を中心としたICT活用の推進を行い、担い手の経営改善につなげることが必要だと考えております。  また、ICTを有効活用することにより、GAPの取り組みにもつながると考えておりますし、今後におきましても持続可能な力強い農業を実現するための全国的な実証結果を参考にしながら、スマート農業の推進を図ってまいりたいと考えております。  7点目のロコモティブシンドローム予防についてであります。平成29年12月議会で健康講座や出前講座で町民対象の講演会等を実施していること、介護予防事業で取り組んでいる各種運動教室やまちづくり委員会で行っております、いきいき百歳体操、また要介護、要支援になるリスクの高い方を対象とした短期集中通所型サービスなどの取り組みについて答弁をさせていただいております。その後の取り組みでは、介護予防事業で取り組んでおります、さわやか体操教室、ゆるやか体操教室、または水中運動教室など、参加者数が多くなり、平成31年度から時間帯をずらした二部制にしての余裕を持った会場の確保に努めてまいりたいと考えております。  まちづくり委員会でのいきいき百歳体操については、1月末時点の参加延べ人数が昨年同時期に比較し、3割程度増加しており、介護予防の意識が広がりを感じております。希望されるまちづくり委員会には、年に一度ですが、体力測定を実施しており、その結果からは体力年齢の改善、若返りが数値としてあらわれましたので、広報等を通し、広く情報発信に努め、今後も多くの方に参加していただけるよう取り組んでまいります。  8点目の住宅宿泊事業法の関係であります。昨年6月15日に住宅宿泊事業法が施行されました。これを機に八頭町におきましても民泊施設の拡大を図るため、観光協会において、民泊研修会の開催、民間団体においても民泊に係る研修会が開催され、民泊の推進を図ってきたところであります。昨年8月に開催をいたしました隼駅祭りでは、イベント民泊という形で一昨年に引き続き、トライアルを行い、4組の宿泊につながっております。しかしながら、法施行から今日まで民泊の届け出を行った事業者は町内で1件にとどまっており、全国的に見ましても多くは都市部が占めており、地方では普及が進んでいないというのが実情であります。これからオープン予定の農泊施設の完成により、町内への宿泊を伴います滞在者は確保されますので、滞在型の誘客も進むものと期待もしているところであります。  民泊の普及につきましては、まず、町内において機運の醸成を図る必要があり、ある程度の期間を要するものと思われますが、宿泊者と地域住民の安心安全や地域住民により形成されてきました生活環境との調和の確保はもとより、八頭町ならではのための魅力をお客様に感じていただくための民泊を目指していく必要があると考えております。今後は観光協会、事業者等と連携し県内の状況も見据えながら、どのような形で民泊を活用した取り組みを進めていくことができるのか検討しながら取り組みを進めてまいりたいと考えております。  最後にSDGsの関係であります。SDGsとは2015年9月国連サミットで採択された持続可能な開発のための2030アジェンダの中核をなす、持続可能な開発目標であり、発展途上国のみならず先進国を含む国際社会の開発目標として、持続可能な世界を実現するための包括的な17の目標及び細分化された169のターゲットから構成され、誰一人として取り残さない社会の実現を目指し、経済、社会、環境をめぐる広範囲な課題に対する総合的な取り組みとされております。  また、2017年12月22日に閣議決定されたまち・ひと・しごと創生総合戦略2017改訂版において、地方自治体におけるSDGsの取り組み推進が位置づけられました。このことを受けまして、八頭町といたしましても来年度予定いたしております総合計画の後期計画の策定、第二次八頭町総合戦略の策定におきましても、規模が異なりますが、その目指すべき方向性は同様と考えておりますので、SDGsの目指すべき目標を取り入れながら検討してまいりたいと考えております。  長くなりましたが、最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、13番、尾島勲議員の御質問にお答えいたします。  4点目の新学習要領(外国語教育の手段)ということでございます。この新学習指導要領につきましては、今年度から移行期間に入り、小学校では2020年、中学校では2021年からの完全実施に向かっているところであります。育成すべき資質、能力や各教科等の見方、考え方等の見直し、カリキュラムマネジメントや主体的、対話的で深い学び等、改訂の基本的な方針を具体的に考えながら、現在、教育活動を進めているところであります。  外国語科につきましては、今回の改訂において、小学校5、6年生の正式教科となります。八頭町では、今年度から先行実施を行っておりまして、3、4年生が外国語活動として年間35時間。5、6年生は外国語として年間70時間の実施をいたしております。  本町では、ALT(外国語指導助手)でありますが、2名配置を継続しておりまして、小中学校5校の授業で、できるだけネイティブな英語での学習が展開できるように体制を整備しているところであります。  また、今年度から3年生以上の学級担任が外国語活動、外国語の授業を担当することとなり、教職員の英語におけるスキルアップが求められているところであります。先生方におきましては、校内・校外においても研修を実施をしてはおりますけれども、まだ十分ではないのが実態ではないかというように思っております。  デジタル教材の活発な活用など、指導の工夫は見られますけれども、先生方のスキルアップを今後も継続していただくとともに、来年度、英語専科の教員の配置を考えております。この専科と申しますのは、小学校の授業は基本、担任が行うわけですけれども、この専科と申しますのは、この小学校5、6年の外国語科の学習を全て担当をしていただく体制を整備する予定であります。専門の教諭による授業で町内小学校の外国語科の充実を図っていけるものと考えているところであります。