八頭町議会 2017-09-06
平成29年第 8回定例会(第1日目 9月 6日)
平成29年第 8回定例会(第1日目 9月 6日) 平成29年第8回
八頭町議会定例会 会議録 (第1号)
招集年月日 平成29年9月6日
招集の場所
八頭町議会議場
開 会 平成29年9月6日 午前9時30分宣告
(第1日)
応招議員
1番 奥田のぶよ 2番 川西 聡 3番 小倉 一博
4番 小林 久幸 5番 森 亜紀子 6番 中村 美鈴
7番 岡嶋 正広 8番 坂根 實
豊 9番 小原 徹也
10番 栄田 秀之 11番 髙橋信一郎 12番 下田 敏夫
13番 尾島 勲 14番 谷本 正敏
不応招議員
なし
出席議員 応招議員に同じ
欠席議員 不応招議員に同じ
〃 第24 議案第112号 平成28年度八頭町
農業集落排水特別会計歳入歳出決算
の認定について
〃 第25 議案第113号 平成28年度八頭町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第26 議案第114号 平成28年度八頭町
宅地造成特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第27 議案第115号 平成28年度八頭町
墓地事業特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第28 議案第116号 平成28年度八頭町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決
算の認定について
〃 第29 議案第117号 平成28年度八頭町上私都財産区
特別会計歳入歳出決算
の認定について
〃 第30 議案第118号 平成28年度八頭町市場、
覚王寺財産区
特別会計歳入歳
出決算の認定について
〃 第31 議案第119号 平成28年度八頭町上津黒、
下津黒財産区
特別会計歳入
歳出決算の認定について
〃 第32 議案第120号 平成28年度八頭町篠波財産区
特別会計歳入歳出決算の
認定について
〃 第33 議案第121号 平成28年度八頭町大江財産区
特別会計歳入歳出決算の
認定について
議事の経過
◎開議宣告 (午前9時30分)
○議 長(谷本正敏君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は14名で、定足数に達しております。
よって、平成29年第8回
八頭町議会定例会は成立いたしましたので、開会いたします。
ただいまから本日の会議を開きます。
◎議事日程の報告
○議 長(谷本正敏君) 本定例会の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
◎
会議録署名議員の指名
○議 長(谷本正敏君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
本定例会の
会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により
11番 髙橋信一郎議員
12番
下田敏夫議員を指名いたします。
◎会期の決定
○議 長(谷本正敏君) 日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から平成29年9月22日までの17日間といたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(谷本正敏君) 異議なしと認めます。
よって、会期は本日から平成29年9月22日までの17日間とすることに決定いたしました。
◎諸般の報告
○議 長(谷本正敏君) 日程第3 諸般の報告を行います。
局長より報告させます。
事務局長。
○事務局長(坂本美幸さん) 御報告いたします。
初めに、請願、陳情等につきましては、本日までに受理いたしましたものは、お手元に配付の文書表のとおりでありまして、会議規則第92条の規定により、平成29年陳情第7号が
産業福祉常任委員会へ付託されました。
次に、6月定例会以降の主な事項につきましては、お手元に配付のとおりであります。
次に、6月定例会で可決された意見書は、関係機関に送付いたしましたので御報告いたします。
なお、監査報告につきましては、報告書の写しの配付をもって報告にかえさせていただきます。
○議 長(谷本正敏君) 以上で諸般の報告を終わります。
◎施政方針
○議 長(谷本正敏君) 日程第4 ここで町長から挨拶があります。
吉田町長。
○町 長(吉田英人君) 皆さん、おはようございます。
平成29年第8回
八頭町議会定例会を招集させていただきましたところ、議員各位におかれましては、全員お揃いで御参会いただき、御審議賜りますことに対しまして、厚く御礼を申し上げます。
9月に入り、ようやく朝夕は涼しくなったところですが、ことしの夏は例年よりも梅雨明けが早く、昨年同様、連日、猛暑日が続きました。
先般、記録的な豪雨に見舞われました福岡、大分両県では、いまだ行方不明者の発見に至っていないところであります。被災されました皆様方に心からお悔やみとお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興を望むものであります。
また、8月に入り、強力な台風5号の上陸や
ゲリラ豪雨等各地で異常気象が報道されています。災害対応におきましては、日ごろからの備え、訓練が大切となってまいりますが、8月27日、日曜日には、町内におきまして震度6弱の地震が発生したと想定し、町の防災訓練を実施したところであります。本年度は、モデル集落を大坪、水口集落と安部地区にお願いし、
情報伝達訓練、避難行動要
支援対応訓練、
避難所設営訓練、
炊き出し訓練などを行っていただき、災害対応に取り組んでいただきました。町におきましても、常に初動対応を万全にし、絶えず気持ちを引き締めまして、災害対応に臨みたいと考えております。
さて、町内の各小・中学校では2学期も始まり、今週から運動会も始まります。いよいよ味覚の秋、スポーツの秋の幕あけで、「フルーツの里・八頭町」として、にぎわいを見せるものと期待をしているところであります。
8月末には、
広域果実選果場も開所され、最新鋭の光センサーを備えた選果機により、特産の20世紀梨の出荷が始まりました。ことしは、霜害もなく好天に恵まれたことで順調に生育し、査定会では玉太りもよく甘くておいしい梨に仕上がったと伺っております。
また、八頭町の秋の味覚の代表であります西条柿、花御所柿につきましても、生育は順調と伺っておりますし、8月30日に発表されました、水稲の作柄概況も天候に恵まれ、やや良ということであります。
次に、6月定例会以降の主なイベントや町の話題、取り組みを申し上げたいと思います。
7月2日には、人権尊重の
まちづくり講演会を開催いたしました。ことしは、障がい福祉の視点から認知症の家族介護の実体験をもとにした御講演をいただき、人権学習の推進に取り組んだところであります。
次に、横城郡との交流事業の関係であります。7月28日から8月1日までの間、
日韓子ども交流事業で、12名の横城郡の
子どもたちが来町し、8月6日から10日までの間は、八頭町の
子どもたち15名が横城郡を訪問し、体験型交流により相互の文化を実際に肌で感じてもらったと思っております。
また、7月30日には、中央公民館で第13回八頭町きらめき祭を開催し、約5,300人の方に八頭町の夏の祭典を楽しんでいただいたところであります。
ステージショー、郷土芸能、横城郡の
子どもたちの参加、各種バザーなど盛りだくさんの内容で、フィナーレでは1,500発の花火が夏の夜空を彩り、会場は歓声につつまれておりました。
8月6日には、若桜鉄道「隼駅を守る会」主催によります、隼駅祭りが
船岡竹林公園で開催されました。ことしで第9回となる隼駅祭りには、大変な猛暑の中、昨年と同様1,600台のバイクと約2,300人の皆様が全国各地から結集し、地域の皆さんとライダーが一体となった隼地域の盛大なお祭りとなりました。
次に、
行政懇談会の関係であります。7月10日から約1カ月かけまして、町内14会場で
行政懇談会を開催し、延べ400名の皆様方に御出席いただき、身近な課題について意見交換を行いました。この
行政懇談会は、「参画と協働によるまちづくり」を進めていく上で、町民の皆様方と町のお互いの情報を共有することが欠かせないことから、毎年開催させていただいております。ことしは、総合戦略、農林業振興、
