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平成29年第 2回定例会(第3日目 3月 7日)

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  1. 八頭町議会 2017-03-07
    平成29年第 2回定例会(第3日目 3月 7日)


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    平成29年第 2回定例会(第3日目 3月 7日)      平成29年第2回八頭町議会定例会 会議録 (第3号)   招集年月日  平成29年3月7日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  平成29年3月7日 午前9時30分宣告        (第3日) 応招議員    1番 山本 弘敏   2番 小林 久幸   3番 坂根 實豊    4番 下田 敏夫   5番 奥田のぶよ   7番 西尾 節子    8番 小倉 一博   9番 河村 久雄  10番 川西  聡   11番 桑村 和夫  12番 尾島  勲  13番 髙橋信一郎   14番 池本  強  15番 栄田 秀之  16番 谷本 正敏 不応招議員    なし 出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町   長  吉田英人  副 町 長  岩見一郎  教 育 長  薮田邦彦  地方創生監  角園太一  総務課長   西尾哲夫  税務課長   歳岡誠司  企画課長兼地方創生室長兼若桜鉄道運行対策室長         川西美恵子  福祉環境課長 前田康博  保健課長   小林俊一  産業観光課長 矢部雅彦  建設課長   髙橋和彦  上下水道課長 森脇孝和  地籍調査課長兼船岡住民課長         木原伸広  会計管理者  加藤典美  人権推進課長兼八東住民課長         谷口雅美智  教育委員会事務局次長         田村政司  社会教育課長 細田利夫  農業委員会事務局長         山下真一  男女共同参画センター所長         小林春美  福祉事務所長 田中裕之 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長 坂本美幸   副主幹 寺坂武文 議事日程   別紙のとおり 会議録署名議員   10番 川西 聡議員  11番 桑村和夫議員           議 事 日 程 (第 3 号)            平成29年3月7日(火)午前9時30分開議 日程 第 1 一 般 質 問 議事の経過 ◎開議宣告                    (午前9時30分) ○議 長(谷本正敏君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は15名でございます。  定足数に達しておりますので、これから3月6日に引き続き本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議 長(谷本正敏君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問 ○議 長(谷本正敏君) 日程第1 一般質問を行います。  今期定例会に5番、奥田のぶよ議員、4番、下田敏夫議員、12番、尾島勲議員、8番、小倉一博議員、13番、髙橋信一郎議員、10番、川西聡議員、3番、坂根實豊議員、11番、桑村和夫議員、1番、山本弘敏議員、14番、池本強議員、2番、小林久幸議員、15番、栄田秀之議員、9番、河村久雄議員、7番、西尾節子議員から通告がなされておりますので、通告順に質問を許します。  なお、本日は5番、4番、12番、8番、13番の5名に行っていただきます。  それでは、5番、奥田のぶよ議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎奥田のぶよ議員質問 ○5 番(奥田のぶよさん) 皆様、おはようございます。5番、奥田でございます。議長の許可をいただきましたので、通告に従い質問を行います。  一つ目の質問です。防災力向上の取り組みについてです。  本町では地域防災計画を策定し推進されていますが、町民に対しての防災力を高める取り組みについて、3点について町長の御所見を伺います。  1番、地域における防災研修等の推進について、2番、避難支援プランの策定について、3番、防災士育成の取り組みについて、以上、3点についてお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 皆さん、おはようございます。  きょうから一般質問ということでございます。それでは、5番、奥田のぶよ議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、防災力の向上の取り組みについてということでございます。  地域における防災研修等の推進についてということでございますが、ここ数年、東日本大震災、それから御嶽山の噴火、広島市土砂災害、東北・関東豪雨、台風の北海道上陸など、さまざまな大規模な自然災害が近年発生し、尊い命や財産が失われており、全国的に防災・減災に対する関心が高まっているところであります。特に、昨年の熊本地震、鳥取県中部地震の発生後は、自分の命は自分で守る、自分たちの町は自分たちで守るという心構えで、住民同士で助け合い被害を最小限にするといった備え等に対する意識が高まり、鳥取県内におきましても災害の基礎知識や日ごろの備えなどを学習する自主防災出前講座の開催がふえております。  本町におきましても、八頭郡連合婦人会、下私都まちづくり委員会、八頭町子育て支援センターでの研修には、鳥取県から自主防災活動アドバイザーを派遣していただき、日ごろの備えや防災対策、小さなお子さんの対応などを講演していただきました。また、担当職員が小学校や公民館と連携した研修会に出向き、災害に対する日ごろの備えなどの研修を行っております。  教育現場におきましても、昨年は郡家・船岡地域の小学校で学校防災アドバイザーや鳥取気象台の方を招き、児童の皆さんに災害の恐ろしさ、命の尊さなどを正しく理解してもらい、対応能力を学んでおります。  また、町女性消防隊は、八頭町と一緒になり東郡家地区のまちづくり委員会や小中学校のPTAに出かけ、人工呼吸、心臓マッサージの方法、AEDを用いた救命など、災害時の心得などについて救急講習会を開催いたしているところであります。現在、住民主体の防災体制づくりの一環として、避難者が中心となった摸擬避難所運営を主体とした研修会の開催を検討しているところであります。  今後も、地域や家庭で防災・減災を話し合うことや防災訓練に参加することなどを促進し、防災意識の高揚を図り、地域防災力の向上に努めてまいりたいと考えております。  2点目の避難支援プランの策定についてであります。  近年の豪雨災害や大地震など、大きな災害が発生した場合でも自助・公助を基本としながら、高齢者や障がいのある方等が安全な場所に避難できるよう、迅速かつ的確な行動が行えるよう、本年2月に八頭町避難行動要支援者避難支援計画を作成し、防災会議で周知をさせていただいたところであります。この計画は、災害時要援護者登録制度により、災害時要援護者登録台帳に記載された名簿登録同意者、独居高齢者、介護を要する者、身障精神など490名、同意の方の避難支援個別計画により、避難などについて誰が支援してどこの避難所に避難させるかをあらかじめ定め、一人一人の安全の確保を図るものであります。災害が発生した場合には、避難支援計画をもとに行政も一体となって、要援護者の皆さん方の支援に当たりますが、やはり御家族の方を初め、地域における区長さん、民生児童委員さん、支援協力員さんなどの協力は欠かせないと考えております。行政と地域の皆さんが手を携えつつ、防災訓練などを通じて平素から支援体制を整備することは大変重要だというところであります。  3点目の防災士育成の取り組みについてであります。  平成7年に発生しました阪神淡路大震災の教訓を踏まえまして、防災士制度の検討が開始され、現在、全国では多くの防災士が登録され、防災や減災活動のリーダーとして活動されております。防災士の皆さんは、家庭・地域・職場において、災害時の生命や財産被害の軽減のために実際の被災現場で役に立つ活動、また自治体やボランティアと共同しての防災活動、あわせて平常時には防災意識の啓発を初め、防災訓練への参加、計画の立案等にも参画するなどの活動が期待され、減災と社会の防災力向上を目指す上で、ますます欠かせない存在であると認識いたしております。このたびの中部地震では、一部の自治会において防災士は役員さんと一緒に誘導・相談等に活動され、また、社協のボランティアセンターでは避難者の受け付け、資機材等の適正な設置場所、電話対応等に活動されております。  町では、平成29年度に鳥取県が株式会社防災士研修センターと連携した防災士養成研修会の受講をいただくように予定をいたしております。  今後、自主防災活動の担い手、またリーダーとなる人材を養成することにより、自助・共助・協働として地域防災力の向上を図りたいと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 自主防災組織が本当に大事だということが言われています。中部地震が起きましたのが昼間の午後2時7分でした。また、12月22日に発生しました新潟県糸魚川市の火災は、10時20分から出火しまして30時間も続いた火災でした。強風だったこともあったんですが、昼間ということと、初期消火の重要性ということが課題となった火災だったのではないかと思います。  それで、昼間というと自主防災組織、八頭町でいうと自警団なんですが、組織率は100%だというふうに聞いていますが、昼間いる方というのは高齢者だったり女性だったりという方が多い現状です。先ほど、研修会はさまざまな団体で実施されているということですが、集落単位での研修会というのもすごく今後これから重要ではないかなと思います。  そこで、この29年度に出ています、ちょっと予算の中で質問させていただきたいんですが、まちづくり委員会防災推進事業委託料ということで82万円予算が出ております。こちらのほうは、そういった研修のことを考えての予算なのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 奥田議員言われますように、自主防災組織というのは本当に大事だというふうに思っております。とりわけ、自警団の皆さん方にはお世話になっているというところでありまして、災害というのはそれこそ昼夜を問わないということでありまして、本当に昼間の災害ということになれば、自警団の皆さん方、本当に手薄といいますか少ないんじゃないかなというふうに思います。  そういった中で研修会等も開催させていただいておりますが、集落単位というお話もございます。そういった中で、まちづくり委員会の話も最初の答弁でさせていただきましたけど、そういった広い視点で委員会の皆さん方にもそういった防災の意識を高めていただきたいという思いの中での予算でもございます。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 82万円というと、今、9集落のまちづくり委員会がありますが、大体9万円程度、各集落に配布されるのでしょうか。そういったときに出前授業、そういったことを計画されているのか。また、支援マップをつくったような避難行動のことの話し合い等をされるような、そういったことをイメージされてのこの予算なのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今、9地区でまちづくり委員会を立ち上げていただいて活動していただいているというところでありますが、そういった中で先ほど言いましたように、防災力、意識といいますか、その向上が必要だということでありまして、今回は委託料という形で計上させていただいております。どういったモデルといいますか、なるかわかりませんが、それぞれの委員会にあわせた、そういった防災活動をしていただきたいという思いの中での委託料ということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 今後、この委託料のことはまちづくり委員会で話をされて、それで各委員会のほうで進めていくというような考え方でよろしいでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まちづくり委員会の自主性ということもあろうと思いますし、当然、町も中に入って一緒に考えたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 今、集落支援員の方が131集落があって、138名配置されています。そういった方にも声をかけての実施という、研修とかそういったことも今後考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 138名の部分については、職員ということでございます。そういった中で、基本的には各集落の防災訓練の窓口になっていただいておるということでございまして、このまちづくり委員会とはちょっと切り離して考えているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 本当に、実際この10月の地震が起きたとき、昼間、私は家にいました。そのときに、周りの近所の方が大体どういった生活パターンをとっていらっしゃるかわかったので、そんなに大きな被害もなかったので大事にはなかったんですが、これがもしも本当に大きな地震だったときに、どこに避難して、誰がどうしてということが本当に一瞬パニックになってしまう方も多いかと思います。そういったときに、日ごろの防災訓練というのはすごく重要だと思います。  それで、少し前なんですが、今、人権の研修会を各集落で実施していますが、その前に介護保険の制度についてということでミニ講話をされた時期がありました。そういったふうに、各集落で徹底していって、こういった避難行動のとり方等を研修していく機会というのをもっともっとふやせないか。先ほど、出前事業を言われましたが、そういったところを申し込みたいというのもどういった形で広報されているか、そういったことも含めて、もっと集落単位での勉強会というのに力を入れていただきたいと思いますが、そのあたりのことを町長どう思われていらっしゃいますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 人権学習会もそれこそ、それぞれの集落にお世話になってやっていただいております。そういった中でというお話もあろうかと思いますが、町として避難所をそれぞれの集落に対して指定といいますか、それはさせていただいております。マップ等で配布をさせていただいているわけでありますが、そういったじゃあ、今言われましたようにどこに避難というようなことをまだ徹底されていないやに伺いましたので、先ほどは集落支援員というお話ございました。そういった職員を通じて、それぞれの集落に徹底させていただけたらというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 避難所のことなんですが、ホームページやあと防災マップにも緊急避難所の場所や指定場所があって、各集落ごとに指定されています。そこでちょっと気になったので調べましたところ、郡家地域を見てみて思いましたのが、八頭中と八頭中のグラウンドの避難者が郡家地域を中心にしまして、世帯数で見ると約380世帯、西小のグラウンドで350世帯、少ないところの西地区公民館が40世帯でした。  この避難所の1人当たりの計算というものは、どのように出されたものなのでしょうか。言ってる質問といえば、すごく世帯が多い。これ、世帯ですので、ひとり暮らしの方や4人、2人とあると思うんですが、すごくかなりの世帯の方がここに避難してくるように想定されているんですが、こういう避難所の1人当たりの面積というか、そういったものは指定があるのでしょうか。
    ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 八頭中とか、それから郡家西小学校ということで、グラウンドのお話がございました。380世帯とか350世帯というお話があったんですが、これはグラウンドでありますので、1人当たりの面積云々ではなくて、例えば郡家の西区であるとか中区であるとか、そういった区単位といいますか、その世帯数の数字でありまして、中区の方はここにという指定をさせていただいたというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) その中で郡家の保育所が避難所になってないんです。ほかのところは、保育所が避難所になっているんですが、なぜ郡家の保育所が避難所でないのかということと、また、避難所で一番問題になってくるのがトイレの問題だと思います。それで、八頭中の近くに郡家の体育館がありますが、そこは避難基地になっています。避難基地というのと避難所との扱い。避難基地になってたとしても、トイレの問題が起きましたら、そちらのほうの利用等も図られると思いますが、そこで郡家の体育館でちょっと気になったところが、障がい者用のトイレのドアなんですね。そこがアコーディオンカーテンでして、鍵がかかりません。それで、28年度の4月から、障害者差別解消法が施行されていることもありまして、すごく改善は言われているそうなんですが、なかなか予算がつかないということで、今回の予算についているかと思いましたが、今回の予算にも出ていません。防災の基地になって、そういったことで八頭中のグラウンド、かなりの380世帯が来ることになっていますが、そういったことでもこういったトイレの解消のことを、町長どのように考えていらっしゃいますでしょうか。  郡家の保育所の利用とトイレのことの回答をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 相対的には、避難所というのはグラウンドであったりとか体育館をさせていただいております。小中学校がありましても、その教室ということには至っておりません。保育所も同じ扱いでございまして、そういった面では授業なり保育であれ、支障があるということで郡家の部分についてはさせていただいてないというところであります。  それから、基地のお話ございました。その中でトイレのお話でございます。鍵のかからないということでありますので、ちょっと点検をさせていただいて対応させていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 郡家の保育所、確かに一時避難は集落の公民館ということなので、東区のあたりですと集落のコミュニティのほうに一時避難して、その後もっと大きな地震の場合はグラウンドへという形の誘導になると思うんですが、目の前に郡家の保育所というのは園庭もありますし、今後、防災の避難場所として誘導、移動が困難な方もあると思いますので、ぜひ検討していただきたいと思いますし、トイレのことも防災という観点で、そういった現在の体育館の利用者は、スポーツされている方ということなんですが、防災の基地、避難所という視点でトイレのほうの点検もぜひお願いしたいと思います。  2番目に言いました避難支援プランの策定についてなんですけれど、私の6月の定例会一般質問で、支え合い条例のことの制定について質問させていただきました。その中で、25年に災害対策基本法の改正で避難行動要支援者名簿を市町村が作成しなければならないということで、八頭町はそのときの答弁では、平成19年から災害時要援護者登録制度を導入して、ひとり暮らしの高齢者を中心に登録を呼びかけていますという答弁でした。  それで、6月の広報のほうを見ますと、28年3月4日現在で577名と登録者の方があるというふうに記事を見ました。この広報後、ふえたかどうかということが1点と、あと、国では避難行動要支援者という言葉が今、この法律の関係で使われています。ただ、八頭町では災害時要援護者登録制度という、災害時という形になっている形の登録になっています。  それで、この策定しなければならないという基本法のほうを見まして、八頭町の防災計画、かなり分厚いものなんですが、こちらを見ても避難行動要支援者名簿という名前であって、災害時要援護者登録という言葉は出ていません。ここら辺の言葉の統一のことをどう考えていらっしゃるかの2点をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず、登録の関係であります。577名というお話でございましたが、現在のところ私どもの手持ちでございますのは555名ということで、若干減っているということであります。  それから、要支援者の言葉の関係でございますが、ちょっとこれは検討させていただけたらというふうに考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 577名が555名に減ったということですが、この登録制度は避難行動要支援者名簿に取ってかわる形で法律のほうでは認めてありますので、ぜひ登録することをふやしていただくことと、先ほどあった支援プランですね。実際、ちょっと研修会で聞きましたところ、ケアプラン等にもこういった支援プランを設けていく必要性があるのではないかということが介護保険のほうでも検討されているそうです。そういったことで、ほかの自治体見ますと、きちっとわかりやすい支援プランの策定の仕方等も出ておりました。早急に、こういった支援プランの作成というのは急いでしていただけたらと思います。  特に、大雪のあった関係で、孤立した高齢者、かなり多かったと思いますが、民生委員さんの言葉かけや訪問というのがとても温かい支援になっていくと思います。そういったためにも、こういった町がきっちりと避難支援プランの策定というものにぜひ力を入れていただたいと思いますが、町長いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 支援プランということでございます。最初お話しさせていただきましたけど、避難支援個別計画ということで町のほうは作成をさせていただいております。同じものだという解釈をしておりまして、今度の常任委員会であれ、それから全協等でも内容について報告をさせていただけたらと考えているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 3番目の防災士ですが、このたびの予算でも3万6,000円の予算がついていました。リーダーを育成していくということなんですが、これは講師を呼んでの防災士の研修になるのでしょうか、広い形の。それとも、誰か1人、2人と行って、2日間どうもかかるみたいなんですが、防災士取ろうと思ったら。そういった研修に行かせるという考え方なのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 鳥取県の中部地区で開催ということが予定されておりまして、これはですから受講者に中部地区へ行っていただくというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 行かれる方というのは、自警団の方、手挙げ方式、どういった方を想定されていますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 八頭町には現在ちょっと少ないかもわかりませんが、13名の防災士の皆さんがいらっしゃいます。そういった中で、消防団の方、それから郵便局の方になっていただいているところでありまして、女性は1名ということであります。  今回、町の職員であったり消防団員であったり、それから前段にありましたまちづくり委員会等の皆さんから受講していただけたらというふうに考えているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 私、1月に全国市町村国際文化研修所のほうで自治体の危機管理の研修を受けてまいりました。そのときに、すごくその講師の跡見学園女子大学の鍵屋先生がおっしゃっていらっしゃったことは、専門性の高い防災スペシャリスト職員を計画的に育成・訓練を重ねてレベルアップをすることが大事だということを言われました。  先ほど言われた自警団であったりということですが、ぜひ役場職員さんに防災士を取っていただきたいと思います。集落支援員さんに割り当てられた方を随時派遣するとか、この3万6,000円の予算ではなくて、中部であるならもっと多くの方が受講できるように、ぜひすべきだと思いますが、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど、職員もということでお話をさせていただきました。それこそ、今、3万6,000円というお話でございますが、先ほど言いましたように町の職員、消防団、さらにはまちづくり委員会というようなことでありまして、一度にはならないというふうに思っておりますので、徐々にということで対応してまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 本当に、防災のことを考えたら、人が大事だというふうにとても強く言われました。また、庁舎を倒してはならないということも強く言われました。防災会議の本部組織が本当に被災すれば、会議をしようと思ったり伝達しようと思っても場所がないという問題もあるそうです。そういつたことで、もう一度改めて役場内での防災組織のあり方、また人の育成のことを考えていっていただきたいと思います。  また、鳥取市の若葉台の南六丁目、ここから随分近いところの自主防災会の取り組みは、平成25年の大臣表彰も受賞されるぐらいとても頑張っていらっしゃる取り組みです。ぜひ、こういったところの取り組み状況を八頭町でも聞いて、どんなふうにされているかというのもぜひ参考にしていっていただきたいと思います。  このことについて、町長、何かありますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 災害対応というのは重要なことでありまして、当然、警報等出ましたら災害の本部なんかも立ち上げているところでありますが、机上訓練のお話も以前ございましたし、そういった面では気を引き締めて今後も対応してまいりたいというところでありますし、今、若葉台のお話がございました。ちょっとどういう取り組みか承知いたしておりませんので、職員にもそういった例があるということで調査といいますか、調べさせて参考にさせていただけたらというふうに考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 2番目の質問に入ります。  2番目は、子育て支援策の結果の検証についてです。本町では、平成27年度から子育て支援センターが一本化し、28年度から第2子以降、保育料無料化や保育所の新設など、さまざまな子育て支援の取り組みが実施されています。また、包括的支援の取り組みとして、今後ネウボラも検討されています。  そこで、これまで実施してきた取り組みについて、どのように実態を把握し、結果の検証をされていくのか、町長の御所見を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目の子育て支援策の効果の検証についてということでございます。これまで実施してきた取り組みについて、どのように実態把握し、効果を検証していくのかということであります。  最初に、実態といたしまして、子育て支援センターにつきましては、子育て相談や子育て講座の開催、子育てサークル支援などを行っており、施設の利用者数は平成26年度の約3,300人から平成27年度は5,400人へと増加し、子育て支援フェスティバルを開催するなどの事業の充実を図っております。  また、28年度から第2子以降保育料無償化で、今年度の町全体の第2子入所児童は約240人、入所割合は約38%を占めており、次年度も保育所入所児童に占める割合は約40%というふうに見込んでいるところであります。  新生の船岡保育所につきましては、定員120人に対し、29年度は現在100人を超える申請をいただき、110人程度の在籍を見込んでいるところであります。一時保育につきましては、現在5保育所、郡家東、郡家、それから国中、隼、丹比で実施しておりますが、平成25年度利用実績523件に対しまして、本年度は既に608件と大幅に増加をしているというところであります。  ファミリーサポートセンターの会員につきましては、26年度会員数が326人、利用件数165件に対しまして、平成27年度は会員数が345人、それから利用件数も256件で増加しているというところであります。病後児保育につきましても、現在3保育所、郡家東、郡家、国中で実施しておりまして、26年度実績86件に対しまして27年度は142件というふうになっております。  放課後児童クラブでございますが、町内4カ所、ひまわり、わんぱく、船岡、八東で実施しております。また、夏休みには全町対象とした夏季児童クラブを開設しているところであります。