また、この移行期、小学校と中学校の連携が必要であります。八頭町独自に年2回の担当者研修を行い、小学校の学びを中学校が理解し、円滑な小・中の接続ができるようにしているところであります。  次に9点目のSDGsの導入についてであります。  持続可能で多用性と包摂性の社会の実現のため、国連サミットにおいて、17の国際目標が掲げられておりますが、この目標に照らし合わせてみたときに、既に町内の学校で取り組んでいる教育活動がございます。  八東小学校では、4年生の総合的な学習の時間において、八東川の環境について調査するだけでなく、清掃活動に参加するなど、行動化に向けた取り組みがなされております。これは統合前から続いているところであります。  また、郡家東小学校6年生では、同じく総合的な学習において、まちづくり委員会の取り組み等の聞き取りをした上で、未来の八頭町のまちづくりについての提言を行っております。  先日、中学生議会が行われましたが、このような取り組みもSDGsの一つであると考えております。今、述べたことは一例でありますが、先生方にSDGsについて理解を深めてもらうとともに、現在の教育活動にSDGsを意味付けしていくことや発展的に学習を広げていくことが今後の課題であるというように考えております。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 1から9について、今、答弁いただきました。できてないものと本当に進んでいるんだなというものとありました。  まず、1番についてなんですけども、ロードレースですね。これ、やっぱり町長がおっしゃったように警察のハードルが高いということで、タイムレースになると、そういうのは私も存じ上げております。そういった意味で、鳥取市なんかがすごいライドということで、エンジョイライドみたいなことをやられると思うんですけれども、その自転車に限らず、あの沿線を29号沿線を活性化する一つの手段として申し上げたいと思っておるところです。  先日、八頭号の出発式のときに、水戸岡さんも言われていましてよね。自転車というのはこれから本当有効な、地域の観光の一つというか、そういうものになるんだというようなことも言われておりました。そういった意味では、その自転車を活用して地域をつくっていく、自然に触れていくというような活動も今後大事になってくると思います。そういった意味では、ロードレースをちょっと切り離して、自転車というものを今後どういうふうに活用していくかというようなことが町長の中にあれば教えていただきたいんですけども。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 尾島議員言われましたように、やっぱり警察のことがちょっとハードル高いというような同じ認識であります。  最初にちょっと申し上げなかったんですが、平成28年にそのバイクのツーリングというのが宍粟市から鳥取まで計画されたというようなこともあったんです。ただ、そのときは天候が悪くて中止になったということでありまして、あのシーニックバイウェイの日本風景街道の新因幡ライン、バイクツーリング実行委員会というのが立ち上げられて、そういった計画をされたということですが、先ほど申し上げましたように、当日、あいにく天気悪かったんで中止になったという経過があります。そういった中で、今、自転車のお話をいただきました。  やっぱりタイムレースというのはなかなかハードルが高いというふうに思っておりますので、先ほど申し上げましたように、今度、15日ですか、鳥取すごいライドという、そういった取り組みもおいでになるということでありますので、町とすれば、ぜひ協力をさせていただきたいというふうに思いますし、そういった取り組みが何かこれからの町の取り組みの参考になるようなことがあれば取り組んでいけたらというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 自転車を使って、地域をつくっていく。それ健康増進にもつながりますし、何番目ですか、住宅宿泊事業法の中の、後でインバウンドについて触れますけれども、そういった方々が自転車を利用して、この八頭町を楽しんでいただくということにもつながってくる手段かなと思っております。そういった意味では本当に自転車を活用しながら地域をつくっていく。健康を増進していくというのは大きなメリットがあると思いますので、今後、何らかの形でアクションを起こしていただきたいなと思います。  次に2番目、オンデマンドバスの導入についてですけれども、平成27年9月議会で私、質問しました。そのとき、オンデマンドバスの導入予定はないと町長がおっしゃいました。もし、導入となればICTを活用したシステムを検討しなければならないというふうに答弁されております。今、まさにICTを活用したSBトライブによる自動運転バスの実証実験が今月23日にスタートしますね。今後、電気自動車等が普及して、自動運転の時代になれば、車はもう電化製品らしいですね。当時は予定してなかった急速なICTの進歩により、今回の実証実験による成果などをもとに、今後、小型バスオンデマンド化していき、まず先に幹線から離れた集落で生活する高齢者の足として利便性を高め、いわゆるお出かけを支援する。現状の町営さんさんバスは幹線ルートから近い集落の方々には恩恵があります。しかし、先日受講した研修会、ジャイアムというところですね。教授が言われていました、その線路、線路じゃない、ごめんなさい。幹線のバス停から家までのラストワンマイル、要は残り1.6キロの足が確保されないと、それが重要問題なんだということで説明がありました。高齢者にとって1.6キロ歩けというのは無理だと思います。  以前にも言いましたけども、高齢者などがバス停から自宅まで歩いて帰ることができない距離にある集落、本町に数多くありますね、町長。講師の方も次のような厳しいことを言われてました。  行政は町営バスなど、単に主要幹線を走らせることで公共交通を実施しているというアリバイ施策を実施しているだけで、先ほど言いましたラストワンマイルの交通手段が解決されなければ何の意味もないと、そういうふうに厳しいことも言われておりました。この主要幹線から自宅までのラストワンマイル問題を解決し、どこに住んでいても八頭町内、お出かけが楽しめる町、オンデマンド化はその一つの方法だと思いますが、再度、構築に向けての動きというのは費用対効果の話を先ほど言われましたけど、どうですか、再度重ねてお伺いしてみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 言われますように、その幹線外の集落の皆さん方の対応といいますか、そのラストワンマイルというお話だったんですが、課題だということは認識をいたしております。
