八頭町議会 2019-03-05
平成31年第 2回定例会(第1日目 3月 5日)
平成31年第 2回定例会(第1日目 3月 5日) 平成31年第2回
八頭町議会定例会 会議録 (第1号)
招集年月日 平成31年3月5日
招集の場所
八頭町議会議場
開 会 平成31年3月5日 午前9時30分宣告
(第1日)
応招議員
1番 奥田のぶよ 2番 川西 聡 3番 小倉 一博
4番 小林 久幸 5番 森 亜紀子 6番 中村 美鈴
7番 岡嶋 正広 8番 坂根 實豊 9番 小原 徹也
10番 栄田 秀之 11番 橋信一郎 12番 下田 敏夫
13番 尾島 勲 14番 谷本 正敏
不
応招議員
なし
出席議員
応招議員に同じ
欠席議員 不
応招議員に同じ
ついて
〃 第15 議案第 13号 八頭町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正
について
〃 第16 議案第 14号 八頭町職員の
自己啓発等休業に関する条例の一部改正に
ついて
〃 第17 議案第 15号 過疎地域における
固定資産税の課税免除に関する条例の
一部改正について
〃 第18 議案第 16号 八頭町
集落公民館条例の一部改正について
〃 第19 議案第 17号 八頭町
特別医療費助成条例の一部改正について
〃 第20 議案第 18号 八頭町
保育所条例の一部改正について
〃 第21 議案第 19号 八頭町
放課後児童クラブ施設条例の一部改正について
〃 第22 議案第 20号 八頭町
集会所条例の一部改正について
〃 第23 議案第 21号 八頭町
国民健康保険条例の一部改正について
〃 第24 議案第 22号 八頭町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正に
ついて
〃 第25 議案第 23号 八頭町
簡易水道事業給水条例の一部改正について
〃 第26 議案第 24号 八頭町
水道布設工事監督者の配置基準及び
資格基準並び
に
水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部改正に
ついて
〃 第27 議案第 25号 平成30年度八頭町
一般会計補正予算(第8号)
〃 第28 議案第 26号 平成30年度八頭町
国民健康保険特別会計補正予算(第
4号)
〃 第29 議案第 27号 平成30年度八頭町
簡易水道特別会計補正予算(第4号
)
〃 第30 議案第 28号 平成30年度八頭町
住宅資金特別会計補正予算(第2号
)
〃 第31 議案第 29号 平成30年度八頭町
公共下水道特別会計補正予算(第4
号)
〃 第32 議案第 30号 平成30年度八頭町
農業集落排水特別会計補正予算(第
5号)
〃 第33 議案第 31号 平成30年度八頭町
介護保険特別会計補正予算(第4号
)
〃 第34 議案第 32号 平成30年度八頭町
宅地造成特別会計補正予算(第1号
)
〃 第35 議案第 33号 平成30年度八頭町
墓地事業特別会計補正予算(第2号
)
〃 第36 議案第 34号 平成31年度八頭町
一般会計予算
〃 第37 議案第 35号 平成31年度八頭町
国民健康保険特別会計予算
〃 第38 議案第 36号 平成31年度八頭町
簡易水道特別会計予算
〃 第39 議案第 37号 平成31年度八頭町
住宅資金特別会計予算
〃 第40 議案第 38号 平成31年度八頭町
公共下水道特別会計予算
〃 第41 議案第 39号 平成31年度八頭町
農業集落排水特別会計予算
〃 第42 議案第 40号 平成31年度八頭町
介護保険特別会計予算
〃 第43 議案第 41号 平成31年度八頭町
宅地造成特別会計予算
〃 第44 議案第 42号 平成31年度八頭町
墓地事業特別会計予算
〃 第45 議案第 43号 平成31年度八頭町
後期高齢者医療特別会計予算
〃 第46 議案第 44号 平成31年度八頭町上私都財産区
特別会計予算
〃 第47 議案第 45号 平成31年度八頭町市場、
覚王寺財産区
特別会計予算
〃 第48 議案第 46号 平成31年度八頭町上津黒、
下津黒財産区
特別会計予算
〃 第49 議案第 47号 平成31年度八頭町篠波財産区
特別会計予算
〃 第50 議案第 48号 平成31年度八頭町大江財産区
特別会計予算
議事の経過
◎開議宣告 (午前9時30分)
○議 長(
谷本正敏君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は14名で、定足数に達しております。
よって、平成31年第2回
八頭町議会定例会は成立いたしましたので、開会いたします。
ただいまから本日の会議を開きます。
◎議事日程の報告
○議 長(
谷本正敏君) 本定例会の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。3
◎
会議録署名議員の指名
○議 長(
谷本正敏君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
本定例会の
会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により
13番 尾島 勲議員
1番 奥田のぶよ議員を指名いたします。
◎会期の決定
○議 長(
谷本正敏君) 日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から平成31年3月22日までの18日間といたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(
谷本正敏君) 御異議なしと認めます。
よって、会期は本日から平成31年3月22日までの18日間とすることに決定いたしました。
◎諸般の報告
○議 長(
谷本正敏君) 日程第3 諸般の報告を行います。
事務局長より報告させます。
事務局長。
○
事務局長(坂本美幸さん) 御報告いたします。
初めに、請願、陳情等につきましては、本日までに受理いたしましたものは、お手元に配付の文書表のとおりでありまして、会議規則第92条の規定により、平成31年陳情第1号を
総務教育常任委員会に、平成31年陳情第2号及び第3号を
産業福祉常任委員会にそれぞれ付託いたします。
次に、12月定例会以降の主な事項につきましては、お手元に配付のとおりであります。
なお、監査報告につきましては、報告書の写しの配付をもって報告にかえさせていただきます。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で諸般の報告を終わります。
◎
町長施吉田英人君) 皆さん、おはようございます。
本日、ここに平成31年第2回
八頭町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、何かと御多用の中、御参集いただき御審議いただきますことに対しまして、厚く御礼を申し上げます。
新年度の
予算案並びに諸議案を審議いただくに当たり、私の町政運営に取り組む所信の一端を申し述べ、議員各位並びに町民の皆様方の御理解と御協力をお願い申し上げます。
私が、町民の皆様方からの温かい御支援を賜り、引き続き八頭町長の重責を担わせていただいてから、間もなく10カ月が過ぎようとしておりますが、改めてその責務の重さに身の引き締まる思いであります。
御承知のとおり、全国の
地方自治体では、急激に進む
人口減少によって、まちの活力の低下、地域の担い手の不足という状況が深刻化しています。八頭町も例外ではなく、
人口減少が進行する中にあって、
行政サービスの持続可能な提供を行うためには、みずからの業務の見直しだけでなく、さらなる工夫が求められています。今後も
人口減少局面が続くと予想されますが、こうした厳しい現実にしっかりと向き合いながら、町内外から人が集い、小さいながらも新たな挑戦がたくさんできる元気な八頭町を目指してまいります。
本年度は、平成27年3月に策定した、第2次八頭町総合計画(
前期基本計画)、同年9月に策定した、八頭町
総合戦略が最終年度の5年目を迎えます。
地方創生の実現には息の長い
取り組みが必要となりますが、これまでの
取り組みを評価・検証し、改善を加えながら
PDCAサイクルを回していくことで、進むべき方向の明確化と見える化(情報の共有)を進めていきたいと考えております。
昨年は7月の
西日本豪雨を初めとする記録的な大雨、大型台風、
大阪北部地震、
北海道胆振東部地震など自然災害による甚大な被害が全国で発生をいたしました。お亡くなりになりました方、また、被害に遭われました皆様方に、心からお悔やみとお見舞いを申し上げる次第であります。本町におきましても、7月の
西日本豪雨による
農業用施設、町道、林道に大きな被害が発生し、現在、その復旧工事を進めているところですが、改めて被害を最小限にとめるための防災・減災対策に
取り組み、災害に強い
まちづくりを進めることが急務と考えております。
また、ことしは、天皇陛下の御退位と
皇太子殿下の御即位が行われ、改元によって新しい時代が始まる節目の年となります。平成から新たな時代への橋渡しとなるこの節目の年を、皆様とともに困難な諸課題に果敢に挑戦し、希望を持って八頭町から元気と活力を発信していけるよう、町民、議会、行政が一つとなり、オール八頭の力で八頭町のあすを、未来を切り開いてまいりたいと考えております。
次に、経済情勢と国の動向であります。
平成31年1月に内閣府が公表した
月例経済報告によると、「景気は、緩やかに回復している」とし、先行きについては、「雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待される」としています。
一方で、「中国を初めとする
アジア新興国等の経済の先行き、政策に関する不確実性による影響、通商問題の動向、
