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平成30年第 4回定例会(第4日目 6月12日)

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  1. 八頭町議会 2018-06-12
    平成30年第 4回定例会(第4日目 6月12日)


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    最終取得日: 2021-04-28
    平成30年第 4回定例会(第4日目 6月12日)      平成30年第4回八頭町議会定例会 会議録 (第4号)   招集年月日  平成30年6月12日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  平成30年6月12日 午前9時30分宣告        (第4日) 応招議員    1番 奥田のぶよ   2番 川西  聡   3番 小倉 一博    4番 小林 久幸   5番 森 亜紀子   6番 中村 美鈴    7番 岡嶋 正広   8番 坂根 實豊   9番 小原 徹也   10番 栄田 秀之  11番 髙橋信一郎  12番 下田 敏夫   13番 尾島  勲  14番 谷本 正敏 不応招議員    なし 出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町   長  吉田英人  副 町 長  岩見一郎  教 育 長  薮田邦彦  地方創生監  角園太一  総務課長   髙橋和彦  税務課長   岩城憲治  企画課長兼地方創生室長若桜鉄道運行対策室長         川西美恵子  町民課長   山下真一  保健課長   森脇孝和  産業観光課長 谷口雅美智 建設課長   年岡英夫  上下水道課長 山田勇  地籍調査課長船岡住民課長         谷本清通  会計管理者  木嶋成志  人権推進課長八東住民課長         岡満  教育委員会事務局次長         新田弥生  社会教育課長 奥平徹  農業委員会事務局長         小林春美  男女共同参画センター所長         山本聡美  福祉課長兼福祉事務所長         田中裕之 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長 坂本美幸   副主幹 石田智子 議事日程   別紙のとおり 会議録署名議員  12番 下田敏夫議員  13番 尾島 勲議員           議 事 日 程 (第 4 号)            平成30年6月12日(火)午前9時30分開議 日程 第 1 一 般 質 問 議事の経過 ◎開議宣告                    (午前9時30分) ○議 長(谷本正敏君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は14名でございます。  定足数に達しておりますので、これから6月11日に引き続き本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議 長(谷本正敏君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問 ○議 長(谷本正敏君) 日程第1 一般質問を行います。  本日は、9番、2番、6番、10番、11番の5名に行っていただきます。  それでは、9番、小原徹也議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎小原徹也議員質問 ○9 番(小原徹也君) 皆さん、おはようございます。9番議員の小原でございます。  ただいまから一般質問を始めます。  1、旧大江小学校跡地にかかわる農泊事業について。   小学校統合により廃止された跡地利用について、その利活用に頭を悩ま   せるところではあるが、今、農業の6次産業化は、国を挙げて取り組ま   れていますが、農業のあり方と先般新聞報道のあった大江小学校跡地の   農泊事業について問う。  (1)これまで、議会に対して3月20日の全員協議会でも詳細な説明は   ないが、この事業の整備計画書が町のホームページに3月19日付で公   表されている。この計画書は、誰がどのように作成したのか、決定の経   緯を問うとともに、いまだに議会に説明がないのはなぜか、農泊事業と   は何か。  (2)この事業の補助金は、農山村振興交付金であり、基本的な考え方は、   都市・農村交流と、滞在・余暇活動を推進し、地域の農林業の振興及び   活性化を図っていくとある。しかしながら、この事業の中身を見ると、   農泊施設、農村体験施設農家レストランの運営など、全ての主体が本   町ホームページに公表された企業となっているのはなぜか。  (3)実施計画の内容の根拠は何か。  町長に質問いたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 皆さん、おはようございます。一般質問も2日目ということでございます。  それでは、9番、小原徹也議員一般質問についてお答えをいたします。  最初に、農泊事業についていただきました。この整備計画書は、誰がどのように作成したのか、決定の経緯を問うとともに、議会に説明がないのはなぜか、農泊事業とは何かということでございます。  旧の大江小学校につきましては、船岡地域にあります推進協議会が進めておりました農泊事業に活用したいということで、昨年から校舎を貸し出す方向で議会にも説明をさせていただいたところであります。  事業計画の変更が行われ、ことしの3月23日に公募が締め切られたわけでございますが、農林水産省農村漁村振興交付金農泊推進対策部分の実施主体となります地元企業が提案書を提出されたところであります。昨日の坂根議員の御質問にもお答えしましたように、この交付金事業に応募するためには、余暇法に定めます市町村計画の作成が一つの要件になっており、公募の締め切りまでに作成をする必要がございました。計画書は、推進協議会が進められている農泊事業を包含し、整備地区の区域は船岡地域として町が作成したものであります。  また、余暇法第5条第4項には、市町村は市町村計画を作成したときは遅滞なくこれを公表するとともに、都道府県知事に報告しなければならないとなっておりますので、ホームページに掲載することで公表をしたところであります。  農泊の事業概要を受けながら、並行して計画書の作業を進めておりましたが、早い時点で内容・必要性等を議員各位に説明するべきであったと反省しているところでございます。大変申しわけございませんでした。  他の補助事業等の申請におきましても、添付資料として作成する計画等が定められるケースがあり、今回作成した整備計画につきましては、改めまして全協等で御説明をさせていただきたいというふうに考えております。  また、農泊事業とは何かということでございますが、農林水産省の考えている農泊とは、農山村において日本ならではの伝統的な生活体験と農村地域の人々との交流を楽しむ滞在という意味で、農家民泊だけでなく古民家を活用した宿泊施設など、旅行者のニーズに合った多様な宿泊手段により、農山村に滞在し、魅力を味わってもらうことというふうになっております。  2点目の、この事業の中身を見ると、運営など全てがホームページに公表された企業となっているのはなぜかということであります。  農村漁村振興交付金実施要領第2の4で、農山漁村において農泊を持続的なビジネスとして推進し、農山漁村における所得の向上や雇用の増大を図るため、自立的に活動できる体制の構築、地域資源を観光コンテンツとして磨き上げる取り組み及び古民家等を活用した滞在施設や農林漁業体験施設等の整備を支援する事業が、農泊推進対策の内容となっております。  持続・継続的なビジネスとして推進していくためには、構成団体と連携をして、地元の雇用創出体制を構築して運営していく企業、団体がリードし、民間感覚での事業運営が必要であると町としても考えております。また、推進協議会の中でも御議論をいただき、事業計画の変更を行い、申請をされた地元企業がリーダーシップをとって進められると認識をいたしているところであります。  3点目の実施計画の内容の根拠はということであります。整備計画は、農村漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進に関する法律第5条第1項に定める計画書であります。町村計画には、整備地区の区域を定めるほか、1として農村滞在型余暇活動に資するための機能の整備に関する方針、2として農用地その他の農業資源の保健機能を増進するための農地等その他の土地の利用に関する事項、3として農作業体験施設等の整備に関する事項を定めることとなっております。  これらの内容に基づきまして、事業主体となる地元企業が計画している内容を初め、推進協議会事業支援等を加味しながら、市町村計画を作成したものであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) この事業の計画について、3月20日の全員協議会があり、協議事項ということで出たので、私は町長へ協議資料を求めましたが、計画はまだ白紙だから、補助も決まってない状態だからということで何もないということでしたけど、でも実際、3月19日付で計画書は出てるんですが、なぜこの全員協議会の説明と今の説明が違うんでしょうかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 3月20日の全協の資料を多分、小原議員お持ちだというふうに思いますが、その時点では事業概要的な資料ということで議員の皆さん方に説明をさせていただいたというふうに思っております。  今、白紙というお話でございましたが、資料なくして全員協議会の場に臨んだという認識はいたしておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 5月29日に大江地区公民館住民説明会がありましたけど、住民の方から、計画が見えない、心配だという声がありました。最後に、産業観光課長から、この事業を進めてもいいですかという発言があったんですけど、議会に詳しい説明もないままにこのような発言をされると、議会軽視としか思えないんですけど、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 5月29日に住民説明会を開催させていただきました。私どもを含めまして50名の方に御参加をいただいたというふうに思っておりますが、その中で町の考え方等もお話をさせていただき、その事業者のほうでスライドというんですか、パワーポイントを使って概要的なものをお話しさせていただいたというふうに思っております。地域の皆さんからも御意見は確かにいただきました。その心配な面というようなこともございましたが、そういう面はすり合わせといいますか、事業者として払拭するような形で事業に臨みたいというお話だったというふうに思います。  そういった中で、議会軽視というお話でございますが、私どもとすれば地域の皆さん方の御協力というものがなければ事業の推進ということはできないというふうに思っておりますので、軽視の取り方というのはそれぞれだろうというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員
    ○9 番(小原徹也君) ちょっと質問の内容と答えと違うかもしれませんけど、町長もそのときに同席されておられましたけど、住民の言葉というか、どういうふうに受けとめられたんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 小原議員も同席されていたというふうに認識いたしておりますが、住民の皆さん方の反応というのは、全ての皆さんが不安ということではなかったやに思っております。事業として推進をというような御意見もあったというふうに思っておりますし、その不安という面で申し上げますと、先ほど申し上げましたように、不安を払拭しつつの事業展開をされるということでありまして、事業にかかってからそういった不安を払拭するのではなくて、事前にその地域の皆さんにまた改めてお話をさせていただいてということだというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) ちょっと話が前後するかもしれませんけど、これは補助事業ということですよね、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 国の補助事業であります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 補助事業というのは適化法と言うんですけど、そういうちゃんと定められた法律があるんですけど、適化法の中には公益性、平等性というものが保たれないといけないということが書いてあるわけです。やっぱり、補助金事業をしていく上では、地方公共団体、議会がきちっと審査をして進めるというふうに書いてあるんですけど、住民に議会より初めにそういう説明がされるということは、議会はどういうふうに対応していったらいいか戸惑うんですけど、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) きのうもこういったお話があったかというふうに思っておりますが、私は決して議会の皆さん方をそれこそ言葉が不適切かもわかりませんが、ないがしろにしているというふうには思っておりません。いきなし、では住民説明会に出て、こういう事業ですがいかがでしょうかという話ではなかったと思っております。事前に昨年の7月に第1回目の全体の会議を開催いたしておりますし、また、その後も全員の皆さん方の招集というわけではなかったというふうに思っておりますが、折に触れそういった会も開催しているというふうに思っております。  そういった中で、議会のほうにつきましても昨年から常任委員会、また全協等で報告もさせていただいて、最終的に直近では3月20日というのが全協だったというふうに思っております。その中で、先ほど来申し上げておりますが、それまでにいただいておりました資料をもとに皆さん方に説明をさせていただいて、それからまた改めて地域に出たというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) では、町長、この事業は町長はどの段階からこの計画を知っておられたんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初の答弁でも申し上げましたけど、昨年の時点でということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) ちょっと私が聞いている内容とは少し違いますが、これ以上はそのことについて質問はしないんですけど、先ほども言いましたように、適化法といいますけど、これはちゃんとした法律なので、補助金を受けた業者に対しても罰則規定はあるんですけど、情を知って交付又は融通をした者も、また同項と同様とするというふうに書いてあるんですけど、これはやっぱりきちっと進めていかないと、進めた人にもやっぱり罰則規定があるようなことなんですけど、それは認識されておられますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 罰則のことについては、ちょっと法律をよく読んでおりませんので承知をいたしておりませんが、私どもとすればきちっと手続をして当然議会の皆さん方の御理解をいただくということが前提でありますが、事業を支援してまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) すいません、よく行政用語で、町長からトンネル補助金という言葉が出るんですけど、それの説明をちょっとお願いできないでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) トンネルという表現をされましたが、これは間接補助金のことだろうというふうに思います。例えばですが、補助事業の中で国から補助をいただいて事業者に交付するというような場合がございます。それは、例えば1,000万円なら1,000万円という補助金の受け入れが町の予算で計上いたします。その1,000万円の今度は歳出のほう、交付するほうの予算を組むということでありまして、かさ上げといいますか、そういうものはしないわけでありますが、そういった1,000万円を受けて1,000万円を交付するというのが、今言われましたトンネル的といいますか、間接的な補助であります。  今回の場合は、うちのほうの予算を介しないという事業であります。直接、国と事業者のほうでやりとりをされるということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 終始、担当課長、町長に聞いてもそういう返答なんですけど、ちゃんとした法律があるべきですから、トンネル補助とかそういう言い方をせずに間接補助という、私は知らない、一般財源から出てないから関係ないというようなことではないわけですから、適化法というものがあるわけですから、そこはやっぱりきちっと向き合ってもらいたいというか、きちっと考えて対応していただきたいというのが私の要望なんですけど。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 間接補助があろうがなかろうがということだと思います。今回は、先ほど言いましたように直接町の補助金、町からの支出ということはございません。そういった中で、建物の使用ということで、そういった面で町としての支援ということになろうかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 2番目の質問のほうに移ります。  (2)ですけど、5月の住民説明会のときに、住民の方からお話を聞いたんですけど、この事業の内容は、当初7月ごろに聞いた事業内容と全く違う内容だということをまず言われますし、何で議会の中ではどういう話になっているかというふうに質問されても、何も答えられないんですけど、なぜこれは事業が途中で変わったんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 前段に、この事業につきましては、平成29、30で協議会として事業をやりたいということでありまして、平成29年度はソフトの事業でありました。平成30年度にハードということであったんですが、その時点の考え方というのは、体験をもとにした事業ということを計画されたというところでございます。そういった中で、当時の補助金が、平成30年度です、ハードの部分ですが4,000万円ということだったというふうに思っております。協議会とされて、いろいろ計画の中身を検討され、改めて農泊の推進というふうに至ったというふうに思っております。  農泊の今回の事業につきましては、1,000万円を今5,000万円という補助金でございます。そういった中で、関係の皆さん方で協議をされて、先ほど申し上げましたように農泊の事業に取り組みたいということで、その4,000万円ではなくて、それは着手せずに辞退というんですか、正式な書類はいただいてはないと思いますが、そういったことの中で事業の変更を行ったというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 今、町長の答弁を聞いて、私は初めて知ることもあるんですが、でも私が当初聞いてたのは、固有名詞出していいのかわかんないですけど、初めの団体と実際今、補助金を申請している団体は変わってるんじゃないでしょうかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど来、協議会ということを申し上げておりますが、農政局といいますか、そういったところのやりとりの中で、協議会よりも一つの事業者として申請されるのがいいんじゃないかということで変更されたというふうに伺っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 私はそこに疑問を覚えるんですけど、これは何かちょっと話が変わったというか、人がかわってという、ちゃんとした補助金事業ですから、ちょっと都合悪くなったから申請者がかわるという、そんな簡単な問題じゃないんじゃないでしょうかね、これは事業の話ですから。どうでしょうか、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど申し上げましたように、国の指導ということで伺っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) わかりました。ちょっと質問の答えに何かならないような気がするんですよ。  では、次の3番、実施計画の内容の根拠は何かというところなんですが、住民の方から、説明会が終わった後にこういうふうに私、話を聞きまして、宿泊人数が100人規模という、100人ぐらいを想定しているということで、終日そんだけの宿泊施設の人が来ると不安を感じるという声がかなりあるんですけど、それについてどう思われますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) マックスといいますか、最大が100人ということだろうというふうに思っておりますが、最初にもお話ございましたけど、不安ということについては、事業者として払拭するように伺っているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) ですから、事業計画書には100人というような数字が明記してあるんですけど、それはマックス100人というのと100人というの、だから計画が曖昧だということを僕は尋ねてみたいんですけど。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほども小原議員言われましたけど、100人規模ということですので、最大は100人ということです。計画は曖昧でないかということでありますが、先ほど申し上げましたが、事業計画につきましては、また改めて計画書も含めてですが、議会の皆さん方に提示をさせていただきたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 私が言いたいのは、人数のことを細かく言ってるわけじゃなくて、この程度の説明の事業計画補助金事業を申請されるんですかということを私は聞いてるんですけど。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最終的に補助金の判断をされるのは、国のほうがされるということであります。まだ今現在では、中・四国で16の候補ということで、その事業の一つとして現在の事業者が上がっているということであります。これから事業計画書の当然収支等も添付するわけでありますが、そういったものをつけてこれから申請ということであります。その前段として、私どもとすればその事業計画書皆さん方に提示をさせていただいて、御理解をいただきたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、じゃあ最後に、住民からの不安ということで、私からちょっとお願いがあるんですけど、住民の方が、にぎやかさと騒がしさは違うと。言葉を変えれば、利益・不利益というような、にぎやかくなればいいんですけど、騒がしくなるのは困るというふうに、住民の方が心配されてるんですよ。