八頭町議会 2018-03-05
平成30年第 2回定例会(第1日目 3月 5日)
平成30年第 2回定例会(第1日目 3月 5日) 平成30年第2回
八頭町議会定例会 会議録 (第1号)
招集年月日 平成30年3月5日
招集の場所 八頭町議会議場
開 会 平成30年3月5日 午前9時30分宣告
(第1日)
応招議員
1番 奥田のぶよ 2番 川西 聡 3番 小倉 一博
4番 小林 久幸 5番 森 亜紀子 6番 中村 美鈴
7番 岡嶋 正広 8番 坂根 實豊 9番 小原 徹也
10番 栄田 秀之 11番 橋信一郎 12番 下田 敏夫
13番 尾島 勲 14番 谷本 正敏
不応招議員
なし
出席議員 応招議員に同じ
欠席議員 不応招議員に同じ
〃 第14 議案第 11号 八頭町辺地に係る総合整備計画の変更について
〃 第15 議案第 12号 鳥取県
行政不服審査会共同設置規約の変更に関する協議
について
〃 第16 議案第 13号 鳥取市及び八頭郡八頭町における
連携中枢都市圏の形成
に係る連携協約の締結について
〃 第17 議案第 14号 鳥取市と八頭町との定住自立圏の形成に関する協定の廃
止について
〃 第18 議案第 15号 八頭町
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関す
る基準等を定める条例の制定について
〃 第19 議案第 16号 八頭町放置家屋等の適正管理に関する条例の一部改正に
ついて
〃 第20 議案第 17号 八頭町
被災者住宅再建支援事業助成条例の一部改正につ
いて
〃 第21 議案第 18号 八頭町
福祉施設設置条例の一部改正について
〃 第22 議案第 19号 八頭町
後期高齢者医療に関する条例の一部改正について
〃 第23 議案第 20号 八頭町介護保険条例の一部改正について
〃 第24 議案第 21号 八頭町
鳥獣被害対策実施隊の設置に関する条例の一部改
正について
〃 第25 議案第 22号
八頭町民間企業の宅地造成事業に伴う
補助金交付条例の
一部改正について
〃 第26 議案第 23号
八頭町営住宅条例の一部改正について
〃 第27 議案第 24号 平成29年度八頭町
一般会計補正予算(第12号)
〃 第28 議案第 25号 平成29年度八頭町
国民健康保険特別会計補正予算(第
4号)
〃 第29 議案第 26号 平成29年度八頭町
簡易水道特別会計補正予算(第3号
)
〃 第30 議案第 27号 平成29年度八頭町
住宅資金特別会計補正予算(第2号
)
〃 第31 議案第 28号 平成29年度八頭町
公共下水道特別会計補正予算(第4
号)
〃 第32 議案第 29号 平成29年度八頭町
農業集落排水特別会計補正予算(第
4号)
〃 第33 議案第 30号 平成29年度八頭町
介護保険特別会計補正予算(第4号
)
〃 第34 議案第 31号 平成29年度八頭町
宅地造成特別会計補正予算(第1号
)
〃 第35 議案第 32号 平成29年度八頭町
墓地事業特別会計補正予算(第1号
)
〃 第36 議案第 33号 平成29年度八頭町
後期高齢者医療特別会計補正予算(
第1号)
〃 第37 議案第 34号 平成30年度八頭町一般会計予算
〃 第38 議案第 35号 平成30年度八頭町
国民健康保険特別会計予算
〃 第39 議案第 36号 平成30年度八頭町
簡易水道特別会計予算
〃 第40 議案第 37号 平成30年度八頭町
住宅資金特別会計予算
〃 第41 議案第 38号 平成30年度八頭町
公共下水道特別会計予算
〃 第42 議案第 39号 平成30年度八頭町
農業集落排水特別会計予算
〃 第43 議案第 40号 平成30年度八頭町
介護保険特別会計予算
〃 第44 議案第 41号 平成30年度八頭町
宅地造成特別会計予算
〃 第45 議案第 42号 平成30年度八頭町
墓地事業特別会計予算
〃 第46 議案第 43号 平成30年度八頭町
後期高齢者医療特別会計予算
〃 第47 議案第 44号 平成30年度八頭町上私都財産区特別会計予算
〃 第48 議案第 45号 平成30年度八頭町市場、覚王寺財産区特別会計予算
〃 第49 議案第 46号 平成30年度八頭町上津黒、下津黒財産区特別会計予算
〃 第50 議案第 47号 平成30年度八頭町篠波財産区特別会計予算
〃 第51 議案第 48号 平成30年度八頭町大江財産区特別会計予算
議事の経過
◎開議宣告 (午前9時30分)
○議 長(谷本正敏君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は14名で、定足数に達しております。
よって、平成30年第2回
八頭町議会定例会は成立いたしましたので、開会いたします。
ただいまから本日の会議を開きます。
◎議事日程の報告
○議 長(谷本正敏君) 本定例会の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
◎
会議録署名議員の指名
○議 長(谷本正敏君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
本定例会の
会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により
9番 小原徹也議員
10番 栄田秀之議員を指名いたします。
◎会期の決定
○議 長(谷本正敏君) 日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から平成30年3月23日までの19日間といたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。
よって、会期は本日から平成30年3月23日までの19日間とすることに決定いたしました。
◎諸般の報告
○議 長(谷本正敏君) 日程第3 諸般の報告を行います。
事務局長より報告させます。
事務局長。
○事務局長(坂本美幸さん) 御報告いたします。
初めに、請願、陳情等につきましては、本日までに受理いたしましたものはありません。
次に、12月定例会以降の主な事項につきましては、お手元に配付のとおりであります。
次に、12月定例会で可決された意見書は、関係機関に送付いたしましたので御報告いたします。
なお、監査報告につきましては、報告書の写しの配付をもって報告にかえさせていただきます。
○議 長(谷本正敏君) 以上で諸般の報告を終わります。
◎施政方針
○議 長(谷本正敏君) 日程第4 ここで町長から施政方針があります。
吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 皆さん、おはようございます。
本日、ここに平成30年第2回
八頭町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、何かと御多用の中、御参集いただき、御審議いただきますことに対しまして、厚く御礼を申し上げます。
新年度の予算案並びに諸議案を審議いただくに当たり、私の町政運営に取り組む所信の一端を申し述べ、町民の皆様方並びに議員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。
私は、町民の皆様方からの負託をいただき、八頭町長の重責を担わせていただいてから間もなく1期4年の任期を迎えようとしております。この間、住民目線に立った町政を基本姿勢に、笑顔で元気、ともに歩むまちづくりをスローガンに掲げ、町民の皆様方から負託されましたまちづくりを私なりに行ってきたと思っておりますが、この4月に改めまして審判、評価をいただくこととなっております。
行政の進展に停滞があってはなりませんので、平成30年度の行政運営に取り組む方針を申し上げ、これからも町民の皆様方とともに八頭町がさらに住みやすい魅力ある町として発展し続けるため、議員各位と英知を結集し、一つ一つ着実に課題を解決して町民の皆様方の福祉の向上につなげてまいりたいと考えております。
さて、八頭町の平成29年度を振り返りますと、船岡地域、八東地域それぞれの地域の歴史と伝統のある小学校に幕をおろしていたただき、新生船岡小学校、八東小学校を4月より開校いたしました。また、船岡地域の船岡保育所を統合した新しい船岡保育所も開所し、それぞれ新しい歩みが始まっているところであります。
竹林公園内に整備をいたしましたやずミニSL博物館は、17両の蒸気機関車のミニチュアが展示され、体験乗車も楽しめるということで町内外から多くの来場者があり、八頭町の新たな魅力発信施設となっております。さらに、総合戦略の重点項目の一つである
八頭イノベーション・バレーの創設として取り組みを進めてまいりました旧隼小学校を活用した隼Labの改修工事が完了し、昨年12月から運用を開始しております。2階、3階はビジネスゾーンとして誘致企業のオフィス等に活用し、1階は多くの人が集い利用できる多目的スペース、カフェ等を配置して新たな地域の交流拠点を目指したチャレンジが始まりました。
地方創生が政策の最優先課題として位置づけられてほぼ3年、すぐすぐに大きな変化を期待するのは無理かもしれませんが、確実に変化が起きていると感じております。みずからが地域をデザインし、地域にかかわり、地域で動き、地域を変えることを目指して、知恵や力、そしてつながりを具体的に持とうとする人々がふえつつあると感じた1年でありました。
まちづくりは人づくり、今後も地域をよりよくしていこうという熱い思いを持つ皆さんの輪を広げてまいりたいと考えております。
次に、社会経済情勢であります。
我が国の経済を見ますと、アベノミクスの推進により、雇用、所得環境の改善が続く中、緩やかな回復基調が続いております。海外経済も回復する中で輸出や生産、個人消費や民間設備投資が持ち直すなど、民需が改善し、戦後2番目に長かったいざなぎ景気を超え、日本の経済は今後も順調に拡大傾向がつづくとの経済見通しがなされております。