金融資本市場の変動の影響等に留意をする必要がある」とも指摘しています。政府は、今後の
経済財政運営に当たり、引き続き、経済再生なくして
財政健全化なしを基本とし、600兆円経済と
財政健全化目標の達成の双方の実現を目指しております。そのため、ことし10月に消費税率の10%への引き上げ後に起こるであろう需要の反動減に備え、自動車や住宅などへの各種減税に加え、
キャッシュレス決済への
ポイント付与、低所得者や
子育て世帯への
プレミアム商品券の発行などの施策を決定しております。
政府の平成31年度の
経済見通しと
経済財政運営の基本態度においては、経済財政の持続的な成長経路の実現に向けて、一人一人の人材の質を高める「
人づくり革命」と成長戦略の核となる「
生産性革命」に最優先に取り組むとともに、
希望出生率1.8、介護離職ゼロ、生涯現役社会の実現に向け、
高齢者雇用促進のための改革等を実現し、全
世代型社会保障制度へ
取り組みを進め、
少子高齢化という最大の壁に立ち向かっていく
基本的方向が示されています。さらに
農林水産業を初めとした
地方創生、
国土強靭化、働き方改革、外国人材の受け入れなどの施策の推進により、経済の好循環と誰もが生きがいを持って充実した生活を送ることができる一億総活躍社会の着実な実現を目指すことが明記されております。
これらの国の
経済財政運営の動向を注視しながら、平成31年度の諸施策を着実に推進してまいりたいと考えております。
次に、予算編成であります。
政府の平成31年度
一般会計予算案は、前年度比3.8%増の101兆4,571億円となりました。
地方の歳入のかなめである地方税は、好調な景気を受けて対前年1.9%増となる40兆1,633億円、
地方譲与税は5.3%増の2兆7,123億円を見込むとともに、
地方自治体に交付される
地方交付税は、
出口ベースで前年比1.1%増の16兆1,809億円が確保され、7年ぶりに増加に転じました。一方、財源不足を補う
赤字地方債である
臨時財政対策債は、前年比18.3%減の3兆2,568億円に抑制され、地方財源の質の向上につながっております。
歳出では、引き続き「まち・ひと・し
ごと創生事業費」に前年同額が確保されるとともに、防災・減災、
国土強靭化のための3カ年
緊急対策事業費1兆1,518億円、地方が単独で実施する
緊急自然災害防止対策事業費3,000億円が措置されました。
また、
幼児教育無償化では、初年度の
地方負担分2,349億円は、子ども・
子育て支援臨時交付金を創設し、全額国費での対応となりました。
このような
地方財政対策を踏まえ、編成をいたしました平成31年度の八頭町の予算の概要について申し上げます。
平成30年において八頭町の住基人口は1年間で161人の減少となり、出生数も100人を割り込む87人となりました。今後も
人口減少と高齢化の傾向が続くことが予想されますが、
人口減少を少しでも緩やかにし、できるだけ早く
年齢構成バランスの安定化を図る必要があります。平成31年度の予算は、「第2次八頭町総合計画」、「八頭町
総合戦略」が仕上げの年となる5年目を迎えることから、計画の中の個別事業の進捗を踏まえた上で、防災・減災対策、
子育て支援対策、保健・福祉対策など安全・安心、
人口減少・
少子高齢化対策に資する事業を積極的に推進する予算といたしました。
平成31年度の
一般会計の予算規模は、総額で104億2,200万円となり、前年度と比較して3億4,900万円、率にして3.2%の減となりました。主因は、八東地域の新
保育所建設事業の終了等、
大型普通建設事業の減によるものであります。
歳入では、自主財源の柱となる町税収入について、12億7,300万円を見込み、依存財源の大半を占める
地方交付税については、
地方財政計画及び合併算定がえによる特例措置の
段階的縮減を反映し、対前年2.5%減の48億8,000万円を見込んでおります。また、本年度より前倒して措置される
森林環境譲与税は1,330万円を計上いたしました。なお、不足による財源につきましては、
財政調整基金等からの繰り入れで措置をいたしております。
次に歳出予算ですが、総務費は、
若桜鉄道対策費の減など、前年度に比べて、1億100万円余り、6.9%、民生費は、
保育所整備事業費の減など7億1,800万円余り、17.7%減となりました。一方、
農林水産業費は、道の
駅改修工事費、
森林環境整備事業費の増など、1億3,400万円余り、9.9%、土木費は、
道路改良事業費、
公園整備事業費の増など、2億900万円余り、31.9%、消防費は、
移動系無線の
デジタル化事業費の増など、8,100万円余り、23.5%の増となりました。教育費は、8億2,300万円余り、公債費は、12億2,800万円余りを計上しております。平成31年度末における
一般会計の
地方債残高は、123億1,100万円余り、基金残高は、58億8,200万円余りを見込んでおります。
詳細につきましては、当初予算の提案理由で申し上げます。
総合戦略の
重点取り組み事項についてであります。
平成27年9月に策定をいたしました「八頭町
総合戦略」は、仕上げの年となる5年目を迎えます。
総合戦略に掲げた基本目標、
重要業績評価指標(KPI)達成に向け、個別の施策について、情勢の変化に応じた柔軟な
取り組みや新たな発想、創意工夫を加えた積極的な事業の展開を図ってまいりたいと考えております。
総合戦略の総仕上げと次のステージに向けて、地域の魅力を高め、新たな人の流れを創造するさらなる
地方創生の
取り組みを推進し、将来に向けた投資は積極的に行い、今後、確実に到来する
人口減少社会に立ち向かう元気な八頭町を創造してまいります。
総合戦略に位置づけました
重点取り組み事項4項目についての進捗状況及び平成31年度の
取り組みを説明いたします。
一つ目の
取り組みは、
八頭イノベーション・バレーの創設であります。
旧隼小学校を活用した「
隼Lab.」は、現在14社の企業等が入居しており、想定していたオフィスは満室の状態であります。コワーキングスペースの利用も順調で、会員の中からの起業もあり、隼Lab.で何か新しいことを始めようという機運が高まりつつあると感じています。企業・地域・行政による公民複合型の地域の拠点として、未来を創造し、新たなチャレンジを生み、八頭町の魅力を発信する場として拠点機能が充分果たされるよう、その
取り組みを積極的に支援してまいります。
二つ目の
取り組みは、因幡但馬海幸・山幸回廊の創設です。
昨年3月から若桜鉄道の観光列車「昭和」の運行が始まりました。
ツアー利用者も好調で、運行開始から5カ月で
ツアー参加者1,000人を達成するなど、若桜鉄道のファンが全国に広がりつつあります。3月2日からは、観光列車の第2弾となる「八頭号」の運行が開始されました。新しくて懐かしい地方鉄道の魅力を生かした観光振興、交流人口の増加を図ります。また、
訪日外国人の増加を視野に入れた新たな観光戦略を鳥取県
東部地域連携DMO(麒麟の
まち観光局)などと連携し進めます。
三つ目の
取り組みは、
八頭フルーツ街道の継承・
八頭ブランドの確立であります。
八頭町の特産である花御所柿は、地域に根差し、高い評価を得ている農産物などを知的財産として国が保護する「
地理的表示保護制度(GT)」に「こお
げ花御所柿」として、昨年12月に登録をされました。生柿のGI登録は全国初であり、これによりさらなる
ブランド力の強化が図られるものと期待をしております。八頭町で生産される品質の高い果樹、野菜、米などの農産物をブラッシュアップし、
地域ブランドとして有利販売を目指します。また、6次産業化による生産物の価値の向上など、所得増につながる
取り組みを
農業団体等と連携を図りながら進めてまいります。
四つ目の
取り組みは、
安心子育て・いきいき学習のまち八頭の創設であります。
八頭町の未来をつくる
子どもたちの将来を展望して、最適な学びの環境を整備するため、普通教室の
エアコン設置や
プログラミング教育の拡充など、ハード・
ソフト両面から教育環境の充実を図ります。本年4月の新
八東保育所の開所により保育所の適正配置が終了いたしますが、子育て世代のニーズに応える多様な保育サービスの提供を図るとともに、妊娠から出産、子育てに至るまでの切れ目のない相談体制の充実を図り、社会全体で子育てを支えてまいります。また、本年度で「八頭町子ども・子育て支援事業計画」の計画期間が終了となることから、第2期となる計画の策定に着手をいたします。
次に、平成31年度当初予算案における主な施策について、「第2次八頭町総合計画」の七つの柱に沿って、八頭町
総合戦略の施策とあわせて説明をさせていただきます。
まず、一つ目の柱であります「住民が主役の
まちづくり」(協働)についてであります。
1点目は、住民参画社会の推進であります。
本年は、八頭町
総合戦略の最終年に当たり、また、第2次八頭町総合計画の後期基本計画(2020年度から5年間の計画)を策定する年となります。現計画の着実な実行を進めつつ、新たな未来へとつなぐ計画を住民委員で構成される策定委員会を中心に、多様で広範な住民の参加のもとに策定してまいります。
情報の公開、共有、発信は不可欠であり、広報紙やホームページ、ケーブルテレビにより、情報をわかりやすく提供するとともに、パブリックコメント、むらづくり座談会、行政懇談会などの意見聴取、意見交換の場を通じて、住民ニーズの的確な把握と地域課題の共有を図り、住民の皆様方がまちを自分ごととして、語り、かかわっていく住民参加の
まちづくりを推進いたします。
2点目は、人権尊重の
まちづくりであります。
部落差別解消推進法、障害者差別解消法、ヘイトスピーチ解消法の施行を契機とした、反差別・人間の尊厳を守る人権教育及び人権学習をより一層推進してまいります。
人権教育及び人権学習の基本方針となる「八頭町人権を尊重する
