八頭町議会 2018-09-04
平成30年第 7回定例会(第1日目 9月 4日)
平成30年第 7回定例会(第1日目 9月 4日) 平成30年第7回
八頭町議会定例会 会議録 (第1号)
招集年月日 平成30年9月4日
招集の場所
八頭町議会議場
開 会 平成30年9月4日 午前9時30分宣告
(第1日)
応招議員
1番 奥田のぶよ 2番 川西 聡 3番 小倉 一博
4番 小林 久幸 5番 森 亜紀子 6番 中村 美鈴
7番 岡嶋 正広 8番 坂根 實
豊 9番 小原 徹也
10番 栄田 秀之 11番 髙橋信一郎 12番 下田 敏夫
13番 尾島 勲 14番 谷本 正敏
不
応招議員
なし
出席議員 応招議員に同じ
欠席議員 不
応招議員に同じ
〃 第22 議案第 81号 平成29年度八頭町
簡易水道特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第23 議案第 82号 平成29年度八頭町
住宅資金特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第24 議案第 83号 平成29年度八頭町
公共下水道特別会計歳入歳出決算の
認定について
〃 第25 議案第 84号 平成29年度八頭町
農業集落排水特別会計歳入歳出決算
の認定について
〃 第26 議案第 85号 平成29年度八頭町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第27 議案第 86号 平成29年度八頭町
宅地造成特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第28 議案第 87号 平成29年度八頭町
墓地事業特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第29 議案第 88号 平成29年度八頭町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決
算の認定について
〃 第30 議案第 89号 平成29年度八頭町上私都財産区
特別会計歳入歳出決算
の認定について
〃 第31 議案第 90号 平成29年度八頭町市場、
覚王寺財産区
特別会計歳入歳
出決算の認定について
〃 第32 議案第 91号 平成29年度八頭町上津黒、
下津黒財産区
特別会計歳入
歳出決算の認定について
〃 第33 議案第 92号 平成29年度八頭町
篠波財産区
特別会計歳入歳出決算の
認定について
〃 第34 議案第 93号 平成29年度八頭町
大江財産区
特別会計歳入歳出決算の
認定について
議事の経過
◎開議宣告 (午前9時30分)
○議 長(
谷本正敏君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの
出席議員は14名で、定足数に達しております。
よって、平成30年第7回
八頭町議会定例会は成立いたしましたので、開会いたします。
ただいまから本日の会議を開きます。
◎
議事日程の報告
○議 長(
谷本正敏君) 本定例会の
議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
◎
会議録署名議員の指名
○議 長(
谷本正敏君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
本定例会の
会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により
5番 森
亜紀子議員
6番
中村美鈴議員を指名いたします。
◎会期の決定
○議 長(
谷本正敏君) 日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から平成30年9月21日までの18日間といたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(
谷本正敏君) 御異議なしと認めます。
よって、会期は本日から平成30年9月21日までの18日間とすることに決定いたしました。
◎諸般の報告
○議 長(
谷本正敏君) 日程第3 諸般の報告を行います。
事務局長より報告させます。
事務局長。
○
事務局長(
坂本美幸さん) 御報告いたします。
初めに、請願、陳情等につきましては、本日までに新たに受理いたしましたものはありません。
次に、6月定例会以降の主な事項につきましては、お手元に配付のとおりであります。
次に、6月定例会で可決された意見書は、関係機関に送付いたしましたので御報告いたします。
なお、監査報告につきましては、報告書の写しの配付をもって報告にかえさせていただきます。
以上です。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で諸般の報告を終わります。
◎
町長あいさつ
○議 長(
谷本正敏君) 日程第4 ここで町長から挨拶があります。
吉田町長。
○町 長(
吉田英人君) 皆さん、おはようございます。
平成30年第7回
八頭町議会定例会を招集させていただきましたところ、
議員各位におかれましては、全員お揃いで御参会いただき、御審議賜りますことに対しまして、厚く感謝を申し上げます。
9月に入り、ようやく朝夕は涼しくなったところですが、ことしの夏は、例年よりも梅雨明けが早く、昨年同様、連日、記録的な猛暑日が続きました。
先般、7月5日から7日にかけて中国地方を中心に、記録的な豪雨に見舞われました。特に広島、岡山、愛媛県では、合わせて200名以上の死者が出ましたし、いまだ
行方不明者の発見に至っていないところであります。被災されました皆様方に心からお悔やみとお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興を望むところであります。
八頭町におきましても災害が発生し、
公共土木施設9件、
農地農業用施設13件、
林道施設7件の災害につきまして、9月上旬から災害査定を受け、年内の発注に向けて、取り組むように進めております。
災害対応におきましては、日ごろからの備え、訓練が大切となってまいりますが、8月26日日曜日には、町内において震度6弱の地震が発生したと想定し、町の防災訓練を実施したところであります。
本年度は、
モデル集落を別府、上野、上徳丸の3集落にお願いし、
情報伝達訓練、避難行動要
支援対応訓練、
避難所設営訓練、
炊き出し訓練などを行っていただき、
災害対応に取り組んでいただきました。
町として、近年の異常気象に対応すべく、常に初動対応を万全にし、絶えず気持ちを引き締めまして、
災害対応に臨みたいと考えております。
さて、町内の各小・中学校では2学期も始まりました。今週から運動会も行われ、いよいよスポーツの秋、味覚の秋の幕あけで、フルーツの里・八頭町として、にぎわいを見せるものと期待しているところです。
8月22日には、特産の20世紀梨の出荷が始まりました。ことしは7月豪雨以降雨が降っていない影響で若干小ぶりですが、査定会では甘くておいしい梨に仕上がったと伺っております。
また、水稲につきましても出穂期前後が高温多照であったことなどから、作柄は昨年同期と同じ平年並みと見込まれております。
次に、6月定例会以降の主なイベントや町の話題、
取り組みを申し上げたいと思います。
最初に横城郡との
交流事業の関係です。
7月27日から7月31日までの間、
日韓子ども交流事業で、12名の横城郡の
子どもたちが来町し、8月5日から9日までの間は、八頭町の子供たち8名が横城郡を訪問いたしました。
体験型交流により、
子どもたちが相互の文化を実際に肌で感じ取ったと思っております。
また、7月29日のきらめき祭りは、台風12号の影響により中止とさせていただきましたが、8月19日に花火大会を開催し、多くの方に夜空に広がる大輪の花の美しさを満喫していただきました。
8月5日には、隼駅まつりが
船岡竹林公園で開催されました。ことしは記念すべき第10回となりましたが、ことしから
実行委員会方式に移行され、大変な猛暑の中、過去最高の2,000台のバイクと約2,500人の皆様が全国各地から結集し、地域の皆さんとライダーが一体となった隼地域の盛大なお祭りとなりました。
