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平成29年第 5回定例会(第3日目 6月 9日)

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  1. 八頭町議会 2017-06-09
    平成29年第 5回定例会(第3日目 6月 9日)


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    平成29年第 5回定例会(第3日目 6月 9日)      平成29年第5回八頭町議会定例会 会議録 (第3号)   招集年月日  平成29年6月9日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  平成29年6月9日 午前9時30分宣告        (第3日) 応招議員    1番 奥田のぶよ   2番 川西  聡   3番 小倉 一博    4番 小林 久幸   5番 森 亜紀子   6番 中村 美鈴    7番 岡嶋 正広   8番 坂根 實豊   9番 小原 徹也   10番 栄田 秀之  11番 橋信一郎  12番 下田 敏夫   13番 尾島  勲  14番 谷本 正敏 不応招議員    なし 出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町   長  吉田英人  副 町 長  岩見一郎  教 育 長  薮田邦彦  地方創生監  角園太一  総務課長   西尾哲夫  税務課長   岩城憲治  企画課長兼地方創生室長若桜鉄道運行対策室長         川西美恵子  町民課長   谷口雅美智 保健課長   小林俊一  産業観光課長 矢部雅彦  建設課長   橋和彦  地籍調査課長船岡住民課長         谷本清通  会計管理者  木嶋成志  人権推進課長八東住民課長         岡満  教育委員会事務局次長         田村政司  社会教育課長 細田利夫  農業委員会事務局長         山下真一  男女共同参画センター所長         小林春美  福祉課長兼福祉事務所長         田中裕之 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長 坂本美幸   主任 林孝昌 議事日程   別紙のとおり 会議録署名議員    5番 森亜紀子議員  6番 中村美鈴議員           議 事 日 程 (第 3 号)            平成29年6月9日(金)午前9時30分開議 日程 第 1 一 般 質 問 議事の経過 ◎開議宣告                    (午前9時30分) ○議 長(谷本正敏君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は14名でございます。  定足数に達しておりますので、これから6月8日に引き続き本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議 長(谷本正敏君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問 ○議 長(谷本正敏君) 日程第1 一般質問を行います。  今期定例会に1番、奥田のぶよ議員、13番、尾島勲議員、7番、岡嶋正広議員、12番、下田敏夫議員、8番、坂根實豊議員、2番、川西聡議員、5番、森亜紀子議員、6番、中村美鈴議員、11番、橋信一郎議員、3番、小倉一博議員、10番、栄田秀之議員から通告がなされておりますので、通告順に質問を許します。  なお、本日は1番、13番、7番、12番、8番の5名に行っていただきます。  それでは、1番、奥田のぶよ議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎奥田のぶよ議員質問 ○1 番(奥田のぶよさん) 皆様、おはようございます。1番、奥田でございます。  議長のお許しをいただきましたので、通告どおり質問させていただきます。今回の定例会に2件の質問を上げています。  質問の一つ目は、1、八頭高等学校と本町の連携についてです。平成27年度に作成された八頭町総合戦略の中に高校、大学との連携強化、人材の活用とあり、重要実績について評価指数KPIでは、高校の連携事業数が年2回とあります。これを踏まえて、本町と八頭高等学校の連携について5点伺います。  1、連携事業の内容はどのようなものでしょうか。  2、八頭高等学校生徒会との意見交換会で出た意見の活用はどうなっていますでしょうか。  3、若桜鉄道の八頭高校前駅があります。駅の活性化における本町との連携などはどうなっていますでしょうか。  4、八頭高等学校は体育コースがありますが、特色として県外生徒を入学できるようにしています。しかし、下宿できる体制が整っていないと聞きます。ほかの自治体では、町で施設を整備しているところがあります。本町でもそのような考えはないでしょうか。  5、オリンピックのキャンプ地誘致の動きが活発になっています。盛り上げるためにもジュニアの強化が大切だと思います。八頭高等学校と町内小学校とホッケーを通じた取り組みができないでしょうか。  以上、5点についてお聞きします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 皆さん、おはようございます。きょうから一般質問ということでございます。  それでは、1番、奥田のぶよ議員の一般質問についてお答えをいたします。八頭高等学校と本町との連携についてということでいただきました。  5項目いただきましたが、4番目、5番目については教育長のほうで答弁を行います。  最初に、八頭高校との連携内容についてということであります。  平成27年に作成をいたしました八頭町総合戦略では、人材の活用という観点から、高校、大学との連携強化を上げており、高校につきましては連携事業数を年間2件をKPIということにいたしております。平成28年度につきましては、鳥取発教科でつながるスクラム教育として、八頭高、それから八頭中学校、郡家西小学校が連携をいたしまして、各講師の授業研究会に互いに参加することで、児童・生徒の算数、また数学の学力向上を目指した取り組みでありますとか、地域住民の協力を得た地域未来塾といたしまして、長期休業中に全校生徒を対象にいたしました勉強会に八頭中学校教職員とともに八頭高校生や環境大学の学生さんのボランティアにも講師として参加をしていただく取り組みなどを行って連携をとったところでございます。  今後も、引き続きこうした連携を継続するとともに、新たな取り組みも含めまして検討してまいりたいというところでございます。  2点目の八頭高の生徒会との意見交換会で出た意見の活用についてということでございます。  総合戦略の策定に当たりましては、平成27年6月11日と6月18日の2日間にわたりまして、八頭高の生徒会との意見交換会を開催したというところでございます。意見交換の中では、八頭町のイメージでありますとか、八頭町に住みやすいと思えるようにするには何が必要かなどをテーマに自由に意見交換を行いましたが、働く場所の確保でありますとかイベントの開催、それから地域独自のお店や遊べる場所、若い人が利用できる施設が欲しいというような意見もございましたし、交通アクセスを便利に、さらには果物のブランド化、情報発信などの御意見もいただいというところであります。  こうした意見につきましては、八頭高の2年生の地域探求グループを対象に実施したアンケート結果とあわせまして、総合戦略の策定委員会に報告をし、戦略策定の議論にも活用させていただいたというところでございます。  結果的に、総合戦略の中では雇用の場の創設でありますとか積極的なイベントの開催、果樹栽培のブランド化、イメージアップする情報発信の強化など、意見交換での方向にも沿った内容も記載されているというふうに考えて取り組みを進めているところでもあります。  3点目の八頭高校駅前の活性化における本町との連携はということでございます。  若桜鉄道の八頭高校駅前は、平成8年10月1日に開業して以来、多くの八頭高校生の利用していただいているということであります。御案内のように若桜鉄道沿線には8駅がございます。それぞれの駅に守る会などが結成されておりますし、自主的に駅活性化イベントを実施していただいているところでもあります。  奥田議員の御質問にあります八頭高校前駅にも八頭高校前駅を盛り上げる有志の会が結成されておりまして、昨年は12月に八頭高校の駅前でクリスマスのイルミネーションイベントも実施していただきましたし、ことし4月には入学歓迎イルミネーションも自主的に実施していただいたというところでございまして、本当に高校生の皆さんに楽しんでいただいたというところであります。  これからの、これらの駅を活性していただくイベントに対しましては、若桜鉄道利用促進実行委員会というのがございます。そういった委員会でイベント助成を行っているところでございますので、イルミネーションに限らずですが、そういったイベントがあれば、これから助成申請等をしていただければ、このイルミネーションだけでなくて高校生を巻き込んだイベント等を実施されるということであれば、助成の対象などなどの支援ができるんではないかというふうに今は考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 皆さん、おはようございます。  それでは、奥田のぶよ議員の御質問にお答えをしたいと思います。  4点目にいただいております、八頭高等学校体育コースの県外生徒の下宿体制のことについてであります。  本年度、鳥取県体育協会が、競技力向上対策事業における県外優秀アスリート受け入れ支援事業として、県外優秀アスリート受け入れ支援事業運営準備委員会を立ち上げ、鳥取県体育協会、鳥取県八頭高等学校、八頭町、これで運営準備の検討を始めたというところであります。  この内容なんですけれども、県外の優秀アスリート八頭高等学校に入学をした場合に、八頭町が実施主体となりまして、県外生徒の受け入れを支援するというものであります。  しかしながら、この受け入れ先等については、非常に今は難しいなという状況でございます。今後においても、受け入れ先を確保できるように努めてまいりまたいというように考えているところであります。町が施設整備をするかどうかということにつきましては、今後の検討課題というように考えております。  次に、5点目のいわゆるジュニアの強化ということで、八頭高等学校と町内小学校とのホッケーを通じた取り組みはできないかということでございます。おっしゃっているとおりかと思いますが、本年度からホッケー普及のためのスポーツ指導員を設置をいたしまして、これまで郡家東小学校郡家西小学校ホッケースポーツ少年団がございましたが、さらに現在、八東小学校児童を対象に毎週ホッケー指導を行っております。スポーツ少年団としての活動に移行できるように、現在、関係者と協議をしているというところでございます。今後、船岡小学校にも広げてまいりたいという考え方であります。  質問にございました八頭高等学校と町内小学校とのホッケーを通した取り組みということでありますが、基本的には毎週土曜日に八頭高校のグラウンドを利用しまして、ホッケー教室を開催しております。日程が合えば、八頭高校生が小学生を指導するといったこともありますが、これは常時ではないということであります。小学生の場合、中学生との合同練習や練習試合などによって競技力の向上に努めているというところでございます。  今後も、ホッケーの町、八頭町として、小中学校から八頭高校へつながるよう、ホッケーの普及の推進に取り組んでまいりたいというように考えております。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 八頭高の郡家駅に27年度、3月22日にぷらっとぴあ・やずができました。前の郡家駅のことが思い出せないぐらい本当にきれいな施設になりまして、とても利用しやすくて八頭高生の憩いの場になっていると思います。本当、駅を見ただけで、高校がある駅だなって思ういい施設だと思います。  また、ブラスバンドのコンサートや書道の作品の展示など、いろんな地域にも出かけていって部活動の活動もよくニュース等でも聞きます。そのニュースというところなんですが、本日、ちょうどタイムリーに日本海新聞を見ましたら、八頭町の話題もかなり多かったんですけれど、その中に八頭高生が地元産ふんだんカレーということで、「きのこ大国とっとり」食のみやこフェスティバルにカレーを出品するという話題が出ていました。その記事をずっと見てみると、八頭町特産の原木シイタケと若桜町の鹿肉を材料に選び、原木シイタケと若桜のジビエを使ったキーマカレーというものが提供されるようですが、その後のちょっと先生のお話で、先ほども出てました地域研究ゼミ、そこは若桜町と連携してと書いてあるだけでして、八頭町という八頭の名前がないんですが、このカレーは若桜だけでやっているものなんでしょうか。材料は八頭町の物が入っているのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) カレーの記事は、私もけさ読みました。キーマカレーということでありまして、いろいろ研究をしておられるということです。ありましたように、八頭町からはシイタケ、それから若桜町はジビエと書いてありましたけど、八頭町のイノシシ、シカ等も入ってるんじゃないかなというふうには思っておりますが、直接ちょっと今の内容について、町のほうでは相談といいますか協議は受けていないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 総合戦略を立てたときに意見を2回聞かれて、その後もこの地域研究ゼミの生徒たちと何か話し合いを持たれるとか、その後、祖総合戦略がどうなかったということで高校生の意見を聞くとか、そういった会は今まで開かれていたのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初の答弁で今までのことを、取り組みのお話をさせていただきました。当然、平成29年度以降も継続ということでございまして、先ほど書道部のお話等もあったんですが、琴の部のほうもどうもあるというようには伺っているんですが、そういった中で、ちょうど今、平成27、28年度が終わったところであります。中間点ということでございますので、そういった面では取り組みの途中経過になりますが、総括等も含めてそういった八頭高の皆さん方と今後のことも含めて、改めてお話をさせていただけたらと思います。
    ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) その話し合いというのは、総合戦略の経過とかそういったものを話し合われるということで、八頭町の言われていました柿とか果物のブランド化とか、そういったところの突っ込んだ話し合いもされるということでしょうか。どうやっていったらいいかとか、そういった話も全部含めて。  今回のちょっとこの新聞が出てて、できればこういうところも八頭町と若桜町、両町が連携して、このゼミで一緒になってやっているというようなニュースになってほしいなと思ったんですが、何だか書いてあるのが若桜町と連携してというだけだったので、せっかく八頭町の特産品が使われているカレーだのに、何かちょっと残念に感じました。そういったところをちょっと、どういった話し合いをされるのか、具体的に教えていただきたいです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど申し上げましたように、戦略のことを取り組みの経過等も話をさせていただきますが、そういった中で町もそうですし、それから学校のほうも活性化ということが必要だろうというふうに考えております。  そういった面では、県教委の関係になるかもわかりませんが、それはそれですし、地域の学校として支援のできるようなこともあるんではないかというふうに思っておりますので、多方面にわたって話ができればというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 今回は、シイタケとジビエの肉だったんですが、八頭町にはリンゴや梨、そういうフルーツをやっぱりカレーに入れてもいい材料のものがふんだんにあるんですね。そういったことで、八頭町と若桜町、2町が合体すれば、よりおいしいカレーができるというような形で、もっともっと八頭高のほうにも、町のほうからでも働きかけれるようであれば働きかけていっていただけたらと思います。  果物にしても、例えば、ぷらっとぴあ・やずで休憩している生徒たちを見て、今、どっかのリンゴが自動販売機で、切ったものが駅で買えたりするような自動販売機があるというのも聞きました。ぷらっとぴあ・やずのところにそういった、季節になったら梨とか柿とかそういったものを自動販売機で置くとかというのも、高校生から発してどうしたらいいかというようなアイデアを聞くとか、そういったことをどんどん高校生の声を取り入れていきながら、より充実したぷらっとぴあのスペースにしていただきたいですし、もっともっと八頭の魅力を訴えるのであれば、生徒たちの意見を取り入れたような特産品が出てきてほしいと思うんですが、特産品と果物の自動販売機のことについて、町長、何か思いはあるでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) おっしゃるように、カレーには確かにフルーツが入っているというふうに思いますので、そういった面ではシイタケに限らず、材料として高校生にも話をしていきたいと思いますし、それからリンゴのお話がございました、裁断というんですか、切ったものですが、最初は鳥取県下ではたしか私の記憶では、湯梨浜町では梨のそういった販売機があったように思っております。期間限定というふうには記憶いたしておりますが、それこそフルーツの町ということであれば、そういったことも産業観光課長、聞いておると思いますので、これから研究してみたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 3番目に質問しました、若桜鉄道と八頭高校前駅のことですが、先ほど言われたように、八頭高校前駅は平成8年にできた比較的新しい駅です。歴史ある駅というわけではなく、徳丸も平成14年と新しい駅なんですが、ほかの駅はすごく歴史ががあって登録有形文化財に指定されています。  ただ、平成8年という新しい駅で八頭高校前駅でしたら智頭急行の恋山形駅がいい例だと思うんですが、生徒みずからで何か装飾をして、それで飾りつけるような取り組みを全国発信していくのもいいのかなと思います。  例えば、おりていく階段、ただのコンクリートだけの階段なんですが、あそこにちょっと例えば美術部の子たちを呼んでペイントするとか、あと待合のところの壁、あそこに何かペイントをして、今、若い人の間ではやっていますSNSで壁をバックにアップして情報発信するというようなこともかなり若い方の間でできています。そういったことを八頭高校前駅でやっていけたらいいなと思うんですが、そういったことをどうでしょうか、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今のお話は、当然、生徒さんの協力がなければできないというふうに思っております。そういった中で後の管理ということも大切なことになるわけでありますが、先ほど生徒会とお話をさせていただくというふうに答弁いたしましたので、そういった中でもこういった話もあわせてさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) あと、若桜鉄道の通学の助成なんですが、平成28年度半額助成ということで、かなり定期の購入者がふえたという報告も議会のほうでありました。定期の半額助成だけではなくて、八頭高校前駅、若桜鉄道の切符なんですが、JRの切符代を考えたらかなりちょっと高いなという印象があります。隼の駅までで270円という金額になるんですが、今いろいろ八頭町の中でもいろんな施設もできています。できれば、定期だけではなくて、そこはちょっと範囲を広げて、中高生の割引切符みたいなものができたら、もっともっと。ただ、八頭高校前駅から郡家の駅に行く路線だけではなくて、使う生徒がふえてくるんじゃないかと思うんですか、そういうちょっと特別な割引切符という考えについて、町長いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 定期助成については、活用していただいておるというところでありますし、それから、回数券も安くさせていただいております。また、郡家駅から八頭高校前駅まで高いという時期がございまして、今はワンコインで、100円で利用していただけるような、それこそ運賃にさせていただいておるということでありますが、そういった中高生の割引というような機運といいますか、そういったことが盛り上がってくれば、若鉄としても当然考えていく必要があるだろうというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 何か割引切符というより記念切符みたいな形の、持っていたらすごく幸せになれるとか、そういったような何か特別な切符を販売するというのもすごくいいと思いますので、ぜひその辺含めて、また生徒たちというか子どもたちの意見を取り入れて、どうやったら本当に若桜鉄道が利用しやすくなり、また自分たちの駅だというか、自分たちが守る駅という意識になるかというところをちょっと一緒になって話し合いのほうを進めていっていただきたいなと思います。  次に、4番目の教育長が答弁していただきました体育コースの受け入れなんですが、そういうふうに県外の生徒を入れるという考えがどんどん県のほうでは進んでいって、県外枠も5%から10%にするという方向で県の教育委員会のほうが動いているというお話もあります。ただ、ただ10%にするときに受け入れ先が、なかなか下宿先がないという状況で、先生たちも自分たちがどうにかしてという形でやっていらっしゃるという話も聞きました。  本当に、一番そういったときに参考になる例は、隠岐島の島前高校だと思います。全国的にも有名な取り組みなので皆さん御存じかもしれませんが、本当に町挙げてこの高校を守っていくということで実施されています。寮の整備ということを考えると、かなりのコスト大変なんですが、例えば下宿生だけを受け入れるのではなくて、島前高校が取り組んでいるように全校生徒に規律ある生活を教えるということで、短期間だけ入寮させて、生活の基本、家庭学習の基本、そういったものを学ばせるような体験できる寮とかそういったことを考えていかれてもどうかと思いますし、また、予算のことですが、そういう八頭町にある八頭高ということで、町挙げて町民からの協力金をいただくとか、そういったことができたらいいなと思うんですが、難しい、検討と教育長は言われたんですが、その辺もうちょっとどうにか前向きに進んでいける方法って何かないでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 隠岐島前高校の例をお話しになりましたんですが、八頭高校は御案内のとおり我々が在籍をしておりましたときと現在とでは、生徒の構成大きく変わっているという状況がございます。以前は、八頭郡の出身者が大半、ほぼ全部だったという状況から、現在は郡内出身者半分切れるぐらいというような状況になっているかと思います。  隠岐の島前高校の場合は、存続をかけてという取り組みだったというように聞いておりますし、島を挙げて、高校をなくしてはいけないというようなそういう危機感のもとに進んでこられたという経過があったやに伺っております。  したがって、よって立つ土壌がまず違うというところがありますので、少なくとも皆さん方の中で、ここの議場の皆さん方の中ででも合意形成ができるというようなお話になりませんと、なかなか事業化は難しいのではないかなというように考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 県のちょっとホームページを見ましたら、日野高校の取り組みなんですが、鳥取県では日野郡3町、日南、日野、江府で高校と連携した中山間地域の活性化事業を300万円という予算がついて、この日野高校のために3町が頑張って集まって、いろいろな事業を行っています。こういうものも、先ほど生徒の構成が変わってきたと言われるんですが、八頭郡八頭町で八頭高、そういう考えをすれば、近隣のもちろん鳥取市も含めて入れて、こういったことの取り組みが八頭高でも、県がこういう事業があるということだったらできると思うんですが、他市町との連携というのはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。こういう取り組み、すごくいいですし、県は予算がついています、どうでしょうか。これは、町長のほうがよろしいですかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 日野の例は承知をいたしております。そういった中で今の八頭高というのは、先ほど教育長が言いましたように、本当に郡部の生徒さんというのも少ない時代を迎えているということでありまして、いろいろ交通機関もそうですし、それから道路の整備等のことも私どもも伺っているというところであります。  そういった面では、鳥取市、それから岩美町のほうからもおいでになっているというふうに思っておりますが、機会があればそういった話も1市4町でございますので東部は、話はしてみたいというふうには思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) では、なるべく寮の整備やいろいろな県外枠の受け入れ等、近隣の市町村と、八頭町だけで考えるのではなくて、大きく広げて取り組んでいっていただけたらと思います。  次に、5番目のキャンプ地誘致で小学校からのスポーツの交流ということで前向きに八東で実施されて、次は船岡だという話を聞いて、大変うれしく思います。  それで、今、キャンプ地誘致の話題が新聞等でも出ています。どうも鳥取県は、ニュージーランドと交渉をされているそうですが、ニュージーランドに教育長も行かれたと聞いたんですが、ニュージーランドに行かれた、ちょっと次の同僚議員の質問にもかぶると思うんですが、ニュージーランドに行かれた。  それで、その前に私、前の質問のときに福井県を視察に行くと言われました。