利用時間の延長、夏季児童クラブにつきましては、会費の値下げなどニーズに合ったサービス内容になるよう改善を進めているところでもございます。4施設の利用児童数は、27年度が126人、28年度は現時点で161人であります。施設により各年度でばらつきがございますが、全体としては増加傾向にあるというところであります。  平成29年度から始まります子育て世代包括支援センター事業ネウボラでは、子育てに関する総合的な窓口を保健課に置き、関係部署との連絡調整を行い、包括的に子どもを支援する仕組みを始めるというところでございます。支援が必要な方には各機関との連携や情報共有を図り、その家庭に合った支援計画を立て、必要な支援を行ってまいります。また、定期的に支援の評価・見直しを行い、より充実したサポートを行っていきたいと考えているところであります。  以上が実態でありまして、次に効果の検証ということであります。  平成27年3月策定の八頭町子ども・子育て支援事業計画に基づきます子育て支援事業について、進捗管理を行うとともに、保育所、保護者代表や鳥大の教授等で構成される八頭町子ども・子育て会議に実施状況、また報告等を行いまして、事業内容の修正・検討を行っているというところであります。  5カ年計画でございます子ども・子育て支援事業計画の最終年度の平成31年度には、前回同様に児童世帯数を推計するとともに、保護者へのアンケート調査を実施するなどして、実施事業の検証を行い、次期支援事業計画につなげていく予定としているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 子育て支援でさまざまな取り組みがされているという、充実が図られているという答弁をいただきました。  では、9月の一般質問で行いました家庭育児への応援金としての給付金、今年度、鳥取県の制度にもなり本町でも実施されるということですが、全員協議会のほうで説明を受けましたときに、6カ月からの支給で1歳までというふうに、実質6カ月間の支給というふうに説明をされました。  確認なんですが、仕事を探して決まらない場合でも支給されますでしょうか。また、他の前からされていた自治体を調べますと、町税等の滞納がない方というふうなただし書もありました。そういったところの検討はされましたでしょうか。とりあえず、ちょっと2点お願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 八頭町におきましては、6カ月から1歳までということにさせていただきました。仕事のお話がございましたが、給付金の支援事業では、条件をつけさせていただいております。例えば、産休に入られまして、育休の給付金ですか、そういったものが受給される方につきましては対象外というふうにさせていただいております。二重ということになりますので、例えば国保の方なんかであれば、そういった支給金は出ないということですから、そういった方が対象になるということでございます。  受給対象にならない者ということで条件を6項目ほどさせていただいているということでありまして、したがいまして、仕事を先ほど探している方はどうかというお話でございましたが、そういった給付金がなければ対象になるというふうに考えているところであります。  それから、滞納のお話ございましたが、そういった部分については現在、対象にならない者等には入っていないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 鳥取県の制度では、上限が10カ月までというふうに聞いています。八頭町では、保育所の入所の条件が6カ月からということなので、6カ月からとしたというふうにありました。他の自治体を調べましたところ、鳥取市や他の近隣の町は、産休明けの57日目から預けられたり、4カ月から預けられます。それでよくよく考えましたら、八頭町にもこういったやっぱり産休明けすぐ働きたいという方もいらっしゃると思うんですが、これまでそういった6カ月からの基準に合わなかった方というのは、あったのでしょうか。もし、ここで答弁できなければ、また委員会のほうで教えていただけたらと思いますが。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私の記憶では、鳥取市さん等につきましては、この給付金については29年度中に検討するという内容だというふうに思っております、それから、6カ月のお話でございます。八頭町では、6カ月してから保育所の受け入れということでございまして、その6カ月以前の内容については、ちょっと承知をしていないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) すいません。鳥取市がこの制度を29年度は見送っているというのは知っていますが、保育所の入所自体の月齢が6カ月ではなくて57日目、4カ月ということになっています。こういった今の社会情勢を考えましたところ、早く預けたいという保護者の方はあると思います。  それで、家庭育児への応援金が湯梨浜町や大山町は生後8週間から受給されていました、これまでが。県も10カ月までというふうに設けてあるので、八頭町も6カ月ではなくて、保育所の基準とかいう問題ではなくて、8週間目から出したほうがよかったのではないかと思いますが、その辺、私の一般質問のときに利用者のとか、そういったお母さん方の、保護者の方のニーズを聞いてみられたらどうでしょうかと言いましたところ、検討したいと言われましたが、そういった方の御意見はどのように反映されていったのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 57日とか、それから8週間、いろいろあろうと思います。そういった中で、この給付金の目的というのは、子どもさんと接する時間を長く持っていただきたいというのが大きな狙いであります。そういった中で、早く出すとか、多少遅いとかいろいろあると思うんですけど、それはそれぞれの町の状況に応じてということで御理解をいただきたいというふうに思います。  ニーズのお話ございましたが、そういった部分については、福祉環境課のほうで把握した上での対応ということで考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 市内の保育所に子どもさんを通わせていらっしゃるお母さんにちょっと話を聞く機会がありました。八頭町の今、町長が答弁で言われました子育ての取り組み、第2子無料化やまた延長保育、そういったことのお話、知っていますかと尋ねましたところ、全く知らないというふうに返事が返ってきました。ホームページ等で一覧で見ましたら、鳥取市の条件、八頭町の条件というのが出てきます。家を建てたいとか住みたいとかと思われる方は、そういった子どもさんをどう預けるかといったところまで調べて、実際、八頭町のほうに家を建てていらっしゃる方も多いと思います。  他の町村と比較してみるというようなことは、課の中ではされてみたのでしょうか。保育料なんか、すごく八頭町は安くて魅力的だと思うんですが、そういったところの比較等はふだんどのようにされていますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 他の市町村との比較ということは、常にいたしております。それこそ、財政的なこともあるんですが、そういった中での子育て支援ということでありまして、ホームページであれ、それからもう少し広報が足りないんじゃないかというような御意見だろうというふうに思います。  そういった面では、充実をしてまいりたいと考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 比較・検討をしているという答弁ですが、少し前なんですけど、これは八頭町の保護者の方から相談を受けました。特別医療費の助成についてです。現在、鳥取県は28年4月から18歳までの医療費の助成を拡大しまして、1回受診で530円で診てもらいます。ただ、県のほうも県内の受診のみとしています。ただ、現状としまして、県外で里帰り出産されまして、そのときに上の子どもさんを連れて帰られる場合があると思います。実家にいるときに上の子どもさんが熱を出したりして、県外の医療機関を受診するケースもあると思います。そういったときに、鳥取市のほうでは役所に持っていけば、すぐ償還払いの手続ができますというふうにホームページにあります。それを知っていた方が八頭町に来て、その申請に役場に行ったところ、随分と書類の関係がすごく複雑で、鳥取市のほうがすごく簡単だったんだけど、八頭町はすごく複雑だったというようなことを聞きました。  それで、担当課のところに説明を聞きにいきましたところ、マニュアルがそうなっているから変更はかなり難しいと言われました。先ほど、比較・検討されているということですが、鳥取市がそうやっている制度、例えば鳥取市と八頭町は近隣なので移動されている方も多いと思いますが、そういったところを改善していくことは今後考えられますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今言われた内容につきましては、職員からも上がっております。今、対応ということで進めておりますので、鳥取市同様に簡便化といいますか簡素化できるような方向で今進めているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) ぜひ、改善を図っていただきたいと思います。  そういった、どこに疑問を言っていいだろうかというような、そういったニーズというのをもう少し拾っていっていただきたいなと思います。  また、アパートで生活されている方から、私のところには町報が届かないんだというふうに言われました。町報のアパートの方の直送が前はできたと思うんですが、どのように周知されていらっしゃいますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) アパートの方の取り扱いについては、行政区に入っておられないという方が多分だろうと思います。そういった方については、大家さんを通じてということで対応させていただいております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 大家さんを通じてということは、大家さんが配布しているということでよろしいですかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そのように認識いたしております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) でも、実際届いてないというちょっと声を聞きました。そこでちょっと提案なんですが、子育て支援センターのところの御自由におとりくださいというパンフレットの置いてある場所等にも広報があればいいなと思いますし、郵便局のところには置いてあったりするんですが、目のつつくところにもそういった町報を置くということを今後考えていただきたいと思うんですが、例えば、小児科や歯科、そういったところとちょっと連携をとるというのはいかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 要請があってる機関がございます。民間のところもあろうかと思いますが、そういった部分については既に置かせていただいておりますし、今言われましたような、郵便局でありますとか、支援センターでありますとか、協議をして対応をしてまいりたいというふうに思います。
    ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 子育ての最後の質問に移ります。  この一般質問で子育て応援ガイドをぜひホームページにアップしてほしいと質問しましたところ、今回26万円の予算でホームページにアップするように出ていました。この内容は、もう少しこうしたらいいとか、このままが載るのでしょうか、それとも手直しされて、今のものに合うものが載るのでしょうか。ネウボラが言われています。縦断的な支援ということを考えたら、この年表では足らないのではないかと思うんですが、そういったことの検討はされていらっしゃいますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そのまま載せるというつもりではございません。もう一度、子育て支援を、チェックさせていただいて、充実した応援ガイドになるようにしてから、ホームページのほうはアップをしたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) ぜひ、ネウボラが入ったということも周知するためにも縦断的、細やかな年代に合わせた説明をぜひ実施していただきたいと思います。  では、3番目の質問に入ります。  ホッケー競技のキャンプ地誘致の進捗についてです。平成28年6月議会の一般質問で、キャンプ地誘致について進捗状況の質問をしました。そのときの答弁は、リオ五輪が終わりオリンピックへの参加が確実な国のチームを対象として、鳥取県ホッケー協会等の関係機関と協議するというものでした。また、吉田町長のまちづくり五つの約束では、29年度が協議で30年度が環境整備となっています。  改めて、現在の進捗状況を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 3点目に、ホッケー競技場のキャンプ地誘致の進捗についてということでございまして、改めて現在の進捗状況を伺うということであります。  東京オリンピックの事前キャンプ地誘致につきましては、現在、鳥取県及び鳥取県ホッケー協会と連携しながら、オリンピックへの参加が有力な国へアプローチをいたしているところであります。  具体的には、先日、鳥取県関係者、鳥取県のホッケー協会長とニュージーランドの大使館を訪問し、駐日大使へ事前キャンプ誘致のお願いの挨拶をしてまいりました。また、4月には平井鳥取県知事が相手国を訪問し、ホッケーチームの関係者との面談も予定しておられるというところであります。  今後も、引き続きさまざまなルートを模索しながら、事前キャンプ地誘致に向けまして取り組んでまいりたいと考えております。  環境整備につきましては、国内の先進地のホッケー場などの施設を参考にしながらというふうに考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) いろいろ県のほうも努力されているということですが、町長は私の質問に対して機運を盛り上げていきたいというふうに、前回答弁されています。本当に、29年度も八頭中学校や八頭高校の活躍も期待されます。本当、ぜひ頑張っていっていただきたいと思います。  少し、他の町はどうしているのかというのを調べてみました。奥出雲町、横田のあるところのホッケーですね。そちらのほうの奥出雲町のホームページを見ましたら、キャンプ地誘致のそれこそ英語表記で海外の方向けのウエルカムという形でページが設けられていました。すごくいい取り組みだなと思いましたし、すごく意欲を感じました。  また、岐阜県の各務原市のホッケースタジアム、すごくすばらしいホッケースタジアムですが、そちらのほうもいろいろ相手国を探して模索しているというようなことをニュースでも取り上げていました。  そういったことで、まずは奥出雲町のやっているような海外向けのプロモーションといいますか、そういったものをぜひ検討していただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 実は、このキャンプ地の誘致の窓口は、教育委員会に行っていただいております。今、ホームページの話もございましたが、積極性といいますか、そういうことがなければ前へ進まないというふうに思っておりますので、そういった面では教育委員会と話しながら調整してまいりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) ぜひお願いしたいと思います。  では、最後の質問です。ごみ収集の現状についてです。  最近、スーパーなどのトレイ回収や古紙、ダンボール等の無人収集所を各地で見るようになりました。これを踏まえて、現在の本町のごみ収集の現状はどうなっているのか伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 4点目に、ごみの収集の現状についてということでいただきました。  トレイの回収につきましては月1回、それから古紙につきましては、収集希望集落を奇数月に年間6回収集いたしております。八頭町のトレイの回収量は、近年、年間1トンの回収と横ばいの状況でございますが、古紙は平成21年度の106トンをピークにその後は徐々に減少し、27年度には48トンということになっております。古紙につきましては、御質問の中にありました無人収集所がふえたことが大きな要因になっているというところであります。  近年は、民間でもリサイクルが進んできているところですが、町におきましても引き続き再利用可能な資源ごみを回収し、循環型社会の形成を目指していきたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 民間の収集所がふえて少し古紙が減っているということですが、現在のリサイクルの報償金、小学校が統合されたりそういったことでなかなかリサイクルするのが難しくなってきていますが、八頭町の報償金、随分他の町村と比べると低いですよね。智頭、岩美や鳥取市、若桜、古紙が5円から6円に対して、八頭町は2円です。報償金が目的ではないんですが、ずっと合併してからこの値段になっていると思います。本当は、リサイクル活動ってすごく子どもたちも巻き込んでのすごくいい活動なんですが、そういったことを応援するためにも、この状態のごみの量がもともと減っていますし、なかなかやるのも手間になってくると、報償金を少しアップしてやる気をみんなに奮い立たせるというか、そういったことで意識を変えていくということも必要ではないかと思いますが、この報償金についてどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 確かに、PTAの資源ごみというのは減少いたしております。平成21年度が491トンということでありましたけど、27年度は328トンということでございまして、170トン減っているというような状況にあるんですが、回収報償金につきましては、うちは2円です、古紙については。それから、5円というお話ございましたが、これは若桜町5円といいうことでありましょうか。 ○5 番(奥田のぶよさん) 若桜が6円です。 ○町 長(吉田英人君) 若桜の場合、私思っておりますのは、直接持っていっていただくような形態になっていたというふうに思っております。先ほどの子育てのお話もあるんですが、ちょっと県下の状況等も調査させていただいて、検討してまいりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) このごみの問題に当たりまして、ちょっと県のホームページを調べたところ、八頭町の26年度のリサイクル率は県内でも5番というすごくいい成績でした。1人当たりのごみの排出量は2位とすごく健闘しています。  それで、鳥取市の市報では、1年間のごみの量を市報に公表されています。八頭町は、こういったごみの量とかそういったものは環境美化推進員の資料のほうには出ているのでしょうか。また、こういったものを広報する必要があると思うんですが、どう思われますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 福祉環境課長で答弁。 ○議 長(谷本正敏君) 前田課長。 ○福祉環境課長(前田康博君) 環境美化推進員の研修時の資料に出ているかどうかという御質問ですけども、そういった資料は出しておりません。環境美化推進員の研修会につきましては、ごみの出し方でありますとかそういった研修をしているのが実態でございます。  なお、先ほどありました他町村については広報があるがということでございますが、それにつきましては検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 現在、神谷清掃工場は、鳥取の市民だったら大型のごみは持ち込みできますが、皆さんもわかっておられると思いますが、リファーレンいなばが21年度に可燃ごみの処理場がなくなってからは、八頭町のほうでは一般廃棄物収集運搬許可業者を通してとあります。ちょっと具体的な例を言いますと、例えば布団は、切断をすれば、指定袋に入るようにすれば捨てられる、可燃に出してくださいとあるんですが、これから家を片づけたりとか、住む人がいなくなった家の片づけ等出てくると思いますが、今の状況で本当に布団やカーペット、切断してごみ袋に入れるというのはかなり困難だと思います。一般の業者に声をかけるって、なかなかそれもちょっと敷居が高いなと思います。  本当に、大きな物を捨てることをどうしたらいいかというような困り事を相談できる窓口は、役場の中でいくとどこなのでしょうか。そういった専用の電話があるのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 布団であれカーペットであれ、大きな物で大変だというふうに思います。実は、先日、うちの妻は布団を解体してごみ袋に入れて出したというような経過もございます。  それはそれとして、福祉環境課、今度は町民課ということになりますが、そこで環境の係がございますので、そこを窓口にというふうにしていただけたらと思いますし、先ほど奥田議員言われました、鳥取市内のほうではそういったごみの量等の広報があるということでございますので、機会を通じてごみの状況、さらにはリサイクル等々、町民の皆さん方に知っていただくような努力をしたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 先ほど、リファーレンいなばと言いましたが、あれは不燃物の処理で、こちらのほうは八頭町の方でも持ち込みはできますが、そういうことを知識で持っていないと、例えばカーペットはそうやって、こういった22年度、この手引きが出されて、ここには書いてあるんですが、布団のところを見ると、袋に切断してくださいしか書いてありません。カーペットとかもそうです。何か、このごみをどうしようかと思ったときの窓口は、先ほど言われたように町民課のほうがあると言うんですが、何かごみホットラインみたいな、そういったような窓口がぜひ欲しいなと思います。それを思いますのは、私が使用していますごみステーションなんですが、県道沿いにあります。車がとめれて捨てれる形になりまして、かなり通勤途中、ごみを捨てていかれる方が多いのが現状です。今でも実際、プラスチックごみが指定袋に入ってないので、そのままの形で放置されて、指定袋に入れてくださいという形で放置されています。  割れ窓理論とよく言われますが、汚いところとかそういったところはもっと汚くなるというか、ごみを出してもいいんだという理論にもなっていきます。そういったときに、これはそこの利用者の方、班長さんなり区なりが区長さんに言えばいい、言ったら町民課につながるかもしれませんが、誰かがすぐでも電話ができるような、そういったところの表示とかごみステーションにも表示とか、そういったものも欲しいなと思いますが、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私の記憶では、平成9年度からごみの分別収集というのが始まったというふうに思っておりますが、そういった中で最初は袋が指定ではなく好きなといいますか、どんな袋でもということでしたし、それから、13年ごろですかね、入ってきたのが指定袋ということであります。  マナーといいますかモラルの問題ということもあろうかと思いますが、そういった面では環境美化推進員さんという方、それぞれの集落にお願いしております。そういった皆さんの研修もございますし、そういった皆さんを通じて分別の徹底というのは図ってまいりたいというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) あと、ちょっと時間が少なくなりました。  白トレイが横ばいだとありましたが、ずっと疑問に思ってるんですが、なぜペットボトルは普通の袋で、白トレイはなぜ指定袋なのでしょうか。これに指定袋を使うぐらいだったらと思って、スーパーのほうの回収に持っていかれる方もあると思うんですが、どうしてこれが有料なのかということと、あとミックスペーパーの取り組みですね。他の町や市では進んでいますが、八頭町はどのように取り組みをされる予定でしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) トレイとそれからペットの袋のお話であります。実は、ペットボトルも指定袋で出していただくように最初はお願いした経過がございます。そういった中でペットと指定袋ということで、もったいないというお話があったりして、今現在では指定袋にはしていないということでありますし、それからトレイについては白とそれから色のついたトレイがありますね。色のついたトレイというのは既に一度リサイクルしてそういう形になっているというふうに思っている中で、ですから色のついたトレイはプラスチックで今出していただいているというふうに思っております。プラスチックとかそれからトレイとか、ぺットが始まったときに指定袋を全て出してくださいということでお願いした経過の中で、一つとしてペットについてはちょっと方向が違うんじゃないかということで、今の袋の形態になったというふうに思っております。  それから、ちょっとミックスペーパーのことにつきましては承知をいたしておりませんので、調査をさせていただけたらというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 奥田議員。 ○5 番(奥田のぶよさん) 今の神谷清掃工場の負担金は、ごみの量で決められるともありましたし、ぜひミックスペーパー、例えばよそではミックスペーパー専用の紙袋みたいなものを各家庭に配っているというような話も聞きます。そういった取り組みもぜひ進めていっていただいて、本当に小さなレジのレシートからミックスペーパーになるというようなことも余り周知されていないと思います。そういったこともぜひ取り組んでいっていただきたいと思います。  また、今年度の予算を見ますと、新しい焼却場の建設ということでかなり予算が多くなっています。先ほど、広報のことを言いましたが、35年度建設予定で、このような形で進めていくというようなことも広報すべきだと思いますし、ぜひもう一度ちょっとごみの問題というものを振り返っていただいて、考えていっていただけたらと思います。  本当に、今、生ごみ回収等、婦人会も力を入れて進めています。スーパーの手提げ袋もすごく力を入れたら、今はもう当たり前に皆さんが買い物バッグを持参するようになっていきました。生活の一番細かなところをただしていくことが、本当に重要だと思います。  それで、最後に本当にお願いしたいのが、そういった相談窓口ですね。できれば、本当、町民課の中にでもそういったホットラインをつくっていただいて、全てのステーションのほうに、ここに問い合わせしてください、ごみのことはというような表示がぜひできないものかということを最後お願いしまして、質問を終わります。  町長、何かありますでしょうか、最後です。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 懸案でありました神谷の工場の跡地についても目鼻が立って、平成29年度からは本格的に工事にかかるということであります。本年度につきましては、29年度ですが、造成ということから入ってくるということであります。そういった中で、本当に以前はなかった生ごみの分別というようなことで、地域の皆さん方にもお世話になっているところでありますし、本当にごみの問題というのは生活に密着した問題であるというふうに思っているところでありますので、広報等を通じて、本当に量であるとかリサイクル、ありました状況であるとか、お示しをしたいというふうに考えているところであります。  相談窓口ということでありますが、それぞれのごみステーションにそういったことをするがいいのかというのは、ちょっとわかりませんので、研究させていただけたらと思いますし、福祉環境課でなくて町民課、今度のですね。それから、住民生活課もそうですので、そういった窓口の部分については、カウンター等でもよくわかるように表示をさせていただけたらというふうに考えます。 ○5 番(奥田のぶよさん) 終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、5番、奥田のぶよ議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                        (午前10時40分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午前10時50分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、4番、下田敏夫議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎下田敏夫議員質問 ○4 番(下田敏夫君) 4番、下田敏夫でございます。通告に従い、人口減少社会における行政運営を町長にお尋ねしたいと思います。  確実に到来する人口減少社会、本町の総合戦略の中の総合目標にも、平成32年に現在と同数の人口1万7,000人を目標とするとあります。その中に人口減少対策もいろいろと盛り込んであるわけでございますが、日本全体で人口が減る中、本町だけが現状維持ができるのか、町民の中に実現性を疑問する声もあります。可能であるとするならば、その根拠を示していただきたいというふうに思います。  それから、人口が減ることが本当に悪いことなのでありましょうか。日本の中には、人口が減少しても生き生きと豊かに暮らしていらっしゃる町もあります。人口増の対策は、もちろん大切ではありますが、これからの本町は視点を変え、人口減少を前提としたまちづくりを目指していくことが必要で、現実的であると考えるが、町長の御所見をお伺いしたいと思います。  合併して12年、本町は小中学校の合併も一段落し、保育所もほぼ8割方、9割方できてきております。町政も第二ステージに突入の段階だろうというふうに思います。人口減少が現実となる中での今後の行政運営、公共施設の整備・見直しについて、分庁方式の必要性と定員管理も含め、今後どうされるのか。公共施設全体の今後の維持管理方針は、どのようにするお考えなのか。業務の民営化について、業務の民営化による雇用の場の創出の実現を図ることが必要と考えるが。地域内分権の推進について、現在推進中のまちづくり委員会を住民協議会へ発展させていかれるお考えは。  以上の点について、町長の御所見をお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) では、4番の下田敏夫議員の一般質問についてお答えをいたします。  どうつくる21世紀の八頭町ということでございまして、人口減少社会における行政運営を問うということでございます。  最初に、人口減少を前提としたまちづくりについてということでございますが、人口の将来見込みにつきましては、現在の人口構成による影響が大きいことから、高齢化率の高い八頭町の人口が減少していくことは避けられないと考えております。実際、現下の状況を見ますと、平成27年の国勢調査での人口が1万6,985人となっており、総合戦略策定時の想定を上回るスピードで人口減少が進んでおります。このため、人口減少を前提としたまちづくりを行っていく必要があることは、議員御指摘のとおりでございます。