次に、
行政懇談会の関係であります。7月4日から8月9日まで約1カ月かけまして、町内14会場で
行政懇談会を開催し、
議員各位を初め延べ406名の皆様方に御出席いただき、身近な課題について意見交換を行いました。
行政懇談会は、参画と協働による
まちづくりを推進し、町民の皆様方と町の情報を共有する上で欠かせないものであり、毎年開催させていただいております。
ことしは、
総合戦略、
町営ホッケー場整備、
空き家対策、安心・安全対策、林業施策の動向の5項目について、現状や
取り組み状況、課題を説明させていただき、出席者の皆様から御意見や提言を賜ったところであります。また、地域の課題等についても御意見をいただき、今後の町政や
行政運営の参考にしたいと考えております。
さて、平成30年度もはや5カ月余り経過いたしました。
総合戦略の
重点施策等の状況を申し上げます。
八頭イノベーション・バレーの創設では、昨年の12月、旧の隼小学校を改修し、隼Lab.がオープンいたしました。現在、12の企業の皆様方に入所いただいておりますが、
ビジネス利用だけではなく、若者による新たな
取り組みを初め、地域の皆様方にも御利用いただいておりますカフェや
まちづくり委員会など、
コミュニティスペースを有した施設としてにぎわいを見せております。
次に、因幡但馬海幸・山幸回廊の創設では、
若桜鉄道の
観光列車昭和が、3月にデビューし、多くの皆様方に御利用をいただいております。7月21日には、ツアー客1,000人を達成し、記念品を贈呈いたしました。ことしは、第2弾として八頭号を改修するようにいたしておりますし、
若桜鉄道の利便性を図るべく、八東駅の行き
違い事業に取り組んでいるところであります。
また、
八頭フルーツ街道の継承と
八頭ブランドの確立では、
農業ビジョンをもとに、魅力ある農業、もうかる農業となるよう
取り組みを進め、水稲関係では、
八頭米ブランド化推進協会により、独自の栽培暦をもとに化学肥料・農薬を節減し、おいしい
特産米づくりに取り組んでいます。この特産米の神兎は鳥取県の
特別栽培認証を受け、昨年、きぬむす
め栽培コンテストで優秀賞を受賞するなど高い評価を得て、以来、有利販売となるよう販路開拓を行っております。ことしは堆肥による土づくりを同一にした圃場で、農畜連携による統一基準の水稲栽培に取り組まれ、さらなる高みを目指しているところであります。
果樹関係では、生産者、JAとっとりいなば、農業公社とタイアップをいしまして、
果樹優良園維持管理事業を継続し、梨の
経営モデル団地の整備に向けて
アンケート調査を実施するとともに、入植者の確保を行い、梨産地の活性化と担い手の確保・育成に向けた基盤整備に取り組んでおります。
また、平成28年度から生産者、JA、町が一緒になりまして取り組んでまいりました花御所柿のGI登録(
地理的保護表示制度)の関係であります。農林水産省で本年7月26日付をもって登録申請の公示がなされ、
意見書提出期間を経て、遅くとも年内にはGI登録される見込みとなりました。登録名は、こお
げ花御所柿であります。今後、さらなる
ブランド化が進むものと思われます。
最後に、
安心子育て・いきいき学習のまち八頭の創設では、本年度、八東地域の
保育所建設に取りかかっておりますし、
郡家地域、
東西小学校の
児童クラブ施設の充実に向け、
取り組みを進めております。
学校教育の
ICT化に向けた
取り組みでは、本年度、機器の導入を完了し、8月からは、
ICT支援員を配置し、
学校教育における機器の利活用等を支援しながら、充実した学習の展開につなげたいと考えております。これは、県下でもほとんど例のない
取り組みであり、その成果に大いに期待しておりますし、さらに、町内全ての小学校で
プログラミング教室を開催しており、着実に事業展開していることを、御報告申し上げたいと思います。
総合戦略も4年目を迎え、残す期間も約1年半となりました。計画の推進に向け、今後も努力をしてまいりたいと考えております。
次に、国の動向でありますが、いよいよ来年度予算の概算要求が8月31日に締め切られ、平成31年度の
概算要求額は、
社会保障費、
防衛費等が膨らみ、過去最高の102兆円後半になるものとの見通しであります。
6月15日には、
経済財政運営と改革の
基本方針2018が閣議決定され、我が国の
財政状況について、経済再生なくして財政の健全化なしとの
基本方針を堅持し、
財政健全化を着実にかつ景気の腰折れさせることがないようなペースと機動性を持って行うこととされております。
予算編成では、経済成長と
財政再建に
取り組みながら
基礎的財政収支、プライマリーバランスの赤字を縮小するための実行力が問われるとも言われており、改めて歳出と
財政再建を目指し、年末にかけて絞り込みがなされております。
なお、地方におきましては、
臨時財政対策債の圧縮も議論される中、
安定的財政運営に必要な
地方交付税の確保が重要であります。来年の10月1日に予定されています
消費税引き上げ分については、
教育負担の軽減・
子育て層支援・介護人材の確保等と
財政再建にそれぞれおおむね半分ずつが充当される予定ですが、それらによる地方の
財政負担増に伴う
財政措置についても、十分な注意が必要と考えているところです。
今後とも経済情勢の推移、
地方財政の状況、
自治体基金の調査結果等も注意深く見守っていく必要があります。
最後に平成29年度の
決算状況について、少し触れておきたいと思います。
決算認定は、決定した予算が適正に執行されたかどうか議会の皆様方に審査をいただき、行政効果を評価し、今後の
行政運営の改善にも役立てるものであります。
平成29年度の
普通会計の
実質収支は、5億8,735万円余りとなっており、
実質収支比率は8.5%で、前年度より0.3ポイント下降、
実質公債費比率は8.2%で、前年度より0.4ポイント上昇いたしました。また、
経常収支比率は85.7で、前年度より0.4ポイント上昇し、
財政力指数は前年度より微減している現状にあります。
交付税に大きく依存している八頭町は、合併11年目の平成27年度から一本算定がえへの移行期間に入っており、32年度には完成形になるわけでありますが、今後、人口減少と
地域活性化への対応を行いながら、将来を見据えた
行政運営に取り組む必要があると感じているところでもあります。
いろいろ申し上げましたが、本定例会に上程します議案は、報告1件、条例改正など6件、
補正予算8件、平成29年度の八頭町の
決算認定15件の合計30議案であります。
十分なる御審議をいただきまして、議決、認定を賜りますようお願い申し上げまして挨拶といたします。ありがとうございました。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で、町長の挨拶を終わります。
◎議題の宣告
○議 長(
谷本正敏君) 日程第5 報告第6号 八頭町
健全化判断比率及び
資金不足比率についてを議題といたします
町長から
報告内容の説明を求めます。
吉田町長。
○町 長(
吉田英人君) それでは、報告第6号 八頭町
健全化判断比率及び
資金不足比率について
報告内容を申し上げます。
地方公共団体の財政の
健全化度をあらわす指標であります八頭町
健全化判断比率及び
資金不足比率を、
地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定によりまして、報告をするものであります。
八頭町の平成29年度決算におきます
健全化判断比率は、
普通会計の
実質収支の赤字額が
標準財政規模に占める割合を示します
実質赤字比率、また、
普通会計と他の
特別会計を合わせました
連結実質赤字比率とも赤字を生じておりませんので、記載はございません。
標準財政規模に占めます公債費の割合を示しました
実質公債費比率は、8.2%で、昨年と比較いたしまして0.4%増加いたしました。
また、負債を表します指標の将来
負担比率は、8.9%で昨年より3.2%減少しております。
特別会計の
公営企業会計におきます
資金不足はゼロでありますので、記載はございません。
現在のところ
早期健全化基準に到達する懸念はありませんが、今後も引き続き健全な
行財政運営に心がけていきたいと考えております。
以上、八頭町