鳥取県の経済状況としては、生産活動に持ち直しの動きが伺われる中で、個人消費、雇用情勢が改善傾向にあるなど、緩やかな持ち直し基調で推移するものと予想されております。人手不足による事業活動への制約が懸念されるものの、家計部門の前向きな動きや底堅い公共投資の見通しなどが後押しし、設備投資についても今後前年並みの水準が続くものと見込まれております。
こうした中、国はこの経済成長軌道を確かなものとし、持続的な経済成長をなし遂げるための鍵は少子高齢化への対応であるとし、生産性革命と人づくり革命を車の両輪として、少子高齢化という最大の課題に立ち向かうため、昨年12月には平成31年10月の消費税率10%への引き上げによる増収分などを財源とする2兆円規模の新しい
経済政策パッケージを決定いたしました。この政策パッケージは、経済成長の果実を生かし、全
世代型社会保障による安心できる社会基盤を築き、若者もお年寄りも女性も男性も、誰もが生きがいを感じ、その能力を思う存分発揮することができる1億総活躍社会の着実な実現と経済の好循環を目指しております。
次に、予算編成であります。
政策実現に向けた国の平成30年度予算案は、国の基本的な予算規模を示す一般会計総額が対前年度比0.3%増の97兆7,128億円となり、医療、年金など
社会保障関係費の増加を背景に、6年連続で過去最大を更新しました。
歳入では、好調な景気を受けて地方税が0.9%増の39兆4,294億円、地方譲与税は1.5%増の2兆5,754億円を見込むとともに、地方自治体に交付される出口ベースの地方交付税は2.0%減の16兆85億円となり、6年連続の減少となりました。また、赤字地方債である
臨時財政対策債は、1.5%減の3兆9,865億円で2年ぶりに減少に転じ、地方財源の質の向上につながっております。
歳出では、平成27年度に創設された、まち・ひと・し
ごと創生事業費について、引き続き前年と同額が確保されました。
リーマンショック後の
経済危機対応措置として、9年間継続した歳出特別枠が廃止となりましたが、同額が公共施設の老朽化対策、維持補修のための経費や社会保障関係の
地方単独事業費の増に対応した歳出に振りかえられております。
長期債務残高は、国が900兆円近くに膨らむ一方、地方は200兆円程度で推移していることから、財務省は財政資金の効率的配分を図る観点から、引き続き必要な取り組みを検討することとしており、地方財政の財源確保に関する課題を初め、厳しい地方財政状況が続くものと思われます。
このような地方財政状況を踏まえて編成いたしました平成30年度の八頭町の予算案の概要について申し上げます。
平成30年度の八頭町の予算案につきましては、町長としての任期が本年5月17日ということでありますので、住民生活に密着する事業、年次計画により実施している事業などを当初予算として計上させていただきました。第2次八頭町総合計画の施策を着実に実行していくとともに、八頭町総合戦略に掲げた事業を積極的に推進することを基本に編成をいたしております。
平成30年度の一般会計の予算規模は、総額で107億7,100万円となり、前年度と比較して7億9,800万円、率にして8.0%の増となりました。主因は、八東地域の3保育所を統合した新たな
保育所建設費等の計上によるものであります。
歳入では、自主財源の柱となる町税収入について、12億5,800万円余りを見込み、依存財源の大半を占める地方交付税については、地方財政計画及び合併算定替による特例措置の段階的縮減を反映し、対前年2.5%減の50億500万円を見込んでおります。また、不足する財源につきましては、
財政調整基金等からの繰り入れで措置をいたしました。
次に、歳出予算ですが、予算額の多い科目を申し上げますと、民生費は新しい八東地域の保育所建設費を含め40億5,100万円余りで、構成比は37.6%を占めております。若桜鉄道への委託事業費などの総務費は、14億6,500万円余りで13.6%、続いて農林水産業費13億6,300万円余りで12.7%、公債費12億6,600万円余りで11.8%などとなっております。詳細につきましては、予算の提案理由で申し上げます。
次に、総合戦略の
重点取り組み事項についてであります。
平成27年9月に策定をいたしました八頭町総合戦略は4年目を迎え、総合戦略に基づいた目標達成のための新たな発想や創意工夫を生かした事業に柔軟かつ積極的に取り組んでまいりたいと考えております。さらなる地方創生の取り組みを推進し、今後確実に到来する人口減少社会に対応する元気な八頭町を創造してまいります。
総合戦略に位置づけました
重点取り組み事項4項目についての進捗状況及び平成30年度の取り組みを説明いたします。
一つ目の取り組みは、やずイノベーション・バレーの創設であります。旧隼小学校を活用した隼Lab.の改修工事が終了し、企業、地域、行政による公民複合型の新たな地域の拠点としての運営が始まりました。隼Lab.は、地域課題の解決や新たな産業、雇用を創出する場として、また地域の価値の最大化、人材を生み出す場としての拠点機能が十分果たされるよう、その目的達成のための取り組みを支援してまいります。
二つ目の取り組みは、因幡但馬海幸・山幸回廊の創設です。
地方創生推進交付金を活用して、麒麟のまち(東部1市4町と新温泉町、香美町)の
観光ガイドアプリの開発、着地型観光商品の提供、八頭町情報発信事業などによる観光振興に取り組んでおりますが、本年3月4日から若桜鉄道の観光列車「昭和」の運行が始まりました。若桜鉄道は全国に誇れる町の貴重な観光資源であります。鳥取県
東部地域連携DMO(麒麟のまち観光局)などをフルに活用し、戦略的観光を目指しながら観光振興、交流人口の拡大を目指します。
三つ目の取り組みは、
八頭フルーツ街道の継承、八頭ブランドの確立であります。八頭町農業公社の組織、機能を強化し、農地集積、担い手育成に向けた
サポート体制づくりの強化に取り組みます。農業6団体との連携を図り、後継者の育成、農産物のブランド化、6次産業化の推進に取り組んでまいります。現在申請中の花御所柿のGI(地理的表示)登録による類似品との差別化、米のブランド化、野菜、果実の有利販売に取り組んでまいります。
四つ目の取り組みは、安心子育て・いきいき学習のまち八頭の創設であります。第2子以降の保育料の無償化、
放課後児童クラブの時間延長、少人数学級によるきめ細やかな指導やICTを活用した授業など、教育、子育て環境の充実に努めております。保育所の適正配置は、平成30年度に予定しております八東地域の3保育所を統合した新しい保育所の建設により、整備計画が終了をいたします。保育環境の整備とあわせて、子育て世代のニーズに応える多様な保育サービスの充実を図ってまいります。
次に、平成30年度当初予算案における主な施策について、第2次八頭町総合計画の七つの柱に沿って、八頭町総合戦略の施策とあわせて説明をさせていただきます。
まず、一つ目の柱であります「住民が主役のまちづくり」(協働)についてであります。
1点目は、住民参画社会の推進であります。
地域の実情や課題を一番よく知る住民一人一人が、町における政策の企画、立案、策定及び執行、評価の過程に積極的に参画することが地域の課題解決につながってまいります。そのためには、町政についてのさまざまな情報が住民に公開、共有されることが必要です。広報やずや町のホームページ、ケーブルテレビにより町政の情報をわかりやすく提供するとともに、
パブリックコメント、集落に出向いて
のむらづくり座談会、町内14地区での行政懇談会などによる町民の皆様方との意見交換の場を通じて、住民ニーズの的確な把握と地域課題の共有を図り、行政と住民との協働による住民参加のまちづくりを推進いたします。
2点目は、人権尊重のまちづくりであります。
町民一人一人が人権問題への理解を深め、人権について鋭敏な感性を身につけていくことが人権尊重のまちづくりには大切です。人権教育、啓発の推進及び町行政全般における人権施策の基本方針となる八頭町人権を尊重するまちづくり基本計画及び実施計画をもとに、部落差別を初めとするあらゆる差別の解消に向け人権意識を高め、行動と実践につなげるための人権学習会、講演会、研究集会などを通じて、誰もが喜びと生きがいを感じられる信頼、助け合い、そして思いやりにあふれた人権尊重のまちづくりを目指します。
3点目は、男女共同参画の推進であります。
現在、平成28年4月の女性活躍推進法の完全施行により、女性の活躍加速のための施策が国を挙げた取り組みになっております。平成28年度からスタートしました第3次八頭町男女共同参画プランに基づき、男女が性別にかかわりなく個人の能力を生かし、あらゆる分野で生き生きと活躍できる男女共同参画社会の実現に向け、啓発活動や男女共同参画フェスティバルの開催、活動の中心となるリーダーの養成などに取り組みます。また、政策、方針決定過程へ女性の参画、ワーク・ライフ・バランスを実現し、女性の活躍が社会の活力につながる男女がともに輝くまちづくりを目指します。
4点目は、コミュニティ活動の推進であります。
地方においては、少子高齢化の進行や人口減少社会がもたらす地域活力の低下など、さまざまな問題の発生が懸念されております。こうした問題を乗り越え、活力に満ちた地域を実現するためには、自治会など地域コミュニティ組織がさまざまな活動に取り組んでいくことが重要となってまいります。地域、集落を単位として、住民みずからが取り組みむイベント、健康づくり、環境美化運動、自主防災活動や地域固有の伝統文化を継承する活動を支援し、地域コミュニティの維持と活性化に取り組んでまいります。
5点目は、広域行政の推進であります。
交通網の整備や情報通信手段の急速な発展、普及によって、住民の活動範囲は行政区域を越えて飛躍的に広域化しております。住民ニーズの多様化、高度化に対応し、効率的な行政運営を行うため、市町村の行政区域を越えて取り組むべき課題や事務は、広域での処理を推進してまいります。また、生活圏や経済圏を一体とする近隣の自治体と連携して、医療、福祉、観光振興など広域的な実施が効果的である事業については、中核市となる鳥取市を中心とする1市5町で構成する
連携中枢都市圏の中で取り組んでまいります。
次に、二つ目の柱であります「やすらぎと生きがいのあるまちづくり」(健康・福祉・子育て)についてであります。
