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平成30年第 2回定例会(第3日目 3月 7日)

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  1. 八頭町議会 2018-03-07
    平成30年第 2回定例会(第3日目 3月 7日)


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    平成30年第 2回定例会(第3日目 3月 7日)      平成30年第2回八頭町議会定例会 会議録 (第3号)   招集年月日  平成30年3月7日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  平成30年3月7日 午前9時30分宣告        (第3日) 応招議員    1番 奥田のぶよ   2番 川西  聡   3番 小倉 一博    4番 小林 久幸   5番 森 亜紀子   6番 中村 美鈴    7番 岡嶋 正広   8番 坂根 實豊   9番 小原 徹也   10番 栄田 秀之  11番 橋信一郎  12番 下田 敏夫   13番 尾島  勲  14番 谷本 正敏 不応招議員    なし 出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町   長  吉田英人  副 町 長  岩見一郎  教 育 長  薮田邦彦  地方創生監  角園太一  総務課長   西尾哲夫  税務課長   岩城憲治  企画課長兼地方創生室長若桜鉄道運行対策室長         川西美恵子  町民課長   谷口雅美智 保健課長   小林俊一  産業観光課長 矢部雅彦  建設課長   橋和彦  上下水道課長 森脇孝和  地籍調査課長船岡住民課長         谷本清通  会計管理者  木嶋成志  人権推進課長八東住民課長         岡満  教育委員会事務局次長         田村政司  社会教育課長 細田利夫  農業委員会事務局長         山下真一  男女共同参画センター所長         小林春美  福祉課長兼福祉事務所長         田中裕之 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長 坂本美幸   係長 安住恵美子 議事日程   別紙のとおり 会議録署名議員   9番 小原徹也議員  10番 栄田秀之議員           議 事 日 程 (第 3 号)            平成30年3月7日(水)午前9時30分開議 日程 第 1 一 般 質 問 議事の経過 ◎開議宣告                    (午前9時30分) ○議 長(谷本正敏君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は14名でございます。  定足数に達しておりますので、これから3月6日に引き続き本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議 長(谷本正敏君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問 ○議 長(谷本正敏君) 日程第1 一般質問を行います。  今期定例会に1番、奥田のぶよ議員、13番、尾島勲議員、7番、岡嶋正広議員、6番、中村美鈴議員、5番、森亜紀子議員、3番、小倉一博議員、2番、川西聡議員、9番、小原徹也議員、4番、小林久幸議員、8番、坂根實豊議員、10番、栄田秀之議員から通告がなされておりますので、通告順に質問を許します。  なお、本日は1番、13番、7番、6番、5番、3番の6名に行っていただきます。  それでは、1番、奥田のぶよ議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎奥田のぶよ議員質問 ○1 番(奥田のぶよさん) 皆様、おはようございます。1番、奥田でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告どおり質問させていただきます。  今回の定例会に2件の質問を上げています。質問の一つ目は、郡家駅周辺整備事業についてです。平成27年度から36年度までの第2次八頭町総合計画中にある安心・安全なまちづくり、交通、防災の主要施策では、JR郡家駅の歩道橋整備があり、事業概要では検討となっております。現在の進捗状況はどうなっていますでしょうか。また、平成27年に観光の拠点施設、ぷらっとぴあ・やずが整備されましたが、今後の駅前周辺整備事業について、町長の御所見を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 皆さん、おはようございます。きょうから一般質問ということであります。  それでは、1番、奥田のぶよ議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、郡家駅周辺整備事業についてということでいただきました。JR郡家駅の歩道橋整備の進捗状況はということであります。郡家駅の歩道橋の整備につきましては、平成20年8月に住民代表ほかで構成いたします、郡家駅周辺整備検討委員会を設置し、郡家駅及び周辺の整備についてさまざまな角度から検討していただき、平成22年3月には郡家駅周辺整備基本構想としてまとめていただき、町に御提案をいただいたところであります。この基本構想をもとに、平成24年6月に郡家駅周辺整備事業基本計画策定委員会より基本計画の提案をいただき、この基本計画を受けまして現在の郡家駅コミュニティ施設、ぷらっぴあ・やずが整備されたものであります。  この基本計画の検討段階では、歩道橋の整備についての意見も出されたようでありますが、今後検討課題とされた経過もございます。このような状況の中、ありましたように平成27年3月に策定をいたしました第2次八頭町総合計画に郡家駅の歩道橋整備の検討をしていくことを事業計画に盛り込んだところでもあります。  事業を検討するに当たりましても、JR等の協議でありますとか用地確保等必要になるわけでありますが、事業費の概算ということであれば6億円とも7億円とも言われております。  現在、他市町村の調査を一部行っているというところでありますが、今後、調査研究を進めていく必要があるとは考えているところであります。  2点目の郡家駅周辺整備事業についてでありますが、先ほど申し上げました平成24年6月に提案いただきました郡家駅周辺整備事業基本計画では、駅舎、観光施設の整備と駅周辺施設の整備について提案をいただいておりました。駅舎、観光施設につきましては、平成27年3月に整備をさせていただきましたし、県道の改良、駅前広場、駐車場の整備等につきましてもあわせて整備をさせていただいたところであります。  先ほどの歩道橋、自由通路ということだとも思いますが、郡家駅の周辺整備につきましては、今後の検討課題であるというところでございます。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 6億円、7億円かかるという調査研究がされたということですが、計画の中には検討ということで入って、調査研究をしてみたということですが、具体的にどのような調査研究が行われたのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 歩道橋、自由通路につきましては、最近の例もございます。そういった中で御存じだと思いますが、米子市ではこれから取り組むというような計画もございます。米子市の場合は、本当に大きな歩道橋ということでございまして、かなりの費用がかかるというふうに伺っているところであります。今のことですから、エレベーターというようなことも必要でありましょうし、それから幅員、それから延長というようなことで、かなりの金額だというふうに報道等での調査でございます。  それから、赤碕のほうの事例ということもあろうかと思います。そちらにつきましては、事業費は2億5,000万円程度というようなことでありますが、条件が違います。赤碕も単線だとは思っておりますが、そういった中で郡家駅ということになりますと、何本かのホームがございます。そういったところをくぐり抜けるといいますか、そこにかけるということになれば橋長もかなり長くなるということでありまして、いろいろ例があるわけでありますが、倉吉のほうにも最近でき上がったというようなこともございます。  そういった部分については、調査をさせていただいたというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 赤碕の駅のことが具体的に町長のほうから出まして、最初、米子市というとかなり大きな規模なので、赤碕の規模でいくと2億5,000万円の予算でできたというふうに、私もちょっと聞いております。いろいろ条件が違うと言われましたが、持っている課題は多分、赤碕も駅の反対側に住宅が造成されて、条件は同じだと思います。  今、郡家の駅前を見てみましても、駅前よりも北側のほうに宅地造成が進められてかなりの住宅がふえています。確かに、予算のことを言えば課題も多いと思うんですが、ぜひともこの自由通路というのは、町長は必要か。検討、検討ではなくて、平成36年度までの計画です。やるとなれば、例えば先ほど駅の基本構想のときも、平成20年度から委員を、検討委員会を集めて、やっと平成27年度に駅は完成しております。自由通路の検討委員会というものは持つべきではないかと思うんですが、そういった組織をつくるということは考えていらっしゃらないでしょうか。できれば、子供から利用する方、高齢者、そういった方の検討委員会というのが必要だと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私は、条件が異なるというふうに申し上げましたのは、事業費の問題であります。先ほど、単線という話をしました、赤碕の通路でありますが。郡家の駅というのは、先ほど言いましたように幅が広いんですよね。そういった中で、建物とかそういったことは別といたしまして、事業費はかさむということを申し上げたかったわけでありまして、条件の異なるというのはそういった意味合いであります。  それから、本当に最初の答弁で申し上げましたけど、平成20年から住民代表の皆さん方と駅前の整備の検討委員会を立ち上げていただいて、それから次に基本構想という形でまた新たな委員会を立ち上げたということであります。  そして、ありましたように平成24年6月に提案をいただいたということでありまして、本当に何度も何度も集まっていただいて、会を開かせていただきました。当時、私は総務課長で担当の事務方の課長だったというふうに思っておりますが、本当に郡家地域の皆さんを中心にしてたくさん集まっていただいたという記憶があります。  今の組織のお話でありますが、そういった面ではまだ調査といいますか、そういったものができ上がっていない段階であります。ある程度、本当にどれぐらいの事業費かと、どういうデザインができるんか、そういったものを事務方のほうとすれば調査研究をさせていただいて、そういった委員会ということであれば、そういったものができてからのことになろうかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) いろいろなまだ調査が必要で、委員会はその後の検討だということですが、郡家の駅、ぷらっとぴあ・やずができまして、大変人の出入りは多くなりました。ただ、課題としまして駐車場がないという課題も多く聞いております。  今後、いろいろ構想としまして、今いろいろな交通機関の問題、いろいろな問題が起きております。その中で郡家の駅周辺あたりがどういう形がいいかということを、私もそこに住まう人間としてイメージした場合、駅を核にして、いろいろ生活に必要なものが便利に集約して集まっていく。例えば、若桜鉄道がありますので、郡家の駅おりれば、買い物にすぐ歩いて行けれる。後は、バスにすぐつながっていって、いろいろなところに出かけて行けれる、そういった拠点となる場所が駅だと思います。  その駅にもう一つ必要なものが、町行政のサービスを加えるということもとても重要だと思います。例えば、この前の3月4日、水戸岡鋭治さんの講演の中で、駅をいろいろなくっつける形ですね。公民館機能や図書館機能、そういったものを加えていくということも必要かなと思います。  ただ、郡家の駅の周辺を見てみても、そういった場所や土地というものがありません。しかし、自由通路をつくることで北側のほうに、例えば駐車場の整備、そういった公共機関のものを集約していく、そういったことをすれば、もし商業施設等もそこに組み込んで入ってくる可能性というものはあると思うんですが、町長はそういった町行政のサービス等の集約というかそういったことも考えてみられたことはないでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 駐車場もないということは、お聞きをいたしております。そういった中で行政のサービスということもいろいろあろうかと思います。窓口の事務の発行といったようなことも今の施設の中ででき得ればというふうには思っておりますが、施設的にそういった駅前に集中するということは、今の形態ではちょっと難しいんではないかというふうに思います。  ただ、自由通路ということができましたら、本当に北側といいますか、そういった部分でのつながりということはしっかりできるんではないかというふうに思っております。そういったことで、言われました商業施設、そういったものにつながればというような気持ちはございます。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 郡家の駅は、幅が広く、赤〓のように2億5,000万円以上はかかるだろうという考えだと思うんですが、もう少しアイデアを豊かにして、例えば高架の渡る橋を1階ではなくて2階建てにして、そこの2階部分を図書館スペース、また人が集うような形のフロアとか、そういったことも考えていくことができるのではないかと思うんです。駅に人が集まって、駅でそういった図書館の機能がある。  今現在、郡家の図書館のある場所は、大変奥まっていまして、保健センターの奥で。利用者も雪が降ったりするとかなり行きにくい面もあったりしますので、そういった図書サービス等、基本構想の中にもそういった機能のことも出ていました。思い切って大胆にやっていく。ただ、町が予算がなければ、例えば民間の力を借りて一緒になってやっていくとか、そういった発想も必要だと思うんですが、これは私の意見ですが、町長、どう思われますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 自由通路の中に図書館をというようなお話もいただきましたが、民間の皆さん方が駅前の再開発ということに取り組むということは難しいんではないかというふうに思います。そういった中で、そういうことをする場合であれば、自由通路のことは置いといて、全体を再開発というような形で考えるべきだろうと思います。  ただ、それが今できるというようには、私個人としては考えていないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 自由通路ができるのを前提というよりも、郡家の駅周辺が八頭町の町として捉えたときに、どうあったらいいかというやっぱり構想を今後、この総合計画の中でもぜひしっかりと立てていただきたいですし、そういったことで必要であれば、そういった住民の検討委員会等を早急にでもつくっていただいて、いろいろな意見を取り入れていただくということはとても大事ではないかと思います。  また、ぷらっとぴあ・やずができまして、すごくあそこはにぎやかになったんですが、ふと駅から町のほうを眺めますと、空き店舗等がすごくふえてきております。それで、役場までの通りでいきますと、大型のスーパー等の跡地がずっと放置されたままになっています。次のちょっと質問にもつながっていくんですが、できればスーパーの跡地の場所を町が借りるとか、それで駐車場の整備、またはそこを次の質問にも出てきますまちづくり委員会の拠点施設にしていくとか、そういったことは確かに購入よりも借りるというのができるかどうかわかりませんが、今の状況でいくととても駅は新しくてきれいなんですが、空き店舗、あとアーケードも大分古くなっています、本当に「昭和」が走るとなったときに、水戸岡鋭治さんが言われていました、自分は60%の仕上がりだと。後の40%は地域住民の人が磨き上げてつくっていっていただくのが、この「昭和」の観光だというふうにも言われました。  町長は、駅前の空き店舗や、あとスーパーの跡地のことをどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
    ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 商店街があいているということは承知いたしておりますし、そのことは先般も商工会の皆さん方とお話をさせていただきました。跡を継がれる方がないというのが今の姿ということでありまして、これは本当に農業もそうですが、商工においても大きな課題だというふうに思っているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 商店街のことを言われましたが、私が言っています駐車場のキープするというかそういったことでも、今の実際あいていますスーパーの大きな駐車場と空き店舗、これを借りるとかそういったことはないのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今のところ、私はそういう気持ちはございません。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) そういった気持ちはありませんということで、ここをいかに変えてもらおうと思っても時間も限られていますので難しいかと思いますが、郡家の駅の周辺というのは本当に駐車場がなくて、ぷらっとぴあ・やずでイベントをやったとしても、役場に駐車となるとやっぱり防災の拠点施設の駐車場というのは難しいということがありまして、かなり来られる方々に迷惑をかけている状況だと思います。  そういった中で、自由通路がなかなかできないのであれば、今、郡家駅に何が足らなくて、何が必要なのかということを考えたときに、ツアーのお客さんはバスで来ます。だけど、それ以外のお客様で、例えば今、「昭和」は通学時や通勤時にももう走っています、当たり前に。あれに乗ってみたいという方が郡家の駅に寄ったときに駐車場が今の20台程度とめれる駐車場でいいのでしょうか。駅にはもっと人が集まるような駐車場がないと、このツアーのこと、ツアー上手に、ツアー以外のお客様のおもてなしということを考えたら、少しサービスというか、もう少し駐車場の整備というのも必要ではないかと思います。  そういったことを考えたら、駅前のあいてるところって見ると、今の跡地がいいのではないかと私は思うんですが、強く駐車場のことについて、町長、もう一度答弁をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 気持ち的には、先ほどと答弁したとおりでありますが、確かに駅前の駐車場は狭いということは認識いたしておりますので、それと商工会、旧の郡家の、あそこのあたりも駐車場はあるんですが、知らない方もあるかもわかりませんし、そういった面ではもっとアピールせないけんのかなというところもあるんですが、ないということは、それこそ承知しておりますので、検討の課題だというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 人は集まってきてほしいけれど、駐車場は欲しいけどないという答弁ですね、そうしますと郡家で。そうなると、やっぱり必然的に自由通路をつくって向こう側に駐車場をという考えにつながっていくと思うんですが、いろいろ調査研究が必要だということで、しっかりと研究していただいて、また。この質問は今2回目なんですが、また3回目としていきたいと思います。  その前に、できれば町長のほうから、こういった案ができました、こういうことをしましたというような方向性がぜひいただけたらありがたいかなと思います。  少し郡家の駅のことで、私は前に質問したときに気になったことをちょっと上げて、まだ改善されてないことをちょっと上げさせてください。  たばこの吸う場所ですね。この前のツアーの式典のときにも感じたんですが、今のたばこを吸うスペース、あれは多分正式な場所ということではないと思うんですが、早急に女子トイレの横の場所というのは、かなり通路を歩いてましてもたばこの煙がかなり気になります。公共施設の駅は、当然禁煙なんですが、駅周辺も通学の高校生等多いですので、たばこのことはどのように検討されたのでしょうか。さきの質問のときにさせていただいたので、その後の経過を教えていただけたらと。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 以前、その件お話しいただいたというふうに思っておりますが、女子トイレに近いということでありまして、若干ですが下げさせて喫煙場所ができておるんではないかなというふうには思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 煙というものは、1メートル下げても煙は漂います。下げることが改善策だったんでしょうか。私は、撤去することが一番大事だと思うんですが、どうでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 愛煙家の方もいらっしゃいますので、撤去ということにはならんだろうというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) それでしたら、自転車小屋の近くにきちっとした板を張ったようなたばこのブースとかというものをつくっていくことが、本当の公共施設のあり方だと思うんですが、どうでしょう。また、ずっとそのまま私が行っても下げて、そのまま置き続けられるということなのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 観光協会のほうに管理をしていただいておりますので、改めてお話をさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 本当に、たばこの副流煙の問題は、健康被害の問題にもつながっていきますので、観光客やよそから来られた方は、駅のマナーということで見ている方も多いと思いますので、ぜひ早急に検討していただけたらと思います。  駅のことをいろいろと調べてみましたら、全国にはまちの駅という、駅を拠点にして町の駅を発信するまちの駅という何か団体があるのを見ました。町長、御存じだったでしょうか、まちの駅という。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと承知いたしておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 鳥取県にはゼロだったんですが、お隣の島根県には何個かありまして、それで条件がすごく郡家の駅に合うんですね。郡家の駅は、駅の中に観光協会があって、そこは本当にまちの駅の条件としたら、情報発信の場、観光がそこに行けばわかるというような、道の駅ではなくて駅を主体とした観光スペースということで、まちの駅というのが全国に展開されてて、全国のネットワークもかなりあるそうです。ぜひ、こういったことも。鳥取県にはなかったので、多分情報が入ってこなかったかもしれませんが、東京のほうが本部であって、全国のネットワークでつながっているようなので、こういったものも今後の観光資源とかそういった情報発信では必要だと思うので、検討してみられたらいかがかと思いますが、町長、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 全国的には道の駅とかそういったものは有名だというふうに思っておりますが、先ほど言いましたように初めてちょっとお聞ききしましたので、調査させていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) よくコンパクトシティ構想というのがいろいろ言われています。町長も選挙に出られるときにコンパクトシティ化ということを話の中に入れられた経過は私も知っております。  駅周辺に行けば、いろいろな住民のサービスのものが受けれるとなると駅が活性化し、また交通機関も充実していくと思います。そのためには、まず自由通路が、今、先ほど言われた駐車場がないとか、スペースがない、そういった問題を解決するためには、自由通路をつくるということが一番の目標というか、そこを解決すれば駐車場のことやいろんなことが解決していく道にもなると思います。ぜひ、この質問の最後に、町長、自由通路について最後、町長の思いを聞かせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今の立場でそれこそ大きなことはちょっと言えないかもわかりませんが、最初に申し上げましたように、机上での調査というのは一部させていただいております。そういった中で調査研究ということで、これから取り組んでいきたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) ぜひ、前向きに検討していっていただけたらと思います。  それでは、一つ目の質問を終わりまして二つ目の質問に移ります。  二つ目の質問は、まちづくり委員会の設立についてです。平成24年度に策定された地域福祉計画に基づき、町内14地区でまちづくり委員会が立ち上げられるように進められていますが、現在は9地区が設立され、5地区が残っています。平成30年度からは、第2期地域福祉計画が策定される予定ですが、我が事・丸ごとの地域共生社会の実現のもと、まちづくり委員会に求められるものが多様化してきていると思います。まだ未設置のところの設置時期予定と、これからのまちづくり委員会の運営について、町長の御所見を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、まちづくり委員会の設立についていただきました。未設置の地区等の関係でございます。まちづくり委員会未設置の5地区につきましては、集落数、それから人口等、地区の規模が大きいことから、地区全体としての合意をいただくまでには時間を要するものと判断をいたしております。この5地区につきましては、2カ年計画で取り組んでいく方針とし、今年度は船岡地区で話を進めさせていただいているところであります。昨年5月には船岡地区の区長さんにお集まりをいただき、設立準備委員会の設置と集落説明会の開催についてお願いをさせていただきましたが、年内までに説明会を開催できましたのは2集落、団体では1団体にとどまりました。  このような状況を踏まえまして、集落役員さんの交代時期を迎える昨年の12月には、新役員さんへの引き継ぎと準備委員会委員の推薦について御検討いただくよう、改めてお願いをさせていただいたところであります。  その後、2月に1集落で説明会を開催させていただきましたが、今月いっぱいは新旧役員さんに協議、検討をお願いしているところでありますので、状況を見ながら、新年度に入りましたらできるだけ早い時期に区長さん、福祉推進員さんに加え、推薦をお願いしております準備委員会委員の予定者の方にも出席をしていただいて、説明会を開催したいと考えているところであります。  準備委員会が発足いたしましたら、既存の9地区の活動状況や拠点施設の視察等をしていただき、船岡地区まちづくり委員会の具体的な組織体制、規約や役員体制、事業推進体制、活動拠点施設等につきましても協議を重ねてまいりたいと考えております。  その後の4地区につきましても、1年目は各集落等で説明会の開催により制度の周知と合意形成を図り、2年目には早期に準備委員会を設けて協議、検討を重ね、協議が整い次第委員会発足といったスケジュールを基本にしてまいりたいと考えております。  次に、急速に進む少子高齢化と人口減少社会に対応するため、新たな指針としてこのたび国が示しました、我が事・丸ごとの地域共生社会の実現に向けて、まちづくり委員会の役割と運営ということでありますが、平成29年6月に公布されました地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律において、地域包括ケアシステムをさらに進化させる形として示されましたのが、我が事・丸ごとの地域共生社会の実現であります。  今まで地域包括支援センターを中心に取り組んでまいりました高齢者福祉にとどまらず、障がい者、子供ひとり親世帯、ひきこもり、社会的孤立者、就労困難者、生活困窮者など、支援を必要とする全ての人々を丸ごと包括的に地域で支えていくための体制づくりが市町村の役割として規定されたというところであります。町では、こうした方向性を踏まえつつ、現在第2期地域福祉計画の策定を進めているところでありますが、現在まで検討を進めてきた中で、まちづくり委員会の役割として新たにお願いをさせていただかなければならない項目も出てきているというところであります。  策定委員会の中には、まちづくり委員会の代表として3名の方に入っていただいており、そうした新たな取り組みを推進していくための環境づくり、条件整備等についても御意見を頂戴し、活発に議論をいただいているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 第2期の地域福祉計画の案がこの常任委員会等で資料でいただきました。それを見まして、私は大変がっかりとさせられました。といいますのが、第1期、平成24年3月にできましたこの第1期の地域福祉計画では、平成29年度までに全ての14地区でまちづくり委員会を設立するというふうに、この計画では上げてあります。それがその後、一般質問等でもしましたように、いろいろ合意形成ができなくて、できてない地域が5地区どうしてもあるという状況で、また今回第2期の案が出されましたところ、平成29年度船岡、平成30年度国中、平成31年度八東、丹比、西郡家は平成32年から計画というか、この進捗状況を見ますと着手するとあります。  第1期でできなかったものであれば、スタート地点は5地区が同時スタートでないと説明がつかないと思いますが、このように情勢次第でできるところからということの年次計画のあり方、このことについて町長はどう考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 第1期で平成29年度までに14地区ということで計画をスタートさせていただきました。先ほど申し上げましたように、現在まで9地区ということでございます。それぞれ地域事情等もあって合意に至っていないというところであります。  今のお話では、残りの5地区を同時スタートにすべきではないかという中で年次計画になってるのはいかがなものかというお話でありますが、今までもできていない地域については、それぞれある程度の接触といいますか、そういうものをさせていただいてきている感がございます。