防犯に対して物すごい不安を感じておられて、ふだんの生活に影響が出るんじゃないかと。地域がにぎやかくなったりするのはいいことなんですけど、事業計画を考える上で、そこはきちっと町のほうもやっぱり考えていただかないと困ると思ってるんですけど、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 説明会の中で、そういう御意見あったというふうに思っております。先ほど来申し上げておりますが、町もそういった面では一緒になって考える必要があるんだろうというふうに思っておりますが、事業主体になる皆さん、一緒になってそういった払拭は取り除いていきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) もう一点、大江の地域の方はおとなしい方が多いので、なかなか発言とか自己主張はされない方が多いと思うんですけど、意見のない人は賛成だというような、そういう捉え方をされずに、きちっとやっぱり住民の方に、事業者も町も一緒になってきちっとやっぱり計画をもう一度、再度考えてもらいたいということを約束していただけないでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) また改めて、地域の皆さん方には説明会は開催させていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) ではすいません、2点目ですかね。  船岡地域のコンビニ設置について。買い物に不便な町民に対しての取り組みを問う。  1、今、コンビニの役割は大きく変わろうとしており、ATM、荷物の受   け付け、トイレなど、生活に密接なかかわりがあるのは周知のとおり。   そこで、公共料金や税金の払い込みでコンビニの役割はますますふえる   と想像されるが、町長の考えを問う。  2、また、地域のスーパーなどとの連携やカラオケ、喫茶スペース、20   人程度の小規模ルームなど、新しい試みの店舗が近県にはあるが、本町   も先進店舗を参考にしてみてはどうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、船岡地域のコンビニ設置ということでいただきました。コンビニの役割はますますふえると想像されるが、町長の考え方はということでございます。  小原議員の御意見のように、現在、全国のコンビニエンスストアでは、ATMや荷物の受け取り、公共料金や税金の支払いなど、多様なサービスを提供しており、八頭町におきましても平成29年4月からコンビニでも町税等が納付できるようにしております。近年のコンビニの傾向といたしまして、全国一律の経営ではなく、店舗がある地域の実情にあわせた経営、運営を行うコンビニが増加しているようで、地域貢献、密着型のサービスをコンビニとして提供できるよう、行政などの機関と連携して業務を行う店舗が増加していると伺っております。  八頭町でも防犯啓発のケーブルテレビ放送をするため、町内のコンビニ店舗に御協力をいただき、振り込み詐欺防止の番組も作成し放映をいたしましたし、また、町内のコンビニには飲食スペースのある店舗もあり、地域住民の交流の場としても利用されております。  今後、町としてコンビニに期待いたしますのは、地域振興のために経営していただくと同時に、公益的側面にも資していただくような活動もさらに行っていただけたらと考えているところであります。  次に、本町も先進店舗を参考にしてみてはどうかということであります。先ほど申し上げましたように、近年、地方におけるコンビニやスーパーのあり方が変化しており、営利ばかりに重きを置くのではなく、地元や社会貢献など公益的側面も取り入れた経営、運営をとられる店舗が増加しております。また、議員の御意見のように、さまざまな機能を有した複合施設の中にコンビニがあり、地元住民や利用者の利便性に大きく資する店舗ができているようであります。  現在、八頭町としてスーパー等の企業誘致の御相談は随時受け付けておりますし、今後、町内にコンビニが出店するような計画ができ、出店者から御相談があれば地域のスーパーとの連携等についても協議の機会を設けるよう図ってまいります。  昨日の岡嶋議員の御質問にもお答えいたしましたが、新たな複合施設を建設、設置し、管理運営をするに当たっては、船岡地域周辺のスーパーなどの出店状況、JAさんの見解や地区公などの事業、地元住民の要望や建設コスト、町の公共施設の偏在状況等を総合的に考慮し、検討する必要があると考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 町長、旧船岡地域の議員というか、4人で鹿島町のコンビニを視察というか、個人的に見にいったんですけど、当初、このコンビニは経営が成り立つか心配だったということがあって、移動販売もされていたようなんですけど、移動販売が1年以内に必要なくなるように、敷地内にバス停をつくったことによって、お客さんのほうが来ていただけるようになって、移動販売車も要らなくなった、そういうような現象も起きてるようですので、ぜひ町長も一度、視察に行かれるというようなことは考えられないでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 船岡地域の議員さんが4月ですか、ごらんというか視察されたのは、松江市の鹿島町のそういった施設だというふうに伺っております。いろいろ全国にも公設民営というようなことで、そういった取り組みをしている施設ということにつきましても資料でいただいたというところです。  ただ、今回の鹿島町のものにつきましては、自治会で整備をされたということでありまして、施設を、ちょっと特異な施設だなというふうには思っているところでありますが、一度、百聞は一見にしかずということがございますので、ちょっと機会をつくって、そういった施設も視察をさせていただけたらと考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 今の船岡地域でまちづくり委員会もどうするかというような課題があるかとは思うんですけど、複合施設としてまちづくり委員会を一緒にするというのは難しいかもしれませんが、コンビニがあるということで24時間営業の施設というふうになるわけで、百歳体操とかそんなのも午前中、午後と一日2回、毎日開催されたりとか、先ほど町長言われましたように、イートインスペースというだけではなく、ほとんどファミレスみたいなスペースもかなり確保されてまして、これはやっぱり新しい形のコンビニなのかなというふうに、4人が感じてるということなんですけど、昨年、担当委員会で、総務教育常任委員会で奈良の広陵町へ研修に行ったんですが、税金のコンビニ収納率というのはかなりやっぱり高いということでして、八頭町でも多分、かなり高いんじゃないかなと思いますが、これから何かの経営体の決済ですか、そういうのも何か始まるというようなことを聞いてますので、どうでしょうかね、町長、そういう面でもコンビニの必要性はどう思われますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初に、先ほど移動販売車も不要になったというようなお話も伺いましたし、それからまちづくり委員会、今は船岡地区の皆さん方といろいろ話もさせていただいておりますが、そういった複合施設に、そういったまちづくり委員会、拠点といいますか、そういったものを視野に入れることというのは可能じゃないかなというふうに思っております。  先ほど言いましたけど、うちも平成29年4月からコンビニでの納付ということで、ちょっとパーセントは覚えておりませんが、とりわけ若い皆さんといいますか、そういった皆さん方に御利用いただいているというふうに思っております。  また、少し時間かかりますが、そこで住民票とかそういったものの発行というようなシステムもこれから取り組んでいくというところでありまして、コンビニの必要性はどうかということでありますが、これからの時代というのは本当にそういった面からしても、コンビニというのは重要な位置を担っているというふうには思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) では、今、鹿島町も島根県第1号店ということで、もし鳥取県内に町長がつくられれば鳥取1号店になりますので、ぜひつくるように前向きに検討していただきたいなと思います。  最後に、コンビニの件も小学校の空き校舎の利用の件もあるんですが、補助金とかこういうものは公益性の高いものであるので、今のスーパーとかの誘致も言ってこられれば受けるというような話をされたんですが、公募というんですか、公に誰かそういう事業をしたい人はいませんかとか、こういう事業をするんだったら言ってくださいと、やっぱり隼Lab.とかでもそういう外に情報を発信していくということなので、もう少し外に発信するというか、公共施設を利用するに当たって、特定と言ったらちょっと問題かもしれませんけど、間口を広げて、もう少しもっといいものがあるかもしれませんので、こういうコンビニの件に関してもですけど、知らないだけで。もうちょっと情報発信を広くするように努力してもらいたいと思うんですけど、町長、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 農泊であれ、それから先ほど出ております複合施設的なコンビニということで、公益性の高い事業ということは承知をいたしております。  最初の答弁で申し上げましたけど、コンビニありきではなくて、地域の実情ということがあります。船岡におかれましても、JAさん、トスクということで頑張っていただいておるというようなこともございますので、昨日も申し上げましたが、JAさん等のお話ということも必要だというふうに思っておりますし、それから、公募のことを今も言われたわけでありますが、町では少し遅くなっておりますが、公共施設のあり方検討委員会、それこそ小中学校の統廃合のありました空き校舎ができております。Lab.等、町が中心になって進めた事業もあるわけでありますが、いまだあいている校舎もあるということでありまして、そういった計画書ができた段階で公募というようなことになるんだろうというふうには思っておりますが、ただ、先日だったですか、倉吉の小学校ですか、月額幾らというようなことで少し値段を下げられて公募をしておられたということであります。かなり小学校、小中学校の校舎を、公募してもなかなか事業者というのが集まらないというのが今の現状ではないかというふうには思っております。
    ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 公募のやり方もいろいろあると思いますけど、小学校とか公共施設の、遊休施設の利用ということなんで、例えば一つの事業者に任せるというと事業費もすごいかかるわけですから、みんなでシェアというわけではないんですけど、やる気のある方に少しでも若い方とか育てるという意味で、チャレンジ的な形で全部を一事業者に任せるというんじゃなくて、そういう方法も考えてみられてはどうでしょうか、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 言われますように、遊休施設の有効活用ということは、本当に非常に大事なことだというふうに思います。チャレンジというお話をいただきましたが、そういったお話があれば町としてお話を聞かせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) では、最後になりますけど、これは町内のコンビニ経営されている事業者さんなんですけど、コンビニを出店しようというときには、お客さんが少ない、住民が少ないからなかなか出店できないというハードルがあるらしいんですけど、逆に今度、コンビニをつくると町ができるというふうに言われるんですよ。ちょっとそれは僕はどうかなとは思うんですけど、実際やっぱりコンビニができると地価というか土地の単価も上がったりするというやっぱり現象もあるようですので、ぜひ町長、前向きに検討をよろしくお願いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そういった施設ができれば、当然町の地域というのはにぎやかになるというふうに思います。答弁の中でも先ほど話をさせていただきましたが、一度機会をつくって、そういった施設を視察してみたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小原議員。 ○9 番(小原徹也君) 以上で一般質問は終わります。ありがとうございました。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、9番、小原徹也議員一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。     (午前10時12分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午前10時25分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、2番、川西聡議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎川西 聡議員質問 ○2 番(川西 聡君) 議席番号2番、日本共産党の川西聡であります。  今回、私は三つほどテーマを掲げておりますけれども、住民の方が知らないこと、これをやっぱりちょっと知っていただきたいという思いが非常に強いわけでございます。それを質問の中で町長と議論をしながら、あるいは教育長と議論をしながら、住民の皆さん方に本当にこういった実態があるんだということをわかっていただきたいという意味合いで今回、質問を三つほどテーマを起こしました。  まず第1番目、保育所における感染症予防対策についてであります。4月23日、郡家東保育所でロタ・ヒトメタの両ウイルス菌による感染症により、21人の児童が欠席を余儀なくされ、職員も2人が体調不良に陥りました。1人が休暇を取るという事例が発生をいたしました。一連の状況の経過については、5月25日の全員協議会での谷口課長の報告がありました。事態は、ほぼ収束をしております。  しかし、この件は、私はちょっとこの表現はきついかもしれませんが、事前の感染症対策、この不十分さがあらわれたのではないかというぐあいに考えるわけでございます。  厚生労働省は、保育士が医療関係者の連携して感染症対策に取り組む際のガイドラインを定めております。保育所で子どもたちの健康を守るための重要な指針としての役割は非常に大きいと思います。そのガイドラインが約6年ぶりに見直しをされます。見直しで注目されているのは、最新の医学的知見を反映したことや、地球温暖化に伴う環境の変化に対応してる点にあります。そこに括弧書きがありますが、これは後で議論してみたいと思います。  過去の感染症の事例に学んで最新の情報を保育士らに正しく伝えて理解を深めてもらうことこそが、子どもたちを守る第一歩だと考えます。  そこで、以下の諸点について伺います。  まず第1番目、本町施行以来、保育所においてさまざまなウイルス菌の発生によって児童生徒が多数病気を余儀なくされてきた事例があります。事例ごとに1番、保育所名、2番、発生と収束の年月日、3番、感染ウイルスの名称と病休の主な病名、4、判明した感染経路、それから5番目、事例が起きた再発防止策と効果の有無について伺いたいと思います。  それから、大きな②番として、八頭町感染症対応マニュアルというのがあります。これを再検討していただいて、総合的な事前の感染症対策を医療関係者や保健課と連携しながら行うべきだと。今回のガイドラインの改定に伴って真剣に考えるべきだということを質問いたします。  お願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、2番、川西聡議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、保育所における感染症予防対策ということでいただきました。事例ごとに保育所名、発生と収束の年月日、感染ウイルスの名称と病休の主な病名、判明した感染経路、事例が起きた後の再発防止策と効果の有無はということであります。  質問にお答えする前に、先ほどの質問にもございましたように、4月23日に郡家東保育所におきまして入所児童の感染性胃腸炎の集団感染が発生をいたしました。保護者の皆さん、また町民の皆様方に大変御心配をおかけしましたことをおわび申し上げたいと思います。大変申しわけございませんでした。  では、一つ目の質問につきましてお答えをいたしますが、児童、職員が多数病休になったという事例ということであります。近年の発生状況を申し上げますと、郡家東保育所で事例がございました。発生と収束の年月日は、平成28年12月12日の発生ということでありまして、1週間後の12月19日に収束ということであります。これにつきましては、12月19日に職員が職場復帰ということでございました。  3番目の感染ウイルスの名称と病休の主な病名ということでありますが、腸管出血性大腸菌の検出ということでありまして、O157の疑いということでございました。再検査の結果、大腸菌が検出がされなかったということであります。判明した感染経路ということでございますが、感染者は給食の調理員ということでございまして、毎月の検便で発見されたということでございます。本人、それから御家族ともに自覚症状はなく、感染経路は不明ということでございました。  最後に、事例が起きた後の再発防止策と効果の有無ということでございますが、発生後、改めまして体調不良児の速やかな医療受診推進と、職員、それから御家族の体調状況について職員間で情報共有を図ることといたしております。  2点目の感染症対応マニュアルを再検討し、医療関係者や保健課と連携しながら行うべきだと考えるがということであります。  平成30年3月に改訂をされました厚生労働省の保育所における感染症対策ガイドラインに沿って、保険課や嘱託医と連携しながら、適宜見直しを検討するようにいたしております。また、総合的な事前対策といたしまして、保育所での児童に対する衛生対策の慣行はもとより、ガイドラインにありますように、保護者の皆様方に対しまして、症状が回復し感染力が大幅に減少するまでの間、罹患児童の登園を避けていただくなど、御理解をいただきながら児童福祉施設として社会機能の維持に努めてまいりたいと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 質問に答えてない。ちょっと変な言い方しましたけど、生意気な言い方しましたけど。  1番目の質問では、僕は最後に聞いてるんです。事例が惹起して、起きて、再発防止策をするでしょう。再発防止策をやって、それに対して対策を練ると。その対策は、どうだったのかと、効果の有無はどうだったのかということを聞いてるんです。職員間で情報共有を図るなんてこと聞いちゃおりません。事前にレクで言っておきゃよかったようなもんかもしんないけど、私、やっぱりこれいけないですよ、こういう答えは。どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 効果はどうだったのかということであります。先ほど申し上げましたのは、そういった情報の共有ということで答弁をさせていただきました。当然、共有ということの中で効果はあったというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) そうじゃないでしょう。効果がなかったから、だから新たなロタ・ヒトメタ両ウイルスですか。予想もできなかったところはあるだろうけども、それなりに感染症対策というものを十分にやってれば、防げたかもしれないでしょう。だから、私はこういったことで余り言い争いたくはないんだけども、やっぱり不足してたと、感染症対策はね。これはお認めになりますね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 不足していたんではないかということでありますが、先ほどガイドラインのことを川西議員も言われたというふうに思います。2018年の厚生省の保育所感染症ガイドラインの中にも、感染予防の努力を続けていても保育所内のさまざまな感染症の侵入、流行を完全に阻止することは不可能というふうになっております。  したがいまして、職員としても努力をしているということでありますが、そういった中で今回の事例、それにつきましては家庭内からの発生ということでございまして、限度がやはりあるというふうには思っております。  ただ、先ほど来申し上げておりますように、職員としてそういった共通の認識を持って、それぞれ対応しているというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 言い過ぎた点がありましたら、あれしてください。  ただ、やっぱり質問ですから、これからどうされるのかということで、ちょっと町長の御認識を聞いてみたいんですけども、今回はこういう感染症だったんですけど、例えばこれから予想される感染症対策、ガイドラインがうたっているわけですね、血液感染とか、それから飛沫感染とか、それから子どもがはいはいなんかして、乳幼児なんかはいろんな床面ですか、そういったところにはいはいなんかして、いわゆる接触感染というんですか、さまざまなそういう感染のケースというのを想定して、それに対して対応しなさいというガイドラインになってるわけですね。  例えば、一つ言いますと、血液感染の場合、これは今現在やられているかどうかということにもよるんですが、例えばひっかき傷、それからかんだ傷、それから刺し傷、そういったものはばんそうこうやいろんなものを張って、あるいは血のついたものは煮沸をするとか、そういったようなガイドラインが出てるわけですけども、そのことに対して2番目の質問とも関連するんですが、感染症対策のマニュアル、きめ細かにこれからつくっていただきたいと、するべきだというぐあいに思いますが、どうでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) マニュアルにつきましては、現在、今、保育所長の段階でありますが、先ほど2点目の質問にも関連するというお話ございましたが、嘱託医でありますとか、無論、保健課も含めて、マニュアルの作成ということでございます。  今現在、先ほど申し上げましたように、保育所長での段階ということでありまして、これから保健課、さらには職員の皆さん方とも一緒になりまして、マニュアルの作成に取り組むということであります。  ただ、私どもとしましては、感染症が発生した場合に、流行規模というんですか、そういったものを最小限にするということを目標にして、感染症対策に取り組んでまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) わかりました。  それでは、ちょっとややこしいこと言うんですけど、予防接種、いっぱいありますね。これも時間の関係で。予防接種、これは子どもだけではない。今回のガイドラインで強調されてるのが、保育士に対する予防接種の推奨。それから、それだけじゃないんです。今回のガイドラインで強調というか指摘されてるのは、保育実習生に対する、例えば麻疹であるとか風疹の予防接種の実施、こういったことをやりなさいよということを言ってるわけですね。  ちょっと私のほうから言ってしまいますけども、破傷風というのがあります。