健全化判断比率及び
資金不足比率の報告とさせていただきます。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で、
報告内容の説明を終わります。
ただいまの報告第6号に対しての質疑は、審議の都合により9月5日の会議において行います。
◎議題の宣告
○議 長(
谷本正敏君) 日程第6 議案第65号
公共下水道長寿命化事業(
郡家浄化センター汚泥処理施設更新)
電気設備工事(その2)
請負契約の締結についてを議題といたします。
町長から
提案理由の説明を求めます。
吉田町長。
○町 長(
吉田英人君) それでは、議案第65号の
提案理由を申し上げます。
議案第65号
公共下水道長寿命化事業(
郡家浄化センター汚泥処理施設更新)
電気設備工事(その2)
請負契約の締結についてであります。
公共下水道長寿命化事業(
郡家浄化センター汚泥処理施設更新)
電気設備工事(その2)につきましては、去る8月23日に入札を行った結果、鳥取市商栄町251番地10、
鳥取電業株式会社 代表取締役 松田憲之氏が5,940万円で落札し、8月27日に仮契約を締結いたしております。
工事の概要は、昨年度更新を実施した
汚泥脱水機に関連する
電気設備機器類、
汚泥処理補助継電器盤、
薬品溶解槽現場盤等を更新するものであります。
平成31年3月29日の完成を予定しております。
地方自治法第96条第1項第5号及び八頭町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
よろしく御審議をお願いいたします。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で
提案理由の説明を終わります。
◎一括議題の宣告
○議 長(
谷本正敏君) 次に、日程第7 議案第66号 八頭町
学校教育施設整備基金条例の制定についてから、日程第34 議案第93号 平成29年度八頭町
大江財産区
特別会計歳入歳出決算の認定についてまで28議案について一括議題といたします。
町長から
提案理由の説明を求めます。
吉田町長。
○町 長(
吉田英人君) それでは、ただいま一括議題となりました議案第66号から議案第93号までの28議案につきまして
提案理由を申し上げます。
議案第66号 八頭町
学校教育施設整備基金条例の制定についてであります。
廃校をいたしました学校施設につきましては、国庫補助事業完了後、10年以上経過した施設等を有償で貸与する場合、残存分の国庫納付金として返納する必要がございます。
旧の隼小学校につきましては隼Lab.として、旧の大江小学校は農泊施設として、両施設とも5年間無償貸与契約としております。
また、両施設とも6年目以降は、有償前提の契約内容となっていますが、有償貸与の場合、残存価額以上の金額を学校施設整備のための基金に積み立てることにより、国庫納付金を要さないことがあります。
今後、町内学校施設の空調施設整備や大規模改造を計画しておりますので、このたび、残存価額相当分の基金積み立てによる学校施設整備を目的とした基金条例を制定しようとするものであります。
議案第67号 八頭町税条例の一部改正についてであります。
この条例の改正は、鳥取県税条例の改正に伴い町民税の寄附金控除の対象となる法人として、特定非営利法人ハーモニィカレッジを指定するものであります。
また、地方税法の改正並びに生産性向上特別措置法が平成30年6月6日に施行されたことに伴い、
固定資産税の償却資産の特例措置わがまち特例が追加されております。
内容は、町内の中小企業事業者が先端設備等導入計画を作成し、生産販売活動に活用する機器装置などを平成33年3月31日までに整備した場合、
固定資産税について、3カ年間、条例で定める割合に軽減を行うものであります。
議案第68号
過疎地域における
固定資産税の
課税免除に関する条例の一部改正についてであります。
この条例の改正は、
過疎地域自立促進特別措置法の一部改正をする法律が平成29年4月1日に施行されたことに伴い、
過疎地域における
固定資産税の
課税免除に関する条例の所要の改正を行うものであります。
改正内容としましては、これまで
過疎地域内において製造の事業または旅館業の用に供する設備を新設、または増設した者について、
固定資産税の課税が免除されていましたが、新たに農林水産物等販売業が追加されたものであります。
議案第69号 八頭町
行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部改正についてであります。
行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆるマイナンバー法は、
地方公共団体がマイナンバーを利用して行政事務を行うことが認められているところですが、この条件として、当該自治体の条例に定めること、及び個人情報保護委員会に届け出て、その承認を得ることとなっております。
八頭町においては、各種の事務を本条例に規定しておりますが、このたび、特別医療費助成事務と外国人の生活保護事務について、今後の利用の想定から、他の機関と情報連携を行い、提供を受けたい個人情報を追加するものであります。
具体的には、特別医療費助成事務については、生活保護情報と各種障害手帳の情報を追加し、外国人の生活保護事務については、地方税情報、障害者関係情報、児童手当等の関係情報、母子及び父子に係る給付金情報などを追加するものです。
なお、本条例改正案が可決された後に、個人情報保護委員会に届け出を行い、承認を得る予定であります。
以上、議案第66号から議案第69号につきましては、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
議案第70号 町道の
路線認定についてであります。
整理番号K0316号の郡家堤下2号線は、認定延長80.0メートルで、幅員は6.0メートルから13.1メートルであります。
整理番号K0317号の郡家堤下3号線は、認定延長120.3メートルで、幅員は6.0メートルから13.1メートルであります。
この2路線は、八頭中央森林組合横の民間の大規模宅地造成内の道路でありますが、重要な路線であり、町道として認定することがふさわしい路線と判断いたしております。
道路法第8条第2項の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第71号から議案第78号は、
補正予算の関係であります。各会計の繰越金につきましては、補正額が100万円以上ありましたものを今回予算化をいたしました。
議案第71号 平成30年度八頭町
一般会計補正予算(第4号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ12億2,548万8,000円を追加しようとするものであります。
歳入の主なものを御説明いたします。
地方交付税は普通交付税の決定通知によりまして、2億810万円余りを追加いたしました。
国庫支出金では、社会資本整備総合交付金240万円余り、道路整備交付金270万円を減額し、社会保障・税番号制度システム整備費補助金200万円余りを増額いたしました。
県支出金では、和牛振興総合対策事業県補助金100万円余り、鳥取県未利用施設等整備支援事業補助金2,770万円の追加であります。
繰入金は、介護保険
特別会計からの繰入金1,210万円余り、繰越金は、繰越額の確定により、4億7,450万円余り、諸収入は、
若桜鉄道運行対策室派遣県職員給与等若桜町負担金等600万円余りを追加いたしております。
町債につきましては、
臨時財政対策債の発行可能額の確定に伴いまして、970万円を減額し、ホッケー場整備事業債4億6,050万円、
公共土木施設災害復旧事業債1,560万円、
農地農業用施設災害復旧事業債1,410万円、林業施設災害復旧事業債470万円の追加であります。
今回、職員人件費につきまして、4月の人事異動等に伴います職員人件費の補正を行っております。
一般会計全体では、予算書の27ページになりますが、給料920万円余り、職員手当310万円余り、共済費は70万円の減額であります。
職員人件費の補正を除きました歳出の主なものを申し上げます。