まちづくり基本計画」及び「実施計画」をもとに、部落差別を初めとするあらゆる差別の解消に向け、学校・家庭・地域・職場において人権確立を目指した学習活動に積極的に取り組むとともに、人権問題を解決していこうとする実践意欲を醸成し、町民一人一人が人権尊重の社会づくりの担い手としての自覚と行動により、部落差別のない社会、人権文化が豊かに薫る八頭町の実現を目指します。
3点目は、男女共同参画の推進であります。
男女共同参画を進めるためには、何よりもワーク・ライフ・バランスの実現に向けた
取り組みが重要ですが、女性活躍推進法、第3次八頭町男女共同参画プランに基づき、あらゆる分野において男女共同参画の視点を取り込んだ施策が実施されるよう、国、県、民間団体と一層の連携・協働を図ります。また、女性リーダーの育成、女性起業家へ支援、政策・方針決定過程への女性の参画の拡大を推進し、女性の活躍が元気な
まちづくりにつながる「男女がともに輝く
まちづくり」を進めてまいります。
4点目は、コミュニティ活動の推進であります。
地域のつながりの希薄化、住民生活や価値観の多様化、
少子高齢化の進行等により、見守りや防災・防犯、環境保全など、個人や地域が抱える課題が今後ますます多様化・複雑化してまいります。地域の課題を解決し、よりよい地域社会づくりに向けて住民みずからが取り組む自主防災活動、環境美化運動、地域固有の伝統・文化を継承する活動等を継続的に支援するとともに、地域における推進役となるリーダーの育成に努めます。
5点目は、広域行政の推進であります。
生活圏の拡大に伴う行政需要に対応するため、さまざまな分野にわたっての広域行政・広域連携を推進いたします。生活圏や経済圏を一体とする近隣の自治体とイベント情報の発信等、情報ネットワークの形成やインバウンド戦略、観光商品の開発などに、地域連携DMO「麒麟の
まち観光局」と連携して
取り組みます。町単独で解決が困難な問題や広域的な調整・対応が必要な医療、福祉、交通などの課題については、中核市である鳥取市を中心とする1市5町で構成する連携中枢都市圏の中で、地域全体の発展に資する効果的な施策を推進してまいります。
次に二つ目の柱であります「やすらぎと生きがいのある
まちづくり」(健康・福祉・子育て)についてであります。
1点目は、健康づくりの推進であります。
生涯にわたり健康な体と豊かな心で暮らせるまちを目指して、健康づくりの場と機会を提供いたします。糖尿病等の生活習慣病の減少を図るため、特定健診、特定保健指導を効果的に行うとともに、職域保険と連携し、健診データとレセプトデータの分析による健康面の支援強化を図ります。死亡原因第1位の新生物については、集団検診を基本としながら、個別の医療機関検診も拡充し、受診率の向上を目指します。
ことしに入り風疹の流行が拡大しております。国・県との連携を図り、抗体検査とワクチン接種を呼びかけ、風疹の拡大防止に
取り組みます。また、歯の喪失や歯周病がもたらす全身疾患を予防するための歯周疾患検診の実施や食生活の改善、運動教室を充実することにより、健康寿命のさらなる延伸につなげてまいります。
2点目は、高齢者福祉・障がい者福祉の充実であります。
「みんなで支えあい、誰もが自分らしく暮らせる福祉の
まちづくり」を基本理念に、昨年策定された八頭町地域福祉推進計画に基づき、「自助」・「共助」・「公助」がきめ細かく補完し合う福祉の
まちづくりに
取り組みます。地域福祉推進の拠点となる、
まちづくり委員会が未設置となっている地区の早期の立ち上げに向け、意識づくり、仕組みづくり、地域づくりの
取り組みを進めるとともに、集落支援員の2名体制による活動の充実を図ります。また、2025年には高齢者の5人に1人が認知症を発症すると予測されていることから、認知症の予防・対策を強化するとともに、高齢者虐待の防止対策、成年後見制度の活用支援等、権利擁護に関する
取り組みを推進いたします。
障がい者福祉につきましては、障がいの有無にかかわらず町民が相互に人格と個性を尊重し、誰もが安心して暮らせる
まちづくりを目指します。福祉事業所や関係機関と連携し、質の高い相談支援体制の充実を図るとともに、民間の特定建築物のバリアフリー化を国・県と連携して支援してまいります。また、経済的・社会的に自立し、自己決定と自己選択による生きがいのある生活が送れるよう、就労支援を促進するとともに、スポーツや芸術、文化活動を通して、社会参加の促進を図ります。
3点目は、生きがいづくりの推進であります。
高齢者がこれまで培ってきた豊かな経験、知識、技術等を発揮し、地域の支え手としてそのかかわりを持ち続けることができる自主的な社会貢献活動を支援してまいります。地域を基盤とする高齢者のスポーツ活動、文化活動、奉仕活動を目的とする自主的な活動組織である老人クラブや、経験、技術、知識を生かした就業の場を提供するシルバー人材センターへの活動助成を行い、高齢者の生きがいや居場所づくりを推進するとともに、高齢者の能力活用の場を広げ、明るい長寿社会の実現を目指します。あわせて、高齢者の身近な交流の場として、ふれあいサロンの充実を図り、地域の連携を深めてまいります。
4点目は、子育て支援の充実であります。
本年10月より国による3歳児から5歳児の教育費無償化がスタートいたします。八頭町では国に先行して、平成28年度より第2子以降の保育料を無償化し、多子世帯の経済的負担の軽減を図ってまいりましたが、今後、国の施策でカバーできない部分(給食実費の補填)を町の単独事業として実施し、
子育て世帯の負担軽減を図ります。また、ことしの4月で保育所の適正配置が終了いたします。町内どこの保育所においても、延長保育、土曜日午後保育、病後児保育、一時保育など特別保育を提供するとともに、放課後児童クラブについては、利用児童の増加に対応する施設の改修を終え、新年度からは、民間委託の児童クラブとしてスタートいたします。また、妊婦健診、特定不妊治療費の助成の充実など、妊娠・出産・子育てに至るまで、切れ目のない総合的な支援とあわせて、出生祝い金の増額を行うことといたしております。
次に、三つ目の柱であります「安心安全な暮らしづくり」(交通、防災)についてであります。
1点目は、地域情報化の促進であります。
本町においても町内全域への光ケーブル網の整備により情報通信環境は飛躍的に向上しましたが、まだまだ加入世帯が少ない状況にあり、ケーブルテレビのコミュニティチャンネルの内容を充実し、加入率の向上を目指します。また、ホームページの内容の充実、住民利用の多いSNSを活用した情報の発信について、速報性、多様性、汎用性を確保し、情報発信力の強化を進めるとともに、マイナンバーカードの取得を推進し、各種証明や諸手続など
行政サービスのオンライン化を促進いたします。
2点目は、道路・交通環境の充実であります。
道路整備は、安心で安全な
まちづくりを進めていく重要な基盤整備であり、道路・橋梁の点検結果に基づく計画的な整備を進めてまいります。国道及び県道は近隣市町との経済や交流を支える重要な道路であることから、継続的な改良や渋滞緩和、交通安全施設の整備について、引き続き、国・県等関係機関に強く要望いたします。
地域公共交通機関は、学生の通学や、高齢者の通院・買い物等、生活に欠かすことのできない重要な交通手段であります。町営運行のさんさんバスは、車両の老朽化が進んでいることから、新年度に車両の更新を予定しております。タクシーについては、高齢利用者の負担軽減を図るべく、引き続きタクシー利用補助を支援してまいります。若桜鉄道は、観光列車「昭和」の運行等により乗客数が増加しておりますが、経営環境は引き続き厳しい状況にあります。沿線自治体、住民団体等と連携を図り、マイレール意識の醸成と利用促進に取り組むとともに、通学定期の助成などにより若桜鉄道利用者の増加に取り組んでまいります。
3点目は、住環境の充実であります。
空き家バンク制度の充実を図るとともに、空き家を安全で質の高い住宅に再生・リノベーションする
取り組みを積極的に支援してまいります。また、
子育て世帯の移住・定住のための支援策として、住宅のリフォーム補助や新築住宅取得における
固定資産税の負担軽減措置を引き続き行ってまいります。
宅地開発については、民間事業者による宅地造成事業が行われていますが、現在実施している宅地造成に関するアンケートの結果をもとに、町営による宅地造成について検討してまいります。町営住宅につきましては、見直しを検討する中で、点検、早期修繕等による更新コストの縮減と長寿命化を図ってまいります。
簡易水道につきましては、八東簡易水道丹比系の水源の整備を引き続き行い、下水道においては、長寿命化計画に基づく計画的な設備の更新、農業集落排水の処理区の統合を進めます。
4点目は、地域防災・防犯体制の推進であります
安全・安心な住民の暮らしを守る防災対策は、行政の最重要課題であります。昨年は
西日本豪雨で、町道、林道、
農業用施設等に大きな被害が発生をいたしました。災害に強い
まちづくりを推進するため、国、県と連携し、自然災害防止事業に積極的に取り組んでまいります。また、いよいよ郡家地区の雨水排水対策工事の設計業務に着手いたしますが、本年度より急傾斜崩壊対策事業の受益者負担金の上限額を設定し、事業の推進と地元の負担軽減を図るようにいたしました。
水防法の改正に伴い、最大規模の洪水における浸水想定区域の公表がされ、町の防災マップの改定を行っております。防災訓練等の機会を捉えて周知を図るとともに、各集落の防災本部に必要な机・イス等の購入に対する新しい補助制度の創設とあわせ、消防施設の新設・更新に対する補助率を引き上げるなど、自主防災組織の活動を積極的に支援してまいります。防犯対策では、子どもの見守り活動や青色パトロールの推進により、子どもを犯罪被害から守る活動に取り組むとともに、集落が実施する防犯灯の設置・修繕に対する助成を行い、安心・安全な
まちづくりを推進してまいります。
5点目は、消費者保護行政の充実であります。
深刻化する消費者被害に対応するため、今後も引き続き消費者の安全・安心の確保に向けた
