八頭町議会 > 2018-09-06 >
平成30年第 7回定例会(第3日目 9月 6日)

  • 森林バンク(/)
ツイート シェア
  1. 八頭町議会 2018-09-06
    平成30年第 7回定例会(第3日目 9月 6日)


    取得元: 八頭町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-28
    平成30年第 7回定例会(第3日目 9月 6日)      平成30年第7回八頭町議会定例会 会議録 (第3号)   招集年月日  平成30年9月6日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  平成30年9月6日 午前9時30分宣告        (第3日) 応招議員    1番 奥田のぶよ   2番 川西  聡   3番 小倉 一博    4番 小林 久幸   5番 森 亜紀子   6番 中村 美鈴    7番 岡嶋 正広   8番 坂根 實豊   9番 小原 徹也   10番 栄田 秀之  11番 髙橋信一郎  12番 下田 敏夫   13番 尾島  勲  14番 谷本 正敏 不応招議員    なし 出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町   長  吉田英人  副 町 長  岩見一郎  教 育 長  薮田邦彦  総務課長   髙橋和彦  税務課長   岩城憲治  企画課長兼地方創生室長若桜鉄道運行対策室長         川西美恵子  町民課長   山下真一  保健課長   森脇孝和  産業観光課長 谷口雅美智 上下水道課長 山田勇  地籍調査課長船岡住民課長         谷本清通  会計管理者  木嶋成志  人権推進課長八東住民課長         岡満  教育委員会事務局次長         新田弥生  社会教育課長 奥平徹  農業委員会事務局長         小林春美  男女共同参画センター所長         山本聡美  福祉課長兼福祉事務所長         田中裕之 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長 坂本美幸   主任 林孝昌 議事日程   別紙のとおり 会議録署名議員   5番 森 亜紀子議員   6番 中村美鈴議員           議 事 日 程 (第 3 号)            平成30年9月6日(木)午前9時30分開議 日程 第 1 一 般 質 問 議事の経過 ◎開議宣告                    (午前9時30分) ○議 長(谷本正敏君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は14名でございます。  定足数に達しておりますので、これから9月5日に引き続き本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議 長(谷本正敏君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問 ○議 長(谷本正敏君) 日程第1 一般質問を行います。  今期定例会に11番、髙橋信一郎議員、1番、奥田のぶよ議員、7番、岡嶋正広議員、13番、尾島勲議員、9番、小原徹也議員、8番、坂根實豊議員、2番、川西聡議員、6番、中村美鈴議員、3番、小倉一博議員、5番、森亜紀子議員、12番、下田敏夫議員、10番、栄田秀之議員から通告がなされておりますので、通告順に質問を許します。  なお、本日は11番、1番、7番、13番、9番、8番の6名に行っていただきます。  それでは、11番、髙橋信一郎議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎髙橋信一郎議員質問 ○11番(髙橋信一郎君) 私がトップバッターというのが新人のころ以来で、ちょっと心がときめいておりますけど、まず頑張ってまいりたいと思います。  では、早速、時間が惜しいので、質問に入ります。  今回は、町営ホッケー場の整備問題について、これ1点でやりたいと思っておりますが、通告書をまず読み上げさせていただきます。  この問題については、昨年の9月に初めて提案されて以降、場所も船岡から郡家へと変更、議会の判断も二転三転し、紛糾したところでございます。この事態を受け、といいますか、町執行部は住民説明会行政懇談会などで住民の理解を得ようということで開催されましたが、いまだその余波は続き、一般の方から住民投票実施請求を出されるに至っております。その理由は、丁寧な説明をすると言われたそれらの会場において、住民から出された疑問に対し、その場しのぎとも受け取られかねない場面が多々あり、町の将来に不安を感じられたからだと承知しております。  そこで、まず、こうした住民との話し合いを終えた今、町長と教育長はどのような感触を得られておるのか、感想を求めたいと思います。  また、説明会場でのいささか腑に落ちない点、例えば、真っ先に挙げられた排水対策のめどがたった、この説明について中身を問いたいと思います。  そのほか、時間があれば、住民からそのときに出されました質疑応答内容について問いたいと思います。以上です。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 皆さん、おはようございます。きょうから一般質問ということであります。  それでは、11番、髙橋信一郎議員の一般質問についてお答えをいたします。  町営ホッケー場の整備ということでいただきました。住民との話し合いを終えて、どのような感触を得たのか。排水対策のめど、住民から出された質疑応答内容について問うということであります。  最初に、住民説明会等を終えて、どのような感触を得たのかということでございます。住民説明会では賛否両論の御意見を伺ったというところであります。また、行政懇談会におきましては、全ての会場ではございませんが、少数の方から反対の御意見をいただきましたし、賛成の御意見もいただいたところであります。総体的にホッケー場整備そのものに対しまして、強硬に反対という意見は少なかったように感じたところであります。  次に、排水対策についてのお尋ねであります。郡家地区の雨水排水対策につきましては、これまで公共下水道事業として根本的な浸水対策へ向けて、どのような支障があるのか検討をしてきた経過がございます。そのような中で、平成30年3月末開催の郡家地区排水対策委員会において郡家部落として竹ノ下下水路から分水させ、私都川へ排水するバイパス案で事業計画を進める了承を得て、事業実施に向けて準備を進めているところであります。  現在、平成30年度末までの事業認可へ向けた手続を行っており、県、JRなど関係機関との調整、協議を行い、平成31年度に基本設計、実施設計を実施し、平成32年度より工事着手をする計画であります。  最後に、会場からの質疑応答内容についてであります。事業の進め方の問題でありますとか、規模、持続性、施設運営の問題など、支出面だけでなく、ネーミングライツや宿泊施設等に係ります経済効果や費用対効果の問題など、さまざまな御意見を賜ったというところであります。御意見、御質問に対しましては、これまでと同様、事業計画等に基づき御説明申し上げたものと考えております。最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 皆さん、おはようございます。  それでは、11番、髙橋信一郎議員の一般質問にお答えしたいと思います。  町営ホッケー場の整備についてということでございます。  最初に、住民説明会等を終えて、どのような感触を得たのかと感想を求めるということでありますが、賛否両論ある中で人工芝のホッケー場整備そのものに反対という意見は少なかったというように感じております。  次に、排水対策についてのお尋ねでありますが、郡家部落の排水対策は、合併以前からの長年にわたる大きな課題と伺っております。ホッケー場を整備することによって排水の流量が大きく変わるわけではありませんが、八頭中学校、旧中央中学校の体育館ですとか、八頭中学校の駐車場の整備でも下流域に当たる郡家部落に一定の配慮をした施設整備を行ってきた経過がございます。もともと国体のホッケー会場でありました郡家運動場に人工芝のホッケー場を整備してはどうかという意見もあったわけでありますが、町として排水対策にめどが立たなければ地元の皆様方に話を持ちかけることはできないというように考えておりました。  このたび、宮谷から私都川へ排水管を布設し、排水する計画ができ上がりました。現在想定しております排水計画の進め方でありますが、先ほど町長の答弁にもありましたように、本年度に事業認可を取得し、来年度、基本設計、実施設計を行って、何とか2020年度からの2年間で工事完了したいということで、より具体的な整備の方向性をお示しできる段階になったということであります。  最後に、会場からの質疑応答内容についてでございます。  施設整備の事業の進め方についての問題、規模の問題、人口減少の中での持続可能性、将来の利活用の問題、宿泊施設がない中で本町への経済効果があるのかといった指摘等々がございました。その場しのぎとも受け取られかねない場面が多々ありとの御指摘でありますが、私としては想定し得る限りの御説明を申し上げたと考えております。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) まず、排水対策のほうからちょっとお尋ねしたいんですが、結局、船岡から郡家に場所を変えたのは、その排水対策のめどが立った。そのめどの内容が行政懇談会では余り聞く人もいなかったんですが、説明がなかったんで、今、聞くわけですが、私、一番このホッケー場の整備に関して一番心配しておるのが、ほかのこともいろいろどれも心配なんですけど、まず雨水対策。雨水ですね。ホッケー場の人工芝の管理は散水するわけですが、そんな水は大したことはないと思っておりまして、この雨水対策、この排水路、あそこの運動場から私都川に流す。具体的にはどういう経路になってるか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 郡家水域の雨水対策というのはかねてから課題ということを先ほど教育長が言ったとおりであります。そういった中で、今回、予定をいたしておりますのは、私も申し上げましたが竹ノ下下水路から分水ということであります。したがいまして、竹ノ下の下水路に入る前に分水するという計画でありまして、今現在の計画では1基、2基ということで想定をいたしておりますが、宮谷そして奥谷の砂防の河川がございます。それを受けるような形で公民館下の道路から私都川、国道がございますし、それからJRもあるわけでありますが、推進で私都川へ排水するという計画であります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 今のちょっとわかりにくいと思います。結局、公民館の下の駐車場から真っすぐ鳥居の下をくぐって、国道越え、線路を越えて、私都川に出すということでいいですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ほぼそういった計画だということでよろしいかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) それで、この公共下水道雨水排水対策事業、これ都市計画の変更ということが要るんですが、これの申請はいつ出されました。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) これは、都市計画審議会のことを言っておられるんでしょうか。今、概略設計ということで行っているわけでありますが、そういったものも当然関係してくるわけでありまして、ことしの12月末ぐらいまでに都市計画審議会を開催して決定をしたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) この間、県に出まして聞いたら、県の段階で図面ほかこの八頭町から出た書類がとまっとるんですよね。そこら辺、承知しておられます。話が進んでないということで。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今の都市計画審議会というのは、ちょっと町の段階で都市計画決定を打てば今回の事業は可能だということであります。今、髙橋議員が言われましたのは、県の認可の関係のことではないかというふうに思います。そういった面で言えば、当然協議をしながら事業を進めているわけでありますが、先ほど申し上げましたように今現在その概略設計を行っている中でありますので、並行したような形で協議をしながら進めていくというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) いや、だからそこら辺の計画が見えないんです。さっき冒頭に平成32年度着工云々かんぬん言われましたけど、結局当てになってないんですよ、それも要するに。わからないということなんじゃないんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
    ○町 長(吉田英人君) 当てになっていないというような言葉を言われるわけでありますが、私どもとすれば当然行政の関係機関、さらにはJR等も含めて協議をさせていただいた中で事業の推進を図っているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) ここに排水路設けるに当たって、一番恐らく難儀するところは、JRとの大鉄工業との交渉だと思うんですけど。そういうことをやって、いろいろ金額が算出されるんだと思います。その後、実施設計なりをして、国に補助の申請をしていくという格好になるんですが、本当に平成32年度、この申請だけでも半年1年かかると聞いておりますが、どうなんだろうなという思いがあるんですけど。国だって、補助金そのまますんなりぽんと出るわけじゃない。また分割払いみたいなことがあるかもわからん。そうすると延びちゃうわけですがね、工期が。どうなんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 髙橋議員言われますように、まずJRと協議ということは非常に大切なことであります。当然それも行っておりますし、また、国交省との協議も行っているというところでありまして、今、予算のお話ございましたが、総じて下水というのは比較的予算がつきやすいということになっております。それは、ただ重要事業だということで国のほうが認めていただいた場合でございますが、今回のその排水事業につきましては、国とされて重点計画ということで判断をいただいているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) それで、何で私がこういう質問を初めにかかるといいますとね、要するにホッケー場をつくる理由が排水対策のめどが立ったということなんです。それで、この都市計画法というのがあるんですが、これによりますと、あらかじめこうした許可なり認可なりを受けんと、当該地域の開発行為ができないというふうになっとるんです。つまり、排水路が完成しないと、ホッケー場のような大きな構造物はつくれないんじゃないですか、どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 排水路ができなければホッケー場ができないというふうには思っておりませんし、それからホッケー場の整備について言われましたが、めどが立ったから行うのかということでありませんが、以前からホッケー場の整備については行いたいというふうに申し上げているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) いや、ホッケー場をあそこにした第一の理由、住民説明会でも懇談会でも言われたじゃないですか。真っ先に。だから言ってるんですよ。排水対策のめどが立ったと言われたから、それは大きな理由なんじゃないですか。  私、この間、県に出向きまして、担当者と話したんですが、あそこの場所はホッケー場になるというのは知らなかったそうです。八頭町から出とる図面もただの普通の露地みたいな格好で出とるみたいでしてね、普通の露地なら地下に浸水しますから、雨水も。何ともないんです。今と同じ状況ですが、あそこに人工芝引く。その下にしかも恐らくコンクリートを引くんでしょ。芝がへこまんように。そうすると相当なあそこに気象庁によると30ミリ降ったら大雨警報が出るというようなふうにも聞いておりますし、そういうところで初めに排水対策が排水路ができないのに、ああいった構造物ができるのかというのが本当に疑問だったんです。そうすると県の担当者も普通なら並行してやられるだろうと、それだったらいいんだろうと。けど、最初にホッケー場ありきはないですよっちゅうのは見解を示されました。どうですか、そこらあたりのこと。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 冒頭にも申し上げましたが、その郡家地区の排水対策というのは、本当に以前から大きな課題でありました。合併してからも元の平木町長のときにいろいろ対策を行ったと思っております。例えば、郡家のふれあいドームの横に暗渠で今、排水をしておりますし、それが一番大きな工事だったと思っておりますが、それでもなかなかはけないというようなことで、いろいろ行ってきた経過があるわけでありますが、やはり抜本的な排水対策ということに取りかかる必要があるというとこで今回踏み切ったというところでありますが、総じて人工芝のコートをして流量がふえるということではありません。今、髙橋議員、コンクリートと言われましたが、透水性のアスファルトを下にするようにしております。それは、今の土よりも水分をたくさん吸収するということでありまして、相対的には今の条件よりも悪くなるということではありません。人工芝のホッケー場をして、排水の関係で。ただ、こうして新興住宅地でありますとか、できておりますし、以前の新興住宅地ができているんですが、そういった部分の排水も竹ノ下の下水路に入っているということもございまして、そういった処理の目鼻も立たないのに、行政としてそういった人工芝のホッケー場はできないのでないかという中での今回のめどということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) だから、おかしいんじゃないですか。結局、透水性のいい人工芝であるんなら、排水対策関係ないじゃないですか。そんなめどが立ったなんて理由とは。だから、おかしいんじゃないかと私は言ってるんです。それは理由にならないと。結局、私が思うに、船岡案が否決されて、それと同じものを議案を出すっちゅうのは、さすがに町長もようされん。どうでもしかしホッケー場はつくりたい。ということで、排水対策かんぬんと、また全然別の話をひっつけて理由にして説明されたんじゃないですか。そういうふうに思っておりますけど。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 昨年の9月の船岡の案が否決されたから、その郡家のほうに切りかえたんではないかというお話でありますが、私はそうは考えておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) いいですよ。どう答えられても。テレビごらんになっておられる方、たくさんいると思いますからね。  それから、次に、県からあるのかないのか、1億円の補助金の問題ですね。説明会や懇談会に出席された人は、恐らくどなたも県から1億補助があるものと信じてますよ。説明会に出られた人は少なくとも。ところが、今定例会に上程されてるこの補正予算を見ると、工事請負費と設計監理委託料で5億500万ですか。全て地方債、つまりこの場合は、八頭町が全額立てかえる借金なんですよね。それと一般財源。肝心のその1億が載ってないわけなんです。きのうの質疑でもありましたけど、県から後から順次分割して入ってくるような、そういった答弁されましたけど、県はそんな支払い方、会計処理の仕方をされるんですか。どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 県の助成の関係でございます。昨日も申し上げましたんですが、それ以前から私、御説明してきたと思っておりますけれども、県は債務負担行為を起こして、後年度補填をしていただけると、そういう話で進んでるいうことを申し上げてまいりました。したがいまして、今、私どもがこの予算化をして、事業を進めていくということになった段階で県のほうは所定の手続をされるというような段取りを踏まれるというように考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) だから債務負担行為の話はわかりますよ。でもね、県は補助金を支出するに当たって、何かの事業の条項とかそういうもんに沿ってされるんだと思うんですが。  結局、私、何が言いたいかといいますと、この場合、合併特例債の残りの穴埋めですわね。2億の1億、1億だということ。それについて、県の条項にそんなものはないわけですわ。ということは、いわゆる町が全額負担する後からの維持管理費と、あれと同じ考えではないかと思っとるわけです。要するに、はなから1億円なんて出ないんじゃないですか。どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 再三申し上げておりますとおり、債務負担行為を起こして、それで後年度補填をしていただけるという話で進んでおりますので、そういった進め方ということは県とされてもやれるというような認識でおられるのだろうと思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) だから、その県と話された条項というのが示してもらえたらよかったですもんね。そういう説明もなかったですしね、きのうも。あるんですか、本当にそんなものが。何の根拠もない話じゃないですか。県と相談したと言われますけど、どなたと話されたんです。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 私どもがやりとりをしておりますのは、スポーツ課という課でございます。この枠組みといいましょうか、債務負担行為を起こして、後年度補填していくという枠組みというのは、ほかにも例があるというようなことを伺っております。前例があるというようなことを伺っておりますので、そういった考え方を踏襲されるのだろうというように思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 私もここに名刺持っとるんですけどね、県の。地域振興課のスポーツ課長さんですわな。話したんです。そんな話、一度も相談受けたことないと言われましたよ。なんでしたらここに電話番号あるから、今、してもいいですけど。どうなんですかね。そうやって言われてますよ。だから、聞いてるんですけどな。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 何度か申し上げておりますけれども、昨年の6月15日、県議会の一般質問におきまして、知事の答弁の中で、八頭町がホッケー場整備するとするならば、県も応分の負担をという答弁があっております。したがって、それをもとにやりとりをしておりますので、私、髙橋議員と県とのやりとりは承知しておりませんけれども、私どもはそういった考え方で伺っておりますので、そのように進んでるというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 私、最近、ぎっくり腰でこの暑い中、田んぼのヒエもとらないけんし忙しいのに、県議会の議事録全部印刷してみましたよ。そしたら、福田県議が何度も何度もホッケーのことは連呼されてました。しかし、知事はそのことについて補助金出すとか、ましてや1億円なんちゃの話は一切述べられてないわけですよ。結局、思い込みなんじゃないですか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 私どもとしては、何度かやりとりをしてきた中で2分の1という考え方で進むというような方向性ということは伺っているところであります。したがって、そういった説明をしてきたというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 誰に伺われたのか知りませんけど、今のところ、きのう時点の話ですよ。いまだかつてこの県の地域振興課スポーツ課、こういう補助金の話を検討も何もしたことはない。上からもおりてこん、下からも上がってこん、何もしたことないですよと言われたんですよ。それどころか、どこからか入手されとったのか、八頭町の行政懇談会の資料を持っておられて、1億円明記されとる。これ、何なんでしょうねって驚かれてましたよ、逆に。ちょっと、私、これは勇み足なんだろうなちゅうふうに思うわけですが、これ以上言っても仕方ありませんから、これでこれについては控えますけど。  ただ、行政懇談会住民説明会の資料の1億円、やっぱりあの1億が来るという前提で説明されたわけですわ。そうすると、もしその1億がなかった場合、町民に対して申しわけないですよね、当然。それから、今回の補正予算、その1億前提で組まれとるんでしょ、恐らく。いつかはあるとさっき言われましたよね。だから、この予算案は成り立たないんじゃないですか。今回の上程されとる補正の。というふうに思うんですが、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 再三申し上げておりますように、債務負担行為ということでありますので、今年度に県の補助金が入ってくるということではないわけであります。したがって、予算のつくりとして逆にその県の補助を当て込んでというようなことであれば、そこは歳入欠陥ということになるわけでありますし、そういった予算は組めないということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 県議会でも当然、担当課が審議しとらんぐらいですから、検討しとらんぐらいですから、県議会でも話にもなってない。今、教育長が予算これじゃ組めんな。そらそうなんですよ。組めんのですよ。ところが組まれとる、今回ね。おかしいなと思いません。私ね、皆さん、今回の議案、こんな状況でまさか賛成される方はおられんと思いますけどな、私はそこのこともこれは反対しますよ。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 予算の組み方の問題ですけれども、県の助成はあくまでも債務負担行為という形で、起債の償還に合わせてその見合った金額を後の年度で、起債償還が始まりました。多分、平成31年度以降になるだろうと思いますけれども、そこに合わせて助成を組んでいただけるという考え方で進んでいるというように私は承知をしておりますので、そういった考え方でありますし、それから予算については、少なくとも工事をする予算については、そこには県の補助がそこであるわけではありませんので、今の形の予算の組み方しかないということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) いいです。県は条項がない限り、絶対動きませんから。今言われたことは、今度、特別委員会ありますよね。そのときにでもちゃんとした資料、出せるもんなら出してほしいですね。よろしくお願いします。  それと、最初の住民説明会行政懇談会を終えての感想についてですが、本当、何て言ったらいいのか。話す側と聞く側の受け取る感覚は違うんだとは思いますけど、ちょっとそれにしても住民と執行部との乖離が激しいなちゅうふうに私は思っとるわけです。後から聞いても皆さんが口々におっしゃいますしね。  例えば、隼での行政懇談会があったときに、どなたか言われましたよ。メリット話は全てが推定のだろう話だって。もうなんか確定したことの話には見えないから、だからだめなんだろうなちゅうて、誰も納得しないんだろうなって言っておられました。そこら辺のことは感じたことはありませんか。  きのうのチラシにも出ておりましたけど、メリット3つほどね。キャンプ地誘致。オリンピックの。これホスト地にもう米原市決まっちゃいましたよね。それから、2巡目の国体15年後。国体の選定方法って知っておられますか。本当に15年後なんですかね。今、決まっとるのは5年前ですよ、5年後まで。それから、各種大会を招致してやられるのはいいですけど、宿泊施設は全然環境整備整ってないんでしょ。農泊施設言われましたけどね。選手はアスリートですよ。健康に一番気遣う。食事、それから風呂もそうでしょう。何か、その場その場でそういうことを言われるから、ますます不信感が増幅して、納得していないんじゃなくて、聞くのもめんどくさいちゅう言い方はようないですけど、そういう気持ちになられた人が多かったということなんですよ。そういうふうに思いませんか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) ホストタウンの話がございましたが、米原市はホストタウン決まっております。ただ、ホストタウンイコールキャンプ地ということではないわけであります。ホストタウンであれば、米原以外にもたくさん手を挙げておられるわけでありますし、ホストタウンになったことイコールキャンプ地の誘致を決まったということでは決してないということでありますし、現段階の情報ではニュージーランドが米原にキャンプをするということを決められたということではないというように承知しております。  それから、国体の話がありましたんですが、これはこの後の一般質問でもお答えする内容になりますので、どうかと思うわけですけれども、2巡目の国体というのは、もうあと開催が決まっていないのは島根県、沖縄県、鳥取県であります。したがって、そこを恐らく島根県が2029年に手を挙げられるであろうということでありますし、2032年のところで沖縄県は本土復帰の何周年かいうようなことになるということですので、恐らくそこであろうという話であります。したがって、一番最後の2033年、これに鳥取は残ってくるということでありますので、そこに手を挙げるのもありなのかなということを、この6月でしたか、新聞報道もあったわけですけども、平井知事もそういったことをおっしゃっているというところでありますので、国体は少なくともそういった段取りで進んでいくということだろうと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 初めにそのオリンピックの誘致のほうですけど、本当にこの八頭町の教育委員会の答弁が世界に通用すると思われとるんですか。ニュージーランドはもうどんどんほかと交流やられて、進められてるじゃないですか。いまだにそういう期待感みたいなことを引っ張られても、困りますよ、そりゃ。もう来ないってわかってるじゃないですか。だから、もうこの話は余り出されんがいいですよ。恥ずかしい。  それと、国体の選定の仕方って全然わかっておられないですね。47都道府県ずっと順番にやるわけじゃないですよ、これ。今、国体の開催地の選定というのは、私もこの前うろ覚えちゅうか、一夜漬けで勉強したんですけど、日本を東中西に3地域に分割して、そうすると鳥取県は中四国九州のブロックに入るんです。その中で手挙げになっとるわけですわ。そうやって決めていくっちゅうことらしいですよ。だから、鳥取県、国体開けるほどの財力もない、今のところ。15年後は確かにわからんですよ。でも、そのころは日本の東や中部の開催になっとるかもわからんし。だから全然当てにならんですよ。15年後なんちゅうのは。ちゃんと行政懇談会のときに何かはっきり言われましたけどね。本当、不思議ですわ。誰に聞いて15年後と言ったのか。本当、尋ねてみたいですわ。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) キャンプの関係ですけれども、やはりホストタウンで手を挙げておられるところって、一応施設整備が終わっていて、それなりのものが整っているというところだろうという承知をしております。したがって、私どもとして施設もできないのに、ホストタウンとして手を挙げるという状況にないというのは御理解をいただけるのではないかというように思います。  ニュージーランドとやっておりますけれども、仮にニュージーランドが来ないということになりましても、まだほかの国の選択肢というのも残るんだろうというように思っておりますし、そういった方向も選択肢としてあると。ただ、それはやはり施設があるということが前提になりますので、やはりそこがなけらねばそういった話もできないということになると思います。  それから、国体の話ですけども、先ほど申し上げましたように、平井知事のほうがおっしゃるように全国を東中西の3地区に分けて決めているというところですけども、鳥取県が属する西地区で決まっていないのが、先ほど申し上げた3県ということであります。したがって、2巡目最後となる2033年に大トリを務めるのもいいのではないかというようなことが新聞報道され、本年度中に正式表明したいというような考え方をお示しになっているということでありますので、そのことをもって申し上げているということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 国体は恐らく競技によっては隣県、例えば島根とかと共同開催みたいになっていくんだろうなっちゅうふうに。よそでも特に冬場の種目はみんなそうなってますからね、今でも。