総務費では、ふるさと納税の委託料1,260万円余り、中私都、下私都プール除却等の工事請負費2,230万円、旧隼小学校グラウンド舗装工事1,360万円余りを計上いたしました。
民生費の介護保険
特別会計繰出金880万円は、人件費に係るものであります。
障害者福祉では、自立支援制度事業費で、過年度給付費確定によります国県負担金返納金をそれぞれ340万円余り、170万円余り、障害者福祉団体支援事業補助金1,730万円余りを計上いたしました。
生活保護扶助費の640万円余りは、生活保護費国庫負担金の確定による返納金であります。
次に、農林水産業費であります。
農業費では、地力増進作物等奨励事業補助金210万円余り、改善センター等管理費は、国中改善センター施設補修に200万円余りの追加であります。
商工費では、旧船岡中学校の企業立地のための施設改修費として、委託料3,160万円余り、工事請負費5,240万円余り、企業家支援補助金520万円余りを計上いたしました。
林業費では、緑の産業活力創生プロジェクト事業補助金900万円を追加いたしました。
土木費では、道路橋梁維持費に290万円余り、中村橋改良工事に700万円を増額いたしております。
消防費では、消防施設等整備補助金110万円余り、防災対策費として250万円余りを計上しております。
教育費は、教育総務費で
学校教育施設整備基金積立金に2億1,200万円、小学校管理運営費は空調設備設置委託料1,090万円余り、郡家西小学校多目的トイレ設置費730万円余り、中学校管理運営費に空調設備設置委託料600万円余り、保健体育費で
町営ホッケー場整備事業として4億8,570万円余りを計上しております。
災害復旧費では、
農地農業用施設災害復旧費委託料2,180万円、
林道施設災害復旧費委託料720万円、公共土木災害復旧費委託料1,560万円を追加いたしました。
予備費は、2億6,390万円余りを増額しております。
それぞれ詳しい予算内容につきましては、後ほど事業説明書等をごらんいただきたいと思います。
次に、議案第72号 平成30年度八頭町
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億1,697万7,000円を追加しようとするものであります。
歳入では、国民健康保険税1,710万円を減額し、一般会計からの繰入金267万円余り、繰越金1億3,108万円余りを計上いたしました。
歳出では、総務費で人事異動等に伴います職員人件費267万円余りを減額し、財政調整基金積立金6,499万円余りを追加しております。
また、諸支出金は、過年度分事業費の確定により支払い基金への返納金として558万円余り、予備費4,315万円余りを追加しております。
議案第73号 平成30年度八頭町
簡易水道特別会計補正予算(第1号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ4,711万7,000円を追加しようとするものであります。
歳入では、前年度繰越金4,386万円余り、消費税還付金325万円余りを計上いたしました。
歳出では、一般管理費で西谷見槻配水池配水流量計更新工事費など1,018万円余り、予備費3,648万円余りを追加しております。
次に、議案第74号 平成30年度八頭町
住宅資金特別会計補正予算(第1号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ224万円9,000円を追加しようとするものです。
歳入では、前年度繰越金224万9,000円、歳出では、予備費224万9,000円を追加いたしました。
議案第75号 平成30年度八頭町
公共下水道特別会計補正予算(第1号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ4,021万4,000円を追加しようとするものです。
歳入では、前年度繰越金3,355万円余り、消費税還付金665万円余りを計上しております。
歳出では、総務費でマンホールポンプの設備更新、修繕等に1,287万円余り、予備費2,720万円余りを追加いたしました。
議案第76号 平成30年度八頭町
農業集落排水特別会計補正予算(第2号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ7,093万8,000円を追加しようとするものであります。
歳入では、前年度繰越金1,993万円余り、消費税還付金2,059万円余り、下水道施設整備事業で町債3,040万円の計上であります。
歳出では、総務費で各処理場、中継ポンプの設備更新、修繕等に1,986万円余り、集落排水事業費で船岡処理区管路整備工事など1,785万円余り、予備費3,308万円余りを追加いたしました。
議案第77号 平成30年度八頭町
介護保険特別会計補正予算(第1号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億444万1,000円を追加しようとするものであります。
歳入では、介護給付費等の平成29年度実績に伴います過年度分支払基金交付金108万円余り、介護基金繰入金885万円、繰越金9,450万円余りを計上しております。
歳出では、総務費の人件費に885万円、平成29年度の精算に伴います国県等への返納金2,551万円余り、一般会計への繰出金1,218万円余り、予備費5,789万円余りを追加いたしました。
次に、議案第78号 平成30年度八頭町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ145万3,000円を追加しようとするものであります。
歳入では、繰入金44万円余り、前年度繰越金100万円余りを計上し、歳出では、総務費で窓口用端末機器の更新費用44万円余り、予備費100万円余りを追加しております。
以上、議案第71号から議案第78号までの8議案につきましては、
地方自治法第96条第1項第2号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第79号から議案第93号までの15議案につきましては、平成29年度の各会計の決算であり、
地方自治法第33条第3項の規定により、議会の認定を得ようとするものであります。
議案第79号 平成29年度八頭町
一般会計歳入歳出決算の認定についてであります。
歳入歳出差し引き額は、6億3,878万9,586円となりました。翌年度へ繰り越すべき財源5,425万円を差し引いた
実質収支額は5億8,453万9,586円であります。
主な歳入は、町税が13億3,030万円余りで、昨年より2,460万円余りの増額となっております。前年対比1.9%の増で、主因は、町民税の所得割、法人税割の増によるものであります。なお、町税におきましては、地方税法第15条の7及び18条により、295万円余りを不納欠損させていただきました。
地方消費税交付金は、消費の大きな落ち込みもなく2億6,460万円余りであります。
地方交付税は、合併算定替特例措置の縮減によりまして、前年より約2億4,860万円余りの減で、52億8,100万円余りとなりました。生活保護費負担金、臨時福祉給付金、地方創生拠点整備交付金等の国庫支出金は9億7,560万円余り、地籍調査事業補助金等の県支出金は8億6,450万円余りであります。
繰越金は、6億3,790万円余りで、
臨時財政対策債などの町債は、大型建設事業等の減少により5億9,170万円の減額で8億120万円でありました。
次に、歳出でありますが、主なものを申し上げます。
まず、総務費であります。
歳出額は、17億3,200万円余りであります。
男女共同参画事業では、2年目になります第三次男女共同参画プランに沿って各種講座を開催するとともに、男女共同参画の啓発事業を幅広い年代層に向けて展開いたしました。
基金の関係では、財政調整基金に1億3,000万円、減債基金に2億円、
まちづくり基金に110万円、また、ふるさと納税により1,480万円余りの積み立てを行い、活用といたしまして、教育現場での
ICT化等の充実を図っております。
人権尊重の関係では、人権教育推進協議会と連携を図り、各集落での人権問題学習会を初め、講演会、研究集会の実施など、八頭町人権を尊重する