ちょっとその二つのされたことについて、八頭町の今のキャンプ地誘致ということで、教育長のほうで伺えませんでしょうか、何か。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) この後の質問にございますのであれなんですけれども、4月22日ですか、ニュージーランド、オークランドのほうに行ってまいりまして、向こうの責任者とお会いをしたということであります。キャンプを受け入れるに当たってどんな条件なのかといったようなことを大まかに伺ったというところであります。県とされてもプレゼンをされてということです。  誘致というのは、主体は県であります。それに八頭町は支援をしていく、応援をしていくというような、そういう枠組みということで御承知をいただきたいと思いますが、そういった方向で今進んでいるというところであります。  ただ、非常にライバルも多いでございますので、ここで余り細かいことは避けさせていただきたいと思いますけど、そういった動きはしていくということでございます。  それから、福井県のほうの話ございましたが、ホッケー場を整備をしていきたいという思いがあるわけでありまして、そういった意味でどのような施設整備がよろしいのかということを視察をしていきたいということを申し上げておりまして、まだちょっと日程調整がうまくいっておりませんで、できておりませんけれども、近いうちに行ってきてみたいというように考えているところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 応援するのが町だということで、きょういろいろ強力なライバルも多いということで、ニュージーランドの誘致に働きかけている強いところというと、京都の京丹波町がかなり強く強力的に働きかけているということを聞きました。  それで、京丹波町の町のほうの状況を見ましたら、こういうふうにオリンピック・パラリンピックに向けた取り組みということで、しっかりとした、すごくホストタウン構想事業プログラムとか、交流計画の概要といったものも全部出ています。平成26年度から2020年度、その後の大会後までの構想もできています。  八頭町で課題になっているのは、町営のホッケー場の建設も大事なんですが、この交流計画の内容を見ますと、ニュージーランドの子どもと自分の地元の町の子どもたちを交換交流させて、それでホッケーの交流に努めているというものがかなり前から実施されています。あと、外国の選手を呼んできて一緒にホッケーをプレイするとか、そういったこともしています。  ぜひ、そういったジュニアのときからオリンピックの選手に触れて、そういう競技を見るというのも大事だと思うんですが、できれば応援するこれまでの期間に、こういった子ども同士の交流というものも大事だと思うんですが、その辺、これは教育長、何か。ホッケー場を建てるのだけではなくて、そういった交流というのは何か考えがありますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 交流ということで申し上げますと、韓国横城郡とは20年来子どもたちが交互に行き来してやっております。そういった形態が、例えばニュージーランドととれるのかということになりますと、例えばオークランドですと直行便でも成田から11時間かかるわけであります。航空運賃も相当に上ります。  したがって、どの程度の予算措置でもってやっていくのか、あるいは将来に向かってどうやっていくのかというのは、非常に大きな、次の質問にもございますが、大きな課題だろうというように思います。  そうは申しましても英語圏でもありますし、いろんな意味で有益だといいましょうか、そういった分を非常に持っているかとは思いますけれども、先ほどおっしゃいましたのは、多分、ホストタウン構想に手を挙げてやっていらっしゃるという例だろうと思いますが、仮に例えばですけれども、ニュージーランドのチーム来れないということになりますと、ホストタウンだけが残ってしまうという話になります。したがって、それは約束をしてやっていくということでありますので、誠意、その部分の交流だけが残っていくということになりますので、そのあたりをどう捉えるのか、そういった合意形成をどうやっていくのかという、そういうあたりの課題が、まだ大きなハードルがたくさんあるのではないかなというような感覚を持っております。  とりあえずの答弁でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) でも、目の前にオリンピックは来てまして、ほかの京丹波見ると、こういうすごく熱いいろいろな施設整備も行って、すごく受け入れ態勢万全な状態になっています。ぜひとも、これは前向きに進めていっていただけたらと思いますし、人との交流というのがとても大事だと思うので、その辺もその計画の中に入れていっていただきたいと思います。  また、JETプログラムのスポーツ国際交流員、今、八頭町にも外国の講師の方来ていらっしゃるんですが、そこをホッケーのスポーツができる人というのは、限定的な呼び方というのはできないのでしょうか。それこそ、ニュージーランドとかそういったところのホッケーの強いところの選手が国際交流という形で入ってくるというようなことは難しいんでしょうか。ちょっとこれはわからないので質問です。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 小学校で英語が教科化になることは決まっておりますので、今のいわゆるALTですけれども、これが2人の体制でよろしいのかというのは、ちょっと検討課題だろうというように考えています。  おっしゃいましたJETのプログラムですけれども、これは私どもが国を指定しまして、例えばニュージーランド出身者をこちらに寄こしてくださいということはできません。ですので、この人をということで割り当てられた方に来ていただくということでありますので、今の制度の中ではそれできないかなというように考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) ホッケーの交流も含めて、八頭町にある八頭高ということをもう一度考えて、いろんな取り組みに八頭高が生かされて、町の取り組みにも反映していくようなことを願っております。  次の質問のほうに移らせさせていただきます。  2番目の質問です。2番目は、隼Lab.の取り組みについてです。  隼Lab.にかかわる計画書が提出されました。今年度、旧隼小学校拠点施設とし整備される予定です。この事業は地方創生のもとに実施される事業だと捉えます。本町の発展と地方創生のかかわりについて、5点について伺います。  1、八頭町総合戦略における主要事業が隼Lab.の取り組みだと思いますが、人口減少ビジョンとのかかわりはどうなっているでしょうか。  2、施設を町が無償で貸与し、株式会社シーセブンハヤブサが運営するとありますが、建設した後、町はこの会社とどのようにかかわっていくのでしょうか。  3、1階のコミュニティスペースは隼のまちづくり委員会が使用するとあります。さまざまな利用方法を考えるようですが、共同スペースの光熱費などの経費、利用料負担はどうなるのでしょうか。  4、隼は、隼駅に隼ライダーが集うことも影響しての計画のようですが、休息拠点などの具体的なことは何かあるでしょうか。  5、町内の他地域への説明会などの計画はあるでしょうか。  以上、5点お願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、隼Lab.の取り組みについてということでいただきました。  最初に、隼Lab.の取り組みと人口減少対策ビジョンとの関係でございます。現在、旧の隼小学校を活用いたしました隼Lab.の整備に向けた取り組みを進めているところでありますが、これは八頭町の総合戦略で示しました重点取り組み事項の一つでもあります、八頭イノベーション・バレーの創設を具体化するというものであります。  先般、施設整備計画の議決を賜りましたが、起業家やイノベーターが活躍し、地域課題を解決していく取り組みを積極的に行っていく八頭イノベーションプロジェクトの戦略拠点として、県内外の企業のビジネス拠点と地域の皆様方が利用できるコミュニティスペースをあわせ持つ施設として整備を進めているところであります。  この取り組みは、総合戦略の重点取り組み事項として位置づけ実施しているもので、総合戦略策定の前に取りまとめました八頭町人口減少対策ビジョンには、直接的な記載というものはございませんが、ビジョンの中には介護、福祉、それからIT産業等の企業誘致、空き工場でありますとか遊休施設跡地利用というような施策を掲げておりまして、こうした取り組みを具体化するものとして、その方向性に沿った取り組みになっているものと考えているところであります。  2点目の施設整備後の施設運営会社、それからシーセブンハヤブサとの関係ということであります。  施設整備後の運営につきましては、その運営が事業として成立し、継続的な取り組みとなることが重要であると考えているところであります。事業といたしまして、企業や利用者が集まり続ける環境を構築し、隼Lab.発の新しい取り組みを進めていくため、隼Lab.をブランディングし、運営、発信し続けていくことが重要であるということでありまして、経営責任を明確にした上で長期的かつ柔軟な運営を図るために、町直営ではなく民間の力を活用した体制が必要ということであります。  また、こうした取り組みに共感し、参入を検討している企業がビジネスとして隼Lab.自体の経営に関与することで、長期的な関係や設立する事業会社が実施する事業への実質的な協力も確保されることから、事業主体として株式会社シーセブンハヤブサを創設することとなったところであります。  同社には、町からの出資はございませんが、施設運営に当たりましては安定的な経営となるよう、町有施設の提供という事業運営の根幹で関与を図っていくこととしており、入居企業や運営状況の確認、地域との関係等について連携して取り組んでまいるというところであります。  3点目のまちづくり委員会が利用するコミュニティスペースの光熱費等の費用負担の関係であります。1階のコミュニティスペースにつきましては、まちづくり委員会での活動やシーセブンハヤブサのいずれも利用することから、町を初め地域団体の隼創生会、シーセブンハヤブサで設立いたしました運営協議会において、地域におけます使用頻度や使用方針等を調整しながら運営を行うことを想定しているというところであります。  その際、まちづくり委員会等の利用で発生する光熱水費等の関係でございますが、他のまちづくり委員会との関係から、隼地区まちづくり委員会に費用の負担を求めるのは適当ではないと考えております。費用負担は町からシーセブンハヤブサへ支払いを行うということになろうかと思います。   今後、関係者の皆さん方と検討、調整を進めたいというところであります。  4点目の隼ライダーの休息拠点としての計画ということであります。隼Lab.の整備につきましては、2階、3階を企業が利用するビジネススペースとする一方、1階はまちづくり委員会等で利用するコミュニティスペースに加えまして、飲食テナントやコミュニティラウンジを設ける予定であり、地域の方のみならずライダーの皆さん方の休憩にも利用していただけるものと考えております。  最後に、町内への説明会についてということであります。隼Lab.の取り組みにつきましては、今後、施設の整備が進みオープンが近づいてくる中で、町内外の皆様に取り組みを知っていただくことが重要というふうに考えております。これまで、隼地区での説明会、町内全体への説明会、隼地区の各集落での説明会等や広報やずでの広報、それから入居予定企業の主催によりますイベントの開催などを行ってきたというところであります。  今後、行政懇談会の場でありますとか広報紙、ホームページ等を通しまして、町内の皆様へ周知を図っていくとともに、県内外での周知活動等も行ってまいりたいと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 隼ラボ整備工事請負契約の締結が5月29日の臨時会において可決されまして、1億44万円で工事がされます。この工期は、11月30日までとなっております。  それでまた、下のまちづくり委員会が入るところは4,000万円の予算で工事が進められると聞いています。全体でこの隼Lab.の費用が1億6,000万円程度かかる話になりますが、まず1点、こういった計画が行われているのを八頭町の知っている方は知っていますが、八頭町全体でどれぐらいの方が知っていらっしゃるかというようなことを町長はどのように把握しておられるか、そういったことは聞いてみられたりしたことはないでしょうかということが1点と、また、無償貸与するということなんですが、それは議決はいつされるのでしょうか。無償貸与するとは聞いていますが、議決はいつされるのでしょうか、この2点お願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) この契約につきましては、折に触れ町民の皆さん方に説明をしてきた経過がございます。隼地区を中心ということだったかもわかりませんが、各集落にも出かけていきましたし、町全体の説明会もさせていただいたというところであります。  今、奥田議員のほうから金額のお話がございましたが、そういった面ではどういったものをつくるというお話はしましたが、金額全体については、なかなか皆さん方がそこまでそれこそ知っておられないのかもわからないというふうに思っておりますし、それから、貸与のお話ございました。これは今検討しているところでありまして、9月の議会で議会とも協議をさせていただけたらというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 1億6,000万円です。SL博物館ができたときに1億円かかって、また箱物をつくるということで、かなり私のほうにもいろいろ、箱物をまたつくるんかという意見もありました。今回のもまさに箱物ですね、1億6,000万円。そのお金が実際、工事契約を受けて11月30日にできます。早急にこういったことができているということを八頭町全体の人が理解してもらえるような努力をぜひしていただきたいと思います。  また、無償貸与ですが、1億44万円でできたものを、はい、どうぞと渡します。そういったことの理解というのも必要だと思います。  それで、さらに八頭町のホームページ、隼Lab.のところが随分リニューアルされて変わっています。この家賃収入等のことの金額も全て、このホームページの中には出て、利用料とかも出ております。この無償貸与が条件でこの金額になっているのでしょうか。そういったところも何か情報のほうが先走っている形で、無償貸与するから安くで入れるよという形で今広告が出ているんですが、こういうやり方はいかがかと思うんですが、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 箱物というお話をいただきました。統合して小学校がまず校舎になります。そういった面では、施設の有効活用ということで町としてこういう計画を立てさせていただいたというところであります。  旧の隼小学校でいいますと、生徒さん、それから先生の皆さん合わせて50名弱ぐらいというふうに、常時学校に通われていたというふうに思っております。そういった中で小学校がなくなるということであれば、施設も当然あいてくるということでありますし、何より地域が寂れるということがあろうかということがございました。そういった中でこういった計画をし、地域をにぎやかにしようというのが一つの目的でございましたし、それからホームページの今お話がございましたが、かねてから入ってくる起業家の皆さん方には御負担がかからないというようなことで方向性を定めてきょうに至っているというところでありまして、ちょっとホームページの内容まで確認はいたしておりませんが、そういったことで少し先走ったといいますか、そんな形でちょっと進んでいるのかなというふうに思っておりまして、そのあたりはシーセブンハヤブサ、そのあたり調整はしてみたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。
    ○1 番(奥田のぶよさん) 八頭町には指定管理の制度で限られたお金の中でやりくりされているという管理者制度があります。今回のは無償貸与です。それぐらい地方創生で吉田町長がやっていきたいという思いで無償貸与ということになっていると思うんですが、もう一度この地方創生が隼Lab.だということで動いているんですが、町長はこの事業を無償貸与も当たり前だというか、そうしないといけないと思われているのかどうか、そういったところをもうちょっと丁寧に説明されるべきだと思います。  また、例えば極端な話ですけど、芝を植えるという計画があります。駐車場の整備もあると。今回の工事契約は、建物だけですね。そういった芝生を植えて、住民の方と協力して芝を植えるということも大事なんですが、その後の管理とかそういったもの、また、窓ガラスが割れる。指定管理ではなくて無償貸与ですね。どの範囲までが八頭町が負担しなければ今後いけないのでしょうか。その辺はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 地方創生の総合戦略の四つの重点項目ということで上げさせていただいて、これイの一番に隼Lab.の関係をさせていただいております。なかなか、八頭町には大きな企業というものは来てもらえないということは奥田議員も御承知だというふうに思っておりますが、遠くからでもできる企業ということで、サテライトオフィスというような形で考えさせていただいたというところでありますが、無償貸与のことにつきましては、丁寧な 説明ということでありますので、7月に行政懇談会に出かけます。総合戦略の取り組み状況等も町民の皆さん方にお話をする機会ございますので、そういったところでお話をしたいというふうに思いますし、また、芝等の管理のことであります。基本的には施設の整備は町のほうで行いますが、管理については事業者の皆さんに行って。  芝の整備も事業者が行いますし、それから施設の管理についても事業会社のほうで行っていただくというスタンスであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) では、芝刈り機は町が買ってあげるけど、芝刈りはそっちの業者がするということですかね。そうじゃなくて、全部お任せという形ですか。窓ガラス、本当に細かいことなんですが、何が起こるかわかりません。無償貸与するのは1回のお金で済むのか、これから継続して町がどのように。  先ほど、まちづくり委員会のお金は町が負担しなければならないのでシーセブンに払うと言われたんですが、どうなんでしょうか。今回の分で無償貸与、はいって形ですかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) よく草刈り機の話が出ますけど、草刈り機は購入するつもりはございません、町として。まだ実際、詳細が詰まっていないという状況でございますので、きちっと事業運営会社と話をさせていただいて、改めて議会にも協議なり報告をさせていただけたらというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) ホームページのほうが先走っていろんな値段が出ているということで、実際、11月30日に工事が終わるんですが、募集のほうは8月ぐらいからが開始時期だというふうにも書いてあったんですが、本当に先行してこういったものが動いています。  そこで、ちょっと見ますと、そこにツクルバという設計監理をされたコワーキングの専門家でその方に2階のコワーキングスペースをつくってもらうために、そこがいいということで設計監理されたツクルバというところが、co−baという形で入られるそうですが、このco−baとシーセブンとの関係がちょっとわからないんですが、どうなっているんでしょうか。   ツクルバは、シーセブンの中に入るんでしょうか。コワーキング、そこだけなのでしょうか、ちょっとその辺教えてください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ツクルバさんには、コワーキングの関係ということでお世話になっているというところでありますが、今、co−baの関係がございまして、その内容につきましては創生監のほうで答弁をさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 創生監。 ○地方創生監(角園太一君) お答えいたします。  株式会社ツクルバのほうは、施設の設計管理といった、そういう設計の業務、デザイン業務とあわせまして、実際そこでイノベーションをした場所を使ってコワーキングスペース、コーバというもの、co−baですけれども、というものを運営しているという会社でございます。今回、co−baというコワーキングスペースには東京であるとかその他の地方というところで運営していて、一緒に連携しながらいろんなイベントをしながら、それで共通会員みたいな形で、例えば隼で入れば東京に特に出張に行ったときにも一緒に使えるといったような利用ができるような形になっております。  ですので、そのブランドの中でここでもやっていきたいという形で今回お願いをしてきたというところでございます。こことシーセブンハヤブサとの関係ということになりますけれども、co−baというところは場所の運営をするところですので、ここが直接入ってきて運営をするという形が一つあり得ると思いますし、もう一つはそれをフランチャイズという形でフランチャイズ料を払ってシーセブンが運営するという、いずれかという形になろうかと思います。そうしたところは、この営業者の中で検討されるということだと思いますけれども、いずれにしろそのブランドを利用して相互利用できるような形でやっていくという形を考えているところでございますので、それは運営の中でいずれがシーセブンハヤブサのほうの財政的、経営的な面でよいのかというところも含めた検討の中で整理されるものというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) そしたら、このco−baというのは、シーセブンハヤブサが運営するという捉え方でいいんでしょうか。町は、特にもう入らない。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 地方創生監が答弁します。 ○議 長(谷本正敏君) 創生監。 ○地方創生監(角園太一君) お見込みのとおり、co−baの運営に関して、町が直接ツクルバのほうに委託するという形には恐らくならないというふうに考えております。シーセブンハヤブサが運営するか、co−baが直接シーセブンのところから場所を借りて運営するかどちらかという形になろうかと思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) こういったシーセブンハヤブサができて、この前4月7日の記者会見も華々しくありました。その中で、7社、今入るということで、実際そこに何か住所というか、そこに会社を置くのは、手を挙げられたのがどうも4社だったと思うんですが、その4社の方の会社の本住所というかそこは八頭町なんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今、4社のうち2社については八頭町でというふうに伺っておりまして、残りの2社については県外ということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 平成27年度から地方創生事業ということで、この隼Lab.の運営のためにSBヒューマンキャピタル株式会社に平成27年度1,000万円、平成28年度は943万4,000円、平成29年度も925万9,000円、業務委託料が出ていまして、3年間で約3,000万円の委託料です。この委託契約は1年単位だというふうに私は伺っているんですが、実際いろいろな計画書を見ると、30年とか31年とか、割と5年とか3年とかという計画がすごく延びています。この契約は地方創生のお金があれば、次にもというような考えはあるんでしょうか。委託契約はちょっとわからないので、その辺ソフトバンクのヒューマンキャピタルの委託契約についてお伺いしたいです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) これまで、おっしゃるように3年間契約をさせていただいております。そういった中で単年契約、27、28、29年ということであります。契約書のほうは1年間でありますし、計画ということになれば年度を超えた計画ということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) では、今後も業務委託料は必要であれば続けられるということでしょうか。  また、こういうふうにSBヒューマンキャピタル株式会社の委託のおかげですごく形になってきた面もあるんですが、実際ここも県外の業者ですね。それで、先ほど言われた7社のうち2社が住所が八頭町だということで、税収入のこととかいろいろ考えたときに、実際このやっていることが1億6,000万円かけているお金と、考えたときにどうかと思ったりもするんですが、地元にお金が落ちる仕組みがあってこその地方創生だと思うんです。情報発信事業も平成28年度、結局は東京の業者がよりすばらしかったからということで持っていかれました。今回の2階の設計業者も県外です。本当に、お金が地方に落ちるのではなくて、全部よそのほうに流れているというイメージを持たれても仕方がないかなと思う今の現状なんですが、町長、その辺どう思われますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) いろいろ考え方はあろうと思います。一つとして、最初申し上げましたように、地域の活性化というのが大きな目標であるということは御理解していただきたいと思います。そういった中で、今、税収入のお話がございました。先ほど申し上げましたように2社は八頭町に拠点をということで伺っているところでありますが、そういった面では本社機能といいますか、そういった面も話をしてみたいというふうに思っております。  ただ、税収入ということで申し上げますと、運営会社自体は旧隼小学校に拠点を置かれるということでありますので、当然、八頭町のほうに税は入ってくるということであります。