夏場の競技もそうなるんだろうなというふうに思います。当然、体育協会のほうでも議論されてると思いますしね、日本の。それはいいんです。でも、いいことはないんですわ。実際にいいんです言ったけど。結局、15年に向けての芝の張りかえの行政懇談会のときに、やれ1億5,000万だ、1億円だ。これだけ維持費かかる。張りかえ料がかかるちゅう話しましたがね、要するにそういったいわゆる設備投資の話も全部わけわからんことになっとるわけですわ。全然、根底が崩れとる。初めから。メリットもない。そういった維持費のことも崩れとる。まあ県の1億円もようわからんな。だから、私、いつも思うんですが、今となってはもうオリンピック来ないんだから、もっとまた一に立ち返って、一から身の丈に合ったホッケー場にすればいいじゃないかと思うわけですが。ここで、今の計画でどんとやられるよりは。そのほうが子どものためにもなると思いますよ。あとで教育論のこと言いますけど。どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) これも再三申し上げていることでございます。身の丈に合ったというのは、6人制でよろしいという意味でありましょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 5億5,000万もかける必要ないと言ってるんです。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 少なくとも整備をするには、ホッケーというのは本来11人でやる競技であります。したがって、やはりその規模のものを整えるというのが筋だろうというように思っておりますので、そういった点をさせていただいているということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 時間があるんで、もうちょっと行きますけど、要するに今度は経済効果の話ですが。ホッケー場は完成したら、その命名権を与えて、何とかグラウンドとかっちゅう、あれですね、企業名を入れる。あれを与えて、その広告収入が得られるだろうみたいなことも教育長言われましたよね。何か当てあるんですかね、あれ。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 会場からの質問に対してお答え申し上げました。いわゆるネーミングライツという考え方ですけれども、それも選択肢としてあるということを申し上げております。したがって、いわゆるどこかの企業が必ずそれをしていただけるというような話があってお答えしているのではなく、それは一つの選択肢としてそういうネーミングライツという考え方もあるということを申し上げたということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 教育長はいいかもしらんけど、私らは政治は結果なんですよ、やっぱり。そんな今の八頭町にそういう企業名入れてまで広告代払ってまでなんてする人、現実にあるんですかね。だから、そういうことは言われんがいいのですわ。本当は。そう思いますよ。話としてはあるんでしょうけど、責任とれないじゃないですか。  それから、まだありましたよね。高校出たら地元の大学にホッケー部がない。だから、これについても大学と交渉していくことになるんだろうみたいこと、教育長、何か回答されましたよね。これだって、現実性に乏しいんじゃないですか。いざ、取りかかろうと思ったら。鳥大と環境大学がありますけど、どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) ネーミングライツの話は選択肢としてあると申し上げたのであって、必ずそれをやるということではないということであります。  それから、地元の大学にホッケー部というのは、やはりこれは仮に15年後の国体があるとするならば、当然、強化をしていくという意味でも、いわゆる選手層を厚くしていくという意味でも、やはり必要になってくることだろうと思います。したがって、そういったアプローチは必ず必要になってくるものというように考えてるところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 何かもうやりとりしとってもだめですね。必ずやるということではないとか、そういうことになってくるだろうとかね。全然、それをもって住民に説明されとるわけですよ。こうこうだからって言って。もう全然当てにならない話じゃないですか。この説明は。  教育のほうの関係で行きますけど、ここから先、ほかの議員も子どもの心身を鍛える云々かんぬんの質問があるんかと思いますけど、現実を知っとられますか、教育長は。今のホッケー部は、いわゆる勝利至上主義になってないかと思うわけです。特にこの時期、ホッケー目立ちたいから余計に。そうすると、義務教育との関連はどうなるんだろう。義務教育下の単なる中学生の部活ですよ。それに勝利至上主義を持ち込んだら、これはちょっと教育者としてはいかがなものかと思うんですけども。実態把握されてますか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 顧問とも再三話をしとりますけども、いわゆる勝利至上主義に陥るといったようなことは、私は承知をしておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 情けないですね。私に話していただいたお母さんおられましたよ。運動がちょっとできるからといって、ホッケー部に加入された。入った。ところが1、2、3年間、一遍も大会に出させてもらえない。練習試合にも。3年生になったときに、あなたはちょっと見込みないから1年生か2年生のサポートに回ってください。そういうことを言われたんですよ、監督は。ひどいじゃないですか。中学校の頼りない子どもに。人間だっておくてわせありますよね。高校になって伸びる子もおる。中学校の段階であんただめだって言ってね。結局、その子、どうなったと思います。いろいろ勉強も手につかんようになっちゃって、ショックで。こういうことがあるんですよ、実態。だから、余りホッケー、ホッケー言ってやられるのはいいけど、そっちの教育問題のほうがおろそかになっとりゃせんですかちゅうのが言いたいわけです。わかりますか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) あくまでも部活動は学校教育の一環としてやるわけであります。したがって、そういった例があるのかもわかりませんけれども、それはその時点の部内の事情といったようなこともあったのかもわかりませんが、やはり人格形成といいましょうか、そういったことを目指してやっているわけでありますので、いろんな例があるとは思いますけれども、やはり勝つことが全てといったようなことでやっているのではないというように承知しておりますし、それから、特に郡家部落周辺の皆さん、よく御存じですけれども、例えば冬にホッケー部の部員が歩道の除雪をしているといったような、雪が降る中でもしているといったような実態もあるわけでありまして、やはりそういったいわゆる人間形成といいましょうか、そういった部分にも非常に力を入れて取り組んでいるという状況にあると私は思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) だから、そういった日のあたるところの、それからボランティアみたいなことも、そういう話もいいんですけど、そこには表に出ない泣いてる子がおるっちゅうこともやっぱり確認して、そっちの対策をとらないから、このホッケー問題が出ても不信感がずっと増幅していくわけですよ。決して費用だけのことじゃないんです。子どもの夢と言われますけど、子どもの夢をついえさせられた子どももいるんですよ、やっぱり。やっぱり教育長としては、そこは考えてほしいなと思います。  そろそろ終わりますけど、何しても今回このホッケー問題に対して、住民が一番不安に抱いているのは、やっぱり行政懇談会で最初に説明されましたじゃないですか。総合戦略の人口の推移。あれを真っ先に説明されてね、人口がどんどん減りょうる。出生率少ない。今じゃもうここ何年か子ども100人しか生まれてない。100人切る状況になっとる。何でホッケーがそれでできるのみたいな話にもなっとりますしね。要するに、そういったことに物すごい不安を感じられて、だから箱物行政に頼るやり方は、まあ箱物行政ちゅう言い方はちょっと余りよろしくないかもわからんですけどね、そういうことに頼る姿に住民から見えるわけですわ。だから、今回、一般の方が住民投票進める会なるものを立ち上げられたんです。今後、これ却下されたんで、行政不服審査法にのっとってやられていくんだろうと思いますけど、そういう醜い争いにならんうちに、ここはやっぱり一歩引き下がって、もう一度一からこのホッケー問題についてはつくり直してもいいんじゃないかと私は思うわけです。  それと、この住民投票を目指す会に賛同された方、これ聞いたら町長や教育長はびっくりされるだろうから、詳しくは言いませんけど、私もびっくりしましたよ。一遍にたくさんの人が集結されましたからね。5,000人署名、確かにハードル高いですよ。でも、ひょっとしたらと思いましたからね、私。そんな自信があるなら、なぜ町長は堂々と住民投票にかけないんだと思いましたよ。何かそういうのを暗に恐れて、今回却下されたのかなとも思いましたけどね。  何にしても、とりあえずこれで終わりますけど、じっくり考えて、余り拙速に行動を起こされんほうがいいと思います。  以上、終わります。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 髙橋議員言われますように総合戦略の中で人口減少が進み、歯どめがかからないというお話はさせていただきました。そういった中で、今回、住民投票の請求というのが出ております。5,000の署名ということでありまして、その堂々と受けないかということであります。恐れているんかというような発言もございました。決して私も恐れているとかそういうことではありません。ただ、今回その住民投票の請求をされた内容がその町民全体に直接の利害関係を要する町政の重要事項に当たらないという判断をさせていただいて、補足も補正もいただいたんですが、そういう判断をさせていただいたというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、11番、髙橋信一郎議員の一般質問を終わります。
    ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。  再開は、10時35分からお願いします。                        (午前10時23分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午前10時35分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、1番、奥田のぶよ議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎奥田のぶよ議員質問 ○1 番(奥田のぶよさん) 皆様、おはようございます。1番、奥田でございます。  議長のお許しをいただきましたので、通告どおり質問させていただきます。  まず、質問に入る前ですが、きょうの北海道で起こりました震度6強の地震、未明に起きた地震で、被害はこれからもっと明るみになっていくと思いますが、被害に遭われた方にお悔やみ申し上げますとともに、迅速な対応が行われることを切に願っております。  それでは、今回の定例会に2件の質問を挙げております。  質問の一つ目は、熱中症予防対策についてです。  ことしの夏は記録的な暑さが続き、7月8月は熱中症予防の啓発も盛んに行われています。エアコンの利用も必要不可決なものとなっていますが、急激な温度上昇で、これまでエアコンがなくても過ごせていたところも緊急に必要になっています。本町の熱中症対策について次の4点、所見を伺います。1、高齢者世帯等の熱中症予防啓発について。2、小中学校普通教室のエアコン設置状況について。3、部活動の配慮について。4、避難所施設のエアコン設置について。以上、4点について、町長、教育長に質問いたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、1番、奥田のぶよ議員の一般質問についてお答えをいたします。  熱中症予防対策についてということで、最初にいただきました。私のほうからは1番と4番をお答えさせていただきまして、2番と3番は教育長のほうで答弁をさせていただきます。  1番の高齢者世帯等の熱中症予防啓発についてということであります。地域包括支援センターでは、おおむね年に一度、70歳以上の独居高齢者の実態把握調査を行っており、熱中症の危険がある時期での訪問の際には、県から配布される熱中症予防のチラシやうちわを配布するなど、職員による注意喚起を行っているところであります。  また、高齢者の方への熱中症予防対策として、民生児童委員の皆さんに見守り活動の必要な独居高齢者等に対しまして、訪問の際に熱中症予防の注意喚起を行っていただいておりますし、介護支援専門員連絡会で居宅介護支援事業所に対し、利用者への熱中症予防のチラシ等の配布依頼を行っているところであります。ことし8月20日時点での八頭町内での熱中症による救急搬送者数は12名で、主に畑等での屋外で発症し、50代から90代の幅広い世代となっているというところであります。気温予測では向こう3カ月を平均した気温も平年並みか高いことが予想されており、今後も各関係機関等と協力し、熱中症予防に努めてまいります。  4番目のエアコン設置の関係でございます。避難所施設でございますが、おおむねの指定避難所にはエアコンがございますが、学校の体育館を初めとするスポーツ施設にはエアコンは設置してございません。議員御指摘のエアコン設置は、長期的に避難される場合の想定というふうに考えておりますが、7月豪雨時におきましても夜間のみの避難の方が多く、昼間は御自宅で過ごされておりました。幸いにもこれまで長期的に避難された例もなく、今回の経験も踏まえ、体育施設等の避難所に対応すべく9月の補正予算に大型扇風機10台の予算計上をさせていただいております。また、長期にわたる場合、他の被災地の例もありますように、冷風機等のリースの対応も可能かと考えております。また、体育館へのエアコン設置につきましては、屋根といいますか天井が高いということもございますし、また、密閉性がない等の構造上の問題もございまして、建物の本体の改修を含めてのエアコン設置となり、相当の費用が発生することが想定されているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、1番、奥田のぶよ議員の御質問にお答えしたいと思います。  最初に、小中学校普通教室のエアコン設置状況についてでございます。  現在の普通教室のエアコン設置状況でありますが、小学校4校の普通教室52教室のうち、エアコンの設置済み教室は5教室、未設置が47教室ということでございます。中学校については、普通教室19教室のうち、エアコン設置済み教室は1教室でございます。未設置は18ということになります。  エアコンを設置しております教室は、いずれも特別支援学級の教室でございます。  次に、熱中症予防対策の部活動への配慮ということでございます。御案内のとおりことしの夏は記録的な猛暑で、連日のように熱中症特別警報が発令をされました。中学校の部活動の指導におきましても、事故防止、安全確保のために一層の配慮をしているところであります。熱中症予防につきましては、活動時の環境条件の把握や小まめな水分補給、適切な運動量等、休憩時間の確保等に配慮いたしております。生徒の健康状態や疲労の状態等を把握して指導することを、管理職を初め養護教諭が中心となりまして職員全員で共通理解を図った取り組みを心がけているところであります。  また、活動時の環境は、気温だけでは判断できませんので、熱中症指標計や携帯型の熱中症計を使っております。湿度や輻射熱、これの要素も取り入れて、状況把握が適切にできるという用具であります。この指標を活用しまして、環境条件を配慮した指導となるように努めているところであります。  生徒の体調に配慮した指導を心がけておりますけれども、体調を崩した生徒が出た場合の対処についてであります。素早い対応が必要でありますので、熱中症セットを複数準備しておりまして、瞬間保冷パックや体温計、体にかける水、経口補水液等をまとめておきまして、迅速な措置ができるように準備をしているところであります。  なお、県大会は開催地を持ち回りをしておりますけれども、室内競技を開催担当地にかかわらず空調設備の整った施設で行うなど、運動環境への配慮も行われているところであります。  部活動は体力や技能の向上や好ましい人間関係の構築などを目指して行われる活動でありますが、生徒の健康や安全にまさるものはございません。今後もよりよい活動の仕方や対応を工夫しながら指導を行っていきたいと考えております。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 最初の一番の高齢者世帯等の熱中症予防啓発についてから聞いてみたいんですが、先ほど町長の答弁でもありました民生児童委員の方がひとり暮らしの高齢者を見守っていらっしゃるとあります。そういったときに、そのおうちの状況、エアコンの設置のことなども聞かれると思うんですが、かなり高齢者となると高血圧の薬を飲んでいらっしゃったり、いろいろな疾患を持っている場合があると思います。確かに熱中症予防の放送等を聞いてましても、水分はしっかりとりましょうと。あと、汗をかいた場合は適切に塩分も必要ですというふうにうたわれています。ちまたのスーパーやお店でも熱中症対策ということで塩あめとかそういったお菓子やスポーツ飲料、このたびは豪雨の関係でスポーツ飲料の供給がかなり厳しかったという話も聞いております。ただ、エアコンを適切に使うことってことがここ近年推奨されていまして、逆に疾患を持っている方、例えば高血圧の方でしたら塩分の過剰摂取はやはり高血圧が悪くなっていってしまいますし、スポーツ飲料は糖分という問題がありまして、生活習慣病を抱えていらっしゃる方には悪影響の場合もあります。その独居老人を見守るということを考えたときに、そういった配慮のほうは介護支援員の方がされてると思うんですが、その辺の実態のことは、町長、つかんでいらっしゃいますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) やはりこの熱中症の予防というのは、注意喚起というのが一番ではないかというふうに思います。今、奥田議員からもありましたが、民生委員の方に訪問していただいて様子等を伺っていただいているというところです。塩分をとるとかスポーツ飲料のお話もあったわけでありますが、そういった中でエアコンの設置ということで、かなりお年寄りの方というのは遠慮というわけではないですが、節電というんですか節約というんですか、そういった面で活用されていない方もあるんではないかなというふうに思っておりますが、その実態というお話でございますが、そこが集計といいますかそういったものをとっているというわけではございません。ただ、先ほど申し上げましたけど、注意喚起ということでそういった委員さんにもお世話になってるわけでありますが、啓発物品等も町のほうで配布させていただいております。本当にそういったことをしっかりと受けとめていただいて、高齢者の方の対応をしていただけたらというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) できればエアコンの設置の確認というのは、これだけ暑い日が続いた場合には、すごい大事な課題だと思います。エアコンも環境問題が言われたときには、エコとかそういったことで極力控え目にということも言われてましたが、今回の本当に気温の上昇というのは想像しないような状況に今なってきていると思います。  それで、この熱中症の質問は27年9月にも私しておりまして、そのときにこの熱中症の対策ですが、国のほうでは環境省が入ってまして、県では環境立県のほうの課ですか、特別な課がありますが、実際この熱中症対策、確かに熱中症の警報が入ってくるのは保健課だと思うんですが、こういう環境省とかそういったものの情報をつかんで、把握できる課というのは、役場の場合はどこの課が主管となるものなのでしょうか。ちょっといろんな課がかかわってくると思うんです。防災室や保健課、また総務課等入ってくると思うんですが、実際、一番の主管となる課はどこと言えますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 放送等は防災無線の関係でありますので、総務課が行っておりますが、そういった熱中症の窓口というのは保健課であります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 熱中症対策の会というのが八頭町にあるというときに、27年の質問のときには聞いたんですが、役場内の中でそういったいろいろな連携した課の会議というものはされてるんでしょうか。そういう熱中症対策ということで。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 保健課長答弁。 ○議 長(谷本正敏君) 森脇保健課長。 ○保健課長(森脇孝和君) お答えいたします。町では八頭町熱中症対策連絡会というものを設けておりまして、役場内の総務課であるとか、教育委員会も含めまして多くの課に参加をしていただき、その中で年2回ではありますが、当初にことしの方針的なものであるとか、そういった協議を行い、最後に反省等を行う会を今後持っていけたらというふうに考えておるところでございます。その実態の把握につきましては、保健課が窓口ということで、話がございましたものにつきましては各課にメール配信、注意喚起等を行っておるという状況でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 対策を年2回会を開いてされているということで、それで鳥取県の取り組みを見ましたところ、その環境立県推進課のページのほうにクールシェアをしましょうと。先ほど町長も言われましたが、高齢者の方はエアコンを使うことにちょっとちゅうちょがあって、遠慮される方も多いというのを私も聞いてます。クールシェアということで、公共機関をそういったところでクールシェアの場所に指定してありますよというような啓発がされてました。  八頭町もこのクールシェアの場所が出ていたんですが、図書館が挙げてありました。多分、それはその年2回の対策の会の中で、こういったことを挙げていらっしゃると思うんですが、ほかの町を見ますと割と道の駅、あとそういった割と公共施設のものがもっと活用されてます。例えば、鳥取市でしたら大きな百貨店等そういったところもあるんですが、なぜか八頭町の場合は道の駅があるにもかかわらず、そのクールシェアの公共場所にはなってなかったんですが、このことはどこがこの課に報告して、どのように掲載されたのかということを教えていただけないでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) クールシェアのことにつきましては保健課が窓口になって行っているというふうに思っておりますが、道の駅のお話ございました。確かに八東の道の駅ということございますが、今、お話を伺いながらぷらっとぴあ・やず等も便利なとこですし、それからスペース的にも十分ございますので、今後はそういったところも対象に考えさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 27年の質問のときにも町長もそのぷらっとぴあ・やずもと言われてましたので、ぜひこういった表が県で一覧で出ますので、やっぱりこの辺も担当課だけにとどめず、全体でもっとこんなところがあるんではないかということを連絡会の中で共有していただけたらと思います。  エアコンの設置なんですが、高齢者の御自宅を確認していただいて、ぜひ取り入れていただきたいと思いますのが、やはり今のエアコン、古いエアコン使っている場合もあります。そうなるとなかなか電気代のことも今の最新のほうが電気代は安く性能のいいものも出ています。風が強く当たらないとか、部分的にかかるとかいろんなエアコンも進歩しております。それで、できればエアコンの購入助成というものができないものかと思いまして、きらめき商品券ではないんですが、エアコンに特化したような金券、例えばひとり暮らしの方、高齢者世帯等、エアコンの設置のない方、または旧式のものをお使いの方に対して、例えば買いかえの場合は、古い場合、10年以上たってるとか条件は必要だと思うんですが2万円、あと全く家庭の中にエアコンがない。冷風機ですと、少し値段は下がると思うんですが、そういったところでエアコンがない場合には3万円とか、そういう金券を配布するというような取り組みをしてみられたらと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) エアコン設置のことであります。経済的なことというのは必ず出てくるんだろうというふうに思いますが、今現在、公民館等には一部助成をさせていただいております。エアコンの設置でありますが、今のお話であれば個人の方の助成ということになろうと思いますが、調査研究ということもしてみたいとは思いますが、なかなか個人の方へのこういった助成というのは難しいんではないかなとは考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) ぜひ前向きに、一応エアコンの設置状況を見てのことになると思うんですが、調査研究して前向きに取り組んでいただきたいと思います。  それでは、2番目の小中学校普通教室のエアコン設置状況についてということに触れて、ちょっともう少し聞いてみたいと思います。  教育長が言われましたように、結構普通教室はエアコンの設置がないという状況です。特別教室やいろいろ例えば広く使えるような多目的のところには冷房がある状況だと思うんですが、今、日本の国全体がこんなことじゃだめだということで、国もかなり前向きな予算をつけるというのはニュースになっています。  そこで、今回の補正でも小中の冷房の設計の委託料が出ております。今後、どのような計画でこの小中のエアコンの設置が計画的に進んでいくのか、今わかる範囲でいいですので教えていただけないでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) お答えをいたします。せんだって毎年この8月の後半に中国5県の町村の教育長が集まりまして会議があるわけでありますが、その中で必ず文部科学省のほうから係官がいらっしゃってお話を聞くというような会を設けております。その中でのお話をさせていただいたんですが、文部科学省のほうは予算については来年度予算の概算要求に上げるということをおっしゃっておりました。したがいまして、官房長官のお話もあったわけでありますが、少なくとも来年度の予算化というのは方向性なんだろうというように思います。ただ、結果的に来年度予算化をされましても、例えば補助申請をしまして、一定的に審査を受けて、交付決定といったようなところに行くまでに相当数時間がかかってしまいます。したがって、夏に間に合わないというような話も可能性としては持っていますので、私どもとしてはできれば本年度の補正予算に組んでいただけるのが一番国庫補助としてはありがたいということを思っています。  そういった予算組みのこともあるわけでありますが、もう一つ御存じの方もあるかと思いますが、文部科学省の補助金というのは単価を設定しまして、それに面積を掛けて、その3分の1が補助という考え方であります。これは校舎の建築とかをやりましても、そういった考え方になるわけですが、実はこの単価の設定が実勢価格を大きく下回るということになりまして、3分の1補助なんですけども、来年度要望しておりますもので、ちょっと数字的に見ますと、まともに補助をいただけたとしても、今の単価設定で行きますと本町では13.2%程度の国庫補助金ということであります。13%程度ということであります。したがって、このあたりがもう少し上がってほしいなという思いも持っているわけですが、幸いに基金も積ませていただくということになろうかと思いますので、そういったものも活用しながらなるべく早い段階で整備を進めてまいりたいというように考えております。  先ほど申し上げましたけど、熱中症特別警報というようなことが再三にわたって出ておりまして、プール開放をしておりますけれど、これが出ますとプール開放をやらないということでありますし、それからプールの水温が下がらなくてなかなか使えないといったような状況もあります。プールの中でも熱中症起こるということでありますので、そういったところでもやはりクールダウンする部屋というような意味合いでもなるべく早い段階でエアコンを設置していきたいというように思っております。  もう一つ申し上げますと、異常に暑い日が続くわけでありますので、通常の授業ですけれども、あいている特別教室に移動して授業するとかといったような取り扱いもしているということを御承知おきいただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 次の年の当初予算で多分この補助が決定するんではないかということで、今の状況でいくと補正があればという話でしたが、隣の若桜町がこの夏休みを利用して、全て教室に設置して100%になったというふうに聞いてます。  やはり暑くなる時期というのは、5月の梅雨に入る前からどんどんと気温が上昇してきます。当初予算を待ってると、もう結局は設置が来年の夏休みという状況になるのかなと思うんですが、やはり教室というのは授業を受ける場所です。そういうことを考えたときには、これからその工事ができるとしたら、冬休みとか春休みといった大型の休みの期間でないと実施できないかなと思います。ですので、できれば早急に計画を上げていただいて、補正でという動きで行きたいな思うんですが、その決定を握ってるのは町長という判断になると思うんですが、町長の見解もちょっと教えていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 実は、ことしの平成30年度の当初予算の計上のときに、全体の金額というのは把握をいたしておりまして、先ほど教育長言いましたが特別教室を優先させていただいて、30年度の予算させていただいたというところであります。今回、9月補正でいつでも対応できるような形で小・中学校の設計部分だけを計上させていただいたというところでありますが、国のほうは当初というお話でありますが、そういった中で補正予算ということも対応されるというふうに思っております。補正予算であれば、年内に可決というふうに思っておりますので、ぜひそういった部分では補正予算を活用できるような形でということで、今回、予算化をさせていただいたというとこです。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) では、なるべくこれも早急に検討していただきたいと思いますが、中学校が最初にちょっと進んでたと思いまして、後で小学校という流れだったんですが、更新時期が一緒になるからということで、優先順位をつけてというようなお話も議会の中でお聞きしたことがあるんですが、今の計画としたら、やっぱりこれだけ暑ければ小中同時という考えでよろしいでしょうか。これは、どちらかに答えていただけたら。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 当初、そのように考えておりましたんですが、ことしのようないわゆる猛暑が再三起こるという想定をしないといけないんだろうと思います。したがって、更新時期のこともあるわけですけれども、やはり小中同時にやっていきたいという思いであります。  ただ、日本全国で仕事が進んでいくということでありますので、機器の調達がうまくいくのかという心配が出てきてくるのかなということを危惧をしております。  工事の関係ですけれども、穴を開けたりとか、電気のことがあったりとか、いろんなことがあるわけですけれども、やはり長期休業を待たないで、通常の時期でもちょっと教室を移動しながらでも工事ができるような考え方というのもとれないのかなと、そういったこともちょっと模索をしているというところでありますので、そのあたりも御承知いただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 同時に考えていらっしゃるということで安心しました。  それでは、これはPTA等との間で話をするべきことだと思うんですが、中学校の制服、夏は半袖のカッターシャツです。確かに半袖のカッターシャツで涼しいと思うんですが、やっぱりカッターシャツというのは洗うとしわができてアイロンということになります。アイロンとなると家庭の仕事になってくるので、できれば最近、役場内でもクールビズの関係で涼しいポロシャツを着ての仕事ということも推奨されてますし、実際、県立の高等学校でも夏場はポロシャツの制服があったりしますが、そういったポロシャツの導入ということもPTAのほうから声が上がってなければですが、できればこれだけ暑い状況が続けば、服というものも対応していくべきではないかなと思うんですが、教育長、その辺どう思われるでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) おっしゃっているのも一案だろうと思います。ただ、今の段階でPTAのほうからそういう声が上がっているということではありませんし、もう一つ、新たな購入の負担ということも出てきますので、そのあたりはお話をしてみないと何とも言えないところですけれども、やはりアイロンかけんでもええという部分は保護者にとっても負担軽減というところですので、そことのどちらを選択するのかというような話になるのかもわかりませんが、お話はしてみたいというように思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) それでは、3番目の部活動の配慮についての質問のほうに移らせていただきます。  先ほど言われたとおり、割と国は熱中症予防のための運動関係でいろんな指針を出していらっしゃって、その先ほど言われた湿球黒球温度、WBGTという、ただ気温をはかるだけではなくて、湿度や輻射熱、そういったものを兼ねての指針を道具を買われて、そこで設置してそれで判断されてるってことですが、実際そのWBGTですが、どこに設置してあるのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 済みません。この熱中症指標計ですね、この設置場所までは確認しておりませんけども、携帯型も持っているということでありますので、これはそれぞれが持って出て使っているということだろうと思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 日本気象協会のホームページを見ましたら、この八頭町でもこのWBGTという指標が出ておりまして、10日間の分、予測されるものが出ております。本日は、一番12時、これから向かう12時が一番高い29.4ということで、大変危険な状況というのがこのきょうの判断です。これが31度を超えると、この熱中症予防のための運動指針では、運動は原則中止というふうにも言われています。どこの時点で31度ということもあるかと思うんですが、実際そういったことで部活動等がこのWBGTの指標で中止になったというようなケースは把握されてますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 一定的に危険という判断をすればやめるということは聞いておりますけれども、実態として、いつそういう措置をしたのかというところまでは把握いたしておりません。
    ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) やはり養護教諭の先生と含めて部活の担当の先生方ともう一度やっぱりしっかりとこういう指針がたくさん文部科学省のホームページを見ても出てますので、しっかりとその辺の情報をつかんで、直ちにはかって危険だったら中止ということも判断基準といえますので、ぜひ実施していただけたらと思います。  あと、確かに部活動の学校の熱中症の発生状況が文部科学省のほうで出てましたが、29年度の時点ではやはり中学校、高校がすごい高いケースが出ています。部活動の原因等が理由だと思うんですが、やはり室内でも熱中症が起きるということが言われています。それで、これちょっと専門的な部分になるんですが、暑熱順化という少しずつ暑さにならしていく訓練というものが、いろいろ保健のほうで言われています。暑熱順化という考え方、例えばこの梅雨の前に1週間トレーニング期間を設けて、少しずつ軽い運動をしながら入浴と汗を上手にかく練習というものなんだそうですが、こういったこともぜひ部活動の今後されていく中では実施していただけたらと思います。他の学校の保健だよりでは、全校の生徒に向けてこの暑熱順化の啓発ということも出ています。最近は、エアコンを使った家で過ごすケースも多いですので、汗をかく訓練というのがなかなかできない状況もあると思います。ですので、やはりこういう暑熱順化ということも必要だと思いますが、その辺の啓発について、今後どのように考えていらっしゃるか教えていただけますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) いろんな指標も含めて養護教諭が中心になりまして先ほど申し上げましたように職員全員で共通理解を図るというようなことを進めているわけでありますが、やはりそうはいいましてもこのことしの夏のような異常な高温ということでありますので、先ほどおっしゃってます暑熱順化ですか、そういったこと、やっているのかもわかりませんけど、そのあたりちょっと確認してみたいと思いますけれども、やはりこの時期、校長以下も本当に気を使って、いわゆる救急搬送されるようなことがないようにということで取り組んでおります。そういった状況にありますので、少なくとも熱中症出さないという形での取り組みということで進めているところであります。  もう一つ、いわゆる対策も大事なんですけれども、せんだって陸上競技大会の中で何人か救急搬送された、幸い八頭町の生徒はおりませんでしたけれども、やはり中身を聞いてみますと、朝御飯を食べていなかったとか、前の晩眠れなかったとか、そういった要因もあったということでありますので、そういったあたりも含めて啓発をしていく必要があるんだろうというように思っているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) それでは、4点目の避難所施設のエアコン設置ということで、もう少し質問させてください。  今回の補正では、避難所になる体育館のトイレの改修、確かにトイレの改修は喫緊の本当にするべきことだと思いまして、今回、予算が補正に上がっていることは大変いいことだと思いますが、やはり体育館、確かにエアコンがきけるところの避難所もあるんですが、体育館となると大型のものを導入されることになるので、とりあえずは扇風機だということですが、まずは普通教室を中心に教室をやった後でもいいですので、この体育館のほうのエアコンというのも考えていっていただけたらと思います。  確かに冷房のリース等にすると国の補助がつかないということも聞いてますが、今後また制度が変わる可能性もあります。やはり設置するというとすごいお金になるんですが、先ほど冷風機をリースという話もありましたが、そういったことも今後、防災のほうで取り入れていっていただけたらと思います。冷風機だけではなくて、エアコンのレンタルも大型のものがあるようですが、そういったもののお考えは町長ありませんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ことしの夏というのは本当に猛暑でありましたし、エアコンのないというのは大変心苦しいんでありますが、ただやはり体育館等というのはなかなか今の状況では難しいというふうに考えておるんですが、そういったところで大型の扇風機でありますとか、先ほど冷風機のリースというふうに申し上げましたが、そのやはり避難されている皆さん方にそれこそ迷惑といいますか、かけてはいけませんので、リース等を中心にそういった部分では検討してまいりたいというところです。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) それでは、ぜひ検討していただけたらと思います。  それでは、二つ目の質問に移ります。  二つ目は、移住・定住対策について上げております。本町の人口減少対策として移住・定住者をふやす取り組みを総合戦略などにも掲げ、実施していますが、これまでの実績や成果、今後の展開など次の5点伺います。1、平成27、28、29年移住者の実績について。2、空き家バンクの取り組みについて。3、7月17日に開設した移住定住センターについて。4、移住定住専門員について。5、お試し住宅の設置について。以上5点について、質問します。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に移住・定住対策についてということでいただきました。最初に、平成27年、28年、29年の移住者の実績についてということであります。県外から移住定住された方は、平成27年度は46世帯59人、28年度は39世帯48人、29年度は28世帯51人と世帯は減少傾向にございますが、人数は若干増加傾向にあることから、子育て世代の移住が増加しているものと考えているところであります。  次に、空き家バンクの取り組みということであります。今年度の行政懇談会でも意見交換を行いましたが、平成28年度に実施いたしました空き家調査では、町内の空き家は493件で空き家率は3.1%という結果でありました。この空き家の中で修繕すれば利用可能な空き家は48%で235件という結果でございます。この空き家の所有者の方に八頭町の空き家バンクに登録していただくよう案内させていただいているところであります。現在、八頭町の空き家バンクに登録していただいている件数は10件と少なく、空き家利用の準備も進めているところであります。移住定住希望の問い合わせもございますが、登録していただいている空き家がかなり老朽化している家屋も多く、移住者の希望に応えられない状況にありますので、まずは空き家バンクの登録件数を増加していく必要があると考えております。  次に、7月17日に開設した移住定住センターについてでございますが、役場の窓口では、相談に来にくいという御意見もございましたので、相談しやすい環境づくりを推進するため、隼Lab.の2階に新たに移住定住センターを設置したものであります。鳥取東部地域の若桜町や鳥取市鹿野町にも移住定住センターを整備されており、これら先進地の状況も参考にさせていただきながら整備をさせていただいたところであります。  次に、移住定住専門員についてということでございますが、移住定住センターの設置を見据えまして、2月に移住定住相談員を公募した結果、9名の応募がございました。書類審査、全員の面接をさせていただいた結果、西粟倉村の地域おこし企業でプログラム開発を担当されていた方を移住定住専門員さんにお願いさせていただいたところであります。大変優秀な方でありまして、SNSを通した情報発信や空き家ツアーなどの企画も実施していただいているところであります。  最後に、お試し住宅の設置ということでございます。お試し住宅を設置してあります近隣のまちの様子をお尋ねしたところ、移住定住が目的でなく、民泊や旅行のホテルがわりの利用も多いということを聞いておりますが、現在、利用条件等も十分検討するとともに、設置につきましても検討をしているところであります。いずれにいたしましても、早急に整備をしてまいりたいと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 1番目の実績というところでは、大体、数は少しずつ59とか48、51と推移していて、それなりに成果があるというお話でした。  それで、2番目の空き家バンクのことですが、行政懇談会でもお話があったんですけれど、なぜ空き家バンクに登録しないのか、できないのかという実態ですね。そういったことを考えたときに、空き家バンク登録しませんかといってホームページに入力フォームあるんですが、実際、本当に今後、空き家バンクの登録の進みぐあいで、今のやり方で本当にいいのかということも検証が必要だと思います。  それで、空き家バンクの情報というのも個人情報があるので、ホームページにどういった空き家があるというのを掲載できないというふうに行政懇談会でも言われてましたが、他の市町をちょっと見ましたところ、岩美町は間取りですね。住所と間取りがホームページのほうに出ていました。実際、家等も上げていらっしゃる自治体はあったんですが、やはりそこは外部委託の民間のほうの業者のほうに委託して、そちらのほうで見ていただくというやり方をとっているところが多かったです。岩美町のどうしてそういったことができるかといったら、空き家活用情報システム事業実施要綱というものを設置して、所有者の欄を伏せてPRしている要綱等がありました。多分、担当課の方はこの辺も御存じだと思うんですが、やはりよそがこういった要綱を取り入れてホームページにアップできてるのであれば、八頭町も確かに今10件と言われたんですが、実際空き家バンクを利用しようとした人が見る情報としてホームページは大変有効だと思うんですが、こういった要綱をつくってそういったホームページのアップということは考えられないでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 空き家の数に対しましてバンクの数が少ないということで、本当にちょっと残念な状況にあるんですが、そういった中で10件なら10件ですが、岩美町さんであれば間取りをということでありました。中にはやはり間取りも含めて公表してほしくないという所有者の方もあるやに伺っております。そういった面では、当然了解をいただいた方のみということになろうと思いますが、要綱の設置というようなお話もございましたが、ちょっと内部で検討し、その前提はあくまでも了承をいただけた方ということになろうかと思いますが、対応をしてまいりたいということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 町長も御存じだと思うんですが、宝島社の田舎の本ですかね、住みたい田舎ランキングというところで、鳥取市が2017年総合部門で1位になってますし、岩美町もかなり上位なところのランクにあります。近隣の市町がそういった全国でも注目するような取り組みを実際されています。本当に参考となる事案が、ただ私がこの質問を考えたときに鳥取市のホームページ、岩美町のホームページを見たときに全然情報のボリュームというか、わかりやすさというのが違ったんですが、その辺は今後どのように進めていかれますでしょうか。できたら、もっとこう、ただ地方創生室のところを開きますと空き家バンク、移住定住のことが少しある状況でした。先ほどセンターを置かれたということですので、そちらのほうのSNSにたけてる方ということですので期待をしますが、やはり町のホームページは町のホームページですので、もう少し充実すべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) センターもそうですし、それから町のほうではホームページの充実ということになろうかと思います。そういった中で宝島社のお話がございましたが、これ、私も中を確認をさせていただきました。例えばですが、八頭町には総合病院がないというようなこともございます。ポイント制でいろいろ集計をされて、アンケート等、そういったもので鳥取市なり岩美町さんがすばらしい成績を残されたというところであります。現在、町のほうでもホームページからリンクするような形で移住定住の関係で取り組みを進めているというところでありますので、移住定住センターのほうからのホームページから入ってみていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) ぜひ、わかりやすいホームページになっていただきたいと思いますし、ちょっとそこを入っていきたいと思います。  次は、移住センターのことについて質問をしますが、先ほど町長の答弁の中に、役場の窓口だとちょっと行きづらいとか、行政懇談会の中でも担当課長のほうからも役場だと相談しづらいというふうに、何か聞いててすごく違和感を感じたんですが、やはり役場の窓口というものは住民の声を聞くところだと思うんですが、ここは行きにくいからこっちのセンターにしましたというのは、何か住民に対しての説明でちょっとおかしいなと感じたんですが、その点について町長、その役場の窓口が来にくいと自分でおっしゃったってこと、もう一度ちょっと聞いてみたいんですが、どうでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私は毎日その役場に出ておりますので、入りにくいことはないんですが、今のお話はもとは県外の方からの問い合わせということが主になろうかと思います。移住定住センターというのは開所したんですが、本庁舎の2階の企画課で、そちらのほうでは従来どおりそういった相談にも乗っておりますので、ですから2カ所で対応させていただいてるというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) やはり住民に開けた窓口ということで、今後、そのような来にくいとかといった表現は使われないほうがいいのかなと思いますので、気をつけて使っていただけたらと思います。  その移住定住センターのことですが、30年度の当初予算に委託料が出てますね。シーセブンハヤブサに対して、あちら側のシーセブンの職員の方は県外の方が多くて、都市部の方とも交流があるので、実績、実態、1人連れてきたら5万円だかの報酬があるというような説明を予算のときに受けたんですが、実際、今、9月ですね。そういった方の移住という話は来ているのでしょうか。委託料が出てますので、その辺も含めて教えてください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 企画課長が状況を申し上げます。 ○議 長(谷本正敏君) 川西企画課長。 ○企画課長兼地方創生室長若桜鉄道運行対策室長(川西美恵子さん) シーセブンハヤブサのほうに移住定住の取り組みについて委託契約ということで、年間20万円ということで契約させていただいております。その20万円につきましては、いろいろな移住定住に関する情報発信をシーセブンを通してしていただくということ。それから、成功報酬制にしておりまして、1世帯当たり転入があった場合は5万円ということで契約をさせていただいてるところでございます。これにつきましては、鳥取市の鹿野町の委託契約の内容等を参考にさせていただいて、八頭町でも導入させていただいたものでございます。現在のところ成功報酬ということで、実績ということは聞いておりませんが、7月17日に移住定住センターをオープンしておりますので、今後、増加するものと期待しているところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 今回、このセンターが隼Lab.に入ったということで、その隼Lab.の入っておられる入居の方ともっと交流をして進んでいくと思うんですが、やはりすばらしい人が来てくださいました。その人にお任せではなくて、先ほど窓口が一つではなくて役場もやってますよということで、もっと連携してこの件進めていっていただけたらと思います。本当に1人優秀な方が来て、今回休みの日もツアーとか開かれてて、SNSの拡散というのもかなり上手にされてるなと思ったんですが、やはり1人の力ではなかなか大変ですので、そういう委託料がシーセブンに出ているのであれば、やっぱりそういったそこの仲間づくりをしていただいて進めていっていただけたらと思います。お試し住宅は先ほど言われたとおりいろんな使われ方をしてあるというのが実態で、ほかの市町の状況もかなり埋まってたりするけど、それが果たして移住定住につながってるかというのは、実績はまだ検討段階で見えないということもあるかもしれませんが、やはり一度は町営住宅をというので計画が上がった経緯もありますので、前向きにお試し住宅のことも、本当に八頭町の魅力と考えたら、町営住宅も確かにあるものを使うということでいいんですが、山の奥のほうで空き家になってる家とかそういった涼しいところとか景観のいいところというところに置くのも一つの方法ではないかなと思うんですが、町長はそのお試し住宅をもし建てるとしたら、今でこの前計画上がってたような町営住宅を改修ということをお考えなのか、それともほかの考えがあるのかという思いがあれば、教えてください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず最初に、空き家バンクの関係でありますが、そのセンターであれ、それから企画課であれ、そしてシーセブンであれ、その連携してということ大事だというふうに思いますので、連携を密にしながらそういった対応したいというふうに思いますし、また、お試し住宅の関係であります。町営住宅のお話をさせていただいた経過もございますが、現在、その町営住宅はやはりちょっと難しいんではないかなというふうに考えております。ただ、やはり先ほど空き家の話をしたんですが、空き家を活用してお試し住宅ということも可能だろうというふうには考えております。景観のよいところという御意見なんですが、例えば私は私都の姫路ですが、景観はいいかもわかりませんが、やはり四季を通してということになればなかなか難しい面もあるんじゃないかなというふうに思いますので、そういった面ではある程度やはり便利なところがいいのではないかなというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) いろいろ確かに年間通じてということは大変かもしれませんが、鳥取市もいろんな町家のお試し住宅、田舎のお試し住宅ということで、いろいろその人の個性に合ったやり方のお試し住宅を実施されていますので、ぜひ空き家の取り組みと合わせて推進していっていただけたらと思います。  この移住定住事業は、事務事業評価でも取り上げられまして、今回の決算の委員会でも取り上げるものになっていますが、やはりその中で役場内のコメントで読みましたところ、やはり移住定住推進団体の育成や外部委託ということが出ています。なかなか外部委託といっても、まちの中でそういったものにたけている業者がいるとはちょっと、多分いらっしゃるとは思うんですが把握できてないんですが、なかなか難しいのが現状かもしれませんが、やはり町の方針としてはこういうやっぱり外部団体の委託ということも考えていらっしゃるのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 外部団体の委託というお話でございますが、先ほどセンターとそれから町、さらには委託会社でありますシーセブンハヤブサの連携というお話を申し上げましたが、その外部委託につきましては今現在では私ども考えておりますのは、シーセブンに委託をしてというのが外部委託だというふうに捉えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) では、最初の第一段階として今回のシーセブンに出してる委託がどうなるかということを経過で見て進めていかれるということだと思いました。  8月5日に隼の駅祭りがありまして、県外からの来場者がかなり多かったです。2,500人というふうに聞いていますが、そのときに民泊トライアルというような形で自分の自宅を提供された場合もありますし、やっぱり関係人口から移住定住ということも視野に入れて進めていっていただけたらと思います。本当にこうイベントがあったときとか、例えばこの企画が企画課だったので、そういう民泊とそういうのにつなげれたと思うんですが、何かのイベントと考えたときに関係人口イコール移住定住のことも視野に入れた取り組みというのも今後必要かと思うんですが、町長、その関係人口、移住定住のことについて、何かあればお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 本当に隼駅祭りは記念すべき第10回ということで、多くの皆さんにおいでいただきました。そういった中で民泊トライアルということで協力いただいたおうちもありましたし、その中でやはり関係人口ということの中で移住定住ということでありますが、おいでいただいたときには当然お泊りもいただきますし、交流もあるということでありますが、そういった機会を捉えて、その移住定住にはつなげてまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) ちょっと私はパンフレットいただいてないので、ホームページで出しましたが、八頭町で暮らすというこのパンフレットです。とても写真もいい写真が使われていて、手にとりやすいサイズでわかりやすいなと思いました。ただ、上げてある内容がやはり子育て施策は他の市町も実際されてまして、先ほど町長言われたように総合病院等のことも八頭町にはという問題もあるんですが、ここでは近隣に鳥取市には大きな総合病院がありますということもきっちり入れてあります。ただ、働くとか住まいとかそういったところが少しボリューム的に少ないのかなとも感じました。やっぱり農業が一って町で挙げてあるのであれば、もうちょっと農業支援のところをふやすことも必要だと思いますし、あと、割と移住定住の事業に積極的な湯梨浜町の取り組みを見ましたところ、これは多分、都市部で説明会のときにインパクトになるので上げてあると思うんですが、運転免許証の助成15万上げてあります。これって割とほかの市町がやってないことで、特化した取り組みだと思うんですが、やっぱり都市部での相談会のときにはそういった都市の方が田舎に住んで、何に困るかということも視野に入れた助成の仕方というのも必要だと思いますが、そういったところをどこまで町として、多分、都会、東京や大阪に出てされてると思うんですが、八頭町の魅力とかそういうことを踏まえたときに、もうちょっと力を入れるべきところはどこかというのが、こういうふうに湯梨浜のこの15万というのは私も魅力的だと思ったんですが、そういったところも売り込んでいくべきだと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) パンフレットも同じではいけませんので、当然、更新ということが必要であります。そういった中で、湯梨浜の免許の話をいただいたんですが、農業であれ、それから住まいであれ、働く内容であれ、支援ですね、そういったことも含めて、それこそなかなか目玉というのができないかもわかりませんが、そういったものも含めて考えてまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 先ほど鳥取市が住みたい田舎で1位2017ということで取り上げられたんですが、今回、東京の吉祥寺の駅に、あそこは住みたいまちのトップのまちで、そこに戦う形で住みやすい田舎というのでPRしたというのがかなり新聞等でも取り上げられました。やはり何かニュースに取り上げてもらう仕組みってすごい大事だと思うんです。  これ、最後なんですけど、提案なんですけど、例えば八頭町というのを県外の議員さんの皆さんに見ていただいても、まず読み方から何て読むのということで入っていかれます。八頭の八と、頭の頭というのを分解して考えたときに、八は八で数字ですね。数字が入ってるまち、市とかたくさんあると思います。そういった数字の入っているまちサミットとか、あと、頭の頭でしたら、体の部位、口とか耳とかいろんなそこのまちもあると思いますので、そういったもののサミットなどして、何ていうんですかね、八頭というのが全国区になるような取り組み、新聞等でも取り上げてもらえるような取り組みをやっていくと、八頭ってどういうところだろう。割と鳥取市に近いんだ。こうなんだというのを知ってもらえると思うので、できればちょっとしゃれっ気といいますか、おもしろみのあるような取り組みもぜひ推進していただきたいと思います。  もうこれを最後にしますが、町長のそういったしゃれっ気の部分、おもしろみの部分、何かありましたらお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 吉祥寺のことがありましたけど、あれの関係で八頭町のポスターもそこに張ってあるということであります。いずれにいたしましても、その奥田議員言われたのは、八頭という情報発信だろうというふうに思います。数字とか体の一部というようなお話もあったんですが、しゃれっ気ということでありますが、余り私はこういったとこで駄じゃれはよう言いませんけど、そういったユニークといいますか、そういった発想も必要だろうというふうには考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 最後と言いましたけど、済みません。きっしょうじじゃなくて、きちじょうじです。済みません。漢字を読んでそのまま読んでしまいまして、間違いです。ぜひ、笑顔あふれるまちですので、おもしろいことをみんなで考えていって、全国区になるような八頭町にしていただきたいと思います。  以上で終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、1番、奥田のぶよ議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                        (午前11時38分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午後 1時00分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、7番、岡嶋正広議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎岡嶋正広議員質問 ○7 番(岡嶋正広君) 皆さん、こんにちは。議席番号7番、岡嶋正広でございます。9月定例会において、私は大項目2点、町長及び教育長にその所信を問うてみたいと思います。  それでは、通告書に従い、まず1点目の質問でございます。  町営ホッケー場の建設についてでございます。昨年9月、船岡トレーニングセンター多目的グラウンドに建設するための測量設計費予算案が否決となり、改めてことし6月定例会において場所を郡家グラウンドに変え、その測量設計費が計上され、議会の異常ともいえる状況の中、議長判断により可決されたことは皆さん御存じのとおりであります。八頭町議会では、予算決算に関する調査特別委員会を立ち上げ、議長を除く議員全員が委員会の委員であります。議長を除く議員全員で出した結論を本会議で覆すという、まさに前代未聞、何のための特別委員会設置なのか。委員会の委員長である私は、その責任を強く感じているところでございます。そういう中で、特別委員会で指摘した間題を中心に改めて町長、教育長にお聞きしたいと思います。  まず1点目、主に子どもたちの部活動での使用施設としての必要性。2点目、郡家地域の排水対策にめどがついたということについて。3点目、人工芝の張りかえに要する費用及び維持管理費について。4点目、今後のきらめき祭り開催をどのように考えているか。5点目、中学校で他の部活動グループから練習施設の修繕、改修等の要望及び新たな部創設の要望はないのか。以上5点、1点目から4点目までは町長、1点目及び5点目は教育長にそれらについての考えを問うてみたいと思います。  一部、午前中の同僚議員の質問とダブる点がございますが、それはそれとして答弁いただけたらと思っております。  まずは、最初の質問でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、7番、岡嶋正広議員の一般質問について、お答えいたします。  最初に、町営ホッケー場建設についてということでいただきました。1番から4番までは私のほうで、では答弁をさせていただきます。  最初に、主に子どもたちの部活動での使用施設としての必要性ということであります。現在、ホッケーをする子どもたちは十分と言えない練習環境の中で一生懸命練習している姿を見て、何とか思う存分練習できる施設環境を整備し、ぜひ日本の頂点に立たせてやりたい。子どもたちに自信や誇りを持たせてやりたいという思いを持って、今回の事業を進めているところであります。そういう意味で、子どもたちの夢のために、そして将来の八頭町のために、八頭町を担う子どもたちのために必要な施設と考えているところであります。  2点目の郡家地域の排水対策のめどの件であります。午前中にもございましたが、髙橋議員の質問答弁と重複いたしますが、郡家地区の排水問題は以前から大変重要な問題であります。特に、近年は宅地造成が進み、農地が減少していることや、集中豪雨がたびたび起こるなど排水対策が急務となっております。郡家部落の雨水排水対策につきましては、これまで根本的な排水対策に向けてどのような支障があるのか検討をしてきた経過がございます。そのような中、平成30年3月末開催の郡家地区排水対策委員会において郡家部落として竹ノ下下水路から分水させ、私都川へ排水するバイパス案で事業計画を進める了承を得て、事業実施に向けて準備を進めているところであります。  現在、平成30年度末までの事業認可に向けた手続を行っており、県、JRなど関係機関との調整協議を行い、平成31年度に基本設計、実施設計を実施し、平成32年度より工事着手する計画であります。