まちづくり実施計画に
取り組み、差別の解消に向けた啓発推進事業を実施し、人権意識の向上に努めております。
公共事業では、
若桜鉄道の観光列車化などにより旅客人員が前年度と比較して1万5,000人余り増加の32万5,000人となり、
若桜鉄道の収支決算は2年連続の黒字決算となりました。
地方創生推進事業では、地方創生拠点整備交付金を活用して、隼Lab.の改修を実施し、情報関連を中心とする企業に入所いただき、若者による新たな活動が始まりました。
また、近隣市町との広域連携による移住定住相談会の実施や、
観光列車昭和への改修、PRグッズの作成、八東駅のトイレの改修を行ったところであります。
次に、民生費の関係であります。
歳出額は、32億2,800万円余りであります。
臨時福祉給付金事業では、消費税率の引き上げに伴います低所得者の方への適切な配慮のため、臨時福祉給付金支給を行っております。
包括支援センター事業は、高齢者や家族の方の相談窓口、相談件数は昨年度末より91件増の2,826件ということでございましたが、窓口として活動し、高齢者が住みなれた地域で暮らせるよう介護予防支援を行い、高齢者の権利擁護、地域のネットワークづくり、認知症施策等を推進いたしました。
また、地域福祉の推進では、大江地区の福祉拠点施設の整備を行うとともに、第2期地域福祉計画の策定に
取り組み、町社協の第2次地域福祉活動計画と一体化した八頭町地域福祉推進計画として策定いたしております。
障害者支援事業では、自立支援事業等により、障がいの内容にかかわらず、ニーズに応じた必要なサービスの提供を行い、児童手当給付事業は、中学校終了前までの児童・生徒を対象に、家庭の生活安定と児童・生徒の健全育成に寄与いたしました。
保育所関係では、4月に新生の船岡保育所を開所し、船岡地域児童の保育の充実を図り、また、第2子以降の保育料の無償化により、保護者の負担軽減と特別保育の実施による子育て支援の充実に努めております。
また、低所得者世帯への支援では、生活保護費の支給を行ったほか、法の施行に合わせて生活困窮者自立支援制度による関係機関との連携、チーム支援により生活課題を抱えておられる方の早期発見・早期支援に努めております。
次に、衛生費であります。
歳出額は、5億4,600万円余りであります。
各種の予防接種事業では、接種対象児と未接種児に対し、積極的な受診勧奨に努め、接種率の向上による感染症発症予防の充実を図り、母子保健事業では乳幼児の定期健診を行うことで、発達・発育の保持・増進につなげました。
高齢者の健康づくりは、保健センターや各集落、老人クラブ等の会合に出かけ、健康相談、健康教室、講演などを行い、生活習慣病予防と健康増進を図っております。
また、長寿健康増進事業では、40歳以上の住民の方を対象に総合検診、集団検診を実施し、疾病の早期発見、早期治療につなげておりますが、今後も健康増進と医療費の抑制を図るべく、受診率の向上に努めてまいります。
次に、農林水産業費であります。
歳出額は、13億700万円余りであります。
現在、第4期対策の3年度となります中山間直接支払交付金事業では、集落及び個別協定を合わせ31の協定を行い、耕作意欲の向上と耕作放棄地の防止につなげました。
また、鳥取梨生産振興事業では、鳥取オリジナル梨新品種の生産拡大を図るため、新植・改植・SS購入等への助成支援を行い、畜産振興費は和牛、乳牛の優良精液導入補助及び優良雌牛の導入補助や牛舎の改修により、品種改良による優良牛の繁殖促進を行ったところであります。
農地中間管理事業は、中間管理機構が農地所有者から農地を借り受け、集落営農法人への地域集積、経営転換、耕作者集積22件を推進いたしました。
また、多面的機能支払交付金事業では、耕作放棄地の未然防止と農業用施設の管理など、農地維持62組織、共同活動58組織、長寿命化活動52組織に対しまして、支援を行っております。
また、
農業ビジョンをもとに水稲部会では
八頭米ブランド化推進協会で特産米の神兎の生産に取り組んでいただきました。
地籍調査事業につきましては、昨年、3地域合わせまして、新規は7.03平方キロメートルの実施面積であります。進捗率は、町内全体の52.23%となりました。
林業関係では、野生鳥獣被害防止事業で電気柵・ワイヤーメッシュやイノシシ・鹿など、捕獲奨励の助成を行い、有害鳥獣の捕獲に積極的に
取り組み、農家への被害と負担の軽減を図りました。
森林整備地域活動支援推進事業は、八頭中央森林組合等と活動実施協定を締結し、森林経営計画の作成と促進を図り、竹林整備事業では、8件の整備を行っております。また、間伐材搬出促進事業では、間伐材の搬出を促進し、森林の健全化等収益の向上を図りました。
次に、商工費であります。
歳出額は、5,900万円余りであります。
地元の消費拡大と地域経済の活性化を図るべく、きらめき商品券発行補助や商工会への補助により、商工業者に対します総合的な振興支援を行いました。また、八頭町マルシェ等の各種イベントを通じて町の特産品を初め観光PRを行うとともに、関西事務所を拠点として関西圏における特産品の販路拡大、観光情報発信、企業誘致、誘客に努めたところであります。
次に、土木費であります。
歳出額は、6億2,200万円余りであります。
道路橋梁費では、新たに殿西谷線の道路改良に着手し、継続事業として東鍛冶屋線、新道線、横田1号線の進捗を図り、通行の安全の確保に努めております。橋梁につきましては、橋梁点検40橋を行うとともに、乾橋の改修を行い、インフラの整備を図りました。
また、八東川水辺プラザ河川公園は、昨年も県内外から多くのグラウンドゴルフ愛好者の方に御利用をいただいております。
災害復旧事業費であります。
歳出額は、7,200万円余りで、台風18号、21号で被災した
農地農業用施設、
林道施設、
公共土木施設復旧に着手し、災害復旧に取り組んでまいりました。
次に、消防費であります。
歳出額は、3億4,000万円余りであります。
消防団運営費では、八東地区第2分団が管理します消防自動車及び役場分団の小型動力ポンプ積載車の更新を行っております。消防設備等整備事業では、小型動力ポンプの更新や消防署等関係機関との連携のもと防災力の向上を図り、有事に備えました。
また、東部広域行政管理組合が行う業務経費を負担し、火災対応や救急・救助活動等、消防活動に円滑な執行を行っているところであります。
次に、教育費の関係であります。
歳出額は、7億5,800万円余りであります。
スクールバスの運行拡充による登下校時の児童・生徒の安全を確保し、順調な小学校統合1年目を終えることができました。統合により複式学級が解消され、小学校では全学年において30人学級の実施、中学校でも全学年で33人学級を実施し、継続してきめ細かな
学校教育の充実に取り組むとともに、スクールソーシャルワーカーを配置し、問題を抱える児童・生徒とその家族の支援のため、関係機関と連携しながら問題解決に努めているところであります。
また、ICTを活用した教育環境として、小・中学校全学級への電子黒板の配置、プログラミング教育の実施、タブレット端末の整備等を進め、授業の充実を図っております。
第12回目を迎えました
森下広一杯マラソン大会は、県内外から1,700人の皆様方に御参加をいただき、美しい風景の中を楽しく走ることができ、健康増進と体力向上を図っていただきました。
また、スポーツ指導員を配置し、各小中学校でホッケー競技の普及活動や指導等にも努めております。
最後に、公債費の関係でありますが、歳出額は12億4,000万円余りです。
昨年度中に償還が終了しました地方債は22件、一般会計におきます平成29年度末の地方債残高は、119億9,250万円となっております。
次に、議案第80号 平成29年度八頭町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。
歳入歳出差し引き額は、1億6,448万373円となりました。
歳入では、国民健康保険税3億5,637万円余りを徴収させていただきました。
なお、国民健康保険税におきまして、324万円余りを地方税法第15条の7及び第18条により不納欠損処理させていただいております。
療養給付費負担金、調整交付金等につきましては、国、県等からの所定の負担率によるものであります。