健康づくり、防災の4項目について、現状や
取り組み状況、課題を説明させていただき、出席者の皆様方から御意見や提言を賜ったところであります。また、地域の課題等についても御意見をいただきました。今後の町政や行政運営の参考にしたいと考えております。
8月28日には、鳥取大学と新たに連携協議会を設け、
意見交換会を行いました。町が抱える課題に対して鳥取大学が研究テーマとして積極的にかかわることで、その研究成果が町の政策として推進され、課題解決につながることを目的としており、各部門の課題などの意見交換を行ったところであります。これまでの八頭町と鳥取大学の連携の取り組みにつきましては、農学部で、平成25年から農業部門、特に花御所柿の栽培技術の検討を初め、27年度からは
地域志向教育研究事業で、
農作業管理モデルの構築等の取り組みを行っております。また、地域学部では、
地域福祉計画の
策定アドバイザーや子どもの
発達支援事業の中で
保育所巡回指導などの取り組みに協力をいただいてきております。さらに、本年から平成31年度までの3年間、
地域学部地域政策学科の授業として、
地域調査実習で本町の調査・研究への協力を行っているところでもあります。
このようなこれまでの取り組みの経緯を踏まえ、本年4月から町職員を鳥大の
社会貢献推進課へ研修派遣しており、今後は大学と連携することにより、教育・研究や
地域貢献事業、町では地域社会や産業等の活性化等について連携協力を目指そうとするものであります。
平成29年度もはや5カ月余り経過いたしました。総合戦略の重点施策の一つでもある創生拠点整備や
観光列車化事業等、順調に進捗しているところであります。
中でも八頭イノベーション・バレーの創設関係では、隼小学校跡を活用した隼ラボの実現に向けた取り組みは、
ビジネス利用だけでなく地域住民の方も利用できる
コミュニティスペースを有した施設として、この秋、生まれ変わろうとしております。
また、
農業ビジョンの関係では、魅力ある農業、またもうかる農業となるよう、ことしから
農業振興協議会の提案をもとに、有志の皆さん方に
八頭ブランド化推進協会を立ち上げていただき、減農薬等の水稲栽培の取り組みを進めていただいているところであります。
昨日、新
ブランド米のロゴマークの発表、また金融機関3行さんからの協賛金の贈呈式があり、
ブランド米の名称を「白兎伝説の里」、八頭町にちなみ「神兎」と命名していただきました。今後、四つのブランドで商品展開を図られるということでありますし、今後、多くの生産者の皆様方が連携して、米の
ブランド化と有利販売による所得向上を図り、持続可能な水田農業を目指そうということであります。
さて、国内では8月3日に第3次
安倍改造内閣が発足しました。新たな布陣で安定した基盤を構築し、政策を前に進めるとしており、経済最優先を掲げ財政再建やTPPの早期発効、農業改革と安全保障などの課題への取り組みが注目されているところであります。
また、先般、平成30年度の概算要求が締め切られました。対応を迫られる防衛、高齢化に加え、子育て支援の重要性も増す
社会保障費で特に増額要求が強まり、要求総額は4年連続で100兆円を超える見通しです。歳出の3分の1を占め、財政を圧迫している
社会保障費の抑制は、6年に一度の診療報酬と介護報酬の同時改定が焦点と言われております。また、幼児教育・保育の
早期無償化や待機児童の解消に向けた安定財源の確保について平成29年中に結論を出すことも予定されており、
社会保障関連の課題が山積とされています。
予算編成では、経済成長と財政再建に取り組みながら
基礎的財政収支の赤字を縮小するための実行力が問われるとも言われており、改めて歳出と財政再建を目指し、年末にかけて絞り込みがなされるということであります。
なお、地方におきましては、
安定的財政運営に必要な
地方交付税の確保が重要となりますが、自治体全体の収支見通しを示します
中期財政計画の試算に基づき算定され、
地方財政計画の
地方交付税の要求額は15.9兆円、前年比、三角のマイナスの2.5%となっており、財源不足を
臨時財政対策債により補填しています。今後とも経済情勢の推移、地方財政の状況等も注意深く見守っていく必要があります。
最後に平成28年度の決算状況について、少し触れておきたいと思います。決算認定は、決定した予算が適正に執行されたかどうか議会の皆様方に審査をしていただき、行政効果を評価し、今後の行政運営の改善にも役立てるものであります。
平成28年度の普通会計の実質収支は6億1,410万円余りとなっており、
実質収支比率は8.8%で、前年度より1.2ポイント上昇、
実質公債費比率は7.8%で、前年度より0.4ポイント改善されました。また、
経常収支比率、財政力指数とも前年度決算より増加している現状にあります。
今後、少子化の課題を抱えながら、高齢化の進展に伴い
社会保障費が増す中で、地方財政が圧迫されることは歴然としております。また、交付税に大きく依存している八頭町は、合併13年目の昨年度から一本算定替となり、平成32年度には大きく交付税の削減が見込まれ、人口減少と
地域活性化への対応を行いながら、将来を見据えた行政運営に取り組む重要性を感じているところでもあります。
いろいろ申し上げましたが、本定例会に上程します議案は、報告1件、条例改正など5件、補正予算8件、平成28年度の八頭町の決算認定15件の合計28議案であります。十分なる御審議をいただきまして、議決、認定を賜りますようお願い申し上げ、挨拶といたします。
ありがとうございました。
○議 長(谷本正敏君) 以上で、町長の挨拶を終わります。
◎議題の宣告
○議 長(谷本正敏君) 日程第5 報告第6号 八頭町
健全化判断比率及び
資金不足比率についてを議題といたします。
町長から報告内容の説明を求めます。
吉田町長。
○町 長(吉田英人君) それでは、報告第6号 八頭町
健全化判断比率及び
資金不足比率について御説明を申し上げます。
地方公共団体の財政の健全化度をあらわす指標であります八頭町
健全化判断比率及び
資金不足比率を、
地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定によりまして、報告をいたすものであります。
八頭町の平成28年度決算におきます
健全化判断比率は、普通会計の実質収支の赤字額が
標準財政規模に占める割合を示します
実質赤字比率、また普通会計と他の特別会計を合わせました
連結実質赤字比率とも赤字を生じておりませんので、記載はありません。
標準財政規模に占めます公債費の割合を示しました
実質公債費比率は7.8%で、昨年と比較しまして0.4%改善されました。また、負債をあらわします指標の将来負担比率は12.1%で、昨年より12.8%改善されております。特別会計の
公営企業会計におきます資金不足はゼロでありますので記載はございません。現在のところ
早期健全化基準に到達する懸念はありませんが、今後とも引き続き健全な行財政運営に心がけていきたいと考えております。
以上、八頭町
健全化判断比率及び
資金不足比率の報告とさせていただきます。
○議 長(谷本正敏君) 以上で報告内容の説明を終わります。
ただいまの報告第6号に対しての質疑は、審議の都合により9月7日の会議において行います。
◎一括議題の宣告
○議 長(谷本正敏君) 次に、日程第6 議案第94号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてから、日程第7 議案第95号 八頭町財産区管理委員の選任についてまで2議案について一括議題といたします。
町長から提案理由の説明を求めます。
吉田町長。
○町 長(吉田英人君) それでは、最初に議案第94号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて提案理由を申し上げます。
人権擁護委員は、法務大臣が委嘱し、任期は3年間となっており、現在、本町では10名の
人権擁護委員の皆様に御活躍をいただいております。今回、1名の方が平成29年12月31日で任期満了となり、候補者の推薦をしようとするものであります。
議案第94号は、八頭町島242番地、浅井智壽子さんの推薦につき議会の意見を求めるものであります。浅井さんは、平成26年10月より