     しかしながら、人口減少はきめ細やかな地域活動や行政運営の実施が可能になるという前向きな面も想定される一方で、生産年齢人口の減少による産業活動の低迷や地域活力の低下、さらには行政コストの増大、集落機能の維持への影響等を引き起こすことにつながり、八頭町が抱えますさまざまな課題の根本的な要因になるものと考えております。このため、人口減少を前提にしながらも、いかにその流れを抑えていくかという両面の取り組みが重要であり、総合戦略もそうした観点で策定したものであります。  現在、総合戦略で示したとおり、働く場の確保や子育てや教育環境の整備、移住・定住といった人口減少の抑制を図る取り組みに加え、地域福祉拠点の整備や公共交通体制の見直しなど、人口が減少するという現実を見据えた取り組みを行うなど、総合的に取り組んでいるところであります。  公共施設の整備と見直しということでございまして、分庁方式の必要性と定員管理を含め、今後どうするのかということであります。  合併以来の総合支所方式から、平成24年度以降は分庁方式として、それぞれの地域に住民課系の窓口を配置して行政運営を行ってきたところであります。人口減少に伴いまして行政経費の削減を常に見据え、施設の維持管理と職員定数等、住民サービスに係る経費について見直しを行っていく必要があるとは考えております。  その前段といたしまして、効率化や集約化を図ることがよく言われておりますが、まず住民の皆様方の利便性の確保を図り、利用しやすい条件整備が必要だろうというふうに思いますし、また、急激な集約化等により、地域の過疎化が進展することがないようにしなければということも考えているところであります。  国では現在、国公有財産の最適利用として、国・地方とも各施設の耐震・老朽化への対応と人口減少による公共施設等の集約・再編活性化の認識のもとに、国・県・自治体間を越えました財産の効率的使用、有効活用が検討され、合築を含めました庁舎等の使用調整計画が進められており、幾つかの事例も指名されつつあるところであります。  人口減少が進む中で、今後どのような社会情勢となるのか見据えながら、集約化も視野に入れた取り組みを検討し、また一方で耐震改修等を行った施設については、耐用年数を目安に有効活用して、防災等を念頭に一定の人員を配置することが必要と考えているところであります。  公共施設全体の今後の維持管理方針ということでございます。施設は、持ち続ける限り経常経費による維持管理が必要であります。公共施設白書にありますように、毎年の維持以外に15年程度経過後の建物の附属設備等、電気でありますとか配管等でございますが、含めました改修・更新、30年経過時の大規模改修、60年経過時の建てかえ等のサイクルの中で別途経費が必要となります。そのため、行政や地域で施設がどのような状態にあるのか  見定め、方針を決める必要がございます。  公の施設につきましては、公共施設総合管理計画により、施設の分類等により大まかな方向性を定め、その後で個別の施設ごとに関係課で一定のあり方の方向を出し、関係者や地域の皆様方にお示しをした上で、御意見を伺いながら対応してまいりたいと考えております。  具体的には、行政利用を最優先とし、次に地域や企業等、民間での利用順を基本とし、全町的な視点からの必要性や地域間のバランス等を考慮しながら、活用すべき施設以外は売却や廃止処分を行っていく必要があると考えております。  2点目の業務の民営化ということであります。業務の民営化によります雇用の場の創出の実現をということでございまして、高浜市と京丹後市のことでございます。総務省におきましては、地方行政サービス改革の推進に関する留意事項、平成27年8月に策定されておりますが、行政サービスのオープン化、アウトソーシング等の推進を大きな柱に掲げ、推進されているところであります。アウトソーシングにも民間委託、指定管理制度、事務事業全般にわたって構造を抜本的に見直し、業務の流れを全面的に再構築する業務改革、PPRなどもございます。  現在の社会環境を見ますと、少子高齢化の進展に伴います人口減少という事態は、子育てをしやすい環境の整備や高齢の方に対します多様な福祉サービスの提供など、従来にも増して高度化・複雑化してきており、行政が担う役割を限定して供給する公共サービスの範囲を重点化していくことも必要となっております。  八頭町におきましては、総合サービス会社の設立は行っておりませんが、既存の町内事業者へスクールバスの運転業務、福祉総合相談窓口業務、それから、ふるさと納税返礼品発送業務等々の業務委託を行っております。また、現在10施設を既存の町内業者へ指定管理者として管理をお願いをしているところでもあります。  行政内部の改革とともに、行政と町民、NPO法人、企業等と協働連携した事業展開は、経営資源、ひと、もの、かねの有効活用からの視点からも必要不可欠であると認識いたしておりますが、一層の事業効果が上がるものでなければなりませんし、費用対効果や受け皿の問題もございますので、十分な検討が必要ではないかと感じているところであります。  3点目の地域内分権の推進ということでありまして、現在進行中のまちづくり委員会を住民協議会へということであります。松阪市のまちづくり協議会の内容というふうに思っておりますが、現在取り組んでおりますまちづくり委員会を住民協議会へ移行させ、地域内分権を推進するべきではないかという御質問であります。  現在取り組んでおりますまちづくり委員会でございますが、その目的は、要介護高齢者や認知症高齢者の増加、独居高齢者の増加といった、今後不回避な課題に対しまして、家族や身内の支え、地域力の衰退を念頭に、地域の支え合う力を強化し、行政と住民双方の力を結集して、住民誰もが住みなれた地域で安心・安全に暮らし続けられる福祉のまちづくりを推進することにございます。  その中で支え合い、助け合いの地域づくりを官民協働で推進するための拠点組織がまちづくり委員会という位置づけでございます。ありましたように、合併して12年、現在本町は急速に進行する少子高齢化と人口減少という大きな問題に直面しております。町財政の主財源であります地方交付税が減少している中、現行の行政サービスの意義を最優先にしながら、保育所、小中学校の統廃合、職員定数の適正化等、行財政改革に取り組んでいるところでもございます。  安定的な経済成長のもと、安定的な財源で町政運営を推進できた時代とは打って変わり、現在は右肩下がりの減少局面で、今後を展望せざるを得ない時代を迎えているというところであります。今、八頭町にございますさまざまな地域課題は、福祉はもとより産業や雇用分野、空き家の増、農地や山の荒廃、環境問題、地域の伝承文化の消失等々、さまざまな領域でつながり、重なり合ってきております。他の自治体で取り組まれている住民協議会は、福祉課題も包含されているようでございますが、どちらかといえば地域活性化や地域おこしを主目的として活動されているように思っております。  したがいまして、福祉をモットーとしている本町の取り組みや、そうした取り組みとは指標が少し異なると思いますが、住民主体の運営組織の形態、そして行政との協働で課題の克服を目指している点、また、住民の皆様が住みなれたところで暮らし続けていくための条件、社会資源をどういう手法で確保していくのか、ない場合はどう創出していくのかといったことについて話し合い、協働していく点においては違いないと思っております。  以上、いろいろ申し上げましたが、現在取り組んでおります福祉のまちづくり委員会の他の自治体の例のように、住民協議会へ移行させることは、現在のところ検討しない状況にあります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○4 番(下田敏夫君) 町長からありましたように、平成27年の国勢調査の結果によりますと1万6,985人、5年間で何と1,442人が減っております。これ、年に直しますと288人でございます。これは大変な数だと思うわけでございます。  そして、先回もお話しさせていただきましたが、社会保障・人口問題研究所のデータを見ますと、我々団塊の世代が平均年齢を迎えます2030年代までは死亡者数が高くなってまいります。これは道理でございます。  そして、一番問題になるのが2030年に一番子どもを産む可能性の高い25歳から39歳までの女性の数、2000年には1,300万人おった女性の数が、2030年には何と800万人になるそうでございます。1,300万人が1.58で出生いたしますと、その数を800人で割りますと、何と出生率は2.55でございます。ここまで上げないと現状維持はできないと、これが現実だということでございます。  この人口減少時代は、これは時代の流れでございまして、この時代に即した行政運営をしていくのが我々の役目だろうというふうに考えるわけでございます。ヨーロッパのことわざに、新しい酒には新しい皮袋という言葉がございます。これが、我々が考えなければならないことだと。旧態依然のやり方で新しい時代、乗り越えられるかということなんです。私は、今から準備をしていく必要があるのではなかろうかというふうに考えておるわけでございます。  そして、人口が減ってきて何が起こるか、このことを冷静に考えたときに、まず1点、共同体が崩壊いたします。これは集落がなくなるということでございます。これは限界集落だとか消滅集落ということが出ておりましたが、共同体が崩壊するということ。  それからもう一つは、生活圏が衰退していく。これは、皆さん御存じのように、人が少なくなれば当然商売ですから、商売人がいなくなる。商売人がいなくなれば人口が減っていく、買い物がなくなりますから。そうすると、医療機関がなくなっていきます、公共施設がなくなってまいります。ますます人がいなくなってくる。このスパイラルに入るわけでございますね。  それを考えていったときに、本町におきましても近い将来、買い物に困られる方、医療に行きたくても行けない方、それから公共交通、交通難民の方、そういった方がふえることは目に見えておるわけですね。これをどうしていくかというのが、今我々がしなければならないことではないかというふうに考えておるわけでございます。  人口が減っても皆が幸せを持続的に維持できる仕組みがつくられることが望まれております。このことについて、町長、御所見をお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 下田議員言われましたように、人口減少になれば集落の 崩壊、さらには生活圏の衰退ということにもつながろうというふうに思います。そういった中で、最初に言われましたけど、時代に即した行政運営という言葉を言われました。最初の答弁で申し上げさせていただきましたが、今それこそ財政的にも右肩下がりの時代なんです。そういった中で、私たちはいろいろと工夫して、その時代に即した行政運営ということをしていくというのが、今、私どもに与えられた責務だろうというふうに思っております。買い物のお話もございましたし、それから医療機関のお話もございました。そういった面では町民の皆さんが安心して生活できる環境なりまちづくりをするというのが私たちの責務だというふうに改めて感じたところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○4 番(下田敏夫君) 近代日本の歴史を、江戸時代からこちらの歴史を見てみまして、大きく世の中が変わったことが2回あると言われております。一つは、明治維新でございます。もう一つは終戦、そして新憲法の公布でございます。今、我々が生きておりますこの人口減少社会、これは多分、日本の歴史に残る大変な事態だという認識が必要だというふうに考えております。  10年、この明治維新にしたって新憲法の公布にいたしましても、一夜で世の中が変わっていったわけでございますが、この人口減少だけは、これから10年、20年、30年かかるやもしれません。そして、日本の人口がどんどんどんどん減っていく。  先ほど、町長からもありましたが、これは経済がマイナス成長になってまいります。それを維持するために何が必要かといえば、労働生産性を上げるしかないわけであります。  そこでAI、人工知能、そしてロボット、それからIoT、物と人のインターネット、こういった技術が進んでまいります。これがイノベーションと言われるものだというふうに思っております。  以前、ゆでガエルの話をこの議場でさせていただきました。湯の中に入ってゆったりと手足を伸ばしておりますと、気がついたときにはゆで上がってしまって、できなくなる。今、まさに私はこの八頭町の状況、緊急性を要する話ではなかろうかというふうに考えるわけでございますが、町長の御所見をお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) おっしゃるとおりでして、緊急を要するというふうに思っております。ただ、この人口減少というのは、私どもそうですが、多くの皆さんが減ってきているという認識の中で今に至っているというふうに思っております。  フランスですか、子育て支援策で出生率が上がってきたというのも20年かかっております。そういったことからすれば、地方創生、今始まってことしで3年目になるんですかね。ですから、すぐすぐには人口がふえていくということにはつながらないと思いますが、いかに減少率を減らすかというのが今の仕事ではないかというふうに考えているところでありまして、そういった面では総合戦略をもとに、緊急性の対応といいますか、そういったことに対処してまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○4 番(下田敏夫君) 人口減少対策が前提にありまして、公共施設のことをお尋ねしたいと思います。現在、分庁方式とっておるわけでございますが、これが果たしてこれから先も何年も続いていくのか。新しい形の行政運営を考えていく時期ではないかということで質問させていただいておりますが、公共施設白書にあります、今後20年間で約301億円改修費用が要るという話でございますが、これについてどのようにしていくお考えなのか、まずお尋ねしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 公共白書によりますと、それこそ建てかえをすれば300億円からの費用がかかるというような状況になっております。そういった中で、先ほど申し上げましたけど、耐震をさせていただいた施設がございます。それから、耐震が必要ない施設もあるというような状況にあるわけですが、そういった中で今、計画をいろいろ立てております。その計画をもとに、これからは進めていく必要があるんだろうというふうに思っておりまして、今、公共施設のあり方検討委員会ということをさせていただいておりますし、それから公共施設総合管理計画というのもございます。これは、長寿命化の計画を図る上で、交付金というのが対象になりまして、その計画をつくる必要があるということでありますし、それから、町の施設の固定資産台帳というものも現在準備をさせていただいているというところでありまして、これらの計画がまとまりましたら、先ほど申し上げましたように、町としての一定の方針を出させていただいて、それも地域の皆さん方にもお諮りをしてまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○4 番(下田敏夫君) 町長のほうで、計画これからつくっていくということでございますが、公共施設白書をつくった前提がそれでございまして、マネジメント計画、管理計画ということを町長おっしゃられたんですが、これは絶対に必要なことなんであります。  それで、他の市町見ますと、公共施設配置計画であるとかアセットマネジメント推進プランだとか、ファシリティマネジメントプランだとか、浜松市に至っては、2,000施設のデータを一元化いたしまして、400施設を廃止すると、廃止予定だと、こういうところまで考えていらっしゃる市町もあるわけでございますね。  それから、大阪市は、資産流動化プロジェクトチーム、これを立ち上げるということでございまして、これはどういうことかといいますと、八頭町の場合、町のバランスシートから見ますと、総資産のうち、451億円のうちに377億円が有形固定資産だと。これが果たして有効に使われておるかということですね。ここを流動化する。先ほど、町長答弁の中で、今後は売却も視野に入れるという話がありました。ここを流動化させて民間に使わせるとか、そういったことも考えられると思うんです。  2025年、ある専門機関の調査によりますと、公共事業の許容量、これは公共事業ができる能力というふうに判断していただきたいと思うんですが、それと維持管理費の費用、これがクロスするのが2025年だそうでございます。このときに何が起こるかといったら、修繕ができなくなると。それで、平成27年度の町の公共施設の維持管理費、総計で3億6,998万円、およそ3億7,000万円。これは指定管理の分も含めてでございますが、指定管理が3,000万円ほどあるんですが、それだけの維持管理費がかかっておる、これが現実であります。  ここを町長、どのように。これからしていく方法としては長寿命化、それから、つくる段階でメンテナンスコストを下げる設計、これは耐用年数を長くするとか、そういった方法をやる。そして、究極はやっぱり廃止すると、廃止していくと、これが今後の行政の公共施設の運用方法だということが言われておるわけでございますが、この考え方につきまして町長の御所見をお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 数ある公共施設の中で、最終的には今、下田議員言われましたように長寿命化、廃止、その二つになろうかと思います。そういった選択をこれからかかっていくというところでありまして、なかなか廃止というのはかなり労力が要るというふうに思っております。そういった面では、地域の皆さん方の御理解もいただく必要があるだろうというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○4 番(下田敏夫君) 財源がある時代でしたら、町長、こんなことを言わんでもええ話なんでしょうが、これから人口が減っていけば、当然に税収が減っていくわけですね。そして、1人当たりの行政コストというのは非常に上がってくるわけでございます。  ですから、先ほど言いましたように、公共事業ができる能力と維持管理費がクロスした段階で、道路が壊れても直せなくなる。水道が壊れても直せなくなる。下水が使えなくなるようになる。橋も使えなくなるようになるというようなことが想定されるわけでございます。これを放っておくわけにいかんわけです、どうするかという話でございます。  町にはたくさんの公共施設があるわけでございます。公共施設のあり方として、今、国土交通省がやっておりますのはPPP、パブリック・プライベート・パートナーシップ、それからPFI、プライベート・ファイナンス・イニシアティブ、それからコンセンション方式というのがあるわけですね。これは、公共施設等の運営権という考え方でやっておるわけでございます。  こういった形で町が丸抱えするんでなしに、町の施設をうまく民間に使っていただこうと、この考え方がこれからの我々が進んでいくべき方向ではなかろうかと思うわけでございます。  それで、最近のはやり、公共施設等の運営費、これは例えば町営住宅考えてください。町営住宅、町が持っております。今、町営住宅を建設課が管理してやっておるわけでございますが、これを民間に運営させると。どういうことかといいますと、施設は町の物でございます。金融機関が抵当権設定することができるという仕組みができております。ということになりますと、運営はその会社の方が、運営会社にしていただくということになりますと、町の仕事は減っていくわけでございます。そして、確実にその収益は上がってくると、こういったことも考えられるということでございます。  PFIにつきましては何度も話ししておりますので皆さん御存じだと思いますのであえて言いませんが、こういった方法をとっていくことが、町長、導入することが必要だと思うんですが、町長のお考えをお尋ねいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 1回目の答弁でさせていただきましたが、それぞれの施設、行政が使用するもの、それから地域の皆さん、そして民間の皆さん、それから最終的には売却・廃止ということをお話しさせていただきました。  今、民間活力ということは大変重要だというふうに思っている中で、指定管理にも出させていただいておりますが、町営住宅のお話ございました。最終的には、行政の仕事も減らしていくということも大事だというふうに思っております。民間活力を活用した民間活用ということは重要だというふうには思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○4 番(下田敏夫君) 次の質問の2、業務の民営化についても関連する話でございますが、どうやって施設を有効活用、効率的に使っていくか、効果的に使っていくか、これが求められていると思うわけでございます。  そこで、町長、ことしの予算に上私都の改善センターの辺地債を使っての計画が上っております。今、あそこ壊れたというか、建物が古いもんで新しく建てかえようという計画だと思うわけでございますが、辺地債といっても借金は借金なわけでございまして、充当率100%、交付税が80%ですか、返済は。そういった制度であるわけでございますが、まちづくり委員会が使っております旧保育所の跡、その前にJA上私都支所の跡地があるわけでございますね、建物残っておりまして、そういったものを使っていこうというお考えはないのかどうか。  何でもかんでも、町が建てる時代というのは、私はもうこれからは全てでないというふうに思っております。あるものを有効に使っていく、これがこれからの行政運営のスタンスでなかろうかと思うわけでございますが、町長の御所見を伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) おっしゃるとおりだと思います。あるものを当然、有効に活用してというところでありますが、この改善センターの建てかえにつきましては、経過がございます。そういった中であえて新しいものをつくるかというお話でございますが、避難所的なものも確かに必要でありまして、今のまちづくり委員会の活用しております施設については、ちょっと手狭だというようなこともございますし、以前からの経過の中で今回予算計上させていただいたというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○4 番(下田敏夫君) 町長の地元でございますから、私も余り言いたくはないわけではございますが、どんどんどんどん人口が減れば、どうしたって利用される方がどうなのよという話も出てこようと思うわけでございます。新たにまた辺地債使ってという話になってきたときに、これからこれを実現しますと、ほかの地区からも出てきたときに、同じ話が出てくると思うんですよ。何で上私都だけして、うちはしてごさんだいや、そうなってくると14地区ほとんどせないけんなってくるという話も出てこようと思うわけでございます。  町長言われますと、経緯があってということでございますのであれなんですが、私からすれば再度、もう一度考え直す余裕があるのかないのか、町長にお尋ねしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 一つとして、ここの施設は改善センターもいろいろあるわけですが、耐震の調査をした時点でもたないということがございました。そういった中で、51年ぐらいの施設ですかね。ほかの改善センター自体は、耐震に耐え得るというような中で、当時取り壊しをして建てかえだということで話をさせていただいた経緯がございます。  ほかの地区への波及ということでございますが、そういったことは考えておりませんし、逆に言えば地域の皆さんからすれば、地域活力につながる施設ですというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○4 番(下田敏夫君) 次の質問に入りたいと思います。  この公共施設の話と連動するんですが、業務の民営化、これについて町長のお考えを聞きたいと思うんですが、業務の民営化というのは、先ほど町長もおっしゃられましたけど業務委託、それから指定管理、もろもろのいろいろあろうかと思うんですが、これは時代の流れ、町としてどんどん推進していくべきことだと思うわけでございます。これが、若者が流出する理由の一つに、雇用の場がない、地元に働く場がないという話があるわけですね。  それから、女性参画社会の構築、これにも民営化というのは大きく貢献することだと思うわけでございます。それで、有名なところでは、佐賀県の武雄市、市長さんが樋渡さんですか、図書館をツタヤさんに民営化させて、来場者が物すごい数になってきただとか、それから岩手県の紫波町あたりは公民館を民間に渡して盛大な活動をやっているとか、いろんな例があるわけでございまして、給食センターにしてもそうでございますし、下水処理、これについても業務の民営化という形で民間業者に渡しておる事例は探せば幾らでもあるわけでございまして、そこら辺、先ほどちょっと高浜市の話、町長のほうからも話がございましたが、皆さんよく御存じだとは思うんですが、高浜市が100%出資の会社でございます。市が出した会社でございまして、資本金が5,000万円、現在、従業員数が253名、それで仕事の内容は、公共施設の管理サービス、医務事業サービス、給食サービス、用務員サービス、市役所窓口サービス、事務支援サービス、水道事業サービス、交通防犯サービス、清掃サービス、観光サービス、物販サービス等をやっておりまして、年間に5億8,800万円の売り上げをしておられます。  こういうサービス会社を平成24年だったですかね、これ。19年やったっけ。そういった形でしておられるわけでございまして、このことを、これを倣われまして京丹後市も総合サービス会社を立ち上げられております。これは、資本金の規模としては2,000万円ぐらいの会社でございますが、200名近い方の従業員を確保しておられるという実態があるわけでございます。  町内で200人からの雇用が発生するということは、役場に次いでの規模になろうかと思うわけでございます。町長は、先ほど答弁で検討していく必要があるという話はされましたが、こういったものを導入していくこと、これは、これからの人口減少の町にとっては必要なことだと思うんですが、高浜市のサービス会社の取り組みについて、町長の御所見を伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 高浜市のお話がございました。設立は平成7年であります。