     自動運転の23日からですかね、実証運行ということでされるわけでありますが、まだまだハードルは高いというふうに思っております。最終的にそういったことになれば、そのオンデマンドバスの導入というようなことにもつながるんだろうというふうに思っておりますが、今現在は、その幹線外の皆様方の補完ということでタクシーの利用助成というものをさせていただいておるというところでありまして、オンデマンドについてはいましばらく時間をいただく必要があるんではないかというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) どこに住んでても便利な町、これはヨーロッパなんかで言われている基本的人権の中の交通権であったりとか生存権に当たってくるということでございます。そういった意味では、不公平さをなくす、解消するというのがオンデマンド、これだけじゃないと思います。当然、私の住んでいる花原という村は幹線から2キロあるんですよ。年寄りが歩いて云々、ほぼというか、まず無理です。そういうところを是正化していくというのは方針施策を何らかの形でとっていただくというのが先ほど申し上げました生存権とか交通権につなっていくんだと思います。  再度、町長、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 便利な町ということは私は思うんですけど、理想だと思います。  言われましたように公平・公正という点からすれば、そうでなければならないというふうには思いますが、ただ、やはり現実を見ていただきますと、花原もそうかもわかりませんが、うちは言われれば幹線は幹線なんです。県道であります。ただ、途中でバッテンをくらっているというのですか。途中までということであります。  本当に若い皆さん方が、やはり今、車を運転できますので、いいわけでありますが、高齢者の皆さん方でお一人で暮らしておられる高齢者世帯というようなものがたくさんあることを承知しております。そういった中で、改めてということでありますが、当面は先ほど申し上げました補完をしておりますタクシーを御利用いただきたいというところでありまして、その全くしないというわけではないわけでありますが、やはり、いろいろ今、運転手さんの問題というのも大変大きな課題になっているというところでありまして、自動運転ということになれば、そういった課題がクリアできるというふうには思います。  ただ、時間はまだかかるというふうに思っておりますが、逆に言えば、それぞれの自治体の首長というのも、そういったものを期待しているんではないかというふうには思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 今度もう少し先の将来の話だなと思いますけども、そこに至るまでの過渡期に何らかの手当てをしていただきたいというのは痛切な私の思いです。  ここで一つ提案があるんですけども、先ほど言いましたICTによる自動運転、オンデマンドバスなどの公共交通施策にとどまらず、全産業のパラダイムシフトとなり得る、新しい公共交通の概念、MaaSの取り組みを提案させていただきたいなと思います。MaaSは、モビリティ・アズ・ア・サービスのことで、エム、エイ、エイ、エスと表記します。サービスとしての乗り物、サービスとしての移動手段であり、100年に一度の移動革命と言われております。質問2のオンデマンドバスは、MaaS全体の一要素であります。  3、公共インフラの維持管理もMaaSにより効率化が図られると考えます。5、若桜鉄道観光化も観光MaaSの視点で加速化ができると思います。9のSDGs、持続可能な開発目標を達成する一つの手段がMaaSであります。  MaaSとは従来の鉄道、バス、タクシー、自動車、オートバイ、自転車、カーシェアリング、配車サービスなどの従来の交通手段やサービスを全て統合し、それを一つのプラットホームで運用し、モビリティサービスとして利用者の移動を継ぎ目なく支援するという概念であります。交通手段を物として提供するのではなく、サービスとして提供するという概念であります。  また、マイカーという魅力的な移動手段と同等か、それ以上に魅力的なモビリティサービスを提供し、持続可能な社会を構築していくという新しい価値観やライフスタイルを創出していく概念がMaaSであります。  まさに交通系のデジタルプラットホームの構築であり、フィンランドやドイツなどではもう既にスタートしております。持続可能な社会の構築として、SDGs、Goal11、住み続けられるまちづくりのターゲット11の2に2030年までに脆弱な立場にある人々、女性、子供、障害者及び高齢者のニーズに特に配慮し、公共交通機関の拡大などを通じた安全性改善により、全ての人々に安全かつ安価で容易に利用できる持続可能な運送システムへのアクセスを提供するとあります。ターゲット11の7には、2030年までに女性、子供、高齢者及び障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が安易な緑地、緑の地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供するとあります。  MaaSは、平成30年6月15日に閣議決定された政府の成長戦略、未来投資戦略2018、ソサエティ5.0、データ駆動型社会への変革の9ページなどにも記載があります。