人権擁護委員として御尽力をいただいており、現在、1期目でございます。長年の教師としての経験を生かし、地域での人権教育の推進、人権擁護の啓発に取り組んでいただいております。人権意識が高く、地域の信望も厚く、適任者と考えますので、引き続き
人権擁護委員に推薦いたそうとするものであります。
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。
次に、議案第95号 八頭町財産区管理委員の選任についてであります。八頭町財産区管理条例では、財産区管理会の設置、組織及び運営等に関しまして、必要な事項を定めておりますが、現在の「上私都財産区」、「市場、
覚王寺財産区」、「上津黒、
下津黒財産区」、「別府財産区」、「篠波財産区」の財産区管理委員の任期が平成29年9月27日をもって満了となります。このたびそれぞれの財産区から財産区管理委員の推薦により、委員の選任をしようとするものであります。委員の任期は4年と定められております
八頭町財産区管理条例第3条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。よろしく御審議をお願い申し上げます。
○議 長(谷本正敏君) 以上で提案理由の説明を終わります。
◎一括議題の宣告
○議 長(谷本正敏君) 次に、日程第8 議案第96号 訴訟の提起についてから、日程第33 議案第121号 平成28年度八頭町大江財産区
特別会計歳入歳出決算の認定についてまで26議案について一括議題といたします。
町長から提案理由の説明を求めます。
吉田町長。
○町 長(吉田英人君) それでは、ただいま一括議題となりました議案第96号から121号までの26議案について提案理由を申し上げます。
最初に、議案第96号 訴訟の提起についてであります。本件は、住宅新築資金貸付金滞納者の滞納金回収のため、債務者に対して訴えの提起を行い、法的措置を図ろうとするものであります。
地方自治法第96条第1項第12号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
議案第97号 財産の貸付について(旧隼小学校)であります。旧隼小学校につきましては、総合戦略の重点取り組み事項であります八頭イノベーション・バレーの創設を具体化する拠点とするため、旧校舎を改修し、1階を地域の皆様方も利用していただくコミュニティゾーン、2階、3階をビジネスゾーンとする整備を行っております。
今回、参入予定企業及び地域金融機関等の出資により、設立された株式会社シーセブンハヤブサに旧隼小学校を無償で貸し付けることにより、隼ラボの安定的かつ効率的な運営を図ろうとするものであります。これにより民間活力を最大限に活用し、経営責任の明確化や、柔軟な運営を行うとともに、参入予定企業につきましても、運営への関与による長期的な関係の確保等につなげるものであります。貸付財産は、旧隼小学校の土地及び建物で、土地面積は10,777平米、建物の延べ床面積は旧校舎2,072平米、旧体育館1,046平米であります。貸し付けに際しましては、八頭町のイノベーションの拠点として使用し、他の目的に使用してはならないこと、施設の利用方法は、町との連携等これまでの隼ラボの計画に沿った運用を行うこと、施設貸し出し企業は反社会的勢力は不可とし、契約に当たっては町と事前協礒すること、体育館は災害時の避難所としての利用を優先すること、体育館、グラウンドは運動会等地域利用に配慮すること、契約の更新に際しては経営状況を勘案し、有償貸与も見据え調整を行うこと等を条件といたしております。貸付期間は平成29年10月1日から平成34年3月31日までの4年6カ月であります。
地方自治法第96条第1項第6号及び同法第237条第2項の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
議案第98号 八頭町
地域包括支援センターにおける
包括的支援事業の実施に係る人員等に関する基準を定める条例の一部改正についてであります。介護保険法施行規則の一部を改正する省令の公布・施行に伴いまして、このたび八頭町
地域包括支援センターの
包括的支援事業の実施に必要な主任介護支援専門員等の配置基準を定める条例の一部を改正しようとするものであります。
地方自治法第96条第1項第1号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第99号から議案第106号は補正予算の関係であります。各会計の繰越金につきましては、補正額が100万円以上ありましたものを今回、予算化をいたしました。
最初に、議案第99号 平成29年度八頭町
一般会計補正予算(第5号)であります。今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ5億7,854万6,000円を追加しようとするものです。
歳入の主なものを御説明いたします。
地方交付税は普通交付税の決定通知によりまして、1億3,660万円余りを追加いたしました。
国庫支出金では、社会資本整備総合交付金1,980万円余り、道路整備交付金280万円を減額し、社会保障・税番号制度システム整備費補助金330万円余りを追加いたしました。県支出金では、権限移譲事務交付金180万円余り、みんなで取り組む中山間
地域活性化総合支援事業費県補助金990万円余り、集落営農体制強化支援事業県補助金210万円余り、緑の産業活力創生プロジェクト事業県補助金900万円の追加であります。
繰入金では介護保険特別会計からの繰入金2,180万円余りを追加し、繰越金額の確定により、財政調整基金繰入金1億5,000万円を減額いたしました。繰越金は、繰越額の確定により5億4,110万円余りを追加いたしております。
諸収入では、スポーツ振興くじ助成金等1,230万円余りを追加しております。
町債につきましては、
臨時財政対策債の発行可能額の確定に伴いまして4,500万円、社会福祉施設整備事業債1,260万円、社会体育施設整備事業債700万円を減額し、若桜鉄道施設整備事業債500万円、土木債では、道路改良事業債2,220万円、ホッケー場整備事業債4,380万円の追加であります。
今回、職員人件費につきましては、4月の人事異動等に伴います職員人件費の補正を行いました。
一般会計全体では給料200万円余りの減額と、職員手当200万円余り、共済費は240万円の追加であります。
職員人件費の補正を除きました歳出の主なものを申し上げます。総務費では、社会保障・税番号制度事業の委託料330万円余りを計上いたしました。
民生費の介護保険特別会計繰出金は、人件費等に係る繰出金500万円余りを計上いたしました。
障害者福祉では、更生医療給付費及び自立支援制度事業費で、過年度給付費確定によります国県負担金返納金をそれぞれ260万円余り、1,280万円余り、障害者福祉団体支援事業補助金1,000万円を計上いたしました。
生活保護費の980万円余りは、生活保護費国庫負担金の確定による返納金であります。
衛生費では、養育医療費事業で未熟児等養育医療費の増額等を見込み210万円余りを計上いたしました。
次に、農林水産業費です。農業費では、集落営農体制強化支援事業の実施に伴う機械整備補助金310万円余り、改善センター等管理費は、各地区の改善センターの改修・設備更新に1,930万円余り、竹林公園管理運営費は、駐車場等の施設整備費に280万円余りの追加であります。
林業費では、緑の産業活力創生プロジェクト事業補助金900万円を計上いたしました。
土木費では、道路橋梁維持費に800万円、除雪対策費は、昨年度の大雪除雪で破損物品等の修繕経費に270万円余りを増額しております。
消防費では消防用具等施設整備補助金100万円余り、教育費は小学校管理運営費で、施設・物品改修等に160万円余り、図書館管理費は、郡家図書館の空調設備の更新に210万円余り、町営ホッケー場整備事業の施設整備に向けた測量設計委託料に4,610万円余りを計上しております。予備費は4億1,630万円余りを追加いたしました。
それぞれ詳しい予算内容につきましては、事業説明書等をごらんいただきたいと思います。
次に、議案第100号 平成29年度八頭町
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)であります。今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ8,094万3,000円を追加しようとするものであります。