そういった面では、基本は同時スタートの気持ちでありますが、結果としてその年次計画に今回させていただいたというところでありますけど、実際のところできていない地域でもこれからのお話になりますが、社協さんとともどもそういった会を招集させていただいて、まちづくり委員会の設立に向けての対応ということは準備をいたしております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 私が年次で行うのにすごく気にしていますのは、船岡、国中、大分接触は進んできていろいろ考え方等の方向性がまとまってきているような雰囲気を感じておりますが、八東、丹比、西郡家、いろいろな接触をされていると言われましたが、実際されているのは区長会等での説明や、今現在の区長さん、役員さん、福祉推進員さんの説明、民生委員さんの説明だと思うんです。  ただ、役員さんというのは年度で変わりますよね。そういったことを考えたときに、八東、丹比、かなり集落数も多くて、各集落に赴いて説明会をしたとしてもかなりの数ですね。八東は18集落、丹比が16集落、1カ月に1回じゃ終わらないと思うんです。そういったことを考えたときに、八東、丹比ができてから西郡家という今のやり方でいけば、本当に平成33年で完了して平成34年に、先ほど言われたようにまちづくり委員会の役割がだんだんと複雑化してきて、地域全ての方、いろいろな方を受け入れるような我が事・丸ごとの共生社会に変わってきている。今いるまちづくり委員さんの方たちにもより多くのいろいろなものを受けとめてもらわないといけないといようなことも、いろんなものがふえている委員会ですよね。そういったものがこの年次計画のとおりに本当に進めていけれるのでしょうか。本当にそれを思います。すごく気にします。  そうなったら、人員が足りないとか、そういうことでしたらやっぱり、確かに職員の人がすごく努力をされています。だったら、もう少し共生社会、地域ケアシステムということをもう少し勉強するような会とかいろいろやっぱり住民が主体になるような思いで動かすということも必要になってくると思うんですが、そういったことを平成30年度からできてない5地区に説明会ではなくて、いろいろな形で住民さんに対してPRしていく必要があると思うんですが、そういったことは今回のこれからの計画には入っていないんでしょうか。接触というのがちょっと詳しくわかりませんので、どういった形で未設置の5地区に対して、どのように意識を高めていくかとかそういったことの活動を考えていらっしゃるでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今、奥田議員言われますように、これからまちづくり委員会の本当に担う役割というのは、今まで以上に重要になってくるという認識をしております。  そういった中で、本当に区長さんのお話があったんですけど、今のまちづくり委員会もそうですが、やっぱりリーダーの皆さんというのが非常に御苦労しておられるんじゃないかなというふうに思っております。民生委員さんであれ、いろいろお世話になっているんですが、そういった中で私どもとすればできるところからということで、これまで取り組んできた経過がございます。PRも足りないんじゃないかということでありますし、また、言われましたように意識を高めるということも大変重要なことだと思います。  そういった中でできるところからやりたいというのが実情でございますが、実際、現場のほうに携わっております課長のほうで今の状況を話させていただけたらと思います。  福祉課長の答弁。 ○議 長(谷本正敏君) 田中福祉課長。 ○福祉課長兼福祉事務所長(田中裕之君) 所管しております私の立場から、今後の取り組みについてということで御紹介できるところを御紹介させていただきたいと思います。  今まで取り組んできました取り組みと今回第2期以降の取り組みというのは、明らかに違いが出てきてございます。これは、今までは高齢者福祉の推進というところが核だったわけですけども、今後は障がいの方だったり、ひきこもりの方だったり、全ての方を対象にした取り組みということになってございますので、今後は担当の福祉課のみならず関係部署の保健課、特に保健課、包括支援センター、それから町社協、そういった福祉関係のそれぞれの所管の今行っております行事をしっかり連携しながら、PRのほうにも努めてまいりたいと。  具体的には、集落サロンというようなことを今やっておりますけども、今考えておりますのは集落サロンを地区単位で定期的に少し開催をして、地区での取り組みというものをイメージをしていただくというようなことも検討していきたいというふうに考えておりますし、それから、現在9地区で実施しております介護総合事業のいきいき百歳体操、こういったことも未設置地区の5地区で地区を拠点にして開催するというような取り組みも関係の課と協議をして検討していきたいというようなことを考えております。  それと、社協さんやそれから行政のシンポジウム、研修会、こういった場においてしっかりとこうした取り組みのほうを、昨年度までもそうした紹介をさせていただいておりますけども、今後もそうしたような場を通じて町民のほうにアピールをしていきたいというようなことで考えておるところです。  以上でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 平成28年12月議会の一般質問のときに、ちょうど介護保険の制度が平成29年4月から要支援1・2の方が介護保険から外されまして、介護予防日常生活支援総合事業へと、給付から事業へという形に変わっていっております。それで、どうなるのかって聞きましたところ、現行の通所のサービスはこれまでどおりできると言われています。しかし、今言われたいきいき百歳体操が各地域のまちづくり委員会で毎月のようにされています。片や、できてない5地区、先ほど集落を地区にしてそういった体操を行うって言われましたが、多分、毎月というのは難しいのかなと思うんですが、つまり生活支援総合事業というものが、片や現行のサービスはできています。まちづくり委員会ができているところは、プラスそこのまちづくり委員会が受け皿になっているんですね。できていないところの5地区は、そこのサービスがずっと今後、例えば西郡家にしてみれば平成34年からでないと行けれないという今の状況です。  福祉のサービスの平等性からいくと、介護保険のお金かなり使われていますよね。地域支援事業で2,200万円、あと送迎等の車、そういった補助金、そういったものがたくさんまちづくり委員会のほうには出ています。9地区には出てて5地区にはそのお金が出てなくて、今後これがうまく進めばいいんですが、西郡家の場合は5年先という状況になる状況です。  平成29年度に完成していれば、こういった問題が起きなかったんですが、第2期に延ばされていろいろなものを抱え込まなければならなくなったという現状を考えたときに、本当にこの福祉のサービスの平等性ということについて、町長はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 第1期のときには平成29年度までということでスタートしたわけでありますが、先ほど来申し上げておりますように、完成形に至っていないというのが現状でございます。  確かに、平等性という面から申し上げますと、それぞれの地区の皆さん方に御迷惑かけているんではないかなというふうに思っておりますが、そういった中でありました百歳体操等は、本当に手厚くして対応してまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 集落サロンのことがちょっとさっき出たんですが、八頭町全体で現在90カ所あります。これは、新しく立ち上げようとしている方から聞いたお話なんですが、そういった新しいものを立てるのではなくて、集落サロンがせっかくあるのだから、そこのほうが車の移動もなくてみんなが集いやすい核があると。それで、新たに今、地区というのにこだわって大きなものをつくろうとしている。今、今回の定例会でも議案で出ていますよね、福祉施設設置条例が地区の名前がついた。きのうの本会議では、14地区を想定しているというふうに町長言われました。  それで、人のちょっと大きさの規模を考えましたところ、郡家の西集落は、平成27年度の国勢調査の人数でいきますと、2,996人います。済美は3集落で432人です。7倍、西郡家は違うんですね。それを考えたときに、14地区と言われる、1地区になる西郡家の7倍、小さいところでいくと7倍とも言えるこの規模、それなのに地区というのにこだわって14カ所だというふうに町長言われましたが、1地区のイメージですね。  私の前の一般質問の答弁では、いろんな形のまちづくり委員会があってもいいのではないかというような話も出てたんですが、西郡家は1という、八東、丹比も1という考えで今後進められていくのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) このことは、以前議論ございましたので、公民館のことにもつながるんじゃないかなというふうにもちょっとお聞きしてたんですけど、これまで行政懇談会等もそうでありますし、14会場ということで実施をさせていただいた経過がございます。  西地区とそれから済美地区の人数のお話がございましたが、そういった面では今現在はそうかもわかりませんけど、弾力的な運用ということもこれから考える必要があるんではないかというふうには思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 弾力的な運用というのがちょっと私は理解しにくいんですが、つまり1カ所ではなくてというような考えも持っているというふうに判断してよろしいんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 西郡家につきましては、それこそ委員会立ち上がっていないんですが、そういった中で人数といいますかキャパの問題もあろうかと思います。そういった中での弾力的な運用というようなことも考えられるということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) そこで一つ提案をしたいんですが、集落サロンが90あって、サロンの機能ってすごく皆さんかなり人が集まっています。今、いろいろなまちづくり委員会をされていても、課題は送迎だと、車のやっぱり送り迎えが課題になっているのが一番大きいかと思います。建物に人を集めるのではなくて、集落がそこでサロンをやっているわけですから、でも地区のまちづくり委員会というのは今後いろいろなことで受け皿として必要です。今の建物を建てて人を集めるという考え方から、訪問看護ではないんですが、ステーションというような形でこの大きなところ、今後の残ってきている、特に西郡家は特に広いです。そういったところでまちづくりステーションというような形で、そこの集落支援員がサロンのほうに出向いて行うということをしていくというのも、これでしたら建物等のことがないんですので、すぐにでも合意形成できれば人が行って百歳体操したりいろいろできるわけですから、そういったことも進めていけれるのではないかと思うんですが、ハードを考えるとなかなか進みにくいことがあるんですが、そういった考え方というのはできないでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 確かに、送迎ということも課題の一つにはなっているというところであります。今のは逆論法で行ってはどうかということだろうと思います。  訪問看護の事例なんかもあることは承知いたしておりますし、そういった中で委員会的な役員さん、そういった皆さん方との、立ち上がったとして、実際出向きのほうですね、そういったところの課題はあろうかと思うんですが、本当にちょっと内部でもそういった調査研究ということは進めてまいりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。
    ○1 番(奥田のぶよさん) 今の船岡は保育所を使うということである程度住民の方と合意形成ができつつあると思うんですが、国中、八東、丹比、西郡家はこれからだと思います。特に、国中地域もサロンは充実しています。サロンの充実ということを考えたときに、そういった国中でまずそういう訪問ステーション的な役割でやるまちづくり委員会というののモデル的なものを立ち上げれば、八東、丹比は広域です。どうしても送迎という問題が出てきて、バスの運用、またそれに伴う予算というのがかかってきます。  そういったことを考えたときに、発想の転換でハードをつくらずソフトを充実するということが必要だと思うんですが、再度、町長、私のこの今の提案についてどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど申し上げましたように、逆に今度はスタッフのほう、そういったことが課題になるんではないかというふうに、ちょっと直感したんですが、そういった中で先ほど申し上げましたように、内部で一つの方向転換になるわけであります。今までは1カ所に集まってくださいと言ったやつを今度はこちらが出向くということでありますので、そういった部分について、そういった方法もあるということは承知しておりますので内部で、申し上げましたように検討させていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 町長も参加されました、きんさいやの3周年記念に行きましたところ、本当に地域の方が、支える側も支えられる側も、本当に楽しそうにそこに集まってお話をされていました。今まだ地域にはみんなを支えようという力がまだたくさんあります。スタッフの問題と言われて職員が動くのではなくて、住民みずからが主体性となってということを竹川先生も言われていました。やっぱり、そういったことを考えたときに、早急にこういった課題が、社会問題が起きているということを考えたときに先延ばしにするのではなくて、早急に住民の皆様の意識を高めていって、できるところから進めていくということが大切なのではないかなと思います。  時間がちょっと短くなってきましたので、もう一つまちづくり委員会の発展性ということでちょっと提案をさせていただきたいんですが、今、高齢者のみならずいろいろな問題を抱えたケース等も全てを受け入れるそこのまちづくり委員会になっていくのが、今の方向性だというふうに言われましたが、そこに少しお金の落ちるというか稼げる仕組みづくりというのを入れてみるのはいかがかなと思います。  高齢者になっても自分で収入を得るというのは、すごく喜びにつながっていきます。今、シルバー人材センターもすごく受注が多くて活発化されてきていると思うんですが、今、9地域できているまちづくり委員会にシルバー人材の、できるかどうかは難しいんですが、事務局は一本置いとかれても窓口みたいな形でまちづくり委員会に、相談に行けば近くの方がお手伝いに行けれるとかという、小さいところの村同士でマッチングができる仕組みづくりというのもしていければ、まちづくり委員会がもっと高齢者のみならずいろんな人が集う場所に変わっていくのではないかと思うんですが、そういう働く場の創設というようなことは、町長考えてみられないでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まずもって、先ほどスタッフと申し上げたのは、私、職員のスタッフの意味ではなくて、住民の皆さん方のスタッフの意味合いで申し上げました。そういった住民の皆様方の協力がなければできないわけでありますので、出向いていって開催したとしてでもですね。ですから、奥田議員言われるように、本当に住民みずからそういった、皆さんがそういった気持ちになっていただければというふうに思います。  そういった中で、今回の包括的な相談支援センターというのがあるんですけど、実際は、これからは相談窓口ということを委員会の中で取り組むような形態になります。障がいの方でありますとか、また認知症の方でありますとか、そういった、生活相談というのが主にはなるんだろうというふうに思っておりますが、そういった中で今言われましたようなシルバー人材センターですか、そういった地域貢献といいますか、そういった部分の相談というようなことも計画書の中に取り入れれば、そういったことも可能であろうというふうには思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) まちづくり委員会に集まっていらっしゃる高齢者の方を見ると、本当に手先が器用で、今割とインスタグラム等に上げていらっしゃる若い方の投稿を見ても、昔懐かしい昭和レトロ、昭和レトロというと私たちにしてみたら古いというイメージですけど、若い方にしてみれば新しいというイメージになって編み物ですね、座布団とかおばあちゃんが大好きなパッチワークでつくったような座布団もすごく若い方には受け入れがよくて、そういった手先の器用なおばあちゃんたちが、冬の間そういった座布団をつくって、今でしたらネットに出せば販売もできたりします。少しでも小遣いが稼げられる、もっともしかしたら大きなことができるかもしれないというようなことも今後のまちづくり委員会には必要なのではないかと思うんですが、先ほど相談窓口も言われたんですけど、そういった小さなことでも、そこにいて何か手先のことをして、何か物を得るとかと、そういったことも今後すごく進めていっていただきたいなと思います。  このことについて、町長何かありますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 本当にお年寄りの方というのは、今言われましたいろんなことをされます。そういったことを引き継ぐということも大事だろうというふうに思っておりますが、ぜひまちづくり委員会の中でそういったことも続けていっていただけたらとは考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 本当に、この第2期の計画書に伴って出てきました今後の対応のあり方というのが、すごく何度でも言いますが、各集落に出向いてコンコンのノックではなくて、そのドアをもっとあけて、今こういう問題が起きてて、こういうことがいろんな9地区ではできてるけど、あなたたちのところはこうこうやってほしいんですと、出ていって話をしなければならない時期に来ていると思うんですけれど、そういったことを考えたときにこの年次計画であるような行政主体の、できるところから進めていくというやり方ではなくて、やっぱりスタートラインは一緒にそろえていっていただいて、出ていって話をするということから進めていっていただけたらと思うんですが、最後に町長、この年次計画の進め方について御意見があればお聞きしたいです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まだ第2期の地域福祉計画、まだ完成形ではございません。そういった面では、奥田議員の言われましたような御意見も改めてその内部でも検討させていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 笑顔で元気という吉田町政のもと、この4年間進められてきたと思います。住民誰もが笑顔で、健康で幸せに暮らせるということが、本当に福祉サービスの充実にもつながっていくと思いますので、ぜひこのまちづくり委員会の早期完成を望んで、私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、1番、奥田のぶよ議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                        (午前10時30分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午前10時40分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、13番、尾島勲議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎尾島 勲議員質問 ○13番(尾島 勲君) 議場の皆様、ケーブルテレビをごらんの皆様、おはようございます。13番議員の尾島でございます。議長の許可をいただきましたので、通告に従い一般質問を行います。  本日、3月7日の過去の出来事をたどってみますと、1980年、昭和55年に当時の国民的スター、山口百恵さんが三浦友和さんとの婚約を発表し、芸能界を引退すると発表された日であります。  一方、吉田町長におかれましては、昨年12月議会で私の一般質問の答弁で、町長選挙に立候補すると明言され、政界から引退しないことを発表されております。  そこで今回、吉田町長がお組みになった平成30年度当初予算案について、その中身を確認しようとするものであります。平成30年度予算案の中身は、町長選挙を平成30年4月29日に控え、骨格予算になるものと考えられます。それゆえ、必要最低限の経費を盛り込んだ予算計上になっているものと思われます。とはいえ、昨年12月議会で立候補を明言された吉田町長には、八頭町総合戦略や地方創生総合戦略の中に今後取り組みたい事業があるのではと、私は感じ取れたのであります。その吉田町長の思いは、この予算案に最低限これだけは取り組みたいという施策を計上したのか、また、力点を置いて取り組みたい事務事業を計上したのか、あるいは選挙後の補正予算でそれらについては計上する考えなのか、吉田町長の思いをお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、13番、尾島勲議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、平成30年度予算についてということでいただきました。平成30年度の予算案につきましては、町長としての任期が本年5月ということでありますので、住民生活に密着する事業、年次計画により実施している事業などを当初予算として計上させていただいたところであります。  平成30年度予算におきましては、新規に計上いたしました項目も幾つかございますが、例えば、除雪機の運転手の育成補助金でありますとか、県外のアスリート受け入れ事業、さらには防災専門員の配置事業といったようなものもございますが、いずれにいたしましても住民生活に密着する事業でありまして、第2次八頭町総合計画の施策を着実に推進、実行していくとともに、総合戦略に掲げました事業を積極的に推進することを基本に編成をいたしたところであります。大きな新たな施策等につきましては、今回、当初予算では計上していないというのが現状であります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 多分、そういう答弁になるのかなと思ってみておりました。町長選挙を控えているので、ここでああだこうだ言って選挙活動みたいなことになったら変なことになりますので、余り触れてはおきたくはないなと思います。  当然、町長になられた暁には、自分の思い、やりたいこと、こういうふうな町をつくっていきたいということを掲げられ補正を組まれると確信させていただきたいなと思っておりますので、それ以上は私はここでは申し述べないことにします。  次の質問にいきます。  自動運転についての質問であります。この質問は、ちょうど1年前、日も同じく3月7日にさせていただいております。この1年で自動運転導入がどのように展開したのか、進展したのかを確認の意味も含めて再質問を行うものであります。  平成28年5月23日に本町とソフトバンクドライブ株式会社の間で自動運転実証に関する連携協定に調印がなされ、約2年が経過しようとしております。昨年の質問日からこの1年の間に自動車業界では、自動運転レベル3を実現したメーカー、これはドイツのアウディ社の登場を初め、連日テレビでは自動運転に関するコマーシャルを放映しており、時代の変化するスピードはますます加速しているのが現状であります。  ちなみに、自動運転レベル3とは、条件つき自動運転のことでありまして、特定の条件下、例えば高速道路、走行速度、時間帯など、一定の条件下で自動運転モードに切りかえて走行することであります。自動運転モードのときには、運転手がハンドルやアクセル、ブレーキを操作する必要が一切ありません。自動車自体が自分で判断し、曲がる、加速する、減速する、とまるということを行うレベルのことであります。そして、自動運転モードで発生した事故などのトラブルについては、運転者の責任は問われず、その自動運転システムをつくったメーカーなどに責任が問われるレベルのことであります。  今現在の市販車は、ブレーキアシストや走行追従システム、車線キープシステムなど、レベル1からレベル2にとどまっております。アウディ車は、このレベル3の車種をことしから日本での販売をスタートさせる予定だそうです。私は、アウディ社とは何ら一切関係はありませんけども、残念ながら日本では道路交通法の改定が間に合っていないため、自動運転モードで起きた事故でも運転手の責任になるのではないかと思います、現状の日本ではですね。  一方、本町では、ソフトバンクドライブによる自動運転の取り組みがどのように進展しているのか、全くと言っていいほど住民に対する、議会に対するアナウンスがありません。本町の高齢による運転免許証返納者や障がい者などの交通弱者対策として、自動運転導入に向けた現状と今後の展開など、吉田町長の思いやミッションとして掲げられている笑顔で元気ともに歩むまちづくりを達成する目標として、一つの手段である自動運転に関する今後のビジョンについて、改めてここでお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、本町の自動運転導入に向けた現状と今後の展望にということでいただいております。  自動運転につきましては、政府も2020年の東京オリンピック、パラリンピックを目標として、実用化に向けた検討を進め、自動車メーカーを初めとする多くの企業がその実現に向けた取り組みを進めているところであります。  安全な自動運転技術が実現すれば、個人の車との関係が変わるだけでなく、高齢化が進行し移動手段の確保が今後ますます大きな課題となる中で、既存のバス等と比べ安価で利便性の高いサービスを提供することが可能になります。  例えば、自動運転によりバスやタクシーにかかる運営費を抑えることができれば、バスの運行本数の増加やより低額での配送サービスが可能になり、運転免許を持たない方や返納された方も気軽に移動が可能な町になることも実現可能であります。また、こうしたことが夢物語ではなく現実のものとして実現が見込まれる中、率先してその実現に取り組んでいくことは、隼Lab.の運営を開始し、イノベーションのあるまちづくりに取り組む八頭町の姿を対外的にアピールしていくこともつながるものと考えております。  本町でも、こうした動きに先立つ形で、平成28年5月にSBドライブ株式会社と自動運転実証に関する連携協定を締結し、自動運転の実現に向けた取り組みに挑戦することといたしました。完全自動運転の実用化には技術的な課題や法的な課題もあり、きょう、あすに実現するものではありませんが、こうした取り組みを進めることで、可能な限り早い段階で八頭町の皆様が活用できるようにし、誰もが自由に移動ができる町の実現につなげていきたいと考えております。  現在の状況と今後の見通しについてでありますが、協定先のSBドライブでは、八頭町を含め全国で4市町村と同様の連携を締結した上で、同社のテストコース等での実験による技術面での取り組み、国の実証実験や規制緩和に向けた検討への参画や事業者としての信頼性の確保への取り組みなど、閉鎖された道路でのデモ走行等の工法的な取り組みを進めているところであります。  また、フランス製サンプル車両を輸入し、公道での走行が可能となるよう、国交省及び警察と調整を行っているところであり、許可取得後、同車両を活用した公道での走行実証イベントをことしの夏から秋ごろには実施したいと伺っております。  現在、本町での実施に向けた検討を進められておられますので、具体的な時期や方法等、進捗がありましたら改めて御報告をさせていただきます。なお、公道での完全自動運転の実用化には法的整備も必要であり、そうした国の動きも見据えつつ、道路管理を行う県や警察とも情報共有を図りながら、引き続きSBドライブとの連携を図ってまいりたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) ちょっとすいません。2018年、ことしの秋に公道での実証実験を実施するというふうに今言われました、ちょっと私聞きづらかったかな、確認です。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど申し上げましたのは、公道での走行実証イベントということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) イベントというのは何をされるんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 自動運転ということですから、運転手さんがいないというのが前提なんですが、今回バスを予定しております。そういった中で運転手さんが同乗してということの走行実証ということでありますし、その中に住民の皆さんに乗っていただくような形を考えているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 町長、ちなみにそういう実験が背景に行われるということなんですけども、昨年3月に私が尋ねた、ナイトライダー、その後ごらんになりましたか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 申しわけありませんが、見ておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 残念ですね。一度は見ていただきたかったんで、夢物語みたいなドラマだったんですけども。  昨年3月議会で進捗状況を確認したら、ずれているというような答弁があって、先ほどありました2018年秋に公道でのイベントを実施するということを今言われました。  ソフトバンクドライブのプレスリリース、公式記者会見を見てみますと、昨年10月14日から16日にかけて北海道の上士幌町でソフトバンクドライブが所有する自動運転シャトルバス、先ほどフランスから輸入されたとか何とかとおっしゃったかなと思いますが、ナビヤアルマを実験車両として提供し、上士幌町役場周辺の町道約600メートルで実証実験を実施したというふうにプレスリリースに載っておりました。  上士幌町にたいする特別な思いはありませんけども、何か悔しいなと思いました。本町がソフトバンクドライブと連携協定を結んだのが、先ほどありましたように平成28年5月23日、それからおくれること約1年半の平成29年、昨年秋10月にいきなり北海道上士幌町で公道を使用した実証実験が実施されたというプレスリリースですね。  本町においては、いまだに町営のさんさんバスによるデータの集積中なんでしょうか。プレスリリースを見る限り、本町より先に協定を結んだところは2016年4月25日の北九州市しか見当たらないんですね。それぞれの4自治体て先ほどありましたが、それぞれの協定内容を見比べておりませんけども、何か釈然としないなと。町長は、御存じだったですかね、この事実は。上士幌町が先に実証実験を行ったということについて、町長、何か思いがありますかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 上士幌町の話は、先般、佐治社長さんが来庁されたときにお話を少し伺いました。役場の周りといいますか、公共施設の周りを道路、車が入ってこれないようにしてデモをしたということでありますが、有償のデモということでありまして、1,000万円、でも町が出したんですかね。そういった中での取り組みということであります。  そういった中で思いということでありますが、先ほど言いましたけど、北九州であれ、それから八頭町であれ、いろいろ提携をさせていただいて、一つとして同時進行といいますか、そういったところもあるんではないかというふうに思っております。  そういった中で、条件がそれこそうちのほうは中山間地域ですし、それから北九州のほうでは都市部というようなこともございます。それぞれの地区に合った取り組みということで、今、SBドライブさんには進めていただいているというところであります。  ちょっと創生監のほうで、その上士幌町のあたりのお話をさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 角園創生監。 ○地方創生監(角園太一君) 少々補足をさせていただければと思います。  上士幌町の件、また、あとは沖縄のほうでもSBドライブのほうが同じような車両を走らせたというような報道があったかと思います。我々としても提携を2年前にさせていただいて、ほかのところで走っているのかという思いは、当然なきにしもあらずでございまして、どういう状況なのかということは当然確認をさせていただいております。  ソフトバンクドライブとしては、一つは走行の技術ですね。車を走らせる技術というノウハウをつくる必要があるということと、例えばそれを運用していく、例えばバスなり、今回はバスについて、ソフト面のところでどういうふうにやっていくかというのも考えていかなきゃいけない。特に、そういった面で八頭町のところの、例えば中山間地ではどうなのか、北九州市ではどうなのかというような実証をやっていきたいということで、今4自治体と提携をさせていただいているということでございます。  一方で、技術面のほうに関しては、進んでいるというアピールもしなきゃいけないということも企業としてあられるようでございまして、そちらのほうは、例えば先ほど上士幌町に関しましては、お金をもらうような形でイベントを開催されると。それについても、まだ公道ではあるんですけれども、完全な閉鎖空間にしまして、ほかの車両が入ってこないような状況での取り組みというようなことでもございますし、例えば沖縄のほうのところでございますれば、あれは公道であるんです、閉鎖はしてないんですけれども、実際に停車がうまくいくかというのは、ほんの何かわずかな部分のところをすごいできてますよと、しっかりアピールしていくような形で国とも連携してやっているということでございますので、町長も申し上げましたが、両面のところでそれぞれ合ったところは取り組みということでございます。  来年度には、八頭町でも一度イベントをというような話も伺っておりますので、そうした中で町内でもこういう取り組みが進んでいるんだということをしっかり示していけるように協力をしながら検討を進めていきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 今ありました2018年秋のイベント、かなり期待を持って組み立てていただきたいなと思っております。楽しみにしておりますんで、よろしくお願いしますね。  次に、東京で昨年12月13日に第1回目、ことしの2月8日に第2回目が開催され、安全・安心な自動運転バス実現会議ですか、その名簿を見てみますと、本町の名前が2回ともあります。それぞれ議題として4項目程度あったようですが、その内容はどういうものであったのかとともに、そこで見えてきた本町の自動運転バス導入についての問題点や、その問題点を解決する課題等々が浮かび上がってきておれば、それについてぜひ教えていただきたいんですけれども、内容と問題点、課題等、何かありましたかね。  まず、参加されていますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。