今国会での安倍首相の施政方針演説の中で言われている持続可能な開発目標、SDGsへの新たな挑戦及び国家戦略であるソサエティ5.0の実現にも通じる手段であります。  国土交通省は、新モビリティサービス推進事業として、平成31年度に予算に約3億円を計上し、日本型MaaSのあり方、今後の方向性を検討しております。  具体的には、鳥取県東部地域、広域、鳥取市、八頭町、若桜町、智頭町、岩美町において、鳥取県東部版MaaSを構築する国土交通省がことし1月に地域別モデルの検討についての中で提案している地方都市過疎地域版のMaaSであります。鳥取空港、JR西日本、若桜鉄道、智頭急行、日本交通、日の丸自動車、各タクシー会社、各レンタカー会社、各レンタサイクル、本町のさんさんバスなどの各自治体の公共バス、そして、そのプラットホームを手がけるIT企業などと歩調を合わせ、鳥取県東部公共交通網計画の先にある鳥取県東部版のMaaSを構築してはと思います。町長の所見を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) MaaSの提案ということでありまして、そういった、それこそ外国では時代が来ているということも伺いました。  で、国内でもJR東日本でありますとか小田急さんですかね、そういった取り組みにも取りかかっているということは承知をしているというところであります。  やはり、一つの自治体ということにはなりませんし、おっしゃられましたように最低でも、その東部圏域といいますか、そういった範囲でのお話になろうかというふうに思います。  いろいろ公共交通機関というのはあるわけでありますが、そういった部分については、やはり、その行政も含めてそうですし、そういった公共交通機関とか、JRさん、それから航空会社もそうですし、バス会社さんもそうですが、一つになりまして、そういった一つの方向性を出す必要があるんだろうというふうに思います。  先ほど、網形成計画のお話にございましたが、その形成計画の中でも、そういったMaaSのことについても協議をしてきたという経過はございます。したがいまして、先ほど申し上げましたけど、八頭町だけがどうこうということではなくて、やはり、圏域一体となって取り組む事業だろうというふうに考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 網計画の中にMaaS入っているんですか。山田前社長に聞いたら入れてないと言われてましたけど、まあまあ、それはええですけど。じゃあ、答弁、はい。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そのMaaSのことについて、一部ですが、そういった議論もしたということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 議論はしたということですね。取り入れてないよと言われたもので、ちょっとかみ合わなかったもので済みません。  MaaS、先ほど町長言われたように、JR東日本とかJR西日本、小田急、これなんかが2016年とか2018年、去年ですね、スタートしておりますし、例のソフトバンクも昨年10月にトヨタ自動車と提携して、モネ・テクノロジーズという会社をつくっておりますね、立ち上げております。本町では御案内のとおり、今月23日からSBドライブとの提携により自動運転バスの実証実験がスタートします。ソフトバンク系列であり、本町とつながりのあるSBドライブ、あるいは今、説明しました、モネ・テクノロジーズに自動運転バスの実証事件の延長として、MaaSの実証実験を依頼してみてはどうかなと思うんですけども、どうでしょうか、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今回、実証実験ということでお世話になるんですが、一つ、さっきのMaaSの取り組みということです。ソフトバンクさんと、それからトヨタさんとは提携をされて、そういった取り組みというのに入っているというふうに思っておりますが、先ほどありました、そのJRとか公共バスとかということがございます。一足飛びといいますか、その一つ先のことを少し、まだまだ先になるんじゃないかなというふうに段階的な話ではあろうかと思いますが、今回のその実証実験の中で、ちょっとお話的には早いんじゃないかなという思いがします。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 入り口とんとんとドアをたたくぐらいはできるんじゃないかなと思いますよ。  町長、どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そうです。そういった今回実証実験でありますが、そういった話をする機会ということが多分にあるというふうに思いますので、その未来志向で話をさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) せっかくソフトバンクとつながっているわけですから、本当、そういうネームバリューというか、力をかりてやっていく、本当の何というのですか、鳥取県東部でやっていくという、実証実験としてはソフトバンクもいい話だなって飛びついてくるかもわかりませんので、やっぱりこっちは常にやっぱり扉はあけておく必要はあると思います。その辺のところは町長お願いします。  いろいろMaaSについて述べてまいりましたけれども、先ほど来ありますように、今すぐ本町に、そして鳥取県東部に導入できるシステムではありません。東京とか大阪とか行くとPASMOとかSuicaというようなものがありますよね。ああいう共通の整備、どこへ行ってもそれで乗れるというような整備、若鉄と日交でしたかね、共通のパスポートみたいなのありましたかね、たしか。そういうのも一つの入り口というか、スタートラインだと思います、整備をする上で。  