     3点目の人工芝張りかえに要する費用の件であります。人工芝は使用頻度にもよりますが、おおむね15年程度以内での張りかえが想定され、その際には約1億5,000万円程度の事業費が必要と言われております。張りかえ時点では、補助制度等がどうなるのかという課題もございますが、例えば基金を設けて所要額を積み上げていくといった方法もあるのではないかと考えております。維持管理経費といたしましては、水道料金が大半となりますが、電気代等合わせて年間約100万円を見込んでいるところであります。  4点目のきらめき祭りの関係であります。きらめき祭りは合併当初、各地域を持ち回りで実施してまいりました。今はそれぞれの地域で大きなイベントを一つずつ実施しているところであります。郡家地域はきらめき祭り、船岡地域はふなおか竹林公園まつり、八東地域は八頭町マルシェであります。当面このように行っていくということを実行委員会等で話をした経過がございますので、今後もきらめき祭りは郡家運動場で開催したいと考えております。開催におきましては、グラウンド内の人工芝に影響のないように極力対応してまいりたいというところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、7番、岡嶋正広議員の御質問にお答えしたいと思います。  町営ホッケー場の建設についてであります。  1点目の、主に子どもたちの部活動での使用施設としての必要性についてということであります。現在、八頭中学校は、野球部は野球専用の郡家野球場を使い、体育館は中学校としては十分な大きさの自前の体育館と隣接します郡家体育館の二つの体育館、そのほかに専用の武道場、テニスコート、プール、グラウンド等を使って練習をしております。このような環境の中学校は県下でも恵まれた環境であるというように思っております。このような中、ホッケー部は郡家野球場隣の土のグラウンドのホッケー練習場で練習をしております。また、小学生も土のグラウンドである各小学校の校庭で練習をしております。いずれも十分な練習環境とは言えないと思っております。週末など八頭高校の人工芝ホッケー場を使わせていただくこともありますが、八頭高校のグラウンドであり、いつでも自由に使えるという状況ではございません。  近年、ホッケーの大会は人工芝のグラウンドで開催をされておりまして、ふだんから人工芝のグラウンドになれていることが大切というように考えております。11人制の人工芝ホッケー場であれば、6人制のコートが2面とれまして、中学生と小学生が同時に練習することも可能となります。中学生と小学生が同じ場所で練習することにより、連携できるとともに刺激し合うことによる相乗効果が生まれ、強化にもつながるというように考えているところであります。  5点目のほかの部活動グループからの練習施設の修繕・改修等の要望及び新たな部創設の要望はないのかという御質問であります。練習施設の修繕・改修等の要望はございませんが、郡家体育館につきましては雨漏りがありまして、原因究明に努めておりましたところ、ほぼ要因となっている箇所が判明してまいりましたので、屋根等の改修工事を発注したというところでございます。  なお、新たな部の創設の要望は、現在のところございません。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) ただいま町長、教育長から答弁をいただきました。  まず、1点目の質問でございます。あくまでも子どもの部活が中心であります。このような利用ということで、国際規格の人工芝、そして中学生が利用する6人制コート2枚がすっぽり入る広さの施設が果たして必要なのかどうなのか。町長の答弁、教育長の答弁、人工芝のコートでさせてやりたいというふうなこともありましたけども、こんな大きな施設をつくらなくても1面つくってあげればいいじゃないですかというふうに思います。先ほど町長の答弁で十分と言えない施設であり、思う存分やらせてあげたい。ならば、中学生用の6人制のコートをつくってあげればいいじゃないですかというふうに私は思うんですけども、いかがでしょう。その辺のあたりの町長の見解、教育長の見解、再度、お願いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今、岡嶋議員が言われましたように、私、最初に子どもたち一生懸命できる環境整備を整えてやりたいというふうに申し上げました。そういった中で、今、予定しているグラウンドというのは、確かに6人制が2面であります。2面したところが11人制のコートになるということでございまして、将来的といいますか、やはりオリンピックのキャンプ誘致ということもありますし、そしてそれぞれのホッケーの大会ということも考えているところでありまして、やはりホッケーのまち八頭町ということになれば、そういった施設会場を順次するのは当然といいますか必要なことだというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 午前中にもお答えしましたんですが、やはりホッケーの競技そのものが11人制ということもございます。それと、先ほどありましたんですけども、キャンプ地誘致でありますとか、それから全国規模の大会の誘致、さらには2巡目国体といったようなことを考えたときに、やはり11人制のものを準備しておくということが必要というように考えているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 6人制コート1枚に人工芝を施工して、そこで練習する。男女が練習したいということであれば、サブコートとして真砂土コートを併設する、あるいは天然芝を張ったコートを併設する。これを交互に利用するということ、そういうことで十分ではなかろうかというふうに私は思うんですけども、なぜ社会人対応の11人制コートにこだわるのか。今、練習している場所あたりに1枚人工芝コートをつくってあげればいいじゃないかというふうに思うんですけども、だめなのでしょうか。オリンピックとか国体、一過性の催しにこだわるべきではないと思うが、いかがでしょうか。部活動での利用が中心であります。このことを中心に身の丈に合った施設を考えるべきであるというふうに思います。町長、いかがでしょうか。教育長にも続けてお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 当面、部活動ということになろうと思いますが、先ほど来申し上げておりますように、やはり将来的なことも考えておく必要があるというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 町長と同じ答えになるわけですけれども、やはり部活動だけの利用ではないということでありますので、11人制のものをやはり準備しておくべきなんではないかと。岡嶋議員、先ほどおっしゃってます天然芝ということがございましたが、インターハイのときに布勢の天然芝のグラウンドを使いました。非常に不評でありまして、ボールがいわゆるイレギュラーをするというようなことで、きちっとヒットしないというようなことがあってまして、全国的に見ましても天然芝であったり、あるいは土のグラウンドでということで大会は行われていませんので、やはり人工芝のものを整備していくということが必要なのではないかと考えているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) ですから、天然芝はサブコートとしてということで、あくまでもサブコートとしてということでございまして、人工芝の部分は1枚つくってあげればいいのではなかろうか、それで十分ではなかろうかという思いでございますけれども、一過性のオリンピックとか国体、そういうものにこだわる。あるいは中国大会とかそういうものにどうもこだわっておられるようでございますね。この話はどうも平行線のようでございますので、次の排水対策に向けての質問にいきたいと思います。  郡家地域の排水対策ですけども、このめどがついたということについて、排水対策ですから私都川へ雨水を流す水路計画であるというふうに思っております。ここに資料がございますけども、郡家地域排水対策事業経過といたしまして、平成28年9月から平成30年3月31日までの内容が議会委員会資料として提出されております。これは常任委員会の資料で、私が所属している常任委員会とは別の常任委員会でございますので、説明も何も受けておりませんけども、紙切れ1枚もらっただけでございますけども、私がその資料から情報提供させていただいて、このきょうの質問をさせていただきたいと思っとるんですけども。  まず、30年1月29日の郡家地区排水対策委員会で、流量算出結果の報告、そして排水区域の確認、協議、調整を実施と書いております。そして、今後においては平成30年3月中に根本的な浸水対策についての計画案3案を地元へ提示。平成30年3月31日、ことしの3月31日ですね。第一案のバイパス案で事業実施に向けて進めるようにとの結論をいただくというふうに書いてございます。いろいろ検討されて、あそこのホッケー場の下のあたりの竹ノ下水路ですか、あそこから逆流ちゅうですか、下坂のほうに向けてポンプで送り出すという案と、あともう一つは貯水タンクを設けて排水、雨水が多いときにはタンクにためて、また少なくなったときに流すという案がありました。それともう一つは、今回設定されたというフローラルの一番上流側ですね、下門尾の橋の、橋より下流ですけども、あのあたりに放流し、保健センターの前の道路の下に1メートル35センチのコンクリート土管を埋設してくるというバイパス案。このバイパス案を地元へ提示して認められるというふうなことであったというふうに理解するものであります。そして、今後、各関係機関、河川、国道、JRと協議を実施し、平成31年度中の事業認可手続を進めるというふうに書いてございます。  6月定例会でめどが立ったと言われましたが、この3案のうち1案に決まったということが、めどが立ったということなのか、町長にお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 郡家集落の排水対策委員会というのは、平成25年8月に第1回が立ち上がっております。以来、行政とそれから郡家集落といろいろといいますか何回か話をさせていただいて、その間、部分的にできるような工事はさせていただきました。結果として抜本的な解決に至っていないということでありまして、本格的なやはり検討が必要だということで、集水区域等も含めて改めて調査を行って、協議をしながら、先ほど言われました3案、おおむね岡嶋議員が言われたとおりであります。その中で直接国道なりJRが横断して、推進の工法になろうかと思いますが、私都川へ放流するという方針で集落としてもよかろうということで了解をいただいて、今、事業認可に向けた取り組みを進めているというところであります。  そういった中でめどというお話でありますが、やはりそういった具体的な方向性といいますかそういったものがないうちから行政として今の郡家グラウンドにそういった施設を建設するということはお話しにくいというふうに思っておりまして。午前中もお話しましたが、やはり今、新興住宅地というものがかなりふえておりまして、竹ノ下の都市下水路に以前はなかったわけでありますが直接入ってくるというようなことでありますので、そういった抜本的な解決もできないのにそういったホッケーの事業としては取り組めないということでありまして、説明会の役員の方でありますが、したときにもやはりその年次的な契約もお話をした中での了解というふうに町のほうは理解をいたしております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) この事業を進めるに当たり、公共下水道事業として3月定例会で既に本年度予算として郡家雨水計画設計業務費用として195万円計上しております。3月31日に郡家集落から結論をいただいているのに、3月議会で提案があったということ。これは、どうもつじつまが合わんのではなかろうかというふうに思いますけども、この辺についての見解はいかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 岡嶋議員、ただいま言われましたのは、公共下水道の計画設計業務約200万の部分だろうと思います。平成30年度の当初予算でこれは特別会計に計上させていただいたというところでありますが、その前段がございます。平成29年度の繰り越し事業ということでありまして、先ほど来申し上げておりますその契約についての検討ということで、公共下水道の重要契約検討業務に着手をしているわけでありますが、これが大体2,000万くらいの事業費で、平成30年度に繰り越しをなされております。したがいまして事業としては継続性といいますか、そういった考えの中で平成30年度の予算が継続させていただいたということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) この予算執行というのは、されたのかどうなのか、どういうふうな予算内容なのかよくわかりませんけども、この業務費用195万円の内容というものがもしわかればお聞きしたいんですけれども。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 上下水道課長。内容について。 ○議 長(谷本正敏君) 山田課長。 ○上下水道課長(山田勇君) 岡嶋議員さんの質問にお答えします。その195万円の中身でございますが、先ほど来ありました計画の申請ということがありますけども、そちらの成果品ですね、図書であるとか図面とかそういったものの製作の費用でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) この事業を進めるに当たり、下水道事業のうちの社会資本総合交付金補助金50%、この事業で考えていると思っております。八頭町の財政能力からして早い時期での完成はまず無理でありましょう。この雨水排水路計画は、いつ完成予定ですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ことしが平成30年度であります。31年度に基本設計、実施設計を計画いたしております。工事着手としては平成32年度からということでございますが、町のほうとしては今現在2年の計画ということで考えているところであります。先般も広島の調整部局にお邪魔しましたが、その後、今回の事業というのは重点計画での計上が可能であるということでありまして、この下水については重点的な事業だと。排水問題。今、言われましたように社会資本ですから、補助率は2分の1であります。そういった中で、残りは起債ということになりますが、公共事業下水道債ですか。今、総体的に全国の話になりますが、下水道の関係でかなりの更新といいますか、そういったものの事業がなされているようであります。5億とか6億とか今言っとるわけでありますが、この事業につきましても、私もその補助金のことが少し心配になりましたので、そういった例えば2年計画で3億3億というような予算配分は可能なのかというお尋ねをしましたら、やはり先ほど言いました重点計画ということであれば、3億でも4億でもそういったものの対象で予算は回るだろうというお話でございました。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 何せ50%の補助率で1,350ミリのコンクリート管ですね、これを道路の真ん中に中山医院のあたりから国道十字路を横切って、鉄道を横切り、暗渠ですよ、下ですよ、土管ですよ。そして、ずっとフローラルのほうまでつなげていく。本当に3年や5年でできるんでしょうか。私、恐らく何十億の単位の事業であるというふうに思っております。これはもう50%負担です。八頭町の財政能力からして、それは国からはどんどん貸してくれるかもわかりませんけど、そればっかりに使うわけにはいかんと思いますし、本当にいつできる事業なのか、検討がつかないというふうに思っております。私は、この年次計画が明らかになり、何年先にはこの事業が完了し、ホッケー場が完成してから排水路完成までの間、この間はこれこれこういう対策をもって対処するということがきちんと説明できて、実行することができるということが明らかになったときに初めてめどがついたと言えるのではなかろうかというふうに思います。いかがですか。町長。教育長にもこのことをお聞きしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 岡嶋議員も御存じだと思いますが、人工芝を張るから雨水がその分だけ急激にふえるというわけではないということは承知しておられると思います。午前中もこの話はございましたが、そういった中では期間的には1年でもできる事業量だというふうに伺いました。ただ、先ほど申し上げましたように国の予算の関係がございますので、そういった部分ではやはり2年間くらいは必要なんではないかということで、郡家の皆さん方にもお話をさせていただいたというところです。  とりあえず今考えておりますのは、1工区、2工区という考え方でさせていただいております。午前中、鳥居のところの道路に入れるのかというお話ございましたけど、最初は今言われました中山医院のあたりから1工区ということで入れさせていただいて、最終的にはそこは奥谷の部分は拾いますが、宮谷の部分は拾いませんので、後発隊で2工区ということになりましょうが、宮谷のあたりも含めての今度は推進ということになろうかと思います。安全策をとって、これは資料では135と書いてありますが、1メートル35センチですね。そういった部分で1.5メートルの径にしたいなというふうに今、内部では話をしているところでもございます。一旦入れてしまって足りなかったということでは困りますので、余裕ということも必要だろうと思いますし、そういった面では少し大き目なものを考えさせていただいてるというところです。  めどの話はいろいろとり方があろうかと思います。岡嶋議員はきちっとその施設が完了してからすべきじゃないかというお話ですが、ただ、私どもとすればやはりそういった年次計画でこれから進んでいくというお話の中で了解をいただいたというふうにとっておりますので、私どものめどというのはそういった考え方でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) めどということについてのお尋ねでございます。再三申し上げておりますが、郡家部落の排水対策というのは非常に大きな課題であったということであります。合併前になるわけですけども、旧中央中学校の体育館を新築されております。このときにも体育館の下には武道場があって、さらにその下には貯水槽があるわけです。とにかくためておいて一時に下流に流さないという仕掛けがつくってあります。それは、当然に郡家部落に対する対策ということでありますし、それから統合で国道の反対側には駐車場をつくらせていただいてるわけですけれども、本来でしたらあそこ全面的に舗装させていただくというのが筋だろうと思います。しかしながら、それもまた表面を一気に流れていくんではないかというようなことがあって、舗装はごくごく一部にとどめてあるということでございます。そういった意味で、過去の事業実施に当たっても郡家部落に対しての一定の配慮をしてきたという経過があってのきょうでありますので、そこに何ら計画なしに郡家運動場に人工芝だでという話を持っていけないなというのがあって、そういう経過の中で今回計画ができ上がっていますので、そのあたりも委員会のほうに了承をしていただいておりますので、そういった段階で提案をさせていただいていると、こういうことでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 何かこう話をそらされるというか、はぐらかそうはぐらかそういうふうな感じにとれるんですけど、見解の相違なのかなというふうに地図の上でこういうふうに線が入ったけ、これがめどだと言われることもあるかもわかりませんし、ちょっと何か私とは考え方が違うなというふうに今、感じたところであります。  3番目の人工芝の張りかえに要する費用について及び維持管理についてでございますけども、船岡で計画されていたとき、お示しになった資料では、年間維持管理費、電気水道代を136万円、そして最終的に150万円見込んでおります。先ほど町長の答弁にもございましたが、年間100万円見込んどるということでございましたけども、この船岡で実施したときの金額の違い、なぜ150万円が100万円になったのか、船岡と郡家で差額が生じる理由というものをお聞かせいただきたいと思います。教育長に答弁願いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 船岡で計画しておりましたときの数字ですけれども、他のところを聞いて一応そういった数字をはじいたわけでありますが、福井県の越前町のほうにまいりまして、ここは町営のコート、自前で町営のコートが11人制2面、すぐ隣接しまして県営の11人制のコートが1面、都合3面あるわけでありますが、町の11人制のコートのところの年間の維持管理経費ということで、実際使われております水道の使用料、これを八頭町に焼き直して、はじき直してみたところがそういった数字になるということで数字は下げてきたと、こういうことであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 何か私から見れば町民向けに安く安く見積もったんではなかろうかなというふうな感じがしたもんですから、お聞きしたところでございます。  この八頭校のグラウンドの人工芝というものは、平成15年完成して27年度に張りかえを行っております。12年間使用したということであります。要した金額は業者見積もり、つまり予算ベースで1億8,688万円、請け差により契約では約1億6,200万円、平米当たり約2万5,000円。これの6,400平米分であります。大切に大切に使用しても天候の変動、夏は暑さ、乾燥、そして冬は凍結、積雪、そういうふうな天候の気候の変動による劣化というものは避けられません。紫外線もそうでしょう。本当にそういうものによる劣化はさけられません。  八頭校コートは12年で張りかえましたけども、たとえ15年目に張りかえたとしても15年で1億6,000万円必要となります。単純に計算上では1年に約1,100万円ずつ、ずっと永久に必要となるわけであります。安く見積もった光熱水量の年間100万円を足すと、1年間に1,200万円は必要になってきます。学校の部活動中心で使用される施設として、果たしてどうなのか。影響に必要な金額が毎年1,200万円ですよ。本当にこの金額についてどのように思われているのか、ホッケー場建設のための1億円の借金の返済、年間500万と利息、これが20年続き、これと年間必要金額及び維持管理費1,200万円を足すと、今後20年間は1,700万円毎年必要になってきます。町長も教育長も大した金ではないと思っておられるでしょうが、町民の血税、血を流す思いで納税したお金、もう少し使い方もあろうかと思っている町民は少なくないと思っております。いかがでしょう。いま一度、町長、教育長の見解を求めてみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 単純に数字だけ割れば、岡嶋議員の言われるような数字になろうかと思います。そういった中で今回15年というふうに見込んでいるわけでありますが、その劣化ぐあいにもよろうかと思いますが、その15年かからない、15年以上になるかもわかりません。極端な話ですけど。それはそれとして、町のほうでも財政計画というものを3月9月に議会のほうにお示しをさせていただきます。当然、今回のホッケー場の整備も見据えた財政計画ということでお示しをさせていただきたいと思いますし、今、一番大きなお金がかかるというのは東部広域の可燃物の処理場の関係というものも大きな事業として動き出しております。そういった部分も含めまして財政計画を示したいというところでありますし、午前中にもお話があったかもわけりませんが、そういった手当については基金というような考え方もあろうかと思います。皆さん方からすれば、本当に大きな金額だというふうに思われるかもわかりませんが、私どもとすればそういった大きな金額ということは承知しておりますが、これからの行政運営、財政運営も含めて、そういったものを見据えた上での今回の事業計画であるということを御理解いただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 張りかえに要する費用というのは毎年必要な金額にはならないと思います。その時点で必要ということであります。八頭高校の場合、インターハイが決定しておりましたので、やはりそれに目がけてということもあったんだろうと思います。したがいまして、その話でいきますと、例えば2巡目国体に合わせてというようなことがあるんだろうと思いますが、再三申し上げておりますけれども、国体ということになれば、またその時点での例えば県の補助があるとか、ないのかもわかりませんけれども、そういったことも俎上に上ってくるんだろうと思います。したがって、その1億5,000万を全て町が準備するということになるのかもわかりませんし、ならないのかもわかりません。したがって、やはり年間の維持管理経費というものにそれを足し込んでという考え方、割り落とせばそうなるわけですけれども、少し切り分けて考える必要があるのだろうというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 八頭高のほうに行って調査させてもらったんですけども、やはり8年目くらいでかなりの劣化が見られたということです。それで、10年経過すると急激に摩耗と劣化が進んでくるということ。そして、先ほど教育長が言われたように、大会があるということで日本ホッケー協会の公認フィールドということになれば張りかえせないけんということで張りかえたみたいですけども、8年目くらいで既に劣化が見えてくるということは事実が書いてありますね。そういうふうなものだというふうに思います。  この質問は終わりまして、4番目のきらめき祭りです。  きらめき祭り開催についてでありますけれども、備品を購入し、労力を惜しまずこの場で行うということで理解します。一つ考えられることとして、イベントにかかわる役場職員の方は仕事の一部分であろうけども、ボランティア的に参加する方々、例えば各種団体で出店を依頼、お願いされた方、あるいは関係者の方々への労力のしわ寄せが大変心配だというふうに思っております。お手伝いも含めた動員要請について、いわゆる出店要請の方々へ準備・片づけ等のお願いはあるのか。恐らくあるでしょう。こういう心配もしております。そういうふうなことも頭に入れていただいて、イベントはイベント屋でまたお願いしてするのかもわかりませんけども、そういうようなことも頭に入れていただいて、真夏に行われる行事ですので、もしするとすればそういうふうなことも頭に入れていただいてやっていただきたいなというふうに思います。  私、思うんですけども、本当にいろいろなことを考慮するとホッケー場ができた場合、この場所でのきらめき祭り開催は無理なような気がするんですけども、総合的に判断してそういうこともあり得るのかどうなのか、町長の見解を求めてみたいと思います。いかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) この会場の設営につきましては、内部でも話をしております。今ありましたように出店される方への労力の過重というお話ございましたが、そういったことにならないように対応する必要があるとは考えております。全面を人工芝にするわけではございません。通常のアスファルトの部分もあります。そういった部分については、例えばよく出ますのが焼きそばでありますとか空揚げでありますとか、そういった熱を使われるようなブースがございます。そういった熱を使う部分につきましては、やはり芝の中に入っていただくわけにはなりませんので、配置的なことで対応させていただかないけんとは思っておりますが、そのアスファルトのほうであればそういった熱を使うようなブースも可能だろうというふうに思っております。  人工芝の養生ということもありますが、全面にブルーシートを敷くというようなことは全く考えておりません。分散すれば過重を芝としてはもつというお話でありますので、極力そういった過重を分散するような形で会場は設営したいというふうに考えておりまして、心配の向きもあろうかと思いますが、内部でもしっかりと話をして、おいでになられる方には喜んでいただいて、そして出店される方には労力もですし、それから一緒に楽しんでいただけるようなきらめき祭りにできたらと思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 人工芝といっても毛布の厚いような感じのものですね。私も見させていただきましたけども。もしするとなったら大変労力が要ると思いますけども、そういうふうなことも覚悟しておかなければなりませんよということでございます。  5番目の部活動、ホッケー以外の部活動グループからの要望とか新たな部創設の要望についてでございますけれども、教育長に再度お伺いしたいと思います。私が中学生の親から聞いたことでございますけども、サッカー部をつくってほしいと以前署名活動までしてお願いしたが、つくっていただけなかった。ホッケー部員が少なくなるから他の部活はつくらないようだと親の間では言われてるようであります。男子バレー部も同じ理由でつくらないと言われております。私は、やりたいことをやらせてあげたいと思っております。いつも町長、教育長は子どもたちの夢をかなえてあげたいとよく言われていると思っております。ホッケー以外は夢ではないのか。本当にサッカー部なんかつくってあげたいなというふうに思うんですけども、ホッケー以外は夢ではないのか。本当にそういうふうに聞こえてきます。その結果、ホッケー部員が少なくなっても、私は子どもの意思を尊重すべきと思っております。いかがでしょうか。教育長、他の部活創設についての考え、お聞かせいただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) サッカー部につきましては、学校のほうに正式に要請があっておりまして、統合当時、学校の中でいろいろ検討した結果で新しい部の創設が難しい、まずは学校統合を落ちつけたいという中で、新しい部はつくれないということで、そういった説明もして返事をお返ししているということでありますし、それからバレー部につきましては、保護者のほうから話はあったようですけれども、いわゆる正式な受けとめにはなっていないというふうに私は承知をしています。  部活動はやはり学校の教育活動の一環として行うということでありますので、やはり先生方が面倒を見れるという環境というものも必要であります。したがって、あの時点でそれぞれの学校にある部は全て引き継ぐという形でありましたので、その中で人的な体制とかいろいろな条件の中で新しい部をつくるのは難しいという判断をしたというところであります。別にサッカーを否定しているわけではありませんし、男子バレーがないのも実は、うんという気もしているところでありますが、そうした学校の事情というところがありますので、そういった意味で新しい部を創設できなかったと、こういった事情でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 教育長、よく言われてるじゃないですか。子どもたちの夢をかなえてあげたいってね。そうすれば学校任せでなくて、子どもたちの夢をかなえてあげたいって学校現場に行って言っていただければいいじゃないですか。私、そう思いますけどね。違いますか。子どもたちの夢をかなえてあげたい。いかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) そのことを思わないではありませんが、やはり学校は校長を中心に動いております。やはりその職員集団の考え方ということもありますので、それを全てやれというのもいかがかというふうに思っているというところです。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) いろいろ申しましたけども、時間も経過しております。ホッケー場建設がだめだとは言っておりません。子どもたちの部活で使うだけのものが必要だと思っております。国際規格だとかオリンピック仕様ではなく、中学生が部活で利用し、中学生の大会で利用することができるそれ相応の身の丈に合ったものを考えるべきであるというふうに思っております。そういう考えのもと、ホッケー場を建設するのであれば、町民全体に理解していただけるものであるというふうに思っております。  次の質問に入ります。  2番目の質問です。ことしの夏は、地震・大雨・猛暑と自然の猛威をまざまざと見せつけられました。そういう中で、八頭町の将来を担う子どもたちの安全は確保されていたのでしょうか。次の3点、町長及び教育長にその考えをお伺いしたいと思います。  まず1点目でございます。2018年ことしの7月10日、大阪北部地震によりブロック塀が倒壊。4年生女子児童がその下敷きになって死亡した。この塀は学校施設の一部でありました。八頭町では通学路の点検は行ったのか。また、学校施設内の危険構造物の点検は行ったのか。その結果どういう状況なのか、お伺いします。  2点目。2018年7月6日の朝、雨が降り、降り始めて2日目、大雨警報が続いている中、町内の小・中学校は通常授業を決定した。このとき児童生徒の通学時の安全は確保されていたのでしょうか。これが2点目。  3点目の質問です。町内の小・中学校の普通教室には空調設備が整っていないということだ。ことしの夏の猛暑、雨が降り続いた後の7月9日から最高30度C以上の日が続いております。夏休みは7月20日ごろからだったでありましょうか。その間、本当に暑い中、どういうふうに子どもは過ごされたのでしょうか。テレビ等で報道された命の危険を感じる暑さが続いたことは記憶に新しいものであります。ホッケー場建設よりも小・中学校普通教室の空調設備設置を優先させるべきと思うが、町長、教育長の見解を求めてみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に児童生徒の安全対策ということでいただきました。私のほうは3番目の部分をお答えさせていただけたらと思います。  ホッケー場建設よりも空調設備設置を優先すべきではということであります。本当にことしの夏は大変暑い夏でありました。平成28年度末のデータになりますが、全国の小・中学校の普通教室のエアコン設置率は49.8%ということでありますし、それから県内の平均が23.6%ということであります。昨年10月28日に開催されました町PTA連合会との教育振興懇談会でもエアコン設置の要望を受けているところであります。町として特別教室を優先させていただき、普通教室については年次計画でできるだけ早く設置する旨の話をさせていただいたやに思っております。本年度の当初予算時点では、特別教室の空調設備教室がほぼ完了するため、31年度以降、引き続き普通教室について国の補助事業を活用し、来年度以降、年次的な設備整備の着手を計画していたところであります。しかし、ここ数年、夏の猛暑日が年々増加し、特に本年は7月から命にかかわるような酷暑が続いており、また行政懇談会でも町民の方からの御要望もいただいたところであります。  国では、今年度の補正予算あるいは当初予算でのエアコン設置の助成予算を計画されているところであります。今後、児童生徒の最適な学習環境の整備を図るべく、また国の予算対応に速やかに対応できるよう、4小学校1中学校の普通教室の空調設備整備に係ります設計委託料をこのたびは9月補正で予算計上させていただいているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、通学路及び学校敷地内のブロック塀の点検とその結果について、まずお答えをしたいと思います。  通学路にあるブロック塀の点検でありますけれども、鳥取県の教育委員会事務局から市町村に対しまして、通学路にあるブロック塀の安全点検の依頼がございました。これを受けまして八頭町教育委員会では児童生徒の保護者の皆さんへ通学路にあるブロック塀の調査を依頼すると同時に徒歩通学の通学ルートにありますブロック塀の調査を教育委員会事務局職員で行っております。その結果、町内の通学路に62カ所のブロック塀があることがわかっております。現在、この62カ所の安全点検につきましては、県を通じて鳥取県建築士会に調査を依頼しているというところでございます。また、学校敷地内のブロック塀ですけれども、各小・中学校に調査を依頼いたしまして、危険なブロック塀はないという報告を受けております。なお、学校敷地内の危険構造物につきましては、日常の安全点検を行っておりまして、改修等が必要な場合は随時対応をしているということでありますので、引き続き御理解賜りたいと思います。