1点目は、健康づくりの推進であります。
平成29年度に見直し、中間評価を行った八頭町の健康づくり計画である健康やず21(第2次)に基づき、みんなが健康で安心して暮らせる安らぎと生きがいのあるまちづくりを推進しております。食生活の改善、日々の運動習慣の見直し、十分な睡眠と休養など、日常の生活と健康とのかかわりについて正しい知識の普及と実践により、健康寿命を伸ばしてまいります。また、疾病の早期発見、早期治療につなげる各種健診事業につきましては、集団検診を基本としながら、個別医療機関による受診も拡充し、受診率の向上を目指します。
2点目は、高齢者福祉、障がい者福祉の充実であります。
我が国は、国民の4人に1人が65歳以上という超高齢化社会を迎えており、本町の高齢化率も平成27年の国調時点で30%を超えました。現在、「みんなで支えあい、誰もが自分らしく暮らせる福祉のまちづくり」を基本理念に、第2次八頭町地域福祉計画を策定中ですが、今後も旧小学校区単位を基本に設置を進めています地域福祉推進組織のまちづくり委員会の立ち上げと運営を支援し、地域共生社会の実現を目指します。また、2025年には高齢者の5人に1人が認知症を発症すると予測されていることから、認知症サポーターの養成や事業所と連携した見守り体制の強化に取り組むとともに、初期段階での対応支援を担う認知症初期集中支援チームの充実を図ります。
障がい者福祉につきましては、障がいのある人が地域社会で安心して暮らしていくことができるよう、関係団体、地域社会、相談支援所及びサービス事業所との連携を図り、地域社会全体による生活支援体制の確立に取り組みます。特に、相談支援事業所やサービス事業所による相互の連携、調整を促進し、必要な人に必要な支援、サービスが行き届くサービス体制の構築を図ります。あわせて、あいサポーターの養成に引き続き取り組みます。
3点目は、生きがいづくりの推進であります。
高齢者が健康で生きがいを持って暮らすためには、高齢者が培ってきた豊かな経験、知識、技術等を地域社会で発揮しながら、生き生きとした生活を送ることができる環境づくりが重要となり、地域に寄与する活動を展開し、魅力ある組織として老人クラブがあります。老人クラブは、スポーツ活動、文化活動、奉仕活動を通じた高齢の方の交流及び社会貢献の場となっており、活動を支援してまいります。また、経験、技術、知識を生かした就業の場を提供するシルバー人材センターは、生涯現役社会の実現につながるものであり、会員数の拡大に向けPRに努めるとともに、町の業務で委託が可能なものは積極的に委託するよう努めます。あわせて、高齢者の身近な交流の場としてふれあいサロンの充実を図り、地域の連携を深めてまいります。
4点目は、子育て支援の充実であります。
昨年末に公表された国の新しい
経済政策パッケージの中で、3歳児から5歳児の教育費の無償化が示されました。八頭町では、国に先行して平成28年度より第2子以降の保育料を無償化し、多子世帯の経済的負担の軽減を図っております。平成29年度からは、保育施設を利用せずに家庭で子育てをする在宅育児世帯への支援制度を創設しており、引き続き子育て世帯の支援に努めます。多様な保育ニーズに対応するため、延長保育、土曜日午後保育、病後児保育、一時保育、鳥取市と連携した病児保育など、保育サービスの充実を図ってまいります。
放課後児童クラブにつきましては、利用者の増加に対応するよう、施設の改修等を計画しております。また、妊婦健診、特定不妊治療費の助成の充実など、妊娠、出産、子育てにわたる切れ目のない総合的な支援を行ってまいります。
次に、三つ目の柱であります「安心安全な暮らしづくり」(交通、防災)についてであります。
1点目は、地域情報化の促進であります。
情報通信技術(ICT)の利活用を通じて、便利で豊かな暮らしの実現、安心で安全な地域社会の形成、地域の活性化及び行政サービスの向上を図る必要があります。町内全域への光ケーブル網の整備により、情報通信環境は飛躍的に向上しましたが、まだまだ加入世帯が少ない状況にあります。ケーブルテレビのコミュニティチャンネルの内容を充実し、加入率の向上を目指してまいります。また、インターネットからの各種証明交付申請や諸手続が可能となる電子申請システムの活用による行政サービスのオンライン化の推進を図ってまいります。
2点目は、道路・交通環境の充実であります。
近年、道路整備に対する国の交付金が要望を大きく下回る配分が続いておりますが、限られた財源を有効に活用し、計画的な道路整備の推進に努めてまいります。また、国道、県道の改良及び交通安全施設の整備につきましても国、県等の関係機関に強く要望してまいります。地域公共交通機関は、学生の通学や高齢者の通院、買い物等、生活に欠かすことのできない重要な交通手段です。町営で運行しておりますさんさんバスは、利用者アンケートの結果を踏まえ、運行時間や運行ルートの見直しを行い、利便性の向上を図るとともに、タクシーについては利用者の負担軽減を図るため、引き続きタクシー利用補助により支援してまいります。
若桜鉄道は、沿線人口の減少、少子高齢化の進展など、経営環境は大変厳しい状況にありますが、本年3月より観光列車「昭和」の運行が始まりました。鉄道みずからを観光資源として活用し、観光列車化による観光客の誘致や鉄道沿線の住民と連携したイベント開催などによる若桜鉄道利用者の増加に取り組んでまいります。
3点目は、住環境の充実であります。
現在、民間事業者による宅地開発、住宅供給の促進を図るため、民間事業者の宅地造成事業に対する助成制度により、宅地造成事業の支援を実施し、民間事業者の宅地造成事業の助成制度とあわせて子育て世帯の移住・定住のための支援策として新築住宅取得における固定資産税の負担軽減措置を行っております。また、人口減少に伴い空き家が増加していることから、空き家
バンクを充実させ、空き家を安全で質の高い住宅に更新するリフォーム助成を推進し、町営の宅地造成については造成場所の調査を含めて、引き続き検討してまいります。また、町営住宅の長寿命化計画を策定し、点検及び早期の修繕等による更新コストの縮減、及び効率的かつ円滑な更新を行う必要があると考えております。
簡易水道につきましては、老朽化した施設の計画的な更新を行うとともに、八東簡易水道丹比系の水源の整備を引き続き行い、下水道においては建設から年数が経過することから、長寿命化計画に基づく計画的な設備の更新を図ります。また、郡家地域の排水対策の基本計画に取り組んでまいります。
4点目は、地域防災・防犯体制の推進であります。
昨年秋の大型台風の上陸の影響を受けて、農業用施設、町道、林道に被害が発生し、現在その復旧に向けて準備を進めております。行政の最も重要な使命である住民の安全・安心を守るため、自然災害を未然に防止する砂防、治山、治水事業を県と一体となって推進し、災害に強いまちづくりを進めます。また、災害時における迅速な初動体制の確立と地域自警組織、町消防団との連携のもとに、現地状況に即応したきめ細かな災害対応に万全を期してまいります。あわせて、住民の防災・危機管理意識の高揚を図るため、防災訓練の全集落での実施とモデル地区を指定して、要支援者の避難を含めた総合的な訓練を実施いたします。
防犯対策では、子供の見守り活動や青色パトロールの推進により、子供を犯罪被害から守る活動に取り組むとともに、集落が実施する防犯灯の設置、修繕に対する助成を行い、安心・安全なまちづくりを推進いたします。
5点目は、消費者保護行政の充実であります。
深刻化する消費者被害に対応するため、消費者の安全・安心の確保に向けた取り組みを強化してまいります。特に、高齢者を狙った振り込め詐欺が後を絶たない状況であり、消費生活相談センター、金融機関、警察等と連携し、被害防止と啓発を図ります。また、ケーブルテレビによる啓発、高齢者大学等への消費者保護、出前講座の開催など、消費者保護行政の充実を図ってまいります。
次に、四つ目の柱であります「環境共生のまちづくり」(自然と環境保全)についてであります。
1点目は、自然環境・景観の保全と活用であります。
本町は、恵まれた自然環境とともに発展してまいりました。先人から受け継いできたすばらしい自然環境、景観は貴重な財産であり、未来に残していくべき大切な地域資源であります。
恵まれた豊かな自然を守る保全活動に住民の皆様方やNPO法人等と協力して取り組むとともに、不法投棄を未然に防ぐため、看板の設置や関係機関と連携した環境パトロールを実施してまいります。また、本町が有する豊かな自然、すばらしい景観を観光資源として活用し、交流人口の拡大につなげるため、地域資源の掘り起こしや磨き上げを行います。
2点目は、資源・エネルギー対策の推進であります。
地球の温暖化は、私たちの暮らしや安全に影響を与える大きな脅威となっており、その原因である温室効果ガス排出削減が喫緊の課題となっております。石油などの化石燃料に依存する社会から再生可能エネルギーを活用した低炭素型社会を目指す必要があります。自然エネルギーの活用を推進するため、住宅、集落集会所などへの太陽光発電設備の設置の促進や小水力発電施設の設備等を県と連携しながら推進してまいります。また、ごみの発生抑制再使用を中心にごみの減量化と資源化を図るとともに、適切なリサイクルにより循環型社会を推進いたします。
次に、五つ目の柱であります「活力ある産業づくり」(産業・観光・雇用)についてであります。
1点目は、農林水産業の振興であります。
農業就業人口の減少と農業所得の低迷や担い手の高齢化など、本町の農業を取り巻く環境は年々厳しさを増しております。本町農業の基幹作物である水稲は、平成30年産米から国による生産調整が廃止されるとともに、生産調整に伴い10アール当たり7,500円の補填がなされていた米の直接支払交付金もあわせて廃止となるなど、米づくり農家にとって大変厳しい状況となっております。
八頭町農業ビジョンをもとに昨年度から取り組みを進めている八頭の米のブランド化と販売戦略の樹立を促進するとともに、八頭町農業公社の機能強化を図り、集落営農の組織化、遊休農地の解消、農地の利用集積、新規就農者への支援を関係機関と連携して進め、農業の担い手、農業後継者の確保を目指します。