    ○町 長(吉田英人君) 創生監が答弁します。 ○議 長(谷本正敏君) 創生監。 ○地方創生監(角園太一君) お答えいたします。  御指摘の安全・安心な自動運転バス実現会議でございます。これは、ソフトバンクドライブのほうが、これから自動運転バスというのを進めていくに当たりまして、技術的な課題、また制度的な課題につきまして、今年度中にある程度課題をまとめて、国等に要望等をしていくための取りまとめをしていきたいというので設置されている会議でございまして、自動車会社であるとかバス会社、バスを運営している鉄道会社であるとか、保険会社、先ほどの事故の話もございました。後は、この実証実験等で連携をさせていただいている自治体等が参画した会議ということでございます。  ちょうど、昨年12月に第1回ございまして、この前は第2回ということで、ちょうど昨日第3回ということで会合が行われておるところでございます。  当町のほうも参加はさせていただいておりますけれども、1回目、2回目はちょっと技術的な面のほう、制度的な面ということでしたので、あとまたちょっと日程的な都合ということもありましたので、東京のほうには出席はしておりませんでした。議事録等でそういう状況、技術的な面だということを確認させていただいておるというところでございます。  ちょうど、きのうの会議がございまして、議会がありましたのでちょっとそれはテレビ電話参加というような形で参加させていただきましたけれども、その中で自治体がこういうことを取り組んでいくときの課題みたいなのも議論になりまして、特に費用的な面で導入というのはどういうふうに進めていけるのかというような議論がありました。  当然、当初、最初の町長の答弁でもございましたけれども、費用の運営費が少しでも安くなるんではないかというような期待はあるんですけど、当然、導入費用とかというのがかかってきますので、そうしたところにはやっぱり国の支援というものが必要になるんではないかというところは、複数の自治体から、また私のほうからも発言させていただきましたけれども、話題が出ていたというようなところでございます。  とりあえず、3回か4回程度というふうに伺っておりますんで、取りまとめに向けた情報をまた共有していただきながら、一緒に検討を進めていければと、参加していければというふうに思っておるところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 私、自治体、八頭町って載ってたもんで、てっきり参加されているものだと思って答弁を求めたいなと思ったんですけど、参加されてなくて議事録を読む、もしくはテレビ電話等々で参加したということで、臨場感がないわけですから、いたし方ない部分はいたし方ないとして、それぞれ自治体によって抱える都市型、農村型、そういうそれぞれの内容があると思いますけども、その辺のところをSBドライブと手を組んでやっていただいているという部分は確認できたんですが、やっぱりもっともっとアナウンスしていただきたいですね。確定してないことまで言えとは言いませんけども、先ほどあったように、こういう会議があって参加できませんでした。その程度のことだったらできるんじゃないかなと思ってみたりもしていますが、もっともっとやっぱり町民にアナウンスをしていただきたいという意味も込めて質問させていただきました。  八頭町の課題というのは見えているはずですので、雪が降るし四季がはっきりしてますんで、その辺のところはきちっと整理され、今後展開していくことを望みたいと思います。  少し、じゃあここで切り口を変えまして、エヌビディアというアメリカのシリコンバレーに本社を置く会社を御存じでしょうか。1993年に設立され、電気機器などの半導体の開発、販売を主とする社員数約1万人の会社であります。昨年は、IBMの知的コンピューター、ワトソンとローカルモータースのオッディの話をさせていただきましたが、エヌビディアでは最近、自動運転レベル5が可能となる高性能人工知能、AI車載コンピューター、ペガサスの開発を手がけ、2018年、ことしの夏ごろにエヌビディア車載製品パートナーに提供する予定だという記事が載っておりました。  トヨタやホンダ、フォルクスワーゲン、アウディ、BMWなど、20社以上の自動車メーカーがエヌビディアのプラットホームを使用しているとのことです。このペガサスは、1秒間ですよ、320兆の画像信号処理が可能なスーパーコンピューターAIだそうです。1秒間に320兆と言っても私もぴんとこないんですけども、昨年はレベル4までしかお話ししませんでしたけども、このレベル5とは、完全自動運転もしくは完全自立運転のことで、ハンドル、ブレーキ、アクセル、ウインカーなど、動作を車載システム、ここでいいます、先ほど説明しましたペガサスなんかの人工知能、AIが全てやってしまうということで、そこには運転手という概念はもうありません。ひょっとしたら、レベル5の車内にはハンドルもブレーキもアクセルも何もなく、スピードメーターなんかも何もなく、座るシートのみしかないのかもしれませんし、実際そうなるようです。  ソフトバンクは、エヌビディアの株を2017年5月時点で約40億ドル保有し、株保有高第4位の株主になっております。ソフトバンクの系列会社のSBドライブとエヌビディアとの間が車載製品パートナーで結ばれているかどうか知りませんけども、多分結ばれているんじゃないかなということを私は期待するものでありますが、自動運転バス、自立運転バスの導入が一日でも早まることになれば、町民の暮らしやすさの向上に直結すると私は考えます。  町長、自動運転実証に関する連携協定を締結する町として、そこらあたりの情報をソフトバンクドライブに確認し、要はエヌビディアと連携してますかというところですね。ソフトバンクドライブに対して、エヌビディアとの提携を今以上にこちらサイドから能動的に働きかけてみてはいかがでしょうか。町長、どういうふうに思っていらっしゃるのかを聞きたいなと思います。  ある人が、こういうふうにおっしゃっていましたね。100年考えても、1,000回議論を重ねても何も変わらん。たった1度の行動が何かを変える可能性がある。町長、どのようにお考えでしょうか。ソフトバンクとエヌビディア、こちらか能動的に働きかけて、レベル5を早々に導入したらどうだと、そういうことですね。当然、法律の問題がありますので、今々すぐすぐの話にはならないとは思いますが、道路交通法等が改正された暁には、すぐ対応できるような体制をとっておくということも必要ではないでしょうか、いかがですか。町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) エヌビディアさんのお話は、SBドライブさんのほうからも多少は伺っております。こちらかのアプローチはというお話なんですが、今の状況を申し上げますと、先進モビリティといいますのは、東大の頭脳の会社がありますね。そういったところに技術的な面はお願いしているというのがSBドライブさんであります。  エヌビディアの商品というのは、アメリカ仕様なんですよね、実際のところ。それを東大のほうで今、日本の道路環境でありますとか交通ルール、そういったものになるように、今工夫といいますか、そういったものを今、日本の技術、向こうの技術を使って日本でも利用可能にすべくデータ等も収集しておるというのが今の現状だというところであります。  直接的には、ソフトバンクさんの投資会社ということではあるんですが、SBドライブとソフトバンク、また別の会社ですよね。間接的には関係があると思いますが、直接的にはその関係はないというふうには伺ったところであります。  こちらからのアプローチということでありますが、早く安心・安全な自動運行というのが私どもの願いでありますので、そういった面からは直接そういったアプローチはなくて、先ほど言いました取り組みを早く進めていくような形でのお話はできたらというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) エヌビディアと直接取引云々というのは難しくて、今、アメリカ仕様という話がありました。東大がそれをカスタマイズしているということならば、そことやっぱり話を詰めていく。早うせえ、早うせえと尻をたたいてもなかなかできない部分はできないんでしょうけども、そういうやっぱり基本的な姿勢、能動的に動いていくという姿勢を常日ごろから町長に求めたいと思います。お願いしますね。いいですね。 ○町 長(吉田英人君) はい。 ○13番(尾島 勲君) では、次の質問に移ります。  住宅宿泊事業法、いわゆる民泊新法がことし6月15日より施行され、一般住宅を有料で宿として提供することが今後可能となります。3月4日に運行をスタートした若桜鉄道の観光列車「昭和」が運行を始めるに当たり、客単価の増加を実現させるためには、観光客が八頭町内で宿泊できる仕組みを構築しなければならないと考えるのは、私一人ではないと思います。  また、それに限らず、インバウンドなど外国からの集客を求める際には、宿泊施設が必要不可欠となるはずであります。現在、町内に存在する宿泊施設の数は、もしくは宿泊可能者数は、先日いただいた資料によれば11施設、最大236人とあります。これらの施設全てではないのですが、立地場所や宿泊料金などを考慮いたしますと、観光客をプールするには到底及ばないのが実情ではないかと考えられます。  約3カ月先に施行されるこの住宅宿泊事業法を有効に活用し、日本の田舎、日本の文化に触れることができる本町独自のメニューを創作し、本町に経済、お金が落ちる仕組みを考えてはどうかと思うのでありますが、町長の所見、思いをお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 3点目に、民泊の有効利用についてということでいただきました。民泊新法施行を踏まえた民泊の活用はということであります。  議員御案内のように、ここ数年、民泊サービスが世界各国で展開され、急増する訪日外国人観光客のニーズ等に対応する形で国内でも急速に普及しているというところであります。  こうしたニーズに対応するため、民泊サービスの活用を進める一方で、公衆衛生上の課題や地域住民等とのトラブル防止、無許可の旅館業を営む違法民泊への対応といった課題にも留意した民泊のルールを定める観点から、住宅宿泊事業法が昨年6月に成立し、本年6月15日から施行されるというところであります。  具体的には、旅館業法の対象とならない民泊サービスを整理し、民泊サービスを行うためには都道府県知事への届け出を行うとともに、年間提供日数の上限は180日とされ、衛生確保や宿泊者名簿の作成、備えつけ等のルールが定められております。また、旅館業法に違反します違法民泊に対する規制を強化する旅館業法の改正があわせて行われます。また、年間提供日数の上限である180日については、都道府県が地域の実情を反映し、日数を制限する条例を定めることができることとされており、鳥取県においても鳥取県民泊活用検討会において検討が行われているというところであります。  現在、宿泊施設が少ない八頭町におきましては、民泊の活用は観光推進を進める上で重要な観点であると考えており、平成25年度には民泊開設経費を支援する補助制度を創設し、昨年度から補助金額を拡充し、推進に努めております。  一方で、一般の民家が対象になります民泊でリピーターを確保し、田舎の景観、文化に触れていただく方をふやしていくためには、おもてなしの体制づくりが必要不可欠であり、受け入れの成功例をふやしながら機運の醸成を図っていく必要があると考えております。このため、昨年の隼駅祭でも隼創生会、ソフトバンクヒューマンキャピタルとも連携し、イベント民泊という形で民泊のトライアルを実施し、4組の宿泊につながっています。  今後も、観光協会、事業者等と連携し、県の検討の状況も見据えながら、どのような形で民泊を活用した取り組みを進めていくことができるのかを検討しながら取り組みを進めていきたいと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 今、民泊を活用した観光客の誘致は重要であるという答弁をいただきましたが、全てに対応しているのかどうかという部分ですね。日本国内は当然ですし、今インバウンドの話もありました。本町にインバウンドを呼ぶ場合にはどういうことが必要なのかということも、今後また話をしてみたいなと思うんですが、その辺の比重といいますか、国内旅行者、インバウンド、その辺の扱いは町長の中で均等にあるのか、もしくはインバウンド、今2,800万人と言われているインバウンドを今以上に呼び込むための八頭町としての施策を展開するのか、その辺はどのように整理されていますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) インバウンドの比重に対する考え方ということであると思いますが、今、全国的にもそうですし鳥取県でもそうだと思うんですけど、インバウンドというもののニーズといいますか、そういったものは高いということは承知しております。  ただ、八頭町の中でいきなしインバウンドというわけにはならないだろうというふうに思っております。そういった面では、その体制ということが重要なわけでありますが、まだそういった体制づくりもできていない中でのインバウンドということは、少し難しいかなというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 体制づくりについて、後で触れます。  まず、先ほどありました八頭町民泊開設支援事業補助金交付要項等がありますね。これに基づいての実績を確認したいなと思うんですが、この要項に従って過去何件の申請があり、どれくらいの実績があったのか、もしくはあるのか。  もう一点、これは平成32年3月31日まで有効というふうに載っております。この住宅宿泊事業法との関連を、この現在ある要項とどのように今後整備させていくのか、この2点お伺いしたい。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 要項等の整理はこれからということで御理解いただきたいと思います。それから、実績等につきましては、担当課の産業観光課長のほうで申し上げます。 ○議 長(谷本正敏君) 矢部課長。 ○産業観光課長(矢部雅彦君) 実績でございますけども、八東地域に1件、三浦でございますけども、とんぼ屋。それから、隼地域に1件、隼家。2件でございます、合計。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 2件の実績があって、平成32年3月31日まで有効というのは、今後整理されると言われましたかね、たしか。どういう話でした。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 期間のこともありますが、先ほど尾島議員言われましたのは、新しく施行される法律と要項の中身はどうかということがありましたので、これからそのあたりは調整させていただきたいという答弁であります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 承知しました。  この住宅宿泊事業法には、御案内のとおり家主居住型と家主不在型の2種類がありますね。先ほどありました外国人観光客、インバウンドに対して必要な環境整備について、第7条に規定しています住宅宿泊事業法、具体的にはインバウンドに対して家電製品の使い方や公共施設へのアクセス方法などについて、外国語で説明した案内書を作成しなければならないということであります。  また、第9条では、インバウンドが理解できるように、外国語で近隣住民へ迷惑がかからないよう、注意事項を書いて説明しなければならないとあります。また、第10条では、近隣住民からの苦情受付窓口設置の必要性について書かれております。これら7条、9条、10条は、民泊事業者、個人個人での対応はなかなか難しいのではないかなと思ってみたりしております。特に、第10条の苦情受付窓口の設置に関しては、苦情受付者がその家に居住していない家主不在型への苦情受付窓口の設置はできても、その場での対応、瞬時な対応が不可能に近いのではないかと思ってみたりいたします。  そういうことを考え、役場が総合窓口となり、これらに対応するシステムをつくられてはいかがと考えますが、町長いかがですか。遠くに存在する家主にかわって、地元の役場が総合窓口になるという考えです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 管理事業者として町はどうかということですね。そういった面では、管理事業者になれないという、公共団体はなれないということではないようであります。  ただ、そういった中で資格というようなものも必要であるということであります。宅建でありますとか、それからマンション管理の登録とかそういったこともありますし、それから実務経験というようなこともあります。  ですから、できないというわけではないんですが、今現在では少し難しいかなというふうには思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 多分、そういう答弁があるかなと思っています。法律にひっかかるということですね。そういう人がいなければ、こさえたらいいじゃないですか、役場の中に、そういう考え方もできますよね。できないなら、できる方法を考えていって、考えてみてできなかったらしょうがないと思いますけども、そういう総合窓口とともに、空き家対策の話にもつながってくるかなと思っております。いわゆる、空き家対策として、この住宅宿泊事業法が活用できないかという部分ですね。  空き家、いわゆる先ほど申し上げた家主不在型の活用です。先日、配付いただいた八頭町空き家対策計画の業務目的を見てみますと、空き家などに関するデータベースを作成し、空き家などに関連する諸施策の展開の基礎資料とすることを目的とするというふうに書いてあります。その諸施策の一つとして、住宅宿泊事業法を活用できないかということであります。住宅宿泊事業法第3章、住宅宿泊管理業第1節、登録のところを見てみますに、第22条登録、1から5項及び第25条登録の拒否1から11項の中に、役場、町役場が住宅宿泊管理業を営んではならないという条項は見当たりません。単純なことかもわからないですが、見当たらんということはできるんじゃないかなとは思ってみたりもします。確かに、先ほど言われたいろいろな法制度、不動産業の登録とか、そういう諸条件をクリアしないとできないというのは、必要最低限なことになるかなと思ってみたりはしております。  2月28日に参加させていただいた民泊に関する勉強会、隼Lab.でありましたが、お隣の智頭町の取り組みが紹介されました。役場山村再生課内に事務局を置いて、民泊希望者と民泊家庭の間を取り持つシステムをつくられております。こういう事例もあります。これが果たして新しい民泊新法のもとに成立するのかどうなのかは、今後法的、条例的なものを精査していかないといけないとは思いますが、こういう事例もあります。町長、八頭町でも取り組んでみませんか、どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 智頭町さんの例というのはあれですね。制度はファミリーサポートセンター的な形じゃないかなというふうに思っておりますが、依頼者があって、中に業者が入っている。それから、行政から民泊してもいいですよというお家に打診をしてお返しするというようなシステムだろうと思います。それは、さっき言いましたファミリーサポートセンターが依頼会員があって、支援会員があるというような仕組みだろうというふうに思います。  最初にも申し上げましたが、体制ということを言いました。取り組みについて、ちょっと改めて智頭町さんとも話をしてみたいとは思うんですが、経緯とかあると思います。  そういった方法もあろうかと思いますし、それから空き家の話から始まりました。そういった面では、今でも空き家を活用したトリクミといいますか、そういった法人もございます。民間委託ということも選択肢にはあるというふうに思いますので、民泊の希望者の話であったりとか、それから先ほど言いました事業者への委託でありますとか、そういったことをあわせて考えてみたいとは思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 今、智頭町の実例を見ながら、相談までは言われませんですけども、そういう実例があるので前向きに取り組んでいきたい、いこうということで捉えさせていただきたいと思います。いいですね、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 調査研究をさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 次にいきますが、これも先日配付いただいた資料があります。農山漁村滞在型旅行である農泊との関連についてでありますけども、農林水産省が進める農泊の狙いも、厚生労働省であったり国土交通省が進める民泊の狙いも、読んでみますにほぼ共通の目的が示されております。であれば、民泊、農泊の相乗効果を狙った本町独自の観光施策を構築してみてはと思います。  先日、新聞を見てますと、多分これは農泊になってくるんだと思いますが、2月23日、日経だったと思いますが、廃校を改修し宿泊施設、ひよこカンパニー、農村体験最大100人収容として紹介されておりました。この記事でも紹介されております農村体験プログラム、これは都会で生活する日本人が対象となると思います。インバウンドでも、特にアジアを中心とした稲作文化、田んぼですね。中国、韓国、日本を中心に広がる柿畑などの原風景に触れたことのないヨーロッパやオーストラリア、いわゆる欧米系のインバウンドに対しては、単なる観光ではなく日常生活圏を一時的に離れ、異文化に接することなどを含んだツーリズムという考えですね。いわゆる、迎える側の考え方、視点での民泊を提供することが、今後キーワードになってくると思います。  反対に言うと、欧米系のインバウンドをターゲットとして迎えるツーリズムのプラニングを町として組み立てていかれてはどうかなと思ってみたりします。  今、少しインバウンド、欧米系に対してということを言いました。要は、欧米には稲作文化というのがありませんよね。と同時に、今申し上げた柿畑というのは中国、韓国、日本がほぼ多くて余りないというふうな形のものとして聞いております。要は、そういう欧米系の方に日本の田舎である稲作文化、稲木であったりとか柿がなってる柿畑の風景、そういう方々を対象とした、そういう方々に絞ったそういうインバウンドに絞った観光施策というのを展開してみてはと思ってみたりします。  当然、専門家なんかを入れないと素人がやったのでは失敗してしまうと思いますので、専門家等を入れた上でこういうインバウンド対策を構築してみてはいかがかなと思ってみたりしますと同時に、先ほど申し上げた若桜鉄道観光列車「昭和」、それとのセットアップ、そういうものも今後取り入れていっていただく。日本の、日本人だけの観光ではなく、諸外国、インバウンドを対象とした今言いましたツーリズムという考えをもとに導入されてはいかがかなと思ってみますが、町長いかがですかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) いろいろいただきました。先ほど農泊のお話がございましたけど、多分この記事ではないかなというふうに思っております。私も読ませていただいたというところであります。  欧米系の皆さんを中心にして観光はということであります。水稲とか、先ほど果樹の風景とか、それと若鉄とセットアップしてというようなお話でございますが、そういった面で申し上げますと、単独というより広域といいますか、そういった部分での取り組みというのが望ましいんではないかなというふうに今お聞きしたところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 当然、点から線、線から面への展開というのは必要だと思います。そういう思いがあるということを確認させていただきました。町独自でなくていろんな部分の広域として対応していくという部分ですね。その一つとして、八頭町としては欧米系の人を取り入れるものをつくっていくということで考えていただけたらと思います。  いろんな手法を使って、あの手この手でやっていくというのが必要じゃないかなと思います。やらないと失敗も成功もありませんので、とにかく先ほど申し上げたように動いてみるということが大切ではないかとな思っています。  最後にいつも言います。全ての施策において、今までと同じ思考、手段、行動では八頭町の発展はあり得ない。現状維持は八頭町の衰退もしくは倒産を意味します。町民と行政と議会が新たな思いを、新たな手段を、新たな行動を、そしてそれらのベクトルを一つにすることが八頭町発展の源になると確信いたします。  以上で、私の一般質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、13番、尾島勲議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                        (午前11時36分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