取り組みを強化してまいります。高度情報通信社会の進展する中で、消費者の知識不足や判断不足につけ入るような悪質商法や高齢者を狙った振り込め詐欺などの被害が後を絶たない状況であります。消費生活相談センター、金融機関、警察等と連携し、被害防止と啓発を図ります。また、ケーブルテレビによる啓発、
まちづくり委員会や高齢者大学等への消費者保護出前講座の開催など、消費者としての知識を得る機会を提供することで被害を未然に防止し、安全・安心な消費生活の実現を目指し、地域ぐるみの
取り組みを推進いたします。
次に、四つ目の柱であります「環境共生の
まちづくり」(自然と環境保全)についてであります。
1点目は、自然環境・景観の保全と活用であります。
地域住民・NPO・ボランティア団体等による環境美化活動の支援を行うとともに、環境パトロールや看板の設置により、ごみの不法投棄を未然に防止します。自然環境の価値と保全の必要性を住民が共通認識するための自然保護活動や自然に親しむ体験を推進します。また、ふるさと八頭の原風景、自然景観を新たな観光資源として情報発信することにより、都市と地域の交流促進につなげてまいります。
2点目は、資源・エネルギー対策の推進であります。
世界的な異常気象の要因に地球の温暖化が影響していると言われており、我が国でも温暖化の原因とされる温室効果ガスの排出削減を進めることが喫緊の課題となっています。住宅・集落集会所などへの太陽光発電設備の設置の促進や、小水力発電施設の整備等を県と連携しながら進めてまいります。また、廃棄物を資源として循環させるリサイクルを推進するとともに、リフューズ・リデュース・リユースの
取り組みによる発生抑制を促進し、四つのRが定着した循環型社会の形成を図ります。
次に、五つ目の柱であります「活力ある産業づくり」(産業・観光・雇用)についてであります。
1点目は、
農林水産業の振興であります。
農業者の高齢化や後継者不足、農業所得が低迷する中、農業を守っていくためには、認定農業者等の意欲ある農業者に農地を集約するとともに、集落営農組織による農作業の効率化・共同化などによる持続可能な地域農業を構築していく必要があります。農地中間管理事業を効果的に活用し、担い手への農地集積を推進し、経営基盤の安定を図ります。米の直接支払交付金が廃止され、米づくり農家にとって大変厳しい状況となっていますが、八頭町産米のブランド化に向けて
取り組みを進めている特別栽培米「神兎」の生産拡大と有利販売を目指します。高収益野菜である白ネギ、アスパラガス、ブロッコリーを推進作物として、JA各生産部を中心に作付面積の拡大を図るとともに、その他の野菜等は、直売施設等への出荷を目指した少量多品目の
取り組みを進めます。果樹については、柿の中間管理園、梨の経営モデル団地整備により果樹優良園の維持、後継者の確保に
取り組みます。昨年12月にGI登録された「こお
げ花御所柿」は、名実ともに日本一の甘柿として
地域ブランドを確立いたしました。生産者、JAと連携して町の特産品としてさらなる販路の拡大を図ってまいります。畜産・酪農につきましては、経営者の体質強化を図るため、畜産クライスター事業等を活用した生産基盤の強化とあわせて、耕畜連携を推進いたします。また、有害鳥獣対策については、県や猟友会と連携した効果的な被害防止対策と、狩猟者の育成・確保に取り組んでまいります。
本年4月から、所有者が管理できない森林を市町村を介して、意欲と能力のある担い手に集約化する新たな森林管理制度がスタートいたします。林業の成長産業化、おくれている森林整備を促進するため、県・森林組合と連携し、この制度の円滑な実施を進めてまいります。また、森林組合が取り組む高性能林業機械の導入による素材生産の効率化やこれに必要となる作業道の開設、林業就業者の育成など、生産性の向上による林業の再生を積極的に支援いたします。
2点目は、商工業の振興であります。
町内の商店は、経営者の高齢化、後継者不足、
人口減少による購買力の低下など、非常に厳しい経営状況にあります。本年10月に予定されている消費税の引き上げによる個人消費の落ち込みが予想されることから、町内に「資金循環」を生む仕掛けとして、
プレミアム商品券の発行事業に助成を行います。商工会による経営指導や中小企業小口融資により、経営改善や経営拡大を図る事業者を支援してまいります。また、町内事業者の後継者不足が深刻化しており、現状を放置しますと廃業が急増し、多数の雇用・経済価値を失うことから、鳥取県事業引継ぎ支援センター等と連携して、円滑な事業承継に
取り組みます。あわせて、本年度より町内の事業者の事業承継を推進する新たな制度として、事業承継支援補助金を創設し、元気な商工業承継に意欲的に取り組む事業者・個人を支援してまいります。
3点目は、観光の振興であります。
観光は今後の成長産業化が見込まれており、誘客による経済効果のみならず、地域の活性化、地元のよさの再認識やブランド化など、広範な効果が期待できます。自然や景観・歴史・文化資源を大切にしながら、誰でも気軽に、また、何度でも行ってみたいと思えるにぎわいと活気のある観光のまちを目指します。近年増加している体験型の個人旅行者のニーズに応える旅行プランの企画や、若桜鉄道「昭和」・「八頭号」を活用した八頭町ならではの着地型観光に、観光協会・麒麟の
まち観光局と連携して
取り組みます。また、空き校舎を活用した宿泊施設の整備も進んでおり、滞在を促進する周遊観光ルート、観光素材の磨き上げやツアー造成、SNS等を活用した戦略的な情報発信などによる観光誘客を図ります。
4点目は、連携・交流の推進であります。
食を初めとする豊かな地域資源を生かした集落ぐるみの都市農村交流等の促進を図ります。また、さまざまな分野での国際化が今後ますます加速する中で、異なる文化や生活習慣、価値観を理解し認め合うことは、さらに重要になってまいります。国際的視野を持った
子どもたちの育成を目指し、韓国横城郡との子ども交流の継続とともに、スポーツ・学術・文化の民間交流を広域的な連携のもとに進めます。
5点目は、雇用の促進であります。
県内就職の促進を重要な課題として、県では帰省した学生を対象とした企業紹介フェアーの開催や就業情報サイト「とっとり就活ナビ」による企業情報の発信を行っております。これまでの
取り組みに加えてSNSなどの手法を活用し、多くの学生に県内企業の魅力を伝える情報発信を、県・東部圏域市町の連携・協力のもとに進めます。また、地域や企業、行政が一体となり、地域課題の解決や新たな産業・雇用を創出する場としてスタートした隼Lab.発の
取り組みを支援してまいります。
次に、六つ目の柱であります「こころ豊かな人づくり」(教育・文化)についてであります。
1点目は、学校教育の充実であります。
八頭町教育ビジョンに基づき、新しい時代に必要となる資質・能力の育成、知・徳・体のバランスがとれた「生きる力」を育む教育に
取り組みます。そのため、学習指導要領の改訂により2020年度から必修化となる
プログラミング教育の先行実施を初め、電子黒板、タブレット、デジタル教材などICT環境の整備を進めるとともに、
ICT支援員を配置し、スキルの向上、授業改善のサポートを行います。また、ALT(外国語指導助手)による英語教育、特別教科となる道徳教育については、名誉町民等の生き方や知恵を教材化した「八頭町の道徳」を活用し、特色のある教育の推進を図ります。
さらには、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等による教育相談事業を充実するとともに、学校・保護者・地域の人々が連携することにより、一人一人の子どもの個性を伸ばし、夢を持ってみずからの進路を切り開き、
子どもたちが楽しく学び成長を実感できる学校づくりを目指します。
2点目は、社会教育の充実であります。
生涯学習を通してあらゆる世代が互いに学び合い、教え合い、人がつながる学習機会を提供いたします。中央公民館では町全域を対象とした事業を実施し、地区公民館では地域づくりの拠点として地域の特色を生かした事業など、学習ニーズに対応した各種教室・講座を開設するとともに、学んだ知識・技術・経験等を地域で生かしてもらう機会や場所を設定し、地域貢献につながる人材の育成を図ります。
また、図書館の蔵書の充実、さまざまな資料・情報の収集、近隣の図書館との連携を進め、住民ニーズに応える「いつでも・どこでも・だれでも」気軽に利用いただける身近な図書館にしてまいります。
3点目は、生涯スポーツの推進であります。
誰もが時間や場所を問わず、ライフステージに応じた気軽なスポーツを楽しむことができる機会や場所を提供いたします。スポーツ推進委員によるスポーツ教室の開催や町体育協会による町民大会の開催、競技者やスポーツ団体の育成と支援によるスポーツ人口の拡大と競技力の向上を図ってまいります。また、県内外から多くの参加者がある森下広一杯八頭町マラソン大会をさらに魅力あるものとし、スポーツ交流の輪を全国に広げてまいります。
4点目は、芸術・文化活動の推進であります。
住民の芸術・文化活動に対する関心を高め、活動機会の拡充を図るとともに、各種芸術・文化活動の情報提供や啓発活動の充実を図ります。また、八頭町文化協会等と連携をしながら、住民の皆様方の自主的な活動の支援、指導者の育成に努めるとともに、地域の芸術・文化活動の発表の場である公民館祭等の充実を図り、幅広い活動分野と年齢層を視野に、文化行事への参加者の拡大に努めます。
5点目は、文化財の保護・保存であります。
八頭町には、国指定史跡、重要文化財、登録有形文化財など、数多くの指定文化財や埋蔵文化財があり、これらの貴重な歴史ある文化遺産の発掘・収集・調査研究・保存管理に努めるとともに、学習素材としての活用や啓発、効果的な企画展など、文化財保護への理解が深まる事業に
取り組みます。
また、麒麟獅子舞、傘踊り、人形浄瑠璃などの郷土芸能は、長い歴史を通して先人の地道な努力により今に受け継がれています。保存団体を含め、地域が一体となった保存に対する意識の高揚を図ってまいります。