果樹につきましては、後継者育成はもとより、果樹優良園維持管理事業を継続し、優良農園のリストアップ及び経営モデル団地の整備等により、生産基盤の強化に取り組みます。また、農産物のブランド化や新たな加工品の開発など、6次産業化への取り組みを支援するとともに、畜産、酪農の体質強化を図るため、畜産クライスター事業等を活用した畜産振興事業を支援してまいります。有害鳥獣対策については、県や猟友会と連携した効果的な被害防止対策と狩猟者の育成・確保に取り組んでまいります。
林業は、
森林の持つ多面的機能の発揮や山村地域の雇用の確保に寄与する産業であり、
森林組合が取り組む高性能林業機械の導入による素材生産の効率化やこれに必要となる作業道の開設など、生産性の向上による林業の再生を積極的に支援してまいります。あわせて、公共建築物での木材利用の促進など木材需要の創出に向けた取り組みを関係機関と連携し推進してまいります。また、地球温暖化の防止や水源の涵養など、
森林機能の保全と管理に要する安定的財源として
森林環境税が創設されることから、計画的な
森林整備や担い手確保に努めてまいります。
2点目は、商工業の振興であります。
町内の商店は、近隣の大型店への消費の流出、経営者の高齢化、人口減少による購買力の低下など、厳しい経営状況にあります。商工業の経営体力を強化するため、商工会による経営指導や中小企業小口融資により経営改善、経営拡大を図る事業者を支援してまいります。また、小規模な町内事業者の育成とあわせて、新たな事業への取り組みを支援する起業化支援補助金による新しいビジネスの育成を図ります。ICT技術の進化により、地方でのサテライトオフィスの導入は、企業にとっても魅力的な仕組みと受けとめられていることから、隼Lab.を初め、空き施設等を活用した企業誘致と雇用の創出に取り組んでまいります。
3点目は、観光の振興であります。
近年、観光客の旅行目的や関心の多様化に伴い、団体旅行から個人旅行へシフトする傾向が続いています。パッケージツアーに満足できない個人旅行者が増加していることから、景勝地や温泉、娯楽施設といった有力な観光資源を持たない地域においてもユニークな観光資源、ICTによる情報発信力などにより、観光客を誘致できる状況が生まれています。ユニークな体験や食べ物、若桜鉄道「昭和」の活用など、八頭町ならではの着地型観光の提供に八頭町観光協会と連携して取り組みます。また、本年1月に設立された鳥取因幡DMOによる鳥取因幡地方と但馬を含めた広域観光ルート、因幡但馬海幸・山幸回廊、Gバス運行など、行政区域を乗り越えた広域的な観光振興の推進により、八頭町ファンの獲得を図ってまいります。
4点目は、連携交流の推進であります。
観光客を初め、八頭町の豊かな自然、歴史、文化、特産品などの地域資源を生かした国内外の地域との交流人口の拡大を目指します。また、関西事務所を拠点とした関西圏への情報発信や移住・定住相談会、交流イベントを鳥取県や東部圏域町村と連携した取り組みを進めるとともに、国際的視野を持った子供たちの育成を目指し、韓国横城郡との子供交流を継続してまいります。
5点目は、雇用の促進であります。
鳥取県においては、従来から若年層の県外就職による人口減少が見られ、県内の多くの自治体では、若年層の定住対策として県内就職の促進を重要な課題としております。特に、県外の大学新卒者は直接的な就職情報を得る機会が少ない状況にあると思われますので、インターネットや就職フェアなど、企業と新卒者のニーズを合致させる取り組みを鳥取県東部圏域の中で広域的な連携、協力のもとに進めます。また、起業を目指す人の事業展開経営面、技術面からサポートする体制の整備を図るとともに、農業、林業、商工業の地場産業の新たなビジネス展開を支援し、雇用機会の拡大を目指してまいります。
次に、六つ目の柱であります「こころ豊かな人づくり」(教育・文化)についてであります。
1点目は、学校教育の充実であります。
町内の小中学校の適正配置が完了し、新しい教育環境の中で子供たちの可能性を引き出し、才能や個性を伸ばす教育を推進してまいります。時代の変化に応じた新たな知識、技術を身につけるため、その基盤となる確かな学力と主体的な思考力や表現力、課題を解決するための応用力など、自立して社会を生きていく基礎を育み、知・徳・体の調和がとれた新しい時代を担う子供の育成を目指します。
教育におけるICTの活用では、児童生徒の各教科等の理解の促進と授業のさらなる改善につなげるため、電子黒板、タブレットなどを活用した教育を推進するとともに、アクティブラーニングの導入や外国語指導助手を活用した英語学習、プログラミング教育の計画的な実施など、特色ある教育を展開いたします。また、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等の活用による教育相談事業を充実するとともに、学校と地域が連携し、地域全体で子供たちを見守る体制づくりを進め、安心・安全の確保を図ります。
2点目は、社会教育の充実であります。
生涯学習を推進することは、個人の人生を豊かにするとともに、学習を通じた仲間づくり、さらには学習成果を生かした地域づくりへと進展していくことが期待されています。多様化、高度化する住民の学習ニーズ対応した学習機会を提供するとともに、ライフステージに応じた学習機会の充実を図り、住民の自主的な学習活動を支援いたします。また、住民が利用しやすい施設となるよう、社会教育施設の機能の充実を図るなど、学習環境の整備を進めます。
3点目は、生涯スポーツの推進であります。
平均寿命の延伸や余暇時間の増大、生活意識の多様化から、一人一人のライフスタイルや年齢、体力、興味等に応じて生涯にわたりいろいろな形でスポーツにかかわりを持ち、生涯を通じていつでも、どこでも、誰でも気軽にスポーツレクリエーション活動に親しむことができる施設整備や環境づくりに取り組みます。町体育協会による各種スポーツ大会やスポーツ教室の開催、スポーツ推進委員による普及・啓発により、暮らしの中に息づいた生涯スポーツの推進を図ってまいります。
4点目は、芸術・文化活動の推進であります。
ゆとりや豊かさを実感できる生活を求める意識が高まる中、人生に楽しさや感動を与える芸術・文化の果たす役割は極めて大きくなっています。これまで培われた文化・芸術活動をさらに充実させ、質の高いすぐれた芸術・文化に触れ合う機会の充実を図るとともに、八頭町文化協会等と連携を図りながら各種の芸術・文化活動の推進や活動団体の育成、支援に努めます。また、芸術・文化活動に関する情報を積極的に提供し、住民の自主的な活動を促進いたします。
5点目は、文化財の保護・保存であります。
文化財は、地域の先人たちがさまざまな営みをする中で残された地域固有の財産であり、地域の個性、独自性を表現することのできる貴重な資源であります。本町は豊かな自然と長い歴史の中で形成された多くの特色ある文化財を有しています。町民一人一人が先人から継承した多くの貴重な文化財の重要性を認識し、地域が一体となって積極的な保護・保存を図るとともに、文化財を生かした歴史・文化教育や観光資源としての活用も図ってまいります。
最後に、七つ目の柱「効率的で効果的な行財政運営」であります。
八頭町では、第3次八頭町行政改革大綱に基づき、簡素で効率的な行財政運営サービスに取り組んでおります。多岐にわたる住民サービスに対応し、行政サービスの水準を維持・向上させ、職員一人一人が危機意識と改革意欲を共有し、限られた行政運営資源の中で選択と集中により効率的で質の高い行政サービスの実現を目指します。
財政運営につきましては、合併特例法による普通地方交付税の特例措置が段階的に縮減され、平成31年度をもってその措置が終了することから、地方交付税縮減の影響、税収の低迷など、財政運営は非常に厳しいものが予想されます。今後も財政の健全性を維持し、持続可能な財政基盤の構築に向けた取り組みを推進いたします。また、人口減少、少子高齢化など本町を取り巻く環境は大きく変化しつつあります。将来の八頭町の発展を見据えながら、ますます複雑・多様化する町民ニーズや時代が要請する行政課題に、町民、行政の連携、協働により、的確に対応してまいります。
以上、第2次八頭町総合計画に沿いまして、総合戦略の施策とあわせ概略を申し上げました。
平成30年度八頭町の各会計の予算額は記載のとおりでありますので、後で御確認をいただけたらと思います。
時間をいただき、平成30年度の予算案を提出するに当たり、町政に臨む私の所信と行政運営方針を申し上げました。
町民の皆様が安全に安心して生き生きと生活することができる町を築いていくとともに、にぎわいと活力にあふれる「人が輝き 未来が輝くまち 八頭町」の実現に向けて全力を尽くしてまいりますので、町民の皆様はもとより、議員各位の御理解、御協力を心からお願い申し上げ、平成30年度の施政方針といたします。
長時間ありがとうございました。
○議 長(谷本正敏君) 以上で、町長の施政方針を終わります。
◎休 憩
○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。
(午前10時16分)
◎再 開
○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
(午前10時30分)
◎一括議題の宣告
○議 長(谷本正敏君) この際、日程第5 議案第2号
皆原頭首工災害復旧工事請負契約の締結についてから、日程第12 議案第9号 八頭町財産区管理委員の選任についてまで、8議案について一括議題といたします。
町長から提案理由の説明を求めます。
吉田町長。
○町 長(吉田英人君) それでは、ただいま一括議題となりました議案第2号から議案第9号までの8議案につきまして、提案理由を申し上げます。
議案第2号から議案第4号の3議案につきましては、昨年10月22日から翌23日にかけて襲来した台風21号による農業用施設、林道施設、公共土木施設の災害復旧工事の発注契約に係る案件について、議会の議決を求めるものであります。
議案第2号