     次に、7月6日の大雨警報発令中の対応についてでございます。  本町では、警報が発令されましたら必ず休校にするという取り扱いをしておりません。といいますのは、冬期間の対策としまして、例えば若桜町では大雪警報が発令されていないのに、八頭町には大雪警報が発令されるということがございます。同じ八頭町内でも例えば八東地域と船岡地域では積雪量が違うために一律に休校にすることが適切でない場合といったことを想定をしております。  そこで、7月6日の対応なんですが、5日の10時50分に発令をされました大雨警報は御指摘のとおり継続中でありました。ただ、5日の14時27分に発表された土砂災害警戒情報は、同5日の22時10分に解除。同じく5日15時58分に発表されました洪水警報は、同5日の22時11分に解除をされております。このような状況の中で、6日の午前5時前に担当校長が川の水位の確認及び通学路の巡視を実施いたしまして、午前6時前には降雨がないことを確認した上で、その後の1時間ごとの雨量予報を確認したところ、強い雨は午後9時台のみで終日弱い雨または雨の予測でありましたことから、児童生徒の安全確保ができると判断し、通常授業を行うこととしたものであります。この判断におきましては、私にも報告がありまして、これを妥当と認めたところでございます。なお、登校時に降雨はございませんでした。  気象庁のホームページには15時間先までの降雨情報がありますので、これらの気象情報を見ながら、各小学校で下校時間について検討し、雨量レーダー等から午後4時以降に厳しい状況になることを確認いたしまして、各小学校とも情報を共有しながら、雨が強くなる前の下校を決定したものであります。最終的に各小学校とも給食後に下校することとしまして、スクールバスの手配を行ったということでございます。保護者の皆様には事前にまちcomiメールで給食後の下校を連絡し、下校時には傘の必要のない程度の小雨の状態でしたけれども、状況に応じて教職員が付き添いを行ったところでございます。  また、中学校においては、部活動を中止いたしまして、15時40分の下校としたところであります。  なお、数十年に一度の降雨量となる大雨が予想されるときに発表される大雨特別警報は、7月6日19時40分の発令でありますので、児童生徒の皆さんは全員帰宅した後で発表されたということになろうかと思います。  3点目です。普通教室の空調設備です。  奥田議員の質問にもございましたが、現在、普通教室のエアコンの設置状況は小学校4校の普通教室52教室のうち設置済み5教室、未設置が47教室。中学校については、19教室のうち設置済みは1教室、未設置は18教室ということでございます。エアコンを設置しております教室は小・中学校ともに特別支援教室ということになっております。  御指摘のとおり近年は以前と比較しましても猛暑日も多くなってきており、児童生徒の学習環境、また教職員の労働環境の改善を図るため、普通教室へのエアコン導入は喫緊の課題というように考えております。教育委員会としては、経費や将来のことを考慮して普通教室と特別支援教室のエアコンの導入を同時に実施したいと考えておりますけれども、総事業費として約3億6,000万円程度が必要であるというように試算をしております。このため、国庫補助事業の学校施設環境改善交付金を活用したエアコン整備を考えておりまして、平成31年度の事業実施に向けて町内4小学校1中学校分を要望しているという状況であります。  国の動向も確認しながら、なるべく早い時期に小・中学校のエアコンの整備を実施したいと考えておりまして、今回の補正予算で設計に係る経費を盛り込んでいただいたところであります。御理解を賜ればと思います。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) ブロック塀の点検の件ですけども、先ほど教育長が言われたこの62カ所ですか、この62カ所というのは新聞に報道された箇所数とは全然違いますね。その辺、なぜなのかちょっとわかりませんけど、時間の経過がございますので、またこれは委員会か何かのときにお聞きしたいというふうに思っております。八頭町の小・中学校は比較的新しい施設でございますので、施設内の危険箇所はないものだというふうに思っております。ただ、この教育長にこのことについて、以前、委員会か何かのときにお聞きしたというふうに思っております。保護者の方に点検をお願いしているという返事でありました。そのときに何か人任せだなというふうな気持ちを持ったところでございます。その件について調査依頼で調査させていただきました。そのときの回答でありますけども、6月22日付、鳥取県教育委員会事務局体育保健課からの通学路の安全点検にかかわる鳥取県建築士会からの申し出について通知を受け、町内小・中学校保護者に対し、通学路の点検の実施の依頼を行うと同時に徒歩通学の通学路ルートの点検を教育委員会職員で行ったというふうな答えをいただきました。教育委員会職員はルートの点検をしたとありますが、ルートの何を点検したんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 徒歩で通っている児童生徒がいるわけであります。そこの道路を実際に通りまして、いわゆるブロック塀の状況がどうなっているのか、そういったことを点検をしたということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 教育長に聞いたときには、保護者に任せているというふうにお聞きしたんですけども、県からの通知があって、教育委員会もこれは回った分せないけんかなというふうな感じで回ったというふうに書かれとるんだと思うんですけど、いかがですか。本当に回られましたか、職員が。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 職員は回っております。その結果において、その調査結果もあわせて報告させていただいたということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 危険なところを見て回る、本当は逆なんじゃないですか。職員が初めに回って、後、保護者の方が点検してください、意見聞かせてくださいということでするのが本当だと思うんですけど、どうも逆になっているような気がして、私、県からの指導があったけ、やったんかなというふうなことで、そういうふうに推測するんですけども、その辺のところはよろしいんでございますけども、漏れのないように把握していただいて対処していただきたいというふうに思っております。教育長が何かあるみたいです。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 県から通知があったので回ったということではございません。私は実は、早急に調査の必要があるということで職員には指示をしておりました。ただ、全国的な調査が行われるということはわかっておりまして、そうしますと一旦調べたものが視点が違っていて足りなかったりとか、さらにまた行かないといけないとか、そういったようなことも想定されましたので、その通知を待って対応したということでありますので、県から通知があったので回ったということは決してありませんので、その点はよろしくお願いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) わかりました。  次の質問。大雨警報の中、町内の小・中学校は通常授業を決定したということでございます。この7月5日と6日ですか。このときのことですね。7月12日の新聞によりますと、降り始めから2日目、7月6日の朝です。町内の校長の代表が協議して決めたとあります。町内の学校は小中合わせて5校であります。その中でさらなる代表が協議したのか、この報道について教育長のコメントがあればお聞きしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) これは、従前から中学校の校長と小学校の校長の代表、小学校4校ありますので代表、これが協議をしまして、どうしましょうかということで、それで朝の6時20分くらいまでの段階では決めないといけませんので、それまでに協議をしまして、私のほうに連絡が来ることになっております。したがって朝の5時ごろから必要箇所を確認し、気象情報等も確認をし、という中でそういった判断をさせていただいたと、こういうことであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) じゃあ新聞報道は正しいということではありますよね。おととい、9月4日、この日は町内小・中学校は臨時休校でありましたね。朝6時に防災無線で放送がありましたけども、これも同じように校長会議で決められたのでありましょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 今回はちょっと事情が違いまして、前日9月3日の月曜日、定例の校長会を持っておりました。台風の進路に当たっていて、ほぼほぼ暴風域に入ってきて、いわゆる暴風警報が出るだろうということが想定されておりましたので、前日のその段階で4日は休もうということを決定していただいたということです。これはもう5人と私の合議というような、そういうことであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 7月6日の件ですけれども、郡家西小学校の校長は最善の判断だったかどうか検証が必要としております。その後、検証されたのかどうなのか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 時系列でもってどういった動きになっていたのかといったようなことは検証しております。したがって、実はちょっと郡家西小学校の校長からはその後、断りの連絡がありまして、私がお答えになったのと、記事に書かれたのは少しニュアンスが違うんですがということがありました。ですけれども、少なくともその案どうだったのかということで言えば、先ほど申し上げましたような時系列でもってほんに良かったかえというようなところ、これは確認をさせていただいたというところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 教育長に悪い印象を与えちゃいけんと思って、後からお断り入れたのかもわかりませんね。郡家西小の校長もね。  この7月12日の新聞内容の一部ですけども、保護者のコメントを少し述べてみたいと思います。「通学路に増水が心配される八東川や土砂災害特別警戒区域があるため、個人の判断で子どもを休ませた。学校側の扱いは自己都合による欠席であった。結果的に何もなかったけども、親の責任として最悪の事態を想定した。安全を最優先すべき教育現場の対応とは思えない。」とあります。この意見に対する教育長の見解を求めていきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 保護者の意見ということであります。我々としては、スクールバスということがありますので、他の団体と少し違う事情にあるというように思っております。いわゆる危険と判断をする前に少なくとも下校を促すというようなことは実際に可能なわけであります。したがって、そういう実態を持ちながらの判断ということでありますので、私はこの7月6日金曜日の授業については間違ってはいなかったんだろうなというように考えています。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) また新聞報道によりますと、県内では統一基準がないということであります。だけど八頭町の場合、その都度、校長判断に委ねるのではなくて、一律の判断基準を設けるべきであるんではなかろうかなというふうに思いますけども、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 実は、そうできたら非常に楽でございます。警報が出たら即刻臨時休業だということは楽なんでありますが、先ほど申し上げましたように雪のときの対応ということで言うと、御存じのとおりで船岡と八東では全然雪の量違うわけであります。したがって、統合前でありましたけれども、船岡小学校だけは休まないで授業したという日がございました、実際に。御案内のとおり、英語の時間が入ってきたということで、授業時数の確保ということも非常に言われてきたという中でもあります。そのことを余り全面に出すというつもりはないんですけれども、一定的な時間数を確保していくということのためには、極力休まないほうが有利なわけでありますので、できるだけいわゆる安全配慮のもとに学校は開けさせていただきたいというように考えているところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) それとまた別の問題になるんですけども、子どもにとっては1年間の皆勤あるいは6年間休まず登校するということ、これを目標にしている子どももおると思うんです、私。私らのとき、そういう子どもおりましたから。保護者にはわかりにくい判断であり、本当に子どもの一つの目標を失わせてしまったんではなかろうかなというふうに思っておりますけれども、皆勤を続けていた子どもへの配慮というもの、そういうものが必要であると思っておりますけれども、教育長はこのことについて、どのように思われるか。子どもに対しての配慮ですね。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) その休まれたお子さんが皆勤であったということでありますか。ちょっと実態とどうなのかなという気はしますけれども。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) ちょっと伝わってないかな。ちょっといいですか。この日は、親が配慮して休ませたにもかかわらず、学校は登校日だと。これは自己都合による欠席だというふうになったということです。ですから、その辺の配慮というのは子どもたちのあるんですよね。子どもはもう目標を持ってね、僕は6年間頑張るぞというふうな子どももおるんですよ。でも、この日のために1日休んだがために、そういうことがなくなってしまったという、目標がなくなってしまったという子どももおると思います。その辺のところの、何といいますか、配慮といいますか、教育長はどのようにそのことについて、何もそんなことについて関係ないわと言われればそれでいいですし、私の場合は、私の子どものときにはそういう友達もおりましてね、そういうことに頑張っておったってことがあるんですけどね。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 学校は休まず行くもんだと、そうやって育ってきましたので、私もそう思います。ただ、現在はいろんな事情があって、なかなかそうはならないというお子さんもいらっしゃいますので、一概にそのことが言えないというのが少し気になるところでありますけれども、やっぱり本当に継続は力といいましょうか、とにかく休まないで通ってもらえるという環境づくりというのは大事だというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) ことしの7月5日と6日の大雨土砂災害洪水においては、幸いにも町内での人的災害はなかったというふうに思っておりますけれども、今後においては十分考えられる災害だというふうに思いますので、心の準備といいますか、十分検討されていくべきではなかろうかなというふうに思います。  3点目の質問です。小・中学校の普通教室のエアコン設置の件でございます。この件についても同僚議員の質問がございました。本定例会で町内の小・中学校の空調設備設置に向けての設計監理業務委託料が今回、計上されております。今まで年次計画で順次エアコン設置を進めていくとしていた計画をここにきて前倒しし、変更されたようでございます。ついこの間の行政懇談会でも町民の意見からあったと思うんですけども、年次計画で進めていくというふうな答弁しかなかったです。なぜ急遽、この場になって変更されたのか、その理由をお聞きしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 行政懇談会の中でも御意見をいただいたわけですが、そもそも行政懇談会で御意見をいただかなくても去年の段階のPTAの要望とかあっているわけであります。それで、私どもとしてはまずは特別教室をさせていただき、その後にということで思いを持っておりましたんですが、この夏が非常に暑かったということ、そして官房長官がエアコン設置について言及されるというような状況になりました。国のほうでも予算措置が検討されるというようなことの情報もありという中で、なるべく早い段階でやりたいということを思っておりましたので、今回、設計費の部分だけですけれども、補正計上させていただいております。ぜひ御可決賜りたいというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) このことについての委員会での報告とか協議、全員協議会での報告、協議も確かになかったというふうに思っております。突然の提案であり、少し驚いているのが本音のところでございますし、提案があるというのがわかっておれば、また質問の内容も変わってきたのかなというふうに思っておりますけれども、本当に言い方悪いかもしれませんけれども、何というかその場しのぎといいますか、思いつきの町政運営であるように我々議員にはそういうふうに思えてくるんですけども、違いますか。委員会とかそういうので報告なぜしていただけなかったんでしょうか。総務課長ですか、これは。町長のほうに答弁願いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) その場しのぎという、今、ことがございましたけど、私どもまずそういったふうには捉えておりません。基本的には予算につきましては、それぞれの委員会等ではお話をさせていただいてないやに思っております。ただ、新しいものに取り組む、制度を変える、そういったものについては、事前に常任委員会のほうにお話をさせていただいているというふうに思っておりまして、予算でじゃあ9月にこれを出します、12月に出しますというようなことは今までなかったように思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 質問の内容を変えますけども、町長の答弁でもありましたけども、特別教室を優先にエアコン設置を行ってきたというふうに言われましたけど、なぜ特別教室なのでしょうか。その理由をお聞かせいただきたいと思います。子どもたちの学びの拠点はやはり普通教室であるというふうに思っております。1日のうちの大半はクラスごとの教室で過ごすと思うが、なぜ特別教室優先なのか、その辺のところをお聞かせいただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 特別教室、音楽室、理科室といったような教室がございます。こちらの特に音楽室なんですけれども、やはり音が外に出ていくということがありますので、そういったところをまずとめたいということがあります。そして、基本的に普通教室よりも広いということがございます。したがって、先ほどちょっと申し上げましたけども、非常に暑い日にローテーションではありませんけど、例えば6年生理科室に行って授業とか、そういったこともやれますので、そういった意味でまずはいわゆる順番をつけるとすればそういった形ということで、言葉が適切かどうかわかりませんが苦肉の策というようなそういった捉え方でお願いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) やっぱり普通教室優先にすべきでなかろうかと、普通教室にすれば1年生の教室をしたけど、あとの残りの教室はできんとか予算上のことがあって、なかなか不公平が生じたらいけんから特別教室から向かっているのかなとか、いろんな勘ぐりをしていたんですけども、やはり普通教室というものをやっていただきたいというふうに思っております。やっとやっとその重たい重たい腰を上げていただけるなというふうな思いで、少し気持ちは緩みましたけども、突然の提案ではなくてやはり協議の場を設定していただきたかったなという思いもあります。  最後にもう一つお聞きしたいと思います。  町のホームページで、これはあれしましょうか。ホッケーの件に変えますけども、少しよろしいでしょうか。町のホームページ、町民の声ですね。町民の声で、町営ホッケー場整備検討委員会の設置についてということで、公募による町民の代表で町営ホッケー場の整備方法について検討する町営ホッケー場整備検討委員会を設置していただきたいという質問がございまして、この教育委員会のほうの答弁でございます。社会教育課のほうの答弁で、部員の意見を参考に検討を行っており、整備に対する委員会設置は今のところ考えていないが、しかし整備後の利活用については商工観光にも関係することから、運営委員会のような組織が暫定的に必要だと考えておりますという答弁をしております。議会は何にもこんなことも何も知らされずに、まだ予算も通っていない段階でこのような答弁が書けること自体、私はどうなのかなと、いかがなものかなと。まだまだそういうことには至っておりませんと書くのが、そういうところまで検討しておりませんと書くのが本当ではなかろうかと思っております。最近、どうも町民説明会とかそういうのを前にしてマスコミにそういうことがどんどん流れていく、そしてどんどんこういうことでまた町民のほうにも流していく、何か議会が何も知らずに置いていかれているような気がしております。そういうふうなことが多々最近あるのではなかろうかというふうに思っております。本当に私はそういうふうなことを最近思っとるんですけども、このことについて、町長に最後、答弁お願いして質問を終わりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) エアコンについてはできるだけ早くというふうに思っております。国の予算を期待してというところであります。  今、ホッケー場の委員会のお話がございました。経過としてこれからの内容だろうというふうに思っております。議会が置いていかれているというような御発言もあったんですが、私どもはそういうふうには思っておりませんので、一緒になって考えていただけたらというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 私どもは説明会等の中でもいわゆるキャンプ地誘致のための実行委員会組織をつくりたいということを申し上げてきております。そして、この組織は将来にわたって、例えば大会誘致でありますとか、そういったものにもつながっていくようなそういった仕掛けにしたいということを思っておりますし、そういったことも申し上げてきておりました。したがって、そのベースがあっての答えということでありますので、その点は御理解をいただきたいと思うし、別に岡嶋議員置いていったというような、そんなつもりは毛頭ございませんので、そのようによろしくお願いしたいと思います。 ○7 番(岡嶋正広君) 質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、7番、岡嶋正広議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                         (午後2時17分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後2時25分) ◎時間延長 ○議 長(谷本正敏君) 本日の会議時間は、議事の都合により、この際あらかじめこれを延長したいと思います。  これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。  よって、本日の会議時間は延長することに決定いたしました。 ○議 長(谷本正敏君) 次に、一般質問に入ります。  13番、尾島勲議員の質問を許します。登壇願います。 ◎尾島 勲議員質問
    ○13番(尾島 勲君) 議場の皆様、そしてケーブルテレビをごらんの皆様、13番議員の尾島でございます。議長の許可をいただきましたので、通告に従い一般質問を行います。  私で3人目で、皆様腹いっぱいになっていらっしゃいますかどうかですけども、町営ホッケー場について、1問目の質問に入ってまいります。  私は町営グラウンドホッケー場建設について、議場における過去の討論の中で、グラウンドホッケー場という単なる物をつくるのではなく、それを活用した末来の八頭町の物語、事をつくることが大切であると申し上げてまいりました。グラウンドホッケー場をつくるのは手段であって、決して目的ではありません。そこで、教育長、町長に以下について伺います。  ①教育施設としてどのような活用方法を考え、子どもたちの人間形成にスポーツを通じて役立てるのか、その手段を教育長に伺います。  ②グラウンドホッケー場を一つの手段としてどのように活用し、ホッケーのまち八頭町を今以上に展開していくのか。また、それに限らずこの施設を活用し、本町の今後のまちづくりにどのように役立てるのか、その手段や展望を町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、13番、尾島勲議員の一般質問について、お答えいたします。  ホッケー場整備後、この施設を活用した教育的取り組みや本町のまちづくりについてということで、1番としていただきました。私のほうでは2番目のホッケーのまち八頭町を展開していくのか、この施設を今後のまちづくりにどのように役立てるのかという部分について、お答えをさせていただきます。  八頭町とホッケーとの出会いは、昭和60年のわかとり国体でホッケー会場が旧の郡家町に決定したときから始まり、以来40年という時が積む中で多くの選手の皆様、指導していただいたすばらしい先生方、さらには多くの地域の皆様に支えられてホッケーのまち八頭町の歴史を築いていただいたというふうに思っております。そのような中でオリンピック選手の排出や、八頭中学校女子ホッケー部が2年連続全国大会で準優勝するなど、近年ホッケーによる輝かしい活躍もあるところであります。  今回のホッケー場整備は、子どもたちへの将来の投資であると考えております。子どもたちが将来に向かって夢や希望を実現できるように、そして子どもたちの活躍によりまち全体が盛り上がり、元気になること。また、オリンピックの事前キャンプや全国大会などの誘致を一つの起爆剤として農泊事業やその他の施設を活用した交流によるまちづくりを進めるなど、ホッケーのまち八頭町の新たな活性化につなげていきたいと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、13番、尾島勲議員の御質問にお答えしたいと思います。ホッケー場を教育施設としてどのような活用方法を考え、子どもたちの人間形成にスポーツを通して役立てるのかというお尋ねであります。  子どもたちにとってのスポーツは、スポーツを通じて仲間と協力することの大切さ、困難に立ち向かう勇気を持つことの大切さ、努力する楽しさを学ぶことができる人間形成、協調性を学ぶ場として捉えられている場合が多く、実際、そのときをともにした仲間とのつながりはかけがえのないものであります。このことは、ホッケーに限らず全てのスポーツに言えることかと思います。  しかしながら、八頭町におけるホッケー競技ですけれども、旧郡家町の時代から40年の歴史と伝統のある大きな財産でございます。それとともに、ロンドンオリンピックに出場した佐藤雅子さんのように身近なところからオリンピック選手が出たこと、近年の八頭中学校のように全国大会で優勝が見える位置にいるということは、子どもたちにとって大きな力となり、今後の八頭町の力になると考えております。また、最近では全国スポーツ少年団ホッケー交流大会において、鳥取ジュニアクラブが男子が全国優勝というような状況でもございます。したがいまして、人工芝ホッケー場を整備し、子どもたちが夢を実現できるような環境づくりがぜひとも必要というように考えているところでございます。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 答弁いただいたんですが、もう少し具体的な何かあるのかなと期待をしていたんですが、こちらからじゃあちょっと提案といいますか。  7月から8月にかけて行政懇談会が14会場で行われて、その中、資料の中に八つほど今後の取り組み事項が列記されていたと記憶しております。それ以外にもグラウンドホッケーをキーワードとした交流人口であったりとか、先ほどほかの議員もありましたけど関係人口、そういうものをふやすような仕組み、外国選手のオリンピックキャンプ誘致をスタートラインとしたインバウンドの強化推進など、本町に経済、お金ですね、が落ちる仕組みを構築していくことが大切なことじゃないのかなと思っております。これが私のいつも言ってます物をつくるんじゃなくて、事をつくるんだというところでございます。例えて言うと、先ほど午前中にもありましたけども、ネーミングライツの話がありました。具体的には、隼Lab.にかかわったソフトバンクであったりとか、隼駅祭りのスズキ二輪、こういったところによるネーミングライツ、こういうものはどうかなと思ってみたりしております。  そして、今時点では世界ランキング男子が9位、女子が6位ですか。今時点ではオリンピックの出場というのがまだ決まってないわけでして、全世界的に。ということは、キャンプ地誘致の場所もまだ決まっていないのであります。でもその中で、ずっとおつき合いさせていただいているニュージーランドというものが出てきますが、仮にニュージーランドがオリンピックのキャンプ地に決定した場合を仮定し、キャンプ地としてつながりを持つだけにとどまらず、いろんな仕組みがつながりが持てるんじゃないかなというふうに思っております。  御案内のようにニュージーランドは人の数より家畜の数が多いと言われているほど農業であったりとか酪農大国であります。今後、農業や酪農交流に発展させることが可能ではないのかなと思います。  また、ニュージーランドは公用語が英語でございます。ALTの誘致や語学留学、そういう教育分野にも活用できる今後の展開が望めると思っております。日本との時差は3時間から4時間、ニュージーランドのほうが少し早いわけではありますが、メディアスケープなど使ったオンライン授業、オンライン教育が可能であると思います。ニュージーランドと日本、八頭町ですね。実際、鳥取市にあります青翔開智中学・高等学校では、5年前にできたときにメディアスケープを取り入れて、アメリカのマサチューセッツ工科大学などとやりとりを行っております。そういう実例もあります。  ネーミングライツ、農業、酪農については、町長にお伺いしてみたいと思いますし、そういう用意はないか。もう一点は、語学留学やオンライン教育、そういうものについてはどういうふうに今後展開が望めるんじゃないかなということについては教育長に伺ってみたいと思います。いかがでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 尾島議員言われましたように、まだ2020年度のオリンピックのホッケーチームの決定というのは至ってないということは承知をいたしております。そういった中で、これまでニュージーランドをということでお話を進めてきた経過もございます。本当に農業、さらには酪農の盛んなまちでありますし、治安も比較的よい都市だというふうに思っております。いろいろ交流の方法もあろうかと思います。そういった中で、町として酪農もそうですし、それから農業もそうです。そういった取り入れられるといいますか、交流によって振興を図れるような部分も出てくるんではないかなというふうには考えております。  