歳入では、国民健康保険税1720万円、一般会計からの繰入金123万円余りを減額し、国庫支出金320万円余り、繰越金9,675万円余りを計上いたしました。
歳出では、総務費で人事異動に伴います職員人件費123万円余りを減額、医療費適正化事業では、計画作成委託料320万円余りを保険事業費と予算組みかえをしております。また、諸支出金は過年度分事業費の確定により国県負担金の返納金として1,754万円余り、予備費6,442万円余りを追加しております。
議案第101号 平成29年度八頭町
簡易水道特別会計補正予算(第1号)であります。今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ3,335万2,000円を追加しようとするものです。
歳入では、前年度繰越金の確定により3,335万円余りを追加しております。歳出では、総務費で人事異動等に伴います職員人件費23万円、一般管理費では、各水源地の施設修繕と配水池の水位計更新に887万円、予備費として242万5,000円余りを追加しております。
議案第102号 平成29年度八頭町
住宅資金特別会計補正予算(第1号)であります。今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ243万1,000円を追加しようとするものです。
歳入では、県支出金で償還推進助成事業県補助金36万円余り、前年度繰越金の確定により206万円余りを追加し、歳出では資金貸付事業費の訴訟等に係る経費106万円余り、予備費136万円余りを計上いたしました。
議案第103号 平成29年度八頭町
公共下水道特別会計補正予算(第1号)であります。今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ3,071万円を追加しようとするものです。
歳入では、前年度繰越金の確定により2,441万円、設備更新事業の町債に630万円を追加しております。歳出では、総務費の施設管理費で各浄化センター、マンホールポンプの設備更新と修繕等に1,412万円余り、下水道事業費では長寿命化事業に9万円余を計上し、予備費1,643万円余りを追加しております。
議案第104号 平成29年度八頭町
農業集落排水特別会計補正予算(第1号)であります。今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ2,985万6,000円を追加しようとするものです。
歳入では、前年度繰越金の確定により1,885万円余り、設備更新事業で町債1,100万円を追加し、歳出では総務費で人事異動に伴います職員人件費59万円余り、各処理場の中継ポンプの設備更新と修繕等に1,936万円余りを計上いたしました。予備費には989万円余りを追加しております。
議案第105号 平成29年度八頭町
介護保険特別会計補正予算(第1号)であります。今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億5,180万6,000円を追加しようとするものです。
歳入では、介護給付費等の平成28年度実績に伴い、過年度分支払基金交付金等98万円余りをそれぞれ計上いたしました。介護基金繰入金1,690万円余りを減額し、繰越金は1億6,759万円余りを追加しております。歳出では、総務費の人件費に498万円、基金積立金4,999万円余り、平成28年度の精算に伴います国県等への返納金2,823万円、一般会計への繰出金2,182万円余りを計上いたしております。予備費に4,627万円余りを追加いたしました。
議案第106号 平成29年度八頭町大江財産区別会計補正予算(第1号)であります。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ47万円を追加しようとするものであります。
歳入では、前年度繰越金の確定により47万円を追加し、歳出では総務費で林道改修の重機使用料8万円、予備費に38万円余りを追加しております。
以上、議案第99号から議案第106号までの8議案につきましては、地方自治法第96条第1項第2号の規定により、本議会の議決を求めるものであります。
次に、議案第107号から議案第121号までの15議案は、平成28年度の各会計の決算であり、地方自治法第233条第3項の規定により、議会の承認を得ようとするものであります。
議案第107号 平成28年度八頭町
一般会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入歳出差し引き額は、6億3,796万177円となりました。翌年度へ繰り越すべき財源2,379万5,000円を差し引いた実質収支額は6億1,416万5,177円であります。
主な歳入は、町税が13億570万円余りで、昨年より1,330万円余りの増額となっております。前年対比1.0%の増で、主因は軽自動車税の税制改正による増であります。なお、町税におきましては、地方税法第15条の7及び18条により、190万円余りを不納欠損処理させていただきました。
地方消費税交付金は、消費税の落込みで2億6,680万円余りであります。
地方交付税は、合併算定替特例措置の縮減によりまして、前年より約8,220万円余りの減で、55億2,970万円余りとなりました。
使用料及び手数料は、第2子以降の保育料の無償化等で3,760万円余りの減額となり、1億1,560万円余りであります。
地方創生加速化交付金と臨時福祉給付金、新生八東小学校改修の交付金等、国庫支出金は10億3,880万円余り、新生船岡保育所の緑の産業活力創生プロジェクト等県支出金は10億3,050万円余りであります。
繰越金は5億8,300万円余りで、
臨時財政対策債などの町債は、大型建設事業等により7億2,830万円の増額で13億9,290万円でありました。
次に、歳出でありますが、主なものを申し上げます。まず総務費です。男女共同参画事業では、新たに策定の「第三次男女共同参画プラン」に沿って、各種講座を開催し、男女共同参画の啓発事業を幅広い年代層に向け展開し、積極的な啓発事業の展開に努めました。基金の関係では、財政調整基金に3億円、減債基金に1億5,000万円、まちづくり基金に220万円の積み立てを行っております。また、ふるさと納税により1,710万円余りの積み立てを行い、協働のまちづくりを進める財源を確保いたしております。なお、活用といたしまして、教育現場でのICT化等の充実を図っているところであります。社会保障・税番号制度事業では、番号制度のシステム整備を行い、マイナンバー交付事務の支援を行いました。公共交通では、若桜鉄道の経営改善に向け、2町の車両保有による公有民営化に移行するとともに、町営バス運行については、路線や料金の見直しを図り、利便性の向上を図っております。地方創生推進事業では、交付金を活用し、近隣市町との広域連携による移住定住相談会の実施や、観光列車「昭和」の竣工に向け、若桜鉄道のガイドブックの作製や、PRグッズの作成を行っております。また、隼駅トイレの改修による観光拠点化や、住宅リフォーム等補助金などによる移住定住の取り組みを推進いたしました。地方創生加速化事業では、地方創生加速化交付金を活用し、隼ラボの実現に向けた取り組みの推進や、近隣市町と連携した観光グランドデザインの策定、八頭町の情報発信、コマーシャル作成などによる情報発信を行っております。
次に民生費の関係であります。消費税率の引き上げに伴います低所得者への適切な配慮を行うため、臨時福祉給付金支給事業を行いました。同和対策の関係では、差別解消に向け、人権尊重への基本方針と今後の具体的施策の中・長期的な方向性を示した基本計画を実行に移すための「八頭町人権を尊重するまちづくり実施計画」を作成いたしました。包括支援センター事業では、高齢者や家族の方の相談窓口として活動し、高齢者が住みなれた地域で暮らせるよう介護予防支援を行い、高齢者の権利擁護、地域のネットワークづくり、認知症施策を推進いたしております。また、集落支援事業では、平成23年度策定の「