設立ということまでは、そういった会社を考えておりませんが、ありましたように民営化ということは推進すべきというふうに考えております。  御案内のように、定員適正化計画ということで推進をさせていただいておりますが、職員の数にも限度がございます。そういった中で、これからいかに業務運営を行っていくかということになれば、そういった民営化の導入ということを視野に入れた上での対応でなけば、これからはできないだろうというふうに考えております。今ある施設の中で、そういった民営化に向こうのをこれから、まあ検討していないわけではないわけですが、皆さん方とお話をしながら進めさせていただけたらというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○4 番(下田敏夫君) 先ほど言いましたけど、八頭町の場合、保育所がありますね。保育所の正規職員の数と非正規職員の数ですね。それで、以前に民営化の話をそちらでしたんですが、議員の中から反対される方もいらっしゃって、民営化という話には進んでいないわけでございますが、この間ある方が、鳥取市から来られた方なんですが、保育所のことでちょっとクレームを言われまして、何がそんなに不足なんだろうかと、結構いいサービスを町としてはやっとるつもりなんだがと思ったら、こういう発言されました。確かに、待機児童はないと。それはええことだし、保育料もそこそこの値段でいいと。ただ、サービスの質が低いと。これは、病後児保育やっとるとこが何件ありますかという話と、それから、病中保育というんですか、病気しておるとききの体制だとか、そういった体制がとれてますか、それから延長保育ですね、これの融通が全然きかないと。こういう形で子ども・子育て中心にやっていますよ、力入れてやっていますよと言われるけど、果たしてそうでしょうか。  そして、何よりかにより、選択肢がないと、八頭町には。どういうことかと言ったら、まず保育所だけですね。民営の保育所もないし、それから幼稚園もないと。だから、鳥取市から来てはみて、非常にいいとこなんだけど、そういったことに対して私は、サービスの質の低下を言わせていただきますという声がございました。  できることとできんことがありますから、私もその方には、町としては一生懸命できることはさせてもらっているつもりでございますと。今後、そういったことも検討していかれる話になろうと思いますからという話はしておきましたが、こういったことをやっぱり言われる方もあるという。  それで、先ほど町長も言っておられましたけど、人口減少に対する定住・移住策を考えていく上で、こういった声もとりあえず勘案していくことが今後の行政運営の方法ではなかろうかと思うわけでございますが、町長の御所見をお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 保育所のお話がございました。ありましたように、確かに待機児童はおりません。そういった中で病後児保育につきましては、完成形は五つの保育所に統合した場合ということです。これは、ちょっと途中経過ということで御理解いただきたいと思いますし、それから、先ほど病中と言われたのは、病児保育ということであります。その保育というのは、病気にかかったお子さんがいるんだけど、保護者の方は勤めに出たいと。そのお子さんを預ける保育なんでありますが、これについては今、鳥取市と協議をさせていただいております。総合病院といいますか、そういった部分でないと対応できない部分がございますので、保護者の方も鳥取市にお勤めの方が多分にあろうかと思います。そういった面では町内に設置するよりは、むしろ鳥取市の施設を活用させていただくほうがいいんじゃないかということで、今現在ちょっと委託の方向で協議を進めているというところであります。  幼稚園とかのお話もございましたし、それから確かに私立の保育所というのはございません。幼稚園はないんですけど、認定こども園、そういったことも議員さんのほうからもいただいておりますので、検討させていただいているというところであります。  いろいろ取り方もあろうかと思いますが、職員の対応も一つには入っているかもわかりません。保育のサービスの低下にならないように努めてまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○4 番(下田敏夫君) その方がおっしゃっておられましたのは、公務員さんという公設のものだから、どうしたって運用について柔軟性がないという話がしたかったんではなかろうかなというふうに思っておるわけでございます。  ぜひとも、保育所の民営化についても今後、検討課題だと思っておりますので、十分に調査していただきたいと思っておりますし、それから、町長、民営化の話でございまして、公共排水とそれから農業集落排水、ここらあたり今現在、長寿命化でどんどんいろいろしてもらっておるわけでございますが、ここらあたりを民営化していかれる、それから給食センターも民営化していかれる、このようなお考えは現在のところございませんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 公共と集排の部分については、まだ検討ということはいたしておりませんが、給食センターにつきましては、俎上といいますか、民営化の、そういったことには挙げさせていただいております。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○4 番(下田敏夫君) ぜひ、先ほど申し上げましたPFIですとか、それからコンセンション方式、こういったものをうまく活用していただいて民営化していただく。今現在、給食センターは正職さんが10名、それから臨職さんが10名という構造になっているようでございますが、ここらあたりでも民営化することによって、雇用の場が創出できると。八頭町の場合は、イノベーション・バレーで隼Lab.で、これから雇用の場をつくっていくということもあるわけでございますが、役場の業務を民営化することによっても、職場の雇用の場が発生するということを御理解いただいて、今後進めていただきたいというふうに思うわけでございますが、町長、御答弁をお願いしたいと思います。
    ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 指定管理であれ、それから民間への委託ということであれば、言われました臨時の方が正職というようなことにつながろうと思います。そういった面では、雇用の場の確保ということになろうかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○4 番(下田敏夫君) 次の、まちづくり委員会を住民協議会へという話でございます。  これは、町長、先ほどの答弁で検討する段階ではないというお話をされました。これは、町長、非常にもったいない話だなと。そもそも、まちづくり委員会が福祉計画の中から行われている委員会でございますので、行く先が見えておるわけでございます。  ただ、町長も施政方針演説で言われました、住民主役のまちづくり、住民参画社会の推進、コミュニティ活動の推進をやっていきますということを言っておられるわけでございます。これは、第2次総合計画の中に入っておることでございまして、メーン、柱の太い太い一本であるわけでございますが、これを町長、先ほど検討する段階ではないとはっきりおっしゃられたんですが、私とすれば非常にもったいない話だなと。どういう形で、その検討する段階でないと言われたのか、ちょっと理解に苦しんでおるわけでございますが、これは松阪市の市長さんが24年から始められて、松阪市といいますと大体人口が16万2,000人、288キロ平米のところに16万2,000人おられて、今ここの市長さん、大変新進気鋭の市長さんらしくて、注目を浴びておられる市長さんらしいんですが、この方が、43の小学校区にまちづくり協議会をつくりましょうということでしておられます。  それで、自治会が現在あるのに、何のためにするんだという話でございますが、これは地域のニーズを地域ごとに把握し、地域の政策課題として解決策を見出していくのが住民協議会であるということが前提でございます。そのメリットとして、地域のきずながふえ、多様なリーダーの登場が望まれる。そして、多様な発想が重ねられる状態が発生すると。それから、従来の単一型の縦の組織である自治会に対して、横の広がりが望めると。そして、自分たちの町の地域らしさを取り戻そうという住民が主体の協議会であります。  このことを考えて、私はまちづくり委員会だけで、福祉の方面だけでなしに全体的に広げられることが、これからの人口減少化の社会で求められることではなかろうかという提案をさせていただいておるわけでございます。  そして、松阪市の場合、どういった形でやっておりますかといいますと、その協議会に対して一律51万5,000円の町が負担をしておられます。これは補助金ではありません、一括交付金でやっておられます。これは、自主性を求めるためだということでございます。  そして、1人当たり80円の費用で一括交付金としてやっておられると。それで、この財源はどこでするかといったら、ふるさと納税を使ってやりましょうと。それから、会費と特産品の販売だとか、そういったことで会を運営してくださいということで進められておるようでございます。  これを行政が考える住民協議会との必要性ということで、少子高齢の時代への対応の必要性と。それから、2番目として、自分たちに合ったお金の使い方を考えましょうと。現行の補助金を廃止して、一括交付金にいたしましょう。それから、3番目として、自分たちの地域らしさを取り戻そうということの考え方でこの制度をやっておられます。  この制度、私は本当にある意味言ったら、これからの八頭町にとってすごく必要なことなんじゃなかろうかと。特に、八東だとか船岡だとか、合併した町でございます。どうしても各地区の文化だとか伝統だとか、習慣の継承だとかというのは、どうしても違うところがあるわけでございます。それを一くくりにしてまちづくりやりましょうかと言っても、なかなか難しいところであるんではなかろうかと。それぞれの地域で、それぞれの方が一生懸命やっていただく、このことの必要性につきまして、町長、御所見を伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最初にお断りしておきますけど、現在のところ検討する段階ではないというふうに私が1回目答弁したというふうに言われましたけど、現在のところ検討いたしていない状況であると。 ○4 番(下田敏夫君) しないというぐあいに私聞いたんです。検討はしませんと聞いた。 ○町 長(吉田英人君) 段階ではないということは、お答えしてないというふうに思っております。  今、松阪市のお話でございます。いろいろ協議会というのは名称が違うと思います。総じて、地域協議会というのがその名称だろうというふうに思っておりますが、この目的というのは、自分たちのことは自分たちでやるということだろうと思います。地域のニーズを把握して、言われましたように地域の活性化につなげるということだろうと思いますが、人口減少の中で、地域が元気になるということが一番だろうというふうには思っているところでありまして、まちづくり委員会の組織と、それから地域、今言います協議会の組織の成り立ちというのはちょっと違うと思います。  まちづくり委員会でいいますと、相対的には福祉のことになります。地域協議会では、地域全般といいますか、地区全般といいますか、そういったことが対象になるんではないかというふうに思っております。非常にいいことだというふうに思っておりますが、一つとして、合併協のときにも検討されたやに私は思っております。そういった中で、今の選択肢といいますか、そういった形でこれまで来ているというふうに思っておりまして、地域が元気になるという面ですれば、すばらしい委員会といいますか組織だと考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 下田議員。 ○4 番(下田敏夫君) このまちづくり協議会、住民協議会、この部は部会中心でやっております。ある地区の部会としては、安全・安心部会、健康福祉部会、まちづくり部会、自治部会、それから子育て部会、それから体育部会とか、そういった部会制度で大体1,500人ぐらいを対象にして協議会が運営されておるという状況でございます。  ですから、考えようによっては、今やっておることも福祉部会の中で十分やっていける話でなかろうかと。一人でも多くの方に参加していただくことが望ましいのではなかろうかというふうに考えるわけでございます。  最後になりました。2月5日に日本海新聞にこのような記事が載っておりました。18歳からの1票、民主主義実践区、島根海士町、早稲田大生の何々さん。将来の夢は、ふるさとの町長。衰退と再生、重なる人生という命題で記事が載っておりました。  これ、どういうことかといいますと、山内町長が誕生したときに、この方は小学校6年生だったそうでございます。それで、山内町長が、お金がないだけせめて人の話ぐらいきかあやということで、子ども議会を開催されて、それに参加されたと。それから始まって、中学生になったときに島前高校の廃校という話が出てまいりまして、それをボランティアで来ておられた方が、一気に人間が増えるような政策をどんどんどんどんしていかれたと。そういったことを目の当たりに見てこられた。それで、早稲田大学に来て、地域おこしの学部に入って、町のために働きたいと。  私、この記事読んだときに、本当、穴があったら入りたいような気分になったわけでございます。どういうことで考えられたかというと、行政というのは物すごい力があると。町を変え、人を変え、未来を変える可能性があるのが行政だと。それで、私はなれるかなれないかわからないけど、私の今あるのは海士町の大人の方が教えていただいたことだと。それを私も同じように次の世代に教えられる人間になりたいと、こういうことで将来の夢は故郷の町長ということで、これから10年間外資系の企業に勤められるそうでございますが、そういったスキルを持って帰ってきて、町のために働きたいと、人のためになりたいと。  これを私の身に考えたときに、私は本当、こういう仕事をこれまでしてきたんだろうかと。今の私、八頭町の子どもたちにそういった姿勢で仕事をしてきたんだろうかと考えたときに、本当に穴があったら入りたい心境になりました。  町長は、「人が輝き 未来が輝くまち 八頭町」ということでしておられます。この人が輝く状態というのは、どのような状態を想定されてつくられたのか、最後にお聞きして質問を終わりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そういった若い人が出てくるということは、本当にすばらしいことだというふうに思います。ふるさとに愛着を持って、外に出られても最終的には戻ってきて町のためにということであります。  私たちの仕事というのは、次の世代につなげるというミッションがあろうかというふうに思っているわけでありますが、今言われました、人が輝きということはどういうことかということでありますが、常々思っておりますのは、住民の皆さんが元気であるということが輝きだろうというふうに思っております。  したがいまして、人が輝くということは、八頭町民が輝くという思いの中での命名といいますか、そういうことでの総合計画の表題にさせていただいたというところであります。 ○4 番(下田敏夫君) 終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、4番、下田敏夫議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                        (午前11時46分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午後 1時00分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、12番、尾島勲議員の質問を許しますので、登壇願います。    尾島勲議員。 ◎尾島 勲議員質問 ○12番(尾島 勲君) 議場の皆様、ケーブルテレビをごらんの皆様、12番議員の尾島でございます。議長の許可をいただきましたので、通告に従い一般質問をいたします。1期4年の一般質問、最後であります。  さて、先月11日は鳥取市で33年ぶりとなる積雪91センチを記録し、交通機関は麻痺し、県民生活にも大きな影響をもたらしました。私の住む集落でも1メートルをはるかに超える積雪となり、集落総出で雪かきに追われたところであります。  町内におきましては、屋根からの転落による死亡事故の発生や農作物を初めとするいろいろな雪害が発生したのを見聞きいたしたところでございます。お亡くなりになられた方には心からお悔やみ申し上げるとともに、被災に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げるところでございます。  さて、今回の一般質問は、一つ目、若桜鉄道観光列車化に伴う周辺の環境整備について、二つ目、本町における自動運転導入後の姿についての2問であります。  それでは、1問目の若桜鉄道観光列車化に伴う周辺の環境整備について、町長にお伺いいたします。平成29年度から3年間にわたり、1両ずつ合計3両をJR九州のクルーズトレイン、ななつ星を手がけた有名な工業デザイナー、水戸岡悦治氏のデザインにより、若桜鉄道の観光列車「昭和」として運行をスタートさせることとなりました。古きよき時代、昭和をコンセプトに掲げた観光列車「昭和」を主軸とした若桜鉄道の観光化は、ただ単に車両の改造、改修のみではなし遂げられない事業であると私は考えます。車両のみを観光列車化するにとどまらず、若桜鉄道株式会社、八頭・若桜両町の地域住民や行政、及び各種団体が集結し、コンセプトである古きよき時代、昭和を鉄道沿線につくり上げていくことが、事業成功の鍵になると私は考えます。  そこで、町長は若桜鉄道観光化に伴う周辺の環境整備をどのように取り組み、事業成功、黒字化へと導くのか、所見を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、12番、尾島勲議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、若桜鉄道観光列車化に伴う周辺の環境整備についてであります。周辺整備にどのように取り組み、事業成功へと導くのかということであります。  若桜鉄道の観光列車化につきましては、ありましたように平成29年度から1両ずつ3年間かけて3両の改修を予定いたしております。この観光列車は、著名な工業デザイナーである水戸岡悦治氏のデザインによります昭和をイメージしたデザインで、二つのコンセプトが設定されているというところであります。  一つは、地元の人が乗りたくなる地域のための車両であること。二つ目は、懐かしい風景を走る、笑顔と笑いが生まれる新しくて懐かしい鉄道の旅を演出することであります。この二つのコンセプトをもとに、若桜鉄道で改修される列車は、通勤・通学はもとより、観光客が乗りたくなるようなデザインとなっております。その一つには、列車内にテーブル、サイドテーブル、ソファ、額絵などが整備され、学生が本を読んだり勉強したりできるように、また観光客がお弁当を広げて食べたり、コーヒーなどもゆっくり味わえるように工夫されております。  尾島議員の御意見にもありますように、ただ単に観光列車に改修するだけでは、観光客の増加につなげていくことは困難であると考えているところであります。実際には、平成30年3月上旬に1両の観光列車が走行開始する予定ですので、走行開始までに若桜鉄道はもとより、八頭町、若桜町沿線の関係団体などの皆様方と連携しながら、観光列車「昭和」のツアー企画、運営に当たる必要があると考えております。  現在、具体的にはなっておりませんが、毎月2回程度の観光臨時列車を運行し、完全予約制の食事つきのお花見列車やケーキバイキング列車、レトロな昭和へ帰ろう列車等の運行などの企画を検討しているところであります。  いずれにいたしましても、これらの企画を実施するためには、地域の皆様方や関係団体等の協力なしには実現できませんので、今後、連携会議等を開催していく中で具体的な内容に取り組んでまいりたいと考えております。また、沿線の環境整備につきましては、現在既に各駅を守る会の皆様方によります草刈りや沿線の花いっぱい活動などを進めていただいており、列車の乗客の皆様方に四季折々の景色を楽しんでいただいているところでもあります。  今後は、さらに観光客や利用客の皆様方に喜んでいただけるように、各駅で特色あるイベントの開催やトイレ等の施設改修も進めてまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても、若桜鉄道は地域の皆様方に愛され、観光客の皆様方にも喜んでいただける鉄道にしなければ残されないと考えているところですので、皆様方の御支援をお願いいたします。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) 今、私は昭和レトロについてのコンセプトということを言いました。二つのコンセプト、地域住民が乗りたくなるとか、新しくて懐かしいということがありましたが、テーマとしては、新しくて懐かしい昭和をテーマとしたものについて、今後、推し進めていきたいと思います。  12月の定例会で同僚議員から、観光資源としての若桜鉄道の今後の方向、活動について一般質問がありました。町長は、若桜鉄道そのものが資源として魅力を備えている。駅舎や原風景など、若桜鉄道に係る全てのものが観光資源になり得ると答弁されております。  そこで、今回は先ほど申し上げましたように、徹底的に観光列車「昭和」コンセプトにこだわり話を進めていきたいと思いますが、二つの視点で議論をしていきたいなと思います。  ハード整備とソフト整備、この二つでございますが、今回の予算書にも昭和という固有名詞がついた予算が計上されております。具体的に昭和と載っているものが約600万円ぐらいでしたか載っていますけども、先ほど申し上げたようにハード整備、ソフト整備、まずはハード整備についてお伺いしていきたいと思います。  私が思いつくままを申し上げますので、そんなことはないよということもあるかもわかりませんが、まず1番目に車両の改造・改修、2番目にすれ違い線路の新設、次に観光客の宿泊施設、4番目に駅舎の部分改修、昭和らしさの演出ですね。5番目、社員の服装や携帯する道具なんか。6番目としては、車窓から見える風景整備、これは国道29号線がシーニックバイウェイに指定されている関係なども含めてのものでございます。  4、5、6は、昭和の演出ですね。1次の1は、既に水戸岡デザインということで決定しておりますので、2以降をいかに整備していくのか。特に、2のすれ違い線路は、運行本数をふやしたり観光列車化させた若桜鉄道を月2便と言われましたかね、今。これらを走行するのには必要不可欠なハード整備ではないかと思われます。ゆっくりと走行しながら、時速10キロで走るかどうかはわかりませんが、その観光列車がですね。昭和のメニューの詰まったランチを列車内でいただく、こういうものも想像してみてもいいのかなと思ってみたりするところであります。  町長、まず最初にすれ違い線路、この実現について、今現在どういうふうにお考えなのか、所見を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) いろいろいただきましたが、まず観光資源ということで、本当に有形文化財ですか、そういったものに昭和20年、平成ですか、指定していただいて、12月に言いましたのは鉄道施設そのものが観光資源だというお話をさせていただきました。そういった中で、今回列車の改修ということに入らせていただきますし、それに付随いたしましてトイレ等の改修も計画をさせていただいているところであります。  今、すれ違いのお話をいただきました。これはかなり費用がかかるということは御承知のことだろうと思います。ただ、すれ違いがない限りでは一方通行になってしまうということがありますので、そういったことも含めて今、検討課題ということで整理をさせていただいているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) 検討ということは、前も言いましたけど、前向きに検討していくという意味でよろしいですね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そういうことであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) そういうことと答弁いただきました。何年度になるかというのは、ちょっとまだ年次計画等々は、そこまでないとは思いますが、行く行く観光列車と直接結びつくかはわかりませんけども、本数をふやす等々になれば必要不可欠な整備だと思いますので、よろしくお願いしたいと思いますが。  3番目に言いました宿泊施設ですね、これは特に観光客の客単価のアップに大きな役割を果たしていくと思います。町長、これも12月議会で触れられた農家民泊ですか、そういうものもあったように思いますが、そういうことは今現在お考えになっていますか。まだそこまで考えてないと、そういうものは民間に任せるよと、そういうことでしょうか、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 言われましたように、農家民泊のお話をさせていただいたと思います。平成29年度の当初予算ですが、そういった民泊を開設していただきたく、そういった予算化も計上させていただいたというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) 予算を計上したということは、進めますよということで理解させていただきます。  あと、4番目の駅舎なんか部分改修ですね。それぞれの駅を守る会さんなどが先頭に立たれて旗を振っていらっしゃると思いますが、昭和を演出するためにアルミサッシなんかになっているものを昔の木の戸とかそういうものに改修したりとか、裸電球であったりとか、そういう昭和レトロを演出するようなもの、そういうものや5番目に申し上げた社員の服装・道具ですね。  以前、切符切るハサミ、そういうものとか首からの切符なんかが入ったでっかいがま口みたいなのがありましたが、そういう細かいところまで徹底的に昭和にこだわっていったほうがいいかなと思っております。徹底的に昭和の演出、そういうものであります。私の記憶では、改札で切符切る車掌さんが、ハサミをカチャカチャカチャカチャしもって切符を切りよったと、そういう光景を私覚えております。そういうような昭和レトロ感の演出、こういうものをやっていくというのがおもしろいんじゃないかな、必要なんじゃないかなと思いますけども、先ほど申し上げた4番の駅舎の改修については、守る会等々がメーンになられてやっておられますが、社員、車掌さんなんかの服装とか道具、そういうことはどのように捉えられていらっしゃいますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 駅舎の改修につきましては、以前もそうですし、これからもそうです。昭和の風情を残すような形で対応ということでありますし、服装の話もいただきました。そういったことも含めての対応ということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) 全て、そういうふうに対応していただけるということですね。  最後に、車窓から見える風景、先ほどシーニックバイウェイの話もしましたけども、これは沿線住民の方々の協力がないと実現できないかなと思いますが、当然、若桜町も。八頭町だけがそういうもので、若桜町が違うというわけにいきません。一般住民に打診してみられ、協力を求められる。当然今、協力を求められてやっていらっしゃると思いますけど、そういうできることからこつこつとやっていく、そういう部分、ハード全体として再度、町長御答弁いただければと思いますが、全体として。こういうハード整備をやって、昭和のレトロ感を演出していきたいみたいな。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ハード全般にということでありますが、風景ということに対しましては、最初申し上げましたように花を植えていただいたりとか草刈りしていただいたりとか、既に駅を守る皆さん方にお世話になっているというところですし、それから、もりあげ隊というものがございます。そういった皆さん方にもお花等も植えていただいているというようなところでありまして、大半は八頭町の軌道の区間になるんですが、若桜町のお話もあったんですけど、当然、若桜町との連携ということも必要ですし、そういった守る会の皆さん方にお世話になりながら、景観については対応してまいりたいというところですし、ハードのお話であれば、年次計画的にということになろうと思います。  先ほど、トイレのお話もさせていただきました。なかなかハード的な面では1年でということにはなりませんので、少し時間をいただいて修繕と改修をする場所については対応してまいりたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) 今、トイレの改修の話が出ましたが、昭和の演出なんでどっぽんトイレじゃないですよね。水洗トイレですよね。多分そうだと思いますけど。  いろいろハードについてお伺いしました。やっぱり、ハードができてソフトができ上がってくるというふうに考えますので、次はソフトについてちょっとお伺いしてみたいと思いますけども、私が思いつくままを申し上げますが、まず、ダイヤの改正だと思います。あと、先ほどからいろいろ出ていますけども、車内広告などの国鉄時代といいますか、そういうものを彷彿させるような演出、車内販売の方法、観光列車のイベント、そういうものかなと思ってみたりもしますけども、1番目のダイヤの改修は、2月7日の総務教育常任委員会の中で、鳥取県東部地域交通網形成計画(案)の中で、10便から15便に増便するよという話がありました。見直し例として、そういうふうに話があったわけですけども、この増便は、先ほど言いましたすれ違い線路とも連立することだと思われますけども、増便は観光列車をにらんで考えたことなのかどうなのか、ちょっと私、その辺が整理できないんですけども。といいますのが、増便することによって利便性は向上すると思います。ですけども、基本的に若桜鉄道の営業戦略というものは、通勤・通学などの人が減っていると。地元の一般利用客の減少に伴う対抗策といいますか、観光列車化を推し進め、土日、祭日において県内外からの利用客増大を図るという営業戦略にシフトする、もしくはされたのではないでしょうかねと思っております。そのために社長を全国から公募され、結果として山田社長が選ばれ、ただいま就任されておりますね。