ちょっと少し長い目で見ていただけたらというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 長い目というのは、例えばそういったイノベーション・バレーというところが隼にあって、周りの小学校がこれからどんどんITの教育も進んでいきます。そういったところで子どもたちが刺激になって教育の面でもということで、長い目というのはわかるんですが、実際この建物ができて従業員は2人だったかな、最初の計画が。そうやって少しずつ、どんどんふるさと納税の支援をやって、初年度は500万円程度の赤字だけど、どんどん黒字に移管するというような計画書を見させていただきましたが、実際本当にここを利用する、税収のことを言ったらちょっとあれなんですが、八頭町に住所を置いて、八頭町に家を建てて、八頭町に生まれた子どもたちを学校に通わせるとか、そういったことまでは考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今、お二人と言われましたのは、シーセブンハヤブサの運営会社の関係でお二人ということであります。新たな業の参入ということでありますので、それはサテライトオフィスということでこれから使っていただくということです。  人数のほうは今、では何人かということはちょっと申し上げられませんが、将来的には先ほどありましたように、本当に定住していただいて、町のほうも子育て支援に力を入れておりますし、そういった面では八頭町の人口減少対策に通ずるものだとは考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 長い目といって、サテライトって、いつまでもずっとサテライトでやっていっても、結局は住所がよそにあったら、本当にこの地方創生と考えて地元に人がふえてお金が落ちて、豊かになっていくということが地方創生だと思うんですが、長い目で見てというのと、この地方創生は総合戦略ということで、すごく短いスパンで計画を立てて、5年後にはKPIへ出して人の交流を図ろうという計画と考えますと、少し先ほど町長が言われた長い目っていうのと総合戦略というところを考えたときの捉え方が、ちょっとずれがあるのかなと思ったりもします。  ちょっとそのずれのことについてが1点と、時間がなくなってきましたので、コミュニティゾーンのほうの話をさせてください。  1階は4,000万円で隼のまちづくり委員会が入りますと、いろいろな扱い方で地域、町内外いろんな方が利用してほしいということですが、まちづくり委員会、過去の質問にもさせていただきましたが、まだあと5地区残っております。まちづくり委員会を4,000万円で修繕して入るということを考えましたら、今まだできてないところ、これからどんどん会合の関係で、そういう地元の支援が必要になってくる状況にありながら、いまだに立ち上がっていません。例えば、住民さんから、隼のまちづくり委員会にあんないい施設あるんだったら、自分たちのところにもつくってくださいというような意見、そんな意見が出たらどうしますでしょうか、ちょっとその2点お願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 長い目でというふうに言ったことと、それから総合戦略は短いスパンでというお話でございますが、総合戦略というのは将来に向けての取り組みというふうに思っておりますので、短いスパンで全てができるというふうには考えておりません。  それから、委員会の施設の関係であります。新しいものをそれこそ今まで建設したということはございません。そういった中で既存の施設を改修させていただいて、皆さん方に活用していただいているということであります。  今回、それが隼の皆さん方からすれば、旧の隼小学校の中の一部を活用していただくということでありますので、ほかの施設と変わりはないというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) いろいろ最初のずれというのは、総合戦略で着々と進めていくのには、今のこういう状況でないと、結局は新しいことを生み出すというのは大変だと思うので、なかなかそういうところで温かく見守ってほしいという思いだと思います。  また、まちづくり委員会なんですが、やはり4,000万円です。当初の計画は、財団が6,000万円でした。それで、6,000万円のときの町の持ち出しが1,500万円で、4,000万円だったら2分の1のお金で済むといとうことで2,000万円。差額は500万円なんですが、こうやって急がれた、財団をやめて地方創生のほうに切りかえられたいきさつをもうちょっと詳しく教えていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) この経過につきましては、議会の皆さん方にも説明をしてきた経過がございます。そういった中で、一つとして大きかったのは、同時に施行できないということがございました。国の今発注させていただいております大きな部分、それは平成28年度の繰り越しということでございましたし、それから、財団さんのほうにいろいろ話をさせていただいたんですが、ゴーになるといいますか、オーケーになるのが平成29年6月以降というようなことがございまして、やはり工事ということになれば出会い丁場ということもあるんですが、同じ時期に施行するということが一番望ましいわけでありまして、なかなか財団さんのほうの交付決定の関係との時期との兼ね合いで、今回こういった形で発注をさせていただいたというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) 財団のときの予算の6,000万円は、マックス6,000万円とられていたということなんですが、同じ設計で、4,000万円、2,000万円減額できたわけですが、修繕のこととかいろいろ考えたら、もっともしかしたら工事のほうが上乗せになるのではないかと思うんですけれど、できればさっきシーセブンというかこちらの上のほうのLabのほうは急いだっていう面はわかるんですが、もう少しまちづくり委員会のほうは時間をかけて整備していったほうがよかったと思うんですが、急がれた理由を。先ほど言った、同時にしたほうがいいということだけなんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 財団の6,000万円というのは、あくまでもマックスが6,000万円ということでありまして、まだ当時は設計もできていない段階での本当に超概算といいますか、そういった数字だというふうに思っております。  後でもいいじゃないかというお話でございますが、施設の整備とすれば同時改修ということが望ましいという判断の中で、こういう対応をさせていただいたというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) できれば、今度あります住民の説明会のほうにも、こういったところも説明を加えていただけたらと思います。  本当に、隼Lab.というのは、隼ライダーが集う隼駅からスタートということで、コミュニティ施設に隼ライダーが集うことでまた全国発信していけて、そういったことで全国からライダーが来て、またライダーたちに隼Lab.のことが伝わっていくという仕掛け、すごくいいことだと思います。  時間もなくなってきましたが、本当に住民の説明会開かれるときに気をつけていただきたいのが、まさにこの事業というのは片仮名が多いんですね。イノベーターとかインキュベーションですが、インキュベーション機能とかコワーキングとか、本当に丁寧に説明をしていかないと、本当にこの片仮名だけで上滑りしていくというイメージがあるんですが、その辺ちょっと丁寧に説明をいただきたいと思います。  本当に、この事業が地方創生で一番にやるという町長の決意を最後聞いて、私の質問は終わりたいと思います。町長のこの事業にかける決意を述べていただきたいです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 説明については、丁寧な説明をさせていただきたいと思います。確かに、片仮名の言葉が多くてあれですので、本当に住民の皆さんにわかりやすい説明に心がけたいというふうに思います。  決意ということでありますが、総合戦略を策定したときから、先ほども申し上げましたが、イの一番に八頭イノベーション・バレーの創出ということで掲げております。そういった部分でお酌み取りをいただきたいというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○1 番(奥田のぶよさん) すいません。本当に、やるぞという強い決意がぜひ聞きたいと思うんです。本当に、夢あることをやろうとしてて、1億6,000万円お金使って、地方創生監も1年残ってくださって、いろんな方を巻き込んで、隼から風を起こしていくというロゴマーク、そういったことで、町長、頑張ってやっていくという決意を本当に聞きたいです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど来言っておりますけど、本当に新しい取り組みということで、県下でもこういったモデルはないというふうに思っております。そういった面では自信を持って取り組んでまいります。 ○1 番(奥田のぶよさん) 終わります。ありがとうございます。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、1番、奥田のぶよ議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。     (午前10時42分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午前10時55分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、13番、尾島勲議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎尾島 勲議員質問 ○13番(尾島 勲君) 議場の皆様、ケーブルテレビをごらんの皆様、こんにちは。尾島でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。  まずは、キャンプ地誘致についてであります。2020年開催される東京オリンピック・パラリンピックのグラウンドホッケーのキャンプ地誘致についての一般質問を、私を含め数人の議員が過去において何度か行っております。ことし4月下旬には、平井鳥取県知事とともに、薮田教育長が町長の代理人としてニュージーランドを訪問し、キャンプ地誘致についての協議を重ねたと聞いております。  また、5月17日に鳥取県庁で第3回鳥取県東京オリンピック・パラリンピック誘致推進委員会が開催されております。本町へのキャンプ地誘致には、練習用のグラウンドを初め、いろいろな周辺の環境整備を行う必要があると考えます。先ほどありましたように、福井県や京都府等の県外強豪地への情報漏洩にならない範囲で伺っていきたいと思います。  @4月下旬のニュージーランド、5月の県庁で行われた協議の具体的な内容は。  A今現在、キャンプ地誘致について、町長の基本姿勢や考えは。必ず誘致するという決意はあるか。  B練習用グラウンドは、いつまでに、どこに、幾らくらいの予算で、どのような施設を整備する予定なのか。  C選手が宿泊する施設は、どこに、どのようなものを考えているのか。  D選手や取り巻きのスタッフの食事について、八頭町産の農産物を積極的に取り入れる用意はあるか。  Eオリンピックのキャンプ終了後、ニュージーランドとの交流をどのように展開してくのか。今現在、思いはありますか。  Fキャンプ地誘致に向けて、今後の展開やスケジュールは。
     町長も御存じだと思いますが、来週6月15日に鳥取県議会で福田県議が東京五輪に向けた我が県の取り組み状況について、八頭町へのキャンプ誘致についてと題し、平井知事に一般質問をいたします。きょうの町長の答弁、教育長の答弁を参考にし、連携をとりながら質問をしたいということでしたので、御承知おきください。  そうしましたら、以上、関係する項目について、町長、教育長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、13番、尾島勲議員の一般質問についてお答えをいたします。  東京オリ・パラのホッケーのキャンプ地誘致を念頭に置いた環境整備についてということでいただきました。  最初に、質問にお答えする前にちょっとお断りをさせていただきたいと思います。これから教育長が答弁いたしますが、ホッケー競技場の整備につきまして、まだ総務教育常任委員会にもお話をさせていただいておりませんし、そういった面ではちょっと順番があと先になることをおわびをしたいというふうに思います。御理解をお願いしたいというところであります。  7項目いただきましたが、私のほうでは2番、5番、6番について答弁をさせていただいて、残りについては教育長のほうで答弁をさせていただきます。  最初に、2点目のキャンプ地誘致について、町長の基本姿勢と決意はということであります。  キャンプ地誘致につきましては、鳥取県として誘致の方向ということでございます。町といたしましても、ぜひホッケーのキャンプ地誘致を行いたいというふうに考えているところでありますが、先ほど来ありますように、ほかの他県でもこういった話がたくさんございます。国内に何カ所かニュージーランドチームのキャンプ地誘致を行っている自治体があるというところでありまして、これまでニュージーランドチームと交流してきた実績のある自治体もありますので、ハードルは高いと思いますが、今後も県と連携をとりながら誘致活動に取り組んでまいりたいというところであります。  それから、5点目の選手やスタッフの食事について、八頭町の農産物を積極的に取り入れる用意はということであります。  当然、売り込んでいきたいというふうに考えておりますが、どのような食事を望まれるのか、必要な食材を取りそろえることができるのかといった問題も考えられるというところであります。料理をする人もふくめまして、相手の意向を伺った後でなければ判断ができないというふうに思っているところでありまして、これについては状況を見定めたいというところであります。  それから、6点目の終了後の話であります。ニュージーランドとの交流をどのように展開していくのかということであります。  ニュージーランド代表チームのキャンプ地の誘致ができた場合、終了後にさまざまな分野で交流することは、奥田議員のときも質問ございましたが、英語圏であります語学力やホッケーの競技力の向上等、有益なことは多々あるというふうに考えておりまして、今後検討してまいりたいと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、尾島勲議員の御質問にお答えしたいと思います。  1点目でございます。4月下旬のニュージーランド、そして5月の県庁での協議の具体的な内容ということでございます。  まず、4月下旬のニュージーランド訪問でございます。これは、本年開催をされましたワールドマスターズゲーム、オークランド大会というのがございまして、これの開会行事などに平井鳥取県知事が参加されました際に、ホッケーニュージーランドチーム代表のイアン・フランシス氏と面談ができる機会を設けていただきましたので、町長代理として4月22日に訪問してまいりました。  この協議内容ですけれども、ニュージーランドホッケーチームのキャンプ地誘致に当たりまして、チームの希望を聞き取りまして、意見交換をしたということでございます。内容につきましては、キャンプ地の人工芝、キャンプを行うチーム、気象条件、食事のリクエストに応えられるかどうか、キャンプ施設の概要、これはトレーニング施設でありましたり、ミーティングルームといったことも含んででございます。それから、キャンプの実施期間、費用負担、キャンプ地選定の時期、それから事前視察先等々について協議をしたということでございます。  また、5月17日でございますが、これは第3回鳥取県東京オリ・パラキャンプ誘致推進委員会が開催されたわけですけれども、これは総会に当たる会議でございます。各競技におけますキャンプ地誘致の現状報告等があったわけですけれども、これは40分程度の会議でございまして、細かな話というところまでは至っていないというように伺っております。  それから、次に練習用グラウンドのことについてでございます。ニュージーランドの代表チームは、2020年だけではなくて、来年2018年、2019年も日本での合宿を行いたいという意向がございます。4月のニュージーランドにおけます協議では、人工芝が東京大会仕様であるということを、キャンプを行う第一条件として上げられたわけでございます。したがって、施設整備に当たっては、オリンピック東京大会のホッケー競技場と同じ人工芝を使う必要があるということだろうと思っております。  それから、トレーニングルームやミーティングルームなどのクラブハウス機能も必要になるものと思いますけれども、どの程度の施設を望んでおられるのか、具体的な話はそこではできておりません。  いずれにしましても、7月以降にこのイアン・フランシス氏と代表監督、並びにコーチの3名を鳥取県へ視察に来ていただけるように折衝中ということでございます。この視察後に具体的な整備方針を定めることになるというように考えておりますけれども、少なくとも平成30年度には完成をさせておくという必要があるというように思っております。  あと、宿泊の関係ですけれども、通常でございましたら鳥取市内のホテルということになるんだろうと思いますが、今現在、鳥取県と一緒にキャンプ地誘致を行っているというところで、ニュージーランドのチームでありましたならば、青谷にありますダイキンアレス青谷、こちらを使ってもらってもよいという会社のほうの意向があるというように伺っております。  それから、7点目でございます。キャンプ地誘致に向けた今後の展開やスケジュールということでございますが、この7月以降、ニュージーランド代表監督等関係者が訪問される予定でありますので、2018年、2019年の合宿等とあわせて誘致に向けた協議をしてまいりたいというように考えております。また、施設整備につきましても、平成30年度の完成に向けて検討してまいりたいというところでございます。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) やっぱり教育長にちょっと尋ねます。  先ほど、グラウンド、いつまでに、どこにという話の中で、平成30年度までに完成をするんだと、東京仕様のものをつくるんだという話がありました。では、詳細については、7月以降詰めていかないといけないという話がありましたが、今現在、教育長の頭には、八頭町だったらどの辺がええだろうなみたいなところはありますか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) いわゆる、排水対策のことがございますので、候補地は絞られていくのかなというようには思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) ですから、今の話でやっぱり他の県の情報漏洩になるから言えないという部分なんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) まだいろいろ説明をしておりませんので、ここで申し上げるのはどうかなというところで、先ほどのようなお答えを申し上げましたが、一つには船岡の今野球場で使っているあたりというのが考えられるのかなということは思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) それは、具体的に言うと、船岡のトレーニングセンターのあたりということで、そういう理解でよろしいですかね。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 確定をしているというものではございませんが、そういった思いでいるというように御理解をいただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 先ほど、冒頭に常任委員会にお話を通してないからということがありましたので、今のはあくまで教育長の思いということでお聞きとめておきます。  Dの食事については、次の質問の中で尋ねていきたいと思いますので、これは飛ばしますが、総合的に見まして、キャンプ地誘致、いえば登山に例えると、今何合目まで登ったかなくらいなつもりはありますか。それぞれ、町長、教育長、いかがですか。答えが違ったら、ちょっとおかしいと思いますけどね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 何合目というお話ですが、ちょっとそこまで考えたことなかったですね。手を挙げて、先ほど40分ほどの会合だということがございましたが、総会ございました。その会については、鳥取県のほうで補助金を負担されてということ、たしか800万円ぐらいの予算で取り組んだ会だというふうに思っておりますが、不用額といいますか繰越金がたくさん出た会議でありまして、それは当然、翌年度に使うような会ということで、誘致に向けていろいろ県とされてもその会が今視察にというようなことで、たくさん費用を組んでいるというところでありますが、町のほうも2回、私その会に出させていただきました。鳥取県内ではそんなに多くの誘致活動というのはないやに思っております。鳥取市が陸上ということでありましたし、それから卓球もそうですかね。倉吉が自転車、それから境港は海の競技があったんですが、波の関係で諦めたというようなお話もございました。  県も一生懸命取り組んでいるというような中で、町もでき得る限りの支援をということで、今一緒になって取り組みを進めているというところでありまして、ちょっと何合目ということは、先ほども申し上げましたが、考えてはいないと、考えられないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 何合目ということでありますが、私もそこまでは考えておりませんでした。ただ、仕事をしてまいります上で、百里を行く者は九十を半ばとするということがございます。少なくとも決まるまでは気が抜けないのかなという、話だろうというように思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 何合目という具体的な話があるものかなと思ってましたが、そうじゃないと。当然、エベレストに登るにもベースキャンプ、いつ、どこまでに、何合目まで行くというような数値目標が出てきますよね。そういう部分がないというのは、ちょっといかがなものかなと思ってみますが、ここでじゃあ何合目と決めれませんか、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まだそれこそ、具体的にもなっていないわけでありますし、道半ばということで、まだ課題もたくさんあるというふうに思っております。何合目と今お話ししようということであれば、3合目か4合目ぐらいじゃないかなというふうに思います。課題がまだたくさんあると。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 教育長もそれでよろしいですか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 私の感触でも、4合目はちょっと言い過ぎなのかなぐらいには思います。少なくとも、半分まではとても来ていないということだろうと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 私、半分ぐらい行かせているつもりで、皆さん動きになっていらっしゃるかなと思ったんですが、少しちょっとがっかりした部分があります。  そうしましたら、3合目、4合目である現状を踏まえて、頂上まで登るためには何が必要なのか、他の競合相手とか競合地、客観的に見て何がまさってて、何が劣っているのか、そういう部分は整理されておりますでしょうか。  要は、キャンプ地誘致を必ず実現されるんだというような思いがあれば、それに向かって行動がとられていくはずであります。そういう強い思い。同僚議員の中では、最後にもやもやと言われて終わりましたけれども、頂上まで登り切るために、今何が必要不可欠だとお考えなのか、再度、町長伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 何が必要かということでございますが、一番は熱意だろうというふうに思います。  そういった中で、いろいろ他県でも取り組みを進めておられるということは伺っておりまして、地理的条件というようなことも一つの大きな要因もあるというふうに思っておりまして、言われておりますのは羽田の空港から鳥取空港まで来まして、それからキャンプ地といいますか、その会場が近いというような利便性というようなことも一つの材料でありますし、それから食べ物というお話もございました。そういった面では新鮮な野菜であれ、それから海の幸であれ、そういったものも近くにあるというようなことも大事だろうというふうに思いますし、向こうの皆さん方がどう判断されるかということも大きな課題だというふうに思います。  それこそ、教育長がありましたけど、これからそういった条件的なものを具体的に伺うという段階でありますので、そういった面からすれば、そういった具体的にいえばニュージーランドの皆さん方がどういったことを本当に要望されるかということに対して、県なり町としてどこまで本当に対応できるかということだと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 今、町長の答弁、熱意だとおっしゃいました。そのとおりだと思います。しかしながら、町長が思っていらっしゃる熱意が、住民の方々に伝わっていますか。何かそこが弱いような気がするんですよ。  先ほどの事例もありましたように、町全体で取り組むような他の自治体もあります。八頭町の場合は、今本当にどこまでいっているのかなと、町長の思いが、熱い熱意がどこまで住民の方に伝わっているんだろうと。それを鑑みた場合にですね、何か町長を含め執行部のほうでですね、ただ動いているように見受けられて仕方がないんです。それを外に向かっていく手段、今後どのようにとっていかれますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 熱意といっても、熱意が足りないんじゃないかというお話だと思いますが、やはりまだ条件が整わない段階であります。