10年後とか20年後の本町の将来を見据えた公共交通の環境整備を進めていくことによって、子供や高齢者、そして障害者などが自由に移動でき、住みやすく活気にあふれ、先ほど申し上げた、お出かけが楽しめる町にしていくことが重要であると思います。将来を見据え、今できるMaaS導入に向けた環境整備をと思います。再度、町長の環境整備に向けた所見を伺ってみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私も上京等をさせていただきますので、Suicaですかね、そういったものを持っておりますが、やはり便利な町ということがあったんですが、やはり、便利ということであれば、そういったものは当然必要だというふうに思います。  共通パスということになろうかというふうに思いますが、ことしの4月です。来月からありますが、県下のバスについては、そういったものができるということでありますし、その中に若鉄も入らせていただくということであります。ですから、バスについてはさんさんバスも含めてということであります。  ただ、残念なのは、さっきのSuicaで言えば、JRとかそういうことになるわけでありますけど、JRさんは入っていないということであります。一つずつですが、できることから取り組んでまいればというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 私もいろいろ勉強してまいりますんで、歩調を合わせて、住みやすい町にしていくという共通認識を持ちましょう。当然持ってますけども。  次に3です。公共インフラの整備ですね。  去年の暮れに政府が2018年から2020年前倒しの3カ年として、インフラのソフト・ハード対策として7兆円を予算化したと思います。災害は忘れる間もなくやってきます、今は本当に。そのとき公共インフラが機能しないのであれば意味がない。建築、建設、農業インフラの整備は最優先で取り組む必要があると思います。  そういった部分で、災害時を想定した取り組みを考えていく必要もありますので、最優先に取り組んでいただきたいと思います。  重ねて所見を伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 昨年を振り返ってみますと比較的災害の多い年だったというふうに思っております。そういった中で、きのう、おとといですか、施政方針を読ませていただきましたが、やはり、防災ということを念頭に一つは、こういった施政方針にさせていただいたというところであります。  住民の皆さん方は本当に安心・安全ということが一番だというふうに思いますので、いろいろ、そういった防災面のところを充実させていただいて、本当に災害時の対応ができるような町にしていきたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 本当、災害のときには何が起こるかわからないというのが災害だというふうに、これも災害の研修の中で言われてましたので頼みますよ。  次に教育長、4番、新学習指導要領(外国語教育の手段)についてです。先ほど、英語専科という説明があって、5、6年生に対して専門な先生を当てるという説明でしたよね、間違いないですね。教育長のほうからありましたように、今、3、4年生が何だ。ああ、今、5、6年生ですか。5、6年生が外国語活動ですね。違いましたかね。教科、ああ、はい。それが2年前倒し、2学年前倒しになって、今度5、6年生で成績がつく教科になると、それに伴って教員の数ですね、いわゆる。それを補?するために先ほどあった英語専科というようなことが取り入れていくという説明であります。これ、可能かどうかわからないんですけども、これもソフトバンクつながりなんですけれども、ソフトバンクロボティクス、いわゆるペッパー君というのがありますね。そういう導入を考えてはどうかなと見たり、思うんですけども、ペッパー君は多言語、何カ国語でしたかね、しゃべれますね。英語もネイティブです、多分。あと、それ以外にさっきあった専科ということになるかどうかですけど、補助員として、これ約50ぐらいの自治体で導入実績があると聞いておるんですが、調べたら。AIロボットのNAOとかMusio、こういう教員の補助をするようなロボットがあるそうです。そういうものを今後取り入れて、英語教員の補助をしていくというようなことはどうですか。  教育長、考えてませんか。考えていきませんか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) ちょっと誤解があったらいけませんので、英語専科ですけれども、このいわゆる教員定数をふやして、そこに当てるという考え方ということではなくて、今、持っている中で、そうしたいわゆる英語の免許を持った先生を小学校に当てて、要するに中学校では教科で授業をしますよね。あのスタイルを小学校に持ち込むという、そういうイメージでお願いできたらと思います。  今、ありましたペッパー君ですけれども、統合前の隼小学校にソフトバンクつながりで1週間ほどだったでしょうか、置いてもらいました。かなり子供たちが興味津々で向かっておったようであります。  もう一つ、ちょっと話は違いますけれども、OriHimeというロボットがありまして、20センチぐらいのちょっと。 ○13番(尾島 勲君) 前回説明いただきました。 ○教育長(薮田邦彦君) はい。そういったものを使って遠隔授業をやったという実績がございます。やはり、子供たちの興味を非常に引いているということでありますので、相当量の効果が見込まれるのではないかというように思います。  せんだって、NHKの報道だったと思いますけれども、京都の高台寺というお寺で法話をするアンドロイド。 ○13番(尾島 勲君) ああ、ありました。きのうかおとといだったか。 ○教育長(薮田邦彦君) はい。何か本当に流暢な日本語になっていまして、いよいよここまで来たかなというような感想を持ちました。したがいまして、先ほどおっしゃってますNAOですとかMusioですとか、そういったようなものも、やはり検討の俎上に上ってくるんだろう。