     土日、祭日のみの増便ならば理解できるんですが、平日に増便しての費用対効果等々、その辺はいかに整理されているのかお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 10便を15便にという話で、委員会で担当課長のほうでさせていただいたというところでありますが、コンサルが入りましてディバイシーの関係ですね、費用対効果を図っていただいた上での10便から15便ということであります。主体といたしましては、通勤・通学の皆さん方の利便性を考えての増便ということでありますし、あくまでも観光列車につきましては臨時ということで考えておりますので、今の便数の中では考えていないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) 朝と夕のダイヤの増発ということだったかなと思いましたけども、それと観光列車がいかに連動するのかなと思ってみたもので尋ねてみたところであります。  先ほど言いましたように2や3、車内広告や車内販売、現在、先ほどありましたように車内販売にありましては、若桜鉄道もりあげ隊がボランティアでやっていらっしゃいますね。もりあげ隊の皆さんの服装、なんか自前だというように聞いておりますが、昭和レトロのものにするとか、売ってる商品を昭和のパッケージに変えるとか、お茶なんかもプラスチックの何かが入っておって、それをついで飲むような、昔ありましたよね。あれがいいか悪いかは別として、昭和レトロの演出、そういうものにシフト転換していくというものは、町長どうですかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 服装のお話もあったんですが、もりあげ隊の、こちらの服装につきましても水戸岡先生のデザインということでありますし、それからパッケージのお話もございました。こちらも先生にお世話になっているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) 着々とその辺が組み立てられているという回答がありました。本当に前向きに動いているんだなというふうに思います。  あと、観光列車のイベントなんですが、先ほど言いました、いろんなものを今やられていますね。それは継続すると同時に、先ほど紹介した12月議会においても同僚議員から、今まで以上にイベント列車の運行や沿線活性化イベント、これなんかを実施して、観光客の増加につなげたいと、そのとき町長が答弁されておりますね。  どういったイベントを実施する予定なのか。今、町長の中にありますでしょうか、いかがですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 観光列車ということで最初に申し上げましたが、例えば4月であれば花見とか、それから駅を守る会の皆さん方でイベントもしていただいております。そういったものについては、季節感といいますか、そういったものの中でやっていただいているというふうに思っておりますが、そういうものをさらに充実していただけたらというふうに思っております。  なかなか年中ということは難しいと思いますので、四季折々にあわせた形での観光列車化であり、それからイベントであってほしいというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) 今、四季折々のものを導入しながらやっていくと、具体化していただくようにお願いいたしたいと思います。  町長、こんなのはどうですかね。吉田町長と若桜には小林町長がいらっしゃいます。交代で町長車掌みたいな形で、車両内で切符の販売や切符を切ったりする、そういうものはどうですかね。車内販売なんかを町長も一緒にやると、そういうものもいいのかなと思ってみたりしますし、鳥取市の深澤市長や表に出たがりの平井知事、あとは鉄道マニアの石破代議士に一日車掌みたいな形で乗っていただいて運行していただくと、そういうものはどうですかね、町長。町長、まずみずから車掌になって一日やってみようかなみたいなことは。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私は余りちょっと出たがりじゃないんであれなんですけど、そういったようにはお声がかかれば対応させていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) みずからはやらないと控え目なんで、私はということですね。素人がそういう車内販売をしたりとか切符を切ったりするには、法律の問題があるのかどうなのか、私も詳しく掘り下げて調べておりませんのでわかりませんが、何かあれば町長もどんどん前に出ていただいて、トップリーダーですんで、控え目だからとおっしゃらずにですね、いいですか町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それこそトップリーダーということでありますので、お手伝いができることがあれば、率先して出させていただけたらと。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) お手伝いじゃなくて、いや、私が先頭に立ってやるということがあってもいいのかなと。別に、車掌をせえという意味じゃないですよ。ほかに何かあればということです。何かがあればやりますよじゃなくて、こういうことをやりますよ、みずから進んでということがあればと思って投げかけました。能動的に動いていただいたほうがいいのかなと思います。  若桜鉄道の観光化に限らず、とにかく既成概念とか前例とかいうものを取り払って、新しい取り組みにチャレンジし、トライしていくことも大事だと思いますので、その辺を心にとめていただいて、事に当たっていただきたいなと思います。  そうしましたら、次の質問に移ります。  本町における自動運転導入後の姿についてであります。昨年5月23日に本町とソフトバンクドライブ株式会社の間で自動運転実証に関する連携協定に調印をぷらっとぴあ・やずで行いました。身近な話題としては、先月2月21日に鳥取市内のホテルで開催された日本海政経懇話会で講演された人気グループ嵐のメンバーの櫻井翔さんの父親で、元総務事務次官の桜井俊さんも本町の自動運転の取り組みについて触れられたそうであります。こんなことを八頭町やっている、自動運転やっているよということを口頭で言われただけだそうですけども。  そして、日本政府は、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックを目標に、自動運転の実用化に向けて取り組んでおります。昨年5月23日の調印式で配布された資料のスケジュールを見てみますと、2018年以降の実用化に向けて、段階的に実施とあります。  本町においてこの自動運転導入により、町民の暮らしがどのように変化し、どのように利便性が増すのか、いいですか、町長の思い描く自動運転導入後の本町の姿についてお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、本町における自動運転導入後の姿についてということでいただきました。  自動運転につきましては、議員の御意見のように、政府も2020年の東京オリンピック・パラリンピックを目標として実用化に向けた検討を進め、各自動車メーカーを初めとする多くの企業が自動運転の実現に向けた取り組みを進めております。安心・安全な自動運転技術が実現すれば、人と車との関係が変わるだけではなく、高齢化が進行し高齢者の皆様方の移動手段の確保が今後ますます大きな課題となる中で、既存の路線バスや町営バス等と比べ、安価で利便性の高いサービスを提供することが可能となると考えられます。  例えば、自動運転によりバスやタクシーにかかる運営費を抑えることができれば、町営バスの運行本数の増加により、運転免許を持たない方や返納された方も気軽に移動が可能な町になることも実現可能です。また、将来的には低額で配送サービスも可能になると考えられておりますが、こうしたことが夢物語でなく現実のものとして実現が見込まれる中、率先してその実現に取り組んでいくことは、八頭町の姿を対外的にアピールしていくことにもつながるものと考えております。  このため、本町でもこうした動きに先立つ形で、ありましたように昨年の5月23日にSBドライブ株式会社と自動運転実証に関する連携協定を締結し、自動運転の実現に向けた取り組みを進めていくこととしたところであります。完全自動運転の実用化には、技術的な課題や法的な課題もあり、きょう・あすに実現するものではありませんが、こうした取り組みを進めることで可能な限り早い段階で八頭町の皆様が活用できるようにし、誰もが安心して自由に移動ができる町の実現につなげていきたいと考えております。  なお、協定締結の際のSBドライブ株式会社からの説明資料の中で、2018年以降の実用化に向けて段階的に実施とされておりますが、現在、同社所有のテストコース等で実験を進めているところであり、公道での走行実証は必要な手続等も経て、来年2018年以降になるものと伺っております。また、公道での完全自動運転の実用化には法的整備も必要であり、そうした国の動きも見据えつつ、道路管理を行う県や警察とも情報共有を図りながら、引き続きSBドライブ株式会社と連携を図ってまいります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) 町長、私が尋ねたのは、町長の思い描く八頭町の未来なんです。SBドライブとどうとかこうとかと、契約がああだこうだという話を伺ったのではなくて、町長がどういうふうに思い描いているのかなと。多少ありました、高齢者に優しい町とか、そういうことはありましたが、もっと大きな部分がないのかなと思ったんですけども。  町長、ここで一つちょっと確認ですけども、今の答弁を踏まえて、昨年、調印式の中で、自分はいまだに自動運転が理解できんとおっしゃってたんですが、それは今でもそうなんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 自分は、どちらかというとアナログのほうでありますので、実際あの時点で、そんなに無人で本当に車が動くということは半信半疑だったと思います。そういった中でああいう発言だったとは思うんですけど、あれ以来、テレビ等でもよく放映されるようになりましたし、自分自身でもいろいろ調べてみて、そういった時代になったんだなということで、今は可能な時代だというふうには思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) 思いが徐々に変わりましたということが確認できました。  もう一つ確認です。今から1年半前の平成27年9月議会の一般質問で、私、オンデマンドバスの話をさせていただきました。そのときの町長答弁は、オンデマンドバスの導入は考えていない。一切と言われたかどうかちょっと記憶にないんですが、考えてないというふうに答弁されました。今の実情を踏まえて、これは今も同じ思いなのかな、どうなのかなということなんですけども、SBドライブの中にオンデマンドという言葉が出てきてますので、そうじゃないのかなと思ってみたりはしているんですが、町長どうですか。導入、今でも考えていらっしゃらないんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 平成27年9月議会ということでありますが、そのときには自動運転のお話というのはなかったというふうに思います。相対的には、さんさんバスを活用しての住民移動ということでありました。さんさんバスの路線についても、以前は今のオレンジ色の大江とそれから私都線が主流だったと思っておりますが、小学校等のこともございまして、10人乗りのバスも今はできているというような状況です。  今とその当時とはちょっと変わったと思います。当面は、バスの自動運転ということでSBドライブさんに御協力をいただいているわけでありますが、オンデマンドバスもそうだろうと思いますし、タクシーもそういった無人化というようなことになろうかと思います。これは、いずれということでありますが、そういった時代になれば、オンデマンドバスのほうも検討といいますか、対応していく必要もあるとは考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) そうなんです。たかが1年ぐらいで世の中があっという間に変わっていくということを町長に認識していただきたいがために、あえてここで申し上げたんですが、ほんとにあっという間に変わってきますよね。自分の意識よりは世の中がもっともっと本当に自動化していくと。先ほどありましたけども、AIとかIoT、そういう時代がどんどんどんどん思いの以外のところで動いていって、そういうことを認識していただきたったのでありますね。  先ほど、答弁の中で、そういう形で変わってきているよと話がありました。ここに先ほど言いました、6に自動運転を活用したサービス例というのがあります。自動運転の実現に向けて取り組むということだと思いますが、そういうことでいいんですね、再度確認です。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) この資料のことを言っておられるんですね。 ○12番(尾島 勲君) そうですね、ここに6とありますよね。 ○町 長(吉田英人君) これは、SBドライブさんのほうの提案ということでございまして、こういったサービス例がありますよということでございます。先ほど言われましたオンデマンドバスについても、ここに記載してあるというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) 町長、ですから提案があったんで、これを実現に向けて、町長としては取り組むよということでいいですかということです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほども答弁させていただきましたけど、時代が変わったと先ほど言われました。当時は、オンデマンドのことは考えていないというお話をさせていただいて、それこそまだ2年たたないわけですけど、時代変わってそういったものも対象になれば、今後検討するというお話をさせていただいたというところでありまして、実現ということであれば、当然実用化になった上で町としてそういう対応も考えてみたいというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) 以前確認したのは、有人のオンデマンドです。ここにあるのは、無人のオンデマンドですよね。そこが多少違うと思います。それはいいです。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) そうしましたら、5番目のスケジュール。先ほど説明がありましたが、このとおりにはいってないよという認識でいいんですかね。もう一度、ちょっと確認ですが。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) スケジュールということでお出ししているんですが、若干おくれているというふうには伺っているところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) 町長、どこが若干おくれているのか、全部がおくれているんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) この5番のスケジュールでは、3本目の部分ですね。最初もちょっと答弁させていただきましたけど、2018年度から走行実証ということで話をさせていただきました。この予定では、2016年の後半からということになっておろうと思いますが、それが2018年になる見込みだということですので、そういった面では若干おくれているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) では、それに伴って実用化もずれ込みますよという解釈でよろしいんですね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それは、これからの努力次第だというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) 突然ですけども、町長、このフレーズ耳に残っておりませんか。ちょっと今から言います。  いくぜ、キット、了解です、マイケル。いくぜ、キット、了解です、マイケル。どうです、町長覚えてませんか。いい悪いじゃないです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと余りよく覚えてないです。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) 別にいいです。覚えてなかったからだめだとか、そういうことを言ってるわけじゃなくて。  今言ったフレーズは、1980年代、テレビ放映されたナイトライダーというテレビドラマの中で、主人公のマイケル・ナイトと人工知能AI搭載のドリームカー、ナイト2000、通称キットとの会話であります。私もこのテレビドラマをよく見たものでありました。こんなドリームカーがあったらすごいなと思いながら見ていたのですけども、今から30数年前に人工知能AIを搭載した自動運転の車がテレビドラマの中に登場していたのであります。  当時は、空想の車だったかもしれません。一説によりますと、このドリームカー、ナイト2000、通称キットが自動運転の構想モデルになったそうであります。このナイト2000、通称キットは、自動運転車というよりも自動車に感情を持たせたAIロボット自動車と言ってもよいのではないでしょうか。皆さん、ナイトライダー覚えてらっしゃいませんか。  現に今、アメリカではIBMがローカルモータースという会社と自動運転車を共同開発し、Olliという自動運転車が昨年7月からワシントンDCの公道で運行されているそうです。IBMの知的コンピューターワトソンをローカルモータースが開発した3Dプリンターで車をつくっているそうです。その車体に組み込んで、乗客と自動運転車Olliが会話しながら、目的地まで人を運んでいるそうです。  ネットで調べた話なんで、現地に行って見ておりませんので、本当かどうかちょっとわからんですけども、多分合っていると思います。30数年前の空想が今、現実のものとなっているのです。  一方、日本でも自動車メーカーが2025年をめどに完全自動運転レベル4。レベル4とは、運転手が全く関与せずに、曲がる、走る、とまるの全てを車自体が行う、AIが行うということです。たったあと8年後のことなんですよね、2025年ですから。先ほど言いましたように、あっという間に時代はめぐるということです。  今現在は、日産自動車が昨年レベル2、レベル2とは車間距離と車線をキープしながら走行するワンボックスカーを発売しております。固有名詞は言いませんけどね。いろいろ述べましたけども、自動運転のメリットについて、町長、再度どういうメリットがあるのか聞いてみたいと思いますけど、いろいろ先ほどありましたけども。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず最初に、ナイトライダーって私全然見てなくて、昭和50年代ですよね、どうも。 ○12番(尾島 勲君) 1982年ぐらいですか。 ○町 長(吉田英人君) 昭和でいいますと50年代だと思うんですけど、全然キットだマイケルなんて初めて伺いました。ですから、記憶にないって言ったらそういうことですので、御了解をいただきたいと思います。 ○12番(尾島 勲君) 別に、いい悪いじゃないです。 ○町 長(吉田英人君) 確かにレベル4ということで、それが完成形だろうというふうに思っております。本当に、走って、曲がって、とまるということが自動化になれば、無人ですばらしいことだというふうに思います。  自動運転に対しますメリットということでありまして、そういった面ではこういった中山間地域の代表ということで、八頭町のほうは調印を締結させていただいたということでありますが、市街地とそれから中山間地域では、交通の条件も違うと思います。そういった面では、高齢になられてもそういったことが普及すれば、移動手段の確保ということにつながるということでありまして、余りよくない話でありますが、高齢になれば引きこもりというようなこともあろうかと思います。そういう面からすれば、外出の機会の拡大というようなことにもつながろうというふうに思っておりますし、今、鳥取自動車さんのほうにバス等の運転を委託ということでありますが、普及すればタクシーもそうですし、それからバスのほうの運転手さんもなかなかいないというふうに伺っておりまして、そういう面からすれば、人材不足の解消にもつながるというふうには考えております。  それから、便利になるんではないかと思います。最初もお答えしましたけど、免許をお持ちでない方、そういったバスを利用する機会がふえるということであれば、便利になって、先ほど言いましたけど外出機会というようなことにつながると思いますが、本当に普及すれば、高齢者の皆さん方が一番助かるんではないかなというふうに考えております。  そういったことで、本当に誰もが安心して移動できる、そういったシステムにしていただきたいと思いますし、町としてもそういった町になればというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) 町長、共通認識が持てました。私も、そういう部分というのが本当に大事だと思っています。  いろいろとメリットありますね。当然、自動運転ですから、移動中に本を読んだりとかパソコンつついたりとか、仮眠したりということができますし、今ありました免許証を持っていないような高齢者、子ども、障がい者、こういう方々の利便性が増すと。  あと、人工知能が走行管理しますので、交通事故が激減に減るそうです。ちなみに、交通事故の94%が運転手によるヒューマンエラーです。同じく、走行管理するのでAIが。高速道路、八頭町にはないんでちょっと触れませんけども、これもスムーズに車が二、三倍走行させることができるそうです。あと、燃費がよくなる、いろいろあります。でも、共通認識としては、先ほど町長言われた、高齢者、子ども、障がい者、これに大きなメリットが八頭町ではあるんじゃないかなと思います。
     先ほど、中山間地とかいろいろありましたように、福岡県の北九州市、浜松市、こちらとソフトバンクドライブは、地方都市バージョンでタイアップしていますし、長野県の白馬村は、観光地のモデル、そして八頭町と中山間地モデルとして連携しているということでありますね。  やっぱり、先ほど町長も言われたように、自動運転に取り組むことによって利便性が増す。今現在、本町ではさんさんバスなんかが運行されております。さんさんバスは、主要幹線を往来しているのみですから、町長お住まいの姫路集落とか明辺、山志谷、私都谷でいいますと、山上、私の住む花原、山田、山路、峰寺、これらは利用しづらいからできない。ほかの路線でも用呂、佐崎、三浦、清徳、鍛冶屋、三山口、こういったところはメーン道路から離れているんで、これもやっぱり利用しづらいかもわかりませんね、できないかもわかりません。  要は、それを自動運転することによって、今の主要幹線から離れたところの方々、特に老人、子ども、障がい者、そういう方々が利用しやすくなると。町長の人口減少対策ビジョンの中にありますように、笑顔あふれる 住みよいまち 住むなら八頭町、これが実現できるのじゃないかなと思っております。最終的に、オンデマンド、注文対応による交通の早期実現に取り組むことができるかなと思っております。  先ほど言いましたように、ある自動車メーカーでは2025年を目途にレベル4まで達しますという目標を掲げておられます。一日も早く、交通弱者の方々が利用できる八頭町、住みやすい八頭町をつくっていただくために、自動運転化を推し進めていっていただきたいと重ねてお願い申し上げる次第です。町長、よろしいですね。 ○議 長(谷本正敏君) 町長。 ○町 長(吉田英人君) それこそ、レベル4に達すれば、本当に車という概念といいますか、ああいったものが確かに大きく変わると。交通事故の話もありましたけど、時間を有効に今度は使うような形になるんじゃないかなというふうに思います。2025年ということですから、そんな先の話ではないというふうに思っておりますが、先ほど私都谷や八東地域の集落の名前を出されました。基本的には、幹線のさんさんバスが通っていないところだというふうに思っておりますが、さんさんバスはさんさんバスですし、それから先ほどオンデマンドバスの話をしておりましたが、当然、無人での話でございまして、そういったことも今度はさんさんバスでなくても、活用するような方式もできるんではないかというふうに思っております。  本当に、一日も早い実用化ということを私ども願っているわけでありますが、本当にどういう形態で自動運転が利用できるかということを、実用化になるまでに並行して考えていく必要があるんだろうというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 尾島議員。 ○12番(尾島 勲君) 多分、ここにいらっしゃる皆さん、存命中に自動運転はスタートするんじゃないかなと思ってみたりもしております。  一般質問の終わりに当たり、申し上げます。全ての施策において、今までと同じ思考、手段、行動では、八頭町の発展はあり得ない。現状維持は、八頭町の衰退もしくは倒産を意味いたします。町民と行政と議会が新たな思いを、新たな手段を、新たな行動を、そしてそれらのベクトルを一つにすることが、八頭町発展の源になると確信いたします。  以上で、私の一般質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、14番、尾島勲議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                         (午後1時52分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後2時05分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、8番、小倉一博議員の質問を許しますので、登壇願います。  小倉議員。 ◎小倉一博議員質問 ○8 番(小倉一博君) 8番議員の小倉でございます。本日は、通告しております二つの案件について質問いたします。  最初に、保育所、学校の統廃合について、吉田町長と薮田教育長に質問をします。平成27年4月の中学校統合、平成28年の郡家東保育所の開所、今春4月には八東、船岡地域の統合小学校の開校、並びに一つになった船岡地域の船岡保育所が開所します。合併以来の大事業である保育所や学校の統廃合が進行していますが、保育所、学校の現状と今後について、何点かお伺いをしたいと思います。  1点目に、少子化社会での保育や学校教育の課題をどのように御認識されているのか。  2点目に、特別保育を含めて統合された郡家東保育所の運営状況についてお聞かせをいただきたい。  3点目に、統合した八頭中学校が2年経過しました。教育委員会として、中学校統合の検証はされたのでしょうか。統合した中学校教育の成果や課題を現時点でどのように評価されているのかお尋ねをします。  4点目に、船岡地域、八東地域の小学校統合を目前にして、留意しておられる課題について、お持ちならお知らせをいただきたいと思います。  5点目に、小学校と地域のかかわりは町にとっても重要な教育課題でございます。統合する小学校と関係地域とのかかわりをどう構築されていこうとお考えなのかお伺いをしたいと思います。  