先ほど、何合目かというお話がございましたけど、実際3合目、4合目というふうに申し上げましたが、そういった例えばそれが6合目、7合目になれば、具体的な話もできるというふうに思いますが、今時点でそれこそ大きな話というのはできないと思います。ある程度、具体的な内容が詰まりましたら、当然、議会の皆さんもそうですし、そして町民の皆さん方にも、こういうことをするんだでということを話をさせていただいて、理解を求める必要があるというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 決して、弱いとは思いません。その伝え方、手段が弱いというか、そこが何かはっきりしないというように思います。思いじゃなくてやり方の問題だと思います。  今、はっきりしないから言えないんだというふうに言われましたが、自分が決めて、逆に引っ張っていくというところも必要じゃないですか。町長、いつもの答弁で、いつもそういう形で答弁されますので、これはどう言ったらいいのか、それ以上のものはないのかなと思いますけども。  以前にですね、私、町長、キャンプ地誘致について一般質問したときに、こういうことをやりませんかという話をしたと思いますが、覚えてらっしゃいますか。ませんよね、こういうことを言っていますよね。ナポレオン・ヒル財団の話をしました。ナポレオン・ヒルの成功哲学の話をさせていただきました。実現させたいことを紙に書く、それを目につくところに張る、それを声に出して言うということだったと思います。  要は、書く、張る、言う、そういう行動で視覚、聴覚が刺激され、成功に近づくという成功哲学です。具体的には、郡家駅や役場、各庁舎に、2020年東京オリ・パラ、グラウンドホッケー、キャンプ地誘致を実現させようと、そういう横断幕、あるいは垂れ幕を掲げてみてはどうだという話をさせていただきました。  先ほど、他の自治体では、そういうことをやっている自治体もあるという事例も報告されました。そういう思いをこの場で再度、やるんだということが町長の口から出ませんか。要は、自分で自分の逃げ道をふさいでいく、成功に向かって行くんだというところを、みずから奮い立たせられませんか。いかがですか、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 逃げ道というお話がございましたけど、いろいろ手法はあろうかと思います。そういった中で一つずつ解決していくということも大事だというふうに思っておりまして、自分を奮い立たせると、そういうお話ではないかなというふうにとりましたが、そういったことは参考にはさせていただきますが、今現在まだ横断幕とかそういったところまでは至っていないというふうに思います。  先ほど、教育長が7月以降にというお話がございましたので、そういったお話が終われば、当然議会の皆さん方にももう少し突っ込んだ話もできるというふうに思っておりますので、時間をいただけたらというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 今、町長からの答弁がありましたが、教育委員会としては、いやいや、うちが主になってやるぞという思いはありませんか、予算措置をつけると。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) このキャンプ地誘致の仕事を教育委員会のほうで主になってということで取り組ませていただいております。とりかかったものでありますので、ぜひ実現したいというのは当然の思いでございます。  したがいまして、ただそこには当然経費も発生しますので、皆様方の御理解もいただきませんと前に進まないということであります。  それから、7月以降来ていただくというようなことで調整はしておりますけれども、仮においでになれないということであれば、むしろ再度出かけていくということも選択肢なのかなというところもありまして、そのあたりでいろんな意味でアプローチをしていくということなんだろうと思います。  それともう一点、4月に参りましたときに、実は私、滞在時間24時間でありまして、向こうの皆さん、おまえ何しに来たんだという感じでありました。フランシスさんを初めとしまして、私はあなた方のキャンプ誘致する、このためだけに来たということを大きな声で言って帰ってきたわけですけれども、そういった姿勢を伝えていくということは、これからも必要なことなんだろうなというように考えているというところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 自分から、みずから動いて、もう一回訪問をせないけんような準備もあるという答えがありましたので、1問目、これで終わります。  次の質問。本町における今後の農業の施策や方向性について伺ってまいります。  町長は、公式の場で、本町の基幹産業は農業だとよく発言されております。戦後70年、農地解放に始まった農業改革、農業施策は、時代の流れとともに変化、発展し、今日を迎えております。しかしながら今現在、一般栽培、慣行栽培を主流とする農業のあり方などは、農家の所得額の減少、低迷、従事者の高齢化などの諸問題により過渡期を迎え、今までの考え方や手段では行き詰まっていくように思えて仕方がありません。  決定事項ではありませんが、今後、TPP11などに例を見る農産品の輸出入のさらなるグローバル化、EUなどで進んでいるグローバルGAPなどの国際基準化、及びICTの進化などにより変化する農業を取り巻く環境に本町の基幹産業である農業がおくれをとってはならなと考えます。  そこで、町長が言われる本町の基幹産業と位置づける農業について、今後どのような目標を掲げ、目標達成のためにいかなる手段を導入し、本町における未来の農業に取り組もうとしているのか、所見を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、本町における今後の農業の施策や方向性についてということでいただきました。  農業問題は、大きな課題と認識しておりまして、総合戦略におきましても重点項目の一つに掲げ、課題解決に向け現在取り組んでいるところであります。御承知のように、本年度、平成29年度で国の減反政策も最終年となってまいります。また、中山間地域での1反当たり7,500円の所得補償の交付金もなくなるということでございます。  国の動向といたしましては、全般的に保護主義ではなく、自由貿易の推進を目指している状況であります。ただし、自由で公正なルールに基づくものと位置づけていますので、WTO、世界貿易機構という大きな枠組みがあり、APEC、アジア太平洋経済協力会議、また東アジア地域包括的経済連携、そして今、TPPの11、イレブンということで、環太平洋連携協定でアメリカが抜けた中で署名し、署名11カ国による協議が行われているというところであります。しかしながら、そういった状況も足踏み状態ということで伺っているところでもあります。  このような中で、参加国拡大案も浮上しておりまして、先行きがまだ見えないという状況に見えます。11月に合意を目指すということでありますが、まだまだ交渉の難航が予想されるというところでもございます。  FTA、日米自由貿易協定の交渉をめぐります動向も見逃せない状況でありますので、厳しい状況が続くものというふうに予測いたしておるところであります。  このように、国の農業政策も目まぐるしく変わっていく中で、今後の農業生産活動にも大きく影響するものであり、国内外でも競争力が激しくなる予測されるところであります。特に、販売競争ではGAP、農業生産工程管理認証取得など、農家の販路開拓や販路安定には欠かせないものとなると考えております。今後を見据え、農産物の安全性など品質の根拠を具体的に示すものとして重要となってくるわけでありますので、八頭町としても現在取り組んでおりますGI登録などが今後重要になってくると考えているところでもあります。  農業施策といたしましては、農業ビジョンにも掲げておりますように、継続可能な農業を実現するために、認定農業者等の担い手の農業所得の向上と農業経営の安定を図っていかなければならないと考えているところであります。  また、農業が魅力ある農業、もうかる農業となるよう、水田営農及び果樹の振興に取り組んでいく必要もあります。水田営農におきましては、米のブランド化、特産米の生産に向け、1年前倒しで取り組んでいただいているところであり、目標に向かって一歩歩み出したと考えております。  今後の方向性といたしましては、ますます農業法人や大規模農家への依存度が高くなると考えられることから、町として新たな法人等の設立に向け、下支えをしていかなければならないと考えているところでもあります。
     また、果樹振興では、優良園の確保に向け、新規就農者や担い手へ引き継ぐまで維持管理にかかる経費などを助成するなど、取り組みを進めているところでありますし、担い手につきましては、毎年親元就農の制度を使った後継者の皆さんが出てきており、期待もしているところであります。  特に、これからの農業は、一つとして品質向上、品質管理といった品質面に力を注いでいかなければならないと考えております。二つ目として、米の需要が国内で上向いていると報じられておりますので、方向性といたしましては、今後も農業ビジョンに沿った形で進めてまいりたいと考えているところでもあります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) ビジョンに基づいてというような話もありましたし、現場状況等も話がありましたが、私、基本的な部分、なぜ一般栽培、慣行栽培をというふうに例を挙げたかという部分を今後ちょっと話をしてみたいと思っていますが、昨年11月29日に農林水産省がこういうものを出していますね。日本の農業をもっと強くという、13項目のある農業、競争力強化プログラム、そういうものが出ております。  本町において、この農業競争力強化プログラムは、昨年3月に出された、先ほどありました農業ビジョン、6ページの3、計画の対象期間で列記されているように、追加とか見直し、そういうものを何らかの形で反映されたのか。ただ、ずっと11月29日につくられたまま、そのままのビジョンで今現在あるのかどうなのか、その辺少し触れてみたいと思いますが、町長いかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 見直しの取り組みということだろうと思いますが、これは平成28年3月ですか、27年度末に作成したビジョンでございます。そういった中で、今は平成29年6月ということでありますが、いろいろ取り組みは進めているんですが、5年間の目標ということで掲げているんですが、当然、中途で見直しは必要だろうというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) ないならないでいいんですよ、今後やりますよということであれば構わないんですよ。急にできるものでもないと思いますし、ビジョンですので、大きな視点ですので、具体的な中身は今後詰めていっていただく部分かと思います。先ほど、もうかる農業という話がありました。それが基本になると思います。  今現在、本町で行われている農法について、ちょっと伺ってみたいと思いますけども、先ほど、私、一般栽培というものを言いましたので、一般栽培とか有機栽培とか自然栽培、これについてちょっと話をしてみたいと思いますけども、まず一般栽培とは、御存じの方も多々あると思います。化学肥料、化学合成農薬、除草剤を使用し、作物を育てる栽培方法であります。現代の農業はこれが主流であり、本町でもこの一般栽培が主流だと思います。  よく、日本の農産物は安全だと言われます。私もそうだと以前は思っていました。しかし、それは日本人だけがそう思っているだけであって、世界基準から見れば、先ほどありました品質管理の部分ですね。日本の農産物はとても危険な食べ物だそうであります。農薬の使用量を見てみますと、日本は中国、韓国に次ぎ、世界第3位であります。これは多い順番にですよ。何とドイツ、フランスの約4倍、アメリカの5倍以上も農薬を散布しております。日本の農産物が安全だというのは、残念ながら、中国と韓国の2カ国に比べてということになるかと思います。いろんなデータ引っ張ってくると、使用量なんかが出てますんで。  私の家も以前は、梨の生産農家でした。多いときは1町歩を超える梨をつくっておりまして、その際に梨への消毒回数、4月から8月の毎週行って、収穫までに20回以上消毒するんですよ。そういう農薬に頼った農業、梨生産を行っていたという実例ですね、一つの。  次に、有機栽培ですが、有機栽培とは、化学肥料のかわりに牛、豚、鶏などの家畜の堆肥の動物性有機飼料や米ぬかや菜種油の油かすなどの植物性有機肥料を使用します。よく、オーガニックと言われるものですね。農薬は全く使用しないものもありますけども、JAS、日本農林規格協会認定の31種類の農薬に限って使用してもよいことになっております。  しかし、その農薬の使用回数や使用量は上限がありません。農家ごとにばらつきがあり、一言でオーガニックと言っても、無農薬栽培以外の農産品もかなりの数出回っていることになります。また、有機肥料に含まれる硝酸態窒素が体内で亜硝酸態窒素に変化し、発がん性が考えられるニトロソアミンを生成すると言われております。  EU、ヨーロッパ連合には、食品中の硝酸態窒素の基準値が設定されていますが、残念ながら日本の食品は、硝酸態窒素の基準値が一切設定されておりません。  最後に、自然栽培ですが、この栽培方法は、化学肥料や有機肥料、どちらの肥料も、まして農薬も除草剤も一切使わないそうです。昭和63年、1988年に日本国内で始まった栽培方法であります。日本国内で始まったため、ジャポニックと表現され、奇跡のリンゴで有名な青森県の木村秋則さんが開発され、少しずつではありますが栽培面積が広がっているそうです。  町長にお伺いしますが、現在、本町で実施されている農業は、今申し上げた一般栽培、有機栽培、自然栽培、その3種類のそれぞれの比率といいますか、作付面積、そういうもののデータはありますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) GAPなんかいろいろとられておる法人さんなり個人さんであり。そういった件数については把握をいたしておりますが、先ほど言われました一般栽培、それから有機栽培、そして自然栽培、その三つのパーセンテージというのは把握はいたしておりません。  ただ、一般栽培が相対的には主だというふうに思っておりますし、自然栽培というのが一番少ないんではないかというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 今、町長からGAPの話がありました。これから聞いていく部分なんですが、八頭町内でグローバルGAPをとっていらっしゃる農場、農家というのはどれぐらいあるんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) GAPというのはいろいろ種類がございます。そういった中で今言われたグローバルGAPというのはとてもハードルの高いGAPだというふうに思っておりまして、200項目ぐらいあるんじゃないでしょうか。町内には、そういったグローバルGAPをとっておられる法人というのはございません。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 確かに、物すごい数のレジュメなんか見ますとすごい量ですんで、それは後でまた触れますが。  八頭町農業ビジョン10ページの5新たな取り組みの項目に新たなビジョンとして、オーガニックや自然栽培を専門に行う部署を立ち上げてはどうかなと思ってみたりもしますが、特に自然栽培は、先ほど申しましたように農薬とか肥料を一切使わないので、人体にとって、特に将来の八頭町を担う子どもたちにとって、安心であり安全であります。そして、それらは栄養価も高く、おいしくて子どもたちへ提供する食材としては理想的な栽培方法であるかと思っております。  今後,オーガニックや自然栽培を町長が言われる本町の基幹産業である農業の柱にする考えはありませんか、町長、いかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) いずれにいたしましても、これから付加価値といいますか、そういった農産物というのが主流になってくるんではないかなというふうには考えております。  そういった中でオーガニックというお話ですが、このビジョンができてまだ1年余りということでありまして、そんな中で町のほうとしてもまだ試行錯誤の段階、部分もあります。町としても支援できる部分については、当然支援はさせていただくということでありますが、ことし、八頭ブランド米ということで、ここの質問の中でもそういったお米の質問もいただいた経過もございます。ことしの3月に県の特別栽培農産物ということで認証取得をとっておられます。平成29年産米でそういった特産米で一つ新たなスタートを、一部でありますがしていくということでありまして、関係団体の皆さん方ともいろいろと協議をしてきた中での取り組みということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) わかりました。様子を見たいとか、まだできて間がないからというのは、そのとおりかもわかりませんが、町長の中でこういうことをやると、いわゆるトップリーダーとしての思い、方向づけというのは、みずからがやれることだと思いますので、その辺のところは町長のリーダーシップに期待したいと思っております。  それで、日本の国内の自然栽培に対する今後の普及活動についてですけども、まだまだマイナーな栽培方法ですので、予定ではことし秋、11月になりますが、衆参あわせた超党派の国会議員で結成する自然栽培推進議員連盟が設立されます。その設立発起人は、石破茂前地方創生担当大臣であります、ことしの11月です。これを機に、この流れを取り入れて、町長が発起人となって、八頭町自然栽培推進連盟なるものを立ち上げませんか。  そして、農業を取り巻く自然栽培への環境整備を実施した後、自然栽培推進の町、八頭町を宣言されませんか。町長、いかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど来、農業ビジョンのお話が出ております。なかなか一足飛びにそういったビジョンの取り組みもできるわけではないというふうに考えておりまして、今言われた自然栽培の町とか何とかというお話ですが、急に言われて急に返事ということはできません。  私の今のスタンスとすれば、こういったビジョンをきちっと一つずつ着実に実行していくということが必要だろうというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 当然、それは遵守していただきながら、こういうものをプラスアルファ、プラスオンとして今後展開していく用意はありませんかということを言ったんです。これをそのまま変えろといった意味じゃありませんよ、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 一番最初に三つの栽培を言われました、一般栽培、有機栽培、そして自然栽培ということでありまして、その中で自然栽培のお話があったわけでありますが、先ほども言いましたけど、これからはそういった方向に向かうんだろうというふうに思っておりますので、当然そのビジョンの中でのそういった新たな取り組みの中でしていく一つの方策だろうというふうに思っておりますので、先ほどビジョンの中身の変更というようなお話もありましたので、そういった中でも検討はさせてもらいたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) いつもどおり検討するで終わりましたんで、次に移ります。  グローバルGAPについて質問いたします。  グローバルGAPとは、Good Agricultural Practices、先ほどありましたように、片仮名文字です、申しわけございません。の略で、日本語でいうと世界農業生産工程管理であります。世界食品安全イニシアティブが規定する食の安全と持続可能な生産管理のための取り組みの国際基準をいい、ヨーロッパを中心に世界100カ国以上で実践されている世界基準の農業生産工程管理であります。農産品の安全管理手法や労働者の安全確保、持続可能な農業を行うための環境保全型農業実践のためのチェック項目などが定められております。ここにありますけど、分厚いマニュアルになっています。同じようなものに、先ほど町長のほうからちらっとありましたJGAP、JGAPアドバンス、似たようなものにJIS規格とかISOなどがあります。  では、なぜ今グローバルGAPなのかといいますと、仮に先ほど言いましたTPP等が締結されますと、今以上にいろんな種類の農産品が日本国内に入ってまいります。その際、日本国内にグローバルGAPという基準が採用されていれば、その基準を満たさない諸外国の農産品は、輸入することができません。また、諸外国がグローバルGAPを採用していれば、グローバルGAPを取得してない日本国内の農場、農家は、農産品を諸外国に輸出することができません。  政府は、平成27年実績で4,432億円の農産品の輸出額を平成32年までに1兆円にふやす計画を立てております。5年間で倍以上の目標であります。そして今後、大手国内スーパーやコンビニなどでは、グローバルGAP未取得農産品は取り扱わない可能性があると報じられていますし、大手スーパーイオン、2016年から野菜などの生産を委託している契約農場に対しては、グローバルGAP取得を義務づけております。この流れは、今後ますます広がりをみせ、加速していくものと考えられます。  もう一つは、先ほどありました2020年東京で開催されるオリ・パラにおける外国人選手やスタッフに提供する食材の問題であります。2020年、東京オリ・パラの選手村では、提供される食材についてグローバルGAP所得が義務づけられております。よって、日本国内で生産されるグローバルGAP未取得の農産品は、東京オリ・パラの選手村では使用してもらえないことになります。食材として、いわゆる、お・も・て・な・し、これができないということであります。  ちなみに、東京オリンピック・パラリンピック開催中の約30日間、選手やスタッフが食事をする量は400万食にも達するそうであります。今現在、日本国内でグローバルGAPを取得している数は、先ほど八頭町ではゼロと言われました。日本国内に目を向けますと、大小合わせて500農場ぐらいしかありません。とても400万食を提供できる数ではありません。今のままの状況であれば、外国人選手はグローバルGAPを取得した国の食材をわざわざ輸入し、オリンピック期間中それを食べることになります。  初めにも申し上げましたが、日本の食材は世界基準から見れば、大変危険な食材であります。一部では、ドーピング等々にも関係してくるということも聞こえてきております。だから今、グローバルGAPの導入が必要かつ有能なことであると思います。  今現在、ICTソフトを活用すれば、日々の工程管理等々は簡単に行える事例もふえてきております。今は三つのポイントでグロ―バルGAP取得の必要性、重要性を申し上げました。改めて町長にお伺いしますが、グローバルGAPについてどのように認識や判断をされ、本町の農業振興のため今後取り入れ、行政として旗を振るつもりはあるのかないのか、特に、東京オリ・パラに向け、キャンプ地誘致を含め、本町の農産品を諸外国の選手に提供するため、グローバルGAP取得拡大を農業施策の手段として追加する用意はあるのかないのかお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) GAPのお話であります。先ほど来申し上げておりますが、本当に難しいグローバルGAPの取得というのは承知をいたしておりますが、オリンピックのお話がございました。そういった方向に向かうんではないかというふうに思っておりますが、先ほど申し上げましたように、鳥取県ではたしかグローバルGAPの認証を受けてないですね、県内の法人なり農業者というのは。JGAPというのがあるんですけど、それは御存じだと思いますが、それについては県内で2件取得をしておられるということでありまして、2件ともそれも団体ということであります。  八頭町には基礎GAPというのを取った団体といいますかございます、基礎GAP。これは、平成27年度ですかね、広域の選果場オープンされました。平成27年度に梨の部分ですね。平成28年度から柿、あそこで始めているんですけど。その部分について、JAさんのほうでそういった基礎GAPの認証を受けておられるということでございます。  本当に、オリンピックの食材ということは重要なものだというふうに思っておりまして、グローバルGAPという、JGAPも含めたと思うんですが、そういった農家の皆さん方の産品しか今後は扱われないだろうということであります。  今の情報といいますか、JAグループがございますが、そういった中で全県にGAPの担当を配備するということでございまして、当然、因幡さんのほうもそういったことに取り組むということだろうというふうに思っておりますし、それから、ハサップですね。冷凍でありますとかレトルトの加工品の製造に関する安全な認証制度というのも義務化されるというふうに伺っておりまして、今後ますます国内、当然鳥取県もそうだと思いますが、GAPの需要というのは高まってくるだろうというふうには考えております。  6月20日、もうすぐでありますが、29工房、若桜にあります。そちらにつきましても、ハサップの認証を受けるというふうになっておりますので、お知らせをいたしておきますし、それから、食の安心・安全というのは、これからは本当に重要だろうというふうに思っております。  なかなかこういったことは行政だけではできないということはわかっていただけると思いますので、当然認証にはいろいろ課題があるわけでありますが、法人であれ、それから個人の農業者であれ、そういった皆さん方とやっぱり話し合いをしながら、これからはこういう方向なんだでということで進めていく必要があるんではないかなというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) GAPについて、やっぱりいろいろリサーチしますと、何だそれ、服かって言われるんですよね。GAPという服がありますが、知っておられますか、町長。いいですけどそれは。  今、GAP、ハサップの話も出ました。