                           (午後 1時00分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、7番、岡嶋正広議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎岡嶋正広議員質問 ○7 番(岡嶋正広君) 皆さん、こんにちは。議席番号7番、岡嶋正広でございます。  去る3月4日、町内を走る新しい観光列車「昭和号」のデビューも終わり、八頭町の活性化とにぎわいを取り戻す第一歩となるよう、大いに期待するものでございます。当日は、地元駅ホームで歓迎セレモニーを行う中で、あれ、何かおかしいぞ、「昭和号」の台車の色が見本と違うぞ。予算が不足してさびどめでとめたのかななどという声がありました。なぜ、見本のとおり黒にならなかったのか、疑問の残るところでありますが、その場の時間とエネルギーを費やした大議論にもかかわらず、とうとうその場では答えは出ませんでした。  それはそれとしてさておいて本題に返り、私は本定例会において大項目3点質問を通告しております。町政執行上、小さな小さな事案ではございますが、町民からの貴重な意見であり、提案でございます。しっかりと受けとめていただき、前向きな答弁をいただければと思っております。  それでは、通告書に従い、まず1点目の質問、放課後児童クラブの運営について、町長、教育長の見解を求めたいと思います。  質問内容は、町長部局町民課担当の事案でございますので、質問の相手は町長でありますが、現時点及び今後の運営における教育施設の利用並びに放課後子ども教室併設の検討等における考えについては、町長の考え、そして教育長の考えもあわせてお伺いしたいと思います。  この事業は、八頭町の小学校に就学している児童のうち、仕事等で昼間家族のいない児童をお預かりするという事業であります。町内では年々この事業を利用される児童はふえる傾向にあります。郡家地域の二つの施設では、施設が狭いのか他の施設をお借りして使用しているようであります。ずっと以前からこのような状況であるとお聞きしております。八東学童クラブは、旧安部小学校近くの施設であるので、放課後の移動の問題、また船岡放課後児童クラブで利用している施設は一戸建て民家をそのまま利用しており、使い勝手はどうなのか、駐車場に面していて危険な状況が発生するのではなかろうか、そして遊ぶ広場がないということ、多かれ少なかれそれぞれクラブの運営に問題があるのではなかろうかと思っております。  放課後児童クラブを利用する児童は、年々増加傾向にあるということと、今後の運営を考えると教育施設の利用を視野に、放課後子ども教室の併設も検討すべきではなかろうか、現状と課題、今後の運営について、町長、教育長にそれぞれの立場から御答弁いただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、7番、岡嶋正広議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、放課後児童クラブの運営についてということでいただいております。放課後児童クラブの現状と課題、今後の運営についての見解を伺うということであります。  放課後児童クラブの運営に当たります放課後児童健全育成事業は、保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校に就学している児童に対しまして、授業の終了後等に小学校の余裕教室、児童館等を利用して、適切な遊び及び生活の場を与えて、家庭、地域等との連携のもと、発達段階に応じた主体的な遊びや生活が可能となるよう支援をしていくものであります。  議員の御意見のように、少子高齢化社会を迎え児童数は減少しておりますが、近年の女性就業割合の高まりや核家族化の進行などにより保護者ニーズも高まり、放課後児童クラブを利用される児童は増加傾向にあります。特に、郡家地域の利用者数は年々増加してきており、既存の専用施設だけでは受け入れすることができず、現在、他の公共施設を借りて運営をしている現状にもあります。  また、昨年9月、保育所年長児及び小学校5年生以下の保護者を対象に実施したアンケート調査からは、定員増による施設の充実等の要望も聞かれ、これらの課題解消を図るため、教育現場と協議をしながら既存の公共施設の利活用や小学校敷地内に新たな施設の建設も一考しております。  いずれにいたしましても、行政として児童と家庭を取り巻く環境の変化を十分に踏まえつつ、児童が安心して生活できる居場所を確保するとともに、児童の自主性、社会性及び創造性の向上、基本的な生活習慣の確立や集団生活への対応等を図り、次代を担う子供たちの健全な育成を支援していかなければならないと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 皆さん、こんにちは。  それでは、7番、岡嶋正広議員の御質問にお答えしたいと思います。  今後の運営を考えると、教育施設の利用を視野に併設も検討すべきではということでございます。昨年の9月の議会でも同様の一般質問にお答えしたところでございますが、学校施設は地域住民にとっては身近な公共施設でもあることから、学校教育に支障がない範囲内で地域の実情や需要に応じて積極的に活用していくことが望ましいというように考えております。  先ほど、町長からの答弁にもありましたように、今後の運用に当たりましては、学校と十分協議をしながら検討してみたいというように考えているところでございます。  なお、私どもが考えます学校教育に支障がない範囲内という概念でありますが、現在の学校現場における教職員の多忙化が問題となっていることは、報道等でも御承知のことと思います。その現場におきまして、放課後児童クラブの運営等が学校側へ負荷を与えることのないような範囲でというものであることを申し添えさせていただきたいと思います。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) それぞれの児童クラブの課題解決に向けての議論の前に、町内4カ所の児童クラブの平成29年度の利用人数についてお伺いしたいと思います。それぞれの児童クラブの利用人数は何人でしょうか、お伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 郡家東小学校でありますが、ひまわり児童クラブであります。これにつきましては、昨年て平成29年度でよろしいですか、本年といいますか。平成28年。 ○7 番(岡嶋正広君) 平成29年度。 ○町 長(吉田英人君) 51名であります。それから、わんぱく児童クラブということで郡家西小学校でありますが、63名。それから、船岡児童クラブが24名、八東の学童クラブが22名ということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 郡家東小学校の児童51人が利用するひまわり児童クラブは、本来の施設と併用して地区公民館の2階を利用しております。同じく、郡家西小学校の児童63人が利用するわんぱく児童クラブも、本来の施設とあわせて小学校の家庭科室を利用しているということでございます。  公民館は、もともと社会教育施設であり、小学校家庭科室は学校教育施設であります。厚生労働省からの国庫支出金事業をこなしていく上で教育施設を使うということに関して、問題があるのではなかろうか。先ほど、教育長の答弁の中に学校運営の支障がない限りにおいてはということもございましたが、そういう点について問題はないのか、まず町長の見解を求めてみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ひまわりであれわんぱくであれ、平成17年に専用施設を建設をいたしました。記憶では、ひまわり児童クラブは、東のほうが定員が25名ということでありましたし、それから西のわんぱくが45名ということでスタートいたしました。  そういった中で、郡家地域では前身がございまして、施設ができるまでは郡家東の場合は、地区公を使わせていただいておりました。それから、郡家西小は家庭科室を使っておりまして、それから専用の施設ができたということであります。  また今、それこそ利用者数といいますか、利用される児童数がふえているということで、先ほど言われましたけど、また東のほうでは地区公を使わせていただいて、それから西のほうも家庭科室ということで、今2カ所で運営をさせていただいているというのが現状でございます。  確かに、一つの施設で児童さんをお預かりするというのが一番だろうというふうに思っておりまして、議会のほうにもいろいろと状況等も協議をさせていただいて、専用的な施設の建設ということも一考させていただいたところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 何かちょっと歯切れの悪い答弁なような感じがいたしますけども、このことについて教育長はどのように思われますか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 厚生労働省の補助金は私どもの所管でございませんので、そこのいわゆる専門的な部分については、私どものほうでどうのこうのという話ではないかと思います。  ただ、いわゆるソフトの事業に対しての補助金ということであれば、少なくともその事業が行われているということが原則、それに対して補助が出ているということでありますので、会場をどこを使おうということだろうと思います。  なお、放課後子供総合プランというようなことがありまして、例えば学校の余裕教室を使うとかいったようなことが想定をされておりますので、そういった趣旨に照らしましても、大きな問題はないのだろうというように考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 公民館使用の場合、使用規則とか、学校施設を利用する場合、利用規則といいますか、そういうふうな規則といいますか条例といいますか、そういうものがあると思うんですけども、それらの類いの法律、規則等に抵触しないのかどうなのか、教育長にお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) そもそも、公共施設そのものが公序良俗違反といいましょうか、そういったものがない限り、基本的にはお使いをいただくという施設であります。  したがって、あいておれば当然使っていただくということでありますので、そういった部分で例規上、問題があるというようには考えておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 少し問題変えますけども、2階部分での活動運営についてということでお伺いしたいと思います。  ひまわり児童クラブは、公民館の2階を利用しているということでございます。本来、児童クラブの活動は、1階部分での活動運営となっておると思いますけども、2階部分での活動運営は法律上、規則上、問題はないのか、町長にお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 言われますように、郡家東地区館の2階を活用させていただいております。近いところということが一番だと思います、学校から比較的離れていないということで。郡家東地区館につきましては、1階が調理室、事務室、それからトイレということで、そういった専用的に使える建物ではございません。そういった中で2階にはひまわりが使っている部屋と、それから大広間がございます。そういう面で東地区館では2階しか使えないということであったというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 平成29年度現在、ひまわり児童クラブ、わんぱく児童クラブは定員オーバーであります。郡家東小学校のひまわり児童クラブは、定員45人のところを利用人数は51人、郡家西小学校のわんぱく児童クラブは定員45人のところを利用人数は63人。平成30年度になると、船岡も36人か7人ぐらいになるということでありますし、ここは定員30人でございます。定員オーバーについての考え方といいますか、問題ないのかどうなのか、この点についてもお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初、25名と45名というふうにそれぞれの施設の定員を申し上げました。平成17年度時点ではそういった定員数で施設が運営できていたということであります。  したがいまして、今現在は確かに定員、専用施設の定数というのはオーバーしておりますが、それを補足するために地区館であり、それから家庭科室で開設ということでありますので、定員上の問題はないというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) この施設の広さについてでお伺いしますけども、1人当たり1.65平方メートルという面積が基準になっていると思います。町内4施設、定員は別としてこの1人当たりの面積基準は満たしているのでしょうか、どうなのでしょう、お伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 1.65uということでありますが、先ほどのひまわりであれわんぱくであれ、全体ですればクリアしているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 2階部分とかそういうのを含めての基準だと思いますけども、余りそういうことは細かく言わずに、次へ進みたいと思います。  私の提案をこれから述べてみたいと思います。ひまわり児童クラブの対策として、旧たから保育所の有効活用はできないものか。学校から少し離れてはおりますけども、1・2年生は従来の施設で、そして3年生以上は旧たから保育所で活動を行うということはどうでしょうか。既に利用している団体もあろうかと思いますけども、御理解を賜りながら利用するということ。地区公民館の2階を利用するより広くて活用しやすいと思うがいかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私は、岡嶋議員に直接お話したことはないかもわかりませんが、担当の課長のほうでは、議会の皆さん方へ、旧たからの保育所というのは今、郡家東地区のまちづくり委員会の皆さん方に利用していただいております。そういった中で併設というような形で施設の改修等を町として考えたいというようなお話はさせていただいておるというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) わんぱく児童クラブの場合、もう一つ提案してみたいと思いますけども、平成29年度は63名という、町内では一番児童数が多いクラブでありますけども、学校から速やかに移動できる施設が本当に理想ではありますけども、適当な施設がないということであれば、少し距離がありますが、国中改善センター及び国中活性化施設とをあわせてわんぱく児童クラブの拠点としてみてはと思うが、いかがでしょう。  余りにも唐突で急な提案ではありますが、この提案についての町長の考えはどうでしょう、見解を求めたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 確かに、わんぱく児童クラブが、一番児童数は多うございます。そういった中で、先ほど郡家東のひまわりのお話もしたんですが、あわせましてわんぱく児童クラブのほうにつきましても、専用施設の面積が足りないということで、新たに学校の敷地内ですが、そういった専用施設を建設したいという意味といいますか、意図で皆さん方にお話をさせていただいておるというふうに認識しております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 私は、今ある施設の有効利用という考えのもと、提案させていただきました。いろいろ問題点もあろうかと思いますが、今後、空き施設とか今ある施設の有効利用等を考えることも、そういうことを中心に考えていくことも必要であるんではなかろうかなというふうに思っております。  先ほど、町長の答弁ありましたけども、この3月定例会において平成30年度予算案に郡家地域ひまわり、わんぱく、両児童クラブの新設に伴う予算、備品も含めまして8,000万円余りが計上されております。今ある施設の有効利用ということを考えた上での予算計上であろうと思っておりますが、余りに突然の予算計上に少し驚いているところであります。  ここで、新設に至った経緯というものをお聞かせいただければと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど、国中の改善センターとか、それから活性化施設のお話もいただいたわけでありますが、日々の問題であります。そうしますと、小学生の低学年の皆さん方でありますので、距離がかなりございます。そういった面からすると送迎というようなことも出てまいりますし、近くがいいだろうということの中で幸い敷地内に建設ができるということであります。  先ほど来申し上げておりますけど、児童クラブの状況というのは、議会の皆さん方にお話をしてきた経過があると私は思っております。そういった中で急なというお話でございますが、町として必要な施設であるということは認識しておりますので、今回急ぐ施設でございますし、当初予算に計上させていただいたというような経過であります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 次に、八東学童クラブについてであります。  小学校が統合して、八東地域の小学校は旧八東中学校の建物を改修して、八東小学校として出発したところであります。  八東学童クラブは、旧安部小学校隣の体育館に隣接していて、現の小学校から歩いていける距離ではありません。行きと帰りはどのような交通手段で対応すられているのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 八東の施設につきましては、合併をいたしましてから5年後、平成22年に施設を整備しております。言われましたように、体育館と併設ということになっております。  当時、安部の小学校の児童の皆さんが特に多かったといようなこともございまして、地域的な場所を考えて現在の場所に整備をしたという経過がございます。  そういった中で、今、行きし帰りしというお話でございますが、八東校区、まず今の八東小学校でありますが、丹比校区でありますが、そこのところから利用される児童については、スクールバスで帰りに安部のあそこでおりていただいて、迎えは保護者の皆さんということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) ですから、スクールバスというのは、学校教育の一端で国交省からですか、どこかから補助をもらってスクールバスを運営していると思うんですけども、そういうふうな使い方して問題ないのでしょうか、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) いわゆる、旧安部小学校区の児童は、当然それで帰るわけでありますね。旧八東、丹比の該当の児童が利用するということで、今対応しているということでありますので、下校時に便乗しているという、それだけの話でありますので、特段問題というようには考えておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 旧安部小学校区の子供が帰るスクールバスで乗っけていってもらっているんだという考え方でよろしいということですね。わかりました。  八東学童クラブは、参加児童数か、平成29年度に関しては22名ということで、町内では一番少ない人数であります。これは、場所が小学校から離れているからということが原因ではなかろうかというふうに思います。  例えば、八東地域の保育所統合後の丹比保育所の跡施設の利用は考えられないかというふうなこと。そして、丹比保育所は、今現在保育所でありますけども、既に統合が決まっており、跡施設の利用はまだ未定だと思っております。
     また、旧丹比小学校の一部を改修して利用するということも一つの選択肢であるというふうに思っております。今現在の状況を考えると、長期的視野で見るべきであり、小学校の近くがいいと考えるのが普通ではなかろうかなと、自然ではなかろうかなというふうに思います。小学校の近くに将来は建てるということについて、町長の考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 八頭町が合併してことしで、今、13年目が終わろうというところでありますが、合併した当初は、八東地域には児童クラブというやつ、私なかったような記憶をいたしております。  そういった中で、今で申し上げます桜ヶ丘、行政区、新しくなりました。子供さん等のお話がございまして、開設した当時も一桁というようなときもございました。先ほど22名と言いましたが、それは昨年、平成29年度ですし、それから平成25年、26年のあたりは一桁というようなことでありまして、そういった経過もある中でことし、それから昨年と多くなっているんですが、丹比保育所というお話をいただきました。児童数、これから利用者の推移というようなこともこれから考えていく必要があるんだろうというふうに思いますので、当面は現在の八東の児童クラブを活用させていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 建物もまだまだ使えると思いますし、答弁は今のところでいきたいという考えで、それに賛同いたしたいというふうに思います。  次に、船岡放課後児童クラブについてでございます。もともと一戸建ての空き家を町が買い上げて利用しております。平成29年度は24名の児童の拠点施設であります。役場駐車場隣に位置するこの小さな施設、キッズハウスは遊び場がないのか、駐車場周辺で遊んでいる児童をよく見かけます。駐車場隣で危険であります。小学校グラウンドは少年野球が利用しており、遊び場がないということが理由のようであります。不幸な出来事が起こらなければよいかといつも思っております。何とかならないものかなというふうな思いでございます。  どうでしょう、提案です。提案いたします。旧船岡中学校の跡施設、または旧船岡保育所の跡施設を利用するということは考えられないか、お伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) キッズハウスということで、こちらの施設については合併したときから児童クラブを行っていたというふうに記憶いたしておりますが、グラウンド等で遊んでいただくのが一番だというふうには思っております。そういった中で、水路も走ってます、前にね、隣に水路が。そういったことがあったりして、フェンス等もこしらえたというような経過もございます。  今言われました船中、それから旧のですね。それから船岡、旧の保育所というお話ですが、こちらについてもちょっと経過を見させていただきたいと思いますが、安全面については十分配慮して指導を行ってまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 本当に、安全面ということに関しては、いつも心配しているところでありますので、本当に何とかならないかなというふうな思いでございます。  先ほど提案しましたけども、旧船岡中学校の体育館の跡施設は、スクールバスの車両基地となっており、旧中学校施設の利用は、周りの環境等を考えれば難しいと思うが、今の現状を考えると何とかせねばという思いであります。  八頭町総合戦略の実施項目に、安心子育て・いきいき学習のまち八頭の創設とあります。児童クラブの歴史は、先ほど町長言われましたけども、そんなに深くはありませんけども、私の知り得る限りでは、長期にわたり教育施設を利用している現在の状況、送迎の問題、外での遊び場がないという問題、定員はどうなのかなどなど、いろいろ課題はありますけども、現在の状況をずっとこのまま何の改善もなく続けている現状に、何とかせねばという思いでございます。  総合戦略のうち重点項目として、子育て中の親が安心して働ける環境の拡充とあります。平成30年度以降の取り組み方針として、放課後子ども教室事業との連携について、関係課と協議するとあります。協議はまだ始まっていないと思うが、新たに新設する予算も今回8,000万円余り計上されております。平成30年以降の協議ではなく、既に方針を決めて進んでいるようでもあります。一体どうなっているのか、現時点でどう考えているのか、町長の考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 予算のお話でございますが、実際、先ほど来申し上げておりますように、唐突に出したという思いはございません。事前にひまわりであり、それからわんぱくであり、状況を話して専用施設の整備をということは担当課長のほうから説明があったというふうに思っております。  そういった中で、後で言われましたキッズでありますとか、それから八東の児童クラブ、そういった部分のこともあろうかと思います。そういった面では、先ほど経過を見させていただきたいというふうに申し上げましたが、今後のことでもございますので、そういった面では皆さん方と連携をとりながらお話を進めさせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 私は、早く、早く対応してほしいという思いで質問しているんですけども、何か今回の予算書を見れば、既にぽろっと載っているわけですから、ありゃま、どっこいという思いでびっくりしたわけでございます。  もう既に進んでいるようでございますけども、先ほど町長、担当課長のほうから説明があったと思いますと言われたですけど、担当課長からの説明は、私は聞いてないんですけども、あったでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 町民課長、状況をお話しします。 ○議 長(谷本正敏君) 谷口町民課長。 ○町民課長(谷口雅美智君) 放課後児童クラブの関係の増改築、新築の件の予算でございます。この件につきましては、郡家東の児童クラブのほうの関係が一昨年の段階から、地区公民館等を利用されておるというような形で改善がなされないかというようなことで議論なされてきた状況でございます。  その中で、東郡家まちづくり委員会が現在使われております旧たから保育所との併設で、この児童クラブが活用できないかというようなことの議論も昨年からなされてきておりました。  そういった中で、まちづくり委員会さんとの協議を進めさせていただく中で、併用でも活用していっていただいてもよろしいのではないかというような御意見をいただきまして、これは、ただ単町費ではなかなか厳しいということがございまして、県または国のほうの補助金の活用を考えさせていただきたいということで、県の審査を通して、そしてまた国のほうの補助金申請をさせていただくというような過程の中で、この2月に県の審査がようやく通ったというような状況でございました。これで、この3月に国のほうに補助金申請をさせていただくというような形で、この補助金の内示が早くても5月というような状況でございました。  そういった中で、県の審査が通ったというような形で本年度の当初予算に組み込みをさせていただいておるというのがございまして、各全体の議員さんのほうに説明という形ではちょっとなされてはおりませんが、個別の部分でお話をさせていただいたというところでございます。  今後、常任委員会等を経まして、詳細につきましては説明させていただきたいというふうに思っております。  それから、郡家西小学校のわんぱく児童クラブのほうの関係でございます。こちらも昨年から一つ、今のある施設では定数を超えておるというようなことで、小学校の家庭科室を一時的にお借りして運営をさせていただいておるというようなことでございます。  この件につきましても、今の学校施設を使ってやっていく状況がよろしいのかというようなことで質問もいただいた経緯もございます。こういった今の現状を改善させていただくためにも、施設をどこかできないかというようなことで、学校現場等ともお話をさせていただきながら、また教育委員会等にも御了承をいただくなりなどして、学校施設の一部に新たな児童クラブの施設を新設させていただくというような形でお話をさせていただき、補助金申請の段に至っているというところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 町長の先ほどの答弁では、議会のほうにも報告したというふうなことにとれたんですけども、議会のほうでは何も聞いてなかったと思うんですけども、新設ということで、どこに新設するんかなという思いで、場所はどこかなとか、そういうことからも頭の中に入ってきたんですけども、それならそれで聞かせていただいておれば、このような通告書でなくてもう少し前に進んだ通告書で質問できたんではなかろうかなというふうに私思っているところでございます。  今の状況、本当に待ったなしの状況であります。平成30年度からの関係者との協議というのは、既に始まっているのかいないのかよくわかりません。町長部局と教育委員会との協議でありましょうか、教育委員会のほうはそういうふうな協議をもう既にすられているのか。  西小学校の場合、学校施設用地に何か建てるって町長は言われたと思うんですけども、また学校施設用地内にそういうものを建って、また問題が起こるとかそういうことはないのでしょうか。その辺のところをお伺いしたいと思います、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 場所につきましては、学校現場とも話をして、ここならよかろうということですので、支障はないというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 教育長にこのことについてお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) お話は伺っておりまして、学校のほうとも協議をした上での今回の事業の組み立てということでございます。  なお、教育委員会部局、町長部局の協議というものは、総合戦略に書いてありますものは、放課後児童クラブと、それから放課後子ども教室、これの連携といったようなことが言われておりますので、そういったもののどうやっていくのかと、そういう協議というように捉えていただいたらと思います。  したがいまして、これは今後の課題ということになりますし、それから現時点で、放課後子ども教室、これは全ての児童を対象に学力向上ですとか、そういったことを取り組むということでありますので、そのことがまさに可能なのかどうなのかといったようなところ。またもう一つ、ニーズがあるのかないのかといったようなところもまだ全くつかめておりませんので、そのあたりも踏まえて協議、検討してまいると、こういうことになろうかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 国とか県の外部機関は含めずに、八頭町の行政機関のみで協議できるのであれば、スピード感を持ってやっていただきたいなというふうに思いますし、放課後児童クラブとあわせて放課後子ども教室、そういうことも考えていくのであれば、教育委員会との協議、そういうものも深めていっていただいて、より充実したものにしていただきたいなというふうに思っております。スピード感を持って協議を進めていただいて、船岡、八東、各クラブについても早期の改善を望むものでございます。  以上で、放課後児童クラブの運営についての質問を終わりたいと思います。  次に、水田農業における諸課題について、町長の所信を問うてみたいと思います。大項目2点目の質問でございます。  約50年続いた水田生産調整、いわゆる減反政策がなくなります。この50年の歴史の中で米価は下がり続け、農家の生産意欲は低下し、耕作放棄地は拡大し、八頭町では農業離れが大きな問題となっております。今さら、減反政策がなくなっても米価下落により、既に農家は生産意欲を失い、時既に遅かりしの感は否めないものであります。水田の生産調整制度廃止は、八頭町にとってどうなのか。また、米の作付面積に対する直接支払交付金制度の廃止は、町水田農業にどう影響を与えるのか、レンゲ、ヒマワリ等の景観作物、地力ソルガム、地力レンゲ等、地力作物への交付金制度は廃止されます。  これらの制度廃止が町農業に及ぼす影響はどうなのか、影響をどう考えているのかお伺いします。  水田活用の米以外の直接支払交付金についてでありますが、野菜、花、雑穀等、一般作物への交付金については、白ネギ、アスパラガス、ブロッコリー、ハト麦の4種類の推進品目へ移行とのことであります。一般作物への産地交付金は平成30年度よりなくなります。推進品目の限定により、各種農産物の生産意欲の低下につながるのではなかろうかと思っております。休耕田、そして耕作放棄地の拡大につながるのではと思われる制度の廃止と水田農業における諸課題について、町長の見解を求めたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、水田農業におきます課題についてということでいただきました。  議員御指摘のように、平成30年産米から生産調整がなくなり、直接支払交付金制度もなくなります。こうした中、現状として、現在鳥取県では国からの配分の廃止を受け、県農業再生協議会で来年度の生産数量目標が設定されたところであります。この生産数量目標の設定につきましては、JAの販売数量に基づいた生産数量が基本となっており、こうして定められた八頭町の来年度生産数量目標面積は、913.6ヘクタールとなっているところであります。これを昨年度と比較してみますと、約73ヘクタールの増となっております。八頭町の再生協議会では、この生産数量目標の設定を受け、町内の2ヘクタール以上の水田面積を持つ農家の担い手の皆さんへ、今年度の食用米の作付予定面積を調整するアンケートを実施させていただいております。