地域福祉計画」をもとに、新たに隼地区にまちづくり委員会を立ち上げていただき、福祉活動の取り組みを推進することができました。障害者支援事業では、自立支援事業等により、障がいの内容にかかわらず、利用量等に応じた必要なサービスの提供を行い、児童手当給付事業は中学校終了前の生徒を対象に、家庭の生活の安定と児童の健全育成に寄与いたしました。保育所関係では平成29年4月の開所を目指し、船岡地域の三つの保育所を統合した新生船岡保育所の工事を行いました。また、第2子以降の保育料無償化を実施し、保護者の負担軽減を図るとともに、特別に支援が必要と認められる児童に対しまして保育士の加配を行い、子育て支援の充実に努めております。また、低所得世帯への支援では、生活保護費の支給を行ったほか、法の施行に合わせて一昨年から生活困窮者自立相談支援事業を町社協に委託して事業を実施しております。
次に衛生費であります。各種の予防接種事業では、接種対象児と未接種児に対し積極的な受診勧奨に努め、接種率の向上により感染症発症予防を図るとともに、母子保健事業では乳幼児の定期健診を行うことで、発達・発育の保持・増進につなげました。高齢者の健康増進につきましては、保健センターや各集落、老人クラブ等の会合に出かけ、健康相談、健康教室、講演などを行い、生活習慣病予防と健康増進を図りました。長寿健康増進事業では40歳以上の住民の方を対象に総合検診、集団検診を実施し、疾病の早期発見、早期治療につなげております。
次に農林水産業費であります。現在、第4次の2年度となります中山間直接支払交付金事業では、集落及び個別協定を合わせ31の協定を行い、耕作意欲の向上と耕作放棄地の防止につなげました。また、鳥取梨生産振興事業では、鳥取オリジナル梨新品種の生産拡大を図るため、新植・改植・SS購入等への助成支援を行っております。畜産振興費では、和牛、乳牛の優良精液導入補助及び優良雌牛の導入補助や牛舎の改修により、品種改良による優良牛の繁殖促進を図ったところです。農地中間管理事業においては、中間管理機構が農地所有者から農地を借り受け、集落営農法人へ農地集積を行い、地域集積、経営転換、耕作者集積を推進いたしました。また、多面的機能支払交付金事業では、耕作放棄地の未然防止と農業用施設の管理など、農地維持、共同活動、長寿命化活動に対しまして支援を行っております。地籍調査事業につきましては、昨年、3地域合わせまして、新規は4.46平方キロメートルの実施面積であります。林業関係では、野生鳥獣被害防止事業で電気柵・ワイヤーメッシュやイノシシ、シカなど捕獲奨励の助成を行い、有害鳥獣の捕獲に積極的に取り組み、農家への被害と負担軽減を図りました。森林整備地域活動支援推進事業は、八頭中央森林組合等と活動実施協定を締結し、森林経営計画の作成と促進を図り、竹林整備事業では10件の整備を行っております。また、間伐材搬出促進事業では間伐材の搬出を促進し、森林の健全化等収益の向上を図りました。
商工費では、地元の消費拡大と地域経済の活性化を図るべく、きらめき商品券発行に対し補助を行っております。また、各種イベントを通じて町の特産品や観光PRを行いました。
次に土木費であります。道路橋梁費では、今年は23年ぶりの豪雪となり、予算を追加し、除雪の対応を行いました。生活関連道路であります町道の改良につきましては、新道線、横田1号線を継続事業として通行の安全の確保に努めております。橋梁につきましては、橋梁点検を行うとともに、167橋の長寿命化計画の更新と池田中橋の改修を行い、インフラの整備を図りました。また、八東川水辺プラザ河川公園は、昨年も県内外から多くのグラウンドゴルフ愛好者の方に御利用をいただいております。
次に消防費であります。消防団運営費では、郡家地区第3分団が管理します消防自動車1台を総務省から無償貸与を受けました。消防設備等整備事業では、小型動力ポンプの更新や消防署等関係機関と連携のもと、防災力の向上を図り、有事に備えております。また、東部広域行政管理組合が行う業務経費を負担し、火災対応や救急・救助活動等、消防活動に円滑な執行を行っております。
次に、教育費の関係であります。合併後に始めました少人数学級等におきましては、小学校では全学年での30人学級の実施と複式学級の解消を行い、中学校でも全学年で33人学級を実施し、学校教育の充実に努めております。施設整備関係では、新生八東小学校の開校に向け、旧八東中学校の改修工事を行いました。この春の新生船岡・八東小学校の開校により、小・中学校の適正配置は完了することになります。また、ICTを活用した教育環境として、小・中学校全学級への電子黒板の配置、プログラミング教育の実施、タブレット端末の整備等を進め授業の充実を図りました。同和教育費の関係につきましては、昨年、全町民に人権問題について正しい知識を広げ、あらゆる差別の完全解消を図ることを目的とした組織「同和教育推進協議会」を「人権教育推進協議会」に名称変更を行い、人権尊重の
まちづくり講演会、部落解放研究集会、各集落での人権問題学習会などを継続して開催し、差別解消に向けた住民の人権意識の向上に努めております。また、第11回目を迎えました
森下広一杯マラソン大会は、県内外から1,808人の皆様方に御参加をいただき、美しい風景の中、楽しく走ることで、健康増進と体力向上を図っていただきました。
最後に公債費の関係であります。昨年度中に償還が終了いたしました地方債は24件、一般会計におきます平成28年度末の地方債残高は122億8,845万円余りとなっております。
次に、特別会計の関係であります。
議案第108号 平成28年度八頭町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入歳出差し引き額は1億4,983万5,963円となりました。
歳入では、国民健康保険税3億7,589万円余りを徴収させていただきました。なお、国民健康保険税におきまして、278万円余りを地方税法第15条の7及び第18条により不納欠損処理させていただいております。療養給付費負担金、調整交付金等につきましては、国、県等からの所定の負担率によるものであります。
歳出では、各種保険給付事業を実施し、被保険者の健康・福祉の増進に努めておりますが、13億4,358万円余りとなりました。一人当たりの各種保険給付事業は、平成27年度と比較し、8.8%の増となっております。保健事業では昨年、301人の方に人間ドックを受診していただきました。また、特定健康診査事業の昨年の受診率は45.2%でありました。今後も健康増進と医療費の抑制を図るべく、受診率の向上に努めたいと考えております。
議案第109号 平成28年度八頭町
簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入歳出差し引き額は、3,543万9,346円となりました。
主な歳入は、水道使用料2億1,105万円余りであります。歳出では、総務費の一般管理費で施設等の修繕費や水質検査料など1億1,583万円余りをもちまして、施設の適正な維持管理に努めております。また、災害・老朽化・耐震化対策として丹比系水源の整備、横田日下部配水連絡管接続など、水道水の安定供給を図っております。公債費は1億4,116万円余りであります。
議案第110号 平成28年度八頭町
住宅資金特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入歳出差し引き額は、221万1,037円となりました。主な歳入は、諸収入の住宅新築資金貸付金元利収入ほか873万円余りであります。また、平成28年度中に償還の完了した方は、現年者1名、滞納者3名の計4名であります。歳出では、住宅資金健全化基金分といたしまして、400万円の基金積み立てを行いました。
議案第111号 平成28年度八頭町
公共下水道特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入歳出差し引き額は、2,598万9,773円となりました。主な歳入は、使用料1億1,940万円余り、一般会計からの繰入金2億900万円であります。歳出では、総務費の施設管理費9,941万円余りをもちまして、処理施設の適正な維持管理に努めました。また、長寿命化事業費で処理施設機器類の更新などを行っております。公債費は2億4,763万円余りであります。
議案第112号 平成28年度八頭町