これは、どういった点で言ってるかといったら、これは保育士に対する予防接種ということを言ってるんですが、こういう表現をしています。これは、ガイドラインの概要ですけども。破傷風を含むDPTワクチンというのがあります。これが国内で始まったのは1968年、昭和43年。それより前に生まれた職員は、破傷風トキソイドを受けてないことが多いことから、破傷風の初期免疫を受けることなども考慮することが必要だ、こういうことまで言ってます。  ですから、その点も十分留意をされるということで受けとめてよろしいですね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 職員はもとより実習生のお話もいただきました。そういった対応に努めてまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 最後に聞きます。予防接種歴、これは子どもさんも含めて。それから保育士、予防接種歴、罹患歴、こういったものはちゃんとやっていますか、どうですか。ちゃんと記録して残してますか。これを徹底しなさいと、ガイドライン言ってるんです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) マニュアルにもうたうということでありまして、そういった接種歴につきましても記録を残すようにいたしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 最後って言ったから本当に最後。血液感染というのがあるんですね。ちょっと私、ある保育所の所長に確認したんですけども、古タイヤ使ってるんですよ、古いタイヤ。古いタイヤを地中に埋め込んで、子どもがその上に上がって遊んだりなんかする、確認しました。これ、だめだと。なぜか、雨風で水がたまるでしょう。水がたまって蚊が発生しやすい。蚊に刺されて血液感染、これはあかんよということで、そういうような指摘もあるということを肝に銘じていただいて、感染症対策にいそしんでいただきたいということを最後に申し上げて、この質問を終わります。  次に、きのうからちょっと問題になっております農泊事業計画への支援協力についてであります。  大江の自然牧場を運営する某会社が、廃校された旧大江小学校を改修して、2019年、平成31年春に宿泊施設としてオープンさせる農泊事業計画、その中で、本町がこの計画にかかわる内容はどういったことであるか。これは、皆さん方御承知のように、地元で農泊事業に力点を置く某任意団体が、同じメンバーであるがゆえに、同じ会社とですね。同じメンバーであるがゆえに、旧大江小学校の校舎を貸す方向の計画になっております。この計画によりますと、上記の会社と団体は、連携して農業体験を取り入れた農泊の拠点として校舎を整備するとなっています。工事費は、約2億円、ドミトリー形式の相部屋と個室を含めて100人程度が収容可能な宿泊施設と、地元の食材にこだわった料理を提供するレストランを整備する。この施設整備の目的は、自然豊かな本町の魅力を全国に発信し、観光面で広域的な連携につなげていくことにあります。  そこでちょっと質問を起こしてみました。慎重に表現を選びながら、ぽかしますからね、時々、すいません、質問したいと思います。  計画の内容説明は、この間の産業福祉常任委員会、あるいは全員協議会等々を初めとした議会対応で十分であるというぐあいに認識をしておられるかどうか。  それから2番目、この某会社が有する一施設で十ぐらい施設があるんですね、この会社。その中で、一施設で発生した食中毒の実態や再発防止策に対する保健所の立入検査、そういうものに関して本町は、その経過などを通して食品衛生上に関して、農泊事業に参入予定のその会社の問題点をどのように把握していらっしゃいますか、どういう認識ですかということですね。  それから三つ目、食品衛生上、安全面を初めとする某会社の問題点次第によっては、農泊への参入に対する旧大江小学校の某会社への貸し出しに協力する本町のいわゆる方向、これは当然、再検討があってしかるべきだと私は思いますが、いかがでしょうか。  これはもう最初の質問で言います。某会社の問題点次第というのは、これから計画をやろうとして実行しようとしているそのときに、過去に起きたような事例がまた発生するとか、あるいは、計画を進行してて、またかつて起きたようなそういったことが発生するとかといったような場合に、町は当然、校舎の貸し出しについては検討する、こういうぐあいに私は受け取るんですが、その点についてという意味合いですよ、そういう質問であります。お願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に農泊事業計画への支援協力についてということでいただきました。計画の内容説明は、常任委員会を初めとした議会対応で十分と認識しているかということであります。  昨年、船岡地域にあります推進協議会が、農山漁村振興交付金に応募され、平成29年度はソフト事業が交付対象となり、平成30年度にハード事業を行う計画でございました。ハード事業につきましては、推進協議会の構成員である地元企業が主となり、旧の大江小学校を活用して交流体験、ものづくり、キャンプなどを計画され、町としましても校舎を有効に活用していただけると考え、利用していただく方向で議会にも協議をしてまいったところであります。  昨年度、詳細な整備計画等が作成された後、議会に対して説明を行うというふうに考えておりましたが、実施予定事業者におきまして、農泊事業としての旅行客の滞在時間、経済的効果、採算面などを検討された結果、宿泊機能を拡充する計画に変更されたところであります。この計画変更に伴いまして、事業費の増加、そして予定していた農山漁村振興交付金も増額要望をされたわけでありますが、中国四国農政局から、当初の事業主体でありました船岡地域の推進協議会の事業とは切り離し、ハード事業を一旦取り下げし、改めて地元企業を事業の実施主体として応募することについて助言をいただき、現在に至っているというところであります。このように、事業内容が変更され時間が余りなかった中で、議会の説明に対しましても概要的な説明できょうを迎えているのかもわかりません。  いずれにいたしましても、旧の大江小学校を貸し出すことにつきましては、議会の御理解をいただかなければなりませんので、実施計画が明らかになりましたら、改めて説明をさせていただきたいと考えております。  2点目の食品衛生上、農泊事業に参入予定の某社の問題点をどのように把握しているのかということであります。  議員の言われます事業所において、以前、食中毒事故が発生したことは承知をいたしております。事故後は保健所の指導のもと、再発防止に向けて商品の安心・安全に取り組んでおられることはホームページで公表されておりますので御承知のことと思います。  事故発生後は、再発防止にも取り組まれ、食品衛生上の問題点はないものと捉えております。また、営業する施設と業種が多岐にわたっておりますので、食品衛生法上、相応の調査、検査は定期的に行われているものと思っております。  最後に、旧の大江小学校の某会社への貸し出しに協力する本町の方向性は、再検討があってしかるべきだと考えるがということであります。  農泊事業におきまして、食事を提供することとなれば、安全、衛生面を徹底していただく必要があることは言うまでもありませんが、現時点では安全面を初めとする問題点につきましては、ないものと認識をいたしております。今回の地元業者は、現場のプロでありますし、そのあたりのことは重々承知をしておられます。旧の大江小学校を活用して、地域の団体、住民の皆様方と連携を図りながら、地域の活性化に向けてリーダーシップをとっていただけるものと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 私、これ1番で議会対応の十分な認識ということを聞いておりますんで、私、聞くつもりじゃなかってもやっぱり聞かざるを得ない。きのうもきょうもありましたけど、ホームページの発信ですよ。あれ、町長、反省していると言われたでしょう。何を反省しているんですか。どうぞ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 余暇法に基づきます計画書のホームページでの発信ということであります。これまでの答弁でも申し上げておりますが、事業と並行して計画書も作成してきたという経過がございます。そういった中で3月20日の全協だったと思っておりますが、議員のお一人から、その計画はどうなっとるんかというお話があったというふうに思っておりますが、事前に、先ほど申し上げましたように、その内容でありますとか必要性等をあわせて協議を皆さん方にしておけばよかったということでありまして、計画書だけひとり歩きしてホームページに掲載したということでありまして、そういったことにつきまして大変申しわけないということでおわびを申し上げたところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。
    ○2 番(川西 聡君) 僕は、時々よく言われて非難されるんだけど、揚げ足取りだと。だけど、言わざるを得ないんですよ。反省してると言われるでしょう。それから、順番が違ってたでしょう。同僚の議員が、これ議会軽視じゃないか。議会軽視ではありませんでしょう。これおかしいですよ。議会軽視ですよ、明らかに。そう思われませんか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 議会軽視ということをよくお聞きするわけでありますが、そういった中でおわびをすべきはおわびをさせていただいておりますし、それから改めましてまた事業の内容につきまして説明をさせていただくということでありますので、御理解をお願いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 私は、とてもじゃないけど、今の段階では理解できませんね。あなたにとっては、それはちょっと謝ればそれで済むような問題かもしんないけど、審議しなきゃならない情報が、前もってホームページに発信されて、みんなに知れ渡る。こういうのを既成事実をつくると言うんです。我々が最も忌むべき、我々が最も拒否するべき、こういう行動です。  結論から申し上げます。これだけでも仕切り直しですね。私、あえて勇気持って結論だけ申し上げますが、最終日に小学校の対応物件の話を出されるという御予定らしいですけど、これお引きになって、しばらく時間かけてもう一回仕切り直しをする必要があるんじゃないですか。このこと自体の問題は、これからちょっと質問しますけど、食の問題も絡んできますんで、私、とてもじゃないけども、この業者の方には言葉選んで言うけど、とてもじゃないけどちょっとどうかなという思いがあるんです。  そのことの問題も含めて、先ほど来ちょっと議論しております問題、これどうですかね、仕切り直しをしてもう一回さらからやり直す必要があるんじゃないですか、貸し出すかどうか。どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 改めまして、丁寧な説明ということはさせていただきたいと思いますが、ただ、川西議員の言われる一つの事業所を捉えて、こういった席で誹謗といいますか、そういったことはいかがかなというふうに私は思います。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 町長、私がどこを誹謗していますか。どこも誹謗してませんよ。これから議論しますけど。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) この業者はどうかなというふうに先ほど発言されました。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) それは誹謗ではありません。誹謗ではないですよ。では、そっちのほうの議論に移りましょう。引かれる気はないだろうから。  それは誹謗ではありません。どうしてか。それは、内部告発とかいろんな問題があって、確かにそれのいわゆる白黒決着をつけるのに、これはどうかな、云々かんぬんだったら、これは誹謗中傷だということを言われても仕方がないと私は感受します。しかし、そうじゃないですよ。保健所が認定した問題です。食中毒だ、明らかに。そして、営業停止を科した問題です。その後に、もっとつけて加えますと。その後に町長は、この会社は、食品衛生管理も気をつけて、それなりの対応をしているところだと思っております。思っておりますといわれた。  だけども、私の資料によれば、それは確かに結果的には町長が言われるような、そういう動きで来てはいるんだろうけど、個々の問題を取り上げりゃ切りがないけどね。  指摘されてるんですよ、保健所に立ち入りで。ああでもない、こうでもないといって。だから、そういう根拠があるから、だからどうかなという思うに僕はなったというだけであって、誹謗でもなければ中傷でもない。誹謗という言葉はちょっと取り消しを。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 検査のお話がございました。過去にそういった食中毒の事例があったということは、当然私も承知しておりますし、その後の対応ということで事業所として努力もされているというところであります。検査のことを言われましたが、検査につきましては、定期的な検査ということで、保健所のほうで訪問されて対応されているというところであります。  誹謗ということで御意見をいただきましたが、私からすれば、先ほどの川西議員の発言というのは不適切な発言ではないかという思いの中で答弁をしたところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 半分は認めましょう、半分はね。私の表現が悪かった。それは確かに。しかし、誹謗ととられても仕方がないという表現だったかもわからない。だけども、これからちょっと議論しますけど、どうなんですかね。  では、こういう質問をしましょう。町長は、第三者機関であるといいますか、いわゆる保健所、この保健所がこの会社に対して、いわゆるどのようなことを食品監視であるとか、あるいは抜き取り検査、抜き打ち、こういったこをやられているのかということを保健所に問い合わせて、文書として照会して、お手元にその資料はおとりになりましたか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 保健所の関係につきましては、県のくらしの安心推進課ですか、それが担当ということでございまして、そういった検査の状況等をうちの職員が出まして把握をしてきたところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 我が党は、鳥取県議会にちょっと議員を送り込んでおりまして、県議会議員と一緒にちょっと保険所の方ともいろいろと話をしたんですけど、保健所の方が言うんですから、だからこれは事実です。3月7日に保健所に対して、会社員の従業員の方から、家族の調子がおかしいと、平成27年、情報提供があったということです。ノロウイルス感染ではないかということで調査をした。これ、いわゆる3月15日に食品監視をしているんですね。内部告発によるものです。  それから、平成28年5月30日に従業員の方から通報があって、衛生意識が低いと、何とかしてくれということを保健所に情報提供。それに対して保健所は、6月5日、食品監視。これは、全ての施設に対してこれを行っていると、こういうようなことですね。  それから、平成29年6月19日、食中毒が起きたのは平成28年1月11日ですね。ちょっと飛びますが、平成29年6月19日、これは資材の整理整頓が悪いということで情報提供があったということです。保健所が動いているのは、定期検査なりそういったもので動いていますけども、当然、情報提供があったら動かざるを得ないんです。  僕がやっぱりどうしても看過できないのは、働いていらっしゃる方々がそういう声を上げる、私知ってますよ、個人的に。それがいいか悪いか、それが本当かどうかということを判定するのは、誰が言うかといったら、いわゆる通報を受けた保健所が対応するわけですね。そういったことが起きてるということですね。それだけでも私はちょっと不安だということを言わざるを得ないんです。  それで、ちょっと学問的な話になりますが、食品衛生管理基準、これをいわゆる認定するということでハサップがあるんです。この会社は、ハサップの認定団体の一つになってる。10施設があって、全部がハサップのいわゆる対象団体ではないんですけどね。ハサップというのは、食品衛生7Sといいまして、整理整頓、清掃、洗浄、それから殺菌、それからこれはちょっとよくわかんないけど、しつけ。しつけというのは、これは職員に対するやっぱり指導でしょうね。それから清潔。  言いたいのは、結局そういう面でハサップの認定を受けて、ハサップというのは僕に言わせればお墨つきみたいなもんですよ。これは、安全な施設ですよ、食品管理基準衛生クリアしていますよ、大丈夫ですよと言われるような、そういう施設、そういう基準です。ところが、そういう基準を受けている団体が、要所要所でやっぱりこういう告発があって、保健所が対応せざるを得ない。  僕は、やっぱりこういうことを考えてみた場合に、果たしてどうなのかなということを思わざるを得ないんです。同僚の議員は、先ほど先発の小原議員は、補助金支出の問題、いわゆる国の交付決定の問題、あれをちょっと取り上げられた。これは質問通告していませんから、私言及しませんけども、これにも疑義がある。この問題についても、やっぱり不安視せざるを得ない。  それで、強調して1番目に戻りますけども、議会でこの問題、一番最初に話をしたのが4月25日の全員協議会小原議員も出されたし、それから私も出した。だけども、私がこうやって偉そうに一般質問でこんな言ってるでしょう。これまだ序の口ですよ、こんな話は。こういった問題をもっともっと追及していってやらないと、果たしてどうなのかなということを僕は思わざるを得ないんですけど、町長、いかがですか。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩します。                        (午前11時03分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 再開いたします。       (午前11時13分) ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) うちのほうは、調査といいますか、そういったことをさせていただいたのは、定期的に行われている検査について確認させていただいたというところでありまして、先ほど川西議員がいろいろ申されましたけど、そういったことにつきましては承知をしていないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) では、この問題、最後にちょっと、差しさわりないから。  保健所が、八頭町にある何がしについてということで、鳥取市保健所生活安全課が出している文書に、いわゆる過去にあった不幸なそういう問題について、考察ということを出しています、考察に限らずですね。いわゆる公的な文書は、お手元にとっておられますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと承知をいたしておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 私のほうはちょっととっとりますんで、これを審議資料にも加えて審議したほうがいいんじゃないかなということを申し上げて、次の質問に移ります。  小学校教職員の時間外労働、勤務時間外の業務時間の実施と改善についてという質問であります。  県の教育委員会が、県内小中学校などの教職員3,510人について、時間外労働や自宅への持ち帰り仕事をした時間を調査して公表いたしました。県教委の教育人材開発課によると、調査は市町村立の小中、養護学校の計183校、校長や教頭などの管理職や非常勤講師を除く教職員全員を対象といたしております。  昨年9月の1カ月分の勤務表をもとに同課が集計をいたしました。それによりますと、1番目、時間外労働、小学校教職員が平均54時間、養護学校1校を含む中学校職員が平均67時間。  2、過労死ラインと言われる時間外労働が80時間超えるのは小学校9%、中学校は30%に上っております。  3番目、時間外労働の内容は、全体では進路指導など分掌業務78%、学級通信作成などの学級業務63%があり、中学校に限れば部活動88%が一番多かったという公表でありました。  四つ目、自宅に持ち帰って仕事をした時間はどうですかと聞きましたら、85%の教職員が10時間以下だった。小学校が月平均5時間半、中学校は月平均3時間だったということでございました。  そこで、以下の諸点について伺います。  私が先ほど申し上げました1から4まで、本町の小中学校が県教委に回答した内容、これをお示しください、明らかにしていただきたいと思います。  それから2番目、これは教育委員会は、本町の学校教職員の時間外労働の実態に改善するべき問題点があると認識をしていますか。また、問題点があるとするならば、学校に対してどのような改善指導を行うんですか。  以上であります。教育長に伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 皆さん、こんにちは。  それでは、2番、川西聡議員の小中学校教職員の時間外労働の実態についてお答えをしたいと思います。冒頭、小学校教職員とおっしゃいましたが、小中学校でお答えをさせていただきます。  教職員は、日々、教育活動の充実に努めておりますが、学校現場を取り巻く環境が、いじめ、不登校への対応、特別な支援を必要とする児童生徒への対応、また、主権者教育などの各種教育の増大、保護者の価値観の多様化などにより、その役割は大きくなっております。業務が複雑多岐にわたる中で、その多くを教員が担っているのが現状でございます。教職員の時間外業務の常態化や教職員の健康への影響についても、社会的な問題として取り上げられてきているところでございます。  鳥取県教育委員会におきましても、平成25年度には教職員いきいき!プロジェクトチームの設置がされ、その後も学校改善モデル校の取り組みや学校改善活動の手引きの発行など、具体的な取り組みが行われているところであります。  また、国においては、平成29年12月に学校における働き方改革に関する緊急対策が取りまとめられました。業務の役割分担や適正化を着実に実行するための方策や学校が作成する計画等や組織運営に関する見直し、勤務時間に関する意識改革と時間外勤務の抑制のための必要な措置を講ずることが求められております。  さて、このような社会背景の中で、鳥取県教育委員会が平成29年9月分の教職員の時間外労働について調査が行われました。この結果につきましては、御指摘のとおりであります。  そこで、本町の小中学校教職員の時間外労働の実態を県に提出したデータからお答えをいたします。  1番目に、時間外労働時間ですけれども、小学校52時間、中学校67時間、時間外労働が80時間を超えるのは、小学校で1人、1%であります。中学校は29%、11人でございます。時間外労働の主な内容は、小学校では分掌業務、学級業務、会議等、中学校では分掌業務、部活動が上げられました。自宅持ち帰りの仕事については、10時間以下が小学校で88%、中学校が100%、月平均、小学校では8.5時間、中学校では0.6時間となっております。  