ハサップも最後に聞こうかなと思ってましたけども。今あったように、GAP取得にはかなりの費用がかかると。4月22日のこれは農業新聞ですけど、農水省が補助するよと、全額補助って書いてありますかね、これ見ますと。調べてみると、やっぱりGAP取得の初期費用として、250万円ぐらいかかるというふうに言われております。毎年審査を受けないといけないので、審査ごとに2、30万円、40万円、そういった更新費用といいますか、それがかかる。これが今の事実であります。  グローバルGAPが普及していけば、だんだんその単価も安くなってくるかもわからないと思いますけども、同じように農水省のGAPに対する原則全額施設改修も補助しますよということが載っていますけども、本町ならではの、これに追従するような形でGAPを取得する際に、何らかの援助・補助、そういうものを今後考えてみる必要も出てくるかもわかりませんが、そういう用意を今から持つ必要というものを、町長、構築していくべきだと思いますが、町長いかがお考えですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) GAPのお話でいろいろ種類もあるということもお話しされましたし、それから、今、農業高校、そういった部分でも授業にGAPのことを取り入れるというようなお話もございます。  そういった中で支援のお話でございますが、最初の答弁の中でGIのお話を少しさせていただきました。花御所柿、平成29年度の取得ということで今向かっているわけでありますが、平成29年度の当初予算の中でも、そういったGI制度の助成ということで取り組んだ経過もございますし、GAPの認証取得、そういった面でいいますと、町としても支援をしていく必要があるだろうというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 今、町長、GIの話をされました。きょうの農業新聞にも出てましたね。5月、先月申請をしましたと、花御所柿ですね。何例目になるかわかりませんが、鳥取県内では何例目になるんですかね。昨年、ラッキョウが認可とりましたんで、かなり単価もアップしたと。GIは品質というか、保障するという部分なんで、ちょっと毛色が変わると思いますけども。  さっき、ハサップの話が出ました、ハサップ。HACCPと書くんですが、これ日本語に訳すと、危害分析重要管理点ですか、また何かややこしい名前になるんですけども、これの取得事例というものは、さっきありましたJAのことを言われましたが、八頭町内でありますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど申し上げましたように、6月20日に29工房といいうことでございまして、町内ではないやに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 大江の郷さんが、ハンバーグをつくっておられます。あそこは、その行程においてハサップを取得されております。そういう事例もあるということは御紹介しておきますけども、農産品にはグローバルGAP、グローバルGAPを取得済みの農産品を使用した加工品には、ハサップをと、グロ―バル農業やICT、もしくはIoTを活用したスマート農業、この前の田植え機で、IoTを活用した田植え機というのは内海中でしたか、やりよりますけど、テレビで。そういうものを総合的に判断して、こういうものを導入していく用意はあるのか。最後に、総合的な意味で町長にお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 本当に、農業の手法というのはたくさんございます。自然栽培のお話も伺いましたし、それからGAPの話もこうしてということであります。今、ICTというんですか、IOCというんですか。 ○13番(尾島 勲君) IOCじゃないです。オリンピック協会です。 ○町 長(吉田英人君) IoT。お話もいただいたんですが、報道等でも田植え機等のお話を見ました。  先般、お話をさせていただきましたが、鳥大との連携というようなことも今考えさせていただいているところでありまして、農業の課題というのが多々あろうと思います。そういった中では、生産ということもありますし、品質ということもあろうかと思いますが、今のお話であれば生産という部類になるんでしょうが、そういった面では課題の一つとして、そういった鳥大さんとも連携をとりながら進めてまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○13番(尾島 勲君) 安心・安全を第一に、将来を担う子どもたち、彼らに質のよいものを提供できることを今後第一義として考えていただきたい。その後のおいしいであるとか、見た目がいいとか、そういうことになってくるかと思います。  最後に、いつものことを言って終わります。全ての施策において、今までと同じ思考、手段、行動では、八頭町の発展はあり得ません。現状維持は八頭町の衰退、もしくは倒産を意味します。町民と行政と議会が新たな思いを、新たな手段を、新たな行動を、そしてそれらのベクトルを一つにすることが、八頭町発展の源になると確信いたします。  以上で、私の一般質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、13番、尾島勲議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。     (午前11時57分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午後 1時00分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、7番、岡嶋正広議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎岡嶋正広議員質問 ○7 番(岡嶋正広君) 議席番号7番、岡嶋正広でございます。  梅雨入りを迎え、田んぼの緑も日に日に濃くなるきょうこのごろ、1年で一番美しい風景と、1年で一番過ごしやすい時期を迎え、この地に生きる喜びを感じている私でございます。町長を初め職員の皆さん、お久しぶりでございます。このように議場で質問できることに感謝し、この上ない喜びを感じている私でございます。
     思い起こせば、3年間議会の場から離れ、一町民として遠巻きに町政の執行状況及び議会の運営状況等を拝見させていただきました。何せ4年ぶりの質問でございます。感性も鈍り、質問する項目も頭に浮かばず、まずは町政の最高指針であります総合計画の開いたところで一番最初の一丁目一番地、そういったところを開いて見させていただき、質問内容、そういうものを考えてきたところでございます。  大変抽象的で間口の広い質問になろうかと思いますけども御理解賜り、私の町政に対する思いということで、大項目2点、町長及び教育長の所信を問うてみたいと思っております。  まず、大項目1点目の第2次総合計画についての最初の質問でございます。基本計画の1として、住民が主役のまちづくり(協働)とあります。施策として、広報紙、防災行政無線及びホームページ等の活用、主要事業における意見募集の推進、行政懇談会、村づくり座談会の開催を通じて、住民の行政に対する意見や要望を町政に反映できるよう努めるとあります。  第1次総合計画、平成17年12月策定の計画でありますけども、これと内容は余り変わっていないように感じます。第2次総合計画が策定されて2年余り、計画は予定どおり進んでいるのでしょうか。住民が主役のまちづくりの実現に向けて、その取り組みの進捗状況はどうなのか、町長の所信を問うてみたいと思います。  2点目として、吉田町長就任後にこの第2次総合計画が策定されたわけでありますけども、この計画の中のいわゆる吉田計画、吉田施策というものはどういう点にあるのかお伺いしたいと思います。  3点目として、この第2次総合計画は、町民へどういう方法でお示しになられたのか。第1次総合計画の場合、全戸とまではいかなくても、かなり広い範囲で配られたというふうに記憶しております。少なくとも要約版といいますか、いわゆるダイジェスト版ですね、そういうものが全戸に配布されたように記憶しております。  がしかし、この第2次総合計画は、議員に当選して初めて拝見させていただきました。町民の皆様へ第2次総合計画は浸透しているのでしょうか。私は、町民に周知できてないように感じております。町長の見解を求めてみたいと思います。  4点目として、計画では施策として、先ほども申し上げましたけども、広報紙、防災行政無線及びホームページの活用、主要事業における意見募集を推進するとともに、行政懇談会、村づくり懇談会の開催を通じて、住民の行政に対する意見や要望を迅速・的確に町政に反映できるよう努めますとあります。  行政懇談会を開催しても参加する人が少なく、地域の要望が出るのが実情であろうというふうに思います。一方的に主要事業のみ指定してパブリックコメントを求めても、行政にとって都合のいい、言い方はよくないかもしれませんけども、都合のいいアリバイづくりであり、住民から見れば興味が持てないのが実情ではなかろうかというふうに思っております。  いずれにしましても、住民の提案とか計画等が示せる雰囲気ではなく、時間も限られた中で地域で取り組みたい事業、各種団体で行いたい事業等は、提案しづらいのではないかと思っております。年に2回、上半期のうち、下半期のうちどっちか年に2回、日時を設定し、地域、集落、各種団体、あるいは仲よしグループでもよいと思います。こういうグループからの意見・要望・計画等を聞く場を設定し、内容を精査の上、評価できるものは予算化していくということ、そういうことはできないものなのか。  以上、4点、町長の所信を問うてみたいと思います。  まずは、1回目の質問でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、7番、岡嶋正広議員の一般質問についてお答えをいたします。  岡嶋議員言われますように、今は一番よい季節かもわかりません。  第2次総合計画についてということで、1点目にいただきました。  まず最初に、総合計画、住民が主役のまちづくりの進捗状況についてということでございます。  平成27年3月に取りまとめました第2次八頭町総合計画では、基本目標の1番目といたしまして、住民が主役のまちづくり(協働)を掲げ、そのための基本施策として、住民参画社会の推進、人権尊重のまちづくり、男女共同参画社会の推進、コミュニティ活動の推進、広域行政の推進の項目について、それぞれの施策を示しているところであります。  こうした施策につきましては、変化は少ないといたしましても、町行政として当然実施していく必要のある取り組みであり、引き続きその推進を図る必要があります。住民が主役のまちづくり(協働)では、個別に29項目の事業計画が示されております。これまで具体的な相談事例が上がっておりません。NPO法人設立支援事業を除きまして、実施または事業完了しており、計画に基づき取り組みが進んでいるものと考えているところであります。  2点目の町長の独自色についてということであります。  総合計画は、町政全般を対象したものであり、当然その内容も行政全般を網羅する幅の広いものになっております。第2次八頭町総合計画の策定に当たりましては、人口減少が続く状況を大きな課題と捉え、人口減少対策を重点プロジェクトとして位置づけ、この問題の解決に向けたビジョンであります八頭町人口減少対策ビジョンをあわせて策定することで、基本計画と連動しながら事業の推進を図ることを大きな特徴としていると考えております。  平成27年3月に総合計画、基本計画、人口減少対策ビジョンを策定し、その後、地方創生の取り組みを推進するための、まち・ひと・しごと創生法に基づく八頭町総合戦略を平成28年9月に策定し、人口減少問題への対応、地方創生の取り組みの具体化、推進を図っているところであります。  今後も、こうした計画に基づきます取り組みを推進し、成果が上がるよう努めてまいりたいというところであります。  3点目の総合計画の浸透ということでございます。  総合計画の策定につきましては、行政懇談会の場でその内容を御説明させていただいたほか、策定後は広報紙やホームページなどで概要につきましてお知らせをいたしております。岡嶋議員も御承知のように、総合計画は町行政全般を網羅する基本計画であるという性格から、内容は多岐にわたっております。詳細について全て周知を図っていくことは難しいと考えておりますが、各分野の取り組みについては個別計画等を策定し、お知らせすることとなりますし、それぞれの事業の実施に際しては、町民の皆様方に周知、説明をしながら実施していくこととなりますので、そうした中で町の取り組みに御理解をいただきながら施策を進めてまいりたいと考えております。  4点目の意見・要望等による予算化についてでございます。  第2次総合計画の将来像を実現する七つの柱、基本目標にもございますが、町民の皆様方と情報を共有しながら、いただいた御意見等を施策の推進に生かしていくことが、町民と行政の協働につながるものと思っております。  現在、毎年町内14会場におきまして行政懇談会を開催し、テーマを決め意見交換を行い、御意見・御要望も伺っておりますし、希望される集落や各種団体を対象に座談会の開催や、また各集落等から個別要望をお聞きする機会も持たせていただいております。今後も、施策を推進する上で地域や集落各種団体等の皆様方と意見交換や協議を進めながら対応してまいりたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 町長から答弁をいただきましたけども、ごく、こんなもんなんかなというふうな具体的な返事は全くないような感じがいたしております。  1点目の町民が主役のまちづくりということでありますけども、広報紙とか防災行政無線、懇談会、座談会というもので住民の意見を聞きながらといことですけども、やっぱり住民の行政に対する意見や要望というものは、その場に持って出てもどうなのかな、ちょっと疑問を感じるところであります。  行政が計画を立てて実行しようとすることを提案し、そのことについて意見や要望をお聞きするということ。懇談会とか座談会では、そういうふうな格好になると思いますけども、これでは協働ではなくて、何か町民主役になっていないような気がする。行政主役のまちづくりということに感じるものであります。  協働ということは、辞書を引いてみますと、心を合わせて力を合わせ、助け合って仕事をすることとあります。何か出発点が違っているように感じておりますけども、でもいたし方ない部分もあるのかなというふうな気もいたしております。町民と心を合わせて、力を合わせて、助け合って仕事をしているという感じにはまだまだほど遠いように感じております。  つまり、協働という目標には達していないと思っているところでありますけども、町長の感じるところで、例えばこういうところが協働と言えるところだということがあれば、お示しいただきたいと思いますが、いかがでしょう。協働ということが当てはまる事例があれば、お聞きしたいなというふうに思います、いかがでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 心を合わせ、力を合わせ、それから助け合ってというお話がございました。そういった中で、それこそ行政と住民が一体会といいますか、そういうことになれば一番いいわけでありますが、当然、行政としてそそういったことに努力もしているというふうには思っております。  行政懇談会の捉え方というのもいろいろあろうと思います。町がテーマを決めて、先ほど申し上げましたように、意見交換を行うということでありまして、それをもとに行政としていろいろな分野で政策に反映させていただいておるというようなこともあろうと思いますし、また、一番情報共有というのが大事ではないかというふうに思っております。行政として一方通行ではならないという思いは常に持っておりまして、オープンにして町民の皆様方に情報共有して、町としていろいろとやっているんだ、それについてはこういう意見があるんだというようなことにも真摯に耳を傾けて行っているというふうには思っております。  具体的にと先ほど言われましたが、そういった面では、一つとして行政懇談会であれ、そして集落の皆さん方とか各種団体との意見交換、そういったものも岡嶋議員の言われる一つに当たるとは考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 行政懇談会の資料とかそんなもん、何人ぐらい町民が参加せられておるとか、そんな資料はきょうは持っておられんのでしょうか。町長、いかがでしょう。町民の参加者。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ことしも来月から届けるようにいたしておりますが、私の記憶では14会場で合わせて四百数十人というふうに承知しております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 290人、思っとったより多いですね。町民の興味の持てるような議題を持って出て、どうすれば参加する人がふえるんだろうなといいうことを考えていただきながら、ことしも行っていただきたいなというふうに思っております。  2点目のいわゆる吉田施策というものですね。もっと吉田カラーを出してもいいように感じておりますけども、何か先ほどの答弁では、総合計画というのは町の総合的な指針であってということで、何かよく吉田カラーというものがわかりにくかったんでありますけども、八頭町のトップである町長の考え、町長の思いのこもった施策、そういうものを盛り込むべきであると思いますけども、今になって言ってもどうなのかなとは思いますけども、どうなんでしょう、この計画の中に吉田施策というものは少しでも含まれておるんでしょうか。あればもう一度、再度お聞きしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど行政懇談会、四百数十人と言いましたが、数字的には昨年は450人ということでございます。  それはそれですし、総合計画の特色のお話であります。これはお持ちだというふうに思いますが、平成27年3月ということですから、平成26年度の作成ということであります。  私が町長に就任させていただきましたのが26年の5月ということだったと思っておりますが、その年度に作成させていたただいた総合計画であります。  通常は、ここでとまっております。先ほど申し上げましたが、人口減少対策ビジョンというものをあわせて、通常ではない部分。当時から、人口減少ということには危惧をいたしておりまして、そうしましたら国のほうで地方創生の時代ということで、先ほども申し上げましたが、それを受けてそれぞれの町が今、1,700ぐらいの自治体ございますが、総合戦略を策定したということでありまして、そういった面からすれば、総合戦略を先取りしたような形でこういったビジョンを作成したということでございまして、特色というお話であれば、先ほど言いましたように人口減少なり地域の活性化ということを危惧した中での新たな計画というものをつくらせていただいたというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 作成された年数を調べて、これは間違いなく吉田町長がトップとして全部最後までわたってこしらえられたもんだなというふうに思っておったもんですから、そういうふうなことに思っておったんですけども、どうなんかな。  この総合計画が立てられてすぐだったと思うんですけども、何か総合戦略とか人口対策ビジョンとかそういうものが作成されまして、何か総合計画が色が薄くなっているんじゃないかなというふうな感じもしたんですけども、何かやっぱり町長の思いというものが、前の町長がつくったんであれば前の町長の思いというものが含まれておるほうが、もっと八頭町らしくてよかったんじゃないかなというふうな思いがしております。  3点目の町民への浸透ということでございますけども、なかなか大きなものを全戸に配布するということは難しいということでありますけども、最初の総合計画のダイジェスト版、あの程度のものはこしらえてもいいんじゃないかなというふうに私は思ったところでございます。初めて議員になってこういうものを見たんですけども、確かに町民一戸ずつこういうものを配るというのも大変なことだと思いますけども、リーフレットでもいいですし、ダイジェスト版ぐらいは全戸配布すべきだというふうに思っております。  予算書に関しては、2年ぐらい前から何かわかりやすいようなやつが出ておりますね。あれは一歩前進かなというふうに思いましたけども、あそこまではしなくても、簡単なものぐらいはこしらえていただきたいなというふうに思います。  先ほども申しましたけども、私は3年前に議員ではなくなり、一町民として町政に興味深く生活してまいったわけでございますけども、その間ほとんど行政の情報というものは入ってこなくなりました。町ホームページも毎日開くわけでもありませんし、町民の皆様から何の情報も入ってこない、一体どうなっているのか、公民館の関係はどうなっとるんだろうな、さっぱりわからんというふうなこともよくお聞きしましたし、全然情報が入ってこんがどうなっとるんだろうなというふうなことをよくお聞きします。  きょうの午前中、同僚議員が質問されたんですけども、オリンピック・パラリンピックのホッケーのキャンプ地誘致の件についても同じことが言えると思います。町長の答弁では、3合目か4合目のあたりまでもう話がいっている、教育長の答弁では、4合目のあたりまでもう話がいっているんじゃないかと思う。質問された議員は、8合目ぐらいまでいっとるんじゃないかと思ったというふうな質問をやっておられましたけども、そんなに話は進んでいるんだ、私は全然知らんかったな、そんなことはというふうな思いでおるんですけども、本当に何の情報も入ってこなかったということが実情でございます。  隼Lab.にしても、そういうことであります。議員になってちょっとお聞きしたんですけども、本当に情報が入ってこないなというふうに思います。  あわせて、総合戦略とか人口ビジョン等、やっぱりわかりやすい、ビラでもいいですから広く町民にわかっていただきたい。情報を提供して、町民の興味をあおるような方法をとるべきではなかろうかというふうに思っております。そのことが町民主役のまちづくりにつながっていくんではなかろうかなというふうに思いますけども、どうでしょう、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 第1次総合計画のときには概要版を皆さん方にお示ししたということであります。第2次総合計画、第1次もそうだったというふうに思っておりますが、広報のやずございますね。ですから、これでいいますと平成27年3月ですので、作成が。平成27年の5月号には概要版ということで広報に載せてございます。  ただ、広報も全ての皆さんに見ていただけるということが望ましいわけですが、実際なかなかそこに至っていないというふうには思っております。  概要版て、実は作成いたしております。これは、町民の皆様方というよりは、視察に来られます各種団体の皆様方とか、町内でも各種団体といろいろお話をさせていただくような場合のその討議資料というようなことで作成をさせていただいておりまして、実際が余り部数がないということでもあります。全然お知らせはしていないというわけではないんですが、広報のほうには概要版ということでお知らせをさせていただいたというところであります。  先ほど、ホッケーのお話もございましたが、行政側とすれば、当然情報の共有ということでいいますと、今後も情報共有にまあ努めたいというふうには感じております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 今、町長が示した分に関しては、配られたんかどうかはわかりませんけど、私は承知していなかったところであります。  それと、町報ですね。町報に書かれても、町報は町報なんですよ。町報は町報で、目通したらぱんとそのまま終わるんですよ。何か変わったリーフレットか何かがあると、あれはどうだったいなというふうな格好でやっぱり見る人もいると思うんですけども、私の思いを言わせていただいたところでございます。  4点目の予算措置の件でありますけども、限られた時間での行政懇談会で、先ほど申しましたけども、町民の要望をお聞きする、これも一つの手法ではありますけども、具体的にやりたいこととかそういうものの計画、立案、そのことが地域の活性化、あるいは八頭町にとって有益なことであるということがわかれば予算処置を講ずる。随分前から近隣の町では行っているようでありますけども、近隣の町もなかなかネタが出なくなって、最近では意見が少なくなったというふうなこともお聞きしましたけども、それはそれで目的が達成されたというふうに私は思っておるところであります。これのまねをしろとかそういうことではございませんけども、八頭町版の町民企画、立案事業とでもいいますか、そういうものを募集して採用してみる、そういうふうなことを考えてみてはと思っております。  今後において、検討してみるというふうな考えはないでしょうか。いかがでしょうか、再度お伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 予算のほうのお話でございますが、団体もいろいろございます。そういった団体の皆さん方とのお話ということは、年数回開催させていただいておりますし、集落にかわりますと、先ほども申し上げましたけど、個別要望をお聞きする機会を設けておるということでありまして、本当にたくさんの集落の役員さん、区長さんを初めおいでになる機会がございます。ですから前もって、私の日程もあるんですが、調整をさせていただいて、対応もさせていただいておるというところであります。  それと、区長会が年に2回ございます。そういった中でも座談会のお話でありますとか町の施策のほうのポイントといいますか、そういったものはお話をさせていただいておるんですが、そういった意見要望のこともその会でお話をさせていただいておるというような経過もございます。  提案型の今お話がございました。いろいろ町のほうにも集落の活性化といいますか、そういった部分を取り入れるようなこともさせていただいておりまして、そういった助成も考えさせていただいておるというところであります。