歳出では、各種保険給付事業を実施し、被保険者の健康・福祉の増進に努めておりますが、保険給付費は平成28年度より6,697万円余り減の12億7,661万円余りとなりました。また、1人当たりの各種保険給付事業は、平成28年度と比較し5.0%の減となっております。
保健事業では、昨年、282人の方に人間ドックを受診していただき、特定健康診査事業の昨年の受診率は45.8%でありました。今後も、健康増進と医療費の抑制を図るべく、受診率の向上に努めてまいります。
議案第81号 平成29年度八頭町
簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。
歳入歳出差し引き額は、4,695万4,441円となりました。
翌年度へ繰り越すべき財源8万1,000円を差し引いた
実質収支額は、4,687万3,441円であります。
主な歳入は、水道使用料2億1,318万円余りであります。
歳出では、総務費の一般管理費で施設等の修繕費や水質検査他維持費1億2,176万円余りをもちまして、施設の適正な維持管理に努めております。
また、災害・老朽化・耐震化対策として、丹比系水源送水管整備、横田日下部配水連絡管接続など、水道水の安定供給を図っております。
公債費は、1億3,686万円余りであります。
議案第82号 平成29年度八頭町
住宅資金特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。
歳入歳出差し引き額は、234万8,496円となりました。
主な歳入は、諸収入の住宅新築資金貸付金元利収入ほか1,237万円余りであります。
また、平成29年度中に償還の完了した方は、滞納のありました3名の方であります。
歳出では、住宅資金健全化基金分といたしまして、700万円の基金積み立てを行いました。
議案第83号 平成29年度八頭町
公共下水道特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。
歳入歳出差し引き額は、4,781万2,877円となりました。
翌年度へ繰り越すべき財源1,094万7,000円を差し引いた
実質収支額は3,686万5,877円であります。
主な歳入は、使用料1億1,988万円余り、一般会計からの繰入金2億4,700万円であります。
歳出では、総務費の施設管理費1億118万円余りをもちまして、処理施設の適正な維持管理に努めました。
また、長寿命化事業費で処理施設機器類の更新などを行っております。
公債費は2億4,196万円余りであります。
議案第84号 平成29年度八頭町
農業集落排水特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。
歳入歳出差し引き額は、2,176万7,184円となりました。
歳入は、使用料1億4,407万円余り、繰入金4億9,600万円が主なものであります。
歳出では、総務費の施設管理費1億8,997万円余りの費用をもちまして、施設の適正な管理と公共用水域の水質保全を行っております。
また、施設統合事業費で、施設統合に向けた下水道整備構想の策定を行いました。
公債費は、4億1,970万円余りであります。
議案第85号 平成29年度八頭町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。
歳入歳出差し引き額は、1億4,123万6,792円となりました。
歳入では、介護保険料4億6,807万円余りを徴収させていただきました。介護給付費国庫負担金、調整交付金等につきましては、国、県等からの所定の負担率によるものであります。
歳出の関係では、平成29年度末の介護保険第1号被保険者数は5,836人で、平成28度末より83名増加し、要支援・要介護認定者数は、1,199名と、平成28年度より16名増加いたしております。
保険給付費につきましては、昨年と比較しまして114万円余り、率にして0.6%増加し、20億228万円余りとなりました。主因は、地域密着型サービス給付費の増加によるものであります。
介護給付費抑制に向け、今後も、地域包括支援センターを中心に介護予防事業や要介護状態の悪化防止の
取り組みを充実、強化してまいります。
議案第86号 平成29年度八頭町
宅地造成特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。
歳入歳出差し引き額は、29万9,554円となりました。
歳入の主なものは、基金からの繰入として分譲地等の償還金分1,617万円であります。
歳出では、総務費の積立金で基金利息5万円余りの積み立てを行っております。
公債費は1,616万円余りとなっております。
議案第87号 平成29年度八頭町
墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。
歳入歳出差し引き額は、46万5,938円となりました。
歳入では、使用料で、永代使用料の56万円が主なもので、新たに墓地2区画の永代使用を許可しております。これで全53区画の墓地のうち49区画の永代使用を許可し、残り4区画となりました。
歳出の主なものは、一般管理費の基金積立金24万円であります。
議案第88号 平成29年度八頭町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。
歳入歳出差し引き額は、110万5,837円となりました。
主な歳入は、後期高齢者医療保険料で1億1,945万円余りを徴収させていただきました。
歳出の主なものは、総務費としまして保険証の発行、保険料納付書の発送等を行っております。保険料、基盤安定負担金を合わせました広域連合への負担金は1億7,888万円余りであります。
議案第89号 平成29年度八頭町上私都財産区
特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第90号 平成29年度八頭町市場、
覚王寺財産区
特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第91号 平成29年度八頭町上津黒、
下津黒財産区
特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第92号 平成29年度八頭町
篠波財産区
特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第93号 平成29年度八頭町
大江財産区
特別会計歳入歳出決算の認定についての5議案の決算は、それぞれの管理会で執行されましたものを町で精査し、ここに提案いたしております。
以上、一括いたしまして議案第71号から議案第93号までの23議案の
提案理由を申し上げました。
よろしく御審議のほど、お願い申し上げて、
提案理由といたします。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で
提案理由の説明を終わります。
◎休 憩
○議 長(
谷本正敏君) ここで暫時休憩いたします。
(午前10時33分)
◎再 開
○議 長(
谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
(午前10時45分)
○議 長(
谷本正敏君) 町長から発言がありますので、許可しますので、お願いします。
吉田町長。
○町 長(
吉田英人君) 済みません。先ほど、議案第71号 一般会計の
補正予算の
提案理由を申し上げましたが、一部修正をさせていただきたいと思います。
皆さん方の資料では、4ページをお開きいただきたいと思います。
農林水産業費の関係であります。4ページの下段のほうになろうかと思いますが、その中で旧の船岡中学校の改修の部分でありますが、委託料3,160万というふうに記載してあります。私もそういうふうに申し上げました。正しくは、ここの部分の委託料は316万余りということで訂正をお願いしたいと思いますし、それから末尾の2行でございます。林業費の関係で900万追加というふうに記載してございますが、林業費の部分につきましてはこの緑の産業活力創生プロジェクト補助金900万というのはございませんので、削除をお願いしたいと思います。申しわけございませんでした。修正ということでお願いいたします。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で、町長の報告を終わります。