農業集落排水特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入歳出差し引き額は、2,029万5,785円となりました。歳入は、使用料1億4,491万円余り、繰入金5億200万円が主なものであります。歳出では、総務費の施設管理費1億9,535万円余りの費用をもちまして、施設の適正な管理と公共用水域の水質保全を行っております。また、施設統合事業費で、施設統合に向けた機能診断調査・最適化構想の策定を行いました。公債費は4億2,027万9,000円余りであります。
議案第113号 平成28年度八頭町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入歳出差し引き額は、2億1,494万8,242円となりました。歳入では、介護保険料4億5,450万円余りを徴収させていただき、現年度分の徴収率は99.34%であります。歳出の関係では、平成28年度末の介護保険第1号被保険者数は5,753人で、平成27度末より77名増加し、要支援・要介護認定者数は1,183名と平成27年度より26名増加いたしております。保険給付費につきましては、昨年と比較いたしまして864万円余り、率にして0.4%増加し、19億9,088万円余りとなりました。主因は、地域密着型サービス給付費の増加によるものであります。介護給付費抑制に向け、今後も
地域包括支援センターを中心に、介護予防事業や要介護状態の悪化防止の取り組みを充実、強化してまいります。
議案第114号 平成28年度八頭町
宅地造成特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入歳出差し引き額は、29万8,397円となりました。歳入の主なものは、基金からの繰り入れとして、分譲地等の償還金分1,626万円余りであります。歳出では、総務費の積立金で基金利息13万円余りの積み立てを行っております。公債費は1,626万円余りとなっております。
議案第115号 平成28年度八頭町
墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入歳出差し引き額は、18万8,165円となりました。歳入では、繰越金58万円余りが主なものであります。歳出の主なものは、一般管理費の基金積立金40万円余りであります。
議案第116号 平成28年度八頭町
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。歳入歳出差し引き額は80万2,012円となりました。主な歳入は、後期高齢者医療保険料で1億1,083万円余りを徴収させていただきました。歳出の主なものは、総務費といたしまして保険証の発行、保険料納付書の発送等を行っております。保険料、基盤安定負担金を合わせました広域連合への負担金は1億7,149万円余りであります。
議案第117号 平成28年度八頭町上私都財産区
特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第118号 平成28年度八頭町市場、
覚王寺財産区
特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第119号 平成28年度八頭町上津黒、
下津黒財産区
特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第120号 平成28年度八頭町篠波財産区
特別会計歳入歳出決算の認定について、議案第121号 平成28年度八頭町大江財産区
特別会計歳入歳出決算の認定についての5議案の決算は、それぞれの管理会で執行されましたものを町で精査し、ここに提案いたしております。
以上、一括いたしまして議案第99号から議案第121号までの提案理由を申し上げました。
よろしく御審議のほど申し上げます。
○議 長(谷本正敏君) 以上で提案理由の説明を終わります。
◎休 憩
○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。
(午前10時33分)
◎再 開
○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
(午前10時45分)
◎決算審査報告
○議 長(谷本正敏君) この際、議案第107号から議案第121号まで、15議案に係る決算の審査について、一括して丸山長智代表監査委員から審査報告を求めます。
丸山代表監査委員。
○代表監査委員(丸山長智君) ただいま谷本議長から御指名をいただきました代表監査委員の丸山でございます。よろしくお願いします。
私はことしの5月に選任されまして、今回、初めての議会において決算審査報告をさせていただきます。
私個人としましては、何分にも本町の業務監査は初めてのことでございますし、町政の実情も十分承知しておりませんでした。なじみのない資料等をもとに監査いたしました。ということで、十分な監査ができたかどうか不安な点は多々ありますが、与えられた資料を与えられた期間内に審査させていただいた結果について御報告させていただきます。
皆様のお手元にございます決算審査意見書は、町長より提出されました平成28年度の決算関係の書類に基づき審査を実施した結果を取りまとめたものでございます。
決算審査は平成29年7月6日から8月1日までのうち6日間、
会計管理者を初め、担当課の皆様方に御説明していただき、提出された決算関係書類及び各部門における主要な施策の成果、予算の執行、実態、実績などの資料に基づいて実施いたしました。
審査の方法としましては、決算の係数は正確で誤りはないか、予算の執行は関係法令等に基づき、効果的かつ的確になされているか、収入支出事務は関係法令等に基づき適正かつ計画的、効率的に処理されているか、財産管理及び主要事業の各状況については、それぞれの関係帳簿及び書類との照合、その他必要と認める関係書類の提出を求め、関係職員の説明を聴取し、あわせて別途実施した例月出納検査も勘案し、慎重に審査を実施いたしました。
審査の結果は、皆様のお手元にお配りしている平成28年度八頭町会計決算審査意見書のとおりでございます。
平成28年度一般会計及び14の特別会計の歳入歳出決算書、歳入歳出や財産に係る資料の係数についても誤りは認められず、決算は適正に表示されているものと認められました。
次に、審査の内容と意見の要点を申し上げます。なお、詳細については意見書で御確認いただきたいと思います。
平成28年度は第2次八頭町総合計画の2年度目を迎え、八頭町総合戦略に基づき、本格的に事業実施が推進されています。
執行された主な事業としては、船岡保育所新築事業、八東小学校改修等事業、若桜鉄道対策費、ミニSL博物館新築事業、多目的機能支払い事業、中山間地直接支払交付金事業、地籍調査測量委託事業、下水道長寿命化事業、スクールバス整備事業、八東小学校グラウンド整備事業、郡家西小学校体育館屋根改修事業などの大型事業が執行され、町政の発展のための努力がなされています。
これから御説明いたします金額につきましては、100万円あるいは1,000円単位未満は切り捨てて、丸い数字で御説明いたしますので、詳細な金額は意見書の中で御確認願います。
当町の最終予算額は、一般会計119億1,700万円、特別会計64億4,200万円、合計183億6,000万円で、当初予算174億9,900万円に対し4.92%の増加となりました。
決算規模をそれぞれ前年度と比べますと、歳入総額は181億100万円で3.93%増、歳出総額は169億7,900万円で3.14%の増といずれもふえており、翌年度に繰り越された財源は2,300万円であり、実質収支は10億9,800万円の黒字を計上しています。
これを会計別に見ますと、一般会計は歳入116億5,700万円で5.56%増、歳出は110億1,900万円で5.35%の増となっており、翌年度への繰越額は2,300万円であります。
特別会計は歳入64億4,300万円で1.11%増、歳出59億5,900万円で0.69%の減となっています。
全会計の決算収支は11億2,100万円の黒字を計上し、翌年度への繰越額2,300万円を差し引いた実質収支は10億9,800万円の黒字となり、実質収支から前年度実質収支を差し引いた単年度収支は1億9,000万円となっております。
歳入の内容を見ますと、一般会計は前年度に比べ6億1,400万円5.56%増加、その主なものは町債で、船岡保育所新築事業等の大型建設事業の影響が大きく7億2,800万円の増、国庫支出金は普通建設事業に係る補助金の増加や臨時福祉給付金事業交付金の増加で2,300万円の増、地方税は軽自動車税の税制改正等の影響で1,300万円増加しています。特別会計は7,000万円増加しています。