総体的には、智頭町のようなちょっと百条、まちづくり委員会か、そういうものは設けておりませんが、幅広く本当に皆さん方の意見をお聞かせ願えたらというふうに執行部としても考えているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 2点目の質問に入ります、大項目2点目でございます。  学校、保育所等空き施設、空き地の再利用について、町長及び教育長にお伺いします。  まず、1点目としていわゆる公共施設、公共用地の再利用についての基本的な考え、または方針等があればお伺いしたいと思います。  2点目としまして、地域の団体への貸与は考えられるのかという質問でございます。既に、旧隼小学校の一部を隼地域のまちづくり委員会、この委員会が利用することに決まっているようであります。貸与するしないの線引きというもの、こういう線引きはあるのかないのか。あるのであれば、どういう線引きなのかお伺いしたいと思います。  3点目として、名誉町民及び歴史的に有名な町関係者の展示スペース、そういうもので利用するということはどうかということで質問したいと思います。  以上、3点町長の考えをお聞きしたいと思いますし、あわせて3点目については教育長のお考えもお聞かせいただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、学校、保育所等空き施設、跡地の再利用についてということでいただきました。  最初に、再利用についての基本的な考え方ということであります。町では、施設の再編と活用など、公共施設のあり方を踏まえました、公共施設等総合管理計画をことし3月に策定をいたしております。全町的な方針として、施設のあり方の見直しをする、活用する、効率化を図るとし、各公共施設等の適切な維持管理、更新等の取り組みと加えて、施設の特性に応じた管理について、施設ごとの基本方針を定めたものであります。  学校、保育所等の統廃合により廃止された施設につきましては、他の用途や民間事業者等による活用を検討するもので、活用しないものにつきましては耐用年数等を考慮し、閉鎖、取り壊し、売却等、合意形成を図りながら進めようと考えております。  有効活用の検討では、公共用施設として社会体育、生涯教育、福祉のまちづくり委員会、地域の活性化施設等、行政あるいは住民が活用する。  2点目として、民間等施設として、民間活力により企業誘致へ貸し付けまたは売却し、地域活性化を図る。  3点目として、暫定活用ということでありますが、活用が未定の場合、耐用年数等を勘案した上で、希望団体等に対しまして、暫定的に活用していただくなど弾力的な取り扱いとすることが考えられます。体育館及び運動場は、原則機能を維持して、災害時の避難所や地域に開放する。プール及び附属家は、安全、衛生面から取り壊しを前提とするものであります。また、施設の地域内での役割、利用状況、要望等を検討し、利活用の判定を行い、真に必要なものつきましては、社会体育施設等の条例化を行い、重点的に維持管理と施設整備を行っていく必要があると考えており、管理運営や地域開放のあり方につきましては、地域の皆様方の御意見を聞きながら調整する必要があると考えております。  なお、活用に当たりましては、転用等を行う場合は、維持管理経費に加えまして、改修経費の利用者負担、使用料等でございますが、そういったものや取り壊し等、将来の経営負担を視野に、費用対効果の面から判断する必要があると思っているところであります。  跡地利用等につきましては、行政使用でありますとか地域利用、民間利用、廃止など、施設の役割、利用状況等を見定める必要がございますので、今後利活用等の一定の方向性を出した上で、議会の皆さん方との協議も必要ですし、地域の皆様方の御意見を伺いながら進めたいと考えております。  2点目の貸与の関係でございます。活用の具体的検討におきましては、教育及び文化に寄与する施設として、社会体育の振興に不可欠であるものへの活用、文化・芸術面での周辺施設の集約化による活用、その他各行政施策の推進や地域の活性化が期待される施設への転用が期待されるものが考えられるというところであります。  地域への貸与につきましては、地域に代替施設がない場合や、その役割、ニーズが重要とする場合などが想定されます。施設につきまして、毎年の維持管理費、修繕費、大規模改修等、管理コストと行政サービス確保とのバランスが適当なのか判断する必要もあると考えております。  今後、御意見をいただきながら、行政サイドで方針をお示しし、協議を進めてまいりたいと考えております。  3点目につきしては、教育長のほうで答弁を行います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、7番、岡嶋正広議員の御質問にお答えしたいと思います。  議員御指摘の空き施設を展示スペース等として利用することはどうかということであります。  まず、前提としまして、ほかに利用される見込みがないということが必要になるじゃないかと思いますが、私どもとしましては、収蔵庫でありましたり展示スペースの必要性は感じております。したがいまして、町長部局とも連携しながら検討してまいりたいというように思っております。  なお、名誉町民に関しまして、教育委員会関連で申し上げますと、平成27年3月の小中学校学習指導要領の一部改定によりまして、道徳の時間を特別の教科道徳として位置づけまして、小学校は平成30年度から、中学校は平成31年度から全面実施をされるということでございます。多様で効果的な道徳教育の指導方法へと改善していくということは御承知かと思います。その中で道徳の教材として、具体的な人物や地域、我が国の伝統と文化に根差す題材等が重視されております。小中学校道徳科の主として集団や社会とのかかわりに関することに伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度があります。  現在、教育委員会では、八頭町立小中学校道徳郷土資料集の作成に取りかかっております。これは、平成29年度で作成をいたしまして、30年度から使っていきたいという思いでございます。八頭町の児童生徒が、名誉町民及び歴史的に有名な町の関係者の生き方や知恵を学ぶことによりまして、八頭町を思う気持ちや志を育むこと。教職員におきましては、学校の地域資料を作成していく足がかりとしまして、指導方法の改善や道徳教育の質的向上を図るというものでございます。
     名誉町民は、7名の方がいらっしゃいます。取り上げたいと考えておりますのは、天文家であります本田実先生、版画家であります橋本興家先生、政治家でありました古井喜実先生のお三方でございますが、これはあくまでも当面の資料づくりということでありまして、できれば平成30年度以降も拡充をしてまいりたいという思いでございます。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 1点目の再利用についての基本的な考えということでございますけども、きちんと3月にそういうものは示しておられるということでありますし、かなり詳しく、どういうふうに利用するかということも考えていっていただいているんだなというふうなことを今感じたところであります。  2点目の地域団体への貸与ということでございますけども、利用したい団体はたくさんあると思いますけども、ただどうすればいいのか、所有者である町に、利用したい団体はありますかという声かけをしていただければ、使いたい団体というのはたくさんあるというふうに思っております。修繕とか改修を伴わない借間ということで、町民に声をかけていただく。耐用年数とか、やっぱり学校施設なんかは全て耐震補強してあると思いますし、修繕とか改修を伴わない借間ということも考えていただきたいなというふうに思っております。  今、この施設は教育委員会から離れて総務課の持ち物になっておると思いますので、いかがでしょう、町長、もう少し町民の皆さんに、借間でもいいですよ、利用したいと思う方おられますかというふうな声かけというものはしていただけないでしょうか。今のところ、そういうことは考えてないでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初に言いました、公共施設の総合管理計画ということで、この3月にまとめをさせていただいております。その中で、先ほど申し上げましたけど、施設の類型ごとの基本方針というものを定めておりまして、庁舎でありますとか、それから学校教育施設、それから社会教育施設、体育施設というような大くくりの分け方をしているんですが、一応その中に施設の概要と、それから方向性ということで記載をさせていただいておりますが、具体的にはこれからということになります。  地域の皆さんも施設のことは一番よく御存じだとは思うんですけど、それを管理しております行政サイドで。でもある程度といいますか、一定の方向性ということはお示しする必要があるんだろうというふうに思っております。そういったことがまとまりましたら、先ほども申し上げましたけど、議会の皆さんの協議、そして地域におろさせていただいて、町としてこういう考えを持っているんだというような話をさせてもらいたいというところであります。  今現在、学校関係の施設につきましては、所管替えということで、学校教育施設から今は普通財産、総務課の管理になっております。社会体育施設は、御案内のように教育委員会ということでありまして、でき得れば、町とすれば体育館なんか、学校なんかそうなんですけど、部分的というのは余り好ましくないという思いがあります。ただ、ある程度の方向性が出るまでは、体育館であれ使用はしていただいてよろしいというふうに思っております。そういった学校の体育館についていいますと、廃校になりました。今は総務課のほうが窓口でございますので、相談していただければ今後の対応というようなこともお話ができるんではないかというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 今まとめている途中であり、方向性はまだ出ていないということですけども、方向性が出る前に私のほうから提案してみましょうかというふうに、この場をもって提案させていただきましょうかというふうに思います。  展示スペース等で利用するということ、3点目の質問ですけどね。展示スペース等で利用するということでありますけども、宝を倉庫にしまっておくのではなくて、知っていただく、見ていただくということ、そういうことも大切ではなかろうかなというふうに思います。用水路の施工に財産投げうって完成させた安藤井手の施工者である安藤伊右衛門の業績の紹介、展示、あるいは町内の遺跡で発見された貴重な出土品等の展示、あるいは森下広一氏のバルセロナオリンピックで使用した日の丸入りのランニングシャツとかシューズ、パネル等の展示、橋本興家氏の版画の展示、町文化協会の方々の作品展示等、本当に用途はたくさんあるというふうには思っております。  いかがです、町長。方向性が出る前に、そういうふうなことも頭の中に入れておいていただきたいなというふうに思いますけども、いかがでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 名誉町民の方もいらっしゃいますし、それから遺物といいますか、そういったものもあります。それから、立派な作品もございます。常々、展示スペースということは考えさせていただいております。総体的に空き施設を活用ということになろうかと思いますが、そういったことは町として考える必要があるだろうという思いの中で、今回そういったことも視野に入れて検討してまいりたいと考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 展示スペースとしてこだわるわけではありませんけども、版画とか絵画、遺跡からの出土品とか焼き物、書物、こういったものは適度な空調設備とか温度、湿度、紫外線対策等、そういうものが必要であるのかなというふうに考えますけども、宝を倉庫にしまっておくのではなくて、知っていただく、見ていただくということは、それにも増して大切なことではなかろうかなというふうに思っております。  旧の船岡町では、橋本興家の版画、これの収納スペースがなくて、作品の大半が他の市へ流れていったということもお聞きしたところでございます。今現在、所有する作品、橋本興家氏の所有する作品は、どういう状態で保存されているんでしょう。ここ二、三年、橋本興家展も余り見たこともないんですけども、どういうふうな状態で保存されているのでしょうか。教育長、わかりますか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 船岡地区公民館の一室に所蔵をしております。御存じだったんではないかと思いますけれども、毎年そのうちの何点かを中央公民館のほうで展示会という形で展示をいたしております。  おっしゃっていますように、いわゆる展示スペースというのは、我々としてもぜひ欲しいなという思いを持っておりまして、当面でございますが、今回の補正予算にお願いをしておりますけれども、中央公民館の2階に展示スペースがございます。セキュリティーが入っておりませんので、そちらのほうを整えまして、先ほどおっしゃっています福本70号墳の出土品ですとか、そういったものが展示ができるという段取りにしたいということで補正予算をお願いしているというところであります。  したがって、中央公民館の施設が整いましたならば、常設的に展示をしていくというようなことも可能になってくるのかなというところで、橋本先生の作品は200点を超えるものをいただいていると思っていますので、もう少し日の目を見てほしいという思いでございますので、よろしくお願いしたいというように思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) この梅雨の時期を迎えて、開いてみたらネズミがかじっておったとか、カビがきとったとかいうふうなことにならんように、ちゃんと管理していただきたいなというふうに思っております。  時間もあるようですし、質問は飛躍しますけども、展示スペースで音楽活動をされている町内の方々、あるいは町内出身の方のコンサート、音楽グループのライブハウス的な利用方法も考えられるんではなかろうかなというふうに今思っております。町長が今、方針を示す前にいろいろなアイデアを今のうちに出しとかないけんなというふうに思いますので、いろいろきょう言わせてもらいますけども。  何だかんだといろいろ申しましたけども、自分ではいろいろ提案させていただいたというふうに思っております。最後に、町長、教育長に改めて空き施設、跡地の利用方法について、今までどおり型にはまった利用方法ではなくて、いろいろな使い方があるんだなということを提案させていただいたわけでございますけども、私の提案したことについて、反論でもよろしいでございますので、両氏に発言を求めて私の質問を終わりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 一つとして、先人の皆さん方の努力があって今の八頭町があるというふうに思っております。そういった中で偉大な先生も多く出ておられるということでありまして、版画のお話ございましたが、確かに管理するには費用がかかるというふうに思っております。教育長のほうから、セキュリティーという話もあったんですが、そういった面では費用のことは費用で確保して、常設展示というようなことも考える必要があるんではないかなというふうに思っております。  今回、空き施設ということでございますので、そういった面も配慮して、今後の方向性等を皆さん方にお示しできたらというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 多分、思いは同じなんだろうと思いますけれども、八頭町が次の世代に引き継いでいかないといけない宝物ということだろうと思っております。  したがって、いわゆる収蔵庫といったような機能もあわせて考えていく必要があるというように思っております。  いずれにしましてしも、芸術の世界でありますので、少なくともお金はかかっていくことだろうと思います。そのあたり、皆さん方の御理解もいただきながら進めてまいりたいというように考えております。  よろしくお願いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 岡嶋議員。 ○7 番(岡嶋正広君) 大変建設的な中身の濃い答弁をしていただきました。大変緊張しましたけども、何とか成果の上がった質問ではなかったかなというふうに思っております。  これで質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、7番、岡嶋正広議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。      (午後1時50分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後2時00分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、12番、下田敏夫議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎下田敏夫議員質問 ○12番(下田敏夫君) 12番の下田敏夫でございます。議員させていただいて12年たちましたが、このように多くの方に傍聴来ていただくのは初めてでございます。これは、私の話を聞くんじゃなしに、多分、若桜鉄道のことを聞きに来ておられるんだと思っておりますので、勘違いしないようにやっていきたいと思っております。  さて、通告に従いますが、第三セクターになってことしで30年、これから13年後の2030年には100周年を迎える若桜鉄道でございます。歴史を振り返ってみますと、1930年には国鉄若桜線として開業、1981年、51年後には第1次廃止対象特定地方交通線として廃止が承認されております。1986年には、第三セクター鉄道への転換を決定、その翌年の1987年には国鉄民営化により西日本旅客鉄道が承認されてJR若桜線を廃止し、若桜鉄道に転換になっております。  2008年には駅舎、転車台等、23の鉄道構造物が国の登録有形文化財に登録されました。2009年には鉄道施設が若桜、八頭両町に譲渡され、上下分離方式による運営に変更となりました。2014年、全国で5番目の公募社長を採用いたしております。そして2015年、蒸気機関車C12を本線走行させるSL走行、社会実験を実施し、大変多くの方がこの若桜谷に訪問されました。2016年、車両保存、燃費も両町負担として運営改善を図ってきております。このように、存続のためにいろいろと変換を図ってきた経緯がある若桜鉄道でございます。  しかし、人口減少社会の到来により、乗車人員の減少、とりわけ通学利用者の減少により経営が一段と厳しくなる中、今後の運営・運行にどのような対策を立て、どう存続させていくのかが問われております。  そこで、次の点につき町長の御所見をお伺いいたします。  1、公共交通網計画、再構築実施計画の今後の展開  2、総合戦略の柱である観光事業の取り組み  3、若桜鉄道株式会社の現状の課題と具体的改善策についてお尋ねをいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、12番、下田敏夫議員の一般質問についてお答えをいたします。  若桜鉄道の今後の運営、運行を問うということでございます。  最初に、公共交通網計画、再構築実施計画の今後の展開はということでございます。  鳥取県東部地域公共交通網形成計画につきましては、人口減少や少子高齢化の進展、自家用車に依存したライフスタイルの定着等により、公共交通の利用者か減少していく中で、鳥取県東部地域の住民、交通事業者、行政及び関係機関の連携により、持続可能な公共交通体系を構築することを目的として、鳥取県が主体となりまして、平成29年3月に策定をされたところであります。この網形成計画は、交通利用者、行政関係者で構成する鳥取県東部地域公共交通活性化協議会で平成28年度にアンケート調査、ヒアリング調査などを重ね、1年間かけて策定されたものであります。網形成計画は、幹線の機能向上や公共交通の利用促進など、五つの基本方針をもとに10の目標を掲げ、若桜鉄道の観光車両への改修、若桜鉄道の再構築計画の見直しなど、21項目の事業を実施・検討する計画となっております。  また、この網形成計画の策定を受けまして、平成29年度はバス路線の運行系統の再編や鉄道とバスの連携などについて、より具体的な計画となります鳥取県東部地域公共交通再編実施計画を策定する予定となっております。網形成計画の目標の9番目として位置づけられております若桜鉄道の持続可能な事業スキームによる若桜鉄道事業再構築計画の見直しにつきましては、現在、平成28年度の経営状況を検証しながら、見直しが必要かどうかも含めまして、現在、国交省と協議しているところであります。  2点目の総合戦略の柱である観光事業の取り組みはということであります。  総合戦略の地方創生交付金事業といたしまして、地域の宝、若桜鉄道の生き残りをかけた挑戦事業を平成27年度から取り組んでいるところでございます。平成27年度には地方創生の上乗せ交付金事業として、持続可能な若桜鉄道運行支援、2点目として、観光列車化コンセプト、車両デザインなどを実施し、平成28年度は地方創生加速化交付金事業として、1として観光車両の詳細設計及び内装品の整備、2番目として、隼駅のトイレ改修、3番目として、沿線活性化イベント等を実施したところであります。  今年度は、地方創生の推進交付金を活用いたしまして、来年3月4日の竣工を予定いたしております観光列車「昭和」の車両改修やお披露目イベント、観光列車ツアー造成等を予定しているところであります。また、本年度は若桜鉄道が第三セクターとして誕生してから30周年に当たることから、若桜鉄道開業30周年記念イベントの開催も企画しております。  3点目の若桜鉄道株式会社の現状と課題、具体的改善策はということであります。  1として、沿線人口の減少率が大きく、若桜鉄道の旅客人員が毎年低下していることに伴いまして、旅客収入は減少しております。  2として、上下分離方式を導入いたしました平成21年度から23年度までは黒字経営になっておりましたが、その後、誤った会計処理も発見され、平成24年度以降は赤字が重なっているという結果になっております。このことから、平成28年度からは若桜町と八頭町の両町で車両も保有し、若桜鉄道株式会社の運行経費は削減が図られたものの、両自治体の財政負担がこれまで以上にふえているという現状もございます。  3点目として、若桜鉄道で運行しております現在の車両は、昭和62年に購入したものでございます。30年近くが経過し、老朽化が進んでいるのが現状でございまして、車検費用や修繕費が増加しているというのも今の姿であります。  4点目として、若桜鉄道の職員体制でございます。現在、17名の職員で運営をいたしておりますが、専門職であることから退職者補充等が容易でない状況にもあるということでございます。このことから、計画的に人材育成を図っていくことも課題の一つとして上げられます。  大きく分けまして、一つとして乗車人口の減少、二つとして車両の老朽化、3として職員体制の整備等の三つが現在の大きな課題ではないかと考えているところであります。  改善策ということでございますが、従来から行っております地域住民の皆様方に若桜鉄道を利用していただくための啓発活動の実施というのが一番でございますし、2番目といたしまして、65歳以上の高齢者の方を対象にしたシルバー定期でありますとか回数券の販売促進、3点目として、高校生に対します定期券の助成による利用促進、4点目として、各駅を守る会のイベント開催による地域活性化の推進に加えまして、今後は観光列車「昭和」の導入にあわせて、老朽化した車両を改修し、車両の延命化を図ることがございますし、それから観光車両を活用したイベント列車の運行によります営業外収益の増収を図ること、さらには団体ツアーの受け入れによります観光振興、そして計画的な職員体制の整備などを実施してまいりたいと考えているところであります。  いずれにいたしましても、若桜鉄道は鉄道そのものが地域になくてはならない公共交通機関でありますので、安心・安全を一番に、今後も地域の皆様に愛され、観光客の皆様にも喜んでいただける鉄道にしてまいりたいと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 若桜鉄道株式会社でございます。資本金1億円、社員が17名、取締役が9名、監査役が2名、代表取締役、山田社長、取締役会長、小林若桜町長、取締役副会長、吉田町長。この組織でよろしいですね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そのとおりであります。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 定款によりますと、取締役社長1名、それから取締役副社長1名、専務取締役1名を置くことができるということがうたってありますが、現在は置いておられませんですね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 置いてはございません。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) そういう中で、会長、取締役会長、副会長という役割ですね、これはどのようなものか説明いただけますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 取締役会長というのは、副会長もそうであろうと思いますが、会長を補佐する役職だというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) この会長、副会長については、代表権は持っておられますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 代表権はございません。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) そういたしますと、若桜鉄道株式会社、会社の中で誰が一番権限と責任を持っておられるのか。誰が最高経営責任者なのか、教えていただけますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 無論、社長でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。