近い将来そういうことになるだろうというように思います。データ等も集めてみたいと思いますが、私、一つ急がないといけないなと考えているのは、先ほどもちょっと触れましたけれども、デジタル教材を使って、今、かなり電子黒板入りましたので、その関係で一生懸命ちょっとやってますが、そういったソフトの部分をもう少し拡充をしていくということも急がれるのではないかなということを思っています。  それから、あと一点は、尾島議員、以前から御指摘ですけれども、2020年、いよいよ大学入試制度改革ということになります。特に英語であります。読む、書く、聞く、話すと、この4つの領域が出てくるわけですけれども、今度、来月の18日に予定をされています中学校3年生の全国学力学習状況調査では、この英語が入りまして、ことし。この4つの技能を評価をするということに、予定になっております。答えが出てくるのは夏ごろになるんでしょうが。実は、これまで話すという領域については、いわゆる評価をしてきていないというところがあろうかと思っています。したがって、このあたりがどんなところの力を持っているのか。そういうところも含めて、少し対策を考えていく必要が出てくるだろうというように思います。したがって、そういったものとあわせまして、将来的なものを検討してまいりたいというように思います。  ぜひ御理解、御協力を賜ればと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 英語の教員免許を持っている先生より数段ネイティブだと思いますんで、発音は。補助の問題とか、ALTだと何というのですか、一般財源じゃなくて何とかというような話も出てきて、費用の話もあるんで、研究を重ねていっていただいて、できるものは取り入れ、子供たちになるものを取り入れていくような姿勢で向かっていただきたいと思います。  若桜鉄道を聞きます。  町長、29年の3月の答弁を覚えておられるかどうかなんですけども、ケーキバイキング列車とか昭和レトロ回帰列車を検討しているんだと言われております。進捗状況はどうなんでしょうか。この前、テレビで、大阪のホテルでイチゴバイキング、イチゴケーキバイキングが物すごい人気だとかなんとか言ってましたけど、ケーキバイキング列車、昭和レトロ回帰列車、どうですか。あとはもう一つ、完全予約制の食事つきお花見列車、そういうものを考えているって言われておりましたけども、どうなんでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 幸いにして2両目が改修できました。やはり、そういった改修後の列車でなければなかなかそういったことにはできないだろうというふうに思います。バイキングとかお花見列車ということでありますが、具体的にこれから検討をする必要があるとは思いますが、一つ、課題がございます。やはり、軌道の関係であります。どうしてもがたんごとんという言葉がいいのかどうかわかりませんが、電車のようにさっと行きませんので、やはり、飲み物とかそういうこと、テーブルに置いておいてもこぼれるというような場合もありますので、そのあたり、実験といいますか、そういったことも必要だろうというふうに思いますので、先ほど言いましたように、2両目の改修終わりましたので、具体的にその若鉄の皆様方とも話をしてみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 八東駅にすれ違いができて、19キロあります。時速19キロで走ったら1時間ですよね。そうなると、車両の揺れというのも極力抑えられるでしょうし、そういったことができた暁にはこういうことも考えて。町長、答弁されたのは29年の3月で、3年前なんですよね。そこからずっと温めていらっしゃったんだと思いますけども、これに変わるようなまた物すごい企画を期待しております。答弁していただけるんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 3年ということで2年だと思いますが、それはいいんですけど、行き違いの話もいただきました。やはり、そういったこと、今ですと本当に30分ですよね。郡家、若桜間というのが、ですから本当に30分というのはあっという間ですので、せめて45分とか1時間とか、そういった片道ができるというようなことになるのか、そういったことも含めての話になろうと思います。  話題性ということばかりではないと思いますが、やはり、多くの皆さん方に来ていただくためにはやはり、そういったことも検討する必要があるだろうというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) そういう箱物、いわゆるハードの整備はどんどん進んでますけど、企画とかそういうソフトな部分、そういうのも同時進行でやっていただくということを切に望みます。  6に行きます。農業です。  グローバルギャップは何回も言ってますけど、東京オリンピック・パラリンピックの選手村で提供されるがための必要最低条件ですね、GAPというものは。先ほど、GAPについてはいろいろこちらサイドから提案なり何なりをして、徐々に育っていると、取るようなところもふえてきているという説明がありました。それは大いに評価できる部分であります。  スマート農業については、これ今朝の新聞ですね。日本農業新聞、スマート農業普及、産地ごとに体系確立ということで、農水省がその導入計画、スマート農業の導入計画をつくる地区に対して、200万円を上限に支援するというような記事が載ってるんですけども、そういうような御用意、きょうの午後ですから、きょうの朝できょうの午後ですから、なかなか「はい。」っていうような部分じゃないと思うんですけども、こういう部分はスマート農業に対して補助していくのは用意、どうでしょう、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) スマート農業のお話ですが、県とされても推奨されているというところであります。  