皆原頭首工災害復旧工事請負契約の締結についてであります。
皆原頭首工災害復旧工事につきましては、去る2月26日に入札を行った結果、皆原頭首工災害復旧工事、東洋建設・竹内組特定建設工事共同企業体、代表者、八頭町久能寺694−4、東洋建設株式会社代表取締役、森木悟氏が5,184万円で落札し、2月28日に仮契約を締結いたしております。
本工事の概要は、堰体復旧延長13メートル、水叩き復旧、垂直壁復旧、ブロック張護岸、護床ブロックなどであります。平成31年3月28日の完成を予定しております。
議案第3号
林道笹ヶ平線災害復旧工事請負契約の締結についてであります。
林道笹ヶ平線災害復旧工事につきましては、去る2月26日に入札を行った結果、林道笹ヶ平線災害復旧工事、岡島建設・松田組・松田建設特定建設工事共同企業体、代表者、八頭郡八頭町久能寺519番地、岡島建設有限会社代表取締役、岡島勝宏氏が5,054万4,000円で落札し、2月28日に仮契約を締結いたしております。
本工事の概要は、復旧延長68.6メートル、地山補強土工、植生基盤吹付工、U型水路工などであります。平成30年12月20日の完成を予定しております。
議案第4号
町道大江志子部線災害復旧工事(29年災第195号)請負契約の締結についてであります。
町道大江志子部線災害復旧工事(29年災第195号)につきましては、去る2月26日に入札を行った結果、
町道大江志子部線災害復旧工事(29年災第195号)山陰・八田・一企工特定建設工事共同企業体、代表者、八頭郡八頭町宮谷263番地11、山陰建設株式会社代表取締役、上田俊一氏が6,102万円で落札し、2月28日に仮契約を締結いたしております。
本工事の概要は、復旧延長36メートル、吹付枠工、簡易吹付枠工、法枠水路などであります。平成30年12月20日の完成を予定しております。
地方自治法第96条第1項第5号及び八頭町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により本議会の議決を求めるものであります。
よろしく御審議をお願いいたします。
次に、議案第5号から議案第7号までの3議案につきましては、人権擁護委員の推薦の関係であります。
議案第5号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(その1)であります。
人権擁護委員は、法務大臣が委嘱し、任期は3年間となっており、現在、本町では10名の人権擁護委員の皆様に御活躍をいただいておりますが、今回3名の方が平成30年6月30日をもって任期満了となりますので、候補者の推薦をいたそうとするものであります。
議案第5号は、八頭町石田百井55番地の宮田玲子さんの推薦につき議会の意見を求めるものであります。
宮田さんは、平成27年7月より人権擁護委員として御尽力をいただいており、現在、1期目でございます。これまで人権啓発センター所長として勤務されるなど、人権意識が高く、地域の信望も厚く、適任者と考えますので、引き続き人権擁護委員に推薦いたそうとするものであります。
議案第6号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(その2)であります。
議案第6号は、八頭町船岡殿413番地、湯浅宗生さんであります。湯浅さんは、平成21年7月より人権擁護委員として御尽力をいただいており、現在、3期目でございます。経験も豊富で人権意識が高く、地域の信望も厚く、適任者と考えますので、引き続き人権擁護委員に推薦いたそうとするものであります。
議案第7号 人擁擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(その3)であります。
今回、平成21年より3期、9年間にわたり人権擁護委員として御活躍をいただいております小林英樹さんが、今期の任期をもって退任されることになりました。
小林さんは、これまでに人権擁護委員の八頭町代表及び八東地域代表として重責を果たされておられ、幅広く人権問題の相談を受けるなど人望が厚く、熱心に人権擁護活動に取り組んでいただきました。この場をかりて厚く御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
本議案は、小林さんの退任に伴いまして、このたび八頭町日田787番地の上島和彦さんを人権擁護委員に推薦いたそうとするものであります。
上島さんは、昭和52年4月から36年間にわたり教職につかれ、その知識や経験を生かし、地域の人権擁護活動に取り組んでいただけるものと考えており、人権擁護委員に推薦いたそうとするものであります。
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。
よろしく御審議をお願い申し上げます。
次に、議案第8号
教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてであります。
教育委員会委員として平成22年5月より御活躍をいただいております加藤美保さんが、平成30年5月2日で任期満了となります。
教育委員会委員として教育行政の推進に御尽力をいただいており、現在2期目であります。今後も引き続き、同氏を教育委員として任命させていただきたいと考えております。
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、本議会の同意を求めるものであります。
次に、議案第9号 八頭町財産区管理委員の選任についてであります。
大江財産区の財産区管理委員の任期が平成30年3月31日をもって満了となります。また、昨年9月に御同意いただいた篠波財産区につきましては、委員の事情(病気)等により、3名が退任されましたので、改めて財産区で選出をされたところであります。
このたび、財産区からの推薦により、財産区管理委員の選任をしようとするものであります。委員の任期は4年と定められており、補欠の場合は残任期間となります。
八頭町財産区管理条例第3条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。
よろしく御審議をお願いいたします。
○議 長(谷本正敏君) 以上で提案理由の説明を終わります。
◎一括議題の宣告
○議 長(谷本正敏君) 次に、日程第13 議案第10号 八頭町辺地に係る総合整備計画の策定についてから、日程第51 議案第48号 平成30年度八頭町大江財産区特別会計予算まで39議案について一括議題といたします。
町長から提案理由の説明を求めます。
吉田町長。
○町 長(吉田英人君) それでは、ただいま一括議題となりました議案第10号から議案第48号までの39議案につきまして、提案理由を申し上げます。
議案第10号 八頭町辺地に係る総合整備計画の策定についてであります。
八頭町では、大江辺地のほか7地区につきまして、各地域の要望等を踏まえ、平成28年度から平成32年度までの5年間にわたる総合整備計画を定めております。
議案第10号は、新たに下野地区について町道森原線の整備等を内容とする総合整備計画を定めようとするものであります。計画期間は、他の地区と終了時期を同じくするため、平成30年度から平成32年度までの3年間としております。
辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特例措置等に関する法律第3条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
議案第11号 八頭町辺地に係る総合整備計画の変更についてであります。
議案第11号は、平成28年3月に策定しました八頭町辺地に係る総合整備計画につきまして、このたび、落岩、姫路、明辺辺地及び見槻・志子部辺地に係る総合整備計画について、除雪車の更新や町道大江志子部線の橋梁修繕等に係る経費の追加を内容とする変更を行おうとするものであります。
辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特例措置等に関する法律第8条第8項の規定により、準用する同条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
議案第12号 鳥取県
行政不服審査会共同設置規約の変更に関する協議についてであります。
平成28年4月から行政不服審査法につきましては、手続の審査請求への一元化、また審理員制度の導入により第三者機関、行政不服審査会を設置し諮問することができることとなり、鳥取県と構成市町村等において第三者機関の鳥取県行政不服審査会を共同設置し、規約を定めて運営しています。
議案第12号は、鳥取県行政不服審査会構成団体の八頭町環境施設組合が本年1月31日に解散、脱会したため、このたび規約の一部改正を行おうとするものであります。
地方自治法第252条の7、第3項において準用する同法第252条の2、第3項本文の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
議案第13号 鳥取市及び八頭郡八頭町における
連携中枢都市圏の形成に係る連携協約の締結についてであります。
連携協定は、中核性を備える中心都市が近隣の町と連携し、経済成長の牽引、高次都市機能の集積・強化、及び生活関連機能サービスの向上を行うことにより、人口減少、少子高齢社会においても一定の圏域人口を有し、活力ある社会経済を維持するための拠点を形成することを目的としています。この圏域は、鳥取市、岩美町、若桜町、智頭町、八頭町及び兵庫県新温泉町で構成され、平成23年度から国の定住自立圏構想を推進し、医療、福祉、産業、農業、環境、地域公共交通などの分野で広域的な連携を進めてまいりました。このたび、この連携をより発展させるために、鳥取市が中核市へ移行する平成30年4月に
連携中枢都市圏の形成に係る連携協約の締結をしようとするものであります。
地方自治法第252条の2、第3項の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