    ○12番(下田敏夫君) 巷間、ちまたでは6月14日に取締役会、株主総会があって、現在の代表取締役である山田社長が解任されるということになっておるようでございます。任期を1年余り残しての任期途中での解任、ましてや公募社長の解任ということで、世間の耳目を集めているところでございますが、解任の理由についてお尋ねしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最終的には、取締役会で判断されることだというふうに思っておりますが、解任という今お言葉だったんですが、解任というふうには私は認識いたしておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) そういうことでなしに、その理由ですね。取締役でされるんですが、当然、町長は副会長ですから、そこら辺の事情は御存じだと思いますもんで、取締役会の前で言えないということもあるかもしれませんが、当然知っておられることでございますから、ここで明らかにしていただきたいと思うんですが。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 余りこういった席で申し上げるべきことではないというふうに思っておりますが、辞表が出ているということも伺っておりますし、また、根本的な課題といいますか、要因というのは社員の皆様方との信頼関係が構築できなかったというふうに伺っております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 町長、公募社長をしたいきさつは町長も御存じだと思うんですが、八頭町議会が公募社長にしようということで決めたいきさつもあるわけでございます。  先ほど、明確な解任の理由をおっしゃらなかったわけでございますが、八頭町に対して、いつ、どんな形で解任される説明をしていただけるのかお尋ねしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど申し上げましたように、下田議員も6月14日に取締役会があるということを言われました。取締役会を受けて皆さん方に説明をというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) それは6月14日の後だということですが、その後の日にちですね。いつごろに説明していただけるのかということをお尋ねしておるわけでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今の議会日程では、6月16日に全員協議会が予定されておりますので、その席上でお話できればというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) それでは、6月16日にきちんとした説明をいただけるということで了解いたしました。  さて、この山田社長でございますが、先ほども申しましたが、2014年9月に全国で5番目の公募社長として誕生したわけでございますが、そもそも町長、山田社長を公募した目的は何だったんですかね、お尋ねしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 御案内のように、平成21年度から上下分離方式ということで運行してまいりました。それには経過がございまして、それまでの運行形態ではだめだということで、当時全国初ということでありましたが、そういった計画を作成させていただいて、新たな形で運行を始めたということであります。  当時の社長さんも退任されましたが、それにしても経営状況が思わしくないというような中で、新たに全国から公募されて、若鉄の再編といいますか、そういったことを目的に公募に至ったというふうに記憶いたしております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 今、町長が言われたような目的で公募社長をしてこられたわけでございます。それから2年9カ月たっております。若桜鉄道がどのように変わりましたですか。変わった点、よくなった点、悪くなった点、町長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 一つとして、先ほどSLの社会実験というお話がございました。それから、ラッピング列車というようなこともございますし、それからピンクSLというようなことも取り組んでいただいた経過がございます。そういった中で、全国的な知名度といいますか、そういった面では鉄道の関係者の皆さんからすれば上がったというふうに思っております。  ただ、経営面では昨年から、平成28年度から車両もそれから燃費を持つというようなことに行政がなりましたので、そういった面では社長の期待していたといいますか、そういった部分にはちょっと追いつかなかった部分もあるんではないかなとは思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 先ほども少し言われたんですが、観光面については非常に功績が見えてきたというふうに理解してもいいかと思うんですが、職員とのあつれきというんですか、コミュニケーションがうまくいかなかった。そこらあたりの要因については、町長はどのようにお考えですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 社長も運行に関して専門家でないということはおっしゃっておられました。そういった面で運行とそれから観光というのは別だというふうに思います。そのあたり、山田社長と職員の皆さんとの、先ほど言われましたコミュニケーションが足りなかったんではないかなというふうには感じております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) これは、コミュニケーションが足りなかったという話なんですが、これは社長がいいとか職員がいいとか悪いとかという話ではないと思うんですね。こういうことになった要因、問題がどこにあるのか、町長はどのようにお考えですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 職員の皆さんというのは、安心・安全な運行というものをまず第一に考えて、今でもそうですし考えておられたというふうに思います。そういった中で、今まで観光面といいますかそういった面では若桜鉄道として余り取り扱いといいますか、そういったことはしてなかったというふうに思います。  したがいまして、社長もそうだと思いますし、それから社員の皆さん方もそういった観光面についてのコミュニケーションが図られていなかったという思いが私にはあります。向いている方向といいますか、そのあたりが社長も遠慮しておられたんでしょうし、それから逆に言えば職員のほうも遠慮していたんではないかなという気がいたしております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) コミュニケーション、両方にも当然落ち度があったとは思うんですが、そこらあたり町長、取締役会として2年9カ月の間にそういったことを事前に察知されて、手を打ってこられましたですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 事前というお話でございますが、私がお聞きしましたのはかなり前、そんなに日が浅くといいますか、前の話ではありませんでした。そういった中でコミュニケーションというお話があったんですが、社長にもお話はしましたし、それから職員にもそういった話をさせていただいた経過もございます。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) ここで次の6月14日の取締役会で社長解任という流れになるわけでございますが、山田社長を解任することによることのメリット、それとデメリットをどのように感じておられるのかお尋ねしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) デメリットで申し上げますと、先ほど来ありますように、観光のお話がございました。そういった面からすれば、乗発進の部分が減少するんではないかというふうに思っておりますし、またメリットというお話でございますが、まだ新しい社長さんも決まってはいないわけでありますし、当然今も山田社長が社長でございまして、私のこれは希望でありますが、先ほど来ありますように、社長さんもそれから職員の皆さんも本当にコミュニケーションを図っていただいて、本当によりよい若桜鉄道にしていただけたらという思いでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 山田社長、この若桜鉄道の公募社長になられてから、いろんな面で活躍されまして、全国的な知名度が非常に高い方になっておられます。この方をやめさせることで、今後の若桜鉄道株式会社の運営・運行に及ぼす影響について、どのようなものがあるとお考えでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それは、先ほど申し上げましたデメリットの部分だろうというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 第三セクターになって30年、若桜鉄道として誕生してからは13年後に100周年を迎える。ここまで地域の住民に愛されてきた若桜鉄道でございます。  町長、若桜鉄道の使命、ミッション、これは何だと考えておられますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 地域の皆さん方の大事な公共交通機関でございます。そういった中で、繰り返しになりますが、安心・安全な運行をするということだと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) そういった中で、先ほど町長も言われたわけでございますが、この山田社長を解任される。まだ新しい社長が決まってないとおっしゃられましたが、その新しい社長というのはいつごろ決められるお考えなのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私も取締役の一員ではございますが、ありましたように6月14日、取締役会ということでございます。それ以降になるというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 辞表の話に戻りますが、12月に辞表が出ておるんですかね。町長は、その辞表について中身はごらんになられましたですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 辞表については見ておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 辞表が12月に出て、今は6月ですよね。通常、辞表が出たら6月まで延ばすということは、余り通常の会社ではあり得ないことだと思うんですが、その間の事情について説明いただけますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私も先ほど言いましたように、辞表といいますか見たことございませんのであれなんですけど、一時預かりということで処理されたというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 通常の会社であれば、辞表が12月に出てこの6カ月間、当然に社長に対して給料が支払われるわけですね。そこらあたりの説明が一切ないもんですから、我々とすればどうなんでしょうかと。ほとんどのお金が、税金がかなり入っておる企業でございますので、そこらあたりの説明をしていただけるのは6月16日にはしていただけるということでよろしいわけですね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) では、16日に説明をさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 昨今言われておることでございますが、八頭町も人口減少社会が到来しております。先ほど町長は、ミッション、使命のところで言われたんですが、住民の足を守ることが大切なことだと、安心・安全に守ることが大切なんだということでございますが、運行するだけで、運行収入だけでは、この若桜鉄道は成り立ちません。これは皆さん、どなたの方もおわかりだと思っております。  それから、若桜鉄道、税金突っ込んで維持するだけでは、衰退するばかりでございます。廃線への道を一直線に行くことだろうというふうに思っております。取締役副会長として、存続させるために何をどのようにしていくことが必要なのか、町長の御所見をお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 時代変わりまして、本当に昔は乗客の皆さん方も多くございました。そういった中で運行してきたわけでありますが、若桜鉄道。30年前に第三セクターということになりました。当初は、御案内のように基金がございましたので、それを原資にして運行をということでありまして、その後、原資もなくなり、新たな形での上下分離方式ということでスタートしたということであります。  今現在、確かに旅客収入減っております。そういった面で申し上げますと、営業外収益、先ほど申し上げましたけど、そういった面をふやす必要もあるだろうというふうに思っている中で、今回その地方創生の取り組みを活用しての観光列車化ということでありますので、当然、安心・安全な中にそういった観光面も含めるような形で運行していかなければ、今後は対応できないんではないかというふうには思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 若桜鉄道さんが行われたアンケートがあるんですが、それによりますと住民のニーズは汽車の本数をふやしてほしい、それから因美線との連絡をよくしてほしい、バスとの連絡をよくしてほしい、運賃を下げてほしい、それからイベントを実施してほしいというアンケート結果が出ているようでございます。これが住民のニーズだろうと。ほかのところに比べて、イベントを実施してほしいというのが、ちょっとほかのところに比べたら変わったアンケートの結果なんかな。若桜鉄道独自のあれなのかなと思ったりするわけでございますが、これを考えたときに、町長、増発ダイヤは必ずこれはせないけんだろうということだと思います。これをするためには、八東への交換施設の建設、これはどうでも必要だろうというふうに思うわけでございますが、それについて町長のお考えをお尋ねしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) これも昔とはちょっと大分変わっておりまして、以前は若桜鉄道で鳥取駅まで乗り入れの可能な時期がございました。今は車両はできるんですが、運転手さんが交代というようなシステムになっているということであります。  四つの項目を言われました。便数であるとか連絡体系のことでありますが、便利なということを求めておられるんだろうというふうに思います。そういった面からすれば、利便性の向上ということになれば、行き違いのお話だろうというふうに思いますが、そういったことも当然視野に入れて今後の対応をする必要があるだろうというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 交通網形成計画の中で、若桜鉄道、日交交通のバス、16便と15便ですか。若桜鉄道は15便といったような計画もあるようでございます。これをすることによって、大体平日ですと1時間に1本ぐらいのペースで交通ができるという利便性もあるわけでございます。私も、前からこの話は出ておりますが、八東駅の交換施設、これが一番重要な話になってくるんかなと思っております。これについて、町長、実施計画というんですか、そういった青写真があればぜひ示していただきたいと思うんですが、いつごろ計画していきたいということがあれば。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 御存じのように、若桜谷には若桜鉄道もございますし、それからバスでいうと日交さんですか、そういった部分競合しているというところもあります。そのあたりの調整というのが本年度の計画にも入っているというところでありまして、時間をいただきたいと思いますし、それから青写真をというお話でございますが、今現在、そこまでまだできてはおりません。最初の答弁でも申し上げましたが、網形成計画を受けての再構築計画ということで、今、国交省と協議をさせていただいておりますので、網形成計画の中にはそういった行き違いのことも明記してあるということでありますので、そういったことも含めての国交省との協議になろうかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 交換施設はやるというふうに解釈してよろしいですね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) やるということですねということなんでありますが、私たちはやるというわけにはならんお話であります。当然、若桜町、関係することでありますし、八頭町内ではあるんですけど、事業とすれば今まで若桜町と一緒になってやってきた経過もありますので、若桜町とも当然お話をしなければならないというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 先ほど町長、観光列車の話もされましたが、観光列車化も非常に大切なことだと思うんですが、先ほど申しましたように、我が町は中学校がスクールバスになりましたもんで、子どもたちは通学かスクールバスと。そうなってくると、ほとんど高校生しか対象にならないということなんですね。高校生がこれからどんどんふえるかいったら、そんなわけにもならんわけでございまして、そうなってきたときに利用促進、通勤客、これをするための方策について、町長のお考えをお尋ねしたいと思いますが。これがなければ、先ほど言いました運賃収入というのはどんどんどんどん下がってまいりますので、若桜鉄道自体の維持が困難になってくると。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 沿線の人口というのは、御案内のように減少傾向にございます。そういった中で今、高校生だけというお話があったんですけど、高校生は高校生として、利用促進という面からいえば町外から、そういった皆さん方においでをいただくという仕掛けをつくらないけんだろうというふうに思っております。  3月4日ということで皆さん方には申し上げておりますが、新しい観光列車には「昭和」ということでデビューするようにいたしております。そういったものを活用した団体バスのツアー造成というものも、そういった面では一つの利用促進の一環になるというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) いろいろ申し上げたいこともたくさんあるんですけど、結局、町の地方創生の総合戦略の柱である水戸岡鋭治氏のデザインによる「昭和」の車両改築、これが目玉になってくるだろうと思うんです。平成29年から31年までを計画されておるわけでございますが、この観光事業、それから山田社長がこれまで推進してこられました日本観光鉄道との連携によるバスツアー、それから交通ジャーナリストの鈴木文彦氏を呼んでのイノベーションワークショップ、それから行政、商工会、観光協会等巻き込んでの観光プラットホーム構想、設立構想、ここらあたりの事業について、先ほど新しい社長決まっておらんという話ですから、これ言ってもいけんのかなと思ったりするんですが、誰がこの事業あたりを継承していかれるのか、これについてお尋ねしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 日本交通何とかというようなお話でございましたけど、最後に言われました観光プラットホーム、そういったことについていえば、町内の皆さん方のお話ですので、新しい社長さんにもそういった引き継ぎはできる、可能ではないかなというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 何かあれなんですけどね。町長、御存じなかったですかね、日本観光鉄道さんとの連携でかなりの事業をしておられると思うんですが。今回、私が一番危惧しておりますのは、山田社長を解任したことによって、全国200万人と言われる鉄ちゃん、この方々に及ぼす影響というのはかなりのものがあるんではなかろうかということを危惧しておるわけでございます。  ですから、その観光列車「昭和」を持ってきて、それに鉄ちゃんと言われる200万人の方々がそっぽを向かれたときにどうするんだいやということを危惧するわけでございます。そこらあたりについて、町長のお考えをお尋ねしたいと思います。
    ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そういった面では大きな影響があるんではないかというふうには、今のお話で感じたところでありますが、連携会議といいますか、そういったものをおこして、そういった部分での対応というのも今後検討させていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 先ほどの話の中でも、バスツアーの話も出てたと思うんですが、ことしもバスツアーするんですよね、計画に入っておりますね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 昨年の読売旅行のお話だと思いますが、本年度も検討するようになっている。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 読売バスツアーの件が、日本観光鉄道の社長さんと山田社長とのつながりがあって、それから因幡ネットワークの関係もあって、千何十人ですか、去年来た実績もあるわけでございます。こういった事業を、まだ新しい社長決まってない。誰がこれを責任を持ってことし実践していかれるんですか、そのことについてお尋ねしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 昨年、本当に何十台というバスがおいでいただいて、1,000名ぐらいの方においでをいただいたんでしょうか。ことしについても、そういった取り組みをということで、当然、協議会を立ち上げて取り組んでまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) こういった観光事業については、協議会で全て賄われるというふうに理解してよろしいわけですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 全てということではございませんが、大枠といいますか年間の事業というものもあろうかと思います。そういった部分でそれぞれの役割分担をして取り組みを進めればというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) この観光事業は、町のそれこそ地方創生の柱でございますので、抜かりがないように全町挙げて、職員さんも嫌な顔せずに、若桜鉄道の社員さんも嫌な顔せずに、前向きに取り組んでいただいて、ぜひ成功していただいて、営業外収益上げていただくこと、これを強く望みたいと思っておりますが。   平成28年の3月定例会におきまして、この議場で前、議員の池本月≠ェ一般質問で、若桜鉄道の不適切な会計処理について、町長に検証委員会を立ち上げて検証し、公表していただきたいと。それからまた、今後の方針を明確にするよう求めておられます。そのときの答弁で町長は、取締役会で協議したいという答弁をしておられます。その後、その話はどうなりましたでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 平成28年3月ということであります。そのときには不適切な会計処理ということで議会の皆さんにもお話をさせていただきましたし、それからその内容については取締役会でもお話がございました。その委員会の話、私したように思っておりますが、ただ、監査も終わり正しい数字もできたというような中で、検証委員会への立ち上げには至らなかったというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 今後の方針についても明確にしていただきたいということがあったんですが、そのことについては、取締役会では話をなされなかったんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 会計処理が不適切だということでありまして、ああいう形になって皆さん方にも御迷惑かけたわけでありますが、今現在は会計のシステムのほうも変更ということでありまして、そういった意味ではシステムを明確化といいますか、変えることによって正しい会計処理ということで方針を出させていただいたというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 同じ日の池本月≠フ質問の中で、町長が経理について会計事務の専門職員を配置するという話をしておられます。現在、どなたが会計事務を行っておられますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2名で対応いたしております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) その方は正職員でありますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 正職員ではございません。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 答弁の中で、会計事務の専門職員を配置するということを言われまして正職員でない。専門的知識を有しておられるわけですね、その方は正職員ではないが。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 会計事務にすぐれた職員であります。