もう一点、統合された小学校の放課後児童クラブの運営は、どのようにお考えかお聞かせをいただきたいと思います。  最初の質問です。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、8番、小倉一博議員の一般質問についてお答えをいたします。  保育所、学校の統廃合についてということでいただきました。  最初に、少子化社会での保育や学校教育の課題をどう捉えているのかということでございます。保育所は、幼児にとりまして初めての集団生活の場となります。幼児は、保育所で保育士との信頼関係をもとに自己主張やかかわり合いを通じて社会性を身につけていくわけでございますが、少子化社会が進行しますと、集団の規模が小さくなることで、そういった機会が減少することが考えられます。  また、近年、3歳未満児の保育所入所率が非常に高くなっており、第2子以降の保育料無償化や延長保育、土曜午後保育といった特別保育事業の実施は、保護者の皆様方の就労等を保証する上で大変意義をなしていると言えますが、その反面、親子で過ごす時間が減少することにより、愛着形成の希薄化が懸念されるところでもあります。  また、メディアなどでは、少子化が進行する中、核家族化などが影響し、子育てが孤立化しやすいと言われておりますが、そういった面では次代の八頭町を担う子どもたちを地域全体で育てていくといった取り組みが大切ではなかうかと思います。  そのような中で、来月には船岡地域の保育所として新生船岡保育所が誕生いたしますし、平成31年度には八東地域の保育所統合を予定いたしております。一定の児童数を見込み、延長保育、病後児保育といった特別保育事業についても、八頭町で統一して実施していく計画であり、施設事業の充実と育児相談などといったソフト面の保護者支援につきましても力を入れてまいりたいと考えております。  また、在宅育児をされておられる方に対しましても、引き続き子育て支援センターを中心として、育児講座や多年代交流の開催など、地域全体で子育てを行っていくという機運の醸成を図っていくこととあわせまして、来年度は乳児家庭保育支援給付金制度を予定しており、保護者の子どもさんへの愛着形成、経済的負担軽減を図るようにいたしております。  2点目の特別保育を含めて、郡家東保育所の運営状況をということであります。平成27年4月に開所いたしました郡家東保育所におきましては、病後児保育、一時保育、延長保育、土曜午後保育、障がい児保育事業を特別保育事業として行っております。27年度におきます特別保育事業利用者数でございますが、病後児保育142名、一時保育786名、延長保育申込者22名、土曜午後保育申込者70名、障がい児保育加配、保育士2名であります。  また、保育所の利用定員数160名に対しまして、平成27年度の在籍者数は、途中入所を含めまして164名、平成28年度につきましては、ことしの2月1日現在で160名の児童が在籍をいたしているというところであります。  最後に、放課後児童クラブの関係であります。統合後ということでございますが、船岡児童クラブにつきましては、船岡小学校に統合になりますので、これまで放課後児童クラブは、放課後は船岡小学校以外の児童は指導員が迎えにいっておりましたが、今後は統合によりまして、指導員によります迎えがなくなるということになります。統合後の船岡小学校の29年度利用見込み児童数でございますが、定員30名に対しまして25名ということであります。八東学童クラブにつきましては、統合後も現在の安部小学校の場所で実施し、放課後につきましてはスクールバスを利用していただくように予定をいたしております。29年度の利用申込者数ですが、定員30名に対しまして21名の申し込みを受けているというところであります。  最初の答弁といたします。残りにつきましては、教育長のほうで答弁をさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 皆さん、こんにちは。  それでは、8番、小倉一博議員の御質問にお答えをしたいと思います。  私のほうからは、学校教育にかかわる御質問にお答えするということでご理解をいただきたいと思います。  最初に、少子化社会での保育や学校教育の課題をどう捉えているかというお尋ねでございます。2030年には少子高齢化がさらに進行し、高齢者の割合は総人口の3割に達する一方、生産年齢人口が総人口の約58%にまで減少すると見込まれております。少子化が学校教育に及ぼす影響として、子どもの切磋琢磨の機会の減少、学校行事の困難、よい意味での競争心が希薄になることなどが挙げられております。  八頭町では、平成27年4月に開校しました八頭中学校、そして本年4月に開校する新生船岡小学校、新生八東小学校において、一定以上の児童・生徒数のある学校規模を有することで、これらの課題に対応してまいりたいと考えております。  学校教育は、子どもたちが自分で課題を見つけ、みずから学び、みずから考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力などの生きる力を育むことを基本として展開されていくべきであると考えております。  そのため、これらの点について、児童・生徒がみずから認識を深め、考える機会を得られるよう、各学校の特色に応じた教育活動の展開を図ることが重要であると考えております。八頭町の子どもは八頭町の宝であり、八頭町全体で子どもを育てていくことが大切であろうかというように考えております。  次に、統合した八頭中学校が2年経過した。教育委員会として、中学校統合の検証はされたか、中学校教育の成果や課題を現時点でどう評価しているというお尋ねであります。  八頭中学校は、統合当初、生徒数521名で鳥取県下6番目、鳥取県東部では4番目に生徒数の多い中学校としてスタートいたしました。郡家、船岡、八東の3地域から生徒が集いまして、友達関係も広がり、活気あふれる学校生活を送っている姿は、喜ばしい限りというように感じております。  既に御報告をいたしておりますが、平成27年度では高円宮杯、全日本英語弁論大会で県優勝し、全国大会へ出場いたしました。また、部活動での活躍でございます。ホッケー部は、全日本中学校ホッケー選手権大会に男女とも2年連続出場いたしまして、女子は2年連続準優勝という好成績をおさめておりますし、駅伝部は、男女とも鳥取県中学校駅伝競走大会で優勝し、昨年でありますが全国中学校駅伝大会に出場する等、輝かしい成績をおさめております。これらは一例でございまして、このほかにも多くの生徒諸君が日々精進をしているという状況でございます。  一方、生徒数の増加、校区の広域化による生徒指導等、個別対応件数の増加と時間の確保の難しさが見られまして、多忙化は大きな課題ということであると考えております。  統合後の環境整備につきましては、主に次の3点について検証を行っているところであります。学校施設、設備の整備、児童・生徒の安全対策の充実、そしてICT環境の整備についてであります。  1点目の学校施設、設備の整備につきましては、開校にあわせましてほぼ整備は終えておりますけれども、今後、多目的ホールの空調設備の改善等々、よりよい施設になるようさらに検証と検討を行ってまいりたいと考えております。  2点目の学校内の安全・安心につきましては、楽しい学校生活を送るためのアンケート、Q-U検査によります人間関係づくりの調査、いじめ・不登校の未然防止の取り組み、及びいじめ・不登校等相談窓口の保護者への周知に取り組むとともに、学校による生徒アンケートの実施によりまして、生徒の心身の状況を把握しているところでございます。  通学路の安全・安心につきましては、スクールバスの運行状況につきまして、教育委員会事務局職員が実際にスクールバスに乗車することで現状を把握いたしまして、学校、運行事業者、教育委員会で課題を共有し、改善を図っているところでございます。さらに、自転車あるいは徒歩の通学生徒に対しましては、それぞれ登下校の安全指導を行いまして、継続的に指導をしているところであります。  3点目のICT環境の整備につきましては、年次計画で機器の整備を進めております。本年度は、電子黒板とタブレット型端末をセットで全ての普通教室に整備を終えました。引き続き、生徒用のタブレットの整備を進めてまいりたいと考えております。今後とも、ハード・ソフトの両面から検証と改善を進めまして、さらに環境の整備に努めてまいりたいというように考えております。  次に、船岡・八東の小学校統合を前にして、留意されている課題はあるかというお尋ねであります。  船岡小学校は、全校で児童数144名、普通学級6、特別支援学級2の計8学級、八東小学校は全校で児童数160名、普通学級7、これは5年生のみ2クラスになる予定であります。特別支援学級3の計10学級でスタートをする予定でございます。  小学校の統合に向けまして、昨年度より船岡地域、八東地域の小学校長6名と教育委員会事務局の指導主事2名で、八頭町新小学校設立委員会を立ち上げ、八東地域部会、船岡地域部会の検討事項について連携・調整を行い、教務、事務、PTA等の詳細を決定してまいりました。開校に際して留意していることに、通学方法の周知と児童の人間関係づくりがございます。特に、新たにスクールバス通学となる児童、保護者に対しまして、それぞれの小学校区ごとで計6回の通学説明会を開催いたしました。また、新生小学校保護者説明会の中で、通学に関する基本的な考え、乗降するバス停、利用するスクールバスのルートについて説明をしたところでございます。  スクールバスについては、開校年度当初よりスムーズに乗降ができるように、本日と明日の2日間、対象児童の乗降練習を行います。児童の登下校には、本人の交通安全意識の向上はもちろん、保護者、地域見守り隊等の協力体制が必要であります。学校、PTA組織と連携を図りながら、地域ボランティアの体制整備も含めて準備を進めているところであります。  次に、児童の人間関係づくりであります。3小学校が一つの小学校となり、全校児童数がふえることは喜ばしいことでありますが、新たな人間関係づくりが必要な点では、子どもたちは楽しみとともに不安もあるかと思います。  そこで、各地域が年間行事の中に3校交流会を位置づけ、学習、給食、集会活動を行うなど、一日を一緒に過ごすことで人間関係づくりを図っております。また、社会科見学、スキー教室等の行事も合同で行い、交流を深めております。  最後に、小学校と地域とのかかわりをどう構築されようとしているのかについてのお尋ねであります。  開校する新しい学び舎では、船岡地域、八東地域の各3小学校が培ってきた輝かしい伝統を融合させ、夢や希望にあふれる新たな伝統をつくり上げていきたいと考えております。恵まれた教育環境を有効活用し、人間性豊かな児童の育成と船岡小学校、八東小学校の新しい校風づくりに取り組んでまいります。  さらには、船岡地域、八東地域の小学校として、地域の皆様から慕われ、愛される学校づくりを目指してまいります。新生船岡小学校は、学校教育目標を、ふるさとを愛し、強く豊かに未来を開く子どもの育成として、ふるさと船岡地域を愛し、大切にする子どもを育てたいと考えております。  また、新生八東小学校の学校教育目標、ふるさとを愛し、志を立て、たくましく生きる子どもの育成の中には、まず何よりこの自然豊かで人情味あふれるふるさとから多くのことを学び、ふるさとへの誇りと愛情を持ってほしいという思いが込められております。  これまで、学校支援ボランティア事業に取り組んでまいりましたが、県補助が本年度で終了いたしますので、新年度からは国庫補助事業の地域学校協働推進事業に移行し、実施していきたいと考えております。各校区に地域と学校をつなぐ地域コーディネーターを配置し、地域住民参画の促進を図るとともに、地域未来塾、放課後子ども教室、家庭教育支援の取り組みを通じて、地域と学校が連携・協働し、八頭町全体の教育力の向上及び地域の活性化を図るよう、体制整備に取り組んでまいります。  今後とも、議会議員の皆様初め、保護者、地域の皆さんはもとより、広く八頭町民の皆様の絶大なる御支援と御協力を賜りたいと考えております。どうぞよろしくお願いをいたしたいと思います。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) ありがとうございました。  質問でも申し上げましたとおり、合併以来、合併12年たったわけですけど、最大の懸念事項だと思うんですけども、子どもが少ない中で学校統合を保育所を含めて、子どもたちの育ちの場所を急激に変えてきたわけですね。変えていっている途中と言ったほうがいいかもしれませんけど、そういう中でいろんな問題があったと思いますし、それなりに片がついた問題もあったと思うわけで、どこかの機会でやっぱり振り返って、こういう統合をしたんだと、こういう形で子どもたちに生活空間を提供してきたんだと、そういうことを振り返ってみる機会があるべきだなというぐあいに思っております。家庭でも、いろんなチャンスをつかまえて、いろんな機会をつかまえて、この学校統合が子どもたちにどういう影響を与えたかということを、ぜひ振り返ってもらいたいなというぐあいに思っております。  たくさん項目を並べましたんで、ちょっと答弁を正確に覚えておりませんけども、何点か聞いていきたいと思います。  少子化という言い方をしたんですけど、これは八頭町に限らずどこの日本共通の課題でして、子どもが少ないわけですね。そういう中で、どういう教育をしていくかということで、統合のときにも随分と議論がありました。どうしても少人数で教育をしていくことが難しいということで合併を決断したわけですね。そういう中で、それの成果がどうなったかということ。  それから、こういう欠点があったんだよというところですね。私は、やっぱり教育委員会なり、担当部署なりできちっと残しておいてもらいたいなという思いを持っておるわけです。  まず、少子化社会の中で、御答弁いただきましたけども、集団生活が難しくなっているという部分ですね。それから、保育所に関しては、親子の触れ合いの場面が少なくなっているという部分ですね。そのとおりだろうと思うんです。保育所の郡家東を見てみますと、随分遠くから通っておられます。そういうことを考えると、非常に親子関係、あるいは家族関係において、非常に難しいというか、問題になる部分があるんじゃないかなというぐあいに思っているわけですね。そういうところに対して、問題点を見つけ出して、ぜひそれの解決策なり対応策なり、考えていっていただきたいなというぐあいに思っておるわけです。  一つは、言われたように、子どもが小学校の場面で考えてみると、交流を図る場面とか、それから子どもが放課後、現状で近所に遊びにいきますわね。そういう時間が減るわけですね、通学時間によってですね。  それから、家と家が遠い場合が多い。ですから、機会が少ないわけですね。やっぱり、これに対する場所の提供だとか機会の提供を考えていただきたいなというぐあいに思うんで、私もええアイデアありませんけども、この辺について町長に聞いてみましょうか。  公園をつくってくれとかいう話がありますわね。そういう面で、子どもの交流を図る機会、場所、そういうところの提供というのを考えていただきたいなというぐあいに思うんですけど、急に言っても何をということはないと思いますけど、どんなもんでしょうね、その辺は。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 通学の時間の問題もございますが、本当に今見ておりまして、外で遊んでおられる児童の皆さんというのは少ないやに思っております。私も小倉議員もそんなに年代は違わないと思いますが、いつも帰ったら外で遊んでいたというふうに思っておりますし、そういった中では村の中に子どもたちのリーダーがいて、一緒になって遊んでいたというふうに記憶をいたしております。  交流の機会ということは大事だろうと思います。少子化ということで、村の中でも本当に子どもさんの数が少ないということになれば、外での遊びというのもなかなかできないというふうには思っておりますが、公園というお話がございました。それこそ、それぞれの地域の中でも集落内に公園のある行政区もございますが、総じて余りないやに思っております。一時、集落内での公園の造成というのがはやった時代もあったんですけど、今余りそういった声というのはお聞かせいただいてないというところでありまして、よく聞きますのは、集落の公園の修繕的なことにつきましては、よく要望いただいているというようなところであります。公園がない、それこそ集落もございますので、そういった面では工夫をして、外で遊べるような形態ができればとは考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) 同じような質問で教育長、町長はそういうぐあいに答えられましたけど、今、村に公園をつくるって言っても、1人か2人しか子どもさんおられんですよね。そしたら、親御さんも自分ところの子どものために公園をつくってとはよう言わん時代なんですよね。そういうことを考えた上で、学校に集まって、学校で教育を。教育現場で交流というの図っておられるわけですけども、放課後の放課後児童クラブに通う子もおれば、帰りんさる子もあるですけど、そういう中で何か子どもたちの、いわゆる教科でない交流、教科外での交流、それをぜひ考えてもらいたいなというぐあいに。いい案があって提案できたら一番いいんですけどね。というようなことを思っとるわけですね。例えば、土日が今ありますわね。  それから、何かそういう思いはありませんか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 新しく改修をしました八東小学校ですね、中学校の昔のテニスコートを、いわゆる子どもたちが遊べる場所に改修をいたしております。そこに鉄棒、ジャングルジム、うんてい、砂場といったものを設けております。これは、職員室からばさっと見えるところにありまして、特に業間休憩、長い休憩時間がありますが、その時間帯をそこで一緒になって遊んでもらえるようなという思いを持って整備をしたスペースであります。放課後に限らず、そういう業間の中でやってもらったらいいという、そういう思いであります。特に、先生も一緒になってやってもらえると、非常にもっとええなという思いを持っておりますが、この新しい学習指導要領の中で、年間35コマをプラス確保しないといけないということで、非常にそこをどう時間をつくっていくのかというのが難しい課題というように思っていまして。 ○8 番(小倉一博君) 英語か。 ○教育長(薮田邦彦君) はい。そういうところがあるわけですけれども、ぜひそういった活用をしていっていただけたらというように思っておりますし、それから、土曜日、日曜日ですけれども、これはスポーツ少年団等々の活動がございます。少なくとも学校週5日制に向けまして、それぞれいろんな形で準備を進めてきて、子どもたちを地域に返すというようなことで、指導者もお願いし、そういうスポーツ少年団の活動を拡充してきたというようなところもありますので、そこはこれまでどおり続けていってもらうということがよろしいのかなというように思っておりますが、ふだんの遊びということであれば、そういう業間にやってもらうとか、それとあと、現在もやっておりますけれども、公民館も含め事業に参加していただくとか、そういったことはあるだろうなというように考えております。  とりあえず、以上でございます。
    ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) ちょっと後で聞きたいなと思ってるんですけど、学校でできない部分は、もちろん地域が請け負っていかんといけんわけですね。地域で社会教育の中なり福祉推進の中なりで、子どもも一緒になってということだろうとは思うんですけども、なかなかその辺のところが、後で聞きたいと思ってますけど、進んでないという思いがあります。  郡家東保育所のことでちょっと聞いておきたいことがあるんですけども、通所にたしか、さんさんバスを使いました。それの利用状況というんですか、その辺で何か聞いておられませんか。安全面ですね、特に。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 福祉環境課長で答弁いたします。 ○議 長(谷本正敏君) 前田課長。 ○福祉環境課長(前田康博君) 保育所の通所では、郡家東保育所、さんさんバスを利用される児童の方もいらっしゃいまして、当初では十数人がされとったということがあるわけですけども、現在はたしか四、五人程度の方ということでございます。  なお、通所に関しまして、バスのほうに添乗員、何かあったらいけませんので、1名配置して通所していただいておるという状況でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) ことしから船岡地域もそうなりますけども、やっぱりさんさんバスを使われる人が何人か出てくるんじゃないかなというぐあいに思っております。そういう中で、小さいお子さんが公共バスを利用されるときに、安全対策をぜひ慎重に考えていただきたいなというところがあります。  次に、中学校統合の検証はという形を言ったんですけども、これについて何点か伺っておきたいと思います。  現状、報告をいただきました。活気があふれると、部活動の実績なりお聞きしたわけですけども、500人からになったわけですから、活気があふれるのは当然だろうと思うわけですね。それから、部活動の実績というのは、駅伝も頑張って全国大会に行ったりとか、随分にぎやかい情報を出していただきました。本当に、そういう面ではよかったなという思いがありますけども、学業のほうについては、なかなか出てこないんですね。大丈夫だろうとは思ってるんですけども、その辺のことについて教育長が聞いておられる範囲でお知らせをいただきたいんですけど、中学校を統合するときに、中学校は専門教科があると。そういう中でクラスが一クラスでは、専門教科の充実がなかなかなんだよというような指摘がございました。その辺について、どういう形になっているかということをお聞きしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 中学校のほうの成績についてのお尋ねでございます。標準学力調査というのをやっております。これについては、標準スコアと言うのがありまして、50というのが一つの目安になるんですけれども、全部の学年でスコア50は上回っておりまして、ほぼ良好というような見方をしておりますし、それから、全国学力・学習状況調査におきましても、年なりはあるわけですけれども、県下でも上位にランクされるのではないかというような成績を収めているところであります。これは、統合したからそうというだけではないというところがあると思いますけれども、成績に関しては大きく心配はしていないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) 専門教科制に対する対応というのは、どうなんですかね。クラスが随分ふえて専門教師もふやしたんかね。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 専門教科とおっしゃっているのが、ちょっと意味があれなんですけれども、例えば英語ということであれば、ALTはずっと配置になりますので、毎日ということにはなりませんけれども、2人が配置になります関係上、一昨年になりますが、先ほど申し上げました高円宮杯、全国英語弁論大会、これは郡部の中学校の生徒が県大会を勝ち抜くというのは、現の渡邉校長も記憶にないというような、そういったいわゆる快挙だったろうと思います。  ですので、そういう意味でも、いわゆる集中したという効果はあっているというように考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) 英語に限らず、数学だろうが国語だろうが、中学校はやっぱり教科担任があるわけですから、そういう意味でお尋ねをしたわけですね。だけ、通常なら1人で教える部分が複数になったとか3人になったとかという、そういうことだろうと思うんです。そういう説明だったですから、統合する前にね。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) いわゆる、教科担任制ということをおっしゃっているんだろうと思うんですけども、当然それは各授業時間は絶対的に確保するという大前提があります。それに見合う教師は配置をするということになりますので、プラスそれに一定的な加配措置といったようなものもいただいていますので、そういう部分で指導を拡充していくといったようなことをやっているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) ちょっと合わなんだ部分があれですけど、わかりました。  そうしましたら、小学校の統合が4月から始まります。これについて、私、心配しておるのは通学の安全ですね。船岡地域の小学校が開校します。それによって、スクールバスになりました。公共機関をという話だったんが、スクールバスになって安全面からすれば、よかったんじゃないかなというぐあいには思っていますが、子どもの乗りおり、それと船岡地域の場合には県道上で乗りおりをさせるわけですね。特に、学校の近辺がかなり狭いというようなこともあって、その辺の対策をぜひしてもらいたいなと思っております。  それと、保育所もそうですけども、学校も保護者との連絡ですね。家庭が遠くなるんですね。子どもが何かあったりとか緊急の場合、非常に連絡なり保護者の対応なりを求める時に、遠いがためにという問題が出てくるんではないかなというぐあいに思っております。その辺について、何か対策があればお聞きしておきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 先ほど、ちょっと中学校の件で1件、ちょっと答弁漏れがございます。  夏休みの期間中に、勉強会を催しておりまして、14日間ぐらいをランチルームからやっているわけですけど、そういったことに新しい取り組みができたというのが実態としてあるということを御理解いただきたいと思います。  先ほどのお尋ねでございます。先ほど答弁させていただきましたけど、きょうとあすの2日間でもって、スクールバスの乗降練習をやっております。この中で一定の課題も把握したいというように考えているところでありますし、それから、学校前では先生が待って、子どもたちがおりてくるというような状態を考えたいな、船岡小学校の場合ですね。新しい八東小の場合は、学校の中にスクールバス入りますので、ほぼ問題ないというように考えておりますが、そういったことを考えておりますし、それから、小倉議員も長く大江小学校、見守り隊でお世話になっているわけでありますが、朝の時間帯については、できればそういったことを継続していっていただけると非常にありがたいなというようなことを思っているところであります。ぜひ、よろしくお願いしたいというように思います。  それから、保護者との連絡ということがございました。実は、現在でもマチコミメールといいまして、メールでもって情報伝達をするということをやっております。皆様、スマートフォンでありますとか携帯電話をお持ちでありますので、そちらのほうにいろんな情報が流れていくという仕掛けを持っておりますので、これは引き続き使っていくということでございます。 ○8 番(小倉一博君) マチコミ。 ○教育長(薮田邦彦君) マチコミメールでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) 通学で心配しておるのは、バスからおりて、バスが通って飛び出すんですよね。子どもの場合、まず飛び出すと思います。それが、どっち側でおろすかにもよりますけど、その辺はきっちりと指導しておいてもらいたいなというぐあいに思います。  日常、スクールバスの後をついていくと、そういう場面に会うときがあるんですよ。だけ、その辺をきっちり何遍言ってもできない場合もありますけど、その辺よろしくお願いしたいと思います。地域のほうとしても、そういう面については注意していきたいなというぐあいには思っています。  そしたら次に、初めにありました子どもの集団生活について、集団生活というか協調性というんですか、いろんな場面で学校が大きくなったんで友達もふえるだろうと思っておりますし、子どもたちの交流もふえるだろうというぐあいに思っているわけですけども、学校を出てからの子どもの居場所なり、先ほど言いました交流する機会、そういうのは地域でも検討していかないけんなというぐあいに思っているわけですけども、学校と関係地域とのかかわり方、これについて各種団体の方の意見を聞くと、学校との連絡体制というか窓口というか、そういうことを考えていただきたいなということが出ております。これについては、ぜひ学校のほうで検討していただきたい。そのことについてどうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 地域とのつながりというのは、非常に大切でありますので、そこを大事にして学校運営をしていただくということを、今の段階でもお願いをしているところであります。  特に、教頭先生が窓口になっていただくというパターンが非常に多いかと思っていまして、そこから地域とのつながりを密接に持って、いろんなことがお願いできたりするような関係性をつくっていくということが非常に大きな課題といいましょうか。