◎決算審査報告
○議 長(
谷本正敏君) この際、議案第79号から議案第93号まで、15議案に係る決算の審査について、一括して丸山長智代表監査委員から審査報告を求めます。
丸山代表監査委員。
○代表監査委員(丸山長智君) ただいま谷本議長から御指名をいただきました代表監査委員の丸山でございます。
私のほうから、平成29年度決算に係る審査結果を報告いたします。
皆様のお手元にございます決算審査意見書は、
吉田町長より提出されました平成29年度の決算関係の書類に基づき審査を実施した結果を取りまとめたものでございます。
決算審査は平成30年7月5日から7月31日までのうち7日間、
会計管理者を初め担当課の皆様方に御説明していただき、提出された決算関係書類及び各部門における主要な施策の成果、予算の執行実績などの資料に基づいて実施いたしました。
審査の方法としましては、決算の係数は正確で誤りはないか、予算の執行は関係法令等に基づき、効果的かつ的確になされているか、収入支出事務は関係法令等に基づき適正かつ計画的、効率的に処理されているか、財産管理及び主要事業の各事業については、それぞれの関係帳簿及び証憑書類との照合、その他必要と認められる関係資料の提出を求め、関係職員の説明を聴取し、あわせて別途実施した例月出納検査も勘案し、慎重に審査を実施いたしました。
審査の結果は、平成29年度八頭町会計決算審査意見書のとおりでございます。
平成29年度一般会計及び14の
特別会計の歳入
歳出決算書の決算額や財産に係る資料の係数についても誤りは認められず、決算は適正に計上されているものと認められました。
次に、審査の内容と意見の要点を申し上げます。なお、詳細については意見書で御確認いただきたいと思います。
平成29年度は第2次八頭町総合計画の3年度目を迎え、八頭町
総合戦略に基づき、本格的に事業実施が推進されています。
執行された主な事業としては、
八頭イノベーション・バレーの創設として隼Lab.の整備、因幡但馬海幸・山幸回廊の創設として
観光列車昭和の整備、
八頭フルーツ街道の承継、
八頭ブランドの確立として八頭米を神兎として
ブランド化開始、
安心子育て・いきいき学習のまち八頭の創設として病児保育、入学祝い金の創設などが執行され、町政発展のための努力がなされています。
これから御説明します金額につきましては、100万円あるいは1,000円単位未満は切り捨てて、丸い数字で御説明いたしますので、詳細な金額は意見書の中で御確認願います。
当町の最終予算額は、一般会計110億4,000万円、
特別会計66億600万円、合計176億4,600万円で、当初予算の166億1,200万円に対し6.23%増加しています。
決算規模をそれぞれ前年度と比べますと、歳入総額は170億9,900万円で5.53%の減、歳出総額は160億円で5.77%の減といずれも減少しています。翌年度に繰り越された財源は6,500万円であり、
実質収支は10億3,400万円の黒字を計上しています。
これを会計別に見ますと、一般会計は歳入が106億4,500万円で8.68%減、歳出は100億600万円で9.19%の減となっており、翌年度へ繰り越された財源は5,400万円であります。
特別会計は歳入が64億5,400万円で0.16%増、歳出は59億9,300万円で0.57%の増となっています。
全会計の決算収支は10億9,900万円の黒字を計上し、翌年度への繰越額6,500万円を差し引いた
実質収支は10億3,400万円の黒字となっています。
実質収支から前年度の
実質収支を差し引いた単年度収支は6,300万円の赤字となっております。
一般会計の歳入の内容を見ますと、前年度に比べ10億1,100万円、8.68%減少、その要因は町債で、
保育所建設事業や小学校改修事業等の大型建設事業が減少した影響が大きく、5億9,100万円の減、
地方交付税が2億4,800万円減少したことであります。
一般会計の歳出は、前年度に比べ10億1,200万円、9.19%減少、その主なものは、民生費が6億7,200万円減少、教育費が5億800万円減少したことが要因です。
次に、一般会計に住宅資金
特別会計と墓地事業
特別会計を加えた
普通会計について申し上げます。
歳入総額は106億4,700万円で、前年度に比べ10億300万円、8.61%減少しております。また、自主財源は23億3,300万円で、自主財源比率は21.9%と2.4ポイント上昇しています。
歳出総額は100億500万円で、前年度に比べ10億400万円、9.13%減少しております。
全基金の残高は68億3,800万円で、財政調整基金、減債基金及び介護給付費準備基金などの積み増しがあり、前年度に比べ4億5,000万円増加しております。
地方債の残高は、全会計では188億2,200万円で、前年度に比べ9億2,500万円減少しており、うち一般会計は110億4,200万円で、前年度に比べ3億4,500万円減少、
特別会計は68億8,000万円で、5億7,900万円減少しております。
収入未済額は、全会計総額4億5,100万円で、前年度に比べ2,200万円減少しております。
財政の諸比率を見ますと、
財政力指数は0.232で、0.003ポイント低下、
経常収支比率は85.7%と0.4ポイント高くなっています。
決算の概要は以上のとおりでございます。
次に、審査意見の要点を申し上げます。
事業の執行状況につきましては、地方創生拠点整備事業、上私都改善センター新築工事など、全ての事業においておおむね順調に執行されています。
町税につきましては、コンビニ納付による利便性や徴収専門員を中心とした徴収強化対策等の効果もあり、前年度に比べ2,465万2,000円増加し、徴収率も93.27%と前年度に比べ0.69ポイント改善しています。しかしながら、県内の他の市町村の27年度の徴収率で比較しますと、県平均の95.5%に対して3.7ポイント低い91.8%であり、低いほうから3番目に位置しています。次に、御説明します収入未済金の問題と直結しますので、今後も徴収率の向上を図ることは喫緊の課題であります。
続いて、収入未済金と不納欠損額について申し上げます。
一般会計及び
特別会計の収入未済額は総額4億5,131万7,000円で、前年度に比べ2,298万2,000円減少しています。また、不納欠損処分は711万円実施されています。収入未済額の内容を見ますと、一般会計では徴収率の向上もあり減少傾向ではありますが、滞納額が1億2,461万2,000円、
特別会計では、簡易水道使用料、公共下水使用料、農業集落排水使用料で毎期増加傾向となっており、3億2,670万5,000円滞納しています。
このような町税等や
特別会計の収入未済金の滞納分を整理する目的で、平成27年9月に八頭町税等収納対策方針として五つの
基本方針と三つの滞納整理目標のほか、具体的な実施内容が示され、徴収専門員の配置による早期催告などを行い、滞納額の整理や年度内収納率のアップに努めてきた結果、収納率がアップし、滞納額も減少しており、一定の成果は上がっています。
しかしながら、簡易水道、農業集落排水、公共下水道及び後期高齢者医療の四つの
特別会計につきましては、滞納繰越額の収納額以上に新規の滞納額が毎期多額に発生して収入未済額は増加していることから、収納対策を見直す必要があるのではないかと思います。
現在の担当課の
取り組みは引き続き実行しながら、初期の滞納発生原因を調査・分析した上で、住民に対して納税意識を向上させる対策のほか、滞納額の積み増しが避けられない者に対する措置の検討とか、返済計画を見直すなど、適切な対応策を講じる必要があるものと思われます。
若桜鉄道につきましては、厳しい経営状況が続いているところですが、利用者の増加を図るべく
観光列車昭和を整備するなど、旅客輸送の確保に努めています。