最後に七つ目の柱、「効率的で効果的な行財政運営」であります。
持続性のある健全な行財政の構築ため、第三次八頭町行政改革大綱に基づき、簡素で効率的な行財政運営に取り組んでおります。地域ニーズの把握と事業検証、民間活力の導入、公有財産等の効率的な活用を図るとともに、各種職員研修を充実し、職員の資質の向上と能力開発に努め、組織の活性化と住民サービスの向上を目指してまいります。
財政運営につきましては、合併特例法による普通
地方交付税の特例措置が、段階的に縮減され、来年度をもってその特例措置期間が終了しますが、財政運営はこれまで以上に厳しさを増すものと考えております。今後も引き続き、歳入・歳出の両面から見直しを行い、国、県の補助制度の活用とあわせて財団等が実施する助成制度等の積極的な活用など、新しい財源の確保や、事業の選択と集中による限られた財源の最適な配分により、効率的で効果的な行財政運営に
取り組みます。
今後も
人口減少と高齢化が進行する中、新たな行政課題や多様化する行政需要に対し、限られた財源と組織で対応することから、各課の連携した
取り組みと事業のスクラップ・アンド・ビルドや国、県、町、民間、さらには町民の皆様方それぞれが果たすべき役割の明確化、アウトソーシングの推進などにより的確に対応してまいります。
以上、「第二次八頭町総合計画」(
前期基本計画)に沿いまして、
総合戦略の施策とあわせ、概略を申し上げました。
平成31年度の八頭町の各会計の予算額は、次のとおりであります。
一般会計 104億2,200万円、国民健康保険特別会計 19億600万円、簡易水道特別会計 2億9,300万円、住宅資金特別会計 480万円、公共下水道特別会計 5億2,500万円、農業集落排水特別会計 6億3,000万円、介護保険特別会計 23億6,700万円、宅地造成特別会計 920万円、墓地事業特別会計 180万円、後期高齢者医療特別会計 1億8,870万円、上私都財産区特別会計 520万円、市場・
覚王寺財産区特別会計 1万1,000円、上津黒・
下津黒財産区特別会計 200万円、篠波財産区特別会計 1,640万円、大江財産区特別会計 850万円であります。
以上、平成31年度の予算案を提出するに当たり、町政に臨む私の所信と行政運営の方針を申し上げました。
町民の皆様が、安全に安心して生き生きと生活することができるまちを築いていくとともに、にぎわいと笑顔にあふれる「人が輝き 未来が輝くまち 八頭町」の実現に向けて全力を尽くしてまいりますので、町民の皆様はもとより、議員各位の御理解と御協力を心からお願い申し上げ、平成31年度の施政方針といたします。
長い時間ありがとうございました。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で、町長の施政方針を終わります。
◎休 憩
○議 長(
谷本正敏君) 暫時休憩いたします。
(午前10時23分)
◎再 開
○議 長(
谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
(午前10時35分)
◎一括議題の宣告
○議 長(
谷本正敏君) この際、日程第5 議案第3号
麻生道路災害復旧工事(30年災10−201)請負契約の締結についてから、日程第9 議案第7号 損害賠償に係る和解及び
損害賠償の額を定めることについてまで、5議案について一括議題といたします。
町長から提案理由の説明を求めます。
吉田町長。
○町 長(吉田英人君) それでは、ただいま一括議題となりました議案第3号から議案第7号までの5議案につきまして、提案理由を申し上げます。
最初に、議案第3号
麻生道路災害復旧工事(30年災10−201)請負契約の締結についてであります。
麻生道路災害復旧工事(30年災10−201)につきましては、去る2月19日に入札を行った結果、
麻生道路災害復旧工事(30年災10−201)、八田建設・松田組特定建設工事共同企業体、代表者、八頭町南371−1、株式会社八田建設、代表取締役、八田光義氏が、5,270万4,000円で落札し、2月22日に仮契約を締結いたしております。
本工事の概要は、復旧延長Lイコール71.5メートル、かご枠土留工、植生マット、排水ボーリング工などであります。
平成32(2020)年3月30日の完成を予定いたしております。
地方自治法第96条第1項第5号及び八頭町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
議案第4号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(その1)であります。
人権擁護委員は、法務大臣が委嘱し、任期は3年間となっており、現在、本町では8名の
人権擁護委員の皆様に御活躍をいただいておりますが、現在2名の欠員となっており、候補者の推薦をしようとするものです。
議案第4号は、八頭町横田92番地1、畔田士生さんの推薦につき議会の意見を求めるものであります。
畔田さんは、長年にわたり本町の職員として勤務され、旧八東町教育委員会事務局では同和教育係を担当、また平成13年度からは同和教育指導員として10年間、本町の同和教育・人権教育に御尽力をいただきました。日ごろから本町の人権行政についても関心が高く、適任者であると考えますので、
人権擁護委員に推薦いたそうとするものであります。
議案第5号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(その2)であります。
議案第5号は、八頭町船岡203番地2、林仁美さんの推薦につき議会の意見を求めるものであります。
林さんは、長年にわたり本町の職員として勤務され、平成22年度から初代、
男女共同参画センター所長として活躍され、平成27年3月退職後、八頭町介護保険事業計画運営委員並びに鳥取県医療費適正化計画策定評価委員として活動しておられます。これまでの豊富な知識や経験を生かし、地域の人権活動にも取り組んでいただける方であり、人望も厚く適任者であると考えますので、
人権擁護委員に推薦いたそうとするものであります。
議案第4号、5号につきましては、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。
議案第6号 八頭町財産区
管理委員の選任についてであります。
一昨年9月に同意をいただいた篠波財産区の委員さんが仕事事情、単身赴任により1名が退任され、また、昨年12月に同意いただいた安部財産区の委員さんが諸事情、病気により1名退任されました。
このたび、改めて財産区から選任推薦された方を財産区
管理委員に選任をしようとするものであります。委員の任期は4年と定められており、補欠の場合は、残任期間となります。篠波財産区は、平成33(2021)年9月27日、安部財産区は平成34(2022)年12月19日までであります。
八頭町財産区管理条例第3条第1項の規定により、本議会の同意を求めるものであります。
次に、議案第7号 損害賠償に係る和解及び損害賠償の額を定めることについてであります。
本議案は、平成31年1月15日午前7時50分ごろ、運行中のスクールバスが起こした物損事故の損害賠償に係ります和解と
損害賠償の額を定めようとするものであります。
事故は、町内小中学校の児童生徒を乗せた国中線のスクールバスが、郡家西小学校で児童を降車させ、八頭中学校へと向かうため、郡家西小学校下の交差点を右折しようとした際、発生をいたしました。原因は、スクールバス運転手の前方不注意により、正面の民家車庫に駐車中の軽車両のリアゲートが上がっていることに気づかず、そのままスクールバスを進め、相手方の車両を大きく損傷させたものであります。乗車中の生徒と車のそばにおられた相手方にけががなかったことは、幸いであったと思っております。
相手の方には、購入して半年ほどの車両であったにもかかわらず、修理ではもとに戻らないような大きな損害を与え、長い期間代車対応を余儀なくさせてしまうなど、大変御迷惑をおかけいたしましたことを、心よりおわびいたします。
本人との話し合いを行い、このたび示談がまとまりましたので和解を行おうとするものであります。賠償額、120万1,190円につきましては、一般財団法人全国自治協会の保険と諸費の補償補填及び賠償金で充てることとしております。
なお、事故後、本町が児童生徒の登下校時のスクールバス運行を委託している鳥取自動車株式会社には、前後左右の安全確認はもとより、予期せぬケースを想定した周囲の安全確保を最優先することなど、一層の安全運転の徹底をお願いしたところであります。
地方自治法第96条第1項第12号及び13号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
よろしく御審議をお願い申し上げます。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で提案理由の説明を終わります。
◎一括議題の宣告
○議 長(
谷本正敏君) 次に、日程第10 議案第8号 鳥取県
東部広域行政管理組合の規約の変更についてから、日程第50 議案第48号 平成31年度八頭町大江財産区
特別会計予算まで41議案について一括議題といたします。
町長から提案理由の説明を求めます。
吉田町長。
○町 長(吉田英人君) それでは、ただいま一括議題となりました議案第8号から議案第48号までの41議案につきまして提案理由を申し上げます。
議案第8号 鳥取県
東部広域行政管理組合の規約の変更についてであります。
鳥取県
東部広域行政管理組合火葬場事業につきましては、智頭町を除く1市3町でこれまで運営をしてまいりましたが、このたび智頭町より加入申し出があり、これを変更しようとするものであります。