歳出では、一般会計は前年度に比べ5億5,900万円増加、その主なものは農林水産業費が3億1,200万円減少したものの、民生費が7億8,600万円増加、学校費が4億8,400万円増加したことが要因であります。特別会計は4,100万円減少しています。
次に、一般会計に住宅資金特別会計と墓地事業特別会計を加えた普通会計について申し上げます。
歳入総額は116億5,100万円で、前年度に比べ6億700万円、5.50%増加しております。歳入の状況は、前年度比で町債が7億2,800万円、109.58%の増、分担金負担金が5,600万円、437.15%の増、さらに国庫支出金2,200万円増となっており、自主財源は22億7,300万円、4.98%増加し、自主財源比率は19.5%となっております。
歳出総額は110億1,000万円で、前年度に比べ5億5,300万円、5.29%増加しております。歳出の状況は、普通建設事業費8億3,200万円、86.61%の増、物件費7,800万円、4.93%の増、扶助費5,000万円、3.81%の増となっております。
普通会計の地方債残高は123億100万円で、前年度に比べ2億4,400万円増加しております。
普通会計の基金の残高は62億3,100万円で、前年度に比べ4億6,800万円増額となっております。増額の大きなものとしては、財政調整基金が3億円増額、減債基金が1億5,000万円増額となっております。
合併以降10年余りで地方債は毎年度減少傾向で推移し、約11億円の減少、基金は毎年増額し、約51億円増加していることから、財政的には62億円余りの改善が図られてきているものと言えます。
決算の概要については以上のとおりでございます。
次に、審査意見の要点を申し上げます。
事業の執行状況については、船岡保育所新築事業、八東小学校改修事業、地方創生関連事業のミニSL博物館等の整備などの大型事業が完了し、その他の事業もおおむね順調に執行されています。
町税については、軽自動車の税制改正や徴収専門員を中心とした徴収強化対策等の効果もあり、前年度に比べ1,335万8,000円の増加に転じ、徴収率も92.58%と前年度に比べ0.74ポイント改善しています。徴収率が改善したといっても手放しでは喜べません。県内の他の市町村の平成26年度の徴収率で比較してみますと、県平均の94.9%に対して3.4ポイント低い91.5%と低いほうから2番目に位置しています。次に、御説明します収入未済金の問題と直結しますことから、今後も徴収率の向上を図ることは喫緊の課題であります。
続いて、収入未済金と不納欠損額について申し上げます。一般会計及び特別会計の収入未済額は総額4億7,430万円で、前年度に比べ1,031万8,000円減少しています。また、不納欠損処分は494万5,000円実施されています。収入未済額の内容を見ますと、一般会計では町税1億265万3,000円で5.6%減少、町営住宅使用料2,713万5,000円、保育料166万1,000円、諸収入134万5,000円の収納未済額がございます。
特別会計では、国民健康保険特別会計1億3,025万8,000円で3.38%減少、住宅資金特別会計1億2,962万7,000円で1.47%減少、公共下水道1,896万3,000円で2.15%減少、後期高齢者医療保険49万4,000円で32.29%減少している一方で、簡易水道2,821万1,000円で7.07%増加、農業集落排水2,269万1,000円で5.72%増加、介護保険料1,125万6,000円で9.15%増加しています。
このような町税等や特別会計の収入未済金の滞納分を整理する目的で、平成27年9月に八頭町税等収納対策方針として五つの基本方針と三つの滞納整理目標のほか、具体的な実施内容が示され、徴収専門員の配置による早期催告などを行い、滞納額の整理や年度内収納率のアップに努めてきた結果、収納率のアップにより収納未済額が減少しており、一定の成果は上がっています。
しかしながら、簡易水道、農業集落排水、介護保険料については、滞納繰越額の整理額以上に新規の滞納額が毎期多額に発生して累増していることから、収納対策としては十分であるとは言いがたい状況にあります。
当面の目標は各部門ごとに繰り越し滞納額を年々減少させることだと思います。収納対策方針では補えない問題点が内包されていることも考えられますので、現在の担当課の取り組みは引き続き継続しながら、初期の滞納発生原因を調査、分析した上で、住民に対して納税意識の向上や税の徴収方法、それから料金体系の見直しなどで新規滞納を極力減らすほか、滞納繰越分は返済計画を見直すなど、考えられる対応策を講じる必要があるものと思われます。
次に、若桜鉄道については、苦しい経営状況が続いています。存続を願う町民の熱意や地域の活性化のためにも、経営状況を注視しながら経営支援を行うとともに、旅客実績をふやすなどの努力を続ける必要があるものと思われます。
次に、民有地を借り上げている借地事案が51件、現存します。年間600万円余りの賃借料を支払っていますが、長期間、契約内容を見直すことなく自動更新されているようです。中には適正な対価が支払われているかどうか疑問が残る案件もあるようですので、対価の見直しや所有権の取得など、今後の借り受け財産の利用方法を再考し、契約内容を含め、見直しを進める必要があるものと思われます。
指摘事項については平成28年度決算では認められませんでした。
次に、財政の諸指標については、財政構造の弾力性を示す
経常収支比率は85.3%と前年度より2.8ポイント高く、要注意値の80%を超えており、財政の弾力性の低下、硬直化が懸念されます。
また、財源が有効に活用されているかを示す
実質収支比率は8.8%と適正な範囲の目安である3%から5%より高く推移しております。これは歳出の不用額が多額に生じた状況となっていることから、比率が高くなっているものと思われますので、適正な財政運営が望まれます。
その他の指標は改善傾向を示しており、平成28年度における実績は評価してよいと思っています。
資金運用状況については適正に管理されていました。
財産管理については、今後とも財産の適正な管理に十分留意していただきたいと思います。
以上で要点の報告は終わりますが、詳細な内容につきましては意見書で御確認いただきたいと思います。
それでは、御審議がたよろしくお願いします。
○議 長(谷本正敏君) 以上で、議案第107号から議案第121号まで15議案に係る監査委員の審査報告を終わります。
この際、代表監査委員から報告のありました議案第107号から議案第121号まで、15議案に係る決算審査報告について一括して質疑に入ります。
質疑ございませんか。
10番、栄田議員。
○10番(栄田秀之君) では、監査委員にお尋ねします。
意見書の5ページ、一番下のほうの③です。収入未済金と不納欠損処分についてということであります。我が八頭町では収入未済額は総額4億7,400万円、すごい金額になっております。このことについての指摘は何もありませんが、このことについての御意見を伺いたい。
それから、前年度に比べて1,000万円の減少となっておりますが、この減少の1,000万円の中には不納欠損の400万円は含まれていますかどうか、まず2点、お願いします。
○議 長(谷本正敏君) 丸山代表監査委員。
○監査委員(丸山長智君) お答えします。収入未済額、全部で4億7,430万円ということで、前年に比べ約1,000万円減少しております。この総額についてなんですけども、ちょっとどういう指摘が妥当なのか、そのあたりが非常にちょっと難しいといいますか、なかなか実際に支払うことができない方等もいらっしゃると思いますし、その辺が一番徴収率を上げて、現年度の収入未済額を減らすというのが一番いいと思います。そうすればそれも含めて過年度の滞納額、それも回収できれば一番ベターなんですけども、実際にはなかなか難しい面もあろうかと思います。別に全く指摘してないというわけではないんですけども、これ、過去からずっとこういう金額がきてるので、それを減らすという努力は一応認めたいという考えで、特に総額についての指摘はしておりません。
それから、もう1点、1,000万円の減少が、どういう質問だったですか。