議案第14号 鳥取市と八頭町との定住自立圏の形成に関する協定の廃止についてであります。
平成22年3月に鳥取県東部圏域での取り組みとして、定住自立圏の形成に関する協定を鳥取市との締結により相互に役割を分担して定住可能な環境を整備し、生活基盤の充実と一体的な発展を図ってまいりました。
このたび、議案第13号の
連携中枢都市圏の形成に係る連携協約の締結に伴い、本協定を廃止しようとするものであります。
八頭町議会の議決すべき事件に関する条例第2条第2項の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
議案第15号 八頭町
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の制定についてであります。
地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律第6条の規定による介護保険法が改正され、施行されます。今後、指定居宅介護支援事業者の指定等について市町村が実施することとなり、八頭町
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定めるため、本条例を制定しようとするものであります。
事業申請で介護保険法第79条第2項第1号に規定する指定居宅介護支援事業者の指定に必要な申請者の要件を定めるとともに、人員、運営に関する基準等の具体的な方針等を定めております。
議案第16号 八頭町放置家屋等の適正管理に関する条例の一部改正についてであります。
八頭町では、長年放置されることにより周辺住民の生活環境を著しく損なっている老朽危険家屋が増加している状況にあります。このような放置家屋等を適正に管理し、安心・安全なまちづくりを推進するため、平成25年9月に本条例を制定し、放置家屋の撤去の推進に当たってきたところでもあります。
そのような中、国では平成27年に空き家等対策の推進に関する特別措置法を制定し、特定空き家のガイドラインを示されました。このことから、国のガイドラインにあわせて八頭町空き家対策計画を策定し、放置家屋等が危険な状態と判定された場合、特定空き家等の除去について、これまでの助言、指導、勧告に加え、所有者に対して必要な措置を講じるよう命令することができる条文を追加しようとするものであります。
議案第17号 八頭町被災者住宅再建等支援助成条例の一部改正についてであります。
被災者への再建を図る被災者住宅再建支援金について、昨年発生した中部地震の支援内容を基本とした制度の見直しがされ、鳥取県被災者住宅再建支援条例が平成29年12月に改正、施行されました。
このたび、住宅の再建方法や世帯人数に応じ損傷の程度による支援として、半壊住宅の新築または購入、一部損壊住宅の破損割合の設定と支援、小規模な被災者住宅に対する修繕促進支援等の制度見直しを行おうとするものであります。
なお、今後、中部地震等で取り崩した基金について、平成30年度から再開し、県と市町村で基金積み立てを行われます。
議案第18号 八頭町
福祉施設設置条例の一部改正についてであります。
これまで、隼地区、大江地区のまちづくり委員会は、地区公民館で活動していただいておりましたが、このたび、昨年3月をもって閉校、閉所となりました隼小学校と大江へき地保育所を活用し、拠点施設とすることで福祉活動の発展を図ろうとするものであります。
隼地区では、隼小学校を改修し、昨年12月10日に竣工した隼Labの中に移転し、また、大江地区では旧大江へき地保育所をバリアフリー化等の改修を進め、3月15日は完了予定となっているところです。
このたび、改修された2施設を地区の地域福祉活動の拠点として定めようとするものであります。
議案第19号 八頭町
後期高齢者医療に関する条例の一部改正についてであります。
この条例は、持続可能な医療保険制度を構築するため、国民健康保険法の一部を改正する法律が本年4月1日から施行されるに当たり、高齢者の医療の確保に関する法律第55条の2の規定が新設されることから、所要の改正を行おうとするものであります。
具体的には、病院及び施設等への入院、入所または入居などの住所変更の場合で、住所地特例の規定について国民健康保険の被保険者で住所地特例の適用を受けて、従前の住所地の被保険者とされている方が、
後期高齢者医療制度に加入した場合には、当該住所地特例の適用を引き継ぎ、従前の住所地の
後期高齢者医療広域連合の被保険者となるものであります。
議案第20号 八頭町介護保険条例の一部改正についてであります。
本年度、第7期介護保険事業計画・高齢者福祉計画の見直しを行っており、第1号被保険者の保険料の見直しもあわせて行ってまいりました。
2月15日開催の介護保険事業計画策定委員会において見直しについての報告をいただき、このたび平成30年度から平成32年度の介護保険料については据え置きとするものであります。また、地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法の一部を改正する法律等の施行に伴い、引用法令中の改正による所要の手続を行うものであります。
議案第21号 八頭町
鳥獣被害対策実施隊の設置に関する条例の一部改正についてであります。
この条例は、八頭町において有害鳥獣の捕獲、被害防止柵の設置及び被害防止施策を適切に実施するため、
鳥獣被害対策実施隊を設置し、情報収集や捕獲確認、防止対策などの業務を行っているところであります。
今回の改正は、隊員が有害鳥獣の捕獲に関する業務で捕獲個体の確認を行った場合、報酬とは別に1頭当たり300円の費用弁償として報償費を支給しようとするものであります。
議案第22号
八頭町民間企業の宅地造成事業に伴う
補助金交付条例の一部改正についてであります。
本条例は、八頭町内において民間企業が行う宅地造成事業に対しまして補助を行うことにより、宅地造成計画を促進し、定住人口の増加を図ることを目的に、平成24年6月に3年間の時限立法として制定された条例であります。
今後も、八頭町の人口減少対策として近隣市町より優良で安価な住宅地を提供することにより、移住・定住対策を促進することは、人口減少対策の重要な施策の一つと考えております。このたび、本年度末となっております本条例の執行期間を3年間延長し、定住促進に取り組もうとするものであります。
議案第23号
八頭町営住宅条例の一部改正についてであります。
地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律第9条の規定により、公営住宅法について改正が行われました。
本条例は、この一括法による公営住宅法改正に係る関係政省令の条ずれに伴う改正で、入居の承認、収入申告及び家賃の減免等の特例に関し、このたび引用している条項の改正を行うものであります。
以上、議案第15号から議案第23号までの9議案につきましては、地自治法第96条第1項第1号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第24号から議案第33号は、補正予算の関係であります。
議案第24号 平成29年度八頭町
一般会計補正予算(第12号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1億2,963万4,000円を減額しようとするものであります。
歳入の主なものを御説明いたします。
国庫支出金では、地域公共交通確保維持改善事業費補助金3,100万円余りがふえたものの、自立支援事業費国庫負担金1,200万円余り、臨時福祉給付金事業交付金1,200万円余り、社会資本整備総合交付金3,600万円余りを減額いたしております。
県支出金では、農業競争力強化基盤整備事業費補助金1,200万円余り、農地中間管理事業費県補助金1,100万円余り、鳥取梨生産振興事業県補助金1,000万円余り、竹林整備事業県補助金1,600万円余り、県道改良若桜鉄道施設整備事業県委託金1,700万円余りを減額し、国の補正予算によります産地パワーアップ事業費県補助金8,000万円余りを追加いたしました。
寄附金では、ふるさと納税1,400万円余り、諸収入の若桜鉄道対策負担金1,100万円余りを追加いたしました。
町債につきましては、それぞれの事業費の確定等により、公共施設除却事業債3,400万円余り、急傾斜地崩壊対策負担金事業債1,100万円余り、町道新道線改良事業債2,600万円を減額し、国の補正予算に伴う若桜鉄道施設整備事業債2,500万円余りを追加しております。
次に、歳出であります。
各項に共通いたしますが、職員人件費では育児休業者分等を減額いたしました。
人件費以外の主なものを申し上げますと、総務費では、財政調整基金積立金1億2,900万円余り、減債基金積立金1億9,900万円余り、ふるさと活性化基金積立金1,400万円余り、国の補正予算により若桜鉄道対策費6,700万円余りを追加し、財産管理費2,800万円余り、移住定住推進事業1,200万円余り、若桜鉄道施設等整備事業費1,700万円余りの減額であります。
民生費では、臨時福祉給付金事業1,200万円余り、介護保険特別会計への繰出金3,700万円余りを減額しました。また、自立支援制度事業費2,500万円、保育所運営費の臨時・非常勤保育士賃金等3,900万円余りを減額いたしております。
衛生費は、実績見込みにより、ごみ処理費600万円余りの減額です。
農林水産業費の農業費では、国の補正予算による産地パワーアップ事業9,500万円余りを追加し、事業実績見込みに伴い鳥取梨生産振興事業1,150万円余り、地域おこし協力隊事業1,000万円余り、農地中間管理事業1,100万円余りを減額しております。また、林業費では、野生鳥獣被害防止事業費1,000万円余り、竹林整備事業1,800万円余りの減額としております。
次に、商工費では、商工業融資事業費500万円余りを減額いたしました。
土木費では、県事業の急傾斜地崩壊対策負担金1,200万円余り、社会資本整備総合交付金事業は、町道改良で横田1号線改良事業2,000万円余り、大江志子部線改良事業1,000万円、新道線改良事業2,700万円余り等を国の交付金枠の関係によりまして、それぞれ減額をしております。