ネーミングライツのお話もいただきましたが、一つとして若桜鉄道のスズキのバイク、ハヤブサがシールで張ってありますが、あれも一つのネーミングライツだとは思うんですが、そういったこともその行政懇談会の中でも教育長発言しておりましたので、施設ができてからということになりましょうが、早目にそういった行動を起こすことも大事だというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) ランキングのことをおっしゃいましたんですが、男子が9位で女子が6位という、ニュージーランドのチームの世界ランクということでございます。オリンピックは、開催国を含めて男女各12チームということであります。5チームは各大陸の予選ということで、選抜をされるわけでありますが、オセアニアでいきますと男子も女子もランキングはオーストラリアのほうが上ということでありますので、多分ニュージーランドのチームはオリンピック予選というほうを勝ち上がってこないとオリンピックの出場権が得られないという状況にあるのかなということは思っております。  そういった実態を踏まえまして、実現しました場合に、おっしゃってますように英語圏ということでありますので、非常にいわゆる交流相手として望ましい姿という国だろうというふうに思います。昨年、町長代理で行ってまいりましたんですが、実は滞在が24時間ということでありまして、ほぼほぼ何も見えていないということですけれども、平井知事は非常にお国柄を褒めておられましたので、やはりそういった意味でもいわゆる交流しやすいという土壌というのはあるのだろうと思います。時差が3時間ということでありますので、これも余り苦にならない時差というように思います。したがいまして、オンラインで授業をやるということにおきましてもこれは当然実現可能性のあるという話であります。ただ、これ一つにも相手のあることでありますので、そこをどう成り立たせていくのかというようなところもあるかと思いますが、いろんな人のつながりといったようなこともありますので、仮にオリンピックにキャンプが実現するということになりますれば、そういった将来的な交流というようなことにつながっていく、そういう一つのきっかけになるといったようなことも期待はされるというように思っております。そういった方向になって、ぜひ八頭町の若者が交流をする、あるいは語学留学とかで出かけていくというようなことがあってもいいのかなというように思っておりますが、そういった時代が来ればいいなということは思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 先ほど言ったようにまだ決まっていないんで、なかなか決まってないことをここで申しいただくということはなかなか難しいのかもわからないけど、そのニュージーランドに限らずいろんな部分とやりとりする、こういうメニューを用意してますからぜひ来てくださいと、ただホッケー場の整備して来てくださいじゃなくて、そういうその後にこういうやりとりをやりたいんだ、交流をやりたいんだという意味の部分も込めて、やっぱりオリンピックの誘致、キャンプ地の誘致というものを取り組んでいただきたいと、そういうふうに思います。  やっぱり10年先とか50年先、100年先、そういう部分まで見据えた、次の質問出てきますけども、持続可能な八頭町、それを念頭に、これも出てきますけどもバックキャスティングという、要は目標年度を決めて、そこからフィードバックしていくような形で、今、何をやるのか、そういうことも決めていただいて、キャンプ地誘致に向けて、ホッケー場の整備に向けて今後取り組んでいただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 実は、昨年の県会の一般質問でも平井知事触れていただきましたんですが、丹比駅のところに丹比パレットという会社がございます。輸送に使いますパレットを製作している会社ですけれども、こちらのほうは長い間、ニュージーランドのほうから木材を入れましてパレットをつくっているというようなことで、こういったつながりもありますよと向こうでも紹介をしてきたわけであります。古くからそういった交流はございます。いわゆる取引はございますというような話もさせていただいたんですが、もう一つおっしゃっていましたのが、キウイフルーツでございます。フルーツの里でありますので、キウイはやれるのかどうなのかということはあるわけですけれども、ちょうど夏冬反対ですので、いわゆる端境期が逆転するわけでありますので、そういったところのものの考え方もあるのかなというように思って聞かせていただいたというところであります。したがって、そういったものも加味しながら検討していくということは必要なことだろうと、いうように思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) そういういろんな部分の取り組みをお願いします。  次の質問行きます。  横文字で大変恐縮なんですけども、Sustainable Development Goals、略してSDGsですね。持続可能な開発目標は2015年9月の国連サミットにおいて、持続可能な開発のための2030アジェンダの中核として決定されたものであります。その前身は2000年に国連で採択され、発展途上国を対象とし、2001年に策定されたMDGsミレニアム開発目標であり、それを全世界、地球規模にバージョンアップしたものがSDGsであります。このSDGsの基本理念は「地球上の誰一人として置き去りにしない。」「我々の世界を変革する。」の二つであります。また、SDGsは世界規模の経済、社会、環境の三つを統合させて解決する必要性をあらわしております。  日本国内に目を向けてみますと、国はSDGsを活用し、地方自治体ごとの優先課題に焦点を当て、地方自治体ごとの問題解決に役立てるツール、道具としてすることを推奨しております。外務省では、SDGs持続可能な開発目標を通じて、豊かで活力ある未来をつくるとして、本年6月にSDGs推進本部を主体とする拡大版SDGsアクションプラン2018、2019年に日本のSDGsモデルの発信を目指してを公表しております。そこには日本政府が優先課題として取り組む①から⑧の取り組みが掲げられ、その中にある本町でも実現可能と思われる以下の項目について、今後どのように展開していくのか、町長にお伺いいたします。  ①あらゆる人々の活躍の推進。子どもの貧困対策。②健康・長寿の達成。データヘルス改革の推進。③成長市場の創出・地域活性化、科学技術イノベーション。自治体SDGsモデル事業の実施。農村漁村の活性化、地方等の人材育成。農業・食品産業のイノベーション。④持続可能で強靭な国土と質の高いインフラの整備。持続可能で強靭なまちづくり。コンパクト・プラス・ネットワーク推進。レジリエント防災・減災の構築。⑤省エネ・再エネ、気候変動対策、循環型社会。徹底した省エネの推進。再エネの導入促進。⑥生物多様性、森林、海洋等の環境の保全。持続可能な農業の推進や林業の成長産業化⑦平和と安全安心社会の実現。子どもの不慮の事故、性被害の防止。子どもの人権問題への対応。女性に対する暴力根絶。⑧SDGs実施推進の体制と手段。SDGsの認知度向上のための広報・啓発。  以上について、お伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、本町においてSDGs持続可能な開発目標を取り入れた今後のまちづくりについてということでいただきました。ちょっと項目が多いので、時間をいただきたいと思います。  最初に、あらゆる人々の活躍の推進、子どもの貧困対策ということであります。町といたしましては、今後、子どもの福祉向上に向けたこうした取り組みにより多くの地域住民の皆様にも積極的にかかわっていただきたいというふうに考えております。子どもと地域の多世代の大人たちが交流できる場や、機会をふやし、いながらにしてさまざまな生活課題を抱えた世帯やその中にいる子どもの存在に気づき、寄り添って支援ができる環境をつくってまいりたいと考えております。この6月に策定をいたしました地域福祉計画には、こうした考え方を盛り込んだところであります。  2点目のデータヘルスの関係であります。八頭町国民健康保険では、レセプトデータ、KDBデータや健診データから健康課題を分析し、ことし3月に平成30年度から35年度までの6年間を期間として、データヘルス計画を策定し、現在、計画に基づいたPDCAサイクルに沿った効率的かつ効果的な保険事業を目指して事業実施をしているところであります。  御質問のSDGsアクションプラン2018のデータヘルス改革の推進につきましては、全国的なネットワークを構築し、ビッグデータを活用して医療関係者が被保険者の情報共有やデータを分析し、疾病予防、重症化予防、介護予防の研究、施策等の展開に活用できるとされております。また、健保組合が事業所と協力して、データヘルスを実施するものと認識しているところです。しかしながら、まだ実際に決まっていないことも多く、これからプラットホームの構築などの動きがあるものと思いますが、今後、具体的に活用できる部分がありましたら、取り入れて活用してまいりたいというところであります。  3点目の成長市場の創出・地域活性化、科学技術イノベーションということで、自治体SDGsモデル事業、それから農村漁村の活性化、地方の人材育成、そして農業・食品産業のイノベーションということでございます。自治体モデルでは、町といたしまして平成30年6月に示されました拡大版SDGsアクションプラン2018におきまして、29都市がSDGs未来都市として選定されております。今後、成功事例などを参考にし、取り組みを見きわめたいと考えているところであります。また、第2次総合計画・総合戦略をもとに各種施策を進めておりますが、本町の地理的、気候的な特性を生かして農林水産業の振興を図ることが農山村の活性化につながると考えております。  農業法人、認定農業者、認定新規就農者の育成、親元就農者やIJUターン者の就農支援対策等、人材育成を進める必要があると考えております。  農業、食品産業のイノベーションにつきましては、新たな業態の創出を図り、地域ビジネスの展開を推進してまいりたいと考えております。  4点目の持続可能で強靭な国土と質の高いインフラの整備ということで、持続可能で強靭なまちづくり、コンパクト・プラス・ネットワークの推進ということであります。八頭町では、中山間地域の集落の存続を目指していることから、一極集中に限定することなく、少なくとも地域ごとの中心地に医療、福祉、商業施設の生活機能を持続させていくことを目指す必要があると考えております。  まちづくりと連携した公共交通ネットワークの再構築として、公共交通を取り巻く社会環境の変化を踏まえ、平成26年11月に改正されました地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づきまして、鳥取東部地域公共交通網形成計画を平成29年3月に策定し、この計画をもとに若桜鉄道の行き違い施設の整備、観光列車の運行、バスと若桜鉄道の連携事業などが盛り込まれており、取り組みを進めているところであります。  レジリエント防災・減災の構築ということであります。SDGsの推進によりまして、防災・減災機能の強化のため、災害の予測・予防、対応力を向上させるための研究開発に期待をするところであります。新たなレジリエンス、災害情報システムが構築された折には、有益に活用し、防災・減災に努めてまいりたいと考えております。  5点目の省エネ・再エネ、気候変動対策、循環型社会ということであります。徹底した省エネの推進ということでありますが、平成30年4月に第3期八頭町地球温暖化対策実行計画を策定し、省エネルギー対策に取り組んでいるところであります。具体的な取り組み内容といたしましては、空調、照明機器などの電気使用量、公用車などの燃料使用量などの削減。2として、紙・水などの使用量の削減やリサイクルの推進などの省資源の推進。3として、グリーン購入の推進などに取り組んでおりますし、また町民の皆様方の協力を得て、生ごみの堆肥化の取り組みや、ダウンライトの取り組みなども継続しているところであります。  再エネ導入の促進ということでありますが、環境に優しいまちづくりを推進するため、家庭用発電設備等を設置される方に補助金を交付する事業を実施し、太陽光発電、太陽熱利用機器、まきストーブ、定置用蓄電池等の助成を行っているところであります。  6点目の生物多様性、森林、海洋等の環境の保全ということでありまして、持続可能な農業の推進や林業の成長産業ということであります。平成26年度に策定をいたしました八頭町農業ビジョン等をもとに、持続可能な農業を目指しております。農地維持の観点では、日本直接支払制度により農業、農村の多面的機能の維持、発揮を図るため、地域の共同活動、中山間地域等における農業生産活動、自然活動の保全に資する農業生産活動を支援いたしております。また、担い手確保の観点からは、各種研修制度の周知を行い、新規担い手の確保に努めているところでもあります。  次に、林業成長産業化についてであります。成長産業化の推進を図るため、国の林業成長産業化地域創出モデル事業へ東部1市4町で申請し、全国12地域の一つとして、この5月に選定を受けたところであります。8月1日には、千代川流域林業成長産業化推進協議会を設立し、素材生産量の倍増による林業成長産業化、地方創生をキャッチフレーズにスタートを切ったところであります。今後5年間で素材生産量10万立米から20万立米、林業新規就業者数の50名増加という目標に向かい、東部地域で連携を図りつつ、事業を推進してまいる予定であります。また、来年度からは森林経営管理制度が始まりますが、これは通称森林バンクと言われるものであります。森林所有者に適切な森林の経営管理を促すため、責務を明確にしようとするものであります。林業経営に適した森林の経営の集積・集約化、路網整備を進め、林業的利用を積極展開することが掲げられており、現在、新制度の実施に向け、検討を進めているところであります。今後、千代川流域林業成長産業化推進協議会事業及び森林経営管理制度事業への取り組みを通じて、町の林業成長産業化の推進を図ってまいりたいと考えております。  7点目の平和と安全安心社会の実現でございます。子どもの不慮の事故、性被害の防止についてでございますが、近年災害や水難事故、熱中症等での子どもの事故が頻発していますが、学校教育の中では防災教育や安全教育を年間指導計画に位置づけ、これまでのような訓練のみに終わらせず、事故に遭わないようなみずから行動できる力を身につけることができるよう指導しております。性被害防止については、小・中学校それぞれ性教育を保健体育や学級活動、総合的な活動の時間に計画し、児童生徒に自他の性を大切にする視点で学習を展開し、また生徒指導的視点で児童生徒の変化をいち早く察知して、少しでも気になるような行動や情報があればチームで対応し、性被害に巻き込まれないよう指導してまいります。  次に、子どもの人権問題への対応ということであります。児童虐待の防止について啓発活動を推進し、相談窓口周知を図り、また児童虐待の早期発見や解決のための体制づくりとしてさらなる充実が必要であります。一人一人が潤いと活気に満ちた学校生活が送れるよう、存在感や成熟感を味わえる学級づくりを目指し、いじめや不登校、問題の未然防止に努めます。いじめや不登校、問題行動の兆候を学校・家庭・地域が共有するなど、関係機関が連携して課題解決に向けた取り組みを推進してまいります。  女性に対する暴力根絶であります。男女間に起きますあらゆる暴力は犯罪となる行為も含む重大な人権侵害であり、男女共同参画社会を形成していく上で克服すべき重要な課題で、特にDV被害は社会的な理解や当事者の意識が不十分なため、潜在化している状況が多くあり、また虐待へと形を変えて子どもに影響を及ぼす可能性もあるというところであります。今後も福祉相談センター、婦人相談所、法務局等の公的相談機関や、医療機関、弁護士、民間支援団体等の関係機関、関係各課との連携を密にし、支援相談体制の強化に努めるとともに、引き続き人権擁護委員による人権相談窓口や弁護士による法律相談窓口を開設し、相談しやすい体制整備を図り、効果的な相談業務を行ってまいりたいと考えております。  最後に、SDGsの実施推進の体制と手段ということでありまして、認知度向上のための広報・啓発ということであります。SDGsのことを知らない町民の皆さん方も多いと思いますので、まず知っていただき行動できるよう、広報誌やホームページ、ケーブルテレビ等で啓発に努めてまいりたいと考えているところであります。  長くなりましたが、最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) ちょっと欲張り過ぎていろいろ盛りだくさんになっちゃっていましたけれども、総括して今いろいろ答弁いただいたんですが、町長、このSDGsの基本理念を今の八頭町のまちづくりに取り入れていく用意はあるのかどうなのか、まずそこをちょっと最初に確認させていただきたい。いろいろ答弁いただいたんで、そういう御用意はあるからこそ答弁いただいたとは思うんですが、最初にその部分を確認させていただけませんでしょうか。取り入れる用意はあるのか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) これ一口に言えば、世界版の総合戦略といいますか、そういうものではないかというふうに思います。ただ、漠然としている部分というのもあるやに思っておりまして、全てということにはならないと思いますが、やはりできる部分については取り組んでまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 取り入れていくという部分が確認できましたので、全部についてちょっと聞くことはできませんので、かいつまんで確認させていただきたいと思いますが、③の成長市場の創出・地域活性化、科学技術イノベーション、これについてなんですが、八頭町の場合はいつも町長おっしゃってます農業が基幹産業であると。その部分についてのイノベーションという言葉が出てきます、ここで。八頭町における農業イノベーションというのは、どういうものやっていくことなのか、町長の中にイノベーションというものはどういう位置づけがあるのか、まず確認させてください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初に農業ビジョンのことを申し上げました。今、やはりもうかる農業でなければ、なかなか継続できないという思いもあります。そういった中で、いろいろ水道部会でありますとか果樹部会で取り組みを進めていただいてるというところであります。  一つとして、イノベーションということになれば、先ほど言いましたけどやはり所得ということにつながるわけでありますが、やはり生産性の向上でありますとか付加価値ですね。そういったものをやはりつけていくような形でなければならないだろうというふうに思っております。船岡中学校を改修して企業誘致というお話で新たな六次産業化とあれも言えるとは思いますが、そういったものもできるというふうに思っておりますし、それから今、いろいろ研究をしていただいておりますが、ICTと尾島議員大好きかもわかりませんが、そういったその先端技術を活用したスマート農業ということで、最後の省略化というような、作業の省略化ですね、そういったことには当然つながるということになりますし、それから同じものがつくれるというような品質向上、そういったことにもつながるということですが、それこそ費用的にどれくらいかかるというような部分がまだ不確定でありますし、それからこれをなかなか全域にということにはならないだろうというふうに思っておりますので、モデル的な取り組みというような中でこれから検討してまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 新たな形態のとおっしゃった中に、今、具体的にICTを使っていくんだとか、スマート農業の話が出ましたので、中学校を活用したあれはイノベーションじゃなくてリノベーションだと思いますので、あれはちょっと違うと思いますが、同じような共通認識が持てましたので、それを具現化するようなものは何でしょうかということを今後考えていっていただきたいと思います。  ④に移りますが、持続可能で強靭な国土と質の高いインフラの整備についてですが、持続可能で強靭なまちづくり、先ほどありましたコンパクト・プラス・ネットワークなんですが、近ごろコンパクトシティという言葉がよく使われるようになり、耳にするようになったと思います。拡大版SDGsアクションプラン2018の中にもありますコンパクトシティという考え方、生活サービス機能と住居を集約・誘導し、人口を集積、プラス・ネットワーク、まちづくりと連携した公共交通ネットワークの再構築、まさしく八頭町に今ある問題をここで言っているような気がいたします。高齢者の足の問題とか、いろんな部分です。本町にはまちづくり計画、新町まちづくり計画ですね、それとか郡家駅周辺整備基本構想、そして公共交通網計画などがありますね。このものについて、そういうものがある、それをもとにしてコンパクト・プラス・ネットワークをどのようにこの八頭町の中に取り入れていくのか、その辺のビジョンが町長の中にあれば、お聞かせいただきたいんですけども。先ほど地域ごとに集約する、地域ごとというのは多分、八東地域、船岡地域、郡家地域という意味を指して言ってらっしゃったのかなと私なりに解釈したんですが、その辺のビジョンをもう少しあればお聞きしたいです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど言われましたようにそれぞれの地域でのコンパクトシティということが、中山間地域ですし妥当ではないかなというふうに考えております。そういった中で具体的なビジョンということでありますが、今現在、第二次総合計画の前期の基本計画が平成31年度で終了いたします。したがいまして、来年度には後期計画に着手するような形になろうかと思います。そういった後期計画の中で、そのSDGsの視点、そういったものが取り入れるものがあれば、そのコンパクトシティのネットワークも含めて、そういった中で今後検討してまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 今、総合計画の話、最後に聞こうと思ってましたが、今、ぽろっと出ましたので、後で確認します。  次に、レジリエント防災についてですが、本当は今、きょうも北海道で大地震が起きています。いつどこでどういう災害が起こるのかというのがわかならない。以前は災害は忘れたころにやってくるという標語みたいなものがありましたけど、昨今は災害は忘れる間もなくやってくるということでございます。8月26日には大雨を想定した避難訓練、一部では震災のところもあったようですけども、この防災・減災に対する心構えを新たにしたところであるんですけども、今後における本町の防災とか減災に対する、町長、どのようなお考えを持っていらっしゃるのか、再度ここで問うてみたいと思います。何か新しいシステムを取り入れるとか、何かそういうものがあるのかどうなのか。いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 町独自のシステムというのはなかなか難しいというふうに思います。今、全国的に共通になってるのはJアラートだけだと思っておりますが、そういった中で、八頭町だけではないんですが、全国の皆さんもそうだと思うんですが、関係機関が所有します情報というのがあるんですが、それを官民上げてリアルタイムに共有できるようなシステムの構築というのはやはり全国的に求められているんではないかというふうに思います。  やはり今回も防災訓練していただいたんですが、自助共助公助ということがありますが、やはりまず自助ということが一番だろうというふうに思います。そういった中で私は上徳丸に行ったんですが、女性団体とのお話もあったんですが、やっぱり情報ですね。今、言われましたそれを早目にキャッチするということが一番だというふうに思っておりますので、先ほど言いましたように全国的な課題だというふうに思っておりますので、八頭町だけの問題ではなくて、本当にそういったリアルタイムに共有できるようなシステムが国のほうで開発していただけたらというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 8月26日に訓練があり、去年も行われました。多分そのやった後に反省点であったりとか改良点とかそういうものが出てきておるはずだと思って、何か八頭町独自のものがあるのかなと思って尋ねたわけなんですけども、なかなか町独自で動くというのもなかなか難しい部分があるのかなというのは承知しておりますが、防災、先ほど申しましたようにいつ起こるかわからないので、今、こうやって私質問してますけど、この中ですぐ起きるのかもわからない部分ですので、その辺はお互いやっぱり気をつけないといけないのかなと。心にとめておかないといけないのかなと思ってるところでございます。  次に⑥に行きます。生物多様性、森林、海洋等の環境の保全ですね。改めて持続可能な農業の推進や林業の成長産業化について問うてまいりたいんですが、先ほどあります拡大版SDGsアクションプラン2018の中に①として有機農法、オーガニックビジネスという表現がしてあります。営農活動やその面的拡大に向けた取り組みを支援とし、生産、実情報の共有の構築、オーガニックビジネスの実践支援、消費者等の理解促進、新規就農促進、②として農地土壌の温室効果ガス吸収排出量について調査、排出削減に資する技術を検証とし、土壌炭素量や堆肥施用量など農地管理の実態調査、温室効果ガス削減に資する農地管理技術の検証、調査検証技術の指導、取りまとめというような表現があります。これ29年6月定例会で私、これからの農業のあり方について町長に質問いたしました。その中で、オーガニックとか自然栽培の導入や未成熟な有機肥料中に含まれる硝酸態窒素の危険性などについていろいろとお話をさせていただいております。町長はそのときにこれからそういった農産品が主流になると考える。町としても支援できる部分は当然支援すると答弁されております。あれから1年ちょっとたちますが、SDGsゴール2に飢餓をゼロにの持続的な農業の推進という視点からしてみれば、オーガニック自然栽培、そういうものはこの考え方に合致したものであると思います。町長、その後、オーガニック自然栽培、そういうものについて持続可能性を基本にし、どのような展開を図られたのか、途中経過等々ありましたらいただきたいんですけども。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 有機農法、それから自然栽培ということでございまして、ことしの2月に八頭町の堆肥活用検討委員会というのが立ち上がっております。事務局は町の産業観光課のほうで行っておりますが、内容といたしましては牛ふん堆肥を農産物に広く活用できるように堆肥利活用システムの構築ということにしております。今現在、準備を進めているところでありますが、具体的には主食用米を初め野菜等の栽培に牛ふん堆肥を広く活用する仕組みをつくってまいりたいというところでありまして、牛ふん堆肥の活用によりまして化学肥料も当然減ってくるわけでありますし、それから農業による環境負荷の軽減でありますとか、それから生産する農作物の品質向上にもつながるんではないかなあというふうに思っておりますし、まず堆肥ということでありますので、畜産農家にとりましても本当に堆肥の出口を広げるというメリットもあろうかというふうに思います。耕畜連携を進めているというところでありまして、もう少し時間をいただければ目に見える形になるんではないかというふうには考えています。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 2月にそういう委員会を立ち上げて、進んでるなというのを確認できました。  次に、グローバルGAPについてお伺いしたいんですが、持続可能なという意味で。この前、グローバルGAPのホームページを閲覧したんですが、そのグローバルGAPのロゴとSDGsのロゴが最初のページに併記されてあるんですね。要は、SDGsという考え方がグローバルGAPとオーバーラップして同時進行してるということが確認できたというふうに、私、思いました、そのときに。そこには、持続的生産活動を実践する優良経営体の世界共通のキーワードとしてグローバルGAPは農業版のSDGsであるということですね。  町内にもグローバルGAPより少し基準が緩和されてると思いますが、JGAPの取得に取り組んでいる、JGAPというのはJAPAN GAPですね。農業法人がいらっしゃるということで、この前少しお聞きしました。具体的なところは申し上げませんが、前回の一般質問で示したとおり、グローバルGAPを取得しないことには、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催期間30日間で選手や関係者が食する消費する量は400万食に及ぶということをそのときに申し上げましたが、結局JGAP、グローバルGAP等々取ってないと、そこの400万食に日本の八頭町の農産品が全くアウトだと、使ってもらえないということ、これは町長も認識されているはずです。  あと、ヨーロッパなどの諸外国に日本の農産品を輸出しても規格外品として取り扱ってもらえないか、もしくは低価格になってしまうと。これ9月8日の農業新聞が出てましたが、輸出好調、実は輸入頼みというようなことがあって、国産原料以外は多数使われてるんだと、日本オリジナルのものを使って農産品が輸出されてるということはほとんどないような表現になっております。その中でも、リンゴとかイチゴ、米、これ以外はほとんど加工品で、その原料はほとんど諸外国から輸入してると。何か諸外国から輸入して、それを加工して輸出してるから輸出が好調と書いてあるけど、そうじゃないんだということがここに書いてあります。そういう部分ではやっぱり国際基準、規格を取ってないから、こういう現象にも生じてるんだなというふうに思ってみたりしたところなんですが。  町長、どうですかね。そのときにもお話しましたけども、農水省はオリンピック開催までグローバルGAPの取得費用を全額調整するというふうになってますよね。町内でグローバルGAPを取られてるところがまだないとは思うんですが、逆に言うと、八頭町が旗を振って持続可能な農業のまち、グローバルGAP推進のまちなんだということを掲げてみる、いかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) グローバルGAPのお話であります。昨年も質問をお送りいただいたように思っておりますが、JGAP、それからそのGAPというあるわけですけど、今現在、鳥取県内におきましてはGAPの重要性の認識でありますとか、制度理解の促進を図るということで、広く導入、普及を図るということを目的にされております。そういった中で事業推進の取り組みに一部助成ということ、その事業の中に入っているという部分はあるようであります。  八頭町としてどうかということでありますが、そのかさ上げ的にそういったものができるのであれば取り組みを進めてまいりたいというふうには思っておりますが、事業の一環の中でということであればちょっと難しいのかもわかりませんが、調査をしてみたいと思います。今現在、八頭町内で5団体がそのGAPの取得に取り組んでいるというふうに伺っているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 1年前はないとおっしゃってたのが、今5団体ということですので、着実に一歩ずつ前に国際規格に向かって動いてらっしゃるのかなというふうに思います。こういうものをやっぱり八頭町も国際基準を取り入れるということは大事なことだと思います。これだけグローバル化が進んだ地球規模ですので。  次、林業について伺っていきますが、先ほど鳥取県千代川流域については、町長のほうから説明がありましたのであえて触れませんが、SDGsの林業というか木を使った具体的な話です。これはアクションプランの中にも載っております。それについて話を進めさせていただきたいと思いますが、⑤の省エネ・再エネ、気候変動対策、こういう部分にも関係してくると思いますが、建築材料のCLTですね、Cross Laminated Timberや食品、衣料品、自動車部品などに利用されているCNF、Cellulose nanofiberに注目が今、集まっております。CLTは建築基準法の一部がことしの6月に改正された関係で、耐火時間にもよるんですが木造の4階建て以上がオーケーになりました。この7月ですか、我々、産福の委員会で5階建てのCLTを使った福祉施設を見学に行ってまいりました。あと、Cellulose nanofiberにおいては、2030年に1兆円産業に達するというような試算予想も出されております。  本町では、出るくいを伸ばすというようなキャッチフレーズも聞いておりますので、そういう部分でこういうもの、今後、活用されるであろうもの、こういうものをどんどん取り入れていく、八頭町が支援をしていく、そういうような御用意は町長の頭にございませんか。CLT及びCNF。
    ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 常任委員会で視察をされたということでありますが、本当にこのCLT工法については、最近、日本国内でも普及してきたんではないかなというふうに思っております。県内でも県産材を活用したCLT生産や販売の推進ということもされているというところであります。そういった中で八頭町内にも杉やヒノキございます。先ほどありました千代川流域のお話もあるんですが、そういった部分、それからさらには近隣の森林組合、そういった皆さん方との連携をとりながら実施してまいりたいというところでありますし、それからCNFですか、それについてはまだ国のほうでも用途開発の段階というふうに伺っております。まだ具体的なことがわかっていない中ではございますが、その森林支援の循環型社会の実現ということでは、つながるんではないかということでありますので、こちらにつきましては動向を見ながらということになろうと思います。  先ほど来ありますけど、林業成長産業化創出モデル事業ということが採択になったわけでありますので、森林組合さん等と一緒になりまして、そういった取り組みを進めればというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 今、町長が言われましたように、八頭中央森林組合なんかと手を携えてこういうCLTとかCNFに取り組んでいく。最先端技術なんでなかなか難しい部分もあるとは思いますけども、CLTにおいては岡山の真庭町ですか、あそこが先進地ですぐですし、取り入れる用意というか研究材料というのは近くにあると思いますので、そういう形でどんどん取り入れていって、八頭町の森林組合を先ほど言いました出るくいを伸ばすみたいな感覚でどんどん伸ばしていっていただきたいなと思います。  最後に⑧についてです。先ほど、最初に聞こう、やっぱり最後にしますと言った部分なんですが、持っておられますよね、私たちのまちにとってのSDGs、このガイドライン。これについて少し触れていきたいと思うんですけども。ありますか。  19ページにSDGsの17のゴールと自治体・行政の関係が表にしてありますね。23ページには自治体レベルの取り組み方法が、取り組み1、義務的・包括的取り組みと、2として自主的・選択的の二つの視点で示されております。24ページには義務的・包括的な取り組み1も自主的・選択的な取り組み2も策定済みの総合戦略や地方版総合計画や総合戦略、都市計画マスタープラン、環境基本計画、首長の公約等と連携を図りつつ、SDGsに取り組むことが重要ですと、こういうふうに書いてあります。25ページには、他の自治体にはない独自性のある魅力的なまちづくりを行うことは、ローカルアイデンティティーの強化につながり、シビックプライドの醸成や地域の連帯感の向上、地域ブランディング、地域課題の解決など、多様の便益をもたらすというような表現があります。  本町にも第二次八頭総合計画があります。先ほど町長が触れられた分ですが、そこに先ほどありました27年から36年の基本構想と27年から31年までの前期5年の基本計画、あと32年から36年までの後期5年の二つの基本計画がありますね。残りあと前期が1年ちょっとですか。そういう意味では、この後期の5年の基本計画に先ほどいろいろ話してますSDGsの理念を組み入れた基本計画にされてみてはどうかなと思います。  拡大版SDGsアクションプラン2018にも自治体SDGsモデル事業として先ほどありました10の自治体が選出されてますし、2020年度にはこのSDGsを使った自治体の取り組みを30%にしたいという国の計画も出ております。ちょうど今が町長2期目がスタートし、次の後期の基本計画5カ年に向かういいタイミングで、ここでSDGs世界的な総合戦略て先ほど町長言われました。これを取り入れて持続可能な八頭町をつくっていくということ、いかがでしょうか。取り組む御用意を聞いてみたいと。実際にこういうものを取り入れて、先進的にやってらっしゃる自治体があります。それ、町長御存じだと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 北海道のニセコ町等がこういった取り組みの先進地だと。ニセコ町。それはそれですし、最初の答弁で今の取り組みというのを一通りお話をさせていただきました。このSDGsとちょっとすり合わせる必要があろうかと思いますが、当然、一番さきに申し上げました世界的な総合戦略というお話をしましたし、総合計画があってうちの場合は総合戦略、今、できているわけでありますが、後期の総合計画の中で当然これは取り入れる部分といいますか、そういったものがあれば当然総合計画に取り組んでまいりたいというところであります。さっきも申し上げましたが、基本的にはそんなに大きくは変わらないんではないかと思っております。今までの取り組みの延長というような部分もあるんではないかというふうに思っておりますので、作成に当たりましてはここの部分を一通りチェックをさせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 町長、北海道は下川町というところがつくってますね。こういうのを参考にしながら、あとこのガイドラインを使いながら。今、言われたように基本理念は大きくは変わらない部分はあると思います。この中で取り入れて活用できる部分はどんどん使いましょうよ、町長。そういう視点でグローバル化を図っていく、八頭町も地球の一つの自治体ですので、そういう視点は今後大事ではないのかなと思います。  最後に、いつものことは今回は時間がありますので言いますんで。全ての施策において今までと同じ思考、手段、行動では八頭町の発展はあり得ない。現状維持は八頭町の衰退もしくは倒産を意味します。町民と行政と議会が新たな思いを、新たな手段を、新たな行動を、そしてそれらのベクトルを一つにすることが八頭町発展の源になると確信いたします。  以上で、私の一般質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、13番、尾島勲議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                         (午後3時29分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後3時40分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、9番、小原徹也議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎小原徹也議員質問 ○9 番(小原徹也君) 9番、小原が一般質問を始めます。  1番目、旧校舎活用について。1番、町長は旧船岡中学校跡地の活用として北岡本店(北岡酒造)の企業誘致を検討されていますが、本町の企業誘致の条件及び北岡本店との企業誘致条件等について伺います。県としては企業誘致に対して慎重な方向性のようです。理由は、既存県内企業の働き手不足を招く為。この観点から町内の企業に及ぼす影響など、誘致企業に対して本町は多額の初期投資を行うに当たり、合意条件などを問う。  2番目、旧大江小学校の農泊事業が議決しましたが、地元、地域住民の方々からの不安や防犯について。実施事業者は事業運営に伴う地域の方々との協議会の設立等について住民説明会で説明したが、経過や対応はその後どのようになっているかについて伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、9番、小原徹也議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、旧校舎の活用についてということで、企業誘致の関係でいただきました。  1番として、企業誘致に対します合意条件を問うということであります。このたび誘致を進めたい企業につきましては、過去20年以上にわたり船岡地域の米を使った清酒製造など商品化して販売していただいております御縁のある会社であります。近年、リキュールの販売が伸びており、工場拡大を検討される中で、本社の奈良県で用地を確保することが困難なことから八頭町にリキュール工場を移したいとお話をいただいてるところであります。フルーツなど町特産品の活用、雇用の創出などの効果が得られることなどにつきまして、全員協議会また船岡地域の行政懇談会、さらには地元説明会で説明をさせていただいております。  既存の県内企業の働き手不足を招くため、町内の企業に及ぼす影響について問われておりますが、人材のとり合いになりはしないかということであろうと思います。県内で企業誘致を進めた結果、人材確保という課題があることも承知いたしておりますが、県内立地企業の中でもまれな業種の誘致であり、多様な就業の場を確保することにより若者の定住にもつながると考えております。  県として企業誘致に対して慎重な方向性とのことでありますが、校舎改修等、誘致に必要な経費につきましては県の助成を9月定例会で予算化していただくよう協議を済ませており、県としましても応援していただいていると理解しているところであります。  次に、多額の初期投資を行うに当たり誘致企業との合意条件はないかということであります。今回の場合、町内の農産物の使用、雇用の確保、町内観光施設との連携を図っていただくことを前提としておりますが、工場として機能させるための校舎附帯施設の改修を町が行い、製造に必要な整備につきましては企業側が行うことを基本にいたしているところであります。  2点目の大江の農泊について経過や対応はどうなっているかということであります。旧の大江小学校の貸し付けにつきましては、7月20日に議決をいただき、8月1日付で賃貸借契約を締結いたしております。また8月16日には中国四国農政局から交付金の交付決定がなされたと伺っております。  地域の皆さん方との協議会の設立等について、住民説明会以降の経過や対応がその後どうなっているかということであります。現在、校舎改修の実施設計が行われている最中だと伺っておりますので、具体的な話には至っておりませんが、8月には事業者と地元住民との体験についての打ち合わせの場を持っておられます。地域の皆さん方の御理解と御協力を得ながら、不安や防犯対策を進められると思いますので、町といたしましても地域と事業者の関係が円滑に進むよう協力してまいりたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町政に課せられた課題は企業誘致、働く場の確保だけではないと思います。今回、北岡本店の住民説明会で進出企業の事業の説明を聞きましたが、まちにとっての利益のメリットが全くわかりませんが、町長はどのようにメリットを考えられているんでしょうか。  一つ、北岡本店は連結子会社というふうに書いてあるんですけど、連結子会社というのは何ですかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 町に対しますメリットということでありますが、空き校舎の有効活用ということがございますし、また雇用面の確保ということにもつながります。また、農産物の取り扱いということでありまして、梨でありますとか果樹、それこそ進物にならないようなそういった物を取り扱っていただいて、そのリキュールに使っていただけるということであります。  連結子会社というお話でございましたが、私ども伺っておりますのは分社ということで最終的には伺っているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、夢のある話と先ほど尾島議員が言われましたけど、この連結子会社の意味をわかられずに企業誘致されたら大変なことになりますよ、これは。これは、奈良県の本社と連結決算するということですよ、これ。子会社と言ってますけど、前から利益相反と言ってますけど、利益の損失も黒字も法人税で割って、うまくいってるときにはいいですけど、損したときには八頭町も損しますよ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 町にも一般会計とそれから特別会計で連結の分でしている部分がありますが、会社の部分で今、小原議員言われているのはそういうことだろうというふうに思っておりますが、最終的には分社化というふうに伺っておりますし、また連結決算で町に直接ダメージといいますか、そういうことはないやに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、では北岡本店が町に会社をつくって何の利益があるんですかね、町には。税金の部分で。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初にも申し上げましたけども、雇用ということにつながりますし、また果樹等を扱っていただけるということがあります。  税のことで申し上げますと、償却資産になろうかと思いますが、それぞれの設備の償却資産、固定資産税ということにつながってまいります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) やっぱり町長はちょっと余り商売には詳しくないのかしらないですけど、これは北岡リキュールという会社をつくって、これの法人税の地方分が落ちるということですよ、町民税として。これが町のメリットなんですよ。いいですか。  では、現在、中学校も大江の小学校も賃貸借するというふうに町長は言っておられるんですが、大江小学校は月に大体7万5,000円ですかね、それを5年間貸していくということで、大体5年間で900万円ぐらいしか家賃収入入らないわけですよ。この900万円といったら、ほぼ建物の維持管理費くらいで消えていくぐらいのお金なんですけど、これ以上に町にメリットがあるのかなと思うんですけど、町長、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 当然、法人税のこともございます。それはそれといたしまして、大体それぞれの学校、閉校になりましてからも管理につきまして年間100万くらい必要経費がございます。行政としてそういった施設を有効に活用していただけるという事業所があれば、当然、そういったお話をさせていただいているというのが今までの流れであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 旧船岡中学校の活用は、体育館はバスの駐車場、校庭は保育所、校舎は酒造工場、何かちぎり売りされてるという言葉はちょっとまずいかもしれませんけど、何か切り売りされてるような感じがして、何か全然計画性がないように思うんですけどね、どうでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 計画性がないというお言葉でありますが、やはり保育所、小学校、中学校それぞれ統合して空き校舎ができました。そういったもの全てきちっと計画ができればいいわけでありますが、現状としてなかなか難しいというのが今の姿でございます。  私どもとすれば、やはり未利用のままで置いておいていいのかということがございますので、そういったお話があれば有効に活用していただける事業者に活用していただいているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) では、町長、6月の全員協議会で私が指摘した大江の小学校の活用の件で、校舎の補助金返還について、私が質問したことに回答もなかったわけです。今回の6月の議案で、学校施設の基金に隼小学校と大江小学校合わせて2億円弱の金額を基金にすると言われましたけど、これは私が質問したことに答えてなく、勝手にこれは2億円の使い道を補助金返還せずに何か基金に充てられないかという苦肉の策じゃないですか、これは。これは、行政運営者の町長が八頭町の財政の税金、2億円の穴をあけたというふうに僕は思ってるんですけど、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 穴をあけたというお話ですが、私はそうはとっておりませんが、これは基金として積み立てる制度があるということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長はじゃあこれいつわかられたんですか、この補助金返還になるというのを。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) これはラボの計画をするときからそういったことがあるということは承知しておりました。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) じゃあ町長は隼小学校を賃貸、大江小学校を賃貸するのに2億円弱のこんなお金が出てくるということは知っておられたわけですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今回は、たまたま2億円を積むことを計画させていただいたというとこでありますが、これは申し上げましたように空調設備でありますとか、郡家東西の小学校の大規模改修、そういったものに充てるということでありまして、そういった目的基金であります。工事が主でありますが。  先ほど申し上げましたのは、私、無償の場合は補助金を返還する必要はないわけであります。有償になって初めてそういった補助金の部分に返還の話が出てくるということでありまして、当時、知っていたというに申し上げましたのは、無償だったらそういった基金を積む必要がないという認識であったというところであります。ですから、2億円の穴をあけたということには私はつながらないというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 私の聞き間違いかもわからないですけど、私はこれ無償で貸したら補助金返還しなくていい、有償だったら補助金返還をしないといけないというようなことを聞いた記憶がないんですけど、全協でも。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと記憶が定かではないんですが、私どもとすればそういったことも説明しているんではないかというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長は多分、説明されないでいますよ、私には。これは、行政運営者の町長が、私は八頭町の財政に2億円の穴をあけたというふうに僕は思ってるんですけど。だって、そうじゃないですか、これ。2億円なんてこれどっかから湧いたお金じゃないですよ。これ、無償で貸しとったら、この2億円基金にする必要はなかったんじゃないですか、そもそも。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) また話が堂々めぐりかもわかりませんが、その2億円というのはあくまでも返還するお金じゃないわけですね。積んで空調でありますとか大規模改修に使うということでありますので、特段その2億円穴をあけたというふうな認識は私はございません。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、僕の説明が悪いんかしらないですけど、違いますよ、これは。結果的に補助金返還するか基金を積み立てて2億円を使い道を変えるかという話で、もともとこの2億円は無償で貸しとったらこんなことはなかったということですよ。町長、それについて答えてないですよ。この2億円は町長の判断ミスで2億円ができたんじゃないかと僕は言ってるんですよ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 見解が違うかもわかりませんが、国に2億円を返したということがあれば私の判断ミスだというふうに言っていただいて結構だと思いますが、2億円を積んで目的があってその基金を積むわけでありますので、別段私は判断ミスをしたというふうには思っておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) だから、これ有償で貸したから返還しないといけないんでしょ。私、全協で言ったじゃないですか。これはまだ行政財産だから補助返還に当たりますよって、その回答もなく、いきなりこの6月に基金を積み立てますからって、もともとこういう話は出てこないんじゃないですか、これ有償で貸さなかったら。  ちょっと、議長いいですか。町長の言われているのは結果オーライという話ですよ。この2億円を返還するか、基金になってるか、どっちを選びますかという話をされてるだけで、私が言ってるのはこの2億円が生まれんかったでしょってこと言ってるんですよ、私は。それについて町長の判断ミスじゃないかということを私は聞いてるんです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2億円が生まれなかったということでありますが、いずれになってもその2億円というのは必要な額なので、私どもとしては目的基金として積むということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。
    ○9 番(小原徹也君) 堂々めぐりになりますけど、旧大江小学校も旧隼小学校も無償で貸し付けたらこの2億円というお金の話は出てこないですよ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) おっしゃるように無償であれば基金は積む必要はないというふうに思います。ただ、そういった今までの経過の中で大江小学校であれ隼小学校であれ、ずっと無償貸与ということには私はならないと思います。議会の皆さん方がそういう理解をしていただけるということであれば別ですが、話の経過の中でそういった感じではとれなかったというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) ですから、町長、そういう説明がなかったと僕は言ってるんですよ。議会の中で無償で貸したら補助金返還しなくてもいい。有償だったら補助金返還しないとってよく言われるじゃないですか、町長は。だからそういう説明もなく、有償で貸して後から補助金返還しないといけないことがわかった。それで、町長はこれは補助金返還するより基金でやったほうがいいという判断でしょ。ですから、私はそれが判断ミスじゃないかと言ってるんですよ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 話が堂々めぐりになりますけど、これは大江より隼の小学校のときに生じた問題であります。当時、今おりませんが、角園創生監を中心に話をさせていただいたというふうに思っておりますが、その創生監のお話の中でそういった話があったように思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 私は、角園創生監の話を聞いてるんで、町長が判断ミスでしょって聞いてるんですよ。だから判断ミスかどうか、それを答えてほしいんです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ですから、先ほど来、私個人としては判断ミスとは思ってないと言っとるわけですから、それでいいんじゃないですか。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) その理由は何ですか。 ○町 長(吉田英人君) 休憩しましょう。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩。                         (午後4時01分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 再開いたします。                         (午後4時04分) ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、このお金は一般財源でしょ。税金でしょ。どっかからもらったお金じゃないわけじゃないですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 税は税なんでありますが、今回、繰越金等の財源を充てさせていただいて、目的基金ということで計上させていただいたところです。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 同じ話になるんでやめますけど、私が言ってるのは企業誘致をされるのはいいんですけど、町民の方は毎日の生活が大変なんですよ。そんな裕福な方ばっかりじゃないので。相応的に考えて、この会社を企業誘致して八頭町のためになるか、どういう方法が一番八頭町からお金が税金が出ないか、そういうことを考えるのに町長がこの企業誘致は決定されてるんですか。この企業誘致は町長がするというふうに決定されたんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 企業誘致につきましては、私一人で決定できることではありません。当然、議会の皆さん方の御協力、御理解もいただかないけないわけですし、それから地域の皆さんの御支援なり御協力もというところであります。最終的にはまちの活性化ということにつながる事業だろうというふうに思っておりますので、私としては企業誘致を進めたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長言われるまちの活性化は確かにいいことで、私も賛成だと思いますけど、ただ決定するのに町長が余り税というか連結決算のことも余りよく御存じじゃないようですし、こういう校舎の補助金返還のことも何か私は余りよく知っておられるように思えないんですよ。余り知らない町長がこの企業が来たら八頭町のために有利になるとか、そういう判断じゃなくて、例えば中小企業診断士とかそういう専門の方がおられるわけですから、この会社を誘致して大丈夫なのか、そういうアドバイスは受けられましたかってことを私、聞いてるんです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 町長は知らないことばっかりだというふうに言われましたけど、確かにそうかもわかりません。そういった中で中小企業診断士ですか、そういった方の診断というのは仰いでおりませんが、ただ、今、誘致しようとする企業の経営状況等も見させていただいて、皆さん方に協議をさせていただいているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 言い方がちょっと申しわけなかったかもしれませんけど、とにかく税金に穴をあけるようなことが起きたらいけんわけですよ。  この間、説明会のときも誰かが剰余金は幾らあるんかと言ったら、それはしゃべれない。何でそんな企業誘致する会社がそういうことも聞いて教えてもらえんやな状況で、どうやって企業誘致やっていくんですか。その会社が本当にもうかっているかどうかというも調べれないんじゃないですか、それじゃ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど来、穴をあけてという話がありますけど、繰り返しになりますが、私はそう思っておりませんし、それから今回の企業誘致につきましては、最初の答弁にもさせていただきましたが、県のほうにも助成ということで予算化をお願いしているというところでありまして、県のほうもそういった部分では、その事業所を調査されての判断だというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) よく町長は見解の相違だという言葉を使われますけど、これは町長、穴あけたんですよ、確実に。私は商売人だから穴あけたというんですよ。確実にこれは損金なんですよ。今、言い方が悪かったかもしれませんけど、天から降ってきたお金じゃないんですよ、これは。税金の中から出ていったお金なんですって、これは。町民の。町長はそんなに軽く考えられてますけどね、こんな税金を使うのに安易な考えで決定してもらったら困るんです、本当で。そこを僕は言ってるんですよ。町長、よく聞いてください。よくいろんなことをしたら、そんなことをして元が取れるんかとか町長はよく言われますけど、自分もこういう安易な判断をされてるわけですよ。この企業誘致して大丈夫かという判断もされずに、私はこの校舎の補助金返還のことを知らずに2億円穴をあけたというのを私は絶対に町長の責任だと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 元が取れるか取れないかというようなお話ですが、やはりちょっと私の考え方と小原議員の考え方が違うというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長は、町長という名前ですけど、税金を最終的に判断されるトップなわけですから、町長、そういう元が取れるかって八頭町が不幸な方向に行くような決断をされるのは間違ってるんじゃないですか。やはりよくあきんどとか今言われますけど、町長もやっぱり商売人という感覚でどんどんもうけていくようにいろいろ考えられないといけないんじゃないですか、物事を。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私もそれこそ商売人ではないというとこは間違いございません。そういった中では、基金のお話ございました。2億円の穴だということでありますが、基金というのは貯金ですから。役所から言うと。今回、ですから早目にその貯金をそういった制度に合わせて積ませていただいたというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 最後にしますけど、町長、これは学校の施設のことにしか使えない2億ですよ。これ、もし福祉のことに使いたいと思っても、福祉のことには使えないわけですよ。要は色がついとるわけですよ。私はこれが何でも使える2億だったら言いませんけど、これはだから穴をあけたと私は言ってるんですよ。学校の施設のことしか使えない2億というのは、これは穴だってこと言ってるんですよ、私は。そういう認識持っていただかないと、町長、ちょっと困りますね、税金の執行者として。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) これは、今、福祉というお話いただきましたけど、喫緊にもエアコンの整備でありますとか大規模改修、そういったものがあるわけであります。当然、必要なお金でありますから、その何でも使えるという基金、財政調整基金ございますが、そういった基金とは趣旨が違います。先ほど申し上げましたように、基金というのは貯金ですから、その貯金をもとにそういった事業を展開するということですので、何ら問題はないと思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) やっぱり町長、理解される。僕が言ってるのは、何でも使えるお金だったらいいんですけど、これは小学校とかの教育施設のことしか使えない2億でしょってことを私は言ってるんですよ。町長の今、答えられたのは、そういう返答じゃないですよ。これは貯金ですって、貯金の話してませんよ。これはもう色がついた、学校施設のことだけにしか使えない2億でしょってこと私は言ってるんですよ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) さっきから言っております、これ目的基金ですので、ですから学校施設に使うということで、それで何か問題があるんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) だから、さっき言ったじゃないですか。結果オーライで問題ないと言われても、これはだから判断ミスだと私は言ってるんですよ。何でも使える2億円のほうがいいんじゃないですか、町長も。福祉にも使える、教育にも使える、道路整備にも使える、いろんな2億のほうがいいんじゃないですか、税金としては。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 基金にもいろいろあるわけであります。今回、目的基金で積んだということでありますので、その福祉とか道路とかそういったものに使える基金というのもきちっと貯金をしてございます。財政調整基金であります。まちづくり基金もありますし。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) わかりました。終わりますよ。町長は私の言ってることに答えれてないんですよ。とにかく、私はこれは学校の企業誘致にまつわることで補助金返還のことを余りよく知らなくて、農泊施設が隼Lab.とかやって、後からわかってきて、これは2億の穴だってことって言ってるんです。まあいいです、これで。  次、行きます。次は、本町の国際交流について。  本町は、合併前から旧八東町、旧船岡町でいろいろな国際交流を行っているが、現在は韓国との交流のみだがなぜか。道の駅にある八東運動公園には、中国から贈られた駒犬の石像があるが、なぜ現在交流がないのか。その点について町長へ問う。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、本町の国際交流についていただきました。現在、韓国との交流のみ。他との交流はということであります。旧の八東町では昭和63年に中国河北省に第一次訪中団15人を派遣したのを初めとして、平成10年まで11回にわたって訪中団を派遣しておりました。また、この間、農業研修生として9年間に17人の農業研修生の受け入れや、平成6年から15年までは中学生による文化交流などを実施してきた経過があります。さらに、旧の船岡町では、平成8年から16年まで吉林省大安市と文化や産業を通した交流を行っておりました。また、韓国横城郡とは旧の八東町が平成6年から継続して子ども交流、産業、福祉、行政分野等で幅広い交流を実施し、平成17年3月末に3町が合併したところですが、合併協議の確認事項として従来の国際交流は引き継ぐことを確認したところであります。  