ただ、北海道のように農地のその面積といいますか、そういったものが広くないというような課題もあろうかと思います。一つとして、ドローンで消毒、そういったこともスマート農業の一環ではあるんでしょうが、もっと大きなことを考えているというのが実際のスマート農業だと思います。  で、今、鳥取県のほうではその県の東部、中部、西部を分けまして、それぞれのその圏域といいますか、そういったところで何とか一つずつでもというようなお話も伺っているところでありまして、そういった、そのスマート農業につきましては、やはり県の指導といいますか、タイアップするような形でその法人の皆さん、多分、法人になると思いますので、皆さん方と協議を進めながら対応してまいる必要があるとは思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) スマート農業を取り入れることによって、午前中あった同僚議員の単価のアップ、そういうものにもつながっていくと思います。  気候等々にも左右されにくいようなハウスを建てたりとか、そういうものにつながっていって、水の管理とか、施肥の管理とか、農薬の管理とか、そういったものができていく時代に突入してきてますので、そういったものについては情報発信はやっぱり行政サイドのほうからやっていただくというのはようよう持っておいていただきたいと思います。  次に、ロコモティブシンドロームについて伺ってまいります。  運動器症候群です。29年12月議会で鳥取市の医療看護専門学校との連携、健康スポーツナースの導入についてお尋ねいたしました。本町と鳥取市医療看護専門学校、両者でどのような取り組みができるか、今後協議して前に進めていきたい。そして、現在、健康スポーツナースの予定はないけども、資格を持った人がいれば、今後検討すると町長答弁されております。その答弁いただいたときからこっちに、先ほどいろいろ、いきいき百歳体操とかいろいろありましたけれども、協議をした結果、何か新しいものを導入したよとか、こういう仕組みをつくったよというものがあれば教えていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 医療看護専門学校との連携ということであります。尾島議員もまちづくり委員会のことでよく御承知だというふうに思っておりますが、そういったそのまちづくり委員会との連携というようなことで、その看護学校のカリキュラムといいますか、そういったものにも今、入れていただいておるというところです。  それから、このまちづくり委員会のお話では、その百歳体操、比較的といいますか、とっても人気が大変よい状況にございまして、参加者も先ほど申し上げました、大体3割程度アップしておるということでありまして、それから、体力測定というのも一年に一遍というふうにさせていただきましたが、やはり、一年間たって、その百歳体操の効果が出て、年齢的にも若返ったというような測定結果も出ているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。
    ○13番(尾島 勲君) 何か新しいことが聞けるかなと思ったんですけど、その2年前とは、2年じゃないや、1年半ですか、あんまり何か進展してないのかなと思ってみたりしますが。聞くところによると、環境大学との連携を模索しているとか、もうスタートしているとかというようなこともちらっと聞いたんですが、そういう現実はありますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 環境大学との連携というお話もありますが、直接、今、言われております、そのロコモティブシンドロームの関係ということではございません。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 本来、この7は教育長にも聞くべきだったんですけども、漏らしておりましたんで失礼しました。またの機会に聞きます。  住宅宿泊事業法の活用についてお聞きします。  一昨年3月議会で、本町独自のメニューを創作せよと投げかけさせていただきました。そのときに役場が住宅宿泊事業の総合窓口になって、インバウンドに対応するようなシステムをつくってはどうかとお尋ねさせていただきました。  町長、答弁で公共団体は管理事業者にはなれないわけではない。宅建やマンション管理登録、実務経験などが必要だと答弁されております。町内、先ほど1件、この事業法をとられた日下部のだと思うんですけれども、それ以外にはないというような話でした。  昨年11月には、日本インバウンド連合会理事長の中村好明さんにおいでいただいて、観光立国革命インバウンドとシビックプライドが切り開く八頭町の未来として講演をいただきました。  御案内のとおり、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを主としたインバウンドの目標が出てますが、明日の日本を支える観光ビジョン構想会議によると、来日数が4,000万人、旅行消費額8兆円。東京や大阪などの都市部を除く、鳥取などの地方でのインバウンドの宿泊者総数が延べ7,000万人とされております。本当、物すごい膨大な数字であります。  官民一体となって、インバウンドを含め、初め、多くの観光客、旅行者にアプローチをかける仕組みが必要になってくると思います。外貨獲得に向けて、ここでインバウンドを取り込むような手段を吉田町長がリーダーシップをとっていただき、取り入れていただきたいと思うんですが、その辺のところの所見があればお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初の答弁で申し上げました。なかなか、その民泊が進んでいないというのが現状であります。そういった中で、そのインバウンドというお話でございますが、一つとして幸い大江の小学校の改修ということで大きな事業に取り組んでいただいておるというところでありまして、そういった、その事業者の皆さん方との連携ということをこれから大事にしていきたいというふうに思っております。  