消防費は、車両購入実績により消防団運営費700万円余りを減額し、東部広域負担金500万円余りを計上しております。
教育費は、スクールバス管理運営費の委託料等500万円余り、小学校管理運営費500万円余り、小学校コンピューター経費500万円余りの減額であります。
公債費は、償還額の確定に伴いまして、利子分1,300万円余りを減額し、予備費8,200万円余りを減額いたしております。
なお、5ページに繰越明許費の内訳を表示しておりますが、庁舎管理費など12事業につきまして、年度内に完成することができませんので、地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度へ繰り越しをしようとするものであります。
また、6ページの第3表は、債務負担行為の変更でございますし、7ページの第4表は、地方債の変更一覧でございます。後で予算書を確認いただけたらと思います。
議案第25号 平成29年度八頭町
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ126万円を減額しようとするものであります。
歳入の主なものは、国民健康保険税1,190万円余りを増額し、国庫支出金で療養給付費等国庫負担金1,600万円を減額し、普通調整交付金3,500万円を増額いたしました。また、財政調整基金繰入金4,000万円を減額し、諸収入の一般被保険者返納金980万円余りを計上しております。
歳出につきましては、額の確定見込みに伴いまして、保健事業費200万円を減額いたしました。
議案第26号 平成29年度八頭町
簡易水道特別会計補正予算(第3号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ270万3,000円を追加しようとするものであります。
歳入では、新たな団地造成に伴います新規加入手数料510万円余りを増額し、事業費確定により水道施設整備事業債等240万円を減額しております。
歳出では、事業見込みにより総務費290万円余り、簡易水道整備事業費201万円余りを減額し、予備費760万円余りを追加いたしました。
議案第27号 平成29年度八頭町
住宅資金特別会計補正予算(第2号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ606万円を追加しようとするものであります。
歳入では、住宅資金貸付金の償還元利収入等605万円余りを追加し、歳出では住宅資金健全化基金積立金699万円を増額いたしました。
議案第28号 平成29年度八頭町
公共下水道特別会計補正予算(第4号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ6,439万4,000円を減額しようとするものであります。
歳入では、新たな団地造成に伴います公共下水道加入分担金770万円余りを増額し、国庫支出金の防災・安全交付金5,315万円余り、下水道事業債1,900万円を減額いたしております。
歳出では、施設管理費の施設管理補修等200万円、社会資本総合整備事業で計画しておりました下水道長寿命化事業費等7,330万円余りを減額し、予備費1,090万円余りを増額いたしました。
議案第29号 平成29年度八頭町
農業集落排水特別会計補正予算(第4号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ26万2,000円を減額しようとするものであります。
歳入では、集落排水事業分担金100万円余りを増額し、下水道事業債130万円余りを減額いたしております。
歳出では、総務管理費の消費税及び施設管理費560万円を減額し、予備費530万円余りを増額いたしております。
議案第30号 平成29年度八頭町
介護保険特別会計補正予算(第4号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2億1,867万1,000円を減額しようとするものであります。
歳入では、実績見込みにより介護保険料1,390万円を増額し、介護給付費国庫負担金5,140万円、調整交付金2,070万円余り、支払基金交付金8,050万円、介護給付費県負担金3,960万円、一般会計繰入金3,750万円余りを減額するものであります。
歳出では、保険給付費の各介護サービス給付に2億8,000万円、地域支援事業費810万円余りを減額し、介護給付費準備基金積立金7,000万円を増額いたしました。
議案第31号 平成29年度八頭町
宅地造成特別会計補正予算(第1号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ11万9,000円を追加しようとするものであります。
歳入では、宅地造成基金利子3万円余り、繰越金8万円を増額し、歳出では積立金3万円余り、予備費8万円を増額いたしております。
議案第32号 平成29年度八頭町
墓地事業特別会計補正予算(第1号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2万7,000円を減額しようとするものであります。
歳入では、利子4,000円を計上し、繰越金3万1,000円を減額いたしております。
歳出では、予備費2万7,000円を減額いたしました。
議案第33号 平成29年度八頭町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ31万3,000円を減額しようとするものであります。
歳入では、一般会計からの保険基盤安定繰入金100万円余りを減額し、繰越金60万円余りを増額するものであります。
歳出では、広域連合負担金100万円余りを減額いたしました。
次に、当初予算の関係であります。
議案第34号から議案第48号までは、平成30年度の当初予算ということでございますので、提案理由を申し上げます。
議案第34号 平成30年度八頭町一般会計予算は、107億7,100万円を計上いたしました。
前年度と比較し、率で8.0%の増となりました。主因は、新たな八東地域の保育所建設によるものであります。
予算書6ページ、第2表は地方債でございますが、限度額合計は15億1,410万円、起債の方法等は記載のとおりでございます。
最初に、歳入について御説明をいたします。予算書では9ページということでございますが、主なものを申し上げます。
町税は、12億5,800万円余りで、町民税5億6,600万円余りを計上し、固定資産税は家屋等の減額から、5億4,400万円余りといたしました。皆さん方の資料は増額ということになっておりますが、減額ということで訂正をお願いしたいと思います。
地方消費税交付金は、2億7,800万円余りを見込み、地方交付税は50億500万円の計上でございます。
普通交付税は、4年目を迎えます合併算定替特例措置分の減額を見込み、46億6,700万円、特別交付税は3億3,800万円といたしております。
分担金及び負担金では、5,300万円余りの計上で、主なものは保育料3,700万円余りであります。
使用料及び手数料は、6,800万円余りを計上いたしました。
国庫支出金は9億200万円余りで、地域公共交通確保維持改善事業費補助金、子ども・子育て支援整備交付金が増加し、生活保護費国庫負担金、
地方創生推進交付金、地方創生拠点整備交付金、臨時福祉給付金事業交付金等は、減額となっております。
県支出金は9億2,300万円余りで、農林土木の鳥取和牛振興、総合対策事業費、農業競争力強化基盤整備事業費、農地中間管理事業費、6次産業化推進事業費、鳥取柿ぶどう等生産振興事業費県補助金、竹林整備事業費県補助金、県道改良若桜鉄道施設整備事業県委託金は減少し、民生関係の鳥取県子ども・子育て支援整備交付金、農林土木の地籍調査事業、緑の産業活力創生プロジェクト事業県補助金、選挙で知事・県議会議員選挙委託金等は増額しております。
繰入金は、3億600万円余りで、財政調整基金繰入金2億円、減債基金繰入金9,000万円、ふるさと活性化基金1,600万円余りを計上いたしました。
諸収入は、2億3,500万円余り、町債は15億1,400万円余りで、若桜鉄道施設整備事業、
放課後児童クラブ整備事業、八東地域保育所整備事業、小学校施設整備事業等への取り組みにより増額になっております。
次に、歳出であります。予算書では30ページということでございます。
議会費は、9,800万円余りであります。
総務費は、14億6,500万円余りで前年度と比較しまして1億5,000万円余りの増額となりました。主には、若桜鉄道対策費の幹線鉄道活性化の増額によるものであります。
過疎地域活性化施設整備事業2,300万円余り、地方創生推進事業3,600万円余り、情報通信基盤整備事業7,300万円余り、若桜鉄道対策費4億1,000万円余り、町長町議会選挙費1,200万円余りを計上しております。
民生費は、40億5,100万円余りで、前年度と比較しまして6億5,500万円余りの増額となりましたが、主因は八東地域の保育所整備事業によるものであります。ほかに主なものは、国民健康保険特別会計繰出金1億7,600万円余り、介護保険特別会計繰出金3億3,700万円余り、特別医療支給費1億1,600万円、自立支援制度事業費4億3,400万円余りであります。
また、
後期高齢者医療費2億6,500万円余り、
放課後児童クラブ運営費9,900万円余り、児童手当給付事業2億2,800万円余り、保育所運営費3億2,100万円余り、八東地域の保育所整備事業費7億5,600万円余り、生活保護扶助費には1億円8,000万円余りを計上いたしました。
衛生費は、5億9,300万円余りであります。予防接種事業は前年度の実績見込みをもとに4,900万円余り、また可燃ごみのごみ処理費2億6,300万円余り、各種検診等の長寿健康増進事業5,100万円余り、簡易水道特別会計への繰出金は4,000万円を計上しております。