智頭町においては、これまで利用してきた町営火葬場の老朽化等から、継続使用が難しい状況であり、ことし4月からの火葬場事業参加を希望されております。新たに参加承認となりますと、組合規約の変更となりますので、関係市町議会の承認議決が必要ということであります。
地方自治法第290条の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第9号 八頭町辺地に係る
総合整備計画の変更についてであります。
現在、八頭町では、大江辺地ほか7地区につきまして、各地区の要望等を踏まえ、平成28年度から平成32年度までの5年間にわたる
総合整備計画を策定し、町民皆様の福祉の向上等に努めてきたところであります。このたび町営バスの購入や福祉施設の改修、道路の修繕、ため池の漏水対策が必要となり、これらの事業を追加し、計画を変更しようとするものであります。
辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第8項の規定において準用する同条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
議案第10号 八頭町
過疎地域自立促進計画の変更についてであります。
平成12年に制定された、過疎地域自立促進特別措置法では、現在、平成32年度まで引き続き過疎対策が実施されることとなっているところであります。
八頭町では、合併前から八東地域が過疎地域に指定されており、現在、平成28年度から32年度までの
過疎地域自立促進計画を策定し、道路整備や公共施設の整備、集落の維持・活性化事業を実施しております。このたび新たに森林整備事業や、下水道施設のポンプ汚泥施設の機器更新、さらには高齢者福祉施設の大規模改修等を追加し、計画を変更しようとするものであります。
過疎地域自立促進特別措置法第6条第7項の規定において準用する同条第1項の規定のより、本議会の議決を求めるものであります。
議案第11号
地域経済牽引事業促進のための
固定資産税の課税免除に関する条例の制定についてであります。
平成29年7月31日に地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律が施行されました。この法律には、地域における産業の集積、観光資源、特産物、技術等、地域の特性を生かして高い付加価値を創出し、地域の経済活動を牽引する事業の対象施設において、
固定資産税の課税免除等の支援措置を講じることが定められております。このたび八頭町においても、この法律に基づき、
固定資産税を課税免除することにより、地域の特性を生かした産業の振興を図るため、新たにこの条例を制定しようとするものであります。
議案第12号
八頭町営バスの管理及び運行に関する条例の一部改正についてであります。
八頭町では、町営バス、さんさんバスとして、現在、大江・私都線など7路線を一律100円の運賃で運行しております。この7路線のうち、皆原線につきましては、丹比駅から皆原、八東駅を経由して運行しています。4月から八東地域の保育所の統合により、新
八東保育所園児がバスを利用することが見込まれており、このたび八東駅から横田、日下部、安井宿を経由し、新
八東保育所までへと路線距離を延長しようとするものであります。
議案第13号 八頭町職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてであります。
長時間労働の是正のための措置として、働き方関連法により罰則つきの時間外労働の上限規制等が導入され、平成31年4月から施行されます。
今回の改正は、そのことに伴い、地方公務員法第24条第4項の均衡の原則に基づき、八頭町職員の超過勤務命令を行うことができる上限を定めるものであります。
議案第14号 八頭町職員の
自己啓発等休業に関する条例の一部改正についてであります。
平成29年5月の学校教育法の一部を改正する法律の改正に伴い、項ずれ等の改正を行うものであります。
議案第15号 過疎地域における
固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正についてであります。
先ほど議案第11号で上程をいたしました、
地域経済牽引事業促進のための
固定資産税の課税免除に関する条例の制定に伴い、事業者の過疎地域での事業
取り組みに対しまして、課税免除が重複しないよう所要の改正を行うものであります。
議案第16号 八頭町
集落公民館条例の一部改正についてであります。
現在、建築中の横田公民館につきましては、3月末をもって工事が完成する予定となっております。工事完成に伴い、新たに横田公民館を八頭町
集落公民館条例に追加しようとするものであります。
議案第17号 八頭町
特別医療費助成条例の一部改正についてであります。
本条例の改正については、第4条の条文中に引用する「健康保険法施行令」の高額医療の自己負担分等の改正に伴い、条ずれが発生しており、このたび修正を行うものであります。
なお、健康保険法施行令の改正内容は、高額療養にかかる自己負担限度額の変更に伴うもので、特別医療助成の一部負担金規定部分に影響するものであります。
議案第18号 八頭町
保育所条例の一部改正についてであります。
八東地域統合保育所については、本年度、建築を行い、4月より開所予定といたしております。名称につきましては、公募を行い、「
八東保育所」とするよう決定をいたしました。これに伴い、現在、所在しております八東地域内の各保育所を削除し、新たに「
八東保育所」を追加する変更を行うものであります。
議案第19号 八頭町
放課後児童クラブ施設条例の一部改正についてであります。
八頭町放課後児童クラブにつきましては、本年度、郡家東小学校の放課後児童クラブの「ひまわり児童クラブ」を旧たから保育所に改修整備し、郡家西小学校の児童クラブの「わんぱく児童クラブ」については、施設を新築したところであります。このたび新たな施設がふえたことから、名称を一部変更するものですが、変更に当たっては、それぞれの保護者会にその協議をお願いし、決定していただいております。
議案第20号 八頭町
集会所条例の一部改正についてであります。
東市場集会所につきましては、平成30年12月に解体が完了いたしました。これに伴い、東市場集会所を八頭町
集会所条例から削除しようとするものであります。
議案第21号 八頭町
国民健康保険条例の一部改正についてであります。
今回の改正は、国民健康保険の被保険者としない者を規定する条項を追加するものであります。具体的には、扶養義務者のない児童福祉施設等に入所している児童を指定しようとするものであります。
議案第22号 八頭町廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についてであります。
廃棄物の処理手数料については、現在は町指定ごみ袋に添加して徴収しているところですが、合併前の旧郡家町及び旧船岡町の条例には、手数料の各戸賦課方式の名残と思われる生活保護対象者等の手数料免除規定があり、合併時の条例協議時にこれをそのまま踏襲したものと思われます。
しかし、過去にこの規定により免除したことはなく、また、現在のごみ袋への処理手数料添加方式では、今後もこの規定により免除をすることは考えられないため、このたび本条項を削除しようとするものであります。
議案第23号 八頭町
簡易水道事業給水条例の一部改正についてであります。
この条例の改正は、池田簡易水道の施設管理が集落から町へ移管したことに伴いまして、管理者を置き管理させることができる水道施設から、池田簡易水道を削除しようとするものであります。
議案第24号 八頭町
水道布設工事監督者の配置基準及び
資格基準並びに
水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部改正についてであります。
この条例の改正は、水道法施行規則の一部改正に伴いまして、
水道布設工事監督者の資格要件について、技術士試験の第2次試験選択科目が見直しされたことにより改正をするものであります。
以上、議案第11号から議案第24号までの14議案につきましては、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第25号から議案第33号は補正予算の関係であります。
議案第25号 平成30年度八頭町
一般会計補正予算(第8号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ、4億511万7,000円を減額しようとするものです。
歳入の主なものを御説明いたします。
国庫支出金では、地域公共交通確保維持改善事業費補助金、3,700万円余り、子ども・子育て支援整備交付金、2,200万円余りを増額いたしました。また、社会資本整備総合交付金、2,500万円余りを減額いたしております。
県支出金では、林道施設災害復旧費県補助金、3,100万円余り、農地
農業用施設災害復旧費県補助金、3,700万円余り、寄附金では、ふるさと納税等、3,300万円余りの増額であります。
繰入金は、財政調整基金繰入金、1億円、減債基金繰入金、9,000万円、諸収入では、若桜鉄道対策負担金、2,000万円余りを減額いたしました。
町債につきましては、それぞれの事業費の確定等により、主なものでは、保育所整備事業債、2,500万円余り、急傾斜地崩壊対策負担金事業債、2,300万円余り、ホッケー場整備事業債、2,700万円余り、公共土木施設災害復旧事業債、2,700万円余り、農地
農業用施設災害復旧事業債、6,300万円余り、林業施設災害復旧事業債、4,800万円余りを減額いたしております。
次に、歳出であります。
総務費では、ふるさと活性化基金積立金、3,300万円余りの増額であります。
民生費では、保育所運営費の臨時・非常勤保育士賃金等、5,100万円余り、事業費の確定に伴い保育施設整備事業費、2,500万円余りを減額いたしております。