これは、統合しようとしまいとある問題ではありますけれども、そういったところに今、力を注いでいくということは必要なんだろうなということを思っております。  やっぱり、そういう特色のある学校づくりという中で、やっぱり地域の皆さんとつながるということを一つ前面に出して学校運営をやっていくということを考えたいと思っていますし、それから、学校評議員という制度がございます。いろんな意見をお伺いするわけでありますが、そういった皆さんからもいろんな意見が寄せられるわけでありまして、そういったものに応えて地域とつながっていくといったようなこともあろうかと思いますし、いろんな思いを教委員会事務局でももちろんいいわけでありますので、お知らせいただければというように思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) もう一点聞いておきます。放課後児童クラブについてでありますけども、3年生までだったのが6年生まで受け入れれるわけですけども、このことについて体制整備を考えていただきたいなというぐあいに思っております。  それから、一番運動を要求するというか、一番走り回る時期なんですね。非常に見ていると危ないなという面もあります。そういう面で、ぜひ運動できるような児童クラブ、学童クラブを目指してもらいたいなと思っております。そういう中で、八東はちょっと学校が遠いですけど、近くに安部小跡がありますわな。それから、ここだと船岡小、学校のグラウンドというのは、あれはどうなんですかね。ちょっと聞いておきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) スポーツ少年団が使用していなければ、走り回るといいましょうか、そういったことは十分可能であろうというように思います。  ただ、野球をしているというような状態でありますと、当然ボールも飛んでくるわけでありますので、そういうときは避けていただかないけんかなとは思いますけれども、それがなければ、そういう使い方は十分可能だと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) 時間がないんで、ちょっと次のほうに行かせてもらいます。  2問目ですけども、行政の役割について、新年度予算、3月は予算時期で予算議会でありますので、新年度予算の中から吉田町長と薮田教育長に何点かお尋ねをしたいと思います。  社会情勢が変わり、住民ニーズが多様に変化しております。社会の変化や住民のニーズにあわせて行政の役割も変わっていくべきだろうというぐあいに思っております。次の行政課題について、新年度予算でどう対応されたのかをお尋ねしたいと思います。  1点目、高齢化社会への対応について。それから2点目、少子化が進む中での教育や子育て支援策について。3点目に、町民の生活支援についてお聞かせください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、行政役割についてということで、新年度予算を問うということであります。  最初に、超高齢化社会への対応はということでございます。  平成28年4月の住民基本台帳によります本町の高齢化率は、31.7%ということでございますが、これを旧小学校区の地区別で見ますと、宅地開発等により新たな行政区が誕生しております。東郡家地区と西郡家地区では、それぞれ20%台、そして25%台ということであります。下私都、国中、船岡の3地区は、30%台前半で、残り9地区につきましては35%を超えているというような状況にございます。  このことは、全体の高齢化率31.7%という数値以上に地域住民の皆さん方が生活していく上でさまざまな影響が出ており、生活のしづらさも増してきているのではないかと考えているところであります。  平成23年度に八頭町の地域福祉計画を策定した際、独居高齢世帯の戸別訪問によります実態調査を実施いたしておりますが、その調査の中の通院・買い物の際の外出手段についての問いに、まだまだ御自身で車を運転しているとの回答が一番多いわけでございますが、74歳までの前期高齢者の方が52%と半数であったのに対しまして、75歳以上の後期高齢者の方になりますと25%と半減するというような状況でございます。後期高齢、また要介護状態に近づくにつれまして、家族、それから身内への依存度がどんどん高くなるという結果がはっきり出ておりますが、一方で頼るべき家族でありますとか身内、また向こう三軒両隣、地域力もどんどん低下しているという厳しい現実がございます。  調査時点から丸6年ということでございますが、平成23年4月時点の高齢化率が当時は27%ということであったことを考慮いたしますと、通院・買い物の際の外出手段を筆頭に、さまざまな福祉サービス利用を要する高齢者の方は確実に増加しているというふうに判断いたしております。  前置きが長くなりましたが、こうした認識のもとで新年度予算の対応でございます。4月から課名が変わります福祉課につきましては、引き続き地域福祉計画に掲げましたまちづくり委員会の立ち上げ、及び事業の推進に重点を置いた予算といたしております。4月から始まります介護予防総合事業で新たに設けます、住民主体の介護予防事業をまちづくり委員会で取り組んでいただくこととしておりますし、高齢になりましても身体的機能が多少低下しても、なれ親しんだ人たちに囲まれまして、元気に過ごしていただく地域づくりを地域住民の皆様方との協働で取り組んでまいりたいと考えております。  ほかには、シルバー人材センター事業、それから老人クラブ支援事業、集落山村支援事業などに係る予算を計上しているところでもございます。これらの事業を地域包括支援センターの認知症予防対策でありますとか、成年後見制度の利用支援、町社協の権利擁護、独居高齢者の見守り支援事業等と一体的に、包括的に取り組んでいくことで、高齢者の皆さん方が住みなれた地域で安心して暮らせる地域づくりを推進してまいりたいと考えております。  2点目の少子化が進む中での教育や子育ての支援策はということでございます。  御指摘のように、社会の変化や住民のニーズにあわせまして、行政の役割が変わってくるのは当然というふうに考えております。このため、既存の事業の必要性や効果を常に検証しながら、新たな課題への対応を検討していくことが必要であり、新年度予算におきましても、こうした考えのもと、必要な事業に係る予算を計上しているところであります。  29年度におきましては、新たに在宅育児世帯支援助成事業や養育支援訪問事業などの制度を設けておりますし、子育て世帯の負担を軽減するということが目的であります。さらには、移住や定住の促進を図るため、引き続き住宅リフォーム助成を行うようにいたしております。  教育の関係につきましては、後ほど教育長のほうで答弁をいたします。  3点目の町民の生活支援についてでございます。  国では現在、社会保障制度改革を進める中で、貧困・低所得者への支援を重点課題に掲げまして、諸施策が講じられているところでございますが、このうち地方自治体では平成26年に施行されました、子どもの貧困対策推進法、翌27年に施行されました生活困窮者自立支援法に基づいて、関連事業を開始しております。  具体的には、27年度より、ひとり親家庭学習支援事業、それから生活困窮者自立相談支援事業、非保護者就労支援事業を、28年度より被保護者生活困窮者就労準備支援事業を追加実施しているところでございますが、新年度予算におきましても、これらの事業の実施に伴う予算を計上いたしております。  近年の社会情勢の変化に伴いまして、昨今は仕事や生活困窮に対する支援だけでは解決に至らない傷病や障がい、医療、介護負担、夫婦間・家族間のトラブルといった問題が複合的に絡んだ事例も増加傾向にあります。その対策といたしまして、27年度から福祉保健部門の再編に着手し、福祉事務所、郡家保健センター内に移動しまして、相談窓口のワンストップ化を図るとともに、あわせて所管業務の見直しを行ったところであります。  今後におきましても、増大する福祉ニーズに迅速・的確に対応しながら、住民の生活支援の充実を図ってまいりたいと考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、私のほうから特に教育に関しての部分をお答えしたいと思います。  新年度予算の教育支援策として、子どもたち一人一人の生活や学力の実態を把握し、個に応じたきめ細やかな指導方の工夫と改善が行えるよう、県に負担金を支払いまして、町基準に基づいた少人数学級、これは小学校が30人学級、中学校は33人学級でありますが、こちらを編制して実施をしてまいりたいというように考えております。  また、経済的な理由によりまして就学困難な児童・生徒及び特別支援学級に入級されている児童・生徒を対象に、保護者の経済的負担を軽減し、教育の普及・奨励を図ることを目的として、学用品費、就学旅行費、給食費等を援助する要保護・準要保護児童・生徒就学援助費等、特別支援教育就学奨励費の支給を継続をいたします。  なお、29年度からの新たな取り組みとしまして、八頭町内に在住の小学校・中学校、及び特別支援学校に入学する児童・生徒の保護者を対象に、家庭の経済的負担を軽減し、児童・生徒の健全な育成を図るため、八頭町小中学校等入学祝い金を創設をいたしまして、小学校の新入生には1万円、中学生の新入生には2万円を交付すべく予算化をお願いしているところであります。  さらに、平成28年度から配置をしておりますスクールソーシャルワーカーにつきまして、現在は週1日の勤務でありますが、新年度からは週5日間フルタイムで業務に当たっていただけるような予算計上をしているというところでございます。  最初の答弁とさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) 三つほど課題を上げました。いずれにしても、町行政というのは、住民に対するサービス業というぐあいに言われますけど、やることは全て住民さんの役に立っているんだろうなと思いますし、そうでないといけんわけですけども、そういう中でここへ持ってきておりますけど、厚い予算書がごそっと出るわけですね。この中にいろんな事業が含まれているわけですけど、町民さんから見て、この事業全てがどういうことが行われているかということが届いているわけではないわけですね。関係ない人もおられますし、全ての町民さん向けの事業も入っております。逆に言えば、ほんの一部の方の予算ということもあるわけですね。  そういう中で、午前中にもお話がありましたけども、行政ができることがなかなか昔のようにお金をかけて、人を出して、何でもかんでも行政がやれるという時代ではなくなりつつあるのではないかなという思いがあるわけですね。  そういう中で、どの部分を行政がやっていくか、どの部分を委託していくか、あるいは町民さんに返して、自分たちでやっていただくか、そういうことだろうというぐあいに思っているわけですけども、このたび福祉計画の中で、いわゆるまちづくり委員会を設置して、町民の皆さんに福祉の面で頑張っていただきたいなという事業が4年前から組まれております。その関連予算が、今回かなりの額に上っております。  その中で、まちづくり委員会が請け負ってやっていく事業がだんだんふえてくると思うんですけども、1点、手を挙げておられないところがあるということですね。その部分についての対応をどのように進めていかれるんか、ちょっと町長の御覚悟を聞いておきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ありましたように、私たちの仕事というのは、住民福祉の向上、サービスの向上だろうというふうに思っております。そういった中で、ここにたくさんの管理職おりますが、それぞれの部署で予算化をさせていただいて、対応をということであります。  午前中の下田議員の質問にもあったんですが、自分たちでできることは自分たちでということが一番だろうという中で、まちづくり委員会もその一環であろうというふうに考えております。  現在、9地区ということでございまして、残り5地区あるわけでございますが、今回も質問をいただいておりますが、本当にそれぞれの地区に出かけていって、事業を理解していただいて、本当に窓口になっていただく方にとりあえず趣旨を理解していただいて、ほかの委員会との活動の様子等も話させていただいて、まずまちづくり委員会というものはどういうものだということを理解していただいた上で、次のステップに移ってまいりたいというところでありますが、計画からすればおくれているということは認識いたしておるところで、覚悟というお話でございますが、粘り強く対応させていただけたらというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) まちづくり委員会も、その地域福祉もそうなんですね。集落が三つか四つの小さい地域もあれば、20何ぼ抱えている部分もあるわけですね。それと、もう一つ言えば、社会教育の部分でも地区公民館をどうするかというような話題が今、地域の中でも話されております。  私は、社会教育でも福祉でも、守備範囲をどこまでにするかということは、やっぱり考えてみる必要があると思うんですね。まちづくりを進めておっても、拠点施設だけでできるかといったら、私はそうはいかないなというぐあいに思っております。やっぱり、そういうことを考えると、なかなか難しい問題ですけども、守備範囲、あるいは対象地域、それを検討してみる必要があるんではないかなというぐあいに思っているわけです。  このことについて、御意見があれば、町長、教育長、何かあればですね。なかったらいいです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 相対的に残り5地区というのは、多くの行政区を抱えている地域と言ってよろしいかと思います。守備範囲というお言葉でございましたが、対象地区といいますか、そういうとこでも考えたらどうかというお話でございます。まだ、そこまでおろして内部で検討したという経過はございません。  ただ、最終的にはそういった局面に達するのかもわからないなというふうに今考えたところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 地区公民館のあり方で今後検討していくという課題でございます。あす、桑村議員の一般質問を予定されているところでありますけれども、今後の検討課題ということでお答えをしているわけでありますが、守備範囲ということでおっしゃいますと、そうは言いましても、いわゆる事業が重なっている部分というのが多分にあるだろうな。そこをきれいに線引きをしないといけないのかというところがあるんだろうと思いますけれども、両方がタイアップしてやっていけるというような、そういう形が望まれるのではないかというように考えておりまして、そういった部分を今後調整していくということになろうと考えているところであります。  以上でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) ちょっと時間配分を間違えまして、もう一点聞いておきたいと思います。
     このたび、県というか国なんかもしれませんけど、県のほうの補助金と合わせてですね、在宅育児世帯の支援事業というのが組んであります。子育てを家庭てされている方の支援というのは、私は必要だなというぐあいに思っております。今回の分は、ゼロ歳児の短い期間だけの支援事業ですけども、やっぱり自分のお宅で時間があって子どもを育てておられる方はおられるわけで、やっぱりそれの支援というのも、お金の支援でなくて、考えていってほしいなというぐあいに思っていましたので、そういう面では一歩前進かなと思うんですけど、子どもさん方が育っている環境、いわゆる保育所に通っている、あるいは家で保育されているという、その実態というのは町はわかっているんですかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 実態というお話ですが、相対的に600名の年間ですが児童をお預かりしているということでありまして、住基上からですが、入所率が何%というようなことは把握いたしております。逆に、入所していない方についてのパーセントということになろうかと思います。  ですから、把握という面では、そういった部分であります。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) 今回の支援事業というのは、270万円ぐらいですね。6カ月から1歳までの子どもさんを育てておられる家庭で、ほかにも条件がありますけど、これは50人か60人ぐらいの想定ですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 当面は、15名ということで想定をさせていただいております。数字が低いんじゃないかということだと思いますが、午前中にもありましたけど、育休の手当ての未受給者というようなことになれば、限られた人数になるというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) もう一点。保育所の特別保育で病後児保育をやっておられますね。船岡保育所も病後児保育があります。そういうことで、現在、看護師さんが4人になるんですかね、対応しておられます。この方の家庭で保育しておられる方への相談というか、相談をしたいというようなことに対応はできないんですかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 前段で郡家東保育所の病後児保育の人数もお知らせをさせていただきました。病後児保育につきましては、保育士さん、それから看護師さんセットということで対応させていただいております。看護師さんを相談事業にということでございますが、ちょっと目的が違いますので、そういった子育ての相談ということであれば子育て支援センター等に行っていただいて相談をしていただけたらというふうに考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) 子育て支援センターもありますし、そちらのほうの話も午前中に聞いております。340人ぐらいですか、利用しておられるようですんで、そういうほうにということもありだとは思います。  いずれにしても、家庭で子育てをしておられる方のことも、同じ八頭町の大事なお子さんですんで、対応ができるようにお願いをしておきたいと思います。  これでいい。終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、8番、小倉一博議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                         (午後3時17分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後3時30分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、13番、髙橋信一郎員の質問を許しますので、登壇願います。  髙橋議員。 ◎髙橋信一郎議員質問 ○13番(髙橋信一郎君) 初めに、私、かねてから中学校入学時における制服代の負担が保護者に重くのしかかっておるということで強く主張してまいりました。それで、このたび小学校にも対象を広げられておりますが、新年度予算案にそれぞれ1万円、2万円という入学祝い金として計上されております。これによって、やっぱり多くの保護者は本当に助かると思いますし、このたびはまず町長の英断に敬意を払いたいと思います。私もここでしつこくお願いしたかいがあったということでしょうか、町長に対する見方が私は変わるくらい、本当にいいことだと思います。  持ち上げるのはここまでとしまして、本題に入りますが、きょうは観光について質問します。  ここ数年、八頭町では観光の二文字が多く飛び交うようになりました。しかし、今現在、何を素材に売り込み、どのように発信しようとしておられるのか、確たるものがないように感じます。ここらあたりの所信を改めてお伺いします。  それから、観光客の受け入れ体制も、全国各地の既存の観光地に比べて、ほとんど体制が整っていないというのが現実だろうと思っております。八頭町は、歴史的にも観光地という背景がない中で、これにどう取り組まれようとされているのかお伺いしたいと思います。  また、八頭町は、観光協会に一定の補助を出しておりますが、通常の監査とは別に、その費用対効果を検証したことがあるのかないのか、現状で効果が見込めないなら、これを削減し、身近な町民生活の原資に振り返るべきだろうと考えておりますが、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、13番、髙橋信一郎議員の一般質問についてお答えをいたします。  観光行政についてということでいただきました。何を売り込み、どう発信しようとしているのかということでございます。例えば、鳥取市でありますと鳥取砂丘、三朝町であれば三朝温泉というように、八頭町にはこれといった観光の目玉がないということであろうと思います。  しかしながら、目玉はなくとも交流人口をふやすことは、地域の活力を高めることであり、八頭町におきましても観光行政は必要な施策であると考えております。現在は、昔のように、例えば温泉地があれば何もしなくても人が来るといった時代ではないと思っておりますし、また、どこでもこうすれば成功するという方程式もないというふうに考えております。  先ほども言いましたように、八頭町には全国的な観光資源がないわけですから、そういった面では今後も観光資源の発掘、磨き上げを試行錯誤しながら行っていく必要があろうかと考えております。そうした中で、選択と集中を何に行うのか、多面的なメニューを含めて検討すればよいのではないかと考えております。  次に、受け入れ体制が整っていない。観光地という背景がない中でどう取り組まれるのかということであります。  観光客の受け入れの中核となる組織であります観光協会は、平成27年度に役場内部から独立した支援を行っております。八頭町の玄関口であります郡家駅を中心に、これまでなかったイベントなどの取り組みを行っており、一定の誘客が図られていると考えているところであります。観光協会の体制につきましては、将来的には法人化することを計画されておりますし、補助金のみに頼らず、みずから収益を得ようとする取り組みも進みつつありますので、組織の体制、他団体との連携の強化が図られつつあると考えております。  加えて、鳥取県東部圏域で観光地域づくりのかじ取りを担うDMOの法人設立も準備されているところであります。そのDMOによりまして、海外を含めた圏域外からの観光客を集約する力が高まりますので、今後DMOと連携した観光客の受け入れには、ますます観光協会の重要性が高まってくると考えているところでもあります。  また、昨年の12月3日、4日の2日間にわたり、読売バスツアーで観光客約1,000人の方が若桜谷に来られ、八頭町内も観光されました。その際、観光協会や各種地元団体、地元芸能団体などの多くの方から御支援と御協力をいただき、お越しになった皆様方に満足していただける観光サービスの提供ができたというふうに考えております。  町として、さらにそういった観光施策を推進していく上では、このような地元からの御支援や御協力も必須であり、今後、町全体の観光受け入れ体制を整えていくためにも、なくてはならない存在であります。観光客の受け皿を確立していく上でも、観光協会のほか地元団体等と緊密に連携しながら、八頭町に来られます観光客の皆様方に満足できる体制を整えてまいりたいと考えております。  次に、観光協会の補助金についてでございます。観光協会の業務は、自主イベントの開催から身近な観光案内、観光情報の発信など多岐にわたるため、建設工事の費用対効果分析のような定量的な効果測定を行うことは困難な状況にあると考えております。これまで検証を実施したことはございませんが、近年の観光情報のマスコミ、ソーシャルメディアへの露出ぐあいなどを考えますと、一定の効果があると考えております。  もっとも、補助金を出している立場から、補助金額につきましてはこれまで同様、適切に評価していくとともに、担当課ともより密に連携を図りながら、より効果が高まるよう指導と支援を行ってまいります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 徐々にペース上げていきたいと思っておるんですが、この前、郡家駅前の観光案内所に行って聞いてみたわけです。観光客に、もしどこか八頭町でいいとこないって尋ねられたときには、どう答えますかということを窓口におられた方に聞いてみたんです。そうしましたら、うんと悩まれて、ちょっと考えられて、大江のケーキ屋さんかなというふうに言われていました。でも、よくよく考えましたら、あそこは観光地じゃなくて、いわゆる特定のレストランなんですよね。  要するに、今の八頭町には大声で観光、観光、最近この書類にもいっぱい観光という文字があふれておりますが、そういうふうに言われる割には、お勧めの場所がない。今は冬だから仕方ないんかもわかりませんけど、やっぱり今、町長も自覚されておられますように、自信を持って案内するところがないと、そういうことなんだろうと思います。  それで、去年、地方創生という言葉がやたら飛び交いましたけれど、その中で海幸・山幸回廊とかいう言葉、それが高らかにうたわれておりました。これ、今どういうふうな現状になっておるんでしょうか、進展ぐあいをお聞かせ願えたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) この海幸・山幸回廊につきましては、因幡とそれから北但馬、一つの周遊ということで考えているところであります。そういった中で、一つとして若桜鉄道の観光の列車化というのもそのメニューに入っているというところでありまして、因幡と但馬が一つになって、そういった圏域の中で取り組みを進めようというものであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 今言われる若桜鉄道というのは、回廊をつなぐ廊下をつなぐ、いわば足のことですよね。じゃなくして、やっぱり海幸・山幸と言われるぐらいですから、何か食べることなんでしょうね。海に行けば、確かにシーズンを通して魚介類があるわけですけれど、肝心の山間地の山幸、この山幸と言って胸を張れるものがあるんでしょうか、どうでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 海幸・山幸ということでありますが、食べ物ばかりが幸ではないというふうに思っております。そういった中で、午後のかかりもありましたが、昭和の景観を残す若桜鉄道、それから若桜町に行けば氷ノ山といったように、自然豊かな鳥取県東部であるというふうに考えておりまして、食べ物ばかりでの回廊ということではないというふうに認識しております。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 普通、幸と言ったら、やっぱり胃袋のほうだと思いますよ、私はね。だから、この山幸というのは、私、八頭町でいえば山菜のことかななんて思っておったんですけど、そういった産物にこだわる気はないんですけれど、でも今の感じを見ておりますと、さっきもどういう進展があるかと言われても答えられないでしょう。  要するに、誘客が伴わないルート、単に海幸回廊、山幸回廊ですかいな、その回廊という言葉、この言葉遊び、ただなろうとしておるんじゃないかなという気がしておるんですが、どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 胃袋というお話ございましたが、胃袋のお話も確かにあると思います。新温泉町であり、それから香美町も海に面していますね。それから岩美町も面しています。そういった面では魚介類というのは海の幸だろうと思いますし、それから八頭町でいいますとシーズンというお話ございました。夏から秋にかけては、フルーツということも一つの山幸だろうというふうに思います。  回廊という位置づけでございますが、一つといいますか、因幡であれ但馬であれ、それぞれの地域を一つに結んでいくというように私は考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) だから、そういうところを結ぶのはいいんですけど、それはただの運輸手段でしょう。海幸って船を思い浮かべる人、誰もいませんよ、やっぱり。やっぱり魚、魚介類ですよ、思い浮かべるのは。山幸って言ったら、やっぱり山菜、例えばワラビとかゼンマイとかウドですよ。いいんです、それは。  それで、本年度、予算案にですね、このルート創設負担金の22万7,000円ですか、これが上がっておるんですが、これ具体的にはどこに支払って、どのように使われるんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) これは、1市6町でのルート設定ということでありまして、今言われましたように負担金であります。これは、鳥取市が総括している部分ですので、鳥取市のほうへ負担をさせていただきます。