合併した年の平成17年11月には、当時の教育長及び総務課長、企画課長が中国河北省と大安市を訪問し、今後の交流のあり方を協議するため訪中し、協議の中で河北省は八頭町を訪問する場合の交通費、滞在費等について全て八頭町のほうで負担していただかないと河北省の負担は財政的に困難であるとのことでございました。  また、大安市におかれましては、経済交流を強く望まれ、大安市43万人、当時八頭町2万人の状況で経済交流は困難であることなど協議がなされたところであります。  この協議結果から八頭町としましては、八頭町が全面的に経費負担をする河北省、企業進出、融資を要望される大安市との交流を継続することは困難であるとの判断をし、現在は韓国横城郡と子ども交流、文化交流などを実施しているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 済みませんね。ちょっと言い方が悪いかもしれませんけど、申しわけありません。現在、交流をしてるのは韓国なんですけど、やっぱり国と国の交流、人と人の交流するには、国内外を問わずお互いの意思が大切だと思うんですが、韓国を例に挙げると従軍慰安婦の問題や次々と国を挙げて日本に対して謝罪と賠償を求めてきているんですね、今。これは日本も国と国で解決に向けた話をしたと言っているにもかかわらず、大きな問題に発展させようとしている中で、果たしてこれで人的交流などはできるんでしょうか。形だけにすぎないんじゃないんでしょうかという私の質問なんですけど、町長、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 韓国の話につきましては、慰安婦の問題があるということは承知しております。ただ、そういった中で地域と地域、そういった交流ではないかというふうに思っております。そういった国の問題を絡めての交流というふうには判断いたしておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) じゃあもう中国との交流なんですけど、確かに町長が今、答弁されたように結構、中国はやっぱり対価を求めてくるというか、なかなか難しいところがあるのは承知してるんですが、今後、中国とは交流する予定はないということなんですね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど申し上げましたように当時の教育長さん、それから総務課長、企画課長ということで、その2カ所訪問して、先ほど申し上げたような結果でございます。それから話が立ち消えになっているということでございますので、交流の継続ということは今後難しいというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) じゃあ、町長、私もちょっと夢のある話をしてみたいと思いますけど、私は今、台湾という国が物すごい八頭町に一番近いんじゃないかなと思ってるんですけど、先日、僕、台湾に行ってきたんですけど、台湾はまず政府が国を挙げて日本と交流したい交流したいというふうに言ってきているわけです。台湾は日本と国交もないんですよね。やっぱり中国との関係があって。それでも日本各地の県なり町なり市なりといろいろ交流をしてるんですよ。で、八頭町も真剣にちょっと台湾と交流してみるということを考えられてみてはと思うんですけど。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 台湾には以前、西条柿だったかと思いますが、JAの皆さん方と町の職員も一緒に行って、そのPRといいますか、そういったことを行った経過はございます。  国交はないということでございますが、今のところは直接台湾と交流ということは考えていないというのが今の姿でありますが、台湾に限らずですが、何かそういった新たな展開ということになればまた違うんではないかなというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、台湾は治安いいですよ。今回、一緒に行った人がタクシーに財布忘れたんですけど、財布が出てくるんですよ。電話したら。本当に日本人に対して友好的というか、本当、何か県外に行ってるような感じで、やっぱり台湾も大きいまち、小さいまちがあるわけで、この間の地震があったのは花蓮市というのがあるんですけど、やっぱり花蓮市も余りそういう農産物とかはできないとかいろんな状況があって、やはり同じ規模のところだったら台湾のほうはぜひ八頭町ともいろいろ交流をしてみたいというふうにかなりプッシュはしてきてるんですけど、やはり町長がちょっとそういう気持ちになっていただかないとなかなか進まないんじゃないかなと思うんですが、どうでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど尾島議員のホッケーのお話もございましたが、そのときにニュージーランドのお話もあったんですが、やはりなかなか国際交流ということは難しいというふうに思っております。その交流でやはり農業であれ、それから語学であれ、いろいろ進展のある中でのやはり交流ということが望ましいというふうに思っておりますので、今すぐじゃあ農産物の関係で台湾と交流しますとそういったことはちょっと言えないと思うんですが、ちょっとお聞きしたところでは狩猟と言いますか、鹿なんかすごくとるのが上手な民族といいますか、集団といいますか、そういった台湾にはあるというようなことも伺ったことはあります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) そうなんですよ、町長。私、豚肉だと思ったら、イノシシの肉を食わされてましてね、3日くらい。ちょっと何か味が違うなと思ったら、結構臭みもなくやっぱりそういうのが得意なところみたいで。  先ほど尾島議員がニュージーランドは時差が3時間と言われたんですけど、台湾はいいですよ。1時間ですよ、時差。早い。近い。これはちょっと、暖かいですしね。ちょっと町長、一緒に今度、私と行ってみるとか、どうでしょうかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 折があれば行かせていただきたいと思いますが、本当になかなか国際交流ということになれば、やはり将来を見据えてということになろうかと思いますので、そういった面では慎重に考えなければいけない部分もあろうかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 今回、私が行ったのは自民党の青年局として一応、衆議院議員の先生方と一緒に行ったんですけど、やはりなんか今、ベトナムと台湾にはかなり青年局としても毎年いろいろ足運ばれているようで、台湾のほうもやっぱり若い議員というか、若い日本の政治家といろいろおつき合いしたい、やっぱりいろいろ新しいことを日本とやりたいというふうにかなり猛プッシュしてきているので、町長、余り嫌わずに前向きに考えていただければ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 答弁をするタイミングを何度か逸するんですよ。ぱっと話、小原議員、話、すこんととめられるんで、どうでしょうとかそういうふうに言っていただければ良いんですけど。何ならひとり言を言われたような感じでと、ちょっと申しわけないんですけど。ごめんなさいね。  本当に先ほど来申し上げておりますけど、国際交流というのはいいことなんですけど、やはり1年や2年で閉じるということになりませんので、やはり将来的な展望を持って行うんなら取り組む必要があるだろうというふうに考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、台湾交流もぜひ視野に入れて、いろいろ考えていただければ。
     次の3番目の。これはクライマックスというか、住民投票条例について。  八頭町住民投票条例の条文について。八頭町の住民投票条例と県内市町村の条例を比べてみると相違がある。特に申請、受理、手続等に対して疑問があり町長に問う。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 3点目に住民投票条例についてということでいただきました。八頭町の住民投票条例と県内町村の条例を比べると相違があると。特に申請受理手続等に対して疑問ありということであります。  条例は日本国憲法第94条により、地方公共団体は国の法律の範囲内で制定できるものと定められております。住民投票条例に限らず、他の条例についても同様で、各市町村で同じである必要はないわけでありますし、各市町村で相違があっても何ら不思議でないものというふうに考えております。  なお、八頭町住民投票条例の制定の際には、議会からも意見をいただき、町民・議会・行政で条例制定に向けて取り組み、最終的に議会で可決していただいた条例と承知いたしております。  また、住民投票には憲法によるもの、地方自治法によるもの、合併特例法の規定によるもの、条例によるものなどがあり、条例によるもの以外はどの自治体においても同じ手続で進められるものでありますが、条例によるものは各自治体で条例が制定されている以上、手続も異なることになります。条例による住民投票は個別設置型条例と常設型条例とに分かれます。申請受理手続について、県内の他町村の条例を確認しましたが、代表者証明書の交付申請、申請があった場合の補正、代表者証明書の交付、署名の収集という手続の流れになっており、文言の相違は多少ございますが、本町と同様の手続であると考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 済みません。ちょっと質問の仕方、ごめんなさい。変な質問の仕方しました。  町長、例を挙げましたら、今、鳥取市の市庁舎のときの住民投票のことを例に挙げると、鳥取市の場合は、申請書を提出する、住民の代表ですよね。申請者の内容の確認、この内容の確認というのは請求者がこれで言ったら鳥取市の選挙人名簿に登録されているか、その確認だけなんですよ。その確認ができたら、すぐ署名活動に入ってください。大体これが日数的に3日くらいでされてるんですよ、調べると。鳥取市の場合。ですけど、八頭町はまず申請者が書類を提出する。八頭町の町長が見られる。内容の文章がまずいから書き直してこい。で、また提出をする。それから重要事項ではないから却下。それで不服申立をしなさい。何か違うんですよね。同じだって言われるんですけど、私から見ると。どうでしょうね、町長。この私の質問に対して。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 小原議員の言われました鳥取市の住民投票の条例、それ市庁舎の位置の問題だと思っておりますが、それにつきましてはこれは議会発議で制定された条例だというふうに思っておりますが、こういった場合は個別型の住民の設置条例です。  うちが設けておりますのは、これは常設型といいます。これはもとは自治基本条例から出ております。自治基本条例の第30条にその住民投票のことがうたってあります。その30条をもとに八頭町の常設型の住民投票条例ができているということでありまして、規則もできているということであります。  したがいまして、条例のつくりというのが常設型と、それから個別型とは大きく違うということでありますので、鳥取市の個別というのはその都度つくるわけですね、条例を。住民投票条例というのを。ですので、つくりが違ってもこれは当然だと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 済みません。ちょっと僕、勉強不足でこれが個別条例というのは知らなかったんですけど、そういうことなんですね、町長。質問です。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 住民投票条例には二つあります。常設型とそれから個別設置型ということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) じゃあ、町長、その常設型、個別型というのはちょっと置いておいて、鳥取市の場合、人口が大体、有権者が15万7,868人、平成30年6月現在ですね。それで、その署名集めの数は50分の1という規定があるんですよ。八頭町はそれに比べると、人口が有権者が約1万5,000、1万5,000いなかったんですけど、1万5,000に対して、3分の1で5,000。これはかなり、大体選挙のときに1万人くらいしか投票に来ないわけで、二人に一人から署名をもらわないといけないというのは、ちょっとハードル高いですよね、町長。聞いておられますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ハードルが高いじゃないかというお話です。  実は、八頭町の自治基本条例というのは、大分前から検討いたしておりまして、一番最初は平成20年8月にさかのぼります。これは、職員の自治基本条例検討プロジェクトというものを立ち上げて、10回にわたって会議をしていただいております。それから、職員が終わってから平成21年3月になりますが、町民委員さんの公募もいたしましたし、八頭町自治基本条例(仮称)策定委員会というのを設置していただいて、28回にわたって条文や逐条解説、そういったものを条例制定に向けた取り組みということで検討していただいております。  そういった中では、議会にも先ほど申し上げましたが協議した中で今回の3分の1以上の者の連署ということでございますので、そのいろいろ条例のつくりも違いますし、それからいろいろその条例をつくるに当たって皆さん方で協議していただいた中での3分の1ということですので、御理解いただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 鳥取市の選管の局長とも話したんですけど、これはちょっと八頭町厳しいなという見解でした。あくまでこれ見解です。これはちょっとハードル高いだろうと。住民投票とか住民が何か投票しようとしても、これは多分通らんだろうなという何かそういう雰囲気でした。鳥取市の方は、選管の方は。  でね、町民、私、町長はよく住民の行政の執行者であり、議員は住民代表であると議会内でもその言葉が飛び交うんですけど、じゃあ議員は住民の代表でも、住民がやっぱりこれはちょっと住民投票するべきじゃないかということを町長がこれは重要事項じゃないというふうに却下するというのはいかがなものかと思うんですけど、どうでしょう、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 小原議員の言われますように議員さんというのは住民の代表だというふうに思っております。そういった中で先般、議員発議されて住民投票の発議がございました。結果として住民投票は少数ということでありまして、否決されたというふうに思っておりますが。したがいまして私のほうでその住民投票をということは思っておりませんし、また行政側とすれば当然条例、さらには規則にのっとってそういった判断をさせていただいたというところでありますので、私はむしろ議員の皆さん方の判断というのが大変重いというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、今、議員席のほうからちょっとささやかな声が聞こえてきたんですけど、天の声みたいな声が聞こえてきたんですけど、やっぱり僕も条例があることはわかってて質問してるんですけど、これはやっぱり議員が決めたといっても議員を付託した住民がちょっと意見を言いたいというか、ちょっとおかしいんじゃないかということに対して何か日本海新聞にこんなことが書いてあったんですよね。小河さんという人ですかね。「住民の意見、話を聞かないことは弾圧だ。」と。弾圧というような文章があったんですよ。日本海新聞に出とったから、住民が弾圧だっていうようなことが議員が幾ら付託されてるといっても、議員だけで決めるより住民の意見を聞くということの真摯な態度のほうが普通はそっちのほうを選ばれるんじゃないですかね、普通の方は。どうでしょうね、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私が言いたかったのは、議会制民主主義を尊重すべきではないかということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 議会制民主主義を尊重するべきではない。ないか、ないかですか。なるほど。  でもね、町長、八頭町の予算が大体ちょっと100億、もうちょっとあるかもしれませんが100億の予算の中で、6億だ8億だ7億だと言われる予算は、これは重要事項じゃないというのが予算額から見ても、これはちょっとした、もしたった、こんな言い方したらいけませんけど、ただの1万円でも議案は議案ですから、こんな大きな金額のことを住民が参加せずに、何も言わなかったらいいですよ、住民が。住民がちょっと待ったと手を挙げているのに、それを知らんというふうに却下というのはちょっと弾圧という言葉がはまるんじゃないですかね。町長、どうでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 弾圧ということは記事読みましたが、実は、住民公募条例かな、あります。住民の皆さんから意見を聞く条例がございます。その条例の中では、10億円以上の事業をする場合には、そういった住民の皆さん方から意見を聞く必要があるということもはっきり明記してあります。そういった中で今回の事業の捉え方でありますが、私どもとすれば住民の皆さん方に直接生活といいますか、そういったものに害を与える、影響を与えるというふうな判断をしてないということでありまして、今回は住民投票の重要事項に当たらないという判断をさせていただいたところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、さっきも企業誘致のときに僕ちょっとしゃべったんですけど、八頭町の住民は1,000円とか2,000円とか日々そういうところで生活してると思うんですけど、これ6億が10億じゃないから、6億だからって、それはちょっと難しいんじゃないですかね。億という金額、僕、見たことがないんですけど、これは余り町長を責めてもいけませんけど、ほかの課長方も賛成意見も反対意見も住民は言っておられますけど、反対意見の人の話をちょっと聞きにいかれてみたらどうですかね。ちょっとやっぱりこれは住民の意見を聞かないけんというふうな気持ちになると思いますけどね。賛成の意見も反対の意見もあるんですよ、住民の方は。だけど、やっぱり聞かんちゅうのはどうかと思うんですよ。その建設するにしてもですよ。どうでしょうか、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと先ほどの条例の名称をきちっと言います。町民意見公募手続条例というのですので、確認をしていただけたらというふうに思います。  住民の皆さん方の意見ということでありますが、住民説明会も行いましたし、また行政懇談会ということで地域の皆さん方の声も伺ったというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 何か同じようなことになるから、何を言っていこうかな。あと6分もあるし。でもね、町長、やっぱり私、反対者ばっかり話聞きに行ってるわけじゃないんですけど、やはりちょっとこれは住民の意見聞かずにはちょっとこれ問題ありますよ、絶対。やっぱりこれは住民投票、ある方がこうやって町民が言われたんです。町長も自信があるんだったら署名活動してアンケートとりゃええだがなって、そんな自信のない議案だったら出すなって住民が言われるんですよ。全くそのとおりだなと思って、私は。自信があるんだったら、仮にこれ法的拘束力がないわけですよ。住民投票仮にしても。町長がつくると言ったらつくるわけですから。だから住民の意見を聞かないという町長のそのかたくなな気持ちが私はちょっと理解できないので、もう少しその辺を教えていただけないでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) これは自信があるとかないとかそういう認識に私どもはとっておりません。先ほど来申し上げておりますが、やはり町政の重要事項ではない。町政全体に関する重要事項というふうには判断していないということでありまして、町民に直接その賛否を問う必要がある事業ではないという判断に至っているというところであります。結果とすれば、仮に住民投票されて拘束力がないというお話いただきましたが、最大限尊重しなければならないとは記載してございます。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、私、住民代表じゃないんで、ちょっと権利があるかどうかわからないですけど、町長がそうかなくなにこれが重要事項じゃないと言われるんでしたら、これが重要事項か重要事項じゃないかという住民にアンケートをとってみたらどうですか。で、住民が重要事項だと言われるんなら町長、それは住民投票するべきですよ。ないという声が大きかったら、やっぱり重要事項じゃないんでしょうね。私は町長が生活に直結しないと言われますけど、そんなことはないと思いますよ。みんな生活が大変なのに、そんなもんつくっとる暇があったらほかに回してくれっていう声しか聞かないんですけどね。どうでしょう、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 考え方、とり方のお話もあろうと思います。今回、仮に5億としましても、一般財源で5億使う事業ではございません。そのあたりは御理解いただきたいと思いますが、本当に考え方というかとり方でいろいろあろうと思いますが、ただやはり今までの経過、そういったものを踏まえた中で行政としてはそういった施設に取り組みたいというところでありますし、また直接影響が1%もないというわけではないんですが、やはり子どもたちの夢、そして将来への投資というような中で以前からお話をさせていただいてる事業だというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 余り町長の答弁に乗りたくないんですけど、町長、私、前回の一般質問でも言ったと思うんですけど、やっぱり税金は公平公正に使われるべきなんですよ。一般財源で6億、5億使うわけじゃないって、それはちょっと町長、おかしいですよ。これ、国民の税金ですよ。日本全国の国民の。八頭町の財源だけが自分らのもので、あとの人の税金は知らんて、それはちょっと不適切発言じゃないですかね、今のは。ちょっと撤回されたほうがいいんじゃないでしょうか。どうでしょう、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私が申し上げたかったのは、5億でも6億でも税は税なんです。ただ、その中でその5億、6億が一般財源ではないということを申し上げたかっただけであって、全体の事業費というのはおっしゃるように税金だということは承知しております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、済みません。私、ホッケー建設反対派でしゃべってるんじゃないんですよ。私、ちょっと失礼でした。私、是々非々の立場でしゃべってるんですよ。ただ、この税金の使い道、町長のこの重要事項じゃないという決断の仕方、これはちょっと余りにも暴挙じゃないかなと私は思ってこうやってしつこく町長の気持ちを聞いてるんですよ。ですから、もう少し住民とけんかしてるわけじゃないんですから、もうちょっと住民に歩み寄って、住民の意見を聞くというようなもう少しやわらかな気持ちを頭を持たれたらどうでしょうかね、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 繰り返しになりますが、やはり行政懇談会なり住民説明会ということで説明をさせていただいてきた事業でありますので、町としては粛々と進めたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) じゃあ町長ちょっと質問を変えます。きょう、髙橋議員でしたかね、ちょっと1億の話をされたと思うんですけど、私も県会議員何人だったかな。あれは多分呼び出しとったから何人てちょっとわからないですけど、職員がそんな話はしていませんと言って謝ったんですよ。そんなことは一切言っていませんて。でね、私が言いたいのはその謝ったとかじゃないんですよ。今、町長が条例で決まってるこれはこうだと言って的確な返答をされますけど、1億円本当に出るんですか、これ。出ん話を何か今まで出る出る出るって言って、これはちょっと問題じゃないんですか。確実に出る話だったら言ってもいいんですけど、これ、出るか出んかわからんそのときの、ちょっと教育長がよくよって立つあれが変わったと言われますけど、よって立つとかそういう問題の話じゃないと思いますけどね、私は。だから、住民が本当で、住民投票をして意見を言いたいというような形になるんじゃないですかね。要は不信感を仰いでるんじゃないでしょうかね、町長に対しての。どうぞ、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 教育長に答弁させます。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 本日申し上げましたが、昨年6月15日、鳥取県議会の一般質問において、平井知事がお答えになった「県としても応分の御支援をさせていただければと思います。」こうおっしゃっていただいておりますので、それは確かにまだ県議会に上程をされたわけでもなく提案をされたわけでもありませんが、この部分でもって一定的な御支援をいただけるものというように考えているということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) ちょっと不穏当な発言があったら撤回しますけど、じゃあ私、平井知事に会って「平井知事、1億円これ出してくれるんですか。」って。いやあ、八頭町が出すって、考えると言われてますけど、平井知事、本当に出すんですねって聞きに行ってもいいんですね、私が。私じゃなくて町民の方でも誰でも。本当に出るんですか、そのお金はって。私は知事は誰がそんなことを言ったって怒ると思いますよ。そういう温度を感じてますよ、私は知事から聞いた感触では。私、聞きに行ってもいいですかね。町長、返答をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 経過等は先ほど教育長が話をしたとおりであります。ただ、そういったことに対しまして、私のほうでどうこう言える立場ではございません。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) ある町民の方が、わし、聞きに行ってもいいだろうかと言われましてね、いやあ、それはちょっと私はわからないと言ったんですけど、今の町長の答弁聞いて、聞きに行ってもいいわけですね。私かその町民の誰か、議員の誰かでも。私は聞いて確認しないと、この話は別に住民投票もどうでもいいんですよ。しないと町長言われたらできないわけですから。法的拘束力もないし。だけど、今のまま、このまま進めることはできないんですよ。その1億が出るか出ないかという話も宙ぶらりんでね。やはり町長、事業をするんだったら、出るか出んかはっきりしてやられたほうがいいんじゃないですか。この進める上で。僕は反対派ではないですよ。ホッケー建設について。どうぞ、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 教育長に答弁させます。 ○9 番(小原徹也君) ちょっと、議長。私、町長に聞いてるんですけど。 ○議 長(谷本正敏君) 町長から振っている。町長の代弁だけいいじゃないか。  薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 先ほどお答えしたとおりであります。少なくとも県議会の本会議場での発言であります。発言です。ということであります。 ○議 長(谷本正敏君) ちょっと静かにしてください。  小原議員。 ○9 番(小原徹也君) じゃあ、今、興奮された議員もおられますけど、ちょっと聞きに行ってみます。知事なり、私、本当に言ったか言わないか。もし、言ってない、そんなことはないと言われたときには町長、どうされるんですかね。ちょっとそれだけ返答お願いできませんか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そういった想定のお話につきましては、お答えを控えさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 議長、答えていただかなかったら、質問に私ならないんですけど。議長、ちょっと。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでしたら答える必要はないと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) じゃあ議長、私ももう質問することがなくなったんで、これで終わります。  ちょっと待って。でも、私はちょっとやっぱりもう、今、町長が座って言われたんで、私はちょっと知事にアポイントメントをとって聞きに行きます。確認をしないとちょっとこれは進めれないですよ。  以上で終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、9番、小原徹也議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                         (午後4時51分) ◎再  開
    ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後5時05分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、8番、坂根實豊議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎坂根實豊議員質問 ○8 番(坂根實豊君) 8番、坂根實豊であります。あらかじめ議長によって時間延長が通告されております。しかし、私は言いますよ。6月のときも時間延長になって途中でやめた経緯があります。本来、日本人というのは、きょうできる仕事はきょう、せいと言うんですよ。今、国際化の時代ですよ。国際化というのは、いいですか。あすできる仕事をきょうするなという。これも大きな一つの役割だと思ってください。  それで、5時を過ぎましたから、私は通告を三つ出しております。一つは町税に対すること。簡単に言いますと、町税に対する。ちょっと通告文だけ読みますよ。初めに町税のこと。つまり、国民には教育・労働・納税の三つの基本的義務があります。分けても堅持すべきは、まず家族愛・地域愛・祖国愛であると思います。しかるに町税について非課税地域と滅免世帯が現存する見解を問う。これが一つです。  二つ目が、村誌編さんのことです。ちょっとタイトル言って終わりますから。  だから言いました。時間過ぎてますから、私はじゃあ。 ○議 長(谷本正敏君) すぐに、ならその第1問について答弁。  吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、8番、坂根實豊議員の一般質問についてお答えいたします。  最初に町税のことということにいただきました。町税について非課税地域と減免世帯が現存する見解を問うということであります。  まずは、非課税地域についてでございますが、坂根議員の御質問は具体的に固定資産税の同和減免についての御質問だと思います。この固定資産税の同和減免でございますが、八頭町同和対策固定資産税の減免に関する規則に基づいて実施しているもので、この減免制度の趣旨は、同じような固定資産税の評価額でも同和地区の土地建物はその他の周辺地域と対比して比較的実勢価格が安いことにございます。固定資産税の評価額と実勢価格とに差があるため、固定資産税の減免を行っているというところであります。  次に、減免世帯についてでありますが、町税の減免につきましては、主な減免として町民税では生活保護者の減免、公益法人の減免、固定資産税では生活保護の減免、災害等による減免、軽自動車税におきましては公益車両の減免、身体障害者等の減免等がございます。いずれも地方税法並びに条例、規則に基づいて行っているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。 ○8 番(坂根實豊君) 先ほど言いましたように、時間延長までされて、ついでにされるような私は一般質問ではありません。よって終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、8番、坂根實豊議員の一般質問を終わります。  以上で日程第1 一般質問を終わります。 ◎散  会 ○議 長(谷本正敏君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 異議なしと認めます。  よって、本日は、これにて散会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。  なお、次の本会議は、9月7日、午前9時30分から再開いたします。  どうも御苦労さんでした。        (平成30年9月6日 午後5時10分散会)   会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員...