衛生費は、実績見込みにより、ごみ処理費、400万円余りの減額であります。
農林水産業費の農業費では、地域おこし協力隊事業、1,200万円余り、農業集落排水特別会計繰出金、2,600万円、また、林業費では、森づくり作業道整備事業費、600万円余り、間伐促進事業、600万円余の減額であります。
次に、商工費では、商工業融資事業費、500万円余りを減額いたしております。
土木費では、除雪機械購入費、1,000万円余り、県事業の急傾斜地崩壊対策負担金、2,500万円余り、社会資本整備総合交付金事業は、上町橋改良事業、町道殿西谷線改良事業、町道新道線改良事業等を国の交付金枠の関係によりましてそれぞれ減額し、公共下水道特別会計繰出金は、1,000万円の減額であります。
教育費は、町営ホッケー場整備事業、2,900万円余りを減額し、学校教育施設整備基金積立金、3,700万円の増額であります。
災害復旧費では、農地
農業用施設災害復旧費、1,800万円余り、林道施設災害復旧費、1,300万円余りを減額いたしております。
補正予算書の5ページをお開きいただきたいと思いますが、5ページに繰越明許費の内訳を表示いたしておりますが、財産管理費など16事業につきまして、年度内に完成することができませんので、
地方自治法第213条第1項の規定により、次年度へ繰り越そうとするものであります。
次の6ページの第3表は債務負担行為の変更でありますし、7ページの第4表は地方債の変更一覧ということであります。後で御確認をいただけたらと思います。
次に、議案第26号 平成30年度八頭町
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)であります。
今回の補正額は、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ、143万5,000円を追加しようとするものであります。
歳入の主なものは、国民健康保険税、160万円を増額し、
一般会計繰入金20万円を減額いたしました。
歳出につきましては、額の確定見込みに伴いまして、保健事業費、100万円を減額し、国庫支出金返還金、180万円余りを増額しております。
次に、議案第27号 平成30年度八頭町
簡易水道特別会計補正予算(第4号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ、444万8,000円を減額しようとするものであります。
歳入では、新たな団地造成に伴います新規加入手数料、235万円余りを増額し、事業費確定により下峰寺の水道移転補償費、450万円、町債、230万円をそれぞれ減額いたしております。
歳出では、基金積立金の増額等により、総務費、1,843万円余りを増額し、簡易水道整備事業費、588万円を減額をいたしました。
議案第28号 平成30年度八頭町
住宅資金特別会計補正予算(第2号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ、524万5,000円を追加しようとするものです。
歳入では、県支出金の償還推進助成事業補助金、332万円余り、住宅資金貸付金の償還元利収入等、192万円余りをそれぞれ追加し、歳出では、住宅資金健全化基金積立金、799万円余りを増額いたしました。
議案第29号 平成30年度八頭町
公共下水道特別会計補正予算(第4号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ、5,455万円を減額しようとするものであります。
歳入では、国庫支出金の防災・安全交付金、3,865万円、
一般会計繰入金、1,000万円、下水道事業債、590万円を減額しております。
歳出では、総務費の施設管理補修等、192万円余り、社会資本総合整備事業で計画しておりました下水道長寿命化事業費、4,425万円を減額いたしました。
議案第30号 平成30年度八頭町
農業集落排水特別会計補正予算(第5号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ、3,474万5,000円を減額しようとするものであります。
歳入では、
一般会計繰入金、2,600万円、諸収入では、水道管移転事業負担金等、536万円余り、下水道施設整備事業債、410万円をそれぞれ減額いたしております。
歳出では、総務費の消費税及び施設管理費等、2,406万円余り、農業集落排水施設統合事業費、86万円余りを減額しております。
議案第31号 平成30年度八頭町
介護保険特別会計補正予算(第4号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ、4,303万9,000円を追加しようとするものです。
歳入では、実績見込みにより、介護保険料650万円余り、介護給付費国庫負担金、900万円余り、支払基金交付金、1,230万円余り、介護給付費県負担金、720万円余り、
一般会計繰入金、400万円余りを増額するものです。
歳出では、保険給付費の各介護サービス給付に5,000万円を増額し、地域支援事業費、570万円の減額であります。
議案第32号 平成30年度八頭町
宅地造成特別会計補正予算(第1号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ、12万8,000円を追加しようとするものです。
歳入では、宅地造成基金利子、2万円余り、繰越金、10万円余りを増額し、歳出では、積立金、2万円余りを増額いたしております。
議案第33号 平成30年度八頭町
墓地事業特別会計補正予算(第2号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ、10万2,000円を減額しようとするものであります。
歳入では、利子、3,000円、繰越金、34万円余りを増額し、基金繰入金、45万円余りを減額しております。
歳出では、墓地基金積立金、9万円を減額いたしました。
次に、議案第34号から議案第48号は平成31年度の当初予算の関係であります。
まず、議案第34号 平成31年度八頭町
一般会計予算であります。
平成31年度八頭町
一般会計予算は、104億2,200万円を計上いたしました。前年度と比較いたしまして、率で3.2%の減となっております。
予算書の6ページ、第2表は地方債の関係でございます。限度額の合計は、9億6,830万円、起債の方法等は記載のとおりであります。
歳入について御説明をいたします。
予算書では9ページからということになります。主なものを申し上げます。
町税は、12億7,300万円余りで、町民税、5億7,100万円余りを計上し、
固定資産税は、家屋及び償却資産等の増額から、5億5,500万円余りといたしました。
地方消費税交付金は、2億6,600万円余りを見込み、
地方交付税は、48億8,000万円の計上であります。
普通交付税は、4年目を迎えます合併算定がえ特例措置分の減額を見込み、45億3,200万円、特別交付税は、3億4,800万円といたしております。
分担金及び負担金は、3,800万円余りの計上で、主なものは農業農村整備事業分担金であります。
使用料及び手数料は、6,700万円余りを計上いたしました。
国庫支出金は、8億7,400万円余りで、地域子ども・子育て支援交付金、地域共生社会の実現に向けた包括的支援体制構築事業補助金、社会資本整備総合交付金等がふえ、生活保護費国庫負担金、地域公共交通確保維持改善事業費補助金、子ども・子育て支援整備交付金等は減額となっております。
県支出金は、10億7,800万円余りで、民生費の鳥取県子ども・子育て支援整備交付金、農林土木の農業競争力強化基整備事業費県補助金は減少し、民生費の地域医療介護総合確保基金事業県補助金、農林土木の地籍調査事業費県補助金、林業成長産業化地域創出モデル事業費県補助金、選挙費で参議院議員選挙県委託金等は増加いたしているというところであります。
繰入金は、5億6,300万円余りで、財政調整基金繰入金、4億3,000万円、減債基金繰入金、1億円、ふるさと活性化基金繰入金、3,300万円余りを計上いたしました。
諸収入は、1億5,500万円余り、町債は、9億6,800万円余りで、八東地域保育所整備事業等の完成に伴い減額となっております。
次に、歳出を御説明いたします。
予算書では33ページからということになります。
議会費は、9,800万円余りであります。
総務費は、13億6,400万円余りで、前年度と比較いたしまして、1億100万円余りの減額となりました。
主には、
若桜鉄道対策費の幹線鉄道活性化の減額によるものであります。
地方創生推進事業、6,100万円余り、情報通信基盤整備事業、7,400万円余り、町営バス事業費、8,800万円余り、
若桜鉄道対策費、1億5,700万円余り、参議院議員選挙費、1,700万円余りを計上いたしております。
民生費は、33億3,300万円余りで、前年度と比較いたしまして、7億1,800万円余りの減額となりました。主因は、八東地域の保育所整備事業の減額によるものであります。
医療関連会計の繰出金は、国民健康保険特別会計繰出金、1億7,500万円余り、介護保険特別会計繰出金、3億5,900万円余りであります。また、特別医療支給費、1億2,000万円余り、自立支援制度事業費、4億2,800万円余り、後期高齢者医療費、2億8,400万円余り、児童手当給付事業、2億2,100万円余り、保育所運営費、3億1,300万円余り、生活保護扶助費には、1億6,100万円余りを計上いたしました。
衛生費は、6億6,000万円余りであります。
予防接種事業には、前年度の実績見込みをもとに、6,000万円余り、また、可燃ごみ等のごみ処理費、2億9,300万円余り、各種検診等の長寿健康増進事業費、5,000万円余り、簡易水道特別会計への繰出金は、2,600万円を計上いたしております。