次に、学校教職員の時間外労働の実態に改善すべき問題点があると認識しているか。問題点があるとするならば、学校に対してどのような改善、指導を行うのかについてお答えをいたします。  本町の学校教職員の時間外労働の実態から、改善するべき点はあると考えております。本町の学校現場におきましても、教職員の時間外労働の常態化があり、学校業務改善の実施は必要と考えております。教職員の健康を守り、円滑な業務遂行となる環境を整え、そして一番大切な児童の教育や指導に専念していただくことは、何より大切なことと考えております。  教育委員会といたしましても、定例校長会を通じまして、情報交換を行いながら学校業務改善の推進を各校に働きかけているところであります。例えば、従来の内容、あり方をよしとせず、行事や活動、組織の見直しや授業の精選を行うこと、文章立案の仕方や会議の持ち方の改善、環境面の整理整頓、職員の意識啓発、チーム学校としての体制づくりなど、各校の実態にあわせた取り組みを行っているところでございます。  また、今年度より夏季休業中の8月13日から15日の3日間を学校閉庁日ということで設定をいたしました。夏のエネルギー対策とともに、働き方改革を考える上で、教職員の休暇取得に効果的であるものと考えております。  また、教員業務アシスタントという非常勤職員の配置につきましても、県のほうに要望いたしまして、本年度から郡家西小学校がモデル校となりました。調査・統計作業やデータ入力など、教員が行う事務作業の支援や学校行事の準備、掲示物の作成など、原則として教員の補助業務に特化した内容を行う職員であります。モデル校における成果は、町内学校で周知をされ、各校での業務改善に広げていくこととしております。  そのほかにも、学校事務の共同実施による学校全体の事務の効率化や、不登校等の課題に対応するためのスクールソーシャルワーカーの配置など、学校現場の課題に沿う取り組みをいたしております。また、保護者からの電話連絡につきましても検討しているところでございます。時間外の電話対応も多く、長時間に及ぶ相談やその対応に遅くなってから追われることも実態としてございます。教職員は、保護者や児童に寄り添うものではございますが、緊急性のあることとそうでないことを整理して考える時期であるかというように考えております。電話連絡につきましては、今後の検討にはなりますけれども、さまざまな取り組みを始めるに当たって、保護者を初め、地域の方々に教職員の勤務についての御理解をいただくことが必要であるというように考えております。  何よりも大切なのは、本町の未来を担う児童生徒であります。そして、指導される先生方であります。教育委員会といたしましても、今後も校長会での情報交換や取り組みの共有化を図りながら、現場の課題や教育活動とのつながりを考えた学校業務改善をリードしていきたいというように考えております。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 教育長、学校長が時間外を命ずることができるんですよね、学校長が教職員に対してね。そっちのほうの関係ではどうなんですかね、時間外が多いということについては。  それから、それとの関連もあるんでしょうけども、いわゆる労使協定というか、そういった点では学校の教職員は、私は経験あるんですけど、いわゆる36協定といって休日勤務、こういったものが締結できない、あるいはしなくていいということになっているんですけども、それにかわる4%の調整額というのがありますけども、これは時間外労働が幾らでもできるというような意味合いで捉えてらっしゃる方というか、そういった方が多いような気がするんですけど、そのあたりのところはどうなんですかね。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) そもそも時間外勤務手当という手当はございません。4%とおっしゃいましたのは、教職調整額ということで、一律そういった扱いがされていると。要するに、ある意味、時間外労働という概念がないということなのかなということも、実は私、5年前にこの職につかせていただいて思いました。  したがって4%があるので、幾らでも働いてよろしいと、こういうことでは決してないと思っております。むしろ、早く仕事を切り上げて、いわゆるワーク・ライフ・バランスといったようなことを考えてほしいということを常々申し上げておりますけれども、4%があるからといって無制限に労働するということではないというように考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 教育長が改善しなきゃならない点、るる申し上げて、でも私もレクである程度のところをちょっとおさらいしておりましたんで、それ以上は言いませんけども、教育長が言われたことは、おっしゃらなかった点があるんです。このあたりのところはどうなのかな。実際に現行でやられている云々かんぬんということもちょっと答弁願いたいんですが、新学習指導要領、これが2020年できる予定ですよね。それに向けて学校の先生方の時間数というのは、教える科目、そういったものも多くなるであろうと言われております。実際にどうなんですか。始めましたよね、英語、それから道徳教育の問題、これ始めましたよね。私、横文字苦手なんだけど、これから入ってくるであろうという概念であるプログラミングですか、そういったことがある。そういう、いわゆる学習指導要領で学校の先生方が多忙になるという事柄について、教育委員会として、これは鳥取県教委との関連もあるんでしょうけど、連携もあるんでしょうけども、何か改善策というんですか、先生の働き過ぎに関してのそういった対応というんですか、そういったことはどのように考えておられますか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 教える時間ということをおっしゃいました。基本的に勤務時間内ですね、通常の、その中で授業を組んでいくわけでありますから、その部分が勤務時間からはみ出していくと、いわゆる時間外に当たるところにいくということではないということは一つ御理解を賜りたいと思います。  ただ、そうは言いましても、週5日間の中でいわゆる時間割、これを組んでいくわけですけれども、新たなことし外国語活動と外国語ということで、年間70時間というものを確保するということで、この部分を何とかはめ込んだということになっております。  したがって、先ほど来ありますプログラミング、これは私どもはクラブ活動等で今は取り組んでいますけれども、これを正規の授業の中に取り込んでくるということになりますと、どこにその時間を生み出すのかという大きな課題がございます。  さらに、プログラミングというものを授業として成り立たせる、あるいは教科ということになりますと、当然、評価ということも出てきます。どう評価するのかといったような大きな課題があります。  したがって、本当に新しい学習指導要領の中に盛り込んで、そのものを授業で教えなさいということに最終決定されるのかどうかと、非常に大きな問題だというように私は思っていまして、今、いわゆるクラブ活動等の中でやっていますプログラミング教室が本当に授業に持っていけるのかどうなのかといったような検証、それから、多くの先生方が容易にその授業を行っていただけるのかどうかといったような検証、そういったこともちょっとお願いをしているところであります。  そういったものを総合しながら判断をしていかないといけないと思いますが、明らかにずっと足し算でございまして、ビルド・ビルド・ビルドなんです。スクラップされたものは一個もないという状況でありますので、当然、先生方の多忙感というのは高まる一方ということでしかないという状況になっていますから、そのあたりも非常に大きな問題、課題というように考えているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) では、ちょっとまとめて聞いてみたいと思います。先ほど、教育長が言われた、ちょっと重複したら勘弁してください。  時間外勤務のいわゆる正確さというんですか、それはどのようにされる。例えば、タイムカードであるとかICカードというんですね。そういったことでちゃんと正確な時間というか、そういったやり方がされているのかどうなのかと思いますけど、それが一つ。  それから、部活動で学校の先生方が、特に中学校はそうなんですけども、部活動で多く時間をとられると。県の改善ですか、プランなんかは部活動引率員というんですか、教職員ではないんだけど、そういった方を配置していわゆる補おうと、こういうようなことがちょっと指摘されてはいるんですけど、そのあたりのところはどうなんですかね。
    ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) まず、後段の部活動指導員ですね。これは、私、賛否両論あるところだろうと思っておりまして、本町で今のところ学校長との協議の中でいいますと、考えておりません。と申しますのは、校長のコントロールがきかないということになってしまいますので、そのあたり非常に課題があると。  部活動で時間数がふえるといいますのは、例えば土日に両方出ていって、ずっとやるということになりますと、そこで60時間とか80時間とかという月の時間は上がってしまいますから、部活動の占める時間の割合というのは非常に高いというのは、実態としてはあります。  ただ、先生方は子どもたちを育てたいという思いが非常に強うございますから、いわゆる生きがいといいましょうか、そういった意味でも意気に感じてやっていただいているということであります。  ただ、私どもとしましては、土日のどちらかは休んでねということで、基本的にはスクールバスは土曜日しか運行しておりませんので、日曜日は休んでねということなんですけれども、保護者の支援を得てやっているというような実態もあるかと思います。  最初のほうですけれども、いわゆるタイムカードというのはございません。出勤簿でありました。ようやく、この半年ほど前から自席のパソコンを立ち上げて、いわゆる出勤しました、退勤しますを入力するような仕掛けになっております。ただ、これもパソコンの立ち上がる時間を待っていないといけませんので、そのあたりも少し課題なのかな。例えば、カードで出退勤するというような仕掛けに持っていったほうが、ここは負担感少ないのかなというように思います。  冒頭ありました、調査の関係ですけれども、これは従前から、いわゆる自分の勤務時間をパソコンに入力して、ずっと集計をしていくようなシステムがありましたので、そのものを使ったものが調査に使われたということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) あと2分少々ありますんで、ちょっと頑張ってみたいと思うんですけど、教職員のいわゆる働き方改革、今、政府のやっているのはとんでもない方向のことを考えてるみたいですけど、それはいいです。  学校の先生方は、冒頭でも申し上げましたけども、本当に一生懸命働いてるんだよと、そんなに時間外多くして子どもたちのことを考えてるんだよという。学習指導要領のこともちょっと言いましたけども、それなりに地域で子どもを本当に真剣に考えているというメッセージというんですか、学校の先生方の、そういうもののお知らせをするといいますか、住民の方にわかっていただくというか、自治体ではそういったものをパンフにして作成して、住民の方に御理解を願っていると、こういう自治体もあるみたいですが、そういうようなことというのは教育委員会として指導されるというようなことはないですか、おつもりはないですか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 実は、中学校が統合しましたときに、町内一中学校区になりましたので、学校だよりを全戸配布してはどうかなというようなことをちょっと思っておりましたけど、実現しておりません。そういった意味で、何かメッセージが伝わるようなものというのは、ちょっと協議をしてみたいと思います。  ただ、予算措置をしておりませんので、そのあたりはちょっと検討する必要があるかと思いますけれども、協議はしてみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 実は、学校の先生方の問題については、議会のほうにちょっと陳情が上がっておりまして、これを常任委員会でこれから審査をしなきゃならないんですが、この陳情書に。いやいや、教育長の思惑がもし参考になればと思うんですが、こういう文言があります。これからの解決に向けて、時間外労働の多さを学校の教職員に、今そういう現実を、そういう是正が必要だと、こういうことの解決に向けて、少人数教育の推進を含む計画的な教職員定数改善が必要。そのことを国に要望してくれと意見書ですけど、これどうですかね、教育長の立場として。当然過ぎるぐらいの私はそういう意見だというぐあいに思うんですが、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 私どもでは、皆さん方の御理解をいただいて、既に少人数学級、走らせていただいているわけですけれども、そういった考え方というのは大切だろうと思います。いわゆる教職員定数をふやしてねという要請というのは、当然あるわけでありますし、我々としてもそういったお願いはしているということですけれども、翻ってもう一つ、新聞記事になったと思いますが、先生の数が絶対数が足りないという、非常に悲しい現実がございます。  そういった意味で、私も日々申し上げておりますのは、先生方もさっさと家に帰って保護者をしてほしいということもありますし、それから、先生方の跡継ぎをつくってもらうということも非常に大切であります、いわゆる持続可能性ということでいいますと。そうすると、こんな働き方で先生になろうと思う子どもたちがいるでしょうかというようなことは、実は投げてまして、そういったこともぜひ考えてほしいといったようなことをずっと話しておりますけれども、なかなか現実はそうはいかないというところがあります。  定数をふやして、いわゆる仕事を分散するというようなことが可能であるならば、それはそれということだろうと思いますけれども、なかなか実態は厳しいというところがあるということも御理解いただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 笑顔で教壇に立って、笑顔で学校で過ごすということを申し上げて、私の一般質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、2番、川西聡議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。     (午前11時38分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午後 1時00分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、6番、中村美鈴議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎中村美鈴議員質問 ○6 番(中村美鈴さん) 皆様、こんにちは。6番、公明党の中村でございます。通告どおり質問をさせていただきます。  防災・減災について。近年、大規模な自然災害や異常気象が頻発し、各地で甚大な被害が出ています。こうした災害から国民の命や財産を守るには、安全・安心の国土の形成に向け、地域の特性に合った防災・減災対策を強化していく必要があります。例えば、建設後50年以上を経過した道路橋の割合は、2012年度は18%でしたが、2032年度には67%と加速度的にふえていくことが指摘をされております。  そこで、町長に次の7点をお伺いいたします。  一つ目として、橋や道路、上下水道など、多くのインフラ、社会資本が耐用年数を迎えつつありますが、インフラ維持管理、老朽化対策をどのように進められているのかをお伺いいたします。  二つ目として、中山間地域の土砂災害警戒区域はどれくらいあり、対策はできているのかどうかお伺いします。  三つ目に、町の財産である建物で使用されていない建物が幾つかありますが、それらの耐震性はなされているのかどうかお伺いいたします。  四つ目に、河川の氾濫区域は何カ所ぐらいあるのかどうかお伺いいたします。  五つ目として、児童の通学路の危険箇所の把握はどれくらいできているのかどうかお伺いいたします。  六つ目に、河川の氾濫区域で人々の避難場所での職員の対応や日ごろの運営方法と要援護者などがおられる場合の対策はできているのかどうかお伺いいたします。  七つ目に、本町に町内会、自治会の一部として自主防災会、防災係や女性の分団、防災リーダーがあるのかどうか、状況をお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、6番、中村美鈴議員の一般質問についてお答えをいたします。防災・減災についてということでいただきました。  最初に、インフラの維持管理、老朽化対策をどう進めているかということであります。本町では、インフラの維持管理、老朽化対策として、八頭町公共施設等総合管理計画を平成29年3月に町が管理する全てのインフラを対象に策定をいたしております。この計画は、中長期的な視点から、更新、統廃合、長寿命化などを計画的に行って、財政負担を軽減、平準化するとともに、公共施設の適正配置を実現することを目的としております。また、この計画のもとに位置づけられる個別施設として、橋梁、町道の舗装について、長寿命化修繕計画を定め、優先順位が高いものから計画的に順次修繕を行っているところであります。下水道施設におきましても長寿命化計画を定め、上下水道施設では日々の点検業務等により、計画を立てながら維持管理を行っております。  2点目の中山間地域の土砂災害警戒区域はどれぐらいあり、対策はということであります。本町に現在、土砂災害特別警戒区域、俗に言うレッド区域でございますが347区域、土砂災害警戒区域、俗に言いますイエロー区域というふうに言っておりますが420区域あり、何らかの対策が行われている区域は土砂災害特別警戒区域で、事業中のものも含めまして約4割程度であります。その他の区域につきましても、県に堰堤や防護壁などの対策工事をお願いしておりますが、多額の予算や時間が必要なため、早急に整備することが困難な状況にもあります。  土砂災害特別警戒区域、土砂災害警戒区域の指定の趣旨としましては、住民の皆様方に土砂崩れなど被害の想定される区域を前もって認識していただき、土砂災害警戒情報等が発せられた場合、早期の注意、避難をお願いするものであります。  3点目の町の財産である建物で使用されていない建物が幾つあるか。また、それらの耐震性はなされているかということであります。施設の継続利用と安全性が必要とされる建物については、その建物の設計が建築基準法の改正されました昭和56年以前であれば、耐震診断を実施し、その結果、耐震工事が必要だと診断された場合は、耐震工事を行ってきております。  保育所、学校の統合による経過の中で、現在、未利用となっております建物の耐震性であります。旧の船岡保育所でございますが、平成23年2月に耐震工事を終了いたしております。旧の大江小学校及び体育館につきましては、新基準での設計のため耐震性はあるということであります。旧の丹比小学校及び体育館でありますが、こちらも新基準での設計のため、耐震性がございます。旧の八東小学校及び体育館でありますが、校舎につきましては平成22年に耐震工事を行っておりますし、体育館につきましては平成21年に耐震工事を行っているというところであります。  次に、旧の安部小学校及び体育館でありますが、こちらにつきましては新基準での設計ということでございまして、耐震性はございます。それから、旧の船岡中学校でございますが、こちらにつきましては平成22年に耐震工事を終了しているというところであります。また、同和地区内にあります児童館、老人憩の家、集会所などは、施設の必要性等を協議の上、今後も利用する施設におきましては耐震診断を行い、耐震工事を行うように検討してまいりたいというふうに考えております。  なお、地区内の施設で未利用となっている建物は、上野児童館、こちらは新基準での設計でありまして、耐震性はございます。それから、東市場の集会所という施設がございますが、こちらにつきましては旧基準での設計ということでございまして、耐震診断は未実施でございますが、地元として利用されないというふうに意向を伺っておるというところでありまして、耐震工事は現在のところしないというような判断をいたしているところであります。  4点目の河川氾濫区域の関係でございます。何カ所あるかということでありますが、県の調査によりますと、河川災害危険箇所は、八東川が7カ所、それから私都川が8カ所、前川、これは郡家地域内だというふうに思っておりますが、1カ所ございます。それから、大江川で4カ所、小畑川が、これは八東地域ですね、3カ所、細見川2カ所、清徳川1カ所の合計26カ所ということであります。このうち、私都川の下峰寺地内では、現在、河川改修工事が行われているというところであります。  5点目の児童の通学路の危険箇所の把握はどれくらいできているのかということであります。まず、基本的な考え方でありますが、生徒の通学につきましては、学校長の指定した通学方法となります。学校長は、通学路について、交通量、交通安全施設等を考慮し、教育委員会を初め関係機関と協議をし、可能な限り安全な通学路を設定することとなっております。さらに、平成24年全国で登下校中の児童生徒が死傷する事故が相次いで発生したことから、各小学校の通学路において、関係機関と連携して緊急合同点検を実施し、必要な対策内容について協議をするよう動き出しました。平成27年度に本町でも引き続き通学路の安全確保に向けた取り組みを行うため、関係機関の連携体制を構築し、八頭町通学路交通安全プログラムを策定いたしております。  現在、このプログラムに基づき、国土交通省、県土整備局、郡家警察署、町建設課、防災室、学校、教育委員会事務局で構成する通学路安全推進会議を設置しており、危険箇所の把握を行っているところであります。学校から報告の上がった件数は、平成26年度5件、平成27年度21件、平成28年度8件、平成29年度10件となっております。この会議の中で学校から上がってきました危険箇所の現地確認を行い、必要な安全対策の内容について協議をし、児童生徒が安全に通学できるよう、通学路の安全確保を図っているところであります。  6番目の避難場所での職員の対応や日ごろの運営方法と要援護者などの対策はできているかということであります。河川の氾濫につきましては、防災マップに表示してあります浸水想定区域内にある集落に対して、八東川及び私都川の水位状況に応じて避難勧告等の発令を行っているところであります。なお、避難勧告等を発令する場合には、事前に避難所の開設準備を行い、対象の集落となる各区長さんへ連絡をとった後で発令を行っております。実際の避難勧告等の発令の際には、防災無線、ホームページ、テレビでの文字情報、携帯電話への緊急速報メールなどで住民の皆さんへお伝えをしております。  避難所では、職員は避難所閉鎖までは常駐しており、避難所の受け付け、食料や毛布の配布等を行っております。また、障がいのある方や介護を必要とする要援護者の避難につきましても、支え愛マップづくりや防災訓練のときなどにも集落全体としての取り組みとして捉えているところでありますし、一般の方による要援護者の方の移送が難しい場合には、町と協定を締結しております福祉施設と連携し、福祉施設または保健士が滞在する福祉避難所へ避難していただき、対応させていただくこととなります。  