その結果、担い手分といたしまして、32ヘクタールの増が見込まれる結果でありました。  また、JAの営農座談会におきましても、米づくりを推進しておられるところでありますので、もう少し状況を見きわめる必要はございますが、楽観視できないと考えております。  いずれにいたしましても、産地交付金の制度につきましても見直しがされ、昨年のようにほぼ全ての作物に交付金を助成するのは困難な状況となっております。こうした今回の制度改正を受け、町再生協議会におきまして、臨時総会を開催し、その中でも議論がなされ、早急に産地交付金の対象作物の吸い上げを行い、早い段階で農家の皆さんに交付金の対象となる作物品目をお知らせできるよう協議を行い、さらに現在、関係機関や関係者等で事前調査も含め協議を行っているところであります。  米の直接支払交付金の廃止、産地交付金制度の改正により農家生産意欲が低下し、業者がふえ、耕作放棄地がふえはしないかとの懸念はございますが、できるだけ多くの作物、現在の打ち合わせの協議の段階では、白ネギ、アスパラ、ブロッコリー、キャベツ、レタス、ハト麦等でございますが、そういったものを交付金対象とできるよう協議を進めていきたいと考えているのであります。  また、景観形成、地力増進作物についても交付対象外となっておりますが、現在の状況として景観形成作物、地力増進作物については、遊休農地対策で栽培されているものが多く、これについても交付金がなくなることで遊休農地化が懸念されるところでもあります。  いずれにいたしましても、水田農業振興の観点から、今後課題解決へ向け取り組み内容を十分検討してまいりたいと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 今回の各種制度の廃止により、農家の農業離れによる耕作放棄地の拡大に懸念を抱くものであります。改めて、水田農業について考えを問うてみたいと思います。  八頭町は、中国山地の麓、中山間地に位置しております。米作農家は、そのほとんどが兼業農家であり、小規模農家であります。米作で生計を立ててくらしていける状況ではありません。ならば、小規模農家が手を組んで、お互い助け合いながら農地を守っていくことを考えるべきであり、行政として指導していくべきであると思っております。いわゆる、担い手の育成が急務の課題であると思っております。  八頭町では、水田農業担い手リストによると、平成29年4月30日現在、個人34人、法人組織が8団体おられます。決して多い数ではありません。国の施策に対応するには、個人・法人含めて、特に法人の担い手の育成を強力に推し進めるべきではなかろうかと思っております。行政として、担い手組織の立ち上げを支援する取り組みをすべきと思うが、具体的に私もどうすればいいのかわかりませんけども、そういうふうな取り組みをすべきと思いますけども、いかがでしょう。町内8団体おられますけども、農地を守るにはもっと団体をふやすべきと思っております。担い手組織の法人化を進め、指導、支援する取り組みはできないか、町長の考えをお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 法人化につきましては、ずっと取り組みを進めているというところでありますが、なかなか立ち上がらないというのが現状でございます。  岡嶋議員は船岡の方ですので、船岡の様子はよく御存じだと思いますが、総体的にも船岡農場で船岡地域全般、ほぼ取り組んでいただいておるということですし、それから郡家地域で申し上げますと、大きな法人では田中農場、さらには開発センターということで、あと集落で立ち上げている法人が二つですかあります。八東につきましては、今現在1法人であります。そういった中で、何とか八東地域にてこ入れができないかということで、産業課長もおりますが、JAさん等も含めていろいろ話をさせていただいておるところでありますが、なかなかできないというのが現状であります。  今、大きな課題が二つあります。一つは、そういった法人組織の関係というのがございますし、また、そういった中で中山間地域の管理機構に出さない部分がありますね。そういった農地をいかに守っていくかということでありまして、国のほうは大型化ということを望んでいるわけでありますが、町の中山間地の農地を守るということも大事なことでありますので、二つの課題を何とかできればなと今考えているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 郡家地域、船岡地域、それぞれ法人化すられた団体もおられますけども、特に八東地域の法人化組織の育成というのが急がれるんではなかろうかなと。船岡地域も船岡農場というのがあるんですけども、余り組織が大きくなり過ぎて、何か私も会員ではありますけども、何かちょっと隅々まで目が行き届かんようなところもあるんではなかろうかというふうに思っておりますけども、八東地域にそういう団体を育てるのが、今の八頭町の農業、一番また活性化に向かうんではなかろうかなというふうな思いでございます。  基本的に、農業施策は、政府、国の施策で動いていて、国の施策に頼らざるを得ない部分が大きいというふうに思っております。八頭町だけどこうではありませんけども、国の施策の中で農地を守るにはどうすればよいのか、真剣に考えるときが来ているというふうに思っております。  八東地域では、そういう指導といいますか、今後何か目星をつけて指導していくというふうな目当てというか、そういうのはないんでしょうか、担い手育成に関してどうでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今、座談会方式で会を開催させていただいております。農業委員さんでありますとか、それから新しく推進委員さんもできました。そして、担い手の皆さんでありますとかJAの皆さん、一緒になって地区といいますか地域に出かけさせていただいて、丹比なら丹比ということで話を進めさせていただいております。  ちょっと内容につきまして、産業観光課長のほうでお話をさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 矢部産業観光課長。 ○産業観光課長(矢部雅彦君) 今、町長がただいま申し上げましたとおり、ひと・まち・プランの関係で、会議をそれぞれの校区で進めております。特に、御指摘のありましたように八東地域が法人が少ないもんですから、これからの農地をどうすべきかというようなことで、特に2ヘクタール以上の農地をつくられておられる担い手に集まっていただいて、今後どのように集積を行うとか、そういったものを行いながら、法人化に向けて取り組んでいくかとか、そういった議論をしております。  特に、平成29年度からは、農業委員さんと最適化推進委員さんが地元のことは大変詳しいですので、細かい部分まで入り込んで意見交換をしながら、少しずつ農地集積ができるように、現在、意見交換を含めて前に進めているところでございます。  ただ、新しく法人をつくるというのが現在のところはまだまだ進んでいないというところでございます。状況としては、そういうことで進めさせていただいておるところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 八頭町の基幹産業である農業、その中で中心的役割を担う水田農業でございます。水田を守っていきたいと強く思っているところでございます。  次の質問にいきます。  ユズを使った町おこしをという大項目3点目の質問でございます。  昭和54年ごろから、旧船岡町ではユズを特産品と位置づけ、船岡町をユズの町にと町内全戸栽培を原則に推進した経緯がございます。苗木購入補助を数年にわたって行い、栽培暦、栽培指導体制、販売、加工計画等の詳細を全戸配布するなど、ユズを使って町おこしを計画しておりました。農協を通じて集出荷を行い、ユズの町も定着したように感じておりました。  平成17年の合併後、いつしかユズという農産物の名は薄れ、梨、柿、リンゴなどいわゆるフルーツというものが町の特産品となっております。合併して13年、船岡地域に住む私は、地域のあちこちにユズの木があり、毎年寒くなると鈴なりに実をつけたユズの木を見かけます。  昨年の12月、冬至を前にした時分、ことしはユズが高値で手に入りにくいということをテレビで聞いたことを記憶いたします。木についたままのユズが農産物、商品として扱われず、雪をかぶり、冬を越して完熟し、地に落ちていく光景を見ると、何とかならないものかと思えてきます。再びユズを見直し、梨、柿、リンゴに並ぶ町の特産品として奨励してはと思うがいかがでしょう。  また、耕作放棄地をユズ園として復活させるということは考えられないか、町長の見解を求めてみたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 3点目に、ユズを使った町おこしをということでございます。  調査によりますと、旧船岡町では、平成4年から平成21年までの18年間、ユズの搾汁を製造し、JA経由で販売をされていた実績がございました。平成4年は18リットル缶で58缶製造し、平成21年には同じく18リットル缶を147缶製造しておられたようであります。生ユズ100キログラムで搾汁が約17リットルとれたというようでございますので、かなりのユズが栽培されていたと思います。過去、このような経過はあったようでございますが、ユズには表作、そして裏作があり、業者への毎年度の安定供給ができないとの理由で販売をやめられたと伺っているところであります。  現在では、JA出荷ではなくほぼ自家用として栽培されているのが実情のようであります。ちなみに、現在、八頭町内でユズの栽培面積の状況は、水田での栽培面積ということになりますが、郡家地域で3軒で1,130平方メートル、八東地域におきましては1軒で1,250平方メートルということで、合わせまして計4軒、2,380平方メートルという状況であります。  なお、水田以外の栽培につきましては、栽培面積は把握できないのが現状でございます。平成4年から21年ということで、18年間栽培され、販売されていた実績を見ましても、安定した供給と販路が重要ということになろうかと思います。幾つかの課題解決や条件整備が必要かと思いますが、耕作放棄地対策も考えられますので、JAを含めまして、県等関係機関とも協議をさせていただきながら、町としても調査研究をしてみたと思いますので、少し時間をいただけたらと思います。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 私の調査によりますと、平成24年度まで船岡地域農産物の振興目標のうち、正月に行われる部落座談会で示された資料でございますけども、振興目標のうち加工品としてユズの搾汁、18リットリ入り100缶を目標として地元農協は取り組んでおられました、平成24年度までです。  しかしながら、平成25年度以降、加工品としては取り扱われておりません。目標ですから、どれぐらい集まったのかよくわかりませんけども、平成25年度以降は取り扱われておりません。調査したところ、なり年とそうでない年があり、需要に応えられないときがあるということで、これが原因で続けるのが難しくなったということをお聞きしたところでございます。  私は、実際はそうは思っていないんですけども、実がなっていても荷受けを扱ってくれるところがないから、出荷する人がいなくなってくるというふうには思っております。今現在あるユズの木を持ち主と協議の上、オーナー制といいますかそういうふうな制度を、オーナー制として農業者にお任せし、出荷するということもできるのではなかろうかというふうに思います。そして、またそれも含めて、植えつけ本数を拡大すれば、十分需要に応えられるというふうに思っております。  いかがでしょう、今ある木を所有者の同意のもと、オーナー制ということも考えてみて、そういうふうなユズの育て方というもの、どうなんでしょう。町長の考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど言いましたように、うちの調査の現状では、4軒の方で2反余りの面積で栽培されているということであります。オーナー制ということでありますけど、実際、船岡地域の皆さん方でどれだけ畑とか、それから多分庭もあるんでしょう。そういったところで把握できていないというのが今の姿であります。
     そういった、例えば家庭菜園的なユズもあろうかと思います。生産ということになれば、水田であれ畑であれ、そういった部分になろうかと思いますので、新たな取り組みというふうに私は解釈したほうがええんではないかなというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 新たな植えつけといいますか開拓といいますか、そういうのが当然必要ではありますけども、手間もかからず1回の植えつけで何年も収穫が見込める農産物であります。出荷しようと思えば、それなりの手間がかかるのかもわかりませんけども、手間もかけずに何かいっぱいなっているのを見ると、何かもったいないなというふうな思いがするものでございます。現物そのものの出荷と搾汁等の加工品、将来的にはジュースとかジャム等、商品化して販売する、いわゆる6次産業化ですね、そういうものにはつなげられないのかな、どうなのかな。6次産業化への取り組みとしてどうなのかな、町として支援する、指導していくということ、農業者とそういうことを、団体と相談していくということ、そういうことはできないでしょうか。私は、十分やってみる価値はあるんではなかろうかなというふうに思いますけどもいかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど4軒と申し上げましたが、その中に一つ法人が入っております。そこでは1反2畝ほど栽培しておられるということでありまして、最初の答弁にも申し上げましたが、裏年、表の対策、そして販路ということですね。安定した収量と販路ということが一番だろうというふうに思っておりますが、個人の方というのはなかなか大変だろうというふうに思いますので、ちょっと改めて法人の皆さんと話をして、6次産業化には確かにつながるというふうに思っておりますので、もうかる農業でなければなりませんので、そういったルート、販路だと思いますが、きちっとしたこともある中で取り組みを進める必要があるというふうに思っておりますが、最初にも申し上げましたけど、調査研究ということでありますので、そういった部分も含めて調査研究をさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 大体、町長の考えをお聞かせいただいたところであります。  ちょっと話を変えますけども、私詳しくはありませんけども、八頭町農業再生協議会という組織がございます。八頭町の農業施策、方針、指針、そして行政と農業者団体等の連携体制の構築等々、今後の八頭町の農業の振興を目的として設置されております。いわゆる、農業における各方面のプロ集団。プロ集団が一つの団体として組織化されております。この会の会長は、八頭町の副町長でございます。副町長は、船岡地域に在住しており、役場勤務も長く、ユズとのつき合いもよく覚えておられると思います。町長の女房役である副町長からいろいろお話をお聞きしていると思います。町長は、いろいろお話をお聞きしていると思います。八頭町の農地をユズで守っていくということ、ユズを推進品目として奨励するということ等々に関して、町政に携わる一人として、副町長の率直な意見をお聞かせいただければと思うが、町長いかがでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 産地交付金のお話は、前段の質問でありました。本当に、ことしからちょっと制度が変わるということで、再生協のほうでもいろいろ今、協議をしているというところであります。  そういった中で、今回ユズを交付金の中ではどうかというお話だろうというふうに思いますが、船岡のユズの歴史については、私より岩見副町長のほうが詳しいと思いますので、副町長に答弁をさせます。 ○議 長(谷本正敏君) 岩見副町長。 ○副町長(岩見一郎君) 岡嶋議員の御質問でございます。  私、二十数年前でございますんで、ちょっと記憶のほうが曖昧になっているところがあるかもわかりませんけども。  もともと、船岡といいますと竹林でタケノコということで売っておりました、当時ですね。ユズが出てまいりましたのが平成元年に当時、竹下総理のころでございます。ふるさと創生1億円事業というのが始まりました。そのときに一村一品運動みたいなものがありまして、そのときに八頭町としてはタケノコというのがあったんですが、ちょっとタケノコの値段が落ちたりとか、ちょっと下火になりつつあったころだというふうに記憶しております。その中でユズというのを町の特産品にしようと。お隣の当時の合併前の郡家町であれば柿だったり、八東町でいうとあたりのブドウのフルーツとか、そういったものが取り組まれたように記憶しております。  その中でユズの機械を平成4年に入れたわけですけども、当時、議員おっしゃったように苗木を配布したり、そういった形で町の一村一品運動の主力になるような形でということで。絞った汁は、当時はキューピーマヨネーズに送るというような構想で始まったんですが、町内だけでは量が足らないということがございまして、当時はたしか県外の町だったように思うんですが、そちらからも入れて、一緒に絞ってJAさん経由で出荷していたというようなところだと思います。  裏作、表作があるというのがありましたが、それとあわせてもう一つは、ほかの協力していただいておったといいましょうか、県外の町、それが独自のルートで販売されるようになって、船岡のほうで出荷して絞るということがなくなったということもございまして、それで非常に量が足らなくなったというのが一つの原因としてございました。  確かに、うちにもユズがございました、それでたくさんなります。言われたように、霜食らうと落ちていくんですよね、もったいないなと思いながら。ただ、いがいががあるもんですけ、なかなかぼれんもんですし、耕作放棄地の対策ということもお話の中にございましたけども、あれ、いがいががあるんでひょっとしたらシカでもよう食べんのかなと思ったりもしまして、その辺もちょっと研究しておりませんので、いわゆる耕作放棄地対策の一つということで効果もあるのかなと。その辺も研究をしてみんとわからんわけですけども、議員おっしゃるように一つの特産品として、また復活といいましょうか、全くないゼロからの状態ではないもんですから、今言われたオーナー制というようなことも御提案いただきましたんで、そういったうまく活用して、せっかくあるもんでしてもったいないわけですね。使えるものは使っていくというような形で、今後、JAさんがもともと仕掛けを組まれたこともございますんで、JAさんと相談させていただきながら、どういった形がとっていけるのかなということは研究させていただけたらなというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 丁寧な答弁いただきました。ありがとうございました。  先ほど述べましたけども、1回の植えつけで何年も収穫が見込める農産物であり、耕作放棄地の有効利用といいますか、必ず役に立つものではなかろうかなというふうに思っております。6次産業化推進事業としての取り組み等、十分価値があるというふうに思っております。今後、農業再生協議会等で検討を重ねていただき、前向きに考えていただきたいと思っております。  最後に、ユズに関する今後の取り組み、先ほど町長にお聞きしましたんでよろしいとして、これから八頭町の農業に対して、何とか国の施策に乗っかって持ちこたえていくんだという気持ちでいろいろなことを考えていただきたいなというふうに思っております。  以上で、この質問を終わりたいと思います。  私、本定例会において、子育て支援のうちの放課後児童クラブの現状と課題、そして今後の方向性、また町の基幹産業である農業のうち、本町の水田農業の今後と農産物であるユズの活用について提案させていただきました。町の直面する課題は山積しております。執行機関と議決機関、お互いの立場で切磋琢磨、町政発展に向けスピード感を持って問題解決に向け取り組んでまいりたいと思います。  以上で、私の質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、7番、岡嶋正広議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                         (午後2時08分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後2時20分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、6番、中村美鈴議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎中村美鈴議員質問 ○6 番(中村美鈴さん) 6番、公明党の中村美鈴でございます。議長のお許しが出ましたので、通告どおり質問させていただきます。なお、先ほど質問がありましたが、重複、多少するかもしれませんが、よろしくお願いいたします。  放課後児童クラブについて。近年、働き方改革が叫ばれる中、少子高齢化社会において、特に女性を取り巻く環境の変化がとても重要課題になっております。国では、女性就労80%目標を目指して、子育て支援の対策をとっております。昔は、一家に3世代家族は当たり前で、子供や孫の面倒は家族みんなでお世話をしていましたが、その後核家族化が進み、夫婦共働きの世帯が増加してきました。  平成10年より、放課後児童健全育成事業が児童福祉法に位置づけられ、国が責任を持って行う事業となり、平成27年度からは子ども・子育て支援新体制となり、小学校3年生から6年生までとなりました。現代の社会情勢からみても、放課後児童クラブのニーズが高まり、その充実が期待されています。  そこで、幾つかの点を町長にお伺いいたします。  @八頭町の放課後児童クラブはいつごろから始められたのでしょうか、お伺いします。  A各クラブの指導員さんは何人配置されているのでしょうか。適正数の指導員さんがおられるのでしょうか、お伺いします。  B各クラブの運営についてお伺いします。子供の1人当たりの1カ月の利用料金と夏休みなどの長期休暇のときは幾らなのでしょうか。また、指導員の時給や手当等は幾らなのでしょうか、お伺いします。  C指導員の資質向上について、どのような取り組みをされているのかお伺いします。  D児童クラブに入りたくても人数の制限などで入れないような待機児童はいるのかどうか。児童は、一昨年3年生から6年生まで拡充されましたが、部屋の広さは確保されているのかどうかお伺いします。  E障がいのある児童への対応については、どのような対応をされているのかお伺いします。  F長期の休暇には何か行事等をされているのかお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、6番、中村美鈴議員の一般質問についてお答えをいたします。  放課後児童クラブの運営についてということでいただきました。  1番として、八頭町の放課後児童クラブはいつごろから始めたのかということであります。平成10年度施行の児童福祉法の改正によりまして、放課後児童健全育成事業が法制化されました。このことに伴いまして、郡家地域では郡家西小学校のわんぱく児童クラブを平成13年度に、郡家東小学校のひまわり児童クラブを翌年の平成14年度に開設し、現在の専用施設は合併後のいずれも平成17年度に建設いたしております。船岡地域では、一戸建ての民家を平成12年度に取得し、船岡児童クラブを開設しておりますし、八東地域では、合併以前から夏、冬のみの限定で児童クラブを開設しておりましたが、常設となりましたのは合併後の平成17年度からとなります。  なお、八東学童クラブの現在の施設は、平成22年度に整備をいたしたものであります。  2点目の各クラブの指導員の配置はということであります。指導員につきましては、現在、ひまわり児童クラブが7名、わんぱく児童クラブが5名、船岡児童クラブも5名、八東学童クラブが4名の配置といたしております。児童クラブ1単位40名当たりになりますが、2名以上の指導員の配置が必要で、ローテーションで勤務をしていただいているというところであります。  次に、各クラブの運営体制でございますが、1人当たり1カ月の料金と長期休暇時の料金、また指導員の時給等はということであります。1人当たり1カ月の会費は4,000円で、長期休暇中、夏休みにつきましては、5,000円というふうにいたしております。なお、生活保護世帯の方につきましては、全額免除、ひとり親家庭でありますとか町民税非課税世帯につきましては、2,000円の減免措置を行っております。また、指導員の時給につきましては、一律919円というふうにいたしております。  4点目の指導員の資質向上についての取り組みということであります。放課後児童クラブでは、安全・安心な事業実施が最も重要ということであります。このことから、指導員には県が実施する安全管理研修に年数回参加するなど、安全管理についての知識や指導技術を高めていただいております。  また、運営指針にも示されております児童の権利に関する条例の理念に基づき、子供の最善の利益を考慮して育成支援を推進する必要があるため、町独自の人権研修会を開催し、人権意識の高揚にも努めているところであります。  5点目の待機児童がいるのか、部屋の広さは確保されているのかということであります。保育所ニーズに対応するため、待機児童をつくらない取り組みを町として進めております。そのため、既存の専用施設だけでは受け入れすることができず、他の公共施設を借りて運営を行っているのが現状であります。部屋の広さの確保でありますが、児童1人につきおおむね1.65平米以上とすることとされ、平均利用人数で割った数値であることから、部屋の広さは確保されているものと考えております。  6点目の障がいのある児童への対応についてということであります。障がいのある児童につきましては、地域社会で生活する子供の一人として、他の子供とともに成長できるよう受け入れに努めておりますが、各放課後児童クラブの実態等を踏まえながら、障がいのあるお子さんが適切な環境で生活する上で必要な対応を考えていくことが求められており、対応に努めてまいりたいというところであります。  最後に、長期休暇時には何か行事をされているのかということであります。児童クラブの運営は、入会された児童の保護者で組織する保護者会が町から委託を受け行っております。保護者間の連携を図り、子供に関する情報等を家庭と放課後児童クラブで共有することにより、安心して子供を育てることができるよう、保護者会を開催しているところであります。  保護者会では、年度当初や夏休み等の長期休暇の前に開催され、各クラブでの過ごし方やルール、イベント、行事等について話し合われ、各児童クラブの実態にあわせた取り組みも行っているというところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 2番目に質問をしております、各クラブの指導員さんの募集の方法なんですけども、どのように募集をされているんでしょうか。例えば、防災無線で呼びかけをされてるいるとか、ハローワークに登録されているとか、わかりますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ハローワークにも募集をかけさせていただいておりますし、また、なかなか人が集まらないというようなこともございますので、役員さん等にお願いをして紹介等を受けているというとこであります。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) Bの質問なんですけど、子ども・子育て支援事業計画というのが、平成30年度改定素案というのが出ておりまして、その中に保護者会が行ったアンケートが出ておりまして、利用者のニーズに合わないという意見が出ておりますが、そのあたりをどのように思われておられるでしょうか、町長にお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 保護者会の皆さん方には、それこそ運営ということでいろいろお世話になっているんですが、子育て支援計画につきましては、年次にあわせて改定させていただいているというところであります。アンケートのお話ございました。利用者のニーズに合わないのではないかということでございます。その内容につきまして、町民課長のほうで答弁をさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 谷口町民課長。 ○町民課長(谷口雅美智君) アンケートのほうでございます。児童クラブを利用されている方にアンケートをとらせていただきました。その中には、利用料については料金が高い、短時間預けても金額が変わらないというような御意見もございます一方、もう少し値段を上げてでも子供たちが快適に過ごせる環境を整備してほしいなどという御意見もございます。  また、指導員の子供への対応方法や知識の向上、狭い施設での過ごし方、定員増による施設の充実等が上げられておりまして、これらの部分を一つずつでも解消させていただくように努力しておるところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 本当に、資質向上というか、いろんな研修も受けられるのが本当にベストかなと思いますが、そういったところの個人負担というのはありますでしょうか、研修を受けるに当たって、お伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 児童クラブのニーズというのも年々それこそ多様化しているというのが今の姿だろうと思います。先ほど、課長のほうで料金のお話もございました。高いと思っておられる方もあるようですし、また料金、上げていただいてもいいから質の高い指導をというようなことでありますが、そういった中で指導員の皆さん方には最初の答弁でもさせていただきましたが、年に数回開催される研修に参加をしていただいております。そういった部分の負担金というものは行政のほうで持たせていただいておりますし、また旅費規定に従いまして、旅費のほうも支払わさせていただいているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員、質問のときに手を挙げて願いましょうか、はい、申し訳ないです。  中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 町長が先ほどおっしゃいましたように、本当に八頭町の子供さんたちのよい取り組みであれば、研修というのは大いに必要だと考えておりますので、今後も前向きの取り組みを望んでおります。  7番の質問なんですけど、長期休暇に何か行事をされているのかどうかということなんですけど、具体的には何かございますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 約40日ありますかね、夏休みというのは。それで、そういった中で指導員もいるわけでありますが、保護者会等で企画されて、イベントも行っているというところでありますが、そういった中で町内の公園等にバスで出かけるというようなこともあるやに伺っているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 二、三、氷ノ山で自然の森ですか、あちらでキーホルダーつくりとか、さじのアストロパークに行ったりとか、こどもの国へ行ったというような情報もお聞きしました。保護者の中からも、やっぱり長期休暇のときというのはいろんな思いでまんざら遊ばせておくももったいないというか、何かいろんな保護者会が、いろんなカリキュラムで地域との連携を密にして、大学生の応援も得て学力向上にも多少は力を入れていくことが重要であると認識いたしております。ぜひ、そういった取り組みをすべきだと提案をいたしたいと思います、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 平成29年度も40名余りの児童の皆さんに夏休みの児童クラブに参加していただいたというところです。地域を越えてということになるんですが、そういった面では子供たちの交流ということもできるというふうに思っておりますし、また、夏休みのそれこそよい思い出というようなこともできるんではないかなというふうに思います。  ただ、行政側が心配いたしますのは、安心・安全ということが一番でございます。そういった中で指導員の皆さんには知識や指導技術というものを高めて、これからもいっていただきたいというふうに思っておりますが、いずれにいたしましても、子供たち本当に夏休みは児童クラブに来てよかったなというように思っていただけるような児童クラブでなければならないというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴さん) 児童クラブに対する意見ということが出ている中で、保護者の、先ほどからちょっと言われたかと思うんですけども、就業形態においては、さまざまなニーズに対応できるように体制を整えるとともに、環境整備を進めていく必要があると考えられるというふうに意見があったようです。いち早く現状を知っていただいて、その取り組みをお願いいたします。  子ども・子育て支援事業計画の中で基本理念にあるように、支え合い、共に育み、共に育とう希望あふれる八頭町の子育て、子どもは地域の宝 八頭町の子どもは八頭町のみんなで育てよう、そういった考えのもとに、よりよい改善を目指して、運営の充実を要望いたします。  以上で、私の一般質問を。町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 就労形態のお話がございました。児童クラブ、以前は午後6時までというふうにいたしておりましたが、通勤等の関係ございます。そういった中で今は午後7時まで開所をさせていただいておりますし、また、以前は土曜日なかったんですけど、土曜日につきましてもニーズのあるクラブによりましては、開所をさせていただいているというところであります。  それから、環境整備のお話もいただきました。先ほど、岡嶋議員のほうから施設の質問もあったわけでありますが、よりよい環境ということも大事だろうということでございまして、今回、必要な施設ということで予算計上もさせていただいたというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。