農林水産業費は、14億9,800万円余りであります。前年度と比較いたしまして、1億3,400万円余りの増額となりました。主な要因は、農業振興費、林業振興費の増によるものであります。
農業関係では、農業農村整備事業、5,900万円余り、多面的機能支払交付金事業、9,200万円余りを計上いたしました。また、農業集落排水特別会計への繰出金、4億6,700万円、地籍調査事業費、1億6,700万円、林業費では、野生鳥獣被害防止事業費、6,200万円余り、竹林整備事業、間伐促進事業などの継続事業を予定し、また、新規に森林環境整備事業、3,400万円余りの計上であります。
商工費は、7,100万円余りで、主なものは、商工業融資事業費、400万円余り、観光費では、観光協会補助金、1,100万円余り、ミニSL博物館管理運営費、500万円余りを計上いたしております。
土木費は、8億6,700万円余りであります。
道路橋梁維持費では、道路、橋梁の長寿命化事業等で、8,400万円余り、道路新設改良費は、3億7,000万円余りの計上であります。主なものは、継続事業であります町道新道線、横田1号線改良事業等、新規事業で町道森原線など、また、橋梁長寿命化計画に基づきます天満橋、中村橋等の改修工事などを計画いたしております。また、公共下水道特別会計への繰出金は、2億5,600万円を計上いたしました。
消防費は、4億2,600万円余りであります。主なものは、消防団運営費、3,600万円余り、防災無線管理費、8,400万円余り、東部広域負担金、2億7,600万円余りの計上であります。
教育費は、8億2,300万円余りであります。
小学校費は、2億1,500万円余りで、船岡小学校屋根改修と八東小学校のエアコン導入等の小学校管理運営費、1億3,500万円余り、少人数学級等実施事業費として、郡家東、郡家西小学校での30人学級設置費用などを計上いたました。
中学校費は、7,700万円余りで、中学校管理運営費を初め、2、3年生の33人学級の費用等を見込んでおります。また、社会教育費は、1億9,900万円余りで、公民館、図書館等の運営費を計上いたしました。
保健体育費は、1億7,000万円余りで、主なものは、体育施設、学校給食の運営費などであります。
最後に、公債費であります。12億2,800万円余りを計上いたしました。元金、11億4,600万円余り、利子、8,100万円余りであります。
議案第35号 平成31年度八頭町
国民健康保険特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ、19億600万円といたしております。
歳入では、国民健康保険税を後期高齢者支援金分、介護納付金分を合わせまして、3億1,800万円余りを計上し、歳入に占める割合は、16.7%となっております。ほかに主なものでは、県支出金、13億6,500万円余り、繰入金は、保険税軽減事業繰入金等と
一般会計繰入金を合わせまして、1億7,500万円余りとしております。
歳出では、保険給付費を、前年より1,300万円少ない、13億5,300万円余り見込みました。歳出に占める割合は、71.0%であります。ほかには、鳥取県に支払います国民健康保険事業費納付金、4億3,800万円余り、保健事業費では、特定健診の費用等、4,400万円余りを計上しております。
議案第36号 平成31年度八頭町
簡易水道特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ、2億9,300万円といたしております。
歳入では、使用料及び手数料を、2億990万円余り見込み、繰入金は、
一般会計からの繰入金、2,600万円、町債は、水道施設事業債・過疎水道事業債、5,360万円の計上です。
歳出では、総務費で、簡易水道施設の維持管理費、消費税等を合わせまして、1億2,090万円余り、事業費は、八東簡易水道水源整備事業など、4,710万円余りを計上しました。
公債費は、借入金の元利償還金、1億2,270万円余りであります。
議案第37号 平成31年度八頭町
住宅資金特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ、480万円といたしております。
歳入では、県支出金としまして、住宅新築資金等貸付事業費県補助金、70万円余り、諸収入は、住宅資金貸付金の償還元利収入を400万円余りといたしました。
歳出では、住宅資金貸付事業費、120万円、公債費は、町債元利償還金、270万円を計上しております。
議案第38号 平成31年度八頭町
公共下水道特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ、5億2,500万円といたしております。
歳入では、使用料及び手数料、1億1,800万円余り、社会資本総合整備事業国庫補助金、7,580万円余りの計上であります。
繰入金は、2億5,600万円、町債は、下水道事業債、6,980万円であります。
歳出では、総務費で、下水道施設の維持管理費、消費税等を合わせまして、1億2,340万円余りを計上しました。
下水道事業費は、郡家地区の雨水排水対策事業の実施設計を初め、施設の老朽化に伴います長寿命化対策として、設備の更新など1億5,410万円余りを計上しております。
公債費は、町債元利償還金として、2億4,530万円余りであります。
議案第39号 平成31年度八頭町
農業集落排水特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ、6億3,000万円といたしております。
歳入では、使用料及び手数料、1億4,100万円、繰入金、4億6,700万円、町債は、下水道施設整備事業債、1,210万円、集落排水統合事業国庫補助金、550万円余りの計上です。
歳出では、総務費で、集落排水施設の維持管理費、消費税等を合わせまして、2億2,250万円余りであります。
集落排水施設統合事業費では、汚水処理施設統廃合及び機能強化事業・統合設計委託に1,530万円余りを計上しております。
公債費は、町債元利償還金として、3億9,020万円余りであります。
議案第40号 平成31年度八頭町
介護保険特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ、23億6,700万円といたしております。
歳入では、第1号被保険者の介護保険料、4億6,900万円余り、介護給付費等国庫支出金、5億6,300万円余り、第2号被保険者納付分として支払基金交付金、6億円余り、介護給付費等県支出金、3億2,600万円余り、
一般会計繰入金、3億5,900万円余りであります。
歳出では、総務費で、総務管理事務費等、7,200万円余り、保険給付費では、施設サービス利用者、在宅サービス利用者等の介護保険サービス等諸費として、21億4,400万円余り、介護予防事業等の地域支援事業費、1億200万円余りであります。
議案第41号 平成31年度八頭町
宅地造成特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ、920万円といたしております。
歳入では、宅地造成基金からの繰入金、910万円余り、歳出は、公債費で、町債の元利償還金、910万円余りであります。
議案第42号 平成31年度八頭町
墓地事業特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ、180万円といたしております。
歳入では、使用料及び手数料、28万円、基金からの繰入金、141万円余りを計上し、歳出では、総務管理費、157万円の計上であります。
議案第43号 平成31年度八頭町
後期高齢者医療特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ、1億8,870万円といたしております。
歳入では、後期高齢者医療保険料、1億2,400万円余り、
一般会計からの繰入金は、保険基盤安定及び事務費の繰入金を合わせまして、6,400万円余りを見込みました。
歳出では、総務費、310万円余り、広域連合負担金は、保険料と保険基盤安定負担金を合わせまして、1億8,480万円余りを計上いたしております。
議案第44号 平成31年度八頭町上私都財産区
特別会計予算、議案第45号 平成31年度八頭町市場、
覚王寺財産区
特別会計予算、議案第46号 平成31年度八頭町上津黒、
下津黒財産区
特別会計予算、議案第47号 平成31年度八頭町篠波財産区
特別会計予算、議案第48号 平成31年度八頭町大江財産区
特別会計予算の5議案の予算につきましては、それぞれの管理会から提出されましたものを精査し、ここに提案をいたしました。
以上、議案第25号から議案第48号までの24議案につきましては、
地方自治法第96条第1項第2号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
よろしく御審議をお願いいたしまして、提案理由といたします。
ありがとうございました。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で提案理由の説明を終わります。
◎散 会
○議 長(
谷本正敏君) お諮りいたします。
本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(
谷本正敏君) 御異議なしと認めます。
よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
なお、次の本会議は、3月6日、午前9時30分から再開いたします。
(平成31年3月5日 午前11時24分散会)
会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。
議 長
署名議員
署名議員...