最後に、自主防災会や女性消防隊、防災リーダーの状況はということであります。毎年行っております防災訓練は、集落単位での訓練をお願いしておりますが、自主防災組織は防災面で集落の重要な役割を担っていただいております。八頭町には現在、131の行政区がありますが、ほとんどの集落に自警団が組織されており、自警団未結成の集落は10集落となっております。  また、女性のみで結成する婦人消防隊は、八東地域に2隊ありますし、八頭町消防団には女性の団員のみで構成される女性消防隊に12名の隊員が在籍し、広報活動や緊急講習などの後方支援活動を行っております。  集落における防災リーダーについては特にございませんが、平成29年度から地域における防災訓練や啓発活動などを行っていただくため、住民の方に防災士の資格を取得していただき、活躍もいただいているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) いろいろ防災のほうで整えられているようですが、1番の質問なんですけど、八頭町の第2次総合計画の中にいろいろ5事業の計画ということが出ておりまして、主体が県ということで、平成27年度から始められたようなんですけども、河川改修事業、河川の掘削、川床掘削とか急傾斜地崩落対策事業、砂防事業、治山事業、460カ所危険なところがあると言われまして、平成30年度も点検の橋というのが、あと34カ所、改善が必要な橋が57ということで、安全面では本当に八頭町のほうはいろいろ対策を4割以上はされているということですけど、あと、いつごろまでに完了というのはありますでしょうか、期限みたいな、いつごろまでに。今は4割とおっしゃいましたけど、そのあたりをお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず、第2次総合計画でありますが、これは平成27年度からの5年間の計画ということであります。そういった中で河川改修でありますとか掘削、さらには堰堤の設置というようなことで、総体的にはこういった工事については県にお願いしているというところであります。  毎年、集落要望等も受けるわけでありますが、そういった中で河川の掘削でありますとか、それから堰堤の設置というようなことをいろいろ受けるわけでありますが、基本的には町が事業主体にならない事業でございますので、鳥取県のほうに要請をしているわけでありますが、実際、なかなか予算のこともございますし、事業として採択をしていただいてないというのが今の現状であります。  総じて、先ほど約4割というふうに申し上げましたが、こちらにつきましてはレッドであり、それからイエローであり、そういった区域の対応ということで、砂防堰堤でありますとか、それから防護壁というようなものが対象になるわけであります。  そういった中で、いつごろまでということでございますが、なかなか、先ほど申し上げましたように、予算がつかないというのが現状でございまして、今の時点で、じゃあいつまでにということは少しといいますか、ちょっと御答えできかねるというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 本当に、災害っていつ起こるかわかりませんです、本当に。安全第一で早目の対応ということをお願いをいたします。  3番目の耐震診断結果に基づきというところですけども、昭和60年以前のものはきっちりしないといけないというような基準もあるようで、ほかはいろいろ町の財産のそういった建物というのは実施されているということで、とてもよい実施状況だと思います。川も去年、池田部落の辺ですか、昨年の秋の台風で避難勧告が2回出ていたようなんですけども、町のほうのマニュアルというの、避難訓練みたいな。避難訓練に対しては、どのような取り組みをされているのでしょうか、お伺いいたします。何か大変だというように聞いておりますが、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず、先ほど言われましたように、安心・安全な町というのが一番だろうというふうに思っております。耐震のことにつきましては、昭和56年に設計基準が変わりましたので、その設計基準に基づきまして、いろいろ調査をし、耐震の必要なものについては順次工事を行ってきたというところであります。  ありましたように、昨年、台風18号、それから22号の関係で池田地区の皆さん方に、たしか言われましたように2回避難勧告を出させていただいたという経過がございます。  中村議員もこのマップをお持ちだというふうに思いますが、この中に浸水想定区域という部分がございます。私都川で申し上げますと、米岡まであるわけでありますが、そういったところで大体、米岡から池田のあたりまでというのを総じてそういった浸水区域の色が塗ってあるというふうに記憶をいたしておりますが、早目の勧告ということで、安心・安全を目的に出させていただいているというところです。  ありました防災訓練の関係でありますが、現在のところ地震でありますとか、それから雨のときの訓練というようなことで対応させていただいているというところでありまして、マニュアル的なものは各部落でお願いしているものもございますし、また、モデル的に町のほうでそれぞれの地域に1カ所ずつ、毎年実施していただいておりますが、そういう部分につきましては町のほうでそういったマニュアル的なものを提示させていただいて、訓練をお願いしているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) やっぱり、いろんな災害、各地で起きてますので、マニュアルというのは危機管理の一つとしてやっぱりつくっていただきたいと思います。  7番の質問に対してなんですけども、本町に地域防災会議というのがあるということをお聞きしておりますが、全体で何人、そういった防災会議に何名所属をされているのでしょうか。その中で女性の委員というのは何名ぐらいおられるのでしょうか、お伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 地域防災計画に基づきます地域防災会議ということを毎年2月ごろに開催させていただいております。委員におかれましては、2年任期ということでお願いをしているところでありますが、委員さんにつきましては、21名お願いをさせていただいております。その中には、民間の方もいらっしゃいますし、また行政の職員の立場で委員としてお願いをしているところでございまして、この地域防災につきましては、合併後、条例も制定をさせていただいておるというような経過もございます。21人の委員の中で5人の方に女性の方、委員に入っていただいているということでありまして、率でいいますと約24%ということであります。  総じて、安心・安全な面からも、女性の皆さん方の視点といいますか、そういった部分も大事だろうというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 今、町長も言われましたが、国のガイドラインというのがありまして、2030年までには女性委員の割合を3割、今は21名、八頭町でおられて、全体で24%と言われた。もう少し足らないという状態です。本当に、本町の防災計画の中に男女共同参画計画の視点を入れた普及啓発として、被災時の男女のニーズの違いと男女双方の視点に十分配慮した普及啓発に努めるものとするとあります。  2016年6月、内閣府男女共同参画局は、男女共同参画の視点から見る防災人材育成検討会議の初会合を開きました。女性防災リーダーの研修のプログラムやシンポジウムなど、防災の基礎知識を身につけてもらうセミナーを実施。また、東京都は、女性視点の防災ブックをことしの3月に作成し、発刊されました。これは、一昨年12月、都議会公明党の提案を小池百合子知事が受け入れ、2017年度予算に盛り込まれたものです。ちょっと実際のものは赤いような冊子なんですけど、東京くらし防災で検索していただいたら出ると思うんですけども、東京くらし防災ブックは、鳥取の八頭町でも当てはまる事例が、過去の震災から学ぶことが出ておりますので、小さな子どもさんからお年寄りの方まで、誰もが見やすくキャラクターつきで、また音声コードも掲載されておりまして、視覚障がい者等も含め、より多くの方に読んでいただけるように配慮されております。  この中にちょっと心に響くことがありまして、言葉というか。私の「いつも」が命を救うと、本当に一文なんですけれども、これから防災週間、今、梅雨に入りまして防災週間も8月の末から始まりますが、防災の日だけではなくて、常日ごろから防災を考えてみてはという、取り組みの一環でこういったことが取り上げて雑誌になっております。本町もこういった取り組みを参考にしていただけたら幸いだと思っております。  ちょっとさわりのところだけ読まさせてください。私の「いつも」が命を救う。冒頭に出てる文面なんですけども。防災で一番大切なこと、それは命を守ることです。東京に、または鳥取に大地震が来る。その日に備えて何か行動を起こしていますか。都のアンケートにも見られるように、具体的な方法がわからないという理由で災害の対策をしていない人もいるのではないでしょうか。そんな人に防災を始めてほしくて、東京くらし防災が生まれました。この本で伝えたいのは、いつもの暮らしの中にできる防災です。毎日の行動や習慣にちょっとした工夫を、発想を加えるだけで防災が暮らしの中で始まります。もしものときに命を守りつなぐために、まずは、きょうこの本のページをめくることから備えを始めてみませんかと、すごいかわいいキャラクターつきで音声も視聴覚障害の方にもよく聞こえるようにというか、そういう取り組みがされているようです。  本当に、見習わないことはないということで、やっぱりこういったことも常日ごろ防災意識を持って取り組みたいと思っておりますので。  以上で、私の質問を終わりにします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 防災会議の関係でありますが、先ほど5人の女性の委員というふうに申し上げましたが、中に8号委員というのがございます。これは、民間の皆さん方から出ていただく委員さんでありまして、現在、4人の方に民間委員さんということでお願いをしているというところであります。  国交省の鳥取河川国道事務所さんでありますとか、八頭県土の所長さんでありますとか、それから警察署、さらには消防署長さんというようなことで、総じて男性の方が多いと。今の河川国道事務所長さんの前は、女性の所長さんだったんですけど、また男性の所長さんに今なっているというようなことですが、そういった中で、先ほど申し上げましたように、町の職員等々も入ってるんですが、民間団体のうちからという委員さんが6名以内ということになっておりますんで、今現在4名ということですので、そのあたりで女性の方の委員さんというのもこれから検討させていただけたらというふうに思います。  先ほどもありましたけど、女性と男性の視点といいますか、ニーズも異なるというふうに思っておりますので、ちょっとこれ任期がございますので、時間をいただかなければならないかもわかりませんが、対応を考えさせていただきたいというところです。  それから、八頭町では御案内のように、9月1日を防災の日ということで定めておりまして、9月1日に近い、大抵8月の下旬だと思いますが、日曜日にそれぞれの集落に防災訓練をお願いしているというところでありまして、言われました、私の「いつも」が命を救うということをおっしゃられたわけでありますが、本当に日々の防災の取り組みということは、非常に大事だというふうに思っております。これは、私も含め町民の皆様方にもそういった視点で御理解をいただけたらというふうに思っておりますし、今後もそういった面では、それこそ安心・安全なまちづくりに務めてまいりたいというところであります。 ○6 番(中村美鈴さん) ありがとうございました。  では、以上で終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、6番、中村美鈴議員の一般質問を終わります。
    ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。       (午後1時30分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後1時40分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、10番、栄田秀之議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎栄田秀之議員質問 ○10番(栄田秀之君) 皆さん、こんにちは。10番の栄田です。私は、本日、3点の質問を行います。  それでは、最初の質問。人口減少と町の施設について。国立社会保障・人口問題研究所が3月30日に発表した2045年の地域別将来推計人口は、多くの自治体の衰退がとまらない現状をあらわした。2015年を起点に、5年ごとの調査、前回2013年に比べて県内では八頭町を含めた5町で減少幅が拡大した。  1、八頭町は、他の町よりも地方創生事業に取り組んでいる。隼Lab.を初めとして若桜鉄道の「昭和」、ミニSL博物館の建設を進めた、なのにこの現状である。今後の人口減少対策、取り組みについて伺う。  2、隼Lab.、若桜鉄道の「昭和」、ミニSL博物館等は、八頭町にとってどのような効果をもたらしたのか。  3、日吉津村や平成30年度建設予定の岩美町では、複合施設の建設や予   定が行われている。中央公民館、町民ホール、図書館の施設の集約、八   頭町の施設も更新の時期を迎えています。人口減少、コンパクトシティ   化、特例債の延長等により、八頭町も複合施設の計画に取り組むべきで   はないか。  以上について、町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、10番、栄田秀之議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、人口減少と町の施設についてということでいただきました。  1番として、今後の人口減少対策、取り組みについてということであります。御指摘の2015年の国勢調査及び最新の推計では、2015年が1万6,985人で、既に1万7,000人を切り、2045年には9,067人と1万人を切る水準とされるなど、人口減少のスピードがさらに進むものと推測されているところであります。これは、前回推計の基礎となりました2005年と2010年の減少率、5.2%に比べ、今回推計の基礎となった2010年と2015年の減少率が7.8%と大きく上昇したことが要因として考えられます。  こうした状況に対応し、人口減少を少しでも抑えていくためには、高齢で亡くなられる方が一定数見込まれる中で、特に若い世代に選んでいただける取り組みが重要と考えております。  このため、総合戦略におきましても、特にこれから結婚、出産をする世代、子育て世代をターゲットとした取り組みが必要との認識のもと、地場産業の強化や新たな企業の誘致、観光等、働く場の確保、子育て環境の整備等を特に大きな柱として取り組みを行っているところであり、議員御指摘のとおり、隼Lab.の整備による新たな働く場の創出、観光車両「昭和」の導入による若桜鉄道を活用した観光振興、第2子以降の保育料の無償化等の子育て支援等に取り組んでいるところでもあります。  将来推計は、2015年までの実績を踏まえたものであり、厳しい推計となっておりますが、2016年、2017年の人口動態を見ますと、2015年までの5年間と比べまして社会減の減少幅が平均、マイナス140人からマイナスの104人に縮小するなど、減少の動きの抑制も見られているところであります。こうした傾向を維持・促進するためにも、現在の取り組みを引き続き推進し、人口減少対策ビジョン、総合戦略で掲げました取り組みを推進してまいりたいと考えております。  2点目に、隼Lab.、若桜鉄道の「昭和」、ミニSL博物館は、八頭町にどのような効果をもたらしたのかということであります。  最初に、隼Lab.であります。昨年12月にオープンしました隼Lab.は、旧の隼小学校の校舎を活用した新たな企業が入居するとともに、起業等に向けた個人利用も可能なコワーキングスペースを有するビジネス機能と、地域内外の方が多く集い、カフェやイベント等で活用可能なコミュニティ機能の二つの機能を持つ施設として整備を行ったものであります。また、安定的かつ機動的な運営と事業責任を明確化した運営体制とするため、入居企業等が出資する株式会社シーセブンハヤブサを設立し、同社により運営が行われているところです。  施設の利用状況を見ますと、入居企業は当初11社でスタートし、4月にはさらに1社が入居、空き教室を利用した企業の入居は、12社の利用により全ての部屋が活用されているところです。また、1月には1階のカフェもオープンし、各種イベントも多数行われ、多くのお客様でにぎわっており、八頭町の新たな集客スポットとして認識されつつあると考えております。  引き続き、運営会社シーセブンハヤブサが中心となり、利用者の確保を図るとともに、隼Lab.の新たな取り組みや起業が増加していくことを期待しています。また、町内事業者と連携による新たな取り組みや利用者による事業立ち上げ等、新たな取り組みが起こる場として活用されていくことも期待するとともに、町といたしましても連携を図りながら取り組んでいきたいと考えております。  次に、若桜鉄道の観光列車「昭和」であります。3月4日に運行を開始し、毎週日曜日に臨時列車として運行しているところであります。3月から5月末までの観光列車の臨時運行回数は、土曜日の運行もありましたので、これまで15回運行されており、450名余りの方に利用をいただいております。旅客収入、また観光列車以外でも定時運行の便に乗車する乗客も増加しております。  さらには、3月から5月までの「昭和」のグッズ販売として、車内やぷらっとぴあ・やずで140万円を売り上げ、八頭町内のレストランの昼食で150万円余り、ミニSL博物館の入場料その他特産品販売でも大きな経済効果があったものと考えております。なお、6月以降も9月までの日曜日は観光列車の予約が入っており、好調なスタートを切ることができたと思っております。  さらに、現在計画中ではありますが、観光列車内での写真撮影会などのイベントも計画されており、観光客の増加や若桜鉄道の収益向上につなげていくことが期待されています。来年には2両目の観光列車が、再来年には3両目の観光列車もデビューしますので、さらなるイベント等を実施し、利用客の増加に向けて努力していただきたいと考えているところであります。  最後に、ミニSL博物館の関係であります。昨年4月1日に全国で初のミニSLに特化しました博物館としてオープンをいたしました。昨年のオープンからことしの3月までの平成29年度の来館者は1万6,664人、体験乗車数は1万809人、合計2万7,473人の方に御利用をいただきました。ただし、竹林公園につきましては、12月から2月末までの3カ月間は休館ということでありまして、9カ月の実績ということになろうかと思います。  このように、新たな八頭町の観光スポットとして来訪者を集める場所となっており、船岡竹林公園の入場者数が平成28年度と比較しまして約9,000人増加するとともに、博物館の入館料及び体験乗車料として、約247万3,000円の町の収入にもつながっているというところであります。平成30年度は、博物館をオープンいたしまして2年目となりますので、引き続き新たな来館者やリピーターをふやすよう取り組んでいきたいと考えております。  次に、人口減少、コンパクトシティ化、特例債延長により八頭町も複合施設の計画に取り組むべきではないかということであります。  人口減少に伴います中山間地域等における生活サービス機能のあり方については、全国的にも住民の生活に必要な医療、介護、福祉、教育、買い物、公共交通、物流等々、生活サービス機能の提供を、人口が減少していく中でも維持、充実していくためにも、生活福祉サービスを一定のエリアに集め、周辺集落と交通ネットワーク等で結ぶ小さな拠点の形成が、平成26年12月に閣議決定をされた、まち・ひと・しごと創生総合戦略に盛り込まれ、大きな方向性の一つとなっております。  八頭町におきましても、人口減少、高齢化が進む中で生活サービスの提供を維持、充実することは重要な課題であると考えております。このため、既存の公共施設の更新を検討するに当たっては、効率性の観点から、こうした視点も必要であり、議員の御意見のように複合的な機能を持った施設整備も一つの考え方と認識いたしております。一方で、生活サービスの確保のためには、町全体の公平性の観点も重要であり、町全体のバランスを見ながら進めていく必要があると考えております。  いずれにいたしましても、既存の施設につきましては、可能な限り利用していくとともに、更新の時期を見据え、個別の施設の機能や利用実績等を踏まえ、統廃合、改修、更新等の考えを整理していく必要があると考えており、その際には議員の御意見のような考え方や、先ほど申し上げました町全体のバランス等も考慮しながら検討してまいりたいと考えております。  長くなりましたが、最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 先ほど、町長に答弁をいただきました。  人口減少による自治体消滅の可能性が指摘されてから4年経過しました。ことし公表された地域別将来推計人口の分析で、雇用創出や子育て支援など、政策を進めているにもかかわらず、状況の悪化が明確になったとあります。小規模自治体などの消滅が現実味を帯び始めており、対策は待ったなしだ。消滅可能性があるとされた自治体の8割で当初の予想よりも人口減が加速していることがわかったとあります。  先ほど言いましたように、2013年の調査で2040年の人口推計を見ますと、これに比べてことしの調査による2040年の推計人口と比較した日本海新聞によりますと、県内全体では減少幅は鈍化したが、若桜、八頭、日南、日野、江府の5町で減少幅が拡大したとあります。  先ほど、町長の答弁で隼Lab.はすばらしい成績を上げている。そしてまた、SL博物館、「昭和」も実績を上げているという答弁がありました。八頭町は、他町に先駆けて地方創生事業に角園創生監を迎えて3年間、積極的に人口減少対策として地方創生事業に取り組んできたにもかかわらず、このような結果に至りました。現状の取り組みで十分なのか、対応を見直す必要があるのではないかと思っております。  また、比較しては何ですが、同じような状況にあります岩美町は、減少幅は拡大していません。この違いはなぜなのか、地理的な条件の違いなのか、それとも対策の違いなのか、この2点について町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 人口減少の推計というのは、先ほど申し上げましたけど、2005年から2010年の減少率が5.2%というふうに申し上げました。これは、平成17年の国調、それから平成22年の国調、その5年間の減少率が5.2%だということであります。7.8%というのは、平成22年度の国調から平成27年度の国調、これは5年間でありますが、その部分が7.8%ということでありまして、今現在推計されておられますのは、7.8をベースとして推計をされたというところであります。  御案内のように、総合戦略は平成27年9月に作成をしたものであります。一月後に国調の調査があったと。