    ○6 番(中村美鈴さん) 先ほどからの場面です。やっぱり、早目、早目に議会のほうもそういった情報を提供していただきたいとは思っておりますので、よろしくお願いいたします。  これで私の質問を終わらせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、6番、中村美鈴議員の一般質問を終わります。  次に、5番、森亜紀子議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎森亜紀子議員質問 ○5 番(森亜紀子さん) 5番、森亜紀子です。通告に従いまして一般質問をいたします。  初めに、1番の鳥獣対策について伺います。  八頭町の基幹産業である農業、中でも秋に実りを迎える果樹については、八頭町の総合戦略の中にフルーツ街道の継承と明記されており、重要な施策と考えます。  しかし、後継者不足などの課題とあわせて収穫期の有害鳥獣の被害が深刻であるとも聞いています。本町の鳥獣対策の現状や課題を3点伺います。  1、現在の侵入防止柵などの設置の状況は。  2、本町の猟友会の実情は。  3、今後の対策の計画は。  以上、町長に3点伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、5番、森亜紀子議員の一般質問についてお答えをいたします。  鳥獣対策についてということでいただきました。1として、現在の侵入防止柵など設置の状況はということでございます。  鳥獣被害対策は、本町におきましても重要課題の一つだと認識しているところであります。近年、県内の特に東部地域には、シカやイノシシ等の有害鳥獣の生息数が大幅に増加し、農林作物等の被害が大変懸念されているところでもあります。現在の侵入防止柵等の設置状況につきましては、補助事業を活用して整備しているものでしか把握できておりませんが、今年度につきましては見込みでワイヤーメッシュ柵5,859メートル、電気柵6,840メートル、ワイヤーメッシュ柵と電気柵を合わせました複合柵が470メートルということでありますし、その他防鳥ネットは1万2,154平米分実施されているというところです。また、平成27年度から今年度までの過去3年間で申し上げますと、ワイヤーメッシュ柵は2万2,901メートル、電気柵が5万3,186メートル、ワイヤーメッシュ柵と電気柵を合わせました複合柵は470メートルということであります。  その他、毎年国の補助事業を活用し、捕獲わな、おりを町が購入し、希望される集落に貸し出しをしておりますが、今年度は36基の捕獲おりを貸し出ししており、今年度分と合わせまして、これまでに215基の捕獲おりを貸し出し、各集落で捕獲強化を図っていただいているところでもあります。  2点目の本町の猟友会の実情はということであります。現在、106名の猟師の方が町内3地域の支部に所属されているということです。狩猟免許別で申し上げますと、重複されている方もおられますが、銃猟者が39名、わな猟者が95名というふうになっております。近年、全体の会員数は増加傾向にございますが、森議員も言われましたように高齢化ということでありまして、60代以上の会員の方が全体の約8割ということであります。  今後、銃猟者の方々や会員数の減少が課題になってくることが想定されるというところであります。県では、若年層の方々に狩猟への参入を図るべく、近年、狩猟免許取得に係ります経費の補助、また狩猟技術の向上を目的とし、ハンタースクールの開設等にも取り組みを行っており、新規狩猟者の確保及び育成に力を入れているところでもあります。  町といたしましても、今後、県や猟友会等と連携を図りながら、若手等の新規狩猟者の育成に努めてまいりたいと考えているところであります。  3点目の今後の対策の計画はということでありますが、基本的に守る対策と攻める対策の二つの対策を中心に、引き続き強化を図っていきたいと考えております。守る対策でございますが、電気柵やワイヤーメッシュ柵等の侵入防止柵で田や畑等の農地などを守るために、整備の経費助成を行ってまいりたいというところでありますし、県の鳥獣対策センター等との連携を図りながら、整備に係ります技術指導等も積極的に行ってまいりたいというところです。  この対策にあわせまして推進しておりますのが、個人ごとの被害対策ではなく、地域が一体となった被害対策への取り組みの推進であります。今年度では、八東地域の下徳丸集落と皆原集落が集落づくり推進事業の補助金を活用し、集落全体でワイヤーメッシュ柵の整備をされたり、集落内で新規に狩猟免許を取得されたりして、被害対策に向けての研究等をされたところであります。  次に、攻める対策ということでありますが、有害鳥獣から守るだけではいけませんので、町の猟友会の皆さんと連携を図りながら、これまで以上に捕獲強化を高めていきたいと考えております。また、捕獲後は最近注目をされておりますジビエの利活用を推進し、地域の活性化につながればというふうにも考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) まず、@の防止柵について、追加で質問いたします。新設のお話がありましたが、新しく設置される以外にずっと以前に設置された柵には、老朽化が進んでさびているところがかなりあるということも伺っておりますが、その修繕は地域でされるのでしょうか。それとも、補助を使ってまた町のほうでされるのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 補助の重複ということはできませんので、基本的には関係者でということになります。ただ、今まではイノシシの柵をしていたんですけど、シカが欲しいというような場合は、シカのほうの補助を申請していただいて結構であります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 一部集落では、農地・水、多面的機能支払いの交付金等を利用されて柵を設置している等もありますが、この事業に取り組んでいる集落というのはどのくらいあるのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 多くの集落で、中山間であれ、それから多面的な交付金ということで実施をしていただいております。どこどこの集落をということでありますが、内容につきましては産業観光課長のほうで答弁をさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 矢部産業観光課長。 ○産業観光課長(矢部雅彦君) 正確な数字はちょっと、うろ覚えではっきりした数字は申し上げることできませんが、先ほど言われましたように多面的な事業とかで向上活動、あるいは共同活動等でトータルしまして、ざっと137ぐらいの集落。二つありますから重複はありますけども、そういった団体で活動をしていただいているというふうに思っております。正確な数字は、また後ほど提出したいというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 八頭町、140集落ほどですかね。その中で重複されていても137ということは、かなり多いのではないかなと思っております。こういうことの事業のPRというのは、区長会等を通してPRをされておられたのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今、八頭町には現在131の行政区です。もう少し、140ちょっと足りないですけど。そういった中で、先ほど課長が申し上げましたのは、131というのは重複の部分があります。ですから、実際は半分かもわかりませんし、先ほど言いましたように、また改めて対象数字は提出をしたいというふうに思いますが、そういった中で区長会等でも鳥獣被害の防止柵等につきましては説明をさせていただいとるというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) シカやイノシシなどは、柵のあるところを避けて、ないところ、侵入しやすいところに移動しているように聞いています。だから、なるべくだったら切れ間のないような侵入防止柵というのが有効になってくると思います。  先ほどありましたが、計画的にここの地域を重点にというような、計画的な実施ということは今のところいかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 森議員も八東地域の方ですので、大体あの地形的に想像がつくと思いますが、南岸線というのがあると思います。そういった中で日田から始まったと思いましたけど、ずっと下がってきまして、今は日下部のあたりの福井ですかね、下がってまいり、福井は船岡地域でありますが。  実際、さっき言われましたように、すき間から入るということでありまして、ぽつんぽつんとしても侵入してまいりますので、そういったことでは連携といいますか、同時ではなかったんですけど、皆さん方が継続的に事業をしていただいたというところです。  今、対岸のほうですね。今さっき下徳丸という話をしましたが、昨年取り組んでいただいたということでありまして、近隣の集落への呼びかけというようなこともさせていただいているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 次に、2番の猟友会の実情について伺います。  3月5日、町長の施政方針で有害鳥獣対策については、県や猟友会と連携した効果的な被害防止対策と狩猟者の育成、確保に取り組んでまいりますとありました。効果的とは具体的にどういう対策でしょうか。先ほども攻めるという話がありましたが、それとあわせてちょっとお話をいただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 有効な対策ということでございますが、猟友会の実情というのは先ほどお話をさせていただいたとおりです。若い方へのシフトということが重要だろうというふうに思っておりますので、おり等の免許の取得にも、おりでなくてわなですね、助成もさせていただいておるというような経過もございます。  攻めるということであれば、先ほど言いましたように捕獲ということでありますので、捕獲になれば集落の皆さんの御協力もいただかないけんわけですが、猟友会の皆さんの協力というのは必須でございますので、そういったところを強化してまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 先ほど、猟友会のメンバーの皆さん、60代が8割というお話もあったんですけれども、担い手の育成は、先ほど町長も言われましたが喫緊の課題だと思います。その周知について、例えば県で免許の補助があるとか、ハンタースクールがあるというような、そういう情報発信はどのようにしておられますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 産業観光課長がお話。 ○議 長(谷本正敏君) 矢部産業観光課長。 ○産業観光課長(矢部雅彦君) 猟友会の仕事っていいますのは、通常の仕事と違いまして、鳥獣の殺処分であるとか、そういったことで特殊なことになろうかというふうに思います。全体的にはそういったPRを細かくはしておりませんが、猟友会の方々から口コミで勧誘をしていただくとか、そういったことが多いです。わなも、例えばシカをとるっていいましても、間違ってクマがわなにひっかかったりということもあります。そういった対応をするための訓練とか、法律もありますので、そういったことの学習もしなければなりませんので、猟友会員の方々について勉強しながら、少しずつ猟友会の会員を広げているところであります。  特に、地域おこし協力隊の中にも2名は猟友会員に入っていただいて、後継者ということで今現在活躍をしていただいているところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 先ほど、特殊な作業であるというようなこともありました。鳥取県の猟期というのは11月1日から2月末までということで、猟期以外でも猟友会の方々、狩猟ができるわけなんですけども、そんな中でもう少し猟友会のメンバーの口コミとかではなくて、少し広げていけたらなと思うところでもあります。狩猟の免許の種類としましては、わなであったり銃だったりということもあるんですけれども、そういうことも興味、関心がある方、または本当に困っているから何とかしたいという思いがある方もあると思いますので、発信の仕方をちょっと検討いただけたらと思っております。  ちなみに、狩猟したイノシシとシカの肉なんですけれども、どのくらい若桜の肉工房へ運ばれていきますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほどの猟友会のまずお話なんですけど、若い方もいらっしゃいます。8割は60歳以上だということでありますが、資料を見ますと実際は8割の方が、とってる8割をとっていると、85%ぐらいは60歳以上の方。熟練といいますか、そういった部分があるんだろうというふうに思っております。  平成28年度の実績になろうかと思いますが、八頭町では100頭のイノシシ、それから1,267頭のシカを肉工房のほうに持っていっているということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 2月27日の日本海新聞の紙面に、鳥獣被害対策優良活動表彰の表彰がありました。これは、農林水産省で行われました。因幡のジビエ促進協議会が捕獲鳥獣利活用の部分で農林水産大臣賞を受賞されたと掲載がされました。また、農水省が実施しました野生鳥獣資源利活用実態調査で県のシカの利用料、2016年度47トンで、北海道に次いで全国2位とジビエの利活用は着実に進んでおります。  先ほどはシカでしたが、ジビエ全体の利用数量は、鳥取県は北海道、兵庫県に次いで全国で3位、63トンとあります。先ほど、町長も言われましたが、隣の兵庫県が117トンであるため、シカとかイノシシはどうしても県境のほうに多いと聞いております。その水際対策、県境付近で侵入を防ぐために多くの猟友会の皆さんが県境に近いところで捕獲をするという話も聞いております。生態系のバランスをとること、またその命をいただくという意味でも、そして6次産業といいますか、新しいビジネスへとつなげていける仕組みづくりも重要かと考えますが、いかがです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど、表彰のお話がございました。肉工房の川戸さんですか、ハサップの資格を取られたということでありまして、過程なり衛生面ということで評価されて、そういった表彰に結びついたというふうに思います。  以前は、それこそ兵庫県のほうがイノシシ多くて、多分氷ノ山のほうから入ってきたんではないかというようなお話もあったんですけど、それが若桜に入り、それから八頭町にということであります。  とるか守るかどっちかということが今の姿なんでありますが、ジビエということになれば、そういったイノシシであれシカであれ、捕獲したものを有効に活用するということは大事だろうと思います。今の肉工房に入っております頭数の約8割は八頭町産たらおかしいですが、八頭町で捕獲されたイノシシとかシカを肉工房のほうで納めているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 若桜の肉工房ですけれども、かなりの負担金もあるようですが、例えば、八頭町のどこかに肉工房のような施設をつくるとか、町内で多くのシカ、イノシシが運ばれていくのではなくて、近いところで新しいうちに処理・加工ということは今後できないものでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) この施設は、平成25年度から稼働しているんではないかというふうに思っておりますが、そういった中で運営費の負担金ということがございます。今現在は、持ち込み量割というようなことで負担をさせていただいているというふうに思っておりますが、独自でというお話なんですが、近ければそれだけ早いということはあるんですが、総体的に今、鳥取県東部でもかなりイノシシなりシカというのは多いように伺っております。どちらかいうと、それぞれの自治体がつくるのではなくて、広域的な面でも考えていくべき課題かなとも思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) こうして果樹園等に入って農作物を荒らすということは、個体数が多いのではないかというようなことを農家の方から伺います。なかなか個体数の把握というのはできないんですけれども、農家の方のお話を聞いて、やっぱり個体数が多いのではないかというようなことを、町長どのようにお考えでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 確かに、個体数は多いと思っております。以前お話ししたかもわかりませんが、シカの場合は大体、生まれて少ししてから15年間は毎年1頭ずつ生まれるということでありますし、イノシシで四、五頭ですかね、1回の出産が。とってもとっても追いつかないというのが今の姿だろうと思います。  そういった中で農作物に被害を及ぼしているということも承知いたしておりますが、今は守るとそれから攻めるしかないのかなというふうに改めて考えているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 有害鳥獣、ほかにもいろいろおりまして、八東あたりでは猿がよく出るんです。昨年秋にはいろいろなところで猿が出たということで、防災無線でも目撃情報が多く寄せられていたように思います。  対策として、花火、エアガンで追い払う、あとはモデルガン等ということもあるんですけれども、いろいろ調べてみますのに蛇を嫌うということなので、蛇の模型、マムシとヤマカガシに似たちょっと黒いような蛇の模型を使うという方法もあるそうです。  猿の対策については、予算書にもありましたが、花火、エアガン、モデルガンというようなところで考えておられるのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 猿の出没ということも承知をいたしております。今、花火とかいろいろお話あったんですが、以前にもこの質問の中で猿の対策というお話もございました。今、日田のほうにも大きなおりを置いていただいておりますし、また、環境整備ということで鍛冶屋だったと思っておりますが、のり面等を刈らしていただいたと、山肌ですね、そういうこともありましたし、それから食べ物を求めて出ますので、そういった面では柿等も残さないようにというような話もさせていただいたというふうに思っております。  一つとして、そういった出てこれない環境整備といいますか、そういったことも重要なんではないかなというふうに思っておりますが、それぞれ関係します集落には町としても一緒になってお話をさせていただいたような経過もありますので、もしそういう集落がありましたら連絡をしていただければと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 旧八東町時代に一斉捕獲というのがあったように聞いておりますが、今のところそういう計画等はないということでよろしいですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 産業環境課長が答弁します。 ○議 長(谷本正敏君) 矢部産業観光課長。 ○産業観光課長(矢部雅彦君) それぞれ猿につきましては、一斉捕獲ということではなくて、出没があった段階で、できるだけ追い払いをするということで現在やっております。昨年、新生の八東小学校の周辺に猿がかなり出まして、何とか日田のほうまで追い払いをして、おりに入ってくれたらいいなということを考えておりましたが、昨年、うまく16頭の群れだったんですけども、そのうち4頭がおりに入りまして、捕獲をさせていただいたところでございます。  ただ、猿以外でいいますと猟友会の方々にお願いをして、カラスの一斉捕獲であるとか、そういうことをやらせていただいております。ただ、猿の一斉捕獲というのは、猟友会の方々には追い払いをお願いしておりますけども一斉捕獲というのは現在のところまだでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 近畿中国森林管理局が発行されました森の広場という冊子には、共生の森林づくり、緑の回廊、氷ノ山、国有林という記事の中に、近年、農山村において過疎化、高齢化に加え野生鳥獣の被害による生産意欲の低下から、集落機能の維持が難しいというようなことがありました。また、野生鳥獣との共生を目指した森林づくりとそれを核とした活力ある地域づくりを目指し、地元自治体や関係機関とも連携しながら取り組みを強化していきたいとありました。これは、平成19年に発行されたもので、今から10年以上も前の発行です。  だから、10年前、もっとそれ以上前からの課題でもありますので、いろいろな方と協議をしながら、例えば専門家の方にお話を伺うということもあるかと思いますが、解決に向けて取り組んでいただきたいと思います。
     農家の担い手も少なくなっている中で、この基幹産業である農業、そして果樹の生産をされておられる方々にとって収穫前の被害というものは、精神的にも、そして収入、所得の面でもはかり知れないものがあると思います。踏み込んだ対応や対策を今後期待したいと思います。そのことについて、町長、答弁ありましたらお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 言われますように鳥獣被害で過疎化も進んでいるというようなところもあろうと思いますし、何より地域の衰退ということにもつながっているというのが今の現状だろうと思います。  それこそ、繰り返しになりますけど、守ると攻めるということで今後も取り組みを進めてまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 守ると攻める、それにあわせて先ほどもちょっと記事の中にありましたように、森林の整備。やっぱり、山を手入れするということも重要な施策の一つかと考えます。森林整備事業にもたくさんの補助金が、国からも県からもおりてきているように思いますので、あわせて攻める、守る。あわせて整えるということも検討していただきたいと思います。  それについて、町長、何かありましたら。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) きょうのお話の中にもちょっとクマが出てこないんですけど、森林ということであれば整備も必要だというふうに思いますが、別にクマを保護するわけではないんですが、共生ということも大事だろうというふうに思います。  そういった中で、森林環境税のお話は御存じだと思いますが、そういったものもこれから前倒しして、歳入として入ってくるということであります。基金に積めとかというようなお話もあったんですけども、そういったことも含めて森林整備にということでありますので、鳥獣被害の対策も含め、森林整備にも努力をしてまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) それでは、2番、障がい者福祉について質問をいたします。  平成25年6月に障害者差別解消法が施行されました。本町も第5期八頭町障害者福祉計画及び第1期障害児福祉計画が進められています。生まれた地域で生まれた場所で、誰もが安心して暮せる仕組みづくりは大切な施策です。障がい者福祉について、町長、教育長に3点伺います。  1、地域で障がいのある方が自立して生活できるような具体的な取り組みについて。  2、住居の支援のためのグループホームなどの計画はあるのでしょうか。  そして、3番は教育長に伺います。学校教育の中で福祉についての学習について伺います。   以上3点、答弁をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に障がい者福祉についてということでいただきました。地域で障がいのある方が自立して生活できるような具体的な取り組みはということであります。  現在、平成27年度から29年度までの第4期の実施状況を踏まえ、平成30年度から32年度までの第5期の障害者計画を策定しております。第4期の計画の実施状況を言いますと、居宅介護サービスや重度訪問介護、日中活動系サービスの生活介護、療養介護、短期入所サービス、計画相談支援、就労継続支援のB型などにつきましては、おおむね目標を達成いたしておりますが、施設入所の方の地域移行、地域生活拠点等の整備が未達成というところであります。とりわけ、当事者御家族からの要望の強いグループホームの設置が実現できていないことが大きな課題として残っているところでもあります。また、利用が低調なサービスも幾つかあり、制度周知を図る取り組みも必要と考えているところであります。  障がいのある方が地域で自立して生活を営むことのできる環境づくりとして、制度やサービスの利用等で生活の質及び生活環境の向上を図ることは当然のことでありますが、もう一つ欠かすことができない重要な要素が障がいのある方に対する理解の促進、社会的障壁の解消であります。  平成28年4月に障がいを理由とする差別の解消推進に関する法律、障害者差別解消法が施行されたというところでありますが、その中で国及び地方公共団体には障がい者への差別的取り扱いの禁止と合理的配慮が義務づけられております。この欠くことのできない社会的障壁の解消につきましては、鳥取県とともに進めております、あいサポート運動、あいサポーター養成研修、手話言語条例に基づく手話の普及等々、関係機関、事業所、地域の各種団体等と連携して取り組んでいく必要があると考えております。  2点目の住居の支援のためのグループホームなどの計画はということであります。誰もが住みなれたところで安心して生活を続けたい、地域の中で顔見知りの人たちに囲まれて過ごしたいと願うのは当然で、障害者福祉施設や長期入院から退所、退院した後に地域に戻って安心して生活していただくための環境整備を急ぐ必要がございます。  また、急速に進む高齢化に伴いまして、大きな課題になっております8050世帯、80歳代の親の方と、それから障がいのある50代の子供さんという組み合わせの世帯でございますが、親亡き後の支援が今後増加すると見込まれているというところであります。このため、町内にグループホームを整備することは優先すべき懸案事項でありますので、今後とも社会福祉法人でありますとかNPO法人等に整備を働きかけてまいりたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、5番、森亜紀子議員の御質問にお答えしたいと思います。  学校教育の中での福祉についての学習はとのお尋ねでございます。  障害者差別解消法の施行に当たりまして、私ども教育委員会では教職員の対応要領を作成いたしまして、差別解消に向けた対応の周知と児童生徒への学習指導の推進を図っております。現在、町内の小中学校にはどの学校にも特別支援学級がございます。個別での学習と交流学級での学習を児童生徒個々の障がいの実態にあわせて行っております。  学校では、4月当初に全校児童生徒に特別支援学級で指導を受ける児童生徒に配慮すべきこと、一緒にできることなどを考えさせ、特別支援学級への理解を深める学習や指導を行っております。また、通常学級におきましても、配慮の必要な児童生徒については、個別の指導計画を作製し、座席や声かけの配慮をしながら指導を進めておりますが、周囲の児童生徒に対しても理解を促すような指導を行っております。  教科学習の中では、小学校では国語や社会科の中で盲導犬やバリアフリー、ユニバーサルデザインについての学習を行っております。また、総合的な学習の時間では、車椅子体験や聴覚障がい者との交流、疑似体験などを通して障がい者への理解を深め、かかわり方を考えていく学習に取り組んでおりますほか、鳥取県が平成25年に制定した手話言語条例や平成29年に制定したあいサポート条例について知り、自分達にできることを考えるような学習に取り組んでいる学校もございます。  例えば、障がいの特性に応じたコミュニケーション手段について学んでおりまして、特に手話については小学校ではどの学校でも取り組んでいるということでございます。さらには、地域の福祉施設を訪問して交流を深めている学校もございます。