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 聞いたとこによりますと、地域おこし協力隊の方がしておられるという話も聞いたんですが、それは間違いないでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 携わっていただいております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) そのようなことが法的には何ら問題ないんですか。地域おこし協力隊のそもそもの趣旨からいって、そういったことが可能な話なんですか、そこらあたりをお尋ねしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 八頭町で採用した方ではございませんが、隣の若桜町ということでございまして、目的としては観光事業の振興ということで採用されたというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 従前に、これまた次の話につながる話なんですが、現在、町長、総務課長がいらっしゃいませんよね、若桜鉄道に。総務課長がいらっしゃらないときに、地域おこし協力隊の方が総務課長の代理でお金をつついておられたということであって、そのときに若桜町のほうから、それは問題があるということで、そのことをやめられたといういきさつがあるやに聞いております。そこらあたり、町長御存じですか。先ほど言われた観光振興ということで地域おこし協力隊の方がそういった会計事務をやってもいいという判断なのかとどうかをお尋ねしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 協力隊の皆さん方がそういった事務に当たるということは、法的には問題ないというふうに思っておりますし、また、総務課長のことでございますが、社長に就任されたときから、社長が総務課長を兼務するということでございました。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) その話は次の話にさせてもらいたいと思いますけどね。  現在、正職員ではない2名の方で会計事務を行っておられるということでございますが、日常業務の中で支障というのはありませんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 17名の社員ということでございまして、総体的には安心・安全な運行のほうにたくさんの職員が配置になっているというふうに思っております。そういった中で一般事務であれ、そして会計事務であれ、そして今は観光ということでございますので、そういった面からすれば多少の支障があるんではないかなとは感じているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) るる申し上げておりますが、私が言いたいことは、正直申し上げまして若桜鉄道、17名の人員で回りょうるんかいなと。はっきり申し上げて、かなりの皆さんが負担を強いられて勤務しておられるというふうに思うわけでございます。  本当に、るる申し上げてまいりましたけどね、町長、取締役から見て、現行の若桜鉄道株式会社の労務状況というんですか、運行体制の課題ですね、これはどのように感じておられますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 現在の社長が就任されたときからも、本当に人員が少ないということはお聞きをいたしておりました。そういった中で運行のほうは別として、先ほど言いましたように社長が総務課長を兼務だというふうに申し上げましたが、一般事務的なことであれ、それから観光的な面であれ、そういった部分の職員体制というのは少し少ないんではないかなというふうには感じております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 総務課長不在の話に戻るんですが、先ほど町長は、最初から総務課長兼任だという話をされましたが、そうではないやに私は聞いております。  それで、当初その経理事務される方がいらっしゃったと。ところが、不適切会計処理の問題でやめられたと。その後、体制を変えようということで、先ほど言いましたように地域おこし協力隊の方が会計事務をされたと。それはなぜかといいますと、山田社長は、経理は素人ですと。ですから、総務課長を担当したときに、私はできませんということで、地域おこし協力隊の方を経理のほうに回されたと。そうすると、それが少し問題があるんではなかろうかということで若桜のほうから話が出まして、それで地域おこし協力隊の方はやめていただいたと、ほかの部署に回っていただいたという経緯があるやに聞いておりますが、それは間違いの話ですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっとそこまで把握はしてないんですが、私の記憶では、社長が決まるまでは鉄道部長が総務課長を兼務していたというふうに思っておりますし、補佐的な臨時の方はいらっしゃいました。新しい社長を公募でされて、就任されてからは鉄道部長の総務課長の兼務がとれて、社長が総務課長を兼務するんだということでありました。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) この話、長々とする気はありませんが、はっきり申し上げまして、無理な勤務状況であることは事実ではなかろうかと。今の話を聞いておって思うわけですね。社長自身は、正直な話、経理だとかそういう経営だとかいう面については非常に私は弱いということは、最初の段階でわかっていたはずだろうというふうに思っておりますが、その方が総務課長をして経理せえって話になったときに業務が滞ってしまって、おくれておるというような実態もあるようでございます。  それから、車両運行のそれから修理の件でございますが、この件もいろいろ聞きますと、1人の社員の方が全て1人でやっておられると。この方は大変優秀な方らしくて、故障が起こるとすぐに10分以内に原因を突きとめてすぐに処理できると。大変優秀な方らしいんですが、この方が若桜鉄道17名の中で1人しかいらっしゃらないと。こんな状況で安心・安全で運行するのが若桜鉄道の使命であるならば、1人しかいらっしゃらないと。この方がもし事故に遭われたりとか病気になられたときには、どうされる話なんだろうかと思うわけでございます。こういった話は、町長、取締役会の中で話題にならないんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初にも申し上げたんですけど、専門的なことというのがございます。そういった中で1人ではなかなかできないわけでありますので、当然、人材育成ということも必要だというふうに思っておりまして、今は育成の途中だというふうには判断いたしております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 通常の、先ほど言いましたが、若桜鉄道の使命が、当然運行して収益を上げるということが前提にあるわけでございますから、そういった会社が運行するに当たっての責任者が1人しかいないというようなことは、通常の会社では考えられないことなんですね。そういったことが、ただいま人材育成中ですというような話で終わってしまう。ここのところ、町長、何かおかしいなと思われませんかね。  それから、先ほど言いましたけど、ぎりぎりの人員でやっておられて、聞きますところによりますと、当務駅長さんですか、この方の業務も完全にオーバーワークになっとると。休憩時間もなしに作業をせないけんというような事態も発生しておるというようなことも聞いておるわけですわ。こういった労務状況の会社で、町長、本当で安心・安全な運行できるんですかね、どう思われます。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 人員不足ということは承知をいたしております。ただ、今までの経過の中でこれだけ経営状況が悪い、厳しいということで、なかなか人をふやせなかったという経過もございます。昨年から車両、それから燃費も両町でもつということになっておりますので、そういった面ではこれから職員のことについても考えていく必要があるんだろうというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 給与体系も、職員さんのことを考えたときに、決して高い給与体系ではないやに聞いておりますし、こういう状況で果たして職員さんのモチベーションが維持できるんだろうかと。いつも平木町長も合併してから言っておられましたけど、一遍でも事故起こしたら、若桜鉄道はおしまいだぜと。その覚悟は当然しておられると思うんです。  しかし、今までしてきた話の中で、私から見ますと、若桜鉄道株式会社というのは、会社の体をなしてないと言っても過言ではないと思うんですが、ここのところが僕は根本的な原因だろうと思うわけです。このような状態で本当に町長、安心・安全な運行が維持できるんですかね、大丈夫なんですかね、お答えをお願いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) モチベーションのお話もございました。そういった中で今、再構築、先ほど来、最初にお話ございましたけど、そういった面で本当に職員の補充といいますか、新しい採用ということも当然計画の中で加味してまいりたいというところでありまして、本当に安心・安全ということは常に頭に置いて携わっていただいているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 今こそ、町長、確かに経営自体は非常に苦しいわけですから、なかなか新規の人員を確保するというのは非常に難しいかもしれません。今こそ我々が英知を絞って、知恵を出して回る仕組みですね。先ほど言われましたけど、コミュニケーションがとれないというような問題も総務課長いらっしゃれば違った状況になったんではなかろうかということも推察されるわけでございます。  ぜひ、安心・安全に向かって、知恵を絞っていただきたいと。特に、取締役会でそういったことを話題にしていただいて、対策をとっていただきたいということを強く求めたいと思います。  平成29年度予算で若桜鉄道対策費、およそ1億6,000万円、多額の税金がことしも投入されております。先ほどから話がありますように、第三セクター特有の責任の所在が不明確等の問題もあります。若桜鉄道が若桜、八頭両町2,400人を対象にしたアンケートで、若桜鉄道を残すべきかというアンケートで、残すべきという話と、なるべくなら残すべきというのが、90%超えとるんですね。  それから、若桜鉄道を残す取り組みに協力するかっていったらするという人と、できるだけ協力するという方が80%超えとるんですね、アンケートで。隼駅を守る会を筆頭に各駅を守る会、それから沿線活性化のメンバーの皆さん、それから若桜鉄道もりあげ隊の皆さん、皆さんボランティアで本当に一生懸命、心から若桜鉄道を応援しておられます。若桜鉄道株式会社自体の経営の透明化を図っていただいて、町民、住民が納得できる経営を、取締役、社員が一丸となって実践していただくことを強く求めたいと思います。  最後になりますが、町長に若桜鉄道の存続のために取締役副会長としての覚悟をお伺いして、私の質問を終わりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) アンケートの結果も今お知らせをいただきましたけど、本当に若桜谷になくてはならない公共交通機関だというふうに思います。そういった面では、私もそうですし、下田議員も同じ気持ちだろうというふうに思っております。  そういった中で、きょうもおいでですが、もりあげ隊の皆さんとか、それからありましたように駅を守る会とか、本当に多くの皆さんにお世話になって今があるというふうに思っております。人口減少ということはあるんですが、それに打ち勝つように何らかの手当てといいますか、観光列車もそうかもわかりませんし、そういった面では打ち勝つようなことを皆さん方と一緒に考えて、本当に若桜鉄道の存続に自分としても一生懸命邁進してまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○12番(下田敏夫君) 終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、12番、下田敏夫議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。      (午後3時00分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後3時10分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、8番、坂根實豊議員の質問を許しますので、登壇願います。
    坂根實豊議員質問 ○8 番(坂根實豊君) 8番、坂根實豊であります。  通告いたしております我が村自慢について、ちょっと将来の取り組みについて見解を求めます。  八頭町は、131集落、通告書に書いていますが、わけても少子高齢化のあおりでありますね。限界集落を超えた消滅集落、当時、旧八東町では、ここには4集落と書きましたけど、実は5集落あったんですね。それで今、まさに坂根が住んどる村は、私が一軒家ですよ。しかるときに、やっぱりそれぞれの村々に継承されている我が村自慢のものを冊子にまとめて、後世に残していくことはできないかなという思いがあるんです。それについて、初めにまず町長の見解を求めたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、8番、坂根實豊議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に我が村自慢ということでいただきました。坂根議員御指摘のように、少子高齢化によりそれぞれの村々に継承されてきました伝承や文化が消滅しつつあるということは現実だろうというふうに思っております。坂根議員も御承知かと思いますが、これまでにも集落によっては集落の歴史を書籍にして残された集落もございます。  しかしながら、編さんは多大な労力を必要といたしますし、古文書を読み解く作業などどこの集落でも簡単に取り組めるということにはならないと考えております。町といたしましては現在、八頭町部落史編さん事業補助金交付要綱を定め、このような取り組みに対しての助成制度も設けているところでもあります。  また、一例といたしまして、麒麟獅子舞を映像に残された集落を承知しておりますけれども、デジタルカメラやビデオ機器等も普及してきた現状から、今後は映像や音声で記録に残すといったことも考えられるのではないかというふうに考えております。  いずれにいたしましても、それぞれの集落で主体的に考え、実行していただくということが前提ではないかというふうに思っておりますが、個別の事案につきましては、町として相談していただければ、できるだけの支援を考えてまいりたいというところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。 ○8 番(坂根實豊君) 確かに、部落史編さんについて、町の助成があるのは伺っていますよ。ただ、私が今ちょっと思うのは、これは町の職員の中に専門部会を設けて、1人なり2人なり村史を継承していく専門員の配置はできんのだうかと。例えば、坂根も作文書く人間ですから書くんですよ。でもね、やっぱり取り組んでおる時間がないという情けなさが出てきます。例えば、ちょっとコマーシャルしますと、奥野という部落は、例えば因幡の国府の万葉歴史館。最初の鳥取市の国府、大伴家持ですね。2代目の国府は、中納言在原業平なんですよ。彼は当時、奥野に住まって、1,000体の仏像をやっぱり収蔵方々来られた。その1,000体の仏像を川に流したことが、つまり千体川がなまって、千代川になったんですよ。今の千代川のもとは、奥野にあるんですよ。そういう古文書の関係や歴史文化をやっぱり継承していく努力というのは、やっぱりそこに住む人間ではできないんですが。とすれば、やっぱり町の中に編さんの専門員なり設置されて、村々を継承していく努力が必要かなと。  先ほど言いましたように、旧八東町では、園、侭山、妻鹿野、横地、ましては柿原、五つの部落がなくなっとるんです。でも、それぞれの部落に対しては、やっぱり継承されていくべき。誇りであるべきものがあるんだと確信を持ってるんですが、しかるときに、少子高齢化で部落がなくなったら何もないと。確かに、坂根の今の奥野は一軒家ですよ。では、私の家族が消滅してしまったら、全部都会に出て息子の時代が。それがなくなるんですよ。  でも、先ほど言いましたように、今の千代川のもとの千体川、つまり発祥が奥野になるということをまずちょっと宣伝をしておきたい。そういう意味では、後世に残していくということが大事なことなんですよ。ちょっとコマーシャルになりますがね、当時、旧八東町の私、議員でしたから、年号が昭和から平成に変わったとき、私、提案したんですよ。歴史の継承は大事なことだと。しかしながら、新しく歴史をつくっていくのも現代の人間の役割だと。そのことを言って、当時の浅井町長に私は言ったんですよ。じゃあ、旧八東町として将来残す平成太鼓をつくろうなと提案したんですよ。でも、そのときに西山忠實という音楽の先生が、坂根議員、それは立派な話だと。私がそれを一生懸命、平成太鼓の割り振りをしていきますと。  いいですか、だからこそ今でも、八頭町は立派な平成太鼓が残ってきましたよ。そういう意味では、先ほど言いましたように、各村々に自慢するべきもの、語り継がれている史跡、あるいは逸話、残っているんですよ。  今、私が先ほど繰り返しますけども、既に五つの集落が消滅したときの逸話とか歴史文化財とか、そういうこと必ずあるんですよ。そういうものはどこかに流出してしまわないで残していき、なおかつ継承していく努力というのも必要かなと。改めて見解を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 千代川のいわれでありますとか、平成太鼓、そういったお話も伺わせていただきました。やはり逸話でありますとか歴史というのは、本当に大事なことだと思いますし、そういった中で村々で継承されてきたいろいろな伝統や文化というのもあろうかと思います。  専門職員の配置をというお話でございましたが、最初の答弁でもお答えさせていただきましたが、今ビデオで撮るとかそういったとことも可能だというふうに思っております。本当に、目で訴えるということも大事だというふうに思っておりますので、奥野は今1軒だというお話なんですが、そういった歴史の宝庫でありますので、町のほうにも相談をしていただけたらというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。 ○8 番(坂根實豊君) 町長、のべつくまなく申しませんから、検討されてください。  では、次に移ります。  次の軽トラの奨励等について書いております。八頭町に登録されている軽自動車は、1万495台あると伺っております。わけても軽トラは2,185台あるということですね。全体の軽自動車税の税収は、八頭町で6,500万円余りありますということです。ちなみに、軽トラ税収1,000万円余りだということなんですね。  今、坂根が言いたいのは、この際、全国に先駆けた軽トラ、つまり労働者の車両だという奨励を進めていったらどうかな。町長が平素言われるように、八頭町は農業が基幹産業で、農業の町だと言われるんでしたら、軽トラの税収は免責されて、なおかつ軽トラを買われる人に対しては、せめて新車について10分の1ぐらいは助成してあげると。  というのが、例えば鳥取県は人口比にあわせてカレーの全国一の消費量の県だと。やっぱりそういう売り出しも私は一つの大きなキャッチフレーズになるんじゃないかと。では、八頭町が農業の町だと言うんでしたら、労働者の車、つまり軽トラについては税金は免除しますと。なおかつ、新車買われる人については、1台ぐらいは助成してあげる、それぐらいの気概が大きな発信源になるんじゃないかなと私は思うんですよ。見解を求めます。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、軽トラックの奨励についてということでいただきました。軽自動車税の減免につきましては、八頭町では現在、体に障がいのある方や公益専用、社会福祉法人等が所有します約130台につきまして、軽自動車税等の減免ということを行っております。  軽トラックにつきましては、軽自動車も対象になっております。グリーン化特例もないやに伺っておりますし、購入の助成につきましても国・県の農業補助金では汎用性が高いということで、農業補助金でも対象外ということになっております。八頭町内には現在、2,000台を超す軽トラックの登録があるということは承知いたしておりますが、坂根議員より提案のありました軽トラック、労働車両限定の税の免除、購入時の助成につきましては、現在のところ考えていないというのが現状でございます。  ただ、農業であればトラクターでありますとかコンバイン、そういったものを優先的に考える必要があるんではないかと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。 ○8 番(坂根實豊君) 町長、私が言いたいのは、それは農業が基幹産業としたときにはトラクターもでしょうし、田植え機もでしょうし、もちろん草刈り機もでしょうよ。私は、そういうことをのべつくまなく追及するんじゃないですよ。八頭町として売り出しするのに、じゃあ軽トラについては全国に先駆けた、つまり発信のアピールの町にするんだと、その気概を言っとるだけですよ。  さっき言いましたように労働者の売り出しとして、労働者の車両だと。八頭町はちょっと変わった取り組みをしたでという大きな発信もとにしたらいいかなという思いで発言しておるんであって、トラクターの助成せえとか、田植え機の助成せえとかそんな意味じゃないんですよ。その辺のちょっと解釈を再度確認しておきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 坂根議員の言われますように、町の発信としてということであれば、本当に全国的にはインパクトはあるんだろうというふうには思います。 ○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。 ○8 番(坂根實豊君) 言いましたように、町の発展、取り組む姿勢というのは、そのどこから一つのアピール、そういうことも一つの大きな情報発信の役割かなという思いがするんです。先ほどちょっと初めに言いましたけども、鳥取県は人口比でカレーの消費が日本一だと、一つのキャッチフレーズなんですが。とすれば、この八頭町でもたばこ税収だけでも9,000万円ぐらいあるんですよ、たばこ税収。今、禁煙せえせえ言われても、もっとたばこも勧めさんさい。これは冗談にして、そういう意味合いからしたときに、軽自動車税の税収、1,000万円ぐらいは免責にされて、なおかつ買いかえされる人については、じゃあ助成でもします。私は、大きな八頭町の発信源になるなと。まちづくりの大きな一つの指針になるんじゃないかなという思いで提案をしているんでありまして、深く深く追求したりのべつくまなく重ねていく気はありません。  最後、もう一度町長の取り組み姿勢について見解を伺いたい。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) カレーのお話も伺ったというところであります。確かに、日本一の消費量ということで伺っているところであります。  坂根議員の言われますように、町としての発信力ということは、本当に重要なことだと思います。きょうも隼Lab.のお話もございましたし、また若鉄のお話もございました。そういった中で本当に日本一といういうことはすばらしいことだというふうに思うんですが、御意見は参考にさせていただけたらというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。 ○8 番(坂根實豊君) では、終わりますけど、やっぱり私は生き方の追及の中で、あるがままの姿でいいんですよ。私は、平生いつも言うんですよ。一生懸命、孤軍奮闘頑張って生きてきたと。しかしながら、なおかつ貧乏だと。でも、その貧乏は誇りなんですよ。そこにやっぱり自分の指針として、こういう方法で取り組んでいく。あるがままを大事にし尊重していく。私は、そういう基本姿勢に立ったときに、まちづくりの一つの指針とされてはいかがなもんだろうかなということを提言して、最後もう一度、町長の取り組み姿勢を聞いて終わります。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 深く追求するつもりはないというお話でしたけど、改めてということであります。  そういった中で考えてみますに、町の皆さん、地域の皆さんというのが本当に元気になるということが一番ではないかというふうに思います。今、創生の時代と言われて久しいわけでありますが、そういった面では総合戦略というものもあるんですが、本当に地域が、そして町が元気になるということ、それにはやはり人が元気にならなければならないというふうに思っております。  御意見は御意見として参考にさせていただきたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。 ○8 番(坂根實豊君) 終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、8番、坂根實豊議員の一般質問を終わります。  以上で日程第1 一般質問を終わります。 ◎散  会 ○議 長(谷本正敏君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。             (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。  よって、本日は、これにて散会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。  なお、次の本会議は、6月12日、午前9時30分から再開いたします。     (平成29年6月9日 午後3時27分散会)   会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員...