5年に一遍、10月1日は国調の基準日でございまして、したがいまして、7.8の数字だけがひとり歩きといいますか、そういう形で推計をされているということでありまして、先ほど来、創生監、一生懸命やっていただいて、総合戦略をここまでやってきたというお話があったんですが、その推計の数値というのが総合戦略ができる前の数値をもとに推計しておられるということでありますので、そのときの推計と今現在、ことしで総合戦略も4年目を迎えるわけですから、そのとおりにはなっていないというふうに思っております。  ただ、現状で十分なのかということでありますが、そういった面では先般も検証委員会もしていただきましたが、なかなか住基人口というのは毎月わかるわけでありますが、実際住んでいらっしゃる方の人口というのは、毎年なかなか押さえることはできないいうことでありまして、次が平成32年の国調ということになるわけでありますが、少し推移を見させていただきたいというふうに思いますし、また岩美町さんのお話がございました。岩美のほうでは人口減少が拡大していないということでありまして、地域性なのか対策なのかということでありますが、ただ、5年間、先ほど言いました10年前の5年、それから5年前の5年といいますか、そういった部分での差異だというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) もう少し人口減少について言いますと、八頭町の人口、2013年の推計では、2040年の人口推計と、それから先ほど町長からありましたように、2013年の人口推計では、2045年の人口推計が1万1,516人であった。今回、2018年の調査による2045年の推計は9,067人です。その差は2,449人です。今言われているのは、人口減少、この5年間の推計の差、2,449人が人口減少の加速と言われているところだというふうに私は思っております。  そして、新聞では、2045年の人口推計9,067人に対しまして、2015年の推計1万6,985人は、対比でいきますと53.4になる予定です。ほぼ、2045年には人口が半分ぐらいになるという推計が出ておるわけであります。また、地方創生の取り組みと先ほどありました。角園創生監に中心になってやっていただきました。平成27年から31年の5年間の人口目標でありますが、総合目標は2020年の1万7,000人、人口推計では1万6,445人です。2040年には1万4,000人、人口推計では1万2,529人です。2060年には1万2,000人、人口推計は8,806人です。目標より1,500人ぐらい多いという計画であります。  先日の同僚議員の一般質問にありました。町長は今、私の一番目標はホッケー場の建設ですとありました。私は、これに驚きました。これだけ人口減少が加速している八頭町の現状にあって、今、地方創生に取り組んでいる中、地方創生の事業にもない、生産性もないホッケー場の建設が第一とは、本当に驚きました。  私は今、町長が一番先にやることは、八頭町の人口減少対策として地方創生への取り組みを、先ほど答弁にありましたように、さらに強力に推し進めることだと思っています。  このことを踏まえて、八頭町の人口減少対策、町長に改めてお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 地方創生の時代と言われて久しいわけでありますが、それは二つ目的があったと思います。総合戦略を立てた中で人口減少対策と、それからもう一つは地域の活性化ということもその地方創生の目的だというふうに思っております。  そういった中で、これは全国的な話だと思います、八頭町に限らずですね。人口の減少ということにはなかなか歯どめがかからないというのが今の姿であります。八頭町におきましても、町外に、八頭町から転出される方は、鳥取市の方もありましょうし、また東京圏の方もあると思います。  そういった中で、当然、人口減少対策にも力を入れていく必要があるわけでありますが、Lab.であり、それから若鉄であり、そういった部分でいえば地域の活性化ということに十分寄与できる取り組みだというふうに私は判断をしているところであります。  本当に、やっぱり町が元気でなければ、本当に町の活性化ということにつながらないと思いますし、当然、人口減少対策ということも必要なわけでありますが、ホッケー場のお話ございました。それも一つの活性化策にはつながるだろうと私は思っております。人口減少対策という厳しい現実の中で、活性化を含めて無論総合戦略にも取り組んでいくというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 次に、SL博物館についてお伺いしたいと思いますが、先ほど、かなり集客もあって、収益も上がっているというふうに町長にお聞きしました。約1億円の投資、八頭町の観光に寄与する、町の発展についての施設であるということで、私は大賛成をしました。  しかし、当初の計画は企画課が行い、竣工式も企画課が担当して行いました。竹林公園内であるということで、産業観光課の担当となり、現在は指定管理となっています。  現在までの利用状況については、概略を町長にお伺いしましたが、私は町内の小学校の昨年の春、秋の行事に小学校がSL博物館に何校見学に来たのか。また、町外の小学校や保育所など、どのくらいの数でSL博物館に見学に来たのか、数字があればお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 保育所なり、それから小学校の皆さん方にもおいでをいただいて、御利用いただいているというところでありますが、状況につきましては、では産業観光課長のほうで答弁をいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 谷口産業観光課長。 ○産業観光課長谷口雅美智君) お答えします。  町内の小中学校、また町外からという、学校からどの程度多くの来客があったかということでございますが、現在の部分での小学校単位で何名来られたというのはちょっと把握をし切れておりません。ただ、昨年度の入場としましては、高校生以上で有料で200円ですが、入場された方につきましては6,523名、団体割引ということで20人以上ということでございましたら472名、そしてお子様、障がい者、それから若鉄関連でのツアーとかで来られました方、またクーポン券等で無料入場者としましては8,959名の方がお越しいただきまして、合計1万6,664名の方に来館していただいております。  以上でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 私、来館数でなしに、学校、保育所、施設を通して町内の施設を見学したり利用したりすることは、本当に大切なことだと思っておりますが、そういうことを含めて指導なりそういうことをやっていただきたいというふうに思っております。せっかく1億円も出して建設したSL博物館です。今後の利用拡大について伺いますが、指定管理での利用者拡大はなかなか難しいと思います。町や観光協会で利用拡大に努めなければ、これからの利用者の増加は見られないと思います。せっかくつくったSL博物館です。多くの人に、町外の人にも利用していただきたいと思います。この観光利用拡大対策、今後の利用者の拡大の取り組みについて、もう一度町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 町の有益な資源というふうに思っておりますので、改めましてそれはまずもって町内の皆さん方に利用していただいて、そして町外の皆さんにも利用いただきたいというところでありますので、小中学校につきましては、改めて周知をさせていただけたらと思います。  そういった中で、平成30年度の新たな取り組みということで、今現在考えておりますのは、クイズラリー的なものでありますとか、それからイベントも観光協会のほうに委託するような形で今考えておりますし、それから運転手さん、子どもさんは無理なんですけど、そういった興味のある方はあろうかと思います。そういった面では運転手さんの養成講座というようなことも今検討しているというようなところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 続いて、施設の利用についてですが、今、千代川の水辺プラザのグラウンドゴルフ場は、非常に好評で多くの方が利用されておりますが、それに併設するようなスケボー場の利用ですが、あの建物は鳴り物入りで平木前町長のときに建設したと思っておりますが、今は閑古鳥が鳴いているというふうに思っております。この利用については、今後どのようにやっていくのか、施設の利用について町長にお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ありましたように、水辺プラザのほうは、確かにきょうも朝もいらっしゃいましたし、多くの皆さん方に御利用いただいているというところであります。ただ、スケボーはほとんどないじゃないかというお話でございますが、土日には必ず使っておられる方もございますし、また、平日でも利用している若者もいるということは承知しておるところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 続いて、スケボー場のことですが、今後ともあのままでずっと維持管理するつもりでしょうか、お伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど言いましたように、利用者の方もいらっしゃるわけでありますし、当面は現状のままというふうに思っているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 複合施設についてでございます。先ほど、町長の答弁いただきましたが、八頭町中央公民館は、昭和50年12月築で42年経過です。築59年経過後に大規模改修の計画と聞いておりますが、17年後になります。また、役場本庁舎は昭和43年11月築、49年経過です。築66年経過後に建てかえの計画です。同じく17年後になります。  特例債が延長になると聞いていますが、中央公民館、役場本庁舎の計画を早めて、人口減少の歯どめとなる拠点複合施設の計画に取り組んでいけないものか、町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 両施設とも、施設ができてから年数がたっているということは承知をいたしております。そういった面では、公共施設の適正管理の計画もございます。そういった中でも改めて検討はしてみたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 八頭町の懸案でありました小学校、中学校、保育所の統合が、あと残すところ八東保育所の建設で完了する予定です。大きな投資は終わりました。一番大きな、先ほど本庁舎については方向性がありますが、管理計画によりますと予防保全に取り組み、適切な維持管理による施設の長寿命化を図るとあります。築50年近く経過しており、施設の老朽化が進んでいるのが現状です。耐震補強は実施していますとあります。長寿命化を図るということは、築70年、80年までもつということでしょうか。本庁舎の長寿命化について、何年までもつのか、町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) いつまでということはちょっとこの場では申し上げられませんが、長寿命化によりまして、言われました予防管理をしている状況にあるというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 同じく、中央公民館も築42年経過しております。これも同じく管理計画では方向性として、継続して使用する施設については予防保全に取り組み、適切な維持管理による施設の長寿命化を図るとあります。以前、改修について伺ったら、築40年で大改修を予定しているということでありました。私は、八頭町の財政状況は、中央公民館のブロックの石段のようだと思っています。一般会計当初予算107億7,100万円です。そのうち自主財源は18.8%、20億2,500万円です。中央公民館の正面のブロックの段々は、3分の1ぐらいが古くなってはがれ落ちそうになり、動いたりして危険であったのですが、やっと修理ができました。皆さん、中央公民館への帰りにブロックの段々を見てください。見事な継ぎはぎ模様になっています。これだけのものが全面改修できないのか、しないのか、八頭町の財政状況であるのか、喜んでいいのか、心配していいのか、よくわかりません。3年がかりで中間の暗い2段目の曲がり角りのところに街灯が1本設置されました。やっと明るくなりました。安全第一です。
     先ほど、庁舎のことをお伺いしましたが、中央公民館の建物は何年まで使用する計画でしょうか、町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 昭和50年12月に建築した建物であります。ことしが昭和で数えますと93年でございますので、43年目ということになりましょう。  管理計画では、築40年で改修というような、先ほどお話をされたわけでありますが、いつまでということではなくて、先ほどもありましたけど、予防保全は終わっているというふうに思っております。  長寿命化をさせていただいたわけでありますが、それは無論町の財政状況等々も加味しながら、そういった改修については取り組んでいきたいというふうに考えておりますし、また、いつまでというお話であれば、この場で来年前とか再来年前とか、そういったお答えはちょっとできかねるというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 次に、施設の建設についてであります。町長の方針では、施設の建設、ホッケー場の建設の計画があるように聞いております。八頭町の公共施設等の総合管理計画には、厳しい財政状況を考慮しつつ、将来負担も踏まえながら全体量を減少させる方向で進める。各施設が建設された当時から現在に至るまでの間に、社会情勢は大きく変化している。これに伴って、施設に対して求めるられるものも変化していると考えられるとあります。  効率化を図るところに他団体との相互利用、及び共同設置についてという項目があります。町公共施設の更新に当たっては、効率的な運営の観点から、町が全てを整備、運営することを前提とせず、国や県の施設の相互利用や近隣の市町などと共同運営も検討するとあります。また、連携中枢都市圏のビジョンでは、各市町村はスポーツ大会を圏域全体に参加対象を広げる。スポーツを通した地域間の交流を図る、施設の有効利用を図るともあります。  総務省の研究会は、個々の自治体のフルセット主義の見直しも提案しております。保育所、介護、サービス、公共施設の管理など、自治体間の連携を検討課題としているとあります。  国体の開催は、15年から先の話です。オリンピックのニュージーランドの練習候補地は、石川県小松市に決まっています。鳥取県は、ジャマイカの陸上と境港のヨーロッパの国のセーリングと聞いております。なぜ今、ホッケー場の建設を急ぐのか。郡家運動場の排水対策は、計画の段階だと聞いています。排水路の計画はJRの線路、国道29号線の横断をする計画と聞いております。2年から3年くらいかかるのではないかと思っております。時間はあります。慎重に取り組むべきではないでしょうか。  今、先ほど言いましたように、連携中枢都市の連携と言われているところです。財政状況の厳しい中、また人口減少が加速する現状であります。鳥取市も南中、桜ヶ丘中など、ホッケーに取り組んでいるところです。今、八頭町で6億円の費用を使ってフルセットのホッケー場を建設することはないと思っています。  圏域で、鳥取市にホッケー場を整備してもらって大会を行えばよいのではないですか。鳥取市と相談してみてはどうでしょう。八頭町は無理をせず、八頭中の練習場を5年くらいの年次計画で少しずつ整備していけば、財政の負担も少なくて済むと思います。一番大切なことは、八頭中の生徒の練習場の整備だと思います。新たな施設の建設となるホッケー場の建設整備について、町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私が一貫して言ってまいりましたのは、子どもたちのホッケーの練習場の環境を整えてやりたいということをずっと言ってまいりました。オリンピックのことについて、キャンプ地誘致のことについては、その延長線上のことだというお話もさせていただいているというふうに思っております。一昨年とその前、全国で準優勝というふうな、女子の部だったんですけど、中学生が輝かしい成績を残したということであります。  そういった中で、鳥取市とのお話、先ほどされましたが、ホッケーの町、八頭町というのは伝統がございます。御案内のように、昭和60年のわかとり国体から30数年続いているということでありまして、これは子どもたちの努力や、それから指導者の皆さん方の努力によって今があるというふうに思っております。  そういった中で、先ほど来申し上げておりますように、できるだけ早くホッケーの練習場という環境の整備を私としては整えて、ホッケーの町、八頭町ということで、先ほどありましたように人口減少対策のお話もありましたが、そういった面から考えて、そういった事業に取り組んでまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) それでは、2点目の図書館について伺います。  この春、大阪市の図書館の多くがルールを見直しし、図書館での自習を認めた。多くの図書館での自習は禁じられている。時代とともに、図書館の役割は変わった。新たな機能を持った図書館、今の学校教育は、暗記だけではなく調べ学習や探求型学習を重視する。家での学習より学びが広がる。図書館でいろんな知識を学んでもらいたい。  1、八頭町の図書館での自習の対応について。  2、平成28年、29年の3館の利用状況及び3館体制について。また、   図書館管理の3,566万円の3館予算配分について。  以上について、町長、教育長にお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、図書館についてということでいただきました。少子高齢化の時代にあって、全国的にも図書館の利用者が減少傾向にあると伺っております。栄田議員御指摘のように、図書館の役割を考えていく時期に差しかかっているのではないかと感じております。多くの皆さん方に図書館でさまざまな知識を吸収していただきたいと思っております。図書館の所管は教育委員会でございますので、詳細につきましては教育長のほうから答弁をいたします。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、栄田議員の図書館についてのお尋ねでございます。  1番目の八頭町の図書館での自習の対応についてということでございます。図書館法によりますと、図書館とは、図書、記録、その他必要な資料を収集し、保存して一般公衆の利用に供する。その教養、調査研究、レクリエーション等に資することを目的とする施設と定めております。  このことから、全国の多くの図書館が図書館の資料を使わない自習は禁止をしてきたという経過があるようでございます。  八頭町の図書館でも館内のスぺ―スなどの問題もあり、図書館資料を使っての調べ学習を除き、資料の持ち込みによる自習は原則お断りをしてきました。ただし、八東図書館は平成26年度まで八東中学校が隣にあり、通学列車の待ち時間等での自習などは認めていましたし、ほかの館でも他の利用者の迷惑にならない範囲で認めてきております。  しかしながら、栄田議員の御指摘のとおり、図書館の役割も時代とともに変わってきております。多くの皆さんに図書館に足を運んでいただくことで図書館を身近に感じてもらうことは、大切なことであると考えますし、来館することで本に親しみを持っていただくことが図書の貸し出しにつながり、また将来の図書館利用者を育てることにもつながるのではないかと考えます。  よって、図書館の広さには限りがありますが、それぞれの図書館で状況に応じて工夫をしながら、一般利用者の方々に支障がない範囲において自習もできるような方法を検討したいと考えております。  次に、平成28、29年度の3館の利用状況及び3館体制についてであります。  平成28年度の利用者は、郡家図書館が1万4,482人、船岡図書館が6,949人、八東図書館が4,050人で、合計2万5,481人です。平成29年度は、郡家図書館が1万3,106人、船岡図書館が5,410人、八東図書館が4,035人で、合計2万2,551人となっております。  3館体制についてでありますが、職員は社会教育課長が兼務しております館長1名、館長補佐1名、図書館司書は郡家4名、船岡3名、八東3名であります。平成29年度末の蔵書冊数ですが、郡家が4万7,565冊、船岡3万675冊、八東4万7,757冊、合計12万5,997冊であります。ただし、ほかの館の本でもリクエストにお応えし、貸し出し中でなければ数日中に取り寄せることができますし、貸し出し中であれば予約することができます。  図書館管理費の3舘予算配分についてのお尋ねでございます。平成30年度の図書館管理費は、御指摘のとおり全体で3,566万4,000円となっております。内訳としまして、郡家図書館が1,794万9,000円、船岡図書館が891万1,000円、八東図書館が880万4,000円となっております。郡家図書館の金額が多いわけですが、事務を郡家でまとめて行っているため、光熱水費、修繕料、車両管理費、使用料などが計上されていることが要因であります。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 3館体制をいつまで継続するのか、改めてお伺いします。教育長にお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 1点目の質問にもありましたように、複合施設の検討といったようなこともございました。私の段階でいつまでということは申しかねますが、いずれにしましても、例えば日吉津村のヴィレステひえづですか、大変立派な複合施設ができ上っております。いずれはそういったものを考えていくべき時期が来るのではないかというように私自身は考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 私は、図書館に子どもたちの自習コーナーを設けてもらいたいというふうに思っております。先ほど、教育長は検討したいということでありますが、郡家図書館の1階に設置しているような幼児用のスペースと同じような考えでよいと思っています。例えば、郡家図書館の2Fには二つのテーブルで12席、それから窓側に6席、合計18席です。最近は満席になったことは見たことがありません。まだ左側の東側のほうのコーナーがあいておりますので、例えばそこを整理して自習コーナーを設けるとか、ロビーのほうで自由に学習、自習をさせるとかいう工夫もできると思います。費用をかけずにコーナーの設置ができると思います。このように工夫して子どもたちの自習コーナーの設置、改めて教育長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 栄田議員、御承知かと思いますが、それぞれ広さが異なっております。特に、八東についてはかなりスペースもございますので、これはかなり可能だというように思っておりますが、船岡が非常に限られていますので、そこをどうするのかというのがちょっと頭の痛い問題でございます。