賃貸借契約関係につきましては、まず町有地の貸し付けについて見ますと、町有地を貸し付けするに当たり、町としての取り扱い要領などが整備されていません。現状は、県の取り扱い要領を参考にして処理されているのが実態のようですが、その取り扱いも各課に浸透していないためか、貸し付け料の算定において統一性のない取り扱いが見られました。貸し付け事案が発生した際には、公平公正な取り扱いを行うべきであり、町としての取り扱い要領を直ちに整備すべきと考えます。また、既に貸し付けている案件の中で、今後定める取り扱い要領にそぐわない事案が発生すれば、契約更新時を利用するなどして是正していくべきと考えます。
次に、民有地を借り上げている借地事案についてですが、事業次第では場所も選択する余地がないなど、地主との折衝次第で借り受け料が決まってくるものですが、常識的な借り受け料と乖離していると認められるものについては、安易に契約更新することなく、所有権を取得してしまうという選択肢も検討すべきと思います。
ちなみに29年度末現在の民有地借り上げ事案は115件現存し、年間650万円余りの賃借料を支払っていますが、昨年度の決算監査時には51件現存しているという誤った報告を受けていました。誤りの原因は、各課がそれぞれ契約管理を行っており、全体を掌握して一括管理するといった体制が構築されていないことが要因だったと思われます。賃貸借契約書など重要書類の最終管理は公平性・統一性及び正確性を確保するためにも特定の課で一括管理する体制を整備する必要があると思います。
29年度決算審査において、指摘事項に該当する事案は認められませんでした。
財政の諸指標につきましては、財政構造の弾力性を示す
経常収支比率は85.7%と前年度より0.4ポイント高く、要注意値の80%を超えております。
また、財源が有効に活用されているかを示す
実質収支比率は8.5%と適正な範囲の目安である3%から5%より高く推移しております。これは歳出の不用額が多額に生じた状況になっていることが要因だと思われますので、適正な財政運営が望まれます。
その他の指標については、いずれも改善傾向を示しています。
資金運用状況については別途例月監査において確認しておりますが、適正に管理されていました。
財産管理の状況については、決算年度末現在のとおりでありますが、今後とも財産の適正な管理に十分留意していただきたいと思います。
以上で要点の報告は終わりますが、詳細な内容につきましては意見書で御確認いただきたいと思います。
以上でございます。
○議 長(
谷本正敏君) 以上で、議案第79号から議案第93号まで15議案に係る監査委員の審査報告を終わります。
この際、ただいま代表監査委員から報告のありました議案第79号から議案第93号まで、15議案に係る決算審査報告について一括質疑に入ります。
質疑ございませんか。
10番、栄田議員。
○10番(栄田秀之君) 監査意見書のページ6、賃貸借契約についてまず1点。それから2点目はページ12の使用料及び手数料について、2点お伺いします。
まず最初に、賃貸借契約について。29年度末では賃借地115件、借地料652万5,000円とありましたが、前年度は51件で誤った報告であったとしているが、借地料は幾らであったのか。まず一つです。
二つ目。賃貸借契約書は、総務課で一括管理していないのか。担当課でそれぞれ管理しているのか。2点目。
3点目。賃借料の算定において、統一性のない取り扱いが認められたとありますが、なぜか。各課で異なっているのか。また、賃料の契約更改、賃料の見直しは適切に行われているのか。県内の土地公示価格は年々値下がりをしています。10年以上そのままの価格として契約している契約はあるのかどうか。賃貸借について3点。
そして、ページ12の使用料及び手数料について。収入未済額は2,983万円あります。うち、現年分は435万円。滞納分は2,547万円です。前年に比べて収入未済額が269万円も増加しているが、予算に対する収入率は102%となっているが、なぜか。以上2点、お伺いします。
○議 長(
谷本正敏君) 丸山監査委員。
○監査委員(丸山長智君) 質問にお答えします。
最初、賃貸借契約、29年度末が115件、前年度は51件というお話でありましたが、それは主な原因は下水道マンホールポンプ操作盤の電柱設置の敷地の部分が上がってきてなかったと。件数的に。それを中心にしたものです。それで、貸し付け料については、これは決算額のほうで合計で報告されてますんで、額のほうの相違はなかったと認識しています。
それから、担当課で契約関係を管理しているかということにつきましては、担当課のほうでそれぞれ管理していらっしゃるようです。
それから、取り扱いの見直しの関係ですが、見直しを実施している契約もあれば、見直しができていない契約もあるように思われました。
それから、10年以上前から物価等、大分変動しているというお話ですが、料率を掛けて計算されているものは、相続税評価額をもとに料率を掛けていらっしゃいますので、それはできていると思うんですけども、平米当たりの単価で算定されているものは見直しが行われていないという認識であります。
それから、収入未済、使用料の関係ですけども、収入率が102%になったその理由というそこまではちょっと深く審査してませんので、お答えができません。
ほかに何かありましたでしょうか。
○議 長(
谷本正敏君) 10番、栄田議員。
○10番(栄田秀之君) 今、お伺いしました。まだ賃借契約についてですが、伺いたいのは先ほど各課で契約を担当している。そこで、私、大抵の会社は一括管理で管財とか総務とかで管理していると思いますが、そういうことがないので今回こういういろんな契約の内容の相違があったんではないかというふうに思われます。そこの監査委員の指摘で、なぜ総務課で一括管理をしないのかというそういう指摘はされなかったのかどうか。まず一つということです。
それから、使用料及び手数料についてですが、これについては細かいことはわからないということですが、収入未済額は2,983万円あります。この使用料に対して。この3,000万円近い収入未済額があって、なぜこの収入率は102%となっているのか。そういうことには言及されなかったのかどうかということです。私は、これ見ます限り予算額が甘かったんではないかというふうに思っておりますが、その2点について、もう一度監査委員にお伺いします。
○議 長(
谷本正敏君) 丸山代表監査委員。
○監査委員(丸山長智君) お答えします。
最初に、各課で契約の管理をという話ですが、なぜ一定の課で管理しなかったのかということは、多分、決め事がないからだと思うんです。町の。どこか、総務課なら総務課で一括管理するという決め事がない。それから、貸し付け料の算定についても、町の基準がないので、県の基準を参考に計算していらっしゃると。それから、中には合併前から貸し付けしている案件もあろうかと思います。合併前からの契約内容をそのままずっと踏襲して更新しているというような実態も見られました。
それから、使用料の収入未済額の関係ですが、この中で町営住宅の使用料が2,983万1,000円の収入未済があるということですが、使用料自体は町営住宅の使用料だけではなくて、ほかにも使用料がありますので、そちらのほうが多かったということで多分収納率が上がったのかなと。それと、滞納分がたくさん解消したら収納率は上がってくるんだろうと思っております。ですから、この収納率は予算現額に対しての収入額だと思いますので、調定額のほうから比べると100%は行ってないんだろうと思いますので、その調定した額が妥当だったかどうかというところまでは追求しておりません。
以上でございます。
○議 長(
谷本正敏君) ほかに質疑ございませんか。
(質疑なし)
○議 長(
谷本正敏君) 質疑なしと認めます。
これにて議案第79号から議案第93号まで15議案に係る決算審査報告についての質疑を終わります。
◎散 会
○議 長(
谷本正敏君) お諮りいたします。
本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(
谷本正敏君) 御異議なしと認めます。
よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
なお、次の本会議は、9月5日、午前9時30分から再開いたします。
(平成30年9月4日 午前11時14分散会)
会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。
議 長
署名議員
署名議員...