インバウンドに限らずですが、総じて、八頭町にはなかなか宿泊の施設がないというのが大きな課題でございましたので、行政とすれば大変ありがたく思っているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 昼間使う財布と夜使う財布は全く違うそうですので、宿泊していただいて、夜金を落としていただく仕組みを何とぞ本当構築してまいりましょう。  最後にSDGsについて再度お伺いします。  30年9月議会で、SDGsを知らない町民に、まず知ってもらえるような行動をとっていく。具体的には広報誌やホームページ、ケーブルテレビなどで啓発に努めると答弁されました。  SDGsは、国連の全部、地域、国で決めたことですけども、そんな大げさなことではないんですね。先ほど町長が言われたようなことです。ごみを分別するとか、エアコンの温度を変えるとか、調整するとか、そういうこともSDGsにつながってまいります。そういった意味で、先ほど総合戦略の後期の5年に取り入れていくという答弁もいただきましたので、今後、八頭町はSDGsをやっていくんだよということを広報やずやホームページに平成32年度、平成は終わりますけど、スタートする第二次八頭総合計画の基本計画、後期5年は、SDGsの基本理念にのっとった形で構築してまいりますというようなことを載せられませんか、どうですか、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 広報のことでありますので、やずとかホームページのことはこれから対応なり検討ということになろうかと思います。  そういった中で、総合計画の後期計画に着手するということであります。審議会といいますか、委員会を招集させていただいて、どういった方式といいますか、そういったものを、まず委員会にもおかけする必要があるだろうというふうに考えているところでありますが、先ほど、最初の答弁で申しましたように、そのSDGsの目指すべき目標を取り入れながら検討してまいりたいというところであります。  そういった中で、農業新聞のお話を先ほどされました。私もこれは2月26日でありますが、そのSDGsは活動そのものというJAの全国の女性協の川合さんという方のインタビューの記事をコピーしておりますが、その記載されますが、やはりその皆さん方のふだんの活動そのものがそのSDGsに当てはまるというようなことを言っておられます。そういった面で申し上げますと、その八頭町にも女性の団体もございますが、それぞれ各種団体があるというふうに思っておりますので、そういったところからもその取り組みといいますか、そういったものを周知できればというふうには考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 教育長に聞きます。あんまり町長ばっかりだったら申しわけない。  今、いろいろ取り組みをしているよという話をいただきました。前回の質問の中で新学習指導要領の社会科の中で、SDGsの記載があるので、今後準備していくというふうな答弁をいただきました。まだ、間がないのでなかなかその進展状況等々は難しい部分があると思いますが、教育長の思い描くSDGsを取り入れた学校教育、構想あれば最後にお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 明確なこれというものはないわけですけれども、次期学習指導要領でも示されているということでありますので、当然、触れていくということにはなるわけであります。  あわせて、ソサエティ5.0が連動するような話になってくると思っていまして、実はせんだって八頭高校の卒業式に出ておりましたら、中島校長先生が学校長式辞の中でソサエティ5.0の時代を生きていく君たちというようなくだりでお話をされました。  やはり、それもそうでありますし、それから、八東小の谷口校長だったと思いますが、学校だよりにソサエティ5.0のくだりに触れていたと思います。  そういった意味で、学校現場のほうにも徐々に浸透していくということになっていくんだろうと思います。したがって、当たり前のことは当たり前にやっていくというようなところも非常にあるわけでありますので、そういった部分も大事にしながら、着実に進めてまいりたい。  今後、総合計画等でそういったことに触れていくということになるわけでありますので、やはり、教育現場もそれに呼応して対応していくということが必要になってくるだろうというように思っております。    引き続き、その取り組みを着実に進めていきたいというように思っているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) はい、一緒にやってまいりましょう。全ての施策において、今までと同じ思考、手段、行動では八頭町の発展はあり得ない。現状維持は八頭町の衰退、もしくは倒産を意味します。町民と行政と議会が新たな思いを、新たな手段を、新たな行動を、そして、それらのベクトルを一つにすることが八頭町発展の源になると確信いたします。  以上で、私の一般質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、13番、尾島勲議員の一般質問を終わります。  以上で日程第1 一般質問を終わります。 ◎散  会 ○議 長(谷本正敏君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 異議なしと認めます。  よって、本日は、これにて散会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。  なお、次の本会議は、3月8日、午前9時30分から再開いたします。       (平成30年3月7日 午後4時53分散会)   会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員...