郡家については、2階のスペースもありますので、そういったものも活用しながら対応できるのではないかというようなことを考えておりますので、もう少し時間をいただきまして、そういった対応ができるような形に持ってまいりたいというように考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) それでは、早急の検討をお願いします。  国立青少年教育振興機構の調査では、子どものころ読書活動が多い大人ほど未来志向や社会性などの意識や能力が高い傾向にあるという調査があります。読書活動により感情表現が豊かになる。楽しい、悲しい、わくわく、どきどきなど、さまざまな感情を想起させる。それを自分の中で消化していくことです。子どもたちにとって、読書、図書館はおもしろいもの、楽しいものと思ってもらえるようにできれば、図書館の利用も読書もふえてくるのではないかと思っております。  子どもの読書環境について、県教委が調査をまとめたものがあります。県内の子ども読書好きが減る。学年が上がるほど活字離れが進む実態が明らかになっております。読む、読まないの二極化の傾向が見られたとあります。小学生から高校生にかけて、読書好きと答える子どもが減り、1カ月に本を全く読まない不読率が増加した半面、1カ月に6冊以上読む子どももふえているとあります。  県教委は、子どもたちが本に興味を持つきっかけが必要としています。本を読まない理由は、部活やサークルがある、習い事がある、これが3割から4割を占めています。読みたいと思わないという子どもが2割から4割あるということです。  対策として、学校の図書館の充実により、図書好きがふえたとありますが、公立図書館の利用充実という項目はありませんでした。学校の図書館だけではなく、放課後、土曜日、日曜日、祝日、夏休み、冬休みの期間は、子どもたち、公立図書館に利用をふやすようにして工夫する。読書に、本に興味を持ってもらうらように、読書環境の整備を進めることが必要だと思っております。  この子どもたちの読書環境の整備について、教育長にお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 栄田議員おっしゃっているとおりだと思います。私どもは、皆様方の御理解もいただきまして、学校統合とともに学校図書館法に定めます学校司書、これを全校とも専任配置をしていただきました。さらに、郡家図書館は司書1名増という形で対応をさせていただくということになっております。  したがいまして、そういう意味では、いわゆる環境を整えるということは人的にはかなりできてきているだろうというように思いますが、これは予算との話になりますけれども、あとは図書購入費、これをどうやっていくのかといった課題は残っているだろうというように思っておりますけど、今の段階が完全であるというようなことは決してなくて、発展途上にあるということだろうと思いますので、さらに充実できるような対策を講じてまいりたいというように考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 私は、図書館の利用をふやすということについて、開館時間の変更ということも考えていくべきではないか。現在は、年次を通じて10時から6時までということです。ほかの自治体を調べてみますと、月曜日から土曜日は9時から7時というところもあります。祝祭日が9時から5時とか、10時から6時というのがありますし、そういうある程度応用のきかした開館時間というのも必要ではないかと思います。まずこれが1点。  それから、2点目としては、図書館の整理日が年間かなりありますが、私も知らずに図書館に行きまして、返却しようと思っても整理日でドアが閉まっております。しかし、投げ入れのほうに利用しようと思うんですが、大型の図書は入りませんし、厚い図書も投げ入れに入りません。だから、ここのところも例えば整理日であっても貸し出しのコンピューターが動かなければ返却の預かりのできるような体制もとれないものかというのが2点質問です。  ただ、余りくさすばかりではいけませんので、私は先ほど、町長からありましたように、先日、郡家図書館で本の予約をしました。そうしたところ、県立図書館と鳥大図書館の本からも借りることができました。郡家図書館でほかのところに行かずに、県立図書館や鳥大の図書館の本が借りれる。すごく便利なサービスだなと思っています。こんなよいサービスの点をほかの町民にももっとアピールをしていただきたいと思っております。  この3点、教育長にお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 開館時間につきましては、初めていただく御指摘かなというように思います。少し検討させていただきたいと思いますし、それから整理日の対応ですけれども、この日はお休みですというようなことを防災無線等で放送はしているわけですけれども、聞いておられないというようなことも当然あるわけでありますので、ポストに入らないという部分について、どんな対応があるのかちょっと検討してみたいというように思います。人がいれば対応できるのか、いや、そうではないのか、そのあたりがあると思いますので、検討してみたいと思いますし、あと、PRが十分かと言われると、そうではないという面もあろうかと思います。知っていらっしゃる人は御存じですけれども、そうではないという場合もあるということでありますので、そのあたりもまた、さらに広報等々に努めたいというように思います。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) それでは、3点目の広報やず5月号、別冊八頭町の予算の概要について、とても見やすいよい資料だと思っている。あきスペースがあるので、紙面を工夫して町民の知りたい性質別歳出の記載もすべきではないか。  1、人件費、扶助費、建設費等の歳出、性質別の記載について。  2、人口減少が加速する中であり、人口1人当たりの人件費、扶助費、公   債費の予算の割合の記載について。  以上、2点について町長にお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 3点目に、広報やず5月号の別冊、八頭町の予算の概要についてということでいただきました。  1として、人件費、扶助費、建設費等の歳出の記載、それから2点目として予算割合の記載についてということであります。  広報やずの別冊といたしまして発行しております八頭町の予算の概要につきましては、予算概要や主な事業内容など、町民の皆様にわかりやすくお知らせすることを目的といたしまして、平成28年度から冊子としての作成を開始をいたしました。平成29年度には掲載内容をより充実させ、本年度も継続して取り組みを行っているところであります。  現在作成しております冊子におきましては、一般会計当初予算の歳出予算の内訳といたしまして、町の経費を行政目的によって議会費、総務費、民生費、衛生費、農林水産業費などに分類した目的別経費の内訳を掲載し、あわせて目的別分類におきます人口1人当たり、これは4月1日現在の住基人口で割ったものの予算額を掲載いたしているところであります。  地方公共団体の経費の分類方法といたしましては、経済的性質を基準といたしまして、義務的経費であります人件費、扶助費、公債費、投資的経費の普通建設事業費、災害復旧費、その他経費となります物件費、維持補修費、それから補助費等、または積立金や繰出金というような分類がございまして、これは性質別分類というふうに呼ばれているものであります。予算や決算など財政運営や財政状況の分析にも広く用いられているところでもあります。  栄田議員の御意見でございますが、性質別経費の内訳、また性質別分類での人口1人当たりの予算額を予算概要冊子に掲載してはどうかという趣旨であろうかと思います。この予算概要冊子は、予算の概要や主な事業内容など、町民の皆様にわかりやすくお知らせすることを目的として作成しているものでありますので、性質別経費の内訳等の掲載につきましては、今後検討していきたいというところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 予算概要についてですが、最重要施策という事業がありますが、どの事業にも皆同じくくり方であります。最重要施策の事業が見えません。どの事業が重要施策なのかわかりません。  そこで、この概要に載っておりますように、継続とか新規の下に重点事業と記入するとか、町民にわかるように工夫してはどうかと思っております。このことについて町長にお伺します。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 栄田議員も、きょう冊子お持ちだというふうに思います。そういった中で、科目ごとに主な事業ということで掲載をさせていただいております。重要事業という表現も必要かとは思いますが、基本的には町の主立った事業を皆さん方に知っていただきたいという意味でありまして、これに全ての事業というものは網羅はされていないというふうに思っておりますが、それこそ町の重要な事業ということであれば、全てが重要ではないかなとは思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) 冒頭に地方創生のところがありますが、集中的に強力に取り組みますというふうにもあります。例えば、そういう地方創生の集中的、強力に取り組みます事業については、どうでしょうということですよ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) この中ではちょっと見にくいかもわからないんですが、創生関連の事業というようなくくりもいたしておりますので、そういった表記ということは可能だというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○10番(栄田秀之君) やっぱり町民が見やすい予算概要にしていっていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。  以上で、私の質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、10番、栄田秀之議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。      (午後2時47分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後3時00分)
    ○議 長(谷本正敏君) 次に、11番、髙橋信一郎議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎髙橋信一郎議員質問 ○11番(髙橋信一郎君) 一般質問もいよいよ私で最後、もうちょっとですので、皆さん頑張って聞いてほしいなと思っておるところでございます。  さて、きょうは米朝会談の日でして、多分それと比較するのも何ですが、私のことなんか誰も注目してないなという感じで寂しい思いをしておるんですが、それはそれとしまして、私は私でここで地道に頑張ってまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  それから、角園創生監におかれましては、今月で東京に帰られるということで、ああやって国会中継を見ておりますと、予算委員会の壁際に並んでおられる官僚の方々、本当大変そうですので、これからも頑張っていただけますよう期待しておりますので、よろしくお願いします。  ということで、本題に入ります。きょうの私の質問は、政策の優先順位ということでございまして、とりあえず通告書に沿っていきますが、町行政に対する住民の意識は、全般的に一種諦めにも似た感覚が蔓延しているように感じます。こうした倦怠感のあらわれは、町議会議員選挙に続いて町長選挙までもが無投票になったことと全く無縁であるとは言いがたいと思っておるところでございます。  また、このように政治に対する関心や期待感が希薄になりますと、住民自治の根幹が知らず知らずのうちに失われ、反面、いわゆる役所の独善、ひとりよがりになっているのではないか、そういうことになってくるんではないかとも危惧しておるわけでございます。  町政に対する期待感の喪失や無関心を招く最初のきっかけは、恐らく住民の要望なり意向が連続してかなえられなかったとき、また、遅々として進まなかったときなどが考えられます。もちろん、将来展望が不透明な事業や必要性など住民から理解得がたい事業が、これまでもひょっとしたらあったのかなという思いがしておりますが、そういうことも多分問題になっておるんだろうなと思います。  そして、さらに問題なのは、議会や住民などとの協議段階であっても、一度内部で決定したら修正、撤回はしない。本来、役所の方はいつも弾力的に運用していくとか何とか言われますが、実はそういうふうにはなっていないというふうに思っておるわけでございます。だから、そうした意識の硬直、これなども政治離れを生む現況ではないかと私は考えております。また、区長会、住民懇談会などではお世辞にも双方向とは言いがたく、ともすれば一方的な説明になりがちで、住民に厭世観を与える一つの要素としても上げられると思います。  以上、私の見解を踏まえ、産業、教育、福祉、環境等、あまたある事業は総体的にどのように計画、立案、取捨選択されていくのか。特に、突発的な住民要望などは、予算との兼ね合いなど難しい判断もあると思いますが、優先順位、採用に至るプロセスはどうなっているか尋ねたいと思います。  教育長に関しては、教育の分野でのみの答弁をお願いします。  以上です。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、11番、髙橋信一郎議員の一般質問についてお答えをいたします。  政策事業の優先順位ということでいただきました。数多くある事業は、総体的にどのように計画、立案、取捨選択されていくのか、優先順位、採用に至るプロセスはどうなっているのかということであります。  昨年1年間、平成29年度でありますが、69集落、地域を含めましてですが、地域は10団体ということでありますが要望があり、計309件の要望をいただいたというところであります。課別内訳で申し上げますと、建設課が172件、総務課防災室が66件、産業観光課59件などであり、要望の約56%が建設課ということでございます。  また、要望に対します全体の対応状況でございますが、当該年度で実施済みが87件で28.2%、翌年実施するということでことしの実施分ですが、38件で12.3%ということであります。合わせまして、計125件、40.5%ということでございます。  また、県の要望済みということで77件、約25%ということでありますし、新規に県要望が11件で3.6%、部分対応済みというのが16件で5.2%というところであります。  町の補助要綱等に沿った要望、例えば集落公民館補助、防犯灯補助、現物支給等の補助要望であれば、翌年までの実施が可能となっておりますが、県の補助金を伴います農業施設、林業施設の改修のためのしっかり守る交付金事業では、県の補助金の範囲内ということになっておりますし、また、それぞれ地元負担が必要であることを理解していただくことが必要であります。  そういった面では、昨年要望のありました27件、7.4%につきましては、地元負担が必要な事業等での実施を検討していただくよう、回答をさせていただいたところであります。また、突発的な要望につきましては、緊急性、必要性等を検討した上で財源の検討等を行い、実施ということになろうかと思います。  ハード事業で地元からの要望の多い道路修繕等につきましては、まず現場の状況等を確認し、予算の状況も考慮しながら、緊急性の高いものから随時修繕を行っております。また、道路改良事業につきましては、最初に事業の必要性を考慮いたします。具体的には、目的、防災安全効果、通学路対策など整理いたしまして、財源の検討を行い、重要度、緊急性の高いものから計画をするということになります。  事業のプロセスでありますが、計画の検討、事業の必要性と課題の整理、案の比較検討、計画案の選定、計画の決定という順に行ってまいります。まず、事業化ができるかどうか、地元役員さんと協議を行いまして、その後、地元全体への事業説明を行うということになります。そして、用地などの対応を含め、意見を聞き、案を検討していただき、計画を決定するということになります。  橋梁等の修繕につきましては、定期的、5年に1回ですが点検を行い、修繕が必要な橋梁につきましては、修繕計画を策定し、交通量、重要度を勘案し、優先順位を決定しているところであります。本年、八東地域の34橋を点検予定といたしておりまして、町内247橋の点検を完了しますので、修繕計画及び優先順位の見直しを行う予定としているところであります。  今後も住民の皆様方の要望に応えてまいりたいと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、11番、髙橋信一郎議員の御質問にお答えしたいと思います。事業がどのように計画、立案、取捨選択されていくのかというお尋ねであります。  教育委員会では、八頭町教育ビジョンを策定しており、この中にさまざまな教育施策を示しています。この実現に向けて予算計上し、事業実施をいたしております。また、毎年秋にはPTAのほうから要望書が提出されますので、これらに応える形で優先順位も考えながら事業化してきております。  さらに、通学路の安全確保といった課題もありますので、国・県などの関係機関と連携し、所要の改良をお願いするなどの対策を実施しております。なお、所管しております施設につきましてもかなりの年数を経過しているものも多く、突発的な修繕等、必要に応じて安全性にも配慮しながら対応しているところであります。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 今、お二方から答弁をいただきましたけど、現実に私は町内生活をしてまわって見ておる感じでは、ちょっと今答弁されたような格好にはなっていないとこもあるのかなというふうに感じておるところでございます。  それで、きょうは前半は優先順位にも直結する話ですから、まずは議会対応の話、それから後半は、現場の具体例をもって進めていきたいと思いますが。  初めに、町長はかねてから、評価は自分でするものではなく、人がするものだと言っておられました。その意味でいうと、今回は無投票だったわけですから、ある意味評価が表に出なかったということだろうと思います。言いかえれば、もうひとつ民意を諮り損なわれたというふうに思うんですが、もちろん町長の責任ではないんですが、そうだろうと思っておるところです。また、同じく私ら議員も、1年前の選挙ですか、あれも無投票だったわけで、私らも町長と同じように民意を諮り損ねておるわけです。  したがって、あっちもこっちも無投票、何か混迷状態というか、混沌としているか、そういうことですから、今後はやっぱり、強引になることなくもっと慎重に仕事を進めていかねばならんのかなと思っておるところです。  それで、まず議員の立場としての私の見解を述べさせていただきますと、例えば役所が考えたこと全てが正しいなんてことはまずなかろうかと思うわけです。よく同僚議員と休憩室で冗談まじりに話すんですけど、やっぱり何でも反対というのはよくないですけど、何でも賛成、これもやっぱり議員しとしてはあり得ないなというふうに思っておるわけです。ところが、終わってみれば、ほとんどが結果的に町長案といいますか、執行部案に追随した形になっておるということで、いわばこういう形がずっとついてきておるというふうに私は見ております。  ここでは、議会内部のことは置いておきますが、私が把握している限りでは、何をやるにしても役場と町民の意識のずれが少なからずあると、そういうふうに感じております。この話は、後の優先順位につながる話ですから聞くんですけど、町長はこうした、私はずれがあると感じておるこの状況をどのように認識しておられるのか、まずは伺ってみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 町の私どもの仕事のやり方と、それから町民の皆さん方の意識にずれがあるという御意見でありますが、私は総じてそういうふうにはとっておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) この前、議会のほうで、町民に対して議会どうなんだということでアンケートをとっとるわけです。その結果、見られた方もホームページに載せてあると思いますが、この結果が実は全てを物語っておるわけです。要するに、議会も町民感覚からずれた役場の動きに同調しているというふうに見られておるんではないかと、私はそのときに見て思ったわけです。今の議員には全く期待なし、興味なし、かなり手厳しい内容でした。  つまり、このことは町行政の批判と表裏一体なんだと、議会を批判しておるようでも、実は町行政と表裏一体なんだと、そういうふうに私は思ったわけであります。  そこで、ちょっとまた質問してみたいんですが、一昔前でしたら、議会も議会中に幾らひと悶着があっても、最後はいわゆるシャンシャンというような感じが私はずっとしておりました。  ところが、最近は採決が以前よりもちょっと逼迫するのかなと。町長も時にはひやひやされておるんかどうかわかりませんけど、結果は町長の思い通りになったとしても、そういう場面がちょっと多くなったかなというふうに感じておりますが、そこら辺、町長はどういう感じで受け取っておられますかね、ちょっと聞いてみたいです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) シャンシャンという表現をされましたが、それが正しいかどうかわかりませんが、議案に対しましての採決ということは、皆さん方御自身で判断されたことでございます。それ以上のことは申し上げるべきではないと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 多分、そういう答弁でうまくかわされるかなと思っておったわけですが、私がなぜ感じるかというと、その理由は、やっぱり事業の説明が後先になったり、根拠にもうちょっと乏しかったりいろいろあるんだろうなとは思いますが。  その前にまず、そもそも地方自治においては、その性格上、制度上でも政党色を持ち込むのは私はおかしいと思っておるわけです。中にはおられますから、2名ほどおられますから申しわけないんですけど。でも、私の場合はずっと、いわゆる保革対決の55年体制というんですか、あれが通用を実はしにくくなった。それはなぜかといいますと、今、皆さん割合、実はほとんどが保守系の議員が多いわけですわ。それでもこうなるということは、55年体制が通用しにくくなった。いわゆる。是々非々で考える議員が多くなったからなと私は思うわけでございます。  この是々非々で考える議員、それから55年体制がちょっと崩れつつある、最近というようなことを私は思っておるわけですが、町長はそういう認識は全然ないということですか、ちょっと聞いてみたいですね。教育長にもこれは聞いてみたいですね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほども申し上げたとおりでありまして、それこそ議案に対します表決というのは、皆さん方のそれぞれの意見に基づいて判断されているというところで認識をいたしております。