○10番(栄田秀之君) 減少されておりますけども、その中に不納欠損の400万円は含まれていますかと。
○監査委員(丸山長智君) それは含まれております。
○議 長(谷本正敏君) 10番、栄田議員。
○10番(栄田秀之君) 同じく5ページの町税についてですが、先ほど監査委員のほうで説明がありました。前年より徴収率が上がっておりますということでありますが、前年より0.74ポイントの改善、1ポイントにも満たないということです。徴収員4人で1ポイントにも満たない。そして、先ほど報告がありましたように、徴収率は県下では下から2番目というような状態であると。それで、監査意見書にも喫緊の課題であるということでありますが、この監査をされてなぜこのように4人も専門徴収員がいて、1ポイントにも満たない徴収だったか。そして、徴収率は県下で2番目の徴収だということ。このことについて監査委員にお伺いします。
○議 長(谷本正敏君) 丸山代表監査委員。
○監査委員(丸山長智君) お答えします。
徴収率につきましては、確かにポイント的には低い改善だとは思います。これも昨年ですか、専門徴収員を採用されて取り組まれてからまだ余り期間がたってないということもありますし、もともとこの滞納額というのは滞ったものの徴収でございますので、なかなか難しい面もあろうかと思います。それなりに徴収に向けた努力をされておりますので、0.74ポイントであってもある程度は評価できるのかなと。一番いいのが現年分の徴収率をあと1%高くすれば、滞納分がふえてくるということはないんだろうと思っております。その辺を今後、考えていってほしいなということで意見を申し上げております。
以上です。
○議 長(谷本正敏君) ほかに質疑ございませんか。
7番、岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) 監査委員さんにおかれましては、きょう大変御苦労さまでございます。
先ほど監査委員さんのほうから審査意見をお聞きいたしましたところでございます。その中で先ほど同僚議員のほうからもございましたけども、収入未済金と不納欠損処分について、このことについて末尾のほうでございますけども、現年分の収納率は改善傾向にあるものの、過年度の滞納繰越額を整理した額以上に新規の滞納額が毎期、多額に発生していることから、収納対策の効果があらわれてきていない。そして、滞納発生原因を調査、分析して、住民に対して意識向上を向上させる対策や料金体系の見直し、さらには滞納分の返済計画を見直すなど、適切な対応策を講じる必要があるものと思われる。
そして、もう一つ、民有地借り上げの賃貸借契約についてでございますけども、この部分でもかなり踏み込んだ意見が書かれております。適切な対価での借り受けか、あるいは所有権を取得すべきものではないかなど、今後の財産の利用方法を再考し、賃貸借契約の内容を含め、見直す必要があるものと思われるというふうにあります。
かなり具体的に踏み込んで意見を述べられているというふうに私は思っております。この意見が指摘事項に触れられておりません。やはりこの具体的に述べられている意見が指摘事項に触れられていないのがどうなのかな。やはり指摘事項に触れられて、きちんと意見を申すのがそうではなかろうかなというふうに思っております。この指摘事項に触れられていない理由をお聞かせいただきたいと思います。
○議 長(谷本正敏君) 丸山代表監査委員。
○監査委員(丸山長智君) お答えします。
指摘事項に触れてないというのは、多分といいますか、実際、ちょっと精査までできてないのが状況です。本来であればもともとの使用料を計算する土地の評価額が妥当かどうかとか、使用料の料率が何%になっているかとか、全部を横並びで見れば、ばらばらだったらやっぱりおかしいなということはあるんですけども、ただ合併前からの多分契約もあろうかと思います。ただそれが合併されたときに見直されて統一的な、例えば八頭町としての基準というものをつくられて、それに見合った使用料を払われているのであれば一番いいんですけども、なかなか多分、昔からのつながりというか契約で、なかなか一挙にそういったことができないのではないかと。その辺はちょっと考えていただきたいと思いますし、私どもももうちょっと踏み込んで、実態をはっきり把握しないとなかなかちょっと指摘ということまではできなかったので、問題があるのではないかと思われるので検討していただきたいという意味でここでちょっと挙げさせていただきました。
○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。
○7 番(岡嶋正広君) 監査委員さんの意見でございますので尊重したいなとは思いますけども、やはり指摘事項は指摘事項としてきちんと、それが履行されるされないは別問題として、挙げるべきものではないのかなというふうな感じもいたすところでございますけども、線引きといいますか、指摘事項と意見との線引きといいますか、区別といいますか、そういうところの区別、いかに監査委員さんが捉えられているのか、もう一言、お聞きしたいなというふうに思います。
以上です。
○議 長(谷本正敏君) 丸山代表監査委員。
○監査委員(丸山長智君) お答えします。
指摘事項との線引きって非常にちょっと難しいんですけども、まずもともと適正だということで契約をされているわけですよね、当初。ただそれが今の実態に合ってない、見直しされていない。ただそれがじゃあどういう間違いなのかということもありますし、例えば基準をつくって基準どおりに計算したらこれだけになると。ただそうはいっても一気に変更するというのは難しい話だろうと思います。激変緩和措置とか計画とかということで徐々に適正な対価にもっていく。それから、実際、借り受けするよりは、長く利用するのであれば借り受けするよりは取得してしまうという方法もあろうかと思います。その辺を指摘といっても非常にですねちょっと難しい部分がありまして、線引きを引くというのがちょっと、私もまだなれていない部分もありまして、よう引かないと。ただ、もともとは多分、契約当初はそれでよかったんだろうとは思います。と思いますけども、今の現状に合うかどうかという部分から言いますと、ちょっと違うような気がしますので、問題点を投げかけたというようなことでちょっと理解していただければと思います。
○議 長(谷本正敏君) そのほかございませんか。
2番、川西議員。
○1 番(川西 聡君) 御苦労さまでございます。
32ページ、素朴な質疑ですが、基金の積み立ての件についてです。どういう位置づけかということ。全県的に。財政調整基金が多いですね。財政調整基金が36億円ですか。これはどうなんですか。決してマイナスイメージではなくて、プラス思考で考えて、いわゆる県内レベルといいますか、そういったところでどうなのか。
それから、もう一つは、上から二つ飛んで、まちづくり基金、これも多いですね。16億8,500万円ですか。こういうような数字の位置づけというんですか、そういったものというのはどうなんでしょうかということです。そのことをちょっとお聞きします。
○議 長(谷本正敏君) 丸山代表監査委員。
○監査委員(丸山長智君) お答えします。
というか、多分、答えとしてはできないんですけども、財政調整基金が幾らであれば妥当なのかとかというところとか、まちづくり基金もどれぐらい積み立てしておけばいいのかという、私もちょっと持ち合わせていませんし、勉強もまだ不足していると思いますので、それは私ではちょっとお答えできないです。申しわけありません。
○議 長(谷本正敏君) そのほかございませんか。
(質疑なし)
○議 長(谷本正敏君) 質疑なしと認めます。
これにて議案第107号から議案第121号まで15議案に係る決算審査報告についての質疑を終わります。
◎散 会
○議 長(谷本正敏君) お諮りいたします。
本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。
よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
なお、次の本会議は、9月7日、午前9時30分から再開いたします。
(平成29年9月6日 午前11時20分散会)
会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。
議 長
署名議員
署名議員...