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) それで、例えばこの何とか回廊、よく聞くじゃないですか、ほかでも。例えば、名前をぱっと思い浮かべませんけど、何とかロードとか何とかラインとか、よくありますよね。要するに、この海幸・山幸回廊を実効を上げようと思えば、やっぱりゼンリンの地図とか、それからカーナビに載せれるぐらいやらないと、とってもじゃないけど情報発信ということにならんと思うんですが、どうですか。そこらあたり、八頭町としてはこの負担金を払うわけですから、やっぱり物申すべきだと思いますが、どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 情報発信は必要なことだと思います。ただ、言われましたゼンリンであるとかカーナビであるとか、そういったことではなくて、ホームページ、それから1市6町の共通した団体等を通じての情報発信ということになろうと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) だから、それじゃあ行儀がよすぎて、発信できんわけですよ、本当に詰めが甘いと思いますよ、私、そういう仕事のやり方では。やっぱり、やるからには徹底して、そこまでやらないとだめですよ。だから、みんな中途半端なことになっちゃうんだろうと私は思います。  それで、ほかにもありますよ。例えば、国道29号風景回廊、それから29号線をもじって、29ロード、それからフルーツ何とか、一本の路線に何個も名前をつけて、これどう整理されるんですか。そこらあたりはどうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 言われましたように、29ロードでありますとか、それから景観の街道もございます。これ、それぞれ団体が違います。組織してある構成市町も違います。そういった中では、それぞれの目的に向かった観光施策ということで取り組んでいく必要があるだろうというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 何か、全然答えになってないですよね。結局、昔あったでしょう、映画なんかに。例えば、あるときは学校の教師、あるときは弁護士、してその正体はみたいな映画あったでしょう。この29号線の本体はどこですか。そこをやっぱり柱をつくってもらわんとだめだと思いますよ。いろんな団体があって、いろんな名前がなんちゅったってね。みんな中途半端じゃないですか、どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 中途半端とは思っておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 価値観の違いというか、仕事の仕方の違いというか、しっかりテレビで町民に見ていただければそれでいいんですけどね、私は。  それで、今じゃみんながそうした、例えばこういう言葉のキャッチフレーズ、役所のほうでいっぱい出ますからね、あれこれ。皆さんがなれっこになっちゃって、感覚が麻痺して、いわゆる形骸化してきておるわけですわ。ほんで、何のインパクトも感じんようになっとる。最初はすごいなと思ったけど、だんだんあれやこれや出ると飽きちゃう思うんですが。  以前、民主党がマニフェストという言葉がはやったことがあったんですけど、民主党が公約を果たさなんだために、結局、大事なマニフェストが地に落ちてしまったという事例があるわけです、過去ね。今、八頭町もそういう似た現象が起きているんじゃないかと。いいかげん、キャッチフレーズがあふれ過ぎて、しかもみんなさっき言われるように中途半端でね。  だから、いろんなことを言われますけど、またですかみたいな感じになっちゃうわけですわ、そういうことを感じませんか、町長は。どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 一つとして、29号を主体に売り出すという協議会もございます。鳥取県東部の因幡とそれから但馬を一つにというようなことでございまして、広域的に取り組んでいる観光事業ということでございますので、髙橋議員は髙橋議員の思いがあろうかと思いますが、そういったそれぞれの団体で進めている事業でございますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 髙橋議員の思いじゃないですよ。見てくださいよ、今までやられておることを。いずれも、どれとってもぱっとしたことないでしょう。結果、この結果が答えになっとるんですよ、町長。だから、よく考えてほしいなと思います。そういった言葉遊びみたいなことはやめて、問題は中身です、やっぱりね。  だから、さっき言ったように詰めるところは本当で情報発信しよう思えば、カーナビに載せるぐらいの勢いでやらんとできない。そこまでやっぱりしてほしいなと思うわけですわ。ほかにもありますよ、何とかのまちづくりとか、町長得意の。勘弁してほしいと思うわけです。  それはそれでいいとして、それでこの前、議会事務調査で八頭町の観光に係る事業でベスト5は何だということを資料で答えてくださいということで聞いたわけです。そうしましたら、そのベスト5の回答が、若桜鉄道観光列車化、車両改修事業1,497万円、それから八頭町観光協会補助金1,063万7,000円、竹林公園管理運営費614万円、隼駅トイレ改修事業600万円、郡家駅コミュニティ施設ぷらっとぴあ・やず指定管理料457万6,000円、これが観光産業課がやられておるベスト5の観光事業だということで答えを聞いたんですけど、でもこの今言った中で形が明確になっておるのは、隼駅のトイレ改修だけです。あとは、みんなそれぞれに委託して、金は出すけど口は出さないみたいなことですかいな、どうですか、そこらあたりは。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 直営と委託ということがあろうと思います。そういった中で直営については当然、町が直営でということで問題はなかろうかというふうに思いますが、そういった中で委託に出している部分のお話だろうというふうに思いますが、委託の部分につきましても100%、丸投げという言葉が適正かどうかわかりませんが、そういった対応ではなくて、職員も一緒になって取り組んでいるというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) それで、最初の答弁で、費用対効果のことを聞きましたが、適切に評価して指導していくということがございましたけれど、でもよく考えてみてくださいよ、いいですか。話ちょっと飛びますけど、例えば、今回竹林公園のミニSL博物館、この春から運営されていくんですが、スタートから300万円。それで、向こう5年間もずっと赤字の試算表をつくられていましたよね。これは、特別扱いですか。要するに、費用対効果、無視なんですか、これについては。世情を考えたら、私やっぱりこの赤字、当初の300万円、実は5年後、減るどころかふえるんじゃないかと危惧しておるんですが、そこらあたりはどう思われますか、特別扱いですか、これについては費用対効果。
    ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 赤字の試算表は提出させていただいております。特別扱いということでございますが、船岡地域の竹林公園であれ、それから大江の郷であれ、隼駅もそうですが。そして、今回ミニSLの博物館ということであります。  隼駅から大江の郷まで一つのツールといいますか、そういった形で考えてみていただけたらと思います。一つで見れば、確かにそういった赤字の試算表かもわかりませんが、全体で眺めていただけば、公園の入場者であり大江の郷のほうの入場者であり、そういった面では交流人口がふえてくるというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 何をおっしゃいますかですね。デパートの薄利多売のあっちもうけみろ、こっちでもうけろみたいな、あの戦略と同じことを言われるんですか。何かおかしいですね。何をか言わんやですよ。大体、こうした経済行為、5年先も黒字の試算が出てこんようなものをやるというのは、結局箱物をつくったと同じことなんです。つぼや絵画買ったと同じことなんですわ。つぼや絵画なら、古くなりゃ値打ち出ますけど、これはだめだと思いますよ。これをストップさせるのは、本当は議員もそういう役目であったんですけど、だけど当事者の企画立案者もそうした自覚がないと、やっぱりだめだと思いますよ。町長みずからしっかり自覚されて、どうでもこいつ黒字に持っていくんだという気概がないと、今のようなここでもうけんでも、あっちでもうけるからなんていうのは、多分失敗しますよ。やめられてから、もし大赤字だったら、今の給料返して穴埋めされますか、されんでしょう、そういうこと。もうちょっとしっかりしてほしいなと思います。  それで、今度は町と観光協会の関係についてお尋ねするわけですが、ここにパンフレット、観光協会のどなたがつくられたんですかね、これ、このパンフレットは。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 産業観光課と、それから観光協会と一緒になってつくったものであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) これ、よく見ましたら、本当にお役所仕事らしいなと感じますよ。例えば、ぱっとこれ開きますと、八頭町ならではの八つのもてなしと書いてあるんです。ところが、おもてなしを数えたら六つしかないんですよ。それで、ばぐっと最後ページをめくってみると、八頭町八つのもてなし、八箇条と書いてある。よく見たら、これ優しいお出迎えの心に残る挨拶が書いてあるわけですが、何かこれ内部のというか、教訓と言うですかいな、あれみたいなもんになっとるわけですが、こんなものを示したって観光客に、ちゃんと挨拶しますとか、もう一度お会いしたい気持ちでお見送りしますとか、何の足しになるんですか、こんなことを書かれて、こういうのを示して。  観光客、こんなこと求めてませんよ、多分。八つのおもてなしなら、遊ぶ、学ぶ、癒す、見る、体験などを。ほかにもあってもいいんじゃないですか、どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それは、髙橋議員の御意見ということで伺っておきます。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) つれないですね。だから、八頭町が観光地としてこれから伸びていこうとせんのですが、こういうことをやっとるから。何でわからんのでしょうかなと思って、本当残念に思います。  それで、毎年観光協会には、さっき紹介しましたけど1,000万円ほど助成しておるわけですけど、観光協会の総会資料を2年分ほど見させてもらいましたけれど、大体行われておるのは、地元の祭りやそうした類のイベントばっかり。要するに、観光協会、今、内向きのイベント屋さんになっておるんではないかというふうに思うんですが、町長はどういう捉えられ方しておりますか。本来の観光協会の仕事ってどんなんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 内と外とのお話はあろうかと思います。そういった面で内部のイベントを充実するお手伝いというのも当然必要だというふうに思いますし、確かにまだまだ外部的なイベントについては対外的にできていないというふうに思っておりますので、そのあたりは課題ではないかというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) それで、結局目新しいイベントばっかりして、それは楽しいですよ。でもね、やっぱり世間に発信して、そこにお客さんが来てもらわないとだめなんですわね。例えば、この中に昔からある用呂の矢部家ですか、あれ載ってませんよね。ああいう素材をどうして生かされないのかなと思って、私思うわけです。智頭でも同じようなことがあるでしょう、石谷家とか。あっち成功されてますよ。何でそういうことが考えられないのかなと思うんです。観光協会さん、ついでいいますか、産業観光課さん、そういうこと考えられんのですかね。今度、何だか北山の太田邸、あれも似たように保護指定だけして何もしないということになりはせんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 矢部家のお話ございました。石谷家については、確かに智頭のほうで立派に活用されているというところであります。重要文化財ということでございますが、違う部分は、所有者といいますか管理しておられる方といいますか、そのあたりの御理解の違いだろうというふうに思っております。  また、太田邸、先般、教育長のほうで登録有形文化財ということになりそうだという報告をさせていただいたというところでありますので、今後の利活用のことにつきましては、これからだろうというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 町長、そうやって答えられるたんびに、多分テレビ見ておられる方、八頭町の観光ってこんなもんかって多分思っておられると思いますよ。  それで、話もうちょっと具体的にいきますけど、例えばよそから来られる観光客の目的、大体皆さんも一緒だろうと思うんです。例えば、景勝地とか、それから温泉地、それから文化財的な、先ほど言いましたような名所・旧跡、いわゆる神社仏閣の類なんかなというふうに思うわけです。  それで、要するに観光者の観光する動機ですよね。目的は、大体が非日常の体験を得ることにあるんだろうと私は思っとるわけです。その観光地に来て、よかった悪かったの評価というのは、おもてなしというのは当然ですけど、割合、悪いことを覚えるんですわ、いいことよりもね。要するに、嫌な思いがあったかどうか、これに尽きるんだろうと私は思っております。  だから、いかに印象に残ったかどうか、リピーターの有無はそこにかかっておるということと思っておるんですが、町長はこれに異論ありますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 確かに、八頭町には最初から申し上げておりますように、景勝地的な部分といいますか、目玉の部分はないということは申し上げたとおりであります。観光地の評価ということであれば、当然、リピーターの皆さん方においでいただけるようなことにならなければならないというふうには思っておりますが、一つとしておもてなしということも重要な要素の一つだろうというふうに思います。好印象で帰っていただいて、また次も行きたいなというふうなことでなければ、それこそ観光地ということにはならないだろうというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) だから、結局、おもてなしは大事で、ただしさっき言いましたように、嫌な思いをしてもらいたくない。嫌な思いをしたら印象に残って、リピーターとしては返ってこない。  例えば、皆さんも個人のそれぞれの家に、例えばお客さんが来られる。そういうときには、まず玄関を掃除されるでしょう、玄関掃除。それから、トイレも掃除されるでしょう。そのことを考えると、やっぱり私は人が集う場所といいますか、環境の整備はやっぱり重要なんだろうと思います。  そういう観点からすると、今の八頭町のここに出ておる、いろんなとこ出ておりますが、これについては総体的にどうなっておるんでしょうか。どういうふうに把握しておられますか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) このマップですが、今、髙橋議員の言われました玄関であるとか、それからトイレというようなものが全てある施設ではないと思っております。なくてもよい施設もあるというふうには考えておりますが、そういった中で第一印象というのが大事だろうというふうに考えておりまして、確かに玄関であれトイレであれ、きれいな施設であれば、先ほど来ありますリピーターということにつながろうというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) それで、ここにいろいろ載っておりますけど、このパンフレットに。八頭町のいわゆる観光地で、年間を通して一定の人が来られる場所というのは、コンスタントに、大体決まっておるんじゃないかなというふうに思っております。例えば、紹介しますと、私が考えておる部分では、例えばふるさとの森、それから観光地というにはちょっとあれですけど隼駅、それから文化財として意義の高い清徳寺、それから買い物では、みかどの物産館、あと食べるといったら、今ちょっとにぎやかになっておりますが、大江の郷でしょうか。竹林公園もそうかもしれませんけど、大体そんなもんだろうというふうに思っております。コンスタントに年間を通して来られるところということですよ。  それで、ちなみに今言わなかったんですが、光澤寺ってありますよね、丹比に。あそこの和尚さんに聞きましたらね、年間の宿泊者が約300人、それから写経などの日帰り体験が約1,000人ぐらいおられるそうです。その他イベントを加えると、約2,000人近くがあのお寺を訪れておるということのようです。  それから、清徳寺ですね。清徳寺、管理人さんに聞きましたら、そうすると芳名帳に記載されている方だけで年間250人くらい、それから紅葉祭りのときは、1週間で700人、それから姫ボタルが飛び交うころは600人くらい、その他イベントで60人。よって、年間を通してみれば、ここも安定して2,000人は来ておられるということのようなんです。  要するに光澤寺とこの清徳寺、要するに知る人ぞ知る穴場というか名勝地になっておるわけなんです。こういう数字、町長は御存じでした、来客数。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 公園等の集客数については掌握いたしておりますが、光澤寺さんであるとか清徳寺については、今回初めて伺ったと言うところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 町長は知られなくてもいいんですが、せめて担当課長ぐらいはやっぱり把握しておいてほしいと思いますよ。でないと、次の対策が打てませんからね。  それで、このこっから先ちょっと陳情めいた話になるんですが、特に清徳寺、ここには大きな問題が実はあるんです。といいますのは、産業観光課長もよく御存じかと思いますけど、駐車場がですね、あそこの、舗装されておらずぬかるんでおるわけです。だから、あそこを訪れる乗用車やマイクロバスの人からは、車が汚れる、駐車しても足場が悪い、靴が泥んこになる、いろいろ不評を買っておるわけですわ。中には、車椅子の人がおられても、おりる足場がないみたいなこともあるそうなんです。しかも、女性の場合は、あそこトイレが芳しくないんですわ。だから、一度に多くの人が来られたら、女性の方は特にトイレが難儀になるわけですわ、整備してあげんと。女性だけじゃないですよ、場合によっちゃ男も陰の見えんところで罰当たりなことをするかもわかりませんよ、環境を汚すようなね。やっぱりそういうことを考えてほしいなと思っておるわけです。  そうしたことがある中で、町が直接できないというんであれば、駐車場の舗装とかトイレの設置とかできんということであれば、何で観光協会はこうした問題に取り組まれないのか不思議でかなわんのです。清徳寺は、観光協会の会員でもあるわけですわ。そこら辺はどうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと逆にお尋ねしたいですが、駐車場というのは下の部分でしょうか、上の部分。 ○13番(髙橋信一郎君) 上の部分。 ○町 長(吉田英人君) 下の部分にも町の工事のほうで残土を入れさせていただいて平地になってる部分もあることは承知をいたしておりますが、ありました駐車場の整備でありますとか、それからトイレの整備のことでございますが、基本的には町のほうはできないという判断をさせていただいております。なぜかということがあるんですが、光澤寺さんのお話がございましたが、そちらのほうのトイレについては、自主的にやっていただいているというところでありますし、一つとして、政教分離という部分がございます。そういった面では、町としてなかなかそういった部分では対応ができないというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 大丈夫ですか。八頭町には文化財保護条例ってあるじゃないですか、決めて。これに基づいてやれば、できるはずですよ。しかも、駐車場は申しわけないですけど、政教分離関係ないんです、あそこ私有地ですから。変な回答されんほうがええですよ。  それで、とにかくこれだけの名勝地だってわかっておるのにこれを放置しておるというのは、私はおかしいと思いますよ。日ごろから、観光、観光言われて、若桜線ばっかりに大金つぎ込んで、肝心かなめのこっちの若桜線に乗って訪れるお客さんを大事にしないとだめじゃないですか、どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 紅葉ですか、あれについては指定文化財にしてあるということでございますが、天然のですね。文化財の保護条例というのがありますが、それはあくまでも文化財を保護するために使うことでございまして、今のお話ではトイレ、駐車場ということであれば該当しないというふうには判断いたしております。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) だから、該当しないから放っておくんですか。そういう問題ですよ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 髙橋議員の言ってることと私の意見とは食い違っているというふうに思いますが、私は駐車場であれ、それからトイレであれ、今のお話であれば政教分離、さらには文化財を保護する面から離れているんではないかということでお答えをしたというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 政教分離言われますけど、じゃあ聞きますけど、世の中いっぱいお祭りありますよね。あれみんなお宮関係から発祥しておるお祭り多いんじゃないですか。それで、小道具にはキリン獅子の神楽とか、ああいいうことは補助しとるじゃないですか、現実に。それは何のことはない、この文化財保護条例に基づいてやられておるんですよ。    だから、そういうことをすればええじゃないですか。さっきから名勝地であれだけお客さん来られて、女性の方はトイレ難儀する、駐車場はぬかるんでる。何でこれを是正しようとしないのか。政教分離が云々かんぬん言うて盾に断られるのが本当、不思議がかなわんのです。どうですか。  ちょっとええかな。町長の考え方を言われますと、日本中からお祭り消えちゃいますよ。そういうことになるんですよ。ちゃんと考えてから物を言ってほしいですよ、やっぱり。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 文化財にもいろいろあると思います。有形のものがあれば無形のものもあります、そういった中で、今回の今言っておられます駐車場であるとか、それからトイレの関係でありますが、お寺さんというのはあくまでも個人の所有でございます。そういった中に町として手を入れるということはいかがかと、先ほどのお話につながるというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 時間なくなってきて話がずれますけど、結局、八頭町には、私この間、神社庁に聞きましたら、神社仏閣が、お宮さんが71あるんだそうです。それで、神社、お宮だけで71カ所。それで、それらも氏子さんが少なくなってきて、最近は、力が弱ってきて、修復もままならんようになってきておる。つまり、八頭町の文化遺産がだんだん朽ちてきとるわけですわ。清徳寺も同じことですよ。  それで、町長、初めて町長になられたときに、26年6月の定例会最初のときに、何て言われましたと思います、私持ってきたんです、きょう。五つの約束ですけどな、町長の。その中の3点目に、先人から受け継いだ地域の誇りと伝統を守り、文化の継承を支援してまいりますと言われておるんですよ、この定例会で。この文化の継承を支援しようと思えば、今言ったことを直していかないと、できないじゃないですか、これ。町長、五つの約束の3点目、約束ほごになっちゃうわけですよ。来年、選挙ありますけどいいですか、どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず、お宮のお話がございました。本当に氏子さんも少なくなっているというふうに思っておりまして、守っていくというのも大変だろうというふうに思っております。  そういった中で、五つの約束ということでございまして、伝統を守るという、確かに書いた記憶がございます。文化の継承ということでございまして、そういった面では、今言っておられる清徳寺のお話とは若干ずれるんではないかというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 何遍言っても理解してもらえんのですけど、例えば何年か前に東北の地震があったときに、あのときもお宮、それから氏子さんもみな流されてしまった。でも、あれを公的資金を投入して、今だんだん復活してきておるわけですわ。それから、去年の阿蘇の地震のときもそうです。近いとこでは、三徳山の修復も行われておるんですよ。  要するに、そういう町長の五つの約束の3点目の思いを本当に思い入れがある自治体のトップは、いろいろ政教分離、憲法違反にならんように駆使されて、頑張っておられるわけですわ。しかも、目の前に2,000人もあれだけお客さんが来られて、足元を難儀している清徳寺を、政教分離がどうだこうだいうて放られるというのは、やっぱりおかしいと思いますよ、私は。全然、五つの約束の3点目、約束なんじゃないですか。どうですか、そこらあたり、わかりませんかね。私、結構力入ってきましたかね、きょう風邪引いて体調悪いんですけど。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど来申し上げておりますのは、文化財とそれからトイレとか、それから駐車場は違うということを私は申し上げているんです。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 違ってませんよ。文化財があってトイレがあって、それが一体じゃない。さっき言われたでしょう、回廊が云々かんぬん、あれと同じ図式ですよ。一つのセットになっとるわけですわ、お客さんが来るところですから。これを分けてなんて言い出したら、とってもじゃないがだめですよ、やっぱり。どうですか、本当に違うと思われるんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) だめならだめで結構です。見解の相違ということで御理解をお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 何か、だんだん質問しててもむなしくなってきます、本当にね。やっぱり、文化財を守るためにはお客さんがなけらな、朽ち果てていくわけですわ。そこを守らんような、やっぱり自治体では、私はだめだと思います。  それで、私有地であるなら私有地で、ちゃんと持ち主とそこを交渉していかれる。それで、しっかり若桜鉄道観光化って言われたでしょう。若桜線に乗って、八東駅からおりて清徳寺に行かれて、足元がぬかるんでおったら、ちょっと若桜線も影響受けるんじゃないですか。それこそ、回廊が途中で寸断しますよ、回廊が、最初言いました。  ということですね。時間来ました。ほかにも言いたいことはあったんですが、やっぱりまずは新しい派手なことをされるのは、飛びつきやすいし楽しいもんでしょうけど、やっぱりここはひとつ周りの環境整備、足元をしっかり見詰め直してほしいということを進言しまして、私のきょうの質問を終わります。  以上です。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、13番、髙橋信一郎議員の一般質問を終わります。  以上で日程第1 一般質問を終わります。 ◎散  会 ○議 長(谷本正敏君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。             (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。  よって、本日は、これにて散会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。  なお、次の本会議は、3月8日、午前9時30分から再開いたします。  どうも御苦労さんでした。
        (平成29年3月7日 午後4時22分散会)   会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員...