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) この場は、この八頭町の行く末を皆さんが語っていただく場でありますので、それぞれの御判断の中でそういった考え方はあるんだろうというように思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 何で私がこういうことを言い出すかといいますと、最近ちょっと執行部のやり方が強引過ぎるんじゃないかなというような思いが背景にあるわけですけど、やっぱり意見は平行線だいうて話し合いをストップするのは簡単ですけど、やっぱり宗教とか思想の違いなら仕方ないですけど、本当なら事業の話ですから、私らも同じ保守系の議員が多いわけですから、幾らでも話し合いによって対立することもなくすり寄れるだろうなというふうに思っておるわけです。だから、少々時間がかかっても、いかにも強引はだめですよと、私は言いたいわけです。  きのう、きょうといろいろ出し抜けに議案を出してきたとか何とかあるわけですが、やっぱりそういうことは余りよろしくないなというふうに思っておるわけです。  そうした中で、私はこんなやり方はもう勘弁してほしい、本当に勘弁してほしいと思っていることがあるんです。前にも企画の課長に言いましたけど、役所内で決められたら、議会を通さなくてもさも決まったかのように発信されることが。マスコミを通じて多いというわけです。先ほど来問題になっておる農泊については、きのうの本会議で町長、ホームページの関係ですが謝罪されたから、それはそれでいいんですけど、やっぱり二度とそういうことが起こらないように頼みたいと思うわけです。  ただ、そんな中、この前の新聞記事、あれ酷いですね。太字のしかも鍵括弧で町営ホッケー場必要ってうたってあったわけです。あれなんかは、まさに町民を誘導するかのような形に書いてある。だから、こちら側としては議会軽視だ、議員軽視だっていって怒るわけなんです、当然だと思います、それは。  これについては、議長にもお願いしたいんです。マスコミ対応、議会でもやっぱり話し合ってきっちり、そういうことを規制みたいなことを、考え方でも取りまとめてほしいと思っておるんですが、議長、よろしくお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 検討してみます、それは。  髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) それで、前にも企画課長にさっきも言ったように聞いたんですけど、何で毎度毎度こういった記事が載るのかなと思ってね。私、執行部の一つの戦略として、本当はリークしておるんじゃないかと疑っとるわけですが、どうですか、前にも聞きましたけど。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 新聞報道の記事につきましては、リークしているというお話、今ございましたが、こちらではそういったことはございません。  それから、前段でありました議会より先にということは、それこそあってはならないというふうに考えておりますので、そういった面では注意をしてまいりたいというところでありますし、先ほどのちょっとホッケーの内容につきましては、教育長のほうで答弁をいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 先ほどの話でありますが、私どもが見出しをつけたわけではございません。取材は受けました。ただ、極力変な扱いにならないように配慮を頼むということを申し上げて取材を受けましたので、そのように御承知おきをいただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 要するに、ああいう見出しのつけ方、書き方は、新聞社側の勝手だみたいな感じでとめることもできんなという思いですか、教育長。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 記事を掲載するなということをこちらのほうから言えということでありましょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) そうじゃなくして、さっき言いましたですよ、ホッケー場必要って、あれまさに必要なのかどうかというのは、提案された執行部側の考えなんですわ。こっちわかりませんからね、まだ。そういう話し合い、これからいろいろあるんでしょうけどね。そういうことです。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 予算の提案でありますので、当然必要性を持って提案をさせていただいているということであります。それに対して、新聞社のほうがそういった取材をされた結果において、ああいった記事が出たということでありますので、それ以上のものでもそれ以下のものでもないというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) それで、教育長によく心にとめておいてほしいです、課長もですよ、企画の。新聞はよく第四の権力って言われますよね。こんなのをマスコミの自由にさせとったら、本当に都合のいいように誘導されて、民主主義が崩壊しかねないと、私は本当に危機感を持つわけです。今、国会の紛糾見とったらよくわかるでしょう、マスコミ対応ね。あの人たちは今は、倒閣運動ばっかりやっとるんですけどね。  だから、今は役場の味方でも、ひょっとしたらこっちに牙をむくことがあるかもわからない。そういうもんだと私は思っておるわけです。だから、十分注意してほしいねということで、マスコミの対応のね。だから今、議長にもお願いしたんです、そういうちょっとしたルールでもできないのかなということでということです。  それでは、通告の今度は具体例の本題のほうに入っていきますけど、さっき町長が冒頭の答弁で、要望は309件あって、そのうち172件は建設課で、309件のうち処理できたのは87件とか説明ありました。それで、私聞きたいのは、309件のうち処理できたものとできなかったもの、これの大まかでいいですけど違いというのをちょっと教えてもらえたらと思います。町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 一番大きなのは県の事業の関係でございます。中に入らせていただいて要望はさせていただくわけでありますが、中村議員の質問にもありましたけど、なかなか予算がつかないというのが今の現状でございまして、それが一番だろうというふうに思います。  総体的には、町の事業で実施してないというのは、大型化事業というようなこともございますが、一つとして橋梁の点検等でまだ全て終わっておりませんので、ことし終わるわけですが、そういったもの。終わってからの検討というようなことでできていない部分もありますし、それから、こまい話になるかもわかりませんが、こういった部分については集落の維持管理でお願いしたいというような部分も若干ございます。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 昨年の要望の中で、1年間の、団体というのがありますよね。あの中には多分、観光協会とか商工会とか含まれておるんだと思いますけど、あの方たちのはあれですか、要望どおり全部素通りの形になっとるんですかね、検討されていますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 商工会等もございますし、JAさんにおかれましては、今回、あんぽ柿の施設の整備というようなこともございまして、そういった部分については補助金的な部分について、要望として受けているということでございます。  それから、区長会というようなものもございますし、それから私都でいいますと3私都がまとまったような要望というようなものも受けているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 今の話については、また前にも質問しましたけど、また後日いつかはやりたいと思っているんですが。  それで、ハード事業、いろいろ要望があって県の事業、それから町単独、難しいとこがあって、単年度では処理できんというのはよくわかるんです。ただ、私、申しわけないけど、皆さん現場の状況が余り、県の人もそうですわ、見えてないんじゃないかなということがあります。例えば、私この春、ゆえあって篠波から国府に抜ける道あるでしょう。あそこを本当にきれいに整備されておって、この春、私18回ほど、朝、昼、夕方と8往復、合計16回通ったんです。ところが、1回も対向車とすれ違ったことがない。何でかなと思うぐらいですね。  要するに、それだけ通い詰めても対向車1台もないということは、とうとうあの道は何か宝の持ちぐされ、国府の奥と私都との交流が全然ないなというのが確認できたんです。こんなのは、県に何でこんなにつくったのと言えば済むことなんですけどね。  要するに、私が言いたいのは実はもっと手前のことで、ここに抜ける道ではなくして、篠波のところにある橋ですね。あれもついでにそのときに立派になっとるわけです。あれ、多分県の事業だと思いますけどね。それに比べて、わかりやすく例題を言いますと、前にも何遍も言ってきておりますけど、10年来要望してきた岩渕橋、これはどうなっとるんだろうかなというふうに思うわけです。片や、交通量全然ないのに、あそこは相当あると思いますが、どのくらい交通量あると大体。総務課長は地元の人ですが、想像されとるんでしょうかな。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 岩渕橋については町道でありますし、それから岩渕の前を通っております県道は、津山智頭八東線という県道でございます。申しわけないですが、岩渕のあたりの交通量の調査というのは、県も町も実施いたしておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) それで、私、皆さんに勘違い、地域エゴだと言って、この話しすると勘違いされたら困るんですが、やっぱりあの地域のまちづくりの話ですからね、これは。だから、そういう意味でも皆さんには聞いてほしいなと思っとるわけです。  それで、岩渕橋のたもとも、実は県道なんです。だから、工事にかかろう思ったら、なかなか県との折衝もあるし、早速にはならんというのは、私も事情はわかるわけです。ただ、現状を見たら、やっぱり県に強く進言して、取り組んでほしいなという気が強いわけです。
     それで、今ちょっと県のことで思い出しましたけど、アユが解禁になったわけです。ところが川にアユ全然、荒れて魚がすむ環境でおらんのです。教育長、おらんでしょうやっぱり。おらんという言い方は言わないね、いないんでしょう。  だから、要するに私言いたいのは、何ぼ県の事業であっても、そこに住んでおるのは八頭町民ですから、例えば八頭町を流れる八東川、奥のほうから細見、それから小畑、あと志子部、大江、私都川、みんな同じ状況で荒れて、草ぼうぼうになっとる。やっぱり、こういうこともいかに県の事業だとはいえ、管理者が、やっぱり町が率先して、八頭町のために運動をしてほしいなと、働きかけてほしいなと思っとるわけです。  正直言って、今までそういった県に働きかけというのはされたことあるんでしょうかね、ちょっと聞いてみます。話ちょっとずれとりますけどね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) アユがいないということでございますが、結果として河川改修等の影響もあるんではないかというふうに思っております。ただ、河川改修ということであれば、当然、安心・安全なまちづくり、地域づくりということで、県とされていろいろ調査され、浸水区域にならないようなということで対応をされているというふうに思っております。  今、河川が広がりますと、中によしといいますか、葦といいますか、そういったものも生えておりますし、それからひどいところでは木がかなり大きくなっているというようなことで、ことしの平成29年度の補正予算の中で、県とされてそういったひどい部分については対応されているというところです。各集落の皆さん方の要望も河川の掘削ということは多々いただいているというところでありますが、なかなかそれこそ順番が回ってこないというのが今の現状であります。町としても、毎年要望はさせていただいております。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 今のは一般論ですわ、町長の答弁。県の人に今度教えてあげてください。私、趣味でよく源流域に行くわけですけど、そしたらどこの谷にも数え切れんほどの堰堤が要らんほどつくってあるわけです。それで、当然そこで川は寸断されて、そうなると土砂の供給がとまるわけです。そしたら、下流は草ぼうぼう、それから川床も細くなって、だんだん水路からしてくる。そういうことが川を汚す大きな要因になっとるんですから、そういうことも頭に入れて、どうだって言って。  やっぱり、向こうもそれなりの理由というか、根拠を示さんと動きませんからね。何となしに汚い、きれいにしてじゃ、そういうことなんだと思います。ぜひ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 河川のお話をさせていただきましたが、その上流には確かに谷を受けて堰堤というものが設置をしてあることも承知をしております。  ただ、集落の皆さん方の要望の一番多いというのは、そういった土砂に対します災害防止ということで、本当に今現在も堰堤の要望というのはたくさん受けているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) これは本題ではないから、ちょっとここでとめておきますけどね。今の町長の答弁、やっぱりちょっとしっくりこんですけどな。  それで、話戻しますけど、小畑谷の話ですが、あそこには皆さん御存じのとおり、鍛冶屋温泉もあれば、清徳寺、あそこは年間、この間管理人さんが5,000人来るだよということを言われとったですけど。それから、あの近辺には集落も当然複数はありますしな。それから、畜産団地もありますよね。それから、デイサービスの車両も行き交っております。  要するに、町が真っ先に力を注ぐべきは、まずは小畑の入り口、岩渕橋、そういうことを訴えたいわけです。どうですか、ちょっと、じゃあ見直してみようかという気分になられませんかね、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 10年来の要望だということを先ほど言っておられました。そういった中で、町のほうとしても橋梁の点検のことはずっとお話をさせていただいておるというふうに思っております。平成30年度に残りの34橋を最終的に調査するということでありまして、その中に岩渕橋も入っているということであります。  基本的には、その結果を見させていただいて、橋梁のこともございますし、当然、前後の道路の縦断的なこともはあるんではないかなというふうに思っておりますので、いましばらく時間をいただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) だから、そういう返答を小十年聞いてきとるわけです。いかにも悠長だなという感じしとるんですけどね。  だから、例えば町長の住まわれておる姫路の私都谷、それからあと大江とか志子部とかあの辺、みんなきれいに整備されておりますけど、そこの路線と一度交通量調査でもされて比較されたらいいんじゃないかなと私は思っとるわけです。そうしましたら、いかに生活依存度の高さとか、まさに最優先だということが見届けざるを得んようになると、私は確信しとるわけです。  どうです、町長、交通量調査、このことはほかのまちづくりにもきっと役立つと思いますんで、町内全域で一遍やられたらどうでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私、私都の人間ですが、私都谷もしっかりと整備をされているという認識はございません。集落の中でそれこそセンターラインのない集落もございますし、それから私、出会い橋から奥ですが、そういったとこでも1車線の急峻な山すそに道路はいまだ改良がまだ入っていない部分も多々あるということです。  それはそれといたしまして、交通量の調査のお話です。それこそ、何台通れば道路改良が必要とそういうこともあるんではないかと思いますが、ただ交通量が例えば200台とか1,000台とか、そういった量だけの調査では意味がないというふうに思いますので、量的にそういった数字をもとに調査の検討ということはさせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) だから、今こういったハード事業のことを言ようりますけど、交通量調査したら小畑谷一帯整備せないけんな。特に、三山口から清徳まで、本当いつ土砂崩れが起こるかわからないような道が延々と続いております。  要するに、町内で一番あの谷が整備おくれになっとるんです。だから、ほかにもお金を使うことはいっぱいあるでしょうけど、そういう調査をしたら、あそこは優先だよってわかると思うんです。まちづくりとして生かされる。私、あの谷はやっぱり温泉もあるし、そういう県外からお客がいっぱい来られるところがある。本当に、整備したらあの谷は町内で一番有望な地だろうなと。地元だから自慢しておるんじゃないですよ。そうだろうなと、本当に客観的に見ても思っとるおるわけです。だから、そっちのほうにお金を使ってほしいと。ところが、現実はやれホッケー場だ、若桜線のすれ違いだのね。  例えば、丹比でもこの間、散髪屋さん、残念ながら1件なくなりましたけど、そっち廃れ放題、放っておいてもそういう若桜線だの、それから竹林公園のミニSLの博物館つくってみたりとか、お金の使い道が違うんじゃない。だから、考え直してほしいなというふうに思うわけです。  それで、若桜線のすれ違いにしても、余り盛り上がってないでしょう。あれ何でかといいましたら、やっぱり今、私が言ったように周りの住民環境を整備してない。そっちのほうにお金落としてない。何でも県外から来るお客さんばっかりで、もうちょっと税金なら地元の人に還元しなさいよというのが皆さんの不満なんだと思うんですよ。町長、そう思われませんか。多分、普通の人ならそう思いますよ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 行き違いのことにつきましては、今、認可の申請ということでありまして、これもこの期間中の一般質問でいただいたところでありますが、認可がおりましたら地元のほうには説明をさせていただきたいと思います。  そういった中で、事業の優先順位のお話だろうというふうに思います。ライフライン、それからインフラの整備ということは、当然行政として行っていく重要な仕事だというふうに思っております。岩渕橋のことをずっと言っておられることは承知いたしておりますので、先ほど来言っておりますように、橋梁の点検の検査が終了した段階で内容は検討させていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) それで、実はまだ何で住民が不満なのかね。例えば、ホッケー専用球場の建設とか若桜線のすれ違い、それから今回言った大江小の跡地の話にしても、結局、将来見通しが明確に説明されてないというか、私らすとんと気持ちが落ちないというか、説明を受けても。そういう部分がある。町民も同じだと思うんです。だから、何であんなことをやるのというような話になってくるわけなんですわ。  だから私が思うに、そういった将来不安を取り除くような、明確に将来見通しができんような事業を何が何でもやるという今の雰囲気、これはやっぱりおかしいなと思っておるわけです。それは、町民の皆さんだって、執行部言うことならという人、そんなにおられんと思いますよ、こういう状況ですから。考え直してほしいなということであります。  それから、いつだったか町のどなただったか、課長さん言われましたけど、おられんのかな、本人。何もやらないのはましだって言ってね。何もやらないよりはまし、だからこういう事業をするんだという考えのもとに言われた方がおりました、私、一般質問のときにそういう課長さんが。  だから、私これもおかしいと思うんですが。確かに、町を元気にしようと思えば、何かやらないけん。でも、何もやらないよりましという考えでやると、失敗してもいいやみたいなことにつながってくるんだと思います。だから、そういう話というのは大概だめになる。当然、だめもとで役場職員さんの財布も個人的な財布も痛まんわけですしな、だからそういうことで失敗するんだろうなと思う。だから、そうならないためにも、しっかり将来見通し、ビジョンを立ててきちんと説明できるような仕事をしてほしいなと私は思っておるわけです。  それともうちょっと、時間少なくなりましたけどね。ホッケー場ですけど、ちょっと教育長にもう一遍聞いてみたいんですけど、どうしてこんなに急ぐのかなということが1点と、もう一つ、船岡から郡家、これの決定打は何ですか、決められたのは。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) まず、昨年の9月からの経過は御存じのとおりでありますが、2020年、東京オリンピック・パラリンピックを目がけての施設整備といった一つの機会、チャンスと捉えているということが1点ございます。  それから、船岡から郡家ということですけれども、こちらのほうは郡家でありますと、いわゆる排水対策の問題があって容易に整備ができないだろうということを思っていたわけでありますが、先ほど来ずっとありますように、郡家地域の排水対策、一定のものがまとまってきた、地元の理解も得られてきたという中で、もともと国体会場でありました郡家の運動場をホッケー場に整備をしてはということで、時間の経過とともに考え方をシフトしたと、こういうことでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○11番(髙橋信一郎君) 時間ないですね。恐らく、町長は地域おこし、教育長は子どもに夢をみたいな格好で、そういうのを理由にやられとるんだろうと思いますけど、でもそれだけじゃ皆さん納得してない。何でか、そこはこの場では言えませんけど、やっぱりすとんと落ちるような、もうちょっとしっかりした説明していただかんと、やっぱり是々非々で動く人間がふえておりますから、採決に当たってどうなるか。私もどうするかわかりませんけどね、現時点ということであります。  それで、最後に町長にお願いしたいのは、要するにいろいろやられるのはいい。時間済んじゃいました、悩んどる間に。  大変申しわけないことをしました。終わらざるを得ません。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、11番、髙橋信一郎議員の一般質問を終わります。  以上で日程第1 一般質問を終わります。 ◎休  会 ○議 長(谷本正敏君) お諮りいたします。  議事の都合により、6月13日から6月19日まで、7日間休会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。  よって、6月13日から6月19日まで、7日間休会することに決定いたしました。 ◎散  会 ○議 長(谷本正敏君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。  よって、本日は、これにて散会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。  なお、次の本会議は、6月20日、午前9時30分から再開いたします。        (平成30年6月12日 午後3時50分散会)   会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員...