これらは、学校の年間計画で進めておりましたり、クラブ活動などで取り組んでいたりと、学習の進め方は学校によりさまざまでございます。  中学校では、2年生の職場体験学習で福祉関係の職場での体験の機会を設けております。また、ボランティアで地域行事に参加する生徒もおります。全ての生徒が体験したり参加したりするわけではございませんが、このように学習に取り組んでいるのが実態ということでございます。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 初めに、1番の具体的な取り組みについて、吉田町長に伺います。  施政方針で、障がいのある方が地域社会で安心して暮らしていけることのできるよう、関係団体、地域住民、相談支援所及びサービス事業所との連携を図りとありますけれども、具体的に船岡、郡家には作業所等がありますが、八東地域にはないのが現状です。地域社会全体による生活支援体制の確立ということであれば、やっぱりそれぞれが通いやすいような3地域にあるべきかと考えますがいかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) おっしゃるとおりだと思います。ただ、郡家、船岡につきましては作業所はありますし、それから八東にも全然ないというわけではございません。B型のこばちゃんという作業所がございます。以前から気になっている部分でもあります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 先ほど、岡嶋議員からありましたが、例えば丹比の保育所が今後空き施設になってくるので、そういうことを利活用するということは考えられないでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 空き施設を有効に活用していただくということは可能だと思います。気になっているというふうに申し上げましたのは、郡家、船岡とは少し形態が違うという思いの中で、何とか整備をという気持ちはあるんですが、直営ということにはなかなか至りませんので、そういった面ではそれこそそういったことに携わっていただけるような方があれば、一緒になって考えさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 地域で人が暮らすということはとても大切なことだと考えます。さまざまな困難とか障がいを抱えておられる方の御家族も、自分に何かあったとき、例えば病気だったり老後だったりというようなことを考え、そういう悩みとか心配を抱えておられます。このことについて、例えば長期宿泊ができる、例えば住めるような施設があればと考えますが、町長いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 森議員の言われますように、私もそうだと思うんですけど、地域で安心して安全に暮らすということが一番だということは承知をしております。宿泊というお話でございますが、グループホームのことでよろしいですかね。 ○5 番(森亜紀子さん) はい。 ○町 長(吉田英人君) そういったことも計画の中にも入れさせていただいていると、第5期ですね、というところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) しつこいようですけれども、丹比の保育所の跡地になるところは、八東庁舎、図書館、スーパー、郵便局、それから駅とかバス停とかも近いので、本当に利用しやすいと考えます。今後、検討いただきたいと思います。  また、本町の公共施設で2月からでしたか、筆談マークとかヘルプマークの無償配布も実施されています。鳥取県では、平成21年11月に、先ほどもお話がありました、あいサポート、副町長がおつけですか、バッジもつけておられますが、あいサポートの輪が少しずつ広がっております。  平成30年1月末現在で全国で40万6,702名の方があいサポーターとなっております。八頭町の行政の職員の皆さん、つけていらっしゃらない方も多いんですけれども、何名ぐらいがあいサポーターかおわかりでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 森議員はつけておられますね。私は、持っとることは持っている。ちょっと若桜鉄道のほうできょうは出ておりますけど、あしたはしておきたいと思います。  町の職員、一応全員研修は受けておりまして、そういった団体ということで登録をし、認定書みたいなのはいただいているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) それでは、皆さんがこのバッジはお持ちという認識でよろしいですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 職員全員はバッジは持っていないと思います。一つは、事業所ということで登録をしたということであります。それから、研修についても職員として、あいサポートの研修は受けたということであります。全て、じゃあその職員にバッジ渡っているかといったら、そうではないというところです。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) つけてあれば、つけているとやっぱり見たときに安心かなと思いますので、機会あるときに吉田町長もぜひつけていただきたいと思います。  それでは、次に3番の学校教育での福祉について、教育長に伺います。  福祉教育の中で学校が地域社会と連携しながら、子供たちが高齢者の方や障がいのある方など、出会いや触れ合いを通して支え合うことのすばらしさに触れる教育活動というのは、とても重要だと考えます。先ほどもさまざまな体験をするとか、交流をするというお話もありましたけれども、例えば学校教育の中では時間数に限りがあります。指導要領の中の範囲内でしかできないこともあるので、そういうことを社会教育の部分で補うというようなことはできないでしょうか。世代間交流とか、公民館活動を通してでも構いませんので、そういう地域に根差した福祉というのは考えられないでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 今、学校で取り組んでおります、例えば八東小学校が福祉施設のきたやまに出かけていって交流しているとか実態あるわけでありますが、少なくとも学校教育で取り組むものを社会教育に取り込んでという形は不可能ではないわけですけれども、一定的に子供たちがかかわっている時間といいましょうか、いろんな動きをしていますので、そういった時間が生めるのかどうなのか。それと、社会教育ということでありますので、少なくとも学校教育を除いて全ての部分ということになりますから、そこで取り組むということに果たして全ての子供たちが参加できるかというと、なかなかそれは難しいんだろうと思います。  いろいろやり方もあるかと思いますので、少なくとも社会教育の分野で取り組むということだけが全てではないというように思いますし、先ほども申し上げましたように、全ての学校に特別支援学級、クラスがあって、そこで勉強している児童生徒はいるわけでありますので、そういった実態とも触れ合いながら、それぞれの児童生徒がそういった認識を持ってくれるということが大事だろうというように思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 各学校に特別支援学級があるというお話も伺いました。福祉というのは、受けるだけではなくてお互いが支え合うのが、私は福祉だと考えます。その中で、地域の方も子供たちの実態を知る、理解するという意味においても、地域に子供たちが出る場というのが今は少なくなっているように感じますが、いかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 特に、統合しました関係上、森議員のところに子供たちの姿が見えづらいということはあるのかもわかりません。ただ、学校ではかなり意図的に私は外に連れ出しているのではないかというように思っていまして、それぞれ、例えば船岡でありますとメニユダへ行くとかいったようなことも取り組んでいるわけでありまして、少し広くなりましたので、校区が、皆さんの目に見えづらいというところが出てきているんだろうというように思います。  ただ、地域とのかかわりといいましょうか、そういった部分で学校は成り立っているという認識でありますので、当然そういう部分で教育を組み立てていくというのは、校長、誰しもが考えていることでありますので、そういった取り組みは引き続きやっていくということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 見えづらいものを見えやすくしていただきたいという思いも強く持つところであります。  鳥取県は、先ほどもありましたが手話言語条例が平成25年10月に施行されました。学校教育でも学ぶ場があるということで、保育所でも歌にあわせて手話をしたりとか、学校教育を通して発表する様子を目にしたこともあります。  鳥取県聴覚障害者協会の方にお話を伺ったところ、鳥取県で聴覚障害者協会に入っておられる会員の方は、鳥取県で215名、またそういう障害者手帳を持っておられる方は2,500名ぐらいあるそうです。世界的にも世界保健機構のWHOの発表でも、聴覚障害に苦しむ方というのはふえているとありました。日本では、550万人と推定されているそうです。  そういう中で、八頭町の中央公民館では手話の講座も開設されていますが、例えば子供たちとニーズがあれば、公民館かどこかで一緒に手話を学ぶとか、そういうコミュニケーションとか手話の輪が広がっていくといいなと思うところですけれども、教育長、そのあたりいかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 鳥取県の条例制定は、画期的な取り組みでありますので、それは我々県民として支えていくということだろうと思います。先ほども申し上げましたように、全ての小学校で手話については取り組んでいるということでありますし、統合前になりますけれども、隼小学校では特別支援学校と交流をしまして、手話でやりとりするというようなことまで踏み込んで学習をしておりました実態もございます。  そういった意味で、全ての人たちが幸せに暮らしていけるという社会、これを目指して教育を進めていくということも一つの大きな課題ということでありますので、引き続き取り組んでいきたいというように考えますし、それから、公民館の活動というのは開かれた講座でありますので、それは自由意思でもって参画をしていただければよろしいと思いますし、またそういった時間的な余裕があれば、子供たちが参加してくれるということも非常に有効だろうというように思いますので、そういった意味でも引き続きそういう授業にも取り組んでいきたいというように考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) それでは、ニーズがあれば、例えば船岡、今は郡家だけの中央公民館で実施されている手話の講座ですけれども、船岡、八東地域でも子供と一緒に学ぶ場が可能ということですかね。例えば、手話とかそういう、例えば英語活動とかにしても、これから子供たちと大人とが一緒に学ぶということも世代間交流の一つだと考えますが、そのあたりは人は選ばないという理解でよろしいですか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 少し学校教育と社会教育、その部分については切り分けて考えていただかないといけないと思います。子供たち、夜いつまでも引っ張っているというのが本当によろしいのかということも当然あるわけでありますので、そこら辺は節度を持ってやっていくということでありますし、それから、現在、中央公民館でやっている講座というのは、講師の方もお願いをしてということであります。地区館の事業でもって取り組むということは不可能ではございませんけれども、そのあたりでどういったニーズをお持ちなのか、それから講師の手配できるのか、そういったあたりは検証してみる必要があると思いますし、そこに子供たちが参画することについてはやぶさかでないわけですけれども、一定的な節度を持って取り組んでいただくということは必要なんだろうなというように思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 先ほど、中央公民館に触れましたが、中央公民館では土曜の午前中に実施されているので、今後そういう計画があれば、子供たちの参加もできるという理解でよろしいでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 送迎まではようしませんけども、行っていただければ、それ参加はできるということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 福祉とか人権の研修の中で私が感じることなんですが、当事者の声を聞くことということをよく言われます。これは、福祉、人権に限らずあらゆる施策に通じることだと感じます。声を聞く、痛みを知る、そしてともに考えることが大切であろうかと考えます。  この福祉計画の中には、農業と福祉という、農福のことも盛り込んであります。遊休農地などの課題もあり、それを総合的に一つずつ具体的に取り組む必要があると考えます。例えば、農業、耕作放棄してあるところとの人とのマッチングというのも重要になってくるかと思います。  さまざまな人が協力する、助け合うことが、私は福祉の原点だと考えますが、町長の思いを聞かせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まだ計画は完成形ではないんですが、間もなく数値等も入ってくるということであります。そういった面ではもう少し時間をいただきたいというふうに思いますが、農福連携の部分も若干ですが触れてございます。森議員も言われましたけど、本当にみんなが支え合うのが福祉だというふうに思っております。地域で安心して安全に暮らせるというのが、私たちの願いでありますので、その計画があるなしに限らず、先ほど手話のお話もございましたけど、人権というものは本当に大切だというふうに思っておりますので、そういったまちづくりをこれからも推進できたらというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 社会生活が多様化する中で、福祉の担う部分というのはとても大きいと思います。社会福祉計画のまちづくり委員会、行政のサービスの格差がないように、今後は検討が必要かと思います。  町もそれぞれ単独の課ではなくて、やっぱりいろんなことをチームで取り組んでいただきたいと思います。そして、全てを行政にお任せするのではなくて、私たち住民もできることはするというような思いであらねばならないなというふうにも感じます。  まちづくり委員会に関しましては、本来、手を挙げる人が地域の中にあればいいんですけれども、その辺は社会教育、学校教育であれ、やっぱり人材育成だと思います。その部分で、学校教育や社会教育というのは重要になってくるのかなと考えます。また、少子化が進んで家族の形が変わる中、学校の統合で地域の様子も変わってきました。子供たちの姿を見る機会もとても少なくなりました。あすは、やずっ子の日です。子供たちを地域で見守る仕組みづくりの一つとして、このやずっ子の日もできる限り地域の住民の方も声をかけ合って、子供たちの様子を出てみていきたいと思いますが、このことについて教育長に伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) やずっ子の日、無線でしたりしておりますけれども、毎回毎回うるさいわいみたいな声も聞こえてきたりしまして、ちょっと残念な思いもございます。ただ、地域でしっかり育てていくということが一つでありますが、実は統合ということもあったんですけれども、しっかり学んでいただいて育っていっていただいて、いずれはこの町に帰ってもらって担っていただくということを一つ目標にしたような、そういった人づくりをしてほしいなということを校長先生方にはお願いをしておりまして、そういったことをいろんなところで言っております。
     サケが、生まれた川に帰ってくるではないですけれども、そういう形で八頭町出身の子供たちが八頭に帰ってきて、この町を担ってくれるという、そういう循環が生まれてほしいということを切に願っておりまして、そういった意味でまたいろんな形での対策を進めてまいりたいというように考えております。やずっ子の日につきましては、皆さんの御理解をいただきながら、しっかりと子供たちを見守っていっていただけたらというように考えておりますので、引き続き御協力をお願いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 3月4日に水戸岡さんも講演で言っておられましたが、ふるさとを誇りに思うという気持ちをやっぱり子供たちが持つように、今後も教育に期待していきたいと思います。  3月9日から平昌オリンピックのパラリンピックが始まります。互いに違いを認め合うということ、また多くの選手が日々の練習の成果を発揮される場でもあります。私たちもいろんな方がこの世界にはおられるということを認識して、今後もまず身近なところから支え合い、協力し合っていくことが大事かと考えます。  以上で、一般質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 前段の質問の資料が来ましたのでお答えさせていただきたいと思います。多面的機能の支払い交付金の関係でございます。全部で114組織ということでありまして、この交付金の目的は農地維持のための活動ということでありますが、一つとしてソフトがあります。これは、共同活動ということでありまして、62組織ですね。それから、ハードにつきましては施設の長寿命化等ということで、52組織の方に取り組みを行っていただいているということでありまして、重複している組織もあるということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 1点お願いをいたします。先ほど、ふるさとに誇りを持ってということがございました。実は、従前から申し上げておりましたように、来年度から道徳が教科ということであります。副読本を今回作成をしまして、ほぼほぼ完成をしたところでございます。名誉町民の皆さんを題材にして副読本を作製をいたしております。郡家地域では古井喜実先生、船岡地域では橋本興家先生、そして八東地域では本田實先生と。それから、以前から郡家のほうでありました安藤伊右衛門さんの安藤井出の話しと、この四本立てで副読本を作製をいたしております。  今後、授業等で使いまして、今回の当初予算でお認めいただけますならば、平成30年度で最終的には製本をして配りたいというように考えております。これを使いまして、いわゆる郷土に誇りを持ってもらえるような児童生徒を育成してまいりたい、こういうことでございますので御理解賜りたいというように思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 一般質問終わったんですけれども、1点、教育長によろしいでしょうか。  その副読本というのは、一般町民の私たちも閲覧というか見ることはできますか。例えば、図書室に置いてあるとか、そういことはないのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 先ほど申し上げましたように、ほぼ完成というので完成品ではございませんので、もう少し修正を要する部分というのもあろうかと思っております。したがいまして、製本にした段階で公開をさせていただくといいましょうか、議員の皆さんにも当然見ていただきたいと思っておりますけれども、もう少し時間をいただきたいというように思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子さん) 失礼しました。以上で終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、5番、森亜紀子議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                         (午後3時44分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後3時55分) ○議 長(谷本正敏君) 本日の会議時間は、議事の都合により、この際あらかじめこれを延長したいと思います。  これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。  よって、本日の会議時間は延長することに決定いたしました。  次に、3番、小倉一博議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎小倉一博議員質問 ○3 番(小倉一博君) 議席番号3番の小倉でございます。通告しております2点について、町長及び教育長にお尋ねをしたいと思います。  きょう6人目でして、皆さんお疲れのことと思いますけども、最後までおつき合いをいただきますように、よろしくお願いします。なるべく早く終わりたいと思いますんで、よろしくお願いします。  まず最初に、新年度予算についてお尋ねをします。本3月議会は、八頭町の行政課題に対応すべく、1年間の予算が計上、提案されております。4月の町長選も控えて骨格予算ということでありますが、ことし1年どのような事業が実施されようとしているのか、町民の皆様も大変気になるところであります。  次の行政課題について、どのように取り組まれるのか、新年度予算でどう対応されたのかお尋ねをします。  地方創生にかかわる予算措置について、町農林業の活性化のための予算対応について、次の世代を育てるための教育や子育て支援策への予算配分はどうなっているでしょうか、お尋ねをいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、3番、小倉一博議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、新年度予算についてということでいただきました。  1番として、地方創生にかかわる予算措置についてということであります。平成30年度は、平成27年9月に策定をいたしました総合戦略も計画期間の4年目となり、その推進を積極的に進めていく必要がございます。このため、平成30年度当初予算では、総合戦略の実現を図る取り組みとして、事業費ベースで約17億円の各種事業を計上しているところであります。具体的には、八頭イノベーション・バレーの創設の推進でありますとか、若桜鉄道の観光列車「昭和」を活用した観光推進、2両目の車両改修、地域連携、DMO、麒麟のまち観光局も運営を開始し、1市6町での観光振興に向けた取り組みを図るほか、八頭町産米のブランド化の推進や営農支援センターの運営、新規就農者、認定農業者への支援の継続、首都圏でのPRの推進や起業家支援の拡充など、農林業を初めとする産業振興の推進、また保育料軽減や在宅で育児をする世帯への給付金、新入生の入学祝い金など、経済的負担の軽減や、仮称ではございますが八東地域の八東保育所の新築、放課後児童クラブの増改築などの施設整備、学校教育におけますICTの整備推進、プログラミング教室の推進など、出産、子育て、教育の支援ということもございます。  また、仮称でございますが移住・定住支援センターの開設でありますとか、住宅リフォーム助成の要件緩和など、移住・定住の促進などに取り組むために必要な予算を計上したというところであります。  次に、2点目の農林業の活性のための予算対応ということであります。  現在、平成28年3月に策定をいたしました農業ビジョンの計画に基づきました取り組みを着実に推進しているところであります。平成28年度は樹園地の中間管理事業の新設、農業公社の人的体制の整備、平成29年度は米のブランド化、八頭町堆肥活用検討委員会の設置など、着実に水田営農と果樹振興を振興するとともに、新規就農者や担い手への支援、農地維持、また畜産振興に必要な経費の予算措置を図りながら農業振興を推進してきたところであります。  平成30年度は、農業ビジョンを策定し3年目となります。引き続き、水田営農振興対策では、米のブランド化、あわせて農畜連携での堆肥活用の推進、また集落営農の育成支援、担い手への農地集積支援などを推進していく計画でもあります。果樹振興対策では、優良園の設定や継承、販路開拓や有利販売の促進などを図っていくことといたしておりますし、畜産振興につきましても必要な予算を計上しているところであります。  林業関係といたしましては、平成30年度の間伐促進、間伐材搬出促進や作業道、林道等の整備などの予算を計上させていただきました。また、竹林整備事業、緑の産業活力創生プロジェクト事業、高性能林業機械整備等々を予算計上し、これまで同様、林業振興を図っていきたいと考えております。  今後も、森林環境税の創設に伴う準備をしていかなければなりませんが、平成30年度予算では新規事業といたしまして林地台帳整備事業費等も計上させていたただきました。なお、鳥取県東部の1市4町と県東部農林事務所、東部森林、八頭中央森林、智頭町森林の各組合も参加し、平成29年度から千代川流域林業成長産業化推進協議会を設置し、林業成長産業化地域構想の自立を目指し、現在協議を行っております。平成30年度には林業成長産業化地域創出モデル事業の地域構想について、林野庁へ事業申請をするように計画しているところでもあります。これが採択されますと、千代川流域での路網整備、機械導入が集中的に実施可能になるなど、主伐、再造林の一環作業の推進や川上から川下までの連携強化も図られるほか、総合的に支援が受られるということでありますので、期待もしているところであります。  3点目の次の世代を育てるための教育や子育て支援への予算配分ということであります。  子ども・子育て支援法に基づきまして、平成27年3月に八頭町子ども・子育て支援事業計画を策定し、子育てしやすいまちづくりの実現を目指して、計画に示した各種支援施策を推進しているところであります。また、子育て安心プランに基づく保育所等の受け入れ児童数の拡大、放課後子ども総合プランに基づく放課後児童クラブの拡充など、子供を産み育てやすい環境を整備することといたしております。  具体的には、将来におきます保育所等の過不足の見通しと既存の保育所等の整備等の検討を行った保育所適正配置計画に基づきまして、平成30年度に八東地域に統合保育所の建設を予定いたしております。放課後児童クラブでは、郡家地域の利用者数の増加に伴い、既存の専用施設だけでは受け入れることができないことから、平成30年度に郡家東小学校区域に旧たから保育所の一部を増改築し、仮称ではございますが、新ひまわり児童クラブを建設予定といたしております。  また、郡家西小学校区域には、学校敷地内に既存施設に隣接いたします、仮称第二わんぱく児童クラブを新築し、児童が安心して生活できる場所を確保し、次代を担う子供たちの健全な育成を支援していくことといたしております。  また、八頭町では核家族化や共働き家庭の増加に伴いますさまざまな保育ニーズに対応するため、平成28年度から第2子以降の保育料無償化を実施し、子育て世代の負担軽減を図るとともに、延長保育、土曜午後保育、一時保育、病児・病後児保育といった特別保育サービスの拡充を図っております。平成29年度からは、家庭で子育てをしたいと考える保護者ニーズに対応するため、生後6カ月から満1歳までの乳児を日中家庭で保育する育児休業手当金等の支給を受けていない保護者を対象に給付金を支給し、子供の健やかな成長の支援を行っております。これらにつきましては、平成30年度も引き続き支援を予定しているところであります。  教育費の関係につきましては、教育長のほうで答弁をいたします。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、3番、小倉一博議員の御質問にお答えしたいと思います。  新年度の教育への予算配分についてお尋ねでございます。  平成30年度の主な施策としまして、小中学校において児童生徒の通学に係りますスクールバスの管理運営、それから児童生徒にきめ細やかな個に応じた学習指導ができる少人数学級編制に係る県への協力金、平成31年度に入学する児童生徒への経済的負担を軽減するための入学祝い金、さらに学校給食を初め食物アレルギーを有する児童生徒に対して、安全な給食を提供するための食物アレルギー対応給食などを予定をいたしております。  また、平成30年度からの新たな取り組みとしまして、夏期の猛暑対策として、郡家東小学校と郡家西小学校の特別教室、これは理科室と音楽室でありますが、こちらへのエアコンの設置を計画しております。ほかの学校のエアコンの導入につきましては、国の学校施設環境改善交付金を活用しまして、平成31年度以降、順次の整備を計画しているところでございます。  さらに、船岡小学校、八東小学校は、統合が完了しましたので、ICT教育環境整備としましてタブレット端末を導入するとともに、新たにICT支援員を導入しまして、教職員のICTを活用した授業への支援を計画をいたしております。  一部でございますが、以上のようなものを計画をしているということでございます。最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) おっしゃったように、たくさんの事業が組まれております。行政の仕事を見るのに、予算書を見れば大部分がわかるわけですけども、町民目線から見て、予算書がどうなってるんかな、予算の中身がどうなってるんかなというのは、なかなかわかりにくいところがあって、私は事業の内訳を町民の皆様方に理解していただきたいなという思いを持っております。そういう意味において、2年ほど前からですか、事業予算書の写しが出て、広報に入っております。あれを見ると、町はいろんな仕事をしているんだなというのがわかりますし、どの程度の経費がかかってるんかなというのも理解できるわけで、そういう意味ではわかりやすくなったかなというぐあいに思っております。  本年度の当初予算額が107億7,100万円ほどを組まれました。これは、昨年比で7億9,800万円ほどふえているわけですね。これの増額要因というのは、八東の保育施設が7億5,000万円ほど組まれておりますので、この分かなという思いと、若鉄に対する費用が増額になっております。それから、放課後児童クラブが先ほど話がありましたように、新たに新設されようとしておるわけで、そういうところから増額になったというぐあいに思っております。  先日来、昨年度は隼Lab.が動き出しまして、その後、あそこの中で食事もできるようになりました。私も行って食べさせてもらいましたけど、なかなか若い人がたくさん集まっていて、にぎわいがあるなというぐあいに感じました。そういう意味では、これからどういうぐあいにあそこを運営していくかなというのが大事になってくるんではないかというぐあいに思っております。  先日は、若桜鉄道のそれこそ「昭和」が走り始めました。これもこれからの取り組みをどうするかというところのほうが大事になってくるのだろうというぐあいに思っております。  地方創生は、いろんな面で頑張っておるわけですけども、農林業もそうですし、子育てに関してもそうであります。少子化をいかに食いとめるかというのが地方創生にとっては大きな課題だろうというぐあいに思っております。