農林水産業費は、13億6,300万円余りであります。主なものは、6次産業化推進事業、農業農村整備事業及び改善センター等管理費の減額によるものであります。
農業関係では、中山間直接支払交付金事業4,300万円余り、農業農村整備事業5,800万円余り、多面的機能支払交付金事業9,100万円余りを計上いたしました。また、農業集落排水特別会計への繰出金5億1,300万円、地籍調査事業費1億4,000万円。
林業関係では、野生鳥獣被害防止事業費6,000万円余り、ほかに竹林整備事業、間伐促進事業など、継続事業を予定いたしております。
商工費は7,600万円余りで、主なものは商工業融資事業費700万円余り、観光費では、観光協会補助金1,000万円余り、ミニSL博物館管理運営費900万円余りを計上いたしております。
土木費は、6億5,800万円余りであります。
道路橋梁維持費では、道路、橋梁の長寿命化事業や除雪機購入等で1億3,600万円余り、道路新設改良費は2億1,100万円余りを計上し、主なものは継続事業であります町道新道線、横田1号線改良事業、新規事業では、町道殿西谷線、大江志子部線改良事業、また橋梁長寿命化計画に基づきます上町橋、天満橋等の改修工事などを計画いたしております。また、公共下水道特別会計への繰出金は、2億4,700万円を計上いたしました。
消防費は、3億4,400万円余りであります。主なものは、消防団運営費2,700万円余り、防災無線管理費2,000万円余り、東部広域負担金2億6,600万円余りであります。
教育費は、8億円余りであります。
小学校費は、1億8,900万円余りで、屋根改修とエアコン導入等であります。小学校管理運営費1億8,000万円余りは、郡家東、西小学校、八東小学校の30人学級や特別支援学級設置費用などを計上いたしました。
中学校費では7,200万円余りで、中学校管理運営費、2・3年生の33人学級の費用等を見込んでおります。また、社会教育費は1億9,300万円余りで、公民館、図書館等の運営費を計上いたしました。
保健体育費は1億8,200万円余りで、主なものは体育施設、学校給食の運営費などであります。
最後に、公債費であります。12億6,600万円余りを計上いたしました。元金11億8,000万円余り、利子8,600万円余りであります。
議案第33号 平成30年度八頭町
国民健康保険特別会計予算であります。
国民皆保険を将来にわたって守り続けるため、平成30年4月からこれまでの市町村に加え、都道府県も国民健康保険制度を担うこととなりました。県が財政運営の責任主体となり、市町村ごとの国保事業費納付金の額の決定や給付費用を町村に支払うこととなり、市町村は県が決定した給付金を県に納付することとなります。本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ19億1,400万円といたしております。
歳入では、国民健康保険税を後期高齢者支援金分、介護納付金分を合わせまして3億2,800万円余りを計上し、歳入に占める割合は17.2%となっております。ほかに主なものでは、県支出金は13億7,500万円余りを、繰入金では保険税軽減事業繰入金等と一般会計繰入金を合わせまして1億7,600万円余りとしております。
歳出では、療養給付費、高額療養費の負担を行います保険給付費は、前年より1,300万円余り少ない13億6,600万円余りを見込み、歳出に占める割合は71.4%であります。ほかには、新たに国民健康保険事業費納付金3億9,500万円余り、保健事業費では特定健診の費用等4,100万円余りを計上しております。
議案第36号 平成30年度八頭町
簡易水道特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ3億5,000万円といたしております。
歳入では、使用料及び手数料2億1,700万円余りを見込み、繰入金は一般会計からの繰入金4,000万円、町債は水道施設事業債、過疎水道事業債で、7,700万円を計上しております。
歳出では、総務費で人件費、簡易水道施設の維持管理費、消費税を合わせまして1億3,390万円余り、事業費は八東簡易水道水源整備事業、下峰寺水道管仮設工事負担金など、8,950万円余りを計上しました。
公債費は、借入金の元利償還金1億2,470万円余りであります。
議案第37号 平成30年度八頭町
住宅資金特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ620万円といたしております。
歳入では、県支出金としまして住宅新築資金等貸付事業費県補助金90万円余り、諸収入は住宅資金貸付金の償還元利収入を510万円余りといたしました。
歳出では、住宅資金貸付事業費150万円余り、公債費は町債元利償還金400万円余りを計上しております。
議案第38号 平成30年度八頭町
公共下水道特別会計予算であります。本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ5億3,100万円といたしております。
歳入では、分担金及び負担金190万円、使用料及び手数料1億1,820万円余り、社会資本総合整備事業国庫補助金7,740万円余りを計上しております。繰入金は2億4,700万円、町債は下水道事業債8,310万円であります。
歳出では、総務費で人件費、下水道施設の維持管理費、消費税を合わせまして1億2,820万円を計上しました。
下水道事業費は、郡家地区の雨水処理等の下水道計画をはじめ、施設の老朽化に伴います長寿命化対策として、設備の更新など1億5,680万円余りを計上しております。
公債費は、町債元利償還金として2億4,830万円余りであります。
議案第39号 平成30年度八頭町
農業集落排水特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ7億3,500万円といたしております。
歳入では、分担金及び負担金120万円余り、使用料及び手数料1億4,110万円、繰入金は5億1,300万円の計上であります。
歳出では、総務費で人件費、集落排水施設の維持管理費、消費税を合わせまして3億1,010万円余りであります。
集落排水施設統合事業費では、前年度に実施いたしました処理施設機能診断を受けまして、汚水処理施設統廃合及び機能強化事業、統合計画作成委託に320万円余りを計上しております。
公債費は、町債元利償還金として4億2,010万円余りであります。
議案第40号 平成30年度八頭町
介護保険特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ22億9,400万円といたしております。
歳入では、第1号被保険者の介護保険料4億6,300万円余り、介護給付費等国庫支出金5億5,400万円余り、支払基金交付金、第2号被保険者納付分でございますが、5億7,800万円余り、介護給付費等県支出金3億1,300万円余り、一般会計繰入金3億3,700万円余りであります。
歳出では、総務費で職員人件費等6,200万円余り、保険給付費では施設サービス利用者、在宅サービス利用者等の介護保険サービス等諸費としても20億6,600万円余り、高齢者等を対象にしております介護予防事業等の地域支援事業費9,600万円余りであります。
議案第41号 平成30年度八頭町
宅地造成特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ940万円といたしております。
歳入では、財産収入で基金利子4,000円、繰入金は宅地造成基金からの繰入金920万円を計上しております。
歳出では、総務費1万円余り、公債費は町債の元利償還金920万円であります。
議案第42号 平成30年度八頭町
墓地事業特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ40万円といたしております。
歳入では、本年度、船岡墓苑1区画の永代使用を見込み、使用料及び手数料28万円、前年度繰越金11万円余りを計上し、歳出では総務管理費15万円余り、予備費24万円余りの計上であります。
議案第43号 平成30年度八頭町
後期高齢者医療特別会計予算であります。
本年度の予算総額は、歳入歳出それぞれ1億9,030万円といたしております。
歳入では、
後期高齢者医療保険料1億2,540万円余り、一般会計からの繰入金は、保険基盤安定及び事務費の繰入金を合わせまして6,340万円余りを見込みました。
歳出では、総務費410万円余り、広域連合負担金は、保険料と保険基盤安定負担金を合わせまして1億8,560万円余りを計上いたしております。
議案第44号 平成30年度八頭町上私都財産区特別会計予算、議案第45号 平成30年度八頭町市場、覚王寺財産区特別会計予算、議案第46号 平成30年度八頭町上津黒、下津黒財産区特別会計予算、議案第47号 平成30年度八頭町篠波財産区特別会計予算、議案第48号 平成30年度八頭町大江財産区特別会計予算の5議案につきましては、それぞれの管理会から提出されましたものを精査し、ここに提案をいたしております。
以上、議案第24号から議案第48号までの25議案につきましては、地方自治法第96条第1項第2号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
よろしく御審議をお願いいたします。
○議 長(谷本正敏君) 以上で提案理由の説明を終わります。
◎散 会
○議 長(谷本正敏君) お諮りいたします。
本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。
よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
なお、次の本会議は、3月6日、午前9時30分から再開いたします。
(平成30年3月5日 午前11時24分散会)
会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。
議 長
署名議員
署名議員...