その事業説明についてでありますけども、何点か具体的にちょっと聞かせていただきたいなと思ってますんで、町長におつき合いをお願いしたいと思います。  まず最初に、地方創生の特に隼Lab.と若桜鉄道について、今後どのようなお気持ちを持っておられるかということをまず聞いておきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず、予算の関係でありますが、予算、今月の23日が最終日ということでありますが、予算の御可決をいただきましたら、例年どおりわかりやすい予算書で、主なものになろうかと思いますが、町民の皆様方に提示をというふうに考えております。  ありましたLab.であり、それから「昭和」であり、これも総合戦略の取り組みの重点目標に掲げておりました項目であります。人口減少対策となかなか歯どめがかからないというふうに思っておりますが、そういった中で地域といいますか地区といいますか、そういったものを元気にするということは可能だろうというふうに思っております。Lab.につきましては、12月10日に開所ということで、昨年にいたしました。オープニングには、本当に約1,000名の方においでいただいて、にぎやかなオープニングになったというふうに思っておりますが、そういった中で戦略のKPIでは、5社あったですかね、当初。そういった計画をいたしておりましたが、その事業運営会社のシーセブンハヤブサも含めまして11社の入居ということであります。  それから、カフェのお話もございましたけど、隼地区のまちづくり委員会もその中に入っていただいたということでありまして、その地域の皆さん方と、それから入居企業の皆さんの交流というものもこれから図られるんだろうというふうに思っております。  そういった中で、11社の企業、それぞれITの情報関係の企業ばかりではありません。それぞれの持ち味のある企業の皆さん方にお集まりをいただいているというふうに思っておりまして、あそこから本当に八頭町の情報発信をしていただければというふうに思っております。そういったことでありますとか、それから新たな起業家、そういった皆さんの育成というようなスペースもできておりますので、そういったところを拠点にして、そういった活動ができればというふうに思っているところであります。  また、「昭和」につきましては、それこそこちらも華々しくデビューしたということでありますが、9月までは日曜日の観光列車の予約が入っているということでありますが、継続していくということが一番だろうというふうに思っております。一過性で終わるんではなくて、2年、3年と、そういった観光列車「昭和」が続いていくということが一番だろうというふうに思っておりますが、まずもってこの間、私感動しましたのは、本当に八頭町に八つの駅がございますが、それぞれの駅で、この間もお話ししたかもわかりませんが、多くの皆さんに歓迎をしていただいたというところであります。そういった地域のつながりということも本当にひしひしと感じたというふうに思っておりますし、ぜひこの勢いといいますか、今の流れといいますか、そういったものをこれからも引き続いていって、若桜鉄道の「昭和」を地域の皆さん方と一緒に盛り上げてまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) ちょっと余り具体的ではなかったんですけど、若桜鉄道の対策費に4億円ほど組んであります。これは、多分八東の改修費用だろというぐあいには思っているんですけど、この分の中のソフトというのはどういう事業をされようと思っているんか。  それから、若桜鉄道の利用実行委員というのができておりますね。これはどういう性質のもんかということをちょっと教えていただきたいと思います。  それから、各駅の改修が計画されていると思いますけど、これはどういう考えをお持ちなのかをちょっと聞かせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 全体では4億1,000万円余りの予算ということになっております。一番大きなのは、若桜鉄道の八東駅の行き違いということでございまして、それが3億円ぐらいございますので、通常であれば1億円ということになります。毎年毎年、枕木等の交換というようなことで、今年度は前倒しで先般補正の概略の中で説明させていただいたというところであります。負担金等の若桜から入ってくるような部分も予算の中にはあるわけでありますが、そういったハードの部分が主なところであります。ソフトのほうの実行委員会、それから改修計画、ソフトではないんですが、企画課長のほうで内容を話をさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 川西企画課長。 ○企画課長兼地方創生室長若桜鉄道運行対策室長(川西美恵子さん) 若桜鉄道の改修につきましては、先ほど町長からも答弁がありましたけれども、八東駅で行き違い施設が主な事業ということでございます。  そのほかの事業としましては、再構築計画の中で10年間の修繕計画を持っております。その中には枕木の交換とか、それからレール交換、それから全般検査とか検査費用も見ているところでございます。  それと、各駅の改修ということでお問い合わせをいただきました。これにつきましては、現在、かなり古いトイレが男女共用になっているというところもございますので、観光客が多くおいでいただいたりイベントを開催するに当たりまして、男女共同のトイレというものは改善すべきだろうということで、各駅順次トイレを男女別に改修をしているところでございます。  それから、トイレの改修だけではなくて、観光列車「昭和」が走りましたので、昭和の初期の時代のアルミサッシ等、これを木製のようにレトロ調に戻そうということで、若桜鉄道沿線全体がミュージアムになるということで、ミュージアム化、レトロ調に戻すという事業も行ってまいりたいと考えているところでございます。  それから、利用促進実行委員会ということでございます。これにつきましては、鳥取県、鳥取市、八頭町、若桜町が出資しまして、若桜鉄道の利用促進を図るための事業を展開しております。主なものとしましては、シルバー券ということで65歳以上の方に1カ月3,000円で何往復していただいてもいいというようなシルバー定期券を発行しておりますけれども、それにつきましての助成を若桜鉄道のほうに行っていたりということや、それから読売旅行のツアー造成でありますとか、ポスターの制作、それから時刻表の制作、そういう若桜鉄道利用促進をするための事業として利用促進実行委員会のほうから取り組みをしているところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 若桜鉄道の引き込み線というか、往復線については、従前からいろいろ聞いておりました。ちいとばかし高いように思いますけど、予定どおりということかもしれません。  一つだけ言っておきたいというかお願しておきたいのは、若鉄もそうですし、隼Lab.もそうですけど、走り出しました、動き出しました。それに対して、あんだけたくさんのお客さんが来てごされて、見なれた顔もたくさんおられました。やっぱりあの人たちがいろんなアイデアを持っとんさると思うし、いろんな応援ができると思うんですね。それをいかに効果的につなげていくかということをぜひ検討してもらいたいと思います。  それから、隼Lab.について1点聞いておきたいんですけど、これは隼Lab.とは関係ないかもしらんけども、町の情報発信事業というのを4年目ですか、やっていますよね。これの成果というか、これの結果はどういうぐあいになっているかというのをちょっと聞かせてもらえんでしょうかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) Lab.であれ、「昭和」であれ、本当に多くの皆さんにおいでいただいたというふうに思っております。そういった中でアイデアを持っている方がたくさんいらっしゃるので、効果的な応援をということであります。若鉄のほうにつきましては、運営委員会等もございますので、そういった席で今後の「昭和」のあり方とかそういったことは協議をしてまいりたいというところでありますし、また、Lab.のほうにつきましても、シーセブンハヤブサに管理を委託しているということにはなっているんですが、町とのかかわりということもございますので、先ほどいただきましたような御意見も一緒にあわせて考えてみたいというところです。  町の情報発信事業のことですが、これはビデオのことでしょうか。その状況につきましては、企画課長のほうで答弁をいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 川西企画課長。
    ○企画課長兼地方創生室長若桜鉄道運行対策室長(川西美恵子さん) 今年度の情報発信事業ということで、5月にかけましたプロポーザルということで募集をさせていただきました。その中で御応募いただきましたシーセブンハヤブサさんに情報発信事業ということで委託をさせていただいております。その主な事業の内容としましては、若者向けに外に向けて発信できるようにということで、ラップコンサートを実施しまして、若者向けだったんですけれども、安部駅、それからミニSL博物館、隼Lab.でコンサートをしていただきまして、ラップの世界では有名な歌手の方においでいただきました。その様子をそれぞれの歌手の方のホームページで、八頭町でこういうラップコンサートをしたということを発信していただくと同時に、八頭町のコマーシャルということで30秒バージョンと60秒バージョンに編集をしまして、現在、ケーブルテレビ等でも流させていただいているところでございます。  八頭町のコマーシャルにつきましては、今後、山陰放送でありますとか山陰中央でありますとか、地元のテレビ局、あるいは瀬戸内海放送のほうでもコマーシャルを上映する予定にしております。  それプラス、インスタグラムって若者がインスタ映えと言って写真といい景色とかを撮って、こんないいところがあるよということで情報発信していただくんですけれども、インスタグラムを取り扱う方にもお願いをしまして、八頭町のいいところを積極的に一日一回以上は情報発信をしていただくということで、インスタグラムでの八頭町の情報発信もしていただいているところです。  町のホームページでありますとか、You Tube等での検索もふえてまいっておりますので、そういう意味でいけば情報発信が十分とは言えないかもしれませんけれども、県外に向けて、全国に向けての情報発信をしているというところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 大体わかったことに、わかりました。  ちょっと移住・定住についてもう一点聞きたいんですけど、地方創生に移住・定住はかなり大きなウエートを占めてくるだろうというぐあいに思ってるんですけども、このたび移住・定住の相談員さんを設けられて相談体制をつくるということのようですけども、これはどういう形を考えておられるんかお聞きしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 戦略の中でも移住・定住ということは課題の一つだというふうに思っておりまして、なかなか底上げといいますか、至っていないというところであります。  そういった中で、専門的なやっぱり知識が必要だろうというような中で、平成30年度、そういった取り組みに力を入れてまいりたいというところであります。  具体的な内容につきましては、創生監のほうでお答えいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 創生監。 ○地方創生監(角園太一君) お答えいたします。  移住・定住相談員につきましては、地方創生室で実施しております空き家バンクの管理、登録、またあっせんというような事業であったり、移住・定住の相談に来られる方への相談対応。また、首都圏、関西圏で行われます相談会への出席といったような事業で移住・定住関係の相談の窓口を担っていただくという方でございます。ちょうど前任の方が、昨年度の途中でちょっとやめられてしまっておりまして、今空席という形になっております。そこを補うような形で、改めて来年採用させていただきまして進めていきたいというふうに考えております。それによりまして、現在ちょっと件数も少なくなっております空き家バンクの登録もちょっとふやしていきたいというふうに思っております。  また、町長のほうからも先ほど答弁ございましたけれども、移住・定住相談の支援センターという形で書かせていただいておりますけれども、隼Lab.と連携しまして、役場のほうにちょっと相談に来ると、なかなか来にくいというのもあるようですので、Lab.の2階のほうに支援センターという形で立ち上げまして、そこに相談員をちょっと研修をしてからになるかと思いますけれども配置させていただいて、そこを窓口として来客とかも多いと思いますので対応していただくというようなことを今、来年度に向けて考えておるというところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) ありがとうございました。  形が見えてきたというか、いろんな面で地方創生も動き出していますんで、できるだけ多くの方とかかわって進めていってほしいなというぐあいに思います。  次に移りたいと思います。  2番目に、八頭町の行政課題ということで2点上げております。  社会の変化や住民のニーズにあわせて、行政の役割も変わっていくんではないかと思っております。  次の点について、どのように取り組んでいかれるのかお尋ねをいたします。  直面する超高齢社会、人口減少社会への課題と対応について、どのようにお考えかということで2点、地域福祉計画とまちづくり委員会の設置について。それから、買い物や医療等が、生活インフラですね。郡家なり鳥取市なりに、いわゆる町場に集約されていくんではないかというぐあいに感じております。そういう中で、人口が減っていく中において、八頭町たくさん山間部抱えておるわけですけども、生活インフラの現状維持、これについてどういうぐあいに取り組まれるのか、その辺のお考えをお聞きしておきたいと思います。  それから2点目に、国の農業政策が大きく変わろうとしています。農地の集約、大規模化の推進は、一方で農業従事者の減少を助長していると思っています。中山間地の農業は、今の政策に合致するというぐあいには思っておりません。そういう中で、農業従事者や農業後継者をどのように育成していくのか。  それから、2点目に中山間地での営農体制はこのままでいいのかということですね。町としてはどのように取り組まられるのか、その辺をお聞きしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、八頭町の行政課題についてということでいただきました。  1番として、地域福祉計画とまちづくり委員会の設置、推進はということでございます。  国が示しております今後の福祉政策の基本である我が事・丸ごとの地域共生社会の実現におきましては、関係機関が連携し、一体的・包括的に取り組んでいくことを求めているというところであります。また、このたび介護保険法等の関連法の改正が行われましたが、このことに伴いまして地域福祉計画をもとにした包括的な地域づくりが法的根拠を持つこととなりました。この中で今後の地域福祉の推進体制の基盤として、小学校区を一つの単位として構想されておりますが、このことは本町は第1期計画の中で取り組んでまいりました。おおむね旧小学校区を単位に新たな地域福祉推進組織、まちづくり委員会を立ち上げ、あわせて活動拠点を整備する取り組みと符合し、方向性も一致していると判断しております。  町では現在、第2期計画の策定を進めておりますが、まちづくり委員会の全地区立ち上げを最優先課題として、本町のこれからの地域福祉の推進体制と施策の方向性を求めていきたいというふうに考えております。  まちづくり委員会未結成の5地区の取り組みでありますが、けさの奥田議員の答弁でも申し上げましたように、この5地区につきましては、基本的に2カ年計画ということで計画を現在させていただいております。1年目は、集落、各種団体等で説明会を開催し、2年目には準備委員会で詳細を協議、検討した後に委員会設立といったスケジュールになるんではないかというふうに思っているところでございます。  次に、2点目の生活関連設備の維持管理の取り組みはということであります。人口減少に伴いまして、八東や船岡地域ではスーパーなどが廃業し、買い物がしにくい状況となってまいりました。このような状況を改善するため、平成25年度からトスクの協力を得て移動販売車を導入し、買い物の利便性を高めているところでもあります。  また、医療機関につきましては、合併後1件の廃業医がございましたが、新たな医療機関の開設もございました。スーパーなどの商業施設は営利を目的としている以上、採算がとれなければ撤退するのもいたし方ないわけでありますが、これ以上廃業することがないよう、できるだけ地域の皆様で利用していただくよう働きかけをしてまいりたいと考えているところであります。  また、他町で取り組まれておりますように、NPO法人等によるスーパーなどの開設の希望等ございましたら、町といたしましても移動販売車の導入など、助成制度を踏まえまして支援してまいりたいと考えているところでもあります。  さらに、高齢社会の中で車がなくても買い物や医療機関に出かけることができるよう、タクシー助成や100円バスなどを利用していただき、スーパーや医療機関などの生活関連施設の維持に努めてまいりたいと考えております。  次に、農業施策についてであります。  最初に農業従事者や農業後継者の育成取り組みはということでございます。農業や農業従事者を取り巻く状況は厳しく、農業従事者の高齢化による農家戸数の減少や担い手不足が続いているのが現状であります。町といたしましても、農業の担い手の確保と育成、そしてもうかる農業、魅力ある農業となるよう、平成28年3月に八頭町農業ビジョンを策定いたしまして、現在さまざまな取り組みを進めているところであります。  具体的には、先進農家実践研修事業といたしまして、平成29年度中には2名の新規就農希望者が実践技術と経営ノウハウを先進農家からマンツーマンで学ぶ取り組みを行っており、農業スタートの準備を進めているところでもあります。また、親元就農促進支援事業といたしまして、平成29年度中は2名の認定農業者の後継者が親の経営に従事しながら、親元で行う就農研修を実施しているところです。このほか、アグリスタート研修支援事業といたしまして、平成29年度中は1名の新規就農希望者が町内の農家から技術習得のための実践現地研修を行っているところでもあります。  今後とも、農業研修の実施を支援することで新規就農者の育成と技術向上に努めてまいりたいと考えております。  次に、中山間地域の営農体制はということであります。  農業を取り巻く状況は、農業従事者の高齢化による農家戸数の減少や担い手不足が続いており、耕作放棄地や耕作不在者の農地が拡大につながっております。このような課題を解決するため農地を集積し、農業法人のような経営体を育成し、大規模な営農組織が農業経営を行っていくことが望ましいと考えておりますが、なかなか進まないというのが現状であると認識いたしております。  地域農業の発展を図るためには、地域の生産者が一体となって、効率的かつ安定的な農業経営を行い、さらに農業生産の組織化と農用地の利用集積を進めることが必要であると考えております。そのため、本町では平成24年度から、人・農地プランにおける集落単位での話し合いを通じ、担い手並びに集落営農組織の育成に取り組んでいるところであります。  また、各集落の一般農家は、地域農業の発展や農村集落の機能の維持等、あらゆる面で今後とも重要な役割を担っていただくとともに、農業生産のかなりの部分を支えていただくものと思っております。このため、町内の農業生産法人など個別経営体と協力しながら、一般農家の労働力を活用する等、地域課題に対しそれぞれの機能を補完し合うような集落営農型経営体の育成を進める必要があるとも考えております。  いずれにいたしましても、担い手の確保が最重要であると思いますので、それぞれの地域で担い手、認定農業者の皆さんでありますとか新規就農者、そして集落営農法人等の確保に努めてまいりたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 初めに、超高齢社会、人口減少社会、推測がされているわけですけども、現実問題として非常に人口減、それから高齢化、少子化というのは、当分の間目に見えております。そういう中でどういうぐあいにまちづくりを進めていかれるかというのは、町長にとって、行政マンにとって、議会もそうですけど、非常に大事なことになってくると思います。今まで経験したことがないと言われておりますけど、そういう状況だろうというぐあいに思っております。  そういう中で、今回まちづくり委員会のことをちょっと取り上げてみました。先回も議論させていただきましたんで、きょう午前中にもありましたし、重複はしたくないと思っておりますが、私もまちづくり委員会に、あちこちとはいかんですけども出させていただいて、様子を見させていただいております。いいのは、高齢者が来てよもやま話に花が咲くんですね。いろんな情報が共有できます、これはすごいです。  それから百歳体操や、それからストレッチなり、いろいろ健康づくりをしておられます。これも私は、高齢者にとっては非常に有意義だというぐあいに思っております。やっぱりその辺をもっと地域の中に承知していただく努力が、議会を含めて必要だというぐあに思うところであります。  そういう中で、午前中にもお話がありましたけども、いわゆる未設置のところがある以上、行政の仕事としてやっぱり平等性であるとか一体性であるとか、そういう意味において非常に指摘されてしかるべき状況があるわけでして、それをどういうぐあいに解消していくかというのは大きな問題だろうというふうに思っております。  実際にやっておられるところの状況を見て、午前中に集落でというような話もありましたけども、小さい集落もありますし、大きな集落もあるですけど、うちらのところも大きな集落ですけども、80軒ぐらいあります。しかし、集落だけで取り組もうとすると、推進員がとっても足りないんですね、そういうことがあります。  逆に、午前中に御指摘があったように、10何集落があって、一つに意見をまとめようというのは、担当者の方はよう御存じですけども、なかなか大変だろうというぐあいに思います。私は、やっぱりこの体制をどういう形にするかということをやっぱりもうちょっと考える必要があるんではないかというぐあいに思っていますけども、町長にその考えがあるかないかというとですね。もちろん、今の体制のままでできるんだったら、それにこしたことはないですけども、私はやっぱりここは考える必要があるというぐあいに思っています。町長、どうでしょうかね。  もうちょっと言いますと、とっかかりですね。やっぱり、集落支援員さんが1人なんですね。これも一つ問題だというぐあいに私は思っております。1人の人が受けるというのは、なかなか難しいんですね。集落が多いとこは2人体制にするとか3人体制にするとか、とにかくスタートさせてもらわんと、やってるところも不安だし、やってないところは余計不安なわけですね。その辺のところの覚悟が必要だと思うわけです。その辺、町長どういうぐあいにお考えですかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 午前中にも奥田議員からいろいろ御意見をいただいたということであります。そういったやりとりにつきましては、小倉議員も気になったというふうに思っておりますが、今の小倉議員のお話であれば、運営体制のほうのお話ではなかろうかというふうに思います。  そういった中で、今回モデル的といいますか、支援員をふやすまちづくり委員会のことも予算化をさせていただいております。そういった中で、本当に1人でそれこそしんどいということであれば、お二人でもという考えはできるというふうに思います。そういった面では、本当に地域の皆さんに御理解をいただかなければまちづくり委員会というのは立ち上がらないというふうに思っておりますので、1人の方で大変だということはわかりますので、そういった2名、3名、仮にですが、そういったお話で地域といいますか地区をまとめていただいているんであれば、そういったことは可能だというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) それともう一つ、ついでに言わせていただくと、進める側も職員さんだけで進めるというのは、ちょっと荷が重いかなっちゅう思いも持っております。できるだけ早くに対象地域の中で協力していただける方を選んでいただいて、それで取り組む。体制については、やっぱりもう少し考えていただく必要があるかなというぐあいに思っております。これについては、以上にしたいと思います。  生活インフラの確保について、このことは私、心配をしているんですけど、だんだん集落、山間部の集落ですけど、町のほうも一緒ですかね。空き家がふえております。高齢世帯がふえております。独居だとか2人おりがふえております。そうなったときに、やっぱりどういう体制をとっていくかということは考えておかないといけないというぐあいに思うわけですね。その一つの方策として、まちづくりというのもええ考えかなと、ええ取り組みかなというような感じはしておりますけど、そのことを心配しておるわけです。  これについては、私も何がええということはよくわからないわけですけども、午前中にもちょっと指摘があったように、コンパクトシティというような考え方もありますけども、あれもよく考えてみたら行政サイドの都合でして、やっぱり住んでいる人にとっては今の生活を続けたい、今の場所で暮らしたいという思いはあるわけでして、その辺を含めていい方法はないかなというぐあいに皆さんで考えていただいて、進めていただきたいなというぐあいに思います。これについては、答弁はよろしいです。  農業政策について、後継者のことを言いました。今回、非常に面倒くさい、面倒くさいと言ったらおかしいですけど、難しい問題ばっかり取り上げましたけども、後継者は大型農家の後継者のことじゃないんですね、私が言いたいのは。それは当然必要で、農業を継いでいただく方は必要で、その手当ては町としてもしてあるというぐあいに思っています。曲がりなりにも動いているというぐあいには思っています。成果がどこまで上がっているかということはちょっと言いがたい面もありますけどね。  ただ、今、国が進めている農業の大型化、それから行く行くは企業に農地を売ったような話も出てきております。そういう中で、農業体験ができる機会が少なくなってるわけですね。今までは、いわゆる順繰りにつないできて、曲がりなりにも農家で生まれたら農業体験をしてきたわけですけど、これからはそれがなくなるわけでして、その農業体験をする場所、あるいは農業体験を教える場所、それを町として確保する必要があると思うんですけど、そのことについていかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 岡嶋議員のときにも申し上げたと思うんですが、二つ課題がある、農地の場合。一つ、大型化ということで進んでおりますし、もう一つは中山間地域のそういった大型化といいますか、中間管理機構の入ってこれない部分の農地ということで、課題があるというふうに話をしたと思います。  なかなか集落営農というのも進まないという話もしましたし、また担い手もなかなかふえないというお話もしました。そういった中で小倉議員の言われますように、中山間地域の農地を守るということは、これも大きな課題だというふうに思っております。それこそ、ここにいらっしゃる議員の皆さん方、総体的には手で田んぼへ入って苗を植えたというような記憶のある方ばかりではないかと思うんですが、今は総体的には乗用の田植え機というようなことでありまして、すれば若い子供さん方は田んぼには入らないというような今時代になっていると思います。  ただ、学校のほうではそういった農地に親しむといいますか、授業の取り組みを行っているということは承知はいたしておりますが、以前とは本当に農業も変わってきたというふうに思っております。私も機械でするものですから、子供たちには直接は本当に田んぼに入らないような形での農業の携わり方だというふうに思っております。  体験が少なくなっているということで、教える場所の確保ということでありますが、先ほど言いました小学校ですと、そういった小さい時分にそういった体験を積んでいただくということは貴重なことだというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 私は、農業のことは余り知らずにおって言ってるんですけど、私が心配して、農業体制は農家の方が考えりゃいいですけど、農業を知らん人がふえるというのは、私は非常に危惧しているわけでして、それはいいですけど。  では、中山間地の特に農業ですけど、用水路であるとか畦畔であるとか、農業施設の維持管理が難しくなっています。これは山間部はどこでも一緒だと思うんですけど、これは例えば今の農地中間管理機構にした場合、地権者の責任なのか、耕作者の責任なのかというのがあやふやなんですよ。その辺はどうお考えですかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 農地の貸し出しということは、水路も含めての貸し出しというふうに考えますので、借りられた方が維持的なことはされないといけないというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) それは何かに明示してあるんですかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今は通常の考え方を申し上げたところでありまして、詳細については契約書等でうたっていく必要があるんだろうということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○3 番(小倉一博君) 5時になりますんで、ぼちぼち遠慮したいと思うんですけども、農業というのは、私が言うことじゃないんですけど、農業というのは食べる物をつくる、食べる物をつくる仕事なんですよね。そしたら、口の中に入るわけですね。やっぱりそれに対する思いというか、いわゆる命に対する思いというか、そういうのが大事かなというぐあいに思うわけでして、そういうところを考えたときに、今進んでいる農業政策がどういうぐあいになるかというのは、国がそういうことを考えておるかどうかわからんですけども、私は心配だなというぐあいに思います。  以上で終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、3番、小倉一博議員の一般質問を終わります。  以上で日程第1 一般質問を終わります。 ◎散  会 ○議 長(谷本正敏君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 異議なしと認めます。  よって、本日は、これにて散会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。  なお、次の本会議は、3月8日、午前9時30分から再開いたします。        (平成30年3月7日 午後4時54分散会)   会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長
     署名議員  署名議員...